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20年間でウクライナ650万、ベラルーシ76万、ロシア629万人減少
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/674.html
投稿者 魑魅魍魎男 日時 2015 年 4 月 28 日 09:37:16: FpBksTgsjX9Gw
 

(回答先: 人口減少には多くの要因があり、何が主要な要因と言い得るのかその根拠が問題 投稿者 妹之山商店街 日時 2015 年 4 月 28 日 07:14:23)

グラフを読み違えていませんか?

20年間でウクライナ650万、ベラルーシ76万、ロシア629万人が減少しています。

ウクライナ、ベラルーシの人口減少については、哲野イサク氏が詳細を分析しています。
すぐれた記事なのでぜひ読んでみて下さい。

「人口が激減するウクライナ」
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine1.html

両国とも、事故後、出生率が落ち続ける一方で死亡率が上昇しています。

そして、汚染食料を厳しく制限した結果、近年になってやっと出生率の下落と死亡率の上昇が
止まりました。

これが、放射能被ばくで多くの人が亡くなり、また子どもが生まれなくなった結果、人口が減少したことの
何よりの証拠です。

もし移住で人口が減少したのなら、出生率や死亡率にこんなに大きな変化があるはずがありません。

戦争や移住など人為的な原因で人口が減少する場合は、こんなになだらかなカーブを描いて
人口が減ることはありえません。もっとデコボコになります。

また、これらの国からの移住もあなたが言うように容易ではありません。

とくにベラルーシは、ヨーロッパ最後の独裁者と言われるルカシェンコ大統領の独裁下にあり、
国民、とくに女性の出国を厳しく取り締まっています。

たとえ出国できても、お金や特別な才能がなければ受け入れる国はありませんし、仕事も見つかりません。
それは日本人が海外に移住する場合を考えれば、容易に理解できるでしょう。

以上、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアで1997年から20年に渡って人口が激減した原因は、
チェルノブイリ原発事故の放射能汚染によるものであり、移住などによる減少は
取るに足りないものであると考えられます。

 

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コメント
 
01. 2015年4月28日 12:14:43 : cIyUM56RfY
ウクライナ緊急事態省(Twenty-five Years after Chornobyl Accident: Safety for the Future)の報告書より(185ページ以下)引用。時間がないので訳さない。悪しからず。

報告書は、人口減少に被曝の影響があったことを認めている。

>During the period of 1991–2009, Ukraine lost almost 6.5 million people as a result of the nationwide demographic crisis.
・・・・・・・
The net population loss was formed due to 25.2 thousand of unborn and excess (6.9 thousand) of died people.
・・・・・・・
Thus, the data obtained afford grounds to believe that the exposure preconditions not only an increased rate of infant morbidity, but also a change in the structure of its causes.

久保田護茨城大学名誉教授が訳されたバンダジェフスキー著「放射性セシウムが与える人口学的病理学的影響 --チェルノブイリ25年目の真実」にあると思います。(原文25ページ)

ウクライナの農村の汚染地域では、487300人の人口減があったが、移住で説明できるのは、13%、62300人のみと記述されている。


02. 妹之山商店街 2015年4月28日 15:45:03 : 6nR1V99SGL7yY : fVEm22WqXU

コメント欄の
「ウクライナの農村の汚染地域では、487300人の人口減があったが、
移住で説明できるのは、13%、62300人のみと記述されている」
こういう説明は分かり易いですね。

この記述からは、「チェルノブイリ原発事故の放射能汚染」が
主要な要因であると私も思います。

ウクライナ全土ではどうかについては分かりませんが、
別途詳細なデータもあるようです。

そうですね、ウクライナについては、
「チェルノブイリ原発事故の放射能汚染が主要な要因である」と
私も思いかけています。

従ってウクライナについては、「国際政治・紛争が主要な要因である」
という私の見解は間違いであると、撤回します。

しかし、ウクライナ以外に私が言及した諸国である、
ロシア、グルジア、バルト三国については、
「チェルノブイリ原発事故の放射能汚染が主要な要因である」とは、
証明されていません。

特にロシアについては、
ロシアの人口減少が629万人と言われても、
ユダヤ人が百万人以上イスラエル等に移住しているのだから、
629万人減少の原因は、
「チェルノブイリ原発事故の放射能汚染によるものであり、
移住などによる減少は取るに足りないものであると考えられます」と言われても、
百万人以上の移住は、「取るに足りないものである」とは言えないでしょう。

チェチェンだけでも数十万人の死者と数十万人の国外避難民がでています。

北コーカサスではもう数十年も戦闘が続いています。

629万人減少の内、ざっと数えても少なくとも二百万人以上は、
「チェルノブイリ原発事故の放射能汚染によるもので」はないと言えます。

少なくとも、629万人減少の原因は、「チェルノブイリ原発事故の
放射能汚染によるものであり、移住などによる減少は取るに足りない
ものであると考えられます」とは言えません。

ベラルーシについては、私はただの一度たりとも言及していません。
ベラルーシについては殆ど何も知らないから言及していません。

>また、これらの国からの移住もあなたが言うように容易ではありません。
>とくにベラルーシは、ヨーロッパ最後の独裁者と言われるルカシェンコ大統領
>の独裁下にあり、国民、とくに女性の出国を厳しく取り締まっています。

ベラルーシが独裁政権だとは同意しますが、
ソ連崩壊以降は、独裁国家ベラルーシを除いて、国外への移住は、
そう難しくないだろうと思っており、そう述べたつもりです。

「これらの国からの移住もあなたが言うように容易ではありません」と言われても、
私は真逆の、ソ連崩壊以降は、移住は難しくないだろうという意見です。

上記にはこう書いています。
------------------------------------------------------------------
>事故後7年後から人口が減少に転じています。
>まるで申し合わせたように7年後に人口減少が始まった。
>これは人為的な原因ではあり得ません。
>被ばく被害が深刻になって多くの人が死に始めた証拠です。

チェルノブイリ事故が1986年
ソ連崩壊が1991年
ソ連時代はソ連圏諸国では国外移住は自由にはできませんでした。
ソ連崩壊により国外移住が(どの程度の自由度かは分かりませんが)
できるようになったのですから、国外移住分だけ人口は減りますね。
長年海外移住などできない状態に抑圧されていたのですから、
ソ連圏崩壊以降、国外への人口流出は、むしろ自然であるとさえ思います。
-------------------------------------------------------------------

ベラルーシの例は同意しますが、ベラルーシの例は
他の諸国には妥当しないと考えています。

1.人口減少という事実
2.人口減少の原因

これは全く別のことです。
人口減少の事実をいくら並べても、
その原因が、「チェルノブイリ原発事故の放射能汚染によるもの」とは、
直ちには言えないのです。


私が言及したのは、
グルジア、リトアニア、ウクライナ、ラトビア、ロシア、エストニアです。

ウクライナの例が妥当するのだとしても、
それ以外の諸国に妥当するかどうかは、また全く別の話です。
ウクライナでの手法のように、各国の詳細なデータなしには、断言できませんね。


私には客観的データを提示することができないので、
実りある議論をすることができないのが残念ですし、
その点は申し訳ありませんでした。
これにて打ち止めとします。

客観的データを提示できるように勉強したいと思います。


03. 妹之山商店街 2015年4月28日 16:30:34 : 6nR1V99SGL7yY : fVEm22WqXU

コメント欄の方の記述が私には理解し易かったので真似してみると
「ロシアでは、629万人の人口減があったが、移住で説明できるのは、
15%、100万人、紛争で説明できるものも、15%、100万、
70%、429万人は、チェルノブイリ原発事故の放射能汚染による」

という記述であれば、確かに、「チェルノブイリ原発事故の放射能汚染が
主要な要因である」と言えると思います。

しかし、貴方は、

>ロシアで1997年から20年に渡って人口が激減した原因は、
>チェルノブイリ原発事故の放射能汚染によるものであり、
>移住などによる減少は取るに足りないものであると考えられます。

と、書いているのです。

これは明らかに間違っています。

だって、ユダヤ人100万人と、北コーカサスの100万人の
合わせて200万人の人口減少は、
「チェルノブイリ原発事故の放射能汚染によるもの」では
ないことは明らかだからです。


04. 2015年4月29日 03:30:52 : Hx7CbOpV36
ロシアは俺も放射能が主な原因ではないと思う。
飲酒量と死亡率が相関してるデータがあったんだが見つからないわごめん。
だだ、ウクライナとベラルーシに関してはかなり大きな要因なんじゃないかと思う。
事故後5年後あたりから病人が激増し、7年後あたりから人口減少が始まっている。死亡率は上がったまま下がらない。
これは、病人が増えたから死者が増えたと考えるのが妥当だろう。
もちろん、放射能が全てではないとは思うけどな。
ただ、日本も2011年から急激に人口が減少していることはよく考える必要がある。本当に高齢化で説明がつくのかどうか。

05. 2015年4月29日 06:04:08 : aiMZAOJQqY
ウクライナやベラルーシの人口推移には次のような特徴があり、これは間違いなく
放射能汚染の影響だと言えます。

(1) 1991年あたりから人口が減少へ転じ、20年間減少、ごく最近になってやっと減少が止まる
(2) チェルノ事故直後から出生率が下落、死亡率が上昇し始め、これらも近年になってやっと改善される

ロシア、そしてバルト三国も同じ傾向です。チェルノブイリから離れるほどこの傾向は弱まっていきます。

出生率低下や死亡率上昇が、移住により大きく変動するはずはなく、
また移住や紛争・戦争などによる人口減少なら、人口はスムーズには減少せず、
急激な段差や谷となるはずです。

これらの国の人口減少の最大要因は、放射能被ばくであることは明らかでしょう。
被ばくにより子どもが生まれにくくなり、またいろいろな疾患により死亡者が増えているのです。

ロシアの人口がこの20年間に600万人以上減少したことについては、いろいろな研究が
なされています。

「ロシアの出生動向: その要因をどうみるか」
http://gcoe.ier.hit-u.ac.jp/vox/013.html

「ロシアの人口問題:人が減り続ける社会」
http://www.dbj.jp/ricf/pdf/research/seminar/DBJ_Seminar_20111031.pdf

「ロシアの人工変動 過去・現在・将来の特徴」
http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/31962/1/NingenkagakuKenkyu_21_02_006_Trukhin.pdf

人口減少の原因は、飲酒だ経済困窮だストレスだなどと適当な理由をつけて説明していますが、
もちろん最大の要因は放射能汚染です。(本当のことを言うと研究費がもらえなくなるのでしょう)

ロシアは、GDPは上昇しており、また失業率も1998年頃のピークを境に低下しつつあります。

深刻な経済問題を抱えている国はギリシャなどいくらでもありますが、
人口が20年も急減している国はありません。

「ストレス」という説明が出てきたらマヤカシだから注意しろ、と言われますが、ここでもそれは正しいと
言えます。


ロシア
人口
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%80%A3%E9%82%A6/%E4%BA%BA%E5%8F%A3
出生率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%80%A3%E9%82%A6/%E5%87%BA%E7%94%9F%E7%8E%87
死亡率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%80%A3%E9%82%A6/%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E7%8E%87
GDP
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%80%A3%E9%82%A6/GDP
失業率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%80%A3%E9%82%A6/%E5%A4%B1%E6%A5%AD%E7%8E%87

ベラルーシ
人口
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7/%E4%BA%BA%E5%8F%A3
出生率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7/%E5%87%BA%E7%94%9F%E7%8E%87
死亡率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7/%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E7%8E%87

ウクライナ
人口
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A/%E4%BA%BA%E5%8F%A3
出生率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A/%E5%87%BA%E7%94%9F%E7%8E%87
死亡率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A/%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E7%8E%87

エストニア
人口
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A2/%E4%BA%BA%E5%8F%A3
出生率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A2/%E5%87%BA%E7%94%9F%E7%8E%87
死亡率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A2/%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E7%8E%87

リトアニア
人口
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%A2/%E4%BA%BA%E5%8F%A3
出生率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%A2/%E5%87%BA%E7%94%9F%E7%8E%87
死亡率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%A2/%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E7%8E%87

ラトビア
人口
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%93%E3%82%A2/%E4%BA%BA%E5%8F%A3
出生率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%93%E3%82%A2/%E5%87%BA%E7%94%9F%E7%8E%87
死亡率
http://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%93%E3%82%A2/%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E7%8E%87


06. 2015年4月30日 22:33:02 : wBlXJ0AgXo
また簡単に論破された魑魅魍魎男w
しかもまったく負けを認めないのはいつもと同じ。
情けない。

[スレ主【魑魅魍魎男】による初期非表示理由]:他のコメント者、投稿者への文句を書いてあるだけのコメント(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)
07. 2015年5月01日 18:12:34 : Dc8pDLjpvY
専門家でないので、一言。
私はベラルーシおよびウクライナの人口減少の主要原因は放射能であると考える。その他の国々、グルジア、リトアニア、ウクライナ、ラトビア、ロシア、エストニアは、複合要因が重なっているので、一概に断定できないと考えている。放射能汚染は一要因であるが、ほとんとカタストロフな政治要因も重なっているだろうと推定する。
魑魅魍魎男の立場も、妹之山商店街の立場も興味深いし、阿修羅の中でもレベルの高い寄稿者であると評価する。

さて、もっとも重要な学術的調査は以下の書。
放射性セシウムが生殖系に与える医学的社会学的影響: チェルノブイリ原発事故 その人口「損失」の現実 単行本 – 2013/4/15
ユーリ・I・バンダジェフスキー (著), N・F・ドウボバヤ (著), 久保田 護 (翻訳)

これが決定版。
なぜなら、人口減少は単に人が死んでいくからではなく、出生率の低下、望まない不妊の増加とも関係する。それは、セシウムの内部被爆による決定的打撃による。


08. 2015年5月01日 18:15:18 : Dc8pDLjpvY
内容(「BOOK」データベースより)
チェルノブイリ原発事故後、被災国では破局的な人口減少に直面している。
高い死亡率と低い出生率、そして先天的奇形の増大は、ほんとうに経済的要因だけで説明できるのか。
長期間の医学的、社会学的調査から、放射性セシウムが人びとの生殖系に与える影響を考察した必読書。

バンダジェフスキーの天才的洞察が表わされた著作。

次にコメント欄からの転載。
・出生率の低下について、その原因を追究するものです。セシウム137を体内に取り込んでしまったときの男女の生殖器官の変化および胎盤を通した胎児の発育過程について、臨床所見、病理データおよび検査データを分析し、ラット、ハムスターなどの動物実験の結果を通じて明らかにしようとています。分かりやすい文章ですし、短いものですが、書かれている内容は深刻です。


09. 2015年5月01日 18:16:55 : Dc8pDLjpvY
【本書の背景と概要】 (コメント欄からの転載)
ベラルーシはチェルノブイリ事故による最大の汚染国で、土壌汚染等から来る外部被爆と、汚染食品による長期の内部被爆が国民に重篤な健康被害をもたらしました。死産・流産の増加で出生率は低下する一方、死亡率は加速度的に増加し、今や人口は破局的に減少しつつあります。さらに、次世代を担うべき新生児には先天性奇形や発育異状が多発し、健康と言える子供がわずかしかいない等、ベラルーシの社会に重大な問題が生じています。にもかかわらず、国は効果的な防護措置を実施しないばかりか、先天性異状の重要な研究所を閉鎖する等、情報隠蔽としか思えない行動を取ります。こうした背景を受けて、病理解剖の専門家である著者は、チェルノブイリ事故由来の数多くの死者の解剖所見や動物実験の結果を元に、汚染食品を食べた事による内部被爆の実態について、さらに、体内に取り込まれた放射性物質が各種臓器、特に生殖器に与える影響について明らかにしようとしています。

本書で特に興味深いのは、母体と胎児の関係です。両者は胎盤を通じて緊密に結ばれており、双方の内分泌系、神経系、免疫系、造血系が微妙に調整されています。このため、ひとたび胎盤が放射性物質で汚染されると、母体と胎児の両方に重篤な障害をもたらします。例えば、母体中のセシウム137濃度が40Bq/kgを超えると母体のホルモン産生異状が生じ、子宮の発育が阻害される結果、無排卵症や不妊症が生じます。また、胎盤の内分泌機能や免疫機能が阻害されると、胎児の分化、発達、成長の全過程に影響し、骨格や生殖器官の未成熟、先天性免疫不全、先天性奇形等をもたらします。さらにこうした事実が、ラット、ハムスターを使った動物実験でも非常に明瞭に証明されています。

本書は通俗的な読みものと言うよりは、やや専門的、医学的な調査報告に近いです。けれども、内容がかなり整理されているため、同じ著者のもう一方の著書『放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響』に較べるとかなり読み易く、素人でも理解できます。また、本書は前半の66頁が本文(和訳)で、後半の70頁には英語の原文(原著論文)が掲載されています。1、2時間もあれば通読できる小冊子ですので、内部被爆に興味のある方には是非読んでもらいたいと思います。


10. 2015年5月01日 18:25:18 : Dc8pDLjpvY
専門家でない者からのしろうと予測。

日本は最大規模の原発事故により、人口減少の真っ只中にある。
これが内部被爆、セシウム汚染、長寿命の核種による複合汚染であることは、数十年後の人口統計によりはっきりと表れるだろう。
すなわち、汚染された東日本と、汚染度の少ない西日本とで、出生要因、死亡要因などを比較できるようになる。フクイチ事故から遠くなればなるほど、異常な人口減少が少なくなれば、統計上からもはっきりと見て取れるようになる。
もう一度言う。バンダジェフスキーの予言、警告が的中する。
「あなたたちには情報が少ない。このまま情報が隠蔽されれば、日本人という国民は少なくなっていくでしょう。」
今、現に少なくなりつつある。

後の時代の世界中の歴史家は、日本の辿ったこの運命をどう評価するだろうか。

私たちは日本の歴史の決定的な転換点に生きている。
私はこんな運命を望んだのではなかったが、こういう時代に生まれ、遭遇した。もちろん、責任あると感じる。子供たちには申し訳ないと思う。自分の世代の業を次世代に押し付けた、罪深い世代だと思う。


11. 2015年5月02日 02:06:27 : Hx7CbOpV36
>>10
東日本と西日本で差が出ればいいが、瓦礫や食品によって目立った差は出ない可能性はないか?
ベラルーシのある地域では、土壌(空間?)線量は10倍の差があるのに、子どもの体内セシウムの量は大差なかったという話もある。


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