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ナゾの「ネバダ・レポート」の正体 「IMF絡み」日本の財政破綻見越す?
http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/219.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 7 月 16 日 22:09:24: xbuVR8gI6Txyk
 

http://www.j-cast.com/2010/07/15071196.html

国際通貨基金(IMF)が日本に対する年次審査報告を発表し、「2011年度からの段階的消費税率の引き上げ」を提言した。例年、IMFの年次報告の時期には、「消費税20%」などをうたった「ネバダ・レポート」という「IMF絡み」とされる文書が話題となる。どんな文書なのか。

IMFが2010年7月14日に発表した年次報告では、日本の高い公的債務残高に注目が集まっているとし、「財政再建が緊急の課題」と指摘した。


衆院予算委で取り上げられる

日本の財政再建の必要性については、菅直人首相も、財政赤字でデフォルト(債務不履行)危機に直面したギリシャを例に出し、消費税増税を含む議論の必要性を訴えている。

「日本の財政破綻を見越して、既にIMFは、日本再建プログラム=ネバダ・レポートを作成」。7月14日のIMF年次報告発表のニュースを受け、ある個人ブログはこんな指摘をした。

「ネバダ・レポート」をグーグルで検索すると、5万件以上の項目が出てくる。主に個人ブログで「IMFが、日本の債券をどのように管理するのかをシミュレーションしたものと言われています」「IMF調査官と日本の閣僚らの合作とされ(略)一部政府関係者や政治家に渡った丸秘レポート」「IMFが日本の調査会社につくらせた」などと説明されている。「瞬く間に霞ヶ関に広まった出所不明の報告書であるらしい」との記述もある。

「ネバダ・レポート」は02年2月、衆院予算委員会で取り上げられた。衆院サイトで議事録を見てみると、民主党の五十嵐文彦議員が、「私のところに一つレポートがございます。ネバダ・レポートというものです」と発言している。さらに「これは、アメリカのIMFに近い筋の専門家がまとめているもの」と指摘している。取り上げるのは、複数のレポートのうち01年9月のものだとした。

その内容は、仮にIMF管理下に日本が入った場合、「公務員の総数、給料は30%カット、ボーナスはすべてカット」「公務員の退職金は一切認めない」「年金は一律30%カット」「消費税を20%へ引き上げ」など8項目が実行されるだろう、というものだ。財政悪化を放置した場合、こうした厳しい現実に直面する危険性があることを指摘したものだ
「幹部が同様の認識もつと確認」
果たして、ネバダ・レポートは、「IMFに近い筋」がまとめたものなのだろうか、それとも「出所不明」の調査なのだろうか。IMFのアジア太平洋地域事務所(東京)の広報担当者によると、「ネバダ・レポート」はIMFの公式文書ではないし、IMFが日本の調査会社に調査を「下請け」に出すことは「あり得ない」という。

五十嵐衆院議員に取材すると、予算委での質問はよく覚えているという。ネット上で、ネバダ・レポートについて、「出所不明」「IMFとは関係ないのでは」との指摘があることについて、こう反論した。

国会で取り上げた文書は、ネットでもネバダ・レポート(現在は改称)を配信している会社が、有料で定期発行していた印刷物の「ネバダ・エコノミック・レポート」のひとつだ。当時、「一定の勉強をしている議員やジャーナリスト」たちはかなり目にしていた文章だという。IMFの意向については「05年にIMF幹部と協議した際、ネバダ・レポートのような認識を彼らが持っていることは確認できた」。

五十嵐議員は、「日本の財政事情は02年当時より深刻化しており、現在でも財政健全化の必要性を強く訴えている」と話す。ただ、「注目を集めている消費税増税議論はあくまで一検討要素で、無駄のカットや資産売却などを含めたトータルの財政健全化が必要だ」としている。


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コメント

しきりに海外から日本政府に対して消費税増税をせかしていますが、財務省がひょっとしていわしているのでしょうか。

政治板で小沢元幹事長の一心会の動画をアップしましたが、その講演の続きに質疑応答があり、その中で日本の財政状況についての質問がありコメントしています。

憶測として日本の借金と言われている金額が約1000兆円といわれているが、ひょっとして日本の金融資産1400兆円にせまるくらい借金による粉飾があるのではないかと話していました。

また、今の財政状況についても危機感は持っているようです。

基本的には、大本営発表自体があまり信用できないということであり、まずは増税、増税と国民に負担を迫るならば、それなりの危機感を政治家、公務員がまずは姿勢を見せるべきかなとも感じますが。

また、野田財務大臣が各省庁に予算削減を指示したようですが、問題は、予算枠を減らさずに人件費、無駄を削ってその資金を予算に充てることが重要であり、予算を削れば今の状況ですと不況が促進するかとも感じますが。

正直、菅政権になってからというものこの日本国自体が崩壊するような気持ちにさせる政権となったようにも見えますが。

陰謀家の宇野正美氏によると日本国には、二つのグループがあると話していましたが、どのグループの支持を日本国の歴史をも否定する菅総理を支持しているのかわかりませんが、そろそろ潮時を告げた方がいいのではないでしょうか。

みんなの党は、自民党の別働隊という話がでていますが、別働隊といえばそうかもしれませんが、今の状況では、反自民党であり、反民主党とも言えます。

また、みんなの党は、公務員改革にしても地方公務員に対しての待遇削減にも言及しています。

今の菅民主党政権は、支持率が下落していた時の自民党に戻りつつあり、やること、或いは考え方などもよく似つつあります。

与謝野元大臣が、自民党と民主党との大連合を唱えたのも性質が似ているということを気付いているのであり、それに向かう方向で動くのかもしれませんが、今の自民党にしても民主党にしてもある一人を除いてはリーダーがいなく、官僚政治が続くということになるのかもしれません。

官僚政治が続くにしても国益になればいいのですが、官益のみを求める今までの政治をするならば対抗しなければならないのかもしれません。

消費税増税を認めるにしても正社員と非正社員の格差訂正があってこその増税という気運が大切なような気がしますが。

今日の東京市場は、円高が進行し、日経平均300円近い下落となったようです。日本株に関しては、今までの景気対策の息切れがでてきつつあり、その上、菅政権という経済音痴政権がつづくことから、上昇ということは難しいと感じますが、このような状況では、戻り売り主流のトレンドとなり、上値は重くなるのかもしれません。

しかし、ポッポ総理、小沢幹事長を辞任させ民主党は、どんでもない政権をたちあげたものです。  

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コメント
 
01. 2010年7月17日 00:02:07: 3AYknrTZfQ
ある国がIMFの管理化に入るのは、その国がIMFから融資を受けた場合です。
だれも、お金を貸してくれずに支払いのために、IMFに頼らざるを得なくなった
場合です。
お金を借りるとIMFへの返済を確実にするために、IMFが決めたAusterity Program(公務員の総数、給料は30%カット・・・の政策、)を実行する必要が生じます。つまり節約して、その分を返済に回さねばなりません。
しかし、これは、あくまでIMFの理屈です。実際にはプログラムを実行した国は、すべてデフレによって経済、それから生活が破壊され尽くします。国自体が、外国資本が跳梁跋扈する草刈場になります。中南米諸国の大部分が、現在、反米であるのは、このような略奪の歴史があるからです。
日本がIFMの管理下に入る状況は見当たりません。外国に頼らず、国内だけで資金を調達できる。この状況は短期的には変わりません。
ネバダレポートが、どんな状況を想定して、IMFの管理下に入る可能性に言及しているのか読んだことがないので断定は出来ませんが、日本がIMFの管理下に
入る前には、確実に英国と米国が先に入っていることに疑いはありません。


02. 2010年7月17日 00:05:53: byFS4SOfxM
>「公務員の総数、給料は30%カット、ボーナスはすべてカット」「公務員の退職金は一切認めない」「年金は一律 30%カット」「消費税を20%へ引き上げ」など8項目が実行されるだろう、というものだ。財政悪化を放置した場合、こうした厳しい現実に直面する危険性があることを指摘したものだ


年金カット以外は、みんな党が言っているのと変わらない程度だから、別に意外性はなく、
ギリシャを見れば明らかなように、仮にIMF管理下に日本が入るくらいFinanceが悪化した場合、当然の措置でしょう。

ただ今はの世界景気後退リスクが高まって、円高不況の様相も呈し始めているから増税よりも景気対策が優先、まずは金融緩和と失業対策ですね。


03. 2010年7月17日 11:13:41: 6Hwd7S9TcQ
>仮にIMF管理下に日本が入るくらいFinanceが悪化した場合

ギリシャと違って日本は通貨発行権もあるんだから、円建ての国債返すためにわざわざIMFから金借りるようなバカな真似は絶対にしないので当面ありえない状況ですね。


04. 2010年7月17日 12:59:36: wUuXosp9TQ
このリポートが注目されるのは、「仮にIMF管理下に日本が入った場合」というところである。
確かに日本においては国内の国債をはじめとして、その公的債務のほとんどが国内で消化されている。
そうした一見堅実そのものの日本の財政状況に対して、このようなおかしな想定が一方的になされていること自体が不可解とみるべきであろう。
当然この「仮にIMF管理下に日本が入った場合」との想定に対して、経済に詳しい賢人たちは大いに違和感を覚えることであろう。それもしかりである。
たしかに巨大な債務の一方で、日本国内にはそれ相応の巨額の金融資産が保有されている。
では何故、そこに「仮にIMF管理下に日本が入った場合」という想定が出てくるのか?
結局、日本の保有する金融資産の実質的な中身と統計上の債務額との金融学的な整合性が問われてきているのであろう。
債務が巨額化すればするほど、その評価は変質してくるのではないか。そうした圧縮された債務額や財務内容を誰がそのまま信用するであろうか。
減り続ける歳入と巨大な債務、その硬直化した財政から、やはり見えてくるものがあるのではないのか。

ギリシャの状況とは異なるとしても、「仮にIMF管理下に日本が入った場合」という想定が突きつけられる状況が密かに嗅ぎ付けられた可能性が皆無とはいえないわけで、そうした懸念をも含めて考える視点も必要ではあろう。


05. 2010年7月17日 16:08:12: IKegajxttQ
日本銀行を、完全国有化しなければ、

日本は、やられる。


06. 2010年7月17日 16:34:53: 6Hwd7S9TcQ
金融資産がどうこうとか関係ありません。
円の発行権を持った国が、円建てでいくら借金しても破綻する事はありません。

政府紙幣や、日銀引受無利子国債などを発行して国債を返済した場合、おもに損するのは円安で損する日本投資している海外の投資家。

そいつらに損させないために、日本国民が奴隷のように働いてIMFに債務を返す状態になった場合、すでに日本の政治はそいつらに完全に乗っ取られていると考えた方が良い。


07. 2010年7月17日 17:34:04: eJpJR4SFmM
財政破綻というと日本経済が破たんしているように受け取られる。

日本経済は、政府部門と民間企業と個人部門から成り立っている。

民間企業が倒産し生産ができなくなり多くの人が失業した状態を日本経済の破綻という。

そうならないためには、民間企業が倒産しないように政府部門が借りて使わないとだめだ。

政府部門は最後の借り手であり使い手なのだ。

金融政策では、日銀が最後の貸し手であるように、日銀の資産が痛むからと言ってもしこの機能を放棄すればそれこそ日本経済は破たんする。

それと同じである。
政府部門が収支が悪化すると言ってこの機能を放棄すればそれこそ民間企業が倒産して日本経済は破たんする。

財政破綻イコール日本経済の破たんであるように素人をだます悪質な論理だ。


08. 2010年7月17日 18:33:30: btA0Ym31a2
IMFが円を偽造して貸してくれるんか?

一度上がった税金は死んでも離さない官僚。 ガソリンの暫定税率を見よ。
(とんでもなく高率の税金ですけど、”今だけ””といったハズだが?)
高税率は子々孫々まで禍根を残す。 我々世代だけでは無い。


09. 2010年7月17日 18:33:56: 6Hwd7S9TcQ
結局は、外国籍の人に支配されるよりは、日本人に支配された方が治安というリスクを共有している分だけマシというだけの事ですけどね

10. 2010年7月18日 05:48:31: 1Z2PiyktOM
日本国民が奴隷のように働いてIMFに債務を返す状態になった場合、すでに日本の政治はそいつらに完全に乗っ取られていると考えた方が良い。

→ その通り。グローバルバンカー、グローバルエリート、パワーエリート、イルミナティ、呼び方はどうでもいいですが、こいつらは IMF を利用して、後進国が発展できないように仕組んできました(莫大なお金を後進国に貸し付けて、そこの政治家を買収して元金を返さず莫大な利息を払い続けさせ、あげくのはてにはその国の資源等を剥奪)。日本がこいつらの管理下に入るという事はこいつらの奴隷になるということです。そして日本も後進国の仲間入りをするという事です。大体、何で独立国の日本がこんなチンピラどもの管理下におかれなければいけないのか意味不明。 

そういえば先月スペインで行われたイルミナティの会合、ビルダーバーグ会議のアジェンダの一つに日本経済の見通しというのが入ってましたよね。田中伸男さんという人が参加されたらしいですが(通常、ビルダーバーグは白人のみ)、田中さん、一体何を話してきたのですか? 私たちはニューワールドオーダーなんてお断りですから!


田中伸男(60歳)氏 東大経済卒、通産省、経済産業省、IEA(国際エネルギー機関事務局長)



11. 2010年7月19日 00:14:55: osBnclbQ8g
とても良いスレに良いコメント・・10番サンGJ
日本をIMF管理下に入れるような人物が現れるようなら
愛国者は団結し阻止せねば・・
金融的にはアジア圏ユーロみたいな展開が先読みできるわけで
はっきり言って・・国内で政府が正確に一度資産棚卸整理してほしいよな気が・・
国有新日銀制度でリセットし怪しいことしそうな新アメロより先に新円発行ってのいかが?
日本はアジアグローバル通貨はやりまへん・・と先手打つ政治家おらんかのう
他国に借金あんまりないし・・国家自己破産したほうがIMF下よりはマシとちやう?

12. 2010年7月19日 02:09:23: VesSYyqohs
重信房子逮捕までの一側面をうかがい知ることができるブログ見つけました。
http://257.teacup.com/newsda/bbs/t4/18
ワシントンDCでのエピソードです。

13. 2010年7月19日 04:06:21: i37fD8kRRc
郵政民営化で飽き足らず、日銀民営化を言い出すための布石ではあるまいな。
東京財団辺りから上がったネタがCSIS辺りを経由して、IMFに行ったと言うようなことも考えられる。

14. 2010年7月19日 15:35:44: Gjk1SENj6I
阿修羅の方々には重荷になる仕事かもしれませんが、論戦をやってみたい方、いませんか?

こちらに「日本経済をボロボロにする人々」という面白いブログがあります。
http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/

日本経済復活の会の第二掲示板にも紹介したのですが、こちらの方と論戦してみて、
どちらの言い分が正しいか、白黒はっきり決着をつけてみたらいかがでしょうか?

いろいろ、情報操作用のブログが多く、気が向かないかもしれませんが…。
紹介しておきますね。では。


15. 2010年7月19日 15:44:39: Gjk1SENj6I
これも面白いです。

たったひとつの冴えぬ気まぐれ
http://sutcliff.iza.ne.jp/blog/entry/1703165/

>>14のリンク先のブログもユニーク。


16. 2010年7月19日 17:40:56: 6Hwd7S9TcQ
日本が破産する事はありえない。

ギリシャもユーロに参加しなければ、財政破綻しても通貨増発して返済。
ギリシャ通貨は暴落するが、自国通貨安になれば結果輸出と観光産業が発展し復活する。

このようにして保たれていた国家の信用のバランスがユーロによって崩壊した為現在の危機となった。日本の負債の場合最終的には日銀が全部買い取ればいいのである。

日本人全員の借金を日本の企業に返済させる為に外貨建てで金を借りるなんてバカな事が起こるのだろうか? 


17. 2010年7月20日 01:13:12: TcJwcmz5Jk
政治家と日銀が売国してる。まあ、奴らにまけてるんだが。腹切って若い衆に代わるべき。
20年景気悪い。20年世界で日本だけがデフレ、低株価、円高。外国に円がとられつずける。これが20年間の構造。ポイントは日銀が円を刷らなかった事。総ては日銀総裁が20年売国。日銀を廃止すること。あしたすぐ。総裁は外患誘致。反乱罪。
国債が1200兆に増えたので、もう銀行が庶民の貯金で買えなくなってきた。でとうとう、円安と株高と目標インフレを起こす為に日銀に円を刷らすときを仕組む。全部20年前からしくまれてる。いままで20年間日銀になにもさせなかった。でこれから近いうちに日銀が円を刷るよう世界政府から予定どうりの命令がくる。その時世界中のヘッジファンドが日本国債を売る。大暴落。日本は破綻。国、全銀行、全上場企業は世界政府の所有に。すべては大昔からの計画とうり。
日本は独立してないんですよ。家畜で働かされて金をとられてる存在。これから日本の女の種は奴らがつける。日本人は混血していなくなる。グローバル化。



18. 2010年7月20日 05:50:02: cqRnZH2CUM
>日本人は混血していなくなる。グローバル化。

元々、日本人も複数の人種集団の混血だ。
それに非モテは今でも一生子供は残せないが
能力があり世界で通用し生きていけるものも多い。
特に心配する必要はない。


>近いうちに日銀が円を刷るよう世界政府から予定どうりの命令がくる。その時世界中のヘッジファンドが日本国債を売る。大暴落。日本は破綻。国、全銀行、全上場企業は世界政府の所有に。すべては大昔からの計画とうり。

世界政府が成立して、支配者(前衛)が資産を全部独占し、大衆の税や社会保障を統一すれば、多くの富裕層は困るかもしれないが、世界の格差は急減するだろう。
スターリン的共産主義者の夢の実現かw

ただし海外ヘッジファンドの国債保有割合は非常に低いから、国債を暴落させることは無理だ。

日銀が円を刷るというのと矛盾するが、仮に日銀や銀行のトップを脅迫して国債を売らせることはできるかもしれない。しかし
その時こそ、政府紙幣を発行して全部国債を買い取ってしまえばいい。

日銀が国債を購入することも国家紙幣と交換することも、単に日銀券=国債=国家紙幣という紙(情報)を交換するだけで実質的には意味はない。どちらも国家(徴税権者)が流通と価値を保障しているという点では共通だ。

いずれにしても日本経済にとっての本当の危機は、そんなことではなく、相対的な日本の産業競争力の低下と、非効率な社会システム(規制、バラマキ福祉)、そして超少子高齢化に伴う人材の劣化にある。

その結果、経常赤字が拡大し、円の価値が低下し、インフレで人々の平均生活水準が低下していくことになる。


ただし日銀が国債を購入すると回り回って国家の利払いが軽減され、銀行のマネーがだぶつき金利が低下するので、円キャリー投機で海外の資産バブルを引き起こすことになり、レバレッジで儲けるヘッジファンドにとっては飯の種が増えて嬉しいだろう。

また円の価値が低下し、輸出を促進するという点で、小泉時代のように日本の構造問題を先延ばしにするのには役立つだろう。


19. taked4700 2010年7月20日 11:32:18: 9XFNe/BiX575U: tC8f2oPwcc
結局、IMFは国際的な金融・経済秩序を保つための機関という建前があるので、一国内で問題が解決されてしまえば介入の余地はない。
日本の場合、アジア通貨危機の時のように外国資本が一斉引き上げてデフォルトが国家的な規模で発生するというようなことは少なくとも今のところあり得ない。

ただ、問題は、日本の場合、国内資本のほとんどがすでに陳腐化していて、一種砂上の楼閣と同じような経済構造になっている点だ。公的に認められている借金だけで800兆円は超え、900兆円ほどになっている。民間で使っている分もあるから、1500兆円ほどあると言われる民間の資金も正味ははたしてそんなにあるのかと思えてしまう。

たとえば、国が国家公務員の退職金に2000万円を払う。当然、それはA銀行ヘ預金される。A銀行がX企業へ1900万円を貸出する。それはB銀行へ預金される。それからB銀行はY企業へ1800万円を貸し出す。という形で、いくらでも預金量は増えていきます。今だと、最初の2000万円が100倍ほどにはなる様子です。つまり、20億円になる計算です。

そして、もし、そういった粉飾がされているとなると、公的な経済は破たんを迎えます。そして、公的な経済によって支えられている民間の経済、その典型が、年金で暮らしている人々やエコポイント制度によって業績が支えられている企業ですが、そうった人々や企業が苦しくなっていくでしょう。

その時、公務員が、今のままの待遇でいられるかという問題が出てきます。年金支給が半年も滞る事態の時、公務員給与が遅滞なく支払われるかという問題です。

ですから、IMFが介入するかどうかよりも、日本自体の経済の問題です。もっとも、本当は米国債の問題が絡み、その意味でも、IMFは介入しにくく、日本自体が自滅するシナリオが描かれている可能性が高い。

そもそも、本当にやるつもりなら、ネバダリポートのように手の内をさらしてしまうことを国際資本がやるだろうか?


20. 2010年7月20日 12:23:00: WVXKUQlZr2
いまの日本の財政状態でみれば、すでに国債などの巨額の債務を抱え込んでいるわけで、いずれ時間を掛けてでもそれらを償還していかなくてはならない。
それがいまだに余裕を持って見られるのも、それ相応の個人金融資産が存在することで実質国内でファイナンスされているからだ。
対外的な債務ではないので安心していられるわけだろうが、その安心の裏側ではデフレ状態で資産自体が次第に目減りし続けていくは避けられない。
おそらく国内の公的負債額は、金融資産額をはるかに超えているだろうし、今後は国内の目ぼしいインフラも徐々に外資に売られていくであろう。続々と押し寄せる中国人の買い漁りも大歓迎である。
そういう状況であっても日本の財政は破綻はしない。もとより政府が破綻宣告しない限り破綻は確定しない。
ただ、困窮し、混乱するのは国民であり、民間企業であろう。
円が対外的に暴落しようと、円札を握り締めておけばいいわけだが、海外から物資が入ってこないと緊急事態も出てこよう。
まあ油切れでも、どうにか食いつないでいけば何とかなるであろうがいまのように贅沢はできまい。
痩せても枯れても、今後もIMFに支援や助言を求めることはないのだ。
まあ、座して、今後の展開を見ていこう。

21. 2010年7月20日 23:07:38: MXTWSaKiZc
IMFは色々言う前に日本が出した10兆円(若しかしてそれ以上)

耳をそろえて返済するべし、ちゃんと利息も付けてね。

IMFに出向している財務官僚は似るなと焼くなと御自由に


22. 2010年7月20日 23:35:03: dDrB9o0hqo
18 19 20 立て続けに面白い書き込みですね
今まで海外に会社資本は海外へ飛んだが・・日本の個人資産を賢明な政治家が防いだのか?たまたまなのか?
他の国とは構造がちょいと違うのは確かで・・
日本の国債が他国と比べ比率的に海外投資家に多くは買われてない・・・>のはまさか?で日本はいつポシャるかワカランから怖いのか?そのくせ円は買われ円高
内需は飽和か・・気がつけばアナタ無しでは生きてゆけない兵糧攻め状態

20さん・・それ相応の個人金融資産が存在することで実質国内でファイナンスされているからだとある

郵政民営化前は国債の売れ残りを郵貯が買い受けていたが・・その後はどこが処理してたのか?
特別会計の予算でわからんように帳簿合わせやってたりなんて事は?
ギリシャの場合も要するに隠蔽会計処理が発覚したわけで・・・それが原因でもあったように世界中でも考えられんような国民年金のあのええかげんな管理発覚事件のようにフタをあけてみたらアウトだった!なんて・・結局年金基金運用の大損も責任の取り様もない
財務省官僚任せだと従来の政治家どもの頭脳では解明できんのでは?数字を検証せずに多分、財務省の数字鵜呑みにしてるでしょ・・
マスゴミ支配の世の中ではIMFに渡すことも正当化されそうだし
19さん同様ホントに報じられてる国民資産がそんなにアテにしていいものなのか
ドッキリなハプニングがないことを祈りたい


23. 2010年7月21日 02:54:27: G1HUH3XQ9g
>郵政民営化で飽き足らず、日銀民営化を言い出すための布石ではあるまいな。

「みんなの党」は日銀法改正をもくろんでいます。極めて危険な政策です。


24. 2011年7月05日 17:40:58: hTyZyqVS2A
18> 新自由主義者、グローバリストの考え方って怖いな。「相対的な日本の産業競争力の低下と、非効率な社会システム(規制、バラマキ福祉)、そして超少子高齢化に伴う人材の劣化」 人間を完全にモノ扱いしている。社会保障や安全のための規制を無駄という。伝統や文化、民族なんかどうでもいいだろうね。金にならないから。彼らにとって国家とは何のためにあるのか。愚民を支配するための道具であろう。人材の劣化とは何を指すのだろうか。効率的な社会システムとは奴隷制度のことではないのか。国際競争力の名の下に労働者はますます不幸になる。

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