米国株、「超強気」投資家が不安材料　スペースX爆発FBネット計画打撃　米経済不安、高齢層と白人男性強い　サムスンGX回収軽毛

米国株、「超強気」投資家が不安材料　スペースX爆発FBネット計画打撃　米経済不安、高齢層と白人男性強い　サムスンGX回収
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投稿者軽毛日時 2016 年 9 月 02 日 18:36:45: pa/Xvdnb8K3Zc　jHmW0Q

米国株、「超強気」投資家が不安材料
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投資家は米国株に対して非常に強気だが、今後の不吉な展開を暗示している可能性もあるPHOTO: REUTERS
By
BEN EISEN
2016 年 9 月 2 日 15:36 JST
　投資家は米国株に対して非常に強気だ。これは今後の不吉な展開を暗示しているかもしれない。
　米国株はこの夏、8月こそやや下げたが堅調に推移してきた。主要株価指数は、6月末の英国民投票で欧州連合（EU）離脱が決まった後に大きく下げたが、それ以降およそ8％反発した。投資家はこれに乗じようとしている。
　カナダの資産運用会社グラスキン・シェフのチーフエコノミスト、デービッド・ローゼンバーグ氏は「要するに、パフォーマンス追求の動きだ。群集心理とも言えるだろう」述べた。
　同社によると、ダウ工業株30種平均とS＆P500種指数の先物・オプション市場では、投機筋の買い越し規模がいずれも3万8000枚を超えている。前者は過去最高、後者は2013年夏以来の規模という。
　ローゼンバーグ氏は、多数の投資家が一斉に株高に賭けていることを主な理由に、一時的な調整が入る可能性は高まっていると語った。
　投資家の期待が高まると、市場は悪材料、すなわち、そうした高い期待に満たないニュースにより反応しやすくなるとアナリストらは言う。今月は重要な経済イベントが多数控えているため、予想外の悪材料が飛び出せば市場は急落しかねない、との見立てだ。2日には8月の米雇用統計が発表され、20・21日には米連邦公開市場委員会（FOMC）も開催される。
ダウ工業株30種平均の先物市場では、投機筋の買い越し規模が3万8000枚を超えている
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　ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）が実施したエコノミスト調査では、8月の雇用統計では非農業部門就業者数が前月比18万人増加すると予想されている。予想を上回れば、この夏に利上げしても米経済にはそれを乗り切れるだけの強さがあるという証拠になるだろう。逆に予想を下回れば、景気減速の兆しと受け止められ、FRBの利上げ計画に支障が出そうだ。いずれにせよ、投資家は過剰に反応するかもしれない。
　他の投資家は、ここ数週間のボラティリティー（変動率）の低さを不吉な兆候とみている。8月31日までの38営業日の間にS＆P500種指数が1％超動いたことは1回もなかった。これは約2年ぶりのことだ。つまり市場が異例の静けさを保っていたということになる。ビスポーク・インベストメント・グループによると、第2次世界大戦以降では同様の記録（38営業日以上続いたケースも含む）が34回あるが、そのうち24回は記録が途絶えた日にS＆P500種指数が下落した。
　投資家の強気が後退している兆しもある。1日に発表された米個人投資家協会（AAII）の週間調査では、今後6カ月に株価が上昇するとみている投資家の割合は29％と、2週連続で低下した。6月以来の低水準だったが、2月半ばに付けた19％よりは高かった。
　バンクオブアメリカ・メリルリンチのストラテジストらは2日、「市場は危うい」とし、相場が乱高下する可能性は「急激に高まっている」と指摘した。
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スペースXの爆発事故、フェイスブックのネット計画に打撃　

スペースXの爆発事故、フェイスブックのネット計画に打撃
衛星はサハラ以南のアフリカにネット接続を提供する予定だった

https://www.youtube.com/watch?v=_BgJEXQkjNQ

フェイスブックのザッカーバーグCEOは「スペースXの打ち上げ失敗で、われわれの衛星が壊されたことにとても失望している」と述べた PHOTO: REUTERS
By SARAH E. NEEDLEMAN
2016 年 9 月 2 日 16:30 JST

　1日に起きたロケットの爆発事故で米フェイスブックの衛星が破壊されたことは、世界各地にインターネット接続サービスの拡大を目指す同社の計画にとって大きな打撃となる。このロケットは米宇宙開発ベンチャー、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ（スペースX）の「ファルコン9」で、打ち上げ前のテスト中に爆発した。

　フェイスブックとフランスの通信衛星運営会社ユーテルサット・コミュニケーションズが手掛けたこの衛星は、3日にファルコン9に載せて打ち上げられる予定だった。これまでネットに接続できなかった数十億人の人々にネットサービスを届ける取り組み「インターネット・ドット・オーグ（Internet.org）」プロジェクトの第一歩でもあった。インターネット・ドット・オーグはさまざまなプログラムを通じてネット料金を引き下げることも目指している。

スペースXのロケット「ファルコン9」が1日、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地の発射場で爆発し、3日に打ち上げ予定だった衛星が破壊された（英語音声のみ）
　カリフォルニア州メンローパークの通信コンサルティング会社TMFアソシエイツのティム・ファラー社長によると、衛星が打ち上げられればサハラ以南のアフリカで数十万人の人々にネットサービスを提供できる予定だった。フェイスブックは、十数カ国でサービスを提供できたと話す。

　ファラー氏は「これは巨大で仕組みが複雑な衛星だ。製造には数百人の人手で少なくとも2年かかる」と述べた。同氏の試算では、製造費は2億ドル（約206億円）を超える。

　富豪のイーロン・マスク氏率いるスペースXが起こした事故は、もう1人の富豪であるフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者（CEO）の野望に影を投げかけている。

　ザッカーバーグ氏は滞在していたアフリカからフェイスブックに、「スペースXの打ち上げ失敗で、われわれの衛星が破壊されたことにとても失望している。この衛星は、アフリカ全土の数多くの起業家をはじめとするあらゆる人にネットアクセスを提供できただろう」と書き込んだ。

　衛星はネットアクセスを拡大するというインターネット・ドット・オーグのミッションの重要な部分だった。

　フェイスブックは6月、ネットを提供するための太陽光発電ドローン（小型無人機）「アクィラ（Aquila）」の試験飛行を行った。このドローンは民間航空機の航路よりはるかに高い高度6万フィート（約18キロメートル）を飛行できるように設計されているが、実用化には至っていない。

　フェイスブックは13年にインターネット・ドット・オーグを立ち上げた。その際、このプロジェクト用のインフラにすでに約10億ドルを費やしており、さらに資金を投じる計画だと述べていた。

　遠隔地や発展途上国の数十億人の人々にネットアクセスを提供することは技術的に極めて難しい。国連の国際電気通信連合（ITU）によると、世界の人口74億人のうち53％がまだインターネットを利用していない。

　ザッカーバーグ氏は「われわれは誰もがネットを利用できるようにするミッションに引き続き力を注いでいく。今回の衛星が提供したであろうネット接続の機会を誰もが得られるまで努力し続ける」と述べた。

スペースXのロケット爆発、フェイスブック用の衛星を破壊
スペースX、再利用ロケットで初の衛星打ち上げへ
宇宙からのネット提供、戦いの勝者は？
火星へ無人宇宙船、スペースXが2018年にも
スペースXのロケット、洋上基地着陸に失敗
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米経済への不安、高齢層と白人男性で強い理由とは
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米国の高齢層と白人男性の間で景気不安が強い理由を説明する上では、今後10年で縮小する可能性が最も高い職業に注目するといいかもしれない PHOTO: MIKE GROLL/ASSOCIATED PRESS
By
NICK TIMIRAOS
2016 年 9 月 2 日 15:30 JST
　米国の高齢層と白人男性の間で景気不安が強い理由を説明する上では、今後10年で縮小する可能性が最も高い職業に注目するといいかもしれない。彼らはそうした消えていく仕事に就いている確率が最も高いのだ。
　エコノミストのジェド・コルコ氏は、米労働省の職業別雇用予測と国勢調査局の人口統計データを分析し、今後10年で減少するとみられる仕事に就いている確率が高いのは白人男性、高齢層、学歴が低い人であることを突き止めた。
　分析によると、これらの職業は失業率が最も高いわけでも所得が最も低いわけでもない。現在の労働市場において必ずしも最悪の状況にあるわけではない人々の間で景気不安が依然強い理由を説明する上で、この分析は一助となる可能性がある。
　米共和党大統領候補ドナルド・トランプ氏に対する白人労働者階級の強い支持を受け、同氏の台頭を促した要因の分析が次々と行われている。世論調査会社ギャラップが先月実施した調査では、個人の経済状況よりも人種的孤立や文化的不安といった尺度で見た方が、トランプ氏の支持者を識別しやすいことが明らかとなった。ギャラップなどの機関は、死亡率の上昇や健康問題を含め、生活水準の低下を巡る懸念について調査している。
消えていく職業
縮小が見込まれる職業に就いている割合、人種別
　コルコ氏の分析の結果、55歳以上で学歴が高卒以下の白人男性の15.3％が縮小の見込まれる職業に就いていることが分かった。全米平均の10.7％を大きく上回る。
　消えていく仕事に就いている確率は高齢層の方が高い。現在は労働年齢世代に比べて失業率が低く、所得は高いにもかかわらずだ。
　コルコ氏はトランプ氏を支持する確率が高い人口グループについて、所得ないし失業率といった基準だけで見て最悪の状況にないとしても、このグループが雇用を失う見込みは注目に値すると述べた。
　「職業が縮小しいずれ消える可能性やその影響を考えると、景気不安は一段と理解可能かつ理にかなっており、深刻に受け止めるに値する」という。
　同氏の分析によると、縮小が見込まれる職業に就いている割合は白人男性とヒスパニック系男性でほぼ同じだったが、先細りする可能性が高い農林水産業がヒスパニック系男性に偏っていることが、この2グループ間の類似性を誇張している恐れがある。
　農林水産業を除くと、縮小する職業に就いている割合は統計的有意な差により白人男性が最高となっている。
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