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悪魔学講座
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投稿者 リンクフリー 日時 2003 年 10 月 18 日 00:31:55:6kBVSxaW8mEMQ

(回答先: 暗黒界ではありませんが、表に出ない支配者は存在します 投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 16 日 18:37:33)

あっしら様、ご教授ありがとうございます。
あっしらさんの投稿を読んでいるうちに、早見雄二郎の投資講座サイトにあった、『悪魔学講座』を思い出してしまいました。

"西洋社会の表の顔がキリスト教なら、裏の顔がグノーシス思想"、"資本主義はキリスト教の中でも宗教改革によって出現したプロテスタント勢力によって生まれた"、"ドイツ債の商いで大儲けしたアメリカの投資銀行、W・A・ハリマン商会。そこでドイツ債の商いを取り仕切ったのが、プレスコット・ブッシュ。そう今のブッシュ大統領の祖父です"、"『ゲマトリア』(数秘術)"、"『バラ十字団』"、
という単語の数々が悪魔学入門者の好奇心をそそってくれたものです。今、また、それを思い出してしまいました。

しかしながら、この悪魔学講座はこれからというところで未完のまま終わっています。『これからの世界と日本を知るうえで、なんとしても悪魔というものを理解してもらわねばならないという事で、壮大なスケールで取り組んで来たわけですが、やはり内容が内容なだけに、私という個人の力や考えだけではどうしようもない巨大な壁には太刀打ち出来ず、不本意ではありますが、これ以上は書けないという状況になってしまいました。残念ですが事情をご推察下さい。』と、なんとも意味深な終わり方をしています。まあ、穿った言い方をすれば、この無料で見れるサイトの講座は客寄せパンダに過ぎず、続きは有料投資講座に来てね、ということも考えられるわけですが、もし、"巨大な壁には太刀打ち出来ず、不本意ではありますが"という一文が事実であれば、その圧力とは何であって、作者はこの続きをどう展開させるつもりだったのでしょうか。興味は尽きないですね。

以下に毎度のことで恐縮ではありますが、勝手に引用をさせて頂きます。未読方はぜひ読んでみてください。

  6−(1)  悪魔学講座

 8月23日号の週刊レポートで、最近突然大ブームになった『ハリーポッター』を取り上げました。そしてハリーポッターに出てくる賢者の石≠ニはいったい何なのか、調べてごらんなさい、と宿題にしておきました。そこに私が聖書に学ぶ投資講座をスタートさせた重要な意味が隠されている。と指摘しておいたわけですが、さて、賢者の石について調べた方はおられるでしょうか。

 結論から書きましょう。賢者の石≠ニいうのは、中世の錬金術に絡む伝説の魔法の物質の事なのです。

 錬金術というのは、金(ゴールド)を人工的に作り出そうというものであり、紀元1世紀頃にエジプトで始まりました。そして1200年頃ヨーロッパに伝わり、1600年代ぐらいまで長きにわたりヨーロッパで栄えたのです。

 秘密の方法によって鉄や鉛その他の金属を黄金に変えるというのは、現代人にとっては誰もが不可能だと知っている事ですが、古代から中世に至るまで、実に1500年もの間、人類は見果てぬ夢を追い求めたのです。言い換えると、金(ゴールド)というのは、それほどまでに人類にとって最高の物であり、これ以上の財産はないのです。

 さて、古代エジプトから始まった錬金術は、ヨーロッパに入って新しい考え方が生まれました。それは、ある力を秘めた、物質を鉄などの金属に触れさせると、その物質が化学変化を起こして黄金になる、というものです。その物質こそ‘賢者の石’なのです。

 では賢者の石は、どのようにして作るのでしょうか。錬金術師たちは、著書の中で、わざと意味をボカシたり、言葉を隠語に変えたりして暗号のようにしました。そもそもラテン語で書かれてありますから、よほどの高等教育を受けた人ではないと読めません。

 ゆえに秘法とされたものは解読されずに、新たな憶測や妄想につながっていきました。
 言うまでもなく、鉄に触れただけで黄金になる物質など存在するはずがありませんが、人々は本当にあると信じ、そこにつけ込む詐欺師も活躍しました。

 このように現代人からみると実に馬鹿げた話ですが、もっとも彼ら錬金術師たちの膨大な実験のおかげで、数多くの化学薬品や実験器具が開発、発見されて、結果として化学や医学の発展に大きく寄与した功績は残っているのです。

 それはともかく、ポイントは「魔法、魔術」「錬金術」なのです。

 今週からスタートした『悪魔学講座』は、実に壮大なスケールで、これから展開していきます。21世紀を生きていく私たちは、「魔法、魔術」「悪魔」といったものを知らないと真理に迫ることが出来ず、悲しむべき人生になるでしょう。聖書・キリスト教を学ぶ意味もそこにつながっていくのです。次回からしっかり読んでいって下さい。

    6−(2)  悪魔学講座

 そもそも悪魔、サタンとは何なのか。西洋キリスト教社会、資本主義社会を理解する上で、日本人には致命的に欠けている教養のひとつがこれです。

 ひとまず常識的な理解をきちんとしていただく必要があります。そうしないと欧米人と話をする時にトンチンカン、チンプンカンプンの受け答えになって恥をかきますから。

 以前も書きましたが、旧約聖書の冒頭『創世記』にサタンが登場します。

 エデンの園でアダムとイブをそそのかして禁断の木の実を食べさせたヘビが、まさしくサタンの化身なのです。
ついでに書くと、ヘビと竜は一体です。インドや中国はもとより、ヨーロッパでも竜を退治する伝説が数多くあります。
では、ヘビに姿を変えてアダムとイブの前に現われたサタン、悪魔とは何なのか。
キリスト教の常識に従えば、悪魔、サタンは、天使のなれの果て。言うなれば優等生の良家の子女が、不良になってしまったような 存在なのです。

 キリスト教的に言えば、悪魔、サタンもそもそもは神が天使として作ったものですが、堕落して神の国から追放され、人間を誘惑し
て神に背かせようと仕組む邪悪な存在となってしまったのです。アダムとイブをそそのかしたのは当然というわけです。

 サタンは神の国では天使のトップでした。ところが、神に取って代わろうと野心を持ち、クーデターを企てましたが、神に察知されて追放されたのです。

 そのあたりについて、旧約聖書の『イザヤ書』に記述があります。

 「ああ、お前は天から落ちた。明けの明星、曙の子よ。お前は地に投げ落とされた。諸々の国を倒した者よ。
 かつて、お前は心に思った。私は天に上り、王座を神の星よりも高く据え、神々の集う北の果ての山に座し、雲の頂きに登って、い と高き者のようになろう、と。

 しかし、お前は陰府(よみ)に落とされた。墓穴の底に。」
 ここで天から落ちて行った明けの明星≠アそ、悪魔の王であるルシファーなのです。
 ちなみにイエス・キリストも新約聖書の中で次のように語っています。
 「私はサタンが稲妻のように、天から落ちるのを見た。」(ルカによる福音書、第10章18節)

 最後に西洋的常識をもうひとつ。悪魔の王がルシファーなら、天使の王、大天使長がミカエル(フランス語でミッシェル、英語読みだとマイケル)です。欧米人の名前にミッシェル〜、マイケル〜という人が多いのは、大天使にあやかっているわけですね。

 さて、悪魔、サタンをキリスト教的に理解して片付くなら単純ですが、そうは問屋が卸しません。それは話の糸口にすぎないのです。


    6−(3) 悪魔学講座

 前回は、悪魔とは神が作った天使のトップだったのが、神に対するクーデターを企てたために天界を追放された。そして今は、人間をそそのかして神に反逆させようとする存在だと書きました。これが一般的なキリスト教に基づく解釈です。つまり、神の作った物なのであるから神と一体であるという一元論的なとらえ方です。

 しかし、よく考えてみましょう。神は善であるなら、なぜ悪の代表である悪魔の存在が許されるのでしょうか。悪がはびこる事は善なる神の威光を低下させるのではないでしょうか。この疑問に答えなければなりません。

 もうひとつのとらえ方は、そもそも神と悪魔は別々に独立した存在なのだという二元論です。しかし、これはキリスト教からすれば到底受け入れられません。なぜなら別々に生まれたとなれば、神は全知全能と言えなくなるからです。

 そこで先ほどの疑問に答えなければなりません。神は光であり、悪魔は暗闇です。光がひと際輝きを放つのは闇の中ではありませんか。真っ暗なトンネルを進む時、ポツンと前方に見える出口の光がどれほど頼りになるでしょう。すなわち悪魔が居る事によって神の存在が光輝くのです。神にとって悪魔は文字どおり必要悪なのです。

 と、まぁ、このように説明してしまえばキリスト教的には大変都合がいいのですが、もちろん反対の思想もあるわけで、キリスト教的一元論で悪魔を解釈する事が絶対に正しいわけではありません。

 そこで出てくるのが前出の二元論です。その代表が『グノーシス主義』です。これは紀元前1世紀から紀元後4世紀にかけて地中海、中東地域で大流行した宗教思想です。

 現在ではグノーシス教という宗派はありませんが、その考え方はユダヤ教やイスラム教、キリスト教に影響を及ぼし、神秘思想や秘密結社を生み出していく事につながりました。

 私が、この悪魔学講座をスタートさせたのは、キリスト教的な考え方ではなく、西洋社会の奥底に密かに横たわり、受け継がれてきた、このグノーシス思想にスポットライトを当てるのが大きな狙いなのです。西洋社会の表の顔がキリスト教なら、裏の顔がグノーシス思想です。したがって表と裏で一体なのですから、両方を知らなければ西洋を語る事は出来ません。

 しかし、日本人はグノーシスについて誰も知識を持たず、学校でも教えません。これは大変危険な事です。証券界でただひとり、早見がグノーシス思想を取り上げ、これから皆様を恐怖の世界へと導いてさし上げます。

   6−(4) 悪魔学講座

 今回は番外編です。

オーストラリアのヒル国防大臣は、10月22日の夜出演したオーストラリア国営のABCテレビで、『オーストラリア国内に、テロ組織アルカイーダの訓練を受けた者がいたことは以前から分かっていた。それらの中に先日のバリ島での爆弾テロに関与したジェマ・イスラミアの工作員がいたかもしれない』と述べ、更に『ジェマ・イスラミアの工作員が、現在もオーストラリア国内で活動している可能性がある』と指摘しました。ヒル国防大臣によると、過去にアルカイーダと関連を持つ複数の人物が、インドネシアからオーストラリアに入国していた事が分かっているということです。先日のバリ島での爆弾テロは、全世界に新たな衝撃を与えましたが、これから更に世界中が驚く意表をつくような場所で新たなテロが発生する可能性が大きくなっています。

中でも最も警戒を要するのは、日本人や日本政府など世界中がノーマーク状態のシンガポールです。シンガポールはイスラム国家であるマレーシアとインドネシアに囲まれた小さな島国ですが、東南アジアでの資本主義経済の拠点となっており、東南アジアのイスラムテロ組織から見れば、NY・マンハッタンと全く同じです。しかもバリ島で爆破されたのがディスコであった事が分かるように、イスラムテロ組織はこうした資本主義的な娯楽施設を、かねてからテロの標的にしてきました。シンガポールはそうした娯楽施設の面でも、大変危険です。そしてもうひとつはシンガポールとインドネシアの間のマラッカ海峡です。ここは中東から日本へのタンカーの航路になっており、先日イエメンでフランスのタンカーが爆破されたのと同じように、マラッカ海峡で日本のタンカーが爆破される恐れは十分にあります。

そしてもうひとつこれから見逃せなくなってくるのが、オーストラリアなのです。オーストラリアは今まで大変安全な国と言われてきましたが、東ティモール問題をきっかけに、インドネシアとの関係が悪化しています。しかもヒル国防大臣の発言のように、インドネシアからは簡単にテロリストが入国できます。そしてオーストラリアという国は、広大の国土のほとんどが砂漠や山岳地帯ですから、テロリストが拠点を設けるにも絶好のチリ的条件を備えているのです。

 このようにシンガポールやオーストラリアは今まで安全で平和であるというイメージが染み付いているだけに、これから逆に十分な警戒が必要になってくるのです。アメリカだけが攻撃対象と思ったら大間違いです。

    6−(5) 悪魔学講座

 西洋社会の表の顔がキリスト教なら、裏の顔がグノーシス思想だと書きました。キリスト教でさえ無知に等しい日本人にとって、グノーシス思想となると知識のある人は皆無と言える現状です。が、しかし、このグノーシス思想を知らなければ西洋社会、国際政治、世界経済の真の姿をつかむ事は出来ません。

 ではグノーシス思想(主義)とは、どういうものなのか、出来るだけ分かりやすく解説しましょう。

 グノーシス思想の基本理念は、絶対的な二元論です。

 キリスト教では、全てのものは唯一絶対の神、万物の創造主である神が作りたもうたと考えます。言うなれば人間も悪魔も、善も悪も全て必要あって神が作ったとみるのです。したがって、人間がそれに対してとやかく言う筋合いではなく、すべてを神の手にゆだねる姿勢がクリスチャンの信条となります。

 これに対してグノーシス思想では、善なる神が君臨する精神世界と、悪なる造物主・デミウルゴスが創造した物質世界の二つがあると考えます。つまり形あるものとないものの二つですね。

 人間を人間たらしめているのは霊魂であり、これは元々は精神世界に属する善なる清いものでしたが、それを悪の造物主・デミウルゴスが物質である肉体に閉じ込めてしまったというわけです。その結果、人間は本来の善なる神を忘れ、肉体を支配するデミウルゴスを神と誤解してしまう羽目になりました。ゆえに人間は物質世界の中で色々な欲にとらわれ、苦悩せざるをえないわけです。

 そこで、この苦悩から脱け出すために、第一に禁欲に努めて精神を純化、浄化させようという方法や、逆に決まりや道徳など無視して、性の快楽を享受しようという方法まで、色々な手段が考えられました。

 キリスト教的には、イエス・キリストが人々を目覚めさせ、本来の精神世界の善なる神の所に戻らせようと、使者として人間の所に派遣されたととらえます。

 このようにグノーシス思想は、キリスト教にも取り込まれていったわけですが、それにしても絶対に相入れない部分が残ります。それはつまり、すべては唯一の神が創造したというキリスト教と、善と悪の2つの支配者がいるというグノーシス思想の根本的な違いです。

 そこで善に対して悪の造物主がいる。この世の物質世界は、この悪の創造主・デミウルゴスが支配しているという思想を拠り所にして、そこから後世、現在に至るまで綿々と受け継がれてきた秘密結社やオカルトの流れが出来たわけです。すなわち悪を崇拝する思想が、現在まで続いているのです。

    6−(6) 悪魔学講座

  前回はグノーシス思想においては善と悪の2つの支配者がいる。その悪の支配者、人間の肉体の支配者の名前はデミウルゴスであると書きました。

 善と悪、2つの支配者、造物主を認めるグノーシス思想と、唯一の想像主しか認めないキリスト教とは、絶対に相容れない立場です。ゆえにイエス・キリストが登場して以後、両者の対立は激しさを増してきます。それが聖書にハッキリと現われているのです。

 言うまでも無く聖書には旧約と新約の2種類がありますが、悲しい事に日本人は、その違いすらよく知りません。そこで旧約はカトリック、新約はプロテスタントの使う聖書だ、などということを平然と言う羽目になります。そんなことを欧米人の前で言ったら、たちどころに白い目で見られ、無知無教養の未開人と思われる事必至ですから、ビジネスマンの人は十分に気をつけて下さい。

 旧約というのはイエス・キリスト出現以前の、古い神との約束(契約)を意味します。ですから旧約聖書にはイエス・キリストは出て来ません。

 そしてキリストが登場して、神との古い約束を破棄して、改めて新しい契約を結びます。それが新約聖書です。

 話が横にそれますが、キリスト教、クリスチャンにとって、この旧約と新約の扱い方は非常に難しい問題をはらんでいて、信者にとって苦しみを生む種にもなっています。今のクリスチャンは、突き詰めるとカトリックもプロテスタントもイエス・キリストを信じているのであり、キリスト抜きのキリスト教はありません。ならばクリスチャンは新約聖書だけを拠り所にすれば良いはずです。だってキリストが神との契約を結び直したのですから。ところが旧約も引き続き信仰の対象にしているから話がややこしくなっています。まぁ、これは悪魔学とは直接関係無いので、今シリーズでは深く追求はしませんが。

 さて、旧約聖書と新約聖書を読み比べてみると、大変重要な事に気付きます。それは旧約聖書では悪魔、サタンについての記述がほとんどありませんが、新約聖書では悪魔、サタンがやたらと出てきます。

 新約聖書のトップに出てくるマタイによる福音書を読んでも、イエス・キリストは荒れ野に行き悪魔と戦います。この時の有名なキリストの言葉が、「人はパンだけで生きるのではない」です。対して悪魔は言います。「もしあなたが、ひれ伏して私を拝むのならば、これらのもの(世の全ての国々)を皆あなたに上げよう」もちろんキリストは拒絶します。

 この内容は大変重要です。財産、権力などを手に入れる事こそ最大の目的とする考え方がキリストに挑戦しているのです。彼らにとってイエス・キリストとキリスト教は最大の敵なのです。そして、その戦いが現在まで2千年も続いているのです。

   6−(7) 悪魔学講座

   イエス・キリストの出現により、「人はパンだけで生きるのではない」というキリスト及びキリスト教と、「人はパンのみで生きるのだ」という悪魔及び悪魔教とは全面的に対立しました。

 その後、表面的にはキリスト教が勝ち、グノーシス思想に代表される悪魔的な考え方は消えていきました。しかし、実は水面下に潜っただけであり、その戦争は今日まで2千年にわたって続いているのです。それが日本人にはまったく理解出来ません。

 この2千年にわたる戦争は、一度で決着がつくようなものではなく、悪魔の教えを信奉する勢力は、ちょうど病原菌が長い潜伏期間のうちにじわじわと肉体を侵し、衰えさせるように世界の隅々に広がり続け、時に発作を起こすように大きな事件、混乱を作り上げていったのです。

 ひとつの例をあげると、悪魔勢力と対立してきた最大の世界的組織はカトリックです。しかし、カトリックの総本山であるバチカンの中枢には、反カトリックの先兵組織のひとつであるフリーメーソンの息のかかった人物が何人もいる、という事が公然の秘密となっています。

 もっとも、カトリックも、この2千年の間に何度も腐敗、堕落して、聖職者が金や色欲にまみれました。それに対して反旗を掲げて宗教改革に火をつけたのがマルティン・ルターです。このルターから始まったのがカトリックに対立するプロテスタントです。

 このあたりは学校でも教科書で習いますが、所詮表面的な歴史を暗記するに過ぎません。問題はもっと奥深いのです。
 面白い事に、カトリックの腐敗、堕落を厳しく追及したルターは、悪魔に苦しめられていると自ら告白しているのです。彼は悪魔達と哲学や神学について論争し、時には言い負かされそうになり、悪魔の顔にインクのつぼを投げつけたという逸話があり、彼が居た修道院の壁には、その時のインクのしみが今も残っています。

 ルターが論争した悪魔というのは、彼が幻覚を見ていたのでしょうか?そうではないと思います。日本でも平安時代以降、鬼や妖怪が多数登場してきますが、当時の人々は、権力に従わない者(たとえば山賊や海賊)を鬼と見ていました。天狗も山伏の事です。最近日本では安倍清明という陰陽師がスポットライトを浴びていますが、彼が操っていた式神という怪しげな手下も、今でいうスパイのような人物たちだったと思われます。

 ルターは悪魔と表現される邪悪な人間達と激論を交わしていたのでしょう。そしてついに宗教改革はカトリックとプロテスタントの分離という歴史上の大変革を成し遂げます。これで本当に笑ったのは誰なのか?カトリックを敗北に追い込んだルターなのか?いいえ、笑ったのは実は悪魔だったのです。皮肉な事にルターは悪魔を助けてしまったのです。

    6−(8) 悪魔学講座

 以前も当レポートで書いた事がありますが、資本主義はキリスト教の中でも宗教改革によって出現したプロテスタント勢力によって生まれたと言われています。

 イエス・キリスト以来のカトリックは、教義の建て前としては金儲けに否定的でした。それは新約聖書の中でキリストの言葉によってハッキリ語られているからです。

 「あなたがたは自分のために地上に宝を積んではならない」(マタイ6章19節)
 「あなたがたは神とマンモン(マネー、財産)とに兼ね仕えることはできない」(同6章24節)
 「金持が天の国に入るのは、むずかしいことである」(同19章23節)

 従って、仏教と同じくキリスト教・カトリックにおいても金銭的執着を絶つというのは、修道者にとって重要なテーマであり、現在でも修道院では清貧を旨とする生活が営まれているのは、よく知られているとおりです。

 これに対して、プロテスタントの場合は、ごく一部の例外を除いて修道院というものはなく、教義上聖職者の結婚も許されており、独身を守るカトリックとは異なります。

 そうなると、もうピンと来ると思いますが、金儲けをしようとする人々、財産を蓄えたいという人々にとって、カトリックの存在は大変目障りであり、事業拡大の障害以外の何ものでもありません。それなら、この際障害を取り除いてしまおうというのが、宗教改革のもうひとつの重要な側面だったのです。

 そして、戦争を仕掛けるにあたっては大義名分が無ければ支持を得られません。まず必要なのは相手に非があることを天下に広く知らしめる事です。ゆえに倒す相手のカトリックを徹底的に腐敗、堕落させる事は、戦争を勝利に導く第一条件でした。

 もうひとつ重要なのは表舞台で芝居を上手に演じてくれる役者です。理屈だけでは大衆は動きません。大衆を動かす能力のある人間が必要であり、宗教改革の場合はルターでした。近代においてはヒトラーがそうです。ヒトラーだけを見ても時代の真実には迫れません。ヒトラーという一種の天才を上手に操って莫大な利益を上げていたのは、実はドイツの敵国・アメリカのロックフェラー、モルガン、ハリマンなどの財閥であったことは、歴史的事実ですが、日本の教科書には出て来ません。

 当時、ドイツ債の商いで大儲けしたアメリカの投資銀行、W・A・ハリマン商会。そこでドイツ債の商いを取り仕切ったのが、プレスコット・ブッシュ。そう今のブッシュ大統領の祖父です。

 歴史というのは、光あるところに必ず影があります。実はその影、陰の部分こそが本当に知らなければならない重要なポイントであり、教科書では分からないのです。

    6−(9) 悪魔学講座

 世界的に有名なドイツの社会学者、マックス・ウェーバーは、「資本主義の精神的な起源は、ヨーロッパの宗教改革にあり、とりわけカルヴァン派のプロテスタンティズムにある」と主張しました。

 このマックス・ウェーバー説は完全に定説になっているとも言えません。それは間違っているというよりも、何をもってして資本主義経済ととらえるか、定義の仕方が難しいことによります。商業活動というのは、古代から存在していたわけですから。

 ただ、私がマックス・ウェーバー説を採用しているのは、今回の悪魔学を書き進めていくにあたり、重要なポイントが宗教改革の頃にあるからです。したがって当レポートでは資本主義の起源は宗教改革にある、という視点で論じていきます。

 さて、宗教改革の火付け役になったのは、ドイツのマルティン・ルターでした。しかし、現在ルター派はカトリックに次ぐ世界第2位の信者教を持つとは言え、ルター派が勢力を張っているのはドイツや北欧、北米のドイツ系移民地域に偏っています。

 これに対して、資本主義の中心となっているアメリカは、カルヴァン派が巨大な勢力を誇り、宗教改革後、経済の中心地として栄え、日本に大きな影響を与えたオランダも、カルヴァン派の牙城でした。

 マルティン・ルターの後、宗教改革を徹底させたのが、フランスの神学者、ジャン・カルヴァンです。このカルヴァンなくして、今の米国はなく、米国型資本主義の繁栄もありえないと言っても差し支えありません。

 なぜならばカルヴァンが説いた改革派キリスト教は、英国に渡ってピューリタン(清教徒)を生み、このピューリタンが新天地を求めて移住、建国したのがアメリカ合衆国だからです。

 ではルターとカルヴァンの大きな違いは何だったのでしょうか。それは富に対する考え方の相異です。

 ルターはカトリックの堕落を批判しました。ローマ教皇から破門されても、その考え方の底流にあるのはカトリックの良き伝統を残し、自分が修道士であったことでも分かるように、保守的、体制的な思想でした。当然、金銭についても、暮らしていければそれでいいという淡白、清貧な捕らえ方をしていました。そして、高利貸し付けを厳しく禁止しました。このあたりについてはカトリックもルター派も同じです。これでは農民はともかく、商業や金融業に従事する人々にとっては大変都合が悪いのです。

 しかし、とにかく第一関門だったカトリックの壁をルターの手によって崩すことは出来ましたから、カトリックの支配力は大きく低下しました。次は富を重視する人々にとって都合のいい理論的支えを作る番です。そこでカルヴァンが登場してきました。

    6−(10) 悪魔学講座

 カルヴァンなくして米国資本主義はありえなかったと言って差し支えありません。ルターが火をつけた宗教改革は、カルヴァンによって更に過激に純粋化、徹底されました。 

 米国の支配階級を語るのにWASP(ワスプ)という言葉が使われます。なかでも最も大事なのはP=プロテスタントであることです。現に歴代大統領のうちカトリックはケネディだけ。そのケネディが暗殺されたのは当然の結果でした。

 ちなみにプロテスタントの中でも、特に米国的なのはバプテスト派です。これに改革派とか長老派と呼ばれる教派が、米国を米国たらしめている勢力です。

 さて、日本人は米国的な生活スタイルをどう見ているでしょうか。多分余りにも資源のムダ使いであると感じているでしょう。その典型は膨大な自動車が浪費するガソリンですね。日本人のように節約を美徳としたり、ゴミをきちんと分別するというような発想はないのが米国的ライフスタイルです。

 しかし、それをただちに悪いと決めつけるのも日本人の余計なお世話です。なぜなら米国人にはキリスト教プロテスタントの価値観が根づいており、ライフスタイルもそこから出てきているからです。

 カルヴァンから派生して米国を建国したピューリタンの考え方によれば、俗世間で富を得ることは、創造主である神の栄光を示すことであり、つまりは神の栄光、素晴らしさを証明するために人間は働くわけで、ゆえに働いた結果得られたお金は、堂々と使いまくっても良いのです。

 逆に自分の欲望だけのために富を得るのは罪なのです。

 このあたりの事について、もっと知りたい人は、鹿嶋春平太氏の著書『聖書がわかればアメリカが読める』(PHP研究所刊)をお読みになってください。

 米国人の意識の根底、基層には、日本人には理解出来ない【神】があるのです。

 自分が努力して、富や地位を得るのは善であり、だから豪邸、自家用ジェット機をはじめとして、手にした富をバンバン使うのです。日本人のように節約を美徳とする発想などあるわけがありません。神から才能を得て、神からチャンスをもらい、神によって成功を手にしたのですから、神に感謝しつつ富を消費(浪費)するのです。遠慮などいりません。

 こうした考え方はカトリックにはありません。ですから日本人がカトリックとプロテスタントを一緒くたにして、ただキリスト教とひとまとめにすると、米国という国、資本主義の本質が見えなくなります。
 
 ですから資本主義は、ルターの地元ドイツではなく、ピューリタンが生まれたイギリスや、ピューリタンが建国したアメリカで頂点を築き、今の世界経済を支配するに至ったのです。米英が常に一体で行動する図式も、うなずけますね。

    6−(11) 悪魔学講座

  悪魔を書き進めていくにあたり、宗教改革が極めて重要な歴史的なポイントになっている事を、ぜひ知っていただきたいわけですが、皆さんは『ゲマトリア』(数秘術)というのをご存知でしょうか。

 第一次世界大戦が起きたのは1914年でした。第二次世界大戦が起きたのは1941年です。

 さて、1914年のそれぞれの数を足していくと、1+9+1+4=15です。同じく1+9+4+1=15となります。両大戦とも15という数字になる年に起きたわけですが、これを単なる偶然と皆さんは考えますか?

 これは偶然ではありません。15という数字に大きな意味があるからこそ、起こるべくして起きた、いや起こされたのです。

 では、第一次世界大戦から更にさかのぼって、数字を全部足して15になる年に、何か世界に衝撃を与えるような、世界を二分するような大変な出来事が起きたかどうか調べてみると、第一次大戦の前は、宗教改革がそれに該当するのです。

 1518年は、1+5+1+8=15の年です。ルターは、その15の年を迎えるにあたり、前年に宗教改革の火の手を上げました。キリスト教による支配が、カトリックとプロテスタントに大分裂し、資本主義という地球を支配する新しい体制が、ここから大きく力を伸ばしていったわけです。

 そして、資本主義という金儲けを追及していく論理は、究極的に巨大な戦争により、大量の殺人を犯してでも目的を達成するという非常の論理に行き着き、2つの大戦でそれを示したのです。

 では、宗教改革の前はどうか、歴史年表を遡ってみましょう。足して15になる年に大きな出来事はないか。ありました。1347円から始まった、ヨーロッパでのペストの大流行です。これは現代のエイズと並び称される恐怖であり、膨大な人口減少に繋がったのです。

 ペスト大流行、宗教改革、第一次大戦、第二次大戦と世界に未曽有の災いや混乱をもたらした4つの事件が、いずれも15の年に起きているのです。もう一度お聞きします。これを単なる偶然だと思いますか?

 ちなみに、2001年9月11日に起きたNY同時テロは、2+0+0+1=3です。しかしこれに9+1+1=11を加えると合計14です。もし本当は9月12日に決行される予定だったとすればトータルで15となります。何かアクシデントがあって1日繰り上げて決行されたのだとしたら・・・

 悪魔学は、まずキリストから宗教改革による資本主義の誕生までを見てきました。ここから今度は、なぜ悪魔学を連載することにしたのか、その大きな理由である米国同時テロ事件に焦点を当てて、世界を支配する闇の部分に迫っていきます。

    6−(12) 悪魔学講座

 NY同時テロが起きたのは日本時間で2001年9月11日の夜でした。そして夜が明けて9月12日の朝8時半のQ2放送。NY株式市場が閉鎖されて、世界で真っ先にこの事件を織り込むのは東京株式市場でした。私は立会いが始まる前に、泣きながら全国のリスナーに力を込めて語りました。

 「これは資本主義を守る戦争です。これは第2の真珠湾攻撃であり、米国の人々はただちに一致団結するでしょう。我々日本人も、今この瞬間に戦場に立たされたのです。ここで株を投げ売りしてはいけません。逆に買いです。我々はお金を武器にして戦うのです。」と冷静にお話しました。

 予期せぬ衝撃的な事件を受けてマスコミはパニックになり、評論家やエコノミスト、アナリストたちは、ブッシュ政権の求心力が低下して、米国はバラバラ、ガタガタになるという悲観論の大合唱でしたし、テロ事件の性格すらまともにつかめていませんでした。

 にもかかわらず、ひとり早見は、夜が明けて第一声の段階で、このテロ事件の性格、本質、意味、米国民がどう動くか、ブッシュ政権がどうなるか、そして株は売りなのか買いなのかを、明確に全国に断言したのです。そして、その後、全て私の言ったとおりになりました。したがって早見の会員やQ2放送のリスナーは、私の第一声に従ってパニック売りをしなくて済んだのです。

 なぜ私が、全世界が大混乱に陥りパニックになっている中で、早くも第一声から冷静に的確なコメントをすることが出来たのか。その秘密を、そろそろ明らかにしてもいいかなと思い、年が明けて2002年春。早見の情報提供会員だけを対象にしたセミナーの場で私は言いました。「あのテロは事前に米国政府は知っていたものであり、むしろ米国サイドによって仕組まれていたものだ」と。
 ゆえにブッシュ大統領はテキパキと処理することが出来たのであり、結果としてブッシュの狙いどおりになったと。

 NYの貿易センタービルに2機のジェット旅客機が突入し、誰もが事故ではなくテロだと認識しました。当然首都ワシントンは厳戒態勢に入るのが当然です。にもかかわらず今度はワシントンの国防総省にジェット旅客機が突入しました。それから15分ほど経ってから、ようやく軍のF16戦闘機がワシントン上空にやって来ましたが、不思議なことに、このF16はワシントン防空を任務とするアンドリュー空軍基地(首都から16キロメートル)の所属ではなく、なんと200キロメートルも離れているラングレー空軍基地の所属でした。なぜこんな不自然な形でやすやすと国防総省への突入を許してしまったのか。

 本当にこの同時テロはイスラム原理主義者たちの企みだったのか。事件の謎解きは、この不自然な国防総省への突入から進めていくことにしましょう。

    6−(13) 悪魔学講座

  国防総省にジェット旅客機が突入してから、ようやく空軍の戦闘機が発進。しかもワシントン防空任務にあたる基地からではなく、200キロメートルも離れた基地からでした。実に不自然な動きでした。

 それだけではありません。日本のマスコミ報道ではまったくフォローされていないので、大多数の日本人は知らないはずですが、国防総省突入をめぐって数多くの不可解な事実が明らかになっています。

 最大の問題は、本当にB757ジェット旅客機が国防総省に突っ込んだのか、という驚くべき疑問点なのです。消火作業にあたった消防隊長は記者会見で「建物内部にいくつかの飛行機の小さな破片があった。しかし胴体のような大きな部分があったかどうかについてはノーコメントだ」

 こんな馬鹿げた、奇妙な記者会見の内容は、日本では伝えられていません。

 誰もが、大型ジェット機が突入したと信じ込んでいますが、実際は、その重さ100トンほどもある機体の残骸の写真がないのです。常識的に考えても、機体が全て灰になって吹き飛んでしまうことなどありえません。必ず残っているはずの尾翼や主翼、胴体などの写真がないのです。仮にあったとして、何らかの事情で公開されないとしたら、なぜ公開しないのでしょうか。あるはずの機体がないとすれば、航空機事故史上例がない異常事態です。

 不可解なのはそれだけではありません。国防総省の近くにあるガソリンスタンドの防犯カメラは、事故現場を記録していました。ところが事件発生からたった数分で、FBIの係官がビデオテープを押収していったというのです。
 事件発生から数分といえば、まだ消防車でさえ現場に到着できたかどうかという時で、国防総省周辺は大混乱の状況だったはずです。それなのに、手回し良くFBIがビデオテープを押収しに来たのは「捜査のため」ではなく、一刻も早く押収しないとマズイ事情を、最初から知っていたからと考えるのが自然です。もちろん貴重な衝突の状況を記録していたはずのビデオテープは、一切公開されていません。

 ただし、唯一当局によって公開されたビデオテープには、飛行機の尾翼らしきものが映っているものの、B757の尾翼とするなら、国防総省の建物の大きさとの比率が不自然だと指摘されています。
 B757の機体の主だった残骸がなく、消防隊はノーコメント、当局はB757であるとの証拠を公開しないとなれば、答えはひとつしかありません。

 ジェット旅客機より小さく、破壊力があって、乗客乗員の遺体もありえず、当局が隠したがるものはただひとつ。それは米国のミサイルだということになります。

   6−(14) 悪魔学講座

 国防総省に突っ込んだのがB757ジェット旅客機ではなく、米軍のミサイルだったとしたら。「そんな馬鹿なことがあるはずがない」と大多数の人々は笑うでしょう。

 まぁ、気持ちは分かりますが、かまわずに話を続けていきましょう。

 第2の大いなる疑惑は、乗客たちが犯人と格闘したあげくに墜落したというユナイテッド航空93便の問題です。乗客が家族に携帯電話で「さぁ、やってやろうじゃないか」という声を残したことから、自分の命と引き換えに大惨事を防いだという英雄伝説が生まれたのは、多くの人がご存じでしょう。

 私は、おそらく何人かの乗客が犯人たちに立ち向かおうとしたのは事実だと信じます。極限の状況で自己犠牲の精神を発揮する人はいるし、ましてクリスチャンが多く、正義を尊ぶ米国ならなおさらです。

 が、しかし、たとえ勇敢な乗客がいたとしても、それが墜落の原因となったという証拠は何ひとつないのです。

 マスコミで広く報道されたのは、携帯電話を受けた家族たちが、その内容を公表したものです。しかし、こうした会話では、実際に機内でその後何が起きたのかは一切分かっていないのです。

 そして、ここでも当局が実に不可解な姿勢をとりました。このユナイテッド航空93便のブラックボックス(ボイスレコーダーとフライトレコーダー)が回収されていながら、その記録内容が公開されていないのです。

 航空機事故では、原因究明のために一刻も早くブラックボックスを回収して、乗員の会話や飛行機の高度、速度などを解析することが常識です。今回の乗っ取りテロ事件でも重要な証拠になる可能性があります。にもかかわらず当局が内容を一切公表しないのはなぜなのでしょう。

 公表できない大きな理由があると考えるのは、国防総省の件と同じで自然な解釈です。

 結論から言えば、米軍機によってミサイルで撃ち落されたのでしょう。

 実際、空港の管制官が、F16戦闘機が追跡していたことを言明しているし、地上でも複数の市民が軍用戦闘機を目撃しています。
 ところが、これについても当局の見解は統一されておらず、言うことがバラバラです。ハイジャックされた飛行機を追跡することは不思議ではなく隠す必要はないはずです。

 では、なぜ隠すのか。そのヒントを英紙『デイリー・ミラー』が目撃者の証言として伝えています。「軍用機だが、マークが何もなかった」

 識別マークをつけない特殊なジェット戦闘機が、93便をミサイルで撃ち落したのでしょう。まるで必殺仕事人みたいですが、これが米国であり、これが軍隊というものでしょう。そうした暗部を隠すには、乗客たちの英雄ぶりを宣伝したほうが都合がいいというわけです。ハリウッド映画を観ているみたいですね。

    6−(15) 悪魔学講座

 国防総省に突っ込んだのはB757旅客機ではなく米軍のミサイル。乗客の英雄的行為で墜落したとされる旅客機は、米軍のジェット戦闘機によって撃ち落され『処分』された。2つの大きな問題をクローズアップしたわけですが、そうなると当然察しがつくように、世界貿易センタービルへのテロも、果して米国が一方的に被害者と言えるのか、大きな疑問があるわけです。

 それにしても日本のマスコミは本当に上っ面をなでるような報道しかしません。大本営発表をそのままタレ流してジャーナリズムだと思っているのですから困ったものです。今回のテロにしても、冷静に考えてみれば、あまりにも馬鹿げた話がたくさんあるのに、それらを検証しようとしません。もっとも、たかが日本の特派員ごとき者共が、米国という巨大なブラックホールの深い闇に迫れるはずもありませんが。

 さて、最初から今回のテロを茶番劇だと分かっていた早見ですが、それでも「もうちょっと上手にやれよ」と苦笑いしてしまったニュースがいくつかありました。

 第一に、貿易センタービルの事件現場で、テロリストのものというパスポートが発見されたというニュースです。あの凄まじく破壊され、焼き尽くされた現場で、犯人のパスポートだけがヒラヒラと都合よく落ちてきたというわけです。

 第二は、テロ実行犯の中心人物とされる男が、ボストン空港に乗り捨てた車の中に、自殺メモとコーランを置いていったのが発見されたというニュースです。それに突っ込んだ飛行機に乗っていた人間は全員死亡しており、機内の状況は分かっていないのに、どうしてテロリスト全員の顔ぶれを特定出来るのでしょうか。

 第三に、よく言われるようにセスナのような小型飛行機の操縦しか教わらなかったテロリストが、ジェット旅客機の複雑な計器を操縦出来るのでしょうか。貿易センタービルに突っ込んだ操縦の仕方は、プロのジャンボ機パイロットもうなる腕前だというのに。
 第四に、今回の事件で乗っ取られた4機の旅客機には、すべてハイジャック通報装置が備えられていたのに、なんと都合のいいことに4機とも作動しなかったのは不自然です。

 以上のように、事件直後の段階で、これだけ次々に当局の「笑ってしまう」お粗末な工作が歴然としていたのです。
 これだけの大事件を事前に「キャッチして防げなかった」と言い訳をする捜査当局が、事件後たった48時間で犯人全員を「実に手際よく」特定したのですから、大したものだと皮肉を言いたくなりませんか?

 それだけではありません。事件からしばらく経って、さらに当局の不可解な姿勢、動きが次々に出てきました。

    6−(16) 悪魔学講座

 問題のNY貿易センタービルのテロ事件についても、冷静に考えれば多くの疑問点があるのに、当初からそれについてはウヤムヤになってしまっていました。

このページを読んでいる皆さんもそうでしょうが、実は、この事件について、捜査上ある重大な手順がスッポリ抜け落ちていることに、果たしてどれだけの人が気づいているでしょうか。いったい何が抜け落ちているのか。それは「現場検証」です。

火災だろうが航空機墜落だろうが、あるいは爆発だろうが、事故原因を究明するために現場検証は必ず実施されます。ところが貿易センタービルのテロ事件に関しては、この点が完全にないがしろにされているのです。

たしかにジェット旅客機が突っ込んだから大火災になったことは事実ですが、問題はその後です。私たちは、その大火災によってビルの鉄骨が溶解したため、上からビルが崩れ去ったという説を信じ込まされています。ところが、ここに重大な疑問点が浮かび上がって来ているのです。

第一の疑問は、貿易センタービルの設計に参加したエンジニアが、「貿易センタービルは旅客機が激突しても耐えられる。仮に爆発炎上しても、ジェット燃料は早く燃え尽きたり気化するし、その程度の事態は想定して設計してある。」と証言している点です。この件については、米国の火災事故専門誌『ファイア・エンジニアリング』も、「今回の事故のパターンでビルを全壊させるのは不充分だ」と結論づけています。

「そんな馬鹿な」と疑問を口にして私に文句を言う人がいるとしたら、その人の方が間違っているのです。なぜなら「高熱でビルの鉄骨が溶けて倒壊した」というのは、あくまでもひとつの仮説にすぎず、実際には倒壊に至ったプロセスは公式見解としては何も出されていないのです。それなのに多くの人々は、その仮説を正しいと信じ込んでいるのです。

ではなぜ倒壊のプロセスが不明なのか。それは現場検証をしていないからです。

一説にはビルにあらかじめ爆弾が仕掛けられていたからだという見解もあります。

問題は爆弾があったかなかったか、という事よりも、それ以前に、なぜキッチリと現場検証をして真相を究明しようとしないのかという点にあるのです。

全世界の人々の目がマンハッタンの事故現場に釘づけになっていました。それこそがもっけの幸であり、人々の目をそらしておいて、その陰で、まさに事実を抹殺し、証拠を隠してしまう工作が実行されていたのです。

事故現場からは、救助活動の名のもとに鉄骨など大量のガレキが取り除かれました。その大量のガレキは、真相を究明するための重要な証拠品でもあります。その大量のガレキ、特に鉄骨はどこへ行ったのでしょうか。


    6−(17) 悪魔学講座

 NYの貿易センタービルでは、何よりも救出作業が優先されました。全世界の人々は、その事に何の疑問も持たず、マンハッタンだけを見ていました。

 その陰で、とんでもない証拠隠滅工作が行なわれていたのに、誰も気づかなかったのです。その点にスポットライトを当てたのが、米下院・科学委員会が発表した報告書です。その内容は衝撃的なものでした。

 この報告書によると、事件現場が大混乱していたのは仕方がないとしても、「テロ事件から、わずか数時間後に、鉄骨の大部分がゴミ処理場やリサイクル工場に持っていかれてしまった」ほか、「おびただしい鉄骨が船で外国に持っていかれてしまった」のです

 しかも、こうした鉄骨の処理にあたった作業会社は、勝手にそうしたのではなく、NY市当局から指図されて動いていたのです。事故現場から運び出された鉄骨が、5万トン以上も中国の会社に輸出されたことも突きとめられました。

 こうした“素早い”証拠隠滅工作の結果、政府から原因調査を命じられた建築物事故の専門調査機関・国立標準技術協会の手元には、たった150点の鉄骨類しか保存されていないとのことで、これでは原因究明などできるわけがありません。

 そこで思い出して下さい。国防総省に飛行物体が突っ込んだ直後、まだ消防車も到着したかどうかという大混乱の中で、まるで予期していたかのようにFBIの係官がビデオテープを押収しに来た事を。

 NYでは、ジュリアーニ市長の指示のもとで、貴重な証拠品を大混乱に乗じてどんどん処分していったのは、証拠を残したくないからに他なりません。ワシントンでもNYでも、余りにも手回しが良すぎると思いませんか?

 この疑惑に目を向けて、勇気を持って立ち上がった、ひとりの国会議員がいました。その人物は民主党のウエルストン上院議員です。彼は、9・11テロ事件の調査を独自に行ない、それを踏まえて、米国の武力行使決議やテロ後に出された国土安全保障省設置法案などに、ことごとく反対投票しました。当時の米国の政治的ムードを考えれば、ウエルストン議員の行動は、ブッシュ大統領にとって危険人物と言える存在でした。

 しかし、そのウエルストン上院議員は、昨年10月25日に、飛行機事故で死亡してしまったのです。9・11テロの疑惑に気づき、ブッシュ大統領の狙いに気づき、イラクとの戦争に強硬に反対していた人物が、急死したのです。私が何を言わんとしているか分かりますね。

 ある大きな野望のために、邪魔な存在はすべて抹殺していく。都合の悪い証拠は消す。

 私が悪魔学のシリーズを始めたのは、このようにすでに悪魔が現実世界を支配していることを知らなければならないからです。相手を知らねば適切に動けません。


    6−(18) 悪魔学講座

 悪魔とは何か。この連載はグノーシス思想という西洋社会の裏の顔を形作る神と悪魔の対立から、宗教改革でキリスト教という巨大なパワーを分裂、弱体化させるとともに、資本主義(=拝金主義)という流れを作り出すことに成功し、その行き着いた所が米国という世界を支配する巨大な帝国の出現であり、その帝国が、数千人を犠牲にするテロ事件を仕掛けてでも、ある大きな野望を実現するために突き進んでいるという所まで書き進めてきました。

 念のために書き添えると、こうした話は、早見の情報提供会員を対象としたセミナーでは、昨年春からすでに詳細にお話してきたことであり、セミナーに熱心に参加している会員の方々は、先刻理解しているはずです。実際、米国のアフガン侵攻の狙いが中央アジアの石油であることなど、その後マスコミが大きく報道し始め、早見の話の正しさを裏付けていきました。

 さて、数千人を犠牲にしてでも野望実現のために突き進む米国ですが、その米国を動かす、いわば“闇の力”とも言うべきものがあります。いよいよ、そこに話を進めていかなければなりません。

 私は、この連載のシリーズの第1回で、今、世界中で大ヒットしている『ハリーポッター』の「賢者の石」に、このシリーズを書く上での重要なヒントが隠されており、その賢者の石とは、中世の錬金術でもてはやされた、触れた物を黄金に変える伝説の魔法の物質であると書きました。

 そして、宗教改革によって資本主義が生み出されることになった歴史の転換期こそ、悪魔を考えていくうえでの重要なポイントだと書きました。

 いよいよ、その錬金術、賢者の石と、宗教改革という2つのキーワードがつながる時がやって来ました。
 この2つのキーワードをつなぐものこそ、現代の西洋社会の裏の顔を作っている骨格であり、細胞なのです。それが『薔薇十字団』(以後バラ十字団と書きます)と呼ばれる秘密結社なのです。

 日本人でも『フリーメイソン』という秘密結社の名前は多くの人が知っているでしょうし、何かというと「ユダヤの陰謀」と言われたりします。

 しかし、それだけでは西洋社会の裏の顔を知ったとは言えません。尻尾の先を見たからと言って、全体像を知ったとは言えないのです。フリーメイソンという言葉にしても、大多数の日本人は実際のところちゃんと説明出来ないでしょう。まして『バラ十字団』について知っている人は皆無に等しいでしょう。

 この『バラ十字団』にスポットライトをあてられるのは、証券界で早見だけです。さぁ、いよいよ米国と世界を支配する闇。ブッシュ大統領の影の部分を知るために、『バラ十字団』のことを次回から学んでいきましょう。

    6−(19) 悪魔学講座

 悪魔学講座の本編は、4月から再開しますので、楽しみにお待ち下さい。

 それまでの間、ここで心に留めておいていただきたい聖書の言葉を掲げます。その深い意味を感じとって下さい。今週は旧約聖書・『箴言』1章22〜32節です。

いつまで、浅はかな者は浅はかであることに愛着をもち、不遜な者は不遜であることを好み、愚かな者は知ることをいとうのか。

立ち帰って、わたしの懲らしめを受け入れるなら、見よ、わたしの霊をあなたたちに注ぎ、わたしの言葉を示そう。

しかし、わたしが呼びかけても拒み、手を伸べても意に介せず、わたしの勧めをことごとくなおざりにし、懲らしめを受け入れないなら、あなたたちが災いに遭うとき、わたしは笑い、恐怖に襲われるとき、あざ笑うであろう。

恐怖が嵐のように襲い、災いがつむじ風のように起こり、苦難と苦悩があなたたちを襲うとき、
そのときになって、彼らが私を呼んでもわたしは答えず、捜し求めても、わたしを見いだすことはできない。

彼らは知ることをいとい、主を畏れることを選ばず、わたしの勧めに従わず、懲らしめをすべてないがしろにした。
だから自分たちの道が結んだ実を食べ、自分たちの意見に飽き足りるがよい。
浅はかな者は座して死に至り、愚かな者は無為に内に滅びる。

    6−(20) 悪魔学講座

  悪魔学講座の本編は、4月から再開しますので、楽しみにお待ち下さい。

 それまでの間、ここで心に留めておいていただきたい聖書の言葉を揚げます。理由があるからこそ揚げるわけで、その深い意味を感じとって下さい。

 今週は新約聖書『マタイによる福音書』24章4〜14節です。

 イエスはお答えになった。「人に惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗るものが大勢現れ、わたしがメシアだと言って、多くの人を惑わすだろう。

戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。

民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢きんや地震が起こる。しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりである。

そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、私の名のために、あなたがたはあらゆる民に憎まれる。そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。

しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。そして、み国のこの福音は、あらゆる民への証として、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る。」


    6−(21) 悪魔学講座

  次回から悪魔学の新シリーズをスタートさせますが、初めて当社のレポートを読んだり、ホームページをご覧になるという方々は、なぜ悪魔学などというものを早見が書いているのか、不思議に思うに違いありません。

 私が一貫して訴えているのは、真実は目に見えないものであり、大多数の一般人はもとより、エコノミストやアナリストといえども、本当に大切な核心の部分については何も知らない。だから大きな世界の方向性を的確に予測することなど彼らには出来ないのです。早見だけが、証券界でただひとり、その見えない世界にスポットライトを当てて、少しでも理解してもらうべく努めています。

 米国のリンカーンとケネディという著名な2人の大統領暗殺事件は誰でも知っていますが、その暗殺に込められているメッセージ、暗号を読みとっている人は、皆無に等しいでしょう。

 大統領に選ばれた年をみると、リンカーンは1860年、ケネディは1960年。どちらも下二桁が60年です。

 暗殺された日は、2人とも週の6番目(日曜日から数えて)にあたる金曜日でした。

 暗殺した犯人とされる人物は、リンカーンの場合がジョン・ウィルクス・ブース。ケネディの場合はリー・ハーヴェイ・オズワルド。この2人の犯人の名前は、どちらも15文字です。そして、2人の犯人とも裁判の前に暗殺されて口封じをされました。

 大統領が任期途中に死ぬと副大統領が昇格しますが、リンカーン、ケネディともに、後継者となったのはジョンソン副大統領という同姓の人物です。しかも2人のジョンソン氏の名前の文字数は、どちらも13字だったのです。

 いかがでしょうか。米国の大統領暗殺という、まれな大事件の中でも、2人の著名な暗殺事件には。60、6、15、13という4つの共通した数字がメッセージ、暗号として残されたのです。皆さんは、これを単なる偶然と考えますか?4つの数字や副大統領の名前まで共通するなどという偶然が、果たしてありえるのでしょうか。

 これは偶然ではありません。4つの数字には、ゲマトリア(数秘術)の重要な意味が込められているのです。ゲマトリアではこれらの数字は次のような意味を持ちます。

6…サタンが好む数字
15…偉大な神、ヤハウエ
13…サタン、反キリスト

 日本人がうかがい知ることが出来ない、とてつもなく大きくて深い闇が、西洋には存在するのです。それを理解しなければ、どんな考えも空回りするだけです。

 早見の話を聞いたり、文章を読む縁に恵まれただけでも幸運です。次回からの悪魔学の新シリーズを楽しみにしていて下さい。

    6−(22) 悪魔学講座

 今週から悪魔学講座は新しいシリーズになります。西洋社会の奥深い闇を形成しているのが悪魔の思想であり、これを理解しない限り、世界の真の流れは読めないのです。

 日本人もフリーメーソンという名の秘密結社については、その名前を聞いたことがあるでしょう。ただ、その実像については何も知らないに等しいと言えます。

 アメリカ合衆国がフリーメーソンの国であるというのは、割に知られていることであり、アメリカ政府も公式にそれを認めています。

 アメリカの1ドル札を見ると、そこにはフリーメーソンの象徴が、いくつも散りばめられています。

 1ドル札の表は、建国の父であるジョージ・ワシントンの肖像画が描かれていますが、ワシントン自身がフリーメーソンの会員でした。1789年に初代アメリカ大統領に就任したワシントンは、1793年9月18日に、国会議事堂の建設に着手する儀式に際して、フリーメーソンの正装であるエプロンと記章をつけて参列しました。その時の肖像画が今も残されています。

 さて、1ドル札の裏を見ると、左右に2つの図柄が描かれています。特に不気味なのは左の方で、頂上が欠けたような形のピラミッドの上に、人間の片眼がギョロッと描かれているのです。

 よく見ると、このピラミッドは13段です。この13という数字はとても重要なポイントですから注意して下さい。不気味な片眼は「万物を見通す眼」と言われるもので、フリーメーソンの重要な象徴となっているものです。そして、この左の図柄には、ラテン語で「アヌイト・コエプティス」(神は我らの企てに組みしたまえり)「ノウス・オルド・セクロルム」(時代の新秩序)という2つの言葉が書かれており、アヌイト・コエプティスの文字数は13文字なのです。

 一方、右の方の図柄は、アメリカのシンボルである鷲と独立時の星条旗が描かれています。鷲の頭上には13個の星が輝き、鷲の両足は13本の矢と13枚の葉のオリーブの枝をつかんでいます。そして「エ・プルリブス・ウヌム」(多から一)という13文字の言葉が書かれています。

 いったい、1ドル札の絵柄は何を表しているのか、日本人にはサッパリ分らないに違いありません。

 13という数字は、ゲマトリア(数秘術)では「サタン」(悪魔)を表しています。フリーメーソンの象徴によって作られている1ドル札に、なぜ13というサタンの数字がかくも多く用いられているのか。これこそがアメリカ合衆国の真の姿を暗示しているのです。
 アメリカ政府が公式にアメリカはフリーメーソンの国だと認めている。ではフリーメーソンとは何なのか。まずここから解説していきましょう。

    6−(23) 悪魔学講座

 アメリカ合衆国は建国以来フリーメーソンの国です。ではフリーメーソンとは何なのか。日本人も一度はその名を耳にした事があるでしょうが、きちんと理解している人は、ほとんどいないでしょう。

 現在フリーメーソンは欧米に限らず全世界に支部を持ち、会員数は約600万人に達するとされていますが、そのうち3分の2にあたる約400万人はアメリカにいるという集中ぶりです。

 フリーメーソンは元々はイギリスに生まれた組織ですが、今や会員数だけを比べるならアメリカはイギリスの8倍にも達しています。したがって由来はともかく、現在に於てはフリーメーソンはアメリカであり、アメリカはフリーメーソンという図式になっているのです。

 しかし、アメリカにおけるフリーメーソンは、慈善団体、親睦団体という側面が強く、日本でもよく知られているロータリークラブやライオンズクラブのようなとらえ方をされています。また、そうでなければアメリカだけで400万人もの会員は集めて維持できないでしょう。組織が大きくなればなるほど、人目に触れるわけですから、表向きは普通の顔でなければならないのです。

 ここで問題になるのは、組織の規模そのものではありません。組織が大きくなればなるほど必ず生じるのは、トップ集団の支配層と大多数の末端構成員との間のギャップです。これは企業でも宗教団体でも行政でも同じです。私たちがフリーメーソンという組織を見る時に注意しなければならないのは、大多数の会員が何をやっているかではないのです。

 フリーメーソンが生まれたのは、一般的には中世ヨーロッパの石工職人たちの組合からだとされています。ヨーロッパでは教会や修道院、王宮などの大規模な石材建築が、多年にわたるプロジェクトとして実施され、その作業に携わる石工たちが、親方のもとに一種の相互扶助的な形で集まっていました。なかでもイギリスの石工組合がフリーメーソンの起源とされています。

 しかし、この際石工組合起源説はどうでもいいのです。というのは、石工組合が起源であったとしても、その後フリーメーソンは大きく変質していくからで、スタートの頃と現在のフリーメーソンとでは、まったく異質なものと言うべきだからです。その大きな転換点になったのが1600〜1700年代にかけてです。

 1700年代の初め頃には、すでにイギリスでフリーメーソンが多くの集会所を持っていた事が、当時の記録によって確認されています。そして1723年にプロテスタントの一派であるキリスト教会の牧師によって、『フリーメーソン憲章』が制定されました。それによると、天地創造をキリストより4千年前の紀元前4004年として、アダムとイブのアダムを父祖としています。つまり、この時点でフリーメーソンは、一種の宗教団体化している事が分かります。


    6−(24) 悪魔学講座

 1700年代に入ってから、イギリスのフリーメーソンは貴族が重要なポストを占めるようになってきますが、特にウォートン侯爵家のフィリップという人物がフリーメーソンのトップに就いた点が注目されます。

 ウォートン侯爵家はホイッグ党(自由党の前身)を代々支持していましたが、ホイッグ党は産業資本家や商人を支持基盤としており、反カトリックの立場でもありました。私が悪魔学の連載の中で、資本家にとってカトリックは邪魔な存在であり、だから宗教改革に火をつけさせたのだと書いた事を思い出して下さい。

 フィリップもキリスト教を否定、批判する理神論の立場を強く主張していました。そういう人物がフリーメーソンのトップに就いたのです。

 そして1737年にはイギリスの王族である皇太子がフリーメーソンに加入し、以後イギリス王室は、フリーメーソンとの深い関りを持ちつづけることになるのです。

 キリスト教の教義をベースにしていたはずのフリーメーソンは、理神論、無神論的な結社へと大きく変質していくわけですが、それは本家イギリスだけではなく、フランスでも同様でした。そして、このフリーメーソンの波はドイツにも広がっていったのです。

 こうしてドイツに波及したフリーメーソンは、1776年に重要な秘密結社を誕生させました。それが『イルミナティ(啓明結社)』です。

 このイルミナティという名の秘密結社は、古代から伝わる密儀(秘密の儀式=オカルト)をベースにしており、社会に大きな影響を与えました。

 こうしてイギリス・フランス・ドイツを中心にヨーロッパ中にフリーメーソンと、その系統の組織が広がっていき、カトリックとの対立を生み、カトリックは1738年にフリーメーソン禁止令を出したのです。

 ここで覚えておいていただきたいのは、フリーメーソンの主要メンバーは、王族、貴族、資本家、商人といった社会の支配階級の人々であり、その精神は、反カトリック、理神論、無神論、科学主義といった色合いであったということです。つまり宗教改革で噴き出たように、金持ちや地主たちが、自分たちの利益を第一に考えるうえで都合のよい団体であるという性格を抜きにしてはなりません。

 「金持ちは天の国に入るのは難しい」とイエス・キリストは言いましたが、その考え方に反旗を揚げたも同然なのです。この流れが今も連綿と続いているわけであり、だからこそ資本主義の王国、金儲けは善と言い切るアメリカがフリーメーソンの牙城になっているのは当り前なのです。

    6−(25) 悪魔学講座

 フリーメーソンという結社の名前は、多くの人が一度は耳にしたことがあるに違いないはずですが、ここまで見てきたように、フリーメーソンの歴史は1700年代に入ってから大きく変わり、性格を改める転換点になりました。

 その1700年代に先立つ1600年代に重要な秘密結社運動が起こりました。それが『バラ十字運動』『バラ十字団』です。このバラ十字運動あるいはバラ十字団は、その後のヨーロッパ社会を塗り替えてしまうほどの大きな影響力を発揮しましたが、日本人はバラ十字についての知識は皆無と言っていいでしょう。そして、このバラ十字団の思想がフリーメーソンに流れ込み、変質させていったのです。

 それではバラ十字団とは、いったいどのような秘密結社だったのでしょうか。

 ルターの宗教改革によって、カトリック教会の権威が失墜したわけですが、それにより2つの大きな動きが出ました。第一は資本家の台頭、勢力拡大です。第二は知的探求運動、ルネッサンス、そしてオカルトです。

 そうした時代の流れの中で、1600年頃、ドイツで誕生したのがバラ十字団です。この秘密結社の思想は、ドイツからオランダを経由して、イギリスに広く伝わり発展しました。それからほどなくして、イギリスのフリーメーソンが大きく変質したわけです。1600年代の中頃には、バラ十字団はフリーメーソンの中核を成すまでになりました。つまり秘密結社の中にもうひとつ秘密結社があったようなものです。バラ十字団なくして現在のフリーメーソンはありえないのです。

 バラ十字団は赤いバラと赤色の十字架を組み合わせたマークを象徴とします。バラは清浄、禁欲、女性の子宮を表します。十字架は言うまでもなく救世主であると同時に男性を表しています。

 つまり男性と女性が組み合わされることで分かるように生命、宇宙を発生させるという意味があります。もうひとつは錬金術的考え方で、万能の妙薬の完成という意味もありました。このことだけでも非常にオカルト的だということがお分かりいただけると思います。

 バラ十字団こそ1600年代のヨーロッパに生まれた最大最強の神秘主義的、オカルト的、錬金術的秘密結社であり、それがそのままフリーメーソンに受け継がれたと考えても間違いではありません。

 次回は、このバラ十字団の教義をもう少し詳しく見ていきましょう。


    6−(26) 悪魔学講座

 バラ十字団について書かれた代表的名著としては、『薔薇十字の覚醒』(フランセス・イエイツ著、工作舎刊、3800円)がありますが、相当に専門的な内容になりますので、一般の人が読むのは苦痛でしょう。このコーナーで要点だけとらえれば十分です。

 この本の表紙カバーに、次のような一文が書かれています。

 「新・旧教(プロテスタントとカトリック)諸国間の抗争が絶えないヨーロッパに、突如とどろきわたったバラ十字宣言。それは魔術とカバラと錬金術を原動力に、独自のユートピアに基づく新時代の幕開けを告げていた。その背後に潜むのは知識の秘密結社、薔薇十字友愛団。彼らの見えない革命は、ルネサンスと科学革命の時代をつなぐ、隠されたヨーロッパ精神史を形作る」

 実に的確な短いコメントです。この悪魔学の連載でも明らかにしたとおり、16世紀の1517年にルターが火をつけた宗教改革により、ヨーロッパはカトリックとプロテスタントに大分裂し、激しい戦い、殺し合いが繰り広げられました。

 そして、カトリックの権威という重しが取り払われた結果、資本家が更に力を伸ばしていき、その財力と市民の自由を求める空気が、イタリアで、ミケランジェロに代表されるルネサンス芸術・文化を完成させたのです。

 資本家の富を求める欲望は、1600年にイギリスで東インド会社が設立され、植民地政策を本格的にスタートさせていきました。それと時期を同じくして、ドイツで発足したのがバラ十字団なのです。それはまさに世界史が中世から近代へと移行する重要な転機の所であったわけです。

 その大事な場面で突如現れたバラ十字団がフリーメーソンを変質させ、そのフリーメーソンがアメリカを建国し、アメリカが今や全世界を支配しているわけですから、現在の世界は、バラ十字団を抜きにして語れません。にもかかわらず大多数の人々は、バラ十字団が何たるかを知らないのです。

 前記の一文にもあるとおり、バラ十字団の本質は魔術とカバラと錬金術。つまりオカルトなのです。これは大変重要なポイントです。

 さらに、『バラ十字宣言』と呼ばれるバラ十字団の代表的思想書を1614年に発表したのは、アンドレーエという人物というのが今日では有力な説になっていますが、この人は宗教改革を行なったルター派キリスト教の神学者であると同時に、『化学の結婚』という錬金術の奥義を書いた本の著者でもあるのです。ルターの宗教改革のもうひとつの知られざる側面が分かると思います。


    6−(27) 悪魔学講座

 前回、バラ十字団の本質は魔術とカバラと錬金術。つまりオカルトであると書きました。

 そうした本質を持つバラ十字団がフリーメーソンに入り込み、変質させた事を皆さんは知りました。そのフリーメーソンがアメリカを建国し、そのアメリカが世界を支配しているという事は、現代社会の支配層にオカルトの流れが入っているというわけです。21世紀の高度に科学が発達した現代社会が、実はアメリカというオカルト国家に支配されているのだという現実を突きつけられたら、果たして皆さんは理解し、納得できるでしょうか。

 実は、長きにわたって連載を続けてきた、この悪魔学講座ですが、やむをえない事情により、今回をもって中途打ち切りをせざるをえなくなりました。

 これからの世界と日本を知るうえで、なんとしても悪魔というものを理解してもらわねばならないという事で、壮大なスケールで取り組んで来たわけですが、やはり内容が内容なだけに、私という個人の力や考えだけではどうしようもない巨大な壁には太刀打ち出来ず、不本意ではありますが、これ以上は書けないという状況になってしまいました。残念ですが事情をご推察下さい。

 この悪魔学については、今後非公開の会員セミナーの場で追求していくつもりです。

 なお次回からは、実戦的投資テクニックを学ぶという観点でご愛読下さい。


早見雄二郎の投資講座E
http://www.hayami.org/htm/md_036cb.htm

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