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2020年1月11日01時55分 〜
記事 [政治・選挙・NHK268] <遂に菅官房長官が違法認める!>桜見る会名簿、廃棄記録なし 不記載は「違法」 13年度から「行政文書で管理せず」 

2020年1月10日 毎日新聞 東京朝刊










桜見る会名簿、不記載は「違法」 菅氏認める、内閣府対応に
https://this.kiji.is/588215789166740577?c=39550187727945729
2020/1/10 13:22 共同通信


記者会見する菅官房長官=10日午前、首相官邸

 菅義偉官房長官は10日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿を「行政文書ファイル管理簿」に記載していなかった内閣府の対応に関し、公文書管理法違反に当たると認めた。「公文書管理法の関連規定、内閣府の文書管理規則に違反する対応だった」と述べた。

 菅氏は不記載となった理由を事務的な記載漏れと説明。「二度と起こらないよう、チェック態勢も今のままで良いとは思っていない」と述べ、再発防止を徹底する考えを示した。不記載だったのは、2013〜17年度分の桜を見る会の招待者名簿。公文書管理法はファイルの名称や保存期間などを管理簿に記載するよう義務付けている。



「桜」名簿、保管記録もなし 公文書管理法違反の疑い
https://mainichi.jp/articles/20200110/ddm/001/010/102000c
毎日新聞 2020年1月10日 東京朝刊

 首相主催の「桜を見る会」を巡り、菅義偉官房長官は9日の記者会見で、2017年度まで5年間の招待者名簿について「内閣府の当時の担当者の記憶では、行政文書ファイル管理簿に記載がなかった」と述べた。内閣府は従来、17年度までの招待者名簿は「保存期間1年の行政文書」だと説明していたが、実際には公文書管理法上の義務である管理簿への記載を怠り、当初から行政文書として管理していなかった疑いが浮上した。

 公文書管理法7条は、保存期間が1年以上の行政文書について、文書ファイルの名称や保存期間などを管理簿に記載するよう行政機関の長(内閣府は首相)に義務づけている。各府省は、公文書管理に関するルールを定めた政府のガイドラインに基づき、具体的な管理方法を文書管理規則で定めている。

 菅氏は9日の会見で「管理簿に記載すべきものが記載されていなかった。内閣府の文書管理規則に沿った対応がされておらず、内閣府に文書管理の徹底を指示した」と述べた。

 これまで内閣府は招待者名簿の保存期間について、17年度までは「1年」、18年度以降は管理簿への記載義務がない「1年未満」に設定していたと説明。安倍晋三首相や自民党の推薦による招待者数が増加した推移などについて、「既に名簿を廃棄したため分からない」などとしていた。

 ところが、17年度までの名簿について、ガイドライン上の義務である廃棄記録を残していなかったことに続き、そもそも管理簿にも記載していなかったことが判明した。保管や廃棄の状況を裏付けられない事態になっている。菅氏は管理簿への不記載の理由について「内閣府に聞いてほしい」と説明。内閣府は「現時点では詳細は不明」としている。【秋山信一】



「桜を見る会」名簿不記載 「公文書管理法に違反」 10日の菅氏会見詳報
https://mainichi.jp/articles/20200110/k00/00m/010/141000c
毎日新聞 2020年1月10日 15時15分(最終更新 1月10日 15時30分)


菅義偉官房長官=川田雅浩撮影

 菅義偉官房長官は10日の記者会見で、安倍晋三首相が主催した2013〜17年の「桜を見る会」の招待者名簿の廃棄記録や、行政文書を管理するための帳簿への記載がなかったことについて「公文書管理法に違反する対応だった」と認めた。「桜を見る会」の責任者である菅官房長官の責任については明言を避けた。主な一問一答は次の通り。【政治部、統合デジタル取材センター】

法令違反の原因「対応意識が少なかったんじゃないでしょうか」

 ――昨日の会見で2013〜17年の招待者名簿について、(公文書管理法で記載が義務づけられた)行政文書ファイル管理簿に記載がなかったという説明がありました。長官としては、公文書管理法に反していたという認識はあるんでしょうか。

 ◆記載漏れについてでありますけども、改めて確認をいたしました。その結果として、公文書管理法の関連規定、および内閣府の文書管理規則に違反する対応だったと、このように考えます。

 ――そうなると、第2次安倍政権での「桜を見る会」で保存すべき名簿は全て管理簿に記載されていなかったということになりますけれども、なぜこのような運用になっていたんでしょうか。

 ◆そこは担当者に確認をしているところでありますけれども、そうした問題に対しての対応意識が少なかったんじゃないでしょうか。(※事務方からメモが差し入れられる)まあ、そういう中で、内閣府に確認をする中で、そうした意識の中で記載がなかったと、そういうことだと。

本当に名簿は1年保存されていたのか

 ――管理簿への記載がなかったわけですけれども、本当に名簿はこれまで1年間保存されていたんでしょうか。

 ◆あの、そうだろうというふうに思います。あの、そういうふうに思ってます。

 ――管理簿への記載がなかったのに、なぜそう言えるのでしょうか。

 ◆事務的に、そこは内閣府で確認をしております。

 ――招待者名簿の管理簿や廃棄簿への記載がなく、ルールを逸脱した運用が行われてきました。長官はこれまで「ルールに基づいた保存、廃棄が行われた」と説明してこられましたが、この発言は何に基づいておっしゃっていたのでしょうか。

 ◆あの、私に対しての質問は、当時、その1年未満とした今年、去年(※ママ。政府は18年4月、招待者名簿の保存期間を「1年」から「1年未満」に変更した)の質問だったというふうに思います。そういう中においては、ルールに基づいて、適切に対応してきている。そういうことを私は申し上げてきました。

 ――公文書管理法の施行以降、政府内で1年以上の文書が管理簿に未記載だった事例を把握していますか。こうした事例はしばしばあるのでしょうか。

 ◆まず、内閣府や各省庁が行う、これ内部監査、その中でそのような事例が把握されていることもあると、このように聞いています。そのような場合、どうなっているのかということを聞きましたら、内閣府から各省庁に対し、注意喚起や必要な指導・助言、これは行ってきているようです。詳細は内閣府の公文書管理の担当にお尋ねいただきたい。このように思います。

 ――公文書管理法では管理簿に記載された行政文書を廃棄する際、首相の同意、実際の運用上は内閣府公文書管理課の同意を得る必要があります。管理簿自体に記載がなかったということは、こうした審査手続きを経ずに、担当部署が勝手に廃棄していたことになります。そうした認識でよいでしょうか。違うとすれば、どういう手続きで廃棄したと認識しているのでしょうか。

 ◆あの、当時の担当者によれば、管理簿、および廃棄簿に記載がなかったことから、廃棄の際に事前同意の手続き、これも得ていなかったということであります。

責任の所在については答えず

 ――先ほど公文書管理法違反を認めましたけど、どの部分が違反だったという認識でしょうか。

 ◆あの、私、昨日の発言の中で、この廃棄して、同意も得ずに廃棄したというのはそのことだと思います。

 ――管理簿に未記載だったこと自体はいかがでしょうか。

 ◆いや、それもそうじゃないですか。

 ――一般論として、管理簿への記載がなければ、廃棄の審査を含めて公文書管理が適切に行われていたかは分からず、公文書管理の仕組みが根底から覆ることになります。政府内では他にも同様の事案があるとおっしゃったが、今回の事案が深刻な事態であるとの認識はありますか。内閣府の責任、また「桜を見る会」責任者の長官自身の責任をどう考えますか。

 ◆あのー、担当者に詳細のことを聞きましたら、そうした事実があったということは事実でありますから、まあ、こうしたことは二度と再び起こすことがないように、そこはしっかりと内部で注意等をですね、そこはしっかり行っているところだと思っています。

 ――13〜17年の保存期間1年だった招待者名簿の管理はルールに基づいて行わず、公文書管理法違反だったとおっしゃった。にもかかわらず、直後の18年4月からは招待者名簿の保存期間は1年未満と即廃棄が可能な形に変更されています。5年間、管理簿にもなく、保存期間1年の設定が適切だったか、また不都合があったのか検証できるはずはないと思うが、どういう議論、経緯で1年未満の設定に変えたのでしょうか。

 ◆あのー、公文書管理法に基づいてガイドラインの見直し等があった時に、そのような形にしたということを報告を受けています。

「事務的な記録漏れ」と繰り返す

 ――先ほどのご答弁で、当時の名簿の管理を担当していた方が管理簿や廃棄簿に記載がなかったので、公文書管理課の事前の同意は廃棄時に必要ないと判断されたとおっしゃったが、そうすると当時の名簿管理の担当者は名簿が公文書、行政文書だという認識はなかったということでしょうか。

 ◆私、詳細については承知してませんけども、内閣府に確認したが、その事務的な記載漏れということでありました。

 ――未記載の経緯については今、担当者に確認されているというが、調査しているということでいいのでしょうか。

 ◆あの、確認した中で、事務的な記録漏れだったということであります。

 ――先ほど、こうしたことが二度と起こらないようにとおっしゃった。問題が起きたときに、長官はそういう答弁をすることが多いのですが、そもそもその前提として過去に何があったかであるとか、何が問題だったか、責任がどうだったかというのはきちんと把握されないと次の再発防止には進めないと思います。今回のこうした法律違反があったことについて、責任者としてはどういう行政責任があったと考え、それについて国民に対してどのような思いをお持ちなのでしょうか。

 ◆これ、昨日も質問される中で、私自身が直接もう一度調べさせていただきました。まあ、そういう中で、そうした事務的な記載漏れとか、これ数人でやっているようでありまして、そうした関係者から聞いたところ、そういう内容でありました。ですから、今後、二度と再びこうしたことが起こることがないように、チェック態勢というのも今のままでいいとは思っていません。



菅氏、違法性認めるも「5年連続記載漏れ」の不自然さ 「桜を見る会」名簿
https://mainichi.jp/articles/20200110/k00/00m/010/150000c
毎日新聞 2020年1月10日 15時32分(最終更新 1月10日 15時32分)


記者会見で質問を受ける菅義偉官房長官=首相官邸で2020年1月9日午前11時25分、川田雅浩撮影

 事務的ミスが続いただけか、意図的か――。菅義偉官房長官は10日の記者会見で、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡り、2017年度までの5年間の招待者名簿が行政文書ファイル管理簿に記載されていなかった問題について「公文書管理法に違反する対応だった」と違法性を認めた。ただ、未記載の理由は「事務的な記載漏れ」だと釈明。5年連続で「記載漏れ」が続いたとは考えにくく、不自然な印象であるため、野党からは「意図的な不記載だ」との批判も出ている。

 公文書管理法では、行政文書を適切に管理するため、1年以上保存する文書ファイルの名称や種別、保存期間などを管理簿に記載することを義務づけている。菅氏は9日の会見では管理簿への未記載について「内閣府の文書管理規則に沿った対応がされていなかった」とだけ説明していたが、10日には「改めて確認をした結果、公文書管理法の関連規定、および内閣府の文書管理規則に違反する対応だった」と違法性を認めた。

 また「担当者の(公文書管理などの)問題への対応意識が少なかった」と釈明。文書による裏付けがない中で、名簿が当時の内閣府の解釈に沿って1年間保存されていたのか問われると、「そういうふうに思う。事務的に確認している」と述べた。

 自身の責任を問われたが、明確には返答せず、「二度と再びこうしたことが起こることがないように、内部で注意などをしっかり行っている」と強調。「チェック態勢も今のままで良いとは思っていない」とも述べ、再発防止を徹底する考えを示した。

 17年度までの5年間の招待者名簿を巡っては、管理簿に記載されず、廃棄記録も残されなかったことが判明している。野党側からは「首相らの推薦者を含めて、政治家がらみの名簿だから、行政文書として意図的に残さなかったのではないか」との指摘が出ている。【秋山信一】



「桜を見る会」招待者名簿 13年度から「行政文書で管理せず」の疑い 管理簿に不記載
https://mainichi.jp/articles/20200109/k00/00m/010/199000c
毎日新聞 2020年1月9日 19時30分(最終更新 1月9日 20時45分)


「桜を見る会」で招待客たちと記念撮影する安倍晋三首相夫妻(中央右)=東京都新宿区の新宿御苑で2019年4月13日、喜屋武真之介撮影

 首相主催の「桜を見る会」を巡り、菅義偉官房長官は9日の記者会見で、2017年度まで5年間の招待者名簿について「内閣府の当時の担当者の記憶では、行政文書ファイル管理簿に記載がなかった」と述べた。内閣府は従来、17年度までの招待者名簿は「保存期間1年の行政文書」だと説明していたが、実際には公文書管理法上の義務である管理簿への記載を怠り、当初から行政文書として管理していなかった疑いが浮上した。

 公文書管理法7条は、保存期間が1年以上の行政文書について、文書ファイルの名称や保存期間などを管理簿に記載するよう行政機関の長(内閣府は首相)に義務づけている。各府省は、公文書管理に関するルールを定めた政府のガイドラインに基づき、具体的な管理方法を文書管理規則で定めている。


記者会見で質問を受ける菅義偉官房長官=首相官邸で2020年1月9日午前11時25分、川田雅浩撮影

 菅氏は9日の会見で「管理簿に記載すべきものが記載されていなかった。内閣府の文書管理規則に沿った対応がされておらず、内閣府に文書管理の徹底を指示した」と述べた。

 これまで内閣府は招待者名簿の保存期間について、17年度までは「1年」、18年度以降は管理簿への記載義務がない「1年未満」に設定していたと説明。安倍晋三首相や自民党の推薦による招待者数が増加した推移などについて、「既に名簿を廃棄したため分からない」などとしていた。

 ところが、17年度までの名簿について、ガイドライン上の義務である廃棄記録を残していなかったことに続き、そもそも管理簿にも記載していなかったことが判明した。保管や廃棄の状況を裏付けられない事態になっている。

 菅氏は管理簿への不記載の理由について「内閣府に聞いてほしい」と説明。内閣府は「現時点では詳細は不明」としている。【秋山信一】



「記録残さずに廃棄はいかんだろう」に内閣府課長「いかんです」 桜を見る会野党ヒアリング
https://mainichi.jp/articles/20200109/k00/00m/010/214000c
毎日新聞 2020年1月9日 20時12分(最終更新 1月9日 21時01分)


安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡る問題の野党追及本部のヒアリングで質問に答える内閣府などの担当者たち=国会内で2020年1月9日午前11時42分、川田雅浩撮影

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡る問題で、野党の合同追及本部は9日、政府側にヒアリングを行った。内閣府が2013〜17年に招待者名簿を廃棄した際、政府のガイドラインに従わず、廃棄記録を残さなかった点や、招待者の決裁について質問が集中した。主なやりとりは以下の通り。【江畑佳明、吉井理記/統合デジタル取材センター】

予算の範囲に抑えようとしなかった?

 奥野総一郎衆院議員(国民民主) (桜を見る会は)予算上、毎年8000人で積算している。実際の参加は1万人だが、予算の枠内で抑えようというチェックはしなかったのか。本来なら予算の範囲に抑えなければならないはず。言われたままノーチェックだったということか。

 中井亨・内閣官房参事官 ノーチェックということ自体は必ずしも正確ではないと思いますが、人数が増えたことについては、総理も官房長官も述べているように、過去の慣例のなかで増えてきたことを反省しなければならないと思います。

 奥野議員 予算要求と異なるのは仕方ない、歯止めをかけずに招待状を出したということか。

 中井参事官 結果として増えてきたことは事実です。

5年間の招待者名簿の廃棄「時期は記憶なし」は本当か?

 原口一博衆院議員(国民民主) 7日の官房長官記者会見で、記者から「2017年度までの5年間、招待者名簿などの廃棄記録を残していなかった」と指摘があった。公文書管理ガイドラインに違反していたことになる。菅義偉官房長官は「招待者名簿について廃棄簿に記載がなく、当時の担当者に聞き取りをしたが、記憶が鮮明でなく経緯についてはわからない」と答えている。これは事実か。

 酒田元洋・内閣府官房総務課長 まず、保存期間1年以上の文書は、保存期間が満了したときに廃棄簿に記載しなくてはならないと承知しております。2013〜17年の5年間は、廃棄簿に記載がなかった。どうして記載がないのか、当時の担当者に確認したら、記憶が鮮明でないのでわからないという報告を受けております。招待者名簿を管理していたのは内閣府の非常に限られたメンバーでやっていたので、廃棄の時期は不明ですが、廃棄済みであることは確かでございます。

 原口議員 なぜ? 廃棄簿に記載がなく、担当者に聞き取りをしたが経緯はわからない。ということは、廃棄していないのでは。

 酒田課長 担当者はいつかは記憶にないけれども、廃棄をしたと。

 原口議員 ガイドライン違反をいつしたかわからない、そこで済ませているのか。

 酒田課長 そこで済ませているというか、廃棄簿に記載せずに廃棄してしまったということです。

 原口議員 してしまったらいかんだろう。

 酒田課長 いかんです。

 山井和則衆院議員(無所属) 絶対におかしい。人間の記憶で、いつ廃棄したかわからないけど廃棄したというのはありえない。(実際は招待者名簿が)残っているのでは。

 酒田課長 実際問題、残っていないということと、本人の聞き取りも合わせて……。

 山井議員 どこかに隠してあるだけで、まだ持っているのではないか。絶対にないと断言できるのか。

 原口議員 なぜ廃棄簿に記載しなければいけないのか。

 富永健嗣・内閣府公文書管理課長 文書管理制度のなかで、保存期間が満了したときに取り得る措置は二つあります。国立公文書館に移管するのか、廃棄するのか。一連のプロセスがきちんと行われているかをわかるようにしておくということです。

「いつ廃棄したかわからない」はありえない

 原口議員 ガイドラインでは後から確認できるようにしている。記載がなければ確認できない。

 山井議員 絶対にないと断言できるのか。

 酒田課長 招待者名簿を管理・作成しているメンバーは限られています。そういった者に確認したところ、廃棄したと言っています。

 黒岩宇洋衆院議員(立憲民主) 5年間で、担当者は代わっているのか。

 酒田課長 5年の中で担当者がずっと一緒だったのではございません。


安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡る問題の野党追及本部のヒアリングで内閣府などの担当者たちに質問する議員たち=国会内で2020年1月9日午前11時41分、川田雅浩撮影

 黒岩議員 何人いるのか。

 酒田課長 人数は承知しておりません。

 原口議員 聞き取りをしているのだから、何人に聞き取りをしたか知っているはずだ。知らないとは言えない。

 酒田課長 人事課のほうで確認したということでございます。

 黒岩議員 おかしいじゃないか。人事課の話も全部確認してここに来ているのではないか。5年間で担当は何人か。

 酒田課長 何人というところまでは聞いておりません。

 原口議員 何人かはわからないけれど、その人たち全員がガイドライン違反をしたということか。それはありえない。

 黒岩議員 5年分聞き取りしたのだろうから、聞き取りをした文書はあるだろう。

 酒田課長 そういった文書があるか承知しておりません。

 黒岩議員 人事課長を出して。

 山井議員 (招待者名簿を担当していた)全員が、(廃棄簿に)記載するのを忘れていた。全員がご丁寧に、「いつ廃棄したかは覚えていない」。それはありえない。
「勝手に廃棄」は処分対象になるのでは?

 黒岩議員 (招待者名簿は、公文書管理法で文書の名称や保存期間などの記載が義務づけられている)行政文書ファイル管理簿に入れた後に廃棄したことになる。

 酒田課長 行政文書ファイル管理簿に載せたのか、載せていないかがわからないということです。

 原口議員 管理簿に載せているかいないかもわからないのか。

 奥野議員 それではガイドライン違反になるのではないか。きちんと調査をして、行政文書ファイル管理簿にいつ載せたのか、載せていないのかはっきりさせてほしい。

 黒岩議員 ガイドラインを説明して。

 富永課長 「行政文書の管理に関するガイドライン」は内閣総理大臣決定という形式でして、位置づけとしては、公文書管理法に基づいて各省の文書管理規則を定めるよう義務づけられています。この文書管理規則を作る上で、盛り込む必要のある事項をガイドラインとして決めたというものです。

 奥野議員 今の話だと、ガイドラインは内閣府の文書規則になって盛り込まれている。つまり、(招待者名簿を)行政文書ファイル管理簿に載せていない、あるいは勝手に廃棄するのは、内閣府の規則違反になるということだ。内閣府は調査が必要だ。

 酒田課長 いろんなやり方があると思いますが、どういう経緯で廃棄簿に載せなかったのか、そういったことについてはきちんと調査しなくちゃいけないのかなと思います。

 黒岩議員 省令違反になれば、処分の対象になりうるはずだ。

 酒田課長 処分の対象になるかどうか、ここで軽々にここで申し上げることは差し控えたいと思います。

入札前の業者との打ち合わせ、2017年から

 黒岩議員 入札前に行っていた業者との打ち合わせについて。2017年以前は、いつから打ち合わせするようになったか? 打ち合わせを受けて仕様書が作成されたのはいつか?

 酒田課長 確認しましたところ、2017年からで、17、18、19年ということでした。それから、仕様書を作成したのはいつごろか。要するに仕様書ができたのはいつかと解釈しました。直近の19年については、飲食業務の公告は2月28日でした。従って、2月下旬ごろに完成したということです。設営業務は公告が3月14日。従って、こちらの仕様書は、3月14日の少し前の時期にできていた。それから、打ち合わせのメモは特に残っていないということでした。それから、仕様書は今、提出に向けて準備しているところです。

 山井議員 過去3回は、事前の面談なり打ち合わせをしたということ?

 酒田課長 はい。打ち合わせという言葉がいいかどうかはあれですが、気づきの点をお伺いする場を設けさせていただいたと。

 山井議員 「今年は何日です」という話はしているのだろう。

 酒田課長 日程は何日というのは、まだその時点で決まっておりません。ですので、お話はしていないのですが、ただ、過去、これくらいの時期に、過去の例として、どれくらいの時期にやってきていますという話はどうもしたようです。

 山井議員 振り返りと言いながら、過去の事例をもとに、4月のこれくらいの時期だったという話は、事実上今年の時期を類推させる。それは、入札に関して非常に重要な情報では? 事前の打ち合わせそのものだ。

 酒田課長 日程につきましては、過去どういうふうにやっていたのか、いつごろやっていたのかというのは、例えば首相官邸HPなどを見れば明らかですし、新聞報道で出されています。過去いつやっていたかをお伝えすることで、何かメリットがあるというふうには考えておりません。
招待者の決裁を取らなくなったのは「事務の簡素化」

 黒岩議員 「桜を見る会」に参加者を招待する際、(民主党政権の2012年まで)首相決裁を取っていた理由と、(第2次安倍晋三政権の2013年から)決裁を取らなくなった理由は?

 酒田課長 2010年までは取っていました。11、12年は会を開催していません。13年以降は決裁簿を確認したところ、こういった決裁を取った形跡がなく、そういったことを前回、説明させていただきました。

 黒岩議員 不思議でしょうがない。安倍さんが首相になったとたんに決裁がなくなった。決裁規定を変更しているはずなので、「決裁規定を変更した」という決裁文書を出して。

 酒田課長 決裁規定を変更した、ということは特にございません。どういったものを決裁するかはそれぞれの省庁や部署の判断です。「桜を見る会」の手続きについて決裁を取るかどうか、当時の判断は「事務の簡素化」の一環として取らなくなったということです。

 黒岩議員 決裁規定はないのか。

 酒田課長 決裁規定で「『桜を見る会』の決裁を取るのをやめる」というものはございません。

 奥野議員 もともとこれは首相決裁だった。首相主催だから。最終的に誰を招待するか、首相にはかっているわけだ。それを簡素化のためにやめたなら、首相の了解を取ってやめたのか。

 酒田課長 13年当時の担当者に聞き取りをしましたが、なぜ決裁をやめたのかについてはっきりした記憶がないということでございます。


安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡る問題の野党追及本部のヒアリングで内閣府などの担当者たちに質問する議員たち(右列)=国会内で2020年1月9日午前11時39分、川田雅浩撮影

 奥野議員 もう一回経緯を洗い直してほしい。あまりにずさんだ。

 酒田課長 きちんと当時の担当者に確認した上でお答えさせていただいておりまして、何度聞いても同じなんじゃないかなあと思います。

 原口議員 じゃ、なんで「事務の簡素化(で決裁をやめた)」と分かるのか。

 酒田課長 ま、事務の簡素化、毎年の慣行でやってきて、事務の簡素化ということだと思います。

 原口議員 だってさっきあなたは、担当者が「なぜか分からないと言っている」と言った。

 酒田課長 事務の簡素化の一環として、(決裁を)行わないことにした、というのが、当時の状況からしてそうだったのかなと思います。

 原口議員 それは酒田課長の推測?

 酒田課長 いえいえ。当時、事務を簡素化していこうという流れがあったかと思います。

 奥野議員 どのレベルに(簡素化で決裁をやめたと)確認したのか。

 酒田課長 担当に確認いたしましたけれども、どういった経緯で決裁を取らなくなったのか、詳しいことは分からないということでございます。

 奥野議員 聞いた担当というのは係長なのか課長なのか局長レベルなのか。

 酒田課長 まさに担当者です。

 原口議員 人事課の記録・調査係に聞いたのか。

 酒田課長 人事課で当時担当していた者に確認をいたしました。

 奥野議員 その上司に確認しなかったのか。

 酒田課長 担当者に確認しました。

 柚木道義衆院議員(無所属) それを認めてしまったら、結局、誰の責任かも分からない。税金が目的外使用されても誰も責任を取らなくていいと、皆さんがしたことになる。

 酒田課長 決裁を取ったか取っていないかは、直接リンクしないのかなあと思いますけれど、いずれにせよ担当に確認しましたが、「事務の簡素化」以上に詳しくは分からなかったということです。

 黒岩議員 担当者は1人以上?

 酒田課長 そこは控えたいと思います。

何人に確認したかは「本質ではない」

 黒岩議員 1人か2人か答えられないのはどうして? 個人情報? セキュリティー?

 酒田課長 当時担当していた者に確認したということでございます。

 黒岩議員 だから何人か聞いている。名前も聞いていない。

 酒田課長 当時担当していた者に確認を……。

 黒岩議員 だから1人なのか2人以上なのか。なぜ答えられないのか。

 酒田課長 当時の担当に確認を……。

 黒岩議員 何を言っているのか。なんで答えられないのか。

 酒田課長 あのう、すいません。なんで答えられないのかですが、当時の担当に確認をさせていただきました。それが何人なのかは、あんまり本質なのではないんじゃないかと思います。当時の担当に私、確認をいたしまして、このようにお答えをさせていただいております。

 黒岩議員 本質かどうかじゃない。ここで私が教えてほしいと言っている。

 酒田課長 ……。

 原口議員 いや、本質だ。だって2人が「分からない」と言っているのか、1人が「分からない」と言っているのか。

 黒岩議員 だから何人か。

 酒田課長 当時の担当に確認をしたということでございまして、それ以上のお答えは差し控えさせて頂きます。

 (野党側「ちょっと待てよ」などとどよめき)

 原口議員 あなた、安倍首相の答弁によく似ている。私たちが聞くと、「そんなことは大事じゃない。こっちが大事です」と。このはぐらかしはダメ。だって当時の人の記憶がないのだろう。

 酒田課長 事務の効率化以上に、確かな記憶はなかなかないということでございます。

 原口議員 あなたはここに(内閣府を)代表して来ているといいながら、システムについても答えなければ、人事課のことについても分からない。(野党が)「人事課の担当者に来てほしい」と言えば、「私が代表して来て答えますからその人たちはいりません」と。この態度はよくない。




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/766.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 首位は日本を代表する虚言癖…2019年の「バカ」トップ10 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)
 


首位は日本を代表する虚言癖…2019年の「バカ」トップ10 それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267413
2020/01/11 日刊ゲンダイ


第1位の安倍晋三首相(C)共同通信社

 2019年も相変わらずバカな年だった。トップ10を挙げておく。

【第10位】屋山太郎

 妄想系デマ垂れ流しライターの重鎮。静岡新聞に「徴用工に賠償金を払えということになっているが、この訴訟を日本で取り上げさせたのは福島瑞穂議員」「実妹が北朝鮮に生存している」などとデマを書いて裁判で敗訴。

【第9位】百田尚樹

 トンデモ本「日本国紀」が話題に。フランシスコ・ザビエルとルイス・フロイスを間違えていた件に関しては「どっちにしても外人や」。「文芸の業界うんざり」と小説家引退を宣言し、ネット上で「どうせ閉店商法だろ」と揶揄されていたが、半年もしないうちに引退を撤回。「かまってちゃん」から引退したほうがいい。

【第8位】菅義偉

 メディアの統制を進めてきた外道。緊張が高まる中東地域への自衛隊派遣について「心配はしていない」と発言。すがすがしいまでの人間のクズ。

【第7位】竹田恒和

 フランス検察は、日本オリンピック委員会会長の竹田の訴追(贈賄容疑)に向けて予審手続きを開始。竹田は退任したが、身の潔白が明らかになったわけではない。このまま逃げ切るのか。

【第6位】下地幹郎

 中国脅威論を唱えていたが、中国企業から100万円の賄賂をもらっていたというオチ。維新クオリティー。

【第5位】橋下徹

 引きこもりの長男を殺害した元農林水産事務次官について、「同じ立場だったら、僕も熊沢氏と同じ選択をしたかもしれない」と発言。親が「危険性がある」と判断しただけで殺人を正当化できるなら、あらゆる虐待が見逃されることになる。こんなのが弁護士。いい加減にしろよ。

【第4位】長谷川豊

 日本維新の会元支部長。「相手(エタ・ヒニン)はプロなんだから、犯罪の」と被差別部落を誹謗中傷し、参院選に出馬できず。アホすぎ。

【第3位】山口敬之

 元TBSの強姦魔。伊藤詩織さんレイプ裁判で敗訴。山口を擁護していた連中を含め、安倍の周辺はこんなのばかり。

【第2位】小泉進次郎

 バカ発言を連発し、年末には三股不倫が発覚。ポンコツ大臣からポコチン大臣へ出世した。

【第1位】安倍晋三

 日本を代表する虚言癖。行政府の長なのに「私は立法府の長」と繰り返し、憲法改正を「私の手で成し遂げる」と発言。自分の権限も役職も理解していない。今年もバカな年になりそうですね。



適菜収 作家
1975年生まれ。作家。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体」など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。












http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/767.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「桜を見る会」と堕ちた官僚たち 「普通に汚職ですよ」ある官僚は言い切った  森功・ノンフィクション作家(文藝春秋)
「桜を見る会」と堕ちた官僚たち 「普通に汚職ですよ」ある官僚は言い切った
文藝春秋 新春特別号 ※キャプチャー

















桜を見る会のポイント
http://mori13.blog117.fc2.com/blog-entry-2485.html
2020-01-10 森功のブログ

 2020年は波乱の幕開けになりました。こちらも忘れてはいけません。本日発売の文藝春秋2月号に「桜を見る会」について書きました。

「観光バスを連ねて馳せ参じた大勢の地元後援者」や「ホテルオークラ前夜祭の有権者買収疑惑」、「招待者名簿という公文書の廃棄」から「年々肥大化する行事予算」、さらには「首相夫人とデリバリー業者との蜜月」や「紛れ込んだ反社会勢力との交友」……。

内閣総理大臣主催の桜を見る会にまつわる醜聞が、年を越してなおとどまるところを知らない。森友加計問題をはじめ、防衛省や厚労省の文書隠蔽でさらけ出してきた安倍晋三政権の見苦しさが、極まった感すらある。

たかが花見と侮るなかれ。シンプルなだけに問題がよりいっそう伝わりやすい。野党は攻める手を広げ過ぎて問題の焦点が定まらない、というまさにピントの外れたマスコミの指摘もあるが、むしろここまで緩んだ長期政権の成れの果てに見える。

「公職選挙法や政治資金規正法違反の疑いがあるという前に、十七台もバスを仕立てて税金で政治活動をする。普通の感覚で見て、汚職です。総理大臣という職を汚している」

 ある政府の高級官僚に感想を求めると、そう切って捨てた。焦点の一つが膨れ上がった招待者の数である。

所管官庁である内閣官房と内閣府が作成した二〇一九年一月二十五日付の〈「桜を見る会」開催要領〉によれば、四月十三日開催の〈招待範囲〉は、皇族や元皇族、各国大使、国務大臣、各省庁の事務次官および局長等の一部、都道府県知事および議会の議長等の一部、その他各界の代表者等となっている。人数は〈計1万人〉だ。しかし集まったのは一万八千人を超える。会に関係する別のある官僚は、こう指摘した。

「一万人はほぼ毎年人数が決まっています。各省庁から定年を前にした部長級以上の幹部職職員を数人ずつ選び、皇族枠や大使枠も同じように、招待人数に変化がありません。したがって問題はそれ以外の八千人。そこが総理推薦など従来にない別枠です」(以下略)

 20日開幕の通常国会、見ものです。





http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/768.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 『紙の爆弾』二月号が追った中曽根とCIAの関係の奥の奥に潜む亡国日本の悲惨な黒い影

中曽根が101歳であの世に行ったが、その犯罪を糾弾せずに大勲位の功績を讃えて、安倍よりも増しな宰相として飾り立てた、日本のメディアの堕落は、ここまで腰抜けになるかと思いたくなるほどだ。権勢をふるった山県有朋が亡くなった時に、石橋湛山は「死もまた、社会奉仕」と書き、暴君が国家と国民に与えた弊害を論じて、その死をお祭りごとに終わらせなかった。
https://shimirubon.jp/reviews/1691950
所が今の日本には石橋湛山ほどの見識の人はいない。それでも辛うじて『紙の爆弾』二月号に、吉田茂に関して二つの記事があり、マットアマノと藤原肇が書いている記事で、世界で活躍する藤原が中曽根とCIAについて、次のように書いていたが、中曽根の犯罪はこんな程度で許して良いのだろうか。
「・・・衆議院議員だった中曽根議員が渡米して、ハーバード大学のゼミに参加したのはその頃だった。そこで、後のニクソン政権下で暗躍するキッシンジャー助教授から核武論を吹き込まれ、原子力について興味を強めた。しかも、中曽根を夏季ゼミに参加させ、キッシンジャーに結びつけたのは、ジョーンズ・ホプキンス大学が首都ワシントンに持つ、「高等国際研究大学院」のセイヤー教授である。彼はCIAのアジア太平洋部長だった。
 セイヤー教授は中曽根を核武装論者にと仕上げ、間近に迫った保守合同の布陣に、中曽根に理論武装の手助けをした。だから、帰国した中曽根は大急ぎで原子炉調査予算案を作って、2億3500万円の調査費を獲得し、日本の原子力計画が動き出した。愚かな原発路線の出発点として、54基の原発が地震列島の上に作られた。・・・岸信介や正力松太郎の場合はCIAのエージェントとして行動したが、用心深い中曽根は政界に潜み、通産相や関連閣僚になり、行政面からのアプローチを使い、原発路線を核武装のために推進した。・・・」
だが、これは中曽根の犯罪の氷山の一角にすぎず、「日航123便撃墜事件」「プラザ合意」「ハープ兵器の資金」「P3C絡みのロッキード疑獄」などに関係し、今の日本の亡国現象の原因を作っている。
http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/739.html
これだけの大犯罪を犯した中曽根に対して、きちんと総括できない無様な日本人は、安倍に舐められて出鱈目を放置して苦しんでいるのである。

http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/769.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 五年間もの「公文書破棄」を「事務的な記録もれだ」とは聞いて呆れる。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/01/blog-post_57.html
1月 11, 2020 日々雑感(My impressions daily) 

<事務的ミスが続いただけか、意図的か――。菅義偉官房長官は10日の記者会見で、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡り、2017年度までの5年間の招待者名簿が行政文書ファイル管理簿に記載されていなかった問題について「公文書管理法に違反する対応だった」と違法性を認めた。ただ、未記載の理由は「事務的な記載漏れ」だと釈明。5年連続で「記載漏れ」が続いたとは考えにくく、不自然な印象であるため、野党からは「意図的な不記載だ」との批判も出ている>(以上「毎日新聞」より引用)


 10日の記者会見で2017年までの5年間の「桜を見る会」の招待者名簿が行政ファイル管理簿に記載されてなかったのは「公文書管理法の違反する対応だった」と違法性を認めたという。何ということだろうか。

 公文書を勝手に破棄したり、電子記録を消去したりすることは断じて許されない「公文書管理違反」だ、ということは常識ではないか。それを記者会見で官房長官に確認する記者たちは自らを常識を欠く記者不適格者だという認識すらないのだろうか。

 官邸の記者会見が官邸広報機関に堕して久しい。日本のマスメディアは殆ど死滅している。マスメディアが第三の権力といわれたのは日本では遠い昔のことだ。嘘だと思うならテレビの報道番組を見ると良い。かつて論客として名を知られた一言居士たちは失脚して、官邸に都合の良い官邸擁護の発言しかしない腑抜けのような連中がニタニタ顔を並べているだけだ。

 公文書を「隠蔽」したり「改竄」したりしただけで、かつては内閣がフッ飛んでいた。ましてや「桜を見る会」などのようにあらゆる証拠から安倍氏による私物化が判明しても、囂々たる非難がマスメディアから湧き上がらないとは、記者や政治評論家たちはすべて「不感症」になったかのようだ。

 そして菅氏は「事務的な記載漏れ」だと説明したというが、それで官邸記者会見に居並ぶ記者たちは得心して頷いたのだろうか。「事務的に記載漏れ」が五年間も続いたというのは官僚諸氏のみならず、内閣府を取り仕切る官房当局、つまり官房長官・菅氏の責任ということではないか。そこを指摘して記者諸氏は誰一人として追求しなかったというのだろうか。

 公文書は「国家の記録」だ。政治は政治家の個人的な趣味で行っている絵空事ではない。政治は国民の負託を受けて税金で行われる厳粛な国家事業だ。そうした認識もなく、公文書の「隠蔽」を「事務的な記録もれだ」と言い訳をするとは、国家の主権に関わる官邸を取り仕切る政治家としてお粗末極まりない。

 国民はこの程度のお粗末な政治家にいつまで官邸を任せるつもりだろうか。彼らに日本を取り仕切る見識があるとでも思っているのだろうか。政治家が劣化した責任の一端は国民にある。

 国民が政治家を厳しい目で監視しなければ権力と好待遇の上に胡坐をかく。ヌケヌケと大嘘を吐いて、仕事をしているフリをする。アホノミクスで国民が貧困化しても口先で何とでも誤魔化せる、と自信満々だ。ここまで政治家を堕落させたマスメディアの責任は重い。

 野党の力が落ちているから与党がだらしなくなる、とはフェイクニュースもいいとこだ。元々多数決で物事を決める仕組みでは少数派の意見は何も通らない、というのが民主主義の最大の欠陥だ、というのも常識ではないか。そのために「報道の自由」が憲法で保障されている。

 つまり国民に実情を知らせてこそ、民主主義が機能する、という民主主義の欠陥を補完する重要な機能がマスメディアにあることを忘れた、お追従花盛りの日本のマスメディアこそが大問題なのだ。安倍自公亡国政権に篭絡された日本のマスメディア関係者諸氏は万死に値する。ことにテレビは酷すぎる。

 官邸記者会見で菅氏は政府の公報の場であって、質疑の場ではない、と執拗な質問を行う女性記者の発言を封じたことがあった。それに対して官邸記者クラブは一言でも批判しただろうか。「お前たちは官邸の広報機関だよ」と言われて、黙り込んだだけではないか。その姿だけを以てしても、日本のマスメディアは腐り切っている、と批判されても仕方ないだろう。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/770.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 菅、桜文書管理の違法を認める&昭恵懇意の業者と「気付き」の打ち合わせ?+海自に中東派遣命令(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28794995/
2020-01-11 05:56

【テニス女子のブリスベン国際・・・大坂なおみは9日、過去1勝2敗と苦手にしていた14位のケニン(米)に1セットめをとられるものの、6−7(3)、6−3,6−1で逆転勝利。10日の準々決勝でも、9位のベルテンス(蘭)に6−3,3−6,6−3で勝利し、準決勝に進んだ。

 なおみちゃんは、すごいサーブやショットを決める時もあるのだが。今季が始まったばかりなので、まだプレーが安定していない感じ。

 精神面でも相変わらず、試合中にマイナス志向になってしまうようで。10日も、2セットめをとったのに、相手がレストタイムをとったこともあってか、コーチング・タイムを要請。何か暗い表情で「なんか固くなってしまう」「ストレスを感じちゃう」とぼやいていたのだけど。新しくコーチになったフィセッテが「でも、この2試合、リラックスしている時には『本物のなおみ』になっていたよ。ミスをしてもいい。ミスはテニスの一部なんだから」とやさしく諭すように語りかけてもらい、ちょっと落ち着いた様子。今年も精神面の安定&コーチとの連携が課題になりそうだ。(・・)】

* * * * *

 まずは、桜を見る会の続報から・・・。

 今週、ブログに書いたように、内閣府が「桜を見る会」の13〜17年分の招待客名簿を、行政文書の管理簿にも記載せず。文書を破棄した後、廃棄簿にも記載していなかったことが判明。さらに、廃棄前に必要な首相の同意手続きを取っていなかったことも明らかになったとのこと。^^;

 そして、何と菅官房長官がこの3点が事実であること&違法であることを認めたという。(・o・)

<ただし、また「事務的な記載漏れだった」「問題への対応意識が少なかった」などと弁明していたようなのだけど。行政府の公務員は、極端な話、「文書が命」なのだから。行政文書の作成、管理ができていなければ、アウトなのであって。違法な行為に対する責任の所在を示して欲しいものだ。(-"-)>

『「桜を見る会」名簿、廃棄記録なし 菅長官、違法認める
1/10(金) 13:01配信朝日新聞デジタル

 菅義偉官房長官は10日の閣議後会見で、「桜を見る会」の2013〜17年度の5年分の招待者名簿の取り扱いで、公文書管理法違反があったことを認めた。同法8条が定める廃棄前に必要な首相の同意手続きを取っていなかったことも明らかにした

 法令順守と、行政事務の重要な意思決定を文書に基づいて行う「文書主義」は、公務員が守るべき大原則。その基本すら守られていない現状が明らかになった。ルールに基づき対応してきたというこれまでの政府の説明は根底から覆ったことになる。

 菅氏は9日の会見で、保存期間など名簿の取り扱いを記す行政文書の管理簿への未記載を認めたが、法令違反にあたるかどうかは言及を避けていた。10日の会見では「公文書管理法の関連規定、内閣府の文書管理規則に違反する対応だったと考えている」と明言。(1)管理簿への未記載(2)名簿を廃棄した日などを書き入れる廃棄簿への未記載(3)廃棄前に必要な首相の同意手続きがなかったこと、の3点を認めた。

 ただ、理由については「事務的な記載漏れだった」と説明。「担当者に確認しているところだが、こうした問題への対応意識が少なかったのではないか」とも話した。内閣府や、桜を見る会の担当閣僚としての菅氏自身の責任についても記者から問われたが、「こうしたことを二度と再び犯すことがないよう内部で注意をしっかり行っているところだと思う」と述べるにとどめた。

 首相が主催する内閣の公的行事「桜を見る会」をめぐっては昨年秋以降、安倍晋三首相の地元有権者が多く参加していたことが明らかになり、「私物化」との批判が続いている。しかし、真相解明の鍵となる招待者名簿について、政府は「第2次安倍政権以降の招待者名簿はすべて廃棄済み」と説明し、再調査しようとはしていない。朝日新聞社の昨年12月の世論調査では、桜を見る会の一連の問題についての安倍首相の説明は、74%が「十分ではない」と答えている。

 公文書管理法が「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」と位置づける公文書だが、安倍政権ではこれまでもずさんな扱いぶりが問題となってきた。

 森友学園への国有地売却問題では財務省が公文書を改ざん、廃棄した。国会答弁で存在しないとしてきたイラク派遣の際の陸上自衛隊の日報も後に見つかった。首相官邸で首相が省庁幹部と面談した際の記録を官邸側が作っていないことも明らかになっている。(安倍龍太郎)(毎日新聞20年1月9日)』

* * * * * 

 また、先日、桜を見る会の飲食業務を13年から担当している「JCコムサ」の幹部が安倍昭恵夫人と懇意で、何回か夫妻で食事を楽しむことがあったという話を書いたのだが・・・。

 野党のヒアリングに対して、内閣府は17、18年と2年連続して、入札の前に会っていたことがわかった。^^;
 
<今度、特集を組みたいぐらい、意味不明の詭弁回答を繰り返す内閣府の酒田官房総務課長は、「「打ち合わせではなく、気づきをきいただけ」とか言ってたのだけど。学校やコーチングの場じゃあるまいし。こういう場で、「気づき」なんて言葉を使うこと自体、ふざけてるよね。(-"-)>

『17、18年も桜見る会で会合 内閣府、入札前に請負業者と

 19年に開催された桜を見る会を巡り、内閣府が18年に関連業務を請け負った業者と入札前に打ち合わせをしていた問題で、同様の打ち合わせを17、18年にも行っていたことが9日、分かった。同日に国会で開かれた野党追及本部のヒアリングで内閣府の担当者が明らかにした。

 計3回の打ち合わせには、飲食物提供業務を請け負った「ジェーシー・コムサ」と、設営業務の「ムラヤマ」の担当者が参加。2社は17〜19年、打ち合わせの後、業務を受注していた。

 野党は、ジェーシー・コムサの取締役が首相夫妻と友人関係にあることに関し「友人の会社だから、お伺いを立てたのではないか」と追及した。(共同通信20年1月9日)』

『山井和則衆院議員(無所属) 桜を見る会すべてが安倍晋三首相、夫人の昭恵氏のお友だち優遇じゃないかと言われている。業者についても毎年、昭恵氏の知人の会社が担当している。もちろん、公正な入札なら問題ないのかもしれないが、2月に入札があるのに、1カ月前に打ち合わせがあったというのは極めて不適切。どのような打ち合わせがあったのか。また、内閣府の他の行事で、入札前に打ち合わせをすることがあるのか、教えてほしい。

 酒田元洋・内閣府官房総務課長 どういった打ち合わせをしたのかということですが、前年の桜を見る会について、飲食の業者さん、会場設営の業者さんにそれぞれ声がけをして改善点、気づきを聞く場だったということです。なにかその、内閣府の方から、入札公告に関する情報を伝えた、ということではありません。他の例は把握しておりません。・・・

今井議員 打ち合わせをした業者と、していない業者とでは、そこに不公平感が生じるのではないか。

 酒田課長 話し合いではありません。気づきをうかがう場で、前年の業者と話し合いをしました。「こうしましょう」という方向性を決める場ではなかったということです。(毎日新聞20年1月9日)』

 話は変わって、今日11日、安倍首相は中東3カ国歴訪に出発することになった。(・・)

 中東3カ国と言っても、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーンと3国とも米軍が駐留しており、いざとなれば守ってもらえそうな国々。

 政府は、米国とイランが本格的な戦闘状態にははいらないと判断し、3国の訪問を決めたようだ。^^;

 ただ、トランプ米大統領は9日に、軍事攻撃は考えていないと言ったものの、経済制裁には言及。

 米大統領は、イランの幹部や国民にとっては、ある意味で、軍事攻撃よりも経済制裁の方がダメージが大きいことがわかっており、早速、追加制裁を発表した。(-_-;)

 また、8日にイランがイラクの米軍基地を攻撃した直後に、イランの空港を出発したウクライナ機が、離陸直後に何かが起きて墜落し、乗客・乗員176人が全員死亡するという事故が起きたのであるが。イランは「自国が攻撃したわけではない」と強く否定している。

 しかし、米国や一部の国々が、映像その他のデータを解析し、イランの地対空ミサイル2発によって撃ち落とされた可能性が大きいと発表。一応、「イランが誤って発射した可能性がある」と言っているものの、経済制裁とこの発表によって、イランとの関係がまた悪化し始めているのが実情だ。_(。。)_

* * * * *
 
 しかし、米国に対して、「有志連合」に参加する代わりに、独自に自衛隊を中東に派遣すると公言してしまった安倍内閣は、本当は周辺の海域も、かなり危険性大きくなっているとわかっているのに、いまさら後には引けず。

 10日、河野防衛大臣が、ついに派遣の命令を出したという。(-"-) 

『河野防衛大臣は、海上自衛隊の護衛艦とP3C哨戒機の中東海域への派遣を命令しました。

 「今まさに、中東地域における日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集活動の実施を命じたところであります」(河野太郎 防衛相)

 これにより、11日、沖縄を出発するP3C哨戒機2機と来月2日に横須賀港を出港する護衛艦「たかなみ」に、「調査・研究」に基づく情報収集任務が付与されることになります。P3Cは今月20日から、護衛艦「たかなみ」は来月下旬から現地での活動を始める見通しで、期間は12月26日までの1年間となります。(TBS20年1月10日)』

『日本の関連船舶が襲われるなど「不測の事態」が生じた場合は、防衛相が海上警備行動を発令する。その場合、武器を使用しての防護対象は日本籍船だけとなる。

 命令で活動する海域は、オマーン湾▽アラビア海北部▽バベルマンデブ海峡東側のアデン湾――の公海で、アラビア海北部については北緯12度以北と明示した。活動期間は12月26日までの約1年で延長も可能。派遣規模は護衛艦と哨戒機部隊を合わせて約260人。

 河野氏は、記者会見で「我が国が輸入する原油の9割はこの海域を通る。日本の関係船舶の航行の安全確保に必要な情報収集は極めて重要だ」と意義を強調。中東情勢については「緊張が高まっている状況にはある。だからこそ情報収集活動を強化しないとならない」と述べた。(毎日新聞20年1月10日)』

 mewは、この時期に海自を中東に派遣すること自体、反対なのであるが。仮に派遣する場合には、きちんと国会で審議して、もっと国民の声をきくべきだし。本当に派遣の必要があるなら、不測の事態に備えて、きちんと装備をすべきだとも思うのだ。

 しかし、安倍内閣は国民に「調査研究」のための派遣だと言って騙し、自分たちの勝手な思いや都合で、国会の審議を経ないまま、中途半端な状態で海自を危険な地域に派遣するわけで。そんな無責任な人には、安保軍事を任せておけないと思うmewなのである。(@_@。

 THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/771.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 暗殺大統領の自制を評価の狂気 それに追随、盲従する国のトップ もはや正気とは思えない(日刊ゲンダイ)







大統領選のために戦争ゲーム 「自制を評価する」おかしさ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267397
2020/01/10 日刊ゲンダイ


アドリブなしでプロンプターを見ながら(C)ロイター

 すわ全面戦争か、と世界中が緊張感をもって見守ったトランプ米大統領の8日午前(日本時間9日未明)の記者会見は、イラク駐留米軍にミサイル攻撃したイランへの報復を追加の経済制裁にとどめ、武力行使は否定。とりあえず最悪の事態は避けられたといえる。

 トランプが自制したとして安堵のムードが広がり、原油の先物価格は急落。東証も大幅反発し、9日の終値は前日比535円11銭も値を上げ、2週間ぶりの高値を付けた。

 トランプに忖度してか、これまで国際社会にほとんど発信をしてこなかった安倍首相も早速、「自制的対応を評価する」とトランプを持ち上げていたが、ちょっと待って欲しい。「評価」でいいのか。これでむちゃくちゃな暗殺がチャラになるのか。

 そもそもイランからの攻撃を招いたのは、今月3日に米軍が、イランの英雄である革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官らをドローンによる空爆で殺害したことが原因だ。国連憲章違反の先制攻撃と非難されても仕方のない暗殺だった。会見でトランプは「イランも沈静化の方向に向かっているようだ。これは世界にとって良いことだ」と満足げだったが、どの口が言うのか、である。

「一体、何だったのかというような『大トランプ劇場』でした。トランプ大統領は中東からの米軍撤退を支持者に約束してきた。しかしその一方で、支持者は『強いアメリカ』も望んでいる。イランをギャフンと言わせたいが、全面戦争する気はなかったのです。そんな荒っぽいやり方ですから、薄氷を踏むような戦争回避でした。それはトランプ氏の会見からも読み取れた。プロンプターを見ながら話し、一言もアドリブがなかったのです。支持者向けには勝利宣言ですが、イランには、これ以上はやめようというメッセージだったわけです」(上智大教授・前嶋和弘氏=現代米国政治)

全面戦争なら長期化必至

 トランプ自制の裏にはイランが米軍基地を攻撃した直後に、米国に送った自制を求める書簡があったことも分かった。米国の利益代表を務めるスイスを通じて米国に「反撃しなければ、攻撃は続けない」と伝えたのだという。もちろんイランだって米国との全面戦争は回避したい。しかし、最高指導者ハメネイ師は「イランの最終目標は中東における米国の影響を終わらせること」だと演説している。完全に矛を収めたわけではない。

 イランは米国に対する当てつけのように国連に書簡を送り、米軍基地攻撃について「国連憲章51条に基づく自衛権を行使した」と報告した。書簡では、民間人や市民の財産に巻き添え被害はなく、軍事目標を標的とした作戦であることを訴えたうえで、「慎重に調整され、釣り合いの取れた」軍事的報復だと説明。トランプ米国との違いを見せつけた形だ。

 そんなイランに対して、トランプがおじけづいたのが、8日の会見ではなかったか。自制したのは米国がイランに勝てっこないから。やったら最後、泥沼化なのが分かっているからだ。

 現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏はこう言う。

「イランが本気になれば、イラクにある米軍基地やペルシャ湾の米艦船に弾道ミサイルを撃ち込むことが考えられる。イランと同調するイラクの民兵集団も同時多発的に攻撃するでしょう。米軍は巡航ミサイルでの攻撃が考えられますが、イランはロシア製の対空防衛システムや空軍戦力を持っており、空爆は簡単ではありません。過去の歴史を見ても、米軍は犠牲者が出るともろい。国内の反戦世論が盛り上がり、撤退を余儀なくされます。イランは国土が広く、太刀打ちできないでしょう。全面戦争になれば、イランに決定打を与えることはできず、長期化が必至です」

 7日にソレイマニ司令官の出身地で行われた葬儀には、数百万人の大群衆が集まった。イランの国民感情は簡単には収まらないだろう。すでに経済制裁でイラン市民の不満は高まっているし、偶発的な衝突の恐れは残る。イラクやシリアでは親イランのイスラム教シーア派武装組織が活動している。8日もイラクの首都バグダッドで米大使館近くなどにロケット弾2発が撃ち込まれた。一触即発の危機が完全に消えたわけではないのだ。

 後先考えずに先制攻撃をしたトランプの自制を評価するのは、狂気の沙汰である。


ソレイマニ司令官の葬儀は大群衆(C)UPI=共同

再選戦略の支持者アピールで最悪オプション選択

 イランに勝てないのに、なぜトランプは、司令官暗殺という最悪のオプションを選択したのか。背景にあるのは、今年11月に行われる大統領選で再選するための支持者向けアピールである。それは常軌を逸した選挙目当ての戦争ゲームだとしかいいようがない。

 トランプは会見で、ソレイマニ司令官の殺害について「米国人を標的とした攻撃を計画していたため」と説明し、正当性を振りかざしたが、トランプ政権になって、もはや米国の正義など死語だ。会見で「イランに核開発を断念させる新たな枠組み」の交渉に取り組むことを英独仏中ロの5カ国に呼びかけたのにも唖然とするしかない。

 機能していた現状の核合意から勝手に離脱して、ちゃぶ台返しをしたのはトランプだ。それも、オバマ前大統領が結んだ核合意だからで、オバマ憎しの延長線上。オバマ時代の政策を徹底的に否定することで、自らの人気を高めるのがトランプの再選戦略であり、視線の先には自身の支持者しか見ていないのである。

「米国にとってイランは不倶戴天の敵ですが、中でもイスラエル支持で特にイランを敵視しているのがキリスト教福音派です。福音派は全米人口の25%を占め、2016年の大統領選では福音派の票の8割がトランプ氏に投じられた。トランプ氏にとって、絶対に失いたくない大事な支持者であり、福音派はイランに対して厳しい対応を求めていました」(前嶋和弘氏=前出)

イランを理解し、和平に努力こそ外交

 それでも、司令官殺害の根拠とされる「差し迫った脅威」については米議会も疑問視している。

 野党民主党が多数を占める下院では、ペロシ議長が、議会の明確な同意なしにイランに軍事攻撃できないようにする戦争権限決議案の9日上程を示した。トランプ政権の高官が8日、司令官殺害の軍事作戦について上下両院議員に機密の状況説明を行ったが、与党の共和党議員でさえも「私が見てきた中で最悪の状況説明だ」という厳しい声を上げている。

 米国内ですらこうなのに、日本は相変わらずのトランプ追随だから情けない。今になって安倍は「日本はすべての当事者に自制的な対応を強く求めてきた」と自画自賛し、「今後も地域の情勢緩和と安定化のために外交努力を尽くす」と胸を張った。全面的な軍事衝突が回避されたからと、中止を検討していた11〜15日の中東歴訪を一転、実施する方向だという。

 訪問するサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)はイランに厳しい国とされる。誰のため、何のために行くのか。トランプ盲従のこの国のトップは、もはや正気とは思えない。前出の宮田律氏も呆れてこう話す。

「安倍首相は米国とイランの間を仲介するとしながら、イランにばかり自制を求めて、トランプ大統領には何も言わない。両国との良好な関係を持つ日本は、本来なら和平を調停できるのに、これではどうしようもありません。実は来月、在日イラン大使館でイラン映画の上映会を予定していて、日本イラン友好議員連盟に出席を呼びかけたのですが、議連会長である自民党の岸田文雄政調会長が『こういう時だからやめておこう』と判断したと、連絡がありました。安倍首相の姿勢に同調したのでしょうが、発想が逆ですよ。こういう時こそ、イランの文化を理解し、平和解決に努力する。それこそが外交なのではないですか」

 10日、海上自衛隊に中東派遣命令が出される。デタラメ政権によるデタラメ外交の被害者にならないことを祈るばかりだ。




 



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/772.html

記事 [政治・選挙・NHK268] もはや”事件”だ!「文藝春秋」新春特別号トップに山本太郎!

※文藝春秋 新春特別号












※ページ、94〜104にわたり「政策論文」が掲載されています。全文は文藝春秋・新春特別号をご覧ください




もはや”事件”だ!「文藝春秋」新春特別号トップに山本太郎!
https://85280384.at.webry.info/202001/article_93.html
2020年01月10日 半歩前へ

「消費税ゼロ」で日本は甦る 山本太郎

これは月刊誌「文藝春秋」2020年新春特別号の表紙にデカデカと載った告知文である。

その下に、山本太郎の10分の1ほどの小さな文字で、こうあった。
2020年の「羅針盤」/わが友中曽根康弘 渡辺恒雄

月刊雑誌で日本一の販売部数を誇る文春が、ナベツネを差し置いて新春特別号のトップ原稿に山本太郎を起用した。これは、私からすると”事件”である。

「文藝春秋」と言えば伝統的な保守だ。最近やたら店頭に並ぶ「WiLL」や「Hanada」といったネトウヨ雑誌とは質を異にする、別格の正真正銘の保守の月刊誌だ。

そこが山本太郎を堂々とトップバッターとして登場させた。

既成野党ばかりか、保守層も太郎を無視できなくなったということである。もはや山本太郎はなに人も無視できない存在となった。

文春のホームページには、

「政界の風雲児」本気の政策論文
「消費税ゼロ」で日本は甦る 山本太郎
 自殺者2万人、単身女性の3人に1人が貧困──この地獄を私が終わらせる。消費税廃止の財源27兆円はこうすれば生み出せる

との、見出しが躍った。










http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/773.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 立憲、国民合流合意ならず。これでは政権など取れない。(かっちの言い分)
立憲、国民合流合意ならず。これでは政権など取れない。
https://31634308.at.webry.info/202001/article_11.html?1578725710

先日、立憲と国民の合流難航について述べた。最終的には、両者落とし所を見つけて、多少お互いに不満があるが合意すると思っていた。同じ根っこの議員たちだのに不幸なことだ。国民の小沢氏はさぞ失望していることだろう。如何にも旧民主党で小沢氏の後ろから鉄砲を撃ちまくった体質は変わらない。

今回は、前ブログで書いたように、一応勝組の立憲が度量を示して国民の面子を立てるのが筋と述べた。小沢氏が代表ならそうしていただろうと述べた。負け組の面子を立てても何の損もない。新党でもいいのではないか。お互い選挙区で競合して票を減らして落選するよりは当選する方がいいだろう。

まあ、枝野代表の肝っ玉の小さい考えでは、そんな考えは出ないのだろう。立憲もこれ以上の発展はないだろう。万年野党である。何で面子にこだわるのかわからない。野党をどんどん取り入れる自民党のあまりの無節操には辟易するが、少しばかり見習った方がいい。このありさまを見て悲しくなってくる。添付写真に交渉決裂の両者の何とも言えない気持ちが読み取れる。
国民は立憲がダメなら、小沢氏らとれいわ、共産と一緒に共闘した方が生き残れると思われる。

一番、喜んでいるのは自公、維新であろう。


立憲、国民合流まとまらず 旧民主以来の「決められない政治」露呈
毎日新聞2020年1月10日 20時48分

党首会談後に取材に応じ国民民主党の玉木雄一郎代表(左)より先に退室する立憲民主党の枝野幸男代表(中央)。右は立憲の福山哲郎幹事長=国会内で2020年1月10日午後1時59分、川田雅浩撮影
 立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表は10日、国会内で会談し、両党の合流を巡って引き続き協議したが、合意には至らなかった。両党は来週それぞれ会合を開き、協議状況を党内に説明して意見を聞く。党首会談を重ねてもまとまらず、旧民主党時代から続く「決められない政治」を露呈した格好だ。
 党首会談には立憲の福山哲郎、国民の平野博文両幹事長も同席。会談前、国民幹部は「そんなに長くかからない」と述べて、大筋合意できる可能性をにじませていた。だが、実際の会談は約3時間にわたり、結論は持ち越しに。関係者によると、会談で立憲側が「今日、決断してほしい」と求めたが、玉木氏は「まだ詰め切れていないところがあり、それはできない」と述べ、まとまらなかった。

http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/774.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「桜を見る会」報道が消えた裏で“ヤバい不正”が次々発覚! 安倍首相が招待枠を総裁選運動に利用、名簿破棄でも「違法手続き」(リテラ)
「桜を見る会」報道が消えた裏で“ヤバい不正”が次々発覚! 安倍首相が招待枠を総裁選運動に利用、名簿破棄でも「違法手続き」
https://lite-ra.com/2020/01/post-5200.html
2020.01.11 「桜を見る会」問題で安倍が招待枠を総裁選運動に利用 リテラ

    
    首相官邸ホームページより


 年頭会見でも安倍首相が自ら一切言及せず無視した「桜を見る会」問題。テレビでも取り上げられることがほとんどなくなったが、ここにきて重大な問題を菅義偉官房長官が認めざるを得なくなった。招待者名簿について、菅官房長官は「ルールに基づいて適切に保存・廃棄している」と説明してきたが、内閣府が「保存期間1年の行政文書」と述べてきた2013〜17年度の招待者名簿が、行政文書ファイル管理簿にも廃棄簿にも記載せず、さらに廃棄前に義務づけられている首相の同意手続きもなかったことが発覚したのだ。

 ようするに、公文書管理のルールをことごとく破った違法行為がおこなわれていたわけだが、当初は「省令違反のようなもの」などと言い張っていた菅官房長官も、10日の会見でようやく「公文書管理法の関連規定、内閣府の文書管理規則に違反する対応だった」と違法行為であることを認めたのだ。

 言っておくが、これは森友公文書改ざん問題につづく公文書管理のあり方、国民の知る権利を根底から揺るがす国家的犯罪だ。菅官房長官は違法性を認めながらも「事務的な記載漏れ」などと宣っているが、たんに管理が杜撰だったのではなく、安倍政権による意図的な隠蔽であることは疑いようもない。

 ここまでくると、いかに安倍政権下の招待者名簿の中身が「ヤバい」ものなのか、おのずとはっきりしたようなものだが、その「ヤバい」理由のひとつが、またも判明した。

 それは、2018年開催の「桜を見る会」が、安倍首相の総裁選運動に利用されていた、という疑惑だ。

 通常、地方議員の「桜を見る会」の招待は、道府県連の幹部クラスしか招待されないというが、なぜか2018年は一般の地方議員も招待されていた。そこにはカラクリがあり、じつはこの年、自民党は「桜を見る会」の前日に、港区のザ・プリンスパークタワー東京の宴会場で「都道府県議会研修会」なる催しをはじめて開催。ここに地方議員約800人が招待されており、これが翌日の「桜を見る会」とセットになっていたのではないかと指摘されてきたのだ。

 実際、2018年の「桜を見る会」開催からしばらく経った同年5月4日、読売新聞朝刊に掲載された「揺らぐ1強」という連載記事では、こんなふうに記述されていた。

〈葉桜を眺めながら、自民党衆院議員の一人は思った。
「これは党総裁選を意識した地方の『党員票』対策の一環なんだな」
 4月21日、東京の新宿御苑で開かれた安倍首相主催の「桜を見る会」。毎年、多くの芸能人やスポーツ選手らが招かれ、華やかなムードに包まれる。すでに桜が散っていた今年は、地方議員の姿が目立った。
 北関東の党県連関係者は「県連幹事長ら幹部に加えて、今年は一般の県議まで首相から招待状が届いた」と驚いたように語る。党員とじかに接する都道府県議らの政権評価は、総裁選の党員票に影響を与える。
 前日には、都内のホテルで、約800人の地方議員を集めた党主催の研修会が開かれた。安倍は財務省などを巡る一連の不祥事を陳謝。党の顧問弁護士も登壇し、森友学園の国有地売却問題を巡り、「安倍昭恵さんが関係したとの報道があるが、事実と違う」と火消しした。〉

 しかし、一体どれくらいの地方議員が「桜を見る会」に参加していたのかは不明だったのだが、この疑問に迫ったのが「しんぶん赤旗日曜版」1月12日号。同紙では、直接取材や地方議員のSNS・ブログなどを調査、2018年の「桜を見る会」に参加していたことが確認できた自民党地方議員の数が121人にものぼることを伝えたのだ。

 無論、今回判明した「桜を見る会」に参加した地方議員121人という数は氷山の一角にすぎない。というのも、昨年12月14日付けの毎日新聞の調査結果では、京都、福島、滋賀という3府県では、〈府県連所属のほぼ全府県会議員が招待されていた〉といい、〈大阪や岐阜で「研修会に出席すれば『見る会』に出られた」との回答があった〉〈「希望すれば見る会に出席できる」「奥様も一緒に」と呼び掛けていた〉とも報告されているからだ。しかも、この2018年が「特例」だったことは明らかで、しんぶん赤旗の取材に対し、ある大分県議は「招待されたのは18年だけ」と証言している。

■総裁選前に「桜を見る会」で地方議員接待、石破茂の地元は誰も呼ばれず

 さらに、この年の「桜を見る会」前後の安倍首相の「必死ぶり」は、首相動静からもありありと浮かび上がってくる。

 じつは研修会の前日である4月19日の午前中、安倍首相はアメリカ・フロリダ州にあるトランプ大統領の別荘で日米首脳会談をおこなった。安倍首相は同日午後にアメリカを飛び立ち、20日16時13分に羽田空港に到着。すると、その足で研修会がおこなわれたザ・プリンスパークタワー東京に直行し、講演。懇親会にもしっかり出席すると、そのあとはホテルニューオータニに向かい、今度は安倍晋三後援会主催の「桜を見る会前夜祭」に出席。しかも、その後は虎ノ門にあるホテル・アンダーズ東京のバーに出向き、自民党の北村経夫参院議員や山口県議らと懇談し、翌21日は「桜を見る会」が開会されてもいない朝7時49分から新宿御苑で地元・山口県の後援会関係者らと写真撮影をおこなっている。

 まさに大車輪の“私的”な活動のための過密スケジュールだが、じつはこの20日夜に、安倍首相は北村議員や山口県議らに「9月もあるのでよろしく」と語っているのだ。この発言は、それまで安倍首相が9月の総裁選への出馬について明言していなかったことから「3選に意欲か」と報じられた。

 ようするに、安倍首相は明確に、総裁選の選挙運動として研修会を開催して地方議員を都内に招待し、「桜を見る会」を接待の場として大々的に活用したのである。

 それを裏付けるように、しんぶん赤旗によると、総裁選で安倍首相と戦った石破茂議員の地元・鳥取県の議員で「桜を見る会」に参加した者は確認できなかったという。あまりに露骨な話ではないか。

 2019年の「桜を見る会」をめぐっては、安倍自民党が7月の参院選で改選を迎えた党所属の参院議員に、後援会関係者らを「4組までご招待いただけます」と記載した案内状を1月に送っていたことが判明しているが、これは税金を使った「桜を見る会」という公的イベントを、組織的に選挙運動に利用していたという公職選挙法違反にあたる事前運動の決定的な証拠であり、れっきとした有権者買収だ。そして、まったく同じように、2018年には総裁選の選挙運動として、国民の税金で地方議員を接待していたのである。安倍首相の「私物化」の極みではないか。

■総裁選選挙運動のため「桜を見る会」と自民党地方議員研修会の日程を調整か

 しかも、問題は研修会のほうにもある。前述した読売新聞が伝えていたように、問題の研修会では〈党の顧問弁護士が森友問題への首相や昭恵夫人の関与を火消しするような発言をし〉たといい(前出・しんぶん赤旗)、さらには、あの小川榮太郎氏による陰謀論本『徹底検証「森友・加計事件」 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)まで配られた。総裁選で地方の票の行方に神経をとがらせていた安倍陣営が、1票でも多く地方議員の票を掻き集めるべく、懸命に「モリカケは陰謀だ」と“洗脳”しようとしていたことがうかがえるだろう。

 だが、問題なのは、「桜を見る会」と研修会の開催日をどうやって決めたのか、ということだ。しんぶん赤旗によると、この研修会を取り仕切ったのは総裁選で安倍陣営の事務局長を務めた、当時自民党幹事長代行だった萩生田光一文科相。萩生田氏は自身のブログで「桜を見る会」開催日の決め方について、〈毎年、総理官邸と幹事長室で開催日を調整する〉(2019年4月19日付)と綴っているのだ。

 主催は総理大臣とはいえ、この公的行事を取り仕切っているのは内閣府だ。それなのに、官邸と自民党がその開催日を決定しているとは、一体どういうことなのか。これは安倍政権下での「桜を見る会」が安倍自民党によって私物化されてきたことを象徴する何よりもの証拠だと言えよう。ちなみに、自民党の研修会の開催日が発表されたのは、2018年の「桜を見る会」開催日発表の3日後にあたる1月29日。総裁選対策として研修会と「桜を見る会」をセットにしたことは、これで明々白々だろう。

 参院選のために税金で有権者を買収し、さらには自分の総裁3選のために税金で地方議員を接待していた──。20日からはじまる通常国会での追及が必要だ。

(編集部)


関連記事
<遂に菅官房長官が違法認める!>桜見る会名簿、廃棄記録なし 不記載は「違法」 13年度から「行政文書で管理せず」 
http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/766.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/775.html

記事 [政治・選挙・NHK268] ゴーンの法廷闘争の次の攻め手は検察を支配する創価学会検事とカルト自公政権のブラック体質を突き崩す作戦だ

ベイルートに脱出したゴーン被告は、最初の一月八日に行った記者会見の時に、日本の大手メディアの参加を拒否して、記者クラブの特権に胡坐をかいて報道を歪め、フリーの記者を締め出していた連中に一泡食わせた。日本にはまともなジャーナリズムは存在せず、記者クラブが「スシ友」化して、政府広報の垂れ流しをしてきたが、ゴーンは締め出しの悲哀を味あわせる作戦を使い、世界のジャーナリストから拍手喝采を受けた。
https://www.youtube.com/watch?v=2Egxc8egasE
彼の第一声は実に明快であり、「私は正義から逃げたわけではない。不正義から逃げたのだ。自分自身を守るほか選択肢はなかった」と宣言した。要するに日本は不正義の国であり、被告に与えられている法的な権利がなく、検察や安倍内閣がしたい放題をして、とても民主国家とは言えないということだ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07BPS79V7/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
1999年以来の日本の政治は、自公連立政権が支配しており、強行採決と閣議決定による独裁政治が続いている。しかも、創価学会はフランスではカルトと認定され、マフィアと同じ犯罪集団と同じで、国内活動を禁止されている。
https://matome.naver.jp/odai/2153286172928370701
何しろ創価学会には「総体革命」路線があり、国家機構を乗っ取るために、外交を支配する外務省と司法を司る検察官と裁判官に会員を送り込み、日本を内部から支配することに全力を傾けている。
https://blog.goo.ne.jp/nishihara2480/e/78baa26b0e7d682b382fbe1e4ba3d25d
創価学会の野望については、多くの人が論じているが、安倍晋三も明恵と並んでカルト狂いであり,慧光塾や統一教会にべったりで、狂信的な日本会議の熱烈な推進者である。しかも、強姦魔の山口TBS元ワシントン支局長も、安倍晋三と共に慧光塾の信者として、御用記者として暗躍していた。
http://www.asyura2.com/18/senkyo240/msg/401.html
創価学会については山のような情報があり、叩けば幾らでも五味とスキャンダルが溢れかえるので、外国のメディアにとっては、スクープを稼ぐ上では宝の山だ。池田の生死だって隠し続けており、迷宮入りにした絵画疑惑にしても、命取りになるスキャンダルの宝庫である。
https://richardkoshimizu33.hateblo.jp/entry/20150808/1439015005
こんな創価学会と組んでしたい放題をして、悪逆の限りを尽くしている安倍体制に対して、ベイルートに陣取るゴーンがフランス政府と手を組み、カルト国家日本の不正について声を上げ、世界に向けて暴虐さを訴えるなら、自公体制を世界の良識が潰すのではないか。

http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/776.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 平和憲法下の戦後日本において、自衛隊は国民を守る組織であって、国家を守る組織では断じてない!(新ベンチャー革命)

※画像補足https://johosokuhou.com/2020/01/09/23371/


平和憲法下の戦後日本において、自衛隊は国民を守る組織であって、国家を守る組織では断じてない!
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/5502628.html
新ベンチャー革命2020年1月11日 No.2568


1.いまの自衛隊は、国民を守る組織であって、国家を守る組織ではない!

 ネットでは今、自衛官募集用のポスターに違和感があると指摘する人が続出しているそうです(注1)。

 自衛隊は国民の安全を守る組織であると国民はみんな理解していますが、このポスターには自衛隊員は国家を守る公務員と書かれています。

 このポスターの文言を考えた人は、国家=国民とみなしているのでしょうか。それとも、故意に、間違いの文言をポスターに書き込んでいるのでしょうか。

 筆者個人の見方では、今の安倍自民党は、自衛隊は国家のために存在するとみなしているのでしょう、そして、彼らは、国家イコール国民とはみなしてはいないでしょう。

 だから、このポスターは故意に自衛隊は国家を守る組織と決めつけているのです。

2.今の安倍一派(日本会議勢力を含む)の正体は大日本帝国主義信奉者

 本ブログでは、今の安倍自民党は決して、自由民主主義者の政党ではなく、その正体は大日本帝国主義政党であると観ています。そして、そのことは、すでに、欧米マスコミからも指摘されています(注2)。

 上記、自衛隊のポスターにて、自衛隊員は国家を守る公務員と定義しているのは、今の日本を支配している安倍自民の正体が大日本帝国主義を信奉する政党であるからとみなせます。

 彼ら安倍自民は、自由民主党と名乗っていますが、その本質は、国民より、国家を上位に考える政党なのです。

3.民主主義を標榜する野党は、次期国会にて、自衛隊ポスターを問題視すべき

 今月中には、2020年の通常国会が開催されるはずですが、国会が始まったら、民主主義を標榜する野党(立憲民主や国民民主など)は、自衛隊が、国民ではなく、国家を守る組織と定義されている現実を問題視すべきです。

 ところで、戦前の日本は、天皇制を利用して、国民より国家を上位に位置づけていました。そして、国民は国家のために命を捧げるよう強要してきました。

 戦前の日本に徴兵制が敷かれたのはそのためです。

 さて、それでは、その国家とは、いったい何でしょうか、戦前の国家主義者にとっては、日本を支配する勢力のための権力機構が国家だったのです。そして、国民は、彼らの言う国家の配下に置かれたのです。

 そして、今の安倍自民党の本音では、今の日本を大日本帝国主義国家に引き戻したいのです。その延長線上に、彼らの狙う憲法改正が存在します。

 いまだに、安倍自民を自由民主主義政党と思って支持している国民は、彼らの国民だましの欺瞞性に早く気付いて欲しいと願って已みません。

 そして、民主主義政党のはずの野党は、自民党支持者に自民党の正体を気付かせるためにも、自衛隊の位置付けについて、再度、国会で問題提起すべきです。

注1:情報速報ドットコム“自衛隊のポスターが物議!「国家を守る公務員」⇒「国民を守るために存在しているのでは?」「旧日本軍みたい」”2020年1月9日
https://johosokuhou.com/2020/01/09/23371/

注2:本ブログNo.1831『安倍自民党の正体は自由民主党を名乗る大日本帝国主義政党であると欧州マスコミに指摘されている:いまだに安倍自民を支持する国民はみんな騙されている!』2017年10月27日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/2017-10-27.html






http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/777.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 中東訪問スッタモンダ断行 安倍外交は今年も“底浅さ”露呈(日刊ゲンダイ)



中東訪問スッタモンダ断行 安倍外交は今年も“底浅さ”露呈
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267459
2020/01/11 日刊ゲンダイ


中東歴訪に出発する安倍首相と昭恵夫人(C)共同通信社

 相変わらず“やってる感”の演出に余念がない。安倍首相が11日、中東外遊に出発。15日までの日程で、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、オマーンの中東3カ国を訪問する。米国とイランの「仲介役」を買って出ているが、“蚊帳の外”のお寒い立場で一体何ができるというのか。

「事態のさらなるエスカレーションを避けるため、わが国の外交努力の一環として、地域の緊張緩和と情勢の安定化に重要な役割を果たす」

 菅官房長官は10日の会見で、中東訪問の意義についてこう強調。11日に日本を出発するP3C哨戒機や海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」の中東派遣についても3カ国に説明するというが、そもそも外遊を決定するまでトランプ米大統領に振り回されっぱなし。

 イランがイラクの米軍駐留基地にミサイル攻撃を仕掛けたのを受け、慌てて訪問中止を一時検討したが、トランプがイランへ軍事的報復をしないと表明したため決行となった。

「安倍政権は支持率が落ちると、外交で回復してきましたが、日朝問題や日ロ交渉など“外交のアベ”の手詰まり感が拭えない。解散などがささやかれる『政局の年』に、何とか中東外交で成果を上げたいのでしょう」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

 背景には、国内からの批判もある。安倍政権は昨年末、海自の中東派遣を閣議決定。国会で一切審議をしない裏口派遣を強行しながら、中東情勢が緊迫するとわが身かわいさで訪問中止を検討。「自衛隊は行かせるのに自分は逃げるのか」との批判が続出していた。9日の自民党の外交、国防両部会などの合同会議でも「中東訪問すべき」との声が相次いだという。

 もっとも、中東訪問を断行しても成果は期待できない。安倍首相は昨年6月、日本の首相として41年ぶりとなるイラン訪問で、米国との緊張緩和を呼び掛けたが効果なし。先月来日したロウハニ大統領に改めて2015年の核合意の履行を訴えたものの、イランは今月5日にウラン濃縮の制限破りを宣言した。

「米国とイランとの『仲介役』が本物なら、トランプ大統領の演説の前に日本側に米国からひと言あってよかったはずですが、米国からの情報がなく、行くか行かないか右往左往したのでしょう。トランプ大統領の発言で外交日程が決まるということは、安倍首相の独自の外交力がないことの証左です」(高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学)

 今年も「外交のアベ」の底の浅さを見せつけている。













http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/778.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍首相とメディアが仲良く新年会。今年もメディア懐柔がお盛んなようで(笑)(まるこ姫の独り言)
安倍首相とメディアが仲良く新年会。今年もメディア懐柔がお盛んなようで(笑)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/01/post-e28e0c.html
2020.01.11 まるこ姫の独り言


首相動静―1月10日 1/10(金)
   18:35配信 朝日新聞デジタル

>45分(㊟6時45分)、東京・京橋の日本料理店「京都つゆしゃぶCHIRIRI 銀座京橋店」。曽我豪・朝日新聞編集委員、山田孝男・毎日新聞特別編集委員、小田尚・読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員、島田敏男・NHK名古屋拠点放送局長、粕谷賢之・日本テレビ取締役執行役員、石川一郎・テレビ東京ホールディングス専務取締役、政治ジャーナリストの田崎史郎氏と食事。9時36分、東京・富ケ谷の自宅。

順に朝日、毎日、読売、NHK,日テレ、テレ東と続き、政治ゴロの田崎スシロー。



今年も仲良く会食。恒例の新年会だよね。

今年はこの画像にはないがテレ東もお友達入りか?


しかし、メディアには国民から多くの批判が集まっているだろうに、どうしてこんな権力者とそれを批判する方が、年がら年中、仲良くお友達ゴッコができるんだろう。

ここでも不思議の国ニッポン。

毎日は、昨年末、この「男たちの悪巧み」会食に欠席したとかで、ものすごく評価されていたが、なんだ〜ただ日程が折り合わなかっただけか。。。ガッカリだ。

ネットでは欠席した毎日に称賛の声が高く、次は毎日に切り替えるか・・みたいな声も上がっていたが、どこも一緒と言う事で、毎日の部数上積みにはならなかった(笑)

それにしても田崎、安倍の覚え目出度いようで今年も張り切っています。

m TAKANO‏ さんと言う方が、こんなツィートをしておられる



そういう事か。。。

昨年末、毎日が欠席したのは官邸キャップの食事会で、今回は幹部クラスの食事会と言う事か。

前はランクが低かった?

今年の新年会は、幹部クラスを集めてだからどの社にもハッパをかけたか?

そして各社一斉に、忖度大会、政権に不都合な真実は書かない自由を発揮して行くことを誓い合ったか(笑)

この国はどうしてここまで酷い国になった?

元凶の安倍首相を引きずり降ろすだけで、相当、変わってくると思うが。。。






http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/779.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 戦後日本政治史実相を抉り出す書き下ろし(植草一秀の『知られざる真実』) 
戦後日本政治史実相を抉り出す書き下ろし
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-c32a36.html
2020年1月11日 植草一秀の『知られざる真実』


2020年の年頭にあたり、読者のみなさまにぜひご熟読賜りたい著作をご紹介させていただく。

それは私が心から尊敬申し上げている学者の著作物である。

いずれ単行本として公刊されることになると思うが、幸運なことに現在はウェブ上で閲覧することが可能である。

しかも無償での著作物の公開である。

戦後日本政治史の表と裏をすべて網羅するものだ。

ぜひご高覧賜りたく思う。

著者は渡邉良明氏である。

渡邉氏はこれまでに

『マハートマー・ガンディーの政治思想』
https://amzn.to/2FFYazq



『J.F.ケネディvs.二つの操り人形』
https://amzn.to/2tN2OsK



などの著書も公刊されている。

今回の著作は戦後日本政治史と呼ぶべきものであるが、歴代日本首相ほか特筆に値する人物の実相と真相=深層を抉り出すものである。

「特筆する」の表現に善悪の価値判断は含んでいない。

あえて記述しなければならない重大な事情があるということだ。

これらの歴史の延長上に現在がある。

暗黒の現在には、それに呼応する暗黒の過去がある。

渡邉氏はご自身のブログにこの著作を公開されている。

ブログは

『渡邉良明のブログ「日本の天命・日本人の使命」』
http://yoshiaki-watanabe.cocolog-nifty.com/

新規著作は昨年の10月1日から公開が始まった。

私が今日まで紹介させていただかなかった理由は、この著作をぜひとも単行本の形態でご高覧賜りたいと思ったからだ。

しかし、形態は別にして、一刻も早くすべての市民に熟読賜り、戦後日本政治史の実相をよく理解して欲しいと考え、本日、紹介させていただくことにした。

この紹介で私は「実相・真相・深層」という言葉を用いているが、著者の渡邉氏が記述内容をどのように位置付けているのかを確認しているわけではない。

近年は著作物の記述に対して民事上、ときには刑事上の訴えを起こす者も多数存在するから、上記の用語は私の感覚で捉えたものであることを注記しておく。

著作のタイトルは

『地獄をさ迷う亡者たち
 =その罪名は、「国を売りし罪」=』

である。

第1回は10月3日に配信された
https://bit.ly/2NbsN42

10月1日からの公開と記述したが、10月1日と10月2日には、ブログ記事掲載を再開され、新作著作物を公開するに際してのご挨拶が掲載された。

渡邉氏は熊本市に在住されていたが、2016年4月の熊本地震で被災され、艱難辛苦に直面されたのち、2018年5月に静岡県伊東市に転居された。

その経緯、さらにブログについての解説を示された上で新作の紹介をされている。

ブログ名「日本の天命・日本人の使命」について渡邉氏は、2011年11月のブログを書き始めた頃の記述を紹介される。

《「日本の天命」とは、一体何でしょうか? 様々な答えが考えられると思います。

今、私が思いつきますことは、「アメリカからの独立・自尊と、中国との

平等・互恵」ということです。

また、かなり大袈裟に聞こえるかも知れませんが、わが日本国の天命は、

”人類の救済”にあるのではないでしょうか。正直、私は、そう感じます。》

《それでは、「日本人の使命」とは、一体何でしょうか?

私は、それは端的に言って、先ず何よりも、アメリカからの「独立」だと思います。》

その上で渡邉氏は「今日の日本で、最も重要なキーワードは、「平和」だと考えます」と述べる。

そして、「「日本の天命」とは今日、「平和」の尊さを、世界に発信することではないだろうか、と。

また、「日本人の使命」とは、「平和の使徒」として、真の平和の実現のため、命尽きるまで、働き続けることではないだろうか」と訴える。

このような考えを明示した上で著作の紹介をされる。

「とはいえ、目下、本ブログで予定しています内容は、これとは、全く真逆の内容です。

つまり、今日まで、「日本売り」に加担した歴代の総理大臣たちが死後、地獄に落ち、閻魔大王の裁きを受けるという「(些かリアルな?)空想物語」なのです。

まさに、現代版の『戯作本』といったところです。」

ぜひ、渡邉氏による痛快な戦後日本政治通史をご高読賜りたい。




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/780.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 小沢一郎氏、合流できなければ「国民への裏切り」(日刊スポーツ)
小沢一郎氏、合流できなければ「国民への裏切り」
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202001100000989.html
2020年1月10日22時12分 日刊スポーツ


国民民主党の小沢一郎衆院議員(2019年9月23日撮影)

国民民主党の小沢一郎衆院議員は10日夜、国会内で取材に応じ、この日行われた国民と立憲民主両党の代表による合流協議がまとまらなかったことについて「うまく(合流協議が)成就できないということになれば、国民に対する裏切り行為だ」と、厳しく指摘した。国民は、自民党に代わる受け皿となる政党の誕生を望んでいるとして、語った。

小沢氏は「(昨年末から)幹事長同士が毎日詰めて、お互いの歩み寄りで、良い結果が出ていたと聞いていた」とした上で「それだけに今日の党首会談が実らなかったことは、本当に残念だと思っている」と指摘。「我々はなんとしても恩讐(おんしゅう)を乗り越え、1つのグループとして、政権をいつでも取れる、そんな態勢を早くつくりあげたい」と、合意への期待を示した。

玉木氏に対しては「責任をまっとうし、党内の議員や有権者、国民の声を聴き、もう1度党首会談をやるなりして、最後の努力をしていくべきだと思う」と、注文をつけた。

小沢氏は1日に私邸で開いた新年会のあいさつで、両党の合流協議は、早期の合意が必要だと強調。国会召集が1月20日に迫っていることから「6日の週には党首同士の合意を経て、手続きすることにしないといけない」と述べ、今週の早い段階で両党首間で合意することが必要との認識を示していた。




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