28. 新共産主義クラブ[-10015] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2025年9月02日 23:41:35 : zC4S4wT85g :TOR UzRHMG9RU0JPZGM=[1]
>「新共産主義」の理念を簡潔に教えていただければ幸いだ。
新共産主義クラブが考える「新共産主義」の社会では、それぞれの個人が、社会全体の生産手段の概ね平等な私的所有権を得ることで、労働者であると同時に、平等に資本を私的所有する資本家として、経営に関する平等な議決権を持ち、社会全体での企業の利潤の概ね平等な分配を目指します。また、金融機関の公正化、透明化、効率化のため、互いに競争的な公営企業化を目指します。
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/132.html#c43
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/132.html#c71
>私は社会主義者であるが、共産主義は愚劣な思想だと思っている
社会主義や共産主義の用語の使い方は、人によってまちまちです。
したがって、社会主義と共産主義の用語について、それぞれを定義してから述べていただかないと、おっしゃっていることの意味が分かりません。
今の日本共産党では、マルクスさんやエンゲルスさんらが「社会主義」と「共産主義」とを同じ意味で使っていたという理由により、社会主義と共産主義の違いを区別していません。
ソ連共産党においては、社会主義と共産主義を区別し始めたのは、1920年から1921年にかけてのことであるとされています。
ソ連共産党における社会主義と共産主義との区別は、マルクスさんが書簡『ゴータ綱領批判』の中で、資本主義社会から生まれたばかりの共産主義社会と、それ自身の基礎のうえに発展した共産主義社会とに、共産主義社会の発展段階を二段階に分けて考えたのを受けて、レーニンさんが著書『国家と革命』の中で、共産主義社会の第一段階を社会主義と呼び、共産主義の「高度な」段階とを区別したのが元になっていると考えられます。
◆ 社会主義と共産主義の違いは?
(しんぶん赤旗,2004年5月29日(土))
〈問い〉
社会主義と共産主義の違いについて教えてください。(愛知・一読者)
〈答え〉
マルクスやエンゲルスは、用語上も「社会主義」と「共産主義」を同じ意味で、状況に応じて使っていました。日本共産党も今後は、「社会主義」「共産主義」の二つの用語を同じ意味で使うことにし、未来社会をきちんと表現するときには「社会主義・共産主義社会」と表現することにしています。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-05-29/12_01faq.html
◆ マルクス(著),望月清司(訳)『ゴータ綱領批判』(岩波書店)pp.35-39.
《ドイツ労働者党綱領評注》
一
ここで問題にしているのは、それ自身の基礎のうえに発展した共産主義社会ではなくて、反対に資本主義社会から生まれたばかりの共産主義社会である。したがってこの共産主義社会は、あらゆる点で、経済的にも道徳的にも精神的にも、それが生まれてきた母胎である古い社会の母斑をまだ身につけている。
……
共産主義社会のより高度の段階において、すなわち諸個人が分業に奴隷的に従属することがなくなり、それとともに精神的労働と肉体的労働との対立もなくなったのち、また、労働がたんに生活のための手段であるだけでなく、生活にとってまっさきに必要なことになったのち、また、諸個人の全面的な発展につれてかれらの生産諸力も成長し、協同組合的な富がそのすべての泉から溢れるばかりに湧きでるようになったのち──そのときはじめて、ブルジョア的権利の狭い地平は完全に踏みこえられ、そして社会はその旗にこう書くことができる。各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて!
◆ レーニン(著),角田安正(訳)『国家と革命』(講談社学術文庫)pp.168-187.
第五章 国家死滅の経済上の原理
第三節 共産主義社会の第一段階
資本主義社会を母胎としてこの世に生まれたばかりの共産主義社会。あらゆる点で旧社会の痕跡を残している共産主義社会──。まさにこのような共産主義社会をマルクスは、共産主義社会の「第一」段階ないし低段階と称しているのである。
……
このように、共産主義社会の第一段階(通称、社会主義)においては、「ブルジョア的権利」の廃止は全面的なものではない。
第四節 共産主義社会の高度の段階
共産主義と社会主義の科学的な違いは明白である。通常社会主義と呼ばれているものをマルクスは、共産主義社会の「第一」段階または低段階と呼んだ。
https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000211570
◆ Ideology of the Communist Party of the Soviet Union
(Wikipedia)
It was in the period of 1920–1921 that Soviet leaders and ideologists began
differentiating between socialism and communism; hitherto the two terms had
been used to describe similar conditions. From then, the two terms developed
separate meanings. According to Soviet ideology, Russia was in the transition
from capitalism to communism (referred to interchangeably under Lenin as the
dictatorship of the proletariat), socialism being the intermediate stage to
communism, with the latter being the final stage which follows after
socialism.