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田中 宇「ISISと米イスラエルのつながり」を評す
http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/171.html
投稿者 仁王像 日時 2015 年 2 月 24 日 20:05:05: jdZgmZ21Prm8E
 

ISISと米イスラエルのつながり/田中 宇
http://www.tanakanews.com/150222isis.htm

 【2015年2月22日】 イスラエルは米軍(米欧軍)の中東駐留を恒久化するため、米軍産複合体は軍事費の肥大化を恒久化するため、ISISやアルカイダを操って跋扈させ、シリアやイラクを恒久的に内戦にする策を展開している。軍産イスラエルとISISやアルカイダは同盟関係にある。対照的に、中東を安定化し、米軍が撤退できる状況を作るため、イランやアサド政権やヒズボラ、ロシアと中国、オバマは同盟関係にある。不安定化や戦争を画策する軍産イスラエル・ISISアルカイダ連合体と、安定化や停戦を画策するイラン露中・アサド・ヒズボラ・オバマ連合体との対立になっている。

 上は結論部分。表題からすると陰謀脳に受けそうだが誰もアップしない。そこで本文からポイントと思われる部分をピックアップし、私見を加える/(仁)

 >そんなアルヌスラが昨夏以来、シリア政府軍を撃退してゴラン高原西部を占領し、国連監視軍を押しのけてイスラエルと対峙している。アルヌスラはイスラエルを敵の一つに名指ししている。イスラエルとアルヌスラの戦争が始まるのかと思いきや、その後の展開はまったく正反対のものになった。国連監視軍が14年末に発表した報告書によると、イスラエル軍は、ゴラン高原の停戦ライン越しに、アルヌスラの負傷した戦士を受け入れてイスラエル軍の野戦病院で手当したり、木箱に入った中身不明の支援物資を渡したりしている。国連監視軍が現地で見たことを報告書にしたのだから間違いない。
  イスラエルが停戦ライン越しにアルヌスラを支援するようになったのは13年5月からで、それ以後の1年半の間に千人以上の負傷者をイスラエル側の病院で治療してやっている。イスラエル側は、シリアの民間人に対する人道支援と位置づけているが、負傷者はアルヌスラの護衛つきで送られてくるので、民間人でなく兵士やアルヌスラの関係者ばかりと考えられる。イスラエルのネタニヤフ首相は14年2月にゴラン高原の野戦病院を視察しており、これは政府ぐるみの戦略的な事業だ。国連監視軍は14年6月にも、イスラエルがアルヌスラを支援していると指摘する報告書を出している。


 ここでは、イスラエルがアルヌスラの誕生に直接関わったとは言っていない。イスラエルに脅威となるアルヌスラの懐柔工作出ることは十分有り得る。現在のところうまく行っているようだが、それが何時までも続くという保証はない。流動的な中東情勢のなかで、やがて離反、そして完全に敵対していく可能性は十分あると考える/(仁)

 >元米軍大将のウェスリー・クラークは最近、米国のテレビに出演し「ISISは当初から、米国の同盟諸国や親米諸国から資金をもらってやってきた。(親米諸国が支援した理由は)ヒズボラの台頭をふせぐためだった」と語っている。ヒズボラの台頭を最も恐れているのはイスラエルだ。


 ISの前身母体に米国が関わったのは事実だろう。だからと言って今でも米国のコントロール下にあるとの証明にはならないのは明らかだ。そればかりか、イスラム国は米国の思惑をはるかに乗り越えてモンスターに豹変してしまったことは、先にも述べた/(仁)

 >今やISISは、サウジにとって大きな脅威であり、支援の対象であり続けていると考えられない。サウジは以前、米国に頼まれてISISに資金援助していたが、すでに今は支援していないと考えるのが自然だ。
 もしISISやアルヌスラがアサド政権を倒してシリアを統一したら、ゴラン高原を本気で奪還しようとイスラエルに戦争を仕掛けてくるだろう。サウジだけでなくイスラエルにとっても大きな脅威になる。
 だが米国やイスラエルは、アルヌスラやISISを支援する一方で、彼らがアサド政権を倒してシリアを統一できるまで強くならないよう制御し、彼らの間の分裂や、米欧による空爆も行い、シリアの内戦状態が恒久化するように謀っている。こうすることで、イスラエルは自国の北側に敵対的な強国ができないようにしている。


 この前半部分はそうだと思うが、後半の「強くならないよう制御し」というのは疑問である。こんな「活かさず殺さず」などというサーカスのようなことが可能だろうか。これが本気でやられているなら、火遊びのし過ぎである。イスラエルにそんな余裕はあるのだろうか。イスラム国は今やリビアに飛び火し、揃いの軍服で堂々と軍事パレードしているのである。仏人ガイドが殺害されたアルジェリアにも拠点がある。そしてまたアフガン南部にも拠点が作られつつある。飯塚「拡散する”イスラム国”の脅威」は手に負えなくなりつつある。こんな悠長なやり方で思い上がっていると、またもや思惑はずれでモンスターに飲み込まれてしまうだろう。

 その他、文中「軍産イスラエル」という用語が出てくるが分かりにくい。おそらくイスラエル=米軍産複合体の野合を指していると思われる。この指摘通りだとすると、米国はオバマ政権という上部構造と軍産複合体という下部構造に精神分裂していることになる。米国が打って一丸とならない限り、ただでさえ弱っている力は存分に発揮できない。
 つまり中東は歴史の必然性に沿って突き進んで行くということになる/(仁)

・ISは親殺しもし得るモンスターに豹変する必然性があった。それが「イスラム国」。
 http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/204.html
 投稿者 仁王像 日時 2014 年 9 月 30 日 20:10:31: jdZgmZ21Prm8E

・Re: アフガン・ゲリラにしてもイラクISにしても、軍事訓練や資金援助はおそらくODA感覚で受けていた
 http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/205.html
 投稿者 仁王像 日時 2014 年 10 月 02 日 20:07:49: jdZgmZ21Prm8E

 

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コメント
 
01. 2015年2月24日 21:56:30 : zaOHmhARH2
コラム:亀裂見え始めた「イスラム国」ビジネス
http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/200.html

02. HIMAZIN 2015年2月24日 23:16:20 : OVGN3lMPHO62U : Armdk3Y4sQ
> ここでは、イスラエルがアルヌスラの誕生に直接関わったとは言っていない。
>イスラエルに脅威となるアルヌスラの懐柔工作出ることは十分有り得る。
>現在のところうまく行っているようだが、それが何時までも続くという保証はない。
>流動的な中東情勢のなかで、やがて離反、そして完全に敵対していく可能性は十分あると考える
>/(仁)

ためにする議論。
これをイスラム過激派であるアルヌスラの立場からみると
宿敵イスラエルの助けを借りるという致命的な自己矛盾に陥ることになる。
しかもわざわざシリア政府軍を撃退し、国連監視軍を押しのけてというおまけつきで。

この矛盾する文章をわざわざ書くあたり、イスラエルの関与を探られたくない、
もしくは過小評価してみせたいのであろう。


03. HIMAZIN 2015年2月24日 23:27:01 : OVGN3lMPHO62U : Armdk3Y4sQ
>こんな「活かさず殺さず」などというサーカスのようなことが可能だろうか。
>これが本気でやられているなら、火遊びのし過ぎである。
>イスラエルにそんな余裕はあるのだろうか。

イラクのフセイン、リビアのカダフィと脅威になりそうな周辺国を
アメリカの力で悉く潰してきたイスラエルに対して何を今更。
謀略の限りを尽くして70年も中東に居座っている。
むしろここで傍観していたら逆に驚いてしまう。


04. 2015年2月25日 01:23:14 : ban9cig8NI
 アメリカの分裂すなわち大統領vsイスラエル+産軍複合体
アベシンゾーは後者に靡いてわが世の春と思い込んでる悲喜劇。

05. 仁王像 2015年2月25日 06:19:54 : jdZgmZ21Prm8E : 40s2vP0Dxc
 >>02

 >イスラエルの関与を探られたくない、もしくは過小評価してみせたいのであろう。

 田中氏が「誕生に直接関わったとは言っていない」ことを、貴殿は否定しているように見える。アルヌスラの誕生にイスラエルが直接かかわったと証明できますか? ここが肝心なところです。貴殿が田中氏のこの記事をアップしなかったのは内容が気に入らなかったからでしょう。いやいいんですよ、私も気に入らない記事はスルーしていますから。

 「イスラエルの関与を探られたくない」というのは、あたかも私が「耕作君」でもあるかのような強い思い込みで言っています。田中氏の文章の私の解釈はきわめて自然なものと思いますよ。

 >>03

 >イラクのフセイン、リビアのカダフィと脅威になりそうな周辺国を

 これもおおいに異議ありです。イラク戦争やリビア政変はイスラエルのために起こした(と言っているのでしょう)というのは、いままで目にしたことのない新説(珍説)です。貴殿の陰謀脳は救いがたいほど敗北主義に深く根ざしている、と言っておきます。


・Re: マクロな政治現象から見た「中東・北アフリカ」問題
 http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/233.html
 投稿者 仁王像 日時 2015 年 1 月 21 日 20:12:20: jdZgmZ21Prm8E


06. 仁王像 2015年2月25日 12:44:03 : jdZgmZ21Prm8E : 40s2vP0Dxc
 (05に追加)

 「今やISISは、サウジだけでなくイスラエルにとっても大きな脅威になる」

 これがこの記事の田中氏の主張の根幹部分と心得る。私もそう思う。おそらく貴殿は、この部分が気に入らない。
 ここではISが主役であり、アルヌスラ云々は脇役として登場したに過ぎない。だから仮にアルヌスラがイスラエルの子飼いという仮定に立っても、田中氏の主張が揺らぐという理屈にはならない。ここが肝心なところだ。
 アルヌスラを突(つつ)きまわすだけでは、典型的な論点ずらかしになるだけで、根幹部分はアッチに飛んでいってしまう。
 ISの馴初めが脅威に転じたように、今懐柔されている(と見られる)アルヌスラもまたISと同じ運命を歩むだろうと見るのが自然です(普通脳では)。ところが貴殿はISもイスラエルに懐柔されているから(or黒幕)、そんなことは絶対起こらないと考えている。

 敗北主義について補足しましょう。貴殿は、中東・(北)アフリカ地域は、これまで欧米の陰謀にさんざんやられてきたし、今後もやられ続けていくに違いないという(きつい言い方で申し訳ないが)「必敗」の思想の持ち主ではないですか。だからこれらの地の力強い「ピープルズ・パワー」の爆発が眼に入らないのです。違いますか?

 「矛盾」についても一言。
 国際政治に矛盾はつきものです。その矛盾が複雑に絡み合ったものもある。アサドを引きづり下そうとしていた米国が、対イスラム国のため、シリアと連携を模索する動きも出てきたばかりです。「矛盾」があるから、アルヌスラはイスラエルの傀儡だと単純に短絡するのは早計というものです。


07. 2015年2月25日 19:44:34 : rzSToWuq8k
アルヌスラ戦線はカリフ再興を目指すシリアで起こったサラフィー主義で、イスラム国はカリフ再興の道筋を具体的に現実のものとするためにイラク北部を中心として国を名乗った。
アルヌスラはシリアにも波及したアラブの春に乗じてアサド政権を倒す反体制武装勢力のひとつ。
イスラム国は元々はイラク戦争後のイラクでアルカイダ系の原理主義組織が周辺国から米軍とシーア派を倒すためと称してイラクのスンニ派部族地域に義勇兵として入り込んできた連中とイラクの過激派が野合してできたもの。
イラクではイラク・レバントの国と名乗っていたがシリアの内戦で力の空白が生じると、シリアにも影響を及ぼすべく活動し始める。
この二つがそれぞれの思惑から共闘してイラク・レバントの国はイラク・シリアレバントの国と名乗った。
ところがアルヌスラとイラク、シリアレバントの国は同じサラフィー主義でも活動自体に大きな差がある。
アルヌスラはあくまでシリア一国、アサド体制を倒し自分たちの目指す宗教政治体制を作って波及的に周辺国に影響を及ぼす一国革命主義だが、現イスラム国は他人のフンドシ(アラブの春などの民主化運動と言う名の欧米による政変工作など)で相撲を取ってそのおこぼれを自分たちのモノとして領土に取り入れてしまう、どちらかというと小規模ではあるが世界同時革命主義、そのためならあらゆる戦術と広告効果を狙って騒ぎを起こすことも厭わない。
アルヌスラとイラク・シリアレバントの国が方向性をめぐり対立するのはむしろ当然といえる。
あと、アルヌスラとイスラエルの関係だが、イスラエルとアラブの宗派組織との不可思議な縁についてはレバノン内戦を参考にするといい。



08. 仁王像 2015年2月25日 20:15:24 : jdZgmZ21Prm8E : 40s2vP0Dxc
 (06に追加)

 貴殿が私に度々使う「必死」についてだが、この言葉には「耕作君」という含意がある。

 私はこの場で陰謀論とは違った立場で、世の中の真相・真実とは何かということを追究している。自分で言うのもなんだが「真剣」と言いたい。
 「偽旗を一顧だにする」スタンスの貴殿は、自分のスタンスこそが普遍的なものと強く思い込んでいるのかどうか分からないが、「一顧だにしない」私が目障りなので、「必死」などと悪意を持った言葉で言いがかりをつけてくる。もちをん悪意のない「必死」ならそれでかまいませんよ。「必死」、結構です。

 貴殿は「偽旗」の信奉者ではなく、一つの可能性として「一顧だにする」腰砕けのスタンスだから、何事につけ真剣にも必死にもなれない。お分かりですか? 
 貴殿の言いがかりは愉快な結果には終わらないでしょう? それが分かっていながら止められないところに貴殿の押さえがたい衝動がある。要するに「一顧だにしない」仁王像が目障りなのです。そんな腐れ縁ですね。
(陰謀論的に考えない人間=耕作君、という等式が頭の中で短絡している)

(偽旗を一顧だにするスタンス)
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/784.html#c65


 田中氏の記事に異論があるなら直に批判すべきでしょう。間接的に私を批判しても道が遠い、届かない。
(いやいや、02、03は私を批判しているようで田中氏には言及していないよう見える。焦点がぼやけている)


09. HIMAZIN 2015年2月25日 22:00:35 : OVGN3lMPHO62U : Armdk3Y4sQ
>>5

>田中氏が「誕生に直接関わったとは言っていない」ことを、貴殿は否定しているように見える。
>アルヌスラの誕生にイスラエルが直接かかわったと証明できますか? ここが肝心なところです。
>貴殿が田中氏のこの記事をアップしなかったのは内容が気に入らなかったからでしょう。

あなたの妄想。
いつでも投稿できるいい身分じゃないだけ。
あと、田中氏はむしろ、イスラエルがアルヌスラやISISと深い関係にあることを書いてます。

「ゴラン高原のイスラエル側とシリア側をつなぐ道路は、クネイトラという町(廃墟)を通る1本
だけだが、この道は14年8月末からアルヌスラの支配下にある。(中略)イスラエルとアルヌス
ラの関係性の中のごく一部だけと考えられる」
「イスラエルとシリアのゴラン高原の停戦ラインは、シリア内戦で米イスラエルがアルヌスラ
やISISを支援するための大事な場所になっている。」
「イスラエルがアルヌスラやISISを支援する経路としてゴラン高原の停戦ラインを使っている
ので、(中略)わざと間違ったことを書き、読者に実態を知らせないようにしている。」
「シリア・イラン連合軍を食い止めるため、イスラエル軍は1月末に無人戦闘機をシリア領空に飛
ばし、ゴラン高原近くのシリア政府軍の拠点を空爆した。(中略)シリア政府は「イスラエル空
軍は、アルカイダの空軍になった」と非難した。」

>これもおおいに異議ありです。イラク戦争やリビア政変はイスラエルのために起こした
>(と言っているのでしょう)というのは、いままで目にしたことのない新説(珍説)です。
>貴殿の陰謀脳は救いがたいほど敗北主義に深く根ざしている、と言っておきます。

イスラエルの謀略に言及したら珍説呼ばわり。後はいつもの陰謀脳、敗北主義の意味不明な罵倒。
これらのあなたの姿勢から、やはり >>2 と同様
イスラエルの関与を探られたくないんでしょう、という結論になります。


10. 仁王像 2015年2月25日 22:31:20 : jdZgmZ21Prm8E : 40s2vP0Dxc
 >>09

 「田中氏はむしろ、イスラエルがアルヌスラやISISと深い関係にあることを書いてます」
 これは確認しているし、強い疑問も感じるところ。

 それは一旦置くとして、やがて「今やISISは、サウジだけでなくイスラエルにとっても大きな脅威になる」というのが田中氏の結論ですよ。ここが肝心なところですよ。
 イスラエルが(影響力があるとして)何とか操ろうとしても、それは似ても似つかない反対物に豹変していくということです。イスラム国がアラブの地の民衆エネルギーを吸収する限り、工作する側、操ろうとする側の思惑から外れていてとんでもないことになるということ。
 それが分からない、分かろうとしない人にこれ以上説明する義務はありません。


11. HIMAZIN 2015年2月25日 22:35:58 : OVGN3lMPHO62U : Armdk3Y4sQ
>>6

>「今やISISは、サウジだけでなくイスラエルにとっても大きな脅威になる」
>これがこの記事の田中氏の主張の根幹部分と心得る。私もそう思う。
>おそらく貴殿は、この部分が気に入らない。

根幹部分ではありません、上記文章は以下につながります。

「だが米国やイスラエルは、アルヌスラやISISを支援する一方で、彼らがアサド政権を倒して
シリアを統一できるまで強くならないよう制御し、彼らの間の分裂や、米欧による空爆も行い、
シリアの内戦状態が恒久化するように謀っている。こうすることで、イスラエルは自国の北側に
敵対的な強国ができないようにしている。」

イスラエルとISISの関係性でいうなら、根幹部分はむしろこっちでしょう。

「軍産イスラエルは、自分たちが支援しているISISが日本人やヨルダン人や米英人や
エジプト人らを次々と殺害し、世界がISISとの戦争に巻き込まれ、中東に軍事関与せざるを
得ない事態を作ることで、911以来14年経って下火になってきた、テロリストが米国の世界
支配を維持してくれる「テロ戦争」の構図を巻き直そうとしている。イスラエルは、オバマや
EUなど、世界から敵視を強められている。それに対抗する策としてISISは便利な存在だ。」


>ここではISが主役であり、アルヌスラ云々は脇役として登場したに過ぎない。だから仮に
>アルヌスラがイスラエルの子飼いという仮定に立っても、田中氏の主張が揺らぐという理屈には
>ならない。ここが肝心なところだ。
>アルヌスラを突(つつ)きまわすだけでは、典型的な論点ずらかしになるだけで、根幹部分は
>アッチに飛んでいってしまう。

論点ずらしはあなた。
あなたがアルヌスラ云々に言及したから、>>2 で矛盾を指摘したまで。
田中氏の主張が揺らぐとも言っていない。
私が指摘したのは「あなたの」主張に対してです。

むしろ「アルヌスラ云々は脇役」というあたり、あなたも自信が無くなってますね。
直後で「だから仮にアルヌスラがイスラエルの子飼いという仮定に立っても」
と予防線を張っているし。

>ISの馴初めが脅威に転じたように、今懐柔されている(と見られる)アルヌスラもまたISと
>同じ運命を歩むだろうと見るのが自然です(普通脳では)。ところが貴殿はISも
>イスラエルに懐柔されているから(or黒幕)、そんなことは絶対起こらないと考えている。

あなたの妄想。勝手に私の主張を歪めないように。
ISISに対しての主張は、前にも言ったように「欧米イスラエルにとって都合の良い悪役」
手綱が外れているようには見えませんね。

>敗北主義について補足しましょう。

この辺はいつものあなたの独演会ですね。ご勝手にどうぞ。

>「矛盾」についても一言

で、>>2 で指摘した矛盾に答えられないから、
散々議論をごちゃまぜにして、「国際政治に矛盾はつきものです」
とごまかしたわけですね。

中東・北アフリカの変革や、国際政治の矛盾については言われなくても自覚してますよ。
私なりにね。


12. 仁王像 2015年2月25日 22:57:44 : jdZgmZ21Prm8E : 40s2vP0Dxc
 >>11

 私は根幹部分は「ISISは、サウジだけでなくイスラエルにとっても大きな脅威になる」だと思いますね。

 それに対する対策として「強くならないよう制御し」以下というのは疑問である、と批判しているのです。


13. 仁王像 2015年2月26日 06:48:09 : jdZgmZ21Prm8E : 6VlvNfOZys
 >>11

 「>>2 で指摘した矛盾に答えられないから」

 これにはっきり答えないと、貴殿の主張のどこかが正しいことが証明されたことになるのかな。その辺が不信です。
 「宿敵イスラエル」との表現ですが、アルヌスラ組織はイスラエルを宿敵として位置づけているんですか。

 (07)さんの解説によると、敵はアサド政権とあります。wikiにもイスラエルをターゲットにしているという記述はない。田中氏は「アルヌスラはイスラエルを敵の一つに名指ししている」とは言っているが、「宿敵」というのは誇張のし過ぎでしょう。
 ならば当面イスラエルと野合することはあり得る。いずれイスラエルの脅威に発展する可能性もあるから、イスラエルもアルヌスラに懐柔工作を行い、今のところアルヌスラはこれに乗っている、で十分だと思います。
 アルヌスラの側からすればイスラエルを当面利用してやろうぐらいの魂胆があったもおかしくない。(あとは本文の通り)


14. 2015年2月26日 13:39:31 : kIvWhfVjmw
田中氏の本質は陰謀論者であり、そのことを売りにして多くの陰謀論者の受けを狙っている。

膨大な記事のリンクを掲載していて一見すると田中氏の主張を補強しているように見えるが、その多くは陰謀論系サイトばかりというアホらしさ。

ようするに田中氏は自分の主張に都合のよい陰謀論系サイトの主張に依拠するばかりで、都合の悪い主張には反論しようとはせずに完全無視を決め込む典型的な詐欺論法。

こんな人物の主張などまったく信用できない。


15. 2015年2月26日 19:45:52 : W5xSOCwb3s
>揃いの軍服で堂々と軍事パレード

資金源はどこから出て来るんだよ。石油は空爆でダメになったという設定だろう。揃いの軍服はどこで仕入れているんだ。


ジョン・マケインとサイモン・エリオット(バグダディ)の関係は?

安倍ちゃん、人質救出はイスラム国テロリストと仲良しのジョンマケインさんに頼みましょう。www
http://ameblo.jp/don1110/entry-11981018829.html

アルヌスラ戦線指導者はCIA諜報員 アルカイダ証言
https://www.youtube.com/watch?v=AKBwWlQ_uIk

911テロ_ロックフェラーの予告(アーロンルッソ監督)
https://www.youtube.com/watch?v=AoOp-VBgMNg


16. 仁王像 2015年2月26日 20:02:56 : jdZgmZ21Prm8E : OpmFPx1MAY
 >>11

 貴殿が根幹部分はこちら、と引用した前の段落から入る。
 この部分は、私が根幹だとした脅威への関係国の対処方針で、私が無謀な火遊びであり、また思惑外れになるだろうと本文で批判したところ。

 その下が、貴殿が根幹だと主張しているところだが、「強くならないよう制御」し、「ISISは便利な存在」とするのが目的だということだが、いかにも危なっかしい無理スジの議論だ。イスラエルがいつまでも米国を振り回し続けられるはずがない。
 ここを根幹だと言い張る貴殿の気は確かかと言いたい。もっとも「ISISは、イスラエルにとっても大きな脅威」という部分は単なる前座扱いにしておきたい気持ちは分からないでもない。一顧だにする立場からは、この部分は不都合なのだ。

 田中氏も「今のイスラエルの危険さは、国際的に追い詰められている点にある」としている。国際的に孤立し、弱っているのである。
 田中氏によると米国は上下に二分しているのである。「オバマ政権のイスラエル離れ」を指摘しているのも田中氏自身である。イスラエルが米軍を中東にいつまでも縛りつける意図を持っていたとしても、実現は不可能だろう。一時的な地上軍の派遣があったとしても恒久的にはあり得ない。

・イスラエルとの闘いの熾烈化(2015年2月7日 田中 宇)
 http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/104.html
 投稿者 HIMAZIN 日時 2015 年 2 月 07 日 22:35:28: OVGN3lMPHO62U


17. 仁王像 2015年2月26日 20:05:37 : jdZgmZ21Prm8E : OpmFPx1MAY
 >>14

 そうですか…。今後の参考にします。


18. 2015年2月26日 20:59:14 : s5H2sdifQk
アメリカが総出では日本の参加を呼び込めない。
アメリカが総出では数日で相手は戦意を失う。
と言う訳で、
オバマは表では平和志向で米軍総出分断、日本呼び込み役で、
裏では戦争屋と一心同体である。
戦争は、日本呼び込み向けに小さく長くである。

オバマに騙されないように、
オバマはネオコンと共犯乱発で既に縁切りは不可能状態である。

以上はオバマ勅使ケリー訪日対応に必要不可欠の情報である。



19. HIMAZIN 2015年2月26日 21:35:11 : OVGN3lMPHO62U : Armdk3Y4sQ
>>14

>膨大な記事のリンクを掲載していて一見すると田中氏の主張を補強しているように見えるが、
>その多くは陰謀論系サイトばかりというアホらしさ。

直ぐ分かる嘘をつきなさんな、恥ずかしい奴だねえ。

田中氏のリンク先の多くは各国の通信社です。
とりあえずこの「ISISと米イスラエルのつながり」という記事のリンク先をたどってみれば?


20. 2015年2月26日 22:15:15 : eABLGRaUaI
>>07補足です。

サラフィー主義にとって優先すべき敵はなにをおいてもシーア派とスンニ派でありながらクルアーンに忠実とはいえない亜流宗派の撲滅である。
とくにアルヌスラやイスラム国などのサラフィー・ジハード(解説http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E4%B8%BB%E7%BE%A9)主義者にとってシーア派や亜流宗派は許されざる敵であり異教徒である。
アルカイダ系のイスラム原理主義集団がサウジを攻撃しないのはなぜかとよく言われるが、サウジはサラフィー主義と同根のワハーブ派の本家であり、同時にスポンサーであるので攻撃するわけがない(とはいえサウジはイスラム国を攻撃しているので、イスラム国の行動はサウジ王家にとっても危険だと認められたのだろう)
付随する話としてアラブの春で政権に就いたものの軍部のクーデターで追い落とされたムルシー(イスラム同胞団穏健派)はサウジの王政批判をしてサウジ王家を激怒させた。

イスラエルをなぜアルカイダは攻撃しないのかという疑問についてだが、アルカイダの定義を米国の影響下にある操り人形という括りで見るか、アラブのイスラム過激派の多様性で見るかによって視点は変わってくる。
たとえばイスラエルに対決を挑んでいるハマースだ。ハマースは元々、パレスチナ生まれでエジプトのイスラム同胞団で学んだアフマド・ヤシンが作ったサラフィー・ジハード組織である。
イスラム同胞団はあのアイマン・ザワヒリも居たイスラム原理主義の大元であり、ここから中東アラブ中にイスラム原理主義が広まっていった。
そう考えればハマースはアルカイダの流れに位置づけられると見てもいいだろう。
またパレスチナ以外のアラブ地域のイスラム過激派がイスラエルを狙わない理由は、地理的に遠い、イスラエルに潜入することが物理的に難しい、イスラエルは許せないがイスラエルをのさばらせているアラブの国々はもっと許せない等々あるが、基本的にイスラム復興運動(スンニ派による)はイスラム世界の覚醒と変革を目指したものでパレスチナ解放を第一義に掲げているわけではないからというほかない。
あと、イスラエルはレバノンにおいてヒズボラと対峙している関係上、シリアイランを快く思わない、不満を持つスンニ派やキリスト教徒と通じている。
そして残念ながらパレスチナ問題はいまだ全アラブにとっては、なにを措いても先ず解決すべき問題だとの合意形成はできていない。
アラブはひとつ、でもなければ、イスラムもひとつ、でもない。
いうなればアラブのアイデンティティーは揺れっぱなしであり、定まったことがないのである。



21. 仁王像 2015年2月26日 22:26:34 : jdZgmZ21Prm8E : E8UFcet5og
 >>20

 >アラブのアイデンティティーは揺れっぱなしであり、定まったことがないのである。

 なるほど、前途多難ですね。この混乱怒涛の中から、これらの地域を率いる英雄が誕生してくる歴史的時点がくるのを期待したいものです。

 度々の興味深い解説、有難うございます


22. HIMAZIN 2015年2月26日 22:37:27 : OVGN3lMPHO62U : Armdk3Y4sQ
>>15

>ここを根幹だと言い張る貴殿の気は確かかと言いたい。もっとも「ISISは、
>イスラエルにとっても大きな脅威」という部分は単なる前座扱いにしておきたい気持ちは
>分からないでもない。一顧だにする立場からは、この部分は不都合なのだ。

あんまり笑わせなさんな。簡単な日本語の文章の話。
田中氏の文章を素直に読んで私なりに解釈しただけですよ。

あなたがあんまりにも自分に都合の良い引用ばかりするので、
少々面倒ですが、貴方が根幹部分といった段落から、順に最後まで
田中氏の文章を追って説明しますよ。


あなたが根幹といったのはこの段落の前段。後段でイスラエルがISISが強くなりすぎないよう
コントロールしている話をしている。

「もしISISやアルヌスラがアサド政権を倒してシリアを統一したら、
(中略)
イスラエルは自国の北側に敵対的な強国ができないようにしている。」

次の段落。オバマが中東から軍を引き上げないようにイスラエルがISISを利用する話。
後段で、オバマが逆用してISISを本気で潰そうとしている旨指摘。

「米国の上層部では、オバマ大統領が、自国の中東戦略がイスラエルに牛耳られ、
(中略)
「ISISと戦うふり」を「ISISを本気で潰す戦い」に変質させようとしている。」

次の4つの段落で、オバマがISISを潰そうということにイスラエルが対イランに利用できるから
反対しているとの指摘。オバマがイランに接近していること、オバマとイスラエルの対立を
記載している。

「イスラエルの軍司令官は昨秋、オバマの「本気に戦い」に反対を表明し
(中略)
米国は、イスラエルが秘密裏に核兵器を開発していたことを正式に認めたことになる。」

次の2段落で米軍産複合体、イスラエル、ISISの同盟関係を指摘。

「パキスタンで戦士の勧誘を手がけてきたISISの幹部が、
(中略)
軍産イスラエルとISISやアルカイダは同盟関係にある。」

次の段落で、軍産イスラエル・米議会・ISISアルカイダと、
イラン露中・アサド・ヒズボラ・オバマが対立していることに言及。

「この事態を打破し、中東を安定化し、米軍が撤退できる状況を作るため、
(中略)
安定化や停戦を画策するイラン露中・アサド・ヒズボラ・オバマ連合体との対立になっている。」

次の3段落で日本人人質事件とISIS、イスラエルの関係を記載し、
日本がイスラエルの側で戦争に参加すべく事件を利用している旨指摘。

「日本は先日、2人の国民がISISに殺された。
(中略)
米国(軍産)主導の新たな国際体制を作ろうとする時のプロパガンダ策のにおいを感じる。」

で、この段落で、私が根幹部分と指摘したところになる。

「軍産イスラエルは、自分たちが支援しているISISが
(中略)
それに対抗する策としてISISは便利な存在だ。」


さて、田中氏はあなたが根幹部分といったISISがイスラエルの脅威になりうることを指摘しつつ
だからこそ強くなりすぎないようにしていると書きました。
そして、対イランでISISを利用するイスラエルとこれを潰そうとするオバマが対立し、その上で
4段落前の
<軍産イスラエル・米議会・ISISアルカイダと、イラン露中・アサド・ヒズボラ・オバマの対立>
を提示しました。

本当ならばこの対立こそ根幹と言うべきでしょうが、
田中氏はその上で日本の立ち位置とそこにおけるISIS・イスラエルの役割を記載して、
こちらでイスラエルにとってのISISはどのような存在であるかを示したので
私はこれをイスラエルとISISの関係性における根幹部分と捉えました。


そして最後の2段落でイスラエルに利用される日本の危険性を指摘。
あなたが指摘した
>田中氏も「今のイスラエルの危険さは、国際的に追い詰められている点にある」としている。
>国際的に孤立し、弱っているのである。
はここの部分で述べており、「追い詰められた謀略国イスラエルに、のこのこと接近している」
日本を危惧しているのです。

「安倍首相のイスラエル訪問は、安倍がイスラエル現地で会ったマケイン米上院議員ら、
(中略)
ひどいことにならないことを祈るしかない。」

多少の違いはあるでしょうが、
田中氏の記事を普通に読み込んだらまったく同じとは言わないまでも
私と似たような解釈になると思いますよ。

「ここを根幹だと言い張る貴殿の気は確かかと言いたい」
というあなたの言葉はそのままお返しします。


23. HIMAZIN 2015年2月26日 22:42:49 : OVGN3lMPHO62U : Armdk3Y4sQ
>>22

しまった間違えた。
>>22 で記載した >>15 は >>16 仁王像さんへのレスの誤りです。

W5xSOCwb3s さん、失礼しました。


24. 2015年2月27日 00:02:11 : C9qhLMXdZI
田中氏のリンク先の多くは各国の通信社です。>

通信社発信記事は100% が工作目的―――断言できる。

田中もそういう物に振り回されている、
真実はリンクを超えたところにある。


25. 仁王像 2015年2月27日 06:41:00 : jdZgmZ21Prm8E : 3EsruOG5NM
 >>22

 そうか、こりゃ根幹部分がどこかを争っても無駄です。スレ違うだけ。言い方を変えましょう。

 田中氏の記事はこれまで8割以上は受け入れ支持してきたが、今回の記事は受け入れがたい部分が多い。
 とりわけ貴殿が逐一引用して解説した部分全体を私は強い疑いを持って見ている。つまり信用していない。だから本文でも引用して論じていない。
 田中氏の今回の記事で光っていると思うのは
「今やISISは、サウジだけでなくイスラエルにとっても大きな脅威になる」という部分である。本文でももっと強調したかったところ。(実はこれがあったからアップしたのだ)。
 @これが今後の中東での現実となるのか、それとも
 A「強くならないよう制御」し、「ISISは便利な存在」として存在し続けるのか。
 これらは、今後中東で現出するマクロな政治現象を見て検証していくほかない。
 後者がうまく行かないだろうことは本文でも、コメント(11)でも私見を述べた。

 さあ、これからどうなって行くか。中東がこれからの世界史の回転軸になっていくのは間違いない。


 >>13

 「不信」→「不審」


26. 仁王像 2015年2月27日 12:08:50 : jdZgmZ21Prm8E : svHfKR1Tv6
 (25の補足)

 Aのケースは「うまく行かない」というよりも、Aのケースを示した田中氏の見解そのものを疑っている、受け入れられない、という言い方が正確で紛れが少ないでした。


27. 仁王像 2015年2月27日 20:15:32 : jdZgmZ21Prm8E : EhvfEfIbz7
・イスラム国は、かつてのイスラム帝国の領土をシーア派の暴君から解放しヨルダンとイスラエルをも併合してカリフ制国家の再興を目論/R・ナポリオーニ
 http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/242.html
 投稿者 仁王像 日時 2015 年 2 月 27 日 20:12:24: jdZgmZ21Prm8E

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