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CP21の「歴史的合意」の 華々しさに反して地球温暖化の定量的な評価に関してデータの誇張の疑惑が深まりつつある。地球温暖化の真偽が定かでなくなった一方で、仮にそうだとしても その原因を温室効果ガスに絞ることの危険性が認識されつつある。地球温暖化はすでに巨大なビジネスになり権益を求める人々(国)にとって、誇大広告は生き 残る手段となっている。
誇張される地球温暖化
気象学者のAnthony Wattsによれば1979年以降の地球温暖化を示すデータの半分はNOAA(注1)の誇張の所産だという。過去18年にわたる人工衛星の観測データには地球温暖化の兆候はみられないが、地表の観測データのみに観測されているからである。
(注1)National Oceanic and Atmospheric Administrationの略、アメリカ海洋大気庁。
この矛盾の理由のひとつはNOAAが 都合の良いデータのみを選別し、温暖化を示さないデータを捨てているからだという。また温暖化を示すデータは都市部のヒートアイランド地域や伐採など環境 変化の大きい地域のもので、不確定性が大きい。例えば建物に囲まれた地域、道路の近く、拡張工事の真っ只中の空港などである。特殊な環境にある地域のデー タを抽出して地球の気温を代表させるのは間違っているが、NOAAの観測データというのは特殊な地域のものが多く地域の温度上昇を地球温暖化として解釈している。
隠された不都合な真実
上の図に示すように変動の激しい気温データの平均をどう解釈するかによって、温暖化(気温変化の傾き)が大きく左右される。NOAAの間違った評価が故意によるものなのかはこれからはっきりしていくだろうが、根底にある問題が1990年代にNOAAが気温観測の定点観測所を(明確な理由なく)決定したことにある。
さらに不思議なことは観測所のデータの中で温暖化を示すものを選別している点である。顕著な温暖化を示していない観測所のデータが除外されているのである。NOAAが地球温暖化を警告する研究者に支配され、地球温暖化がなければ温室効果ガスによって温暖化が起こるとする主張が成り立たない。
1920年から1999年の地表の気温データが都合の良いデータのみ選別された結果、地球が逆に寒冷化している事実は広まらなかった。NOAAの作為的なデータで地球温暖化の流れが起きたとすれば史上最悪の捏造事件といわざるを得ない。地球温暖化で権益をる人たちにとって不都合な真実は摘み取らなくてはならないのだろう。
北米の地球温暖化をNOAAが誇張か trendswatcher
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