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投稿試驗
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投稿者 卍と十と六芒星 日時 2010 年 8 月 05 日 23:10:50: xsXux3woMgsl6
 

(回答先: 投稿試驗 投稿者 卍と十と六芒星 日時 2010 年 8 月 05 日 23:09:42)

 
 
 
 
    露西亞は其の最優先課題を、自國の近代化に定めるべきで、
    グローバル・パワーとしての地位を取り戻さうとする不毛な試みに置いてはならない。
    此の國の規模と多樣性を考へた場合、
    政治システムの分權化と市場經濟システムこそが、
    露西亞民衆の潛在的創造力を引き出し、
    此の國の厖大な天然資源をうまく活用する方嚮に導ける可能性が高い。
    事實、歐羅巴・露西亞、シベリア共和國、
    そして極東露西亞共和國によつて構成される
    緩やかな共和國聯合としての露西亞のはうが、
    近隣諸國との緊密な經濟關係を築きやすい筈だ。
    其の場合、此れらの共和國は、
    數世紀に及ぶモスクワ管理の官僚支配のくびきから解き放たれ、
    領土内での創造的潛在力をうまく引き出せるやうに成る筈だ。
    更に、露西亞が分權化されれば、
    其の行動が帝國主義的動員によつてつき動かされる危險も低下する。
 
 
 
    支那のパワーを建設的な地域的協調枠組みのなかに收め、
    日本の活力をより廣汎な
    國際的パートナーシツプの方嚮に嚮かはせる事でなければならない。

    支那が次なるグローバル・パワーに成るのではないかと云ふ一般認識は、
    支那の外ではパラノイア的な反應をよび、
    一方支那内部では誇大妄想的病理を生み出してゐる。
    だが實際には、支那が此の先二〇年間、
    爆發的な成長を維持出來るかどうかは、まつたく先の讀めない状態にある。

    支那の指導者たちは、經濟成長によつてGDPの可也の部分を、
    戰略核兵器の増強を含む軍事力の近代化のために配分出來るやうに成るため、
    今後二〇年のうちに支那は、
    軍事的なグローバル・パワーとしての資質を備へるやうに成つてゐるかもしれない。
    然し、此の軍事面での努力が行きすぎたものと成れば、
    軍擴競爭のつけがソビエト經濟に重くのしかかつたやうに、
    支那の長期的な經濟成長にも惡影響を與へるかもしれない。
    また、支那が大規模な軍擴路線を採用すれば、
    其れに對抗しやうとする日本側の反應を招くだらう。

    事實上の支那の地域的勢力圈が、
    今後ユーラシア秩序の一部を擔ふやうに成る可能性は高い。

    また支那が、眞の政治的・經濟的パワーに成れば、
    極東露西亞地域にももつとあからさまに影響力を行使するとともに、
    朝鮮半島統一の後見人の役割を擔ふことに成ると思はれる。

    支那の中央亞細亞への關心の高まりは、
    此の地域をモスクワの管理のもとに
    政治的に再統合する露西亞の能力を制約する事に成る。
    此の關聯およびペルシヤ灣の絡みからみて、
    支那のエネルギー需要の高まりは、
    石油産出地域への自由なアクセス、
    同地域の政治的安定確保と云ふ點で
    支那と米國が利益を共有する事を意味する。

    支那によるパキスタン支援は、
    此の國を自國に從屬させたいと願ふ
    印度の野心を牽制するとともに、
    アフガニスタン、中央亞細亞に關して
    露西亞と協調したいと望む印度の立場を相殺する事に成る。

    重要なポイントは、
    米國と支那がともにユーラシアでお亙いを必要としてゐる事だ。
    大支那は米國を、政治的・歴史的理由から、
    ごく自然に同盟國と見なすだらう。
    
    米國との堅實な戰略關係がなければ、
    地域的優位を手にするのに必要な
    厖大な外資を呼び込みつづけるのは困難な筈である。

    米國のユーラシア關與の東側の基盤としての
    米支の戰略的和解がなければ、
    米國は亞細亞大陸での戰略地政學をもてなくなり、
    さうなれば、ユーラシアの戰略地政學も成立しえない。
    米國にとつて、より廣汎な國際協調枠組みの一部をなす
    地域パワーとしての支那が出現すれば、
    ユーラシアの安定確保と云ふ觀點からみて、
    歐羅巴同樣の價値をもつ國家と成り、
    日本より更に重要な戰略的資産と成りうる。
 
 
 
    胡主席とは主に二つの問題に就いて討論した。
    一つは「三つの代表」の思想の重要性に就いて。
    もう一つは、米支協力と其の維持の重要性、
    かうした協力では如何なる逸脱も許されないと云ふ點に就いて話し合つた。

                                 第四十四代アメリカ合衆國大統領
                                    バラク・フセイン・オバマ・ジユニア
                              外交政策顧問
                              ズビグネフ・カジミエシユ・ブレジンスキー
 
 
 
 
 
 
 
 
    パンドラの箱を開けたのは誰だ?
    我々の側か?いいや、我々のせいではない。
    我々はそういう決定はしなかった。
    我が国の政策ではなかったからだ。

    起きつつある一連の出来事に対する一般大衆の認識については、
    もちろんこれは単に政治家たちだけに依存しているのではなく、
    巧妙に仕組まれたメディアと、
    それが世論に及ぼす影響力にかかっている。
    もちろん、アメリカ同盟諸国は、
    我が国よりもはるかにそれが得意なのだ。
    我が国も学ばねばならない。
    しかし、それは常に正確といえるだろうか?
    民主的といえるのか?
    そうした情報は常に公正で客観的だろうか?

    ロシアに対してそのような政策を推し進める者は、
    何を考えているのだ?
    我々の死だけを望むのか?

                          第九代 露西亞聯邦共和國首相
                    ウラジーミル・ウラジーミロヴイチ・プーチン
 
 
 
 
 
 
 
 
「パンドラの箱を開けたのは誰だ」CNNのプーチン首相独占インタビュー 【暗いニュースリンク】
http://www.asyura2.com/08/wara4/msg/195.html
投稿者 Takeru 日時 2008 年 9 月 16 日 11:20:30: YZhy.btiDfHLY
 
 
マシュー・チャンス(質問者):
「世界中の大半の人々は、すでにロシア大統領でなくなったあなたのことを、ロシアの意思決定を担う人物とみています。ロシア軍のグルジア侵攻を命令したのはあなたであり、その結果責任を担うのもあなたではありませんか?」

ウラジミール・プーチン:
「むろん、それは事実ではない。ロシア連邦憲法に基づき、外交政策及び国防政策は大統領の手中にある。ロシア連邦大統領はその権限に基づいて行動したまでだ。

すでに知られているように、私自身も北京オリンピック開会式に参加していたのだから、(軍事侵攻の)決定に参加できるはずもなかったのだ。しかしながらもちろん、当該事項に関する私の意見については、メドベージェフ大統領も知っている。率直に言って、この件に関して秘密は何もない。我が国はあらゆる事態を想定してきたし、グルジア指導者による直接攻撃も考慮にいれてきた。

事前に我々が考えたのは、南オセチアに住むロシア連邦市民とロシア治安部隊の安全確保だ。しかし、繰り返すが、そうした決定は軍の最高司令官及びロシア連邦大統領であるメドべージェフ氏にのみに委任されているのであり、それゆえ彼の下した決定なのだよ。」

マシュー・チャンス:
「しかし、国際社会に対するロシアの懸念について西側に真剣に考慮するよう要請してきたのがあなたであることも、秘密でもなんでもありません。たとえば、NATOの拡大や、東欧諸国へのミサイル防衛システムの問題などです。このたびの紛争は、同地域において権力の座にあるのが、NATOでもなく合衆国でもない、ロシアであるというデモンストレーションのひとつでは?」

ウラジミール・プーチン:
「もちろんそれは違う。さらにいえば、我が国はそのような紛争は望まなかったし、将来的にも望まない。

このような紛争が起きたのは、望まれないまま起きてしまったが、これは各国が我々の懸念を聞き入れなかったという事実によるものだ。

もっと一般的にいえば、マシュー、こうも言えよう。このたびの紛争はもっと大局的な視点で見るべきなのだ。

思うに、あなたの国や私の国の視聴者は、この地域の人民と民族集団についての関係をめぐる歴史的事情について学ぶことにほとんど興味がないだろう。人々はそうした事情をほとんど全く知らないのだから。

もし重要でないと思うのなら、この話は番組上カットしてもらってかまわない。気にしないから好きにしてくれたまえ。

だが、これら国々が、かつては自発的にロシア帝国に組み込まれていたことを思い起こしてほしい。18世紀半ば、1745年から1747年の間に、オセチアは初めてロシア帝国に加わった。当時は統一国家であり、北と南オセチアは一つの国だったのだ。

1801年に、私の記憶が正しければ、グルジアも、オスマン帝国からの圧力もあって、自発的にロシア帝国の一員になった。

それからほんの12年後の1812年、アブハジアもロシア帝国に加わった。それまでの同国は、独立国家であり、独立主権国家だったのだ。

南オセチアがティフリス地方(現在のグルジア首都トビリシ)に合併されると決定されたのは19世紀半ばにはいってからだ。同一国内の出来事であり、その件はあまり重要視されなかった。しかし、私が断言したいのは、それ以降オセチア人は合併を快く思っていなかったのだ。しかしながら事実上は、帝国中央政府により、現在グルジアとなる管轄区域に組み込まれた。

第一次世界大戦後、ロシア帝国が崩壊し、グルジアが独立を宣言するとオセチアはロシアに留まる選択をした。これは1917年の事件(ロシア革命)直後に起きたことだ。

1918年には、その帰結として、グルジアは酷く残忍な懲罰的軍事作戦を実施し、1921年にもそれを繰り返した。

ソ連邦が成立すると、これら領土は、スターリンの決定により、グルジアに譲与された。ご存じのように、スターリンは民族的にはグルジア人だったからだ。(訳注1)

それゆえに、オセチアが引き続きグルジアの領土であるべきと唱える人々は、スターリン主義者なのだ。そうした人たちは、ヨシフ・ヴィサリオノヴィチ・スターリンの決定を擁護しているのだ。

しかし、今当該地域で起きている出来事について、紛争に関わる諸国の動機はどうであれ、我々が今目撃している出来事は悲劇でしかない。

我々にとっては、特別な意味を持つ悲劇だ。何年もの間、我々は共にグルジア文化の中で暮らしてきた−歴史ある文化を持つグルジア人民は、疑いもなく他文化国家ロシアの一部になっているからだ。

今回の件は我々にとっては内戦の様相にさえ見える。もちろんグルジアが独立国家であるのは疑いようもない。我々は未だかつてグルジアの主権を侵害したことはないし、将来的にも侵害するつもりはない。それでもなお、100万人を超えるグルジア人が当地に移住している事実を鑑みても、我々があの土地と住民に対して特別に精神的なつながりを感じているのだ。我が国にとって、これは特別悲劇的な事件なのだ。

それから、これも断言するが、ロシア国民の多くは、戦死したロシア兵士を弔うのと同様、罪もなき市民たちの死も、死亡したグルジア人たちについても、哀悼の意を表しているのだよ。

失われた命に関する責任の所在は、このような犯罪行為をあえて実行したグルジア指導者側にある。

1人で長々と話して申し訳ない。興味がおありかと思ったのでね。」

マシュー・チャンス:
「あなたが当該地域におけるロシア帝国時代の歴史について話してくれるとは興味ぶかいことですね。というのは、ロシアによるグルジア介入の影響のひとつとして、かつてソ連邦だった国々が、次は自分たちの番ではないかと、再興するロシア帝国に併合される可能性について深く懸念しているからです。特に、ウクライナなどは、国内に多くのロシア人を抱えており、またモルドバなど、中央アジア諸国やバルト海沿岸諸国等も懸念しています。これらの国々に対してロシアが二度と軍事行動を行使しないと保証できますか?」

ウラジミル・プーチン:
「そのような質問の仕方には強く意義を唱えたい。どこかの国を攻撃しないと保証すべきなのは我が国ではない。我々はどこも攻撃していない。我が国を攻撃したり、我が国の市民を殺害することはないと保証せよと他国に要求できるのは我々の側なのだ。それなのに、我々は侵略者にされてしまっている。

8月7日、8日、9日に発生した一連の出来事を順番に振り返ってみよう。8月7日午後2時42分、合同平和維持軍本部に居たグルジア政府職員が本部から立ち去った。我が軍、グルジア軍、オセチア軍兵士の駐留する本部からだ。彼らは司令官からそうするよう命令されたということだ。戦闘開始に先立つ時間に、グルジア政府職員たちは我が軍兵士を本部に残して立ち去り、戻ることがなかった。それから一時間後、重火器による砲撃が始まった。

午後10時35分、南オセチア州都ツヒンバリで大規模な砲撃が始まった。10時50分、グルジア軍地上部隊が戦闘地域で展開開始。同じ頃、グルジア陸軍病院が近辺に設置。そして午後11時30分、同地区に展開するグルジア平和維持部隊司令官のクラシビリ陸軍准将が、グルジア共和国が南オセチアに対して宣戦布告を決定したと発表。彼らはそれを直接かつ公的に、カメラを見ながら発表したのだ。

ちょうどその頃、我々はグルジア指導者に接触を試みていた。しかしグルジア側は対応を拒否した。8月8日午前0時45分、クラシビリ陸軍准将は再度開戦を発表した。午前5時20分、グルジア軍の戦車部隊がツヒンバリに砲撃を開始。それに先だってGRAD(多連装ロケットシステム)による大規模攻撃があり、我々側の要員に犠牲者が出始めた。

その時、ご存じのように、私は北京にいて、合衆国大統領と会話の機会を得た。私は大統領に直接、グルジア指導者と連絡がとれず、グルジア軍司令官が南オセチアに宣戦布告したと説明した。

ジョージ(米大統領)は−すでにそのことは公にしているが、誰も戦争を望まないと私に答えた。我々は合衆国政府が紛争に介入し、グルジア指導者の攻撃姿勢を止めさせるものと期待した。ところがそうならなかった。

さらに、現地時間で正午になると、グルジア軍部隊がツヒンバリ南部の平和維持軍基地を占拠し、我が軍兵士は都市中心部に撤退を余儀なくされた。グルジア軍側は我が軍の6倍の兵力だった。さらに、我々の平和維持軍は重火器を所持しておらず、保有していた兵器も最初の砲撃で破壊されてしまっていた。そうした攻撃で10人が一度に殺害された。

その後、北部基地の平和維持軍に対する攻撃も開始された。ここで、我が軍の参謀の報告書を引用すると:"午後12時30分時点で、市北部に配備されたロシア連邦平和維持軍は5度の攻撃を撃退し、戦闘を継続中”。

その頃、南オセチア中心部の戦闘地域外にある町Dzhavaをグルジア航空機が爆撃し始めた。

さて、攻撃したのは誰だ?攻撃されたのは?我々には攻撃の意図はなかったし、戦争に突入するつもりなど毛頭なかったのだ。(訳注2)

私が大統領だった8年間にも、しばしば同じような質問を受けた。ロシアは世界のどこを占めるのか。ロシアは自国をどうみているのか。どんな場所なのか?我が国は平和を愛する国家であり、隣国及び各国との協力を希望する。しかし、もしも我が国に侵攻し国民を殺害しようと意図する者がいるならば、その者らはそうした政策が彼ら自身にどのような結果をもたらすのか考慮すべきだろう。」

マシュー・チャンス:
「あなたはロシア大統領在任中、そして今でも、合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュと個人的に緊密な関係にありますが、今回の件で合衆国大統領がグルジア軍を制止できなかったことで、その関係が傷ついたのでは?」

ウラジミル・プーチン:
「今回の件は間違いなく我々の関係を損なったが、なによりも両国政府の関係を傷つけることになった。

しかし、それはただ単にアメリカ政府側がグルジア指導者の犯罪的行為を制止できなかったということにはとどまらない。アメリカ側は事実上グルジア軍に武器を与え、訓練してきたのだ。

民族紛争解決のために包括的妥協解決手段を模索すべく、困難な交渉に何年も費やすのはなぜか?どちらか片方に武器を与えて他方を殺すよう扇動して済ませればいい。一見すると簡単な解決法だ。しかしながら実際には、いつもそう事が運ぶとは限らない。

私にはほかにも考えがある。私の言おうとしていることは仮定上のことで、いくらか想定していることであり、きっちりと解明するには時間がかかるだろう。しかし、思考する余地はある。

冷戦時代の頃であっても、ソ連と合衆国は激しく対立したが、我々は常に両国市民の間で、もっとはっきりいえば、両国軍同士の直接的な衝突を避けてきた。

我々には合衆国市民が今回の戦闘地域に駐留していたと信じるに足る重大な根拠がある。そうした場合、もしも事実が確認されたなら、非常に良くないことだ。きわめて危険だ。それは誤った政策だ。

しかし、もしそうであれば、一連の出来事はアメリカ国内の政治情勢という面もあるのかもしれない。

もしも私の推定が立証されるとしたら、合衆国の一部の人々が、合衆国大統領選挙で一方の候補者を競争上優位に立たせるために、状況を悪化させるべく今回の紛争を故意に作り出したと疑う素地はある。その場合、これは国内政治における行政手段を、考え得る最悪な様式に用い、流血の事態を引き起こすに至ったことになる。」

マシュー・チャンス:
「それは驚くべき主張ですね、念のためにお聞きしますが、首相殿、あなたは、戦闘地帯にグルジア軍を補佐する米国政府側要員が存在したと示唆するだけでなく、合衆国大統領選挙の候補者に話題を提供するために、紛争を引き起こすよう挑発したとおっしゃるのですか?」

ウラジミル・プーチン:
「説明しよう。」

マシュー・チャンス:
「もしそうであれば、どのような証拠があるのですか?」

ウラジミル・プーチン:
「すでに言っているように、もしも合衆国市民が戦闘地域に存在すると確認されたならば、意味するものはただひとつだ。合衆国政府指導者の直接命令でそこに居ることになる。そうであれば、戦闘地域で合衆国市民が任務を遂行しているということだ。それができるのは、上司の命令があるからで、自発的にやっていることではないだろう。

一般の専門家であれば、軍人を訓練するとすれば、戦闘地帯ではなく、訓練施設か訓練場でやるべきだ。

繰り返すが、これにはさらなる確認が必要になる。あなたに言ったのは、我が軍の報告を引用したに過ぎない。もちろん、さらなる証拠を捜すつもりだ。

ところで、なぜ私の仮説にそんなに驚くんだね?中東の問題がある。紛争解決の目途はたたない。アフガニスタンでは、事態は全然良くならない。さらに、タリバンが秋に総攻撃を開始すれば、NATOの兵士が大勢死ぬことになる。

イラクでは、勝利の陶酔が過ぎてからは、そこら中で問題が発生している。戦死者数は4000人を超えた。

(米国の)経済にも多くの問題があることは、誰もがよく知ることだ。財政問題に、住宅抵当危機。我々すら懸念しているし、早く解決してほしいと思うが、今も問題のままだ。

アメリカには少々の戦勝が必要なのだろう。それがうまくいかないとなれば、我が国に責任を負わせて、我が国を敵国イメージに仕立てて、またしても愛国主義を背景に国中を特定の政治勢力に結集させようとするのだ。

私の話にあなたが驚いたのは私にとって驚きだ。事態は明々白々ではないか。」

マシュー・チャンス:
「私には少々突飛に聞こえますね。しかし興味ぶかい。というのも、私は紛争の最中にグルジアにいたんですが、そこでは噂が飛び交ってました。米国政府の要員が戦闘地域で拘束されたという噂もありました。その噂は事実でしょうか?」

ウラジミル・プーチン:
「それに関する情報は聞いていない。私見では、それは間違いだろう。

繰り返すが、戦闘時に紛争地域でアメリカ市民が居たことを確認できるさらなる情報を軍に要求するつもりだ。」

マシュー・チャンス:
「今回の紛争に関する外交上の影響に話を戻しましょう。そうした影響のひとつに、少なくとも多くの国々が対ロシアで行動する恐れがあります。主要先進国首脳会議(G8)から除外される可能性もあります。NATOとの軍事提携が中断される恐れさえあります。ロシアと西側諸国の緊張関係の結果、仮にロシアが外交上孤立する事態になった場合、ロシア側はどう対応されるつもりですか?」

ウラジミル・プーチン:
「まず第一に、今回の紛争と米国内政治情勢における私の推定が正しかった場合、合衆国の同盟諸国がアメリカ大統領選挙において片方の陣営を応援すべき理由が見あたらない。総じて、アメリカ国民に対して公正な立場ともいえないだろう。しかし、可能性は除外できないので、以前にも起きたとおり、合衆国政府は再び同盟国を従属させるかもしれない。

ではどうすべきか?我が国の選択肢は?主要8ヶ国首脳会議にとどまるために、殺され続けることに同意すべきか?もしも我が国全員が殺されてしまったら、いったいどの国が首脳会議にとどまるというのだ?

あなたはロシアの脅威の可能性について述べたが、あなたと私はいまここに座り、ソチで静かに会話をしている。しかしここから数百キロ先では、合衆国海軍の船舶が、ちょうど数百キロの射程を持つミサイルを積んで、接近してきている。我が軍の船舶があなた側の港に接近しているのではなく、あなた側の船舶が我が国の領域にやって来ているのだ。さて、我が国の選択は?

我々は複雑な事態は好まない。誰とも口論するつもりはない。誰とも闘いたくはない。我々が望むのは、通常の協力関係と、我が国やその利害に対する尊厳ある態度だ。望みが多すぎるとでもいうのか?

あなたはG8に言及しているが、現在の形では、G8はすでに十分な影響力を持たない。中国やインドを招待せず、その両国に相談もせず、影響も及ばずして、世界経済の発展は不可能だろう。

あるいは、対ドラッグ戦争はどうだろう?伝染病対策は?対テロ戦争、核不拡散活動はどうか?いいかね、もしどこかの国がロシアの参加なしにそれらをやろうとしたら、いったいどれくらい効果的だというのかね?

そういう考え方はすべきではないし、誰かを脅迫しようとするのは無意味だ。我々は何一つ恐れていない。必要なのは、互いの利害を満たすような正常な関係の発展を鑑みた、現状に対する現実的な分析なのだ。」

マシュー・チャンス:
「あなたの言うような協力関係における問題とは合衆国とロシア両国での問題ですが、特に物議を醸しているものにイランの核開発をめぐる課題があります。

もしも外交圧力によりロシアと西側諸国の関係がこじれた場合、国連での合衆国の取り組みに対する協力を撤回するとお考えなのですか?」

ウラジミル・プーチン:
「ロシアはこれまであらゆる問題に関して同盟諸国と首尾一貫して誠実に取り組んできた。私の言ったような問題や、あなたの言うような問題に関してもだ。我々がそうしたのは誰かに頼まれたからではなく、諸外国の前で格好をつけたかったわけでもない。我々がそうするのは、一貫して国益に沿っているからであり、当該地域についても、我が国の利害とヨーロッパ諸国、さらに合衆国の利害は一致している。もしも誰かがこれら地域の問題についてロシアと話し合うつもりがなく、ロシアの協力を必要としなくなるのであれば、どうぞご自分で解決してくれたまえ。」

マシュー・チャンス:
「エネルギー供給問題はどうするのですか?特にヨーロッパ諸国が、ロシアの天然ガスと石油への依存を強めているのは明らかです。ロシアが、そうしたヨーロッパ諸国へのエネルギー供給を圧力手段として用いることで、外交上の緊張がますます高まってきたのでは?」

ウラジミル・プーチン:
「我が国はそんなことをしていない。最初の天然ガスパイプラインの建設が始まったのは1960年代で、冷戦の真っ最中だったが、その頃からずっと、60年代から現在に至るまで、政治状況がどうであれ、一貫して確実にロシアは契約上の義務を履行してきた。

我々は決して経済関係を政治化しないし、アメリカ合衆国の首脳の姿勢には驚いている。彼らはヨーロッパ各地の首都に出かけていって、ロシア製品、たとえば天然ガス等を買わないように各国を説得している。経済領域まで政治化しようという、まったくもって驚くべき行動だ。実際、全くもって悪質といえる。

ヨーロッパ諸国が我が国のエネルギー供給に依存しているのは事実だが、我々だってガスを買う相手に依存している。持ちつ持たれつの関係なのだよ。それがまさしく安全保障というものなのだ。

経済の話が出たついでに、近い将来下される決定についての話もしよう。最初に言っておくが、それは紛争とはなんの関連もないことで、アブハジアや南オセチアの情勢にも関係ない。純粋に経済的事情によるものだ。なんのことか説明しよう。

ここしばらく、我々はアメリカ合衆国も含めて、様々な国々の様々な製品供給について話し合ってきている。もちろん、例によって、農産物に関する議論は非常に激しいものだ。

7月と8月に、我が国の衛生管理部が、アメリカ国内でロシア市場へ鶏肉を輸出している養鶏場の検査を行った。抜き打ち検査だったが、検査対象のうち19カ所で、2007年以来ロシア当局者が懸念してきた課題が無視されていたとわかった。これら養鶏場はロシアへの鶏肉供給業者リストから排除されるだろう。

29カ所の養鶏場は、近い将来、我が国の専門家が許容できないと判定した状況を改善すべきという警告を受けた。我々はこれらの問題が早期に解決され、米国側の工場が引き続きロシア市場に製品を供給できることを期待する。

そうした情報は、ロシア農務省から私の下へ報告があったばかりの出来事だ。

もう一度言わせてもらうが、こうした問題をひとまとめにはしたくない。紛争、政治、経済、食肉、これらはそれぞれ独自の局面があるし、無関係だ。」

マシュー・チャンス:
「プーチン首相殿、そうした話は、アメリカ合衆国側では、経済制裁と同等のものと受け取られかねません。ロシアへ農産物を輸出している工場19カ所で欠陥があるとおっしゃるのですか?」

ウラジミル・プーチン:
「まあ、私は農業の専門家ではない。今朝、ロシア農務大臣がそういう説明を私にしたんだ。

すでに言うとおりだが、もう一度繰り返す。今年7月と8月、ロシア市場に鶏肉を輸出しているアメリカ国内養鶏場に抜き打ち検査が実施された。その結果、2007年初旬にロシア側当局者が懸念していた問題が解決されておらず、以前の検査で指摘された欠陥についてなにひとつ改善されていない事実が判明した。それにより、ロシア農務大臣は当該工場を取引先リストから排除する決定をした。

それ以外の29カ所の養鶏場についても、問題が見つかっている。それら問題は完全に書面化されており、当初の契約どおりそれら工場がロシアへ製品の輸出を継続するために求められる改善事項についての指導内容も含まれている。我々は検査上指摘のあった問題が早急に改善されることを期待している。

検査でわかったのは、アメリカ国内工場の製品には、ロシアにおいて規制の対象となる物質が過剰に含まれていた事実だ。許容量を超える抗生物質と、ヒ素のような物質まで含まれていたのだ。私は関知しないが、農業専門家にとって懸念すべき事態なのだ。過去にもそうした事態への対策は何回か実施された。まだ壊滅的な事態にはなっていない。この問題には双方が共に取り組むべきなのだ。

さらに、ロシア農務大臣が私に電話した際、こう言った:"正直言って、どうすべきかわかりません。経済制裁のようにうけとられるかもしれませんが、決定しなければならないのです。もちろん、一時休止でもよろしいですが。”

我が国には独自の基準がある。ロシア市場に製品を輸出したいのであれば、基準には従ってもらう。皆わかっているはずだ。2007年にすでに話し合っているのだから。」

マシュー・チャンス:
「合衆国側はやりたがらないでしょう。」

ウラジミル・プーチン:
「我々の側だって、そういうことはやりたくない。彼らは我が国の農務省と緊密に協力する必要がある。以前にもそうしたことがあったのだ。

我が国が輸入を一旦停止し、再開したことがある。合衆国相手だけではない。ブラジルでもそういうことがあった。」

マシュー・チャンス:
「しめくくりましょうか・・・」

ウラジミル・プーチン:
「(インタビューを)まだ続けていいよ。私は急いでいない。」

マシュー・チャンス:
「プーチン首相殿、誰よりもまずあなたには、国際社会におけるロシアの威信を取り戻した功績があるでしょう。ソ連邦崩壊後、90年代の混乱を経験した後で、グルジアを巡る一件で、あるいは合衆国からの鶏肉輸入禁止の件で、そうした国際社会の名声を失ってしまう懸念はありませんか?」

ウラジミル・プーチン:
「まあ、すでに話したように、米国からの鶏肉輸入を全面的に禁止するわけではない。我が国の懸念に応えない一部の工場だけを禁輸するだけだ。我々は国内市場と消費者を保護しなければならないのだ。他のどの国でも、アメリカ合衆国を含め、そうしているのだから。

ロシアの名声については、これまでに起きている事態については気に入らないが、そもそも我が国が挑発したわけではない。名声といえば、一部の国々の名声が近年ひどく損なわれているのは事実だ。実際、近年では、アメリカの同盟国が、国際社会の法による統治ではなく、軍事力による統治を助長させてきている。コソボの件で我が国は空爆を制止しようとしたが、聞き入れる国はなかった。あのとき我が国は、だめだ、待てと言った。コーカサス地域で、我が国は窮地に立たされている。コーカサス地域の小国家に、なんと言えばいい?コソボは独立を果たしたのに、なぜここでは独立できない?我が国を馬鹿げた立場に立たせたのはあなた方だ。あの当時、国際法について言及する国はなかった。ロシアだけが国際法に訴えていた。ところが今、皆が国際法を思い出したというわけだ。どういうわけか、今では皆が国際法について話し始めている。

パンドラの箱を開けたのは誰だ?我々の側か?いいや、我々のせいではない。我々はそういう決定はしなかった。我が国の政策ではなかったからだ。

国際法では両方とも規定されている。領土保全の原則と、自決権だ。必要なのは、現場の基準に則した協定を締結するだけのことだ。今回の件では、最終的にそのようになると思っている。

起きつつある一連の出来事に対する一般大衆の認識については、もちろんこれは単に政治家たちだけに依存しているのではなく、巧妙に仕組まれたメディアと、それが世論に及ぼす影響力にかかっている。もちろん、アメリカ同盟諸国は、我が国よりもはるかにそれが得意なのだ。我が国も学ばねばならない。しかし、それは常に正確といえるだろうか?民主的といえるのか?そうした情報は常に公正で客観的だろうか?

思い出してみると、たとえば、私の理解する限りでは、合衆国在住の12歳の少女と彼女の叔母が、南オセチア自治州で発生した事態を目撃した件を話したインタビューの件がある。主要ニュースメディアのひとつであるフォックスニュースのインタビュアーは、少女の話の邪魔ばかりしていた。邪魔ばかりだ。少女の言うことが気にいらなくなるとすぐに、話を遮りだして、咳払いをしたり、のどを鳴らしたり、金切り声を上げたりした。インタビュアーに残された方法といえば、汚れたパンツを見せるくらいあからさまなやり方で話を中断させることだった。さすがにそこまではやらなかったが、比喩的に言えば、ほとんどそんな状態だった。あれが正直で客観的な報道の仕方かね?あれがアメリカ国内で国民に情報を伝える方法なのか?あれは偽情報ではないか。(訳注3)

我々は平穏な同意の下に暮らしたい。正常な通商関係を構築したい。あらゆる分野で協力したい。国際的安全保障分野でも、軍備縮小分野でも、テロ戦争にドラッグ戦争、イランの核問題、少々不安な傾向を見せる北朝鮮問題でも。我が国はそれらすべてについて用意があるが、正直かつ公明正大に、自国本意でなくパートナーシップの下に活動したいと思っている。

誰かを敵の立場に置くことは間違いだ。その敵によって自分の国民を脅したり、それを基に他国と同盟を組もうとするのもよくない。必要なのは公明正大に、正直に、問題解決を図ることだ。我が国はそれを望み、そうする用意がある。」

マシュー・チャンス:
「アメリカ合衆国が戦争を誘発させたという主張に戻りましょう。米国内の外交官たちは、ロシア側がアブハジアと南オセチアの分離主義者に軍備を提供し、領土内の軍隊を増派することで戦争を誘発し、分離主義者らの制度を承認することで基本的にゴーサインを出し、事実上行動させることになりました。紛争の原因を作ったのはロシア側なのでは?」

ウラジミル・プーチン:
「その質問に答えるのは簡単だ。1990年代、アブハジアと南オセチアの自治権をグルジア側が剥奪すると決定したことから紛争は始まっている。1990年と91年、グルジア指導部はアブハジアと南オセチアがソ連時代に謳歌した自治権を剥奪し、その決定直後から民族闘争と武力による敵対関係が始まった。その頃、ロシアは国際協定に調印しており、我が国は国際規則に準じていた。アブハジアと南オセチアには、協定で規定された治安部隊だけを駐留させて、制限を超えることもなかった。

あちら側は・・・グルジア側のことを言っているのだが、アメリカ合衆国の支援の下に、もっとも厚かましい形で協定の全てに違反したのだ。

内務省部隊という口実により、グルジア軍は秘密裏に紛争地帯へ兵士や正規軍、特殊部隊に重火器を送り込んだ。実際、彼らは南オセチア首都ツヒンバリを重火器と戦車で包囲していた。グルジア軍は我が国の治安部隊を戦車で包囲し、狙いを定めて攻撃してきたのだ。

我が軍に最初の犠牲者が出て、グルジア軍側の犠牲者が相当数出た後で、相手側が10人の戦死者を出し、我が国の治安部隊の15人から20人が殺害されて、市民に多数の死者が出てから、治安部隊と罪もない市民を守るために、メドベージェフ大統領が軍事部隊派遣を決定すると発表したのだ。

さらに、我が軍がツヒンバリに向かう途中、グルジア軍が密かに準備した要塞地帯を横切った。事実上、戦車と重火器が現地に投入されており、移動途中の我が軍兵士は砲撃を受けた。

これら全ては、以前の国際協定に違反する行為だ。

もちろん、米側同盟諸国がこれらの事実に気づいていないとも考えられるが、その可能性は非常に低いだろう。

完全に中立的な立場にある人物として、前グルジア外相ズラビシヴィリ氏・・・フランス国民でパリ在住とのことだが、彼女が公的に発言され報道もされているように、紛争地には大勢の米国人アドバイザーがいたと言っている。もちろん、米側は全部知っているはずだ。

戦闘地域に米国市民が居るという我々側の推定・・・繰り返すが、さらなる情報確認が必要だろうが・・・それが確認された場合、疑いは全くもって正当といえよう。

ロシアに対してそのような政策を推し進める者は、何を考えているのだ?我々の死だけを望むのか?」

マシュー・チャンス:
「ありがとうございました。」

ウラジミル・プーチン:
「どうもありがとう。」
____________________________________

訳注1:ロシアとグルジアの歴史的経緯についてはアルジャジーラのサイトにも掲載されている。

訳注2:今回の南オセチア自治州をめぐる紛争の経緯については英チャンネル4サイトがよくまとまっている。

訳注3:フォックスニュースの当該映像へのリンク。プーチン首相の表現はかなり大げさだと思うが、確かにインタビューされた少女と叔母の話は遮られている。しかし、インタビューされた二人の主張は真実だとしても、メディアへの登場の仕方、及び言葉の選び方をみると、二人の背後にロシア政府側が関与しているのではとの疑念も残る。なお、南オセチアに滞在していたアメリカ市民のインタビュー映像は他にもあり、やはりブッシュ政権とサーカシビリ大統領を批判している。 
 
 
 
 
 
 
 
 
ユーラシアの地政學
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/508.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 11 月 30 日 02:53:10: Gsx84HOp6wiqQ

ユーラシアの地政學 ― ユーラシアの現實
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/509.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 11 月 30 日 02:56:07: Gsx84HOp6wiqQ

ユーラシアの地政學 ― ユーラシアの課題
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/510.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 11 月 30 日 02:57:54: Gsx84HOp6wiqQ

ユーラシアの地政學 ― 「ユーロ・アトランテイツク」形成の條件
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/511.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 11 月 30 日 02:59:56: Gsx84HOp6wiqQ

ユーラシアの地政學 ― 露西亞の課題
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/512.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 11 月 30 日 03:01:36: Gsx84HOp6wiqQ
 
 
露西亞の課題

 NATO/露西亞統合會議(JNRC)によつて公式化した新生露西亞とNATOおよびEUとの絆の形成は、延び延びに成つてゐる對歐羅巴友好路線の採用と云ふ、露西亞のポスト帝國主義的決定を促す效果をもつかもしれない。露西亞がG7/G8の正式のメンバーとなつたいま、また、其の枠組み内で米國、露西亞、歐羅巴の主要國からなる特別安保委員會が組織される可能性を祕めた歐洲安保協力會議(OSCE)の政策決定メカニズムの高度化を、歐羅巴の攻治・軍事的協調をめぐる露西亞側の建設的なエンゲージメント(穩やかな關與)を促す方嚮で作用させなければならない。既に實施されてゐる歐米諸國による經濟支援、そしてとくにコミユニケーシヨン・ネツトワークを中心とするインフラ投資ともに、かうしたステツプが露西亞と歐羅巴の、親近感を大いに高めるだらう。
 とは云へ、ユーラシアに於る露西亞の長期的な役割は、此の國が自らをどのやうに定義するかによつて左右されるだらう。歐羅巴と支那が地域的な影響力を強めてゐるとは云へ、露西亞は一〇もの時差をもつ世界最大の士地所有者であり、米國、支那、そして擴大歐羅巴でさへも、露西亞の前には影が薄い。(ソビエトの解體と新生諸國の獨立によつて)領土の一部を失つた事が、露西亞にとつての中核的な問題と云ふわけではない。寧ろ露西亞が正面から見据ゑるべきは、歐羅巴と支那が既に經濟的により力をつけ、社會的近代化と云ふ面でも支那にさへ遲れをとつてゐると云ふ事實である。
 かうした状況下、露西亞は其の最優先課題を、自國の近代化に定めるべきで、グローバル・パワーとしての地位を取り戻さうとする不毛な試みに置いてはならない。此の國の規模と多樣性を考へた場合、政治システムの分權化と市場經濟システムこそが、露西亞民衆の潛在的創造力を引き出し、此の國の厖大な天然資源をうまく活用する方嚮に導ける可能性が高い。
 事實、歐羅巴・露西亞、シベリア共和國、そして極東露西亞共和國によつて構成される緩やかな共和國聯合としての露西亞のはうが、近隣諸國との緊密な經濟關係を築きやすい筈だ。其の場合、此れらの共和國は、數世紀に及ぶモスクワ管理の官僚支配のくびきから解き放たれ、領土内での創造的潛在力をうまく引き出せるやうに成る筈だ。更に、露西亞が分權化されれば、其の行動が帝國主義的動員によつてつき動かされる危險も低下する。
 新生ポスト・ソビエト諸國が活力を保ち安定を維持すれば、露西亞が其の帝國的過去と訣別する可能性は更に高まる。彼らが活力をもつてゐれば、殘存する帝國主義への誘惑に露西亞がとらはれる危險もやわらぐからだ。したがつて、新生諸國への政治・經濟支援は、露西亞を全ユーラシア的協調システムに組み込んでいくと云ふ大戰略の一部でなければならない。アゼルバイジヤンやウズベキスタンのやうな戰略的に鍵を握る諸國への支援同樣に、此の政策に於ては、ウクライナが主權國家として存續する事がきはめて重要に成つてくる。
 中央亞細亞へのアクセスをしだいに確保しつつある大規模な國際資本は、新生諸國の獨立國家としての基盤を強化してゐるだけでなく、ポスト帝國主義時代の民主的露西亞にも恩恵を與へてゐる。此の地域の資源が開發されてゆけば、さらなる繁榮が齎されるだけでなく、人々の安心感・安定感を大いに高め、バルカン的な紛爭發生の危險を低下させるだらう。
 更に、此れらの地域の發展は、經濟的にまだまだの状態にある隣接する露西亞聯邦の諸洲を刺戟すると思はれる。此の地域の新リーダーたちが、露西亞との緊密な經濟關係をもつことの政治的歸結に懸念を感じる事もしだいになくなつていくだらう。さうなれば,非帝國的露西亞が、たとへ(強制的な命令を下す)帝國的な支配者がゐなくても、此の地域の主要な經濟パートナーとして受け入れられていく可能性も十分出て來るだらう。
 
 
ユーラシアの地政學 ― ユーラシア南部安定の要
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/513.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 11 月 30 日 03:03:21: Gsx84HOp6wiqQ
 
 
ユーラシア南部安定の要

 コーカサス、中央亞細亞の安定を促進する際には、米國はトルコを疎外しないやうに十分に注意しつつ、一方で米國とイランの關係改善が可能かどうかも探るべきである。若しトルコが歐羅巴から見捨てられたと感じれば、此の國はよりイスラム色を強め、當然、中央亞細亞を世界のコミユニテイに取り込まうとするわれわれの努力と共同歩調をとる可能性も低下する。米國は歐羅巴への影響力を行使して、最終的にはトルコのEU加盟を認めるやうに働きかけるべきだし、トルコの國内政治がイスラムの方嚮へと劇的に急旋囘しない事が前提ではあるが、トルコを歐羅巴諸國として扱ふことの利點を明確に示すべきである。カスピ海地域や中央亞細亞をめぐつてアンカラ政府と定期的に協議する場をもてば、自分たちが米國との戰略的同盟關係にあると云ふ意識をトルコ側に與へる事も出來るだらう。更に米國は、アゼルバイジヤンのバクーから、地中海に接するトルコの沿岸のセイハンまでパイプラインを引くことによつて、此の地域をカスピ海のエネルギー備蓄・搬出の據點にし度いと望むトルコの意嚮を支持すべきである。
 一方、イランとの敵對關係を永續化させる事は、米國にとつても利益ではない。最終的な和解は、イランをとりまく危險に滿ちた地域的環境を安定させる事が雙方にとつて戰略利益である事を認識したものでなければならない。頑迷でかつ宗教色が強いとしても、狂信的で叛歐米主義でないイランでさへあれば、其れだけでも米國の利益である。ユーラシアに於る米國の長期的な利益は、トルコとイランの經濟的協調、とくにアゼルバイジヤンからトルクメニスタンに至るパイプライン建設に對する米國の叛對路線を撤囘する事によつて、うまく確保出來るだらう。實際、さうした建設プロジエクトへの金融面での參加は、米國にとつて經濟的利益と成る筈だ。 .
 (此處で其の東側の印度亞大陸に目を轉じてみよう。)印度はいまのところ受け身のプレイヤーだとは云へ、ユーラシアに於る重要な役割を擔つてゐる。蘇聯からの政治的支援がなくなつた今、印度は地政學的に支那・パキスタンとの聯携によつて封じ込められてゐる。其れだけに、印度の民主主義が今後存續していくこと自體が重要なのである。と云ふのも、印度の民主主義其のものが、如何なるアカデミツクな議論の積み重ねにもまして、人權と民主主義は歐米的な思想だと云ふ排他的な意見に對する叛論に成つてゐるからである。
 印度の存在は、シンガポールから支那に至るまでの諸國の論客が喧傳する非民主的な「亞細亞的價値」と云ふものが、たんに叛民主的なだけで、必ずしも亞細亞的ではない事を立證してゐる。したがつて印度(の民主主義)が今後挫折すれば、亞細亞に於る民主主義の將來にとつても痛手と成り、とくに支那の臺頭を考へた場合、亞細亞のパワー・バランスに寄與出來る(民主)國家が消失する事を意味する。米國と印度の防衞コミユニテイ間の絆の促進は云ふまでもなく、地域的安定に關聯する話し合ひにも組み込んで關與させていく必要がある。
 
 
ユーラシアの地政學 ― 支那の役割
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/514.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 11 月 30 日 03:05:23: Gsx84HOp6wiqQ
 
 
支那の役割

たとへば、支那のエネルギー需要の高まりは、石油産出
地域への自由なアクセス、同地域の政治的安定確保とい
う點で支那と米國が利益を共有する事を意味する

 米支間の戰略的相互理解を深め、新たに姿を現はしつつある日本の役割をより明確に定義しないかぎり、ユーラシアに於る安定した力の均衡は期待すべくもない。だが、此のことは米國に二つのジレンマを突きつけてゐる。支配的なカをもつ地域パワーとしての支那を如何に現實的に定義づけ、米國にとつて受け入れ可能な範圍を見極めるとともに、實質的に米國の保護國である日本側の不安を如何に管理するか、と云ふ問題である。
 政策は注意深い戰略的計算を基盤とすべきだが、臺頭する支那パワーと日本經濟の影響力の増大への過大な懸念を愼めば、さうした政策に更に現實主義を吹き込める。そして其の目的は、支那のパワーを建設的な地域的協調枠組みのなかに收め、日本の活力をより廣汎な國際的パートナーシツプの方嚮に嚮かはせる事でなければならない。
 米國と和解する事が支那の利益に成る事を認識させるための第一ステツプは、北京政府と踏み込んだ戰略的對話を行なふことである。此の對話は、北東亞細亞および中央亞細亞をめぐつて米支が共有する懸念を叛映するものでなけれぱならない。また、「一つの支那政策」へのコミツトメントにまつはる暖味さをワシントンが取り除くことは當然の行爲であり、とくに支那が香港を完全に同化した後に、臺灣が問題の種と成らないやう配慮する必要がある。同樣に、大支那でも政治面での多樣性を擁護出來る事を示すのは、支那にとつても利益と成るだらう。
 状況を前進させるには、米支の戰略的對話を持續させ、かつ其の内容が眞劍なものでなければならない。かうしたコミユニケーシヨンを通じて、臺灣や人權問題のやうな對立含みの懸案でさへも、相手を説得する方嚮で對處出來るやうに成るだらう。支那人に對して、彼らの國内自由化が單なる國内問題ではないと明確に語りかける必要がある。と云ふのも、臺灣を平和的に誘ひ出せるのは、民主化をめざし、繁榮する支那だけだからだ。強制的な統合の試みは米支關係を惡化させ、海外からの投資を呼び込む支那の魅力を損なふことに成る。さうなれば、地域的な優位やグローバルな地位を望む支那の立場は大きく損なはれるだらう。支那は地域的に支配的な影響力をもつ國家に成りつつあるが、當面の間、グローバル國家に成る事はないだらう。支那が次なるグローバル・パワーに成るのではないかと云ふ一般認識は、支那の外ではパラノイア的な反應をよび、一方支那内部では誇大妄想的病理を生み出してゐる。だが實際には、支那が此の先二〇年間、爆發的な成長を維持出來るかどうかは、まつ度く先の讀めない状態にある。事實、現在のぺースでの成長を今後も長期的に持續するには、國家のリーダーシツプ、政治的平穩、社會的規律、高い貯蓄率、大規模な外資の流入、地域的な安定のすべてがうまく推移する必要があるが、かうした要因のすべてを長期的に持續出來る可能性は低い。
 此れは大きな假説だが、たとへ政治的混亂を囘避し、今後四半世紀にわたつて經濟成長を持續できたとしても、支那は依然として相對的には貧しい國のままだらう。GDPが現在の三倍に成つても一人當たり所得でみれば、支那は依然他の多くの諸國に遲れをとつてゐるだらうし、人口の大半は貧しいままだらう。また、消費財は云ふまでもなく、電話、車、コンピユータなどへの支那市民のアクセスは、低い儘にとどまつてゐると考へられる。
 とは云へ支那の指導者たちは、經濟成長によつてGDPの可也の部分を、戰略核兵器の増強を含む軍事力の近代化のために配分出來るやうに成るため、今後二〇年のうちに支那は、軍事的なグローバル・パワーとしての資質を備へるやうに成つてゐるかもしれない。然し、此の軍事面での努力が行きすぎたものと成れば、軍擴競爭のつけがソビエト經濟に重くのしかかつたやうに、支那の長期的な經濟成長にも惡影響を與へるかもしれない。また、支那が大規模な軍擴路線を採用すれば、其れに對抗しやうとする日本側の反應を招くだらう。いづれにせよ、核戰力を別とすれば、支那が自らの地域を越えて其の軍事的影響力を行使する能力をもつことは當面ありえないだらう。
 とは云へ、大支那が地域的に支配的なパワーと成りつつある事は、此れとは別問題である。事實上の支那の地域的勢力圈が、今後ユーラシア秩序の一部を擔ふやうに成る可能性は高い。だがかうした勢力圈を、かつてのソビエトにとつての東歐圈のやうな、排他的な政治的支配地域と混同してはならない。其れは、より弱體な國家が、支那と云ふ地域的に支配的な國家の利益、見解、豫想される反應をめぐつて特別の配慮と敬意を拂ふやうな地域と成るだらう。瑞的に云へば、支那の勢力圈とは、其の地域内の諸政府がなにかを考へる際に、眞つ先に「此れを支那政府はどうに考へてゐるのだらうか」と自問する地域と定義出來るかもしれない。
 臺灣や香港は云ふまでもなく、シンガポール、バンコク、クアラルンプール、マニラ、ジヤカルタの財力に富む華僑たちは、大支那を政治的に支持するだらう。『亞洲週間』によれば、華僑が東南亞細亞で所有する企業の上位五〇〇社を合はせた資産は五四〇〇億ドルにも達し、既に東南亞細亞諸國は、支那の政治的敏感さや經濟利益に配慮したはうが無難だと考へはじめてゐる。また支那が、眞の政治的・經濟的パワーに成れば、極東露西亞地域にももつとあからさまに影響力を行使するとともに、朝鮮半島統一の後見人の役割を擔ふことに成ると思はれる。

米國との堅實な戰略關係がなければ、支那が地域的優位
を手にするのに必要な厖大な外資を呼び込み續けるのは
困難に成る

米國にとつて、安定した多元的なユーラシアは利益であるが、大支那の地政學的影響力が此の利益と必ずしも相客れないわけではない。例へば、支那の中央亞細亞への關心の高まりは、此の地域をモスクワの管理のもとに政治的に再統合する露西亞の能力を制約する事に成る。此の關聯およびペルシヤ灣の絡みからみて、支那のエネルギー需要の高まりは、石油産出地域への自由なアクセス、同地域の政治的安定確保と云ふ點で支那と米國が利益を共有する事を意味する。同樣に、支那によるパキスタン支援は、此の國を自國に從屬させ度いと願ふ印度の野心を牽制するとともに、アフガニスタン、中央亞細亞に關して露西亞と協調し度いと望む印度の立場を相殺する事に成る。また、東シベリア開發への日支兩國の參加は、地域的安定を更に強化するだらう。
 重要なポイントは、米國と支那がともにユーラシアでお亙いを必要としてゐる事だ。大支那は米國を、政治的・歴史的理由から、ごく自然に同盟國と見なすだらう。日本や露西亞とは違つて、米國は支那に對する領土的な野心を抱いた事はないし、英吉利と比べて米國は、もつと支那を辱めたはけでもない。更に、米國との堅實な戰略關係がなければ、地域的優位を手にするのに必要な厖大な外資を呼び込みつづけるのは困難な筈である。
 同樣に、米國のユーラシア關與の東側の基盤としての米支の戰略的和解がなければ、米國は亞細亞大陸での戰略地政學をもてなくなり、さうなれば、ユーラシアの戰略地政學も成立しえない。米國にとつて、より廣汎な國際協調枠組みの一部をなす地域パワーとしての支那が出現すれば、ユーラシアの安定確保と云ふ觀點からみて、歐羅巴同樣の價値をもつ國家と成り、日本より更に重要な戰略的資産と成りうる。此の事實を認識して、また、最近露西亞の參加を求める動きがとられた事から考へあわせても、G7の年次サミツトへの支那の參加を求める事も可能だらう。
 
 
ユーラシアの地政學 ― 日本がグローバル・パワーに成るには
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/515.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 11 月 30 日 03:07:13: Gsx84HOp6wiqQ

ユーラシアの地政學 ― 全ユーラシア的安全保障システム
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/516.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 11 月 30 日 03:08:54: Gsx84HOp6wiqQ
 
 
 
 
 
 
 
 
ロストワールド Season2.3: ロシアは軍隊に米国との戦いに備えるよう命令します
http://higasinoko-tan2.seesaa.net/article/152665512.html
 
 
2010年6月7日
Russia Orders Troops To Prepare For War With US
ロシアは軍隊に米国との戦いに備えるよう命令します
by:ソルチャ・ファール(Sorcha Faal, and as reported to her Western Subscribers)

      

今日クレムリンを循環しているレポートでは、プーチン首相がロシア軍隊にセルゲイ・イワノフ副首相が『国際的な平和と安全に対する最も大きな脅威』であると警告するアフガニスタンのアメリカ軍隊と、米国によって支持される、アフガニスタンで繁栄する麻薬取引と米国をバックアップするNATOと対決する準備をするよう命令したとしています。

アフガニスタン戦争に関して米国民に報告されないことは、それがアフガニスタンの人々がテロリストから保護されていることとは全く無関係であるということです。しかし、確かに、2001年までに、タリバンが脱落して実質的にそうしたことは、この地域(全世界の合計の90%)で生産されるヘロインによって、欧米のトップ情報部(主にCIA)のために得られた何億ものドルを含みます。

      

2001年10月のアフガニスタンの米国侵入の直後に、中央情報局(CIA)は、彼らの主なアフガニスタンの情報部員(ハミド・カルザイ)の1人を大統領(CIAはそれから彼の兄弟アーメド・ワリ・カルザイを力に入れます)として就任させました。そして、CIAはそれ以来ヘロイン生産を現代社会のレベルから見えなくして何万人ものロシア市民の死亡に至るまで隠密に増大させました。

『ビクトル・イヴァノフ:ロシア連邦薬物統制サービス(ロシア国家ドラッグ執行機関)長官』はそれが正当だと5月の議会で話しました、『アフガニスタンからのアヘンの流出を第2次アヘン戦争と言ってください。』、イヴァノフは英国と中国の間での19世紀の戦争に言及していました。それは、英領インドから中国までアヘンの輸出によって火花を散らしました。

イヴァノフは、一人でありません。

『私は、あなたが言う、我々が多くの麻薬を受けるように、アメリカ人が特別な状況をアフガニスタンに計画したと言ったロシアでもっともな政治家と呼ぶことができます、そして、これが彼らの仕事の本当の狙いです』、と、アンドレイ・クリモフ(ロシア下院の外交問題委員会の教頭)は言いました。『私はこれが真実であると確信しません、しかし、この事実を誰が知っていますか?』

確かに、それが真実であるということを知っていた1人の人物は、ドイツのホースト・ケーラー大統領でした。全くテロリズムとは無関係だったので、それを西欧として空いているトレード・ルート(商通路)を確保してやっていて、先月アフガニスタンから帰った誰を?ドイツの経済利益の防衛を戦争と関連づけましたか?彼の『率直さ』により、ケーラー大統領は、すでに虐待を受けたメルケル首相により、さらにより大きな政治的混乱に陥れられて辞任することを強制されました。

CIAが世界最大の麻薬密売人であることをよく知っておくことで最も強烈な衝撃を受けることは、それがもう秘密にさえしないで、米国新大統領(バラク・オバマ)によって受け入れられたということです。彼自身の市民が貧困へとより深い溝へ飛び込む間、米大統領はアフガニスタンでCIAのために新たな1億ドルの本部ベースを造るだけでなく、75カ国以上の異なる国に米国特殊部隊チームを送るための資金を供給するために、アフガニスタンのヘロイン取引を通して荒稼ぎした何億ものドルを使いました。

しかし...このメモで重要なのはその『オバマ』です。ほぼ、オバマの前任者の米国大統領全員が同様に始めて、数10億ドルの利益をこれから得るための戦争を起して維持することに関係していたので、決して麻薬取引を受け入れた最初のアメリカン・プレジデントでないことが、米国社会の主に貧しい者及び、有色人種で最も弱い人々を捕食している犯罪で、最も卑劣な行為です。

米国民にこの犯罪の真実を知らせようとしているわずかなリポーター達にとって、とても困難で残忍なレッスンを『故ゲイリー・ウェッブ』がブラックリストに載ることから学びました。そして、ウェッブがCIAの麻薬取引関与を暴露した後に、おなじみの米国のスパイによって自殺したことは、この怪物が身を守るためなら何でも犯すことの恐ろしい例と、怪物が選んだ誰でもを毒殺する創造を絶する権利を提示しているということです。

このメモで興味深いことは、アントニオ・マリア・コスタ( 国連薬物犯罪事務所 事務局長 兼 国連ウィーン事務局長)によれば、一部の銀行が昨年崩壊に瀕していて、利用できる『唯一の流動性の投資資金』が組織犯罪の収入であったという証拠がわかったと言ったことです。アントニオは、ドラック利益の大多数の3520億ドルが、その結果経済システムに吸収されたと言いました。

      

      『投獄推移データグラフ』

米国民は依然として、彼らのいわゆるリーダー達によって行われている犯罪を無視するけれども、特に彼らの回りのすべての『freedoms(自由)』が彼らからはぎとられ、厳罰を伴う圧政社会を設けると同時に、法律で大量の投獄のために使うドラッグとアルコールの使用を照らし合わせて見るとき、彼ら自身の歴史からレッスンを学び、彼ら自身に効果がなくてはいけません。

そして、人生(暮らし・生命)を得ることができなかったそれらアメリカ人のための思考で、何よりも更に悪いことに、これを見ればあなた達は、なお一層誤解することはできません!
ちょうどこの週に、オバマ連邦取引委員会(FTC)は、政府自身の手によって提供された『事実』を使わない限り、ニュースとして起こる何でもを報道しているか、記事にする誰でも(記者・キャスター・ジャーナリスト・ブロガー)を非合法化する『proprietary facts』の原則を要求とした『ジャーナリズムの徹底的な作り直しをサポートする潜在的政策推薦』の『スタッフ・ディスカッション法案』と呼ばれるものをリリースしました。(いわゆる邪魔なものを排除して政府に都合の良いニュースのみを報道するための法案です。捕まればポアでしょうね。民主党も似たような法案を考えてますね。)

      

しかし、さらに加えて、このアメリカ人の歴史で、歴史上初めて米国国民総生産(GDP)が影を落とそうとしている米国の莫大な政府債務が示すように、世界で最悪の石油流出大災害に屈している米国の以前の極めて重大なメキシコ湾地域で、そして、米国のNASA科学者が現在『目ざめ』の太陽(ここ数年間は太陽フレアのレベルがいままで経験した事がないほど高くなるとの事:天変地異が頻発する)がいずれにしろすべてを破壊するかもしれないと警告しており、多分、彼らは本当の真実を話すことができなくて、米国民を子供たちをふるまうように扱われなければならないということでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
「猶太人は被害妄想です。そして、同じ被害妄想の民族に露西亞人がゐる。私は彼らを恐れて坐す」
http://www.asyura2.com/08/bd52/msg/705.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2008 年 5 月 03 日 00:12:11: Gsx84HOp6wiqQ

猶太閥最強の隱し玉。ウラジミール・プーチン露西亞聯邦共和國大統領と云ふ視點
http://www.asyura2.com/0601/idletalk20/msg/404.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2006 年 10 月 12 日 20:32:47: Gsx84HOp6wiqQ

詰まり此の「ロシ」と云ふ記述を通じて何が言ひたかつたかと云ふと
http://www.asyura2.com/09/bd57/msg/673.html
投稿者 卍と十と六芒星 日時 2010 年 1 月 08 日 22:32:31: xsXux3woMgsl6

「死海寫本が告げる人類最後の戰い」 キリスト教に隱された驚くべき祕密と其の役割 暗躍するフリーメーソンの眞の目的は何か?
http://www.asyura2.com/10/bd58/msg/160.html
投稿者 卍と十と六芒星 日時 2010 年 4 月 30 日 01:07:08: xsXux3woMgsl6

露西亞を使つて破滅に導かんとする存在あり 其の名は欺くもの「アルコン」である
http://www.asyura2.com/09/idletalk38/msg/465.html
投稿者 卍と十と六芒星 日時 2010 年 4 月 17 日 00:46:48: xsXux3woMgsl6
 
 
 
 
 

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