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2014年4月23日00時12分 〜
記事 [政治・選挙・NHK164] 戦後レジームからの脱却、安倍晋三首相も試みて失脚するのか(戦後史の激動)
戦後レジームからの脱却、安倍晋三首相も試みて失脚するのか
http://sengoshi.blog.so-net.ne.jp/2014-04-22
2014-04-22 23:04 戦後史の激動


戦後レジームからの脱却。我が国の為政者にとってもっとも大きな課題が「アメリカとの関係」です。安倍晋三首相と「日米首脳会談」を行うため、アメリカのオバマ大統領が明日来日します。ニュースではその警戒態勢の準備などを報じていますが、別の警戒を促すのは『週刊大衆』(5月5日号)の記事。強気な政権運営に、「親分」であるオバマ大統領の不信感は爆発寸前だというのです。題して「田中角栄もこうして潰された!米国オバマが放つ『安倍殺し』刺客」。



同誌の記事は、安倍首相の態度はオバマ大統領の逆鱗に触れているから、田中角栄のようになるかもしれないという趣旨です。


しかし、田中角栄と安倍晋三。


自由民主党以外の接点が見当たりません。


そもそも、安倍晋三氏の出身派閥は清和政策研究会。旧日本民主党の「反・吉田茂」路線を起源に持つタカ派派閥。


片や“親米”の吉田茂派を起源に持ち、佐藤栄作派の流れを汲むもうひとつの保守本流である田中角栄オーナーの七日会とは交じり合わない関係にあります。


しかし、日本国内の対立がどうあれ、アメリカにとって日本の為政者はしょせん誰でも子分にすぎない。


アメリカにとって都合の悪い振る舞いをした為政者は、何派だろうが何党だろうが関係なく失脚させる、という恐怖の構造を暴いたのが『永田町抹殺指令』(双葉社)を書いた鈴木文矢氏です。



永田町抹殺指令!嵌められた政治家たち
作者: 鈴木 文矢
出版社/メーカー: 双葉社
発売日: 2012/10/17
メディア: 単行本(ソフトカバー)


このブログ「戦後史の激動」では、すでに同書について、「「永田町抹殺指令」が明かした橋下徹氏の真実」「あの政治家はどうして“抹殺”されたのか」などで書きました。


『永田町抹殺指令』とは、過去、田中角栄、中川一郎、橋本龍太郎、中川昭一、小沢一郎、鳩山由紀夫の大物政治家が、「戦後レジームからの脱却」を試みてアメリカの逆鱗に触れ、失脚させられたことが書かれています。


『永田町抹殺指令!嵌められた政治家たち』(双葉社)の著者鈴木文矢氏がこう述べています。
「日本の法律は主権在民を担保していますが、『日本 権力構造の謎』の著者であるオランダ人学者、K・V・ウォルフレンが指摘するように、政治システムの大部分は法的な枠組みを超えています。
 実質的に日本を支配しているのは、永田町の政治家や、霞が関の官僚、そして記者クラブのメディアなどですが、こうした支配層の最上位に君臨しているのが“アメリカ政府”なんです」(『週刊大衆 ミステリー増刊 戦慄』で鈴木文矢氏)
大物政治家たちはどうして失脚させられたか。いずれも


アメリカの軍事や経済を脅かす提案を行った


という共通した“粗相”があります。


しかし、安倍首相は、繰り返しますが、田中角栄らソ連(現ロシア)とも中国ともうまくやっていこうというよりも、比較的タカ派色が強く、親韓・親台に独自の人脈を持っています。


一見軍事同盟としてはむしろアメリカにとって都合が良さそうですが、しかし、現在の安倍政権のウルトラ・ライトぶりが、オバマ大統領とは「水と油」というのです。


安倍晋三首相もオバマ大統領に対しては腹蔵あるようで、昨年9月、シリア空爆問題を巡って世界中が揺れていたとき、同盟国としての協力要請を、「国連安保理で議決されれば協力する」などと、できない条件で突き放しました。


その上、再三の中止要請を無視して靖国神社を強行参拝。アメリカは「失望した」と怒りをあらわにしました。


安部首相の場合は、前出の政治家たちと違って、右側からアメリカとの関係を変えることを試みたということでしょうか。


しかし、オバマ大統領も黙っちゃいません。意趣返しで、今回の来日で宮中行事ができないように1泊2日で済ませようと画策。夕食会もゴネたことなどが同誌に書かれています。


「米国が本気で潰しにかかれば、安倍首相も過去の政治家と同じく、失脚させられる可能性がある」(同誌で鈴木文矢氏)といいますが、もしそうなった場合、ネトウヨがどう反応するのかも正直興味深い。


同誌には、前出の政治家たちが、どのような「抹殺理由」で「どう潰されたか」なども書かれています。


いずれにしても、日米関係を知るよすがとなる興味深い記事だと思います。



週刊大衆 2014年 5/5号 [雑誌]
作者:
出版社/メーカー: 双葉社
発売日: 2014/04/21
メディア: 雑誌



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/505.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 「このままなら日本はアウト」、亀井氏が安倍政権を批判  高橋清隆 
「このままなら日本はアウト」、亀井氏が安倍政権を批判
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1809517.html
2014年04月22日15:12 高橋清隆の文書館


 亀井静香衆議院議員は21日夜、東京都内で開かれた『真相Japan』(橘匠主宰)の講演で安倍政権による外交・内政をめぐる右傾化政策に触れ、「このままいけば日本はアウトだ」と批判した。



自社さ政権の樹立など、これまでの政治体験を語った上で政権の右傾化を批判する亀井氏


 安倍政権は集団的自衛権を認める憲法9条の解釈改憲や国家安全保障会議の設置、特定秘密保護法の整備、道徳教育の特別教科化など、戦争への布石とも思える政策を次々に打ち出している。


 亀井氏は安倍首相の国家観について「鎮守の森を中心とした村社会のような日本をつくるべきで、晋三総理も異存はない」としながらも、「右バネが利き、なれそうもない総理になったから、その延長線でいかないと自分の地位が危ういという潜在意識が強い。小泉の新自由主義を推進した連中が周りを取り囲み、こいつらの言うことを聞かなければいけなくなった」と分析。「このままいけば、日本はアウトだ」と批判した。


 亀井氏は安倍首相に電話や面会で数度にわたって苦言したことを明かし、「『あなたは日本の総理になっただけじゃない。地球、世界をどうするか、リーダーの立場であなたがやらなければ』と聞かせた。中国や韓国、北朝鮮とけんかだけは駄目だ」と述べた。


 自身が究めた合気道を引き合いに「合気道の極意は、敵が正面から来たら、さらりとかわして脇に入ること。相手の力を利用して。ガチンコ、ガチンコでいったら不測の事態が起きる」と警告したという。


 「保守」を名乗るメディアが道徳教育の復活や教科書に政府見解を書き入れる動きを礼賛しているが、亀井氏は「保守だからといって戦前が楽園みたいなことを言ってはいけない。今、戦前に回帰するのが保守という空気が強くなっているが、間違いだ」と主張。「中学校に軍人が配置され、政府批判したら治安維持法で引っ張られた。一切、批判できる状況になかった」と指摘した。


 当時の大政翼賛体制について「政党政治でもなければ、議会も機能していない。抵抗したのは三木武吉(みき・ぶきち)と鳩山一郎、中野正剛(なかの・せいごう)の3人だけ。北朝鮮と同じ。ああいう社会が日本にとって良かったのか」と、自由な議論を封じ込める現在の動きをけん制した。


永田町のラストサムライ亀井静香が安倍政権を斬る!@真相JAPAN復活祭



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/506.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 大拡散希望☆オバマ米大統領来日・日米首脳会談抗議! 日米の戦争と沖縄の基地に反対する4.23アクション。

中核派?しばき隊?反天連?

反日、反米勢力がアルタ前に集合し、首相官邸前でデモするそうです。
再びチャンゴが鳴り響く?

国賓にデモとは「常識」がないと思います。


Inagistから
http://inagist.com/all/457701651541798912/


大拡散希望☆オバマ米大統領来日・日米首脳会談抗議! 日米の戦争と沖縄の基地に反対する4.23アクション。4月23日19時〜首相官邸前http://t.co/GAWg1hMSm9 沖縄米軍基地、改憲と戦争、原発、TPP、格差にNO! pic.twitter.com/u7ZDQGQkCq
 
 
安倍のつくる未来はいらない!人々 @no_abe_action 2 days ago Follow @no_abe_action 18 retweets
【ご参加を☆】オバマ米大統領来日・日米首脳会談抗議! 日米の戦争と沖縄の基地に反対する4.23官邸前アクション - 「安倍のつくる未来はいらない!人々」

★☆★☆★☆★転送・転載大歓迎★☆★☆★☆★ オバマ米大統領来日・日米首脳会談抗議! 日米の戦争と沖縄の基地に反対する4.23官邸前アクション 4月23日(水)19時〜首相官邸前(地下鉄「国会議事堂前駅」下車) http://www.mapion.co.jp/m/35.6706038_139.7474711_8/po
 
 
 
安倍のつくる未来はいらない!人々 @no_abe_action
★大拡散・詳細決定★「安倍政権はダメだとはっきり言おう!5.10新宿デモ」 5月10日(土)14時新宿アルタ前広場集合・宣伝、15時出発 no-abenomirai.hatenablog.com/entry/2014/04/… ★賛同団体をno.abenomirai@gmail.com に募集します ★6/15もデモ開催
 
 
 
「安倍政権はダメだとはっきり言おう!5.10新宿デモ」開催します(6月15日昼も開催) - 「安倍のつくる未来はいらない!人々」

★☆★☆★☆★☆(転送・転載大歓迎)★☆★☆★☆★☆ 「安倍政権はダメだとはっきり言おう!5.10新宿デモ」 5月10日14時・新宿アルタ前広場集合、15時出発。 呼掛け:安倍のつくる未来はいらない!人々。 ブログ:http://no-abenomirai.hatenablog.com/ メール:no.abenomi… ...
no-abenomirai.hatenablog.com
 
 
安倍のつくる未来はいらない!人々 @no_abe_action
安倍首相が「真榊」奉納 靖国神社の例大祭で - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/ej83 オバマ訪日直前に、侵略神社のリサイクルをなんとしてもアメリカに認めてもらおうとするパフォーマンスか。4.23首相官邸前で安倍の靖国擁護にも抗議しましょう!
 
 
安倍首相が「真榊」奉納 靖国例大祭で:朝日新聞デジタル

 安倍晋三首相は21日、靖国神社で始まった春季例大祭に神前に捧げる供え物「真榊(まさかき)」を「内閣総理大臣 安倍晋三」名義で奉納した。閣僚ではこのほか、田村憲久厚生労働相も真榊を奉納した。 安倍首相 ...
www.asahi.com
 
 
安倍のつくる未来はいらない!人々 @no_abe_action
中国、商船三井の船舶差し押さえ 対日初の強制執行 excite.co.jp/News/world_g/2… 払うべき金を踏み倒してきた財閥系侵略企業のことは不問にして「日米首脳会談を前にした中国政府の揺さぶりの一環」などとする各紙報道に辟易。侵略被害国民衆への賠償なくしてアジアの友好なし。
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中国、商船三井の船舶差し押さえ 日本企業を相手に初の強制執行(共同通信) - エキサイトニュース
【上海共同】日中戦争勃発前年の1936年に中国の会社が日本の海運会社に貸した船舶をめぐる賠償請求訴訟に絡み、上海海事法院(裁判所)は19日、海運会社の流れをくむ商船三井(本社・東京都港区)が賠償に応じ... ...


<参考リンク>

■「園良太」検索
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%9C%92%E8%89%AF%E5%A4%AA&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=


http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/507.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 「右翼」安倍晋三首相、石破茂幹事長に、アーミテージ元国務副長官が「経済政策に力を入れよ」と苦言(板垣 英憲)
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/0f62354e68e2c051adf0a381a6988dc9
2014年04月23日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆「安倍政権は、いわゆるアベノミクスなど経済政策の成功による高い支持率に支えられている。強い政権基盤を維持するためにも、まずは経済政策に力を入れ、着実に安全保障の強化を進めてほしい」と訪日している米国のアーミテージ元国務副長官(ブッシュ政権1期目、現在はアーミテージ・インターナショナル代表)が、自民党の石破茂幹事長と東京都内で会談したなかで要望したという。NHK・NEWSが4月22日報じた。

 アーミテージ元国務副長官は、米海軍兵学校出身で米にCIA軍事部門の資金担当者として知られる実力者である。「ジャパン・ハンドラーズ(日本操縦者)」と称される知日派の1人であり、安倍晋三首相とも親しい。

 アーミテージ元国務副長官とジョセフ・ナイ元国務次官補(現ハーバード大学教授)を中心とした超党派の外交・安全保障研究グループが2012年8月15日、いわゆる「第3次アーミテージ・ナイレポート」と呼ばれる「日米同盟に関する報告書(日米同盟−アジアの安定を繋ぎ止める−)」を公表し、このなかで、「武器輸出三原則」緩和と「集団的自衛権」容認の必要性等について言及していた。

 自民党の石破茂幹事長は、「米国防総省(ペンタゴン)のエージェントではないか」と言われるほど、米国に忠実に安全保障政策を進めている政治家である。とくに「アーミテージ・ナイレポート」の対日提言の実現に全精力を費やしてきている。すなわち、防衛庁の省への昇格、有事立法制定などの延長線上にある特定秘密保護法制定、日本版NSC設置、集団的自衛権行使容認(事実上の解釈改憲)、そして自民党結党(1955年11月15日)以来の悲願である日本国憲法改正による再軍備(国防軍創設)に政治生命を賭けてきた。

◆ところが、目標達成の直前になって、アーミテージ元国務副長官から「アベノミクスという経済政策に力を入れ、着実に安全保障の強化を進めてほしい」とクギを刺されたのである。安倍晋三首相が、「日本を取り戻す」と宣言して、「戦前回帰」を図り、「戦後秩序」を覆そうとしていて「右翼政治家」と国際社会に見られるのを憂慮しているからだ。
 「武器輸出三原則」緩和と「集団的自衛権」容認などは、オバマ政権はじめ米国の望むところではある。小野寺五典防衛相も、訪日している超党派の米議会下院の議員団と会談した際、議員団側から集団的自衛権の行使容認に向けた安倍晋三政権の取り組みなどを歓迎する意向を示されている。だが、アーミテージ元国務副長官や米議会下院の議員団は、日本が右傾化することには、警戒感を抱いている。

 アーミテージ元国務副長官は、日本国内においても、安倍晋三政権が早期に崩壊しては甚だ困るという考えを持っている。長期政権を目指すためには、「集団的自衛権行使容認」の是非をめぐって、国論が二分して、安倍晋三政権の支持率が急落して、安倍晋三首相が退陣に追い込まれる事態を恐れている。

◆自民党執行部内でも、「ハト派」の野田聖子総務会長(元郵政相、内閣府特命担当相=消費者担当、)、内閣府特命担当相=科学技術政策・食品安全担当)が4月21日、東京都内で開かれた国会議員のパーティで「3年間はじっくりと日本経済を支えることに一心不乱に取り組んでいくべきだ」と苦言を呈している。

【参考引用】朝日新聞デジタルが4月21日午後8時15分、「『3年は安保より経済を』自民・野田聖子氏、首相にクギ」という見出しをつけて、以下のように配信している。

 「自民党の野田聖子総務会長は21日、東京都内での国会議員のパーティーで、『徐々に国家の安全保障にまで自民党は仕事を着手していく機運があるが、3年はじっくりと日本経済を支えることに一心不乱に取り組んでいくべきだ』とあいさつし、集団的自衛権の行使容認をめざす安倍首相にクギを刺した。野田氏はさらに『安全保障を考えるには、今を考えるのではなく、子供、孫の代まで耐えうる強固なシステムを作ることがあるべき姿ではないか』と述べた。野田氏は16日付のニュースサイト『ザ・ハフィントン・ポスト』にも、集団的自衛権の行使容認について『日本は憲法が制定されてから今までずっと、行使を認めないで来た。国際社会の一員として、(認めないことが)必要だったからではないか。自衛隊は人を殺していないし、殺されていません。それが変わる。すべての自衛権の行使を認めることによるリスクも合わせて説明してほしい』などと投稿し、丁寧な議論の必要性を訴えている。(上地一姫)」



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/508.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 沈没で大騒ぎ 韓国叩き内政に目瞑る日本メディアの“矜持”(日刊ゲンダイ)
沈没で大騒ぎ 韓国叩き内政に目瞑る日本メディアの“矜持”
http://gendai.net/articles/view/news/149678
2014年4月22日 日刊ゲンダイ



捜索活動は続く/(C)AP


 韓国の旅客船沈没事故は、日本でも連日報じられている。87人が死亡し、215人の安否が不明の大惨事だ。船内には修学旅行の高校生が多数取り残されているとされる。死者や不明者の家族は身を切られる思いだろう。事故は人災の可能性が指摘されている。安全対策を徹底していれば、未然に防げたかもしれない。日本でも旅客船は就航している。事故原因を追究し、警鐘を鳴らす報道は必要だろう。


 ただ、日本の大手メディアが飛びついたのは、そこではない。「政府批判」を展開する地元紙の論調だ。自国を嘆く報道に便乗し、韓国という国家や朴槿恵大統領の能力不足を冷ややかに伝える。


「韓国は三流国家だった」「先進国ではあり得ない大惨事」「政府は問題を大きくした」といった大手紙の記事をかき集め、政治社会情勢は未成熟だと煽(あお)るのだ。


 むろん、韓国は多くの問題を抱えている。政権の対応もお粗末極まりない。だが、他国を叩く元気があるのなら、国内の問題を掘り下げる方が先だろう。


■安倍暴政には沈黙


「日本のジャーナリズムは明らかにバランスを欠いています。不幸な客船事故に追い打ちをかけるように、韓国のイメージを落とす報道を続けている。こんなにデタラメなんですよ、いい加減なんですよ、と大宣伝しています。一方で、自国で起きている重大問題にはダンマリを決め込んでいる。靖国参拝をきっかけに国際社会で孤立しているというのに、性懲りもなく安倍首相が靖国神社に真榊を奉納した問題は、さらりとした扱いです。異次元緩和による円安と増税でガソリン料金が暴騰している問題をじっくりと検証する報道もありません。他国の不幸をあげつらうエネルギーがあるのなら、まずは安倍政権の暴政を浮き彫りにすべきです」(政治評論家・本澤二郎氏)


 事故現場に近い珍島港でも、日本メディアはひんしゅくを買っているという。
「日本のテレビ局は、海洋警察から<現場付近の海域に近よるな>と警告されているにもかかわらず、漁船をチャーターし救援作業を妨害する結果を招いている。家族が集まる体育館で、<日本が再三にわたり支援の申し入れをしているのに、韓国政府は断り続けている。この点についてどう思いますか?>と執拗に質問していたことも、韓国人の苛立ちを増幅させています」(ジャーナリスト・太刀川正樹氏)


 韓国の支援拒絶をメディアに吹き込まれた男性が、海洋警察の幹部に詰め寄り、館内が騒然となる場面もあった。余計な取材活動が、いらぬ混乱を招いているのだ。


 韓国のインターネット新聞「ブレークニュース」編集長の文日錫氏が言う。
「安倍政権は韓国に自衛隊を送ると言っています。でも、韓国民にとって自衛隊は、過去の戦争の侵略軍を想起させるもの。いくら人道的な立場だといわれても受け入れられません。韓国民の感情を置き去りにした無神経な態度は、安倍政権への不信感を増幅させます。個人的な信頼関係にあった金大中大統領と小渕首相の時代であれば、スムーズな支援につながったかもしれませんが、今はお互いに視線も合わせない仲。両者の対立は、日韓両国にとって本当に不幸なことです」


 泣き叫ぶ家族の姿を映して韓国を叩く前に、関係を冷え込ませた「戦犯」にもメスを入れるのが、ジャーナリズムの使命ではないのか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/509.html

記事 [政治・選挙・NHK164] オバマ・安倍首脳会談を吹っ飛ばした読売のオバマ単独インタビュー  天木直人 
オバマ・安倍首脳会談を吹っ飛ばした読売のオバマ単独インタビュー
http://www.amakiblog.com/archives/2014/04/23/#002953
2014年04月23日 天木直人のブログ


 オバマ大統領の国賓訪日を目前にして、きょう4月23日の読売新聞が大スクープを掲載した。

 それは訪日を前にして行われたオバマ大統領に対する独占書面インタビューの全文掲載である。

 そこには今度の日米首脳会談で取り上げられると思われる主要問題のすべてに関するオバマ大統領の考えが述べられている。

 一言でいえばこういうことだ。

 すなわち安倍首相が一番こだわる尖閣問題に関する米国の日本防衛義務について、明確に次のように述べている。

 「・・米国の政策は明確であり、尖閣諸島は日本の施政下にあり、それゆえに、日米安全保障条約第5条の適用範囲にある。そして我々は、これらの島々の日本の施政を阻害するいかなる一方的な試みにも反対する・・・」

 これは一見すれば米国の日本支持の表明のように見える。 安倍首相もメディアも、これを大きく取り上げて日米同盟強化の証だとはしゃぐだろう。

 しかし、これはすでに米国が従来から繰り返し表明してきたことだ。目新しいことは何もない。

 その一方でオバマ大統領はそのインタビューの中で、日本に対し、集団的自衛権の行使容認を歓迎し、普天間移設を求め、TPP合意の重要性を説き、北朝鮮の核を認めない方針を伝え、それらに対する日本の協力を迫っている。

 日本にとって重要な事は、米国が尖閣は日本の領土であることを明確に表明し、その日本の領土を中国が武力もしくは武力の威嚇で変更しようとした場合、米国は日米安保に基づいて日本の為にこれを阻止するとオバマ大統領が明言するかだ。

 それを安倍首相がオバマ大統領に迫ることができるか、である。

 残念ながら安倍首相にはその度量も覚悟もない。

 かくして安倍首相は今度の日米首脳会談で日米同盟強化という「おまじない」と引き換えに、日本経済や日本国民の暮らしも、日朝国交正常化も、沖縄住民の基地反対の声も、すべて米国に差し出すことになる。

 米国に譲歩させられて終わるのは、これまでのどの政権も同じだ。

 しかし、戦後レジームを変えると大見得を切る安倍首相の譲歩ほど屈辱的な事はない。

 それにしても安倍首相との日米首脳会談の直前に読売新聞にこのような書面単独インタビューに応じるオバマ大統領は、頭から安倍首相を馬鹿にしているということだ。

 安倍首相の応援団長であるナベツネの読売新聞が安倍首相に恥をかかせたことになる。

 きょうの読売新聞のオバマ大統領単独書面インタビューは歴史に残る衝撃的な大スクープである(了)



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/510.html

記事 [政治・選挙・NHK164] オバマ来日直前に、靖国参拝!?外交センスは、お笑いレベル。「宣戦布告みたい」。⇒国会演説なし、夫人も同行しない。







http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/511.html
記事 [政治・選挙・NHK164] 元裁判官がトイレ盗撮 「法の番人」法務省秘書課の言い分(日刊ゲンダイ)
元裁判官がトイレ盗撮 「法の番人」法務省秘書課の言い分
http://gendai.net/articles/view/news/149677
2014年4月22日 日刊ゲンダイ



木で華鼻をくくった対応/(C)日刊ゲンダイ


 法の番人が聞いてあきれる。元裁判官で、法務省の男性元幹部(50)が21日、省内の女子トイレにカメラを仕掛けて盗撮したとして、先月、迷惑防止条例違反容疑で警視庁に事情聴取されていたことがわかった。


 ところが、法務省はこの事実を公表しなかったどころか、「捜査中のため、コメントできない」(秘書課)と木で鼻をくくった対応。先月の事件なのに、「詳細がわからない」の一点張りだ。


 よほど身内をかばいたい事情でもあるのか、現在の所属部署や肩書さえ、「公表できない」(同)ときた。盗撮すれば、一般人でも実名や顔写真を公表されるケースもあるのに、法務省のキャリア官僚なら許されるのだろうか。


■幹部ポストからヒラに降格


「Kという人物です。今月、財産訟務管理官という幹部ポストからヒラの法務事務官(大臣官房付)に降格されたので、おかしいという声は出ていた。Kは、仙台地裁や東京地裁を経て、昨年は司法試験の委員も務めています。マスコミにバレなければ、そのまま事件は闇に葬られていた可能性もありますね」(マスコミ関係者)


 法務省秘書課に改めて氏名などの非公表の理由について聞いた。


――なぜ事件の公表が遅れたのか?
「まだ捜査中で、法務省としてオフィシャルに事件を認めるわけにはいかない」


――本人は犯行を認めている。実名は公表しないのか?
「本人がどのように供述しているのかわからないので、氏名は公表できない。(組織として)隠しているわけではない」


 無論、実名や顔写真を出せと言っているわけではない。しかし、裁判官とは、法の正義と秩序を守る役割だ。そんな職責にある者は、一般人以上に襟を正さなければいけない。法務省が、身内に甘い対応をしていたのなら、そちらの方こそ大問題だ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/512.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 「少子化の原因が全くわかっていない。雇用が不安定、給与も低く将来の見通しが不安だからだ:三宅雪子氏」(晴耕雨読)
「少子化の原因が全くわかっていない。雇用が不安定、給与も低く将来の見通しが不安だからだ:三宅雪子氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13994.html
2014/4/23 晴耕雨読


https://twitter.com/miyake_yukiko35

またまた、5時に目が覚めてしまいました。

小沢さんがいう地元活動重視は当たり前。

それに加えて新しいことを柔軟に取り入れ、やっていくことが大事だと思います。

体育会系の「生活の党」は前者に力のウエイトを置きがちですが、時代の変化にも対応していくことが必要です。

保険金詐欺のニュースを見るたび、不思議に思う。

何億もの保険金を明らかに怪しい人には簡単に支払い、その一方、数十万の支払いは渋る。

同じ保険会社で母は一回の面接もなく、手術のたびに保険金は下りた。

私は25年で初めての請求であーだ、こーだ言われ、うんざり。

>保坂展人 おはようございます。今朝の朝日新聞には、政府の産業競争力会議が「残業代ゼロ」を一般社員を広げることを6月の「成長戦略」に提言するとあります。2面には「少子化対策」の記事がありますが、「残業代ゼロ」は少子化対策に拍車をかける政策。労働分配率をあげ、「残業ゼロ」にする方向とは逆。

>保坂展人 消費増税を追うように進められている法人減税。大手企業の内部留保は膨らんでいるが、労働分配率を賃金上昇で実現することはごくわずか、あっても規模が小さい。残業代ゼロ社員となれば、今以上に子育て世代は苦しくなるのではないか。少なくとも、子育て社員に対する企業の社会的責任を果たすべき。

残業代ゼロ法案、前の政権時も世間の猛反対で頓挫、今回も同じく賛同を得ず、一回は諦めたかに見えたが、再び浮上。

反対が多いほど燃えるのか。

少子化の原因が全くわかっていないと思う。

時間がなくつくらないのではない。

雇用が不安定、給与も低く将来の見通しが不安だからだ。

貸金業者の金利緩和を与党会議で話し合うだけで、(報道により)株価が上がるなら、政治家が会議があることを第三者に伝えるのは問題ではないのか、とふと思う。

報道記者は最近は株取引は禁止、もしくは届け出が必要となっているケースが多い。

官邸前TPP抗議集会にてスピーチ、衆議院第2議員会館前に移動し、「安保懇」の報告書は欺瞞だ!国会前行動(略)でもご紹介頂き、スピーチ。

皮肉なもので雨はスピーチが終わったら小雨に。

寒いっ。

第2議員会館前にて。 http://t.co/NtXGrRrg4E

私の記憶では、聖域は一ミリも譲りませんっ(キリッ)と言っていたのは確か日本だったと思うのだが。

逆に今やアメリカ側に言われている状態。

外交交渉は、自民党にお任せを!という政権交代前の言葉は何だったのか?9%も(牛肉、豚肉の関税を)譲ってあげている」とあちらは思っているんだろう。

今日は、官邸前、第2議員会館前でスピーチ。 http://t.co/7WH87GSvde

> 強い交渉力を持って臨みますっ(キリッ)とも言ってましたし、私を信頼してくださいっ(キリッ)とも言ってましたね。最初から言われてた通りの展開になってきて本当に呆れます。三宅さん、雨の中のスピーチお疲れ様でした。風邪引かないようにしてください。

政治家は有権者だけが、支持者だけが、国民かのように、選挙活動をしているうちに勘違いをしてしまうのではないか。

一度国民の代表に選ばれたら、自分を支持しない人、嫌う人のためにも、等しく働かなければならない。

それが、政治の仕事だ。

しかし、それが忘れられている気がする。

> 「子供作らない家庭に課税しろ」もそうだけど「独身者に課税しろ」とかも最低な話だと思う。課税という行為を完全に懲罰として扱っている発想でしかないから。独身だろうが結婚して子供がいなかろうが平等な税制にして、その上で子供を産んだら子供に対してしっかりと福祉を、でいいじゃないか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/513.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 田原総一朗:独「シュレーダー改革」を見習うべきだ(nikkei BPnet)
田原総一朗:独「シュレーダー改革」を見習うべきだ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140423-00000003-fukkou-bus_all
nikkei BPnet 4月23日(水)10時22分配信


 ドイツの元首相、ゲアハルト・シュレーダー氏について、私が詳しく知りたいと意識するようになったのは2012年夏ごろのことである。

■「欧州の病人」と呼ばれていたドイツ

 消費増税関連法案に小沢一郎氏をはじめ衆参50人の議員が反対票を投じ、民主党に離党届を提出したのが2012年の7月。8月に入ると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)が突然、竹島に上陸し、さらに香港の活動家5人が尖閣諸島に上陸して沖縄県警に逮捕されている。

 民主党政権は、党内から瓦解する動きが見られ始め、外交でもとくに近隣の国々との間で摩擦が強まり、まるで羅針盤を失ったかのように迷走していたころだ。

 シュレーダー氏(1944年生まれ)はドイツ社会民主党(SPD)の党首を1999年から2004年にかけて務め、98年から2005年にはドイツの首相になった人物である。SPDは日本の政党でいえば民主党と社民党の中間くらいの政党と理解すればよいかもしれない。中道左派と位置付けられる。

 今でこそドイツは欧州連合(EU)の盟主と呼ばれ、EU最強の経済大国としてリードしているが、20年ほど前は「欧州の病人」と呼ばれていた。理由は二つある。

■ドイツ統一で経済が低迷、国民に自己責任・負担増を求める

 一つは東西冷戦が終わり、1989年11月にベルリンの壁が崩壊、経済的に停滞していた旧東ドイツを吸収する形で統一して支えなければならなかったことだ。旧西ドイツと旧東ドイツの経済格差は歴然としており、旧東ドイツへの投資が莫大な額に膨らんでドイツ全体の経済が低迷する原因となった。ドイツ統一は「政治的には成功したが、経済的には失敗だった」といわれたほどである。

 もう一つは、欧州全体にいえることだが、手厚い社会保障によりそのコストが国家財政や企業経営に重くのしかかっていたことだ。

 90年代に入るとドイツは低い経済成長率に苦しみ、企業経営者は雇用を増やせないでいた。投資も消費も伸び悩み、ドイツ株は大幅に下落して、それまで築かれたドイツの富は失われていった。

 シュレーダー首相は2003年3月、「こうした状況の中では、国民の社会への信頼を回復するために、政府が指導力を発揮しなくてはならない」と連邦議会で演説する。そして、成長と雇用確保のための枠組みを改善しなければならないこと、企業経営者、勤労者、自営業者から年金生活者まで全ての市民が貢献しなければならないことなどを訴えた。

 つまり、国民一人ひとりに自己責任を促し、すべての国民の負担を引き上げなければならない、という厳しい内容を示したのである。

■痛みを伴う構造改革「アゲンダ2010」

 こうした主張は中道左派であるSPDとは思えないものである。まるで保守派、米国なら共和党、英国なら保守党の主張のようだ。

 シュレーダー氏が演説で語った改革は「アゲンダ2010」という構造改革プログラムだった。2010年に向けての課題を示したのである。その柱は五つあり、雇用市場と失業保険制度の改革、公的年金保険制度の改革、公的健康保険制度の改革、そして減税である。

 戦後ドイツで最も野心的な改革といわれる「アゲンダ2010」だが、派遣労働の規制緩和、人件費の抑制、保険の給付水準の引き下げといった「痛みを伴う構造改革」だったため、最後は大きな批判を浴びて地方議会選挙、総選挙で負け、2005年11月に首相の座から降りた。

 その後、キリスト教民主同盟(CDU)党首のアンゲラ・メルケル氏が首相となる。シュレーダー氏が行った構造改革は、彼が首相を辞めた後に実を結び始めた。ドイツは強さを取り戻し、シュレーダー構造改革の成果をメルケル首相が受け継ぐという皮肉な結果になった。

 私がシュレーダー氏について詳しく知りたいと思っていたところに出合ったのが、フリージャーナリスト熊谷徹氏の著書『ドイツ中興の祖 ゲルハルト・シュレーダー』(日経BP社)である。

■自らが犠牲になりながらドイツ再生をめざす

 同書を読むと、シュレーダー氏が貧しい家に生まれ、努力して弁護士の資格を取り、いかにSPD党首になったか、そしてまるで新自由主義のような思い切った構造改革をどのように断行していったかがよくわかる。

 自らが犠牲になりながらドイツの再生をめざす。この本にはそうした姿勢が見事に書かれており、シュレーダー氏を知るには格好の資料である。

 安倍政権はいまシュレーダー氏の構造改革を見習うべきだと私は思う。アベノミクスの「第1の矢」「第2の矢」は成功したが、「第3の矢」である成長戦略が思うようにいかず、企業の競争力を促すまでにはいたっていない。

 日本の社会保障費は毎年1兆円ずつ増えていき、国の借金は対GDP比で世界一の水準にある。社会保障費にメスを入れる必要があると指摘されながらも、その「痛みを伴う構造改革」にはなかなか着手できない。

 社会保障改革と同時に、「岩盤規制」の撤廃により企業の競争力を高める改革を行う必要がある。安倍政権はシュレーダー氏の「アゲンダ2010」をぜひ学んでほしい。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/514.html

記事 [政治・選挙・NHK164] オバマ国賓来日で”屈辱外交”2日半の幕開け(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/ee0f57c4e4a15b5fb166e91540855d5a
2014-04-23 09:57:18

 オバマ大統領さまが国賓として本日4月23日に来日して下さる。「虎の威を借る」安倍首相にとりましては、念願かなってさぞ喜ばしいことでしょう。なにしろ「国賓」としていらしてくださるのですから。安倍さん自身は訪米した時に、普通のランチだけであしらわれましたが、そんなそっけない扱いなどぐっと飲み込んで、「オバマ国賓効果は、国内の態勢をより盤石にしてくれる」と、ついさもしい頬がゆるむ。

 とくに、共同文書に、得意の「積極的平和主義」という文言を盛り込み、オバマ様の「リバランス」(アジア重視戦略)と肩を並べて、アジアを睥睨するかのようなのですから。「虎の威」よろしく、「尖閣は安保条約の適用範囲」ということを再確認できたのだそうです。中国をにらんで、「いったん事が起きれば、日米安保が動き出す」というぶっそうな含みですが、「虎の威」をかぶったキツネ安倍には、何とも頼もしいかぎりです。

 しかし、冷静に考えれば、アメリカの議会は「たかが岩礁みたいな尖閣のために、我が国の軍隊を動かすなどもってのほか」と許すはずもなく、オバマ氏が本気で中国と対峙することはまったくないと断言できます。

 世界の潮流は、かつてのドンパチやる時代ではなくなっています。まして中国は、アメリカにとって最重要な戦略的パートナーもっと高度な情報戦を展開しています。しかし、安倍氏の発想は、戦闘機や空母こそハイテクですが、しょせんドンパチやらかす時代遅れの頭です。

 それにしても、「国賓」は高くつきました。国賓としておいでいただくために、「集団的自衛権を行使できるようにする」という手形を落とさなければならない。アメリカさまに代わって、さまざまな国に援助金もばらまかされます。アメリカへ輸出する日本車への関税は、20年先に引き下げることを考えるというとんでもない”妥協”をしました。このほかにも、郵貯の蓄えをアメリカさまに差し出す段取りもめどをつけられました。これだけの「国益の損失」は、以前なら戦争もののはずです。

 今夕、羽田に着くオバマ氏は、国賓ながら夜遅い到着のために、安倍首相との夕食会は”非公式”扱いだそうです。屈辱ものですよ。それでも日本のメディアは、官邸から流されるリーフレットのままに、事の本質を隠して報道します。屈辱外交を隠して、日本の誇りをずたずたにしているのは、朝日新聞も読売新聞も、NHKもみんな同類です。政治が政治なら、メディアもメディア。


http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/515.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 米国ミシェル夫人の欠席はメッセージ? 国賓待遇が裏目になった日米関係〈週刊朝日〉
米国ミシェル夫人の欠席はメッセージ? 国賓待遇が裏目になった日米関係〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140423-00000004-sasahi-pol
週刊朝日  2014年5月2日号より抜粋


 23日から25日まで日本に滞在する米国のオバマ大統領。訪日は3回目だが、米国大統領としては18年ぶりの国賓待遇。しかし、そこにミシェル夫人の姿はない。「異例」とも言われるこの事態。いったいどんな裏側があるのだろうか。

 ミシェル夫人はオバマ氏の演説内容の最終確認をするなど、一部では“影の大統領”とも呼ばれているが、そんな夫人が「子どもの学校」を理由に訪日を断るのだろうか。前出の自民党ベテラン秘書は「誰も信じていませんよ」と言う。

「日本の国賓待遇は受け入れたものの、夫人を欠席させることで中国側のメンツにも配慮したんでしょう。あの大統領は結局、日本より中国が大切なんだと受け止めた議員は少なくない」

 事実、オバマ大統領の東アジア歴訪に先立って、ミシェル夫人は娘2人を連れて今年3月、中国を訪問している。北京などの学校を訪問。習近平(シーチンピン)国家主席、彭麗媛(ポン・リーユワン)夫人と会い、紫禁城や万里の長城を訪ね、西安の兵馬俑(へいばよう)も見学したのだ。

 すわ「日本軽視か」と身構えてしまうが、インサイドライン編集長の歳川隆雄氏は「それはうがった見方です」と反論する。

「オバマ大統領は形式にはこだわらないタイプなんです。国賓であってもなくても構わない。それよりTPPや集団的自衛権などで安倍首相と最後の詰めをするほうが大事。一種の実務訪問とも言えますから、奥さんは必要ないんです。ミシェル夫人の中国訪問も、大統領の“代理”であり、大統領本人は日本に来たと見るほうが正しいでしょう」

 そこまでオバマ大統領が“実務重視”なら、そもそも国賓にこだわる必要があったのか。テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏が言う。

「日本人だって年末の忙しいときに忘年会はしないはずです。仕事が一段落して宴会でしょう。今のオバマ大統領はロシアや中東でも大問題を抱えています。国賓として招くにはタイミングが悪かったはずです」

 日米外交ウオッチャーも安倍政権の国賓へのこだわりに首をかしげる。

「結局、日米関係には何の寄与もしません。あくまでも対中国、対韓国のメンツだけが理由です。さぞかし米側は困惑したでしょう」

 弾道ミサイル「ノドン」を発射し、国連安保理から非難された北朝鮮は3月下旬、「新たな形態の核実験をする」と逆ギレしたばかり。しかも今回、オバマ大統領は日本の次に韓国を訪れ、さらにマレーシアとフィリピンに向かう。中国の脅威に直面している国という共通点もある。

「安倍首相が大人の対応で1泊2日の日程に同意すれば、むしろ日米関係の安定を印象づけられたのではないでしょうか。しかもマレーシアとフィリピンは中国への不安をオバマ大統領に訴えるはずですから、かえって外交上は有利になったはず」(前出のデーブ氏)

 やはりミシェル夫人の「欠席」は、米国の日本に対するメッセージと読み解いたほうがいいようだ。

「現在の中韓との関係や、靖国参拝に執念を燃やした安倍首相の政治信条を、米国は『わが国の不利益』と判断しています。国賓なのにミシェル夫人が来日しないという異例の事態は、オバマ側の懸念を表立ってではなく、効果的に伝える手段とも言えます」(元外交官で外交評論家の小池政行氏)



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/516.html

記事 [政治・選挙・NHK164] “もの言えば 首筋寒し 安倍内閣” アメリカが官邸にダメ出しか?(世相を斬る あいば達也)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/03b3450dac6c7da710284b583a5d3801
2014年04月23日

 笑い転げるような「閣議・閣議懇議事録」。このような議事録自体が作文であるとして、なぜ?こんな恥さらしのような霞が関文学で満たされるのか。脳味噌が相当異常を来しているとしか思えない。かの産経新聞でさえ、情報公開もいいが、あまりの体たらくを晒すのはいかがなものかと訝る始末である。読売が「もんじゅ、核燃サイクルいき詰まり」風な記事を書いたり、TPPの豚肉関税一ケタ台かなんて記事を書いたりして「甘利会見出禁」になったりと、奇妙な雰囲気になっている。おそらく、天の声が降りてきたのだろうと推測する。「安倍晋三では、様々な面で欧米諸国にとって不都合が多すぎる。これで、北方領土問題の進展でも起きたら一大事だ。夏までに、何とかしろ!石破茂」と云う“つぶやきご託宣”が発せられたようだ。

≪ アドリブなし? 形骸化くっきり

 安倍晋三首相が「歴史的な一歩を刻むことになった」と誇らしげにアピールした閣議の議事録公開だが、ふたを開けてみれば各閣僚の発言は事前に政府内で調整した文章を読み上げたような形式的な中身に終始した。しかも出席した19人のうち過半数の10人は一言も発言しておらず、以前から指摘されていた 「閣議の形骸化」が逆に浮き彫りになる形となった。

 「ただ今から、閣議を開催いたします」

 進行役を務める菅義偉(すが・よしひで)官房長官の一言で幕を開けた1日の定例閣議。この日の議論の目玉は「防衛装備移転三原則」の閣議決定だった。

  しかし、議事録をみると、菅氏の指名を受けた小野寺五典(いつのり)防衛相らが「わが国を守り抜くための必要な諸施策を、より一層積極的に推進していく所存だ」などと政府の公式見解を述べただけ。事前に用意された文言をそのまま読んでいるとしか思えない硬い表現が並んだ。

 この日の閣議では 同日からの消費税率引き上げも話題になったが、増税後の影響や対策について麻生太郎財務相、甘利明経済再生担当相、新藤義孝総務相、田村憲久厚生労働相が紋切り型の発言を繰り返して終わった。閣議後、自由に意見交換する場とされる閣僚懇談会でも、新藤、麻生両氏がそれぞれ省の取り組みを紹介しただけだった。

 議事録を読んだ政府関係者は、「閣議後の記者会見で閣僚が説明している内容と変わらない」とした上で、「役所から渡されたペーパーを読み上げる閣僚がほとんどということだ」と打ち明ける。

 週2回行われる定例閣議の開催時間はおおむね10〜15分。その後の公務日程が続くため、議論のための時間が十分に確保できない事情もある。

 また、国の安全を脅かす恐れがある議事録は、情報公開法に定めた「不開示事由」に該当するため非公開にできる。さらに公開される議事録は事前に発言者の了承を得る必要もあるため、1日の議事録についても実は公開していない閣僚間の会話がある可能性がある。

 稲田朋美行政改革担当相は閣僚出席の全ての会議の議事録作成を義務付けるよう、公文書管理法のガイドラインを改定する意向も示した。

  閣僚を構成員とする政府の会議は現在172あるが、今後は発言者名と発言内容の明記を義務付けるものの、全ての発言を記載するのか、要旨にとどめるのかは 各省が判断する方向で調整している。議事録公開の適否も各省が判断する方向のため、外交・安全保障の基本方針を協議する国家安全保障会議(NSC)の議事録などは非公開となる可能性が大きい。

 議事録公開は民主党や公明党などの要請もあり、政治の透明性を確保するため実現したものだが、紙の読み上げのような議事録公開が続けば、逆に政治への不信を招くことになりかねない。 ≫(産経新聞:石鍋圭)

 昨日の「世捨て人コラム」を書きたい気分になってきたのは、この辺が奇妙な風向きとして感じられた所為かもしれない。昨日22日にアメリカの属国管理人の一人、アーミテージ元国務副長官が石破と会談を持ったらしい。安倍政権の集団的自衛権の行使容認に関するアドバイスと云う触れ込みだが、アーミテージは「安倍政権を長く続かせるためには、経済を最優先でやらなければならない」「安全保障政策は丁寧に議論を進めるべきだ」と語ったようである。つまり、安倍晋三は、アメリカ様の意向に沿わない動きが多すぎる。今さら、中国と敵対するとか、慰安婦はいなかったとか、バカバカしい話に現を抜かされるのは、非常に迷惑。アベノミクス実現に精を出せ、と言われたも同然のようだ。

 どのようなかたちで、安倍政権崩壊のきっかけが生まれるのか定かではないが、ほぼ死期を知らせる風が吹き出したのは間違いない。アメリカ様が言い出した、経済政策の最優先、という言葉の言外には、TPPにおける諸条件をアメリカ様の言う通りに飲めと言われたわけ。また、現状の経済成長戦略では、何一つ好くならないし、逆に悪化の一途を辿る。正直、経済優先と言っても、本気でやらなくていい。今まで通り、勇ましい掛け声は出しても良いが、何もするな。“角を試して牛殺す”羽目になる。出来たら、何とかスキャンダルを捏造し、東京地検特捜部案件の噂でも流したらいいだろう。こんな具合に、ことが進んでいる気がする。

 安倍政権がくたばるのは、悪いことではないが、このような流れは、一層わが国の自主独立が遠のくことを意味している。その点では、「国家主義ごっこ」に興じている安倍政権に頑張ってもらい、外交安保から日本経済に至るまで、グチャグチャになった方が質は良い。“ひっちゃかめっちゃか”な中で、プーチン大統領と北方領土問題に何らかの進展を見出す方が、日本の将来の為じゃないのかと思う部分もある。米国一国主義は世界の不幸である。自民党政権はハプニングでもない限り、あと2年近くは続くのだから、ネオコン隷米主義者石破茂が首相になるより安倍の方がまだしもかもしれない。

 まさか筆者が安倍晋三にエールを送るコラムを書くとは、夢々思わなかったが、日米の風向きが急転直下変わってきたようだ。今頃になって、小沢一郎の方がアメリカ様にとって好都合な政治家だったのかも?と後悔しているかもしれない。小沢・亀井ラインを復活させられないのか?本気で考えているような気さえする。しかし、現実には無理が多すぎる。あれだけ人格を破壊してしまった政治家を復活させるのは、アメリカ様でも至難の業だ。愚民が承諾しないだろう(笑)。内閣総理大臣になる寸前の小沢一郎を国策捜査で貶めるシナリオを作った、自民党幹部、及び法務官僚、最高検察庁の愚か者の顔がみたい。財務大臣で一人の顔は度々見るがね。

 そして、国策捜査の最終決断を下した当時のオバマ政権、ヒラリー国務長官、キャンベル国務次官補、韓国外務省は最悪の判断をして、日本国の国益ばかりではなく、アメリカ様の国益にまで損害を与えた。権謀術策と云うものには、因果応報がつきものということだ。だいたいが、日本の政治に口を出すのも構わないが、「国家アノミー状態」の韓国と語り合うなど、米国も焼きが回ったインテリジェンスしか残っていない感じになる。あの客船事故の顛末を眺めていると韓国と云う国の「集団アノミー」だけが見えてくるわけではない。国家も国民も、実は異常に情緒不安定であり、北朝鮮以上に難しい人々の感じさえ抱かせる。不幸な出来ごとなのはたしかだが、物事への対応が、解せない。感情の発露が向かう表現方法も、方向性も、中国やロシア、イスラム諸国とより異質だ。感情的な嫌韓ではなく、韓国と云う国の資質を考える必要もありそうだ。これで日米韓軍事協力ってもの、驚くほどリスキーな話である。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/517.html

記事 [政治・選挙・NHK164] オバマ大統領が安倍首相に贈る「新三本のイヤ」(植草一秀の『知られざる真実』)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-cc97.html
2014年4月23日

米国のオバマ大統領がアジア諸国を歴訪する。

訪問国は日本、韓国、マレーシア、フィリピンである。

オバマ大統領は昨年10月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席および東南アジア諸国歴訪の予定を土壇場でキャンセルした。

米国内の財政政策協議が難航し、政府機関閉鎖の危機が迫ったためである。

今回の歴訪は、米国のアジア重視の姿勢を改めて示すためのものである。

訪日日程は当初1泊2日であったが、安倍政権が強く求めて、2泊3日の日程に変更された。

日本側はオバマ大統領を国賓として迎えたいとして、24日は宮中晩さん会も開催されることになった。


しかし、オバマ大統領は迎賓館には宿泊せず、ホテルオークラに滞在する。

また、ミシェル夫人は今回のオバマ大統領歴訪に同行しない。

日本サイドが国賓での訪日を要請したのに対して、オバマ大統領サイドは極めて冷淡な対応を示していることが分かる。

23日には安倍首相が主宰する夕食会が東京銀座の「すきやばし次郎」で開催される。

オバマ大統領の到着は午後7時ころと見込まれ、到着後、会食場に直行するのではないかと思われる。

オバマ大統領訪日日程が民間施設利用を中心としたものになるため、市中の警戒態勢が強化され、市民生活には大きな混乱が生じることになる。

首脳会談は24日午前に開かれ、24日午後には日本未来科学館と明治神宮を訪問することが予定されている。

国賓としてオバマ大統領を迎えるのに、歓迎式典における儀仗隊の栄誉礼と両国国歌演奏もないのは異例である。


焦点はTPP、集団的自衛権、日韓・日中関係改善などである。

日本政府はTPP大筋合意成立を目指すが、安易な譲歩は国益の損失を意味する。

安倍自民党は選挙で6項目の公約を明示している。

メディア報道は最近、「5項目」の表現を使うことが多いが、これもまたペテン的な手法である。

「5項目」は従来の「6項目」のなかのひとつに過ぎない「関税聖域5品目」のことを表現するもので、6項目のうちの5項目が雲散霧消というか隠蔽されているのである。

国民を欺いて、国民に不利益を与えるTPP参加に前のめりの姿勢は、主権者に対する背信行為でしかない。


集団的自衛権では、安倍首相が集団的自衛権行使に前のめりになり、米国がこれを牽制するという、いびつな構図になっている。

日本国憲法は第9条で、

「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」

ことを明記しており、国際紛争を解決するために武力行使することを意味する集団的自衛権行使は、憲法で明確に禁止されている。

国連憲章は自衛権を定めており、日本は自衛権を有すると理解されているが、集団的自衛権の行使については、日本国憲法がこれを禁止していると理解されているのである。

つまり、集団的自衛権を行使するためには、憲法改定が必要になるのであり、憲法を改定しないままでの集団的自衛権行使は憲法違反行為になる。

安倍氏は、この憲法違反に突き進む姿勢を示しているわけで、他国の大統領から、あなたの提案はあなたの国の憲法に反しますよと指摘されるのは、極めて恥ずかしいことである。


オバマ大統領夫人のミシェル・オバマ氏は3月20日から1週間の日程で、中国に滞在した。

ミシェル夫人、二人の令嬢、ミシェル氏の母親の合計4人で中国に1週間滞在したのだ。

中国では、習近平夫人の彭麗媛氏が接待役になってミシェル夫人らが故宮などを見学したことが伝えられている。

ハーグで開かれた核・セキュリティーサミットに向けて出発する直前に、習近平主席本人が現れて「中国主席と米ファーストレディの会見」が行われた。

また、昨年6月7、8日に、中国の習近平国家主席が訪米した際、習近平氏は米国西海岸カリフォルニア州パームスプリングス郊外のサニーランズでバラク・オバマ大統領と合計8時間におよぶ会談を行った。


昨年2月に安倍晋三首相が訪米した際、オバマ大統領が安倍首相のために割いた時間は2月22日のわずかに1時間半だけだった。

安倍氏の訪米に対して、米国は空港への出迎えもなく、夕食会もなく、勝首脳会談後の共同記者会見もなかった。

私はこれを、

「オバマ大統領が安倍首相に贈った「三本のイヤ」」

と表現したが、米国の安倍政権に対する姿勢は極めて冷淡なのである。

今回の訪日では、夫人同伴イヤ、迎賓館宿泊イヤ、歓迎式典イヤ、ということであり、これを

オバマ大統領「新・三本のイヤ」

と表現しておこう。


最大の背景に、オバマ大統領が安倍晋三氏の歴史修正主義に強い警戒感と嫌悪感を有していることがあると見られる。

それもそうだろう。

安倍首相は米国の制止を振り払って靖国参拝を実行した。

これを「失望」と表現した米国に、衛藤晟一首相補佐官が「失望しているのは日本の方だ」とやり返した。

萩生田光一自民党総裁特別補佐は、「オバマだからこういうことになる」とオバマ政権の対応を批判した。

さらに安倍晋三氏が肝煎りで起用したNHK経営委員の百田某は、「南京大虐殺は米国が米国の戦争犯罪を隠蔽するために捏造したもの」という主旨の発言を示した。

これまた安倍晋三氏が肝煎りで起用したNHK会長の籾井勝人氏は、「従軍慰安婦は日本だけのものでない。オランダにはいまも飾り窓がある」と就任記者会見で発言した。

オバマ大統領が安倍政権を嫌悪するのは無理もないことである。

米国の軍産複合体は東アジア情勢の不安定化を希望しているが、オバマ大統領自身は東アジアの平和と安定を希求しているのだと考えられる。

安倍政権の嫌中・嫌韓姿勢は日本国民に利益をもたらすものでない。

このうえで、安倍首相がオバマ大統領に取り入るために、日本の主権者の利益を無視したTPP大幅譲歩の提案をするなら、日本の主権者の利益はさらに損なわれることになる。


http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/518.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 再浮上する残業代ゼロ案は「企業をブラック化する」と専門家(NEWS ポスト セブン)



再浮上する残業代ゼロ案は「企業をブラック化する」と専門家
NEWS ポスト セブン 2014.04.23 07:00

http://www.news-postseven.com/archives/20140423_253047.html


 第一次安倍政権下で導入がはかられ、2007年に一度は見送られた「ホワイトカラー・エグゼンプション制度(WE=労働時間規制適用免除制度)」。いわゆる“残業代ゼロ”の成果主義案が、政府の息がかかる産業競争力会議の民間議員によって、再び俎上に載せられている。


 安倍首相はなぜ労働基準法で定められた「1日8時間、1週40時間」の規定を崩してまで、企業の就業体系に踏み込んでくるのか。
「アベノミクスによる景気回復を本物にするためには、その担い手である企業の成果がもっと上がらなければダメだと考えている。だから、雇用の流動化を叫び続け、社員の“新陳代謝”を促すことで生産性の向上につなげようとしている」(政府関係者) 労働時間の枠で縛らなければ、在宅勤務も可能になるし空いた時間を自由に使うことができる――。競争力会議の中には時流に乗る「ワーク・ライフ・バランス」を例にとり力説するメンバーもいるが、そんな耳障りのいい言葉にダマされてはいけない。

 人事ジャーナリストで、近著に『辞めたくても、辞められない!』(廣済堂新書)がある溝上憲文氏が切り捨てる。「経営サイドは<9時―5時でできる仕事なのに、サボッて残業代をもらうのはけしからん>という論理で共通しています。しかし、日本はまだ長時間労働が当たり前の現実がある中、そもそも就業時間内で終わるような仕事を与えているかは疑問です」 働き方や労働時間の配分を個人の裁量に委ねるといっても、仕事量に対する成果、達成度合いを決めるのは、あくまで企業だ。もっとも、国は労働時間の規制を外す代わりに、仕事の与え方を法律で縛る、なんてこともできるはずがない。

 このままでは、残業代も休日手当てもなくなり、24時間365日働かされても文句が言えない時代になってしまうのでは? との不安がよぎる社員は多いはずだ。「日常的に長時間労働を強いる“ブラック企業”はますます権力を振りかざし、労働者は圧倒的に弱い立場に追い込まれていくでしょう。

 これまでも労働基準監督署に申告する残業時間を意図的に減らしたり、変形労働時間制やフレックスタイム制など勝手な解釈で残業代を支払わなかったりしてきた会社は、まさにやりたい放題です」(ブラック企業対策の弁護士)

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【関連記事】


残業代ゼロ」厚労省懸念 政権、前のめり 競争力会議(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASG4Q4TZ9G4QULFA01C.html

残業代ゼロ」一般社員も 産業競争力会議が提言へ(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASG4P5142G4PULFA00Y.html

残業代ゼロ検討指示 首相「時間でなく成果で評価」(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014042302000141.html




http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/519.html
記事 [政治・選挙・NHK164] 米懸念、対応様変わり 集団的自衛権 首相は意欲(東京新聞:核心)
米懸念、対応様変わり 集団的自衛権 首相は意欲
http://magicmemo.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/544-b6f5.html
2014年4月23日 東京新聞:核心 俺的メモあれこれ


安倍晋三首相は24日のオバマ米大統領との日米首脳会談で、日本政府が憲法解釈で禁じてきた集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みを説明する考えだ。だが、かつて行使容認を強く求めていた米国は、今は国民や周辺国の理解を得ないまま進めようとしている日本の姿勢に懸念も示す。日米間の立場は様変わりしている。(生島章弘、竹内洋一)


■経緯

安倍首相は22日の衆院総務委員会で「アジア太平洋地域の平和と安定に、日米同盟が主導的な役割を果たしていくことを内外に示したい」と首脳会談への意気込みを語った。

首相が日米同盟の強化に不可欠と考えているのが、米艦船が攻撃されたときなどに、日本も反撃できる集団的自衛権の行使容認。米側が繰り返し自衛隊の海外派遣を求めてきた経緯も影響している。

知日派のアーミテージ元米国防次官補らが、行使容認を求める報告書を出したのが2000年。アーミテージ氏を国務副長官に起用し、翌年誕生したブッシュ政権は米中枢同時テロの後「テロとの戦い」で日本に対し、インド洋やイラクへの自衛隊派遣を要請した。

当時は「ショー・ザ・フラッグ(国旗を見せろ)」など米側の発言が飛び交い、日本側は集団的自衛権の行使に触れない自衛隊の海外での活動を考え、海上で米艦船などに給油し、人道支援名目で陸上自衛隊の部隊を送った。首相が小泉政権で官房副長官を務めていた時代と重なる。


■変化

しかし、オバマ政権の対応は明らかに違う。

米国は日本が集団的自衛権の行使を容認し、安全保障面で米国の役割の一部を肩代わりすることは歓迎している。

だが、行使容認は首相の歴史認識問題や領土問題でぎくしゃくする中韓両国をさらに刺激し、不必要な地域の不安定化を生み出して、米国が巻き込まれることも懸念している。

米政治アナリストのトバイアス・ハリス氏は、日本の集団的自衛権の行使容認について「米国は適切な環境での実現を望んでいる」と指摘。「日本国民が反対している状況では、地域の平和と安定により責任を持つためだと周辺国に説明することは難しい」と、国内世論や韓国の理解が必要だとの考えを示す。

実際、安倍首相が政権に復帰した後、2回行われた日米首脳会談で、安倍首相が集団的自衛権の行使容認の検討状況を説明したのに対し、いずれもオバマ大統領は賛意を示さなかった。昨年12月の首相の靖国神社参拝時には、米政府が「失望」を表明する異例の声明を出した。


■突出

逆に首相が3月、従軍慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた「河野洋平官房長官談話」を見直さないと明言すると、米政府は「歓迎する」と評価。オバマ氏は同月にオランダで開かれた国際会議の場で、自らが仲介して首相と朴槿恵(パククネ)韓国大統領との日米韓首脳会談も実現させた。

今月来日したヘーゲル米国防長官は、集団的自衛権の行使容認の動きを「支持する」と述べた。だが、これまでの経緯もあり、オバマ氏本人が首脳会談で同じ発言をするとは限らず、行使容認に前向きな首相の姿勢が突出する可能性も否定できない。

「強い経済が強い政権をつくる」

22日、都内でひそかに自民党の石破茂幹事長と会談したアーミテージ氏は経済政策の重要性を説いた。今は米政権から離れているアーミテージ氏だが、行使容認を要求してきた張本人の発言は、米国が対日政策で安全保障より経済を重視していることの表れかもしれない。


2014年4月23日 東京新聞:核心
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014042302000124.html



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/520.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 凋落激しいフジ 内部から「トップが代わるしかない」の声(日刊ゲンダイ)
凋落激しいフジ 内部から「トップが代わるしかない」の声
http://gendai.net/articles/view/geino/149667
2014年4月22日 日刊ゲンダイ



お台場のフジテレビ社屋/(C)日刊ゲンダイ


「笑っていいとも!」の後番組で、視聴率2%台にあえぐフジテレビ「バイキング」。スタートからまだ1カ月も経たないうちに、「1%台になったら打ち切り」なんて声も上がっている。フジテレビの凋落ぶりは、目を覆わんばかりだ。


「“お台場の天皇”の顔色ばかりうかがう連中が増えたせいですよ。亀山(千広)社長だって日枝(久)会長には逆らえない。会長の意に沿うように、怒りを買わないようにと、局内ががんじがらめになっている。楽しくなければテレビじゃないんだったら、ウチはテレビ局じゃなくなっています」(同局中堅社員)


 それを象徴するかのような出来事が立て続けに起きている。安倍首相が13日、熊本で鳥インフルエンザが発生したという報告を受けた後もゴルフを続けていた問題。日枝会長も一緒にラウンドしていたせいか、フジテレビはほとんど扱わなかった。


■あからさまな小保方擁護


 それだけじゃない。経済コラムニスト、小笠原誠治氏の「フジテレビの新報道2001がそこまでして小保方氏を擁護する理由」という記事が、ネットニュースのアクセスランキングで上位になっている。


 小笠原氏は「フジテレビは、安倍総理を熱烈に応援したいから、間接的に小保方擁護に回っている」と指摘。


 文科省やフジテレビにとっては、STAP細胞の作製に成功したかどうかより、理研を政府が特定国立研究開発法人に指定し、それに対し国民が批判をせずに受け入れることが何より大事。
「それができないとアベノミクスの第3の矢である成長戦略の目玉がなくなってしまう」から、指定の“ネック”になっている小保方さんのイメージアップに協力していると解説している。


「報道機関でもあるテレビ局のトップが、首相と懇意にしすぎるのはいかがなものか。日枝会長はナベツネさんになりたいのか。さすがに局内でもそういう批判はありますが、一方で、会長に取り入ろうと、スケベ根性丸出しの番組作りをする連中もいる。トップの首をすげ替えない限り、復活の目はない。そう感じているスタッフは少なくありません」(前出の中堅社員)



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/521.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 委員2人が異例保留…NHK籾井会長「理事人事」も独断専行 受信料不払いに拍車(日刊ゲンダイ)
委員2人が異例保留…NHK籾井会長「理事人事」も独断専行
http://gendai.net/articles/view/news/149704
2014年4月23日 日刊ゲンダイ



受信料不払いに拍車/(C)日刊ゲンダイ


 22日開かれたNHKの経営委員会で、また籾井勝人会長(71)の“傍若無人”が問題になった。


 経営委員会では、24日に任期切れを迎える4人の理事について、2人留任、2人新任の新しい人事案を籾井会長が提案した。しかし、任期切れ直前の提案のうえ、慣例となっていた事前説明はなし。さらに、理事の担務まで変更したため、一部委員が難色を示した。


 ところがこうした委員からの指摘に対し、籾井会長は「(提示が直前になったのは)情報漏洩を防ぐため」「理事の選任は経営委員会に同意権があるが、役職の分担は会長の専権」と言い放ったというのだ。


 結局、人事案は9人の委員の賛成で認められたものの、2人は賛否を保留。全会一致にならない異例の事態となった。


■“籾井派”を重用


 新人事は“籾井カラー”が色濃く表れているという。
「再任されたのは、板野裕爾氏と福井敬氏。板野氏は専務理事に昇格し、番組制作トップの『放送総局長』に就任するだけでなく、安倍首相が是正を指示した『国際放送』も統括します。福井氏は『人事・労務』を統括。新たに理事になる井上樹彦編成局長が経営計画策定の責任者である『経営企画』を統括する。いずれも籾井支持派とみられています」(NHK関係者)


 今回モメたことを受け、経営委員会は籾井会長に対し、今後の人事の提案方法について再検討を申し入れたという。


 だが、今年3月、理事全員に辞表を書かせたことが問題になった際、「人事で権限を乱用しない」と言っていたのにこの独断専行。“確信犯”の籾井会長は経営委員会の苦言なんて、どこ吹く風だろう。


 上智大教授の碓井広義氏(メディア論)がこう言う。
「本当にこの人は懲りないというか、何も感じていないんですね。<政府が右と言えば右<>という人ですから、公共放送であるNHKの人事だって、トップが思った通りに何でもできると考えているのでしょう。籾井氏が会長である限り、受信料の不払いは増えるばかりですよ」


 放送法では「職務の執行の任に堪えないと認めるとき」に会長を罷免することができる。出席委員の過半数、つまり6人の経営委員が賛成すれば罷免だ。遅刻、欠席が目立ち会長決裁が遅れているというし、経営委員に良識があるなら、真剣に考えるべきだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/522.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 「グローバリズムから日本を守れ」 右翼も共産党もTPP反対(田中龍作ジャーナル)
「グローバリズムから日本を守れ」 右翼も共産党もTPP反対
http://tanakaryusaku.jp/2014/04/0009171
2014年4月23日 16:43 田中龍作ジャーナル



北海道清里町から抗議に来た農民。専業農家は農業の他に生活の術がない。TPPで壊滅的なダメージを被る。=23日、衆院会館前 写真:筆者=


 共産党議員と民族派右翼が同じ場所でスピーチし、「JR総連」「土建労組」の旗がはためく。TPPの裾野の広さをこれほど見せつけられたことはなかった。


 米国のオバマ大統領とフロマン通商代表らの来日に合わせて、きょう、TPPに反対する人々が、議員会館前に座り込んだ。明日、オバマ大統領が訪れる首相官邸のすぐそばだ。


 JRのような全国網の鉄道事業にまさか外資が進出・・・などと侮ってはいけない。レールを敷き列車を走らせなくても、西武鉄道のように外資が乗っ取るケースがあるからだ。


 土建労組がTPPに反対するのは、規制撤廃で地元建設業者の優先枠がなくなる恐れがあるからだ。もちろん農民たちもムシロ旗を立てて座り込んだ。茨城県の農業団体はオバマ大統領とフロマン通商代表にアピールするため、英語で書いた横断幕を持ち込んだ。



イデオロギーを超えて。一水会の木村三浩代表(左)と共産党の紙智子議員(右)。=写真:筆者=


 北海道清里町の農民(50代・男性)は35ヘクタールの畑でジャガイモ、小麦、ビートなどを栽培する専業農家だ。「(安い外国産が入ってきたら)生活ができる状態でなくなる」と危機感を強める。


 「TPP反対」を掲げて選挙に勝った安倍政権への反発の声も聞かれた。「安倍首相は屁理屈つけているけど背信行為じゃないか」。網走市の農民(60代・男性)は怒りを隠さなかった。


 「右も左も関係なくグローバリズムから日本を守ろう」と訴えたのは民族派右翼・一水会の木村三浩代表だ。木村代表は「ISD条項が日本の主権を奪う」としてTPPに反対する。


 この後、共産党の紙智子議員がマイクを握った。「アメリカの金融資本が日本を支配したいため、日本のルールを壊そうとしている」と核心を突いた。


 イデオロギーも産業分野も関係なく、ことごとく日本を破壊する。それがTPPである。安倍首相は愛国者を気取る一方で、日本を米国の金融資本に売り渡そうというのだろうか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/523.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 待機児童問題と「保育園完全民営化への道」を愚考する(神州の泉)
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2014/04/post-a85d.html
2014年4月23日

日本には深刻な社会問題が山積みになっている。国民生活を奈落に引き込みかねないような、あまりにも重要な問題が多岐にわたって林立していることは、どれかに気を奪われているときに、他の重要な問題が軽視されるということでもある。

神州の泉はときどきシングルマザーが置かれている生活環境のきびしさには気持ちを向けることがある。彼女たちは二つの大きな問題を抱えている。「NPO法人 リトルワンズ」さんを参照すれば、母子家庭の最大の問題は何と言っても平均年収の少なさである。これは全世帯の平均所得の37.8%だという。

一人でお子さんを育てているお母さんの暮らし向きは52.8%の“大変苦しい”と27%の“やや苦しい”を合わせると、8割近い母子家庭世帯が“生活は苦しい”と訴えている。OECDの貧困率データでは日本の子どもの貧困率は7人に1人(13.7%)だそうである。

驚くべきことに、日本の多くのシングルマザーさんは働いていても所得が低いため、勤労時間を増やしたり、2つ目、3つ目の仕事をかけもちしているというが、そのために子どもと過ごす絶対時間は減っている。平日の平均の仕事時間は431分(7時間と11分)、育児時間は46分だそうである。ちなみに共働きのお母さんの育児時間は平均113分で2時間もない。

お子さんのために心身をすり減らして働いている結果が、愛しい我が子と過ごせる時間がたったの46分間だというのは衝撃である。
(以上は「NPO法人 リトルワンズ」参照。http://www.npolittleones.com/trouble/

日本に生まれ日本に育った我々は、自分たちの祖国「日本」が大好きですと胸を張って言えるのか?

自分たちが属する国家に感謝するというのは、過去と未来の時制を含めた総体としての日本をイメージしているが、過去は先祖たちであり、未来は子どもたちや孫の人生時間である。その視点で眺めたとき、こどもたちの7人に1人を貧困のままに放置する国家とは何であろうか。

福島原発事故問題にかんしても言ったのだが、こどもたちや妊婦さんたちは国家の未来そのものである。したがって、一人でお子さんたちを育てているお母さんたちを国家や地域共同体が大事に支援するのは当然のことだろう。

シングルマザーという状況にはそれぞれにのっぴきならない固有の経過があると思う。だが、そのことと子供たちが大切な未来の財産だということとは全く関係がない。どのような場合でも、子供たちは未来社会を形成し、日本という国の希望を担うわけであるから、国家はこれを優先的に保護し立派な社会人となるように、母親と充分に過ごせる時間を確保してやり、成人するまでは他の子どもたちと同様の教育機会を与えるべきである。

そのため投入される税金ならば日本人は喜んで収める。素朴な大原則として子供たちを大事にしない国家は滅ぶのだ。子どもという未来存在に対して、むごい扱いをする政府は日本の未来を自ら捨てていることと同じなのだ。昨今の日本にはこの観点が欠落している。

この問題を深く考えると“国家論”に行き着くが、それは手にあまるから政治に限定する。

小泉政権以降の政権は、鳩山政権を除外すれば国民を顧みない棄民政権である。この棄民を招来している政治出力の原因はアメリカ型政治システムの導入にある。このトレンド(政治潮流)は簡単に言えば「官から民へ」、「公共から民間へ」の大移行である。

今の日本は待機児童でさえも大問題なのに、これに保育園民営化の萌芽が見え始めている。

まず待機児童の定義であるが、調べてみると2002年以前の【待機児童数】は、入所申込み数から、入所できた児童数を引いた、入所できなかった児童数だった。

【待機児童数】= 入所申込み数 − 入所児童数

これはシンプルで分かりやすい。だが、2003年以降、厚生労働省は、【待機児童数】の定義を変えてしまったという。

新定義では、

【待機児童数】= 入所申込み数 − 入所児童数 − 無認可保育児童数 − 第一希望入所待ち

認可保育所に入所したいのにダメで、仕方なく無認可の保育サービスを利用、認可保育所の入所待ちを続けている人たちがたくさん居るのに【待機児童数】を見ても分らないように変えてしまったという。
(以上、http://ninkahoikusho.com/?page_id=12 参照)

市民政策アナリストの奈須りえさんは『「子ども子育て支援新制度にみる今後の待機児対策」政府目標平成29年度待機児0を解消できないこと前提?』で、政府の予算措置があっても保育園が増えない理由として、大田区は適切な土地があっても、その土地を保育園施設に使おうとしない(買おうとしない)と言っている。

ここには自治体が区民から集めた税金の使い道に優先順位を敷いていて、保育園はその優先度が低くなっているということなのか。だとすれば前述したように子供たちの未来を何と考えているのかということになる。日本の未来よりも目前の儲かり事業が大事なのか。ここにも人間を大事にするよりも企業を大事にする行政展望がはっきりと見えている。

記事によれば、子育て新支援制度に必要な財源は年間1兆円必要だというが、割り当てられるお金は7000億円/年という。1兆円のうちの4000億円が施設整備補助金として待機児童対策に充てられるそうだ。子育て支援新制度の財源確保として4月から引き上げられた消費税が当て込まれているが、必要な1兆円が0.4兆円になっているうえに、消費税はシロアリシステムにどう使われる分かったものではない。また、景気に左右される消費税は財源として不確定でもある。予定通りに配分されるのだろうか。

奈須さんの記事によれば、新制度では既存施設と併用的に新しく「幼保連携型認定子ども園」ができるらしい。保育園と幼稚園がミックスした施設だろうか。その属性は不明だが、今の政府が何か新しいものを出すときはろくなものがない。まあ、今までの経験則から自然に想起されることは、この新型『こども園』が何か得体のしれない民間資本と結びつくのではないのかということ、つまりは保育園民営化の懸念である。

この問題は基本的に混合診療と同じ位相を持っている。混合診療になれば、例え国民皆保険制度が残ったとしても、医療は市場原理によって富裕者専用の医療機関に高度な医療技術と人、物、カネ(資本)が傾斜し、その結果、一般医療の質が低下するとともに皆保険制度が形骸化する。同様に保育園・幼稚園体制に民営化された新施設が参入すると、人、物、金が儲かる事業体に傾斜してこのジャンル全体が収穫逓減(?=質の低下)を起こすのでは?。

長くなったので筆を止めるが、基本としては公共概念は市場原理にはなじまない。政府は成長戦略で「女性の活用を!」と言いながら、女性に手厚い対策をとっているとはとうてい思えない。事実はその逆で、国家戦略特区を見てもわかるように、政府政策の創発動機となる基準は「儲かるか儲からないか」であり、儲けを見込めない公共ジャンルは無駄な社会存在として斬り捨てる傾向がある。

待機児童問題も、関連施設に民間企業が参入し、そこが儲かるか儲からないかの判断基準だけで運営維持される可能性が高い。すると儲からない事業体は打ち捨てられることが起きてくる。国民の共通社会資本を市場原理にゆだねてしまうと、例えそこが存続したとしても、商売的な運営指針だけが先行し、本来の公共性は完全にゆがめられるか失われてしまうことにならないか。

例え少子化が進んでも、国民が一定の割合で存在する限り、保育園施設の需要は安定性があり、民間事業者には確実な利潤を得られるマーケットとして垂涎の的になっているだろう。安倍政権の政治スタイルは人間よりも企業人格を優先させているから、このまま行けば待機児童支援政策も、お母さん側から見れば、我が子を安心して預けられない地獄の保育園を乱立させるのだろうか。

子どもの命も人格も、「金の切れ目が縁の切れ目」みたいな世界に放り込んでもよいのか?

↓市民政策アナリストで国家戦略特区を追求されている前大田区議会議員 奈須りえさんのオフィシャル・ブログ
http://ameblo.jp/nasurie/

↓奈須りえさんの記事一覧
http://blogos.com/blogger/nasurie/article/
(国家戦略特区による「規制緩和」についても、市民の立場で専門的に発言されているが、市民有識者では類例がないのでは?)



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/524.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 籾井がNHK支配に動く〜ごヒイキを人事で重用。放送、自治体の安倍カラー化阻止を。(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/21921450/
2014年 04月 23日 

 あの籾井会長が、ついに逆襲&NHK支配へと動き出した。<昔風に言えば、「モミイ、キターーー」という感じ!?(@@)>

 安倍首相&超保守仲間たちは、自分たちの思想や政治理念を国民に浸透させる&政権を安定させるためにメディアの支配、とりわけNHKを支配することを目指している。(・・)

<安倍氏らは、もともとNHKが歴史認識や国政・憲法などに関連して、サヨク的な視点の放送&保守政権への批判が多いと不満に思っていて、番組担当者を呼び出して、番組内容を変えさせたことがあったほどなのよね。^^;>
 
 06年の安倍前政権以来、NHKの会長人事は、安倍氏の支援者で、同じく超保守派であるJR東海の葛西会長&同氏が率いる財界グループが関与。
 また昨年秋には、NHKの意思決定機関である経営委員会にも、安倍首相の超保守系支持者である百田尚樹氏(作家)、長谷川三千子氏(哲学者)、本田勝彦(JT顧問・安倍氏の元家庭教師)や、葛西会長の関係者である石原進氏(JR九州会長)、中島尚正氏(海陽学園校長)が新たな委員として任命され、どんどんと安倍ー葛西ラインに侵食されるような感じになっている。(-"-)

<関連記事・『安倍がNHK支配を強める仰天人事〜超保守派の会長、委員で、安倍カラー推進か』
http://mewrun7.exblog.jp/21241962/
『アベとミギさまのNHK〜百田が田母神応援、長谷川は右翼礼賛、会長は右向け右』
http://mewrun7.exblog.jp/21650533/

* * * * *

 ところが、新たなNHK会長に任命された籾井勝人氏は、1月に行なわれた就任会見で、つい舞い上がってしまい、超保守派のバックへのサービス精神を発揮しようとしたのか、慰安婦問題などで持論を展開。「さらに政府が右というものを、左ということはあり得ない」などと発言。

 これが国内はもちろん、中韓米などから海外からも批判され、針のムシロ状態に置かれることになってしまった。(~_~;)
 
 籾井氏は、3月までは何度も国会に呼ばれて、野党だけでなく与党の議員からも批判を受け、釈明や謝罪を繰り返していたのだが。<とはいえ、ずっとふてぶてしい態度を続けていたんだけどね。>
 でも、NHKの予算さえ承認されてしまえば、こっちのもの。(・・)

 籾井会長は、4月13日の同局の番組の中で、とりあえず視聴者に心配をかけたことに対する謝罪&説明を行ない、「これで、禊は終了だ〜!」(「あ〜、かったるかった!」)と一区切りつけた気でいるのではないかと察する。^^;

 昨日22日の経営委員会で、籾井会長は、突如、理事の人事に関して提案。(安倍陣営の息のかかった?)9人の委員の同意をとりつけ、人事変更を強行したという。(-"-)

 それも、後述するように、以前から籾井氏を支持していた人材を思いっきり重用し、ひとりは、NHKの放送全般の統括責任者(総放送局長+国際放送も担当)に抜擢されたというのである。 (゚Д゚)

<詳しいことは、あとで書くけど。何と日刊ゲンダイは、3月末に「いま、籾井会長を支える3人衆がいます。板野裕爾理事、井上樹彦編成局長、湧川高史秘書室長。板野理事はかつて経営委員会の事務局長をやっていて、松本前会長の悪口をJR東海の葛西会長に流していたといわれています。その板野氏が専務理事に昇格し、菅官房長官と親しい井上局長が理事に昇格するというのです」(NHK関係者)」という記事を出していたのよね。(~_~;)>

* * * * *

『NHKは22日、10人いる理事のうち24日に任期満了を迎える4人について、2人を再任し、新理事2人を任命すると発表した。25日付。経営委員会(12人)は22日同意したが、委員2人が同意を保留。全会一致が通例だが異例の事態となった。

 再任されたのは、板野裕爾と福井敬の両理事。板野氏は専務理事に昇格し、専務理事は4人に増える。退任するのは、久保田啓一理事・技師長と上滝賢二理事の2人。後任はそれぞれ浜田泰人技術局長と井上樹彦編成局長が理事に昇格する。

 規模こそ任期満了の4人分にとどまったが、主要な担務を再任、新任の3人に集約させており、籾井勝人会長の意思が色濃く反映されている。再任された板野氏は元経済部長。会長就任時の発言などをめぐり、籾井会長と理事の関係が冷え込む中、会長を支持する一人。経営委員の中には業績評価の観点から、再任への慎重論もあったが、籾井会長が押し切った格好だ。

 この板野氏を放送全般を統括する放送総局長に据え、国際放送も担当させる。元政治部長の井上氏は、経営計画策定の責任者である「経営企画統括」、福井氏は「人事・労務統括」を担当する。

 理事の担務について籾井会長は「適材適所の考え方を基本とした」とコメントを発表したが、この日の経営委では、担務の説明を求める委員に対し「会長の専権事項で経営委の同意は不要」と返したという。

 理事人事は経営委員会の同意事項で、慣例で委員会の3日前に提案されてきたが、今回は当日提案だった。籾井会長は経営委に「情報漏えいを避けるため」と説明したが、十分な審議時間が取れなかったため、経営委はこの日「事前提案するよう」会長に申し入れた。(毎日新聞14年4月22日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

『委員会後に取材に応じた浜田健一郎経営委員長によると、出席した委員11人のうち2人が審議不足などを理由に判断を保留した。事前説明がなかったことや、籾井会長が理事の担務変更を会長の専権事項と主張したことに、一部の委員が反発したという。経営委は同日、籾井会長に対し、理事人事の提案時期などについて改善を申し入れた。

 新たに井上樹彦編成局長と浜田泰人技術局長を理事に任命、福井敬理事は再任。久保田啓一、上滝賢二両理事は退任する。

 籾井会長は同日、今回の人事について「各理事の担務は適材適所の考え方を基本に、協会の業務を幅広くとらえ、ガバナンスを確立する観点から決めた」とのコメントを発表した。籾井会長は1月の就任初日に10人の理事全員に辞表を書くよう求めたとして、国会で追及されていた。(産経新聞14年4月22日)』

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 

 mewは、昨夜、この記事を見て、3月に見た日刊ゲンダイの記事を思い出したのだ。(・・)

 さすがは、わが愛読紙(特に競馬欄ね)&反体制を貫く日刊ゲンダイ。3月27日付けの紙面で、籾井氏を支持する板野氏らが新年度の人事で重用されることを予見する記事を出していたのである。 (・o・)

『予算承認で人事私物化 NHK籾井会長が重用する「3人衆」

 国会で審議中のNHKの来年度予算案。みんなの党を除く野党6党が反対を決め、全会一致の原則が崩れるものの、与党は28日にも承認を強行する見通しだ。

「当初、予算案承認には籾井勝人会長の辞任が不可避とみられていました。しかし自民党は、これ以上尾を引いて安倍政権の不安定材料になるのを嫌い、籾井会長を人選した菅官房長官が<何とか通してくれ>と公明党を拝み倒した」(自民党関係者)

 これで調子に乗っているのが籾井会長本人である。クビの皮一枚でつながった状況なのにもかかわらず、予算が通ることを見越し、さっそく「次は人事だ」と鼻息が荒くなっているという。

■スリ寄る3人衆

「新年度になったら、いよいよ人事に手をつけ、足場固めするようです。慰安婦発言のあった就任当初こそ、局内で総スカン状態でしたが、辞任がなくなればスリ寄る幹部が出てくる。いま、籾井会長を支える3人衆がいます。板野裕爾理事、井上樹彦編成局長、湧川高史秘書室長。板野理事はかつて経営委員会の事務局長をやっていて、松本前会長の悪口をJR東海の葛西会長に流していたといわれています。その板野氏が専務理事に昇格し、菅官房長官と親しい井上局長が理事に昇格するというのです」(NHK関係者)

 湧川氏は、すでに今月17日付で、経営企画局の副部長から局長級の秘書室長へ異例の昇進を果たしたばかりだ。湧川室長は籾井会長の国会答弁で“二人羽織”のように後ろからメモを渡していた人物である。

「籾井氏が米国三井物産社長だった頃、湧川氏は経済部記者としてアメリカ総局に赴任していた。向こうでよく一緒に食事をしたそうで、籾井氏にとってNHK内で唯一の知り合い。会長就任にあたって『助けてくれ』と頼んだようです」(前出のNHK関係者)

 スリ寄る幹部や“お友達”が抜擢の理由なら、人事の“私物化”じゃないか。

 籾井会長のせいでNHKには、25日までに3万5700件の意見が視聴者から寄せられた。その3割が受信料に関する内容だったというし、現実に「受信料不払いで収入が減っている」と、維新の松野幹事長は言っていた。そんな状況でも籾井会長は我関せず。「また官邸から電話が来ちゃったよ」と自慢げに話し、NHKの幹部たちをドン引きさせているという。

 公共放送のトップにこんな軽すぎる会長をのさばらせていいのか。 (日刊ゲンダイ14年3月27日)』

* * * * *

 籾井氏は、会長に就任してすぐに理事10人に対して、自分に辞表を預けることを強要。その辞表を武器にして、理事への支配権を強めるのではないかと見られていたのだけど・・・。
<関連記事・『NHK会長の開き直りの背後に安倍の支配あり+米国に危険視される安倍政権』http://mewrun7.exblog.jp/21726533/

 籾井会長は、国会の質疑などでいくら追求されても、「よくあることだ」「人事権を乱用したり、理事の仕事に介入すつもりはない」として、理事たちに辞表を返還しようとしなかった。(-"-)
<経済団体の長や大企業の社長が、次々に「辞表を預かるなんてきいたことない」「よくあることではない」って否定していたんだけどね。^^;>

 今回、その辞表を武器として使ったのか否かはわからないが。見事に理事の人事や運営(担当の割り当て)に介入したことになる。(・・) <追記、21日に新人事を内示した時に、辞表を返却したんだって。>

 しかも、本来なら、会長の選任の決定権を有している上、会長の恣意的な行動や暴走をチェックして、食い止める役割を果たすべき経営委員会は、安倍ー葛西ラインの委員が多数を占めている分、まともに機能せず。
 出席した委員11人のうち2人が審議不足などを理由に判断を保留したものの、最終的には、数の力で押し切られる可能性が大きい。(-_-;)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 昨日、初期の頃からのブログのお仲間であるお玉おばさんから『NHKがちょっといい感じ。http://otamachousayoku.blog.fc2.com/blog-entry-69.html』という記事のTBをいただいたのだけど。

 mewも、NHKを「ちょっといい感じかな」と(籾井会長のことで批判されて、却って安倍カラー化&右傾化しにくくなったかなと)思うところがあったのだ。(・・)

 民放局はあまり取り上げてくれない「集団的自衛権」の問題や「福島原発」の問題を、ちゃんと定期的に大きく取り上げてくれているし。
<テレ朝「報道ステーション」とTBS「NEWS23」「サンデ〜モ〜ニング」は頑張ってくれてるけど。岸井さんが秘密保護法以来、どんどん吼えるようになってるし〜。(++)>

 あと朝ドラで言えば、3月までやっていた「ごちそうさん」は、(一時、め以子が国防婦人に変身したので、「あらら〜」と思ってたけど)、後半は戦争で家族を戦地に送り出す&失う家族の思いや、食糧難や大空襲で苦しむ一般国民の姿、そして、その中で懸命に生きる主役のめ以子の姿を中心に描かれていて、戦争の悲惨や無為さが伝わるような部分があったし。

 4月から始まった「花子とアン」では、主役の父親が、「いくら働いても資本家に金銭を搾取されて、貧乏の状態が続くこと」に疑問を抱き、社会主義運動に傾倒しつつあったりして。^^;
 しかも、たぶん後半は、戦火の中で必死に「赤毛のアン」の翻訳を続ける花子の奮闘ぶりが扱われるのではないかと思われる。(・・)

<ごく一部のmew周辺では、「花子とアン」に出て来る昔の甲府弁「〜くりょ」「〜じゃん」がプチ・ブームになってたりして。(^^)> 

「あまちゃん」以来、朝ドラの視聴率は好調を続けており、「ごちそうさん」も「花子とアン」も平均20%超えだとのこと。
 もしドラマを見た人が、「やっぱり戦争はいやだ」「平和が一番」と少しでも思ってくれれば、mewとしては嬉しいことなのである。"^_^"  (mewは不戦や平和を願うのは、政治云々のはるかに前段階の、ひとりの人間としての世界の大多数の人々の共通の心情だと思うんだよね。(・・)>

<逆に超保守派の人は、主役の父親が社会主義運動なんかして政府を批判している場面を見たら、ムッとしちゃうかも。(>_<)
 アベノミクスでますます新自由主義的な経済・労働・社会政策が進んで、大企業や金持ちは優遇。一般国民や、非正規、貧乏人は冷遇。それにまた今度扱うけど、何だか正規雇用社員も、競争主義の給与体系、残業代ゼロなどの施策が行なわれるかも知れないとなると、ますます見TVを見ていて、身につまされちゃう人が増えたりして。(@@)>

* * * * * 

 あとmewは、『平和憲法電車が中止に+閣僚の靖国参拝&日米関係+ワイドナショー&皐月賞』という記事の中で、安倍政権が始まってから、平和や護憲の活動、脱原発活動など、これまでOKだった市民活動や講演が、自治体から「政治的な行為」だとして、後援を拒否されるケースが増えているという話を書いたのだけど。 
 NHKニュースが、21日に、そのことをしっかりと取り上げていたことにも好感が持てた。(・・)

『憲法や原発など国民の間で議論が分かれているテーマを取り上げた講演会や展示会などについて、各地の自治体が「政治的中立を保つ」として内容の変更を求めたり、後援の申請を断ったりするケースが相次いでいることがNHKの取材で分かりました。

 これは、NHKが全国の都道府県と県庁所在地の市、東京23区、それに政令指定都市の合わせて121自治体を対象に調査した結果、分かったものです。
それによりますと、昨年度開かれた講演会や展示会などについて「政治的中立を保つ」として、施設の貸し出しを断った自治体が1つで合わせて2件、内容の変更を求めた自治体が5つで合わせて6件、後援の申請を断った自治体が14で合わせて22件となりました。
さらに、これらとは別に「県の政策と一致しない」として催し物の後援を断った自治体も1つあります。

 これらをテーマ別に見ますと、憲法に関するものが11件、原発に関するものが7件と全体の6割を占め、そのほかTPPや介護、税と社会保障などとなっています。
また最も件数が多かったのは、後援の申請を断ったケースですが、その多くは「名義後援」と呼ばれ、催し物のチラシに自治体名を入れたりチラシを公共施設に置いたりすることを認めるものです。
かつて後援していた憲法や原発に関する催し物について昨年度は後援を認めなかったケースも、3つの自治体で1件ずつありました。(NHK14年4月21日・全文*1)

<ちなみに施設の貸し出しを断ったのは奈良市。(自民党の安倍っ娘・高市早苗氏のとこね。)
 内容の変更を求めたのは、東京都、足立区、福井県、福井市、京都市。後援申請を断ったのは札幌市、宮城県、長野県、茨城県、千葉市、静岡県、堺市、京都府、京都市、神戸市、大津市、岡山県、鳥取市、福岡市。奈良県は、脱原発をテーマにした講演会について「県の政策と一致しない」として後援を断ったとか。>

* * * * *

 もし今回の人事で、NHKの放送の内容や傾向が、超保守的な安倍&葛西カラーに変わることになれば、大きな問題があると思うし。
 全国の自治体も含め、どんどん広がりつつあるアブナイ流れを止めるためにも、戦後の平和主義、民主主義を愛する視聴者や住民、ひいては国民の思いや力を集めて行く必要があるのではないかと強く思っているmewなのだった。(@@)

                       THANKS



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/525.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 来日ジャスティン・ビーバー、靖国参拝写真で「炎上」  「恥を知れ」など中国語の批判コメント相次ぐ
参拝写真を公開後、削除(画像はジャスティン・ビーバーさんのInstagramより引用)

2014/4/23 18:32
http://www.j-cast.com/2014/04/23203026.html

日本に「お忍び」で来日中の人気歌手、ジャスティン・ビーバーさん(20)が靖国神社を参拝した写真を画像共有サイト「Instagram(インスタグラム)」に投稿したところ、中国などのファンから批判が殺到する騒ぎになった。

画像は2014年4月23日早朝に投稿されたが、同日中に削除されている。

「二度と中国と韓国には来るな!」

ジャスティンさんは20日に来日。以降、1500万人のファンがフォローしているインスタグラムのアカウントではプライベートな写真をいくつも公開している。23日には、靖国神社(東京都千代田区)の拝殿を訪れたとみられる写真を「Thank you for your blessing.(祝福をありがとう)」とのコメントとともに投稿した。

画像には約66万件の「いいね!」が付いていたが、コメント欄には、英語のほかに中国語のコメントも相次ぎ、謝罪を求めるものや誹謗中傷も少なくなかった。批判を受けてか、画像はまもなくして削除された。

それでも批判的な声は多く、他の画像のコメント欄にまで「地獄に行け!」「中国に謝れ」「恥を知れ、ジャスティンビーバー」「二度と中国と韓国には来るな…」などと怒りのコメントが投稿されている。

この騒ぎに日本のファンは「日本きて楽しんでるのに この写真のせたから怒るとか、、、」「なにも悪くないのに」などと擁護する声があがっている。

参拝の事実は米TIME電子版でも報じられた。ジャスティンさんはTIMEサイトの記事画像をインスタグラムに投稿した上で、

「日本滞在中、私はドライバーにお願いして美しい神社で車を止めてもらいました。私はこの神社はただ単に祈りの場所なのだと誤解していました。気分を害された方には非常に申し訳なく思います。私は中国も日本も愛しています」

と謝罪している。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/526.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 「沈没事故、2ちゃんの7割が『ざまあみろ』」 小田嶋隆さんの発言巡りネットで論議
2014/4/23 19:59
http://www.j-cast.com/2014/04/23203046.html

「韓国の沈没事故で、2ちゃんの書き込み10万件の7割が『ざまあみろ』みたいな感じ」。コラムニストの小田嶋隆さん(57)がラジオ番組でこんな内容の発言をしたことが物議を醸している。

2ちゃんねるでは、「韓国旅客船沈没事故、大惨事に」などとするスレッドが事故後から101まで続いた。1スレで1000件の書き込みができるため、このお祭り状態で、合わせて10万件以上の書き込みがあったことになる。

「日本人がみんな喜んでいるように思われちゃう」

小田嶋隆さんは、TBSラジオで2014年4月21日に放送された赤江珠緒アナ(39)の番組「たまむすび」のコーナーで、この話題を取り上げた。沈没事故について、「ネット内の反応が酷いなあ」と漏らした後、2ちゃんの書き込みについて、「内容がほとんど、7割方『ざまあみろ』みたいな感じ」と嘆いた。

すると、出演者のカンニング竹山隆範さん(43)が「酷いね」と同意し、赤江アナも「何それ?」と不快感を示した。

これに対し、小田嶋さんは、酷いことを言うのは、日本人1000人のうち1人か2人だとしながらも、2ちゃんでは、普段言えないことを言う人たちが集まることによる悪循環があると指摘した。それは、日本で酷いことを言っていると韓国のネットで紹介され、一方、韓国では日本に対して酷いことを言っていると日本に紹介されるというものだ。

小田嶋さんは、「日本人がみんな喜んでいるように思われちゃうじゃないですか」として、「そういう書き込みをするのは、いかがなものか」と批判した。

続いて、竹山さんが、亡くなった生徒が多かった高校は反日教育を強くやっていて、修学旅行でもそれをやりに行く途中だったというツイッターの書き込みを見たと明かした。そのうえで、「そういうことは書き込むべきことじゃないでしょう」「リツイートしている人もいたし、そのへんがおかしなことだ」と思いを吐露した。

2ちゃんの真意はよく分からないことが多い

また、小田嶋隆さんも、韓国が日本の救援申し出を断ったことがネットで邪推されているという見方を示した。しかし、これは声をかけるのが普通であり、断るのも「お前の助けなんていらねえよ」と言っているわけではないと説明した。今は取り込んでいて、それどころではないということだとして、邪推するような書き込みは残念だと漏らした。

これに対し、竹山隆範さんは「内容がちゃんとしたことを知らずにね、勝手に自分の理解だけで」といい、赤江珠緒アナも「何にも生まれないのにね、そんなこと言ってもね」と同意を示した。小田嶋さんは、スナックの片隅でこぼしていたような陰口を大っぴらに言って共有できる場ができてしまったことが問題だ、と発言をまとめていた。

確かに、当時の2ちゃんスレをみると、「おめでとう!竹島泥棒の船が沈んだな」「どんどん死んでくれw」「謹んでご冥福をお祝い申し上げます」といった書き込みは見られた。一方で、「ザマアって言うなよ」などと発言をけん制するようなものから、「一人でも多く助かるといいけど」「日本政府はさっさと救援隊を出さんかい」といった声もあった。また、酷いことを言っているのは「工作活動」だなどとする指摘もあり、発言の真意はよく分からないことが多い。「ざまあみろ」と言っているのか微妙な発言もあり、何割かといった割合を計算するのは難しいようだ。

小田嶋さんの発言について、ネット上では、「残念だがこれも現実」と理解を示す声もあるが、疑問が多く上がった。「7割がざまあみろ」だという根拠が示されていないという批判が上がったほか、「匿名掲示板はそういうモン」「良くも悪くも本音が出る」といった指摘も出ていた。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/527.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 衆院鹿児島2区補選、与野党候補が接戦!民主・生活の推薦候補が勝つ可能性も!共産党や山本太郎議員の候補者は苦戦中!
衆院鹿児島2区補選、与野党候補が接戦!民主・生活の推薦候補が勝つ可能性も!共産党や山本太郎議員の候補者は苦戦中!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2353.html
2014/04/23 Wed. 20:00:09 真実を探すブログ


増税後初となる国政選挙の衆院鹿児島2区補欠選挙ですが、現在の情勢は自民党の推薦候補と民主党の推薦候補がかなり良い勝負を繰り広げているようです。特に消費税増税反対を掲げている民主党・生活の党・維新の会・結の党が推薦している無所属の打越明司(うちこしあかし)氏が、自民党を追い上げるような勢いで支持を伸ばしています。生活の党の小沢代表も先日の記者会見で「安倍内閣に対する不満は大きくなっている」と述べており、情勢が有利になっていることを示唆。


ただ、残念ながら、山本太郎議員が送り込んだ有川美子(よしこ)氏は苦戦をしているようで、先日に行われた「選挙フェス」も人の集まりがあまり良くありませんでした。山本太郎議員の知名度は凄いのですが、彼のせいで有川美子氏の影が薄くなっているように感じられます。太陽の眩しさで隠れているとも言えますが、このままだとちょっと不味いです。共産党も苦戦を強いられている用で、選挙の動きを見ていると、原発よりも増税に対する国民の怒りの方が大きいように見えます。
※投開票日は4月27日(日曜)です。


↓4月19日に行われた山本太郎陣営の選挙フェス



☆金子氏と打越氏が接戦 衆院鹿児島2区補選 朝日新聞社情勢調査
URL http://www.asahi.com/articles/DA3S11095712.html
引用:
 徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補選(27日投開票)について、朝日新聞社は19、20の両日、有権者に電話調査し、取材で得た情報とあわせて情勢を探った。自民新顔で公明推薦の金子万寿夫氏と、無所属前職で民主、維新、結い、生活が推薦する打越明司氏が接戦を繰り広げている。諸派新顔の有川美子氏、共産新顔の三島照氏らは厳しい。


 有権者の4割は投票態度を明らかにしておらず、情勢が変わる可能性もある。


 態度を明らかにした人を分析すると、金子氏は自民支持層の8割近くを固め公明支持層もほぼまとめた。打越氏は民主支持層の大半を固めた。無党派層からの支持は5割を超え、3割の金子氏を上回る。山本太郎参院議員が擁立した有川氏は無党派層から1割近くの支持を得ている。三島氏は共産支持層をまとめているが、広がりを欠いている。
:引用終了


☆衆院鹿児島2区補選 与野党候補が接戦
URL http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014042102000113.html
引用:
 消費税増税後、初の国政選挙となった衆院鹿児島2区補欠選挙で、共同通信社は十九、二十両日、電話世論調査を実施、取材も加味し情勢を探った。公明党が推薦する自民党新人金子万寿夫(かねこますお)氏(67)と、民主、維新、結い、生活の四野党が推薦する無所属元職打越明司(うちこしあかし)氏(56)による接戦となっている。四割近くは誰に投票するか決めていない。


 金子氏は自民党支持層の六割、公明党支持層の四割しか固められず、一部は打越氏に流れている。打越氏は民主党支持層の八割、日本維新の会支持層の六割をまとめたが、「支持政党なし」の無党派層からの支持は三割にとどまる。
 徳洲会グループの選挙違反事件を受け、自民党を離党した徳田毅氏の議員辞職に伴う補選。前回衆院選で徳田氏に投票した有権者のうち、金子氏に投票するとの回答は六割だった。
:引用終了


☆2014/04/21 「安倍内閣に対する不満は大きくなっている」 鹿児島2区補選 生活・小沢代表、非自民で野党共闘をあらためて強調
URL http://iwj.co.jp/wj/open/archives/135815
引用:
生活の党・小沢一郎代表は4月21日(月)の定例記者会見で、4月27日に投開票が行われる鹿児島2区補選で、党が推薦している打越明司(あかし)候補の応援で現地入りしたことについて、民主党の要請があったことを明かした。


 小沢代表は鹿児島2区補選に絡み、「地方と都市の格差がどんどん大きくなってきている。強者の論理にたった安倍内閣に対する不満・批判は国民の胸のうちで大きくなってきている」と話し、非自民で野党が共闘すれば、選挙戦は十分戦えることをあらためて強調した。(IWJ・石川優)
:引用終了


☆産業衰退と人口減 苦しむ奄美 蓮舫氏「徳洲会が否定され心痛む…」 島民「沖縄がうらやましい」
URL http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140422/elc14042221160001-n3.htm
引用:
 徳洲会グループを創設した徳田虎雄元衆院議員の信望がいまだに厚いのは、この衰退する奄美に「医療・福祉」という産業を興したからだ。同グループは奄美群島で約40の医療・福祉施設を運営し、従業員だけで1千人以上、取引先を含めれば、その数倍の雇用を生み出した。


 ところが、今回の補選では、選挙違反事件の影響により徳洲会グループが表立って動けない。


 衆院が中選挙区制だった昭和58年から平成2年までは鹿児島奄美群島区という全国唯一の小選挙区で、徳田虎雄氏と保岡興治元法相=現在は衆院鹿児島1区=が激しく対決した。これは「保徳戦争」と呼ばれ、語り草となっている。それと比べると、今回の補選では信じられないほど静かだ。
:引用終了


☆衆議院鹿児島2区金子ますお 安倍晋三首相応援演説の様子・サンキュー和田店前


☆衆議院鹿児島2区金子ますお 安倍晋三首相応援演説の様子2


☆【衆院鹿児島2区補選】ありかわ美子陣営: フェス前夜ー選挙フェスIN鹿児島 (2014/4/19)


☆消費増税後初の国政選挙 鹿児島2区補選が告示(14/04/15)


以下、ツイッターの反応























http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/528.html

記事 [政治・選挙・NHK164] PC遠隔操作事件 「ビニル袋は二重」との警察官証言(第7回公判傍聴メモ)  江川 紹子 
【PC遠隔操作事件】「ビニル袋は二重」との警察官証言(第7回公判傍聴メモ)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20140423-00034734/
2014年4月23日 20時27分  江川 紹子 | ジャーナリスト


4月21日に行われた第7回公判では、冒頭に、弁護側請求証拠の要旨告知があった。その中には、江の島の猫グレイにつけられていた首輪にとりつけられていたマイクロSDカードや雲取山山頂から掘り出されたUSBメモリなどが含まれていた。いずれにも、遠隔操作ウイルスiesysのソースコードなどが保存されており、検察側は、犯人=片山祐輔氏がこれを猫につけ、山に埋めたとみている。犯人が残した物証だが、検察側はこれを証拠請求せず、開示を受けた弁護側が証拠請求することになった。


また、犯人が送り付けた写真では、USBメモリが入れられたビニル袋のファスナー部分はピンクなのに、証拠開示されたものは青だった点について、捜索作業に当たった警察官は、ファスナー青の袋をファスナーピンクの袋に入れて撮影したのではないか、という見方を示した。


この日の証言要旨は以下の通り。


江の島の猫から首輪回収の経緯


午前中の証人は、iesysのソースコードが保存されたマイクロSDカードつきの首輪を回収した、警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課の中沢正貴警部。


検察側の主尋問の概要は次の通り。



犯人から送られた猫の映像の一枚


警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課の係長で、2012年10月16日から13年3月31日まで本件合同捜査本部で「デスク係長」として捜査に携わった。「デスク係長」とは、捜査に関する事務のとりまとめと行う役割で、部下からの報告を上司に伝えたり、上司の指示を部下に伝える「中間管理職のようなもの」だという。そのほか、公開捜査に関する広報業務やヤマレコ投稿者などとの連絡役も務めた。


江の島で猫の首輪を回収したのは中沢係長。その顛末は以下の通り。


1月5日午前6時10分頃、自宅に金子警視から電話があった。「真犯人を名乗る者から、またメールが配信され、クイズを解くと、猫の画像が浮かび上がる。江の島の猫で首にチップをつけている。2chでも評判になっているので、行って確認してくれ」との指示。2chで画像を確認し、すぐに支度をして出た。私に連絡があったのは、自宅が近いからだと思う。私は生まれも育ちも鎌倉で、江の島には何十回も行っている。背景がサミュエル・コッキング苑とすぐに分かった。


7時55分頃江の島に着いた。記者のような人が3人いた。私も猫を探した。しばらくすると、記者が2,3人輪になって会話をしていた。その中に入ると、一人がPCを持ってきたので猫をみつけたらすぐに解析をする、と言っていた。それで私は警察手帳を示して、「猫を見つけたらすぐに教えて下さい。刑事訴訟法に基づいて押収します」と言った。趣旨を理解してくれて、「みんなで探そう」という雰囲気になった。



いやがる猫から首輪を回収(ロケットニュースHPより)


広場の反対側から記者2人が手招きをしたので行った。エスカの降り口すぐの自販機の前だった。記者の足下に猫が座っていたので、小走りに近寄った。猫に近づいて、しゃがんで無言で首輪に手をかけた。猫は驚いて暴れて後ずさりした(カワイソウニ!)。それで、首輪がスポッと抜けた。内側に黒いマイクロSDカードがついていた。腕時計で時間を確認したら、9時33分だった。首輪をビニール袋に入れて、コートのポケットにしまった。


このビニール袋は、自宅からもってきたもの。すぐに金子警視に電話を入れ「いました。とりました」と報告した。金子警視が「すぐに警視庁本部鑑識課に持ち込んでくれ。中村巡査部長を受け入れに当たらせる」と指示。モノレールにのって、警視庁本部に向かった。鑑識課で中村巡査部長が待ち受けてくれたので、袋ごと渡した。


鑑識作業が始まったのを見ていたら、金子警視から「江の島に戻って、防犯カメラの位置を確認してくれ」と指示があったので、すぐに電車に乗って戻った。すると捜査員が何人かいた。防犯カメラの位置を聞いて、地図に落として把握した。


発見状況の事情聴取はしていない


弁護側反対尋問に対する証言は次の通り。



回収した首輪を、持参したビニル袋に入れる(ロケットニュースHPより)


江の島に持って行ったビニル袋は、ネックストラップを入れるなどすでに使っていたものの使い回し。手袋はしていたが、新品ではない。


手袋をしたのは、まずは寒かったから。指紋をつけないように気を遣ったこともある。DNA鑑定を行う事件を担当したことはある。(使い回しの袋は)一般論であれば、DNAが混同するのであまりよそりくない。ただ、今回は未明の緊急呼び出しだったので、手近にあるもので間に合わせた。


3人の記者とは名刺交換した。首輪を発見したと言っていたのは、日テレの人。その時にもう一人いたのは、ロケットニュースの人。どちらが第一発見者かは分からないが、日テレの人が「私が発見した」と言っていたので、彼が発見したと理解した。日テレの人はビデオカメラ、ロケットニュースの人は一眼レフカメラのようなものを持っていた。どちらからにも、発見状況の事情聴取はしていない。映像や画像の提供も受けていない。


首輪を売っていたダイソーの防犯カメラ映像の解析をやったことは知っているが、私は担当していない。誰がやったのかも知らない。


ヤマレコのサイトで雲取山に関する投稿をした人12,3人ぐらいに連絡を取った。対象者は、12月31日を終期として、そこからまず1ヵ月、もう1ヵ月と2ヶ月間ほどの間に雲取山に登っている人。


1月29日付け資料入手報告書でNさんの12月1日の写真に被告人に告示した人物が映り込んでいることを報告したが、これをいつ発見したのかは分からない。


片山祐輔の名前を初めて知ったのは、平成25年1月11日。その姿は、1月3日の防犯カメラ映像で見た。


USBメモリの捜索状況


午後の証人は、警視庁刑事部捜査一課の古野智一巡査部長。平成25(2013)年元日と5月16日に雲取山山頂でUSBメモリの捜索を行った。


まずは元日の状況から。


当日、指示を受け、猪巻警部補、中村巡査部長と共に、ヘリで雲取山に向かった。ヘリポートで青梅の山岳救助隊4人と合流、徒歩で頂上へ。山道は、雪と氷に覆われて、滑りやすかったので、山岳救助隊のアイゼンを片方借りて、右足にはめて登った。山頂についたのは、午後2時30分頃。山荘管理人のAさんと合流した。



犯人が元日に送ったUSBメモリを埋めた場所を示す写真


三角点台座の南東側、謹賀新年メールに添付された写真の、赤字で「このへん」と書かれた部分の地面を掘削した。山岳救助隊からピッケルを借りてゆっくり掘り始めたが、地面が凍ってまったく歯が立たなかった。山荘の管理人から借りたツルハシで掘った。力一杯振り下ろしてツルハシの先が2センチくらいめりこむ、ゆっくりしたペース。コンクリートの床を棒で思い切り叩いているような反動が手に帰ってくる状態で、2,30回やると手がじんじんしびれて、他の人と交替しながらやった。


立会人のAさんが、三角点の中心の方向に掘ると、ずれるかもしれないので、中心方向に掘るのはやめてくれと言った。40分くらい掘った。深さは30センンチ程度になったが、USBメモリは発見できなかった。捜査報告書の見取り図によれば台座から36センチ、地表から30センチとある。


3時10分までで作業を終えたのは、ヘリの飛ぶ時間が差し迫っていたから。掘った土を戻し、踏み固めた。


元日の捜索の状況についての捜査報告書が5月22日付になったのは、正月の休み明けの後、捜査の舞台が江の島に移り、それから逮捕、再逮捕となって、報告書は後回しになったから。


続いて5月16日の捜索について。



犯人が送ってきた写真ではファスナーはピンク


この日は、井上警部補、村田警部補、有賀警部補と共に4人で捜索を行った。そのきっかけは、昨年5月上旬頃に、私が井上警部補に「そろそろもう一度山へ行きますか」と声をかけたところ、井上警部補が「行こう」と言ったこと。そのように声をかけたのは、逮捕後の2月か3月に、金子警視と喫煙室で雑談した際に、「誰かもう一度山に行かないと行けないな」という話を聞いていたから。ただ、この時は、担当している捜査で手が空かないのと、山はまだ同じように凍っているだろうから難しいのではないかと思った。5月上旬頃にそのような話をしたのは、三重の伊勢神宮の案件、秋葉原のドコモショップ脅迫の再逮捕が終わって、担当していた裏付け捜査が一段落したため。井上警部補は同じ係から捜査本部に派遣されており、絶えずペアとしていろんな捜査をしていたので、井上警部補も同じように手が空いた。井上警部補が趣味で山登りをしていたのも知っていた。


井上警部補がデスク主任の菊池警部補に雲取山に行くことを伝えたところ、「お願いします」と言われた。捜査本部の中で、他に山登りが趣味の人がいないか探し、村田警部補と有賀警部補に話を向けたところ、「行きましょう」と快諾した。井上警部補とスマホで天気予報を見て、5月15日に山荘で一泊し、翌日頂上の捜索と写真撮影を行い、さらに一泊して17日に下山する予定を立てた。


装備は、金属探知機2台、50メートルのメジャー、デジカメ、チャック付きビニル袋、使い捨てのピンセット、ゴム手袋など。


16日の朝7時40分頃に山頂に着いた。女性が一人、三角点の台座に座っていたが、警察であることを伝えてどいてもらった。しばらくして3人の男性がやってきた。東京都のレンジャーということだった。


井上警部補を指揮官にして、写真撮影と計測を始めた。その後、村田警部補と捜索に入った。金属探知機を三角点の付近の地面に当てたが、たえずピーピーいっていて、全然使えない状態だった。金属探知機を脇に置いて、掘削を始めた。まずは「このへん」の赤丸付近を掘った。そこを納得いくまで掘ってみて、それから広範囲に広げていこうと考えた。


村田警部補が、山荘で借りた鋤簾(じょれん)という道具で台座の下を掘り始めた。鋤簾は、クワとスコップの間のような農機具。元日とは違い、簡単に掘れた。村田警部補が4,5回土をかき出したところで、ビニルのはしっこが地面の中からぴょっと立ち上がるのが見えた、「ちょっと待って」と村田警部補を制して、手で取りだした。謹賀新年メールに添付されたUSBと色や大きさが一致していたので、「あった」と大声で言って、すぐに元に戻した。戻したのは、遺留品であるから計測や写真撮影をしなければならないから。


私が「あった」と叫んだことから、全員が集まった。口々に「あった」「あった」と軽い興奮状態になった。3人の男性のうち、Sさんに立会人になってくれるよう井上警部補がお願いした。写真撮影の後、井上警部補が証拠採取用のビニル袋に入れて、ウェストポーチに入れて山荘に戻った。そこで井上警部補が捜査本部にUSBメモリを見つけた旨の連絡をした。すると、本日中に下山して本部に帰れ、ということになった。本部に着いて、井上警部補が証拠品担当に渡した。それまでの間、ビニル袋から取り出したことはない。



弁護人に証拠開示されたビニル袋のファスナーは青


発見したUSBメモリが入っていたビニル袋のチャックは青色だが、犯人のメールの写真はピンクであることに、本部に戻って書類を作る際に気がついた。写真をよく見ると、ビニル袋が二重になっていると気づいた。ピンクのチャックのビニル袋の中に、もう一つ(青いチャックの)ビニル袋を入れたのだと思う。犯人は、指紋なりDNAなりの資料を残すのがいやで、ピンクのチャック付きビニル袋に入れて、青いビニル袋を運び、(山頂で)取り出して埋めたのだろう。そのことを井上警部補に話すと、井上警部補も「それだと説明がつくね」と言っていた。


元日にみつからなかったのは、台座から数センチ離れた地面を真下に掘ったため。5月16日は、台座の真下、上から見ると隠れる位置を中心方向に斜めに向かって掘った。


5月の捜索は「一瞬で終わった」


続いて弁護人の反対尋問。


平成25年1月1日は勤務日ではなかった。最初に連絡があったのは、朝9時頃。デスク主任の菊池警部補から電話がかかってきて、「こういうメールが来ているから、もしかして行くことになるかもしれないから準備をしておいて下さい」とのことだった。スノーボードに使うウエアの上下を来ていった。


現地に到着したのは2時30分頃。


1月の捜索について、1月中に作成された報告書は存在しない。すぐに報告書を作らなかったのは、捜査の舞台が江の島に移行して、容疑者が浮上し、逮捕、再逮捕とめまぐるしく動いて手が回らなかったから。上司から催促されたこともない。


1月の捜索の後は、いたずらだったのかもしれないな、という気持ちが少しあった。


金子警視との雑談は、犯人逮捕の後、2月、3月とちょこちょこ何度か。


5月に行った4人のうち、有賀警部補は神奈川県警。地面を掘ったのは村田警備補で、私はすぐ横で見ていた。出てくるかどうかは、五分五分と思っていた。


1月には台座の下の支柱は見えなかったが、5月の時点では、風で土が削られたのか、見える状況になっていた。


(1月の捜索の時の掘削状況は報告書に写真が添付されているが、5月については写真が載っていないのは)5月16日の捜索の掘削状況の写真はおそらくない。元旦と違って、(捜索は)一瞬で終わってしまったので、掘削している状況を撮れなかった。


ビニル袋が二重になっているのを写真に撮るとどうなるか、という検証はしていない。



このビニル袋は二重なのか


三重の案件が終わって、物品の捜査班になり、犯人が送ってきたUSBメモリの写真を持って秋葉原に行き、同じ製品を探したことがある。すぐに見つかった。シリコンパワージャパンの製品で、容量は2GB,4GB,8GB,16GB、32GBの5種類。写真を見ると、一桁であることは分かるので、2,4,8のどれか。2GBは1年以上に生産が終わっているので、4GBか8GBの可能性があると思っていたが、実際に出てきたのは8GBで容量も矛盾しない、ということになった。


USBメモリが見つかったのは、台座から19センチ、地表から3センチ下のところ。


(300万円の懸賞金がついたので、元日の捜索後にたくさんの人が三角点台座付近を掘ったということを知っているかどうか聞かれて)そういう話は、私は聞いていません。


片山氏と弁護人は…


雲取山USBメモリのビニール袋のファスナーの色が違う件に関する警察官証言について、片山氏は公判後の記者会見で、「ビニル袋が二重という新しいことを言い出した。(5月16日は)一瞬で出てきたので掘削の課程が写せなかったというのも、わざとらしい」と述べた。


また、主任弁護人の佐藤博史弁護士は「警察はシロのための捜査(片山氏がシロである可能性を調べる捜査)をやっていない」と批判した。


ビニル袋問題については、古野証人が言うようにビニル袋を二重にしたら、犯人が送り付けたような写真になるのかどうかの検討が必要だろう。


傍聴券を巡って


ところで、このところ法廷では空席が目立つ。この日も、開廷時に一般傍聴席の約4割にあたる16席の空席があった。


一方で、今も傍聴希望者は一般傍聴席の数より多く、傍聴券を得るために抽選を行う状況が続いている。傍聴席は、検察が3席の特別傍聴席を確保しているほか、報道用記者席がその日の希望に応じて設けられ、それ以外が一般傍聴席となる。この日は一般傍聴席38席。傍聴券を求めて並んだのは、94人。当選者は、当選番号のついた整理券を、法廷に入る手前で傍聴券に交換してもらう。


裁判所の担当者のメモでは、配布した傍聴券は23枚という。つまり、抽選に当たった人のうち、15人は傍聴券をもらっていない。傍聴を希望しているのに外れて傍聴できない人がいる一方で、せっかく当選したのに傍聴券ももらわずに帰ってしまう人がいるわけだ。


一番の原因として考えられるのは、現在でも警察が多くの警察官を動員していることだ。そのまとめ役になっていると思われる男性に聞いてみると、警察には特別傍聴席が与えられていないので、傍聴券を確保して裁判を傍聴し、報告をする必要がある、とのこと。警視庁本部は東京地裁の斜め前にあるという”地の利”もあって、確実に傍聴券を得るために、多くの警察官を動員しているのだろう(ちなみにマスメディアは、初公判の時には法廷画家を入れるために記者クラブの記者が傍聴券の抽選に参加したが、現在は参加していない)。


しかし、必要枚数より余分に当たったからといって、担当者以外の警察官は自分の仕事もあるだろうし、傍聴するわけではない。そのため、毎回、傍聴券を無駄にしてしまうことになるのだろう。


本当は、裁判所が、開廷から30分とか1時間しても傍聴券に交換しない整理券は無効とみなし、残った傍聴券は法廷前(もしくは事務室前)で先着順に交付するなど、柔軟な対応をしてくれれば済む話だ。けれども、国民へのサービスにはまるで関心のない裁判所には、そのような柔軟な対応はなかなか期待できない。


そこで、警察に期待したい。必要枚数以上に当たった場合は、その場にいる傍聴を希望するけれど外れてしまった人に譲るなど、柔軟な対応を検討したらどうだろう。警察も、他の人の傍聴の機会を奪ってしまうことは、本意ではないはずだ。


140421 PC遠隔操作事件 第7回公判後記者会見 ―会見者 片山祐輔被告・佐藤博史弁護士ほか



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/529.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律の成立に当たって  小沢一郎代表談話
東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律の成立に当たって
http://www.seikatsu1.jp/activity/declaration/20140421ozawa-danwa.html
2014年4月23日 小沢一郎代表談話 生活の党

平成26年4月23日
生活の党
代表 小沢一郎


本日、東日本大震災復興特別区域法の改正により、復興整備事業について土地収用法の特例を設けることなどを内容とする法律が成立しました。被災地での復興が遅れているとされる大きな理由は、住宅再建やまちづくりがなかなか進まないことにあります。その原因は、住宅整備事業が50戸以上の規模でなければ収用対象となっていないこと、及び、事業予定地には多くの手続を要する相続手続未処理や多数共有の土地が数多くあり通常手続での早期着工は困難であることにあります。

我々は、当初から、被災地の声を受けて、このような問題に対応するためには、先に工事着工を行い、権利の調査、補償金の支払い等については、工事と並行して行えるような制度が必要であると主張し、率先して議員立法の案を作成して、野党各党を含む関係方面に働きかけてまいりました。一方、政府与党は、従来、支援人員の増大、運用の簡素化等の措置で十分対応可能という理由から、立法上の措置による解決に消極的であったところです。最終的には、被災地や関係方面からの声の高まりを受けて、与党も含めた形で調整が行われ全会一致で可決され成立しました。

この法律成立は、官僚機構が反対する内容のものを、少数野党である我々がリーダーシップを発揮して全党の理解と賛同を得て、議員立法で成立させたという、国会が立法機関としての本来の役割を果たした議会制民主主義の典型的な成功例であるという重要な意義があります。この役割を中心になって果たすことができたことを誇りに思います。

今後、用地取得が迅速かつ円滑に進むかどうかは、法律の趣旨を踏まえた運用が適切になされるかどうかにかかっています。法律の運用方針をあらかじめできるだけ明確化、具体化しつつ、運用を最大限柔軟に行うべきであるとの認識の下、我が党が中心になってとりまとめた委員会決議も、本法律成立と併せて行われたところです。今後の政府の運用を厳格に監視してまいります。

我々は、これからも、「国民の生活が第一」の理念の下、官僚機構の既成概念にとらわれることなく、そして、単なるパフォーマンスに終わることなく、現実を見据えつつ必要なことを筋を通して提案、実現していくために全力を尽くしていく所存です。最後になりますが、本法律の作成に当たって様々な建設的提言をいただいた関係機関の皆様、調整等にご協力いただいた関係政党の皆様に心より感謝申し上げます。


【概  要】東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律案(PDF)
 http://www.seikatsu1.jp/wp-content/uploads/513c39e6ee5e96023970ff4c3292573d.pdf
【要  綱】東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律案(PDF)
 http://www.seikatsu1.jp/wp-content/uploads/53518799c6883877d3af09cf1c430b77.pdf
【法律案】東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律案(PDF)
 http://www.seikatsu1.jp/wp-content/uploads/221322caccc83a5383e5b18b52a26f98.pdf


http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/530.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 「安倍晋三の支持率が下がらない。支持率は新聞に出された広告なのである。:兵頭正俊氏」(晴耕雨読)
「安倍晋三の支持率が下がらない。支持率は新聞に出された広告なのである。:兵頭正俊氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13998.html
2014/4/24 晴耕雨読


https://twitter.com/hyodo_masatoshi

1000人以上の人びとが、原発で関連死しても、国や東電は罰せられない。

逆に東電は税金で救済されている。

それが日本である。

正義が通らず、私欲で物事が運ばれている。

それには、政治家と官僚、経済人、マスメディア、大学教師の責任が圧倒的に重い。

かれらは嘘をつくことで、人を殺している。

福島県の健康調査を県がやることが、そもそも問題だ。

これは真犯人の泥棒が、現場検証をやるようなものだ。

国がやっても同じである。

かれらは調査の結果を、自己正当化に歪めるだけだ。

私的な第三者機関、それもドイツなどの外国のメディアを入れた第三者機関にやってもらった方がいい。

福島県の健康調査の教訓は、日本人は強い者が好きであり、権力や金に抵抗しない民族ということだ。

そこで、「チェルノブイリ事故で放射線の影響が出たのは4年後」という水戸黄門の印籠が出てきた。

これは、限りなく原子力村の安全神話を守るものだ。

強い者に従って、わが子を犠牲にするのである。

犬HKは偏向報道をやめなければならない。

籾井会長が4月中に辞任しない場合、受信料を半年間支払わないように視聴者に呼びかける運動が行われている。

受信料の「不払い」ではなく「支払い凍結」がミソ。

籾井が辞めた場合は支払いを再開する。

日本人向けの、参加しやすい運動だ。

しかし効果は大。

安倍晋三の支持率が下がらない。

それは操作された数字だからだ。

今や政治の数字はほとんど捏造された物語だ。

数字自体が洗脳であり、誘導なのだ。

「みんな安倍を支持している。安倍を批判するあなただけが変わっている」。

これでほとんどの日本人は変わる。

支持率は新聞に出された広告なのである。


http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/531.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 特集ワイド:安倍首相の「反米度」測ると 歴史修正主義的発言次々、近い支持者の極論に同調、信頼回復狙い親米的政策
特集ワイド:安倍首相の「反米度」測ると 歴史修正主義的発言次々、近い支持者の極論に同調、信頼回復狙い親米的政策

毎日新聞 2014年04月23日 東京夕刊

http://mainichi.jp/shimen/news/20140423dde012010002000c.html


 今夜、オバマ米大統領が来日する。昨年末の安倍晋三首相の靖国神社参拝以来ぎくしゃくしていた日米両首
脳だが、胸襟を開いて語り合えば、信頼関係を取り戻せるのでは……。甘い期待を持ちたくなるが、そう簡単にはいきそうにない。安倍さんの言動からは「反
米」のにおいが漂ってくるからだ。【吉井理記】



 微笑する安倍首相のアップに「愛国者」の文字。19日発売の米タイム誌(アジア版)の表紙だ。特集記事のサブタイトルには「なぜ多くの人を不快にさせるのか」とある。



 米大統領の「国賓」としての来日は18年ぶり。尖閣問題を巡り中国との対立が深まる中、安倍首相はオバ
マ大統領来日を機に日米結束をアピールして対抗するつもりだろう。沖縄・辺野古への米軍基地移設を進め、集団的自衛権の行使容認に力をそそぎ、米国の影響
が強い環太平洋パートナーシップ協定(TPP)加盟にも積極的な安倍政権だが……米国の世論は冷たい。



 「親米・反米という軸を安倍さんが意識しているかは分かりません。ですが行動は極めて反米的に見えま
す」と指摘するのは、政治学が専門の三浦まり上智大学教授だ。「小泉純一郎氏は首相在任中に6回も靖国参拝したのに、米政府は反応しませんでした。しかし
昨年末の安倍首相の参拝では異例の『失望』が表明された。なぜか。小泉さんは靖国神社と関係の深い日本遺族会の支持票を獲得するため、という政治的な動機
が明らかでした。でも安倍さんは違う。思想に基づく参拝と見られています」



 小泉元首相は、靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯について「戦争犯罪人」と国会答弁した。安
倍首相は著書「新しい国へ」(2013年)で「東京裁判は事後法で人を裁いた。国内的には犯罪者ではない」と主張し、東京裁判を否定する意見も紹介してい
る。これは単なる「見解の相違」では片付けられない。三浦さんは続ける。



 「安倍さんは東京裁判で認定された事実を否定するなどの歴史修正主義的な思想を信じている、と見られています。政治的打算で動いているなら説得できるが、『信じている』なら合理的な説明は通用しない。米国から見たら『理解できない人物』なのです」



 歴史修正主義とは、例えばドイツ極右勢力がナチスのユダヤ人大虐殺を否定するなど、自国や自説に都合が
良いように歴史を焼き直すことだ。「もしユダヤ人大虐殺はなかったと主張する国があれば、国際社会でつまはじきにされる。歴史修正主義だと批判されること
は、国家の死活に直結するほどの問題なんです」と警告する。



 萩生田光一自民党総裁特別補佐は「(靖国参拝について)共和党ならこんな揚げ足は取らない。民主党政権だから、オバマ氏だから言っている」と発言。三浦さんは「民主党だろうが共和党だろうが、歴史修正主義が米国で許容されることは決してない」と断言する。



 さすがに大統領訪日直前の春季例大祭(21〜23日)では参拝は見送られたが、信頼回復は容易ではない。



 米タイム誌は特集記事の中で、安倍首相を「歴史修正主義者のコレクター」と呼んでいる。作家、百田尚樹
氏もその取り巻きの一人と考えられている。百田氏は、安倍首相との対談本「日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ」で、「南京大虐殺は米軍の原爆投下などの戦争
犯罪をごまかすためにでっち上げた」「(広島の原爆慰霊碑に)本当は『アメリカ許すまじ』と書きたい」と記している。その百田氏、安倍内閣の肝煎りで
NHK経営委員に就任している。



 こうした「反米」の根はどこにあるのだろうか。「親米と反米−−戦後日本の政治的無意識」などの著書が
ある吉見俊哉東大教授(社会学)は「戦中・戦前的な思考と完全に決別できなかったことが大きい」と見る。戦中、日本は天皇をいただく大日本帝国臣民という
「特権意識」でアジアを侵略した。戦後は覇権国・米国と最も親しい国という「特権意識」で、アジアへの優越感を抱き続けた。



 だが冷戦後、米国の存在感が薄くなると日本はアジア諸国と正面から向き合わねばならなくなる。1990
年代「日本は戦争を本当に反省しているか」という声が上がり始めた。「米国の傘の下にいたからこそ、日本は過去を直視せずに済んできた。それが認識できな
い人たちは、アジア諸国に批判されると『米国だって東京大空襲をしたり原爆を落としたりした』『東京裁判で日本がいわれのない悪行をしたことにされた』と
逆上する。百田氏はその一例でしょう」と吉見さんは話す。



 戦後のタカ派といえば中曽根康弘元首相だ。現憲法を「マック憲法」(マッカーサー憲法)と呼んで改憲に意欲を燃やしたが、首相在任中は「改憲発言」を封印。ロナルド・レーガン米大統領(当時)とは「ロン」「ヤス」と呼び合う信頼関係を築き上げた。



 米国の反対を押し切ってまで靖国参拝した安倍首相。「中曽根氏までは米国に依存していれば大丈夫という感覚だったが冷戦後は違う。米国は信用できないかもしれないが、他に頼れるすべもない。それで身近な支持者の極論に同調してしまった」と見る。



 とはいえ、少なくとも政策的には安倍内閣は極めて親米的に映る。これについて内田樹・神戸女学院大名誉教授は「のれん分けの発想です」と解説する。のれん分け?



 「商人や職人、武将が親方や殿様に忠義を尽くすと、いずれ独立させてもらえる。戦後の自民党はずっとそ
う信じてきました。吉田茂や安倍首相の祖父、岸信介といった戦争当事者は、対米従属して懸命にゴマをすり、地力がついたら対米自立する、という戦略を採用
したんです」。もっとも米国にとっての日本は「自国の利益になる使い勝手のいい国との認識しかない。永久に『よく忠義を尽くした、本日から独立してよろし
い』などと言いません」と内田さんは見る。



 「安倍首相らは『昔から続けてきた』との理由で親米政策を採用していますが、そもそもの狙いが分かって
いないから時折、反米意識が表に出て米国の不信感を招いてしまう。その不信感を払拭(ふっしょく)しようと、例えばオスプレイの飛行を許したり、集団的自
衛権行使を認めようとしたりと、さらに親米政策に走る。次は日本にとって不利な条件でのTPP加盟でしょうか。結果として米国の国益にしかなっていない」



 09年に来日し、天皇陛下と握手したオバマ大統領は実にいい笑顔だった。今回、安倍首相にはどうか。


==============================================


<参照>




「TIME」4月28日号

THE PATRIOT
SHINZO ABE dreams of a more powerful, assertive Japan. Why that makes many peple uncomfortable?
「愛国者」
安倍晋三はより力強く、はっきりとした日本の夢を描いている。それがなぜ多くの人を不快にするのだろう。

http://blog.livedoor.jp/gataroclone/archives/37638345.html





http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/532.html
記事 [政治・選挙・NHK164] 震災復興のカギである法律改正に、生活が中心的役割を果たす(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201404/article_23.html
2014/04/23 22:49

生活の小沢代表が、『東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律』の議員立法を出したと、以前から述べていた。この議員立法が超党派で成立したと発表した。

この法律自体は、マスコミでも何も報道しないことから、世の中的に見れば小さな法案であるのかもしれない。穿った見方かもしれないが、生活の党が率先して動いて提案し、成立まで漕ぎつけたので、マスコミが無視したと思いたくなる。それだけ、生活の小沢氏の行動は敵対しされている。表現が適切ではないが、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という状態かもしれない。

今まで、50戸以上の同意がないと住宅整備に入れなったが、全ての同意がなくとも平行して工事が可能となる法案である。この法案成立において『この役割を中心になって果たすことができたことを誇りに思います。』と、普段は絶対に自分の事を持ち上げない小沢氏自身がこう言うことは余程である。さすが、地元で苦しんでいる人達の現状がよくわかっているのであろう。

もう3.11から3年が経っている。しかし、復興は未だに進んでいない。やはり50戸全ての住人が同意しなければ整備に入れないなどは、到底不可能である。もうどこに相続人が住んでいるかもわからないだろう。民主党は、もう見る影もない。国民から政権を付託されたときの政策も忘れ去ってしまった。原発を輸出することにも賛成した。こんな民主党に野党としての矜持はない。

生活の取るべき道は、地道に愚直に、一歩づつ支持を得るしかない。


東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律の成立に当たって
http://www.seikatsu1.jp/activity/declaration/20140421ozawa-danwa.html

平成26年4月23日
生活の党
代表 小沢一郎
本日、東日本大震災復興特別区域法の改正により、復興整備事業について土地収用法の特例を設けることなどを内容とする法律が成立しました。被災地での復興が遅れているとされる大きな理由は、住宅再建やまちづくりがなかなか進まないことにあります。その原因は、住宅整備事業が50戸以上の規模でなければ収用対象となっていないこと、及び、事業予定地には多くの手続を要する相続手続未処理や多数共有の土地が数多くあり通常手続での早期着工は困難であることにあります。

我々は、当初から、被災地の声を受けて、このような問題に対応するためには、先に工事着工を行い、権利の調査、補償金の支払い等については、工事と並行して行えるような制度が必要であると主張し、率先して議員立法の案を作成して、野党各党を含む関係方面に働きかけてまいりました。一方、政府与党は、従来、支援人員の増大、運用の簡素化等の措置で十分対応可能という理由から、立法上の措置による解決に消極的であったところです。最終的には、被災地や関係方面からの声の高まりを受けて、与党も含めた形で調整が行われ全会一致で可決され成立しました。

この法律成立は、官僚機構が反対する内容のものを、少数野党である我々がリーダーシップを発揮して全党の理解と賛同を得て、議員立法で成立させたという、国会が立法機関としての本来の役割を果たした議会制民主主義の典型的な成功例であるという重要な意義があります。この役割を中心になって果たすことができたことを誇りに思います。



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/533.html

記事 [政治・選挙・NHK164] 「辞任もの1 新藤総務相 辞任もの2 麻生財務大臣:金子勝氏」(晴耕雨読)
「【辞任もの1】新藤総務相【辞任もの2】麻生財務大臣:金子勝氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13996.html
2014/4/23 晴耕雨読


https://twitter.com/masaru_kaneko

【辞任もの1】オバマ大統領来日前なのに、新藤総務大臣が今年2度目の靖国参拝。

超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」146人の国会議員も靖国参拝です。

新藤総務相は「私的参拝」だと言うが、外交の判断能力と閣僚の資質に欠ける。 http://goo.gl/FdbSEI

【辞任もの2】麻生財務大臣は、10年にわたり、原発を持つ電力会社9社が分担してパーティ券を購入していた。

甘利経済再生相に次いで2人目。

これは電力料金つまり国民のお金が減資です。

それで原発再稼働のエネ基本計画策定。

完全な利益相反です。 http://goo.gl/vnEEjw

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古田 大輔氏

昨年7月にスタートした長期連載「原発利権を追う」。

九電王国と麻生家の関係を追求する新シリーズが始まりました→(原発利権を追う 九電王国:上)麻生一族と九電、結束脈々 圧倒的な影響力 hhttp://t.co/vPL4UraqTX

(高祖父は大久保利通、祖父は吉田茂。華麗な政界家系に生まれた麻生太郎副総理兼財務相(73)には、あまり知られていないもう一つの家系がある。実父が九州電力の初代会長なのだ。 福岡県飯塚市で炭鉱を営んでいた父・太賀吉(たかきち)氏が九電会長に就任したのは、吉田首相がサンフランシスコ講和条…)



http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/534.html

   

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