悪の世の写し鏡

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投稿者 SP' 日時 2001 年 1 月 18 日 09:23:50:

回答先: 2001年この世に地獄が出現する! 投稿者 SP' 日時 2000 年 12 月 28 日 17:33:45:

『龍宮神示』(月海黄樹著、徳間書店)より抜粋。


大本教から生まれたAUM

 大本教内部についての情報をリークしてくれたのは、某大学の助教授であった。
 彼は非常に信仰心が深く、AUM真理教がようやくマスコミに取り上げられ始めた平成二年頃にAUMの研修に参加し、幹部候補として盛んに勧誘を受けた。
 当時のAUMはまだ一連の問題を起こす以前であり、宗教法人にもなっていなかった。
 テレビやマスコミではAUMが狂い始めたのは衆議院選挙に麻原教祖が落選してからだと伝えているが、もっと以前からその傾向はあったと彼は指摘している。
 彼は大学の助教授であるだけでなく、家柄が大変良かったため、AUMとしてはどうしても欲しい人材だったのであろう。再三勧誘が繰り返され、彼は麻原教祖や今日マスコミを賑わせている幹部連中のほとんどと親しく話をしたという。
 その中で麻原は教団の発展に対して非常に自信満々で、出家に消極的な同助教授に対して「あなただけに教えて上げよう」と言って、AUMにいかに強力なバックがついているかを力説した。
 麻原自身はAUMに陰の支援をしているのは、日本有数の巨大新興宗教団体(仏教系)と、さらにこれも有名な韓国系の宗教団体(キリスト教)の幹部が麻原の顧問役であると語り、AUMの発展は約束されていると言うのである。
「だから、貴方がAUMに入ってくれれば、それなりの地位を約束しますし、未来の日本のリーダーシップを執ることが出来るのです」繰り返し麻原はこのように言った。
 助教授が麻原の態度を不審に思い、「しかしそうも違う宗教で協調することが出来るのですか?」と尋ねると「おかしなことをいいますね。みんなハルマゲドンに向かう同志じゃありませんか」と彼を説得したという。
 AUMのバックに他のカルト教団がついているのではないかという疑いはこれまでも持たれていたが、後者の韓国系の新興宗教などはAUMのイニシエーションの儀式や霊感商法、ハルマゲドン思想を構成するのに一役買っているに違いないと思わせるほど、現在のAUMと形態がそっくりである。
 またこの教団は北朝鮮との深い関係も取り沙汰されており、多分に危険思想を持っているとされている。
 前者の仏教系の教団名は意外であった。この教団はAUMというより「○○の科学」との繋がりのほうが表面的には出ており、むしろAUMとは犬猿の仲に見えている。
 ところがさる筋によるとAUMのバックにある両者には同じ銀主(融資元)が付いており、きわめて近しい関係であるということで納得できた。つまりもともと前者の教団の銀主だった組織が、この教団の宗教的ノウハウを手本に韓国で作り上げたのが後者の教団であると言う。
 キリスト教にしたのも、韓国ではキリスト教が主流であるため、発展しやすいと踏んだためと言うのである。
 宗教理念も金次第でどうとでも転ぶということであった。
 さらに前者の教団は、教団創始者が元大本教の石井派と深い関係があったとも言われている(一説には一時、大本にいたとも言われている)。
 この教団は日蓮を崇めている。
 二・二六事件の前に、青年将校が大本教の王仁三郎を尋ねてカンパを無心したという経緯を前述したが、その二・二六事件の黒幕だった北一輝が「日蓮」と「法華経」の心酔者であったことは有名である。
 大本教とこの宗教は戦前から「強烈な日本至上主義」で結びついていたのである。
 こうして見てみるとAUMのバックと言われる両教団も過去の歴史から見て、内在的にクーデター志向や戦争志向を持っているようである。
 最近AUMの宗教法人資格が不当に許可されたのではないかという疑惑がもたれているが、AUMの政治的な工作は日本政界に力のある同教団によって取次ぎされたものらしい。
 また、ロシアへの政治工作も同様の筋から行われたのであった。
 言わばAUMは大本の霊系を受け継いでうまれた「時代の申し子」なのである。

フリーメーソン世界支配の幻想こそフリーメーソンの陰謀である

 先の助教授がAUMと関係を持っていた頃、AUMの幹部から盛んに出たのがフリーメーソンという言葉であった。
 麻原教祖らは本気でフリーメーソンという悪のユダヤ組織が全世界を支配しており、日本の皇室も政治家も国家権力のすべてがフリーメーソンの支配下にあると信じ込んでいた。
 だから彼らにとって全世界は敵であり、この敵は将来メシアとなる麻原教祖を狙っているので、全員で戦わねばならないというわけである。
 さらに彼らは、今現在でもフリーメーソンが潜り込ませたスパイがAUM内部に潜入しているので、あらゆる所に盗聴器をしかけて見張っていなければならないと訴えていたのであった。
 まったく漫画チックな話であるが、本気で彼らはそう思い込んでいた。
 AUMの窓一つない閉鎖的な建物や、盗聴行為などは、こうした被害妄想から生まれた副産物である。
 AUMの科学技術省大臣の村井氏が刺殺された時、救急車の中で呟いた「ユダにやられた」という言葉の意味は、オウム教団内にいるユダヤのスパイにやられたという意味であったことは間違いない。真実は、喋りすぎる村井氏のポア命令を教祖自ら下したことが歴然としているのだが……。
 このような体質の発想についていけないと感じた助教授が、正式に出家を拒否し、教団との関わりを一切もたないという態度に出た後のAUMの反応というのが、また異様であった。幹部たちから毎日のように電話がかかり、「お前はフリーメーソンだと分かっている」「AUMの秘密を喋ったら地獄に落ちる」と脅される。
 しまいには電話の調子がおかしいと気づいた彼が探偵局を雇って調べると、何と盗聴器が仕掛けられていた。
 そんな状態が一年近くも続いたが、彼が他にAUMについて喋っていないことを確認したせいか、あるいは活動が忙しくなったからか次第に電話が来なくなった。
 終末の破局や、黙示録を信じる人々はどうしてもこのフリーメーソンの世界支配という思想に取りつかれやすい。
 そしてだんだんに世の中のすべてが悪の組織に支配されており、世の中すべてが敵であるという妄想に取りつかれていく。それであるから、AUM信者のマインドコントロールを解くのは非常に難しい。
 彼らには、我々こそが悪の組織にマインドコントロールされた人々として写っているのである。
 だから警察の発表も信じないという異常な精神構造が発生する。
 筆者の幾人かの知人にもそういう人々がいる。恋人に毒をもられかけたとか、仕事の妨害がフリーメーソンから入ったとか言うので、その根拠を尋ねると、たいがいは証拠にもならないたわいもないことであったりする。しかし当の彼らは大まじめなのである。
 フリーメーソンの世界支配という発想は、ユダヤ人が 計画したという悪魔的な世界支配計画を記したとされる「シオンの議定書」というものが大きな根拠となっているが、王仁三郎は「石屋の仕組み」という呼び方で、これについて次のように言及している。
「これは特定の人種や民族の陰謀などではなく、天地の邪気が凝りかたまって発生したサタンによってもたらされた物である」
 すなわち、この議定書に書かれた世界征服計画を実行する現実の組織や民族などが存在しているわけではなく、これは悪魔の霊的な計画書であると言っているのである。
 霊的なものであるから、これを信じたり、見たりした者は、少なからずこの霊的な影響を受けることになる。
 例えばAUMのように、その思想に取りつかれ、今の世の中はすべて悪の支配する世だということを信じ込む。それで結果的に何をしたかといえば、信者の寄付を貪り、信者をマインドコントロールにかけ、無差別殺人まで犯して国内を社会的な混乱に陥れようとし、麻原を中心に日本を支配するオウム帝国を作り上げようとしたのである。
 これではフリーメーソンに対抗するどころか、まるで自らがフリーメーソンになってしまっている。
 この現象こそが、本当のフリーメーソンの仕組みなのである。
 フリーメーソンを信じるものがフリーメーソンに変貌していく。
 ヒットラーもフリーメーソンの陰謀を信じてユダヤ人の大虐殺を行い、終末を信じて第二次世界大戦中、血眼になってアークを探し求めていたのである。

フリーメーソンは日本完全支配に挫折していた?

 では、フリーメーソンのような世界支配を企む組織が存在しないのかというとそんなこともない。もっと巧妙な仕掛けでそれが進められていた節があるのである。
 筆者が情報を得たのはある大企業の取締役役員からであった。それはあのリクルート事件に関係することである。あまり詳しく内容を紹介すると、筆者自身が危ないので、内容をかなり簡略化させて頂く。
 時の中曾根総理はフリーメーソンとしてよく名前を取り沙汰される政治家の一人であるが、彼はある密約をした。それは日本における情報産業を将来取り仕切るトップになるという密約である。
 そこで彼はクレイ社からスーパーコンピューターを輸入することになった。彼は自分の息のかかったリクルート社とNTTを結び付け、NTTによってスーパーコンピューターを輸入した後、リクルート社に売り渡す仕組みを作った。
 リクルート社は数百億円という資金をかけて世界最大のコンピュータータワーを設置したが、現在では閑古鳥が鳴いている。
 実はこのコンピューターシステムは将来の日本マルチメディア化にむけて、各家庭に二〇一〇年までに引かれるマルチメディア回線に直結される計画であった。そこに京都放送を吸収したダイエーも加わり、一大情報企業が誕生するはずであった。
 つまり日本のあらゆる情報を一括してコントロールする計画だったのだが、リクルート疑惑発覚によってそれは妨げられた。
(この件に関しては、残念ながら紙面でこれ以上詳しく紹介するわけにはいかない。興味のある人はリクルート事件に関する記事とマルチメディア構想に関する本などをあわせ読んで、ご自分で推理していただきたい)

 前述したように竹下登首相(当時)のからんだ「竹」の仕組みによって、日本支配計画は妨げられたのかも知れない。しかしこのことで分かるのは、フリーメーソンが存在したとしても、完璧な世界支配の組織などではなく、こうしたミスを多くしている程度のものだということである。

AUMの財源は何か──山口組との一問一答

 最近では、AUMの異常な財力が山口組暴力団との癒着から生まれたものではないかという推測が取り沙汰されているが、そのことで一番当惑しているのが山口組自身である。
 筆者はかねてからの知人のつてで山口組直系の大幹部にインタビューした。次がそのインタビュー結果である。

山口組とAUMが癒着していたというのは本当ですか?
「いいや、その件では本部も迷惑しとるよ。確かに宗教団体は金になるさかい一時いろんなとこと商売しとったようやけど、AUMに関しては問題が多すぎるから手をだすなっていう回覧がずいぶんと前から回っとんのや。法律変わってからヤクザも難しなったからな、あんまりヤバイことには手ぇださんよ」

だが、羽根組が村井氏を刺殺したのは事実でしょう?
「あのな、羽根組ちゅうのは、山口組の直系やゆうてえらい言われてるけど、そんな大した組やない。小さな組や、やった徐いう男も正式な組員ちがうやろ。本当に組が関係してたら、ちゃんと組員にさすがな、あんなもんにさしたら何喋るかわからへん」

じゃあ、本当に羽根組幹部の個人的な犯行ですか?
「そうやろ。今はヤクザも金に困っとるさかい、なんでもしたんやろ。依頼したのはAUMらしいで、AUMの筋から日本の韓国ヤクザに回って、それから羽根の幹部に来た話らしい」

AUMのバックには○○○会と○○○○教会がついていると言っている人がいますが、そういう話を聞いたことはありますか?
「まぁ、そうらしいで。もともとその韓国ヤクザもそことは繋がりが深いからな」

でも、山口組がAUMから流れた覚醒剤とかを売っていたんでしょ。
「クスリ売るのはヤクザの仕事やけど、バイヤー言うのは本当の末端の下っぱがやってることが多いんや。どこからどう入るかなんか、本部直のもの以外は統制でけへん。しやけどな、クスリ売る言ったかて元値は二束三文やで、そこに土地転がしやったって知れとる。それをどんだけ回したらAUMがいうような一千億ゆう資金が出てくるねん。そんな金がでけるんやったら、それ仕切ってるわしらが、もっと金持っとるわ。違うとこから金が出てるんやで、まぁ、そこまで警察が調べるのは無理やろうけどな……それよりわしも最近ようAUMの番組みとるけど、AUMが尾崎豊を宣伝につかっとる言うてるやろ。あれ関係あるんかな……?」

尾崎豊のことで何か知っているんですか?
「いや、わしのとこにある組員がきてな、自分が尾崎の身内にクスリ売っとった本人やいいよんねん。尾崎が死んだ日もその身内と一緒におって、クスリで飛んだ身内が尾崎のコーヒーに、たくさん覚醒剤入れよって、それで死んだらしいで。その話をどっかに売りたいゆうんや。わしは、そんなしょうもないネタ売っても、はした金やから止めとけ言うたけど、AUMも覚醒剤売っとったやろ。なんか関係あるんかな?」

 筆者には尾崎豊とAUMの覚醒剤疑惑に関連があるのかどうかは分からない。だが尾崎豊が覚醒剤で死んだのだとすれば、AUMが信者勧誘のために「フリーメーソンの世界征服計画に対抗して殺された」と主張する尾崎豊を間接的に殺したのは、実は彼ら自身だったことになるのではないか。
 山口組はAUMとの関連を取り沙汰されて、相当当惑して いることは確かであるが、覚醒剤や土地転がしで一千億円の資産は作れないというのであれば、AUMは一体どこからそれだけの膨大な財源を得ているというのであろうか?

暴走しすぎる麻原に粛清命令を下したのは誰か

「霊界物語」八十巻で登場する凶霊水奔鬼(笑い婆、誹り婆、怒り婆、泣き婆の四匹の鬼)は、AUMと関係の深い前記教団を併せた、四つの教団を象徴している。
 この四者の宗派や主張は各々個性があるが、共通して言えることはこのすべての教団が「ハルマゲドン」思想を持っているということである。
 つまりこの四者ともが「悪意ある終末思想」の宣伝教団であり、王仁三郎批評するところの、神の経綸を最後まで執念深く妨害する「ウラナイ教」であることには間違いがない。
 気になる四教団のバックには韓国系の財閥が存在すると言われている。
 村井氏が発言した「AUMの資産は一千億円ある」に我々は驚いたが、それはAUMが一千億円持っているというよりも、一千億円の予算の枠をバックが保証しているということなのではないだろうか?
 同財閥は北朝鮮の地下資源の開発権を手にしたいがために、北朝鮮の政治分裂を狙っていると噂されている。
 もちろん韓国の一財閥にこれだけの力があるはずがない。
 この財閥はアメリカの巨大資本と結びついており、CIAにも顔がきくという。
 AUMの洗脳が話題になった時に、過去CIAで行われた過激な洗脳実験の様子がテレビで報道されたが、AUMに洗脳のノウハウをもたらしたのは案外この筋であったのかも知れない。
 ところが、AUMが巨大になるにつれて、麻原がかってな暴走を始めた。
 機関誌でマル秘情報をすっぱ抜いたり、前記二教団の教祖を殺害する計画を練ったりするに至って、バックの財閥は怒り、「麻原を粛清せよ」の命令が下ったといわれている。
 今まで散々騒動をおこしているAUMを、手を拱いて見ていたはずの警察が、突然強制捜査に踏み切ったのは、国松長官の狙撃事件だけが引きがねではなく、バックのこうした意思が働いていたからだと考えられる。
 では、なぜ麻原は仲間を怒らせるようなことをしたのか? この辺りの事情が筆者にはいまひとつよくわからないが、ある程度推測はできる。
 答えは二つある。
 麻原が自分の教団が拡大していくにつれ、誇大妄想にとりつかれて本気で自分だけが日本の帝王になるのだと信じ込んだか……。
 あるいは麻原自身がただ踊らされて、お山の大将になっていただけで、自分自身のバックをよく掴んでいなかったか……のどちらかである。
 もし後者の方であれば、AUMには麻原とはまったく別に陰の実力者がいるということである。
 村井氏は予算を自由に使えるのは自分だけだというような、気になる発言を友人に残している。
 いったい、村井氏だけが使える予算とはどこから出てくるものだったのだろう。
 もし麻原が一千億円もの巨大な資金を持っているのであれば、自分が一千万程の現金を枕元に置いて密室に隠れていたのは妙である。
 あれだけせっぱ詰まった状況にあれば、もっと以前に金で保護してくれる外国政府の所にでも逃げ込んで隠れていた方がずっと安全といえる。
 あの時、麻原には一千万の現金と、自分の教団しか頼れるものがなかったのである。
 松本サリン事件の時にマスコミに出回った「松本事件に関する一考察」という怪文書も、どう考えても内部からのリークとしかいいようのない内容である。どうやらAUM真理教の内部は、我々が考えるより遥かに複雑な構造になっているようである。
「麻原はAUM真理教の本体ではない」
 不気味なことであるが、それが真実であったとしたらAUMの恐怖はまだ去ってはいない。
 それはむしろ日本のAUMではなく、ロシアのAUMであると筆者は考えている。
 なぜならロシアのAUMの動きいかんでは、中東戦争の火種ともなるからである。

子は親の鏡──弥勒神示からAUM事件への教訓

 今回のAUM事件が発覚しなかったならいったい日本はどうなっていただろう?
 筆者の考えでは、「一厘の仕組み」はもう既に動き始めている。
 オウムの計画通りに、サリンが国会や東京中にまき散らされ、ロシアで組織されたAUM軍が日本の港に上陸していたとしたら日本はどうなっていたか。おそらく、国連軍や諸外国は内乱鎮圧の目的で日本に軍事介入していただろう。
 そうすれば、あの大本筆先にも度々あらわれる終末の日本の預言。
「その日になれば、外国の軍隊が北(ロシア)からも南(アメリカ)からも日本に攻めてくる」という言葉どおりの事態になっていたに違いない。
 しかしそれは寸前の所でくい止められたのである。
 さらに今回のAUM事件は我々に「終末思想は危険である」という一つの教訓を残してくれた。
 十月十七日の淡路島の神業から地震発生にいたるまでに出た弥勒神示には、今回のAUM事件に対する言及とも言える神示が出現している。

「子は親の鏡と申してあるな……負うた子に教えられと申してあるな。近ごろは子供の自殺がふえて悲しい事であるが、是は皆世の親達の責任であるぞ。その裏には三千年の悪しき原因結果(めぐり)があるのじゃぞ。善も悪も一度世の裁きの庭に現して見せる水晶の世と申してあるぞ。まことのまことの日の本の道を忘れ、利己主義(われよし)となりた日本人民、良く良く世の様を見て改神(心)いたされよ。神代の昔、大宜津比売の神は、我身殺されても、その体から五穀の種を生みて、青人草に恵み残したと伝えてある。是が日本のまことの教えじゃ。大儀親を滅すと言う。親は犠牲となりても子孫の為に尽くす。それで今日迄日本がつづきて来たのじゃぞ。子供に対して、親の欲望をかけておるが、正しく子を育てる為、我身の姿勢を正す真実誠(まこと)が欠けておる。親と子の血のあたたかみ、又、真実の言葉の交流が欠けておるのじゃ。我が生命を伝える子孫に対する親心を改めてまつらねばならぬぞ。子は親の背中を見て育つと言う。早く、世の親達よ改神なされよ。自らが、世の元の親神に改神のまことの姿を見せられよ。その様が子に写りて世は改まると言うなり」
 AUM事件で我々の目に最も異様に映ったのは、親を平気で捨て、人殺しをすることを何とも思わない若きエリートたちの姿であった。
 しかしそれは他人ごとではない。
 神示は、日本人民が利己主義に固まり、子供にまで自分の欲望をかけて育てた結果が「水晶の世」に子供たちの姿として写し出されているというのである。
 彼らの姿は、我々自身の姿なのである。
「真の心」と「真の言葉」を失った結果でしかないのである。
「預言や終末」に心を奪われるより、そのことを考えることの方がずっと大切なことである 。
 もし、本当に「終末」が起こるのであれば、スサノオが出現する必要性などまったく存在しない。
 王仁三郎は終末の解釈を、「霊界物語」の北光神(スサノオの分身)に、次のような言葉で語らせている。
「たとえ神諭に天地が覆ると示してあっても、泥海になるとあっても、人間が三分の一になると示されてあっても、眩暈がくるとあっても、決してこれを文字そのままに解すべきものではない。すべて内儀的、神界的、心霊的に解すべきものである」
 現象に心を奪われるより、心にもっと気を配らなければならない。
 人の心をそのまま写す「水晶の世」とは、人の心そのままに「終末」を演出したり、「愛と和合」を演出してみせる。
 その結末は、すべて我々の心のあり方いかんにかかっている。空気清浄器を作っても、サリンを研究しても、悪人(彼らが言うところによると)を殺しても、それでは何も解決しないことを胸に叩きこまなければならない。(p191-212)


地下に潜ったロシアAUM

 筆者を始め、我々はついつい自分たちに身近な日本のAUMの動きに目を奪われがちになっている。
 しかし、本当の脅威はロシアAUMなのである。
 これは霊的にみれば、いままで真空地帯だったロシアにヤハウェイ教が上陸したことを意味している。
 そもそも、なぜAUMがロシアに大胆な布教活動を起こさねばならなかったか?
 マスコミでは様々な憶測が飛び交い、他の外国では布教効果が上がらなかったからとか、ロシアで武器を買いつけるためであるとか言われている。
 しかし、このどちらも理由としては不十分である。
 AUMはロシアの国営放送の枠を買い取り、地下鉄ではAUMのポスターを目にしない日はない程の布教活動をした。しかしそうまでしてロシアで信者を集めても、ロシアというハイパーインフレの国で集めた信者はほとんど無一文に等しく、教団としては資金を出すばかりで、いっこうに回収する目処は立たない。武器入手が目的なら、こんな面倒くさいことはせず、単に買いつけに行っていれば良かったのではないだろうか?
 それなのに、AUMはロシア国内で未曾有の布教活動を展開し、一説には三万五千人ともいわれる信者を血眼になって獲得する。
 その鍵は「土谷メモ」と「AUM真理教クーデター作戦」の内容に隠されている。
 ここには、
「一九九七年。麻原教祖、信者三百人を連れイスラエルに入国。ここで敵に捕まえられる。敵は多分イスラム教徒。AUM軍がこれを救出に来る」
 とか、
「ロシアで組織したAUM軍が日本の港に上陸」
 という記述がなされている。
 AUMはロシアで軍隊を組織しようとしていたのである。
 ロシアからイスラエルに向けての軍隊派遣。
 AUMの構想はそこにあったのである。
 考えてみれば、ロシアほど内密に軍隊を組織しやすい国は他には存在しない。ロシアには旧ソ連の遺産ともいえる武器・弾薬が山積みにされて残っており、ロシアはその処分に頭を痛めている。
 一説にはAUMにもこれらの武器はとうに流れこんでおり、それを調査しようと国内で組織されたAUM調査団が調査をしても、AUMのロシア進出の立役者となったロシア副大統領の手によって、まったく解明をゆるされないともいわれている。
 また、ロシアには徴兵義務があるため、成人男子は軍事経験者である。武器と兵隊、これらのものがロシアでは容易に手に入るのである。
 しかもロシアAUMは解散命令が出されたにもかかわらず、出家者の多くが、いずこかにかき消えてしまっている。
 地下に潜んだロシアAUM。
 そして麻原以外の陰の実力者の存在。
 このことは不気味な未来への預言を暗示している。
 それは黙示録の預言とも、「霊界物語」の預言とも重なってくるものである。
 それが起こるとすれば過去の大本経綸の法則から考えればAUMの強制捜査より六年後、すなわち二〇〇一年のことだと思われる。(p219-221)


『仮面ライダー』原作では、全国民の管理を目論んだ日本政府(総理)とある企業が造った超巨大コンピューターの施設が乗っ取られ、世界征服を企む悪の秘密結社の大要塞となりましたが…(^^;;




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