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グローバルアイ  3月号 アメリカ民主主義で育ったインテリが「反米」を叫ぶ日本
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/804.html
投稿者 Ddog 日時 2003 年 4 月 10 日 00:46:54:ZR5JcjFY1l.PQ

グローバルアイ  3月号 アメリカ民主主義で育ったインテリが「反米」を叫ぶ日本
http://homepage3.nifty.com/globaleye/starthp/subpage01.html

今月号には異論、反論が多数あると思いますが‥
今月号のグローバルアイに関しては異論反論があると思いますが、あえて今回のイラク戦争ではグローバルアイはアメリカ支持で行きます。

外交哲学とは武士道の精神

「湾岸戦争」の前夜、政治評論家の山本峯章氏はテレビ局のクルーとともにバクダッドにいた。ラダマン副大統領(当時)インタビューを終え、あとは約束をとりつけてあったフセイン大統領に会うばかりのところに、日本大使館から国外退去の強い要請があり、やむなく局クルーとともにバクダッドをあとにした。
多国籍軍の攻撃が始まったのはその直後だった。山本氏の印象ではそのときラマダンは米軍を中心とする多国籍軍があのような凄まじい全面攻撃を仕掛けてくるとは考えていなかったようだ。みくびっていたわけではなかろうが、少なくもアメリカの"戦争遂行能力"を甘くみていたきらいはあった。
あれから十二年。アメリカはふたたびイラク侵攻へふみきった。闘争精神は健在だったわけだが、日本のマスコミ世論は反ブッシュに大きく傾いている。かれらは二つの大事なことを忘れている。一つは、日本はアメリカと軍事同盟関係にあり、それが日本の安全保障のバックボーンになっているという事実。もう一つはアメリカの旺盛な戦争遂行能力が世界の秩序維持に貢献しているという現実である。
アメリカ批判に関しては本誌もたびたび行っているが、この二つの事実、否定しえないこの現実を見ずに「戦争反対を叫ぶのは小児の仕業である。戦争が残酷というなら、その残酷なリアリズムのうえにまるごとのっかっているのが日本の平和ということに少しは思いを致すのが、少なくとも大人の態度ではあるまいか。

世界の安全弁だった米の戦争遂行能力

超大国アメリカの軍事力とりわけ戦争遂行能力がなければ、冷戦後の世界はとうてい無事にすまなかったはずである。中国の拡張主義は台湾を恫喝し、チベット、ウイグルを蹂躙するだけではすまなかっただろう。印パ紛争や一触即発の朝鮮半島、中東の混乱やイスラムの蜂起、国際テロリズムもアメリカが戦争遂行能力が高い超大国でなかったら、事態はさらに流動化してたはずである。
武力衝突や紛争が懸念される国や地域でまがりなりにも理性がはたらくのは、皮肉な話だが、アメリカが唯一の超大国として存在していたからである。しかも、その軍事力はただの虚仮威しではなく、実際に銃の引き金を引くパフォーマンスをともなっている。アメリカの傲慢なエゴイズムをゆるす、ゆるさないという話ではなく、そのアメリカ中心主義がつくりだしているかりそめの平和のなかでひとりのうのうとしているのが"平和ボケ"日本の姿である。
アメリカのいう平和とは平和ボケ日本人が考えている平和とはちがい、保安官の拳銃の前でならず者がやむなく銃をおさめているつかのまの静けさである。事実、第二次世界大戦後、世界の大半の国が戦争の渦中にひきこまれることなく、安全をたもっているのは、アメリカのシビアな危機管理に負うところが大きかった。

戦争をひきおこすのは狼ではなく太った羊

唯一勝者(LAST WINNER)がきまれなければ、それがきまるまで戦争状態がつづくという単純な政治学が戦後の日本人にはなかなかわからない。それがわからないからイラクや北朝鮮のような国がのさばっているわけだが、日本人は「話し合え」という。世界の秩序が「最後は軍事力で潰される」という恐怖によって成り立っている事実が目に入ってこないらしい。まともな軍隊がなかったチベットでは中共軍に侵略され、その侵略から数十年の間に数え切れないほどのもチベット人が抹殺されてきたのが、この世界の現実なのである。
平和が水や空気のように天から降ってくると思い込んでる一部の日本人は、アメリカのこのリアリズムがただのカウボーイ的な好戦性としかみえてない。だが、アメリカが手を引けば、北朝鮮は核ミサイルをつきつけて日本に能かぎりの譲歩をもとめてくるだろう。核武装大国の中国はうむをいわさず日本を"華夷秩序"のなかにとりこもうとするだろう。核武装もなく、まともに機能できない自衛隊しかもたない日本にはいかなる対抗手段もないだろう。日本人には、本能的な危機感が欠けている。
アメリカが覇権主義を棄てると中国はアジアの、北朝鮮は東アジアの覇権をめざす。チャンピオンの座が空けば新しいタイトルマッチが始まるのだ。そのタイトルマッチに軍備と核武装をして日本は参戦するどころか、ぺこぺこと謝ってばかり。クラウゼビッツは「戦争の危機をつくるのは狼ではなく太った羊」といったが日本はその間抜け羊を演じながらアメリカに悪態をついている。

日本の武士道精神を忘れた「ヘーワ主義」

米軍のイラク侵攻のテレビ番組を見て呆れるのは、イラク侵攻の是非を語る以前に、反米を叫ぶテレビ文化人の、平和にたいする認識の甘さである。とくにNHKやテレビ朝日、TBSに重用される"文化人"は「戦争反対」を「暴力反対」と同じ次元で語って恥じることがない。
日本にはかつて「武士道」という文化があった。「義をみてせざるは勇なきなり」の信義もあった。だが、いまはだれもが「へーワ、へーワ」とばかな一つ覚えである。
しょせんは米軍のイラク侵攻が他人事なのである。同盟国が戦争しているかぎり日本も当事国なのだが、その認識が欠けている。小泉首相はアメリカのイラク侵攻を支持する理由の一つに北朝鮮の脅威をあげたが、それでは功利的すぎる。日本が享受している平和は、アメリカの核や駐日米軍というきな臭い緊張感に守られているという事実に目をむけなければならないのは当然だが、日本はアメリカの同盟国であるという責任と覚悟、つまり武士道の精神ではなかろうか。

国際信義とは同盟の"義"の死守

日本がアメリカと歩調を合わせる理由は、日本が日米安保条約という同盟関係にあるからだ。それ以外に理由はない、とするのが本来、あるべき態度である。小泉首相は必死に「集団自衛権」を否定するが、そんなものは屁理屈である。国連憲章は認められてる以上に、一朝事あらば集団自衛権などふっとばして北から沖縄の米軍基地めがけてミサイルがとんでくる。北の核ミサイルが完成すれば、たった一度のチャンスしかない核攻撃のターゲットは東京になるにきまっている。
同盟とは"義"である。屁理屈はいらない。そしてこの"義"だけが国際信義として通用する。決して世界にカネという援助をばらまくから信義が生まれるのではない。「アメリカは本気で日本を守ってくれるか」という議論に口角泡をとばしている当人が「敵弾に倒れた米兵を助けるのは集団自衛権だから憲法違反」と言い放つ・アメリカがそんな日本を生命をかけて守ろうとするのは日米安保という"軍事同盟"があるからである。同盟条約のために死ぬのが戦争だが、アメリカのイラク侵攻を非難するマスコミ人には、この武士道の精神が決定的に欠けている。

いちばん危ない日本の平和主義

反米の論客は二言目には国連や国連決議をもちだす。国連が形骸化していることを知らないのか。一億人を殺せる炭疽菌と、その細菌弾頭を搭載できるスカッドミサイルを持つ国が公然を「打倒アメリカ」を叫ぶ危機的状況のなかで国連はいったい何ができただろう。国連の平和理念など、日本の憲法前文のように現実から遊離した空想でしかないのだ。
イラクが核や細菌兵器をテロリストに渡す可能性がある以上、これを叩くのがアメリカの姿勢である。核やミサイル開発に使われるとわかっていながら、日本から北朝鮮へ巨額の資金が流出してゆくのを看過したばかりか、コメ援助や謝罪に明け暮れてきた日本の平和ボケが「アメリカの暴虐をゆるさない」と拳をあげる姿ほど滑稽で無様な姿はない。

以上 グローバルアイ

阿修羅板にご投稿されている投稿者で、戦争賛成を叫ぶ投稿者はいない。ところが、アメリカを少しでも擁護しようものなら、バター犬だの、人格が悪いとか、反米=正義の教条主義的な硬直的思考でしか思考できない投稿者が多数派というか、ほとんど、意見が一辺倒になっている。これは、けして健全な現象ではない。確かに今回のイラク攻撃に、「グローバルアイの主張のような、同盟国に義を立てるべきほどの義は存在しない」と私も思う。
しかし、私が愁うのは、こういった米国擁護の記事を転載をすることすら許せないと、正義に燃えての投稿する危うさです。イラクで発生している悲劇を阻止できない、欲求不満を少しでも意見の違う人達へ攻撃することで世界正義を実行していると思っているのだろうか?理論構築できず、DdogやMrX氏の人格攻撃しか自己主張の手段のない青年もいることでしょう。純粋な正義感から、世界資本や、ネオコン、アメリカを許せない気持ちは理解できます。ところが、最近の投稿は、しいて例はあげませんが、憎悪の拡大再生産を招くだけの、低級なアジ投稿が増えているように思います。アメリカが悪の権化で、銃を愛し、ブッシュを支持するアメリカ人は馬鹿ばっかりだ、と言った意見には賛成しかねる。阿修羅も典型的日本の縮図の村社会であるが、こういった偏った意見が正当化されると、日本において、過去何度となく繰り返された、村社会的悪癖が発動し、やがて、アメリカ人を差別する社会が形成する可能性に気づいていない方が大半だろう。アメリカ=悪の思考では憎悪を拡大再生産するにすぎない、悪魔というものが存在するのであれば、彼等の目指すところ思う壺で、悪魔が狂気乱舞する悪循環に陥るだけです。
健全な議論が成立するには、こういった意見やら、正義に燃える投稿士の標的であるNewsweek Japan Onlineの藤田編集長の意見に対して、聞く耳をもてるかどうかということになる。どうして、アメリカ社会はこうなってしまったのか、今後どう社会は変化していくか、日本はどうあるべきか、私と意見が違う方々の投稿意見はずいぶんと参考にさせていただいております。もっとも選挙に出馬するわけではないので、世界がどう変化するかを、証券金融市場参加者としての目から見ていきたいだけです。私にとっての正義の基準は、その事象によって、株価が上昇するか下落するかが価値基準となっているかもしれないので、皆さんとは価値基準 正義の基準が違うのかもしれません。それゆえ私の意見に違和感を覚える方も多数存在してることも承知しています。
反対意見が存在するかどうかが、健全な社会世論の形成には不可欠であることは賢明な方なら誰でもわかると思います。阿修羅議論サイトが一目置かれる高級な存在になることを願い、あえて多数派の意見と異なる意見を投稿するとでもしておきましょう。グローバルアイの問題提起はとても健全な日本の世論の現れだと思っております。
反対意見は当然多数あると思います。私は皆さん呼びかけます、「立ち止まってもう一度冷静に、自分の信じている正義も疑ってみては如何でしょう?」反米反戦世論の一翼をになうことを止めろとまで言っおりませんので、勘違いしないでほしい。自分が信じている正義も怪しいと疑うことも大事なことではないでしょうか。自分では筋を通した意見を持っているつもりだが、私も以前の意見と細部で変節していると思う、しかし、少しも恥じるつもりはない。
人格攻撃等の低級なレスには答えません。

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