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『「改革フォーラム21」の違法な迂回献金について 小沢一郎氏が共謀を「自白」! 』
記事本文が長文のため、先にコメントを記載します。
[コメント]
>被告「理屈の上で改革フォーラム21から陸山会が金を受け入れるには限度額があるので、総支部を経由してやらなくていけない」
>政治資金規正法では、政治団体間の寄付の上限を年間5千万円までと規定している。改革フォーラム21から陸山会に3億7千万円を直接移動させることはできないため、除外規定のある政党支部を介したことを認める発言だ》
これは極めて重大な問題です。
上記の通り、小沢は実質的な脱法行為を認めたのです。
法に限度額があることを知りながら、限度額を上回る金額を迂回して寄付をした。
つまり、政治資金規正法の主旨を踏みにじって迂回献金をしたわけであり、実質的な脱法行為です。
小沢はどこまで汚いのでしょうか。
陸山会裁判の判決でも、収支報告書虚偽記載、巨額の違法献金、業者との癒着など小沢側の悪辣な手口が認定されています。
今回明らかになった迂回献金問題もこれらの問題と合わせて、政倫審、または証人喚問で徹底追及すべきなのです。
[記事本文]
(1)旧「新生党」当時の立法事務費を含む政治資金を受け取っていた政治団体「改革フォーラム21」が2009年に政党支部を迂回して違法に小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」に寄附していたことが、2010年11月末に発覚したことは、すでに紹介した。
また、その違法な迂回資金によって、陸山会は、小沢一郎氏からの借金を返済していたことも判明した。
さらに、小沢一郎氏の実質的財布だった「改革フォーラム21」の繰越金が約7億円なのに預金金利ゼロなのは異常であることも指摘した。
そして、改革フォーラム21」の当時の会計責任者のマスコミへの回答が「自白」であり、迂回献金が政治資金規正法違反であるとして、私たち研究者は、昨2011年2月に小沢一郎氏らを刑事告発したことも紹介した。
なお、2009年と少し異なるところがあるものの「改革フォーラム21」が2010年も、2009年と同じ手口で陸山会に違法な迂回献金していたことが判明したことも昨年12月に紹介した。
(2)2009年の手口については、被告人小沢一郎氏の土地取得をめぐる「陸山会」裁判で、事実が明らかになってきた。
まず、元秘書の池田光智氏から、小沢一郎氏が迂回献金が違法であることを認識していたことを示す重大な証言が第7回公判(2011年12月7日)で飛び出したのである。
(3)また、今月(2012年1月)10日と11日、第12回公判と第13回後半で、被告人小沢一郎氏本人への質問が行われ、2009年の違法な迂回献金について小沢氏本人が「改革フォーラム21」の会計責任者と事実上「共謀」したと「自白」する証言をしたのである。
起訴されている土地取得をめぐる事件では、しばしば「秘書に任せた」「知らない」「記憶にない」を連発し、元秘書らの証言と矛盾する証言を繰り返していたが、起訴されていない事実(ここでは「改革フォーラム」の迂回献金事件)については、よく記憶しており、予想外の証言をした(どこまで正直に真実を証言しているのかは問題になるが)。
以下、その証言を紹介しよう。
(4)この点につき、まず、第12回公判(2012年1月10日)における被告人小沢一郎氏証言を紹介しよう。
毎日新聞 2012年1月11日 東京朝刊
陸山会事件:小沢元代表、陸山会規約の違反認める 会計責任者に指示せず
資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第12回公判は10日午後、東京地裁(大善文男裁判長)で被告人質問が続いた。検察官役の指定弁護士は、政治資金収支報告書作成への関与を否定する元代表に対し、陸山会の規約に「会計責任者は会長の指示を受け会計事務を処理する」と記されていると追及。元代表は「(自分は会長なのに)指示していませんから規約通りではなかった」と述べ、規約違反を認めた。(3面にクローズアップ、社会面に関連記事、24面に被告人質問要旨)
指定弁護士は、これまでの公判で当時会計責任者だった元公設第1秘書、大久保隆規被告(50)が「収支報告書の作成には関わっていなかった」と証言したことを踏まえ、元代表にただした。元代表は規約違反を認めつつ「全て任せて良いと思っていた」と弁明した。
一方、陸山会は09年、元代表の関係政治団体「改革フォーラム21」から党支部を迂回(うかい)して3億7000万円の寄付を受け、衆院選立候補予定者約90人に配分している。これまでの公判で元秘書の池田光智被告(34)は「フォーラムから陸山会へ寄付できるかと元代表に問われ、直接では政治資金規正法上の上限額があると説明した」と証言。指定弁護士はこの脱法的な迂回寄付の経緯もただした。
元代表は「フォーラム(会計)責任者だった平野氏(貞夫元参院議員)に話をして(寄付の)快諾を得た。(上限額があるために)理屈の上で支部を経由しないといけないということだったと思う」と、脱法的だったことを暗に認めた。指定弁護士は、支部を介したのは会計処理上だけで実際には直接寄付し、衆院選後に池田元秘書に相談したのではないかと尋ねたが、元代表は「選挙前だった」と否定した。
【和田武士、鈴木一生、野口由紀】
産経新聞2012.1.10 18:27
「限度額あるので経由させた」旧新生党の資金移動、脱法性を認識か?
(15:25〜15:55)
《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第12回公判(大善文男裁判長)は、30分間の休廷を挟んで、検察官役の指定弁護士による小沢被告への尋問が再開された》
《証言台に座った小沢被告に対し、指定弁護士側は陸山会の所有するマンションなどの不動産について、改めて追及していく》
(略)
指定弁護士「平成21年7月21日と8月17日、92人の個人に約5億円の寄付をしたとの記載が政治資金収支報告書にあるが、民主党の立候補者に対して寄付したということか。4億4900万円、この原資の大半は(旧新生党の資金がプールされている)改革フォーラム21から?」
被告「3億いくらぐらいだったと思うが。かなりの部分はその通りです」
指定弁護士「実際には3億7千万円ですか。この金を陸山会の銀行口座へ移動したことは」
被告「確認していないので分からない」
指定弁護士「改革フォーラム21から、3億7千万円の現金がわたるまでの経過を」
被告「改革フォーラム21の責任者である平野(貞夫前参院議員)さんと話したところ快く引き受けてもらい、(小沢被告が代表の政党支部の)民主党岩手県第4区総支部を通じて寄付する形をとったが、手続きが遅れて自分の手持ちの金を出して後から返還を受けた、という経過でございます」
指定弁護士「あなたの現金と陸山会の現金を引き出してあわせて出した?」
被告「はい。秘書が手渡した」
指定弁護士「あなたが立て替えた3億7千万円は、陸山会に入ったというより直接候補者にいったということか」
被告「いや…そういう論理になりますかね? 時間にズレが出たので、手持ちの現金と陸山会の現金を合わせて寄付した。すぐに返還されたので、私個人うんぬんではないと思う。陸山会として寄付したんだから、陸山会のお金としてやったんじゃないですかね?」
指定弁護士「収支報告書には、総支部から陸山会に金が入ったとある。池田さんと相談したか」
被告「特別相談したというのはないが、池田も承知していたと思う」
指定弁護士「池田さんはこの法廷で『(小沢被告から)そういう形で何か(寄付を)できるか、と聞かれたので、上限もあるので、借り入れとかそういう形ならできる』と説明したと言っているが」
被告「政治団体は受け入れ限度額があるから、実行にするにあたり相談はしたと思う」
指定弁護士「相談は実行後ではないか?」
被告「いえ、平野さんと話してその後にした」
指定弁護士「いつ池田さんと話したか」
被告「(ムッとしたように)分かりません」
指定弁護士「平成21年10月中旬ごろでは?」
被告「え? 10月? 選挙後?そんなことはないと思います。選挙前だったと思います」
指定弁護士「やってから相談したのではないか?」
被告「理屈の上で改革フォーラム21から陸山会が金を受け入れるには限度額があるので、総支部を経由してやらなくていけない」
《政治資金規正法では、政治団体間の寄付の上限を年間5千万円までと規定している。改革フォーラム21から陸山会に3億7千万円を直接移動させることはできないため、除外規定のある政党支部を介したことを認める発言だ》
《こうした資金を迂回をさせる手法は同法に違反するとして、大阪の市民団体が昨年2月、小沢被告らを東京地検に刑事告発している。小沢被告が脱法性を認識していたことを裏付ける発言として注目されそうだ》
指定弁護士「総支部のお金が動いたことは?」
被告「分かりません」
指定弁護士「現金は、平野さんとあなたが資金調達して経理処理したのではないか」
被告「そうではないと思います!」
《政治団体を通じた「不可解な会計処理」を執拗(しつよう)に追及する指定弁護士側。小沢被告は淡々と答えているが、時折いらだったような様子も見せた》
(略)
産経新聞2012.1.10 18:53
資産公開の矛盾突くも…小沢被告の“ジョーク”で追及打ち切り
(15:55〜16:25)
《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第12回公判は、検察官役の指定弁護士による被告人質問が続いている》
《指定弁護士は引き続き、捜査段階の任意の事情聴取で、平成21年に政治団体「改革フォーラム21」から党支部を経由して受けた3億7千万円の寄付について小沢被告が捜査段階で「全く関与していない」と供述していた点について追及していく》
指定弁護士「事情聴取で全く関与せず、全く覚えていないと話していませんか」
被告「多分後で訂正しています。勘違いしたせいです」
指定弁護士「(平成22年1月の聴取で、寄付の)処理について『今年3月提出の収支報告書に記載されることになります』と供述していませんか」
被告「うん、陸山会に入る金だから、当たり前のこととして申し上げました」
(略)
(5)次に、第13回公判(2012年1月11日)における被告人小沢一郎氏証言を紹介しよう。
産経新聞2012.1.11 16:37
父の自宅は「14〜15億円で売却」 世田谷買っても「5億残った」
(14:30〜15:10)
《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第13回公判は、小沢被告に対する弁護側の再尋問が続いている》
(略)
《指定弁護士側の質問の際とは違い、弁護側とのやりとりでは少し高い声で落ち着いた口調で話す小沢被告。弁護側は10日の公判で指定弁護士側が質問した「改革フォーラム21」と小沢被告との関係について質問を始める。改革フォーラム21には旧新生党の資金がプールされており、「政党資金の私物化」との批判が出ている》
弁護人「(平成21年に)選挙の候補者に寄付をした経緯はどのようなものでしたか」
被告「総選挙のときに仲間を支援するということで改革フォーラム21から、平野(貞夫前参院議員)さんと相談して支援するということになったが、(衆院)解散の流れと、フォーラムからの資金が来るのに時間差があった。今、渡さないと全国に候補者が散ってしまうということだったので、手持ちの(個人)資金を使って時間のギャップを埋めるということがありました」
弁護人「選挙の応援の金は振り込みですか、現金でしたか」
被告「私の場合は現金でした」
弁護人「では手持ちの金を使ったということですね」
被告「はい」
(略)
(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51642653.html)
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