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日米の中央銀行の動き(在野のアナリスト)
http://www.asyura2.com/16/hasan113/msg/518.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 9 月 22 日 23:46:10: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

日米の中央銀行の動き
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52855463.html
2016年09月22日 在野のアナリスト


財務省、金融庁、日銀が3者会合を開き「神経質な動き」「投機的な動き」と為替相場の動きを牽制しましたが、原因は日銀の新金融政策にあるのであり、まったく当たり前の動きです。日銀は質的・量的緩和の旗を下ろし、米国は利上げしなかった。むしろ100円台でとどまっているのが奇跡、というか、恐らくは当局から要請をうけた企業らが必死で為替予約を入れたりして、円高を食い止めているのでしょう。9月末日に円高がすすんでいると、企業にとっても海外売上げ高を円換算したときの目減り分が大きくなります。日本では9月が2Qの締めですから、年度末にむけて見通しも出さなくてはいけない。100円の防衛ラインはそれだけ重みがあります。ここを抜けたら一気に95円、90円に近づいてきます。

そんな米FOMCの結果は利上げなし、ドットチャートでも年内1回、来年2回の利上げに留まり、ハト派な印象を強めました。しかし声明文をみても「経済活動は拡大は加速」「労働市場は引き締まりつづけ」「家計支出は力強く伸び」と、経済の好調さをみとめる。一方で「設備投資は緩慢」「インフレ期待は2%を下回りつづけ、数ヶ月変化なし」と好調でない部分もみとめました。しかも3人が現状維持に反対票を投じ、意見が割れた。全体はハトだけれど、ハトになる理由はよく分からず、タカ派からすればこの状況で緩和をつづける理由は「Why?」というレベルにあることがうかがえます。

今回はイエレン議長によるジャクソンホールの講演で、一気に9月利上げ確率が高まった後、8月の雇用統計で一気に利上げの思惑が萎んだ。結局、イエレン議長による市場との対話不足、それが利上げできない原因なのでは? とうけとられても仕方ありません。タカ派には今回の結果が不満、ハト派には講演内容が不満、結果、イエレン氏はタカでもハトでもない、チキンなのではないか? そうなると12月の利上げも不確実となります。

日銀の昨日の総括的検証、メディアでは「長期戦」「持久戦」などとも報じられますが、まったく的外れです。効果も経緯も分からないけれど、この政策をつづけていれば、あわよくば物価が2%に達成するかも? というレベルです。金利を操作しかたらインフレ期待が高まる、という算段はまったく成り立たない。マネタリーベースを拡大したわけでもない。金利もいじってはいない。これで何をどうすれば、物価が上昇するのか? 意味不明です。オーバーシュートは強いコミットメントだ、と黒田日銀総裁は述べますが、嘘つきや信用のない人がいくら何かを言っても、誰も耳を貸さない。この半年がそうだったように、日銀の政策には最早懐疑的な見方が広がっていて、市場からはコミットメントではなく、これはコントかコメディ、そうした受けとめがされているのです。

まさに『あわよくば』→『泡よくば』→『バブルがよい形になってくれれば』消費者物価も上昇するのでしょう。しかし注意すべきは、物価が2%になったからといって、決して景気がよい状態かどうかは不明、ということです。日銀の物価2%の目標は、景気の回復は約束していない。このコミットメントはむしろ、自分たちが3年半行ってきたことは間違いではない、というためのもので、決して国民のことを考えた結果ではないのです。

むしろ、「神経質な動き」をしているのは日本の財務省、金融庁、日銀です。2円程度の為替の変動は、金融政策が重なった昨晩なら仕方のないところでしょう。このことからも、政府は100円の防衛ラインに相当焦っていることがうかがえます。「投機的な動き」と言っておけば、何か悪いことをしているような印象を与えられる、からといって今回の動きをそう断定するのは、お門違いも甚だしいのでしょう。むしろ財務省、金融庁、日銀の「同義的な動き」を示さない限り、コミットメントの価値はコメット(彗星)並みに一瞬で消える儚さ、でしかないのでしょうね。
 

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コメント
 
1. 2016年9月23日 00:57:00 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[2719]

>むしろ100円台でとどまっているのが奇跡、というか、恐らくは当局から要請をうけた企業らが必死で為替予約を入れたりして、円高を食い止めているのでしょう

相変わらずバカなやつw


2. 中川隆[4136] koaQ7Jey 2016年9月23日 07:43:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[4544]

>>1 のアホ工作員に騙されないでね

ロスチャはもう金融引き締めさせる事に決めたんだよ


>日銀は質的・量的緩和の旗を下ろし、米国は利上げしなかった。むしろ100円台でとどまっているのが奇跡、というか、恐らくは当局から要請をうけた企業らが必死で為替予約を入れたりして、円高を食い止めているのでしょう。

>9月末日に円高がすすんでいると、企業にとっても海外売上げ高を円換算したときの目減り分が大きくなります。日本では 9月が 2Qの締めですから、年度末にむけて見通しも出さなくてはいけない。100円の防衛ラインはそれだけ重みがあります。ここを抜けたら一気に 95円、90円に近づいてきます。


は事実さ

昨日、FRBが利上げ見送りで今日は株価が上げたとか。

以下はロイターの記事
ロイターといえばロスチャイルドなんですが、白々しい限りです。


アングル:量的緩和は江戸時代の藩札制度か、紙幣「紙くず化」も

[東京 25日 ロイター] 日米欧の中央銀行が推し進める事実上の量的緩和は、疑似紙幣を大量に増刷した江戸時代の「藩札(はんさつ)制度」と重なる。当時は金や銀の裏付のない「ペーパーマネー」の氾濫で、紙幣は紙くずとなった。

危機対応と景気刺激を目的に大量の資金を供給している今回も、世界的に貨幣価値の劣化を示す兆候がみられており、これ以上の緩和政策を危ぶむ声が出ている。

紙幣の紙くず化
江戸時代の日本では、通貨が不足すると各藩が独自に領内で紙幣(藩札)を発行し、財政難の解消を試みた。しかし藩札は金銀に裏打ちされておらず、各藩の財政をもとに信用創造された紙幣だった。乱発した結果、価値が幕府発行の貨幣に対して著しく低くなり、インフレを招くケースが多く見られた。
http://jp.reuters.com/article/tk0835220-angle-paper-money-hansatsu-idJPTYE85O03T20120625


今、やってることは江戸時代とまったく変わらない。

日銀の国債保有残高はもはや400兆円です。
もはや国債発行額の1/3を日銀が持ってる。

日本政府が国債(借金証書)を発行して、それを日銀が買う。

単に2つに分けて分かり難くしてるだけで全体で見れば国が紙幣を刷ってるだけでしょう。
江戸末期にどっかの藩が藩札を刷りまくったのと同じです。


紙を刷ってるだけなのに何が黒田バズーカなんでしょうか。
何の経済政策にもなってないでしょう。

だいたい黒田バズーカなどと言って、刷ったお金は皆様の財布に入ったのでしょうか。
黒田バズーカの日本円は安い金利で海外投資銀行に借りられてそれがデリバティブ市場に流れてるだけですよね。

普通に皆さんがスーパーで野菜買ってとか。洋服買って、灯油買ってとか。
車を買ってとか。
アベノミクスは、量的緩和でそういう実体経済が刺激されるから景気が良くなるとか。
皆様の財布がちょっとでも膨らめばそういうことが起きますが。
そんなことは全く起きてないで、単にゲームセンター&カジノギャンブル市場に流れただけです。


以下は、投資銀行のデリバティブ取引の量。
ほとんどの投資銀行が、自社の持つ金融資産の20倍〜60倍のデリバティブ取引をやってます。


総資産 デリバティブ取引量
JPモルガン : 250兆 6800兆
シティバンク : 190兆 6000兆
ゴールドマン : 90兆 5450兆
バンクオブアメリカ : 200兆 5450兆
モルガン・スタンレー : 80兆 4500兆
ドイツ銀行 : 263兆 7500兆
 :  :  :
合計 7京円


こういう連中が黒田バズーカの安い日本円を借りて、デリバティブ取引をやってるだけです。
このデータはかなり古いので現在は7京円どころか膨れ上がって15京円という記事も見ましたが。
京というのは兆の上の単位です。

どんな天文学的数字なんだ。。


例えばあなたがファイナルファンタジーというゲーム世界でお金を稼いでお金持ちになる。
そうしたら実際の現実の世界でもお金持ちになって家が買えるとか。

そんな経済の仕組みがあったら頭おかしいですよね。
ゲームばっかりやってる引きこもりさんが家を買えたらおかしいのです。

それと同じでデリバティブゲーム内で流通してるお金はゲーム内だけのもの。
実体経済とは何の関係もない。
普通はそれが健全です。

しかし、なぜか現代社会ではゲームとかギャンブルで使われるバーチャルマネーと
実体経済のマネーが同じものが使われてる。
そんな経済は経済ではないのです。


とにかく今後起きること。

アメリカは景気が順調だから利上げとか。
本当はにっちもさっちも行かなくなってるのです。


以下はゼロヘッジ。
全世界の公的機関は2015年6月〜2016年6月までに米国債売り越し。
その減少額は3430億ドル。
急激に保有額が減っていて減少幅は2012年来最大。


中国も米国債を売りまくってます。保有額を大幅に減らしてきてます。
2013年以降で最大の減少幅。


これから黙ってたってある日、金利は上がる。

1929年のニューヨーク市場。
1990年の日本のバブル崩壊。

みんな低金利でお金を借りて株や土地を取引してたら、いきなり金利があがった。
そのために、みんな取引中の株や土地を売って、借りてたお金を返す必要が出て来た。

それで、株や土地が売りに売られて暴落が起きた。

ゲームが回ってるのは電気(マネー)が供給されてるからなだけです。
昔から何度も書いてます。


バカスカ電気を流して、いきなり電源を切る仕組み。

これから起きることも同じです。

ゲーム中にいきなり電源をひっこ抜く=金利を上げる。

つぁぁぁ。
その後は、セーブしてなかった土地や株が全部、海外金融資本に盗られてしまう。
ただそれだけなのです。

バカバカしい話ですが再度説明しときますた。


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