五輪に間に合う訳は無いのに、何故か着工を急ぐ「地底お陀仏特急」「棺桶列車」こと「リニア中央新幹線」。社長も認める赤字確実路線に、何故か上から目線の「説明」と反論黙殺の強硬路線の強行事業。
　血税担保の「財政投融資」に縋っている以上、住民に歩み寄るのが公共交通としての良心ではないか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜（ここから）
生活、観光、環境に影響は…　リニア南アトンネル工事着工
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20161102/CK2016110202000009.html

＊起工式に先立ち安全祈願のくわ入れをするＪＲ東海の山田会長（左）ら＝大鹿村で
＊写真略

　大鹿村大河原で一日に執り行われたリニア中央新幹線南アルプストンネル新設（長野工区）工事の起工式には、ＪＲ東海と県、大鹿村をはじめ下伊那地域の町村や飯田市など周辺の自治体が参加した。阿部守一知事は「大きな一歩」と着工を喜んだ。

　本工事で建設するのは、長野、静岡、山梨の三県にわたる全長約二十五キロのトンネルのうち、大鹿村内の八・四キロ。村内の小渋川、除山、釜沢地区の三カ所の非常口からそれぞれ工事を始め、リニアが通る本坑に掘り進める計画。火薬を爆発させて掘削し、土を運び出しては内側をアーチ形の鋼材やコンクリートで補強する工程を繰り返していくという。

　工事はこの日をもって着工。工事契約期間は今年二月から二〇二六年十一月の約十一年間としているが、予定通りに進めば掘削は二〇二四年に終了し、ガイドウェイの整備などを経て三年後には開業が見込める。

写真
　一方、長期間にわたる工事に対して住民は、さまざまな不安を抱えている。村の説明会では「子どもが通園、通学に使う道路をダンプが通るのは不安」「工事後に何か問題が起きたら、誰が責任を取るのか」など、日常生活への悪影響を懸念する声が相次いだほか、「工事用車両とすれ違う恐怖を感じた観光客が再び村に訪れるのか」など、観光業への打撃を危ぶむ声も上がっている。

　（リニア取材班）

◆解説　ＪＲ側は歩み寄りを

　県内初のリニア本線工事が着工した。起工式で、地元選出の代議士らの祝辞が次々と読み上げられる一方、式場の外からは「理解も同意もしていない」と訴える大鹿村民らの声が聞こえてきた。「ご理解いただきたい」と繰り返し、住民の要望に歩み寄ろうとしないＪＲ東海に対する悲鳴のようにも聞こえた。

　大自然に囲まれた人口千人余ののどかな村にとっては、村外から大勢の作業員が毎日通勤してくるだけでも心的負担になる。ダンプカーなどの大型車両が、主要道を一日最大千七百台余も通ると言われればなおさらだ。

　土を運ぶトラックがまき散らす砂ぼこりも子どもを持つ親たちにとって心配の種。保育所前を避けるルートが完成するまでは土を運ばないよう、説明会などで要望してきたが、ＪＲ東海は要望に応える姿勢を見せない。

　掘削によって出た土の処分地では、雨で崩れて川に流れ出す危険性も指摘されている。村には豪雨で大きな被害が出た一九六一年の「三六災害」の記憶が残る。不安解消は簡単ではない。

　「想定外」は許されない。禍根を残さないためには、ＪＲ東海が本当の「歩み寄り」をするしかない。そのためには県の仲介も必要だ。今後、関連工事が始まる周辺市町村の住民も注目している。納得のいく対応で、住民の不安を一つ一つ解消してほしい。

　（服部桃）

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜（ここまで）
・関連：
　この国の親分は「トータルで見れば」とか「ミチナカバ」等と称する「先送り」で目先をなんとか乗り切るらしい。
■「トータルで見ると運用益はプラス」、年金運用10兆円損失に対する安倍首相の見解！損は無視する方向か
http://www.asyura2.com/16/senkyo215/msg/214.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 29 日 15:40:05: igsppGRN/E9PQ　kNSCqYLU

■衆院国交委　リニアに公金投入　可決　本村議員が反対討論　審議わずか１日（疑問多数でも財投決議！？）
http://www.asyura2.com/16/senkyo215/msg/177.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2016 年 10 月 28 日 18:49:35: N0qgFY7SzZrIQ　kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 　

コメント

1. 2016年11月03日 06:21:57 : C4nhwMcfAc : pXB8iz5IT_Y[6] ▲△▽▼ 国鉄分割民営化三羽烏の一人、葛西はポツダム宣言で禁止されているファシスト戦争愛好団体、日本会議の有力メンバーだ。奴の目標は、戦前戦中の日本。あの世界に冠たる戦艦、航空母艦を多数所有していた頃の「強い日本」の復活である。それを、リニアで置き換えているのだ。リニアは、日本会議が好きな「強い日本」の象徴として祭り上げられているのである。 レールの上を走る高速列車は、今や中国大陸が膨大な路線を実現させた。その中国大陸ですら、リニアは実現していない。(註　空港連絡用を除く。)「強い日本」の優位性を、見せびらかすためのリニア中欧新幹線なのだ。早い話、存在意義は、それだけである。 つまり、交通機関として建設されるのではないのである。大きなプラレールだと考えればいいだろう。などと書けば、メーカーの人たちに失礼である。この非礼をお詫び申し上げる。 リニア中央新幹線は、「強い日本」を象徴する、日本会議のプロパガンダだと言うべきか。それは、かつての戦艦大和と武蔵が当てはまる。あの超ど級戦艦も、でかすぎて全然役に立たなかった。そして、それは海底の藻屑となって消えた。 ●日本会議、葛西のつくらせたリニア中央新幹線は、「強い日本」の象徴として、採算度外視で建設されるのである。福島第一原発の大事故は、全く終結するどころか、放射能災害はどんどん悪化している。それなのに、臭いものに蓋をしてまで、「強い日本」を演出するために、リニア中央新幹線を建設する。この国には、かつての「一億総特攻」のような、破滅コースしかないように見える。 葛西の支配するJR東海など、在来線の線路は貧弱なものだ。まともなのは東海道本線だけだが、それすら名古屋市内の複々線化は放棄された。かつて貨物列車を運転していた頃、JR東海の新快速電車や特別快速電車に挟まれて、精神的疲労は相当なものであった。 JR東海は、在来線上に新駅を建設したが、待避線を設置せずに建設したから、金山総合駅を通過する際に、ホーム上で電車を待つ大勢の方々を巻き込まないか、冷や冷やしながら運転していた。あの駅こそ、ホームドアが必要だと思うが、そういう投資を行なわないのが葛西の流儀だ。 関西本線など、完全に捨てられた線区だったな。単線区間が多かったが、実は国鉄時代に複線用地をかなり確保していた。財政危機で複線化できず、そのまま放置されていたのである。公共交通機関なら、真っ先に放置されている複線用地区間を複線化するべきである。だが、葛西はそれをさせなかった。 四日市から津の区間は、短絡線の伊勢鉄道がある。この鉄道は、第三セクターで国鉄から引き継がれた区間だ。この区間を、JR東海の特急と快速が通過している。最初から複線用地が確保されていて、前回の伊勢神宮の遷宮の際に途中まで複線化されたと記憶している。それらの経費は、ほとんど三重県が負担したそうだ。三重県は、JR東海に買い取って欲しいと言っていた。しかし、葛西は全くその気はない。公共交通機関の使命など、営利企業のJR東海にとっては、どうでもいいことだ。 JR東海の在来線区間は、これほどまでに貧弱にもかかわらず、会社発足からほとんど改良が加えられていない。高架工事は行なわれているが、これは自治体の公共工事によるものである。つまり、自分から1円も出さないのが、JR東海・葛西の流儀だ。 葛西は日本会議の有力メンバーであり、政官財の癒着を象徴する人物である。それだけに、リニアの建設には並々ならぬ闘志を燃やしている。工事を邪魔する者に対しては、容赦なく国家権力を駆使して弾圧する。そのうち工事現場には、機動隊が投入されるだろう。そして反対派を次々と弾圧する。沖縄と同じことが行われると当方は考えている。そんなことなど、葛西なら朝飯前だ。 これがアベコベの言う「美しい国、日本」の実情である。

フォローアップ:

• リニア中央新幹線 南アトンネル起工式　工事最難関、長野工区も始動／長野（不測事態で中止も！？） 戦争とはこういう物 2016/11/02 11:40:27 (1)
  • リニア「南アルプストンネル」建設計画“最難関”手探りスタート　長野・大鹿村の地元住民にくすぶる不安や反発 戦争とはこういう物 2016/11/02 11:50:38 (0)

★登録無しでコメント可能。今すぐ反映　通常 ｜動画・ツイッター等 ｜htmltag可（熟練者向）
（タグCheck ｜タグに'だけを使っている場合のcheck ｜checkしない）（各説明）

（←ペンネーム新規登録ならチェック）
↓ペンネーム（2023/11/26から必須）

↓パスワード（ペンネームに必須）

（ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。）
↓画像認証
（ 上画像文字を入力）
ルール確認＆失敗対策
画像の URL (任意):

▲上へ　　　　　 ★阿修羅♪ > 経世済民115掲示板　次へ 　前へ

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。