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天皇陛下の深い教養とノブレス・オブリージュ なぜ玉音放送を望まれたのか(JBpress)
http://www.asyura2.com/16/senkyo211/msg/576.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 22 日 00:10:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

              都内の赤坂御苑で開かれた春の園遊会に出席された天皇、皇后両陛下(2016年4月27日撮影)〔AFPBB News〕


天皇陛下の深い教養とノブレス・オブリージュ なぜ玉音放送を望まれたのか
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47662
2016.8.22 伊東 乾 JBpress


 天皇の「お気持ち」放送以降、国内外で様々な反応がありますが、そうした場であまり触れられていない観点を1つ考えてみたいと思います。

ポイントは「普通の国民の気持ちと一つになって天皇という個人が祈る/心身ともに存在し、生きる」という点です。

■神話からの卒業

 今回の「お気持ち」では、想像を超えて天皇という「個人」の行動と努力、そして加齢や健康によるその限界が詳細に論じられています。

 被災地を訪問し、国民と同じ目線で労いいたわろう明仁天皇の努力は「憲法順守」ならびに「無私」という2点が従来から指摘されてきましたが、今回の放送を通じて「国民と一体化する」という天皇個人の思いを強く感じられた方は少なくないでしょう。

 仮に加齢や病によって寝たきりになったような場合でも、摂政を立てたり、メッセージを発したりすることで「象徴としての務めを果たす」ことができるのではないか。

 そのような意見や反問に、天皇は「そうではない、違う」と非常に強く反論、否定したといった消息も伝えられています。

 では、明仁天皇が皇太子時代から真摯に考え続け、即位以来まさに「全身全霊」をもって考えてこられた「象徴」としての天皇のあり方とはどういうものなのか。

 以下は幾人か関係される方から消息をうかがった私個人の考えに過ぎませんが、明仁天皇は西欧先進国の立憲君主制での王室のあり方を念頭に、キリスト教の倫理に深く影響を受けた判断と行動に努めておられるのではないかと思われます。

 1つには、幼時からカトリックのミッションスクール(聖心女子学院)で学んだ美智子皇后が、3.11直後も、今回も「玉音放送」に(原稿推敲時から深く)サポートしているといった事情が考えられます。

 また東宮参与として天皇、皇太子の憲法と象徴天皇制に関する相談相手であられ、のちにカトリックに入信し「トマス・アクウィナス」の洗礼名を持った團藤重光東京大学教授からうかがった「ネオ・トミズム」の背景を考えることができるでしょう。

 「トミスム」などと言っても、今日の日本語の情報環境はピンとこないかもしれません。

 これは「トマス・アクィナス主義」すなわちEUの統合にあたって、新旧両キリスト教圏にまたがる欧州を「成文法を超えて一体化させる」道徳律として旧約新約の両聖書を第一の規範とし、トマス・アクウィナスの神学を道徳律の参照点としようという考え方と、ここではざっくり述べておきたいと思います。

 EUの心臓部は独仏両大国に挟まれたべネルクス、すなわちべルギー、ルクセンブルクとオランダの3カ国に集中していますが、べルギーはカトリック、オランダとルクセンブルクはプロテスタントで、ウエストファリア条約(1648)以来、新旧教勢力が国内に併存しつつ、各々の独立したコミュニティを維持し続けています。

 第1次と第2次、20世紀の両世界大戦に至る経緯にも、こうした国内勢力の分断や対立が明確に影響を及ぼしている。

 様々な反省に立って20世紀後半という半世紀を懸けて「欧州統合」を推し進めてきたEU中枢が共通の価値観として堅持してきた背骨、それが「ネオ・トミスム」新トマス・アクウィナス主義と言えます。

 亡くなられた上智大学名誉教授、ホセ・ヨンパルト神父様から関連の話を多く教えていただきましたが、私自身は専門的にそれをここで論じることができません。

 以下では、聖書に記された幾つかの事績を、明仁天皇の行動と対照してみたいと思います。

■苦しむ人と同じ場所で同じ思いを共有する

 新約聖書「ヨハネによる福音書」5章には、イエス・キリストが、エルサレム「羊門」のそばにある池のほとりで、家族からも見放された重病や伝染疫に侵された人々の中に進んで入り、病気を快癒させていく様が描かれています。

 聖書はイエスのなした奇跡としてとしてこれを紹介しますが、今日のキリスト教会では私たち現代人が災いのもと、苦しみのもとにある人びとの知らせを受け取った時、どのように行動すべきかの規範をここから読み取り、説教などに生かされることも多い。

 地震や津波、火山災害などの被災地にボランティアとして出向き、現地の人々が直面する苦を我がものとして共有し、その痛みを痛み、苦しみを苦しむ・・・。

 クリスチャン的な文脈で日本社会では苦手な方が多いかもしれませんが、こうした倫理観がEU指導部を貫いている。

 そこから、シリアやレバントの紛争地域から亡命してくる「隣人」を受け入れ、難民指定を受けたものには住居と最低限の食を保証し、就労の機会も斡旋していくという政策が立案されます。

 ドイツのアンゲラ・メルケル首相がCDUすなわちキリスト教民主同盟の党首で、EU一体化に万策を尽くしているのは周知と思います。

 その背景は新トマス主義の倫理と、新約聖書福音書の事績があり、こうした典拠に基づきつつ西欧立憲君主制国家の元首や王族たちは、自らの行動の道徳律、倫理規範の直接の参考となしている。

 翻って、天皇の被災地訪問を考えてみましょう。

 避難所でスリッパを進められても「皆さんが履いておられないなら私も履きません」と靴下のまま被災者のもとを訪れ、膝を折って被災者と同じ目線で会話し「共に困難を共有したい」と明言される明仁天皇の発言と行動は、日本の歴代天皇では初めてのことと言われ、天皇が皇太子時代に自ら創始され、今日の皇族に共有されていると聞き及びます。

 ダイレクトにキリスト教の名を挙げると抵抗感を感じる方があるかもしれませんが、国連加盟国の先進立憲君主国で、ほぼすべての王族が道徳の範と見る新約聖書福音書の行動と深く響き合う姿勢であることは、私自身他で目にしたことはないのですが、指摘しておいてよいように思います。

 「象徴天皇」 が「国民のために祈る」というのは、民衆から見えない高御座で、本当は天皇個人がどう思っているか正体不明のまま、元老や側近、あるいは摂政などが形式だけを踏襲し、その実ドーナッツの穴となって、1930〜40年代の戦争を防ぐごとができなかった「あの天皇制」を二度と繰り返すことなく、身の詰まった生身の個人としての天皇が、自ら足を運び、その場に身を置き、国民の誰一人ともその立場を入れ替えることができる視点に立って痛みを痛み、苦しみを苦しみ、その打開と超克を念じる。

 意識と悟性、主体をもった象徴的個人としての天皇であり続けることが心身一如・全身全霊の「祈り」であると言っている。この基本姿勢 は、病と災いのただ中に自ら進んで歩み入る「池のほとりのイエス・キリスト」に通じるものであると言って構わないように思います。

 少なくとも日本国内のキリスト教関係者は、ほぼ100%、こうした天皇の「象徴天皇としての行動」に、イエスの言行を想起するものと思います。

■天皇の福音

 今回の「お気持ち」の中で、これにダイレクトに触れた部分があります。引用してみましょう

 「私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えてきましたが、同時にことにあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えてきました」

 「何よりもまず国民の安寧と幸せを祈る」

 「祈る」という言葉は難しい。実際にどのように「祈り」を実践すればよいのか。そういうお手本が存在しているわけではありません。

 何より、宮中の伝統儀式には様々な「祈り」があり得るけれど、「皇祖皇宗」に祈るといったことはあっても、日本国憲法を順守して象徴天皇が「国民のために天皇が祈る」という行動を、どのように取ったらよいのか、どこにもお手本は存在しなかった。

 そんな中で「全身象徴天皇」が、あるいは美智子皇后と相談し、あるいは團藤教授はじめブレインのアドバイスを受け、先進各国の立憲君主たちの行動や道徳律を知り、そこで常に参照される新旧約聖書をはじめとする聖典にも十分な配慮をもって、一つひとつ検討し、決意し、現実に行動に移してきたのが「スリッパを履かない」であり「膝を折って同じ目線で言葉に耳を傾ける」です。

 こうした行動の一つひとつが、つまり「象徴天皇として国民のために祈る」こと、そのものなのではないかと考えられます。

 国民の中に痛む人があれば、行って共に痛みを感じ、分かち合い、国民の中に喜びがあるなら、それもまた共に喜びを分かち合う。「その心に全身全霊を開く」ということが、明仁天皇が皇太子時代から半世紀余、身をもって探究し、創造し実践してきた「象徴天皇の祈り」ではないか。

 天皇皇后が訪問した被災地で、彼らを悪く言う風評を私はほとんど知りません。言いたい放題の落書きのようなインターネットですらそうです。実はこれはすごいことで、多くの国で反王権の悪口は普通に聞かれる中、いかに考え抜かれ、徹底して行動されているかが分かるように思います。

 周知のように明仁天皇は平成13年12月の天皇誕生日、日韓共催のワールドカップに触れ、祖先である桓武天皇の生母が百済武寧王由来の血筋との故事を引き合いに「韓国とのゆかり」に触れるという、大変勇気ある発言をしています。

 それから15年を経た2016年の今日でも、日本国内では残念ながら卑劣なヘイトスピーチを目や耳にすることが珍しくない。

 このような「差別」に対して、決然と「ゆかり」を宣言するという姿勢に、キリスト教関係者の中には「よきサマリア人のたとえ」を想起した人が少なくないのではないでしょうか?

 「よきサマリア人のたとえ」というのは新約聖書ルカによる福音書10章25節以下に記された、生前のイエスが語ったとされる以下のような喩え話です

 ある人がエルサレムからジェリコに向かって旅をしていたが、途中盗賊に襲われ、身ぐるみ剥がれて半死半生のまま道端に倒れていた。

 この人の傍らをユダヤ教の祭司など神殿に関わる人々が通り過ぎたが、見て見ぬふりをして無視して行った。

 しかしユダヤ教徒たちからいわれなく差別されていたサマリア人たちは、この重症の人を助け、傷口を手当てし、世話の費用まで負担した。

 本当の意味の「隣人」とは誰か。根拠のない差別で排除するのではない、こういうサマリア人たちこそが本当の「隣人」ではないのか。

 様々な負の歴史と、今に続く永続的な韓国朝鮮への差別を明仁天皇が知らないわけがありません。

 そんな中で、W杯という大切なタイミングで「真の隣人」との「ゆかり」を典拠に基づきつつ果断に語る明仁天皇の姿勢。私はここに「戦後民主主義」といった比較的日の浅いレッテルではなく、2000年来世界各国で敲かれ、試されてきた、聖書由来の深い教養と「ノブレス・オブリージュ」を強く感じました。

 国際社会に背を向け、独善的な「日本の伝統」を振り回すのではなく、内外の歴史と伝統に尊重と敬意の眼差しを向けながら、そこで「国民統合の象徴」という前代未聞の存在を、生身の人間として生きるとはいかなることか。

 それを自ら厳しく問い、決然と実行してきた明仁天皇の、優に半世紀を上回る実践に裏打ちされた「真の国際的賢慮」を、ここに見ないわけにはいかないでしょう。

 この発言の後、私は團藤重光教授から東宮参与として当時皇太子だった明仁親王ご一家と交わされた議論、その核心をうかがう巡り合わせとなりました。

(つづく)

 

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コメント
 
1. 2016年8月22日 00:52:55 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[-847]
先の大戦で どーしても日本を悪者にしたいと、ここんとこが

わしには どーしても気に入らんとこだな。

  アメリカは悪くないのか、蒋介石は悪くないのか、ソ連は悪くないのか

全部日本が悪いと、アメリカに気に入られるような、それでメシを食ってきた

戦後日本人がいかに多いことか。

[32初期非表示理由]:担当:アラシコメントが多いので全部処理

2. 2016年8月22日 00:55:32 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[-846]
植民地になってた戦前のアジア人は 白人らから どーゆー扱いを受けてきたか

すっかり うち忘れて アジアにご迷惑をかけたとか偽善ばかり言う戦後日本人



[32初期非表示理由]:担当:アラシコメントが多いので全部処理

3. 2016年8月22日 04:18:22 : Ny167UNU57 : XdfUUl8afaY[1]
大室寅之助の4代目の橋はどうでもよい!

阿修羅民には、不要の投稿!


4. 2016年8月22日 05:47:30 : BtCjAx4agY : FE8ayW7_eWk[8]
>国民の中に痛む人があれば、行って共に痛みを感じ、分かち合い、国民の中に喜びがあるなら、それもまた共に喜びを分かち合う。「その心に全身全霊を開く」ということが、明仁天皇が皇太子時代から半世紀余、身をもって探究し、創造し実践してきた「象徴天皇の祈り」ではないか。

それはそれでなるほどですが、天皇が「天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務め」と言われるとき、「宮中祭祀」としての「祈り」が第一義であることは間違いありません。知人からいただいた、下に転載させていただく文章で気づかされました。

天皇のお言葉の中には「祈る」という言葉がニ度出てきます。
「私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ました」「天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。」
普通の感覚ですっと読むと「祈る」は「心に念ずる」程度で読み過ごしてしまいます。しかし、天皇の日々のお務めの中で「祈る」行為はその中核を成しています。そのことに気づくと、あらためて天皇のお言葉のほんとうの重大性が見えてきます。

ただし最後段、《安倍首相は歴代首相の中で最も真摯に「宮中祭祀」に臨んでおられ、御親祭には殆ど全て参列しておられる。そして今上陛下の御真意を謹んで正確に受け留めておられるようである・・・云々》については「えっ!?」と思いました。とりあえずは、安倍首相がほんとうに「御親祭には殆ど全て参列」なのかどうか確認せねばなりません。(《安倍総理が昨日、宮中祭祀の御親祭である「春季皇靈祭」・「春季神殿祭」に参列されました。/総理ご就任以来、私の知る限り天皇陛下御親祭の宮中祭祀に安倍総理は必ずご参列されてゐます。/これは、戰後の宰相では初めてのことではないかと思ひます。/日本に於ける政治家は總べてかうでなければならないと思ふのです。》という小林隆(傳承文化研究所)氏の記事がありました。http://ameblo.jp/kotodama-1606/entry-12141462823.html)さらに、今上陛下の平和への切なる祈りを安倍総理がどこまで理解しておられるかどうか、そのことがいちばんの問題であることはいうまでもありません。

(転載はじめ)

(前略)先日の今上陛下の「生前退位(失礼な言い方で、「御譲位」と申し上げるべきかと思います)については皆様 様々のお考えがあると思います。
此の度この事に関しまして、私が心から尊敬申し上げる或る方から頂いたものが、殆どの所謂知識人が「高齢による御負担〜」と「目に見える」事のみを言うのに対しまして、「天下万民のために祈り給う宮中祭祀」という「日に見えない」世界に言及された卓見と思いますので、その方の了承のもとに皆様にお報せし、御参考にしていただければ・・と思います。(*に続く小文字は私の書いたものです)

【或る方から頂いた文章の抜粋】
 (前略)この問題(*今回のいわゆる「生前退位」のこと)について誰も殆ど言挙げしない「宮中祭祀」の御事についても謹んで憶念申し上げるべきものと拝察いたします。
即ち天皇陛下の最も重要なお役目は「宮中祭祀」であり、それを誰よりも深く御心得あそぱすのは、今上陛下ご自身であらせられるものと拝します。然るに終戦後、GHQ(を動かした勢力)とその手先達(戦後利得者達)は入江某(侍従長)、富田某(宮内庁長官)などを筆頭に「宮中祭祀」の形の「簡素化(=実は破壊)に血道を上げて来たという事実、先帝陛下も今上陛下も、その「実」を懸命に守り抜いてこられたと云う真実が厳然としてあるものと拝します。そのような経緯から、今上陛下は宮中祭祀の「御手振り(秘儀等)」を確実に皇太子殿下に継承あそばされるために、その「習礼(シュライ)」の総仕上げを成し給い、お見とどけあそぱすために、近未来において「御譲位」あそぱされるのではないか、と拝察申し上げるところです。それだけではありませんが、最も尊重されるべきことは「皇室よ立ち枯れよ!」という呪胆以外の何物でもない「現行法令」によってではサラサラなく、また思慮に乏しい国民大衆の「愛とか人気とか」でもなく、「今上陛下と皇室」の御意向にこそ沿い奉り、そのためには何を復さねぱならないか、から思いを致すべきものと拝察いたします。
 「一体どこへ訴えれば良いのか?」現下の地には訴えを聞き届けてくれる処がどこにも無いからこそ、吾々「草莽の微臣・民草」の一人一人が、先ずは「WGIP (*下記をご覧ください)の呪縛」から覚醒し、「真実の歴史観と正しい国家観」を蘇生・回復するための運動に奔走しているのではありませんか。そして覚醒した日本人を一人また一人と地道に増やして行く以外に道はありません。
そして畏けれども、天皇陛下は宮中三殿において皇祖神・御歴代皇霊・天神地祇を祀り玉うところですが、本来の日本人が数を重ね心を合わせて祈らなければ、天の感応は顕われるものではないと敬信致します。

 *WGIPとは「ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム」の略で戦争の罪悪感を日本人に植え付ける宣伝計画のこと。終戦後の昭和20年から主権回復した昭和27年までの占領下で行われたといいます。昭和54年に江藤淳氏がその存在を主張し、平成27年に近現代史研究家の関野通夫氏が「GHQ/SCAI)文書」にその存在を確認して「正論」(平成27年5月号)で発表されています。

 (中略)「皇室典範」を思慮の浅い(しかも「洗脳」された)国民大衆の、その時の気分で左右される「法律」に貶められたままにしておくのは、如何にも不忠そのものであり、危険極まりないヒガゴトでもありますので、今般の「今上陛下の御譲位の御意向」の一件を奇貨として、謹んで改め奉るべき「天機」となすべきものと拝します。(今日新聞広告にあったSAPIO(9月号)の項目に「畏るべき天皇陛下・・・暗黙の御聖断」(小林よしのり)とありましたが、今上陛下の思し召しは「高齢によるご公務の軽減を‥・」などと云う次元の低いところにあるのでは更々ないものであろうと拝します。)
 先帝陛下も「御譲位」の御意向を洩らされたことがあると承ります。それは戦後の皇室御側の表(宮内庁)と奥(侍従達)を牛耳った不忠の逆臣の筆頭である富田某と入江某が、陛下の大御心(御意向)に真正面から逆らって「宮中祭祀」の簡略化(破壊)を強行したことを御不満とせられての思し召しであり、今般の今上陛下の「御譲位」の御意向も、君側の奸どもが、年中の「宮中祭祀」の中でも最も重要な御祭儀である「新嘗祭」の「暁の御儀」の御斎行を阻止(中止)した頃からのことであるとも洩れ承っています。

 (中略)8月8日に拝聴いたしました今上陛下の「思し召し」は、先帝陛下の終戦の「御聖断」と並ぶほどの平成の「御聖断」とも申し上げるべきものであると恐懼しております。そしてその「核心」は、今上陛下の「宮中祭祀堅守」の大御心であらせられると謹んで拝察申し上げるところです。
 大東亜戦争の敗戦後70年余を経ても、吾々国民大衆は、何とも卒然として、未だにGHQに強要された「現行憲法」と云う「座敷牢」に天皇陛下と皇族方を押し込め奉ったまま、これを放置していると云う不忠極まる現実があり、その上にグローバリズム勢力(ユダヤの邪神)の手先共が、宮内庁をはじめ皇居の内外の要所を堅牢に包囲して、今上陛下の御意向に逆らい「御公務の軽減」と云う邪理屈を立てて宸襟をないがしろにし、天皇陛下の最も重要なお務めである「宮中祭祀」を妨害し続けてきた、吾々国民大衆は為すすべなく、いや為すべきところを忘れ呆けてしまい、斯く至らしめた、それを許してしまった、と云う「大罪」を犯しているという厳然たる事実がある、承久の変(三上皇様の遠島)にもまさる不忠の極みではないか、と恐懼に耐えないところであり、そのような大僻を将に最後のー線において今上陛下御自らが明確に避け玉うた「平成の御聖断」であったと畏み畏みて拝察申し上げるところです。

 (中略)先日秋の皇居勤労奉仕の打ち合わせの会合に参加した御仁(神社神道関係者)から、安倍首相と哩懇のお方(政治家やブレーンの学者ではないようですが、お名前は明らかにされませんでした)から仄聞したところとして「安倍首相は歴代首相の中で最も真摯に「宮中祭祀」に臨んでおられ、御親祭には殆ど全て参列しておられる。そして今上陛下の御真意を謹んで正確に受け留めておられるようである。今般の今上陛下の「思し召し」が広く国民に伝わるように、宮内庁に「TV放映」を仕向けさせ、御放映後直ちに「重く受け留める」と首相として意志を明示されたことに深く思いを致す必要がある」旨を承りました。安倍首相の思想信念については、つくる会(*新しい歴史教科書をつくる会)等では昨年夏の「戦後70年談話」や年末の「日韓同意」等で不信感を募らせる同志達が数多く(小生もその一人ですが)、このことについては次元の高い視座からしっかりと受け留め、凝視をしてゆきたいと考えており、それを念頭に御祈念を深めてまいる所存です。(後略)

(転載おわり)


5. 2016年8月22日 07:58:40 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[-858]
なんか ちかごろ 糞サヨ偽善勢力が天皇を取り込もうとしておる

やうな雰囲気を感じるが・・・・



[32初期非表示理由]:担当:アラシコメントが多いので全部処理

6. 2016年8月22日 08:23:34 : pmloXnKiFU : cIfdUbjA86I[1]
>5
この度の玉音放送って、要は『オッス、オラ天皇。悪の神様※倒すため、臣民のみんな、オラに力を貸してくれ!!』という趣旨のもんだと理解しておりますよ、ええ

※生ゴミの王安倍晋三様やその背後、並びにそれらの配下たる自称神様のKzvqvqZdMUなど


7. 2016年8月22日 09:47:27 : DB3eFcOPHY : 89XC6rEziSY[24]

 
昭和の戦闘行為を停止するという宣言であるという主旨であれば、その時点においては結果的に世の中の破壊行為を停止するのには意味があり、生存者にとっては安堵を示したものにちがいない。(玉音放送を発信した主体のやからの、利己的な意図であったという意見の存在と、後の日本の社会のそれに対するよそよそしさの存在はそれなりに承知している)

 しかし、今回のかの玉音なる発言にそんな意味はないのではないか。少なくとも言質は示していない。 さもしい内容だから、玉音などと喧伝しているのではないかな。

 


8. 2016年8月22日 10:02:48 : bdcWHc5lIs : Iey26BhC67o[463]
(つづく)だから全部読んだわけではないですが…
薄気味悪いっす。

例えば…
新トマス主義の哲学者 ジャック・マリタンの政治哲学ですが…

「国民主権 これほど危険なものはない」
「それなりに資格を持った、尊敬に値する者が権威をもって政治を行ない、一般の人々はそういう人たちを尊敬しなければいけないんですね」
「どうして我々が従うかというと、尊敬しているから従うわけで」
https://www.youtube.com/watch?v=H0r5niWP-5c

古いとしか言いようがないですなぁ… 民主化以前の政治哲学じゃないでしょうか。
さすが保守。

誰か(神でもいいし、神から授かった権力を有する者でもいいけど)を尊敬するから従うのではないです。
国民主権で、自分たちで決めちゃった責任があるから、その法に従うのです。
自分がつくったルールって、職場でも家庭でも、守りますよね。
誰も尊敬してなくたって。

国民主権って素晴らしいのは、差別がないところ。
保守派は、エリート/一般人 と分けたがるけど、私はそれほどの違いがないと思ってます。
誰に言われなくたって、私たちは目標に向かって努力します。腹筋運動しちゃったり、読書しちゃったり、ネットで検索しちゃったり。
そういう人間たちが、どれほどエリートと違いがあるでしょうかね。

天皇はくまモンのままであり続けてください。決して「エリート代表」みたいに思わないでください。象徴は象徴のままで結構です。


9. 2016年8月22日 11:48:54 : w3M1BHSquE : 5KToaZSVnLw[802]
>>5
そもそも、天皇を【騙して】取り込んだのは ウヨ勢力が元祖だぜ 明治維新の話だが
「錦の御旗」 は、偽物だったという説が 歴史研究家の間で 最近では有力である

天皇自身は ウヨではない 愚かな戦争を二度と絶対に繰り返すまいという立場は
アンタが言うように左翼に近いかもしれないが それもすべておまいら【ウヨ】の 自業自得と言うものだ

左翼が 天皇を 取り込むのではない 天皇が ウヨを毛嫌い しているだけで 結果的に左翼に寄って良くだけ
天皇みずから 左翼に 擦り寄っている だがそれはお前ら馬鹿ウヨの責任 身から出た錆びと言うものだ。


10. 2016年8月22日 19:57:50 : hPiHeBpAAw : dJaxK_l7lUA[3]
熊本復興支援、コルグからくまモンバージョンのトイ・ピアノ、チューナー、メトロノームが登場、利益の一部を熊本県に寄付
https://twitter.com/barks_news/status/767659192366665728

これの天皇バージョンをつくればいいのに。
正しいシンボルマークの使い方。


11. 2016年8月22日 20:48:17 : hPiHeBpAAw : dJaxK_l7lUA[6]
天皇陛下の生前退位をめぐり、内閣法制局などが将来にわたって生前退位を可能にするためには「憲法改正が必要」と指摘している事が判明。憲法第1条で天皇の地位は日本国民の総意に基づくと定めていて、天皇の意思で退位することはこれに抵触するという理由。
http://www.news24.jp/articles/2016/08/22/04338719.html

内閣法制局などの「など」が気になりますが…
また横畠裕介氏の低脳か!
集団的自衛権があると言ったり、核兵器は持てると言ったり、生前退位には憲法改正が必要と言ったり…
よくもまぁデタラメばかり言えたもんだよ。

これこそ「憲法に手をつける」ために天皇の発言を利用した、政治利用そのものだね。


12. 2016年8月22日 20:58:09 : hPiHeBpAAw : dJaxK_l7lUA[7]
楊井人文氏
「天皇の退位制度を採用するには憲法改正を要せず、皇室典範を改正すれば可能であるというのが政府見解である(高辻正巳内閣法制局長官昭和46年3月10日衆院内閣委員会、瓜生順良宮内庁次長昭和47年4月26日参院予算委員会第一分科会)。園部逸夫元最高裁長官の『皇室法概論』456頁もそう指摘している。したがって、内閣法制局が退位制度を設けるためには憲法改正が必要、というはずがないし、退位制度が第1条と抵触するという理屈もにわかに理解しがたい。」
http://person.news.yahoo.co.jp/yanaihitofumi/comments/posts/14718530331932.6711.00880

横畠裕介氏はどれだけ低脳なのか…



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