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音楽はこういう部屋で聴きたい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html
投稿者 中川隆 日時 2016 年 7 月 02 日 12:01:50: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 苗場スキー場の元高級リゾートマンションが遂に10万円になった 投稿者 中川隆 日時 2014 年 9 月 19 日 21:44:03)

”静寂の空間” バング&オルフセン 二子玉川/ホームメディア・AV システム
http://www.houzz.jp/photos/49539201


長野県の別荘にBeoLab5スピーカーをインストール致しました。

オーナー様は別荘を計画されていた7年前からBeoLab5スピーカーの導入をイメージされてました。

リビングは3面、高さ4mのガラス張りの開放的なスペースとなっており
目に入る自然環境を招き入れるような設計意図があります。

窓前に配置したBeoLab5はランドスケープを構成する要素として、これ以上ないほど調和しています。

7年越しの夢を叶えたオーナー様には BeoLab5 の圧倒的なサウンドクオリティと
iPadでの快適な操作をご体感頂き、訪れる頻度が高くなりそうだと仰って頂きました。
http://www.houzz.jp/photos/49539201


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理想のリスニング環境は? _ オーディオ・マニアは何故みんなゴミ溜めの中で音楽を聴きたがるのか?

1) オーディオ雑記帳 僕が考える理想のオーディオ部屋 _ デコラのある部屋

ステレオサウンド誌がいつ頃かは分からないが『音楽が聞こえない部屋の写真』が載るようになった。マニア紹介でも訪問でも、皆揃ったように誇らしげに高価な機器を並べ立てた部屋で、まるでオーディオショップのようなリビング。最近ではよく恥ずかしくもなく、いい親父が自慢げに載るよとあきれ顔。

オーディオ評論家が音を伝えられない文章を書き始めたのも同時期のような気がする。評論の総括は決まって曖昧な和製英語で語られ、結局何を読者に伝えたいのか?

しばらくして、一流のオーディオ専門誌が二流のオーディオ広告雑誌にみごとに変貌を遂げた。それからというものオーディオ評論家と名刺でも出されると大笑いしてしまう自分がいる


一枚の写真

・・・暖炉のそばにデコラが他の家具と一緒に、最初からそこにあったような自然な感じで置かれていた・・・

それは多分イギリスの貴族の部屋だと思うが、こんな部屋で音楽を楽しみたいと長年思っていた。

時の流れを忘れさせてくれる部屋、それが僕の理想となった。

先日、母といっても84歳だが友人を連れてきて部屋を貸してくれというので、デコラから小さな音で音楽を流して部屋を出たら、普段30分もしない間に帰るのに、その日は2時間部屋にいたらしい。

そしてまた遊びにきていい?と友人にとっては非常に心地の良い部屋であったらしい。
すこしは記憶の写真に近づいたかな?と理想の部屋作りは始まったばかりだ。(2012/12/10)
http://more.main.jp/zakkichou08.html

このデッカ・ステレオ・デコラを輸入した人が 2005年5月に英国から搬出した時の貴重な写真を数枚送ってくれた。

後ろに薄く写っている屋敷で長年使われていたそうだ。

http://hal4550.exblog.jp/iv/detail/?s=19600681&i=201303%2F05%2F60%2Fc0064260_1432407.jpg

こう云う写真や書類を提供されると素性が分かり安心できるから不思議だ。
その後八年間誰の手にも渡らず、そして、やっと灯りが点った。
http://hal4550.exblog.jp/19600681/


2005/1/12
購入を決めてしまった(幻の機器)DECCA デコラ。そして、今日、デコラが運ばれてきた。

ポンと置いただけなのに、僕はこのデコラの音を文章に書けない・・・いや、表現する能力がない・・・

まるで色とりどりの宝石のような音としか表現できないし、デコラ自体まるで(音を聞いた後には)宝石箱のように感じる


2005/1/15
デコラが来て以来、僕のオーディオ感が全く変わってしまった・・・

長年付き合ってきたオーディオたちの音が全てモノトーンに感じられる。
オーディオでこんな衝撃的な経験は今まで無いので戸惑っている

デコラを聞いた後レビンソンもマランツもBBCもJBLも困ったことにモノトーンになってしまった

自宅では1日中デコラを鳴らしている。

蓄音機と言っている僕の母がデコラの音を非常に気に入っていて、Mac に繋げてエンドレスで流している。最近驚いたことだが、耳が少し遠い母が音の善し悪しを判断出来るのだ。

一度デコラではなくロジャースで鳴らしていると台所にいた母が、いつもの音で聞かせてと言ってきたのだ。

人間は可聴範囲が狭くなってきても音質の判断は出来るらしいことが分かった。
これなら、あと30年は音楽が楽しめそうだ。


SG520の下の段がPCオーディオ心臓部で、Macminiから無線でデコラと繋いでいる。

Mac → AirExpress → CELLO DAC → DECOLA・・・

この音は麻薬的な音である(2008/10/21)
http://more.main.jp/zakkichou03.html
http://more.main.jp/zakkichou06.html

自宅にいる時には8割くらいはデコラが鳴っている。
しかもデコラから流れるのはバロック音楽。

Macmini → USB → NU FORCE Icon uDAC → 同軸 → Cello DAC

に流していて、これらをiPadで遠隔操作している。
デコラできくレコードのように100%満足するわけではないけれど、かなり心地よい音が常時部屋を充満するあたり、便利な世の中になったものだ。
(2010/12/15)
http://more.main.jp/zakkichou07.html

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2) 音楽はこういう所で聴くのが理想

”静寂の空間” バング&オルフセン 二子玉川/ホームメディア・AV システム
http://www.houzz.jp/photos/49539201


長野県の別荘にBeoLab5スピーカーをインストール致しました。
オーナー様は別荘を計画されていた7年前からBeoLab5スピーカーの導入をイメージされてました。

リビングは3面、高さ4mのガラス張りの開放的なスペースとなっており
目に入る自然環境を招き入れるような設計意図があります。

窓前に配置したBeoLab5はランドスケープを構成する要素として、これ以上ないほど調和しています。

7年越しの夢を叶えたオーナー様にはBeoLab5の圧倒的なサウンドクオリティと
iPadでの快適な操作をご体感頂き、訪れる頻度が高くなりそうだと仰って頂きました。
http://www.houzz.jp/photos/49539201


ただ、僕なら部屋はこのままで


スピーカーは Bang & Olufsen から QUAD ESL63 (pro でない茶色の方) に
プリアンプは Goldmund の Mimesis 2
パワーアンプ は Goldmund の Mimesis 8.5

に変えますけどね。


ジャズ喫茶では改築前の昔のYAMATOYA が一番センスが良かったですね:

京都 東山 ジャズ喫茶 YAMATOYA
http://blog.goo.ne.jp/kamekutobu_2014/e/1a93368e707937c887865a8ef2614205
http://kyoto-de-diary.seesaa.net/article/186780012.html
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26001087/
http://jazz-yamatoya.com/


音楽というのは本来こういう調度と雰囲気の中で愉しむものなんですね:

ニセコ外人向け高級別荘 Taiga Niseko
http://www.taigaprojects.com/ja/


一方、こっちが日本のオーディオ・マニアが音楽を聴いている環境:


菅野沖彦さんの部屋
http://ninzaburou.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/blog/images/sugano1.jpg
http://www.phileweb.com/magazine/sugano/archives/2008/02/15.html

趣味の極道
http://www.gokudo.co.jp/Vanguard/index/
http://www.gokudo.co.jp/index2.htm

HAL4550邸
http://www.gokudo.co.jp/News/n2011Qtr11/index.htm
http://hal4550.exblog.jp/24242202/

楠 薫のオーディオ三昧
http://www.kusunoki.jp.net/audio/audioindex.html

GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/

Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/1805/
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-date-201209.html

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         /   人 : : :  -=ニ二 ̄}川 >、  ` ' ニつ    ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
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             :.      丶.       し     . '     丶.        . イ


しかし、窓から何も見えない密室でオーディオに狂ってる年寄りって異常じゃない?

上記の信州やニセコの別荘みたいな窓から白樺の林が見える部屋で音楽を愉しむのならわかるけど、密室で音だけ聴いてるのは異常。


それから、悪い意味でのオーディオマニアは必ずこういうセンス最悪のゴチャゴチャした部屋にしちゃいますね。こんな物置の中で音楽を愉しめるのかな?:


Acoustic Guitar Stream
http://www.nakakitahideki.com/audio/index.html

オーディオ三國無双 猛将伝 U -不死鳥伝説- - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/namechan9999/12549581.html

「音楽&オーディオ」の小部屋
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/14697f542c1bc536cac71f9d4504e410
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c65c9b145ecff342603c6c13d8fb34b2

オーディオ雑記帳
http://more.main.jp/zakkichou08.html


スピーカーが5割でアンプが3割プレーヤーが2割・・・・なんて話を聞きますが

人生から見たらスピーカーは3%くらいでアンプは2%くらいです(これでも多すぎ)
オーディオバカでない人の方が良い音を出しているのは、永遠の謎です
2015/12/06(日) 16:06 | URL | kaorin27
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-466.html

RICHEBOURGさん訪問記 なんてのも書いてみる Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-475.html


RICHEBOURGさんのマイルーム
http://blog-imgs-84.fc2.com/k/a/o/kaorin27/image1_convert_20160323120836.jpg

そうです
わたしが組ませてもらった、英国はパラマウント映画社のアンプとアビーロード・スタジオからぶんどってきた LOCKWOOD モニター(15インチ Tannoy monitor RED入り)の組み合わせを使っている Tさんのお宅へ行ってきました

まず何より、何より素晴らしいのが・・・お分かりでしょうか?

パキスタン製のハンドメイド絨毯ですよねー、アンプよりお高いでしょうねえ、お父上経由で買えたそうです

実物を見ると写真の10倍は見事な質感です、素晴らしい素材と織りの技術。
模様のエッジが立っていて何一つ迷いがありません


はっきり申し上げてわたくし、オーディオマニアさんのお宅へお邪魔するの苦手です

「音さえよければ、見た目なんて関係ねえ」ってお宅に限ってもれなく聞き続けるのに努力を要します


もともと西洋のある種の音楽(クラシックのことね)は、多くの部分で次のような環境の中で育まれてきました

中央集権でなきゃ、ベルサイユ宮殿なんかの豪勢な建物やクラシック音楽が発達するわきゃないよね

文化は国の強さの象徴ですから

http://blog-imgs-84.fc2.com/k/a/o/kaorin27/a-schubert-evening-in-a-vienna-salon-julius-schmid_convert_20160320164045.jpg

ピアノの前に座っているのはシューベルトさんです

音楽が野に下ったのはベートーベンの頃という説もありますが、作曲家にとっては演奏会での興行収入はまだまだわずかなもので、楽譜の売り上げと教師の収入それらよりもパトロンからの援助が大きかったはずです


だってそうでしょう、演奏会なんて博打を打たなくとも援助の方がずっと安定している(笑)

結局、大衆の耳に音楽が届いたのは貴族の力が弱まっていく逆らえない時代の流れのせいであって、嫌々だったでしょうね芸術家からしたら

パリのバスティーユ牢獄襲撃が1789年〜ナポレオンによるクーデターが1799年
ベートーベンが 1827年没ですか、激動の世紀末ですねえ

しかし、世の中が安定するとまたショパンやリストのように時代が下ってもサロンで活躍した音楽家はたくさんいます

西洋は階級社会根強いねえ


そしてこちらは、つい先日の写真です  現代のサロン調の音楽と言っても良いかしら

http://blog-imgs-84.fc2.com/k/a/o/kaorin27/image.jpg

現役のウィーン・フィルのメンバーの私邸(ご自宅)に日本からの参加者を募ってサロンコンサートを開催している様子です

音楽の都では王様から選挙で選ばれた代表者に政治の実権が渡った現代でも(聴衆の方がどうなのかは別にして)音楽のなんたるかを分かっている芸術家がまだちゃんと居る証拠の写真です

Tさんのお宅でラヴェルを聴きながらこんなことを思っていました

この部屋の特徴は20畳を超えるスペースながら、立方体の形状です
オーディオマニアからは嫌われる形ですね、我が家も同じく立方体です

だからこその素晴らしいプレイバックだと思います、詳しくはまた別の機会にあげますが、変形の部屋は言うに及ばず、斜めの天井や壁は少なくともホールでセッション録音されたクラシックの再生としてはどうなのでしょうか

さらにもう一点、こちらのシステムは極めてシンプルです

CDプレーヤー・フェーダー・パワーアンプ・スピーカー・・・・これだけです
アンプの配線とケーブル類は同時代の英国製を主に使いました

電源改良だの、あーすが何おーむだの、インシュレーターの振動がどうしたの、ケーブルを変えてだの、球を差し替えるだの、その他アクセサリーがかゆいだの痛いだの
全くしてません

音の印象を言葉で表すのは、これまで書いてきた通りピントはずれなことだと思うのでしませんが一つ感じたのが「音楽が清潔だな」という思いです。

もちろんただの言葉遊びですが、以下の文との私自身の中での対比の感想です

私自身がこれまで体験してきた良い音、鮮度のある音、色付けのない音を標榜し、たくさんの「オーディオ的対策(自称)」を施したお宅の音を聞いた際の印象がなんと言いますか「音楽の騒々しさ」であったことを思い出すと、今回受けた印象は正反対だったのです

奇しくも実体験で教えられました

「新鮮な刺身」を食べようとして、お魚に長時間触りすぎて鮮度を落としているオーディオがいかに多いか

はじめは上手く感じるけれど、終曲頃には「早く終わらねえかな」と思う腕自慢の若い演奏家諸君のコンサートだったり、一口目は美味く感じるけれど、食べ終わる頃には飽きている流行りの進化系ラーメンのようにです

Tさんのお宅は違いました

プレイエルかエラールか知らないけれど、モニク・アースの弾く軽妙洒脱で乾いたピアノの音がいつまでも耳の奥に残っています


コメント

写真のお部屋、シンプルで良いですね(^^♪
雰囲気を作るのはとても大事なことだと思います。

今の時代、個人が有名な演奏家をプライベートサロンに呼んで演奏を聴くのはまず不可能に近いでしょう。

生の演奏者は呼べないとしても、「パラマウント」や「LOCKWOOD」などの優れた再生装置で音楽を聴くのもまた贅沢なもので羨ましいです。

私も「ALTEC」を使うようになってからは人様を読んだり人様の家に行って音を聴いたり一切なくなりました。

喫茶店や呑みやなどで友達とオーディオ話をするのは好きですが、相手の装置を前にオーディオ話をしたり招いて話をしたり、気が乗ればいいのですが、乗らないとこれほどつらいものはないです。

一曲だけ音を聴いて・・ハイ良かった喫茶店行こう・・なんて言えませんから(笑)
2016/03/25(金) 13:11 | URL | nyann #3CWxtMyM[

Re: こんにちわ
外交手段(笑)として、友好な交流はあってもいいと思いますが、人様のお宅の音に意見を述べたりましてや手出しをするなんてことは絶対にしたくないですね

そのお宅の音はその方の専権事項ですから、内政干渉に繋がる不可侵条約は厳として遵守すべきと考えます
2016/03/27(日) 12:00 | URL | kaorin27


昔オーディオ全盛の頃名立たるオーディオ評論家諸氏の関係みたいですね、お互いの記事に対して絶対に不可侵条約でした。

当時今のようなソーシャルメディアが発達していたら面白いことになったいただろうと思います。

私も若かりし頃はオーディオ界に君臨した長岡大帝国の親衛隊でした(笑)

最近相談に乗ってほしいと頼まれたのですが、
(私の音になるだけで、あなたの音にはならないですよ!

もっとご自分を信じて頑張ってください・・)ってお断りしました。

一度聞きに行くと何かしら意見を言わなくてはならないしそれで解決するとは思えない、とても難儀なので。

昔も今もハイエンド系の機器を導入して悩んでいる方が多いようです。

大枚はたいて買った機械ですから気持ちは解らなくはないのですが、
収入の身の丈と感性の身の丈は必ずしもイコールではないのかなぁ!

ハイエンド機器は個々の機械の主張が大きいので、組み合わせて使いこなすのは大変そうです。
2016/03/28(月) 11:56 | URL | nyann #3CWxtMyM

そうですねえ

ひと様のお宅で何か行えばオーディオだから何をしても音の印象は変わるのは当然なのですがこれまた当たり前のことに、1週間も後に再訪すると見事に元の音に戻っているという体験を何度もしました

ご本人に聞いても「何もいじっていない」とおっしゃる、その通りだと思います。
だから、音は機械が出すのではなく、その人の音でしか鳴らないと思っているのです

若気の至りの頃、いらぬおせっかいをしてわかったことです

そういったことを踏まえて、その人の出す音を、音の個性を認めて楽しませて頂くのであれば交流もまた楽しからずやです
ささやかな経験ではご自身の音に信念をお持ちの方は他人家の音に対して決して悪く言いません

当然といえば当然ですが、その必要がないからです
2016/03/31(木) 01:11 | URL | kaorin27
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-475.html

RICHEBOURGさんのマイルーム

イギリス旧家の様な空間が目標です
今から半世紀前の再生装置を使って、その当時のクラシックを聴いています。

RICHEBOURGさんのシステム構成

CD Player  : REVOX B226
Transformers : TELEFUNKEN Mil.
Fader    : Maihak w66c
PowerAmp   : R.A.F. (distributing agency by Paramount)
Speaker   : AbbeyRoadStudioMonitor(Monitor15(Red))


2014.06
・平行法の模索中
 ベルウッドさん、GRFさんの平行法の音に唖然
 GRFさんの床置きT4は驚愕の一言。
 我が家でもモノラル音源を用いての葛藤の日々が続く。

2014.09
・スピーカーのセッティングをやや内振りに戻す。

2015.04
・AbbeyRoadStudioMonitor(Monitor15(Red))の導入
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/2512/

RICHEBOURGさん。
北川は鈴木と押しかけて平行法を押し付け、DACの中古を60万で売りつけ。
音がおかしいので聴きに来てと誘いがあり、私が伺って聴いた音は、「なんじゃこの音は」でしたネ。

簡単に言いますと、たしかに平行法。

しかしどう見てもぼけた「蜃気楼」というか音像がぼやけてしまっている。
ピアノ・コンチェルトのピアノが後方ティンパニーの位置から鳴る、こんなの信じられんです。

また、後日、置いて行ったというDACもメーカー名は「知り合い先の」ということで、「RICHEBOURG」も「???」。そのDACも人工的な音、もしくは半導体の基板の音、現状のラックスCDPのほうが好いのです。

後にDACも返却へ、平行法はその日のうちにやや内ぶりに修正、これで音が活きてきたのです。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_16.html

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因みに、ウェスタンエレクトリックとかクラングフィルムの様な映画館用の装置はこういう大広間でないと絶対に無理です:


都城 江夏俊太郎様宅

スピーカーはウェスタンエレクトリックを中心にしたシステム

ウェスタンエレクトリック555 とカールホーン
http://tannoy.exblog.jp/24932912/
http://miyazaki-vtc.sakura.ne.jp/audiokenbunroku.html

JBL HARTSFIELD とか TANNOY Westminster でもこれ位の大きさの部屋は必要:


日本画家 笠青峰さん

アトリエの地下にコンサートホールを作り、国内の一流の音楽家をはじめ、世界最高峰のオーケストラ.ウィーンフィルのメンバーも一年に数回訪れ、そこでコンサートを開くというほどのクラシック愛好家で、今回も、取材に訪ねた前日、その会場で演奏会が催され大盛況だったという。

建物は正八角形で湯布院の町が一望できるパノラマです
地下の音楽ホールです。ワイン頂きながらクラッシック・・・イイッスねぇ
http://diversst.exblog.jp/15788322/

家庭の居間で使うスピーカーのウーハーは最大でも30cm が限界なのですね:


菅野沖彦の演奏家訪問で部屋の広さとスピーカーでマトモに鳴ってるか想像つくよね。

バカ団塊を騙すにはでかい箱がいい。耳ツンボだし、しかもバカ

狭い部屋なのにバカデカいウーファー導入した後で、あのボワボワを聴いて「こりゃ違う参った」と失敗に気付くアホばかりなんだね。

小さい箱に大型ウーファー入れたら量は出るが質が劇的に悪くなるというのを証明したのがJBL43系モニター。

だからプロは他に流れた。

ドスンドスンという懐かしい重低音なんてのも流行ったな。


____

二組のスピーカーを同じ部屋に置くことは造作もないが、ある程度のハイエナジー環境で聴く際には大きなフロア型スピーカーが共振するので、

セオリーを順守するオーディオファイルはひとつの部屋に一組のスピーカーしか置かない。

オーディオ評論家のリスニングルームで、二組のスピーカーが常設されている例は見たことがない。
http://ameblo.jp/507576/entry-12028327146.html


Consequenceが戻ってきてから、寂しい思いをしていたのは ESL-57です。

音場型のSPと同じ部屋に置くと微妙な音場情報をフィルムが共振して吸い取ってしまいます。

見事に細かい音が無くなるのです。

それで、T4を聴く場合は、同じ部屋には置けないので隣の和室に置くことになります。

Quadといえば、茅野の家には、44と405IIが、JBLの箱に入ったタンノイIIILZ/ 10inch Monitor Goldを鳴らしています。

405では力があり過ぎて、タンノイと組み合わせると低音過剰になってしまい、低域を減らして鳴らしているのです。

その Quad のコンビで鳴らしたいと願っていましたので、置き場所を兼ねて茅野まで運んでみました。

いや〜驚きました。さすがに純正の組み合わせです。家では230Vにf圧しなければ弱かった ESL が水を得た魚のように水みずしく、また力強くなったのです。
後ろもそんなに空けていません。それでまったく過不足のない音がするのです。

この組み合わせで良くなる理由として第一に考えられるのは、振動系の軽さでしょう。
Quad のフィルムは軽いのですが、面積は大きいです。その大面積から充分以上な低音が聴こえています。405 のワイルドな音が組合わさると平面スピーカーがまったく違う次元の音になるのです。

バーンスタインが最後に録音したタングルウッドでのボストンシンフォニーのベートーヴェンの7番も聴いてみました。
すごい低音です。会場いっぱいに広がっていくのが手を取る様にわかります。

今なら、このシステムは全部で30万ぐらいで買えるでしょう。
少なくとも音楽を聴くのに何の不足も感じません。
東京から CD だけを持ってきても一夏、いや一冬過ごせるだけの素晴らしい音です。何よりも私のどの装置より低音がゆたかですから。


Commented by UNICORN at 2010-10-23 10:13
最近さる方がMIXI日記にかって保有していたESL63の思い出話をかいていました・・・

もう少し低い領域とダイナミックレンジが稼げれば・・・。

小生が過去1年間に経験した複数の ESL57 の再生音は全くそのような不満を感じさせなかったものでした、やはり過去のマスコミの記事に洗脳されが、初めから諦めているような気がします。

惚れたら、途中でおっ放り出すような事をしたら終わりですね。

Commented by TANNOY-GRF at 2010-10-23 18:19
今までの家の傾向の音ではなく、オーケストラが轟然と鳴ります!
驚きました。その分細かい音は少なくなりますが、オーケストラ好きの私にとっては本当に驚きでした。


Commented by TANNOY-GRF at 2010-10-24 20:14
GRFの部屋にあった時とはまったく正反対の音がするのも、57 がいかにHiFIかを証明しています。
問題は、入力の質と部屋との相性なのです。


Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 02:24
>>問題は、入力の質と部屋との相性なのです。
>ここに総ての鍵が有りそうですね。

オーディオのすべてがここにあるといえますね。
入力の質は、最後まで良くなるという事は有りませんから、そこが一番大事です。また、部屋との相性は、部屋の中でならす以上切っても切れない宿命です。

高いアクセサリーを買うまえにどうして、動かしてみないのでしょう?
動かせないという声もありますが、そんなに大きな SP を持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。


Commented by (Y) at 2010-10-26 13:27
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。

うちのことですね、すみません(笑)。
でも大きなSPにはあらがえない魅力が有るんですよねー。
特に能率の良い大型 SP は反応もシビアだし、取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。


Commented by GRFの部屋 at 2010-10-26 19:34
>そんなに大きなSPを持ち込むことがそもそもおかしいと気がつくべきです。
これは家の事です(笑)
>取り扱いが極めて難しいのですが、音の軽さ(特に低音)が魅力なんです。


そうですね、高能率の SP は音の出の軽さが信条です。
低音が重くないと低音だと思わない重症患者(私でした)が多いので、オーディオ産業が成り立っているのでしょう(爆)
http://tannoy.exblog.jp/14831189/


かつてタンノイ技術部長だったリビングストンが語った言葉


「スピーカーを作る場合の基本的理念というものを考えてみると、感度とか周波数特性とか歪みなどの数字だけを追求していけば、本当の意味でのスピーカーの製造、開発という理念からはほど遠くなってしまうのではないかと思います。

スピーカーとしては、原音を100%忠実に伝えることは無理にしても、いかに最も近い音を伝えるかというのが、その重要な役割だと思います。…

ある人が先月、あるいは先週コンサートへ行った時の音が耳から離れないという時、まさにその音を再現できるようなものでなければいけないと思うのです。…

コンサートホールで聴き、オペラ劇場で聴いた音に近い、リアルな音楽を再現したいというのが、私どもの理想です。

一種のイリュージョン(幻想)というか、まさに真実のように思えるものを音楽の面でいかにより多く与えられるかということが、最も大事なことだと思うのです。…

本当の意味での音楽、音楽の奥深く潜んでいるものを引き出してくる。それがタンノイの追求している一つの理念でもあるのです。」
(ステレオサウンド「TANNOY」旧版76〜77頁)


284 : RW-2 sage 2015/09/07(月) 12:20:23

>コンサートホールで聴き、オペラ劇場で聴いた音に近い、リアルな音楽を
>再現したいというのが

スピーカーシステムより部屋の大きさでしょね。空間が一番高価。

拙者の拙い経験と感覚では

10cmシステムで10帖。30cmシステムなら20帖。38cmシステムなら40帖は必要です。

システムの後方、LR の壁方向も大きく空けて、且つ試聴距離を取って、後方の空間も必要です。高さもあったほうが宜し。

試聴距離 5m〜8m離れて最大 120dBの音圧を得るとなると、システムが 90dB 程度ですと耐入力も 100〜300wクラスが必要。

パワーアンプも大がかりに。

まともにオーディオやりたいならやはり専用ルームが欲しい。

実際、某ライブハウス(満席100席)に置かれてある A7、某レストランフロア(50帖)に置かれていた 2000年製 GRFのスケールは凄かったです。
天井は吹き抜けですし。

家庭じゃ1000万円のコンポを用意してもあの音は無理でしょね。


288 : 薬漬け 2015/09/07(月) 20:14:32
>>284 
確かにそれなりのスケール感を求めようとすると、その位のエアボリュームは要りそうですね。
(英国では総じてスピーカーシステムが小さいのは、それもあるのでしょう。)

一方で、そんなに大音量でなく、空間に立体画を描くような再生の場合には、総じてシステムは大型が有利なような気もしますが。

加えて、「響きの文化」の象徴である英国の石造りサロンなら反響で、さほど大きなシステムでなくとも十全に鳴るでしょうが、「直接音の文化」の権化?であるデッドな日本家屋だと、あまりこじんまりに纏めてはパワー感(パワー自体でなく)不足を来すのではないかな、とも考えたりしています。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1423704997/

TANNOY(タンノイ) 「Landsdown」12inモニターシルバー搭載スピーカーシステム


スピーカーの高さって、試聴ポイント(通常は椅子に座って耳の位置)より下にユニットがくる様な設計のスピーカーシステムは基本的に家庭用となりますので、このモデルも家庭用高級タイプになります。

通常英国では家庭用スピーカーシステムとしては大型でも12インチ搭載モデルを使用していました。

Tannoy Autograph や GRF などはある意味特殊用途で大きな広間などにおく場合に使われていました。

その場合はキャビネットの構造もバックロードホーン型を採用しています。

一般的な部屋の広さでスピーカーシステムからリスナーまでの距離が近い場合は、低域がリニアに出る、バスレフ型か密閉型なのです。

Tannoy Autograph や GRF などバックロードホーン型は家庭用PAに位置付けられます。

スケール感や音場感には優れますが、リニアリティは無理な要求なのです。
Tannoy AutographやGRFはメーカーのフラッグシップモデルだから良いと言うのは間違いです。

リスナーの用途に応じて機材は選択するべきです。だから、一般の家庭での音楽鑑賞用としては TANNOYであればこの「Landsdown」が最も高級であり適当だと思います。
http://vintage-audio.jp/?p=450


タンノイ創設者の「ガイ・R・ファウンテン(1901年-1977年12月10日)」は一番小さなスピーカーシステムの「イートン」を愛用していた


TANNOY Eaton \80,000(1台、1976年頃)
2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 全帯域用:29.5cm同軸
出力音圧レベル(新JIS) 87.5dB/W
外形寸法 幅350×高さ520×奥行250mm 重量 14kg
http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/eaton.html


彼は家ではほんとうに音楽を愛した人で、クラシック、ライトミュージック、ライトオペラが好きだったようです。

システムユニットとしてはイートンが二つ、ニッコーのレシーバー、それとティアックのカセットです

彼はステータスシンボル的なものはけっして愛さなかったんですね。その代り、自分が好きだと思ったものはとことん愛したわけで、

そのためある時には非常に豪華なヨットを手に入れたり、またある時にはタンノイの最小のスピーカーを使ったりしました。

つまり、気に入ったかどうかが問題なのであって、けっして高価なもの、上等そうにみえるものということは問題にもしなかった。

大掛かりなシステムがいいわけではなく「シンプルな響き」の方が「重厚長大な響き」に勝るという事なのです
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b93b6d7d42835ea091105bb9a4bb4b4b/


:::::::::|         /            `丶.
:::::::::|     ,. -v'                  \   まーた変なところに迷いこんじゃったよ…
:::::::::|_ /`7 丶                    ヽ
:::::::::|  `{__/    `  ._
:::::::::|    \      ¨   _            l  元の世界に帰れるかな?
:.:::::::|、    `' 、      ¨ −  _       |
:.:.:::::|_\       ¨  ._         ¨ ー---‐ l
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:.:.:.:.:l,二 } / /_¨  ._       ¨ ー-   .___, へ、
:.:.:.:.:.l/´イ//ん'ヘ ̄´¨  ._                  丶
:.: : :.:| /ノ /: ゞ-フ      ¨、_ .,__             \
:.: : :.:レ' / {  ,.,         ´んヘ{ }` ー-  .,_         \
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: : : :.:', { !,l| ヘ   '     "'  /   /! | イ
: : : :. :.ヽ l:::V::::ヽ. `     _.〃   / 、  { !
: : : :. :.: :'; ∨::::::::|` ー__ フ:::// /::::::::\ヾ:、
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日本人のオーディオ観を狂わせたのは菅野沖彦とステレオサウンドの成金趣味が原因でしょう。


菅野沖彦

さあ僕とオーディオについて語ろう。ただし


装置総額1000万以上

レコ−ド枚数10万枚以上、

年収5000万以上、

愛人5人以上


でなければ オーディオについて語ってはいけないよ。では始めよう!!

___

五味康祐の視点で診る、オーディオ評論家のシステム


「五味オーディオ教室」という本に、菅野沖彦の音についての感想 が載っています。

菅野沖彦の音については、録音技師の聴く音であって音を響かせようとしておらず、 ステージがない、音の歪のない再生を追及するあまり無機的な音と評価しています。

ただ、だから菅野沖彦の音はだめだというつもりはありません。

音の好みは人それぞれ違いますから、菅野沖彦の音を好む人がいても当然のことと 思います。

しかし、ステサンなどで菅野沖彦の書いた文章を読むと、音に関することばかりで、 作曲家や指揮者、演奏家に対する感想などなく、音楽的教養が、限りなくゼロに近い人間だという事がわかります。
http://6629.teacup.com/fuku25252/bbs/2657


つまり菅野沖彦は音はわかるが、音楽は理解していないということですね。

録音エンジニアだったので周波数特性とか絶対音感は優れているのですが
音楽や音色の価値がわからないんですね。

だからこそ JBLとかマッキントッシュのあの酷い音を平気でずっと聴いていられるという事でしょう


     ∧_∧ ミ ギャーッハッハッハッ! 猫に小判!ブタに真珠!へっぽこ☆オーディオマニア!
 o/⌒(. ;´∀`)つ 
  と_)__つノ  ☆ バンバン


JAZZ喫茶 BUD の音の秘密 


 小布施にジャズ喫茶「BUD」があります。200年前の米蔵をそのままリフォームして喫茶店としているそうです。天井が高く、使っているイス、机は松本民芸家具で落ち着いたお店です。


1998年8月に開店したCOFFEE & JAZZ BUDさんは、皇大神社の向かい側、穀平味噌醸造場さんの奥にあります。

店内に一歩入ると、高くどっしりとした梁に目がとまります。 かつて穀蔵として使用した建物を改修した店内は、漆喰の壁とこげ茶色の腰壁や柱が安らぎの空間を創り出しています。
http://www.obusekanko.jp/enjoys/food/obuse164.php

「BUD(バド)」は昔から続く「味噌屋(穀平味噌)」の穀蔵だった建物で通りに面していない。パティオのような雰囲気。
http://www.geocities.jp/dansantokamisan/bud.htm


ここは「穀平味噌」が200年前より「穀蔵」として使用していた土蔵。  これを改装し「ぎゃらりい蔵」を兼ねたジャズ喫茶BUDに生まれ変わりました。
小さな庭に小さな花、そして小さなせせらぎ

中は蔵らしく天井が高く開放的な雰囲気

八間の一本の通し中引き(天井には端から端まで16mもある一本の木でできた通し梁)

自然の木の曲がりをそのまま利用し、ちょうながけで仕上げてある昔のままの姿。

http://kokuhei.com/bud/bud.html


つまり、ここはベイシーと同じなんですね:


BASIE   ベイシー

岩手県一関市地主町7-17。JR「一関駅」下車。
TEL:0191-23-7331。
営業時間12:00〜23:00。水曜定休

1970年5月創業 日本一音の良いジャズ喫茶として知られる。
店主の菅原昭二氏はカウント・ベイシーとも交流があった。


ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 _ JBLの本当の音とは
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/402.html

basie ベイシー
http://www.youtube.com/watch?v=5V54GH0tEbI

Basie ベイシー JAZZ喫茶 さあ東北でJAZZをきこう
http://www.youtube.com/watch?v=ASxcj2M8oD4

ジャズ喫茶ベイシー 80s
http://www.youtube.com/watch?v=hh6Ho1V9SPI&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=tu9PPXeSzy8&feature=related


「家で少しでも良い音で聴くにはどうしたらいいのだろう。」

との質問に、菅原先生は、

「いい音を求めるなら、部屋が良くないと始まらないんだけれどね。

装置に関しては、俺も何がいいかは分からないんだよ。これが絶対というものはない。例えば、大金をつぎ込んでターンテーブルを買えば音がよくなるかというと、そうじゃない。だから、メーカー品のうまくできたものを選べばいいんだよ。あとは全体のバランスをうまく取ること」

と部屋の重要性を指摘しておられました。やはり部屋とバランスはコンポネントかそれ以上に重要なのだと再認識しました。

トランヴェール6月号(2008年07月01日)

http://exp.bakufu.org/exp061_diary09.htm


366 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2005/04/10(日) 13:38:39 ID:FSZFaqFy [1/2回発言]

ベイシーはね あの、蔵作りの空間が最高なんだよ
音がさわやかなんだ、もちろん音量はでかい
そこらの、ちまちましたジャズ喫茶では、窮屈な音しか出ない

425 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2005/08/23(火) 13:18:32 ID:NBDam5rw [1/1回発言]

もともとが古い土蔵なので音響も良いのでは と思っている

426 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2005/08/23(火) 13:21:44 ID:BILQDmWR [1/1回発言]

「もともとが古い土蔵」であることと「音響も良い」こととはどういう理屈でつながるの?

427 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2005/08/23(火) 16:47:00 ID:UL60E1AF [1/1回発言]

天井が高くて空間が大きいのと塗り壁だから音圧高くてもコンパネや石膏パネルのように鳴かない。

625 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2006/03/26(日) 16:46:19 ID:7XsfCvAN [1/1回発言]

はっきりしていることは
蔵のように大きな場所でないとあの音にならないよ
家庭では無理だ

626 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2006/03/32(土) 14:53:42 ID:yhGybqu2 [1/1回発言] >>625 

激同。エアーボリウムも大切。

649 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2006/05/22(月) 12:35:51 ID:mT2QZx2e [1/1回発言]

昨日聴いてきました。 みんな入り口で写真を取り捲っていたのは観光客が多いからなのでしょうね。
初めて聴いた音はなかなかの迫力でしたが、天井が低いのとスピーカーの横にある壁のせいで音がこもって抜けが悪い感じがしましたが雰囲気は抜群でした。


657 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2006/06/04(日) 20:11:59 ID:DufJAtLY [1/1回発言]
>>649
天井が低い
どれくらいでしょうか。普通の住宅ぐらいの高さ?


658 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2006/06/04(日) 20:17:13 ID:tOTV5QIz [1/1回発言]

宇多田ヒカルがオートマチック歌ってる部屋くらいの天井。


661 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2006/06/05(月) 01:49:36 ID:W6r9f9fa [1/1回発言]
>>658
3mくらい?


662 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2006/06/05(月) 08:03:15 ID:lp3UH7OM [1/2回発言]

あそこは蔵。一般住宅より天井は高い。
客席の後ろのほうの天井は抜いてあって2階まで吹き抜け

http://logsoku.com/thread/hobby5.2ch.net/pav/1107743693/

132 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/11/17(土) 01:02:51 ID:l40qESaS [1/3回発言]

megは店が狭くてだめだよ、何をやってもだめ
寸詰まりの音にしかならない店

ベイシーは広い、2階には客を入れないし、1階の天井を一部抜いて音も抜く

ぜんぜん違うのよ

http://logsoku.com/thread/hobby9.2ch.net/pav/1169556508/


131 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/20(火) 06:56:59 ID:wzEIiVX2 [1/1回発言]

ベイシーを音で超えようというジャズ喫茶は現れんものかね。
東京では、どうしても店が狭いのがネックになる。かといって地方では、ベイシークラスでも客は来ない。まぁジャズ喫茶で
経営を成り立たせるのは無理に近いな。商売として考えたらとてもあんな効率の悪い商売はできん。


133 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/20(火) 08:00:05 ID:MZp7tcOg [1/1回発言]
>>131
超えようと思ってるかどうかはしらんが、近づこうとしているならキャンディだろ。


139 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/22(木) 06:33:53 ID:SgDTHhSo [1/1回発言]
>>133
CANDYか。あそこの音は、斬れるような音だ。
ベイシーとはまた違った音。永く続けば超えるかも。
ただ、菅原正二氏のような伝説が無いと音は超えても、伝説になるには難しいかも。


140 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/24(土) 01:33:25 ID:RvVbdoEf [1/1回発言]

かなり以前に1度だけベイシーに行ったことあります。女房がスピーカーに向かって座り、私はスピカーを背にして座りました。

ビッグバンド(ベイシー楽団?)のレコードが鳴っていたのですが、エッ!!本物の生演奏?
と感じ思わず振り返りました。

以降、あの時以上の再生音を聴いたことはありません。

やっぱり別格だね。日本一。

146 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/25(日) 10:07:11 ID:3UgnYSF8 [1/1回発言]
>>139
CANDYには前のJBL時代、今のDD66000になってからそれぞれ行ったことがあるけれど、ベイシーを超えるのは無理。

理由は、ベイシー・サウンドの奥技はあの建物、即ち「倉」にある。
倉が何故音響的に良いかは解りかねるが、倉をオーディオ・ルームにしている人たちの音はすごく良いんだよ。


147 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/25(日) 10:34:37 ID:u2bZw8tR [1/2回発言]
>>146
確かに。コンクリート打ち放しでは得られない音がするのは確か。
遮音性も抜群だし。当方の田舎は蔵ありなので蔵で音楽を聴くと最高です。さらに天井も高い。宮城の若柳にあるジャズ喫茶ジャッキーも蔵を改造した建物で、非常に良い。装置だけでは抗いきれない部分が部屋、空間にあるのは間違いない。


148 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/25(日) 10:54:43 ID:cP4PU+hY [1/2回発言]

蔵って今建てられんのかな
いくらぐらいかかるもんなんだろ
いや、土地も金もないんだけどサ・・


149 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/25(日) 11:04:44 ID:u2bZw8tR [2/2回発言]
>>148
旧い古民家の蔵を移築しようと、知り合いの建築士に聞いてみたら、移築も新築もほとんど変わらないらしい。
それにお値段そのものがお高め。漆喰に土壁だから当たり前。
昔はその方が安かったんだろうけど。

ちなみにその建築士もオーディオ好きだが、自分の建物はコンクリートで建ててる。

コストや遮音性を考えると、コンクリでどうにか調整するしか方法はないと思う。蔵持ちの親類がうらやまし。


150 : 148 : 2008/05/25(日) 11:09:40 ID:cP4PU+hY [2/2回発言]

現実的にはコンクリになっちゃうんだろうな・・
ベイシーは2層吹き抜けだから、タテヨコともに空間が大きいってとこもいいんだろうね。


151 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/25(日) 13:13:10 ID:S+wKRMnA [1/2回発言]

そうかー、蔵かー。なるほどね。有りうるかも。
そして150さんの言うとおりやっぱり空間ね。
あの時は、原寸大でサックス数人、ペット数人、ドラマーなど一人々々が確かに見えたのよ。今でもはっきり覚えています。


152 : 150 : 2008/05/25(日) 14:59:51 ID:kQ2/ovOR [1/1回発言]

あー見えたねー、確かに。
オレん時はラストにカウントベイシーをサービスボリュームでかけてくれたけど、カウントベイシーオーケストラの演奏をここまでナマに近く再現できるところは日本でも他にちょっとないんじゃないかなぁと思った。と、同時に

「菅原さんはこれのために命を削る思いでここまでやってきたんだなぁ」

としみじみ思ったよ。


155 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/26(月) 01:51:46 ID:JPqQCEN9 [1/1回発言]
>>149
蔵というより、「大空間+土壁・漆喰」の音の抜け具合がいいのではないかと想像します。

うちは田舎の旧家で、天井高4m+α 30畳ほどの昔の洋間ですが、真夜中、窓を開けて聞くピアノやヴァイオリンはなかなか他では聞けない響きがありますよ。

単純に結論は出せませんが、蔵みたいな分厚い壁と閉鎖空間は必要ないとしたらぐっと経済的に現実味を帯びてくるかもしれませんね。


157 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/26(月) 18:44:13 ID:1RMqO03M [1/1回発言]

周囲が静かで近所迷惑にもならなければ、窓を開けたほうが抜けのいい音になることは確か。 (天窓などの小さな窓でも、十分効果がある)

都市や住宅地での窓開放はあまり現実的じゃないが、木造なら自然な音抜けが可能。

その点ではコンクリよりいい。土壁・漆喰がどうなのかは分からないな。


158 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/26(月) 23:02:41 ID:RHq37gv+ [1/1回発言]

蔵以外に音が良いのが、田舎にあるお寺の本堂。

これは天井の高さ、そして紙と木、床は板と畳が絶妙に配置されていて、非常に声の通りが良くいい響きがする。和尚さんの読経も非常に良く聴こえるし、音がよい。

こういう蔵やコンクリの様に密閉せずに、開放するという方法もあると思うが、いかんせん土地が広くないと無理。


159 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/27(火) 04:24:18 ID:lhqn0nqP [1/1回発言]

寺も確かに響きいいねー。それと教会なんかもね。

あと、ベイシーのいいところはスピーカーの乗ってる台がしっかりしているところじゃないかな。

たぶんコンクリ? 背後の壁も頑強そう。

やっぱりスピーカーまわりは固めたほうがいいんだろうな。
仙台のカウントも高さ40cm位のコンクリの台にA5乗せてていい音だしてるし。


160 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/05/27(火) 08:58:57 ID:+dOZT3b5 [1/1回発言]

寺院建築の場合 入り口側から音を出して 御本尊の側で聴く音が一番良い
これ豆知識 ナ


186 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/06/06(金) 20:57:57 ID:1WwpBnTJ [1/1回発言]

結論

「部屋も ひとつのエンクロージャーである」

チャンチャン!
ダッフンダ!

244 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/06/16(月) 22:24:42 ID:TLHLq7bW [1/1回発言]

ベイシーは土蔵じゃないから倒壊はしない。真の蔵というべき土蔵は、大分外壁がはがれているのが確認できる。しかし土蔵の壁を作る職人も塗る職人もいなくなってしまっから修復は不可能。

本当の良い音のする遮音性のある蔵は、土蔵だ。

土といっても粘土に粘り気を出すため、海藻を釜で煮て粘り気をだし、細かく擦り潰し、細かくし、乾燥させて半分熟成させたワラと混ぜ合わせ塗っていく。そして外側に行く程、内側に行く程 砂の割合を増やしたり、石灰を混ぜたりして調整していく。

もうこんな手間ひまかかることをする職人さんも居なくなってしまった。

ベイシーは蔵は蔵でも、ブロックと木で作った蔵だから壁がはがれることもないし、多少壊れても直せる。

245 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/06/17(火) 00:00:14 ID:JMMcvTTx [1/1回発言]

>ベイシーは蔵は蔵でも、ブロックと木で作った蔵だから壁がはがれることもないし、多少壊れても直せる。

でなけりゃ、道路拡幅で数メーター移転なんでできんわな〜。


247 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/06/17(火) 01:22:19 ID:r6Zsg6Cz [1/1回発言]

本物の蔵なら象が踏んでも壊れない
本物の蔵なら百人乗ってもやっぱりイナバ


249 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/06/17(火) 07:46:36 ID:pYQVNV2O [1/2回発言]
>>245
本物の蔵でも移動させようと思えばできますよ
大変だけど

250 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/06/17(火) 11:18:09 ID:aBAAaHUY [1/1回発言]
>>249
できますね。ただ何メートルの単位なのか、別の場所に移築になるかで全く違う。当たり前だけど。知り合いの農家のいらない土蔵をもらって、自分専用のリスニングルームにしようかと思って、建築士に相談したら、新しく別の蔵を作った方が安いと言われた。当たり前だ。

今はコンクリートと内装に木を使って調整するのが良いようだ。
時代の流れだ。材料も手に入らなければ、職人さんもいないからどうしようもない。

http://unkar.org/r/pav/1202347123

 


638 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/08/13(月) 01:52:26 ID:JwQ2Vs8Q [1/1回発言]

石の大きな蔵を持っているヤツはジャズ喫茶への改造を考えてみよう

http://logsoku.com/thread/hobby8.2ch.net/pav/1165679899/


459 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2005/11/16(水) 19:46:15 ID:QAf4rmul [2/3回発言]

 リアル大のナマナマしい世界には興味があります。
 オーケストラの広大なパースペクティブ=奥行き音場感はどうかな
 

461 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2005/11/16(水) 21:24:17 ID:EL1OE3Dx [1/1回発言]
>>459
リアル大よりも大きい。
緻密さは無いから、箱庭の反対。 適度に間引きされた音。

でも、ジャズがリアルに感じる。

あれで音響空間は巨大だから、うちの装置よりもユニットが少なくても充分な迫力に驚いた。

急な天候の変化に、音が反応した。
湿度の変化が起きる前のことだったから、多分気圧の変化にはシビア...。

http://logsoku.com/thread/hobby5.2ch.net/pav/1107743693/

399 : UTA : 2007/05/02(水) 22:05:13 ID:p0+PrX4y [1/1回発言]

ベイシーの音の気持ち良さは良い設備と菅原氏の孤高さもさることながら その建物(蔵)の硬さ? 適度な反響? 共有振動?も 加味しているのでは?


400 : Jazz Spot BASIE : 2007/05/02(水) 22:12:43 ID:o70eKNL4 [3/3回発言]

蔵というのは大きな利点でしょうね。逆に蔵じゃなかったら、近くの民家の苦情でまともに営業できなかったと思いますよ。
何しろ菅原店主は、店内に貼るポスターだって音質の変化があるとかで、いろいろ試されているくらいですからね。普通の人から見て「そこまでやるかっ!」っていうくらいじゃないと日本一のジャズ喫茶にはならなかったんだと思いますよ。


401 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/05/03(木) 01:00:26 ID:zH7ueEAb [1/2回発言]

そもそも

あの大きな蔵、その蔵の4分の1ぐらいしか客席に使っていない。
二階は音抜きのため

そこらの個人がマンションの一室で聴く音とはまるで違う


402 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/05/03(木) 01:16:38 ID:ZFTUcP9+ [1/1回発言]

後ろの吹き抜けの下で聞いたんだが、あそこは音よくないの?


418 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/05/06(日) 15:57:02 ID:ahIYfFCq [1/1回発言]
>>402
吹き抜けの真下は、良くなかった。

403 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/05/03(木) 01:19:38 ID:zH7ueEAb [2/2回発言]

そこより前で、客席スペースの真ん中ぐらいだと思うよ

404 : Jazz Spot BASIE : 2007/05/03(木) 10:13:14 ID:x4wYVZPg [1/1回発言]

真中の席のスピーカーに向かって右側は、VIPな方もしくは店主専用の席なので、店が相当混んでいて、座るところがないというくらいじゃないと、一般の人は座れません。私もベイシーに相当通ってますが、その席へは座ったことがないです。
座る席によっても音は相当違いますので、積極的に聞きたい場合には中央の席。
少し後ろから、楽器の定位やなんかを確認したいときは後ろの中央の席がお薦めです。


420 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/05/14(月) 21:52:27 ID:EDHTUhAz [1/1回発言]

普通に中央席近くで聴くのが良いね。後ろの囲われている所は、定在波のたまり場だからやめたほうが良いね。


416 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/05/06(日) 13:19:13 ID:x4+Fx5nl [1/1回発言]

オーディオの最終回答は部屋。
どっかいい酒蔵がないかのう。


417 : 名無しさん@お腹いっぱい。: 2007/05/06(日) 13:42:29 ID:WU8x2R+i [1/1回発言] >>416

屋外が最高ですよ
スピーカの後ろにデカイ板を立て。あとは出したい放題の音量

定在波はないし、素直なおとが聴ける
http://logsoku.com/thread/hobby8.2ch.net/pav/1165679899/


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コメント
 
1. 中川隆[3126] koaQ7Jey 2016年7月02日 14:18:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3472]

1) 中古別荘情報


ニセコ外人向け高級別荘 物件 - Taiga NisekoTaiga Niseko
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東急リゾート 別荘、リゾートマンション・不動産情報
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八ヶ岳・蓼科の別荘地|別荘地
http://www.frontier-world.co.jp/bessouti/000yatsu_index.html

西武・そごうの別荘地 八ヶ岳高原 海の口自然郷
http://www.yatsugatake.co.jp/sale/thing/

別荘リゾート.net
http://bessoresort.net/index.htm

リゾートマンション検索売却物件 (株)ひまわり
http://www.himawari.com/search/search_mansion.html

別荘・リゾート物件の一覧|SUUMO(スーモ) 別荘・リゾート
http://bessou.suumo.jp/jj/resort/bukken/ichiran/RS071FC001/

一戸建てを探す【アットホーム】|家購入の情報
http://www.athome.co.jp/kodate/

北海道 弟子屈 温泉付き田舎暮し物件  大道開発
http://www.daidou.net/p009-0000-0.html

空き家バンク|北海道弟子屈町
http://www.town.teshikaga.hokkaido.jp/20akiya/
http://www.daidou.net/hayami/p043-0000-0.html

北海道 田舎暮らし物件情報 『田舎ねっと.北海道』
http://www.inakanet.jp/hokkaido/

不動産連合隊|株式会社ラルズネット
http://www.rals.ne.jp/

新築分譲マンション掲示板|マンションコミュニティ
http://www.e-mansion.co.jp/bbs/board/sapporo/

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2. 中川隆[3128] koaQ7Jey 2016年7月02日 15:00:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3474]

ニセコ温泉の話 オーストラリア人の富豪別荘エリア


ホテルニセコいこいの村に来る途中、別荘エリアの「入口」を通る。


ニセコ外人向け高級別荘 Taiga Niseko
http://www.taigaprojects.com/ja/

地図
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%84%E3%81%AE%E6%B9%AF%E5%AE%BF%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%AF/@42.850048,140.641664,14z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x3fe35fe27d1804b6!8m2!3d42.850048!4d140.641664?hl=ja

 で、帰りは、別に別荘エリア内には侵入禁止ではないので、エリア内をドライブして、貧乏夫婦(私と奥さん)は素晴らしい別荘を車の中から眺めて思う存分嫉妬の嘆声を上げてきた。

 というのも、ここはオーストラリアの富豪(!)たちの別荘エリアだからである。


 なぜ、富豪と解るか?
 なぜ、日本人のものではないと解るか?

 それは簡単である。
 建てられている別荘の「質」が、全く違うからである。
 それは「ひと目」で区別できる。


 私がニセコにたまに来るようになったのは20年前から。オーストラリア人が不動産投資をし、別荘やリゾートマンションを建てるようになったのは10年ほど前からである。20年前のその前から、ニセコは別荘地だった。しかし、どの別荘を見ても、

「倹約してやっと建てた掘っ立て小屋」

 以上のものではなかったし、今でも、そうした日本人のみすぼらしい古い別荘はいたるところにある。

ところが、オーストラリア人のそれは、まるで小さな城のように、頑丈で、立派で、見た目も美しい。何よりも、どの家も壁一面を大きく硝子で作り、景色を楽しむことができるようにしている。南側に向けたその硝子壁だけでも驚きである。

建材もいいのを使っていて、大きな車庫のドアですら、日本人が使うガレージ扉などではなく、ずっしりとした木の、彫刻でも施しているような高級品を使っている。

こうした建材は日本では手に入らないのではないか、オーストラリアから持ってきているのではないか、と思えた。庭に駐めてあるジープは、もちろん宗主国英国製のレンジローバーの高級機種である。

 円高でオーストラリア人観光は減ったなどというけれども、オーストラリアや香港の大金持ちは、何も変わっていない、リッチな金の使いかたというのを心得ている。

 それに比べて、日本人の建てている別荘という名の粗末な小屋。

 日本人の別荘エリアにも入ってみたのだが(東山エリアにあった)、どの家も、地方都市の住宅街の建売住宅のように個性が無い。安普請であることがヒシヒシと見るものに確実に伝わってくる建築物だった。
http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200903090000/


3. 中川隆[3129] koaQ7Jey 2016年7月02日 15:36:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3475]

今も欧米人が住む塩屋の洋館
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%A1%A9%E5%B1%8B+%E6%B4%8B%E9%A4%A8&biw=1052&bih=904&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=uoBBVJChGYOlmQW4ioDwCw&sqi=2&ved=0CDQQsAQ

日本在住の欧米人向け賃貸住宅
http://www.shioyatochi.co.jp/jpn/house/location/
http://www.shioyatochi.co.jp/jpn/

外国人用高級賃貸マンション・一戸建
http://www.plazahomes.co.jp/residence/?gclid=CIbeuNvAt8ECFU4JvAodGSMAWw

589 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/09/13(日) 22:08:48.07

ここ何のスレ?

590 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/09/14(月) 09:07:59.
>>589
湯沢、苗場のリゾートマンション(10万円)に老後、定住する下層老人の慰安所です。


83 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/18(火) 20:30:54.56

苗場は猛烈に、不便。 盆地で暑いし。

湯沢はもっと暑い。

仮に別荘ほしいなら、もうちょっと金ためて、軽井沢とかの安全だなぁ
蓼科とか軽井沢の東急リゾートはまったく値段オチていないね。金もっている奴はもっているんだよ

161 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/19(水) 15:11:50.82

ゆざわの物件見たけど、けっこう危ないの多いよ
大丈夫かもしれないけど、今後は不透明。

http://www.tokyu-resort.co.jp/tateshina_yatsugatake/

はっきりいって高いけど、こういう東急みたいな鉄道系の資本が入っているのは別荘地だろうと、マンションだろうと安全。

250 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/24(月) 03:39:21.66

いろいろランクあるけど、鉄道系資本の入っている別荘地は、だいたい、一部上場企業の役員クラスが最低ランク。


405 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/30(日) 20:02:08.13

勘違いしている人がいるようだけど、インチキ別荘も多いよ。

別荘っていうのは、財閥か電鉄会社が資本に入っているようなものを言う
http://www.mitsuinomori.co.jp

バブルの頃に、インチキ別荘が大流行した
原野商法、分譲詐欺って聞いたことない?

http://www.tahara-kantei.com/column/column40.html

このへん読めばわかる。

簡単にいうと、別荘地なんて簡単だから。

広大な原野を二束三文で買う。

政治家に賄賂を払い、建築許可が降りるようにする(これすらやらないところもある)
ブルドーザーいれて、道をつくり、測量士に境界杭を打たせる

はい、これで完了

コンテナハウスをならべて現地販売事務所を作れば、バブルのころは飛ぶようにうれた

首都圏近郊に山中にあやしい区画分譲された住宅地があるのはそのため。

そういうのを見て「別荘」と思ってほしくないない
正確にいえば詐欺の被害者のバカ住宅地。

建っている別荘の豪華さは全く無関係。

原野分譲の土地に、バブルのころだから巨大なログハウスをどーんと立てて、いつのまにかまわりが原生林になってしまうのはいっぱいある

自分の知る限り、群馬 栃木 千葉 静岡、このへんは猛烈にすごい

東京から車で3時間程度の距離で、ゴミのような土地がいっぱいあるところが悪徳不動産業者に狙われた

なぜかというと、箱根 軽井沢 八ヶ岳など、すでに別荘開発の歴史が長いところは、二束三文のゴミ土地が見つからないから。

上記の苗場のやつとかは、老朽化したのものあるけど、基本的には歴史ある別荘地でしょうな。
規模は小さいけど。


407 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/30(日) 20:37:58.40

旧軽井沢でもゴミみたいな土地があるけどな。

長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢 283.14坪 50万円(0.17万円/坪)
http://www.himawari.com/karuizawa/t-sales/32024.htm


408 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/30(日) 21:17:49.60 >
>407
あやしいね
施設水道加入金が77万円、管理費だけで3万、いったい何を管理してくれるんでしょうね
それと私道が舗装されていない砂利道という点で、まともな別荘地ではありえないです

砂利道なんて、5年もしたら、原生林に戻ります


412 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/30(日) 21:28:35.18
>>408
そのまともじゃない別荘地が軽井沢にも沢山あるってこと。
軽井沢だから無条件でいいってことはない。


411 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/30(日) 21:27:48.68

ちなみに別荘地は、まともなところは、管理費で、道路と駐車スペースまでは完璧な除雪をしてくれる。
駐車スペースから玄関は、別途有料だけど、管理事務所で請け負ってくれるよ
家の掃除から何までやってくれる(有料ね)

これが、分譲マンションなどと違うところ。
分譲マンションは管理人とかコンシェルジェとかいうけど、家の掃除はやってくれない
あくまで共用部のみ

でも別荘は金持ち用なので、金さえ払えば何でもやってくれる。


441 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/09/01(火) 20:55:43.91

別荘地と宅地の比較

(1)別荘地
・うざい町内会がない
・ゴミは基本的に24時間
・お客様待遇
☓しかし、管理費必要、ディベロッパーが倒産すると弁護士介入で大混乱

(2)宅地(田舎)
・基本的に市民と同等のサービスが地方自治体から受けられる
・固定資産税の評価額が妥当
・地元民と融合できる
・地元のお祭りや行事に参加できる
☓別荘利用でも、町内会自治会に入れと言われる(地域による)
☓ゴミ集積所が曜日の朝のみ
☓掃除当番
☓わけのわからない寄付金、地域によっては他人の葬式の雑用までやらされる


結論、金があるなら別荘地。
金はないけど、愛想がるなら、一般住宅地


258 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/24(月) 06:44:12.42

金持ちは金持ちで勝手にやってくれって。
その考え方は庶民には全く参考にならない。
で、当然別荘なんて持つ気はない。

コストパフォーマンスの観点でリゾートマンションだよ。
別荘なんて高級車と同じで一般庶民にとってはコストパフォーマンスが悪すぎる。
庶民には庶民に適したものがあるんだよ。


261 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/24(月) 08:16:52.65

バブルの頃に憧れていたリゾマンも今や捨て値で市場に出ている
ワタスキ世代なら手を出したくなるし、実際に手が出るレベルに落ちてきている
軽井沢の高級別荘とか庶民に関係なさすぎ


274 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/24(月) 10:27:45.81

国産車や下手したらGIANTの自転車程度の価格の苗場、湯沢のリゾマンと軽井沢、八ケ岳の別荘は全く別物って何度言っても理解できないって知能の問題なんだろうか。


276 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/24(月) 10:50:59.50
>>274
別物でしょ。

だから、庶民は軽井沢、八ケ岳の別荘なんて縁がない。
庶民は湯沢や伊豆、熱海とかのリゾマンでいいんですよ。
背伸びしても家計が火の車になるだけで何のメリットもない。


392 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/08/30(日) 15:26:10.57

八ヶ岳から車山から白馬のラインにかけては、別荘地はいっぱいあるけど、
10月に水をしめて翌年まで一切来ないオーナーが多いと思う
スキーで真冬にくるのは、1割以下だと思うよ

八ヶ岳が、通年つかえる限界点。それより北は、冬が

(1)管理事務所の除雪体制に完全に依存する
(2)水出し水抜きが苦痛、さらに素人作業だと来てみたら水道管爆発のリスク

別荘&スキーが少ないのは別荘購入できる年収の年齢と、
スキーがばりばりできるスポーツ年齢が乖離しているから。

中古のリゾマンなら買えるでしょ

でも、別荘はまともに立てると、3000万。

中古もあるけど、基本的に木造なので、今売却に出ているのは、おもに平成バブル期のもんなので 約20年。

ウッドデッキは、100%再建築、外装も大幅にリフォーム
水回りは交換したい。

ということで、中古500万にリフォーム500万で1000万が最低ライン
さらに管理にも金かかる。

リゾマンは管理費はらっていれば、倒壊することはないが、
戸建ての雪国別荘は、場所によっては雪下ろしとかやらないと建物が猛烈に痛む


767 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/10/16(金) 07:35:27.25

リゾートマンション買うなら、思いっきりハイグレードの物件のビリっけつを買うのがいいよ

ゴールデンウィーク、お盆に偵察に言って、駐車場に、ベンツ、アウディ、、、みたいな外車の展示会状態、歩いているのは上品な富裕層(なんとなく)、みたいなところのがいい

だいたい管理費滞納状況と相関関係ありますから

大規模修繕工事といっても、貧乏人がたくさんいると反対意見が出て進まない
みんな他にも不動産もっていて余裕のある連中ばかりの物件は安全。

それに、三井パークシティLALA横浜の「ピサの斜塔事件」もあるけど、
たぶん三井なら損害賠償に応じる。財閥だから。

こういうことを考えると、リゾートマンションは、思いっきり高級なところがいいと思う

予算がないなら、その低層階の小さい部屋を買えばよい
居住用物件とまったく違う世界だから


768 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/10/16(金) 07:41:33.45

うちの富士五湖のほうは、積立修繕金が事実上無い。
そのかわり、各戸、負担金の請求がくる。

うちは、50平米のワンルームで、100万くらい
これが5年ごとに請求される。
まあ、1ヶ月に換算したら2万円以下か。

こりゃ、大規模修繕は揉めるかな?と思いきや、
ぜんぜん平気なんだよね。
別荘地の中にあるマンションで、金持ち多いから。
その程度のお金で揉めることはない。

リゾートについては「金持ちの中に入り込む」のが安全。

なぜなら、別荘地でもマンションでも、共用部の管理が崩壊したら、すべて終わる。
管理が命、これがリゾートの宿命。

じぶんは庶民だけど、一部上場企業の役員だらけのところが絶対にいいよ

湯沢で、地元の貧乏人が居住用にしたり、国民年金7万円の下層老人が、貯金はたいて買うような物件は、 絶対アウト。そのうち、負担金で揉める


774 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2015/10/16(金) 13:45:34.46

スキー場隣接だと思って買ったらスキー場倒産っていうオチもあるしね
湯沢にもいっぱいあるよ
石打丸山の北側に2つ廃屋だらけの残骸がある

たぶんペンションか別荘と思われる残骸が、あるんだけど、
この人達は、何処に言ってしまったんだろうと思う
ペンションサイズでバブル時代、6000万オーバーだったんじゃないかと思う
それが、今は無価値

言ってみると、スノーモービル使って、まだ住んでいる人はいるみたいでした
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ski/1434758230/


自分が貧乏だと知り合いも恋人も貧乏人になりやすい


低収入でも無駄遣いしなければ人並みにそこそこ暮らせると思っていて実際にその通りなのですが、自分が貧乏だと、類は友を呼ぶ法則で知り合う人知り合う人が貧乏人になります。


自分が貧乏だと知り合いも貧乏人になっていく

自分自身が貧乏であると当然ながらその生活圏で知り合う人も貧乏人です。

低収入で貧乏でも全く問題がないのですが、貧乏な人って向上心や野心や行動力、企画力やアイディアや工夫がないイメージです。もちろん全ての貧乏人に該当するわけじゃないですが、向上心や行動力がある人はいつまでも貧乏人をやっていないです。

私がバイタリティ溢れる人に惹かれるので、知人が貧乏人だらけになると退屈します。

自分が弱っている時は貧乏人で元気に過ごしてる人を見ると肯定された気分になり、そこで居心地の良さを見出せますが、自分自身に活気があると貧乏人だらけの環境は眠く感じます。

金持ちが知人だと刺激的で楽しい

金持ちというか「自分自身でお金を生み出そう」としている人を指します。

そういう人は流行や行動力や企画力やアイディアがあって一緒にいてパワーを貰えてとても刺激になります。金持ちの贅沢や浪費の話はつまらないですが、貧乏人よりも倹約かでお金に対する考えがとても真摯で哲学のような話はとても面白いと思います。

あとお金持ちの人は独自の世界観や華のようなものがあって人として惹かれる人が多いですね!体力とかだけでも半端ないなと驚きます!一緒にいて楽しいのはお金持ちの人の方です。

しかし金持ちは貧乏人の生活圏になかなかいないので、知り合うには自分が金持ちがいる生活圏にいなければなりません。もしくは金持ちの気をひくような特技や才能や知名度があれば良いなと思います。

自分の収入によって知り合う人が変わる

今の低収入で質素清貧な生活に満足しているのですが、知り合う人が貧乏人ばかりになってきてます。自分の生活圏や収入によって知人の質は変わってきます。

かつて富裕層が暮らすエリアに住んでいたことがあるのですが、その時にできた友人はお金持ちばかりでした。

「お金を使ってどういった豊かな生活を送るか」よりも、「どういう人と今後知り合いになるか」が重要だと最近は思いますね。

私は低収入ですが華麗なやりくりで貧乏生活を豊かなものにて質素清貧でも満足してますが、刺激的で楽しい友人が欲しくなってきたので貧乏キャラを脱却しようかと考えはじめています。

貧乏な男性とのデートをこなした結論


以前このような記事を書きました。多くの女性に共感していただきました。自分の身内になったらやはり複雑なのです。

男性もバリバリ働かなくて良いが彼氏だと複雑 - モテ貯金
http://minimote.hateblo.jp/entry/2016/02/20/120100


私自身が貧乏な男性とデートの数をこなした結果、稼いでる男性とデートしてるほうが楽しいという身も蓋もないことを思いました。

「貧乏人同士が力を合わせて頑張る」とということも考えたこともありますが、それは男性を甘やかすことになって結果男性がサボるので、あまり良い方向に行かないと思いました。一見美しいことのように思えますが、その妥協は怠惰のはじまりです。

なので女性がある程度稼いでる男性を求めたほうが男性と世の中全体のためかもしれません。

貧乏な男性とくっつくくらいなら、一人でたくましく生きたほうが悩まずにすんで良いなと最近は思います。
http://minimote.hateblo.jp/entry/binbounin



4. 中川隆[3131] koaQ7Jey 2016年7月03日 13:21:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3477]

GRFのある部屋 Phile-webコミュニティ
http://community.phileweb.com/mypage/3735/

GRFのある部屋 tannoy.exblog.jp
http://tannoy.exblog.jp/

ベルウッド お茶の間オーディオ Phile-webコミュニティ
http://community.phileweb.com/mypage/2408/

セッティングについて GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/20012832/

部屋との相関関係 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/11308411/
http://tannoy.exblog.jp/11369651/
http://tannoy.exblog.jp/11376702/
http://tannoy.exblog.jp/11395554/
http://tannoy.exblog.jp/11400690/

平行法の音場の出方 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/23954940/

音のバランス GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/24493704/

ホログラフの音を求めて GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/24600639/
http://tannoy.exblog.jp/24601679/
http://tannoy.exblog.jp/24604716/
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http://tannoy.exblog.jp/24621404/
http://tannoy.exblog.jp/24627930/

うわさのオーディオ・サブルーム-ウェブリブログ


鈴木と北川の二人組 その2 2015/08/17


噂によりますと、鈴木は62歳、北川は69歳、この二人がひとつのハンドル名『GRFのある部屋』を共用している、というのです。

それでもって互いが自分の主張を補強している、と。


勿論、鈴木(62歳)は「大学紛争世代」ではない、
「アンチ丸山」レスは北川(69歳)が執筆。

「孔子や孟子、寮歌」の妄想も北川(69歳)の発想。

日頃のおとなしめの投稿は鈴木(62歳)が執筆。編集部もこれを分かってて放置か?

あれだけ丸山さんのワーグナー賛歌を「貴族趣味」とけなしながら、自分は2週間のドイツ音楽旅行、これって矛盾するが、二人いれば、もう一人は矛盾しない。


「『GRFのある部屋』」というのは、二人以外にも複数の関係者全員で堅守する、いわばブランド(Brand)。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_7.html


木と北川の二人組 その3 2015/08/20


あの北川、言葉巧みですから・・・。

私も1年前に伺っているのですが、

3階建ての自社ビルの中に2部屋あり、6畳間のユニコーン(CDオンリー)、後ろの部屋は30畳強はある部屋にあのGRFがコーナー(アナログオンリー)にT−4(平行法、CDオンリー)はリスポジソファから先1m強先に置いてあるその他いくつかのその昔のSP連が複数あります。

その30畳強の部屋、Phile-web コミュニティとか伺った時には出ませんが、なんと3千万かけて改造してるとのことです
(これは仲のいい、ジャズ好きの方がこの前教えてくれました)。

たしかに床は頑丈で壁も違う、天井も・・・ 
そういうことを言わないで、いい音でしょうを連発は、それこそ「きもい」です。

いい音どころか居心地は悪いです。北川の性格でしょう、これは。

音は出て「なんぼ」の世界ですが、このユニコーンは解像度が良過ぎて、すべての楽器が鮮明という異次元の音でもあるのです。

あの独特の無指向性のフルレンジのSPからと巧みなバックロード構造からの奏でる音と量感音域は確かにいいのですが問題は駆動する是枝パワーとサウンドパーツ社のプリがあまりにもきれいすぎて「潔癖症」の音質と重箱を突くようでなんでも、聞こえない音まで出てくる始末。

それがいいだなんて、ちょいおかしい。

美しい奏でる音なら許せるのですがきれいではだめなんです。

それとリスポジがキッチン用の椅子であることでやや見下ろす感じです(ユニコーンが低いせいもあり)。

コンサートでいう中二階から観た聴いた感じでしょうか・・・それも有りでいいのですが、問題は音源が上に伸びない、つまり途中で音が沈むという感じです。

奥行きも壁べったりのため(6畳間を横長に)奥行きが寸詰まりです。

そのためガラスのよくある家庭のやや大きい「水槽の中での演奏を」聴いている感じです。

悪く言えば箱庭。

それに輪をかけるのが、どのCDでも同じ音質、これはいただけない、最悪! 

そして、ジャズは掛けてくれない、こちら持参のCD(クラ)も掛けてくれない、
つまり悪いとこは聴かれたくないということであり、これは他の人でもそれは同じことを聞いております。

T4、GRFも有りますが、欠点を観られたくない聴かれたくないという、ほんと演技がうまい雲助ですネ! 

このような音を初めて聞く人は、言葉巧みな戦術に入り込む恐ろしさです。


ユニコーンSPはとてもいいSPなんですが、やはり駆動側の問題が多分にあるのは聴いていても大いに感じます。

それに気が付かない北川は、やはり「お山の大将」が抜けきらないのでしょう。


30畳強のタンノイ部屋、GRFは、一言でいえば、もう古い音源の鳴り方は否めません。

コーナー置きはその昔のヴアイタボックス(クリプッシュホーン)と同じですが、GRFのほうが音の古さ(古典)がありもうお役御免でしょうか。

ソースはアナログオンリーでありカスタムメイドの超高級アンプ(球)でしょうか。

彼の鳴らし方は、奏者の解釈ではなくそれこそ「蜃気楼」そのものです。

いい悪いは別にしてもリスポジからの距離6m強はあるでしょうか、
そこのオケは蜃気楼のように並びますが、ハイライトはそこまでです。

楽器類の音色、艶、音楽の力強さ等は感じ取れません・・・
そうモノクロ。

こみあげてくるオケの音圧に空気感がないので、ただ「蜃気楼」が平然と並んでいる。

やはりホールの雰囲気を取りあえず、といった感じです。


音楽を聴く、これもありですが、どちらかというと雰囲気感と各演奏楽団のくせ(性格といいましょうか)を楽しんでいるようですネ。よく会話に出てきますから・・・オケの当てっこが好きなようです。

LP扱うのもクリーニング液には2万円(5cc)もする液体を針の掃除に毎回使い、針圧も0.1刻みのセッテイングには呆れるばかりです。こういう人もいることは、それも趣味と割り切ればですが、毎回能書きがうるさいのです。つまり自慢なんでしょう。

T4の平行法、これは Phile-webコミュニティ(彼のブログでも)では結構影響受けた人が多いのも事実ですが、次第に「それはないだろう」が分かってきた人も出てきてます。

つまり、リスポジやや先に置くか、壁手前に置くかの選択肢があるのですが、彼はリスポジやや先(1m)で行っているのですが、これが飛んでもない悪であるのです。

ゲストからのCDを掛けさせないこと、彼の選択CDのみ、つまりいいとこCDのソフトしか掛けない。

これには裏があり、つまりT4の後ろは6mあまりの空間があり、ここに音の像(蜃気楼)が浮かび上がるのですが、それはそれでいいのです。

しかし問題は、そのソースはすべて音場性のあるソフトでないと後方に集まらないのです。

これが普通の録音・・・手前SPから出る音源(一部の楽器等)と奥の空間に集まる音源とでは、その距離に「間」(間が抜けた空間)が空いてまとまった音楽が構成されないのです。

例えばジャズで見れば、手前の右SPではベースが鳴り(それもあの小さい口径からですから箱全体ではないのです)、奥ではドラムが鳴るとすると、ベースとドラムの距離(数メートル)が途方もなく間があるというこの違和感が発生するというものです。

このことは北川は絶対に言わないのと、言えば T4=平行法同時売り込みにも影響が出るということが分かっているからです。

また壁にやや近い置き方(平行法)でも、同じような傾向はありますが、これなどは奥行き感が薄れ定位も良くは無いのです。


これはあの鈴木邸がそうです。

リスポジでは定位が定まらなく、音の像も小さく聴けたものではない。

いいとこは奥の隅(L型部屋の構造?)

ここは、一応ホール感(S席でも壁よりの後方)がそれなりに味わえる、という鈴木の求める音であると思います。

しかしT4の口径(14cm?)と箱の限界(奥行き稼いでいますが)があるので、量感音域等の消えるのが早いのもこの影響でしょうか。ソースはCDメインですがやはり、どのソースも同じ音質には参ります。

どちらかというと無色透明ですネー。

「静」だとか「ラダーケーブル」を使い盛んにクリアー感を目指しているようで。
でもそれらに色艶、音源の太さ感が出てくればまだ聴きやすくなるのですが。

本人はあれだけコンサートに通っているのに、再生音は正反対の音質。よくわかりません。

平行法もいいけど、もう少し内ぶりであれば濃厚な音源が出てくると思われるのですが、そこは ホール感=雰囲気 を優先する、兄貴分の北川がそうはさせないのだと思います。

いろいろありますね、この世界は。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_15.html


鈴木と北川の二人組 その4 2015/08/22


Phile-webコミュニティでの二人組の「釣果」について、次のような追加情報が入ってきました。


Phile-webコミュニティ
GRFのある部屋 - お気に入りユーザー一覧
http://community.phileweb.com/mypage/f_user/3735/0/


その第1号が「椀方」さん(その前には、ユニコーンのSPのみを納入して既存SPとの複合型を試みるも失敗)。これは「椀方」さんが Phile-web コミュニティ記事にしていました。

Phile-web コミュニティで、私が知っている限り「犠牲」になった人と、危うくセーフの人は数知れずです。

北川は基本的には、犠牲者のお宅に鈴木と伺うというやり方で、決してひとりでは行かないです。必ず鈴木が行った後に二人で行くのが今までのパターン。

犠牲者側が北川を呼ぶにあたってもその前に鈴木が来てますので安心感があるというわけです。主導は北川です。鈴木も共犯です。

少なくとも私が知っているかぎりで表沙汰になった人たちは次の通りです。


犠牲者の中でも本信者になってしまったのは、「椀方」さん。

「横浜の vafan」さんは今は危ういですが現行のSPでどれだけ我慢できるかです。

「にら」さんは資金がないということで、今は静かにしてますが、しばらく様子見でしょうか。

「クー△△△」さんには私が注意喚起したので来なくなったとか。

「akahanamizuki」さんも危うかったけど、彼の読みで距離を取るようになった(裏メールでの平行法の押しつけがしつこいようなことあり)。

「Loge」さん。これが問題です。長野の個人ガレージメーカーで修理等の工房。すでに相互訪問してますね。

「RICHEBOURG」さん。北川は鈴木と押しかけて平行法を押し付け、DACの中古を60万で売りつけ。音がおかしいので聴きに来てと誘いがあり、私が伺って聴いた音は、「なんじゃこの音は」でしたネ。


簡単に言いますと、たしかに平行法。しかしどう見てもぼけた「蜃気楼」というか音像がぼやけてしまっている。ピアノ・コンチェルトのピアノが後方ティンパニーの位置から鳴る、こんなの信じられんです。また、後日、置いて行ったというDACもメーカー名は「知り合い先の」ということで、「RICHEBOURG」も「???」。

そのDACも人工的な音、もしくは半導体の基板の音、現状のラックスCDPのほうが好いのです。後にDACも返却へ、平行法はその日のうちにやや内ぶりに修正、これで音が活きてきたのです。


私の見るところ第一次面接試験で落ちた候補者(というか正確には犠牲者にならずに済んだ人)は、最近では、「genmi」さん、「K&K」さんといったところでしょうか。


ごく最近では「バック△△△」さんに早速手を出しているようで、ご注意、ご注意。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_16.html


北川がクセモノである所以は、オフ会(お宅訪問)をしても必ず同行の鈴木に日記を書かせ、本人はその日記にレスを入れ、そこで褒めあげて周りの人達(日記の記事をみている人)を誘い込むというパターンです。

一方、鈴木のオフ会記事での批評はすべて甘くなり、以前と比べて変化が起きているようです。焦りでしょうか。たとえば、直近の二つの例をあげます。これらのお宅の訪問のあと、鈴木は実際には次のような感想を私にもらしているのです。

                  ※   ※


(ひとつは、「genmi」さん。)

石井式をモデルにした6畳の部屋ですが壁が厚く(20p以上?)実質5畳ぐらいです。
天井高が3mあるのが唯一の救いでしょうか?
ここはオーディオ以前の音で音楽表現は無理です。


この人はすべて、某Dショップ/H店長の言いなりのようです(から入り込みは難しいかも)。

高音域にメリハリがあるが、中身は薄い。

一見いいように聞こえますが、高音域はブリキ板というかステンレス板の音で、そこに低音域が乗ってこないので、「きれいそうな音」、わかりやすく言えば無機質の硬い音です。

たとえBGMであってもこんなものは聞けないです。評価など、本当はできないです。
頭が痛くなるキンキン音。ラジカセを大きくしたコンポとでも申しましょうか。

折角行ったので仕方なく、私は1o単位でスピーカー位置を調整して(遊んで)やりました。

この人はそれをみて感心しきりでした。実情を知らない素人はこれで簡単に引っかかります。ちょろいもんです。


                  ※   ※


(もうひとつは、「K&K」さん。)
ここは二度目の訪問でした。

オーディオ部屋の横にグランドピアノ(STEINWAY)が置いてあります。
奥さんがピアノを弾くと言っても単に「ピアノが弾ける」程度でへたくそです。

自分の家でほんもののピアノの音を聴いているのにもかかわらず、ご本人はその音の深さというものがいまだに分かっていないんです。

システムから出てくるピアノの音はおもちゃの音です。
しかも定位が悪いので鍵盤の位置が床上30pのところにあります。

サラウンド再生ですので、後方からも音楽が鳴るのには本当に参ります。
それにセンター・ウーファ(サーロジック製)が左SPの横にあり、低音域が左からのみ出る不自然さ、それもボワーン、ボワーンですよ。

今回は延々と夜6時までつきあわされましたが、最悪でした。
http://27415664.at.webry.info/201509/article_2.html


5. 中川隆[3132] koaQ7Jey 2016年7月03日 13:35:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3478]


ベルウッド genmi邸訪問記
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20150213/
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20150214/

ベルウッド K&K邸訪問記
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20141217/45453/


以上のとおり、鈴木は、Phile-webコミュニティでの訪問記事では持ち上げすぎというくらいに持ち上げていますが、実際は、私にはこのようなことを言ってくるのです。
http://27415664.at.webry.info/201509/article_2.html


ベルウッド邸の音
https://www.youtube.com/watch?v=BEDlaMjbaiU

ベルウッド邸 正面のスピーカー配置。
http://diarynote.jp/data/blogs/l/20141117/37282_201411171821363876_1.jpg

ベルウッド邸 リスニングポイントから見た左上方の吹き抜け
http://diarynote.jp/data/blogs/l/20141117/37282_201411171821363876_2.jpg


因みに、上記の『鈴木と北川の二人組』を書いたのは

『かもん!』さん
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4160/20150807/48386/

『EVA』さん
http://megalodon.jp/2015-0824-1219-56/community.phileweb.com/mypage/entry/824/20150823/48533/

情報元は『ステラ』さん、らしいですね:

GRFのある部屋 ストラさん  2013年09月29日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3735/20130929/39372/
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3735/20131001/39388/
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3735/20131002/39405/
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3735/20131004/39430/
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3735/20131005/39451/


ベルウッド ストラ邸オフ会 (濃厚な一日)2013年05月29日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20130529/37270/

ベルウッド 新ストラ邸訪問記 2014年07月08日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20140708/

K&K ストラさん訪問記 2015年01月21日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3806/20150121/


『鈴木と北川の二人組』の真偽については

【老害】Phile-webを見守るスレ【オカルト】©2ch.net
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/436.html#c259
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/net/1437054439/

【鈴木】Phile-webを見守るスレ 9【政権】 ©2ch.net
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/436.html#c257
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/net/1442938235/


因みに鈴木亮さんは東大出の有名な大秀才だそうです。


6. 中川隆[3135] koaQ7Jey 2016年7月03日 19:28:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3482]

リスニングルームで音が消える!?定在波の正体とは。
http://natuch.com/blog/2014/12/22/listening_room/

みなさんが一般的な小型スピーカーを置く場所はどんなところでしょうか?

日本の住宅事情からいえば、6畳間や8畳間、または十数畳のリビングルームなどが多いのではないのでしょうか。

今回は、スピーカーを置いた場所と耳に聞こえてくる音についてお話をしたいと思います。


みなさんご存じのやまびこ。「やっほー」と山に向かって声をかけると「やっほー」と声が帰ってきます。そう、音は何かにぶつかると反射するのです。 他には、大きな建物の中で手を叩くと壁に音がぶつかってダブって聴こえたりします。 これはみなさんが当たり前のように経験し体験している内容で別段不思議なことでもありません。

実はこれと同じことが、スピーカーを設置している部屋の中でも起こります。

やまびこの例で例えると、スピーカーが人で、部屋の壁が山になります。

「でも、そんなこと感じたことも気になったこともないよ」という方もいるかもしれません。 確かにほとんどの人にとっては、重要なことでもないですし気にかけていないと実際に感じることも無い内容です。 しかし、音楽や音にたずさわる人にとってこれは非常に重要な問題なのです。

部屋の大きさによって音がガラッと変わってしまう定在波とは


さて、部屋の中でスピーカーから音を鳴らすと何が起こるでしょう。

スピーカーから出た音は、やまびこと同様に壁で音が反射します。そして一度反射した音は更に反対側の壁で反射します。

この音の反射は理論上永遠に繰り返され音の定在波を生み出します。定在波とは同じところで振動して変化の無い波のことを一般的にいいます。

定在波はリコーダーをイメージしたら分かり易いかもしれません。

リコーダーに息を吹きかけるとリコーダー内部で定在波が生まれて音がでます。
この例だと息がスピーカーで、リコーダーが部屋でリコーダーの長さが部屋の大きさになります。

その他の例だと、縄跳びも分かり易いかもしれません。縄跳びを伸ばして左右を2人で持って1人が揺らすと縄跳びが波を打ちます。揺らす人がスピーカーで、縄跳びが部屋、縄跳びの長さが部屋の大きさです。


定在波が発生すると何が問題なのか


上記の縄跳びの例で、揺れた縄跳びをよく見ると、大きく振れる部分と全く振れていない部分があるのがわかります。

これは定在波の特徴で、一番大きく振れるところを「腹」まったく振れないところを「節」といいます。


音の定在波にある「腹」と「節」は具体的にいうと

•「腹」は「音がまったくしない場所」
•「節」は「音が一番大きくなる場所」


になります。これは部屋の中のどこで音を聴くかで、音の大きさが変わることを意味しています。

せっかく買った高価なスピーカーも人が聴く場所で音が変わってしまうなんて、これはちょっと問題です。

よく、お店のリスニングルームで聴いたときはとっても良い音だったのに、家で聴いてみたら「あれっ?」とガッカリするなんてことが良くあります。 これは、お店のリスニングルームと家の部屋の音響特性が全く異なるために起こります。

お店のリスニングルームは定在波をコントロールするようにセッティングされていますので音が良くて当然といえば当然です。


コラム

音の場合、部屋の壁は動かない(固定端になる)ので壁が必ず定在波の節になります。

「節=振動しない部分」というイメージがあるので、音が一番小さくなるかというとそうではなく、節の部分で音が一番大きくなります。これは節の部分は変位は一番小さいのですが変化量(変位を微分した値)は一番大きくなるためです。


定在波の説明1

定在波の基本波。部屋の中心で音が消える。

定在波の説明2

定在波の基本波の2倍の周波数。部屋の2ヶ所で音が消える。

定在波の説明3

定在波の基本波の3倍の周波数。部屋の3ヶ所で音が消えるが、無音部分の間隔が狭いため聴感上では段々気にならなくなってくる。

部屋(リスニングルーム)で発生する定在波を計算で求めてみましょう

部屋の中で大きさが変わってしまう音とは具体的にどんな音でしょうか。

次に、部屋の中で発生する定在波はどんな音に影響するかを説明します。

まず、部屋の中で発生する定在波の周波数(音程)を計算してみましょう。


例としてスピーカーを6畳間に置いたと仮定します。

床から天井の高さ:2.4m
部屋の短辺:2.7m
部屋の長辺:3.6m
音速:340m/秒

とした場合、

床と天井の間に出来る定在波は

•(340m/s÷(2.4m×2))×1 = 71Hz (基本波)

•(340m/s÷(2.4m×2))×2 = 142Hz (基本波の2倍)

•(340m/s÷(2.4m×2))×3 = 213Hz (基本波の3倍)


・・・と基本波の整数倍の定在波が永遠に続きます。


同様に部屋短辺の定在波は
63Hz, 126Hz, 188Hz・・・

部屋の長辺の定在波は
47Hz, 94Hz, 142Hz・・・

となります。

基本波の3倍以上の周波数は部屋の中に「腹」と「節」がそれなりに沢山できるので聴感上あまり問題となりませんが、基本波とその2倍の周波数は部屋の中央と部屋の寸法の1/3と2/3の場所にピンポイントで「腹」が発生するため、素人の耳でも明らかに違った音として聴き分けることができてしまいます。


具体的には部屋の中央で音を聴くと、47Hz と 63Hz と 71Hz(各辺の基本波)の音が全く聴こえなくなるのです。

スピーカーのカタログにある周波数特性は通常は無響室の中で測定されます。

無響室とはまったく音が反射しない部屋のことで定在波などは当然発生しません。

私も以前仕事で無響室に入ったことがありますが、響きの無い部屋というものは非常に気持ちが悪く慣れないと気分が悪くなります。


無響室に入ってみると如何にリスニングルームが重要かが良くわかります。 

スピーカーから出た音の半分は聴く部屋の環境(音響性能)で決まる気すらします。 

このためオーディオを趣味としている方々は、部屋にカーペットを敷いて床からの音の反射を防いだり、壁側に音を乱反射させるためのギザギザの板や穴の空いたパネルを立て掛けたりするわけです。 

これらはすべて部屋の定在波をコントロールするために行っています。


といっても一般の方がお金をかけてリスニングルームを整備することは難しいと思います。

ここで簡単にできる音質を良くするスピーカーの設置方法をいくつかご紹介します。

設置する部屋について


定在波のことを考慮すると部屋の「床と天井の距離」「部屋の短辺」「部屋の長辺」が異なる長さのほうがよいと思います。

こうすることで定在波の周波数を分散することができます。

たとえば一般的な8畳間ですと「部屋の短辺」と「部屋の長辺」が同じ長さになってしまいますので、かなり強力な定在波がピンポイントの周波数で発生してしまいます。リスニングルームとしては6畳間のほうが良いようです。

また、家具などが壁際に沢山置いてある部屋のほうが、音が乱反射するため、定在波の発生を抑制することができます。これは反射板を家具で代用するイメージになります。

スピーカーを設置する場所

スピーカーは耳の高さに設置するのがもっとも好ましいです。

これは音の高さによって指向性(音の強度が方向により異なる性質)が異なるため、スピーカーの位置と耳の位置がことなると、特に指向性の強い高音側が聞こえにくくなり、一般的にこもったような音になります。


小型スピーカーの場合、ほとんどの方は部屋の壁際に設置するでしょう。

実は、スピーカーをどの場所に設置したかで低音の出方が異なります。


具体的には、部屋の壁から離れた中央付近に設置した場合は低音がもっとも出にくくなります。
(正確には虚像音の影響を受けないので本来のスピーカーの音が出る) 

逆に壁の四隅に設置した場合は低音がもっとも出やすくなります。

その差は音圧にして8倍程度の差となります。 

この特性を利用して、

もしも低音が出過ぎるのであれば、なるべく壁や床からスピーカーを離す。 
低音が不足するのであれば、壁にスピーカーを近づけて配置する。
(部屋の四隅が低音が最大になる) 

これを知っていると、ある程度、低音の音質をコントロールすることができます。

個人的にはグラフィックイコライザーで低音のコントロールをするより自然で良い音になると思います。


スピーカーの設置場所1

「A」: スピーカースタンドを使用して床と壁から遠ざけてスピーカーを設置

スピーカーの設置2

「B」: スピーカーを机の上に置き壁から遠ざけて設置

スピーカーの設置3

「C」: スピーカーを机の上に置き壁に近づけて設置

スピーカーの設置4

「D」: スピーカーを机の上に部屋の隅に設置

上記の図だと、「A→B→C→D」の順に低音が大きくなります。
(Aの低音が一番弱く、Dの低音が一番強い)

といっても音のために設置場所を選ぶことが出来ない場合がほどんどでしょうし、音楽のソースによっても強調される低音の周波数が異なりますので Light Years 01ではASCT(バスブースト)の聴き具合を3段階で調整できるようになっています。

設置する部屋や聴く曲に合わせて ASCT の調整を行って頂ければより良い音質で音楽を楽しむことができます。

以上、リスニングルームとスピーカーとの関係を説明させていただきました。

上記のことを踏まえて、スピーカーを置いている場所を少し変えるだけで、皆様のオーディオライフが格段に良くなる、という可能性も充分にあります。
音楽をもっと楽しみたい、良質な音を聴きたいという方は、ぜひ試してみて下さい。
http://natuch.com/blog/2014/12/22/listening_room/


7. 中川隆[3136] koaQ7Jey 2016年7月03日 19:49:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3483]

進行波と定常波

ある方向に進んでいく波を進行波といいます。

どちらの方向にも進行せず、その場で振動する波もあり、定常波(定在波)といいます。
http://wakariyasui.sakura.ne.jp/p/wave/housoku/teijyouha.html


フラッターエコー(鳴き竜) 動画
https://www.youtube.com/watch?v=R0xQMD-f4po

これから防音工事をする人必見!いい音の大敵!2大音響障害
http://www.bouon-kouji.net/bouonkouji/iiotonosyougai-629/

いくらいい音源があり、デザイン性の優れた部屋でも部屋の設計に問題がある場合様々な音の問題が発生します。

中でも知っていてほしい基本的なことはフラッターエコー、ブーミングの3つです。

今回はこれらが引き起こす音響障害について取り上げます。

音響障害の原因、定在波

音源から発せられた音波は床や壁、天井方向に向かって飛んでいきます。
跳ね返った音波は反射波となり進行波とぶつかります。

波長、振幅、速さが等しい2つの波が同一直線上で反対向きに進んで重なるとき定在波という波が生まれます。

定在波とは一般的には聞き慣れない言葉ですが日常生活でも結構この波を見る機会があります。上下に動いているだけで左右どちらにも動かない波です。

勢いよくお風呂に飛び込んだ結果、体の周りで上下に波打つ場所ができた経験ありませんか?これが定在波です。

スピーカーから発せられた音が壁に反射して反対方向の壁に反射して戻ってくる、これが最初の壁の反射した音と定在波を作ってその場で振動し続けてしまう。
壁の間だけではありません。天井と床の間でも同じような現象が起きます。


この定在波が部屋の至る所でできます。

この定在波の集合体をその部屋の固有振動といいます。

定在波の山の部分では音が消える現象がおきます。

つまり、同じ部屋の中で特定の帯域が異常に大きく聞こえたり、反対に全く聴こえなくなってしまう場所ができてしまうのです。


2大音響障害、フラッターエコーとは?

フラッターエコー

フラッターエコーも定在波が原因でおきる問題の一つです。
定在波の中でも特に中高音で起きる現象をフラッターエコーと呼びます。

「鳴き龍」とも呼ばれています。日光東照宮の鳴き竜は有名ですね。

フラッターエコーが起きると音源から出た新しい音も前に出た音が反射波として残っているため音が混ざり、不明瞭なぼやけた音になって聞こえてしまいます。

フラッターエコーがおきやすい部屋の特徴は平行面が多く壁や床などに音を反射しやすい硬い材質を利用している部屋です。

このような部屋の場合、吸音するか平行面をなくして反射波を分散させるかします。

コンサートホールでは壁を斜めにすることで解消しています。


自宅でも例えば、壁に絵画をかけたり、吸音カーテンをつるしたりするだけで改善されることもあります。また家具を置いたりしてなるべく対面と平行にしないように工夫しましょう。

2大音響障害、ブーミングとは?


ブーミングとは不自然に低音が強調されて響いてしまう現象です。

ブーミングを引き起こす原因も定在波でその中でも低音で引き起こされる音響障害をブーミングと呼んでいます。

密閉された小空間で話すと変な風に声がこもる。そんな経験をお持ちの男性は多いと思います。

リスリングルームを作る場合、音響設計を十分考慮しないとこのブーミングと呼ばれる現象が起きてしまいます。

ブーミングは小さな空間でおきやすく、ブーミングがおきると原音がわからなくなってしまうため自宅の一室をシアタールームにしたりオーディオルームにする際にはブーミングがおきないような設計が必要になります。


ブーミングがおきないようにするための重要ポイントは部屋の寸法を適切なものにすることです。

部屋の寸法比が1:2など整数比の部屋は不向きです。

整数比の部屋は、音が壁を反射した際に音と音がぶつかりやすいため

まとめ

スピーカーを購入したときお店のリスリングルームで音を聞いて音を気にいって購入したのに自宅に設置してみたら全然違くてガッカリした経験をお持ちの方。

これは部屋の寸法がお店と自宅で異なるためです。

またピアノの練習部屋でも集中できなかったり、練習中になんとなく重く疲れてしまう原因の一つにフラッターエコーやブーミングがあります。


防音工事では部屋(ハコ)の寸法を考えた上でどういう吸音をし、遮音をするか決めます。

100%定在波をつくらない設計は不可能です。
なるべく、定在波を作らない設計が好ましくなります。


この音の特性を無視した設計の場合、あとで音場を改善しようとしても不可能なことがあります。

ハウスメーカーや有名な建築家に頼むよりも音響設計のプロがいる会社に別枠でも注文することをおすすめします。何事もはじめが肝心ですのでご注意を。
http://www.bouon-kouji.net/bouonkouji/iiotonosyougai-629/


8. 中川隆[3137] koaQ7Jey 2016年7月03日 20:29:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3484]


セッティング  -部屋のチューニング
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_heya.htm

音楽愛好家の間で、「○○ホールの音は良い」とか「△△ホールはいまいちだ」といった、コンサートホールの音響特性の良し悪しがしばしば話題にのぼることがあります。

個々のホールは、構造や形状の違いだけでなく、壁や天井などの材質や厚さなどを含めて、さまざまな点で独自性を有していますから、そこで反射される音の質や反射の状態、つまり響きも当然違ってきます。

この響きの違いがホールの音の違いとなって現れるわけです。


もちろん、私たちのオーディオルームも、部屋の構造や形状、あるいは、壁や天井、家具類の設置状態などの違いによって、それぞれ固有の響きをもっています。

私は過去にさまざまな試聴会の会場やユーザーのオーディオルームでセッティングを行なってきましたが、出てくる音の違いの大きさをいやというほど味わってきました。

同じ機器を使って、同じセッティングをしても、同じ音が出た例(ためし)はありません。

出てくる音がたとえ違っても、その部屋なりの良さが分かるような音であればいいのですが、中には、とんでもないひどい音しか出ないことも一再ではありませんでした。


スピーカーの位置やケーブルの接続方法を工夫しても、なかなか明瞭度が良くならない、気持ちのいい音にならない、音像の立体感が出ない等々、症状はさまざまありますが、思ったようにいい音にならない場合は、部屋に音を悪くするクセがあって、そのクセが音をいたずらしていると考えてもまず間違いないでしょう。

「音を良くしたいなら、部屋を良くしろ」というくらい、部屋と音とは大きな関わりをもっているのです。


かと言って、部屋をオーディオ用に特別に設計し、改造することはなかなかできません。

でも、ご安心ください。 私たちが普段生活している部屋はそれほどひどいクセはないはずです。

話し声が変に響いたり、不明瞭になったりしない限り、オーディオルームとして及第点であると思っていいです。

そういった部屋では、ちょっとした工夫でいい音にグレードアップすることは可能です。

しかし、明瞭度が極端に悪い部屋は、本腰を入れて対策をしてやる必要があります。

そんな部屋は一般家庭ではそれほど多くはありませんが、このページでは、そういった部屋に焦点を合わせて話を進めていきます。

というのは、及第点の部屋でも、ここで紹介する手法を用いれば、さらに音に磨きをかけることができるからです。

さあ、気楽な気持ちでできそうなことから試してみてください。



■フラッターエコーの対策

日光の東照宮や京都の相国寺の鳴き竜は、手を叩くと、その音がいつまでも消えずに残り、天井に描かれた竜が鳴いているように聴こえることで有名です。

鳴き竜は、天井を図のように少し湾曲させることで、叩いた手の音を部屋の中央部に集めて、天井と床の間で何度も何度も反射を繰り返させることで、長い時間消えずに残るように工夫されています。

一方、一般家庭はわざわざ泣き竜が発生するような構造は採られることはませんが、ほとんどの部屋は壁と壁、天井と床が平行面で構成されています。

そのため、壁や床などに音を反射しやすい硬い材質が採用されていると、壁と壁、あるいは天井と床の間で、音が繰り返し反射され、鳴き竜に似た現象が発生しやすくなります。

このような現象をフラッターエコーと呼び、平行面が広いほど、また重くて厚い材質が使われているほど顕著に現れます。

フラッターエコーの発生する部屋で音楽を演奏すると、スピーカーから放射された音がいつまでもエコーとなって残り、そのエコーがスピーカーから次々と放射される音に混ざるため、明瞭度が極端に低下してしまいます。

フラッターエコーの発生する部屋かどうかは、 手を叩きながら部屋の中を歩いてみれば分かります。

もしも、叩いた手の音がやまびこのように反響するなら、その部屋はフラッターエコーが存在する部屋です。

フラッターエコーは、通常、特定の場所で発生することが多いですが、時には、部屋のあらゆる場所で起こる場合もあります。

あらゆる場所でフラッターエコーが発生する部屋は重症で、その対策は気合を入れてやらなければならないので、この項では比較的軽度のフラッターエコーの対策法をご紹介します。


フラッターエコーの発生が確認されたら、その場所の前後左右の壁面と天井と床を見てください。

おそらく、壁や床が硬い材質でできていて、硬い表面がむき出しのまま(吸音性のカーテンなどがない状態)の、そこそこに広い面積の平行面があるはずです。

また、家具があっても、その家具がかなり大きな表面積をもっているなら、フラッターエコーが起こることもあります。

もしも、フラッターエコーの存在を確認したら、次のような方法で対策を打ってください。


・吸音材で反射を抑える

フラッターエコーが発生する壁面にカーテンやパテストリーを吊るして反射を抑制します。
生地は厚いほど反射を抑える効果があり、襞を深くしたり、壁から少し離して吊したりすることでさらに効果を上げられます。

天井と床の間のフラッターエコーは絨毯などで抑えてください。


・家具を置いたり、家具を斜めに置く

家具や装飾品を置いて壁面に凸凹をつけ、平行面の面積を狭くることでフラッターエコーの発生を低減することができます。

また、家具が置かれていても、大きなサイズであればフラッターエコーが発生する可能性があります。そんなときは、家具を少し斜めに設置して、反射の向きを変えてやればフラッターエコーを退治できます。

なお、家具がほとんど置いていないマンションの一室などでは、部屋の各所でフラッターエコーが発生することがあります。

このような部屋でオーディオを楽しむ人はほとんどいないと思いますが、このような部屋でのフラッターエコーの対策は、部屋全体の音響特性を根本から見直す必要がありますので、次の「部屋のチューニングの基本」を参考に対策を行なってください。



■部屋のチューニングの基本

部屋のチューニングの主な項目には、


@反射音の調整(部屋のチューニングの基本)

A壁面などの凹みで起こる共鳴の対策

Bハリや柱などの出っ張った箇所で起こる波面の乱れの対策


などがあります。

Aの対策については次々項の「壁面の凹みの対策」で、Bについては、さらにその次の項の「天井のハリの対策」で説明することにして、この項では、基本的な反射の調整について触れることにします。


部屋は響きが多過ぎても、少な過ぎても良くありません。

響きが多過ぎる部屋はライブな部屋と呼んで、音の明瞭度が損なわれ、逆に、響きの少な過ぎる部屋はデッドな部屋と呼ばれ、うるおいやふくよかさが欠けて、つまらない音になってしまいます。

適度な響き、それもきれいな響きが得られる部屋が理想です。

ライブかデッドかは、部屋の中でしゃべってみれば分かります。

ライブな部屋だと、余韻が長く続いて、声の明瞭度が悪くなります。
ちょうど、カラオケでエコーをかけ過ぎたようになります。

一方、デッドな部屋は声が通りにくく感じ、詰まったように聴こえます。
会話するのも少し大き目の声でしなければなりません。

しゃべりやすく、声がスーッときれいに通れば、オーディオルームとしては及第点で、このような部屋だと、大層な対策をせずとも、ちょっとした工夫でさらなる音のグレードアップが可能です。


ライブな部屋の代表は、頑丈な壁で囲われた、家具の少ない部屋です。

こういった部屋は、響きが多過ぎる=残響時間(音が止まってから60dB減衰するまでの時間)が長過ぎるだけでなく、フラッターエコーや定在波が発生しやすいものです。

ライブな部屋の対策の基本は吸音です。

吸音には市販の吸音材を使用するのもいいですが、壁面ならカーテンでも構いませんし、床面なら絨毯が適材です。

なお、吸音に際して覚えておいて欲しいのは次の点です。

@まず、生地が薄いとあまり吸音効果はありません。
より低い音を吸音するには、厚手のものが必要です。
(といっても、低音を吸収するのは並大抵ではなく、カーテンで吸音できるのはせいぜい中音くらいから上です)

Aまた、同じ生地のカーテンを使用する場合でも、襞を深くしたり、あるいは、壁から離して吊るしたりすることで、吸音できる周波数を下げたり、吸音率を上げたりすることができます。

なお、実際に吸音材(カーテン)を吊るすときは、次の点についても注意をしてください。

@吸音し過ぎないことです。
壁面全体をカーテンで覆うなど、吸音面を広くし過ぎるとデッドになってしまいます。

A左右の壁面の吸音バランスが崩れると、音場空間や音像の定位が不自然になるので、左右の吸音はなるべく同じくらいにしてください。

この2つの注意点を遵守した吸音の方法は、右の図のように、壁面を反射面と吸音面を交互にし、片方が反射面の場合、その反対側を吸音面にするようにします。
こうすることで、残響の調整だけでなく、部屋のあるゆる場所で発生しているフラッターエコーの抑制にもつながります。

なお、前後の壁面に関しては、音楽の活き活き感をなるべく損なわないよう、

スピーカー後方はなるべく反射面、リスニングポイント後方は吸音面にするのがいいでしょう。
(スピーカーサイドの反射が強すぎる場合は、左右対称に適度な吸音処理を行なってください)


部屋の吸音の基本


■定在波の対策

部屋の中の特定の場所で低音がよく聴こえたり、あるいは逆に聴こえにくかったりするときは定在波の影響を疑ってください。

音波は気圧の変化(空気の圧縮と膨張)が隣接する空気の気圧を次々と変化させながら空中を進行する波で、通常、部屋の中では、隣接する空気を変化させながら進行し、壁に当たって反射され、その反射音はまた空気中を減衰しながら進行し、反対側の壁で反射されるということを繰り返します。

ところが、反射率の高い、向かい合った2つの壁面が平行であると、音波はその間で反射を繰り返し、同じ場所を何度も行ったり来たりします。

このとき、互いに反対方向に進む 2つの音波の中で、同じ位置で「圧縮」「膨張」とを起こす周波数の音波が現れます。

そして、その音波は進行せずに、同じ場所で圧縮と膨張を繰り返します。
このような音波を定在波と言います。

厚くて重い材質でできた壁ほど低音を反射しやすいのですが、このような壁が広い面で平行している部屋ほど定在波の発生する確率が高く、発生すると、「腹」と呼ばれる気圧が圧縮と膨張を繰り返す部分と、気圧が変化しない「節」と呼ばれる部分が現れます。

そのため、腹となる場所ではその近辺の周波数の低音はよく聴こえ、節となる場所では逆に弱くなります。

ここで、どんな周波数で定在波が発生するかを計算してみましょう。

壁面間の距離が仮に3.6mだとすると、

一番低い周波数の定在波は340m/(3.6mm×2)=約47Hz、

2番目に低いのが2×340m/(3.6mm×2)=約94Hz、

その次が3×340m/(3.6mm×2)=約141Hz・・


ということになります。
そして、それぞれの周波数における腹と節は右の図のような位置になります。


つまり、壁面間の距離が3.6mだと、真ん中の位置では 47Hzと 141Hzが音圧が下がり、94Hzは音圧が上がります。

定在波は左右の壁面間と前後の壁面間、天井と床の上下の壁面間の3方向で起こり得るわけですが、定在波の影響が最も強く現れる部屋は、複数の壁面間で発生した同じ周波数の定在波の節と腹が同じ場所で発生する場合です。

右に日本家屋の代表的な寸法比 1:1(4畳半や8畳)の部屋と、4:3(6畳)の部屋における定在波の節の位置を周波数別に色分けして表わしました。

1:1の場合、1辺が3.6mなら約47Hz、94Hz、141Hzの定在波が前後左右の壁面間で発生し、同じ色が交差している場所では、その近辺の周波数の音圧は極端に下がってしまいます。

一方 4:3の場合、1辺が3.6mと2.7mなら、長辺の定在波は約47Hz、94Hz、141Hzで、短辺は約63Hz、約126Hz、約189Hzと定在波の周波数はズレてきます。


このことから、正方形や寸法比が 1:2 の部屋は同じ周波数の定在波が前後左右の壁面間で起こるので、リスニングポイントの選定は慎重にしないと、低音が極端に弱いという問題に悩まされることになりかねません。

定在波もフラッターエコーと同様に平行した壁面の間で起こりますが、フラッターエコーが比較的高い周波数で発生しやすいのに対して、定在波は低い周波数で起こります。

そのため、波長の長い定在波はフラッターエコーの対策で有効なカーテンのような布では十分に吸収することができず、緞帳のような分厚い布に多くの深い襞をつけてようやく効果が出始め、本格的に行なうにはグラスウールなどの吸音材で作られた奥行き数十cmの吸音層を必要とするなど、その対策はとても厄介です。

そのため、吸音による対策よりも効果的なのが壁や家具などを斜めにして反射音の向きを変えることですが、それができないときはフラッターエコーの対策と同様に調度品などで壁面に凸凹をつけることで対応できますが、このとき使用する調度品は相手が低音なので、なるべく大きくて重量のあるものが必要です。

そして、どうしても定在波が取れないときは、リスニングポイントが「節」の位置にならないように、思い切ってスピーカーの位置共々リスニングポイントを変えてみる以外に選択肢はありません。



■壁面の凹みの対策

「予備知識」のページで紹介したように、凹んだ空間の中にスピーカーを設置すると、音ははなはだしく悪くなります。そこで、少なくともスピーカーを凹みから出すことをお勧めしました

詳細は
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_top.htm#sp_position


が、それは次のような理由があるからです。


@まず、スピーカーから放射された音波は、きれいな波面で空中を進んでいきます。
ところが、空間の広さが急に変化する箇所を音波が通過すると、気圧を変化を伝える面が急激に変化するため、波面が大きく乱れたり、音響インピーダンスのミスマッチングによる反射が起こったりします。これが音を悪くするひとつの理由です。

Aもうひとつの理由は、凹んだ空間で固有の共鳴が発生し、その共鳴が再生音にまとわりついて明瞭度を低下させたり、音のエネルギーを吸い取ったりするからです。

これらの影響に対して、スピーカーを凹みの外に出せば(空間の広さが急激に変化する箇所よりもリスニングポイント側に移動すれば)、@の波面の乱れは大幅に低減することができ、それによって音質は凹みの中にスピーカーを設置するのに比べ大幅に改善できます。

しかし、Aの共鳴の影響も幾分かは緩和できるものの、その影響を完全に取り去ることはできません。

そのため、凹みで起こる共鳴の影響から少しでも逃れるには、凹みからできるだけ離れた場所にスピーカーを移すことと、凹みの中の共鳴をどれだけ取り除けるかが音のグレードを上げる上での鍵となります。

ここで凹んだ空間とスピーカーとの位置関係による音への影響を整理してみようと思います。

部屋に凹みがないのが理想ですが、部屋に凹みがある場合、凹んだ空間の中にスピーカーを設置するのは最悪で、多少凹み内の共鳴対策をしても、それほどいい音にはなりません。

次いで悪いのは、スピーカーの近くに凹みがあることです。

凹みには「予備知識」のページで紹介した「はなはだしく音を悪くする凹み」や「できれば避けたい凹み」がありますが、それらは程度の差こそあれ、凹みがスピーカーに近い場所にある限り少なからず音に影響します。

少しでも音質を良くしたいなら、スピーカーを凹みから遠い位置に設置するのが上策です。

ただし、部屋に凹みがあれば、たとえスピーカーをそこから遠ざけても何がしかの影響を受けることもあります。

スピーカーが凹みの近くにあるなしに関わらず、凹みそのものの影響を低減するには、次に紹介する共鳴対策の中で実施可能な対策を試してみてください。


@最も効果があるのは家具などを凹みの中に入れて空間を埋めてしまうことです。こうすれば共鳴の発生を押さえられます。

A大きな家具で凹みを埋めることができない場合は、凹みの中に大型の観葉植物や調度品などを置けば、音波の進行を邪魔することができ、凹み内の共鳴を低減することができます。

また、見てくれは悪いですが、厚手の板を斜めに立て掛けるのも効果があります。



B厚手のカーテンなど吸音材を壁面に吊るして音を吸収する方法も効果があります。

ただし、吸音材の生地が薄かったり、壁と吸音材の間隔が狭いと比較的高い周波数の音しか吸収できません。

より低い音まで吸収するには吸音材を壁から離したり、カーテンなら生地は厚手を用い、深い襞をつけるなどの工夫が必要です。





吸音材を使うもうひとつの方法は、吸音材を凹みの小口に吊るして共鳴音が凹みから出てこないようにする(右側の図)ことです。

この方法は同じ厚さの吸音材を使用するなら壁際に吸音材を吊るす方法よりも効果的です。

※ AやBを単独で採用しても思ったような結果が得られないときは、両者を併用してみてください。




■天井のハリの対策

マンションの部屋ではハリが天井から出ていることがありますが、このハリも音に少なからず影響を与えます。

特に、リスニングポイントとスピーカーの間にハリがある場合に音が最も悪くなります。

このようなケースでは、ハリに吸音材を貼ることでその悪影響を低減することができますが、ハリのスピーカー側だけを吸音処理するとスピーカー側の空間の音は改善できても、リスニングポイント側の効果はあまり期待できないので、ハリの両側を吸音処理するようにしてください。

ハリの対策例


■一次反射の対策


一次反射とは、スピーカーから放射された音が壁や床などで最初に反射される音のことで、二次反射、三次反射などに比べて、レベルが高く、かつ、直接音との時間差もわずかなため、時にはテレビのゴーストのような現象を起こして、音像のフォーカスを甘くしてしまいます。

もしも、スピーカー間の間隔や角度を調整してもどうしても音像の焦点が定まらないときは周囲を見回して、強い一次反射を起こしている箇所がないか探してください。

音は壁などの障害物に当たったとき、入射角に等しい角度で反射しますから、耳に到達する一次反射は、図のような経路を辿ります。これらの一次反射の中でもっとも再生音に影響を与えやすいのは、左右の壁面です。

そこが反射性の強いコンクリートや厚板でできているときはその影響を疑ってください。

また、床がフローリングの場合も一次反射のレベルが高く、再生音に強い影響を与えることがあります。



耳に届く一次反射の経路


一次反射の影響を調べるには、手近にある毛布のような吸音性のあるモノを一次反射のポイントに貼って音像のリアリティが増すかどうかを試してみることです。

効果があると分かれば部屋のインテリアに違和感のない半恒久的なものに替えれば無駄な投資をしなくてすみます。

特に、フローリングの床の一次反射は音像の焦点だけでなく、音の明瞭度にも多大の影響を与えますから必ずチェックしてください。

また、スピーカー後方の壁が凸凹していると音が乱反射してフォーカスが乱れることがあります。そのような場合は2本のスピーカーの中央付近の壁面に吸音材を貼ってその付近の反射を抑えることで改善が図れます。

なお、一次反射の対策をする際、吸音をし過ぎると音のエネルギー感や躍動感が削がれるので、吸音材の厚さや吸音面積は必要最小限に止めてください。



■壁のビビリ対策

壁の表面が薄い板などで仕上げられている場合、音によって壁板がビビって、反射音に板のビビリ音が付帯します。

このビビリ音はきわめてレベルが低いので、そのビビリ音自体を認識することはできませんが、それがたとえ低いレベルであっても楽器の微小な倍音を聴こえなくしたり、音を色付けしたりする、とても有害なノイズです。

このようなビビリは見逃されやすいのですが、楽器本来の音色を再現することはできませんので、対応策を講じる必要があります。

手軽な対策法は、壁面に吸音効果のあるカーテンなどを吊るすことですが、周囲の壁がすべてビビりやすいからといって、全面をカーテンにすることは音楽の活き活き感を殺しかねないので、闇雲にカーテンを吊るすのではなく、部屋のチューニングを兼ねながら、効果的な場所をカットアンドトライで探し出して、ビビリの影響が極力なくなるように工夫してください。



吸音のし過ぎは禁物

このページでは部屋のチューニングに関するいろんな手法を紹介しましたが、その多くは吸音材を使用します。

しかし、吸音材を使い過ぎると、音楽の力強さや伸びやかさ、活き活き感といった、音楽再生に大切な部分が削がれてしまって、つまらない音になってしまいます。

反射音は有害なものもありますが、楽器のエネルギー感を再現する上で大切なので、どの反射音が音を悪戯しているかをよく見極めて、悪影響を及ぼす反射音だけを最小限の吸音で上手に押さえ込み、楽器の力強さがうまく再現できる試聴空間を作り上げるよう心掛けてください。

お断り

音を極端に悪くするフラッターエコーや定在波の発生を防止するには、壁などを少し斜めにして、平行面をなくすことが最も有効ですが、それは壁を作り直すといった大掛かりな工事が伴いますので、ここでは割愛させていただきました。
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_heya.htm


9. 中川隆[3138] koaQ7Jey 2016年7月03日 21:56:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3485]

セッティング  -予備知識-   
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_top.htm#sp_sityouiti


「同じ機器とケーブルを使えば、同じ音が出てくる」と思っている人は、世の中にはたくさんいらっしゃいます。

ところがどっこい、出てくる音は千差万別、時には同じ装置とは思えないほど、大きく異なることがあります。

機器をポンと置いて接続して、それだけで音楽を聴いていらっしゃる方が大半で、中には、音の良いケーブルに交換したり、スピーカーの下に10円硬貨を敷いたり、と多少の工夫をされている人も散見されます。

しかし、この程度のことをして「満足のいく良い音」が得られるのはラッキーな方で、多くの人は機器の能力を発揮させないまま聴いていらっしゃいます。

その原因はオーディオ装置が置かれる環境にあります。

その環境には多くの「音を悪くする要因」が潜んでいます。
同じ機器、同じケーブルを使用しても同じ音が得られないのは、この「音を悪くする要因」が環境によって異なるからです。

これまで45年以上、いろいろな場所で試聴会を行なってきましたが、機器を接続するだけで満足のいく音が得られたことは一度たりともありません。

もちろん、同じ機器とケーブルを使用しても、場所が変わると同じ音は出ません。

そこで、まともな音(私にとって良い音)になるように、「音を悪くする要因」を取り除いていきます。

この「音を悪くしている要因を取り除くこと」をセッティング、あるいはチューニングと呼びます。

そして、「音を悪くする要因」をどれだけ取り除けたかで、出てくる音のグレードが決まってきます。


このページは、「音について」 「ステレオ立体音響再生」 「スピーカーを設置する壁面の選び方」など、セッティングを始めるに当たって知っておいていただきたい事柄をまとめてみました。



■目指す音

それではセッティングによって、音をどのようなに仕上げていくかを考えてみたいと思います。

ここでひとつの事例をご紹介しましょう。

それは平成19年、大阪のY店で試聴会をしていた時のことです。
試聴会の途中、ある紳士がフラッと入ってきて「音が硬い」と言われました。

その時出ていた音は決して硬い音ではなく、欧米でも高い評価を得ている方向の音、まるでそこで演奏しているような、目の前の空間から音が飛び出してくるような、活き活きとした生っぽい音だったのです。
もちろん、大多数の人はその音に惜しみない拍手を送ってくれていました。

試聴会終了後、その紳士に、

「あなたのお好みの音になるように少し音を変えてみましょう」

と言って、CDプレーヤーとアンプの電源の接続を、最も情報量が減る方法に変更し、先ほどと同じディスクを同じ音量で試聴していただいたあと、

「あなたのお好み方向に来ましたか」

と尋ねると、「そうだ」という答えが返ってきました。

オーディオ界では、「自分の好みの音が出ればいい」と、よく言われます。
確かにそういった一面もあるかもしれませんが、私は「好みの音」を云々する前に、オーディオ再生にとって「大事なこと」があると考えています。
それを「音が硬い」紳士の例で説明しましょう。

情報量を減らすと、耳当たりのいい音になります。

しかし、情報量が減れば減るほどば、楽器本来の音色が希薄になっしまい、演奏家やレコーディングエンジニアが意図した音が伝わって来なくなります。

私はオーディオ再生で大事なこととは、楽器本来の音色感が再現できているか、曲に込められた演奏家やレコーディングエンジニアの気持ちが伝わってくるか、といった「音楽が本来あるべき姿」が、まず再現されるべきだと思っています。

そんな音がきちんと出るようになれば、音楽に心がときめき、個人の好みを云々する必要もなくなってしまうと考えています。

私が普段セッティングに際して重視しているのは、


・楽器の音は、その楽器らしい音色、その発音構造からくる音色をなるべく忠実に再現する

・奏法の特徴をなるべく忠実に再現する

・楽器やボーカルの口の大きさなど、音像の大きさをなるべく忠実に再現する

・音場空間の拡がりや音像定位をなるべく忠実に再現する


の4点です。

これから7ページにわたってセッティングの手法をご紹介しますが、目標とするところは、上記の4点を高い次元で実現して、楽器本来の音色を再現し、曲に込められた制作者の意図が感じ取れるようにすることです。



■楽器の成分

セッティングの目的のひとつが、楽器の音色の違いを忠実に再現することですが、それにはどのようなことに注意しなければならないかを調べることにしましょう。

右の図はピアノとオーボエの波形です。
山と谷が同じ周期で繰り返していますが、波の形はずいぶん違います。

同じ周期で山と谷が繰り返し現れるということは、この2つの楽器は同じ音程で演奏されたことを物語っています。

そして、この2つの楽器を同じ音程で演奏しても音色が異なることを、この波形の違いが示しています。

それでは楽器の音に含まれている成分を、ピアノやオーボエよりも、もっと複雑な波形を示すヴァイオリンで調べることにしましょう。


ピアノの波形

オーボエの波形


右がヴァイオリンの波形で、この波形に含まれる成分を示したのが、右下のスペクトル分布です。

横軸が周波数で、縦軸が音圧レベルを示していて、どの周波数にどれくらいの成分が含まれているかを表しています。


ヴァイオリンの波形

なお、縦軸は1目盛が20dBなので、1目盛り小さい成分の音圧は1/10、2目盛り小さいのは1/100と、1目盛りごとに1/10ずつ小さくなります。

最初に注目してほしいのが、500Hzよりも少し低い周波数にある大きなピーク(成分)です。これよりも低い周波数には成分がなく、数多くある成分の中で最も低い周波数です。

この成分が基音(基本波)と呼ばれるもので、楽譜のオタマジャクシの位置=演奏された音程ということになります。


 ヴァイオリンのスペクトル分布


そして、基音の周波数の2倍、3倍、4倍、5倍・・・という整数倍の周波数に成分のあることが認められます。これらは倍音(高調波)と呼ばれるものです。

倍音は、どんな楽器でも、同じ音程で演奏すれば、同じ周波数に現れます。
ところが、個々の倍音のレベルは楽器によって異なります。

つまり、楽器が同じ種類であれば、倍音の出方はよく似たパターンを示しますが、楽器が異なると、まったく違ったパターンを示します。

そして、あるパターンが脳に伝えられると、私たちはそれを過去の経験と照らし合わせ、それが何の楽器であるかを判断しています。

オーディオ再生では、そのパターンがそこそこ正確に再現できれば、それがどんな楽器なのかを判断できます。しかし、個々の楽器本来の音色を再現しようとすると、余程正確にそのパターンを再現しなければなりません。

とりわけ、高次(高い倍数)の倍音は、基音に比べて1/100以下、あるいは、1/1000以下という小ささです。

同じ種類の楽器でも、楽器によって音色は違いますが、同種の楽器の微妙な音色の違いは、このとても小さな高次の倍音の出方に違いがあるのです。

そのため、楽器本来の音色をより忠実に再現しようとするならば、この小さな小さな倍音を可能な限り正確に再生し、耳に届くようにしなければなりません。

実は、セッティングという作業はこの微小な倍音を聴こえなくしている要因を取り除くことにあるのです。



■ステレオ立体音響再生の原理

きちっとセッティングされたステレオ再生装置では、2つのスピーカーの間にステージが現れ、そのステージ上にたくさんんの楽器が等身大のサイズで定位します。もちろん、スピーカーから音が出ていることなどまったく意識させません。
これがステレオ立体音響再生ですが、それでは、なぜ立体的に音像が定位するのかを説明しましょう。


私たちの耳は顔の両側についています。そのため、右の図のように、目覚まし時計が右手で鳴った場合、右の耳に入ってくる音の方が左の耳に入ってくる音よりも早く、かつ大きいです。そして、時計が右に寄れば寄るほど、右の耳に入ってくる音はより早く、かつ、音量差も大きくなります。

逆に、時計が真正面にあるときは、左右の耳に同じ音量の音が同時に飛び込んできます。

このように、左右の耳に入ってくる音の時間差や音量差によって、私たちは音源がどの方向にあるかを認識しています。

これを両耳効果と呼びます。



ステレオ録音はこの両耳効果を利用したものです。

右の図のように、右から左に向かって走っている汽車の音を、2本のマイクロフォンを立てて録音したとしましょう。最初は右のマイクロフォンに入ってくるのは、左のマイクロフォンよりも早く、かつ大きな音です。

それが次第に時間差と音量差が少なくなり、正面に来たとき、左右のマイクロフォンが拾う音は時間差も音量差もなくなります。

さらに、左に走っていくにつれて、左のマイクロフォンが拾う音の方がより早くなり、音量差も大きくなっていきます。

こうして収録された時間差と音量差を含んだ音を2台のスピーカーで再生すると、それに両耳効果が加わって、汽車があたかも右から左に向かって走っているように聴こえるのです。


演奏を録音するのもこれと同じです。それを下図を例に説明しましょう。

中央の歌手の声は、時間差のない同じ音量が2本のマイクロフォンに入ってきます。

しかし、左のヴァイオリンの音は、左のマイクロフォンの方には、右のマイクロフォンよりも若干早く届き、かつ音量も大きくなります。

一方、右後方のサクスフォンは、左のマイクロフォンに届く音の方が右のマイクロフォンに届く音よりも若干遅く、音量も若干小さ目です。

各楽器から放射された直接音は、このような時間差や音量差をもって記録されますが、実際に記録される音はこのような直接音だけではありません。

演奏会場では直接音以外に、壁や床、天井で反射された間接音が加わります。
この間接音は、楽器の位置関係をさらに明瞭にする上で重要な要素となります。

例えば、歌手の声が後方の壁で反射されるのと、サクスフォンの音が反射されるのとを比べると、直接音と間接音の間に生じる時間差は、サクスフォンの方が短くなります。

こういった諸々の直接音と間接音の情報がマイクロフォンで拾われ、ディスクに記録されています。この情報をどれだけ正確に再現し、脳まで届けられるかが、リアルなステージを作り出す上での鍵となるのです。
 

演奏会場での聴こえ方
マイクロフォンでの収録
ステレオ再生の音場


※ この項ではステレオ再生の原理を理解しやすくするため、2本のマイクロフォンで収録するワンポイントマイク録音方式の仕組みで説明しました。

しかし近年は、ワンポイントマイク録音方式は少数派となり、個々の楽器の音を複数のマイクリフォンで収録し、それらをあとから人工的に音量差などをつけて楽器を定位させるマルチマイク録音方式が主流となっています。



■スピーカーと試聴位置の関係

セッティングは機器類をどこに置くかを決めることから始まります。

そんなのどこでもいいじゃないか、空いているスペースに置けばいいじゃないか、と思っている人が多いですが、実は、設置場所の違いで、出てくる音に大きく差がつくことが往々にしてあります。

もしも、音の悪い場所に置いたが最後、どんなに音の良い機器であっても、また、どんなにセッティング技術を駆使しても、決して満足のいく音には仕上がりません。つまり、いい音を出したいなら、まず音のいい場所を選ぶことが重要になってくるのです。

そこで、この項と次の項で、セッティングの中で最も重要なスピーカーの設置の基本的な注意事項についてについて触れてみたいと思います。

店頭のほとんどのミニコンポは、右の図のように、アンプとCDプレーヤーを挟むようにスピーカーが設置されていて、これが正しい設置方法だと思って、多くの家庭でも同じような設置をしているのをよく見かけます。

しかし、こういう設置方法だとリアルなステージを作るどころか、音質さえ悪くしてしまいます。

というのは、


@機器から2〜3m も離れて聴くとすれば、スピーカーの間隔が狭過ぎてモノーラルに近い音場になってしまいます。これではステレオの音源を2台のスピーカーで再生する価値は激減してしまい、そこにリアルなステージを作れません。

Aまた

「振動のコントロール」のページ
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_sindou.htm

で紹介しているように、スピーカーとアンプ、CDプレーヤーが接近し過ぎていて、アンプやCDプレーヤーがスピーカーの振動の影響をモロに受けてしまいます。

そこで、まずアンプとCDプレーヤー、スピーカーを店頭のように行儀よく固めて並べるのではなく、アンプとCDプレーヤーはスピーカーから離して設置することを念頭に入れて設置場所を選ぶようにしましょう。

録音現場では、レコーディングエンジニアと2台のモニタースピーカーの位置関係は、おおよそ正三角形です。

レコーディングエンジニアは、スピーカーをこのように配置して、音場の拡がりや各楽器の音像の定位をモニターし、目に見えないキャンバスに音楽という絵を描いています。

そのため、録音に携わった人たちの意図を感じ取るには、それに近い位置関係を保つことが必要なのです。そうすることで、2台のスピーカーから放射された音は、空間でうまく合成され、そこにステージをつくり、リアルな音像を結ぶことができるのです。

店頭でよく見かける設置例
上のように設置した場合の音場
スピーカーと試聴位置の関係



■スピーカーの設置場所

オーディオ機器の設置は、まずスピーカーの設置場所を決めることから始めます。それには前項で説明したスピーカーと試聴位置が正三角形の関係を確保できる場所を見つけてください。選択肢が複数ある場合は、その中で一番音の良い場所を探しましょう。

それでは音の良い場所とはどんなところでしょうか。

私たちが音楽を鑑賞するとき、スピーカーからの直接音だけでなく、壁で反射された音も一緒に聴いています。

ところが、スピーカー周辺の壁の材質や厚さなどに違いがあると、そこで反射される音の質が異なるために、違った音に聴こえるのです。

とりわけ、スピーカーに近い壁ほど反射音も強くなり、その影響が大きく出るので、なるべく反射音の質が良い壁面を選ぶようにしなければなりません。

そのポイントは次の3点です。


・きれいな反射音が得られる壁面を選ぶ

きれいな反射音が得られる壁というとむずかしく聞こえますが、壁を軽く叩いてその響きを調べます。そのとき、中指か人指し指を丸め、その第二関節(正式名称:近位指節間関節)の背で、また、強く叩くときは、握り拳をつくって壁を軽く叩いてみてください。

壁によっていろんな音がします、材質固有の強い響きがあったり、ビビリ音がしたり、余韻が長く尾を引くといった壁の前にスピーカーを置くと、そういった壁の響きが再生音にまとわりついて、明瞭度を悪くしたり、音数が少なくなったりします。

コツコツという音のする、固有の響の少ない、余韻が早く消える壁が、きれいな反射音の得られる壁で、この前にスピーカーを置くと、セッティングの苦労も少なく、かつ、レベルの高い仕上がりになります。


・低音をしっかり反射してくれる壁を選ぶ

豊かな低音は音楽に安定感を与え、音場空間の拡がりを正しく再現する上でも不可欠です。
ところが、音は壁などにぶつかった場合、低音と高音とでは、反射される割合が違ってきます。一般的に、波長が長くなるほど、壁を透過する割合が増えて、反射される割合が低下します。

一方、スピーカーの指向性を見れば分かるように、スピーカーから放射された音は低音ほど、横や後ろに拡がりやすい性質があって、壁に当たるエネルギーは低音ほど大きいという傾向があります。

そのため、周波数別の反射音の比率は、壁の材質や厚さで決まってきますが、日本の家屋(マンションを除く)は、比較的軽い壁材が使用されることが多く、かつ薄いので、低音不足になりやすい傾向にあります。

そういった部屋でなるべく量感のある低音を再生しようとするなら、スピーカーを部屋の中で一番がっしりした壁の前に置いて、壁が反射する低音をうまく利用する必要があります。

・共鳴のしやすい壁面は避ける

下の図のような凹んだ場所は、その空間の中で固有の共鳴が発生するため、その凹みの中にスピーカーを設置すると、こもって明瞭度の悪い音になりますから、こういった場所に設置するのは避けましょう。

しかし、こういった場所しかスピーカーを設置できない場合は、なるべくスピーカーを赤い点線よりも手前に出せば出すほど明瞭度は改善されます、と同時に、

「部屋のチューニング」の項
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_heya.htm#hekomi_taisaku

で紹介する、空間内の共鳴対策をすれば、凹みの悪影響をある程度緩和することができます。

しかし、音質の改善がある程度図れるとしても、それには限度があります。そのため、なるべくこういった凹みのある壁面を避けることが賢明です。


はなはだしく音を悪くする空間

側方の壁面が凹んでいる空間
棚のしたなどの空間
ハリと壁に囲まれた空間
前方が急激に拡がる空間

できれば避けたい壁面

スピーカー周辺に図のように、前項ほどではなくても、多少の窪んだ空間があると、この空間の共鳴や反射音の乱れによって音の明瞭度やエネルギー感が損なわれやすいので、できればこういった凹みがある壁面の前に置くことも避けるようにしましょう。




・スピーカーは左右の壁面から等距離に

右図のようにスピーカーを右の壁に寄せて設置した場合、たとえ左右のスピーカーと試聴位置を結んだ線が正三角形になる頂点で聴いたとしても、音像は全体的に右に引っ張られるだけでなく、再生音の音域(例えば、歌手の声の音程)が変わるごとにフラフラ動くことがあります。

その理由は左右の壁で反射されて耳に届く音に、音量と時間(位相)に差が出るからです。

このような場所にしか置けないときは、右側の壁の1次反射(1回目の反射のこと)のポイントに吸音材を貼って反射を抑えると、音像の不自然さは幾分か改善できます。しかし、それは根本的な解決にはならないので、なるべく左右の壁面から等しい距離にスピーカーが設置できる場所を選んでください。



■アンプ類の設置

アンプ類の設置は、スピーカーの設置ほど音が大きく変わるということはありませんが、この設置をしっかりしておかないと、それがネックとなってレベルの高い音に仕上がりません。

音が悪くなる一番の原因は振動です。

CDプレーヤーやアンプに使用されているトランジスターなどの電気部品はマイクロフォンと同じで、振動を与えると電気=ノイズを発生させます。このノイズはそれ自体、ノイズとして耳で検知できるほど大きなレベルではないのですが、楽器の音色を決める微小な倍音を聴こえなくし、楽器本来の音色を変えてしまう悪戯ものなのです。

特に、スピーカー振動板の振動は音楽信号そのもので、この振動によって引き起こされるノイズは音楽信号に類似しているため、音楽信号とは無関係の振動によって引き起こされるノイズよりも、倍音を聴こえなくする作用がはるかに大きいです。

そのため、アンプ類はスピーカーの振動がなるべく伝わりにくい場所に設置することが大切です。

この振動が音質に及ぼす影響の重大性を真剣に考えている人は、オーディオ界広しと言えどもきわめて少数派です。だからこそ、この振動の影響を徹底して除去していくと、そこには多くの人が到達し得ない活き活きとした表情の世界に踏み入ることができるようになります。

この観点から見ると、「スピーカーと試聴位置の関係」で紹介した、アンプ類の両脇にスピーカーを設置するのは、ステレオ効果が激減するだけでなく、スピーカーの振動が台や空気を介してモロに伝わるため、音質的にも非常に不利であることが一目瞭然にお判りになると思います。

このような設置をしている人は、一度低音が出ているときにアンプの天板を触ってみてください。天板が大きく振動しているのに驚かれると思います。

スピーカーからの振動の影響をなるべく受けにくくするには、アンプ類をスピーカーからなるべく遠ざけたり、スピーカーとは別の台に乗せたりするのが効果的ですが、それに加えて、ビビリがなく、がっしりして、固有の響きが少ない台に乗せることも重要です。

また、アンプとCDプレーヤーを積み重ねるのではなく、右の図のように、それぞれを台でしかり支えるようにしましょう。


アンプとCDプレーヤーの設置例

一般家庭では、どうしてもベストな設置ができないことが多いと思いますが、許される範囲でできるだけスピーカーの振動が伝わりにくい場所と設置方法を選んでください。

その上で、別項の

「振動のコントロール」
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_sindou.htm

で紹介する振動を減衰させる方法を採用すれば、かなりのレベルまで音質を向上させることができます。


■周波数と波長の関係

セッティングを行なう上で覚えておいて欲しいのが周波数と波長の関係です。

音は空気の粗密波、つまり、気圧の高低の変化が空中を伝搬していく波です。
言い換えれば、気圧の高い箇所と低い箇所が空中を移動しているわけです。

仮に気圧の高い箇所と低い箇所が混ざり合えば、気圧の変化は減少しますが、逆に、高い箇所同士が混ざると強調されます。

周波数と波長の関係が分かると、2つの音波が合成されたとき、どれだけの時間差(=距離の差)があると、どの周波数で音圧が弱められるか、あるいは逆に、どの周波数の音圧が強調されるか、あるいは、部屋の中で定在波が発生している場合、定在波の周波数は何Hzか、また、それによってどの場所で音圧が著しく低下するか、といったことが判るようになります。

周波数とは1秒間に起こる気圧の高低の変化の回数で、100回であれば100Hz(ヘルツ)、1,000回は1,000Hz(=1kHz)です。一方、音は1秒間に約340m進みます。従って波長は

波長(m)=340(m)÷周波数(Hz)

で求めることができます。

この計算式から、100Hzの音の波長は3.4m、1,000Hzは34cmであることが分かります。




また、オーディオでは「逆相」「同相」という言葉をよく使います。

これらは、2つの音波の位相の関係を表わすもので、

左側の Aと Bの音波は半周期(180度=1/2波長)ズレています。このような関係を逆相と言います。

このような逆相の関係にある2つの音波が合成されると、気圧の変化は相殺され、音圧は下がります。

100Hzの音波の場合、Aの音に対してBが約1.7m(時間にして0.005秒)遅れると逆相になります。


逆に、右側のようにズレがない、あるいは1波長ズレている場合は気圧の高低は同じタイミングで起こりますから強調されます。この関係を「同相」と呼び、音圧は上がります。


位相
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/glossary_agyo.htm#phase



■エージングについて

スピーカーやアンプの設置場所が決まって、結線を終えたらいよいよセッティングの開始、といきたいところですが、ちょっと待ってください。

電源を入れたすぐあとの音は決して良い状態ではありません。音の悪い状態でセッティングをすると誤った判断をする可能性があるので、音が安定するまではセッティングをせずに普段の音量で鳴らしておいてください。

音がほぼ安定するまでの時間は新品の場合は少なくとも 20分から 30分、数ヶ月以上使用した機器では 5分〜10分くらいが目安ですが、実際には、機器により、また使用頻度によりその時間は異なりますから、音が安定するのを確かめてからセッティングを開始するようにしてください。

エージングとは本来、「老化」とか「年をとる」という意味です。オーディオ機器は新品のときは音がスムースに出ず、硬い音をしています。そして、使い込んでいくにつれて音の出はスムースになり、機器本来の音に変わっていきます。

その状態になるまでの日数は、機器によって、あるいは日頃演奏する時間によって異なりますが、おおよそ数ヶ月かかります。このように月日を重ねて機器本来の音が出るようになるまで鳴らし込むことをエージングと言いますが、狭義では、電源を入れてから音が安定するまで鳴らし込むこともエージングと呼んでいます。

セッティングをする場合のエージングとは後者を指します。音が安定するまでの数ヶ月間待つ必要はありません。

特に、スピーカーの位置決めはエージングが完全に終わらなくても(数ヶ月待たなくても)できますので、電源を入れて音が安定し始めたら行なってください。
それ以外のセッティングの項目は、それ以後、ボチボチ焦らずにしてください。

ところで、音がほぼ安定するまでの時間にはある傾向があります。新品のときは安定するまでに時間がかかるだけでなく、しばらく鳴らさないと、すぐに大きく元の状態に戻ってしまいます。

しかし、使い込んでいくと、安定するまでの時間は短くなり、しばらく電源を入れなくても、大きく昔の音に戻ることはありません。

セッティングは1日では終わりません。日数をかけて徐々に望む音に仕上げてください。その際、音が安定するまで、慌てずに、音が前日まで鳴っていた一番良い状態に戻るまで待ってから始めてください。

ところで、エージングのためにホワイトノイズのような特殊な信号を使用する人もいますが、そんなことをする必要はありません
普段聴く音楽を、普段の音量で鳴らし込むことをお勧めしています。
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_top.htm#sp_sityouiti


セッティング  -スピーカーの位置決め- 
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_ichigime.htm


「スピーカーをどこに設置するか」ということにあまり拘らないオーディオファンもいらっしゃいますが、私は、この位置決めが良い音のシステム作りにとって、最も重要な作業であると考えています。

再生される音は、スピーカーがどの壁面を背にするかで大きく違ってきますし、同じ壁面の前でも、壁からどれくらい離すかで違ってきます。

そして、この設置位置による音の違いが、音の最終仕上がりに大きく関わってくるのです。

設置する位置が良ければ、ケーブルの接続や振動対策などの効果はてきめんに現れて、音はグングン良くなっていきますが、悪い位置だと、何をやっても変わりばえのしない音で終始してしまいます。

つまり、良い音に仕上がるかどうかは、このスピーカーの位置決めでほぼ決まってくるのです。

ところが、ひとつの壁面の中で音の良い位置はそう何箇所もあるものではありません。
そのため、より良い音を得るには、スピーカーの設置が許容されるスペースの中から、ベストの位置を探し出す必要があります。

それだけに、このスピーカーの位置決めは慎重の上にも慎重に行なわねばなりません。

なお、スピーカーの位置決めは、セッティングの初期の段階で行なうので、その時点では「音を悪くする要因」は数多く存在しています。そのため、


・サシスセソが強調される

・センターで歌っているボーカルが真ん中に定位しない

・楽器の音像が大き過ぎる


等々といった、細かな問題点が見つかるかもしれませんが、それに目(耳?)を奪われることなく、これからご紹介する手順に則って、「よりがっしりとした音の骨格」を作ることに心掛けてください。

なお、一旦スピーカーの位置を決めた後、ケーブルの接続や振動の対策を行なっても、改善の効果があまり出てこないときは、もう一度、振り出しに戻って、スピーカーの位置をもう一度見直す必要があるかもしれないことを、心の隅に留めておいてください。



■スピーカーから放射された音の拡がり

スピーカーの位置決めに当って、知っておきたいのが、スピーカーから放射された音がどのように拡がり、そして、耳に入ってくるかということです。このことを知っていれば、スピーカーをどう動かせば、より良い音が得られるか、自ずと見当がつくようになります。

・指向性

右の図は指向特性と呼ばれるもので、スピーカーから放射された音が空中を拡がっていく様子を示したものです。

この図から、低い周波数の音(図では300Hz)は横にも後方にも拡がりますが、2,000Hz、5,000Hzと、音が高くなるにつれて直進性を増すことが判ります。

つまり、同じスピーカーから放射された音でも、周波数が低い音ほど、横や後方に拡がっていくため、スピーカー周辺の壁や床に影響を受けやすいということができます。

これがスピーカーの位置決めの際に、まず念頭に入れておいていただきたい現象です。




・反射音

次に、壁や床で反射される音について、もう少し突っ込んで調べてみましょう。

@音が壁などに当たったとき、コンクリートや漆喰壁のように、壁を形成している材質の比重が大きいものほど、また、壁の厚さが厚くなるほど、低音から高音までよく反射をします。

それに対して、障子やふすまなどのように、軽くて薄い材質の壁は、ほとんどの音が透過し、あまり反射しません。

そのため、スピーカーから放射された音は低い周波数ほど、横方向や後ろ方向に拡がっていくのいくので、より低音を出そうとするなら、スピーカー周辺の壁が、より比重が大きくて、厚い壁の方が有利です。

また、スピーカーを壁に近付けたり、遠ざけたりした際、比重の大きい壁の方が、音の変化、とりわけ、低音域の変化は大きくなります。



A一方、音が空中を伝搬していくとき、そのエネルギーは徐々に減衰します。

減衰の仕方は、反射のない無限に広がる空間では、距離が 2倍になるごとに 6dB(音圧で1/2)ずつ減衰します。

しかし、オーディオ装置が設置される部屋は、壁や床などに囲まれていて、そこで音が反射されるので、減衰量は少なくなります。

実際に、どれくらい減衰するかは、壁や床の反射率で変わってきて、反射率の高い壁ほど減衰する量は少なくなります。

この2つの現象から、さまざまなことが判ってきます。例えば、


@ブックシェルフ型スピーカーを床に直置きすると音がこもるのは、ウーファーが床に接近しすぎるために、低音が強く反射され、低音過多になるからです。


Aスピーカーの設置可能な壁面が複数面あれば、比重が大きく、かつ厚い壁の前にスピーカーを設置する方が、豊かな量感の低音が得易くなります。

それは、室内の壁面の中でスピーカー後方の壁までの距離が一番近いため、その壁による低音の反射をより多く利用できるからです。


Bさらに、低音の量感を増すにはスピーカーを後方の壁に近付け、スピーカーを壁から離すと量感は減ります。これも、スピーカー後方の壁までの距離が一番近く、その影響を強く受けるからです


このように、低音を増やすには壁に近付ける、減らすには壁から離す、というのが基本なのですが、それだけでは解決できない問題があります。

それは、次に述べる直接音と反射音の時間差による干渉です。

・直接音と反射音の時間差

私たちの耳には、スピーカーから放射された音が直接届く直接音と、壁などに反射して届く反射音が入ってきます。

反射音には、1度反射して届く一次反射音、2度反射して届く二次反射音、三次反射音・・・などがありますが、反射音のレベルは一次反射音が一番高く、反射を繰り返すにつれてレベルは低下していきます。

そのため、スピーカーの位置を決める際、最も大きな影響を与えるのが、一次反射音です。

右の図にスピーカー後方と左右の壁、および床と天井での一次反射を示しました。

ところで、この一次反射は直接音よりも遅れて耳に入ってきて、思わぬ干渉を引き起こします。

音とは空気の粗密波、言い換えれば、気圧の高いところと低いところが繰り返し起こる波です。

もしも、反射音が 1/2波長遅れる場合、直接音と反射音は逆相の関係にあるので、互いに弱め合い、逆に、1波長分送れるときは、同相の関係にあるので強め合います。
(前ページの「周波数と波長の関係」
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_top.htm#freq_hatyou
を参照してください)

仮に、直接音の経路と一次反射音の経路の長さに 1、7mの差があるとすれば、100Hzの音は逆相になるので音圧は下がり、同相となる200Hzは強調されます。
また、それ以外の周波数の音は、100Hzに近い音ほど音圧は下がり、200Hzに近い音ほど、上がります



壁の一次反射
床と天井の一次反射



つまり、ひとつの壁面だけを考えると、必ず、音が弱められる周波数と強められる周波数が出てくるのですが、部屋には、前後左右の壁面と天井、床の6面の反射面があります。

多くの壁間面で、同じ周波数で同じ干渉が起こる位置にスピーカーを設置すると、低域の周波数特性に大きな暴れが生じて、音が悪くなります。

音の良いスピーカー位置を探すということは、反射音によって特定の周波数の音が減衰したり、強調したりしない位置を探す、つまり、、周波数特性に凸凹がなく、周波数が下がるにつれてきれいな減衰特性を示す低音が得られる位置を探し出すことにほかなりません。

この位置決めは試聴によって行なうわけで、それによって聴感上フラットな特性が得られれば、それは一次反射だけでなく、二次、三次・・・反射なを加味した調整が行なわれたことになります。


■壁からの距離

それでは、実際にここぞと思う場所にスピーカーを置いて、位置決めを始めましょう。

このスピーカーの位置決めは、低域での周波数特性に凸凹がなく、きれいな減衰特性を示す位置を探し出すことが目的ですが、音の良い位置になれば、低域に弾力のある力強さが加わってくると同時に、解像度も高まってきます。

そこで、低音域の力感だけでなく、全帯域の解像度も監視しながら位置を決めていってください。

最初に行なうのが、スピーカーを前後に移動して、後方の壁からの反射音の影響が少ない場所を探す作業です。理由は、スピーカー後方の壁の反射が音に一番影響を与えるからです。

初めのうちは、設置可能なスペースの中で大きく動かし、良さそうな場所が見つかれば、徐々に細かく動かして追い込んでいきます。

左右のスピーカーは、最終的には後方の壁からまったく等距離になる位置に設置しなければなりませんが、この段階では目分量でかまいません。


・低音が強過ぎる、明瞭度が悪いときは前方に移動

・逆に、低音に量感がなく、音が痩せている場合は壁に近付けて
追い込んでください。


後方の壁からの距離が粗方定まってきたら、次に、後方の壁からの距離を一定に保ちながら左右の壁からの距離を調整します。

このときも、最初は大きく動かし、徐々に動かします。

こうして、後方と左右の壁からの距離が決まったら、次に、左右のスピーカーの間隔と振り角の調整を加えていきます。

Bなお、左右の壁からの距離を追い込んだら、さらに、その近辺を細かく移動して、もっと低音がより低い周波数まできれいに伸び、低音楽器の音色に混濁がなくなるベストの位置がな再度チェックすることをお勧めします。

あとのページで紹介する

「部屋のチューニング」
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_heya.htm


「振動のコントロール」
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_sindou.htm

でも、低音の出方をある程度変えることができます。しかし、それらは、このスピーカーの位置決めによって得られた低音に、さらに磨きをかけるものなので、ここでは、設置可能なすべての場所を探って、その中でベストの位置を入念に選ぶようにしてください。

また、一般家庭では、スピーカーをあまり大きく動かせないことが多いですが、可能な範囲で良いポイントを見つけるようにしてください。

壁からの距離を決める際の要領

・試聴に使用する曲は、低音がたっぷり入っていて、かつ、明瞭度が高いこと。
そして、ボーカルが入っているのが便利です。

理由は、中音域の明瞭度を確認しながら、低域の調整ができるので、誤った判断をする確率を下げられるからです。


・低音が変化すると、中音や高音も変わります。スピーカーの位置決めの段階では、中音や高音の出方にあまり神経を尖らせず、監視する程度に止め、なるべく低音に集中してください。おそらく、質の高い低音が得られる位置では、中音や高音も良い出方になっているはずです。

ボーカルの入った曲を使用するのはこのためです。

・スピーカー後方の壁からスピーカーまでの距離は、最終的にはミリ単位で合さねばなりません(左右の壁が異なるときは、若干ずらした方が良い時があります)が、部屋のチューニングなどをすると、音像がズレてくるときがあるので、この段階ではほぼ同じ距離で留めておき、次の「スピーカーの間隔と振り角」に進み、そして、ひと通りのセッティングが終わってから、きっちり調整するくらいの気持ちでやってください。


■スピーカーの間隔と振り角

スピーカーの位置が粗方決まったら、2本のスピーカーの間隔と振り角を調整して、さらに音場の拡がりと音像の定位を確かなものへと追い込みます。


・スピーカーの間隔

前ページの「予備知識」で、スピーカーと試聴位置の関係は正三角形が良いと説明しましたが、実際に、ものさしで正確に測る必要はなく、大まかなところで結構です。

この作業で大事なのは、音場空間の拡がりと、その空間に実在感あふれる音像を定位させることです。そのため、あまり正三角形にはこだわらず、実際に試聴しながら追い込んでください。

まず、2本のスピーカーの間隔を決めるポイントは、

センターに定位する楽器やボーカルが、そこに実在しているかのような大きさと音の厚みが得られるようにすることです。試聴にはボーカル曲を使うと判定がしやすいです。

間隔が広過ぎると、センターに定位するボーカルの力強さが弱まり、実在感の乏しい、薄っぺらな音になります。

逆に狭過ぎると、音場空間が狭まって、楽器と楽器の間隔が窮屈になると同時に、センターに定位するボーカルが出しゃばるようになります。

この調整も初めのうちは大きく動かし、徐々に動かす距離を細かくし、最後はp単位で調整して最適位置にもっていきます。

・スピーカーの振り角

スピーカーの間隔の調整だけで、楽器の音像がその楽器らしい大きさに追い込めないとか、楽器が前後左右に並んでいる様が十分に再現できないといったときは、スピーカーを内側に振る角度を調整してください。

一般的に、スピーカーは後方の壁と平行に置かれるケース(図−a)が多いですが、この角度で音像の大きさや楽器の前後左右の位置関係がうまく再現できて、ステージの風景が連想できるならば、そのままの状態で使用を続けてかまいません。

しかし、もっとステージの風景が見えて来るようにしたい、楽器の大きさをより実物大にしたいときはスピーカーを内側に振ってみてください。

その際の代表的な角度は、

(b)のスピーカーの中心軸をリスナーの耳に向ける方法と、

(c)の2本のスピーカーの中心軸を顔の手前で交差する方法があります。


しかし、あまりこれらに捉われることなく、少しずつ角度を内側に振りながら音を聴き、ステージに現れる楽器の音像のフォーカスが合い、楽器の前後左右の関係がよく分かる角度を選ぶようにしてください。

 

※センターに定位する楽器の音像のフォーカスを合わせるには、左右2本のスピーカーの背面までの距離と振り角をピッタリ合わる必要があります。

ただし、「壁からの距離」の項でも注釈したように、あとのセッティングでベストの位置がズレることが考えられるので、調整はある程度の線に留め、ひと通りセッティングの工程が終わってから、最終的に詰めると良いでしょう。


■スピーカーの高さ

この項目は「スピーカーの位置決め」の範疇には入らないのですが、スピーカー設置の重要項目なので、このページで紹介することにします。

ほとんどのスピーカーは、2ウェイ以上のマルチウェイスピーカーシステムです。
そのため、2ウェイの場合はウーファーとツィーター、3ウェイの場合はウーファーとスコーカー、およびスコーカーとツィーターが再生する音域にオーバーラップする部分があります。

つまり、オーバーラップする音域では2つの音源(スピーカー)から同じ音が出ているわけです。

このとき、2つの音源(スピーカー)から試聴位置までの距離に差があると、リスナーに届く時間にズレが生じます。

通常、2ウェイスピーカーシステムのクロスオーバー周波数は 2〜3kHzに設定されていることが多いですが、仮に、それが 3kHzだとすると、3kHzの音波の波長は約11.3cmですから、ウーファーから試聴位置までの距離がツィーターよりも 6cm弱遠くなると、このウーファーから再生された 3kHzの音は、ツィーターの音に対して1/2波長遅れ、つまり、逆相になりなるので、3kHz近辺の音は弱められてしまいます。
(ツィーターが遠い場合も同じ現象が起こります)

ウーファーとツィーターの距離の差が半波長も違わなくても、その差が大きいほど、中音域が弱められるという現象は強く現れます。そのため、ウーファーとツィーターの距離の差はなるべく等しくなるようにしたいものです。

この差が少なくなる高さは、スピーカーを右の図のように水平に設置した場合、ウーファーとツィーターの間がほぼ耳の高さになるように設置することです。

なお、3ウェイの場合は波長の短い音域がオーバーラップするスコーカーとツィーターの間が耳の高さにくるように設置してください。



しかし、棚やラック、あるいはスピーカースタンドの高さの関係で耳の高さにスピーカーを設置できないときもあるかと思います。そのようなときは、スピーカーを傾けて、各ユニットと試聴位置までの距離がなるべく等しくなるようにしてください。なお、スピーカーを傾けるときは転倒防止には十分配慮してください。

※ スピーカーの指向特性からも判るように、音は高音になるほど直進性を増します。
そのため、耳の位置がツィーターの中心軸から大きく離れると高音不足の原因にもなります。
http://ask2010.web.fc2.com/ask_parts/setting_ichigime.htm


10. 中川隆[3139] koaQ7Jey 2016年7月03日 22:05:26 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3486]

一番カンタンなスピーカーセッティング 【改訂版】|禁断のKRELL 2015年07月03日
http://ameblo.jp/507576/entry-12046027771.html


ブラックアンドデッカー(BLACK+DECKER) 垂直・水平レーザー
(レイザー/壁裏センサー/距離計) BDL310S
価格: ¥ 5,741 通常配送無料
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC-BLACK-DECKER-%E5%9E%82%E7%9B%B4%E3%83%BB%E6%B0%B4%E5%B9%B3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC-BDL310S/dp/B000BUPRLQ%3FSubscriptionId%3D175BC0N2BCT0X4DAZG82%26tag%3Damebablog-a1816146-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB000BUPRLQ


まずこれを手に入れて下さい。Amazonで売ってますし、ヤフオクでも中古が
定期的に出品されています。オーディオマニアには一生ものです。

墨だし器は沢山種類がありますが、オーディオ用としてはこれがベストだと思います。

Amazonのカスタマーレビューを見てもセッティング用でオーディマニアが多数購入しています。


参照動画※視聴オススメ!
http://video.watch.impress.co.jp/docs/stapa/soshina/20090721_415198.html

開き角60度のガイドゲージ作成
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1040272510


最初に開き角60度を出すためのガイドケージを作ります。"折り紙"があればよいのですが、なくても無地の紙があればなんでもOKです。反対側と手前側に何回か折り返して使いやすくしておきます。


スピーカーの開き角度60度は世界標準機、Wilson Audioのセッティング方法です。

是非試してみてください!これぞ黄金比!


ディヴィッド・ウィルソンは神!


画像三枚を参考にして開き角度60度にスピーカーを調整してください。
http://ameblo.jp/507576/image-12046027771-13335560066.html
http://ameblo.jp/507576/image-12046027771-13335560068.html
http://ameblo.jp/507576/image-12046027771-13335570310.html


基準はレーザー光を使っていますが、ここでは部屋の天井の石膏ボードを目安にしています。


次はガイドゲージを作ります。筆者はホームセンターでデコパネを買ってきて使いました。

一番いいのは平らで固い板状のものがベストです。使用スピーカーの天板の大きさを想定してサイズを決めます。布製のメジャーを二個買ってきてカットして両端に使います。

定規などはレーザーが掛からないので不可です。同じ方向から貼らないように注意。


スピーカーの天板に上手くレーザー光が掛かるように持ってくる感じですね。

そして背面の壁面と平行になるように真横にレーザー光を出します。

あとは入射角度の数値、出射角度の数値をミリ単位で紙に記録して反対側も同じ数字になるように微調整して合わせるだけです。


フロア型スピーカ―の足元はとても大事です。シッカリした台を敷きましょう。
畳は剥がしてフィンランドバーチのコンパネを敷いて補強します。

その上からカーペット敷きにします。


筆者はTAOCのオーディオボードを使っています。
http://ameblo.jp/507576/image-12046027771-13335566888.html


画像のようにベースの手前側を十分開けておくと低音が増強されます。

フロア型の大口径システムには専用のオーディオボードを使うことで低音の暴れが低減できます。

手前に引いてある白い毛皮は吸音用のムートンです。

スピーカーセッティングは、これ以上説明を簡略化することは出来ないくらい、
簡単にしてご紹介しています。測定器や機械のみを使ったシステマチックで簡単な方法なので、少しの資金とやる気だけでどなたにでも精度の高いセッティングが実施できます。

是非一度やってみてください。
適当にセッティングしていた人は音を聴いて驚喜します!

ラフなセッティングのときよりも、圧倒的にビシッ!と引き締った音で鳴ります!非常に精密な音になり、低音の混濁感もホントに激減します!

ホント凄いっ!!!!!!
http://ameblo.jp/507576/entry-12046027771.html

すぐできる!新・最高音質セッティング術 オーディオ&自宅スタジオが理想のサウンドに (CD-E.../リットーミュージック
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%99%E3%81%90%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%EF%BC%81%E6%96%B0%E3%83%BB%E6%9C%80%E9%AB%98%E9%9F%B3%E8%B3%AA%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%A1%93-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%EF%BC%86%E8%87%AA%E5%AE%85%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%81%8C%E7%90%86%E6%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AB-%EF%BC%88CD-EXTRA%E4%BB%98%E3%81%8D%EF%BC%89-%E8%A5%BF%E9%87%8E-%E6%AD%A3%E5%92%8C/dp/4845620464%3FSubscriptionId%3D175BC0N2BCT0X4DAZG82%26tag%3Damebablog-a1816146-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4845620464


音響用ムートン(羊毛)
http://ameblo.jp/507576/entry-11993844069.html


11. 中川隆[3140] koaQ7Jey 2016年7月03日 22:09:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3487]

逸品館 スピーカー セッティングテクニック
http://www.ippinkan.co.jp/setting/common.html
http://www.ippinkan.co.jp/setting/begin_speaker_setting.html

反射・吸音パネルを使った効果的なルームチューニング
https://www.youtube.com/watch?v=r91xeIoQ8Iw
http://www.ippinkan.com/KRIPTON_AP-R30_AP-R15.htm
http://www.ippinkan.co.jp/cm/setting_1/page_3/page_room.htm


オススメの音響パネル クリプトン

片面は吸音、もう片方は反射させるという優れもののパネルです、
スピーカーから出てきた音を、このパネルを使ってうまく処理することにより、定位感・分離感等を調整し音場を良くしてくれます。


クリプトン AP-R50 アコースティック・チューニングパネル/音場改善/吸音・反射両用型

価格: ¥ 32,585
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%B3-AP-R50-%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB-%E9%9F%B3%E5%A0%B4%E6%94%B9%E5%96%84-%E5%90%B8%E9%9F%B3%E3%83%BB%E5%8F%8D%E5%B0%84%E4%B8%A1%E7%94%A8%E5%9E%8B/dp/B007VN78M2%3FSubscriptionId%3D175BC0N2BCT0X4DAZG82%26tag%3Damebablog-a1816146-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB007VN78M2

KRIPTON AP-10 2015年07月08日
http://ameblo.jp/507576/entry-12048011206.html

KRIPTON AP-10 音響パネル 日本 ¥63,000
http://ameblo.jp/507576/entry-12048011206.html

裏表で反射面(チャコールグレー)と吸音面(ダークグレー)の二種類の使い方ができる音響パネル。

最初に吸音面をセンターの壁際に一枚使ってみると、一聴して愕然となってしまった。

聴感上のS/Nが大幅に上がり、とても静かな音になった。音場の混濁感が一層され
写実性における性能向上が強く実感できた、音像は明瞭になり澄み渡るような透明感である。

非常に高音質になり、その変化の甚大さに表情が固まってしまった。次に反射面で使ってみる。

これは圧倒的にライブな音になる。豊かな響きが音楽の表情をとても魅力的に変貌させた。

この変化量の大きさは一体なんだ!?物凄い躍動感である!空いた口が塞がらない!!

アコースティックリヴァイブのRWL-3も使用したが、比べものにならない性能である。
我々はスピーカーから放たれる直接音の四割程度を聴いていて、あとは部屋の反射音を聴いているのがオーディオのリスニングだとすると、この"絶大なる効果"にも納得できる。

追記すると反射、吸音ともに別ベクトルによる音場感への多大なる貢献が実感できた。
これが拙宅の機器が持っていた本当の実力だったのだ。ハイファイ堂さんで購入したのですが、あまりの効果にもう一枚の在庫品も追加で注文するほど、その効果には驚かされたのだ。

購入価格は21,000円、この値段でこれほどの音質改善効果とは・・・・・・

脚部は木製のものが初期型で、ステンレスパイプ製は後期型だろう。音質は変わらない。

当初木製足のネジ止めが甘く、安定性に欠けていたので絨毯の床では転倒しそうで使い難かった。

クリプトンさんにステンレスの足を売ってほしいとメールをすると、丁寧かつ迅速なご返答をいただき、デモに使っていた中古品を送料負担のみの無償で譲って下さったのです。
まだ高さが少し合わないのだが、反射面使用でセンターに二枚置いて使用している。
ちなみに木製足もネジをしっかりと閉めれば安定することがのちに分かった。
クリプトンさんのステンレス足はもう在庫がないそうなので真似はしないでください。

効果に関しては一枚で十分だと思った。よほどの広いお部屋の方やセンターラックやテレビ台がある場合はスピーカーの背部へ吸音面での設置となるだろうから、それ以外では二枚目の購入の投資効果は薄いと感じた。

アクセサリー&ケーブル分野における導入変化量&音質改善効果は文句なくナンバーワンであると認定する。

二番目がNBSブラックラベルAC、 三番目が中村製作所のクリーン電源だ。

音質の為にテレビ台やセンターラックを排除して是非センター使いで導入してほしい。

絶対に満足できると断言するッ!!


【SPEC】

●素材:ミスティックホワイト 520W×1240×2枚 ●枠:木製オレフィンシート仕上げ
●外形寸法:600W×1300H×35Dmm ●質量:4.6kg ●付属品:簡易スタンド
http://ameblo.jp/507576/entry-12048011206.html


クリプトン AP-R50 アコースティック・チューニングパネル/音場改善/吸音・反射両用型/KRIPTON
¥価格不明Amazon.co.jp


12. 中川隆[3141] koaQ7Jey 2016年7月03日 22:20:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3488]

SALOGIC SV1200CT|禁断のKRELL 2015年10月03日
http://ameblo.jp/507576/entry-12079922309.html


SALOGIC SV1200CT を追加しました。購入価格45,000円
http://ameblo.jp/507576/image-12079922309-13442611531.html
http://ameblo.jp/507576/image-12079922309-13442611556.html
http://ameblo.jp/507576/image-12079922309-13442611532.html


  
サーロジック社の頑丈な木製チューニングパネルに厚さ3mmの強靭なステンレスリブを装着して重低音の包容力を与えた音場チューニングパネルです。


設置後の変化は音がしっかりしますね。とても明瞭でクリアな音質になります。


音響チューニングを始めるとき、もっとも効果的なのがセンターに一枚目を設置する事です。

SALOGIC は YAMAHA や KRIPTON らのトップメーカーの中でも最高峰の音響パネルです。

最初の一枚目はこれしかありません。センターラックやセンターテレビ台だと使えませんがそれらは音質の為に止めるべきです。センターラックを排除して、音響パネルを設置した時きっと読者のみなさんは製造メーカーと筆者に感謝するはずです。

蝶番が逆側に付いたコーナー用のSPは中古でもよく出るんですが、CT(センター用)はシステムの要でもっとも効果が高いのでなかなか手放す人が居ないので中古でみかけることが少ないです。


左右においてあるのはクリプトンのミスティックホワイトを使用した吸音パネルのAP-10です。

コーナンプロで買ってきたグラスウールの手製吸音アクセサリーもありますが、まるで比較にならないほどの性能です。こんな薄い布きれになにが期待できるというのだ?

いやはや、そんな風に思っていたけど、実際使ってみてその効果に驚きました。


JBL K2 S5500 いまとなってはコストパフォーマンス最高のお薦めのモデルです。
ハイエナジー型であり、フロア型の巨大なソナスファーベルやYG辺りなどとは比べ物にならないくらい音の浸透力があります。

本領発揮の音圧レベルは近所迷惑の領域なので、導入には入念なリサーチが必要ですが、後発、現行モデルが失ったエナジー感があります。

2WAYなのでユニット数が少ないのでは?と、4343や4344ユーザーからすると不安を感じますが、これは技術の進歩により2WAYでも十分な周波数特性の広さが得られるようになったからなんですね。

評論家の先生も明言しています。

分解能の高さ、繊細な表現も過去のモデルとは比較にならないくらい非常に優れていて、当然力感も素晴らしい。

2インチドライバー(1インチスロート級)のドライバーは全体的な格でいえば、
4インチドライバー(2インチスロート級)には全く敵いません。

凄く格差がありますが、2インチスロート級のドライバーに見合う、15インチウーファー二発のシステムは20〜30畳のお部屋が必要なので、15畳ある拙宅でもこのサイズが限界なんですよ。

2インチドライバー(1インチスロート級)のドライバーは4インチのものと比較すると
明らかに格が落ちますが、高域特性では1インチ口径のほうがずっと優れています。

2インチ口径のものは高域がスン詰まりに聴こえます。つまり2インチ口径はヌケが悪い。

1インチのものは高域が綺麗でよく伸びます。見過ごしがちですが、これはサイズに
付いて回る特性なのでどのモデルにはこの傾向はあります。


2インチ口径のドライバーはSTW必須だと思います。


JBLのウーファーは六角レンチで簡単に増し締めができるので定期的にトルク調整を
しましょう。緩んだまま放置しているのと比べると低域締りが全然違います。

JBLのウーファーはどれも簡単にユーザーで取り外しができるので、ハーマンにメンテに出してエッジを交換して貰ったり、ダンパーを交換して貰ったりも誰にでも簡単にできる作業となっています。これは非常に助かりますよ。

この大きさのスピーカーを安価で送る手段は現在はなくなっていますからね。
ちなみに柔らかくて軽いウレタンエッジは、最良の音質のエッジです。
ゴムエッジやセーム革エッジにも交換可能ですが、エッジの耐久性は飛躍的に上がる、セーム革は半永久的に持ちますけど、「ウレタンエッジに音質面で変わるものが無いから」とのJBLのエンジニアの言葉を紹介しておきます。

除湿器を稼働させ、直射日光を避け、10〜15年に一度のエッジ交換が必要ですが今は安くやってくれる業者も山のようにありますから、絶対にウレタンエッジから他の物に替えたりはしないでください。

床面の一時反射を低減して音の濁りを少なくするムートン(羊毛)高価の程はまずまずといったところ。
http://ameblo.jp/507576/image-12079922309-13442611555.html


真空管のパワーアンプはほぼ電気ヒーターと変わらない発熱量がある。

近くにいくと周囲の空気がモワッとかなり熱くなっています。放熱の為保護用のグリルネットを外し、サーキュレーターで盛大な発熱を下げます。これで真空管の寿命は全然違ってきます。

真空管のプロも推奨しています。

http://ameblo.jp/507576/image-12079922309-13442611529.html
http://ameblo.jp/507576/image-12079922309-13442611530.html


失敗したと思ったのは、下向きに角度調整が出来ない機種を買ってしまった事かな。
コンパクトな小型送風機でなるべく存在感を減らしたかったのですが、風が当る範囲も思いのほか狭いので、かなりクリティカルに向きを微調整しています。


最近の扇風機は二千円でホームセンターやジャパンなどでフルサイズのものが
新品で買えますから、大きさが気にならなければそちらの方が能力的には遥かに
適性があると思います。
http://ameblo.jp/507576/entry-12079922309.html

逸品館がお薦めする ルームアコースティックの調整パネル
Sa-logic LVパネル 、 Stain Veil 、 Gallery シリーズ
http://www.ippinkan.com/sa-logic/sa-logoc_page1.htm

サーロジック ショッピング・モール
http://salogic.ocnk.net/

サーロジック製品一覧・商品スペック 
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop.htm

◆ルームチューニングパネルの使い方詳細◆LV, SV, Basso, Joser
http://www.salogic.com/How-to-Use-LvSvGallery.html


Acoustic Grove System −Sylvan− 日本音響エンジニアリング株式会社
https://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12_06.html

日東紡音響のルームチューニング材 「シルヴァン」・「アンク」
http://www.phileweb.com/review/closeup/ags-sylvan/clinic/
http://www.phileweb.com/review/article/201102/22/251.html
http://www.phileweb.com/review/article/201212/26/699.html

GRFのある部屋 SYLVAN
http://catharticalness10.rssing.com/browser.php?indx=6217570&item=408
http://tannoy.exblog.jp/24265929/
http://tannoy.exblog.jp/24335108/

日東紡音響「SYLVAN(シルヴァン)」の技術を紐解く!? 
http://community.phileweb.com/mypage/entry/136/20110524/
http://community.phileweb.com/mypage/entry/136/20110525/24061/
http://community.phileweb.com/mypage/entry/136/20110527/24069/
http://community.phileweb.com/mypage/entry/136/20110528/24085/


13. 中川隆[3142] koaQ7Jey 2016年7月04日 07:08:50 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3489]

柱状拡散体 Acoustic Grove System 日本音響エンジニアリング株式会社
https://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12.html


Acoustic Grove System 使用例
猛暑の中を高原の森林が GRFのある部屋 2015年 08月 06日
http://tannoy.exblog.jp/24335108/

何回かSPの位置調整のお手伝いをさせていただいている横浜のMさんのお宅には、前後左右に白木の棒が林立しています。音を拡散させる棒が並んでいるのです。

部屋のコーナーで音の籠もる音を拡散させる効果として使用されています。

一番効くのはSPの左右に展開している高さ1.4mぐらいの丸棒の固まりです。

森林を意味するSYLVANという名前で呼ばれています。
音の左右の拡がりやバランスの調整を行っています。


向きや位置を少しだけ変えるだけで、音の拡がりがガラッと変わります。

SPの位置を微調整した後、特に右側の棒の位置を少しだけ動かすと、全体のバランス調整があってきます。その効果は、変わりすぎて怖いぐらいです。
Mさんのお部屋の左右のバランスを取るには、欠かせなくなっています。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=24335108&i=201508%2F05%2F99%2Ff0108399_21545058.jpg

そのMさんが、部屋の周りをすべてこの「森林」で覆った部屋を訪れて、大変感銘を受けたので、そのニュアンスを忘れない内にと、音のバランスを全面的に見直されたのが、前回調整のお手伝いにお伺いした理由です。


一方、GRFの部屋の天井は、吸音材がむき出しになっている、人には見せられない状況になっています。

これだけ写真を公表しているのに、天井の写真だけはないと思います。
お客様が来たときは、天井の写真は撮らないように頼んでいるぐらいです(苦笑)。

この部屋を作ったときに実験をして、花梨の堅い床の反対側は、専用の吸音材を充填して、部屋の音を決めました。

ホールの様な残響を生むのではなく、あくまでも、残響を含んだソースをそのまま再生して、余分な音を付加しない構成になっているのです。

GRFの部屋に入られた方は、部屋のS/N比の高さと静けさに驚かれます。

潤いや華麗な響きはしないので、人によってはドライすぎると感じられる方もおられます。

天井は、吸音材がむき出しですから、応接間のような目的には使えません。
この部屋が出来てから、17年間そのままで経緯してきました。

コンサートホールでも、設計の段階では解らない天井の反射板の設置が、ホールの音を決めているのは、いろいろなホールの音が決まるまでの沢山のエピソードがその困難さを物語っています。

天井材を張るという行為は、大変な手間とカットアンドトライを繰り返さなければならないので、条件を同じにするために、手つかずで来ました。それでも、音の邪魔にならない範囲での天井のカバーも考慮してきました。夏の日陰を演出する、よしずを買ってきて、天井にぶら下げたり、麻のカーテンやブラインドを張ったり試行錯誤を繰り返しているのです。

そんな折り、Mさんのお宅の棒を思い出し、天井に応用している例は無いのかとお聞きすると、そういう商品も開発されているようだとの返事です。早速、それを試用させていただく様に頼んで貰いました。今週前半の猛暑の午後、そのメーカーの専門家が来られました。早速部屋を見ていただきました。


お持ちになられたのは、SYLVAN に比べると遥かに小さく、軽い棒の集まったものでした。

棒の直系は2〜4センチの太さの違う物が、三列ぐらいの密度で並んでいます。
重さも軽い物で、2.5キロぐらいしかありません。

SYLAVAN と比べたら十分の一の重さでしょう。もう少し大きな物を想像していたので、軽さと小ささにビックリです。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=24335108&i=201508%2F05%2F99%2Ff0108399_22564993.jpg


手前のT4を鳴らしていたので、その小さな棒が縦に置いたり、横に寝かしたりするだけで、GRFのある部屋の音像が変わるのです。

もちろん、後ろのカーテンを10センチ開けても変わるのですから当たり前なのですが、反射板なので、音の音色も変わります。

それとT4後方に展開するホールの大きさや、高さ方向の拡がりも相当変化します。床に置いても大きく変わりますね。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=24335108&i=201508%2F05%2F99%2Ff0108399_2384478.jpg


一通り聴いてから、和室にも持ち込んでみました。
アンプの後ろ側に立てかけたり、寝かしたりして試して見ました。

部屋が狭いからかなり変わります。部屋の中にあるなしでも変わります。

ただ、その差は、音場の構成ががらりと変わる GRFの部屋ほどは大きく変わりません。それでも、立てるより寝かした方が、音が自然です。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=24335108&i=201508%2F05%2F99%2Ff0108399_23181682.jpg


翌日、夜になってからも検証です。後ろの壁にぶら下がるようにしましたが、音場より、バランスが変わります。低域がでてくるようです。高域が拡散されるからでしょうか。

上下反対にしたり、高さを変えたり試しています。
音の感じは最初のアンプの向こう側の方が自然な感じがします。

面白いですが、効きすぎて適正の位置を決めるのは時間が掛かりそうです。
幸い、夏休みに入られるそうですから、一週間ほどいろいろと検証できそうです。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=24335108&i=201508%2F05%2F99%2Ff0108399_23283066.jpg


本来の目的である、天井での使用は、ぶら下げる紐を用意してまずは一時反射のところと思ったのですが、前方近いところに展開している、T4用には、どこにぶら下げれば良いのか、これからの実験ですね。


Commented by nira at 2015-08-06 16:36 x

私はかつてこの大きいシリーズを狭い部屋に3台も詰め込んでしましました、、。
作用が大きいのでコントロールするにはそれなりのエアボリュームが必要だということも、そのとき痛感しました。

まさか GRF邸に登場する日がくるとは驚きです。
結論でましたらぜひファイルウェブにも上げてください^_^


Commented by TANNOY-GRF at 2015-08-06 17:05

Niraさん 狭い六畳に大きなシリーズは無理です。
空間に拡散するタイプですから、肝心な空間がなければ、身動き取れません(笑い)。
大きい方は GRFの部屋で実験中ですが、GRFやT4には使い方が難しいです。家では、この小さい方が効きますね。
http://tannoy.exblog.jp/24335108/


14. 中川隆[3145] koaQ7Jey 2016年7月04日 13:02:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3492]

Acoustic Grove System 使用例 2

■キースとコルトレーンを最上の音で鳴らすジャズ喫茶 「キャンディ」 2011年02月22日
http://www.phileweb.com/review/article/201102/22/251.html


千葉市 ジャズ喫茶 キャンディ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/412.html


日東紡音響エンジニアリングのルームチューニング材「シルヴァン」を設置して、すでに半年経つという千葉市稲毛区のジャズ喫茶「キャンディ」にお邪魔した。

キャンディの店内。厚いコンクリートの壁は大音響にも耐えうるように設計されている
http://www.phileweb.com/review/article/image.php?id=251&row=2


「キャンディ」と言えば JBL/DD66000 をいち早く導入したジャズ喫茶としてその名を全国に轟かせた。今も噂を聞きつけて「キャンディ詣で」の客が引きも切らない。しかし何と言ってもこの店の“名物”は女性オーナーの林 美葉子さんだ。

「キース・ジャレットとジョン・コルトレーンを最上の音で鳴らす」というジャズオーディオ界最大のタブーに挑む林さんは、自他ともに認める(本人は強く否定するが……)強烈なオーディオマニアである。2002年に現在の場所にお店を建てる前はJR稲毛駅の反対側にあった。その頃から公私共々常連であった僕は、お店のオーディオの変革を傍らから見てきた。

ある時はJBLのユニットを「イルンゴ」のオリジナル・エンクロージャーに納めたり、吸音パネルをスピーカーの後ろにいくつも立てかけてあった時期もあった。

「FMアコースティックのパワーアンプの音がキツくて気に入らないので、今日は店を開けたくない」と言われた日もある。

そんな七転八倒の日々の(他人事なので楽しい)話も JBL/DD66000 を導入した2007年の夏を境にバッタリと聞かなくなった。


■二重の扉の先には偶然の出会いが待っていた

そんな平和な日々を過ごしていた「キャンディ」にある日、日東紡音響エンジニアリングの山下さんが現れた。


「キャンディ」の稲毛という地名に注目して欲しい。そう、昨年オープンした、日東紡音響エンジニアリングの千葉試聴室は目と鼻の先なのだ。元々ジャズファンであった山下さんは噂のキャンディのドアを恐る恐る開けた訳である。ところが何たる偶然、そこに「シルヴァン」愛用者のお客さんがいたから話は早かった。

「今回、我が社ではこんな物を……」とパンフレット片手に山下さんは熱弁を振るった(…に違いない)。

大いに興味を持った林さんは「そんなに凄いなら一度うちのお店で聴かせて下さい」何度も言うが会社はすぐ目と鼻の先である。翌日にはドド〜ンと2基のシルヴァンが届いた。

 

■高さ調整用の台を製作する衝撃的な音の変化を体験!

早速、両スピーカーのすぐ外側に置いた。しかし林さんの感想は

「木の響きが強すぎて全部の音に乗っている」。

また、DD66000は台の上に設置されているが、シルヴァンを床に直接置いたらホーンより低くなってしまった。そのため「音の定位が下に引っ張られる感じ」と散々であった。

もちろん山下さんはすぐに行動に出た。

「シルヴァン」本体と同じタモの木で高さ調整用の台を製作。

ベストなポジションもどうにか見つかった。
その時の音の変化はかなり衝撃的だった、と林さんは振り返る。


「シルヴァン」と同じタモ材で作られた特注スタンドで高さを調整した
http://www.phileweb.com/review/article/image.php?id=251&row=4

JBL「Project EVEREST DD66000」の外側に「シルヴァン」を設置。位置だけでなく高さも調整することで、理想的な効果を引き出すことができた
http://www.phileweb.com/review/article/image.php?id=251&row=6

「いつもオーディオチェックに使うキース・ジャレットのソロピアノをかけたら、そこにピアノがあるなんてものではなく、部屋全体がピアノになったように鳴り始めた」

また、「コルトレーンのインパルス盤では全ての楽器のバランスが良く、特にコルトレーンのテナーとマッコイ・タイナーのピアノが抜群の存在感」。

それから「音がほぐれて高域も低域もス〜ッて伸びていく感じ」と言う言葉も林さんは付け加えた。


■2基だけでは満足できないシルヴァン・シンドローム

さて、ここまでは「シルヴァン」を導入した半年程前の話である。では現在はどうなのであろうか?

「はっきり言ってもうシルヴァンがあって当たり前。先日試しに外してみたけど直ぐに戻しました」

ところで先日、林さんが日東紡の千葉試聴室に見学に行った時に、全壁面に敷き詰められたシルヴァンを体感。

「全面は無理にしても、正面のスピーカーとスピーカーの間(パワーアンプの後ろ)には是非ともシルヴァンを入れたい。サイズも測ってもらおうかしら……」

頻繁にライブが行われる同店。「シルヴァン」は生演奏でも効果が高という。演奏するのは地元期待のピアニスト、スズキシュンスケさん。
http://www.phileweb.com/review/article/image.php?id=251&row=3

実は近頃僕の周りには部屋中にシルヴァンを何基も置いている知り合いが数人いる。

どうやら最初は2基で満足していたのがどんどん増やしたくなるらしい。
僕はそれを「シルヴァン・シンドローム」と呼んでいる。
どうやら「キャンディ」の林さんもめでたくその仲間(患者?)入りの様だ。


LPプレーヤーはEMT930STを愛用。

DD66000 は FM Acousticsのプロ仕様 801&1000 でドライブし、CDプレーヤーはSTUDERD730、イルンゴオーディオのフェーダーを使用するなど、機器選びにも大変こだわっている
http://www.phileweb.com/review/article/image.php?id=251&row=7

※後日、シルヴァンよりひとまわり大きい壁面設置タイプの「ANKH(アンク)」を導入したとの報告があった。先述の“次の目標”が早くも実現したようだ。


結局シルヴァンに続いてアンクも導入される結果となった
http://www.phileweb.com/review/article/image.php?id=251&row=5

「シルヴァン」の効果について − 林 美葉子さん(キャンディ 店主)

■部屋の空気がほぐれる感じ − 理想的な空間ができました

オーディオの音は部屋が重要だということは分かっていました。この建物を作った当初も建築屋さんに音のいい部屋の図面を作ってもらったくらいですから。ルームチューニングの実験もいっぱいやりました。スピーカーを「エベレスト」に替えてから、あまり部屋を気にしなくても良くなりましたが、ボリュームを上げると、やはり高域が耳障りに感じる時があります。お客さんは気にしない微妙な変化かもしれませんが、一日中音楽を聴いていると、こうした細かい音の変化も気になります。

今回「シルヴァン」を導入したことによって、時々感じることがあった高域の耳障り感がほとんど感じられなくなりました。

また、音のバランスが良くなり、楽器本来の質感も出てきました。

ディジョネットのシャーンと響くシンバルや、キースの空気感、スピード感はたまらないですね。音の深みや密度も自然になり、生の音に近くなる感じです。

生演奏はいつも聴いていますが、レコード演奏においてもリアリティ感が増して、生の感覚がさらに近づいた感じです。

「シルヴァン」の効果を一言で言い表せば、部屋の空気がほぐれるということ。おかげでデッドでもないしライブでもない、理想的な空間ができました。
http://www.phileweb.com/review/article/201102/22/251.html

ジャズ喫茶でクリニックin「キャンディ」(続編) 2011年12月14日
http://www.phileweb.com/review/article/201112/14/415.html


あのジャズ喫茶がルームチューニング材「アンク」を採用 − 導入過程と効果を徹底レポート!

アンク導入までのストーリーはシルヴァン設置時から始まっていた

今回の日東紡音響エンジニアリングの「アンク」導入記は、以前に「シルヴァン」レポートでお邪魔した千葉県稲毛市にあるジャズ喫茶「キャンディ」に再び登場願う事にした。

なぜなら、その「シルヴァン・レポート」の最後にオーナーの林さんが

「スピーカーとスピーカーの間にアンクを置いてみたい。絶対に効果抜群だと思う」

と一言。僕はこの瞬間「これはアンク導入も時間の問題だな……」と思った。


キャンディのオーナー、林 美葉子さん。音楽性を大切にする感性の持ち主であり、音質に関する細かな変化も瞬時に聴き分けてしまう耳の持ち主

それから程なくして日東紡音響の山下さんから

「キャンディでアンクを試したら林さんにすっかり気に入って頂いて、即導入が決まりました。それにコーナー・アンクまで導入される事になりました」

との連絡があった。


「やっぱりな〜」僕は我が意を得たりとばかりに、すぐに追加取材をお願いして今回の「アンク」、「コーナー・アンク」導入記となった。

JBL「Project EVEREST DD66000」の間に念願の「アンク」を設置。

「アンク」の標準品は600W×230D×1,200Hmm(¥262,500/1本)と600W×1,500H×230Dmm(¥294,000/1本)の2種類が用意されており、縦・横に連結した配置もできるようになっている。
標準品以外にも受注生産品として高さ60cmや180cmのもの、横幅90cmのタイプもあり、さらにカスタマイズ品にも対応している
http://www.phileweb.com/review/article/image.php?id=415&row=1


それにしても今回久々にキャンディにお邪魔したが店内に入った瞬間、前回と違う音の気配に直ぐに気が付いた。おまけに僕の本職であるカメラマンの立場から言っても真っ黒なFMアコースティックのパワーアンプの後ろに「アンク」があるだけで店内が明るく写るため、撮影が大変楽である。

キャンディの店内は、大音響にも耐えうるように厚いコンクリートで囲まれている。
左右壁の一次反射面に「シルヴァン」を、スピーカーの間に「アンク」、前方コーナーに「コーナー・アンク」が設置された
http://www.phileweb.com/review/article/image.php?id=415&row=2

アンク導入で音楽の力、素晴らしさを感じられる空間に

また、部屋の角に「コーナー・アンク」が設置されたので、相乗効果で一段と明るい店に写る。そう言えば 2002年の開店直後から何度も遊びに来ているが、その頃から林さんは巨大な吸音ボードを特注し設置するも、その響きにはいまひとつ満足していないようだった。

それが昨年「シルヴァン」を導入した途端に

「細かい事を気にせず音楽に集中できるようになった。左右に置いたシルヴァンでこんなに効果があるなら音の集まるスピーカーとスピーカーの間や部屋のコーナーにアンクを置いたらどれだけ効果的か期待するのは当然でしょう」

と林さん。

なるほど、“次の音のイメージ”が既に出来ていたので「アンク」や「コーナー・アンク」の導入もアッという間だった訳だ。

部屋の角に設置された「コーナー・アンク」は 400W×1,500H×400Dmm(¥346、500/1本)。サイズはすべてオーダーメイドとなっている
http://www.phileweb.com/review/article/image.php?id=415&row=3

「導入したことで、空間の音の拡がりや奥行き感が増し、バランスも整い、オーディオ的に単に音が良くなったということを超越して、演奏者の表現の奥深さ、演奏に込めて伝えたかった想い、やさしさなどが自然に伝わってくるようになって、音楽の力、素晴らしさをより一層身近に感じられるような空間になった」

と林さんは言う。

「こんなにリアルに聴こえるとは」 − ミュージシャンからも絶賛の嵐

そろそろ林さんと僕の昔からのテーマ・ミュージシャン(?)であるキース・ジャレットとジョン・コルトレーンを聴かせてもらおう。


まずはキースのピアノトリオから……いや参ったな〜もしかしたらこれを「音の3D」と言うのであろうか。三位一体となったピアノトリオの絡み合う様が「立体音像」の如く眼前に展開した。


次にコルトレーンである。

「コルトレーンが蘇りそこに舞い降りてきてテナーを吹いているみたいでしょう。スタジオのざわつきまで分かってしまう」

と林さんは言う。キースとコルトレーンと言う全く相反する二人の神がかり的魅力を見事に描き分けた。

それからキャンディでは毎週の様にライブが行われているが、この「アンク」と「コーナー・アンク」を設置してから、出演ミュージシャンから絶賛の嵐だそうだ。

「自分の演奏がこんなにリアルに聴こえたのは初めて」とテナー奏者が言うと、「弦やボディの鳴りっぷりが良く、響きに深みがある。大音量のドラムに音が潰されなくなった」とベース奏者が応じる。

あまりにゴキゲンな演奏に観客から思わず「ステキ〜!」と声が飛ぶと「いや〜このアンクのお陰ですよ」と嘘みたいな話を真顔で言ったミュージシャンがいたそうだ。

最後に林さんは「シルヴァンやアンク、コーナー・アンクをセットしてから、本当にライブとオーディオ再生との差が無くなり、音楽に集中できるようになりました。もう当たり前すぎてコレ無しのキャンディは考えられない」と結んだ。

確かに今日は開店以来最高の音だった。
http://www.phileweb.com/review/article/201102/22/251.html


ジャズ喫茶でクリニックin「キャンディ」(続編)
http://www.phileweb.com/review/article/201112/14/415.html

あのジャズ喫茶がルームチューニング材「アンク」を採用 − 導入過程と効果を徹底レポート!


アンク導入までのストーリーはシルヴァン設置時から始まっていた

今回の日東紡音響エンジニアリングの「アンク」導入記は、以前に「シルヴァン」レポートでお邪魔した(関連記事)千葉県稲毛市にあるジャズ喫茶「キャンディ」に再び登場願う事にした。

なぜなら、その「シルヴァン・レポート」の最後にオーナーの林さんが「スピーカーとスピーカーの間にアンクを置いてみたい。絶対に効果抜群だと思う」と一言。僕はこの瞬間「これはアンク導入も時間の問題だな……」と思った。

キャンディのオーナー、林 美葉子さん。音楽性を大切にする感性の持ち主であり、音質に関する細かな変化も瞬時に聴き分けてしまう耳の持ち主


それから程なくして日東紡音響の山下さんから「キャンディでアンクを試したら林さんにすっかり気に入って頂いて、即導入が決まりました。それにコーナー・アンクまで導入される事になりました」との連絡があった。

「やっぱりな〜」僕は我が意を得たりとばかりに、すぐに追加取材をお願いして今回の「アンク」、「コーナー・アンク」導入記となった。基本的に前回の続編だと思って頂いて結構だ。

JBL「Project EVEREST DD66000」の間に念願の「アンク」を設置。「アンク」の標準品は600W×230D×1,200Hmm(¥262,500/1本)と600W×1,500H×230Dmm(¥294,000/1本)の2種類が用意されており、縦・横に連結した配置もできるようになっている。標準品以外にも受注生産品として高さ60cmや180cmのもの、横幅90cmのタイプもあり、さらにカスタマイズ品にも対応している


それにしても今回久々にキャンディにお邪魔したが店内に入った瞬間、前回と違う音の気配に直ぐに気が付いた。おまけに僕の本職であるカメラマンの立場から言っても真っ黒なFMアコースティックのパワーアンプの後ろに「アンク」があるだけで店内が明るく写るため、撮影が大変楽である。

キャンディの店内は、大音響にも耐えうるように厚いコンクリートで囲まれている。左右壁の一次反射面に「シルヴァン」を、スピーカーの間に「アンク」、前方コーナーに「コーナー・アンク」が設置された

アンク導入で音楽の力、素晴らしさを感じられる空間に

また、部屋の角に「コーナー・アンク」が設置されたので、相乗効果で一段と明るい店に写る。そう言えば2002年の開店直後から何度も遊びに来ているが、その頃から林さんは巨大な吸音ボードを特注し設置するも、その響きにはいまひとつ満足していないようだった。

部屋の角に設置された「コーナー・アンク」は400W×1,500H×400Dmm(¥346、500/1本)。サイズはすべてオーダーメイドとなっている


それが昨年「シルヴァン」を導入した途端に「細かい事を気にせず音楽に集中できるようになった。左右に置いたシルヴァンでこんなに効果があるなら音の集まるスピーカーとスピーカーの間や部屋のコーナーにアンクを置いたらどれだけ効果的か期待するのは当然でしょう」と林さん。

なるほど、“次の音のイメージ”が既に出来ていたので「アンク」や「コーナー・アンク」の導入もアッという間だった訳だ。

「導入したことで、空間の音の拡がりや奥行き感が増し、バランスも整い、オーディオ的に単に音が良くなったということを超越して、演奏者の表現の奥深さ、演奏に込めて伝えたかった想い、やさしさなどが自然に伝わってくるようになって、音楽の力、素晴らしさをより一層身近に感じられるような空間になった」と林さんは言う。


「こんなにリアルに聴こえるとは」 − ミュージシャンからも絶賛の嵐

そろそろ林さんと僕の昔からのテーマ・ミュージシャン(?)であるキース・ジャレットとジョン・コルトレーンを聴かせてもらおう。

林オーナーがこだわり続けるのは「キース・ジャレットとジョン・コルトレーンを最上の音で鳴らす」こと


まずはキースのピアノトリオから……いや参ったな〜もしかしたらこれを「音の3D」と言うのであろうか。三位一体となったピアノトリオの絡み合う様が「立体音像」の如く眼前に展開した。

次にコルトレーンである。「コルトレーンが蘇りそこに舞い降りてきてテナーを吹いているみたいでしょう。スタジオのざわつきまで分かってしまう」と林さんは言う。キースとコルトレーンと言う全く相反する二人の神がかり的魅力を見事に描き分けた。

それからキャンディでは毎週の様にライブが行われているが、この「アンク」と「コーナー・アンク」を設置してから、出演ミュージシャンから絶賛の嵐だそうだ。

「自分の演奏がこんなにリアルに聴こえたのは初めて」とテナー奏者が言うと、「弦やボディの鳴りっぷりが良く、響きに深みがある。大音量のドラムに音が潰されなくなった」とベース奏者が応じる。

あまりにゴキゲンな演奏に観客から思わず「ステキ〜!」と声が飛ぶと「いや〜このアンクのお陰ですよ」と嘘みたいな話を真顔で言ったミュージシャンがいたそうだ。

最後に林さんは「シルヴァンやアンク、コーナー・アンクをセットしてから、本当にライブとオーディオ再生との差が無くなり、音楽に集中できるようになりました。もう当たり前すぎてコレ無しのキャンディは考えられない」と結んだ。

確かに今日は開店以来最高の音だった。
http://www.phileweb.com/review/article/201112/14/415.html

ココのJAZZ喫茶最高! ©2ch.net


57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/01/31(日) 09:36:35.37 ID:zdPfMP8x

キャンディーへ逝け!


58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/01/31(日) 15:37:28.92 ID:vRHWQyYj
>>57
あそこもなぁ…


65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/01(月) 13:37:51.69 ID:IxRHGu5B
>>58
音で売ってる店なら壊れた機材くらい治せっちゅうのな
あそこはもうライヴ会場だよ
メグといい、名を馳せた店が没落していくさまを見るのは辛いね


67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/01(月) 21:36:36.84 ID:8pAsgStG
>>57
いやらしい感じのおばちゃんが出てきて怖くなってすぐ帰ったわ

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/01(月) 23:11:52.43 ID:bdMZ/ihH
>>67
それはちょっと・・・ いや、かなり言いすぎやな
せいぜい気風のいいオバちゃんや


69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/01(月) 23:56:43.48 ID:q4N8CVOo

女店主はわからんが とても疲れる音だった


70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/02(火) 00:34:11.11 ID:FeJFpiqh
>>69
それはみんながヤメロ、ヤメロと言うので、逆にママさんが意地で使ってる
あのヘッポコフェーダーのせいなんや


73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/02(火) 17:29:42.57 ID:ugwYUMFW
>>69
コンクリ部屋で38cm4発はキツいよね
俺は静かに30分で退散してきたよ

まあ、アレがママさんのサウンドなんだから外野がとやかく言う事ではないけどね…
音の良いジャズ喫茶っていったいどこにあるんかねぇ

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/02(火) 18:13:17.12 ID:7yNV/wva
>>69
あれは回転良くしたいからかなあとか思ってたw

ホント30分位で限界来るからw
ライブの日でも3時間位は聴いてるんでしょう?ママさんは
凄い精神力だと思うよ

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/01/15(金) 09:51:48.90 ID:4qn1HMmd

稲毛の店はHPを見てのとおり店主が支離滅裂&被害妄想癖

一応ハイエンド機器を使ってはいるが保守は業者まかせ
音にはうるさいくせに支払いせず放置されボロボロ

一杯千円のコーヒーの正体は格安ドロップパック


90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/27(土) 13:03:14.70 ID:AOt6aEt7

稲毛のC は最低だった...。

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/27(土) 13:42:43.11 ID:3wl9VFyY
>>90
誰が言ったか知らないが日本で三本指に入る音の良いジャズ喫茶なんだぜ?
デカイ音 三本指じゃねぇのかと思うけど…

デカイ音三本指なら稲毛C 一関B 今はなき浅草G かな


93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/27(土) 21:39:45.32 ID:NdHYN2Ij

3本の指が入るの間違いじゃねえの?
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1448778622/


826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/30(土) 13:20:57.73 ID:S8qOVSqI

稲毛のCANDYへ行ってみた・・・
一聴 凄いと思えたが・・・しだいに疲れてきた
何でしょうね あの疲れる音は。。。

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/30(土) 13:32:46.57 ID:WlFdYFOi

音量大き過ぎ


828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/30(土) 16:15:04.70 ID:09jRve5X

本当にバランスが良ければ大音量で長時間でも疲れない

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/30(土) 20:23:44.43 ID:S8qOVSqI
≫826です
音量には問題ないのですが
トゲがあると言おうか 妙にドライと言おうか
やはりバランスが少し特異なのですかね 


846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/21(火) 19:24:15.61 ID:OBL79NjN
>>826
candyは内装がコンクリの打ちっぱなしになってて音がめちゃ響いて少しうるさいんだよね
そこに JBL 入れてるからうるさく感じる
店の構造の問題だと思うな

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/02/18(火) 00:32:53.60 ID:YqYRfVhq

candyはライブを演っているからね。
移転前の所の方が音が良いというね。


859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/22(土) 17:18:12.78 ID:VFascDLe

生の音に似たと言ってもいいよ。
CANDYは生ライブ、よくやっているからね。

それが直接の証拠というわけでないが もし違和感があるなら801アンプなど使っていないだろう。

855が書いてるイルンゴ製エンクロージャーの頃の方が
今より出てくる音はよかったが、俺にとってはね。

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/03/22(土) 18:10:38.93 ID:VcEhavaa
>>859
CANDYの音、801の音について文句はありません。
真空管の音、うんぬんが勘違いされているのかな?
というだけですね。

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/10(日) 21:11:00 ID:VfjAP3j

/いい物が少ないのが致命的だが、プロ仕様の 801 を探す価値はある。
今も801を使い続け、811との比較試聴をしたことのある千葉のcandyというジャズ喫茶店の店主に聞いてみることだな。

1000万も出せない人は。


503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/18(月) 17:28:22 ID:9Me8EPkO
>>502
canndyの女店主に、エベレストと801の組み合わせで聴かせてもらったけど、
音は酷かったよ。


504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 17:19:07 ID:vNRxOKHV

ツンボ店主のやる事だからなぁ・・・
半分壊れかけている 801なんて粗大ゴミだよ。


505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 20:22:40 ID:JnYpzP

FX811 と801をツンボ店主とツンボ客たちが一緒に比較試聴したが、どちらもそれぞれ良さがあってOKというツンボ結果に。(笑
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1240449248/


15. 中川隆[3147] koaQ7Jey 2016年7月04日 17:32:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3494]

セッティングとルームチューニングが本業の日東紡。
わざわざスタッフがセッティングしに来て、高価な日東紡製品を大量に買わせてこれか!?


グルマンさんのルームチューニング地獄変
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/4051/


私の耳はちょっとおかしいのです。
ものすごく歪を感知してしまう。

それが故に、歪と戦い幾星霜。
結果、気がついたらルームチューニング鬼へと変貌しておりました。

〜「嗚呼、うるさい」〜

ルームチューニングにとんでもなく傾倒しました

チューニング材はおびただしく購入してしまいました。
もう書くのも億劫なほどの種類と数・・・

それはすべて「うるさい音を聞きたくない」ということから始まってます。
私の耳は超高域の歪みをやけに拾ってしまうようなのです。

都内在住なので多くのショップやショーに行きますが、かなりの割合でうるさく感じてしまいます。

そしてそのうるささは、あまり他者と共有できないものかもしれません。
また、副次的なものなのか「音色の異質さ」「自然音との差異」に異様に敏感です。

情報量より、音場より、解像度より、まずは「自然な音」を・・・

でもいつもうちの音を聞いて思うのです「嗚呼、うるさい」

試行錯誤を重ねデータを積み重ねる毎日

2014.8.10現在の部屋の特性はこんな感じです。
http://community.phileweb.com/images/myroom/40/4051/2L.jpg?1408838778

さらにyamahaを中心にチューニング

2014.8.24現在
いわゆるブーミングとなる100以上のあたりが下がり、また眩しくなりがちな3KHZから5KHZがへこみ、いわゆる柳沢御大の「三つ山特性」を実現できました。
聴感でもとてもいい


最近、ようやく自分の音に少しは満足できるようになってきました
でも旅は終わりません
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/4051/



グルマンさん 所有製品
http://community.phileweb.com/images/myroom/40/4051/1L.jpg?1408838778
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/4051/
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/4051/2/#product

スピーカーシステム HARBETH AUDIO HL Compact 7ES-3
スピーカーシステム B&W 800D
SACDプレーヤー/トランスポート SONY SCD-DR1
プリメインアンプ SONY TA-DR1

音場調整材 日東紡音響エンジニアリング SYLVAN
音場調整材 YAMAHA ACP-2
音場調整材ACOUSTIC REVIVE RWL-1
音場調整材 KRIPTON AP-R100
音場調整材 KRIPTON AP-10
音場調整材 KRIPTON AP-5
音場調整材 SALOGIC SVUパネル
音場調整材 QRD Skyline
音場調整材 QRD BAD
音場調整材 QRD Digiwave

その他 アクセサリー
ACOUSTIC REVIVE RR-777
電源機器 ACCUPHASE PS-1210
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/4051/
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/4051/2/#product


グルマンさんの日記 takapalpal様宅大規模破壊事件1 2014年10月09日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4051/20141009/44478/

バズケロ様とtakapalpal様宅へ伺いました。


takapalpalさんの使用機器

電源     根岸電源
NAS      Qnap SSD
ネットワークプレーヤー LINN Klimax DS/K
プリアンプ    OCTAVE ジュビリープリ
パワーアンプ   VIOLA Brao BravoU
スピーカー    B&W800Dia
http://community.phileweb.com/mypage/3287/


第一部
序章〜怒りのグルマン

「低音が出てるのかわからない」とのお悩みをずっと抱えており、ショップに相談したところ

「アンプが悪い、買い換えなさい」とのことで、

クライマックスDS、VIOLA BRAVO バイアンプ!!! さらにオクターブ ジュビリー

ととてつもないハイエンド機器をトントン拍子に買い揃えておられました。


あすこの七階以上やね。

それでも駄目で今度は日東紡エンジニアリングに来てもらい、アドバイスのもと大量の棒を導入されましたが、駄目。

(フロントに置いた棒は副作用つよく作用よはく…しばし前に勇者バズケロ様により全てリスニングポイント後方に追いやられました)
http://community.phileweb.com/images/entry/444/44478/1L.jpg?1412861265


そして超弩級配電盤やアースなどを徹底的にやられ、それで大分力感は出てきたとのことですが、まだ満足いかない、と。

そしてバズケロ様とわたくしグルマンの二名がクリニックに伺ったのです。

http://community.phileweb.com/images/entry/444/44478/2L.jpg?1412861265

伺ってまずはお部屋とコンポーネント拝見。

なんとこれだけの高価な機器達に全てスパイクが。
しかも高価なアンダンテラルゴが50個くらいある。あとはジョデリカのスパイクとか。

此処で私は予言…いや、原理主義なので預言しました。
「帰るときにはアクセサリーの九割は無くなりますよ」と。
いや、盗むわけではなくてですね?

さっそく色々聴きます。第一印象は「ハイエンド!」

情報量や背景の静寂さ、瞬発力。素晴らしい。でも淡白です。超低音が沈まない。

それが原因で高域がの芯やアタックが弱く、例えばピアノの打鍵が弱い。左手だけではなく右手も。

管楽器もブロウ感が無い。ヴォーカルも希薄。
そして低音の下の方がちょっとこもる。ブーミングは感じないので100より下か?

しかし総合的にはかなりのレベル。バズケロ様も「前より大分良くなったね!」と。
アースが効いた、と。ええ、アースは本当に大事ですよね。電源のノイズより大事。

「お持ちのdiskをリッピングします」と takapalpal様。

さて、わたくしグルマンは本日音楽を楽しみに来たわけではありません(笑)。
診察、診断、治療、そして改宗(笑に来てます。
もちろん最初に取り出したるは「ノードスト」。

低音チェック開始。

そこで愕然たる結果が!

…60ヘルツ以下がすべからく全く出てない。

定在波で低域から超低域が根こそぎ無くなってます。

私もバズケロ様も驚きましたが、当の takapalpal様は魂が消し飛んでおられました(笑)

動かぬ証拠としてありありと出された結果。

ですから我が家にお越しの時に配置を御聴きしたとき

「スピーカーを前に出し過ぎです」

とサジェスチョンしたのですぞw


私が驚いたのは2つ。

1つは「こんな周波数でよくぞこれだけのサウンドが出たな」

ハイエンド機器の山と良質なアースが生んだまさに暴力。
始球式で室伏が手投げで130キロ出したようなもの。まさにフィジカルモンスター。

2つ目は「ショップと代理店と日東紡は何やってんだ?」

記憶はあやふやですが、ショップも某輸入代理店もセッティングに来ていたはず。
でも一番の戦犯は日東紡。

セッティングとルームチューニングが本業の日東紡。

わざわざスタッフがセッティングしに来て、高価な日東紡製品を大量に買わせてこれか!?

信じがたい。もはや救いがたし。

そして提灯記事を書き垂れてきたメディアも救いがたし。

迷えるオーディオファイルから幾ら金銭を取れるか?
それしかショップもメーカーも興味がない。

「アンプが悪いから買い換えなさい」?ふざけんなコラ!

まず在るべき場所にスピーカーを置いて最良の周波数特性を出す。
それから潰しきれない問題を解決するのがルームチューニングです。

スピーカーセッティングによる周波数特性の推移。法則。

そもそも定在波を本当に理解されているオーディオファイルは本日お会いした勇者バズケロなど極僅か。

10年以上全てのオーディオ雑誌を読んで来ましたが、一冊たりとも定在波についてきちんと触れたものはお目にかかっておりません。

間違っても「平行な壁の間を行ったり来たりする音」ではありません。

そういう記事を載せない雑誌が日本のオーディオの規模をこんなに縮小させたとわたくしグルマンは言い切ります。自業自得さ。

そしてそれを書いてない以上真っ当なオーディオ評論家など日本に一人も居ません。ただの一人も、です。

チャーチャーーン…全員、アウト!
もう有志でセッティング本出すしかないのか!?
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4051/20141009/44478/

グルマンさんの日記 takapalpal様宅大規模破壊事件2 2014年10月10日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4051/20141010/44483/

今回のタイトルは「破壊と創造編」となります。

オーディオには多彩な表現が在り、それぞれにどうしても魅力を感じてしまいます。

オーケストラ一つでも胴鳴りの強い芳醇な音も好きですし、逆に完璧に分解しきったハイファイサウンドも好きです。また巧く鳴らしたJBLのホーンレンズから出るサックスの実在感に魂消ることもあります。

それぞれ、多彩な表現があるからこそこのオーディオというものは奥深い。
ですからオーナーの求める表現に対して些細な音を押し付ける事は絶対に在りません。

え、原理主義ではないじゃんって?

いえいえ、「木」に関してはひとそれぞれでよろしいと思います。
でも「森」に関しては譲りません。

その一番根幹、オーディオの心臓が

「スピーカーセッティングによる周波数特性」

であります。これが駄目ならもう絶対良い音にならない。(残響特性も大事です。)

例えば低音が打ち消されると影響は高域に出ます。線が細く、張りが無くなります。

その原因に気づかずスパイクやロジウムメッキを入れる。
有る意味それは少し改善します。しかしそれは調味料。

「劣悪な肉に調味料をバンバン振りかけてなんとか喰えるようにごまかしただけ。」

そこでコンポーネントや高価なケーブルやインシュレーターの取っ替え引っ替えになる。

割れ鍋に綴じ蓋です。

しかも高価なパワーアンプはグリップが完璧である故に逆に低音の量感が少なくなる事も多い。もう泥沼です。

ブーミングでも良く似たような展開で泥沼化する方もいらっしゃいます。

さらにバズケロ様もおっしゃってましたがセッティングがしっかりするとアクセサリーや細かいセッティングの癖が非常に細かく分かるようになります。

そしてアクセサリーのクセや歪みが相当鼻につくようになる。

私もインシュレーターをとてつもない種類所有して来ましたが、現在ただの一つも使用しなくなってしまいました。

もともとの脚で本当に十分さ。

ケーブル系なら最近は金メッキすら少し鼻につく始末・・・

そして現世は「もっとも大切な定在波についてメディアもメーカーもショップも教えない」という末法の世です。だからこそ、布教せざるを得ない。ジハードである!むはあ!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

さて、本編開始。

60hz以下がごっそりと無くなっている壊滅的な状況を如何にかしてなんとかするか・・・?

しかもスイープすると色んな周波数でものすごいびびり音や異音がします。
こりゃあ、スピーカー配置以外でも色々問題が在りそうです。

私が ipad 操作で様々な周波数を流しているとバズケロ様が

「右の棚あたりが共振している」

とおっしゃる。沢山の模型が載っている飾り棚です。

この指摘が後々、重要な意味を持つようになります。

ではスピーカーを動かしましょう。

バズケロ様、以下バ「壁に寄せますか」

グルマン、以下グ「そうですね」


打ち合わせなく同じ事を言います

では右スピーカーから。

もともとは壁からの距離160cm前後。

ずずずずずずずず・・・・・

オーナー「こんなに寄せていいんですか?」
バ「もっとです」
グ「こんなもんじゃありません」

ずずずず・・・

オーナー「こんなもんですね」
バ、グ「もっとです!」


ずず・・・

オーナー「相当寄りましたね・・・(大丈夫かよ)」
バ「いや、もうちょっと」
グ「あともちょい、もちょいですッッッッ!」
バ「もちょいでしょう」
ず・・・
バ、グ「これでよし」

打ち合わせも無い初対面でセンチ単位で以心伝心です。
なんというスムースさ。

さて、さらに30から60hzあたりを流し続けます。
スピーカー周辺をうろつき全ての周波数が良く出るポイントを探ります。

「ここいいですよ」「いや、こっちのほうがどれも良くでてます」みたいな。

そして話し合いで示された点は2つ。

スピーカーの移動距離も短く美観的に優れたバズケロ案。
そしてコーナーよりで移動距離も大きく、部屋のセンターを大きく外すことになるであろうグルマン案。

グルマン案の方が周波数特性的には全く穴がなく優れていました。
でも梁をセンターにして美観も・・・などとバランスを考えてためらうバズケロ様。

でもオーディオ極右過激派原理主義のグルマンは周波数特性に妥協をしません。

「スピーカーの真ん中に絵でも飾ってむりやりセンター感を演出すればいいじゃないですか」

もうこの人、気違○ですわ。
グルマン案の採択となりました(笑

さて、鳴らしてみると20hz近くまでほぼフラット。見違える様です。

では反対側もやりますか。

ずずずずずずず

バ、グ「もちょいもちょい」

ずずず

さて、左スピーカーも周波数特性的に好ましい位置になりました。

とりあえず試聴。

ノードストのバスドラがもともとゴムゴムしたサウンドだったのが沈み込みパワーが出て、おまけにアタックが明瞭になり乾いたサウンドに鳴りました。
大幅に改善。

壁に近づけるということは、しかも指向性の広いSPの場合は尚更 中高域の近接反射音の影響が大きくなります。そこがずっと私の懸念でした。

ですが土壁であるのでかなり吸音の性質が在りあまり問題になりません。

でも音自体は総合的に全然良い音でない。

低音が出るようになったが故に物凄く粗も見えます。有る意味悪化。
無言で焦るオーナー。

さて、その右で共鳴する棚の存在を許せないバズケロ様。

2F に鎮座ましましているアコリバパネルを3枚持って来て、棚の模型などを移動し、無理矢理載せます。
オオ、誂えたようにぴったり!

http://community.phileweb.com/images/entry/444/44483/1L.jpg?1412917193

もうこの棚はアコリバパネルを載せる為に造られたのではないか・・・というくらいぴったり。

でも、中の模型達は全く見えなくなりました。なんとも言えない表情のオーナー。

さて、試聴・・・こりゃすごい。 物凄く歪みが減りました!

すっきり!ききやすい!でも沈み込み、太く、アタックも明瞭!

これが病巣であったか・・・一人ではここに気づくのに2、3日はかかったでしょう。

凄い勘です。経験値と洞察力の成せる技。しかしこの棚を完全につぶす暴挙・・・私ですら躊躇しました。さっきまでバランスを考えていたバズケロ様も原理主義に。すわ改宗か

そしてこの時点では大まかに置いただけなので、きちんとレーザーセッターにてセッティングの必要あり。・・・

さて、まずはリスニングポイント後方50cmにてクロス
・・・なんか今一つ。

散漫だし、広がりないし、なにより奥行きがない。

ちょっと合わないようなので変えてみますか・・・

とりあえず私も使っているメーカー指定の90度クロスセッティングにしますか・・・

では・・・
3人がかりで超精密セッティング。
まさしくミリ単位。

これはいい!定位も奥行きも全てが良く出来ている!

バズケロ様が御持ちになられたオーケストラも非常に音場感が素晴らしい!

まだ固さや歪みなど荒い部分があるけど・・・と思っていたがだんだん良くなって来た。動かして暫くはスピーカーが落ち着かないのです。

しかしオーナー曰く「広がりにかける」とのこと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下 B&W オーナー向けコラムです。

ではクロスセッティングについての解説を!

B&W では説明書にも必ず記載されています。

多分考えたのはローレンス=ディッキー氏と思われます。

B&W ではクロスセッティングの上での正三角形リスニング(つまり交点はリスニングポイントより前です)は B&W の設計でのお約束であると同時に、録音のお約束から考えても「絶対唯一の正義」です。

録音エンジニアの意図は足す事も引く事も無く再現できます。
エンジニアの気持ちがわかるセッティングです。
しかし、意図しているもの以上の音場は出来ません。

しかも左右の干渉が極大になるのがクロスセッティングとも言えるので、超精密なミリ単位セッティングでないと位相の乱れで荒れたうるさい音に鳴ります。
おまけに音場も出ない。

なんもいいことなし。

精密に出来ないなら基本的にクロスセッティングすべきではありません。
レーザーセッターは必要条件です。


コラム終了
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しかし、確かにそれにしても音場がちょっと狭いな。こじんまりしておる・・・

さて、そこで思い出しました!

現在 SPケーブルはハーモニックテクノロジーのリファレンス9というぶっといケーブルです。

それを現在レンタル中のラダー型ケーブルと聴き比べるというイベントです。
私が大々的にお勧めしているラダー型ケーブル

歪みという点ではいかなる価格帯のケーブルをも殴り倒す革命です。
レンジも極めて広く、情報量も抜群。低域も超低域まで超フラット。
20hzまでクリアーに聴こえます。

無味無臭と言われていたケーブルは数ありますが、これが一番です。

例えばベル線やウエスタンのケーブルなどそういうふれこみで使用者も多いですが、私から見れば無味無臭ではないです。一聴音色的に極太ケーブルのような癖はありませんが、そもそも歪みまくりんぐ。物凄く歪みます。(絶対愛用者を敵に回したな。)

自信満々で「変えてみましょう!」と私。

バイアンプなので交換が超大変。

・・・交換終了。オーナー、お疲れ様でした!
さて、聴いてみますか。

!!!!!!!!!!!!!
なんと! 驚きの結果!

そんな馬鹿なッッッッ! 青ざめるオーナー!

もっと青ざめるわたくしグルマン! 最大のピンチ到来!
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4051/20141010/44483/


グルマンさんの日記 takapalpal様宅大規模破壊事件3 2014年10月10日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4051/20141010/44485/

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前回までのあらすじ〜

「no more 60Hz cut off!」

終わり
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さて第3部始まり、始まり!

ラダー型ケーブルに変えたんです。
自信満々で変えたんです。

・・・そうしたら、悪くなったんです。

腰高だし、別に歪みが減った感じもあまりしないし、いいこと何もなし。
全員実に微妙な良い顔をされておりました。

私ですか?
顔面蒼白ですわ。

しかしそこでこのDIOもといグルマンは考えた。

「この周波数特性でラダーが腰高などありえない」
「かつラダーで歪みが取れないとは、その前で歪んでいる」

それらを総合的に考えて、理論及び経験的に判断すると・・・

ポクポクポクポクポクポク・・・・・・・・・・・・・・・チーン

グ「スパイク全部外しましょう!!!!!」
グ「この世に重心の上がらないスパイクなし!
     この世に歪まぬスパイクもまたなし!」
バ「わかった!!!!!」

・・・・・・・・・根こそぎ外しました。

クライマックスDSの下、プリアンプの本体の下、電源の下・・・

そして百戦錬磨バズケロ様の技がきらめく

バ「正確にラックの真ん中に置こう、大分音が変わる。」
グ「おっしゃるとおりで」

物凄く精密にバズケロ様が位置調整されます。
本当に正しく「オーディオファイル」です。

ちなみにラック自体はクアドラスパイア最上位機種 VENT
悪いはずがございません。

パワーアンプの下の物もセッティングついでに外されていたのでこれだけのスパイクとスパイク受けが撤去されました。

絶景かな、絶景かな。これでまだ全部ではありません。

http://community.phileweb.com/images/entry/444/44485/1L.jpg?1412940124
http://community.phileweb.com/images/entry/444/44485/2L.jpg?1412940124


スパイク受け、クローム仕上げのものもアンダンテラルゴです。

全部あわせたら下手すると私のプレーヤーは買えてまうかも。
これは絶対にオーナーは心中穏やかでは居られないでしょう。

では聴いてみましょう

・・・・・・これだあああああああああくぁwせdrftgyふじこlp

「これが聴きたかった!」と叫んでしまった。


重心が劇的に下がった。
歪みが減って実に音がナチュラル。

人の声が人の声に聴こえる。(難しいですよこれ)
圧倒的な広がり感。
それでいて理想的後方展開。

定位も極小。
音色が全く癖がなく、ソフトごとの色が本当にそのままに聴こえる。
音場的にはほぼ完璧。

もう定位、音場感に関係する項目では私のシステムでは何一つ適いません。

バズケロ様も「バランス的には私のシステムに良く似てますね。」とのこと。

時間が経つにつれてセッティングが落ち着いてきたのかどんどん良い音になってきて、最後の方には何回も二人して顔を見合わせて満面の笑みで「いい音だねええええ」と詠嘆するほど。

ショップではまず勝てない。
インターナショナルオーディオショーでも良い方のサウンドでしょう。

良い意味での「モニターサウンド」です。
色彩感も躍動感も全て併せ持っている「モニターサウンド」。

私は今回意地悪なソフトしか持って来てません。

既に「グレングールド ゴルドベルグ」などシンプルであるが上に難しいソフトなどは軽くクリアしてます。

その中でもっとも意地悪なソフト「マイケルジャクソン  デンジャラス」。
これは逸品館清原代表が良く使っておりました。

どう使うのか?
track1「jam」の冒頭のガラスの割れるシーン。
これがどのくらいガラスに聴こえるか?どこにどれだけ飛び散るかが聴こえるか?

これはヤバいです。全てが完璧でないと駄目。
まず速さ。システム全体での速さが要求されます。
そして歪み。歪むと無用にうるさくなります。
最後に低域の延びかた。腰高だと全く嘘くさい音に。

で、聴いてみた。

・・・こりゃまいった。過去最高のガラスです。うちのシステムではひっくり返っても勝てない。

機器のレベル。部屋の大きさ。床の強固さ。アース。電源。
全てがとてつもないからこそ出来る芸当。

聴かなきゃ良かった。絶対に勝てへんやん。モンスターを造ってもうたわい。

そしてVENTの優秀さを痛感しました。
こりゃすごいラックだ。

全然癖がないし、歪まないし、凄いな。
ゾーセカスより遥かに良い。

もし今後ラック使わないと行けないならこれに決定だな。
まあ今はジベタリアンなので必要としておりませんが。

どなたかただで3段のゾーセカス要ります?
余ってるんですよ。

お車で来ていただいて、載れば差し上げますよ?
オーディオ道を志す同士に使って頂きたい。
あ、でも棚板汚いですからね?

でもこれだけの「ハイエンドナチュラルサウンド」ですが、オーナーは部分的に気に入らないご様子。

いわゆるお好みのズシーン、バシャーンの迫力は出ません。
そこは始めの状態には全然及んでいない。

そして良く御聴きになるブラックミュージックの乾いたグルーヴィー感は元々の方が良く、私もその曲だけは元々の方が好きであった。

ただそれを付けるのは実に簡単です。

例えば私の反対である「ロジウム、スパイクフルコース」とか。
上がった重心は極太ケーブルとかでバランスを。

NBSとかで揃えたら凄いだろうなあ。

あるいは極論インシュレーターにより真鍮の響きを乗せ、ヴィンテージケーブル系(TMDあたり)を使えばあっさり達成可能です。

(寺島さん?知らないなあ、どなたです?)

歪みを取るのはゴルゴダを歩むが如しの苦難の道ですが、付けるのはそれこそ割り箸を割るように容易。

これだけの無色透明サウンドにまで来ている訳ですから、味をつけるのは熟練のオーディオファイルなら簡単な話。800SD ならいかなる色にもなるでしょう。

別にガラガラポンしてまた60hz cut off に戻しても一向に構いません。
しかしこの状態からどうなっていくのか?

書いててなんだかわくわくしてきました。

そして個人的に勉強になった事。
アースの大切さを改めて知った。

もう1台テルス買うしかないのかwww
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4051/20141010/44485/


16. 中川隆[3176] koaQ7Jey 2016年7月06日 19:36:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[3523]

専門家の経験を上手く使おう! GRFのある部屋 2016年 07月 06日

ベテランのオーディオ店の方とか、オーディオ評論家の方と話すとき、異口同音に言われるのは、オーディオはつくづくセッティングが大切だということです。

どんなに評判のSPを買ったとしても正しいセッティングをしなければ、その能力の半分も発揮できないからです。

最近は、インターネットの普及で安売り店から装置を購入することが増えて来ました。
ご自分でセッティングできる方、出来ると思っている方は、機器だけ買ってご自分でセッティングされればいいのですが、もしかすると、そのセッティングで、高価な機器を上手く使いこなせないことが最近は多いようです。


反対に、何百万円もする機器を配達するだけでセッティングをしない(出来ない?)オーディオ店も増えているようです。

勿論、オーディオ機器をセットする場所が制限されていて、セッティングの幅も少ない場合もあります。しかし、昨今ではSPなども大変高価になって数百万は当たり前、中には数千万のオーダーのものも有るようです。それらの高価の機器も、部屋に運んだだけで、徹底して良い音が出るまでセッティングしているオーディオ店の方が少ないようです。

オーディオ機器は、単体の機械を買って揃えれば良い音がするというものではありません。

また、良い音がしないのは、的確なアクセサリーを使っていないからだと、マニアの方は言われます。セッティングを進めれば進めるほど、アクセサリーを使いこなさないと良い音がしないと言われているようです。

本当でしょうか?

本末転倒という言葉を思い出しますね。

著名なケーブルを使わないと、良い音がしない。
デジタル機器には、高価なクロックを配さなければ良い音がしない。

順番が逆ですね。正しいセッティングをしていないから、何をやっても音が変わるのです。

オーディオは、音を変えて楽しむ趣味だと思われている方もおります。
まあ、趣味ですから何を楽しみにしても構わないのですが、本当に勿体ないと思います。

セッティングには時間とお金が掛かります。

例えば、東京のオーディオ店が、関西まで出張したら、車の交通費だけでも4~5万円掛かります。それに、最低二名の人件費、もしかしたら、宿泊費も含めるとやはり10万円ぐらいの実費が掛かると思います。

その10万円を値切ってセッティング無しにするのと、しっかりとセッティングして貰うのでは、大変な差が出ると思うのです。

お金で買えないのが、経験と信頼です。

オーディオ店とお付き合いをすると言う事は、量販店から一円でも安い品物を買うのとは違います。また、オーディオ店側もその差をはっきりと示すことこそ、生き残りの道だと思います。

家のユニコーンを調整していると、試行錯誤の連続で、その経験則がだんだん音を培ってきたことが解ります。その調整の礎になるのは、数十年間に及ぶオーディオ遍歴と、世界各地のコンサートホールでの実体験の積み重ねでしょう。その意味では、トントン・コツコツの調整にも相当な元手が掛かっていますね(笑)。

コンサートホールの体験は、音では無くその場の音場を再現しようと思い立ったことです。そのホールに身を置いて響いている音を体験してくることです。それも何回も何回も・・・その響きの記憶が、SP調整の時に活きてきます。
http://tannoy.exblog.jp/25410333/


17. 中川隆[3668] koaQ7Jey 2016年8月20日 09:08:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[4050]
>>4 の続き


2016年 08月 20日 GRF邸訪問記  不思議な音響空間 K&K


GRFさんのお宅は、すでにいろんなかたが紹介されていると思うのですが、私の備忘録も兼ねてお部屋の概要を書き留めておくことにします。

広さは24畳、天井高は3m位でしょうか。

スゴイのは、その天井のほぼ全面が開口部になっていて建物の躯体の上端まで吸音材で埋められていること。

床は構造上の床の上にコンクリートを施し、計50o程の板材を積層してつくられているとか…表面はカリンの集成材(無垢材)で足を載せた感覚は強固そのもの。

壁には吸音処理はなく、天井のみで吸音しているようです。

壁はMDFに塗装を施したもので、その壁面を支える桟は定間隔ではなく1/f 揺らぎを模したランダムの間隔にしているとのこと。
その指示には施工した大工さんが困惑したとのことですが…(笑)

壁は音響的には床には接しないような造りになっているとのこと。
ムチャクチャ凝った造りです。


吸音部の面積比から考えると吸音率は20%強くらいでしょうか?

全体的にはデッドと言えるのかもしれませんが、正面の窓にかかったひとつのカーテン以外には高音域のみ吸音するような材料がないので、低音から高音までバランスよく吸音されているようで、響きにはまったく違和感がありません。

会話の聴こえ方から判断すると響きの質はやや硬質のような気がします。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=25628732&i=201608%2F18%2F99%2Ff0108399_6264165.jpg

オーディオ機器は…送り出しはEMMのトランスポートとDAC。

CDはDSD変換した後、アナログ化されるとのこと。

プリアンプは真空管式のモノラル構成のものをひとつの筐体に収めたもの
電源部は別筐体になっていて、やはり左右別々にDC供給している。

パワーアンプはモノラル構成の3極管のプッシュプル。
プッシュプルがひとつの管の中に収められており、真空管は全くわかってない私はシングルアンプと勘違いしてしまったのですが…。

出力トランスはタムラの特注品でこれを作ってもらうのにロットで発注しなければならなかったとのこと。

今日の主役はやっぱりスピーカー。

Omni-Directional(無指向性)のGerman Physicsのトロバトーレ80とBi-Directional(双指向性)のPSD社の特注品と思われる20pウーファを背中合わせに配置したシステムの組み合わせ。

300Hz、12dB/octのネットワークでクロスされている。

このトロバトーレはチタンの0.025o厚のメンブレムを持つもの。

ウーファシステムはキャビネットに独特の面取りが施され美しいバーズアイメープルの突板で仕上げられている。


最初に聴かせていただいたのはクレーメルとアルゲリッチのプロコフィエフのヴァイオリンソナタ。演奏会場にいる感じ。ピアノとヴァイオリンの位置関係が立体的に感じられる。柔らかい耳あたりの良い音なのにピアノはスタインウェイらしい華やかさが感じられて心地よい。

ダニエル・ハーディング、ウィーンフィルのマーラー10番は開放的な響き。ビックリしたのはグランカッサ。グランカッサの奥行き感、定位の安定感、質感、まさにコンサートホールで聴いているような…。こんな再生音は今まで聞いたことがない。

GRFさんに促されて立ち上がってスピーカーの周囲を回りながら聴いてみると…

スピーカーの裏側からはサントリーホールのP席で聴くように下の方にオーケストラが展開する。

横に回るとミューザ川崎の知る人ぞ知る舞台横の特等席みたいな音が…


昔のスターウォーズ第一作目でR2D2がレイア姫の3Dホログラフィック映像を空間に投影して姫のメッセージを伝える場面があったけれど、あれの音響版みたい。

部屋の中にオーケストラの音響が立体的に構築されていて、その周りを移動して聴くとコンサートホール各席での音が聴けてしまう。

ホログラフィックな映像のレイヤ姫と違うのはそのスケール感で、小さなレイヤ姫と違ってこちらは目の前に壮大なオーケストラが出現しているわけですから…

何とも不思議な音響空間。


GRFさんによるといくら無指向性のスピーカーを使ってもスピーカーの位置調整などがきちんとされないとこのホログラフィック感は得られないのだそうです。

先ほど触れたグランカッサは部屋の音響、特に低域の吸音が適切に設定されないとあのような気持ちいい実在感は得られないのではないかと思います。

通常のスピーカーよりも部屋の響きの影響を大きく受けるはずなので、この部屋の響きのホログラフィック感への貢献度はかなり高いのではないでしょうか?

もうこの後は、ホログラフィックな独特の心地よい音響空間に身をゆだねて、GRFさんが繰り出す名演盤をひたすら聴きまくるモードになりました。


ピリスのモーツァルト・ソナタ、白井光子さんのブラームス歌曲、ギレリスのベートーベン・ソナタ…やはり、臨場感が素晴らしい。

続いてジャズ・ボーカル。パトリシア・バーバーのジャズ・ボーカルもタイトルのナイトクラブで聴く感じ。トニー・ベネットのWith my friendからダイアナ・クラールやスティービー・ワンダーとの豪華共演、マディー・ウォーターズのフォーク・シンガー。柔らかい心地よいボーカルでその場で聴いている感じ。

さらにヴァイオリンということでイザベラ・ファウストのベートーベン・ソナタ。メルニコフのピアノはベーゼンドルファー的でやや控えめ。ヴァイオリンを引き立てるような演奏。比較の意味で同じ曲をクレーメルとアルゲリッチで聴くとさすがにアルゲリッチは主張しまくって丁々発止の演奏で面白い。もうこの辺ですっかり音楽を聴くモードになっています。


カラヤンのウィーン・フィル ニューイヤーコンサートからキャスリン・バトル独唱の春の歌、トスカニーニ、フィルハーモニアのブラームス。エバ・キャシディのライブでのAutumn leaves。フランク永井やちあきなおみまで。

GRFさんがベンチマークとして使われているハイティンク・コンセルトヘボウのショスタコーヴィチ第15番を聴かせていただいた時に、GRFさんが先日ウチにお越しになった時に言われていた意味がやっと理解できたような気がしました。

GRFさんと拙宅では違ったアプローチだけど目指していることは同じと言われていたのです。確かにここで聴かせていただいた音、雰囲気感とウチのマルチch再生には共通のものが感じられたのです。

あ〜、そういうことだったのかと。

でも、マルチchをやっている身としては2本のスピーカーでこんな音を出されてしまうと…う〜ん、ガッカリというかなんというか…(笑)

マルチchでやっと得られる雰囲気感以上のものを普通のCDで出されているわけで…。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=25628732&i=201608%2F20%2F99%2Ff0108399_5292839.jpg


私がチェック用に使っているキム・チョン・ファ、ツィマーマンのリヒャルトシュトラウスのヴァイオリンとピアノのためのソナタも聴いたのですが、やはり柔らかい音にもかかわらず細部までよく聞き取れる解像度に感心させられます。

ヴァイオリンはきつくなることなく心地よいし、ピアノはスタインウェイらしい輝きと華やかさがある。無理やりアラを探すと生の音はもう少しきつい音だったかもしれないということくらい。これは生の音を知る由もないので、真偽のほどは何とも言えないし、心地よすぎると文句をつけるのも変なので意味はないのですが…。(^^;)

気がつくと既に時計は9時を回っていて…ピリスのショパン、ノクターンを聴いた後、さらに遺作まで聴きたいという思いをやっとのことで断ち切って、GRF邸を後にしました。終バスに何とか間に合いましたので後ろ髪惹かれる思いを断ち切ってあの時においとまさせていただいてよかったです。

結局お聴きしたいと思っていたタンノイGRFや和室のユニコーンや「悪魔のソフト」すら聴くことができませんでした。再びGRF邸を訪れるための理由ができたと思うことにしましょう。(笑)


__


4チャンネルのマルチをお聞きのK&Kさんが、拙宅のホログラフをどの様にお感じになるか楽しみでした。

コンサートホールで聞くようにステージが出現します。

マルチと違ってどの位置で聞いても、そのステージは変わりません。

ホールで聞くときのように場所に依って音は変わりますが、どこで座っても良い音で聞けます。

はじめて、このホログラフィックの音を聞かれると、驚かれると思いますが、コンサートホール聞かれたことが無い方は、三次元の音とは感じないようです。

スタジオでの奥行き感だけになります。

それでも、ヴォーカルがバックから浮き上がり、鮮やかな音が聞こえてきます。

いずれにしても、音場情報が入っている録音は、その場所が、部屋の中に出現するわけですから、こんなに楽しいことはありません。

マルチをされている K&Kさんに確認頂き嬉しかったです。
次回は、DecolaとGRFの番ですね。そうそう、和室のユニコーンも聞いてください。
http://tannoy.exblog.jp/25628732/


18. 中川隆[4232] koaQ7Jey 2016年9月29日 12:45:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[4640]

2016年 09月 26日 GRF邸で聴いた「スピーカーの存在が消える音場感」
http://tannoy.exblog.jp/26088768/


クラシック音楽とオーディオに造詣が深いマイミクのGRFさんから「一度、わが家の音を聴きにきませんか?」とお誘いがあり、9/24に上京してお宅を訪問してきました。私はクラシック音楽は大好きですが、オーディオに関しては知識には疎く、感想を書くのはちょっと恥ずかしいのですが、とりあえず感じたことを書きたいと思います。

私が自宅で使っているオーディオは、GRFさんと比べると恥ずかしいような標準的なものです。本物の音は実際にライブの音をコンサートホールへ聴きに行けばよいと思っていました。しかしGRFさんの御宅の音を聴いて、ホールと同等の音響がオーディオで再現されていたことの大変、驚きました。

GRF邸には2つのオーディオ・ルームがあり、それらにはよく調整されたスピーカーが設置されています。この2つのスピーカーは 360度に音が出ることです。一般的な2次元に音がでるものとは設計コンセプトがまるで違っています。

・6畳の和室のジャーマン・フィジックス社のユニコーン

・40平米ぐらいの洋室の同社のトロバドール80


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26088768&i=201609%2F26%2F99%2Ff0108399_2136253.jpg

午前中は和室の音を聴かせていただきました。

ユニコーンという名称は、そのスピーカーの姿が「一角獣」を思わせるものだからでしょう。

最初に掛けられたのはピアノ・トリオのジャズのCD。最初のコントラバスの一音の「量感」にまずビックリしました。

見えないはずの音が塊のように見えた。
目の前でプレイヤーがボンボンと弦を弾いている姿が感じられます。

まさにライブハウスの音。
スピーカーが鳴っている感覚ではなく、和室そのものが本物のスタジオのような音場感。


私がビックリしていると、さらにサイモン・ラトル指揮&ベルリン・フィルのベートーヴェン作曲・交響曲第4番のCDが掛けられました。またビックリ。

木管の音がよく立っています。
それらの音が高い位置から聴こえてきて、微妙なニュアンスもよく感じられます。再生された音楽でこのような音を私は聴いたことがありません。

次にGRFさんはユニコーンについているピンを操作しはじめました。

するとサントリーホールの1階席のステージ前で聴いているかのような音場が、音源が遠ざかりもっと後ろの席で聴いているような感じになりました。

音域別によるエネルギー分布を変えることで、このようなことが可能だそうです。

よく考えると、音も性質によって反射の仕方が違うので、高域の音が聞こえやすい場所、全体の音が混ざりあった音がする場所など、席によって聴こえてくる音の特性があるので、そのようなことができるのでしょう。

GRFさんは音域のエネルギー分布に変えることで、コンサートホールやライブハウスなど様々な仮想空間を作って楽しまれているようです。普通の和室でこのような音が再現できるなんて心底、驚きました。

そのあと、白井光子が歌うブラームスの名歌「野の寂しさop86-2」を掛けていただいた時、目をつぶると目の前に歌手が立っているかのような錯覚を覚えました。

音響だけでなく、音源となる演奏者の姿まで映し出してしまうとは本当に究極のオーディオです。

スピーカーの正面に座らせていただいて、ジーッとスピーカーを観察していて気づいたことがあります。

左右のスピーカーのメープルの根で作られたというボックスの柄が左右対称になっていたことです。

これは同じ木から切り出したパーツが左右が対称型になるように慎重に組み立てられたことを意味します。

すごい手間です。スピーカー内部の密度感が均一になるような配慮です。

これならスピーカーそのものから出る音のバランスもよいはずです。
まさに左右の箱は双子といっても言い。

こういう手法は建築の石貼りでも見られます。
水戸芸術館にはオニックスという石の柄がそのように左右対称に見えるように貼られています。

このスピーカーはドイツの職人魂を感じさせますね。

もうひとつ気づいたのは、傍らに見たことがあるCDプレイヤー(マランツCD34)が置かれていました。これは30年ぐらい前に私が最初にかったCDプレイヤーです。懐かしいなぁ。でもよくよく訊いてみると、中身はスーパーカーのように改造して、音はベツモノらしいですw。


ユニコーンに驚愕している私に、GRFさんは「驚くのはまだ早い」というような表情で、ランチを食べに行こうと誘われ、近所のイタリア料理店でパスタをご馳走になりました。その時、オーディオ歴50年の話などをいろいろ伺いました。


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ランチの後は洋室に移ってトロバドール80です。

部屋はおよそ40平米ぐらい。

ヴェルディ作曲のオペラに「イル・トロバトーレ(吟遊詩人)」という作品がありますが、そのスピーカーの風貌も羽つき帽子を被ったかのような吟遊詩人と重なって見えてきます。

トロバドールは壁から3m程度離された位置に置かれています。

最初、午前中に和室で聴いたのと同じベートーヴェン作曲の交響曲第4番が掛けられました。トロバドールが鳴った瞬間、私は「刺し身のよう…」と思わず失礼なつぶやきを無意識に言ってしまいました。これは鮮度がよく、まるで生きているようなな…ということです。この演奏が、今、そこで演奏されている生の音のようというニュアンスでした。機械が出している音とは思えなかった。

そして驚いたのはスピーカーから音がするというよりも、部屋全体の空間が鳴っている感じです。音楽専用ホールに座っているかのような思いです。

全方位型のスピーカー、恐るべし。
ユニコーンよりも音が鳴っている全体の空間のイメージがよく分かるような気がしました。

するとGRFさんが「聴く位置を替えると音が違って聴こえるから試してみて…」というので、部屋内を動き回ってみると、

正面の椅子ではサントリーホールの1階中央のSS席ぐらいの定位感だったのに、

壁の側面に行くと2階RA、LA席の音に聴こえるし、

背面に移るとP席の音がするのにはビックリでした。

それぞれの楽器の音が分解されて細かいニュアンスが明快に聴き取れます。


次に聴いたクレーメル&アルゲリッチのプロコフィエフのヴァイオリンソナタ第1番では、演奏者の演奏する様子が立体映像のように浮かび上がるように音が聴こえてきます。

演奏者の息遣い、弦の倍音、ビブラートをする右手、フラジオレットの弓使いがみえる。音が映像化してる。


その後、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」の冒頭の低弦の符点のリズムで始まる箇所をいろいろなCDで聴き比べ。

弱音の中で振動のような微妙な音の違いが明瞭に聴き取れます。
私はヤンソンスとRCOのキレがある演奏が気に入りました。

マリア・ジョアオ・ピリスが弾くモーツァルトの幻想曲は同じ録音を異なる3種類のCDで聴きました。1枚もの、廉価版のBOXセットの2種。

聴いてビックリ。音の厚さとコクが全然ちがう。

これはCDに焼き付けられている情報量の違いだそうです。

トロバドールから響くピリスのピアノの音色が微妙にちがっていて、細かいニュアンスまでが鮮明に聴き取れます。ピアノのいち音いち音が言葉になっていることがよく分かりました。私の安スピーカーでは聴き取れないと思います。

GRFさんが中央の窓の吸音効果があるドレープを少し開けると、出窓奥にある音の反射面のガラスが威力を発揮し、より正面からの音が響くように感じられました。

コンサートホールは入場者の数などによって音が変わりますが、このトロバドールの部屋も家具やドレープ、スピーカーの位置によって音が変わってきます。

GRFさんは今、かかっている音楽に合わせてそれらを微調整しながら、最良の響きになるように常に動いていました。

ちっと変えるとすぐ音響が変化するこの音空間は、まるで生きているですね。

私は建築の設計の仕事をしているので、この部屋をつくるにあたって工夫したことをいろいろ聴かせていただきました。

遮音を厳重にすることは必須、

それとスラブ振動がオーディオルームにに伝わらないように、部屋が躯体から縁が切れるように床下地材を構成したこと、

音と部屋が共鳴しないように壁の下地材の貼り方を工夫したこと、

音響効果を考えた吸音材の布置など、いろいろ訊いて、ガッテンしました。

GRFさんが余興として、いきなりフランク永井のCDを掛けました。

トロバドールがつくる音場感がまったく変わってしまったのでビックリ。

ムード歌謡が二次元的な音になってしまい、はじめてスピーカーの存在に気づいた感じがしました。これは録音方法が全然ちがうので、このような音になるそうです。

スピーカーからの音がその部屋を楽器化したように音を鳴らすというのはまさに至高の域と言ってでしょう。

私はGRFさんに「ここまで来てしまったら次は何処へ行くのですか?」と訊くと、「ほぼ満足な音が出てきたので、好きな音楽に没頭できそう…」という答えでした。

キュビズムの画家のジョルジュ・ブラックの「当初の構想が消え去った時、絵画ははじめて完成する」という言葉がありますが、GRFさんもほぼ同じ境地ではないかと想像しました。

そろそろ失礼しようとした時に、「ちょっと一杯どうですか?」と赤ワインを用意していただきました。「かんぱーい」とグラスを軽くタッチしたら「ゴーン」という聞き慣れた音がしました。私、思わず「これはリーデルのグラスですね!」と言ってしまいました。もちろん当たり。私が使っているグラスを同じだからです。

リーデルのボルドーグラスは香りが外へ逃げないようにするために、グラス内に香りが籠もるような断面になっているので、「ゴーン」という鐘のような音がするのです。

GRFさんと私のオーディオの音は天と地の差がありますが、グラスの乾杯の音だけは同じでした(笑)

帰路、聴かせていただいた白井光子が歌うブラームスの名歌「野の寂しさop86-2」を思い出しました。

「美しい白い雲は遠くへ流れ、深い青さは、まるで美しい静けき夢のようだ。私はまるでずっと昔に死んでしまっていて、永遠の空間を幸せに漂っているかのようだ。」

という歌意だったと思います。録音する時に消えてしまった音が、トロバドールによって再び命を与えられ、GRFさん宅の空間を幸せに漂っているイメージを持ちました。

すばらしい音を聴かせていただき、ありがとうございました。


____


マイミクで、紀尾井ホールでも良くお会いする、エビネンコさんが、土曜日、高速バスに乗って私のうちの音を聞きにきてくれました。

音楽にとても造詣が深く、今回の訪問記でもオーディオファンとはやはり観点が違います。

初めて聞くオーディオなのに、的確に家の音の特徴を捉えて表現していただきました。とてもうれしいです。オーディオファンの方と話すより遥かに楽しかったです。エビネンコさんも楽しんでいただけたようで楽しい週末を過ごす事ができました。
http://tannoy.exblog.jp/26088768/


19. 中川隆[4673] koaQ7Jey 2016年10月26日 20:52:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5085]

部屋の大きさ GRFのある部屋 2016年 10月 26日
http://tannoy.exblog.jp/26575444/


オーディオを趣味するなら、専用でなるべく大きな部屋を確保するのが、大切だと書いたら、Bellwoodさんから反撃が来ました(爆)。勿論、まったく考えなかったとは言いませんが、Bellwoodさんのリヴィングルームは充分大きいですよ。しかし、リヴィングルームであるからには、必然的に制約を受けます。その点バランスがいいのが、Dolonさんのお宅ですね。

一生の趣味になるオーディオでは、長いスパンで計画をして、小さくともオーディオ専用の部屋を確保するのが、一番近道だと思っていますので、若い方(30代後半から50代後半まで)の方々には、希望と夢を大きく持って、オーディオ専用室を持つように頑張って欲しいという思いで書いたのです。ただ専用室も持つと自動的に家庭内別居になりますが、そのあたりのバランスは上手く取ってください(爆)。

勿論、少し前までの椀方さんや、現在も単身赴任中のKYLYNさんなどの例もあります。家族のために、持ちたくとも、ご自分お部屋が持てない時期は必ずあります。私の場合は、生まれた家にずーっと住んできましたから、環境としては大変恵まれていますが、現在の家に立て替える前は、昭和2年に関東大震災から逃れてきて祖父が造った古い家に住んでいました。築後60〜70年の家を家族の成長に合わせて改造してきたのです。六畳の昔の部屋を増築して、オーディオ類を集めて書斎、物置、レコード棚兼用の部屋が持てたのは、下の子が出来た頃でした。小さい頃、その子にドーム型のSPをつぶされたことも何回もありました。幼い子にとって、ドーム型のツイーターは押す対象ですからね。

それでも、居間に置いてあった、カートリッジも何回か壊されました。仕方がありませんね。昔の和室の廊下の部分に置いてあった、JBLのスピーカーやレコードプレーヤーの場所も、やがて子供コーナーになっていきました。仕方がなく、南側に面していた六畳間の壁を取り払い、物干し台を無くして、部屋を延長させたのです。結局その部屋には、10年間も住んでいなく、老朽化した家の改造も限界だったので、神戸の地震を切っ掛けで、建て替えを決意しました。その時、専用部屋を造ろうとした原因は、コンシーケンスを何とかならしてみたいという、欲求からでした。しかし、なかなか上手くいかず、逆に元からあったGRFがSD05で朗朗と鳴り始めたのです。面白いモノです。

しかし、二十年前に、この部屋を造れたおかげで、その後の展開がご覧の通り展開してきたのです。年老いた両親を陽の当たるところに住ませたいために、その頃、ようやく普及しはじめた家庭用エレベーターを導入しました。それがあったから、重いスピーカーを何回も実験に運べたのです。バリアフリーも効きましたね。

その実験を通じて、やはり部屋は大きい方がだ楽だし、専用の部屋なら実験の継続が出来ます。部屋のどこにSPを置くかは、じつは大変な要素なのです。スピーカーを買い換える前に実験をして見るべきだと思います。置く場所と、間隔がとても重要だと気がついてきたのは、ここ数年のことですから、大きな声では言えないのですが・・・。


でも、大きさは14畳から18畳ぐらいが理想的です。

それより大きくなると、容積が格段に大きくなり、スピーカーの能率との兼ね合いですが、アンプの能力が限界に来ます。

86db 前後の低能率の SP を使う場合は、部屋の大きさにも限度があります。
また、私の部屋のように微少な響きを再現するために吸音をしている部屋ですと、その影響も大きく出て来ます。

しっかりとした建材(本物の材料)をつかった部屋ですと、プー博士の18畳ぐらいが理想的ですね。 

反対に 映画館や PA用に開発されたホーン型のプロ機は、能率が 100db以上ありますから、小さな部屋では鳴りません。最低でも、30畳以上は必要でしょう。

地方の素封家にお生まれでしたら、昔からの部屋のふすまを外して、大空間でならして見て欲しい物です。

これからは、どんどん過疎化が進みます。家は風を通さなくなるとすぐに痛みます。田舎の家を使って、そこに大型の装置を持ち込みすきな音楽を週末に三昧するというのも、理想の一つです。皆さんのご検討をお祈り致します。要するに、フリッカ様との絶え間ない戦いに勝利をするか、反対に見放されるかですね(爆)



Commented by 京都人 at 2016-10-26 17:35 x

私のことを振り返ると、結婚前は独身で下宿の一人部屋でしたからホーン型4ウェイスピーカーを置いて好き勝手やっていましたが、結婚してから6畳の1部屋に押し込められました。

子供が出来てからというものは、買ったばかりの ESL に「おむつを干すのに丁度いい」と湿った洗濯物を置かれたりして大喧嘩になったこともあります。

その後、転勤が続き、子供にエージングが完了したスピーカーユニットやCDプレーヤーを壊される日々が始まりました。

その頃、私の所属していた教室で聴覚研究室におられた先生が退職され、後釜として私が入りました。30畳くらいある研究室を1人で使えるようになり、家から ESL をはじめセット一式を持ち込んで、夜仕事が終わってから論文を書きながら音楽を鳴らす生活が始まりました。

そのうちにスピーカーも Acoustat や STAX の大型コンデンサースピーカーに替わっていき、アンプも大型セパレートアンプを導入したりして、まあ幸せな時代でした。
ところが、大阪への転勤をきっかけに、私の部屋は4畳半となってしまい、多くの機器を手放さざるを得ませんでした。

1年後、開業した時に、ワンルームマンションの部屋を1部屋余分に借りて、そこで新たにオーディオシステムを構築しました。

最初は手元に残っていた SonusFaber の Minima を NEC のプリメイン、Wadia の System2000 Ver.96 で鳴らすというものでしたが、段々欲が出てきてかつて鳴らしていた大型コンデンサー SP の中古を探し出して入れてみたり、違うアンプを入れてみたりということになってきました。

そのうち部屋が狭くなってきたため、空室となっている他の部屋を借りてシステムを分け、次第にそこも一杯になってくるとまた別の部屋を借り・・・ということで結局7部屋にそれぞれのシステムを構築するという状態になりました。

5年前に仕事場の移転に伴い、それぞれの部屋に分散していた機材を2つの部屋に集めざるを得なくなり、それが今の状況です。

自宅の方はオーディオ機器は邪魔だと追い出されていますので、これからもオーディオは仕事場で続けていくことになると思っております。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-10-26 20:43

京都人さんのあの倉庫のような歴史が詰まった様子を拝見して、なり振り構っている暇はないなと、意を強くしました。

音場再生という、ほとんどの人が聴いたことも無いような孤独の海を長い間漂流してきたのですが、SD05 の石田さんいお会いしたのが、全ての始まりです。

そこにPSDの大山さんを巻き込み、今の SP システムが実現しました。
それには専用の部屋と荷物運搬用のエレベーターが有ったからです。
何が幸いするか解りませんね。
http://tannoy.exblog.jp/26575444/


20. 中川隆[4674] koaQ7Jey 2016年10月26日 21:06:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5086]

オーディオが趣味ならば GRFのある部屋 2016年 10月 21日
http://tannoy.exblog.jp/26492781/


長年オーディオをやってきてわかった事があります。
それは、聞く方によって千差万別のゴールがあるという事です。

だから人にこの聞き方が正しいとは言い切れないのでのですが、あえて言いましょう!

オーディオをするなら専用の部屋を確保する事です。

地方にお住まいの方は問題は無いでしょう。都会にお住まいの方で、お子さんがおられる方はやはり困難だとおもいます。

しかし、お子さん達はいつかは巣立って行きます。すると、部屋の中に子供部屋が余ってきますね。

つなぎの部屋が二つ余ったような場合は、チャンスです。
二つつなげてリスニングルームができます。
リヴィングルームではありませんよ!

そこで妥協したら永遠に理想にはたどり着きません。甲斐性の見せ所です(爆)。長年、家族の為にがんばってきたご主人(なんと言う響きのいい言葉だろう)の為に、余っている部屋の一つや二つは使ってもいいはずです。


オーディオは千差万別と言いましたが、大別すると、音色主義と音場主義の二つに分かれると思います。

私は、音場主義になってきましたが、最初は音色主義でした。HiFi サウンドですね。

クラシックファンで、それも良くコンサートホールに行かれる人以外は、ほとんど、音色主義と行ってもいいでしょう。大迫力で、低音から高音まで再生するのを生き甲斐にしています。ひずみの少ない音を求めて、オールホーン型にした時も、若い頃は全盛でした。低音ホーンや中音ホーンが家から突き出ていたものです。


それに比べると、昨今のマニアは、楽になったものです。
大多数のオーディオファンは、依然として音色・音質ファンアのです。

最近は、アナログレコードの復刻が多くなってきました。CDの音が面白くないから、アナログに戻る、アナログの方が音が絶対良いと言われる若い方も増えてきました。政治と同じでまた戦前への道をさかのぼっているような感じがするもします。

レコードは、音場を聞いているのではありません。聞きやすく調整されたアナログサウンドがわかりやすく、再生してくれるのです。レコードには必要な RIAA のイコライザーも音色に貢献しています。何よりも、アナログの面白さ、または難しさは、その調整方法にあります。CDはほとんど触れませんから、アームの調整やカートリッジの交換等、楽しみが沢山あります。CDではインシュレーターを触るぐらいしか楽しみが無いのです。

もちろん、アナログレコードでも、リニアトラッキングのアームを使ったり昨今のトラッキングエラーの無いアームを使えば、左右のクロストークが少なくなり、今まで聞こえていなかった音場情報も拾えて新しい音の展開になります。しかし、我々のような、数十年もその進化の道とともに歩んできたものには、アナログレコードの枠の中だけではなく、クロストークも内周の音の劣化も無いテープの世界に行くのは必然です。そして、そのマスターテープの大容量を飲み込める情報量を持ったDSDへと移行している時代なのです。

オーディオが音楽を聴く手段ならば、それらの発展とともにメディアも進化して行くべきなのですが、そこには、古いものへの愛着と言う歴史を捨てられない、もったいない意識も当然生まれてきます。また遅れて生まれてきたという意識が常にどこかにあり、数十年目のプロ用の道具に憧れたりしている訳です。

確かに昔のプロ用の道具は、精度や正確さと何よりも耐久性を求めて、膨大な時間と費用をかけて開発されています。そして、本質的なものを求めていますから、年月が経っても色あせないのです。

映画館の装置を部屋の持ち込んだいる方も全国的には沢山おられます。
そしてみないい音がしているのです。


しかし、都会の普通の部屋の大きさでは、それらは持ち込めません。

普通の大きさとはどのくらいの事をさすのでしょう。

私の考えでは六畳強から、十八畳ぐらいが最適だと思います。

それより大きな部屋になりますと、やはり大型の装置が必要となります。
体積ですから少しだけ大きくとも容積はがらりと変わります。

アンプの出力やSPの効率を問われるのです。


音質派であれ、音場派であれ、部屋の三分の一ぐらいまでSPを出して設置できればどれほど音の追求が楽になるでしょう。

普通の家庭内だと家族の反対があります。特に奥さんの追求が一番です。

私のように家庭内別居?をできる年齢になれば、楽なのですが。昨今は自立する前に定年が来て、チャンスをつかみ損なう方もおられます。でも、オーディオがその方の本当の趣味ならば、一生の趣味ならば、究極は、やはり専用のオーディオルームを持つ事が一生の夢ですね!

Boys be ambitious!


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12195555.jpg


それはさておき、クラシックファンの大多数を占める(筈?)の音場ファンの為にお話したいのですが、いろいろな常識を自ら覆さないと面白い世界には到達できないようです。今週末に京都人さんとご一緒に来られるkikiさんのブログを拝見していて驚くべき写真を見つけました。

よく見ると、ESL57 が対向に置かれています。

そして、この状態だと平面スピーカー特有のフラットな音場、というより音質主義用の SP から、三次元的な音場が出現すると書かれていました。

今までやった事はなかったので想像もつきません。

ESL57 は茅野の家においてあります。昨日は、大阪にいましたが、夕方から意を決して、茅野まで戻ってきました。ようやく車が新しくなったので、ライトがとても明るく、夜走っても不安ではなくなりました。深夜つきました。今日はすごくいい天気です。北海道は冬になってきたそうなので、茅野も冬支度をし無くては、いつ氷点下に下がるやも知れません。二年前も油断していたら、突然寒波が来て、凍結して水道が破裂しました。

ぐっすり寝て、少し元気になったので早速実験してみました。

これは新鮮な音です。角度によって全く音が変わります。

音が至る所に広がり、部屋の右置くに行くと左側のヴァイオリンが反射して鳴っています。コンサートホールの様にホログラム的になるのです。

平面スピーカーでこのような音が出るなんて、実験をした事が無くわかりませんでした。面白いですね〜。

いろいろ角度を測ったり、部屋のどこに置くとどのようになるかを実験して行きました。

三角関数表をインターネットで探し、角度と置き方を探って行きます。
75度〜85度の範囲で変化させて見ました。
これはと思ったところで、精密に音をあわせて行くと、SPが消えて行きます。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=26492781&i=201610%2F20%2F99%2Ff0108399_12524767.jpg


ホログラフィな音が出てきました。驚きです。

周辺で再度調整して行きました。モノラルにして厳密にあわせます。

部屋の三分の一が演奏会場に鳴りました。

音が上に向いているのがコツのようです。

音は、SPの回りに漂い始め、部屋の上方にあがって行きます。
後ろへまわると、P席の上のような音です。

今週末、お会いしていろいろとお聞きするのがするのが楽しみです。


Commented by ボロトレーン at 2016-10-21 21:35 x
私の経験では20〜22歳位までに
バイオリンの生を聴いたか、どうかでその後のオーディオ人生が決定します。

耳の良い時にはバイオリンの生の高域が聴こえます、
25歳とか30歳過ぎにオーディオを始め、その時から生の演奏を聴いても、バイオリンの高域が聞こえません、
ですのでバイオリンの聴き方が分かりません。

私の友人にアンプを作る事が好きな人がいました、
音は聴きますが、アンプを作る事が趣味なので音は普通に出れば、その後の音の向上は目指さないのが常でした。

WE好きの人にも何人か会いました、
例外なく高域が落ちた音を好みました。

趣味ですので人それぞれの好みは有りますが バイオリンの音が聴こえるか?どうかで その後のオーディオ人生が変わります。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-10-21 23:05

ボロトレーンさん そんな事は無いと思っています。
ヴァイオリンの音がわからなくても充分オーディオはできます。

ウェスタン好きな方は当然、ハイ落ちが好きなのです。だから、千差万別なのですね。


Commented by ボロトレーン at 2016-10-21 23:20 x

こんばんは、少し言葉足らずで、すみません。

年を取る取ると、高域が聴こえ難くなります、
F特的に高域が下ると、位相が回転します、
耳の高域の感度が落ちても、その位相の回転は分かるみたいです、

その為、WEを好む人達は高域を聴くのではなく、
位相の回転に対して敏感に反応し、 高域の低下した、高音を好みます。

高域が出ているとバイオリンだけでなく、サックス等も実在感が出て、あたかも、そこにサックスが有る、そこにサックスが見える様になります。

私はJAZZを良く聴きますが、オーディオの調整の時はクラッシクオンリーです、
オーケストラの奥行き、広がり、前後位置が分かります、
装置が良くなれば、良くなるほど、クラシックがより、良く、鳴り始めます。


Commented by Bellwood at 2016-10-23 12:52 x

>あえて言いましょう!オーディオをするなら専用の部屋を確保する事です
>部屋の三分の一ぐらいまでSPを出して設置できればどれほど音の追求が楽になるでしょう


おそらくこのお話しの標的のひとつは私なのだと思います(笑)。

確かにマイオーディオルームというのはオーディオを趣味とする男にとってひとつの夢かもしれませんが、私は生活と音楽の調和みたいなことを大事にしたいのです。

個人的にはDolonさんのオーディオがひとつの憧れですネ。
大変なハイエンド機器を揃えられていますが、それが少しも違和感がなくリビング(+ダイニング・キッチン)のスペースに溶け込んでいてとてもスタイリッシュ。もちろんそのサウンドも素晴らしい。

女房とリビングの場所取りでいがみ合うのも、まあ、それもまた楽しいですよ(爆)。これが「生活」っていうものなんでしょうね(笑)。

音楽は生活の一部。コンサートに行くことも、家でくつろいでオーディオを聴くことも、それができなくなることは考えにくい。私にとってはライフラインみたいなものです。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-10-23 17:27

Bellwoodさん あえて言ったのは、Bellwoodさんにではなくて若い人に対してです。
貴兄の場合は、確信犯ですから今更言っても何も始まりません(爆)。
Dolonさんのお宅は、たしかにリヴィングオーディオですが、奥さまのご理解?を頂いて、三分の一ぐらいまでSPを出されていますね。一つの理想型かも知れません。

今回、敢えて言ったのは、先日の横浜のMさんお宅までは行かなくとも、オーディオをされている、若い世代のかたに目標を持って貰いたいからです。若いと行っても40代後半から五十代の方々ですが。

今日も、京都人さんともその話しになりました。
クラシックを聞くなら、出来れば部屋は少しでも大きい方が良いし、また、小さくともSPを前に出せる方が良いという話しになりました。


Commented by bellwood at 2016-10-25 12:06 x

Dolon さんの部屋は DLK で広々としたスペースで、確かにスピーカーは壁から離して前に出されていますが、記憶では1m程度、バッフル面でせいぜい 1.5mぐらいだったと思います。

GRF 部屋のように部屋の真ん中ではないですよ。

プー博士の Unicorn も背面や側面の壁からの反射の響きを適度に感じさせるサウンドという印象です。

部屋はあまり広すぎない方がよい、大きくとも18畳ぐらいがよいというお考えに賛成です。

コンシューマユース、あるいはモニター用はその程度のプライバシーを想定しているのではないでしょうか。

部屋の1/3というのは ESL のような背面に逆相を出している平面スピーカーなどに提唱されたセッティングではなかったでしょうか?


Commented by TANNOY-GRF at 2016-10-25 15:13

Bellwoodさん Dolonさんのお宅は、かなりでている方です。
貴兄が後ろに写っている写真が、

http://tannoy.exblog.jp/24269388/

がありますね。

SPの後方で、1.5mぐらいでしょうか?
前面だと2mぐらいでている非常にめずらしいレイアウトで、奥さまのご理解があるのでしょう。

欧米のレイアウトの推奨図面を見ると、1/4〜1/3 ぐらいのところにSPを置いていますね。平行法では、SP の位置が大変重要です。

Commented by Bellwood at 2016-10-25 17:41 x

はい、1mぐらい、バッフル面で 1.5〜2.0m ぐらいですね。

部屋の1/3はいくらなんでも無いでしょう。

リビングなので家具の配置やスペースの余裕などのプロポーションは大事ですね。とてもうらやましいスタイリッシュなオーディオライフだと思いました。

KYLYNさんは、逆にとても制約の多いお部屋ですが工夫を重ねてあのように素晴らしいサウンドを実現されています。若い世代は部屋の条件に恵まれていない人が多いと思いますが、志しは大きさではなく、それを貫くことが大事だということのよきお手本ではないでしょうか。


Commented by TANNOY-GRF at 2016-10-25 21:46

Bellwoodさん Dolonさんにお訊きしたところ、

「バッフル面はスラントしているので床の設置面で測ったところ、
後方の壁から SPの後方で約140p、全面で約195pといったところでした」

あの部屋では、それ以上出すと生活に支障が出て来ますよね。

前にもお話ししましたが、香港の Avalon のディーラーでは、1/3 以上前に出していて、本当に驚きました。

ただオーディオ専用室だったら、そういう実験も楽に出来ると言うことです。
制約の中のオーディオだからこそ楽しいという意見もあります。しかし、私の意見はそれらの制約を外した方が、本質に迫るのに早いと思っています。『個人の意見ですよ」勿論!

Commented by S.Y at 2016-10-26 12:32 x

GRF様

いま、確認したら拙宅のスピーカーは後方の壁から 1/6 の位置にありました。
1/3 だと室内での動線はすべてスピーカーの後ろを通ることになりますね。(笑)

1/6ごとに美音の山があるのかなあと、好意的に解釈しております。(爆)

左右はほぼ1/4でした。

実害はないので、ちょっと前に 1/6 ほど出してみましょう。
例の大きな書き物机との間は30センチほどになりますが。(とほほ)

せんだっての機内での過ごし方のうち、ノイズリダクション機能としたのは、もちろんノイズキャンセリング機能の間違いでした。すみません。ボケちゃいました。(涙)
機内は常時、列車通過中のガード下ほどの騒音ですから、ずっと晒されていると疲れますね。

S.Y


Commented by TANNOY-GRF at 2016-10-26 13:54

S.Yさん あの大きな机越しに聞かれる環境では、前には出せませんね。
玄関に近い部屋のほうが環境的には良いようです。整理をされるのが大変でしょうが・・・
http://tannoy.exblog.jp/26492781/


21. 中川隆[7111] koaQ7Jey 2017年3月14日 20:59:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7577]

3Dサウンド今昔 2016/12/18
http://blogs.yahoo.co.jp/jazzlp2000/14145404.html

最近、一部のブログで話題の、スピーカーを対向配置すること(対向法)で、比較的容易に、「真の音場が現れる」という、「3Dサウンド」とはどんなものか、実験をしてみることにしました。


テストには、音源位置の調整が楽に行えるように、拙宅でリファレンスと呼んでいる、サイズが一番小型の、再生システムを使うことにします。


ちなみに、拙宅のリファレンスは、安定した基準音の確保が狙いで、特段、高品質を要しないため、導入時から、映像用の7.1chサラウンドのフロントSP兼用で、AVアンプPioneer VSA-D8EX でドライブしていました。


なお、フロントSPとしては、センターSPの LE8Tに合わせ、8インチ2WAY の Pioneer CS-300 を、正面壁から約1m手前に、バッフル面を正面に向けた形(平行法)で、左右約2.7mの間隔を置いて設置しています。


リスポジでは、フロントSPのラインから垂直距離で凡そ2mとなるため、相対的に、左右のスピーカー間か広く感じられるものの、不思議と、中抜けすることがなく、今まで、音楽や映画などの鑑賞に、不都合を感じることはありませんでした。


また、リファレンスは、7.1chの名残か、VSA-D8EXの仕様上、2chステレオ再生も、2.1chで作動し、18インチのBehringer VP-1800とBTL接続したSONY SRP-P150 のコンビが80Hz以下で働くため、偶然とはいえ、以前から、いわゆる3Dシステムとして、昔流の「3Dサウンド」を聴かせていた点が御愛嬌です。


さて、某ブログを参考に、見よう見まねで、左右のスピーカーとも、置き台との間に端材を咬ませて、若干仰角をつけて、真正面で向かい合わせた位置から、前面がリスポジに向く方向に回転させながら、正面の音場が一番深く感じられるよう、少しずつ、水平方向の角度を変化させてみました。


ハイレゾ Cantate Domino を使って調整した結果、左右のエンクロージャー前面を、最初の位置から、ほんの僅か、リスポジに向けた辺りが、「3Dサウンド」再生のベストポジションのようです。

http://blogs.yahoo.co.jp/jazzlp2000/GALLERY/show_image.html?id=14145404&no=0
http://blogs.yahoo.co.jp/jazzlp2000/GALLERY/show_image.html?id=14145404&no=3

参考までに、伝送特性を較べてみると、対向法は、ユニットの軸を外した聴き方のため、当然ながら、高域の減衰がみられることになります。


【平行法のリスポジ伝送特性】
http://blogs.yahoo.co.jp/jazzlp2000/GALLERY/show_image.html?id=14145404&no=1

【対向法のリスポジ伝送特性】
http://blogs.yahoo.co.jp/jazzlp2000/GALLERY/show_image.html?id=14145404&no=2

このことから、高域の減少に伴う低域の増加という、相対的な、エネルギーバランスの変化が、暗騒音の増加などによって、臨場感を加速させる一助となり、さらに、ユニットからの直接音の減少が、これも相対的に、目に見えぬ、間接音の増加に繋がり、音場感を高めている可能性が頭に浮かびました。


そして、この帯域バランスの変化は、試聴環境やスピーカーの設置調整に連動して、それなりに、最適化されるとすれば、部屋の種類や大きさに因らず、調整次第で音場再現は可能と思われます。


ところで、拙宅の場合、対向法で現れた音場は、中央の音像が、今までより、若干遠くなる以外は、普段、平行法で聴く場合と、音場感のベクトルは大差なく感じられました。


そのため、実は、期待したほど対向法の効果は見られなかったというのが、今回の実験結果です。


恐らくは、拙宅の爆音ルームは、全ての壁面が、床や天井を含めて、反射性の材料で出来ており、吸音はランダムに配置した家具調度や人間が担うという、一般よりも、かなりライブな環境のため、直接音と間接音の比率の変化が小さく、音場感の違いが出難くかったのではないかと思われます。


事実、今までも、N-5WAY で、ユニット軸を、リスポジ後方に焦点を結ぶような角度
で、緩やかに交差させ、壁面に背後を付けた状態で、再生することにより、平行法や対向法を採らないスピーカー設置でも、しばしば、音場は広大になり、壁や天井やスピーカーは、意識の中から消え去る場面がありました。


このような経験から、音場感を求めるなら、室内環境は、極力ライブな方が宜しいようです。


逆に、対向法は、六畳日本間など、一般的に、空間ボリュームやライブネスに制約を受ける環境下で、豊かな音場感を求める場合、手軽にトライすることができ、上手く往けば、たいへん効果的な方法のように思われました。


おカネも体力も要らないのが一番イイ〜ですね。


♪♪♪
http://blogs.yahoo.co.jp/jazzlp2000/14145404.html


22. 中川隆[7766] koaQ7Jey 2017年4月15日 11:30:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[8256]

モノラル時代のスピーカーは指向性が広いので、ステレオのように正面で聴くのではなく、部屋の響きを織り交ぜて斜め横から聴くのが本来の姿である。


コーナーホーンと言えばスピーカーの王様のごとく高額な大型システムを思い浮かべるかもしれないが、1950年代に Electro-Voice のコーナーホーン箱が7種類あったなかで、Baronetは最も小さい末っ子。


 Baronet の高さ 50cm×幅35cm はこの時代のコーナーホーンの中でも最も小さいもので、逆に言えば、RCA MI-4400(ラビリンス箱)や Lowther TP1、あるいは広告だけだった JBL Hartsfield などの特別な存在を除くと、一般の人が手に入れられる8インチ用のエンクロージャーでは、もっとも複雑な構造をもつものともいえる。


Baronetは、Klipsch Horn社からFolded Corner Hornのパテント(US Pat. 2310243、2373692)の供与を受けており、おそらく Paul Wilbur Klipsch 自身が設計したコーナー型バックロードホーン箱である。

Klipsch 氏の特許は基本的にKホーンと呼ばれる低域キャビネットにあり、Patrician や Georgian に搭載されている。

本家の Kllipsch ホーンにはエレボイのユニットを搭載したバージョンもあったことから、両社は良い協力関係にあったといえる。Baronet、Aristcrat、Regency などはそれより小さいシリーズはショート・バックロードホーンであり、エレボイからの要請をうけて設計しなおしたと思われる。


 Klipsch氏は日本ではあまり有名ではないが、1940年にコーナーホーンを特許申請し、1935年に J.B.Lansing 氏が開発したシェラーホーンとは違い、家庭用で劇場並の迫力ある低音再生を可能にしたもの。

この方式の面白さは、低音再生を強制的な電気増幅や共振ではなく、実物大のアコースティックな響きで解決した結果、大容量のホールの感覚に近い空気感が得られるところにある。(逆に言えば、クラブ・ジャズのようなタイトな低音とは異なる) 

英米のスピーカー製造における Klipsch 氏の影響力は非常に大きく、1940〜50年代においてどのメーカーもコーナー型バックロードホーンが最も高級機種として羽振りをきかせていた。

ちなみにアメリカン・タンノイと呼ばれる機種は、米国で Klipsch 氏の特許があるので販売できなかったため製造されたもの。

コーナーホーンの多くが日本で有名ではない理由は、ひとつは家屋の規模の問題、もうひとつは物品税が高価なため、システムでのスピーカー輸入が阻まれた結果、バラ売りユニットの性能だけが幅を効かせて、エンクロージャーの性能まで思いが及ばなかったからであろう。


Hi-Fi初期の1950年代は、キット製品に人気があり、アンプをはじめエンクロージャーのマニュアルや図面を¢50〜$1で売っていた。

当時は Hi-Fi機器が電蓄から抜け出したばかりの時代で、例えば Decca 社の Decola のような一体型コンソールは超高級品であって、Hi-Fi 対応のパーツを掻き集めたバラ売りが最も経済的だった。


KD7キットの言葉を借りると

「Baronet はその名のとおり、Hi-Fiスピーカー用のエンクロージャーとして、小さなアパート、子ども部屋、避暑地の別荘など、重たく嵩張るものが歓迎されないどの場所でも良質な音楽の要求に応えます。

Baronet の造りは大きな容積のエンクロージャーではありませんが、再生音の高忠実性と周波数特性を犠牲にしません」とある。

当時の量販店の広告にも「省スペース(Space Saver)システム」という文字が躍るほどで、ミニマムなオーディオ・システムとしてBaronetは注目を浴びていた。

 Baronetの置き方はこのコンパクトな箱により、標準とされるコーナー&床置きはもとより、壁掛けやディスクトップの置き方も多くみられる。

私もモノラルならディスクトップがお勧めである(壁掛けは昔の校内放送の思い出が悪くあまり気乗りしない)。

エレボイ社のカタログには "for Close Lisning" と書いてあり、ややモニター的な聴き方に近いような気がするが、パーソナルに音楽を楽しむために、小音量でちょっとした読書コーナーを作るには最適である。

モノラル時代のスピーカーは指向性が広いので、ステレオのように正面で聴くのではなく、部屋の響きを織り交ぜて斜め横から聴くのが本来の姿である。

http://quwa.fc2web.com/Audio-103.html

上の図版でも女性の姿が目立つが、Baronetは大げさではなく音楽を楽しみたいユーザーに希求していて、シンプル=人間の生活中心の思想が現れている。

これはエレボイの看板「Temple of Tone(音響の神殿)」とは趣向が大きく違うものの、Baronetのもつ可能性を巧く言い当てているように思える。

 かの銀幕の大女優マレーネ・ディートリッヒも、ニューヨークのアパートでBaronet(それもフルレンジのみの初期型)を使っていたらしく、1997年のサザビーズ・オークションに、GE社の"Stereo Classic 7700"ステレオアンプ、ガラード社のRC型オートチェジャーとセットで出品された。

アパートの居間はグランドピアノを置くサロン風の部屋だが、よくヨーロッパの音楽家が比較的質素なステレオを自宅に置いていることの例に漏れず小粒なシステムながら、いずれも1950年代のビンテージである。

映画用の Altec ではなく、さりとてステレオ時代に躍進した JBLや ARでもなく、初期型の Baronetであるあたりは、彼女の活躍した時期を考えると、これがちょうど良かったのかもしれない。ゴージャスなジャズ・バンドを従えるよりは、ピアノに寄り添って静かに歌う彼女の姿とも重なる。
http://quwa.fc2web.com/Audio-103.html


23. 中川隆[-7689] koaQ7Jey 2017年5月14日 20:25:03 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

キット屋コラム「私のオーディオ人生」第1回
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-001.html


1972〜3年ごろ使用していたシステム


プレーヤー

フォノモーター  デンオン DP−3000

トン・アーム 
SME 3012
グレース G−565
マイクロトラック ウッドアーム

カートリッジ
オルトフォン SPU−G
グレース F−6 F−7
ニート VS−1000D



真空管アンプ

プリアンプ  マランツ#7のイコライザー、トーン回路をコピーで自作、(外観を真似たイミテーション)

メインアンプ  KT−88 3極管接続プッシュブル

DA−30 シングルアンプ
PX−25 シングルアンプ

スピーカー

エレクトロボイス
ウーファー SP−12 30cmダブルコーン
スコーカー T−25A  8HD
ツィーター  T−35
ネットワーク X−36 X−8オリジナルを使用
クロスオーバー 800Hz 3500Hz

スピーカーボックス
300リットルのバスレフ指定箱(材質はラワン合板)

このシステムで一番苦しんだのはエレクトロボイスのスピーカーユニットです。
このスピーカー程、苦しみと悲しみを味わったピーカーはありません。

ユニットはかの有名なパトリシアン800に使用された同一ユニットです。

パトリシアン800は皆さんもご存知だと思いますが、

76センチの大ウーファー(30W)
30cm中低音用SP−12D
中音ホーンT−25Aドライバーと8HDホーン
高音用T−350

の組み合わせによる4Wayシステムです。


なぜ?このユニットを購入したかと申しますのは、この時代も海外製スピーカーはアルテック、ジムラン(JBL)タンノイの御三家がスピーカーの主役、(今の時代も同じ)

一般的にアルテック、ジムランはアメリカ西海岸の音でエレクトロボイス、ボザークなどは東海岸の音と言われてました、西海岸の音は巷では沢山聞くことができましたが東海岸の音は中々聞く機会にめぐり合うことがなかった。

 この頃からオーディオの異端者でしたから「みんなが使用しているスピーカーは気にいらん、あまり聞かないスピーカーなら手に入れたい」(今もそうですけど?)アホな発想で飛びついたのがエレクトロボイスのスピーカーユニットです。

SP−12と言うスピーカーはダブルコーンのフルレンジタイプでエッジは茶色の塗料がコーティングしてある見た目にも面白いスピーカーです。このスピーカー1本ですべての帯域をカバーして音楽が聞けると心の中では「ニコニコ」大満足・・・・

総重量はアルニコマグネット採用によりなんと8.6Kgもある重いスピーカーです。

 さっそくユニットをBOXに実装して音出し開始、出てきた音は想像していた音とはかけ離れたひどい音、一口に言うと

オーケストラの音はイカをせんべいにしたような厚みもない音で、バィオリンなどのコスル音はヒステリックな響きで聞くに耐えない、

スピーカーの欠陥品のような音であった、

このスピーカーはとんでもないじゃじゃ馬ラッパだ!

「煮ても焼いても食えんとはこのことか!」


名器と言われたパトリシアン800に使用されているユニットだ、こんなはずではないはずだが?

 このスピーカーを購入する前まではコーラルの10TX−70を使っていても、さほど不平不満はあまり感じなかったのにどうしてエレボイのSP−12だけはこんなに中域が喧しく粗い音が出るのだろ、きっとこのスピーカーは欠陥品に違いないと・・・

パトリシアン800は名器と呼ばれているがこのスピーカーは一度も聞いた経験はないから評価のしようがない、自分の心のなかでは「パトリシアン800は何が名器だ!こんなのウソ800の迷器だ、」

 気持ちが沈んでいるとき大変良い情報が飛び込んできた、当時名古屋の納屋橋にあったヤマハ楽器のオーディオ売り場(現在はない)の主任からY下さん今度アメリカからエレクトロボイスの技術者と営業が自社のPRと技術相談をO月O日にやりますから出席されてはどうかと教えてくれた、

スピーカーの製造に携わる本場アメリカの技術者ですからこの(じゃじゃ馬ラッパ)鳴らし方のノウハウを教えてくれるはず、これで解決が出来なければ織田信長になって即刻、打ち首にすれば気分はすっきりする。
 


  いよいよその当日、エレクトロボイスの技術者と1対1での愚痴を含めた相談が始まった、(エレクトロボイス側の通訳1名が同席)


Q1
   御社のスピーカーユニットでSP−12をフルレンジで使用しているが中域の音が喧しくて粗い音で鳴っているが、パトリシアン800も同じように中域が喧しい音で鳴っているのか(今思えば失礼な質問だ)
  
A1
   我が社のパトリシアン800は本国でも大変評判が高く、そう言った不満はユーザーからは聞いてない、そのような音になるのであれば何らかの原因がある。

一番高い要素はあなたの使用している部屋とセッティングに問題があるのではないか、

中域が喧しいのは相当反響の大きい部屋で聞いているのではないか、

反響度が大きいと一定の周波数帯にディップが生じるからその原因で中域が喧しい音の状態になる。

またスピーカーの固有の振動に歪みが付加されることにより中高域が粗い音になるとも考えられる。

   一度、今聞いている部屋からスピーカーシステムをデッドな部屋に移動して正しいセッティングを行なえば解決する問題である。

一般的にこのような問題が生じた場合、プレーヤー、アンプ類のハードを疑うが欠陥品でなければルームアコースティクとセッティングの悪さが原因である。


  
Q2
   エレクトロボイスのスピーカーはトランジスターアンプと真空管アンプのどちらがベストか。
  
A2
   スピーカーのボイスコイルは非常に細いアルミ線で巻いてあるのでトランジスターアンプの場合は直流分が一瞬でも漏れた場合ボイスコイルは瞬時断線することもありえる。

大切なスピーカーを守ろうと思ったらトランス付きの真空管アンプを使用した方のが安心である。

  
Q3
   日本ではスピーカーの振動板はすべて同一線上に設置しなければ位相がずれるとの指摘が問題になっているが、この件に対してどのようなご判断をお持ちなのか、
  
A3
   振動板の位置を重要視するのはマイクなどで直接音を取ってその位相のずれを指摘するが音と言うものは直接音より間接音のが大きい、リスナーは音楽を聴いているときは絶えず上下左右に少しづつでも身体が動いている。身体が動くということは聞く耳も動いていると考えられるからこのような問題は深く考えなくてもよいのではないか、ただし極端に離れた位置に振動板を配置するのは問題ありかも。

 
エレクトロボイスの技術者の話しを聞いてオーディオマニアは(自分のこと)音に問題が生じるとシステムのせいにしてしまいプレーヤー、アンプ、スピーカーの何れかがおかしいのではないかと疑心暗鬼になってしまうが・・・

 さっそくスピーカーシステムをライブな洋室からデッドな和室に移動した、
この和室は洋室と同じ6畳の畳み部屋である。

洋室が悪いとは決め付けてはいけないが、この洋室は 吸音効果のない非常にライブな部屋で音楽を聞くのに適していないとわかった、

 果たしてエレクトロボイスの技術者が言った通りに音は変わるのか、あの時の説明は一時の逃げ恒常に過ぎず本当に変わるとは思えない、本当に変われば今までしてきた自分のオーディオの概念が覆されてしまう、

誰だってオーディオ専用のリスニングルームなど中々持ていない、聴く部屋が三十畳であろうが四畳半であろうがオーディオ装置を置く部屋が音楽を聴く部屋になるはず、当時はオーディオ専用の部屋などは家庭の事情からいってまず少なかった、

 スピーカーをセッティングしていつも聴いているバッハのバィオリンソナタのレコードをターンテーブルに乗せて静かにアームを降ろした、恐る恐るボリュームのツマミをいつも聴いているポジションに合わせた瞬間、今まで鳴らなかったバイオリンの弦と胴が調和してほれぼれするような響きで鳴り始めた、

音量を上げても喧しくない!このスピーカーを言葉で表現するのは難しい

、私のような素人が言葉を借りて評価すると、アメリカ東海岸もまさしくアメリカンサウンドで押し出しの強い張りのある浸透力にすぐれた音、西海岸の音とは多少ニアンスが違うが、紛れもない大陸育ちのアメリカの音だ、(これぞ!USA)この音ならダブルコーン一発でも十分鳴ってくれる。

これを名古屋弁で言うなら「どぇりゃいい音だぎゃ」

  オーディオシステムを生かすも殺すもセッティングとルームアコースティクだ!

 これを初めて体験した、たかがセッティングや部屋なんかと思っていたがとんでもない事とわかった、

システムのレベルが上がれば色んな所の欠点が見え隠れする、本来はこれを一人で悩まず同じオーディオ仲間に相談した方のが回り道しなくて済む、この体験はオーディオをやる以上絶対忘れてはいけないし誰でも通る道と感じた。


 エレクトロボイスの技術者が言った言葉があります。

現在、自分のシステムに満足していてもいずれは音に対して不満が出ます。それはあなたのシステムが悪くなったのではなく、あなたの耳がレベルアップしたからです。
 
この名言はオーディオをやっている皆さんにプレゼントします。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-001.html


24. 中川隆[-7687] koaQ7Jey 2017年5月14日 23:00:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

7.5畳の部屋 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2017年05月11日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1f893235178e7031b92a4354388211a1


7.5畳の部屋のサイズなら「20pウーハー(フルレンジ)システム」が丁度良いサイズでしょう。現在サブシステムにしている JBL D208システムぐらいが一番に有っていると思います。音量も音質もほぼ合わせられるでしょう。


そんな部屋に重低音型の38ウーハーシステムを持って来たらどうなるか? 一般的には「性能を持て余す」事になります。実際に持て余しています。音量は本来の位置に上げられないし、「音場」を作るスペースはないし・・・・と不具合が多発します。

ただ聴取位置をデッドになる様にしていますので、38pウーハーシステムでも使えない事は有りません。床面の強度不足と壁の遮音性能等問題は有りますが、「普通」に音楽を楽しむぐらいは簡単に出来ます。それをJBL#375+HL88でやるにはちょっとスキルが要ります。簡単に真似したら手ひどいしっぺ返し(殺人音)を出してくるでしょうね。大概の方はそれでコンプレッションドライバーを使ったシステムを投げ出していますから・・・。

同じ中域の帯域を「コーン型・ドーム型」のユニットと、「コンプレッションドライバー」ユニットで持たせて比較試聴したら一発で分かります。「何故コンプレッションドライバー」に拘るか?

鳴らし易さは「コーン型・ドーム型」のユニットでしょう。しかし、音の反応性(速さ)や音数、エネルギー感等は圧倒的にコンプレッションドライバーになるでしょう。更に「質感」のグレードが決定的に違います。ここが私がJBL#375に拘る理由です。

鳴らすのが難しいからと云って投げ出す様では根性が足りません。難しいユニットだからこそ可能性も高いのです。上手く鳴らすスキルさえ身に付ければ良いのです。その試行錯誤を地道にやるしか手は有りません。現在でもまだ試行錯誤をしています。だからこの趣味は長続きするのです。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1f893235178e7031b92a4354388211a1


25. 中川隆[-7686] koaQ7Jey 2017年5月14日 23:04:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

同世代のO本氏のウェスタンエレクトリックの音

O本氏とオーディオショップで知り合いました。

彼のシステムはプレーヤーが松下製でカートリッジがデンオンのDL−103、メインアンプは自作でWE−205Dシングルアンプ、プリアンプも自作です。

スピーカーはウェスタンエレクトリックのドライバー、555を特注の12Aのカールホーンで音楽を聴いていました。

このウェスタンだけは家庭で聴く気が起こらない。

部屋の中に排気口のダクトのようなものを2つ設置して、かぶりつきでスピーカーの前で聴く、こんな不自然な聴き方がウェスタンなのか?本来はウェスタンのスピーカーは劇場の銀幕の後ろに置いて鳴らすスピーカーなのに、一般家庭に持ち込んで聴くスピーカーとは思えない。

ウェスタンのスピーカーを聴かせるときは決まってドリス・ディーのレコードが定番になっている。

クラッシックのバイオリンなどの弦楽器を鳴らすと振動板がアルミのせいなのか高い音が冷たい響きになる。

どうもコスル音は苦手なのかも、ただし映画のサウンドトラックのレコードをかけると確かにその魅力に惹かれるものはある。

ウェスタンの555の音は中域が少し喧しく聞こえる、このスピーカーを上手く鳴らすのは至難の業だと思う。

それより音を聴く前にあの排気口のようなダクトが気になって音楽どころではなかった記憶がある。

O本氏のウェスタンを聴くと世間で大騒ぎするような特別な音ではなかった、鳴らし方が悪いと言えばそれまでだけど、ウェスタンはもっと大きな部屋で鳴らさないとその良さが出ない、劇場のスピーカーを家庭に持ち込んで聴くのは、どだい無理のような気がした。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-003.html

ウェスタンサウンドは人の声が良い

 今まで沢山のウェスタンサウンドを聴いてきましたがどのサウンドも一つの共通点がありました、

ウェスタンの音は一言で云うなら音にコクと味が少なくしかも奥に展開するサウンドにはならない、

聴いていると味のない食パンを食べているようなサウンドだ、

また劇場用のサウンドは観客席に攻めてくるサウンドが特徴ですが、以前有名な方がウェスタンの594を持ち込んで試聴会を開いたことがありましたが、ウェスタン特有の音の浸透力に乏しくこのサウンドには魅力を感じなかったのが残念であったが人の声だけは良かった、

 ウェスタンのシステムを採用した劇場を調べますとピンク映画館が多いのがわかった、

なぜならピンク映画館の女性の声は生々しく聞こえないとしらけますね、

特に人気のあった日活ロマンポルノあれは良かった!

 ウェスタンで聴かされる大事な場面での彼女達の声に色気があった、

今思うとウェスタンサウンドは人の声は素晴らしい!
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-036.html


26. 中川隆[-7608] koaQ7Jey 2017年5月18日 10:39:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]


VITAVOX CN-191 2009年6月28日 投稿者: audioagent
https://audioagent.wordpress.com/2009/06/28/vitavox-cn-191/


VITAVOX_CN-191 〜最高級コーナーホーン〜


●ヤフオクにてヴァイタボックスのあの CN-191コーナーホーンを見つけました。

当時360万円もしたというコーナーホーン型高級スピーカです。

ヴァイダボックスの最高級家庭用スピーカーとして誕生したCN-191コーナーホーンで、ウーハとドライバ+ホーンの2ウェイ構成です。

特筆すべきはクリプシュホーンを搭載したエンクロージャーです。

これは熟練木工技術者によるハンドメイドで、最高級品にふさわしい芸術といえるほどの優美なデザインを誇っていますね。

同じ構成で小型の MAJOR もありますが、やはりフルオケの迫力ある演奏を満喫するには CN-191 が最高だと思います。 

●低域のホーンにはクリプシュ・ホーンが採用されています。

コーナー型折り曲げ・ホーン・エンクロージャーに、ホーンロード用に強力な磁気回路を持つユニット AK-157(CN351)を用い、高域には優れたドライバと評価の高い S-2ドライバー(CN149)にディスパーシブ・ホーン CN-481 を組み合わせています。

ネットワークはNW-500でクロスオーバは500Hzとなっています。

15Ωという歴史を感じさせるインピーダンスですが、帯域は 20Hz〜20kHzをクリアしていてこのあたりは流石ですね。

かなりのパワーを使ってホーンを利かせる設計のため、100W という当時ではかなりのハイパワーを必要とするスピーカとなっています。

外形も、幅760×高さ1300×奥行684mmとかなりの大型で、115kgという床の抜けそうな重さをしています。

●音は、ホーン独特の癖があり、ローエンド・ハイエンドはあまり伸びていないのですが、魅力的な中域が印象的です。

ただし、それなりのアンプを繋いで、かなりの音量で鳴らさないと、ホーン本来の良さが出てこないので、私のウサギ小屋では設置すること自体に無理があります、、、トホホ。

しかし、しっかり鳴らされたヴァイタはそれはもう素晴らしいものです。

歯切れが良いというか、ダンピングではない音離れの良い音です。

そしてオーケストラのスケール感といい、臨場感といい、大変素晴らしいものがあります。

めったに聞くことの無い珍しいスピーカですが、聞くたびに結構音色が違うのには驚きます。

吉祥寺の CN191 が置かれている名曲喫茶バロックでは、ヴァイタにしては小音量だからでしょうか、となりのタンノイの方が美しく音楽を奏でてくれているのが残念でした。

このスピーカを鳴らしこむのは難しいなぁ、というのが正直な感想です。

●開始価格が\135万と高額なため、0BIDですが、なかなか綺麗な感じがしました。

この時期ですから、とても手の届く品物ではありませんが、\130万が相場、\80万で即買いと勝手に値付けいたしました。

鳴らしこむためには、アンプも部屋も、そしてチューニングする人の耳も要求される、じゃじゃ馬みたいなスピーカですが、それだけに飼いならした後はただの高級システムとは異次元の満足感に浸れることでしょう。

それにしてもこんなすんごいスピーカ、どんな人が買えるのでしょう。
https://audioagent.wordpress.com/2009/06/28/vitavox-cn-191/

2011-11-12 すごい装置


今晩はオーディオマニアのKさんに招かれてご自慢の装置の音を聞きに行った。

まず案内された部屋がすごい。

15年程前に建てられたそうだが、鉄筋コンクリート造りで約30畳程の広さ。
加えて天井も十分高い。また防音能力も良い、外へ出るとほとんど音が漏れてこない。

うらやましい限りのリスニングルームである。
ただ音響的にはかなりライブな感じだ。少し響きすぎる所もあるので、もう少しデッド気味にしても良いかもしれない。

装置の方はもうすごいものばかりで、ただただ目を見張るものばかりだった。

伊藤喜多男氏制作の数々の管球プリ、パワーアンプ。カンノ製の管球アンプ。

レコードプレイヤーはEMT927。

そしてなんと言ってもすごいのがスピーカー。

ヴァイタボックスの Bass-Bin。劇場用の巨大システムである。

そしてサブスピーカーには同じくヴァイタの CN-191。

この他にも各種電源。CDプレイヤー、コンバーター。
300B を初めとする真空管の数々。

もう圧巻でただ口をアングリするばかりだ。

 写真

上:広いリスニングルームと巨大スピーカー、管球アンプ群
http://f.hatena.ne.jp/wasakoki7778/20111112194507

中:私がかつて憧れたヴァイタボックスCN-191
http://f.hatena.ne.jp/wasakoki7778/20111112193129
    
下:プリアンプやCDプレイヤー、EMT927など
http://f.hatena.ne.jp/wasakoki7778/20111112193154


 さて持参したレコードなどを聴かせて貰った感想だが、

巨大スピーカーの割には低域がイマイチかもしれない。

38cmウーファーを片チャン2発使っている割にはそれほど出てないように感じる。

オーケストラなどを聴くとスケール感は流石に良く出ているので、低域はそれなりに出ているのかもしれないが、聴感上はそんなに感じない。

音の分離は良かった。またノイズもほとんど聞こえてこない。この辺は見事だ。

ただ我が家でジャズを聴く時と比べて音が前に出てこないように感じた。
また音に少し表情が付かないようにも思える。
従って女性ヴォーカルなどを聴いた時は、余り色気を感じなかった。

全体の感想としてもう少し装置を簡素化した方がもっと良い音になるのではないかと思う。

Kさんはやはり機械が好きなのかもしれない。その証拠にバイクもお好きなようで BMWを初めとした大型バイクを7台もお持ちだ。凝り性なんですね。

それにしても懐に余裕が無ければオーディオにもバイクにもこんなにお金をかけられまい。この2つの趣味で優に家1軒以上は軽く建つだろう。貧乏人の私から見れば、それだけ趣味にかけられると言うのはすごい事だし、並々ならぬ情熱を感じる。Kさんは私よりまだ若いし独身なので、カミサンの目を気にする事もなく、まだまだ趣味に邁進できそうだ。この先、あの素晴らしいスピーカーがどんな鳴り方に変貌するか楽しみである。
http://d.hatena.ne.jp/wasakoki7778/20111112/1321109351


中古ハイエンドオーディオ&ヴィンテージオーディオ Audio Dripper TOKYO
http://audiodripper.jp/vitavox-cn191-used


VITAVOX CN191 ヴァイタボックス・コーナーホーン
英国製オリジナル・キャビネット 現行復刻版 販売価格 ¥8,000,000
問い合わせ先 今井商事(株)
http://www.imaico.co.jp/

英国 VITAVOX CN191 コーナーホーン 

1947年から現代まで続くオールホーンスピーカー


VITAVOX CN191 は、世界で一番音楽に煩いと言われる英国人が70年前に造ったスピーカー

上の写真は旧カフェを試聴ルームに急ごしらえし、VITAVOX CN-191 を搬入して音楽が鳴り始めた時間。試聴ルームの窓からの風景です。遠くに富士山と浅間山が見えます。

CN191 からは音楽サロンをやっておられたオーナーの愛聴盤「Anne-Sophie Mutter-Andre Previn/チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲2番」。ある程度の左右バランスをとったあたりから堂々と艶やかに、含みある鳴り方になりました。

Vitavox CN191 でこういう事は稀です。弦の艶や厳しさ、演奏者の呼吸も伝わる表現。部屋のSN比が高いのでホールトーンが消えていく空気の揺らぎや暗騒音も体感できます。しかも部屋40畳程あるサロンのどこで聴いても同じような体験ができる程。

構造は分厚いコンクリートが基礎からたちあがっているため、CN191 は台地にセットした状態と同じ。壁は漆喰と無垢板材で嫌な響きが出ません。

天高は3.6mで平行面がない構造。


床が強ければ10畳程の広さでも愉しめる CN191。
40畳あればリアルサイズまで世界を広げます。

Yo-Yo Ma のチェロ/ソロ曲にいたってはその場で弾いている様な錯覚に陥るリアリズム。昨今のサウンドステージという生易しいものではありません。こちらもスピーカーから 10m以上離れていても聴く満足感は変わりません。

スピーカーの真中で聴く事を意識する必要がない VITAVOX CN191。

実はスピーカー前面1.5メートルぐらいからでも定位して聴けます!
部屋の広さよりは床面の強度が必要なスピーカーでもあります。


このコーナーホーンを良好に鳴らすために、現在 3.6mの天井高の無垢木造建築、床コンクリート立ち上げの旧音楽サロンをご用意しました。

朗々と艶やかなサウンドがお聴きできます。

イギリス VITAVOX CN191 赤コーションモデル(VITAVOX社 買収前のモデル) 【ご成約 ありがとうございました】


英国製オリジナル・キャビネット(キャビネット他整備します) 
現行復刻版 販売価格 ¥8,000,000.


中古 イギリスVITAVOX CN191 虎目左右対称


シンフォニーから弦楽四重奏、ピアノ、声楽、オペラなどクラシック音楽の陰影感、ダイナミズムをリアルサイズで表現しきるスピーカー。

もちろんドライバー&高能率・軽量コーンの 15インチウーファーなので JAZZ なども楽しめます。

この場合アッテネーターを2つほど解放すると良いノリがでました。

個体差が大きい CN191 ですが、個人でも CN191 や VITAVOX ユニットを使用していたスタッフが自信をもっておすすめできる個体。


CN191 中期の個体(レッドコーション)。前面突板は左右対称です。

虎目が揃った CN191 は非常に少ないもので、過去にカタログでしか見た事がありません。もちろんイギリス本国で製作された、オリジナル・キャビネットで裏面レッド・コーションにサインが入っています。下の CN191と同時代のモデル。

壁面に設置しなくても充分なLOWの量感と質です。左右音圧は揃っています。
オリジナル状態のキャビネットの仕上がりを極力壊さない整備をした後にご納品予定(クレーン搬入作業も可能)。

雑誌などで初期 CN191と混同した記載がありますが、中期モデルは壁面置きにしなくとも低音が不足するという事はありません。時代変遷でトーン&マナーが変わっています。私どもではこの時代の CN191が現代の住宅事情とフィットしていると考えます。

Vitavox CN191 JBL Hartsfield ハーツフィールド
USED VITAVOX CN191(この個体と同じ世代のモデル


ホーンユニット&ドライバー
ホーンユニット& S2ドライバー

戦前の音源から、意外と現代の音楽ソースまで幅広く対応しますが、クラシック音楽の響きや香り、沁みいるサウンドを保持して部屋のどこで聴いても音楽が在ることを知る事ができるスピーカーはそう多くはありません。

この CN191 から15メートル離れたテーブルで聴いても、目の前すぐの距離で聴いても、いずれも「音楽」を聴いている満足感があると思います。

またいかなるハイエンドスピーカーを調教しても味わえない世界がある事を確然に感じて頂けるオールコーナーホーン。

導入を考えている方のご試聴のみお受けします。

■英国 Vitavox BASS BIN オリジナル・セット ASK 

世界的にも稀な逸品。CN123マルチセルラホーン等本物のシアターユニットで構成されたお品。

…….お品、、、なんて、可愛いモンじゃないですが、男のブリティッシュ・サウンド、挑戦されてみてください。(ご案内はオーナー様の気分次第ですがよろしくどうぞ!)

VITAVOXのシアター系スピーカーで、高さ2m30cmで重量は片CHあたり 260kg程しかありません。シアタースピーカーのスタンダードサイズです。

vitavox-bass-bin. 英国シアタースピーカー

昨今のスピーカーの世界を優に超越しています。価格という分かりやすいスケールは意味がなく、スピーカーだけではなく、入れる箱(部屋)がないとサウンド云々は語れない世界。CN191 も同様です。
http://audiodripper.jp/vitavox-cn191-used


ヴァイタヴォックス・ファンに朗報!!往年のAK151ウーファーとS2コンプレッションドライバーが再発売!!
2012年11月 7日/Stereo Sound ONLINE編集部・KN
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2012/11/07/15388.html

 英ヴァイタヴォックスのヴィンテージ・スピーカーユニット、AK151・15インチ径ウーファー(アルニコマグネット・タイプ、正確にはチコナルGマグネットと呼ばれる。以下、アルニコ型と略)とS2コンプレッションドライバーが、このほど復刻・再発売されることになった。

これはベテランのヴァイタヴォックス・ファンにはたまらない朗報だろう。
 なにしろ、ヴァイタヴォックス製品の輸入が途絶えて久しく、しかも1970年に、同社の最高級コンシューマー用スピーカーシステムCN191コーナーホーンが初めて正式に輸入されたときには、15インチ径ウーファーはアルニコ型のAK151ではなく、フェライトマグネット・タイプのAK155に換装されていたからだ。

そのため、熱烈なヴァイタヴォックス・ファンの中には、八方手を尽してAK151を入手し、AK155と換装していた人もいたくらいである(現在も愛用中とか)。

 では、なぜ、AK151ウーファーやS2コンプレッションドライバーが復刻・再生産されるようになったのか。

それは、同じ英国のオクターブ・オーディオ社(マイク・ハーヴェイ社長。ドイツのオクターブ社とは異なる)が、ヴァイタヴォックス社を強力に支援することになったからだ。

 ここで、ヴァイタヴォックス社の略歴を記すと、

同社は1931年にレナード(レン)・ヤングによりウェストモーランドで創立された。

そして著名な劇場やホール用に開発された大型業務用スピーカーシステム BASS BINをはじめ、アンティーク家具を想わせる見事な仕上げの CN191コーナーホーンなどを世に送り出してきた。

 今回、再発売される AK151 は、見るからに惚れ惚れとする分厚いフレームを備えた、いかにも堅牢そうなウーファーで、美しいハンマートーン塗装が施されている。

いまだに根強いファンがいるのも頷ける頼もしい限りのユニットだ。

500Hz以上を受け持つコンプレッションドライバー S2は、3インチ径アルミ合金ダイアフラムを、磁束密度16,000ガウス、総磁束150,000マックスウェルを誇る磁気回路で駆動する強力型である。

また、S2装着用に、R300Wという型名の木製ラジアルホーン(往年のCN157ホーンの後継)も用意されている。

ヴァイタボックス CN-191コーナーホーンについては

本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html


27. 中川隆[-7607] koaQ7Jey 2017年5月18日 10:42:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

ヴァイタボックス CN-191 、オートグラフ、GRF やハーツーフィールドの様なモノラル時代のコーナーホーン型スピーカーではステレオ録音生は上手く再生できない:

モノラル時代のスピーカーは指向性が広いので、ステレオのように正面で聴くのではなく、部屋の響きを織り交ぜて斜め横から聴くのが本来の姿である。


コーナーホーンと言えばスピーカーの王様のごとく高額な大型システムを思い浮かべるかもしれないが、1950年代に Electro-Voice のコーナーホーン箱が7種類あったなかで、Baronetは最も小さい末っ子。


 Baronet の高さ 50cm×幅35cm はこの時代のコーナーホーンの中でも最も小さいもので、逆に言えば、RCA MI-4400(ラビリンス箱)や Lowther TP1、あるいは広告だけだった JBL Hartsfield などの特別な存在を除くと、一般の人が手に入れられる8インチ用のエンクロージャーでは、もっとも複雑な構造をもつものともいえる。


Baronetは、Klipsch Horn社からFolded Corner Hornのパテント(US Pat. 2310243、2373692)の供与を受けており、おそらく Paul Wilbur Klipsch 自身が設計したコーナー型バックロードホーン箱である。

Klipsch 氏の特許は基本的にKホーンと呼ばれる低域キャビネットにあり、Patrician や Georgian に搭載されている。

本家の Kllipsch ホーンにはエレボイのユニットを搭載したバージョンもあったことから、両社は良い協力関係にあったといえる。Baronet、Aristcrat、Regency などはそれより小さいシリーズはショート・バックロードホーンであり、エレボイからの要請をうけて設計しなおしたと思われる。


 Klipsch氏は日本ではあまり有名ではないが、1940年にコーナーホーンを特許申請し、1935年に J.B.Lansing 氏が開発したシェラーホーンとは違い、家庭用で劇場並の迫力ある低音再生を可能にしたもの。

この方式の面白さは、低音再生を強制的な電気増幅や共振ではなく、実物大のアコースティックな響きで解決した結果、大容量のホールの感覚に近い空気感が得られるところにある。(逆に言えば、クラブ・ジャズのようなタイトな低音とは異なる) 

英米のスピーカー製造における Klipsch 氏の影響力は非常に大きく、1940〜50年代においてどのメーカーもコーナー型バックロードホーンが最も高級機種として羽振りをきかせていた。

ちなみにアメリカン・タンノイと呼ばれる機種は、米国で Klipsch 氏の特許があるので販売できなかったため製造されたもの。

コーナーホーンの多くが日本で有名ではない理由は、ひとつは家屋の規模の問題、もうひとつは物品税が高価なため、システムでのスピーカー輸入が阻まれた結果、バラ売りユニットの性能だけが幅を効かせて、エンクロージャーの性能まで思いが及ばなかったからであろう。


Hi-Fi初期の1950年代は、キット製品に人気があり、アンプをはじめエンクロージャーのマニュアルや図面を¢50〜$1で売っていた。

当時は Hi-Fi機器が電蓄から抜け出したばかりの時代で、例えば Decca 社の Decola のような一体型コンソールは超高級品であって、Hi-Fi 対応のパーツを掻き集めたバラ売りが最も経済的だった。


KD7キットの言葉を借りると

「Baronet はその名のとおり、Hi-Fiスピーカー用のエンクロージャーとして、小さなアパート、子ども部屋、避暑地の別荘など、重たく嵩張るものが歓迎されないどの場所でも良質な音楽の要求に応えます。

Baronet の造りは大きな容積のエンクロージャーではありませんが、再生音の高忠実性と周波数特性を犠牲にしません」とある。

当時の量販店の広告にも「省スペース(Space Saver)システム」という文字が躍るほどで、ミニマムなオーディオ・システムとしてBaronetは注目を浴びていた。

 Baronetの置き方はこのコンパクトな箱により、標準とされるコーナー&床置きはもとより、壁掛けやディスクトップの置き方も多くみられる。

私もモノラルならディスクトップがお勧めである(壁掛けは昔の校内放送の思い出が悪くあまり気乗りしない)。

エレボイ社のカタログには "for Close Lisning" と書いてあり、ややモニター的な聴き方に近いような気がするが、パーソナルに音楽を楽しむために、小音量でちょっとした読書コーナーを作るには最適である。

モノラル時代のスピーカーは指向性が広いので、ステレオのように正面で聴くのではなく、部屋の響きを織り交ぜて斜め横から聴くのが本来の姿である。


http://quwa.fc2web.com/Audio-103.html

上の図版でも女性の姿が目立つが、Baronetは大げさではなく音楽を楽しみたいユーザーに希求していて、シンプル=人間の生活中心の思想が現れている。

これはエレボイの看板「Temple of Tone(音響の神殿)」とは趣向が大きく違うものの、Baronetのもつ可能性を巧く言い当てているように思える。

 かの銀幕の大女優マレーネ・ディートリッヒも、ニューヨークのアパートでBaronet(それもフルレンジのみの初期型)を使っていたらしく、1997年のサザビーズ・オークションに、GE社の"Stereo Classic 7700"ステレオアンプ、ガラード社のRC型オートチェジャーとセットで出品された。

アパートの居間はグランドピアノを置くサロン風の部屋だが、よくヨーロッパの音楽家が比較的質素なステレオを自宅に置いていることの例に漏れず小粒なシステムながら、いずれも1950年代のビンテージである。

映画用の Altec ではなく、さりとてステレオ時代に躍進した JBLや ARでもなく、初期型の Baronetであるあたりは、彼女の活躍した時期を考えると、これがちょうど良かったのかもしれない。ゴージャスなジャズ・バンドを従えるよりは、ピアノに寄り添って静かに歌う彼女の姿とも重なる。
http://quwa.fc2web.com/Audio-103.html



ヴァイタボックス CN-191 、オートグラフ、GRF やハーツーフィールドの様なモノラル時代のコーナーホーン型スピーカーではステレオ録音は上手く再生できない(続き)


59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 14:12:19 ID:005A6FYY

オートグラフをステレオで使うのが間違い。音がボケるに決まってる。
本来の使い方である、モノラルで使ってごらん
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1139323064/


218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/06(金) 18:14

オートグラフは、モノラル時代に、モノラルで音の広がりを作る為の設計。
あれをステレオで使うというのが、根本的に間違っています。
そりゃ、アンチタンノイが言うように、音が散漫になるよね。
もともと音を広げているんだから。


399 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/19(木) 09:48

モノラル時代に音の広がりを強制的につけるためにああいった構造をとった、オートグラフ(でも、クリップッシュのコーナーでも、JBLのハーツフィールドでも、エレボのパトリシアンでもなんでもいいけど)をステレオで使おうとするのか、疑問。

ああいったスピーカーをステレオで使って、音がボケて低位が出ないのはアンチ君じゃないけど、あたりまえだよね。

理論とか構造じゃなくてさ、聴感だよ。

聴感上、モノーラルで広がりをつけるように作ったスピーカーな分けだから、それをステレオで使う時の聴感上のデメリットが大きいって事。

たとえば、Autograph というビンテージスピーカーを正しく理解した上では、モノラルで使うのが正しいし、ステレオでビンテージスピーカーを使いたいのならば、ステレオに適したものがある。と、それだけの話だよ

406 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/19(木) 11:29

僕が GRF で比較した時は、ステレオだと音がにごってしまい悲しかった。モノーラルだと、不思議に音が広がるし、2台使用と比較して、音もクリアな感じになるし、良かったよ。

GRFの製造時期とあわせて考えて、そういうことか。と、理解できたよ。
http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html

オートグラフをステレオで聴くには、左右のスピーカーの間隔が3m程度では、おそらく設計者の意図した低域レスポンスは望めないだろう。

5mくらいは、低域の波長の長さからすると、最低でも必要とするであろう。

それだけの広さと、それに見合うだけの天井高さも求められる。そして、くり返すが、良質の材質による堅固な造りの部屋でなければならない。
http://audiosharing.com/blog/?p=807


210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 12:38:01 ID:fasqiE1a

オートグラフをいれる部屋は天井が高いほうが言いというのも同意。

バックロードの通り道からも推測できるし、オートグラフの場合、スピーカーの間に定位というより、スピーカー間のやや上空にオーケストラが並び、本来の劇場的音場効果がでる。

それを実現するには、広い部屋と高い天井があると良い。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1139323064/

460 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/24(火) 04:58

タンノイってSP間隔広くとるといい音出るよね


462 名前:K :2001/07/24(火) 08:37
>>460
>タンノイってSP間隔広くとるといい音出るよね

エンクロージャーを響かすスピーカーなので、その響きを互いに邪魔しない距離が必要になるのではないでしょうか?

また、ツィーターのサービスエリアが90°前後と狭いために、リスニングポイントはけっこう狭く、スピーカー間隔を広くとった場合は、内側に振ってやると、定位が良くなります。
http://mimizun.com/2chlog/pav/ebi.2ch.net/pav/kako/992/992992601.html


28. 中川隆[-7359] koaQ7Jey 2017年6月24日 08:55:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
>>4 に追記


581 : 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 37ae-ftIc) 2017/06/24(土) 08:29:16.33 ID:vUEWNBoU0

あとさ、GRFのある部屋 のおっさんは電気工学の知識の無い典型的聞きかじりと思い込みだけの文系オーディオ。

小型SPの床直置きとか、ミリ単位の調整とかまるでデタラメを吹聴するオーディオ社会悪みたいなもの。

よく知ってる人だけどあの人の言ってることやあのブログはまるで信頼性がないよ。


29. 中川隆[-7358] koaQ7Jey 2017年6月24日 09:48:38 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

584 : 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 9fbd-O5ch) 2017/06/24(土) 08:58:50.39 ID:o+tesQMz0
>>581

この話はやっぱり本当だったのか:

鈴木と北川の二人組 : 2015/08/08
http://27415664.at.webry.info/201508/article_1.html

585 : 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 9fbd-O5ch) 2017/06/24(土) 09:05:44.64 ID:o+tesQMz0

まあ、GRFさんを擁護する訳じゃないけど
ハイエンドスピーカーを買う金が有ったら、GRFさんの関係会社で電柱を立てて貰った方がいい音になるかも:


タモリ倶楽部 2016年10月28日 オーディオマニアの究極の夢マイ電柱の建て方 動画
https://www.youtube.com/watch?v=jlAc6WAMP48

有限会社 出水電器

沿革
1978年5月 営業開始
1997年2月 FAST発売元となる。
2005年9月 有限会社 出水電器となる。
2007年6月 事務所を西蒲田2-1-6に、
試聴室を伊豆の国市に移転。
2007年10月 ALLIONブランド立ち上げ
2013年4月 西蒲田1-23-16へ移転、試聴室を新設

[試聴室]
〒144-0051 東京都大田区西蒲田1-23-16
Tel 03-3755-5558
Fax 03-3755-5749

地図
http://allion.jp/map1.html

(有)出水電器 島元のブログ
http://allion.jp/blog/


586 : 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 37ae-ftIc) 2017/06/24(土) 09:08:45.76 ID:vUEWNBoU0

GRFのある部屋 を鵜呑みにしてるのか(笑)

茅野においてあるのは63じゃなくてもっと骨董ガラクタの57だぞ
お前あそこのショボい音聴いたことないだろ


30. 中川隆[-6751] koaQ7Jey 2017年8月12日 05:37:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

蒸し暑い日でも GRFのある部屋 2017年 08月 10日
http://tannoy.exblog.jp/28038731/


いや〜蒸し暑いですね。迷走台風が去っても、南からどんどん湿った空気が北上してきます。空は、雲であふれ、湿気を持ちきれないところから、雲の底がぬけて大量の水をまき散らしています。遠くから見ると雨が降っているところは雲と地面が一体となっています。

TANNOY・GRFがメインだった頃は、11月から3月がオーディオの季節で、夏は湿った音を我慢して、また乾燥する季節を心待ちにしていました。チタンのコーンになったユニコーンからは、その影響を受けることが少なくなりましたが、バックロードホーンを構成する美しいキャビネットは、若干の湿気の影響を受けます。そのキャビネットに取り付けるボルトの締め具合が、季節によって変わるのでその変化がわかります。


Troubadour80とTW3は、もっと影響がありません。コーンは紙ですが、湿気の影響が少ないタイプなのでしょう。キャビネットも、75mm厚の積層板と突き板、そして丁寧な塗装で、湿気を寄せ付けないからです。そのウーファーは300Hz以下の帯域ですから、その上をすべてカバーするチタンのコーンは、ピストン運動では無く、ベンディングウェーブと呼ばれる分割運動で動いています。わたしはカーボンの厚いコーンよりも、チタンの薄いコーンを選んでいます。カーボンもチタンも湿気は関係ありませんので、通年を通して同じ音が得られるわけですね。もちろん、動かされる空気の重さが湿気によって違いますから、夏場はクーラーで湿気を出来るだけとることも必要です。


しかし、クーラーで温度を下げると、相対的に湿度は上がります。温度を下げて、湿度も下げる場合は、相当強力に空調を効かせなくてはいけません。夏場では湿度は50〜55%ぐらいまで下がっていれば、充分ですね。冬場の東京のようなカラカラで、湿度が30%を切ってくるような状態は逆に特殊なのでしょう。

タンノイの様なキャビネットの振動を音作りに使っているタイプのSPは、冬場しかいい音がしないようです。実際、私がGRFを聴いているのは、11月から3月の乾燥した季節だけです。QuadのESL-57も振動膜の薄いフィルムが湿気ると音が変わりますし、ひどいときはフィルムが電極にさわりバチバチと音がします。そんなときは、部屋の温度を上げてあげるとしつどが下がり元に戻ります。30分ぐらい電源を通してから、音楽を流すと良いでしょう。


空気の振動は暖かく、なおかつ水分を含んでいる方が伝達が早くなりますが、楽器などの発音源は湿気で音が悪くなります。楽器型のSPはその傾向があるようです。冬の方が音が良いという方と、夏の方が音が活き活きとしているという方に分かれるようです。私は、ひそかに生まれた誕生月により、夏型と冬型のタイプに分かれると思っています。海型と山型とに分けても良いかもしれません。それにより、聴かれるSPのタイプも変わってくるのでは思っています。面白いですね。
http://tannoy.exblog.jp/28038731/


31. 中川隆[-5452] koaQ7Jey 2018年3月11日 10:07:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

楽しいパグ太郎さん邸の訪問 1 GRFのある部屋 2018年 03月 11日
https://tannoy.exblog.jp/29643362/

早速、何時も部屋に通されると、SPの設置が、内ぶりから平行に変わっているのに気がつきました。積極的にオーディオ関係の友人宅を回られているパグ太郎さんは、Genmiさん邸や、横浜のvafanさん、ベルウッドさんのお宅でも、皆さん平行法なので、よりサービス分野の広い並行型に変更されたそうです。同時に、内ぶり型より、遙かに調整が難しいのも、並行型の特徴でもあります。聴かせていただくと、やはり、左右のいちが微妙に違うのが感じられましたので、お許しを得て少しだけ調整をしてみました。

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=29643362&i=201803%2F11%2F99%2Ff0108399_03382663.jpg


平行法の基本は簡単で、左右のSPを平行にすれば良いのですが、自分の方を向いて飯岡を魅せてくれる内ぶり方法とは違って、平行法は、音場を出さなければなりません。それには、左右のSPの前後関係、部屋の微妙な形やサービスエリアの違いから、最後にほんの少し、加える調味料的な微妙だけど、とても重要な微調整があります。それは、左右の位置ではなく、全体のなっているサービスエリアの整合性です。すなわち、直接音だけでは無く、コンサートホールの響きを、揃える必要があります。平行法の場合は、ほとんどの場合は、左右のSPの前後位置の揃えが大事になってきます。


そして全体の音量が、合ってきたら、最後にモノラルのレコードで、センター位置を確認して合わせます。たとえば、ぞうがほんの少し、左に寄っている場合は、反対側の右側のSPの向きをほんの少しだけ、平行から向きを変えてみます。見た目は平行のまま、ほんの少しだけ、内振りにするのです。前の方だけ1mmぐらい向きを変えてみます。それでやり過ぎたら、すぐに戻すことも重要です。その試行錯誤で、部屋の条件の違いをあわせていくのです。


平行法は、またずれても難しくはありません。また平行に戻して、自分が納得するポイントを見つければ良いのですから。今回は、CDを聴き進めるときに、また気がついた修正点も含めて、綿密にあわせてみました。合ってくると音楽の活き活き感が違ってきますね。左右のSPがお互いに打ち消し合っているのが、合っていないときの音です。その微妙な差を突き詰めていくと、ほんの少し(1mm以下)の差でも、天と地ほどの差が解るようになります。長年、オーディオをやってきていまいえることは、装置を買い換える前に、アクセサリーに走る前に、その微少な調整を行える技術を身につけていただきたと思います。画家の微妙な筆使いと同じレベルで、事に当たっていただきたいと願っています。
https://tannoy.exblog.jp/29643362/


32. 中川隆[-7785] koaQ7Jey 2018年4月04日 19:03:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9949]
2018年 04月 04日 二重窓の効果 GRFのある部屋

大阪の拠点のマンションを二重窓化したのは、2014年の夏でした。クーラーの効きも驚くほど変わったのですが、何よりも驚いたのはその静粛性です。御堂筋の自動車専用道路も見えるし、梅田の繁華街も目の前ですから街の騒音から逃れられません。明け方の2時間ぐらいだけが静かなだけで、一日中騒音にまみれていました。それが二重窓かしたとたんに、どこにいるのか解らないほどの静けさになりました。

その変化を遊びに来て見ていた椀方さんが、ご自宅を二重窓化したのはその年の年末になってからでした。


全室の内窓取付けリフォーム終了しました 椀方のリスニングルーム
http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html


寒かった部屋がいっぺんに暖まり、暖房の効果が飛躍的に増したそうです。それから三回目の今年の冬の寒さは半端ではなく、この家も窓の二重化に取りかかるようにしました。GRFのある部屋の窓は、当初から二重ガラスで防音は充分だと思っていましたが、まどは二重でもサッシの部分が冷えて、部屋の内側が結露してきました。その為、窓枠がだんだん湿気でカビてきたのです。そこで、その出窓の部分を二重窓化しました。寒い時に頼んだのですが、斜めのサッシが特注で、工事が出来たのは4月に入ってからでした。


https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=29698067&i=201804%2F04%2F99%2Ff0108399_14353046.jpg


左側が前からの二重ガラス用のサッシです。右上が今回追加された5mm厚のガラスのサッシです。間の空間は9センチあります。出窓でしたので、上の斜めの部分と窓の部分の両方が二重化されたことになります。


締めてみました。


すると微かに聞こえていた表の音がなにもしなくなります。吸音室に入ったようです。今一枚の小さい窓はそのままです。それもペアーガラスです。その他の窓は、内側の吹き抜けに面していますから、ある意味表に対しては、二重窓です。


窓枠のこちら側にサッシが入ったことにより、下の写真のロールカーテンがいぜんは窓枠の中に入っていたのです。厳密な意味では、部屋の体積が、窓の大きさ×10センチほど小さくなりました。しかし、部屋の音はがらりと変わりました。

部屋に入ると、どんどん静かになっていくのです。不思議な感覚です。早速試聴してみました。


https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=29698067&i=201804%2F04%2F99%2Ff0108399_14032786.jpg

当然、再生された音も静かになります。不思議なのは、高域が静かになることです。ノイズシェーピング効果で、表の騒音や風の音が消えると、高域がおとなしくなり、音のバランスが少し変わります。工事のための棚の上の物の移動で、GRFの位置も微妙に変わったようです。いま一度、厳密な角度調整を行いました。するとピントが合ってきて、音の自在性が出てきました。しかし本質的な静かさは変わりません。これはACケーブル等もかえて再調整をしなければと思いました。とりあえず、和室の赤いトランスのアンプと換えてみました。元々の仕様です。


S/N比の重要性は、知っていたのですが、実際に自分の部屋でここ迄静かになるとは想像以上でした。椀方さんが驚かれた意味がよくわかります。しかし、この静寂性がもたらす音の変化は想像していたより大きく、再度実験を重ねていく必要性を感じました。


今夜は、溜まっているCDを聴く晩になるようです。部屋のSN比の変化が演奏にどのように影響を及ぼすか、二重窓を開けたり閉めたりして確かめなくてはなりませんね。
https://tannoy.exblog.jp/29698067/


33. 中川隆[-7822] koaQ7Jey 2018年4月05日 09:35:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9973]

椀方のリスニングルーム

全室の内窓取付けリフォーム終了しました 2014/12/04
http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html

マンションでオーディオを楽しむ上でで気になる外部との遮音性向上と断熱性を向上させるため内窓を取り付けた。

今住んでいるマンションを、より快適に暮らすためリフォームを実施する際に考えたのは、カーペット敷きの部屋を段差の無いフローリングに変更することと、全ての窓に内窓を取り付けることだった。

フローリングは以前に温水床暖房を取り入れた際に床を嵩上げしたために、リフォームしなかった部屋とは段差ができていたので、一人暮らしの掃除を手助けするロボット掃除機が全室清掃できるようにという考えもあった。

内窓の取り付けは、もともと周囲の環境が騒音の多い地域ではなかったので余り必要性を感じてなかったのだが、この夏にマイミクのGRFさんが大阪の拠点にされているマンションに取り付けされた際に、高い遮音性能がもたらす静寂感に大きな衝撃を感じたことと、一人暮らしでもあり冷暖房の効果を高めるためにも窓の断熱性を高めたかった。

http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html

その後、最初のリフォームを手がけた業者と打ち合わせを重ね、内窓は定評のあるYKKAP製を選び、フローリング材は他の施工済みの部屋と同じ朝日ウッドテックのライブナチュラルを使用して段差をなくす施工すること。

内窓に入れるガラスは防音性能重視で5ミリ単板ガラスを入れることにした。
ガラスには他にもペアガラスや外部からの遮熱性能の高い高価なガラスもチョイスできるのだが、夏場は太陽の位置が高くて日中はガラス面に日が射さないし、逆に冬場はリビング内まで太陽光が射しこんで部屋を暖める効果が期待できるよう、敢えて普通の単板ガラス、それも一般の内窓に使う3ミリではなく厚手の5ミリをチョイスした。

http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html

これが、工事前のリビング側の窓である。
左右の引き違い窓の中央がよくある壁ではなくガラス窓がはめ込んであるため前面ガラスになっている。

これだけ窓が大きいと、ガラスとアルミの枠を通じて外部と熱が出入りする量もさぞ多いのだろう。

拙宅は温水床暖房を入れる際に壁を珪藻土の塗壁にしたため調湿効果が高くなり、冬場もめったなことでは結露することはなくなったのだが、冬場の朝には室温が16℃位まで下がるので、室内の熱が相当外部に漏れていることが想像できる。

http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html

今ある窓に内窓が干渉しないようにするため8センチの間隔を空ける「ふかし枠」という構造材を取り付ける必要がある。

内窓の枠の素材は樹脂製であるが、構造材はアルミとのことで、このアルミ材に樹脂製の窓枠を取り付けてく。

http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html


取り付けは慎重に取り付け位置を確認調整しながらなので時間がかかるが、窓枠の取り付けが終れば後は運んできた内窓をセットするだけで工事は完了である。

http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html


もちろん、リフォーム工事の前には業者による緻密な寸法測定が行われており、その寸法に合わせてメーカーの方で窓枠の部材と内窓を作製しているのでピタッとスムーズに動く。

http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html


真ん中のガラスはFIX窓といって、取っ手を持って取り外しもできるような構造だが、5ミリ単版ガラスが重いことと、断熱性を高めるために隙間のほとんどない窓枠になっているため、慣れないととても一人では取り外したり取り付けしたりできない。

http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html


内窓は、このリビング側の他に寝室などの全ての部屋に取り付けをした。
工事が終了し、再びリビングのインテリアを整えオーディオの再セットを終えた写真がこれ。


http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2014/12/post-4be8.html


窓枠は、フローリングの色合いに合わせたので明るい印象に変わった。

断熱性能であるが、これはこれから本格到来する冬場に実感することになるが、今のところ床暖房の効きが良く感じることと、リビングと寝室の温度差が小さく感じること。

そして何より朝になっても室温が20度を下回らない快適さである。

期待していた遮音性能であるが、これは期待通り部屋のS/Nが格段に向上したと実感できる。

今までも静かな住環境だと思っていたが、実際にはタクシーで10分程の距離には空港があってジェットエンジンの低周波から高周波までの暗騒音が部屋に届いていたことが、内窓を閉めたら感じ取れた。

これから心おきなく音楽を楽しむにことにしよう。


追記
マンションのリフォームがどこまで可能なのかは、それぞれの管理規約により違いますから注意が必要です。

一般的には、共用部の外壁の他にも、玄関ドアや窓は共用部分に当たるため、窓ガラスをペアガラスなどに交換する事も出来ないのが普通です。

でも内窓取り付けは、マンション躯体のコンクリートに穴を開けるなどしなければ、室内の間取り変更と同じ扱いになり、ちゃんとしたリフォーム業者の施工であれば、許可が下りると思われます。

拙宅も事前に工事内容を具体的に書いた申請書を管理組合に提出の上、工事許可を得た上で実施しました。

マンションで温水床暖房を導入する場合も、事前に打診された方が良いと思います。

この日記がリフォームを検討されている方の参考になれば幸いです。


34. 中川隆[-7833] koaQ7Jey 2018年4月06日 09:35:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9985]

「40年の音」-最高の音響装置=窓・床 DRACの末裔による徒然の日々
https://sawyer.exblog.jp/1045631/

部屋がオーディオの原典である。

お金をかけるなら「部屋」に!!部屋が(音楽的に)よければ、10万円の装置でも、満足の音が得られる。

部屋が悪ければ500万円の装置でもゴミの音でしか響いてくれない。

壁は二重にして間に防音シートを張った。扉は、簡易だが全て間の距離をとった2重にして、音がこもらないように、そして音が外に漏れにくくしてある。

床は、硬質ゴム系のダンプ材を隙間なく敷き、その上に厚めのフローリングが敷いててある。
https://sawyer.exblog.jp/1045631/


40年の音-最高の音響装置=壁・天井 DRACの末裔による徒然の日々
https://sawyer.exblog.jp/1045576/


部屋こそ最大の音響装置である。
このことが40年間の結論。

窓の上にさらにスペースがあるのがお分かりだろうか。

写真上右側・・・レコードジャケットの右にあるサラウンド用のトールボイSPの高さがが2m、したがって天井高は3mになる。

天井裏には、グラスウールを1メートルの厚さで敷き詰めてある。これで床とあいまって、低音の処理に優れ、何よりも気温の差に対して強くなり、冷暖房がわずかですむようになった。
https://sawyer.exblog.jp/1045576/


35. 中川隆[-7840] koaQ7Jey 2018年4月07日 01:36:20 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10003]

スピーカーの設置について:螺旋館Blog


実際には他の家具やオーディオラックとの位置関係もあり、理想どおりとはいきませんが


•左右のスピーカーの間隔・角度
•リスニング位置との距離
•スピーカーと壁の距離、位置関係

が、主な要素になると思います。

左右のスピーカーの間隔を広げれば、音の広がりの範囲は、その分、広くなります。たしかに、録音時の左右チャンネルの位相の関係や壁からの反射音で、スピーカーの位置の外側にも音は広がりますが、基本的には、スピーカーの設置距離と音の広がる範囲は大きな関係があります。

一方、スピーカーの距離を広げすぎると。センターの定位が薄くなってしまいがちです。それは、スピーカーの水平指向性の問題で音が広がる範囲に限界があるからです。極一部の完全無指向性スピーカー以外、すべてのスピーカーの周波数特性は角度により変化します。スピーカーは正面方向の周波数特性が一番フラットになるように作られているものが多いですが、正面から離れるに従い、高域が減衰したり、クロスオーバー付近の帯域に乱れが生じてきます。(高級機に使われている高級なツィータは角度によって周波数が変化しないものが多く、有利です)

スピーカーを内振りにしてリスニング位置方向に向けて、周波数帯域の良い部分が耳に届くよう、センターの定位が薄くならないよう、距離と角度を調整するのが良いでしょう。私は可能な範囲でスピーカーの左右間距離を確保し、スピーカーをリスニング位置に向ける設置方法を推奨します。スピーカーを内側に向けるのは、スピーカーが左右の壁に近づき、左右の壁の反射音の影響が大きくなるのを避ける意味もあります。

故人ですが、あるオーディオ評論家が、スピーカーは正面向きに設置してエネルギーバランスが整うようにするのが基本だ。と、主張していましたが、これは、意味の無い事です。

スピーカーと壁、床の距離は、一つには低音の量感に関係があります。同時に床、壁からの反射音は音像の定位に大きな影響を与えます。

最近の小型スピーカーは、壁から離して反射音の影響を少なくし、音像定位の立体感を重視する方向で音作りされているものが多く、できるだけ周りにものを置かないように設置するのが推奨されているようです。ですが、壁との位置関係は低域の量感のチューニングの有効なので、壁との位置関係も検討しましょう。私の場合、比較的古い設計のスピーカーついては、壁に寄せて使って、低域の量感をコントロールしています。壁との間の反射音は、あとで吸音パネルや絨毯、カーテンで吸音する事で調整可能です。

音楽を聴くときだけ、スピーカーの位置を移動させて、最適なセッティングを実現させる方法もあるでしょう。ちょっと面倒ですけどね。業務用などで、キャスター付のスピーカーやスピーカー台が有りますが、音質的には良くありません。私も、スタジオモニターでキャスター付のスピーカーを所有していますが、キャスターを避けてインシュレーターを設置しています。

# 勿論、特注キャスターをインシュレーター代わりにつかっている。などというのは、冗談にもなりません。

コメント

私が、逸品館を利用するようになったのはやはりレーザーセッターを使ったセッティングです。

もともと理系的な思考なので、科学の原理に基づいているし、音(波長)の干渉の原理に則した考えなので信頼がおけます。

壁の反射音の影響をどう処理するかが難しいですね。

私のスピーカーT-3Gは、スピーカー背後の壁との距離が重要で、ある程度離すと、ずいぶん低音の量感が大きく感じます。

スピーカー間の距離と、スピーカーと壁との距離をうまく満たす条件を調べるのが難しいですね。

まぁ、それでもレーザーセッターがあるので内向きの角度の調整はずいぶん楽ですが。
新居での環境が楽しみです。
by miya (2009-02-07 00:13)


私は開店当時からの古い友人です。(どこぞの掲示板では信者扱いされた事もありますが、そうじゃないんだな。

清原さんからのメールで、「スピーカーの位置を1cm変えただけで、音が劇的に変わる。」と、有った時には、ついにおかしくなったのかと思いました(笑

勿論、レーザーセッター以前のことで、実際にはスィートスポットから1mmずれただけで、最良の状態から見ると、比較にならないくらい音が駄目になることがわかったのは、もうちょっと後の事です。

スピーカーの距離、壁との位置関係は、最終的には、部屋の使い勝手との相談で良いのだと思います。私は専用の部屋を持っていますが、それでも、スクリーンの位置に制約されてしまいます。
by YAS (2009-02-07 00:55)


YASさんそうだったんですか。
道理で詳しいと思いました(笑)
初めて3号館に行った時、かなり緊張しました。
清原社長、なかなか気難しい人かと思いきや、こちらが質問すると親切に答えてくれるので見た目と違いますよね(笑)

じっくり聞くには専用の部屋が欲しいところですが、私の場合、家族を巻き込まないとこの趣味を続けれそうもないので、リビングとの共存が重要です。
まだまだ3号館のようにはいきませんが、初めてレーザーセッターでうまく調整できたときは感動モノでした。

今でも嫁は、2本のスピーカーで鳴らしても、前3本が鳴っていると思っているのでその効果はすごいですよね。
by miya (2009-02-07 20:07)


もちろん、顧客であることについては変わりませんが。

20年近く前からの付き合いですから、清原さんが、気難しい人と思われているらしい事が、私にとっては不思議です(笑

リビングルームでは、音量などもそうですが、インテリアとの調和も大切ですね。

たとえ音によくても音響パネルの類は大げさになってしまい、使いにくいでしょうし、太いケーブルの類が這いずり回っているのも見た目も悪いし、家族の生活の邪魔になりますね。私も、リビングではサラウンドをやらない予定だったので、ケーブルの配線やリアの設置に苦労しています。
by YAS (2009-02-07 21:26)
http://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2009-02-05


36. 中川隆[-7839] koaQ7Jey 2018年4月07日 01:45:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10003]

逸品館 スピーカー セッティングテクニック
http://www.ippinkan.co.jp/setting/common.html
http://www.ippinkan.co.jp/setting/begin_speaker_setting.html


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一番カンタンなスピーカーセッティング 【改訂版】 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12046027771.html

システムセッティング・ルームチューニング|禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/theme-10078762825.html



37. 中川隆[-7839] koaQ7Jey 2018年4月07日 19:07:04 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-10012]

AIRBOW-逸品館オリジナルブランド レーザーセッター ADVANCE
スピーカーの位置決めの必需品

希望小売価格(税別) 三脚なし \15,000 , 三脚付 \19,000
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/accessory/ls.html

レーザセッターとは?

現在主流のステレオ方式によるオーディオでは「2本のスピーカー」から違う音(位相やタイミングの違う音)を出して、それを空間で合成することでステレオイメージ(立体感)が得られるようになっています。しかし、意外に知られていないのが「2本のスピーカーから出た音のピントを合わす」ことの大切さです。

もちろん今までも、スピーカーの「位置」が音質に大きな影響を与えていることを知るオーディオ・ユーザーは、試行錯誤の末「時間をかけて音の良いスピーカーの位置」を探していました。

「レーザーセッター」はその手間を省き、まるで「カメラのピントを合わす」かのような簡便さで「誰でも簡単に音が一番良くなるスピーカーの位置を見つけることができる」とても便利なツールです。


調整方法の概略

例えば、一枚のスクリーンに2台の映写機で画像を投射するときには、「画像が2重にならないよう」に各々の映写機の位置を厳密に合わせなくては、像がにじんでしまいクリアーに見えなくなりますが、左右のスピーカーから出た音が空間で交わるときにも、全く同じようなことが起こっているのです。つまり、映写機の時と同様に2本のスピーカーから出た音のピントを合わせてやらなければ、クリアーな音の広がりや明確な定位が得られないのです。

2台の映写機から投射された画像を一枚のスクリーンに重ね合わせようとすれば、画像が2重にならないよう(画像がにじまないよう)に「各々の映写機の位置関係を厳密に合わせる」必要があります。

2台の映写機のピントを合わせるのと同じ要領で「左右のスピーカーの位置関係をピッタリと合わせることができれば」驚くほどクリアーな音の広がりと明確な音の分離が実現します。


測定方法は、とっても簡単!

1.設置しようとするスピーカーのバッフル面のできるだけ中央部に、ミラーを張り付けます。

2.三脚の高さを調整し、ミラーの中心とレーザー射出孔の高さを同じにします。レーザーセッター(以下セッター)をリスニングポイントのやや前方・リスナーの鼻先あたりに設置します。(リスナーの後方)に設置すると十分な効果が得られない場合があります)

3.セッターからレーザー光をミラーに向けて発射します。

4.スピーカーの角度を調整し、ミラーから反射されるレーザー光をセッターの中央に戻るようにします。(スピーカーから出る音がセッターへまっすぐ向かうようになります)

5.セッター下部に取り付けられた糸を使ってミラーまでの距離を測ります。

6.同じ操作をもう一方のスピーカーに対しても行い、スピーカーから出る音がセッターに対してまっすぐ向かい、スピーカーとセッターの距離が左右で等しくなるように調整します。糸にはわずかな伸びがあるために、そのままではまだ数o程度の距離誤差を生じますので、さらにスピーカーから音を出しながら微調整を行い、完全にピントを合わせます。

7.使用するソフトは、できるだけ「モノラル録音盤」の楽器のソロ演奏、もしくはソロボーカルを使用して下さい。モノラルのソフトが用意できない場合は「中央に定位する楽器かボーカルの入ったソフト」をお使い下さい。

8. リスニングポイントで「楽器又はボーカル」が「左右のスピーカーの中央一点」から聞こえてくるように、片側のスピーカーを数o前後に動かして調整して下さい。この時、スピーカーから照準への方向がずれないように、レーザー光は投射したままで、なおかつレーザー光線は常にセッターの中央を照射し続けるように注意します。そうすることでスピーカーの角度を全くずらさずに、セッターを頂点に左右のスピーカーの音のピントがぴったり合います。

9.「楽器」あるいは「ボーカル」が、二本のスピーカーの中央から聞こえ、スピーカーの存在がリスニングルームから消えましたか?うまくいったなら、お気に入りのソフトを再生して下さい。2本のスピーカーの存在感が完全に消滅し、スピーカーを結ぶ線上に「ホログラムのように立体的な音場空間」が広がるようになります。

10.レーザーセッターによる調整では、単に音の濁りが改善されるだけではなく、楽器の分離感の向上、明瞭度の向上、低音の濁りやもやつきの改善、などスピーカーを買い替えるよりも遙かに大きな効果があります。一度使うと手放せなくなるはずです。


レーザーセッターによる詳しい調整方法はこちらをご覧下さい。
http://blog.ippinkan.com/archives/20000711141459

音楽をもっと深く楽しむために ステップ(4)

※マルチ・チャンネルでのスピーカーの調整にレーザーセッターを使う場合には、フロント(センター)は、リスニング・ポジションの前にセッターを設置し、リアはリスニング・ポジションの後ろにセッターを設置し調整して下さい。(前後に置いたセッターに挟まれた位置が、最適なリスニング・ポジションになります)
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/accessory/ls.html



38. 中川隆[-11317] koaQ7Jey 2018年4月25日 15:04:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-12289]

GOZ: オーディオってのはさ、カネでどうにかなる部分とカネだけじゃどうにもならない部分ってのが混在しているから、それを整理し区別して考えることができないと上達しないと思う。機材の外観の美しさとか操作感とか、音質の客観的に見たクオリティとか、あるいはリスニングルームの音響とか、そういうものは札束の重さに依存する。

だけど、自分の好みをよく知ったうえでの機材の選択、機材の組み合わせの巧さとか、ちょっとした使いこなしで潜在能力を引き出すとかいうのは、カネじゃなく使い手のセンス。センスを高めるには自分を磨くしかない。それは耳がいいだけじゃダメで、様々なオーディオをいっぱい聞いて経験値を高める、オーディオ技術の教科書を読んで勉強、他の人のオーディオルームでノウハウを盗んだりして知識も豊富じゃないと。音楽自体にも詳しくて、そのうえ自分でも使いこなしのアイデアが次々湧いて、試行錯誤を億劫がらない。

なによりも、今あるものを壊したり、それに新しいものを付け加えたりすることに躊躇しないこと。音が良ければNewモデルだろうと、中古だろうと、どこの国の製品だろうと、アナログだろうとデジタルだろうと差別はしないのも重要。そういう使い手の柔軟な態度の総体がオーディオのセンスだ。カネとセンスの両輪がうまく回らないとオーディオは前に進まない。


MEZ: 以前、広大で天井の高い専用のリスニングルームにお邪魔したことがあるんですけど、あずましくないって言うか。

かなりカネがかかったリスニングルームなんですけど、音響調整材に四方八方囲まれて真ん中にポツンと一人掛けのリクライニングがあるような感じ。

オーナーさんは私を残して外へ行っちゃうんですよ。居ると音が悪くなるからとか言って。恐ろしく殺風景で孤独でした。

GOZ: 部屋が立派過ぎて、逆になにかが違うって感じたってことか。

部屋は適度に広いほうがいいとは思うけど。でもルームの音響調整にカネをかけりゃいいってもんでもないということは確かだ。

近頃は海外製のオーディオの値上げが酷いから、どうしてもカネの話になりがち。しかし、それは全体の50%以下の話だ。ぶっちゃけた話、一千万オーバーの製品の多くは500万円近辺の製品と実力差はほとんど認めなかったりする。

一千万円超えた場合は無意味に高いモノが多くなると思う。富豪の金銭感覚に合わせて値付けして儲けてるだけなんじゃないか。


MEZ: ムンドなんかもそうでしょうか?あの値上げ見ました?


GOZ: 見た見た。GOLDMUNDはどうしてあんな無茶な値上げするかね。
下手すると元値のほぼ2倍。

ムンドって日本で言われてるほど酷いメーカーじゃなく、音は素晴らしいんだけどな。ハイエンドオーディオとしての実力はあるのに。

もう日本では事実上は売らないつもりかな。
http://pansaku.exblog.jp/22786882/


39. 中川隆[-13567] koaQ7Jey 2018年6月29日 18:02:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16270]

音楽は暖炉か薪ストーブのある部屋で聴きたい

ディンプレックスの暖炉型ファンヒーターは、高級感を感じるクラシックなデザインとまるで本当の薪を燃やしたような擬似炎の美しさで、世界の数多くのホテルから高い評価を受け使われています。

インテリア家具としても通用するクラシックなデザインとどんなお部屋でもしっくり馴染み置き場所を選ばないコンパクトサイズが魅力です。お値段は高めですが、本物志向のインテリアにこだわりたい方におすすめ。確かな満足度を実感できる暖炉型ファンヒーターです。


Dimplex 電気暖炉 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Dimplex+%E9%9B%BB%E6%B0%97%E6%9A%96%E7%82%89


DIMPLEX JAPAN
https://www.dimplex.jp/optifireplace/


価格.com - DIMPLEX(ディンプレックス)のヒーター・ストーブ
http://kakaku.com/kaden/heater/itemlist.aspx?pdf_ma=882

amazon.co.jp DIMPLEX 暖炉型 電気ヒーター
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dkitchen&field-keywords=DIMPLEX


今回ご紹介する商品の基本機能はあまり変わりません。
価格が高くなるほど、炎や薪の質感がリアルになっています。
あとは本体のスタイルとお部屋の雰囲気に合わせて選べばいいと思います。


▲△▽▼


Dimplex (ディンプレックス) 電気暖炉 【3~8畳用】 MCS12J
価格: ¥ 22,980

キャスト アイアンスタイルのコンパクトデザイン

低電力LEDライト搭載

マットブラック仕上げ

1200/603.5Wファンヒーター(2段階切替)

5段階の光の反射・屈折による独自の炎効果搭載


•電源:AC100V 50/60Hz
•消費電力:強/1200W、弱/604W

• 適用畳数:3畳(木造住宅)~8畳(コンクリート住宅)
• サイズ:約幅350×奥行220×高さ422mm
• 本体重量(kg):6.2
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E9%9B%BB%E6%B0%97%E6%9A%96%E7%82%89-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96-%E3%80%903-8%E7%95%B3%E7%94%A8%E3%80%91-MCS12J/dp/B07487VRXB/ref=pd_sbs_79_3?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B07487VRXB&pd_rd_r=6e990edf-78dd-11e8-8c3c-0b5d39c4264b&pd_rd_w=dStZV&pd_rd_wg=1cLKg&pf_rd_i=desktop-dp-sims&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_p=5805929820760247504&pf_rd_r=D40QWF84PRAZDX3VKV18&pf_rd_s=desktop-dp-sims&pf_rd_t=40701&psc=1&refRID=D40QWF84PRAZDX3VKV18


Amazon.co.jp:カスタマーレビュー ディンプレックス 電気暖炉 【3~8畳用】 MCS12J
https://www.amazon.co.jp/ディンプレックス-電気暖炉-マイクロストーブ-【3-8畳用】-MCS12J/product-reviews/B07487VRXB/ref=cm_cr_dp_d_show_all_top?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews


スチーム式には劣るがそれでもリアル 投稿者かばやき2018年1月2日

スチーム式の高い型番の物は、本当の炎のようなリアルさですが、こちらは決まった炎の形の枠内を照らして炎を演出するタイプ。
近づいてみると、炎の型枠が分かってしまうのですが、部屋のインテリアのように遠目に見ていれば、リアルと言っていいと思います。
ストープの性能は並ですから、プラス1万円程度で暖炉演出が付くものと考えると良いと思います。

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炎に偽物感 投稿者komekome2017年12月2日

やっぱり中途半端に安物買うと銭食いですね。
安いつっても他のと比べてで、安い買い物じゃないし。もっとちゃんと炎に見えるやつ売ってるのでそっち買った方がいいです。

木は割と良かったです。
奥が鏡になってるのもなんか安っぽくて良くない気がします。

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暖房器具としては、投稿者Amazon カスタマー2017年11月23日

ヒーターを入れた時の音が割とうるさく感じました。暖かさも今ひとつ。
ただ炎の揺らめきと雰囲気はかなりいいです!

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動画より炎がリアル
投稿者Amazon カスタマー2017年11月21日

YouTubeの動画で見ていてこんなもんかなと思っていたら実物は思いのほか良いです。
風のないセラミックヒーターは暖まるまで時間がかかりますが、こちらは速攻で温風が出るし、温風が吹き出すせいか1200Wならこちらの方が暖かいような気がします。
そのかわり600Wはドライヤーくらいの暖まり方です。

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ずっと眺めていたい 投稿者マロンムース2017年11月20日

どこからどう見ても本物の炎にしか見えない。遠赤外線のヒーターを使っていたが、飼い猫がやけどしそうになるくらいに近くに寄ってしまうので、熱くならないものを探していて見つけたもの。空気の汚れないデロンギは瞬発性がなく、すぐに暖かくなりたいときには不向きだし。もう少しパワーがあり、消費電力が少なくなれば…という点で−☆
就寝時には、暖房機能は消して炎の照明だけで楽しんでいます。これだけでも価値はあります❗

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インテリア◎暖かさは△騒音△
投稿者ちむ℃2017年11月16日

まずインテリアの炎については公式ホームページなどに記載されてる動画と一緒だと思って頂いてもよろしいかと思います。
ニトリさんなどで販売してる暖炉ストーブとはぜんぜん違います。
部屋を暗くした状態だと本物の暖炉みたいで楽しませてくれます。

ただ明るさについては炎がついていても周りは明るくなりません。炎をつけて近場で読書なんて事は不可能です。
逆に映画鑑賞などで使うと丁度良い明るさで楽しませてくれます。

ミストが入る方はかなり重たいのでこちらを選択しました。とは言っても6キロありますから軽くもなく重くもない感じです。

騒音について・炎をつけるだけだと「じーーーー」って音がします。
ヒーターを入れるとそれなりに音が出ますので
騒音が気になる方はオススメしません。

暖房効果は真冬にこれ一台だとかなりキツイと思います。
長時間使うと電気代もエアコンより高いと思いますし、暖房効果を求める人には余りオススメしません。

個人的に映画鑑賞用やインテリア重視で買ったので満足しています。
いらなくなったスマホ端末に焚火のサウンドを取り込んで一緒に再生すると本物の暖炉みたいで面白いですよ。

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思ったより小型でギミックも満足レベル
投稿者かわちゃん2017年11月29日

思いのほか良かったです。マイクロタイプだったので、炎のギミックがひとつ上のクラスよりショボいかな?と思ってましたが、同じレベルで満足です。薪の赤みまで揺らぐのが特にお気に入り。ファンの音は普通の石油ファンヒーターの弱程度なので気になる程ではないです。

サイズ的にはカタログの数字で想像するより小さいです。小型石油ファンヒーターより小さい印象。私の利用場所は2畳程度のPCルームなので問題なさそうですが、6畳とかで使うなら上のクラスの方が良いかと思います。


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まるで本物の炎みたい
投稿者S2017年10月8日


暖炉を模した暖房機は他のメーカーからも出てますが、ディンプレックス社製のものがネットでの評判がよかったので、その中でも最新で一番安かったこちらを購入しました。

他のシリーズの値段が倍以上もするので、何かと劣るのかなと若干危惧してましたが、気にするほどでもなかったです。

一応、他の高い製品の暖炉の様子はYouTubeで見ていたのですが、特にそれらと値段ほどの遜色はないように思えます。

少なくとも炎、薪の炙りはリアルで、最初につけた瞬間はまるでそこで本当に燃えてるかのような錯覚を起こしました。

ちなみに、暖房を作動させずとも、この暖炉のみディスプレイさせることができます。

なお、暖房能力は、セラミックファンヒーター(イメージとしては、吹出し口を広くしたドライヤー)クラスです。

また、タイマーはありません。リモコンもありません。ですので、全ての操作は直押しスイッチのみで行います。

他の高いシリーズには、炎の演出に水蒸気を用いるなど凝っていたり、リモコン装備など利便性も優れてるものもあります。

ただし、値段は倍以上です。

コスパの面ではこちらの方が圧倒的に良いと感じました。

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いいですねぇ 投稿者Hama2017年11月22日

確かに疑似ではなく本物の炎のようにみえます。墨の赤くオレンジ色になった感じもリアル。ただ、これ本体のみで部屋全体を暖かくするのには無理があります。エアコンなどの暖房器具との併用がベスト。インテリアとして、また一時的に手足など部分的に温めるときの使用に良いかと思います(ヒーターが付けっぱなしだと電気代がかかりそう)。ヒーターをオフにしても電源スイッチが入っていれば疑似の炎はついているので、見ているだけでも暖かい気分になり癒されます。正直、価格もお手頃なので余り期待はしていなかったのですが、思いのほか良かったです。

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ディンプレックスマイクロストーブに一目惚れ
投稿者Amazon カスタマー2017年12月19日

軽いのが気に入って購入しました。
自分の部屋(マンション5畳)に置きました。
廊下側の寒い部屋ですが1200Wで暖まります。
600Wでもすぐ前にいれば熱いくらいですのでひとりで暖まるには十分です。
今、外は0℃くらいだと思います。
ただずっと前にいると吹き出し口の温風が顔に当たり乾燥します。
背後や横に置くと良いと思います。
炎も本物のようで気に入っています。  


▲△▽▼


ディンプレックス 電気暖炉 カセット500 CAS500J
税込価格¥312,120
https://www.monotaro.com/p/4902/8918/
https://www.fukunishi.com/products/article063/
https://www.shotenkenchiku-plus.com/products/detail.php?product_id=1336


特許技術による水蒸気を照らす光の反射で、リアルな炎を演出する電気暖炉

Dimplexが特許取得している水蒸気に光を当てリアルな炎を演出する電気暖炉です。

まるで本物のようにゆらめく炎、そして赤々と発光し、パチパチとはぜる薪の音までリアルに再現します。

水と電気で疑似炎をつくるシンプルなメカニズムが安心・安全な空間をつくりだします。

※本製品に暖房機能はございません。


▲△▽▼


暖炉型ファンヒーターでおしゃれにキメる。
https://sakidori.co/article/52902


今回ご紹介する商品の基本機能はあまり変わりません。
価格が高くなるほど、炎や薪の質感がリアルになっています。
あとは本体のスタイルとお部屋の雰囲気に合わせて選べばいいと思います。


ディンプレックス(Dimplex) Club CLB20J
https://www.amazon.co.jp/dp/B000LODII6?tag=s02a3-22

ディンプレックスの暖炉型ファンヒーターは、高級感を感じるクラシックなデザインとまるで本当の薪を燃やしたような擬似炎の美しさで、世界の数多くのホテルから高い評価を受け使われています。

インテリア家具としても通用するクラシックなデザインとどんなお部屋でもしっくり馴染み置き場所を選ばないコンパクトサイズが魅力です。お値段は高めですが、本物志向のインテリアにこだわりたい方におすすめ。確かな満足度を実感できる暖炉型ファンヒーターです。


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ディンプレックス(Dimplex) Piano Stockbridge SKG20BLJ
https://product.rakuten.co.jp/product/-/545b983b835aa09b0dc35bb13f5cb98e/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_117_1_10001720


ディンプレックスのこちらのタイプは、「Piano Stockbridge」の名に相応しいピアノの持つ艶を活かした高級感のあるフォーマルな外観が美しい逸品。リビングのような人が集まる部屋にあるとしっくりくる感じがしますね。

特殊鏡面ガラスによって、炎をより立体的に演出されています。心と体を深く落ち着かせる「1/fゆらぎ効果」への徹底したこだわりも魅力の暖炉型ファンヒーターです。 

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ディンプレックス(Dimplex) オプティミスト ピアモント PMN12J
https://www.amazon.co.jp/dp/B009PFJ20A?tag=s02a3-22


こちらは、普段の生活スタイルに暖炉や薪ストーブがある北欧フィンランドでつくられた本格派の暖炉型ファンヒーターです。蒸気がつくるゆらぎと光の反射がリアルな炎のゆらぎを再現しています。

それに加えて、精巧に作られた薪の質感がお部屋を温かく包み込むような雰囲気は、心と体を深く落ち着かせる魅力のある癒し空間を作ってくれます。価格はお世辞にもお手頃とはいえませんが、理想の暖炉生活を約束してくれる最高の暖炉型ファンヒーターです。
https://sakidori.co/article/52902


40. 中川隆[-13571] koaQ7Jey 2018年6月29日 18:50:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16276]

音楽は暖炉か薪ストーブのある部屋で聴きたい _ 2

薪ストーブの代替品として人気のペレットストーブでは電気暖炉に敵わない

ペレットストーブは おしゃれでもないし、金もかかる、騒音も出る


ペレットストーブ - Google 画像検索
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96&lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr:lang_1ja&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=bMrWVOO4K8LU8gX_rIHAAQ&ved=0CDoQsAQ&biw=975&bih=871


ペレットストーブの日常
https://www.youtube.com/watch?v=YGkyJ3K8CWA

ペレットストーブ着火から消火まで PelletStove Calimax ignition
https://www.youtube.com/watch?v=7rsJ6NtEHAw

ペレットストーブ【PelleStar】お客様インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=kGubPFwB4QU


国産ペレットストーブ製造メーカー
http://www.zenmoku.jp/moku_kankei/kan_recycle/hard_db/pellet/03.html

ペレットストーブの販売|マルショウ技研株式会社
http://www.ashoro.co.jp/pellet/stove.html

ペレットストーブの通販・ネットショッピング - 価格.com
http://kakaku.com/search_results/%83y%83%8C%83b%83g%83X%83g%81%5B%83u/?cid=ss_g_8&lis_judg=g

ペレット ストーブ 価格比較ショッピングならNextag
http://www.iinedan.com/%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96/zziinedanzB1z0--%E6%A4%9C%E7%B4%A2-html?nxtg=4f650a1c0d2e-A5CFE669C4262159

ペレットストーブ : Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・ヤフオクなど大手通販サイトの価格比較 [最安値ナビゲーター]
http://www.saiyasu-navi.net/S4551513585K550045G1.html?gclid=CKCAtIW10cMCFVgjvQodsEAAFg

amazon.co.jp ペレットストーブ
http://www.amazon.co.jp/%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%BE%AA%E7%92%B0%E5%9E%8B-%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96-YSP-650/dp/B00352WW74?tag=amazon_sp_dsa-22
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dkitchen&field-keywords=%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96

ペレットストーブ・テルモロッシ(THERMOROSSI)の輸入販売元
(有)河西ユーロストーブ
http://www.pellet-stove.jp/

ペレットストーブ リンカルジャパン
http://www.lincarjapan.com/

ペレットストーブ・薪ストーブ販売・設置工事 
イワタコーポレーション IWATA Coporation
http://www.iwata-stove.com/stove/

株式会社さいかい産業|ペレットストーブの製造販売
http://www.saikai-sangyo.com/

山本製作所 ペレットストーブ
http://www.woody-yamamoto.jp/

ホンマ製作所|薪ストーブ、煙突、野外調理道具の製造販売
http://honma-seisakusyo.co.jp/pellet_stove/

ペレットストーブのことなら安心と信頼の株式会社トヨトミ
http://pellet.toyotomi.jp/

国産ペレットストーブの製造メーカー共栄製作所
http://www.kyouei-seisakusyo.com/pc/index.html

純国産 ペレットストーブ・エコティ
http://www.ecoty.info/

環境対応製品 製品ラインナップ | サンポット
http://www.sunpot.co.jp/products/environ/lineup.php?c6=4

環境にやさしいペレットストーブ — 山形県ホームページ
https://www.pref.yamagata.jp/sangyo/ringyo/ringyo/7301047publicdocument200602142408590462.html


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「乗鞍高原に行ってきました」 モノ・マガジン / 2008年11月24日


 12−2発売号の特別企画「薪ストーブ冬の陣」取材のため、信州へ行ってきました。

なぜならちょっと調べてみると薪ストーブのメッカは信州だから。

もちろん北海道や東北も利用率は高いのだろうが、イメージの中ではコチラはダルマストーブという感じなので、信州を目指すことにした。むろん、東京からまあ近いという事情も大きいが。

 プランはこうだ。

 朝6時に東京発 → 昼前に乗鞍高原着。薪ストーブを入れているペンション取材。


 というわけでまずは

乗鞍高原のペンション「ウィンズ」へ。
http://winds.jp/
https://ja-jp.facebook.com/pension.winds/
https://windsmoto.exblog.jp/
http://blog.rkbr.jp/sinsyu/2016/05/28/%E4%B9%97%E9%9E%8D%E9%AB%98%E5%8E%9F%E3%81%A7%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A4/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/328.html

 ここは真空管キットアンプメーカー「ザ・キット屋」のスピーカークラフトマンの村瀬さんが経営するペンション。ちなみに村瀬さんは4月の「ログハウスで真空管の美音を聴こう」イベントにも参加いただいている。

 ウィンズにはGWにバイクツーリングで遊びに行っており、ロビーに薪ストーブがあったことは知っていた。そこで今回の企画にも好適だと考え、ユーザーとしての視点から薪ストーブのメリット・デメリットを語ってもらおうという寸法だ。

「こんにちわ。薪ストーブ見せてください!」

「どうぞどうぞ。でももう薪ストーブじゃありません」

「え”っ?」


 実は村瀬さんのペンションでは、この10月に薪ストーブからペレットストーブ(写真)に入れ替えていたのだ。


https://windsmoto.exblog.jp/12228457/
http://blog.rkbr.jp/sinsyu/wp-content/uploads/sites/8/2016/06/160528-012.jpg

ペレットストーブとは間伐材を砕いて圧縮した燃料(それがペレット)を利用する暖房器具で、ペレットは見た目もサイズもドッグフードのような感じ。


ペンションウィンズのオーナー、村瀬基行さん

「営業使用だからほとんど全開で薪ストーブを使ってきたわけです。
使い始めから15年経って各部にガタが出てきたから替えたというわけ」

 ふ〜ん。それはわかりますが、だったら新しい薪ストーブにしたら良かったんじゃないですか? なんでまたペレットストーブに?

「みなさん『楽しそうですね』とおっしゃるけど、やっぱり薪割りは大変なんですよ。
もちろん割ってある薪を買えばよいのだけど、それじゃコスト的にも合わない。
それにペレットストーブは電動ファンのついた薪ストーブのようなものなので、燃焼効率がとてもいいんですよ」

以前使っていた油圧式の薪割りマシンを実践してくれる村瀬さん。

確かに力はいらないが、動作がえらいゆっくりで「こんなんで、やってれるか!」という感じ。

 なるほど。ペレットストーブは特に欧州では普及しており、着火や消火、火力調節も薪ストーブに比べると簡単で、最近では村瀬さんのペンション仲間でもユーザーが増えつつあるとか。

ちなみに村瀬さんは長野県森林組合からペレットを購入しているが、これは一袋(10s)で450円程度。「一袋だと営業運転でだいたい4〜5日使用できる」。

ペレットストーブの燃焼の様子。爆ぜる感じだ。

https://windsmoto.exblog.jp/12228457/

 ちなみにのちほど松本市内にお住まいの人に聞いたところによると、一般家庭で冬季の一ヶ月のガス代が約4万円ほどかかるという。

このご家庭はLPガスのみでの計算ということもある(普通は灯油やエアコンを併用するらしい)が、それでも結構な負担だ。その方は現在ペレットストーブの導入を検討していた。

ちなみにペレットストーブは薪ストーブと異なり、吸気口と排気口を設ける必要はあるものの一般家庭への導入が比較的簡単というメリットがある。またペレットストーブ導入に際して、助成金制度を設けている自治体もある。

 ここまでペレット、ペレットと話をしながらも、本特集は薪ストーブ特集なのである。だから「ペレットストーブというチョイスもありますヨ」という提案をするにとどめる。

 取材班がペンションウィンズを訪れた当日は。先ほど触れたザ・キット屋の「手作りスピーカーを作る合宿」が行われており、そちらものぞく。

 あ、いたいた、ザ・キット屋店主の大橋さん。

「なになに、何しに来たのモノマガ男?」

 いきなりあんまりな歓迎振りですね。

「だから村瀬さんのところ薪ストーブじゃないって言ったじゃない。聞いてなかったの?」

 いえ、聞いてましたが、ペレットストーブの意味がわからなくて、薪ストーブの一種とか薪ストーブのブランド名かな、くらいに思ってました。ハハ。

「相変わらずそそっかしいなぁ! まあいいや、手作りスピーカーは無理だけど、村瀬さんの石釜で焼く手作りピザでも食べていきなよ」

 ありがとうございます!

 食事が終わり、合宿参加者さんたちも三々五々帰路についた後、村瀬さん、大橋さんとストーブ談義。

 大橋さんいわく

「ただ単に温まるならエアコンでもガスストーブでもいいわけでしょ? 

それは真空管アンプに関しても同様で、デジプレでもコンポでもカーオーディオでもいいわけですよ、ただ聴くだけならね。

でも帰宅してストーブや真空管アンプに火を入れる。

そうすることで自分を取り戻すというか、素の自分のスイッチを入れるというかね、そういう得がたい体験ができるから、敢えて薪ストーブを使ったり、真空管アンプを選ぶ人が後を絶たないのだと思いますよ」 

 なるほど!
 いいこと言う!
 さすが店主!
http://blog.goo.ne.jp/monomagazine/e/1793d677947d58b4deccfefa71362dbc


ペレットストーブのランニングコスト・燃費

テルモロッシのペレットストーブのランニングコストとしてはペレット代と電気代になります。


電気代は通常運転時は65W〜70W程度です。

全国平均の電気料金を1KWh=22円程度ですので

70Wを1日8時間、30日(1か月)使用するとして1か月の電気代は約370円となります。

ペレット代は現在1kg=45円〜60円といったところです。

テルモロッシのペレットストーブの場合エコサーモ1000クラスでペレットの使用量は

1時間約1kgです。上記と同じように考えると1日8時間で30日使用すると60円のペレット場合は1か月 14,400円という計算になります。

しかしほとんどの家庭では1日8時間も使用しないのが現実です。

長野県のペレットメーカーに確認したところ1シーズンで約1トンが平均使用量だそうです。

ペレット代は1シーズン 45,000円〜60,000円となります。

石油ファンヒーターや石油セントラルヒーティングごご利用の場合はほぼ同額またはそれ以上の灯油代が掛かっていると思います。
http://www.pellet-stove.jp/%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96%E3%81%A8%E3%81%AF/%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96%E3%81%AE%E9%81%B8%E3%81%B3%E6%96%B92/

国産vs欧米産、ペレットストーブをざっくり比較
http://allabout.co.jp/gm/gc/440060/

ここ最近のペレットストーブの注目度や普及には目覚ましいものがありますが、実際にストーブを選ぶ場合、ペレットストーブ先進国の欧米メーカーのものがよいのか、日本のメーカーがよいのか、迷うところではないでしょうか。


国内メーカー、欧米メーカー、どっちのペレットストーブがよい?

欧米メーカーのペレットストーブ、国内メーカーのペレットストーブをざっくり比較してみましょう

欧米メーカー、国内メーカー、ペレットストーブどう違う?特長は?

環境に優しく、再生可能エネルギーのひとつ木質バイオマス系の木質ペレットを燃料とする「ペレットストーブ」

欧米では普及している身近な暖房器具ですが、日本での知名度はあと少しといったところ。しかし国の補助など後押しを受けて、寒い地域を中心に注目度や普及率は右肩上がりの勢いがあります。

ところで、ペレットストーブの導入を決めていざストーブを選ぶときになったら、日本のメーカーを始め欧米メーカーのペレットストーブまで含めると様々の機種があり、迷うと思います。そこで今回は、国産ペレットストーブと欧米産ペレットストーブのメリットデメリットをざっくり比較してみましょう。


欧米メーカーのペレットストーブの特長

欧米はペレットストーブの先進国。多くのメーカーがストーブを製造しており、出荷台数も日本の比ではありません。性能もデザインも優れたものが出ています。

具体的には壊れにくく、熱効率が良いという点。そしてデザイン性が高い製品が揃っており、カラーを選べる鋼板製、陶器製、そして高級感にあふれシャープな外観の大理石製のものもあり、夏場使わないときに室内に置いておいてもおしゃれです。


欧米メーカーのペレットストーブはやや高め


年間3万台を生産するオーストリア、ライカ社のペレットストーブ。
ボディは天然石、本体価格70万円台。


オーストリア、ライカ社のペレットストーブ。
ボディは天然石、本体価格70万円台。


欧米のペレットストーブのデメリットは、輸入品であることもあり、国産のペレットストーブよりも価格がやや高めになりがちなことです。

売れ筋は本体で 30〜40万円のものということですが、それでも本体+煙突代+取り付け費で 50〜60万円ほどかかります。

また、燃料となる木質ペレットを「ホワイト」と指定している機種がほとんどです。

木質ペレットには丸太の皮の部分をのぞいたホワイトペレット、丸太の全てを利用した全木ペレット、皮の部分だけを利用したバークペレットなどがあります。

「ホワイトペレット」と指定のある機種で他のペレットを使うと故障の原因になりますので、必ず指定のペレットを使いましょう。


ペレットストーブの燃料になる木質ペレット。ホワイト、全木、バークがある。

出る灰の量は少ない、しかし単価は高いホワイトペレット


ホワイトペレットは燃焼後に出る灰の量が少ないというメリットがあります。燃焼後の木灰の量は、ホワイトペレットは燃料重量の0.2〜0.3%程度、全木ペレットは2〜3%、バークペレットは5%程度です(※1)。

しかし、ホワイトペレットの価格は高めです。平成23年8月現在の燃料単価を参考に見ると、ホワイトペレットは1キログラム当たり50円、全木ペレットは1キログラム当たり37円となっています(※2)。

(※1)(※2)共 出典) 
環境にやさしいペレットストーブ(山形県ホームページ)
https://www.pref.yamagata.jp/sangyo/ringyo/ringyo/7301047publicdocument200602142408590462.html


国内メーカーのペレットストーブの現状


ペレットストーブが日本で製造されるようになったのは1990年代の後半ごろから

中小メーカーを中心に製造されるようになり、普及が進んでいます。

ペレットストーブ先進国の欧米のメーカーに比べ、暖かさや性能面は追従する形でしたが、最近になって燃焼効率が良くて暖かく、壊れにくいペレットストーブも出てきています。

例えば日本国内メーカーの中で多くのシェアを占める株式会社さいかい産業(本社:新潟県)は、故障の原因となる細かい機能をなるべく排除し、故障が少なくメンテナンスしやすいペレットストーブを供給しています。


日本で使うなら対震自動消火装置付きを

また、地震の多い日本ならではの機能として国内メーカーのペレットストーブの多くの機種で「対震自動消火装置」がついており、震度5の地震で作動し自動消火します。対震自動消火装置はJHIA(一般社団法人 日本燃焼機器検査協会)認定品についているので購入時に確認してください。

一方、地震の少ない他国のメーカーのペレットストーブでこの消火装置がついていないものもあり、日本で使う場合は注意が必要です。


全木ペレットを使用可能な機種が多い

国内メーカーのペレットストーブの最も大きな特長は「全木ペレット」を使用できる機種が多いことではないでしょうか。

前のページで触れましたが全木ペレットはホワイトペレットより出る灰の量は多いですが、ペレットそのものの値段は安価です。

燃料に全木ペレットを使用することを前提につくられているので、ストーブには灰を溜めるスペースが確保され、掃除がしやすい造りになっています。


国内メーカーのペレットストーブの改善点


国内メーカーのペレットストーブについて個人的な感想を述べると、暖かさや故障のしにくさは欧米メーカー品に追いついてきたものの、中には株式会社山本製作所(本社:山形県)の「ほのか」のように欧米デザインに遜色ない機種もありますが、全体的にデザイン性はあと一歩、というところでしょうか。

この山本製作所の「ほのか」ですが、一台で家一軒を丸々暖めるようなパワーは備えてはいません(暖房の目安は9〜29畳、家のつくりにもよる)。

もう少しパワーがあるといいな、とも思いますが、広さに合った使い方をすればよいことですし、都市部のコンパクトな住宅にも合うタイプだと思います。
http://allabout.co.jp/gm/gc/440060/2/


▲△▽▼


薪ストーブの代用品 ペレットストーブはファンの音が喧しくて音楽ファンは使えない

レトロな真空管オーディオ機器と、暖炉と・・・
http://pinetailmatube.seesaa.net/article/249166429.html


iPod などのモバイルオーディオは街でも部屋でもオールマイティーですが、真空管オーディオは部屋の雰囲気に大きくムードが左右されてしまう。

最も手軽なムードのつくりかたは、照明を落とした夜の部屋の暗さの中で、赤く光る真空管のヒーターと青白い電子の流れを見ながら音楽を聴くというもの・・・

もし状況が許せば、暖炉のある部屋に真空管オーディオ機器を置きたいのだが・・・

暖炉のある家は、なかなか手が届かない。


その暖炉に接近するムードを出せる“ペレットストーブ”というレアなモノがある。

ペレットストーブは木質ペレットという、割り箸くらいの太さで長さ2センチくらいに木の粉を圧縮したもので、間伐材や製材残りの木屑から作られているから、今話題の節電や自然エネルギーの優等生的存在の燃料。


これを燃やすストーブがペレットストーブ。
http://pinetailmatube.up.n.seesaa.net/pinetailmatube/image/stove12012901.JPG?d=a1


私の家では昨年にそれを買いました。

しかし、私の買ったペレットストーブは音楽鑑賞向きではありません。

エアコンのようなファンの音がするからです。

静かに音楽を聴くための部屋では、このファンの音が邪魔するでしょう。

今年2012年の夏に、静かで、暖炉のように炎がよく見える新型ペレットストーブが発売されるという情報があります。

この写真がその対流型のペレットストーブ。MT-311 SUMITA

暖炉のように炎が出て燃えるタイプのストーブですが、モーターで回る排気ファンを持っているため、燃焼効率が良くて、着火するとき以外はほとんど煙が出ません。
外に出る排気は、色のない薪の火の香りがするガスだけだから、住宅街の普通の家にあとから工事して置くことができます。

このストーブのゆらめく炎を見ながら、大好きな音楽を柔らかい優しい音で聴けたら、冬の寒い夜にも気持ちはきっと安らぐことでしょう。

MT-311 SUMITAはこのメーカーから発売になるでしょう。

http://www.saikai-sangyo.com/


41. 中川隆[-13570] koaQ7Jey 2018年6月29日 18:51:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16276]

音楽は暖炉か薪ストーブのある部屋で聴きたい _ 3


田舎暮らしで薪ストーブと言う方も多くいらっしゃいますが、私的には、薪ストーブを主暖房にするのはお薦めしません。
薪ストーブはサブ的に使うか、雰囲気作りに使う程度の方が良いと思います。

毎年の薪作りが結構な重労働です。体力のあるうちはいいのですが、年をとって体力がなくなった時のことを考えるとあまりお薦めはできません。
http://report.buyers-agent.or.jp/2008/08/post-9f6f.html


Question : inachan0321さん 2013/11/11

北海道と本州の両方に住んだことある方、教えて下さい。

冬の北海道の暖房は、私にはどうしても「過剰」に思ってしまいますが、
そう道民の方に言うと、「死ねというのか」と言われます(複数に)。

外が寒いのは十分わかっています。
暖房が必要なのもわかっています。

でも、本州では、室内でセーターの上からフリースを着て、
ひざ掛けしてから、ストーブをつけていました。

家庭での過ごし方は様々ですが、
もう北海道の方は生まれた時からそういう生活だから、暖房を節約するなんて
感覚がない、ということでしょうか?

本州在住の道民の方は、北海道でと同じくらい家中を温めているのですか?

___


Answer 1 lucky_capsuleさん 2013/11/30

本州出身で、北海道に16年ほど(途中家を買って)住んでいました。
確かに友達がどさんこだと、暖房感が違って、ちょっとびっくりするとは思います。

北海道はここ数十年の一戸建ての多くはセントラルヒーティングなんですね。

方式は色々あるんですが、自分の家は灯油で不凍液を温めてすべての部屋から廊下から脱衣場、トイレに至るまで、各所のパネルに温水を循環させるものでした。

これって、つけたり消したりしないほうが、節約できるんです。

温暖な地域だと、エアコンやファンヒーター暖房を一部屋ごとに必要な時だけかけますが、寒冷地の北海道では家をまるごと一冬、ずっと暖めてしまったほうが、実は経済的なんですね。

セントラルヒーティングでは、一度温度が落ちると暖まるまで下手をすると半日かかったりするんです。じわーっと、全体をまるごと暖めてしまうんですね。

温度の調節はパネルの栓で調節し、各部屋ではそれぞれ好みの温度を作れますが、それでも部屋ごとにオフにすると不経済なので、たとえ人がいなくても、その部屋だけゼロにはしないよう、入居時に ハウスメーカー(大手です)さんには言われました。

道民、特に最近の一戸建てにすまれている方の多くはそういう環境に慣れているんです。冬でも部屋では本州に比べ薄着で過ごしますし、ビールが冬でもよく売れるともいいますね。

元を正せば、北海道では開拓時代の過酷な生活が終わり、薪ストーブや暖炉、FFストーブでの生活をしていた時期が続きました。どれも室内の空気は汚れない方式ですので、その都度こまめに調節したり、換気したりはせず、部屋の中で厚着をする習慣も徐々に薄れていったんだと思います。
(昔は輻射熱や赤外線で体の芯から暖まりましたしね)

そして現代の北海道では、家まるごと暖めても、断熱材と断熱ガラス、高気密な設計により、思ったほどに燃料費はかからないんです。

本州(関西、阪神間)に戻ってからも、しばらくは冬でも家の中では薄着でいたいと思ってしまいました。よく家族に暖めすぎと指摘されたもんです。

最近は本州でも高気密な家が増えてきましたが、それでも断熱性能は北海道とは違います。

家の作りが大きく違う。よって節約のやり方も違う(こまめに消してはいけない)。
これが習慣の違いの大きな原因ですね。


質問した人からのコメント 2013/11/8

lucky_capsuleさんをBAに。北海道の戸建ての構造がよくわかりました。

私は道南マンション住まいなので勉強になりました。

人間の肌も地域に「順応」していくのでしょうか。関東生まれの息子は薄着で学校で「信じられない」と言われ息子は「暖房で気持ち悪くなる」と言っています。
節電6%も道民は異様な拒否反応。

人間が健康に生活する上で「本当に」無理なら納得ですが。
その土地流に疑問を持たないのも1つの敬意なのでしょうね。


___


Answer 2 tanpankojiさん 2013/11/11


北海道から上京している大学生です。

親が転勤族で東日本は仙台と東京にも住んだことがありました。

暖房は過剰だとは思いません。

大抵寝る前はタイマーをセットしているので寝ている間は切れますし、そもそも変につけたり消したりを繰り返すと逆に温まるのに時間も燃料もかかり、割高になるのです。

クーラーもつけて消してを繰り返していたら部屋が暑くなってしまって余計に時間も電気も喰いますよね?

本州でクーラーをつけているときに、パンツ1枚で上も薄いものを着て設定温度を上げようと考えないように、どうせ下手に温度を下げたら寒いので、着込んで調整しようなんて考えは無いですね。

「夏は暑いんだから仕方ない」のと一緒で、「冬は寒いんだから仕方ない」ですよ。

ただ、家中くまなく暖めているかといわれればそうでもありません。

2階建ての家ならば居間は温めても個々の部屋は意外と寒かったりします。
1人暮らしならば電気ヒーターで済ます人もいますね。

北海道の家は本州に比べて二重窓があったり断熱材が入っていたりしますが、だからといって暖房が不要な程度の寒さではないでしょうね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13115789563;_ylt=A2RAqayygL5U4UIAtLoJ.vN7?pos=4&ccode=ofv




4. 中川隆[-13577] koaQ7Jey 2018年6月26日 12:34:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16195]

▲△▽▼

暖炉・薪ストーブは電気暖炉に敵わない
資産家以外は憧れの暖炉・薪ストーブだけは諦めた方が良い

ガレージ別荘〔セカンドハウス〕/田舎暮らしの落とし穴

「別荘っていうのは、計画してるときが一番楽しくてさ。
 実際に持ってしまうと、行かなくなるもんだよ」

そんな話を、以前聞いたことがある。話してくれたオーナーは、とあるオートバイクラブの代表。

ガレージをかねたロッジを某県に持っていた。

週末や長期の休みを利用して訪れると、愛車を整備して道路へと引き出し、峠道を攻め、走り疲れると安楽椅子でクラシックを聴きながら小説に読みふける……という傍目にはうらやましい田舎生活を送っているひとである。


お手本にしたいようなケースだったから、質問しないわけにはいかない。

「あの、それはまたなぜ?」

理由は、はっきりしていた。

仕事が忙しい。場所が遠くてアクセスが悪く、手軽に行けない。
オートバイは冬期になると走らせる事が出来ないから、行く動機が薄れる、などなど。

意外だったのは「場所が遠くてアクセスが良くない」というポイント。

東京から高速道路を使えば3時間程度で行ける場所なのに?


「最初はそう思ったんだけど、意外に遠くてね。
 特に疲れ切っているときなんか、クルマを運転してわざわざ出かける気にならないよ」

オートバイに乗れない冬の時期でも、暖炉にあたって本でも読んでいれば楽しいだろうと最初は考えた。そのために薪ストーブも入れたほどだ。

しかし、場所が場所だけに降雪量は多く、水回りの手入れだけでも大変だ。

暖房も、最初は薪割りをしてみたが、すぐに面倒くさくなって石油ストーブに化けた。
http://blogs.yahoo.co.jp/tomo1027/55139445.html

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資産家以外は憧れの暖炉・薪ストーブだけは諦めた方が良い


移住民が新たに価値を見出した「薪ストーブ」2015.01.14
http://thepage.jp/detail/20150114-00000007-wordleaf


「薪」を手に入れる事から始まる

[写真]冬に使う薪を秋までに確保できるかどうかが、薪ストーブを導入した寒冷地の田舎暮らしでは死活問題となる


 僕は3年前の夏から、八ヶ岳を望む長野県の山中に生活の拠点を移している。

ざっくり言えば最近流行りの「田舎暮らし」だが、仕事の中心や人間関係の大半は、まだ地元の東京に残したままだ。住んでいる場所も都会人が集まる別荘地で、「自然に寄り添う」という言葉が出てくるような、志高い「田舎暮らし」のイメージとは異なる。

 そんなヘタれた「田舎暮らし」の中で、まあ、「らしく」頑張っていると言えるのものが一つだけある。「薪づくり」である。

 僕の家は標高1350メートルの高地にあり、冬はマイナス10〜15度になる。

当然エアコンは役にたたない。

地元民が大半を占める市街地では、石油ストーブが活躍しているが、別荘地を中心に分布するいわゆる「外来種」「移住民」となると、あえて薪ストーブを使っている人が多い。

最近の薪ストーブは石油ストーブよりも暖房効率が高く、単純に寒冷地に最適だという理由が一つ。また、「炎を眺める」ということを通じて、なんとなく田舎暮らしを満喫しているような気分になるという都会人感覚も普及におおいに貢献していると思う。
http://thepage.jp/detail/20150114-00000007-wordleaf


しかし、今日、薪を手に入れるのは簡単ではない。

「出来合いを店で買う」のが最も手っ取り早いが、例えば最も手近なホームセンターなどでは一束500円前後と高い。

一束は概ね両手で抱えられる程度の量だが、それくらいでは下手をしたら1時間も持たず、1000円札を燃やして焚き火をするレベルと言っても過言ではない。お金持ちの週末の別荘利用ならばそれで良いだろうが、右肩下がりの時代に現役世代が寒冷地に定住するための「生きる手段」としては、とても選択肢にはならない。

 ではどうするかと言うと、一般人が山に入って木を切り倒すことは事実上不可能なので、長さ2〜3メートルの原木(丸太)を手に入れ、自分で割る。これが最も現実的だ。

原木は薪の束に比べればだいぶ安く買うことができるが、自治体などが間伐材を無料で配布することもある。「薪割り」は昔ながらに斧をふるってやる人もいるが、僕は7万円程度で売っている油圧式の電動薪割り機を使っている。


 原木入手のルートとして、僕は昨秋初めて、地元のNPO法人が主催する「薪づくり講習会」というイベントに参加した。NPOが管理する里山の間伐材を使い、正しいやり方を教わりながら半日かけて薪を作る。出来上がった薪は参加者約30人で分配して持ち帰るという段取りだ。
 
 ほとんどの一般参加者の狙いはやはり「薪ゲット」に尽きる。
http://thepage.jp/detail/20150114-00000007-wordleaf?page=2


「カラマツ」という悩ましい存在


「八ヶ岳森林文化の会」の皆さんによる間伐作業の様子=長野県茅野市の「市民の森」で、「八ヶ岳森林文化の会」提供

 もともとゴルフ場は、「カラマツ林を抜ける爽やかな林間コース」という触れ込みで開発されたという。しかし、この「カラマツ」がクセモノなのだ。戦後、特に長野県では盛んに電柱や枕木の材としてカラマツが植林された。しかし、すぐに輸入材やコンクリートに押され、経済的な価値を失った。そのため、今はほとんどのカラマツ林が十分に手入れされていないのが現状だ。

「原生林は自然更新ができるけれど、一度人間の手が入った森はそれができない。人工林は間伐を前提に作られているのです」と「八ヶ岳森林文化の会」の南波一郎さんは言う。

 この「吉田山」の場合は、ゴルフ場予定地だった約200haを後に市が買い取って「市民の森」と名付け、県の助成金を使い、「八ヶ岳森林文化の会」がボランティアで管理している。「仮に間伐した木材を売ったとしても運送費と人件費で赤字になります。助成金がなければどうにもなりません」と定成さんが言うように、このように里山を継続的に間伐して管理できるケースは稀だ。

 加えて、現在の森林法では、木を倒したままその場に放置する「切り捨て間伐」が禁止され、間伐材は全て山から持ち出し、何らかの形で利用しなければならない。だが、多くは薪くらいにしか使えないのが現状だ。


しかも、カラマツとなると、薪としても


「燃え尽きるのが早い」「温度が上がりすぎてストーブを傷める」


などの理由で敬遠されがちなのだ。カラマツの利用を促進するために開発された専用の「カラマツストーブ」などもあるが、広く普及しているとは言いがたい。


里山保全に携わる大半は「移住民」

 我が家では外国製のアンティーク級の薪ストーブを使っているが、カラマツを毛嫌いせず、火がつきやすい性質を利用して、炊き始めや火力アップの際に広葉樹と混ぜる形で積極利用している。自分の「田舎暮らし」の現実において、最も安くて手に入れやすい燃料を使わない手はないからだ。

 「八ヶ岳森林文化の会」の皆さんは、そこから一歩も二歩も踏み込んで、里山を荒廃から救い、地域活性化に結びつけようという志で動いている。そして、半分予想しつつ驚きもしたのだが、100人弱の会員の9割方は、理事長の定成さんを含め、都会からの「移住民」だという。


 「私と同じ世代の地元の人たちは、戦後の貧しい時代に、学校のストーブの燃料にする薪を山から背負って運ばされていたと聞いています。そして、


『こんな辛い仕事は大人になったら絶対にやらんからな』


と思って育ったと。もうだいぶ前の事になりますが、実際に地元の人の口から


『あんたたちはそれをもの好きにようやるわ』


と言われた時に、初めて会に土地の人がなかなか入ってこない理由が分かりました」
http://thepage.jp/detail/20150114-00000007-wordleaf?page=3

▲△▽▼

薪ストーブの知恵

我が家の場合、暖房とお風呂は全て薪で賄っていますが、冬は一日平均8時間燃やすとして、1年間に必要な薪の量は、4畳半の部屋に高さ1.5mまで積み上げた量になります。伐採・薪割り・乾燥・保管を一人でやったとして、1日7時間働いて2ヶ月程掛かります。

ちなみに、北海道の年間灯油平均消費量は約2,400リットル。北海道のよいうてい森林組合で薪を販売していますが、4畳半の部屋に高さ1.5mまで積み上げた量で約16万円(送料別)しますので、薪を購入した場合、石油ストーブより少しお得といったところです。

しかしながら、薪ストーブほど手の掛かるものはありません!

一番大変なのは温度調整です。真冬の朝方の室温は5℃(-20℃になる地域は0℃)前後まで下がりますが、室温を18℃にするのに約1時間は掛かります。室温を維持するには薪の燃え具合を頻繁に調整しないといけませんが、慣れて来てもそう上手く行かないので服を脱いだり着たりする羽目になります。さらに、薪を自分で作るとなると想像以上に手間が掛かるものです。

そんな訳で、週末だけストーブを燃やす程度でしたら話は別ですが、定住して暖房や調理を薪ストーブで賄うとなると、それなりの覚悟が必要です!何かしらの必然性が無いと続ける事は出来ないので、高価な薪ストーブを購入するのはお勧め出来ません!


一生薪割り

ここでは、暖房・風呂焚きを全て薪に頼り、通年定住する事を前提に話を進めます。

一年間の薪を必要量得るには、下記の様な条件が必要です。


1.16万円以上出費して、毎年薪を購入出来る事。(輸送代は別)

2.建築廃材を、軽トラックに山積にして(高さ1m)5台分以上継続して貰う事が出来、運べる事。

3.間伐材や伐採跡地の残材などを、自由に貰う事が出来、運ぶ手段がある事。

4.胸高直径40cm前後の木が50本以上ある山林を(面積1ha程)、自由に伐採出来、搬出できる事。


上記のいずれも不可能な場合は、薪のみで生活をする事は諦めないといけません。

我が家の場合、4番に当てはまる訳ですが、非常に手間が掛かるものの、誰にも気兼ねなく、継続的に薪を得られるので幸せかと思います(^^)

ちなみに、家族四人で、暖房・炊事・風呂など全てを薪に頼った場合、最低でも1ha(3030坪)の森が必要になりますが、北海道道民の一人当たりの森林面積は約1haで、全国平均の約5倍になっています。北海道の場合、エネルギーを薪だけに頼る事は可能ですが、本州では不可能という事になるでしょう。
http://h-kaitaku.sakura.ne.jp/toranomaki.html


薪割り機 2007年07月29日
http://blog.hokkaido-np.co.jp/71166sn/oldentries/archives/2007/07/post_49.html#comments

今週は近所の友人から譲ってもらった薪用の原木、その残りの薪割りを全て処理した。

チェーンソーで30cmぐらいに切って、それを斧で割るのだが、その斧で割る際の腰への負担、これが大きい。

二つ割で済むような場合ではそれ程ではないが、4つ割り、6つ割りのような太い原木、これが辛い。

 我々のような若いときから薪割りに慣れていない者には、60歳を越えてからは無理なのだ。

 そんな時に力強い助っ人が現れた、油圧式電動薪割機である。


amazon.co.jp 薪割り機
http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_kk_1?rh=i%3Aaps%2Ck%3A%E8%96%AA%E5%89%B2%E3%82%8A%E6%A9%9F&keywords=%E8%96%AA%E5%89%B2%E3%82%8A%E6%A9%9F&ie=UTF8&qid=1456231095

インターネットでこの情報は掴んでいたが、実際に使ってみる機会がないままに来たが、近所の友人がこれを貸してくれた。チェーンソーで輪切りに切り始め、昨日からこの薪割機で割り始めた。

 うーん、使える。この二日間で全て割り、これらを薪小屋に積み上げることができた。どんな機械か、写真で紹介する。うっかりと作業中の写真を撮りそこなった。

4トンの力を油圧で掛けながら割る。25cmほどの直径の原木まで割れるのだそうだ。

3万円台の価格で、業務用には使えないが、個人で1年分ぐらいの量をこなすのであれば、言うことがない。

 草刈りにしろ薪割りにしろ、機械力を使ってこなせばなんとかなるものだが、それなりに投資が必要だ。

田舎暮らしも、こんなことに結構金がかかるものだが、何とかやり繰りしながら楽しんでいる。

 この機械、原木をはさんで油圧をかけて割る。

 薪小屋、この様に積み上げる。積み上げには、結構工夫しながら行う、面白い。この薪小屋、まだまだスペースはいっぱいある。
http://blog.hokkaido-np.co.jp/71166sn/oldentries/archives/2007/07/post_49.html#comments


ストーブ用の薪の準備。

本来は夏の早い時期に薪割りなどを行い、それらを積み上げ乾燥させて半年、できれば1年以上ねかせたものが良いようである。

木の種類は堅いもの、例えば楢など、が火持ちが良く薪として適しており、エゾ松や落葉松などはヤニがあり適しているとは言えないようだ。

薪の原木は、近所の方の話では、森林組合などから購入しているとのこと。
昨年から原油高で灯油の値段が上がり、薪の需要が高くなっているだろう。

 たまたま近所の方から譲ってもらった雑木があるので、これらをチェーンソーで切り、斧で薪割りを行っている。幸い薪の在庫は2〜3年分ぐらいあり、時期としては遅いが、いずれ必要となるので行っている。

夏の間は草刈りなどに追われて、ついつい先延ばしにしていた結果である。この薪割りがどの程度の量になるか、それによっては来年、原木を購入して本格的に薪作りに取り組まなければならない。

 冬の薪ストーブは、手間隙かける煩わしさがあるが、燃やした時の遠赤外線と炎の暖かさは素晴らしい。
http://blog.hokkaido-np.co.jp/71166sn/oldentries/archives/2006/11/2.html


42. 中川隆[-13559] koaQ7Jey 2018年6月30日 11:41:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16288]

音楽は可愛い女の子と一緒に聴きたいけど、お人形さんでも華やかな雰囲気になるよ


リアルラブドール オリエント工業[スマートフォン]
https://www.orient-doll.com/shop/category/?ct=13
https://www.orient-doll.com/spn/top/


AI搭載ラブドールと一緒に暮らそう _ とんでもない美人のラブドールがやってきた!
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/220.html


43. 中川隆[-13458] koaQ7Jey 2018年7月03日 10:12:01 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16315]

2017年1月8日
魅惑のラブドール 創業40年 オリエント工業を訪ねて
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/popress/feature/CK2017010802000216.html


数々の美しいラブドールが並ぶオリエント工業のショールーム=いずれも東京都内で


 滑らかな肌に、優しげな瞳。かすかに開いた柔らかな唇。写真の女性たちは皆、限りなく女性に近づけた人形「ラブドール」なんです。今、創業40年のオリエント工業(東京都)が生み出すラブドールが美しすぎると話題になり、「きれいでかわいいもの」として、性の対象であることにこだわらずに受け入れる若者も出てきました。なぜ、こんなにも多くの人を魅了するのか。そのこだわりに迫ります。 (編集長・蓮野亜耶)

女性の心も奪い始めた


 「ラブドール見ていたら顔も体もきれいすぎてモチベーション上がる」「ラブドールがかわいすぎて、メークの参考にしようとずっと画像検索していた」


 かつては、女性には縁遠かったラブドールですが、ツイッターではラブドールのメークをまねしたいという若い女性のコメントが多く見られます。タレントの寺田御子(みこ)さん(24)も、「メークはいつもラブドールみたいにしてくださいとお願いしています」と投稿しています。


 ラブドールと暮らす女性もいます。ツイッターにラブドールの写真を投稿している東京都の20代の女性は、オリエント工業のホームページを見て、そのかわいさに衝撃を受けて昨年、購入しました。「とにかく顔が好み。かわいさ、はかなさ、美しさをすべて兼ね備えている」と魅力を語ります。


 また、自分の感情を受け止めてくれる存在としての価値も見いだしています。「マイナスの感情をぶつけ続けてもラブドールは私のことを嫌いにならない。そばに居続けてくれると思えば安心できる」とも話しました。


シリコーンを流し込めば、吸い付くような肌のラブドールの胴体が完成

骨、手相、腕の血管も再現


 ボディーは、胸の大きさや腰のくびれなど職人が相談を重ねて作り上げます。実在の女性をモデルにしたドールもあります。気をつけるのは身長。実物は存在感が強く、大きく感じられるので一番大きいものでも157センチにしています。


 型に金属製の骨組みを入れてシリコーンを流し込んで固めます。シリコーンを使うのにはわけがあります。ドールの肌を触るとしっとりと感じられるから。型から取りだした後、余分なシリコーンを取り除きます。


 ヤスリをかけるとシリコーンに傷がついてしまうので、先端が曲がったはさみを使って少しずつシリコーンを切り取ります。そこに、肌の色を載せていきます。


手相まで再現されたラブドールの手のひら

 ボディーのこだわりはこれだけではありません。指を触ると、柔らかい皮膚の中にコリっとした骨があるのが分かります。


 手を見ると、手相や指の関節のしわまで再現。色白のドールの腕には、うっすらと血管が! 1人1人、エアブラシで描いていくんだそう。どこまでもリアルさを追求しています。


 「本当に生きているみたい」。そう実感したのは東京のショールームでの撮影中でした。カメラのフラッシュがドールの目に反射し、瞳に光が宿ったとき、表情がいきいきとしたように見えたんです。


丁寧にメークして、息を吹き込む


瞳に宿る光 優しい表情


 さらに印象的なのは、ドールの顔つき。とろんとした目つきで、満ち足りたよう。安らかな顔にも見えます。「好きな人に愛されている」と実感した女性はこんな表情をするのではないかな、と想像できました。


 もっと愛されるために。そのこだわりはとどまることを知りません。ドールと所有者は、唇が触れるくらいの距離で見つめ合うので、ドールの目は少しだけ中央に寄っているんです。驚くことに眼球を動かすこともできます。どんなポーズをとらせても視線を合わせられます。


ほくろまで作り込まれたラブドールの目


 もちろん、メークも重要。女性のスタッフがエアブラシや筆で丁寧に血色を与え、目元には付けまつげを付け、唇をつややかに仕上げていきます。


 ラブドールという名前通り、愛される存在としてきょうもどこかで、所有者に寄り添っています。 

ラブドール出生秘話


 1960年代後半からアダルトショップに女性の姿をした人形が並ぶようになりました。77年にオリエント工業が伴侶を失ったり、障害があったりしてなかなか女性と触れ合う機会のない人に寄り添う存在になってもらいたいと、ラブドールを開発。


 人形を手放す場合、同社が引き取る「里帰り」という制度もあります。その際に感謝の手紙が添えられていることもあるそうです。
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/popress/feature/CK2017010802000216.html


リアルラブドール オリエント工業[スマートフォン]
https://www.orient-doll.com/shop/category/?ct=13
https://www.orient-doll.com/spn/top/


44. 中川隆[-13834] koaQ7Jey 2018年8月11日 08:21:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-17821]

GRFのある部屋 2018年 08月 10日
https://tannoy.exblog.jp/29983415/


私自身は、オーディオの音を一番左右するのは、SPの置き場所だと思っています。

それを実験する良い方法は、大きめな机とか、食堂のテーブルの上で小型のSPを置いて、その位置を動かして見ると、どれほど音が変わるか解ると思います。

そうして、実験してみるとSPを後ろの壁から離してみることが一番楽に良い音を獲られる方法だと解ります。以前にも書きましたが、それを確信したのは、復帰前の香港の高級オーディオ店で聴かせていただいたアヴァロンのスピーカーを大きな部屋のほぼ中央で聴いた経験です。そこから、T4の床置き平行法の実験に繋がったのです。

欧米では、SPの置き場所は、壁から離すのが常識化されています。日本のせまい住宅事情では、なかなか許されないでしょうが、オーディオ専用部屋なら、たとえ六畳でもやってみるべきです。前後、左右の壁の反射から逃れる事で、どれほど音場が楽しめるのかぜひ実験してみてください。回析効果がある小型のSPが優位ですが、ここにきて各社から、無指向性のSPが出てきました。

無指向性のスピーカーからは、録音されている音場が現れてきます。無指向性でも、音場が再生されれば、ステージが現れます。PC用やテレビ用にこれから普及が進んでいく事でしょう。

和室の音を聴いていただいたあと、少しだけ大きな部屋の音も聴いていただきました。和室の部屋のクオリティが上がっても、やはり、後ろの壁はありますから、その壁がないようにも聞こえますが、やはり、大きな部屋のようなSPが消えるような音にはなりません。

LotusRootsさんが面白いことを言われました。実際には、トロバドール80が音を出しているのだけれど、後方に拡がる音場を聴いていると、出しているSPが音を邪魔しているように聞こえると。これを聞いて、同じ部屋に二つのSPが入っているので、やはりピッタリと位置が合っていないと、音場が全部現れていないのでしょうね。今日の所は、このあたりで勘弁させて下さい(苦笑)。


45. 中川隆[-13500] koaQ7Jey 2018年11月08日 12:28:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20275] 報告

部屋の広さとスピーカーのサイズ - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年11月08日

日本の一般的なオーディオマニアのオーディオを聴く部屋の広さは「6畳」ぐらいだそうだ。東京近郊の関東圏では6畳の一部屋を使えるだけでも恵まれていると思う。元々の地元で農家や商売をされている方ならまた別の広さになるだろう。

田舎でもオーディオ専用の部屋になると職業(サラリー)の違いによって変わって来るだろうが、関東圏の部屋の価格を考えると田舎は確かに安い。一般的なサラリーマンでは6〜8畳程度が主流になるだろう。田舎で農家されている方なら土地が有ればそう無理しなくても大きな部屋を作る事が出来る。

6〜8畳程度の広さが一般的ならスピーカーのサイズは「ブックシェルフタイプ」(W350・D300・H600前後)で十分に事足りる。ウーハー径なら20〜30p口径で良いだろう。90db前後の能率が有れば十分。それ以上のサイズのスピーカーを使うなら「狂信的な」と云う表現になるかもしれない。

45年前のオーディオマニアの中では38cmクラスのウーハーが1級品だと云われていた。能率も96〜101db/Wの高能率型が良いと云われていた。これを6畳の部屋で使うとなると「狂信的な」と云う表現になる。そんな狭い部屋でも使える様にしたのが、JBLの#43シリーズのモニターSPやALTEC#620Aモニターだろう。当時はJBLが圧倒的に強くて、620Aなどを聴く処が少なかった。その関係も有ってか数が少ないので今では人気がある。自分でそのどちらも使って見て思うのは「雑誌の記事に踊らされていた」と思う。やはり、自分の耳で確認して初めて選択できる事なのだと・・・。

スピーカーで「表現」が変わるし、部屋とのサイズの関係も有る。年が若い方なら「自分の部屋に合ったサイズ」のスピーカーをお勧めする。間違っても「一人で移動できない」代物は避けるべき。良い部屋を持てた時に大きなスピーカーを入れたら良いと思う。ただ時間の流れで欲しいスピーカーが後日有るとは限らない。オーディオメーカーはどこも短命なのだ。そういう業界なのだと思う。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/aefd6760e869265fb26076b2bdf6c0a1

46. 中川隆[-13739] koaQ7Jey 2018年12月06日 10:55:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-21760] 報告

密閉型のオーディオルームは好まない - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2018年12月06日

来年は「部屋」への対策を考えている。個人的に「密閉した部屋」は好まない。開放的な環境下で音楽を楽しみたいと思っている。

「地下室」の様な「密閉型」の部屋のメリット・デメリットを考えると、「防音・遮音」の面で非常に大きなメリットを得られると思うが、「空気が閉ざされた」重い感じを受ける。部屋の中でサウンドが充満して「ヌケ」て行かない様に感じる。

年齢を重ねてくると、若い時の様な「爆音」型の音量は使わなくなって来ている。聴く音楽もオーケストラよりもピアノ・トリオクラスの室内楽的なモノに移ってきている。「迫力」よりも「質感」重視の聴き方に代わって来ている。

部屋自体はライブな部屋よりもデッドな部屋の方が「ヌケ・キレ・ノビ」を感じやすい。私のシステムでは「出音」を磨いて来ているので、部屋の「響き」など使わなくても十分な情報量を確保している。一般的な住宅の部屋で、ただ広さの確保と床面の強度を確保できれば十分だと考えている。部屋の基本は「デッド」で良いと思っている。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/4f1461eb388011b0bc7fbdc99e7c3c6b

47. 中川隆[-11431] koaQ7Jey 2019年3月15日 09:45:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[565] 報告
一年半ぶりの進化 パグ太郎さんとの実験 @
GRFのある部屋2019年 03月 14日
https://tannoy.exblog.jp/30467384/


きっかけは、先月の横浜のMさんが、夜香さんと来られたときの感想から始まりました。コンサートホールのような音は出しているのですが、それだけではなく、ホールの高さや奥行きを再現してほしいと言われました。そのときは、静けさばかり追うのではなく、演奏会場の暗騒音や空調の音などを合わせて再現できたら、臨場感も増すのではないだろうかと思いました。

コンサートホールから出てきたときのホワイエの狭さ、人々の話し声、そこからホールに入ったときの空間の大きさ、広さ、天井に反射してくる音などの再現です。引き算ばかりではなく、雰囲気の足し算も加えてみようと思ったからです。


夏、クーラーが動いているとき、かすかな騒音が聞こえますが、音楽と関係ない音は、自然に除外して聞いていくのでしょう。最初は気になる騒音も、だんだん同化していき、わからなくなっていきます。どこかで実験をしてみようと思いました。


それと同時にMさんから言われたのが、上の手法とは全く違う違うアプローチですが、特にウィーン・フィルのムジークフェラインの会場では、音が天井から降ってきます。このような響きはほかの会場ではあまりありません。天井からの反射や壁から反射音ですね。それとは別にベルリンフィルハーモニーやサントリーホール、ミューザ川崎ような、ワインヤード式のコンサートホールでも、天井に反射板が設置されています。

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家の部屋は、CDやレコードに録音されている、微少の残響音を元のように再現して、あたかも会場にいるような音に包まれる装置ですが、それをマルチチャンネル方式ではなく、通常の2CHのステレオで再現しています。


部屋の中央付近に設置された、無指向性のDDDユニットを使用した中音以上の音と、300Hz以下の低音は、同相で前後に放射されるているので、全方向に音が放射されています。それは、あたかもステージ上のオーケストラの楽器が、全方向に拡散されて、立体的な音場を作るように、その音場を二次元ではなく奥行き方向も再現する、3次元のサウンドになっているのです。


コンサートホールでオーケストラや、楽器の音を聞いたことのある人は、聞き慣れた音ですから、音を聞くとステージ上の音を再構成できるわけです。耳は、とても精巧な立体音響を聞くことができるマイクです。同じく二つある目や耳は、到達する画像や音像の微妙な差信号を脳に送り込むと、人類が人間になる前から完成している、目と耳の差で、立体像を再構成する本能で判断しているのです。


その音楽を聴いているのは、聴いている人の「脳」です。その人の経験している音だけが聞こえてくるのです。同じ音を聴かれても、何を聴かれているかは、やはりその人の経験の中にある音なのです。昔はレコードを通じてしか音楽を聴けませんでした。私が幸運にもムジークフェラインの音に接したのは、1978年、まだ二十代の頃です。レコードとはまったく異なった、幽玄の響きを聞いた衝撃は忘れられません。


そして、何回も通ったコンセルトヘボウの音が、私のイメージの原点です。はじめて、コンセルトヘボウに行ったとき、、余りに聞き慣れたPHILIPSのレコードと同じ音がするのに驚きました。GRFやESL57で聴く音が、本物でもしたことが驚きでした。

ときどき錯覚するのですが、SPから出てくる音は、皆同じように聞こえているはずだと、、、。例え、目の前を神様が通っても、その人が神様だと知らなければ、見えないのです。混雑する大都市の大きな駅の構内では、何万人もの人とすれ違います。その中から、どうやって友人が見つけられて、沢山の知らない人の顔はまったく忘れ去るのでしょうか?・・・その中から、どうやって友人が見つけられて、沢山の知らない人の顔はまったく忘れ去るのでしょうか?


目というレンズは見ています。ただその像は、過去に見た自分の記憶と一致しないだけです。耳という、マイクロフォンも全ての音を拾っています。ただ、あなた自身の脳が、それを良い音だと感じないのです。記憶にない音だからです。演奏会場でも、ラジオでもレコードでも、一度でも、生の演奏の実体験や媒体、手段で、感動した経験が無ければ、心の琴線に触れないまま、共鳴しないまま、音は消えていきます。


幼少の時のラジオや蓄音機の出会い、初めての演奏会の驚き、パレードを誇らしげに行進する音楽隊、そして、本当に素晴らしい演奏家での、言葉では表せない大きな感動!それらの記憶が、その感動を再現したいという希求が、あなたの部屋の装置を良い音で鳴らす、原動力なのです。


その意味で、その人の音楽体験その物が、その人の装置から聞こえてくる音なのです。本棚を見れば、その人がどのような人だと分かるのと同じように、レコード棚を見ればその人がどのような人か分かるのです。


と、2011年の記事のコメントで書いたことがあります。その思いは今でも変わっていません。と言うことは、家で聴かれている音も、聴かれる方の経験や思いで、全く違うところを聴かれていると感じることもあるからです。

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今回のMさんの感想とご提案は、私の中でもストンと納得できるモノでした。それは先日、のびーさんが来られた次の日の事でした。仕事をしている時も、その思いが膨らみ、久しぶりにオーディオの実験を行う気合いが満ちてきました。しかし、その日は、仕事が忙しくなかなか時間が取れません。夜食事が終わると、そのままソファーで寝てしまいました。

気がついたのは11時過ぎです。少しはエネルギーが出てきたので、思い切って一年半も前に考えていたことを実験しました。その実験用に購入してあったTroubadour 40を車庫から運び、後方のGRFの上に置いてみました。これは、80+TW3を開発していたときから、ホール感を出すために実験しようと思って、取ってあったのです。

結果は、思った通りのホールの音が出てきました。高さも奥行きも出て、ステージの位置がはっきりします。何よりも、低域の音の焦点が合ってきました。見えていなかった暗闇の中から、巨大な熊が姿を現してきたような感覚です。深夜ですから音量も小さく、ピントの調整も無しで繋いだだけでしたが、戦慄が走りました。


一連のSP開発の切っ掛けになった、コントラバスの最低域が、ようやく見えてきたのです。一年半も無駄に時間を費やしてしまったと、同時にとても後悔が出てきました。70を過ぎた身には大きな時間です。また、必要な時間だったとも思いました。


11時50分に音が出たのに、12時半には驚きと感動で開発している大山さんと、DDDユニットのSPを使われているご近所のパグ太郎さんにメールを送っていました。


パグ太郎さん


忙中ですが、深夜になって時間を作り、いよいよ実験を始めました。DDDのユニットだからこそ出来る世界です。T-80+TW3から後方に置いた40に音のブリッジが出来ます。ステージがはっきりと出現して、ホールの奥行きが拡がりました。


調整はもちろん微妙ですが、新しい扉を開けたようです。残り時間が少ないというのにこの一年半、遊んでいた気もします(汗)ぜひ、お仕事帰りにでもお寄り下さい。


つづきます・・・
https://tannoy.exblog.jp/30467384/

48. 中川隆[-11430] koaQ7Jey 2019年3月15日 09:47:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[566] 報告
K&Kさんの GRF邸訪問記  不思議な音響空間
GRFのある部屋 2016年 08月 20日
https://tannoy.exblog.jp/25628732/


8月15日、GRFさんのお宅にうかがう機会を得ました。今回ご一緒したのは先日GRFさんと一緒にうかがったBOさん。BOさんはGRFさんへの訪問が今回で4回目だとのことですが、私は初めて。

なかなかうかがう機会に恵まれなかったので、わくわくしながらの訪問です。最寄駅の近くのお蕎麦屋さんで、お昼をいただいた後でGRF邸へ。実はお蕎麦屋さんでおいしいざるそばをいただく前に卵焼きや鴨肉などを肴に冷の吟醸酒まで…BOさんと「これはヤバイ」と言いつつ、あまりのおいしさについすすめられるままに味わってしまいました。アルコールが入ってしまって、この後ちゃんとした音の判断ができるのだろうか…ちょっと心配です。

GRFさんのお宅は、すでにいろんなかたが紹介されていると思うのですが、私の備忘録も兼ねてお部屋の概要を書き留めておくことにします。広さは24畳、天井高は3m位でしょうか。スゴイのは、その天井のほぼ全面が開口部になっていて建物の躯体の上端まで吸音材で埋められていること。

床は構造上の床の上にコンクリートを施し、計50o程の板材を積層してつくられているとか…表面はカリンの集成材(無垢材)で足を載せた感覚は強固そのもの。

壁には吸音処理はなく、天井のみで吸音しているようです。壁はMDFに塗装を施したもので、その壁面を支える桟は定間隔ではなく1/f 揺らぎを模したランダムの間隔にしているとのこと。その指示には施工した大工さんが困惑したとのことですが…(笑) 壁は音響的には床には接しないような造りになっているとのこと。ムチャクチャ凝った造りです。

吸音部の面積比から考えると吸音率は20%強くらいでしょうか?全体的にはデッドと言えるのかもしれませんが、正面の窓にかかったひとつのカーテン以外には高音域のみ吸音するような材料がないので、低音から高音までバランスよく吸音されているようで、響きにはまったく違和感がありません。会話の聴こえ方から判断すると響きの質はやや硬質のような気がします。


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オーディオ機器は…送り出しはEMMのトランスポートとDAC。CDはDSD変換した後、アナログ化されるとのこと。プリアンプは真空管式のモノラル構成のものをひとつの筐体に収めたもの。電源部は別筐体になっていて、やはり左右別々にDC供給している。パワーアンプはモノラル構成の3極管のプッシュプル。プッシュプルがひとつの管の中に収められており、真空管は全くわかってない私はシングルアンプと勘違いしてしまったのですが…。出力トランスはタムラの特注品でこれを作ってもらうのにロットで発注しなければならなかったとのこと。真空管オンチの私にはアンプについてこれ以上コメントすることは不可能です。

今日の主役はやっぱりスピーカー。

Omni-Directional(無指向性)のGerman Physicsのトロバトーレ80とBi-Directional(双指向性)のPSD社の特注品と思われる20pウーファを背中合わせに配置したシステムの組み合わせ。300Hz、12dB/octのネットワークでクロスされている。このトロバトーレはチタンの0.025o厚のメンブレムを持つもの。ウーファシステムはキャビネットに独特の面取りが施され美しいバーズアイメープルの突板で仕上げられている。

最初に聴かせていただいたのはクレーメルとアルゲリッチのプロコフィエフのヴァイオリンソナタ。演奏会場にいる感じ。ピアノとヴァイオリンの位置関係が立体的に感じられる。柔らかい耳あたりの良い音なのにピアノはスタインウェイらしい華やかさが感じられて心地よい。

ダニエル・ハーディング、ウィーンフィルのマーラー10番は開放的な響き。ビックリしたのはグランカッサ。グランカッサの奥行き感、定位の安定感、質感、まさにコンサートホールで聴いているような…。こんな再生音は今まで聞いたことがない。

GRFさんに促されて立ち上がってスピーカーの周囲を回りながら聴いてみると…スピーカーの裏側からはサントリーホールのP席で聴くように下の方にオーケストラが展開する。横に回るとミューザ川崎の知る人ぞ知る舞台横の特等席みたいな音が…


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昔のスターウォーズ第一作目でR2D2がレイア姫の3Dホログラフィック映像を空間に投影して姫のメッセージを伝える場面があったけれど、あれの音響版みたい。部屋の中にオーケストラの音響が立体的に構築されていて、その周りを移動して聴くとコンサートホール各席での音が聴けてしまう。ホログラフィックな映像のレイヤ姫と違うのはそのスケール感で、小さなレイヤ姫と違ってこちらは目の前に壮大なオーケストラが出現しているわけですから…。何とも不思議な音響空間。

GRFさんによるといくら無指向性のスピーカーを使ってもスピーカーの位置調整などがきちんとされないとこのホログラフィック感は得られないのだそうです。先ほど触れたグランカッサは部屋の音響、特に低域の吸音が適切に設定されないとあのような気持ちいい実在感は得られないのではないかと思います。通常のスピーカーよりも部屋の響きの影響を大きく受けるはずなので、この部屋の響きのホログラフィック感への貢献度はかなり高いのではないでしょうか?

もうこの後は、ホログラフィックな独特の心地よい音響空間に身をゆだねて、GRFさんが繰り出す名演盤をひたすら聴きまくるモードになりました。

ピリスのモーツァルト・ソナタ、白井光子さんのブラームス歌曲、ギレリスのベートーベン・ソナタ…やはり、臨場感が素晴らしい。

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続いてジャズ・ボーカル。パトリシア・バーバーのジャズ・ボーカルもタイトルのナイトクラブで聴く感じ。トニー・ベネットのWith my friendからダイアナ・クラールやスティービー・ワンダーとの豪華共演、マディー・ウォーターズのフォーク・シンガー。柔らかい心地よいボーカルでその場で聴いている感じ。

さらにヴァイオリンということでイザベラ・ファウストのベートーベン・ソナタ。メルニコフのピアノはベーゼンドルファー的でやや控えめ。ヴァイオリンを引き立てるような演奏。比較の意味で同じ曲をクレーメルとアルゲリッチで聴くとさすがにアルゲリッチは主張しまくって丁々発止の演奏で面白い。もうこの辺ですっかり音楽を聴くモードになっています。

ひとしきり聴いた後で、ワインタイム。

イタリアの白ワインをいただきました。シャルドネの高級ワインとのこと。ワインの味を活字にするのは私には無理ですが、Un po’ secco (中辛口)でしょうか?さすがにウチで食事に合わせて飲んでいるテーブル・ワインとは違って独特の香気が感じられます。これは食事とは別に味わうべきものなのかもしれません。

ここでいろんなお話が聞けて面白かったのですが、特にCDのドイツ盤と日本盤の違い、全集の盤はオリジナルとくらべるとガッカリなどはなぜそうなるのかというのは非常に興味深かったです。私にはまだよく理解はできないのですが…(笑)

アルコールが入った後はもうわけがわからなくなって、この後、夕食もはさんで音楽会は果てしなく続きました。(笑)

カラヤンのウィーン・フィル ニューイヤーコンサートからキャスリン・バトル独唱の春の歌、トスカニーニ、フィルハーモニアのブラームス。エバ・キャシディのライブでのAutumn leaves。フランク永井やちあきなおみまで。

GRFさんがベンチマークとして使われているハイティンク・コンセルトヘボウのショスタコーヴィチ第15番を聴かせていただいた時に、GRFさんが先日ウチにお越しになった時に言われていた意味がやっと理解できたような気がしました。GRFさんと拙宅では違ったアプローチだけど目指していることは同じと言われていたのです。確かにここで聴かせていただいた音、雰囲気感とウチのマルチch再生には共通のものが感じられたのです。

あ〜、そういうことだったのかと。

でも、マルチchをやっている身としては2本のスピーカーでこんな音を出されてしまうと…う〜ん、ガッカリというかなんというか…(笑)マルチchでやっと得られる雰囲気感以上のものを普通のCDで出されているわけで…。


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私がチェック用に使っているキム・チョン・ファ、ツィマーマンのリヒャルトシュトラウスのヴァイオリンとピアノのためのソナタも聴いたのですが、やはり柔らかい音にもかかわらず細部までよく聞き取れる解像度に感心させられます。ヴァイオリンはきつくなることなく心地よいし、ピアノはスタインウェイらしい輝きと華やかさがある。無理やりアラを探すと生の音はもう少しきつい音だったかもしれないということくらい。これは生の音を知る由もないので、真偽のほどは何とも言えないし、心地よすぎると文句をつけるのも変なので意味はないのですが…。(^^;)

気がつくと既に時計は9時を回っていて…ピリスのショパン、ノクターンを聴いた後、さらに遺作まで聴きたいという思いをやっとのことで断ち切って、GRF邸を後にしました。終バスに何とか間に合いましたので後ろ髪惹かれる思いを断ち切ってあの時においとまさせていただいてよかったです。

結局お聴きしたいと思っていたタンノイGRFや和室のユニコーンや「悪魔のソフト」すら聴くことができませんでした。再びGRF邸を訪れるための理由ができたと思うことにしましょう。(笑)

こんな音は拙宅ではとてもまねできませんから、次回はもう分析的に聴くことはやめてせっかくの機会を好きな音楽をじっくりと楽しむことに使いたいと思っています。どうか近いうちにまたその機会が得られますように…

GRFさん、すっかりお世話になりました。ありがとうございました。BOさん、ご一緒できて楽しかったです。

K&K

お盆の最初にお伺いしたK&KさんとBOさんが15日の日にいらっしゃいました。BOさんは既に何回も来られていますが、最終形のSPは、まだお聴きになっておられません。K&Kさんは、初めての来宅です。4チャンネルのマルチをお聞きの方が、拙宅のホログラフをどの様にお感じになるか楽しみでした。コンサートホールで聞くようにステージが出現します。マルチと違ってどの位置で聞いても、そのステージは変わりません。ホールで聞くときのように場所に依って音は変わりますが、どこで座っても良い音で聞けます。

はじめて、このホログラフィックの音を聞かれると、驚かれると思いますが、コンサートホール聞かれたことが無い方は、三次元の音とは感じないようです。スタジオでの奥行き感だけになります。それでも、ヴォーカルがバックから浮き上がり、鮮やかな音が聞こえてきます。いずれにしても、音場情報が入っている録音は、その場所が、部屋の中に出現するわけですから、こんなに楽しいことはありません。マルチをされているK&Kさんに確認頂き嬉しかったです。また、ぜひお越し下さい。次回は、DecolaとGRFの番ですね。そうそう、和室のユニコーンも聞いてください。
https://tannoy.exblog.jp/25628732/

49. 中川隆[-11429] koaQ7Jey 2019年3月15日 09:49:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[567] 報告
のびーさんのご感想
GRFのある部屋 2019年 03月 05日
https://tannoy.exblog.jp/30448311/


先週末にロンドンに戻りました。年々、疲れのとれ方が悪くなり、未だにボーっとしています。チコちゃんに叱られそうです。眠い目をこすって、今晩のCadogan Hall のGergiev & Mariinsky Orchestraに備えております。


今回も良い音と興味深いお話で色々と学ぶ機会を頂戴しました。ありがとうございました。簡単ですが以下に感想を記します。曲名、演奏者等、メモを取っていないので間違いがあるかもしれません。


今回のGRF邸訪問のポイントは音場の深さです。EMMを自室で聴けるようになり、Mola MolaとEMMの双方の魅力をより理解できるようになったと少々自惚れております。


二つのDACは音色も音場感も異なります。EMMの音場中心はMola Molaに比べると奥にあります。どちらのDACも前後方向にも十分な深さを提示しますが音源により、より好ましいDACが異なります。ただ全体的にMolaMolaの表現力が少し上回ったという印象でした。特に、これは音場というより音色の違いですが、Mola Molaがクレンペラーの古い録音を古臭くなく、といって違和感があるような新しい音でもなく再生したのには驚きました。


まず、最近、皆さんの影響でレファレンスとしているオルフェウスのパッフェルベル・カノンを聴かせて頂きました。


聴き所は導入部で、3パートに分かれたバイオリンの左→中→右の展開が繰り返されます。音場が左右に十分広くないと真ん中の方で固まり、ハーモニーの広がりが感じられず楽しくありません。


拙宅でも調整の結果、3パートが程よく分離しハーモニーの広がりを把握出来ていましたが、GRFさん曰く「バイオリンの3パートは半円形に編成されており、中のパートが奥まって定位する。これで音場の広さと深さが楽しめる」とのこと。確かに真ん中のバイオリン2丁が若干、ただし明らかに奥に定位します。なるほど、これはまた帰って調整に励まねば...


ただこの演奏でより印象に残ったのはチェロ、コントラバスによる通奏低音部の充実です。日頃から低音の充実を心がけており「ウチも結構良いのでは」と自己満足していましたがまだまだでした。低音の「量」が違います。当然ながら低音を単純にブーストしてもなかなか「量」は得られませんからこれでまたセッティングに悩むことになりそうです。


続いて、昨年から何度も聴かせて頂き、拙宅でもレギュラー化しているプレトニョフとアルゲリッチのプロコフィエフ・シンデレラのSACD。


この演奏は2台のピアノの響板部分を交差させて配置して録音されており、低音域では左右どちらのピアノが弾いているのか判別しにくいのですが、高音域では分かりやすくなります。拙宅でも、この辺りは良く分かるのですが、GRF邸では左右のピアニストの間隔がより原寸大に近く表現されます。


原寸大とは、目の前に定位しているピアニストの間隔が「実測で3メートル以上ある」というのではなく、「3メートル以上あるものを見ている(聴いている)」ということです。コンサートホールでは、1階席でも2階席でも見方は異なりますが「原寸大」が見えます。機器により表現される音像が十分に大きいか?これもウチでは、「まだ小さい」ことが判明しました。


次は、武満・ノヴェンバー・ステップスの3録音を楽しみました。


これは録音によりオケの配置が大きく異なりますから、配置による表現の違いを聴きます。ただ、前後、左右に十分な音場が提示されないと、指揮者や作曲家の意図を正確に理解できず楽しめません。


若杉=東京都交響楽団の演奏が、前後の深さを強調しながらも左右にも十分に広い小宇宙を表現したことに驚きました。詳細は省きますが、個人的には、ハイティンク=コンセルトヘボウ、若杉=東京都交響楽団、小沢=サイトウ・キネンの順番で好みでした。


最後に、トスカニーニの英国復帰公演のブラームス1番第1楽章の皮を打ち破りそうなティンパニーを堪能しました。


GRFさん、今回もありがとうございました。


のびー


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のびーさん


先日はお忙しい中、拙宅に定点観測で寄っていただきありがとうございました。あの後、MFさんの最新型ファイル送り出しシステムを聴かせていただき、のびーさんの進まれている方向の音を認識致しました。何事も、よりシンプルが良いようです。


実は拙宅の音も、のびーさんが来られた次の夜、DDDで新しい実験をしました。結果、新しいドアを開けたぐらい進歩しました。まだまだ検証中ですが、次回来ていただいた時は、楽しんでいただけることと思います。


そして、のびーさんご推薦のMFさんの究極にシンプル化した送り出しシステムの音も、確かめました。こちらも日進月歩ですが、なんとか遅れないようにこちらも進歩しなければと思いました。


いずれも、のびーさんが切っ掛けです。次回は、今日のゲルギエフ、来週のハイティンク90歳の記念演奏会のお話しを楽しみにしています。

by TANNOY-GRF| 2019-03-05 23:13| 来たり | Comments(3)


Commentedby のびー at 2019-03-06 17:24 x

昨晩のGergiev & Mariinsky Orchestraは非常にロシア的な音を堪能しました。
一緒に行った家内と二人並んだ席が取れなかったので少し離れて別々に座ることになりました。家内は横に座った初老の紳士と談笑していましたが、一緒に話そうと手招きします。会話に参加すると、彼は指揮者でMariinsky Orchestraを定期的に指揮しているというではありませんか!彼はOleg Caetaniといい、ロシア人とイタリア人のハーフで、GergievとSt Petersburg Conservatoryで同じ先生(Ilya Musin)に師事した仲とのこと。日本にも何度も行き、読売響や都響を指揮したことがあるらしい。

彼と席をスワップして前半のNutcrackerを聴きます。
ハーモニーが分厚くこってりしたNutcrackerです。高解像度とはある意味対極のサウンドですがオーディオ的快感があります。

インターバルに、彼の感想を聴きました
彼:「オケの音がロシア的で良い」
私:「ロシア的な音とはどんな音?」
彼:「それはDarkな音だ」
私:「Darkな音はどうやって出す?」
彼:「リハーサルで徹底するが、オケが元々持っている音がある。イタリアや日本のオケではこうは行かない」「ホールも大事だ。ここはロシア的な音を出しやすい。私もMr Toyota(永田音響設計の豊田泰久氏)ほどではないが、ホール音響にうるさいんだ(笑)。日本はホールも聴衆も素晴らしいよ」

まるで演歌のように、ロシアこぶしの利いたチャイコフスキー第6番を堪能しました。

Commentedby MFat 2019-03-07 22:26 x

GRFさん、こんばんは。
この日は大変な遅刻をしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
今回は再生ソフトの変更でしたが、効果を確認できて良かったです。そして検証も行いまた一つ大きな経験となりました。
遅刻が原因で終了時間も遅くなり、夕食までご馳走になり本当にありがとうございました。
また素晴らしい再生を聴かせて下さい。

Commentedby TANNOY-GRF at 2019-03-08 02:08

のびーさん 

そのロシア的というニュアンスですが、ゲルギエフの場合は、やはりDarkないわば土臭い音だと思います。ところが、師匠であるムラヴィンスキーは、Darkではなく天地の大きさが違っていたと感じています。そこがゲルギエフとムラヴィンスキーとの違いなのでしょう。
https://tannoy.exblog.jp/30448311/

50. 中川隆[-11428] koaQ7Jey 2019年3月15日 09:51:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[568] 報告
コントラバスの低い音
GRFのある部屋 2013年 12月 22日
https://tannoy.exblog.jp/21138926/

オーケストラを聴きに行くと、演奏前にコントラバスの奏者がよく練習をしています。音を合わせているのでしょうか、それとも、大きく指を動かさなければならないので、準備運動をしているのでしょうか?先月のウィーンフィルも、ベルリンフィルも、演奏前に練習していました。ベートーヴェンだから、五弦のコントラバスです。そんなときに聞こえるのが、最低音の五弦の低い音です。30Hzぐらいから60Hzぐらいの音が出ると、聴き手に恍惚感が出るそうです。オーディオでもこの辺の低い音が軽く出ると出ないでは、相当、体感上違って聞こえます。

最初の日はウィーンフィルでした。コントラバスの真上、3mぐらいでその低音を感じていたら、「そうか!家ではこの低い音が出ていないのだ」と、気がつきました。そこで、メインアンプ、電源ケーブル、フローティングボードも換えて調整して見ました。相当いい感じで、低い音が出てきました。今日は、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールを聴いてみました。団員がステージに現れ、コンサートマスターが、登場して音を合わせる前は、めいめい勝手な音を出して指の練習をしています。その時に、コントラバスの低い音が聞こえてくるのです。最低音のパートです。ほとんどのスピーカーでは、追従できない音です。Hartleyの62センチのウーハーや、コンシーケンスはさすがに出て来ますが、その他のスピーカーでは、かなり出にくい音です。その音が、アンプを交換した後、ユニコーンから軽々と出てくるから、このスピーカーの周波数特性は、どうなっているのだと、聴きながらも、不思議に思っています。

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German Physiksの公式サイトでは、ユニコーンで、55 - 21,500Hzと書かれております。実際、周波数を低い方から再生すると、40過ぎたあたりから聞こえ始め、55からは、しっかりと聞こえます。コントラバスの基音は聞こえないけど、倍音成分が聞こえるので、それらしく鳴るのでしょう。ちなみに、チェロとコントラバスは、楽譜は一緒ですが、実際は、一オクターブ違いますので、チェロとコントラバスだけで、ハーモニーが構成され、深い音が聞こえてきます。

低音が出ている、出ていないの違いは、高域の倍音成分が聞こえるか、聞こえないかに掛かってきます。いくた低域だけが、振れていても、倍音が出ていないと低音に聞こえないのです。そして、その倍音と位相が合っているか、いないかでも音の姿が見えるか見えないかの違いが出て来ます。歳を取ると当然、上の方は聞こえなくなってきます。ちょっと前までは、17,000ぐらいまでは聞こえていたのですが、最近は、よくて12,000でしょう。したの方は、年齢の影響をあまり受けず、聞こえるそうですが、倍音が上手く聞こえないと低音の動きが甘くなります。神様のご降臨の回数も歳と共に減ってくるのは、神様の所為ではありません。ストレスも耳に相当影響を与えます。だからといって、あまり刺激がないのもスパイスのきかない料理見たく美味しくありません。この辺のあんばいが塩梅の仕方ですね。

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その低音効果が顕著に出るのが、ベートーヴェンの曲ですね。そして、先月聴いた、リヒャルト・シュトラウスやストラヴィンスキーは最大限にオーケストラの音域を使用しています。第九の曲は、コントラバスの最低域が出なければ全く面白くありません。第3番も第5番も、最低域の音が出てくると別の音楽に聞こえてきます。


そして楽しいのはピアノの再生です。最近は、ピアノの演奏の聴き直しで追われています。ピアノの場合、すべての弦が共鳴してなっています。ペダルをふんで音を開放すると、オクターブ下の音や上の音が共鳴して響きを作っているのです。そういう音が出てくると、楽しくなってきます。まさに音楽ですね。

by TANNOY-GRF| 2013-12-22 22:34| オーディオ雑感 | Comments(5)

Commentedby TANNOY-GRF at 2013-12-23 11:12

低音と言えば、最近困った問題が起こっています。羽田の滑走路の延長に伴い、航路の変更がなされたようで、北九州や鳥取方面に向かう飛行機が、荒川沿いに北進して、川口あたりで西に向きを換え、豊島、いたばしから練馬上空を飛ぶようになりました。北風が吹くこの頃は、その爆音が響いてきます。以前は、世田谷上空だったのですが、成田からの便も加わりだいぶ頻繁に通るようになりました。

http://www.flightradar24.com/35.69,139.69/10

を見ると、便名や高度、速度等もわかります。関東から日本全体を見てみると、日本上空を外国の便が頻繁に通り過ぎていくのもわかります。上海の便の多い事には驚かされます。

Commentedby 椀方 at 2013-12-23 12:05 x

低音が良く聞こえるか聞こえないかについてですが、低音感応性の難聴の症状が随分良くなって耳の詰まり感が改善されたので、SPの再生音が改善されたかのように感じます。
昨夜は、NHKのEテレで放映されていたN響定演で、ノリントンのベートーベン8番を聴きましたが、ステージ真後ろに6台並んだコントラバスの響きが、専用の反響版の影響もあるでしょうが、随分豊かに聞こえました。


Commentedby TANNOY-GRF at 2013-12-23 16:26

椀方さん 少しづつ低音難聴が改善されてきたとのこと、良かったです。確かのコントラバスは、ウィーンフィルのように後ろに並んだ方が豊かに聞こえますね。椀方さんの装置は、低音の再現性が凄いですから、尚更でしょう。

Commentedby たぬき at 2014-03-20 22:39 x

ベース(コントラバス、エレキベース共に)の4弦解放のE音で大体40〜42ヘルツ。
3弦解放のA音で55〜57ヘルツ。3弦のC音で60ヘルツ辺り。
と言う事はその一オクターブ下のベートーベンの運命交響曲の最低音、コントラC(五弦ないしはCマシーンで延長した4弦)は30ヘルツ辺り。

多くのオーディオスピーカーのウーハーのF0は70〜かなり良くても精々40ヘルツ位。
ベースの3弦4弦、ましてや五弦等の低音域は基音がほとんどが再生不完全。多くは2倍音以上の倍音成分やら諸々の情報から脳内補正 して低音を感じている?

因みに、低音域は周波数特性のイジワルから発音体(楽器やアンプ、オーディオスピーカー)の付近が一番音量が低く、数メートル〜数十メートル離れた場所(周波数により異なる)で最大音量(1.5〜数倍?)になります。
又、コントラバスのエンドピンを介して舞台床を楽器の第二の共鳴板とする事で本体音量比で5割増以上の音量になります。(個々の音のクリアさや音程感は、、、)


Commentedby GRFat 2014-03-22 12:23 x

>コントラバスのエンドピンを介して舞台床を楽器の第二の共鳴板とする事で本体音量比で5割増以上の音量になります。

この技術は、SPの再生でも使えますね。
https://tannoy.exblog.jp/21138926/

51. 中川隆[-11074] koaQ7Jey 2019年3月29日 21:39:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[947] 報告

タワーマンションでは音楽は聴けない

タワーマンションは「超高層レオパレス」である - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=bOzn2v8mnVE

2019/03/26 に公開


レオパレスの建設したアパートが
建築基準法違反レベルの状態である、
ということが大きな問題になっています。
界壁がなかったり壁が薄かったり・・・
隣の生活音が丸聞こえである、
という指摘もたくさんあるようです。

実は、ブームになっているタワーマンションは
構造的にレオパレスと類似した状態であることが
世間ではあまり知られていません。
構造上、壁を薄くしなければいけないのが
日本のタワマンである、という現実を
榊淳司がズバリ指摘しています。

52. 中川隆[-10662] koaQ7Jey 2019年4月23日 10:12:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1404] 報告

Mさんからのご感想 「三つの個性」 GRFのある部屋 2019年 04月 23日
https://tannoy.exblog.jp/30554039/

GRFさんといえば、コンサートに数多く通う方だと聞いている。一抹の不安を抱きながらお邪魔したのは、閑静な住宅街のお宅だった。


まずはUNICORNが設置された和室に案内される。部屋の広さは約7畳。UNICORNを長手方向に壁と平行に設置され、管球アンプでドライブされている。


機器が温まるに連れて音場が拡大し、ユニット固定ネジの増し締めやキャビネットの埃掃除などで変化はしていくものの何処となく古き良き時代を感じさせる再生音である。


ただ、このセッティングは4トラックテープを音源とするPCオーディオの実験環境だそうで、GRFさん御自身も「アンプを変えようと思っていた」とのことでLR独立回路をビシェイで固めたプリアンプにスイッチする。

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早速聴かせていただくが、音場に高さが現れ、密度と解像感が格段に向上する。ハーディング/ウィーン・フィルのマーラー交響曲第10番の何と美しいことか。おそらくUNICORNの固有音なのだろうが、まるでローレライの歌声に誘われて飛び込みたくなるようなバイオリンの低弦の感覚は久々に味わった。


さらに、「後出しジャンケンみたいで…」と仰りながらCDプレイヤーをソニーMS1から、往年のマランツのCDプレイヤーCD-34に繋ぎ換えられた。実はこのCD-34、外観こそ純正仕様だが、プリアンプと同じ設計者がビシェイを使ってアナログ系をフルチューンしたというスペシャルバージョン。まさに羊の皮を被った狼で、UNICORNが実に朗々と唄い出したのには驚いた。

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いろいろな音源を聞かせていただき「それでは…」と促されてご案内いただいたのは、隣室のオーディオルーム。約24畳。天井高は3メートル。床は固いフローリング、天井面の奥にはさらに60cmのスペースがあるそうだが天井は、遮音用吸音材が露出した状態で詰め込まれている。

無理に吸音材を隠すよりも音響的配慮から敢えてその状態にされているのであろう。窓は二重で、入り口ドアは防音室用のもの。部屋に足を踏み入れるなり、暗騒音の無い、ややデッドな空間が広がっているが反射と吸音のバランスが取れており、全く違和感がない。


GRFはコーナーに設置されているが、あのGRFが大きく感じられないのはやはり広さのせいだろうか。そのGRFの上には3o厚のフェルトを挟んでTroubadour 40が設置されている。


メインSPはTroubadour 80とユニット2発のバスレフタイプのウーファーBOXの組み合わせ。ユニットは何と正面と背面に備わっており、無指向性のTROUBADOURと呼応するような設計である。


リスニングポジションから見るとTroubadour 40がTroubadour 80で、ほぼ隠れる位置取りとなっている。この位置関係もいろいろ試行錯誤を繰り返されたようである。

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まずは、メインSPのみで先程、UNICORNで聴かせていただいたCDを聴かせていただくが、音像はメインSPの後方に定位しウェルバランスで実に品位が高い。これに、後方のTroubadour 40が加わると音場とスケール感が一気に拡大するが、音像が肥大化するわけではない。特に聴かせていただいたモノラル音源はマスタリングが違うのではないかと思える程の激変ぶりであった。

ところでプリアンプのmola mola Makuaには、オプションのDACユニットが装備されており、emmのDAC出力をアナログで受けたものと瞬時に切り替えることができる。


mola molaのDACは解像度や切れを備えた現代ハイエンドの音色。対するemmは、奥行きの深い音楽が楽しめる音色と感じた。アラウの弾くスタインウェイの歯切れの良いPfを味わいたければmola mola、逆にグリモーの皇帝にはemmと使い分けたくなる実に贅沢な環境である。


さて最後はアナログタイム。アナログはTroubadour 40を入れると干渉して不自然になる、とのことでメインSPのみの再生である。


ベンツマイクロのカートリッジの新旧比較もしていただくが新しいカートリッジの方が数段上に感じられる。越路吹雪、森進一、・・・ 密度が高く、聴いていてとにかく楽しい。


UNICORN、Troubadour 80のメインSP、Troubadour 40のアンビエンス用SP、3つの個性を堪能させていただき、実に内容の濃い充実した1日だった。

https://tannoy.exblog.jp/30554039/

53. 中川隆[-10143] koaQ7Jey 2019年5月26日 08:08:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2204] 報告

スピーカー (振り返って)
Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)2009/06/02
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-66.html


小さな取りこぼしはあるにしても一応アンプ関係が終了したところで、スピーカーに移るわけですが、現在は1セットしかスピーカーを使っていませんのでこれまでに使って来たものを振り返ってみたいと思います。

所謂ヴィンテージオーディオとは20歳過ぎに出会いました。当時はまだデジカメの存在すら知りませんでした。

よって、古い写真をさらにデジカメで撮ったデータを使います、画質についてはご容赦下さい。

部屋は6畳、2階のまあ普通の日本建築の子供部屋です。床はふらふら、壁はポコポコ。オーディオの常識では「使ってはいけない部屋の条件」を見事に全て満たしています。

最初に手にしたヴィンテージスピーカーは

Western Erectric WE728Bx2 と WE713C+WE31の2Wayです。

http://blog-imgs-30.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC01998.jpg

モノラル専用でしたので、ドライバーは1本でした。


これで、6dB/Octのネットワークの実験をさせてもらいました。

713Cのアップ
http://blog-imgs-30.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC01999.jpg


スピーカーに教えられたことで一番印象深いことは「良いスピーカーは部屋の環境(エアヴォリューム)を学習する」でした。

このスピーカーを、良い音だ。と感じるには7年の歳月を必要としました。
思い返せば最初の4,5年は何も解らなかっただけですが。

L・ボベスコの弾く「フォーレ」の小品がスピーカーの面から7m(冗談でなく7mと確信していました)奥から鳴ったのです。

低音も高音も全く意識の外になり、ただボベスコが家に来てくれた。と実感できた鳴り方でした。

これはよく言われる「天使が降りてきた」状態で、翌日には天使は別の家へ遊びに行ってしまいましたけど。

オーディオを長くされている方は経験ありますよね。アンプの電源をOFFにするまでは居てくれる天使を見たことが。


それまでは728Bで四苦八苦していたので、2台目のスピーカーを買うことは想像だに出来ませんでしたが、やっと、意を決して求めたものが両翼にある

Lowther PW2です。

ユニットPM-6は底板(足で20cmくらいあがっている)に設置され、延長2m近くもある木製の折り返しフロントホーンで上部に見えるテグスのネットの開口から音は放出される優れものです。

http://blog-imgs-30.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC02000.jpg


もし、どこかで入手可能であればもう一度使ってみたいスピーカーのNo.1です。
まあ、バフルに遮られ我が家では置き場所はないんですがね・・・

ある日の深夜2時頃、クナのパルジファル(フィリップスの有名なバイロイトライブ)を聴いていたところ「気まぐれ天使」がやって来ました。

目を瞑ると、どう考えてもピットのオケは階下から聴こえますし、歌手はその奥のステージに立っていました。

「やったー!」と叫んだのですが、その内気持ちが悪くなってきました。

寒気が酷く、体温を計ると「38度強!」
やばーと思い明日は会社休もう。と決めて早々に寝ました。
翌朝、嘘のように体はスッキリ。でも、気持ちは決まっていたので、課長さんに電話して欠勤の許しを得ました。

もう、お解かりですね。
会社を休んで、昨夜の続きを聴きたかったのです。

もちろん、そんな不遜者の処に天使は来る筈もありませんでしたが・・・
課長さん、嘘ついてごめんなさい
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-66.html

スピーカー (振り返って2) 2009/06/03
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-67.html

引越しをしてほんのちょっと(7畳半)部屋が大きくなった30代前半はオーディオ迷走時代だったと思います。

「天使」の存在を知ってから狂っちゃったんでしょうか?まさにオーディオの魔力ですね。

使ったスピーカーの全てはとても紹介できません。
その中で写真の残っているものを中心に幾つか記してみます。

ALTEC A-5 (515、288、N500全てオリジナル)
http://blog-imgs-30.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC02002.jpg

(どこを探してもWE555の写真がないのですが、上の写真左側のホーンが555です。)

箱はH110で通常の828等よりは多少大きめでした。

続いてアメリカ系のJensen H15同軸入り

http://blog-imgs-30.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC02003.jpg


これは一瞬だけで、すぐに友人宅へ嫁いで行ってしまいました。

そして、いよいよEurodyn(Kl-L438 パーマネントの初号機)がやってきました。

http://blog-imgs-30.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC02004.jpg


高さ1500mmx幅900mmx奥450mmの後面開放(ラワンで作ったボロイ自作)に入れました。


これまで10数台のスピーカーを買ってきたと思いますが、購入に際して一つだけ共通点があります。

どれ一つとして事前に聴いてから買ったものがありません。まあ、田舎暮らしですから、そんな機会もほぼ無いのですが、このEurodynも当時お世話になっていたお店に遊びに行った時、床に置いてあったのをそのままHonda Todayの荷台へ押し込んで持ち帰ったものです。

深夜に帰宅後、とりあえず裸のままでアンプに結線し音だしだけはしてみようと・・・

その時のアセリ、絶望を何と表現したら良いでしょうか?
間違いなく人生で一番の衝撃でした。

ウーハーが鳴っていない!!! 
世界記録を出しそうな勢いでウーハーに走りより耳を押し当てました。

「・・・・・んーーーー」

わずかハムの音がします。その時の安堵感も表現の方法がありません。
勿論、直ぐに箱に入れて聴き始めしたが、それからの約2年はウーハーの音が殆ど聴こえない、長島先生の名文句「怪鳥の叫び」を聴き続けることになりました。

結局、その時期の苦労が例えようも無いほどの財産になったと思います。

@始めから低音の出るスピーカーは成長の伸び代が少ない。

Aスピーカーの背面の壁は吸音性にする。(後面開放ですから、当然でしたが)

Bインピーダンスマッチングは親の次に大切。


・・・・等など沢山の、今に続く自分の中のフォームを固めていった時期でした。

Eurodynは「大リーグボール養成ギブス」だったんでしょうね。・・・・とうちゃん
それにしては、随分バネの強いギブスでしたが。

現在に至るまでこのときの音は自分の「キャリアハイ」です。
1週間に4、5日も「天使」が遊びに来ていました。まさに蜜月時代でした。

オーケストラは家の外へ飛び出し、隣接する線路(私電)の上に整列し、バイオリンのユニゾンでも奏者が何人か数えられるような精密な再現を見せたのです。

終の棲家を手にして、この蜜月は一生続くと思っていたのですが・・・

コメント

豪華履歴に唖然

パラゴン、オートグラフ、ハーツフィールドと並べる様な人達がいる事は知っていました。今更驚きません。

だとすればこう言う人がいても不思議はないのかも知れません。けれどパラゴンを買う人達とは少しばかり御趣味が違うようです。その履歴に驚きました。今まででも既に十分感心していたのです。現在のラインナップから過去の履歴だってただじゃ済まない事は充分に予測がつきました。

その予測さえ超えるラインナップにただ感心しています。

自作後面開放にいれたパーマネントのオイロダインがあえて言わせて頂ければ現在の私に少し近いかな。私が平面バッフルを着けたのは最近の事でそれまで裸で鳴らしていました。低音が出なくて困るといった経験が私にはありません。怪鳥の叫びを聞いていません。

裸だと低音の量が下がるけれど質は悪く無いのではないか。

箱に入れると量は増えるけれど質は下がるのではないかなどと考えていたのですが、違ったようです。箱に入れた事で量が増える事はありませんでした。コントラバスとオルガンの差が明瞭にベースラインがつかみやすくなりました。むしろ質に変化がありました。やってみないと解らないものですね。自分で経験出来る事には限りがあります。数々のご経験ご披露頂ければ幸いです。
2009/06/04(木) 12:37 | URL | kawa #-[ 編集]

Re: 豪華履歴に唖然

kawaさん、こんにちは。

仰る通りEyrodynのようなスティフィネスの低いスピーカーは箱の力を借りて低音の量感を出すには不向きな性格ですね。だからこそ精密描写が可能なのだと思います。
箱に入れた当初も全く低音感は増えませんでした。
その時も「やっっちまった」事が多々あり、勉強をしながら少しづつ馴染んでいったんだと思います。

バカみたいにスピーカーを買い換えていましたが、思い返すと「これが欲しいから、貯金をしてでも」(仰るところの何時かはクラウン的な)と思いつめて買ったことがありません。
この辺りが、JBLとTannoyにめぐり合っていない理由でしょうか。

偶々出会いがあったからと、有名な登山家みたいな理由付けでローンも組みました。(涙)
おかげで、支離滅裂な過去を晒すことになり大変お恥ずかしい限りです。

2009/06/04(木) 13:15 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-67.html


スピーカー (振り返って3) 2009/06/04
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-68.html

ご覧いただいている皆さんもこんな気持ちになったことはありませんか?

自室の音に不満のある間はしゃかりきになって音を聴き、藁にもすがる思いで調整を繰り返し、オレはオーディオをいじっていたいんじゃないんだ!

オーディオを気にせず好きな音楽を心ゆくまで聴きたいんだー。と念じていたはずなのに、ある瞬間、納得のいった音が出たとたん、レコードに手が伸びなくなる・・・

吉祥寺のJazz喫茶マスターはそれを「倦怠期」のように表現していましたね。

ある日、大恩ある方からおまえの Eurodyn を譲って欲しいと依頼があり、反射的に了解をしていました。100%以上の満足は人を満足させないのかも知れませんね。
それほど、Eurodynは傑出したパフォーマンスを示していました。

以降は、それまで補欠扱いだったA-5も私に仕返しすることなく充分に活躍してくれたのですが、心の壁にポッカリと穴が開いたような虚脱感は拭いきれませんでした。

その後、その方から「もっと凄いEurodyn(フィールドのこと)が入ったから使うか?」と電話を貰い、再度一から挑戦することになったのですが・・・

家も立て部屋も大きくなり、壁一面にスピーカーが並んでいた頃。

http://blog-imgs-30.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC02005.jpg

自分の実力じゃ、どれ一つとしてまともに鳴るわけないんですけどね。一人でご満悦でした。

勿論、そこにハッピーエンドはありませんでした。

これこそ、我が家に伝わる「バンビーノの呪い」の伝説です。Red Soxは86年ぶりに見事ワールドチャンピオンになりましたが、我が家は、まだ解けていないのかな?

当然ですが、呪いではありません。下の通り、日本のオーディオシーンでは当たり前のバフル(バフルを床に自立させてスピーカーを中ほどに付ける)で使っていました。

http://blog-imgs-30.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DCP_0160_convert_20090604142735.jpg


ご覧のようにWEばりの梁をバリバリ付けて補強しました。

Klangfilm の資料に範を取り製作したので、当初は無かったもので後付けです。
ご想像の通り、低域の解像度が低く耐えられなかった為です。

誤解を招かぬよう申し添えますが、このバフルの方式が悪いということではありません。
要は、スピーカーとのコンビネーションの問題です。

足るを知らない心の隙に魔の手は忍び込み、更に、哀れな自惚れ者には新築3ヶ月目にしてどん底へと突き落とされる審判が下ったのでした。

 「君、4月1日から、横浜だから。 おめでとう。」 
         
             「うそっ」

http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-68.html

54. 中川隆[-10142] koaQ7Jey 2019年5月26日 08:11:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2205] 報告

僕の好きなコンポーネント(スピーカー達)
Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)2010/02/03
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-139.html


先日バレエ「白鳥の湖」を見てきた事を記事にしました。


原音再生は戯言だけど、演奏会のイメージを追及する
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-132.html

ホールがオペラハウス形式でもあり、2階のバルコニー先端で、オケピットから10mほどの近距離という貴重な体験をしました。

そのときに聴きながら、ボーっと「この音はA-5の音だなあ」と思っていました。
ALTEC A-5は実に演奏会のソノリティの味を持ったスピーカーだと思います。


スピーカー (振り返って2)
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-67.html


ALTECはA-5しか使ったことはありませんが、A-7(これは近所の喫茶店、シルバービートさんで逢ったKさんが使っていました)も家庭用のカーメル(友人のHさんが使用していた)も、本当に音楽をよく知っている人が作ったスピーカーだと感心させられます。


お宅訪問記 1
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-46.html

訪問記 2
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-48.html


後半には席を後方へ移動し約30m程の距離を置いて聴きました。
よりハーモニーは融合し、ホールトーンに包まれる感じが強くなります。
このときは、流石にEurodyn(パーマネント)は良くできたスピーカーだったと思い起されました。

スピーカー (振り返って2)
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-67.html


この2機種に共通なものは何か?

そうです。どちらも15インチウーハーとコンプレッションドライバーの2Wayであることです。
なるほど、改めて演奏会を聴きながら考えると、自分はこの式のスピーカーが好きなんだなと確認できました。

これらの他には、A-5と同じ設計図で作ったような Westrex London .Ltdの2080&2090型があり、Vitavoxのバイトーン型があります。この2機種は使った事がありません。


Westrex London.Ltd 2090ドライバーと独特の形状をした10セルホーン。
http://blog-imgs-29.fc2.com/k/a/o/kaorin27/1020cell3.jpg


買っちゃおうかなー。置くとこ無いな

Westrexは何度か購入のチャンスがあったのですが、バフル(フロントホーン)が入手難でついぞ縁がありませんでした。そんな訳で、これは憧れのスピーカーですね。

まあ、ドライバーはALTEC-288ですし、ウーハーも見た目515(フレームの隙間に羊毛綿みたいのが詰まってますが)です。A-5を手放してしまってこれを買うのが申し訳ないっていうのが、心の底にあるかも知れません。

A-5やEyrodynは全てにおいてバランスがいいですね。
帯域は広すぎず、狭すぎず。直接音と間接音のブレンドも絶妙!
本当に劇場に居合わせた雰囲気で音楽を聴かせてくれると思います。

一般に広い部屋が必要だ!みたいな言われ方をしますが、専用室なら8畳もあればちょっと吸音に気をつければ充分です。

「言われ方」で思い出しましたが、日本の雑誌を読むと、これらのような構成のホール用スピーカーは

「広い場所で多くの観客に聞かせる為に、パワーの入る設計がされており、迫力のある音を出すが家庭用としては音が荒いのが難点」

なーんて評ばかりでしたし、その頃に話を聞いた販売店のお兄さん達も揃って同じようなことを言っていました。

イタイケな少年だった僕はそれを真に受けて仲間と話す時には、受け売りの業務用スピーカー評を展開していたのでしょう。

A-5を購入した時に、ハタと気付いちゃいましたよ。
ひょっとして、世の中の評価ってほとんどが受け売りなんじゃないだろうか! ってね。

それ以来 「てめーの身銭で買って使ったモノ意外、その製品について語らないぞ」とココロに念じました。


コメント

写真にある2090ドライバーはアルテックの288と外見はそっくりですが、重さは1、5倍で音色もまったく異なります。2090ドライバーは後期になると角型からカボチャ型になります。ウーファーの2080もアルテックの515と似ていますがコーン紙が随分異なります。とても重いです。この組み合わせは2040アンプや2042アンプなどで鳴らされていましたが、低域に特徴があります。

2010/04/05(月) 19:22 | URL | かめきち #

Re: タイトルなし

かめきちさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

2080、2090お使いなんですか、いいスピーカーですね。
僕も数回すれ違ったんですが、撫で回しただけで結局我が家に来て貰う縁がありませんでした。

音については、きちんと鳴らせば同じ音楽が聴こえる。という程度の駄耳なものですから、出りゃーもうけもの!ですね。
これらの優秀な機械が、正確に動作してえらい違う音になるのは、多分別の原因でしょうから。

2010/04/06(火) 02:31 | URL | kaorin27 #


http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-139.html

55. 中川隆[-10141] koaQ7Jey 2019年5月26日 08:16:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2206] 報告

Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/1805/
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-date-201209.html


Logeさんのマイルーム
http://community.phileweb.com/images/myroom/18/1805/1L.jpg?1369190094

小劇場のような空間を目指してます

十分な響きがあってもダブつかない。そんな空間を目指してます。

所有機器は僅かしかリストにありませんでした(涙)


仕方がないので自力で書き込んでみます。
現在はレコードの録音年代やプレスの時代(時代ごとに溝の曲率や周波数特性が変わってきているので)によって少しづつ機材を変えて聴くようにしています。

mono LP (1947-1957)

EMT-CB25(角)
EMT RF-297(mono)
Presto 64a

モノラル・レコードも年代によってバリエーションがありますので
OFS-65 (SP)
AA-25D (40年代)
OFD-25 (50年代以降)
CA-12.5D (再発盤)
などの針先の曲率半径や針圧の異なるモデルで対応します。

Neumann WV-1(NF-EQ)

Stereo LP(1957-64)

Neumann DST(白)
Neumann Z-25
Presto 64a (2本アーム)

LCRイコライザー 鋭意製作中


Stereo LP(1965-1975)

Neumann DST-62a
EMT RF-297
EMT-927Ast

Klangfilm 6S ELA-2145 (CR-EQ)

Stereo LP(1976年〜)

EMT-TSD15
EMT EMT-929
EMT-930

EMT 139x2 (NF-EQ) TSD-15用にゲインを変更

以上、EQアンプまでが4世代のLPレコードに対応しています。

その後
Eckmiller W-68
Telefunken AD-1pp

に渡すラインと

Eckmiller W-66v
Klangfilm Kl-32611 (KL-72406pp)

に行くラインがあり、この2台のパワーアンプは差し替えでスピーカーは

Klangfilm Kl-43006 の1台だけです。
http://community.phileweb.com/mypage/myroom/1805/

2014年 05月 03日 素晴らしい音! Loge邸訪問記 GRFのある部屋
http://tannoy.exblog.jp/21942624/


昨年、行ったり来たりの最後のお客様で、11月に来ていただいたLogeさんのお宅をようやく訪ねることが出来ました。

連休中には何とか伺いたいと思っていました。ただ長野方面に連休中移動するのには、大渋滞を覚悟しなければなりません。先月の北海道の休み無しの日々を鑑みて、自分に休日を与えることにしました。蓼科の家のメンテナンスに来ていたBellwoodさんと連絡し合い、午後1時半に長野のインターチェンジで待ちわせることにしました。無事に時間通り合流して初めてのLoge邸へ。今日は、ウィーン旅行のO君も誘ってきました。レコードマニアの彼も興味津々だからです。

五月に入った信濃平は、様々な花たちの競演です。白い林檎の花、濃いピンクの桃の花、梨や杏の花も咲いています。良く整備された庭には、チューリップや水仙なども咲き乱れており、道を走っていても嬉しくなってきます。都会の花と違って、日照率と紫外線、空気も違うので、どの花も色鮮やかです。その道を、進んでいくと待望のLoge邸が見えてきました。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=21942624&i=201405%2F02%2F99%2Ff0108399_22393836.jpg

早速、部屋の案内していただきますと、そこは、ドイツの歌劇場でした。20年ほど前に専用で作られたという部屋には、マニア羨望の機器が並んでいます。入り口に入ってまず目に付くのが、大きな Telefunken のマスターテープレコーダーM-15です。それと同じ大きさの EMT の927、その隣が 930とアナログファンはこれだけで圧倒されてしまいます。案の定、同じ 927を使っているO君は、嬉しそうに機器に見入っています。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=21942624&i=201405%2F03%2F99%2Ff0108399_10483939.jpg

そして正面には、ドイツの劇場用スピーカー Klangfilm のスピーカーが屹立しています。

でも、出迎えの音楽は、比較的最近ご購入された Quad のESL57 です。
このSPにだけCDプレーヤーが繋がっているからです。

ドイツ製の業務用の機器だけが、この部屋に入ることを許されていますが、唯一の例外が、この ESL57 なのです。しかし、その ESL57 を駆動するのは、カメラでお馴染みの ZEISS IKON社のアンプです。浅学な私は、初めてお目に掛かりました。EL-12 という真空管で駆動されています。

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早速、聞かせていただきました。最初は、左側が接触不良で、右側しかなっていませんでした。しかし、その片側だけの音に圧倒されました。ESL57 は私の愛用機です。それからこの様な暖かい音が聞こえてくるのは、驚きです。送り出しは、EMT-861です。ですが、驚きはその隣にある、ZEISS IKONのアッティネッターです。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=21942624&i=201405%2F02%2F99%2Ff0108399_23154480.jpg


これで音量を調整されて、アンプの左下の入力トランスで、マッチングされて増幅されます。音の暖かさ、深さがまったく違います。この部屋は、EMT861用のクロックだけが、100vでそのほかのききはすべて、200vで使用されているそうです。当然、ESL57 も 240v の電源を使っています。極めてシンプルな構成ですが、とても実在感のある音がしていました。

しかし、Logeさんにとっては、この ESL57 はおまけの装置だそうです。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=21942624&i=201405%2F03%2F99%2Ff0108399_85275.jpg

メインの装置は、三種類のプレーヤーを使った Klangfilm 社製の業務用システムです。Klangfilm Europa にハイルドライバーをスーパーツィーターで足しています。三種類のプレーヤーとは、針先の直径に合わせて使い分けをされているのです。


1、新しいプレス用のもの(ホロヴィッツのモスクワライブを聴きたくて2年前に作りました)

EMT930

EMT TSD-15 (針先は6μm ラインコンタクト)

EMT139 (モノ用EQをTSD用にモデファイ)古いんですがNF方式なので〜20kHzまででます。2台使用

パワーアンプ 真空管AD-1のプッシュ 戦後のアンプに出力管だけ乗せ替えています
スピーカーKL-43006 オイローパ ジュニア・クラトンと呼ばれる機種です

ESSのハイルドライバーを足しています(16kHz〜)


2、1957〜1968頃のステレオ

EMT927
Neumann DST-62 (針先17μm丸針)

Klangfilm ラインアンプに CR-EQ を入れました。(EQ素子のCを決めてからまだ2ヶ月くらいなので少し腰高な音で失礼しました。上記139は完成後丸2年経っているので、1−2と連続して聞くと逆に新録の方が若干落ち着き過ぎな面が強調されていたかもしれません。半年程でこちらも落ち着くと思います)

パワーは klangfilm の Kl-32611 というもので、当スピーカーとセットで1930年代に使われていたものです。出力管は同じくAD-1規格の Klangfilm 専用のものでプッシュです

ツイーターは使いません


3、モノラル

presto です。
EMT-OFD-25 (針先25μm丸針)

EQ は Neumann WV-1 1960年代のカッティングマシーンに付随していた検聴用アンプです。

つい先日、EQカーヴの微調整を行ったばかりだったので RIAA も NAB(リバール盤)もバッチリでしたね。パワーアンプ以下は「2」と同じです。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=21942624&i=201405%2F03%2F99%2Ff0108399_102742.jpg

と、ご説明していただきました。とても、一度お伺いしただけでは覚えきれない、深い内容です。レコードの溝と針には、大変密接な関係があります。それぞれの時代の傾向や技術の進歩で、溝の切り方が変化しました。SP (針先65μm丸針)からLP (針先25μm丸針)に替わった頃では、現在より4倍ぐらい大きな25ミルの針が使われていました。それが、12ミル、そして6ミルの溝に進歩していったのです。

大きな溝のレコードは力強い音がします。それが、高域の特性が上がるにつれて、細かの音を刻む必要から、12ミル、6ミルへと変化して、針も丸針から楕円針へと変わっていったのです。おとはまったく違います。イコライザーカーブも時代によって変わって来ました。


Logeさんは、それらのレコードの進歩に忠実な再生を目指し、時代に合わせ、プレーヤーやアンプも変化させる繊細かつ大胆な再生を行っています。私の知る限り、モノとステレオを異なったプレーヤーやアームで換えている方はおられますが、同じSPに入力方法を合わせているのは、Logeさんが初めての方です。

私は、時代に合わせて別な装置を聞いています。

デコラの時代、ハートレーの時代、GRF の時代、ESL57 の時代等です。

しかし、ドイツの劇場の音と音楽の再生を目指す Logeさんの徹底した追求心に感心致しました。

演奏された順番は、この順番で、ハイルドライバーを組み合わせた装置が、もっとも新しいレコードへの対応です。そのツイーターを使わない 927の組み合わせのほうがむしろ高域がしっかり伸びている気がしました。

私自身お好みを聞かれれば、三番のモノラルの時代の音が一番しっくりと来ました。

ステレオの再生の基準を、800人程度の劇場の二階席の一番前に合わせている Logeさんのチューニングでは、試聴位置の椅子の少し手前で、左右のSPの交点が来るようにSPを内振りにしてあります。800人のホールに音を響かせる劇場用SPの特性を活かしているからです。

その為、座る位置で少し前屈みになるか、後ろにもたれかかるかで、音のイメージが大きく変化させることが出来ます。勿論この部屋の主人は、それらの変化を楽しむために極めて微妙な調整をされているます。


http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=21942624&i=201405%2F03%2F99%2Ff0108399_10484290.jpg


私自身の好みで言うと、その厳格さが薄れて、音の楽しみが増す、モノラル録音での、モントゥのマスネーのマノンが一番魅力的でした。真ん中の指定席で聞かなくても音が拡がるという意味においてです。その意味では、一度、完全な平行法の音を聞いてみたいと感じました。劇場では、平行法で置かれている気もするのですが、、。勿論その場合は、中央もある3SP方式ですが。

その中央で聞かせていただいた、コーガンのプロコイエフは、是枝さんのハートレーに驚き、購入したのと同じ様な衝撃を受けることが出来ました。今から、Klangfilm の世界には入れないのを幸運だと思った日和った自分がいたことを白状します。

良い音です!

正確さと厳密さ、ドイツ製の機器を扱うときの心得と楽しみです。極めて厳格な調整から、とても品質の高い響きがするのです。70年前以上につくられていた音楽の国の拡声装置。その質の高さに今更の様に驚かされました。

詳細は、Logeさんの素晴らしいブログドイツ〜劇場の音と音楽からのをご覧下さい。美しいカートリッジや機器の写真が掲載されています。その質感を是非、味わってください。戦前のメルセデスの水準です。ドイツに憧れても、ほとんどが英国製の QUAD (Quality Unit Amplifier Domestic )的な装置を使っている私との差に驚き、畏敬の念さえ覚えました。


しかし、一番最後に聞かせていただいた、クレデンザの鉄針の柔らかな音!
私には、やはり英国の音を感じました。


今回は日帰りの車でお邪魔しましたので、お酒が飲めずに、美味しい酒の肴だけ頂きました。山菜のてんぷらや青菜をゆでて、芥子醤油で頂く美味しい季節の野菜です。その食べ方にも、北信地方独特の厳しさを感じました。その北信の方の厳しさと、熱さが表れている装置でした。茅野へ帰る道すがら、夕方の信濃平の景色と、まだ白い白馬の山々の美しい景色をみて、信濃の人の厳しいけど自然に恵まれた人の音楽への憧憬が、ドイツやオーストリアの山間の人達の気質に重なりました。


Commented by (Y) at 2014-05-06 10:49 x

オイロッパですか! 見たことも聴いたことも無いですが、うちの後面開放の箱に入ったオイロダインと比べると、なんとも荘厳ですね。

うちは本当に箱庭。手巻き蓄音機はHMVの卓上だし、930だしスチューダーも…。
盤によるターンテーブルの使い分けも、うちはシングル盤用(オートチェンジャー)・70年代までのジャズ/ロック用・国内LP用だし(笑)。なんか共通点が多いような全然違うような。まあ、音は比べるべくも無いでしょうが。


Commented by GRF at 2014-05-06 11:20 x

この記事は、(Y)さんの為に書いたようなモノです(笑)。凄かったです。使いこなしが半端ではありません。ヴィンテージオーディオの最高峰でしょう。それでいて、テープのように精緻だけど暖かい音でした。

でも、白眉は何と言ってもEMIの純正鉄針を一回ごと捨てていくグレデンザの音でした。一度、ご一緒しましょう!
http://tannoy.exblog.jp/21942624/

56. 中川隆[-9733] koaQ7Jey 2019年6月09日 18:49:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2719] 報告
オーディオ懐古録掲示板
音を立体的に浮かび上がるようにするには
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1187450627/


1: toto :2007/08/19(日) 00:23:47 HOST:N111067.ppp.dion.ne.jp

はじめまして、リスニングに関して
私はボーカルや楽器、バックコーラスが空間に浮かび上がり、

例えば、
ジャズやポップスならボーカルの体形やら楽器の大きさコーラスの人数が立体的に感じ取れる様な再現性、
クラシックのオーケストラの演奏ならば各楽器類の一つ一つの存在感、粒立ち感やオケ全体の立体感を重視しています。
基本的には良いオーディオとセッティング、そして録音の良いソフトが必要と思っているのですが、
皆様のお知恵、テクニック、お勧めソフトをご教示いただければ幸いです。

クラシックはTELARCの録音が好きです。
ジャズはダイアナクラールをよく聴いています。
以上は良い録音が多いと思いますが皆様はどう思われますか、ジャズは最近聴き始めあまり詳しく有りませんので悪しからず。

ポップスはマイナーでも本格派で録音にも力を入れている方をお願いします。
商業ベースで仕組まれたヒット曲を出す歌手には興味が有りません。

現状ではクラシックのオーケストラとジャズを両方可能なセッティングは難しく
ジャズ寄りに合わせていますが小ぶりのSPを入れて使い分けることも検討中です。
経験豊富な皆様どうぞよろしくお願いいたします。



2: エルネスト・マルセル :2007/08/19(日) 02:26:57 ID:???

なにはともあれ、まずはラジカセをジックリ聴いてください。話はそれからでもおそくはないですな。

3: 電解液 :2007/08/19(日) 02:42:54 HOST:i60-36-12-170.s02.a032.ap.plala.or.jp 私の体験からするとスピーカーと後壁との距離を1m以上取る事
ウーハーに対してコーカーとツイーターが同位相になるようウーハー
取り付け面よりスコーカーとツイーターの振動板位置を後方に下げる
これは音を聞きながらやってみてください。
このやりかたは1つのエンクロにウーハースコーカーツイーターが組み込まれたシステムは
不可です。

4: toto :2007/08/19(日) 09:26:34 HOST:N111067.ppp.dion.ne.jp 電解液 さま スピーカーをマルチ化して位相を合わせるということですね。
それから、音の乱反射押さえ直接音を聞くということでしょうか。

>なにはともあれ、まずはラジカセをジックリ聴いてください。話はそれからでもおそくはないですな。
ポップス=ラジカセと言う無能者が現れますな、荒らしと判断して無視しておきます。

5: パルジファル :2007/08/19(日) 10:50:31 HOST:wacc1s2.ezweb.ne.jp 既製品のSPシステムですと、「位相」なんかはそれなりに意識して作られており、見た目ユニットの前後位置が違っていても大概の場合ネットワーク回路で何らかの補正はしてありますね。(昔のSPは除く)
かつてのテクニクスやB&Wなどのように階段状の箱を作るよりも、電気的に補正する方が手っ取り早く、安上がりですからね。

音像や音場を左右するのは、SPユニット位置に限らず、SPシステムの接地方法や部屋の音響・・・それにケーブル一本変えただけでも違いが出てしまいますよね。

特に私が重視するのは、エネルギーと間接音の制御でして、コツがわかれば音像の位置やサイズ、音場の奥行きとか広がり方などはかなりコントロールできるようになります。

ま、まずは基本に忠実にシッカリとシステムを設置することと、部屋の音響のヘンな癖を取り除くことが肝心でしょう。

6: エキスパート :2007/08/19(日) 11:04:45 ID:??? アンプは、高周波領域まで位相特性の揃ったものでなくてはなりません。
そのためには、非常に高価なアンプが要求され、50万円以下のアマチュア用のアンプはまな板に載りません。
スピーカーもコヒーレント(位相が揃っていること)特性の良いものが必須です。
ティールやダイヤトーンのようなタイムドメインをきちんと管理されたダイレクトラジエタードライブ以外はゴミです。
部屋の音響特性にも定在波があってはいけません。そのため寸法比は厳密に計算して左右の特性も揃える必要があります。
スピーカーのセッティングはミリ単位で、1ミリでも変化があると大きな違いとなって現れます。
台はメーカー純正のものでないと性能の保証ができなくなります。
スピーカーコード、シグナルコードも純度の高い高品質のものが必須で、不純物濃度は低く抑えねばなりません。最低ラインが数十万円です。
デジタル系のクロックは、厳密に同期させないとジッターの影響をふせぐことができず、信号の純度が落ちます
クロックは発振精度の特に高いものに交換するか最初からそのような製品、dcsのようなものでなければ、論外です。
セットする台は各機械の振動モードを揃えるために剛性の高いものでリジットにセットするようなものが望ましいです。
ヒアリング環境は、NC値25以下の静寂な環境でなければ、騒音の影響が免れません。
このようにセッティングして音を詰めていくと、あたかもそこに楽器があるように、人の顔が見えて服の姿までがわかるようになります。
ライブ録音のものでは、後ろのほうの客のどよめきや、オケの楽団員の楽譜をめくる音までがリアルに再現されるようになります。

7: 電解液 :2007/08/19(日) 11:30:41 HOST:i60-36-12-170.s02.a032.ap.plala.or.jp totoさん解りましたか?w
ウーハーまでとは言いませんが
スコーカーとツイターは高能率のホーン型に限ります。
このほうが設置も楽ですしコーン型ドーム型は低能率のため幾らパワーを入れても
モタツキを感じます。
皆さんいろんなご意見ありますが先ずは私の方法を試してください。

8: toto :2007/08/19(日) 11:40:34 HOST:N111067.ppp.dion.ne.jp パルジファル様RE有り難うございます。
>部屋の音響のヘンな癖を取り除くことが肝心でしょう。
確かにそう思います。

私のシステムでもセッティングや機器を見直しながら現在に至りますが
ソフトにより立体感が出るもの出ない物が有ります。
効果が出た時は嬉しいですね。

ご注意
高価な機器を並べ立て、評論家気取りな投稿はトピの主旨では有りません。
現実的に可能であり、経験が生かされる内容をお願いします。
また当方では「ID:???」表示の方は無視いたします。

9: パルジファル :2007/08/19(日) 19:11:37 HOST:wacc1s1.ezweb.ne.jp しかしながら、電解液さんのおっしゃるホーンタイプのエネルギーは音像の形成に、エキスパートさんのおっしゃるティール等のSPの形状は音場感の形成に、大変重要なものでありまして、この両立こそが前述させて頂いた「エネルギー感と間接音のコントロール」なんですね。

例えば、「ホーンタイプでは指向性が狭くて、音場感などの表現は無理だ。」などと言われる方もおられますが、それでも電解液さんのおっしゃるようにツイーターを箱に入れない(バッフルに付けない)ことにより、SP背後へ音が回り込み(あたかもティールやB&Wのように)やすくなって、音場感の表現が幾分向上する場合もありますね。

エネルギー感は実在感の表現に欠かせませんし、「空間」の表現は室内音響の影響が大きいと思います。(室内音響は音像にも大きく影響しますが。)

10: けん :2007/08/19(日) 20:43:18 HOST:proxy1118.docomo.ne.jp オーディオ初心者の けん と申します。こういったスレッドを拝見し、勉強させていただいています。私はどちらかというとデッド気味の部屋が好きです。初歩的なことを書いて申し訳ありませんが、スピーカーセッティングにおいては自分が好きなソフトの再生を優先しています。スピーカーからの距離は色々と試しています。定位感だけなら近距離が良いのですが。あと厳密には気圧や湿度なども影響がありますよね、湿度も適度なところに保っておきたいものです。

11: Shino :2007/08/19(日) 21:00:32 HOST:adsl-1231.ehm.enjoy.ne.jp タイムアラインメントは波形再生に関連がありますが、音場再現には直接関係しないと思います。

12: ビックリマスダ :2007/08/20(月) 08:59:45 HOST:p6124-ipad28niho.hiroshima.ocn.ne.jp 電解液さんの書かれている様に後ろ壁から1メートル以上離すと、奥行が出てきて
立体感が増すと思いますよ・・・大型のスピーカーでは、難しいですが。

13: usagi :2007/08/20(月) 18:31:47 HOST:usr167.g016.nabic.jp ホログラフィック音場再現はかなり高精度な条件が揃わなければ難しい問題です。
それを再現するにはタイムアライメントはもちろん広帯域の位相特性やアブソリュートフェーズの問題など、そのほか数多くの問題を考慮しなければなりません。
しかし、市販のソフトではLR2本のマイクだけで録って加工せずに仕上げたLPやCDは特殊なソフトを除いて、ほとんど無いと言っても過言ではありません。
クラシックなどでオーケストラを音場重視で録音したものは比較的容易に音場らしさを再現できますが、ジャズ系の音楽でブースごとに多数のマイクを使ったり、違う種類のマイクを使ったりして録音したようなソフトは、音の抜けや切れは別として到底音場再現は望めません。
その為ソフトを選ぶことも重要です。

14: 電解液 :2007/08/20(月) 19:40:52 HOST:i60-36-12-170.s02.a032.ap.plala.or.jp 1はどこに行かれたのでしょう?
話がむずかしくなってやっぱりラry

15: toto :2007/08/20(月) 20:21:56 HOST:N111067.ppp.dion.ne.jp 皆さんRE有り難うございます。
予想はしていましたが位相特性の正確な再現が重要というのは一致したご意見と思います。
少し紛らわしいので整理しておきますが、「立体的な再現性」と「音場感」は私の申し上げているこのトピでは別のことです。
このトピでは「立体的な再現性」を問題にしております。
usagi 様の言われる「ホログラフィック」という表現が近いですがボーカルや楽器などの単独の音が形を感じられる様に再現することです。
スピーカーの位置を壁から離し背後に吸音材を置いてやったりして調整はしていますが
難しいレベルなのでしょう現状では特定の機器で特定のソフトに限られますね。
またけん様のおっしゃるとおり気温や湿度により変るようで、今の季節はあまりよろしく有りませんね。
リスニング時にエアコンを点けてもダメのようです。

私の経験では、数次までの倍音成分の位相がある程度正確であることが重要で
可聴域をはるかに越えたところまで必要かどうか疑問です。
直接的には聴こえないわけですからね。
またボーカルは単独のマイクで収録することがほとんどと思いますが、複数立てるより位相は正確に記録されるのでないでしょうか?
この正確さを部屋に持ち込めれば・・・と思っています。

3D立体音響ソフトも使っていろいろ試しております。しかし環境ソフトなので音楽ではないのです。

いずれにせよ難題であると思うのですが皆様はあまりこの問題を追求されておられないのでしょうか?

16: iichi :2007/08/20(月) 20:36:52 HOST:p02b7cc.aicint01.ap.so-net.ne.jp 難しい事は、分かりませんが、ハーツフィールドは、前後の奥行き感を実にうまく再現してくれます。
自分は、低域、中域、高域の音道の微妙な差かなと思うまですが。

17: toto :2007/08/20(月) 20:43:43 HOST:N111067.ppp.dion.ne.jp >私の経験では、数次までの倍音成分の位相がある程度正確であることが重要で

訂正します。数次までの反射波や副音源の位相がある程度・・・と読み替えてください。
遠くで反射した音ではなく、音源近傍で反射した音で拡散や減衰、共振により変化が付いた音のことです。

18: usagi :2007/08/20(月) 20:56:59 HOST:usr167.g016.nabic.jp totoさんへ かなり高度な情報に着目して楽器の姿、形が見えるような音を追求されますとアブソリュウトフェィズが大きなウエイトをもってきますね。
市販のソフトでは録音の極性は統一されていませんし、再生アンプにも入力に対して正相出力の機器と逆相出力の機器がありますから、そのことにも注意をはらわなければなりません。

19: usagi :2007/08/20(月) 21:15:08 HOST:usr167.g016.nabic.jp

>>15 単独のマイクロフォンで収録したソフトはモノーラルで再生する方が正確に再現されると思いますが、バックの演奏やコーラスなどは、どうでしょうかね?

20: フォルテ :2007/08/20(月) 21:27:19 HOST:FLH1Aer090.hyg.mesh.ad.jp 私の経験からお話すれば、スピーカーシステムのセッティングもある程度大事ですが、それ以上に大事なのは聴く部屋の環境を整える事だと思います。
それは部屋の制音ですね。理想的には専用のオーディオルームを設けることになりますが、大抵の人はリビングなどで聞いているわけですから、その部屋の制音を如何にするかでしょうね。

21: ビックリマスダ :2007/08/21(火) 10:48:07 HOST:p3043-ipad30niho.hiroshima.ocn.ne.jp 私も同感です、アンプとスピーカーだけでは、調整しきれないと思います。
聴いてる音の半分?は部屋の音だと感じて居ます・・・実際のホールだと、もっと
ホールの反射音が多いと思いますけど?

22: けん :2007/08/21(火) 12:01:45 HOST:proxy1102.docomo.ne.jp 私は今 自宅を新築する計画を実行しようとしているところですが リスニングルームは20畳以上を確保したい。狭ければ狭いほど音響が苦しく、セッティングも難しくなる気がします。以前狭い部屋で聴いていた頃、フラッターエコーやら何やら、とにかくひどい反響音にウンザリした反動から今は吸音にこだわってデッド気味の部屋で聴いていますが、今度はどうも物足りない音に聴こえるようになっています。響きの調整って難しいものですね。あるメーカーのデータでは耳に入る音の8割から9割は反射音、なんてのもありましたよね。

23: ビックリマスダ :2007/08/21(火) 17:27:47 HOST:p1199-ipad13niho.hiroshima.ocn.ne.jp おー、良いですねーフラッターエコーには気を付けてくださいよ、私の聴いたのは
20畳以上の立派なオーディオルームでしたが、これが出ちゃいまして、これを出なくするのが
又難しいみたいです・・・

24: 電解液 :2007/08/21(火) 18:05:35 HOST:i60-36-12-170.s02.a032.ap.plala.or.jp 私は高級システムでは有りませんが和室8畳で聴いています。
田舎の@ッ権屋なので隣の家まで50m以上あり大音響で鳴らして隣の家まで行って
見ましたが殆どと言って良い位聞こえませんでした。
部屋3箇所の窓を開放しデッドになった分音量を上げて聴いて
います。その日の気分によって窓の開放面積を変えたり厚手のカーテンで調整して
楽しんでおります。納屋を改造してるので天井が高く開放感があります。

25: ビックリマスダ :2007/08/21(火) 18:16:09 HOST:p1199-ipad13niho.hiroshima.ocn.ne.jp 虫に咬まれない?

26: ビックリマスダ :2007/08/21(火) 18:22:34 HOST:p1199-ipad13niho.hiroshima.ocn.ne.jp (田舎の@ッ権屋)電解液さん、これわざと書いたの?

27: 電解液 :2007/08/21(火) 21:12:07 HOST:i60-36-12-170.s02.a032.ap.plala.or.jp 昼は虫は出てきません。まあしいて言えばトンボかチョウチョくらいですかね。
夜は電気を消し部屋の明かりと言えばピークメーターの明かりと
レコードプレーヤーのLEDがほんのり赤く灯るくらいでほぼ真っ暗で聴いています
だから虫は入ってきませんよ。w


>>26
わざとではないのですが変換が面倒なものでw

28: toto :2007/08/21(火) 21:53:33 HOST:N111067.ppp.dion.ne.jp こんばんは、
私はライフワークのように音を発している物体が立体的に再現するようなシステムやルームを目指してきました。

経験的にバランスが良くて広がりがあっても、立体感の無い場合が多くソフトの差も大きいと思います。
ボーカル物を聴いたときに一番良く解ります。良いソフトでは口の大きさ、頭や身体の形まで感じる或いは想像できる場合も有りますが
ほとんどは平面的で写真のような音になります。
再現できるCDPは限定され、複数台所有している中で最上級の1台のみです。
部屋、機器、セッティングを突き詰めればどんなソフトでも可能とは思えません。

もちろん部屋、或いは建物の作りは重要なことだと思います。私も新築した時にオーディオ専用ルームにするため
床の剛性、壁の吸音など多少配慮しています。
いろいろ試しております、デッドなら全てOKでも無いようですね。吸音すぎるとかえって普通の音になってつまらなくなることが有りました。
オーディオ的に立体感を出すためには少し反射音を誇張した録音になっているのではと思います。

29: Shino :2007/08/21(火) 23:57:18 HOST:adsl-751.ehm.enjoy.ne.jp 目を閉じて現実音を聴いてみますと、意外に遠近感、立体感に乏しいことが判ります。
視覚の聴覚に及ぼす影響は大きい。

無響室でモノ録した音源を、無響室でモノ再生したらどうなるか。

30: けん :2007/08/22(水) 01:36:21 HOST:proxy1110.docomo.ne.jp stereo最新号の88ページに紹介されているようなハイエンド・フルレンジスピーカーなんて なかなか良いかもしれませんね。これにたとえばLINNのアキュレートCDなど組み合わせ近距離で聴くシステムなんて、値段のわりにかなり おもしろそうです。アキュレートCDは購入したばかりですが、じっくり聴いてみると空間再現と解像力を併せもったプレーヤーで、CD12との違いが分からないくらいの音に満足しています。ただし解像度も同時に最大限に重視するには アンプ、スピーカーにかなりの投資が必要になるかもしれませんね。私の場合はオーディオに数千万円かける余裕がないのでできる範囲で楽しんでいます。



31: パルジファル :2007/08/22(水) 22:01:54 HOST:wacc2s3.ezweb.ne.jp 当方も、元々はデッドな部屋なんですが、いわゆるデッドな部屋では、奥行き感は得られても、前に出るべきところでも引っ込みがちで、立体感?が物足りない場合もありますね。

まあ、それはなんとか許せるとしても、デッドな部屋では音楽の「艶やかさ」と言いましょうか、「潤い」に欠けるのが「鑑賞用」としては致命的ではないかと思いますね。

初歩的には「デッド過ぎず、ライブ過ぎず、色んな面でバランス良く」ってあたりを目指したいですね。

32: けん :2007/08/22(水) 22:24:05 HOST:proxy1135.docomo.ne.jp パルジファルさん なるほど、そうですね。壁面や床に色々な素材の板などを設置して様子みてますがうっすら艶のような感じが得られます。先日、友人がB&Wでスケール豊かに鳴らしている、というので聴きに行ったところ、逆にかなり響きが豊かで 響き過ぎているという印象でビックリしたのですが、自分のシステムと比べ、気持ちよく、心地よく聴ける音楽がそこには ありました。セオリーに必ずしもとらわれ過ぎず、とにかく自分が納得いくまで色々やってみるのが良いですね。セッティングに悩み試行錯誤する中で 時に新たな発見があったりして 楽しい時間を過ごしております。

33: パルジファル :2007/08/23(木) 14:53:19 HOST:wacc1s3.ezweb.ne.jp 「試行錯誤」は、当方の場合、必要を感じた時にしかやりませんが、原因の特定〜適正な結果の把握〜自己評価、それに「取り返しがつく」ことが肝心なところですね。

34: V-LZ :2007/09/02(日) 14:01:28 HOST:server12.janis.or.jp 12年ほど前に家を建てました。以前の生家は200年以上前の日本家屋で私がオーディオの
為に二間つずきを占領しておりました。建坪120坪の田舎の家です。その頃は家の中を狭く囲いオーディオルームを
作りたいと思っておりましたが仕事の関係で3LDKに移りました。そこでの10年はオーディオをやる気もなくラジカセで過ごしました。
12年ほど前に今の家を建てました。いざとなると家族それぞれのことを考えるとオーディオルームは最後の最後になり吹き抜け部分に10畳ほどの
部屋を作りました。いざオーディオにのめり込むと20畳位の部屋が欲しいと思います。人間かってなもので住んでいる時はあの時このようにしたらよかっつたとか
いまになっつて思いますが現状に工夫をして取り返しのつく改造をと思います。
いま私の目指している家は石作りのオーディオルームです。玄の音はこれに勝る物はないような気がします。
私と息子と娘でヴァイオリン三重奏し体で音を感じたいと思います。

35: フォルテ :2007/09/02(日) 15:56:35 HOST:FL1-60-239-231-3.hyg.mesh.ad.jp 石造りのオーディオルームですか???
まあ宮殿も大聖堂も石造りですけどね・・

36: usagi :2007/09/02(日) 16:29:27 HOST:usr167.g016.nabic.jp >1 音を立体的に浮かびあがらせるようにするには
このことは非常に高度で精密な情報を必要としますので、いろいろなインパクトを整理して考えなければなりませんね。
そのうちの一つで部屋の反射についてはソフトによりライブぎみの方がよい時とデッドぎみなほうがよい時があります。なぜならば、直接音を主体に録音したソフトは間接音が少ないので、少しライブぎみの方が直接音を浮かび上がらせるようにかんじる場合が有ります。
また、直接音〔ボーカルやソロの楽器など〕と間接音〔ホールトーンなど〕も重要視して録音したソフトは多少デッドぎみの方が良い場合があります。
まだ他にも、いろいろなインパクトがあります、理由はまだ解りませんがプレーヤーの電源極性を差し替えることによっても音像定位や音場の広がり感が良くなったり悪くなったりします。ソフトより逆の方が良いときもあります。

37: パルジファル :2007/09/02(日) 17:59:39 HOST:wacc3s3.ezweb.ne.jp 石の部屋でのバイオリン演奏は艶やかな響きが得られて気持ち良さそうですね!

オーディオを楽しむ部屋の場合は、聴き手の理想とする音楽像に如何に近似させて行くかが肝心なところですから、周波数帯域ごとに音の硬さや間接音の量を調節してみたり、音像の立ち位置とか現出する三次元空間の形状をどのようにするか、それに音色や肌触り、透明度・解像度の調整などなど・・・調節が必要な部分が多々ありますが、努力すればその違いは大きいですね。 我々がやってるのは、ある意味、絵描きか彫刻家に似た行為かも。

38: V-LZ :2007/09/02(日) 19:17:51 HOST:server12.janis.or.jp フォルテさま;石造りのオーディオルームですが説明不足ですみません。
全てが石というわけではなくウイーンやザルツブルグなどへ行くと昔からの石造りの家というのが
ありますがーー
というのは息子がヴァイオリン演奏旅行でホームステイさせていただいた家がその様なつくりで練習時に
この響きこそ本物だと思いましたのでその様な家を持ちたいと思ったわけです。
私の住んでいる所には火山の焼け石が沢山ありますのでそれを使えば安くできるのではと
思います。

39: フォルテ :2007/09/02(日) 20:53:35 HOST:FL1-60-239-231-3.hyg.mesh.ad.jp そうですよねえ、まさかとは思いましたが・・(^^)

40: フォルテ :2007/09/02(日) 22:28:13 HOST:FL1-60-239-231-3.hyg.mesh.ad.jp 日本に石造りの家を作れる大工さんはいるんでしょうか?ひょっとしたら現地から大工さんを招かねばならないかも・・(^^)
ところで今日のN響は良い音聞かせてくれましたね。最後の曲(ホルスト作曲”吹奏楽のための組曲”)はちょっと平べったい音でいまいちでしたが、それ以外はバランスもスケール感もとても良かったです。

41: バタフライ :2007/09/02(日) 22:54:49 HOST:dcbd5b159.oct-net.ne.jp

>>37
そうですね。気障に言えば空気の彫刻家ですか。
やはり最後はルームチューニングですね。機器だけでは限度があります。

42: toto :2007/09/07(金) 23:52:49 HOST:W231131.ppp.dion.ne.jp しばらく留守にしておりRE出来ませんで申し訳有りませんでした。
石作りのルーム響きが良さそうですね。
我が家は強化した木製床と土壁ですが、土壁はダンピングと吸音が良好で定在波は感じません。
木軸組み工法と、本瓦屋根5寸勾配もいらない音を付け加えないという点では役立っているようです。
デッドを追求してもヘッドフォンでは生理的にダメのようです。
調整は厚手のカーテンで吸音したり、クッション材を使ったりしています。大体吸音方向で考えています。
逆に鉄筋コンクリート作りの頑丈な部屋の方はいかがですか?

それでなお環境や機器、ソフトすべてが絡み合いたまにしか再現されないところが趣味性ですね。
今日は疲れたのでまた改めて書き込みます。
ご自由に議論をお願いいたします。

43: けん :2007/09/08(土) 01:03:47 HOST:proxy178.docomo.ne.jp V-LZさんには釈迦に説法ですが 西洋の人は耳も根本的に違うんですよね。厳密には民族ごとに 生まれもっているセンスといいますか 響きの感じ方 感受性が微妙に異なっている。さらに ご存知のように生まれついての生活環境が 響きの豊かな空間であることも 一般的な日本人とは 音に対する感性が違っている一つの理由ですね。響きに対する感覚や音楽的感性に影響する要因は他にも多くのものがありますが、とにかく石の響きというのには私も憧れがあります。他のスレで見かけましたが壁面に煉瓦を使用し その組み方で うまく音の拡散をはかるのも 一つの理想的な方法かもしれませんね

44: 角ゲツタ :2007/09/08(土) 09:46:52 HOST:i219-164-45-56.s02.a020.ap.plala.or.jp 欧州人は生活空間、教会等響くところが多いのでソフトもその傾向
日本は元々デットな所ばかりなので響き過多は非常に気になる(ルームも)
米国はその中間なような感じ・・・

45: Moon :2007/09/08(土) 15:25:42 HOST:i58-89-37-17.s02.a001.ap.plala.or.jp  日本分化を丸っこ一つにとらえた話になっていますが
石造りは外国だけでなく、北海道、札幌近郊では結構多いですよ。
札幌南区郊外で『石山軟石』が採掘されて、倉などに使われ
古くから港町として北海道分化の中心地となった小樽には数多く残っています。

 住宅の場合はブロックとレンガです。
私が最近まで勤めていた札幌近郊の江別市はレンガの産地で
建物も数多く、妻の実家は今もレンガ造りですが美観があります。
旧北海道庁赤煉瓦は現在も使用され、重要文化財に指定されています。
最近はレンガ積み職人が減って、造るとすれば相当高くつくでしょうね。

 ブロックは素材として断熱性が高く
木造住宅の断熱工法が確立される以前、1970年代までは断熱住宅に多用されました。
私も地方で住んだ住宅や、数年前まで住んでいた建替前の自宅がブロック造りでした。
音響的には高域にピークが出やすく、ハード系ドームSPを鳴らすのは難しいです。
ヨーロッパの教会のような、高さのある特殊建造物は別として
ある程度の高さと空間スペースがないと、反響をうまく利用出来ません。
一般には硬くて、ピーク成分のあるウルサイ反響を、
木工ファニチャーや、厚手のカーテンで抑える対策が必要になります。

46: Moon :2007/09/08(土) 15:41:26 HOST:i58-89-37-17.s02.a001.ap.plala.or.jp  一つ思い出したことがあります。
70年代、私がブロック住宅に住んでいた頃のことで、
PIONEERの紙コーン振動板のブックシェルフSPは良く鳴り
これを聴いた友人が気に入って、
私が、人気のCORAL X-7と買い換える機会に譲りました。

 友人の下宿部屋は木造で、PIONEERは生気のない音となり、
当時推奨の硬いブロックベースにセットした私のCORALは、甲高い音を立てました(笑)
オーディオ雑誌を鵜呑みにしていた、音出しノウハウの未熟だった頃の想い出です。

47: 冷や水 :2009/04/14(火) 22:15:55 HOST:KD121106248123.ppp-bb.dion.ne.jp 音の立体感はバブル期物量モデルよりも英国スカスカモデルのほうが出やす
かったりします。セッティングなんてほとんど無意味だったりして・・・

48: MT :2009/04/15(水) 09:43:39 HOST:PPPpf977.aichi-ip.dti.ne.jp マルチトラックで音を合成してない空間合成で立体的に録音出来た吹奏楽等を聴くには
なるべくデッドな空間で再生するのが良いですね。
現場での直接音と間接音が良く判別出来ます。

元々音源に空間や立体的な情報が入っている場合はデッドな空間が良く、
そうでない音源の場合は響きの良い空間のが楽しく聞けると思います。

49: 前期高齢者 :2009/04/15(水) 22:12:51 HOST:h219-110-52-025.catv02.itscom.jp またまた難しい話ですね。
立体的なオンバ(!)というのは立派な目標でしょう。
少し視点を変えますとリスナーの後ろにある程度の空間を確保することも重要ではないか、と私の拙い経験から申し上げたいと思います。

50: SATIN派 :2009/04/17(金) 01:28:13 HOST:br1031.jig.jp レンズで言えば収差、音で言えば歪みが0で有れば理想的ですが
微妙に付帯する歪みが良い方向に働く?時、立体感が生じるように思います。
ベス單フード外し程極端では有りませんが…
まあ解析出来ないものはイリュージョンと割り切って、それなりに楽しでます。



51: ジークフリート :2009/04/18(土) 21:49:00 HOST:wb56proxy03.ezweb.ne.jp 三次元空間を手前に現出させるか遠のかせるか?、その中に骨太の音像を立たせるか儚いものとするか?空間の広さは?音像のサイズは?・・・聴く音楽や装置、好みによって様々でしょうが、その辺りは受け身ではなく聴き手側でコントロールしたいものですね。

52: たぬきくん :2009/04/19(日) 08:20:20 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 難しいことは判りませんが、
音響の良いホール、練習場、で考えた場合は、
木で出来たもの、音を吸収するものが周囲に少ない
天井にある程度高さが確保されている
この条件が揃えば良い演奏が出来るような気がします。
これは、演奏会場での演奏者と観客の心地よい条件だと思います。
これが、スピーカー再生時にどうなるかはわかりませんが、
演奏を再生すると言う考えを前提とすれば成立する気がします。

また、スピーカー単体で考えた場合は、ツゥイーターの選択
で立体感は大幅に変化しそうな気がします。

また、ソフト的には演奏者の配置、マイクロフォンの使い方、音の編集方法
で大きく変わるような気がします。

53: SATIN派 :2009/04/19(日) 12:06:14 HOST:br1031.jig.jp 一度、無響室で音を聴いてみたいですね。

勿論、参考にですがw

54: RW-2 :2009/04/20(月) 00:31:46 HOST:57.166.145.122.ap.yournet.ne.jp SATIN派さま
 だだっ広い原っぱや公園だと擬似無響室体験できますよ〜。
 拙者、盆踊り大会やら小イベントのPA頼まれてSP設置しますが、音が
 四方に逃げていくのでいくらパワーを上げても音が逃げて行きまっせ。
 ホーン型システムでなければまったく用を成しません。ほんと。

55: たぬきくん :2009/04/20(月) 01:00:11 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 音楽は、残響とかの影響をうけて美しく響くものだと思います。
たぶん無響室ですと味気ない音楽になるような気がします。
広いスペースでデッドな環境で演奏するとお互いの声、
自分自身の声も聞こえない状況となります。
これが、山の上とか湖畔となると別で山彦のように良く響き
渡り美しい演奏かのような錯覚に陥ります。

56: SATIN派 :2009/04/20(月) 01:52:04 HOST:br1031.jig.jp 自分の戯言にレス有難うございます。

CDにしろLPにしろ録音時点で響き成分?が入っている(かも知れない)ので
それがまたリスニング環境で付け加わるのが、何となく奇妙と言えば奇妙に感じたものですから。

ヘッドホンなら部屋の影響を受けない訳ですが、距離を置いたスピーカーだとどうなるのか興味があります。
メーカーでは測定も試聴も無響室で行っているのでしょうか?
まあ多分ストレスが溜まる聞こえ方でしょうね。

57: ジークフリート :2009/04/20(月) 08:12:59 HOST:wb56proxy11.ezweb.ne.jp CDに響きがちゃんと録音されていてもデッドな部屋ですと活き活きと音楽が躍動しなかったり、潤いのない音になってしまいますから、ヤハリ部屋の響きって重要ですよね。
ホーンタイプのスピーカー(部屋の影響を受け難いとのウワサもありますが)を使っても例外じゃありません。

58: ビックリマスダ :2009/04/20(月) 08:57:53 HOST:p2167-ipad204niho.hiroshima.ocn.ne.jp 私も同感です、ライブな方向の部屋だと、ソフトにエコーの多い物でも部屋との一体感を
出すのに部屋の残響時間も必要と思っています。デットな部屋だとスピーカーの中だけの残響
って感じて違和感を感じると思いますよ?再生している演奏空間とリスニングルームが一体と成り
同じ部屋で演奏を聴いている感じに持って行きたいですね。

59: SATIN派 :2009/04/20(月) 12:42:22 HOST:br1031.jig.jp そうですよねヤッパリ、以前ちゃんとしたリスニングルーム(他人の響きのいい)で聞くと次元の違うプレゼンスを感じましたね。

オーディオ店のスピーカー売り場は、セッティング(音場)とは無関係な陳列と思われ、買ってから設置して凶とでるか吉とでるか腕の見せ所?でしょうね。

60: MT :2009/04/20(月) 13:18:43 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp

それはCDプレーヤーやアンプのクオリティが低いのでしょう。
クオリティが高ければ生き生きとした音がしますよ。
生録をしていてつくづくそう思います。

61: SATIN派 :2009/04/20(月) 14:05:43 HOST:br1031.jig.jp あららららっ

自分のバヤイ間違いなくクオリティ低いです、なんせ此処で語るには恥ずかしいポータブルでして(問題外^^;)
弁解させて貰えばCDの評価の定まってない頃に、取り敢えず買った名残な訳で…
ま、ケースbyケースと言う事に…しといて、いただけませんかね(汗)

62: 子供の科学 :2009/04/20(月) 16:22:08 HOST:ntt3-ppp349.saitama.sannet.ne.jp MTさん。
 何時も教えて君で恐縮ですが、
MTさんが最適と思われる(クオリティーの高い機材と生録音)で最適と
思われている残響時間(周波数も含む)を教えてください。
部屋容積は12畳ぐらいとしましょう。

63: ビックリマスダ :2009/04/20(月) 17:04:51 HOST:p2167-ipad204niho.hiroshima.ocn.ne.jp MTさんの場合、生録音が趣味だとしたら、モニター的に聞きたいのでは?
機器のクオリティーとは関係無い話だと思いますけど。ただデットな部屋で馴れてる
人には、それが良いのだと思います。

64: 前期高齢者 :2009/04/20(月) 17:43:40 HOST:h219-110-52-025.catv02.itscom.jp ジークフリート さんに一票!
年寄りの経験則としましてはデッドな部屋の音というのは潤いのない不自然な感じですねえ。
だからといってお風呂場的な残響も困りますが。結局上手に残響をコントロールした部屋がいい音するということでしょう。
コンサート・ホールにも同じことが言えると思います。

65: たぬきくん :2009/04/20(月) 19:35:52 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 合唱の場合
理想的なホールの残響時間は、私の記憶に間違えなければ2秒弱と言われていますね。
残響時間は、周波数により異なるようですが詳細は理解していません。
演奏会場により声の響き具合がまるで異なります。
何人かで生の声で演奏する場合、
互いの声が良く聞こえる場合、聞こえない場合
声が前に良く響くか、こもり易いのか
良いコンサートホールとは、互いの声が確認し合えてしかも
声が客席に良く響くホールが理想です。
理想のホールは、なかなかありませんから、演奏者全員の
立ち位置をリハーサルの時に決めます。
ステージの前の方か、中央にするのか、互いの位置関係は?
小さく広がり、裾の左右を内側にするとかで調整します。
今までで一番良いと感じたコンサートホールは、
横須賀にある芸術劇場と言うオペラハウスでした。

私の練習場での理想は、
互いの声が確認し合えてしかも自分の声が良く響き渡るのが理想です。
そして、小さい声でも充分に響くことが理想です。

過去の経験から理想の練習場、で考えた場合は、
木で出来たもの、音を吸収するものが周囲に少ない
天井にある程度高さが確保されている。

木造で床が木で出来ていて、椅子も木のもので
体育館のような場所(練習場としては、占有床面積の3〜4倍)
が良い感じでした。

人の声の場合は、大きく響かせるには限界がありますが、オーディオ
装置では、音量が調整出来ますので多少違うとは思いますが、
人の声が優しく響くようなオーディオルームが欲しいところです。

66: くろねき :2009/04/20(月) 19:50:49 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp 皆さんこんばんは。

あまり関係ない話ですが、無響室というのは無音の状態で長時間いると精神にあまりよくないようで・・・

 体験レポ!完全無音空間「無響室」で発狂?(探偵ファイル)
 www.tanteifile.com/baka/2008/05/27_01/index.html

このレポートでも「実験施設の都合や安全性の問題から、使用は1時間と限定されてしまった」そうですが、精神面での安全性という観点から作業時間に制限がかけられている、とも聞きます。


残響を含む音源といえば、映画などのサラウンド音声が代表的なもののひとつではないでしょうか。ホームシアターの場合は、サラウンド・イフェクトがより効果的に聴けるよう、音響はデッドに振ったほうがよいと言われているようですが、レコードやCDなどを聴く場合はデッドに振りすぎると違和感を感じることがあり、ホームシアターに適する音響特性だと合わないと感じられることがあるようですね。

前にも書きましたが放送局のスタジオの場合は、グラフにすると下側に弧を描くような残響特性を規格として指定している場合が少なくないようです。いわゆる楽音帯のあたりは残響が小さくなるようにして、低いほうと高いほうは響くようになっている特性です。ただこれは再生音響ではなく「生演奏」を考えた特性であり、オーディオルームとは原則分けて考えたほうがよいとも思います。

67: 子供の科学 :2009/04/20(月) 20:15:22 HOST:ntt5-ppp595.saitama.sannet.ne.jp 学校出てから何十年になりますが、ここにあった無響室に入った時の気持ちの悪さは、
はっきりと記憶に残っています。MTさんの回答待ちですが、残響略0秒を
言っているのではないと思っています。

68: たぬきくん :2009/04/20(月) 20:35:52 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 音源の録音状態は、大切だと思います。
私の少ない経験則では、再生装置の優劣よりも録音編集の
優劣のほうが再生時の影響も大きいと思います。
オーディオ装置の音量は、拡声装置を使用しない
生の音とは異なり、音量、周波数分布の調整は
ある程度は修正可能な筈だと思います。
装置の配置、トーンコントロールの調整、
リスニングポイント等により調整である程度
どうにか出来ると判断しています。
ただ、録音状態の悪い(趣味趣向的に本人に向かないの意)
ものは、修正がなかなか難しいと思います。

69: SATIN派 :2009/04/20(月) 21:00:42 HOST:br1031.jig.jp スピーカーの指南書を見ると、運動場に穴を掘り、スピーカーを上向きに埋め測定する写真が有りました。
言わば無限大バッフル、無響(に近い)ですねw

おおらかな時代を感じます。

70: MT :2009/04/20(月) 21:55:16 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp 当方の残響時間を測定してみました。
8波連続のトーンバースト波を無指向性ベリECM8000マイクで拾ってミキサーからPCに入れ、
残響が収まるまでの時間を測定しました。
31.5Hzが0.592秒、63Hzが0.39秒、125Hzが0.17秒、
250Hzが0.13秒、500Hz0.115秒、1KHz0.036秒、
2KHz0.098秒、5.513KHz0.074秒、11.025KHz0.047秒です。

71: 3618 :2009/04/20(月) 22:08:07 HOST:r-124-18-134-43.g203.commufa.jp 私は部屋の響きなんか出来るだけ無い方が好きです。
スピーカの音だけが欲しいですけど無理ですね。

72: MT :2009/04/20(月) 22:15:27 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp 3618さん
そう思います。
そうしないと音源の情報がデフォルメされてしまいますね。

73: くろねき :2009/04/20(月) 22:50:51 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp こんなページを見つけました。

 スピーカーの能力をとことん使い切るための”部屋直し”、”部屋作り”その1
 (サーロジック)
 www.salogic.com/home.files/RoomBuild/RoomBuild1.htm

一般的なステレオ録音をステレオ再生する場合、頭部伝達関数理論に照らしても、サウンドステージを確立するには残響時間よりも初期反射音の質と方向こそが重要である、との主張です。

74: 子供の科学 :2009/04/20(月) 23:15:58 HOST:ntt3-ppp406.saitama.sannet.ne.jp  MTさん。残響の件、回答有難うございます。一般的には「残響は音を止められてから
-60dB減衰する時間までを指す」ようですので、MTさんが測定された「残響が収まる時間」
との関係は分かりませんが、教科書的には放送スタジオ会話用レベル以下なの
でしょうか・・・。
 
 オーディオ(音楽)愛好家とオーディオ研究者(開発者)で要求する残響時間も違うの
でしょうね。

75: MT :2009/04/20(月) 23:34:07 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp もう少し雑音の少ない時間に計測しなければいけませんね。
これは残響時間とスピーカーユニットの収束時間と混合しています。
それでも観測した波形からいってそう大きな誤差はないです。
8波のトーンバースト波ですから色々な情報(マイク・スピーカー・ルーム)が見えてきますね。


31.5Hzはウーファーの共振周波数35Hz以下ですので、収束は遅くなりますし、
部屋の残響時間が未だ長いのは事実です。
それでも密閉箱ですので、バスレフで共振周波数以下ですともっと悪いでしょう。

なるべく低い周波数まで残響音(反射音)を少なくしたいです。
なぜならホールで録音したチェンバロの楽器の響きとホールに響いた音との分離が良くなります。
これは低い周波数での吸音(スピーカーから遠い位置)を増やすとより分離しますね。

当方の部屋はAカーブで25−30db、フラットでは換気扇が動いているので45−50db位の暗騒音です。
AカーブはJISの規格とはいえちょっとインチキですね。

76: ビックリマスダ :2009/04/21(火) 11:38:23 HOST:p2167-ipad204niho.hiroshima.ocn.ne.jp MT さんのお部屋は、可也デットですし、高域ばかり可也吸音してますねー?
一般的には理想の残響時間は0.3秒広い部屋だと0.5秒位と思います。高域は吸音しやすく
、大抵がこの状態で、ソフトの美味しい高域の音を吸い込んでいます。低域の残響が長いのは
吸音が不足していると言う事だと感じます?

77: ビックリマスダ :2009/04/21(火) 12:04:53 HOST:p2167-ipad204niho.hiroshima.ocn.ne.jp 3618 さんの言われている様にスピーカーから出ている音を全て聴ければ良いとは思います。
ただスピーカーとリスナーとの間には距離が有り、その間に部屋の特性で音を吸い取られています、均等に
吸われれば、まだましですけど?
それとソフトに収録されているエコーを含む演奏空間とリスニングルームを違和感無く一体化するには適度の部屋の残響時間が
必要だと感じています。

78: たぬきくん :2009/04/21(火) 18:54:07 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp タンノイのオートグラフのようなタイプのspは、左右の壁を使い音響効果を出していると
記憶しています。
これが無響室とかですと本来の効果を成さないと思います。
無響室はあくまでも、sp特性を計測するために(比較のため)統一された
測定方法だと思います。
spを聴くために実際に使用される部屋は普通の部屋だと思いますので
自分の好みに合ったように自分の部屋を演出すれば良いのでしょう。
そのspを素晴らしく良く聴くことが出来る部屋の条件
例えば、残響とかその他がデータでそれらが数値化されていれば
素晴らしいと思います。
例えば spが素晴らしく鳴っているメーカーのショールームとか販売店のオーディオルーム
等で部屋の条件が一目で判れば、自分の部屋も同様にセッティング出来る
可能性が出てきますね。

79: SATIN派 :2009/04/21(火) 19:53:19 HOST:br1031.jig.jp 一度耳の後ろに手をあてて音を聴いて見ると、また違った見方が出来るかも知れません。

80: S・D・L代表 :2009/04/21(火) 19:57:38 HOST:FL1-122-134-247-110.chb.mesh.ad.jp  初めてこの掲示板に書かせていただきます。私はオーディオ・コンサルタントの代表を
しておりますが、このページでたまたま室内音響の話題が出ていましたので、少しコメント
させていただければと思います。私は本業の傍ら、オーディオ愛好家の参考のために、試聴室
を定期的に公開しています。大変、手前味噌になりますが、この試聴室は、残響特性から
リスニング・ポイントの周波数特性まで明示していますので、多少なりとも参考になるのでは
と思います。

 このスレッドで皆さんが気にしている事と、私が常々愛好家の皆さんに参考にして頂きたい
内容が同じだったために、つい投稿をしてしまいました。失礼しました。

ttp://www.sound-dl.com/

81: 前期高齢者 :2009/04/21(火) 20:29:40 HOST:h219-110-52-025.catv02.itscom.jp SDL さま

これは良い特性ですね。特にリスニング・ポイントで高域が素直に減衰していることは大変重要なことで周波数特性フラットがいかに不毛であるかを理解されているのだと思います。
ところで少々意地の悪い質問。天井高さは何メートルですか?

82: S・D・L代表 :2009/04/21(火) 20:40:31 HOST:FL1-122-134-247-110.chb.mesh.ad.jp  早速のご質問、ありがとうございます。天井は、20畳の試聴室の中央6畳分が船底の
吹き抜けになっており平均3.6m、それ以外は1.55mの天井高です。

83: S・D・L代表 :2009/04/21(火) 20:43:42 HOST:FL1-122-134-247-110.chb.mesh.ad.jp  失礼しました。

訂正 1.55m → 2.55m

84: 前期高齢者 :2009/04/21(火) 20:58:00 HOST:h219-110-52-025.catv02.itscom.jp SDL さま

平均 3.6m! これは素晴らしい、理想以上です。
Eigentone を避けるためにはその程度の天井高さは必須であり、住宅事情というより見かけばかり追い求める日本の建築家たちの不見識がこの国のオデオを駄目にしている、と私は見ています。

85: たぬきくん :2009/04/21(火) 22:01:33 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp S・D・L代表 様
私は、合唱が大好きです。
個人的に合唱の練習場は板の床の場合が適していると感じています。
御社の試聴室の床は板張り床だと思いますが、特別なにか訳が
あるのでしょうか。

86: S・D・L代表 :2009/04/21(火) 22:32:29 HOST:FL1-122-134-247-110.chb.mesh.ad.jp  たぬきくん様
部屋の仕上げ材として、板張りは適度な反響を持ち、かつ保温効果もあり、感覚的にも良い
材料と思います。私の好みでもありますので。

87: ジークフリート :2009/04/22(水) 02:29:58 HOST:wb56proxy14.ezweb.ne.jp 部屋の響きは、残響時間だけでなく、反響を得る位置とか、量と強さ、反響音の硬さ・柔らかさなんかをコントロールするよう心がけています。

88: MT :2009/04/22(水) 10:49:28 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp リオンの普通騒音計に記述してあった方法で残響時間を計算してみました。
定常状態の音を止めてから60db減衰するのに要する時間をいいますが、
60db減衰の測定が困難な場合が多いので30db減衰する時間を測定して
その時間を2倍にして求める方法が良く用いられるとの事ですので、
この方法で算出してみました。

普通のスピーカーでは再生出来難い31.5Hzが0.592秒、
63Hzが0.36秒、125Hzが0.17秒、250Hz0.16秒
500Hz0.158秒、1KHzが0.12秒、2KHzが0.174秒、
2.756KHzが0.135秒、5.513KHzが0.114秒、
11.025KHzが0.047秒です。

元々音の響きより前後左右空間の定位がはっきり聴こえる音が好きですし、
あちこちに反射した音を聴いていると疲れます。

約20畳の普通の部屋を吸音しただけですので、50Hz以下の音を吸音をする場所を確保しなければなりません。

89: MT :2009/04/22(水) 10:51:21 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp 訂正で、11.025KHzが0.082秒でした。

90: ビックリマスダ :2009/04/22(水) 15:23:37 HOST:p3234-ipad03niho.hiroshima.ocn.ne.jp MTさんのお部屋は20畳だとすると、ずいぶん残響時間が少ないですね?
20畳だと0.5秒でも良いと思いますから、私なんかだと多分部屋に居るだけで
気持ちが悪くなるかも???

部屋の材質は私も無垢板が良いと思いますね。高域の音質が特に綺麗ですよね?
それと壁の強度が上がるとベースとかの定位もハッキリするしスピードも増すと感じます。

91: ビックリマスダ :2009/04/22(水) 16:05:02 HOST:p3234-ipad03niho.hiroshima.ocn.ne.jp S・D・L代表さん、広島まで来ていただいて、ご指導願いたいですけど?こちらに来られ
ついでって無いですかね???

92: MT :2009/04/22(水) 17:59:38 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp 高域の音質はマイクの癖や録音した空間情報が判別出来ないと困るので
なるべくスピーカーの左右及び近くや試聴ポイントの背面にはガラスや金属片を置かないようにしています。
音質よりも演奏方法やブレス・発音、楽器の音色等がハッキリ聴きたいです。

ベースの音や定位は密閉箱の臨界制動ですからバスレフより遥かに良いですよ。
話になりません。(笑)

約60Hz以下の残響を減らす方法(吸音トラップ等)を考えています。

先程リオンの普通騒音計で残響特性を計測しましたが、
マイクや計測器の関係化か1KHz以上の残響が0.2秒位になりました。

93: S・D・L代表 :2009/04/22(水) 19:57:33 HOST:FL1-122-134-247-110.chb.mesh.ad.jp  ビックリマスダさん
ありがとうございます。コンサルに伺う場合、通常、測定機器、吸音板などの対策用具を
車いっぱいに積んでいきます。しかし現在までのところ、関東周辺までしか実績がありません。
関東以遠のところについては、運搬方法などの関係もあり、少し考えさせてください。

94: たぬきくん :2009/04/22(水) 22:47:14 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 私、近じか長期出張で広島方面に行きます。
飛行機は苦手です。
車で行くと10時間以上かかるので
車は陸送手配(安価)で、私は新幹線で行きます。

95: たぬきくん :2009/04/22(水) 22:50:57 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp あ、生活用品は引っ越し便手配です。
音響は実に奥が深いですね。
驚きました。

96: ビックリマスダ :2009/04/23(木) 10:09:15 HOST:p3035-ipad210niho.hiroshima.ocn.ne.jp たぬきくん さん、広島に来られるのですか?私は新しい広島空港の近くなんです、
車で15分位の所です。新幹線だと三原と言う駅から20分位ですので、メールでも
いただけたら・・・

S・D・L代表さんレス有難う御座います、チャンスがあれば一度プロの測定とアドバイスを
、お願いしたいです。

97: たぬきくん :2009/04/23(木) 19:08:23 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp ビックリマスダ 様
了解致しました。時間が出来たらメール入れさせて頂きます。

ところで、ホールについてなんですが、
小さいホールで少人数で歌うと、そこのホールに合う響きが得られたり、
またそこで大人数で歌うと小ホールが迫力負けすることがあります。
また大ホールで少人数で歌うと声が良く響かないこともあります。
それから、練習場でも
同様に、少人数ではOKなんですが、大勢で歌うと具合が悪い
場合があります。

部屋には、その部屋に合った「音圧」のようなものもあるのかな
と感じています。
音圧の影響をあまり受けないような部屋があれば良いですね。
音を大きくしても小さくしてもほどほどに良く響く部屋が
あれば良いと思います。
どのような設定をすれば、そのような部屋が演出出来るのでしょうか。

99: ビックリマスダ :2009/04/24(金) 11:36:31 HOST:p5207-ipad212niho.hiroshima.ocn.ne.jp 私は、初めはデットな方向に部屋をしてました、その頃は大きな音量を出さないと
満足できない感じだったです、部屋の残響が増えてくると小さい音量でも楽しめると
感じています、ですからマンションなどで音量のあまり出せない方は、可也ライブな部屋
でも良いと思っています。
まずは普通の部屋の状態だと吸音が少し多目だと感じますから、部屋の吸音物を全て部屋から出して
鳴らしてみて、それから好みの残響に調整ですかね?私は壁材を無垢のパインに張り替えました。
床はフローリングで良いと思います、できれば無垢のチークが最高だと・・・

100: ビックリマスダ :2009/04/24(金) 11:51:26 HOST:p5207-ipad212niho.hiroshima.ocn.ne.jp オーディオルームに最適な残響時間が0.3秒―0.5秒と言われているのは、小音量から
大音量まで適していると言う事だと思います、それよりも残響が長いと、大音量には適さないし
又残響が短いと、小音量には適さないのではと思います???




101: MT :2009/04/24(金) 12:09:32 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp 装置のグレードや環境により色々な考え方があります。

真剣に音を聴くので響きの多い部屋ですと疲れるので響の少ない部屋にしています。
超強力電源の自作アンプやスピーカーのおかげで小音量でも鮮明に聞こえて楽しめますし、
大音量でも音が全く崩れず聴き疲れしません。

響きの少ない部屋で音が寂しくなる場合は
CDプレーヤーやフォノイコライザー等の電源を強化すると寂しくない音になりますよ。

スピーカーも実測で20Hzが1KHzと比較して6−8dbダウン程度ですので
ホールのサイズも想像出来ますし、音程によりホールのどの部分に音が回っているかも判別出来ます。
ドラムソロの速叩きも録音していますのでこれもクリアーに再生出来ます。

102: ビックリマスダ :2009/04/24(金) 15:07:20 HOST:p5207-ipad212niho.hiroshima.ocn.ne.jp MTさんオーディオなんて個人的な趣味ですから、デットでもライブでも好きに
聴けば良いと思っています、色々聞かせていただいても10人10色ですから。
MTさんの場合はモニター的な聞き方だと思いますよ、録音の良し悪しを判断
するのにはデットが良いのだと感じます・・・
ただ一般的にソフトを鑑賞するのであればライブな方が音は綺麗ですし、ソフトの
演奏会場とリスニングルームとの一体感も出やすいと思っています。
ですから録音者やマスタリングをする方は一般的なライブな部屋では、どのように御自分の作られたソフトが
聴こえるのかと言う事も確認しておく必要も有るのでは?と想像します。

103: MT :2009/04/24(金) 15:26:41 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp オフマイクで撮った吹奏楽はプアな装置やライブな部屋では音が分離しにくいですね。
セクステット程度の編成ですとプアな装置でも音が分離しますね。

色々な処で追試させていただいていますが、
普通の装置では吹奏楽はマルチマイクのオンマイクで録音しないと音が分離しないようです。
それでもカーステレオでも結構音が分離して聴けますよ。
どうしてでしょうか?(笑)

104: ビックリマスダ :2009/04/24(金) 15:56:16 HOST:p5207-ipad212niho.hiroshima.ocn.ne.jp 音像が、それほどハッキリと分離して聞こえなくても良いとは思いますが?
私の場合はタンノイで同軸ですから、可也分離は良いと思ってますが。
音が分離するかどうかと、部屋の残響は、それほど影響は無いですよ、聴く耳が
よければ、チャンと分離した音像にエコーを含むだけてすからね?音像自体は、シッカリ
見えますよ・・・生演奏でも目で見えているから各演奏者の位置が解るだけで、オーディオの
様なピントの合った定位は、しないものだと感じますが?

105: 前期高齢者 :2009/04/24(金) 21:05:59 HOST:h219-110-52-025.catv02.itscom.jp >生演奏でも目で見えているから各演奏者の位置が解るだけで

そうとばかりもいえないでしょう。私は所謂かぶりつきで聴くのはきらいですが、あそこでは楽器の分離は見事ですよね。
でも二階のS席に移動すると楽器の場所なんか関係ない渾然一体となった響き。オデオでもどんな音を求めるかはその人次第でしょうし、MTさんの音もビックリマスダさんの音も否定できません。

106: くろねき :2009/04/24(金) 22:07:48 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp 皆さんこんばんは。生演奏の再現、といえばこんな考え方もあるようで・・・

 沖縄・知名御多出横、「テーゲースタジオ」でオーディオ機器新製品を発表
 www.phileweb.com/news/audio/200904/24/8900.html

生演奏の再現には最終的な目的を明確にした上で、上流から下流までトータルに開発せねばならないと、録音から再生までトータルに研究した結果、アンプ・スピーカー・録音の三要素がもっとも影響する、という結論に。

スピーカーはタイムドメインYoshii9に類似の無指向性、アンプはハンダを使わず部品のリードを溶接したもの、イベントで行ったという録音は、生演奏の再現にはこれしかないとワンポイント録音で行ったようです。

107: たぬきくん :2009/04/24(金) 23:31:24 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 私の場合、
音楽をCDで聴く場合と、DVDで演奏風景を見ながら聴く場合とでは、
感覚が変化します。
画面に現われている楽器が判ると、
脳がその楽器の音を視覚から聴覚をに対してサンプリングを要求しますので
例えその楽器の音圧が小さくても、充分聴こえることもあります。
これが錯覚の世界であると思います。
見た目に惑わされることなく「真の音???」を聴きわける事が
したいと考えるのであれば、視覚を閉して聴覚のみに専念(目隠し)
すれば「真の音???」が発見出来るかも知れません。
でも、音楽はある意味「錯覚の世界」であるかも知れません。
「音を立体的に浮かび上がるようにするには」
 の主題により近ずくための一つの選択肢として、
「音像」だけではなく、「画像」という情報を
追加することにより、情報量を増やすのもありかななんて書いて見ました。

108: MT :2009/04/25(土) 09:59:37 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp 3月初めにウインドアンサンブルの指揮者でチェンバロ奏者の友人に頼まれてウインドアンサンブルの演奏会を録音してきました。
ttp://www.audio-romanesque.com/hibiki3.html
そこで演奏された曲で「ナイルズダンス」という13拍子半の曲があり、
演奏会終了後に編集したCD−Rを贈った処、
「指揮の最中ではパーカッションの音は鳴っているハズだが聴く暇もなく指揮をしているので聞こえなかった音も録音されていて嬉しい」
とのコメントを頂きました。
これは編成が大きいのでワンポイントの2本のマイクのみでは拾いにくく、ワンポイントの2本の左右各2mにもう1本ずつマイクをセットし音を拾ってより定位もハッキリさせています。

管楽器とパーカッションとの音の出るタイミングを綺麗に合わせて録音しているので、
そこまで再生出来るかどうかです。
普通の電源回路を改造していないマイクで吹奏楽やオケをワンポイントで録音すると、
マイクから距離の遠いホルンやパーカッション・ティンパニー・コントラバスの音が遅れて聞こえます。
少ない編成で激しくない音楽でしたらワンポイントでも誤魔化せるでしょう。

109: 前期高齢者 :2009/04/26(日) 19:23:07 HOST:h219-110-52-025.catv02.itscom.jp SDL さま

きょうはお邪魔させていただきありがとうございました。
流石にいい音、それも「全うな音」ですね。20畳の床面積に一部3m6の天井高なら当然、といってしまえばそれまでですが、まともな音に何が必用かを証明してくれる空間だと思いました。拙宅も含めて一般の日本家屋では無理なことが残念ですが。

110: S・D・L代表 :2009/04/26(日) 21:02:40 HOST:FL1-122-134-247-110.chb.mesh.ad.jp 前期高齢者様
これからのオーディオライフに、何かしらお役に立ったなら嬉しく思います。
これに懲りずに、またおいで下さい。

111: たぬきくん :2009/04/27(月) 21:44:06 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 40年くらいまえのJBLの075のTWの評判は
音の粒立ち輪郭が素晴らしいとか書いてあった様な
記憶があります。
この075はパラゴンにも使用されていたと記憶しています。
昔の評判が本当ならば、この075を使用すれば
「音が立体的に浮かび上がる」ような気がして
なりません。

112: 前期高齢者 :2009/04/28(火) 00:44:33 HOST:h219-110-52-025.catv02.itscom.jp たぬきくん さん

075 は拙宅メイン・システムの TW です。魅力的な音色ですし音の輪郭は見事ですが、それだけで音が立体的に浮かび上がることは無いと思います。SDL (だけでは無いが)の見事な音を聴いて感じることは装置に加えて部屋がどれほど重要かということです。

113: ビックリマスダ :2009/04/28(火) 15:49:33 HOST:p6130-ipad29niho.hiroshima.ocn.ne.jp 部屋の音を半分は聴いて居るのだと思っていますから、もっと部屋の重要性を
感じて欲しいですね?

114: たぬきくん :2009/04/28(火) 20:07:31 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 私が考える皆で歌を歌う場合練習会場で必要なことは以下のようになります。

お互いの声が良く確認できること。
自分の声が良く聴こえること。
自分の声が良く響くこと。
周囲の声と良く調和すること。
全体としてまとまりがあること。
全体の声が良く響き渡ること。
高音パートから〜低音パートまでむらなく良く響くこと。

これらの条件を満足する部屋は
経験的には
天井の高い、木の床で、広い部屋で
ちょうど地下室にある体育館のような感じの部屋が似合います。
広い木造の講堂のようなところも似合います。

さて、音は「波動現象」の一つですから、波一般がもつ特徴(反射・屈折・回折・干渉・重ね合わせなど)の波特有の特性とどのように付き合うかが
課題となるのでしょうか。

115: たぬきくん :2009/04/28(火) 20:15:17 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp ああ、みなさん
機会があれば、皆さんの設備を上記の部屋に搬入して
確認して頂ければ嬉しいです。
あ、設備が大きくて搬入は無理ですか?

116: たぬきくん :2009/04/28(火) 21:42:31 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp オーディオにも声楽にも適する部屋とは
天井が低く更に狭い部屋では、音が籠りやすいような気がします。
音が籠らない部屋、つまり音の抜けの良い部屋がベストな感じはします。

117: たぬきくん :2009/04/29(水) 08:06:34 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 多分
無響室は、普通の部屋で聴く場合にその部屋の特質の影響を
受けると思われる「反射・屈折・回折・干渉・重ね合わせなど」
影響を排除しているのでしょう。
例えば、普通の部屋で聴く場合に重ね合わせなどの影響を
を少なくするには、天井を高く、床と天井を平行にしない
天井の材質に音を反射されると思われる材質の「研磨、塗装」
等を避ける、天井にお椀カーブを避ける等の処理を施す。
更にひとつひとつの音波の影響を解析しつつ、
加えるものは加え、引くものは引いていけば、
部屋の音響についての難問も解決して行くなかなあ
なんて想いをいだいています。

118: たぬきくん :2009/04/29(水) 08:26:31 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp >部屋の重要性

理想のオーディオルームの模索

オーディオ設備の種類その時の出力、レイアウト等もありますが、
部屋だけを考えた場合は、
部屋の広さ、部屋の内部の構造、部屋の材質
(広さ、形、材質、ほか)
等のファクターで音波の伝搬は、
決定ずけられるのでしょう。
勿論、更に聴く側の嗜好もプラスされて完成されるべきものなのでしょう。

119: たぬきくん :2009/04/29(水) 10:44:15 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp オーディオルームの一つの形として
電動式で上方向(天井)前後左右の壁の形、材質等を変化させて
反射〜重ね合わせ特性、吸音等をコントロール可能に出来れば、
好みの音楽が楽しめるかもなんて妄想しています。
吸音材は、天井の上に収納してあり、電動で上げたり下げたり
途中で止めたりで吸音特性をコントロールしたり。
あるいは、壁は丸い筒を角度毎に違う素材を張りそれらを沢山
壁に沿わせて設置して回転角度をコントロールすれば、壁の素材
も買えることが可能です。
あるいは、壁板を沢山用意して引き戸のようにして素材の違うものに交換
する方法もあります。
勿論、これらの壁戸の表面形状の違うものも準備すれば、さらにバリエ
ーションも増えます。
とりあえず、床は好みの板の間にしておきましょう。
部屋の広さは、10〜20畳、天井の高さは3〜5m程度の
部屋と決めましょう。
部屋の広さも可変出来れば上出来です。
この部屋は、まるで演出の舞台のように変化しますね。

これは、聴感確認用です。
好みの聴感が得られたら、これらの条件を個人の部屋に
水平展開すれば良いと妄想しています。

120: たぬきくん :2009/04/29(水) 10:48:31 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 勿論、個人の所有するオーディオ機器をこの部屋に
持ち込みテストして頂きます。
好みの聴感が得られたら、これらの室内条件を
お宅のオーディオルームに反映致します。

121: ジークフリート :2009/04/29(水) 16:20:48 HOST:wb56proxy01.ezweb.ne.jp 部屋や装置さえ立派なら美しい音楽が楽しめる・・・もしオーディオがそんなツマランものならば、とっくの昔に金持ちどものためのお遊びになっていたでしょうナ。

122: たぬきくん :2009/04/29(水) 18:26:16 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp なるほど、
小さな部屋で、ひっそりと良い音楽を楽しむ。
ソースが美味しくないと海老フライも美味しく食べられませんか。
ソースも海老フライも食器も素晴らしければなお良しですね。

123: さぶちゃん :2009/04/29(水) 19:02:16 HOST:nttyma043137.tyma.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp 最近のAVアンプ・・・恐ろしく何でも出来てしまいます。
空間・響き・・・etc・・・

124: 前期高齢者 :2009/04/29(水) 19:04:26 HOST:h219-110-52-025.catv02.itscom.jp 横レス失礼します。

金持というのは面白いですね。とにかく何でも高価じゃないと喜ばないんです。それに一見さんお断りの店も大好き。「俺が行けば何時だって席を用意してくれるんだ!」てなものです。
ただそういう店は連れて行ってもらうと一応それなりに美味しいのが私のような貧乏人にはチト悔しいですね。

125: たぬきくん :2009/04/29(水) 20:12:37 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 演奏を離れて聴く場合と、まさに演奏のなかで聴く場合では
すごく違いがあります。
演奏のなかで聴くと色々な音がランダムに聴こえます。
そばにある楽器の音はものすごく大きく聴こえますが
全体としてのまとまりは何もわかりません。
楽器の音が嵐の如く感じます。
SPの場合でも、SPにあまり近ずき過ぎると
ハーモニーを聴くのではなく、ひとつの
ユニットの音を聴くような感じになる気がします。
音楽には適正な視聴位置があるのでしょう。

最近弊社の社員食堂の経営が別会社に代わりました。
ほんとにメジャーなところに代わりました。
味も盛り付けも素晴らしく良くなりました。
昼食代金はほとんど変わりません。
食材が同じでも、味付けの方法が変わると
食事はいくらでも美味しくなるんだなあと感じました。
専門的にやられているお店(会社)には敵いません。

126: MT :2009/04/29(水) 21:05:33 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp たぬきさんがおしゃっている部屋は既にNHKの録音スタジオではやっています。
但しその部屋で録音された音がベストかというと?の時もあります。

空間音やハーモニーも録音された音を再生するにはなるべく余分な音を付加しない部屋でないと
デフォルメした音や音場になりますよ。
デッドなスタジオでオンマイクで録音された音源を再生するには良いでしょう。

127: たぬきくん :2009/04/29(水) 22:43:09 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp ああそうなんですか。
音がもともと大きい楽器は良いのですが、
源音が小さい楽器は、演奏者としては
デッドな部屋は苦手なんだと思いますが、
マイクで音を拾う作業があれば大丈夫
でしょう。
音を足したり引いたりしないスタジオ
での録音が音源再生には、良いのですね。
なるほど、、、、、、。
なるべく音の反射等々が無い方が良い
とは、書きながら少しずつ感じてはいました。

128: たぬきくん :2009/04/29(水) 22:46:33 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 演奏をする場合は、演奏会場のキャパに
合った音量が求められますね。
オーディオ装置で聴く場合も
同様なのでしょうね。

129: ビックリマスダ :2009/04/30(木) 11:11:59 HOST:p2184-ipad204niho.hiroshima.ocn.ne.jp MT さん、私が感じますには?デットを好む方はライブだと部屋が余分な音を付加していると
感じている。又ライブを好む私の様な者はデットだと部屋がソフトの音を吸収していると感じる。
この違いだと思ってますが。

130: たぬきくん :2009/04/30(木) 16:15:11 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp ライブとデッドの関係は、音の反射(残響時間/容量)と吸収のコントロール
で決定されるのですね。
ライブであれデッドであれ
スピーカーから出力された音の響きを上手く聴き手に伝えられるように
部屋の環境を整えることは重要なことだと思います。
また、ホールでの演奏も演奏している楽器の音の響きがそのまま上手く
客席に伝わるように心がけなければなりません。
音をあまり吸音し過ぎると、それらの響きは継承されずスピード感も
失われると思います。
あまり反射し過ぎてもホールの悪さを見せつけるだけです。
ライブとデットが共存共栄しなければ良い演奏会は
行えないような気が致します。

131: SATIN派 :2009/04/30(木) 17:05:58 HOST:br1031.jig.jp デッドOrライブの件は難しいですね。
レストランのカレー(或は料理)にソース(或は塩)をかけるか、かけないか、の話みたいで(笑)

シングルモルト・ウィスキーの利き酒なんかはストレートが定石ですが
水で割って味の伸びをみるのも一つの味わいかたでしょう。

あれっ違うかな・・・

132: RW-2 :2009/04/30(木) 18:26:21 HOST:57.166.145.122.ap.yournet.ne.jp ライブな部屋ですと2次音源3次音源が生まれて聴き辛くなりますね。ワンワン
ウルサイ。もともとホールエコー等はすでにソフトに入っているわけですから。

かと言ってデッド過ぎますと周波数帯によって減衰量が変わり、正確な音楽(音)
情報が欠落(レベル落ち)して伝わります。なにごともホドホドが宜しいようで。

音場型SP(後ろや斜めにも音を飛ばす)なんてのもありますが、日本間では中々
宜しいのですが、コンクリ打ちっ放しなんて小屋では定位はアッチコッチ、ボーカ
ルは大口ガマ口。音の洪水に身を沈めたい方にはお薦めです。

133: たぬきくん :2009/05/01(金) 22:39:41 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp >なにごともホドホドが宜しいようで。

楽器の響きをそのままリスナーに届けられるような環境作り
が大切なんですね。
吸音し過ぎず反射させ過ぎず。
畳の部屋と、天井の高い洋間を足して2で割るように簡単に出来れば
宜しいんですが、、、、、、、、。

134: たぬきくん :2009/05/02(土) 00:16:47 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp ここにお出での皆さんは、ベテラン揃いですから
そのあたりはお宅のオーディオルーム
で克服されて居られると思います。
私はこれからゆっくりと、まずspの位置から
検討させて頂きます。
あ、その前にこのspの多い部屋かたずけないとね。

136: きつね :2009/05/06(水) 10:19:44 HOST:121-87-64-99.eonet.ne.jp ずいぶん、すごい希望をお持ちですね、
今の音響技術はそんなにすごいものではありませんよ、
大体スピーカで聞いて、本物と区別つかないってないでしょ、
それは、演奏録音した部屋と、再生した部屋が違うからですよ。
同じ部屋なら、たぶん本物と錯覚するはずです。
ばらばらな録音状態のソースで、多くを望むことは出来ないと思います。
あなかしこ、、

137: ジークフリート :2009/05/06(水) 10:41:47 HOST:wb56proxy16.ezweb.ne.jp ま、夢ぐらいは持たないと、進歩は無いからね〜。

しかし、「よくぞココまで」というような再生にたまにお目にかかるから、オーディオもまだまだイケるなナ?てな期待は持てるかな。

138: たぬきくん :2009/05/06(水) 18:40:41 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 私は「本物」とかの言葉を良く使います。
音楽の話しで、音楽作品を披露するときに
指揮者が音楽は瞬間芸術であるとか言う言葉を
時々耳にします。
音楽作品の演奏はいつも同じではない、
同じ作品、同じ指揮者、同じ演奏者でも
演奏速度、リズム、強弱etc
は、演奏する場所、場面により異なると言う
意味だと解釈しています。
また、別の意味では、その時の演奏と全て同じ
ものは2度と出来ないと言うことかも知れません。
ソースとしての演奏自体が常に定まらないもので
あれば、本物とは何なんでしょう。
これは、演奏としての「本物」に対する私の
疑問、疑念です。 

これらを音楽再生装置と総合的に勘案すると
本物とは何なのかますます複雑です。

しかし、演奏された音楽作品を再生して
聴いた場合、リズム、音程、強弱の
おおよその様子は評価可能だと思います。
また、これら同一の再生装置を通した場合は
それらの色々な作品は大体評価することは
可能です。
しかし、音楽演奏の場合は、大体がそのホール
内で評価されるべきものであると思います。
再生装置をスルーした場合は、厳密な意味では参考程度
だと考えるのは話が飛躍しすぎているでしょうか。

139: たぬきくん :2009/05/06(水) 18:59:36 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 私は、生録音を時々やっています。
録音機は、OLYMPUS COICEーtrek �瞠−51
録音モードは、XQです。
マイクロフォンは、
SONY
ECM−MS957です。
再生spは、ONKYO MONITOR 2000X
ほかに、ONKYO GX−20AX
です。
本物と間違えるくらいリアルだと思うときもあります。
ソースは、人の声で歌声です。

140: たぬきくん :2009/05/06(水) 20:26:31 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp 演奏の音色が似ているだけでは、
本物に近いとは言いにくいと思います。
音色が似ていて、更にスケール感まで
同じように表現出来ていれば素晴らしいと思います。
spでスケール感をリアルに表現する
ことが課題だと思っています。

141: MT :2009/05/06(水) 20:31:22 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp たぬきくんさん

コーラスは混声3部を30年程前に録音していらい録音していません。
最近はジャズのボーカル入りクアルテット、セクステット、雅楽、3団体の吹奏楽
、チェンバロは2台、4台と弦楽器5人、オケも録音しています。

録音機器はRolandのVSR−880 8chHDDレコーダーを2台改造しています。
これを2chのみ使用しています。
ミキサーはモノイン10chステレオ2chで、内部のICは8割方交換し、
自作の外部電源を製作しています。
ttp://www.audio-romanesque.com/rokuonkiki.html
マイクはソニーのC37P改造を2本、C47改造を4本、C36P改造を2本、
C535P改造を4本、C38B改造を2本です。
主にC37P改造とC47改造を使用しています。
ttp://www.audio-romanesque.com/makihar2.htm

ヘッドフォンはエレガのBTSモニターDR−631C600オームで、
ソニーもありますが、エレガのが前後左右上下の定位と楽器の音色が良く判別出来ます。

チェンバロはスピーカーから再生してもほぼ同じ音が出せます。
吹奏楽はホールのサイズと音程により音が回り込む位置が判別出来ます。

142: たぬきくん :2009/05/07(木) 18:43:09 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp   MTさん

 ホームページの画像拝見させて頂きました。
 私は難しいことは判りませんが、
 電源、録音マイク用の電源は非常に重要な役割を
 果たしているのだなあと言うことがわかりました。

>チェンバロはスピーカーから再生してもほぼ同じ音が出せます。

 すごいですね。多分この音を聴くことにより
 楽器の大きさ位置も想像できるのでしょう。

 配線の引き回しとか、装置の位置関係等も定位置に決めておられる
 のでしょうね。

  電子機器装置で問題になるのは「ノイズ問題」「熱の問題」とか良く
  言われますね。
 私も過去に電気を少しいじりましたが、ノイズと熱には苦労した記憶が
 あります。
 配線をすべて別の方式に変えたり、ヒートシンクの大きさを変えたり
 電源をすべて置き換えたり、ファンをつけたりで苦労しました。
 録音再生時に電源ハムで悩むことなんかあるんでしょうか。
 現代は、そのあたりは解決済なんでしょうね。

143: MT :2009/05/07(木) 21:12:14 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp たぬきくんさん

久しぶりに録音した同じチェンバロの演奏をマイクを立てた同じ位置で聞いた時、
再生音とほぼ同じ音がしていました。
チェンバロは楽器としては大きいので聴く位置が変われば音の出方が全く異なります。

マイクの電源で整流後のコンデンサーを巨大な値にして定電圧電源を組めば
まずハムノイズの心配はありませんし、本体と電源部を離しておいて本体には直流のみ供給しています。

熱はヒートシンクかシャーシに直に容量の大きいトランジスタ(120W−150W級)を付ける事で
少々温度が上昇しても良いようにしますし、シャーシそのものに対流用の穴を開けておきます。

今までハムやサイリスタノイズに一度も悩んだ事はありませんが、
マイクに直にエアコンの風が当たって本番中にノイズが出た事があります。
この時はどうしようもありません。

それといつも使用しているマイクの音色や音の出方を調整して揃えています。
そうすると複数マイクを使用した時でも音色差が判らないです。

144: MT :2009/05/07(木) 22:57:43 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp どうも皆さんは音がマイクと音源の距離分だけスピーカーから下がって聞こえていますか?
当方はスピーカーから音が離れてスピーカーを意識せずに聞こえます。

これはなるべく直接音を聴くように部屋をデッドにしているのと、
スピーカーユニットのインピーダンスをなるべくフラットにしてからネットワークを組んでいるので
スピーカーから出る音に癖が大変少ないです。

145: たぬきくん :2009/05/07(木) 22:59:17 HOST:ZF172072.ppp.dion.ne.jp MT様

>それといつも使用しているマイクの音色や音の出方を調整して揃えています。
 そうすると複数マイクを使用した時でも音色差が判らないです。
 
すごいですね。そのようなテクについては、私には想像も出来ませんでした。


私の
SONY ECM−MS957には、ウインドスクリーンが付属されています。

ノイズについては、どこから飛んでくるかわかりませんね。
自らのノイズ、室内の装置から出るものもありますね。
空間から飛んでくるノイズは、ケースでシールドなんかもやられて
いるんでしょうね。

いろいろ教えて頂き有り難うございました。

146: 古希 :2009/07/04(土) 14:12:27 HOST:112-68-1-177.eonet.ne.jp  「いい音いい音楽」五味康祐著に何人かの声楽家が並んで歌ってるのを
再生したときに、一人ひとりが分かれて聞こえると共に身長の違いが
分らなければいけないと、書かれてました。
 私の装置は音楽を再生したときには立体的に聞こえません。
 ただ、昔のCDでセシル島の野鳥を録音したものは怖いほど立体的な
ところがあります。(鳥の羽音が正面から真後ろに飛び去るところ)

 オーディオは装置と音源と自分の耳だと思います。
 
 良い音を聞くのは楽しいものです。頑張りましょう。

 五味さんの装置は市役所で聞けるようになったようです。
 興味のある方は調べてみて下さい。

147: ジークフリート :2009/07/05(日) 07:36:56 HOST:wb56proxy17.ezweb.ne.jp モニターレッドの頃はタンノイもかなりカッチリした音ですから分析的な聴き方?にも適していたのでしょうね。(モニタースピーカーとしてEMIに納めていたくらいですから当然ですが)

バックロードホーンはやたら低音を押し出すだけじゃなく、微妙な時間のズレ?で立体感も演出してくれるものもあるんですよね。

ま、しかしオートグラフより音道の長いGRFが、オートグラフより自然な感じで鳴るのもまた面白いところですね〜。時間のズレ具合が違うからでしょうか?

148: くろねき :2009/07/05(日) 09:01:38 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp 皆さんおはようございます。

故・五味康祐氏の遺品であるオーディオについては別スレでも触れられている話題ですが、寄贈を受けたのは「市役所」ではなくて「区役所」ですね。タンノイ・オートグラフの整備はエソテリックが、カギ付きラックの製作はマツシタハイファイ( www.mat-hifi.co.jp/ )が手がけたそうです。オーディオやレコードのほかに、ピアノや美術品も寄贈されたそうです。

149: くろねき :2009/07/22(水) 22:12:41 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp 皆さんこんばんは。最近考えている、とりとめの無い話ですが・・・

 何も足さず、何も引かない? 「ドルビープロロジックIIz」の効果とは
 (MSNデジタルライフ/+D LifeStyle)
 digitallife.jp.msn.com/article/article.aspx/articleid=436904/

 ドルビーのテクノロジー ドルビープロロジックIIz(ドルビー)
 www.dolby.co.jp/consumer/technology/dolby_pro_logic_iiz.html

ドルビープロロジックIIzには「バーチカルハイト」というチャンネル(フロント高さチャンネル、Lvh/Rvh)があるらしく、そこからはサラウンドペア(Ls/Rs)のチャンネルに含まれる逆相成分を、片チャンネルだけ反転させ同相として出力するんだそうです。
ドルビーの解説ページには「具体的には、アンビエンス、雨や風のような定位感のない効果音など、低音量でチャンネル間で相関性が無い情報を抜き出し、フロント高さチャンネルに割り当てます。」とあります。

何だか、スピーカーマトリクスの応用などで似たようなことができそうだな、と思うんですが・・・。

150: SATIN派 :2009/07/24(金) 23:12:43 HOST:br1031.jig.jp サラウンド絡みで書かせて貰いますが・・・

昔ダイアトーンにSEデコーダーDA-Q100というのが有りまして、(数年前入手)
検出された対向ch間のクロストーク成分を逆相にして注入し、セパレーションを確保するロジックが入ってました。
ch間セパ最大15dBとなってましたが、当時としては立派なものです。
サンスイのQS-D1バリオマトリックス(これも入手)は24dBとなってますが、実際に聴いてほとんど差を感じません。

SEのほうは常時セパ確保、QSはマスキング効果を利用した変動型ですので
安定感はSEが、やや優るようです。

これら(特にQS-D1)は現在の楽曲を流しても、それなりに効果を得る事が出来るのは
何等かの位相処理をされているからでしょう。

しかし残念ながら位相をズラした音の遊びですから、昔も今もガチなピュア派には評価されない代物ですね。

151: SATIN派 :2009/08/10(月) 00:49:24 HOST:br1031.jig.jp この前FMでサンタナがかかってたので、QS-D1を通して聴いてみると中々いい具合のサラウンド感。
サンタナは主にSONYでSQ4chだったと思うがRM(QS)でも出してたのかも。

※通常SQをRMで再生しても音場が変でセパレーションも取れず余り良くない。

152: ジークフリート :2009/08/29(土) 12:31:45 HOST:wb56proxy02.ezweb.ne.jp AD再生の際に、覇気が感じられず音場もCDに比べやや平面的だな〜と悩んでおりましたが、フォノケーブルのシールドが厳重過ぎるのでは?という考えが・・・

手持ちのケーブル(アキュフェーズのオマケケーブル)で試してみましたらナンダカ良さげな感じ。

で、早速フォノケーブル新調いたしまして、未だバーンインの最中ですが既に立体感はCDと同等以上かも。
ケーブルのバーンイン(ブレークイン)が進むのが楽しみです。

153: くろねき :2009/08/30(日) 21:21:56 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp ☆SATIN派さん☆

こんばんは。

 DIATONE 4チャンネルSDデコーダーDA-Q100の仕様
 (オーディオの足跡)
 audio-heritage.jp/DIATONE/etc/da-q100.html

これですね。遅レスお詫びしますがなるほどです。

そういえば最近は、マトリックス式サラウンドのデコードをドルビーデジタルプロロジックである程度取って代われるみたいですね。

154: SATIN派 :2009/08/30(日) 23:28:49 HOST:br1031.jig.jp くろねきさん、どうもです。

ttp://www.ishinolab.com/
ここの店長がサンスイQSの開発(後期のアンプも)に携わった方でしてブログに詳しい&興味深い話が載っております。

4チャンネルは自然消滅以降あまり話題に上らず、馬鹿にする意見は有っても検証しょうとする人は少ないですね。

マトリックスはドルサラでも間に合いますけど、探せばまだ当時のデコーダーが見付かりますので、偏見なく試して見るのも一興です。
ロジック付きがお勧め、ソースは4ch仕様でなくてOK、FM繋いで鳴らしてると面白いです。

155: くろねき :2009/08/31(月) 20:38:36 HOST:KHP059134088159.ppp-bb.dion.ne.jp ☆SATIN派さん☆

こんばんは、リンクどうもです。

ブログじゃなくて連載のほうですね・・・ありゃりゃ!LMスピーカーの話が出てる!
サンスイQSをレイ・ドルビー氏が見てた(と思われる)というのはすごい話ですね。学会発表もして、世界展開もしていたようですから当然の話かもしれませんが。

156: SATIN派 :2009/08/31(月) 22:35:13 HOST:br1031.jig.jp そうなんです、くろねきさん日本オーディオ史のほうだったんです。
うっかりしてました済みませんです。

当時のサンスイQS関係者に何とか連絡とれないかと調べた時期が有りまして、いろいろと調べて出て来たのがリンク先でした。
なんと以前に真空管をそこから買っていて会話もしてたんです(笑)

QSとシェイバー方式の関係に疑問が残りますが、オーディオ史の謎のままで良いのかも。

157: SATIN派 :2009/10/29(木) 15:17:12 HOST:br1031.jig.jp シェイバー(米・個人)
ダイナコ・ハフラー
QS(サンスイ)
QX(コロンビア)
QM(東芝・三菱)
DM(サンヨー)
以上レギュラーマトリックス(RM)系
SQ(CBS・ソニー開発・パイオニア)

ディスクリート(LP)は
CD-4(ビクター開発・テクニクス・パイオニア)

UD-4(日立)マトリックス併用

RMロジック方式
サンスイ(バリオマトリックス)
サンヨー(ダイナミックマトリックス)
オンキョー(オートマトリックス)
三菱(SEロジック)

大体こんなところですかね。

なおシェイバーとQSはほぼ同時期で相似、QSはエンコードのリア成分を位相シフトさせたもの、最初はソフトも無く2→2→4的。
RMに規格統一されるまでトリオ(クォードリックス)、パイオニア(クォードラライザー)、サンヨー(クォードライザー)、ビクター(S.F.C)は独自(主に後方だけ位相処理した擬似4ch)の回路で出してました。
※マトリックス方式自体擬似4chと言えますが。

「味趣欄」に載る事のない、オーディオB級グルメと言ったところでしょうか・・・

158: SATIN派 :2009/11/02(月) 01:07:14 HOST:br1031.jig.jp 追加

東芝(3Dロジック)
技研はマトリックス4ch関係の研究論文を発表しているが、市販品にこれといったモノが見当たらない。
日立のUD-4は最後期に発表された今日の多chサラウンドに近いもの。
マトリックスとディスクリート混合の方式でDENONと共同開発。
これの試聴用LPを見付けたが、どの方式とも互換性が無く試しようがない。

159: SATIN派 :2009/11/02(月) 01:14:12 HOST:br1031.jig.jp 訂正

3D-ロジック→誤
4D-Logic→正

160: SATIN :2010/04/04(日) 17:43:08 HOST:br1031.jig.jp FMCO・CO・LOが45歳以上を対象にした音楽を流し始めたのでサンスイの4chデコーダQS-D2(RM、SQ対応)を久々に引っ張り出し繋いで聞いてます。
最初フロントLchから音が出ずヒヤリ(・_・;)
開けて調べたらコンデンサ交換したときの芋ハンダが原因と判明、付け直して回復(^_^)

この手の秘密兵器もチョイ昔は只みたいな値段で転がってましたけど、最近は見つけ難くなりました。

161: 前期高齢者 :2010/04/04(日) 20:34:58 HOST:h219-110-201-168.catv02.itscom.jp totoさんの仰ることは良くわかります。SACDや5chは多分そういうことをひとつの目標にしているのでしょう。
理想の音場だと思いますが、それを実現するためには広大な空間が必用かと。
見も蓋もない無粋な意見をお許しください。

162: D−150 :2010/04/05(月) 19:01:28 HOST:p8167-ipbfp2404osakakita.osaka.ocn.ne.jp 私の安物古ステレオ、昔から音はスピーカーより上の空間でかつライブの拍手は
壁の奥で鳴っています。自分もつられて拍手してたりして、だからライブ物好きです。
スピーカー目の前にあるけどあんまり気になりません。

30年ずっとこんなもんと思っていました。多分壁の反射か脳内創造です。
これって変なんですかねー?。

163: SATIN :2010/04/05(月) 19:41:27 HOST:br1031.jig.jp ライブ録音の拍手やざわめきは逆相成分が多いのかハッキリ定位せず、奥で聞こえる感じが多いですね。
マトリックス4chの場合だと後方から出ます。

164: MT :2010/04/05(月) 22:31:57 HOST:PPPpf68.aichi-ip.dti.ne.jp いつもホールの前3列目の席に単一指向性マイクを置いて録音します。
そのため拍手はマイクの後ろになるので
普通のシステムでは奥(ホールからの前面反射音)か横で鳴りますね。

位相特性の良いシステムですと逆相音なのでスピーカーの前で鳴るのもあります。

165: D−150 :2010/04/06(火) 11:07:12 HOST:p8167-ipbfp2404osakakita.osaka.ocn.ne.jp SATIN様、MT様

有難うございます。 特に変ではないんですね。
ライブ物は、演奏者の後ろから客席の方をを向いて聴いている感じで少し変
な感じですけど、脳内補正で拍手とかはステージにあがったつもりで聴いています。

拍手は後ろから、ざわめきは周りから、演奏は前からで楽器の前後とか違和感なく聴こえたら
最高ですね。  これって3Dステレオ(意味が変かな)なんかなー。

166: ビックリマスダ :2010/04/07(水) 16:59:26 HOST:p4080-ipad205niho.hiroshima.ocn.ne.jp D−150 さん、結構狭い部屋の方が拍手が周りから聴こえますよ。

167: SATIN :2010/04/07(水) 20:11:21 HOST:br1031.jig.jp 左右で耳に入る情報が違うから脳内処理で立体感を得られる訳で、片方の耳を塞ぐと耳の横で鳴ってるように聞こえます。
逆もまた真なりで耳にマイクをつけて録音(バイノーラル)したものをヘッドホンで再生。
前後感は曖昧ですが耳の傍で喋られたらゾクッとします。
一度飲み屋で録音したいがナカナカ出来ない。
たぶん酔いが醒めて聞く自分のショボイ声と馬鹿噺に落ち込むこと必至?。

一応…

>>1さんの言わんとする立体感とは、ほとんど関係ないことは自覚しております。
失礼しました。

168: D−150 :2010/04/08(木) 11:18:53 HOST:p8167-ipbfp2404osakakita.osaka.ocn.ne.jp ビックリマスダ様

卓上のKEF(SP)は6畳ぐらいなんでSPの向きを変えたり、動かした
りして拍手の聴こえ具合を実験してみます。なんせ駄耳のロートル測定器なんで
どうなることやら?  でもなんか面白そう。

169: ジークフリート :2010/06/17(木) 12:48:43 HOST:wb56proxy09.ezweb.ne.jp 今や、立体的空間が現れるなんてのはジョーシキでしょうが・・・さて、その中で演奏者をどう配置するか?

左右の位置は、まぁ受け身の体制としても、前後・上下の位置なんかは如何様にでもって感じで、迷うところですね〜。

当方は古レンヂ1発の感覚に慣れていますから、今使っているATCでもそれが基準になっておりまして、#4343BやTADの3ウェイの頃を思うと、我ながらムチャクチャやってたかナ〜?(変形した音場にとっちらかった音像)と反省する今日この頃。

しかし、フルレンヂのマーチンローガンが上手く行っていたら、全く違った姿だったろうナ〜。

170: RW-2 :2010/06/17(木) 13:58:23 HOST:65.173.150.119.ap.yournet.ne.jp パルジ様

くだんの平面バフル。左右1.5m。バフルから2mの至近距離で聴きますと
凄い臨場感だす。後方の音も捨ててないのと、板の振動がそのまま床に
伝わってきますので、部屋含めてシステムといった塩梅。たまりません。
こうなりますと楽器個々の音色だとか過渡特性やらダンピングだとかどう
でもよくなります。マスで捉えて聴く音楽(重箱の隅を突かない)の極致だす。

171: ビックリマスダ :2010/06/17(木) 16:54:54 HOST:p4158-ipad206niho.hiroshima.ocn.ne.jp 音像に実在感が有るか無いかは重要な要素ですね・・・

172: RW-2 :2010/06/17(木) 17:19:36 HOST:65.173.150.119.ap.yournet.ne.jp !様のように玉石敷くよな悠長なスペースがすでにありやせんから(だはは)
地べた(床)に直接座って聴くのも良いもんだすね。尻への振動もプラスα。

173: 世直し奉行 :2010/06/17(木) 20:25:09 HOST:p2147-ipbfp1601kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp 拙者、パラゴン地べたで聴いています。時折パラゴンを後方もしくは横手で。
演奏者の位置など、JAZZのスモールコンボ以外は気にした事はゴザリマシェン。
ヴォーカルがセンターに定位すれば良し、ながら&適当、程々オーディオ万歳!

174: ジークフリート :2010/06/17(木) 20:40:13 HOST:wb56proxy11.ezweb.ne.jp RW−2さん。平面バッフルとか後面解放箱というのは、吸音材使わない(美味しいところを全て出す。雑味も・・・)のが魅力的ですね。

しかし・・・後ろへ出る音が逆相なのと、背後の壁の影響がモロに出るのが、面白くもあり、個性的でもあり・・・(只今、テレフンケンの古フルレンヂをどう鳴らそうかと、ニヤニヤしながら検討中で御座いますよ〜)

175: 甘木 :2010/06/19(土) 22:21:29 HOST:s199108.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp


>>1
スピーカーを思い切り前に出して部屋の真ん中より少し手前、
1/3ぐらいの場所において見なさい。

大型SPが小型SPのようになる。

176: あらい :2010/07/02(金) 13:24:34 HOST:yamaha-ctcnetlink14.yamaha.co.jp 出てない所で。。

空間的な音構成を出せるのは、CDPにダックで
トランスポートを高精度クロックにする、、(3万程度)

次元の違うおとになってきます。

177: MT :2010/07/02(金) 13:30:34 HOST:PPPpf306.aichi-ip.dti.ne.jp 録音機器のHDDレコーダーのマスタークロックとメカニズムクロックを
高精度発振器にして別電源の定電圧回路にしています。

音程によるホールの響く位置まで判別出来ますよ。

178: ジークフリート :2010/07/04(日) 08:51:01 HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp CDPは、ずっとコテコテのセパレート機を使って来ましたが、シンプルな一体型に替えましたら、音場の表現がスッキリ自然な感じで・・・CDPにも、「シンプル・イズ・ベスト」という面もあるのかナと感じています。(シンプルなら何でもという意味ではなく)

181: まあちゃん :2011/06/02(木) 05:06:56 HOST:p6089-ipbfp2903osakakita.osaka.ocn.ne.jp オーディオが、まだ、ステレオと言われていた時代、私は、ステレオって
左右のチャンネルから同じ音が出て来るやつ(後に、それってモノラルな
んだと気付く)なんだと、てっきり思い込んでしまいまして、YAMAHA NS-
1000Mを購入後も、その認識に一向に変わりは御座いませんでした。

そうです。

左右から、全く同じ音が出ていたのです。

その認識の仕方が間違っていたと判ったのは、随分後のお話でして、
DIATONE DS-505を購入してからの事になります。

505を買って聴いてみて思った事は、左右だけでなく上下、前後の音
場表現まできっちりと出来ている事です。

私は、大昔に、オーディオにどっぷりと浸かりましたが、80年代初
めには足を洗っていましたので、音場と言う言葉は知りませんでし
た。

でも、当時の雑誌を読み返してみると、評論家の方も、極、普通に
音場と言う表現をしておられたのですね。

現在のスピーカーは、JBLに替わりましたが、音は良く前へと競り出
て来るのですが、どうやら音場表現が少し苦手なようです。

JBLのスピーカーにはそう言うSPが多いと聞いています。

後、奥行き感を出すには、後ろの壁との距離調整も大切だとも聞いて
知ってはいます。

しかし、私の持っているSPでは、フルオケの奥行き感を出すのは、ち
ょっと難しいかなと思ったりもしています。

182: 七市 :2011/06/02(木) 10:55:31 HOST:211.14.201.136.eo.eaccess.ne.jp オーディオに何を求めるかによりますが、生オケを実際に聴いてみると
奥行き感とかオーディオ的な定位とかは関係無いですよ。
小さく鳴らされるpppのトライアングルから、fffの大音響までの
ダイナミックレンジを満喫出来るかどうかですね。
あまり細かい事に拘ると、"音"を"楽"しむ事がおろそかになるかも。

183: まあちゃん :2011/06/02(木) 13:58:25 HOST:p6089-ipbfp2903osakakita.osaka.ocn.ne.jp 七市さま、こんにちわ。

JBLのスピーカーに替えてからと言うもの、音楽を聴くのが更に一層楽しく
なりました。

「音」を楽しむと言うより、「音楽」を心の底から楽しんでいると言う感
じでしょうか。。。

そうですね。

大切なのは、あまり細かい事には拘らないことですよね。

しかし、今は、ケーブルで細かい音質調整に拘り始めています。

(; ̄ー ̄A アセアセ・・・


システム構成はようやく目処が付いたって所なんですよね。

機器類はもう弄らない方向性なんです。

184: MT :2011/06/02(木) 14:24:26 HOST:PPPpf231.aichi-ip.dti.ne.jp オケ用のホールはどの客席でも各楽器の音が聞こえるように設計されています。
そのため音の定位はあまり良くはありません。

録音でも定位を重視するかどの楽器も一応に聞こえるようにするかで違います。
最近の当方の録音は距離感が出せるので
音を立体的に出すのは容易になりました。

185: D-150 :2011/06/02(木) 14:40:49 HOST:p3113-ipbfp2804osakakita.osaka.ocn.ne.jp 自分の様な似非オーディオでは脳内補正が可能な音が出れば十分♪
あまり細かいことは気にしておりません。
音源もモノーラルで十分(大好き)だす。

深夜は極小音量で昼間に時々大音量で、そのどちらも納得(脳内補正)して
気持ち良く音楽を聴ける。

ウーム!こりゃたまらん♪これが毎度の自己満足だす。
世の中は単細胞人間でも生きていけるのが嬉しい。感謝、感謝♪

来週は裏町の立飲み処にでも行って酒でも呑むとするか。
中身はスッカラカンだけど見栄を張って男は背中で語るなんちゃって?

186: まあちゃん :2011/06/05(日) 04:34:18 HOST:p6089-ipbfp2903osakakita.osaka.ocn.ne.jp D-150様。

当方もあまり細かい事には拘っていません。

「音楽」を好みの音で楽しく聴ければ、それだけで幸福感に浸れますね。

国内のスピーカーは、「音」にばかり拘るあまり、「音楽性」を重視し
たものが少ないように感じます。

これも、測定データ偏重の名残なのでしょうか。

音楽を聴くのに、何より大切なのは、感性だと思うのですが、そいつが
人それそれバラバラだから、話がややこしくなって行く。

それ以前の問題として、持ち合わせている耳の善し悪しもあって、そう
簡単に、これと言った答えは出ない。

そう言う意味で、「絶対的に良い音」と言うのだけは、存在しないと言
うのだけは確かでしょうね。

大多数の賞賛を獲得するオーディオもまた存在するのは確かなんですが。

オーディオは、あくまで趣味の世界ですから、それぞれの信じる道を進
めば良いのではないかと思いますね。

それについて、人からあれこれ批判を受ける筋合いはないと思っています。

人は千差万別、それぞれの好みも同様、自分の好みの音を追求するのみで
すね。

187: ジークフリート :2011/09/12(月) 20:20:52 HOST:wb56proxy16.ezweb.ne.jp


>>1 空間再生装置‥‥未だにその条件は明らかでないのかも!?
先ずは、どんな空間が作り出せるのか、聞いてみないと解らない!

188: MT :2011/09/12(月) 22:22:50 HOST:PPPpf351.aichi-ip.dti.ne.jp いくら音源に空間が出ても
まずパワーアンプはモノラルにしないと空間表現がしにくいでしょう。

189: ハーゲン :2011/09/12(月) 23:21:48 HOST:KD106156113253.au-net.ne.jp >MTさん

そうですね! パワーアンプのモノラル化はかなり効果があります。プリもモノラルのほうがいいと
いう説とそんなのうそだという説がありますが、LNP-2とクレルのPAM1を比べるとそうかなという
気がしてきます、

190: MT :2011/09/13(火) 00:03:03 HOST:PPPpf351.aichi-ip.dti.ne.jp ハーゲンさん

プリアンプも内部の定電圧電源部が左右に分かれている機器なら良いでしょう。

但し、反応の遅い機器だと吹奏楽の場合、
本来ステージの後ろにいるパーカッションの音が直ぐに消えずに
前に出てきてしまいます。
それとチューバの音が遅れ気味に聞こえますね。

191: ジークフリート :2011/09/13(火) 12:32:26 HOST:wb56proxy01.ezweb.ne.jp


>>188 パワーアンプはモノラルに「しないと」

早くもレッドカード頂きました!
退散〜。

192: あらい :2011/09/14(水) 00:30:44 HOST:p067.net112139130.tokai.or.jp モノラルにして電源が余裕できれば当然、クロストークやSNもよくなり
音はリアルになる。アンプを作っている方なら経験している事です。
入力側もそうなって当たり前だと思います。

193: ジークフリート :2012/05/06(日) 20:31:43 HOST:135.166.3.110.ap.yournet.ne.jp 箱庭的オーディオを楽しむか、部屋の壁や天井を取り払ったかのような広大な音場を楽しむか?
そう言えば、前のスピーカーの頃は、ティンパニーが前方の床下で鳴っていたが、今のスピーカーでは目線の高さになりました。

194: RW-2 :2012/05/07(月) 03:28:59 HOST:253.69.134.27.ap.yournet.ne.jp >>広大な音場を楽しむ

平面バッフルでエセ音場を楽しんでおります。現状はウッドストックまでの
広大さではなく日比谷野音程度でしょうか。板をもっと手前に出せば音場は
さらに広がります。箱システムと違って簡単に移動できるのもメリットです。

平面バッフルは低域を伸ばそうと板面積を大きくしがちですが、大きくするほど
音が板にへばり付き、また奥行きが出ませんのでホドホドが宜しいのです。

195: MT :2012/05/07(月) 09:58:28 HOST:PPPpf816.aichi-ip.dti.ne.jp 3日4日に日本打楽器協会主催の打楽器新人演奏会を録音しました。
マリンバとパーカッションです。
楽器の位置や音程により音の響きが違います。

編集しながら色々な音と演奏を楽しんでいます。

196: あらい :2012/05/07(月) 21:12:51 HOST:p151.net042127101.tokai.or.jp MTさん
ADの違いはでかいではないでしょうか。
前に聞かせて貰ったときにそう感じました。

197: MT :2012/05/07(月) 21:22:47 HOST:PPPpf816.aichi-ip.dti.ne.jp あらいさん

パーカッションやマリンバではA/Dの差がハッキリ出ますね。
自作A/Dだと立ち下がりが無茶苦茶速いので細かい音まで綺麗に再現します。

マイクも余裕で全くクリップしません。

198: あらい :2012/05/07(月) 22:07:19 HOST:p151.net042127101.tokai.or.jp アナログでも、解像度や情報量が多くというのは
よいですね。

デジタルも同じに言えると思いますが。
MTさんは、どちらを基準でとってますか。デジタルですか

199: MT :2012/05/07(月) 22:44:49 HOST:PPPpf816.aichi-ip.dti.ne.jp アナログオープンから録音を始めてDATから48KHz24bitに変遷しました。

アナログオープンでは超低域の出るチェンバロはまともには録音が出来ず
回転ムラの無いDATでやっと撮れるようになりましたが、音は粗いですね。

24bitでやっと撮れるようになり位相特性も良いです。

アナログは少々オーバーレベルでもテープリミッターでうるさくはなりませんが、
デジタルでは本当にクリップするので録音レベルには気を使います。

ジャズのライブの場合、ゲネプロで本気の音量を出してくれないので
相当音量を低めにしないと簡単にオーバーレベルになります。

200: あらい :2012/05/07(月) 23:34:28 HOST:p151.net042127101.tokai.or.jp MTさん
DATとハイレゾで、PCMの方が音が粗いというのは
まとまりがなくなってくるのですか?
フィルター的に音のきめがこまs核なるほうが音楽的なのかな。

dsdにしないのはどうしてなのですか。

201: MT :2012/05/08(火) 00:43:29 HOST:PPPpf816.aichi-ip.dti.ne.jp あらいさん

DATは16bitA/Dなのでローレベルでの音が粗いです。
やっと24bitになってローレベルの音が細かくなりました。

DSD以前にアナログ部分やデジタルICやクロックが改良出来なければ
まともな音はしないですよ。
DSD機器のサイズを見て当方のより陳腐な電源しかついていないので
いくらフォーマットが良くても絶対良い音は撮れませんよ。

それと今回のように8時間連続の録音に耐え得るかどうかです。

202: ジークフリート :2012/05/08(火) 01:05:23 HOST:135.166.3.110.ap.yournet.ne.jp 〉194 RW−2さんの平面バッフル。既にどなたかに奪取された(酒代とまでは言いませんが)ものと思っていましたが、まだ健在だったんですねぇ。

それにしても、へばりつきは・・・剛性の問題か?設置のユルさの問題か?エネルギー感と聴感上の問題か?・・興味深いですね。
低音の具合によっても、音像サイズだけじゃなく音場もかなり変わるのを体験すると、しょせん何れもが作りものかと・・

203: あらい :2012/05/08(火) 07:18:00 HOST:p151.net042127101.tokai.or.jp >DATは16bitA/Dなのでローレベルでの音が粗いです。
そうでした。

dsdも前に聴いたコンパクトサイズレコーダではいまいちだと
思ってましたが、まだオープンの方がよいです。
電源次第ですね。
また、ADで今度相談をおねがいします。

204: あらい :2012/05/08(火) 07:35:35 HOST:p151.net042127101.tokai.or.jp MTさんもうひとつ、お聞きしたいのですが
NTプレーャをシステムに繋ぐ場合、
LANを伸ばすか(5m)→HUBからNASまで
デジタルケーブルをDACまで延ばすかを考えてますが
どちらが良いですかね。
宜しくおねがいします。

205: 薬漬け :2012/05/08(火) 10:57:31 HOST:proxy20012.docomo.ne.jp


>>202

スピーカーから放射されるエネルギーは一定ですから、その反射や相互干渉を利用
しながら音場を創る…。
やはり見事な作りもの(トリック)なのでしょうね。

206: ジークフリート :2012/05/09(水) 01:19:00 HOST:135.166.3.110.ap.yournet.ne.jp 自分で作っておいて、自分でそのトリックに引っかかろうてな仕組みですから、手の内は初っ端から解りきってるワケで・・・
それでも、まんまと引っかかるとは、我々は余程オツムがお目出度いのかもネ。

207: 薬漬け :2012/05/09(水) 10:21:03 HOST:proxybg051.docomo.ne.jp


>>206

いや、引っかかるというよりは、「百も承知の上で、トリックを楽しむ」という
ことではないでしょうか。
ネタが全て判っていてもやはり笑わせてくれる古典落語のように。

208: 名無しの権兵衛 :2012/05/09(水) 12:09:46 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp くっきりと空間に漂う(浮かぶ)得体の知れない音。

おいどんは苦手だす。

209: デコポン :2012/05/10(木) 18:54:49 HOST:proxycg017.docomo.ne.jp 3D用のメガネ使用すると浮かび上がるかも…耳に…マサカ…

210: MT :2012/05/10(木) 20:36:07 HOST:PPPpf816.aichi-ip.dti.ne.jp 空間合成された音源を
反射の少ない部屋にフロントバッフルの狭いスピーカーを置いてで鳴らすと
空間に音像が出てきます。

古いセルジオメンデスの音源ならそうなりますね。

211: ジークフリート :2012/05/10(木) 21:17:09 HOST:135.166.3.110.ap.yournet.ne.jp 反射の少ない部屋というのは、モニタールームとしては向いているかもしれませんが、音の艶やエネルギー感まで吸い取られて音楽鑑賞用の部屋としては難ありの可能性も少なくないですねぇ。
せめて、帯域ごとの反射の量と硬さくらいは調整したいですね。

212: あらい :2012/05/10(木) 21:41:52 HOST:p172.net042127160.tokai.or.jp 音場の改善と言うのは、吸音だけでなく
プロの製作スタジオの環境は、無響音の部屋ではないです。
調音された空間は、心地よい音場をつくるもので、勘違いされている
ケースが多いです。
吸音と反射が、コントロールされるのが、調音となります。
フェアのスピーカなどでは、よく反射パネルを背面においているケースがありますが
空間の音造りというのは、それが嘘の合成されたものとは言えないと思います。

213: MT :2012/05/11(金) 01:06:39 HOST:PPPpf816.aichi-ip.dti.ne.jp 〈反射の少ない部屋というのは、モニタールームとしては向いているかもしれませんが、音の艶やエネルギー感まで吸い取られて〉

本来音源に入っている以上の音のデフォルメをするのはどうかな?と思いますね。
最低限スピーカーの前面方向にはガラスが無いのが良いですよ。
エネルギー感が減るのは大体別の事が原因かも。

214: あらい :2012/05/11(金) 07:55:01 HOST:p172.net042127160.tokai.or.jp 元々の音を立体的にと言うスレが無理もあるのかもしれませんが、
機器のファクターと鳴らしている環境の両方だと思います。

システムの電源がしょぼいと、平面的になってしまい
デジタルでのジッターノイズもその一つだと。
今までにやって何度も失敗したのがEQで補正して音を調整するとだめな音に
鳴ってしまいます。

自分の和室は、SPの後ろは吐き出しのガラスですが、SPバッフルの後ろは
無垢の30mmボードを置いています。
音楽を聴く部屋が閉鎖的圧迫感のある部屋になってしまうと、嫌なのでそうします。
別に不都合には感じません。

215: ジークフリート :2012/05/11(金) 07:55:18 HOST:KD182249072095.au-net.ne.jp 〉大体別のことが原因かも

他にも影響するものがあるのは、かも?ではなく当然のことですが、原因の特定くらいは出来ないとお門違いの対策になってしまいますねぇ。

216: あらい :2012/05/11(金) 08:07:36 HOST:p172.net042127160.tokai.or.jp 平面バッフルの、板は合板やパーチ、集成LVLパインだと音が曇ってたいてい失敗するです。
低いfが癖が出て、いくら補強しても音は引っ込み駄目でした。
ユニットを非接触にしてしまうとユニットのみの音で聞こえますが
音は聞きにくく音楽的に鳴らすのは、ある程度はバッフルが鳴ってくれないと
響きも少なく、失敗。
なにか計測器てきな音というか、心地よさがありませんね。
モニターSPの音はこんなものではないです。
それからは、固有の音は影響はあるので出来るだけ材種は選びます。
ボックスにするとその音は特にでてくるのですが、サランで調整したり
ボックスに吸音を極力いれないようにしながら、作っています。

217: あらい :2012/05/11(金) 08:23:04 HOST:p172.net042127160.tokai.or.jp 調音は何度か、現場で試聴しました。
駄目な、グレードの低いぼけたスピーカほど効果が大きいというか
部屋の定在波は、影響が大きく低音がぼける定位がはっきりせず
音の前後、左右がへいめんてきになってしまうのが
ひとかわむける様に変わります。

オーデオ店で確かめるのも難だと思いますが、普段気がつかないで
聞いているケースが多いです。
フェアで聞き比べをやるのも、最近はイベントでやってますので
お勧めします。

218: D-150 :2012/05/11(金) 13:09:23 HOST:d29.Osa18P1.vectant.ne.jp

三次元的音場ならSPを後ろ向き設置にしてみれば反射音と直接音の関係で
虚像的再生にもってこいかもね?
ペアマイクで録音されている場合、楽器の位置を再現するなら
ペアマイク(代わりにスピーカー)から集音の反対で壁に放射して投影すれば
理屈に合っているような気がする。

小型SPで後ろ向き逆オルソンとか色々遊んでみよっと♪ 
壁の向こうから幽霊が出てきたりして?

219: SAT-IN :2012/05/11(金) 17:37:33 HOST:s502067.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 改めてバイノーラル録音やってみようかな。音源がほぼ環境音に限られることから
長続きが難しい面があります。
昔、カセットボーイ出始めの頃ヘッドホンしたままで餃子食ってたら、O将のオバチャンに
補聴器ですか?と聞かれたことがある。
ジャズバーにイヤホンマイク着けて入ったら怪しい客ですね~
補聴器だと言い張るか?
やっぱり止めておこう(省)

220: D7 :2012/05/12(土) 00:28:45 HOST:PPPa3465.e11.eacc.dti.ne.jp かなり昔、25年くらい前ですか、秋葉原のテレオンがハイプレゼンスステレオ
というのをやっていました。
2本の通常配置のSPに加えて、その両サイドに後ろ向きのSP2本を加える。
後ろ向きのSPには専用アンプとディレイを組み合わせ、残響音を調整して
音場の広がりを求めるというものでしたが・・・。
テレオンで聴いた後、当時住んでいたアパートで再現しようと思いましたが、
ディレィが無いので、音像ばらばらの音でがっかりした経験があります。
お店で聴いた音は、おやっと思うほど良かったのですが・・・。
今もハイプレゼンスステレオを今やっている方はいらしゃるのでしょうか?

221: D-150 :2012/05/12(土) 11:51:18 HOST:d29.Osa18P1.vectant.ne.jp 録音状況の記載がある雑誌の付録CDがあるがその中にバイノーラル録音もある。
これも後ろ向きSPで試してみよう。
後ろ向きなのでSPは逆相が良いかも知れない。
通常のSP設置ではヘッドフォンのようなバイノーラル効果が全く無い。
訳の分からんことをしたら音場がどのように変化するのだろうか?
やってみるしかない。 

効果は問わず!マンネリ防止の音遊びだす♪

222: SAT-IN :2012/05/12(土) 13:09:24 HOST:s596020.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp バイノーラルならスピーカーマトリックス(簡易疑似4ch)も良いでしょう。
SPを後方にも配置し接続(配線)だけで出来ます。
簡単な遊びですから飽きてもすぐ戻せます。

223: SAT-IN :2012/05/12(土) 13:25:11 HOST:s596020.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ↑注意
片側アースでないバランス出力やBTL接続のアンプはショートの危険性ありで不可らしいです。

224: ジークフリート :2012/05/13(日) 14:21:40 HOST:135.166.3.110.ap.yournet.ne.jp ずいぶん前にも書きましたが、逆オルソン考案したぢいさんはパラゴン使っていた。
一見新しい考えのようで実はパクリゴンかと、個人的には解釈しております。

225: 名無しの権兵衛 :2012/05/13(日) 23:53:00 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 坊主も凸らをパクッテいます。

多分でごわす。

226: ジークフリート :2013/03/03(日) 10:39:03 HOST:252.98.234.111.ap.yournet.ne.jp 床の反射は、要るか要らないか?

ユニットが低い位置に付いているスピーカーほど、音質にも音場展開にも影響が大きい要素です。

当方が使ってるローボーイタイプは、当然ながら床の反射を前提とした設計と考えて、絨毯の部屋なのでスピーカー前に人工大理石を敷いておりましたが、最近撤去。
以前ほど迫っては来ませんが、音場スッキリ、情報量アップ・・・良いかどうかは、まだお試し中。(しかし、無粋な台に乗っけるほどまだ落ちぶれちゃおりません。)

228: カナレの虫 :2013/07/29(月) 12:53:57 HOST:catv-112-191.tees.ne.jp


>>1
POPでも何でもないけどBucketheadってギタリスト聞いたことある?
その人のrunning from the light って曲がお薦め
ようつべできいてみそ

229: ジークフリート :2014/06/01(日) 18:22:14 HOST:62.167.3.110.ap.yournet.ne.jp 何年か前から、スピーカーのセッティング法として「平行法」とやらがチョット話題らしい。
試すつもりはありませんがね。

230: くろねき :2014/06/01(日) 19:24:58 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp ↑
どちらかというと小型スピーカー向きの方法のような。

大型システムでやるなら、体育館・大講堂サイズまでは
要らないと思いますが、集会所くらいのスペースは必要かも?

231: ジークフリート :2014/06/02(月) 23:42:24 HOST:62.167.3.110.ap.yournet.ne.jp 〉230
音像の定位位置を深〜くしたいというセッティング法みたいですが、スピーカーは小型でも床置きだったりとか・・・どっちかというと、奥行以外には、音像や音場の展開の仕方をどうしたいのか考えてんのかな?てな感じがするんですよ。

232: くろねき :2014/06/03(火) 00:15:26 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp ☆ジークフリートさん☆
こんばんは。

部屋(壁)とスピーカーの相対位置を云々するのなら、
天井や床の影響だって考えられるはずですもんね。
そこはいいのか?みたいなね。

「三次元音像(音場)」という、そう新しくない言葉もあって、
三次元ということは「奥行き・幅・高さ」ですもんね。


ただ、高さ方向の調整はほどほどにしないと、事によると
みかん箱の上で背伸びして聴くことになったりして(笑)。

高さを変えるには置き台になるものやスタンド、
ブラケットの類が要りますし、そんなこともあって
手軽さが無くなるので、高さ方向は考えない形のものが
流行ってる、ということなのかも?

233: くろねき :2014/06/03(火) 02:17:59 HOST:wb92proxy08.ezweb.ne.jp  ピンポイントで聞かすスピーカー
 美術館などで応用、立命館大
 (47NEWS/共同通信社)
 www.47news.jp/CN/201406/CN2014060201002243.html

音のする範囲は10センチ四方という、超指向性音響システム。

すでに類似のシステムを、三菱電機の関連会社が商品化してますが、
これは「オーディオスポット」と呼ばれるもののようです。


 立命館大学 音情報処理研究室(西浦研)
 www.aspl.is.ritsumei.ac.jp/

「出力系」の研究テーマに、興味深いものがいくつか・・・
オーディオスポットの技術を応用した「音響プラネタリウム」
というものも研究されているとか。

234: くろねき :2014/06/12(木) 23:34:13 HOST:wb92proxy12.ezweb.ne.jp


>>232のようなレスをしておきながら、
平行法のことが何となく頭の片隅にあり、試しにスピーカーを
壁から90センチほど手前の位置に引き出してみました。

奥行きが深くなるというか、
音像が前後方向に伸びて展開するようになるみたいですね。

ソースによってはサラウンド状態になってお見事。
クラシックより、音像定位を作り込んでいる
ハウス系のソースを聴くほうが面白いかも?

このセッティング、実は以前にもやってますが(現用の小型スピーカーでは初)、
やはり小型システムの方が効果的なのかも。

ちゃんとした平行法ではなく手前に出しただけですが、
でも思うに平行法って、要するにフリースタンディングと
いうやつなんじゃないのか?と思い至りました。

枯れ尾花ちょっち見えた?みたいな。
でもハマる理由もこの音だな、と。

それと、聴かないときは位置を戻しております。
(^^;;;)
専用リスニングルームでないフツーの部屋ではやはり、
部屋の使い方としてどうもいびつなんで。

235: ジークフリート :2014/06/13(金) 02:29:15 HOST:62.167.3.110.ap.yournet.ne.jp 〉234
平行法というものが音場の奥行きの深さを楽しむ目的だとすると、スピーカーを平行に置かなくても目的は達成できるワケで、スピーカーを平行に置くのは本来なら横方向への広がり(中央のエネルギーが散漫になるのも奥行きを感じる要素ではありますが)を期待してのこと。
なので、個人的には、平行法という言い方が適当なのか疑問が残るところですが・・・それとオーディオにおいては、エネルギー量と情報量の損失を如何に最小限に抑えるかということも重要なところで、この辺りも幾らか心配がありますねぇ。

236: すってんてん :2014/06/13(金) 14:33:10 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp エネルギー=情報量

エネルギー不変の法則でつ。
小学生でもご存知・・・多分

でつね

237: SAT-IN :2014/06/13(金) 23:50:59 HOST:s584141.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ご存知な方もいらっしゃると思いますが、70年代に今で言うサラウンドを目指した、タナベシステムというのが技術誌に掲載されておりました。
自分なりに解釈してバイノーラル音源のニアフィールド・リスニングに近いと思いました。
平たく言うとヘッドフォンを使わず、いかに左右が混ざらない音を耳に運ぶか。
実際それなりの効果も有ったようですが、当時も今もその理論が哲学的でよく解りません。
解らないけど嫌いじゃない、と言うより、当時それだけを立ち読みしてました。

238: SAT-IN :2014/06/14(土) 00:19:05 HOST:s584141.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 哲学的と書きましたが、理論の解説が数学であったり物理であったりして自分には難解だったというだけで、解る人には解るのだと思います。
執筆者のフルネームが確かT・SHIROさんでした。

239: くろねき :2014/06/14(土) 07:48:14 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp ↑
田辺四郎さんですね。
同性同名の指揮者の方などがいらっしゃるらしく、
オーディオ的に紛らわしい(笑)。

オーディオ関連ではMFBや、背中に仕込んだマイクによる
いびきの役割の研究・考察でも知られているとか。

曰わく、いびきは睡眠中の貧乏ゆすりのようなもので、
いびきをかかないと血行が優れず、疲れが取れないとか・・・
やっぱり何だか哲学的?

オーディオ以外では、水を詰めた空き缶を
積み上げて作った蓄熱交換器式空調装置でも知られ、
1979年にはエコロジーに関するご意見番の一人として
「別冊山と渓谷」なんていう雑誌からインタビュー取材を
受けたこともあったみたいですね。
著書も一冊あるようです。

240: 前期 :2014/06/14(土) 09:40:47 HOST:h219-110-134-225.catv02.itscom.jp 昔、某ガレージメーカーの大きな試聴室でいろいろ聞かせてもらったとき、
確かに壁から話してポンと置いた小型スピーカだとオペラの実況録音なんか
奥行はよくわかりました。但し狭い一般家屋では非現実的な置き方だと思います。

241: SAT-IN :2014/06/14(土) 13:14:14 HOST:s638206.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp


>>239
そうです田辺○郎さんです。
あの頃のラ○オ技術(購読は94年頃までで最近は知らない)は自由な発想を支援する気風が多い目に有ったようです。

242: 薬漬け :2014/06/14(土) 13:19:06 HOST:zaqdb73570e.zaq.ne.jp >>大先輩、こんにちは。

平行「法」というのは少々奇異に感じた言葉ですが、こういう置き方は昔から一般的になされてきたと
思いますね。別に「法」を付けるほどの問題でもないような。
ただスピーカーの場合、無響室で聴くのでない限り周囲の壁の反射というファクターを計算に入れねば
ならないのは当然で、これには床も含みます。どの帯域が上下するかはそうしたセッティング次第で、
平行という形ありきではないような気がしますね。(アンプから送られるエネルギーが一定である限り、
どこかの帯域が出ればどこかは引っ込む訳ですから)。

スピーカーを単純に平行にして部屋の隅に普通にセットした場合、正面からの直接音以外に、側面側に
放たれた音は壁に反射して耳に到達しますが、図化すると判りますがスピーカーを平行にした場合に、
この直接音と反射音の関係は横の壁とスピーカーとの距離の関数になります。横壁からスピーカーが余り
離れていない場合、反射音と直接音との差があまり無く音を滲ませる遠因となるようです。これが多少の
間隔があれば反射音は間接音となり、余り相互干渉を起こさない。またこれに対しよくある「ハの字」の
置き方では、側面からの反射音が壁に当たるとすればほぼ真横に近い音ぐらいで、上記の側面音は壁に
当たらず拡散音となり、反射音の影響は少なくなる…。
また低域調整がスピーカーの高さ、及び後ろ壁との距離との関数であることもまた公知と思います。
そしてこの組合せによって、奥行きも含めた「音場型」にも、音像重視の鳴り方にもチューニングできる
こともよく知られているところだと思います。(電気レベルでも細かいノウハウはありますが。)

この辺はオーディオ教科書ならどこにでも載っていること。平行法を提唱される方々はこの辺の処をどう
お考えなのか…。平行かどうかは各々の部屋とスピーカーの関係性で決まる「結果の姿」と思うのですが、
ちょっと判りにくいですね。

少なくともエネルギー量については特殊なケーブル等を使わない限り損失は大きくはないでしょうが、
情報量は上記の置き方(音像型か音場型か)によって多少内容が変わってきますから難しいですね。
無論、各種雑音や機器の相互干渉などによる情報量の逸失は前提条件として避けねばなりませんが。

243: ジークフリート :2014/06/15(日) 09:18:47 HOST:62.167.3.110.ap.yournet.ne.jp 〉242
薬漬け先輩。お早うございます。先輩の体力も徐々に戻りつつあるようで何よりです。

情報量については・・・プレーヤーからスピーカー、そして音楽が脳味噌に達するまでの間にどれだけの情報が欠落して行くか?・・失う一方なのは確かで、それを最小限に抑えたいところですが、まぁそんなに簡単なことじゃありませんよね。
スピーカーのセッティング(家屋の構造、部屋の環境含む)辺りは、その最終段階ですから、それ以前の段階の努力を無駄にしたくないものですが・・・ご承知のようにスピーカーの真正面で聞けば完璧てな単純明快なものでもありませんから、まぁ幾らかの試行と努力は必要でしょう。
平行法とやらに熱心な方々は、スピーカーの位置決めにしてもトントン法?とやらで、0.0数ミリ単位での調整とか、ズボラな私には想像を絶するデリケートさ。
個人的には、どうか、いろんな視点から検討されて偏ることなく音像・音場を構築していただけたらと、願うばかりでございます。

ところで、エネルギー量については・・・失う一方ではないところが、情報量の問題とは異なるところかと思います。
ただ、音楽本来のヴァイタリティがチャンと脳味噌まで達しているか?と考えると、どーもアンプのゲインやらスピーカーの能率(コレだけならまだしも、ある種の共振にも)やらに頼ってる面が多々あるのではないかなと危惧している次第です。

でも、まぁ、どっちのエネルギー量(音楽のヴァイタリティか、アンプのゲインなどこっちで付加したもの)かに関わらず、スピーカーのセッティング段階(接地の仕方のみならず、家屋の構造や部屋の環境なども含む)での損失もあるワケで、例えば、ボロ家の狭小箪笥部屋で私が苦労したのはこの辺りが主な原因だったりもするんですよ。

244: アラン・ドロン :2014/06/15(日) 14:41:00 HOST:softbank219168067040.bbtec.net 元々2チャンネルのステレオは、音を立体的に再現出来得るものです。

オーケストラの生演奏では、そんなに分離して楽器の音は聴こえず、固まって聴こえてきます。
なので、再生芸術としてのオーディオ特有の、こういう風に聴こえたらいいなと思うような、願望みたいなものと思います。

245: ジークフリート :2014/06/16(月) 16:38:26 HOST:62.167.3.110.ap.yournet.ne.jp バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ・・・シギスヴァルト・クイケン二度目の録音を聴くたびに、どーも銭湯を連想してしまうんですが・・・録音現場は当然ながら銭湯じゃなくイタリアのキジアーナ音楽院だとか。

適度な響きで空間情報?(録音された部屋の広さだとか、壁や床の質感、演奏者の位置など)をしっかり伝えてくれる(と思える)録音もあれば、響きがいっぱい入ってはいるもののどんな部屋だか想像もつかないものや、ほとんど響きがなくて潤いも艶もあったもんじゃない目と鼻の先でただ弾いてるだけてな録音も当然ながらありますから・・・どれも、違和感なく自然な感じで聴きたいもんですが・・・

キジアーナ音楽院が銭湯に聞こえたんじゃ、きっと落第でしょうね。

246: フォルテ :2014/06/16(月) 18:18:59 HOST:baicb85da5c.bai.ne.jp

>>245
キジアーナ音楽院なんて初めて目にしますが、wikiなどをみますと伯爵様のお屋敷(宮殿)内に
あるようですね。だからクイケンのパルティータも宮殿のどこか広間で録音したんでしょうね。
そうだとすると銭湯で聴いてるような響きになるのは無理ないかなと思います。

キージ・サラチーニ宮殿で画像検索しますとどんな宮殿か分かりますよ。中にはドーム天井の
部屋もあるようで、そんなところで録ったらそれこそ響きいっぱ〜いみたいな・・

247: ジークフリート :2014/06/16(月) 22:58:42 HOST:62.167.3.110.ap.yournet.ne.jp 〉246
石の壁に囲まれた空間をワザワザ選んで、当たり前と言えばそうなんでしょうけど、ものには適当てもんがありますよね。
そう言えば、あのレーベルの愛聴盤は、ヒレ・パールくらいしかありません。

248: フォルテ :2014/06/17(火) 10:06:15 HOST:baicb85da5c.bai.ne.jp

>>247
ジークさん、皆さんお早うございます。

レーベルはドイツ・ハルモニア・ムンディですね。手持ちにはクイケンとレオンハートの演奏による
「ヴァイオリンとチェンバロのソナタ集」とか、ジェミニアーニの合奏協奏曲集とかあります。
古楽系のレーベルですね。

例によってyou tubeでヒレ・パールを聴かせてもらいましたが、これ↓が良かったので早速尼で
ポチりました。ビオラダ・ガンバとリュートのデュエットでしっとりした響きが良いですね。(^^v

www.youtube.com/watch?v=_cN_JbX8ggA

249: フォルテ :2014/06/18(水) 16:03:53 HOST:baicb85da5c.bai.ne.jp 昨日尼に発注しましたCDが届きましたので早速聴いてみましたが、のっけから猛獣の唸り声みたいな
強烈な低域のフラッターエコーで、これがもともとそうなのか我が部屋のせいなのかを確かめるため
再度you tubeで聴いてみましたが、それを聴く限りではさほどでもないのでどうやら我が部屋に原因が
あるようですね。多分我が家でヴィオラダガンバ演奏するとあんな風になるんでしょうか?^^;

トラック2で幽かなアイリッシュハープと思しきソロを聴いたとき、なぬ、この音聴いたことあるぞと
ケースの裏を見ましたら、そこにAndrew Lawrence-Kingの名前がありました。そこで以前この板で
紹介させてもらったことのある'Spanish Gypsies'というCDを思い出しました。'The Harp Consort'の
演奏がそのCDに収録されているのですが、Andrew Lawrence-Kingはそのグループのリーダーでもあり
ハーピストでもあったのですね。

そしてそのCDを改めてよく見てみますと、今回手に入れたCD(Sainte Colombe)でヴィオラダガンバを
演奏しているHille Perlの名も、そしてリュートを演奏しているLee Santanaの名前もありました。

と言うことは古楽器の第一人者と任じられるようなアーティストなどはそうそうには居ないので、
その中の一人の名前を目にすれば、それ以外の名手の名前も目にすることになるという事でしょうね。^^

250: ジークフリート :2014/06/18(水) 21:49:19 HOST:62.167.3.110.ap.yournet.ne.jp 〉249
リー・サンタナとはよく一緒に仕事しているみたいですね。私の好きなLos OTROSでも一緒に演ってますからね。(ロス・オトロスの「TINTO」では、ヒレ・パールはヴィオラダガンバだけじゃなく、Treble ViolやLirone、Baroque Guitarなんかも弾いていますよ)

面白いのは、ロス・オトロスのCDも響きがたっぷり入っているんですが、前出の銭湯の響きよりも仄暗くて、コレなら許せるって感じ。

251: フォルテ :2014/06/18(水) 22:45:50 HOST:baicb85da5c.bai.ne.jp


>>250
Los Otrosはヒレ・パールを中心に据えたトリオのようですね。メンバーと楽器はHille Perlが
ヴィオラダガンバ、Lee Santanaがリュート、Steve Playerがリュートとギターと舞踊(?)
のようですね。

www.kunstpalais-badenweiler.de/buhne_2009.htm

252: ジークフリート :2014/07/05(土) 14:56:03 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 本日はクロスビー・オーディオワークス・モディファイドESL-63てなスピーカーを聴いてまいりました。

残念ながらコンデンサーの容量不足?で籠ったような音でしたが、米国ハイエンドの片鱗程度は聴けたかな?

( なんでそんなものが気になったかと言うと、私が使っていたスペクトラルのアンプを設計したデミアン・マーチンがモディファイしたらしいので。)

253: ジークフリート :2014/07/12(土) 19:05:17 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 手持ちのCDを500枚まで絞ることは出来ませんでしたが、それでも本日、幾らかは 処分いたしましてして気分はスッキリ!

そうこうするうち、腹黒オーディオ店主から「ご注文のアンプが入荷してますよ。」との連絡あり。
冗談みたいなスピーカーとクオード303てなキカイで、ちょっとリラックスなシステムでも組んでみるかな?てな魂胆でございますが・・・とりあえずDINプラグが無いため未だペアーでの味見出来ず。

しかし、まぁ、この303。シュリロのシール無く、120V固定仕様。
より肩のチカラが抜けた良い音が聴けるか、それとも・・・

254: すってんてん :2014/07/12(土) 19:35:37 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp クォードの音の要はプリ又はプリ+パワー(クォード#33&#303)でつ。

おいらが30年昔、戯れたシステム(#44&#405)

TD126とPD121とESLなんか繋いでますた。

タンス部屋の隣の和室6畳で・・・・・

255: ジークフリート :2014/07/13(日) 14:51:31 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 今度の冗談みたいなスピーカーは、色んな方向に音が出る疑似音場型と言うか全方位型と言うか、努力せずとも勝手に音像が(勝手な場所に勝手なサイズで)浮かぶ。
勿論、対峙して聴くようなもんじゃありませんから、音楽の楽しみ方からして今後どうなるか?( 一般的なステレオラを所有している友人宅では晩酌のお供。ただしステレオラに限らず晩酌のお供。酒でも呑まなきゃ聴いてられんとか?)

256: すってんてん :2014/07/17(木) 11:21:17 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑努力せずとも勝手に音像が(勝手な場所に勝手なサイズで)浮かぶ。

理想的でつ。

>勿論、対峙して聴くようなもんじゃありませんから

でつね

ワカリマス。

257: ディラン :2014/07/18(金) 10:36:26 HOST:nptky105.jp-t.ne.jp ステレオラは全方位スピーカーなんでしょうかね、置く位置なんかは何処でも、どっち向きでも良いのでしょうか。ミュージックBOXなんでしょうね。

258: ジークフリート :2014/07/18(金) 18:08:25 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉257
ディランさん。全ての方向へ満遍なく音を放射できるワケじゃありませんが、バックロードの口が後向きに開いていたり、横向きのモジュールユニットの音は左右のウイングを開く角度で音の広がり方が調節できるんですよ。
ある種の諦めと創造性を併せ持った面白さがあるのではなかろうか?と考えておりますが・・・個人的には、巨大ボザークやステレオデコラの聴かせ方、広がり方を少し意識しております。

259: ディラン :2014/07/18(金) 18:26:39 HOST:FL1-119-241-62-173.kyt.mesh.ad.jp >258
ジークフリートさん、何だか難しそうな・・・・・・。
気軽に聴こうと思えばそうも出来るし、部屋の事、空間を考えに入れて設置したり
アンプの相性などを考慮すれば摩訶不思議な素晴らしい音空間が出現しそうですね。

260: 前期 :2014/07/18(金) 18:34:54 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp >>255-256

模範解答でしょうね。拷問椅子に座ってキビシイ音を身じろぎもせずに聴く
のがいいか、リキュール飲みながら気楽に聞くのがいいか、ヒトそれぞれで
つからね。

261: ジークフリート :2014/07/19(土) 00:31:48 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉259 摩訶不思議な音空間

グッドリプロダクション路線も、また一興かと。

262: RW-2 :2014/07/19(土) 07:46:32 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >バックロードの口が後向きに開いていたり、横向きのモジュールユニットの音は
>左右のウイングを開く角度で音の広がり方が調節

大昔に故長岡氏がそのようなシステムを発表してましたね。オリジナルは長岡氏か。

263: すってんてん :2014/07/26(土) 00:21:08 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp オリジナルはミニゴンでつね?多分。

オラのミニゴン、奉公先で大震災の犠牲に・・・合掌♪

264: ジークフリート :2014/08/31(日) 01:45:52 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 若干の不健全さに起因する魅力的感触と、健全で自然なフツウの音のどちらを採るか?
ここ数ヶ月間の試行錯誤を経て・・・当然ながら、健全化を図るべし!てぇのは解っちゃいるが・・

265: ディラン :2014/08/31(日) 09:07:33 HOST:nptky301.jp-t.ne.jp 不健全さに惹かれるのは人の性。

266: すってんてん(借金漬け) :2014/08/31(日) 10:03:06 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp ↑
でつね
わかります。

267: 薬漬け :2014/08/31(日) 16:04:04 HOST:west22-p171.eaccess.hi-ho.ne.jp


>>264

再現性があれば、両方のパラメーター・リストを保存しておきたいですね。何れも可能なように。
凡そ人とは気の多いもの…。不健全に染まれば健全を渇望し、健全に行けば不健全に魅惑される。
行き先が見えているなら、二兎を追えるようにしておこうかと。
(失礼。私のことです(略))

268: ジークフリート :2014/08/31(日) 21:57:53 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉267 再現性があれば・・

例えば、AかBか?でAを選んだ時点では一旦戻ってBを再現するのは未だ簡単かもしれませんが、ずっとAで止まっているワケにはいきませんから、次の段階AC若しくはADまで進んでからBCとかBDにやり直すのはチョット難しくなりますね。
入り口から出口までというか耳に届くまでにそんな積み重ねが気が遠くなるほどあるんですから、まぁ同じ音は二度と出せないことを覚悟の上で判断していくしかありません。

269: すってんてん(借金漬け) :2014/09/01(月) 23:20:36 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >積み重ねが気が遠くなるほどあるんです

珍生は短い・・・・・・・

ソコントコ ヨロピク

270: 薬漬け :2014/09/04(木) 17:22:58 HOST:s1162235.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp


>>268 ジーク大先輩、亀レス失礼しました。

確かに様々な要素が絡んでくると、頭が混乱しますね。粗忽な私なぞは、知らず知らずに
前と同じ道を辿ったり…なんてことも一再ならずでした(汗)。

それで、昔はーー今はズボラになって行っていませんがーーよくチューニング過程の
「カルテ」を作っていました。何かする度に、当時のワープロ…後にはパソコンに
変化の印象を記録しながら作業していました。
悩むとカルテに立ち返る。これである程度のステップの再現や作業重複の防止は
図れたように思います。

ミソは(釈迦に説法の極みですが)実践も記入も一作業1要素を守ったこと。
一度に2つ以上の要素を触るとチューニングの因果関係が判らなくなる(井上卓也氏)との
教えだけは守っていたようで、当時のプリントアウトの残骸、ないしは作業途上のノートの
走り書きには、当時の試行錯誤ないしは煩悶、ボヤキの跡が残っています。あ〜あの頃は
まだ若かったな、と。(苦笑)

年取ってズボラになり、こういう基本を飛ばすようになってから悩みが増えたような。
難儀なことです。(汗)

271: 薬漬け :2014/09/04(木) 18:52:35 HOST:s1162235.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp


>>268 ジーク大先輩、亀レス失礼しました。

確かに様々な要素が絡んでくると、頭が混乱しますね。粗忽な私なぞは、知らず知らずに
前と同じ道を辿ったり…なんてことも一再ならずでした(汗)。

それで、昔はーー今はズボラになって行っていませんがーーよくチューニング過程の
「カルテ」を作っていました。何かする度に、当時のワープロ…後にはパソコンに
変化の印象を記録しながら作業していました。
悩むとカルテに立ち返る。これである程度のステップの再現や作業重複の防止は
図れたように思います。

ミソは(釈迦に説法の極みですが)実践も記入も一作業1要素を守ったこと。
一度に2つ以上の要素を触るとチューニングの因果関係が判らなくなる(井上卓也氏)との
教えだけは守っていたようで、当時のプリントアウトの残骸、ないしは作業途上のノートの
走り書きには、当時の試行錯誤ないしは煩悶、ボヤキの跡が残っています。あ〜あの頃は
まだ若かったな、と。(苦笑)

年取ってズボラになり、こういう基本を飛ばすようになってから悩みが増えたような。
難儀なことです。(汗)

272: 薬漬け :2014/09/04(木) 18:55:34 HOST:s1162235.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ↑操作ミスのようです。深謝(_ _ )/ハンセイ

273: すってんてん(借金漬け) :2014/09/06(土) 14:53:51 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 有害サイト【Driver Updater Win Zip】が
オイラのパソコンに毎日のべつくまなく浮かび上がりますでつ(;一_一)

【*PCのパフォーマンスが低下しています!】の表示が!

間違いで【購入】をポチると、とんでもない事になるのかも?
価格不明・・・・・・阿漕ココに極めり。

削除したいがオイラパソコン初心者並で、初期化が出来ない・・・ガックシ

プロバイダーに問い合わせすると【有害サイト】らしい・・・

立体的に浮かび上がり松。

イライラが頂点に・・・お察し下さい。

274: くろねき :2014/09/06(土) 18:17:37 HOST:wb92proxy05.ezweb.ne.jp ↑
ありゃ〜、大変なことになりますた出常〜。

セキュリティソフトでスキャンしても反応しないのでつか?
「検疫」できれば止まるような。

そっちがダメなら、まづセーフモードで起動して、
レジストリの削除からやらないとダメ鴨?
「レジストリエディタ」を起動して検索をかけ、
「Driver Updater Win Zip」関係の
レジストリファイルをポチポチ消してユグノーでつ。

消さなくてよいものを巻き込まないように注意。
余計ストレスが田丸ことになり松。
なかなかメンドくさい作業でつね。

それが終わったら、ウィンドウを出す悪さをしていた
exeファイルがどっかに入り込んでると思うので捨てま蝶。

「空き領域(に残っているデータの残骸)を削除」する機能がある
ユーティリティソフトがあり、削除した後にこれを使っておけばより完璧。

275: SAT-IN :2014/09/06(土) 19:01:29 HOST:s879039.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp つ、ついに使徒襲来ですか?〜

276: くろねき :2014/09/06(土) 19:21:35 HOST:wb92proxy04.ezweb.ne.jp  ↑
今日中に解決を見なければ
「使徒がしとしと日曜日」(略)

277: でしべる :2014/09/06(土) 21:40:38 HOST:115-179-150-216.east.fdn.vectant.ne.jp >有害サイト【Driver Updater Win Zip】が

「システムの復元」という方法がございまする。

278: くろねき :2014/09/06(土) 21:58:06 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp ↑あっ、その手があったか!

ただし、復元ポイントの日から今日までにあった
アップデートを後でやり直さないといけませんね。

復元ポイントの日以降に追加したお気に入りや保存したファイルとかは、
復元を始める前に外部のメディアにコピーして後で戻すとか、ひと手間要りますね。

279: SAT-IN :2014/09/06(土) 22:05:22 HOST:s879039.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp その使徒はこれですね?

ttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14127889454
ttp://blogs.yahoo.co.jp/fireflyframer/32746881.html

280: くろねき :2014/09/06(土) 23:31:12 HOST:wb92proxy09.ezweb.ne.jp ↑アンインストールのツール、一応あるンすね。
なら話は早いですね。

詐欺ソフトだから、てっきりそんなものは無いのかと思った・・・。

281: RW-2 :2014/09/07(日) 11:17:06 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp 拙者も以前、'男子として健全なサイト'を悦覧しとったら地雷踏んだらしく、
「入会金15万円を以下の口座へ振り込んでください。振り込まない場合は
法的処置を取らせていただきます」が毎日のべつくまなくポップアップ。
PCの電源入れれば最初に現れ、閉じても閉じても出てきてリンダ困っちゃう。

元凶をPC内2日掛かってようやく見つけ出したまでは良かったが、どうしても
消去できない。しかたないので隔離。状況は収まりましたが未だ隔離したまま。
全部白紙にしての再インストールが宜しいでしょうが、すべてバックアップ
するのもまた面倒くさいし。

15万円というのもまた上手い設定です。30や50万円なら恥も外聞もなく然々の
ところにでも相談しますでしょうけど、15万円なら恥をさらすよりコッソリと
処理してしまおう・・・という心理を突いてますからね。

282: ジークフリート :2014/09/07(日) 14:13:59 HOST:KD182249240080.au-net.ne.jp 〉270 カルテ

薬漬け先輩。#4343Bの頃は私もノートつけていましたけど、書いてみただけで読み返すことはありませんでした。
元に戻せることと戻せないことがありますから、その混合だともう諦めて新たな落とし所を探すしかなかったりしますねぇ。

283: SAT-IN :2014/09/07(日) 14:16:37 HOST:s879039.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >男子として健全なサイト

H乱履歴のタイトルで趣味嗜好が・・・(省)

284: 前期 :2014/09/07(日) 17:51:43 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp


>>271
>基本を飛ばすように・・・・・・

一理あるのですが経験を積むと複合的な要因が見えて(聞こえて?)くることもあります。

285: スッテンテン(借金漬け) :2014/09/07(日) 21:25:42 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp >経験を積むと複合的な要因が見えて(聞こえて?)くることもあります。

わかります。

達観と云う奴の仕業でつ。
ホドホド又は一皮剥けたともいうらしい。

キャリアは無視できませんでつ。多分!??

286: ジークフリート :2014/09/14(日) 18:32:31 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 自分なりに禁じたハズの、「一部屋に複数組スピーカー」を物欲に負けて

287: ジークフリート :2014/09/14(日) 19:51:35 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp ・・破ってしまいました。
新たにスピーカーが入ったウレシさよりも、メインスピーカーの音が如何に変わるかが心配。
愛用のヴァイカウントやアキショム80を放り出したのは、このためなのに、懲りもせず再度挑戦する私のこのおバカさは何なのか?

・・・てなワケで、冗談スピーカーを楽しむ余裕もなく、ATCの確認作業開始。
以前のATCとは違う!てぇのが、唯一の頼りですが・・・サブシステムが如何に影響し、それが許容出来るか否か。

288: RW-2 :2014/09/14(日) 22:36:42 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >それが許容出来るか否か

機械や状況に人間の欲望を望むと終わりがありません。少し引いて人間の方から
機械に合わせ、状況に巻かれる術を会得すればオーディオほど面白い趣味はあり
ませんで〜。歴戦練磨のパルジさんに外野が何言ってもはじまりませんけどね (略)

289: ディラン :2014/09/15(月) 00:19:33 HOST:FLH1Act127.kyt.mesh.ad.jp >機械に合わせ、状況に巻かれる術を
得たかどうかは判りませんが今の私の心境、状況ですね〜。
機器と格闘するのを止めましたら確かに面白い面が聴こえます。

さて、禁断の1部屋2セットの20センチ古レンジがA5にどんな変化をもたらすか
ひょっとして古レンジのほうが佇まいが良いかも?
少なくともサイモン&ガーファンクルの1969年ライブは多分?

290: すってんてん :2014/09/15(月) 02:01:06 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp サイモンとガーファンクルのセントラルパーク・コンサート

昔々、NHKで録画しますたでつ。
再放送はいじくり回した内容で、ナレーションが最悪ですた(;一_一)
オマケに歌詩(訳詩)のカット!、歌詩が秀逸なのにバカタレが!

おいらは録画(ベーター)をギョーシャにVHSにしてもらいますた。
後に出たDVDもシッカリ隠匿。

映画のアルファロメオ ジュリエッタ?ジュリア?がホスイ。(モデルカーで隠匿中)

サイモンとガーファンクルは映像(歌詩)が良いのでつ。
ヤッパシ・・・僕とアンポンタンとゴミ屋敷で  合掌!

サウンド オブ サイレンス♪
スカボロ フェア♪
ボクサー♪が好き!海が好き!ポール・サイモンが好き!

291: ジークフリート :2014/09/15(月) 09:05:19 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉289 格闘するのを止め・・一部屋2セット

2セットが大丈夫なら4つも5つもいっしょじゃね?てな具合に歯止めが効かなくなりそうで・・・
そんなとき、ジョニー・ハートマンの歌が何故か耳につく。
サンラ〜イズ・3セット、サンラ〜イズ・3セット・・・

292: すってんてん :2014/09/16(火) 20:29:24 HOST:zaq7ac40c2c.zaq.ne.jp 終わりの「モーニングセット」ゆで卵付き

マサカ

293: SAT-IN :2014/09/16(火) 21:16:12 HOST:s865198.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 片面聴くならsunny side upでせう。

294: RW-2 :2014/09/17(水) 06:37:20 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >2セットが大丈夫なら4つも5つもいっしょじゃね

7セットも8セットも繋がれておりますが、積み重なってはいませんので震度
6までは大丈夫です。押さえるのは球アンプ。これが落ちたら泣きます。
レコードプレーヤーは8台稼働しておりますが、半分は落ちて粉砕されるで
しょうが、スペアが4〜5台順番待ちしてますので問題ありません (略)

295: ジークフリート :2014/09/20(土) 10:22:46 HOST:106.160.52.36.ap.yournet.ne.jp 冗談スピーカー設置で、やはり!当然ながら!メインスピーカーATCのコンディションが崩れてしまいました。
従来ならサブシステムを即放り出す安易な方法をとるところですが・・・最近メインシステムで少々頑張り過ぎていた分、肩の力が抜けて?いい塩梅かも?てな部分も見受けられるみたいでして・・・まぁ、しばらくはガマンして、二組とも良い方向にもっていけたらナ?とか考えとります。(七転び八起き!転んでもタダじゃ起きたくないとか)

296: RW-2 :2014/09/20(土) 11:00:11 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >メインスピーカーATCのコンディションが崩れて

サブスピーカー設置じゃなくとも、本棚入れてもソファ入れても、異性連れ込んでもw
音は変わりますからあまりストレス溜めず、拡がった愉しみのほうを満喫する方が宜し。

297: ディラン :2014/09/20(土) 11:53:12 HOST:nptky403.jp-t.ne.jp 当方はネットワーク修理でメインのバランスはとても良く為りました。クラシックの音像はスピーカーの後方に定位しジャズは音が前に飛んで来るようになりました。サブは一番の設置場所を失ってしまいましたのであの部屋のボリュームを鷲掴みした時の低域が無くなったですよ。プリは圧倒的に球のスピード感、生々しさが良いですよね。松金のゴ−ジャス感は球パワーでは薄いです。何とか球プリのフォノ回路を直して欲しいものです。今日友人に持って行って診て貰います。あちらを立てればこちらが立たずです(笑)

298: SAT-IN :2014/09/20(土) 12:10:05 HOST:s662169.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >球プリのフォノ回路

興味が有りますので、どのような回路構成か聞いてみてホスイです。

299: ディラン :2014/09/20(土) 12:54:07 HOST:FLH1Act127.kyt.mesh.ad.jp SAT−INさん、製作者殿が長年の仕事を終えた時処分したとの事で回路無し。
お頭の中に有るそうです。其れも承知で友人は見てくれるとの事。
大体は解かるとの事、友人に可能な限り聞いて来て書き込みます。
しかし乍ら、友人の話すことが理解できないかも知れません。

300: SAT-IN :2014/09/20(土) 13:22:52 HOST:s662169.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp デイランさん、どうもです。
基本的にCとRで減衰するCR型とフィードバックを掛けるNF型が有りまして、代表的なマランツ#7・マッキンC22はNF型です。
シンプルな単管式NF型ながら動作に謎の残るクォード22のような回路も有ります。
一般的にNF(歪みとSNに有利)型はメーカー品に多く、自作派は前者のコピーを除いて音質に癖の出にくい?CRを好む(とは限らないが)ようです。

この辺は某工作員さんの専門分野かと?・・

301: RW-2 :2014/09/20(土) 13:27:06 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >お頭の中に有るそうです

ECC83使っておればマランツ型かマッキン型かその亜流か折衷型でしょう。EF86で
1段増幅してバッファーがECC83ならクオード型でしょうけど可能性は少ないでしょね。

302: SAT-IN :2014/09/20(土) 14:19:41 HOST:s662169.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >お頭の中に

自分も昔は結構耳学門しましたが、ブランクもあり実技が伴わないのでデータの大部分は既に初期化されています。

303: SAT-IN :2014/09/20(土) 14:33:53 HOST:s662169.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp ↑
もともと記憶容量不足との話も?!
消したいデータほど残存するのが不思議・・・・

304: 前期 :2014/09/20(土) 17:29:53 HOST:h115-165-107-096.catv02.itscom.jp しかしまあ球でイコライザ作るなんていい度胸してますね。
何? 半導体がなかった時代は度胸も何もあったもんじゃなかったよ!
こりゃまた、とんだ失礼をば。

305: ディラン :2014/09/20(土) 18:27:15 HOST:nptky203.jp-t.ne.jp 持つべきものは同じ趣味を持つ友人ですね。持参したプリの蓋を開け暫し見入っていてPCに向かい回路図を開く。テスターを取り上げ数か所の数値をチェック、抵抗が原因と特定した。数値が下がってるのは回路が原因こんなに小さな物では音が不安定で何れ故障する。綱渡りの様な回路と部品だと看破した。預かって直してやるとのお言葉。ふと机を見るとWEアンプの原書がある。本当に直るのだろうか?。

306: SAT-IN :2014/09/20(土) 18:29:39 HOST:s662169.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 「色彩を持たない多崎つくる」←なんのこっちゃ??(主人公の名前だった)
より、球でイコライザーつくる、のほうが理解しやすいですけどね。(省)
先生は、かつて国分寺でジャズ喫茶の経営してたそうですが、確かにそんな感じします。

307: SAT-IN :2014/09/20(土) 18:41:12 HOST:s662169.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp

>>305
ディランさん、原因は綱渡り的?な回路と抵抗でしたか。

>本当に直るだろうか

診断が的確=名医ですから、きっと直るでしょう。

308: RW-2 :2014/09/20(土) 20:46:37 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >綱渡りの様な回路と部品だと看破

イコライザーなんて数mAしか流れませんから1/2wで十分ですよ。デカいの使うと
逆にノイズ拾います。デカいもの使ったらニアバイアースの方が宜しいでしょう。
ただし鉄シャーシじゃないと効果薄かも。マランツ型だったらNFのチタコン量で
カートリッジによっては発振します。2〜3実験し程良い容量で手打ちするのが吉。

309: ディラン :2014/09/20(土) 21:31:28 HOST:FLH1Act127.kyt.mesh.ad.jp SAT−INさん、そう信じたいです。
RW−2さん、その様な技術的な事はとても口に出来ません。
それにしても、素人は(無知)は弱いな〜、手も足も出ませんからね。
製作者にはもし、直っても何も言わないでおこう。

310: RW-2 :2014/09/20(土) 21:42:34 HOST:39.236.241.49.ap.yournet.ne.jp >製作者にはもし、直っても何も言わない

まことに大人の所作ですね〜。
「叩いたら直っちゃいましたよ〜」 な〜んてね (略)

311: SAT-IN :2014/09/20(土) 21:45:14 HOST:s662169.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp >素人は(無知)は弱いな

いえいえ拙者のような中途半端が一番始末が悪いのです。
良い意味で腕達者に丸投げ出来る素直な人のほうが、理屈っぽい拙者みたいな者より先方も喜ばれます。

312: ジークフリート :2015/07/12(日) 19:35:25 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp DACをワディア2000スレッジハンマーからライプニッツ(スパークラー&シュテルン)に替えて半年。
当初は非力かな?と悩んでおりましたが、実は、昔のプリアンプのようなブースト感がなくなって、清々しく見晴らし良し!

313: アラン・ドロン :2015/07/13(月) 18:26:32 HOST:softbank219168067040.bbtec.net =持つべきものは同じ趣味を持つ友人ですね。

ディラン様、その通りです。出来れば、自分よりレベルの高い人が
いいです。自分よりレベルの低い人はいない---

何かそんな感じです。
色々な人の意見を聞くと迷うばかりです。スピーカーの技術者同士
ですら、考えが違ったりするのですからね。

ホーン型ツイーター、スコーカーは、良いとか駄目とか。
私は好きですよ。
扇形のホーンなんて、贅沢でリッチな感じじゃないですかね。
出来れば、ウッドがいいですね。

314: 大王 :2015/08/04(火) 07:27:38 HOST:nttyma078066.tyma.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp 我が家ではオールマイティーで水準以上のサウンドが立体ステレオフォニックで再生可能です

315: 大王 :2015/08/04(火) 07:43:57 HOST:nttyma078066.tyma.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp ttps://www.youtube.com/watch?v=rl-aRc2-oF8

316: ジークフリート :2015/08/04(火) 21:58:10 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 訳あってvpiのレコード洗浄機を撤去。
一部屋にスピーカー二組置いた時と似たような害あり。
何気なく置いたこんなもんのために暫く悩んでいたとは・・・

317: 薬漬け :2015/08/04(火) 22:10:33 HOST:zaqb4dd453f.zaq.ne.jp

>>316

大先輩は、共振周波数に非常にセンシティヴなんですね。
そこまでの凄耳をお持ちなのが、羨ましいというか、はたまた悩ましいというべきなのか…。

318: ジークフリート :2015/08/04(火) 22:33:54 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉317
箱ものは共振と吸音が怖いですね。
vpiは底板に穴が開いていて、中には吸音材も入っていますから、二組目のスピーカーを置いたのと共通するところがあるんじゃなかろうかと思います。

319: すってんてん(借金漬け) :2015/08/05(水) 00:11:05 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >大先輩は、共振周波数に非常にセンシティヴなんですね。

ボンビーなオイラはジェニジェニジェニに非常に大先輩は、共振周波数に非常にセンシティヴなんでつ。♪(*^_^*

>vpiは底板に穴が開いていて、中には吸音材も入っていますから、
二組目のスピーカーを置いたのと共通するところがあるんじゃなかろうかと思います。

オイラのアジト、そうゴミ屋敷と共通と鑑みまつ。 ハイ。

320: すってんてん(借金漬け) :2015/08/05(水) 00:56:09 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >ボンビーなオイラはジェニジェニジェニに非常に大先輩は、共振周波数に非常にセンシティヴなんでつ。♪(*^_^*(誤)

ボンビーなオイラはジェニジェニジェニに非常にセンシティヴなんでつ。♪(*^_^*(正)

狂信周波数・・・まかり杉松。

321: アラン・ドロン :2015/08/08(土) 08:16:23 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
=音を立体的に浮かび上がらせるには

ステレオ=立体的なという意味ですが、ラジカセでもある程度、
立体的になるのではないですか。

322: 前期 :2015/08/08(土) 08:44:26 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp 何やらかつての「立体音楽堂」を思い出してしまいました。
あんなことでもビックラコケたものでつ。
いまや皆贅沢になって左右の広がりだけじゃなくて「奥行」だの歌劇における
歌い手の距離感だのとウルサイことを言ってます。
オデオ屋さん、特に知識のとぼすいギョーシャは辛いでしょうね。

323: アラン・ドロン :2015/08/09(日) 10:24:47 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
そうですね。各人が、自分独自の表現をしていたら、収拾が
つかなくなりますね。

奥行き、距離感とかは、2チャンネルでは、無理ではない
でしょうかね。

5.1チャンネルとか、色々工夫しないとだめでしょうね。

324: すってんてん(借金漬け) :2015/08/09(日) 11:18:32 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >色々工夫しないとだめでしょうね。

ますますエライ!
そう、人間は考える葦である

但し、考えすぎたり、ガンバリすぎたり、すると
ホラ ホラ ホラ・・・・・ナカクニ痴方のホラ吹き仙人に!?
往生際の÷さに合掌♪

325: 前期 :2015/08/09(日) 13:21:23 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >奥行き、距離感とかは、2チャンネル

でも可能なのでつ。某ガレージメーカーの視聴室でNHK-FMから録音したリゴレット
の実況録音を再生してビックリ仰天。
広大な部屋の天井は二階分ぶち抜きですた。最後は部屋だと思い知らされました。
アア、宝くじにあたって立派な部屋を建てたい・・・・

326: すってんてん(借金漬け) :2015/08/09(日) 15:25:31 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >最後は部屋だと思い知らされました。
>アア、宝くじにあたって立派な部屋を建てたい・・・・

ワカリ松。

オイラは罰アタリゆえ宝くじは買った記憶が有馬温泉。
ひたすら寄付orお貰いを「ワタス祈ってます♪」今日この頃・・・

327: アラン・ドロン :2015/08/12(水) 18:30:20 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
私も宝くじは買ったことはありません。

部屋の改造、改築までは、無理です。狭い、ちんけな部屋で、
しこしこやっているのが、性に合っております。

328: 3D音場 :2015/08/13(木) 10:28:16 HOST:123-48-85-235.nagoya1.commufa.jp 全ての答えが、下記にあります。

セッティング写真があります。参考にしてください。
また、下記セッティング法では部屋の吸音対策は全く必要ないです。
ボイスコイルと耳・LRのボイスコイル間距離は、共に約110cmです。

3D音場スピーカーセッティング法

hauto.exblog.jp/23538707/

329: 3D音場 :2015/08/13(木) 11:02:37 HOST:123-48-85-235.nagoya1.commufa.jp


>>1
はじめまして、よろしくお願いします。

totoさんと、好きな音楽ソースに共通性がある様です。
3D音場が楽しめるソース例です。

JAZZ
 Diana Krall   THE LOOK OF LOVE、 Quiet Nights 女性ヴォーカル
 Cyrus Chestnut  REVELATION ピアノで最高の3D音場
クラシック
 ほとんど全部(録音が特殊すぎるものは除く) 

 一般的にアコースティックな楽器の録音ほど、3D音場になり易いです。
 ぜひ実験して、感動を体感して下さい。

330: 3D音場 :2015/08/13(木) 16:45:50 HOST:180-199-147-67.nagoya1.commufa.jp 高さが聞ける貴重なソース
 クラシック パイプオルガン
  J.S.BACH PETER HURFORD   
  LONDON BEST100 FOOL-23026
  欧米各地で有名パイプオルガンを収録したCD
  
 手持ちソースの中で、一番高さを実感出来る録音です。
 通常録音エンジニアは、マイクを音源に向けるため高さ情報は録れない。
 この録音はマイクを、たぶん前方に向けて収録したと思われます。
 部屋で聞くと、4m前方の窓枠上部あたりに再現されます。

331: ジークフリート :2015/08/13(木) 20:30:54 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 音像の定位位置(左右、前後、上下)はもちろんのこと、現出する空間の展開の仕方なども、リスニングルームや装置、使い方によって結果がかなり異なります。

個人的には、いびつな空間の構築は避けたいし、楽器の間の空間はちゃんとその場の空気で満たされていて、気配まで伝わってくる・・・そんな再生を心がけたいものです。

332: すってんてん(借金漬け) :2015/08/13(木) 21:07:44 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp くれぐれも自己責任の範囲でお願いいた須磨す。

333: すってんてん(借金漬け) :2015/08/13(木) 21:12:27 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 333GET!

>使い方によって結果がかなり異なります。

(〃^∇^)o彡☆あははははっ
(〃^∇^)o彡☆ほほほほほっ
(〃^∇^)o彡☆がははははっ
(〃^∇^)o彡☆!!!

334: すってんてん(借金漬け) :2015/08/14(金) 09:25:53 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >リスニングルームや装置、使い方によって結果がかなり異なります。

ATC/SCM100SLPT、VIOLA/Cadenza、Symphony、CDT/47研、Wadia2000

SP後ろに木やガラスの板を置く。
額縁でもチューニングが可能。
SPはスパイクで床に直刺し!!! 

うひゃー、ズガ―――ん・・・・・・・・ヤッパシ(;一_一)

335: SAT-IN :2015/08/15(土) 00:29:24 HOST:s870046.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 立体的といっても人によってイメージが違いますでしょうね。
体験としてはNakamichiの安いデッキでも、そのLINEを通すと独特の味というか立体感が出ます。
ぶっちゃけると高域に位相の回転が少し有って、このへんを意図してやったものか 今となっては不明です。
その「立体感」とやらを言葉で表現するのは難しいですね。

336: SAT-IN :2015/08/15(土) 00:42:54 HOST:s870046.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 関連して、イコライザーはCとRの組み合わせで上げたり下げたりしますから、その回路に於いて左右で定数にズレが有れば左右(同相で有るべき場合)で位相ズレが生じる可能性が有ります。
RIAAイコライザーなんかも調べると有るかも知れません。
LINE(フラット系送り出し)の場合はトーン回路を通らない限り普通は無いと思います。

337: SAT-IN :2015/08/15(土) 02:25:02 HOST:s870046.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp 以前に書いた内容と重複しているので取り止めようとしたら送信してしまい、結局は辻褄合わせな内容になってしまいました。(笑)

338: つづき :2015/08/15(土) 21:13:40 HOST:d-117-74-27-206.d-cable.katch.ne.jp >ボイスコイルと耳・LRのボイスコイル間距離は、共に約110cmです

どうして110センチが良いのですか?
又SP同士を向かい合わせるメリットは何ですか?

339: 3D音場 :2015/08/15(土) 22:38:14 HOST:123-48-90-21.nagoya1.commufa.jp


>>338 質問ありがとうございます。
3D音場スピーカーセッティング法のブログを御覧になったでしょうか?
ブログが説明不足のせいでしょうか?
すべて、音を立体的に浮かび上がらせるためです。
110cmについて
 よくニアフィールドセッティングが話題になりますが。何がニアフィールド?といつも思います。
 私の部屋セッティングでは、対向により110cmを実現しています。
 また机上セッティングでは、耳とボイスコイル間は約60cmです。
 人が感じる音の大きさは、距離の2乗に反比例します。
 ∴1mと同じ音量を得るためには、3mなら9倍の音量を出さないと同音量に聞こえません。
 接近すると、細かいニュアンスや各種特性も余裕を持って出せます。
 大きな音で鳴らすと、無駄な反響や家族他のクレームも発生しますし。
ブログ検索について
Yuo Tube に接続して 3d speaker setup を検索ください。3つ下にあります。
その下記ULRのクリックで静止画のブログへつながります。

340: くろねき :2015/08/16(日) 01:14:40 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp


>>339
横レス失礼。
机上セッティングであれば、工夫次第でもっと寄せられると思います。
ただ、あんまり近付けるとヘッドフォン同然になっちゃいますので、
近付ければ良いという訳でもないんでしょうね。
極力近付けても、30センチくらいがいいところでしょうか。

そもそも110センチと規定している根拠がよくわからないんですが、
これはご自分の経験則も含めてでしょうか?
もしかして部屋の広さと、ITU-R規格(BS775-1・5.1chサラウンドの
スピーカーレイアウト)との兼ね合いによるセッティングを
応用したのでは?とも思いましたが。

それと、例えば大面積の平面振動板スピーカーの音がよく通るように、
スピーカーの形態・設計やルームアコースティックの状態によっても
「人が感じる音の大きさは、距離の2乗に反比例…」と
いったところはだいぶ違ってくるようにも思います。
そもそも音圧の減衰率や反射・吸音率が周波数ごとに違い、
これがルームアコースティックによってかなり変わり、
それがリスニングポイントの設定などに影響するという、
オーディオにとっての大命題のひとつと言えるものがあります。
聴感上のことで申せば「遠鳴りのするアンプ」がある、という話も聞きます。

ご自分で色々試行錯誤なさってそういうセッティングを編み出されたんでしょうが、
上にその一部を書いたような膨大な変動要素についての検討を無視した、
過度な一般化になっていないでしょうか?

341: 前期 :2015/08/16(日) 08:07:06 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >高域に位相の回転・・・・

以前にもカキコしましたが魔金凸朱はそれをうまく利用していますね。
ゴ〜ジャスでデラックスなサウンドの演出。
なんでもかでも馬鹿正直に設計するだけが能でもないでしょう。

342: 3D音場 :2015/08/16(日) 13:19:16 HOST:180-199-148-211.nagoya1.commufa.jp

>>340
机上セッティングは、スピーカーを両端に置く事を前提に考えています。
 →机は作業をする為の道具ですので。

ブログで説明しています。
 →Speaker LRの間隔は、3D音場空間 幅の1/3程度がよい。
 →効率よく2つの輪波の重なり輪が出来る場所をもとめた。
 ∴部屋の幅からLRボイスコイル間=110cmにしています。

3D音場スピーカーセッティング法は、比較的簡単にセッティング実験が出来ると思うのですが。
実験して見てから、ご意見を頂ければ幸いと存じます。

343: くろねき :2015/08/16(日) 19:36:18 HOST:wb92proxy01.ezweb.ne.jp

>>342
ブログ拝見。
耳の真横からやや前方に外して完全に差し向かいにするわけですね。
似たような配置を実験したことがそういえばあったような気がしますが、
あまり良いとは思わなかったような。

前にも書きましたが、対向といえば某雑誌の投稿コーナーで、
上下に対向させる方法が紹介されていました。
その当時のセッティングでは、リスニングポイントは正面の壁から3メートル、
角度は129度(左右それぞれに64.5度ずつ?)、
スピーカー―リスニングポイント間と
上下のスピーカーの間隔は共に1メートルだったようです。

この方法では片チャンネルに2つのスピーカーが必要で、
しかも一台は天井というか空中に配置する必要があって
大掛かりになるのが難点ですが、上側のスピーカーの角度で
音場展開をコントロールできる利点があるようです。
ユニットを対向させた形のスピーカーシステムを自作する方法もあると思います。

344: 3D音場 :2015/08/17(月) 09:27:51 HOST:180-199-148-173.nagoya1.commufa.jp 340:343>>
アドバイスありがとうございました。
早速ブログ説明文の追加などをしました。
より多くの方の意見が大切と感じています。

345: 前期 :2015/08/17(月) 18:49:23 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >あまり良いとは思わなかったような

結局どこに優先順位をおくかで評価も違ってくるでしょうね。
オンバ第一、過渡特性優先、周波数特性優先、とヒトそれぞれでつからね。
一般的な狭い部屋ではアレモコレモ実現することは無理だと悟っており松。

346: くろねき :2015/08/17(月) 19:43:43 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp 皆さん音場んは、じゃなくてこんばんは。

あちらのブログに「20年程前からアルテック604E中型システム、ARなどで実証済み」
とありましたが、あんまし実証実証言わないほうが良いような。

科学的実証と個人的感想に基づく“実証”がごっちゃになってやしないか、と。
揚げ足取られて疑似科学などと不本意なことを言われかねません。

その上“長年の経験”を持ち出すと悪印象の駄目押しになるような。
まぁ、オデオの世界においては実によくあることではあり、
「数字には現れない」などと言って逃げを打つ方法まで確立されてるのでつが(略)

比較的簡単に試せるのであなたの耳で実証を、という思いが
おありなんだろうと思いますが、ウェブで個人的感想を集めるより、
できれば公開実験のようなことを、それもできるだけ
フェアな形で行うのが望ましいように思います。

347: ジークフリート :2015/08/17(月) 21:57:00 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 3D音場さんの音場は何処らあたりに現出するのでしょう?
ご自身が指揮者か演奏者の位置にいる感覚なのですかね?

当方は、現出する音場を外から(ステージを見るように)眺めて、その場所の全体像を把握したいですが、音場の中に入るとどうなのでしょうか?

348: すってんてん(借金漬け) :2015/08/18(火) 00:39:56 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >音場の中に入るとどうなのでしょうか?

下半身デブのバランスに「失禁&昇天!」

【雑感】・・・・・家政婦は見た&聴いたより引用
SP後端の位置で定中低域はもう少し締めてもいいと思いました。
深く、魅惑的な女性ボーカルですが、
中低域の厚さに引きずられてちょっと男っぽいかも?位

ヤッパシ

349: ディラン :2015/08/18(火) 09:37:16 HOST:nptky101.jp-t.ne.jp オムツいやオツムの中に出現する砂上の楼閣をイメージしてしまいました。まことしやかに音を言葉で比喩、表現するあざとさと切なさを感じました。

350: すってんてん(借金漬け) :2015/08/18(火) 10:36:59 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 感性のなせる技じゃ有馬温泉。

合掌!♪♪♪

351: フォルテ :2015/08/18(火) 11:47:59 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp

>>349
>まことしやかに音を言葉で比喩、表現するあざとさ

幾らボキャを駆使して語ってもこれは同じ体験をした者にしか分からないであろう
空しさがありますね。例えば超低域の音などの、すとーんと奈落の底に落ちる感じ
などと表現してもそれを体感したことが無い人には分かりません。

過日私はLPはかったるくて隔靴掻痒の感があるなどと言いましたが、これはとある
中古LPのお店で試聴させてもらった際に感じたことですが、これなども同じ体験を
した者にしかわからない事ですね。多分そうした方は極めて少数(この板では)
だと思いますし、LP愛好家の皆さんの反発を招くだけですので止した方が良いですね。

言っても無駄だと思うことは言わない!これに尽きます(^^v

352: ディラン :2015/08/18(火) 12:51:51 HOST:FL1-118-111-155-26.kyt.mesh.ad.jp >351
フォルテさん、今日は。

頑固者の集まりですからね、私もですが。

353: 前期 :2015/08/18(火) 13:08:10 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >頑固者の集まり・・・・・・

オデオ真理教、それも蚕派の集いでつからね。
教祖さまも忙しいんじゃないでしょうか?

354: すってんてん(借金漬け) :2015/08/18(火) 13:10:17 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >言っても無駄だと思うことは言わない!これに尽きます(^^v

わかり松。
暖簾に腕押し 糠に釘 ○○につける薬なし
でつね♪(*^_^*

純血、純潔、生真面目、無垢≒頑固者、不器用、世間知らずetc
わかり松。
A型の紳士に多く見受けられる特徴でつ。

↑個人的解釈につき他言、苦言はご無用に願い松・・・・・・・合掌♪

今はまだ珍生を語らず、後日、腸カタルを患う・・・マサカ&マタカ

355: すってんてん(借金漬け) :2015/08/18(火) 13:18:15 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >オデオ真理教、それも蚕派の集いでつからね。

スルドイ!

356: フォルテ :2015/08/18(火) 13:38:04 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp


>>352
頑固者かどうかとはちょっと違うと思うんですよね。敢えて言えば脱皮できるか
できないかではないかと思います。同じことか?

357: すってんてん(借金漬け) :2015/08/18(火) 18:58:10 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp 所謂、世間で云う、一皮剝けますたでつね。

ミーン♪ ミーン♪♪ ミーン♪♪♪

最早、哲学の道。深い・・・・・・・合掌!

358: 前期 :2015/08/19(水) 19:17:04 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp ↑ ジー、爺、じい ♪  うっとおしい蝉どもだ・・・・・

359: くろねき :2015/08/19(水) 19:58:29 HOST:wb92proxy07.ezweb.ne.jp (↓ドラムのつもり)
ズダンズダンダン
ダーンダーンダン♪

 あ〜ざ〜と〜さ〜と、
 せ〜つ〜な〜さ〜と、
 こ〜こ〜ろ〜づ〜よ〜さぁと〜♪

 い〜つ〜もか〜ん〜じ〜て〜いる♪
 な〜に〜かへ〜と〜む〜か〜って♪
 (略)

…失礼しました。
皆さんこんばんは。

周辺視野というのでしょうか、視覚的に見えているけど
見えていない、という範囲があります。
例えばそこに文字があっても読めないような。
この周辺視野のあたりに音像が定位すると音場が広がって
立体的に聞こえるような気がします。

リスニングポジションはよく正三角形ということが言われますが、
正三角形にした上で内振りを緩くして、スピーカー内側の側面が
見えるくらいにすると音場が広がって聞こえるような。

そういえば、内振りをきつくし過ぎると音場がスピーカーの
内側に限られ窮屈になってしまうと、オデオ雑誌の解説にも
書いてあったような記憶があります。

360: ジークフリート :2015/08/20(木) 03:24:14 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉351 すとーんと奈落の底に落ちる感じ

床が抜けたかのような低音は聞いたことがありますが・・・スーパーウーハーならではの奈落の底ですかね。
因みに、ウチの狭小箪笥部屋では、スピーカーの向こうに大海原が広がる感じが、たまに。

361: フォルテ :2015/08/20(木) 14:25:35 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp


>>360
ジークさんこんにちわ(は?)暑さも小康状態になったようでなによりですね。

>スピーカーの向こうに大海原が広がる感じ

シベリウスのテンペストなどを聴くとまさにその感じです。恐怖心さえ覚えますね。

超低域のストーンと落ちる感じはなにもクラシックの楽曲に限ったことではなく、
”エンヤ”などのポップスにも時折りそのような低音を感じることがありますよ。
部屋の空気が震えると言うかズシーンとした感じ、車のドアをドンと閉めた時の
空気音のような感じで、こういう音は一種効果音として使われているように思います。
なのでこれを感じるかどうかで曲の趣向も大いに違ってくると思いますね。

ところで私事ですが現用のCDPがそろそろ天に召されそうなので、サクセサーを
用意しなくてはならない状況なんですが、DENNONなどはどうかなと考え中です。

362: すってんてん(借金漬け) :2015/08/20(木) 16:41:07 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >シベリウスのテンペスト

バタフライのテンペスト・・・・・・
テーブルテニスのラケットラバーで一世風靡
切れ味「最高!」
違うか!??(;一_一)

363: ジークフリート :2015/08/21(金) 03:06:10 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉361 これを感じるかどうかで曲の趣向も大いに

フォルテさん。その辺りで情報量も音の広がり方などもガラリと変わってしまいますから、同じ録音を聴いているとは思えないことも少なからずありますねぇ。(ローエンド側へ伸びてさえいれば、というワケではなく、もちろん質が肝心なところですけど)

因みに、当方も只今CDPを発注しておりまして、(低価格化が進んでいますが)音の良いCDプレーヤーの要はいったい何なのか?と改めて考えさせられているところで御座います。

364: フォルテ :2015/08/21(金) 10:36:09 HOST:bai859bbfbd.bai.ne.jp

>>363
>同じ録音を聴いているとは思えないこと

これはシステムの違いでままあることですね。私としましてはよりリアルなほうに
軍配を上げますね。それは聴きなれたピアノやヴァイオリンの音を聴けばすぐに
わかります。

最近は(ひょっとしたらかなり以前からあるかも?)ポップスなどでオーバーダブ
などを駆使して現実には無い音を創ったりしますので、このようなソフトを鳴らして
どちらのシステムがよりリアルかなどの判定はできないですね。このようなソフトでは
プロデューサーが意図する非日常的で異次元な音を楽しめるかどうかですね。システムが
良くないと”なんじゃ、この音は!”なんてことになるのではと思います。^^

>音の良いCDプレーヤーの要はいったい何なのか?

評判が良ければそれで良いと思いますけどね。優秀録音盤のように世間の評価は結構
当たっていると思いますね。まあそれとハイレゾの入り口は有った方が良いかなと
考えています。

365: ジークフリート :2015/08/21(金) 17:34:46 HOST:116.161.52.36.ap.yournet.ne.jp 〉364 システムが良くないと、なんじゃ、この音は!

下手にお金をかけたシステムなんかは返ってバケモノサウンドになり易い面もありますから、「良いシステム」とは?・・・「センスよく選択そして調整されたシステム」と解釈したいものです。

〉評判が良ければそれで・・
個人的には、誰がどうやって「評判」を作っているか想像したくもないんですが・・・
ミュージックラバーなデザイナーが自分の感性を活かしたまま開発〜製品化できる環境を保有しているメーカーの製品を選びたいナ?と考えておりますよ。

それにしても・・・近頃発売されるCDPなら大概はUSB端子くらい付いているみたいですけど・・・USB端子があってもどう使うのか知らないオヤジ(私)なんて我ながらカッコ悪りいなぁ〜。

366: すってんてん(借金漬け) :2015/08/21(金) 18:30:03 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp >ミュージックラバーなデザイナーが自分の感性を活かしたまま開発〜製品化できる環境を保有しているメーカーの製品を選びたいナ?と考えておりますよ。

じゃん念(;一_一)

有馬温泉。

367: くろねき :2015/08/21(金) 19:56:06 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp 皆さんこんばんは。


>>365
☆ジークフリートさん☆
CDプレーヤー、お決まりのようで。
こんばんは。

>ミュージックラバーなデザイナーが自分の感性を活かしたまま開発〜製品化できる環境を保有しているメーカーの製品

ハイエンドクラスの製品の場合、どうせならそういう
メーカーのを選びたいというのはあるでしょうね。
アキュフェーズなんかはこれに近い環境を目指して設立されてるワケですし。
まぁ、お値段があるクラスを超えるとむしろそういうメーカーばっかしでつが(略)

USBはメモリー差すかパソコン繋ぐかだと思いますが、
メモリーの音声ファイルを再生するだけなら
そう難しくないだろうと思います。
フォーマットとファイル名(以前ヤマハのジョガー用
ポータブルプレーヤーで経験しましたが、ファイル名に使うと
そのファイルを認識しなくなる特殊文字があるらしい)
に注意するくらいかも?

パソコンからのUSBオーディオの場合、ドライバーが
共通仕様のものなら基本的セットアップは
そう難しくないのでは、と思います。
セットアップの問題とは別に、パソコン側の処理で
いろんなことができるので、そこに泥沼がある、
というところが諸刃の剣といったところでしょうか。

あ、それと端子の接触不良にご注意を!
USBに差したモノを突然認識しなくなることがあり、こういうときはうろたえます。
コンタクトリキッド(USB端子向けのものが出ています)を
使ったり、厚紙や爪楊枝でときどき端子を磨いておくのがオススメです。

368: 前期 :2015/08/21(金) 21:01:34 HOST:h115-165-108-224.catv02.itscom.jp >USBに差したモノを突然認識しなくなる・・・・・・・

結構あり松よね。I塚先生の深海魚オイルなんか塗ってやると案外イケルみたいでつ。
大日本帝国軍バンザイ??????

369: アラン・ドロン :2015/08/22(土) 08:41:52 HOST:softbank219168067040.bbtec.net
>音の良いCDプレーヤーの要はいったい何なのか?

何でしょうかね。ヨドバシ・ドット・コムで探しましょう。

370: ジークフリート :2015/08/23(日) 09:32:42 HOST:KD182249240070.au-net.ne.jp 〉367 お値段があるクラスを超えるとむしろそういうメーカーばっかし

そういうメーカーの製品は、むしろ?個性も強くて、選択を誤ると往生島倉千代子(古る!)な場合も。

それから、ミュージックラバーなんてのも色々ですから・・・例えば、高級フォノイコで名を上げたメーカーで、その後音決めしている◯×ナサンなんとかさんなんぞは、ユーロビート聴いて仕事をするんだとか。(そんなもんで何が解るのか?)

371: ジークフリート :2015/11/07(土) 15:03:47 HOST:205.221.54.36.ap.yournet.ne.jp 愛聴盤、ジョン・スコフィールドのモーメンツ・ピースを本日は二回も聴いて、ほのぼの。
CD系は暫くコレで良しとして、さて次は?と画策中。

372: ジークフリート :2015/11/15(日) 19:34:04 HOST:205.221.54.36.ap.yournet.ne.jp CD屋のレヂで差し出したジョンスコの新譜に、いつもは無愛想な茶髪の兄ちゃんが「今度のジョンスコいいですよー」と馴れなれしい口調。コイツがイイって言っても・・
と、いやな予感が当たらねばいいが・・とか思いつつ恐る恐るCDプレーヤーへ。
で、「ホンマや〜」てな感じ。

それにしても、「オーディオマニアじゃなく、一音楽ファンでありたい」と願っている今日この頃。ある音楽ファンの青年との出逢いあり。
オーディオをやっているとは言えない程度の装置で聴いているらしいが、なんと彼はパラゴンが好きだと言う。
この出逢いが吉と出るか凶と出るか?・・自分の好みを押し付ける気もなく・・・好きにやりたまえ!とアドバイスくらいはしてやりたい。

373: すってんてん(借金漬け) :2015/11/15(日) 21:19:24 HOST:zaqd3873606.zaq.ne.jp オーディオマニアじゃなく、一音楽ファンでありたい」と願っている今日この頃。
マ マサカ!!!????

>彼はパラゴンが好きだと言う。
わかっていらっしゃる。

(〃^∇^)o彡☆がははははっ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1187450627/

57. 中川隆[-9520] koaQ7Jey 2019年6月17日 19:38:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2958] 報告
2019年6月16日のメッセージ…「本当に大切なこと」にエネルギーを使おう!
https://ameblo.jp/tsumakiyoko/entry-12480927562.html

あなたは「本当に大切なこと」に

自分のエネルギーを使えていますか?

「見なくてもいいもの」をたびたび見て

それを気にしているのなら…

思い切ってスイッチを

切ってしまったほうがいいのです。

「そのことを見ない」という決断をするほうが…

よほどさっぱりして気持ちいい。

そうすることで、

あなたの大切なエネルギーを

守ることができるのです。

あなたのエネルギーが

正しいことに使えていないとき…

あなたはなにかに

エネルギーをとられていたり…

なにかをたえず気にしていて…

「エネルギーもれ」を

おこしている場合があります。

あなたの心がモヤモヤするものは…

もう見なくてもいいのです。

あなたがその決断をしたとき…

あなたは本当の意味で自由になり

「新しいステージ」に歩み出しています。

内側が常におだやかで満たされている。

軸がぶれることのない

すこやかでヘルシーな力強い自由です。

本当の意味で

「自由なあなた」になるために…

あなたのエネルギーを

奪うものへの回路を静かに断ちましょう。

あなたに

「エネルギーもれ」が起こらぬよう…

あなたが「正しいマト」

(本当にやりたいこと)を見つけて

そこに全力でぶつかっていけるよう…

いったん、ここで仕切り直しをしましょう。

いま、あなたが「仕切り直し」をすることで…

2019年の後半の運気は大きく違ってきます。

あなたはすべて気づいている!

あなたはすべてを知っています!

あなたは「答え」を知っているのです。

2019年6月16日

私の心に響いてるキーワードは…

「本当に大切なことにエネルギーを使おう!」


58. 中川隆[-9499] koaQ7Jey 2019年6月19日 07:18:07 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2979] 報告
「自分の人生を生きる」は「要らないものは捨てる」と等しい。
安達 裕哉 2019/6/13
https://blog.tinect.jp/?p=60476
最近、小学生の娘が「決められない」と口にすることが増えた。

例えば「何をして遊ぶか」。

外で自転車に乗るか、ウチでままごとをして遊ぶか、それとも本を読んで過ごすか。

「決められないから、お父さんきめて!」と決定を投げてくる。

「好きにすりゃいいじゃん。」

というと、

「決められないの!」とむくれてしまう。

あるいは「学校の宿題をいつやるか」。

「宿題手伝って!」と娘が言うので、

「いいよ、いつやるの?」と聞くと、

「決められない」という。

「じゃ、すぐ始めるか、おやつを食べてからやるか、あるいは夕食前にやるか、いつやる?」と聞いても、

「えー、わかんない」という。

「決めてくれないと、お父さんも予定が立たなくて困る」というが、

「じゃ、お父さん決めてよ」と娘は言う。

また「決めてよ」か……と思う。

「じゃ、今すぐ」と私が言うと、

「えーーー、いますぐはイヤ。」というので、

「じゃ、いつがいいの?」と聞くと、

また「えー、わかんない」と、意思決定を放り投げてしまう。

子供はみんなそうなのか……とも思ったが、もうひとりの娘(妹)は、上の娘(姉)とは全く異なる。

何においても、決めるのがめっぽう早い。

「どっち?」と聞くと、間髪を入れず「こっち」と決める。

「もうちょっと考えたら?」と母親が熟考を促すときもあるが、それによって意思決定が翻ることは殆どない。

だから上の娘が「子供だから決められない」というわけでもなさそうだ。

それにしても、一体なぜ、娘がここまで「決められない」のか。

残念ながら、私には、娘の「決められない」という気持ちが全くわからなかった。

だが、よく周りを見渡してみると、大人でも「決められない人」は、実はかなりたくさんいる。

例えば就職。

相談をしに来た学生に「何をやってみたいんですか?」と聞くと、「決められない」という人は、想像以上に多かった。

また「親が勧めているので、この会社がいいです」と、決定を親に委ねる人もいて、根が深いな、と思うこともあった。

あるいは仕事。

上級管理職なのに「決められない人」がいることに、私は驚いた。

部下からの要求に対して、「YES」も「NO」も言わず、保留するばかり。

「社長に聞いておくから」と口では言うのだが、社長に相談した形跡もない。

彼は「決めることを避け続ける」ので、「何であんな人が部長をやってるの?」と、憤りをあらわにする人もいた。

彼が部長をやっていたのは、社長と仲が良かったことが大きいのだが、部下にとってみれば「決められない部長」は、仕事をしない無能以外の何物でもない。

もちろん、結婚、転職などの大きな意思決定だけではない。

日常でしなければならない些細な意思決定、例えば服装、休日の過ごしかた、趣味の品の購入、見るべき映画の演目、友達との約束など、「決められない人」は、無数に存在する。

大人になって、自分の人生の選択を決められないのは気の毒に思うし、また、先に挙げた部長のように、「決める仕事」を放棄するのは論外だ。

だが、念のために断っておくが、この文章は「決められない人」を貶める意図はまったくない。

当然、私の娘に対しても「決められない」について責めたり、怒ったり、叱ったりすることはない。

ただ、娘にはこれだけは言っている。

「自分できちんと考えて、決めなければならない時が、いつかかならず来る。そのために、今から決めることに慣れておくのは大事だ」と。

それは、「人生は自己責任」とか「自分で決めたことはきちんとやれ」とか、そういった薄い話ではない。

「決めること」は「他人ではなく、自分の人生を生きること」だと言いたいのだ。

人生は、誰がなんと言おうと、有限である。

人生100年時代、というが、100年なんて、生きてみればあっという間だ。

その有限の「生」を、何に投入するかを真剣に考え、意思決定していくことは、人生の充実度に大きな影響を与える。

「私は何を食べたいのか?」

「私はどんな学問を修めたいのか?」

「私はどんな仕事がしたいのか?」

「私は誰と友だちになりたいのか?」

「私はどのようなコミュニティに属したいのか?」

「私はどのようなパートナーと過ごしたいのか?」

「私はどのように余生を過ごしたいのか?」

「私にとっての幸福とはなにか?」

そういった問いに対して、これだ、と「決めた人」は全力投球でそれに取り組めるだろう。

とはいえ、「決める」のが苦手な、しかも子供である娘に、それを伝えるのは難しい。

そこで、聞いてみた。

「なんで、決めるのが難しいと思ったの?」と。

娘は言った。

「あとから、「あっちにしておけばよかった」と思うのが嫌なの。」

「でも、両方はいっぺんにできないよ。どっちかを捨てないと。」

「捨てるのが嫌なの。捨てないで済む方法って、ない?」

そうか。

ここで、疑問が氷解した。

決められない人は、「自分が選択しなかったほうを捨てる」のが苦手なのだ。

そう言えば、思い当たるフシがいくつもある。

おもちゃ箱から溢れたおもちゃを、「入らないなら、捨てないといけない。」と言ったとき、最後まで嫌がったのは姉の方だった。

逆に、妹のほうは、「すてていーよー」と気楽にいう。

他にも、姉は極端に「捨てること」を嫌がっていた。

自分のものだけではなく、古くなった家具の買い替えに伴う、家具の廃棄がイヤ。

故障した機械を捨てるのもイヤ。

落書きをした紙を全部とっておきたい……

「決められない」の正体は、「捨てられない」だったのだ。

だが……「捨てられない」に対して、処方箋はあるのだろうか?

近藤麻理恵さんの、世界的ベストセラー「人生がときめく片付けの魔法」には、こんな言葉が出てくる。


「心がときめくモノだけを残す。あとは思い切って捨ててみる。すると、その瞬間から、これまでの人生がリセットされ、新たな人生がスタートする」


人生がときめく片づけの魔法 – 2010/12/27
近藤麻理恵 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%8C%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%82%81%E3%81%8F%E7%89%87%E3%81%A5%E3%81%91%E3%81%AE%E9%AD%94%E6%B3%95-%E8%BF%91%E8%97%A4%E9%BA%BB%E7%90%86%E6%81%B5/dp/4763131206?SubscriptionId=AKIAJJXNSRE3ZQJGHHRQ&tag=tinectjp-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4763131206


これは、良い処方箋ではないだろうか。人生も同じだと思う。

結局「心がときめく、本当に大事なことをする時間」が、人生には大事なのだ。そのためには「ワクワクしない時間」は捨てていく必要がある。

昔、誰かが「大人になっていく、ということは、可能性を捨てていくということだ」と言っていた。

シロクマ先生も、「できる事」をどんどん捨てないと生きていけない、という。

孔子も、「四十にして惑わず」と言った。

「自分の人生を生きる」は「要らないものは捨てる」と等しい。

まずは娘に「要らないものを、きちんと捨てられる」ようになることから教えなくては、と思う。

59. 中川隆[-9496] koaQ7Jey 2019年6月19日 07:41:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2982] 報告

東海アマブログ  自由と人間解放 2019年06月18日


自由の本当の意味は、牢獄に閉じ込められた肉体が解放されて自由になるのではなく、自らの硬直した差別観念が、自分の精神的牢獄作りだし、自らの心が閉じ込められていることから、「自分で作り出した牢獄から脱出しよう」という意味なのである。

 人が不自由と言う場合、大半が、実は自分で不自由を作り出しているのであって、そのことに気づけば自由になれるのであり、それは、肉体が牢獄にあって閉じ込められていても、心は束縛から自由であるという意味でもある。

 我々の人生は、極めて限られた空間と時間のなかにあって、人によって活動領域は大きく違う。熊の活動範囲は数十キロもあるが、蟻は数メートルしかない。しかし、それで蟻は熊より不自由かといえば、決してそうではない。小さな空間で、短い一生を終えたとしても、その生の充実感に違いがあるわけではない。

 生物は、それぞれの生のなかで、それぞれの必要に応じた活動を終えて生を全うするのであって、これは人間も、まったく同じ。

 広い活動範囲の人も、狭い活動範囲の人も、長い人生でも短い人生でも、その生の全うのなかで得られるものは変わらない。

 自由とは自ら作り出すものであり、狭い広いは関係なく、財産や権力の多寡も関係ない。

 「人間、立って半畳、寝て一畳、一日4合の飯」と信長が指摘したことになっているが、人間に「身の丈」という制限があったとして、それを大きく越えることに意味があるわけではない。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-4.html

 一人の寝るスペースは一畳しかなく、立つスペースは半畳しかない。食べられる量は最大4合しかない。寝床が百人分あっても寝られるのは一人分だけ、テレビが100台あっても同時に見られるのは一台だけ、乗れる車も一台だけ、それなのに、必要を越えた無駄な所有に走るなという意味である。

 このことを理解することで、「人間の自由」の本質的な意味を知ることができるのだ。自分の限界を知って、本当の自由を享受できること。

 これこそ「人間解放」であると、先人たちは教えてくれている。

 「ものごとの本質を見よ」と先人は教えている。

 武田信玄は、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
 と語ったが、この意味は、見せかけに騙されるな、本当の城は人間であり、本当の石垣も本当の堀も人間なのだと指摘している。
 この世は人間がすべてであり、物質に騙されるなというわけだ。

 現代は、コンピュータが発達して、IT・AIが人間のすべてを定めて、人の生活まで変えてしまい、我々はコンピュータの奴隷になるしかないと、一部の愚かな評論家が言っているが、これも、ものごとの本質を見ることができない愚かすぎる思考であり、人間を定めるのは人間しかないことを忘れている。

 コンピュータが直接人間を支配するように見えても、そのコンピュータを操るプログラムと、システムの背後に鎮座しているのは人間なのだ。

 コンピュータが支配するのではない、人間がコンピュータを使って支配するのだ。

 我々が自由になり、人間解放に向かうということの意味は、この本質を知るということであって、背後にいて人々を操ろうとしている人間を知ることである。

 我々は、自分から自由になり、人間から自由になるのであり、その結果として人間解放という社会に至るのである。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-779.html

60. 中川隆[-9386] koaQ7Jey 2019年6月22日 10:15:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3099] 報告

サウンドトレール _ 中・大型スピーカー向けリスニング用キャスター付きスピーカースタンド

サウンドトレール
http://soundtrail.co.jp/index.html

Mr.トレイルのオーディオ回り道
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840

サウンドトレール「トレール使用例写真」
http://soundtrail.co.jp/p09.html

サウンドトレール「トレールカタログ」
http://soundtrail.co.jp/p05.html

トレイル仕様SPカタログ」
http://soundtrail.co.jp/p04.html

サウンドトレール「ケーブルカタログ」
http://soundtrail.co.jp/p06.html

「サウンドトレール」とは大型スピーカーに「高い音質」と「機動性」・「楽しみ」を
与えるキャスター付きスピーカースタンドです。

SPのセッティングを理想的な原理で具現化した商品です。
安易に模倣した商品とは「音質」が違います。

中型・小型スピーカーはもとよりアンプ台としても利用できます。

 高価なSPやアンプを購入しても、SPのセッティング一つで、良くもなり悪くもなります。
意外とSPのセッティングがサウンドを「支配」することをトレールを
使用することで [ 体感 ] 出来ます。

 「トレール」は独自の音響理論に基づき作成したデザインとキャスター(特注品)を
「インシュレーター」として使用しているところが大きな特徴です。

SPの底面に直接キャスターを使った物とは
次元の違う「品位」ある音質になります。

カタログにないトレールを作成したい場合にはお問い合わせください。
50種類以上の「特注品」で作成したモデルの紹介や「新規製作」を致します。

・販売業者: サウンドトレイル株式会社

・責任者 : 代表  錦戸 敏重


〒834-0065
福岡県八女市亀甲170-7番地

TEL:0943-24-8660 
 携帯:090-1878-1529(こちらをご利用ください)

営業時間/AM10:00〜PM5:30

定休日/木曜日


地図
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92834-0065+%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E5%85%AB%E5%A5%B3%E5%B8%82%E4%BA%80%E7%94%B2%EF%BC%91%EF%BC%97%EF%BC%90%E2%88%92%EF%BC%97/@33.21935,130.531093,14z/data=!4m5!3m4!1s0x3541aee7af852b1b:0xeb18a97c68144bf6!8m2!3d33.2193603!4d130.5311334?hl=ja


注文・問い合わせ先: sound_trail@gold.ocn.ne.jp


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サウンドトレール _ 中・大型スピーカー向けリスニング用キャスター付きスピーカースタンド
http://soundtrail.co.jp/p03.html

サウンドトレールの型式と特徴 <意匠登録済み>


1.「サウンドトレール」とは?(音のトレーラーの意味)

    中・大型スピーカー向けリスニング用
    キャスター付きスピーカースタンドの商品名です。 

    通称「トレール」と呼んでいます。

     「サウンドトレール」  「商標登録:第4786524号」
     「意匠登録:第1227912号他」 

 安易にSPの底面にキャスターを取り付けた物とは「次元の違う」
 音質と品位を持っています。
 キャスターを音質改善に使うノウハウが有るからこそ出来た商品です。


  トレールはスピーカースタンド及びスピーカープロテクターの「道具」であり、
  「工芸品」ではありません。実用的な商品です。
  製造過程で小傷が付く場合が有りますが当社出荷検査基準で対応しています。

  商品のフレーム部分は全て「純木積層材」を使用しいつまでも仕上げの
  良さを保ちます。ツキ板は使用していません。


2.サウンドトレールの開発目的は?

   スピーカーの能力を最大限引き出す事。

  1)スピーカーボックス六面体をストレスなく振動させること。
  2)スピーカーボックス底面への床面からの輻射音の影響排除、
    及び「音こもり」の排除。
  3)一人で大型スピーカーの位置調整、レイアウト変更ができること。
  4)何と言っても、音楽鑑賞に耐え得る「音質」を確保すること。


3.サウンドトレールの構造的特徴は?

  1)支持台部(角材)と連結部(丸棒材)、
    キャスターとスペーサー(支持駒)の4点から構成されています。

  2)スピーカー設置の理想とされる「4点支持4点接地」
     (3点支持3点接地)を異軸(同軸ではなく)で具現化しています。  

  3)スピーカーの響きをコントロール出来るように、
   支持台部でスペーサーの位置調整が出来るようにしています。
    (専用機種は最適位置を試聴し固定) 

  4)木材部での制振作用とキャスター部のスペースで音抜けを図っています。 

  5)キャスターをインシュレーターとして活用しており、
    キャスター使用による鳴きや共鳴は全く感じません。
     (特注キャスター使用)


  シンプルな形の中にSPスタンドとして必要な機能を詰め込んでいます。

  ハウリングマージンを極小化させる為の4重のサスペンション機構、
  4(6,8)点支持4(6,8)点接地での自動ガタ取り機能、響きの調整機能、
  安全対策、音質・デザイン・仕上げ等 当社のアイデアが凝縮しています。


  お手持ちのスピーカーを「サウンドトレール」に正しく載せるだけで
  サウンドが変化します。 

  但し、場合によってはスピーカーのアッテネーターやトーンコントロールの
   調整が必要になることもありますが、容易に調整可能です。 

   心の「琴線」に触れるサウンドを一度お試しください。

4.サウンドトレールの生産 

  サウンドトレールの生産は、30年以上の家具作りの実績を持つ「法人」に
   お願いいたしております。

  素人でも作れそうなシンプルな構造ではありますが、素人では作れない
         [加工]と[精密さ]を兼ね備えています。
  
  家具職人が1台1台丁寧に、手作りに近い制作を致しております。

  角材部と丸棒部の接続は、角材の中心部分まで丸棒を埋め込んで
  接合しており、充分な強度を確保しています。
  20年以上使い続けてもビクともしません。
  「しっかりした造り」、「家具としての塗装仕上げ」を採用しており、
  室内で違和感のない様にしています。

  天然木の特徴として、木目や重さが若干1台1台異なります。 

  スピーカーを乗せない状態ではソリが発生しますが、
  SPの自重で4点支持でもガタツキのない設置が出来るように
  設計しています。(自動ガタ取り機能有り) 

  実際に使用されているユーザー様の設置写真や感想を
  「使用例写真」欄に掲載しています。
  それぞれアンプ等違ったシステムでの感想ですが共通する内容も
  ございますので参考にしてください

5.予告なしにデザイン(意匠)の変更や価格の改定をする場合が有ります。 

  いつでも現在進行形でより良いものを目指しています。
  ご理解をお願いいたします。

(1) STN型

角材を前後方向に使用しています。シンプル、機動性高い。
スペーサー添付

STN型
   


(2) STT型

角材を横方向に使用。SPと一体感のあるデザイン。
性能はSTN型と同等。

STT型
 


(3) STS型

専用サイズと埋め込みスペーサーでセッティングが簡単。

NS型   
TS型   
TDH型    


(4) STM型

高さ設定した中型用(掘り込みの有無あり)

STM型

  


(5) STH型

高さ設定した中型・大型用

STH型
  
その他特殊形状も含め「特注品」に対応して製作いたします。
現在時点での製作例は100種程になります。
一点モノから対応いたします

シリウスケーブルの型式と特徴


ケーブルの使命は「伝送ロス」をいかに少なく機器を接続するかだ。
だが、世の中のケーブルの「伝送ロス」の多いこと。
このケーブルを使用して「伝送ロス」の存在をハッキリと認識しました。

作られた「音」ではなく「自然な音」を目指しています。
それでなければ「生演奏の雰囲気」は出ません。

「電源ケーブル」を伝送ロスの少ないケーブルに交換しますと機器が「覚醒」し
「別物」の次元にまで性能発揮します。
(メーカーオリジナル電源ケーブルを使った数段上の高級機を凌駕します)

使った方だけが判るこの「音質」、「伝送ロス」が少ないとはこんな事なのかと。
音質の為にコレットチャック方式のプラグを選定して使用。
ケーブルとしてはやや硬い部類に入りますが、
この音質がこの価格で手に入るのなら・・・・
工夫して使いこなしてください。
http://soundtrail.co.jp/p03.html

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< 高級 中・大型スピーカースタンドとシリウスケーブルのサウンドトレール >
http://soundtrail.co.jp/index.html
  


「サウンドトレール」をご覧いただき誠にありがとうございます。

「ソース(CD・LP等)に入っている情報をそのままSPから出す」を基本にして
音の芯がしっかり有りその周りを柔らかい音色が包み込むようなサウンドを
トレールにもシリウスケーブルにも求めています。
初心者から超スーパーマニアの方まで対応いたします。


ブログもやっていますので興味のある方は覗いて見て下さい。
「機器の試聴」・「音質改善テクニック」を中心に
毎日更新しています。
下記URLをクリックすると入れます。

「ミスター・トレイルのオーディオ回り道」

http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/


問い合わせ先  sound_trail@gold.ocn.ne.jp
                                 

お知らせ


ゴールドスターシリーズ フォノケーブル 


RCA-RCAフォノケーブル「カペラ」
価格:¥15万円/セット (1m仕様)

トドメのSPケーブル 「シリウスSP」 

シリウスSPケーブル

価格:¥30万円/2.5m仕様 4本/セット

音数・エネルギー感・余韻・周波数帯域の広さ、ダイナミックレンジの広さ等、
今までに経験した事のない素晴らしいSPケーブルです。
端末はYラグ仕様だけになります。


商品1【サウンドトレール】

「サウンドトレール」とは大型スピーカーに「高い音質」と「機動性」・「楽しみ」を
与えるキャスター付きスピーカースタンドです。

SPのセッティングを理想的な原理で具現化した商品です。
安易に模倣した商品とは「音質」が違います。

中型・小型スピーカーはもとよりアンプ台としても利用できます。

 高価なSPやアンプを購入しても、SPのセッティング一つで、良くもなり悪くもなります。
意外とSPのセッティングがサウンドを「支配」することをトレールを
使用することで [ 体感 ] 出来ます。

 「トレール」は独自の音響理論に基づき作成したデザインとキャスター(特注品)を
「インシュレーター」として使用しているところが大きな特徴です。

SPの底面に直接キャスターを使った物とは
次元の違う「品位」ある音質になります。

カタログにないトレールを作成したい場合にはお問い合わせください。
50種類以上の「特注品」で作成したモデルの紹介や「新規製作」を致します。


商品2【シリウスケーブル】


「ごく自然な音」・「さりげなく生演奏」を目指しています。

変な癖が有りませんので「スタンダードケーブル」として使用できます。
スターシリーズのケーブルになり、更に音質アップと取回し性の改善をしています。

良い(生)音は部屋を選びません。
部屋の性と思うのは「伝送ロス」が大きいからです。
ピークやディップで聴きづらいのは「伝送ロス」そのものです。

革新的な伝送能力を持ったケーブルを商品化致しました。
<シリウスケーブル>として「手作り」にこだわって製作・販売します。
手作りケーブルの素晴らしさを味わってください。

シリウスケーブルを使うと「ケーブルでこんなにも伝送ロスが有ったのか?」を認識できます。
接続するアンプやCDプレーヤーを上級機に買い換えたかの様な変化です。

無料貸し出しサービスを始めています。(RCA・XLRケーブル・SPケーブル・電源ケーブル)
送料のみの負担で是非この機会に試聴してください。

当社で試聴が出来ますので、
フルシリウスケーブルのサウンドをご自身の耳でご確認ください。

「ケーブルで音が変わる事は判っているんだけど、
色々なケーブルを試してみて満足行かなかった。」
と言うケーブル彷徨のハイエンドのユーザーの方達が
「この音だ!!」、「この質感!!」
と云ってケーブルの総入れ替えをしていただいています。

お客様の声は当HPのみでは有りません。
「サウンドトレール」で検索してお客様のHPで生のご感想を参考にしてください。
サウンドトレールでは「SPケーブル」の導入からお勧めしています。


ゴールドスターシリーズケーブル

従来のルシファーシリーズに比べ更にエネルギー感増・ワイドレンジで音数が増えています。
取回し性も含め大幅に音質アップをしています。

   

RCAケーブル  ケンタウルス           XLRケーブル  ペルセウス

価格:¥19万円/1mセット                価格:¥20万円/1mセット


   

電源ケーブル  ベラトリクス           SPケーブル  ベテルギウス

価格:¥18万円/1.5mセット                 価格:¥18万円/2.5mセット

シルバースターシリーズケーブル(改良型)


セカンドグレードですが、
従来の最高級「ルシファー」シリーズの音質を越えています。

      

RCAケーブル  ベガ           XLRケーブル  デネブ

価格:¥9万円/1mセット               価格:¥10万円/1mセット

      

電源ケーブル  アルタイル       SPケーブル  アルデバラン 

価格:¥8万円/1.5mセット              価格:8万円/2.5mセット

商品3【オリジナルスペーサー】

        
K-0903(Φ30mm H12mm) \3500円/8個セット  K-0905(Φ50mm H12mm) \4000円/8個セット

世の中に有るようで無い商品です。

塗装した木製のスペーサーの両面に贅沢にも「本革」を貼り付けた構造です。
滑り止めの効果はもちろんの事
スピーカーの場合、4隅又は3点支持で使用しますと「音離れ」が良くなります。
アンプやDAC・トランスポートの下に敷いても「制振効果」が得られます。
材質を「木」と「革」にしたのはこれが「最も癖が少ない」と判断したからです。
材質の音が再生される音にも出てきます。

価格もお手ごろに抑えていますので是非お試しください。
http://soundtrail.co.jp/index.html
 


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サウンドトレール 店主のつぶやき
http://soundtrail.co.jp/p14.html

店主プロフィール

1) 1953年 熊本県生まれ。
2) クラシック音楽が好きで18才からオーディオ遊び。
3) 25年間大手電子部品製造会社に勤務し、製造、技術、
  品質管理、管理試験等の実務を経験する。
  (トランジスター、抵抗器、タンタルコンデンサー)
4) 2004年12月 サウンドトレールの商標、意匠登録。
5) 2005年4月 サウンドトレイル株式会社を設立、
   「サウンドトレール」本格販売開始。
6) 2005年12月 シリウスケーブル(SKシリーズ) 販売開始。
7) 2006年10月 シリウスケーブル(SCシリーズ) 完成。
8) 2007年8月 シリウスケーブル(ルシファーシリーズ)完成。
9) 2010年12月 シリウスケーブル(スターシリーズ)完成。

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A, オーディオの存在理由

音楽は目の前で演奏されるものを聴くのが一番だと思いますが、長時間の仕事でくたびれて帰ってきて、
「ホッ」と 一息つきたい時に心安らぐ音楽を欲しがるのは「生演奏」では得られないものが有ります。

生演奏には当たりはずれが有ります。レコードやCDや放送番組にも当たりはずれが有ります。
求める音楽と演奏と気分 が一致することは容易ではありません。

オーディオは「録音ソース」を選択して聴く事が出来る利点が有ります。自分の好きな曲を気分に応じて
好きなだけ聴 く事が出来る上に、装置のグレードを上げるに従い「音楽の作り手の領域」にも高めることが
出来るものです。

「音楽で感動を味わいたい!!」それが私のオーディオ趣味です。

B, オーディオ機器について

昨今のオーディオ機器の価格は天井知らずで、「泥沼」、「金食い虫」等の言葉で言い表されていますが、
本当にその 価値があるものならば(個人的主観)それはそれで良いと思います。

私の個人的な考えは、
  1)SPは40年前に完成している。
  2)アンプは20年前に完成している。
  3)CDP関係についてのみまだまだ発展途上

と考えています。
よって、既にアンプやSPをお持ちの方は買い替えの必要性を感じません。

現在お持ちのシステムの潜在能力は非常に大きい物が有りますが、
その能力を引き出せていないケースがほとんどです。

「潜在能力を引き出す」だけで飛躍的な「音質改善が」出来ます。
その「潜在能力」を引き出す商品を作成していきます。
自分の場合は生産者の立場になりましたが、モラルのある価格を守りたいと思います。


C, スピーカーのセッティングについて

オーディオ機器は買ってきて、そのまま接続しただけではけっして良い音では鳴ってくれません。
オーナーが愛情を持 ってセッティングや調整、選択をしてやらないと誤った機器の評価になります。

まず機器のセッティングで重要なのは「スピーカーのセッティング」です。
機器の性能を「音変換」してくれるのはSP しか有りません。
ここがなおざりにされていると機器の交換をしても本来の実力を聴き取ることは難しいでしょう。

SPのセッティングには基本的ルールがあります。

1)床面や壁面を利用するセッティング。
2)床面や壁面からの影響を排除するセッティング。
3)総合的に1)や2)の効能を利用するセッティング。

それぞれのSPのセッティングには最低5項目のチェックポイントが有ります。
個人でやられている場合2〜3項目がやっとの様に思います。


D, RCAケーブルについて


ケーブルで「伝送ロス」が起こる事を知りました。
情報量がケーブルで失われているのです。ケーブルは増幅機能は 有りませんが
「伝送ロス」はするんですね。

プラグでも「伝送ロス」は起こりますし非常に大きいものが有ります。
材質や作り方で「音質」はころころ変わります。

機器全体の音のグレードは機器やケーブルの最もネックとなる処のグレードになることです。
言い換えれば非常に良い機 器を使っていても、1箇所のケーブルや機器のために
その低いレベルのグレードになってしまうことです。

オーディオは電気製品です。電気の流れはよく「水の流れ」で説明されます。
広い水路を勢いよく流れていた水が 急に細い水路を通る場合を考えてください。
水が細い水路でせき止められ本来の水量が流れないのです。

ケーブル交換はライン全体のグレードを揃えてやらないと効果は半減以下か効果なしと
判断される場合が出てきます。近視眼的な評価では絶対に「本質」を見抜けません。

水の流れる水路=ケーブル も大変重要なキーパーソンなんです。


D,電源ケーブルについて

電源は「電気が来れば良い」ぐらいにしか考えていなかったのですが、
実際に作って比較試聴をして見ると「電源タップ」、「電源プラグ」、「IECインレットプラグ 」の
種類や材質で大きく音の表情や音質が変化します。

「電源タップ」の電源を壁コンセントの何処から取るかでも変わって来ます。
通常使っているコンセントなら常時電気が流れてさほどの変化はないでしょうが
何年も使っていないコンセントでは確実に音が劣化します。
おそらくコンセントの金具が酸化している為と考えられ使っているうちに
徐々に良くなって行くものでしょう。

一概にこれが良いとは決めてかかれない部分も有りますが、
やはりケーブルは強力なシールドを持ったものが品位が高く良いようです。
シールドの弱いケーブルからはクリアーな再生音は得られ難いようです。

ただプラグは使っている機器との相性やユーザーの好みにより使い分けた方が良さそうです。


E,SPケーブルについて

SPケーブルは「平行線」や各社から販売されているケーブルをいろいろ使ってきて感じた事は、
ケーブルのシールドを考えた物が少ないと思います。

試しにシールドが強力に施してある物を使うと「音数」や
「周波数帯域のワイド感」を味わう事が出来ます。

電源ケーブル同様「繋がって電気が流れればよい」ぐらいの感覚では良い音質は得られません。


F,ケーブル交換の効果について

ケーブルは機器と機器の間の情報を伝送します。ここで「伝送ロス」が起こったのでは
機器の潜在能力を生かせません。
ケーブルによる「伝送ロス」は「それなりに鳴らしてくれる」から判り難いです。
まずは「伝送ロス」の存在を知る事です。

使用するケーブルによって機器に電源を入れた状態で(ボリュームOFFの位置)で
「無音感」が異なります。「無音感」の静かなものほどダイナミックレンジが広いです。
これは音楽表現を支配します。良い「無音感」はシールドの強力な物ほど良いようです。

逆説的に考えれば、電気の流れる「水路の幅を大きく深く揃える事」を前提としますが、
シールドの強力なケーブルを使って揃えれば高価なアンプやCDPを買い換えたのより
遙かに確実なグレードアップができるということです。
未知の領域に足を踏み入れる感覚です。
http://soundtrail.co.jp/p14.html

61. 中川隆[-9104] koaQ7Jey 2019年7月13日 14:32:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3586] 報告

そしーて僕は途方にくれる〜♪ 
Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)2010/08/23
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-200.html


Europaを入れてから早や5年が経ちました。

平面バルフなので、スピーカーの背面は出来るだけ空間が欲しいのに、空間を確保してあるだけに逆に、いつの間にか物置状態になってしまいます。

カートリッジを交換した期に乗じて、ここは一番。基本に返ってスピーカー周りの整理を始めました。

まずは、作ったまま立てかけておいたQRD音響拡散板を自立できるように工作します。
どうやって立てようか悩みましたが角度の変更ができる上に、工作の簡単なヒンジを使うことに決定!
3面鏡の方式で自立させよう。

http://blog-imgs-29.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC03118.jpg


近所の金物屋で購入したヒンジを付けて、おまけにランダムちっくに吸音材の有り合わせを貼っておく。
背面と壁との共振を嫌ってだけれど、我が家はカーテンあるからホンのお気持ちです。

このお店は木材も豊富なのでちょっと奥まで覗いていたら、紫檀の端材を発見!  1680円也

お店のお兄ちゃんに、両面カンナを掛けてから8つに切ってもらえるか聞いたところあっさり
工賃を含めて2160円で、紫檀製の立派なインシュレーターをGETしたどー。

http://blog-imgs-29.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC03136.jpg


早速、QRDの足として使ってみる。
反射板自体が重いので、置いただけで十分な安定感がある。
こりゃ、楽できちゃったな  と単純に喜んでる。

さて、何に「途方にくれた」のかというと・・・
これまでは、以前に紹介したWE-14というアンプ付きスピーカーをEuropaの間になんとなく置いていた。
まあ、小さい物だから音には影響ないでしょ!とタカをくくっていたのだけれど、掃除機を掛ける為に移動したまま何気なくレコードを聴いてみた。

今でも信じられないほどの変わりよう。
こんな小さい物でも、スピーカーの間にあることでぶち壊しだったんだな、と。

今までこの状態で音があーだの、こーだの言っていた自分が恥ずかしい
平面バフルだから、余計影響があったかもしれないけれど・・・

これを聴いてしまったからには、根性を決めて、真夏の大掃除大会となったのであります。

http://blog-imgs-29.fc2.com/k/a/o/kaorin27/DSC03138.jpg


撮影のために、元の場所へ戻してみた。今はもうここにはありません。

コメント

素敵なお部屋ですね

こんばんは

Europaの色合いといい、お部屋の雰囲気といい、本当に
素敵ですね。
丁度明日ブログにアップする予定の記事が何気なく置か
れた物が音に影響する話だったのですが、本当にそう思
います。
一生懸命頑張っても変わらないことが多いのに不思議な
話ですね。
2010/08/24(火) 00:39 | URL | メタボパパ #-[ 編集]

Re: 素敵なお部屋ですね

こんばんは

お恥ずかしい話ですが、懺悔の連続です。

それにしても・・・初めてパパさんの話題を先回りできましたねー。
オーディオでもやっぱり同じような事を思っているのでしょうねえ。

2010/08/24(火) 11:44 | URL | kaorin27 #qJTEhbLw[ 編集]

スピーカーの間

部屋の前後が本棚になっています。本棚の本を何冊おきかに引きずり出して偽QRDの様な事をして見ました。効いているのか怪しい物です、けれど左右のスピーカーの間、その奥を試した時だけは明らかな効果がありました。左右のスピーカーの間の隙間が肝だとは薄々感じていたのですが、他に置く場所の無いプレイヤーや使いもしないスーパーウーハーの置場になっていました。貴ブログを拝見して整理に乗り出す事にしました。レコードの再生は諦めました。プレイヤーもスーパーウーハーも片付けました。アンプラックなどを完全に無くす事はできませんでした。随分小さくは出来ました。やはり、効果があった様に思います。

2010/08/28(土) 02:57 | URL | kawa #EnGitwzo[ 編集]


Re: スピーカーの間

こんばんは、

拙文をお読みいただき、(おそらく)重カッテであろう腰を上げられたとのこと、
結果はまずもって、望外の悦びです。

kawaさん宅は後面開放でしたね、良い状態になっていればと思います。
今後の変貌ぶりも是非教えて下さい。

2010/08/29(日) 01:42 | URL | kaorin27 #qJTEhbLw
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-200.html

62. 中川隆[-9103] koaQ7Jey 2019年7月13日 14:36:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3587] 報告

スピーカーの間 2010-09-10

https://kawa.weblogs.jp/things/2010/09/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%96%93.html


SPの間 レコードプレイヤーを諦めたのは、PC音源の比重が増えて、全体の調整がPC音源に傾いた所為です。レコードの再生が思う様に進まない所がありました。


https://kawa.weblogs.jp/.a/6a0120a66c5c01970c0133f40eefae970b-pi

もう一つ理由があります。暫く前に前後の本棚について、何冊かおきに本を引き出してQRDの真似をして見ました。効いているのかは怪しい物ですが、左右のスピーカーの間だけは効果が有った気がします。スピーカーの間が音場や音像の肝だと薄々感じていました。

昔は足りない低音を足すのにスピーカーを棚の中に入れたり、左右や奥の壁に付ける様な事もしていました。ブックシェルフ型スピーカーなんて言っていたのは随分昔でしょうか。

今は左右の壁からも奥の壁からも影響を避けてスピーカーを置くのは常識になって来ました。昔の三点セットのステレオに限らず今でも色々な配線を短くしようとすれば左右のスピーカーの間にアンプラックを置くのは良く有る事です。私も使わないスーパーウーハーの上にアンプやプレイヤーを重ねていました。

kaorin27さんのDer Klang vom Theater
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-200.html


を見て私も重い腰をあげました。左右のSP間にこんなに物を積み上げて良いはずが無い。全部を片付けたい所です。アンプも全て後ろの棚に入れてSP間には何も置かない様にしたい。一日掛けて色々配置を試しましたが、アンプ類を全て片付ける事は出来ませんでした。

スーパーウーハーと大きなプレイヤーを片付けた事で半分くらいにはなりました。全てを無くすことは出来ませんでしたが、小さくなっただけでも、音には違いがありました。

最新の音場型スピーカーでは無い、こんなに古くて大きなスピーカーでも周囲の壁だけでなくスピーカー同士も空ける事が必要なんだと感じました。

オーディオって随分場所を食うものなんですね。

PS

こうした配置が理想な訳です

WESTERN
https://kawa.weblogs.jp/.a/6a0120a66c5c01970c013487305efb970c-pi


コメント

メタボパパ


はじめまして

kaorin27さんのブログからやってきました。
スピーカー周りの整理って分かっていてもなかなか
出来ないんですよね。
我が家もTVがあったりして儘なりません。

今後ともよろしくお願い致します。

投稿情報: メタボパパ | 2010-09-15 22:31

kawa


ようこそお越し下さいました。
どんな部屋にすれば良いのか、
ここ何年かで分って来た事も有りますが、
分らない事の方が多い気がします。
分っている事も中々出来ません。
お役に立てる様な話しが有れば良いのですが・・・


投稿情報: kawa | 2010-09-17 01:19
https://kawa.weblogs.jp/things/2010/09/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%96%93.html

63. 中川隆[-8855] koaQ7Jey 2019年8月07日 20:00:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3877] 報告

PRO CABLE社
- オーディオの病気!「フランケンシュタイン症候群」-
https://procable.jp/rank.html

いち中学生が、おこづかいで、thomann S-75、又は、thomann-S150(パワーアンプ)と、ベルデンの、又はWEのスピーカーケーブルを、入手したとします。

かたや、オーディオ歴30年、オーディオに数千万円つぎ込んできたほどの「自称ベテラン」のかたさえいますが、そのかたは、いち中学生に、圧倒的な大差で負けます。その「自称ベテラン」が「フランケンシュタイン症候群」という病気の「重度オーディオ障害者」であることは分かっています。


1項目   ベルデン8412、ベルデン88760、ベルデンスピーカーケーブル。

まず第一に重要なのはケーブルです。高額なケーブルはすべて怪しいと考えてください。
最も安価に、誰にでも簡単にできることがケーブルの健全化です。それがケーブル類を1項目めとする理由です。


2項目   ダウン&アイソレーション・至高の電源3000W、
スター電器コンセント16個バージョン3000Wダウントランス。

1万五千円程度でできる200ボルト工事で専用アースが自動的に来るとともに、専用アースのみの場合を、数段超えた音になります。音はまず汚れのない電源から。それが最短距離です。


さらに音楽家のかたにステージで使っていただくために持ち運び可能な、ダウン&アイソレーション1500W、100V仕様ミュージシャンズ電源。
クリーン電源をステージ上に供給し、一発で諸問題を解決します。


3項目    S-75 ドイツ製、クラウン越えの最強のアンプ、および、S-100 ドイツ製クラウン越えの最強のアンプ、および、S-150 ドイツ製のクラウン越えの最強のアンプ、

真に恐るべきアンプがこのドイツ製のプロ用アンプ類です。
メルセデスベンツの国、BMWの国、ポルシェの国のアンプがいかに凄いものか、体感してみて下さい。

民生用アンプが、高額なばかりで、どれもこれもレベルが低く、あまりにも差があり過ぎるため、これを3項目めにしました。

4項目   ワットゲート(透明)シールド電源ケーブル、ワットゲート(黒)シールド電源ケーブル
(非メッキプラグ、電源部のシールドは、非常に重要です。)


5項目   タップの最終回答・新型重鉄タップをも超えた!「超越重鉄タップ」

本体もケーブルもシールドされている完璧なタップがこれです。

タップの元プラグは特に非メッキでなくてはなりません。
本体、ケーブル、総シールドの世界でも稀な一品です。

6項目   同じく、新型重鉄タップをも越えた「超越重鉄タップ」10個口 
音も使い勝手も、とても良いです。これを必要とされているかたは、非常に多いと思います。


7項目   ベルデン8423 三芯バランス専用ケーブル そして、べルデン88770 三芯バランス専用ケーブル、
(バランス転送の王様は、まさしくこのケーブルです。
日本流の四芯スターカッド接続のラインケーブルは発想が単純で、磁界の影響の事しか考えていません。

8423と88770、これらの三芯ケーブルの転送の考え方は非常に高度で複雑ですが、その音の見事さには圧倒されます。プロのかたのレコーディング向きのバランスケーブルです。)


8項目   モガミ2534、バイタルVAM-265、ノイマンのマイクケーブル
(クセの少なさからは、ベルデンは抜きん出ています。

逆に、プロ用ケーブルの場合に限り、クセが国籍特有の音を相殺してフラットにしますので、そこは順不同かもしれませんが、技術力の高いベルデンの音が基本です。

モガミとバイタルとノイマンは、日本、英国、ドイツの音の再生にのみお使いください。)

9項目   ベルデン1506A デジタル・映像専用ケーブル 及び、ベルデンAES/EBU専用ケーブル、これらも史上最強と申し上げても過言ではないケーブル類です。


10項目   WEスピーカーケーブル(より線)。

これは本当は1項目めに書くべきかもしれません。素晴らしいの一言です。
スピーカーケーブルの正真正銘の世界の最高峰です。


11項目  最後は「音響」です。音全体の8割がたを占める「重大事」がそれです。最大にして最後の高い壁、音響という難関を突破!します。音響の最終回答です。

音響8割!、そこまで大きな比重を占める難関でありながら今まで人類はそれを越えることが出来ませんでした。しかし種を明かしてしまえば簡単な事で、どなたにもその壁を越えていただく事が可能になっております。


おまけ   おまけとして「専用アース工事」です。

1万円で出来るアース工事を怠ると、機材すべてのシールド力が落ち、わけも分からず音がもやもやの状態になり、

理由もなく異常に高額な電源タップなどの子供騙しに踊らされ、
メッキギラギラの医療用壁コンセントにだまされ、
何でも高ければ良かろうと、銀線、ロジウムメッキにまで手を出し、
ついには音の悪い原因を、ケーブルの方向性などと言い出し、ノイズが流れる方向まで思索し、
ハンダの種類にすら心奪われ、

「木を見て森を見ず」ではなく「葉に付く虫を見て木すら見ず」という状態にまで、落ちぶれていきます。

これは、果てのない泥沼をさまよい歩く末路となり、さりとてろくな音も出ず、数千万円浪費したという人など、ことオーディオ界では、そこいらに、ざらにいます。「オーディオ地獄」という言葉は冗談ではありません。

オーディオは、非常に、恐ろしいのです。危ないと思ったら逆の方向へ走って逃げてください。

それらすべての諸問題は、専用アースを1万円で引けば、うち半分は解決した筈の問題だったと言わざるをえません。

専用アース工事は音にはとても大切です。
日本の電気は電圧変動、その他非常に優れているのですが、標準の100V電源環境には「専用アース」だけが来ていません。

環境を変えるということは、我々は不得意のほうかもしれませんが、それで人生を崩壊させていいというものではありません。「専用アース工事」をする程度の環境を変える行動を起こすだけの勇気は、持ったほうがオーディオの場合に限っては得策です。

しかしながら、別の工事で「単相200ボルト工事」というものがあります。

同様に安価で、基本料金も現在と同じで、専用アースも自動的に来て、専用アースだけの状態よりも、クオリティー的に、遙かに勝っていて、特に2項目めに記述しました「ダウン&アイソレーション」のレベルからしますと比較の対象にしにくいことから、「専用アース工事」につきましては、おまけの記述とします。


「専用アース工事」、これはしかし、価値ある工事であるどころか、オーディオの泥沼的現状を考えるに、「オーディオ地獄」「ケーブル地獄」、「フランケンシュタイン症候群」から脱出して、生き延びるための、工事です。

★病気「フランケンシュタイン症候群」・・・。

銀色にメッキされた医療用の壁コンセントや、ロジウムメッキ、それらのものこそが「フランケンシュタイン症候群」という一連の「病気」の原因になっているケースが多いゆえ、これは書かねばならないことです。

高額なケーブルにも、まったく同様のことが言えますが、それらの商品の共通点は、音をシャープにするというところに特徴があります。全周波数帯域に 渡って均等に音をシャープにするものであるならば構いませんが、実際には、そうではありません。部分的にシャープになるのみで、「音をゆがませて」います。

「音をゆがませている」という問題が、第一の問題点です。

イコライザーで高域を持ち上げても、音の特性に変化を起こすのみで、「根本的な音のクオリティーが上がっているわけではない」ということは、誰でも理解できると思います。

その「クオリティーが上がらないこと」が、第二の問題点です。

問題はその二つだけです。二つだけですから、非常に単純と言えます。

多大なるノイズを受けていることが原因で音のクオリティーが下がっているのですから、適切な処置方法は、ノイズを受けない状態に機材を持ち込むことです。

これが「専用アース」であり、さらに強力な「200ボルト」であるわけですが、

本来すべき手段でノイズを遮断すると、どういう現象が起きるのか? 

音は非常にクリアーで豊かになります。生音がそうであるかのように、スタジオで録音していた時のモニターの音がそうであったかのように、音が、まざまざと生き返るのです。

さてそこで、医療用の銀色にメッキされた壁コンセントが、まだ部屋に付いたままだったとします。これは思いもよらぬ恐ろしいことになります。せっか くクリアーで豊かな、生音に近い音になるはずだったのに、銀色メッキの医療用壁コンセントや、ロジウムメッキの影響力で、音が「きつ過ぎて聞いておれない」状態になります。そして電源のクオリティーの高さが、全く理解できないことになってしまいます。

しなくても良かったことをし過ぎたがゆえ、本来すべきことをした時に、その価値が分からないのです。その「逆効果」は、理由を説明されなければ誰にも分かりません。音のバランスが大きく壊れていた場合、人間の耳はクオリティーの高さを感知できません。我々人間の耳は、一人残らず音のクオリティーより 音のバランスを優先して聞くように出来ています。そしてアースは引かないほうが良いなどという結論を導き出してしまいかねません。

「はんだ」についても同様のことが言えます。宇宙用に最近出てきたはんだは音をシャープにします。そこで音をシャープにしてはいけないにも関わらずです。理由は先述しました。それは音のクオリティーを上げる種類のものではないということです。クオリティーを上げずに単に音変化を起こしているのであれば・・・、それは、再び第一の問題です。イコライザーを適当にいじったかのように「音をゆがませている」ことになります。


それらの商品が、「音のプロフェッショナルによって、徹底的に、あらゆる側面から考え抜かれて開発されたものではない。」ということは、非常に重要なことです。その種のものが全域に渡って音をフラットに持ち込んでいるなどということは、あり得ないことですから、音をゆがませていると断定できます。

ただ、もやもやの音を我慢して聞いているよりは、例え音がゆがんでいたとしてもシャープになってくれたほうが「音がはっきりして聞きやすい」という事実が、それらの商品に我々の目がくらむ原因になっています。問題の元凶は単純ですが、現象は複雑怪奇です。


高額なばかりでクオリティーの低いアンプ類や、スピーカー、ケーブル類、さらには大幅にデジタル信号が欠落している音源(CDプレーヤー)によって失われてしまう「音の鮮度」や「音のゆがみ」も、大いにその複雑怪奇な現象に貢献しています。

https://procable.jp/setting/19.html
  ↑
その後、CDプレーヤーの「致命的な欠陥」を公開するに至っています。

事態はそのようにややこしいことですので、誰もが「泥沼」に陥るのです。これはもう、単純に信用していただいたほうが早いことです。それほど音の世界で起きている事態は、深刻な状態になっているものと考えてください。

つまり、我々が、その種のものに惑わされたのは、仕方がなかったのです。その種の商品を売っている側すら事態が分かっていて売っているわけではあり ません。しかしそれは肉体を損ねたわけではありませんから、今からでも間に合いますし、戻れます。それらの商品や、高額でボロいアンプやケーブル類によって「ゆがみきった音」は、いったい何に例えられますでしょう。人間の体に例えれば、それはそれは、ひどい表現になります。

「あちこちの骨が折れていて、肉がちぎれている、つ・ぎ・は・ぎ・だらけのフランケンシュタインの体」

です。

見た目はそれでも服を着ていれば、まともな人間に見えます。しかし、スポーツマン並みの健康体は、全くそれとは違います。この両者を走らせれば、雲泥の差が発生するのは、当然のことです。

しかしながら、万が一にも、どなたかが、フランケンシュタインの体にしか出会ったことがないというのであれば、それが最も恐ろしいことになります。 フランケンシュタインの真似をするしかありませんから、永久に自分の体を、つぎはぎだらけにして、さらにつぎはぎを足しながら生き延びようとするのではないでしょうか・・。

つぎはぎだらけと分かっているからこそ、偶然性によって体に合ってしまった「つぎはぎ」を、非常に喜ぶと同時に、その「つぎはぎ」は、非常に良いのだと、回りの人々に言いふらします。それだけならまだしも、「つぎはぎ」の当てかたが上手なことを、技術が高度であるという「勘・違・い」に陥っておられるケースすら、多々見受けられます。これは驚くべきことに、「ベテランの私が初心者に教えてやろう。」という傾向すら伴うことがあります。その種のかたに教わった側は悲惨で、同じく「フランケンシュタイン症候群」の犠牲者になります。

したがって、「フランケンシュタイン症候群」は、非常に強い伝染性の傾向を帯びている「病気」だと、判断できます。しかし本人には、まだ体の他の箇所のあちこちの「つぎはぎ部分」が治癒していないことが分かっていますから、そのことが気になって気になって仕方がないという症状を、呈します。

そちらを直せば、こちらの、せっかく合っていたはずの「つぎはぎ」が、またしても合わなくなり、さらにあちこちが合わなくなり、ついには神経症患者的な症状すら露出するマニアになっていくという、最悪の事態が待ち受けています。フランケンシュタインの体は、容易に完治するものではありません。

「フランケンシュタイン症候群」という「病気」を放置して、そのルートを、そのまま進んでいけば、最後には、500万円のアンプに賭けてみてでも、健康を手に入れようとするのでしょうか・・・・。

    !   それは、またしても「つぎはぎ」の一つなのかもしれません。

我々は、体のことなど気にもならないという、普通の健康体を(オーディオのことです)手に入れるべきです。

さてその後・・、とうとうフランケンシュタイン症候群の患者の「本性と生態」は、暴かれるに至っています。

https://procable.jp/setting/29.html
  ↑ 興味のあられるかたは、この上をクリックしてください。


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これより先は、「お客様の声」の続きとします。
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Aさんのコメント: 圧倒的な原音!!

プロケーブル関係者各位

平素より大変お世話になっております。

住居の防音設備の関係上、一度オーディオを友人に譲ってしまったのですが
去年あたりに防音性能の高いマンションに引っ越しましたので
改めてプロケーブル様でステレオを注文させて頂きました。

先ほど商品の方を受け取とって接続が終わり、
数年ぶりにプロケーブル様おすすめのステレオで音楽を聞いてみたのですが
流石でございました。

全ての楽器がバラバラに聞こえ、スピーカーの位置が分からなくなるような解像度。
音に着色を付けず歌手の吐息まで聞こえるほどの圧倒的な原音。
聞いてるだけで笑いがこみ上げてきます笑
この感覚はホント久しぶりです。

恐らくこれをフラットというのでしょうが
このようなシステムがこの値段で購入できるなんて夢のようです。
昔購入したクラウンよりもさらに音質が上がっていることに非常に驚きました。
しかも昔より値段が下がってるという事実がなんだか笑えてしまいます笑

FIREFACE800からのAKG K702もかなり良い音で好みなんですが、やっぱりステレオは一味違いますね笑

目の前でミュージシャンが演奏しているかのような感覚はステレオならではの醍醐味かと存じます。

今は真夜中なのであまり音量を上げられず、ちょっとムズムズしております。
次の休日の昼間に大音量で音楽を聞くのが楽しみでしょうがありません笑

ご参考になるかはわかりませんが自分のシステムは以下のようになっております。


iMac5K(iTunes)
-> プロケーブル様おすすめの光ケーブル
-> FIREFACE800
-> BELDEN ベルデン 8412
-> S-75mk2
-> BELDEN ベルデン 8460 18GA
-> BIC DV62si

実は今回購入したスピーカー(BIC DV62si)を購入するにあたって少し迷いがありました。
プロケーブル様のおすすめであることは間違いないのですが、最高とは書いていなかったからです。

しかし実際に接続して聞いてみたところ、BIC DV62siも十分すぎるほどのスペックを秘めており、ありえないほどの原音が鳴ります。

どうしても騒音問題は発生しますので防音性能の高い一戸建てや高級マンションに住まない限り大音量で音楽を聞くことはできず、
そう考えると集合住宅であるならばコスパ的にBIC DV62siが正解かもしれません。
スピーカーそのもののサイズも小さめでデスクにそのまま置くことができるのでそういう点でも正解な気がします。

プロケーブル様に掲載されているコメントで『集合住宅で音楽を聞く』というシチュエーションの考察が少なかった気がしますので
もし差し支えなければ自分の文章を使っていただければ嬉しいです。

かれこれ10年以上プロケーブル様にお世話になっておりますが、
今後もプロケーブル様のおすすめ商品を購入させて頂きたいと思います。

今後共宜しくお願い申し上げます。


プロケーブル注:)このお客様は、集合住宅での音楽再生というところを主眼にして、コメントを書いて下さっております。

集合住宅でも、これだけの音が出せるのだ!、という事です。

これは今まで場所の制約があったり、近所への音の迷惑などを考えなくてはならなかったかたがたへの、朗報ではないかと思います。ぜひとも、ご参考下さい。


https://procable.jp/rank.html

64. 中川隆[-11341] koaQ7Jey 2019年9月18日 01:47:12 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1450] 報告
無指向性SPの音場構成は 1 GRFのある部屋2019年 09月 16日
https://tannoy.exblog.jp/30782940/

ご承知の通り、GRFのある部屋では、無指向性のSPを使って奥行きのある三次元の音場の再生を目指しています。この部屋は、造り付けのレコード棚や飾り棚があり、実質上は24畳ぐらいでしょうか。SPは後ろの壁からは2.4メートルほど、左右の壁からは1.4メートルぐらい離れていて、後ろのコーナーにはGRFが置かれていますが、16畳分の空間の中央と言うことになります。高さは、2.8メートルで、吸音材が天井裏にも50センチ詰まっていますので、部屋で発生した音は、最終的には天井で吸収されていきます。

その空間で、ホールで収録した会場の音場情報を含んだ録音をききますと、ソファーから見ると前方空間の中央にあるSPの後方に音場が展開します。無指向性SPが再現する音場は、三次元に展開して、前面だけにSPユニットが付いている普通のSPが出す音場とは全く違う立体的な奥行きが出てきます。

f0108399_23101036.jpg


よく、正確なステレオを聴くためには、左右のSPの中央に座って聴くと、左右のバランスがとれたステレオ空間が出てくると言われます。家のSPでは、HartleyやQuad57がそうです。特にハートレーの場合は、左右を5メーター以上に拡げると、その広い空間に目一杯に音場空間が広がり、低域の充実度もあり、あたかもコンサートホールでゆったりと音楽を聴いている感覚に満たされます。

f0108399_10354892.jpg


その時は奥行きも感じられます。昔のディズニーのアニメ映画のように、背景が舞台のト書きで書かれた小道具のように、平面のレイヤーが何層にも見えます。すなわち手前にある風景と、奥にある風景では、カメラのレンズから見ると動いているスピードが違います。手前の景色は大きく動き、遠くの背景、山やお月さんはそれほど動かないのです。でもよく見るとその山も、お月さんも紙に書かれた絵のように平面で立体的ではないのです。


ステレオ写真をご覧になったことがありますか?確かに立体的には見えるのですが、その前景、中景、背景が奥行きがなく平面に展開しています。立体ですが、自然の立体ではなく前後を強調した画面です。

f0108399_22312229.jpg

楽しい立体写真さんのブログから


上の写真を交差法で見ると、下の緑が一番手前に見えます。その上の桜の枝も立体的に被さり、東屋がその向こうに浮き上がります。一番遠景は遠くの高い木です。こうして二枚の写真を見ると、ただの平面的な写真が並んでいるだけですが、交差法で見るとこの二つの中央に立体的で、色のコントラストも、空気感さえも漂わせた写真が浮かび上がってきます。左右の写真を入れ替えると平行法で見れます。

初めてステレオ写真を見たときは驚きました。立体写真は、写真が出現した頃から有りました。航空写真を連続して並べると実体視が出来ます。最初は立体視するのに、コツが要りますが、一旦習得してしまえば、専用の眼鏡がなくとも立体化が出来ます。


f0108399_03580969.jpg
上の写真は、前方の景色をカメラを数センチ横に平行移動させて二枚撮ります。平行法は、右で右側の写真を、左で左側の写真を並行で見ます。交差法はその左右の写真を入れ替え、右の目で左の写真を、左の目で右の写真を見つけめると、中央に立体化された像が出現します。平行法の方が、自然ですが、立体化してくるのに時間が掛かります。中央にはがきか何かでついたてを建てて、左右の写真を別に見ると立体化しやすいです。

そうして浮かんできた写真は、たしかに奥行きを感じますが、ハートレーの時のように中央の一点からの静止像になります。たとえば、ソファーで、左右に一人分ずらすと、右に行けば右側が大きくなり、左に行けば左側が大きく聞こえます。


しかし、無指向性のSPが出現させる三次元のステレオ音場は、どこに移動しても、音が出ている位置が動く事はありません。その体験は、家に来られた方は皆さん経験されています。会場で席を替われば聞こえてくる景色は変わりますが、音が出てくる位置は変わりません。でも、実際にその音を聞かれる前は、想像も出来ない音です。目の前の会場が出現するからです。


私が、しばらく聴かなかったときに、左右のSPの位置を微調整するのは、厳密にあった音は、たとえ振動板の厚さ分、チタンは0.025ミリずれても、音が解るからです。0.025ミリの差を実際に調整で詰めることは出来ませんが、0.1ミリぐらいの差なら可能です。そして、そのわずかの差で、音のエネルギーや音場、音楽の奥行き、ゆったりと流れる時間も変わるのは、家に来られた方々の共通な驚きです。調整をしている私自身、毎回そのわずかな位置の差が、出現する音場の大きさの違いに驚き、人間の持つ能力の精緻さに感動しています。


コンサートホールで、点音源で音が出てくる楽器は、たとえラッパが前を向いている状態でも、音は全方向に広がっています。その楽器類から発生した響きが、ハーモニーになって空中で合成されて、会場を響きで満たすのです。その微妙な音の差、音量差と時間差を、人間の耳は、数センチの間隔しか離れていないのに、正確に音を聞き分けるのです。その奇跡のようなメカニズムを知れば知るほど、オーディオの深さを感じ、生命の神秘を感じざるを得ません。
https://tannoy.exblog.jp/30782940/

65. 中川隆[-11323] koaQ7Jey 2019年9月20日 06:47:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1474] 報告
無指向性SPの音場構成は 2 GRFのある部屋 2019年 09月 19日
https://tannoy.exblog.jp/30788013/



前回の説明を聞いて、無指向性のSPを壁際に置くとどのように聞こえるのだと言う質問が当然出てきます。家の和室のユニコーンのような場合です。後ろの壁を越えて奥行きが出るのだろうかという疑問です。答えは、半分YES、半分NOです。


和室でも、コンセルトヘボウのホールで収録した自然な録音は、壁がなくなったような音がしてきます。そして、不思議なことにDDDユニットからは音はせず、もっと下の方から音は聞こえてくるのです。


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この写真で言えば、二階席から見下ろしているかのように、オーケストラはアンプの位置ぐらいから下の方に展開しています。決してDDDのドライバーから直接音は聞こえないのです。この状態で、壁と後ろのキャビネットの間隔は260ミリです。いくら何でも近すぎるのではとも思い、キャビネットを縦型に配置しても、この六畳間では、Troubadourの様に空間に音は浮かび上がりません。では、ユニコーンでは三次元の音の再生は無理かというと、決してそのようなことはなく、プー大博士のお宅のようにコンサートホールが出現することもできます。

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その条件は、やはりSPの置く位置です。この部屋は18畳ぐらいの大きな部屋で、このようにSPが前に出てきても問題ありません。するとユニコーンでも、その回りにコンサートホールのアンビアンスが出現して感動します。このときの音は素晴らしく、現在のTroubadour 80+TW3のシステム開発の出発点になりました。


ユニコーンの素晴らしい点は、DDDユニット単体で、シングルコーンでユニコーンをならしていることです。50Hzぐらいまで量感あふれた低音を再生しますので、どこかにウーファーが仕込んで有るのではと、スカートの下から中をのぞき込む人も、一人や二人ではありません(笑)。バックロードホーンで、再生されている低音は、シングルコーンなので位相のずれがなく自然な響きを出すのです。


反面、バックロードホーンのロード以下の波長の長い低音はもちろん出ません。また、ロード(load)=負荷がかかっている分、DDDユニットの振動にもその空気抵抗がかかり、動きの自由さが少しだけ制限されています。それを解消するために、Troubadourのように低域をカットして、自由に中高域をならすように試みたのが、今のシステムです。

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その環境をもう一歩進めて、ひろびろとした大空間にTroubadour80とTW3を置くとどうなるのかをHさんの新しいお部屋で試してみました。この部屋の床は、家と同じ堅い花梨の床材が敷きつめてあり、その下は、コンクリートで固めてしっかりとした床を実現しています。反対に天井の空間部には、家と同じように大容量の吸音材を入れて天井で音を吸う方式です。左の棚には、オープンリールのヴィンテージ機が並びます。右側は38/2トラのテープが収納されます。まだそのあたりを持ち込む前の何も無い状態で音を出してみました。


この部屋は大きく、見えている分だけで、家の部屋と同じだけの広さで、ソファの後方にも同じだけのスペースがあります。SP後方の壁は、しっかりとした本物の石でできていて、ランダムに音を反射しています。もちろん、音の出方によっては、部分的に吸音したり、反射板を入れたり調整は可能ですが、まずは、この部屋の素の音を聴いてみようと、シンプルな装置を並べてみました。


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すると、最初からSPの後方にコンサートホールの大空間が出現しました。入り口は、EMM、プリアンプはMolaMola、パワーアンプは、SD05のアナログ入力部を使いました。パワーアンプとして使ったSD05のボリューム位置は二時頃、プリアンプは11時から12時の間です。SD05はこの負荷だと25Wしか出ませんが、十分すぎるスケールと迫力です。広大なコンサートホールが出現してコントラバスの伸び伸びとした響きが部屋全体を包んでいきます。それを出発点で、左右の位置、前後の位置を合わせて見ました。どんどん音が洗練されていきます。SPケーブルも変えていろいろと試してみました。


それにつけても、大空間での三次元の再現は本当に素晴らしいですね。都会では、この様な大空間は手に入りにくいと思いますが、東京からすこし離れると、このような空間が比較的容易に手に入ります。また都会の家は小さくとも、田舎に帰ると、とんでもない大きな家が空いているという方もおられるでしょう。旧い家をリニューアルして、大空間を楽しむ文化もあっていいはずです。都会では数千万円出しても、このような空間は手に入りません。少し離れれば、それより遙かに少ない金額で、このような大空間が出現します。埼玉や群馬の古民家を買って、大改造をされるのも良い趣味だと思います。別荘地を買うより遙かに現実的だからです。家は、土地代だとつくづく思いました。

外国から来て日本に住み始めた人は、土地の安い日本海側の風光明媚な田舎に住んでいます。日本人の感覚だと、遠いと思われるかもしれませんが、アメリカ人やオーストラリア人は、行こうと思えば二時間で移動できる日本海側は超穴場のように写っています。千歳空港から二時間もかかるニセコだって、いまやオーストラリアの一部みたい街になっていますね。東京から二時間走れば、国境の長いトンネルを越えられます。問題は、その移動にかかる費用です。新幹線の価格に合わせて、高速道路の料金も世界で最も高い料金です。高速道路網もようやく充実してきた今こそ、もっと自由に移動できる体制にしたら、一極集中も避けられて、古くからの蔵の活用など、もっともっと、田舎に住む人たちも増えてくるでしょう。

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この場所での調整は、はじまったばかりです。アンプを変え、機器の位置も調整して、SPケーブルを見極めて、最終的にはテーブルの位置も、聴いているソファーの位置も微調整が必要でしょう。それらの微調整で、半年ぐらいはかかると思いますが、何よりも装置は使いこなしと、SPが置かれている部屋自身の音だという当たり前のことが分かってくると思われます。

三次元の音場が出現する無指向性SPによる再生方式は、部屋全体をコンサートホールに一変させます。その音を聞ける環境作りに今回のHさんのリスニングルームが役だっていただけるとうれしいですね。


音場構成のお話しは、まだまだ続きます・・・
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66. 中川隆[-11281] koaQ7Jey 2019年9月22日 12:17:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1517] 報告
無指向性SPの音場構成は 3 GRFのある部屋 2019年 09月 22日
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コンサートホールで収録されたオーケストラの録音は、昔のモノラル録音でもしっかりと音場情報が入っています。逆に、スタジオ録音で、楽器のそばで一本ずつマイクをつけたマルチ録音のモノラルは、マイクの前で楽器が鳴っていますから、音場の情報は無く、楽器の音だけが鳴ります。それはそれで楽しいのですが、コンサートホールでの残響成分は入っていませんから、ホールの奥行きは出ません。

よく、モノラルの録音を二つのSPで再現すると、音が中央によって音が固まり広がらないと言われます。録音された音にその会場の響きが入っていれば、再現したときにその響きが出現します。再生しているSPがモノラルで、一つだけならば、入っている音がそのまま出てきます。もちろん、そのSPが再生される部屋でどこに置かれているかで、定在波の影響は受けますから、一番楽々と音が鳴る場所を見つけることが重要です。モノラルの再生時に一番楽に音が出るのは、コーナーに斜めに置く配置です。


ちょうど、GRFの様に部屋の隅に置けば、部屋の定在波から一番逃れる場所から音を出すことになります。タンノイのオートグラフやGRFは開発されたときは、モノラルの時代です。そのモノラル再生時に一番楽に音が出る場所を探した結果、このようなコーナーを利用する形状になりました。バックロードホーンを低域に使い、低音のバランスを整えているのは、実に秀逸したアイデアだと思います。

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ステレオの再生をするときに一番大事なのは、左右のSPがお互いの音を打ち消さない場所に置くことが大事です。残念ながら、ほとんどの場合は、干渉し合ってお互いの音を打ち消すのです。モノラルの音源で、周波数のバランスが良いところを探すのが大切です。そして、モノラルの音源が左右のSPのちょうど中間にピンポイントで合えば、ステレオになったときに、お互いの干渉が一番小さくなり、微細な残響や時間差を再現して音場が出現します。


あえて言えば、その微調整をしないと、音場が出現しにくい環境で聞いていますから、コンサートホールで聴くような奥深い音が出ないまま聴いていることになります。それは、どのようなSPでも位置調整が合えば、音場が出現します。1mmの違いで、出たり出なかったりするのですから、考えると難しいものですね。


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上の写真は、MolaMolaのbluetooth経由のコントロールパネルです。いまは、モノラルになっています。その状態で下のInvertスイッチが一つだけ入ると押した方が逆相になります。その時、左右の位相が反対で打ち消しますから、SPの位置が正しく設置されていると、瞬間でほとんどの音が逆相により打ち消され、今まで鳴っていた音が、1/10ぐらいに小さくなります。それが、少しでもSPの位置がずれていると音が消えません。右と左で違う音がしているからです。


このようなスイッチが付いているプリアンプは、今では少なくなりましたので、普通はモノラルのCDで調整を行います。その場合はCDプレーヤー、DACの左右のクロストークまで影響が分かります。このようなプリアンプで切り替える方が、精度が出ますね。


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この新しい部屋で、どこにSPを置けばいいのかを決めるときに、モノラルの女性ヴォーカルのCDを使っています。そのモノラルのヴォーカルの声が、左右のSPの中央にしっかり定位するか、前後も合っているかを厳密に調整していきます。ずれていると音のエネルギーが小さくなり、ぴったりと合っていると、音の打ち消しが一番少ないわけですから、音のエネルギーが満ちてきて、音に潤いが出てきます。その差は、なれてくると0.1ミリ違っても差がはっきり分かるようになってきます。


無指向性のSPの場合は、SPの向きはどの方向でも同じですから、内向き、平行、外向きとも音は変わりません。ただしユニコーンの場合は、低域がバックローロードホーンですから、向きによって全く音が変わります。そこが大変面白く、また難しい点でもあります。

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この縦置きの写真は、まだ位置を調整していません。縦置きにしてみただけです。縦置きの場合は、プー博士邸の通り、もっと前に出す必要があるでしょう。その意味では、横置きのまま使っていても、私の家の和室のユニコーンの様に、違う個性が出て面白いと思います。
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67. 中川隆[-11161] koaQ7Jey 2019年9月25日 17:42:45 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1644] 報告

2019年 09月 24日
無指向性SPの音場は 4
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Hさんの新しいオーディオルームのセッティングが進んできました。今日は、作り付けの専用棚に、ヴィンテージのオープンリール機を据え付けました。壮観ですね。デッキは上に、アンプ類はその下に取り付けます。一台一台、フレームを組み込んでいきますので、時間もかかります。


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このような感じで整然と並びます。早く音出しをしたいものです。

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左下に見えるのは、SD05です。専用にチューニングし直した46センチウーファーを駆動しました。これは30Hz以下を出す低域専用で、普段は、ほとんど鳴りませんが、今日は和太鼓とかオルガンとか最低域の入っているソフトを聴いてみました。音が出た後、止めてみても、ウーファーなしの音でも、とんでもないところまで再現できているのを確認できました。


一緒に聴かれていたHさんもうれしそうです。それはそうですね。SPの向こう側が、コンサートホールが出現しているのでから。秋葉原の隠れ家にあったときは、出ていなかったホール感がリアルです。私もうれしいですね。家で出ている音と同じ響きがするからです。同じ機器を使っているから当たり前だと言われがちですが、全く同じ装置構成でも、肝心な部屋ができていなかれば、この音にはなりません。

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部屋にはまだ、ソフト類が運ばれてきていません。その棚が埋まりましたら、また音が一段とリファインすることでしょう。天井に詰める吸音材もまだです。せっちすれば静寂感がもっと上がることでしょう。楽しみはこれからですね。


今日は、Hさんも来られているので、いろいろと音出ししていきました。先日は、詰め切れていなかったユニコーンも、やはり、メインとは違う音を出す為、横位置に戻しました。奥の距離を260mmから410mmまで拡げて、聞きやすいポイントを探していきます。位置を変えていけばどんどん音が変わります。それも1mm単位でも変わるのが面白いし、驚きです。Hさんもその方も聴いて喜んでいました。中央のラックの高さも変えてみました。写真からでもいい音がしているのが聞こえるでしょう(笑)。

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音楽を聴くオーディオ装置としては、全く非の打ち所はありません。ピリッシュのモーツァルトも聴いてみました。StuderのCDプレーヤーもいい音ですね。プリはNagra、パワーはOCTAVEです。まだまだ、ケーブルのチューニングはしていない素のままですから、これからも楽しみです。


同じCDをメインの装置で聞き直すと、オーディオ装置からは離れ、実際の会場にワープするのです。この装置の実在感は、東京以外にお住まいの音楽ファンにお聴かせしたいですね。20畳以上のスペースを取れる方なら、導入されれば、お部屋がコンサートホールになるからです。現在、我が国でも、音の良いホールが各地に作られていますが、そこで演奏会はほとんど開かれていません。年に一、二回オーケストラが来るぐらいです。まさしく入れ物を作って魂を入れていない状態です。東京だけが例外ですが、大阪でも、東京に比べると何十分の一になってしまうからです。


今日も、ブレーズのマーラー、アバドのブルックナーをHさんとご一緒に聴き、コンサートにワープしているようだと驚いていただきました。苦労した大山さんもうれしそうです。私も意図した音以上のスケール感でコンサートホールが出現して、やはり部屋が音を決めるのだと思い知らされました。
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2019年 09月 25日

無指向性SPの音場は 5 Hさんからのお便り
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GRF様


先日は、お忙しい中、新しいオーディルームまで来て頂いてありがとうございました。とは言っても、既に、私以上に通ってくださっているので、この部屋の完成は、GRFさんのお陰ですね。改めて御礼申し上げます。


以前は、秋葉原のマンションの地下室でしたので、都会で思いっきり音を出してもいい環境は、あそこしかないと思います。しかし、音響的には、問題だらけの部屋でした。床は、コンクリートの塊と思っていたのに、実は、鉄でてきたタンクが床だったりで、雨の量に従って音が変化する事をくりかえしていました。上は、一階ホールの足音、特に女性のパンプスのコンコンとうるさい音が響き渡って、外は車の音が入ってきて、SNは劣悪な環境でした。以前から、GRFさんに、音響の特別な部屋を作ったらどうですか?とおすすめ頂いていたのですが、やっと、最適な場所が見つかり、そこに部屋を作る決意をすることが出来ました。


何事もそうですが、オーディオも達人のマネをすることが、オーディオを楽しむ最短の道である、と思っています。GRFさんと巡り合ってからは、全てを真似をしてきました。オーディオの先達が苦労されて取得してきたノウハウを学び取らせて頂きました。この部屋を作りにあたって、大山さんに頼んで、GRFさんのオーディオルームのありとあらゆるノウハウを聞き出してもらって、GRFさんのお宅の音を再現をしてもらうようにお願いしました。


GRFさんも快く情報を開示してくれました。その結果、GRFさんにもご満足いただける部屋を作ることになりました。その詳細は、ここでは明かせませんが、現地を訪れた方にだけそっとお教えします。ただし、それにも、限界はありますよ(笑)。


この部屋を作っている最中にも、GRFさんが突然現れて、壁をドンドンと叩いて、こんな壁じゃだめだよ、最も頑丈にしなきゃと言ってくれたそうです。大工さんたちが、あの人誰ですか? 施主さんですか?と怪訝な面持ちだったそうです。設計士のKさんが、大工さんたちを説得して、頑丈につくり直してくれたそうです。これも、GRFさんが来てくれたおかげで、頑丈な壁になったんだなと感謝しております。


最初の音出しのセッティングも、GRFさんが来られてやっていただきました。本当にありがたい話です。はじめてだし、部屋の大きさも違うし、まだ物も入っていないので、苦労されたそうです。

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さて、大山さんからGRFさんがセッティングしたから、聞きに来てと言われ、早速向かいました。すると、トロバドール80とウーファーの我々の原点となる装置がセッテイングされていました。まだ、ものが入っていないので、部屋は響きます。しかし、出てくる音は静かで、ひたひたと押し寄せてきます。試聴に使ったCDまでが、置かれてありました。マーラーの7番から始まり、ブルックナーの9番など、何枚かのCDを聞きました。


秋葉原で聞いていた音楽は何だったのか? 月並みな表現ですが、コンサートホールがそこにあります。秋葉原でも、ある程度その感じはありましたが、ここては、全く次元の違う音楽が聞こえます。第1バイオリンは左下かコンサートホールの上空に立ち上り、管楽器は、奥だけど、目の高さにあり、コントラバスは右奥から、はっきりと聞こえてきます。


GRFさんの音を実際に聞かれた方ならお分りになると思いますが、とうとう、私のリスニングルームでもその三次元の音楽の再生が可能になりました。少し遠いので、週末にしか行けないなどのハンディはあります。これから、徐々にサブウーファーを追加したり、トロバドールの追加したり、ホール再生の進化の楽しみが待っています。これから、部屋もなじませ、音も徐々に熟成させて、来年には、皆さんにお披露目の会が出来ればいいなと思っております。

GRFさん、これからも、ご指導ご協力よろしくお願い致します。


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すべては模倣から始まると言います。最良の結果を最短で得るためには、徹底して模倣をするしかありません。その模倣の過程から新しい創造が生まれるのです。完璧に模倣が出来てこそ、ようやく出発点に立てるのです。Hさんが、お仕事でも成功されているのは、先人の成し遂げたことを、尊敬し、それを完璧に模倣して、自らの血となり肉となる手法を身につけて来たからだと思います。人の技術の良いところ取りをしても、土台も過程も違うのだから、普通は同じ結論には達し得ないのです。環境まで含めて、可能なだけオリジナルを復元する作業の中にこそ、新たな創造の出発点があるのです。芸術を学ぶ学生も、古美術の補修を通じて、オリジナルの細部にわたる技術の習得が行われ、それによって培われた技術が、新しい扉を開ける唯一の方法だと、解っておられるからでしょう。先人と同じ情熱と時間を掛けた人だけが、次の世界の扉を開けれるのです。


そんな当たり前の事さえもせずに、安易なコピーをして、一部だけ変わったのを進化だと勘違いする人達のいかに多いことか、チコちゃんではないですが、驚かせられます。


お茶は道具だけを、いくら高額で買っても成り立ちません。茶室を作らなければならないし、その茶室の構造や置かれている環境作りから入らなくては、茶室は成り立ちません。何よりもその精神を学ばなければ、小手先だけの模倣では、何事も到達できないのです。私は、Hさんのその姿勢に感動して、今まで積み上げてきたノウハウを使い、同じ音の再現を目指したのです。そこには、その過程から得られる、新たなフィードバックが、私自身の装置のステップアップにも役立つからです。


同じ山の麓には来ることが出来ました。これから、一歩づつ山に分け入ったとき、同じ景色を見れるか、または家よりも高いレベルの景色が見られるか、その楽しみの為に、一緒に登り始めたとも言えましょう。Hさんの挑戦は、私自身の確認の旅でもあるし、より高い景色が見られるという期待感でご協力しています。感謝を言うのは、こちらの方です。


東京にお住まいでない、毎日コンサートがない環境にいる、日本中の、世界中の音楽ファンに、コンサートホールの空間にワープする、この装置の素晴らしさを、いろいろな人に体験して貰いたいと思い協力しています。今は、3000メートル級の日本アルプスの風景ですが、4000メートル級のヨーロッパアルプスや、ヒマラヤの6000メートルから、その上の景色を再現したいと思っています。


Hさんが、今回の音を聴かれて、独り言のように、これで目の前にコンサートホールの景色が展開していたら、完璧だと!言われました。まったく同感です。これからどこまで高みに登れるか、本当にわくわくしますね。この部屋が、公開できるのは、年を越すかもしれません。全国から、音楽ファンが来られてこの素晴らしい空間を共有されることを願っています。

Commentedby パグ太郎 at 2019-09-25 13:06 x

GRFさん

一連の無指向性SPの記事、初めは興味深く拝読していたのですが、最後は、ここまでやらないとチコちゃんに叱られるのかと頭を抱えてしまいました。山は登り始めて見ないと、そこから先の高さが実感することすら出来ないということもまた事実ですね。当方、峠の茶屋あたりで、遠くの稜線に感心しつつ一服という感じです。これはこれでノンビリと楽しいのですが、イヤハヤ、、、、。^_^


Commentedby TANNOY-GRF at 2019-09-25 13:41

パグ太郎さん すべての人に、アルプスを登れと行っているわけではないのですよ。登りたい人だけ、登る衝動に駆られた人だけです。

一旦登り始めたら、その高度感覚は、自分が思うほどに高みに登れるのも、高い山の特徴ですね。だからといって、小春日和の日に、近場の山を徘徊するのも、それはそれで、面白いと思います。vafanさんの低山巡りですね。もっとも彼は、今年の夏は、槍を登られたそうです。うらやましいです!
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68. 中川隆[-11158] koaQ7Jey 2019年9月25日 20:09:49 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1647] 報告

木と北川の二人組 その3 2015/08/20


あの北川、言葉巧みですから・・・。

私も1年前に伺っているのですが、

3階建ての自社ビルの中に2部屋あり、6畳間のユニコーン(CDオンリー)、後ろの部屋は30畳強はある部屋にあのGRFがコーナー(アナログオンリー)にT−4(平行法、CDオンリー)はリスポジソファから先1m強先に置いてあるその他いくつかのその昔のSP連が複数あります。

その30畳強の部屋、Phile-web コミュニティとか伺った時には出ませんが、なんと3千万かけて改造してるとのことです
(これは仲のいい、ジャズ好きの方がこの前教えてくれました)。

たしかに床は頑丈で壁も違う、天井も・・・ 
そういうことを言わないで、いい音でしょうを連発は、それこそ「きもい」です。

いい音どころか居心地は悪いです。北川の性格でしょう、これは。

音は出て「なんぼ」の世界ですが、このユニコーンは解像度が良過ぎて、すべての楽器が鮮明という異次元の音でもあるのです。

あの独特の無指向性のフルレンジのSPからと巧みなバックロード構造からの奏でる音と量感音域は確かにいいのですが問題は駆動する是枝パワーとサウンドパーツ社のプリがあまりにもきれいすぎて「潔癖症」の音質と重箱を突くようでなんでも、聞こえない音まで出てくる始末。

それがいいだなんて、ちょいおかしい。

美しい奏でる音なら許せるのですがきれいではだめなんです。

それとリスポジがキッチン用の椅子であることでやや見下ろす感じです(ユニコーンが低いせいもあり)。

コンサートでいう中二階から観た聴いた感じでしょうか・・・それも有りでいいのですが、問題は音源が上に伸びない、つまり途中で音が沈むという感じです。

奥行きも壁べったりのため(6畳間を横長に)奥行きが寸詰まりです。

そのためガラスのよくある家庭のやや大きい「水槽の中での演奏を」聴いている感じです。

悪く言えば箱庭。

それに輪をかけるのが、どのCDでも同じ音質、これはいただけない、最悪! 

そして、ジャズは掛けてくれない、こちら持参のCD(クラ)も掛けてくれない、
つまり悪いとこは聴かれたくないということであり、これは他の人でもそれは同じことを聞いております。

T4、GRFも有りますが、欠点を観られたくない聴かれたくないという、ほんと演技がうまい雲助ですネ! 

このような音を初めて聞く人は、言葉巧みな戦術に入り込む恐ろしさです。


ユニコーンSPはとてもいいSPなんですが、やはり駆動側の問題が多分にあるのは聴いていても大いに感じます。

それに気が付かない北川は、やはり「お山の大将」が抜けきらないのでしょう。


30畳強のタンノイ部屋、GRFは、一言でいえば、もう古い音源の鳴り方は否めません。

コーナー置きはその昔のヴアイタボックス(クリプッシュホーン)と同じですが、GRFのほうが音の古さ(古典)がありもうお役御免でしょうか。

ソースはアナログオンリーでありカスタムメイドの超高級アンプ(球)でしょうか。

彼の鳴らし方は、奏者の解釈ではなくそれこそ「蜃気楼」そのものです。

いい悪いは別にしてもリスポジからの距離6m強はあるでしょうか、
そこのオケは蜃気楼のように並びますが、ハイライトはそこまでです。

楽器類の音色、艶、音楽の力強さ等は感じ取れません・・・
そうモノクロ。

こみあげてくるオケの音圧に空気感がないので、ただ「蜃気楼」が平然と並んでいる。

やはりホールの雰囲気を取りあえず、といった感じです。


音楽を聴く、これもありですが、どちらかというと雰囲気感と各演奏楽団のくせ(性格といいましょうか)を楽しんでいるようですネ。よく会話に出てきますから・・・オケの当てっこが好きなようです。

LP扱うのもクリーニング液には2万円(5cc)もする液体を針の掃除に毎回使い、針圧も0.1刻みのセッテイングには呆れるばかりです。こういう人もいることは、それも趣味と割り切ればですが、毎回能書きがうるさいのです。つまり自慢なんでしょう。

T4の平行法、これは Phile-webコミュニティ(彼のブログでも)では結構影響受けた人が多いのも事実ですが、次第に「それはないだろう」が分かってきた人も出てきてます。

つまり、リスポジやや先に置くか、壁手前に置くかの選択肢があるのですが、彼はリスポジやや先(1m)で行っているのですが、これが飛んでもない悪であるのです。

ゲストからのCDを掛けさせないこと、彼の選択CDのみ、つまりいいとこCDのソフトしか掛けない。

これには裏があり、つまりT4の後ろは6mあまりの空間があり、ここに音の像(蜃気楼)が浮かび上がるのですが、それはそれでいいのです。

しかし問題は、そのソースはすべて音場性のあるソフトでないと後方に集まらないのです。

これが普通の録音・・・手前SPから出る音源(一部の楽器等)と奥の空間に集まる音源とでは、その距離に「間」(間が抜けた空間)が空いてまとまった音楽が構成されないのです。

例えばジャズで見れば、手前の右SPではベースが鳴り(それもあの小さい口径からですから箱全体ではないのです)、奥ではドラムが鳴るとすると、ベースとドラムの距離(数メートル)が途方もなく間があるというこの違和感が発生するというものです。

このことは北川は絶対に言わないのと、言えば T4=平行法同時売り込みにも影響が出るということが分かっているからです。

また壁にやや近い置き方(平行法)でも、同じような傾向はありますが、これなどは奥行き感が薄れ定位も良くは無いのです。


これはあの鈴木邸がそうです。

リスポジでは定位が定まらなく、音の像も小さく聴けたものではない。

いいとこは奥の隅(L型部屋の構造?)

ここは、一応ホール感(S席でも壁よりの後方)がそれなりに味わえる、という鈴木の求める音であると思います。

しかしT4の口径(14cm?)と箱の限界(奥行き稼いでいますが)があるので、量感音域等の消えるのが早いのもこの影響でしょうか。ソースはCDメインですがやはり、どのソースも同じ音質には参ります。

どちらかというと無色透明ですネー。

「静」だとか「ラダーケーブル」を使い盛んにクリアー感を目指しているようで。
でもそれらに色艶、音源の太さ感が出てくればまだ聴きやすくなるのですが。

本人はあれだけコンサートに通っているのに、再生音は正反対の音質。よくわかりません。

平行法もいいけど、もう少し内ぶりであれば濃厚な音源が出てくると思われるのですが、そこは ホール感=雰囲気 を優先する、兄貴分の北川がそうはさせないのだと思います。

いろいろありますね、この世界は。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_15.html

69. 中川隆[-11132] koaQ7Jey 2019年9月29日 15:10:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1686] 報告
Hさんの隠れ家は 大山さんの傑作 GRFのある部屋 2019年 09月 28日
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PSDの大山さんとは、90年代の中頃に「DCC保存友の会」という会で、知り合いました。10年ぐらいのブランクのあと、石田さんのSD05用に、SPの設計を根本から見直した一連のSPを作っていただきました。その中でも、現在でも愛用しているT4という小型のSPは、アピトンーシナ合板のブロックから、彫刻のように内部を掘り出した、いわばアート作品とも呼べるSPを完成させ、SD05の愛用者を中心に使われています。

Troubadour 80用のウーファーを何回の試作を繰り返して開発していただいたのも、大山さんの情熱でした。その、大山さんとは、今回の40を加えた三次元サウンドの実験も追試してくれていて、現在、その構想に基づいた大型のシステムの完成まであと少しというところまで来ました。2016年の夏に完成したTroubadour80+TW3のシステムは、家での実験を繰り返して同じ構成のものHさんのところにも導入しました。すると、同じようにHさんの部屋にもホールの空間が出現して、我々の実験の方向が正しいことが確認されたのです。


ただ、Hさんの隠れ家は、都会ですが地下室の空間なので、SN比も申し分ないのですが、オーディオ専用に作られた私の部屋とは違って、コンサートホールに消えていくあの余韻、一番微少な音の残響やホールに消えていくニュアンスが出にくかったのも事実です。


あれから三年、いよいよ、Hさんが本格的なオーディオルームを作ることになりました。それに付けては、私の家の音作りの秘密?をすべて取り入れようと、まったく同じような床や、壁、天井を使用して、家で出ている音の再現を目指したのです。

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私の部屋は「GRFのある部屋」と呼んでいますが、本来はDYNAUDIOのフラグシップの "Consequence"を鳴らしたいために作った部屋でした。ヨーロッパの著名なコンサートホールに行った経験と、特に大好きだったコンセルトヘボウのコンサートホールでなっている音の再現を目指してこの部屋の音造りをしたからです。それは、部屋の響きを極力足さないというコンセプトです。


コンサートホールの響きは、元の録音にすべて入っています。それにまた反射を加えたら屋上屋を重ねることになります。そうなると、元の残響に残響を重ねるので、名画の上にまた絵の具を塗るようなことになります。


https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=30773230&i=201909%2F25%2F99%2Ff0108399_14165430.jpg

SPを直に床に設置しても、振動しないしっかりとした床と、床の反射音を吸収する天井の吸音構造を考え、壁の特有の共振音を消すための工夫をして、作ってあります。当初は、音の調整のため、厚手のカーテンを周囲につるせるような、業務用のカーテンレールを走らせてもあります。予想の付かない音の行方を調整する為でした。しかし、この部屋で、15年後に三次元の音の再生に挑戦するとは思いましませんでした。


設計段階で、大山さんと一緒に仕事をされている建築士のKさんが私の家を何回か訪れていただき、部屋の構造を説明したのですが、実際に組み立て始めないとその細部が再現できません。そこで、建築中の現場を訪れて音の響きについて、実際の制作中の部屋の壁を叩いて説明をしました。この部屋は、高さは3mで、幅は約6m、長さは11mで、40畳あります。ソファーから前が家と同じ24畳です。それに、ユニコーンのあるコーナーが9畳分付いていますから、音響的にはほぼ50畳、家の倍の大空間ですね。その広大な部屋にコンサートホールで聞こえる、波長の長いコントラバスの響きが満ちて素敵でした。


20年前に私の部屋用に、特注して作って貰った厚さ5センチの吸音材を持ちこみ、現場での装填の仕方などもご説明しました。すると、どんどんと響きが変わっていきました。これからは、テープやレコード、CD類も入ってきて最終の音の調整を行わなければなりませんが、微妙な調整は部屋が乾いていく冬頃までには、良い音が出たらと思っています。コンサートホールの音の調整みたいですね。


大山さんが、機器の引っ越しを行ったときに、種類別に梱包したケーブル類を先ず並べてみました。凄い量ありますが、ケーブルの使い来なしは、最後の調整です。まずは、この部屋の響きの良いポイントを探さなければなりません。オーディオは機器を買い換える遊びではなく、録音された環境を、自分の部屋で再現する素晴らしい趣味です。そして、その大半は、その環境作りなのです。コンサートホールに響いていた微少な残響成分が、時間軸をそろえて再現されるときに、元の音場が出現します。


今回も、大山さんの情熱がこの部屋を作りました。一緒に仕事をされた、Kさんも、ご苦労されたと思います。でも、どんどんと変わっていく音に、オーディオファンではない彼もその差が、はっきりと解っていったのです。オーディオは、方角さえ間違えなければ、努力の数だけ良い音が帰ってきます。


来年になりますが、この部屋のお披露目の時に、皆さんの驚かれるお顔を拝見するのが楽しみですね(爆)。ぜひ、聞きに来てください。
https://tannoy.exblog.jp/30773230/

70. 中川隆[-11002] koaQ7Jey 2019年10月10日 08:42:26 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1832] 報告
i氏山荘オーディオ訪遊記
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/archive/c2304761631-1


i氏山荘のオーディオ部屋の出来事を中心に綴ります。16cmや20cmのSPユニットを取り付けた平面バッフルの音場感、自然な広がり感、臨場感、目の前で演(や)ってる感など、再現される音響空間が感動的です。

頼りない感じの16cmから、耳を圧する大音量が飛び出すことに驚き、それでも破綻しない再生音の品位に感激です。平面バッフルのすばらしさを、さらに追求していきます。


(1)i氏山荘オーディオ訪遊記(第1話) http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-14
   **激安ダイドーボイス16cmSPのよさを発見**

(2)i氏山荘オーディオ訪遊記(第2話) http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-14-1
   **箱型では得難い平面バッフルの感動的な音場**。

(3)i氏山荘(第3話)改造! 背面開放型ウーハー http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-19
   **密閉型ウーハーの大胆改造**

(4)i氏山荘(4)755E、Golden8T新設、訪問雪解け待ち編 http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-03-28  **往年の20cmSP、755E・New Golden 8T・8P-HF1が加わり、高まる期待**

(5)i氏山荘(5)圧巻ASHIDAVOX、755E GOLDEN8 CD408 403A 他を圧倒 http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26 **「美濃和紙」の超軽量コーンASHIDAVOX 20cmが往年の内外著名SPを圧倒**

https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/archive/c2304761631-1


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20cmコーン型フルレンジユニット ASHIDAVOX(アシダボックス)8P-HF1。

「ダイナミック型フルレンジスピーカーの世界的傑作」程度の賞賛では、とても足りない。

まさに「超」を付けるべき傑作と見た(いや、この耳で確かに聴いた)。

今回の試聴において、ASHIDAVOXの前に、各種著名ビンテージ・スピーカーは色を失った。

それぞれのユニットの、いい点・悪い点などを比較して・・、などと比べている状況ではなかった。

今日の日記の冒頭に、品の悪い言葉ではあるが、と断った「ぶっちぎり」であり、その他のユニットの評価や比較など意味がないほどの圧巻であった。

冒頭の繰り返しになるが、なぜこれほどのユニットが埋もれているのか。

まちがいなく、この手の20cm前後のビンテージスピーカーでは、世界の超一級品であり、真のオーディオファンには、きっと高く評価されるに違いないユニットである。


なぜこのASHIDAVOXが「マイナーな傑作」で終わったのか。
高く評価したオーディオ評論家はいた。

しかしそれがなぜ、「幻の傑作」などと言われる経過を辿ったのか。
数量が出なかったのか、生産が間に合わなかったのか?

発売は1957年、その頃はまだ日本のオーディオ環境は貧しく未成熟であった。
早く生まれすぎたのかもしれない。

しかし、かなりの長期間、市場にあったはずである。

当時のオーディオ・ジャーナリズムは、どのような反応をしたのだろうか。

ダイナミック型フルレンジの「音質世界一」のユニットがどこかにあるとしよう。
ASHIDAVOX 8P-HF1は、それに勝るとも劣ることは決してないだろう。

Made in Japan。

使われているのは、コーンの最適素材を追い求めて辿り着いた日本古来の美濃紙。
この純日本madeの「世界に冠たる」はずであったスピーカーユニットが、なぜ埋もれたのか。

なぜ埋もれさせたのか。
まったく残念であり不可解である。

しかしASHIDAVOX 20cmフルレンジが、山荘に用意されたいくつかの錚々たる「世界の名器」を、下品な表現ではあるが「ぶっちぎり」の差で圧倒した事実。
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26


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ASHIDAVOX 8P-HF1

フルレンジスピーカーのお手本のようなアシダボックスの20cmユニットです。コアキシャルや巨大マグネットのユニットに隠れて発売当時はあまり人気がなかったようです。今では、高能率で真空管アンプにぴったりのユニットですが、中古品でもめったにお目にかかれません。軽量コーンでフィックスドエッジです。


型式 20cmコーン型フルレンジユニット

インピーダンス 8Ω

最低共振周波数 50Hz
再生周波数特性 fo〜14000Hz

出力レベル 96dB
最大入力 8W

マグネット アルニコ
重量 1.5kg
http://www5b.biglobe.ne.jp/~tritium/8phf1.htm


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i氏山荘オーディオ訪遊記(第1話) [i氏山荘オーディオ訪遊記]
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-14


恐るべし平面バッフルとP-610

■序

場所はi氏山荘のオーディオルーム
夜も更けて日付が変わった午前1時すぎ。

二人の大人がもう何時間も、ああだこうだとやっている。
ガタガタ、ゴトゴト、それにキュルキュルと電動ドリルの音もする。
期待と予想を遥かに超えるいい感じになってきたのでやめられない。

16cmSPユニット平面バッフルの音場感、その自然な広がり感、臨場感、目の前で演(や)ってる感など、音響空間がすばらしく感動的である。

16cmのこんな柔なもので、耳を圧する大音量が飛び出すことに驚き、それでも破綻しない再生音の品位に感激する。

三菱ダイヤトーンP-610DB。
竹集成材平面バッフル。

ただしこのスピーカーシステムは構築途上であり、まだ数段は向上するだろう。
今回ようやく「基本形はこれでいける」と確信が得られた状況にある。

取りあえずのバラック設置であるが、それでも音源をとっかえひっかえ聴きまくるほど音楽が楽しい。
オーナーも私も、聴くのが嬉しくてしょうがない状態であった。
おそらくこの時、氏の脳裏には次のステップがイメージされ、耳にはその音が響いていたに違いない。

簡単に工作できるなら、今すぐ試みたい改造箇所もあったが、さすがにそれは明日やろう、ということになった。


深夜

静寂が支配する深い雑木林。
木の精の眠りを妨げる不逞な輩の、やかましい騒ぎもようやく収まる。
灯りを消した山荘の天窓から、黒々とした枝葉を縫って、ちらちらと星が見えていた。

「i氏山荘オーディオ訪遊記」は、この山荘の音空間の出来事を中心に綴ろうと思う。
山荘が舞台なので、たまにしか更新できないがお許し願いたい。

私がブログを開設するのはこれが最初であり、そのファーストライト (first light)の対象をi氏山荘に向けさせていただいた。

氏の勧めと、ブログや各種の発信・コミュニケーションツールの薀蓄(うんちく)を聞かせてもらい、ようやく決心した次第である。

ちなみにfirst lightとは、氏の第一の道楽(天文と望遠鏡)に敬意を払ったもので、天文台などで新望遠鏡が完成したときの、最初の試験観測のことである。


■山荘の音空間

広葉樹に囲まれた山荘のベランダに出て、梢を渡る風の囁きに耳を澄ます。
コンコンコンと遠くに啄木鳥(きつつき)の木を打つ音が、僅かなエコーを伴って聞こえる。
他に音はない。

時折、あちらこちらから、ポトッとか、カサッとか、突発的な単発音が届く。
落ち葉の上には沢山の団栗(どんぐり)が撒かれている。
自然に落ちた茶色玉の中に、先日の台風で吹き飛ばされたのか、青い玉が新鮮な色合いを添える。

もう9月も下旬。
「今まで経験したことのない」豪雨や猛暑の夏も、ようやく衰えた2013年の初秋である。

余談であるが、屋根のひさしの裏側の板に啄木鳥が穴を開け、その中に大きな蜂が巣を作ったとのこと。
穴は2階屋根の非常に高い位置にあり、それをいかなる方法で塞いだか、氏の苦労話がおかしかった。


こういった雰囲気の山荘の2階、間仕切りを開け放った40畳ほどのフロアの半分をオーディオルームが占めている。

この空間なら、音も好き勝手に飛び回ることができるだろう。


今回の訪問の目的は、氏が数年前から構築中のスピーカーシステムの試聴である。


i氏山荘SP全景
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<写真1:山荘のスピーカーシステム>

**今回山荘に到着した時点の、あれこれ変更する前のbefore状態。
今回この配置等を少し変更し「これでいける」感を共有**


■進化の原点

もう1年以上にもなるが、前回訪問した時の話を少しさせていただきたい。

この部屋で、ああだこうだ言いながら、大小何種類かの箱型スピーカーを聴いた。
密閉、バスレフ、大小、いろいろある。

箱型以外にも、氏は以前から平面バッフル型のよさを語っており、いくつかの試作品があちこちに置かれている。

その中で「なにこれ」と、思わず口を衝いて出るようなものが大容量密閉箱30cmウーハーの天板の上に乗っていた。

ちょとした悪戯で作ってみたような「板切れバッフル16cm4連スピーカ」である(写真1のウーハーの箱の上に片側だけ見える)。

幅30cmもない板に、スピーカ穴を4つ一列に開けただけのもの。

ユニットは16cmダブルコーン、作りはシンプルの極みであり、コーン紙を指先て触れると、いかにも薄く軽量であることが分かる。

DS-16F(写真2)。

ユニットにメーカー名は記されていないが「ダイドーボイス」らしい。

単価はえらく安い。
普通に考えれば、オーディオファイルが相手にするようなものではない。
どんな音が出るのかお楽しみ、の感覚で音を出してみる。

「板切れ」の置き方などあれこれ試みながら、大容量密閉箱30cmウーハーとの2Wayとして聴く。

自身の不覚と反省をこめて、「オーディオを探求する者、形や価格、風評など、あらゆる偏見に囚われてはならない」。

なんとその板切れからは、実に新鮮、活き生きとして明瞭自然な音場がワッと広がった。

音楽を楽しむ装置として、ここにあるスピーカーシステムの中では、この板切れ平面バッフルが「No.1」である。

多少耳につく音域はあるが、いっぱいに広がる音場間は何にも勝る。

先に聴いた箱型には、大汗をかいた労作や、少なからず散財したもの、定評のユニットを装着したものなど、氏のいろいろな思い入れがあるに違いない。
でもやはり「激安16cmユニットの板切れ」がベストである。

氏が平面バッフルを基本形にしよう、と決めたのはこの時らしく、それが今回の訪問で聴く竹集成材平面バッフル実現のきっかけとなっている。


ダイドーボイス16cmと団栗

<写真2:ダイドーボイス16cmダブルコーンSPユニット>
**i氏山荘のスピーカーシステムの基本形を決めるきっかけとなったSPユニット**

(第1話 おわり)

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i氏山荘オーディオ訪遊記(第2話) [i氏山荘オーディオ訪遊記]
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平面バッフルの音空間とSTAX ELS-8Xの音空間


■竹集成材平面バッフル

i氏山荘の現状のスピーカーシステムの基本構成は「竹集成材の平面バッフル3Way+大容量密閉箱ウーハー」である。

氏の描く基本形は、この平面バッフルを主放射源とするものである。
低域を補完するウーハーの最終形態は今後の課題としている。


これらは氏のオリジナルな自作であり、特に平面バッフルに竹集成材を採用したことや、その工作の巧みさは、今まで他に製作例がないと思われる。

またそのセッティングには、日常の家庭生活を考慮する必要のない山荘の「自分だけスペース」ならではの豪快さがある。

スピーカーの背壁は、急勾配の2階屋根に沿って傾斜した板張り。

その最奥に大容量密閉箱型ウーハが置かれ、その1mほど手前に平面バッフル型3Wayスピーカーシステムが、床と天井の梁との間に設けた強固な支柱に取り付けられている(第1話の写真1)。

i氏山荘SP全景
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この「1mほど手前」の間隔が問題を起こしているのであるが、その解決はのちほど。

上下が固定された丈夫な太い支柱に、バッフルをがっちりと取り付けた構造が、このスピーカーシステム全体の音響を左右する大きな要素の一つになっているのだろう。

いずれにしてもこのスピーカーシステムが感動的な音場を形成する要因は、音の主放射源の平面バッフル方式にあると思われる。

平面バッフル方式のよさを評価する先達は大勢おられるが、ここの場合はそれが顕著に現れた好例だろう。


この平面バッフルスピーカーにはつぎの特徴がある。

・バッフルの材料に竹の集成材を採用した3Way方式。
構成はツイーター1、16cmフルレンジ1、16cmウーハー2。

・スピーカー開口部のエッジに滑らかな R付け加工。

・表側全面のニス塗装。


穴あけ加工等、すべて自作である。
木工の腕は本職跣(はだし)であり、プロの指物師(さしものし)や大工の見習いとして即決採用かもしれない。
オーディオ道楽だけでなく、年中次々と発生する山荘の補修等の大工仕事を、各種の電動工具を揃えてやっているらしい。


i氏山荘SP平面バッフルのアップ
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<写真1:竹集成材平面バッフル3Wayシステム>

**構成は上からツイーター1、16cmフルレンジ1、16cmウーハー2。
この写真の16cmフルレンジは DS-16F が付いている。SPの穴の周囲のみごとなR加工**


■「箱」では得難いこの感動はなにか


山荘訪問初日、ああだのこうだの、CDをとっかえひっかえしながら配置を工夫した。

どうも位相的な微妙な違和感が付きまとうように聞こえる。

ウーハーと平面バッフルとの前後の間隔が1m強ある。
どうやらウーハーの直接音が、平面バッフルの背面放射と干渉しているのではないかと見当をつけ、とりあえずの荒仕事で位置を変える。

平面バッフルを上下逆さまにして、ウーハーの箱の天板の高さに持ち上げる。
そしてウーハーを平面バッフルと同じ面まで前に出す。

フルレンジユニットはDS-16Fから三菱ダイヤトーンP-610DBに取り替えた。

さて、この取って付けの仮配置で音を出す。

この時の感激は、当訪遊記(第1話)の冒頭「序」のとおりである。
このような音の空間に入った時が、音楽好きオーディオファイルの至福の瞬間である。

聴き慣れた音源から発見される新たな音響的感動、それによって初めて感じ取ることができた音楽的感動が次々と出現し、涙腺を刺激する。

ああ、このステージはこうだったのか。
この演奏はこういう響きだったのか。
この楽器はそこで鳴っていたのか。
この歌手は、この演奏家は、ここまで微妙・精妙な表現をしていたのか。

その時、氏もこの境地にいたと思う。
あれはどうか、これはどうだろうと、次々とCDを取り替えては聴いている。

いやー、すばらしい。
これほどの音場感が出るシステムは本当に稀である。
お金を掛ければ実現できるものでもない。

この音響はどこから、どういう理屈で出てくるのだろう。
やはり平面バッフルに何らかの要因があるのだろう。


i氏山荘SP全景 after
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<写真2:第1話の写真1の配置では微妙な違和感があったので、このような応急処置をして音を出してみる>

**さてbefore→after の結果は・・。

竹集成材平面バッフルのフルレンジユニットは、三菱ダイヤトーン P-610DB に取り替えてある**


■STAX ELS-8Xとの共通点

今回の山荘訪問は、都合で氏に送り迎えしてもらった。

山荘に向かう前に、拙宅の修復成ったSTAXの大型コンデンサースピーカーELS-8Xの試聴をしてもらう目的もあった。

20数年ほど前から、氏はこの8Xを何度か聴いているのであるが、オーディオ道楽に染まってからは聴いていない。
8Xは片側に8個の発音ユニットがあるが(写真2)、ここ10年来、その半数近くの能率が下がり、使用できなくなった。
いつの日にか、なんとかしようと、納戸の小部屋に押し込めてあった。


8Xの代替機はALTECのMODEL 19を選んだ。
大型であるが、家庭に設置するタイプとして音響的に最高の器の一つだろう。
8Xとの音の質感の違いは当然ながら大きいが、これはこれで「大したものだ」と思う。

8Xを製造したSTAX工業株式会社はその後会社の形態が変わり、今後とも8Xが修理を受けられる可能性は完全に断たれている。
でもいつの日か、耳の聞こえるうちに、目がなんとか利くうちに、手先が自由に動くうちに、そして気力があるうちに修復したいと思っていた。
そうこうしているうちに自適生活に入り、怠惰な日々を2年も送っていたが、今年になってあるスピーカーを聴くにおよび、8X修復への「緊急決起ボタン」が押された。

この話は当ブログの別テーマ、「甦れSTAX ELS-8X」で綴ろうと思うが、かなりオーバーに言えば4・5ヶ月の寝食を忘れた苦楽の結果、3ミクロン厚のポリエステルフィルムを使った振動膜の張り替えに成功した。

オリジナル8Xは、ツイータ4ミクロン厚、フルレンジとウーハーは6ミクロン厚である。
それをすべて3ミクロン厚で張替えた。

その3ミクロン厚の超軽量振動膜の威力だと思うが、長年の8Xオーナーである自分が腰を抜かすほどの音響空間が再現されるようになった。
これを氏に聴いてもらった。


さて、氏は8Xの前に立つや、「これ平面バッフルですよね」、と一言。

「あっ!」。
迂闊であった。

発音原理や形がまったく異なるため、コーン型SPユニットを取り付けた平面バッフルと同一であることの意識が希薄であった。
氏の言うとおりである。

8Xは畳1畳ほどの木材の分厚いバッフルに、8個のSPを取り付けた平面バッフル型スピーカーそのものだ。

私は修復成った8Xから、今まで体験したことがないすばらしい音場の広がりと明確な定位が再現されることを知ったが、氏の山荘の音場も、これと類似の効果なのだと思っている。


「逆相になるが背面からも前面と同じ音が放射される」。

「背圧がかからないため、ダイアフラム(振動板)がもっとも自由に動く形態」。


事実としてこの平面バッフルの効果を、どのように理論づければいいのか分からないが、音場の再現や音響の品質に極めて有効に働いているに違いない。

余談であるが修復成った8Xを聴いた「蛙の子」の息子が、その音に驚いて、すぐさま同じ8Xを手に入れた。
ちょうどその時期、奇跡的タイミングで売りに出たらしく、二度とない幸運にめぐり合ったといえる。

片側の音が小さいという不具合がある出物だったが、私の8Xと比べられないほどの美品であり、不具合の原因だった高電圧発生部を修理して完動している。
よほど環境のよい部屋で、大切に使われていたのであろう。


この8Xも氏に聴いてもらった。

すべての発音ユニットが、これもまた奇跡的に健全な状態を保っており、オリジナル8Xの音が聴ける。

氏は一言、「これはこれでアリですね。少し力強いかな」。

部屋も置き方もアンプも異なるが、確かに3ミクロン厚の音と少し違う。


新旧2組の8XDSC_6847
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-14-1

<写真3:修復作業がほぼ終わった8Xの裏側と(左寄り)、息子が入手した同じ8X(右寄り)>

**左右それぞれ8個の発音ユニットから成る平面バッフル型であることが分かる。

上下シンメトリー。
内側から外側に向かって高域ユニット×2、全域ユニット×2、低域ユニット×4の3Way構成**


8X振動膜張り

<写真4:8Xの発音ユニットの振動膜の張替え作業>

**3ミクロン厚のポリエステルフィルムを、かなり強い張力をかけた状態で、ユニットのフレームに貼り付ける工程**


■山荘SPシステムの次のステ―ジ余談が長くなったが、山荘2日目の朝は早起きし、朝食も早々に音を出した。
昨日と同じく、本当にすばらしい音響と音場感である。
音楽に深く入り込める至福の再生音だと思う。

しかし少し気になる。
ウーハーの箱の天板が音を反射し、どうもその悪影響があるような感じがする。

天板の上に布団などを重ねて置くと、かなり改善されるので多分そうだろう。
ほんの僅かな違和感であるが、これがなくなれば良い方向の相乗効果で、格段の向上があるかもしれない。

とりあえずの実験としてウーハーの箱を分解し、前面パネルだけの平面バッフルの形で音を出してみよう、ということになった。

電動ドライバーを片手に、氏は箱と格闘を始めた。

しかし「大工見習いもどき」の氏の手に成る箱は、頑丈に作りすぎて簡単には分解できないことが分かった。

薄手の長袖の上着が必要な山荘の朝であるが、30分ほど汗をかいて、とりあえずの実験は諦めた。

さてこの課題を氏はどう解決するだろうか。
来年の春頃かな。

冬の氷点下で冷凍庫と化した山荘でも厭わない。
そのときは次のステージにグレードアップされた、さらにすばらしい音響空間に浸ることができるだろう。

(第2話 おわり)
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-14-1


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i氏山荘(第3話)改造! 背面開放型ウーハー [i氏山荘オーディオ訪遊記]
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-19


■密閉箱を背面開放型ウーハーに大胆改造

豪快というか、大胆というか、ウーハーの大容量密閉箱を、水平に切断し、上半分・下半分に分けてしまった。

「大工見習いもどき」のi氏に電動工具を持たせたら、何をやらかすか分からない。

私の提案は、ウーハーの大容量密閉箱の前面パネルを取り外し、平面バッフルのウーハーとして、どんな音が出るか聴いてみよう、ということだった。

ところが氏は、「前面パネルをどうしても外すことができなかった」、「だから考えたあげく、水平に半分に切断した」、という。

もちろんウーハー本体は取り外しての工作であるが、内部の補強材や吸音材に阻まれて、大変な作業だったらしい。。

私はこの衝撃的な方法を発想することができなかった。
なんと乱暴な、いやいや実にみごとな発想の転換。
このアイデアごっこは、完全に私が負けた。


2つに分けられた長細い箱。

その2つを左右に分けて立て、背面開放箱とする。
その後の余計な工作の手間がかからない、一石二鳥の方法である。

つまり片側は以前の天板が前面パネル、反対側は底板が前面パネルになるわけだ。
なんと合理的な方法だろうか。
平面バッフルとは少し異なるが、まあ試してみる価値は大いにある。


10月の3連休、i氏は山荘に篭った。
最終日に写真付きのメールが来た。

「結論から先に言うと、やって大成功でした!」から始まる文面から、氏の喜びと興奮が直に伝わってくる。
全文を公開したいほどであるが、氏の体面とイメージが損なわれそうなのでやめます。

低音の量感が見違えるように増し、深みも加わって分解能も大きく向上した、とのこと。
CDにこんな低音が入っていたのかと驚いた、ともある。

どんな音場が展開されたのか、だいたい見当がつくが、そうこなくてはいけない。
次のステージに上る階段がしっかり出来上がったようだ。
本当によかった。


i氏山荘SP全景
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-14

**第1話の写真1の転載。

前回、氏の山荘を訪問した際の最初の状態。平面バッフルから1mほど後方の密閉箱ウーハー。その「1mほど後方」が音響的問題の発生源であった**


i氏山荘SP全景 after
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-14-1

**第2話の写真2の転載。

山荘に滞在中に配置を変更した。ウーハーの箱を平面バッフルの面まで前に出す。問題点が大きく改善された。しかしまだウーハーの天板による反射(?)が少し気になる**


I氏山荘3ステップ目の全景写真
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-19

<写真1:10月の3連休に作業したという、氏のアイデアによるウーハー密閉箱の大胆改造>

**大変な喜びと興奮。大成功だったらしい**

(第3話 おわり)

https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-19


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i氏山荘(4)755E、Golden8T新設、訪問雪解け待ち編 [i氏山荘オーディオ訪遊記]
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-03-28


前回、i氏山荘を訪ねたのは昨年の秋であった。
冬に向かう山は、季節の訪れが都会にくらべてかなり早い。
あたり一面に敷き詰められた枯葉が、そこ、ここ、と、落ちてくる団栗(どんぐり)をやさしく受け止める。

梢の高みには、そよぐ風があるのだろう。
その団栗の音がポツン、コソッ、カサッっと微かに聞こえ、遠くから啄木鳥(きつつき)のコンコンコンコンという連打が、残響を伴って落葉樹の林の中を響きわたる。

10月2日の山荘は、そのような風景であった。


豪雪

今年の冬は、全国の広い範囲で過去に記録が無いほどの豪雪となり、大きな被害が出た。
特に2月の大雪は、i氏山荘方面も地元の人が経験したことがない積雪となり、山荘付近の山あいでは2mに迫るほどであったという。

山荘に通じる山道は除雪もできず、人が踏み入ることが不可能となり、長期にわたり完全に遮断されていた。


屋根は、オーディオルームは、大丈夫か

お気の毒ではあるが、i氏はたぶん、2mの雪が屋根を押し潰し、2階のオーディオルームをペシャンコにしている悪夢を見たかもしれない。
私なら夢どころではなく、胃がおかしくなっていたと思う。

あの不思議なほどに、音場や響きの具合がいいオーディオ部屋を失うのは、いかにももったいない。
豪雪以来、私も気になっていたが、確認する方法がないという。


雪に埋もれた山荘へのアタック決行

心配していても始まらない。
3月後半の連休の前に、「何とか登れるかもしれない」、という情報を得て、i氏夫妻はついに山荘へのアタックを決行するに至った。

車高が高く悪路に強い4WDも出番はなく、数100m下のベースキャンプに置き、足元はアイゼン、いや「かんじき」で固めた出で(いで)立ちで、山腹を目指して登攀を開始した。


「かんじき」の効果は抜群

どこで調達したのか聞きそびれたが、わりあい小さな「かんじき」が、未踏の雪中を歩くのに、抜群の威力を発揮するらしい。

夫妻揃って「かんじき」の効能に、感激しきりであったという。


山荘は目立った被害なし

とのことで、そのときの写真を数枚いただいた。

この雪が融けて車で登れるようになるのは、いつ頃になるだろう。
この写真からも、日に日に力を増してきた太陽の光を感じる。

草も木も、あらゆるものがいっせいに芽吹き、山全体が萌黄色(もえぎいろ)に染まるのも間近だろう。


*雪山荘初アタック

<写真1:大雪もだいぶ融け、ようやく辿り着いた山荘の無事を確認>


あれれ! ビンテージもののスピーカーが付いている
いただいた写真から、i氏山荘の現時点のスピーカーシステムは写真2のようになっている。

ご無沙汰している間に、いろいろやっていたようである。

「i氏山荘(第3回)」からの変更個所は、中央寄り上部に取り付けられた新設の平面バッフル3連の20cmSPである(作りはバラックとのこと)。

また、両脇のウーハーが、以前のテスト用バラックの背面開放型から、きちんと作ったパイン集成材の平面バッフルに取り替えられている。


*14年3月時点SP 2014-03-23
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8A14E5B9B4EFBC93E69C88E69982E782B9SP202014-03-23201020212036.jpg


<写真2:現時点のi氏山荘スピーカーシステムの様子>


新設の20cm3連の平面バッフルは「テスト用のバラック」であり、穴の細工も「いいかげん」ということです。

そのことでオーナーは、この写真をお見せするのをイヤがっていたことを、読者の方々にお伝えしておきたいと思います。 (^ ^;


新しく加わった20cmスピーカーは、上から順に、

・CD408-8B Altec (同軸2Way)
・New Golden 8T  Richard Allan (ダブルコーン)
・755E Altec (パンケーキ型)

その下段は、前回の日記で紹介した竹集成材の平面バッフル16cmスピーカーであり、上から順に

・P-610DB ダイヤトーン
・DS-16F ダイドーボイス
・FE166 フォステックス

である。


ビンテージSPがこの場所でどのように鳴るか

新規参入の CD408-8B と 755E は、本来、館内・構内におけるアナウンス放送が目的のスピーカーであり、人の声の明瞭度に重きを置いて設計されているはずである。

一方のNew Golden 8T はオーディオ用のハイファイ目的のスピーカーである。
これらの実際の音の対比はとても興味がある。

さて、新規参入組のスピーカーは、いずれも古い時代のものであるが、i氏山荘のオーディオルームの平面バッフルから、i氏の耳に、そして私に、どのように響くのだろうか。
これはかなり面白い試聴になると思う。


昨年10月からのi氏山荘スピーカーシステムの変遷

参考までに「i氏山荘」(1)〜(3)で紹介したスピーカーシステムの変遷を、写真でざっと追ってみたいと思う。


*SP変遷1
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8ASPE5A489E981B7EFBC91_12-08-18201520202054.jpg

*SP変遷2
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8ASPE5A489E981B7EFBC93_PA142159.jpg

                       
<写真3:Ver.0 と Ver.1>

一番最初のVer.0では、平面バッフルとウーハーの音の放射面の距離が離れており、再生音も位相的に問題があると思われるため、Ver.1のように配置換えを行った。


*SP変遷3
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8A14E5B9B4EFBC93E69C88E69982E782B9SP202014-03-23201020212036.jpg
                      
<写真4:Ver.2 と 現時点Ver.3>

Ver.1のウーハーBoxの天板が、音を反射して悪影響があるように思われ、大胆にもウーハーBoxを水平真半分に「ぶった切り」、両サイドに立てた。
Ver.1の天板と底板が正面になる背面開放型の箱としてテスト的に使用。
写真右は先の写真2と同じ現時点の状態。


さてさて、改めてこれらの変遷写真を見ると、このステージ上の大勢のスピーカーたちを、どのように整理し、うまくまとめていくか、いろいろと「楽しみが多すぎる」状況になっている様子である。

さて何から、と言っても、まずは聴かなければ。


往年のRichard Allanやパンケーキが待っている。
古い時代の傑作スピーカーが、現代に、どんな音を響かせるか。

さあ、雪が融け、i氏山荘を訪問できる「山の春」はいつ訪れるのだろう。


(「i氏山荘(4)755E、Golden 8T新SP増設、雪解け訪遊予告編」 おわり)


コメント 8


I氏山荘無事で良かったです!
ガーデンテーブルが埋まっている写真には驚きました
この先どう進化されるのか目が離せませんね。
自分はビンテージと真逆の方向ですが(^^;;;
by いちあい (2014-03-29 11:48)


i氏山荘の音を聴くと、SPユニットやアンプなどの個々の音の違い以前に、部屋そのものが勝手に作り出してくれる音響が、いい方向に作用しているように感じます。

アハハ、確かにRichard Allanとは真逆ですね。でも、超最新鋭JOB225(255?)で、けっこう曲者のRichard Allanを鳴らしてみたいですね。
by AudioSpatial (2014-03-29 17:42)


実はつい最近、アシダボックスの 8P-HF1 という日本のビンテージSPを1本だけ手に入れました。

自宅の簡易バッフルでの視聴ですが、とにかくやさしく澄んだ音にびっくりです。
コーンSPに関しては、時代は進化ではなく退化してきたんだと思えます。
こうご期待。
by I氏 (2014-03-30 13:01)


I氏さん、ASHIDAVOX の 20cmを入手されたとのこと。
「とにかくやさしく澄んだ音」との感想は、「やはりそうか」、と思いました。

あのユニットの第一の特徴は、コーン紙が軽いことですよね。
その軽さの効能ですね。
「ダイヤフラムは極力軽くあるべし」が、いいスピーカーの「お約束」だと思います。

いやいや、試聴の楽しみがさらに増えましたよ。
by AudioSpatial (2014-03-30 17:32)


コーン紙は美濃紙で作られていて、質量は1.3gしかないそうです。
by I氏 (2014-03-30 20:30)


I氏さん、美濃紙で1.3g。これも「やっぱり」ですね。

軽いことは覚えていたのですが、美濃紙で1.3gは知りませんでした。
SPのコーン用に、現地で特別に作らせたんでしょうね。
そうなると、コーン紙の張替えは、おそらく絶望ですね。

ASHIDAVOX のヘッドフォンは、昔、現場で使ってたんですよ。今もそうかも、です。
by AudioSpatial (2014-03-30 22:18)


1.3gは16cm(6P-HF1)のほうで、8P-HF1(20cm)は2.7gでした。
それでもすごく軽いですが。
by I氏 (2014-04-01 05:52)


往年の20cmSPで、「超軽量」と言われているコーンが 5g程度。
現代SPの軽量クラスが10g程度らしいので、ダントツに軽いですね。
さて、その音は・・・期待が高まる。
by AudioSpatial (2014-04-01 12:57)

https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-03-28


▲△▽▼


i氏山荘(5)圧巻 ASHIDAVOX、755E GOLDEN8 CD408 403A 他を圧倒 [i氏山荘オーディオ訪遊記]
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26

ASHIDAVOX(アシダボックス)8P-HF1。

「ダイナミック型フルレンジスピーカーの世界的傑作」程度の賞賛では、とても足りない。
まさに「超」を付けるべき傑作と見た(いや、この耳で確かに聴いた)。

i氏山荘のオーディオ部屋の、平面バッフルに取り付けたいくつかの著名ビンテージ・スピーカー。

この試聴環境において、ASHIDAVOX 8P-HF1は圧巻であり、他のすべてを圧倒した。

なぜこのASHIDAVOXが「マイナーな傑作」で終わったのか。


高く評価したオーディオ評論家はいた。
しかしそれがなぜ、「幻の傑作」などと言われる経過を辿ったのか。
数量が出なかったのか、生産が間に合わなかったのか?

発売は1957年、その頃はまだ日本のオーディオ環境は貧しく未成熟であった。
早く生まれすぎたのかもしれない。
しかし、かなりの長期間、市場にあったはずである。
当時のオーディオ・ジャーナリズムは、どのような反応をしたのだろうか。

ダイナミック型フルレンジの「音質世界一」のユニットがどこかにあるとしよう。
ASHIDAVOX 8P-HF1 は、それに勝るとも劣ることは決してないだろう。


Made in Japan。

使われているのは、コーンの最適素材を追い求めて辿り着いた日本古来の美濃紙。

この純日本 made の「世界に冠たる」はずであったスピーカーユニットが、なぜ埋もれたのか。
なぜ埋もれさせたのか。
まったく残念であり不可解である。


しかし ASHIDAVOX 20cmフルレンジが、山荘に用意されたいくつかの錚々たる「世界の名器」を、下品な表現ではあるが「ぶっちぎり」の差で圧倒した事実。

そして、このスピーカーの素晴らしさをよく知っている方々が、現在、少数ながらも厳として存在すること知り、多少は溜飲を下げた次第である。

いまだからこそ、オーディオ環境が整った現代であるからこそ、聴く人にこのスピーカーユニットの秀逸さが分かるのかもしれない。


感動の幕開けは満天の星

ゴールデンウイークに入った4月の末、夜9時前。
道は思ったより順調で、予定より早く山荘到着。
助手席から枯れた芝に降り立ち、反って背を伸ばす。

おお!すごい。
視界には、思わず息を呑む光景が私たちを出迎えてくれた。

満天の星ぼし。
林に囲まれ、頭上の一角だけが開けた天空は、白い微細な粒子を撒き散らしたような星屑で埋め尽くされていた。
無数の星というより、もはや白い粉が薄く撒かれているように見える。
このような光景を見たのは何十年ぶりであろうか。

そして天頂を少し下ったあたりに、驚くほど赤く輝く火星があった。
赤い!
火星って、こんなにも赤いのか。
都心を離れた郊外でも、火星の赤みは誰にもよく分かる。
しかし、このような赤い色に見えることはない。

標高1,100mほどのi氏山荘の空。
無窮をゆびさす北斗の針が天高く舞い上がり、感動の天体ショーが今回の訪問の幕開けであった。


前回訪問時の興奮、まず三菱ダイヤトーンP-610DBを聴く

コーヒーとお菓子でドライブ疲れを癒すのもそこそこに、2階のオーディオ部屋に上がった。

今回の2階は、写真のように、前回の日記「i氏山荘(4)」の状況よりもバッフルが増えて、取り付けられているスピーカーユニットの数も増えている。

どうやらi氏は、近頃、内外のビンテージの20cmをいくつか集め、なにやら思案している様子である。


              
<写真1:今回の各ユニット試聴用の平面バッフルの配置>

https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AEFBC91DSC_9970EFBC88E69687E5AD97EFBC89.jpg
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AEFBC91DSC_9967EFBC88E69687E5AD97EFBC89.jpg
              

**TANNOYの口径の謎については後段で説明あり**


前回の訪問では、竹集成材バッフルに取り付けた三菱ダイヤトーンP-610DBの鳴りっぷりに驚嘆した。
このユニットから出るはずがないほどの大音量と、それでも破綻しないすばらしく素直な音質、それに雄大な音場と明確な定位に夢中になり、CDをとっ替えひっ替え聴きまくったものであった。


スピーカーは、鳴らし方により、発揮できる性能に大きな違いが生じる

50年ほど昔のことであるが、P-610は、私が最初に手に入れたスピーカーユニットであり、学生時代はそれを薄型の「標準箱もどき」に入れて聴いていた(「甦れSTAX ELS-8X(第2回)」の写真1に、その箱の一部が写っている)。

P-610はかなり長く聴いていたので、素性はそこそこ分かっているつもりであったが、ここでの体験は、結局、P-610について、何も分かっていなかったことを思い知らされることになった。

私の反省であるが、上記の太字のことは肝に銘じておく必要がある。

もちろんこのようなことはスピーカーの初歩であり、誰もが知っている常識である。

しかし、ここで鳴っているP-610と、私の鳴らしてきたP-610と、同じP-610のユニットの音であるとは誰も信じない。
かなりの「耳」の持ち主でも、信じられないだろう。
それほどの違いが出る、ということである。


メインスピーカー選びのためのバッフル仮配置

この配置には問題があるかも・・。

2階のオーディオ部屋に入ったときの第一印象。

写真1のように取り付けられたスピーカーの全体配置を見て、左右の両端が白木のバッフルで塞がれていることに、何となく「閉塞感」があった。

というのは、前回、P-610DBやその他のスピーカーの音場の広がりや定位の素晴らしさに驚いたときの配置は、下の写真2の状況である。

バッフルの配置の変遷写真は、前回の「i氏山荘(4)」に載せたが、その前回の写真3Ver.1が、下の写真である。

前回の訪問時に、竹集成材バッフルを、ああだこうだと配置がえをして、「とりあえずのベスト」とした位置がこれである。

両脇が新しいバッフルで塞がれている前回の日記の写真3Ver.2とVer.3は、写真を送ってもらっただけで、私はまだ聴いていない。


*SP変遷2
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8ASPE5A489E981B7EFBC92_image.jpg


<写真2:前回の訪問時、「とりあえずのベスト」としたバッフルの位置>
**平面バッフルの左右にも広く空間があることに注目**


前回の訪問時、この配置の平面バッフルの、あまりにも素晴らしい音の広がりと定位の「謎」は、バッフルの背面放射の音が、後ろの壁や床・天井に反射して、それが抵抗なくリスナーの耳に届いているからだろう、と推察していた。

それが今回の配置では、両側が塞がれている。
中央のリスニングポイントの椅子に沈むと、音を出す前から、一種の圧迫感のようなものが感じられた。

さあ、P-610DBから音が出た。


広がった音場と甘くなった定位

私が持ち込んだ聞き慣れたCDの音が、オーディオ部屋いっぱいに広がった。
「満ち満ちる」という感じであり、あそこのスピーカーから音が出ている、という感覚がまるでない。

このような「広がり感」は想像していなかったが、定位は思ったとおり曖昧になり、ピンポイントにならない。

やはり推測していたとおり、「定位」には、背面の音の反射が重要な要素になっているのだろう。

ただし、いまここで話していることは、スピーカーの再生音のかなり高度なレベルのことであり、先の「Ver.1」の状態のときの定位感を知っていて、それを基準にしての評価である。

オーディオファンが初めてこの席に座れば、このままでもおそらく驚きの再生音であり、音場であろう。

いずれにしろ、スピーカーユニット単体の評価に支障がある問題ではない。


いよいよ全ユニットの試聴開始

さて、前回の訪問で素晴らしい音響を聴かせたP-610DBをしばらく鳴らし、これをレファレンスにして耳慣らしと感覚の較正を行った。

フルレンジ・ユニットの20cmが7本、25cmが1本、16cmが3本、いよいよ試聴開始である。


            
<写真3:今回試聴した各ユニットが取り付けられたバッフルの表・裏>

https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AEFBC93DSC_9987.jpg
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AEFBC93DSC_9956.jpg


25cmの1本は、TANNOY Monitor HPD/315/8と銘板に印刷されているが、奇妙なことに25cmである。

バッフルの表側と裏側の様子は、下の写真3であり、そのTANNOYのユニットの最後部の銘板は紛れもなく正規のもので、デザインも正規「TANNOY Monitor HPD/315/8」とあった。

このユニットは、TANNOYの小型スピーカーシステム「EATON」から、i氏が自ら取り外したものであり、何も手は加えていないという。
製造工程の何らかの間違いなのか、何なのか、まったくの謎である。


試聴で分かったこと 世間の「評判」どおりではない

これらの内外の著名ユニットの試聴は実に楽しく、二人でi氏のCD、私のCD、様々なジャンルを聴きまくった。
私は今回、「ここぞ」とばかり、試聴の際のレファレンスにしているCDをたくさん持ち込んだ。


そこで分かったこと。

「定評」は当てにできない。

ALTEC 755Eはこのように素晴らしい。

TANNOY同軸25cmはこの音色が他にはない良さ。

Richard Allan NEW GOLDEN EIGHTはこの鳴り方が絶品。

それぞれの著名ユニットには、古くから「このユニットの音はこうだ」のように、「定評」のようなものがある。
そして音色は違えど、どれも魅力ある素晴らしい音のユニットだと言われてきた。
私も、「そういうものだろう」と思っていた。


スピーカーユニットの真の性能を聴く唯一の方法は

あくまでi氏山荘の写真1の平面バッフルでの試聴であるが、各ユニットの音は、昔から言われていた「定評」、そしてその評判から、私が想像していた音とはかなり違っていた。

各種のユニットの中には、ある容量の密閉箱に入れたり、指定されたバックロードをかけたりすることを前提に設計されたユニットがあるかもしれない。
そのようなユニットは、平面バッフルでは本領を発揮できない可能性もあるだろう。

しかし平面バッフルには、箱に入れるよりも、はるかに平等な試聴ができるメリットがある。
それぞれの「箱」固有の様々な「クセ」(音響的パラメーター)にくらべ、平面バッフルの「クセ」は圧倒的に少ないと思われる。

なお、平面バッフルの取り付け位置による差異も心配であったが、実験の結果、その違いによる再生音への影響は問題になるレベルではなかった。


試聴の音量は大き目で

そしてここでの試聴は、かなり大きな音である。

ある程度の大きな音を出さなければ、「音」の機微を聞き取ることはできないし、ユニットの真の能力を知ることはできない。

音量を上げていくと、耳につく付帯音が出てくるとか、明らかに歪っぽくなるユニットがいくつかあった。

もちろんユニットのビビリなどの不良ユニットの話ではなく、オーディオに興味がない人には、おそらくわからないほどの違いのことを言っている。


i氏山荘の体験から、「広い部屋」、「平面バッフル」、「大き目の音量」。

この3つの要素が、ダイナミック型スピーカーの試聴に最適な条件ではないかと思える。

この試聴環境下で各ユニットは、逃げも隠れもできない誤魔化しようのない状況に置かれる。
これがそれぞれの「裸のユニット」の、真の性能を聴く唯一の方法ではないかとさえ思える。


「評判」とちがうじゃない

今回のバッフル配置での試聴は、私は始めてであるが、当然ながら、この試聴用バッフルを自力で作り上げたi氏は、すでに十分聴きこんでおり、各ユニットの評価は済んでいる。
しかしそれは口にしない。


夜も更けて、01時を回った。
標高1100mの山中、4月末でもまだまだ肌寒い。

一通りも二通りも十分に聴き、試聴の結論はとっくに出ている。

「定評」があり、オークションでも高値がつくユニットが、まったくの期待外れであったりすることに、いちいち驚いてはいられない。
先の段の小タイトル「試聴で分かったこと 世間の「評判」どおりではない」の意味がこれである。


松下電器Technicsの「げんこつ」が意外

今回試聴した各ユニットの「特別な一つ」を除き、今後自分が使うスピーカーとして、どれか1つを選ぶ。

とすれば、私はTechnicsの「げんこつ」を手許に置きたい。
たいへん素直でありバランスもいい。

大音量では、少し何か限界のようなものを感じるが、今回の各ユニットの中では「迷うことなく」この松下電器 20PW49Sを選ぶ。


<写真4:とてもいい感じで印象に残った「松下20PW49S」ゲンコツ>

https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AEFBC94DSC_9983.jpg


さて、今回試聴した海外の著名ユニットが、意外にも評判どおりではなかった。

ただし、先にお断りしたように、あくまでここの環境における平面バッフルでの試聴である。
何らかの箱に入れ、別の環境で鳴らせば、また別の話になるだろう。


圧巻、圧倒、圧勝、ASHIDAVOX

今回の試聴において、ASHIDAVOX の前に、各種著名ビンテージ・スピーカーは色を失った。

それぞれのユニットの、いい点・悪い点などを比較して・・、などと比べている状況ではなかった。

今日の日記の冒頭に、品の悪い言葉ではあるが、と断った「ぶっちぎり」であり、その他のユニットの評価や比較など意味がないほどの圧巻であった。


冒頭の繰り返しになるが、なぜこれほどのユニットが埋もれているのか。

まちがいなく、この手の20cm前後のビンテージスピーカーでは、世界の超一級品であり、真のオーディオファンには、きっと高く評価されるに違いないユニットである。

                      
<写真5:ASHIDAVOX 8P-HF1>

https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AEFBC95DSC_9975.jpg
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AEFBC95DSC_9976.jpg
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https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AEFBC95DSC_9941.jpg


**背面の写真のコーンをよく見ると、紙の表面の状態が少し観察できる。
エッジ部(フィックスド・エッジ)は繊維が粗になっており、向こうの光が透けて見えている**


この8P-HF1は、とにかく音が際立って明瞭である。
自然で、素直で、バランスがいい。

そして絶え入る微弱音から、鼓膜を圧し、窓ガラスをビリつかせる最強音まで、何の苦もなく簡単に出る。

弦楽器の微妙なニュアンス、ボーカルのリアル感、アタックの弾ける反応、大オーケストラの重厚な響き、20cmでは出るはずのない深くて厚い低音。

高域も、不足というほどの不満は感じない。
私ならツイーターはいらない。


ASHIDAVOX 8P-HF1 から、本当に信じがたい音が再現された。
実体験の私でさえ、信じがたいユニットであり音である。

まして、この話をブログで見ただけで、にわかに信じられる話ではないだろう。
しかし真実であり、実話である。


ASHIDAVOX 20cmフルレンジスピーカーの秘密

ASHIDAVOXのHF1シリーズには、ここでの20cm(8P-HF1)と16cm(6P-HF1)の2種類があった。

国の内外を問わず、他のどのユニットにもない顕著な特徴は、「コーン紙」が圧倒的に軽いことである。

16cmの6P-HF1ではコーン質量1.3g、振動系実効質量2.9g。
20cmの8P-HF1ではコーン質量2.7g、振動系実効質量5.3g。


とある。

ビンテージものの20cmSPの中で、「超軽量」と言われているコーン質量が 5g程度。
現代SPの軽量クラスが10g程度なので、ダントツの軽さである。


奈良時代から伝統の軽くて強い美濃和紙を採用

この常識を覆した軽量コーンが実現できたのは、その素材にある。

ASHIDAVOX 6P-HF1、8P-HF1のコーン紙は「美濃紙」である。

美濃和紙。
美濃の国、現在の岐阜県において、奈良・平安の時代から生産されていた、古来より最高級と珍重されてきた和紙である。

漉(す)き方に特徴があり、一般的な縦揺りに、横揺りを加えた独特の複雑な漉き方により、繊維がむらなく整然と絡み合い、「柔らかくて強い」紙になるという。

軽い、柔らかい、強い。

この特徴を持つ紙を、スピーカーのコーンに漉き上げ、最適な磁気回路を与えたのが6P-HF1、8P-HF1である。

コーンは、エッジを含めて一体成形(フィックスド・エッジ)であり、エッジ部は光が透けて見えるほど繊維の密度が粗に漉かれている。

もちろん、コーンが軽ければいい音が出るわけではない。

しかし私は、いいスピーカーの条件として、「コーン紙の質量」と「振動系実効質量」がともに極力小さいこと、が最大の要素ではないかと思っている。

その上で、最適な磁気回路を設計する。

いずれにせよ、美濃紙コーンを採用することにより、世界の超一級の20cmフルレンジ・スピーカーユニットが誕生したことは事実である。


取説に「低音再生能力は30センチを上廻る性能です。」とある

写真6は、今回試聴した8P-HF1に同梱されていた「取扱い説明書」を写真撮影したものであり、不鮮明であるが、参考までにお見せしたい。

その「周波数特性について」の項目に、「低音再生能力は30センチを上廻る性能です。」と書かれている。

このような「タワゴト」は、誰もが誇大広告ならぬ「誇大説明文」と思って読み飛ばす。

『8P-HF1のエフゼロ(最低共振周波数)は45Hz、その点のQが0.56であり、25Hzからの低音再生ができ、他のウーハーの及ぶところではない』云々。

確かにエフゼロやそのQ値は、20cmでは驚異的である。
しかし30cmや他のウーハーに勝つ、と言ってしまうと、これはもはや「大ボラ」と言われてもしかたがない。

ところが・・。


*アシダボックス説明書
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AE382A2E382B7E38380E3839CE38383E382AFE382B9E8AAACE6988EE69BB8EFBC91EFBC88E38388EFBC89.jpg
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AE382A2E382B7E38380E3839CE38383E382AFE382B9E8AAACE6988EE69BB8EFBC93EFBC88E38388EFBC89.jpg
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AE382A2E382B7E38380E3839CE38383E382AFE382B9E8AAACE6988EE69BB8EFBC94EFBC88E38388EFBC89.jpg
https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AE382A2E382B7E38380E3839CE38383E382AFE382B9E8AAACE6988EE69BB8EFBC95EFBC88E38388EFBC89.jpg

            
<写真6:ASHIDAVOX 8P-HF1に添付されていた取扱い説明書>


説明文は真実を語っていた

しかし、この説明文は真実を語っていた。

「他のウーハーの及ぶところではない」などは言葉の綾として、まったく信じがたい低音が、この20cmから湧き出てきた。
この不思議な現象を、私は初めて体験した。
30cmのウーハーから出る低音に、勝るとも劣らない音量の、深い低音が本当に出る。


ダイナミック型スピーカーファン必読の「JBLが書いた解説書」

この不思議な事実は、あり得る話であることを解説した興味深い資料がネットにある。

JBLのサイトであるが、ダイナミック型コーンスピーカーについて、原理や構造、使いこなし方まで網羅した、非常に分かり易くて丁寧な解説が、図解で載っている。
ダイナミック型スピーカー・ファンには「必読」と言っていいだろう。

JBLのホームページの下にある「JBLテクノロジー解説|JBL by HARMAN」の項目には、「JBLコーンユニットの基本構造」から「インピーダンスとアンプとの組み合わせ」までの5項目がある。

その「低音再生能力」の項目(下記URL)に目を通していただきたい。

http://jbl.harman-japan.co.jp/about/tech.php?id=4

「[4] スピーカーシステムの低音再生能力について」の下の「■大口径システムへのこだわり」という小タイトルの部分である。

そこには、

(上記URLから一部引用)

『小口径システムには小口径システムなりの低音の表現があり、設計やチューニングの巧みさから、大きさ(小ささ)を感じさせない豊かな低音を再生するシステムもあります。』

というくだりがある。

「低音再生には大口径システムが有利であることは物理的事実であり、JBLは大口径スピーカーにこだわっているが、小口径でも、豊かな低音を再生できるシステムもある」と言っている。

その豊かな低音を再生できる小口径スピーカーの極め付けが、まさに ASHIDAVOX 8P-HF1である。

i氏は、今後のバッフルの「本設置」の計画に、低音はどうやらウーハーを使わずに8P-HF1だけで行こうとしている気配がある。

「これだけ(低音が)出るんだからいらないでしょう」などと言っている。

まあ、8P-HF1を本番用の平面バッフルに取り付け、そのバッフルのみを最良の位置に配置してから、低音・高音を補足する必要があるかないか、ゆっくり聴きくらべればいいだろう。


翌朝
いろいろな小鳥の鳴き声が、微かに聞こえてくる。
少し曇っているようであるが、空は明るい。


https://801a-4242a.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_dda/801a-4242a/EFBC8AEFBC97DSC_9923.jpg
            
<写真7:オーディオ部屋の天窓から。ようやく芽吹いた木々の梢>


昨夜は02時頃まで 8P-HF1に夢中であった。

i氏から「凄いです」とは聞いていたが、聴いた音は想像を超えていた。

せっかく苦労して集めた銘ユニットの聞き比べもそこそこに、関心は 8P-HF1 の一点のみ。

メインにするスピーカーユニットが、あれこれ迷うことなく決まってしまったのは楽でよかったが、どうも「不条理感」が残る。

繰り返しになるが、なぜこの超傑作スピーカーユニットが、「知る人ぞ知る」などの属性を付けて語られるのか。

性能のよいものが、必ずしも商売上の勝者にはならないことは世の常である。
私もよく知らない古い時代のことであるが、まことに残念な話である。

そんなことをボンヤリ考えながら起き出し、まず機器の電源を入れる。
コーヒーを一杯、そしてすぐさま、各ユニットを鳴らしてみる。

やはり 8P-HF1 は「圧巻」である。

その後の会話は、各ユニットの試聴話しではなく、8P-HF1で聴く自分の好きな曲やアーティストの「押し売り」になってしまった。

なにを聴いても楽しい、素晴らしい。

クラシックがどうの、ジャズがどうの、ボーカルがどうのといった、合う合わないなど、まったく意味はない。
8P-HF1はそういう鳴りっぷりであった。


後日談

20cmユニット取り付け本番用の、竹集成材バッフルを発注したとのこと。
もうそろそろ出来上がる頃かもしれない。

今回訪問時の、各種スピーカーユニット試聴のためのバッフル配置については、両脇が塞がれていることに、何となく閉塞感があったことを、先のどこかの段で書いた。
この件について先日、i氏からうれしいメールが来た。

ところで、ご指摘のことをやってみました。

両脇のバッフルを取り去り、アシダが付いているバッフル1枚だけにし、さらに床上げをしました(つまり、元の位置です)。

何と、前回より圧倒的にクリアーで臨場感が出ました。
ご推察通り、後ろからの音が大きく影響していたのですね。

ありがとうございました。
というわけで、また聴いてもらわなければなりません(笑)。

次の訪問時には、晴れて20cmユニット本番用の、新たな竹集成材平面バッフルを聴くことができるだろう。

とても楽しみである、が、ウーハーとツイーターをどうするか、それをどのように検証するか、まだいい案が浮かばない。


(「i氏山荘(5)圧巻ASHIDAVOX、755E GOLDEN8 CD408 403A 他を圧倒 」 おわり)


コメント 8


JOB225使い
by いちあい (2014-05-26 20:46)


でもこの「美濃紙SP」には驚きましたよ。
私の「最終アンプ」ならぬ、この手の「最終スピーカー」ですね(笑)。
そのうちJOB225で鳴らしてみたいです。
by AudioSpatial (2014-05-27 03:43)


アシダボックス試してみたいです。
先日オークションで8P-HF2を落札しましたが、ジャンク品でエッジの破れがあるのですが、何とか音出しが出来ればと思っています。

商品はまだ届いていないのですがエッジの補修を参考にしたいと思います。
8P-HF2については、ネットで調べても殆んど情報が無くどなたかご存知の方あれば教えてください。
by 七村 (2016-10-22 12:17)


茨城県に住んでいるものです。アシボックスのユニットでジャズを聞いています。

6P−HF1は自作のダブルバスレフの箱に入れて、
又、8P-HF1は1975年にビクターから販売したFB-5というバックロードホンに入れて

両方ともフルレンジで300Bに真空管アンプで鳴らしています。

特に8P-HF1とバックロードホンとの組み合わせもとても良いと思われました。
by オカダ (2016-10-23 11:42)


七村さん、8P-HF2はダブルコーンですよね。
私は聴いたことがないのですが、きっとHF1の高音を補うために開発されたのでしょうね。よかったら、音の傾向を教えてください。
by I氏 (2017-03-31 07:15)


オカダさん、バックロードホーンだと、さらに低音が強化されますね。
私もハセヒロのエンクロージャを持っているので、いつかやってみます。
by I氏 (2017-03-31 07:18)


HPD315A愛用

アシダボックスはぜひ入手して、じっくり聴いてみたくてウズウズしてきました。
が、近頃はオークションにも出てこないので、手に入りませんね。
アシダ音響でも復活させる気はないようでして、残念。

ところで、HPD295A に HPD315A と銘打ってしまったメーカー側の珍しいミスの件ですが、次のような事例がありましたので、魚拓に取りました。
https://megalodon.jp/2017-0707-2328-40/https://page.auctions.yahoo.co.jp:443/jp/auction/j440969465


これを見ますと、DEVONのHPD315A付属のスピーカー端子プレートに HPD295A とプリントされています。

これを見ますと

@組み立てている職人がいい加減で検品体制も甘い
A余った部品を流用したり欠品部品を他の部品で代用したりしていた・・

ことが推察できます。

Aに似た話ですが、モニターゴールドからモニターレッドに移行するときなど、
両者の過渡的な個体もあったようです。

HPD時代は創業者が心臓発作で3回も倒れたそうで、@の原因も捨てきれません。
今となっては謎ですね。
by HPD315A愛用 (2017-07-07 23:52)

https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26

71. 中川隆[-10859] koaQ7Jey 2019年10月14日 20:19:41 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1982] 報告

アコースティックラボ「第60回Acoustic Audio Forum」レポート
ただの壁はオーディオに悪影響!? プロが教える「高音質な部屋」づくりのコツとは? 2019年04月24日
https://www.phileweb.com/review/column/201904/24/709.html


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オーディオにとって“部屋”はスピーカーやプレーヤー同等、いや、場合によってはそれ以上に重要な要素となる。オーディオ機器から良い音が鳴っていても、その音が鳴り響く部屋の環境が整っていなければ魅力をフルで味わえないからだ。

そんな“部屋”の重要性を体験できるイベントを定期的に開催しているのが、“音楽家のための防音工事会社”を謳う「アコースティックラボ」だ。「壁」をテーマに開催された最新回「第60回Acoustic Audio Forum」の模様をレポートする。


■部屋づくりのプロによる「AL式オーディオルーム」での定期イベント

アコースティックラボは、オーディオファンがオーナーである物件の防音工事を多数手がける会社。プロのミュージシャンやエンジニアが使う音楽スタジオも手がけるなど、音楽再生のための部屋づくりについて豊富なノウハウを有している。

そんな同社のノウハウをもとに、“高音質な部屋”づくりを体験できるのが、今回レポートする「Acoustic Audio Forum」。防音ショールーム「蔵前ヴィレッジ」を舞台に、月一回のペースで定期的に開催されている恒例イベントだ。

蔵前ヴィレッジ メイン試聴室のオーディオシステム
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=709&row=5

同社では、音がいい部屋をつくる上では、「縦/横/天井高という部屋の各辺の寸法比(低音の定在波対策)」、「壁/床/天井の剛性(不要高調波輻射音対策)」に留意すること、そして、そのうえで響きの長さを調整するなどといったことがポイントだと説明。これらをちゃんと踏まえて構築した部屋を、社名にちなんで「AL(Acoustic Lab)式オーディオルーム」として提唱している。試聴会の会場である「蔵前ヴィレッジ」も、そんなAL式オーディオルームの代表例だ。

■現代建築での壁はオーディオに悪影響!?

今回のイベントのテーマは「オーディオルームの壁の構造を防音と響きの両面から考える」。部屋を構成する要素のなかでも特に「壁」に注目して、防音性能およびオーディオの音質への影響を解説するというものだ。

同社の鈴木代表は「現代住宅の壁は、内装材と一番外側の構造体の間に空間がある中空構造になっている」と解説。「断熱や耐震性などの観点からはメリットが大きいのだが、音楽を楽しむときに限界が見えてくる」と語る。

現代建築での壁の構造
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=709&row=1

音楽再生にとって現代住宅の壁がデメリットになるのはなぜか? それは「軽くて振動しやすい」という点がまず第一に挙げられる。壁の内装材に使われる石膏ボードのような軽い面材では、振動が原因の「コインシデンス効果」が起こって遮音性能が低下するばかりか、二次音源として空間に放出される。そして、それが特に中高音域のカラーレーションにつながるのだ。

コインシデンス効果の解説
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=709&row=3


また、上記の中空構造も問題になる。ちょうど太鼓のような構造が原因なので「太鼓現象」とも呼ばれるが、低音域での共振が起こり、中低音域が必要以上に吸音されてしまったり、低音共振に伴う副次共振による歪音が発声してしまうのである。

太鼓現象の解説
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=709&row=7


こうした問題に対し、同社の防音工事では、壁(だけではなく床や天井も含めて)の剛性を高める設計を採用。厚く重い材料を用いることで剛性を高め、振動しにくい壁・床・天井を構築する。オーディオファンにとって剛性や振動対策の重要さは馴染み深いものがあるが、機器だけでなく部屋にとっても重要な要素である点が興味深い。

壁材の石膏ボードを3枚張りにするだけでも振動が大幅に減少したという実験データも紹介
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=709&row=9

■オーディオ機器メーカーの試聴室も「壁」に注目

そしてイベントでは、「壁」という観点から考えたときにわかりやすい事例として、ネットワークプレーヤーを中心とした製品を展開するメーカー「スフォルツァート」の試聴室に言及。

スフォルツァート社の試聴室。実は同じ棟内の別部屋を賃貸として貸し出しており、そちらの住民への配慮もあってかなり高レベルな防音性能を持たせている
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=709&row=8


「深夜でも気にせず製品開発に没頭できるように、ふつうのオーディオ再生だけなら本当は必要ないほど高いレベルの防音性能を実現した部屋」(同社スタッフの草階氏)とのことで、その防音性能の根拠となるのが壁の構造なのだという。

この部屋では、通常よりも断面の大きい柱を使った上でロックウールの吸音材を使用。そして厚さ5cmの壁材を使い、さらに漆喰で壁を仕上げている。重たい壁と外壁の間の空気層によって非常に高い防音性能を実現したのだそうだ。

投入された様々なこだわりが紹介された
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=709&row=2


そして、こうして高剛性の壁によって太鼓現象の発生も回避。「我々の防音工事でなら、防音性能を高めるのと同時に、音質面にもメリットがある」とアピールした。

■密かに注目が高まるLAN-DAC機能のデモも

また、この日は「LAN-DACの音の良さを検証する」をサブテーマに据えて、PCオーディオのデモも実施。オーディオ用途に特化したパソコンを展開するオリオスペック社より酒井社長も駆けつけ、PCオーディオについての解説も行われた。

LAN-DACとは、音楽信号をUSB-DACのようにUSBケーブルで伝送するのではなく、LANで伝送するというもの。「実はUSB規格は音についてはほとんど考慮されていないのだが、便利だからオーディオ用にも使っているのが実情。各社が様々な工夫を凝らしているが、突き詰めていくとやはり限界はある」と酒井氏は説明する。

オリオスペック 酒井氏


LAN-DACでは、音楽伝送に最適なプロトコルを突き詰めて開発された「Diretta」という新規格を使用。「PCやプレーヤー側から送られた信号を、DAC側がそのままDA変換すればいいだけの状態にしてあげようということを目的にしている」(酒井氏)とのことで、「DAC側に負担がかからないので、それが音質の良さにつながるという考えだ」と紹介された。

アコースティックラボがレファレンス機器として導入しているオリオスペックのオーディオPC「Canarino Fils9」(写真下)


■次回テーマは「天井」。4月26日(金)・27日(土)に開催

さて、そんな本イベント「Acoustic Audio Forum」、次回は今週末4月26日(金)・27日(土)に開催が決定している。

次回テーマは「住宅の天井は振動しやすく、響きのニゴリ、雑味の原因になっている」。本記事でレポートした「壁」に続き、今度は「天井」がオーディオに与える影響について解説するというものだ。

同社では「天井の下地構造は薄く軽い構造でできていて、100〜300mmの天井裏空気層をもっている」とし、「したがって100Hz以下の低域で共振しやすく、その結果低音の必要以上の吸音と雑味成分の多い2次反射音が発生している」と説明。当日は理論やデータをもとに部屋づくりのノウハウと音出しデモを行う。

あわせて、平面振動板スピーカーにもフィーチャー。ビームテック社の「Nova2101」も体験できるようにする。
https://www.phileweb.com/review/column/201904/24/709.html

72. 中川隆[-10858] koaQ7Jey 2019年10月14日 20:27:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1983] 報告
アコースティックラボ主催「第61回Acoustic Audio Forum」レポート
オーディオ音質向上のカギは「天井」にアリ!? “音がいい部屋”づくりのポイントをプロが徹底解説!2019年05月21日
https://www.phileweb.com/review/column/201905/21/731.html


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天井は家のなかでも特に華奢につくられている部分なのだそうだ。……いきなりこんなことを書くと、オーディオビジュアルに関係なさそうな話題に思えるかもしれないがそうではない。この天井がオーディオの音質にも大きく関わってくるファクターだからだ。そんな「オーディオにとっての天井の重要性」が体験できるイベント「第61回Acoustic Audio Forum」の模様をレポートする。


■“音がいい部屋”「AL式オーディオルーム」で部屋づくりのポイントを体験

イベントを主催するのは、オーディオファンやミュージシャン向けの物件や音楽スタジオなどを専門に扱う防音工事会社「アコースティックラボ」。単純に音が外に漏れない/外の音が聴こえない防音室をつくるのではなく、音楽の再生や演奏にとって最適な響きを持つ“音がいい防音室”をつくる豊富なノウハウを持つ会社だ。

そんな同社が定期的に開催している試聴会が「Acoustic Audio Forum」。毎回テーマを変えながら開催されており、本記事でレポートする“第61回”では、「住宅の天井は振動しやすく、響きのニゴリ、雑味の原因になっている」をテーマに解説や音出しデモが行われた。

会場となったのは同社の防音ショールーム「蔵前ヴィレッジ」。社名(Acoustic Lab)にちなんで提唱する「AL式オーディオルーム」の思想の下につくられた、“音がいい部屋”の見本となる防音室だ。

会場となった「蔵前ヴィレッジ」メインルームのオーディオシステム
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=731&row=5


「AL式オーディオルーム」では、音がいい部屋をつくる条件として「縦/横/天井高という部屋の各辺の寸法比(低音の定在波対策)」、「壁/床/天井の剛性(不要高調波輻射音対策)」に留意すること、そして、そのうえで響きの長さを調整するなどといったことがポイントだとしている。そして、これらのポイントのなかにも言葉があるように、「天井」は音質を左右するキーファクターのひとつなのだ。

■天井で音が変わるとは?

さて、冒頭にも書いたが天井は現代建築のなかでも特に華奢につくられている部分のひとつ。壁や床のように普段から人がぶつかったりする場所ではないからだ。

これをオーディオ的に言い換えれば、天井は剛性が低いということ。剛性が低いということは振動しやすいということであり、不要な振動が音に悪影響を及ぼすのはオーディオファンにとってはおなじみだろう。スピーカーからの再生音が天井で反射する際に、天井の不要な振動によって音に雑味が混ざってしまうのである。

一般的に、通常の(防音工事などをしていない)住宅の天井は野縁(のぶち)と呼ばれる細長い横木に石膏ボードと仕上げ材を貼り付けている。石膏ボードは厚さ9.5mm程度であることが多く、さらにその上にある2下位の床の材料と空気層との関係により、計算上の共振周波数は40〜70Hzほどという。

これに対し、アコースティックラボが過去に施工した例では、大元の家の躯体から独立した野縁を組んだ上で吸音材と遮音複合ボード(38mm厚)、仕上材を使用して遮音天井を構築。計算上の共振周波数は30Hz程度に下げられる上、天井材そのものが重く振動しづらい構造となることも重要なポイントだ。

防音天井と一般的な天井の構造の違
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=731&row=4


なお、剛性が重要なのは天井だけでなく壁や床も同じ。天井同様に現代建築の壁や床も軽くて剛性が低く素材でつくられており、また、躯体と内装材の間に空気層を設ける中空構造であることも相まって、オーディオの音質にとって不利な条件だ。

「我々の防音工事ではそうしたポイントに気を配って設計・工事を行う。工事によって部屋の剛性があがることで反射音が濁らなくなるため、同じスピーカーでも工事前後で音が違ってくる。『防音工事をすると音がよくなる』と我々がアピールしているのはそのためだ」と、同社の鈴木代表は説明した。

■過去事例で具体的に部屋づくりをイメージ

イベントでは同社がこれまで手がけた物件の工事過程やポイントを解説する過去事例紹介も実施。この日は、アナログレコード収集やサックス演奏が趣味のため、大きな音を出せるよう防音工事の依頼があったというオーナーの物件について紹介された。

この物件では、基礎のコンクリートの上に緩衝材としてグラスウールを敷いてさらにコンクリートを流す「浮床コンクリート」構造にしたり、壁も石膏ボードを3枚に増やすなどで部屋全体の剛性を確保。振動しにくい部屋にすることで反射音の質を高め、防音と同時にオーディオの音質向上も実現させた。

設計図や工事時の写真なども紹介されるため部屋づくりを具体的にイメージしやす
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=731&row=1
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なお、完成前には遮音性能の測定も行い、設計時の性能をきちんと実現できているかの確認を行うとのこと。もちろんこの物件でも問題なく予定通りの「かなり高い遮音性能」(担当したアコースティックラボの草階氏)を実現できていたという。

完成後の部屋
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オーナーからも非常に好評で、以前からずっと使っていたスピーカーの音質も大きく向上したように感じられるようになり、予定していた買い替えを取りやめるほどだったそうだ。部屋による音質向上の効果を如実に物語るエピソードと言えるだろう。

■ユニークな平面スピーカーも登場

また、この日はビームテック社がULTIFI(アルティファイ)ブランドで展開するエッジレス平面振動板スピーカー「Nova2101」もデモに登場。開発者である同社の菅沼氏が製品の特徴を紹介した。

ULTIFI「Nova2101」
https://www.phileweb.com/review/column/image.php?id=731&row=6


Nova2101では、振動板の外周とフレームとの間にある隙間を極めて狭くすることでスピーカーの前後を音響的に遮断。これによってエッジレス構造を実現し、エッジを使用する弊害を排除したという。また、平面振動板を採用することで、コーン型スピーカーが原理的に持つ形状による弊害も排除している。

これらにより、音の位相が崩れることなく高い忠実度で再生されるとし、音のリアリティーを高められていると同社はアピール。分割振動による音の汚れがなく、長時間でも聴き疲れしないともしている。イベントでは津軽三味線の音の立ちあがりの速さをきちんと再現できていることなどでその能力をアピールし、参加者も興味深そうに聴き入っていた。


次回テーマは「良い音と音響設計とはどういうふうに繋がっているのか?蔵前オーディオルームを分解」。今回から6回のシリーズで展開するとのことで、初回はまず「床・壁・天井の構造について」を主眼にイベントを実施する。

同社では、「音を聴く前提となる部屋の音環境の基本的な条件を考えることはとても重要です。なぜならオーディオ機器の評価に大きく影響し、再生される音楽の感動も大きく左右されるからです」と、オーディオにおける部屋の重要性についてコメント。こうした考えに基づき、同社のノウハウを投入してつくった“音がいい防音ショールーム”「蔵前ヴィレッジ」を例にとりながら、建築音響について解説していくという。
https://www.phileweb.com/review/column/201905/21/731.html

73. 中川隆[-10586] koaQ7Jey 2019年10月25日 05:31:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2283] 報告
音場の再生について 1 GRFのある部屋 2019年 10月 24日
https://tannoy.exblog.jp/30831614/

自分の部屋に、ミニチュアでも良いからオーケストラを持って来られないだろうか、これが長年の夢でした。コンサートホールで聞くような、ダイナミックな音と、繊細で美しいサウンドが再現できたらと!

長い間、オーディオを趣味にしてきましたが、実際に目標が定まってきたのは、この部屋でGRFをSD05で鳴らした2006年からでした。今でこそ、「GRFのある部屋」と言っていますが、この部屋を作った時は、DYNAUDIOの "Consequence" を、なんとか鳴らしたいと願い、しっかりした床と、吸音に務めた天井、新建材を使わない自然な響きのする部屋を作ったのです。


このブログを立ち上げたのは、2006年からですが、その切っ掛けを作ったのはSD05で、その "Consequence"ではなく、昔から使っていた「GRF」が良い音を出し始めたからです。最新技術のデジタル変換器のSD05と40年選手だったGRFとの、余りの意外な出会いを伝えたいと思い、やったことのなかったインターネットのブログという、新しいメディアを使っての発信を始めました。

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それまでもGRFは、工藤さんが改造したCD34と、ベンツマイクロの新しい時代のカートリッジ、ルビーをSMEのシリーズ5を使い、真空管アンプで鳴らしていました。SD05にであってからは、CDプレーヤーは石田さんの手でクロックは改造されてはいましたが、その他は普通のSONYのプレーヤーMS-1をトランスポートにして、SD05、そしてGRFという、シンプルな三点セットだけで、忽然と部屋がコンサートホールになったのです。

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SD05はデジタルアンプと呼ばれていますが、アンプ(増幅器)では有りません。通常のアンプのようにプリアンプから送られた、まだ小さなアナログ信号を徐々に大きくしていく必要がなく、デジタル信号そのものを、アンプで言えば出力管にあたる最終段で、デジタルをアナログに変換している、デジタル・アナログ・コンバーター(変換器)=DACなのです。


通常のDACは電圧回路上で使いますから、その信号を出力管がドライブできるところまで、増幅・変換しなければならないのです。レコードプレーヤのイコライザー回路から送られてきた信号や、CDプレーヤーから信号は、小さいですからアンプで増幅しなければなりません。真空管でもトランジスタでも、増幅素子は、ひずみの少ないエリアを使って、その信号を増幅していくのですが、どうしても、入力された波形と出力された波形では、歪みやゆがみが発生します。その変形した波形を、位相を反対にして、大きさをそろえて入力に返し、出現する歪みの反対の入力波形を入れることで、増幅後の波形の修正を試みるのが、NFB(ネガティーブ・フィードバック)です。

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ただし、そのNFBの帰還回路には、SPがマイクになって部屋の音を拾い、その音を含めた信号が、入力に戻ることで、逆に部屋の振動モードを増幅してしまい、部屋固有の音が重畳された音が出てきてしまいます。SD05は、そのNFBを使用していませんので、音が、素直に楽々と鳴るのです。GRFをはじめてSD05で鳴らしたときの爽やかな音は、部屋の影響を受けない、今までに聞いたことのない音だったのです。


そこで、広がったコンサートホールの音が、現在に続く音場探求の始まりでした。
https://tannoy.exblog.jp/30831614/

74. 中川隆[-10585] koaQ7Jey 2019年10月25日 05:33:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2284] 報告
これがGRFの音? GRFのある部屋 2006年 07月 22日
https://tannoy.exblog.jp/2878185/


フルデジタルアンプSD05で鳴らされる、TANNOY/MONITOR-GOLD/GRFの音を、聴かれた方が異口同音に云われるのは「これがTANNOYの音!?」という言葉です。使っている本人でさえ、いまだに信じられないのに、初めて聴かされる方は、もっと驚かれるようです。皆さん、オーディオや音楽が大好きな方々で、経験を積まれておられます。その方々も驚きの変貌なのです。

曰く「タンノイ独特の高音がしない」「低音がすっきりとどこまでも伸びている」「音を上げても全く、うるさくならない」「クラシックだけでは無くどんな分野も鳴る」「音がどうのというよりも、音楽だけが鳴っている」「歪みが無いから音の大きさがわからない」等々です。私も同感です。というよりも、いまだに信じられないというのが、益々の実感です。そして、「CDの音がこれほど、いいとは思わなかった」「演奏会場の中にいるようだ」と云われます。

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CDプレーヤーと小さなアンプ一台と古くから愛用しているSPだけのとってもシンプルな構成に、オーディオの終焉だね、と云われる方も方もおられますが、私はいやいよいよ音楽を家庭で楽しめる、時代がようやく始まったと思っています。確かに、機器を取っ替え引っ替えする、従来型のオーディオは終わるかもしれませんが、部屋使いこなしや生活の中での新しい工夫が楽しみになると思います。むしろ使いこなしを問われる、本当の趣味の時代に入ってきたと思うからです。

「音は本当に聴かなければわかりませんね、GRFの部屋で云われてきた感動が、思いもしなかった遥かに高い次元に昇華されているのがわかりました。演奏者の息づかい、気合い、微妙な歌い回しなどが、手に取るように感じられます」「リヒテルの天才が、目の前に展開されて圧倒されました」というような、うれしい感想を述べていただいた方もおられました。

技術的には、どうしてこのように音が変わるのかを聴かれますが、私もそれは全ての理由は解りません。云えることは、CDに入っている音が、過不足無く再現されると、このような音に鳴るということと、SPからの起電力の影響が無いと、音がこれほどすっきりするということです。

以前も書きましたが、有限の空間である部屋では、左右のSPは同時にマイクでも有るということです。左右の別々の音がお互いに干渉し合い、音を濁らせるのと同時に、自分で出した音に自分が過剰反応をして、自己規制を掛けてしまう、音の開放感、伸びを規制しているのです。そして、何よりもステレオの基本である、左右の微妙な位相差を再現できなくなっていたと考えます。SD05が、初めてその束縛から音を解放したのではないでしょうか。そして、フルデジタルアンプ専用の、石を開発できたことが、21世紀のオーディオの扉を開けました。
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私は、省エネの観点からも、この方式が、主流になっていくのを確信しています。そして、フルデジタルアンプは、何よりも、アナログ的な音がしているのにも驚きます。いや、アナログ的デジタル的では無く、本来の音が鳴っているのでしょう。そして、SPやケーブルの音質の差をこれほどはっきり表すアンプも無いのかもしれません。だから、ご自分の好きな名器を手に入れられる、喜びもある訳です。従来では想像もしなかったような、音が出るかもしれません。
https://tannoy.exblog.jp/2878185/

75. 中川隆[-10584] koaQ7Jey 2019年10月25日 05:37:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2285] 報告

無帰還へのこだわり
無帰還へのこだわりをデジタルで達成 
(JASジャーナル・2005年より)
https://sd05club.exblog.jp/7213338/

サウンドデザインでは昨年から進めておりましたデジタルアンプの設計が完了し、2005年9月より受注を開始いたしました。モデル名はSD05です。

ここではSD05の概要と特徴、無帰還にこだわった背景を簡単に解説いたします。サウンドデザインのデジタルアンプは、ソニー(株)が開発したs-masterプロセッサーをコアにした負帰還のないアンプです。技術的には増幅器の構成をとっていないので、スピーカーを駆動できるD/Aコンバーターです。一般的にスピーカーを駆動するものをパワーアンプと呼んでいることから、ここではデジタルアンプと呼ぶことにします。

技術のポイント

ここ数年のうちに、各社からデジタルアンプが発表されていますが、大きく分けて「負帰還を持つ増幅器タイプ」と「無帰還のD/Aコンバータータイプ」があります。いずれのタイプも出力段の動作はスイッチング方式で、従来からDクラスなどと呼ばれていました。

スイッチングアンプは供給される電源の質によって音質が左右されやすく、スイッチングには数ナノ秒の時間が掛かるため、この部分がデーターどおり再現できず、ひずみとしてあらわれます。製品の設計にあたっては、ここから先の考え方に 大きな違いがでています。
スイッチングアンプの良さを採りながら電源への依存度やスイッチングのひずみを改善するために総合して負帰還を用いたのが増幅器タイプです。
一方、スイッチングのひずみは残るものの、負帰還に伴うさまざまな問題を解消するため、負帰還を使わずに実用に十分な特性を得ようとしたものがD/Aコンバータータイプです。

負帰還に伴う大きな問題は、アンプが駆動する相手がスピーカーだということにあります。スピーカーはLCRの要素があり、また電気機械系なので部屋の音圧により起電力が発生し、その成分が負帰還回路を通して入力側に戻りアンプに影響を与えてしまうことです。これらのことから、スピーカーの置かれる部屋の特性や設置の仕方などを含め、大きなループが形成され結果的にそれぞれが干渉しあうことになります。

当社が採用したs-masterプロッセッサーによるアンプは負帰還をもたず、生成されたPWMデーターによりそのまま電力素子を駆動し、簡単なローパスフィルターによってアナログ信号を得ています。また、出力段の動作は最適値を確保するためにタイミング調整は一台ごとにおこないます。

構造は十分な安定度を持つ大型の電源を左右対称に配置。余分な配線材をなくした一枚基板で構成し、音質だけでなく信頼性の向上にも努めています。また、キャビネットはアルミの削りだしで密閉構造です。

無帰還へのこだわり

無帰還へのこだわりは今から40年以上前に秋葉原の電気街で部品を買い集めアンプを自作してオーディオを楽しんでいた頃まで遡ります。
特性を良くしようと負帰還を多くかけると高域まで伸びた良い音になるのですが、音楽に躍動感がなくなるような気がしていました。また、負帰還が少ないと独特の音色がして、どの程度負帰還をかけるかという点について思考錯誤していました。

その後、仕事としてテープレコーダーの開発や設計に携わるようになり、原音再生を目指した時期もありましたが。録音再生を数多く経験するうちに、録音の現場などで音色は変わっても「現場の雰囲気に近く聴こえる方が良いのでは?」とも考えるようになりました。

 そして、決定的だったのが、レコードの製作をしているレコーディングエンジニアと議論をしていたときです。エンジニアから最後に出た言葉が「レコードに原音はない。私が原音だ」だったのです。この頃からレコードは作品だと思うようになり、現在に至っています。

原音再生を目指すのは大切なことですが、サウンドデザインでは、原音再生はオーディオ音楽を楽しむための手法のひとつであると考えています。アンプのデジタル化はデジタル音源が多くなったこともありますが、無帰還アンプを達成するための手段の一つであると思っています。

生活空間の範囲でのオーディオ

デジタルアンプSD05はスピーカーや部屋の影響を受けにくいため、部屋の構造やスピーカーの置き方に対して寛容です。また、サイズもコンパクトで消費電力も普通の音量では20ワット以下ですからリスナーの生活空間を大切にしながらレコード音楽を楽しんでいただけます。

「スピーカーはミリ単位で調整しなければ良い音は出せない」と仰る方もいますが、それはそれで個人で追求していただければ良いことです。サウンドデザインはより多くの音楽愛好家の方々に、オーディオ音楽を楽しんでいただきたいと思っているのです。

有限会社サウンドデザイン
代表 石田正臣

これは、オーディオ協会機関誌 JASジャーナルに掲載された石田さんのSD05紹介記事です。
無帰還アンプを作るためにデジタルを採用されたことが説明さています。
https://sd05club.exblog.jp/7213338/

76. 中川隆[-10583] koaQ7Jey 2019年10月25日 05:44:35 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2286] 報告
鈴木と北川の二人組 その3 2015/08/20

先の噂話の続きです。情報元から追加情報が入ってきました。以下、引用です。


あの北川、言葉巧みですから・・・。

私も1年前に伺っているのですが、

3階建ての自社ビルの中に2部屋あり、
6畳間のユニコーン(CDオンリー)、
後ろの部屋は30畳強はある部屋にあのGRFがコーナー(アナログオンリー)にT−4(平行法、CDオンリー)はリスポジソファから先1m強先に置いてあるその他いくつかのその昔のSP連が複数あります。

その30畳強の部屋、Phile-web コミュニティとか伺った時には出ませんが、なんと3千万かけて改造してるとのことです
(これは仲のいい、ジャズ好きの方がこの前教えてくれました)。

たしかに床は頑丈で壁も違う、天井も・・・ 
そういうことを言わないで、いい音でしょうを連発は、それこそ「きもい」です。

いい音どころか居心地は悪いです。北川の性格でしょう、これは。

音は出て「なんぼ」の世界ですが、このユニコーンは解像度が良過ぎて、すべての楽器が鮮明という異次元の音でもあるのです。
あの独特の無指向性のフルレンジのSPからと巧みなバックロード構造からの奏でる音と量感音域は確かにいいのですが問題は駆動する是枝パワーとサウンドパーツ社のプリがあまりにもきれいすぎて「潔癖症」の音質と重箱を突くようでなんでも、聞こえない音まで出てくる始末。

それがいいだなんて、ちょいおかしい。

美しい奏でる音なら許せるのですがきれいではだめなんです。
それとリスポジがキッチン用の椅子であることでやや見下ろす感じです(ユニコーンが低いせいもあり)。

コンサートでいう中二階から観た聴いた感じでしょうか・・・それも有りでいいのですが、問題は音源が上に伸びない、つまり途中で音が沈むという感じです。
奥行きも壁べったりのため(6畳間を横長に)奥行きが寸詰まりです。

そのためガラスのよくある家庭のやや大きい「水槽の中での演奏を」聴いている感じです。
悪く言えば箱庭。
それに輪をかけるのが、どのCDでも同じ音質、これはいただけない、最悪! 
そして、ジャズは掛けてくれない、こちら持参のCD(クラ)も掛けてくれない、
つまり悪いとこは聴かれたくないということであり、これは他の人でもそれは同じことを聞いております。

T4、GRFも有りますが、欠点を観られたくない聴かれたくないという、ほんと演技がうまい雲助ですネ! 
このような音を初めて聞く人は、言葉巧みな戦術に入り込む恐ろしさです。


ユニコーンSPはとてもいいSPなんですが、やはり駆動側の問題が多分にあるのは聴いていても大いに感じます。
それに気が付かない北川は、やはり「お山の大将」が抜けきらないのでしょう。

30畳強のタンノイ部屋、GRFは、一言でいえば、もう古い音源の鳴り方は否めません。
コーナー置きはその昔のヴアイタボックス(クリプッシュホーン)と同じですが、GRFのほうが音の古さ(古典)がありもうお役御免でしょうか。
ソースはアナログオンリーでありカスタムメイドの超高級アンプ(球)でしょうか。

彼の鳴らし方は、奏者の解釈ではなくそれこそ「蜃気楼」そのものです。
いい悪いは別にしてもリスポジからの距離6m強はあるでしょうか、
そこのオケは蜃気楼のように並びますが、ハイライトはそこまでです。
楽器類の音色、艶、音楽の力強さ等は感じ取れません・・・
そうモノクロ。
こみあげてくるオケの音圧に空気感がないので、ただ「蜃気楼」が平然と並んでいる。
やはりホールの雰囲気を取りあえず、といった感じです。

音楽を聴く、これもありですが、どちらかというと雰囲気感と各演奏楽団のくせ(性格といいましょうか)を楽しんでいるようですネ。よく会話に出てきますから・・・オケの当てっこが好きなようです。

LP扱うのもクリーニング液には2万円(5cc)もする液体を針の掃除に毎回使い、針圧も0.1刻みのセッテイングには呆れるばかりです。こういう人もいることは、それも趣味と割り切ればですが、毎回能書きがうるさいのです。つまり自慢なんでしょう。

T4の平行法、これは Phile-webコミュニティ(彼のブログでも)では結構影響受けた人が多いのも事実ですが、次第に「それはないだろう」が分かってきた人も出てきてます。
つまり、リスポジやや先に置くか、壁手前に置くかの選択肢があるのですが、彼はリスポジやや先(1m)で行っているのですが、これが飛んでもない悪であるのです。

ゲストからのCDを掛けさせないこと、彼の選択CDのみ、つまりいいとこCDのソフトしか掛けない。

これには裏があり、つまりT4の後ろは6mあまりの空間があり、ここに音の像(蜃気楼)が浮かび上がるのですが、それはそれでいいのです。
しかし問題は、そのソースはすべて音場性のあるソフトでないと後方に集まらないのです。

これが普通の録音・・・手前SPから出る音源(一部の楽器等)と奥の空間に集まる音源とでは、その距離に「間」(間が抜けた空間)が空いてまとまった音楽が構成されないのです。

例えばジャズで見れば、手前の右SPではベースが鳴り(それもあの小さい口径からですから箱全体ではないのです)、奥ではドラムが鳴るとすると、ベースとドラムの距離(数メートル)が途方もなく間があるというこの違和感が発生するというものです。

このことは北川は絶対に言わないのと、言えば商売(T4=平行法同時売り込み)にも影響が出るということが分かっているからです。

また壁にやや近い置き方(平行法)でも、同じような傾向はありますが、これなどは奥行き感が薄れ定位も良くは無いのです。


これはあの鈴木邸がそうです。

リスポジでは定位が定まらなく、音の像も小さく聴けたものではない。

いいとこは奥の隅(L型部屋の構造?)
ここは、一応ホール感(S席でも壁よりの後方)がそれなりに味わえる、という鈴木の求める音であると思います。

しかしT4の口径(14cm?)と箱の限界(奥行き稼いでいますが)があるので、量感音域等の消えるのが早いのもこの影響でしょうか。ソースはCDメインですがやはり、どのソースも同じ音質には参ります。

どちらかというと無色透明ですネー。
「静」だとか「ラダーケーブル」を使い盛んにクリアー感を目指しているようで。
でもそれらに色艶、音源の太さ感が出てくればまだ聴きやすくなるのですが。

本人はあれだけコンサートに通っているのに、再生音は正反対の音質。よくわかりません。

平行法もいいけど、もう少し内ぶりであれば濃厚な音源が出てくると思われるのですが、そこは ホール感=雰囲気 を優先する、兄貴分の北川がそうはさせないのだと思います。

以上、引用でした。いろいろありますね、この世界は。
http://27415664.at.webry.info/201508/article_15.html

77. 中川隆[-14965] koaQ7Jey 2019年11月13日 14:25:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2058] 報告
>>73 に追記

音場の再生について 2 GRFのある部屋 2019年 11月 13日
https://tannoy.exblog.jp/30894180/


始めてSD05で鳴らした時のGRFの音には驚きました。自分の部屋にオーケストラが現れたからです。二階席の一番前からオーケストラを見下ろすように聴いているように、目の前にオーケストラが出現したたのです。なにより驚いたのは、オーディオ装置では、難しいとされたヴィオラやチェロの音が浮かび上がってきたことです。内声部の音や、センター部分の弦楽器、木管楽器がはっきりと聞こえます。音が立体的になり、弦楽器群が確かに複数の楽器の「群」として厚みを持って聞こえます。


その厚みと、中声部の充実がオーケストラ再生に、実在感を与えていたのです。そのような音は今まで聴いたことがありませんでした。そして、弦楽器の弓を動かす、擦過音が細かく再生され、音にリアリティが表れます。弦楽器のユニゾンがこんなに綺麗だったとは、本当に驚きました。そして、オーケストラの奥から響いてくるティンパニーや大太鼓の深い響きが、実在感を増したのです。


どうして、急にこのような音になったのか、私なりに考えてみました。先のNFBがないので、音に特有の音が乗らず、CDやレコード本来の音が、そのまま再生されてきたのです。すると、GRFから発生した逆起電力が、アンプに戻らず、信号が一方通行で流れて、本来持っている音がそのまま素直に出たのですね。石田さんが提唱されていた、FOB =Feeling of Beingの通り素直な音が出たおかげでしょう。


しかし、周波数特性が素直になっただけで、このような音場が出現するとは思えません。石田さんにもいろいろ尋ねて、出てきた答えが、ステレオでは一番大事なクロストークの特性が、全く違うと言うことでした。昔から、本格的にステレオを再生するには、電源的に左右が繋がってしまう、ステレオアンプでは、筐体内部でのクロストークが増えて、お互いの音を打ち消されるので、正確なステレオ再生が難しいと言われてきました。その為、私自身も、パワーアンプはモノラルアンプを二台使っていました。マッキントッシュの2500もサウンドパーツの6550ppもモノラル仕様でした。ステレオアンプですと、雄大な音の広がりが欠けるからです。

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最初にSD05を繋いだとき、左右のセパレーションが悪く、やはりステレオアンプでは、雄大なスケールが出ないと思っていました。その旨を石田さんに伝えると、そうでは無い、左右のクロストークがほとんど無いから、今まで打ち消されていたセンター部分の音が聞こえて、一見セパレーションが悪く聞こえているだと言われました。


ん?


セパレーションがよく聴けるステレオの音の方が、クロストークが発生している?


SD05の中では、左右の信号は、出力用パワートランジスターの直前まで、デジタル信号なので、アンプ内で通常起こっている左右の音が混同が無い、との説明でした。だから、中央部分の音が消されないので、真ん中からも、センター寄りの右も左も音が聞こえてくるのだと。オープンリールテープの様に、しっかりと左右のセパレーションが確保されているから、中央部分からも音が薄くならず、しっかりと定位して聞こえてくるのだと言われました。

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しばらく、聞き込んで行くと、その意味がだんだん解ってもくると。スタジオでのモノラル録音を左右に振り分けたタイプの、ステレオでは、その効果が解らないとも、昔の自然な2チャンネルで録音されたコンサートホール音が入っている、初期の録音(1967年頃まで)であれば、充実したオーケストラ音が聞こえるはずだと言われました。


何よりも大事なのは、Jazzやポピュラーとは違って、コンサートホールの音は、そのホール特有の音が、音楽を構成しているという当たり前の事実だったのです。よく、昔からのオーディオマニアの人達が、言われるツイーター自身から音がきこえるのではなく、SP位置が消えて、その背後から音楽だけが鳴るという状況が本当だと気がついたのです。


幸いだったのは、GRFの特異なキャビネット構造にもありました。部屋のコーナーに置いて、45度内向きに置かれ、両方のSPで前方に音軸を揃えて聞くという方式が発見を容易にしたのです。左右の内向き角度や、壁から距離を左右対称の部屋で追求していくと、ヴォーカルのこえが中央から聞こえてきます。CDで、左右バランスをしっかり合わせて、レコードに調整すると、たとえば森進一や越路吹雪の声が、中央に浮かび上がります。その時、アームのインサイドフォースキャンセラーを0.1gも動かすと、その声の位置が10センチほど動くのです。


その実験は、訪れていただける方々に何度もお聴かせして、針の形状やアームセッティングの微妙さを聞いていただいています。その微妙な音の変化も、モノラルアンプにして、左右を分けないとその差が解りませんでした。


私は、昔からPHILIPSレーベルのアムステルダム・コンセルヘボウのレコードが好きでした。ハイティンクが余り人気の無い80年代の頃から、今思うと信じられないぐらいの安価で、買い求めていました。そのレコードが、コンセルトヘボウの会場で鳴っているように、私の部屋でなり始めたのです。
https://tannoy.exblog.jp/30894180/

78. 中川隆[-15138] koaQ7Jey 2019年12月16日 11:18:21 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2187] 報告
今日の夕方は見事な夕焼けが GRFのある部屋 2019年 12月 15日
https://tannoy.exblog.jp/30967678/


週末は、Hさんのお宅の音の調整に行ってきました。SPも部屋も作られた大山さんと、SPの微調整を続けています。SPの位置調整を行っているのですが、前後のSPを駆動しているバイアンプの音量調整も行わなければなりません。調整を詰めていきますと、空間が再現されていきます。最後は、一ミリ以下になっていきます。その様子を聴いていただいている皆さんには、ほんの少しだけしか動かしていないのに、音の世界、色彩ががらりと変わるのを実感していただいています。

本当に面白いですね。音場が再生されてくると、新たな面白さが生まれてきます。オーディオの楽しみというと、どんどん細かい方に行きがちですが、反対に全体像を表現し始めると、音楽のダイナミクスが現れてきます。まるでタイムラプスの写真で見えてくるような壮大な景色が、現れてくるのです。

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コンサートホールで収録されたステレオの音源には、そのホールに響いている音が収録されています。ステレオのマイクには、左右のマイクに届く音源からの距離の差の音量と、時間の差が収録されているのです。その音量差と時間差を正しく再現すると、元の音場が現れます。大事なのは、方向性が少なく波長の長い低音を正しく再現すると、元の音場でなっていた迫力ある音が出てくるのです。左右のSPで打ち消さない点を探ることが一番大事です。

私たちは、無指向性のSPが、その音場再生には向いていると思って実験を重ねてきました。音源が全方向に出ているのに、指向性のあるSPで再生していたのでは、文字通り片手落ちになるからです。音場再生型のアヴァロンやティールが行っていた、回折型のSPをより進化させたのが、私たちの実験しているDDDユニットに、前後方向に同位相で音を放射しているウーファーの組み合わせです。

先の横浜のGerman Physiksの会でも、皆さんに驚いていただいた様に、あのような大空間でも音が隅々まで届き、どの席で聴いていても音楽のバランスは崩れません。左右のSPの中央でないと、片方しか聞こえないと言うことは全くないからです。何度もお話ししていますが、通常の前面しかSPが向いていないSP、特にホーン型の場合は、壁際にSPを配置しないと音が痩せたり、バランスが整わなかったりします。45度に放射しているGRFや反射板で音を拡散しているParagonやDecolaは例外なのです。


ハートレーやQuadの平面SPがなぜ音楽が聴きやすいかと言えば、低音のバランスが実際の音楽に近いからです。低域は回折して音が鳴るためには、ある程度の部屋の大きさを必要とします。今回のH氏邸での実験は、私の部屋を模した構造ですが、前後の長さは、倍近くあります。そのために低域がはっきりとなりきり、音楽のエネルギーが楽々と出てきます。加えて、低域のSPも増強して、実験を重ねているのです。

今日の午後は、太陽温水器の点検で屋上にいました。五年ほど前に導入して、夏場は、ほとんどガスを使わなくてもお湯が間に合います。半年ほど前、別の業者に水道配管だけを別系統からやったとき、接合部分が弱く、そこから漏ったりして、ポンプに負担が掛かっていました。その配管をやり直して、オーバーホールを行ってもらいました。


四時を回ると日が落ち始め、四時半には陽は山の向こう側に沈みます。すると、空はあかね色に染まり富士山がシルエットで浮かび上がります。今日は特に美しい光景でした。夜明け頃は、北風が吹き荒れていましたが、夕方には風はやみ、暖かく感じたほどです。


だんだんと、無指向性のSPの調整もコツがつかめてきました。誰にでもできるようにまとめたら、日本中、いや世界中のどこにいても、そのコンサートホールに瞬間移動することでしょう。距離だけではなく録音されたその時間にタイムトラベルをします。昨日も、1985年のあの日に行ってきたのです。
https://tannoy.exblog.jp/30967678/

79. 中川隆[-15006] koaQ7Jey 2019年12月27日 22:13:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2034] 報告
H氏別邸訪問記 のびーさんのご感想 「音の実験室での体験」 GRFのある部屋2019年 12月 27日
https://tannoy.exblog.jp/30983762/


今回のH氏別邸訪問は、2019年最後の日本訪問のハイライトでした。GRFさんのアレンジで関東近郊にあるオーディオ・ファイル別邸を伺う機会に恵まれました。そこは多くの機器、複数のシステムがセットされている50畳程度の大空間。今回聴かせて頂いたのは、詳細は省略しますが、ジャーマンフィジックス・トロバドール80を4基、ウーファー・ユニット4基で構成されたある種の変則ステレオ・システムです。


この部屋には確かな既視感があります。メインの装置が設置されている部分は、何度もおじゃましているGRF邸と酷似しています。というか、全く同一のようです。ただし、後方には大型の18インチ・ウーファーをタンデムに積んだ大きなウーファーの上にもトロバドール80のセットがあります。ただし、この部屋は後方部分が遥かに大きく前方の壁がランダムに石を埋め込んだ構造で、その辺りが音に影響しそうです。


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これまで何度か優れたオーディオ再生で、オーケストラの楽器の配置が見える、ホール空間を感じるという経験を重ねてきましたが、ここはもう一段次元が異なりました。

強固な構造と配慮された吸音処理で、部屋そのもののダイナミック・レンジが格段に大きい環境で、綿密にチューニングされた機器が紡ぐ音楽再生は、ホールの床の響きや教会の壁の質感も感じられます。音場の広さ、深さ、高低まで見通せる空間表現は、無指向性ユニットならではですが、2セットを十分な間隔で配置したことでホール空間の再現性が一段と上がっています。


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ブーレーズ指揮クリーブランド管弦楽団の「マーラー7番」、ペーター・シュライアー=リヒテルの「冬の旅」、定番の「カンターテ・ドミノ」、ハイティンク指揮コンセルトヘボウ管弦楽団の「ショスタコーヴィチ15番」等、どれも素晴らしい演奏、再現性です。


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これまでの音と何が違うのか?この音を聴いて初めて奏者の全身が見えた気がしました。ステージの床に足を下ろして楽器を抱きかかえる様子が感じられます。この再生と比較すると、これまでの音は楽器だけが空中に浮いているようです。


ジャズではどう鳴るか?ということで、サラ・ヴォーンの晩年の名盤Crazy and Mixed Upiをリクエストしました。一時随分と聴き込んだ音源です。スタジオ録音ですが、音像、音場表現ともに素晴らしいプレイバックです。


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しかし、一部のスタジオ録音ではバランスを失した音となります。低域が明らかに過多で大きく膨らんでしまいます。多分、録音時のモニター・スピーカーが相当低域不足だったのではと推測します。多くのオーディオ・ファイルのお宅で聴かせて頂くバランスを基準にすれば(私の感覚ではクラシック再生には低域不足ですが)この装置が低域過多と判断されるかもしれません。


また800D3のような現代的モニターと比較すると低域再生のキレは乏しいとも言えます。アコースティックな楽器では、打ち込み音源のような人工的なソリッドな低音は存在しないはずなので、クラシックの楽曲を聴いている分には問題は無いと思いますが、ポピュラー系の音楽を多く聴く方には、低域表現に不満が残るかもしれません。低域の印象ばかりですが、音楽表現において低域は本当に重要で、部屋の容積・構造は殆どが理想の低域再生のためのものだと考えているからです。


あと、ステレオ再生なのにスピーカーを2組使用することは、原理主義者には受け入れ難いかもしれません。私も少なからず抵抗がありましたが、音楽空間の再現という点に関しては明らかにメリットがあると何度も認識しました。


自室(17畳程度で3分の1の大きさ)とは部屋の構造も大きさも全く異なるにもかかわらず、困ったことにこの音を是非迎え入れたいという気持ちを一段と強くしました。さて、どうしましょうか?


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のびーさんは11月の来日時には一緒に新潟旅行から、German Physiks友の会へのご参加のあと、12月中旬に今一度、来日されました。Germanの会でご説明したHさんの別邸の装置も音が落ち着いてきましたので、その時にご参加いただいた、のびーさん、夜香さん、Harubaruさんにどのような音が鳴っているのか聴いていただきました。
https://tannoy.exblog.jp/30983762/

80. 中川隆[-14997] koaQ7Jey 2019年12月29日 20:32:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2019] 報告
2019年 12月 29日
H氏別邸訪問記 Harubaruさんのご感想
https://tannoy.exblog.jp/30984507/ 

GRFさん

先日は、H邸にお招きいただきありがとうございました。

以前GRFさんのブログで拝見したことはございましたので、GRFさんのお宅によく似ていると思いましたら、GRFさんの構成と調整、大山さんのデザインと施工だとお聞きし驚きました。

お部屋の中を通していただくと、GRFさん宅で良く見た光景が広がっています。少し違うのは横浜のMさん宅で以前拝見した46cmのダブルウーファーが置かれてあることでした。横浜のMさん宅では部屋の容積の関係からか上手く鳴らすことができなかったスピーカーが、ネットワークを換えて50Hz以下を受け持っているとのこと、どんな音になるのかと期待は更に膨らみました。


この日は、GRFさん、大山さんのホスト陣に、のびーさん、夜香さんが加わり、素晴らしい音楽を聴く会となりました。Hさんがお持になられているCDでの演奏で始まり、私はまず正面のソファーに座らせていただきました。出音はGRFさんのお宅の音とかなり近いのですが、音場は少し違って聞こえました。GRFさん宅は一つの完成された音楽ホールに対して、H邸のこの部屋はまた少し違う大きな空間を持っています。

46cmのダブルウーファーのオン・オフでの最低音による出音の違いもありますが、音場が全く違って聞こえます。それは部屋の奥の席に座った時に顕著に感じました。ソファーの席も良いですが、奥の席がホールの最善席にいる感じでこれがまた素晴らしいですね。

特に良かったのはハイティンク・シカゴ響のマーラーの3番で、どこまでも長く続く裾野を重低音の大太鼓の音が解像度良く響きます。カンターテ・ドミノは私もいろんな音源を持っていますし、多くのお宅で聴かせていただいておりますが、今まで聴いたのと全く別物でした。北欧の寒さを感じる教会の音響が見事に再現されていましたのには驚きでした。

個人的には、シューマンの女の愛と生涯、シューベルトの冬の旅の臨場感もとても良かったです。


テーク・ファイブでは今まで聞いたことがない低音が出ておりましたが、のびーさんがクラシック風ですね、と言われていたのが印象的でした。H氏はほとんどクラシックしか聴かれないようですのでこれでベスト設定かと思いますが、ジャズを鳴らすにはGRFさんのお宅より調整が難しそうで、今後更なる調整で変わるのかも楽しみです。

H邸は驚異的なSN比と音場で、後ろの席も素晴らしかったので、エアコンの風・音が気になるほどでした。更に静音の物に交換されるか、ユニコーンの置いてある側にもう一台設置して併用すれば、更に素晴らしくなるかと思いました。


この部屋のとはまだはじまったばかりです。来年は、この場所を使って、German Physiksの会も開かれるとお聞きしました。その時は、マスターテープの音を是非聞いてみたいです。またGRFさんがDSD化された音源や、先日横浜で聴かせていただいたDCCの音も聴いてみたいと思いました。また、ユニコーンがあの大きな部屋でどう鳴るのかもとても興味がございます。

とっても有意義な経験と、素晴らしい音をお聞かせいただきありがとうございました。次回またご訪問するのを楽しみにしております。今後ともよろしくお願いいたします。

Harubaru

Harubaruさん

先日は、遠くまでお車で来ていただきありがとうございました。来年は早い時期に、German Physiks友の会を開こうと思っています。横浜とは違って、10人以下の定員ですので、テーマ別に開きたいと考えております。

例えば、世界中のコンサートホールに、時間と空間を飛び越え訪れる会とか、テープレコーダーマニアの会で、マスターテープを聴く会とか、同じDDDユニットを使ったユニコーンがどのように鳴るか、Hさんがお好きな平面SPの聞き比べ会や、ポータブルテープレコーダーやDATによる録音マニアの会とか、いろいろな企画が考えられます。

その都度、皆さんにご案内をして、テープレコーダーマニアのメッカにしたいとHさんも願っています。テープの会が一番濃い会になりそうですが、早くも関西のマニアの人たちが、名乗りを上げておられます。ますます楽しい展開になりそうですね。

Hさんのお宅の音を聞いてみたい方は、メールでご希望の会をお送りください。日程が決まり次第ご案内を差し上げます。Hさん邸のスケールの大きい音を是非、ご堪能ください。
https://tannoy.exblog.jp/30984507/

81. 中川隆[-14699] koaQ7Jey 2020年1月11日 10:27:47 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1644] 報告

オーディオ同好会の Iさんのシステム紹介 2020年01月11日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d65af413a97e94c20996473200594553

40年続いた同好会も3人にまで減り、とうとう同好会も解散しました。年を重ねてくると、機器の替わりがなくなり、マンネリになってしまいます。Iさんは私より一回り年上の大ベテランさん。40畳の専用オーディオルームを持たれ、100㏈サウンドも楽々OKの環境です。この部屋のメインSPはJBL:K2 9500です。6chサウンドにもなります。

ツィーターを追加されて使われています。移動出来る様に専用トレールに載せられています。

同じ部屋にある同じJBLのDD55000エベレスト。こちらの中音は#2420(1インチスロート)→#2440(2インチスロート)にアダプターを介して交換してあります。

K2 9500をドライブするのはMC-1000モノラルパワーアンプ×2台。


プリアンプもマッキントッシュのC42。MC2600もリアSPの5500用に使われています。


リアSPの5500。

極め付けはアナログプレーヤーのマイクロSX-8000+SME3012R+SPU-GEの組み合わせ。この機器の解像度は凄いですね。

もう既に奇麗な状態で手に入れるのは難しい機器ばかりで、集めるのも大変です。価格もすごいですね。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d65af413a97e94c20996473200594553

82. 中川隆[-13672] koaQ7Jey 2020年2月19日 12:02:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-247] 報告

音楽カフェ Blossom :ブロッサム

埼玉県越谷市東大沢5丁目15番3

営業時間:午後2時30分〜8時30分(ラストオーダー) 午後9時30分閉店

定休日:火曜日・水曜日
https://www.cafe-blossom.jp/about/index.html


音楽カフェブロッサム(Blossom): 音楽を楽しめるレストラン・レンタルスペース。グランドピアノ, タンノイオートグラフミレニアム、真空管アンプ、-埼玉県越谷市
https://www.cafe-blossom.jp/owner/index.html#audio


建物

(1) 建物はカナダより輸入。 イギリス風外観

(2) 音楽を楽しむために、遮音、内装材、床構造に配慮しました。 コンクリートベース+構造用合板+遮音マットの上に、直接ブラックウォルナットの無垢床材を貼っております。

(3) 建物は2x6工法を採用し、外部との遮音を行うため壁の厚みは20cm程度と十分確保しました。壁材はスピーカ背面はオーク他の面は吸音壁と腰板の組み合わせ、音響を配慮した天井材を使用しています。

(4) 室内面積は、約30畳(50m2)。天井高さは 5.5m と充分確保しました。

オーディオ装置


(1) 使用スピーカは英国製大型スピーカ、タンノイオートグラフミレニアム(右欄写真)。

レコードプレーヤはトーレンス TD520 に、SME3012トーンアームを取り付け、カートリッジはオルトフォン MC20Wを使用。


(2) プリアンプは、真空管式CRイコライザ+超低歪率フラットアンプを使用。

写真でのアンプ右側にあるのは、FET式MCカートリッジ用ヘッドアンプ。
(上田順筰氏 特製)


(3) ボリューム、フラットアンプ インピーダンス変換機能付 入出力切り替え装置。

スピーカ 2系統、メインアンプ 3系統、ライン入力 3系統を 瞬時に比較試聴可能。

ディジタルコントロール 高信頼性クロスバーリレー使用。
(上田順筰氏 特製)

(4)メインアンプは大型直熱真空管 845 を使用した三段直結アンプ。 モノラルアンプ 2台
(上田順筰氏 特製)

https://www.cafe-blossom.jp/owner/index.html#audio

83. 中川隆[-13838] koaQ7Jey 2020年3月18日 07:30:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1044] 報告
これからやってくる不況。不安定化な社会でも普通に生き残れるライフスタイル
2020.03.18


世の中が不安定になったり、景気が破滅的などん底に転がり落ちていく局面では、意外にも「まったく影響を受けない人」もいる。皮肉なことに、何も持たない人である。最初から「何も持たない人」は、世の中の動きに関係なく常にどん底で生きている。そのため世の中が不安定な局面になったとしても、最初から「不安定が日常」なので動揺することはない。(鈴木傾城)


これから世界経済は当分回復しないと思った方がいい

当たり前だが、世界経済は当分回復しないと思った方がいい。新型コロナウイルスは全世界を混乱に陥れている。何も解決していない。そうであれば、これから世界は同時不況に落ちるのだ。

今、最もストレスに晒されているのは、負債をたくさん抱えた人である。

金融市場のレバレッジだけでなく、事業の借金、住宅ローン、クレジットローンは返済計画が狂った瞬間に悪夢になる。安定している時期は資産として計上されているはずの借金は、不安定な時期には時限爆弾と化す。

自国の経済情勢が悪化し、自分を取り巻く社会が混乱し、不況から逃れられなくなると、資産が大きい人ほど安定を失っていく。

場合によっては、生活水準も維持できなくなる。混乱が続くと、失意の中でダウングレードを強いられて自信も喪失していく。

今回は新型コロナウイルスによる混乱だが、考えてみれば世の中は不安定さに満ちている。戦争や、突発的な金融危機や、国家の債務不履行や、強度の不景気(大恐慌)が起きて社会が崩壊した時、ビルから飛び降りたり首を括ったりする人は決まって「負債が返せなくなった人」「資産を失った人」である。

多くの人にとって地道にコツコツと築き上げた資産は命の次に大切なものだ。それを失うというのは強烈なショックであり、深い絶望である。だから、すべてを失った人は生きる希望も失ってしまう。

私はブラックアジアでもダークネスでもフルインベストでも、常にこうした「不況」「不安定」「混乱」が来ると書き続けてきた。2020年。私たちはいよいよ「来るべき荒波」に飲まれた。

世界の不安定化で、資産を持つ人がすべてを失う

私は親元から離れた瞬間に個人事業主になった。

その後はバブル相場で「どんな株でも適当に何か買ったら全部上がる」ような経験をしたので、まともな社会生活をすることもなく、株で手に入れた資金で東南アジアをぶらぶらするような退廃的な生活をしてきた。

途中で、こんなことをしていたら人生破滅だと思って、まともになる努力をするために会社に勤めたこともあった。しかし、「まともになる」という選択肢自体が私に合わず、うつ病一歩手前にまで追い込まれて結局は元の一匹狼に戻った。
というわけで、私は今まで人生の大半を一匹狼として生きている。

実は、一匹狼というのは表社会ではまったく信用がない存在だ。場合によっては、クレジットカード一枚ですらも作れない。不動産も借りられない。それが一匹狼の扱いなのである。個人事業主として生きている人は全員が経験しているはずだ。

そのため、私は世間一般で言うところの「安定」は自分の人生になかった。一匹狼は立場的にはとても気楽なのだが、逆に言えば困窮しても誰からも助けを得られないか弱い存在でもあるのだ。

だから今の不安定な社会情勢になっても、不安定そのものが私にとっては日常みたいなものなので、特に大きな精神的ストレスを感じているわけでもない。

どうせ「こういう波乱も起こり得る」と私は常に考えているので、私は1円の借金もしていない。証拠金が要るようなトレードはないしローンもない。つまり、私はファイナンス的には非常に身軽であり、夜になって眠れなくなることはない。

確かに保有している資産は収縮(シュリンク)しているのだが、状況が落ち着いたら再び戻ると分かっているので何とも思っていない。

「何も持たない人間が一番強い」という事実

世の中が不安定になったり、景気が破滅的などん底に転がり落ちていく局面では「何も持たない人」は強いのではないかと思う。仕事を失ったらさすがに大変ではあるものの、その仕事も身ひとつであれば何でも選べる。

最初から「何も持たない人」は、世の中が好景気だろうが不景気だろうが省エネで生きている。世の中の動きに関係なく、つつましくしている。そのため世の中が不安定な局面になったとしても、最初からつつましいので影響が少ない。

資産も必要最小限であれば、金融動向がどうなろうと知ったことでもない。たとえば、自分の国がめちゃくちゃになって通貨価値がゼロになったとしても問題もない。もちろん、不動産価値がゼロになっても困らない。

ほとんど持っていないか、何も持っていないからだ。

持っていない物の価値など、最初からどうでもいい。「何も持たない人間が一番強い」というのは、社会が動乱すればするほど真実と化す。

通貨価値が混乱したり、資産がゼロになったらさすがに私も落ち込む。しかし何も持たない人間は、世の中が大混乱して極度の不況に見舞われても、最初から何も持っていないので一番影響が少ない。

これは示唆に富んでいる事実でもある。

これから深刻な不況が来るというのであれば、私たちは生き残るために「小さくなればいい」ということを意味しているからだ。

広げていたものを畳む。拡大していたものを縮小する。増やしてきた物を捨てる。小さく生きる。何も持っていない「無敵の人」に近づけていくことが、経済的な大混乱の中での防衛的で正しい生き方になる。

不安定化な社会でも普通に生き残れるライフスタイル

不安定化する社会が本格的にやって来ると、何も持たない人間が無敵の人になる。失うものがないというのは、すべてが破綻する社会では最強の立場となる。身体ひとつあれば、それなりに生きていけるからだ。

数年前から、日本では必要最小限の物しか持たないようにして生きるミニマリストが増えていたのだが、これは将来に大きな社会的動乱が来ることを薄々と感じていた人たちだったのかもしれない。

社会が崩壊するような動乱がくると、必要最小限の物以外は何も持たない訓練をしていた人たちが「本当に何も持たない人」と同様に生き残る。新型コロナウイルスによって引き起こされる不況の中で、まさにこの訓練が実る。

小さく生きる。それがこれからの「生き残るためのライフスタイル」である。彼らのライフスタイルこそが経済崩壊が起きても平穏に生き残れるものである。
生活をシンプルに小さくするというのは別に「暗い行為」ではない。物は少なければ少ないほど精神的に身軽になるからだ。必要でないものは買わなくなるので、次第に欲求も消えていく。

すでにいろんなものを抱えている人は、持っていても使わなくなったモノから捨てればいい。使うのか使わないのか迷っているモノも捨てればいい。
昔は大事だったけれども、今は大事だとは思えないものも捨てればいい。一年以上使っていないモノも捨てればいい。持っているモノをひとつひとつ捨てていけば空間も広がるし、人生の見直しにもつながる。大事なもの以外は要らないではないか。

世の中、どうせ不況で大変なのだから、物質的なモノよりも精神的なものをしばらく追求してもいい。

極度のミニマリズムになる必要はない。しかし、基本的に「無敵の人」のように何も持たない方向に意識を向ける。これが、不安定化する社会の中でも、普通に生き残れるライフスタイルではないのか。


『最小限主義。 〜「大きい」から「小さい」へ モノを捨て、はじまる“ミニマリズム”の暮らし〜』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01BBEWK2O/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=B01BBEWK2O&linkId=f32a9ec44965fe55a36a0f86c36d5c7c


https://blackasia.net/?p=17588

84. 中川隆[-13029] koaQ7Jey 2020年4月22日 11:57:50 : 13OAtnQgho : d2VxeFFzSXBVMTI=[10] 報告
「モノ」というのは基本的にそれ自体が自分の時間を奪う存在であると認識せよ
2020.04.21
https://blackasia.net/?p=1041

ブラックアジアの読者でも、いよいよコロナショックで生活が逼迫しつつあると連絡が来ています。とても大変なことであると思います。私たちの社会は今、人生で最も過酷な不況に突入しつつあります。本当に慎重に生きなければならない時代が来ています。急いでダウングレードと断捨離とシンプルに生きる方法を模索して下さい。あと、不要なモノを捨てて下さい。その理由は本文に書いています。(鈴木傾城)


「自分の人生を取り戻す」ための方法論とは?

人生を取り戻したければ不要なモノを捨てる必要がある。困難な時代を生き残りたければ、やはり不要なモノを捨てる必要がある。苦しい時にも、やはり不要なモノを捨てる必要がある。不要なモノを捨てるというのは、実は生き残りの哲学なのである。

いったい、どういう理由なのか。

「ミニマリスト」という言葉がある。ミニマリストというのは、「必要最小限のモノしか持たない人」という意味で捉えられているが、実はミニマリストの本質はそこではない。

確かに必要最小限のモノしか持たないという状態を好む人をミニマリストと言うのは間違っていないのだが、本質はもっと深いところにある。
「必要最小限のモノしか持たない」ことで、いったい何が成し遂げられるのか、という部分が真に重要な部分である。

ミニマリストのライフスタイルは、2009年頃にジョシュア・フィールズ・ミルバーンとライアン・ニコデマスというふたりが提唱した「生き方」が元祖になっている。

ここでこのふたりは「自分の生活の中で無駄なものを極限まで省く」ことによって何を目指したのか。それは「自分の人生を取り戻す」ということだった。
では、「無駄なものを極限まで省く」ことによって、なぜ自分の人生が取り戻せるのか。

この部分の本質が分かっていないと、ただ「モノを持たない」というだけでは形だけを真似しているのと同じで、何も得られるものはない。


人生というのは「何」で構築されているのか?

要らないモノを捨てることによって、人生を取り戻すことができる。それはなぜか。それを知るには、人生というのは「何」で構築されているのかを考えればよく分かる。

人生というのは、時間で構築されている。

今日一日は何をしたのか。その中で自分の人生で重要だったのはどの部分か。その「重要な部分」が日々積み重なっていくと、それが人生になる。

短い人生というのは、単純に生きる時間が少なかったということである。無駄な人生というのは、単純に長い時間を有益に過ごさなかったということだ。
素晴らしい人生というのは、自分が本当にやりたかったことをたっぷりと時間をかけて行ったということだ。

往年の名歌手フランク・シナトラは晩年になって「これが私の人生だ」と朗々と歌って彼の代表曲になった。自分がやりたいことに時間をかけて燃焼するというのは、まさに「私の人生だ」という生き方になるのである。


人生=時間

という大切な事実がここにある。ということは、時間を大切にして自分のやりたいことをたっぷりとできる「環境作り」をしなければならないということになる。
では、その具体的な環境作りというのはどのようにすればいいのだろうか。その方法論のひとつとして「要らないモノを捨てていく」というものがあるのだ。
なぜ、要らないモノを捨てることが時間を取り戻すことになるのかというと、「モノ」というのは基本的にそれ自体が自分の時間を奪う存在と化し、さらにモノの維持やメンテナンスにもまた時間が取られるからである。

テレビやゲームは、それ自体が自分の時間を大量に奪っていくモノと化す。多くの老人はテレビを見過ぎており、多くの若者はゲームをし過ぎている。

ただの暇つぶしのために見ているというのであれば、テレビやゲーム機を捨てるだけで、自分の時間を大量に取り戻すことができるようになる。


自分の人生を見直すために何をしたらいいのか?

長く生きていると、いろんなものを買う。
自分の人生の目的以外に、ただの興味本位で買ったモノや、衝動的に欲しいと思って買った無駄なモノや、その時は必要だと思って買ったが使わないモノや、飽きて見たくもないモノや、ただ押し入れや倉庫に置いてあるだけのモノなどが、誰の家にも溢れているはずだ。

こうしたものは、もはや自分の人生には要らないというのは分かっているのだが、捨てるには惜しいというだけで置いてあるだけになる。

そんなものが大量に溢れるようになると、邪魔になり、目ざわりになる。こうした邪魔なモノが溢れていると、やがて人間はイライラするようになっていくのだ。大事なことに集中できなくなっていくのだ。

要らないモノであっても、それは物理的に存在するのだから空間を圧迫している。
どうするのか。それは捨てることによって解決することができるというのがミニマリストたちの提案である。要らないモノを捨てれば維持費もいらず、メンテナンスもいらず、空間も広く使えるようになり出費も抑えられる。

そして、自分の人生の「本当に重要なこと」に集中できるようになる。

生活がシンプルになると「本当に重要なこと」が鮮明になって迷いがなくなる。その結果、自分のやりたいことにたっぷりと時間をかけることができるようになる。
ミニマリストたちが「必要最小限のモノしか持たない」ことで自分の人生が取り戻せるというのは、そうした意味合いを込めて言っているのである。

自分の人生を見直すために何をしたらいいのか分からない人は、まず、「必要最小限のモノしか持たない」というシンプルな提案を取り入れるのが具体的な方法である。


自分の人生を取り戻すために具体的な行動とは?

人生をシンプルにするためには、余計な枝葉末節をひとつひとつ丁寧に剥ぎ取っていく必要がある。

奇妙なことのように思えるかもしれないが、自分の人生を取り戻すために具体的な行動を起こすとすれば、目標や計画を立てることではなくて、要らないモノを捨てることなのである。

実は「要らないモノを捨てる」過程の中で「自分の人生とは何なのか?」という自問自答もできるようになる。

ミニマリストになるために「モノを捨てる」というのは、自分にとって大事な部分のみを残すということなのだから、その過程で取捨選択をしなければならない。

「自分の人生でこれは必要なのか?」
「自分の人生で何を残せばいいのか?」

を選ぶということでもある。捨てながら、あるいは残しながら、何度も何度も自分の人生を考えるのだ。

捨てるというのは、

「これはもう自分の人生には関係のないものなのだ」

と見切りを付けるということであり、それこそが自分の人生の枝葉末節を剥ぎ取るということなのだ。

一部のミニマリストは、手持ちのものをすべて捨て去って極小の持ち物でいかにサバイバルするのかというゲームのようなことをしている。

しかし「極小のモノで生きのびるサバイバル・ゲーム」は、本質からやや外れているように見える。

むしろ自分の生きる道(マイ・ウェイ)に必要なモノを残し、それ以外は未練を持たないで捨てるという哲学の方にミニマリストの本質があるように思える。

私自身は旅人出身だったので、元からミニマリストという言葉が流行る前からミニマリスト的に生きていた。なぜなら、旅人は生活用具のすべてを持って行けないので、常に必要な最小限だけを持つしかない。

20代の頃、私はほとんど手ぶらで数ヶ月から半年、あるいは1年以上もの旅をしていたが、風に吹かれるがまま放浪するにはミニマリストでいるしかなかった。旅が私の人生の重要なものだったので、私は何も持たなかった。

だから、今でも私はミニマリストを実践している人たちの気持ちや心情がよく理解できる。モノはあまり持ちたくない。そして、やりたいことに集中したい。ミニマリストであることは、シンプルに生きたい人には重要だ。


『手ぶらで生きる 見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4801400515/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4801400515&linkId=4810a8c84294d6ac984b239559f30e0a


https://blackasia.net/?p=1041

85. 中川隆[-12216] koaQ7Jey 2020年6月27日 07:28:43 : h8mTljU3UM : anJWam1WWEd1bjI=[9] 報告
映画の中のHiFi装置 : GRFのある部屋2020年 06月 26日
https://tannoy.exblog.jp/31246467/

配信映画は、なるべく通常の映画にしています。連続のTV番組は、シリーズで年間分続きますから、毎年10回分以上続きます。いずれも巧妙に話が連続するように作られていますから、ついつい見続けてしまいます。コロナでどこにも行けない状態が続いているときに、休みの日に連続モノを見始めると、もう止まりません。気がつくと深夜を越えていたりします。話が一旦解決するまでは止められません(苦笑)。

長時間画面を見続けた目は疲れが溜まり、翌日の朝はやはり目がしっかりと動かないパターンに陥ります。あたまは、目と繋がっていますから、目を酷使して疲れがたまると、あたまが疲れて翌日、なかなかエンジンがかからないことになります。コロナで自己免疫力を高めなければならないのに、配信ソフトの見過ぎの夜更かしは大敵です。

そんな中、ついクリックしてしまったのが 「BOSCH」という番組です。ドイツの部品会社では無く、Los Angels市警の刑事の名前です。キャラクターの設定が凝っていて、殺人課の刑事なのに、ロスアンジェルスを見下ろす一等地に住んでいます。

調べると、ハリーボッシュのロケ地とmapにも乗っています。こんなロスの一等地を、市警の刑事がどうして買えるのだとおもうと、彼の話を映画化して、そのお金で手に入れたとあります。そこで、実際にこの家はいくらぐらいするのだと調べると、200万ドル以上でした。設定に少し無理なところがありますが、ストーリーを受け入れると、このうちは素晴らしいロケーションです。

ガラス張りのモダンな家ですが、ロスのような地震が多いところで住むには、少し怖いですね。ん?中で話している主人公の前にマッキンらしきステレオが見えます。


よく見ると、中央はマランツのレコードプレーヤーにマッキンのチューナー付きプリ、パワーアンプは6L6GCの240と決まっています。スピーカーは無指向性のOhm Walshで、これで、アート・ペッパーなどのジャズ、それもサックスが好きだと主人公に言わせています。ロス・アンジェルスに住んでいるのに、東海岸のサウンド設定ですね。作家のこだわりでしょうか?こういうディテールの積み重ねが大事ですね。

実際には、こんなガラス張りの日が差すところに、ステレオ装置は置かないと思いますが、これもイメージ作りの小道具なのでしょう。音楽がかかるのは主に夜ですから、その場合は雰囲気が出ますね。このOhm Walshのスピーカーは、無指向性と言ってもスーパーツィーターだけは、45度内向きにセットされ、上方を向いています。中央の上方で像を結ぶのです。このあえて指向性を作るというやり方が、楽器のリアリティを出しているのでしょう。主人公のBoschのキャラクター造りに買っています。


キャラクター造りと言えば、一転して、スウェーデン北部の寒冷地に作られた、超モダンな家にある、B&Oの無指向性SPです。「Dragon Tattoの女」の映画の中で出てくる家です。連続殺人犯の豪邸です。


欧米によくあるガラス張りで中を見せる造りの典型ですが、寒いところ程、この様な中を見せる家が見られます。人口密度が少ないから出てくる発想ですが、見せている部分が大きいほど隠れている暗黒も大きいと、何時も怖くなります。


部屋の奥中央付近にある三角形の黒いモノが、B&OのスピーカーBeo Lab 5です。これも無指向性ですね。モダーンなデザインの部屋にこれほどマッチするSPも無いでしょう。

コロナ以降、テレワークが普及し、どこで働いても良くなります。都心に通う必要が無くなると、海でも山でも、本当に人間らしく暮らせる環境で、生活することが出来るようになりました。今までの都会の狭い環境では無く、田舎の大きな家の繋がった日本間などや、昔のお蚕さんを飼っていた大きな二階の空間などを使って、無指向性のSPが作り出す、広々とした空間でジャズでもクラシックでも、歌謡曲でも堂々とならすことが出来るようになってきました。思い切って切り変えるのは自分の気持ちだけです。
https://tannoy.exblog.jp/31246467/

86. 2020年9月09日 11:07:37 : p3ZYzmdjKF : YlZoZ05vMExyUXc=[13] 報告

GRFのある部屋 2020年 09月 08日
https://tannoy.exblog.jp/31356931/


音場の話 1

最近、ここで使われている「音場とはなんですか?」というご質問がありました。「音場」という言葉を、しっかりと定義しないと意味や真意が伝わらないと思いました。最近、スクリーンを導入してサラウンドの実験をしていると、従来使ってきたクラシック音楽、とくにオーケストラの音場の意味を説明しないと誤解されると思ったからです。

クラシック音楽は、生の音を聞く芸術です。弦楽器の数や管楽器の本数も、曲によって編成が決まっています。オーディオでの再生はステージ上で演奏されるその「響き」を如何に、忠実に再現するかを問われます。周波数の範囲も、ヴァイオリンの最高音からコントラバスの最低音まで、6オクターブ以上の音程を再現します。

編成も小さな室内楽団ですと、第一バイオリンが8人ぐらいで、弦楽器が五部編成で、8・8・6・4・2の28名程度です。フルオーケストラだと、それが16人の16・14・12・10・8 の 60名の倍以上の編成になります。

それに管楽器が2管編成で10名程度、4管編成だと30名以上で、打楽器もいれると100名の大編成になります。その100名が、幅20メートル、奥行き約13メートルのステージの上に乗るのです。結構満員ですが、奥行きも結構あるのです。それらの大きな面積のオーケストラが、タイミングを合わせて、アンサンブルを構成し、あの大迫力の演奏を展開しています。

それらが、コンサートホールと呼ばれる、大きな箱状のホールでなるのですから、壁に反射して残響を付加します。オーケストラ自身から放射される音と、それらが壁に反射して、反対側のホールの奥へ数十メートル拡散していき、長い残響音を伴うのです。その音が、コンサートホール状で並んで、位置が決まります。その時、オーケストラが出して、その音がホールに響いている音の形態を、私の場合の「音場」と呼ぶのです。

PAを使わないで、コンサートホールに響いた音を、そのイメージを縮小するけれど、忠実に再現するとき音場が再生できます。ですから同じ編成の同じオーケストラだとしても、ホールが違えば違う音がします。

コンサートホールには、大きく分けて二種類のホールがあります。シューボックス型といって、四角い箱状のホールで、端にステージがあります。今ひとつは、ワインヤード形式と呼ばれる、ステージを客席が囲んでいる形状です。オーケストラの後ろには壁は無く、後ろに客席があるからです。サントリーホールやミューザ川崎、札幌のキララ、新潟のリュートピアなどです。最近はこの形式のホールが多くなりました。

シューボックス型は、オーケストラの後ろは壁ですから、音が反響しても客席方向に放射されます。一方のワインヤード型は、おとが拡散していき、残響の出方が違います。シューボックス型の方が特定の残響がつきます。その響きが良い場合、ウィーンのムジークフェラインとか、アムステルダムのコンセルトヘボウとかが代表例です。

ベルリンフィルハーモニーとか、サントリーホールなどのウィンヤード型が今や主流になっているようです。この二つでは形成する「音場」が随分と異なります。そして、録音されたオーケストラには、今ひとつの「音場」形式があります。それは、協会や中規模の録音に使用する会場が狭い場合、客席の座席を外して、その場所にオーケストラが展開している場合です。ウィーンのソフィエンザールやロンドンのキングスウェイホールなどがそうです。その場合、ステージにオーケストラが乗っているわけではないので、客席に展開したオーケストラの上にマイクを吊し集音しています。その場合は、オーケストラの真上から収録していますから、その録音を聴くとオーケストラの中に入って聴いているような音場が出現します。私がよく聴いているクレンペラーのマーラーの七番などがそうです。

またソフィエンザールのDECCA録音のショルティ・ウィーンフィルのワーグナーもそうです。それは、コンセルヘボウのようなホール残響の向こうにオーケストラがあるのでは無く、真下に展開している録音ですね。

これらの三種類の録音形式により「音場」の形式も変わります。それらの違いが正しく再現するには、録音されたときと同じような環境で再現することです。演奏会場で、マイクで集音された音は、そのマイクから放射されるように再生すると、元の音場が出現するのです。

その時集音しているマイクが、単一指向性か無指向性かで出てくる音場は異なります。またSP前方に放射されているホーン型のSPか、私のように無指向性のSPを使うと録音された音場がそのまま再現されてきます。家のSPでは、タンノイの同軸型のホーンが45度の内向きで、通常SPの後方に展開する音場が、交差する前方に出現します。ホーン型は正面(平行法)では、音場の再生は難しいです。

また、QUADのESL57のような平面SPでは、音場は出てきません。同じQUADでもESL63になると、同心円状にディレイが掛かっていて、タンノイのような同軸音場を再現します。57では音場では無く、音色を楽しむSPです。これは会場の中で聴いているのでは無く、ドアを開いたとき聞こえてくる音です。平面SPの楽しみ方は、二つの平面に挟まれた空間から、あたかも平面が続いているように中央に平面SPが出現してモノラルのように充実してオーケストラの響きがすることです。「音場」は出現しませんが、大好きなサウンドですね。
https://tannoy.exblog.jp/31356931/

87. 2020年9月22日 07:22:02 : 2hqgblnG1E : b0xFZU54aklaajI=[2] 報告
今日はアレキサンドライト邸に つづき : GRFのある部屋 2020年 09月 21日
https://tannoy.exblog.jp/31377124/


一聴して驚きました。美音♪ですね〜。 控えめで、でも美しい音がひたひたと浸透してきます。何よりの驚きは音がユニットからは聞こえてこない事です。上部に一直線で、8本づつの中、高音ユニットが並んでいますが、そこから音が全くしません。音が聞こえるのは下から二本目までのユニットです。ですからSPは、半分ぐらいの大きさのスピーカーに感じるのです。

ここにあるのは、グランドマスターという最上級の機種で、その下にグランドがつかないマスターと呼ばれる機種があるそうです。それは8本ずつのユニットが半分の4本ずつだそうですが、想像するそのスピーカーがなっているのかと思うような上にユニットがない様な音がします。しかし、そのユニットの有る無しの違いは、音の鳴る前の気配の再生能力なのでは無いでしょうか?

このぐらいの大きな背の高い装置になると、音が出る前から威圧感が感じられるのですが、調整があってくると、音は下からなっているように聞こえます。家の和室でもおなじように床の下から聞こえてきます。ホーン型のツイーターと違い、ドーム型の歪みの少ないユニットは、音がスピーカー自身からは聞こえてこず、音場の空間が出現するのです。8本もストレートに並んだ配列は、床と天井の反射を押さえ、ステレオで大事な左右の広がりと奥行きを良く再現します。アレキサンドライトさんが、二ヶ月以上掛けて調整をされてきた装置は、第1音から他のSPでは出せない世界を出現しているのです。

音質の傾向としては、DGの録音方向では無く、EMIやPHILIPSの音を良く再生すると言えばわかっていただけるでしょうか?このような音になる装置は稀です。私の経験でも、よそのお宅できいたのは数えるほどしかありませんし、その中でも今日のこの音が一番驚きました。もっと言えば、クラシックの演奏会場で響く美しい音を再現している装置はほとんど無いと言うことです。嬉しくなりました。家で実験している演奏会場の音の再現は別な方向でもアプローチしても同じ結果になることを証明してくれたからでもあります。

富士山には、登山ルートは何本もありますが、たどり着く頂上は一つ、最後は同じ風景が見えてくるのです。雲海を突き抜けて、他の山々を遙か下に見下ろす霊山の趣があるのです。ザビーネマイヤーのクラリネットの暗いでも透明な音、クリュイタンスのラベルの時代を全く感じない音、何時も聴いているヤンソンスのマーラーの六番の大スケールとコンセルトヘボウの響き。家とHさん邸以外にはじめて聴きました。

イザベル・ファウストのスリーピングビューティがまだ目覚めきれないときのまだ堅い音までしっかりと再現します。また、内田光子のピアノには驚きました。DGでは無くPHILIPSの録音だとすぐわかります。彼女自身の所有するスタインウェイの芯が硬質だけど、響きが柔らかい音ははっきりとわかります。

去年、横浜のGermanの会にお呼びしてライブを聴いたグレース・マーヤのバックのギターの音と彼女の声。そして、定番のチックコリアの硬質な音は、スケールの大きなクラシックを同じ装置で聴いているとは思えない程です。録音、レーベルの違いをはっきりと描き分ける能力は、本当に高いと思いました。真のハイファイ装置ですね。

一般のチェロに対するイメージは硬質な透明感でもありますが、このECMの録音はそのイメージを裏切りません。しかし同じ装置が、透明感は高いが幾分硬質すぎる響きになりがちなEMIの90年代の録音や、時として時代を感じる帯域の狭い音になりがちなクリュイタンスの名盤をここまで再現する装置にお目に掛かったのははじめてです。アレキサンドライトさんが、二ヶ月以上掛けて調整をされてきた装置は、他のSPでは出せない世界を見事に出現していました。


https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=31377124&i=202009%2F20%2F99%2Ff0108399_11333158.jpg

分析的な聴き方を必要としないほど、楽しい音楽が鳴っているのは、歌謡曲を聴かせていただいてわかりました。歌謡曲特有の、平面を埋めるほどの音の充実感がそれを証明しています。お見事です。

一緒に来られたMさんも大満足のお顔をしています。そして、私好みの音だと看破されました。そうですね、今まで自宅で構築してきた風景が、違った登山路、違ったアプローチをしていても、3000メートルを超えた景色は同じように聞こえるという当たり前の事に感動している自分がいました。

後半は、何時もの部屋でJBLによる本格的なサラウンドを聴かせていただきました。そちらも素晴らしかったのですが、聴かせていただ行ったムジークフェラインザールでのジョン・ウイリアムスとウィーンフィルの演奏が、別テークの音と映像を合わせてあるのが、すぐわかるほどの音の解像度だと言えばお解りになるでしょうか?

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=31377124&i=202009%2F22%2F99%2Ff0108399_04100948.jpg

終わってから、駅の南口にあるアレキサンドライトさん行きつけのフレンチレストランで、地元産の野菜をあしらった美味しいコーズ料理を食べながら、いろいろとグランドマスターの思い出と感動を話していました。こういうレストランでの食事は本当に久しぶりです。Mさんとの感想戦は、石神井公園駅で彼が特急に乗り換えるまで続きました。

帰りも、中村橋から阿佐ヶ谷駅のバスに乗りました。考えてみたら、二車線のバス道路では追い越される車もないのですから、タクシーとほぼ同じ時間でバスも飛ばしています。阿佐ヶ谷駅で渋谷駅のバスに乗り換え、最寄りのバス停で降りて、すっかり秋めいた心地よい空気の中を星を見ながら帰ってきたときもまだ、アレキサンドライトさん邸の素晴らしい音が鳴っていました。
https://tannoy.exblog.jp/31377124/

88. 中川隆[-9886] koaQ7Jey 2020年11月17日 12:08:15 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[14] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
部屋が先か?スピーカーが先か? 2018年11月22日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f086f228ef2a72b3aa658858ff5e4811


オーディオは本来「部屋が有って」の話だと思う。自宅を持ってからオーディオ装置専用の部屋を作るのが手順だろう。しかし、年代的にオーディオに嵌りだすのは「若い時代」だと思う。そうなると「仮の部屋」でのオーディオにならざるを得ない。

苦労して新築の家を建てても、家族の理解が得られなければ「オーディオ専用部屋」は作れない。自分も若い時に家を建てたが、ステレオ装置を置く場所の床面を強化するぐらいと、10畳の部屋を作る事ぐらいしか出来なかった。それでも幸せな方かもしれない。

「部屋に合わせてスピーカーを選ぶ」のか?「スピーカーに合わせて部屋を作る」のか?難しい問題だ。経済的に余裕の有る方なら問題ない事かも知れないが、一般のサラリーマンで「オーディオ専用部屋」を持てる方は限られる。また人生の年代で経済力や環境も変わって来る。この趣味自体を続ける事さえ難しい状況も出て来る。

「オーディオ専用部屋」をお持ちの方数人にお尋ねした事が有る。どれくらいの費用が掛かったのか?と聞いたら「約1千万円」と云う回答が多かった。広さも20畳から40畳ほどの差が有る。もちろん土地は既にお持ちで「建屋」だけの価格。

現在の自分は「部屋を選べない」状況ながら、1軒家を使える環境に有る。スピーカーも現在の部屋には大きすぎるものを持っている。部屋を連結して広い部屋を作ろうと思う。出来るだけ低コストで無理しないでやりたいと思う。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/f086f228ef2a72b3aa658858ff5e4811

89. 中川隆[-9885] koaQ7Jey 2020年11月17日 12:11:22 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[15] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
部屋の広さとスピーカーのサイズ 2018年11月08日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/aefd6760e869265fb26076b2bdf6c0a1

日本の一般的なオーディオマニアのオーディオを聴く部屋の広さは「6畳」ぐらいだそうだ。東京近郊の関東圏では6畳の一部屋を使えるだけでも恵まれていると思う。元々の地元で農家や商売をされている方ならまた別の広さになるだろう。

田舎でもオーディオ専用の部屋になると職業(サラリー)の違いによって変わって来るだろうが、関東圏の部屋の価格を考えると田舎は確かに安い。一般的なサラリーマンでは6〜8畳程度が主流になるだろう。田舎で農家されている方なら土地が有ればそう無理しなくても大きな部屋を作る事が出来る。

6〜8畳程度の広さが一般的ならスピーカーのサイズは「ブックシェルフタイプ」(W350・D300・H600前後)で十分に事足りる。ウーハー径なら20〜30p口径で良いだろう。90db前後の能率が有れば十分。それ以上のサイズのスピーカーを使うなら「狂信的な」と云う表現になるかもしれない。

45年前のオーディオマニアの中では38cmクラスのウーハーが1級品だと云われていた。能率も96〜101db/Wの高能率型が良いと云われていた。これを6畳の部屋で使うとなると「狂信的な」と云う表現になる。そんな狭い部屋でも使える様にしたのが、JBLの#43シリーズのモニターSPやALTEC#620Aモニターだろう。当時はJBLが圧倒的に強くて、620Aなどを聴く処が少なかった。その関係も有ってか数が少ないので今では人気がある。自分でそのどちらも使って見て思うのは「雑誌の記事に踊らされていた」と思う。やはり、自分の耳で確認して初めて選択できる事なのだと・・・。

スピーカーで「表現」が変わるし、部屋とのサイズの関係も有る。年が若い方なら「自分の部屋に合ったサイズ」のスピーカーをお勧めする。間違っても「一人で移動できない」代物は避けるべき。良い部屋を持てた時に大きなスピーカーを入れたら良いと思う。ただ時間の流れで欲しいスピーカーが後日有るとは限らない。オーディオメーカーはどこも短命なのだ。そういう業界なのだと思う。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/aefd6760e869265fb26076b2bdf6c0a1

90. 中川隆[-9867] koaQ7Jey 2020年11月17日 16:44:30 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[37] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
リスニングルームはライブな響きが良いか? 2017年09月10日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/80510754badf6f6c34564c94d17a0e52

「ライブな部屋」or「デッドな部屋」のどちらがリスニングルームには良いのだろうか?

個人的には「デッドな部屋」を選ぶ。「出音」に拘って「音質」を追及して来た関係かも知れないが、「音数」を増やしていくと「余韻」が長く聴こえる。デッドな部屋でも余韻を十分楽しめる。ソースの中に入っている分だけを楽しめるので、そのソースの良し悪しも判りやすい。

音の豊かさを求めて「ライブなリスニングルーム」を目指したり、希望する方が多いが、ライブな部屋は「反響」が多い。曲
によってはライブな部屋の方が非常によく聴こえたりする。「出音」の音数が足りないのを部屋の残響で補う考え方。これも一つの選択肢であろう。

日本家屋(畳の部屋and襖・障子)の場合、デッドな環境になります。日本中のオーディオマニアでは「デッドな部屋」で聴かれている場合が多いのではないだろうか?個人的には、この日本間で十分だと思う。都会と田舎ではその捉え方が違う。都会の場合「音漏れ」に注意を払って近所迷惑やクレームの付かない事に気を付ける必要が有る。そうなると必然的に「密閉空間」になる。「密閉空間は「ライブな部屋」になり易い。

「デッドな部屋」の場合、反響音が少ないのでSPの音がそのまま聴こえる様になる。音のキレ・ヌケ具合が非常に良く判る。「ライブな部屋」の場合、反響音が豊かなので、豊か過ぎると弊害も起こって来る。音の明瞭度が落ち、残響音で聴かせる様になる。過度の残響音が有れば、部屋に吸音材等を入れて、反響を抑制する作業が必要になる。密閉空間では猶更だ。

いずれにしても「余韻」が丁度良いバランスになる様に対策が必要だ。デッドな場合は機器やケーブル・電源に対策し、ライブな場合は「部屋」への対策が必要となる。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/80510754badf6f6c34564c94d17a0e52

91. 中川隆[-9854] koaQ7Jey 2020年11月17日 17:24:30 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[50] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
7.5畳の部屋 2017年05月11日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1f893235178e7031b92a4354388211a1


7.5畳の部屋のサイズなら「20pウーハー(フルレンジ)システム」が丁度良いサイズでしょう。現在サブシステムにしているJBLD208システムぐらいが一番似合っていると思います。音量も音質もほぼ合わせられるでしょう。

そんな部屋に重低音型の38ウーハーシステムを持って来たらどうなるか? 一般的には「性能を持て余す」事になります。実際に持て余しています。音量は本来の位置に上げられないし、「音場」を作るスペースはないし・・・・と不具合が多発します。

ただ聴取位置をデッドになる様にしていますので、38pウーハーシステムでも使えない事は有りません。床面の強度不足と壁の遮音性能等問題は有りますが、「普通」に音楽を楽しむぐらいは簡単に出来ます。それをJBL#375+HL88でやるにはちょっとスキルが要ります。簡単に真似したら手ひどいしっぺ返し(殺人音)を出してくるでしょうね。大概の方はそれでコンプレッションドライバーを使ったシステムを投げ出していますから・・・。

同じ中域の帯域を「コーン型・ドーム型」のユニットと、「コンプレッションドライバー」ユニットで持たせて比較試聴したら一発で分かります。「何故コンプレッションドライバー」に拘るか?

鳴らし易さは「コーン型・ドーム型」のユニットでしょう。しかし、音の反応性(速さ)や音数、エネルギー感等は圧倒的にコンプレッションドライバーになるでしょう。更に「質感」のグレードが決定的に違います。ここが私がJBL#375に拘る理由です。

鳴らすのが難しいからと云って投げ出す様では根性が足りません。難しいユニットだからこそ可能性も高いのです。上手く鳴らすスキルさえ身に付ければ良いのです。その試行錯誤を地道にやるしか手は有りません。現在でもまだ試行錯誤をしています。だからこの趣味は長続きするのです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1f893235178e7031b92a4354388211a1

92. 中川隆[-9850] koaQ7Jey 2020年11月17日 17:34:27 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[54] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
床面の強度が弱いと・・・ 2017年04月26日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/193955d101d6936fba322d6354abd95e


オリンパスシステムは、旧事務所で作り上げました。床面は「直打ちコンクリート」にラバーを貼ったものでした。広さは約8畳でほぼ真四角の部屋でした。壁面はペラペラの5o厚ぐらいのモルタル。指で壁の真ん中を押すと軽くへこみます。決して恵まれた環境では有りませんでしたが、床面の「直打ちコンクリート」は決定的に効いていました。

アキュフェーズC-290プリのボリュームは9時の方向から急激に音量が立ち上がって来ます。通常は9時の方向で使っていましたが、10時の方向まで上げれば100db以上のサウンドになります。更に11時の方向で使ってもビビり一つせずに音量が上がりました。その時の音は身体中から汗が噴出す様なサウンドです。でも会話が出来る様な「質」の音の出方をしていました。

現在は家庭の事情で「家のお守り」をしなければならず、無理やり7.5畳の和室の部屋にオリンパスシステムを押し込みました。その関係で、オリンパスシステムの性能を十分引き出せない状況になっています。

和室に引っ越してからも「音質アップ」は続けていますが、その成果をまだ十分に確かめられないのが残念な処です。床面が弱いと「音のキレ・ヌケ・ノビ」を感じられません。ナローな音になってしまいますね。音のバランスも低域と高域が弱くなり、中域が強くなって来ます。

旧事務所と現在の和室でサウンドはどのように変わったか?と云うと、床面の強度不足の為にボリューム位置が9時の方向以上に上げられないと云う事。上げれば部屋中が「ガタガタ」と共鳴してしまいます。

またSPを置く面の狭さの関係で、HL88(ハチの巣ホーン)と壁との距離が十分取れません。その為に、SPの外側にワッと広がる音が出ません。

おまけにSP間に背の高いラックが有り、おまけにCDPを木製台にセットしている為に更に高くなり、音の交差が出来なくなっています。(左右分断されている) 「クライバー指揮:魔弾の射手」を以前は眼をつむって聴くと前面に「ステージ」が出来ていたのに、ステージがまったく出来ません。

しっかりした床面だけでも手に入れば、音の「キレ・ヌケ・ノビ」を感じることが出来るでしょう。かなり全体のサウンドに効いてきます。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/193955d101d6936fba322d6354abd95e

93. 中川隆[-9830] koaQ7Jey 2020年11月17日 18:12:42 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[74] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
お金持ちだけがオーディオマニアではない 2017年02月05日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d695eeee649883766d79c33effc8c896


広々とした大きな部屋で、大きなスピーカーや超高級品のアンプ類がズラリと並んでいるのを雑誌で見かける。お金持ちだけの為のオーディオみたいな感じで雑誌で取り上げられている。だからと言って「良い音」で鳴っているとは限らない。「絵」にはなるけどサウンドは投資効果に見合ったサウンドなのか疑わしい部分が多々ある。

そんな写真を私なりに見てみると、@SPのセッティングに気が配られていない Aケーブル類が貧弱 Bメーカーオリジナルのままで使われている・・・と云う様な共通点が有る。

SPにしろアンプにしろ「メーカー製オリジナル」で100%はない。本当のオーディオマニアは「音に拘り」を持っているはずだと思う。だから、SPにしろアンプ類にしろ、ケーブル類まで気を使って「自分の音を探求」している。

お金持ちが高価な機器をずらりと並べてオツにいっているのも判らないではない。ただ「オーディオマニア」と云うより「コレクター」だと思う。

私は、「部屋に合ったSPを自分の好みのサウンドに仕上げて楽しんでいる方」をオーディオマニアと思っている。その為にはいろいろな処に手を入れて、目指すサウンドを追求する姿こそが「オーディオマニア」だと思う。20p口径のSPユニットを使ったシステムでさえ、立派なオーディオマニアになれると思う。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/d695eeee649883766d79c33effc8c896

94. 中川隆[-9829] koaQ7Jey 2020年11月17日 18:17:09 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[75] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
音数を増やすためにはSPのセッティングをおろそかに出来ない 2017年01月25日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/42c4626adc61ac7ffce6dc2c89b94feb


大型SPシステムを床面にポンと置いて(直置き)使っている方が殆どだと思う。メーカー純正の「袴」や「スパイク」を使ったセッティングに疑問を持たないのだろうか?

それらの「袴」や「スパイク」及びその位置は、個人的見解で言うなら「取って付けた様なもの」で、メーカーで音質を確認したと云うより、「置き見栄え」を図った根拠のないものだと思っている。自分で「SPセッティング」を追求して感じた事である。

「SPから床面への振動の伝播」で床面に音エネルギーが「振動」として伝わっている。この振動の伝播を防ぐ方法として「サスペンション方式」(クッション・制振)をして、床面に振動が伝わりにくくする事を対策すると「音数」が増えて来る。それも「前面に音が出て来る」様な鳴り方に変わる。当然「音数」も増えて来る。中型・小型SPにも同じことが言える。

SPのセッティングで最も理想と思えるのが、床面に設置しない事だと思うが、その為には「吊るす」事が必要になって来る。しかし100Kg近い重量を吊るすには相当な安全対策と吊るす支持ポイントを確認しないといけない。低域に関しては箱を含めた重量の問題でほぼ不可能な内容になるだろう。中高域のホーンシステムなら、重量的にも何とかなる重さで有り、吊るすポイントや方法も何とかなると思う。

「吊るす」事で得られるメリットは、「自然な振動(響き)」ではないだろうか?・・・これを床面に設置する方法で原理を考え実践すれば相当な「音数」の増加につなげる事が出来ると思う。大型SPには床面への振動の伝播を極小化させる工夫が求められる。決してメーカー任せでは得られない豊かなサウンドが得られると思う。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/42c4626adc61ac7ffce6dc2c89b94feb

SPのセッティング のつづき 2017年01月26日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/09c01b49de60dd1b67cc6d1e5f4196ae

昨日のブログで「SPのセッティングで音数が増える」と書きました。良いセッティングにすると

@「外に音漏れが少なく」
A「部屋の中の音数が増え」
B「音が前面に出て来ます」

となります。何事も100%にするのは難しいので6割達成できれば相当な効果になります。

SPのセッティングについては、メーカー製SPでは「袴」や「スパイク」等の対策を一応取られるようになって来ましたが、まだまだ6割の努力の境地にないと云うのが私の実感です。

SPセッティングの為に色々なインシュレーターが販売されていますが、地震等への安全対策が考えられているモノはごく一部に限られます。特に金属製で作られて滑り止めもないようなお粗末なインシュレーターが高値で販売されているのには呆れています。

インシュレーターは大きければ良いと云うものでは有りません。SP箱をうまく「自然に響かせる」為にはそのサイズも重要です。私は「太鼓の革の原理」でSP箱を鳴らすべきだと発送しています。特にSP底面は「太鼓の革の原理」でなければ上手く鳴らないと感じます。太鼓の革の内側に何か接触するものが有れば太鼓は響きません。この太鼓の革の内側部分にメーカー製の「袴」や「スパイク」が取り付けられています。当然「響かない」のです。実際にドラムの革の内側にチョッと手を触れただけで振動(響き)が死んでしまいます。これと同じ原理で「ドラムの内側」に触れるものが有ってはいけないのです。

ではどこで受けたらよいのか?・・・「太鼓の革を貼る位置」が重要です。SPに例えるなら「箱を構成する縦板」に相当するでしょう。この場所しか「支持するポイント」は有りません。大体縦板の厚みは20〜25mmぐらいの厚みのSPが多いです。こんな処に50mmのインシュレーターを敷いたら「太鼓の革の内側」にまでかかってしまいます。そうなると響きが死んで「死んだ音」になってしまいます。

インシュレーターは基本的にφ25mmからφ30mmぐらいのモノが間違いありません。残るは何処に敷くかです。先ほどの「縦板」のお話がここで生きて来ます。縦板の下なら「太鼓の革の内側」にはなりません。縦板の下ならどこに敷いても構わないと思います。合理的な位置として「SP底面の四隅」になるでしょう。

ここで問題点が出て来ます。SP底面の4隅にスペーサーを敷き込んでも1点は必ず浮いています。三脚でも判る様に、3点でないと普通はガタなく安定しません。4点だけでは「ガタ」が発生します。このガタを取る為には「木材のしなり」を使う手も有ります。そうやってSPのセッティングを詰めて行きます。上手く考えデザインすると「理想のセッティング」をシンプルな形にまとめる事が出来ます。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/09c01b49de60dd1b67cc6d1e5f4196ae

95. 中川隆[-9824] koaQ7Jey 2020年11月17日 18:32:39 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[81] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
今までのオーディオマニアは雑誌で作られたもの 2016年11月07日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/dfb915929cc8ddc44eb32c9dbf79a4c6


「音楽」が好きで、好きな時に「音楽」が聴きたくてステレオを買ったのが45年前。18歳でオーディオを始めて、最初は雑誌の影響を受けて、機器の買い替えによる「グレードアップ」をして来たが、期待するほど「音質アップ」はしなかった。「音質アップ」はしたが、投資金額に見合う「音質アップ」では無かったと15年ほど前に気付いた。

何故「期待した音質アップ」をしなかったのか?・・・それは、雑誌で説明されるグレードアップの方法が根本的に間違っていたからだと思った。いくら機器のグレードを上げても「音質」はそう簡単には上がらない。原理・原則が全く違うのではないか?・・・と疑問を持った。

15年前は「ケーブル」に対して「疑心暗鬼」で有った。しかし、色々なケーブルを試していくうちに、「ソース機器から情報がプリアンプに入らない限り増幅もない」と言うごく当たり前の結論になった。当然、プリアンぷからパワーアンプへの情報伝達・パワーアンプからスピーカーへの伝達もしかり。すべてのケーブルで伝送される情報量をアップさせれば、機器のグレードアップよりはるかに高い「音質アップ」が簡単に出来る事を知った。

それから「理想のケーブルは?・・・」を追及して、自分でオンリーワンのケーブルを開発して使う様になった。市販品では私の求める音質を得るには、超高額となるか?もしくは無いのである。先日「送電線」の構造や材質について考察を述べたが、それらを満たす市販品のケーブルは皆無だと思った。ならば、「自作」するしかない。

実際に自分でケーブルを開発して行くと、自分の考えが間違っていない事が判った。ケーブルの自作の延長で「電源ケーブル」も自作したが、電源ケーブルで機器の性能や音質が左右される事が判明。一気に全ケーブルを対象にする事にした。

現在は基本となる1本のケーブルを作成し、それですべてのケーブル(電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル・SP箱内配線・アンプ内配線他)を作り、ケーブルのグレードアップを10回以上繰り返して来た。

「固定観念」(頭の固い)の強い方では「音質アップ」は難しいのがオーディオだと思う。人と同じことをやっていても人と同じぐらいのサウンドにしかならない。40年も機器の入れ替えだけで「オーディオ遊び」をして来た人をたくさん見て来たが、それは単なる「機器の入れ替え」で「音質アップ」ではないという事。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/dfb915929cc8ddc44eb32c9dbf79a4c6

96. 中川隆[-9820] koaQ7Jey 2020年11月17日 18:36:34 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[85] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
部屋に合わせてSPを決めるのが本来のセオリーだろう2016年11月03日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/beeb9eec8721ae74fea657d2ba52d077

オーディオを始めた頃は誰でも初心者。一通りの機材を揃えて、好きなソフトを聴いて・・・とここまでは一般の方の通る道。これが、機材を替え、ケーブルを替え、電源を替えて・・・とグレードアップを模索し始めると「オーディオマニア」に近づいていく。

出来れば安価な装置で満足できれば良いのだが、エスカレートして「音質アップ」をしていくと、どんどん高額な機器やケーブル類に目覚め始める。ソース機器やアンプ類はそう大きなスペースを取らないから何処までも追及することが出来る。しかし、スピーカーには「サイズ」がある。6畳の部屋にALTEC A5/A7の様なスピーカーは置けない。

やはり、スピーカーは財力と部屋の広さ・環境で決めざるを得ない処が出て来る。若い頃はどうしても部屋の環境も悪いし(燐部屋に音が漏れる等)、当然出せる音量も制約される。そうなるとスピーカーの持っている性能の50%も発揮させる事さえままならない。またSPサイズと「空間再現性」は因果関係にある。部屋に対してSPサイズが大きすぎると「直音」しか聴けない場合も多々出て来る。かといって、部屋の容積に対してSPサイズが小さすぎても「エネルギー感」等が不足して、物足りなさを覚えてしまうだろう。

長い人生の生活の中で、手に入れた環境に合わせたスピーカーを選択してグレードアップして行く事になる。若い時は、ただ憧れの大型スピーカーを手に入れたい一心で夢中になるかも知れないが、実際にはなかなか使いきれない「宝の持ち腐れ」状態となりかねない。

やはり、「中庸のバランス」が必要だと思う。自分の場合、現在使っているオリンパスシステムは別の部屋で作り上げたシステムを、無理やり7畳半間に押し込んでいる。当然スピーカーの実力の半分も出せない状況にある。プリアンプのボリューム位置「9時の方向」で低域が部屋をガタガタ鳴らしてしまう。明らかに部屋の強度が不足している。こんな状態で基本部分に投資をしてもその成果を確認できない。だからソース機器ぐらいしか触れない。ソース機器の充実化も既に完了の位置に来た。これ以上の投資は難しい状況に来た。後は本来の目的である「音楽を楽しむ」事ぐらいになる。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/beeb9eec8721ae74fea657d2ba52d077

97. 中川隆[-9735] koaQ7Jey 2020年11月22日 09:57:02 : H93B5zIOcQ : NUh1bTIxT0YvRmM=[21] 報告
Whistle Stop Cafe U

30p口径への勧め(前)2020-11-20
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12639173259.html

サンスイ SP LE-8T
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12639173259-14854146915.html


以前スピーカーエンクロージャー(箱)の黄金比の事をここで書いた事があった。
黄金比と言っても、デザイン上や心地よい感性的な視点でのものではなく、
家庭へとスピーカーを持ち込んだ際の収まりの良いサイズであり比率であり、
強いてはライブな質感や空気感を損なわずに、
設置や移動にも一人で持てる質量であり、サイズを追求していくと
自ずとその適宜なサイズというのが決まってく来る。

その基準になったのがARでありJBL。どちらもアメリカの東海岸と
西海岸を代表したラウドスピーカーメーカーである。
ARの小型ブックシェルフのAR-3Aが全米で大ヒットしたのを受け、
JBLも家庭用の小型スピーカーに力を入れていた時期に、
Lancerシリーズの箱の基本形となったのがあのCシリーズ。

中でもLE-8TやLE-10Aなどをビルト・インさせた汎用型の箱(エンクロジャー)は
日本のメーカーへも影響を与えた。

JBLとしては暗い傾向でマイルドな音のLE-8Tという
フルレンジのドライバーを入れる箱にC-53やC33、C44などの
サイズが約36x60x30cm(幅・高さ・奥行)
以降この36x60x30cmが最近までスタンダードになっていく。

スタジオモニター4312の初代モデルの4310もおそらく
このC-53などの箱を流用し当初は設計されたと思われる。
ゆえにJBLのブックシェルフの古典サイズは
36x60x30cmから逃れる事はできない。

さらにサンスイ電気が日本は信州の工場で作った箱に、8インチフルレンジLE-8Tを収めて
作ったのが”SANSUI SP LE-8T”である。
実はこのスピーカーのサイズも約36x60x30cmだ。
もっともこれは、JBLのC-53のcopyのようなものだから、それは致し方ない。
(ただしである、JBL側はサンスイ製のその箱へapproved(承認)を出さなかった。
その話は又いずれ)

サンスイ SP LE-8T
https://ameblo.jp/oohpopo/image-12639173259-14854146944.html
(約36x60x30cm)

古典的かつブルージーなピアノトリオ

US THREE / HORACE PARLAN
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12639173259.html


30p口径への勧め(後)2020-11-21
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12639332473.html

さて本題である。

ブックシェルフの家庭用黄金サイズともいえる
36x60x30cmの箱に、16cm一本でも LE-8Tのように8インチ(20cm)のドライバー1本だけ
入れても箱のサイズに変わりはない。

                     JBL 4312WX(写真・中央)


先にあげたスタジオモニターシリーズの4312ではどうか。
これも、約36x60x30cmと同じである。
だがこちらは3ウェイで、ウーハーに12インチ(30cm)を奢っていても、
サイズは同じである。

D120(2130)などのエキステンデッド系でも、ウーハーでも良いが
低域側のドライバーのサイズで実態感の伴う再現となると、30pの口径は必要で

(譲ったとしても、25p以上)
20pのLE-8Tでは残念ながら力不足だ。

16pだ20pだのの口径というのは、小音量でピアノやヴォーカルをひっそりと鳴らす程度であって
ジャズのリアルで熱いエネルギーを再現するには力不足だ。
20pという口径では箱庭的なジャズ再生となり
聴いていて寂しくなるものだ。

かくしてマイルドで口径の小さなLE-8Tでは、いつか必ず物足りなくなる。
これは小型のスタジオモニターの4301のような20pウーハーを使ったものにも
言えるが、小音量でも空気を振動させ、実態感の再生を求めるには30p程度の
口径が必要になってくるのである。


結論。専用の部屋があれば別だが、
36x60x30cmというサイズは日常の中で使用する家庭用としてギリギリのサイズだ。
ならばこのサイズで最も効率よくパフォーマンスを発揮させるとしたら
30pウーハーの4312だ。

個人的にはあの磁気の弱く、反応の重いウーハーの立ち上がりが好きではないが、

(まあ、そうしたウーハーのもっさり感が、ハードなジャズ以外のソースでは生きてくる場合もあるともいえる)

それでも全体的には、JBLの歴代ブックシェルフでは最高傑作だ。
しかも4312Eまでなら重量も20kg以下で収まる。

これはいつも提唱する、人生で50才を過ぎたら、一人で持てない音機械は買わない、持たない。
(ぎっくり腰防止もあるが、来るべき終活において、将来、家族や他人に迷惑をかけない為にも・・。)
サイズも質量も30pの低域用ドライバーも、
全てがこれにて何とかクリアーするではないか。

ゆえに36x60x30cmの汎用性の高い黄金サイズを家庭で確保できるなら
訳の分からないブックシェルフを買わないで、4312系にしておけば
安心してライブ気分で、音楽を聴いていられるという事なのだ。


輸入ジャズアルバムを置いてある店を散策すると思いがけない

佳作にあたる。今では一部のコアなマニアの評価を勝ち得た名作。

     SWEET CHOICE / KLAUS WAGENLEITER TRIO

            安心のケニーバロンに、外れなし。

https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12639332473.html

98. 中川隆[-9734] koaQ7Jey 2020年11月22日 10:06:52 : H93B5zIOcQ : NUh1bTIxT0YvRmM=[22] 報告
Whistle Stop Cafe U

60x36x30cm【JBL黄金サイズ】1 2019-04-02
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500260539.html?frm=theme


イメージ 1
JBL C-53 LIBRA


JBLのブックシェルフタイプのエンクロージャーで汎用性の高い機種に、
C-53 LIBRA(”リーブラ”と読む * リブラ、ライブラは間違い)なるコンパクトな箱がある。(コンパクトといっても、デスクトップSPが人気の現代の感覚ではかなり大きい方)
C-53のサイズが、高さ、幅、奥行きで 23½x14x12¼inch
cmへ換算すると 58.75x35.5x31cm
これがその後の、JBLブックシェルフの伝統的な黄金ベース・サイズ ”60x36x30”になるというわけだ。

参考までに、JBLのLE-8Tを収めた「サンスイ SP-LE8T」が約60x36x30cm(重量は約17kg)
イメージ 2

ぴったしカンカンで、ほぼC-53と同サイズ。

実はサンスイ SP-LE8Tは想像の通り、C-53を参考にしたというより
そのままパクっているわけで、サイズが同じなのは言うまでもない。
しかしサンスイ製C-53は製品化に際し、JBL本社が商品名にJBLの名称を使用することを最後まで承認しなかった。

箱を鳴らして音を作るというJBLのオリジンまでは真似できなかったのだ。
当時、JBLはオリジンの箱に入れてなんぼというのは、瀬川冬樹氏も指摘していた事である。

よってJBLの銘板は前面の檜格子ネットには、最後まで付かなかったのである。
何でだろうと?思った人には、これで長年の疑問が払拭されたはずだ。
(続く)
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500260539.html?frm=theme


60x36x30cm【JBL黄金サイズ】2 2019-04-03
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500260549.html?frm=theme


 No.2
JBL C-53 LIBRAは、JBLお約束のシステム・チャートが用意されるわけだが、
それを見ると、高級仕様はコアキシャルタイプのLE-14Cが収まる。

イメージ 2

LE-14C又はLE-14Aが収まる横幅というのがポイントで、
LE-14のフレームの横幅が、12¾Inch(324cm)と、とてもコンパクトにできている。
324に板厚15x2=30 合計で334 C-53の横幅に一致する。

何故このサイズかというと、当時ARの小型ブックシェルフが人気を集めており、
JBLとしても小型ブックシェルフの小さな箱から豊かな低音の出るシステムを戦力として送り出すのが至上命令だったのである。
こんな小さな箱に14inch.ウーハーをあてがい、ARに負けない低域を担保したかった。C-53とLE-14は、こういった時代の要請において登場したといえる。

ゆえにバッフルサイズ一杯に使うという暴挙を、JBLと言う会社はやるのである。
(続く)


イメージ 1
C53(LE14A/LE20)

https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500260549.html?frm=theme


60x36x30cm【JBL黄金サイズ】3 2019-04-04
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500260570.html?frm=theme


イメージ 1


日本ではC-53がLE8T用との認識が強いが、LE8T用にはすでにL-33という
専用の箱が用意されていた。このL33の横幅は32cmだ。
L-33ではLE-14がどうやっても入らない。
そこでLE-14からLE8Tまでもカバーする、汎用性も兼ね備えた新しい社命の元、
C-53 LIBRA エンクロージャー(箱)が登場したのではないのか。

そしてLE14CやLE14Aはそれの専用システムとして、
七宝組格子をフロントグリルに奢る贅沢なランサーシリーズのL-99を世に送るわけだが、基本的な箱の設計はC-53と同等だ。

この組格子はオリンパスやランサー101が有名だが、L-99も実に瀟洒でオシャレな意匠に仕上がっている。

イメージ 2


そして後年になり、このラインを真似たのが、JBLのエクステンデッドレンジ系のドライバーを用いた、サンスイのモニターシリーズ Monitor#2115、同#2120、同#2130の各シリーズになる。
(続く)
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500260570.html?frm=theme


60x36x30cm【JBL黄金サイズ】4 2019-04-05
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500260596.html?frm=theme

イメージ 1


さて、C53はこれで終わらない。
C53の箱を再利用したものに、あの著名な4311、4312の原型でもあるスタジオ・モニター4310がある。

イメージ 2

60x36x30cmに収めた3ウェイは、今も生産の続く4312E へと続くわけだが、
未だに愛されるのは、この絶妙のサイズと比較的軽い重量で家庭に収めるのにも
ギリギリのサイズ。

このサイズこそを生み出した偶然のきっかけは、14inchのLE-14を収める必然があったから生まれたものだ。
4312に、L99、C53=サンスイのSP-LE8Tと派生機種を多数産む事になる。
60x36x30cmというサイズは、JBLのブックシェルフスタンダードとなる。
これが黄金サイズであるのは、そうした理由による。

家庭用として音にも拘る音楽ファンが使う分には、たぶんこれ以上大きく、重くなってしまうと、結構使い難くなる。
JBLの黄金サイズはこれが上限で、そこを分かっていたA・ウォルフ氏の黄金期JBLも商売上手だったのだ。

https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12500260596.html?frm=theme

99. 中川隆[-9187] koaQ7Jey 2020年12月20日 18:40:35 : TmQcXGm3qM : T3c3eUJvTkM1VlU=[27] 報告
2020年 12月 18日
好事・魔・多し? : GRFのある部屋
https://tannoy.exblog.jp/32057991/

現在実験中の80/TW3+40/TW5のシステムは、ご常連のパグ太郎さんやOさん、そしてK&Kさんからもご好評をいただき、少しばかり安堵しています。急な登り道を一気呵成に上って、遠くの景色まで見渡せて来たので、ますます外出が困難の中、CDを順番に聞き直したりして一人悦に入ってました。そんな中、家で聴いていただいた調整を実験中のパグ太郎さんから、いろいろな質問が来ました。

その一つに、マイク一本のモノラル録音を、無指向性SP一本で再生した場合、音場は現れるのでしょうか? (モノラルでも2本のスピーカーで再生し、ピントが合えば奥行き感は出ますが、一本では出ないと感じています) と言うのがありました。

むむむ、さすがにパグ太郎さんです。鋭いところをついてきますね。現在は、モノラル音源もステレオ用の2本のスピーカーで聴いていますが、無指向性1本のスピーカーの場合、それだけで、音場がでるのでしょうかと言う質問です。これはやったことはありません。想像では、音量の大きさで音は広がるでしょうが、音の出ている範囲がはっきりするのではと思いました。音量的には、今聞いている音量の倍ぐらい大きくしないと、同じような感覚は得られないからです。

いま実験しているシステムは、前方と後方のSPとの間にステージが出現しています。後ろのSPからの音が、ほんの少し遅れてくるので、その間の時間差でステージが出現して居ると思っています。一対一ではどうなるでしょう??解らないときは実験です。お昼の時間を使って、実際にモノラル録音を鳴らしてみました。何時ものトスカニーニとフィルハーモニアのブラームスを掛けてみました。残響もしっかりでて広がりもありますが、音場は現れません。しかし音量を上げるとこれはこれで充分な音がします。

後方の40を繋いで見ました。すると前方の80と後方の40との間に音は広がります。ステレオと違って、音場はでませんが、80と40の間を音が埋めますから、広がりは随分大きくなります。反対側のSPをならして4本構成にすると音は広がり、モノラルを感じない充分な広がりが出ます。しかし、1本に戻すと音量の分だけしか広がりません。実験で音を確かめてパグ太郎さんにその結果を伝えました。それだけを、確かめたところでお昼は終わりました。

最近は、円筒形のPC用スピーカーも普及してきて、ステレオではない無指向性特有の音で、360度方向に万遍なく広がります。しかし、ステレオが醸し出す立体感はもちろん出現しません。この実験で確かめたのは、私は中学生でオーディオに目覚めたときから、ステレオの音に憧れて60年間続けてきたのだと再確認しました。ステレオが出来る前、トスカニーニは、正方形の部屋の各コーナーにSPを4本置いて、大きな音で録音した音をモニターしていたそうです。自分が音の中心にいるわけですから、指揮者としては満足していたのではないでしょうか?スタジオ8Hの音には理由があるようです。

今回、聞いたロイヤルフェスティバルホールでの、フィルハーモニアとの演奏は、指揮者の裂帛の気合いと、オーケストラ演奏者の全員の気持ちが一団となり、これ以上無い緊張感に包まれた演奏になっています。演奏者一人一人のエネルギーが重なり、津波のような圧力で演奏されています。その密度、エネルギーの総量、圧力を感じるには、1本のスピーカーだけでは立ち向かえないと思います。

夕方になり、先ほどやりかけにしていたモノラルの実験の結線と、微妙な位置調整を元に戻そうとしました。ところが・・・


パグ太郎様

昼に、モノラル音源は広がるかという問いに答えてから本当にそうかと思い、実際にならして確かめました。左側だけにして、後ろのTW5は切り、TW3+80のみと、後ろの40を足した状態でモノラル音源を掛けて音場の差を確かめました。40を加えると、前後に時間差が出来ますから、音場は広がります。これはこれだけでも充分な音でした。

お昼が終わったので、そのままにして、夕方になり結線し直したら、昨日までの音が出ません!!?どこかが狂ったのです。モノラルの実験をしたとき、低音のバランスを取るために、少しだけキャビネットを動かしたのを思い出しました。

それを元に戻せば良いので、簡単に合わせられると思って位置調整をしたのが間違いの元でした。調整をすればするほど、どんどん音は離れていき、音がバラバラになりました。昨日までのすごみさえある音がまったくしなくなったからです。右をいじり、左をいじり、間隔を変え、前後も換え、どんどん音は離れていきます。

冬の山小屋50メートルで、ホワイトアウトにあって小屋に帰り着けず、小屋の目の前で、凍死している話を思い出しました。

一息入れて、ようやく気がつきました。今日はとても寒いので、部屋着のジャンパーを着ていたのです。それが首の周りで音を吸い、低域のバランスを狂わしていたのです。部屋の暖房を入れ、その部屋着を脱いで、いい音が出たときの写真を呼び出し、SPの位置関係を確認しました。知らず知らずに随分と違っていて、愕然としました。一からやり直しです。SPの間隔さえ違っていました。30分ぐらい掛けて再構築し直しました。

位置調整を最初からやり直しているので、例のアメリンクの声が前に出てくるか否かをチェックポイントにして聞き比べました。すると、音が右に寄ります。部屋の左側にある窓のおかげで、左側の空間が広く、調整しても音が右に寄るのは滅多にありません。

微調整の範囲ではなさそうです。後ろの40の位置を再確認して80とのバランスを取り直し、TW5の音量もチェックして、外堀を埋めていきました。右側の音量が大きいというのは、左のSPが少しだけ後ろに下がっていたのです。昼のトスカニーニがよくなるポイントを探したとき、左側のSPを触っていたようです。前後の差は、音量に表れます。床の継ぎ目の位置から計測して、SPの絶対位置も確かめました。すると左右で5ミリもの差がありました。

ふっー!ようやく原因解明です。

聞き直すと、通常の調整範囲に入っていました。再度、微調整をしてようやく今日昼前の音に戻りました。パグ太郎さんの問いにお答えしようと時間が無いのに検証したのが敗因でした。触らなければ良かったのに・・・

どうも、小さな親切が仇になることが多く、それは性格だと諦めています。結局好奇心に負けてしまうのですね。やはり、オーディオは仕事にしないで良かったと思いました。気がつけば、また深夜になってしまいました。早く寝ないと!

と、深夜パグ太郎さんにその後の経過を送ったりして、自分の老人力に呆れていました。昨日の夜のことです。昨日から冷え込みは一段と強くなり、暖房を入れすぎると、空気が乾燥して身体にわるいですから、一枚余分に部屋着を着込んだのが敗因でした。首の周りに吸音材を巻き付けたようなモノですから、音のバランスが変わるのは当たり前です。

今日の夕方は、月と木星と土星の再接近が見られ、日没直後に写真などを撮っていました。すっかり冷え切った身体を温めるため、強力な暖房が効くGRFの部屋に戻り、部屋が暖まる間にと、真空管アンプのスイッチを入れました。TW5用に使っているSD05のスイッチを入れようと、後ろ向きになっている電源ボタンを押しました。その瞬間つけっぱなしだったことを忘れたのに気がつき、電源を切ったばかりなのに反射的にスイッチを押してしまいました。

石田さんから、電源スイッチは少し時間がたってから入れないと、ブレーカーが落ちるよ!と言われていたのに。プリアンプとの結線が楽にと、後ろ向きに使っていたのが原因です。そして、冷え切った部屋では、SD05はスイッチが入っていても冷たいのです。気絶しました。しばらくして、電源を入れても元に戻りません。サービス担当の友人に連絡入れたら、ひょっとしたらソフトが狂ったかもしれないと怖いことを言われました。彼の元に送り返すために、元箱を倉庫から取り出し、積み込みをしようとしてアンプの前に回り念のためにと電源を再再度入れたら、なんと正常に戻っていました。

元箱の準備の為にしばらく、電源を切っている内に、電源コンデンサーが空になりリセットされたのでしょう。石田さんから言われた言葉を思い出しました。SD05は通常のアンプのように温める必要は無いし、電源を入れっぱなしにしないで、使用後は電源を切って、使うときに電源を入れ直してくれと!

いい音がして浮かれていると、いろいろと戒めてくれるようです。

好事 魔 多しですね。

Commented by TANNOY-GRF at 2020-12-18 10:26
結局二日間に渡って「魔」に襲われました。両方とも、自分の不注意を「魔」に転換しているだけです。

調整は、一からやり直せば良いのですが、アンプの故障は、何時起きるか解りません。今回は、ソフト的なものだったので、なんとか普及できました。今までも、同じような症状で、ご相談受けたことが何回もあったのですが、その時のアドヴァイスがギリギリ活きたようでほっとしています。

結果としてほとんど元の音に戻ったのですが、少し落ち着いた音になりました。後ろの40のレベルを-1から0に戻したぐらいの差です。この後は、本当に微調整の範囲ではありますが、週末に追い込んでみようと思いました。凝りませんね〜。
Commented by 椀方 at 2020-12-18 16:47 x
ユニコーンの位置をこの2年近く触っていない拙宅ではあり得ない?珍事?ですね。
特に寒いこの時期は難聴を患っている右耳の聞こえが悪く調整がうまくいっているかどうかは、音場の形が掴めず諦めています。
このところ音楽を聴いてきても感動が少ない気がするのは、知らず知らずのうちにユニコーンが位置を変えているのでしょうね?

Commented by TANNOY-GRF at 2020-12-18 19:51
椀方さん

笑って書いていますが、その時は一大事でした。ホワイトアウトの文字が出て来たぐらいですから。その時必要なのは、やはり原点に返ってみると言うことと、方向感覚ですね。

今日も、東京は地震がありました。毎日揺れていないひは無いそうです。その細かな揺れで、SPの位置は変わりますね。月に一度ぐらいは、原点に返っての調整が必要です。

いまは人に会うのも大変な時ですが、Cさんと忘年会?をご自宅でされて、調整されたら如何でしょうか?

今日の夕方、実験が終わった80を大山さんが取りに来られました。調整し直した音も合格点をもらいました。彼は元気で飛び回っておられますが、一緒に30分も過ごしたら、こちらの免疫機能が働いて体温が上がりました。免疫が働いている内が華ですが、、、。

Commented by K&K at 2020-12-18 21:39 x
GRFさん、

タイトルを見て心配しました。
こんなコロナ禍の状況ですし、体に障るようなアクシデントでも起きたかと思いました。

2件とも無事収まったようで安心しました。
OPPOの取説にも電源オフの直後に再投入するなと書いてあります。何が起きるんでしょうね。

≻冬の山小屋50メートルで、ホワイトアウトにあって小屋に帰り着けず、小屋の目の前で、凍死している話を思い出しました。

この怖さ、わかります。GRFさんも山をやっていたから…
冬ではありませんが台風の影響の風雨の中で視界がなく10mくらいに近づくまで小屋が見えなかったことがあります。パニックになりますよね。

Commented by TANNOY-GRF at 2020-12-19 04:08
昨日、大山さんが来られたときは、後ろの40の高域のレベルを1db上げたままの状態で聴いていただきました。すると、やはり音が堅いのです。大山さんのお顔に不思議な色が浮かんでいました。そこで、すぐに以前からの-1dbに戻しましたら、自分でも驚くぐらい、音の柔らかさ、深さ、広がりが表れたのです。

この音が、大変微妙な調整の上に現れているのだと、二人で再確認しました。低域と中高域との繋がり、前方のSPに対する距離と音量の微妙な関係。前方のSPの自立と後方のSPの配置、特に高さの意味、最低域を司るTW5の配置と音量調整。そして何よりも位相と遅れない鳴らし方。それら、全てが絶妙なバランスの上に成り立っているのを実感し直しました。

そして大事なのは、音源と部屋の中庸さですね。装置や部屋がニュートラルでないと、特定の色づけがされるからです。装置が自己主張するのではなく、音ではなく音楽が主役だからです。

コロナ下でお聴かせしたい方になかなかチャンスを作れませんが、お一人ずつ来られるようにこちらも体調管理に努めます。人からうつされないよう、人にうつさないようにしていくしかありません。春を待ちましょう!


Commented by パグ太郎 at 2020-12-19 09:31 x
凶事の原因となった悪魔の囁きをしてしまったパグ太郎でございます。この度は、意図せぬことはいえ、大変ご迷惑をお掛けしました。古来、悪魔は相手に応じて様々な誘惑を仕掛けるものですが、今回の「実験」で判明したのは、GRFさんにはファウスト に仕掛けたメフィストの「好奇心、探究心の誘い」が効果的ということでした。
冗談はさておき素人の良く考えもしない、思い付きの様な疑問にまで真摯にご対応いただき有難うございました。

Commented by 椀方 at 2020-12-19 09:54 x
Cさんとの忘年会?は、このコロナ感染拡大を見越して??11月末に執り行いました。
今の関西は様々な指標が全国最悪な状況下なので、潜伏期間と云われている2週間を極力他人と長時間合わないように潔斎精進して、心安らかに新年を迎えようとしています。
今年の冬はスタッドレスタイヤが大活躍しそうな気配ですが、雪道での長時間立ち往生だけは勘弁して欲しいですね!?


Commented by TANNOY-GRF at 2020-12-19 12:11
パグ太郎さん 

「魔」はメフィストフェレスの誘惑でしたか!危うくホワイトアウトで遭難するところでした。特に二度寝をした後の朦朧とした意識の中で始めると、からだの芯まで冷やされ、お布団のなかに入っても下半身は吹雪の中です。これでは免疫力も落ちるので、深夜に悪魔の誘惑を聞くのはやめましょう。
でもあの問題がきっかけで、随分と視界が開けてきました。好奇心がみたされて楽しい日々です。


Commented by TANNOY-GRF at 2020-12-19 12:29
椀方さん

今回の一連の実験をつうじて再認識させられたのは、普通の音と特別な音は、隣り合わせにいるということです。本当に位置が一ミリ違ったり、エネルギーが1db違うだけで、まったく別な音になります。そして、メインとほんの少しだけ違う位置のSPが音場を生み出すことです。年が明けて収まったら、お宅でも実験を行いましょう。


Commented by S.Y at 2020-12-19 13:17 x
GRF さま
ごぶさたしてます。

K&K さん。『OPPOの取説にも電源オフの直後に再投入するなと書いてあります。何が起きるんでしょうね』
ということですね。OPPO使用者として、やりかねない事でした。ありがとうございます。なにしろ、取説は読まない、というか読んでも理解できないという体たらくなので・・。
暮れから正月はテレビでDVD 三昧と思っていたので、助かりました。
S.Y

Commented by TANNOY-GRF at 2020-12-19 13:28
S.Yさん 

こちらこそご無沙汰です。御常連がしばらく連絡が無いので、お具合を心配していました。お互いに何が合ってもおかしくない歳なので。お変わりはございませんか?何でも良いですから、定期的にコメントを入れてください。
Commented by のびー at 2020-12-20 13:04 x
GRFさん

筋違いの質問を一つさせて下さい。

TW5用の大型ネットワークボックスをTW5の上に置くことは可能でしょうか?
ウチは音楽室ですが、ピアノがあるので家内も時々出入りするので床に置くものをなるべく少なくしたいのです。

あの大きな黒い箱がTW5に載せられるなら置いても叱られないかなぁ、と妄想しております。

https://tannoy.exblog.jp/32057991/

100. 中川隆[-9139] koaQ7Jey 2020年12月21日 17:44:07 : 3zP1R1s2bc : MG41NHJjem1sTW8=[47] 報告
オーディオ懐古録掲示板
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/subject.cgi/music/11602/


リスニングルームの広さ。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1299021324/l50

リスニングルームについて
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1178446801/l50

防音対策
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1119152673/l50

ホームシアターについて語ろう
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1147330199/l50

ホームシアターのスクリーンについて
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1185548504/l50

沢山のウーハーを鳴らしきる方法
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1203425714/

スピーカーの置き方について。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1131516996/l50

小型スピーカー設置
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1197284717/l50

スピーカー後方の空間
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1174787329/l50

セッティングの善し悪し
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1154246065/l50

音を立体的に浮かび上がるようにするには
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1187450627/l50

4つのスピーカーを同時にならす。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1209567934/l50

床の補強について
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1141603787/l50

スピーカーボードはどれが良い
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1209047797/l50

オーディオボード
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1141591017/l50

スピーカー台、どうしてます??
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1299018152/l50

スピーカースタンドについて
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1214671379/l50

スピーカースタンドほか
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1182349281/l50

オーデオルームとシステム
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1306450921/l50

スピーカーのネットワークを改造したことが・・・
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1266344189/l50

スピーカーアッテネーターレベル
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1268741278/l50

スピーカー 保護ネット フレーム 塗装
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1281259914/l50

スピーカーの「鳴らしやすさ指数」を考えてみた
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1368665738/

101. 中川隆[-7736] koaQ7Jey 2021年1月26日 21:29:57 : lIXiw6cEL6 : U1U0UVNGWWllT2M=[27] 報告
オーディオの「低音再生」、そのポイントは「部屋」にアリ! 防音のプロが教える「音のいい部屋づくり」
https://www.phileweb.com/interview/article/202101/25/807.html


プロが教える“高音質な部屋づくり”
アコースティックラボのルーム音響クリニック

音楽を魅力的に楽しむための重要な要素のひとつである「低音再生」。実は、オーディオにおける低音再生の充実に大きな影響を及ぼすファクターが「部屋」だ。“迫真のステレオ音場”をつくるにはどうすればよいのか? オーディオに適した部屋づくりに対する豊富なノウハウを持つ防音のプロ、アコースティックラボによれば、「低音を制することが音質向上の王道」だという。







―― 「低音を制することが音質向上の王道である」というお話しですが、まず、オーディオにおける低音再生の課題とはどんなものが挙げられるのでしょうか?

大きくわけると「低音の響きが足らないように感じる」という悩みと、逆に「低音が響きすぎる」という2点ですね。まず今回は「響きが足らない」ケースについて説明したいと思います。



―― 「低音の響きが足らない」、つまり「低音が物足りなく感じてしまう」というケースですね。

オーディオは機器をグレードアップさせるごとにやはり音への満足度も高まっていきますから、はじめのうちはスピーカーやコンポといった機器そのものが音質的な不満の原因だと思いがちです。

しかし、ある程度のところまで満足できるシステムを組んでも低音が物足りないとなり、じゃあその原因はどこにあるのか、それは部屋なんですよ、ということですね。

実は、防音工事をしたことで、自身のオーディオシステムに感じていた物足りなさの原因が低音の響きが足りないこと、そしてそれが部屋に起因するものであったことに気付くという方が多いんです。



―― 「部屋が低音不足の原因になる」とはどういうことなのでしょうか。

現代の一般的な住宅の部屋では、低音が吸われてしまっているんです。現代建築は壁や床、天井が振動しやすく、その振動によって低音が吸音されてしまうんですね。中高音域よりも低音域のほうが多く吸音されるので、低音が物足りなくなるわけです。


―― なるほど。

下の図は部屋の残響時間の周波数特性グラフです。この測定結果からも、普通の部屋では中音域に比べて低音域の響きが若干短いことがお分かりいただけるかと思います。残響時間は結構フラットで、低音のクセがないという意味で悪くはありませんし、業務用の音楽スタジオでは大きな音で試聴するため問題にはならないのですが、オーディオファンの音楽リスニングにおいては少し物足りなく感じると思います。

https://www.phileweb.com/interview/article/image.php?id=807&row=9


―― 一般的な部屋で吸音されてしまう原因はどこにあるのでしょうか。

壁や床、天井が「中空構造」になっていることが原因です。例えば壁であれば外側と内側の間に空気層がありますし、床や天井も同様です。太鼓のように間に空気層がある構造が原因で振動しやすいということで「太鼓現象」などとも呼びますが、この構造によって部屋の表面自体が振動しやすくなっているわけです。そして、この共振が特に50Hz〜100Hzあたりの低音域を吸収してしまうんですよ。


https://www.phileweb.com/interview/article/image.php?id=807&row=0

試しに部屋の壁や床を叩いてみてもらうとよくわかるのですが、音が大きく響くと思います。実際に一般住宅の壁や床を叩いた様子が次の動画です。壁の中空構造をわかりやすくしたモデルを叩いた様子も入れていますが、まさに太鼓のような構造が共振しているわけです。高断熱省エネのために、現代住宅ではマンションでも戸建て住宅でも例外なくこのような構造になっています。














―― この問題にはどう対策すればよいのですか?

いろいろありますが、ひとつは壁・床・天井を重くすることです。例えば、通常は下地の石膏ボード1枚のところを2枚、3枚と増し貼したりすると壁が重く振動しにくくなります。表面材が共振しなければ、壁・床・天井も音をちゃんと反射しますので、低音の残響時間も長くなります。その結果、安定感のある充実した豊かで自然な響きになるのです。


https://www.phileweb.com/interview/article/image.php?id=807&row=1

そして、こうした防音工事を行った部屋の残響時間周波数特性グラフが次の図の赤い線です。低音をしっかりと跳ね返して残響時間が長くなっていることがわかります。なお、低音の響きがだぶついたりすることもありません


また、当社の防音ショールームの壁や床を叩いた様子も動画に収めました。先ほどの一般住宅との比較も入れていますが、比べていただくと違いは一目瞭然…いや、“一聴”瞭然でしょう。




https://www.phileweb.com/interview/article/image.php?id=807&row=2


―― たしかに“一聴瞭然”ですね。防音工事で“おいしい低音”をちゃんと感じられる部屋になると総合的な満足感もアップするというわけですね。

実際、過去に当社が施工したお客様からは「低音が豊かに、楽に鳴り出した」だとか、「アンプやセッティングを工夫しても鳴ってくれないスピーカーが、防音工事後はあっさりと楽に、しかも生き生きと鳴るようになった」などの反応をいただいています。低音の響きが改善すると、このような効果が得られるわけです。

―― ありがとうございます。今回と逆に「低音が響きすぎる部屋」についても次回以降に訊かせてもらえればと思います。よろしくお願いします。


https://www.phileweb.com/interview/article/image.php?id=807&row=10

アコースティックラボが実際に施工した物件の写真。重量などの関係で施工が難しい2階の部屋でも防音性が高く音もいい12帖のオーディオルームを構築した

https://www.phileweb.com/interview/article/202101/25/807.html
102. 中川隆[-6944] koaQ7Jey 2021年3月03日 21:54:09 : MInco8EFHg : VWhTdHJaQ0UzS28=[18] 報告
827名無しさん@お腹いっぱい。2021/03/02(火) 10:43:31.69ID:QoAFdZls
オーディオ業界から圧力をかけられ
部屋のことは言うなといわれ研究を中止させられた
http://sanzoku.mitelog.jp/photos/uncategorized/2014/10/12/117.jpg

やって見りゃ分かるけど部屋に合った大きさってのはあるよ
どんな部屋だろうとタンノイがJBLの音になる事はないけどね
小さい部屋では音量自体も上げられないし

〜6畳・・・口径10センチ前後の小型スピーカー
〜8畳・・・口径13センチ前後の中型スピーカー
〜12畳・・・口径16.5センチ前後の中型スピーカー
〜20畳・・・口径20センチ前後の中型スピーカー
20畳〜・・・大型スピーカー

だいたいこんな感じだね
一般的な日本の住宅で大型スピーカーは要らない

大は小を兼ねないのがオーディオ

それなのにしきりに大きいの、セパレートの。高価な物を買わせようとする
売らんかなステマの多い事・・・www

828名無しさん@お腹いっぱい。2021/03/02(火) 12:38:04.79ID:xtS1Jpo5

部屋の音響がだめなら何をやってもたいして良くならないことがわかりはじめてきたのに
オーディオ業界から圧力をかけられ
部屋のことは言うなといわれ研究を中止させられた
http://sanzoku.mitelog.jp/photos/uncategorized/2014/10/12/117.jpg

氏は元テクニクスのアンプやスピーカーを設計していた技術者であって、
その音響技術を生かした石井式リスニングルームの提唱者です。

音響で最も影響を受けるのがリスニングルームの構造。
ついでスピーカー。アンプ、プレーヤーであるといいます。

全くその通りだよね。部屋が良くないと反射音や残響で部屋の音響特性はでこぼこのひどい物になることは想像出来る。
拙宅も約10畳の洋間があるのだが、音にピークを感じてセットは置いてあるもの和室8畳でばかり聞いている状態です。

リスニングルームの重要性は分かっていたものの、それを言うと器機が売れなくなるので、黙っていたらしい。
氏によると部屋の大きさには最適値があるといいます。
つまり縦が1なら横は0.7.高さは0.6という具合です。
部屋自体は出来るだけ堅固なものとし、反射はグラスウールを大量に使って適度な量に抑えるのが良いらしいです。
詳しくは自分の本を読んでくれということでした。

こういう話を聞くと、アンプの音の微々たる違いなど何の意味があるのかと思えてくる。

ましてやコードの材質の違いなど聞くのもあほらしいね。

103. 中川隆[-6580] koaQ7Jey 2021年3月14日 12:03:50 : FkYaVG3LgQ : LkJjWkNxOWJTRmc=[8] 報告
ルームアコースティックは深い 2021-01-03
https://ameblo.jp/nightwish-daisuki/entry-12648007013.html


ちょっとばかり、音響について調べてみました。

結果、難し過ぎるので調べるのをやめました(自爆)。



建物の設計図、例えば AotoCADで作ったものとかを元に

建物の音響も設計するという・・・・。こりゃ片手間じゃ無理だぁぁ。

せっかくなので、こういうのもあるというご紹介記事です。ODEON。

ODEONのデモ版を動かしてみた






ユーザーはAUDYSSEYなどのお手軽操作な

ルーム補正技術をAVアンプなんかで享受するのが一番だと思いました。

↓は先日購入したAVアンプをAUDYSSEYのルーム補正(マイク測定して)した後の状態の部屋録音です。

marantz NR1711 HEOS Audyssey




参考:

https://audyssey.com/

Audyssey Laboratories
リンク
audyssey.com


https://www.autodesk.co.jp/products/autocad/

AutoCAD | 高精度 2D設計・3D モデリング 概要 | Autodesk
AutoCADが持つ革新的な設計ツールで精度の高い2D図面や3Dモデルを効率的に作成。建築や機械設計など業種特化のツールを利用できます。世界中で支持されるAutoCADの気になる最新情報はこちら。
リンク
www.autodesk.co.jp


https://odeon.dk/




コメント(6)


6
>ニャンコさん コメントありがとうございます。

裏方のエンジニアリング、大事ですよね。
普段はだいたい良く考えられているので特にきにも留めないのですが、ダメなのを見ると気付かされます。

鬼滅の刃のラッピング電車で少し注目を浴びた九州の痛特急「ソニック」は、社内アナウンスが聞き取りにくくて最悪です。下り線で乗り過ごし、上り線に乗り換えてまた乗り過ごし、独りで無意味なピストン乗車した事を思い出します(わたし、耳が悪いです)。
聞き取りやすいしっかりとした音響は、耳の悪い人から望まれています。

ウィーンフィルニューイヤーコンサート。毎年NHKで放送しているものですが、今年は初の無観客開催で、響きが例年になくリッチ。観客による吸音が無いと、まるでリハーサルを聴いている気分になるのは、そういう事なのかもしれません。(単に観客の雑音が無いからかもしれませんが)
nightwish_daisuki2021-01-04 01:24:33



5
見つからなくなってしまったのですが、江戸時代と現代の歌舞伎座の設計の比較で手掛けた永田音響の音響コンピューターシミュレーションを見たことがあります。

特に2F席への音の伝わり方が視覚化できて、声が明瞭の届く設計が出来たとか。

この方面はホールやプロ音響の方が会場の音響コントロールとして先んじています。
ただ永田音響のような数多くのホールなどの音響を設計してきたところで、我々素人が使いこなせるものではないと感じました。

素人の自分は部屋を歩き回って、最適な聴取位置を耳で割り出して定在波回避ポイントを探したり、スピーカー設置ポイントを探した方が間違いなかったです。
ニャンコ2021-01-03 23:45:53



4
>幸せの黒い猫さん コメントありがとうございます
昔は分からなかったのかもしれませんが・・・、コンピュータの性能が上がった現在において 『残響』 はかなりイイ線まで行くようです。最初の動画の26〜30秒が、ODEONのシミュレーションと実際のコンサートホールの比較。これ、一致はしませんがイイ線いってます。
こういった 『エンジニアリング』 と人の 『経験』 が折り重なって良いホールが出来上がるのかな?とか妄想しています。
音楽ホール、出来上がって後から手を入れるとかあるそうですね。そういうのを話を聞くと、やはり難しいのでしょう。
nightwish_daisuki2021-01-03 20:44:38



3
昔読んだ本で
コンサートホールでも
狙った音響効果が得られるかは
完成しないと分からないって
書かれていた気がします。
個人宅の一部屋位なら
もしかしたら計算で出るかもですが
それでも複雑極まりないものでしょうね。
幸せの黒い猫2021-01-03 20:32:41



2
otokiti1017さん コメントありがとうございます。
歯応えあり過ぎで、歯をぜんぶ根こそぎ持っていかれる感じです(泣)
技術には参りましたが、AUDYSSEYは素晴らしい。安価なスピーカーが生き生き鳴ります(^^
nightwish_daisuki2021-01-03 20:13:39



1
こりゃあ〜無理でっせ!
深いというより難解過ぎですぅ…
otokiti10172021-01-03 20:02:40
https://ameblo.jp/nightwish-daisuki/entry-12648007013.html
104. 2021年3月20日 13:51:47 : LRGR9xOt0w : SElKY3RQejZJUFE=[27] 報告
2021年 03月 20日 深夜の調整
https://tannoy.exblog.jp/32194597/


GRFのピント調整は、直角のコーナーに置いてあるキャビネットと後ろの壁の距離が大事です。その後、45度内振りに交差法で置かれている角度を微妙に合わせます。左右のSPが正確に45度内向いたとき、交差するポイントで直交していればそのポイントでの音場は出ます。ただそのセンター位置が部屋全体を聴いたとき部屋とSPの平行が合っていないと、聴視位置では微妙にずれてくるのです。

それを確かめるためには、モノラルのCDを出してきて、SD05のデジタル入力に直接繋ぎ、それがどの位置に来るかを調べなくてはなりません。最近はGRFではレコードしか鳴らしていなかったので、絶対位置の調整は久しぶりです。何時ものリタ・シュトライヒを掛けてみました。

すると思っていたとおり、相対位置は合っているので、交差点近くではほとんど差が無いのですが、後ろのソファーに来ると左右の音の立体的な空間がずれているのが解ります。全体に右に寄っているので、右側のGRFの角度を開き気味にします。加えて、左のSPは内振りに、交差角度90度を保ったまま、部屋とその空間がマッチするように動かしていきます。

ピタリ、真ん中に来ました。すると今まで感じていた観音開きの扉がどこか合わないような違和感がなくなります。早速、森進一のレコードを掛けてみました。合っています。クラシックでは何時ものブラームスのセレナーデ、コントラバス協奏曲を掛けました。

コンセルトヘボウの音は本当に素敵です。広がりがあり、柔らかい音が部屋を満たします。
https://tannoy.exblog.jp/32194597/

105. 中川隆[-6316] koaQ7Jey 2021年3月27日 04:00:38 : I2WytbYH0M : ZWk0bFE5ZUMuNG8=[5] 報告
北欧のデザイン大国・デンマークのメーカー B&Oのブランドストーリー
https://audio.kaitori8.com/story/bo/


世界でもっとも確立されたデザインスタイルのひとつ、北欧デザイン。
最近では、北欧デザインは北欧のスカンディナヴィア諸国およびフィンランドにおけるデザインの総称であることから、日本でも英語圏と同様、「Scandinavian Design(スカンディナヴィアデザイン)と呼ぶ人も増えている。

北欧デザインにて型づくられる、世界で最も美しいオーディオメーカーの一つ「B&O」。
今回は約1世紀にわたり機能美を追究し続けているオーディオ・メーカー「B&O」のブランドストーリー。


1-1.北欧デザインとは
北欧デザインは、デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの、北欧諸国のデザインの総称だ。1950年代から60年代ごろに世界的な評価を獲得。戦後のモダン・デザインにおいて最もポピュラーな存在となり、今尚その人気は衰える気配はない。

著名なデザイナーに「アルネ・ヤコブセン」、「ハンス・ウェグナー」などがおり、代表的なメーカーに、自動車の「ボルボ」や「サーブ」、陶磁器の「ロイヤル・コペンハーゲン」、そしてオーディオの「バング&オルフセン」がある。

1-2.北欧デザインが日本人に愛される理由
北欧の冬は長く厳しく、そのため家の中で過ごす時間が多くなる。そうしたライフスタイルにより、「飽きのこないシンプルなデザイン」と「機能的で長く愛用できる実用性」が求められ、結果的に北欧デザインは、必然的に生まれたと言われている。

北欧デザインの大きな特徴に、そのシンプルさがある。ミニマル・スタイル、と言ってもいいだろう。必要最低限の要素だけを残し、ほぼ幾何学模様のみにまで削ぎ落とす。これが北欧デザインの最大の特徴だ。

一方、日本には「わび・さび」の文化がある。
質素でシンプル。そして、自然との共生。「枯山水」はその代表であり、しばしば「引き算の美」と言われている。

ほぼ幾何学模様のみにまで削ぎ落とす「北欧デザイン」と、引き算の美に象徴される「日本の伝統的デザイン」。
地理的条件はまるで違うが、日本人が北欧デザインの虜になるのはそうした共通点があるからであり、今の日本人が本能的にバング&オルフセンの美しさに目を奪われるのはそうしたことが関係している。

1-3.デザイン大国「デンマーク」の企業
アンデルセン童話でおなじみのデンマーク。国連発表の報告書では、国民幸福度・世界一の国としても知られている。
また、デンマークは北欧の中でも、特に歴史に名を残すデザイナーを数多く生んでいるデザイン大国だ。アルネ・ヤコブセン、ハンス・ウェグナー、フィン・ユール。彼らはデザイン史上の黄金期「ミッド・センチュリー」の立役者だ。首都「コペンハーゲン」がデザインの聖地とも言われるのも頷ける。

そんなデンマークの企業は日本に30社ほど進出しているが、「レゴ(LEGO)」や「ロイヤル・コペンハーゲン」もデンマークの企業であり、その製品が「美しい」と思ったことがあるのは1度や2度ではないはずだ。

そして、バング&オルフセンは北欧が誇るオーディオのメーカーである。
美しくないわけがなく、日本人が魅了されるのはごく自然のことであろう。

1-4.まとめ
しばしば「バング&オルフセンのスピーカーは、家具のようにインテリアに溶け込む」と表現されるが、それは北欧デザインを踏襲したオーディオだからであり、日本人が北欧デザインを愛してやまないからである。

北欧デザインには、過度に主張しない慎ましさや、引き算の美という概念がある一方、内なる美しさが宿っている。それは「わび・さび」の文化に共通する部分もあれば、古き良き日本人女性のイメージにも重なるところがある。

北欧デザインのオーディオ「バング&オルフセン」。
日本人がバング&オルフセンのスピーカーデザインを居心地よく感じるのは、そうした理由があるからだろう。

2.B&Oの歴史(戦前)
2-1.創設者
B&O(バング&オルフセン)は、2人の企業家精神あふれる若いエンジニアの名前が由来である。Peter Bang(ピーター・バング;1900年〜1957年)とSvend Olufsen(スヴェン・オルフセン;1897年〜1949年)。二人は学生時代の友人だったが、それぞれのファミリーネーム「Bang(バング)」と「Olufsen(オルフセン)」をとって、社名は「バング&オルフセン」と名付けられた。

創業は1925年。
バングが25歳、オルフセンが28歳の時だった。

2-2.創業
バング&オルフセンは今からおよそ100年前、デンマーク北西の小さな町「ストルーア」で創設された。当初はオルフセン邸の屋根裏にて、ラジオ工房としてスタートした。

2人は、初期の頃から既存マーケットにない製品の開発に注力していたが、創業一年目に早速発表したのが「家庭用電源から直接電力が供給できるラジオ」だった。当時のラジオは全てバッテリーから電力を得ていたため、この開発は非常に世界を驚かせた。しかし、画期的製品ではあったが操作性が困難すぎた。そのため、生産数は10台程度だった。

その後、この発想を継承したラジオが「B&O Eliminator(エリミネーター)」だ。1927年に開発された同製品は、蓄電式のラジオが一般的だった中、家庭用電源から直接電気を供給できる使いやすいラジオだった。

この製品は商業的にも大成功を収めた。
1920年代は家庭用電源の電圧がまだ安定していなかった。そのため、当時は非常に高価で大型だった電池を使う必要があったわけだが、「B&O Eliminator(エリミネーター)」によってそれが不要となり、上がりきったバッテリーのせいで音楽が中断されてしまうこともなくなったのだ。売れない訳がなかった。

そして翌1928年、二人は新工場を新設し、1929年には新型ラジオ「5-Lamper」を発表。バング&オルフセンは創業して5年足らずで経営基盤をつくりあげた。

今でこそ、その際立ったデザインと卓越した技術により、バング&オルフセンはハイエンドでオーディオビジュアル界のシンボルと言われるが、実はその始まりは、ラジオメーカーだったことはあまり知られていない話である。

2-3.「Beoー」シリーズ誕生
2人のデンマーク人技師が1925年に創設したバング&オルフセンは、「B&O エリミネーター」、電源直結型ラジオ「3-Lamper」、新型ラジオ「5-Lamper」と、斬新なデザインのラジオを次々と発表していった。そして1939年、いよいよ「Beo-」を冠した製品「Beolitラジオ」が発表される。この「Beolit」は、最初の「Beo-」シリーズであり、新素材を用いたベークライト・キャビネットによる最初のラジオだった。

ちなみに、「Beo-」とは「B&Oの」という意味である。

2-4.まとめ
2人の技術屋に創設されたBang&Olfsen。
創業は1925年と古く、当初は今のようなハイエンド・オーディオメーカーではなかった。どちらかと言えばラジオメーカーだった。ただ、二人は常に既存市場にないものを求めた。その結果が、当時は家庭用電源の電圧がまだ安定していなかったので非常に高価で大型だった電池を使う必要があったが、それを不要とするラジオの開発に成功する。

そして1939年、最初のBeoシリーズ「Beolit」を発表。そのあたりから、バング&オルフセンはハイセンスなデザインと、卓越した技術を持つラジオメーカーとして、徐々に世間から絶大な信頼を得ることとなる。

3.Oの歴史(戦後)
3-1.第二次世界大戦を超えて
「Beo-」を冠した最初の製品「Beolitラジオ」が発売されたのは1939年。それは第二次世界大戦が始まった年であり、デンマークは同年、不可侵条約を締結したばかりのドイツに国土を占領された。そしてバング&オルフセンの工場は、デンマーク解放の直前にドイツの爆撃によってひどく損害を受けてしまう。だが、その後すぐに工場の再建が始まり、終戦後の1947年には、欧州初となるワイアーレコーダー「Beocord 84U」を発表する。

そして、翌1948年にはバング&オルフセン初のプレーヤーを開発すると、1957年には「SP1」ステレオ M1カートリッジを、さらに1964年には「Master 610ステレオ」完全トランジスター化ラジオを発表する。

これは後に「Beomaster 900」と名付けられるのだが、先進的なデザインブランドとしての地位を築く礎となったモデルだった。当時の新技術であるトランジスタを採用した、スリムでフラットなデザインを実現。また、奥行きが短くブックシェルフに置けるような設計だったため、当時のインテリアを紹介する写真集などで何度も掲載され、絶大な人気を博した。

Beomaster 900KはAMラジオ3バンドとFMラジオを切り替えて使うのだが、レコードプレーヤーとテープデッキの入力を利用して、スマートフォンなど現代の音楽プレーヤを接続すれば音楽再生も可能だ。そのため、現在でも人気がある。

3-2.数々の「Beo-」製品
1980年代に入ると、バング&オルフセンは数々の製品を発売する。
その中でも、1986年の「Beolab penta」「Beovox penta」は今でも後継機種を含めて人気の高いスピーカーシステムだ。

特にBeolab pentaの評価は高い。3ウェイ9ユニット構成で実行出力300Wのパワーアンプ内蔵のコラム型スピーカーで、13cmウーファー4つ、8cmスコーカー4つ、2.5cmトゥイーター1つという構成だ。小型ユニットをメリットを活かした、ナチュラルなサウンドと豊かな臨場感。帯域感も広く、本格的なアクティブ・スピーカーだ。

そして1996年には、BeoSound 9000を発表する。しばしば映画や雑誌にも登場し、多くの人間が憧れるCDプレーヤーだ。
6枚のCDがセットでき、ガラス越しにCDを眺めることができる大胆なデザインばかりが注目されがちだが、機能面を見てみてもインテリアに溶け込むことを強く意識している。代表的な機能として、このBeoSound 9000では、CDのセットされた位置を記憶して、再生が終わった後に上下左右がセットした位置に戻るようになっているのだ。つまり、セットされたCDもこのCDプレーヤーのデザインの一部となるわけである。また、CD以外にもFM/AMの受信の他、オプションのBeoPortを利用すればパソコンの中にためた音楽や、インターネットラジオを再生する事も可能だ。

別売りのスタンドでBeoSound 9000を立てて、スピーカーのBeolab 8000で聴く。
およそこの世で最も美しいオーディオ空間の一つになるのは間違いないだろう。
BeoSound 9000の仕様
CDプレーヤー
■SN比:101dB(A負荷)
チューナー
■プリセット局:60局(FM+AM)
■受信バンド:FM・76.0MHz〜90.0MHz / AM・522kHz〜1,629kHz
■寸法:W89.6 x H30.1 x D7.0cm
■重量:11.5kg
Beolab 8000の仕様
■構成:2ウェイ3スピーカーバスレフ型
■仕様ユニット:ウーファー・10cm x 2 / トゥイーター・1.8cm x 1
■クロスオーバー:4.2kHz
■インピーダンス:47kΩ
■感度:100dB/3m
アンプ部
■入力感度/インピーダンス:1V/47kΩ(パワーリンク)
■寸法:W15.0 x H132.0 x D15.0 cm
■重量:20.0kg
3-3.まとめ

戦後のバング&オルフセンは、オーディオビジュアル界の象徴として、かつ、確固たるデザインブランドとしての地位固めに成功した。それは紛れもなく、音楽を楽しむというライフスタイルに、北欧デザインの特徴「飽きのこないシンプルなデザイン」と「機能的で長く愛用できる実用性」が上手に溶け込んだからである。

目で楽しむ「食」もあるように、目で楽しむ「音」もある。
戦後のバング&オルフセンは、新しい音楽の楽しみ方を提案し、今なおそれを続ける老舗オーディオメーカーと言えるだろう。

4.B&O play
4-1.「B&O PLAY」名称の由来とコンセプト
2012年、スマホやタブレットとの親和性を高めたバング&オルフセンのカジュアルラインとして「B&O PLAY」はスタートした。「PLAY」の由来は「遊び心」や「フレンドリー」である。

B&O PLAYのコンセプトは明確だ。「デザイン」「素材」「音響技術」「使い勝手」の全てにおいて、B&O PLAYプロダクトチームが自信を持って「最高」と言えること。つまり、スタイリッシュなデザインと高いクオリティはそのままに、よりカジュアルに使える。それがB&O PLAYである。

4-2.B&O PLAYの特徴
「B&O PLAY」には、大きな特徴が四つある。
・バング&オルフセン製品と同等のデザイン性を保持している
・約100年の歴史・経験といったコアバリューを共有している
・直感的でシンプルな操作
・単独での利用が可能な製品群

ラインナップも(PCの登場によって音楽の聴き方が変化しつつある現代にフィットし)、日々の暮らしに溶け込み長く使えるプロダクトが揃っている。

4-3.代表的ラインナップ
スピーカー群なら、「BeoPlay A9」「BeoPlay A8」「Beolit 12」は、質感の高い素材が用いられており、見た目も非常にスタイリッシュッだ。様々なインテリアに自然に馴染み、オーディオとしてばかりでなく、モノとしての高い魅力も備えている。

当然だが、音や機能面でもハイクオリティだ。いずれもAirPlayに対応しており、A9とA8については、DLNAにも対応。スマートフォンやPC内に保存された音楽ファイルを、家のどこでも快適・最適に楽しむことができる。

また、ヘッドフォンの評価が高いのも、B&O PLAYの特徴だ。
フラグシップヘッドホン「Beoplay H6」は、ヘッドバンドには耐久性に優れた牛革を、耳に密着するイヤーパッドにはソフトな触り心地のラムスキンを使用。外観も音も、使い込めば使い込むほど味わい深くなるよう設計されている。

いずれにせよ、あらゆるB&O PLAYのプロダクトには「優れた音」「高い品質」「先進的機能」という思想が一貫しており、決してバング&オルフセンの”カジュアルライン”とは思えないクオリティが認められることは間違いない。事実、B&O PLAYのラインから、「Form 2i」がMoMAのパーマネント・コレクションに選定されいる。

5.B&Oとデザイン
5-1.デザイン性が高くなった訳
あまり知られていない話だが、バング&オルフセンの製品は、設立当時から高いデザイン性を誇っていたわけではない。創業当時の製品はさほど洗練されておらず、Ole Wanscher(オーレ・ヴァンシャー)やPoul Henningsen(ポール・ヘニングセン)から強烈な批判を浴びている。

オーレ・ヴァンシャーは「デンマーク家具デザインの父」と呼ばれ、コーア・クリントの後継者と言えるデザイナーだ。彼のデザインした家具は北欧モダンデザインの殿堂デザインとして世界中に知られており、代表作「コロニカル・チェア」を知らない人はいないだろう。

一方、ポール・ヘニングセンと言えば照明デザインの第一人者として有名だ。不快なまぶしさを抑制するという考え方「グレア・フリー」をコンセプトにしたPHランプ「Snowball(スノーボール)」はあまりに有名だ。

こうしたデンマークを代表するデザイナーから批判を受け、北欧の地で生まれ育った創業者二人「バング」と「オルフセン」は考え方を改める。そして、今のようにバング&オルフセンが社外デザイナーと共同開発を行うようになったのは、そういう経緯があったからである。

5-2.バング&オルフセンのデザインに対する評価
ラジオメーカーとして産声を上げたバング&オルフセン。当初は家具調デザインのプロダクトを製作していたが、次第に先鋭的デザインを採用するようになり、オーディオ業界におけるインダストリアル・デザインの代表的存在として高い評価を獲得。これまでに18製品がMoMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションに選ばれている。

そしてそのうち、14点が1962年からバング&オルフセンのデザインに参加したインダストリアルデザイナー「ヤコブ・イェンセン」が手掛けたものである。

5-3.ヤコブ・イェンセン
1965年に加わったプロダクトデザイナー「デビッド・ルイス」をはじめ、数々の有名デザイナーたちとともに「バング&オルフセン」ブランドの名を不動のものとしたヤコブ・イェンセン。バング&オルフセンのデザイン性が今日これほどまで高評価を得ているのは、彼の功績によるところが大きい。

デンマークを代表するデザイナー、ヤコブ・イェンセン(Jacob Jensen)。1926年デンマークに生まれ、2015年に惜しまれつつ亡くなった。89歳だった。

1958年に自身の名を冠するブランド「JACOB JENSEN」を立ち上げ、1950年代にデザインした「マルグレーテ・ボウル」はデンマークの調理器具の定番となり、世界で5,000万個以上が販売された。

また、60~70年代にはバング&オルフセンのチーフデザイナーとしてオーディオなどのデザインを手がけ、デザイン界のレジェンドとして、もはや伝説として語り継がれている。MoMa(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションに選ばれているプロダクトも数多い。

5-4.MoMa(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクション
ニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art, New York)は、アメリカのニューヨーク市にある近現代美術専門の美術館だ。リリー・P・ブリス、アビー・オルドリッチ・ロックフェラー、メアリー・クイン・サリバンとその他4人の理事により、現代という時代を見据えた最初の美術館として1929年に設立。マンハッタンのミッドタウン53丁目に位置し、設立当初から「ザ・モダン」と呼ばれたモダンアートの殿堂である。

英文館名の頭文字をとって「MoMA(モマ)」との愛称で親しまれるニューヨーク近代美術館。ここには1880年代ヨーロッパの革新的アートから、今日に至るまであらゆる時代のビジュアル文化を代表する作品が所蔵されている。そして、そのパーマネントコレクション選ばれているバング&オルフセン製品は全部で18個あるが、その内の14個がヤコブ・イェンセンのデザインによるものだ。

以下はそのリストである。

・1968年 ポータブルラジオ「Beolit 1000」
・1969年 レコードプレーヤー「Beogram 1200」
・1969年 FMチューナー/アンプ「Beomaster 1200」
・1969年 チューナー/アンプ「Beomaster 3000-2」
・1969年 マイク「Beomic 2000」
・1971年 ポータブルラジオ「Beolit 400」
・1971年 スピーカー「Beovox 2700」
・1971年 スピーカー「Beovox 3700」
・1972年 レコードプレーヤー「Beogram 4000」
・1974年 ターンテーブル「Beogram 4002」
・1974年 ターンテーブル「Beogram 6000」
・1974年 アンプ「Beomaster 6000」」
・1976年 レシーバー「Beomaster 1900」
・1979年 ラジオ/チューナー/カセットデッキ「Beocenter 7000」

6.カーオーディオ
バング&オルフセンは、近年では様々な企業とパートナーシップを結んでいる。観光業界では「ハイアットインターナショナル」「フォーシーズンズ」「マンダリン・オリエンタル」など、自動車メーカーでは「AMG」「アウディ」「BMW」等、高級なこだわりをもつユーザーをもてなすための設備として、絶大な支持を得ている。

ただ、現在「バング&オルフセン」のカーオーディオ関連部門の会社組織は、2015年にハーマン・インターナショナル社によって買収され、バング&オルフセンのカーオーディオ関連部門のみハーマン・インターナショナル社の傘下に収まっている。

※ハーマン・インターナショナルは「ハーマンカードン」「JBL」「マークレビンソン」などの高級カーオーディオを手がける高級カーオーディオの最大手。

ところで、カーオーディオにもバング&オルフセン独特の高いデザイン性は反映されている。その個性的なスピーカーデザインは見て楽しく、車内インテリアとしても好評だ。

その美しさは他に類を見ない付加価値とあって、高級カーメーカーの純正OEM製品として採用されているバング&オルフセン。アウディ・BMW・アストンマーチン・メルセデスベンツAMGなど、多くの高級ヨーロッパメーカーのカーオーディオがクライアントだ。

今後は是非、日本の高級車にも導入されることを期待したいものだ。

7.まとめ
Bang & Olufsenは1925年、2人のデンマーク人エンジニア「ピーター・バング」と「スヴェン・オルフセン」により、デンマーク北西の小さな町ストルーアで創業された。設立当初はラジオ工房だったが、既存マーケットにない製品の開発を心がけたバング&オルフセンは、次々と固定観念を打ち破るプロダクトを生み出していった。

順風満帆だった。
が、第二次世界大戦中の1945年、工場はドイツ軍に完全に破壊されてしまう。

しかし、二人の会社には不屈の精神が備わっていた。その翌年から工場を建て直し、次々に技術とデザインを両立させたした製品を発表。そして、それらの数々がニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションに選出されると、バング&オルフセンは、その際立ったデザイン・卓越した技術により、オーディオビジュアル界の象徴としての地位を築き上げる。

そして、そこに最も貢献したのが、同じくデンマーク人デザイナー「ヤコブ・イェンセン」だった。
彼がデザインしたバング&オルフセンのプロダクトは、実に14種類がMoMAのパーマネントコレクションに選出されている。

最先端の技術と感性に訴える斬新なデザインが、多くの人々を魅了してやまないバング&オルフセン。2012年にはカジュアルライン「B&O play」をスタートさせ、卓越したデザインとともに、耐久性・性能的にも高い品質を持ってして、素晴しい音楽環境を提供している。

デザイン面だけが話題になりがちだが、2014年にはBeoSound Essenceで、国際的に最も権威のあるデザイン賞の一つ「レッドドット・デザイン賞」を受賞。デザインの革新性、機能性、エコロジー、耐久性など9つの基準で評価され、特許技術を駆使していることもあって、世界最高峰の音響性能を誇ると世界中で人気だ。また、通常の限界値以上の圧力や負担をかけ、自社製品に対し過酷すぎるほどの念入りさで物理試験テストを行うことからも、高い信頼を得ているブランドである。

広範囲にわたり、独自の販売ネットワークにより100ヵ国以上で販売されてるバング&オルフセン。
今後も高いデザイン性と機能性により、私たちに永遠なる音楽の美しさを提供してくれることだろう。

https://audio.kaitori8.com/story/bo/

106. 中川隆[-5807] koaQ7Jey 2021年4月12日 09:10:20 : F28bjgJ4Vg : aHFqN2tuN21FdDY=[9] 報告
kanataさんのご感想 長文編 前半 : GRFのある部屋 2021年 04月 10日
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GRF邸訪問 2021.3.19

1. GRF邸訪問記(デジタルシステム編)

1.1 GRF邸再訪 経緯と背景

今回のGRF邸の訪問記に入る前に、前情報として私のGRFさん(およびそのお仲間の方々)との交流の背景を少し書きたいと思います。

GRF邸には2年半前(2018年の秋頃)に1度お伺いする機会をいただきました。その時は和室のユニコーンをメインにお聞かせいただき、洋室も最後に何曲か聞かせていただきました。それまでブログを拝読し、自分にとっては妄想の夢の中の存在であったGRFさんの音。その実際は、想像より遥かにエネルギッシュで熱く骨太な音楽そのものでした。音場の提示の感覚については答え合わせの様なところもあり、それまで自分が進んできた道の確かさを確認させていただく事が出来ました。また、その同年のGerman Physiks 友の会にもお声かけいただき、会の皆様と楽しくも濃密な音楽の時間を過ごさせていただきました。

German Physiks(以下GP) ユニットの複数遣いを聞いた経験で申しますと、昨年(2020年)の11月にパグ太郎さんのお宅に伺った際にHRS + PQSの合計4台遣いが奏でる音楽を拝聴する機会をいただきました。その際はその独特な音場空間の提示の仕方に驚きと感銘、そして正直なところ少なからぬ違和感も同時に覚えました。

GPユニット4本から放出されるかつてない3次元的でリアルな音場展開は、まるで実際のコンサート会場に居るかの様です。しかし、同時に従来のスピーカー2本構成でスピーカーセッティングがピシッと合った時の感覚からすると妙にダブって聞こえる所もありました。

この4本方式への大きな可能性は感じつつもその調整の難しさも同時に感じ、・・・人間業ではこれを合わせきるのは限りなく不可能に近いのではないか?・・・との思いを抱きました。以来、このかつてない難物に思えるGP複数ユニット遣いをご本家であるGRFさんは一体どう鳴らしておられるのだろうと妄想する日々が続きました。

そんな中、コロナ禍の最中にも関わらずありがたくも再度訪問のお声掛けをいただき、ここに来て更なるピークに差し掛かっているように見えるGRF邸に伺う機会を得たのです。

久しぶりにお会いしたGRFさんは以前と変わらぬ自然体で若輩者の私にもざっくばらんに接して下さいました。洋室に向かうまでの間にも、最近のトピックである光カートリッジにまつわる怒涛の展開についてお話をされる姿は(ご自身でもおっしゃっておられましたが 笑)まるで新しいおもちゃを買って貰った少年の様。ますます好奇心と探求心全開でエネルギッシュに突き進まれるその姿を見るとこちらも自然と体が熱くなります。

洋室に通されると、目に入ったのはこのところのブログでおなじみのGPのユニットとTWウーハーがそれぞれ4本連なる光景でした。それと共に話題の光カートリッジのアナログシステムも向かって左手のキャビネット上にセットされており、なんとどちらも今日お聞かせいただけるとのこと!後者はさすがに今回はお預けだろうと予想していただけに、これは我ながら絶妙なタイミングで伺ったものだとしばしシステムを眺めながら自分の幸運を噛みしめました。

従いまして当日お聞かせいただいたシステムは2つ。German Physiks Troubadour + PSDのTWのデジタル系システムと、GRF+光カートリッジのアナログ系システムです。これらのシステムの印象について順に書いていきたいと思います。


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1.2 GP+TWのデジタルシステム

最初にお聞かせいただいたデジタルシステムは、EMM LabのトランスポートからMola MolaのDAC内蔵のプリで受け、是枝製真空管パワーアンプで、GPのトロバドール80のユニットを、その下のTW3のウーファーを鳴らして、後方のGRFの上に置かれた、トロバドール40も一緒に鳴らし、今回追加されたTW5のスーパーウーファーをSound DesignのSD05で駆動するというシステムです。

最初は私も持っているCDが良いだろうということでアメリングの歌曲集から再生開始です。

構成の近いパグ太郎邸の音をベースにこのGRF邸の機器構成を加味してあらかじめこんな感じの音かなと想像はしていましたが、まだ耳も慣れていないとっかかりから良い意味でそれを裏切る音が出て思わず唸ってしまいます。

その音を一言で表すと、「まるでアメリングがそこに立っている様」なのです。

あまりに使い古されたこの言葉にこの文を読んでくださっている方々も「またか・・・」と思う事でしょう。しかし「また」ではないのです。ここまでの実在感、実体感は私の経験の中で全く聞いた事が無い類のものです。

その凄みを一番感じさせるのが、歌手の体全体を丸ごと感じ取ることが出来るという点です。大げさではなく、手や足の動きまでも感じ取ることが出来ます。聴取者がここまでの情報を聴感のみで感じることが出来るのは色々な要素が高度に噛み合わさっているからだと感じます。

その高度に噛み合わさっている色々な要素とは何か。ここで一旦流れを切りまして、やや分析的にGRF邸の音を構成する主要な要素の印象を書きたいと思います。

1.3 GP+TWシステムの主な印象

@音像・音場の立体感が異常に高い

まず音像が立体的かつ音場空間の前後方向の奥行きが広大です。この立体感は通常の2chステレオ再生では聞いたことがない類のもので、2本のスピーカーの位相差や音量差による表現ではここまでのものは出せません。かといって5.1ch等のサラウンドともまた違います。その音像と音場の表出の仕方のイメージは実際のコンサート会場のそれに酷似しています。

感覚的に2chステレオ再生の強化版と言ったらよいでしょうか。基本は2chの位相差や音量差による音場表現を踏襲し、それに更なる奥の2本のスピーカーとの位相差や音量差を微妙に足し与えているイメージです。その奥の情報の付加によって立体感と奥行きが2chの枠を飛び越えたものに到達していると感じます。

A音像・音場の実体感・濃厚さが異常に高い

「異常、異常と他の表現はできへんのかい」と言われそうですが、実際どう考えても従来の2chオーディオの枠組みを超越した異常なレベルであるのでこう表現するのが適当だと判断しあえて連発しています(汗)

オーディオでありがちな事ですが、音場表現を重視したシステムでは音像表現はどこかホログラフィックで、実在感に欠ける傾向になることが多いです。(拙宅もどちらかと言えばこの傾向があります)しかし、GRF邸では音像の実体感、音場(空気感)の濃厚さを強烈に併せ持ちます。

その実体感、濃さを出しているのはもちろんご使用のコンポーネント個々の力もありますが、奥の2台のTW5ウーハーです。後述しますが、これらを切るとかなり自分が聞きなれた従来の枠組みの2ch再生の音像の実在感に戻ります。この奥のウーハーの効果は非常に強力で、音楽の説得力がまるで違ってくるのです。

B部屋の構造が強固でSNが高い

前述した要素に加え、構造からこだわり抜いたこの洋室のゆるぎなさ、そしてそこから来る高いSNが音楽を支える盤石の土台として加わっています。当日GRFさんから詳細を教えていただきましたが、この洋室はコンクリートスラブの躯体からはじまり、その上に幾層も素材を変え、厚みを変えて積み上げられた床の他、非常に強固かつ音響的に考えられたものになっています。更に専用室で大きさも20畳以上、高さも1階の高さを削ってまで確保されておりエアボリュームも十分、GRFさんのオーディオと音楽に対する熱い思いが強く色濃く表れたものとなっています。(実際前回の訪問時も今回も何度もオーディオはまず部屋だと語っておられました。)

高い防音を施した部屋にありがちな閉塞感を覚えるほどのSNとは違い、普通に会話している分にはそれほど部屋の凄みを感じません。が、実はこれがまたこの部屋の音響的に素晴らしい理由の一つであると感じます。強い防音を施して音をこの部屋の空間に閉じ込めてしまうのではなく、適度に音が部屋から逃げていく様にあえて気密は抑え目にしている様に思えるのです。

そのため、コンサートに居るかの様な大音量(と言っても爆音ではありませんが)で再生されたとしても部屋はゆるぎなく音楽を邪魔する音を出さず、しかし音が部屋に飽和しているうるささも感じません。それらによって大音量でありながらも細かい音も耳を向ければ聞こえたり、ピアニッシモの微妙な表現、表情の違いが手に取るように聞き取れたり、といったことが可能になっているのです。これも後述しますが、GRF邸の凄みの柱の一つであるマクロおよびマイクロダイナミクスの比類なき水準での両立もこの部屋あればこそと感じます。

今回この素晴らしい洋室で濃密な時を過ごさせていただき、やはり部屋はオーディオのすべての起点であるとまざまざと思い知らされることになりました。

さて、このあたりで話を当日の流れに戻ります。

1.4 スピーカーユニット構成別、比較試聴の感想

私の耳もそれなりにこの環境に慣れてきた3曲目のハイティンクによるマーラー4番をしばらく聞いた頃、GRFさんは大サービスをして下さいました。なんとスピーカーを手前のGP80+TW3の2chのみに切ってから順次入れていき、その構成の違いによる音の違いをお聞かせいただけるとのこと。まさか音楽の館のGRF邸でこんなオーディオチックな実験が為されるとは思いもよりませんでした。驚きつつもまたとない機会、この時ばかりはオーディオ耳を少し大きくして興味津々で聞かせていただきました。

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二年前の80/TW3だけのシステムです。部屋がすっきりしていますね(苦笑)


@パターンA:手前のTroubadour80+TW3だけの2ch再生

まずは手前のTroubadour80+TW3のみでの再生からスタートです。この構成は以前の訪問で短時間ではありますが体験させていただいたものとほぼ同じ構成でもあります。

先ほどまで聞いていた4+4の再生とは打って変わって、自分の感覚に馴染みの深い音像と音場の出方になりました。全体の気配が感覚的にスッキリとして音場表現も凛として一本筋が通ったものになります。

この状態であれば、拙宅のシステムの音と全体の気配や傾向はかなりニアリーになります。もちろんレベルは違いますが、私の進んできた道の延長線上にこの音があると感じました。

そしてこの2+2の再生を聞いた瞬間、逆説的に4+2や4+4での再生についても違う側面から認知することが出来ました。4+4での再生は先に述べた様に実在感・立体感ともに通常の枠組みを超えた凄みを感じさせるものになりますが、反面、従来の2chでスピーカーをトントン位置調整していわゆるピントが「合った」状態から比較しますと、ピシっと音像や空間が一つの時間軸に収束し切らず微妙にダブった感覚があった事が分かりました。

このダブった感覚は4+4の世界観にどっぷりと飛び込めば気にならない程度の微妙なものであり、そのあたりを必要以上に気にするのは重箱の隅をつつく様なやや不躾な行為である気がします。ですから、聴取者は「あなたは何を聞いているのですか?そんな微妙な違和感より、文字通り次元の違う音楽的感動を素直に享受してはどうですか?」とシステムに試されているとも言えるのかもしれません。私自身この聴き比べの機会をいただいていなければ、そのまま4+4の世界にどっぷり浸かり切って終わっていたと思います。

そして更にこの時点で、私の中にあるパグ太郎邸での2+2と4+2での再生で感じたことと、今回のGRF邸で感じたことを照らし合わせて、自分の中で掴んだものがあります。(以下パグ太郎邸を比較の遡上に乗せて表現しておりますが、あくまでこのユニットの複数遣いの効果や使い方を探るために出しているという位置づけであり、両邸の音の優劣を比較する意図は全く無いことを注釈として先に記しておきます。)

正直なところ、パグ太郎邸での4+2での再生は2+2と比較してダブった感覚が出るというデメリットがGPユニットを4つにしたことによる立体感や質感の向上というメリットを(私の感覚では)上回ります。しかしGRF邸ではそれが逆転し、メリットがデメリットを上回ります。パグ太郎邸に比べてメリットは増大し、デメリットは減少しているイメージです。

では、その両邸での有効性の違いは何に起因するのか?送り出しもアンプもユニットも違うので色々な要素が絡んでいると思いますが、一番大きな要素は4つのユニットと聴取者との距離および4つのユニットと部屋の壁との距離の違いだと感じ取りました。

パグ太郎邸はリビングオーディオです。十分に広いとはいえ専用室でなく、セッティングにはどうしても制約が生じます。実際距離を測定したわけではなくあくまでリスポジからの視覚的な印象になりますが、リスポジ〜手前のユニットの距離(仮にXとします)とリスポジ〜奥のユニットの距離(こちらはYとします)の比率Y/Xの値がGRF邸と比較して小さい様に感じます。これによって、奥のユニットが手前のユニットの音に付帯音として付加する効果が弱まっていると推測出来ます。つまり、奥のユニットは現在の位置よりももっと奥に離した位置が最適な位置ではないかと推測します。

また、奥のユニットから背面の壁と側面の壁の距離もGRF邸と比較して取れていません。ほぼほぼ壁に寄せていると言って良い位置です。これによって奥のユニットの壁からの反射の影響が大きくなっており、その影響でダブった感覚が大きくなっているのではと推測します。また、このことで位置調整もかなりシビアになっているように思います。

要するに、この4ユニットのセッティングでメリットをより大きく、デメリットをより少なくするためには、かなりの部屋の広さが必要であるのではないかと思うのです。

以上、完全に自分の感覚と机上の話で的外れな気もしますが、あまりに興味深い手法であったのでつい妄想を膨らませてしまいました(汗)

AパターンB:Aに奥のGRFの上にTroubadour40を追加した4+2再生

続いてAの構成に奥のGPユニット2つを追加した4+2の再生です。大きく変わったのは音場の立体感で、4+4に近いものが出てきます。それと共に音像の質感も変化します。音像はやや厚みを増し、トロッとした深みのある質感を湛えます。この時点で2+2からは出てくる音楽の説得力が違ってきます。

更に驚いたのは音がフワーっと上方向に上がっていく様になること。Aではどっしりと腰の据わった下に厚いピラミッド的な表現で私はこの音の出方を好みますし、前回の訪問時にもGRF邸の音にこの傾向を感じて密かに共感を覚えていたのですが、Bになるとその腰の据わった傾向にプラスして上方向にも音が輝く様に上がって行くようになるのです。何か神秘的な、天国的なものさえ感じるこの音に私はしばし幸福感さえ感じてしまいました。誤解の無い様補足しておきますと、決して腰高になったのではありません。どっしりとしたピラミッドバランスは継続して感じさせたうえで、細かい音が上へと浮遊していく、そんな感覚なのです。

ちなみにGRFさんのご説明によると、人間の聴覚は二つの発音体から音が出ている場合でも、音が耳に到達した際の時間差がある時間以内であれば最初の音の付帯音として認知するという性質があり、この性質を利用した理論的にも裏付けのあるセッティングであるとのことです。付帯音と書くとオーディオでは不要な異物の様に感じてしまいますが、GRFさんのこのセッティングの場合は同じユニットで同じ音を出していることになり、そこに異物感はなく、立体感や厚みや音色を加える事ができるという訳です。まさにこの理論通りの音が聞こえるのにはただただ感服するしかありません。

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BパターンC:Bに奥のTW5ウーファーを追加した4+4再生

最後にBから奥のTW5を追加した4+4に戻します。

・・・圧巻です。

音像の実在感、実体感がここに至って一気に上がります。音像・音場共に全帯域に渡って厚みと濃さを増します。中でもコントラバスを代表とする低音楽器の太くコシのある表現は4+4あってのものと感じました。

もはやこの音楽を聴いたことによる感動の大きさはオーディオの域を超越していると言っても良いのではないかとさえ感じます。

Bの時点でこれは一旦ユニットを追加したらもう元には戻れないなと感じるほどの大幅な音楽力のアップを感じたのですが、Cはもう世界自体が完全に違います。システムが音楽を聴取者に伝える力、つまり聴取者の感動に繋がる力が格段にアップしています。その音を表現するならば、先に書いた様に、圧倒的な実在感、圧倒的な立体感、微妙な動きさえ感じ取れる豊富な情報量、熱く厚く濃厚な表現力、etc…となりますが、こんな陳腐な語句しか並べ立てることが出来ない自分の表現力の無さに落胆してしまいます。

このウーハーの4本遣いについてもGRFさんは分かりやすい例を挙げて説明して下さいました。ウーハー4つを一つの水面に表れる波紋であるとします。波紋は手前の2つのユニットを基準として、奥の2つのユニットはその手前のユニットと全く同じタイミングで波紋を起こします。すると手前と奥の波紋が重ね合わさって、タイミングは同じままで波の大きさが大きな波紋が出来上がる、こういうイメージでこのシステムを構築されているとのことです。

また、奥のウーハーの担当する周波数帯域は非常に低い所だけとのこと。試しに奥のウーハー以外の全てのユニットのアンプを落としてこのハイティンクのCDを再生すると、奥のウーハーのみだと明確に音が聞こえません。ほぼ耳に明確に聞こえない程度のアンビエント成分のみしか出ていないことが分かります。であるのにその効果は絶大で、実際AからBへの変化より、BからCの変化の方が何倍も音楽表現に効果があると感じます。オーディオとは本当に奥が深い。私はその深淵の一端を覗き込んだ思いがしてゾクッと身震いさえする思いでした。

C3つのユニット構成における比較まとめ

以上の3つのユニット構成で出てくる音楽の違いを聴くと、まるで目に見えぬ指揮者が居て、その力量によってこのシステムの演奏の熱量を変化させている様にさえ感じます。

Aは新米指揮者:システムは指揮者の品定めをしながら澄まし顔で演奏しています。
Bは中堅指揮者:システムはやれやれ本気を出してやるかといった演奏。
Cは大指揮者 :システムは煽られ汗を飛び散らせながら持てる力以上のものを引き出して演奏します。

上手く言語化して表現できない中でもA〜Cの違いをどうにか表現しようとするならば、指揮者に例えることが妥当ではないか、そう思ってこの様な表現をしてみました。指揮者的な音楽を表現する濃度・密度の違い、それにより聴取者にもたらされる感動度の違い、これらの違いこそがこのGRF邸の複数遣いによる恩恵の本質ではないかと思うからです。

そして、そうとしか表現出来ず、通常の訪問記の様に音的な要素を挙げつつ説明する行為が空虚に感じることこそが、このシステムからそれほどオーディオから離れた音楽が出ていることの証左ではないか、そう思うのです。


続きます・・・

Commented by TANNOY-GRF at 2021-04-10 11:13
kanataさんの感想文は長文であるというのは、ご友人のなかでは定評があります。前回の印象編だけではなく、詳細まで描き込まれた長文編と両方見て、当日のkanataさんのご感想が表れてくると思いおねがいいたしました。

私が、常日頃、システムを調整している手法と同じ方法で、一枚一枚音のレイヤーを分析されています。その二次元の試みの集大成が、時間再生芸術である音楽を空間だけの三次元ではなく、活きている音を表現できはじめたのかと思っています。

オーケストラは、ステージ上に横に広がっている距離より、奥行きの方が深い、音の時間差を楽しむ音楽です。オペラ座の舞台の奥行きは、観客席の大きさより大きいのです。

その「時空間」を再現することが、コンサートホール再現の第一歩ですね。

Commented by パグ太郎 at 2021-04-10 11:47 x
GRFさん、kanataさん
kanataさんは流石の凄耳ですね。こういう聴き分けをされるとは脱帽です。拙宅では4本ではなく2本の方に一票頂きましたが、低次元の拙宅の印象がそのままにならずに、今回、真価を体験して頂けて良かったです。オマケに(?)、当方には何が足りないか明確にするコンサルをしていただいた結果にもなり、大いに勉強になりました。お二人に感謝でございます。

Commented by 椀方 at 2021-04-10 13:28 x
kanataさんの訪問記事を拝読すると、音楽に没入するkanataAさんの背後に冷静に分析しているkanataBさんという2人が居るかのようです。

ところで、第二部(光カートリッジ編)はあるのでしょうか?

Commented by TANNOY-GRF at 2021-04-10 13:35
パグ太郎さん 

ここまで聴かれているとは、お聞かせする方も相当な覚悟が必要になります。私が断片的にご説明したことが、見事に整理され再構成されています。当方も大変、勉強になりました。パグ太郎さんのお宅では、4本のSPのバランスの整合が進めば、相当進歩すると思います。状況が落ち着いたら、また前に進んでいきましょう。

Commented by TANNOY-GRF at 2021-04-10 13:36
椀方さん これでまだ半分です!第二部も乞うご期待です。

Commented by kanata at 2021-04-11 07:15 x
GRFさん、この度は貴重な機会をいただきありがとうございました。
この日の衝撃と感動、そして受け取ったものが大き過ぎて、自分のためにも文章として残したいと思いつつも、自分の貧相な文章力では何を書いてもうまく表現出来ていないと感じてしまい難航してしまいました(汗)
結局長々と書いたものの、あの音楽を半分も書き留めるには至らずでした。しかし、自分の中に残ったものは確としてありますので、これを大事に持って行きたいと思っています。
文中GRFさんやパグ太郎さんのシステムについてあれこれと好き勝手書き散らかしておりますが、私個人の頭の整理として乏しい理解力の範疇でこういうメカニズムで納めておこうというものです、どうかご容赦ください。
それにしてもオーディオとは素晴らしいものですね!改めてその真髄を体で感じさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。

Commented by TANNOY-GRF at 2021-04-11 08:53
kanataさん 

本当に長文のご感想をありがとうございます。しかし、項目ごとにまとめられていて、まるで設計図の階層を追っていくように、立体的に表現されているのには驚かされました。

トロバドールの80の後方に40を置くアイデアを出してくれたのは、横浜のMさんのウィーンのムジークフェラインの天井から降ってくる音という印象からでした。

ご覧の通り、この部屋は強固な床と奥行きの深い天井での吸音、共振点を揃えない壁の構造で出来ています。また、最低音の窮屈さを避けるために、密閉しない空間を目指しました。

そして。コンサートホールの奥行きが深い音をどう再現するか? 音響調整に、人工的な残響付加を加えるデコーダーや、特定の音楽だけしか再現出来なくなるイコライザー類を使わずにどうしたら、音のバランスを整えられるかを試行錯誤してきました。

最終的に、最低域だけを支えるTW5の大きなエネルギーを加えて事で、ハワイのノースショアーに押し寄せる、ビッグウェーブのような大きなうねりを再現できたのではと思っています。

あれから、光カートリッジも、トロバドールのメインシステムで鳴っています。レコードからTW5を揺るがせる音が出てくるのは驚きですし、快感でもあります。また、あのつづきを是非聴きに来てください。
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2021年 04月 11日
kanataさんのご感想 長文編 後半
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2. そして音源に在る音楽そのものへ

ここまでGRF邸の音について長々と表現して来ました。しかし、実はここまで書いてきた内容はGRF邸の神髄を表したものではありません。音楽耳でなくオーディオ耳を強くすればするほど、音楽でなく音を分解・解析すればするほどに、その実像からどんどん離れていく様な感覚がするのです。それがゆえに、この長文を書いている途中で違和感に耐え切れなくなり、一旦書くのをやめたという経緯もあります。(その後GRFさんのお勧めもあり、記録としての意味合いで続きを書いています。)

では、私が感じるGRF邸の神髄とは何なのでしょうか?それは音源に刻まれた音楽の力そのものを規格外のどでかい器で、鮮度高く、熱く、太く、色濃く表出することにあります。つまり、音源に入っている演奏の力そのものがGRF邸の音楽の神髄である、そう私には感じられます。

時代を超えて、場所を超えて、録音会場で演奏しているその場の全体が目の前に在る、タイムマシンの様な再生。それは以前私がR邸のビンテージシステムで感じた事でもあります。しかし同時に、どこかセピア色の儚いホログラフィックな夢の中の様なものでもありました。録音の場が目の前に在っても、その場は録音当時の1950年代・1960年代であるという感覚もまた付き纏います。2020年代の現代に居るのではなく、録音当時にこちら側が部屋ごと自分ごとタイムスリップしているのです。時代性に沿った再生であるからこそ真っ当で素晴らしく、しかしその時代性の枠からは逃げられない。やや不遜な物言いになりますがこういう面もある様に感じます。(とはいえ、そもそもこういう時代性を重視した再生を志向する方々は、時代性にどっぷり浸かってこそ良しであり、その枠から出ようとはしていない、出てはいけないと考えておられる、そう私は認識しています)

しかし、今回のGRF邸は異なります。一番の違いは圧倒的な現実感です。GRF邸はこちら側がタイムスリップするのではなく、向こう側(録音当時の場)が2020年代の現代の目の前に呼び出されるのです。往年の巨匠達がセピア色ではなく、現実の色彩感と実体感を伴って目の前で等身大に演奏をするのです。しかも某社のリマスターSACDの様な無理に現代技術を当てはめたグロテスクなものではありません。時代性を重視した再生の真っ当さと比較しても(私の感覚では)いくばくも遜色の無い時代的な忠実性も兼ね備えています。

そして現代の録音の再生においても往年の録音の再生においても同じ世界観で目の前に録音の場全体が呼び出されるのです。現代の録音が妙にセピア色になったり、往年の録音が妙に浮ついたsomething strangeなものになったりもしません。

なぜこんな魔法の様な再生が可能なのでしょうか?Transportが良い?DACが良い?アンプ?スピーカー?それともケーブル?いやいや、やはり部屋か?確かにこれら全ては構成要素としてこの音楽に寄与しているのでしょう。しかし全く同じものを他の人間に与えてもまずこの音楽は出せないでしょう。

ここに来て私は「オーディオで一番重要なものはシステムを構築する人間の認知能力である」という自分の考えに思い至ります。つまり、GRFさんご本人の音楽とオーディオ、いやそれ以外も含めた人間の器がこの音楽として出ているのだと強く感じるのです。

往年の録音も、現代の録音も、そしてこの日はデジタルシステムでの再生はありませんでしたが、歌謡曲も、ご自身の聴かれる音楽を愛し、それらを分け隔てなく一つのシステムで同じ世界観で再生する。この難題に真っ向から対峙して辿り着いた境地であると感じます。

音源へのリスペクトがあるから、往年の録音を最新機器でただ鳴らしただけの様な妙な音楽にはならない。きちんとその音源の旨味を熟知し、その旨味を変質させずどう自分の再生へ落とし込むのかを考えて調整された音に感じます。そんな音源ファースト、音楽ファーストな姿勢がベースとしてあり、それらからどうすれば最大限に感動を引き出せるのか、そういう観点で組み立てているからこその到達点ではないでしょうか。

このGRF邸の音楽を聴くと、オーディオとは音源と自分との終わりの無いキャッチボールの様にも感じます。音源を大切にしてそれが最大限鳴る様に調整をする、すると音源はそれまでに感じなかった側面を見せて更に感動をもたらしてくれる、その新たな側面をもとに更に調整を重ねる・・・この繰り返しに尽きるのではないでしょうか。

話を戻しましょう。

そんなドでかいGRF邸のシステムとGRFさんご自身の器により生み出される音楽は音としての情報量もそうですが、感情としての情報量が莫大です。常に当たりのコンサート、いやそれ以上の感情的な熱量を聴取者にもたらします。

ですから自然とその感想もオーディオシステムを聞きに行ったそれではなく、コンサートを聴きに行ったそれに収束します。音色が、音触が、低域が、高域が、解像度が、音場が、定位がどうのこうの、弦は、ピアノは、声楽は、女性ボーカルは、ベースは・・・そんなものはもはや全く頭に浮かびません。頭の中は今眼前で演奏されている(としか感じられない)音楽をどう受け止めるのか、ただそれだけになります。

これは逆説的に言えば、恐ろしい事ですが、音色が・・・等というものが頭に浮かんだ時点でそのシステムはその程度であるということでもあります。それほど音の全要素的に瑕疵が無く、かつそれらに注意が全く行かない程に人間の感情に訴えかける莫大な情報量を有していると言えるのです。

では音楽を聴いていて私が感じた事を少し書きましょう。

この日のGRFさんは、私とGRFさんの二人の共通事項でもあるクラシックを中心に選曲されました。録音の時代は1950年代のモノラル録音から、2010年代の録音まで、年代に偏りなくジャンルも器楽・声楽・オケと幅広いものでした。

ここでクラシック演奏についてのざっくりとした個人的な認識になりますが、往年の大指揮者達の録音は熱量が全く別次元です。例えるなら作曲家のスコアという土台の上に屹立した巨大な岩の彫刻のようなもの。指揮者や奏者の繰り出す強烈なエゴ・独自の世界観は(しかるべき再生が為されれば)聞くものの魂を激しく揺さぶります。

一方で近年の指揮者・奏者によるアプローチはどちらかと言うと知で楽しむものが主流です。スコアを綿密に読み解き、その楽曲の源泉により近づこうとする解釈が多く、聴取者はその構成美や新しい発見に知的な喜びを感じます。

両者の楽しみ方は異なりますし、そこに優劣を付けたり、一方にもう一方と同じ味わい方を押し付けたりするべきではありません。(これは現代ハイエンドとビンテージとの話でもしばしば起こる悲しい諍いです)

GRF邸はこの両者の楽しみ方の最大公約数的なものを共通の世界観として音楽を描き出します。旧きも新しきも同様に、知と情の双方において莫大な情報量を聴取者に投げつけるのです。

更にここからは音源別に書いて行きます。

kanataさんのご感想 長文編 後半_f0108399_21521413.jpg

カンターテ ドミノ

録音の良いオーディオの定番として再生され尽くしたこの盤がまるで違う音源の様に聞こえます。とにかく立体感と実在感が凄まじい。まさに眼前にコーラス隊とソリストが実体として居るかのような感覚。ソリストの移動する様なども体全体の存在感をもって感じ取ることが出来ます。

クレンペラーによるマーラー7番

音楽の濃密さ、演奏者の気合いの違いが一目瞭然です。根性論ではないですが、こんな汗を飛び散らせ、魂を削る様な演奏はなかなか他の指揮者では、他の録音では聞けないもの。なぜこの時代はここまでのエネルギーを引き出すことが出来て、そしてそれを録音に納める事が出来たのか?現在では?クラシック音楽の演奏とは?その録音とは?音楽に大切なものは一体何なのか?この録音を聞いていると様々な思いが駆け巡ります。

トスカニーニによるブラームスの交響曲

何なのでしょう、これは?モノの音場ではありません。この音源ではこのシステムの従来の2chオーディオでの枠組みを超越した立体感、前後感による恩恵が非常に大きいと感じます。そして演奏の圧倒的な熱量!指揮者の力量とはどんなものであるのか、この再生を聞けば誰もが納得することでしょう。

クレーメルとアルゲリッチによるプロコフィエフのソナタ

このコンビの録音といえばベートーヴェンのソナタが印象深いですが、この録音もまたそれに劣らぬ魂のぶつけ合いの様な演奏。これを聞いてしまうと近年のアルゲリッチはもうお友達や取り巻き連中とお茶会を楽しんでいるとしか思えません。勿体ない・・・

八代亜紀のコンサート

歌謡曲でもタイムマシンぶりは全く変わりません。目の前はクラシックコンサート会場から一気に昭和歌謡コンサートへ。会場の空気もどこか穏やかなリラックスムード。このムードさえ伝わることが恐ろしい。八代亜紀、私はGRFさん絡みでしか彼女の歌声を聞きませんが本当にこの人上手いよな〜。歌手の力量が露骨に技術と情念との両方で分かってしまいます。

白井光子によるブラームス歌曲集

素晴らしく上手い!ドイツ語の発音の明瞭さ、そのテクニックの確かさに舌を巻きます。やはりこのシステムは実力面で誤魔化しが効かず、歌手を丸裸にする厳しさがあります。しかし力量のある歌手であればその凄みを十全に伝えてくれる感動の増幅装置にもなるのです。

ギユーによるジョンゲンの協奏的交響曲

パイプオルガンがまさにパイプオルガンとして鳴っています。オーディオ的な嘘っぽさが感じられず、コンサートで聞くそれと酷似しています。この音源では、これだけの巨大なエネルギーを受け止めつつ揺るぎない部屋の凄さが良く分かります。しかも上手く程良く音が部屋の外部に抜けているのでしょう、エネルギーが充満して妙な圧迫感を感じることも全くありません。床が支配的だと思われますが部屋の響きの音質も凛としつつも甘みもあり良質そのもの。やはりGRFさんの音楽はこの部屋あってこそのもの。ご自身が「オーディオの本質は部屋だ」とおっしゃるのが骨身に染みて良く分かります。

ヤンソンスによるラヴェルのラヴァルス

印象派というイメージからは、そしてこの曲のイメージからも想像がつかないグロテスクでさえある怪演。色彩は明ではなく暗基調。空間が捻じ曲がる様な音のうねりに部屋が満たされ、遂には自分が飲み込まれてしまうかの様。この演奏の凄みは普通のシステムでは、普通の部屋では全く表現しきれません。GRF邸の器の大きさをまざまざと見せつける音源。

ベルゴンツィのリサイタル

GRFさんのブログで良く登場するこの音源はもちろん自分も購入済みで度々拙宅でも再生するものです。やはり実在感とエネルギーが違います。体全体の厚みを感じさせるこの日の再生は、本物の歌唱そのものと感じました。

シュライヤーによるシューベルトの冬の旅

恥ずかしながらシュライヤーは初めて聞きました。・・・これは素晴らしい。上手く言葉に表せませんが、心の内側にすっと入って来る様な、こちらの気持ちに寄り添う様な歌声は初めて聞く類のもので、しばし真っ白になって身じろぎも忘れて聞き入っていました。

以上、多分この時点で2時間以上が経過していますが、ここまで濃密な音楽に晒されるとまさに体感時間は一瞬でした。

GRFさんが繰り出す音源には、巨匠たちが、超一流の演奏家たちが創出する圧倒的な音楽が込められていました。聴取者たる私はただその濁流に身を任せ、その神髄を体で感じるだけ。そこにオーディオはなく、ただ音楽と自分だけがある、そんな状態でした。

オーディオの道の最終到達点はやはりこういうものなのか、そしてなんと素晴らしいものなのだろう。言葉ではなく音楽で骨の髄まで教えられ、体にその感覚を叩きこむことが出来ました。

百聞は一聴に如かず

この素晴らしい体験は間違いなく今後の私の歩みの指標になると確信しています。

と、ここで締めるかの様な書き方をしましたが、もう少し続きます(汗)

kanataさんのご感想 長文編 後半_f0108399_12343953.jpg


3. GRF邸訪問記(光カートリッジgrandmasterによるアナログシステム編)

さて、次は光カートリッジ(Grand Master)によるアナログシステムについて書いていこうと思います。・・・とはいえ、先のGP+TWの4+4再生の熱量がすさまじかったことや、こちらのシステムの聴取時間が限られていたこともあり、光カートリッジについて自分の中でまだ確たるものを掴み切れていないのが正直なところです。このあたり出来ればまたじっくりと光カートリッジを味わう機会を再度いただきたいという助平根性を丸出しにしつつ(爆)、そのおぼろげな印象をそのまま書いていこうかと思います。

結論から申し上げますと、光カートリッジ(GM)によるGRF邸のアナログシステムから出てきた音は「オーディオではない何か」でした。

今までに私が経験してきたオーディオの音とはその根元から違っている気配を感じます。先ほどGP+TWの4+4再生をしてオーディオはなく音楽と自分があると表現しましたが、それでいても後ろを振り返るとオーディオから続いてきた道や轍が見えます。しかし、GMが私に垣間見せた景色はそういう継続性を感じさせず、隔絶された別の次元の何かに思えて仕方がないのです。

この音の出方はレコード的ではないし、CD的でもありません。GRFさんはテープに似ていると評していらっしゃいましたが、残念ながらテープによるまともな再生を聞いたことがない私にはその引き出しはありません。物理的な余分な力がどこにも入っていない独特の軽やかさを音から感じます。自然の音に近いと言えば近いですが、それもまた違う様な感覚です。自然の音よりもさらに軽やかで刺激感がない。

印象的な特徴を述べますと、ピアニシモの表現がレコードのそれではありません。その違いがこれほどまでに音楽の印象を変えてしまうとは・・・


kanataさんのご感想 長文編 後半_f0108399_22324613.jpg


最後に触りだけお聞かせいただいた一枚(ハイティンクによるブラームスのセレナーデ)がとても印象的でした。再生した瞬間パッと景色が変わります。そこにはどこまでも続いていく様な限りなく広がる空間があり、そこにスッと現れる奏者達。彼らに余分な力は入っていません。悟りを開いた達人の様な自然体。そしてそこから音楽が自然にさりげなく風のようにどこまでも駆け抜けていく。まさにこのジャケットの様な音楽風景は鮮明に、しかし限りなく自然に現れました。

この異世界から突然現れた様な不思議そのものの道具を手にしてGRFさんは今後どういう音楽を構築されていくのでしょうか?この光カートリッジをGP+TWの4+4システムに入れ込んだらどうなってしまうのでしょうか?そしてそこから現れる光カートリッジの本質とはどのようなものなのでしょうか?

まだまだこの物語は始まったばかりです。今後の展開に胸を躍らせながら、この訪問記を締めさせていただこうと思います。

GRFさん、この度は貴重な経験をありがとうございました!

kanata


********************


kanataさん 聞きしに勝る長文のご感想、本当にありがとうございました。いただいて、読み進めても、読んでも、読んでも終わらないほどでした。前回いただいていた長文のご感想は、あれでもまだ半分しかありませんでした!

お聴きいただいたのは三時間弱の時間だけなのに、これだけのことを記憶して、また表現できるkanataさんの熱意にも感嘆しました。あれから、Troubadourのシステムで、光カートリッジが鳴っています。デジタル系のあのシステムが、レコードを完璧に再生しているのです。新しい地平線が見えましたね。何十年も集めてきたレコード達が、お風呂に入る順番を待っています。

また、是非遊びに来てください。また、kanataさんの音も是非お聞かせください。

Commented by パグ太郎 at 2021-04-11 11:22 x
GRFさん、kanataさん

成る程、タイムマシーンで自分が過去の世界に行くのか、過去の世界が現代に甦るのかの違いとは、言い得て妙ですね。だから未体験のものが出現する感覚になるのですね。正しく過去が現代に戻ってくるバック トゥ ザ フューチャーで、ノスタルジーが剥ぎ取られた演奏が見える理由がよく分かりました。そういう意味では、光カートリッジで聴くアナログも、正しくその感覚。映画の下らない例えを続けると、生身のジュラ紀の再現で、化石の陳列ではありませんから、怖さが違います。何がこの感覚を産んでいるのかずっとモヤモヤしていた霧が、kanataさんの後半2部で晴れた思いです。


Commented by TANNOY-GRF at 2021-04-11 11:52
パグ太郎さん kanataさん

本当に言い得て妙ですね!私も感心しました。私の感覚では、どこでもドアで、今の私がこのままで、過去の生の会場に出現すると考えていました。

反対に、過去の演奏が、現代のテクノロジーで、私の部屋に出現する方が表現としては合っていますね。

突如として恐竜の大きな目が部屋の中に現れた感じでしょうか?これは怖いです・・・

パグ太郎さんが言われるとおり、光カートリッジもまさしくそうですね。ノスタルジーを追うのではなくリアリティを追求しているのです。

https://tannoy.exblog.jp/32225995/

107. 2021年4月14日 14:24:04 : FQrGsP3YVY : VUVVL3ZhT3JrRms=[23] 報告
2021年 04月 13日 調整のコツ
https://tannoy.exblog.jp/32228427/


パグ太郎さんがコメントで書かれた、「何がこの感覚を産んでいるのかずっとモヤモヤしていた霧が、kanataさんの後半2部で晴れた思いです。」と、コメントされています。古い時代の昔の音の世界に戻るのではなく、現代の音で、昔の録音を再現するという意味です。装置が、現代の音にも、昔の音にも、入力された時代の音を忠実に再現する、いわゆる高忠実度・ハイフィデリティに再現できているのでしょうね。パグ太郎さんのモヤモヤの理由は晴れたようですが、一体どうして、過去がいま録音したように現代に蘇るのでしょう?

以前との違いは、50Hz以下のTW5が加わった事しかないからです。周波数帯域と音の位相が合ったからだとは言えるのですが、でもどうして?

その調整は、音を聴きながら追い込んでいるので、最後は調整する人の記憶に頼ると言うことに帰着します。そのバランス調整が全てですね。

焼き物を焼いているような感じでしょうか?土を漉して、不純物を除き、その日の湿度に合わせた、適度の水分を加えてしっかりと捏ね、ろくろを回して形を造り、乾かし、釉薬を工夫して塗り、最後に登り窯を焚く、炎の通路を予期して置き場所を選び、できあがりを予想して、最後は運を天に任せる。できあがってからも、選別で我が子を壊す選択を経てようやく残る焼き物。その課程を何回も繰り返し、少しずつ瑕疵をなくしていき、歩留まりを上げていく。全てがミリ単位以下の微細な仕事。音の調整と似ています。

一番難しいのは、アンビエンス用の40の位置ですね。前の80との音のバランス。位置を1ミリ単位で前後左右と、納得する点を探して繰り返す微調整。最後に確認する40同士の左右の位置の確認。それらが、うまくはまると、四つのDDDユニットの中心点で、音が定位し、圧力が高まるのです。そして、その音を50Hz以下のスーパーウーファーからのビッグウェーブに乗せて放すのです。

その細かい作業は、粘土を造型していくと言うよりも、彫刻でその像が現れるのを忍耐強く待ちながら削っていく作業に似ているかもしれません。その時に必要なのは、完成時のイメージです。彫刻家は、木の中の埋まっている像を掘り起こすという表現をされます。今、削ったのみとこれから削るのみをどこで止めるか?これは部分的なイメージではなく、全体のバランス象が見えているかどうかです。

そこへ行くと、音の調整は遙かに楽です。やり直しがきくからです。行きすぎたら戻す、その繰り返しをつうじて、だんだん自分のイメージ通りの音がして来るのを待ちます。後ろの40は、GRFの上に置かれていますから、40のユニット分だけ高い位置にいます。後ろは壁です。左右も壁です。その反射効果も狙っていますが、音の時間差は、やはり前の80との距離です。40と80とは直線距離で2.3メートルぐらい離れています。後ろの壁との距離は2.5メートルぐらいでしょう。

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聴取位置から見ると前方の80の後ろから40が同じ音を同相で出すのですから、同じ音が遅れてくることになります。動物に耳が二つあるのは、その耳の間の距離分、遅れて到達する時間差を認識して方向や距離を見定めています。恐ろしく精巧な測定器なのです。音量差と時間差だけで、動物は音を極めて正確に判断しています。様々な実験が行われてきましたが、GRFの上に置かれて、300Hzから上を再現している40は、メインのSPの80の後ろに置かれているだけで、距離分の遅れが出て、それを残響成分と感じるのです。上下の位置の差が、ホールでの上に響いていく音を再現します。

理論的なことを述べるのは簡単ですが、ターゲットにする周波数帯と前後のスピーカーが同期するのと、打ち消し合うのは交互に来るのですから、音を聴きながら位置調整を行うしかないのです。無指向性のDDDユニットだから、合わせられるので、単一指向性のツイーター等では、音は前しか出ませんから、人工的な残響を付加しなければなりません。すると、距離の差、時間差、位相差を人工的に創らなければなりませんから、どうにでも調整出来る反面、基準の響きがなくなってしまいます。

それらのデコーダーで人工的な音を付加しなければ、もとの2chの信号には、音量差、時間差、位相差が含まれているのです。その情報を使って、部屋の中で秩序ある拡散を図れれば、もとの音場に近い響きが出るのではと思ったところが、この一連の音の実験の出発点です。

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当初は、高さ方向は、実際に高くして対応しようと、80の上に40を乗せた120、80を二つスタックした160まで実験して見ました。それから、一年半そのままで進歩がないままだったのですが、19年の3月になり突然、啓示がひらめいたのです。それは80の後ろに、距離を置いて40を置き、時間差を作って音の奥行きを増すという試みです。

これは驚くべき効果を出しました。早速パグ太郎さんをお呼びして、追実験を行いました。大山さんにも来ていただいて、会社でも実験していただくようにお願いしました。その時のパグ太郎さんのご感想です。私もまったく同感でした。

でも、もう二年近くも前の事です・・・・
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108. 2021年7月02日 19:04:58 : gGFm0tJbPw : bFJOOXFDREFDS28=[33] 報告
2021年 07月 02日
対向法での音場の実験は
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東京地方は、大雨警報が出ているぐらいで、前線が活発化して雨が降り続いています。おそらく明日まではこの雨は続くようです。まだ気温は低めですが、西から徐々に上がってきました。最近の梅雨の特徴である、ふれば大雨、上がれば真夏日になってきました。世界を見れば、先週は何時もは涼しいカナダのバンクーバーが49.5度という熱波に襲われました。シベリアのツンドラ地方も45度越の酷暑です。永久凍土が溶け出して、建物も傾いているとの事、いよいよ地球温暖化の本格的な影響が出てきたようです。

コロナも大変ですが、実はこの大雨や酷暑の天気の異常の方が大きな影響を及ぼします。穀物がとれず、凶作になり世界的な大飢饉が心配されるからです。中国の起こっている水飢饉。最近は北海道のみずの豊富なとちを中国企業に買い占められているという話も聞きます。オリンピックどころでは無い状況なのですが、さてこれからどのように推移していくのでしょう。

先日、ステレオ再生の話を述べたとき、HartleyやESL-57の通常の置き方では音場はでないと書きましたら、対向法なら音がでると言ったではないかと、ご指摘をいただきました。

kikiさんの音場の追体験 2
https://tannoy.exblog.jp/26958009/


そうです。普通では音場がでないSPが、向かい合わせに置くと、通常の二次元のステレオでは無く、部屋の中がコンサートホールになります。目の前にホールがあり自分もその中に入ってかぶりつきで聴いているのです。驚きましたね。

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これは、家の和室で、何時ものT4をkikiさん対向法で置いてみました。

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これは、M.Aさんのお宅のConfidence 3 で実験された時の写真です。琴奨菊のようにのけぞっていますね(笑)。


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これはCさんのところで、小型SPで実験していただきました。すると、このサイズからは想像がつかないスケールが現れたそうです。

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そして、琴奨菊と言えば、こちらの方が本格的ですね。大阪のHartleyを向き合わせでならしました。


向かい合わせる方法で蘇ったHartley
https://tannoy.exblog.jp/27011995/


正面で聴いている時は、左右のSPの真ん中で微動だもせず聴かないとステレオのイメージがずれてしまう昔のSPが一切構わず、部屋がコンサートホールの様になり始めるのです。この鳴らし方は、小さい部屋でも効果が出るのです。六畳のなので通常の置き方では、やはり左右に拡がりません。ところがこの置き方になると、最高域の精緻さは無くなりますが、代わりにコンサートホールに響いていく残響が見事に出てくるのです。

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もちろん、 ESL-57でも実験しました。これが一番難しいですね。コンデンサーの振動膜がとても薄く、本当に微妙な位置の変化で音は変わります。もっと接近したり、話したり、前を拡げたり、もっとのけぞらしたり、いろいろなテストをしました。しかし、他のSPででたような音場は、なかなか現れません。また、聴くときはもっとリニアフィールド的に前に行かないと細かな音が出てきません。これは、平行法の方が使い易いと思いました。やはりESLは難しいようです。アポジーでは試していません。DIVAをお持ちのかたお二方おられたのですが、重すぎてあきらめました(汗)。

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そして、ここまでいろいろ試したのに、映画用のConfidence 3 以外に何故対向法をしないのだといわれそうですが、それは無指向性のSPは、考えてみると最初から、円形に360度放射していますので、平行法であり、交差法であり、対向法でもあるのです。無指向性のSPが醸し出す音場は、通常のSPや平面SPが出す、音とは違って自然に音場を出すからです。

和室のユニコーンは、下にバックロードの方向性のあるキャビネットがありますから、低域の音場は、向きによって変わりますが、Troubadourの方は、ウーファーのキャビネットも、前後または左右にコーン紙が同相で動くので、波長が長い低音では、球面波がでています。そのシステムが、再現する三次元の音場を聴くと、通常のSPで音場を出す必要が無くなります。それらのSP本来の鳴らし方で、音場では無く音色を愉しんでいるのかもしれません。

そして、まだ去年の11月からですから、半年しか経っていませんが、前方にTroubadour80/TW3、後方にTW5の最低域、上方に40によるアンビエンス付加の三次元サウンドが完成したので、私の中の「音場」の意味自身が変わったからでしょう。それなのに、同じ「音場」という言葉を使っていたので、混乱を招いたようです。ますます増大する老人力の所為でもありますが、使い方も紛らわしかったようです。ごめんなさい!

https://tannoy.exblog.jp/32343335/

109. 中川隆[-17621] koaQ7Jey 2021年8月01日 03:57:29 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[5] 報告
2021年 07月 31日
二つの部屋
https://tannoy.exblog.jp/32376247/

よく皆さんから聞かれるのは、「GRFのある部屋」と「和室のユニコーン」をどのように使い分けているのか?と言う質問です。テレビ用とスクリーン用のシステムは、それぞれ専用ですからわかりやすいのですが、「和室」も「GRFの部屋」も聞いている音源は同じです。でも、どちらの装置で聞くかは自分の中では、目的が違います。

私の中では、プログラムをきめてコンサートの様にじっくり聴くような場合は大きな部屋で。アルバムを精査する場合や、反対に聞き流すような場合は、和室で聴いています。簡単に言うと、今夜はコンサートだ!と思うようなときは、大きな部屋で、その他は和室で聴いています。お客さんが来たときは、大きな部屋の方をお聞かせするのが殆どですが、自分で聴く時間から言えば、7〜8割は和室のユニコーンがメインですね。

光カートリッジが導入される前は、大きな部屋のシステムの実験中は頻繁に出入りしていますが、完成後は稼働率から考えると、やはり「和室のユニコーン」がメインシステムでした。その意味で、大きな部屋はコストパフォーマンス的には、殆ど採算度外視にしていますね。採算で音楽を聴いているわけではないのですが。

現在は、まだ大きなコンサートもそれほどは開かれていないし、外国からの団体は殆ど来日していません。飛行機の往来ばかりでは無く、観客の入場制限がある内は、興業として採算が合わないからです。そのような演奏会の代わりには、やはり大きな装置で、演奏会場の雰囲気を味わいます。この音が、自分の家で聴けるのは大変幸せです。その意味では、コロナによる自宅待機の期間もオーディオ好きには恵みのような時間でした。装置のグレードアップや、いままで購入してきたCDを聞く時間が出来たからです。

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加えて、この三月以降の光カートリッジの導入が続きました。MolaMolaのイコライザーを導入した頃を除き、やはりS/N比、針と溝の間の擦過音、レコード本体にも入っている、低域の暗騒音、スクラッチノイズ、インサイドフォースによる音のゆがみ、外周と内周での音質の変化等々が重なり、圧倒的にダイナミックレンジの違うCDやSACDそして、DSDの音源にソースが移行していました。特に最低域の音の伸び、クロストークの無さ、低音の量感で、昔の4トラックテープをDSDに変換して、ハードディスクから呼び出す方法をこの10年間は進めていたのです。

光カートリッジの出現は、そのレコードの劣勢を大逆転してくれました。あれほどのテープ党だったHさんも大変身ですから。おかげで、50年以上集めてきたレコードが蘇りました。ただ、長い間、仕舞ってあったレコードは、聴く前に洗浄をしなければなりません。少しでもゴミが針先と溝の間に入ると、たちまち音質が落ちるからです。この音質の変化を知ると、片面レコードを掛けると、針先の汚れを除去するぐらいです。神経質だと思われるかもしれませんが、実際に針先の汚れを数十倍以上のルーペで見ると、針先に埃や汚れが付くのを確認できます。そして、その違いをダイレクトに反映する、光りカートリッジの高忠実度再生は、今までのアバウトな再生とは一線を画しているのが解るとおもいます。

すると、溝に切られた信号を忠実に再現し始めた光カートリッジは、いままで決して聞こえなかった最低域の音を再現し始めるのです。そして、挑戦してきた三次元の立体サウンドが、立体的に展開して、今まで聴いたことのない世界へのドアを開けてくれたのです。今まで、CDしか聴いていなかった和室の部屋でも、レコードプレーヤーを持ち込んで聴いてみようかと思っているぐらいです。

https://tannoy.exblog.jp/32376247/

110. 2021年8月10日 14:34:32 : vQyPMzu3FY : NVZsaVNGQzJVQkE=[38] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
Olympusシステムの本領を発揮できないのが残念
2021年08月10日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1213c4e19e444d33cf645e14b37c80d2


OLYMPUSシステムを作ってから、このシステムの「本領」を発揮させる部屋に恵まれなかった。床面は「直打ち」の床出ないと、低域のエネルギーに対抗できない。シングルウーハーだけど、へたなWウーハーのシステムでは太刀打ちできない程「凄み」のある低音を出す。「下の下の下の音」が出るシステムです。お店をやっていた時に、直打ちの床だったのでその迫力は凄まじかった。心臓に悪い位の立ち上がりと圧倒的パワーが出て来る。その上に中高域がバランスよく乗っている。

ただ現在の部屋では、ボリューム位置9時の方向以上は上げられない。床面が持ちません。年も重ねて来ましたので、今では心臓に悪い低域は必要ありません。のんびり聴くには良いのですが、床が弱いと、切れの良い低音が出にくくなります。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/1213c4e19e444d33cf645e14b37c80d2

111. 2021年9月18日 04:23:46 : vi9djNQA5Q : UlUvY3JyYkpuUW8=[1] 報告

audio identity (designing)宮ア勝己 
Date: 5月 19th, 2020
窓のない試聴室と窓のある試聴室(その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=32114


1976年12月にでたステレオサウンドが、私にとって最初のステレオサウンドで、
具体的には41号と別冊「コンポーネントステレオの世界 ’77」である。

「コンポーネントステレオの世界 ’77」では、
組合せの試聴中の写真が何枚も掲載されている。
それらをみて、ステレオサウンドの試聴室の雰囲気を知った。

1982年1月に、初めてステレオサウンドの試聴室に入ることができた。
「コンポーネントステレオの世界 ’77」で見て知っていた試聴室と、
少しの違いはあったけれど、ほぼ同じだった。

それからステレオサウンド編集部で働くようになって、バックナンバーをみていくと、
29号で、新試聴室完成という記事がある。
そこでの写真をみると、窓がないのに気づく。

ずいぶん雰囲気の試聴室が違う。
このとき、窓のある試聴室でよかった、と思ったことをおぼえている。

私が辞めたあと、ステレオサウンドは二回引っ越ししている。
試聴室が二回かわっているわけだ。

その後の試聴室の写真をじっくりみているわけではないが、窓はないようだ。
ステレオサウンド以外のオーディオ雑誌の試聴室も、窓のないところが多いようである。

メーカーの試聴室も、すべてを知っているわけではないが、
窓はないところのほうが多いはずだ。

窓は音響的には、あまりよくない。
なので試聴室という、生活とは区切られている環境では、窓はない方がいい──、
のは間違っていない理屈である。

正しい、ともいえるのかもしれない──、と思いつつも、
個人的には窓のある試聴室がいい。
http://audiosharing.com/blog/?p=32114


窓のない試聴室と窓のある試聴室(その2)

別項のショウ雑感を書いていて、
インターナショナルオーディオショウ、OTOTENの会場となる国際フォーラムも、
窓がないことに気づく。

会議室としての空間だから、窓がないほうがいいのだろうし、
窓がないからこそ遮音性が高いのはわかっている。

インターナショナルオーディオショウの前身、
輸入オーディオショウは最初のころは九段のホテルグランドパレスが会場だった。
窓があった。

窓のあるところでやれ、といいたいわけではないが、
ヘッドフォン祭は窓があるな、と気づく。
http://audiosharing.com/blog/?p=32144


Date: 9月 17th, 2021
窓のない試聴室と窓のある試聴室(その3)

いま、ふとふと気づいたのだが、
窓のない試聴室とリファレンススピーカーとしてのB&Wの800シリーズ。
無関係でhttp://audiosharing.com/blog/?p=35611はないような気がする。

112. 2021年9月21日 03:57:35 : ZgWVSspngo : MUExTnU5T2lJaGs=[4] 報告
2021年 09月 19日
訪れて良かった! 今までの最高の音楽室です
https://tannoy.exblog.jp/32435748/


到着したTさんの音楽室は、作業が見れるガラス張りのクリーンルームを完備した美しい工場の奥にありました。仕事と趣味を両立した最高の立地です。戦前から80年以上続く家業を、25年前に引き継がれ、時代に合わせ新しい分野にチャレンジしてこの素晴らしい新社屋を作られたのです。その奥に、会長室として素敵な部屋が作られていました。

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そのアプローチが素晴らしいのです。廊下が懐かしい昔のレコード屋さんになっています。驚くべきは、そこに飾ってあるレコードです。プレスリーから始まって、ポールアンカ、ビーチボーイズ、カーペンターズと懐かしい50年代から70年代までのオリジナル盤が飾ってあるのです。まるで、少年時代の夢の宝島に上陸した様です。懐かしい西銀座の地下や二階にあった外盤専門店を思い出しました。LPならではのジャケットを活かした素晴らしい展示方法です。

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会長室に通され、初対面の挨拶を済ませましたが、私の中では、長くあっていなかった旧友に再会したような気持ちです。伺えば年齢も一つ違いですから、シンパシーを感じるのは、やはり同じ時代を生きてきたからですね。同好の士に時代背景を説明する必要がありません。タイムマシンに乗って、少年時代の憧れの遊園地に来た様です。

会長室でしたので、最初は会社経営の話から入りました。こういう、趣味のオーディオで訪れたところで、仕事関係の話をしたのは、はじめてです。それも同じような環境で同じ時代を生きてきたからでしょう。話は、いろいろと尽きません。アッいう間に30分も話が盛り上がりました。

この様な時なので、時間には制限があります。早速、音楽室に通されました。

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ふーっ!!素晴らしい部屋です!

長いため息が出ました。夢の中の部屋に出会った様だったからです。部屋のサイズは家とほぼ同じです。家では、レコード棚になっている部分が広く、それだけでも4畳分は違いますから、一回り大きい理想的なお部屋ですね。壁は、ベルギーからご自分で輸入された白い素焼きのレンガが、表面の反射も少なく、色が変わって見える中央部は前に盛り上がり、部屋の定在波を無くした隅々まで気を配った造りです。

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何よりも驚いたのは、花梨の床材です。最近は、輸入の規制もありほとんど手に入れられません。その貴重な原木を1本買いして、時間を掛けて製材されて床に貼ったそうです。将来の伸び縮みに備えて、影響の少ない45度の配置で床を張っておられました。素晴らしいです。現在は花梨はほとんど手に入らず、中古でも引っ張りだこです。

天井も立体的な構造で、定在波に配慮した造りです。最高のオーディオ装置は、やはり部屋その物ですね。音を聴く前から、その音が想像できました。一年ほど前、終活と言うことで、以前まで使っていた装置を一旦整理されたそうですが、最近、復帰されて、全ての機器を再構築されているそうです。

メインのスピーカーとパワーアンプはTADです。TADが新制TADとしてデビューしたときデンバーのロッキーマウンテンオーディオショーで聴いたことがあります。その時は、ホーンスピーカーのような堅い音におどろいたおぼえがありました。ところが、この部屋では音が出た瞬間驚きました。柔らかな、何よりも音楽に包まれる豊かな音です。

音は正直で、持ち主の気持ちが音にでます。些細なことにこだわる人は、神経質な音になるし、全体のバランスが悪くなります。よく、蔵書を見れば、その人の中身が解るとも言われますが、音はもっと正直です。他人にその人の音を聴かせるという行為は本当は恐ろしいことですね。でも、その人が前向きで、包容力のある大きな人なら、その通りの音がします。柔らかく、人を包む暖かな音ですね。

今聴いている音は、その通りのTさんの気持ちが表れた豊かな音です。リクエストで掛けていただいたのは、プレスリーのブルーハワイから、ノーモアと愛さずにはいられないです。この太く柔らかな音は、一朝一夕には出てきません。電源を正しく繋ぎ、インターコネクトケーブルを吟味して、最後にスピーカーコードが肝です。それらの優先順位を間違えなくするには、相当な経験を要するのです。

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今日は、DSオーディオのGrandMasterをパワーアンプより大きな専用のイコライザーと、Reedのアームの付いたプレーヤーとの聞き比べをする予定でした。ところが、アクシデントがあり次回に持ち越しました。また来れるから嬉しいです。

外側の小さな、でも高価なスピーカーも大きさを感じません。スピーカーケーブルも特別だそうですが、音を聴けばどれほど凄いか解りますね。選ばれる音が同じ傾向で統一されていますから、何を聞いても安心していられます。再度、オーディオに専念されるそうですから、思い切った機器の購入をされていて、その意味でも理想の試聴室にもなっています。

オーディオはその人の生き様が全て音に表れます。生涯を掛けて一生懸命生きてきたその人の人生がそのまま音に表れるのです。Tさんの音楽室の音は、私の生き方の目標になりました。

この様な状況ですから、一緒にお酒を飲むわけにはいきませんが、次回はぜひ家の音も聴いていただきたいと思いました。戻ってきてもねじは巻かれっぱなしで、パワーアンプの真空管を交換したり、Tさんの好きな音楽向けの真空管を選んだり、この連休は忙しくなりました。

お越し頂くときは、プレスリーはもちろん、おすきな都はるみの実況録音盤も揃えて、一緒にタイムスリップして、会場にトランスポートしましょう!

こんな時期だし、残された時間も考慮すると、文字通り善は急げで行いたいです。

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113. 2021年9月29日 07:40:27 : FipIkwVaTy : c2RDcHFVLzVlbzY=[6] 報告
2021年 09月 26日
10https://tannoy.exblog.jp/32443178/
年ぶりのGRF邸サウンド体験

昨日は本当に久しぶりにGRFさんのお宅へ伺いました。14年前の一番最初の訪問ではSD05とGRFが奏でる音場に心の底から驚嘆したのがつい昨日のようだ。部屋がクラシックのコンサートホールになるのである。よく評する時にこういう言葉を使うが、レベルが全く違う。僕のオーディオ訪問の中でも3本の中に入る衝撃だった。ホールの真ん中15〜20列目ぐらいにいる感覚で、観客の動く音や咳がどの列のお客さんか聞き取れる、そんな体験をさせていただいた。その後も6畳の和室をユニコーンがコンサートホールに変えてしまったり、小さな2Wayスピーカーを床に置いたセッティングでとんでもない低音とこれまた素晴らしい音場を形成する様も体験させていただいた。

オーディオ機器を使ってここまでの再現ができるものなのか… GRFさんは国内外の著名オーケストラの演奏とホールの音を熟知されている。そんなGRFさんのセッティング術は思い込みを排した自由な発想が真骨頂で、その大胆な施策に何度も驚いた。でも最後はこう仰る。『スピーカーのセッティングが全てですよ。ちゃんと合し込めばこういう音になります。』真理であり、オーディオにおける最大奥義であることは間違いないが、それゆえに最も難しい。全国の販売店の多くの店主も同じようなことを言うが、GRFさんのような音は聞いた事がない。おそらく『ズレている』のだと思う。

そんなGRFさんがそのあくなき追求力でこの10年更なる進化を遂げてらっしゃるのはブログを拝見して知っていたが、それを聞くのは楽しみでもあり、自分にとって怖い事になるのではと少しビビっていた(笑)そういうわけで昨日は朝から緊張していたが、10年ぶりにお会いするGRFさんはほとんどお変わりなく、とてもお元気そうだった。玄関でいつも持ち歩いている80%超の除菌アルコールスプレーで手を消毒して家に上がらせていただいた。

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最初のお部屋はユニコーンのお部屋である。前回訪問時は横にそして少し角度をつけてセッティングされていたが、今回は縦の正面を向いた状態、奥からは少し距離をとって設置されている。ソニーMS1からマイトナーへ、そしてスペシャルな真空管プリからこれまたスペシャルなモノラル真空管パワーでユニコーンが鳴る。プリのボリューム位置は9時ちょっと過ぎ程度。

『やはり、来た〜。コンサートホールが!』

今回は前回より奥行きの深さが桁違いだ。音は柔らかいが楽器が鳴る時の芯は演奏会場と同じで混濁しない。コンサートホールの2階から見下ろしながら聞く感じで、オケのステージの広さもわかる感覚。真ん中の席だけでなく左の席で聞いても何も変わらない音場。演奏がしばらく経ってくると低音がさらに深々と床から部屋いっぱいに広がる。9時のボリュームでここまで深く低い低域が出せるものなのか、しかも聴き疲れせずずっと聞いていたい音。途中で入力系をスペシャルチューンのCD34に変更しても音場とバランスは何も変わらない。

ここでGRFさんが一言。『スピーカーセッティングがピタリと合えばこれだけのエネルギーが出るんです。ある意味機器は何でもいいんです、大きなところは大して変わらない。でもまあ、こだわりがあるからこういう機器を使ってますけどね』 まさに王者の風格が漂った瞬間だった(笑)
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次はGRFのある部屋。入った瞬間にユニコーンの部屋とは異なるデッドな響きと高S/Nに驚く。そうだ、GRFの部屋はこうだった。外部の音は遮断され、内部の音にも余計な響きがつかない、でもスタジオのような閉塞された無機質感はない。いつも思うのだが、機器やケーブル、CDが所狭しと置いてあるが、散らかり感はない。ユニコーンの部屋の機器もGRFの部屋の機器達にも埃など全く付いていない。この部屋にはGRFさんの愛が充満しているなと今まで以上に強く感じた。

演奏が始まった。MolaMolaのプリのボリューム位置は12時ピッタリを示している。音量は以前と比較して小さくなっているように感じた。でも眼前に現れるのはいつものコンサートホールだ。先程のユニコーンがハイビジョンだとすると、こちらは完全に4Kの解像度と定位感を持っている。さすが!と思っていたらGRFさんは席を立ち、おもむろに種明かしをした。今の音はフロントだけのスピーカー群での演奏だったとのこと。なぬっ!?これで十分ではないのか!?そして後方のスピーカー群が鳴るようにセレクターを変えた。

『ここに現れた〜!!コンサートホールのステージが!!』

前回のGRFから席が前になっている。そう、10列目までの一桁列にいて眼前のステージを聞いている感覚!音の情報量や定位感はもう現実の演奏より高い(笑)コントラバスのうねりと抜け方、音全体が詰まり感なく抜け切る感覚はもうミューザ川崎そのもの。サントリーホールより間違いなく音が良い。神奈川県立音楽堂とか兵庫県立芸術文化センター等の木をふんだんに使用したホールでの演奏録音があれば、ぜひGRFの部屋で聴きたいと思った。ホールの木の響きが再現されるのではないだろうか。新しい録音も古い録音も入っている音を全てを出し切るGRFの部屋、セッティングにかけた情熱と才能、CD約3,500枚、レコード約6,000枚以上、テープ超多数、音楽とオーディオへの愛と努力に本当に感銘を受けた。

そして何より嬉しかったのは、拙宅の音は間違いなく同じ方向にいるということがわかったこと。レベルは横綱と十両に上がったばかりの力士ぐらいの差はあるけれど、凹まず目指す意欲が沸いたことがその証拠。GRFさん、素晴らしい音を、目指すべき音を教えていただいて本当にありがとうございました。すぐに飽きちゃうけど(笑)、諦めずに地道にスピーカーの位置調整を頑張ります!

と、ここまではそんな感じで聞いていた。光カートリッジでのレコード演奏を聞くまでは…

夜香さんの日記を読んで想像だけだったが、今回初めて聞かせていただいてオーディオの深さを改めて教えられた。確かに初めて聞く音。これは演奏基盤が超絶なGRFさんのシステムだからこそ、この音が出ていることはわかるのだが、出てくる音が本当にヤバい。

そう、この音はまさしく『ヤバい音』だと思う。

演奏される音源が40〜50年前の古い録音だが、タイムマシンに乗ってその会場の物陰から演奏の様を見ている気分だった。バックトゥザフューチャーのあのシーンそのものである。そして音が演奏が胸にギュンと来る!えぐられるような感情が出てくる。先程のCD演奏で感じた演奏会場そのもので、現実と何ら変わらない安心感とタイムマシーンに乗って行ってタイムスリップして感じる現場感覚。そして音を聞いて息が止まる感覚を初めて味わった。

カラヤンのシベリウス第4番の演奏とベートーベン第9番のリハーサルの音は忘れられない音になった。本当にヤバい、ヤバヤバな音で、自分ではどうすることもできない異次元の世界を体験させていただいた。

GRFさん、昨日は本当にありがとうございました。本当に貴重な体験をさせていただきました。僕自身も凄い集中力で聴いていたのか、帰りの電車でドッと疲れが出て眠っていました。今日は朝からクラシックを聞いています。なかなかいい音です(爆)

〜ロジェストヴェンスキー&モスクワ放送響のシベリウス全集を聴きながら

アトランティス

# by TANNOY-GRF | 2021-09-26 16:34 | 来たり | Comments(2)
Commented by アトランティス at 2021-09-26 18:54 x
GRFさん、昨日は本当にありがとうございました。今日は一日中拙宅のオーディオを聴いていました。CDからストリーミング等冷静に聞いてみました。いろいろ感じるところがありました。音はともかく拙宅には名演音源があまりないので、ストリーミングサービスでクラシックの名演を探してみました。本当に聞きたいものはなく、ほどほどの名演しか出てきません。本当に世の中うまくできています(笑)
でもしばらくはいい演奏を聴き込みたいと思います。邦楽・洋楽・クラシック問わずに名演を聴き込みたいと思っています。バージョンアップしてまたおじゃましたいと思いますので、ぜひ宜しくお願いいたします!
Commented by TANNOY-GRF at 2021-09-26 21:48
アトランティスさん

ほぼ10年ぶりにお会いしたのですが、まったく変わりませんね。驚きました。最近は、種類が多いので、お聞かせするだけであれだけの時間がかかってしまいます。次回は、ターゲットを絞って、より深い方に行きましょう!
0.1ミリの差の大きさに驚きますよ。

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114. 2021年10月17日 06:05:21 : NBvOYLDGKo : bEc5SzFFUlM0M2c=[5] 報告
2021年 10月 15日
Tさんが来られました 「GRFのある部屋」1
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和室は引き戸ですが意外と音は漏れません。でも「GRFのある部屋」は、入り口のドアーは分厚く、昔の冷蔵庫に付いていたような締めると密閉度が上がるタイプです。でも、そのドアは、すこし開けています。締め切ると中の密閉度が上がり、音がどうしても窮屈になるからです。特にTW5が入って50Hz以下の低音を楽々と再現し始めてから、音の流れを良くするためにすこし隙間を空けています。

Tさんは興味津々で部屋をご覧になっています。部屋のサイズは、Tさんの音楽室と同じ大きさですね。その大きさを確認され、床の上のSPケーブルを確認して、SPユニットの大きさやネットワークを確認され、大きなウーファーの空気抜きを質問され、TWシリーズのウーファーの動きをご説明いたしました。GRFの上の40がどのアンプで鳴らされているか、大きな方のウーファーは、SD05で駆動されていることも。

それらの結線の方法から、レコードプレーヤーの設置の方法まで、さすがに年期の入ったオーディオマニアです。質問のポイントが要点だけを突いてきます。余分な説明をしないで良いのが嬉しいし、楽ですね。説明も自ずから核心部分に触れてきます。

一通り説明が終わると、いよいよ第一声です。さきほど和室で最初に掛けたショスタコーヴィッチの15番の三楽章をかけしました。隣で、息を呑まれて驚きが拡がる様子が嬉しいです(笑)。和室の音とは全然違う音ですね。中央席に座られているTさんに正面の音が一番奥行きを感じない場所なので、左右どちらかに動くと音場を斜めに見ることになるので、奥行き感が違いますよと、お話ししたところ、すぐに席を動き確認していただけました。二次元のステレオですと、左右のSPの中央に座らないと音のバランスが狂いますが、三次元で音場を出現させているときは、席を動いても音が聞こえる場所も、バランスも同じで、聞いている場所の違いが解るのです。

Tさんが来られました 「GRFのある部屋」1_f0108399_01115222.jpg

その音の特徴をTさんはすぐ把握していただけました。SPからの出音に固執していると、今、目の前で展開している音場に気がつかないのです。Tさんの様に最初から先入観無しで聞けば目の前に拡がっている三次元の音場が、見えてくるのです。目の前にコンサートホールの大空間が拡がり、ステージ上からは音が至る所から聞こえてきます。驚かれたTさんは、どうしたらこの様に鳴らせるのか、どのように調整出来るのか、そして、この音場が出てくる様に調整が出来るまでどのくらい時間がかかったのかと訊かれました。

この部屋が出来てからは20年、SD05でGRFをならし始めてから15年!そのGRFで今のこの音場の可能性を知ったのです。そして、ユニコーンでGerman Physiksの無指向性DDDユニットの音を知って、このトロバドール 80がTW3のウーファーの上に乗ったのが、2016年の6月ですからわずか5年前。さらに後方のGRFの上にアンビアンスを再生するトロバドール 40が乗ったのが2019年の3月でした。その段階で、三次元の奥行きの深い音場が出現しました。

さらに50Hz以下を再生するTW5が到着したのが去年の11月の末、現在の姿で稼働しはじめたのが、12月の初めからですので、まだ一年経っていません。でもその間、微妙な調整を繰り返し、変化の具合を熟知してきました。車の運転のように、ハンドルを先に切るのではなく、道の曲がり具合に合わせて、角度を切っていく感じと似ています。常に、どれだけ動かしたらどれだけ反応があるかのフィードバックの連続です。その過程で、1ミリの差の大きさを調整していくことで、自分の目的地が見えてくるのです。

基本は、前のスピーカーのステレオサウンドです。コンサートホールでのオーケストラ録音では、前方のSPの後方にホールの大空間が表れます。それに同じ信号を後方の40で再生しますと、2.5メートル後方から、前で聴いている音からほんの少し遅れて残響成分が聞こえてきます。また、基音の最低音もホールに響く最低音の大太鼓やコントラバスの音が時間差により豊かに聞こえるのです。その調整は大変ですが。

次におかけしたのは、エリー・アメリングのシューベルトのリードです。聞き慣れたCDから立体的な音が聞こえてきます。単に中央にアメリンクが立っているだけではなく、声が前に出てきます。ピアノの実体感と声のダイナミックレンジが、ユニコーンと比べても大きく変わります。音の密度も高く、精緻だけど豊かな音がするのです。ホールに響いていく声がとても嬉しく聞こえます。美人のアメリングがもっと美しくなった様に。Tさんは、ヴォリュームを上げていないのに声がどんどん大きくなって聞こえてくると驚かれました。30年前のCDが出始めたときの初期のオリジナルCDです。いまだにCDの音は悪いと言われる人もおられますが、それはしっかりとしたCDプレーヤーを使われていないからでしょう。この部屋でも使っているCD-34改でも充分差がわかります。

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先ほど、聴いていた鮫島有美子さんの「カチューシャ」を聴いてみます。冒頭のピアノの音が全然違うと言われました。そして鮫島さんの声が本当に美しい!Tさんもご本人に聴かせてあげたいとも言われます。ピアノの粒立ちやタッチ、それによる弦の振動が解ります。声も透明度が際立って聞こえますね。いつもいう双眼鏡のピントが合った時のように明るく、深く、そして輝きます。

Tさんは、この音は、オーディオ機器の差ではなく、どのような音を目指すかの違いだと看破されました。何時も言っていますが、高山を登るとき、森林限界を越えるまでは、景色は見えません。稜線の上に立って初めて向こう側や自分が目指している頂上が見えてくるのです。どちらの方向へ進めば正しい道なのかは森林にいるときは解らないのです。ひたすら高みを目指して登っていかなければなりません。

音の調整も、どの方向へ1ミリ動かすと、音が変わるのか、それを見極めなければならないのです。それには、スポーツと同じで、訓練しかありません。どちらの方向に動かせばどのように変わるかは、経験を積まなければ解らないし、音は本能的な物でもありますから、身体が覚えるまでは、この調整は試行錯誤の連続です。しかし、ある日突然時部の進む山頂が見えてくるのです。魔法のような桃源郷はあります。ただその道は、自らが探していかなければ開けないのです。

Tさんが来られました 「GRFのある部屋」1_f0108399_01102670.jpg

家の音を聴いていただき、確かに桃源郷はあるのだと確信してもらえれば、後はご自分で挑戦するしかありません。その挑戦こそが、オーディオの楽しみその物だからです。この大きな部屋の音は一日では出ませんが、隣のユニコーンならば、挑戦のしがいがあるという物です。Tさんは、この時点でユニコーンかHRS-130での挑戦を決意されたようです。それが長年求めていた音だからです。レコードやCDに本来入っている音ですね。それを忠実に再生するのが、Hi-Fidelityその物なのです。私も、Tさんも子供の時から求めていた「高忠実度=ハイファイ」だからです。

それがはっきりと解るのが、次におかけしたエルビスの曲でした。これこそ、Tさんのお宅で聴かせていただいて驚き、同じ方向に向かっている人だと確信したアルバムだからです。実はこの曲をより、Tさん好みで再生しようと、テープ再生用に使っている是枝さんのプリでも聴いてみました。確かにその豊かな音は、エルビスにはぴったりなのですが、今聴いている音よりは暖色系になります。H氏邸ではこれがなければあの音にはなりませんが、家の場合はまだ分析的に聴くことも多いので、よりニュートラルなMolaMolaで今日は鳴らしています。

それでも、エルビスは、あの50年代の豊穣な音がします。「Are you Lonesome Tonight」を掛けた瞬間「いやいやいや」と驚かれ、破顔一笑されました。さぞ、驚かれたでしょう。エルビスのあの柔らかい声が部屋に満ちて、気持ちを和らげるのです。彼の優しさがそのまま聞こえてくるからです。この様に、このシステムの音は、50年代の音は豊かに、現在の音は精緻にと、その時代の音の違いを描き分けるHiFiな音だと自負しています。でもそれが本当に心に響く音楽だと認識するには、やはり共通の時代認識、その曲に掛ける思いと愛情の深さを必要とするのです。Tさんと話をして、お互いに驚くのは、それらの時代背景を共有して、良いところだけを語り合えるからでしょうね。

まだまだ 続きます・・・

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115. 中川隆[-14965] koaQ7Jey 2021年12月01日 06:45:35 : HEDeGVFvEU : bm1ERFN2dGpqNlU=[19] 報告
2021年 11月 29日
SPの調整について 
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何度かお伝えしているのですが、ステレオ再生の肝はSPの位置調整です。それは、位置調整をしていない高級システムより、ぴったりと合っている普通の装置の方が、音が良いぐらいです。

ただ、ほとんどの場合は音が合っていないのです。99:1以上の確率で合っていません。合っていないと、正確な音場は出ていませんから、本当の意味のステレオ効果は落ちます。でも合っているのは、百に一ぐらいの確立ですから、ほとんどの人は、あっている音を聞いていないと言ってもいいぐらいです。それでは、あっている音は何時になっても聞けないではないかと言われるかもしれませんね。

ヘッドフォンは、あたまの中に音が拡がります。しかし、ヘッドフォンでは自分の外側には音がないし、例えばオーケストラの配置、木管楽器の位置、打楽器の定位などの定位が見えるように聞こえる音場(おんば)を再生しているのではないのです。SP再生でも、例えばホーンシステムを使われている方は、音場再生は目指していません。音質を追求しているからです。そういう方は、ヘッドフォンでも音質を比べているので、違和感が少ないのです。

距離や方向を測るため、二つの耳や目があります。両方とも、生存本能に基づいた極めて精緻な仕組みですね。その耳の仕組みに沿うように開発されたステレオは、オーディオの中でも最大の発見で、発明だと思います。距離と位相の差だけで元の音場が再現できるのです。その、再生を行うために行うのが、左右のSPの位置の精密なセッティングなのです。

問題は、その二つのSPがモノラルのような同じ音を出すときに、お互いの音を打ち消す方向に動いていることがあります。その場合、大きな音や低域の音は波長が長いし、音量も大きいのですが、細かな音、特に残響音やピアニシモの音が打ち消されてしまいます。

https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=32500755&i=202111%2F26%2F99%2Ff0108399_16452504.png
伊達の物理さんのサイトから

すると、今まで聞こえていた会場に拡がって、消えていく微妙な音が最初から打ち消されて聞こえません。当然、音量も上げなくてはなりませんが、上げれば上げるほど、音は濁り、うるさくなってきます。大音量派の人は、その方が迫力があると言われますが、それはその装置と部屋とアンプのフィードバックで作り上げた、SPの音なのです。

ステレオ再生には、お互いが打ち消さないポイントを探す事が大切です。それには、音量の設定が大事です。どのような部屋でも、有限で有る以上、必ずその部屋固有の響き(定在波)が有ります。指向性のあるSPでは、その壁に対してどのような角度でぶつかるかが重要な要素になります。無指向性のSPだと、全方向に同じ音が放射されますから、壁がないとそのまま空間に消えていきます。有限の部屋でもSPからの直接音を聞くか、壁から反射音をどれほど聞くかによって音は変わるのです。

池に石を投げると等間隔に拡がっていきます。二つ石を同時に投げると波紋は両方から拡がり、波同士がぶつかります。その時、正しい間隔に離れていないと、波の山と谷がずれてお互いを打ち消したり、強調して特定の周波数を強調したりします。実際にはその状態が普通でしょう。加えて人の耳には、危険を知らせる2,000Hzから3,000Hzの音が一番感度が良く、最高域の聞こえない音や、低域の音は聞こえにくくなっています。これは生存本能から来る経験でそうなっているでしょう。山々に響き合う遠雷の遠鳴りや、風の吹き抜ける低い周波数の音が通常の音と一緒に聞こえたら、会話をする帯域がマスキングされてしまいます。

それらの生存に必要な情報を優先するために、周波数帯により感度が違う仕組みになっていると思われます。家でもラウドネス効果を正しく発揮させるために、最低域の効率を上げたり、なるべく周波数帯域が広いSPを使って、クロスオーバー付近の位相の変化が起こらないようにしています。

コンサートホールでは、消え行くような弱小のピアニシモから、大太鼓、チューバなどの金管楽器や、音が共鳴して大きな音が楽に出せる木管楽器まで、大音量の出る楽器類を微少な音量で鳴らし、クライマックスには会場が音に満たされるような大音量まで、人の耳の限界に挑戦するような広大なダイナミックレンジでなります。オーケストラでは、鳴りの良い楽器だけが生き残ってきたと言っても良いぐらいです。

そのダイナミックレンジをなるべく部屋の持ち込むには、大音量を追ってはすぐに部屋が音で充満され飽和してしまいます。そうならないようなでもリアルな音のダイナミクスの変化が発揮できれば、人の耳にはとてもリアリティのある音楽として聞こえるのです。

それをするには、微少な音での音の打ち消しを極力無くす必要があるともいます。その為には部屋をあまりライブにしないことが大切です。SPから出た音を何時までも反射させないようにするべきです。部屋固有の響きが付いて、微少な残響成分がマスキングされるからです。それが、SPの位置が合っていない状態だからですね。

それでは、具体的にどのように合わせるのでしょう。それは本当に簡単なのです。

調整に使う音源は、本当のモノラル録音のCDを探します。これがなかなか難しいのですが、なるべくシンプルな音源で、女性の声がベストです。オーケストラや楽器は音域が広いので合わせづらいです。また、大きな編成はモノラルでもマルチマイク録音があるので位相が合わせづらいですね。人の声が一番感度が良いのは、意思の疎通からも当然です。

実際の調整は、その声が左右のSPの中央で鳴るSPの位置を探します。調整には無指向性のSPが理想的ですが、音が解析するタイプの幅の狭いSPが音場がでやすいですね。ホーンスピーカーのような内振りをしません。内側に振ると後ろの音が広がり、中央部の音が薄くなります。SPの前後はぴったりと合わせましょう。そして、SPの間隔を探すのが肝心です。無指向性のSPでは、左右のSPの間隔だけです。

通常のSPでモノラルの音源の声が、中心点が右に寄っている場合は、反対側の左のSPを1ミリほど中央に寄せます。足りなければ、今少しずらして、左右のSPの中央に声が出現する位置を探します。それだけです。調整していくと1ミリ以下のほんの少しの差でも、音の位置が変わるのを実感するでしょう。そして、最後のスパイス見たいな効果は、この時点で、本当に少しだけ内振りか外ぶりにして、音の焦点を合わせます。

この簡単な実験をされると、ステレオ再生の扉を開けられます。ぜひ、試してみてください。


Commented by TANNOY-GRF at 2021-11-29 10:58
SPの調整で肝心な事は、我々の耳は超高性能だと思うことです。実際にスピーカーを触ってみれば解るのですが、平行に置いたSPのどちらかの後方を右か左に、1ミリでも動かしてみればその違いの大きさに驚かれるでしょう。ステレオのイメージが現れるのは、その1ミリ、2ミリの僅かなさの間なのです。何センチも動かしいるときと、ピント合わせをするための0.5ミリは意味が違います。

Commented by TANNOY-GRF at 2021-11-30 06:44
Bさん コメントありがとうございます。もちろん、ホーン型でも奥行きは出ます。オーディオにはいろいろな楽しみ方があります。だから面白いのですね。


Commented by S.Y at 2021-11-30 12:42 x
GRFさま
昨日、兼ねてからの計画通り、アンプとフィルターの間をつなぐスピーカー・ケーブルを金メッキのYラグで2m50pのものからロジウム・メッキのYラグで2mのものに繋ぎ替えました。
一聴、音は激変。これはと思い、スピーカーの位置を再度、微調整。
何をやっても音は変わる。(爆) 全体に音が大きくなって、細部の表現がさらに細かくなり、微少音も聴こえてきます。金メッキは音が優しく柔らかいのですね。
高音と中間部の音が力強く、表情が豊かになった分、低音が相対的に小さくなっているようでもあります。この点は再度のスピーカー位置調整で解決できればと思っています。
ケーブル自体は切り売りのモンスター・ケーブルで廉価なものです。
S.Y


https://tannoy.exblog.jp/32500755/

116. 2021年12月24日 03:44:05 : zPeXbWXQFc : RlBrUHl2NnpoOEU=[2] 報告
私たちは「空間」に高額を払っている。「4つの無駄を排除しろ」という考え方 │ ダークネス:鈴木傾城
https://bllackz.com/?p=11003
117. 2022年3月29日 09:48:38 : JBj9dXvqXI : b3B6eXA1NFVKQXc=[4] 報告
Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
Klangfilmとその周辺 1930年代から50年代のドイツ劇場用音響機器
オーディオに求めるもの  完結編・・・になるのか?
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-553.html


このブログを読んでいただいている人の反応も色々で

「お前のブログは何を言っているのかさっぱり分からん」と言う人あれば、同じ日の記事に対して

「今回の記事は”あるある”だよねえ、笑った」と言ってくれる人もいます

この様な反対の感想が出るのは、特定の思想に「右向け右」をしていない証拠で健全な内容である為と自負しております

音楽やオーディオを聴くことは、感性による作業ですから受け取り方が人それぞれに異なるのは当然です
感性のベクトルが真逆の人とオーディオや音楽の話をしても全く噛み合わないのは必然ですから、一つのブログの記事に対して異なる反応があるのは正常なことでしょう

最も、ブログは日記的に平明でたくさんの人が興味のある内容のが良いのも又真実でしょうがねえ
閲覧数とか👍の数を競うのが目的であればそれも正義でしょう

それでも、見知らぬたった1人の誰かのきっかけにでもなれば本望だと思いブログを書いています

さて、そんな分かり難いこのブログにおいても前回は超絶中途半端に終わりまして、各方面からツッコミが入っています

私が言いたかった事を簡単にまとめると

生演奏でも、特別な機会でしか体験できない様な「エモーショナルな経験」をオーディオを通じて追体験できるならば、オーディオを以て音楽を聴く行為としては本懐である
元々はこんな趣旨で書き始めました

でも、途中で李香蘭のライブ音源に出会ってしまい
この歌唱を聞いてしまったら、自分がどんな文章を書いたところでこれ以上を伝える事は不可能だと打ちひしがれて途中で投げ出してしまった訳です


私が初めてオーディオを通じて意識を失いそうになるほどの衝撃を体験をしたのは、40年近く前の22歳頃の事でした
こちらでも何度も書きましたから、簡単に列挙しますが

・我が家にて 
 ボベスコ/ジャンティ ラフマニノフのヴォカリーズやフォーレの入った一枚 アメリカの再発盤
 WE728+WE713モノラルで

実家の子供部屋・・・在来工法の二階6畳
トランポリンの様な床に、厚さ6mmの板を貼っただけのタイコ状の内壁
炊飯ジャーと電子レンジとヘアドライヤーを同時に使うとブレイカーが落ちてしまう様な電源環境という
オーディオマニア的には禁則事項の展覧会の様な環境でもたらされた体験でした

その後、我が家と他所で合計数回これに匹敵する体験をしましたが、いずれもスーパーオーディオマニア宅の立派な装置と専用室ではなく一般の住宅で、極めて紳士的?なオーディオセットによるものでした

ちょっと悪い言い方を許してもらえるなら
施策の限りを尽くしたオーディオマニアさん宅の音は、美しく整っていて非の打ちどころの無いものも多くありましたが、その為か返って音楽や演奏の熱を伝えにくい印象を受けることがあるかもしれません

元メーカー出身=提案する側?の私が言うのも変ですが、オーディオフェアのブースや試聴会で聞かれる「あの音」と言えばご理解頂ける方もいると思います


さて、
それらの神の如き再生音楽体験はその後のオーディオ人生における決定的な「指標」を私の中に植え付けてくれました


今の私が、真空管やケーブルを変えたり、アースの金属タワシがどーしたのと言った音変え遊びに全く興味がないのは

普通の住宅環境で、ビデオに無料でついてくる様な赤白ケーブルだったり、テーブルタップもホームセンターで売っている700円くらいの白い物でも「神の如き音」は出るときには出るし

レコードも特別製の高額盤やオリジナル初期盤ばかりで無い経験があるからなんです


3L.jpg

あるときネットで拾った画像です。どなたのかは存じません
印象的な写真(映え)だったのでずっと前に保存していました、本文を補完する一例以外の他意はありません

色々なアプローチがある事は否定しません、本人の満足に従って楽しむべき事です
個人的な感想は、賑やかな色彩の室内は好まないかなあ


私は知ってしまったんです


・高額で有名なアクセサリーやケーブルや
・真空管を変えて音の変化を楽しみ、より良い音を追求する
・〇〇な特殊金属のインシュレーターやボード類を使うと音質向上
・金タワシや200本のアース棒、しまいにゃ自家製電柱  ・・・ その他大勢 ・・・


この様なベクトルで幾らお金をかけて身を減らして音の変化を追いかけても自分は「神の如き音楽」には一生出会えないんだということ身を持って体験させられたのです
他人様のことは知りません、そうしたアプローチを楽しんでいる方々の趣味は最大に尊重します

私がオーディオに求める「音楽のエモーショナルなパワー」を聴くためにはその方向では、上手くいかないんだな。と
私の感性が思い込んでいる・・・だけであるということです

この体験を、いくら紙面(ブログ記事)で力説したところで全く他人に伝える力はありません
その瞬間に同席した人か、あるいは明らかに同様の経験を持つ人にしか理解されることは無いと断言できますからブログ記事としては何の意味も無いかもしれませんが


まだ出会っていない、これからも出会う必要もないですが同じ経験をした人と時空を超えて共感できるといいなと思います

http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-553.html

118. 中川隆[-13221] koaQ7Jey 2022年4月19日 16:49:12 : rfT69VoNcE : enNadG5NU1pQb1U=[12] 報告
2022年 04月 18日
スピーカーをよく鳴らす方法
https://tannoy.exblog.jp/32648626/

前回は、いまだに置いてある古いスピーカーのお話をしました。その時、Sさんから聞かれたのは、現在の無指向性SPが出している、立体的な三次元の音は出ませんよね、それでも、使っているのはなぜですか?と聞かれました。

音場の再生を目指している立場から見れば、やはり前方にしか音が出ない、通常のSPでは無指向性のSPが再現している三次元的な音は出ません。置き場所によれば、音がSPキャビネットの周りを回折するT4や、Confidence3などは、後方を開けて部屋の空間の中央に出すと2.5次元ぐらいは再現します。コンフィデンス3は、ウーファーも20センチだし、ツイーターはいまだに有名なT-330ですから、音の精密性、柔らかさの次元が違います。取り付け用のネジを調製して位相を合わせていくと、左右の音が一体化していきます。周波数特性も下に伸びていて、38Hzから深く柔らかい最低音を聴かせます。高域は28Khzの周波数特性です。最高域に癖はありませんから、なだらかで、また個体の特性があっているなあと聞くたびに驚きます。バスレフポートは後ろに開いていますから、後方の壁との間も微妙に音が変わります。

PSDのT4の方は13センチのウーファーですから、20センチのC3とは振動板の大きさが1.5倍も違います。一方、音の回析効果は、T4の方がなだらかで、SPの存在が消えます。この辺りが、レキュタンギュラー型のC3との違いでしょう。もっとも現在のようにテレビ用に使っている場合は、音はどうしても平面的になります。音が立体的に展開するのは、クラシック番組ぐらいでしょうか。

SPの大切な要素は、周波数帯域がしっかりと再現されているかです。特に低域の再現性は大きな違いが出ます。そして、音の歪です。特有の響きが出ていないか?うるさく感じないか?聞こえない帯域はないか?それらの基本的な特性は、音楽の再生には重要です。それらの帯域のチェックには、いつも聴きなれている人間の声、それも女性の声がわかりやすいですね。人の声がよく聞こえるように、耳は進化してきました。昔のSPはその帯域と、歪みの少ない特性を求めて高能率のホーン型のSPを繋いで使用していました。マルチアンプ方式、ネットワーク方式のそれぞれに長所、短所がありますが、つながりの特性次第で、重なり合う部分が音を変えてしまうようです。ネットワークを少なくする、低域と高域の二つぐらいにする2ウェイ方式が一番無難なようです。

その意味では、タンノイもQuadもGermanも、ほとんどが2ウェイ方式です。例外が"Consequence"とHartleyですね。もっとも、Hartleyは、30センチの全音域型のメインスピーカーと16センチのコーン型の中高域用スピーカーとの2ウェイに、最低域の62センチスーパーウーファーとドーム型のスーパーツイーターが上下に乗っているだけの、基本2ウェイと言えましょう。

スピーカーをよく鳴らす方法_f0108399_11553202.jpg

家にあるSPでは、やはり"Consequence"だけが、マルチスピーカーシステムと言えましょう。その為、各ユニット間の位相調整が大切です。また、コンシーケンスだけ、珍しく各ユニットに金属のフレームが取り付けられています。いつものDYNAUDIOのSPの特徴である、黒の艶消し塗装ではなく、砲金のリングがついているのです。それが音の輪郭を際立てて、華やかなエッジのある音になります。シンバルの音や、金管楽器、サックスやホルンの音の実在感が違うのです。その為、調整とアンプ選びが本当に難しいSPです。

各ネジを閉めていき、4っ並んだ各ユニットが、平均的に聞こえるように調整します。各ユニットの音を真横や真上から覗いて、ドームスピーカーを横から聞くのです。180度方向の特性ですね。各ネジを閉めていくと、最後の締め具合で、そのユニットの音が横一線から、はみ出たり、引っ込んだりします。実際に触るとこの意味がお分かりになると思います。ネジはキツく閉めればいいのではありません。最後の締め付け具合一つで、音の軸が揃ったり、バラバラにもなるからです。

T4やC3のような小型のSPだと、クロスオーバーは、2.5KHzから3KHzあたりにあります。人間の耳の感度が一番いい点ですから、クロスの重なり具合が微妙です。それが300Hzぐらいまで下がってくると、繋がりが自然になります。その意味で、Troubadourでのシステムは音のズレが生じなく、波がひたひたと伝わってくるのですね。私自身はチャンネルデヴァイダーを使用した、マルチアンプ方式は使っていません。特に、SPからの逆起電力の影響が受けやすいNFアンプでは、部屋の音の影響を受けてアンプの動作が不安定になります。それはダンピングファターを高めて、SPを駆動しても逃れられません。

SPを置く位置を厳密に求めて、部屋の影響の少ない場所に置きます。SPの調整は、その影響の一番少ない場所を探しているとも言えます。そして、ステレオの場合は、お互いを打ち消さない場所を探すのです。そのポイントは、大波に揺られた大船から、はしけに乗り移るタイミング合わせのようです。ほんの少しのタイミングのズレでも、渡れません。はしけが上昇してくるタイミングのほんの少し前のポイントで乗り移ると、怪我をしません。水門を開けて、水位を合わせるように左右のSPの位置を微妙に微小に合わせていきます。

最初は、数ミリ単位で、そして2ミリ、1ミリと合わせていきます。1ミリ範囲まできたら、それから先の0.5ミリの差の方が、1ミリより大きいのに気づかされます。そして、最後は、じわりと触るぐらいの圧力で、0.1ミリ以下の調整ができると、ガラッと世界が変わ利、音場が出現して、全く違う世界に入ります。その違いを実感していただくのが、調整の第一歩ですね。驚きますよ。

そのほかは、室内でのフィードバックをなるべく避けるための、微小電流を扱う、プリアンプまでの前段部分は、フローティングによるインシュレーターを使います。それでも、フローティング板の材質が違うとその音の差を表します。部屋からの音のフィードバックの影響をできるだけ避けるようにするのが重要です。これも、細かい信号を再現するためです。

その微小な差が、ものすごく大きな差だと言うことに気がつかないから、いろいろなアクセリーや、オーディオ機器の交換に繋がります。買い替えさせてナンボのオーディオ屋さんでは、本当のことは教えてくれないのです。一流品だけを扱っている骨董品屋さんみたいな関係ですね。ごく少数の本物だけが、顧客と店の間を何回も往復して、その度に儲かると言う図式が理想ですから。私は、骨董品やの親父にはなれませんね(爆)。

私が使っているSPは、10年以内のDDDユニットを除いて、少なくとも四半世紀は経っています。タンノイやQuad、そしてHartleyなどは、50年以上まえの製品です。音に過不足はありません。歪みも気になりません。大切なのは、装置全体のS/N比です。如何にバックグラウンドを静かにするかで、音の浮き上がり方が違うのです。ハムやノイズに埋もれていたのでは、明るいへやでプロジェクターを見ているのと同じです。

https://tannoy.exblog.jp/32648626/

119. 中川隆[-13026] koaQ7Jey 2022年7月03日 07:01:45 : 2OgxkND5Jg : V25PQVpmVi8xc0U=[2] 報告
オーディオに求めるもの  完結編・・・になるのか? Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-553.html


このブログを読んでいただいている人の反応も色々で

「お前のブログは何を言っているのかさっぱり分からん」と言う人あれば、同じ日の記事に対して

「今回の記事は”あるある”だよねえ、笑った」と言ってくれる人もいます

この様な反対の感想が出るのは、特定の思想に「右向け右」をしていない証拠で健全な内容である為と自負しております

音楽やオーディオを聴くことは、感性による作業ですから受け取り方が人それぞれに異なるのは当然です
感性のベクトルが真逆の人とオーディオや音楽の話をしても全く噛み合わないのは必然ですから、一つのブログの記事に対して異なる反応があるのは正常なことでしょう


尤も、ブログは日記的に平明でたくさんの人が興味のある内容のが良いのも又真実でしょうがねえ
閲覧数とか👍の数を競うのが目的であればそれも正義でしょう

それでも、見知らぬたった1人の誰かのきっかけにでもなれば本望だと思いブログを書いています

さて、そんな分かり難いこのブログにおいても前回は超絶中途半端に終わりまして、各方面からツッコミが入っています

私が言いたかった事を簡単にまとめると

生演奏でも、特別な機会でしか体験できない様な「エモーショナルな経験」をオーディオを通じて追体験できるならば、オーディオを以て音楽を聴く行為としては本懐である
元々はこんな趣旨で書き始めました

でも、途中で李香蘭のライブ音源に出会ってしまい
この歌唱を聞いてしまったら、自分がどんな文章を書いたところでこれ以上を伝える事は不可能だと打ちひしがれて途中で投げ出してしまった訳です


私が初めてオーディオを通じて意識を失いそうになるほどの衝撃を体験をしたのは、40年近く前の22歳頃の事でした
こちらでも何度も書きましたから、簡単に列挙しますが

・我が家にて 
 ボベスコ/ジャンティ ラフマニノフのヴォカリーズやフォーレの入った一枚 アメリカの再発盤
 WE728+WE713モノラルで

実家の子供部屋・・・在来工法の二階6畳
トランポリンの様な床に、厚さ6mmの板を貼っただけのタイコ状の内壁
炊飯ジャーと電子レンジとヘアドライヤーを同時に使うとブレイカーが落ちてしまう様な電源環境という
オーディオマニア的には禁則事項の展覧会の様な環境でもたらされた体験でした

その後、我が家と他所で合計数回これに匹敵する体験をしましたが、いずれもスーパーオーディオマニア宅の立派な装置と専用室ではなく一般の住宅で、極めて紳士的?なオーディオセットによるものでした

ちょっと悪い言い方を許してもらえるなら
施策の限りを尽くしたオーディオマニアさん宅の音は、美しく整っていて非の打ちどころの無いものも多くありましたが、その為か返って音楽や演奏の熱を伝えにくい印象を受けることがあるかもしれません

元メーカー出身=提案する側?の私が言うのも変ですが、オーディオフェアのブースや試聴会で聞かれる「あの音」と言えばご理解頂ける方もいると思います


さて、
それらの神の如き再生音楽体験はその後のオーディオ人生における決定的な「指標」を私の中に植え付けてくれました


今の私が、真空管やケーブルを変えたり、アースの金属タワシがどーしたのと言った音変え遊びに全く興味がないのは

普通の住宅環境で、ビデオに無料でついてくる様な赤白ケーブルだったり、テーブルタップもホームセンターで売っている700円くらいの白い物でも「神の如き音」は出るときには出るし

レコードも特別製の高額盤やオリジナル初期盤ばかりで無い経験があるからなんです


3L.jpg

あるときネットで拾った画像です。どなたのかは存じません
印象的な写真(映え)だったのでずっと前に保存していました、本文を補完する一例以外の他意はありません

色々なアプローチがある事は否定しません、本人の満足に従って楽しむべき事です
個人的な感想は、賑やかな色彩の室内は好まないかなあ


私は知ってしまったんです


・高額で有名なアクセサリーやケーブルや
・真空管を変えて音の変化を楽しみ、より良い音を追求する
・〇〇な特殊金属のインシュレーターやボード類を使うと音質向上
・金タワシや200本のアース棒、しまいにゃ自家製電柱  ・・・ その他大勢 ・・・


この様なベクトルで幾らお金をかけて身を減らして音の変化を追いかけても自分は「神の如き音楽」には一生出会えないんだということ身を持って体験させられたのです
他人様のことは知りません、そうしたアプローチを楽しんでいる方々の趣味は最大に尊重します

私がオーディオに求める「音楽のエモーショナルなパワー」を聴くためにはその方向では、上手くいかないんだな。と
私の感性が思い込んでいる・・・だけであるということです

この体験を、いくら紙面(ブログ記事)で力説したところで全く他人に伝える力はありません
その瞬間に同席した人か、あるいは明らかに同様の経験を持つ人にしか理解されることは無いと断言できますからブログ記事としては何の意味も無いかもしれませんが


まだ出会っていない、これからも出会う必要もないですが同じ経験をした人と時空を超えて共感できるといいなと思います
2022/03/28
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-553.html

120. 2022年7月03日 07:07:58 : 2OgxkND5Jg : V25PQVpmVi8xc0U=[3] 報告
「こだわり(拘り)」を誇りに思うなよ Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-554.html

私は「拘り」という言葉が毛虫より嫌いです、蛾よりも嫌いです


「拘り」には二つの読み方があるようで

一つは「こだわり」
気持ちが囚われていること、拘泥のさま

もう一つは「かかわり」
そんな事にいつまでも関わっていないで、早く仕事しなさい
と言うように、些細で意味のない事に関わり過ぎる様を表します


いずれにしても物事に執着しすぎることを戒める言葉であって、元々は否定的なニュアンスを持ちます(諸説あり)
オーディオマニアが肯定的に「一つの事を拘って突き詰めるねえ」などは本来の言葉の意味とは違っているようです



一般に「オイロダイン・スピーカー」と言われるが、世の中にそんな名前のスピーカーは存在せず「KL-L439(他バリエーションは多数あり)」といったコードで機種表記されている

オイロダインとはEURO(欧州)+ DYN(CGS単位系の力の単位。 1グラムの質量の物体に働いて、毎秒毎秒1センチメートルの加速度を生じさせる力の大きさ)を組み合わせた造語でKlangfilm社の展開する業務用音響システムの「シリーズ名」であってその中には当然アンプ、スピーカー、映写機など一連の機器が存在する


私が初めてKL-L439オイロダイン・スピーカー(あえてこの名を使います・真田幸村見たいな感じ)を購入した時に1950年代Klamgfilm社の資料を入手し、対となるKL-V401オイロダイン・アンプ(笑)を探して購いました


その当時
「アンプまで揃えるなんて聞いたことがない!拘っているねえ」と、いう方が何人か見えましたが
私には何御事かさっぱり理解できませんでした


自分としては、製造当時の資料によって「これらを組み合わせて使いなさいよ」と、メーカーが指定したアンプを探してきただけですから「自分の感情とか嗜好とか拘りの類は一切動員していないのです」

「ハイオクガソリン専用」のエンジンにハイオクガソリンを入れて使うのは「拘り」ではなく設計性能を担保し、故障を回避する為の当たり前の行為でしょう?

ハイオク仕様のエンジンに「レギュラーガソリン」や「軽油」を入れる者があればそいつの方が余程「自意識の強い拘りの人物」だけれど、言い換えれば「馬鹿者」です

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☆☆
この件ずっとブログに書きたかった・・それ程衝撃的なものでした

ある時、オーディオの歴が浅い若者でしょうかその人のブログを読んでいた時のことです

昨今のレコードブームに乗じて自分もプレーヤーを誂えた
今のところ付属のカートリッジで聞いているが、将来的には他のメーカーのカートリッジを買って使ってみたい

「DENONの〇〇のカートリッジを買ったら、まずXXのシェルリードに付け替えて音質向上させるぞ!」

一見、若者の意気込みや良し。って事なんですけど
文脈からみて、明らかに買ったら即交換して使う気満々なんですね

どうしてそうなっちゃたんだろうなあ
「お金を使う」ことがイコール満足なんでしょうかねえ
そんなこと言っちゃ可愛そうだけれど、君にはまだシェルリードによる音の変化が音楽再生に対してプラスなのか否かは分からないよ

そりゃ音が変わることくらいは分かるでしょうけど、そんなものは小学生だって分かる

・・・と言うか
オリジナルの状態の音を聞かないとすると「音質が向上した」かどうか、どうやって判断すんだ!?

ま、それはよしとして
その程度の些末な事がオーディオの醍醐味では無いのでね、正しく導いてくれる人が居ないことの悲哀を感じますね
高価なオーディオ部品を買うお金で未知のレコードを買う方が君の将来にとってどれほど有用で近道か分からない

ネットや雑誌やオフ会の仲間や、経済のみで繋がる販売店から何かを得ようとすると遠回りになります

「そんな事に関わってないで、自分自身の感性で以って音楽と向き合う時間を取りなさい」
そうすればいつか一廉のものを掴む事になりますよ

手を入れる事が悪いと言っているのでは無いのです
その前にできる事、やるべき事は沢山あるだろうにと思うのです

あまりにも表面的で、他人任せで、チョロチョロっと弄ること自体を楽しんでいる風潮に嫌気を感じているのです


男なら、まずは黙ってオリジナルとジックリ取り組みましょうや
結論は何年先でも良いじゃねえですか

・・・それが私の「こだわり」です
http://kaorin27.blog67.fc2.com/blog-entry-554.html

121. 中川隆[-12982] koaQ7Jey 2022年8月01日 12:22:51 : Qnj63Lvbzg : WUNsM2tjT3FKUEE=[2] 報告

2022年 07月 31日
真夏のX1邸再訪問
https://tannoy.exblog.jp/32747707/

新潟のX1さんが、ご引退を機に移住されて、映像ルームとオーディオルームを別々に二つお建てになり、そのオーディオ専用ルームに、ロンドンの「のびーさん」 がお使いの、T80/TW3+TW5のシステムを導入されたいとのことで、6月の中旬にお越しになられました。気に入られてオーディオ専用ルームの大きさを決めるという参考で、Tさんの素敵な専用ルームも7月早々に訪れました。積極的な行動が気持ちいいですね。

今日はそのお礼と、Tさんのお宅の映像を拝見した時、前回の訪問時に映像関係を拝見していなかったのを思い出しましたので、その音作りをTさんと大山さんも同行して新潟まで行きました。朝9時のお約束でTさんが来られました。早速関越に乗り新潟に向かいましたが、夏休み中の関越道は、予想通り混雑渋滞と事故で、坂戸あたりまではのろのろ運転でした。おかげで40分ぐらい遅れで、前橋の先のPAで大山さんを拾い、先を急ぎました。小千谷で下りて名物のへぎそばをいただき、ようやくX1さんのお宅に到着したので、1時間ほどお待たせしたようです。

真夏のX1邸再訪問_f0108399_07015099.jpg
冷たいへぎそばと野菜天ぷらは美味しかったです。


早速、膨大な装置のご説明です。さすがのTさんも驚く徹底ぶりです。SPはWilson、アンプ類はエソテリックで統一されています。詳しい内容は、前回の記事を参考にされてください。もちろんいろいろなところが進化されているのすが、今回はトータルでの音を聞きにきましたが、初めておとづれるTさんの詳細にわたる質問で、30分ぐらい掛かりお答えしていました。感心したのは、Tさんの詳しい質問と答えるX1さんの装置に対する愛情です。お二人ともオーディオに対する愛が半端ではありません。少しでも疑問を持ったら納得するまで追求するお二人の徹底した気持ちが、素晴らしい音を創造されているのだと話から解ります。

真夏のX1邸再訪問_f0108399_08004161.jpg

初めて訪れる大山さんにとっても、この部屋は驚きですね。5.5メートルもある天井の上の方に設置してある天井用の小型SPはなんとX1さんがご自分で登って設置されたそうです。目の前の大型スクリーンは、170インチのスチュアート!Tさんの160インチに比べても、やはり大きいそうです。スクリーン試聴用の前方の椅子に座ってみると、圧倒的な精密画です。TさんのSONYの輝しい画像とは違って、黒の深いJVC特有の落ち着いた画像です。

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SPは前方がWilsonのAllex、センターがCelloのAmati、真横がWilsonのsystem6、そして後方にもX1さんのお名前のもとになったWilsonのGrand slamX1がなっているはずです。加えて、ご自分で梯子に登って取り付けられた8本の上方用SPです。凄いです。こんな高所作業は工場内だったら安全委員会のメンバーに止められます!

真夏のX1邸再訪問_f0108399_13412456.jpg

そして、スクリーンを見て一番驚いたのは、8Kにコンバートされた画面の素晴らしさではなく、前回聞かせていただいたオーディオだけの音とは違って、とても優しい音なのです。その意外性にびっくり、クラシックが好きな方の、それも演奏会場で聞いているような柔らかな響きに驚きました。前回聞いたB&WのD3とは正反対の音だからです。今回、映像の部屋と切り離してオーディオだけの部屋を作るのに合わせて無指向性のSPを導入される意味がようやく納得しました。

それと言われなければわかないほどの自然なマルチチャンネルで、今まで聞いた中ではK&Kさんのお宅の言われなければわからない4チャンネルの自然さに、上方まで拍手の音が広がる、まさにコンサートホールの真ん中で、ホールの響きに包まれます。なっているときに、サイドのシステム6のスピーカーの前に行っても、ほとんど何も聞こえません。10センチぐらいに近づくと微かになっています。それではと、後方のX1の大きなSPの前に行っても、これも微かになっているだけです。

本格的なマルチチャンネルを初めて聞いたのは、ゴローさんのお宅でした。その後も、エム5さんの5チャンネルを聞かせていただき、迫力のある音にびっくりしました。でも、X1さんのマルチチャンネルはマルチとはわからないほどですが、演奏が終わり会場の拍手がなるとホールの中央に観客たちに包まれているのを実感します。

私たちが追求しているホログラム的な3次元とは、正反対からのアプローチですが、沢山のスピーカーを使用することマルチチャンネルは、このまま映像系のお部屋で継続してしていただき、オーディオ室では、無指向性のSPによる音場の再現も楽しんで下さい。オーディオ専用室はTさんのお部屋のように、30畳前後がバランスも取れるし、天井もあまり高くしない方が扱いやすいように思いました。大山さんのアドヴァイスが役立ちますね。

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前回もそうでしたが、X1さんのお部屋をおとづれて一番の驚きは、マニア垂涎のオーディオ装置ではなく、この二重に配置されたCD・DVDの棚です。真冬の新潟平野の真ん中で、この膨大なソフトを聞かれるX1さんの音楽への愛情を感じました。オーディオマニア的には、砂いりの箱だとか、全てのアンプ類に使われている石英のインシュレーター、その音色一辺倒にならないように、薄い防振材を少しだけ使って滑り止めをして、音色のバランスを整えている使いこなし、ケーブル類も床にただ這わすのではなく、浮かして使いこなしています。

真夏のX1邸再訪問_f0108399_14274697.jpg

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オーディオの発展史を感じるように超大型スピーカーや、最高級のプレーヤー、コンバーター、アンプ類も数えられないほどありますが、それらをお一人でまとめあげるX1さんの経験と使いこなしの力量に驚かされました。また同じような、制限を設けないTさんとは、話もよく合い、同じようなオーディオに対する熱いおもいを共有されていました。Tさんの素晴らしい部屋も参考にされて、X1さんの理想の部屋を作られるといいですね。

渋滞で遅れて到着したのですが、そろそろ三時間が経ちました。お話が終わらないTさんは、帰りは東京駅まで新幹線なので、X1さんに駅まで送ってらうことにして、大山さんと私はお暇することにしました。X1さんのお宅を5時少し前に出て、6時半に大山さんを駒寄PAでおろし、練馬付近の渋滞もなかったので、8時丁度には、うちに帰ってこれました。運転時間は行きが4時間、帰りは3時間でした。家に着くと、新幹線で帰ってきたTさんも東京駅に到着されたそうです。やはり新幹線は早いですね。

今日は、朝9時に出て、夜8時の帰還ですから、11時間で走行距離は576キロの新潟への旅でした。とても楽しかったです。
https://tannoy.exblog.jp/32747707/

122. 2023年10月19日 13:25:51 : tN1Obb5VKs : T0FSUDg2NmZUOUU=[5] 報告
<▽43行くらい>
禁断のKRELL 寝室用リスニングルームのリフォーム
2023年10月18日
https://ameblo.jp/507576/entry-12825067480.html

寝室用のリスニングルームのリフォームをしました。

快適なリスニングルームの構築に取り組んでいます。

コーナンでリフォーム用資材を購入。

床をコーナンで購入した木目フローリングクッションフロアに敷き直ししました。

底面に滑り止め加工がしてある少し高級なタイプ。6畳用は91cmと182cm を

それぞれ3.5m切ってもらえばOK。5cm多く切ってもらうようにお願いする。

少し調べましたが、Amazon よりコーナンの方が安い感じです。

コーナンで軽トラを借りようかと思いましたが、なんとかバイクで持って帰ってこれました。

木目フローリング状外観のクッションフロアですが、重ねても繋ぎ目は

近づくと分かりますが、ちょっと離れると ほとんど分かりません。

91cmの小さい方を下に、182cmの大きい方を上にして重ねて置いてあるだけです。

運動するような部屋でなければ、両面テープなどで接着する必要もさほどないかも知れません。

クッションフロア用 FG 両面テープは、上に重ねている方のクッションフロアの

底に貼ります。端っこ沿って貼ります。コツとしては最初の位置を決めるのが難しいですが、

後はだんだん伸ばしながら、軽く貼り付けたり外したりして微調整を繰り返しつつ、

シワになったところを伸ばして、軽く貼りながら平らに整形しつつ貼っていきます。

床のリフォーム費用は費用は13,703円です。

クッションフロアを張り替えたら、システムを再構築していきます。

アメリカの企業 Black+Decker社のレーザー墨出し器 垂直・水平レーザーBDL310Sにて、

ミリ単位でスピーカーをセッティングします。精密機器ですが、結構個体差があります。

レーザー光の誤差が意外とあるので注意。スピーカーはフラットセッティングだと

本当に楽ですね。このメーカーの計測器は数年振りに出して使っても壊れてない。

この手の機械は使ってやらないと、大抵故障していたり、電池が液漏れしたり

粉を吹いたりしています。内振りセッティングの場合は平らな板に

メジャーを二本逆方向に貼ってガイドゲージを手製して使っています。

最後に30年近く使ったカーテンも新品に交換しました!ロイヤルブルーが非常にいい感じです('▽')
幅180cm 縦230cm 2枚入りドレープカーテンはAmazonのタイムセールで5,380円でした。


2万円足らずの予算で寝室とリスニングルームが美しく居心地のいい空間に生まれ変わりました!

https://ameblo.jp/507576/entry-12825067480.html

123. 中川隆[-12244] koaQ7Jey 2023年10月21日 19:41:44 : VUwmActLRM : SEk0L2Q4a2hPMmc=[3] 報告
<■83行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
GRFのある部屋 2023年 10月 18日
土浦のWさん宅を訪問いたしました
https://tannoy.exblog.jp/33513927/

コロナ以降、オーディオ関係のお客様は来宅の方が多く、こちらから訪問させていただくことは随分と減りました。ご近所のパグ太郎さん宅や、H氏別邸、仕事帰りにお伺いする浜松のプー博士など数えるほどです。コロナによる自粛と、元来の出不精に加えて、この数年は無指向性のDDDユニットによる三次元再生を試みているので、通常の二次元のステレオ再生をほとんど聞かなくなってきているからです。

現在聞いている通常のSPは、大阪のハートレーの後面解放型とか、茅野のQUAD ESL57の平面サウンドを除くと、テレビ用に使用しているPSD社のT4や、DYNAUDIO のConfidence 3のような、回析効果により奥行きのでる2.5次元の再生とか、コーナー型GRFやランカスターのような45度内向き再生による、前に展開する2.5次元サウンドなどの音場再生系のSPを聴いているからです。その辺りの説明は平行法の音場の出方などに詳しく記してあります。

平行法の音場の出方
https://tannoy.exblog.jp/23954940/


オーディオは、様々なアプローチがあります。お聞きになられる音楽の分野でも違うし、息の長い趣味で、学生時代から数十年と言われる方も大勢おられます。昔からの憧れの機器に囲まれて夢を実現されている方も多く、使われている名器と呼ばれているSPの種類によって使われてる機器類が変わります。戦前からの映画館で使われてきたウエスターン系のサウンド。そこから発展したマルチウェイのオールホーンでの高忠実度再生。私から上の世代のマニアの方々は、ホーン型スピーカーの歪みの少ない帯域をつなげていった4ウェイ、5ウェイといった大型のマルチスピーカーを使われていました。ホーンが大型化して天井を突き抜けるとか、壁の向こうにドライバーユニットが飛び出しているといった風景が当たり前でした。

マニアがマニアらしかった時代です。六十年代のオーディオの時代の先輩の皆さんの情熱には、我々の世代は追いつけなくなってきています。Hさんとか、横浜のMさんとか、Tさんが専用の部屋まで建てられて高峰の挑戦をされています。身近にそういう情熱がある方がおられるとこちらもネジを巻かれますね。

土浦のWさん宅を訪問いたしました_f0108399_20472584.jpg


さて今回お邪魔したWさんは、そのような超オーディオマニアではなく、SPはタンノイのカンタベリー、アンプはスピーカーの特性に合わせるためプリ・メインともご自作です。入力はCD系だけで、アキュフェーズのSA-CDトランスポートDP-1000と、2.8MHzDSD信号を8列の並列で使用したDACのDC-1000です。それを最低限の増幅度で、シンプルに駆動する構成です。

カンタベリーは、試聴位置のソファに対して内向きに振られています。SPの間隔は、1.5メートルその二つのSPの間にステージが出現します。部屋は普通の部屋です。左右の壁には、たくさんのCDが積まれています。装置のご紹介の時のメールには、

*聞く音楽:主にクラシック、その他いろいろ聞きます。

*聞いている部屋は約10畳で、SP間1.5M、その間にステージが再現でき、左右、奥行き、の分解能が良くなるように考えています。AMP類の回路は出来る限りシンプルに、ソースの音がそのままSPから出るようにしたいと思っています。

*できましたら一度GRF様に拙宅に来ていただき、忌憚のないご意見を伺いたく思っています。

と書かれておられました。聞かれている音楽の分野が違ったり、どういう風に鳴らされているかでは、うちの音を聞かれても興味ない方もおられます。そうした齟齬が生まれたら、わざわざこられた方に失礼なので、初めての方は、なるべく当方からお伺いして、音楽の方向が同じかどうかをその方の出されている音を聞かしてもらっています。
土浦のWさん宅を訪問いたしました_f0108399_20445311.jpg

きれいに整頓されたお宅は、持ち主の性格が現れます。家みたいにいつも散らかっている部屋とは大違いです。聞かせていただいた音には、二つの驚きがありました。その一つ目は、SPの間にしっかりと定位した音です。設置があっていて内振りのセッティングですから、SP間にオーケストラが見事に並びます。三点定位ではなく、5点定位以上の正確さです。それが微動だにしません。オーケストラ再生で一番難しい、ヴィオラやコントラバスの内声部の支えがしっかり聞こえてきます。感心しました。

二つ目の驚きは、聞かれている音量の小ささです。普通のアンプのボリュームですと、8時半ごろです。私もそれほどの大音量ではないのですが、ボリュームの位置で言うと三時間分は違うでしょう。聞かれている音楽によっては、聞こえないところもありました。小音量の再生には二つの理由があると思われます。一つはアンプの増幅度・ゲインをあげないことです。増幅度をあげるとどうしても音の正確性は落ちます。それと大音量にされると部屋の影響、CDケースの反響などが聞こえるからでしょう。

聞かれている音楽は、年齢も近いこともあり、ほぼ同じような演奏家のCDが並んでいます。私のうちにあるようなCDは全てお持ちのようです。二時間ぐらいお聞かせいただきました。これならば、拙宅に来られてもそれほどの違和感はないと思います。また、二次元のステレオと、三次元のステレオの違いもご理解いただけるのかと思いました。

11月に入っての日程を調整してご連絡させていただきます。

行きは、順調で環七経由でも一時間半ほどでしたが、帰りは常磐道と外環の事故の影響で、三時間以上もかかり、帰ってきたら暗くなっており疲れました。東京の西側に住んでいる私の家からは常磐道は反対方向なので、やはり時間がかかりますね。

https://tannoy.exblog.jp/33513927/

124. 中川隆[-11547] koaQ7Jey 2024年2月19日 04:36:44 : Wv38GqTqGc : cVpRZ1o5Y243WVE=[1] 報告
<▽41行くらい>
50過ぎて未だに物が捨てられない人は、金も健康も全て失ってその先の人生終わります。
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16840238

60歳を過ぎてアレ食べてる人は、確実に病気になって寝たきりの人生を送ります
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松原惇子 孤独こそ最高の老後
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16820856


▲△▽▼


音楽はこういう部屋で聴きたい
https://www.houzz.jp/photos/phvw-vp~49539201
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html

本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html


音楽はこういう椅子に座って聴こう

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▲△▽▼


こんな絵のポスターを部屋に飾ろう
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部屋には名画複製画を飾ろう
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/206.html
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14007235

日本の名画・彫刻
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16832407

世界の名画・彫刻
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16831535

125. 中川隆[-10152] koaQ7Jey 2024年6月24日 05:45:01 : JpI1pZbwTh : TEdta29QR3A3N1U=[4] 報告
<▽31行くらい>
Date: 6月 23rd, 2024
audio wednesday (next decade) – 第五夜を終えて(その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=41377

昔からいわれていることを、実感していた。
モノーラル録音は、モノーラル再生すること、である。

つまりスピーカーを片側一本だけにして聴く。
そのことの重要性を、あらためて感じていた。

左右のスピーカーシステムの特性が、どの項目においても完全に一致していて、
聴いた印象においても、まったく同じ鳴り方をするのであれば、
さらに部屋の条件も、左右のスピーカー周りにおいてまったく同一であり、
とにかく部屋を含めて左右の特性、条件がすべてにおいて完全一致している、
そんな理想的な状態ならば、モノーラル録音を、左右のスピーカー二本で鳴らしても、
今回のような結果が得られるのかもしれないが、
それだけのことを実現するのは、まず無理といっていい。

ならばどちらか片方のスピーカー、もしくはモノーラル録音専用に、
一本だけのスピーカーを用意するか。どちらかである。

モノーラル録音を、左右二本のスピーカーで再生した場合、
左右のスピーカーから発せられた音は空間合成されるわけだが、
左右のスピーカーの音が完全に一致していることはまずありえない。
部屋の条件が、そこに加わるわけで、そういった状況下では空間での音の合成は、
打ち消される、もしくは弱まるところも生じているはずだ。

それはほんのわずかなことなのかもしれないが、
こうやってモノーラル録音を一本のスピーカーだけで聴いた時の、
演奏の表情の豊かさは、やはり二本のスピーカーでの再生は、
なにかが打ち消されている──、そうとしか思えない。

ヌヴーのヴァイオリンも素晴らしかったし、
カスリーン・フェリアーの歌も素晴らしかった。

菅野先生もモノーラル録音を聴かれるときは、片方のスピーカーだけで鳴らされていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=41377

126. 中川隆[-10151] koaQ7Jey 2024年6月24日 05:53:48 : JpI1pZbwTh : TEdta29QR3A3N1U=[5] 報告
<■80行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
モノラル時代のスピーカーは指向性が広いので、ステレオのように正面で聴くのではなく、部屋の響きを織り交ぜて斜め横から聴くのが本来の姿である。


コーナーホーンと言えばスピーカーの王様のごとく高額な大型システムを思い浮かべるかもしれないが、1950年代に Electro-Voice のコーナーホーン箱が7種類あったなかで、Baronetは最も小さい末っ子。


 Baronet の高さ 50cm×幅35cm はこの時代のコーナーホーンの中でも最も小さいもので、逆に言えば、RCA MI-4400(ラビリンス箱)や Lowther TP1、あるいは広告だけだった JBL Hartsfield などの特別な存在を除くと、一般の人が手に入れられる8インチ用のエンクロージャーでは、もっとも複雑な構造をもつものともいえる。


Baronetは、Klipsch Horn社からFolded Corner Hornのパテント(US Pat. 2310243、2373692)の供与を受けており、おそらく Paul Wilbur Klipsch 自身が設計したコーナー型バックロードホーン箱である。

Klipsch 氏の特許は基本的にKホーンと呼ばれる低域キャビネットにあり、Patrician や Georgian に搭載されている。

本家の Kllipsch ホーンにはエレボイのユニットを搭載したバージョンもあったことから、両社は良い協力関係にあったといえる。Baronet、Aristcrat、Regency などはそれより小さいシリーズはショート・バックロードホーンであり、エレボイからの要請をうけて設計しなおしたと思われる。


 Klipsch氏は日本ではあまり有名ではないが、1940年にコーナーホーンを特許申請し、1935年に J.B.Lansing 氏が開発したシェラーホーンとは違い、家庭用で劇場並の迫力ある低音再生を可能にしたもの。

この方式の面白さは、低音再生を強制的な電気増幅や共振ではなく、実物大のアコースティックな響きで解決した結果、大容量のホールの感覚に近い空気感が得られるところにある。(逆に言えば、クラブ・ジャズのようなタイトな低音とは異なる) 

英米のスピーカー製造における Klipsch 氏の影響力は非常に大きく、1940〜50年代においてどのメーカーもコーナー型バックロードホーンが最も高級機種として羽振りをきかせていた。

ちなみにアメリカン・タンノイと呼ばれる機種は、米国で Klipsch 氏の特許があるので販売できなかったため製造されたもの。

コーナーホーンの多くが日本で有名ではない理由は、ひとつは家屋の規模の問題、もうひとつは物品税が高価なため、システムでのスピーカー輸入が阻まれた結果、バラ売りユニットの性能だけが幅を効かせて、エンクロージャーの性能まで思いが及ばなかったからであろう。


Hi-Fi初期の1950年代は、キット製品に人気があり、アンプをはじめエンクロージャーのマニュアルや図面を¢50〜$1で売っていた。

当時は Hi-Fi機器が電蓄から抜け出したばかりの時代で、例えば Decca 社の Decola のような一体型コンソールは超高級品であって、Hi-Fi 対応のパーツを掻き集めたバラ売りが最も経済的だった。


KD7キットの言葉を借りると

「Baronet はその名のとおり、Hi-Fiスピーカー用のエンクロージャーとして、小さなアパート、子ども部屋、避暑地の別荘など、重たく嵩張るものが歓迎されないどの場所でも良質な音楽の要求に応えます。

Baronet の造りは大きな容積のエンクロージャーではありませんが、再生音の高忠実性と周波数特性を犠牲にしません」とある。

当時の量販店の広告にも「省スペース(Space Saver)システム」という文字が躍るほどで、ミニマムなオーディオ・システムとしてBaronetは注目を浴びていた。

 Baronetの置き方はこのコンパクトな箱により、標準とされるコーナー&床置きはもとより、壁掛けやディスクトップの置き方も多くみられる。

私もモノラルならディスクトップがお勧めである(壁掛けは昔の校内放送の思い出が悪くあまり気乗りしない)。

エレボイ社のカタログには "for Close Lisning" と書いてあり、ややモニター的な聴き方に近いような気がするが、パーソナルに音楽を楽しむために、小音量でちょっとした読書コーナーを作るには最適である。

モノラル時代のスピーカーは指向性が広いので、ステレオのように正面で聴くのではなく、部屋の響きを織り交ぜて斜め横から聴くのが本来の姿である。
http://quwa.fc2web.com/Audio-103.html

上の図版でも女性の姿が目立つが、Baronetは大げさではなく音楽を楽しみたいユーザーに希求していて、シンプル=人間の生活中心の思想が現れている。

これはエレボイの看板「Temple of Tone(音響の神殿)」とは趣向が大きく違うものの、Baronetのもつ可能性を巧く言い当てているように思える。

 かの銀幕の大女優マレーネ・ディートリッヒも、ニューヨークのアパートでBaronet(それもフルレンジのみの初期型)を使っていたらしく、1997年のサザビーズ・オークションに、GE社の"Stereo Classic 7700"ステレオアンプ、ガラード社のRC型オートチェジャーとセットで出品された。

アパートの居間はグランドピアノを置くサロン風の部屋だが、よくヨーロッパの音楽家が比較的質素なステレオを自宅に置いていることの例に漏れず小粒なシステムながら、いずれも1950年代のビンテージである。

映画用の Altec ではなく、さりとてステレオ時代に躍進した JBLや ARでもなく、初期型の Baronetであるあたりは、彼女の活躍した時期を考えると、これがちょうど良かったのかもしれない。ゴージャスなジャズ・バンドを従えるよりは、ピアノに寄り添って静かに歌う彼女の姿とも重なる。
http://quwa.fc2web.com/Audio-103.html

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