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英EU離脱の隠れた理由は「宗教」だ(ダイヤモンド・オンライン)
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投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 7 月 06 日 08:11:44: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

英EU離脱の隠れた理由は「宗教」だ
http://diamond.jp/articles/-/94438
2016年7月6日 宿輪純一 [経済学博士・エコノミスト] ダイヤモンド・オンライン


 6月24日、英国では国民投票によって、EU離脱が決まった。主として経済面での理由がいわれているが、筆者は、実は英国の主たる宗教が「英国国教会(Church of England)」であることが主因の一つであると考えている。

■政治的意思で
 統合へ向かったEUの原点

 52年に欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が設立され、EU統合が具体的にスタートした。欧州は第1次・第2次と2つの世界大戦で、国土が焦土と化し、多数の人命も失った。そのため、まずは二度と戦争を起こさないために、経済的というよりも、政治的意思として統合へ向かった。この点では、ドイツ・フランスに比べて、英国は地上戦がなかっただけ戦争被害が少なかったことも、影響している可能性がある。

 1999年には単一通貨ユーロ(Euro)が発足した。通貨の統合も一つの国に向かう大事な道筋で、戻ることはできない。欧州統合では重要なステップである。以前、ギリシャがユーロを離脱するといういい加減な話もあった。よく調べてほしいが、ユーロ離脱の項目はEUの条約にない。つまり、実際にユーロを離脱するということは、そもそもEUを離脱することなのである。これほどのことをギリシャがするはずはない。

 ちなみに長年、欧州経済、特に欧州統合を研究していると、“国”の特徴が見えてくる。現在のEU28ヵ国で、通貨統合まで進んだユーロ参加国は19ヵ国である。欧州は4つの国家グループに分かれる。これは、単一通貨を目指して収斂を始めていた、92〜93年に発生した欧州通貨危機等の対応等ではっきりした。

 まずゲルマン系の国々(ドイツ・オランダ等)の通貨は常に上昇する傾向があり、ラテン系の国々(フランス・イタリア・スペイン等)の通貨は常に下落する傾向があった。これは経済の強さとインフレ管理の厳格さによるものである。

 それに加え、北欧系の国々(イギリス・デンマーク等)があった。北欧の国々を見ると、そもそもノルウェーはEUにも入っていないし、英国、デンマーク、スウェーデンは単一通貨ユーロに参加していない。北欧の国々は、そもそも欧州の中でも独立性が強い。

 さらに、2004年に東欧系の国々(ポーランド・チェコ・ハンガリー・エストニア・ラトビア・リトアニア・スロバキア・スロベニア等)がEUに参加したが、まだ発展途上国で、後に先進国である英国などに移民し、今回のEU離脱の一因になった。このように、北欧である英国は独立性が強く、過去を見ても19世紀後半には「栄光ある孤立」政策を進めていた。

■ユーロ、EUを支えるのは
 キリスト教だと実感

 筆者は以前、ロンドンで、EMI(欧州通貨機構:European Monetary Institute)やECB(欧州中央銀行:European Central Bank、98年から)と仕事をしていた。その時、実感として分かったのは、ユーロ及びEUを支えるのは「キリスト教」だということであった。

 第1次のユーロ導入国12ヵ国が発表された際、中央部の欧州中心国に加え、フィンランドとギリシャ(実際の参加は2年後)が入っていた。経済統合の歴史の中で、初めて国境を接していない国が通貨統合された。これは経済的な理由ではない。フィンランドとギリシャの間を南北に引いたラインまでが“欧州”であるこということを宣言していたのである。

 つまり、EU統合は、経済ではなく政治が主導し、しかも、そのベースの共通の考え方は「キリスト教」であった。つまり、欧州は「平和な欧州キリスト教合衆国」を目指したのである。そのため、イスラム教のトルコのEU加盟は難航している。

 英国の主たる宗教は「英国国教会」であり、キリスト教の一派であるが、首長は教皇ではなくイギリス国王である(現在はエリザベス女王、実際にはカンタベリー大主教。ちなみにプロテスタントやギリシャ正教は、ローマ教皇のような首長を戴かない)。そのため、このままEU統合が進むと、エリザベス女王の宗教的な地位が微妙なものになると予想できる。実際、エリザベス女王もEU離脱には賛成との報道もされた。

 ユーロ紙幣のデザインが検討されていた時期のことを思い出す。当初はコインと同様に、裏面のデザインは各国に任されていた。その後、紙幣の透かしの部分だけが、各国の裁量ということなった。英国では当然エリザベス女王の透かしを入れる予定だった。

 しかし、最終的なデザインでは、コスト面から共通デザインとなって各国のオリジナルの部分がなくなった。その際に英国がユーロへの参加を見送る発表がされた。聞いてみると「エリザベス女王が入っていない紙幣はおカネじゃない」という声があった。それだけエリザベス女王が必要不可欠ということである。経済統合、そして通貨の統合に向かう道のりは、政治面・経済面・心理面の3つがあり、特にこの宗教が大きく影響する心理面が、今回大きく影響したと考えている。

 英国の国歌は『女王陛下万歳(God Save the Queen )』である。

(参考)弊書『通貨経済学入門(第2版)』日本経済新聞出版社

 

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コメント
 
1. 2016年7月06日 09:33:23 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[1815]

宗教は、ほとんど関係ないだろう

そもそもカトリックの信者数の方が多いし


2. 2016年7月06日 10:39:25 : Hvg8Va8wVw : N_U9qQlq8Tk[1]
まあ、でも東方教会もプロテスタントの加盟国もいるだろう。国教会の特殊性をもっと分析しなけりゃ。

3. 晴れ間[1116] kLCC6orU 2016年7月07日 08:34:55 : xni5yVaf3k : Fxfse0RTtHo[238]
あほらしい。馬鹿げた珍説。
宗教は無関係。第一、EU主導国のフランスは「世俗(非宗教)」を憲法第一条で謳っている国家。

イギリスのET離脱は、グローバル化の巻き返し。EUの新自由主義路線が域内で格差拡大を生み、それへの抵抗と反逆が始まったということ。今後は、社会民主主義方向への揺り戻しが来る。そうしなければ、EUは解体する。

このくらいのこと、欧州の新聞メディアに目を通していれば、わかりそうなものだ。


4. 晴れ間[1117] kLCC6orU 2016年7月07日 08:36:38 : xni5yVaf3k : Fxfse0RTtHo[239]
>>3
訂正   ET →  EU


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