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2025年5月31日00時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK297] 国民民主党ブームはジ・エンドか…玉木雄一郎代表「備蓄米は動物の餌」発言に批判殺到(日刊ゲンダイ)

国民民主党ブームはジ・エンドか…玉木雄一郎代表「備蓄米は動物の餌」発言に批判殺到
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372557
2025/05/30 日刊ゲンダイ


バッシングに大慌て(C)日刊ゲンダイ

 人気はピークアウトしたのではないか。国民民主党の玉木代表が、ネット上で袋叩きにあっている。備蓄米を「1年たったら動物の餌」とさげすむ発言をしたことで猛批判を浴びている。

 28日、衆院農水委で質問に立った玉木代表は、小泉進次郎農相が放出を進めている備蓄米について「あと1年たったら動物の餌になるようなもの」とくさし、「安く売りますって、そりゃ安く出ますよ」と発言した。

 すると、ネット上では「備蓄米に対して『動物の餌』はさすがに農家に失礼」「国が命守るために備えている米を『餌』とか、どの口が言ってんだよマジで」「緊急時に国民が食べるお米だ。それを動物の餌などと言いのけるのは国民に対して失礼だ」などと批判が殺到。

 これまでネット人気を頼りにしてきた玉木代表は、バッシングに大慌てし、「私が言いたかったのは……」「誤解があるので……」などと、長文の釈明文を自身のSNSに3回にわたって投稿したが、その釈明文が「だったら討論時にそう言えば済む話です。言い訳が見苦しいです」「再説明しても納得はいかない」と、さらに怒りの声を買う始末だ。

進次郎人気への焦りの裏返し

 それにしても、備蓄米を「動物の餌」などと発言すれば、批判されるのは分かるはずなのに、どうして玉木代表は墓穴を掘るようなことをしたのか。

「『動物の餌』発言は、国民民主党の支持率が下落しはじめた焦りの裏返しでしょう。朝日新聞の5月調査による支持率は、4月調査の12%から8%にダウン。参院選比例区の投票先も13%と立憲民主党に並ばれてしまった。風向きが変わるきっかけは、参院比例区の候補者に元衆院議員の山尾志桜里など、いわくつきの元議員4人を擁立したことです。SNS上では『支持をやめる』といった批判的な投稿が一気に増えた。そこへもってきて、世間の注目が進次郎農相に集まり、“主役の座”を奪われた玉木さんは、より一層、焦ったのでしょう。それで、進次郎農相が進める備蓄米放出にケチをつけた」(政界関係者)

「玉木支持者」と「進次郎支持者」は層が重なる

 玉木代表にとって痛いのは、「玉木支持者」と「進次郎支持者」は層が重なることだという。従来の玉木支持者が、ごっそり、コメの価格を下げた進次郎に流れる可能性があるという。

「103万円の壁を打ち出した玉木さんが支持されたのは、『国民の手取りを増やしたい』と訴えたからです。いま、進次郎さんを支持する声が大きくなっているのも、進次郎さんが『コメの価格を下げる』と動いたからでしょう。どちらも、国民が困っている、生活に密着する問題を解決しようとした。ただ、いつも口先だけで、一つも実現していない玉木さんは、とりあえずコメの価格を下げた進次郎さんと比べられたら、どうしても見劣りしてしまいます」(野党関係者)

 完全に一時の勢いを失った国民民主党。6月の都議選で議席を大きく伸ばせなければ、もとの弱小政党に戻ることになるのではないか。玉木代表の「動物の餌」発言が、トドメになるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 国民民主党は、それ以外にも多くのゴタゴタを抱えている。それらを【関連記事】に網羅している。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/396.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 国民はもう見飽きている 「カネ」の次は「コメ」自民党の改革ごっこ(日刊ゲンダイ)

※2025年5月28日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字お越し


※紙面抜粋


※2025年5月28日 日刊ゲンダイ2面


コメ高騰は自民の政策失敗なのに同じメンバーが改革を気取る(C)日刊ゲンダイ

 あれだけ騒ぎになった政治とカネの問題は、今回もうやむや決着で、法規制もなし崩し。これが自民党のパターンだが、今度はコメでも改革のための組織を立ち上げ、目くらまし。そもそも、コメ高騰は自民の失政なのに、同じメンバーが改革を気取る笑止千万。

  ◇  ◇  ◇

「消費者に安定した価格で供給できるよう全力で取り組む」「国民の不安感を払拭し、これ以上のコメ離れを防ぐ」

 小泉進次郎農林水産相が27日、衆参両院の農林水産委員会でそれぞれ所信を表明。26日から申請受け付けが始まった政府備蓄米の随意契約の内容について説明した。

 農水省は27日の午前9時時点で、「楽天グループ」など19社が計9万824トン分の備蓄米の買い入れを申請したと公表。

 随意契約で売り渡す対象は2022年産米と21年産米で、申し込みの94%は22年産米に集中。22年産米20万トンのうち約43%の申込枠が埋まった。

 各業者の申込数量は10〜1万5000トンで、1万トン以上を発注したのは計5社。ドラッグストア大手「サンドラッグ」が1万2866トン、ディスカウントスーパー「オーケー」(横浜市)が1万500トン、「楽天」が1万トンなどだった。

 進次郎は会見で、29日にも引き渡しが可能との見通しを示しつつ、「6月1週目に店頭に並ぶめどが見えてきた」などと発言した。

進次郎の姿は国民受けを狙ったパフォーマンス

 高騰が続くコメの価格抑制に向け、政府備蓄米の競争入札を中止し、随意契約に切り替えることを決めた政府。店頭価格を5キロ2000円程度とする目標を掲げた進次郎は「政治決断で決めた。一層のスピード感と危機感を持って国民の不安を払拭していく」と自信たっぷりに強調。参院決算委員会では備蓄米の在庫60万トン全てを放出することもあり得るとの考えも明らかにし、「5キロ袋でいうと約1億2000万袋。全ての国民に届く計算」などと持論を展開した。

 これに対し、石破首相も「非常にスピーディーな対応だ。実現するようにあらゆる手だてを講じていく」「実現する可能性は極めて高い」などと“援護”していたが、備蓄米を巡って進次郎や石破の姿が連日、メディアに取り上げられる様子に呆れている国民も少なくないのではないか。

 なぜなら「コメの価格にはコミットしない」として、これまで価格水準に言及してこなかった石破政権が一転して方針を転換したのは、夏の参院選が迫る中で米価に対する国民の不満を放置できなくなったからだ。

 早くも自民党内では参院選までに価格が下がれば「選挙にプラス」との期待が高まっている──などと報じられているから選挙狙いは明々白々だろう。

 ついでに言えば、進次郎はドヤ顔でメディア行脚して随意契約をアピールしているが、仮に5キロ2000円台のコメが出てきたとしても、市況全体に波及する効果は乏しいと指摘せざるを得ない。すでに高値のコメを仕入れた小売りや卸業者が安価な備蓄米が出てきたからといって、すぐに値下げできるはずがないからだ。

 元東京地検特捜検事の郷原信郎弁護士がこう言う。

「随意契約による備蓄米の放出は、短期的にコメ価格を下落させることには有効な政策手段となり得ますが、統制経済的な危険な発想であり、その方法には慎重な配慮が求められます。市場原理と公平性を尊重しつつ、農業の持続可能性と国民生活の安定を両立させる政策こそ、今後の食料安全保障にとって重要。今の小泉大臣の姿は国民受けを狙ったパフォーマンスと言ってもよく、それをマスコミが称賛し、画期的であるかのように持ち上げてヒーロー視する風潮には危うさを感じます」

何もできない進次郎が馬脚を現すのは時間の問題


「政治とカネ」はどうなった?!どさくさに紛れてウヤムヤか?(C)日刊ゲンダイ

 コメは収穫した年から1年以上経過すると古米となり、さらに1年以上経つと古古米になる。

 今回、随意契約で放出される備蓄米は22年産米と21年産米だから、新米の24年産からみれば古古米・古古古米だ。

 政府は2011年度から、数年間保管した備蓄米を主食用として販売する「回転備蓄方式」から、5年保管した後は家畜などの飼料用米にする「棚上げ備蓄方式」に制度を改変。つまり、本来であれば、あと2〜3年も経てば飼料用米として安く市場に出るはずだったコメが今回、随意契約で売り出されるわけで、「5キロ2000円台」という価格に大はしゃぎしている場合じゃないのだ。

 要するに今回の備蓄米の随意契約による放出は、郷原氏が指摘する通り、パフォーマンスであり、自民党お決まりの選挙対策。有権者の歓心を買うために国有財産である「コメ」をばらまいていると言ってもいいわけで、それに気づかないメディアもどうかしている。

 大体、コメ不足や価格高騰は昨秋からずっと続いていたにもかかわらず、見て見ぬふりをしてきたのは他ならぬ自民党だ。そして、コメの高騰を招いたのも減反政策などを推し進めてきた自民の失政が原因。そうしたさまざまな問題に頬かむりしながら、同じメンバーが改革を気取っているのだから笑止千万ではないか。

企業・団体献金の見直し議論は1ミリも進まず

 心ある国民はとっくに気付いているのだろうが、これが選挙が迫った時の自民党の逃げ切りパターン。例えば、あれだけ騒ぎとなった政治とカネの問題もそうだ。

 裏金事件を機に始まった企業・団体献金の見直し議論。与野党は昨年末、見直しの結論を今年3月末までに出すことで合意。これを受け、今国会で立憲民主、日本維新の会、共産、れいわ新選組、衆院会派・有志の会の野党5党派は献金禁止法案を提出したのだが、自民は「禁止より公開」などと訴え、あろうことか献金存続を前提とする公開強化法案を提出して“応戦”したのだ。

 結局、衆院政治改革特別委員会の議論は平行線をたどり、議論は1ミリも進まず。自民は反省するフリをして「政治刷新本部」なる組織を立ち上げながら、法規制もなし崩しなのだから何をかいわんや。

 永田町では、石破が自民の政治改革本部事務局長だった進次郎を大臣に抜擢したのも、参院選前に政治とカネ問題をうやむやにするため──などと言われているが、まさにその通りではないか。

 そして進次郎はコメの問題でも省内に改革のための「集中対応チーム」という組織を立ち上げたと得意げだったが、しょせんはこれも目くらましに過ぎないだろう。

「カネ」の次は「コメ」。自民党の改革ごっこに国民はいい加減うんざりではないか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏がこう言う。

「小泉劇場にメディアが騒いでいますが、備蓄米には限りがあり、結局は何もできないままで終わるでしょう。大体、コメを減価償却などと言う人物です。馬脚を現すのも時間の問題ではないか」

 国民はもう見飽きているのだ。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/397.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 国民民主にさらなる逆風… 玉木雄一郎代表「家畜のエサ」発言の撤回求める声収まらず(東スポ WEB)
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/346438




1年経ったら「家畜のエサ」。


「不貞野郎」が、どの面下げてと思ったが、どや顔で馬鹿なことを言ったもんだ。

股を開けば「不倫」、口を開けば、備蓄米を「家畜のエサ」、いずれも社会の非常識。

みっともない言い訳に忙しそうだが、「覆水盆に返らず」が社会の常識。

結局、二進も三進もいかなくなって、「X]でこっそりお詫びの「謝った振り」。

卑怯者、記者会見でもして国民に直接詫びるべき。

そもそも動機が不倫、いや不純で、しかも最初が間違っているから、言い訳に何を言っても「蟻地獄」から抜け出すことは出来ない。

藻掻けば藻掻くほど、泥沼に沈むがごとし。

動機は、小泉氏への歪んだ対抗意識と、玉木氏の自己顕示欲と、止まらない政党支持率低下に対する焦りだろう。

しかも国会の場を利用するという非常識さ。

玉木氏の悪意をもってなす印象操作、・・・こともあろうに「詭弁」を弄す。

例えるならば、

高級ホテルのレストランで飽食の挙句、食べ残した料理は食品ロスを防ぐ観点から「家畜のエサ」に回る。

この場合を取り上げて、レストランで食べた料理は「家畜のエサ」にする物を食べていた、という論理の「印象操作」と同じ。

松阪牛のステーキでも、食べ残したものは「家畜のエサ」ということなるが・・・。

そのことによって、食べ残す前の松阪牛のステーキを「家畜のエサ」と言う人はいない。

備蓄米の役割を終えたものは、食料の需要が無ければ(ここが重要)、食品ロス防止の観点から「家畜のエサ」に回すということでしかない。

備蓄米は備蓄米として保存されている限り、人様の食料に違いない。

1年後に「家畜のエサ」になるのは、備蓄米の更新にあたって、新米が豊富で、「食料としての需要がないということだ」というのが正しい理解なのだろう。

ところで、

そもそも、秋の収穫期を待たずに、備蓄米を空にしていいのか?


以下に記事の全文を転載する。


国民民主党の玉木雄一郎代表が政府が放出する備蓄米を「家畜のエサ」「動物のエサ米」と連呼したことに与野党内から発言撤回を求める声が相次いでいる。

 玉木氏は28日に衆院農林水産委員会での質問で、備蓄米について「あと1年たったら動物のエサ米に出す予定だった」と発言した。備蓄米は5年たつと飼料用に転用されるのは事実ながらも消費者目線に立てば、配慮に欠ける発言で、小泉進次郎農水相は「今この放出のあり方について取り組んでるときに、ちょっと残念」と肩を落とした。

 前農水政務官で公明党の高橋光男参院議員はXに「備蓄米は飼料用米だけでなく、海外の途上国支援向けの援助米としても活用されています。万一、援助米も家畜のエサ米と同様にお考えなら援助相手国との間で外交問題に発展しかねません。早々に撤回されるべきかと」とポストした。

 ネット上でも炎上は止まらない中、立憲民主党の泉健太前代表もXで「備蓄米は、これから我々国民が口にする重要な主食です。『1年たったら動物の餌』というのは、この局面で使う言葉ではない。改めていただきたい」と要請。さらには「備蓄米を『助かった。。』という思いで買う消費者の気持ちを察して欲しい。発言の撤回を」(立憲の田島麻衣子参院議員)、「農家にも、これから備蓄米を購入する消費者にも余りに侮辱的で失礼」(立憲の米山隆一衆院議員)などと撤回を求める意見が相次いだ。

 ただ、玉木氏は「誤解だ」とXで釈明を繰り返し、泉氏のポストに返信する形で「現行の『棚上備蓄』制度を説明したものです。小泉大臣も『エサ米』という言葉を使って同じ説明をしています」と反論し、まったく引き下がる様子はない。29日にBS11の「報道ライブ インサイドOUT」に出演した際も、政治ジャーナリストの田崎史郎氏からエサ発言に配慮が足りないと苦言を呈されたが、玉木氏は発言撤回せずに釈然としない様子だった。

 ネット上では「動物のエサと表現するのに違和感があると言う話」「これから国民が食べる米をエサと言って誰が喜ぶの?」「小泉大臣も『エサ米』と言ったと言うのはあなたの言葉を引用したまで」と炎上に油を注ぐ事態となっている。

 29日は楽天やアイリスオーヤマが備蓄米のネット先行販売を始め、いずれも即完売となった。各小売店の店頭に並ぶ際には買い求める消費者が殺到するのは確実で、「庶民にとっての備蓄米も上級国民の玉木氏にはエサ」「エサしか買えない国民もいる」と反発の声は高まる一方だ。山尾志桜里氏の公認で国民民主は支持率が急落していた中、与野党の玉木氏へのツッコミは支持者はがしの狙いも見え、玉木氏は窮地に立たされている。


記事の転載はここまで。


政府の備蓄米の放出は、目的を見失っているというしかない。

備蓄米の放出はあくまでも「手段」。

目的は、「令和の米騒動」とまで言われるような、1年で2倍に暴騰した米価を1年前に戻すことではないのか。

その目的が「備蓄米の放出」で達成するという見通しを、政府が持っているとは到底思えない。

100万トンの備蓄米では、政策の持続性を維持できないことは明らかであり、したがって、流通米が安くなると期待する国民も多くはいない。

そんな調子だから、あたかも、備蓄米を安く、早く市場に放出することが目的になってしまっている。

そもそも米を備蓄する目的を忘れてしまっていまいか。

米の不作が2年続いても、国民の「コメ需要」に応えることを目的として計算された100万トンの「備蓄」ではなかったかのか。

今の政府のやり方では、1か月後には、備蓄米が空になっただけで、市場に流通する米価は1年前の2倍のママ、となる危険性が大きい。

先人はそれを「焼け石に水」といって戒めた。

備蓄米放出狂騒曲の後の残るものは、備蓄米を買えた人と買えなかった人の間に生まれる不公平感と、不満、庶民の分断、格差の拡大、そして空になった備蓄米倉庫。

「令和の米騒動」と共に、「令和の愚策」として長く語り継がれることだろう。

1年で2倍に暴騰した米価、その真の原因を明らかにせずして、「対策」など出来るはずがないではないか。

備蓄米の放出は、国民の不満を逸らすための「弥縫策」。

参議院選挙向けのパフォーマンスと揶揄される所以だ。

参議院選挙までに流通米の価格が下がらなければ、「国民の怒りと絶望」が自公政権に鉄槌を下す。





http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/398.html
記事 [政治・選挙・NHK297] 切ってはいけない三大カード(植草一秀の『知られざる真実』)
切ってはいけない三大カード
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-bcc532.html
2025年5月31日 植草一秀の『知られざる真実』

トランプ関税政策に右往左往する日本政府。

日本は真っ先に訪米してお伺いを立てたが大きな進展はなかった。

トランプ大統領が交渉に登場して

「格下も格下の自分にトランプ大統領が直接話をしてくださった」

という〈朝貢(ちょうこう)外交〉をしているのだから先が思いやられる。

中国は、米国が上げた拳を降ろさざるを得ないとの洞察に基づき、一歩も譲らぬ姿勢を明示して、見事にトランプ大統領の大幅譲歩を引き出した。

交渉というのは、こうしてするものだという手本を示したとも言える。

「格下も格下」の担当相が訪米して交渉し、「切ってはいけない」カードを切らされることになるのではないか。

「切ってはいけない」カード。

三つある。

第一はコメ輸入

第二は防衛費・駐留経費という名の米国への上納金増額

第三は日本政府保有の米国国債について規制を課されること

このカードを切ってはいけない。

日米交渉と同じ時期に米騒動が勃発しているのは偶然ではない。

備蓄米を5キロ2000円で放出するが、在庫は60万トンしかない。

年間消費量は700万トンから800万トンだから1ヵ月分しかない。

国民に均等にまんべんなく行き渡る量でない。

瞬間蒸発。

他のコメは小売店の仕入れ価格が高いから低価格では販売されない。

そこで、コメ輸入が拡大されるリスクがある。

グローバル資本は日本農業の解体を狙っている。

三つの側面がある。

第一は日本の食料自給率を低下させ、食料によって日本を支配すること。

第二は日本農業の効率化できる部分を収奪すること。

第三は農協マネー200兆円を収奪すること。

メディアを動員してJAつぶしが推進されている。

郵政潰しとまったく同じ。

郵政事業で収益にならないのは郵便事業。

初めから明白だった。

グローバル資本が収奪したかったのは郵貯マネー、簡保マネー、日本郵政不動産、郵便局販売チャネルだった。

郵便事業だけは不要だった。

郵貯マネー、簡保マネー、不動産が着実に収奪されつつある。

棄てられた郵便事業の郵便料金が暴騰している。

同じことが日本農業で進行している。

騙されてはいけない。

JAは協同組合組織。

営利企業ではない。

JAとともに日本の零細、小規模農家を守らなければならない。

零細。小規模農家を守ることは、小規模農業に従事する人の所得を補償すること。

これを財政資金で実現することが必要不可欠なのだ。

コメ輸入を拡大して小規模農業を潰してはならない。

防衛費・駐留米軍経費負担を拡大してはならない。

軍事にお金を投じるのではなく、日本の農家を支えるためにお金を投下すべきだ。

日本政府保有の米国国債売却について米国に制限を付けられるいわれはない。

国家主権の侵害だ。

ところが、「格下も格下の担当大臣」の対米交渉ではすべてが日本の敗北に終わるのではないか。

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http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/399.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 吉村大阪府知事が備蓄米放出にここぞと便乗…「お米クーポン第4弾」期間延長で「ごっつぁん」アピール(日刊ゲンダイ)

吉村大阪府知事が備蓄米放出にここぞと便乗…「お米クーポン第4弾」期間延長で「ごっつぁん」アピール
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372554
2025/05/30 日刊ゲンダイ


歓心を買うのに必死(C)日刊ゲンダイ

「ちゃっかり」というか、「維新らしい」というか。大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)が“令和のコメ騒動”に便乗している。

 吉村知事は28日の定例会見で、府内の子育て世代への物価高対策である「お米クーポン第4弾」の期間延長を発表。申請期間は6月2日から9月1日までとした上で、引き換え期限について当初の9月から11月末まで延長した。

 府内在住の18歳以下の子どもと妊婦の約135万人を対象に1人あたり5000円のクーポンを配ってきたが、今回は7000円に増額。コメもしくは7000円相当の食料品と引き換えられるクーポンのどちらかを選べるという。

 政府備蓄米の放出に関するニュースが連日報じられる中、ここぞとばかりに乗っかった吉村知事。会見では、「今後、放出される備蓄米も対象になる」「(使用)期限を11月末まで延ばしたので、新米が出た後も使えるようにした」と胸を張った。 子育て世代のウケは良くても、コメ価格高騰に悩まされているのは皆同じ。随意契約によって放出された安価な備蓄米が店頭に並ぶことに、吉村は27日の囲み会見で「不公平感をできるだけ緩和するような策も国は考えた方がいいだろう」と上から目線で語っていたが、「お米クーポン」の不公平感は払拭しなくていいのか。

子ども食堂のコメは減量

 山田けんた府議(枚方市)が言う。

「行政の所得再分配の機能に照らせば、所得制限のない配布は『バラマキ』とのそしりを免れません。子ども・子育て支援をうたう一方、府内の子ども食堂に対する支援事業のコメは従来の5キロから2キロに減らしており、一貫性に欠けます。子ども食堂からの陳情を受け、府にコメ5キロへ戻すよう要望したところです」

 政策的な一貫性がなくても、吉村知事はお構いなし。しょせん、選挙対策に過ぎないからだ。

「まるで大型選挙にあわせたかのように、『お米クーポン』を配布しています。2023年の第1弾の申請期間中は統一地方選、24年の第3弾は衆院選、そして今回の第4弾は参院選が重なる。府内はいまだ維新の牙城ですが、国政で野党第1党を目指した時ほどの勢いはありません。ますます『地域政党』の感が鮮明になるばかり。これから吉村知事は、住民投票で2回否決された都構想に再び挑むとみられます。悲願達成の足固めとして、有権者の歓心を買うのに必死なのでしょう」(府政関係者)

 コメ不足に乗じてアピールとは、何とも情けないではないか。

  ◇  ◇  ◇

 新たに放出される備蓄米「古古米」「古古古米」は果たしておいしいのか? 創業90年の老舗米穀店に聞くと…関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/400.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 進次郎農相が教えてくれない“備蓄米ガチャ”の実態…即日完売で争奪戦確実も実は「当たり」「ハズレ」あり(日刊ゲンダイ)


進次郎農相が教えてくれない“備蓄米ガチャ”の実態…即日完売で争奪戦確実も実は「当たり」「ハズレ」あり
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/372556
2025/05/31 日刊ゲンダイ


もっと美味しそうに食べればいいのに(C)共同通信社

 どえらい人気だ。随意契約で放出する備蓄米の引き渡しが、29日始まった。受け付け開始から、わずか3日。午後には早速、楽天グループが先陣を切って、特設サイトで販売を始めると、瞬く間に売り切れた。店頭では来週、アイリスオーヤマやイオン、ドン・キホーテなどが販売を始める見通し。小泉進次郎農相の大宣伝効果で、争奪戦は必至だが、今回の備蓄米には「当たり」と「外れ」があるのをご存じだろうか。

 29日から放出されているのは2022年産の古古米(約20万トン)である。申し込みが確定したのは61社。申請数量の最多は、イオンの関連会社・イオン商品調達とコスモス薬品の各2万トンだ。1キロ400円(税抜き)で販売すると公表していたファミリーマートや、セブン-イレブン、ローソンのコンビニ大手3社は“落選”した。農水省の応募条件を満たさなかった可能性があるようだ。

 残る約10万トンの21年産の古古古米は、きょうから中小スーパーや地域の米穀店を対象に随意契約を受け付ける。安いコメの争奪を巡る狂騒は当分、続くのは確実だ。あれだけTVが連日連夜、進次郎農相と一緒に「5キロ2000円、今度は1800円」と騒ぎ立てれば、消費者も「いっちょ試してみるか」という気にもなる。

 しかし一概に備蓄米と言っても、さまざまな種類が存在するのだ。

人気産地のブランド米もあれば、トホホな場合も…


引き渡しスタート(C)共同通信社

 備蓄米の倉庫は全国300カ所に点在する。玄米のまま保管されたコメは産地も銘柄も数量も、てんでばらばらで、人気の新潟県産コシヒカリもあれば、全国的には無名の銘柄もある。「どの倉庫も温度と湿度を一定に保ち、厳しく品質を管理しているのに、場所によってコメの食味は異なる」(コメ卸関係者)との声もあるほどだ。

 過去3回の一般競争入札では産地・銘柄・数量・委託先の倉庫会社・包装の種類に至るまで対象が細かく分類され、一つ一つ指定して札を入れる流れだった。3月半ばに実施された初回(15万トン)の入札対象は24道県産の計41銘柄に及び、ロット数は469に達していた。

 JA全農が9割以上を落札したが、その一つ一つをカキ集めて精米してからブレンドし、袋詰めにするとなれば、そりゃあ手間がかかる。店頭に並ぶまで時間を要するのも当然だ。農水省の備蓄米担当者が言う。

「今回の随意契約はスピード重視。申し込み段階で指定できるのは数量と産年、引き渡し希望地のみ。産地や銘柄などは選べず、引き渡す際に初めて知ることになります」(農産局貿易業務課)

 業者によって人気産地のブランド米が混ざっていることもあれば、トホホな銘柄だけの場合もあり得る。つまりは玉石混交の運任せ。数キロ単位にブレンドして小分けし、店頭に並べばなおさらで、購入する1袋ごとに食味は大きく変わるだろう。古くは福袋、最近の言葉を借りれば「備蓄米ガチャ」だ。

 進次郎農相は29日、自身の発案で備蓄米の試食会を省内で開催。21〜24年産米のおにぎりをほおばり「どれもおいしい」とアピールした。「当たり」を用意されたのか、それとも単なる味オンチなのか。

  ◇  ◇  ◇

 新たに放出される備蓄米「古古米」「古古古米」は果たしておいしいのか? 創業90年の老舗米穀店に聞くと…関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/401.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 進次郎農相が教えてくれない“備蓄米ガチャ”の実態…即日完売で争奪戦確実も実は「当たり」「ハズレ」あり(日刊ゲンダイ)


進次郎農相が教えてくれない“備蓄米ガチャ”の実態…即日完売で争奪戦確実も実は「当たり」「ハズレ」あり
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/372556
2025/05/31 日刊ゲンダイ


もっと美味しそうに食べればいいのに(C)共同通信社

 どえらい人気だ。随意契約で放出する備蓄米の引き渡しが、29日始まった。受け付け開始から、わずか3日。午後には早速、楽天グループが先陣を切って、特設サイトで販売を始めると、瞬く間に売り切れた。店頭では来週、アイリスオーヤマやイオン、ドン・キホーテなどが販売を始める見通し。小泉進次郎農相の大宣伝効果で、争奪戦は必至だが、今回の備蓄米には「当たり」と「外れ」があるのをご存じだろうか。

 29日から放出されているのは2022年産の古古米(約20万トン)である。申し込みが確定したのは61社。申請数量の最多は、イオンの関連会社・イオン商品調達とコスモス薬品の各2万トンだ。1キロ400円(税抜き)で販売すると公表していたファミリーマートや、セブン-イレブン、ローソンのコンビニ大手3社は“落選”した。農水省の応募条件を満たさなかった可能性があるようだ。

 残る約10万トンの21年産の古古古米は、きょうから中小スーパーや地域の米穀店を対象に随意契約を受け付ける。安いコメの争奪を巡る狂騒は当分、続くのは確実だ。あれだけTVが連日連夜、進次郎農相と一緒に「5キロ2000円、今度は1800円」と騒ぎ立てれば、消費者も「いっちょ試してみるか」という気にもなる。

 しかし一概に備蓄米と言っても、さまざまな種類が存在するのだ。

人気産地のブランド米もあれば、トホホな場合も…


引き渡しスタート(C)共同通信社

 備蓄米の倉庫は全国300カ所に点在する。玄米のまま保管されたコメは産地も銘柄も数量も、てんでばらばらで、人気の新潟県産コシヒカリもあれば、全国的には無名の銘柄もある。「どの倉庫も温度と湿度を一定に保ち、厳しく品質を管理しているのに、場所によってコメの食味は異なる」(コメ卸関係者)との声もあるほどだ。

 過去3回の一般競争入札では産地・銘柄・数量・委託先の倉庫会社・包装の種類に至るまで対象が細かく分類され、一つ一つ指定して札を入れる流れだった。3月半ばに実施された初回(15万トン)の入札対象は24道県産の計41銘柄に及び、ロット数は469に達していた。

 JA全農が9割以上を落札したが、その一つ一つをカキ集めて精米してからブレンドし、袋詰めにするとなれば、そりゃあ手間がかかる。店頭に並ぶまで時間を要するのも当然だ。農水省の備蓄米担当者が言う。

「今回の随意契約はスピード重視。申し込み段階で指定できるのは数量と産年、引き渡し希望地のみ。産地や銘柄などは選べず、引き渡す際に初めて知ることになります」(農産局貿易業務課)

 業者によって人気産地のブランド米が混ざっていることもあれば、トホホな銘柄だけの場合もあり得る。つまりは玉石混交の運任せ。数キロ単位にブレンドして小分けし、店頭に並べばなおさらで、購入する1袋ごとに食味は大きく変わるだろう。古くは福袋、最近の言葉を借りれば「備蓄米ガチャ」だ。

 進次郎農相は29日、自身の発案で備蓄米の試食会を省内で開催。21〜24年産米のおにぎりをほおばり「どれもおいしい」とアピールした。「当たり」を用意されたのか、それとも単なる味オンチなのか。

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 新たに放出される備蓄米「古古米」「古古古米」は果たしておいしいのか? 創業90年の老舗米穀店に聞くと…関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/402.html

   

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