?韓国の主力企業は、鉄鋼、造船、半導体、移動通信機器、石油化学、自動車などで輸出依存度が高く、輸出不振で業績も急速に悪化している。

2つの新記録

?「国会?フィリバスター新記録?経済はマイナス新記録」

?翌日の「中央日報」は1面トップにこんな見出しを掲げた。経済の新記録とは、もちろん、輸出のマイナスの長期間連続記録だ。

?輸出をけん引役にして韓国経済は成長を続けてきた。その間何度か輸出がマイナスになったことはある。これまでは2001年3月から、「911テロ」をはさんで2002年3月まで13ヶ月連続してマイナスを記録したことがある。

?今回は、2015年1月にマイナス1％となって以来輸出が前年同期実績を割り込んでいた。1月に過去最長記録に並んだが、ついに記録を更新してしまった。

3ヶ月連続して二ケタ減

?14ヶ月連続のマイナスとなっただけではない。2015年12月からは3ヶ月連続して二ケタのマイナスになってしまった。

?地域別に見ると、韓国の輸出の約4分の1を占める中国向けの輸出が前年同月比12.9％減の86億5000万ドルだった。景気回復の兆しが見える米国向け輸出はプラスに転じたが輸出額は52億3000万ドルで役不足だった。

?輸出先の国別統計を見ると、日本向け輸出はずっと減少を続け2月も同15％減。輸出額は17億ドルで全体の輸出に占めるシェアも4.7％になり、主要輸出相手国とはいえない状態だ。

?品目別に見ると、半導体（2月の輸出実績は前年同月比12.6％減）、ディスプレー（同22.1％減）、家電（同13.0％減）、船舶（同46.0％減）、自動車（同9.3％減）鉄鋼（同2.9％減）、石油製品（同26.9％減）などほとんどすべての主力製品の輸出が「総崩れ」だった。

2月は29日まであったのに・・・

?通商産業資源部は、2月の輸出のマイナス幅が1月（マイナス18.8％）に比べて鈍化したと指摘している。しかし、2016年の2月は29日までだったことを勘案すると、「まったく楽観できる材料はない」（韓国紙デスク）という。

?韓国経済にとって痛いのは、最近のウォン安になっても輸出が増えないことだ。輸出減が、世界経済の構造的な要因であるためだ。

?さらに、輸出依存度が高く、サムスン電子、現代自動車、ポスコなど韓国を代表する大企業がほとんど「海外市場」で稼いでいることから、企業業績や雇用への影響も日本などと比べられないほど影響が大きいのだ。

?この記事は、輸出の不振だけでなく、内需の不振も深刻な状態だと指摘した。

フィリバスター世界記録？

?さて、こんな時に、国会では「もう1つの記録更新」が続いていたのだ。議員が延々と質問を続けることで議事進行を妨害するフィリバスターだ。

?フィリバスターが始まったのは、なんと2月23日午後7時。野党の「ともに民主党」（以下、民主党）などは、「テロ防止法」に反対して議事進行の妨害に出た。

?野党議員が次々と壇上に立って、テロ防止法反対の演説をぶつ。7日目の3月1日には、170時間を超え、かつてカナダの国会で起きたフィリバスターを抜いて「世界記録」を樹立したという。

?選挙法改正案、北朝鮮人権法案んほか、サービス発展基本法案、企業構造調整促進法案、貸金法改正案など重要法案の採決ができない状態になった。

?結局、野党議員は、38人を動員して3月2日の午後11時39分まで演説を続けた。フィリバスターの時間は、192時間。圧倒的なギネス記録になった。

トイレにも行かず10時間以上演説

?ちなみに1週間以上も、どうやって演説を続けたのか。フィリバスターが許されるのは、テロ防止法の問題点場合だけのはずだ。

?登壇する議員は、大量の資料、原稿を持って演説を始める。だが、1人あたり何時間もしゃべり続けるのだから、これだけでは間が持つはずもない。

?ある議員は、ジョージ・オーウエルの「1984」を長時間にわたって音読する。別の議員は、かつて演説の名人と言われた金大中（キム・デジュン）元大統領の過去の膨大な演説記録を持って登場し、ひたすら読み上げる。

?ある女性議員は1人で10時間以上話し続けた。また、最後に登壇した民主党の院内代表は、12時間31分にわたって話し続けた。

?議員は演説の間、水以外は口にできない。話を中断することもできない。なんとトイレにも行けないのだ。それでも、ひたすら話し続ける。

?筆者は、途中で国会の様子を生中継するテレビを何度か見たが、本当に淡々とテロ防止法の問題点を話し続ける。ずーっと話し続けるのだ。

?韓国メディアによると、1日正午までだけで国会が作成した速記録は1300ページ間も達したという。

大統領の怒り

?こんな状況に怒りを抑え切れないのが、朴槿恵（1952年生）大統領だ。

?民主党のフィリバスターが「世界記録」となり、「2月の輸出入動向」が発表になった3月1日は、1919年に起きた抗日運動「3・1運動」を記念する韓国の休日だ。例年なら、記念式典で韓国大統領は強い対日批判の演説をする。

?ところが、この日、朴槿恵大統領は演説で対日批判を控えた。その代わり、国会、特に野党を批判する異例の内容となった。

?「テロの危険に国民の生命と安全がさらされているというのに、国会がほとんどマヒ状態だ。これは職務放棄であり、国民の生命と安全を危険にさらすことと同じだ。労働改革とサービス産業育成をはじめとする改革課題はまだ既得権者と政治の壁を越えられない。今こそ国民が立ち上がってほしい」

異例の国会批判

?「3・1運動」の記念式典で、国会議長や国会議員を前にこれほどの「国会批判」をする演説はきわめて異例だ。

?朴槿恵大統領はこれまでも繰り返し、国会、特に野党を批判してきた。

?就任以来掲げてきたさまざまな経済改革案のうち、最重視してきた労働改革関連法案やサービス業などの振興をねらった法案が、国会で通過しない。

?経済に対する思わしくない指標が相次いで出ているだけに、大統領の不満の矛先は「どうして自分の政策の邪魔をするのか」と野党に向いてしまうのだ。

?とはいえ、民主党も引き下がるわけにはいかない。

選挙区も2ヶ月前に決まる

?4月13日に4年に1度の国会議員選挙を控えているのだ。

?朴槿恵大統領は2013年2月に就任した。現行憲法では任期は1期5年で、2018年2月までだ。2017年、つまり来年末には次期大統領選挙がある。

?今回の国会議員選挙は、現政権に対する中間評価であるとともに、次期大統領選挙に向けた重要な国政選挙だ。

?野党は、「経済失政」などを徹底的に叩きたい。だから、政権批判が可能なら、あらゆる手段を動員してその機会を逃さない。選挙直前だから、対決ムードを盛り上げる必要もあるのだろう。

?それにしても、韓国の国会は与野党の激突で法案審議が止まる場面が多い。朴槿恵大統領は、「植物国会」と批判を重ねたが、そう考えるのも分かる。

?4月13日に国会議員選挙だというのに、新しい選挙区を定めた選挙法改正案が国会を通過したのは、フィリバスターが終わった3月2日だった。選挙のわずか2ヶ月前のことだ。

素早い対応が武器だったのに・・・

?「韓国は素早い対応力が売り物だった。経済対策にあらゆる手段を動員してほしいのに、政治が障害になっている。一刻を争う時に、フィリバスターが192時間で世界記録だというのは情けない・・・」

?ある大企業役員はこう嘆いた。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46243

中国が30年も10%も成長し続けてきたならそりゃ内需もついてくるだろうからまあ一緒に大きくなることを考えたほうがいい。

中国は共産というよりも官僚財閥帝国に変わってしまったのだよ。賢い人が日本人の10倍いると思って間違いない。

最近アマゾンで買う商品はもう中国製ばかりだが音響機器やら釣り道具やら照明器具やら全部そうなのだが性能は実にいいものが多い。ヘッドホンなど日本の店でおいてあるものより素晴らしい音してましたよ。あんなにいいものつくってりゃそう簡単にはつぶれないよ。

現在もこれからも中国企業は借金返済に追われ、賃金支払いも困難になってゆく。当然、中国の経済政策は価格競争力を強める弱い人民元をめざすアベノミクスとなり、この結果、相対的に日本はアベノミクスから解放されるという理論になる。中国のバブル崩壊のほうが勝っているから、円高になる。

　日本が　１９８０年代に　経済が天井に頭をぶつけた後

　「失われた２０年」を経験することになった

　＝＝＝

　中国は　２０１５年に　天井に頭を激突させたのだから　今後　２０年間

　日本と同じ　平行線をたどることだろう　　良くなるはずはないが　極端に　悪くはならない現状維持だ
　

まあこの手の論を求める層が一定数いるということと、多くの人にこうだということを宣伝したい意図があるのだろう。

ただし過去に一度も的中したことはない。

僕もそうおもう。
日本の国が１０か国あるような規模が１０億人の国中国だ。
でかい。

日本は中国の人たちと経済的繁栄を共有できるようにすべきだ。
デカい市場があるのだから。