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卵の食べ過ぎは危険?がんや血中コレステロール増の恐れ…何個食べてもOK、は間違い?(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/611.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 24 日 00:56:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

卵の食べ過ぎは危険?がんや血中コレステロール増の恐れ…何個食べてもOK、は間違い?
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14372.html
2016.03.24 文=森由香子/管理栄養士 Business Journal


 コレステロールの高い食品は、血中コレステロール値の上昇をまねき冠動脈疾患の原因をつくるといわれ、これまでずっと濡れ衣を着せられ、悪者扱いされてきました。

 たとえば、少し前までイカやタコは、コレステロールが高いので摂取量に注意するようにいわれていました。ところが、これらにはコレステロールを下げる働きのタウリンも多く含まれるので、安心して食べられるということがわかりました。

 そんな状況のなか、ずっと卵はコレステロールの高い食品の代表格で、食べ過ぎはその摂り過ぎにつながり、血中コレステロール値が上がりやすくなるといわれ続けてきました。

 しかし、最近になって、アメリカでは食物からのコレステロール摂取量と血液中のコレステロール値との因果関係を示す臨床結果データがないことが明らかになり、食品によるコレステロールの制限をなくすようにガイドラインが変更になりました。

 日本でも、2015年の「日本人の食事摂取基準」には、「コレステロールの摂取量は低めに抑えることが好ましいものと考えられるものの、目標量を算定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため、目標量の算定は控えた」とされ、その目標量がなくなりました。

 つまり、卵の摂取量と冠動脈疾患との関連は認められなくなったのです。そのため、「卵は1日に何個も食べてもよい」「1日1個なんて昔の話だ」などと、日常的にたくさん摂ることが推奨されるかのような声をよく耳にするようになりました。
 では、本当に卵は1日に何個も食べてもよいのでしょうか。そして、それが健康維持につながるのでしょうか。

■飽和脂肪酸の摂取量が増大

 コレステロールは、体内で合成できる脂質であり、体重が50キログラムの人で600〜650ミリグラム/日が生産されています。食べ物から得られたコレステロールの40〜60%が体内へ吸収されますが、個人差が大きく遺伝的要因、代謝状態に影響されます。コレステロールは、カラダの細胞膜、ホルモン、ビタミンDの原料であり、カラダに必要な成分です。

 そのため、細胞への補給が一定に保たれるようにコレステロールの合成量はカラダの中で調整されています。
 
 たとえば、食べ物からのコレステロール吸収量が多い日は、肝臓でのコレステロール合成量が少なくなります。逆に、食べ物からのコレステロールの吸収量が少ない日は、肝臓でのコレステロール合成量が増えるようになります。

 このカラダの仕組みから考えても、たとえコレステロールの多い卵を1日にたくさん食べて食品由来のコレステロール量が増えても、体内でトータル的に量が調整されているので問題がありません。

 では、冠動脈疾患の原因をつくる血中のコレステロール値を増やす栄養成分は、なんでしょうか。
 
 それは、飽和脂肪酸です。これは、動物由来の脂肪に比較的多く含まれ、コレステロールを増やす作用があります。コレステロールが多く含まれる食品は、比較的飽和脂肪酸も多いため、それらを摂れば摂るほど飽和脂肪酸の摂取量が増えていきます。

■おすすめは1日1個

 食べ物は、ひとつの栄養素のみで構成されているわけではなく、いろいろな栄養素が含まれています。卵も飽和脂肪酸を含みます。たくさん食べれば食べるほど、飽和脂肪酸の摂取量が増えていくため、血中のコレステロールが増える可能性が高くなります。卵のコレステロールが、冠動脈疾患に影響がなくても、卵の飽和脂肪酸が影響する可能性は否定できません。

 また、すでに脂質異常症の方(LDLコレステロール値の高い方)は、代謝状態の懸念から、卵の摂り過ぎには注意したほうがよいと思われます。

 このような理由から、筆者のおすすめは、卵は1日1個です。卵は、良質のたんぱく質源となる優秀な食品ですが、良質のたんぱく質は、肉、魚、大豆・大豆製品にも含まれています。

 できれば、ひとつの食品に偏ることなく、たとえば卵は1日1個、肉や魚は1日50〜100グラム、大豆・大豆製品は1日100グラム程度にするというように、いろいろな食品から少しずつ摂るように心がけることをおすすめします。

 補足ですが、2015年の「日本人の食事摂取基準」には、次のようなことも記載されています。

「がんとの関連について、NIPPON DATA80で、女性において、卵を2個/日以上摂取する群(総対象者の上位1.3%)では卵を1個/日の群に比べ有意ではないが、がん死亡の相対危険が約2倍になっていた」

 冠動脈疾患の視点では、卵の摂取量は問題ありませんが、他の疾患との関連は未知数とも考えられます。 

 過ぎたるは及ばざるがごとし、木を見て森を見ない的な食品の摂り方に注意したいものです。卵は、1日1個程度とし、バランスのよい食事をしましょう。

(文=森由香子/管理栄養士)

 

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コメント
 
1. Silverfox[112] U2lsdmVyZm94 2016年3月25日 23:31:34 : wzTmHDyhKg : hc1R0Xq@a7I[1]
30年以上前の古いデータであり、しかも曲解して伝えている。


2009年7月14日第171回国会(常会)森田高議員質問主意書より

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/171/syuh/s171238.htm

二 仮に女性における癌死危険度が増加するとした場合でも、臓器別の分析が行われていなければ、具体的な因果関係を検証することは困難である。また、これらの結果は参照資料となっているNIPPON DATA80やNIPPON DATA90の研究班主任研究者である滋賀医科大学・上島氏らが中心となって比較検討した「NIPPON DATAからみた循環器疾患のエビデンス(日本医事新報社)」における第三章で「卵の摂取と循環器疾患」に記載こそみられるものの、文章を見る限り「女性の癌死リスクが高まる」ということが特段に強調されているものではない。また、引用文献中の資料は調査当時から既に三十年近い歳月が経過していることはもちろん、鶏卵一個/日摂取群(N=1393)と二個/日摂取群の母集団数(N=69)が顕著に異なっていることからも、統計学的にも理想的なサンプルとは言えないという指摘もある。さらに、NIPPON DATA80と併せて引用されている、欧米における症例対照研究のうち、卵巣がんの危険因子を調べた参考文献一四一のカナダにおける研究においても、鶏卵摂取と卵巣がんの因果関係は統計学的には認められていない(P=0.13)。これらの事実を総合すれば、医療供給体制や薬物治療水準が調査当時と大きく異なる現代の我が国における鶏卵摂取の目安をNIPPON DATA80の結果をもって「癌死リスクが高まる」と強調することは不適切と言わざるを得ない。そもそも研究の力点であったはずの循環器疾患上のリスクが高まることがなかったという「純然たる結果」こそ、強調されるべきではなかったのか。


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