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鳩山元首相が「種子法」廃止を批判!「今後はモンサントなどの多国籍企業に我々の主食までも委ねるのだ。対米従属極まれり。」
http://www.asyura2.com/17/senkyo231/msg/558.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 01 日 00:34:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

【注目】鳩山元首相が「種子法」廃止を批判!「今後はモンサントなどの多国籍企業に我々の主食までも委ねるのだ。対米従属極まれり。」
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/33425
2017/08/31 健康になるためのブログ








以下ネットの反応。

































種子法の廃止法案が可決「国会議論を軽視」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-04-15/2017041502_03_1.html
2017年4月15日 しんぶん赤旗

 主要農作物種子法の廃止法案が14日、参院本会議で自民、公明などの賛成多数で可決しました。日本共産党の紙智子議員が反対討論をしました。

 紙氏は、食糧増産をはかる目的で1952年に種子法が制定されて以来、同法は稲・麦・大豆の品種開発と安定供給に役立ってきたと強調。「民間企業が参入しにくい」との政府の廃止理由についても、10年前は「民間参入の阻害要因になっていない」と説明していたことを指摘し、「合理的理由もないまま説明をくつがえした」と批判しました。

 参考人質疑でも「慎重審議」や「十分な資料を得たうえでの国民的議論」を求める声が上がるなか、わずか5時間の質疑で審議を打ち切ったことは「国会議論を軽視するものだ」と批判しました。

 紙氏は、種子法廃止によって高い安全性と公共性を持つ種子の生産・普及体制が崩壊する危険を指摘。「多国籍企業がもうけの場として進出してくる可能性がある」と訴えました。



森友・加計に熱中しすぎて、「種子法廃止」に目がいってませんでした。もしかして、森友・加計はスピン(安倍政権は犠牲)で「種子法廃止」に目がいかせないようにするためだったりして。

 


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年9月01日 01:19:47 : fN49t61XCI : FElYK1RoPUo[92]
廃止されてから騒ぎ出す奴も相当ダメだろ。

2. S.T[575] gnKBRIJz 2017年9月01日 01:52:16 : x2kwoD2i5Q : onaCeDTB_4Q[4]
鳩山氏をバカにして引き摺り下ろした結果ですね。
手遅れかも知れないと思ったけど、やっぱり真綿で首を絞められている事に
気付かない状態こそ最悪です。

この国はお子さま政治家が取り仕切り、そんな目先の政治家を政策でなく
世論で選んでしまうようでは・・・
自民党など反省もしないし民進党もなぜ支持率が上がらないのか理由さえも
反省していない、というか進むべき政策を迷っているようではね。

やっぱり鳩山・小沢政権で日本の癌の部分を改革しなければもう本当に
自力での日本の国家維持なんて出来なくなる。

日本1000年計画とか言っても現実味は薄いので、せめて100年計画で
この先のビジョンを「政治家」としてしっかり打ち出して欲しい。
良い政策は与野党関係ないですからね。


3. 2017年9月01日 02:44:18 : j2dhsVaCjE : GyHoj9qTG9E[3]
馬鹿左翼は、国防に必要な9条改正に反対するぐらいなんで、日本人の健康なんてのは当然二の次なのでしょう。だから政局のため、こんな重要なこと報道もせずにあっさり可決させた。

きっと全力で政権を叩くのに忙しかったんでしょうね。

まあ、何もしないで文句ばっかり言ってるところは、社会福祉依存体質の左翼連中らしいと言えば、らしいですがね。

自分は何もせず、他人の批判や悪口ばっか言ってると、こうなるんですよ。


4. 2017年9月01日 03:48:28 : I5FspkGWds : XhBbWbd1a3U[1]
>3
アメリカの言いなり連中に右も左も無い。

気骨のある議員は軒並み不正選挙で粛清されたから、残ってるのは残骸議員ばかりだ。そういうパペットどもに右だの左だの属性を与えて目くらましの政治ごっこさせてるのがお前の飼い主。


5. 2017年9月01日 05:43:23 : CNZyRTY23Y : 3m8fouCSPSE[1]
大学入試と言うのは必ずしも公正・公平・透明なものではなく、予備校の全国公開模試みたいに
一点ごとに順位をつけて、それを公表するということは、過去も現在もしたことはなく
✖✖さんのご子息なら、入学してもらえれば本学のためにもよいであろう、という
配慮が働かないとは必ずしも言えないであろう
とは言え、たとえば東京大学ですね、東京大学の一般入試で選抜されて入ってきた学生と
一緒に学生生活を過ごして、著しく知的レベルの差があるようでは困りますよと
だから東大卒は一定の知的水準を持つ頭脳明晰な人材であるはずなのである

鳩山さんがそうだと言っているのではありませんよ
鳩山さんは頭脳明晰で、思想が正しく、人類愛に満ちた人物だったのに
最も総理大臣にふさわしかったはずなのに、ほとんど仕事もせずに総理の職を辞したのは
残念なことでしたね、と言っているのです 
友愛の鳩山さんとこわい顔の小沢さんが組んであのように易々と権力を明け渡したことは
全く不可解で、あってはならないことです

裏口から成蹊とか、ましてや関東学院など、論外なのである


6. 2017年9月01日 06:04:02 : M624UWUzPU : jevXez2M@iY[65]
鳩山を呼び戻せ。

7. 2017年9月01日 06:08:33 : Qk0z0gVGLY : lQZkNLxHm_4[1124]
アメリカには人間の姿をした家畜がゴマンといて、
大量生産された食品や薬品の実験体となっている。彼らはじゅうぶん情報統制されて、
自分を人間で自由の国に住んでいると思い込んでいる。

SFの話じゃないで、現実のはなし。日本人もそうなりたいのか。


8. 2017年9月01日 06:51:30 : SJXXGTACWM : OwJTwhbJUl8[29]
食料安全保障の基本中の基本、それが、『種子法』の存在であった。

誰の為に廃止か、日本国政治家で『種子法廃止』に明確に理由を示せる賛成した政治家はいない。農林水産委員会での議論も廃止に反対する政治家や民間人有識者の意見が正論であった。 食料の源を脅かされる愚の骨頂、愚かな安倍政権に安全保障を語る資格は無い。


9. 2017年9月01日 07:06:14 : QDaB4sXzx2 : fq29LomBP7Q[3]
鳩山氏は正論。
自家採種を行う農家だけが安全なこめを

食べることが出来ると言うことですよ!。
商店、闇流通さえも遺伝子組み換えF1

米になり幾ら金を積んでも安全なモノを
消費者は手に入れることが出来ない種子法廃止。

国民の生命と健康維持にはァヘの乱造した
悪法廃止及び廃止した法律復活が必須となる。


10. 2017年9月01日 07:27:53 : JDwlwwk9VE : q9tMbnWpHOw[1]
不正選挙の無権限議員どもが通した法律や条約は取り敢えず全部無効な。

11. 2017年9月01日 07:28:15 : F3wzprZRMQ : lZGlqfgdYp0[94]
鳩山のほうが安倍より、右翼だと思う

安倍はポンコツオスプレイも大量購入するし


12. 2017年9月01日 08:28:21 : NNHQF4oi2I : p@MqjzZMakU[820]
小沢の 小選挙区制度は 国家の崩壊がますます進

 中選挙区制度に戻すべきだ

 金太郎飴 政治家など 何人いても 国家に役立たず

政党助成金も 廃止しないと 金太郎飴政治家しか生まれない

[32初期非表示理由]:担当:小沢氏関連コメントはこちらhttp://www.asyura2.com/15/senkyo185/msg/914.html

13. 2017年9月01日 08:59:53 : ksbgNRP0Ag : ihXIurNoqP8[327]
鳩山さん、引退してる場合じゃない。

マジで救国戦線を張らないと。


14. 2017年9月01日 09:33:44 : 1Bh1y9ZAQw : g4E0s0GER5Y[1]
>12
売国工作員。

15. 2017年9月01日 13:32:31 : i3Ndt2rWYq : S_Vy_E9Efhw[417]
>>3
典型的な実行者免罪で何故か批判者に責任がって奴だな。
鳩山なら以前から言っていたのにそれも無視してだもんね。
つか鳩山を左翼とか言う奴等って目が付いて居るのか心配だ。
こういうのは鳩山が改憲主義だとかも(何度も指摘されて居たろうに)知らんのだろうなあぁ。

16. 2017年9月01日 14:20:04 : 2U4cHSqo9Y : IzS0kiSKB9Q[6]
鳩山は、改憲と憲法9条廃止を公約に掲げれば支持してもいいが、まあ多分無理かな。

17. 2017年9月01日 14:55:46 : WNokRXuIMM : SIv5aPNPi@Y[1]
鳩山「トンスル美味しいニダァァァァァァァァァァァァァァァァ!」

[12初期非表示理由]:管理人:意味なし
18. やもめーる[-1077] guKC4ILfgVuC6Q 2017年9月01日 16:44:12 : OiYrpQSZ82 : hrfXST@YPao[-5]
>>18
安倍晋三(イ・シンサン=李晋三)本人乙!!(笑)
お前は金ちゃん支持率アップの夏の終わりの祝砲花火アリガトニダー!!だろ?(笑)
プギャ――m9(^Д^)――!

[32初期非表示理由]:担当:アラシコメントが多いので全部処理
19. 2017年9月01日 16:50:35 : 1RFEkLSxKM : GDNH4KJh0Mc[894]
日本の右翼って日本をどうしたいんだ?
日本を破壊したいのか?
そんなんでよく郷土愛とか言えるな

20. 2017年9月01日 19:07:19 : 2SGTj03m0w : W4ZleJmK6Ys[1]
右翼=売国奴
種子もだけど水も売られたよ。
食料と水を右翼に売国された。

21. 2017年9月01日 23:28:58 : J0EfR5l7E6 : Pg8W7GUPCkg[170]

右翼って奴らは右翼が日本を一度滅ぼした事実を知らない馬鹿ウヨばかりなんだよ。

ウヨは自虐的になって苦しんだあげく頭が壊れ人を見れば平和ボケ自虐的だと言う。

2チャンネルに戻って遊んでるべきだろう。とてもじゃないが阿修羅で通用しない。



[12初期非表示理由]:管理人:カルト宗教コメント多数により全部処理

22. 2017年9月02日 05:51:23 : faAIWHAIHk : JL@YkxTwRBQ[3]
日本の右翼は児玉誉志夫・笹川良一以来、一貫して売国奴。金と米国の奴隷。


23. みずほ[-115] gt2CuILZ 2017年9月02日 14:55:46 : CjGYIrX9yM : HW6FCFPn_hQ[-114]
いろんなタネで食品が作れるからいいんじゃないの

[32初期非表示理由]:担当:毎回IDが変わってしまう方が、ペンネームを使わずにコメントし、管理人がネット工作員判定した場合には苦情を受け付けません。http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/415.html
24. 2017年9月02日 15:12:03 : xxEDax1S0M : OB7VCEukQjI[50]
コメントが書き込めない

25. 2017年9月02日 15:14:24 : FMas0LnREN : w0l_RmFLVb4[607]
これでも安倍政権が似非保守の売国政権だってことがわからないバカが多いんだよな

26. 2017年9月02日 15:15:37 : xxEDax1S0M : OB7VCEukQjI[51]
やっとコメントの書き込みが可能になりました。

本当に種子法の廃止は怖いですね。
よく分らないのですが、農家が種もみを保存する事ももう出来なくなるという事ですか?


27. 2017年9月02日 15:23:28 : FMas0LnREN : w0l_RmFLVb4[608]
>>19
>郷土愛とか

売国奴が唱える郷土愛や愛国なんて
B層をコントロールするためのモノでしかないよ


28. はろー[797] gs2C64Fb 2017年9月02日 15:28:14 : uFCT5UT0Y6 : Gxib1H9DNVQ[212]
↓参考になさってください。m(__)m
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/324.html
http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/330.html
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=128685

29. はろー[798] gs2C64Fb 2017年9月02日 16:54:38 : uFCT5UT0Y6 : Gxib1H9DNVQ[213]
つづき↓
http://www.asyura2.com/16/kokusai14/msg/604.html
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/6140.html

30. 2017年9月02日 17:29:44 : xxEDax1S0M : OB7VCEukQjI[54]
>>28さん
>>26.です。
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=128685
を読みました。

すでに世界の6大遺伝子組み換え多国籍企業は世界の種子市場の約70%を握っている。同時に自由貿易交渉などを通じて、農民が種子を保存して、翌年にそれで耕作する長年おこなってきた伝統的農業を禁止し、種子企業から種子を買わなければならないとする法律の制定を多くの国に強いている。


これですね!
これは怖いですね。
ミツバチが ネオ ニコチノイド系の農薬の所為で、その死骸もなくいつの間にか消えて、全滅した巣も有るとか。
ミツバチが絶滅したら 4年で人類が滅ぶ と予言したのはアインシュタインでしたが、八の交配が無ければ世界中で野菜も果物もそのほとんどが消えてしまうとか。

遺伝子操作されたコメやその他の野菜を食べさせ続けるといつか人間も絶滅するのかもしれません。
ミツバチの減少は人間の絶滅の最初の警鐘かもしれませんね。


32. 2017年9月02日 20:43:16 : lh1GGwoOtM : YsxGZGc1SWo[1341]
パーシー・シュマイザー氏 名古屋講演 
(だいぶ昔にコピペしたもので今のネット上にはないかと思うので勝手に転載)

場所:名古屋通信ビル(ホール)名古屋市中区千代田2−15−18
とき: 03/07/02

(拍手)

 まず始めに、今回私を日本にお招き下さいまして、このようにメッセージをお伝えする機会を与えて下さいました関係者の皆様、主催者の皆様本当にありがとうございました。

 わたくしのまずバックグラウンドからお話ししたいと思いますが、私は西カナダのプレーリーのあたりの出身です。このプレーリーで妻と2人で1947年に農業を始めまして、様々な農作物を作ってきました。

 この半世紀に渡り、小麦、それからオーツ麦(カラスムギ)、それからキャノーラ菜種、エンドウ豆などを作ってきました。とくにそのキャノーラ菜種に関しては、わたくしは種子の開発もしてきまして、西カナダではちょっと知られた存在だったと思います。

 また、シードセイバーという側面もありまして、種子を保存するのですが、毎年穫れた種を保存して次の年の作付けに使っておりました。世界中で何千の農家 の方がそのような農業をしていらっしゃると思います。この50年間、妻と2人で種子の開発をしてきましたが、品種改良という事でも、ある種の病気に耐性を 持つようなキャノーラの品種もこのプレーリーで開発してきました。

 農家であったということと、ほかにもう一つの側面を持っておりまして、公の職に就いておりましたが、議会の議員、そしてまた地域の自治体の市長として 25年間務めてきました。そしてその25年の間に様々なあらゆる国レベル、州レベルの農業委員会というものに出席をしまして、法、規制ですとか、政府の政 策に関して農家の利益になるように農民の代弁をしてまいりました。

 このGMO(遺伝子組み換え作物)というのは3つの部分に分ける事が出来ると思います。 

 1番目の側面としては、農家の権利・特権、それに対して、巨大企業、また多国籍企業の特許権ですとか知的所有権という問題です。

 そして2番目の側面としては、これはGM食品の安全性ということです。食べて大丈夫なのか、危険ではないのか、健康への影響はどうか、ということです。

 そして第3番目が、環境への影響ということなんです。どのような危機、影響を環境にもたらすのかということです。 
                        
 これからお話することに関しましては、今申し上げた3つのうちの最初の部分の問題です。農家の権利ということに関してお話したいと思います。

 今から申し上げる事はわたくしの身の上に実際に起こった事、ふりかかった事です。98年にモンサントがわたしを相手取って訴訟を起こしたところに端を発します。

 この98年にモンサント社は私を相手取って、裁判を起こしました。わたくしが遺伝子組換えのキャノーラをライセンスなしで作付けしている。そしてそれによって特許権を侵害したというのが彼等の主張です。

 わたくしはそれまで一切モンサント社とは関わりがありませんでした。種子を買った事もありませんし、彼等の主催する説明会ですとか品種発表会のようなものに行ったこともありません。モンサントの社員も全く知りませんでした。

 訴えられたということで、最初にわたくしと妻が一番心配したことは何かといいますと、私たちが50年間ずっと培い、開発してきた純粋な種子が、モンサン ト社のGMOキャノーラに汚染されてしまったのではないかということです。ですから、そのモンサント社のGMOによって、私達のその純粋な種子が汚染され てしまったのだとすれば、被害を被ったのは私達の方であって、その非、責任はそちらにあるのではないのかと訴えました。

 ですので、私達もモンサントに真っ向から対立するという事で、この裁判は連邦裁判所に持ち込まれました。

 この特許法ということなんですけれども、どの国でも同じだと思うのですが、国レベルの法律の管轄下にあります。ですから、この最初の連邦裁判所の裁判で は、一人の裁判官で審議を行うという法廷が開かれました。当初そのモンサントの主張というのはわたしが不当にモンサント社からその種を盗んでを植えたと、 作付けしたというものです。ですからそれは特許権の侵害であると主張しました。

 裁判が実際に開かれる前に、2年ほどその準備の審議前手続きという期間がありました。これをプリトライアルというんですが、その2年の間に、モンサント 社はそれまで主張していた申し立て、つまり私が不当に種を入手したという部分に関しては、その主張を取り下げました。そのかわり、どういう主張に変わった かといいますと、わたくしが不当に入手したというのではなくて、私の農場の溝の部分にそのGMキャノーラを発見した。そしてそこにある以上は特許権の侵害 だと主張しました。

 2週間半の公判が開かれまして、判決が下されたのですが、裁判官はこの場合たった一人だったのです。この裁判が終わってからモンサントのほうが、これは テストケースだったというふうに認めて、あるコメントを出したのですが、一体どこまで特許法が認められるのか、どこまで農家の権利・特権に特許法が優先す るのかという事を試すテストケースだったというようなコメントを出しています。

 実際にこの判決が下されたときに、世界中の農家の人達が非常に驚き懸念を抱きました。

 どこまでその特許法が優先されてしまうのかという事に関しての判決なのですが、その内容を申し上げます。

 今から申し上げる事はカナダだけでなく、日本そして世界中の農家の方々に非常に深く関わる所だと思いますが、自分達の家で取った種に関してどのような権利をもっているのかというところに関わる問題です。

 まず第一に、この判決ではどのような経緯で、この組換え遺伝子がキャノーラなり大豆なりに混入したかということは問題ではないということです。そしていかにして入って来たかという、その考えられるケースにまで言及しました。

 例えば自然交配です。花粉が飛んで来て自然交配するとか、実際に種が直接運ばれる、鳥や小動物や蜜蜂によって運ばれたり、あるいは水害によって種が流れ るということもあるかと思うのですが、いかにしてモンサント社の組換え遺伝子が混入したかについては問題ではないということです。

 しかしながらもしその混入が起こってしまった場合には、その農家の持っている種子、それから農作物、そこからの収穫は、全てモンサント社の所有物になっ てしまうということです。この判決の中で、わたくしの98年度の農場からの収穫の全ては、モンサントのものである。それから種も作物も全てモンサントの物 であるという判決をくだしました。そしてまたこの判決でわたくしはもう、自分の家で取れた種を使う事はできないし、苗を使う事はできないということになっ てしまいました。

 この判決が意味するところは、もし農家が有機農家であれ、慣行農法の農家であれ、一旦その農作物が望まないのに汚染されてしまったならば、それはもはや モンサントの所有物とみなされてしまうということなんです。その結果、この判決によって農家はその権利・特権を失ってしまうということになります。そして モンサント社の持っている特許法が全てに優先するということになってしまうのです。

 カナダの連邦法の中では農家の権利は保証されておりまして、毎年その自家採取した種を使う事が出来る、その権利を持つという事が述べられています。しか しながらわたくしのこの裁判の判決では、モンサントの持つ特許法がこの農家の権利の法律に優先するということになってしまいました。

 では私のこの裁判の顛末は、どういうふうになったでしょうか。わたくしはすぐに控訴をしたのですが、この控訴裁判でも一年後に、わたくしは再び敗訴してしまいました。昨年の12月に今度はわたくしたちはカナダの最高裁に上訴をしました。

 最高裁では、この5月にわたくしの上告の申し立てを受け入れてくれまして、来年には新たな公判が、裁判が始まる事になっています。その裁判は農家の自分の種を使う権利に関わって来ると思います。

 実際に日程までも確定したのですが、先週、最高裁から連絡が来まして、来年の1月20日から裁判が始まる事になっています。

 この汚染の問題のほかに、いかに慣行農家、または有機農家が被害を被るかということについて、もう一つの側面をお話したいと思います。これは皆さんが企業や政府関係者から全く聞く機会のなかった情報だと思います。

 それはこの契約書なんですけれども、今わたくしが手に持っておりますのは、モンサント社が農家に契約をさせるときに使うものです。実際にこの契約書で もって農家の権利は全て奪われてしまうというふうにお考えになって良いかと思います。ではこの契約書の中にどんな事が書かれているのか、その項目を実際に 詳しくお話ししていきたいと思います。

 まず第一に、自分の家で取れた種子を使うことはできない。
 そして第二に、毎年、種子はモンサント社から購入しなくてはならない。
 そして第三番目に、農薬を買う場合は必ずモンサント社から買わなくてはならない。
 そして第四番目に、毎年、ライセンス料として1haの作付け当たり40ドルをモンサント社に支払わなくてはならない。

 そして最後に、機密保持契約と言う条項にもサインをしなくてはなりません。これはもしその契約の中で何らトラブルがあった場合、農家は全く、機密保持で すから、友人にも隣人にも誰にも話をすることはできない。しかしながらモンサントの方はどんなことでも農家に対してできる、言えるというものです。ですの でこれは全く口止めということになってしまうんですが、農家にとっては言論表現の自由までも奪われてしまうことになります。報道関係者にも言えない、隣人 にも言えない、どんなにひどい事をされてもそれを公表する事ができないんです。

 そしてまだ条項があるんですが、この最後に申し上げる条項というのは本当に悪質だと思います。つまり契約を交わしてから向こう3年間、モンサント社の私 設警察がその農場に立ち入ることをを許さなくてはならない。契約がたった1年の契約であっても、向こう3年間の立ち入りを許す、という条項です。

 モンサント社は非常に大規模な私設の警察機構を持っています。米国にもカナダにもそれがあるんですが、その警察によってこの契約の徹底を行っています。 どんな人達がその警察に入るかといいますと、カナダでは連邦警察のカナダ騎馬警察隊に属していた人がモンサント警察に入ったり、アメリカでは私立探偵のピ ンカトン社というのを使っています。

 ですから、なぜ今こんな事をみなさんにお話しているかと申しますと、そのGMOの導入が、全般的な問題に深く関わってくる。さらにもう一つの側面として、農家の権利が剥奪されてしまうということがあるからなのです。

 ではこの契約の徹底というのをモンサント社はどのようにして行っていくのでしょうか。モンサント社は、この契約書の裏にもあるんですが、まだ他のパンフ レットにも広告をだしています。もし近隣の農家がライセンスなしで組換え作物を栽培している事が疑わしい場合には情報提供をお願いします、と書いてありま す。もし誰かが、モンサント社に対して情報提供を行った場合はその見返りとして、例えば「革のジャケットを差し上げます」といったような事までしていま す。

 では、情報が寄せられたら一体モンサントはどういう行動をとるでしょうか。

 まず2人のモンサント私設警察官を その農家に送ります。あなたがライセンスなしでうちの遺伝子組換え作物を作っているのではないか、という情報が入り ました。疑わしい理由があります、と言います。そこで農家のほうは、そんなとんでもないと、そちらから種を買ったことなど一度もないし、関わりは一切ない といいますね。するとモンサント警察は、いやお前は嘘をついている。もし正直に言わなければ裁判に引きずり出すぞ、裁判沙汰にするぞ。そして裁判が終わる 頃には農地を全て失う事になるぞと脅します。

 そこでモンサント警察官が帰りますよね。するとその農家の人達は一体誰が情報提供したのだろうかと考え込んでしまうことになります。一体誰がこんな事を してくれたんだろうかと、近所のあの人だろうか、この人だろうか、それともこの人だろうかというような、そういう気持ちになってしまいます。ですので、こ のような猜疑心が農家の間にお互いに起こってしまうわけです。というようなことで信頼関係が崩れてしまうわけです。これまで長い間に培って来た地域社会の 絆や連帯、がここに崩れてしまう事になります。これはもうモンサントがしたことの中で、本当にひどい、最悪の事ではないかというふうに私は思います。

 わたくしは農家としては3代目なのですけれども、わたくしの祖父母はヨーロッパから約100年以上前、北米に渡って来ました。

 わたくしの祖父母もそして父も母も、隣人と近くの近隣の地域の人達と協力して国を築いて行こう、作って行こうと懸命に努力しました。地域社会に学校や病 院をつくったり、道をつくったり本当に大変な努力をしてきたんですが、モンサント社のねらいというのは、こういった地域社会の連帯や絆を崩してしまおうと いうことなのです。

 先程契約書の事をお話ししましたが、もうひとつここに書類を持ってきました。これにも注目して頂きたいのですが、これは農家の間では『ゆすりの手紙』というか脅迫状と言われているものです。

 この手紙には、「お宅がモンサントの組換えキャノーラ菜種なり大豆をライセンスなしで栽培しているという証拠を持っているぞと、信じるに値する理由を 持っているぞ」ということが書かれています。更にその手紙の中でお宅の作付け面積は、約50ha、または100ha、あるいは200haだと思われますの で、それぞれの場合によって5万ドル、10万ドル、または20万ドルをモンサントに送れという手紙を送りつけて来る。それを受け取った農家の気持ちは大変 なものだと思います。

 私はよく農家の奥さんから、こういった手紙を受け取って途方に暮れて、一体どうしたらいいんでしょう?。私達はキャノーラの栽培は全くしていないのにこ んな手紙が来てしまいました、というような電話をよく受けます。その度に、こういった法的な手段がありますよ、というようなことを伝えてあげます。

 これはまさに巨大企業が恐怖によって農家をコントロールしようとしていることに間違いないと思います。そして我々農家の間では、こうした戦々兢々とした恐怖の文化というのが新たに広がってしまったということなんです。

 ではちょっと遡りまして、96年に認可が降りて以来、このGMキャノーラおよび大豆をなぜ農家が作付けするようになったのかという、その理由をお話ししたいと思います。

 モンサント社のうたい文句が当時あったんですが、まず第一にGMカノーラの方が非常に栄養価が高いのだと、そして第二に収量が増えるということです。そして三番目になりますけれども、農薬の使用量が減りますよ、と。

 三番目の点ですが、農薬の使用量が減りますよと言われた事が、非常に農家の感心をひいたのではないかと思います。そしてまたモンサント側はこんな事も 言ったのですけども、これは非常に環境に優しい持続可能な農業を実現するものにほかならない。そして世界中の飢餓を救うことにもなるのだ、と。

 ではそのGMOの作付けが始まって2年後3年後に一体どのような事になったでしょうか。

 まず第一にその収量の問題ですが、特に大豆に関しては大幅に減ってしまいました。そして品質的な面でもガクッと落ちてしまいました。そして三番目の点、 これが申し上げる中で一番重要かと思うんですけれども、いまや農薬の使用量が少なくとも以前の三倍以上となってしまっています。それは何故かといいます と、キャノーラそのものがスーパーウィード、スーパー雑草と化してしまったからです。実際にこのスーパー雑草の状況というのはOHPを使ってご覧いただき たいと思います。あとからお見せします。

 先程申し上げました実際にGMOを作り始めて、収量は落ち、品質も落ち、農薬の使用量は増えたと言う事は、カナダだけに関わらず、これは米国でも同じ事 が起きていますので、モンサントの宣伝文句は全部ウソだったということがわかります。ですから、経済的な側面から見れば、本当にその農家が被った被害とい うのは甚大なものなんです。

 まず一つには価格が落ちこんでしまったんです。この組換えキャノーラに関してはEUに輸出することは1ブッシェル(1bushel=約35リットル)たりともできません。

 カナダでは現在農家が育てられない2種類の農作物があります。それは大豆とキャノーラです。全ての種子が汚染されてしまいました。ですから意志に反して、農家の選択肢というのは奪われてしまいました。

 では、もう一つの重要なポイントについて今から申し上げます。GMOの作付けを始めるということによって、何に影響が起こるのかということなんですが、これがただ一つの品種の農作物に留まらないんです。わたしの場合はキャノーラだったわけです。

 例えばキャノーラというのはアブラナ科の植物です。ですから、キャノーラには近縁種というものがアブラナ科の、例えば大根とかカブとか、カリフラワーな どです。自然の交配によってこういった市場向けの野菜畑にも汚染が進んでしまうということがあります。ですから、有機農家が育てられない農作物、先程大豆 とキャノーラと申しましたけれども、それ以上に他の品種にもそれが今広がってしまっています。近縁種に留まらず、もうちょっと遠い種類の作物にも広がって しまいます。ホールマスタードにも広がってしまいました。

 わたくしは慣行農法で、妻は有機農法でずっと作物を育てています。我々も被害を被っていますけれども、我々だけでなくて、例えば蜂蜜を作る養蜂家の方達にも影響が及んでいます。

 西カナダからヨーロッパ向けに輸出された蜂蜜なんですけれども、それは送り返されてきたり、または受け取りを拒否されると言う状況になってしまっています。

 この汚染は、蜂蜜にまで広がってきてしまっています。というのもそのミツバチにとっては、どの花が組換えの花で、どの花が非組換えの花かとは見分けがつ かないわけです。ですから我々はこのような純粋な種、種子、在来の種子を失いつつあるのです。それは自然交雑によって、そして、もちろんGMOの導入に よって。

 わたくしが今回日本に参りました理由は、皆様にこうすべきだ、という意見を述べるためでは決してありません。というよりむしろ、この数年間に実際にわたくしが経験した事。何が起こったのかということをお伝えするためにまいりました。

 もう一つGMOの導入に関して重要な点なんですけれども、もしなんらかの病気が組換え作物に広がってしまった場合、葉枯れ病ですとか、何らかの産地で災 害が起こったような場合、事態を収拾することが非常に難しくなります。そしてまたこのGMOというのはもちろん生き物ですから、農作物というのは生き物で すから、それを一旦環境の中に放出してしまえば、それを呼び戻す、また回収するというのは不可能なんです。

 その一つの例として、環境に放出してしまったGMOがどのような影響を与えるのかという例として、メキシコの例があります。メキシコにはいろいろな種類 の在来種のコーンがあるのですが、もはや少なくともその50%くらいはアメリカ産のGMOによって汚染をされてしまっている状況です。

 同じ事がボリビアでも起こっておりまして、ボリビアはジャガイモが実際に原産としてあったんでが、そのジャガイモも汚染されてしまっています。

 日本でGMOが導入されれば、みなさまが経験する事はわたしたちのカナダでの経験とおなじ事になってしまうと思います。

 二つのとても重要な事があるんですが、まず一つ目はいわゆる封じ込めるということ。一つのところにGMOを封じ込めてしまうことは不可能であるというこ とです。一旦、生き物が自然界に解き放たれれば、それを止める事はできません。風を止める事は出来ませんし、自然交配を止める事もできません。ですのでこ れはもう自然に広がってしまうものなのです。例えば試験的に導入するときに、試験用の圃場を作りますが、緩衝帯として50m離すとか、100m離す、 500m離すということをいうと思うんですが、決して安全な距離というのはありません。それはカナダで事実として起こっていることを見ていただければおわ かりになるかと思いますが、安全な距離などありません。種は風で飛び、運ばれますし、またそのトラックからこぼれ落ちるというようなこともあります。特に カナダの西部では風が強いので、風によって運ばれることが多かったと思います。

 科学者の多くは、花粉はそんなに遠くまで行かないだろうと言うと思うんです。でもひとつ忘れていることがあります。風で花粉が飛ぶということ以外に、例 えば鳥の羽にくっ付いて運ばれるということもあります。ですから、その鳥の羽に着いて運ばれることに限らず、小動物、ウサギですとか、ちょっとお大きい鹿 ですとか、そういった動物の毛に付いてはるか何キロメートルという別の畑に運ばれるということもあります。交配というのは何Kmも離れた場所でも起こりう ることです。

 世界中の国でモンサントがもしテストを行えば、そこから何らかの形で花粉なり種子が逃げてしまいます。わたくしはもう半世紀に渡って農業をやってきましたので、いかにしてその花粉が運ばれるかというのはよく知っています。どうか信じて下さい。

 そして第2番目のポイントになりますけれども、共存、GMと非GMとの共存はあり得ないということです。一旦その組換え遺伝子を環境の中に放出してしま いますと、組換え遺伝子というのは優生遺伝子ですので、どんどん広がっていってしまうんです。それによって有機農家や、わたくしのような従来農家は大変な 被害を被る事になります。ですから共存が不可能とは、どういうことかといいますと、同じ国の同じ地域で組換え遺伝子農作物を作付けする農家と、慣行農法の 農家とそれから有機農家この三種類の異なる農家が一緒に共存していくというのは不可能になってしまうんです。その地域には組み換えのGMの農家しか作付け できないということになります。それはわたし達の住んでいる西カナダで起こっている事なんです。ですので農家はまたその選択肢を失ってしまったことになり ます。有機農家もそしてわたくしも選択肢を失い、作りたい作物を作れなくなってしまっています。というのはもはやわたくしの作りたい作物は汚染をされてし まっているからなのです。もし農家の自らの種子を使う権利を奪ってしまって、新しく遺伝子組換えの農作物を開発していこうということになると、新たな品種 を作っていく可能性という事までも奪ってしまうことになりますね。というのも、新しい品種が開発され生まれてくる、自然に生まれてくるというのは世界中の 農家の人たちがその土地の気候にあった、また土壌にあった農作物を努力して開発して来ているからなんです。例えば私が私の地域である農作物を開発するとし ますと、もうそこから200キロ離れてしまったところでは、環境の条件がまた変わってきますから、同じものがうまく育つとは限りません。ですからでモンサ ント社のような形で、種子の供給ということを一手に大手が牛耳ってしまうようになりますと、農家が独自に新しい品種を開発していく、その地域にあった品種 を開発していくという権利までも奪ってしまう事になります。

 私はアフリカの大勢の農家の人と話した事があるんですけれども、その度に私はそのアリカの農家の人たちに自分の種子を使う事を、その権利を失ってはいけ ないというふうに主張してきました。もし自分の種子を使う権利を奪われてしまえば、農家の人たちは封建時代の農奴と同じ、奴隷と化してしまう。そして多国 籍企業の支配下におかれてしまうのだ、とそう説明しました。ですから種子の供給をコントロールするものが権力を持ち、そして食糧の供給を行う国が権力を持 ち、食糧の供給を受ける国を支配するという構図ができてしまいます。カナダ、そして米国の農家にとってはこの農薬を沢山使わなくてはならないこと、さらに 農薬の使用量を増やさなくてはならないというのは、非常に大きな問題でした。そしてそれに加えて、種子の供給をも全面的にコントロールしてしまうというの は、我々にとって本当に大変な事なんです。そしてまた作付けできる農作物の種類もどんどん少なくなってきてしまっています。それは有機農家にとっては非常 に大きな被害です。

 でもまだ日本の皆さんは、まだ幸運だと思います。というのは今の時点では皆さんはGMOを導入するかしないかということを選択することができるからで す。皆さんはその選択権を今持っていますね。でも1996年、私のいたカナダでは、GMOの導入によって一体どんな事が起こるのかということを説明してく れる人は誰もいませんでした。 私達農家はただ企業のいうことを受け入れ、そして政府のいうことを聞いて導入をした訳ですけれども、それによって我々が支 払わなくてはならなくなった代償というのは大変なものなのです。

 その導入当時のうたい文句というのは世界の飢餓を救いましょうというものだったんですけれども、とんでもない。収量は減り、そして農薬の使用量は増え、そして品質は落ちてしまいました。

 そしてそのこと以外に先程お見せした契約書による支配、そしてまたゆすりの手紙による非常に抑圧的な支配、そして農家の権利や特権を全て奪ってしまうような最悪の事態が農家に起こってしまったんです。

 実際にモンサント警察、モンサントの人間がチェックをしに行くというのは、契約をした農家ではないんです。契約をしていない農家ならどこへでも、ズカズ カと入り込んでしまう。そしてこの“盗む”という言葉をあえて使いたいと思いますが、そのモンサント警察はそうした農家に無断で、不法侵入ですね、いわ ば、不法侵入をして立ち入って、そこにある種子ですとか農作物を盗んでいきます。

 私達の農場というのは非常に広いので、往々にして農家の知らないうちにモンサント警察が来てサンプルを盗んでを行くような事態が起こっているんです。で もたまたま、農家の人がモンサント警察が来ているのを見つけて「あなた達不法侵入じゃないですか? 私の土地から出て行って下さい」。というようなことを 言いますと、モンサント側は全く動じないで、ただ笑っているだけです。そしてその農家の人がその態度に非常に怒りを覚えて「そんな不当な事をするんだった らば、私はあなた達モンサント社を相手取って訴えますよ。裁判に持ち込みますよ」と言いますね。そうするとモンサント側は「どうぞどうぞ我々は裁判に行き ますから。でもその裁判の間にどうなると思いますか? お宅は裁判が終わる頃には農地が1haも残りませんよ」と言うでしょう。それに裁判を行うというの も非常に大変お金のかかるプロセスですよね。農家にしろ、個人にしろ、3年間で弁護士費用だけで、30万カナダドルを支払いました。ですからこの多国籍企 業、巨大企業を相手取って誰がそんなに資金を投じて裁判をできるでしょうか?裁判ができないという事を、モンサントはよく知っているんですね。


 本日は多くの時間を割いて、農家の特権とか、農家の権利という事について焦点を絞ってお話を進めて来ましたが、その他に冒頭に申し上げた食品の安全性の 問題ということもあります。また環境への影響という問題、これも非常に重要な事です。ただこのGMOの導入に関してどんなことが実際に起こったかという事 がおわかりいただけたかと思います。

 今、皆さんはまだ選択肢を持っていらっしゃいますので、GMOの導入に関してどうか充分に慎重に注意をして判断をしていただきたいと思います。一旦その生き物を自然界に放出してしまったらば、それを回収することは不可能ですから。

 OHPをご覧いただく前に、もう一つモンサントがどのような事をしたかという事についてお話ししたいと思います。

 もしモンサント警察が農家に立ち入った時に、農家が留守だったり、その農家の住所がわからない時にどうするかということです。その場合は、ヘリコプター か小型飛行機を用いてその目的の農家の畑の上を旋回します。われわれはこれをモンサントのラウンドアップレディ・スプレー爆弾と呼んでいるんですが、その 除草剤をスプレーします。だいたい直径10m位のエリアをスプレーするんです。そして10日ほどそのままにして、そのラウンドアップの効き目が出るまで待 ちます。そして10日後にまた小型飛行機かヘリでその場所に戻って、一体どうなっているか、除草剤を撒いたあとがどうなっているかを見るわけです。注意し て頂きたいのは、これは農家は決してそんな事をしてほしいと望んでいないわけです、当然。で、もしそのスプレーした場所の農作物が全部枯れていたとしたら ば、それは耐性を持つラウンドアップレディ・カノーラを栽培していなかったという事がわかります。もし農作物が枯れていなければ、耐性を持つ組換えの作物 を栽培していたという事がわかります。そんなことまでしてスパイ活動をしています。

 先程から繰り返しになりますけれども、そのGMOに関しては、特許法というのもありますし、それから健康面、食品の安全、そして環境問題ということもあります。
 特に強調して申し上げたいのは、このように農家に対して非常に抑圧的な全体主義的な態度をとるということなんです。種子もモンサントから買わなくてはい けない、農薬もモンサントから買わなくてはいけない。そしてライセンス料も払わなくてはいけない。さらに契約によって縛られてしまう。

 では、最後になりますけれども、今一度、今回わたくしを日本にお招き下さいまして、このように今日、名古屋でお話する機会をお与え下さいました主催者、関係者の皆様、本当にありがとうございました。そして、来場の皆様、本当に今日はありがとうございました。

 本日お話し致しました事は、何が起こりうるかという事ではなくて、実際に起こった事だ、という事をどうかお忘れなく心にとどめておいていただければと思います。

 カナダのような自由の国で、こんな事が起こるなんて私達は思ってもいなかったんですけれども、実際には起こってしまったということは、非常に残念でなりません。

 もう一度、本当に本日はありがとうございました。

(拍手)



33. ボケ老人[2027] g3uDUJhWkGw 2017年9月02日 21:05:05 : 08Tt0uxL56 : JtD17GQWPAo[478]
>3.GyHoj9qTG9E

ところで、オマエさんはその間何をしていたのかナ

>20.W4ZleJmK6Ys:右翼=売国奴 種子もだけど水も売られたよ。食料と水を右翼に売国された。

かならずしも右翼全てが売国奴だとは思わないが
小泉ー竹中以来売国奴が政権を握っていたのは確かだ
特に、安倍政権がヒドイ

ライフラインの水にウォータバロンの参入を認め
日本の農産物を米国の種苗屋にの手に委ねF1種子の購入を強制
日本の農家が種子改良することを禁止する

この次には自由診療という名で保険制度を破壊して、日本人の命を米国の医療マフィアの手に

     


34. はろー[799] gs2C64Fb 2017年9月02日 22:05:21 : gFHz2150x6 : mdLYLKL16XY[12]
>>30 リンクをご覧くださり、ありがとうございます。
かなり深刻な問題であるのに私たちは何にも知らないのですよね。自分たちの努力で、知ってゆくしかありません。一人一人が自分で意識を引き上げて、その先の行動にも繋げて。毎日の生活で精一杯だけど、皆さんでがんばりましょう。こちらの掲示板も活用して。

35. 2017年9月02日 22:47:38 : z0SQdjEyNM : pYIKdJH9r_s[93]
http://ww4.enjoy.ne.jp/~macroway/issue/f1.html

稲作のような育種は効率が悪く時間も金もかかる上儲けも少ない、なぜなら種が売れないから。
必然的に公的機関がそれをしなければならなくなる。
美味しいオファーもあるからこの際切っちゃうか。

って短絡的に儲けを追求する姿勢が今の日本全体を覆う暗雲、戦前から連綿と続く支配勢力の姿勢を
受け継いでいる自民党だ。ガンや病原菌のように宿主と共に滅びる定めなのか。


36. 2017年9月03日 00:44:45 : xxEDax1S0M : OB7VCEukQjI[55]
今はちみつの農薬ニコチノイドが問題になっています。

ニコチノイドと言う農薬でミツバチが大量に死んだり、蜂箱から消えたりする事件が、最近、増えているそうです。

ニコチンと似た化学構造を持っている神経毒性の物質で、高い殺虫能力から、主に、コメやお茶などの害虫防除に使われているそうです。

水田の水や畑の湿った土から、ミツバチ達は水分を取り、その時に、一緒に農薬を体内に入れてしまうのです。
ですから、米の生産が盛んなところでミツバチの大量死が多いのですね。
また、ネオニコチノイドは神経毒なので、死ななくても、神経に悪影響を与えて、
正常に帰巣(きそう)できないミツバチも出てくるようです。

ネオニコチノイドは神経毒ですが、昆虫だけではなく、人にも影響があるといわれています。

ミツバチがいなければ、多くの果物や野菜は実を付けない。植物も少なくなる。すると動物や人間の食糧が激減し、世界は終わりに近づくというもの。

そう考えるとミツバチの減少も怖い話ですが、そこへ来て又。今日本は種子法廃止の危機に見舞われています。

日本の農民が種子を保存して翌年にそれで耕作してきた伝統的農業を禁止し、種子企業から種子を買わなければならないとする法律は、日本の農業を衰退させるのは必定です。
5倍も6倍も高い種をサンモント社から買わなければならないのですから

今ですら北朝鮮より低い食糧自給率なのに、種子法廃止はもっと日本の食料自給率を外国依存にするつもりです、自民党は。
食糧難にあえいでいる北朝鮮より今の日本の方がずっと自給率は低いのです。

こんな状態で戦争がしたい安倍晋三はどうかしています。
先の戦争ではほとんどの人は餓死だったそうです。
今の食料自給率は昔より断然低いと思います。
人間がどんどん強い農薬を作り出した結果主食のコメもサンモント社から5倍もたかい値段で種を買う事になれば農業をする人もいなくなるし。
鉢がいなくなれば交配できなくんるし、果物も野菜もそれなくなりやがては人も生きられなくなる。



38. 2017年9月03日 13:56:35 : WNokRXuIMM : SIv5aPNPi@Y[5]
トンスル愛好家糞山糞夫は済州島に帰れや!

[12初期非表示理由]:管理人:意味なし
39. 2017年9月03日 17:13:55 : yLLvzR1WWA : Q_PjKp5uU5g[2]
ユダヤ財閥に金融に続き食料も牛耳られる日が来るとは ユダヤ人とは仲良くせず自分たち権利を守れといいたい。金で操られる馬鹿者どもめ

40. S.T[576] gnKBRIJz 2017年9月03日 17:16:27 : x2kwoD2i5Q : onaCeDTB_4Q[5]
>>38
なら証明して下さい。
嘘つき安倍総理と、ウソの報告書で追いやられた鳩山元総理のどちらが本当の「保守」なのか。

年次改革要求書を破棄したのは鳩山総理ですね。
これだけでもアメリカの言いなりにならない総理として立派ですね。
在日米軍基地の「ウソの密約」を鳩山総理に教えて政策を誤らせたのはどこのどいつだろうね。

鳩山由紀夫氏「私は外務省と防衛省の官僚に騙された」(きっこのブログ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo202/msg/186.html


41. 2017年9月03日 17:25:09 : qF4T1YwunA : 0ID5WaAuWRA[2102]
●自民党・公明党政権では国及び国民を守る政治は期待できない!

国家の壁を破壊し永久収奪の仕組みをつくるのがTPPの本質です。

種子法の件は、グローバル資本が国家の壁を破壊し、富を永久収奪する一例です。

このような仕組みを全ての分野に渡って包括的に強制するのがTPPです。

だから、日本国民だけではない、米国国民も同じ被害を被る可能性があったわけです。

トランプはTPPから米国国民を守ったことになりますが、TPPに前のめりだった日本の政権と官僚群団はグローバル資本や軍産複合体に隷従していることを図らずも証明してしまったと言えます。

自民党・公明党政権では、国民を守ることはまったく期待できないことが明らかです。


43. panbet37[450] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2017年9月06日 00:42:25 : 2dZj0cFA9U : TD3FlFEjID0[2]
モンサントは世界最悪最凶の企業ですよ。人間も含め、世界の生態、膨大な地球上生命の遺伝子をも破壊変造する悪魔企業です。


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