南スーダン政府、ＰＫＯ増員に反対表明
2016/8/13 22:14
　【カイロ＝岐部秀光】治安が急速に悪化し、国連安全保障理事会が４千人の国連平和維持活動（ＰＫＯ）の増派部隊の派遣決議を採択した南スーダン政府は13日までに、受け入れに反対の立場を表明した。増派部隊はアフリカ諸国による多国籍部隊となり、現在のＰＫＯ部隊よりも治安の維持で積極的な役割を担う見通し。南スーダンは周辺国の介入が強まると警戒している。

南スーダンでは国連のＰＫＯ部隊が展開している（ジュバの難民キャンプ、７月）＝ＡＰ
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南スーダンでは国連のＰＫＯ部隊が展開している（ジュバの難民キャンプ、７月）＝ＡＰ
　ロイター通信などによるとアテニー大統領報道官は「我々の国を国連が乗っ取るようなことは許さない。彼らは我々の協力なしには来られない」と述べた。安保理決議は部隊の受け入れを妨害した場合には武器の禁輸を検討するとしている。

　南スーダンではキール大統領派の政府軍と、マシャール前第１副大統領派の武装組織が首都ジュバなどで衝突し数百人が死亡した。

　日本の陸上自衛隊約350人も参加するＰＫＯの国連南スーダン派遣団（ＵＮＭＩＳＳ）は現在１万3500人規模。７月の戦闘拡大では兵士による略奪や市民への暴行が広がり、より積極的な外国部隊の介入が必要との指摘が高まっていた。新しく派遣される部隊が南スーダン政府の協力なしに活動ができるかは不明だ。

　2011年にスーダンから独立した南スーダンは「世界で最も新しい国」。内戦が続き国内には大量の武器が出回っており、安定に向けては民兵の武装解除が不可欠とみられている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM13H3K_T10C16A8FF8000/ 　

コメント
1. 戦争とはこういう物[1375] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2016年8月14日 08:53:37 : 9PG0M0b68Q : jKnbezZWN40[15] ▲△▽▼ 武器を所持した外国軍隊が入国すれば、懸念を示すのは当然。大震災時に直ちに救助に入国したのは非武装の中国軍はじめ各国軍だったが、武装していたならどうであったか。
2. 2016年8月14日 14:47:51 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[2282] ▲△▽▼ くだらない権力闘争がエスカレートした殺し合いは 治まるまで、外から油を注がずに放っておくしかないだろうが 国連中心主義とか言っていると、付き合わざるえないというわけだな 油を注いで武器を売って儲ける国や、傭兵で儲ける国は良いが 大幅な負担を押し付けらる日本国民以上に 僅かな手当てで危険なエリアに駆り出される妻子持ちの自衛隊員は気の毒なことだ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%80%A3%E4%B8%AD%E5%BF%83%E4%B8%BB%E7%BE%A9 国連中心主義 国連憲章に定められた国連の目的（平和維持活動など）を追求する外交を目指し、それを中軸として他の外交も展開していくということである。[1] 日本における国連中心主義[編集] 第二次世界大戦後（特に国連加盟後）の日本において、「国連中心主義」は「アジアの中の日本」と並んで（公式的な）外交政策の基本軸として位置づけられている。 日本における国連中心主義は、国連を外交の中心に置くことにより、アジア諸国と米国の2つの立場の真ん中で泳ぎ回る[2]為に考えられた。日本では『対米従属』の反対の極にある言葉として使用されるが、既に国家観念自体が消滅している事の現れである。 小沢一郎が提言する自衛隊の海外派兵の新しい原則も国連中心主義と呼ばれることがあるが、これは国際連合安全保障理事会に承認された平和活動への参加はたとえ国連憲章第41条・第42条の強制措置であっても憲法違反にならないとする新しい憲法解釈の提言であり、その際横田喜三郎の憲法解釈[3]を援用するものである[4]。 小沢はこの原則に則り、国連憲章第7章に基づき安保理に承認された活動である湾岸戦争や国際治安支援部隊(ISAF)への自衛隊の参加を主張した。また同時に自衛隊とは別組織の国連支援部隊創設を主張している。
3. 2016年8月15日 00:06:43 : TElmRChij6 : YiI8O3K2DKg[4] ▲△▽▼ 周辺国というよりアメリカ、ＮＡＴＯがスーダンに介入して強引にスーダンを分割して南スーダンなる国を作った。そのときは西側メディアはさも西欧諸国がスーダンのことを心配しているようにさんざん報道していた。 本音はこの地域に食い込んでいる中国の影響を排除するためだったと思われる。

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