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最低限、生き抜くだけのライフスタイル
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/525.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 03 日 12:15:19: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 日本政府は行政コスト削減のために、首都圏以外を無住の地にしようとしている 投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 03 日 11:26:17)


最低限、生き抜くだけのライフスタイル

東海アマブログ 最低限、生き抜くだけのライフスタイル 2019年10月17日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-906.html


 
 消費増税がとうとう実施され、日本国民は、あらゆる消費に10%もの税金を搾取されることになった。

 商品の価格の一割が税金になったわけだが、これは生活に与える影響は半端ないものがある。消費税のなかった時代に比べて、可処分所得=給料が一割も剥奪されたのだ。
 誰もが、増税後、買い物に出かけてレジで料金を告げられたとき、「高い!」と違和感を感じたはずだ。

 消費税の一割は、増税前のライフスタイルを考えると、いわゆる「ちょっと贅沢」な支出に使われていた。例えば、エステに行ったり、スポーツジムに通ったり、美容整形してみたり、高級な化粧品を買ったり、車も普通車のマシなのを買ったり、ちょっと美味しいレストランで食事したり…… というわけだ。

 これらの支出に充てていた給与の一割が消えたわけだから、当然、切り詰めやすい支出から切り詰めてゆかねばならない。

 そんなわけで、これまで半月に一回の床屋や美容院が、月に一回とかニケ月に一回とかになり、エステやジムはやめておき、化粧品も安価な一般的なもので我慢する。
 レストランは金がかかりすぎるので、せめてラーメン屋に格下げだ。飲み屋通いも、高級な店はやめて、養老の滝とか鳥貴族とかに変えた。

 外に出る機会も減り、なるべく安価な弁当やインスタント食品ばかりの自炊で済ませる。毎日行ってた喫茶店も、週に一回程度にしよう。

 食品がメインのドラッグストアでも、会計カウンターに見える商品は、みんな安いものばかり。日清のラーメンは高いので、半額程度で買える二流メーカーのものばかり売れる。生活に差し迫らない高額商品は、本当に売れなくなった。

 みんな、「最低限、生き抜くためのライフスタイル」を模索するようになった。
 私も、年金が、尾畠春夫さんと同じ月5万円しかないので、毎月の食品を2万円以下にしないと食べてゆけない。贅沢なんか一切許されない。

 国民年金しかなかった人は、満期支払っても平均5.5万円しかないので、みんな私と同じで、食費を切り詰めるしかない。

 衣類なんかは、30年くらい前に買ったものを、未だに着ている。綻びも自分で針仕事をして直す。

 とにかく、最低限必要なものしか買わない。高級品には手を出さない。旅行もいかない。たまに近所のスーパー銭湯温泉に行くくらいだ。

 酒は、肝臓が悪くて飲めないはずだが、なぜか安い焼酎を湯割りで飲まないと寝られない。全身、病気のデパートみたいで、余命宣告クラスなのだが、病院は金がかかるので行かない。

 毎朝、近所の低山を歩き回っていることで、病気を治しているつもりになっている。医療にかからないおかげで命が永らえているのだ。

 「ギリギリの生活」とは、このことだ。本当は、福島に行って土壌サンプルを採取し、放射能を測定していたいのだが、旅費がかかりすぎて、生活できなくなってしまう。
 このブログも日1万アクセスに達したので、閲覧一回に1円くらいカンパいただいて、活動資金にしたいと思っているが、「そんな値打ちがあるのか?」という声が聞こえてきそうで、なかなか踏ん切りがつかない。

 まあ、日本中の非特権階級が、私と同じ生活苦を感じるようになっていると思う。バブル時代のように、思いつきで無計画に金を遣うことなど、とてもできなくなっている。
 こうなると、そうした思いつき散財、浪費趣味に依存した生計手段を作っていた人たちは窮地に追い込まれることになる。
 例えば、生活に差し迫った必要を感じない高級品だ。家具とか、医療品とか、おもちゃとか……。
 すると、そういうものを作って生計を立ててきた人が、生活がたちゆかなくなってしまう。日本中の中小零細企業が倒産の危機に直面させられるのである。

 大金持ちが儲かってるのだから、高級品がバンバン売れそうにも思うが、現実は、大金持ちだろうと、貧乏人だろうと、消費の水準に大きな差はない。
 金持ちが少しばかり余分に買っても、貧乏人が買えない方が桁違いに深刻な結果を招くのである。

 今はマイナス金利の時代だから、銀行に金を預けても、ほぼ金利はつかない。昔は利子で生活していた人が、いくらでもいたのだが、今は、タンス預金にすると泥棒に狙われるから、仕方なしに預金している人が大半だ。

 しかし、もしも今月末(2019年10月末)に副島隆彦が報告したように、ドイツ銀行の破綻が起きると、世界中がとんでもない経済的大混乱に陥るのは必至である。
  何せ、実体経済が8000兆円しかないいのに、6京円の虚構経済が大爆発を起こして、どこかに消えてしまうのである。

 例えば農林中金(農協の金融機関母体)は、世界中の理財商品(デリバティブ)のCLO・CDSを20兆円以上も買い込んでいるといわれる。みずほ銀やゆうちょ銀行も同じだ。
 CDSというのは債権保障保険のことで、会社が不渡りを出したとき、その債権を保障するもので、CLOというのは、銀行が会社に貸し付けた債権を、切り貼りにして証券化したものだが、いずれも、会社が倒産すると、泡のように消えてしまう金融商品である。

 ドイツ銀行の発行するCDSは、総額で8000兆円を超えているといわれるが、その詳細は頭取でさえ分からない。細切れの切り貼りで、一つの証券に数十ものCDSが含まれているが、そもそもCDS・CLOを契約するような企業は、業績が不安定で、信用がないため、そんな契約がないと相手にしてもらえず、仕方なしに加入させられるのである。
 この構図は、ちょうど2007年、リーマンブラザーズがサブプライム(貸し付け不適格者)への貸し付けを細切れ証券にし、それにトリプルAという評価をつけて販売した金融詐欺とまったく同じものである。

 だから、今回も、いったん破綻が始まると、次々に連鎖して、あっというまに1000兆円クラスの債権・証券が、この世から消えてしまう仕組みになっている。
 そうすると、上にあげた農林中金やゆうちょ銀は、数十兆円という損失を被り、存亡の危機に立たされる仕組みだ。
 みずほ銀は、ソフトバンクの数十兆円の負債も被るので、まず助からない。

 こうした事態が、年内に勃発する可能性が強まっている。
 今度は、リーマンショックのときのような180兆円程度の損失では絶対に済まないので、アメリカですら収拾不可能である。
 何が起きるのか? というと、日本政府は、想像を絶するような金融緩和、アホノミクス第4の矢を放ち、各銀行の負債を極端に薄めて、負担を軽減することになる。

 つまり、日本経済の資金総額を数倍に増やし、円の価値を下落させる。すると、もちろんハイパーインフレが勃発し、物価は現在の数十倍、数百倍に達することになる。
 というより、日本国民の保有している1800兆円を超える金融資産の価値が、数十分の一に下落する。
 もちろん世界同時に金融危機が起きた場合、日本の信用度が高いため、日本国債が世界に買われることなり、どの程度まで下落が起きるのかは、今のところ、起きてみなければ分からない。

 しかし、日本国民の預貯金が無事に済むことはありえない。
 というわけで、地球経済全体が未曾有の大混乱に陥り、直接の影響としては、銀行の大量倒産により為替業務に支障が出て、国際的な貿易決済が不可能になる。
 つまり輸出入が止まる。

 リーマンショックのとき、世界中で、航行中の貨物船や、航空機が、燃料代の決済ができなくなって、身動きがとれずに停止させられたニュースを思い出していただきたい。
 あのときは、数日程度で収束したので大きなニュースにもなっていないが、今回は桁が違うので、世界中で身動きが取れなくなる貿易貨物輸送が大量に出て、備蓄が切れたら石油や食料の価格が暴騰することになる。

 輸出入ばかりに依存して、自給経済を極度に軽視してきた自民党の経済政策の下では、いよいよ、本当に食糧危機が起きると、私は何度も書いてきた。
 だから、数ヶ月程度の食料備蓄はしておくべきで、今回の台風でもそうだし、来たるべき南海トラフ巨大地震の場合も、もう備蓄がなければ、どうすることもできなくなる。
 生活資材が不足したときに面倒を見てくれる友人を、どれだけ持っているか?
 いや、みんなが同じように生活資材に本当に困ることになる。

 もう一度、言うが、ドイツ銀行の破綻から、農林中金が保有しているデリバティブ証券が紙くずになってしまったとき、CDSやソフトバンクの株を持っている金融機関から現金も資本も消えてしまう。
 ゆうちょ銀行が、支払い資金を失って、預金封鎖を行ったとき、ゆうちょ銀行に頼った日銭で生活している人たちは、たちまち生活資金を失ってしまう。

 これは消費増税どころの騒ぎではない。例え、給料の額面が保証されていても、20万円の手取りで生活している人たちが買える商品は、以前の2万円分程度しかないハイパーインフレがおきるのだ。  

 だから、私は「金が通用しない社会がやってくる」と書いた。
 もう金の価値が薄まって、やがて誰からも相手にされず、生きてゆくのに最低限必要な、食料品の現物の価値が最大級に上がるのである。
 すると、食料を自分たちの手で生産するのが、もっとも理に適ったライフスタイルということになる。

 かつて、ハイパーインフレを起こした国家はたくさんあった。しかし、いずれも農業国だったので、国民に大量の餓死者が出たとの情報は聞いていない。
 とりわけソ連の場合は、民衆がダーチャと呼ばれる農園を保有していて、ここで大量のジャガイモを栽培していたから、これで数千倍ものハイパーインフレに耐え抜くことができた。

  https://togetter.com/li/1360961

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-110.html

 だから、私は当ブログで、これから我々が生き抜いてゆくために一番必要なものは、共同体ダーチャだと繰り返している。

 おおむね、10〜20名程度の共同体をイメージした互助会を作り、過疎地の安い農地を共同で購入し、ジャガイモやサツマイモを生産することで生き抜くことができる。

 生活拠点を都市から過疎地に移し、私有財産の価値観を否定する思想的共有が必要になると考えている。

 そんな大混乱の日が、刻一刻と迫っているように感じているのは、私だけではないと信じたい。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-906.html
 

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コメント
1. 中川隆[-13199] koaQ7Jey 2020年3月03日 12:19:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[330] 報告

40代男性「生活費8000円」田舎暮らしで得た快感 20年間憧れていた暮らしに踏み切った結果
池滝 和秀 2020/01/12
https://www.msn.com/ja-jp/money/personalfinance/40代男性%ef%bd%a2生活費8000円%ef%bd%a3田舎暮らしで得た快感-20年間憧れていた暮らしに踏み切った結果/ar-BBYRu7T?ocid=ientp

1カ月の生活費が約8000円、引っ越してきた2019年4月以降ごみを出したことがないという40代の男性。生活不安が高まる時代の中、彼は田舎でどのような暮らしを送っているのだろうか

 老後資金が約2000万円足りなくなるとの金融庁の報告書が波紋を広げた2019年。生活不安は高まりばかり。だが、「1カ月の生活費は約8000円で、4月に引っ越してきて以来、ごみを捨てたことがない」と、さりげなく話す40代の男性のような生活を送る人もいる。

 生活費が安いので賃金を稼ぐための仕事に就く必要性はない。「何をやるかの基準は楽しいか、楽しくないか」。こんな生活も今の日本では可能と聞けば、少しは安心できるのではないだろうか。
「時間売る生活にうんざり」

 男性は都内の新聞配達会社で20年間勤務し、営業や労務管理などの仕事に就いていた。給料は決して高くなく、外食やコンビニ弁当の購入、友人や知人との飲み代などで月の支出は15万〜20万円に上った。自分の時間を切り売りするような生活の中で、頭に浮かんだのは、小さい頃から憧れていた田舎暮らしだった。「おばあちゃんが田舎に住んでいて夏休みは楽しかった記憶しかない。それに対して東京での生活はつまらなかった」。

 だが、夢を抱きつつも20年の歳月が過ぎた。「やろうと思えばできたかもしれないが、踏ん切りがつかなかった」。金銭的な問題や、田舎で実際に暮らしていけるのかという不安が付きまとった。だが、最後には「もうこれ以上は我慢できない。自分の心にうそはつけない」という思いが打ち勝った。

 男性が今住んでいるのは三重県津市から車で1時間ほど走った場所にある山に囲まれた集落。ここに移り住む前には、松坂市に家賃が月2万円の平屋を借り、家探しや田舎暮らしの準備を進めた。そこでは、七輪でご飯を炊くなど生活費を抑えることに成功し、田舎暮らしに向けた手応えを感じ取ったという。

 数カ月かけて見つかったのは、100万円台の築約100年の平屋の古民家。独身で子どももいない男性にとっては十分な広さだった。高台にあるために日当たり良好な敷地内の畑では、大根やジャガイモ、人参、レタスなどの葉物野菜やパクチーがすくすくと育っている。みそなどの調味料も手作りし、コメ以外の食料品を買うのは月に1回程度。取材に訪れたのは12月20日だったが、「今月に入って買い物にはまだ行っていない」と話す。

 移住とともに所有していた自動車も1万円で売り払った。これにより、支出は大きく減った。考えたのは、自動車を維持するためには、働く必要性が生じるということだった。

 「突き詰めて考えてみると、働きたいのか、自動車に乗りたいのか、だった。働いてまで自動車に乗ることは魅力に感じなかったため、自動車のない生活を選択した」。近くのスーパーまでは、スポーツタイプの自転車をこいで約1時間。帰りは坂がきついため、1時間半近くかかるが、苦にはならないという。

 最も大きな支出の1つは、インターネット通販で購入する10キロ3000円のコメ。自宅の評価額が低いため、固定資産税は年間数千円。水道代は数百円。電気は冷蔵庫を動かした夏場には2000円を超えたが、今はコンセントを抜いており、11月分は数百円。

 携帯電話は、簡易型のソーラーパネルで晴れの日を狙って充電し、夜間の照明代を抑えるためにLEDライトを購入した。携帯電話は格安シムを買い、動画共有サイト「ユーチューブ」などを楽しむ際は画質を落とす。両親と長く話したりしない限り、通信費は千数百円で済んでいる。

次は生活費月5000円が目標

 生活費の中で大きなウェートを占めるのは、コーヒー代とアルコールだ。「こればかりは楽しみでもあり、やめられないし、やめるつもりもない」という。今は田舎生活に必要なくわなどの農機具を買うための支出で生活費が1万円を超えることもある。

 ただ、「目標だった1万円は割と簡単に達成できたので、次は経費節減がどこまで進められるのか。5000円が次の目標になる。こんな暮らしをどこまで続けられるのかというのも興味がある」と笑顔を見せる。コメ作りのための畑や田んぼを購入しようとしているが、農地法の規制もあり、なかなか進みそうにないのが悩みの種だ。

 男性は暖房も使用しておらず、調理の際にはキャンプ用のコンロで、枝や木片で火を起こす。ガスや石油は使っていない。時には、囲炉裏に火を入れて暖を取ることもある。物に囲まれた快適な生活に慣れた筆者から見たら、決して楽とは思えないような生活だが、男性は「都会とあまり変わらない。必要なものがあれば、インターネット通販で自宅まで届けてくれるし、ネットで最新の情報も入手できる」と屈託がない。

 こうした倹約生活は、集落に移り住んだ4月以降、ごみを出したことがないという生活につながっている。嗜好品のアルコールを飲む際には、ペットボトルや缶入りは買わず、紙パックのものを購入して、ごみとして出たパックは、料理の際の焚き付けとして燃やしてしまう。

 みそなどの調味料も自宅で造っているため、無駄なごみは出ない。アルミホイルなどごくわずかにごみは出る。だが、移り住んで8カ月になる12月の段階で、買い物袋の約半分を満たす程度。「1年に1回はごみ出しすることになりそうだ」という。

 こんな暮らしを続ける男性も、ある程度のお金を支出せざるをえないときがある。両親が来た際には、レンタカーを借りて近くの駅に迎えに行ったり、周辺を観光したりした。大きな額ではないが、ある程度の貯蓄があるため、今は働かなくてもいいと感じている。

 とはいえ、冷静に生活の収支を計算し、老後を見据えた計画を立てている。移住生活に踏み切る前にも、お金のことは十分に考えた。

 「生涯で2億円を稼いだ人と1億円を稼いだ人がいると仮定してみた。2人が亡くなったときに、2億円を稼いだ人は1億円の貯金が残ったが、1億円を稼いだ人はほとんど残らなかった。ということは、2億円を稼いだ人は、無駄に1億円分働いてしまったことになるのではないか」。男性は、こんな計算を頭の中で巡らせたという。

 現在の貯金で食いつなぎながら、年金受給年齢までなんとかやっていけそうな感触を持っている。この生活であれば支給される年金だけでも十分にやっていけそうだ。もちろん、不安要素もある。例えば、将来的に予想される古民家の修繕。自分でやるつもりだが、材料費にはお金がかかるかもしれない。働かないといけなくなれば、週に1日とか2日ぐらい、働きに出ればいいと思っている。
田舎暮らしならではの「煩わしさ」もない

 実際に踏み切った田舎生活をどう感じているのだろうか。「まず都会生活に付きものだったストレスがなくなった。給料が入ると、職場の同僚らで愚痴を言いながら記憶がなくなるまで飲むことも多かった。今はお酒の飲み方が変わった。部屋で、1人で飲む場合には、コップに1、2杯で十分だ」。

 集落には、東京からの移住組もいて、食事に呼ばれることもしばしば。手土産は、自宅の庭で収穫した無農薬有機栽培の大根などの野菜だ。「とくに寂しさを感じることもない」という。田舎暮らしには、地元のしきたりや、集落の行事への参加など都会生活にはない煩わしさもあるといわれる。

 だが、男性が住む集落は高齢化が進み、煩雑な行事や付き合いもあまりない。60代が「若手」に入る集落は40代の男性の移住を歓迎してくれ、いろいろと気にかけてくれるという。

 自給自足的な生活は、賃金を得るための労働や通勤もないため、時間はたっぷりある。「やることの基準は楽しいか、楽しくないか。料理を作る場合も、ガスで料理するよりも火を点けて料理したほうが断然楽しい。最初はお金の計算が先行した面もあったが、今は持っているお金を大切に使いながら、なるべく楽しく生きていこうと思っている」。

 「畑仕事をしたりして体を動かした後のお酒は最高にうまい。ギターを弾いたりする楽しみもあり、忙しくも退屈でもなく、ちょうどいい感じ」。夕食前には、年間5000円で入り放題の近くの公共施設にある温泉が毎日の楽しみだ。かつて弁当やお菓子を買いに行っていたコンビニは、公共料金を払いに行く場所に変わった。

 世界を見渡せば、戦争や貧困に苦しむ国もある。また、格差社会が叫ばれる日本の都会では、働いても働いても生活費で消えてしまうワーキングプアという境遇に甘んじる人たちもいる。それでも男性は次のように語る。

 「今の日本は、すごくいい時代。選択肢が多く、インターネットや物流の発達によって、情報やモノの面で、田舎でも東京と変わらないような暮らしを送ることができる。夏には爽やかな風が部屋に入り、東京では必須だったエアコンも必要ない。もしかしたら、こんな平和で恵まれた時代は、今だけなのかもしれない」

 憧れだった田舎暮らしに踏み切るまでは、20年の歳月を東京で雇われの身として過ごしたが、「今となっては、この20年があってこそ、ゆとりのある田舎での生活のありがたさを感じられる」という。


https://www.msn.com/ja-jp/money/personalfinance/40代男性%ef%bd%a2生活費8000円%ef%bd%a3田舎暮らしで得た快感-20年間憧れていた暮らしに踏み切った結果/ar-BBYRu7T?ocid=ientp

2. 中川隆[-13198] koaQ7Jey 2020年3月03日 12:21:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[331] 報告

思ったより安く上がる田舎暮らし 2020年01月12日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-995.html

 面白い記事があったので紹介する

 40代男性「生活費8000円」田舎暮らしで得た快感 1/12(日)
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200112-00322146-toyo-soci

  老後資金が約2000万円足りなくなるとの金融庁の報告書が波紋を広げた2019年。生活不安は高まりばかり。だが、「1カ月の生活費は約8000円で、4月に引っ越してきて以来、ごみを捨てたことがない」と、さりげなく話す40代の男性のような生活を送る人もいる。

 生活費が安いので賃金を稼ぐための仕事に就く必要性はない。「何をやるかの基準は楽しいか、楽しくないか」。こんな生活も今の日本では可能と聞けば、少しは安心できるのではないだろうか。

■「時間売る生活にうんざり」

 男性は都内の新聞配達会社で20年間勤務し、営業や労務管理などの仕事に就いていた。給料は決して高くなく、外食やコンビニ弁当の購入、友人や知人との飲み代などで月の支出は15万〜20万円に上った。自分の時間を切り売りするような生活の中で、頭に浮かんだのは、小さい頃から憧れていた田舎暮らしだった。「おばあちゃんが田舎に住んでいて夏休みは楽しかった記憶しかない。それに対して東京での生活はつまらなかった」。

 だが、夢を抱きつつも20年の歳月が過ぎた。「やろうと思えばできたかもしれないが、踏ん切りがつかなかった」。金銭的な問題や、田舎で実際に暮らしていけるのかという不安が付きまとった。だが、最後には「もうこれ以上は我慢できない。自分の心にうそはつけない」という思いが打ち勝った。

 男性が今住んでいるのは三重県津市から車で1時間ほど走った場所にある山に囲まれた集落。ここに移り住む前には、松坂市に家賃が月2万円の平屋を借り、家探しや田舎暮らしの準備を進めた。そこでは、七輪でご飯を炊くなど生活費を抑えることに成功し、田舎暮らしに向けた手応えを感じ取ったという。

 数カ月かけて見つかったのは、100万円台の築約100年の平屋の古民家。独身で子どももいない男性にとっては十分な広さだった。高台にあるために日当たり良好な敷地内の畑では、大根やジャガイモ、人参、レタスなどの葉物野菜やパクチーがすくすくと育っている。みそなどの調味料も手作りし、コメ以外の食料品を買うのは月に1回程度。取材に訪れたのは12月20日だったが、「今月に入って買い物にはまだ行っていない」と話す。

 移住とともに所有していた自動車も1万円で売り払った。これにより、支出は大きく減った。考えたのは、自動車を維持するためには、働く必要性が生じるということだった。

 「突き詰めて考えてみると、働きたいのか、自動車に乗りたいのか、だった。働いてまで自動車に乗ることは魅力に感じなかったため、自動車のない生活を選択した」。近くのスーパーまでは、スポーツタイプの自転車をこいで約1時間。帰りは坂がきついため、1時間半近くかかるが、苦にはならないという。

 最も大きな支出の1つは、インターネット通販で購入する10キロ3000円のコメ。自宅の評価額が低いため、固定資産税は年間数千円。水道代は数百円。電気は冷蔵庫を動かした夏場には2000円を超えたが、今はコンセントを抜いており、11月分は数百円。

 携帯電話は、簡易型のソーラーパネルで晴れの日を狙って充電し、夜間の照明代を抑えるためにLEDライトを購入した。携帯電話は格安シムを買い、動画共有サイト「ユーチューブ」などを楽しむ際は画質を落とす。両親と長く話したりしない限り、通信費は千数百円で済んでいる。

■次は生活費月5000円が目標

 生活費の中で大きなウェートを占めるのは、コーヒー代とアルコールだ。「こればかりは楽しみでもあり、やめられないし、やめるつもりもない」という。今は田舎生活に必要なくわなどの農機具を買うための支出で生活費が1万円を超えることもある。

 ただ、「目標だった1万円は割と簡単に達成できたので、次は経費節減がどこまで進められるのか。5000円が次の目標になる。こんな暮らしをどこまで続けられるのかというのも興味がある」と笑顔を見せる。コメ作りのための畑や田んぼを購入しようとしているが、農地法の規制もあり、なかなか進みそうにないのが悩みの種だ。

 男性は暖房も使用しておらず、調理の際にはキャンプ用のコンロで、枝や木片で火を起こす。ガスや石油は使っていない。時には、囲炉裏に火を入れて暖を取ることもある。物に囲まれた快適な生活に慣れた筆者から見たら、決して楽とは思えないような生活だが、男性は「都会とあまり変わらない。必要なものがあれば、インターネット通販で自宅まで届けてくれるし、ネットで最新の情報も入手できる」と屈託がない。

 こうした倹約生活は、集落に移り住んだ4月以降、ごみを出したことがないという生活につながっている。嗜好品のアルコールを飲む際には、ペットボトルや缶入りは買わず、紙パックのものを購入して、ごみとして出たパックは、料理の際の焚き付けとして燃やしてしまう。

 みそなどの調味料も自宅で造っているため、無駄なごみは出ない。アルミホイルなどごくわずかにごみは出る。だが、移り住んで8カ月になる12月の段階で、買い物袋の約半分を満たす程度。「1年に1回はごみ出しすることになりそうだ」という。

 こんな暮らしを続ける男性も、ある程度のお金を支出せざるをえないときがある。両親が来た際には、レンタカーを借りて近くの駅に迎えに行ったり、周辺を観光したりした。大きな額ではないが、ある程度の貯蓄があるため、今は働かなくてもいいと感じている。

 とはいえ、冷静に生活の収支を計算し、老後を見据えた計画を立てている。移住生活に踏み切る前にも、お金のことは十分に考えた。

 「生涯で2億円を稼いだ人と1億円を稼いだ人がいると仮定してみた。2人が亡くなったときに、2億円を稼いだ人は1億円の貯金が残ったが、1億円を稼いだ人はほとんど残らなかった。ということは、2億円を稼いだ人は、無駄に1億円分働いてしまったことになるのではないか」。男性は、こんな計算を頭の中で巡らせたという。

 現在の貯金で食いつなぎながら、年金受給年齢までなんとかやっていけそうな感触を持っている。この生活であれば支給される年金だけでも十分にやっていけそうだ。もちろん、不安要素もある。例えば、将来的に予想される古民家の修繕。自分でやるつもりだが、材料費にはお金がかかるかもしれない。働かないといけなくなれば、週に1日とか2日ぐらい、働きに出ればいいと思っている。

■田舎暮らしならではの「煩わしさ」もない

 実際に踏み切った田舎生活をどう感じているのだろうか。「まず都会生活に付きものだったストレスがなくなった。給料が入ると、職場の同僚らで愚痴を言いながら記憶がなくなるまで飲むことも多かった。今はお酒の飲み方が変わった。部屋で、1人で飲む場合には、コップに1、2杯で十分だ」。

 集落には、東京からの移住組もいて、食事に呼ばれることもしばしば。手土産は、自宅の庭で収穫した無農薬有機栽培の大根などの野菜だ。「とくに寂しさを感じることもない」という。田舎暮らしには、地元のしきたりや、集落の行事への参加など都会生活にはない煩わしさもあるといわれる。

 だが、男性が住む集落は高齢化が進み、煩雑な行事や付き合いもあまりない。60代が「若手」に入る集落は40代の男性の移住を歓迎してくれ、いろいろと気にかけてくれるという。

 自給自足的な生活は、賃金を得るための労働や通勤もないため、時間はたっぷりある。「やることの基準は楽しいか、楽しくないか。料理を作る場合も、ガスで料理するよりも火を点けて料理したほうが断然楽しい。最初はお金の計算が先行した面もあったが、今は持っているお金を大切に使いながら、なるべく楽しく生きていこうと思っている」。

 「畑仕事をしたりして体を動かした後のお酒は最高にうまい。ギターを弾いたりする楽しみもあり、忙しくも退屈でもなく、ちょうどいい感じ」。夕食前には、年間5000円で入り放題の近くの公共施設にある温泉が毎日の楽しみだ。かつて弁当やお菓子を買いに行っていたコンビニは、公共料金を払いに行く場所に変わった。

 世界を見渡せば、戦争や貧困に苦しむ国もある。また、格差社会が叫ばれる日本の都会では、働いても働いても生活費で消えてしまうワーキングプアという境遇に甘んじる人たちもいる。それでも男性は次のように語る。

 「今の日本は、すごくいい時代。選択肢が多く、インターネットや物流の発達によって、情報やモノの面で、田舎でも東京と変わらないような暮らしを送ることができる。夏には爽やかな風が部屋に入り、東京では必須だったエアコンも必要ない。もしかしたら、こんな平和で恵まれた時代は、今だけなのかもしれない」

 憧れだった田舎暮らしに踏み切るまでは、20年の歳月を東京で雇われの身として過ごしたが、「今となっては、この20年があってこそ、ゆとりのある田舎での生活のありがたさを感じられる」という。
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 引用以上

 私も、上に紹介した人ほどの質素で節約的なライフスタイルを実行しているわけではないが、5万円以下の年金に合わせたライフスタイルを模索している。
 大都会暮らしの人に、田舎暮らし17年の経験から言いたいことは、「過疎の田舎暮らしは安く上がる」ということだ。

 もちろん、高級レストランや映画鑑賞などの贅沢は一切できない。遠いので行く気もしない。
 最大の贅沢が、週に一二回行く喫茶店で、コーヒー一杯400円、8キロほど離れていて、徒歩では無理があるのが辛いところだが、20キロ離れたスーパーやドラッグストアに買い物に行くついでに立ち寄って、週刊誌などで情報を収集することにしている。

 スーパーでは、値引き品を買うことが多い。低年金の老人たちは、19時を回ると、半額値引きサービスが始まるので、この時間帯は、老人たちがたくさん寄ってくる。
 半額の弁当をたくさん買い込んで、数日間も食べ続けることが多いという。

 私は、原則自炊で、米は地元米で10キロ4000円程度と結構高いので、安売りのインスタント食品を食べることも多い。
 外食したくとも、一番近いのが8キロ離れた喫茶店で、千円札が軽く飛んでゆくので、コーヒー以外を注文することはない。そういえば、大好きだった焼き鳥屋などの居酒屋は、もう20年近く行っていない。
 たまに我慢できなくなって、スーパーで焼き鳥と、「信長鬼ころし」という2リットル900円の安酒を買って熱燗にして楽しむ程度。肝硬変になったので深酒はできない。
 野菜は、地元産の直売所がたくさんあって、どこでも朝取れ野菜が安く買える。

 私の場合、何に一番金がかかるかというと、上の記事にあるように、やはり車だ。
 しかし、山奥の坂道だらけの過疎地で、車なしで生活するのは無理がある。
 凍結地帯なので、スズキアルト4駆を使っている。リッター23キロ走るが、週一名古屋に行く用事があるので、燃料代は月に1万円くらいかかる。
 車検代が2年で8万円程度、税金が年間7200円、対人対物保険が年間4万円程度、結局、維持費は年間9万円程度、月割りで7500円前後かかってしまう。プラス燃料代だ。

 次に高くつくのは、インターネットで、NTT西日本に月あたり6000円強支払っている。経済的困窮が進むとき、最初に切り捨てるのが、ネット環境ということになる。ガラゲーからスマホに変えたら毎月4300円程度支払うので、併せて1万円になってしまう。
 もう、これだけで毎月3万円近い支出なので、残りを2万円以下でまとめないと破産することになる。
 読者にあっては、私のブログが消えたときは、生活費節約のためネット環境が失われたとご理解いただきたい。

 都会暮らしで一番金がかかるのが借家の家賃だ。
 私は、自分で製作した100万円のキットハウスで、家賃がかからないのが一番助かっている。ただ、EM菌を使った完全自己完結型浄化槽システムを二カ所で自作し、経験を重ねながら研究しているので、この維持費が、毎月数千円と馬鹿にならない。

 冷暖房代は、マイナス10度にもなる内陸の寒冷地でありながら、真夏は40度近くなるので、結構かかる。エアコン暖房を使うと電気代が月に1万円を超えるので、原則使わない。夏場の冷房は、新型エアコンに変えたので、昨年、3000円程度ですんだ。
 灯油は、ファンヒータを使うと、週に18リットル使ってしまう。毎月6000円だ。

 すると残額は1万円弱しか残らず、これで一ヶ月分の食費を賄わねばならないので、必然的に質素なものになる。一日の食費は300〜500円程度だが、自炊していると、これでも、そこそこ食べてゆける。
 しかし5万円では収まらないので、差額を貯金から支出することになるが、預金通帳残高は日に日に心細いものになってゆく。

 たとえ健保があっても、病院に行けるほどの金はないので、腸閉塞や尿管結石も自分で治した。現在、たくさんの病気を抱えているが、最後は諦観の域に達するしかない。田舎暮らしは、誰にも頼らない最期の覚悟が必要なのだ。

 私は、若い頃から大企業での安定した世間並みのライフスタイルを小馬鹿にしていたので、こうした運命に至るのも覚悟の上で、最後は自分で始末をつけるしかないと決意しているが、まず、月額5万円以下での過疎地のライフスタイルでも餓死しないですむことを証明してみたい。

 煮炊きは、カセット式ガスコンロを使用しているが、月に1000円程度しかかからない。一応、庭にはカマドを二個作ってあり、非常時に備えている。
 水は、井戸から浅井戸ポンプを使って配水しているので、電気代500円程度ですむ。

 毎月5万円以下の年金とはいっても、祖母の遺産分与なども含めて、ごくまれに、多額の収入がないわけでもないので、家を建てたり、水回りの施設を作ったりと、まとまった費用のかかるものは、そんな資金を利用している。

 ざっと、田舎暮らしの費用を上に列挙したが、私が過疎の田舎で経済的に維持できる理由は、第一に家賃が無料であること、第二に上下水道代がかからないこと。食料が安く手に入る環境であり、外食が物理的に無理なので、すべて自炊していることが大きい。
 しかし、私は一人暮らしなのだが、二人でも三人でも、それほど変わらないことを理解していただきたい。

 初期費用が大きいが、現在は自民党による地方切り捨て政策により、私の住む中津川市などの過疎地帯では、不動産が嘘のように安く手に入る。
 リニア駅が計画されているが、私の保有する土地は、いまだに路線価、坪あたり千円程度で、実売価格五千円程度だ。

 自然環境には非常に満足していて、とりわけ水が素晴らしい。
 しかし、老後の生活環境はバス路線も切り捨てられ、極めて過酷なものがある。私の住む村では、未だに信号もコンビニも一つもないのだ。
 スーパーまで20Kもあるので、ある程度備蓄がないと空腹に苦しむことになる。だから缶詰やカップ麺などを大量に買い込んでいる。

 まあ、動けなくなったら、そのまま野垂れ死にを覚悟しないと、過疎の田舎に住めるものではない。
 ここに紹介する家屋は、あくまでも車利用を前提としなければならず、免許返納とともに孤立死が待ち構えている。我が家など典型なのだ。

 https://www.athome.co.jp/kodate/chuko/gifu/nakatsugawa-city/list/

 https://suumo.jp/tochi/gifu/sc_nakatsugawa/

 しかし、自民党政権が崩壊して、地方の生活に配慮してくれる政権が登場したなら、こうした過疎家屋の価値は劇的に上がるだろう。
 みんなで丑三つ参りをして、晋三を呪い殺すしかなさそうだ。

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-995.html


563. 中川隆[-14415] koaQ7Jey 2020年1月17日 16:16:36: b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1331] 報告
▲△▽▼

2020年01月17日
GS閉店で給油困難地域が増加 1台給油して利益50円

過疎地のGSは一度閉店すると、出店することは2度と無い

引用:http://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/354/614/28354614/p1.jpg?ct=361ddc0250ff


ガソリンスタンドの閉店が続き、ついに最盛期の半分近くにまで数が減ってしまいました。

ガソリンスタンドが少ない「GS過疎地」や給油不可能な地域まで出来ようとしている。


ガソリンスタンドの大量閉店

ガソリンスタンドの数がついに最盛期の半分に減少し、給油困難地域が深刻な問題になろうとしています。

1994年には6万ヶ所存在したが、2018年には3万70ヶ所に減少し、さらに減少を続けています。

年間消費量は2004年の6147万キロリットルから、2018年は5063万キロリットルに減少しました。

燃料消費量は毎年1%から2%減少していて、減っていく客をGS同士で奪い合っている。

車で遠出をする人が減り、若い男性の月間走行距離は、1990年代の半分に減ったというデータもある。

ハイブリッド車や軽自動車など、燃費の良い車が普及し、ガソリンを道路に撒くような大型車が売れなくなった。


追い討ちを掛けたのが政府の失策で、2013年までに老朽化したタンクの改修を義務付けました。

地下タンクの改修には1基100万円掛かり、灯油と軽油タンクも必要なので、最低500万円から1000万円は掛かる。

大手や繁盛店はコストを負担できたが、ギリギリで運営しているスタンドには、借金して営業を続ける意味は無かった。


ガソリンを売るだけでは利益を得られなくなり、大手は洗車機やカフェ、点検整備の充実で補っている。

設備を拡大できない小規模店や、そもそも人口が少ない地域では、淘汰されて大量閉店しました。

利益率が低いので増税による減収も響き、2012年の温暖化対策税や、2014年の消費増税で閉店が相次いだ。


経済産業省はガソリンスタンドが3ヶ所以下の自治体を「GS過疎地」と呼び2017年に312市町村に増え、全体の17%以上になった。

ガソリンスタンドは灯油販売所も兼ねているので、灯油の入手が難しくなり、寒冷地では深刻な問題になる。

ガソリン需要が少ない地域では24時間営業する意味がないので、給油できるのは朝8時から夜8時までに限られる。


給油計画を建てておかないと、どこかで燃料切れという事になりかねません。

また農家の農機具に給油出来ないといった事例も出て来ています。


ガソリン需要は減っていない

総務省や経産省はようやく間違いに気づいたのか、少ない費用で運営できるスタンドを検討しています。

コンビニにスタンドを併設し、コンビニ店員が給油する「駆けつけ型GS」などが考えられている。

大量閉店の原因を作った地下貯蔵タンクについては、地上に設置して費用を抑える事も検討している。


国土交通省によれば、高速道路で100キロ以上もGSがない「空白区間」が83ヶ所存在している。

燃費がリッター10キロとして、燃料計が残り10リッターを指してから、スタンドを探しても間に合わない計算になる。

高速道路上での停止は重大事故に繋がりかねないが、営業に応募する石油会社がなければ手の打ちようが無い。


最終手段として自治体や役所、公的事業者などが高速GSを営業する手段もあるが、現在は検討されていません。

奇妙な事にガソリン需要は毎年減少しているのに、自動車の保有台数は毎年増え続けています。

低燃費化と走行距離減少が、ガソリン需要減少の主な原因になっているのが分かります。


ガソリン需要は最盛期の6147万Kリットルから、5063Kリットルに減少したと最初に書きました。

減少率は17%に過ぎず、ガソリンスタンドが半減するほど消費量は減っていなかったのです。

GSが半減した理由としては、80年代頃のブームで増えすぎていたのが最大の要因とされています。


場所によっては100mの間に3軒以上もGSが並んでいたのは、どう考えても多すぎました。

第2の理由は過当競争と増税、安全設備でガソリン1リッター当たりの利益率が減少した。

1990年代には1Lあたり10円以上の利益が在ったそうですが、現在は2円以下だそうで、なるほどやってられません。


軽自動車に30L給油して利益は30円か60円で、100円ショップで駄菓子を売ったほうが儲かる。

今後の見通しですが、ガソリンそのものの需要減少はゆっくりとしたものであり、今後も急速には進みません。

従って過当競争が収まって、ガソリンの利益率が回復したら、GS閉店ラッシュも収まるのではないでしょうか。


GSと反対に増えているのがEVの急速充電所で、2009年はほぼゼロだったのが2019年に7600か所になりました。

ただ2016年まで充電所は急激に増えていたが17年以降はゆっくりとしたものであり、今後急速には増えない。
http://www.thutmosev.com/archives/43917925.html

3. 中川隆[-13197] koaQ7Jey 2020年3月03日 12:23:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[332] 報告

ポツンと一軒家 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%9D%E3%83%84%E3%83%B3%E3%81%A8%E4%B8%80%E8%BB%92%E5%AE%B6


この社会から逃げたい! 誰も来ない山奥で、自給自足の生活に憧れる人々 2020年02月15日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1031.html

 

 「ポツンと一軒家」というテレ朝の番組が、多極化分散した現代にあって、指折りの高視聴率をたたき出している。
 20%という数字は、たぶんテレビ番組の少なかった半世紀前の視聴率だろう。

 
「ポツンと一軒家」が視聴者を釘付けにし続ける理由
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64461

  『ポツンと一軒家』、視聴率20%超え!“圧倒的” な支持を集める理由
 https://www.jprime.jp/articles/-/15372

  ポツンと一軒家 なぜ人気?
  https://totibaikyaku.com/2018/11/ikkenya.html

 上のリンクに紹介したように、さまざまな分析アプローチが出回っているのだが、私の視点は誰とも異なる。

 私が、「ポツン……」が、高い視聴率を獲得している理由と考えるのは

 @ 嘘のないドギュメンタリー番組であるということ。多くの視聴者は、テレビ局の、計算尽くの仕掛け、仕込みの嘘に飽き飽きしているのだ。
 どこのチャンネルを回しても、作られた嘘の番組ばかり……。もう見たくもない。
 もちろん、「ポツン……」にも、事前のリサーチや、仕掛けがあるに決まっているが、番組の性質上、計算された準備は、かえって邪魔でしかなく、番組構成を貶めるものにしかならないから、基本的に、「嘘のない番組」と認識させるだけのリアリティを持っている。

 A 実は、視聴者の多くが、自民党政権による増税に次ぐ増税、安倍政権による不正に満ちた、縁故主義や我田引水など、生活の圧迫から逃れたいと願っていて、山奥で、誰の世話にもならない自給自足の生活に憧れていると私は考える。
 ポツンと一軒家のなかでは、ありふれた人物が、公共交通機関などのインフラからはじき出された過疎の山奥で、創意工夫を凝らしながら、自給自足に近い生活を行っていて、誰にも邪魔されない自由な生活を満喫しているように見える。
 このことは、「ポツンと……」に魅入られた人々にとって、自分のかなえられる夢を実現している住人に対する、畏敬と羨望を与えているのだと私は思う。

 B 誰もが、静かな荒らされない自然のなかで、密かに生きてみたいと願っている。
 しかし、都会に住んでいれば、食べるものも、住む場所も、病気になったときも、葬式も、社会的常識という重荷に押しつぶされて、自由な自分の意思は「世間体」の前に通すことができない。
 だけど、医療機関などなくとも、どうせ死を免れないのだし、世間体に左右されない、自分の人生のなかで生きて、手厚い看護なんかいらないから、静かに死んでゆきたいと、実は多くの人々が心の底で願っているのではないか?
 「本当に自然な人生」がテレビ番組のなかに見えるのだ。100歳に近い老人が、誰の助けも借りずに、自然のなかで自然の一部であるかのように生きている姿は実に魅力的なのだ。

 少し、重複した内容になってしまったが、私は、人々が心の底で憧れ続けてきた人生を実現している人の姿に、強い畏敬心を抱き、もっと、その姿を見てみたい……と思う気持ちが、この番組の異常なほどの人気を作っているのだと思う。

  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-298.html

  我々は、本当に必要な数百倍もの浪費生活を強いられていること
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-739.html

 何よりも、安倍晋三自民党政権の大増税が、どれほど底辺に生きる人々の生活を圧迫しているか? こんな苦しい生活から逃げたいと思っているか?
 自民党と竹中平蔵の進めてきた新自由主義が、ポツンと一軒家の視聴率を生み出していると思えないだろうか?

 逆にいえば、消費税のない、自由で解放された、豊かな生活に満足している人が大部分だったなら、たぶん、この番組が生まれることさえなかっただろう。
 自民党政権=安倍晋三と竹中平蔵がいる限り、ポツンと一軒家の人気は、どんどん高まってゆくのだ。

 私は、「集合無意識」について、何回か書いた。
 人は決して一人で生きているのではない。幸島と高崎山の猿だって、集合無意識を共有していることが知られた。
 https://www.nazotoki.com/hundredth_monkey.html

 人間が、集合無意識に支配されていることは、さまざまな証拠がある。
 上にリンクした「百匹目のサル現象」と、まったく同じことが人間界でも、野生動物界でも頻繁に見られるのだ。

 http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/100sarugen.pdf

 だから、私は「安倍晋三と竹中平蔵は嫌だ!」という共通認識が、人間社会でも百を超えたとき、全国に伝播して、一斉に「安倍と竹中を追放しろ!」という具体的行動が、「星火燎原」のように、一斉に燃え上がるだろうと予想している。
 それまで芋を洗わなかった猿たちが、地域の壁を越えて、全国で一斉に芋を洗う習慣を持ったのと同じことが起きると信じているのだ。

 私は、「ポツンと一軒家」が示した、過疎地における自給自足、自律生活への憧れが、このまま「百匹目の猿現象」のように、大勢の人々に伝播してゆくものと予想している。

 時、奇しくも、新型コロナインフルエンザの劇的なパンデミックが始まろうとしていて、その致死率が5%を超えると報道されるようになり、糖尿病などの基礎疾患を抱えた人や妊婦、私のように間質性肺炎やCOPDを患っている者が、感染すると、致死率が50%を超える可能性もあって、そうなると、過疎の田舎に引っ込んで、人との接触を避けながら静かにパンデミックの嵐をやり過ごすことしか手がないので、そんな過疎の安い中古家屋の需要が増すだろうと思っている。

 今年は、絶望的な災厄の年になるという予言もたくさん出ていて、南海トラフの巨大地震や、世界経済大崩壊も避けられない事態となっていて、いずれも、大都市での生活が危機にさらされることになり、やはり安全な過疎の田舎での生活が重要性を増しているように思える。

 私の予測では、これから大都会の学校は、過疎地での廃校を利用した疎開生活をカリキュラムとして体験するようになるような気がしている。
 時代は、いずれも「大都会を離れよ!」と語りかけているように感じるのだ。 

  https://www.gifu-np.co.jp/news/20200212/20200212-214506.html

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1031.html

4. 中川隆[-13196] koaQ7Jey 2020年3月03日 12:49:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[333] 報告
東海アマブログ どちらがトクか? 2019年12月12日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-962.html

 
 消費税10%は予想通り、凄まじい景気低迷を生み、どこの商店も、生活必需品以外は閑古鳥が鳴き、シャッター街を拡大させている。もう日本経済は「お前は、すでに死んでいる」状態だ。

 「ものが売れない……」
 当たり前だ、安倍自民党は、商業に10%もの罰金を科したのだから。

最低限、命を繋ぐレベルの購買に抑えて、演芸やスポーツなどの観戦もやめ、もちろん旅行も取りやめて、息を潜めるように安倍政権の倒壊を願っていても、何より、生活必需品による生活の圧迫も尋常ではない。

 生活費のうち、一番高くつくのが家賃である。これは千差万別で、地域ごとの標準的な比較が大変なのだが、とりあえず目についた1DK〜2K程度の家賃比較を見てみよう。

 https://blog-imgs-132.fc2.com/t/o/k/tokaiama/dottigatoku3.jpg
 

 ちなみに私の住む岐阜県は、「非常に安い」評価の4県=宮崎・愛媛・鳥取・岐阜に含まれていて、中津川駅付近の1LDK家賃は、徒歩圏内で5万円程度である。
 名古屋駅まで1時間10分程度なので、名古屋市内に通勤する人も多い。

 https://www.homes.co.jp/chintai/theme/14130/gifu/nakatsugawa-city/list/?&cmp_id=001_01005_0006081195&utm_content=001_01005_0006081195&utm_campaign=%5B%E8%B3%83%E8%B2%B8%5D200_NA_01cx&utm_medium=cpc&utm_source=google&gclid=CjwKCAiAxMLvBRBNEiwAKhr-nMKR1K_J_mcmwMOYPX45UTJJHjfxY6_Xj9Rrtit7frJdGrRz_J6PVhoCvDYQAvD_BwE

 私の住んでいるのは、駅から20Kmも離れた山間部で、リニア予定駅から一本道なのに、今でも実売坪単価で5000〜1万円程度だ。路線価は坪1000円である。
 私は、17年前に300坪の山林を購入し、100万円のキットハウスを自分で建てた。おかげで家賃はゼロ円だ。年金が月5万円以下なので、1DKアパートにも住めない。

https://blog-imgs-132.fc2.com/t/o/k/tokaiama/dottigatoku2.jpg


上のグラフは2011年の1K住宅のものだが、中津川でも名古屋でも、さほど変わりないような気がする。
https://home.adpark.co.jp/contents/yachinsoba/

 求人の多さと住まいの安さを基準に「生活のしやすさ」を考えると、名古屋圏がもっとも恵まれているように思われるが、金沢周辺も捨てがたい。

 今後、安倍政権が続く限り、日本経済が根底から崩壊するのは確実なので、阿鼻叫喚状態になる前に、一番、安全に安定的に生活できる居住地を考える必要がある。
 とりわけナチュラルな自然環境に憧れる人は、大都市はやめておくべきだ。やはり2000m級山岳の山麓に位置する中津川市のような環境を勧めたい。
 多少蓄えがあるなら、300万円も出せば上等な土地付き住宅が入手可能である。
 https://www.athome.co.jp/kodate/chuko/gifu/nakatsugawa-city/list/

 子供を大自然のなかで、のびのびと骨太に育てたいなら、地方の山岳環境は絶対条件だと思う。

 地方暮らしで問題になるのは、燃料代の高さだ。中津川市は、岐阜県内でも寒いことで知られるので、厳冬期の燃料代は高くつく。
 最近の省エネエアコンは、電気代が安いとはいうが、使ってみた印象では、灯油ファンヒータとどっこいどっこいだろう。
 同じ料金でも、エアコンはかなり寒く感じるので、小型ファンヒータや、こたつとの併用になってしまう。

 電気代は、一般的な利用法で、1〜2人暮らし、月に5000円前後と思えばよい。
 私の場合は、後に述べるが、トイレを自家処理しているので、曝気攪拌に使用する電気代が毎月3000円程度はかかっている。
 冬場、水道管電熱ヒーターを使用していると、毎月数千円はかかる。内陸部で夏場は相当に暑いので、エアコンも必需だ。今年は、月に3000円程度かかった。

 田舎暮らしが問題なのは、交通が不便であることと、プロパンガス代が高くつくことである。
 まず、東京ガスの料金表で、ガスボイラーとコンロで月20㎥使用とすると3500円程度。
 中津川市のプロパン料金は、基本1700円程度、㎥あたり490円と、ひどく高い。
 https://lpg-consumer.com/area-info/gifu.html?gclid=CjwKCAiAxMLvBRBNEiwAKhr-nJI8w1X-gcwZZWuGZvNIDaHfbuf4cdR6A6TWnrKEoRn3w_lDBm_OdxoCjiAQAvD_BwE

 同じく、月20㎥で、11500円にもなってしまう。東京ガスの三倍の価格である。
 これは、岐阜県プロパンガス協会が結託して暴利を貪っていると批判されるべきだろう。

 私は、十数年前に、持ち込みのプロパンガス充填が拒否されるようになったので、以来、カセットガスを利用している。
 カセットガスは、ブタンをプロパンに熱量換算して1本あたり124リットル程度なので、1㎥なら8本に相当する。
 価格は、3本270円(コメリ)なので、一本あたり90円。
 プロパンは、1㎥550円とすれば、ブタンカセットガス1本に換算すると69円程度。
 
 わずかにプロパン(1㎥550円として)が安いのだが、プロパン契約の場合は、使わなくとも基本料金1700円前後を徴収される。カセットガスは、自分で買ってセットした分だけだ。
 使用済みカセットは、空き缶と同じように金属クズで捨てられる。私の場合は、100本くらいまとめて、地域の資源ゴミ収集に出している。

 私のカセットガス使用量は、毎月15本程度だと思う。したがって、月に1350円前後、プロパンの基本料金より安いので、圧倒的にカセットが有利である。

 カセットコンロの使い心地だが、これまで16年で10台くらいは買った。高価な岩谷はさすがに故障しにくいが、安価なアイコンロを買ってしまうのでトラブルはある。
 最近では、アイコンロのバーナー部分が腐食してボロボロになったので、また懲りずにアイコンロに買い換えたが、今度は、大きく設計変更してあり、信頼性の高いものになっていた。非常に使いやすい安定性の高いものになっている。

 結論からいえば、今のところ、調理だけならカセットガスコンロが圧倒的に有利である。調理中にガスが切れてカセット交換をしたために味が落ちることは頻繁にあるが、深刻に捉えるような問題ではない。
 厳冬期、室温が低いときは、ガスの出が悪くて困ることもある。こんなときはカセットにお湯をかけておく。
 なお、カセットは、高価な岩谷製を買う必要はなく、安価なアイコンロや東邦で十分だ。大増税後は、一本あたり90円程度だ。

 私は風呂も自分で作った。20万円程度で売られていた小さな2畳半のログキットを購入して、自分で組立、灯油ボイラーも自分でセットした。
 現在のところ、プロパンが異常に高いので、灯油ボイラーの方がはるかに経済的である。ボイラーは、ノーリツの8万円程度のものを使っている。
 すでに16年以上使っているが、一度も故障したことはない。もっとも、そろそろ寿命になる頃なので、いつ更新時期が来るかとヒヤヒヤしている。

 灯油ボイラーは、屋外用の毎時4万Kを購入するのがいい。設置台を腐食しにくいアングルで自作する必要があるかもしれない。200リットルの大型灯油タンクを設置すれば、1シーズンに一回程度(二日に一回入浴)の給油ですむはずだ。(現在価格で1万5千円程度)
 DIYの好きな人なら容易に自分で設置可能である。

 水利は、上下水道とも、私は自家処理で、上水は深さ4mの浅井戸、下水は、EM処理して、全量を庭の畑に吸収させている。
 16年間一度もくみ取りしていないが、悪臭などの問題は一切ない。
 ただし、向かいの池か、浄化槽などからユスリカの大発生があり、今ではデミリン発泡錠が欠かせない。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-98.html

 井戸は、造園屋にユンボで掘ってもらうのが安く上がる。農業用の需要が多いので、どこの造園屋でもやってくれるだろう。
 今は、4mで30万円前後ではないだろうか?
 井戸屋に頼んだ場合は、深井戸で50万円程度は見ておく必要がある。私も、資金が入手できればNPOで取り組みたいと思っている。
 井戸ポンプの寿命は十数年程度だが、丁寧に使っていれば20年は持つはずだ。今は8万円程度だ。

 配管は、基幹配管を20ミリのVPにして土の中に20センチ以上埋める。枝配管は、十分な保温をして必ず水抜き栓を作っておき、マイナス10度になる前に、露出管の水を完全に抜けるようにしておく。

 中津川市の上下水道料金は、以下の通り。
  http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/page/050842.html
 http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/page/051997.html

 通常使用なら、月、上下で5000円以下ですむはずだが、名古屋市では、相当に安くて月、3000円程度を考えれば良い。これは自治体の規模=スケールメリットなので仕方がない。なお、東京と名古屋は、料金があまり変わらない。
  https://www.water.city.nagoya.jp/category/hayamihyou/1116.html
 https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/ryokin/hayami_23_08.html?area=23ku

 電気代だが、これは、全国で大きな差は出ていないはずだ。
 実は、太陽光パネルを購入して、自家発電を行うつもりだったが、予想外にバッテリーの劣化が早く、また整流ダイオードの問題で効率も悪かった。
 非常に高額のACDC変換器が、雨水の混入で破損し、自家発電はろくな成果もなく、ひど高いものについた。
 今では、非常用の1Kwガソリン発電機があるだけだ。私は、個人的な規模の自家発電は、とても推奨できない。

 私が、移住を前提に考える基準は、やはり家庭菜園=ダーチャが作れるかという視点だと思う。
 一反300坪の家庭菜園が確保できれば、ジャガイモだけで大人数人を食べさせることができる。個人で、一反の農地を確保するのは大変なので、気の知れた仲間数名で共同購入するのが良い。
 それに、一人では意欲が湧かない。数名でやってれば、あれこれワイワイ対話しながら文殊の知恵も湧き出すものだ。

 我が家にも80坪ほどの畑地を拓いたが、この数年、農薬を使わなかったせいか、病害虫が増えて、ウイルス病で収穫に大きな打撃があるし、オマケにイノシシなどの侵入で掘り返され、ひどい目に遭った。
 ま、耕運機代わりにはなるのだが。
 共同農場を作る場合、今では、農地の防護対策が欠かせない。最低限、鉄筋メッシュで周囲を覆って、小動物が入らないような対策も必要だ。

 我が家のウイルス病は、屎尿処理水を畑に全量流しているので、どうしても過湿になって、虫が湧きやすくなるせいだと思う。
 しかし、子供のいる家は、子供たちに自分の手で食料を生産する方法と自信を学ばせることが人生にとって最大の役に立つカリキュラムになるはずだ。
 私は、60年前の幼い時代に、学校で裁縫を教えてくれたことが、今でも役立っている。当時、教えられた農業や畜産の基礎知識(養鶏など)は人生の宝になっている。
 ぜひとも、子供たちを学習塾でなくダーチャで学ばせてもらいたいと私は願う。

 中津川市の場合、駅から遠い農地は、老齢化による耕作放棄地を探せば、恐ろしく安く入手できる可能性がある。坪単価数千円で農地が購入できるし、山寄りの過疎地ならば、農地転用も容易に許可される。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-962.html

5. 中川隆[-13195] koaQ7Jey 2020年3月03日 12:51:51 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[334] 報告

2019年11月06日
老後破産しないため家、車、保険などの生涯支出を下げる 

厚生省の試算だが支出は人によって違い、スーパーボランティア尾畠さんは5万円以下で暮らしている


画像引用:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn%3AANd9GcRGGseIumR-C8cN8oCE1ON-uhXyZHtKwmv8QjIy7Dvfk2wcmq8T

住宅ローンと自動車コスト

老後破産しないためには2000万円の貯蓄が必要と言ったのは厚生省の報告書でしたが、実際は個人差があります。

支出額が大きければ同じ年金、同じ貯蓄でも老後破産するが、支出が少ない人はお金が余るでしょう。

老後になってからの支出を抑えるには、そうなる前から準備しておく必要があります。


人生最大の支出は住宅ローンや家賃、子供の教育費、自動車支出、各種保険で、ほとんどこれらを支払うために生きている。

子供を一人大学まで出すには2000万円必要だそうで、住宅は平均4000万円程度がかかっています。

自動車はクラウンやベンツだと年100万円、中古の軽自動車でも年30万円以上、駐車場を借りると50万円かかっています。


すると40年間軽自動車でも1500万円から2000万円、ずっと高級車なら4000万円の支出です。

生命保険支払額の全世帯平均は月3万2000円なので年38万4000円、40年間では1536万円も支払っています。

生命保険は長生きすると受取額が減り、平均寿命より長生きするほど損をする仕組みになっています。


これらを合計すると多く払う人と少ない人では一生涯に5000万円から1億円も違ってきます。

たとえば一生軽自動車の人と一生ベンツの人では40年で2000万円以上の差がつき、生命保険は長生きすると1000万円以上の無駄です。

子供の教育費は住宅ローンとセットの事が多く、子供部屋が必要になるのがきっかけの事が多い。


老後に住宅ローンが残るのは最悪

住宅を購入するのは男性が30代の場合が多いですが、30歳で30年ローンを組んでも完済は60歳です。

多くの人は65歳まで住宅ローンを払いますが、払い終わった時には子供は家を出ています。

子供部屋が必要なのは20年間くらいで、ずっと同居するなら良いですがいつか不要になります。


40年間で4000万円を住宅建設に払い、住宅には毎年維持費がかかるので合計5000万円は掛るでしょう。

40年間毎月10万円を払った事になり、家賃10万円の賃貸に40年間住んだのと同じになります。

賃貸と持ち家の決定的な違いは「やっぱり持ち家はいいなあ」ではなく、住宅ローンを背負う事です。


住宅ローンを返済中の40年間に一度でも収入が下がったら返済不能になり、自己破産しても保証人に請求が行き保証人も自己破産します。

賃貸なら月10万円が払えなくなったら月5万円の部屋に移るだけで、ちょっと寂しい気分になるだけで害はありません。

住宅ローンは返済期間を長期化して毎月の支払額を減らせるが、そうすると老後に住宅ローンが残ってしまう。


教育費については公立か私立かなどで大きく違い、1000万円で済ますこともできるでしょう。

また高い教育費を掛けて子供が高収入になると、老後に親を支援してくれたりするかも知れません。

老後に世話になるかも知れないのを考えると、子供にかける教育費は一概に無駄とは言えない。
http://www.thutmosev.com/archives/81405360.html

6. 中川隆[-13194] koaQ7Jey 2020年3月03日 12:53:54 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[335] 報告
東海アマブログ  2019年10月19日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-908.html

 私が、中津川市の山奥の村に移住したのが2003年で、それから、すでに16年が経過した。

 最初は、土地に安物のスーパーハウスをポンと置いて、地目が山林になっている雑木林を切り開き、宅地を造って、100万円で売られていた杉間伐材の木造キットハウスを自分で組み立てた。

 ついでに書いておくが、スーパーハウスの安物は駄目だ。厳冬期マイナス10度以下になる当地では、一晩中ストーブを焚いていても、外で寝ているのと変わらず、布団にくるまっていても顔が凍って、痛くて仕方ない。。

 高級品の断熱性の良いものならいいかもしれないが、だったら、親和木材あたりのキットハウスを20万円ほど余分に出して組み立ててもらった方がマシなような気がする。

 厚手の杉材ログの断熱性は非常に良いので冬が楽だ。スーパーハウスの良さは、耐久性が抜群だし、変形が起きないということだろうか。

 トイレも浄化槽も、水回りも、何もかも自分で作らねばならなかった。ただ、井戸と電気だけは、さすがに自分では無理だったので依頼して作ってもらった。

 井戸は4mの浅井戸をユンボで掘ってもらったが費用は20万円だった。今では、倍くらいするかもしれない。

 電気は、最初は20Aだったが、溶接機が使えないので40Aの配電盤を作ってもらい、配線は自分でこなした。とりあえず、十数年使ってトラブルは起きていない。

 今では、安い年金が振り込まれるようになり、最低限、飢える心配はなくなったが、移住後、毎月、預金通帳の残高を見ながら、いつ金欠が起きるのか不安で、底が見えたらタクシーに乗務しようと思っていた。

 ところが、次々におかしな病気になってしまい、生きているのが不思議なくらいだが、周囲がすべて山や丘陵なので、毎日、植物の気を浴びながら歩き回ることで生き続けていられる。
 深い自然のなかでの静かな生活は、一度味わうと、例え布団にムカデが侵入しようとも、もう大都会に戻ることなどできない。
 それに、田舎暮らしは自炊ができないと無理なのだが、自炊はひどく安上がりなのだ。たぶん食品は、月2万円で十分お釣りがきているはずだ。

 当地は稀少鉱石を算出する花崗岩地帯なので、井戸水のスペクトルを調べると、トリウム系列のピーク(例えばトロン=Rn220)が出てしまい、飲料水は、2g50円と、ひどく安いピュアの森というペット水を使っている。
 風呂はトロン温泉だから、とても気持ちがいい。

 今、生活費で高くついているのは浄化槽である。これは、貯留槽と排水槽の二槽を、ブロアで曝気し、汚泥ポンプで循環させているので、電気代が毎月2000円くらいかかるのに加えて、EM菌のモルトが1本2000円以上、20K5000円の糖蜜を3g入れて、50g の培養液を作ると3000円程度、二ヶ月分で7000円が浄化槽維持費である。
 さらに、ユスリカ発生防止のデミリン発泡錠が、毎月300円分くらい必要になる。十日に一度は浄化槽に投入しなければユスリカが大量に出る。排水は、全部畑に流している。まったく臭いがなく実に清潔である。
 しかし、上下水道料金を考えれば、多少安くなっていると思う。

 こちらに移住して、本当に驚かされたのは、子供たちの態度の素晴らしさだった。名古屋での私の子供時代には考えられない礼儀正しさだった。
 なにせ、出会う子供、全員が必ず、見知らぬ私に「おはよう、こんにちわ」と頭を下げて挨拶するのだ。本当の山村田舎だから、みんなすれていない。年に一度は杵振り祭という無形文化財、春祭りの主役として、全員が参加するのだが、その表情が、純粋、純朴で素晴らしい。心の底から嬉しそうにしている。

 ところがだ、2007年リーマンショックの頃から、この魅力的な山村が大きく変貌を遂げ始めたのだ。
 まず、秋になってカメムシが激増し、毎冬屋内に侵入するカメムシが半端ない数になって辟易させられるようになった。ついでにいえば、屋内にムカデが侵入してくるので、使いたくなかったオルトラン農薬を床下に散布(臭いで防除)するようになり、屋内では青森ヒバ油をハッカ油に混ぜてスプレーしている。
 また、昔は「マムシ平」という地名がついていたと聞かされ、ゲゲゲと驚いたが、夏場は毎日のように庭にマムシが徘徊していた。
 これは、石灰硫黄合剤を大量に買って、庭に噴霧するようになって現れなくなった。

 2007年あたりを境にして、それまで村に防獣施設など皆無だったのが、どこの農家もメッシュ鉄筋や電柵など防獣施設を設置しなければ農業が不可能になってしまった。
 近所で、毎年カボチャを作ってきた、お婆さんは、せっかく育てたカボチャをすべてイノシシに食べられて意欲を失い、その土地は、すべて太陽光発電所に変わった。

 イノシシは、夜間徘徊していて、我が家の庭にも平然と入ってくる。秋になるとどんぐりを食べにくるのだ。カモシカがいるときもある。希には、熊が来た痕跡も見つけることがある。

 だから、慌てて、敷地周囲にメッシュ鉄筋の防護柵を設置する羽目になった。
 土地の古老に聞いても、こんなに動物が侵入してくるようになったのは、記憶にないという。

 2014年頃からだろうか、「よい子の見本」のような子供たちにも、少しずつ変化が現れはじめた。

 道で出会っても、挨拶をしない子供が出てきたのだ。とうとう、この村にも人間疎外=都会化の波が押し寄せてきたのか、と思ったが、ちょうど、この頃、中津川市防災メールを登録受信するようになり、その原因に心当たりがいった。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-908.html

7. 中川隆[-13191] koaQ7Jey 2020年3月03日 13:04:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[338] 報告

ポツンと一軒家 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%9D%E3%83%84%E3%83%B3%E3%81%A8%E4%B8%80%E8%BB%92%E5%AE%B6


▲△▽▼


東海アマブログ 我々は、本当に必要な数百倍もの浪費生活を強いられていること 2019年05月11日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-739.html


 「ポツンと一軒家」というTV番組を見てると、とても考えさせられる。
 90歳を超えたような老人が、人里遠く離れた山中に暮らしている。そこは、集落から数十分車で恐ろしい林道を走り、さらに徒歩で数十分も山道を歩いて行かねばたどり着けない。

 いわゆる「限界集落」では、高齢老人たちばかりになった集落が、集落としての機能を失って、人々が山を下りて、全体が廃屋化してゆくのだが、「ポツンと一軒家」では、たった一軒取り残された生家で、死ぬまで淡々と生活を続ける老人たちの姿が描き出されている。

 これを視聴していると、山暮らしの想像力をかき立てる柳田国男の「山の人生」を思い起こさざるをえない。


柳田国男「山の人生」
https://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/52505_50610.html


 「ポツンと一軒家」には、多くの場合、電気は来ているが、水道も下水道も、プロパンもない。だからエネルギーは、周囲にある大自然の恵みである薪を利用している家が多い。

 水は、自然の表流水や井戸を用い、食料の多くが畑作による自給自足である。

 実は、このところ、エネルギー問題を考えていて、これから日本では、どのようなエネルギーを利用すべきかという立場で、もちろん強硬な反原発の私は、再生可能エネルギーを考えていたのだが、ポツンと……を見ていると、何か、自分の考えに、とんでもない間違いがあるような気がして、エネルギー問題を哲学的に根底から考え直さざるをえなくなったのである。

 本当のエネルギー問題を考えて行くと、実は、資本主義における、我々の生活の浪費問題こそ、もっとも必要な視点ではないかと確信するに至った。
 ポツンと……の生活は、実に合理的である。これまで見てきた範囲で、クーラーが敷設された家は確認できなかった。

 森を吹き抜ける自然の風があれば、人工的な冷風は無用であり、クーラーというものは、大都市のなかで他人の廃熱から身を守るために必要なものであろうと思った。

 山の上だから厳冬期は猛烈に寒い。ほとんどの家に薪ストーブがあり、家の外には大きな薪小屋があって、大量のストックがあった。秋までに、せっせと近所の木を切って薪を確保乾燥しておくのである。(普通は乾燥に2シーズンかける)

 私も薪ストーブを利用しているので、大きな森林環境のなかでは、ほぼ無限に薪が供給可能であることを知っている。

 調理も、プロパンガスなどではなく、薪ストーブを調理器具として利用している場合が多かった。

 確かに、ストーブ上には一つの煮炊き口しかないが、昔の食生活を考えれば、決して不便はないように思える。囲炉裏を併設している場合も多く、この場合は二つ使える。

 ポツンと……に登場する多くの老人たちに不満、不便、不自由は見えない。生まれたときから繰り返してきた日常生活を死ぬまで続けるだけのことだ。

 排泄物も、昔通りに肥だめに入れて発酵させてから畑に散布する。水洗便所もEM菌も必要としていない。

 たぶん電気も、灯火に使いテレビを見る程度で、停電しても、灯油ランプでもあれば十分で、大きな困難は起きないだろう。

 NHKの集金人も、大きなコストのかかるポツン家には来ないだろう。
 こういう環境で生活していると私のようなビチグソでなく、トイレ紙も必要としないほどの立派な固形便が出るようになるから、「お尻シャワシャワ」も必要ないのだ。

 自然に包まれ、自然の恵みを最大に活用する省エネ生活を見ていると、我々の生活エネルギーの数十分の一以下しか使っていないように思え、生活全体の無駄を考えると、おそらく我々の標準的な「文化生活」の数百分の一の消費なのではないかと思った。
 逆に言えば、我々の生活は、ポツンと……の数百倍、無駄が積み上げられているようにさえ思えるのである。

 最大の理由は、商品を手に入れ販売店に簡単にゆけないということだ。多くの場合、月に数回、町に出て必需品を買う人が多いが、ほとんどの人が自給自足体制を確保しているので、購買内容も非常に少ないだろう。

 逆に、いつでも簡単に資本主義商品を購買できる我々は、その安易さゆえに、本当に必要ないものまで、宣伝による洗脳によって無理矢理買わされているような気がする。

 我々は、生活に必要ないものまで「買わされている」という、資本主義社会、競争主義の原理に支配されていることに気づく必要があると思う。
 資本主義社会というのは、企業の金儲けだけが社会最大の価値と信仰される社会のことである。それは、「我々の生活の必要にして十分なニーズ」を満たすのではなく、一円でも多くの金儲けを求めて、消費者を騙してでも、たくさん、高価な、無駄なものを買わせることが本質になっている。

 「必要ないものまで買わされる」とは、どういうことだろう?

 それは、メディアを利用して、「買いたい、買わねばならない」と製造企業が洗脳工作を繰り返していることで、例えば、朝のモーニングショーなどを見ていると、購買を刺激する商品紹介のオンパレードで、これは生活の必要情報ではなく、買わせるための洗脳工作と言ってもよいほどだ。

 我々の潜在意識は、資本主義競争による、この種の洗脳工作の餌食となり、必要のないものまで買わされる生活をしている。

 それが、ポツンと……では、そうはならない。家に戻るのに、イノシシや熊の徘徊する大変な道を、無駄なモノをたくさん担いで登るわけにいかないから、本当に必要な最低限のモノしか買うことができないのである。

 このことが、購買欲洗脳メディアの陰謀から解放されるために大切な条件になる。私は、月の生活費が5万円程度なので、「できるだけ安くあげる」を至上命題として商品を購入し、「必要ないものには手を出さない」という原則を守る生活をするようになって、少しは「資本主義の呪い」から、我が身を守ることができるようになったと思うが、最近のシングルマザーや年金生活者たちは、どこも生活が大変で、スーパーの値引き販売に殺到するような人たちは、やはり資本主義浪費の呪いから抜け出すことができるようになっているように思える。

 今、スーパーで値引き品ばかり購入するライフスタイルになってみて、これまで、どれだけの無駄を重ねてきたか身につまされる感覚が出てきて、メディアの購買欲を刺激するような商品には一切手を出さなくなった。

 すると、生活費もずいぶんと節約できるようになった。買う前に「おっ、良さそう」ではなく「これが本当に必要か?」を先に考えるのである。

 私の家は、水道・下水道は利用していない。水は井戸で十分だが、ラドンが含まれているので、飲料用だけは安いペット水を利用している。

 排泄物は、すべてEM菌で処理して畑に流しているが、このEM菌がひどく高くつくのが悩みの種だ。毎月、モルトだけで2160円もかかる。

 問題は電気だ。太陽光パネルを購入して設備を作ったのだが、超高価な交流転換装置が簡単に壊れて、おまけにバッテリーの寿命が短く(4年程度)、供給電力に太刀打ちできないのである。ずいぶん無駄な浪費をしてしまった。

 もっとも、本当に必要な電力は、灯火と井戸ポンプ程度で、巨大震災で電力供給が止まっても、それほど深刻な事態にはならないと思う。

 ポツンと……でも、電力が停止して本当に困る家は少ないだろう。

 私は、エネルギー問題を考える上で、もっとも基本的な問題点は、スケールメリットという資本主義の発想になると思う。

 人間社会の進化という哲学的命題を考えると、これからの進化・合理化は、反スケールメリット・反金儲け主義にあると考える必要があると思う。

 例えば、スケールメリット=大量生産・大量消費というシステムが、技術の進化と価格の低下を保証するという発想によって、近代エネルギー産業が成立し、原子力発電も、そうしたスケールメリットを前提に作られている。

 だから原発は、社会のニーズに応じた出力調整ができず、いつでも一定の熱量を製造するという前近代的なシステムである。これに対し、火力は、ニーズに応じて生産調整が可能であり、水力は、降水量という制限のなかで出力を確保できる。

 太陽光は、太陽の出ているときだけ発電可能で、これも原発と同様の課題を抱えていて、風力も、風が吹いているときしか発電できない。

 原発が、一定の出力しか生産できない巨大な足枷を抱えている事情によって、昼間のニーズ増大時に必要な電力供給源として、揚水発電所が建設されているが、これは、日本の場合、実働効率は、わずか7%前後で、このダムは経産省の官僚たちの箱物利権によって造られたに過ぎないのである。

 なぜ利用効率が極端に悪いかというと、揚水発電の効率が25%しかなく、原発で製造した電気の7割以上をドブに捨てる仕組みになっているからである。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8F%9A%E6%B0%B4%E7%99%BA%E9%9B%BB

 揚水発電こそは、究極の無駄、無用の長物施設、官僚腐敗の象徴といえるだろう。
 このような無駄、不合理の極みのような電力調整システムに換わるものがあるかというと、実は、ほとんどないともいえる。

 今、経産省官僚たちが大声で推進しているのは、水素・燃料電池発電であり、夜間の原発余剰電力と昼間の太陽光余剰電力を利用して、水を電気分解して酸素と水素を製造し、これを燃料電池の燃料にして発電するという考え方で、この場合、発電効率が60%程度あるので、一見合理的に見えるが、実は大きな落とし穴がある。

 水素の化学的活性が強すぎて機器を腐食させるため、燃料電池発電機の耐久性が10年程度しかないという問題で、これは致命的である。
 http://rechargeable-battery.asia/fuelcell/know/merit.php

 実は私も、燃料電池、水素発電システムこそ、人類救済の電力であると数十年前から信じていたのだが、これが原理的に間違っていたことが分かってきた。

 社会の進歩という哲学的観点から見ると、エネルギーは、スケールメリット、大量生産から分散製造・分散消費、つまり、「エネルギーの必要な場所で、必要に応じて発電する」という向きに発展してゆくのが必然で、これはエントロピーと同じ必然性と考えてもよい。

 この切り札が燃料電池だと信じていた。それは、燃料電池コジェネレーションというものが、スケールメリットに依存しない本質を持っていたからだが、家庭用の場合は、わずか10年で高価な機器を交換してゆかねばならないというのなら普及は不可能である。

 いわゆる現場発電「必要な場所で、必要なだけ発電する」というシステムに使えるのは、今のところ原動機発電だけである。
 これは、スケールメリット発電が、巨大な送電ロスを抱えている事情から考えると、ロスの分だけ有利なのだが、それでも燃料が高すぎて、スケールメリットに勝てないのだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%81%E9%9B%BB

 (直流送電がロスが少ないというが、非破壊検査に携わった者なら、直流がどれほど恐ろしいか身にしみて分かっているので、これを送電に使うと何が起きるか想像がつき、とても実現不能だと知っている。

 直流では、致命的な電解腐食が起きるのである。送電塔の厚さ10ミリのアングルが、わずか数年で腐食して倒壊してしまうのだ。これは絶縁を越えた漏洩電流によるものなので、アースなどで対応できる問題ではない。)

 そこで、冒頭に紹介した「ポツンと一軒家」の生活を思い起こしていただきたい。

 我々の生活には、無駄が多すぎるのである。電灯だって、本当に生活の必要な光で十分ではないか?

 浪費に満ちた生活水準を維持しようと考える前に、もっと自然界のエネルギー=薪炭や太陽光、風を活用することを考える必要がある。

 今から明治時代の生活に戻れとはいわないが、もっと自然に依存した合理的なライフスタイルがないか、きちんと調べ直した方がいい。

 節約できるものは節約し、自然エネルギーに転換できるものは転換すべきである。
 薪を採れば自然破壊になるか? というと逆である。

 現在の山林は、昔のように薪炭利用しないせいで、老廃木が増えて、森が荒れ、これがイノシシなど野生動物の増加を招いている。

 薪を消費することで、森は整理されて合理的な姿へと変わるのである。また、採取のエネルギーを考えれば、不必要な薪の浪費もできなくなるだろう。

 自然界に人間の管理が及ぶようになり、手入れされた美しい森に変えることができる。

 こうした実例は、ポツンと一軒家の周辺の自然環境から学ぶことができるだろうと私は思う。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-739.html

8. 中川隆[-13837] koaQ7Jey 2020年3月18日 07:31:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1045] 報告

これからやってくる不況。不安定化な社会でも普通に生き残れるライフスタイル
2020.03.18


世の中が不安定になったり、景気が破滅的などん底に転がり落ちていく局面では、意外にも「まったく影響を受けない人」もいる。皮肉なことに、何も持たない人である。最初から「何も持たない人」は、世の中の動きに関係なく常にどん底で生きている。そのため世の中が不安定な局面になったとしても、最初から「不安定が日常」なので動揺することはない。(鈴木傾城)


これから世界経済は当分回復しないと思った方がいい

当たり前だが、世界経済は当分回復しないと思った方がいい。新型コロナウイルスは全世界を混乱に陥れている。何も解決していない。そうであれば、これから世界は同時不況に落ちるのだ。

今、最もストレスに晒されているのは、負債をたくさん抱えた人である。

金融市場のレバレッジだけでなく、事業の借金、住宅ローン、クレジットローンは返済計画が狂った瞬間に悪夢になる。安定している時期は資産として計上されているはずの借金は、不安定な時期には時限爆弾と化す。

自国の経済情勢が悪化し、自分を取り巻く社会が混乱し、不況から逃れられなくなると、資産が大きい人ほど安定を失っていく。

場合によっては、生活水準も維持できなくなる。混乱が続くと、失意の中でダウングレードを強いられて自信も喪失していく。

今回は新型コロナウイルスによる混乱だが、考えてみれば世の中は不安定さに満ちている。戦争や、突発的な金融危機や、国家の債務不履行や、強度の不景気(大恐慌)が起きて社会が崩壊した時、ビルから飛び降りたり首を括ったりする人は決まって「負債が返せなくなった人」「資産を失った人」である。

多くの人にとって地道にコツコツと築き上げた資産は命の次に大切なものだ。それを失うというのは強烈なショックであり、深い絶望である。だから、すべてを失った人は生きる希望も失ってしまう。

私はブラックアジアでもダークネスでもフルインベストでも、常にこうした「不況」「不安定」「混乱」が来ると書き続けてきた。2020年。私たちはいよいよ「来るべき荒波」に飲まれた。

世界の不安定化で、資産を持つ人がすべてを失う

私は親元から離れた瞬間に個人事業主になった。

その後はバブル相場で「どんな株でも適当に何か買ったら全部上がる」ような経験をしたので、まともな社会生活をすることもなく、株で手に入れた資金で東南アジアをぶらぶらするような退廃的な生活をしてきた。

途中で、こんなことをしていたら人生破滅だと思って、まともになる努力をするために会社に勤めたこともあった。しかし、「まともになる」という選択肢自体が私に合わず、うつ病一歩手前にまで追い込まれて結局は元の一匹狼に戻った。
というわけで、私は今まで人生の大半を一匹狼として生きている。

実は、一匹狼というのは表社会ではまったく信用がない存在だ。場合によっては、クレジットカード一枚ですらも作れない。不動産も借りられない。それが一匹狼の扱いなのである。個人事業主として生きている人は全員が経験しているはずだ。

そのため、私は世間一般で言うところの「安定」は自分の人生になかった。一匹狼は立場的にはとても気楽なのだが、逆に言えば困窮しても誰からも助けを得られないか弱い存在でもあるのだ。

だから今の不安定な社会情勢になっても、不安定そのものが私にとっては日常みたいなものなので、特に大きな精神的ストレスを感じているわけでもない。

どうせ「こういう波乱も起こり得る」と私は常に考えているので、私は1円の借金もしていない。証拠金が要るようなトレードはないしローンもない。つまり、私はファイナンス的には非常に身軽であり、夜になって眠れなくなることはない。

確かに保有している資産は収縮(シュリンク)しているのだが、状況が落ち着いたら再び戻ると分かっているので何とも思っていない。

「何も持たない人間が一番強い」という事実

世の中が不安定になったり、景気が破滅的などん底に転がり落ちていく局面では「何も持たない人」は強いのではないかと思う。仕事を失ったらさすがに大変ではあるものの、その仕事も身ひとつであれば何でも選べる。

最初から「何も持たない人」は、世の中が好景気だろうが不景気だろうが省エネで生きている。世の中の動きに関係なく、つつましくしている。そのため世の中が不安定な局面になったとしても、最初からつつましいので影響が少ない。

資産も必要最小限であれば、金融動向がどうなろうと知ったことでもない。たとえば、自分の国がめちゃくちゃになって通貨価値がゼロになったとしても問題もない。もちろん、不動産価値がゼロになっても困らない。

ほとんど持っていないか、何も持っていないからだ。

持っていない物の価値など、最初からどうでもいい。「何も持たない人間が一番強い」というのは、社会が動乱すればするほど真実と化す。

通貨価値が混乱したり、資産がゼロになったらさすがに私も落ち込む。しかし何も持たない人間は、世の中が大混乱して極度の不況に見舞われても、最初から何も持っていないので一番影響が少ない。

これは示唆に富んでいる事実でもある。

これから深刻な不況が来るというのであれば、私たちは生き残るために「小さくなればいい」ということを意味しているからだ。

広げていたものを畳む。拡大していたものを縮小する。増やしてきた物を捨てる。小さく生きる。何も持っていない「無敵の人」に近づけていくことが、経済的な大混乱の中での防衛的で正しい生き方になる。

不安定化な社会でも普通に生き残れるライフスタイル

不安定化する社会が本格的にやって来ると、何も持たない人間が無敵の人になる。失うものがないというのは、すべてが破綻する社会では最強の立場となる。身体ひとつあれば、それなりに生きていけるからだ。

数年前から、日本では必要最小限の物しか持たないようにして生きるミニマリストが増えていたのだが、これは将来に大きな社会的動乱が来ることを薄々と感じていた人たちだったのかもしれない。

社会が崩壊するような動乱がくると、必要最小限の物以外は何も持たない訓練をしていた人たちが「本当に何も持たない人」と同様に生き残る。新型コロナウイルスによって引き起こされる不況の中で、まさにこの訓練が実る。

小さく生きる。それがこれからの「生き残るためのライフスタイル」である。彼らのライフスタイルこそが経済崩壊が起きても平穏に生き残れるものである。
生活をシンプルに小さくするというのは別に「暗い行為」ではない。物は少なければ少ないほど精神的に身軽になるからだ。必要でないものは買わなくなるので、次第に欲求も消えていく。

すでにいろんなものを抱えている人は、持っていても使わなくなったモノから捨てればいい。使うのか使わないのか迷っているモノも捨てればいい。
昔は大事だったけれども、今は大事だとは思えないものも捨てればいい。一年以上使っていないモノも捨てればいい。持っているモノをひとつひとつ捨てていけば空間も広がるし、人生の見直しにもつながる。大事なもの以外は要らないではないか。

世の中、どうせ不況で大変なのだから、物質的なモノよりも精神的なものをしばらく追求してもいい。

極度のミニマリズムになる必要はない。しかし、基本的に「無敵の人」のように何も持たない方向に意識を向ける。これが、不安定化する社会の中でも、普通に生き残れるライフスタイルではないのか。


『最小限主義。 〜「大きい」から「小さい」へ モノを捨て、はじまる“ミニマリズム”の暮らし〜』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01BBEWK2O/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=B01BBEWK2O&linkId=f32a9ec44965fe55a36a0f86c36d5c7c


https://blackasia.net/?p=17588

9. 中川隆[-13836] koaQ7Jey 2020年3月18日 07:32:51 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1046] 報告

本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html

音楽はこういう部屋で聴きたい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html

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