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2025年6月19日07時15分 〜
記事 [政治・選挙・NHK297] 備蓄米「残り10万トン」で拭えない大災害時の不安…追加放出の背景には財務省の“提言”が? 話題の焦点(日刊ゲンダイ)

備蓄米「残り10万トン」で拭えない大災害時の不安…追加放出の背景には財務省の“提言”が? 話題の焦点
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/373455
2025/06/19 日刊ゲンダイ


備蓄米を放出しても精米が間に合わない…(C)共同通信社

 先月下旬に決まった30万トンの備蓄米放出に続き、今月10日に発表されたのが20万トンの追加放出。2020年産米、21年産米あわせて20万トンを矢継ぎ早に放出することで、価格を急速に冷ますのが狙いだ。16日現在、スーパーの平均価格は5キロ税込み4176円と3週連続で低下したが、依然高止まりが続く中、追加放出が奏功するとは限らない。

「江藤前農相の時に放出された30万トンはおよそ75%が出荷済みですが、小泉農相の30万トンは精米が追いついておらず、店頭に出回っていません。精米能力は全大手卸売りをあわせても1日2000〜3000トン程度。毎日精米したとしても、30万トンだと100日ほどかかります。行き渡るのは今年の新米シーズンが始まる頃でしょう。小泉農相の前回分が出回った結果を確認し、価格が反転したのを見計らってから追加放出してもよかったように思います」(米流通評論家・常本泰志氏)

 小泉進次郎農相の追加放出で、100万トンが適正とされる備蓄米は残り10万トンに。心配されるのが大規模な自然災害の発生のほか、25年産米が不作の場合だ。

7月5日の噂を気象庁長官がデマと一蹴も

 くしくも、11年の東日本大震災を予言したといわれる、たつき諒氏の漫画「私が見た未来 完全版」(飛鳥新社)の影響で今年7月5日に大災害が日本を襲うという噂が海外にも広まり、気象庁長官がこの流言を「デマ」と否定する事態に。

 だが実際、南海トラフ地震や首都直下型地震の発生確率が高まっているのは間違いないだろう。

 東日本大震災時に放出したコメは4万トン程度であることから、小泉農相は緊急時でも問題ないとしているものの、起こりうる2つの大地震や火山噴火、大規模水害などが発生した場合、被害は東日本大震災を上回るとされる。備蓄米在庫の放出には別の思惑も囁かれているという。

「昨年11月の財務省の財政制度等審議会で提言されたのが、政府輸入米である77万トンのミニマムアクセス米の活用です。大地震など緊急時に輸入米を備蓄米に回すほか、農家への補助金を減らして農業の効率化や農地の集約化などが話し合われましたが、今の備蓄米放出の動きはこの提言に沿っているとみえなくもありません」(常本泰志氏)

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/510.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 進次郎農相いきなり「作況指数」廃止のお粗末…“統計のブレ”は父・純一郎元首相の農水省リストラのツケが原因(日刊ゲンダイ)

進次郎農相いきなり「作況指数」廃止のお粗末…“統計のブレ”は父・純一郎元首相の農水省リストラのツケが原因
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/373436
2025/06/18 日刊ゲンダイ


現場に“寄り添う”パフォーマンス(C)共同通信社

 親父のツケをゴマカす安易な結論だ。小泉進次郎農相がコメの出来栄えの目安となる「作況指数」の廃止を決めてしまった。作況指数は1956年から約70年、毎年秋に公表。豊作や不作を分かりやすく示す指標として活用されてきた。

 廃止の理由は生産現場の実感とのズレ。とりわけ、昨年産米の作況は「平年並み」だったが、実際の収穫量はもっと少ないとの見方が多い。「生産量は足りている。新米が流通すれば落ち着く」として、農水省の価格高騰対策が後手に回った一因との指摘もある。

 進次郎氏が15日に福島の生産現場を視察した際も、コメ農家から作況指数と実感が「全然違う」との声が上がり、現場の不満をバネにトップダウンで決断し、あっさり伝統ある統計を捨てた格好だ。

 作況指数の精度が下がっていたのは事実としても、問題はなぜ統計の信頼を損ねる事態を招いたのかだ。最大の原因は、進次郎氏の父・小泉純一郎元首相がモーレツに進めた構造改革路線にある。

 2001年に誕生した小泉政権は「国家公務員改革」と称して霞が関の大リストラを貫徹。ターゲットにされたのは「単純な事務仕事とみられ、各省庁内で地位の弱い」(霞が関職員)という統計部門の人員だ。農水省も例にもれず、地方農政局や農政事務所を含めて統計担当職員を5カ年計画で半減させる人員削減を余儀なくされた。

4000人超の人員削減

 11年には農政事務所と統計・情報センターなど2系列に分かれていた計346カ所の地方拠点を廃止。新たに「地域センター」として一緒くたにし、5分の1程度の65カ所に集約された。

 その結果、農水省の統計職員数は04年度の4674人から今年度は668人にまで激減。実に4000人超が整理され、85.7%減という猛烈なリストラが吹き荒れたのだ。ここまで極端に現場から人手がいなくなってしまえば、統計にブレが生じるのも無理はない。

「統計は国の政策の基幹です。現状を把握できる正確なデータがなければ、マトモな政策を打てません。農水省に限らず、国の統計職員数はすでに2000人を割り込み、軽く1万人を超える米国や約6000人のフランス、5000人超のカナダなどに比べ、人口の数に対して圧倒的に少ない。より精度の高い統計を取るなら、小泉農相は本来、人員配置を見直すべきです。いきなり作況指数を廃止とは、オソマツ過ぎます」(経済評論家・斎藤満氏)

 小泉家にすれば親父の大罪を覆い隠す孝行息子かもしれないが、日本の農政にとっては単なるバカ息子である。

  ◇  ◇  ◇

 備蓄米をめぐる一連の騒動は、さながら“踊る進次郎コメ劇場”だ。関連記事【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/511.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 注文の少ない料理店「れ共社大同団結で地殻変動を」(植草一秀の『知られざる真実』)
注文の少ない料理店
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-265a46.html
2025年6月18日 植草一秀の『知られざる真実』

日本の政治勢力における革新勢力の後退が著しい。

しかし、この変化が主権者の側の変化を反映したものであるのかは疑わしい。

建前の上では主権者が代表者を選出して政治が行われるが、実際には主権者が主体的に代表者を送り出すのではなく、主権者は目の前に示されたメニューから選択しているに過ぎない。

レストランで言えば、客が本当に食べたいと思うメニューが満載の店もあれば、食欲の湧かないメニューしか記載のない店もある。

食欲の湧かないメニューしかない店なら、多くの人がレストランに行くこと自体を選ばない。

逆に、客が満足する魅力満載のメニューがふんだんに提示される店なら、すべての人がレストランに行って好みのメニューを注文するだろう。

提示されるメニューが魅力的なものであるか、そうではないか。

この違いを表示るのが投票率だ。

思えば2009年8月の総選挙では投票率が7割近くに達した。

当時の鳩山民主党の人気が絶大だった。

民主党政権は2009年から2012年まで3年余続いたが、人気を博したのは鳩山由紀夫内閣だけだ。

小沢−鳩山人気で政権が樹立されたが、2010年6月以降は、このおこぼれに預かった不人気の者たちが政治権力を横取りしてしまった。

日本政治に活力がなくなったのはこのときから。

「民主党」という名称は同じでも、中身がまったく異なるものに変質した。

現在の政治情勢における最大の特徴は〈ゆ党〉の拡大。

〈ゆ党〉とは〈隠れ自公〉、〈第二自公〉、〈チーム日〉のこと。

〈第二自公〉勢力が拡大しても政治に緊張感が生まれるわけがない。

唯一、事態が変化したのは2017年から21年にかけての4年間。

民主党が国民民主と立憲民主に分裂した。

〈革新〉と〈隠れ自公〉に分離されたと理解された。

〈革新〉と理解された〈立憲民主〉が主権者の支持を受けて躍進した。

多くの主権者は野党中核を担う〈革新〉勢力の登場を待望している。

期待の持てる〈革新〉がメニューに載れば、客は大きく動く。

しかし、2021年に立民が変質。

〈革新〉から〈隠れ自公〉に変質した。

枝野幸男氏はもともと守旧勢力の一員で、鳩山内閣から権力を強奪した側の人物だから、その本拠地に回帰しただけかも知れない。

立民の右旋回は必然のものだったのかも知れない。

立民が右旋回してから、メニューの魅力が一気に落ちた。

そして、この機に乗じて〈ゆ党〉を強化する工作が拡大している。

〈維新〉、〈都民ファ〉、〈再生〉、〈参政〉、〈保守〉のすべての勢力が〈ゆ党〉ないし〈極右〉に分類される。

〈立民〉も〈ゆ党〉化を鮮明にしている。

はっきり〈革新〉と呼べる政治勢力は〈れいわ〉、〈共産〉、〈社民〉三勢力に限定される。

潜在的には〈革新〉支持の主権者は多い。

これはと言えるメニューが掲載されれば、主権者は一気に強い+支持を示すことになるだろう。

2009年現象はいつでも再現されるはずだ。

しかし、現状では〈れいわ〉、〈共産〉、〈社民〉に何かが欠けている。

それは〈連帯〉の思想だ。

〈共産〉も党名変更を検討する程度の柔軟性が必要である。

支持者の高齢化が進み、若年層の支持拡大を実現し得ていない。

社民はいま求められる政治主張を示しているが、勢力再拡大に向けての取り組みが不十分と感じられる。

〈れいわ〉は確実に地保を固めつつあるが「小異を残して大同につく」連帯の表明が乏しい。

かつての小沢−鳩山民主党が示した幅の広い連帯の気運が生まれていない。

その結果何が起きるのか。

都議選は参院選の前哨戦の意味を持つ。

この都議選で自公とゆ党が議会議席の多数を占有すると、何も変わらない現実が到来する。

その流れの中で参院選が行われると国政も何も変わらない。

最大のリスクは与党・ゆ党連合による消費税増税と憲法破壊が推進される可能性があること。

極めて危険な前夜に位置している。

『ザイム真理教』(森永卓郎著)の神髄をさらに深堀りする新著の公刊迫る。6月19日刊行予定。

『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』
(ビジネス社)


https://x.gd/LM7XK

ぜひご高読をお願いいたします。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/512.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 立民の小沢氏、不信任提出を要求 賛同30人が会合
立民の小沢氏、不信任提出を要求 賛同30人が会合
2025年06月19日 18時22分 共同通信

https://www.47news.jp/12744537.html

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、野田佳彦代表に内閣不信任決議案の提出を求める会合を国会内で開いた。賛同する国会議員約30人が参加した。小沢氏は「政権交代が目標だ。けじめとして、われわれの主張を国民に示さなければならない」と語った。
 江田憲司元代表代行は、提出しない場合は「石破内閣を信任したことと同義だ」と訴えた。
 小沢氏は会合後、記者団に「石破内閣が衆参同日選含みで解散すれば、政治への関心はものすごく高くなる。投票率は上がる。絶対に負けない」と強調した。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/513.html
記事 [政治・選挙・NHK297] 小池知事は公務そっちのけで都議選応援フル回転…“4股”かけられた自公、都ファ、国民で「囲い込み合戦」勃発(日刊ゲンダイ)


小池知事は公務そっちのけで都議選応援フル回転…“4股”かけられた自公、都ファ、国民で「囲い込み合戦」勃発
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/373437
2025/06/18 日刊ゲンダイ


まさかの“四股”でフル回転(C)日刊ゲンダイ

 参院選の前哨戦となる東京都議選(22日投開票)は早くも中盤戦を迎えたが、目につくのは“女帝”小池都知事の異常な活動量だ。

 17日は正午過ぎから夜8時まで、特別顧問を務める都民ファーストの会候補の応援のため、7選挙区を駆け回った。18日も午前10時過ぎから昼過ぎまで4選挙区をハシゴする予定。告示日の13日の夕方以降と翌14日は公明党候補の支援にシャカリキと、公務そっちのけで首都決戦にフル回転である。

「小池知事は表向き都ファの応援を優先していますが、知事与党として友好関係にある公明からの依頼にも積極的に応じています。都政運営に加勢するなら、都ファの議席が増えようが公明が増えようが構わない。もっと言えば、知事与党入りしそうな国民民主党や、かつては敵対した自民党の応援だって辞さない考えだそうです」(都政関係者)

 今後も都政を牛耳りたい小池知事は、都ファに自公、国民民主と“4股”をかけている格好だ。そんな思惑を分かっているのだろう、自民の一部候補は小池知事に応援を要請。小池知事の為書きを選挙事務所に掲げる自民候補もいる。自民側も“4番目でもいい”とばかりに小池知事にすり寄っているわけだ。

「大手メディア各社が先週末に行った都議選の情勢調査で、自民は軒並み投票先のトップ。『第1党をうかがう』と報じられていますから、小池知事も支援には前向きなはずです。バックアップした候補が勝てば大きな貸しをつくれますからね。勝てそうな候補の選挙区入りを画策しているのではと噂されています」(同前)

公明からは「自民の応援に行かないで」


ここまでして自民党と距離を置いたのに…(C)共同通信社

 ところが、こうした状況に公明は難色を示しているという。

「とにかく自民の裏金問題への拒否感が強い。近年は、都ファと協力した8年前の都議選を除き、候補者を立てない選挙区では自民候補に推薦を出してきたが、今回は見送ったほどです。そこまでして自民と距離を置いているのに、小池知事に応援に入られるのは面白くない。小池知事が双方を支援すれば、『やっぱり自公は同じ穴のムジナ』と有権者に受け止められかねません。だから、公明は小池知事に『自民の応援には行かないで』と要請したそうです」(都議会関係者)

 どいつもこいつも“女帝”の囲い込みに必死のようだが、その思いが最も強いのは、小池一派の都ファの面々だ。

「自民に手を貸すのは論外ですが、正直言うと公明への応援も極力、控えてもらいたい。都政運営で協力してきましたから、ある程度は仕方ないにせよ、我々と競合する定数2以上の選挙区にまで入るのはいかがなものか。こっちを優先してもらいたいものです」(都ファ関係者)

 4股状態の小池知事に恋々としがみつこうなんて、随分と女々しい連中だ。この調子では議会のチェック機能など、てんで期待できない。

  ◇  ◇  ◇

 都ファ陣営が苦言を呈するのも無理もない? 小池知事と公明党の密接ぶりは、●関連記事【もっと読む】『小池知事の都議選「公明応援行脚」の思惑…2日間で12候補にベタ張り、都ファ候補そっちのけ』で詳報している。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/514.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 立憲・野田代表が伝達 内閣不信任案の提出見送り、国民・玉木代表「正直言って拍子抜け」<Nスタ解説>(TBS)
立憲・野田代表が伝達 内閣不信任案の提出見送り、国民・玉木代表「正直言って拍子抜け」【Nスタ解説】

2025/06/19 TBS NEWS DIG

国会では会期末が迫るなか、残る最大の焦点だった内閣不信任決議案について、立憲民主党の野田代表は提出を見送ると野党の党首らに伝えました。

■「政治空白は作るべきではない」 戦いの舞台は参院選へ

午後、与野党の党首会談に臨んだ石破総理。

石破総理(正午ごろ)
「国益をかけた交渉となります。どうぞ皆様方にもご協力をたまわりますようお願いを申し上げます」

議題となったのは、日米首脳会談で話し合った関税交渉の進捗状況や、混乱する中東情勢に伴うガソリンの高騰対策などです。

今回の会談、実は立憲民主党の野田代表にとっても大きな意味合いをもっています。それは、内閣不信任決議案を提出するかどうか判断する材料の一つになるとみられていたからです。

会談が終わったあと、記者から内閣不信任案を提出するか聞かれた野田代表は…

立憲民主党 野田佳彦 代表(午後1時すぎ)
「もう一回メモを反芻しながらチェックしたいと思います」
Q.いつ決断する?
「反芻してから決めます」

これまでどおり、言及を避けました。

党の重鎮・小沢議員は午後、不信任案を提出するべきだと主張する議員を集め、野田代表に対応を迫りました。

立憲民主党 小沢一郎 衆院議員(午後1時すぎ)
「国民の生活が第一と、少なくとも私はそういう考え。今の自公政権は、何を見てもそういう基本的考え方には外れている。だから不信任」

“主戦論”を求める声が出るなか、野田代表は日本維新の会の前原共同代表らと会談。結論を伝えました。

日本維新の会 前原誠司 共同代表
「不信任案の提出についてでありますが、見送るというお話がございました」

野田代表は▼アメリカとの関税交渉が今も続いていること、▼中東情勢が緊迫し、現地に滞在する日本人の退避も終わっていないことなどから、「今は政治空白を作るべきではない」と説明したということです。

今回の決断について、ほかの野党からは…

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「正直申し上げると拍子抜けですね。もっと戦うのかなと思っていましたが、今の段階で出さないというご報告ですから」

不信任案が提出された場合、衆議院の解散総選挙に打って出ることも検討していた石破総理。野田代表の判断を、どう受け止めたのでしょうか。

石破総理(午後5時半ごろ)
「野田代表がそういう説明をなさったことは報道で承知をいたしております。それを受けて各党がどのように対応されるか、まだ具体的に承知をしておりません。そういう段階でのコメントというのはできません」

少数与党の状況で、異例の展開づくしだった通常国会。“会期末の風物詩”だった不信任案も提出されず、戦いの舞台は参議院選挙に移ります。

■野田代表の思惑は? 立憲民主党内の鎮静化も図りつつ…

井上貴博キャスター:
「不信任案を出さない野党なんて腰砕けだ」という一辺倒の報道は、個人的には古いと感じています。政治空白を作らない、国益を考えた判断とは、ある種こういうことなのかなという気はしますが…。

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
日米の関税交渉が続いている、それから中東情勢も緊迫しているときに政治空白を作るべきではないというのが野田さんの説明です。

そのなかで、自身が総理大臣経験者であることをわざわざ自分で言って協調していたのは、特に中東情勢に関しては「日本はアメリカとも話せるし、イラン、イスラエルともこれまで関係が築けている。今こそ日本がしっかりしなければいけない」ということです。

また、現地にいる日本人の退避についても、これからやらなければいけないかもしれない。とにかく、そういったなかで政治空白を作るべきではないということが野田さんの最大の説明でした。

出水麻衣キャスター:
なぜこの時期の表明となったのでしょうか?

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
立憲民主党の中では(不信任案を)出すべきだという意見も結構出ていたわけですが、時間を置かずにあえて早く結論を出す、これでやるという説明をしたかったということなのでしょう。

でも野田さん自身は、この前の衆議院選挙で少数与党に追い込めたので、今度の参議院選挙でも過半数割れに与党を追い込む。その次の解散、衆議院選挙で政権を取る。そこはぶれていないということを強調しています。

今回、不信任案を出すべきだという党内の人たちに対してそういうメッセージを送り、沈静化もあわせて図っているという状況です。

井上キャスター:
国益を考えて、進めるところは進めるけれども、やはり対立して争っていかなければいけないところはある。そのバランスというのは、今後も腐心していくのだと思います。

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<プロフィール>
岩田夏弥
TBS報道局 政治部長 元官邸キャップ
小渕総理以来、主に政治取材を担当

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/515.html

   

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