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2025年10月04日01時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK298] 小泉進次郎氏は逃げ切れるか? 自民党総裁選で不正疑惑2連発、とってつけたような公務でマニラへ“高飛び”(日刊ゲンダイ)


小泉進次郎氏は逃げ切れるか? 自民党総裁選で不正疑惑2連発、とってつけたような公務でマニラへ“高飛び”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378339
2025/10/02 日刊ゲンダイ


外遊で戦線離脱(出発前の囲み会見での小泉進次郎農相)/(C)共同通信社

「ポスト石破」を決める自民党総裁選(4日)は最終盤に向かって混沌としてきた。本命視される小泉進次郎農相(44)が失速。対抗の高市早苗前経済安保相(64)とデッドヒートを繰り広げている。「進次郎構文」を炸裂させて後退した1年前のシクジリを糧に、慎重発言に徹してきたものの、陣営をめぐる文春砲を2発も被弾。いずれも不正選挙疑惑だ。1年前と同じ轍を踏みそうな気配が漂う。

 投開票まで残り3日となった1日、進次郎氏はASEANと日中韓による農相会合に出席するため、成田空港を発ち、フィリピン・マニラへと飛び立った。外遊日程は2日間。党総裁選挙管理委員会がセットしたきょうの公式日程はすべてパスし、大阪市の演説会、ネット番組「アベマプライム」は演説動画などで対応するもようだ。党内から「とってつけたように公務と言い出した」(党幹部)と冷ややかな声が上がるのは、文春砲から「逃げた」と見られているためだ。

 進次郎氏は1日午前、「2025年9月30日夜配信の週刊文春オンラインの報道について」と題した文書を発出。記事の詳細には触れず、〈事実に反する内容を印象付けるもので、自民党総裁選に不当な影響を与えかねない記事であり極めて遺憾です〉などと主張し、抗議するとした。石破首相が退陣を表明する10日前に仲間内で決起集会を開いたり、会長を務める神奈川県連が高市に前回投票した党員らの資格を恣意的に抹消した疑惑を否定した格好だ。

「進次郎陣営は国会議員だけでも100人ほどの大所帯。広報班長辞任に追い込まれた牧島かれん元デジタル相が主導したステマ問題が文春に報じられたのは、内部リークの可能性が否定できない。裏切り者は誰か。疑心暗鬼が広がっている。党員投票の締め切りは事実上終了したので、影響は未知数ですが」(自民関係者)

 党員の投票締め切りは3日だが、各都道府県連は1日午前中に投票ハガキの投函を済ませるよう呼びかけてきた。

 日本テレビによる党員・党友と国会議員の動向調査(1日)によると、進次郎氏と高市氏は僅差。党員・党友票は高市氏がリードを守っているが、党内随一の人寄せパンダが逃げ切るか。投票箱のフタが閉まるまで分からなくなってきた。

  ◇  ◇  ◇

 進次郎氏の自民党総裁選での不正疑惑2連発については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/230.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 自民党総裁選も残り2日…林芳正氏に「議員票」雪崩も?“難民”40人が流れる可能性(日刊ゲンダイ)


自民党総裁選も残り2日…林芳正氏に「議員票」雪崩も?“難民”40人が流れる可能性
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378341
2025/10/02 日刊ゲンダイ


再びの「まさか」がある?(C)共同通信社

「3位だと思っていたが面白くなってきた」──林芳正陣営が勢いづいて沸いているらしい。

 自民党総裁選は今月4日の投開票まで残り2日。依然、小泉進次郎農相(44)と高市早苗前経済安保相(64)による決選投票が堅いとみられてはいるが、最終盤に入り、林芳正官房長官(64)を加えた三つ巴と報じるメディアが増えてきているからだ。

 進次郎氏はステマ問題と党員削除疑惑(本人は否定)で大揺れのうえ、討論会でも“予定稿”の範囲内でしか答えられず失速。高市氏は「奈良の鹿が外国人観光客に蹴られている」「通訳が間に合わず外国人が不起訴」など根拠不明の言説をまき散らし、ヤバさを露呈。そんな中で、安定感の林氏が浮上してきたというわけだ。

 党員・党友票は、1日午前中までのハガキ投函が呼びかけられていたので、事実上終了。日本テレビが1日公表した独自の党員・党友調査では、高市氏がトップで35%、次いで進次郎氏28%、林氏23%だった。小林鷹之元経済安保相(50)は5%、茂木敏充前幹事長(69)は4%と大きく引き離されている。調査は3回目で、高市氏と進次郎氏が2回目からほぼ横ばいなのに対し、林は6ポイントアップだった。

「林さん本人も言っていたが、ネット討論会などで司会者のむちゃぶりにも臨機応変に対応でき、好感度が上がった。高市さんや進次郎さんでは不安という人たちが、林さんへの評価を高めたのでしょう」(林陣営関係者)

勝敗のカギは「未定票」と「石破票」


討論会での臨機応変な対応、安定感(C)共同通信社

 注目は国会議員票だ。報道各社の予想では、議員票については進次郎氏、林氏、高市氏の順。例えば、1日の朝日新聞の動向調査では、進次郎氏72人、林氏57人、高市氏37人、小林氏31人、茂木氏29人、未定・答えない44人となっている。

「進次郎さんは議員票で圧倒し、100票は堅い。決選投票に進むのは間違いなく、相手がどちらになっても勝利するだろう」(進次郎陣営関係者)と鼻息荒いが、「いやいや、林さんにもチャンスはある」と言うのは、どの陣営にも入っていないベテラン議員だ。こう話す。

「勝敗のカギを握るのは誰に投票するか決めかねている“難民票”です。報道各社の調査に態度を明らかにしていない『未定票』のことですが、40〜70人程度とされ、私の感触では、林さんが決選投票に残る可能性が高まれば、その多くが林さんに雪崩を打つのではないか。前回、石破首相に入れた『石破票』も多くが林さんだろう。石破首相本人もそう考えているだろうが、5候補の発言を聞けば、石破政権の継承なら林さんが最も確実。進次郎さんは『挙党一致』と言っているが、陣営に船頭が多いので現実に総裁になったら、どうなるかわからない。石破政権を支えてきた中谷防衛相と岩屋外相は林支持です」

 石破氏が勝利した昨年の総裁選も、まさかの結果だった。その再現があるのかどうか。もっとも、進次郎氏でも林氏でも、誰になっても自民党は変わらないだろうけど。

  ◇  ◇  ◇

 総裁候補の動向については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/231.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 自民新総裁、午後選出 小泉、高市氏を林氏追う
自民新総裁、午後選出 小泉、高市氏を林氏追う
2025年10月04日 03時47分 共同通信

https://www.47news.jp/13244758.html

 自民党は4日午後、総裁選の投開票を行い、石破茂首相の後継となる第29代総裁を選出する。5候補のうち小泉進次郎農相(44)、高市早苗前経済安全保障担当相(64)が先行し、林芳正官房長官(64)が追い上げる構図となった。1回目投票で誰も過半数を獲得できず、上位2人の決選投票となる公算が大きい情勢だ。林氏が決選投票に進むかどうかは、40人以上いる態度未定の国会議員の動向が焦点となる。
 小林鷹之元経済安保相(50)と茂木敏充前幹事長(69)は伸び悩む。投開票に先立ち、5陣営はそれぞれ決起大会を開き、結束を確認する。
 3日に締め切られた党員・党友による地方票は4日午前に各都道府県連で開票を始める。議員の投票は午後1時から始まり、午後2時10分ごろ結果が発表される。
 地方票では、知名度の高い小泉、高市両氏が上位を占め、林氏が続くとみられている。共同通信社の調査では、議員票は、小泉氏が80人超の支持を集め、林氏60人超、高市氏40人程度となっている。
http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/232.html
記事 [政治・選挙・NHK298] キングメーカー狙う麻生太郎氏が大慌て…“仁義なき福岡抗争”も絡み必死の「林芳正潰し」画策(日刊ゲンダイ)


キングメーカー狙う麻生太郎氏が大慌て…“仁義なき福岡抗争”も絡み必死の「林芳正潰し」画策
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378387
2025/10/03 日刊ゲンダイ


手応え、掴む=昨2日、決起集会で(C)日刊ゲンダイ

 4日投開票日を迎える自民党の総裁選。小泉進次郎農相と高市早苗前経済安保相との「2強対決」とみられていた選挙戦は、ダークホースの林芳正官房長官が急伸し、「三つ巴」の戦いとなっている。

 国会議員票では、2位につけている林氏。読売新聞の調査(9月28日現在)では、進次郎氏が71人と最多で、林氏が52人、高市氏は38人だという。

 2日に開かれた林氏の決起集会には、約40人の自民党議員が出席。70席を用意したが、代理を含めて立ち見が出る状態だった。日を追うごとに支持が広がる状況に陣営は「3位だと思っていたが、おもしろくなってきた」と勢いづいているという。

「林さんが急伸しているのは、所属していた旧岸田派(宏池会)をある程度まとめ、さらに石破首相の側近議員から支援を得て『石破票』を取り込んでいることが大きい。相対的に高市さんの議員票は伸び悩んでいます」(自民党関係者)

 党員票を合わせても、林氏と高市氏が「2位争い」をしているとみられている。

 林氏の急伸ぶりにキングメーカーを狙う麻生太郎元首相は大慌てしているという。林氏のバックには「天敵」の古賀誠元幹事長がいるからだ。

1回目の投票から高市氏を支援か?


林芳正候補のバックに天敵が…(C)日刊ゲンダイ

 宏池会の会長だった古賀氏は、派閥の後輩である林氏を総理総裁に就けるために全面支援。古賀氏は2012年に政界を引退したが、相変わらず政界に影響力を持っている。国会近くに事務所を構え、宏池会系の議員や官僚が出入りしている。

 その古賀氏と麻生氏は、地元・福岡で覇権を争ってきた「犬猿の仲」だ。そのため、今回の総裁選でも、麻生派は唯一、林陣営だけには推薦人を出していない。麻生氏は「林だけはダメだ……」と漏らしているという。

 麻生氏は次の選挙では引退し、長男に地盤を譲る予定だとされる。万が一、天敵の古賀氏がバックにいる林政権が誕生したら、長男が公認されない可能性もゼロじゃない、と考えているらしい。

 福岡政界が「林支援」で固まりつつあることにも危機感を強めているという。9月30日に福岡市内で開かれた「林芳正を支援する会」には、福岡県議会・自民党県議団のほぼ全員が顔をそろえ、県選出の国会議員10人のうち5人が「林支持」を表明している。

 キングメーカーを狙う麻生氏は、今回の総裁選では「勝ち馬」とされる進次郎氏を支援するとみられていた。しかし、麻生派(約40人)が進次郎氏に乗っかると、結果的に高市氏の議員票が減り、林氏が2位に浮上する可能性が強まる。そこで「林潰し」のために、1回目の投票から高市支援に回るのではないか、と臆測が飛んでいる。

「もし、林芳正が決選投票まで進むと、なにが起こるか分からない。決選投票に進ませないためには、1回目から高市に票を集中させるしかない。選挙は当選させるより、落とす方が簡単ともされています」(政界関係者)

 この総裁選、国民との乖離が進むばかりだ。

  ◇  ◇  ◇

 自民党総裁選をめぐる各候補の最新の動きについては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/233.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 自民党総裁選の最終盤で「進次郎陣営」に内紛勃発の大混乱…疑惑対応に異論噴出、戦術にも不満の声(日刊ゲンダイ)
自民党総裁選の最終盤で「進次郎陣営」に内紛勃発の大混乱…疑惑対応に異論噴出、戦術にも不満の声
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378438
2025/10/04 日刊ゲンダイ


「安全運転」に徹した小泉進次郎農相(C)日刊ゲンダイ

 自民党総裁選が4日投開票される。「解党的出直し」がテーマだったのに、長い選挙戦では「融和ムード」が漂い、5候補による論戦は最後まで低調だった。そんな中、最終盤で本命の小泉進次郎農相の陣営で内紛が勃発。不穏な空気が漂っていたという。

 ポイントは、進次郎が会長を務める党神奈川県連が「高市派党員を勝手に離党させていた」とする週刊文春の報道を巡る対応だ。進次郎本人がコメントを出して猛抗議していた。

「本来、こうした見解を発表するのは、選対本部長の加藤勝信財務相の役割のはず。まとめ役なのだから当然です。ところが、結局、陣営には加藤さんの他、岸田前首相側近の木原誠二選対委員長や小林史明元デジタル副大臣ら“船頭役”が多く入り、それぞれが存在感のアピールに躍起になっている。だから、本当のまとめ役が不在で進次郎さん本人が泥をかぶらざるを得なかったとみられています」(官邸事情通)

責任の所在は加藤勝信選対本部長にあるのに…

 例のステマ問題への対応についても、陣営内で異論が噴出している。進次郎陣営関係者が言う。

「今回、陣営内にステマを指示するメールを送った牧島かれん元デジタル相が責任を取って広報班長を辞任しましたが、文面を作ったのは小林さんの事務所です。そもそも、最終的な責任の所在は本部長の加藤さんにある。本来、小林さんか加藤さんが辞任すべきなのに、牧島さんに責任をおっかぶせて2人とも頬かむりしているのですから男らしくない。陣営内には不信感が漂っています」

 進次郎氏本人の選挙戦術も男らしくなかった。もともと「解党的出直し」と威勢のいいことを言っていたのに、選挙に突入すると「心を一つに」「挙党一致」とトーンダウン。演説では手元のペーパーに目を落とし、世論を二分するようなテーマへの言及を避け続けた。余計なことを言わないよう、「安全運転」に徹したわけである。

「この戦術には陣営内から不満の声が上がっていました。進次郎さんには『改革』『刷新』が求められていたのだから当然です。ある陣営関係者が本人に『もっと踏み込んだ方がいい』と求めたところ、進次郎さんに『あなたらしい意見ですねぇ』と爽やかな笑みで受け流されたそうです」(永田町関係者)

 こんな調子では、進次郎氏が総裁選を制して首相に就任しても、先が思いやられる。

みんな新内閣でポストを得たいだけ

「結局、『チーム進次郎』の人たちは陣営で功をなして、新内閣で主要ポストを得たいだけでしょう。進次郎さんのことよりも、我が身がかわいいわけです。でなければ、進次郎さん本人に抗議文を出させたり、牧島さんひとりに責任をかぶせたりしませんよ。進次郎内閣が発足しても、こうした体質は引き継がれてしまうのではないですかね」(前出の陣営関係者)

 どいつもこいつも進次郎氏という軽くて見栄えのいい「神輿」を担ぎたいだけ。勝ちを拾うために「安全運転」を貫いた進次郎氏を含め、浅はかな連中である。

  ◇  ◇  ◇

 茶番にしか見えなかった自民党総裁選については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/234.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 高市早苗氏、小泉進次郎氏で決選投票に 自民党総裁選(毎日新聞)
高市早苗氏、小泉進次郎氏で決選投票に 自民党総裁選
https://mainichi.jp/articles/20251004/k00/00m/010/061000c
毎日新聞 2025/10/4 13:54(最終更新 10/4 14:02)


小泉進次郎農相(左)と高市早苗前経済安全保障担当相

 自民党総裁選は4日、党本部で国会議員の投票が行われ、党員・党友票と合わせて即日開票された。いずれの候補も過半数に届かず、上位2人の小泉進次郎農相(44)と高市早苗前経済安全保障担当相(64)が決選投票に進んだ。






http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/235.html
記事 [政治・選挙・NHK298] 自民党新総裁に高市早苗氏、初の女性 小泉進次郎氏を破る(毎日新聞)
自民党新総裁に高市早苗氏、初の女性 小泉進次郎氏を破る
https://mainichi.jp/articles/20251004/k00/00m/010/084000c
毎日新聞 2025/10/4 14:55(最終更新 10/4 14:55)


決選投票を前に演説をする高市早苗前経済安全保障担当相=東京都千代田区で2025年10月4日午後2時3分、渡部直樹撮影

 自民党総裁選は4日投開票され、上位2人による決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相(64)が小泉進次郎農相(44)を破り、第29代総裁に選出された。女性が総裁に就任するのは結党以来初めて。15日にも召集される臨時国会で新首相に指名されれば、憲政史上初の女性首相となる。

 1回目投票では高市氏183票、小泉氏164票で19票差だった。

 高市氏は衆院奈良2区選出で当選10回。保守層からの支持が厚く、党政調会長や総務相などを歴任した。2024年9月の前回総裁選では、1回目の投票でトップに立ったが、決選投票で石破茂首相に逆転された。

 今回は3回目の挑戦。「どこまでも経済成長を追い求めていく」と訴え、自公政権を基本とした上で連立拡大にも意欲を示していた。

 高市氏は午後6時ごろから新総裁としての記者会見に臨む。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/236.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 「高市首相(仮)」への懸念点:冷戦頭と緊急事態条項(SSRI)
曲折あり、思いがけず高市氏が自民党総裁に選出された。
それもあり、先月末に書いたままUPしていなかった記事を下記投稿する。

(以下、9/28(日)記)

10/4(土)に投開票の自民党総裁選で、絶対的有利とも言われた小泉進次郎氏が所謂「ステマ問題」で失速し、高市早苗氏選出の目も出て来た。

高市氏は、次期首相候補の一人として常に名前が挙がって来た。故安倍首の強い国家像を打ち出し、安全保障や憲法改正を前面に掲げる姿勢は、一部保守層には「待望の女性宰相」として映る。

筆者も、公明党はじめ利権諸団体に影響される度合いが一番低いという意味で高市氏を支持する立場だが高市首相の目が出て来たため、あえて懸念点を述べてみたい。

◆冷戦頭のままの安全保障観◆

高市氏は繰り返し「自由主義陣営と専制主義陣営の対立」という構図を強調してきた。ウクライナ戦争等を引き合いに出し、ロシアを主敵に定めるべきと主張するようにも映る。しかしその語り口は、まるで1980年代の冷戦下から時が止まったかのようだ。

だが現実はもっと複雑である。トランプ大統領は、中国に対し孫子が謳う「戦わずして敵の兵を屈するは・・・」というスタンスで拡大中国包囲網を形成しようとするのがメイン・ストラテジーだ。

現在プーチンは、BRICS、グローバル・サウス側に舵を切っているが、これはかつて西側に裏切られたというレゼントメントが大きく、中国の経済的衰退とともにトランプとの蜜月関係は戻って来ると筆者は見ている。

実際、筆者の見立てのようになるかは分からないが、高市氏には国際情勢の潮流(見えざる裏の潮流)をも見据えた柔軟な対応を期待したい。

◆緊急事態条項という「統治の白紙委任」◆

もう一つの懸念は、憲法に緊急事態条項を加えようとする姿勢だ。高市氏は災害やパンデミックを口実に「迅速な意思決定が必要」と強調するが、その実態は内閣への権限集中であり、立法府の統制を迂回する仕組みである。

緊急事態条項は、権力が乱用される危険を孕む。ナチス・ドイツのワイマール憲法第48条はその典型であり、「一時的措置」が常態化し、独裁を招いた。日本国憲法はその反省に立ち、あえて緊急権を置かなかった。にもかかわらず、高市氏らは「国民を守るため」と美名を掲げ、再び危険な扉を開こうとしている。

現行制度下でも災害対策基本法や新型インフルエンザ特措法に基づき、政府は十分な対処権限を持つ。問題は制度の不備ではなく、政治の指導力や調整力にある。権限不足を口実に憲法を書き換える発想自体が、権力者本位の発想といわざるを得ない。

筆者は、高市氏の「スパイ防止法」推進の姿勢に賛成だ。その上で憲法への「緊急事態条項」挿入には反対する。

英米法では、憲法には「緊急事態条項」は無い。それは個別の一般法の中にこそ記述されている。この違いは何かと言えば、最後の砦として憲法があるという事である。たとえば。コロナの次にエボラ出血熱が日本で蔓延したとしよう。その場合にロックダウン等の発令も想定される。その際、憲法で緊急事態条項を定めていれば、政府の意向で市民生活は全面的に制約される可能性がある。しかし、憲法ではなく個別法に緊急事態の対処が定められていれば、仮に行き過ぎがあった場合に憲法(具体的には最高裁か)が牽制し得るという点で、憲法に書かれるのに比べ大きく異なる。

この論点は、緊急事態条項を強く推している国民民主党代表の玉木氏にも見解を伺いたい所だ。

高市氏は今回、終戦記念日の靖国参拝を明言しない等、前回の総裁選での主張に比べ良くも悪くも現実路線への柔軟路線を示している。(本来堂々参拝すべきと筆者は考えるが)

実際に、高市首相誕生となるかは、現時点で何とも言えない。だが仮にそうなった場合にも、懸念すべき点は続けて進言して行きたいと筆者は考える。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/237.html
記事 [政治・選挙・NHK298] 「おまえ、おれが殴ったら死ぬぞ」ペットボトル投げつけたか…河村たかし氏が百田尚樹氏を“脅迫”で刑事告訴 百田氏は否定 日本保守党“トップ”2人が運営巡り対立か(FNN プライムオンラインニュース)
https://www.fnn.jp/articles/-/940687





「お前、俺が殴ったら死ぬぞ!」


ヒヤー・・・怖わ〜!。


そう言って拳を振り上げられたら、誰でも「殺される!」と思うわ。

逮捕された犯人は、大概は「・・・詳しくは覚えてない」と言う。

そして「殺す気はなかった」と。

なぜか、そこだけは、しっかり覚えているものらしい。

なんとも、不思議だ。


そんな事件と似たような事案が国会議員の間で発生したという。

被害者が刑事告発するのは当然。

そんな狂犬のような輩、その辺に野放ししておくわけにはいくまい。





以下に記事の全文を転載する。


参議院議員選挙で2議席を獲得した日本保守党。
3日午後、共同代表を務める河村たかし衆議院議員が会見を開き、代表の百田尚樹参議院議員を脅迫などの容疑で刑事告訴したと発表しました。

河村たかし衆院議員:
私、衆議院議員・河村たかしは、昨日10月2日に東京地方検察庁特別捜査部に、日本保守党、現在の参議院議員の百田尚樹代表を刑事告訴致しました。

河村氏によりますと、この問題の発端は2025年4月に行われた党の記者会見だといいます。

河村たかし衆院議員:
(結党から)1年半になりますね。党大会やらないかん。時期的に言うと、東京都議会議員(選挙)の前に。

有本香事務総長:
前?それは無理。

河村たかし衆院議員:
ネットでできますから。すぐできるんでこれは。他の党の場合は参政党もやって、党首選もやると言っている。

しかし、百田氏は「他の党と日本保守党は根本的に違うものがたくさんある」と話すなど、党の運営を巡り意見の食い違いが起こりました。

河村氏によると、この記者会見のあとに問題は起こったといいます。

河村たかし衆院議員:
百田氏が私に対して、「お前なんちゅうことを言うねん」と大声を上げて、バンバンとテーブルをたたき威圧して、私に向けてものすごいスピードでペットボトルを投げつけました。

その後、百田氏が立ち上がり、右手を振り上げ、「お前、俺が殴ったら死ぬぞ!」と言ったため恐怖を感じたといいます。

河村氏の代理人弁護士によりますと、2日、告訴状を提出しました。

河村氏の会見を受け、「イット!」は百田氏にコメントを求めましたが、これまでに返答はありませんでした。
一方、過去に自身のSNSに次のように投稿しています。

百田代表の投稿(2025年6月):
ま、見解の相違というやつやろうね。私が怒りのあまりにペットボトルを机の上にたたきつけたのを(それも記憶にないけど)、自分に投げられたと思い込んだのかもしれんね。

百田氏は2日も自身のYouTube配信で、「半年も前のことで詳しくは覚えていない」としたうえで、当時の状況を振り返り、否定しました。

日本保守党・百田尚樹代表(2日配信・公式YouTubeより):
持っていたペットボトルをバーンと机にたたきつけた。そんな記憶がある。人によっては投げたという印象があるかもしれない。間違いなく言えるのは、私はペットボトルを河村に向けて投げてません。

党のトップ同士の異例ともいえる今回の一件。
どのような展開を見せるのでしょうか。


記事の転載はここまで。


不仲の原因は、もちろん金。・・・政党交付金の半分をよこせと。

検察も政治家の仕返しを恐れて時間稼ぎするだろう。

そのうちに、なんか知らないうちに「和解」のニュースが出る・・・。

告訴取り下げは既定路線じゃないか。

裏では、12月の政党交付金を山分けすることで一件落着、なんちゃって。

政党交付金の私物化。

未だに国会議員でいることが不思議だ。

自民党の総裁が高市氏に決まった。

右翼のよしみで連立参加を期待できたかもしれないが、今回の騒動でその目も無くなった。

馬鹿なやつ・・・ら。





http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/238.html
記事 [政治・選挙・NHK298] そこまでして総裁選に勝ちたいのか? 小泉進次郎が見苦しくなってきた(日刊ゲンダイ)

※2025年10月3日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2025年10月3日 日刊ゲンダイ2面

そこまでして総裁選に勝ちたいのか? 小泉進次郎が見苦しくなってきた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/378404
2025/10/03 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


フィリピン・マニラへ“海外逃亡”(日比農相会談)/(C)ロイター

 ステマ騒動が収まらないまま、今度は離党届騒動で苦しい弁明の茶番総裁選大本命。当初は92人の国会議員・代理が集まったのに、動向調査の議員票も伸び悩み、口を開けば開くほど、失望を買っているが、それでもまだ本命なのか。

  ◇  ◇  ◇

「海外逃亡」と皮肉られても仕方がない。小泉進次郎農相(44)のことだ。

 1日から1泊2日でフィリピン・マニラへ外遊。東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓3カ国)の農相会議に出席したほか、フィリピンのローレル農相と会談し、シャインマスカットを含む日本産ブドウの早期の輸入解禁を要請したという。

 ただ、その結果、進次郎は、2日大阪市で開かれた自民党総裁選の演説会を欠席。事前収録されたビデオメッセージが流された。林芳正官房長官(64)も、石破首相が岡山訪問で官邸を離れたため、危機管理上、東京にとどまり演説会を欠席。他陣営は「公平公正にやるなら、全員参加できるスケジュールを組むべきだった」と不満タラタラだった。

 進次郎については、「とってつけたように公務で外遊すると言い出した」(党幹部)とも揶揄されている。先月22日の告示直後は公務そっちのけで、総裁選に没頭。新米価格の高騰が続いているのに、農政はほったらかしだった。ところが、追い込まれると、公務に逃げる噴飯。茶番劇の自民党総裁選は、あす投開票だが、大本命とされてきた進次郎は、最終盤でどんどん見苦しくなっている。

自らコメント発出は焦りの表れ

 陣営が「ニコニコ動画」にヤラセコメントの投稿を呼びかけた「ステマ騒動」はいまだ収まらない。党の総裁選管理委員会は厳重注意で済ませ、ライバル候補たちも進次郎をかばっているが、ネット上では炎上が続いている。

 野党も問題視する。「国政選挙でも同じことをしたのではないか。有権者の公平で公正な判断を歪めている可能性がある」(国民民主党・玉木代表)というのが理由で、立憲民主党の安住幹事長も同様に批判。新総裁が首相に就任した場合、国会の予算委員会で調査を迫る考えを示した。

 野党がそうした懸念を抱くのは当然だ。SNSで野党への誹謗中傷ツイートを投稿・拡散し、訴訟に発展したアカウント「Dappi」と自民の癒着疑惑を思い出さずにはいられないからだ。

 そして、このステマ騒動に次ぐ2週連続の“文春砲”。進次郎が会長を務める党神奈川県連が「高市派党員を勝手に大量離党させていた」と報じられた。

 進次郎を支える“側近”県議の指示で826人もの党員の離党手続きが行われていたとされるが、これに進次郎は自らコメント文を出して猛抗議。「本件は今年6月に起きたことで、今回の総裁選に関連しようがない」として、<事実に反する内容を印象付けるもので、自民党総裁選に不当な影響を与えかねない記事であり極めて遺憾>と訂正を求めた。だが一方で、<今回初めて知ったところで、全く関知していない>と苦しい弁明。これだけでも総裁の器かどうか疑わしい。

 ジャーナリストの山田惠資氏はこう見る。

「自ら抗議コメントを発表したのは、進次郎さんがステマ騒動で相当な危機感を持ったからでしょう。本来なら選対本部長の加藤勝信さんなどが対応して事態を沈静化させる役割なのですが、実は陣営内が割れていて、チームとしてしっくりいっていないという話もある。進次郎さんが自分が出ていくしかないと思ったのは、焦りの表れでしょう」

内向き進次郎政権は第2の石破政権になる


出陣式には92人集まったが…(C)日刊ゲンダイ

 進次郎は“真打ち登場”よろしく、5候補のラストに総裁選への出馬を表明。終始、本命とはされながらも、「どこかでボロを出す」という期待を裏切らず、昨年同様、失速した。

 告示日に国会内で開いた出陣式には、陣営発表で、代理を含めて92人の衆参国会議員が出席。昨年の総裁選で獲得した議員票の75票を上回る人数で、他陣営を圧倒する勢いだった。ところが、メディア各社の終盤の動向調査で議員票は伸び悩んでいる。きのうの毎日新聞は、進次郎支持の議員を82人とし、おとといの朝日新聞では72人だった。

 代わりに議員票を増やしているのは林で、外国人差別とみられかねないトンデモ発言を連発した高市早苗前経済安保相(64)や資質に疑問の進次郎では不安、という人たちが逃げ出しているようなのだ。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「結果的に12日間のフルスペック型の総裁選になったことが“進次郎潰し”になった。短期間の簡易型だったら、ここまでボロは出なかった。進次郎さんが口を開けば開くほど失望を買ったのは、昨年の総裁選と同じですが、ステマ騒動などの問題まで発覚した。『この人が総理大臣になるのか』と想像すれば、議員に限らず自民党員だって『ちょっと待てよ』と思いますよ。まあ、本人が最初から出馬にヤル気満々だったわけじゃないですしね。一回待って、林さんに乗るというのが正解だった。少数与党で『選挙の顔』にという党側の事情もあったわけでしょうが……」

再び「おろし」で使い捨て

 キングメーカー気取りの麻生太郎党最高顧問が、告示直前に挨拶にやってきた進次郎に、「俺だったらおまえの年で火中の栗は拾わねぇな」と伝えたことが話題になった。

 野党がまとまらず、新総裁は首相となることがほぼ確実だが、世界は傍若無人なトランプが我が物顔の混沌、国内では少数与党で政権運営は困難を極める。重要閣僚も党三役の経験もない進次郎に舵取りできるとはとても思えない。

 底の浅さは、討論会でクッキリだった。安全運転に徹し、手元の紙を見て答える。誰かが作った模範解答を読むだけだから、中身が薄い。具体性がない。そのうえ、選択的夫婦別姓など持論を封印。ひたすら「挙党一致」「党内融和」を言い続け、“八方美人”の票集めに汲々とする。

 挙げ句には、ボスたちの顔色うかがい。すでに、「進次郎内閣」の人事構想として「岸田文雄前首相の副総理兼外相」なんて説が永田町を飛び交っている。「麻生派の鈴木俊一総務会長を要職で起用する、と進次郎が同派側に伝えた」とも一部で報じられた。これに進次郎は反発。外遊先のマニラで「今から人事の話なんかするわけがない」と否定していたが、票を回してもらうために派閥にポストを差し出すのは、総裁選のいつもの光景だ。

 最年少候補が、長老に配慮しまくりの旧態依然。小林鷹之元経済安保相(50)のようになぜ「世代交代」を主張できないのか。当たり障りのないことしか言わない、言えない。それで首相になってもパペット(操り人形)でしかない。

 野党との連立拡大交渉は後見人の菅義偉元首相や森山裕幹事長が始めている。陣営内は加藤勝信財務相、木原誠二選対委員長、斎藤健前経産相など官僚出身者が脇を固める。「霞が関は『進次郎なら自分たちのやりたいように動かせる』と喜んでいる」(官邸事情通)らしい。それでも首相になりたいのか。そこまでして勝ちたいのか。まだ本命なのか。

 前出の山田惠資氏は最終情勢をこう分析する。

「進次郎さんが強いと思います。決選投票になる可能性が高く、やはり『進次郎VS高市』になる。その時、林さん支持票はほぼ丸ごと進次郎さんへ行く。小林さんの票は半々ぐらいか。麻生派の票も高市さんにグーンと乗る感じではない。ドンデン返しがあるとすれば、高市さんが圧倒的な党員票を獲得し、それを受けて議員票がドッと流れるケースだけですが、高市さんにそこまでの勢いはなく、確率は低いでしょう。議員には『進次郎さんに乗っかれば、ポストがもらえるかも』という期待もある。『挙党態勢』を一番口にしているのは進次郎さんですからね。ただ、進次郎政権ができても前途多難でしょう。『解党的出直し』がいかにお題目か。党内への配慮ばかりで第2の石破政権になってしまうのではないか。短命に終わることもあり得ると思います」

 前出の角谷浩一氏も「進次郎さんではダメだとなったら、『石破おろし』と同じことが起こるだろう」と言った。たとえ進次郎が勝利しても、使い捨てか。自民党は変わらない。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/239.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 高市早苗“日本政治史に残る大逆転” 初の女性総理誕生へ! 進次郎敗れる〜票が動いた瞬間、永田町の地図が変わった 総裁選・緊急解説(SAMEJIMA TIMES)







高市早苗“日本政治史に残る大逆転”🔥 初の女性総理誕生へ❗️進次郎敗れる〜票が動いた瞬間、永田町の地図が変わった💥総裁選・緊急解説🦈

2025/10/04 SAMEJIMA TIMES

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鮫島浩/政治ジャーナリスト。
朝日新聞政治部次長を歴任し新聞協会賞受賞。
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