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<アベノミクス>日銀異次元緩和を厳しく批判「副作用多く経済活動に悪影響」―将来不安の除去が先決―元日銀審議委員
http://www.asyura2.com/16/hasan115/msg/512.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 09 日 22:52:31: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

須田美也子元日銀審議委員が講演し、日銀の異次元金融緩和は「副作用が多い」と厳しく批判した。人々の中に「デフレマインド」は存在しておらず、「デフレからの早期脱却」が日本経済が抱えている最大の課題ではないと強調した。


<アベノミクス>日銀異次元緩和を厳しく批判「副作用多く経済活動に悪影響」―将来不安の除去が先決―元日銀審議委員
http://www.recordchina.co.jp/a154137.html
2016年11月9日(水) 5時10分


日銀審議委員を2011年まで10年間務めた須田美也子キヤノングローバル戦略研究所特別顧問が日本記者クラブで講演し、アベノミクスの中核である日銀異次元金融緩和の行き詰りを厳しく批判した。人々の中に「デフレマインド」は存在しておらず、「デフレからの早期脱却」が日本経済が抱えている最大の課題ではないと強調した。発言要旨は次の通り。

日銀は「物価上昇目標2%」の達成が困難となったことについて、9月公表の「総括的な検証」で「想定外の原油価格下落や長期化した消費増税の影響などが要因となった」と結論づけたが、この説明は納得がいかない。

日本人の物価予想がそう簡単に上がらないことは、黒田春彦氏の総裁就任以前からから分かっていたことであり、異次元緩和が行き詰まったのは「想定通り」である。黒田日銀は2013年4月にバズーカ砲と例えられた大規模な量的緩和を始めた。しかし、それ以前から、日本の金融政策はすでに十分緩和状態にあり、どれほど大規模な追加策を投じても限界は見えていた。

実際、「黒田異次元緩和」の3年間の年平均伸び率はGDPが0.62%、消費はマイナス0.28%、民間設備投資も1.72%と低迷。消費者物価は7カ月連続のマイナスとなった。

企業業績が一時的に改善したのは実質金利効果よりも円安効果によるもので、国内投資や賃金上昇にはつながりにくく、外需・投資効果も顕在化しなかった。マイナス金利導入で金融緩和の副作用が顕在化。保険・年金の運用利回りの低下などがマインド面を通じて経済活動に悪影響を与えた。

将来、物価が「下がる」と予想する人より、「上がる」と見る人が多いことが、日本の物価上昇率が上がらない原因となっている。この予想はコントロール可能だろうか。人々の中に「デフレマインド」は存在しておらず、「デフレからの早期脱却」が日本経済が抱えている最大の課題とする見方は疑問だ。

成長戦略と信頼するに足る財政再建計画の構築が進まず、物価が上昇しないのは政府にも責任がある。成長への期待感がないこと、将来への不安、閉塞感が問題なのであって、構造改革により潜在成長率を引き上げ、財政再建で主に社会保障面での将来不安を取り除くことが必須の処方箋になる。

日銀政策委員会は尊敬されるプロたちが多様な意見を戦わせることで、判断が大きく間違うのを防ぐことができる。政府と一定の距離を保し「金融政策の独立」が必要だが、現状は「政治主導の任用」の弊害が顕在化し、委員会制度のメリットが生かされていない。(八牧浩行)
 

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コメント
 
1. 中川隆[4888] koaQ7Jey 2016年11月09日 23:29:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5310]
>構造改革により潜在成長率を引き上げ、財政再建で主に社会保障面での将来不安を取り除くことが必須の処方箋になる。


こいつ、悪質な嘘吐きババアだな

構造改革も財政再建もデフレを酷くして更に需要が減るだけ

消費税を廃止して累進課税を昔に戻せばすぐにインフレ、高度成長になる


2. 2016年11月10日 01:03:15 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[514]

>黒田日銀は2013年4月にバズーカ砲と例えられた大規模な量的緩和を始めた。しかし、それ以前から、日本の金融政策はすでに十分緩和状態にあり、どれほど大規模な追加策を投じても限界は見えていた

これは事実と一致しない。

初期の異次元緩和の後で、インフレ期待が高まり(ソロスチャート信者による円売りが起こり)、消費も増加し、
現実に、インフレ率(日銀コア)が2%近くまで上昇し、マスコミによる日銀批判が巻き起こった。


>物価が「下がる」と予想する人より、「上がる」と見る人が多いことが、日本の物価上昇率が上がらない原因

これは「インフレ期待が低い=デフレ期待」つまり「デフレマインド」の定義であり、

デフレマインドにより、物価が上昇しないという日銀の説明そのものだ。

>人々の中に「デフレマインド」は存在しておらず

よって、この須田の主張(または上の引用)は、上の説明と矛盾している。

>成長への期待感がないこと、将来への不安、閉塞感が問題なのであって、

この主張は、別にデフレマインドを否定するものではなく、

この閉塞感自体がデフレマインド(デフレ期待)の原因にもなっている。

例えば、最近の若年世代では賃金が上昇しても消費を増やさない(購買の先延ばし)という事実もまた、

デフレマインド(現在より将来の貨幣価値の方が高いという判断)の結果であり、上の主張は誤りということだ。


>構造改革により潜在成長率を引き上げ、財政再建で主に社会保障面での将来不安を取り除くことが必須

潜在成長率を引き上げ、財政再建で将来不安を取り除くこと自体は、重要ではあるが、

現実には、それが、いつまでたってもできなかったために、異次元緩和があり

今のQQE_YCC政策があるので、構造改革が終わるまで、金融政策を止めるというのは、建設的な提案とは言えないだろう。

所詮、無責任な傍観者の批判の域を出ない。


3. ひでしゃん[1623] gtCCxYK1guGC8Q 2016年11月10日 06:33:05 : Q12GZ4HVRk : N@NNmmB405k[8]
低能無恥の売国・傀儡安倍晋三が黒田東彦を据えたのは単にユダヤマネーに貢ぐため
異次元緩和などと非常識なことを中央銀行が考えること自体初めから根本的に間違っている
それを躊躇なく実施し更に追い打ちをかけて収拾がつかなくなってしまった
誠に愚かとしか言えない惨状
もう
こうなったら戦争でも始めてどさくさに紛れてご破算にするほかあるまい
結局齷齪働く日本人はユダヤに吸い上げられるだけ
ゆとりのない生活に汲々としているのはなぜか?
バカなメディアに翻弄されるばかりでなく日本人は真面目に考えるべき
そして原因は何処にあるか
日本が何時までもアメリカに押さえつけられているからだ
まずトランプに一泡吹かせるつもりで日本国は日米安保破棄して日本国の真の独立を果たし
中国並みの国益重視の堂々たる外交が出来るように日本政治を変えるほかあるまい

4. 2016年11月10日 23:50:34 : RlxNG0JHig : dCuvG@oOfkM[12]
>>1

消費税を廃止して累進課税を昔に戻せばすぐにインフレ、高度成長になる

その前にアベノミクスをやめる事が先だ。



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