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あの名画の舞台となった伊香保温泉は今…
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/355.html
投稿者 中川隆 日時 2010 年 5 月 03 日 22:18:33: 3bF/xW6Ehzs4I
 

(回答先: あの伝説の名湯は今_ 幻の秘湯 戦慄の二股ラヂウム温泉 投稿者 中川隆 日時 2010 年 4 月 30 日 17:49:54)


1. 成瀬巳喜男監督の『浮雲』で有名になった伊香保温泉

映画の舞台になったことで有名になった観光地など、珍しい例ということはありません。日本では、映画によって観光地として有名になった、映画によって観光地に人が増えた、という例は、意外に多いのです。

例えば、札幌の雪祭りは、黒澤明監督の『白痴』から知られるようになって、立派な雪像が造られたりしましたし、最近では『フラガール』によって旧名・常磐ハワイアンセンターが再び脚光を浴びたりしています。そんな、名作のロケ地が人を呼ぶきっかけになった例として、最も有名なのが、成瀬巳喜男監督の名作『浮雲』でしょう。

高峰秀子と森雅之の忍ぶ、忍ばれる、つかず離れずの許されぬ愛の半生を描いた『浮雲』は、観ている者までもが切なさに胸が締め付けられるくらいの感動をおぼえる、日本映画の名作として語り継がれています。その『浮雲』の中で、最も有名なシーンが、森と高峰が愛を確かめ合う旅先として選んだ伊香保温泉の入浴シーンです。

この作品の公開当時、女優さんの入浴シーンなんて相当珍しく、しかも当時の映画界の美女として名高い高峰秀子と岡田茉莉子がお風呂に入るシーンもあったのですから、映画メディアが『浮雲』の内容とは関係なく、その部分だけとりあげて世間の話題を巻いたそうです。作品の製作者たちにとっては、いかんともしがたい話題のなり方だったでしょうけど、それで多くの人たちが観たおかげでこの作品の評価が上がったのですから、公開後の製作者たちはホッとした気分ではなかったかと思います。

ところが、その製作者たちが困惑した『浮雲』の話題のなり方が思わぬ方向へと進みます。映画の物語全体としては四分の一程度も出てこなかった、あの入浴シーンの舞台・伊香保温泉に、映画を観た人たちが行きたいと思ったのか、公開後、それまでひなびた温泉街だった伊香保の町に人が溢れかえった、というのです。その後、伊香保温泉は日本でも有数の温泉地として知られるようになったのです。これは映画が観光地を生んだ、好例のひとつと思います。
http://lounge.plaza.rakuten.co.jp/CDDVD017/diary/200807230000/


浮雲 [DVD]
出演: 高峰秀子, 森雅之 監督: 成瀬巳喜男
http://www.amazon.co.jp/%E6%B5%AE%E9%9B%B2-DVD-%E6%88%90%E7%80%AC%E5%B7%B3%E5%96%9C%E7%94%B7/dp/B0009OATTY

訪ねたい:銀幕有情 浮雲(群馬・伊香保)


◇石段の上下に男と女

 54年前の映画だが、古さを感じさせない。何度見ても画面に見入ってしまう。とりわけ、ゆき子(高峰秀子)と富岡(森雅之)がさまよう伊香保とラストの屋久島のシーンは圧倒的だ。

 伊香保は都心から近い温泉の一つだ。温泉街のシンボル、石段が風情を感じさせ、周辺にはゆったりとした時間が流れていた。関所跡がある石段下から歩き始めた。

 温泉引湯口である小満口(小間口)が途中数カ所にある。石段の傾斜を利用し、源泉から決まった湯量を旅館やホテルなどに配分する伝統的な仕組みだ。お湯の流れがガラスごしに小満口から見える。坂を流れる湯の勢いに、子供たちが歓声を上げていた。

 石段の中ほどを過ぎると、観光客がグッと増える。「温泉街=中年女性、熟年夫婦」と勝手に思い込んでいたが、若い女性やカップルが目立つ。旅館丸本館の主人、松村孝雄さん(69)は「テレビ番組や雑誌の温泉特集などもあり、若いお客さんが年々増えている。温泉と石段の散策を楽しんでいるようだ」と話す。

 観光協会によれば2年前には石段中央部に手すりを設置。「劣化して欠けた部分が多くなった石段も、80年から5年がかりで大改修した」という。石段上の斎藤写真店には高峰秀子と森雅之の写真が飾ってあった。さらに伊香保神社に向かって37段の石段があり合計352段。温泉まんじゅうを考案したという店で一息し、源泉地に向かった。

伊香保での映画の撮影はどうだったのか。

 「ゆき子や富岡、バーの若妻おせい(岡田茉莉子)が歩く石段は、撮影所内のセットで撮った」。中古智美術監督のチーフ助手だった竹中和雄さん(79)から聞き、驚いた。伊香保で見た当時の石段と周辺の写真がそっくりだったからだ。数秒、数カットのために「土台を作り、本物の石を積み上げて作った」というのだ。

 竹中さんはその理由を「成瀬巳喜男監督は、石段を上り下りするゆき子らの感情の変化を、人物に密着して撮りたかったのだろう」と振り返る。そのために本物と間違うほどの石段と3階建ての木造家屋のセットを建て、しかも普段は使用しないクレーンで撮影をしたのである。


若い女性のグループや家族連れが目立つ石段。両側には旅館や土産物店、射的屋などが並んでいる 石段を歩くシーンは4度出てくるが、実際に3人の感情の起伏を上下の移動で的確に表現している。特に富岡とおせいとの関係に気づいたゆき子が、泣きながら富岡と石段を下るシーンは、ゆき子の切ない心情、富岡の移り気だが恋情をエネルギーにしているかのようなずるさを巧みに描き出している。浮雲はセリフもカットも緻密に計算され尽くされている作品だが、石段を上り下りするシーンはその白眉といえるのだ。

 「浮雲」は全編を通じて、女の業のようなものをとらえ続けた。流れに任せて男(女)に寄りかかり、身をゆだねていく姿を通じて、どうしようもない孤独感をも浮かび上がらせた。

 路地に足を踏み入れるとやや朽ちかけた石段が幾つか残っていた。夕闇が近づき石段にいた観光客たちもいつの間にか消えていった。宿に戻り冷え切った体を湯に沈めた。伊香保の湯はゆき子と富岡の心も温めたのだろうか。


◇情念のもつれ美しく虚無的に−−55年公開

 離れがたい男女を描いた傑作。成瀬巳喜男監督の冷徹で研ぎ澄まされた視線は最後までゆるぎなく、無駄なセリフやカットをそぎ落とした画面は映像表現の一つの頂点とされる。

主人公ゆき子を演じた高峰秀子と富岡役の森雅之の名演技も評価された。とりわけ、道行きの果てに見せる高峰の美しさは絶品。数ある高峰の主演作の中でも極めつきの一本である。1955年公開。キネ旬1位、原作は林芙美子の同名小説。

 ゆき子と農林省技師の富岡は戦時中に南方で知り合い、恋仲となる。敗戦後、遅れて引き揚げてきたゆき子は富岡を訪ねるが、富岡は妻と別れられずにいた。ゆき子は外国人の囲われ者になったが富岡が忘れられず、2人は伊香保に行く。

 その後もゆき子と富岡は東京、伊豆長岡、屋久島へとさまよう。他の女とも愛欲の日々を重ねる富岡、地の果てまで宿命のように男にすがり続けるゆき子。ついたり離れたりを繰り返す男と女の恋愛劇の中に垣間見える虚無感に引き込まれる。

 成瀬監督作品は昨今、ニューヨーク、トロントなど海外でも特集上映されることが多く、小津安二郎監督らとともに、その名は世界映画史上でも輝いている。http://mainichi.jp/life/travel/tazunetai/archive/news/2009/20090209dde012070002000c.html

『浮雲』の主人公、ゆき子と富岡は、死のうとして伊香保にやってきます。

『 坂の多い温泉町で、その坂は、路地ほどの狭さだった。湯花の匂いがむっと鼻に来る。 (中略)

  不如帰で有名な伊香保と云うところが、案外素朴で、如何にもロマンチックだった。 』


戦後の混乱状態の都会から、死を決意してやってきたふたりは、伊香保のゆっくりとした時の流れに次第に平常心を取り戻してゆきます。


『 仄々としてきた。不思議な心の波だと、富岡は、自分でもおかしくなってきた。女と死ぬために、わざわざ芝居がかりの死の舞台を求めるなぞと云う事も、大きな宇宙のなかでは、一粒の事件でしかないのだと、富岡は、外套のまま、ごろりと寝転び、手枕をしたまま、煤けた天井をみつめていた。 』


伊香保での数日間の宿代を賄うため、富岡は時計を売りに町へ出ます。


『 石の階段を降りて、射的やカフェーの並んでいる、狭い町へ出て行った。(中略

  バスの発着所のそばに、バーのようなものがあり、頬紅をつけた女が、富岡に「お兄さん寄っていらっしゃいよ」と云った。 』


『放浪記』から始まった林芙美子の作家人生は、この『浮雲』を書き上げた2年後に終わりを告げました。

短い人生のうちで200編以上にも及ぶ作品を残した林芙美子ですが、彼女の人生の始まりには『放浪記』があり、終わりにはやはりこの『浮雲』が置かれます。『浮雲』は、私的な日記である『放浪記』の、いわば物語のような気がします。

このふたつの作品の共通のテーマは、
“時、所、環境が変われば、愛の誓いもまた変わる”。

恋人を頼って上京するところから始まる『放浪記』は、その後の林芙美子自身の成長、また環境の変化によって彼女の愛の対象、形も変化してゆきます。

それでも林芙美子というひとりの女性は、誰よりも永久不変の愛を求め続けていたように感じます。

『浮雲』のゆき子もまた、かつて持ち得た異国の地での富岡に対する激しい情愛が、時と時間を経て変化してゆくのを、ここ伊香保で諦観するのです。


あなたの恋も
わたしの恋も
初めの日だけは
真実だった

あの眼は
本当の眼だった

わたしの眼も
あの日の
あの時は
本当の眼だった

いまは
あなたもわたしも
うたがいの眼


真夜中の湯殿で、ゆき子は、放蕩の果てのような荒んだ気持ちでひとり唄ったのでした。。
http://mblog.excite.co.jp/user/fullness/entry/detail/?id=10196468

昭和18年にゆき子は、農林省のタイピストとして仏印へ渡った。

そこで、農林省の技師の富田と出会う。
二人は関係を持つようになるが終戦になり、妻と別れるといって富田は先に引き揚げてゆく。 後から引き揚げたゆき子が、富田の元を訪ねるが…
http://sukebezizy.typepad.jp/blog/2009/12/01-ee2b.html
http://sleepyluna.exblog.jp/1952497/

なじられても、傷つけられても、好きだから離れられないゆき子と、優柔不断で女を引き込んで行く富田。

引き帰すことの出来ないところまで追いつめられているゆき子に、

 富田…「このままではだめだ別れよう」

 ゆき子…「私はどこへ帰るのよ? どこへも行くところがないでしょ
   私も連れて行って」


離れ小島(屋久島)に向う途中に病で倒れるゆき子。 看病する富田。
やっと、島にたどりつくが、ゆき子の病状は思わしくない。
幾分、気分が良くなったと思われた日、富田は、何時ものようにからかう。
ゆき子も、「意地悪ねぇ」 といいながらも、一時、幸福感を味わう。

だが…

ゆき子の死に顔を見詰め、明かりを持って来てゆき子の唇に口紅をつけてやる富田。 幸せそうなゆき子の死に顔。
http://www.geocities.jp/yurikoariki/ukigumo.html

屋久島行きの船への乗船を前にして病に倒れてからの、ゆき子はまるで「聖女」のような顔になります。生きていくためとはいえ米兵にまで身をまかせ、妾をしていた新興宗教の教祖から金をちょろまかして富岡を誘い出したようなゆき子が、泥沼をかきわけ生き抜いた果てに、遂に浄化されるまでを演じ切った高峰秀子、数々の映画で名演技を残したその中でも、やはりこの「ゆき子」が最高峰でしょう。
http://natsu.at.webry.info/200901/article_18.html

馬鹿な女である。哀れでみすぼらしく、美しくもない。

おまけにしつこくて、男は拒絶しているのにあきらめないばかりか、会えば恨み辛みを言い募りあげくの果ては、シクシク泣き出すしまつだ。

それなのに、何故に観ている内にだんだん気高く見えてくるのだろう。

富岡のために、自分を捨てて行く過程が、物語になっているわけだが、
最後は本当になにもかも捨てて、意地もプライドも捨てたあたりから
燦然と輝きだす。

でも私には、どう注意深く観ていても ゆき子=高峰秀子 がどうして
あんなに美しく変貌するのか分からなかった。
http://blog.livedoor.jp/adenak/archives/cat_50029779.html

月のうち、35日は雨が降る。

屋久島に落ちていった森雅之と高峰秀子が、屋久島で耳にする言葉です。

今日は「浮雲」を見てきたのでした

それにしても、「屋久島」はなんと遠いことか。森雅之と鹿児島まで落ちのびて来た高峰秀子は、たしか、遠いのね、一人じゃとても来られなかった、と言います。しかし、戦前にはフランス領インドシナ(ベトナム)まで、高峰秀子は、女一人で行ったのではなかったのか。鹿児島は、屋久島は、つまりベトナムより遠いのか。

彼らは船の旅を控えています。ベトナムまで一人で行った女が、屋久島をそれよりも遠いと口にしたとたん、その身体に震えがはしり、死の病が唐突に彼女を襲います。床に就き動けなくなった彼女は、それでも森雅之についていく意思固く、共に船で屋久島へと渡る。蛍の光がうら寂しく、岸を離れるフェリーに鳴り響きます。

成瀬の映画です。船に乗って、海へと向かう。それはそのまま、死への旅立ちです。屋久島がベトナムよりも遠いのは、そこが死の地であったからでしょう。

仏領インドシナは、帰還することが出来る距離にあったわけです。しかし、屋久島からは帰還できない。死を孕んだ距離なのです。

「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」と映画の最後に出るテロップを、昔この映画を見たときには、短命で去っていく高峰秀子のことを指すと思っていました。しかし、改めて見直してみると、実は違うのではないか、

この映画は、最後、結局高峰秀子は昏睡状態のまま、まだ死ぬところまでは描かれず、有名な、森雅之が高峰の唇に紅をさし、名を呼びながら泣き崩れるラストシーンで終わるのですが、布団の横に倒れ込んでいる森雅之もまた、船に乗り、屋久島まで落ちてきた男です、彼もまた、その精神において、ここに死んでいるのではないか、と思い直しました。1人の肉体的な死だけではなく、精神における2人の死です。

事実、この映画はその全体が、伊香保で心中を口にしながら、しかしそれを互いにごまかしてしまった男女の、引き延ばされた心中の道行きであったのです。

「浮雲」は、どこか成瀬の映画らしからぬところがある、と前から思っていましたが、今日何となくつかめたように思えました。つまりは心中、2人の道行くということなのでしょう。言い換えると、この作品では成瀬の映画特有の、個々人の孤立、厳しい孤独が描かれていないのです。

高峰秀子は、2度か3度、森雅之にこたつにはいるように勧めます。こたつはいたって小さく、布団の中では、すぐに2人の足はくっつき絡まってしまうでしょう。男と女の、この唐突で無防備な距離の近さ。

いくつかある男女の入浴シーンを思い起こしてもそうです。狭い風呂で片寄せあうように入浴するその近さ。森雅之は、あの自虐的な雰囲気が奇妙な退廃となって女を惹き付けて、高峰秀子だけではなく、岡田茉莉子までも簡単に、その近くに引き寄せてしまうのですけれど、男が強引に詰め寄れば、女は何らかの抵抗を示す、それが成瀬の映画の常であったように思うのに(愛情のあるなしではなく、どうであれ拒む理由が二者の間にあった)、この映画ではすいとひとつにくっついてしまう。

たとえば開けられているとはいえ、向こうとこちらを線引きする境界線のような障子や襖、縁側などを間にして、立つ個々人がそれぞれの相容れなさを残酷に浮かび上がらせるのが成瀬だったように思うのですが、この映画では高峰と森が宿屋の一室で話している、そこが元から狭い連れ込み宿でなかったとしても、2人はすぐにすいと接近し、隔たりをなくしていくのでした。

しかし、だからこそ、別れるときは苛烈でもあります。高峰秀子がパンパンになろうが、そんなふうに生計を立てられる高峰をうらやむ無神経で、自分の弱さばかり押しつける森のエゴイズムは、映像としてはもっと極端に現れて、加東大介の目を盗んで岡田茉莉子と視線を交わしあう、狭いこたつで向き合うシーンを思い起こしてもいいのでしょう、そこでは高峰秀子はその近さでなお置き去りにされるのです。

あるいは、来なければ死ぬと電報を打って、高峰が森を呼び出した宿屋では、したたかに酔った高峰が、一人で死んでやると乱暴に襖を開け、更に廊下へと通じる襖も開け放ち、立ち去っていくカットに繋げて、森雅之は、居室から窓辺の狭い板間に向かう障子を開け、追いかけようともせず座って待つカットが続くのです。そしてあっけなく部屋に高峰が戻ってくると、吸い寄せられるように同じ空間へと、森も戻っていく。

簡単に近寄りながら、あえば傷つけあうように互いをなじり、しかし幾度でも吸い寄せ合いもする2人なのです。たとえ傷つけあうにしてもその近さが、成瀬としては異様なのです。

では、成瀬的な映画ではないのか、というと、やはり圧倒的に成瀬の映画であります。ただ男女が、個々人として孤立するのではなく、この映画では1セットで、まるで2つでひとつの命のようなのです。それは、この映画が、記憶をその構造のうちに深く抱え込んでいるからだと思います。

彼らの輝ける、もはや戻り得ない、美しい日々は、南の植民地に確かにあったのです。彼らが孤立しているのは、ですから、社会からだけではなく、その2人の記憶からでもあります。そして、その記憶が2人のものであるしかないので、2人は、その孤立においても1セットにならざるを得なかったのではないかと思います。

しかし、記憶が忘れられない強い力を発揮しながらも、残酷なのは、その忘れがたさが彼らを規定しているにもかかわらず、彼ら自身が語るように、思い出すことも次第に減っていく、薄れていく、思い出すこと自体が今を惨めにしていく、というところではないでしょうか。

そして、彼らは、本来なら地理的には近いはずの、しかしもはや後戻りきかない遠さの、屋久島へと落ちていくわけです。そこでは、ベトナムにもあったような、熱帯の植物も散見します。しかし、雨に降り込められた地では、それらは日の光の輝きにはほど遠く、なるほど、それは仏領インドシナよりも遠く、寂れ、痛んだ空間であったでしょう。

彼らが輝いていた、何かを信じていた時代が、戦中で終わってしまっていたのなら、2人が厳しく孤立する屋久島は、死だけではなく時間の経過(戦中と戦後という断絶)も伴って、なお「遠かった」のではないかと思います。

時間と死を伴った、2人という孤立。その残酷さが、成瀬的ならぬ演出の成瀬映画として、「浮雲」を独特のものとしているのだと思うのでした。

それにしても…東京に引き上げてきた高峰の、あの微妙な表情、まなざし。恋しい男を前にしてしまったときの、どうしようもなくそちらに向かって行かざるを得ない傾斜。

あるいは、それを受けて、どこまでも虚無的ながら、拒絶もしない、エゴイスティックな反語を繰り返して、突き放すことだけはしない森の残酷さ、陰惨な瞳も素晴らしいのです。2人で1セット。それが可能になるのは、この2人の卓越した演技(まなざし)によってのみです。

ところで…森雅之が、だめ男のだめな発言をするシーンで、結構、観客の皆さんから笑い声が起こるのでした。そうかぁ、皆さん、あの森雅之を笑えるくらいには立派なのか、とちょっと思いました。これは揶揄ではなく、私は笑えないなぁと、ちょっと痛く思ったのです。
http://d.hatena.ne.jp/erewhon/20050921/


この映画のなかで高峰秀子は、数回「手紙見た?」と男に(ほとんど森雅之にですが、1度だけ山形勲にも)尋ねます(その尋ね方は実にステキで、なにかなげだす様な疲れたような、少しかすれた声で、耳に残るのです)。

その台詞を聞く際に男は、すでに高峰秀子のところにやってきている、あるいは高峰秀子が尋ねてきています。手紙の内容は台詞から推察するばかりですが、用件はすでに伝わっているようです。森雅之は、その問いかけに確か一度「見たから来たんじゃないか」と応えていたように思います。

すでに伝えるべきは伝え終わっている(それどころか、思いを巡る部分では、。その上で、男女が会う。思うに、それはこの映画にふさわしい男女の会い方ではないでしょうか。

また、電話ではなく手紙(届いているかどうか判らない言葉)は、不意に、男女を同じ空間に吸い寄せもすれば、高峰が森に言う恨み言のように、何度手紙を出しても、森は引越し先も教えないため、高峰が探し回らねばならないということもあるわけです。

その、吸い寄せあう引力と真逆の、しかし(だからこそか)距離を置くときは残酷なまでに突き放した距離がある二者の関係も手紙の返信が無いことに象徴されていきます。判っているのに、なお森はいくたびも高峰を避けるのです。

と、手紙が重要な役割を果たしながらも、この映画では肝心の手紙を書くシーンというのはまったく出てきません。恐らく、高峰は森に逢いたいと思って手紙を書いています。

しかし、それがどのような内容であれ、届いても無視されるという現実、また届き男女が逢っても、以前の情熱はよみがえらないという現実の前では、恐らくその内容は無意味だ、ということかもしれません。だから、手紙を切々としたためるシーンなどは無い。

ただ、電報を打つシーンだけは、ありました。温泉宿に高峰が森を呼び寄せるところです。

「だいたい来なければ死ぬなんて電報は非常識だね」と森は高峰に言う。その一切の途中説明を欠いた内容の電報は(電報ですから、短信は当然なのですが)、この一組の男女のあり方そのものです。

手紙を書く代わりに、仏領インドシナの思い出について、森がまとめようとしているシーンはありました。冒頭の2行を書き始めて、すぐに丸めて原稿用紙を捨ててしまいます。

岡田茉莉子も加東大介に殺されてしまったあとのシーンだったはずですが、一人残された暗いアパートの一室です。カメラは、森の横顔を捉えていたはずです。原稿用紙も映し出されます。ナレーションで最初の2行を、森の声が読み上げます。このどこの、誰にも向かわずに捨てていかれる内面の声こそが、高峰と森が共有している、切り離せないが、といって何も新しい輝きを帯びては行かない思い出なのでしょう。

それは、やはり高峰と森の間で交わされる「手紙」ではなく、くずかごへ捨てられていく「誰にも見られることの無い原稿用紙」にしたためられるものなのだと思います。

http://d.hatena.ne.jp/erewhon/searchdiary?word=%c9%e2%b1%c0

見直して初めてその不気味さに気づいたのですが、「浮雲」の1シーン、ようやく探し当てた森の元を訪ねた高峰が、森と共に暮らしている岡田にばったりと会ってしまう、そこで、廊下を子供の三輪車が走っています。

岡田が去ったあと、森を待つと決め、勝手に部屋に上がりこみ、廊下を走る三輪車の子供と目があって、問いただします。ここのおじちゃんは帰ってくるの、いつ帰ってくるの…。

そこに森が帰ってくるわけです。高峰は、森に、子供を宿していること、それで森を探していたこと、しかし踏ん切りがついたことを告げます。子供を宿していたという事実が、直前の三輪車の子供の不気味さをさらに強めます。

そこに存在している子供は、森と高峰が得られるか得られないかわからない、危うい存在なのです。三輪車は、もっとも遅く、もっとも地に縛り付けられたその乗り物として、そうしたどうにもならない場所に立たされた人間の重力を、そのまま象徴するかのようです。

「女が階段を上るとき」の高峰秀子の周りをぐるぐる回る、あの不気味な三輪車も思い出しています。
http://d.hatena.ne.jp/erewhon/searchdiary?word=%c9%e2%b1%c0


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2. 湯温が低下し、湯も枯渇し始めた伊香保温泉


戦後、大温泉街になった伊香保温泉ですが…

伊香保は従来 黄金の湯しかなかったんですよ。

しかし,昔のしきたりのままなのか,権利の問題なのでしょうがすべての宿が黄金の湯を供給されているわけでなく,白銀しか引いてない宿もありますね。

その温泉成分分析表は10年以上前のものしかネットでは見つからないはずですが,当時のものとしてはなかなかいいものでした。
しかし,近年,町営露天や石段の小間口は茶色がかなり薄れてきました,お茶でいえば出がらしなのでは? と思います。

温泉ってどこの地域でも無限に噴出しているわけではありません。出る量が少なくなっているというのは箱根・草津は耳にしますね。

ところで,温泉成分分析表は温泉法で10年以内に更新しなければなりません。もし,近年分析表の更新をしていない宿があるとしたら,それはどういうことかおわかりですよね?

質問の白銀の湯の成分分析表はネットでは見つかりません。
一説によると榛名湖の水だとか。または,白骨温泉の温泉疑惑と同時期,伊香保でも井戸水を使用していたとネットで流れた時期があります。

温泉法によれば温泉成分の基準を満たす成分が1つでもあれば温泉とみなされます。つまり,井戸水であっても,成分がそれにあてはまれば温泉と言っていいわけです。

まだ行かれていないのなら,伊香保はおやめになったほうがいいと思いますよ。(2010/03/17 )

http://chiebukuro.travel.yahoo.co.jp/detail/1338145648.html?p=%E6%B8%A9%E6%B3%89&ref=r

”こま口”という、中世からの伝統的分湯制度を今日も残す伊香保温泉。


<歴史>
・伊香保温泉の湧出は6世紀といわれ、湯元(現在の露天風呂周辺)にいくつかの浴舎があったが手狭となり、中世天正年間に現在の石段街に移転・引湯がなされた。


<源泉>
・旧来の伊香保の源泉は8ケ所の自然湧出泉であった。

昭和23〜34年にかけて、湯量増加を目的として6本の温泉井掘削がなされた結果、
旧源泉の湯量の激減と温度低下をきたしほとんど使用不能となった。
(新規掘削後の総湧出量は旧源泉湧出量とほぼ同量)

・現在の主な源泉は掘削井6本のうちの5本(1.2.4.5.6号泉)で、
すべて深度400m*以内の比較的浅い井戸である。

・湧出量がもっとも多いのは露天風呂横の2号泉の1210L/min*でこれが主力源泉。

泉温がもっとも高いのは砂防堰堤上の6号泉で65.9℃*。

総湧出量は約5000L/min*。

・これら掘削泉に自然湧出泉を併せた源泉は集められ総合湯(本線)として、
自然流下等により石段街などに引湯されている。

・3号泉は水位調査井、5号泉は飲泉所用として使われているらしい。

・これら新旧の源泉は、湯沢川紅葉橋より上流、砂防堰堤上にかけての約300mの谷筋
に集中している。また、源泉の熱源は、6世紀に活動した二ッ岳の火山活動の余熱
と考えられている。


<泉質>
・自然湧出泉のなかには単純温泉もあるが、湧出量の多い2号泉の泉質をうけて、
総合湯(本線)の泉質はCa・Na-SO4・HCO3・Cl泉となっている。

●本線(混合泉)の分析書データ

Ca・Na-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉 
40.9℃(平成10年10月現在44.3℃)、

pH=6.4、3300L/min、成分総計=1.28g/kg、

Na^+=105mg/kg (30.99mval%)、Mg^2+=29.5 (16.56)、Ca^2+=142 (48.29)、Fe^2+=8.28、Cl^-=118 (23.42)、SO_4^2-=301 (44.06)、HCO_3^-=282 (32.42)、
陽イオン計=296 (14.7mval)、陰イオン計=701 (14.2mval)、
メタけい酸=177、メタほう酸=7.7、遊離炭酸=98.6 <H9.7.18分析>


<引湯による影響>
・湯元から石段街下のベルツの湯まで約2.1km*の自然流下による引湯がされているため、これによる泉温や泉質への影響が考えられる。

・泉温変化は以下のとおり。

 '88/3/29調査* 湯元45.4℃ → 金太夫小間口45.0℃ → ベルツの湯第1受湯槽41.8℃

 '88/12/10調査* 湯元46.5℃ → 金太夫小間口46.1℃ → ベルツの湯第1受湯槽42.7℃

・石段街上部にある金太夫小間口までは大きな温度低下はなく、非加熱で利用できる範囲であり、実際、石段街には本線を非加熱利用している旅館がいくつかある。(下記参照)

・成分的にはCO2の減少と鉄分の変化が顕著。

とくに鉄分は、湯元付近では溶存態(Fe^2+)であったものが、
引湯されるにつれて 懸濁態(Fe^3+)へと変化する。

・露天風呂では貝汁臭のする緑がかったうす懸濁湯、石段街の旅館ではやや赤みがかった濁り湯、ベルツの湯では鉄サビ臭の強い濃い赤茶濁り湯というふうに変化していく。


<まとめ>

●このように伊香保のお湯は鉄分を多く含むため、引湯によるお湯の変化が体感的に味わえる。

●泉源分布から考えて、「伊香保露天風呂」がいかに恵まれた立地にあるかが判る。

●伊香保でのおすすめは、やはり「伊香保露天風呂」と
下記の石段街周辺の本線かけ流し施設かと思われる。


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湯元〜石段街周辺の本線(黄金の湯)のみ使用のかけ流し施設は以下のとおり。

伊香保露天風呂 非加熱 
橋本ホテル  温度の低い時だけ加温  
ホテル紅葉 
柏屋旅館 
横手館 
金太夫旅館 塩素消毒
吉田屋旅館  非加熱 
岸権旅館 
金田屋旅館 
有明館  非加熱  
青山旅館  間欠的に軽く加温?
丸本館 
千明仁泉亭  非加熱
観山荘 
村松旅館  非加熱
市川旅館  非加熱    
石坂旅館 
古久屋旅館  非加熱
森秋旅館       
ホテル木暮 
町営石段の湯 
http://blog.goo.ne.jp/itugou/e/3c31b0b59d3c4607f99368117c264c5f

伊香保温泉街は、上州三名山の一つ、榛名山の北東の中腹(標高700m)に位置し、その歴史は、約1900年前の第11代垂仁天皇の時代にまで遡ると伝えられています。伊香保温泉街の原型は、古くは湯川の沢筋に湧出する源泉付近にあったようですが、天正3年(1575)の長篠の合戦の後、多数の武田方戦傷者を収容するために、より広い現在の場所に移されたようです。

現在、伊香保の象徴として独特の温泉情緒をただよわせている「石段街」が形成されたのも、長篠の合戦の翌年、天正4年(1576)頃だといわれています。

源泉から360段ある石段の下までは約860m。この石段の地下に木製の導管を通し、決められた量の湯を各旅館や温泉施設に分湯する方式が採られています。
伊香保独自のこのシステムは「小間口」制度と呼ばれており、現在も現役で稼動しています。

430年以上も前に、遠くの源泉からお湯を引っ張り、各戸に分湯するには、高い導管技術と統率力が不可欠であったと思われますが、それを担ったのが、伊香保土着の14家の武士集団でした。

これら土豪達の子孫は「大家」と呼ばれ、代々引湯権を継承してゆくことになります。

現在、石段には十二支のプレートが埋め込まれており、それは、かつてあった12軒の「大家」の屋敷跡を示しています。

「子」小暮武太夫  「丑」小暮八左衛門 「寅」小暮金太夫  
「卯」島田平左衛門 「辰」岸権三衛門  「巳」岸六左衛門  
「午」永井喜左衛門 「未」大島勘左衛門 「申」岸又左衛門  
「酉」千明三右衛門 「戌」後閑弥右衛門 「亥」島田治左衛門

あとの2軒には干支が足りなくなった為か、別の二字が与えられました。

「乾」福田金左衛門 「坤」島田権右衛門

温泉開発当時の功労によって、十二支が割り振られており、主席の「子」を継承する「ホテル小暮」は、今も「子の湯」を名乗り、伊香保の石段下に流れるお湯の25%の引湯権を所有しています。

しかしながら、長い時間の流れの中で14軒の「大家」も様変わりし、大半が温泉・旅館業から離れており、先述の主席「子」の「ホテル小暮」をはじめ 、「寅」の「金太夫」 、「辰」の「岸権」、「酉」の「千明仁泉亭」の4軒を残すのみとなっています。

現在、多数の温泉施設が伊香保温泉街に立ち並んでいますが、この4軒以外は、「大家」からお湯を買っての営業ということになります。伊香保では開湯以来、源泉の所有権は「小間口」権者にあります。
源泉を利用できるのは「小間口」権者と、彼らからお湯を購入した者のみであるにもかかわらず、戦後、急激に旅館が乱立、温泉街が肥大化してしまったため、源泉が不足する事態になりました。
http://yufuki.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/28_cc89.html


伊香保のお湯。茶褐色のいわゆる黄金の湯(こがねのゆ)は石段街の下を流れています。

っていうか、お湯を流す為に石段を作ったのはその為なのです。


431年前の天正四年(1576年)。織田信長が安土城を築城した年。
その年に石段が出来ました。

源泉地より湧き出したお湯が伊香保神社の脇を通り石段街へ、
そして源泉権を持つ各旅館へ分けられるのです。

その権利が小間口の権利。その小間口がこの写真です。
左手前に木の板状の物が見えます。これが小間口。石段街の中に16個あります。
黄金の湯が引湯出来るのはこの16個の小間口と末端部のみです。

また旅館に応じて大きさが違うのです。
因みに鍵は全て観光協会さんの管理。
自分で持っていると小間口大きくしたりという不正が無いとも言えないからです。
(小間口の大きさで入ってくる湯量が変ります)

中には旅館関係者以外で持っている方もいらっしゃいます。

この小間口権者の方々で予算を出し合い源泉の管理や維持をしています。http://blog.goo.ne.jp/kishigon-shidara/e/94a395ee0471fc61fbd70b69a47410cc

伊香保の黄金の湯は、昔からの伝統的な宿が権利を持っており、戦後規模の大きくなった伊香保の旅館に分配されています。しかし、絶対量は限られているので、その権利を持つ宿の使用がメインとなります。現在では無色透明な新源泉が掘られ、温泉を使用する旅館がほとんどになっていますが、この伝統の茶褐色の湯は限られた宿でしか使えないのです。

この黄金の湯の権利を持つのは小間口権者と呼ばれます。
http://www.ikaho-koganenoyu.net/link.html
http://www.ikaho-koganenoyu.net/

現在では9軒の旅館(別館を入れて10軒)が保有しています。温泉街の上部にある源泉湧出地から、石段の下にある温泉の水路の本線「大堰」に流され、その途中に権利を保有する旅館に分岐する湯口があります(先ほどのHPの図を見ると16箇所あるようです。個人所有もあるのが凄い・・・)。分配する際に、決められた量だけ湯口から分配する堰を小間口というようです。
http://www.ikaho-koganenoyu.net/komaguchi02.html


これら伝統的な宿以外にも、高級旅館や石段周りの旅館で黄金の湯を引いている宿がありますが、権利を持つ宿からお湯を分けてもらっているようです。
http://yappi.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_c25d.html

長篠の戦いのあとの負傷者を治療するために、源泉近くにあった浴舎を現在の石段街付近に移転させ、上から流れてくる源泉を効率よく分湯するために石段街の下にお湯の導管を設置し、配湯した。その源泉が流れる本線「大堰」より、各源泉所有者(旅館)への引湯の際に用いられる湯口の事を「小間口」と言い、それは400年以上も前から権利者が決められ、その「小間口」の大きさ(湯量)も定められていた。

つまり、小間口権者(源泉所有者)とは、この「小間口」を所有し、各々定められた量の源泉を所有する者の事を言い、現在旅館では9軒の所有者が、何百年もの歴史を刻む茶褐色の「黄金(こがね)の湯」を守るべく、厳しい適正使用を定め「小間口権利者組合」を形成しているのだ。

現在、伊香保温泉には50軒前後の温泉旅館があるが、「黄金の湯」を使用しているのはそのうち約半分と言われている。9軒の権利者(大家)の中から、分湯しているのだろう。
http://www.kashikiri-onsen.com/kantou/gunma/ikaho/tigira.html


基本的に伊香保温泉は源泉を集中管理しており、幾つかの源泉をブレンドして一旦プールした上で、有名な石段の下を通して各旅館に配湯している。従って旅館によって配湯されるお湯の量は異なるものの、各旅館ともまったく同じ源泉を使用しているということになる。湯元に一番近いのは「伊香保露天風呂」だ。下に行けば行くほど源泉から遠くなり、湯温も下がり加熱が必要となるようだ。
http://3.pro.tok2.com/~kumaken/onsen/zakkicho/zakkicho_11.html

他の宿は加温しているのでしょうか? (橋本ホテル)

源泉が出ている地点のすぐ横にある露天風呂、ご存知ですよね。そのすぐ手前にあるホテルですから、ロケーションは文句のつけようがありません。

ところが、ところが、温泉がぬるいのです。なんということでしょう。

内湯は「源泉掛け流し」です。ということは、伊香保で、黄金の湯を引いている他の宿は、みんな加温しているのでしょうか。あらたな疑惑が浮上!

 もし「源泉掛け流し」のままでは、こんなにぬるいのでしたら、やはり加温は絶対必要条件ではないかと思います。http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen006703/1.htm

本泉を引き湯している他のお宿もそうですが、源泉を加温すると湯の香りが激減するのがよく分かります。金気臭・鉄サビ臭も激減です。
http://www.geocities.jp/oyu_web/t1496.html

伊香保温泉には60軒ほどの温泉宿があり、予算や好みで選択肢は広いですが、
本来の伊香保温泉の源泉(露天風呂の奥)を引いてきている宿はそれほど多くは
ないのが実状です。

また、伊香保のお湯は、いじくりまわすと鉄分が沈殿してつまらない湯になってしまうので、いろんなお風呂をつくるのには向いていません。

石段街から離れた大きなホテルでは、多数の仕掛け風呂を設けているのが多いで
すが、こちらは源泉が別で、無色透明のただの真水みたいな湯です。
http://www.asahi-net.or.jp/~UE3T-CB/bbs/bbs02/bbs020501_0510.htm

最初に入った岸権旅館のお湯は本物だった。

岸権旅館に「源泉から伊香保神社を通り、石段下を流れた湯を引いており、温泉を水で薄めたり、循環したりは一切していない」という説明をそのとき聞いた。

 次に入ったのは伊香保ガーデン。今は「塚越屋七兵衛」に名前を変えている。ぐんぐんぐんまの写真で紹介した檜露天風呂「星月の湯」は温泉ではないが、「ほととぎすの湯」は伊香保独特の黄金(こがね)色の湯だ。

 伊香保の伝統的ないわゆる「黄金の湯」は小間口権者組合が管理している。塚越屋も小間口権者組合の旅館の一つ。

 伊香保には、かつて栄華を極めていたが、経営が悪化し、別の資本が経営権を握った旅館もある。その一つが、ひびき野。元町長が経営していた「さつき亭」が倒産。別の経営者が建物を修復して「ひびき野」としてオープンした。かつての高級旅館が手ごろな料金で泊まれるようになったため、お得かもしれない。

 もう一つが、伊香保グランドホテル。今はカラオケの歌広場を経営する会社が経営している。その日帰り施設、黄金の湯館は24時間営業だが、お湯自体は老舗の黄金の湯とは別物で、あまりお薦めできない。

 ホテル松本楼はぴのんという洋風旅館も経営している。お風呂は黄金の湯も引いている。洋風のぴのんに泊まったときは、お風呂は松本楼に行く。ぴのんにある洋食店「夢見亭」はおいしい。

 さて、この日、泊まったのは、千明仁泉亭。木造建築で、「田舎の実家に戻ったような感覚」になる。 伊香保で山を持っている大地主は千明と木暮で、この二つの旅館が豊富な温泉の湯量を確保している。 千明の温泉には群馬時代に何度も入った。今回もお湯が豊富な「仁の湯」と「露天風呂」に入った。 バーも一流。今回も伊香保をテーマにしたカクテルを飲んだ。

 広くて、さまざまなお風呂を満喫したい、というならばホテル木暮だろう。
 伊香保温泉の伝統的な湯「黄金(こがね)の湯」の湧出量の4分の1にあたる約1000リットルを使用。時間によって男女入れ替わる二つの大浴場はバラエティーに富む。「ゲルマニウム岩盤浴」なども楽しめる。
http://futennochun.cocolog-nifty.com/gungungunma/2007/04/post_2e93.html

今回泊まったのは「岸権旅館」。400年以上の歴史を持つ老舗だ。館内に点在する湯は、いずれも黄金色の源泉掛け流し。これが実に濃い。点在する大浴場というか中浴場のサイズが大きくないのがマイナスポイントだが、温泉の質は間違いなく伊香保トップレベルだろう。

今回は広い次の間付きの特別室を選んだが、低層階に位置して眺望が良くないせいで値段は手頃。この部屋の場合、夕食、朝食ともに部屋食になるため、混雑しがちな週末でもノンビリできる。伊香保で凄いモノを食べようとも思っていないので、それなりの料理が出てくれば私は満足。

これまでアレコレと伊香保の宿に泊まってきたが、岸権旅館も再訪候補になりえそうだ。

私が一番好きな伊香保の宿は「ホテル木暮」。こちらも江戸時代からの老舗。大型ホテルだが、部屋や食事を選べば、かなりプライベート感も強まる。何より大浴場の規模が凄い。とくに黄金色の源泉が満ち溢れる露天風呂の広さと風情が関東屈指のレベル。

続いて「福一」も高レベルだ。全体的な質感では、伊香保でトップに該当する。料理の水準は伊香保随一で、オヤジっぽい宿ではあるが、正統な高級旅館。露天風呂のサイズが木暮に比べてかなりこじんまりしているので、私にとってはその点が惜しいところ。
http://fugoh-kisya.blogspot.com/2008/10/blog-post_22.html

日本でも有数の温泉地になった伊香保温泉ですが、湯量からすると せいぜい旅館7,8軒が限界だった山奥の小温泉が調子に乗って規模を大きくし過ぎましたね。

その所為か 近年,町営露天や石段の小間口は茶色がかなり薄れてきました,お茶でいえば出がらしなのでは? と思います:


伊香保石段街
http://www.youtube.com/watch?v=AzFezV4w20g&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=6dhxSbcoyII&feature=related


伊香保温泉の源泉はいくつかあるが、露天風呂の側にある2号源泉は、大きなガラスのドームに覆われて、観光客がのぞけるようになっている。

現在旅館では9軒の所有者が、伊香保の伝統ある茶褐色の源泉『黄金の湯』を守るべく、厳しい適正使用を定め組合を形成しています。
http://www.ikaho-koganenoyu.net/


石段街の上にある伊香保神社から、さらに奥に進むと伊香保温泉の源泉がある。 源泉はドーム型のガラスで覆われ、お湯を湧き出すところが見ることができる。この源泉のとなりにあるのが「伊香保露天風呂」である。もちろん、となりで湧き出ている源泉が直接注ぎ込まれ、掛け流しのお湯を味わうことができる。

伊香保温泉の泉質ですが、硫酸温泉で無色透明酸素に触れると茶褐色に変化するお湯です。

ちいさな音をたててこんこんと湧き出る温泉は透明度が高い。空気に触れると茶褐色になるそうだ。
http://www.asahi-net.or.jp/~UE3T-CB/spa/ikaho/ikaho.htm

解説しておきますと、茶褐色に変色した『黄金の湯』は既に劣化しており湯治温泉としての価値はなくなっています. 源泉に一番近い伊香保露天風呂ですらこの程度の評価なのです:


伊香保温泉露天風呂
http://www.youtube.com/watch?v=OsticC5Cgiw&feature=related

黄金の湯 非加熱 掛け流し

伊香保温泉「伊香保露天風呂」 大人:400円 AM9:00-PM7:00

観光名所としても有名な露天風呂。浴槽は10人ぐらいが入れるものが2つ並んである。一つは源泉が注がれやや熱め、もう一つはぬるめになっているお湯は薄く笹濁りになっており鉄分のせいか金気臭がする。

また感触はさらりとしたもので、あっさりしている。ぬめり感もほとんどなく全体的にやや薄い感じがする。

ただ入浴感はそこそこあり、湯船を取り巻く自然環境は良いので、のんびりゆったり浸かることはできる。

一番源泉に近い所がこれでは先が思いやられる。
( 2000/07/01/AM9:00)
http://3.pro.tok2.com/~kumaken/onsen/zakkicho/zakkicho_11.html
http://kumaken.3.pro.tok2.com/onsen/gunma/ikaho_roten.html

肝心な露天風呂ですが開放間もあって雰囲気は最高ですが風呂内には木の葉やあやしい昆虫、虫がうようよと浮いたり沈んだりしていて大変でした。先客は2人のみでゆっくりできました。湧出口温度はたしか42、43度と掲示がありましたが少しぬるい様に感じました。(01年5月)


5月の終わり以来2度目ですが色が変わっている様です。受付のおじちゃんにそれとなく聞いてみたが「掃除したてでお湯も新鮮なんだよ」だそうです。(03年11月)
http://www.geocities.jp/oyu_web/t424.html


歴史ある黄金の湯はこの伊香保神社に引き湯され、そこから石段の石の下に引かれた堰を伝って各旅館に配湯されている。 パイプの分かれ道はこ満口と呼ばれ全部で16ヶ所あるが、こ満口観覧所ではお湯の流れていく様子を見ることができるようになっている。

 さて、黄金の湯(本線)はいくつかの源泉の総称であるが、それらが主に湧いているのは伊香保神社からさらに450m坂を上った先だ。車で行けばすぐだが、歩くとなかなかに辛いかもしれない。

 源泉から一番近いのがこの伊香保温泉露天風呂であり、それだけに、ここは伊香保で最も鮮度の良いお風呂であるとも言われている。

 暖簾を潜って施設の中に入ると、露天風呂だけというシンプルな作りに好感が持てる。

 緑色がかった薄茶色の濁り湯はいかにもこれが本物の伊香保温泉なのだという感じだ。

 色からも想像できるような鉄っぽい臭いが漂っている。
 適温の浴槽とぬるめの浴槽と二つに分かれていて、子どもはぬるめの方を気に入ってなかなか出ようとしなかった。

 昔は混浴で仕切が無かった分、もっと広く見えたそうだが、今のサイズでも十分開放感がある。

この伊香保露天風呂をつぶして最新鋭の日帰り温泉を作る計画なども持ち上がったことがある。
 私は伊香保が伊香保にしか無いもの、伊香保だからこそ持っているものを強みだと自覚すれば、いつまでもこの露天風呂で極上のお湯に入ることができるのではないかと信じている。
http://spa.s5.xrea.com/broom/gunma/ikahorf.htm

石段の湯はさらに酷い

黄金の湯 加水 加温 掛け流し


関東を代表する温泉地・伊香保温泉には日帰り温泉施設として、石段を上がりきった高台に「伊香保露天風呂」、石段の下の関所裏に「石段の湯」がある。前者はその名の通り露天風呂のみの施設で、後者は内風呂のみの施設。昼間なら露天風呂の開放感を楽しみたいが、夜なら内風呂でしっぽりと…なんてことを考えながら石段の湯を訪れた。温泉地の共同浴場的な佇まいでありつつも、館内はゆったりとしたロビーを備えた観光施設の雰囲気。しかし観光客を呼びたいならば、脱衣所のロッカーくらい無料もしくは料金返却式にしたらどうかと思う。閉店が迫った時間帯でガラガラだったので100円を払うのも馬鹿馬鹿しく、迷うことなく脱衣籠を使用した。

浴室は6帖ほどの湯船に、カランが左右の壁際に4つずつ。いたってシンプルなつくりだ。ライオンの口から大量のお湯が湯船へと注がれ、そしてあふれ続けている。源泉自体は無色透明だが湯船では茶色に濁っており、ライオンも湯船のふちもいい具合に変色しつつある。しかし「こんなに色が薄かったっけ?」というのが最初の感想。伊香保を訪れるのは2年ぶりで、しかも室内は薄暗くてよくわからなかったが、もっと濁っていたような気がする。肌ざわりやにおいなどにもインパクトが乏しく、若干の物足りなさを感じた。加水量が多いためだろうか。源泉の湧出量が減っているという噂も耳にするが…。
http://blog.livedoor.jp/tabinozasshi/archives/51283233.html

お風呂は湯けむりが多く、温泉情緒が味わえます
中に入ると、殆ど何も見えないくらいです
中の様子は、リニューアルしたとはいえ、良い趣です。
ライオンの口からジャバジャバ温泉が出ています。
かけ流し量も割と多く、お湯は新鮮です

何か昔より成分が薄くなったような感じも?気のせいか?

お風呂の大きさの割に湯量が多いので、湯が新鮮
http://on1000bu.jugem.jp/?eid=6

伊香保と言えば (石段の湯) @ゆうさん [入浴日: 2010年3月31日 / 2時間以内]

今回は久しぶりの伊香保温泉の石段の湯

伊香保のお湯と言うと、山頂付近の飲泉所で飲める錆の味がするお湯のイメージなのにここのお湯はその感じがまったくありません

やっぱり、源泉からこの施設までの間にちょっと泉質も変わってしまうのでしょうかね
しかし、施設は清潔感漂っていて伊香保のシンボル的施設として温泉を楽しむのには非常に良い施設です。

加水あれども良くあたたまります。 (石段の湯) なるさん [入浴日: - / - ]

源泉掛け流しの湯に入浴後だったのでずいぶん加水され薄められた印象でしたがすごく温まるという点では、効果の劣らない良いお湯でした。

サビ臭くない (石段の湯) ぐまニストさん [入浴日:2008年1月5日]
伊香保温泉露天風呂と湯の色はほぼ一緒ですが、 こちらサビ臭さはほとんど無いです。
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen001179/1.htm


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伊香保温泉には2ヶ所のジモ専(跡?)があったが、一つは駐車場にもう一つは建物のはあるものの使用されてはいないようであった。ちょっと寂しい。
http://3.pro.tok2.com/~kumaken/onsen/zakkicho/zakkicho_11.html


旅館が増え過ぎて源泉が枯渇してきたのは名湯として名高い有馬温泉、龍神温泉でも同じなので仕方無い面もありますが、伊香保はどうしたかといいますと:


伊香保温泉の本来昔からの泉質は黄金の湯で何年か前に枯渇問題で宿全体に温泉が供給できなくなった事から新たに掘削し白金の湯を掘り当てた。

この白金は湧き水に近く一応法律上温泉に該当するだけで成分的には殆ど何も無く、井戸水と同じ
http://chiebukuro.travel.yahoo.co.jp/detail/1338145648.html?p=(%E4%BC%8A%E9%A6%99%E4%BF%9D+%E6%A6%9B%E5%90%8D)&pg=2


源泉の不足を補うために、1996年に白銀の湯が開発されたが、すべての旅館では使われなかった。

また、この白銀の湯は成分的にも黄金の湯に比べ温泉特有の成分が非常に少ない(メタ珪酸単純泉:

つまり、「温泉法第2条による温泉」)ので、人によっては温泉かどうか分からない、といった声もある。

湧出温度も低く成分も特有のものがないため、温泉というよりは湧き水に近いと想像した方が無難かもしれない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E9%A6%99%E4%BF%9D%E6%B8%A9%E6%B3%89

現在、伊香保温泉には50軒前後の温泉旅館があるが、「黄金の湯」を使用しているのはそのうち約半分と言われている。

では、残り半分の旅館の温泉はどうしているかというと、1997年から配湯が始まった伊香保町(現在は渋川市)が管理する無色透明の「白銀(しろがね)の湯」を使っている。

ただしこれは、泉温が低く(15.5℃)、温泉ではなく鉱泉と言われるもので、しかも湧出量は毎分500リットルと、「黄金の湯」の毎分4000リットルと比較しても随分と少ない。

この毎分500リットルのお湯を25軒前後の宿に配湯するわけだから、源泉掛け流しは到底無理で、やはり循環ろ過装置を使ってのお湯のリサイクルをするほかない。

ただし、一部ネットでも書かれているように、あまり評判が良くない「白銀の湯」も成分を見れば温泉なのだ。

正式に「白銀の湯」の泉質名を言えば、「メタけい酸含有量が温泉法の限界値以上のために温泉法第2条にいう温泉に該当しているものと認める」・・・と驚くべき長さとなり、旧式で言えば「中性低張性冷鉱泉」(pH6.0)となる。
http://www.kashikiri-onsen.com/kantou/gunma/ikaho/tigira.html

 伊香保地区の旅館すべてに行き渡るほど黄金の湯は湧き出ていない。そこで白銀(しろがね)の湯といわれるメタケイ酸含有泉を引いている旅館も多い。オーモリ、お宿玉樹(黄金の湯も引いた)などだ。
http://futennochun.cocolog-nifty.com/gungungunma/2007/04/post_2e93.html


黄金の湯がかけ流しで提供されているお宿は、「伊香保温泉」の数ある旅館のある中でも、実はかなり少ないです。

黄金の湯のほかに「白銀の湯」という透明のお湯があるのですが、これは黄金の湯よりもずっと湯量が少ないのにたくさんの旅館にわけられている。

老舗旅館が大量にざばざばと豊富な「伝統のお湯」をかけ流す一方で、その他の旅館は大事に大事に少ない源泉を使うという格差の構図があるようです。
http://wwwb.dcns.ne.jp/~kshirai/onsen/ikaho.htm

395 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/15(日) 03:53:25 ID:IVwhZvcb
伊香保の天然温泉はごく一部だからな。
しかも水道水と開き直ってる所もあるし。
八つ当たりばかりしてないで早く源泉掘れよ。


396 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/15(日) 19:03:41 ID:bALyym3+
そんでもって源泉掘ったのが「白銀の湯」だんべ。
ただ 水道水と成分が変わらないのに入湯税を徴収しているのが詐欺みたいと「伊香保温泉 偽装」で検索すると説明してるわ


397 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/15(日) 19:32:04 ID:ZQuX/puN
うーらの畑でポチが鳴く〜〜♪
欲張り爺さん掘ったなら〜〜〜♪
しーろい水がジャーブジャブ〜〜〜♪


398 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/15(日) 22:24:06 ID:bALyym3+
入湯税欲しさに旧伊香保町が無理やり温泉にしてしまった「白銀の湯」だが引いてる宿が入湯税をネコババしてしまったので税収にならなかったって話しかい
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/onsen/1219652454/

18 名前: 旅行業者 投稿日: 2001/05/08(火) 11:24

伊香保は本当に湯量が少なくてこんな状況になっているようです


19 名前: 上州 投稿日: 2001/05/08(火) 21:20
温泉が枯れてきているのですね。それとも、もともと湯量が少ないのですか。
残念です。


32 名前: 宿屋 投稿日: 2001/05/23(水) 22:29
伊香保も泉質が悪化して、評判が悪くなってしまったな。
かつては、タオルが茶色になったのに。

45 名前: 伊香保 投稿日: 2001/06/06(水) 02:48
伊香保も温泉が良くないんだから、何かお客をひきつけるものが
無ければね。温泉組合も真剣に考えなけりゃ。
その内お客にそっぽ向かれるよ。
http://yasai.2ch.net/travel/kako/985/985298422.html

伊香保温泉 源泉利用状況
伊香保温泉についての渋川市の資料(平成18年)

昔からの黄金の湯(石段の下を小間口で配湯されるもの) と
どっかからもってきたいわゆる温泉法上の「温泉」である白銀の湯。


NO 旅館名 温泉の種類

1 橋本ホテル 黄金の湯
2 景風流の宿かのうや 白銀の湯
3 福一 黄金の湯
4 ホテル紅葉 黄金の湯
5 凌雲閣 黄金の湯
6 柏屋旅館 黄金の湯
7 横手館 黄金の湯
8 金太夫旅館 黄金の湯
9 吉田屋旅館 黄金の湯
10 岸権旅館 黄金の湯
11 有明館 黄金の湯
12 青山旅館 黄金の湯
13 丸本館 黄金の湯
14 千明仁泉亭 黄金の湯
15 伊香保東急ビラ 黄金の湯
16 観山荘 黄金の湯
17 村松旅館 黄金の湯
18 市川旅館 黄金の湯
19 石坂旅館 黄金の湯
20 古久家旅館 黄金の湯
21 森秋旅館 黄金の湯
22 ホテル木暮 黄金の湯
23 和心の宿オーモリ 白銀の湯
24 伊香保ホテル松屋 白銀の湯
25 美松館 白銀の湯
26 ホテル永楽 白銀の湯
27 お宿玉樹 白銀の湯
28 東栄館 白銀の湯
29 ホテル轟 白銀の湯
30 ホテルきむら 白銀の湯
31 白雲閣 白銀の湯
32 いかほ秀水園 白銀の湯
33 ホテル長竹 白銀の湯
34 一富士ホテル 白銀の湯
35 山陽ホテル 白銀の湯
36 ホテル銀水 白銀の湯
37 四季の宿晴観荘 白銀の湯
38 伊香保観光ホテル 白銀の湯
39 伊香保グランドホテル 黄金の湯
40 ホテル松本楼 黄金の湯・白銀の湯
41 旅館ふくぜん 白銀の湯
42 ホテル天坊 黄金の湯・白銀の湯
43 如心の里ひびき野 黄金の湯
44 旅館栄泉閣 白銀の湯
45 ホテルニュー伊香保 白銀の湯
46 徳田屋旅館 白銀の湯
48 温泉宿塚越屋七兵衛 黄金の湯
47 香雲館 黄金の湯
49 旅館さくらい 白銀の湯
50 旅館おかべ 白銀の湯
51 もりた旅館 白銀の湯
52 旅館明野屋 白銀の湯
53 割烹旅館春日楼 白銀の湯
http://yappari-onsen.jugem.jp/?eid=7


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3. 伊香保温泉の“掛け流し” がダメな理由


基本的に伊香保温泉は源泉を集中管理しており、幾つかの源泉をブレンドして一旦プールした上で、有名な石段の下を通して各旅館に配湯している。従って旅館によって配湯されるお湯の量は異なるものの、各旅館ともまったく同じ源泉を使用しているということになる。

下に行けば行くほど源泉から遠くなり、湯温も下がり加熱が必要となるようだ。
http://3.pro.tok2.com/~kumaken/onsen/zakkicho/zakkicho_11.html

源泉を加温すると湯の香りが激減する

@伊香保温泉 観山荘 07年7月 ※常時加温あり

湯口より無色透明熱めの湯が注ぎ込まれ、浴槽内で適温の黄土濁りとなっています。キシキシとした浴感の湯は、あまり金気を感じません。

中央の木組み湯口より43.5℃の加熱湯を30L/minほど投入されての掛け流し。浴槽は42℃に調整されています。薄く黄土色濁り、ほぼ無臭に弱甘味。土類金属系のキシキシ感。本泉を引き湯している他のお宿もそうですが、源泉を加温すると湯の香りが激減するのがよく分かります。金気臭・鉄サビ臭も激減です。
http://www.geocities.jp/oyu_web/t1496.html

A伊香保温泉 青山旅館 07年7月 ※季節に応じて加温あり

湯口では時々加温された湯が出ています。夏場の訪問でしたが、夏場でも加温しているようです。
湯口よりやや熱めに加熱された湯が注ぎ込まれ、浴槽内で適温の黄土濁り。キシキシ浴感の湯は底に鉄錆色の湯花が沈殿するもの。やはり加熱が影響してか、ここより引き湯距離が長い観山荘と大差ない湯の印象。(07年7月)
http://www.geocities.jp/oyu_web/t1497.html

「水質を重視した“良い温泉”とは?」 大河内 正一(工学部物質化学科教授)

最近、「“良い温泉”を紹介してください」という言葉をしばしば耳にします。

“良い温泉”とは、一般的に温泉地の環境や宿の雰囲気、料理、サービスなどで評価されます。しかし最近、宿に「“源泉掛け流し”ですか?」という問い合わせが、急増しているとのこと。これは、温泉水の質が問われてきている証拠だと思われます。温泉を名乗る以上、これまで温泉水の質が評価基準から外れていること自体が不思議であったのです。


当研究室は水科学が専門で、温泉はその応用研究の一つです。約10年前の温泉調査では、温泉水の質に関心を寄せる温泉宿の関係者にお目にかかることは全くなく、むしろ、「温泉と認定されているのに、これ以上何を研究するのか」という疑念の目で見られていました。当研究室では、これまで水の新たな評価法としてORP(酸化還元電位)法を提案し、この手法を温泉水に適用しました。

その結果、温泉は“還元系”で、湧出後、時々刻々生きているが如くダイナミックに変化し、最終的に酸化されて何ら変化しない水溶液となります。この変化を温泉水のエージング(老化)と言い、我々は、このエージング現象をORPで測定できることを初めて明らかにしました。

さらに、入浴により一番影響を受ける我々の皮膚も弱酸性だけでなく、“還元系”で、加齢により酸化されることも明らかにしました。人間は老化に伴い、皮膚も含めて、金属が錆びると同様に酸化し、錆びていきます。

一方、酸化と全く逆の還元は、錆びを抑制または元に戻す“酸化および老化抑制効果”を示します。温泉の共通の特徴は、この還元作用を有することにあります。従って、温泉の新たな効能として、新鮮な還元系の温泉に入浴することは、皮膚の酸化および老化抑制効果が期待できる可能性があります。

しかし、温泉施設の約70%近くが、浴槽の温泉水をろ過、殺菌し、何回も使い回し、不足した温泉水のみを浴槽に供給するという循環式を採用しています。殺菌剤としては、その多くが塩素系薬剤を使用しています。

さらには、レジオネラ菌による感染問題で、何百年来の“源泉掛け流し”の温泉まで、条例などにより殺菌が義務付けられようとしています。その代表が、歴史的にも、夏目漱石の『坊ちゃん』でも有名な愛媛県松山市の道後温泉本館です。

道後温泉では、塩素添加前後で温泉成分に変化がないことを強調していますが、我々のORP調査で、塩素添加前後で泉質は還元系より酸化系に変化していることを明らかにしました。このことを、今年9月の温泉科学会で発表し、翌日の毎日新聞に“塩素殺菌すると温泉「逆」効能、お肌ツルツルのはずが……酸化作用でガサガサ、の恐れ”という見出しで掲載されました。少しオーバーかとも感じましたが、温泉の本質を突いていると思いました。

塩素は還元系の温泉とは全く異なる酸化剤です。温泉では、その還元作用を中和し、さらに殺菌レベルの塩素濃度を確保するために、通常の水と比較して、より多くの塩素添加が必要です。中には10倍以上の塩素添加が必要な温泉もあります。

このような温泉に入浴することは、塩素殺菌されたプールに入るのと同等となり、プールでは髪が酸化され、脱色されることが知られているように、皮膚を酸化し、老化を促進する可能性を秘めています。

現在、日本全国一律、温泉が総“温水プール”化されようとしていますが、これは、温泉文化の自殺行為にも等しいと考えています。これまで述べてきたことから、ご推察いただけたかと思いますが、当研究室は特に温泉水の質を重要視した“良い温泉”を残す努力をしたいと思っています。
http://www.hosei.ac.jp/hosei/koho/zasshi/shosai/magazinehosei_25_text0.html

温泉水の酸化還元電位

温泉水が通常の水とかなり異なる酸化還元状態にあることはなんとなく予想されていましたが、実際の測定例は少なく、実態はよくわかりませんでした。最近になって温泉の療養効果と関係があるかもしれないという観点からの研究が行われるようになり、大河内(2002)などの論文にまとめられています。

下図ではその論文の挿入図から源泉湧出直後と貯湯直後の値をリライトしてのせてみました(青点)。赤線は大気下の通常水(水道や飲料水)のラインで、温泉は通常水よりも還元性を示すものが多いことがよくわかります。

なかには極端に還元性の値を示すものがあり、上の図と比較してみると、こういう温泉水には硫化水素が存在できて硫黄泉になっているものと思われます。
大河内の本論では温泉水の老化(エージング)について言及しており、源泉を放置した後のEh測定値は通常水とほとんど同じになってしまうことが明らかです。

このような状態だと硫化水素は存在できないので、単体硫黄(湯の花)として析出沈殿してしまうか、硫酸イオンに変わってしまうものと考えられます。多くても数10mg/kgくらいの硫化水素がまるごと硫酸イオンに変わってしまえば、それは普通の水とたいした違いはなくなってしまいますね。


図5-7-1-3 温泉水のpH-Ehの測定例 大河内(2002)より

最近は「マイナスイオン水」と称するものがヒット商品になっていて、ORPの数値がかくもマイナスであるという表示がされています。図の水の酸化・還元分解領域のライン(緑線)がpHによって傾いていることで明らかなように、ORPの数値(Eh)だけでは還元性の程度を表現できないのでこれは無意味です。
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/special/sience_of_hotspring/sience_of_hotspring_5-7-1.htm


温泉は湯元と湯船ではORP(酸化還元電位)値が大きく違う

これまで泉質に関しては温泉に含まれる成分のみが注目されたり、宣伝されたりしてきています.「○○温泉は○○が多く含まれているから○○に効果がある」などと言った話を何度も聞かされているのが私たち日本人です.

ところが、『鮮度』をうたい文句にしている温泉はほとんど存在しません.例えば「伊香保温泉」などは鉄分のために「赤茶けた」色をしています.有馬温泉の「黄金の湯」もその代表と言えるかもしれません.しかし、この鉄分を多く含む温泉が地上に湧出してきたときの色をご存知の方はどの位いらっしゃるでしょうか?

その多くの方は「考えたこともない」のではないでしょうか?

鉄分が多く、湯船のお湯が赤茶ける温泉も湧出してきたときは『無色か白濁色』なのです.

その後、空気中の酸素の影響を受け、鉄分が酸化し、赤色化するのです.

ですから、赤色化する前の温泉に入れば、身体は「還元」され、赤色化し、充分に酸化した温泉に入れば身体は「酸化」されることになるのです.

このことに気付いている「一般客」はほとんどいません.そのため、「赤茶けているから、鉄分が多く、貧血に効果あり」などと言われ、納得してしまうのです.

温泉も果実や野菜と同じように鮮度が大切です.採りたて、もぎたての野菜が還元傾向なのに、スーパーで販売されている野菜のほとんどが酸化傾向を示すのは承知の通りです.(参考資料)


湧出したての温泉のほとんどは「還元傾向」(ORPでマイナスを表示)を示します.(草津温泉の湯元は-83mv)

ところが、「引き湯」、「ため湯」、「廻し湯」となると「酸化傾向」(ORPでプラスを表示)を示すようになります.

「還元傾向」(ORPでマイナスを表示)のお湯に浸かれば身体は還元されます(参考資料)が、「酸化傾向」(ORPでプラスを表示)のお湯だと身体が酸化されることになります.

成分は同じなのに身体に与える影響には大きな違いがあることになります.

還元傾向温泉の見分け方、コツ;

自噴、揚泉・揚湯(ポンプアップ)地が近い.

加熱や加水、貯湯せずにそのまま湯船に入れ、掛け流している.

湧出口に一番近い浴槽.

塩素殺菌していない.

浴室に温泉成分を掲示している.
http://w-21.net/dron/water/orp/onsen/


いつごろに端を発したのか、温泉ブームは「塩素を使用した循環ろ過はもちろんのこと、加水や非加熱の“源泉掛け流し”が最上の温泉」という神話を生み出した。確かに温泉は、できれば何の作為もない 天然の状態がベストであることは確かである。塩素が添加されると温泉の本質的な特性である「還元性」も失われてしまう。

だが、「掛け流し」か「循環」であるかは、単に温泉の提供方法を表すシステムの話に過ぎず、温泉の湯の「品質」を表しているわけではない。「源泉掛け流し」神話は、加水や非加熱の“源泉掛け流し”でさえあれば、温泉として“最上”のものであると いう錯覚を植えつけてしまったのだ。

温泉は、昔から鮮度が大切であると言われてきた。大正から昭和にかけて活躍した温泉学者・西川義方 は「温泉の処女性を利用せよ」と生きた温泉の重要性を主張した。 環境省でも、かつては「温泉には老化現象が認められ、地中からゆう出した直後の新鮮な温泉が最も効用がある〜(以下略)」と“通知”を出したこともある。もちろん、現在の温泉 関係者に聞いても「温泉は新鮮さが大切」という答えは一様に返ってくるだろう。しかし、実際に客に提供する湯の鮮度についてまで気を配っている経営者は どれだけいるのだろうか。

温泉は地上にゆう出し、空気に触れた瞬間からエイジング(老化)が始まる。それは、温泉にとって避けることのできない宿命でもある。だからこそ、 湯の質を追及するのであれば、極力エイジングを抑えた状態、空気に触れない状態を保ったまま浴槽にお湯を導くことが大切なのである。もちろん、このことを熟知していて、鮮度を落とさないことに心血を注いでいる温泉経営者も少なからずいる。だが、 ほとんどの人は加水や加温(あくまでも合理的な)、温度管理に気を取られ、鮮度の重要性には気付いていない。

ここで一つの実例を提示しよう。

ある源泉はとても良好な硫黄泉であることが確認できた。
次に同源泉が注がれた浴槽を確認してみる。加水や加温はいっさい行われていない“掛け流し”浴槽であるが、 よく調べてみるとエイジングの度合いが80%を超えていた。

エアーリフトポンプによる揚湯や貯湯槽での滞留、配管、そして温度管理のための浴槽内循環といった管理手法のあり方などが背景にある。 硫黄泉でエイジング率が80%ということは、もはや硫黄泉としての資格は失われていると考えてよい。それでも、脱衣場に掲げてある温泉分析書には「硫黄泉」と書かれているので、入浴者は浴槽の温泉水は当然、硫黄泉だと信じて入浴するのである。

加水・非加熱、源泉掛け流しの施設において、こうした事例は珍しいことではない。ちなみに、同じ源泉を加水によって80%までエイジングを起こさせるには、熱いお湯を適温にするためとは比較にならない水量が必要になることは言うまでもない。
これまでの調べ(ORP、導電率、塩素イオンなどの変化)から、当所では20%前後の加水であれば、それほど大きな影響はもたらさないと考えている(もちろん、まったく変化がないわけではない。現実的な許容範囲として)。

たとえ同じ源泉を使っていても、設備や管理状況によっては、加水・非加熱の源泉掛け流し浴槽よりも、泉温を下げるために常識的な加水を行っている浴槽の方が、泉質が損なわれていない場合がある。そういうケースは決して珍しくはない。これが温泉の実際なのである。だからといって、加水を奨励しているわけではない。しかし、「加水した温泉は効かないからダメ、効くのは加水非加熱の掛け流しの温泉」という図式は、実は錯覚であるということがお分かりいただけたであろうか。
http://www.onsen-r.co.jp/release/nr040902/

私の一押し温泉は、日帰り温泉ですが、山梨県の恵林寺の近くにある、『はやぶさ温泉』です。 理由は、はやぶさ温泉での「酸化還元電位測定値ORP」は、

内風呂が、
湯船への源泉注ぎ口で、−70mV、
湯船で、−55mV。


露天風呂は、
源泉注ぎ口で、−70mV、
湯船で、+20mV。


内風呂と露天風呂の湯船のORPの差は、源泉の注ぎ込み量の差による。

露天風呂は、ぬるめにするため、湯量を少なくしているので、源泉の劣化のスピードがやや早い。

よくある、源泉の、引き湯、貯め湯、旅館などの廻し湯、加温、加水などは、湯船では、源泉が相当劣化してしまう。

温泉では、源泉が自然湧出であれ掘削動力揚湯であれ、湯船のORPが、概ね、+199mV以下であれば、還元力のある、いい温泉と言える。

健康、療養のために温泉を利用するのなら、このくらいの、いい温泉に入るのがよいだろうと思うのだ。アルカリ度は、ph9.9であり、強アルカリ性である。源泉からの注ぎ口も、シャワーも、すべて源泉で、そのまま飲用できる。

酸化還元電位測定値ORPとは、温泉の酸化(老化)の度合いを言っている。マイナスなら最高だが、まあプラスでも、+199mV以下くらいなら、還元力があって身体によいと言える。

そんな温泉、日本にも、めったに無いのだ。源泉で、−300mVというような、ふれこみの温泉に行ったが、湯船では、なんと+250mVだった。

先に述べたが、我々は湯船につかるのだから、そこの酸化還元電位測定値ORPを知りたいのである。源泉の、引き湯、貯め湯、旅館などの廻し湯、加温、加水などは、こういう傾向が強い。

もう、『源泉掛け流し』という言葉だけに、ごまかされたくない。

日本は、いたるところ、『ダマシのテクニックが』蔓延している。アソビならよいが、健康上の問題なのだから、きちんとした、正確な情報開示をして欲しいと思うのである。
http://www.meguruhon.com/hayano/content/25


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4. それでも、どうしても伊香保の湯に入ってみたいと言うなら


今の伊香保の旅館は

@ 「黄金の湯」の小間口権を持つ老舗旅館
A 小間口権者から「黄金の湯」を分湯して貰っている旅館
B 「黄金の湯」を分湯して貰えない負け組旅館
C 「黄金の湯」を使えるにも拘わらず落ちぶれた老舗旅館

の4つに分かれています。

しかし、小間口権者から「黄金の湯」を分湯して貰っている みすぼらしい小旅館であっても、湯元に近く、浴槽が小さければ非加熱掛け流しにできるので、お湯自体は小間口権を持つ老舗旅館の豪快掛け流し巨大浴場より遥かに良いのです。

また、宿泊料がべらぼうに高い超高級旅館のお湯があまり良くないのも不思議ですね。
伊香保で一番問題なのは負け組だけでなく勝ち組有名旅館の評判も良くない事ですね:

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63:名無しさん@いい湯だな

伊香保は、
@老舗で硫酸塩泉の源泉を優先的にとれる宿(石段周辺に立地)、
Aおこぼれをもらう宿、
B湧き水同然の温泉?の宿

がある。 渋川市のHPに宿単位で使用温泉、掛け流しの有無、清掃の有無など開示 されていて参考になる。Aの中には、掛け流しを売りにするが、7日間も風呂 の湯を入れ替えていないところがあることがわかる。まともな清潔感覚がある なら、循環させるべきだと思うが。


288 :名無しさん@いい湯だな:2009/10/29(木) 20:31:22 ID:T0WWKngO
伊香保の本物の温泉なんて全部の宿の湯船の総湯量の5%くらいだろ。 http://acetravel.info/onsen/1167173506.html

390 :gusoma@bero:2009/11/26(木) 21:40:33 ID:FlaRYSx1

超高級旅館と言っても超高級なのは値段だけ!
っか、超高級には似合わない3流旅館を渡り歩いて来た流れ者やアホ顔した地元の半端野郎ばかりを集めた超半端な経営者がヤってるんだから内容は所詮田舎の温泉宿だな。


396 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/29(日) 08:53:38 ID:qPMD/9N3
伊香保はボッタクリが多いから気をつけないといけない。


477 :名無しさん@いい湯だな:2010/02/27(土) 08:41:28 ID:eEgMoi3L
伊香保は2回行ったけど、値段ばかり高くてサービス悪いし食事はあからさまに手を抜いてるし風呂は大したことないし、もう2度と行かない。


436 :のぼせマン:2009/12/06(日) 00:39:11 ID:S7eFHqx/
従業員は囚人みたいなもんよ。法定賃金以下で働かせられてるし、とにかく金にケチ。潰れちまえばいいんだよ。まあ、俺が密告したら廃業だよ。


441 :名無しさん@いい湯だな:2009/12/09(水) 07:48:43 ID:UX7cNhaj
昔から温泉地なんてわけあり流れ者の吹き溜まりだからな。
まして日本最低の定評がある伊香保の従業員ときたら、そりゃあW

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手元に2000年7月31日号の日経ビジネス誌があり、「旅行者が国内観光地を”格付け”」という記事が載っているのですが....

その中で、日経産業消費研究所が1999年に全国のビジネスマン1000人を対象にした観光地人気度調査をまとめた結果が載っており(「行って良かった観光地」、「行って悪かった観光地」を質問し、加重集計してランキングにしてある)、

箱根、湯布院等のように「良かった」だけに出てくるところ、
鬼怒川、那須のように「良かった」「失望した」とどちらにも出てくるところ

とある一方、

伊香保は熱海や水上と並んで「失望した」にだけしか出てこなかったのだそうです。

まあ、伊香保は前々から「行って裏切られるところ」としても知られていたのですが....今改めて見ると、余計納得させられるものがあります。
http://blog.livedoor.jp/storemaster/archives/5720644.html

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A. たとえ伊香保であっても、こういう旅館だったら僕も泊まってみたい

@「黄金の湯」の小間口権を持つ老舗旅館
千明仁泉亭, 横手館,

A 小間口権者から「黄金の湯」を分湯して貰っている老舗旅館
処々や, かしはや旅館, 吉田屋旅館, 市川旅館, 有明館, 青山旅館

青山旅館

1) 千明仁泉亭

黄金の湯 非加熱 掛け流し

千明仁泉亭(ちぎらじんせんてい)は、源泉を非加熱大湯量で堪能!

千明仁泉亭も、室町時代創業の老舗旅館で、明治の文豪・徳冨蘆花が常宿としていたことでも広く知られています。大きな内湯も良いのですが湯気で写真が撮れませんでした。よって、別の場所にある小浴場付きの露天風呂を紹介します。

千明仁泉亭のお湯は少し温め。ここでは源泉を一切加熱しないで使用しているのです。
湯元から石段街沿いに湯を引いて来れば当然お湯は温くなります。それを加熱しないで済むのは、湯量が極めて豊富な為です。また、硫酸塩泉は血行を促進し温まる泉質と言われるので、温めの湯に浸かった方が本来の良さが分かり易いのです。温い湯は健康にも良いと言われ、まさに理に適った湯の扱いといえます。

冬の露天風呂は日中に湯を入れ替えているのか、夕方までなかなか温度が上がらないようです。私が行った時も少し温めでした。それでも、源泉非加熱で掛け流しにしているのを見て、千明仁泉亭の老舗宿としての誇り高いポリシーを見た気がして感動しました。
http://202.222.92.201/travel/meito/closeup/CU20060302A/index2.htm#chigira

その石段街そばに佇む「千明仁泉亭」は、明治・大正時代に活躍した文豪・徳冨蘆花(1868年〜1927年)ゆかりの宿でもある。この宿で執筆した小説「不如帰」は、伊香保温泉を舞台に日清戦争によって愛する夫と、結核により引き裂かれた浪子の悲恋が描かれたもの。

その後も蘆花は伊香保、特にこの「千明仁泉亭」をいたく気に入り常宿とし、さらにはここで亡くなった。

「上州伊香保千明の三階の障子開きて、夕景色をながむる婦人。」・・・「不如帰」の冒頭の一節だが、この「千明の三階」とは「千明仁泉亭」の部屋のことだ。改築とともに蘆花が過ごした部屋はもうないが、客室全室に「不如帰」の文庫本が置かれ、当時の面影に想いを馳せることができる。また、フロントには、小説「富士」完成の喜びを知らせる徳冨蘆花から先代当主に宛てた手紙が展示されていた。

さらに、歌人・与謝野晶子も宿を訪れ、「伊香保山 雨に千明の傘さして 行けども時の帰るものかな」と詠んだ。なお、文豪・谷崎潤一郎、国際的に活躍した教育者でもあり農政学者でもある、新渡戸稲造も訪れている。

この宿の本館は大正、昭和の時代の3階建て木造建築。エントランスは老舗の風格を感じさせる。そのエントランス左には、生き生きとした鶴が五羽描かれた神右ヱ門窯作「染付鶴絵」の四尺大皿が出迎えてくれた。「千明仁泉亭」の意匠にもなっている鶴は、第20代鶴吉氏に敬意を表してのものだという。

さらに、エントランス右には近代日本画の巨匠、川合玉堂の掛軸「榛名湖 秋色」が展示されていた。これも「千明仁泉亭」のために描かれた二福が飾られている。玉堂は日本の自然をこよなく愛し、墨や線の表現に特徴がある。

「千明仁泉亭」は、伊香保温泉の源泉保有量で言えば御三家のひとつ。伊香保温泉といえども、循環せず、すべてのお風呂が源泉100%掛け流しにしているところは数少ない。そんなお湯自慢の宿なのである。その豊富な温泉は伊香保温泉の代名詞「黄金(こがね)」の湯。この極上の湯が、館内すべての湯舟に掛け流しさせているのだ。

まず、男女別大浴場「仁乃湯」(めぐみのゆ)は、この宿のシンボル的な大浴場。「黄金(こがね)の湯」を贅沢に掛け流ししているお風呂で、一見普通の湯舟に見えるが、実は浴槽の深さが1mもあるのだ。温泉プールとも言っていいものだ。

もうひとつの男女別大浴場「滝湯」は、レトロ感漂う雰囲気。お風呂の名前通り、滝のように「黄金の湯」が湯舟に落ちてくる。

男女別の露天風呂は「仁乃湯」「滝湯」とは別の場所にある。露天風呂付き客室棟「鶴の居」の隣に位置する。露天風呂も、もちろん「黄金の湯」100%掛け流し。お風呂からは小野子山はじめ、上州の山々を見渡せる。
http://www.kashikiri-onsen.com/kantou/gunma/ikaho/tigira.html

千明仁泉亭は木造3階建ての老舗で、湯の量が豊富に使われていて素晴らしい。内湯のうち滝の湯はレトロな意匠で気に入った。また大浴場が凄い、深さ1mの大きな浴槽で圧倒的な湯量を感じる。斜面なので景観の良い露天風呂もある。全て掛け流しで良かった。
http://allabout.co.jp/Ad/201104/1/product/201104.htm?NLV=NL000114-120

「千明仁泉亭」は、「小間口権利者組合」に入っている。現在旅館では9軒の所有者が、何百年もの歴史を刻む茶褐色の「黄金(こがね)の湯」を守るべく、厳しい適正使用を定め「小間口権利者組合」を形成しているのだ。

その9軒の旅館の中でも、宿泊客一人当たりの源泉量が一番多いと言われているのが「千明仁泉亭」なのである。 ちなみに、「千明仁泉亭」はどこの旅館にも分湯はしていない。

「千明仁泉亭」は毎分4000リットルの「黄金の湯」のうち、10%以上の権利を持つため、単純計算で毎分400リットルを使用していることになる。

専門家によると、源泉掛け流しは宿泊客一人当たり毎分1リットルの温泉があれば源泉掛け流しができると言われ、「千明仁泉亭」はその点、収容人数150名の宿だから、毎分400リットルというのは、充分すぎるほどの温泉量と思われる。
http://www.kashikiri-onsen.com/kantou/gunma/ikaho/tigira.html

予算がひとり¥20000であれば、かなり贅沢できるので、千明仁泉亭をお薦めします。

 平日16,000円〜 休前日22,000円〜 木造3階 30室

500年の歴史ある宿で、改装しながらも創業当時の風情を保っています。豪華さに
はしりやすい伊香保の大旅館のなかでは、虚飾を廃した簡素でセンスある館内はた
いへん落ち着きます。石段街の宿のなかでは源泉供給量が最も多く、湯量たっぷり
の大きな掛け流しのお風呂はお湯がとても新鮮です。露天風呂からの眺望も良いです。
部屋数がわりと少ないので、休前日の予約は難しいかもしれません。
http://www.asahi-net.or.jp/~UE3T-CB/bbs/bbs02/bbs020501_0510.htm


せっかくのいいお湯が... (千明仁泉亭) 群馬温泉さん [入浴日: 2004年11月14日]

お湯は伊香保のこがねの湯がたっぷりで最高です。近隣の宿で使われている湯より更に濃厚な感じがします。

老舗の中規模な旅館なので仕方がないと思いますが立寄りでの利用は配慮されておらず内湯と露天は別の場所なので一度に入ることはできません。やはり宿泊して楽しむところだと思いました。

また本来従業員の人たちの休憩時間帯なのでやる気の無さを感じ、老舗旅館ならではの、お客様を迎えるといった姿勢が感じられず寂しい気持ちで帰ってきました。宿泊で来る気持ちも無くなってしましました。きちんとしたもてなしが出来ないようなら外来利用はやめた方がいいと思います。

http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen001293/1.htm

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2) 横手館

月光の湯: 黄金の湯 加温 掛け流し
折鶴の湯: 黄金の湯 加温 掛け流し
http://www.yokotekan.com/hot_spring.html#block04


伊香保温泉に温泉旅館は数あれど建物の美しさで言えば「横手館」は目を見張るものがある。http://japandeep.info/20090812/200600.html


癒しの旅館(横手館) メエメエさん [入浴日: 2006年2月21日 ]

老舗の旅館に泊まりたくて「横手館」に決めました。

古い建物ということですが綺麗に磨かれた床や窓に本物の旅館を感じます。木造なので廊下を歩くとミシミシしたり部屋にいて上の部屋の音が少し聞こえるなどありますが、食事も部屋でゆっくり食べられるし、田舎のおばあちゃんちに泊まってる感じがして横手館にして良かったです。

そんな気分を味わいたい方には是非おすすめな旅館です。


木のぬくもりに感激 (横手館) まりなさん [入浴日:2006年1月17日]

珍しい木造建築の宿です。磨かれた廊下、笑顔の素敵な大女将、黄金色のお湯、小さいながらも木の芳しい貸切風呂・・・。

有名な石段や榛名神社もすぐそばにあります。温泉饅頭を食べながらお散歩してみては如何でしょうか。ここは古くからの宿ですので、上の階や隣のお部屋の音は多少しますがそれもご愛嬌。(気になる方やお子様がいる方は是非新館をお勧めします。)
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen006157/1.htm

本館に宿泊しました。とても趣のある部屋で感動しました。夜、飾りのついた障子に影ができるとさらに素晴らしく、感激です。

さらに、客室係の方の対応がとても丁寧で感激しました。丁寧な言葉使い、目くばせ、細やかな気配りと素晴らしかったです。特に手書きの手紙には感激しました。
お風呂も源泉でお湯が良く、夕食・朝食もちょうど良い量で良かったです。また、伊香保に行く機会があれば宿泊したいと思います。投稿日:2009/04/20

http://ホテルの口コミ.com/%E4%BC%8A%E9%A6%99%E4%BF%9D%E6%B8%A9%E6%B3%89-%E6%A8%AA%E6%89%8B%E9%A4%A8

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3) 処々や 政五郎の湯

黄金の湯 非加熱 掛け流し

今まで何故か避けていた伊香保温泉。るるぶやじゃらんの影響か、部屋付き露天風呂の
お宿とかばかりがクローズアップされて、お湯を大切にしない歓楽温泉街と言うイメージが強く、来る気がしなかったのです。

でも、色々と調べる中で、伊香保にも私好みの所があると知り、行ってみました。

まず最初の1軒目は、有名な石段街を登りきった所にある伊香保焼き(たこ焼き)のお店。店頭でたこ焼きを売っており、内部は「睦庵」と言うお蕎麦屋さんで、座敷に上がって頂く事が出来ます。

まぁ、それだけならば、観光地でよく見かけるお店でしか無いのですが、
なんとココで立ち寄り入浴が出来るのです。しかも、入浴料は、食事をすればタダと言うから嬉しい限り!

何故たこ焼き&蕎麦のお店に温泉が引かれているかと言うと、ここは古くは「叶屋旅館」として温泉宿を営業していたそうなのです。ただ、施設が古くなった事と、少し離れた場所に、自前のケーブルカーまである超立派な「景風流の宿かのうや」が完成したので、お宿としての役目を終え、改装した後に現在の「処々や」になったのだとか。

お蕎麦屋さんの中に入ると、お出迎えしてくれたのは、とても気さくな女将さん。お風呂に入りたいと告げると、「あら!いいわよ〜!先に食べてから入る?入ってから食べる?」と仰る。

先にお風呂をお願いすると、「コッチです〜!」と、陽気に案内。趣ある店内にある、怪しげなドアを開けると、なんとそこは浴室。

店内は雰囲気良くてお洒落なのですが、ココだけ雰囲気が違います。なんか、ジモ専のような雰囲気です。

脱衣所はウナギの寝床みたいな、手狭な物。入って最初の脱衣所が男性用。
女性用はその奥にありますが、利用するには男性用を通過しなければいけない仕組み。お風呂はちゃんと男女別に別れています。

女将さん、「こっち男用ね!」「奥は女性の方のお風呂です〜!」と、一通り説明して、最後に、「別に他にお客さん入れないから、好きな方入っちゃって!」
「ごゆっくり〜!」と言って出て行かれました。
なんか、とても楽しそうにお仕事をされていて、素敵な方です。

さて、そのお風呂。小さな男湯と、さらに小さな女湯。伊香保にこんなマニアックなお湯があったのかと、思わず絶句してしまいます。
「お洒落な浴衣でカレのハートをゲット♪」「憧れの部屋付き露天風呂」などと言う、伊香保のイメージが音を立てて崩れ去りました。

お湯は黄土色に濁る、敢えて言葉を悪く表現すると「泥水」のような感じの物です。るるぶ&じゃらんを片手に、カレとお洒落に石段街を散策したい女性が見たら、悲鳴を上げてしまいそうです。しかし、これが本来の伊香保のお湯。温泉好きには、この手付かずでピュアなお湯が有難い事この上無いのです!

早速入ってみましょう。お湯は意外と温めで、41度くらい。ずっと浸かったままで入れる温度です。見た目に狭い湯船ですが、浴槽は思いの他深く、お尻を少し浮かせて入る体勢になります。

お湯は泥臭い金気臭。以前石段の湯に入った事がありますが、それと比べると、全く別源泉と言っても過言では無いほどに、個性的で、エグいです。

湯口は湯船の奥、小さな窓状の小部屋(?)にありました。打たせ湯のように、高い所からドボドボと注がれています。お湯を口に含んで見ると、実に不味い。エグい金気味がして、飲泉に抵抗が無い私でも吐き出したくなってしまう程の味です。

ちなみにこの小部屋は、男女湯両方と繋がっており、身を屈めて通れば、お湯に浸かったまま男女湯を行き来出来ます。
女性にとっては、覗かれてしまうのでは無いかと、少し不安になる作りですが、今では貸切で利用しているみたいですし、問題ありません。

それにしても、凄い浴室です。一体いつまでココが旅館として使用されていたのかは不明ですが、今の「かのうや」さんからは、全く想像も付かない、クラシック過ぎる浴室でした。

浴後、2階のお座敷でお蕎麦と伊香保焼き(たこ焼き)を頂きました。
たこ焼きは外がカリっとしていて、中はクリーミー! 6個で400円です。高からず安からずの観光地価格ですが、石段街散策の際にフラリと軒先で食べるには良さそう!

お蕎麦は、細麺で上品な物です。大盛りを注文したのですが、見た目が少ないです。でも、麺が細い為にギッシリ詰まっており、食後は満腹になりました。
お味は、上品な蕎麦の香りを喉越しよく頂ける、なかなか美味しい物です。私の理想は、ガッツリと野性的な蕎麦の香りを、ゴワゴワに硬い太麺で頂く、山形蕎麦なのですが、それから比べると対極のようなお蕎麦。でも、良い物は良いって事で、しっかり美味しく頂けました。

私の中で「るるぶ&じゃらん系」と決めてかかっていた伊香保温泉の株が、一気にストップ高まで急騰した、実に素晴らしく、かつ、マニアックな一湯でした。
http://jake.cc/


処々や 政五郎の湯

処々(ここ)や〜の隣にある小満口観覧所
源泉から各旅館に引かれているお湯の流れが見られます
政五郎の湯もここから直接引いるそうです

かのうや創業者の名前をつけちゃいました
湯樋の中でも本線から引湯しているので無添加(温度も成分も)の源泉です
〜と言うことです

1階の階段の上り口に浴室が有りました

手前が男湯〜奥が女湯に

脱衣所はかなりこじんまりしています


こちらは女湯
男湯の半分くらいかな
奥の打たせ湯のような湯口が男湯とつながっています

男湯〜本日の1番湯で誰も入ってないときの湯の色
入って〜底の湯花がブレンドされたときの色の違いはこんな感じです
良い感じの媚感〜共同浴場風です

水道の蛇口が1つ有るだけです
浴槽が深いです
176cmの私が底に座ると〜目の高さほど有ります
側面に腰掛けるような段差がありますが〜
狭い幅で通常の半分以下かな

温度は調節無しの投入〜この日は37度でした
長く居たくなる湯です
気にいった湯は〜長湯に自然になりますね

男湯から見た〜滝投入
女湯から見た〜滝投入
ここがつながっています
ここの狭いスペース入って〜打たせ湯のようにしながら入るのが極上の心地
伊香保は7ヶ所ほど入りましたが〜私的にはここの湯が1番合います
http://blogs.yahoo.co.jp/sepia46492001/52630643.html

伊香保の石段街を上がった先にあるたこやき屋さん。以前は温泉宿だったらしく今でも温泉浴室は健在で、立寄り利用も可能。ホントは御蕎麦を食したかったのですが、食事は14時頃までと言う。

浴室には一つの浴槽を二つに仕切って男女に分けて利用している印象を受ける。女湯脱衣所には男湯脱衣所を通っていかなければなりません。4-5人サイズの古めかしい小タイル張りの浴槽が一つあります。湯口は女湯と共同の造りです。湯に浸かる前は緑茶色濁りですが、入浴後には湯が撹拌されて赤茶色?オレンジ色というべきかの湯色に変色して楽しいです。金気サビ臭味、ギチギチ感のお湯は41℃で当然掛け流しです。ただ、浴槽が深めに造られているのには注意です。
(08年5月)

伊香保温泉の中心部に建つお店です。この辺りはお土産物や飲食店が並び、伊香保温泉街の中でも特に賑わいのある所ではないでしょうか。このお店は、正面から見ると「たこ焼き屋さん」、店舗内に入ると「蕎麦屋さん」といった造りで、以前は旅館もやっていたのかもしれません。その店内にある、こぢんまりとした浴室を立寄りにも開放されています。

浴室は男女別に内湯がひとつづつ。元々は丸い感じの浴槽を二つに仕切った感があります。女性側には1〜2サイズの扇形タイル浴槽がひとつ。薄黄土濁りの湯が溢れ、大きく掻き混ぜると、アッという間に濃い茶色になります。ややぬるめの湯は、見たまんまのギッチギチの鉄の湯。掻き混ぜてもなお、浴槽底には鉄錆色の湯花が沈殿しています。口に含むと雑味のない鉄味。

また、女性浴槽の三分の一程が小部屋のようになっていて、中には滝のように投入される源泉があり、その湯道は析出物により、ちょっとした見ごたえあるオブジェのようになっています。ただし、この中は薄暗く、コウモリでも住んでいそうでチョット怖い。

伊香保本泉を良い状態で、そして小さい浴槽で楽しめる、マニア向けの一湯と思います。(08年5月)
http://www.geocities.jp/oyu_web/t1602.html


たこ焼き屋さんの奥にある温泉 (処々や) 温泉たま子さん [入浴日: 2010年1月16日]

伊香保温泉の階段街の中腹にあります。
お店はテイクアウト型のたこ焼き屋さん。温泉の看板なんて出ていないけど、そんなお店の奥に源泉かけ流しの温泉があります。

たこ焼きを焼いている愛想の良い奥さんに声をかけて入れてもらいました。
「ぬるいからゆっくり温まってね」と、いい笑顔でした。

一応男女別の内湯が1つずつありますが、女湯の脱衣所に行くには男湯の脱衣所の中を通らなければならないし、浴室の奥の壁には大人が一人通れるくらいの穴(?)が開いていて、男女の内湯が繋がっています。
当然丸見え。まぁ混浴の部類に入るでしょうね☆
奥さんもそれを汲んでか、「お客さんたち以外は入れないから」ということで最初から最後まで貸切でした。 雰囲気は古い共同浴場みたいな感じで、こじんまりとしていて昼間でも暗いです。
シャワー、シャンプー、カラン全てなし。

お湯は伊香保特有の鉄分を多く含んだお湯で、浴槽に入ると下に溜まった鉱物が舞い上がり、2cmお湯に手を入れたらもう見えないくらいです。
赤茶色のお湯で、湯上りに体をふいたタオルが真っ赤になってしまいました。

けっこうディープ。私は嫌いではないな(^^)
でも熱めのお湯が好きなので、私には少しぬるかったです。
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen008911/1.htm


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4)かしはや旅館

黄金の湯 非加熱 掛け流し

「処々や」で立ち寄り湯をして、石段街を散策しながら歩く事に。すると、処々やからすぐの所に一軒のお宿を発見。「かしはや旅館」さんだそうです。

なんと言うか・・・ これまた、私が思い描いていたお洒落なるるぶ&じゃらん系の伊香保とは全く異なる、実に鄙びていて、素朴なお宿です。
外から中を覗いてみましたが、やっているのだかやっていないのだか、全く分かりません。でも、それがまた実にそそられます。

とりあえず中に入ってみました。内部はまるで民家のような、とても狭い作りで、人と人がすれ違うには、譲り合わないと通れないような作りです。

「ごめんくださーい!」と、呼ぶと、玄関脇で初老の女将さんがお茶を飲んでいらっしゃいました。「はい、何でしょう!?」と、とても元気な女将さん。私が「すみません、立ち寄りで、お風呂だけなのですが、良いですか?」と、恐る恐るお伺いすると、「あ、お風呂!?あぁ、どうぞどうぞ!上がって上がって!」と、これ以上無いほどに感じよく快諾!

「あらぁ、どこから来たの!?」「タオルある?」「お風呂はその奥よ!」「バスタオル出すからね」「あ、これ手ぬぐい。あげるから使って!」と、宿泊客でも無いのに、これでもかと言うほどの猛烈歓迎ぶりです。

私が「お金は・・・?」と聞くと、「500円!」との事。お渡しすると、深々と頭を下げて受け取って下さいました。なんだか、こちらが恐縮してしまいます。

お風呂は内湯がひとつあるだけで、貸切で利用するみたいです。「入浴中にしとくから、ゆっくりしてって!」との事です。


さて、そのお風呂。見た瞬間に身震いしました。狭いっ!一般家庭のお風呂だと考えれば結構大きい部類なのでしょうが、旅館のお風呂だと言われると、実に小さい。

でも、この造りは、泉質重視な私にとっては、背筋が凍りつく程に素晴らしい物です。

早速入ってみました。身を沈めると、沈めた分だけ、ザバーっと気持ちよくお湯が溢れます。

42度程の適温で、長時間でもじっくりお湯の中に浸かっている事が出来ます。肌触りはシットリとする物で、強い金気臭。暫く誰も入って居なかったのでしょうか、お湯の表面には結晶状の湯花が舞っていましたが、溢れたタイミングですっかり無くなってしまいました。

当然、循環などはしていません。源泉そのまま、一切手が加えられていない生のお湯です。

ひょうたん型の湯口からは、ドボドボと新湯が投入されています。口に含むと実に不味い!

浴槽内のお湯は、鮮度抜群ですが、濃厚過ぎる感じで、茶色い湯花が無数に舞います。

持参のタオルがすっかり茶色く変色してしまいました。
温めですが、暫く浸かっていると、体が芯から温まり、汗が止まらなくなります。

「処々や」に引き続き、こんな素晴らしいお湯使いをする宿が、石段街にあったなんてっ!

伊香保を避けていた自分自身の未熟さを反省すると共に、処々やに続いて、
私の中の伊香保株がストップ高で急騰しました。

30分ほどゆっくりした後出ると、女将さんが「あらぁ、もう出たの!?」「ちょっと待って、今お茶を入れるからね!」との事。でも、はしご湯で他にも色々と行きたかった私は、お茶を辞退。すると女将さん、「また立ち寄ってねぇ!」と、とても感じよく見送りして下さいました。
この女将さんと時間を気にせずお話したいなぁ。

聞けば、宿泊は8000円からとの事です。石段街の一等地でこの金額は嬉しい!私が、「次回は是非泊まりにきます!」と言うと、女将さん、連絡先だと言って、ライターを下さいました。

まだまだあるのですね、こう言う、人と人が触れ合える、素晴らしいお宿。
ただお風呂で立ち寄っただけなのに、まるで親戚の家に来たかのような、暖かいおもてなしと、真心こもったサービス。

また、湯使いが堪らなく良いです!おそらくですが、伊香保の本泉を、一切手を加えず、鮮度良く、一番理想的な状態で使用している施設(ジモ専以外)が、ココなのでは無いでしょうか。

今度は是非とも泊まりで利用し、女将さんと心いくまで会話して、お湯を時間忘れて堪能したいと思いました。


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2009年 3月 19日 − 再訪&宿泊

素泊まりで利用しました。一泊5000円です。

友人合わせて4人で宿泊したのですが、3階部分を丸ごと貸切で利用させて頂けました。広々と使えてとても気持ち良いです!
石段街を見下ろす事が出来る御部屋も素敵です!

お湯は相変わらずの、素晴らしい物です。小さな湯船に、ドバドバ掛け流し。

内湯がひとつしか無く、男女入れ替わって利用しなければならないのですが、この鮮度の良さを考えれば、それはデメリットではありません。

滞在中、何度となくお風呂に浸かり、伊香保の黄金の湯をベストな状態で存分に堪能しました。

ココには、また泊まりに来たいです!
http://jake.cc/onsen/gunma/ikaho-kasiwaya/ikaho-kasiwaya.html

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5)「吉田屋旅館」

 黄金の湯 非加熱 掛け流し

石段からちょっと入ったところにある小規模の旅館です。お風呂は内湯×1があります。4人ぐらいが入れる小さな浴槽がぽつんとあります。

浴室の雰囲気がとても良いです。どこか東北の湯治場・共同浴場を思わせる佇まいで嬉しくなります。

お湯は源泉がそのまま浴槽に注いでいます。男湯と女湯の仕切りに源泉が注いでおり、打たせ湯としても利用できるようです。ただ水圧はあまり強くはありませんでした。

お湯は「伊香保露天風呂」よりは鮮度が落ちますが、引き湯のせいかまろやか感が増してきており、逆に濃い感じすらします。

ちょうど長湯できる湯加減で心地よく浸かれます。赤い湯花も舞っています。浴後のポカポカ感はかなりのものがあります。5000円から宿泊できるらしいです。(2000/07/01/AM10:30)
http://kumaken.3.pro.tok2.com/onsen/gunma/ikaho_yosida.html


中に入ると、ご主人が出てこられました。「お風呂をお借りしたいのですが」と言うと、快くOKして下さいました。ではお邪魔しますと、上がろうとすると、一旦外へ出て勝手口の方に回って下さいとの事です。あれ?何で?一瞬状況が飲み込めないままに、言われた通りに従う。すると、どう見ても路地裏、隣の建物と建物の間の場所に、男女別の浴場入口があるではありませんか。

この造りは、まるで共同浴場。それも、人目を避けるようにひっそりと佇む、ジモ専です。
「こっちが男湯」「女湯は奥だよ」と、説明して下さるご主人。私が思わず「共同浴場のような造りですね!」と言うと、ご主人、「ココには地元の人も入りにくるからね」と仰いました。

旅館のお風呂と言うより、これは、完全に共同浴場で、そこを宿泊客に開放していると言った方が正解のようです。

ちなみに旅館と繋がっており、中から出入りする事も可能ですが、その場合、女性用脱衣所へ行くには一旦男性用脱衣所を通過する必要があります。

さて、浴室はと言うと、脱衣所のドアを開けた瞬間に身震いしました。
素晴らしすぎるのです!
本当に共同浴場そのままの造りをしています。洗い場の板張りが実に見事で、共同浴場の雰囲気を過剰と言って良い程に演出しています。
長い年月使われ続けていたであろう、年季が、視界に入ってくる全てから伝わってきます。

お湯は勿論、伊香保の黄金の湯。黄土色に濁ったお湯が張られています。
完全に掛け流しのようで、少しぬるめの40度くらい。じっくり入っていられる事が出来ます。
直前に寄った「かしはや旅館」に比べると、少しだけお湯が薄く感じます。
まさか加水はされていないと思いますので、おそらく湯船の大きさによる鮮度の違いだと思います。

ドボドボとお湯が注がれる音がしますが、湯口が見当たりません。気になって浴室を見渡すと、湯船の一角に怪しげな扉を発見。
開けてみると、なんと、その先は小部屋のようになっており、打たせ湯のように高い位置から源泉が注がれていました。
女湯側からも同様に繋がっており、行き来が出来てしまう、面白い造りです。
「処々や」さんと同じような造りをしている事から、伊香保独特の給湯方式か、同じ建築家による設計なのかも知れませんね!

私が勝手に描いていたイメージから、あまり関心の無かった伊香保温泉。
ココのジモ専チックなアプローチには参りました。お陰で、私の中での伊香保株がまたして
もストップ高で急騰しました!
今回、「処々や」「かしはや」そしてここ「吉田屋旅館」と、3軒立て続けに素晴らしいお風呂
に入ったせいで、伊香保の事が大好きになってしまいました。
http://jake.cc/onsen/gunma/ikaho-yoshidaya/ikaho-yoshidaya.html

伊香保温泉の石段街の途中から細い路地に入った所にある明治20年創業の旅館です。
ご主人は優しく気さくな感じの方で、入浴を快諾して頂けました。老舗の堅苦しさはなく、アットホームな雰囲気が良いです。

外観は比較的新しいですが、「伊香保最古の内湯」というだけあって、浴室はかなりシブいです。
 
浴室ののれんには「男湯」と「女湯」両方が書かれています。扉を開けると そこは男湯の脱衣所で、突き当たりには もう1つ扉があります。その扉の向こうは女湯の脱衣所になっています。男湯の脱衣所を通り抜けないと 女湯に入る時ができない仕組みになっています。石段の上にある「処々や(旧叶屋旅館)」と同じ造りですな。
  
激シブの浴室は床が木製スノコ状で、湯で赤褐色に染まった3人くらい用のコンクリート浴槽が1つあります。お湯は茶褐色濁(透明度30cm),弱い金気臭味,弱いエグ味があり、さら+弱キシとした浴感がありました。

浴槽内の柱の影にあった扉をそっと開けてみると、ダバダバダバと大きな音を立てて湯口から大量のお湯が注がれていました。(男湯からも扉が開くので、他にお客さんがいなければ半混浴状態で入浴できますな。)

湯口の上の天井には穴があり、湯気抜きの役割もしているようです。40℃とやや温めのお湯ですが、大量掛け流しのお湯はやはり気持ちが良いです。

やはり「処々や(旧叶屋旅館)」と共通点が多い気がします。

・男性用脱衣所の奥に 女性用脱衣所がある

・浴槽が深い

・本線(黄金の湯)源泉を使用している。

・男女浴室の区切り壁に、色付きアクリル板が使われており、ゲロ渋モダン。

・男女の浴槽が奥でつながっており、その間に滝状の湯口がある。

これが古式ゆかしい伊香保スタイルのお風呂なのでしょうかね?

湯量は「吉田屋」の方が多く、鮮度が良い感じがしましたが、「処々や」の方が炭酸味があり 金気臭味がやや強い印象があります。石段の上の方が源泉に近いからでしょうかね。
http://yogozansu.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-663f.html

黄金の湯(こがねのゆ)が引かれ加温などの調節無しで〜浸かれる数少ない所です
伊香保 黄金の湯 小間口からの湯が楽しめます

古い分析表は細かい数値は変わっているでしょう
何本かの源泉の混合ですが〜出が悪くなり掘りなをしたりしていますから

のれんの先にはこじんまりとした脱衣所
この脱衣所は男性用でその先に女性用の脱衣所が
〜つまり女性用脱衣所は男性用を通る形に
先月入ったここの近くの「処々や 政五郎の湯」も同じような感じでした
それぞれの脱衣所には外から直接入れるドア付いていました

浴室から見た脱衣所
キレイになっています
女湯〜左右対称な作りに

男湯〜
3人ほど入れる大きさで〜1辺に腰掛けられる段差があります
ここもやや深めな浴槽で私の口の辺りまできます
浴槽はコーティングされキレイな色になっていますがコンクリート製だと思います

「処々や 政五郎の湯」よりも沈んでかき混ぜた時にまう湯の花の量は少ないです

小さな扉を開けると湯口があります
女性用と共通でそちら側にも扉があります

「処々や 政五郎の湯」も同じような作りに以前は扉が有ったのかな

こちらの湯口の部屋の方が少し狭め〜でも中に入れる大きさ
湯口の位置が低めなので打たせ湯効果は低いですが

この季節には温めです
30分位浸かっていると〜温まってきます
こじんまりとして〜媚びてはいますがキレイになっていて
落ち着く浴室〜良い湯です
http://blogs.yahoo.co.jp/sepia46492001/53184204.html

石段街近くにひっそりと建つ湯治宿のような「吉田屋旅館」。立寄り可否が不明だったが寄ってみたら「どうぞ」と、年配の女将さん。帳場から廊下を進んだ突き当たりに浴室があった。男女別の小さな内湯が一つずつある浴室構成。利用源泉は伊香保の本線(混合泉)を引き湯している。利用状況によると全ての項目で該当なし、の表示。加温せざるをえないお宿が多いなか、非加熱掛け流しは貴重な存在であると思う。

コンクリ製の二人サイズの小じんまりした浴槽は、フチなどが赤茶の析出物でコテコテ状態になっている。浴槽端っこには扉があり、開けてみると湯口があった。男女共通の湯口となっていて、41℃の源泉を30L/min弱ほど落とし込んでいる。浴槽は40℃で源泉温度とほぼ同じ。薄黄土色濁りにキシキシ浴感。湯口では弱金気に甘味、薄塩味。非加熱の源泉を十分に掛け流しており、とても気に入った。女将さんご自慢の温泉というのが、お話をお伺いしてよく分かる。湯上り後にロビーにてコーヒーでも、とお声でしたが夕方も過ぎていたので遠慮した。(07年7月)

伊香保温泉の石段近くにあるこぢんまりとした温泉宿です。ちょっと湯治宿風情の鄙び系。立寄り可能かどうかわからぬまま飛び込み訪問してみましたが、女将さんが快く迎え入れてくださいました。

館内には男女別内湯がひとつづつ。それぞれ1人(つめて2人)サイズのこぢんまりとしたL型浴槽がひとつあり、中央でひとつに繋がっています。男女の仕切り部分には小さな扉があり、開けてみると中が湯口となっていました。

ドカドカと打たせのように投入される湯は金気臭プ〜ンの無色透明、浴槽内で黄土濁り、40℃という夏場に嬉しい湯温となっています。小浴槽に贅沢な掛け流し、キシキシとした肌触りがあり、口に含むと鉄+重曹甘味がします。予備知識なく飛び込み訪問したお宿でしたが、伊香保の本泉を非加熱で存分に楽しむ事ができました。(07年7月)
http://www.geocities.jp/oyu_web/t1498.html


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6) 市川旅館 (晴観荘本館?)

 黄金の湯 非加熱 掛け流し
http://www.jalan.net/uw/uwp3700/uww3701.do?yadNo=314622&idx=30


玄関入ると先ずは宿のご主人自ら活けられたという花が迎えてくれる。
落ち着いた色調で古き良き日本の雰囲気を醸し出しつつ、どことなしに凄く可愛いらしくまとめられた玄関見ただけで既にノックアウト。
あまりに好みだったので、浴後お願いしてお部屋を見せていただき、再訪を約束した。
いまだ果せずにいるけど、いずれ必ずと心に決めてる。

お風呂は階段降りたとこにあった。
脱衣所入り口前にかけられてる暖簾がなんか可愛いかも。
脱衣所はこじんまりしてるけど、清掃が行き届き気持ち良い。
ココには鏡台も置いてあって、チョット面白い雰囲気だった。

コンクリうちっぱの半円形みたいな湯船で、手前洗い場が木の床にしてある。
湯船内に満たされてる湯は、今日浸かった中では1番湯色が濃い。

これは湯抜き清掃からの時間経過や、湯の投入量など、様々な原因があるのだろうけど、タオルがうっすらサビ色に染まるほどだった。

加温せずに使用されているので、30分以上浸かったままでも全然バクバクしない程度の湯温で長湯向き。練れた感じはするんだけど、新鮮味を感じないというのでもなくて、私はココでザコザコだけが気持ち良いんじゃないんだぁ〜・・・、などと初めて思わされた貴重な体験をした。
濃い感じなんだけど、ベタつく訳じゃなくて、思ってたよりサラッとした湯ざわり。

引かれてきた湯がまんま湯船に注がれてるようなシンプルさ。
湯量は少なめだけど、湯口周りの染まり方が見事。
良く見るとツブツブとした析出もあって、時間を経てきた湯口だけの魅力がある。
湯船縁も良い感じにお湯成分がコテッとしてる(左)。
こんな風にお化粧するまでにはそ〜と〜の時間が必要だったと思うと、微妙なグラデーションとかがスンゴク綺麗に見えちゃう。

透明度は、湯面近くにもって来ても指先以外は見えにくくなる程度で、湯色も鮮やかなオレンジっぽいサビサビ色(右)。湯船の小さいのも明るすぎないのも妙に落ち着けちゃう原因かもしんないけど、湯に浸かったままこの浴室の雰囲気を存分に楽しませていただいた。

後もう1湯浸かってから帰ろうと思っていたんだけど、ココで凄く感動させてもらったので、ヤメ。 浴後話した旦那さんも穏やかでとても素敵な方だった。
再訪して、お泊りして旦那さんの作った料理を満喫したいなぁ・・・。
http://www41.tok2.com/home/iyasiyu/ikaho.itikawaryokan.html


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7) 有明館

黄金の湯 非加熱 掛け流し

ネットで宿泊代の一番安い宿を選び予約を入れた。それが伊香保温泉街の石段中程にある「有明館」という名前の宿だった。 有明館は2階建ての相当年季が入った木造家屋である。2階へ上がる階段は螺旋状になっており一段一段が板張りとなっていてその下が透けている。こういう場所に来なければお目にかかれない建築様式である。
階段の上まで上がると二枚の札が掛かっている。地下にある2つの浴場は貸切となっていて、使用する場合は浴場の表に掛けておくための札だった。

浴場は狭くて暗いがしっかりと源泉掛け流しの鉄分臭い温泉で満たされていた。

案内された部屋に入ってみると50年前の世界にタイムスリップしたかのような部屋で驚いた。だがむしろこのくらい年季が入っている方が落ち着く。素泊まりで申し込んだのだが部屋に置かれているのは浴衣とバスタオル程度で他は自分で持ってこなければならない。歩くたびにミシミシと音がする。廊下の床は綺麗に磨かれている。施設は古いものの不快さを感じさせない。伊香保温泉で最も安い宿だからか、案外宿泊客は多かった。
http://japandeep.info/20090812/160523.html

場所は、以前訪れた青山旅館の奥。

営業時間を伺うと、宿泊客が来ていない時間ならOKとのこと。
おばちゃんに500円を払い、階下へと続く階段を降ります。
お風呂は階段を下りた一番奥にありました。こじんまりとした脱衣場に和風の照明。

湯は当然掛け流し。

早速、服を脱いでお風呂場へ。
お風呂場は、天井、窓際、いたる所に少しずつですが苔が生えていて、屋内ながらに野趣のあふれる不思議な雰囲気。。これを受付けられない人も多そうです。

体を洗い湯船に。
やはり・・・
期待どおり、かなり新鮮な湯です。

伊香保は掛け流しが多いので、どこでもそこそこいい風呂が楽しめますが、その良さを更に追及するなら湯の入れ替わりが早い小さめの風呂がある宿をお勧めします。

昔ながらの宿は比較的小さめな浴槽が多いです。

湯は今回もぬるめですが、長く浸かると温まりすぎるので要注意です。

有明館は泉質重視の一人旅の男性に向いている宿でしょう。
 昔ながらの雰囲気は来る人を選ぶが、湯の鮮度は高い。

http://on1000bu.jugem.jp/?eid=23


日帰りで利用しました。 (有明館) 部員さん [入浴日: 2008年8月6日]

石段街にあり、 浴槽は小さめ、給湯量は多めで 気持ちいいお風呂です。
湯の質では伊香保で5本の指に入る宿だと思います。
ただ、風呂場に苔が生えていたりして、 かなりワイルドなので くる人を選ぶ湯だと思います。
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen008244/1.htm

ほかの方の書き込みを見て、どんなところかと戦々恐々として行きましたが、結論としていい宿でした。たしかに建物は古く、冷蔵庫のコンセントは外れ、ゴミは持ち帰るよう言われましたが、不愉快なことはありませんでした。おかみさんもいい方でした。

特によかったのは風呂が貸切で使えたことですね。

この値段でこの内容なら十分でしょう。苦情を書き込まれた方はこの値段でいったいどんなサービスを期待していたんでしょうか(苦笑)

こういう宿はいまどき貴重な存在です。一部の方の意見によってこの宿の評価が低められてしまっているなら残念です。もちろん神経質な方にはお勧めできませんが・・・。
私はまた是非利用しようと思います。 (2009-07-26)
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/18859/review.html

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8)「青山旅館」

黄金の湯 間欠的に軽く加温 掛け流し

石段の中頃にある中規模の温泉旅館です。外観は鄙びた感じですが館内は奇麗に維持されております。お風呂は内湯×2があります。お湯が掛け流しになっており、ちょっと嬉しくなります。浴槽は4〜5人が入れる多分加熱したものと7〜8人が入れる源泉そのままの、ぬるめのものとがあります。

この旅館は源泉の配湯が多いらしく湯量が豊富なので、浸かってて心地が良いです。ここのお湯はまろやか感が更に増し肌触りも良く少しのぬめり感もあります。湯花は黒っぽいものでした。設備的にも整っていますので、発作的に伊香保でどこか入浴したくなった時にお勧めではあります。(2000/07/01/AM12:00)
 http://kumaken.3.pro.tok2.com/onsen/gunma/ikaho_aoyama.html

 伊香保温泉 青山旅館 2008.04.10 Thursday 13:19

石段街を途中まで登ったところの右側
提灯が目印で、右に注意して歩けばたどり着けます。

今回は、伊香保温泉の青山旅館です。
自分は日帰り温泉より、日帰り入浴ができる旅館のが好きです。

大抵空いているし、泊まった気分も味わえちゃうのです。
それから、旅館の内部探検も多少できて楽しめます

ここは、玄関を入って受付があり、その左がロビー
奥へと続く廊下の途中に階段があります。
そこを降りると、男女の浴室がありました。

階段を降りたところには、無料ロッカーがあるので、
ここを利用させていただくと良いでしょう

では早速入ります。
まず、脱衣場には、無料ドライヤー、めん棒、ティッシュがあります。

お、どうやら貸切のようです


お風呂は、伊香保らしく茶褐色の湯です。

洗い場はボディーソープとリンスインシャンプーあり。
洗い場の様子から、
本日の一番乗りのようです

シャワーはひねるタイプ、カランはプッシュ式
このカラン、お湯を出すと懐かしい音がしました。

最近聞きおぼえなかったので、水道の仕組みが変わったのでしょうか?
それとも小学校の水道の音かな?
とにかく懐かしい音がしました。

体を洗って湯に浸かりましょう。

ここはもちろんかけ流し。
しかも溢れるお湯の処理方法がいいですね。
現物↓


人が入っていないときは、湯出口から出た熱い温泉は、対流が起きにくいので、風呂の表面を伝って風呂の外に流れて行ってしまいがちです。

しかしここは、風呂の底の湯から順番に捨てているので、風呂内は新鮮な熱い湯が保たれる仕組みです。

こういうことに気をつけている風呂は余りお目にかかれません。

う〜ん、いい湯です

ここの湯はにごり成分が濃く、白いタオルは変色します。
良いですね〜

今日は一番風呂で最後まで貸切
贅沢をしちゃいました

 お湯の色が濃い
 穴場だと思います
http://on1000bu.jugem.jp/?eid=8

「青山旅館」

伊香保の掛け流し湯に入りたくなり、石段街の旅館を攻めました。ここは石段街のなかほどにあり、”こ満口”(本線からの分湯口)からも近いので期待できそう。石段街に面しては土産物(駄菓子?)屋になっていますが、路地に入った裏手に玄関があって、こちら側は落ち着いた感じのなかなかの佇まいです。

階段を下った浴室、これが渋いです。広くはないですが、手前に適温槽(石貼3人)、奥にぬる湯槽(同5.6人)があって、伊香保らしい緑がかった黄土色のにごり湯が満たされています。もに、析出まみれの石の湯口から投入で、排湯口からほぼ同量が排湯されています。

にごり湯につき槽内排湯は不明ですが、「循環は一切していない」旨の掲示もあるので、源泉掛け流しでしょう。適温槽は、浴槽が狭いので湯温が高いのかと思いましたが、たまに熱いお湯が出るので、間欠的に軽く加温していると思います。カラン7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜13時で独占。

お湯は、緑がかった黄土色で、赤茶の浮遊物がありますが、お湯には赤味はさほど出ておらず、適温槽のほうが緑味が強いです。透明度は適温槽50p、ぬる湯槽40pで、適温槽のほうがにごりは薄くなっています。

弱金気臭+粉臭に微金気味。明瞭なキシキシ感があって、肌に降り積もるような伊香保の湯はやはりいいですね。

伊香保には、”新源泉”(白銀の湯)と称される無色透明の規定泉(メタけい酸含有)もあり、かなりの旅館に配湯されていますが、やはり伊香保はこのにごり湯(本線)でしょう。http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/special/utubo_josyu/utubo_josyu_4.htm#ikahoaoyama


石段街から少し奥に入った所にある、鄙びた風情が漂うお宿です。

玄関先に「日帰り入浴可能」「500円」と書かれた看板があり、立ち寄ってみました。
外見は非常に小さなお宿なのですが、中に入ってみると横に長く、結構広々としていて驚きました。ただ、内部は結構年季が入っています。お風呂は地下にあります。とは言っても、傾斜地に建っているお宿なので、浴室には窓がちゃんとあり、明るいです。
浴室は脱衣所から数段階段を下りた所にあります。入って最初に目に飛び込んだのは、板が張られた湯船。 え? 保温の為に置かれているのかな?

その奥を見ると、板が張られていない湯船が続いていました。その湯船に行くには、脱衣所とは別の階段を数段登る必要があります。

ん〜・・・文章だとちょっと表現し辛いのですが、変わった造りの浴室です。
さて、そのお湯。こちらも本泉を引湯しており、黄土色に濁る金気臭が漂うお湯です。
赤い湯花も大量に舞っており、お湯に浸かると体にビッシリつきます。白かったタオルはオレンジ色に変色する、伊香保の本泉ならではの濃厚な物。

ただ、湯船が結構大きく作られているせいもあり、多少加温されている様子。
おs湯は42度で適温ですが、残念ながら源泉そのままとは行かないようです。

鮮度もまずまずと言った所でしょうか。ただ、あくまで非加熱のまま掛け流している所と比較した場合の話ですので、単体で考えたら、そんなに悪くはありません。

それにしても気になるのが、板張りの湯船。試しに板を動かそうと試みましたが、しっかりと固定されており、動きません。ここはトドスペースなのかな? 板張りで、トドになると気持ちが良さそうです。でも、脱衣所から入ると最初に目に飛び込む位置で、かつ、舞台状になっているので、実に恥ずかしい場所です。それに、後から来た人がトドになっている私を見ると、ビックリして足を滑らせ、階段を転げ落ちてしまうかも知れず、とても危険です。

気になって、後日、数年前に立ち寄った友人のレポートを見たところ、なんと、そこに写る写真には板など張られていないではありませんか!

なるほど、昔は2つ浴槽があったけど、何かしらの事情で1つに減らしたと言う事らしいですね。

びっくりトドスペース・マニアには、堪らないであろう、風変わりな一湯です。
石段の湯や露天風呂も良さそうですが、人混みを避けてゆっくりくつろぎ、トド(←重要)になりたい人には、お勧めです。
http://jake.cc/

こちらのお宿も伊香保石段街にほど近い場所に軒を並べるお宿の一つです。

立寄り可能という情報があったので、伊香保初心者は飛びついて訪問してみました。裏路地にある少々くたびれた旅館の印象。利用源泉はやはり濁り湯である本線を引き湯しています。

浴室には仕切りにて二つに分けられた浴槽がありますが、片方は木蓋がしてあり使用されていません。お湯が張られているのは片方の浴槽のみです。変形の石板浴槽は5-6人サイズの広さがあります。湯口の塩ビより浴槽内に湯が注入、浴槽端の切り込みよりなかなかの溢れ出しがあります。源泉は浴槽内に注入されているので直接は口に含めませんでしたが、湯口周辺の湯では弱金気風味、ほんのり甘ったる風味があります。薄黄褐色濁りの湯はキシキシ浴感です。

湯口では時々加温された湯が出ています。夏場の訪問でしたが、夏場でも加温しているようです。難点は脱衣場がちょっとカビ臭い事かな。(07年7月)


伊香保温泉の石段街中程にある温泉旅館です。周囲は土産物店や飲食店が並び、まさに伊香保中核のど真ん中といった立地です。お宿は昭和を引きずるやや古びた印象の観光旅館で、忙しい土曜日の夕方でしたが、立寄りを伺うと快く迎え入れてくださいました。

浴室は男女別に内湯があり、それぞれ少し造りが違うようです。男女入れ替え制かは不明。訪問時女性用だった浴室には5人サイズ浴槽がひとつ。

湯口よりやや熱めに加熱された湯が注ぎ込まれ、浴槽内で適温の黄土濁り。キシキシ浴感の湯は底に鉄錆色の湯花が沈殿するもの。やはり加熱が影響してか、ここより引き湯距離が長い観山荘と大差ない湯の印象。

浴室の湯気篭りが多く、脱衣所がカビ臭くなってしまうのが少々難点。浴後はタオルが薄茶色に染まるのは、「本泉」ならではの御愛嬌です。(07年7月)
http://www.geocities.jp/oyu_web/t1497.html

おすすめ (伊香保温泉 青山旅館) organicさん [入浴日:2008年5月25日 ]

数年前に宿泊しました。場所は伊香保の石段のほぼ中段辺りにあります。建物は年季が入ったもので、決して豪華ではありませんが、逆に親しみやすい感覚でした。宿泊料金も安価で、食事もそれなりに満足がいくものでした。

肝心の浴室は中途半端にレトロなものでしたが、泉質は伊香保の特徴である鉄泉が贅沢に掛け流されており、レベルが高いものでした。

高い宿泊料を払って鉄筋造りのホテルに泊まるよりは、リーズナブルな青山旅館の方が本当の癒しを与えてくれると思います。

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源泉掛け流し、茶褐色の濁り湯です。 (伊香保温泉 青山旅館)なるさん [入浴日: 2008年4月11日]

入るのを躊躇うような外観ですが、ロビーは手が加えられ、さほど古さを感じません。 張り替えたと思われるフローリングが光っており、花が生けられた明るい印象のフロントです。ちょっと古さを感じる長い廊下を奥に進み階段を下りると浴場があります。階段下にはリターン式の大きなロッカーもありますので立ち寄りでも安心です。 脱衣所はそこそこ広く清潔な印象、洗面台周りもきれいになっていました。

でもここは、なんと言ってもお湯が良いです!

伊香保のお宿には何度か泊まっていますが、源泉そのままのこんな濃いお湯の宿は初めて。

しかも掛け流し、小気味良いほどの湯が常時オーバーフローしています。

5〜6人用(?)の浴槽のふちは真っ赤にそまり、指でなぞると沈殿物が浮いて湯の中に広がります。

10cmほどしかない透明度の、薄緑〜茶色がかったまったりとした濁り湯。

伊香保のお湯は本当に良く暖まります。すぐに汗が噴き出し、しかもなかなか引きません。

あ〜極楽なり!!こんな良いお湯なのに、土曜日の午後で貸切とはなんともったいない。

『伊香保露天風呂』のお湯を独り占めしているようであります。(ここの方が濃く感じるのはなぜ?)

男女別内湯のみですが、リンスインシャンプー、ボディーシャンプー、ドライヤー有り。

このお湯で、立ち寄り1時間 500円は、伊香保のお宿としてはかなりお得では?

泉質重視の方には強くお勧めします!建物や雰囲気重視の方には・・・?
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen008086/1.htm


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B. ここも一応 勝ち組なんだけど…

@ 「黄金の湯」の小間口権を持つ老舗旅館
ホテル木暮, 塚越屋七兵衛, 香雲館, 古久家, 岸権旅館, 森秋旅館

A 小間口権者から「黄金の湯」を分湯して貰っている老舗旅館
福一, 旅邸 諧暢楼, 橋本ホテル, ひびき野, ホテル松本楼

1) ホテル木暮

黄金の湯 加温 掛け流し

このホテルは、伊香保の黄金の湯の、1/4を所有してて、そのお湯を掛け流しで、さまざまな湯槽に供給してる、伊香保一贅沢なホテルです。
http://yorozuwebid.hp.infoseek.co.jp/page048.html


「子(ね)」とは、十二支の第一番目を意味する符丁。 伊香保を治める筆頭大家として天正初期(四百有余年前)に「子(ね)」のお墨付きを賜りました。そして現在、伊香保の源泉「黄金の湯」の総湧出量毎分4,000リットル強のうち約四分の一強 (毎分1,000リットル〜1,100リットル)の権利を持ち、使用しています。
http://www.hotel-kogure.com/senryou_top.html


今回訪れたのは伊香保温泉。 手軽に行ける「にごり湯」という意味で気に入っている。

泊まったのは、「ホテル木暮」。ここにも3回は来ている気がする。大型旅館だが、大型旅館ならではの良さが詰まっている。

隠れ家系しっぽり旅館も捨てがたい、大型の宿ならでは楽しみはそれはそれで捨てがたい。すいている日に泊まれるなら大型系は実に贅沢な空間になる。

「ホテル木暮」は、なにより北関東最大規模をうたう大浴場が絶品。午後の時間帯に男性用になる方は特に露天風呂が広く、そこにいるだけでウキウキする。

伊香保温泉の象徴である茶褐色というか赤銅色のにごり湯である「黄金の湯」が大きな露天風呂にバンバン注がれている。透明な温泉よりもどこかジワーッっと染み渡る感覚に浸れる。

2年ほど前に行った時に比べて、一部リニューアルしたようで、露天風呂が増設されていた。どん欲な企業努力に感心する。

もともと、大昔に伊香保の黄金湯を割り当てる際、ホテル木暮の初代だか先祖が地元の筆頭家になったそうだ。現在でも、伊香保名物・黄金の湯については、総涌出量のうち、実に4分の1強をこの宿が使用しているとか。

大浴場は露天だけでなく屋内もバラエティー豊かで、ずーっと風呂で過ごしていても飽きない。サウナだって大きく、ミラーボールみたいな悪趣味な照明で楽しませてくれる。おまけに一定時間ごとサウナ石に天井からシャワーが降り注ぐパフォーマンスもあって飽きない。

豊富な湯量にアグラをかくわけではなく、しっかり客本意の設備投資をケチらない姿勢がエライと思う。

食事は、普通にちゃんとしている。群馬の山の中で素晴らしいモノを食べようと考えなければ充分納得できる水準。今回は、個室の食事処でアレコレ楽しんだ。一品一品運ばれてくるわけではないが、ポイントになる料理屋メインの食材は、タイミングを見て運ばれてくる。

活きたアワビは踊りながら目の前で焼かれていたし、釜飯の味付けも素直に美味しかった。お刺身もまとも。ちょろちょろした細かい料理も不快なものはなく、充分贅沢な気分になる。

この日は、焼きタラバがハイライト的位置付けだった。立派なサイズで身もしっかり入っており、量もOK。伊香保でタラバというのも微妙だが、思った以上に美味しかった。写真は、むさぼった後のカニ。満足。

とにかく温泉を全身に染み渡らせたい気分なら、結構オススメの宿だと思う。
http://fugoh-kisya.blogspot.com/2009/04/blog-post_10.html



投稿者:たく (男性/30代) 宿泊時期: 2010年04月

伊香保温泉のイメージは、正直言ってイマイチでしたが、木暮さんに宿泊し、一変しました。あれほどまで広く、数の多い、そして綺麗なお風呂のあるホテルは泊まったことがありませんでした。最高に満足しました。

夕食も、綺麗な個室で、落ち着いて取ることが出来、大変良かったです。何しろ味が最高に良かった。アワビの蒸し焼き、ナイフで簡単に切れるくらいやわらかく美味しかったです。それから牛肉のしゃぶしゃぶ、これも今まで食べた牛肉の中で最高の味でした。それから刺身系もたいへん充実!文句のつけようがありません。最後の「おきりこみ」も、地元群馬の人間の厳しい評価でも「うまい!」と思いました。最高です!!


宿泊時期: 2010年03月
投稿者:かず (男性/50代) 投稿日:2010/04/13

お風呂場は大変広く、湯量も多く、泉質も良く、いろいろな湯船があり大満足でした。夕食は美味しかったですが、このレベルのホテルならこんなものかなという感じです。朝食はバイキングで、種類も豊富で揚げたてのてんぷらや焼きたての卵焼きなどがあり、大変満足のいく内容でした。

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ここの問題は見る人が見れば直ぐわかってしまうんですけどね。
まあ、世の中 目明き盲が殆どですから:


投稿者:にっこう (男性/30代) 宿泊時期: 2010年04月

期待して行ったのですが、お風呂も広く数も沢山あり、源泉掛け流しも楽しめとても満足でした。

石段の飲泉所のお湯はかなり鉄臭かったのに対し、ホテルのお湯は全く匂わなかったのは不思議に思いました。

白銀の湯で割ってるのかな?とも思いましたが、もしそうだとしてもとても良かったです。

返信者:ホテル 木暮 返信日:2010/04/21

ホテル木暮をご利用いただきましてありがとうございました。
当館のお風呂は「白銀の湯」ではなく「黄金の湯」を使用しておりまして、色は茶色ですが、さほどに匂いません。またのご来館をお待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
http://www.jalan.net/kuchikomi/YAD_389236.html

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2) 塚越屋七兵衛(旧 伊香保ガーデン)


ほととぎすの湯 : 黄金の湯 加温 掛け流し 塩素消毒なし
湯の入替頻度 : 7日毎
http://www.tsukagoshiya.jp/furo.html


ここの湯の入替頻度 7日毎というのは幾らなんでも酷過ぎると思ったのですが、ここのお湯に対する評価は異常に高いんです。 不思議ですね。

高級古酒と同じ様に、お湯を熟成させる為には7日間寝かせる必要が有るのかな?
勿論、見掛けだけいくら濃い湯に見えても温泉としての効能は無くなっているんですけどね。

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温泉宿塚越屋七兵衛(つかごしやしちべえ)は、遠距離引き湯とは思えない湯の良さ!


赤い湯花が床一面に。お湯の濃厚さを物語る温泉宿塚越屋七兵衛の大浴場。

なお、露天樽風呂は温泉ではありません。
温泉宿 塚越屋七兵衛は以前、伊香保ガーデンという名前のホテルでした。場所も石段街から見て県道の向こう側で、源泉地から遠く離れた印象があり、正直お湯も期待出来ないのかと思いつつ行きました。

じつは温泉では、ごく稀に引き湯の方が湯が良い場合があります。源泉では猛烈に熱くて加水しないと入れない湯が、引き湯の先では加水不用になった場合がその典型です。

しかし、塚越屋七兵衛はどうしたことでしょうか、お湯が非常に濃厚な感じがして驚いてしまいました。引き湯によって湯が揉まれてこのようになったのか、加熱の仕方が良いのか分かりませんが、ともかく他の宿とは歴然と違う湯の良さです。

あまりに素晴らしい湯なので、本当は湯気で写真が撮れそうに無かったのですが、必死でどうにか一枚撮りました。床一面に鉄分の湯の花が広がり、湯の濃厚さを物語っています。

露天樽風呂は温泉ではないのですが、その分内湯にすべての加熱源泉が集中的に投入されているので、名湯を豊富な湯量で楽しめます。塚越屋七兵衛は、いつか泊まりで堪能したいと思った宿でした。
http://202.222.92.201/travel/meito/closeup/CU20060302A/index3.htm#tsuka


塚越屋七兵衛は江戸時代末期の文久年間に創業したという老舗宿で、とても大きな風情ある温泉旅館です。

以前は「伊香保ガーデン」という名前で営業していましたが、平成16年(2004)に創業当時の屋号に戻して心機一転、温泉宿の原点を見つめなおしているそうです。

館内に入ると広いロビーとフロントがあり、とても豪華な印象を受けました。浴場はロビー奥の階段を下りたところにある「ほととぎすの湯」という暖簾の奥にあります。今回は立ち寄りでの利用でしたが、従業員の方々はとても丁寧親切で、気持ちよく案内していただきました。

脱衣所は棚にカゴが並んだ、一般的な旅館のスタイルです。けっこう広々としていて、奥に洗面台とトイレがありました。浴場は広々とした内湯になっていて、入口脇には小さなサウナもあります。洗い場にはボディソープ、シャンプー、コンディショナーが用意されています。

湯舟は広々としたものが2つあり、段差になっていて上流の湯舟から下流の湯舟へと湯が流れ注がれていました。上流の湯舟には熱めの湯が注がれ、下流の湯舟の方が全体的にぬるくなっています。

湯は赤茶色に濁った湯で、このときの透明度は30センチほどです。源泉やパイプのメンテナンスをしているときは、鮮やかに濃厚なオレンジ色に染まることもあるそうです。鉄分の臭いがプンプンと漂い、伊香保温泉特有の「黄金の湯」を楽しむことができました。

伊香保温泉は源泉の管理がとても厳しいと聞いていましたが、ここの浴場では贅沢にも掛け流しで利用しています。宿が源泉小間口権者ということで、このような贅沢ができるのですね。

掛け流しということで、加熱はされているものの消毒や循環は行っていないので、湯舟からもどんどん湯が溢れています。注がれる湯をちょっと口に含んでみましたが、わりとマロヤカなものでした。浴室のすぐ外側には露天風呂もあります。こちらは小さめの樽風呂です。小さめといっても大人が2名ゆったりと入れるぐらいの大きさがあります。こちらは内湯とは違い完全な無色透明の湯です。榛名山系水道水を利用しているのだそうです。

露天は箱庭程度に植木などが配され、景色を眺めるという感じではありませんが雰囲気は悪くありません。それに山の澄んだ空気が包み込んで、とても清々しいです。内湯の湯は非常に温まりの良い湯なので、火照った体を冷ましに露天でのんびりするのもいいでしょう。浴後はすっかりポカポカになって、非常に気分よく帰路につくことができました。宿の雰囲気、従業員の態度、そして濃厚で贅沢な温泉と、好条件が揃っていて、今度は是非とも宿泊で利用したいと思わせる温泉宿でした。
http://www.ringwander.ne.jp/~tetsusei/op32/f04.html

経営難? (温泉宿 塚越屋七兵衛(旧 伊香保ガーデン)) なるさん [2009年3月22日]

日々の生活に疲れると、草津や伊香保の濃い〜お湯に浸かりたくなります。
そして久しぶりに訪れたのがこちら塚越屋七兵衛さん、立ち寄りは今回で二度目です。
前経営会社が解散し親族企業に経営権が移りました。
そのせいか平日だったからか、ちょっと寂しい雰囲気・・。
営業しているのかどうかわからず、入り口で躊躇してしまいました。

館内は節電もされていて暗く活気がありませんが、お湯の良さは以前のままでした。
広い浴槽に掛け流されている黄金の湯はキシキシとした浴感、
短時間で汗が止まらなくなります。
浴槽の縁や床に成分が固まってこびり付いている様も以前のまま。
引き湯の距離が長いので加温はされていますが伊香保の中でも特に好きな施設です。

不況に負けず頑張れ〜。

入浴料金1000円は以前のままですが、タオルレンタルが無かったので
実質的には少々値上げと言うことでしょうか。

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名前が変わっても、サーヴィスは変わらず (温泉宿 塚越屋七兵衛(旧 伊香保ガーデン))
ミミさん [入浴日: 2005年4月2日]

元の伊香保ガーデンです。現名に変わってから初めて行きましたが、以前と少しも変わっていませんね。前と同じく、五つ星をつけさせていただきます。

伊香保では、金太夫、かのうや、岸権から、例のホテル勝保まで、いろいろ行きましたが、もっとも快適に過ごせたのは、伊香保ガーデンです。特有の茶色っぽいお湯が溢れるばかりの内湯(もちろん源泉かけ流し)! お庭の丸いお風呂のほうは木の匂いが心地よい。

従業員の皆さんの感じのよさ。清潔なお部屋。お料理はゴーカ過ぎず、不必要に品数が多すぎず、味つけが好みにあっていたせいか、どれもおいしい。どんな宿でも一泊してみると、一つか二つは気に入らないことがみつかるものですが、ガーデンは(すでに二回行きましたが二度とも)「文句なく快適」でした。こういう宿はめったにありません

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伊香保でいちばんのお湯 (温泉宿 塚越屋七兵衛(旧 伊香保ガーデン))
ミミさん [入浴日: 2005年12月29日]

またも塚越屋さん(旧伊香保ガーデン)に一泊しました。もう何度目になるのか、忘れました。クリスマスだったので、マジックショーやら、クリスマス・ケーキやらと、華やいだ雰囲気がいっぱい。ふだんとちがってお子さまや若い人たちが多いのも、めだちます。このホテルは、エステとか占いコーナーとか、若い女性好みのプログラムがあるので、若いお客さまも多いのですが、いつもよりも年齢層がひくいように感じました。

大浴場では、伊香保特有の茶色の源泉があいかわらずつねに豊富にかけ流されており、湯けむりにつつまれて大満足。わたくしは、大浴場のなかで小さいほうの熱めのお湯が大好きです。樽の露天風呂のほうは、源泉ではないにせよ、独りでのんびりするのに絶好です。

この宿のすばらしさをまとめてみますと、


1.大浴場の茶色の源泉 ― 本物の源泉を味わえるのは、伊香保で他に何ヶ所もない
2.全体的なおもてなし

 何度きても飽きない温泉宿です。外来じゃなくって、立ち寄りもできます。次回は、占いコーナーを試してみたいと思っています。
今回も星は五つです、もちろん!
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen005293/1.htm


因みに、ここの経営者はとても賢い人みたいですね(感心) :


[伊香保」塚越屋七兵衛「有り得ない」

1 :名無しさん@いい湯だな:2008/09/15(月) 02:04:59 ID:uCj/3zTf
2泊連泊したら、晩御飯が全く一緒だった変わったホテルです。
いい加減にせい。

44 :名無しさん@いい湯だな:2008/11/23(日) 02:43:38 ID:ZkE5HI8k

塚越屋七兵衛の運営会社、清算手続中

>負債29億 資産、親族会社に移転

>運営会社が特別清算開始決定を受けた温泉旅館「塚越屋七兵衛」(19日)

>伊香保温泉の老舗温泉旅館「塚越屋七兵衛」を運営していた「伊香保ガーデン」が、今年8月末に解散し、前橋地裁から今月5日付で特別清算の開始決定を受けていたことが19日、わかった。

>負債総額は約29億円とみられる。営業は、そのまま続けられている。

>伊香保温泉では今月、「ホテル轟」を運営する「轟ホテル」が民事再生手続きに入ったことが判明したばかりで、経営破綻(はたん)が表面化するケースが続いている。

>帝国データバンク前橋支店によると、同旅館は、収容人数約290人と伊香保では中規模ながら、1909年創業の老舗。

>91年には12億円を超える年間売上高を計上していたが、団体客減少や、低価格を売り物にした他の宿泊施設との競争激化に加え、別館増築に伴う借入金が経営を圧迫し、最新の年間売上高は7億5000万円程度にまで落ち込んでいた。

>社長だった塚越裕子氏は、群馬女将の会会長で、政府の「観光カリスマ百選」にも選ばれている。

>登記簿によると、伊香保ガーデンは8月29日付で「細萱サービス」に商号を変更し、同日解散した。

>昨年以降、会社分割の手法で旅館の運営事業や所有権を別会社に移し、自社の清算準備を進める一方で、事業を引き継いだ会社は商号変更や会社分割などを経て、現在は親族が社長を務める「塚越屋」が同旅館を運営している。

>同支店によると、伊香保ガーデンは昨年の決算時点で17億円超の債務超過に陥っており、債権者は債権放棄を余儀なくされる。今回、旅館とその運営事業という資産を新たに設立した親族企業に移していた手法には批判の声も出そうだ。
(2008年11月20日 読売新聞)


51 :名無しさん@いい湯だな:2009/05/28(木) 01:01:41 ID:2Eo9CBf0

親族の会社に資産を移して、債権だけホテルに残すってあくどいよな。 
しかも全額債権放棄してくれなんて、都合がよすぎる。  
計画倒産に近いよな


76 :名無しさん@いい湯だな:2009/10/10(土) 02:56:32 ID:tI7AxKTW
伊香保に何軒か行ったけど、ここが一番飯最悪だった。 
駐車場の木も手入れしてないから、車の上に落ち葉だらけだったし。 
雨が降ってたから余計に


81 :名無しさん@いい湯だな:2009/11/15(日) 02:02:28 ID:RKr+oONk
キンキンの番組で取り上げられてたから、行ったけど本当に飯は不味かった。 色々な温泉に行ったが、一番不味かった。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/onsen/1221411899/


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3) 塚越屋七兵衛別館_香雲館


あうるの湯 : 黄金の湯 加温 掛け流し 塩素消毒なし
湯の入替頻度 : 7日毎
http://www.kouunkan.jp/kounou.html


塚越屋七兵衛の別館で超高級旅館です。私も接待のときにしか利用出来ません。自費ではとてもても…。露天風呂(黄金の湯ではないけれど)付きの部屋は最高です。
http://www.ikaho.net/kouunkan/index.htm


erinerin (58) さんの口コミ (女性) '09/11/28 ('09/10 訪問)
使った金額/1人(夜) ¥20,000〜¥29,999

この宿は塚越屋七兵衛の別館なのでお隣の塚越屋のお風呂にも入れます。
お隣のお客さんは香雲館には入って来ないようなのでとても静かです。

部屋に付いているお風呂は温泉ではありませんが、大浴場はかけ流しの黄金の湯でした。

ただお湯は同じ黄金の湯でも塚越屋七兵衛の方が濃いような気がしました。(気のせいか?)
http://r.tabelog.com/gunma/A1004/A100401/10008115/dtlrvwlst/1324154/

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4) 福一

福の湯(大浴場) 黄金の湯 加温 掛け流し/循環式併用 塩素消毒 有り
福の湯(露天風呂) 黄金の湯 加温 掛け流し/循環式併用 塩素消毒 有り
一の湯(大浴場) 黄金の湯 加温 掛け流し/循環式併用 塩素消毒 有り
一の湯(露天風呂) 黄金の湯 加温 掛け流し/循環式併用 塩素消毒 有り

1階客室露天風呂 白銀の湯 加温 掛け流し/循環式併用 塩素消毒 無し
http://www.fukuichi.jp/bath/index.shtml


☆ 旅邸 諧暢楼(かいちょうろう)in 福一

伊香保温泉の福一(83室)はこのほど、1泊2食で7万5000円−10万円の高級旅館「旅邸 諧暢楼(かいちょうろう)」を館内にオープンさせた。

いわゆる「旅館イン旅館」のスタイルで、玄関やロビーラウンジ、食事処を新設し、客の動線を完全に分離。従業員も開発マネージャー1人を除き外部から採用することで、これまでにない質の提供と、別ブランド化を明確にした。

客室は50平方メートルと100平方メートルの8室で、定員は22人。ワインなど8種類のお酒をセットしたフルコースディナーなど、これまでにない斬新な食事のスタイルを提案している。総投資額は6億円。国内外の富裕層をターゲットに、年間3000人の利用を見込んでいる。(08/02/01)
http://www.travelnews.co.jp/news/yado/0802011448.html


 
『白銀の湯』をお部屋の露天風呂に贅沢に引き込んだ全室露天風呂付き客室の宿。

諧暢楼に宿泊すると本館の大浴場も利用できます。諧暢楼から本館に行くことはできますが本館から諧暢楼に行くことはできないようになっています。

貸切風呂(内風呂)も3つありこちらは予約制で諧暢楼の宿泊者は無料で利用できます。
本館の露天風呂は茶褐色の『黄金の湯』大浴場は貸切状態で澄んだ空気の中のんび〜り
http://cit-ron.blog.so-net.ne.jp/2010-03-29

お部屋の露天風呂はリビングにある置き石を渡って外にでます。
周りは木で縁取った石風呂。ステップもあり2人で浸かれる大きさ。右横にはカランもあります。

部屋の温泉は無色透明の「白銀の湯」冷たい風を頬に受けながらたっぷりのお湯にゆった〜り。ぼんやり眺めて入るお風呂も格別♪ 

洗面スペースの奥の扉を開けると内風呂があります。
http://cit-ron.blog.so-net.ne.jp/2010-04-08-1

奥伊香保 旅邸 諧暢楼

伊香保の老舗旅館『福一』の別館として2年前にオープンしたようだ。全部で8室しかなく今回宿泊したジャパニーズスイートは3室ありこの部屋が一番人気らしい。

一泊一人10万円以上と伊香保の温泉旅館の中でも突出した料金設定である。

まず正面玄関で車を預け専用エレベーターにて今回宿泊する2階の部屋に通されそこでチェックインの手続きをする。その後ウエルカムシャンパンと和三盆にて一息。部屋は100平米ありゆったりとした造り。

半露天風呂には名湯“白銀の湯”が引かれている。もちろん源泉かけながしである。
そして今回最も驚いたのが料理のレベルの高さ。料理旅館を謳う高級旅館は数あれどまさか伊香保の温泉旅館でこれほどまでに完成度の高い料理が食べれるとは思ってもいなかった。

茶寮という個室の食事処で食す料理は高級素材をおしげもなく使い手間暇をかけ丁寧に作られたのがわかる。そして料理の一皿一皿にあわせておいしいお酒が提供される。朝食にいたっても手抜きは感じられない。決して宿泊料は安くないが満足度は高い。新緑の時期や紅葉の時期にまた是非訪れたいと思う。
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g1021199-d1165516-Reviews-Kaichoro-Shibukawa_Gunma_Prefecture_Kanto.html

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日帰り入浴 (福一) カリオカさん [入浴日: 2009年10月22日 / 2時間以内]

伊香保では最高級ホテルとして名高い福一さん。

泊れる余裕はないので日帰り入浴(1300円)として利用しました。榛名山の紅葉観光をし、宿泊客と重なる時間の15時頃に伺いました。車をロビーに横づけし、出迎えてくれたポーターさんに日帰り入浴と伝えると、快く迎えてくれました。フロントで名前等を記入すると、入浴料2000円にナリマス。

え!? 2000円!!

こちらの情報不足か確認不足か秋の季節料金か…。仕方ない…払うか…。

3階の大浴場に案内され、脱衣場に。タオルもバスタオルも備付け、ドレッサーも個別にきちんと仕切りがあり、ドライヤー、歯ブラシ、綿棒etc、アメニティに関しては申し分なし。湯上りのアルカリイオン水も飲み放題!!

いざ浴場へ!お風呂は黄金湯・白銀湯の内風呂2つ。露天黄金湯が一つ。シャワーも仕切られており、洗顔・シャンプー等フル装備。

お風呂は若干ぬる湯で循環な為、残念なほどに塩素臭が…。

しかし温度が低いので長湯が可能。露天は内湯よりも熱く、心地いい。

が、総合的に高級ホテルだとしても入浴だけで2000円は高すぎる!と思いました。タオルも完備されてるのでアメニティ設備を期待されてる方は良いと思います。
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen005301/1.htm

立派なエントランスとロビーに圧倒されました。裏玄関を出ると石段に直結するアプローチの良さにも感激。仲居さんの対応にも感心しました。

料理も特筆すべきものはないものの、美味しく頂きました。ただ米はガッカリするほど美味しくないので改善して欲しいです。

温泉は塩素臭が強すぎます。戸を開けた瞬間、プールかと思いました。

さらに気になったのは、清掃について。一見、綺麗にしているようで部屋には米粒が転がっていました。乾いて固くなったものを裸足で踏んでしまい痛かったです。

大浴場の石鹸受けなど裏にはカビがビッシリ。テーブルやソファの下も汚くていつ掃除をしたのかわかりません。

一流と名乗るなら隅々にまで清潔感を保って欲しいです。それと仲居さんがわざわざ「朝食後に布団を上げておいた方がよいかどうか」聞いて下さったのに、希望と異なり布団がかたづけられてしまっていたこと、こちらは人が入るとは思っていなかったので散らかっていましたが、浴衣を丸められたりあまりに無造作な片づけ方に閉口してしまいました。廊下では布団係の若者2人が客に挨拶もなくベチャクチャお喋り。サービス業としての自覚に欠けるのでは?お値打ちプランでしたがコストパフォーマンスとしてはよくないと思います。

「伊香保といえば福一」と思われて楽しみに行かれる方々のためにも、パッと見だけでなく中身も、細部に至るまで妥協無く値段に見合ったものにして頂きたいです。(2010-04-13)

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ホテルに一歩足を踏み入れたとたん,エントランスの広さと行き届いた清潔感に包まれ,このホテルを選んでよかったと二人で話をしました.

通された部屋は予想以上の広さと,リニューアルされた新しい畳が目に飛び込んできました.お風呂の洗い場は仕切りがありシャワーのしぶきが隣にかからない配慮がうれしいところです.

お湯は2種類あり,掛け流しでないためかカルキの匂いが気になりましたが,広くて清掃が行き届き,ゆったりと疲れを取ることができました.

いよいよ待望の夕食です.部屋出しのお膳を見てびっくりしました.メインの料理は何なのでしょうか?よく分りません.お品書きにはいろいろと書いてあるのですが,お刺身の色は悪く,しかも本当に小さい.メインと思われる何とかブタの肉も色が悪い.他の料理も,本当に小さくなものが一切れしかなく,何を食べているのか味わうことが出来ない.これまでの満足感が一辺に吹き飛んでしまいました.

半月ほど前に今回の半額の値段で(1泊二食)非常に美味しい料理を味わっていただけに,失望感は大きなもの(いくらキャンペーン価格でも,温泉宿は温泉と料理が命だと思います)でした.

朝の料理の方がずっと美味しくいただけました.せっかくの1週間遅れの結婚記念日(ホテルから記念品をいただいたのには感謝してます)も台無しになってしまいました.今でも,二人でもう二度と行かないと話しが出ます. (2009-10-04)
http://reserve.4travel.jp/domestic/hotel/each/10035852/tips/


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ここの問題は非常にわかり易い様ですね:

・温泉は塩素臭が強すぎます。戸を開けた瞬間、プールかと思いました。
・お風呂は若干ぬる湯で循環な為、残念なほどに塩素臭が…。
・お湯は2種類あり,掛け流しでないためかカルキの匂いが気になりました

まあ、ここに泊まる俗物の成金さんにとっては お湯はどうでもいいのでしょうね。

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5) 古久家

ながめの湯(男1) 黄金の湯 非加熱 掛け流し 湯の入替頻度 : 毎日
のぞみの湯(女1) 黄金の湯 非加熱 掛け流し 湯の入替頻度 : 毎日
雷小僧(男性露天)黄金の湯 非加熱 掛け流し 湯の入替頻度 : 毎日
女性露天風呂 黄金の湯 非加熱 掛け流し 湯の入替頻度 : 毎日
http://www.kokuyaryokan.com/spa/shiyoujoukyo.html


古久家旅館は、最上階が温泉になっていて、内湯からの展望がすばらしかったです。内湯のお風呂は、黄金の湯と上がり湯が二つあり、露天は、黄金の湯の岩風呂でした。       

露天からの展望も最高でした。お湯は、もちろん伊香保源泉から直接持ってきて、加水、加温もしてないのです。かなりすばらしい温泉でした。加温してないので、そのまま源泉の香りがしました。すばらしいです。
http://yorozuwebid.hp.infoseek.co.jp/page031.html


伊香保温泉 古久屋 2008.07.16 Wednesday 14:36

伊香保温泉の石段街を少し離れた所にある古久屋です。

久々に1,000円以上の日帰り入浴です。
ここは、風呂場にロッカーが無いので、フロントに貴重品を預けます。
貴重品を入れる箱が、竹で編んだ(様な)渋いかごで雰囲気が高まります。

お風呂は最上階、6階です。
エレベーターを出るとこじんまりとした待合スペースがあり、いい雰囲気です。

温泉はこの先 手前が女湯、奥が男湯でした。
脱衣場は畳敷きです。
写真左側の腰掛けるスペースが居心地いい。
写真からは分かりませんが、風呂からの眺望はなかなかのものでした。

洗い場に敷き詰めてある石がちょっと変わっていました。
軽石のように多孔質になっており足の裏に伝わる質感が気持ちいいです。

お湯は黄金の湯が源泉掛け流しで、ぬるめ。
透明な湯も掛け流し、温度はやや高め。

浴槽が大きめなので、鮮度は石段街の浴槽が小さい某宿にはかなわないと感じましたが、やはり、黄金の湯の掛け流しは気持ち良かったです。

掛け流しで2種類の湯があるので気持ち良さを比べられるのが良いですね。
黄金の湯の良さを実感できると思います。

シャンプー類も私好みの炭系のもの。
脱衣場の備品も充実しています。

さらに待合スペースには観山荘で見た、あのマッサージ機も 笑
当然、湯あがりに堪能しました。

腰に伝わる振動が気持ち良く冷えた麦茶をいただきつつ、つい、長居をしてしまいました。入浴料が高価な分、満足度も高めでした。
http://on1000bu.jugem.jp/?eid=31

「心に咲く花古久家」の日帰り入浴は1,000円(税込)。入浴時間は午後3時〜午後6時。

ドライブの途中に立ち寄るには、時間が遅い。
午後3時に行くと、お風呂には大勢の人が入っていた。土曜日のせいかもしれない。

自慢のお風呂「ながめの湯」

 2つの浴槽のうち濃緑色に濁ったお湯は伊香保の源泉でございます。源泉名は本線(混合泉)。泉温は40.9℃。加熱していないので、温い。

掛け流しだそうだが、浴槽から溢れて流れているわけではない。

もう1つの浴槽は透明の湯(温水)。榛名山系水道水を湧かしたもので、温泉ではない。

雷小僧(男性露天)
源泉が温いのだから、露天風呂は寒くて仕方がない。
http://members.jcom.home.ne.jp/nori07311/kokuya.html


日帰りで利用しました。 (古久家旅館) 部員さん [入浴日: 2008年7月29日]

料金は1000円だったような気がします。
お風呂は屋内に2つ露天1つでした。
黄金の湯が掛け流し、温めで気持ちいいです。
透明な湯もかけ流しですが、やや温度が高めで それほど長くは入れません。
露天も黄金の湯掛け流しですが、湯の出量が少なめなので、気持ち良さはイマイチ。

シャンプー類も充実している方で全体的に満足度は高いですが、値段も高いので評価は3です。

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がっかり (古久家旅館)温泉花子さん [入浴日: 2007年11月23日]

 宿のホームページのプランで宿泊。紅葉時期の土曜泊とはいえ5人で泊まって一人19000円だった。ちょっと高めだったのでかなり期待したのがいけなかった。まず、館内の案内が全く無い。(お風呂が入れ替わること、片方のお風呂にしか露天が無いこと。食事場所はどこか等)

お風呂に入ると、黄金の湯と沸かし湯があった。黄金の湯はかけ流しを謳っているたけあって泉質はいいが、いかんせんぬるい。いくら入っていても温まらない。仕方が無いので沸かし湯に入って温まった。

後で入った露天に至ってはぬるいのを通り越して冷たかった。一瞬入ってすぐに出てしまった。

とても入っていられる代物ではない。源泉掛け流し守る姿勢は評価するが客が入れないほど冷たいお湯を提供するのは宿の怠慢だと思う。(宿の人はあのお湯に入れるのだろうか?)

料理も今ひとつぱっとしなかった。全てにおいて今ひとつの宿である。再訪は決して無いだろう。 
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen001294/1.htm


いい湯だな 様 ( 50代女性 ) 宿泊日: 2010/4/7 (水)

吊るし雛や手作り和小物が旅の疲れを癒してくれました。琴の生演奏と抹茶のウエルカムドリンク、素敵な浴衣まで用意していただき感激でした。宿は老舗であるも、きちんと手入れがされ、隅々まで目が行き届いて、気持ち良く滞在できました。お料理は食材を余すところなく使い切り、目からウロコで、大変勉強になりました。
しかし当日は寒い日だったので、黄金の湯はぬるくて・・・
サウナや打せ湯があれば・・・
http://www.rakudaclub.com/voice/index.asp?md=yd&yd=80022

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ここの問題もわかり易いですね:

・浴槽が大きめなので、鮮度は石段街の浴槽が小さい某宿にはかなわない
・黄金の湯は泉質はいいが、いかんせんぬるい。いくら入っていても温まらない。
・しかし当日は寒い日だったので、黄金の湯はぬるくて・・・
・源泉が温いのだから、露天風呂は寒くて仕方がない。
・後で入った露天に至ってはぬるいのを通り越して冷たかった。

要するに、掛け流し量に比べて浴槽が大き過ぎるんですね。

こういう場合は何処でも、加熱浴槽と非加熱浴槽を二種類作って、交互入浴する様な設計にしているんですけどね。

おそらく、伊香保では湯治客は最初から相手にしていないんでしょうね。

まあ、伊香保の劣化して黄金色になった湯で治せる病気は一つも無いだろうから
仕方無いかな。

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6) 橋本ホテル

内風呂 : 黄金の湯 温度の低い時だけ加温 掛け流し

橋本ホテル

外国人に人気のある宿で、ヨーロッパの小さなホテルの雰囲気を持っています。施設はちょいと老朽化してますが…。ホテル形式なのでチェックインが午後11時までと遅くてもOKです。その場合は一泊朝食付きになります。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1386016.html


温泉街からぽつんと1軒だけ離れて、源泉地のそばに建つレトロなホテルです。お
風呂は小さいですが、お湯の新鮮さは伊香保でもピカイチです。

とにかく静かなので、ゆっくり過ごすにはとても良い環境にあります。洋室はちょっとくたびれてますが、和室は新しいのできれいです。食事はいまいちかな? 素泊まり・朝食付きも可。 
http://www.asahi-net.or.jp/~UE3T-CB/bbs/bbs02/bbs020501_0510.htm


橋本ホテルは伊香保温泉の中では一番高いところにある。他の旅館やホテルから離れているため、一軒宿とという感じだ。

お風呂に注ぎ込まれるのは「黄金の湯」と呼ばれる鉄分を多く含んだお湯である。もちろん茶色の湯の花も舞っている。石段の湯と比べると色が薄いように思えるが、これは橋本ホテルが源泉のすぐそばのため、お湯が酸化していないためらしい。
加水、循環、入浴剤、消毒剤も無し。温度の低い時だけ加温をしている。

露天風呂も檜のお風呂。もうひとつの浴場は陶器のお風呂になっている。
ただ露天風呂は残念ながら温泉ではなく、ふつうのわかし湯。伊香保温泉の場合、江戸時代から温泉の権利と供給量が厳しく決まっており、やむえないところである。
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ma0011/T-Gunma92.htm

明治に京都から出てこられ、日光の金谷ホテルと軽井沢の万平ホテルの中間に位置した奥伊香保にレストランを開かれたそうだ。そして海外に出られ洋食料理をマスターし、その息子夫婦に料理を手ほどきしたそうです。この経緯は女将からそれとなく聞いたので、次回機会があれば正確に確認します。まずは橋本レストランとしてシーズンだけ開業し、戦前は避暑に来られた宮様が良く来られたとのことです。

その後ホテルとして営業し、戦後進駐軍に接収されお客様は外国人専用となったそうで、当時の英字新聞に万平ホテルと一緒にコマーシャルが出ています。

ステンドグラスは女将が趣味で始められたそうで、ホテル内の窓ガラスをはじめ電気スタンド、壁のライト等に使われています。2階の暖炉は今も活躍しており、その周囲はレトロな落ち着きを醸し出しております。窓からは紅葉で有名な河鹿橋が眼下に見え、食堂のベランダからは清水と源泉が混じった川が真正面に見えます。

歴史と景色は伊香保では一級かと思います。しかし、温泉旅館が時代の流れの中で団体旅行の受け入れや、忘年会などの大量受け入れに翻弄され、本来の橋本ホテルの良さを表に出せない時期が長かったように思います。
http://d.hatena.ne.jp/markdadao/20091026/1256572364

他の宿は加温しているのでしょうか? (橋本ホテル)

源泉が出ている地点のすぐ横にある露天風呂、ご存知ですよね。そのすぐ手前にあるホテルですから、ロケーションは文句のつけようがありません。それに、由緒あるホテルのようで、二階のキャビネットの中には、その昔の宿泊名簿が飾ってありました。著名な外国人や日本の要人の名前がみえて、感心しました。戦前に日本を訪れた西洋人の足跡に興味があるので、いいところへ来たなと思っていたのです。

 ところが、ところが、温泉がぬるいのです。なんということでしょう。内湯は「源泉掛け流し」です。ということは、伊香保で、黄金の湯を引いている他の宿は、みんな加温しているのでしょうか。あらたな疑惑が浮上!

 露天のほうは、といっても小さなものですが、いいお湯でしたが、あいにく温泉ではないのです! こちらに入ったあとで、また内湯に戻ると、もう「ぬるい」どころか、「冷たく」感じられるほどです。

 もし「源泉掛け流し」のままでは、こんなにぬるいのでしたら、やはり加温は絶対必要条件ではないかと思います。

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日帰りでした (橋本ホテル) とっとこモグ太郎さん [入浴日: 2010年1月31日]

日帰り入浴で、本当はもう少し歩いたところにある露天風呂の方に行こうとしましたが、お客さんも多いので、空いてそうなこちらの施設にしました。

時間帯は午後3時ごろで、暇な時間帯なのかフロントは誰もいません。呼び鈴を鳴らすと出てきます。

「日帰り温泉に入りたいのですが大丈夫ですか?」とたずねると、「奥の露天風呂と間違ってないですか?」と・・・。え?うちの風呂に入るの〜?って勢いです。

さすがに日曜の3時でお客さんも居なく(この施設だけ?)貸切状態となりました。

内湯はぬる目で、ずっと浸かってました。熱めの湯が好みの方はかなり物足りないでしょう。金属的な臭いがあり、底にたまった土色の成分が舞います。
外の露天(陶器の風呂桶)は熱めです。かなり暖まりますが、なんかペンキがはげたようなものが舞ってました。

ちなみにおまけの様なサウナが付いてましたが全然熱くなくすぐに出ました。

まったくやる気は感じられないですね。源泉に近いところなのでもったいないです。施設は古ぼけていて泊まろうとは思いませんでした。http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen006703/1.htm

内湯は、ぬるめ。露天は、水風呂といった感じで入れませんでした。 朝、夜チャレンジし、女湯と男湯が入れ替わりましたが、変わらずでした。 源泉にあり、湯温の管理が難しいのかもしれませんが、 期待していただけに、唯一残念でした。 改善を望みます。 しかし、全体的にはとても満足。 また利用させていただきます。 投稿日:2009/04/12


お風呂もぬるすぎて40度に設定(それ以上にならない)のシャワーをしばらく浴びあたためてから服をきた。どうりでお風呂に人が少ないし体からゆげが出ないすぐ丹前を着たこれが温泉満喫プランか 投稿日:2008/10/13


1.フロントの金魚の水槽が先ず生臭かった
2.ベッドの布団、毛布に他の人の髪の毛がたくさんありものすごく気持ち悪く寝ていてもすごく不愉快だった。
3.料理も会席とのことで予約したが会席にはほど遠く心の込められた料理 とはとても思えません。
民宿かビジネスホテルでも7,8千円のクラスです。

4.隣の声が筒抜けで寝ていてもなかなか寝付かれませんでした。
5.バスはとても汚く入れる状態ではありません。  

お金を取って泊まれる宿ではないと思います。 楽天だと思って予約したが今後、楽天は信頼できないと痛感しました。 投稿日:2008/08/14

http://ホテルの口コミ.com/%E4%BC%8A%E9%A6%99%E4%BF%9D%E6%B8%A9%E6%B3%89-%E6%A9%8B%E6%9C%AC%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB

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7) 岸権旅館


黄金の湯 加温 掛け流し
湯の入替頻度 : 毎日

・当館は毎分約300リットル強の湯量を有しております。 伊香保温泉全湧出量の約1割に相当します。

・ですから水を加えて薄めたり、循環したりしておりません。完全掛け流しでございます。

・新しいお湯が絶え間無く注ぎ込みます。もったいない様ですが溢れた古いお湯は捨てられます。

・各浴槽ごとに調査致しました、天然温泉利用証を掲示し温泉の使われ方を公開しています。


お湯は由緒ある黄金の湯(伊香保温泉本泉)です。

・源泉地から伊香保神社を通り、石段街の下を流れ当館の小間口から各湯船へ注がれます。

・鉄分が空気に触れ酸化し茶色くなった湯の花が豊富で、本物の温泉に入っている実感が湧きます。

・お湯と共に湯の花が溢れ出します。その湯の花で浴室は滑り易くなっていますので、ご注意下さい。

・泉質は硫酸塩泉(カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉)です。


ほぼ毎日お湯を入れ替えています。
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/6267/6267.html

岸権旅館(きしごんりょかん)は、三つの浴場で名湯三昧!

岸権旅館の岸権とは岸権左衛門の略。室町時代から続く老舗旅館らしい、古式ゆかしい名前です。自慢の浴場は三箇所あり、一番新しいのが、浴室専用棟「六左衛門の湯」。新しく様々な工夫も感じる浴場は快適の一言。しかし、老舗らしい本格的な温泉を味わいたい温泉好きには、むしろ古くからの浴場をお勧めしたいと思います。

岸権旅館のいちおしは、旅館の裏通り向こう側にある離れ露天「権左衛門の湯」。じつはここ、明治時代の錦絵に描かれた浴場を忠実に再現したもの。そんな昔から露天風呂があったとは驚きですね。昔の浴場サイズなので小規模ですが、返って名湯とじっくり向き合うには最適。伊香保の四季を感じ取れる優れた露天といえるでしょう。

岸権旅館の三つ目の浴場は「又左衛門の湯」。老舗らしい重厚な風格のある大浴場は、湯量が豊富なためか湯の温度も少し熱め。お湯はすべて加熱掛け流し。加熱すると個性が減る湯が多いですが、伊香保ではむしろ鉄分などの個性が増える印象を受けます。三つの浴場で文字通り名湯三昧できます。

いろいろな旅館に泊まると、たまに失敗だったと感じることがあります。失敗とは宿泊料に見合わなかった、損をしたということです。ひどい時には騙されたと思ってしまうこともあります。それは、宿で経験するガッカリの数に比例します。

岸権旅館では「他の宿だとここでガッカリすることが多いな」と思う所で、逆にガッカリしないことが多く、嘘や騙しのない宿との印象を持ちました。格安プランで泊まったのに食事がしっかりしていたこと。部屋のメンテナンスも、他の宿では何故補修しないのかと思うことが多いのですが、ここではちゃんと補修していました。また、チェックアウト前に風呂場の営業が終わる宿が多い中で、チェックアウトまでフルに温泉に入れるのが温泉好きには最高です。しっぽの先まであんこの詰まったたい焼きのような宿だと思いました。
http://allabout.co.jp/travel/meito/closeup/CU20060302A/


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8) 森秋旅館

地蔵の湯 : 黄金の湯 加温 掛け流し
湯の入替頻度 : 毎日
http://www.moriaki-ikaho.co.jp/huro/frame.html


創業明治元年、あの石段街も近く、伝統の宿です。

この宿は、正式には雨情の宿森秋と言って、「赤いくつ」などを作詞した童話作家の野口雨情が定宿としていたそうです。廊下には雨情作品の男性ボーカルの童謡がずっと流されて、ちょっと微妙な雰囲気です。

早速、お風呂へ。内湯と露天風呂が同じフロアでも違う場所にあるため、服を着ないと行けません。まずは内湯です。 中はかなり暗く、洞窟風呂のよう・・。湯気がこもっています。

茶褐色の湯は、伊香保の伝統的な源泉、「黄金の湯」です。これが源泉100%のまま循環無しで掛け流しです。これは、数ある伊香保旅館でもなかなか出来ないことです。
なぜならば、伊香保の黄金の湯は、昔からの伝統的な宿が権利を持っており、戦後規模の大きくなった伊香保の旅館に分配されています。しかし、絶対量は限られているので、その権利を持つ宿の使用がメインとなり、この伝統の茶褐色の湯は限られた宿でしか使えないのです。

この黄金の湯の権利を持つのは小間口権者と呼ばれます。森秋旅館は、現在黄金の湯の小間口権を持つ10軒の旅館の一つなのです。 これだけ大きな風呂に源泉を100%で掛け流しで使えるのも、小間口権を持つ旅館ならではの贅沢です。

硫酸塩泉です。源泉温度が低いので、加温はしているようです。

湯船の大きさに対して、源泉の投入量はやや少なく感じましたが。最近自分の中では小さな湯船がブームです。そのほうがよりフレッシュな温泉が楽しめると思うからです。
ここは、部屋数も多いので、大きいお風呂が必要なので仕方ないですが。やや温めでまったりと長湯が出来ました。

露天にも行きましたが、結構混雑して写真が撮れませんでした。やはり黄金の湯100%で、眺めのよい、冷気が清清しく、気持ちのよい露天風呂です。
http://yappi.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_c25d.html

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9)ひびき野

露天風呂 : 黄金の湯 加温 掛け流し
http://www.j-hibikino.com/furo.html

元町長が経営していた「さつき亭」が倒産。別の経営者が建物を修復してオープンしたのがひびき野だ。

 日帰り入浴をした。入浴料1000円。日帰り入浴の受け付け時間は12:00〜15:00。
 檜の露天風呂は黄金の湯もフレッシュでいい気分。
 昼食付き入浴というメニューもあるようなので、要問い合わせ。(2005.10.10)

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10年ほど前、さつき亭に宿泊したことがありましたが、現在無くなっていたとは....それに元町長が経営とはびっくりです。
いまいちな部屋で4万位の料金・料理も?でしたが、お風呂はなかなかだったと記憶しています。
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 「さつき亭」はお金をかけすぎて経営がうまくいかなくなったようなのですが、ひびき野は競売で土地、建物を買ったため、そんなに高くはない料金設定にしているようです(安くはないですが)。伊香保グランドホテルなどもそうですが、伊香保で、別の経営者が経営を引き継いだところは概して割安です。
http://futennochun.cocolog-nifty.com/gungungunma/2005/10/post_6822.html


投稿日:2009/04/26
母と二人で利用させていただきました。お花見プランでしたが、桜がほとんど見えずに残念でした。食事はおいしく、食べきれないほどで満足♪ですが、大浴場は天井から冷たい水滴がボタボタ垂れてきてガッカリ。。。そして仲居さんが後ろも気にせずどんどん歩いて行ってしまうところや、食事準備や案内時、せかせかしてる感じが、かなり残念に思えました。

正直、お風呂・サービスのわりには高いなぁ〜…と思います。
http://ホテルの口コミ.com/%E4%BC%8A%E9%A6%99%E4%BF%9D%E6%B8%A9%E6%B3%89-%E5%A6%82%E5%BF%83%E3%81%AE%E9%87%8C-%E3%81%B2%E3%81%B3%E3%81%8D%E9%87%8E

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10) ホテル松本楼

大黒の湯 : 黄金の湯 加温 掛け流し 湯の入替頻度 :2日毎
吉祥の湯 : 黄金の湯 加温 掛け流し 湯の入替頻度 :2日毎
http://www.matsumotoro.com/onsen.html


景色は抜群ですが... (伊香保温泉 ホテル松本楼) 群馬温泉さん
落ち着いた佇まいの旅館を立寄り利用しました。8階にあるお風呂は眺望が素晴らしく谷川連峰や苗場山まで見渡せます。お風呂は「こがねの湯」と「しろがねの湯」が両方楽しめるようになっています。お湯は「こがねの湯」は薄められていて、露天の「しろがねの湯」は塩素臭が強く体にも匂いがついてしまうほどでした。
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_onsen001231/1.htm


黄金の湯と白銀の湯掛け流しです。


期待が高まります。体を流し終わると、両方の湯が空きました。

まずは当然黄金の湯です。温度はやや温めです。
黄金の湯が最も気持ちいい温度範囲内でやや低めといったところ。
とてもよく管理されています。新鮮度は浴槽が若干広めなのでそれなり。

濃度は少し薄いです。

総合的には伊香保の大きめなホテルではこのレベルは期待していなかったこともあり、この黄金の湯には満足です。

次は露天に向かいました。こちらも黄金の湯と白銀の湯があり、
黄金の湯は温すぎ、白銀の湯は塩素臭、これが印象に残りました。
http://on1000bu.jugem.jp/?eid=42

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C. ここは勝ち組から転落しちゃったのかな?

@ 「黄金の湯」の小間口権を持つ老舗旅館
金太夫, 伊香保グランドホテル

A 小間口権者から「黄金の湯」を分湯して貰っている老舗旅館
村松旅館

1) 村松旅館

黄金の湯 非加熱 掛け流し

伊香保温泉の名勝、石段街に面し、創業100年の老舗。各部屋からの眺望は伊香保温泉随一です。

 展望大浴場には露天風呂が併設されており、眺望は抜群です。料理は旬の素材を十分に生かした手作り和食を中心にお楽しみいただけます。

 温泉は純天然温泉で沸かしたり、うめたり一切しておりません。昔から子宝の湯として知られ、茶色でまろやかな湯質が特徴で、浴用効果も飲用効果も抜群です。
 また各部屋より赤城日光白根から谷川岳草津白根まで大パノラマがご覧頂けます。
http://www.spa.or.jp/shisetu/muramatu/yado.htm

石段街の途中にある旅館です。そこそこ規模は大きく、年季が入っている印象です。

玄関先に「入浴可能」と書かれていたので、突撃してみました。一人700円だそうです。伊香保の旅館巡りではずっと500円続きでしたので、一瞬戸惑いましたが、折角だから入ってみることにしました。

お風呂は勿論男女別で、内湯のみです。

浴室は旅館の規模相応とでも言うのでしょうか、結構広々としています。湯船は、これは何型と言うのでしょう?宮城県の扉が凍って開かない旅館で見たことがあるような、珍しい形をした湯船です。湯口はその湯船の中央、一番細くなっている箇所の中央にありました。

湯船は1つの大きな物で、繋がっているのですが、その一番細くなっている部分は浅瀬です。これまた、長野県は志賀高原どっかのお宿みたいな造りです。


さて、お湯。こちらも石段街に面しているだけあり、ちゃんと本泉が引かれています。

うっすら黄土色。かけ湯してみたら温いのも、伊香保ならでは。

さて、湯船右側の方にお湯に足を入れてみると・・・ ん、底の方が冷たい。
まるで水です。とりあえず左側に移動。こっちも底が温いけど、右側よりも幾分かマシです。浴槽中央の仕切りが良い仕事をしているようです。

とりあえず、お尻が冷たいので、掻き混ぜてみたのですが、浴槽全体が更に温くなってしまい、なんだかモドカシイ状態に。温度計は持参していませんでしたので、正確には言えませんが、体感で38度程度しか無さそうです。

ある意味、いつまで入っていても疲れないのですが、逆に言うと、ちっとも温まりません。右側を掻き混ぜたら凄い事になりそうですが、とりあえずやめておく事に。

脱衣所の掲示を見る限りでは、加温しているそうですが、利用者が少ない
間は加温せずにほったらかしなのでしょうね。

言いようによっては、源泉そのままでなのですが、湯量に会わない大きな
湯船を作るとこうなると言う、良い見本のような気もします。

ただ、このお風呂からの眺めはなかなか良いです。
今回伊香保ではこぢんまりした所ばかり回っていましたので、眺望が良い浴室はかえって新鮮です。

たぶん私が訪れたタイミングのせいだと思いますが、時間をかけてゆっくりとぬる湯を楽しみたい人には、かえって嬉しい温度設定と言えるのかも知れません。適度に広いので、子供連れで湯巡りするには良さそうだと思いました。
http://jake.cc/

伊香保温泉 村松旅館 2008.06.26 Thursday 15:54

石段街の中腹、左手にあり分かりやすいので見覚えある方も多いでしょう。
車が階段に落ちそうなほどギリギリに停めてある所です。

この日は朝から雨で、旅館を訪れたのは夕方5時前後、日曜日のこの時間では客足もまばらで、貸し切り状態で入りたい人には狙い目です。 宿に入ると、フロントの男性が気持よく対応してくれました。

入浴料は一人¥700で¥1,400。伊香保でこの値段で貸切で入れる場所は少なめです。

貸切時間は通常30分なのですが、この後客も来なそうなので、「ゆっくり入って下さい」と時間を延長してもらえることになりました。

風呂場までは、フロントの男性が案内してくれました。ここでも、手際よく丁寧に説明してくれ、高印象です。

お風呂はこんな感じ
タイル張りで、浴槽の淵は檜でしょうか?
少し緑がかっていました。

湯は温めで掛け流し。湯出量は少ないですが新鮮でした。

シャンプー、ボディーソープ類はナイーブの桃のやつ。
お風呂から外が見渡せ、気分が良いのですが、外から中も見えそうで脱衣場同様少し気になりました。
広さは2人には十分です。家族利用がちょうど良さそう。
上った後は、隣の休憩室で一休み。温まった体に梅雨時の涼しさが心地よいです。
フロントでお借りしたドライヤーで髪を乾かし、村松旅館を後にしました。

通常料金で貸切。空いていれば延長も。

スタッフの方の対応は良い。遅くまでやっていて便利!
http://on1000bu.jugem.jp/?eid=22


「村松旅館」は創業100年の老舗だそうだ。

 泉温は40.9℃。源泉のままで、湧かしていないから、温い。温いが、掛け流しである。

女性用の大浴場は狭く、露天風呂もない。女性は不満であろう。
http://members.jcom.home.ne.jp/nori07311/muramatu.html


楽しみにしていた温泉は、湯の質はいいのでしょうが、女性用が狭く、男性用の広い方との交替もなくて、のんびり出来ませんでした。部屋食というので楽しみにしていましたが、ご飯と鍋物とお汁以外は全部冷たく、味もいまいちでした。

http://ホテルの口コミ.com/%E4%BC%8A%E9%A6%99%E4%BF%9D%E6%B8%A9%E6%B3%89-%E6%9D%91%E6%9D%BE%E6%97%85%E9%A4%A8


最悪な旅館でした。 by kisara_works74さん 旅行時期:2009年05月

宿はとても古さを感じる宿です。

まず部屋が汚かったです。備え付けのコップは非常に汚く使う気にならなかったです。
部屋の手洗い場の水が出ない。共同の手洗い場の水は数秒間サビ色の水が出ました。
トイレも非常に汚くいつ掃除したの?ぐらい汚いです。

宿の案内が無くフロントに聞いてみると当店には無いとの返事でした。部屋の外窓は一切開かずガムテープで目張りしてありましたが虫がウジャウジャいました。エレベーターは非常に古く異音?がして怖かったので乗りませんでした。

女将の言う事は全て嘘って感じです。主人は随分威勢のいい方で嫁・子供が怖がっていました。衛生面では-100点です。旅館対応-100点。料金-1000点。2度とお世話になりませんね。個人的な意見ですのでご参考までに・・・
http://reserve.4travel.jp/domestic/hotel/each/10043568/tips/


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2) 金太夫

黄金の湯 加温 掛け流し 塩素消毒

この日お世話になったのは、「寅」の「金太夫」 。

現在の当主金太夫氏は20代目となり、伊香保の歴史と共に歩んできた老舗旅館です。
しかし、伊香保屈指の老舗「金太夫」も、平成16年(2004)の温泉偽装事件の打撃から立ち直れず、平成18年(2006)の4月からは、活ノ東園ホテルに経営権は移っているそうです。
http://yufuki.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/28_cc89.html


金太夫は木暮家の総本家として四百年以上の歴史を誇る旅館だが、数年前にホテル業界の価格破壊者の伊東園ホテルチェーンに経営権が移り、一年中¥7800というキャッチフレーズで、土日や連休などは連日満員の盛況を極める。

伊東園ホテルの特徴は人手を絞って料金を安くし、インターネットなどで宿泊客を募集する手法が受け入れられたことにある。客のほとんどが家族連れか老夫婦で、団体客は皆無。

食事は全てバイキング形式で、ホテルの大広間を使ってバイキング会場としている。

大浴場は食堂に近い2階にあり、展望風呂/露天風呂は屋上に近い8階にある。

昔から湯の権利を持っていた金太夫なので、伊香保の結構なお湯だったが、満員の宿泊客が入ったためか、掛け流しのお湯もかなり疲れていた。
http://www5.airnet.ne.jp/hiromi/tabi23/tabi09-1/ta23ikaho.htm

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2009-06-14 12:33:59
お風呂は泉質の為か浴室が汚れているようでガッカリしました。露天風呂は風呂に入ると底がヌルヌルしていて危険です。室内の方はそんなことありませんでした。アメニティは豊富で良かったです。 

夜は隣の部屋の声が聞こえて安眠できませんでした。こんなに隣の部屋の声が聞こえる旅館は久し振りで大いに不満でした。隣の人の問題もあるのでしょうが・・・。

また、朝食時のバイキングでは、食事が終わった食器がそのままで座る席がありませんでした。若い男の従業員一人で対応していたのには驚きました。一人では絶対無理でしょう! 見回しても他に従業員が居ないので、仕方なくテーブルの端に使い終わった食器を移動して食事しましたが、気分の良いものではありませんでした。 

料金が安いのはありがたいけど、これほどサービスが悪いと考え物ですね。 また行きたいと言う気持ちにさせるならもう少し改善をお願いします。気持ちの良いサービスを期待したいですね。
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/73955/review.html

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3) 伊香保グランドホテル

黄金の湯 加水 加温 掛け流し

男性用大浴場は毎週金曜日は清掃のため、9:00〜15:00は入浴不可
女性用大浴場は毎週火曜日は清掃のため、9:00〜15:00は入浴不可

      伊香保温泉 7950円伊香保グランドホテル 伊東園グループ


伊香保グランドホテルさんも、金太夫旅館と同じ伊東園グループ。 システムは、ほぼ同じ。

金太夫さんが86室で、グランドホテルさんが100室。

立地も、伊香保温泉の入り口なので、ゆったりめのつくりです。
http://re1ko46.seesaa.net/article/123548523.html


アタシたちが泊まったのは伊香保グランドホテル。ご覧のとおり決して新しくも豪華でもないホテルだが、何しろホテルの前にバス停があるのが素晴らしい。さらにアタシたちがこのホテルを選んだ最大の理由が、その不可解なまでの安さだった。

なんと夕食と朝食がついて消費税、サービス料込みで1人一泊7800円なのだ。実際には他に入湯税というのが加わって7950円なのだが、食事がつかない地方のビジネスホテルでも8000円くらいは取られることを考えれば、爆発的に安いことに違いはない。

これだけ安ければ、さぞや飯は貧相と思われるだろうが、実はこのホテルを選んだ理由の一つが食事だった。食事はバイキング方式なのだが、こちらが夕食の皿である。

なんとズワイガニが食べ放題なのだ。たしかに値が張る店に比べれば、身の入り具合はイマイチだった。しかし、そこは食べ放題のバイキング。一本あたりの身が少なければ数で補えばいいだけの話。実際、久しぶりのカニだったので、3皿ほどおかわりして食いまくってやった。

カニ以外のメニューもなかなか豊富で、肉料理の品揃えこそはイマイチだったものの、和食からイタリアンまで多彩な料理がズラリと並び、これがバイキング式のレストランなら4000円くらいは取られてもいい内容。朝飯もバイキング式だったが、某ホテルチェーンの朝バイキング(1000円だったかな?)よりも、味も品揃えもずっと良かった。

客室はこんな感じ。和室と洋室の二間でなぜかベットと布団が両方あった。温泉も二つあって、一般客には有料で開放している方の温泉には、サウナや露天風呂もあってなかなかの充実ぶり。決して豪華なホテルではなかったが、あらゆる面で7950円ならお釣りが来るくらいの内容だった。

ちなみにこのホテルを経営している伊東園グループは、このホテルをはじめ東日本各地の温泉地に進出しているのだが、傘下の全ホテルが7950円でカニ食い放題らしい。ちょいと温泉にでも行くかという方、カニを安く腹いっぱい食べたいという方にはお勧めである。
http://blog.livedoor.jp/hirotsugu1069/archives/50852174.html


古い・・・by kujirakkoさん
総合評価: 旅行時期:2007年10月 一人一泊予算:10000円未満 参考

かなり古くて清潔感もありません。汚い部屋です。
ホテルというか昭和の民宿といった感じです。

お風呂までもかなり歩きます。
夕食も安っぽいものばかりでした。

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値段相当 by 鯨さん
総合評価: 旅行時期:2008年11月 一人一泊予算:10000円未満

食事つきのビジネスホテルと思えば腹も立ちません。
6時に食事会場へ行くと、エレベーターホールまで人があふれ、7時に行くと食べる物はほとんど無く、カレーライスとウドンで終わりました。

部屋にはカメムシが2匹いました。
ベットの硬さが丁度よくよく眠れました。
風呂は、年寄りが多いのに背付き椅子が1個しかありませんでした。

値段(7,900円)相当と思えば腹も立ちません。
部屋のテレビが、映像が乱れ音だけ聞いていました。
食事つきのビジネスホテルと思ってください。

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伊香保グランドホテル(伊香保温泉 / 群馬県)|みんなのクチコミ

良いのは安さのみ・・・by peka2さん
総合評価: 旅行時期:2008年08月 一人一泊予算:10000円未満

パンフレットの画像を見て、良さそうだと思い決めた
このホテル・・・

ここ、こんな感じで大丈夫なのかという位にひどいんです。

・部屋に着いて急須は洗われていない物がおいてあった。

・大浴場があまりにもひどい(写真は詐欺)

・バイキングでは、早い者勝ちといった感じで食事はすぐになくなってしまい、
 後から来た人の分がない。
 さらにはスタッフが客にタメ語を使ったり、怒らせたりしていた。(ほとんどが中国の方)

・ある方が食事が不足している事をスタッフに伝えると、
 嫌な顔をしてどこかへ行ってしまうといった非常識具合。
 子供たちが泣きながら食事を探している姿がちらほら。

本当にこれでいいのでしょうか?
何回もこういった旅をしていますが、ここまでひどいのは初めてです。

支配人にこの事を伝えている方を見かけたので、
ずっと聴いていましたが、支配人の対応もひどいもの・・・
これは真剣に考えたほうがいいですね。

泣きながら食事って・・・
考えられますか?

2度と行くことはないと思います。
http://reserve.4travel.jp/domestic/hotel/each/10035850/tips/


投稿日:2009/04/08
お部屋・食事等などについては、値段相当という印象だったが、お風呂については、イメージ写真と現状がかけ離れすぎていて驚いた。
http://ホテルの口コミ.com/%E4%BC%8A%E9%A6%99%E4%BF%9D%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB/200904.html

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D. これが負け組の現状


伊香保温泉 一富士

大浴場 : 白銀の湯 加温 循環式 塩素消毒
露天風呂 : 白銀の湯 加温 循環式 塩素消毒

シースルースーパーコンパニオンパック(お色気プラン) 料金表  
1泊2食 コンパニオン120分 飲み放題150分

お客様 対 コンパニオン(税込料金)

5対1 4対1 3対1 2対1 1対1
16,940円 18,240円 21,120円 24,780円 38,800円

コンパニオンは最低2名からの手配となります。
http://www.tabi-koubou.com/compa/kantou/ichifuji/


ホテル一富士  群馬県北群馬郡伊香保町557−12

 シースルーコンパニオン飲み放題付き120分

宴会の友・ノーマルコンパニオンからコスチュームコンパニオン、スーパーコンパニオン、シースルーコンパニオン、芸妓さん・・・・ゆったりお風呂につかってパァ〜ッと騒げば、日頃の憂さもなんのその、元気回復間違いなし! お父さんもお兄さんも、社長さんも課長さんも、みーんな楽しく遊びましょ♪

裸の王国では皆様にもっと気軽にコンパニオンプランをお楽しみいただけますよう、いろいろな割引サービスを実施しております。日本全国のピンクコンパニオン宴会付の温泉宿泊パックから地元の仲間との飲み会まで幅広くご利用下さい。団体割引、幹事さんへの袖の下、リピーター向けにはお得意様割引、早めにご予約いただいた場合は超早割、早割など。詳しくは裸の王国の割引サービスをご覧下さい
http://hadakanooukoku.com/ikaho/itifuzi.htm

ここの評価は何故か人によって極端に違いますね。

俗物には ここの価値がわからないのかな?

僕なら シースルー スーパーコンパニオンパック で是非行ってみたいですね。

仮に超高級旅館の 香雲館 や 旅邸諧暢楼が ここと同じ値段にしてくれたとしても、
僕は ここの シースルー スーパーコンパニオンパックの方がいいな。

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値段を考えると、十分満足でした。

古さは感じられるものの、清潔感はあり、トイレも広く文句なしです。
夜間は、フロントで防犯のためなのか、常時いらしておりました。
私は、熱めの風呂は苦手なので、丁度良かったのですが、
人によっては、ぬるく感じることもあるようです。 投稿日:2009/04/11

妻と子供の3人で利用させていただきました。
クチコミ通りに食事は美味しく、食べきれない程の量でとても満足しました。
スタッフの方には子供に大変やさしくしていただきました。
ただひとつ残念だったのはお風呂が温泉のはずなのですが循環消毒をしているせいか温泉ぽくありませんでした。

また2つあるお風呂の片方がちょうど夕飯の支度中時間だったのか揚げ物の匂いが入ってきてその時はお風呂にゆっくりはいれませんでした。

お風呂以外はとても良い旅館でした。 投稿日:2009/03/05

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平日だったので、温泉も貸切状態で入ることができ、また食事も朝夕共に他の方の投稿にあったように食べ切れないほど出て、びっくりするほどでした。豚肉のしゃぶしゃぶやおきりこみなどを美味しく頂きました。

また部屋からは紅葉が一面に見渡せ、感動ものでした。

部屋は綺麗に清掃されているのですが、全体的に老朽化が目立ち、畳や壁、洗面所などの傷みが気になったのと、あとタオルが一人1枚しかなく使いまわさなければいけないのが不便でした。またエアコンを強にしてても部屋が寒かったのがちょっと残念でした。ただホテルの方々にはこころのこもった対応をして頂いたのでいい旅行になりました。 投稿日:2008/11/28

http://ホテルの口コミ.com/%E4%BC%8A%E9%A6%99%E4%BF%9D%E6%B8%A9%E6%B3%89-%E4%B8%80%E5%AF%8C%E5%A3%AB


伊香保温泉 一富士(伊香保温泉 / 群馬県)|みんなのクチコミ

1泊2日を返して下さいっ!by kyaさん
総合評価: 旅行時期:2008年08月 最悪っ!

フロントの雰囲気も暗く、ソファーやテーブルなど汚くホコリだらけ。
エレベーターに乗ると、暗くカビ臭がありと汚なかったです。

部屋に入ってもあちこち汚く、テーブルの上がホコリだらけ、出されたお茶の湯のみと受け皿もホコリだらけで飲む気がしませんでした。

トイレは普通だったのですが、洗面所と部屋のお風呂場からドブ臭とカビ臭。

大浴場に行き、またあまりの汚さと暗さに引き返そうかと思いました。
蛍光灯が消えていて、用意されていた水差しや溶けていた氷が入っていただろう容器(溶けていてただの水でした)や10個程のグラスがそのまま。
せっかく来たのだからと我慢して入ったのですが、とにかくお風呂がぬるく湯気が出ていない状態(温水プール位)、全体的に古い、汚い、暗い、シャワーが出ない、頭上から水滴が落ちてくるという感じでした。

入浴中、マジックショーの告知案内放送が頻繁に流れていましたが、それよりも風呂だろ!と、ツッコミながらぬるい湯にこごえてうずくまっていました...。
伊香保の温泉街のホテルの温泉なのにあまりにもお粗末でした。
食事は全て部屋だったのですが、これもお粗末な感じでした。
夕食。品数が多いだけの、自宅でも食べられそうな食材ばかり。
おっきりこみの味噌煮込みなのですが、味噌ではなく塩味しかしません。
ポットからお湯を継ぎ足した回数は5回以上...。

おっきりこみは、すでに小麦の固まりと生まれ変わっていました。
しゃぶしゃぶのたれは、ポン酢とごまだれの2大巨頭でしたがポン酢は、何これ唐辛子と酢!。
そして、初めて食したさらさらのごまだれ。ごまだれの味は、まったくしません。
山菜料理と言っても、キノコばかり。
サツマイモの料理は火が通っておらず硬く、押し寿司を食べると米の芯が残っていて酢の味なし、キノコの炊き込みご飯は正油ご飯といった感じ。

全体的に味付けが濃いか、味がしないかという感じで、ダシの味やコクも無い料理ばかりでした。
皿の欠けやヒビ、グラスがくもっていました。
夕食が運ばれて来る前に自分でテーブルの上のホコリを拭いたのですが、拭かなければそのままの状態で料理も並べていたんでしょう。

布団を敷きに来たのですが、出された布団のカバーは破けていて、ジトッと湿っていてカビ臭さを感じました。

朝、布団を下げに行きたいとフロントから電話。
どれくらいで来ますか?と聞いたら、タメ口で『食事が出来てるから』と急かされ、ホコリが収まらない中、朝食の準備。

朝食。相変わらず、品数は多かったがチープなものばかり。
仲居さんがみそ汁を一人一人わざわざ鍋で作り始め、卵はハムエッグとかではなく、タマネギとピーマンとキャベツが入っている中に卵を落としていきました。
野菜エッグという新種の料理なのでしょうか?

あまり食欲が湧かなかったのですが、とりあえずご飯を食べ始めたのですが、昨日よりも硬く芯が残っている状態でした。
これでさらに食欲がなくなり、他で食事をするつもりでほぼ残し、温泉も日帰り温泉を堪能するハメになりました。


おかみが夕食の時に挨拶に来た際に、『小さいホテルではありますが、少人数で頑張っております。至らない点があると思いますが… 』という事でしたが、あまりにも至らない部分が多いと思いました。

ネットで『ホテル一富士』検索をすると、コンパニオンのセットばかりが目に付きましたが、伊香保温泉をうたっている以上せめて温泉くらいはしっかりして欲しいです。
昔は、きっと良いホテルだったのではないかと思いますので、がんばって欲しいという気持ちを込めましてあえて厳しいコメントにさせて頂きました。
自分が、お客様の立場になって色々と考えさせられた点では、ある意味勉強になりました。
ただ、二度と利用する事はないと思いますが...。

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うーーんby mcknightさん
総合評価: 旅行時期:2008年06月 一人一泊予算:30000円以上 ひどい旅館でした。

僕らは男だけで宴会に使ったからまだ7割怒って、3割笑って語れるくらいで済みましたがもしこの旅館に家族でいったりカップルでいったりしたら悲惨です。

夕食時の食器がかけていたり座布団がセットされていないひとがいたり
肘掛けがない人がいたり
皿がない人がいたり
うどんの汁が途中でなくなったのに
「しょっぱいからこれくらい(少ない量)がいいんです」と言ったり、
冷酒を飲むグラスが最後までなかったり、
氷も夕食時ずっとなかったり、
屋上の露天風呂は何これ??って感じだし、
カラオケで出てきたポテトチップスは湿気っていたり
カラオケルームはカビ臭かったし、
コンパニオンさんにも「このホテル大丈夫ですか?」って言われたり(笑)
お風呂は当然塩素臭いし・・・


サービス業とは何だろう? と深く考えさせられました。


なんかどよーーーんとした雰囲気がすべてにおいて漂っていましたね。
不思議なものでチェックインした瞬間からみんな「大丈夫なの、ここ?」と不安がっていました。
人間のそういう能力ってたけているんですね(笑)
システムが機能していないというかバラバラというか・・・

前向きに考えるといつまでも思い出に残る旅館でした

あとまたまた前向きに言いますが夕飯の豚の角煮はみんながほめていましたし、たしかに美味しかったです。 でもそれだけです。

本音は・・・
とくに安い価格でもなかったですし
別の旅館がめちゃめちゃうらやましかったです(泣)
http://reserve.4travel.jp/domestic/hotel/each/10043550/tips/
 

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コメント
 
01. 中川隆 2014年3月24日 21:12:39 : 3bF/xW6Ehzs4I : 2D6PkBxKqI


去年秋の榛名旅  Posted by HASH  on Feb 06.2014

この日の宿泊地の伊香保温泉へ。

榛名湖から伊香保温泉まで、コーナーの多い峠道。
Mは、ナビ見ただけで怖がってる。

特に良子は、次急カーブだから速度落として!とうるさい。

まあ、ここはほら、イニシャルDの舞台だから。

伊香保付近の藤原豆腐店が、榛名湖のホテルに豆腐卸しに行くのにハチロク走らせて腕を磨いたという…
でもMがそんなに怖がる程の道でもない。


伊香保といえば、石段。
伊香保温泉は急斜面にあるのだ。

その途中にある柏や旅館に素泊まり。
女将さんが待ってた。

まず夕食をと思い、荷物を玄関に置かせてもらって、そのまま女将さんに紹介された店へ行った。

美味しそうだが、ほとんど肉が入ってる。
どーしようと思ってたら、夏季限定のサラダうどんがあった。
聞いたら作れるというので、それを食べる。

ちょっと散策したかったので、石段街を歩いた。
源泉が流れてる。
http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/2014020620584112c.jpg

石段を登って少し歩くと、公共露天風呂と飲泉所かあり、そこの「かじか橋」をライトアップしてるというんで、そちらへ行ってみようということに。

そしたら、宿の前付近で女将さんが私たちを探して食事した店をのぞいてた。

女将さんは親切な人で、私たちが遅いから気になったのだろう。
Mが、お母さんを思い出す、という。

姫ちゃんが「心配してるよ、帰ろう」と騒いだらしい。

「私、お母さんの強迫に一番反応してたの、姫ちゃんだったんだ」と言った。

石段のてっぺんにある伊香保神社に寄って挨拶した。
http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206205844633.jpg

かじか橋。
http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206205848695.jpg

人も多い。
露天風呂はもう終わってたので、そちらは明日の朝行くことにした。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/2014020620575787c.jpg

紅葉が綺麗。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206205802c56.jpg
http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206205721c05.jpg

飲泉所でガンガン飲みまくる。
http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206205724b45.jpg

伊香保といえば、赤湯。
無色の「銀湯」もあるが、メインは炭酸味のある鉄泉だ。
鉄泉は、時が経てば経つほど酸化して茶色くなるが、新鮮なお湯は、ほぼ透明だ。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206205529258.jpg

宿へ戻る。
宿に帰ると荷物などもう部屋に運んでくれていた。
玄関に無造作に野菜がドサッと転がってた。
うまそうだ。
自分とこで作ってるんだろうか。
ここで夕食つけても良かったかも、と思った。

伊香保には高級旅館もあって、そちらも源泉かけ流しでなかなかなのだが、こういうこじんまりした素泊まりありの宿は、また落ち着く。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206205328937.jpg

何と部屋は二部屋続き。
スバラシイ。
「デラックス・ルーム」。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/201402062053248e8.jpg

外はすぐ石段。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/2014020620553176f.jpg

部屋は石段に面してて、眺めがいい。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/201402062055339c7.jpg

さっそく宿のお風呂。
小さい風呂だが、もちろん源泉かけ流し。
24時間入れるという。
気持ちいいか?と言われたので、気持ちいいと言うとニコニコしてた気がした。
お湯が。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/2014020620532718f.jpg

ひょうたんの湯口からは、掛け流しの源泉が。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/201402062053259e0.jpg

素泊まりだったが、気をきかせてくれたのだろう、女将さんが朝食はいりますか?と聞きにきた。
宿の玄関にあった野菜を見てたから、私は考えた。
なので、ちょっと考えます、と言った。

実はMも私と同じことを思ったらしい。

「野菜美味しそう、夕食付きでも良かったかも」と。

それだけあの玄関に転がってた野菜は、私らにとっては魅力的だったのだ。
しかし私らは朝食を食べる習慣がない。
明らかに食べ過ぎになる。

でも、おにぎりぐらいなら…と思って、おにぎりは出来ますか?と聞いたらOKだったので持ち帰りでおにぎりをいただくことにした。

榛名はどこも気持ち良かった。
湿気が嫌いな私は、何となく湖も苦手な湖だったが、榛名湖はかなり良かった。
榛名富士にはロープウェイがあって登れるらしい。
行きたいな、と思った。

三連休だから人出も多く、結構夜中まで人が歩いてた。
石段に面しててラッキーと思ったが、うるさかった。
まあでもいいや。
http://onelastwish.blog.fc2.com/blog-entry-686.html


02. 2014年3月24日 21:36:23 : 2D6PkBxKqI
Posted by HASH  on Feb 06.2014

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206211617199.jpg

朝の部屋からの光景。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206211647d10.jpg

朝風呂へ。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206211613c23.jpg

相変わらずひょうたんがイカす。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206211615dcc.jpg

風呂へ行ってる間に女将さんが持って来てくれたのだろう、差し入れが置いてあった。
朝のカード。

荷物を置かせてもらって、伊香保温泉街を散策に出る。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/201402062114427e2.jpg

まずは、たこ焼き屋「ののや」の風呂と、伊香保名物公共露天風呂に入る。
そして「ボロ宿紀行」にもあった、ディープな宿の、有明館。
内湯なのに、コケやシダ植物が生えて、すでに内風呂の光景ではないらしき、風呂に入浴しようと思ってた。

まずはののや。
タコ焼き好きのMはたこ焼きも目当てらしい。
ここも手打ち蕎麦やってて、新蕎麦らしい。

まずはお風呂。
貸切制なので、男湯女湯両方入れるとのこと。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206211612193.jpg

なんと!

中で男湯と女湯が繋がってて、しかも打たせ湯みたいにジャバジャバと上からお湯がかけ流されてるではないか。

ここを通ると、

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206211108be6.jpg

こちらの女湯に出る。
期待以上なお風呂。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206211107c4d.jpg

広い方へ戻る。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/2014020621110696e.jpg

風呂上がりのタコ焼き。

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ののやさんの風呂が、一番赤茶けてる。
店は石段の上にあり、濃いのかもしれない。

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朝も伊香保神社に寄った。
再びかじか橋方面へ。

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かりんとう饅頭。

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第二号源泉。

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UFO型のドームの中では源泉がブクブクと。

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向こうには、ベルツ博士の碑。

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ベルツ博士とM。

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次、公共露天風呂。

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有名な伊香保の露天、かけ流し。
人は多く、人のいないとこ見計らって撮る。

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湯口。

http://blog-imgs-50.fc2.com/o/n/e/onelastwish/20140206211439810.jpg

さて次はいやいよボロ宿。
念のため電話かけてみたが、

「現在使われておりません…」

と嫌な予感。しかしとりあえず行ってみることに。

飲泉所で2リットルペットボトル2本分汲んだ。

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そして今回DEEPな宿その2、

地図を見ながら、有明館の前まで行くと…
中を覗いたMが、

「やっぱり廃業してる!」と。

「電話線も抜かれてるよ」

と言うから覗いてみたら、確かに何もなく、人気もない。

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おばあさんが一人でやってるという話だった。
ここに泊まる事も考えてたので、潰れたのか、と、ちょっとショック。
Mは「あちらの世界にお帰りになられたんだよ」と不謹慎な事を言ってる。

有明館の前、寂れた、スナック石段。

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今はやってるのかやってないのか。
やってないだろうな。

伊香保もまた、やってるのかやってないのか分からない宿があり、路地を入れば、那須湯本同様、廃れる温泉街の光景があった。

こうして淘汰されてくんだろうか。
温泉フォエバー。

資生堂と書かれたショーウィンドーの中には、

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可愛いガラス。

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なぜ、温泉を回るのかと言うと、そこに温泉があるから。
なぜ神社を回るのかといえば、そこに神社があるから。

伊香保温泉の名物の石段を登ってったら伊香保神社があったからお参りした、ような感じ。


出発。

荷物を取りに宿に戻った。
Mは先に、荷物を持って町営の駐車場まで歩いて行き、私は宿でトイレを借りた。

女将さんに挨拶すると、

「部屋に戻られるかと思って」

と、私達に茶などを用意してたらしい。
でも、Mはもう駐車場に行っちゃったし。
何だか申し訳なかったが、

「また今度ゆっくり来ます」と言って宿を出た。

「遠いところからありがとうございます」

と何度も言われた。

おにぎりは漬け物付き(多分自家製)だった。
次回は夕食だけ付けようと思った。

かじか橋の方にあった伊香保ホテルもいい感じだったが、柏屋さん、とても良かったなあ。

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榛名神社、榛名湖、伊香保温泉、榛名山。

私にはすごくしっくり来た。
ここ群馬は、榛名山の他に、赤城山やら碓氷峠やら心惹かれるスポットが。
(やっぱイニシャルDになってしまう。
 赤城山のRX-7兄弟に、碓氷峠はシルエイティの女子二人組。名前忘れ。
 しかし私はわざわざ180を、シルビアの顔に変えるカスタムが分からない。

 RX-7はいいなあ。でもツーシーターだからな。
 バイク乗ってて、車まで二人乗りはないだろうと思って180にしたけど。私は走り屋ではないので、ダウンヒルに熱くはならないけど、気持ちは分かる。)

土地の名前によっても何かが違うと思った。
碓氷、うすい。
榛名は、覇る名だと何かで読んだ。

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行くはずではなかったが、M共々、「榛名富士」が気になり、この日はそのまま渋川市に降りる予定だったが、戻って榛名富士に行くことにした。

榛名湖へ戻る。
対向車線が混んでる。
嫌な予感。

そしてまたM(良子)が騒ぐ。
スピード落とせとか何とか。
そんな崖から転落するよーな酷道じゃないんだから。

うるさい。
が、良子は自分の強迫を認めた。

榛名山にはメロディラインというのがあって、どういう道の作りかは知らないが、車で走ると「静かな湖畔」が聞こえる。
榛名湖北側の直線コース。

夕べ走った時は鳴らなかったが、こっちの車線だけらしい。
標識に時速50km/hで走行しろと書いてある。
ホントに聴こえた。
速度を50に保つのも微妙に大変、(直線コース快走路なので)音程がズレていく。

人が多い。
山ん中なのに、混んでる。
さすが連休。
ロープウェイも並んでるし。
混んでるのも嫌なら、待つのも嫌。
一瞬後悔したが、せっかく来たんだから登る。
三回目ぐらいで乗れたので、ウンザリするほどは待たなかった。
二台続けて来るのだが、前の車両の二番目で、良い立ち位置をGET。

榛名富士。
富士山神社コノハナサクヤヒメ。

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やはり神秘的な榛名湖。
頂上駅、帰りの方が混んでる。
やな予感。
ここから5〜10分ぐらいで頂上だが、山のてっぺんに人がワラワラと。
カタチの良い榛名富士の頂上は、もちろんスペースが狭い。
そこに人が集中してる。
うーん。
清々しいはずの空気が、人の多さで雑然としている。

頂上より。

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富士山も見えたりするらしい。
この日は見えなかったが、見渡す景色はとても良い。

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三角点発見。
ここが一番誰もいない。
よって、ここに座って、人目も気にせず瞑想。
しかしうるさいな。
でも一番落ち着く。


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しばらく座ってるとMが、「いいとこ見つけたね、私にも座らせて」と言ってきた。
Mも瞑想。

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座ったら「ここ気持ちいいね」と言ってた。
「今日雨だったよね」と観光客が話してた。
私は、雨降る予定だったのか、と思った。
珍しい。
今までは予報が晴れてても雨に降られたりしてたってのに。

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頂上駅に戻ると、やはり混んでた。
行きよりも混んでた。
空、イイ感じ。

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待ってるうちに頭が少し痛くなってきた。
落ち着かない。
心臓がドキドキする。
人が多いからな。
結構待って、やっと降りて。
やはり自然は、人の少ない時期に来たいものだ。

でも景色はきれい。

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03. 中川隆 2014年4月30日 21:08:34 : 3bF/xW6Ehzs4I : 2D6PkBxKqI

伊香保温泉、栄枯盛衰 2011年10月1日

先々週、万座温泉の帰りに立ち寄った伊香保温泉ですが、想像以上の賑わいだったので早速泊まりで訪れることにしました。

金太夫玄関

今回宿を取ったのはお馴染み、貧乏人の救世主伊東園ホテルグループのホテル金太夫です。チェックインが日が暮れてからだったので、上の玄関の写真は翌朝撮影したもの。

夜の金太夫

伊東園ホテルは、通常ならば飛び込みではなかなか部屋が取れないのですが、この日は観光バスの運転手さんなどが利用する部屋が一室だけ空きがあり、どうにか寝る場所は確保できました。一般の客室に比べると、狭くてまるでビジネスホテルのような簡素な造りの部屋ですが、その他のサービスは他の宿泊客と同様に受けられるので、まぁこれだけあれば充分。

部屋の窓から見える、向かいの客間。仕方ないけど、出来ればあっちに泊まりたかったかな・・・贅沢を言うなら(笑)

伊東園ホテルとプリンスホテル、バイキングのメニューは同じ??

金太夫の夕食はバイキング形式なので、飛び込みでも食堂が営業している時間内であれば夕飯にはありつけます。しかし、この日は終了30分前。大慌ててで掻き込むように夕飯を済ませました。

金太夫の夕飯、バイキングのプレート

それにしても、今回金太夫のバイキングのメニューを見て気付いたのですが、先々週泊まった万座プリンスホテルのバイキングと内容が相当被ってるんですね!これにはびっくり。

さすがにメインのおかずは全く違いますが、たくあんとか刺こんとかわさび漬けとか、細々したものはほとんど同じ物を使っていた思われます。

プリンスホテルって、バイキングの運営は伊東園に外注してるんでしょうか?それともバイキングに関わる細々したものを、まとめて納入してる会社が他にあるのかな?伊東園が潰れたプリンスホテルを買い取ってるのは知ってたけど、伊東園とプリンスホテルの関係って、今はどうなってるんだろう?と不思議に感じた夕食でした。

二種類の共同源泉がある伊香保温泉

伊香保温泉には、黄金の湯と呼ばれる硫酸塩泉と、白銀の湯と呼ばれるメタ珪酸単純泉の二種類の源泉があります。しかし、調べてみると、伊香保温泉の宿全体に見ても、一つの宿に黄金と白銀両方の源泉を持つ所はあまり無いようで、金太夫の源泉は黄金の湯です。

写真撮って来れませんでしたが、金太夫のお風呂は七階建ての最上階にあり、男女別の露天風呂が一つと男女別内湯、貸し切り風呂があります。

金太夫の建物は、伊香保温泉街の中でも最も標高の高い場所に位置するので、露天風呂からは伊香保温泉街と渋川市街地が一望。…なのですが、やっぱり人目を気にする人は結構いるのか、露天風呂の周りは竹垣でしっかり目隠しされていて、お湯に浸かりながら景色を楽しむことは出来ません。うーん、もったいない。

黄金の湯は時間が経つと茶色く変色するようで、内湯の新鮮なお湯はほとんど濁りのない無色透明なのに、露天のお湯は茶色く濁っていました。

そして翌朝。金太夫の外観は、一昔前は最先端だったんだろうなぁという感じの、中途半端に豪華な西洋建築風。名前は純和風だし、今は外装や庭にまで手入れが回らなくなってるこの感じ。猛烈にダメな空気を醸し出してますねぇ。

金太夫外観

実は超が付くほどの老舗だった金太夫

しかしこの金太夫、かつては20代の歴史を持つ超が付くほどの老舗旅館でした。

金太夫の元の持ち主は木暮金太夫という人物で、宿の名称にもなっている金太夫という名前は、代々の頭首が継承していたそうです。

ロビーや風呂場前の壁に、繁栄を誇っていた頃の金太夫ゆかりの資料がたくさん掲示されていますが、見れば見るほど凄い旅館だったんだなぁ!と驚かずにはいられません。

金太夫のロビーに貼ってあった昔の写真
明治三十年頃の金太夫の前庭

伊香保の名士、木暮一族の意外な関係とは

チェックアウトを済ませ、温泉街の散策に出かけることにしました。

金太夫は、石段のあるメインストリートからは少し離れているので、まずは石段の近くまでバイクを回し、前回行った高台にある黄金の湯の泉源近くの駐車場にバイクを停め、まずは石段を登って温泉街の最上部にある伊香保神社にお参りに行く事に。

伊香保温泉の歴史は古く、万葉集にもその名前が登場します。戦国時代、長篠の戦いで負傷した武田兵の療養場所として本格的に整備され、現在の温泉街の原形となりました。石段もその当時に作られた物だそうです。

階段の周りの、表通りはこんな感じ。お土産物屋や、歴史を感じる古い宿が立ち並びます。

温泉地で食べる温泉まんじゅうは最高ですね

もっとしょぼくれた街なんだと思ってたけど、いやいやどうして、この風情ある町並み。

伊香保温泉の町並み

通りの路面はところどころがガラス張りになっていて、勢いよく流れる温泉が見えるようになっています。

温泉が側溝を流れるのが見える仕組みになっている!

勢いが速過ぎてうちのデジカメでは水流までは写せませんでした。残念。

こんな風に、箱型の樋を通っている部分もあります。その名も温泉管。

泉源から温泉を温泉街に分配する、その名も温泉管

伊香保神社に到着。

伊香保神社の鳥居

すると、ツレが境内でこんなものを見つけました。

『運輸大臣 木暮武太夫』の文字が!

運輸大臣 木暮武太夫

ええ??木暮?金太夫の親戚でしょうか。

チェックアウトの時に気になっていた、金太夫の入り口の看板に書かれていたこの文言。

金太夫は木暮総本家??

総本家ってことは、金太夫は大臣まで輩出した超名門の本家ということになります。

あまりのことに度肝を抜かれましたが、しかしそんなすごい家柄の一族が経営する老舗ホテルが、経営不振で他所の新参ホテルグループの手に渡ったとなれば、ちょっとこれは伊香保温泉全体でも衝撃的な事件だったのではないでしょうか。

温泉まんじゅう発祥の地・伊香保温泉

伊香保神社を後にし、先程登ってきた階段を今度は下って行きます。

鳥居を出てすぐのところにある勝月堂。有名なお店らしく、凄い行列!

このお店は、伊香保銘菓の湯の花まんじゅう、要は温泉まんじゅうを売るお店なのですが、このお店は何と!日本で一番最初に温泉まんじゅうを売りだしたとされるお店。

伊香保の温泉まんじゅう(湯の花まんじゅう)は皮が茶色いのが特徴ですが、これは黄金の湯の色をイメージしているそうで、確かに温泉まんじゅうは他所のも皮が茶色い物が多いような。しかし、伊香保が温泉まんじゅうの発祥だったとはなぁ…。

温泉まんじゅうなんか、どこの店でもそんなに味に大差ないと思うけど…

石段途中にある別の店はガラガラでした。こっちも蒸したてで美味しそうなのに。

他所のお店はガラガラでしたww

今回は朝ごはん食べ過ぎてお腹いっぱいだったので、温泉まんじゅうは頂きませんでしたが、温泉まんじゅうって出来立て食べると本当に美味しいですよねぇ。昔は土産に温泉饅頭買ってくる奴の気が知れなかったけど、確かにあれ食べたらお土産に買って帰りたくもなるってもんです。

石段途中にある石段の湯。高台にある黄金の湯の共同浴場に対して、こっちは白銀の湯が源泉だそう。

石段の途中にある白銀の湯の『石段の湯』

上から見下ろすとかなり大変そうに見えた石段でしたが、見るものがたくさんあって気がつけば下の方まで降りてきていました。

上りはちょっとしんどそうだけど、下るのはあっという間

伊香保温泉は木暮さんだらけ?

温泉街入口にある関所跡を見学。

伊香保関所跡の顔ハメにて

関所跡には資料館も併設されていて、当時をしのぶ品や、伊香保の歴史についての資料が展示されていました。

伊香保関所跡資料館の内部
坂の多い温泉街で活躍した籠
十手とか?

木暮一族は代々伊香保の名士だったようで、展示されている資料によると、木暮一族は民間人ながら藩から関所の管理なども任されていたようです。

関所の番を任されていた一族

あれ?当時の関所の番を任されていた一族を見ると、木暮姓が三人もいますが、みんな金太夫と同じ一族?

大臣も輩出した木暮武太夫は、金太夫とは全く別の一族

しかし、このブログを書くにあたり色々と調べてみると、運輸大臣だった木暮武太夫は木暮金太夫と苗字こそ同じものの全く血縁関係などはないそうで、現在何代目武太夫かは不明ですが、ホテル金太夫のすぐ近くにあるホテル木暮という大型のリゾートホテルの経営者としていまだ健在。

前を通りかかった感じでは、ホテル木暮の方が建物も立派でかなり高級そうなホテルでした。金太夫は総本家には違いないんだろうけど・・・紛らわしいこと書くのヤメレ!

伊香保温泉は、江戸時代にはすでに源泉の配当が有力者に支配されていた

伊香保温泉の黄金の湯や白銀の湯と聞くと、兵庫県の有馬温泉の金泉と銀泉を彷彿とさせますが、伊香保の場合有馬とはかなり事情が異なるようです。

伊香保温泉は、江戸時代にはすでに小間口権利者(温泉を引く権利)が地元の権力者にほとんど独占されていたそうです。なかでも幕府より干支の称号が与えられた有力者で、最も高い子(鼠)評価を得た武太夫の家は、伊香保温泉の25%もの源泉の所有権を与えられたといいます。それとは対照的に、小間口権利を持たない力の弱い宿は、慢性的に温泉が不足していました。

戦後に入っても、伊香保温泉は爆発的に宿が増えたにも関わらず、小間口権をほとんど増やさず、温泉は一握りの有力者の支配下に置かれていました。


これらの立場の弱い宿を救済すべく、新しい源泉の掘削が始まり、1996年(平成8年)に開発されたのが白銀の湯です。

しかしこの白銀の湯、成分から言うと温泉と言うよりただの地下水のようなもので、法律上はギリギリ温泉を名乗っても問題ありませんが、我々が「温泉」と聞いてイメージする健康増進効果はほとんど期待出来ないと言います。

宿情報を見ていて、黄金の湯と白銀の湯の両方を持っている宿がやけに少ないのが不思議だったのですが、黄金の湯を持つ宿は、わざわざ温泉とも言いがたい白銀の湯を引く必要は無く、白銀の湯を引いている宿は、欲しくても黄金の湯を引けない立場にある宿だった、という理由のようです。

金太夫のロビーに大きなトラの剥製が飾られていましたが、江戸時代幕府より金太夫に割り振られたのは三番目の干支の寅でした。

しかし、まだ記憶に新しい、2004年(平成16年)の温泉偽装問題(水道水を温泉と偽って提供)を発端とした客離れの煽りを受け、大手老舗ホテルだった金太夫も経営困難に陥り、結果ホテルは人手に渡ってしまいました。

十二支の称号を与えられた宿で、現在も残っているのは四軒だけだそうです。そういうことを考えながら伊香保の街を散策すると、伊香保温泉の違った姿が垣間見えるようでした。

ディープな伊香保温泉、光と影

新しく整備された石段から、一歩奥に足を踏み入れると・・・

伊香保温泉の裏路地

こんなチョ〜怪しいスナックとか。

スナック石段ww

偶然店の人が表に出てきたんだけど、「嘘だろ?」みたいな格好した、ドラマで終戦直後のドヤ街に居そうな感じのお姉さま。天然記念物級。


楽しかった温泉街散策もとうとう終了。温泉街の入口に近年新しく出来た石段に到着しました。

温泉街の入口に新しく出来た石段


石段の真ん中には黄金の湯が流れる滝がありました。

足湯・・・なのかな?分からないですが、歩きまわって疲れたので、貴重な黄金の湯で足を休めます。

新しく出来た石段の足湯にて休憩

今、まさに生まれ変わろうとしている伊香保温泉は、この先どんな温泉街に変貌していくのでしょうか。まぁでも古いものはどんどん淘汰されて行くんだろうな、と思いました。
http://sanaefujii.com/20111002ikaho_kindayu/


04. 中川隆 2014年5月15日 00:08:57 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

29 :名無しさん@いい湯だな:2013/06/25(火) 19:48:07.29 ID:eVUosPdfO
伊藤園グループのグランドホテルは最低最悪だった!

部屋はボロボロ
テレビは今だにブラウン管エレベーターは今にも壊れそう
メシはチョー不味い(-。-;
格安だったので、ある程度は覚悟してたけど想定外に酷かった。

あと数年後には廃墟だな!もう二度と行くもんか。


30 :名無しさん@いい湯だな:2013/07/03(水) NY:AN:NY.AN ID:XjHeY3JG0↑ 
一度は倒産したことになって すぐに経営が変わったのだよ


35 :名無しさん@いい湯だな:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN ID:vDGfljlJP

スパミシュラン 黄金の湯館
>伊香保温泉の共同浴場「石段の湯」では、せっかくの掛け流し湯に消毒剤を入れていたが、ここではそれもなし。こちらのほうが湯はワンランク上である。
五つ星アフォか
ほんとに入ったのか?

金太夫もそうだがここもお湯が透明の時があった
温泉表示に加水なしとあるのにどうゆう事だと従業員に聞いたら昔から加水してると。
張り紙と違うと堂々と言い切ったよ。
加水云々の前にここは最下流の上にタンクに貯めた腐った湯

255 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/04(金) 14:58:57.80 ID:Q2c/DVSY0
今度伊香保に2泊で行こうと思うのですが、千明仁泉亭・横手館・岸権旅館・福一の中でどこがオススメですか?
20台の男女ですが、とくに予算の制限は考えてないです。

256 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/04(金) 15:21:56.32 ID:wxBx2Tep0
その中だったら福一かな
過剰すぎない接待、美味い料理、湯の質、石段街の頂上まですぐ、以上の点でオススメ
宿泊費も平日行ったら1人2万くらいだったし
ただし、絨毯にシミがあったり部屋の内装が質素だったりアメニティがしょっぱかったりする
そういうの気にする彼女さんだったら不向きかも

262 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/05(土) 15:59:22.29 ID:GvraVKmN0
千明か横手館かな。他にはない大正時代の趣きが感じられていいと思う。
ただ伊香保で2泊してもすることないけど。まぁ何もしない贅沢というものありか

273 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/07(月) 14:39:58.31 ID:FH1J4mbT0
逆に伊香保でダメなとこはどこよ?
オレは福一

259 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/05(土) 05:02:45.60 ID:SlMEOK6j0
伊香保はわざわざ行くとこじゃないわな

260 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/05(土) 05:53:56.38 ID:0g8ISAod0
伊香保は風俗に近いイメージ

261 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/05(土) 06:05:24.96 ID:wc+J1tPTO
珍宝館好きなら伊香保でいいんじゃね

266 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/06(日) 10:51:55.87 ID:O1WoHKfG0
伊香保は珍宝館どころかストリップ劇場もあるだろ
定期的に人身売買で東南アジアから来た奴が捕まる

268 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/06(日) 15:24:38.22 ID:9GmeQ2kw0
かなりあちこちの温泉に入ったけど一番好きなのは伊香保だな
よく伊香保は大したことないと言われるけど何であんまり評判がよくないの?
俺が懐古厨なのかな??


269 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/06(日) 17:44:15.08 ID:A8DBi7/E0>>268
>かなりあちこちの温泉に入ったけど一番好きなのは伊香保だな
岸ゴンと仁泉以外にお薦め、あるの?
岸ゴンは外湯(?)が温い以外は良かった。

274 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/09(水) 04:31:15.73 ID:eAIh9hAj0
>>268
名前の割に街全体が寂れていて温泉街がしょぼいのと泉質が大した事ないからじゃね
ちょっと足を伸ばせば草津あってどうしても比較されるよね


275 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/09(水) 07:14:08.23 ID:8PqOJYS00
泉質なら前橋市内の温泉銭湯の方が上だしな

280 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/14(月) 23:58:15.09 ID:AnbMIiKX0
5月2日、3日、4日辺りのGWに、伊香保に行きますが、道路はすごい渋滞でしょうか。
東京からの高速バスは、渋滞で所要時間は3時間以上でしょうか。
このため、JRの方が無難ということはありますか。


281 :名無しさん@いい湯だな:2014/04/15(火) 00:35:52.95 ID:5xT45gbH0
大したことないよ
それよりもわざわざ伊香保になにしにいくのよ
わざわざ混む時期に行くほどの場所じゃないぞ
20、30年前ならともかく今はもう終わった街
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/onsen/1360643306/



[32削除理由]:アラシ

05. 2014年5月16日 00:03:46 : 3cdYZYbVIc

24 :名無しさん@いい湯だな:2012/08/18(土) 14:57:06.61 ID:wzDwHThj0spa

ミシュランの黄金の湯館間違ってる
参考にする人多いから直してほしい
石段の湯の方が全然上だよ

張り紙の表示と違い、加水、消毒有りだよ
張り紙だけみるといい温泉なんだけど実際違うんだよ
昔気付いて金返して出てきた事ある
透明過ぎて変だと思って従業員に聞いた

金太夫とかも同じだよね
http://www21.ocn.ne.jp/~spa-mich/todofuken/gunma/075_ikaho_koganenoyu.htm

25 :名無しさん@いい湯だな:2012/08/18(土) 16:50:34.45 ID:alQNQBZf

0金太夫なんてやめとけ。食事は揚げ物だらけのバイキング。
近くの配膳室前を通ると異臭がするし,その他ボロボロ。

伊香保は歩いて見て楽しいところなんて無いし,
夜なんか本当にどこにも行くところ無いぞ。

26 :名無しさん@いい湯だな:2012/08/18(土) 23:00:53.57 ID:HPOub6Vn0

黄金の湯館も金太夫も同じ経営だよね。

源泉かけ流しじゃないよね。
加水してるし消毒してるよね。

スパミシュラン適当なんだね。

28 :名無しさん@いい湯だな:2012/08/25(土) 21:24:14.87 ID:GfdFLOBo0

金太夫を運営しているのは、伊東園ホテルグループ。
伊東園グループは、元パチンコ屋で在日韓国人企業だよ。
創設者は今は会長の席にいるはず。「木下」は通名。
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/onsen/1336825788/


[32削除理由]:アラシ

06. 2014年5月17日 19:22:47 : 3cdYZYbVIc

522 :名無しさん@いい湯だな:2013/02/12(火) 01:42:32.50 ID:VflcYshP0

伊香保の金太夫のボロさはビビッた
ヒビや雨漏りしてて地震でもあったら終わりだと思った
命が危険なレベル

524 :名無しさん@いい湯だな:2013/02/16(土) 14:36:59.76 ID:8cfTz65H0

金太夫はボロいねー。
バイキング会場の隣,マージャンルームの下が厨房なんだろうけど,
とてつもなく変な臭いするし。

525 :名無しさん@いい湯だな:2013/02/16(土) 20:01:08.57 ID:7DkETi6P0

かつての金太夫も伊東園か
茶色のお湯は健在ですか?
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/onsen/1318738000/


[32削除理由]:アラシ

7. 中川隆[2734] koaQ7Jey 2016年6月04日 12:09:29 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3006]

成瀬巳喜男 浮雲 動画
http://v.youku.com/v_show/id_XMjQ4MzQzNjIw.html


8. 中川隆[-5869] koaQ7Jey 2018年1月14日 15:36:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

群馬県 廃ホテル・宿泊保養施設・温泉 廃墟一覧
https://haikyo.info/pk/155.html


伊香保観光ホテル
伊香保観光ホテルは群馬県渋川市の伊香保温泉にあるホテル。「I観光ホテル」等として紹介されていることもある。 指定文化財に登録されているが、2007年6月から宿泊不...
https://haikyo.info/s/9701.html


邦来館(伊香保温泉)
邦来館は群馬県渋川市の伊香保温泉にある旅館。 崖に建てられており、建物の損壊が進んでいる。
https://haikyo.info/s/10912.html

いでゆの宿・紅葉(解体済)
いでゆの宿・紅葉は群馬県渋川市の伊香保温泉にあった旅館。
https://haikyo.info/s/9702.html

伊香保ホテル松屋
伊香保ホテル松屋は群馬県渋川市にある伊香保温泉のホテル。 2004年に温泉偽装問題で話題となった。
https://haikyo.info/s/10906.html

邦楽館(伊香保温泉の廃旅館)
邦楽館は群馬県渋川市伊香保町の伊香保温泉にある廃旅館。 並んだ旅館の一つが廃墟化し、崩落が進んでいる。
https://haikyo.info/s/1679.html

[12初期非表示理由]:管理人:混乱したコメント多数により全部処理

9. 中川隆[-5868] koaQ7Jey 2018年1月14日 15:54:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

振り返れば廃墟(1)「伊香保石段街」2015年03月25日
http://teitowalk.blog.jp/archives/24076281.html

前回からの、伊香保旅行の続きです。

旧渋川有限責任信用組合近くの渋川四ツ角西バス停から伊香保温泉までバスに乗りました。


バスに揺られること約20分、有名な伊香保石段街に到着です。

http://livedoor.blogimg.jp/noraneco711/imgs/e/c/ece86e75.jpg

伊香保石段街の由来は戦国時代に遡ります。

武田勝頼が長篠の戦いで負傷した武田兵の療養の場として、当時上州を支配していた配下の真田昌幸に温泉街を整備させたのが石段街のはじまりとされています。


伊香保石段街の石段口近くには渋川市の史跡、ハワイ王国公使別邸が建っています。

こちらはかつてハワイが独立国だったころの日本駐在公使、ロバート・ウォーカー・アルウィンの別邸です。
日本に残るハワイ王国唯一の史跡です。


ハワイ王国公使別邸の縁側にはめ込まれている引き戸のガラスは、表面に微妙な凹凸があり通し先が歪んで見える「大正ガラス」でした。
歴史的建造物を回っているとよく見かけるガラスです。


ハワイ王国公使別邸は室内を無料で見学できます。
邸宅はやたら縁側が広い造りになっていました。
今風な考えで見ると無駄な空間ですが、当時は重要な場所だったんでしょうか。


また別邸は昔の日本の家屋らしく、やたらと鴨居が低いです。
この造り、外国人であるアルウィンさんには不便であったと思いますが。DSCF8985
ハワイ王国公使別邸の隣には資料や写真が展示されているガイダンス施設があります。


館内は写真撮影禁止です。
入口をはいると目の前に映像パネルがあって、起動させるとロバート・ウォーカー・アルウィンをデフォルメさせたキャラクターがアルウィンの足跡や日本とハワイ王国の関わりについて解説してくれる。
アルウィンさんも没後自分がこんなキャラクターになっているとは考えもつかなかっただろう。


ハワイ王国公使別邸を見学後、石段街に戻ります。

http://livedoor.blogimg.jp/noraneco711/imgs/7/e/7ebabab7.jpg


この石段は頂上にある伊香保神社まで365段の階段で、伊香保神社の参道にもなっています。
石段街は昔ながらの射的屋や土産物屋が並んでいて、行き交う人で賑わっていました。


しかし一歩石段からわき道に入ると、もう長らく誰も使用していないような建物が並んでいます。

石段沿いにあるお店にはそれなりに人が入るようですが、脇道まで人が来るほどには伊香保に客足は延びていないようです。

全体的に脇道は石段街に比べて荒涼とした雰囲気が漂っています。


苦労して石段を登り、あと一息で伊香保神社というところでちょっと脇道に入ると、目の前に旅館の廃墟がありました。

三階建ての、周りの旅館と比べるとそれほど大きくない旅館で「いでゆの宿 紅葉」と書かれています。

有名な伊香保神社のすぐそばにもかかわらず廃墟になってしまうなんて、他のホテルに比べ建物の規模が小さかったからだろうか、などと考察していると


そんなことはありもうさんとばかりに「いでゆの宿 紅葉」の真後ろには、バックボーンのごとく巨大な廃墟ホテルがありました。


いったいいつから廃墟なのだろう、表面の塗装はぼろぼろにはげ、ここからこうして見上げているだけで圧倒されそうな存在感を放っています。
ベニヤ板で覆われた窓と素通しの窓とのコントラストがまたいい。

屋上に掲げられた宣伝文句が「TOP OF IKAH(イカゥ)」になっているのもポイントが高いです。
それともあれ、このホテルの名前ですかね?すごいセンスだ。


この廃墟ホテル、伊香保神社前の石段のすぐ脇にそびえ立っています。
また横から見るとまたボロさが辛くなるほど際立っていますね。
しかし、伊香保神社へ参拝に行こうとする人たちは、誰もすぐ横にあるこの廃墟を見ようとしません。

こんなに存在感があるのに、まるでそんな廃墟など存在していないかのようにシカトしてみんな楽しそうに石段を上がっていきます。


廃墟脇の石段を登った先には有名な伊香保神社があります。
縁結びのパワースポットだかなんだかで、訪問時は結構な人だかりができていました。


その伊香保神社の左斜め前に敢然とそびえ立つ廃墟の雄姿。
はっきり言って目立ちまくりなのですが、みんな伊香保神社の方を見ているため完全にアウトオブ眼中(死語)です。
まるで温泉の湯気が見せた蜃気楼のようで、その存在を疑いたくなってしまう。


まるで「SIREN2」の団地ステージに出てきそうなかっこいい伊香保神社前の廃墟。
しかしTOP OF〜の看板が示すとおり、石段街の頂上にあるため、これが崩壊すると伊香保の街に甚大な被害をもたらすのではないかとも心配になります。
ボロさから察するに結構前から廃墟化しているようですが、何かの事情で撤去できないのでしょうか。


伊香保神社の脇を通り湯元通りの方に歩いていくと、神社の裏手にまたしても旅館の廃墟を見つけました。

これで伊香保神社の回りには三軒のホテルの廃墟があることになります。
なんか神社の周りには旅館の存続できない結界でもあるのかと勘ぐりたくなってしまいます。


この旅館は「邦来館」。
入り口のドアがなくなっているため入ろうと思えば入れそうですが、この邦来館は崖に沿って建っているため迂闊なことをするとガケ下に真っ逆さまになりそうです。


邦来館の側面。
真ん中にものすごく急な外階段があります。
かつてはどうだったのか知りませんが、あそこを上り下りするのは怖かったと思います。
旅館側面はトタン板で壊れた箇所をつぎはぎし、いろいろと経営努力した痕があってなんとも悲しい。


邦来館のある湯元通りは、伊香保温泉の源泉が湧いている場所へ続く道になっています。
石段街に比べると人もまばらで、寂しい雰囲気です。
通り沿いにもお店が撤去されたと思しき痕がちらほらと見えます。
これはいつの時代の看板なんだろう。


湯元通りで見つけた看板。
「ゆるすまい どんな小さな 迷惑も」
見事な五七五ですが、もう少し広い度量を持ってもいいのかなと思います。


湯元通りを北上していくと終点付近に河鹿橋があります。
紅葉の名所らしいですが、今は枯れ枝しか見えません。

http://livedoor.blogimg.jp/noraneco711/imgs/9/e/9e15e183.jpg


河鹿橋の下には伊香保温泉の源泉が流れていくのが見えます。

http://livedoor.blogimg.jp/noraneco711/imgs/b/6/b6540e98.jpg

伊香保温泉は鉄分を多く含む温泉で、酸化してこのように茶褐色になるのだそうだ。
その色から「黄金の湯」と呼ばれています。
どうみても茶色ですが、物は言い様ですね。


その河鹿橋の奥には伊香保温泉飲泉所があります。

http://livedoor.blogimg.jp/noraneco711/imgs/d/b/db6bbd73.jpg


飲泉所では伊香保温泉の源泉を飲めます。
味は、例えるなら鉄棒をやってからその手を舐めたときの味です。
鉄分が多く含まれており、お腹が強くない人にはあまり優しくなさそうですね。

http://livedoor.blogimg.jp/noraneco711/imgs/9/f/9f867a67.jpg


そんな感じで伊香保散策をしているとあっという間に時間が経ってしまいました。
あやちゃんも疲れて寝てしまったので、この日の散策はここまでとします。

まだまだ見所の多そうな伊香保温泉街。
次回はあやちゃんと朝の伊香保を歩きます。
(訪問月2015年3月)
http://teitowalk.blog.jp/archives/24076281.html

振り返れば廃墟(2)「伊香保観光ホテル」2015年04月01日
http://teitowalk.blog.jp/archives/24198792.html


群馬県渋川市伊香保町にある伊香保観光ホテルを見学してきました。

http://livedoor.blogimg.jp/noraneco711/imgs/8/6/86940fe5.jpg

前回からの伊香保旅行の続き、翌日の朝です。
翌日はチェックアウト時間ギリギリに旅館を出ました。
今回は赤ちゃんがいるので、旅行スケジュールもかなりゆったりしたものになっています。
もとより、予定通りにいくとは思っていません。

娘が浸かっている伊香保温泉黄金の湯の手湯があるのが伊香保温泉バス停前。
多くの人がここからバスに乗って帰っていきますが、私たちは徒歩でこの場所から東に延びる坂を下っていきます。


途中、境沢という名のバス停近くに、伊香保観光ホテルの看板がありました。
伊香保観光ホテルといえば、国の有形登録文化財に登録されている高名なホテルです。

伊香保観光ホテルは明治の初期より居留外国人にその名が知られていた伊香保温泉の玄関口に位置し、そのころから外国人向けのホテルとして利用されていた歴史的価値あるホテルです。

ですが、今は…
伊香保観光ホテルは、国指定の文化財にもかかわらず、2007年6月から業績不振で廃業に追い込まれ、廃墟になっています。

しかし廃墟となっても、文化財登録はそのまま有効であり、現在も有形登録文化財とのことです。


木々の間からこの伊香保観光ホテルの肝ともいえる、和風の塔が見えます。

http://teitowalk.blog.jp/archives/24198792.html


伊香保観光ホテルは1929年築で、木造三階建ての和洋折衷の建築物。
伊香保温泉にくる外国人に人気を博し、戦後は米軍将校の保養所としても利用されていたそうです。


こちらも伊香保観光ホテルの象徴、道路をまたぐ形の大広間。

http://livedoor.blogimg.jp/noraneco711/imgs/1/c/1cc10218.jpg

かつては外国人相手に好評を得ていた伊香保観光ホテルですが、末期には客足が途絶え、借入金が年商を上回るなど資金繰りが相当悪化していたそうです。

国の文化財になっても国が経営を支援してくれるわけもなく、伊香保観光ホテルはあえなく廃業、そのまま廃墟と化してしまいました。


しかしこの場合、この文化財の管理は誰がするんでしょうか?
国登録有形文化財だから、やっぱり国か地方公共団体ですかね。

外観から見る限り、現在も特に管理されているような雰囲気はありません。
この歴史的価値ある伊香保観光ホテル、廃業から約八年間もこのままであったようです。
このまま朽ち果てるに任せるのはもったいなさすぎます。


伊香保観光ホテルの左手には、かつては伊香保観光ホテルの門として使われていたであろう立派な門柱が立っています。

http://livedoor.blogimg.jp/noraneco711/imgs/0/c/0c984bd5.jpg

伊香保観光ホテル前の道は特に立ち入り禁止の標識もなく、時折郵便屋さんなどがバイクでやってきてこの門を通過していきます。

門の先は伊香保グランドホテルなどがあり、この道路は県道33号線に繋がるショートカット道路になっています。


門の先の道を下りていくと、めちゃくちゃ湯気が出ているお店がありました。
伊香保石段街の勝月堂と並ぶ伊香保の湯の花饅頭の名店、清芳亭です。
伊香保の有名店らしくたくさんお客さんが入って活気に溢れています。

営業不振により廃業になった伊香保観光ホテルですが、決して伊香保の観光客が減ったわけではなさそうです。

お客さんであふれている清芳亭と有形登録文化財でありながら客が来ず廃業した伊香保観光ホテル。

有名観光地・伊香保の光と影を見た気がしました。
(訪問月2015年3月)
http://teitowalk.blog.jp/archives/24198792.html

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10. 2023年7月06日 16:36:19 : iEAnwhiCIE : bDlHUDZIRDVEaUU=[2] 報告
【バブル遺産】関東の人気温泉「伊香保温泉」が廃墟だらけに。衰退した理由とは…
ジョーブログ【CRAZY CHALLENGER】
2023/07/02
https://www.youtube.com/watch?v=CMWotjdcNIg&t=143s

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