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2025年12月16日00時45分 〜
記事 [政治・選挙・NHK298] 維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退(日刊ゲンダイ)


維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/381611
2025/12/15 日刊ゲンダイ


あれだけイキっていたのに?(C)共同通信社

 あの威勢のよさはどこへ行ったのか。

 自民党と日本維新の会が提出した衆院議員の定数削減法案は、今国会での成立見送りが確実となり、維新の吉村代表がすっかりおとなしい。

 もともと、定数削減を連立入りの「絶対条件」としていた吉村代表は「ここが改革のセンターピンだ」と豪語。「それくらいしないと政治のエネルギーは生まれない」と“ドヤ顔”で語っていた。他の幹部も強気で、先月下旬には遠藤国対委員長が「自民との協議が不調に終わった場合、連立離脱もあり得る」と言い、今月9日には馬場前代表が「定数削減ができないとなった時、高市首相は解散すべき」と踏み込んだ。

 当然、連立離脱するのだろうと思われたが、11日のラジオ番組で吉村代表は「高市首相は約束を守ってくれたと思っている」と妙に寛容な態度。あれだけイキっていたのに、あまりにもダサい腰砕けではないか。

 維新の内情に詳しい政界関係者はこう言う。

「10月中旬に自民と維新が交わした連立政権合意書では、定数削減について『臨時国会に法案を提出し、成立を目指す』と書かれている。要するに、今のような事態になることを想定して『法案の提出をもってよしとする』と、予防線を張ったわけです。吉村代表はなお17日に会期末を迎える国会を『延長すべき』としていますが、格好がつかないから口にしているだけ。ハナから連立離脱する気なんてありませんよ」

 維新は連立入りしたものの、閣内に入らない「閣外協力」を決めた。それは「約束を守らないなら政権から抜けるぞ」と自民を揺さぶることで自らの政策を実現させる狙いがあるから、などと解説されていた。なのに「ハナから抜ける気ナシ」とはどういうことか。

本命は「副首都構想」


高市首相は余裕しゃくしゃく(C)日刊ゲンダイ

「彼らの本命は、悲願の大阪都構想を前提とした『副首都構想』の実現です。来年の通常国会で関連法案の成立を目指すとしていますが、今後、なりふり構わず動いてくる可能性がある。それこそ“改革のセンターピン”を定数削減から副首都構想に切り替えてきてもおかしくない。彼らにとってリミットは2027年春。予定される統一地方選の大阪府・市議選での勝利が生命線です。何としてもそれまでに実績を挙げなければならない。政権にしがみついてでも実現を目指すでしょう」(同前)

 さすがはチンピラ政党と言うしかない。そんな維新の懐事情を高市自民も見透かしているようだ。

「高市総理からしたら『離脱したければどうぞ』だろう。国民民主党と公明党が賛成に回ったことで、今年度補正予算案は成立確実となった。つまり、今後も国民民主と公明の協力を得られる可能性があるということ。両党の協力があれば、維新がいなくても衆参で過半数に届きます。自公国はいずれも定数削減、副首都構想に前向きではない。3党で連携するなら、維新の悲願は反故にされても不思議ではありません」(官邸事情通)

 いっそ、離脱してしまってはどうか。

  ◇  ◇  ◇

 維新と自民の定数削減めぐるドタバタ劇は【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/627.html

   

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