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2025年8月10日17時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK297] 平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった? 永田町番外地(日刊ゲンダイ)

平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった? 永田町番外地
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375982
2025/08/10 日刊ゲンダイ


6日、広島の平和記念公園で(C)共同通信

 終戦から80年の節目の年。石破首相が6日、広島平和記念式典で行ったスピーチの評判がすこぶるいい。

「石破さんは、2年前に広島平和記念資料館を訪れた際に見聞きしたことを交え、自分の言葉で率直に語っていて好感が持てました」

 とは、参列者の一人。

 さらに石破首相がスピーチの結びに歌人・正田篠枝の短歌「太き骨は先生ならむ そのそばに 小さきあたまの骨 あつまれり」を取り上げ、万感込めて読み上げる姿に心揺さぶられたとも。

 ネット界隈での加点ポイントもおおむねこの2点だが、特にコピペ原稿の棒読み(安倍晋三、岸田文雄)や原稿の読み飛ばし(菅義偉)で批判された直近3人の首相との比較で石破スピーチを高く評価している。80年談話の発出に意欲を見せる石破首相にとっては追い風であろう。

 官邸スタッフの一人は石破スピーチの舞台裏をしたり顔でこう語る。

「実は下書き原稿はAIが作ったんですよ。歴代首相のスピーチは無味乾燥でソツのない官僚的表現が不興でしたが、AIはこれに情緒的表現を埋め込み好感度を上げてくれたわけです」

またも核廃絶への具体的前進はナシ

 歴代首相のスピーチ原稿と言えば、最近では安倍首相の外交、歴史認識に関する重要演説を手掛けた谷口智彦・内閣官房参与(元日経BP)や、菅首相の総裁選や所信表明や寄稿文を下書きした柿崎明二・首相補佐官(元共同通信)などスピーチライターの存在が注目されたが、はからずも今回の石破スピーチが歴代首相のスピーチライターよりAIの方が優れていることを証明したわけだ。

 もっとも、世論ウケした石破首相のスピーチも、情緒的表現をそぎ落とせば、政治的意味においては、歴代コピペ首相と何ら代わり映えはしない。

 周知のとおり、日本は唯一の被爆国として原子力の平和利用と核兵器の不拡散・廃絶に向けた国際社会への働きかけが使命だが、石破首相は歴代首相同様、核兵器禁止条約の締結を拒否する姿勢を崩していない。

 昨年、核兵器廃絶を国際社会に訴え、日本政府に対して条約締結を求めてきた日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞した。

 核廃絶を願う国民世論は、今回の石破スピーチにせめて締結国会議へのオブザーバーとしての参加表明を期待したが、それもかなわずだ。「仏作って魂入れず」ではないが、首相スピーチが国民の心にズバッと刺さらない理由はまさにそこにある。 (特命記者X)

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/804.html

記事 [政治・選挙・NHK297] とっくにオワコンの自民党…両院議員総会という「石破おろし茶番劇」(日刊ゲンダイ)

※2025年8月8日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2025年8月8日 日刊ゲンダイ2面

とっくにオワコンの自民党…両院議員総会という「石破おろし茶番劇」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375930
2025/08/08 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


終わっている(C)共同通信社

 くすぶる石破おろしの党内不和、続投に意欲満々の首相だが、コップの中の嵐に国民は辟易だ。一部に石破応援の世論もあるが、核兵器禁止条約にも踏み込めない腰砕けを見れば、口先きれいごと首相である。清新な若手も皆無で、グダグダやっても消滅必至、オワコン政党のセレモニー。

  ◇  ◇  ◇

 さて、「石破おろし」の決定打となるのだろうか──。8日午後2時半から、自民党は両院議員総会を開く。議題は「参院選の総括と今後の党運営について」である。

 先月28日に開かれた「両院議員懇談会」は、予定を2時間以上超える4時間半にわたって、64人が発言。「けじめが必要」「総裁選をすべき」など、石破首相(党総裁)や執行部の責任論が噴出したが、あくまで「懇談会」は意見交換の場にすぎない。石破退陣を求める連中は納得せず、議決権のある「総会」の開催に必要な党所属国会議員3分の1以上の署名が集まったと迫り、執行部は8日の開催を決めた。

 だが、党則によれば、両院総会は「党運営や国会活動に関する特に重要な事項を審議決定する」と規定され、「特に緊急を要する事項」は、一定の定足数を満たせば党大会の議決に変えることができるとされているものの、総裁を辞めさせることはできない。党則6条に、総裁任期中でも総裁選を前倒しするいわゆる「リコール規定」があり、総会では「総裁の身分に関する決定はできない」というのが党事務局の立場だ。

 つまり、リコールを成立させるか、石破自身が観念して「辞める」と言わない限り、「石破おろし」は成就しないのだ。総会でも退陣論は出るだろうが、懇談会の焼き直しになるのが関の山じゃないか。

ガス抜き第2弾

「両院総会では石破首相の退陣を決議できないと党事務局が懇談会でハッキリ言ったわけですから、やれることは『ガス抜き第2弾』でしかない。そもそも懇談会は石破おろし大合唱にはならず、その後の世論調査でも『石破首相は退陣すべき』とは必ずしもなっていない。何と言っても党内には、旧統一教会問題や裏金問題の中心だった旧安倍派に対する被害者意識があり、その旧安倍派が石破おろしをやっていることへの反発もある。懇談会には参院選で落選した議員も出席していましたが、総会は現職だけです。つまり、落選者がいないので、不満が出ても前ほど強い調子にはならないでしょう。総会も石破おろしの大合唱にはなりにくいと思います」(ジャーナリスト・山田惠資氏)

 反石破勢力も手詰まりということか。発売中の週刊文春に掲載されている政治記者の鼎談で、政治ジャーナリストの田崎史郎氏が両院総会についてこんな仰天話を披露していた。

「ある議員が、総会の最後に『総理の続投に賛成の人は手を挙げてください。もしくは、続投に反対の人は手を挙げてくださいと言えばいいんじゃないか』と言っていました」

 幼稚園や小学校のホームルームじゃあるまいし、真面目にそんなことを考えている議員がいるのか。結局、リコールしかないが、国会議員と都道府県連代表者の過半数の要求が必要で実現にはハードルが高い。

「リコールを目指して過半数の同意が集まらなかったら、石破さんに信任を与えてしまう」(自民中堅議員)

 石破おろしはくすぶり続けたまま、参院選総括の報告書がまとまる今月末までズルズル引っ張るのか……。

従来の枠から踏み出せない石破首相の限界


この2人じゃ… もう勘弁(C)日刊ゲンダイ

 これぞまさに石破が「つくってはいけない」としていた「政治空白」ではないのか。コップの中の争いに国民は辟易している。

 石破は、両院総会について「丁寧に、真摯に逃げずに説明することに尽きる」と繰り返し、続投に意欲満々のようすだ。石破おろしの渦中でも、世論調査では「辞める必要はない」が「辞めるべき」を上回る結果があったり、「#石破辞めるなデモ」が毎週のように行われたりと、一部に応援の世論があることが石破に続投の意を強くさせている。

 しかし、だ。こうした世論は、例えば「ポスト石破」に意欲を見せる高市前経済安保相に対するアンチの反応だったりする。積極的な石破支持かは怪しいもので、よくよく考えてみれば、昨年10月の就任から10カ月超、石破政権がどんな成果を挙げてきたというのか。狂乱物価高を放置し、「政治とカネ」もウヤムヤで、「やったのは森友文書の開示くらい。続投理由にしてきたトランプ関税も日米で食い違い、とうとう、15%の『上乗せ』で発動されてしまった。これまでの説明と違うじゃないか」(野党ベテラン議員)。

 6日の広島原爆の日だって、安倍、菅、岸田の歴代首相と違い、平和記念式典での挨拶を「自分の言葉で語った」と好感を持って受け止められてはいるものの、肝心の「核兵器禁止条約」への言及はなかった。核禁条約に踏み込めない腰砕け。口先だけのきれいごと首相には、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会など被爆者団体が、たいそう落胆していた。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

「従来の枠の中から踏み出すことはなかった。核禁条約の関連会議へのオブザーバー参加を検討するとでも言えば、総理を続投することに意味が出てきて国民も納得したと思いますが、それが言えない。一歩踏み出せないところに、いまの石破首相の限界がある」

自民はもうイヤが民意

 一方の石破おろしのメンメンも薄汚い。国民不在の内部抗争にかまけて、裏金議員や非主流派が我こそはの復権狙いで蠢く。離党させられ、総裁選の投票権がない旧安倍派の世耕衆院議員が、いみじくもテレビ出演して、そうした思惑を露呈。「どの口が」と多くの国民がドン引きした。

 だいたい、石破をおろしても次の展望がないのが今の自民党だ。清新な若手も皆無だから、パフォーマンス先行の小泉進次郎農相、タカ派すぎる高市や小林鷹之元経済安保相といった名前しか挙がらない。消極的選択で「石破首相は辞める必要がない」となる世論は、日本政治の末期症状を表しているのではないか。

 先月の両院議員懇談会で、こんな発言があった。

「若い世代に自民党はオワコン(終わったコンテンツ)だと思われている」

 若い世代だけじゃないだろう。参院選の結果は、衆院に続く少数与党転落だ。新興政党の参政党や国民民主党が躍進したのは、「自民はもうイヤ」「自民はもう要らない」「政治を変えてくれ」という民意である。それなのに、与党にあぐらをかき、毎度の党内抗争。どこまでも内向きの権力闘争のおめでたさ。ますます世論は離れていく。

「結局、昨年の衆院選と今夏の参院選の2度にわたって有権者からNOを突きつけられ、国民の意思が示されたわけです。石破首相が悪いわけではなくとも、やっぱり自民党が悪いんだから、石破首相が辞め、自民党が下野することが憲政の常道です。国民の目から見れば、いまの石破おろし政局は『見苦しい』の一言。石破首相に『辞めろ』と迫っているのが旧安倍派というのも国民からすれば勘弁してくれ、というところ。まさにオワコン自民党の姿を象徴しています」(五十嵐仁氏=前出)

 どんなにグダグダやっても、自民党はもはや消滅必至だ。石破おろしは茶番劇でしかないし、両院総会はオワコン政党のセレモニーでしかない。

http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/805.html

記事 [政治・選挙・NHK297] 石破降ろし封印する本尊(植草一秀の『知られざる真実』)
石破降ろし封印する本尊
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/08/post-f9b7ad.html
2025年8月 8日 植草一秀の『知られざる真実』

日本政治の混迷が深まっている。

石破内閣与党は参院選で大敗。

自公は低すぎるハードルの50議席を確保できなかった。

低すぎるハードルを超えられなかったから明確な敗北。

「敗軍の将兵を語らず」で石破氏は無言で立ち去る必要があるが首相の座に居座る。

石破後に高市早苗氏が登場するのを嫌う革新勢力は「石破やめるな」コールを送る。

しかし、これまで革新リベラル勢力の言葉が尊重されたことはない。

それがどういう風の吹き回しか、革新リベラルの主張が主要メディアによって拡散されている。

注意深く見ると石破首相を称える記事が目立つ。

主要メディアが石破賞賛記事を意識して拡散しているように見える。

これには裏がある。

ある勢力が石破首相温存を画策している。

「ある勢力」とは誰か。

財務省だ。

罪務省と表記した方が実態に即しているかも知れない。

財務省が石破首相の続投を狙っている。

革新リベラルが「石破やめるな」を叫んでも、それだけならメディアは扱わない。

しかし現局面では「渡りに船」。

石破首相の特徴は「財政規律重視」。

これが財務省に好都合。

だが、財務省は財政規律重視ではない。

あるときは財政規律重視だが、またあるときは財政規律無視に変わる。

税制と社会保障を論じるときだけ「財政規律重視」。

補正予算になると一変して放漫財政主義に転じる。

平時は税制と社会保障を論じるから、このときは徹底的な「財政規律重視」。

「財政規律重視」の石破首相が好都合。

もう一つある。

野党第一党の党首に財務省エージェントの野田佳彦氏を送り込んだ。

財務省は石破−野田連携を密かに企んでいる。

臨時国会で予算委員会集中審議が行われた。

ここで伏線を張った。

キーワードは「給付付き税額控除」。

税額控除拡大は納税額がゼロの人に恩恵がゼロ。

この人々に給付を行う。

消費税は所得税負担が発生しない人にも税負担が発生し、逆進的との批判がある。

そこで、税額控除に給付を盛り込む。

所得の少ない階層は納税額ゼロを超えた金額の給付を受ける。

これを導入する目的は一つ。

消費税増税だ。

財務省は消費税率を15%に引き上げることを目論んでいる。

そのために、雀の涙ほどの給付付き税額控除制度を導入して、これを口実に消費税増税に突き進む。

石破氏と野田氏がこの方向で進むなら財務省が支援するという話ができている。

メディアが石破氏支援報道に徹しているのはこれが背景だ。

裏は財務省。

その裏はCIAだ。

しかし、これが見破られないように革新リベラルが利用されている。

革新リベラルが「石破やめるな」を合唱しているように思わせている。

参院選での石破内閣与党大敗は緊縮財政が大きな要因。

石破退陣になれば財政出動が確実に検討される。

これを阻止するために石破・野田応援が展開されている。

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