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貿易戦争の波紋、中国で米系自動車メーカーが涙目 安倍政権「日中協調」宣言は米国への反逆か ドイツ、中国に失望し米国は不安
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/350.html
投稿者 うまき 日時 2018 年 11 月 08 日 19:16:14: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

(回答先: 超急成長都市「深圳」で体験した「中国の現在」米中覇権戦争に絶対勝てない 米ソ冷戦と本質的に異なる 投稿者 うまき 日時 2018 年 11 月 08 日 19:10:03)


貿易戦争の波紋、中国で米系自動車メーカーが涙目

中国自動車販売台数が第3四半期に急落の怪
2018.11.8(木) 花園 祐

中国で開かれた自動車の展示会に集まった多くの市民(資料写真)。(c)CNS/張海岩〔AFPBB News〕
(花園 佑:中国在住ジャーナリスト)
 今年(2018年)の上半期(1〜6月)まで、中国の自動車市場は安定成長していました。ところが、9月における中国の自動車販売台数は239.4万台で前年同期比11.6%減となりました。乗用車販売台数もここ3カ月連続で前年割れが続いています。9月は前年同期比12%減の206万台と落ち込み、単月としては2012年以来7年ぶりとなる下落幅となりました(いずれも中国汽車工業協会のデータより)。
 このように中国の自動車市場は突如変調をきたし、業界が騒然としています。その理由として様々な要因が挙げられていますが、今のところ決定的な要因は特定できていません。
 今回は中国の自動車市場に何が起きているのかを報告したいと思います。

「ブラックセプテンバー」の衝撃
 下のグラフは今年1〜9月における中国の乗用車販売台数をまとめたグラフです。
2018年1〜9月の中国における乗用車販売台数推移
拡大画像表示
 今年上半期においては、春節(旧正月)の影響を受け営業日数が前年に比べ少なかった2月を除き、毎月、プラス成長を維持していました。しかし7月以降は3カ月間連続でマイナス成長が続いています。特に9月は中国で「金九銀十」(金の9月、銀の10月)と称されるほど消費が活況となる月にもかかわらず12%減という大幅な落ち込みぶりで、市場関係者に大きな衝撃を与えました。
 車形別販売台数をみても、9月はどの車形も落ち込んでいます(下の表)。特にこれまで2桁超の高い成長を維持し、消費をけん引してきたスポーツタイプ多目的車(SUV)も販売台数が減少する結果となりました。こうした結果を受け、市場では「今年は『金九』ならぬ『黒九』(ブラックセプテンバー)だった」という声も聞かれるほどです。

急減した原因は今なお不明
 一体なぜ中国自動車市場は今年第3四半期に冷え込んだのでしょうか。


 多くの現地メディアやアナリストは、小排気量車(1.6リッター以下)の購入税減免政策が今年になって終了したことを指摘しています。中国政府は、消費拡大を目的に、小排気量車の購入税減免政策を施行してきました。
 しかしこの政策は今年1月1日時点で廃止となっています。それに対し、前述の通り上半期まではプラス成長が続きました。前年比マイナスに転じたのは7月以降です。つまり、落ち込みの影響要因としては時期的にずれており、販売台数急減の主原因としては見ることはできません。
 このほかには、長らく中国自動車市場をリードしてきたSUV人気の低迷を理由とする声も聞かれます。しかし、こちらもすでに見た通り、9月はSUVに限らずどの車形も販売台数が減少しています。
 このように、第3四半期に入ってからなぜ販売台数が急減したのかについて、中国国内でも原因を特定しあぐねているのが現状です。


米中貿易摩擦が米国系メーカーを直撃
 続いてメーカー別販売台数を見ていきましょう(下の表)。

 1〜9月の販売台数順位は上半期の累計と比べて大きな変動はありません。上位は依然として独フォルクス・ワーゲン(VW)系列の上汽大衆と一汽大衆が1位、2位を占め、米ゼネラルモーターズ(GM)系列の上汽通用が3位と続いています。
 日系では日産系列の東風日産が最も上位の6位につけ、続いて一汽豊田(9位)、広汽本田(11位)、東風本田(13位)、広汽豊田(14位)という順番になっています。
 注目すべきは、このところ加熱している米中貿易摩擦が米国系メーカーに与える影響です。直近の9月単月で見ると、GM系列の上汽通用が前年同月比18.4%減、上汽通用五菱が同24.4%減と急減しています。これは、対米感情悪化の影響を受けたとみられています。
 また、上の表には入っていないものの、米フォード系列は、長安フォードの9月販売台数が同55%減、輸入車を含めたフォードブランドの中国販売台数が同43%減とGM以上に惨澹たる結果となりました。
 ただし、中国国内のメディアは、フォードが落ち込んでいるのは、近年モデルチェンジが少ない上にリコールが相次いでいるなど単純に競争力の低下が原因であって、米中貿易摩擦だけの影響ではないと指摘しています。確かにこのところ街中でフォード車を見かける機会はめっきり減っているように感じられます。実際に、フォード車の人気は以前よりもかなり低下しているようです。

逆風下で日系メーカーが躍進
 一方、日系メーカーは第3四半期に比較的好調を維持しました。
 9月単月をみると、日系シェアトップである日産系列の東風日産が前年同月比0.4%減と微減で持ちこたえ、ホンダ系列の東風本田(同8.3%減)、広汽本田(同3.6%減)も、市場全体に比べると低い下落幅に留まっています。
 トヨタ系列に至っては、一汽豊田が同0.6%増、広汽豊田に至っては36.5%増と大幅なプラス成長を達成してみせました。
 この絶好調の背景には、昨年末にモデルチェンジした看板車種「カムリ」が好調を維持していることに加え、今年7月に輸入車関税が引き下げられたことが大きく貢献したと指摘されています。実際に、中国では輸入販売しか行っていない「レクサス」ブランドの9月販売台数は同36%増の1.6万台と急増しており、トヨタ系は関税引き下げの恩恵を最も受けるメーカーとなりました。
 結果的に中国乗用車市場の1〜9月における国別シェアは、米国系が前年同期比1.5ポイント減の10.7%に落ち込んだのに対し、日系は同0.7ポイント増の18.5%のシェアとなりました(ドイツ系も1.1ポイント増加し、シェアは21.7%となりました)。
 日系自動車部品メーカー関係者からは、「米国系メーカーのシェアは今後も落ち込むだろう。日系にとっては追い風が吹いている」との見方が出ています。
中国乗用車市場の国別シェア
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日産「シルフィ」が2位を維持
 最後に、第3四半期のセダン販売台数の統計を見てみましょう。

 9月単月を見ると、日系車は東風日産の「シルフィ」が2位、一汽豊田の「カローラ」が6位にそれぞれつけています。「シルフィ」は年間を通じて好調を維持しています。フォルクス・ワーゲン系列の上汽大衆の「ラヴィーダ」とともに3位以下を突き放し、年間2位の地位はほぼ固いでしょう。
 米中貿易摩擦の影響が懸念され、今期に入ってから落ち込みを見せた中国自動車市場ですが、このパラダイムの中で日系メーカーはシェアを伸ばせるのか? 今後の注目点と言ってよいでしょう。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54572

 

安倍政権の「日中協調」宣言は米国への反逆か?


トランプ政権は中国との対決姿勢を鮮明に
2018.11.8(木) 北村 淳

中国訪問中の安倍首相、歓迎式典で儀仗兵を閲兵
中国・北京の人民大会堂前で行われた歓迎式典で、同国の李克強首相と儀仗(ぎじょう)兵を閲兵する安倍晋三首相(2018年10月26日撮影)。(c)GREG BAKER / AFP〔AFPBB News〕

 アメリカの中間選挙では共和党と民主党が熾烈な争いを展開したものの、トランプ政権の対中国政策に関しては党派間の対立点にはならず、基本的には超党派的に支持されているというのが現状だ。

 トランプ政権の対中国政策の基本姿勢は、大統領選挙期間中、大統領就任後しばらくの期間、北朝鮮ミサイル危機の緊張が高まっていた時期、そして北朝鮮危機が去って以降と二転三転している。だが、現在幅広く支持されている基本姿勢は、10月4日にペンス副大統領がヘリテージ財団(保守系シンクタンク)で行ったかなり密度の濃い演説の中で繰り返し強い言葉で示された「中国との戦略的対決」姿勢である。

明確に変針、「協調から対決へ」
 ペンス副大統領の上記演説以前にも、本年(2018年)1月にペンタゴンが公表した「国防戦略概要」において、アメリカの基本的国防戦略が「国際的テロとの戦いに打ち勝つ」ための戦略から「大国間角逐に打ち勝つ」ための戦略に移行することは明言されていた。要するに、アメリカの主たる仮想敵は国際的テロリスト集団から、軍事大国すなわち中国とロシアに転換しなければならない状況に立ち至っていることが宣言されていたのである。

 その後、米中関係は悪化の一途をたどっており、経済面においてはいわゆる米中貿易戦争といわれる状況に立ち至っている。経済関係の悪化とともに、トランプ政権による南シナ海や台湾海峡を巡ての対中軍事牽制は強硬になりつつあり、軍事的な米中対決の構図すなわち米中冷戦に突入したと考えられる状況に立ち至っている。

 ただし、米中貿易戦争はアメリカ産業界にとっては好ましい話ではない。したがって、トランプ政権としても何らかの妥協を図る可能性がないわけではない。しかしながら、米中貿易戦争が沈静化したとしても、米中冷戦は、かつての米ソ冷戦のように、どちらかが軍事的に立ちゆかなくなるまで継続する可能性が高い。なんといってもアメリカ産業界の大黒柱は、自動車や個人向け電子機器などの民生部門ではなく、軍需部門である。そしてそれらの巨大資本にとっては、相手がソ連であれ中国であれ冷戦構造の継続は決して悪い話ではないのだ。

 いずれにしても、トランプ政権が主導して米中貿易戦争、そして米中冷戦を引き起こしたわけであり、まさに米中関係は「協調から対決へ」と明確に変針した。そのような政策転換を強い言葉を持って明言したのがペンス副大統領の10月4日におけるスピーチであった。

日本は「競争から協調へ」
 トランプ政権が「協調から対決へ」という対中姿勢を再確認するのと前後してアメリカ軍もその方向に向かって対中圧力を(若干)強化した。南シナ海では以前から断続的に実施していた「公海航行自由原則維持のための作戦」(FONOP)を加速させるとともに、南シナ海と東シナ海ではB-52爆撃機を中国側に接近させる威嚇飛行を実施した。

 もっとも9月下旬に南シナ海で実施したFONOPに対しては、中国海軍側も強硬手段に訴え、あわや米海軍駆逐艦と中国海軍駆逐艦が衝突寸前という事態まで引き起こした。このような中国海軍による反撃に対抗するためペンス副大統領が対中強硬姿勢を示したのである。そして、米海軍はさらに強硬なFONOPを11月に実施するとの計画をメディアに漏らし、10月22日には、アメリカ海軍ミサイル巡洋艦アンティータムとミサイル駆逐艦カーティス・ウィルバーが台湾海峡(台湾を中国大陸から隔てている海峡)を北上した。

 当然のことながら中国政府は、米軍艦による台湾海峡航行を中国に対する軍事的脅迫行為かつ台湾問題という中国の内政問題に対する不当な干渉と非難した。それに対してアメリカ海軍は、台湾海峡の航行は公海上を航行しただけであり、何ら中国に非難されるいわれはなく、今後もアメリカ海軍艦艇は台湾海峡を航行するであろう、と応じている。

 このように米中関係は経済面のみならず軍事的にも目に見える形で悪化し、まさにトランプ政権が名実ともにスタートさせた「協調から対決へ」という米中関係が現実のものとなった。

 その矢先に、中国を訪問した安倍首相によって、日中関係を「競争から協調へ」という方針が打ち出されたのである。中国海洋戦力との最前線に立たされているアメリカ海軍関係者の間から“同盟国”日本に対する不審の念が表明されても、不思議なことではない。

日本こそが米中冷戦の「正面」
「大国間角逐に打ち勝つ」「協調から対決へ」などの標語によって突入した米中冷戦は、純軍事的にはかつての米ソ冷戦と違って、地上戦力ではなく海洋戦力が主たる対抗戦力となる(もちろん、全ての現代戦はサイバー戦力と宇宙戦力が大きな役割を担っており、海洋戦力も陸上戦力もそれらが弱体では機能しない)。

 そのため、南シナ海や東シナ海で接近阻止態勢を固めアメリカ軍を待ち構えている中国軍と対峙するアメリカ軍の海上戦力や航空戦力、それに長射程ミサイル戦力などの海洋戦力にとって、前進拠点を提供してくれる日本やフィリピンなど同盟国の存在は極めて重要である。

 米ソ冷戦の時期においても、日本の航空基地や海軍基地は米軍にとって重要な拠点であった。しかしながら、米中冷戦におけるその重要性は、かつての米ソ冷戦の時期の比ではない。なぜならば、米ソ冷戦での「正面」は、あくまでもヨーロッパの地上戦域であり、日本周辺の西太平洋海域は、ソ連の「背面」を牽制するための存在という位置付けだったからだ(もちろん、「背面」や「側面」が重要でないというわけではなく、「正面」のほうがより重要である、という意味である)。

 ところが、米中冷戦においては、まさに日本周辺海域こそが「正面」の一角となる。アメリカ軍は日米同盟をフルに活用して、日本に存在する航空施設、港湾施設を軍用機や軍艦の出撃・補給拠点として使用するのである。

 それだけではない、中国沿岸海域や空域に接近を企てる米軍艦艇や航空機を撃破するための強力な接近阻止態勢を固めている中国軍に対して、アメリカ軍は海洋戦力に加えて地上部隊による長射程ミサイル攻撃を併用せざるを得ない状況に立ち至っている。すなわち、中国領域や中国軍機それに中国軍艦を攻撃するための対地攻撃長距離巡航ミサイル、弾道ミサイル、地対空ミサイル、地対艦ミサイルなどを日本列島上やフィリピン諸島上に展開させて、中国を威圧する態勢を固める必要に迫られているのだ。

 このように米中冷戦の開幕に伴い、日米同盟はアメリカ軍にとっても実質的に必要不可欠な軍事同盟となった。その流れの中で、これまでアメリカの軍事力にすがってきた日本が日中関係を「競争から協調へ」と転換しようというのである。安倍政権にはさぞかしアメリカ側には思いつかないような深慮遠謀があるに違いない。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54605


 


 

2018年11月8日 加藤 出 :東短リサーチ代表取締役社長
ドイツ人の「外国観」激変、中国に失望し米国には不安

今回の「日独フォーラム」は、このドイツ連邦議会議事堂の会議室で開催された Photo by Izuru Kato
 10月にドイツのベルリンで開催された「第27回日独フォーラム」に参加した。両国の政治家、財界人、ジャーナリストらがベルリンと東京に毎年交互に集まり、政治、経済、文化などを議論して政策提言を行うカンファレンスである。

 セッションの中で今回第一に興味深かったのは、多くのドイツ側参加者の中国への見方が以前と大幅に変化した点である。5年ほど前の彼らは、中国の政治体制の先行きに驚くほど楽観的だった。

 経済発展とともに、中国は自由主義、民主主義の価値観を共有するはず、という声が当時は多かった。中国におけるドイツ企業のビジネスが極めて順調に拡大していたこともそういった楽観論の背景にあったように思われる。

 ところが今回は、「習近平体制の中国は全く異なる方向へ進んでしまった」と、強い失望を表す人がドイツ側で大幅に増えていた。ドイツの財界も、中国マネーはドイツの優良中堅企業を買収して技術を取得しているのに、ドイツ企業が中国企業を買おうとすると中国政府にストップをかけられる、と強いいら立ちを表していた。

 興味深かった第二の点は、国際政治全般に対するドイツ人の強い不安である。ある識者は次のように述べていた。

「われわれは20世紀に2度、間違った方についてしまった。しかし、ベルリンの壁崩壊以降は正しい側にいると信じてきた。ところが状況は大きく変わった。ヘルムート・コール元首相はかつて『周辺は全て友好国になった』と語ったが、ロシアは2014年にクリミア半島を軍事力で併合した。中国は(前述のように)私たちが期待したラインから全く離れた。中東や中欧にも非民主的な動きがある」

「ドナルド・トランプ米大統領は欧州でドイツを最も攻撃しており、ドイツ人の動揺を加速させている。世界の皆がわれわれの信じる価値観を共有するという仮説は楽観的過ぎた。外交において現実主義になるべきだ」

 そういえば今年8月、ハイコ・マース独外相はエマニュエル・マクロン仏大統領と呼応しつつ、「ヨーロッパの自立」を強く主張していた。また、米政権の対イラク金融制裁に対抗できなかった教訓から、マース氏は“ドル本位制”を弱めるための欧州独自の国際資金決済システムが必要だと言及した(「フォーリン・アフェアーズ・リポート」2018年10月号)。

 ドイツ人がそこまで言うようになったのは、上記のような国際政治に対する急速な考え方の変化が影響しているように思われる。

 フォーラムではドイツ側から「米露中がこうなると、ドイツと日本の協力は一層重要だ」との声が多く聞かれた。ただし、ある参加者は「安倍(晋三)首相はトランプ大統領とゴルフに行っている場合なのか」と、批判気味に語っていた。それを許容している日本国民の“バランス感覚”は、ドイツ人には理解できないようだった。

 三つ目の興味深かった点は、SNSがドイツの政党政治の脅威になっているという問題意識だ。

 アンゲラ・メルケル首相率いる与党は地方選挙で惨敗が続く。ヘッセン州での大敗後、彼女は党首を辞任する意向を表明するなど、政権は衝撃に見舞われている。SNS上のフェイクニュースによるポピュリズム(大衆迎合主義)的な激しい攻撃が、与党の人気低下に拍車を掛けているという。

 それは単に既成大政党にとっての問題ではなく、民主主義の危機ではないかとの声が多数聞かれた。

(東短リサーチ代表取締役社長 加藤 出)
https://diamond.jp/articles/-/184418  

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コメント
1. 2018年11月08日 19:38:23 : ZzavsvoOaU : Pa801KbHuOM[122] 報告
米中経済に「鉄のカーテン」 元財務長官の警告
両国関係に楽観的だったポールソン氏は今、中国の振る舞いと米国の誤算を憂慮している
ポールソン元米財務長官と中国の習近平国家主席(2016年4月、北京)

By Greg Ip
2018 年 11 月 8 日 15:51 JST

――筆者のグレッグ・イップはWSJ経済担当チーフコメンテーター

***

 ヘンリー・ポールソン氏はゴールドマン・サックス・グループ時代にも、米財務長官としても、政界の長老としても、米国の対中関与政策を強力に支持し、実現させてきた。その点で彼をしのぐ人はほとんどいない。

 そのポールソン氏が、対中関与は失敗しつつあり、米中間に間もなく「経済的な鉄のカーテン」が下ろされるかもしれないとの結論に達したということは、2大経済大国の関係が非常に危険な状態にあることを示している。

 ポールソン氏は7日、シンガポールで講演し、中国の振る舞いが米国内で仲間を失う結果を招き、米国民を反中で結束させたと訴えた。米国を厳しく批判することはなかったが、米国は中国にも同盟国にも非現実的な期待をかけているとの見解を示した。米中のいずれも方針転換しなければ「米中関係に長い冬が訪れ」「とてつもなく大きなシステミックリスク」が生じると述べた。

 ポールソン氏は財務長官として2008年の金融危機に対応したことで知られるが、米中経済関係でも同じくらい重要な役割を果たしたと言える。ポールソン氏が最初に中国を訪問したのは1990年代初めだ。ゴールドマンとして投資銀行事業に乗り出すためで、やがて中国の主要国有企業数社の再建と株式上場を支援した。2006年にはジョージ・W・ブッシュ政権の財務長官に就任し、米中高官が2国間関係に対処するための経済戦略対話を開始した。

中国を容赦なく批判

 この間、ポールソン氏は中国の指導者らと関係を築いた。習近平国家主席の補佐役である副主席を務める王岐山氏とは今も友人関係にある。

 にもかかわらずポールソン氏は中国の現在の方向性を容赦なく批判した。世界貿易機関(WTO)加盟から17年がたった今も、中国は合弁会社に関する規制や所有制限、技術標準、補助金、認可手続き、外資による競争を阻止する規則を利用し、「あまりにも多くの分野で海外との競争に門戸を閉ざしている」と指摘した。「こうした現状はとても受け入れられない」。

 中国で改革熱がピークを迎えたのは当時の江沢民国家主席の下でWTOに加盟した直後のことだ。後任の胡錦涛主席時代になると熱気は冷めていった。2013年に習氏が国家主席に就任した時、市場と民間企業が中国の発展をけん引するとの習氏の言葉をポールソン氏は信じたが、実際にはそうはなっていない。ポールソン氏は共産党が支配力を強めているせいだと考えている。

 「江沢民氏は党は大きなテントだと言った」。ポールソン氏は先週、インタビューにこう語った。「彼の考え方は、財界のリーダーや学者などの『エリートを党に引き入れる』というものだった。習近平氏は党そのものをエリートと見なしており、官僚機構ではなく党が統治機構なのだろう」

 シンガポールで開かれたブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラムでの講演では、共産党内での権力集中と依然として続く外国企業への差別によって、米国の指導者は政治的立場の違いを超え、中国は「米国の犠牲によって」台頭した戦略的ライバルとの見方で一致していると指摘した。ハイテク製品の貿易で国家安全保障上の懸念が刺激され、その結果、地政学的な競争関係は緩和するどころか激しくなっていると語った。

孤立するのは米国

 ポールソン氏によると、その一方で中国は、財界など米国きっての中国応援団を遠ざけてしまった。「中国との対立を支持する人の中に、中国を最もよく知り、中国で働き、中国でビジネスをして、中国で金を稼ぎ、中国との生産的な関係を支持してきた人たちが含まれているとはどういうわけか」。確かに明日の競争力より今日の利益を優先する「ファウスト的な契約」を受け入れた人たちもいるが、「彼らがそうした状況に満足しているということにはならない」とポールソン氏は言う。

 ドナルド・トランプ大統領は対中強硬派に囲まれている。彼らにとって、ポールソン氏が自分たちの不満に同調することは間違いなく皮肉だろう。ポールソン氏が支持した関与政策のせいで中国が経済的、戦略的な罪を犯したというのが対中強硬派の考えだからだ。

 それでもポールソン氏は、ゴールドマン時代に部下だったスティーブン・ムニューシン財務長官らトランプ政権幹部と中国政府関係者との橋渡し役を務めている。シンガポールでの講演でポールソン氏は中国や、中国の差別的な行動を変えることができなかったWTOへのトランプ氏の強硬姿勢を支持した。しかし米中両国は切り離す(デカップル)必要があるという、対中強硬派の中で広がりつつある考えは単純で非常に危険だと指摘した。

 「米国と中国はそもそもカップルではない」とポールソン氏は言う。「プレーヤーは2国だけではない。アジア各国をはじめとした他のプレーヤーが追従するのを嫌がったらどうするのか」

 特にアジアでは、中国のように急成長を遂げる経済大国との関係を絶つ国はないとポールソン氏は指摘する。「地理的な位置関係、経済的な重要性、日々直面する戦略的現実」がその理由だという。

 言い換えれば、多くの国は選択を迫られれば中国を選び、米国は孤立する、というのがポールソン氏の主張だ。

中国の政治システムに口出しするな

 米政府関係者は中国とのイデオロギーの違いを米国の存亡にかかわる脅威とか、協力を阻害するものと受け止めるべきではないとポールソン氏は言う。米中ともに、環境・経済・戦略に関わる国際的な問題に取り組むにはまともに機能する世界的な組織とルールが必要だ。

 「対中関与政策に取り組んだわれわれの中に、中国がジェファソン流の民主主義国家になるとか欧米のリベラルな国際秩序を支持するようになると考える人間がいた、という修正主義的な錯覚がある」。ポールソン氏はインタビューでこう語った。「われわれはそのようなことを考えたことは一度もない。共産党が重要かつ主要な役割を果たすことは最初から承知していた」

 問題は、中国が政治的に自由化しないかぎり衝突は避けられないとの見方が米国内にあることだという。「米国が中国の政治システムに口を出せば行き詰まる。中国の政治システムを変えるのはわれわれではないからだ」

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下院奪還した民主党、トランプ氏の保護主義的アジェンダに協力も
Jenny Leonard
2018年11月8日 15:07 JST
対中貿易、新NAFTA、対EU日本、関税でこう動く−識者の見方
民主党は大統領の対中貿易アジェンダを支持するとアナリスト
トランプ米大統領は中間選挙の結果に勇気付けられて保護主義強化を目指す可能性があり、自らの貿易アジェンダに関して民主党の手助けを受ける可能性さえある。貿易は大統領と民主が協調し得る数少ない分野であり、新たな交渉相手とみられるペロシ民主党下院院内総務と取引をするトランプ氏の意欲が試される。

  以下の4つの貿易問題でホワイトハウスと下院の立場をみていく。

対中貿易戦争
  トランプ氏が大統領選に出馬するまでは、中国への強硬姿勢は歴史的に見て民主党の政策課題だった。このためアナリストは、全ての課題でわだかまりを捨てて互いと向き合うことはないとしても、共和党大統領と民主党が協調する機会はあるとみている。

  外交問題評議会(CFR)のエドワード・オールデン上級研究員は、中国に対して「トランプ大統領の方が民主党よりも強硬」であり、民主党は一段と厳しい対中姿勢を取るよう「熱烈なチアリーダーとなっていた」と指摘。「関税の掛け合いが米経済に深刻な打撃を与え始めていると明らかにならない限り」、民主党はトランプ大統領の対中政策を概して支持するだろうと述べた。

  民主党がより強硬な姿勢を求める可能性があるもう1つの分野は為替だ。トランプ氏は大統領選のさなか、中国を為替操作国に認定すると公約したが、就任後に公表された4つの為替報告書はいずれも中国の為替操作国認定を見送った。

  米製造業同盟(AAM)のスコット・ポール会長は、「為替に関して一段と圧力が高まったとしても不思議ではない」としたものの、トランプ大統領が署名する可能性がある為替法案が上下両院で可決に十分な支持を得る可能性は低いと説明した。

新NAFTA
  来年の議会アジェンダのトップは、9月末に合意した新北米自由貿易協定(NAFTA)の採決だ。米・カナダ・メキシコ3カ国の首脳は11月30日−12月1日にブエノスアイレスで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて新協定に署名する予定。

  CFRのオールデン氏は、民主党が特許や労働者の権利、環境保護に関する一部条項に疑念を示す可能性が高いものの、新協定の廃案は望まないと分析。大統領はNAFTA離脱を通告し、正式離脱が可能になる6カ月という期限を区切って新協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を通過させるよう議会に圧力をかけることが可能だと説明した。

  同氏はまた、「USMCAを議会通過させられない場合、トランプ大統領がNAFTAから離脱するのは疑いない」と述べた。

  民主党は自分たちの票を使ってトランプ大統領の貿易合意に影響を及ぼすことが可能になるほか、大統領が以前から約束し、民主党の優先事項にも合致するインフラ計画を推進する可能性がある。

対EU・日本
  トランプ政権は来年の早い時期に日本および欧州連合(EU)と貿易交渉を開始する。民主党が下院の過半数議席を獲得したことから、こうした交渉では自動車と農業に重点が置かれると予想される。

  交渉を巡ってはトランプ大統領と民主党に大きな立場の違いは生じない見込みだ。両者ともこれら分野に重きを置くことを望んでおり、また民主党は他の交渉ほど労働・環境問題で懸念していないためだ。

米輸入関税
  トランプ大統領は国家安全保障上の見地から、外国製自動車と同部品に関税を課すと警告している。米国の安全保障が脅かされるかどうかに関する商務省の調査リポートは2月までに発表される。今年、トランプ大統領が一方的に関税を課す権限を制限しようとした議員らの取り組みはいずれも失敗した。

  CFRのオールデン氏は、法案へのトランプ大統領の拒否権を覆すには3分の2以上の議員の賛同を得る必要があるため、民主党が下院を支配しても状況が変わる「可能性は極めて低い」とみられると述べた。

  AAMのポール会長は、自動車関税に関して「非常に積極的な行動」が起これば「議会のダイナミズムを若干変革し得るだろう」と指摘。「民主党には目指さなければならない多くのアジェンダがあるため、トランプ政権の貿易アジェンダをひっくり返すことは最優先課題ではない。大統領と見解が一致していればなおさらそうだ」と述べた。

  米国家経済会議(NEC)委員長を務めたゲーリー・コーン氏は7日、民主党が議席を増やしたからといって、米中間の貿易摩擦が迅速に解決するとは考えていないと語った。
  
原題:How Democrats Could Help or Hurt Trump’s Next Trade Policy Moves(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-08/PHUY756TTDS001

 

 
トップニュース2018年11月8日 / 16:18 / 2時間前更新
アングル:米外交政策、民主の下院奪還でどう変わるか
Patricia Zengerle
4 分で読む

[ワシントン 7日 ロイター] - 6日の米中間選挙で下院を奪還した民主党は、これまでトランプ大統領の外交政策に対して共和党が取ってきた不干渉的なアプローチを大きく転換し、ロシアやサウジアラビア、北朝鮮に対してより強硬な対応を求めるだろう。

下院外交委員会を率いることになるエリオット・エンゲル民主党議員は、イラクやシリアなどにおける軍事力行使に対しても、議会の承認を求める可能性を示した。一方、中国やイランといった重大な問題に関しては、現状打破する手段が、ほとんどないことを認めた。

民主党は多数派として、下院でどの法案を審議するかを決めたり、財政政策や政策立案において大きな役割を担うことになる。

「政権が出してきたものだからという理由で反対すべきだとは思わないが、政策を見直し、監督する義務がわれわれにはある」と、エンゲル議員はロイターとの電話インタビューで語った。

法案通過には共和党が支配を続ける上院との協力が不可欠だが、民主党は、外交や軍事、情報に関する委員会を下院で率いるため、公聴会を開催して、必要とあれば証人を召喚する権限などにより、最大の影響力を発揮することになる。


以下に、民主党の下院奪還によって、米国の外交政策がどのように変わる可能性があるのか見ていこう。

●民主党はロシアをどう見ているか

民主党議員たちは、トランプ大統領とロシアとのビジネス上のつながりや利害衝突の可能性を巡る調査など、ロシア関連の調査を行う計画だ。

政策的な観点から言えば、民主党率いる下院は、米選挙への干渉やウクライナへの軍事侵攻のような行動、シリア内戦への関与を理由にロシアに対する懲罰を求めるだろう。

下院は追加制裁を求め、その中にはロシア債を標的にした措置も含まれる可能性がある。また、昨年8月にトランプ大統領が渋々署名したロシア制裁強化法案に含まれるすべての制裁を実行に移すよう大統領に圧力をかけようとするだろう。

米議会議員たちはまた、昨夏の米ロ首脳会談に関する情報を得るため、必要とあれば調査権限を行使するなど強硬な手段に出ることも辞さない。ホワイトハウスは同会談の一部については公表している。

「そのようなハイレベルの首脳会談が行われて、その中味について議会が知らぬ存ぜぬというのはばかげた話だ」とエンゲル議員は言う。

2016年の米大統領選におけるロシア介入疑惑について、同議員は「まったく解決していない」と話した。

●カショギ記者死亡事件は対サウジ関係に影響するか

トルコのイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館でサウジの記者、ジャマル・カショギ氏が死亡した事件は、サウジのイエメン内戦での行動や人権問題に対する議員たちのいら立ちを募らせた。

民主党率いる下院は、サウジへの武器売却契約を阻止する法案を採決に付したり、同国への民生用原子力協力に関する議会承認を困難にしたり、イエメンでの作戦における米航空機による空中給油や他の支援を阻止する措置を検討したりする可能性がある。

エンゲル議員は、中東においてサウジがイランの影響力に対する「重し」だと認める一方で、米国政府はサウジに対してもっと要求するべきだと主張する。「サウジがわれわれの支援を必要とするなら、われわれが懸念する問題の一部に取り組まなければならない」

●民主党は北朝鮮との和平を望まないのか

ZTE Corp
19.4
000063.SZSHENZHEN STOCK EXCHANGE
-0.19(-0.97%)
000063.SZ
民主党は、トランプ大統領とポンペオ国務長官がそれぞれ北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した際の情報をさらに入手する構えだ。トランプ大統領が「素晴らしいディール」を欲するあまり、金委員長に譲歩し過ぎることを懸念している。

エンゲル議員は、北朝鮮との対話の状況を確認するため、政府当局者を召喚する計画だが、民主党は外交や非核化の努力を邪魔していると見られないようぎりぎりのラインを探るだろう。

「北朝鮮と何かしらの対話を行うのは良いことだが、大きな変化が生まれるとわれわれは勘違いしてはいけない」とエンゲル議員は語った。

●民主党は対中政策を変えるか

民主党の下院支配によって、対中政策に大きな変化は起きないとみられる。民主党は公聴会を増やしたり、状況を説明する機会を一段と求めたりするだろうが、中国に対する批判はこれまでのところ超党派によるものであり、対中政策は変わらないとみられる。

下院情報委員会の委員長を務めることになるアダム・シフ氏のような著名な民主党議員は、共和党議員と共に、中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)(000063.SZ)や華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の技術や機器を禁止する国防権限法を成立させるなど、対中強硬姿勢を打ち出している。

しかしエンゲル議員らは、パートナーとしての中国の必要性、とりわけ北朝鮮問題において同国の重要性を認識している。「攻撃し過ぎないよう気をつけなければならない」とエンゲル議員は語った。

●トランプ氏の通商政策に反対するか

共和党と同様、民主党内でもトランプ大統領の対中貿易戦争を巡っては意見が分かれている。一部の民主党議員は、自由貿易は雇用を生み出すと考えているが、鉄鋼業や製造業といった産業の労働者を守るため関税を支持する民主党議員もいる。

大統領は通商政策において相当な権限を有しているが、民主党はトランプ氏の行動に対する説明責任の強化を求めている。その中には、農業や製造業が集中する州、特に中西部に影響を及ぼしている中国への急激な関税引き上げも含まれている。

通商問題でたとえトランプ大統領を糾弾しなくても、民主党はいかなる貿易協定も労働基準や環境基準を確実に設けることを大統領に求めるだろう。

●米国をイラン核合意に復帰させるか

民主党は、自党のオバマ前政権が2015年にイランと合意した国際的な核合意からトランプ大統領が離脱したことに激怒した。だが、共和党がホワイトハウスを支配している限り、その方針を転換させるためにできることはほとんどない。

議員たちはイランに対して友好的過ぎると思われることを警戒している。とりわけ、イスラエルがイランに対して敵対的な姿勢を示しているからだ。イスラエルのネタニヤフ首相が米共和党議員との関係を深める一方、イスラエルとの強い関係は、共和、民主両党にとって最優先事項であることに変わりはない。

エンゲル議員はイラン核合意に反対した民主党議員の1人だが、トランプ大統領はイラン核合意や他の問題において欧州連合(EU)加盟国など重要な同盟諸国と協力すべきだと指摘する。「われわれがなすべきことは、これまで築き上げてきた同盟関係の修復を試みることだ」

(翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)
https://jp.reuters.com/article/us-diplomacy-idJPKCN1ND0RK

 


オピニオン】トランプ政権バージョン2.0の始まり
中間選挙後の記者会見に臨むトランプ大統領(7日)
By Daniel Henninger
2018 年 11 月 8 日 14:02 JST

――筆者のダニエル・ヘニンガーはWSJ論説室の副委員長

***

 次の米大統領選挙に向けた戦いは中間選挙の翌日に始まった。2020年11月の次期大統領選までわずか103週ほどとなった今、大きな注目点はドナルド・トランプ氏が16年の勝利の戦略に復帰するのか、それとも6日の中間選挙の結果を受けて修正に動くのかということだ。選挙結果は、トランプ政権バージョン2.0が必要なことを示唆している。

 ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州などの中の、地方のさびれた工業地帯で忘れ去られていたブルーカラー労働者の票を掘り起こし、トランプ氏がヒラリー・クリントン候補に勝利したというのは、今や米国の選挙伝説の一部となっている。これは、トランプ流ポピュリズム(大衆迎合主義)の基本となった。

 こうした支持層を上乗せしたことで、トランプ氏は全国レベルの人気投票での劣勢分を埋め合わせ、選挙人団の獲得数でぎりぎりの勝利を収めた。これは米国独特のシステムであり、大統領選出の過程において全50州の関与を維持するという点で、良いシステムだ。しかし、トランプ氏は、再び前回と同様の難事業を成し遂げることができるのだろうか。

 6日の中間選挙では、今やトランプ・ステートとして有名なこれら3つの州は明確に民主党支持に動いた。ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー氏、ミシガン州のリック・スナイダー氏という2人の改革派知事は、民主党候補に敗れた。

 中西部北域での興味深い例外ケースとなったのは、オハイオ州の知事選だった。共和党のマイク・デウィン氏がエリザベス・ウォーレン上院議員と主張がそっくりのリチャード・コードレー氏を破った。同州のコロンバス、シンシナティーを囲む郊外地区の有権者は、周辺地域の傾向に反して、デウィン氏への明確な支持を示した。しかし、非常に控えめなデウィン氏をトランプ氏と取り違える人はいないだろう。

絶対に落とせない2州

 共和党が選挙人団を確保する上で、絶対に落とせない2つの州とされているフロリダ州とテキサス州の選挙結果もまた、問題含みだ。

 トランプ氏は2016年に1.2ポイント差でフロリダを制した。6日の同州知事選でタラハシー市長である左派のアンドリュー・ギラム氏が勝利していたら、トランプ氏にとって悪夢になるはずだった。ギラム氏が民主党の大統領候補として即座に全米の話題に上っていただろうからだ。

 トランプ氏はそれを回避した。同氏が推したロン・デサンティス氏がギラム氏に勝利したからだ。これは、トランプ氏の功績だ。だが、その差はごくわずかで、最終で0.6%だった。しかもそれは、ニューヨーク市の左派のスーパーヒロインである新下院議員のアレクサンドリア・オカシオコルテス氏、またはバーニー・サンダース上院議員と事実上同じような政治思想を持つギラム氏のような候補と争った結果だった。ギラム氏の驚異的なパフォーマンスは、少なくともフロリダが戦いの場になるであろうことをうかがわせる。

 人気の高いフロリダ州知事のリック・スコット氏が上院選で民主党現職のビル・ネルソン氏に勝利したとみられることは、同州の共和党員にとって慰めになっているようだ。だが、スコット氏はヒスパニック票の取り込みに注力していたほか、移民に対するトランプ氏の終盤の言動との関わりを避けた。

 トランプ氏は7日の記者会見で、フロリダ州の選挙区から再選を目指したカルロス・クルベロ下院議員など数人をあえて名指しし、「私のエンブレイス(抱擁、つまり全面的支持)を欲しがらず」に敗北した共和党候補だと述べた。映画「ゴッドファーザー」のヴィトー・コルレオーネのような抱擁はさておき、民主党がフロリダ州第26区のクルベロ氏の議席を奪ったという事実は残る。この選挙区は人口の70%近くがヒスパニックで、前回の大統領選ではクリントン氏が16ポイント差で勝利している。

 6日になるまでは、大統領選で38人の選挙人を抱えるテキサス州が、2020年に民主党が善戦し得ると考えている人は一人もいなかった。上院選で現職のテッド・クルーズ氏が僅差でベト・オルーク氏に勝利した理由が、クルーズ氏の不人気によって説明できると主張する向きもある。だが、驚異的な投票率の高さと反トランプ感情による確実な後押しを受け、オルーク氏は同州で最も人口の多い2都市(ダラスとヒューストン)でクルーズ氏の得票を上回った。

 民主党はまた、テキサス州の注目選挙区で下院議員の2議席を奪った。ヒューストン選挙区のジョン・カルバーソン議員と、ダラス選挙区のピート・セッションズ議員の議席だ。後者の敗北はいくらか衝撃的だった。民主党はオルーク氏当選を目指し、投票率を上げようと州外から何百万ドルもの資金をつぎ込んだが、2020年にも同じようなことが行われるだろう。

トランプ氏が再選を果たす道

 過去2年間に浴びせられた大きな政治的中傷の一つは、「トランプ支持派」が主として移民排斥主義者、さらには「人種差別主義者」、あるいは白人男性、または、あたかも猛犬に攻撃されるクマのようにトランプ大統領が攻勢を受けた記者会見で、米公共テレビ(PBS)のホワイトハウス担当記者が「白人至上主義者」と呼んだ人々によって構成されているというものだった。これは2016年の大統領選でトランプ氏に投票した全6300万人を言い表すものだとされている。

 実際には、2016年の大統領選でトランプ氏の「支持基盤」となった人々には多くの伝統的で郊外居住の共和党支持者が含まれていた。トランプ氏を支持して投票した人もいれば、ヒラリー・クリントン候補に反対するために、また最高裁で保守派判事が過半数になることを望んでトランプ氏に投票した人もいた。

 トランプ大統領は任期中、経済分野や司法分野でそうした有権者たちが望む政策を行ってきた。しかし、6日の中間選挙の出口調査や郊外の選挙区での選挙結果は、有権者の多くが求める大統領としての人格を示してこなかったことを示唆するものとなった。

 理論上、トランプ氏が再選を果たすための最も複雑でない道は明快だ。米国の有権者に向けた民主党の主張が「トランプ嫌い」で始まり、そして終わることから、トランプ氏は民主党の投票率や資金集めの推進力とならないようにすることで民主党のエネルギーを削ぐことができるかもしれない。つまり、トランプ氏自身が目立たぬようにすればいい。ということはつまり、そうはならないということだ。

 2017年夏以降、トランプ大統領に対する不支持率はほぼ一貫して55%の水準にある。トランプ氏は広がっていない2016年の支持基盤にとどまり、高水準の不支持率を乗り越えて2期目を迎えることもおそらく可能だろう。ただその場合、1972年、1984年、1988年の大統領選で民主党がしたように、支持基盤内の対立から選挙に敗北するような左派・自由主義の候補を再び指名する事態とならない限り、大統領選で選挙人の過半数を獲得するのは困難である。いつものことだが、トランプ氏にとっては幸運の女神が引き続き最大の支援者である。

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2018年11月8日 Janet Hook
米中間選挙は民主が下院奪還、ねじれ議会に
両党にとって失望と歓喜が入り交じる結果に
トランプ大統領
Photo:Reuters
 ドナルド・トランプ米大統領の今後の政権運営に大きな影響を与える中間選挙が6日投開票され、下院は民主党が過半数議席を奪還した。一方、上院では共和党が過半数を維持した。連邦議会は「ねじれ」状態となる。

 異例の注目度となった今回の中間選挙では、トランプ大統領に初の審判を下すべく、多くの有権者が投票所に押し寄せた。

 知事選では、注目された複数の州で民主党候補が勝利。カンザス州でトランプ氏が支持するクリス・コバック候補が敗れたほか、イリノイ州、ミシガン州、ミネソタ州でも共和党が敗れた。一方、フロリダ州では同州初の黒人知事を目指した民主党候補のアンドリュー・ギラム氏が敗れ、共和党のロン・デサンティス候補が勝利した。

 今回の結果は有権者の分断をあらためて示した。トランプ大統領に対する評価をはじめ、ヘルスケアと移民問題など米国が直面する主要な問題の全てで意見の対立がみられた。

トランプ大統領の存在感

 選挙戦終盤、トランプ氏は大きな存在感を示した。全米各地を遊説して回り、この中間選挙は自身への信任投票だと呼びかけた。

 有権者はそのメッセージを受け止めたようだ。「APボートキャスト(AP VoteCast)」の調査では、有権者の64%はトランプ氏が投票の判断材料の1つだと回答。同氏への反対表明のために投票すると答えた人は支持表明のためと答えた人を上回った。

 APボートキャストは、すでに投票を済ませた、またはこれから投票するとしている約9万人を対象に、投票日前および当日に実施される世論調査だ。

 開票結果が伝わった6日夜、トランプ氏はこうツイートした。「今夜は大成功だ。皆に感謝したい」

 選挙の結果は両党にとって失望と歓喜が入り交じるものとなり、同時に、変化のさなかにある両党の姿を浮かび上がらせた。トランプ氏の政党と化しつつある共和党は、地方の有権者と白人男性から大きな支持を集めた。一方、民主党は若者や都市郊外の住民、有色人種、女性から支持された。

「波」ではなく局所的な「竜巻」

 下院奪還に民主党が必要としたのは23議席の純増だった。民主党は下院の過半数を占めることで、大統領へのチェック機能を果たすほか、各捜査などで政権運営を揺さぶり、減税や規制緩和、移民制限などトランプ氏の政策課題を阻止する力を手にする。

 今回の選挙は結果的に、民主党が期待していたような全米を席巻する「波」とまでは行かず、共和党を特定の場所で混乱の渦に巻き込む「竜巻」の様相を帯びた。

 調査では、民主党の議席獲得の原動力の1つに男女差があることが示された。女性は民主党支持が18ポイント差で共和党支持を大きく上回ったが(56%対38%)、男性は共和党支持が民主党支持を若干上回ったに過ぎない(49%対46%)。

 また、民主党は若者の支持が目立ち、18歳〜29歳の有権者の61%に支持された。30〜44歳、45〜64歳の層でも民主党が優位で、有権者全体の4分の3近くを占める層で支持されている。これに対し、共和党支持が上回ったのは65歳以上のみ。それも49%対48%のわずか1ポイント差だった。

 上院で共和党が過半数を維持できた主な要因の1つについても、調査で明確になった。改選議席を争う州の大半が、モンタナやノースダコタのような地方の州であるからだ。調査によると、地方の有権者の56%が共和党に投票し、民主党支持は39%であることが分かっている。
https://diamond.jp/articles/-/184789


 
コラム2018年11月8日 / 15:25 / 3時間前更新
コラム:米中間選挙、民主期待の「青い波」が起きなかった訳
Lincoln Mitchell
2 分で読む

[7日 ロイター] - 2018年の米中間選挙は、下院選の投票者数が過去最高の推計1億1400万人に上るなど記録ずくめで、世界各地から大統領選並みの注目を集めた。

今後のトランプ大統領の政権運営を大きく左右する重大なイベントで、投票日間際にもトランプ氏の政敵に爆発物が送りつけられたり、ピッツバーグのユダヤ人教会堂で発砲事件が起きるなど波乱が続いた。

しかし結局のところは野党・民主党が下院の過半数を奪回するというありきたりな結果に終わり、多くの民主党支持者が期待した「ブルーウェーブ(青い波)」は起きなかった。


民主党は下院の議席を改選前から30議席ほど増やし、上院で失った議席はわずかだったが、最近の中間選挙に照らして「大勝」とは言えない。原因は米国の景気にあった。青い波は好調な米経済という陸地にぶつかり、砕け散った。

20年から30年前に政治学の講義を受けていて、2016年の大統領選は共和党候補が勝ち、景気は極めて好調とだけ聞かされた人は、ほぼ実際通りの投票結果を予想しただろう。注目度が低く、対立を煽るような言い回しをする人物が大統領に就いていないこれまでの中間選挙は同じ結果だった。中間選挙が平凡な結果となったとことで、あらゆる尺度から流動化が読み取れても、投票の行動と結果にそれが表れないという、米国政治の矛盾が露わになった形だ。

共和党が伝統的な保守政党からポピュリズム政党へと脱皮しつつある一方、民主党は都市周辺地域で新たな支持を見出している。米国の民主主義の規範を次々と打ち壊し、3年以上にもわたりその立ち振る舞いがメディアを席巻してきた大統領は、ほとんどすべての大統領と同様に、選挙のときに自分の政党の命運を決めるのは、重要ではあるがかなり世俗的な問題、つまり米国の景気だと理解した。

ほぼすべてに当てはまるわけではないとしても、米国民の多くが依然、党派性に投票が左右さていることも明らかになった。投票先が揺れ動くオハイオ州コロンバス周辺では選挙戦終盤に多くの共和党有権者が、オハイオ州のアメフトチームを応援するの同じような調子で「自分は共和党員だから」と投票理由を説明するのを聞いた。こうした党派性の根深さ故、波が来るチャンスは小さく、選挙はいつでも接戦となる。

今回の中間選挙の結果は、民主・共和両党とも有権者の判断を動かし得るが、激しい動揺が起きたようにみえても米国民の政治に対する基本的な態度は─少なくともその一部は─変わっていないということを浮き彫りにした。

*筆者はロイターのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
https://jp.reuters.com/article/us-democrats-election-column-idJPKCN1ND0KL?il=0


 

レームダック」米議会、国境の壁ますます難関に
記者会見に臨んだ下院民主党のナンシー・ペロシ院内総務(6日)

By Kristina Peterson and Richard Rubin
2018 年 11 月 8 日 03:49 JST

 【ワシントン】米議会は来週の再開早々、移民問題を巡り行き詰まっているドナルド・トランプ大統領との交渉に直面する。それは12月に政府機関の一部閉鎖を引き起こす恐れもあるが、中間選挙で勢力を拡大した民主党は以前にも増して妥協する姿勢を見せなくなりそうだ。

 レームダック議会の行方は予測しにくいが、議員は今後2カ月のうちに、一つの確実な期限に突き当たる。それは、国土安全保障省を含む一部省庁の予算が12月8日午前12時01分に失効することだ。

 議会は今年に入り、政府機関の資金を絶やさないよう一連の予算案を成立させた半面、移民問題の審議は中間選挙後に先送りしてきた。共和党指導部がメキシコ国境の壁を建設する資金を巡る対立を回避しようとしたためだ。

 トランプ氏は壁の建設へ向けた追加資金の拠出を議会が承認しない場合、政府機関の閉鎖も辞さない構えを示していた。中米で約4000人の「キャラバン」と呼ばれる大量の移民が米国を目指して国境に近づく中、トランプ氏は一段と厳しい移民法を求める姿勢を強めている。メキシコ国境へは数千人規模の米兵が派遣された。

 共和党が上下両院で過半数議席を占めていたにもかかわらず、議会は移民問題を巡って今年1月まで膠着(こうちゃく)状態に陥った。ホワイトハウスに法案を送るためには、両院が同一の予算案を通過させなければならない。つまり、上院の手続き上の障害を乗り越えるため、60票の賛成を取り付けるに十分な超党派的な最終法案をまとめる必要がある。

 下院の多数派を奪回した民主党は、選挙結果はトランプ氏への否認とみなしている。新議会が召集されるまでのあと数週間に、壁建設のための数十億ドルの追加予算要請に応じる可能性は低い。多くの民主党議員は国境の安全保障強化を支持しているが、壁の建設には反対する議員が多く、当選後もその点では譲りそうにない。わずか2カ月後には影響力を強められる見通しとなった今、交渉妥結に持ち込む動機はほとんどない。

 下院民主党のナンシー・ペロシ院内総務(カリフォルニア州)は今週のインタビューで、中間選挙で民主党が必ず影響力を強めるとの見方を示した上で、「壁についてなぜ今、われわれが妥協したりするだろうか」とし、「国境は保護しなければならない、われわれの価値観も守らねばならない。それには超党派的な方法がある」と指摘。「選挙で勝利し、われわれに強みがもたらされるだろう」と述べていた。

 米議会はここ何年かの間に多くの移民法案を採決にかけたが、両院を通過した法案はない。下院共和党は今年6月、党内派閥の意見のすりあわせを狙った法案を提出したが、あえなく否決された。

 下院トップの座を巡り長引いている闘争と相まって、予算と移民問題の攻防はますます激しくなる可能性がある。下院民主党が院内総務の候補を選定するのは11月下旬の感謝祭以降になるとみられている。このため、ペロシ氏が続投すべきかを巡る議論が数週間続きそうだ。複数の民主党候補は今年、ペロシ氏に反対票を投じている。

 一方、共和党はポール・ライアン下院議長(ウィスコンシン州)の退任を受けて来週、新リーダーを選出する見通しだが、保守派の一部が投票を遅らせようとする可能性もある。

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ワールド2018年11月8日 / 12:43 / 33分前更新
焦点:下院敗北の米共和党、さらに「トランプ流」に傾斜か
James Oliphant
4 分で読む

[ワシントン 6日 ロイター] - 6日投開票の米中間選挙で下院の過半数を失った与党共和党には、トランプ大統領の挑発的な論調や強硬なアジェンダの下で一体化する、さらに「トランプ色」の強い議員たちが残ることになる。

下院の議席を守った穏健派の同党議員からは、今回の結果は、選挙戦中盤で不法移民に対する容赦ない攻撃に集中したトランプ戦略の失敗だとの批判が出てくるかもしれない。だが、こうした声は少数派にとどまるだろう。

中間選挙では、民主党が8年ぶりに下院の過半数を奪還する一方で、上院は共和党が多数派を維持する見込みだ。来年1月から「ねじれ」議会となる。


議席を失った共和党議員の多くは、郊外選挙区の穏健派で、トランプ大統領とその過激な論調からある程度距離を置こうと努めていた。だが結局、選挙に敗れてしまった。これに伴い、縮小した共和党議員の中核となるのは、トランプ支持が圧倒的な地方区から選ばれた保守派だ。

つまりは、トランプ大統領はトランプ流のままでいるだろう、ということだ。党内の一部からは、選挙での敗北の責任を問う声も上がるだろうが、上院での優位を維持したことを考えれば、大統領に造反を企てるほど大胆になるとは考えにくい。

過去2年間、トランプ大統領は炎上覚悟のスタイルを改めようとしたり、融和的な姿勢に転じたりする兆候をほとんど示してこなかった。トランプ氏は、自分が共和党内で、文句なく最も人気のある政治家であることを自覚している。

これから、トランプ大統領はこれから自らの再選に向けた取組みを本格的に始めるわけだが、その際、熱心な支持者で構成される自らの地盤を活性化させるために、あらゆる手を尽くすことになるだろう。

これはつまり、たとえ民主党からの抵抗がいっそう強まるとしても、不法移民や保護貿易主義といった激しい議論の的となるテーマを優先する、自らの「米国第一主義」を推進していく可能性が高いということだ。また一方で、保守的な財政・社会政策、国家安全保障を特徴としていた共和党内においても、トランプ流の劇的な党改革が加速される。

例えば、米国の対メキシコ国境沿いに「壁」を築く予算を民主党は承認しないだろうと分かっていても、トランプ大統領はあいかわらずこの問題を提起し続けるだろう。実のところ、下院民主党を格好の「敵役」に仕立て上げる上でで、このテーマの政治的効果がいっそう高まるとトランプ氏が考える可能性もある。

下院の議席を守った共和党議員も、新たに多数派となった民主党と協力することには、ほとんど関心を示さないだろう。すると、連邦議会における共和党勢力は上院に集約され、政権は手詰まり状態に陥る。

「民主党主導の下院で、大統領が何らかの政策を実現したいならば、反対側に歩み寄らざるを得ない」。民主党の世論調査専門家であるシカゴのジェイソン・マクグレイス氏はそう指摘する。

「今までトランプ大統領は、そういう素振りさえ見せたことがない

が、もしこれを機に、単なる点数稼ぎではなく、統治をしたいと考えるようになるとすれば興味深いことだろう」と付け加えた。

<郊外の変化>

今回、民主党が議席を奪還した選挙区で起こった変化は、共和党にとっては長期的な打撃となり、民主党にとっては、かつてはライバルの固い地盤だった郊外地域において攻勢に転じるチャンスとなる。

こうした地域は全国平均よりも教育や所得の水準が高く、トランプ大統領に対する懐疑的な見方が広がっている。

共和党はすでに、中産階級のトランプ支持者で白人男性、キリスト教福音派といった従来の地盤を超えて勢力を広げることに苦戦している。 女性や郊外に住む住民、大卒の有権者のあいだでは支持が低迷しており、若年層やマイノリティの有権者の支持を勝ち取る力も、ほとんど示せていない。

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米国議会における勢力が縮小したことで、同党のトランプ大統領に対する忠誠がいっそう強まる流れになるとすれば、こうした傾向はほぼ確実に続くだろう。

上院では、2016年の大統領選でトランプ氏が勝利した州、例えばインディアナやノースダコタでは、民主党中道派の現職議員を破って保守派の共和党候補が議席を得たが、彼らがその勝利を大統領のおかげであると考えても不思議はない。

さらに、共和党で最も激しくトランプ大統領を批判していたボブ・コーカー、ジェフ・フレーク両上院議員は、今回の選挙で引退した。政策面はさておき、論調において大統領と食い違う場合があった共和党のポール・ライアン下院議長も同様である。

こうした条件がそろうことで、トランプ大統領は党内において2年前よりもさらに支配的な立場を得ることになる。そして、選挙戦において地方各州を重点的に回ったトランプ氏は、これらの州における上院選での勝利を、依然として自らの支持者を投票所に向かわせる力を持っている証拠として示すことができる。

<トランプ人気頼み>

年を通じて、共和党は下院で敗北する展望をはっきりと認識していた。そのため、党のやり方を変更する必要があるという警告として、今回の選挙結果を受け止める可能性は低い。

歴史的に、新大統領が就任後に迎える最初の中間選挙では、政権党がいくつかの議席を失っている。特に、大統領の働きぶりに対する全国的な評価が低い場合はなおさらだ。

オバマ前大統領の就任後に実施された2010年の中間選挙では、民主党が下院の63議席を失い、共和党に過半数を奪われるという大敗を喫したため、オバマ氏の政策目標はほぼ暗礁に乗り上げてしまった。

選挙戦終盤の数週間、トランプ大統領は中米から米国に向かって近づく移民集団(キャラバン)に対する恐怖をあおり立て、民主党が権力を握った場合の「リベラルな暴徒」の脅威を警告することで、自分の支持者を投票所に向かわせようとした。

経済政策に関する共和党のメッセージが共感を生んでいないと結論づけた複数の同党候補者や連邦議会リーダーシップ基金などの支援団体は、トランプ氏のこうした動きに乗った。この先2年、仮に経済成長が減速すれば、そもそも経済政策などアピールできない可能性もある。

今後数カ月、有意義な立法措置という点で、連邦議会にできることがほとんどないと予想される中で、次の選挙に向けて共和党候補者が主張できる成果がほとんどなくなる可能性が高い。2017年の減税法案は遠い過去の記憶となっているだろう。

トランプ人気頼みで選挙に出馬する共和党候補者が、自分自身の政治的なアイデンティティを確立することは難しいだろう。そもそも彼らはあえてそれを望まないのかもしれない。何しろ米国の大統領はたいていの場合、2期目も当選するからだ。

(翻訳:エァクレーレン)
https://jp.reuters.com/article/usa-election-republicans-trump-idJPKCN1ND0AI?il=0

 

コラム2018年11月8日 / 15:53 / 2分前更新
コラム:米中間選挙、議会勢力図に傷跡残した貿易戦争
Gina Chon
2 分で読む

[ワシントン 7日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米中間選挙は、トランプ大統領の仕掛けた貿易戦争が、議会の勢力図に傷跡を残した格好となった。

共和党候補は、好調な国内経済という追い風を受けたが、ペンシルベニア州など、トランプ氏が打ち出した輸入関税や中国などの報復関税に苦しむ選挙区では、苦戦を強いられた。

確かに、ペンシルベニア州でも、鉄鋼産業が盛んな地域では、トランプ氏の輸入関税が支持されている。だが、報復関税やコスト上昇に苦しむ農家や製造業者が多い同州第7選挙区では、民主党の下院議員候補が共和党候補を打ち負かした。

アイオワ州は、中国などが発動した米農産品に対する関税で特に打撃を受けている。同州第3選挙区では、共和党の下院候補がトランプ氏の輸入関税を批判。地元紙にも寄稿して関税の悪影響を訴えたが、結局、民主党候補に敗れた。


オクラホマ州でも、トランプ氏の輸入関税を批判した共和党下院議員候補が、民主党候補に予想外の敗北を喫した。この共和党候補は、選挙区内にあるアンハイザー・ブッシュ・メタル・コンテナ社の工場を訪れ、貿易戦争に対する懸念払拭に努めた。同工場はアルミの輸入関税を懸念しており、民主党候補は、関税発動を阻止できなった共和党候補を批判していた。

貿易戦争で打撃を受けている他の地域では、不法移民の取り締まりを掲げるトランプ氏の人気が根強い。ミズーリ州バトラー郡にあるミッド・コンチネント・ネール社の工場では500人を雇用していたが、鉄鋼輸入関税の発動後、レイオフや自然減で約200人が工場を去った。だが、同郡では2016年の大統領選でトランプ氏が圧勝しており、今回の中間選挙でも、共和党の上院候補が現職の民主党候補を破った。民主党候補はトランプ政権の貿易戦争を声高に批判していた。

単純明快な構図を描くことはできないが、一部の選挙結果は、トランプ氏の輸入関税が、身内の共和党候補の足かせとなったことを示している。多くの共和党候補は、トランプ氏の保護主義に歯止めをかけると訴えたが、実績を示すことはできなかった。今回の中間選挙は、日ごろ自由貿易を標榜してきた共和党に「原点を忘れるな」という警鐘を鳴らした選挙だったといえる。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
https://jp.reuters.com/article/collumn-us-elections-trade-war-idJPKCN1ND0P4?il=0

2. 2018年11月08日 19:48:35 : ZzavsvoOaU : Pa801KbHuOM[123] 報告
FOMCの注目点:19年の利上げペース、基調変化の兆しあるか
Steve Matthews
2018年11月8日 16:17 JST
• 引き続き堅調ながらも若干の景気減速の可能性に言及するか注目
• 金利は据え置きの見通し−12月利上げの市場予測を後押しか
米金融当局者は7、8両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、今年4回目となる来月の利上げの展望について市場の見方を補強しようとする一方、米景気拡大ペースの減速の可能性をどう表現すべきか検討することになると考えられる。
  FOMCは今週の会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを2−2.25%に据え置くことを決めると広く予想されている。米東部時間8日午後2時(日本時間9日午前4時)に公表される声明では、米経済の成長と労働市場の強さに引き続き言及し、12月利上げの市場見通しを後押しする公算が大きい。
  一方、9月の経済予測で計3回(中央値)としていた2019年の利上げ回数の見通しを巡っては、その必要性についての自信が以前よりも後退していることを示唆するような形で声明に微調整が加えられるかもしれない。
  会合後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による記者会見は予定されておらず、経済予測の次回更新は12月のFOMCとなる。FF金利先物市場で織り込まれている12月利上げの確率は約78%となっている。
  スティーフル・ニコラウスのチーフエコノミスト、リンゼー・ピエグザ氏(シカゴ在勤)は「12月利上げの可能性は十分織り込まれているが、もっと重要なのは19年を展望する上で示される基調だ」と指摘。「経済が全速力で前進しているわけではないと示唆するような基調の変化があるか注視する」と語った。
  コーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は「声明に変更があるとすれば、その大半は1段落目となるだろう。経済活動は若干緩やかとなったが、引き続き力強いないしは堅調だといった表現になるのではないか」とコメントした。



原題:Fed’s Tone Will Give Clues on 2019 Pace: Decision-Day Guide(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-08/PHV4AD6KLVR501

 

野嶋剛が読み解くアジア最新事情
台湾統一地方選は与党・民進党の敗北不可避、焦点は高雄市長選
2018/11/07
野嶋 剛 (ジャーナリスト)
台湾で次期総統選の行方を大きく左右すると見られる統一地方選が11月24日に迫っているが、与党・民進党の敗北は不可避な情勢だ。4大都市である台北、新北、台中、高雄のすべてを落とす可能性があり、特に民進党優勢の地盤で安泰と見られた高雄で敗北すれば「大敗」とみなされ、蔡英文総統の再任にも黄信号がともる。民進党と野党・国民党は高雄を決戦地とみて全力を挙げて勝利を掴む構えだ。民進党にとって最後に残された「天守閣」高雄を、国民党が攻め落とすかどうか、という光景を思い起こさせるほど、民進党は厳しい局面に追い込まれている。

11月5日、高雄市長選で韓國瑜・国民党候補の大幅リードを報じる台湾の新聞
「番狂わせ」が起きそうな高雄市長選
 統一地方選では地方の首長や議員を選び、住民投票も行われるが、注目されるのは6つある直轄市のトップを争う選挙の行方だ。過去の台湾政治では、この統一地方選で勝利した政党が2年後の総統選も有利に戦う流れになっている。
 先週、筆者が半年ぶりに訪れた台湾の高雄では、ムードが一変していた。南部は民進党が伝統的に強く、南部の最大都市である高雄市の市長選では、過去、民進党が5連勝を遂げており、本来、この選挙でも楽勝と思われていた。
 最近まで10年以上も高雄市長に君臨していたのは民進党随一の実力者で人気者の陳菊氏。もし敗北すれば、いま総統府秘書長として蔡英文政権の重しとなっている陳菊氏の威信も傷つき、支持率3割台に低迷する政権の浮揚力は失われ、2020年の総統選候補に蔡英文氏がふさわしいかどうか党内議論が始まるだろう。
 この高雄で番狂わせを起こそうとしているのが、国民党の元立法委員の韓國瑜氏だ。外省人で高雄での政治経験もなく、最初は泡沫扱いであったが、若者を活用し、SNSを駆使したユニークな選挙戦を展開。保守的だと見られがちな国民党らしくない、と評判を集めてあれよあれよという間に「韓國瑜」ブームを巻き起こした。ほかの選挙区にも好影響を及ぼし、国民党全体の底上げを成し遂げつつある。

高雄市長選に立候補している国民党の韓國瑜氏
 現状で高雄はまだ五分五分だと私は見ているが、各種世論調査では、すでに韓氏のリードを軒並み伝えている。民進党の候補は、蔡英文氏の信頼も厚い次世代のリーダーと目される陳其邁・元立法委員だが、初動での油断が響いているのか、選挙チームのまとまりが欠けていると党内からも心配の声が出ている。
高雄市以外でも苦戦している民進党
 直轄市では台中市でも民進党の現職・林佳龍市長の情勢も芳しくない。こちらも当初は優勢と見られていたが、国民党候補に互角の戦いを許している。民進党の選挙担当幹部は「台中が勝負どころのはずだったが、高雄にも党の応援を割かざるを得ない。台中と高雄で共倒れになってしまうのが怖い。現状では台中、高雄ともわずかに優勢と見ているが、開票までどうなるかわからない」と苦戦を認めている。
 台北市では、現職市長の無所属、柯文哲氏が圧勝しそうな勢いだ。もともと前回選挙では、民進党が柯文哲氏を推して勝利した形だったが、今回は決裂。独自候補の姚文智氏を立てたが、支持が伸びず、国民党候補にも及ばない見通しだ。選挙後、姚文智氏の擁立を決めた党本部の判断ミスが問題視されるだろう。
 人口で台湾最大の新北市で、民進党はかつて行政院長も務めた長老の蘇貞昌氏を候補に立てた。予想より善戦しているとの声もあるが、国民党候補の侯友宜氏に及ばないだろう。残りの台南市、桃園市は民進党候補が安定した戦いを進めている。
 直轄市を含めた台湾全体で22ある県市長のポストのなかで、現在、民進党は13、国民党は6、無党派は3となっているが、今回の選挙で民進党のポストが10以下に落ち込めば、国民党に並ばれかねない。
民進党が苦戦しているワケ
 2014年の前統一地方選は、ひまわり運動の余勢をかって民進党は絶好調のタイミングだった。今回は多少のポスト減は想定内と最初は余裕を見せていた蔡英文政権だが、台中だけでなく、高雄まで失えば、蔡英文総統の責任問題が浮上するのは目に見えている。その場合は、兼務する党主席の辞任もあり得るだろう。
 問題は蔡英文総統の人気低迷が、選挙全体に暗い影を落としているところにある。台湾経済のマクロのパフォーマンスはそれほど悪くはなく、年金や労働法の改革などの重要課題にも懸命に取り組んでいるが、どの勢力からも嫌われないように心がける政治スタイルが逆に「煮え切らない」と見られており、支持層の分断を招いている。
 李登輝、陳水扁など過去の総統経験者や独立派も蔡英文批判に回っており、ひまわり運動で蔡英文総統を熱狂的に支持した若者たちの間にも、LGBT問題や脱原発問題などで彼らが期待する改革に及び腰だとの失望感が漂っている。
 対中関係でも「現状維持」の穏和路線を掲げながら、中国の習近平政権との対話は一向に進まず、中台の対話チャンネルは凍結されたまま。ビジネスや観光にも影響が生じており、そのことを取り戻すほかの目立った業績も挙げられていないこともあって、格差拡大や就職難などで鬱積した不満が現政権に向けられている形である。
 残り2週間あまりとなった選挙戦をどこまで盛り返せるか。高雄や台中で踏ん張って勝利できれば、この地方選挙での小さな敗北がかえってガス抜きになって再び勢いを取り戻すかもしれない。蔡英文総統は先週末も高雄に入るなど選挙情勢の挽回に必死の構えを見せている。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/14441


 
世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

INF条約離脱問題は日米欧で相談すべき

岡崎研究所

2018/11/08

 10月20日、トランプ米国大統領は、専用機エアフォース・ワンで出発する前に、記者の質問に答えて、次のように述べた。


(revel.stockart/iStock)
 「ロシアは合意に違反した。彼らは何年も違反してきた。そして、何故オバマ大統領は、交渉も破棄もしなかったのか、と思う。我々は、核に関する合意をロシアが違反することはさせない。逸脱して兵器を作ることを許さない。

 我々は合意を守ってきた側で、合意を尊重してきた。しかし、ロシアは、残念なことに、合意を尊重しなかった。したがって、我々は、合意を終了させ、合意から離脱するつもりだ。」

 この発言に、記者は、「INFのことですか?」と尋ねると、トランプ大統領は、

 「はい、INFです。」と答えた。

参考:White House ‘Remarks by President Trump Before Air Force One Departure’, October 20, 2018

 この発言を受けて、丁度、ボルトン大統領補佐官がロシアを訪問する直前ということもあり、内外のメディアは、一斉にトップ・ニュースで報道した。

 今回のトランプ政権によるINF条約離脱に関する発言は、極めて遺憾なことである。

 ロシアのINFは米攻撃には役立たないが、欧州、日本攻撃には、その射程距離上適している。かつて、ソ連が配備したSS-20が欧州、日本のみへの脅威であるがゆえに、欧米間の安全保障のディカプリングが問題となった。当時の西ドイツの首相シュミットが大騒ぎし、パーシングIIのドイツ配備、核巡航ミサイルの英配備などを、反核運動が吹き荒れる中行い、その撤廃と引き換えに全廃条約ができた経緯がある。

 これをやめるというのであれば、欧州と日本には当然相談すべきことである。欧州、日本は反対する可能性が強い。

 ロシアに違反があれば、それを追及していくのがやるべきことであり、その追及の根拠たる条約から離脱してしまえば、ロシアの違反を追及し得なくなる。ロシアの違反を合法化する愚策といわざるを得ない。

 中国はINF条約の枠外にあるので、INFの開発、配備に自由であることは問題である。この点については、中国にINFの開発、配備について注文を付けるべきであり、ロシアにも中国と同じ自由を与える結果となる条約離脱はすべきではない。中国をINFに取り込むような努力が望ましい。

 INF条約がなくなれば、中距離核ミサイル配備競争になると思われる。今後、極東については、核トマホーク配備の可能性が大きいが、非核三原則の問題が日本で出てくるほか、韓半島の非核化にも影響があると思われる。

 INF条約は無期限の条約で、NPTと同じく至高の利益が危うくなった時に脱退できる。こういう脱退条項に今の事態が当たるのか問題であり、米国では議会に相談なくして脱退できるのかとの問題もありうる。違反を理由に脱退できる条約とは必ずしも言えない。米国に届かない巡航ミサイルが至高の利益を危うくするとはなかなか言えない。

 10月のボルトン大統領補佐官の訪露では、INF条約よりの脱退(6カ月前に通告する必要がある)をロシアにどの程度話したのか、よくわからない。しかし、その議題は、11月11日に開催される第一次世界大戦終戦100周年でパリを訪れるトランプ大統領とプーチン大統領が行うであろう米露首脳会談で、議題になることは間違いないだろう。

 この問題は、日米欧でとにかく相談すべきである。トランプ大統領には、こういうことは勝手にやれないと知らせる必要がある。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/14403

3. 中川隆[-13517] koaQ7Jey 2018年11月08日 19:51:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20311] 報告
中国人移民を入れると日本人は絶滅する

1. 沖縄や北海道で中国系住民が過半数になったら独立宣言して中国小日本省になる
2. 中国軍が自国民保護という名目で沖縄や北海道を占領
3. 日本人浄化にとりかかる
4. 日本政府は遺憾の意を表するが、これは中国の内政問題だとして相手にされない


ウイグルへの弾圧は何度か書いてきましたが、いま中国が行っているのは民族浄化で、ただ浄化するのではなく、ウイグル人を殺して臓器売買のドル箱としているのです。


【閲覧注意】中国政府によるウイグル人虐殺 2016-05-29
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12165204118.html


皆さんは『東トルキスタン共和国』をご存じですか?


現在は「中国ウイグル自治区」と呼ばれています!!


ウイグル族と、さも少数民族のように言われていますが、元々、れっきとした国家でした。


では、なんでそうなってしまったのか?


詳細を明らかにします。


https://ameblo.jp/2013kanyon17/image-12165204118-13658407155.html


1946年、東トルキスタン共和国は、

政府要人閣僚たちがシナ共産党との会議のために北京に向かう途中、搭乗した飛行機が中共軍に撃墜され、政府がなくなった混乱に乗じで侵略を開始したシナ共産党軍により、

滅ぼされた。


シナ共産党軍は、侵略し併合した東トルキスタン共和国を、 「新疆ウイグル自治区」と、さもシナの一地域のごとくの名前に変えさせた。


侵略当初、シナ共産党軍は、識者や高い教育を受けたもの、そのほか指導的立場にあった人間たちを次々と 「反乱分子もしくはその疑いがある」 として拘束。 100万人以上が、司法手続きを経ずに拷問にかけられ虐殺された。


豊富な石油や天然ガスなどの天然資源が発見された後は、資源の簒奪(さんだつ)をすべく、漢民族支配を実現し、ウイグル人の存在自体を消し去るため、各国のマスコミは一切入れず、学校ではウイグルの言葉を話すことは厳しく禁止され、漢民族を1,500万人も入植させ ( 現在、ウイグル人はおよそ900万人まで激減 ) 同化政策を強化。

ウイグル人は漢民族により暴力 (武装警察や軍事力) を背景に仕事を取り上げられ、成人男性で就職できる割合は、わずか5%。

15歳から22歳までの女性は強制的に中国国内に移住させられ、中国人ですら嫌う低賃金の重労働を課されながら、夜は強姦される若い女性が後を絶たず、「民族浄化」「漢民族化」を推し進める中国共産党政権のもと漢民族の男と強制的に結婚させられ、純粋なウイグル人は絶滅の危機を迎えている。


https://ameblo.jp/2013kanyon17/image-12165204118-13658407195.html


※ 漢民族は、一人っ子政策で男子ばかりが出産され(女児は堕胎)男女比率が大きくゆがみ結婚が出来なくなってしまったため、若いウイグル女性を強制移住させることは、一石二鳥。 (おまけに、大変に美人が多い) 

※日本人とは思考回路が見事に異なる漢民族にとって、ほかの民族の女性を強姦したり虐殺することに罪の意識は無い。

 白人国家が有色人種国家を軍事力を背景に侵略し植民地にした時、当たり前のように強姦し大虐殺を繰り広げていた意識とまったく同じ思考回路である 。

結婚相手と職を失ったウイグル人の男たちは、子孫を残すことができないだけでなく、次々とあらぬ罪で連行され、投獄され、拷問を受け、殺害され、民族根絶やしの犠牲となっている。

ウイグルの女性たちには、ウイグルの男性との間に授かった赤ちゃんの、「 計画生育 」の名目で、少なく見積もって850万件もの強制中絶が行われた。 (ウイグルの人口は、950万人!)

それだけでなく、重武装の軍隊および武装した司法・警察権を持つ漢民族による、一切の武器を持たないウイグル人に対しての徹底した弾圧、放火、リンチ、拷問、強姦、輪姦、そして幼い子供に対してまでの大量虐殺が、今もなお続いているのです。


 この漢民族と結婚させ漢民族化させる手法は、今に始まったことではなく3,000年以上の昔から漢民族が取ってきた漢民族の拡領土大手法で、かつては時間をかけゆっくりと浸透させ漢民族に同化させてきたものが、共産党が国家を支配するようになって以降、急速な領土拡大政策をとるようになり、軍事力 (暴力) を背景とする、他民族を根絶やしにする残虐な同化政策を、性急に推し進めるようになった。


今、狙われているのは、沖縄である。


中國武装警察による「恐怖の人間狩り」

いわれの無い罪でその場で殺されたり、連行されたら二度と生きて帰って来ることはない。


少女でも、その場で処刑する


「10代前半の女の子が、『 私は無実です! 私の言うことを聞いて! 』 と叫んだんです。 それでも構わず、(中国当局は) この子を処刑したんですよ、公衆の面前で! 多くの人々がこの光景を見ていました。 それでも、国際社会は沈黙したままだった…… 」

こう一気に言うと、ほんの少しの間、ラビア総裁の言葉が途切れた。


マスコミが一切報道しない真実 が、ここにある。


ウイグル自治区(旧東トルキスタン共和国)では、幼子までが強姦され無差別に虐殺されている

( ※ この幼子も強姦されてから殺されたのだろう。 ズボンが破かれ、陰部が露出している)

この写真は、60年 ・ 70年安保の度重なる失敗で活動の場を失った ヤマトンチュウ左翼 と シナ の 甘言によって 「親シナ ・ 反米」 に洗脳されつつある 【沖縄県民】 の未来を見ているようである。


沖縄では、シナ共産党により主要な土地が買い進められ、地元のマスコミはシナを礼賛し反日論調を騙(かた)り、学校では子供たちに「反日」教育を行いシナ親派を増やし、漢民族の企業誘致を進めた結果、シナの実効支配が進行しつつある。


原爆実験でまき散らかされた高濃度放射能


シナ武装警察による虐殺だけでなく、かつてシルクロードの交易で栄えた楼蘭では、昭和39年から平成8年まで、近くに人々が生活しているにもかかわらず、地上での核実験を 「事前通告なし」 で46回も繰り返し、広島型原爆の1250発分を爆発させ、最低でも即死20万人以上、被害者130万人以上の被害 (約半数の60万人が死亡したと推計されている) が報告され、今も数百万を超えるウイグルの人々は、まき散らされた放射能汚染に悩まされ、甲状腺異常は当たり前すぎて言うに及ばず奇形の子が次々と生まれ、ガンや白血病が多発し、何の医療手当もされず、放射能汚染の被害に苦しんでいるのです。


この広大な原爆実験エリアから発生した 放射能汚染は 「福島第1原発の数百万倍に達した」 (※ 環境に放出された放射能の総量は実に4,000万エクサベクレル ) にもかかわらず、朝日新聞やNHKはその事実を隠ぺい、日本の原発反対だけを叫び、だんまりを決め込んだ。

日本のすべてのマスコミも 「左へ倣(なら)った」。

日本の弱腰を見て、調子に乗ったシナ政府は、福島原発事故の際、「日本は、放射能汚染を世界にばらまいた」と公言した。


どの口が、そのような発言をしたのか、一度見てみたい。


※ 原爆実験の最中、昭和53年、西遊記のロケでウイグルの砂漠に入った女優の夏目雅子さんは、昭和60年、急性骨髄性白血病で逝去した。 27歳の若さであった。※

夏目雅子さんは、昭和53年・54年と、2年続けてウイグルでロケをした。
その後、病気が続いた、昭和56年には、甲状腺が腫れるバセドー病になり、…
甲状腺を手術した。バセドー病なので、瞼が腫れ目が大きくなってた。
次に掛かった病気は、昭和57年くらいに腎盂炎になり、次が、子宮内膜症。
そして、昭和60年2ったのでしょうか月に白血病で倒れ、同年9月に亡くなりました。


高い放射能がある、ウイグルに、なぜ、ロケに行った?


NHKは、シルクロードに取材に行きながら、核実験をしている事実を隠蔽(いんぺい)し、日本国民に知らしめなかった罪は、誠に大きい。 大罪である!
夏目雅子さんも、NHKが告知しなかった、被害者である。


それだけでなく、

NHKの番組を見た多くの日本人が、核実験真っ最中のシルクロード(ウイグル)へ旅行に出かけ被ばくした。

日本のNHKは楼蘭周辺での 「大規模な核実験」 を知りながら、1980年代に大型企画番組シルクロードの現地取材を行い放送を続け、さらにビデオの販売を続けました。 そのため、番組に誘導された日本人、推定27万人が、まだ核爆発が繰り返されていた期間に、現地を観光しています。

当時、実際に現地で核爆発を目撃した青年もいます。 

中国西域の観光から帰国した後に「白血病」、「肺がん」、「悪性リンパ腫」を発症したという方や、そのご家族から情報が寄せられています。

( 高田 純 札幌医科大学教授のコメントより )


ホルマリンで保存されているウイグル・セミパラチンスク州 ( ※ 核実験場のある州) で発生した奇形児


ウイグル人の悲劇


子供でも平気で虐殺


この後、このウイグル男性は頭部を撃たれて死んだ。


漢民族の男たちは何度も強姦した後に、

時間をたっぷりかけてなぶり殺す。

そして、下半身を露出させたまま放置

※ あまりの惨たらしさに、マスキングが掛けられている。


確認すべき、インターネット情報

Stop Chinese Torture

http://www.youtube.com/watch?v=3fIAzl4-Jq8


ウイグルの男たちは連行され、生き地獄の拷問を受けたのち、虐殺される

残った女たちが、命を懸けた、まさに必死の抗議活動を行っている

彼女たちに、命の保証は無い

「甘い言葉」につられてつい心を許し

軍事力をもって

シナに侵略された民族は、皆こうなるのである。


「僕たちは、平和憲法を持っています!」


「憲法9条って、スゴイんだぞぉ!」


では、何の役にも立たないことに、

そろそろ日本人も気づくべきである


「 日本の 人権活動家 たちは、ウイグル の惨状を知っていても、何も言わない… 」


日本のマスメディアも一切、報道しない


忠告しておこう

「 沖縄に入り込んでいる内地の 『 親シナ 』 左翼 の活動家たち、そして
地元新聞社に踊らされ、迷走を始めた 『琉球民族』 も、他人ごとでは無い 」


世間に知られたくない真実をバラされると共産党による監視と嫌がらせが起きる!!


日本共産党→×

中国共産党日本支部→〇


大丈夫か俺!?


でも、負けない


日本ウイグル協会 に援助の手を!

http://uyghur-j.org/japan/about/%E6%94%AF%E6%8F%B4%E8%80%85%E3%81%AE%E7%9A%86%E6%A7%98%E3%81%B8/


https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12165204118.html


▲△▽▼


習独裁下の中国で「臓器狩り」の証拠をウイグル自治区で発見 2018-10-08
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12410440345.html


習近平独裁下の中国で、ウイグル・チベットなどの少数民族や、キリスト教徒らへの弾圧が苛烈さを増している。そんな中、新疆ウイグル自治区にある空港に、謎の通行標識が出現した。

 昨秋、シルクロードの要衝として知られる中国最西端の都市、ウイグル自治区カシュガルの空港に出現した通行標識がある。

「特殊旅客、人体器官運輸通道」

簡体字とアラビア文字でそう書いてある。
「特殊旅客」が外交官や共産党幹部、国賓待遇の外国要人などを指すのは勿論だが、「人体器官」とは一体何か?


 これは即ち、人間の臓器のことである要は、「ここは大至急運び出さなければならない切りたての移植用臓器が通る通路だから一般人は並ぶな!」と言っているのだ。

引用ここまで…続きは本文をご覧ください↓↓↓
https://www.zakzak.co.jp/soc/amp/181006/soc1810060009-a.html?__twitter_impression=true


国連人権委員そっ閉じ・・・

なんたって国連人権委員会の理事国は中国だもの


臓器移植待ちの患者の待ち時間


↑中国の富裕層は臓器移植が必要と診断されると即日にドナーが現れる不思議
てか、不思議ではない。生体データが合った人が即日処刑されて献体となるのだ!


まさかの人肉を真空パックで売ってる店もあった
流石に画像は貼れんわ(汗)
閲覧注意↓
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/image.php?qid=12157371062

中国こええええええええ!!
なんせ文化大革命で自国民を2千万人は殺した連中だからな
常識で考えては理解できない
日本には無い歴史があるのが、特亜3国


日本にも人体の不思議展が来て多くの日本人が見物した
生きたまま血管に薬品を入れないと作れない毛細血管の標本とかがあった
本物の人体だと言われ気持ち悪がった女性も多かった 又、触ってもいいですよとか
規制が緩かった 随分死者に対する尊敬の念が無いなあと思った
中国の人肉食の歴史を知れば納得


中国共産党による生体臓器狩りビジネスは18年くらい前からやっている
最初のターゲットは、法輪功学習者や政治犯の死刑囚が多かった。ここ最近は中国共産党が気に食わない人物は、すべてが臓器狩りの対象になっている
それでもう一つ大問題なのが、NHKはいまだに報道していないことだ


左翼は日本が中国に占領されれば平和になると思っているが、日本が中国に占領されると日本人が民族浄化の下に殺されて食べられたり、人体標本にされるということだよ


中国「臓器狩り」の証拠を弾圧下のウイグル自治区で発見
https://t.co/PmZmyKymSI
摘出した心臓、肺臓、肝臓、腎臓などの臓器を国内外の富裕層らに移し替える移植手術は年間数万から十数万件にも上り、現在1兆円規模の莫大な収益を産み出す一大産業。臓器収奪は「処刑」すなわち国家権力による「殺人」

中国「臓器狩り」の証拠を弾圧下のウイグル自治区で発見
https://t.co/gFbhHYMWb1
「特殊旅客、人体器官運輸通道」
中国当局により開始された12歳から65歳までの全住民を対象に血液を採集し、血液型やDNAデータを調べる他、指紋、眼の虹彩などの生体データを収集
臓器収奪は、ほぼイコールで「処刑」


中共人権弾圧・臓器移植に関心を持ってる人権活動者のレポート「中国では器官移植が10万件、臓器は殆ど法輪功の良心犯とウイグル人!1980年代警察が平気でウイグル人を銃殺、臓器を取る。現在は、外科医者が直接に臓器摘出、被害者は救急車で搬送される時まだ痛くて叫んでる」
酷すぎ、正に悪魔だ。 https://t.co/0Yr6xX5TUr


2016年、中国では2000件の死刑!公開死刑判決の見学にSNSで招待状を拡散(スプートニク) 中国における死刑制度は「真っ黒」であり、政治犯を臓器狩り目的で死刑にしている事実もあります。共産党国家では公開&大量処刑が普通。中国や北朝鮮は「悪質な見せしめ国家」と言えるでしょう。 https://t.co/9wUkSUvGGe


中国共産党は当初、民族浄化の下で殺戮を繰り返していたが、近年は家畜同様に扱い始めた。家畜と違うのは食用ではないこと…臓器売買の為である。
臓器を取られた肉体は人体標本に加工されるのである。


中国で人間として扱われるのは共産党員と富裕層だけかも知れない…漢民族であっても下級人民は詐取の対象でしかないのだ

トランプ大統領は経済戦争から本当の戦争をとるやも知れない…非人道的な行為を今まで国連も見て見ぬ振りをしていたがトランプ大統領は真正面から非難し制裁を加える構えだ
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12410440345.html


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生きた法輪功学習者の臓器狩り、中国の警察から新たな証言 2009年12月15日
https://www.epochtimes.jp/jp/2009/12/html/d72072.html

中国の監禁施設で生きた法輪功学習者を対象に臓器摘出・売買をしているという2006年に告発された事件に関して、最近、目撃者の新たな証言が、国際的な人権擁護組織である「法輪功迫害追跡調査国際組織」(WOIPFG、米国本部)から発表された。

 証言は、同組織の調査員が中国遼寧省の元警察(匿名)を取材して得たもの。遼寧省公安庁に勤めていた2002年に、瀋陽市軍部病院で一人の女性法輪功学習者から生きたままで臓器を摘出したのを目撃したという内容である。証人の同意に基づき、同組織は最近、30分ほどの取材録音の一部を公開した。

証言によると、2002年、証人は遼寧省警察に務めており、法輪功学習者を捕まえ、拷問するなどの特別行為に関わっていた。ある30代の女性法輪功学習者は、一週間ほど凄まじい拷問を受け、そして無理やり食べ物を注ぎ入まれたりして、体が傷だらけになっていたという。

 同年4月9日、遼寧省警察庁のある部門から2人の軍医が派遣された。1人は中国解放軍瀋陽軍区総医院の軍医で、もう1人は解放軍第二軍医大学を卒業した軍医だった。警察庁はこの法輪功学習者をある場所(※1)に移し、二人は、この学習者が意識を完全に保っている状態で、麻酔を一切かけずに、彼女の心臓、腎臓などの臓器を摘出した。

 証人は当時、銃を手にして警備に当たっていたため、臓器狩りの全過程を目撃したという。

 証人の証言によると、彼が遼寧省錦州市警察局に勤めていた際、錦州市警察局長の王立軍は法輪功学習者を「殺し尽くさなければならない」と命令したという。証人はかつて何度も、法輪功学習者の拉致、凄まじい拷問に関わっていたと認めた。

 遼寧省は、法輪功学習者に対する迫害が最も深刻な地区の一つであり、法輪功情報サイト・明慧ネットが明らかにした情報だけでも、迫害を受けて死亡した法輪功学習者は406名に上っている。王立軍は現在、重慶市警察局長を務めており、当時遼寧省省長で、現在重慶市党書記の薄煕来の下で、マフィア組織取り締まりという名目で、法輪功学習者への迫害を強めている。(※2) 

 カナダの国際人権派弁護士デビッド・マタス氏とカナダ外務省前アジア大平洋州局長デビッド・キルガー氏は、法輪功学習者が「臓器狩り」の対象になっているとの告発を受け、2006年から独立調査を行い、調査報告書を発表している。同報告書によると、中国国内における2001年から2005年までの臓器移植件数のうち、4万1千5百件の臓器の出所が不明としている。2000年以降、中国では臓器移植件数が急激に伸びているが、これは法輪功学習者への弾圧が始まった時期とほぼ一致しているという。同報告書は、監禁された法輪功学習者たちの証言から、彼らが臓器売買の犠牲になっていることを主張している。

 法輪功とは、佛家と道家の思想を根底に併せ持つ先史文化に根ざした気功で、「真・善・忍」という宇宙の特性に基づいて心性を修め、人間の身体を健康にするとともに根本から改善、向上させる修煉を行う功法であるといわれている。1992年より中国で公開され、その教えによる内面の向上や病気治療に顕著な効果があり、口伝えに急速に広まったことで、中国をはじめ全世界で1億人以上に学習者が増え、現在も増え続けている。日本では2004年、日本法輪大法学会が東京都においてNPO法人格を取得している。

 法輪功の人気と、その修煉者の数が激増していることに中国共産党が恐れ、1999年7月22日に中国共産党が法輪功およびその学習者に対して弾圧を始めた。2009年12月現在で中国共産党の迫害により死亡した人数が、正式的に確認され、裏付けが取れたものだけでも3336人いるという。

(※1) 臓器摘出を行った場所について、最初の証言では、証人は自分の身元が明らかになることを避けるために、言及しなかった。2回目の証言で、瀋陽軍区医院15階にある手術室内であったと明言した。実地調査の結果、瀋陽軍区総医院ビルの15階から17階が外科であることが判明した。

(※2)北京大学法学院刑法研究所の研究員、国際法医顔面鑑定協会の副主席を兼任しており、発表した論文も法医顔面鑑定分野のものである。しかし、該当する学歴がなかった。中国側が公開している王立軍の履歴には法医の経歴は全くなく、中国初の『麻酔後の臓器移植についての試験研究』など、臓器移植と関係を持った記述がある。

以下は今回発表された証言の取材録音の一部分

証人:手術ナイフで、彼女の胸のところを切り開いたらすぐ、血が噴き出してしまい、血が噴き出したのであって…

調査員:男性でしたか、それとも女性でしたか。

証人:女性、女性でした。

調査員:若い女性ですか。

証人:30代だったでしょう。


調査員:胸が切り開かれた時にも、彼女はなお「法輪大法は素晴らしい」と叫んでいたのですか。

証人:叫んでいました。

調査員:彼女は当時どのように叫んでいたのですか。

証人:当時、彼女は、1週間ほど尋問と凄まじい拷問を受けていたので、体には数え切れないほどの傷がありました。しかも電気ショックを受けていて、意識朦朧となっていました。物を食べるのを断ったため、私たちは強引に牛乳を彼女の胃に注ぎ入れました。非常につらい体験でした。彼女の鼻を摘まんで注入しました。こうして生命を維持させていました。1週間経って、彼女の体重は約7キロ減りました。当時、あのようなことが発生するなど、予想もしませんでした。

 それで、遼寧省警察庁のどの部署からかは分かりませんが、いずれにしても特殊な極秘部門から2人の軍医が派遣されてきました。1人は、解放軍瀋陽陸軍総医院の軍医で、もう1人は解放軍第二軍医大学を卒業した軍医でした。具体的には、1人がやや年配で、もう1人は若者でした。彼女をある場所、すなわち精神病院の手術室に入れ、それからあることを一通りやりました。麻酔など一切使わずに、手術ナイフで胸のところを切り開いていく。彼らの手はまったく震えることはありませんでした。わたしなら、きっと震えてたまらなかったでしょうが。わたしは武装警察を務め、銃を持って実弾で演習したこともあるし、多くの死体を見たこともありましたが、私なら震えるはずです。しかし、軍医の彼らを見て、私は本当に驚きました。彼らの手はちっとも震えず、マスクをしたままで胸のところを切り開いて行きました。当時、私たちはみな銃を手にして、傍で警備を担っていました。切り開かれた瞬間、彼女は突如凄まじい声で叫びました。「法輪大法は素晴らしい!!!」と。

調査員:胸が切り開かれた時に、彼女が「法輪大法は素晴らしい」と叫んだのですか。

証人:突然凄まじい声で、「法輪大法は素晴らしい」と叫びました。彼女は大体、次のようなことを言いました。あなた達はわたし1人を殺すことができても、信仰のためにあなた達の迫害を受けている何億の人々をみな殺すことができますか?、と。この言葉を聞いて、その軍医は一瞬、躊躇し、目を私と私の上司の方にちらりと向けました。私の上司が頷いたので、彼は続けて血管を…まずは心臓、それから腎臓を摘出し出しました。心臓の血管を切断した際に、彼女は痙攣しはじめました。非常に恐かったです。うまくいかないと思いますが、彼女の声をちょっと真似てみます。それは引き裂かれたようもので、アー、アーと口をずっと大きく開いて、目も大きく見開いていました。まあ、私はこのような光景を語りたくありませんが…

 …

証人:当時、彼女は教員でした。先生、中学校の先生でした。彼女の息子は約12歳でした。彼女の旦那さんは、権力のない人で一般の労働者のようです。それまで、彼女が受けてきた侮辱のほうが、より酷かったと思います。

 われわれ警察の中に変態者は少なくありません。彼女を、カンシや内視鏡などの器具でやっていました。彼らは一体どこからこのような器具を持ってきたのかは分かりませんが、いずれにして、やったことは全部目撃しました。悔しいことに、彼女に対する猥褻な行為を写真に撮ることができませんでした。彼女は美人の方なので、乱暴されることなどが、実に多かったのです…

調査員:この事は、あなたが勤務していた警察局で目撃したのですか。

証人:いや、当時は警察局内ではなく、私たちはある教育センターでやりました。それはあるホテルの裏にあり、10数の部屋を賃貸して使っていました。つまり、一軒の別荘の上の方でやったのです。

調査員:そこは、闇の監獄というようなところでしたね。

証人:まあ、そんなものでした。

調査員:そこに監禁されたのは、法輪功学習者だけでしたか。

証人:そうです。

調査員:つまり、判決を言い渡されない前からそこに入れられたというわけですね。

証人:いずれにしても、われわれは随時に場所を移動することができました。

 …

調査員:事件発生の具体的な時間を教えていただけますか。

証人:2002年4月9日でした。

調査員:4月9日でしたね。

証人:そうです。4月9日午後5時から摘出しはじめ、3時間かかりました。

 その後、1ヶ月ほど続きました。

調査員:「1ヶ月ほど続いた」というのは?

証人:続けて(他の学習者に対して)1ヶ月ほど拷問などを行っていました。

 …

調査員:法輪功学習者たちへの拷問は、一度だけやったのですか、それとも数回やったのですか。

証人:多くやりました。当時、王立軍、現在重慶市公安庁長は、「殺し尽くさなければならない」と厳令を下しましたから。


(翻訳編集・小林)
https://www.epochtimes.jp/jp/2009/12/html/d72072.html


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詳細は


中国人のウイグルでの民族浄化の手口
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/280.html

中国企業が欧米や日本の最先端技術を手に入れる手口
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/283.html

高利貸 中国が低開発国の資産を乗っ取る手口
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/281.html

中国は世界史上最悪の階級社会
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/269.html

日本は近い将来、中国小日本省になる
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/888.html


因みに、僕が最近 阿修羅掲示板で中国関連スレにすべてウイグルでの民族浄化の話をコメントしていたら、
中国関連のスレが滅多に投稿されなくなった。

つまり、阿修羅で中国関連のスレを投稿していたのは殆どが中国の工作員だった訳だ。

阿修羅掲示板の全投稿の 7割以上を投稿している自称 赤かぶ 氏も中国の工作員グループだろうね。
阿修羅掲示板で反安倍とか護憲とか反原発の投稿をしているのも殆どが中国の工作員だね。
だから、阿修羅では僕みたいな反中の人間が嫌われて迫害・投稿妨害されるんだ。

IQ が低いアホは 平和、友愛、多民族共生とかいう言葉に弱いから、すぐに中国の工作員に騙されて洗脳されてしまう


[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

4. 2018年11月09日 19:29:08 : ZrWYZ4HS32 : oF16_M6PzxM[6] 報告
アメリカも 承知の上の 猿芝居

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