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女子高生コンクリ詰め殺人事件 映画化
１９８９年に東京・足立区で起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」が「コンクリート」のタイトルで映画化されることが１６日、分かった。小説「十七歳、悪の履歴書」（渥美饒兒原作、作品社刊）を原作に３３歳の中村拓監督がメガホンを執る。同事件後、山形マット死事件（９３年）、“酒鬼薔薇”事件（９７年）など犯罪の低年齢化が進んでおり、世間を震かんさせた凶悪事件が、スクリーンでどう描かれるのか注目を集めそうだ。
被害者役・小森未来「若い人に見てもらいたい」
日本の犯罪史に残る「女子高生コンクリート詰め殺人事件」は８９年に起きた。東京・足立区で十数人の少年グループが１７歳の女子高生を４１日間監禁、乱暴した末に殺害し、遺体をドラム缶にコンクリート詰めにした。
少年たち４人は実刑で、主犯格（犯行時１７歳）には懲役１７年の判決が下ったが、他の３人の少年はすでに出所している。一部の報道機関は「野獣の人権」はないと少年らの実名を公表したことでも物議をかもし、少年法の改正論議も起こるなど波紋を広げた。
映画「コンクリート」で主犯格の少年・辰夫役は「バトル・ロワイアル」「青い春」「紀雄の部屋」「鉄人２８号」にも出演している高岡蒼佑（そうすけ＝２２）が演じる。せい惨な被害に遭う女子高生・美咲には小森未来（２１）が抜てきされた。
難しい大役に挑む小森は新体操が特技で高校時代は全国大会出場の実績を持ち、２００３年芸能界入り。Ｂ９０・Ｗ５８・Ｈ８６センチのプロポーションを篠山紀信撮影の週刊誌のグラビアで披露し、写真集も出版している。
事件当時、６歳だった小森は最初この犯罪のことを知らなかった。しかし、演じて「恐怖から絶望、現実逃避へと変化していく心境を私なりに理解して表現しようと心掛けた」と言い、「つらい話ですが、こういうことが今後絶対に起こらないでほしいと願いながら、ぜひ若い人に見てもらいたい」と願う。
共演は三船美佳、中谷彰宏、小林且弥、永澤俊矢ら。撮影は３月半ばから都内や埼玉県内でロケを行ってこのほどクランクアップ。５月２９日から銀座シネパトスで公開される。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/apr/o20040416_10.htm
東京都足立区女子高生監禁リンチコンクリート詰め殺人事件
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/352.html
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。