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金融世界の深層と真相と、人類社会のあるべき姿
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投稿者 お天道様はお見通し 日時 2018 年 6 月 17 日 20:27:01: I6W6mAZ85McLw gqiTVpO5l2yCzYKojKmSyoK1
 


ずっと現代の経済、資本主義、貨幣制度、金融システムについて思考を重ねてきた結果、ある全体像がそこに浮かび上がってきたのでここに書き残しておきたい。


現代貨幣制度の深層については、以前、



等で述べてきた。 で、貨幣制度を要約すると以下のようになる。


投稿者自身の文章ではあるが、《仮想通貨「テザー」の疑惑が本当なら、市場が崩壊するかもしれない─信頼性を損なう“事件”が続発》ビットコインは、地球という大破綻博打場の一小胴元に過ぎないより抜粋
世界ほぼ共通、カネの発行とは、信用創造という民間銀行が顧客の借金の申し出によって、虚無から作られる、誰がどこからどれだけ借りたかを記す電子情報を指し、世界総金融借入額は世界総金融有高と相殺される。 市場に出回っている紙幣は、電子情報の入れ物に過ぎず、総額の極一部である。 このシステムは、利子を含め大過なく借金が返済され続け、しかもそれを上回る借入が存在し続けない限り破綻するのが明瞭な、持続不可能制度であり、破綻前には必ずその最後の借り手である国家が返済不能な膨大な額の負債を抱える。 また借入がカネの発行であるために、利子があらゆる機会に織り込まれ、実体であるモノやサービスの減価との間の乖離が増大するという致命的欠陥や、富まざる者から富める者へのさらなる富の不当な移転が必ずある。




ところが、ここでよく考えて欲しい。 国家群に返済不能な膨大な額の負債があろうが、金利の存在は、富まざる者から富める者へのさらなる富の不当な移転、即ち、普通の一般世界市民、圧倒的大多数=人類の大部分と、富める者=既得権益層=極一部の限られた少数=権力との間の格差をより一層加速する。 そして実際の有高と市中に出回っている貨幣総額との間に何らかの相関関係が求められる必然性は存在しないと考えられる。 



で、あるならば、ここで言える事が一つある。 それは、貨幣を発行する側のさじ加減一つでいつでもハイパーインフレやその崩壊を招く事態を演出することもできれば、現在のようにスタグフレーション環境がずっと続いても、その崩壊をいくらでも先延ばしにできることが可能である事に他ならない。


今まで我々は貨幣経済のイロハとして、そういうのっぴきならない状況が起きるのは、いわゆる”市場の見えざる手”によって自発的突発的に引き起こるものであり、決してそこに”作為”の存在はないとされてきたが、実は、それが、貨幣制度を利用して世界を支配している権力の思うがままに操作できる”作為”以外の何物でもないと考えられる。


もちろん、個々の国家群の天文学的な数値に及ぶ負債や圧倒的少数富裕層の途方もない額の残高がこういう一連の動作によって影響を受けることもない。 国家は破産させればその債務をその地域の国民全体になすりつけられるし、富裕層は血縁による財団を作れば相続税も回避でき、また破産国家当該地域に居住していても富の世界分散によるリスクヘッジは事前に完璧に行える。 が、圧倒的大多数である人類の大部分は、こういった作為の影響をモロに被る。 この節の意味するところは、権力と被支配の絶対的な身分の相違の固定化である。


これだけ解説してもまだよく全体像が把握できていない人のために、言い換えるなら、結局”金利”の介在する貨幣システムは、国家や政治体制の枠組みを超えた支配、被支配制度に違いなく、貨幣や富の残高の妥当性もなければ、そこに全体の整合性を図るような必然性もないということ。 何故なら実際の残高と市中にある総額との相関性が求められるような事はありえないからである。 ここで一例をあげれば、貨幣制度=支配・被支配制の下での民主主義など、絵空事に過ぎないということ。



これは、たとえ複数の場所で取り付け騒ぎ等があっても、それに似合う額のキャッシュを投入すれば事態はカンタンに収拾できるし、どこかだけ意図的に放っておけば、問題を顕在化させることなど全く問題なく引き起こす事もできるということ。



我々人類は非常に長い間、カネという鎖につながれてきた本当の奴隷であったのだ。



問題の本質は、貨幣制度そのものが、当初より世界を股にかけるような巨大詐術に過ぎないということをより多くの人々が認識し、一刻も速くこの馬鹿げた犯罪行為から抜け出すことにあるのは、言うまでもない。 またそうしなければならない理由は、現代世界が目指す方向が、



環境、他種、圧倒的大多数などの弱者に対する毀損=全ての破壊への道であるからで、軌道修正をせねば、全部が終わりを迎える可能性が高いからである。




所有を主張するのではなく、全てを皆でシェアーする、あるべき人間社会の姿


ベルクソンの言葉と、旧友へのメッセージ《改》


《金融クラッシュを待っている受動的姿勢をやめよ!!》貨幣資本主義社会の抱える致命的欠陥からの回避と真の人間らしさを求めて


《破産危機が迫るイリノイ州・コネチカットの金融中心ハートフォード市に破綻の危機》んで、人類全体が幸せになれる方法を考える


まだまだあるある歴史の嘘と、貧困、飢餓、殆どの犯罪、高齢化、少子化、等、社会問題の根源は貨幣制度の是認であるに違いない。


社会主義のデンマークVS自由主義のアメリカ、どちらが住みやすい?←右と左のいいとこどり、その間にある理想社会は、あります


あるべき持続可能な、循環型社会と、その、平和的な移行方法に関する考察。
(コメントの6番が2016年2月9日現在の最新バージョンです。)






オリジナル



 

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コメント
 
1. 2018年6月17日 23:14:56 : N5sEgV5Lys : gJDc90AKsFQ[435]
マインド・コントロール(洗脳)=『宗教』、『教育』、そして『メディア(新聞/テレビ 等々)』です。

今の処、『洗脳』から抜け出した人達は、(陰謀論者とか言われ)肩身が狭い立場にありますね。

地球上の大多数が『洗脳』の影響下にいるわけですから。

こちら側に来ませんか?

Songcatcher.


2. 2018年6月18日 12:17:22 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[832]

>人類は非常に長い間、カネという鎖につながれてきた本当の奴隷

愚かな認識

アフリカや南米の狩猟採集民、途上国の国民生活を見てみることだ


金融サービスの発展により、高度資本主義社会が実現し

科学技術の発展の恩恵が大衆にまで生きわたった結果、

先進国では、高度な医療や社会保障を備えた、歴史上、

最も大衆の権利や生存が保証された状況になったのは

教育、実質所得、健康寿命などを見れば明らかなこと



3. はろー[1213] gs2C64Fb 2018年6月18日 19:17:51 : uFCT5UT0Y6 : Gxib1H9DNVQ[501]
ネットサーフィンしていて偶然、大西恒樹氏の講演動画を見ました。経済のイロハを淡々と解説されてましたが、初めて知ることばかり。一番ショックだったのは、現行のシステムのままでは紛争も戦争も無くならないということ。何処かで黒字あれば何処かで必ずその分赤字になっていると聞いて目が点になりました。試しに阿修羅で大西恒樹氏を検索したら、お天道様がヒット! さすが☺
自分はまだまだ理解力が足りませんから、じっくり読みます。

4. 2018年6月18日 20:08:33 : pxgwgovz2Q : W8I8Zx2GSxE[106]
限界へ カネがすべての 世の中は

5. 2018年6月18日 22:12:33 : vp0qFSAK7E : r4lkoDG6mzM[6]
※2
お前、毎日のように人の記事に「愚問」、「愚か」と書き込んで不快なんだよ
人を批判しないと死んでしまう病気?
反論がないところでしかコメントできないクズという自覚を持てよ

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