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「本澤二郎の「北京・天津友好の旅日記」(12) (「ジャーナリスト同盟」通信)
http://www.asyura2.com/10/senkyo100/msg/334.html
投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 11 月 24 日 11:02:31: ulZUCBWYQe7Lk
 

(回答先: 「本澤二郎の「北京・天津友好の旅日記」(11) (「ジャーナリスト同盟」通信) 投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 11 月 23 日 21:42:12)

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51685943.html
『「ジャーナリスト同盟」通信』の本澤二郎の「北京・天津友好の旅日記」(12)
2010年11月23日から下記を転載投稿します。

=転載開始=

<久しぶりの天津> 

 いよいよ北京の旅を終えて天津へと、久しぶり友好旅行を続けることになった。その前に、最近の内外の情勢に一言触れておきたい。11月23日南北朝鮮で小さな軍事衝突が発生した。拡大しないはずだが、戦争は小競り合いから起きる。油断はできない。北朝鮮は、なんとかワシントンとの直接交渉に持ち込みたくて仕方ないのだろう。しかし、やり方は感心しない。緊張狙いのワシントンの罠にはまっていることに気付くべきだろう。

 天津出発の11月8日朝、NHKの番組は、ヤミ金融に手を出し、そこから抜け出られない家庭の主婦が風俗店で働いている悲惨な事情を伝えていた。これも深刻である。財政破綻国家における社会の1断面に過ぎない。悲しい家庭崩壊現象である。

 朝食をイスラム食堂で取った。最後の機会だ。例の饅頭2個とお椀いっぱいの豆乳を2杯、締めて1・6元。感謝感激である。
 9時過ぎに青島の李毅君を電話でつかまえた。市外事弁公室から日系企業の現地責任者をしている。「青島大学と連絡をとってみたい」と約束してくれた。湛山寺という名前の寺院もある思い出の場所だ。同大学主催のシンポジウムに出席したことがある。光明日報の将さん、通訳の祝さんと3人で、青島湾へと遊覧船で出た。其の時、小渕恵三元総理とのゴルフコンペでもらった記念のビニール帽子を風で飛ばしてしまった。
 李君が新鮮な海鮮料理を屋台で、それこそたらふく食べさせてくれたこともある。生ニンニクと一緒に食べる知恵を教えてもらったものである。

 昼ごろ天津の26歳になる江森君が迎えに来てくれた。天津東北亞研究所からである。
 地下鉄・阜成門駅近くのピザ店で昼食を取ると、北京南駅にタクシーで向かった。気分爽快だ。ずっと天気にも恵まれているし、今日からは江君がそばにいて案内してくれる。彼について行けば無事に、天津に着くはずである。ひとつ残念なことがある。南開大学との交流が時間調整に失敗したことだった。根回し不足に原因があった。

 しかし、巨大な北京南駅に着いた瞬間、何もかもがすっきりした。鉄道駅がまるで国際空港のような見事な建造物であることを発見したからである。いうところの、ごく普通の駅の雰囲気などまるでない。成田国際空港のような広い空間を想像すればいいだろう。待合室の端から端を眺めると、人間が米粒のように小さい。ことほど広大なのだ。
 飛行機時間を知らせる電光掲示板そっくりの列車時刻表が正面にあるのも驚きだ。この圧倒される空間に贅沢な椅子がいっぱい置かれている。乗客は立っている必要などない。なんと親切な施設であろうか。
 日本のJR顔負けだ。1等席と特等席には、さらに上等なソファ式の椅子が用意されている。しかも切符が自動券売機ですぐに購入できる。日本の新幹線よりも自動化されているのだ。面食らってしまった。
 2008年8月に完成したという中国版新幹線だ。北京からこの高速鉄道を利用した者なら知っているであろうが、筆者は今回の天津行きで初めてお目にかかった。北京に来たらぜひとも天津行きを薦めたい。15分間隔で発車しているのもすごいではないか。
 列車案内に並行してカラオケ名曲「イエライシャン」が流れてきた。急にカラオケをしたくなったほどである。

<30分で天津着> 

 出発直前に案内のアナウンスがある。ホームに降りると、到着したばかりの列車の窓ガラス、車体を洗浄している。こうした芸当をJRは真似できない。感心してしまった。料金が手ごろだ。2等車58元、1等車69元、特等車99元である。日本の運賃は高すぎてJRはボロ儲けしているが、ここは違う。社会主義は生きているのだ。ペットボトルの水もサービスしてくれる。
 予定時刻の少し前に車両は動き出した。遅れるという事態はないらしい。2分ほどで150キロ、5分で270キロ、9分で326キロの速度に上がる。河北平原を駿馬よろしく一足飛びだ。ゆっくりと車窓からの風景を楽しむ旅人には不満だろうが、急ぎの者には最適だ。
 北京と天津を高速道路で走ると、それでも2時間ほどかかった。今や天津も大北京圏内に入ってしまった格好である。
 1等席の便所が広い。ボタン一つで扉は開閉する。便器は飛行機内と同じ空気圧式である。この和諧号は最高330キロの速度で定刻通り天津駅に着いた。
 天津駅も同様だった。広大な地下駐車場は、これまた国際空港並みである。多忙な市民は車で天津駅に乗りつけると、車を地下の駐車場に預けて、その後にそそくさと切符を自動販売機で購入、30分後に首都・北京に到着するというのである。十分過ぎる日帰り圏なのだ。

<一変した天津の偉容> 

 天津駅には江君の奥さんが自家用車で出迎えてくれていた。地下駐車場で待機していたのである。2000CCクラスのドイツ製の立派な車だった。彼女は銀行員、夫の収入を上回るという。女性が強くなれる理由の一つだ。
 天津市内にはトヨタ製のタクシーが目立つ。カローラという。値段は10万元、その上のカムリは20万元以上とか。「トヨタのリコール問題は人気に影響はないですよ」と江君はさりげなく話した。
 ふと気付いたのだが、人の姿が少ない。北京と比べると。確認すると「北京人口は2000万人、天津1000万人」というのである。天津は東京都並みなのだ。
 帝城大酒店という古いが立派なホテルに荷物を下ろすと、彼は415メートルの高さの天津テレビ塔に案内してくれた。以前にも来たことがあるが、登ったという記憶がない。250メートルの展望台から眺める天津は、以前の姿をほとんど留めていなかった。大変身していた。近大都市そのものである。
 外観からだと東京の新宿街がくまなく広がっているようなのだ。高速鉄道もそうだが、天津の街並みもすばらしいものだった。この5年で一変したらしい。大分御無沙汰していた筆者だった。
 北方は高層マンション群が占拠していた。天津駅周辺は高層ビル群だ。東方の彼方は巨大な開発区、そして港湾地帯である。南方には五輪会場になった体育館、西方には水上公園が広がっている。
 北京に比べると、不動産は安いが、さりとて普通の市民には手が届かない。東京と変わりない。「1平米2万元以上、北京は3万元以上もする」という不動産バブルは解消しそうもない。

 展望台の回転レストランでお茶を飲みながらおしゃべりしていると、彼がいいことを教えてくれた。彼の出身地は東北地方だ。東北旅行は9月末から10月初めが最適という。「マツタケのシーズン」だからというのである。頷ける。
 現在、家と車とカードの「奴隷」という言葉もはやっているという。中国もローン社会に突入しているらしい。成長経済が継続している間はいいが、止まると大変なことになる。

<帝城大酒店> 

 ホテルと言うと、高層が普通だが、帝城ホテルは低層だ。天井が高い。ロシアンスタイルとみた。どっしりとした落ち着いたホテルで、日本人のビジネスマンが良く使っているようだ。映りはよくないが、日本の衛星テレビが入るので、日本の様子に困ることはない。

 NHKの世論調査が報道されていた。菅内閣の支持率低下は当然のことながら、筆者は改憲狙いの右翼が必死の工作をしている自民・民主の大連立に関心を持っている、幸いその支持は7%とほとんど関心を示していないことだった。しかし、外国人には理解できないだろうが、闇の勢力は世論誘導をいとも容易にやってのける。安心はできない。

 このホテルの一角に上海料理の店がある。江君はそこへと夕食に案内してくれた。天津での上海料理である。果たせるかな、上海蟹が登場したが、これは通でないと上手に食べることはできない。筆者は小籠包の味に感動してしまった。
 もちろん、これを食べた記憶はある。しかし、江君と食べた小籠包は最高の味だった。正に絶品である。理由は、ここの台湾経営者は上海からプロの料理人を引き抜いてきているらしい。それだけではない。日ごろは、やや緊張するような場面での食事が多い。その点、今日はその気遣いが全くなかった。じっくりと料理を味わいながら、くつろいだ雰囲気がよかったのだろう。
 久しぶりに紹興酒も飲んだ。北京の疲れが癒されるような気分に浸ることが出来た。至福なのかもしれなかった。健康に生きていると、こうした場面にぶつかることがあるのである。

<夜の津湾広場> 

 夕食後に天津駅近くの津湾広場に連れて行ってくれた。いまや天津新名所の一つである。川沿いを立派に整備したもので、個性ある橋が何本も架かっている。そう上海バンドに似ている。あそこの和平賓館には30年代のジャズバンドがあるが、ここはどうか。そのうち出来るかもしれない。天津にも租界地があるのだから。夜はここもライトアップされていてすばらしい観光名所だ。
 ここも地下に大駐車場が整備されている。
 このあたりの建造物は欧米風である。中国というよりもヨーロッパにいる気分にさせられる。中国ファンには満足できないが、多くの中国人を魅了すること請け合いだ。
 古く天津は、北京を防衛するためのものだった。天津衛である。役割を果たせず列強や日本に略奪され、租界地となってしまった。特異な歴史を経ている。欧米へのあこがれが、都市の欧米化なのだろう。
 若者の心をとりこにするにはぴったりの場所であろう。そんな津湾広場である。この日、中国に来て湯船につかることが出来た。日本人の贅沢か。シャワーで満足できないというのも困ったものである。

 ホテルの朝食もうれしかった。静かだし、ゆっくりとくつろげる中での朝食である。こんなことも珍しい。贅沢なのに申し訳ない気分だ。生野菜・トマトもしっかりとれる。粥も。最後はコーヒーを2杯も飲んで、ホテル前の風景に見とれた。自転車の少ないこと少ないこと、これは健康にはマイナスだろう。
 部屋に戻りNHKをつけると、北海道の衆院補選で当選した自民党の町村が「北海道にも新幹線を」とわめいていた。日本の財政を破綻した責任者が、相変わらずバラマキ論を展開しているのだ。うんざりの自民党である。

 ホテル前の道路を少し歩いた。広い歩道にはポプラ並木、自転車・バイク道路も、中央の片側車線に車3台OKだ。日本ではお目にかかれない道路整備である。

2010年11月24日10時05分記

=転載終了=
 

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