立憲・辻元氏「不信任案は『肝試し』ではない。選挙協力できるのか」
2025年6月9日 14時18分 朝日新聞 安倍龍太郎
https://www.asahi.com/articles/AST69150ST69UTFK006M.html
内閣不信任案を出すか出さないかは、肝試しではないと思う。不信任案というのは、「びくびくしているやろ」「出さへんのちゃうか」とか「腹を決めていかんかい」とか、そういう話ではない。このような発言をする人がいるが、真剣にいまの状況を見極めているのか。
これだけたくさんの野党がある。野党第1党としては、他の野党のみなさんもしっかり腹固めてくれるんやろか、というのがすごく大事。可決されたら内閣総辞職か解散総選挙。となると、首班(首相)指名は一緒に行くのかというのも大きい。多数を取らないと意味がない。
もうひとつは、不信任でいざ選挙になったら、いまの政権をひっくり返すために、一緒に選挙協力をして選挙を戦うのか。それだけの不信任案は重みがある。本気でいま政治を変えようとの思いをひとつに結集していけるかが大事だ。
いままで政治の転換があったときはそれをやってきている。だから肝試しのように不信任を出すか出さないか、根性があるのかないのかみたいな話は一切やめてほしい。それぐらい持つ意味が大きい。野田(佳彦)代表も熟慮されていると思う。(記者会見で)
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/447.html
youtube開設とデモ・イベント動画
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-45896f.html
2025年6月 8日 植草一秀の『知られざる真実』
新たに個人のyoutubeチャンネルを立ち上げた。
初回の動画は山城博治さんへのインタビュー。
山城博治さんは沖縄平和運動センター議長を長く務められてきた。
平和の闘士“。
「オールジャパン平和と共生(現ガーベラの風)」の2018年6月6日の総決起集会に参加くださり、連帯のご挨拶をいただいた。
「立ち上がれ」の歌も披露いただいた。
7月に実施される予定の参議院選挙に立候補される意向を示されている。
山城さんに沖縄の現状、平和のために必要なこと、生活の問題を詳しく聞いた。
ぜひ、動画を流布・拡散していただきたく思う。
また、新しく開設したyoutubeチャンネルへのチャンネル登録もお願いしたい。
今後、動画配信を拡充する予定だが、準備に時間がかかるため、しばらくお待ちいただきたく思う。
山城さんは〈平和と生活〉の問題を強調された。
絶対に戦争を起こさせないこと。
この言葉の重みをしっかりと受け止める必要がある。
平和が脅かされ、沖縄では明日にでも戦争が勃発するかのような〈脅し〉がささやかれているが、戦争のリスクを高めているのは一体誰なのか。
この点を考える必要がある。
戦争で利益を得ようとする勢力が、危機を煽り、その危機を原動力にして軍備拡大に突き進んでいるだけではないのか。
米騒動の茶番の裏側で憲法破壊の動きが加速している。
6月3日に産経新聞が石破首相へのインタビュー記事を掲載した。
このなかで石破首相は衆院憲法審査会で自民が日本維新の会や国民民主党とともに改憲原案の起草委員会設置を提案する動きを示していることについて、
「この流れ止めてはいけない」
と発言した。
しかし、これは憲法審査会のなかでの動きではない。
憲法審査会ではなく、憲法審査会の「幹事会」及び「幹事懇談会」での、非公開の協議内容が漏れ伝えられているだけのこと。
しかし、「幹事会」や「幹事懇談会」は憲法改正の内容を論じる場ではなく、法令違反の対応だと言わざるを得ない。
国会議員は憲法第99条によって憲法尊重擁護義務を課せられている。
憲法尊重擁護義務を課せられている国会議員が憲法改正を網羅的に検討する憲法審査会を常設の機関として設置していること自体が憲法違反である疑いが強い。
憲法改正は許されても憲法制定は許されていない。
憲法の基本原理変更は「改正」の範囲を超える「制定」=「革命」=「国家転覆」であって許容されない。
ところが、その「制定」=「革命」=「国家転覆」の動きが顕在化しつつある。
6月5日の午前に国会議事堂横で「改憲発議阻止デモ」が開催された。
衆議院憲法審査会が開催される毎週木曜日の朝から昼まで、首相官邸前または国会議事堂横で「改憲発議阻止デモ」が開催されている。
6月5日は私も参加させていただいた。
私のスピーチは20分50秒から35分55秒まで、サルサ岩渕さんのスピーチは42分29秒から1時間12分35秒まで。
多くの市民が貴重な訴えを示されているのでご視聴をお願いしたい。
5月29日には「ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)」の国会イベント
「参院選で一票一揆
しょぼい減税を−ぶっ壊す!」
を開催した。
サルサ岩渕さんが配信くださっている動画をぜひご高覧賜りたい。
https://youtube.com/live/p9HosXJy9-E
https://live.nicovideo.jp/watch/lv347876823
1.憲法改正発議阻止
高良鉄美(参議院議員、憲法学者)0:10〜0:31(21分)
竹村香津子(運営委員)0:33〜0:44(11分)
サルサ岩渕(運営委員)0:46〜1:01(15分)
2.消費税問題
植草一秀(運営委員)1:03〜1:34(31分)
来賓挨拶
末松義規(衆議院議員)1:34〜1:46(12分)
3.食料自給・食の安全
安田節子(運営委員)1:54〜2:32(38分)
4.温暖化CO2起源説のウソ
松田智(工学博士、元静岡大学教員)2:32〜3:05(33分)
5・ワクチン・薬害
真田信秋(運営委員)3:06〜3:30(24分)
真田さんの講演内容は上記のニコ動動画またはIWJ様配信動画(下記の上から前編、中編、後編の後編)からご高覧賜りたい。
運営委員の佐久間敬子弁護士は体調不良のため、当日欠席になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=vxQRR8IWkUo
https://www.youtube.com/watch?v=nKlNAU1aFSY
https://www.youtube.com/watch?v=w5u4AEK4fwc
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大阪万博会場で水トラブルが続く理由…ユスリカ大量発生に続き、指針値20倍のレジオネラ菌
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/372895
2025/06/06 日刊ゲンダイ
レジオネラ属菌が検出された、濁った水が広がる「ウォータープラザ」/(C)共同通信社
大阪・関西万博で、またしても水にまつわるトラブルだ。
万博協会は5日記者会見を開き、会場南側にある「ウォータープラザ」の海水から指針値の最大20倍に当たるレジオネラ属菌が検出されたため、きょうまで水上ショーを中止すると発表した。あす以降の再開は検査結果をふまえて判断するという。
レジオネラ属菌は、消毒されていない水や入れ替わりの少ない水、水温が20〜50度前後の水に混入した時に増殖する恐れがあるとされ、発熱や肺炎などの症状が出るレジオネラ症の原因となる。公衆浴場やプール施設などで基準値を超えるレジオネラ属菌が検出された例があり、高齢者を中心に死亡例も少なくない。
万博協会は今後、海水の循環量を増やしたり、消毒や配管清掃を強化するという。
広さ3ヘクタールの「ウォータープラザ」には大阪湾の海水が引き込まれており、約300基の噴水が設置されている。この広大な施設は、万博会場で大量発生している羽虫「ユスリカ」の発生源にもなっており、大屋根リングの上で蚊柱が発生するなどの問題になっている。
識者は衛生面のチェック体制を疑問視
「ウォータープラザ」の周辺で立て続けにトラブルが発生しているのには、理由がありそうだ。
「大阪湾の海水はもともとさまざまな物質を含んでいます。その海水を同じ場所にとどめておけば当然、レジオネラ属菌が増殖するし、水中に含まれる有機物を求めてユスリカが発生する。こうした問題が発生しているということは、水を濾過したり循環させたりする本来必要な浄化設備が、十分なものでないと考えられます」(建築エコノミストの森山高至氏)
レジオネラ属菌は、エアロゾルと呼ばれる細かい霧やしぶきを吸い込むことで感染する。
「感染症など健康上のリスクを考えれば、噴水など人が水に触れる可能性のある設備をつくるなら、もっと細心の注意を払うべきでした。人工の水辺というのは本来管理が非常に難しいものです。主催者側の衛生面に対するチェック体制は本当に機能しているのでしょうか」(森山高至氏)
開幕からもうすぐ2カ月が経つが、後手後手の対応は相変わらずだ。
◇ ◇ ◇
万博協会のトラブルへの後手後手対応ぶりは、関連記事【もっと読む】などで詳しく報じている。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/449.html
https://www.tokyo-np.co.jp/article/410259?rct=politics
小沢氏の指摘の通りだ。
「過半数を持ってない時はしょっちゅう出して、持っている時に出さない」
一体何をやっているのか、野党のこの体たらく、この矛盾した態度。
結局は、立憲民主党も、日本維新の会も、国民民主党も、政権奪取を目指す政党に非ずと、自ら言っているようなものだ。
そんな調子では「政権構想」など無くて当然だ。
以下に記事の全文を転載する。
日本維新の会の前原誠司共同代表と国民民主党の玉木雄一郎代表は7日、立憲民主党との内閣不信任決議案の共同提出について、いずれも慎重に判断する考えを示した。不信任案が可決された場合の衆院解散や内閣総辞職に備え、立民との政権構想を共有するかどうかも明言を避けた。
立民の野田佳彦代表は6日、不信任案提出の是非を判断するに当たり、野党間で事前に協議した上で、共同提出の意思があるかを確認したいとの意向を表明していた。
前原氏は7日、水戸市で記者団に「野党第1党の立民が不信任案を出す決断をした場合に内容も含めて精査し、判断する」と説明。政権構想については「参院選は独自に戦う。
仮に衆参同日選になった場合でも、われわれの考えを掲げて議席増を図る」と強調した。
玉木氏は大阪市での記者会見で、共同提出に関し「直接どのような構想なのか、まず話を聞きたい」と述べるにとどめた。将来的に立民と連立政権を組むのかを問われ「政権を共にするとなれば、安全保障やエネルギー政策といった国の根幹に関わる政策での一致が必要だ」と指摘した。
記事の転載はここまで。
朝日新聞の下記記事から枝野氏の発言を引用する。
「立憲・枝野氏、不信任案提出に反対「野田代表は国益優先で判断する」」
(https://www.asahi.com/articles/AST672T4XT67UTFK005M.html?iref=pc_politics_$PAGE_TYPE_EN_list_n)
「・・・不信任案を提出する場合は、新たな政権構想を示す必要があるとし、「首班(首相)指名で『野田佳彦』と書いてくれるのか。一緒に連立政権を組んでくれるのか」と牽制(けんせい)した。
枝野氏は講演後の記者団の取材に対しても、「不信任案が通った後に(政権の枠組みを)どうするのかを、あらかじめ示すことが当然の責任だ。それがない不信任はあり得ない」と強調した。」
引用はここまで。
忘れもしない、枝野氏といえば、「野党共闘」を悪しざまに言い、立憲民主党の単独政権を目指すと言った御仁だ。
今更「・・・一緒に連立政権を組んでくれるのか」は無いだろう。
立憲民主党には「政権構想」が無いと、自慢気に言われてもね。
他の党も同じだが・・・。
国民はどう反応すればいいか・・・今困惑中。
立憲民主党も、日本維新の会も、国民民主党も、政権奪取を目指さないとすれば、次に何があるのか。
やはり・・・
自公政権への「連立参加」か、巷で囁かれる「大連立」。
これは最初から国民の期待を裏切る構えだな。
もう一つ、朝日新聞
(https://www.asahi.com/articles/AST69150ST69UTFK006M.html?iref=pc_politics_top)
の記事(立憲民主党・辻元清美代表代行(発言録))から引用。
「・・・不信任でいざ選挙になったら、いまの政権をひっくり返すために、一緒に選挙協力をして選挙を戦うのか。それだけの不信任案は重みがある。本気でいま政治を変えようとの思いをひとつに結集していけるかが大事だ。
いままで政治の転換があったときはそれをやってきている。だから肝試しのように不信任を出すか出さないか、根性があるのかないのかみたいな話は一切やめてほしい。それぐらい持つ意味が大きい。野田(佳彦)代表も熟慮されていると思う。」
引用はここまで。
今更きれいごとを言われても白々しい。
「過半数を持ってない時はしょっちゅう出して、持っている時に出さない」
説明責任を求めたいところだ。
今、内閣不信任案を出さないとしたら、「内閣を信任したことになる」のではないか?
今の自公政権の政治は、「国民の生活が第一」の政治だとでも・・・。
自公政権を信任しているのか、信任していないのか、そこんところをはっきりしてくれ。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/450.html

精米「目詰まり」で備蓄米大行列は解消ならず…工場フル回転も大手の余力はゼロ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/372987
2025/06/09 日刊ゲンダイ
入荷すれば即、売り切れ(C)共同通信社
完売続出だ。大手スーパーやコンビニ各社などで、随意契約で調達した備蓄米の本格販売が始まったが、どこもかしこも安いコメを求める人々が押し寄せ、瞬く間に売り切れてしまう。開店前から並ばずに買えれば、それに越したことはないが、長蛇の列は残念ながら消えることはなさそうだ。
理由は「精米」だ。政府は玄米の状態で小売業者に備蓄米を直接売り渡し、精米は業者任せ。小売りの大半は自前の精米設備を持っておらず、コメ卸などの精米工場に頼らざるを得ない。そのため、殺到する依頼を処理するのに、各地の工場はパンク寸前。精米の「目詰まり」が起きているのだ。
コメ卸でつくる全国米穀販売事業共済協同組合(全米販)は6日、加盟各社の精米を引き受ける余力について初の調査結果を公表した。大手の神明は余力ゼロ。全国6工場で1日換算の精米能力(日産)計700トンを誇るが、もはや依頼を請け負えないほどのフル回転だ。
日産200トンのヤマタネをはじめ、100トン超の大手のほとんどが余力ゼロ。
回答を得た全国51社の精米余力の合計は日産250〜290トンだったが、それも各社の2〜10トンなど、か細い余力を積み上げた結果である。
「通常の銘柄米に加え、江藤前農相時代に入札で放出された備蓄米、そして随意契約の備蓄米まで引き受ければ、現場の負担は重い。それでも『早く早く』と随意契約分の精米をせかされるので最優先させ、すでにキャパ以上で取り組んでいますが、いっぱいいっぱいです」(精米業界業者)
全ての処理に最低でも50日かかる
精米の余力には地域差も目立つ。
関東地域(16社)が150〜180トンと全体の約6割を占め、九州(6社)の22トン、近畿(8社)の21トン、中部(7社)の13トンとは相当な開きがある。精米後のコメは長期保存が困難なため、コメ卸は大消費地の近郊に精米工場を設ける傾向にあるという。
「また、精米の委託先をスムーズに確保できた小売業者と、確保に難航している業者との間で、店頭に並ぶ備蓄米の数に差が生じているようです」(前出の関係者)
日本精米工業会によると、会員企業の精米取扱量は1日換算6000トン前後。対する随意契約で放出する備蓄米は30万トンだ。単純計算で全ての精米には最低50日、1カ月半以上かかる。現実には銘柄米なども請け負うため、さらに時間を要する。工場をフル稼働させて精米し、ピストン輸送で納入しても店頭に並ぶ数には限度がある。皆が備蓄米に飽きなければ、大行列は解消できない。
◇ ◇ ◇
備蓄米をめぐる一連の騒動は、さながら“踊る進次郎コメ劇場”だ。関連記事【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/451.html
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