お久しぶりです。お元気そうでなによりです。
お気にかけていただきありがとうございます。なんとかやっています。
現在「シュレディンガーの・・・」の流れで『正法眼蔵』にどっぷり浸かってます。何か掴めたらご報告します。

レスありがとうございます。
私自身も阿修羅で多くのことを学びました。巡り会う幸運というものに感謝しています。

道元禅師ご自身は曹洞宗という宗派を立てることに反対していたという記述を読んだことがあります。今は微かに理解できるように思います。

時折お邪魔させていただければ幸いとと思います。
よろしくお願いいたします。

宮島鹿おやじさま、しばらく投稿でお見かけしなかったので心配しておりました。お元気でしょうか。

じつは「武」も「士」も当て字です。武士の語源は「やまぶし」の「ふし」であり、やまぶしとは山に伏し（篭り）現世との関わりを絶ち、厳しい鍛錬と修験を詰んで生きる集団です。修験といえば密教系です。密教系の寺院と深いかかわりが生まれ、後に寺院や貴族の私有地の警護を請け負うようになります。職業としての「武士」の発端はこれだ、と学校では教えています。

また「さむらい」の語源は動詞「もらふ（守らふ）＝常に守る」に強意の接頭語「さ」がくっついたことばです。このほうが「武士」よりかっこいいような気がします。

「やまぶし≒武士」の発祥が朝廷のある西日本であるのに対して「さむらい」のそれは朝廷とはもとより縁の薄い東国です。さむらいたちが常に守ろうとしたのは貴族の荘園などではなく、自らの一族とその生活基盤である土地だったと考えます。武士とさむらいは似て非なる存在ではないでしょうか。

両者ともに同じ集団を指した呼称ですが、「武士」のほうは朝廷のご都合的な呼び名であり「さむらい」のほうが本来の特性を反映したものではないかと、まあそう思うのであります。

＞それにしても、お国は難しい状況になっていますね。なんともうしあげればよいのか。

ご心配ありがとうございます。いや別に、って感じで大変申し訳ないのですが、国民生活には何の支障もありません。アメリカ寄りの日本のマスコミと軍事オタクの皆さんが無い知恵しぼってガタガタ騒いでいるだけです。極めて困難な状況にあるのは戦争当事国のシリアの一般国民です。私の住む町にもシリア難民の方々がわんさか集まってきており、今のところは何の摩擦も無く共存しています。

信長、秀吉、家康、この三者のイメージは司馬遼太郎による刷り込みが強烈過ぎて、かなり議論しにくくなっていると思います。

信長の、鉄砲が欲しいがためにキリスト教を庇護し国の内情をルイス・フロイスつまり欧州に「漏らした」罪は大きいと思います。ルイスの著した「日本史」は日本攻略の聖書として幕末に大いに活用されました。

秀吉は信長と西洋人の関係を身近でつぶさに観察していたはずです。キリスト教徒の魂胆をおそらく見抜いていた秀吉は光秀の謀反を幸いに天下を取りバテレンどもを追放しました。しかし貿易の道を断つことはしなかった。

おっと朝食の支度をせねば、また後ほど。

「大川　常吉」

うまく言えないのですが、「困難と対峙することが明らかなのに命すらも投げ打って守るべき物を守った」ことがサムライたる証となるのか、そう言ってしまうとたとえばオウム真理教の方々もサムライということになってしまう。彼らだって自前の信心とコロニーを守るために戦った「つもり」です。

守ろうとしたものがただの「手製の偶像（魯迅による言葉ですが）」であるなら、その人はサムライではない。「戦い」という麻薬に陶酔しただけの哀れな兵士です。イデオロギーを振りかざし戦争を叫ぶ連中も同様です。

大川巡査は単に被差別者たちを守ったのではなく、民族意識と排他意識を混同し弱者をいたぶる日本の社会を、その醜いあやまちから守ろうとしたように感じます。それを「愉快」と述懐したところは豪胆かつ爽快であります。