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ヘリマネ政策のここがおかしい --- 久保田 博幸
http://www.asyura2.com/16/hasan110/msg/895.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 7 月 18 日 11:23:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ヘリマネ政策のここがおかしい --- 久保田 博幸
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160718-00010002-agora-bus_all
アゴラ 7月18日(月)11時0分配信


バーナンキ前FRB議長が安倍首相や黒田日銀総裁と会談したことで、市場ではヘリコプターマネーへの思惑が出ていた。ベン・バーナンキ氏の来日は首相や日銀総裁と会うことが目的ではなく、バーナンキ氏が顧問を勤める企業のセミナーに出席するためであったようである。そのタイミングに目をつけたのが、4月にもバーナンキ氏と会ったとされる前内閣官房参与で現在はスイス大使の本田悦朗氏とみられる。

ブルームバーグによると本田氏は4月1日にワシントンでバーナンキ氏と1時間ほど会談。その中でバーナンキ氏は、日本経済が再びデフレに戻るリスクを指摘。デフレ克服の最も強力な手段として比喩的に「ヘリコプターマネー」に言及し、政府が市場性のない永久国債を発行、これを日銀が直接全額引き受ける手法を挙げたそうである。

12日の安倍首相とバーナンキ氏との会談にえいては、バーナンキ氏は金融と財政でアベノミクスを続けるよう発言したがヘリコプターマネーは話題にならなかったようである。ところが市場では日本がヘリコプターマネー政策を導入するのではないかとの妙な期待感が強まり、円安が進行することになる。このあたりは本田氏あたりが画策した可能性もある。

このヘリコプターマネーの議論には、いくつかおかしい点がある。そもそも極めて財政ファイナンスに近いような政策を打ち出したのがアベノミクスであり、その結果がまるで出ていない(物価目標からほど遠い)にもかかわらず、さらに財政ファイナンスに拍車を掛けるような政策をとっても物価上がる保証は極めてないに等しい。ただし、アベノミクス登場時のように特に海外投資家に期待感を持たせて円安にしたいとの思惑も働いたのかもしれない。注意すべきはここにきての円安は、米株高をみてわかるようにリスクオンの動きの一環でもあり、ヘリマネ期待だけが材料ではない。

そのバーナンキ氏が主張していたヘリマネは、見方を変えると物価浮揚効果はある。ただし、それは円や国債の信認を叩き壊した上で、国債とともに円が急落して発生する、劇薬というか国民犠牲の上に成り立つ物価の急騰となる。

そもそも政府が市場性のない永久国債を発行し、これを日銀が直接全額引き受けること自体、究極の財政ファイナンスとなる。しかし、その目的が物価2%を達成するためだけだとしたらその意味がわからない。

さらに市場性のない永久国債を発行しなければならないような環境でもない。今回の経済対策も兼ねた補正予算の編成で、たとえば10兆円規模の国債を増発しなければならないとしても、借換債の前倒し発行分があり、市中消化、つまり入札で発行される国債を増やす必要はあまりない。仮に想定以上の国債増発があり、市中消化が多少増えたとしても日銀は年間発行額の国債を買っているという状況下にあって、国債需給がタイトの現状では国債の消化はそれほど懸念はされないのではなかろうか。むろん財政規律の緩みといったものが意識されると国債が売られる懸念はあるが、これで少しでもマイナス金利が解消されれば、いったんは国内投資家の購入余地が出てくる。

つまり今の国債需給がタイトな環境で市場性のない永久国債を発行する必要性はない。しかもそれを日銀が直接引き受ける必要性もない。それにも関わらずこのような非常識な政策を訴えるのは、自ら提唱したリフレ政策が結果として物価上昇に結びつかなかったことを棚に上げて、副作用が出てくる前にそれを「ふかす」政策を取らせようとしているようにしか見えない。

市場性のない永久国債だろうが政府の債務に変わりはない。日銀がそれを引き受ければ政府債務ではなくなるなどというのは当たり前だがありえない話であり、ヘリマネに対しては期待などするのではなく、そのような議論まで出てきているような状況をむしろ危惧すべきかと思われる。


編集部より:この記事は、久保田博幸氏のブログ「牛さん熊さんブログ」2016年7月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちら(http://bullbear.exblog.jp/)をご覧ください。

久保田 博幸


 

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コメント
 
1. 2016年7月18日 11:35:22 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[1938]

>ヘリマネ政策のここがおかしい

ピンとはずれの批判ばかりだな

>極めて財政ファイナンスに近いような政策を打ち出したのがアベノミクスであり、その結果がまるで出ていない

これだけ海外状況が悪化しているのに

企業利益は増えて財政再建が進み、失業率が下がり、

少子高齢化にもかかわらず正社員就業者数すら増えたのでは?


>にもかかわらず、さらに財政ファイナンスに拍車を掛けるような政策をとっても物価上がる保証は極めてない

論理的に破綻している

海外景気悪化に加え 消費増税もあって、投資も消費も冷え、実質、需要は減少したが、それでも民主党デフレ不況時代に比べ、日銀コアコアはプラス圏を保っている

つまり財政ファイナンスが不十分だからインフレになっていないというのが正しい


>円や国債の信認を叩き壊した上で、国債とともに円が急落して発生する、劇薬というか国民犠牲の上に成り立つ物価の急騰

逆を考えればいい

企業が衰退して、破綻しかけているのに。どんどん増税して、最低賃金をあげ続けたら

いずれ、そのツケは民主党時代のように、高失業と生活保護急増、社会保障の破綻という形で国民にやってくる

フリーランチはないのだよ

個人的には現状は、DrDみたいに超円高だとは考えていないから円安誘導の為替介入やヘリマネなど不要だと思うが

何度も言っているように、今後、AIやロボット化で、労働力が必要なくなり、増税もできなくなれば

財政ファイナンス(ヘリマネ)を正式な財政(課税)政策として使う時代になる可能性は高まるだろう


>市場性のない永久国債を発行しなければならないような環境でもない

これはヘリマネ政策自体への批判にはなっていない

単に現状では不要というだけだな

菅が赤字国債を否定していたように安倍政権も当然わかっていることだ



2. 中川隆[3329] koaQ7Jey 2016年7月18日 12:35:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3680]

アベノミクスが失敗したとか言ってるアホがいるが

安倍・黒田からしたら物価が上がらずに借金だけが減ってきてる今現在の状態はむしろ願ったりかなったりだろ

このままのらりくらりと国債が品切れ起こすまでやり過ごす気だろうな


3. 2016年7月18日 14:35:41 : 91avpxHHG1 : 26HlK1e07MM[387]

 プラス金利の時は お金に意味があった お金を持っていれば 何もしないでも お金が増えたのだ

 ===

 しかし 今は マイナス金利の世の中だ

 狸が 人間を化かして 木の葉っぱを お金だと思い込ませたのだが 一夜にして 金は 木の葉っぱに 戻ってしまう

 ===

 お金の本質はなんなのか ここでもう一度考え直す必要がありそうだ!!

 マイナス金利になれば 「お金は徐々に腐っていく」 狸の木の葉っぱよりは ゆっくりだが なくなっていくことになる

 ===

 愛は お金のことは「気にするな」 って主張している

 政府が「木の葉っぱのお金」を 大量に印刷して 民衆に配るとする

 それが「木の葉っぱ」だと思えば まさに「木の葉っぱ」だが 「金だと思えば金になる」

 ===

 政府が 貧乏人に 印刷された「木の葉っぱ」の金を 大量に配れば 大衆は 大金もちになったと思って使うだろう

 そうすれば 「経済が回る」のだ
 


4. 2016年7月18日 14:41:26 : 91avpxHHG1 : 26HlK1e07MM[388]

 アベノミクスで 経済を回して インフレにしようとしたが 回らなかった インフレにもならなかった

 ===


 愛は そのことを言っている
 
 経済は 回すべきなのか 回す必要はないのか??  

 だから 経済を回さなけらばならないとすれば ヘリコプターマネーしか方法はない
 


5. 2016年7月19日 19:18:09 : u3RvHMlZ4w : a_XfJLeAxPc[62]
増税の 既成事実化 本命は

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