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県民健康調査データ〜県立医大の目的外利用、県把握せず(何に利用しているのか?)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/795.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2016 年 6 月 07 日 18:39:13: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo
 

(回答先: <福島 小児甲状腺がん>新たに6名(合計172名)事故当時5歳以下の子供も発症!(県民健康調査記者会見文字起こし) 投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 6 月 07 日 01:35:45)

 健康調査の目的は、健康被害の把握と患者の治療に役立てる事のはず。何処で何の為に結果を利用したのか。特定機密なのか、黒塗りのデータでは何もわからない。
 思い出されるのは、広島・長崎の原爆被爆者の診断データがアメリカで核開発などに活用されていた問題だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)

県民健康調査データ〜県立医大の目的外利用、県把握せず

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2050
県民健康調査データ〜県立医大の目的外利用、県把握せず
投稿者: ourplanet 投稿日時: 木, 06/02/2016 - 06:10
福島県が福島県立医大に対して事業を委託している「県民健康調査」をめぐり、福島県立医大は2012年(平成24年)の段階から、県から委託されている目的とは別の研究に、健診データを利用していることがわかった。OurPlanetTVが一部黒塗りの研究計画書を入手した。
 

 
OurPlanetTVが入手した文書は、2012年(平成24年)8月22日付けの「(データ利用・集計データ利用)申請書」と「計画書」。福島県立医大放射線健康管理学講座の緑川早苗講師が申請代表者となっており、共同研究者には、大津留晶教授、柴田義貞特認教授、鈴木眞一教授、山下俊一センター長(当時)の名前が並ぶ。研究名は、「甲状腺超音波検査を用いた甲状腺体積のびまん性甲状腺疾患スクリーニングへの応用」だが、利用データの種類や範囲、利用目的、発表方法など全ての項目が黒塗りされ、研究の全体像は明らかではない。
 


 
県民健康調査の検診データについては31日、学術研究への活用ルールを協議する検討部会が設置されたばかり。議論の中で、福島県立医大内の研究であっても、委託事業以外の研究は、第三者機関で審査を受けるべきとの意見があがっていたものの、すでに、福島県立医大で、委託事業以外の研究が実施されていることを、県の担当職員は把握していなかった。
 
福島県個人情報保護条例によると、第7条2項において情報提供に関する例外規定を定めており、「学術研究のため」であれな、利用目的以外の目的のためであってに個人情報を利用したり、提供できることになっている。また県民健康調査の甲状腺検査は、同意書には、利用目的に中に「学術的研究目的」が含まれることが記載されている。
 
福島県個人情報保護条例
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/1072.pdf
 
しかし、甲状腺エコー検査のデータは県から管理を委託された情報である。実施機関である県への報告や許可を得ずに目的外使用したとなれば、条例違反の可能性もある。
 
福島県立医大の研究者らは上記の研究に関連するものとして、「小児・若年者の甲状腺超音波検査でびまん性甲状腺疾患の機能異常を予測できるか」(緑川早苗、志村浩己、鈴木悟、伊藤祐子、福島俊彦、鈴木眞一、大津留晶)という論文および「小児・若年者に対する超音波による甲状腺容積の年齢および性別基準範囲について」(鈴木悟、緑川早苗、福島俊彦、志村浩己、大平哲也、大津留晶、阿部正文、柴田義貞、山下俊一、鈴木眞一)という論文を執筆し、日本内分泌学会雑誌に昨年、掲載されている。
 
福島県立医大の会議録によると、昨年2月、学生のデータ利用についての可否や可能性が議題にあがり、教育的なデータ利用についても検討している。
 

びまん性甲状腺疾患とは、甲状腺全体がはれる病気。甲状腺がしこりによってはれる結節性甲状腺腫とは異なる。福島県民健康調査では後者の結節性甲状腺腫(甲状腺がん)のスクリーニングを目的としているが、チェルノブイリでは前者のびまん性甲状腺腫(甲状腺肥大)も大幅に増加している。びまん性甲状腺腫になった場合、甲状腺の機能が低下したり亢進したりする橋本病やバセドウ病になる可能性がある。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)
  「県民健康調査記者会見」でも問題とされていたが、この件について十分な説明はされていなかったと思える。

 

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コメント
 
1. 2016年6月07日 23:29:22 : wq9KfFcnJk : 9WFl2T0GqlU[2]
論文は英語で書かれている?

>「小児・若年者に対する超音波による甲状腺容積の年齢および性別基準範囲について」

>Systematic determination of thyroid volume by ultrasound
examination from infancy to adolescence in Japan: The
Fukushima Health Management Survey

https://www.jstage.jst.go.jp/article/endocrj/62/3/62_EJ14-0478/_pdf

以下のような認識を持ちながら、被曝と無関係を強調することに、忙しいのは何故だろうか?

>THYROID hormone is crucial to brain development
and bone growth, especially in the neonatal period as
well as in further developmental periods such as infant,
toddler, schoolchild, and adolescent. Early detection
of thyroid illness is thus clinically important to prevent
irreversible retardation during these periods.

こんな論文もあった。


>The protocol and preliminary baseline survey results
of the thyroid ultrasound examination in Fukushima

https://www.jstage.jst.go.jp/article/endocrj/63/3/63_EJ15-0726/_pdf

のう胞と結節の混合型は、結節に分類したことが述べられている。

このタイプは、癌の可能性が高いようだ。

>In our survey,
the mixed solid-cystic type tumor (Fig. 1a), which
is a cyst with a solid component, was not classified as a
cyst; instead, it was classified as a nodule because this
mixed-type tumor sometimes occurs in thyroid cancer.

Fig. 3を見てほしい。

大事な情報がグラフ化されている。

それによると、1歳の男女に、B判定者が存在したことが分かる。

その他に、男では3歳児に、女では、3、4、5歳児(複数か?)に、B判定者が、存在したことが分かる。

ネットで参照できる文献を見る限り、チェルノブイリでは、5歳児以下に、甲状腺癌が多発したと言う事実はない。(検討委員会が、そのような資料を持っているならば、提出すべきだ。)

5歳以下の多発とは、むしろ福島の事情によるものか?

3県調査から、A2は、放射線被曝とは直接関係ないと断言しているけれど、3県調査結果は、根拠とはならない。

>the A2 frequency observed in the present survey did
not relate directly to radiation exposure.

子どもの場合、1センチ以下(大部分は5ミリ以下)の癌は稀ではないと書いている。(福島県の場合、7割以上が、1センチ以上の癌であった。)

>It should be noted that thyroid papillary
microcancers with a diameter of less than 10 mm and
occult cancers (many of which are also microcancers
with a diameter below 5.0 mm) are not rare in children.


チェルノブイリで優勢的に見られたタイプの癌は、12人の悪性ないし疑いの患者には見られなかったと述べているけれど、根拠として挙げている論文(Analysis of thyroid malignant pathologic findings identified during 3 rounds of screening (1997-2008) of a cohort of children and adolescents from belarus exposed to radioiodines after the Chernobyl accident.)では、梗概を読み限り、その様には書かれていない。

>None of the thyroid
cancers detected in our survey were the solid variant of
papillary thyroid carcinomas that were predominantly
observed in Chernobyl [13].

[13]の論文の梗概の一節。

>Higher I-131 doses were associated with higher frequency of solid and diffuse sclerosing variants of thyroid cancer (P < .01) and histologic features of cancer aggressiveness, such as lymphatic vessel invasion, intrathyroidal infiltration, and multifocality (all P < .03).

全文を見つけて、ザッと読んだけれど、超音波を用いたスクリーニング検査が行われた年代は、最初が1997−2000年に行われ、その後、フォローアップとして、2002−2004年と2004−2006年の都合3回行われた。

チェルノブイリ原発事故後、10年以上経っている。

これでは、否定する根拠にはならない。1986年生まれでも、11歳前後になっている。

>The cohort includes 11,664 individuals aged 18 years or younger at the time of the Chernobyl accident on April 26, 1986. All study subjects had thyroid radioactivity measurements taken in Belarus within two months after the accident and were screened for the first time in 1997-2000.20 The cohort was screened two more times in 2002-2004 and 2004-2006, with final follow up extended until the end of September 2008 to account for patients referred for additional biopsies and surgeries.

https://www.researchgate.net/profile/Mark_Little/publication/267450811_Analysis_of_Thyroid_Malignant_Pathologic_Findings_Identified_During_3_Rounds_of_Screening_1997-2008_of_a_Cohort_of_Children_and_Adolescents_from_Belarus_Exposed_to_Radioiodines_After_the_Chernobyl_Acc/links/546469d30cf2c0c6aec50b5b

以下の論文は、見つけることができなかった。

>小児・若年者の甲状腺超音波検査でびまん性甲状腺疾患の機能異常を予測できるか

>一般口演 13:甲状腺 1 13:30-15:00 第9会場
座長:吉原  愛(伊藤病院 内科)
   鈴木 眞一(福島県立医科大学医学部甲状腺内分泌学講座)

O1-9-19 小児・若年者の甲状腺超音波検査でびまん性甲状腺疾患の機能異常を予測できるか
福島県立医科大学 放射線健康管理学講座 緑川 早苗 他

http://www.c-linkage.co.jp/endo88/dl/program_3.pdf


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