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http://www.asyura2.com/acat/c/cg/cgz/cGZ0OXRMVkplb28=/100000.html
[お知らせ・管理21] 大人の事情で削除します。上原美優がいたプロダクション「プラチナム」は業界では有名な悪徳プロダクション。 管理人さん
4. たけしくん[212] gr2Cr4K1gq2C8Q 2019年2月24日 22:01:58 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[1]
上原美優がいたプロダクション「M$チ%P」は業界では有名な悪徳プロダクション。テレビ業界は「なんと連合」とズブズブの関係
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/703.html
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/454.html#c4
[経世済民133] “リボ地獄”経験者の嘆き「3年で200万円に」「月々3万円、3年後に200万円の借金に」(キャリコネニュース) 赤かぶ
8. たけしくん[214] gr2Cr4K1gq2C8Q 2019年11月30日 19:24:55 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[3]
暇なポイントゲッターなので、限界までポイントをもらおうと年2回くらい再登録できる楽天カードのリボキャンペーンの時だけリボ登録して、ポイントがもらえる3万円だけ買うなどやっているけど、結局リボ手数料でもらえるポイントの1/3くらい取られて、リボ解約設定の期日忘れが無いようにと集中力が必要で、疲れる。
さらに、初回引落が失敗するとポイントがもらえない、などという失敗もある。

まぁ、それはいいとして、最近のクレジットカードは毎月の明細を郵送する場合は50円取るよ、という場合がよくある。カード作る時点でポイントやキャッシュバックが欲しいなら、WEB明細ね、と、明細を郵送しない方向ですすめる。

リボ かつ 明細を郵送しない、 ので何がどうなっているのか全く判らず金を払う、というのがよくあるパターン。

よほどのマニアじゃないとWEB明細などというめんどくさいものは見ないし、見ようと思ってもログインID?パスワード?うーん、めんどくさ、で放置.

で、この記事のようなことになる。
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/744.html#c8

[経世済民133] “リボ地獄”経験者の嘆き「3年で200万円に」「月々3万円、3年後に200万円の借金に」(キャリコネニュース) 赤かぶ
9. たけしくん[215] gr2Cr4K1gq2C8Q 2019年11月30日 19:35:26 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[4]
<リボ払い>買い物50万円、返済総額125万円超に 【毎日新聞】
http://www.asyura2.com/0610/hasan48/msg/494.html
投稿者 愚民党 日時 2006 年 11 月 22 日

使いすぎると待っている「リボ払い地獄」。その怖さを具体的な計算例で知っておこう
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/475.html
投稿者 MR 日時 2012 年 11 月 11 日

クレジットカード貧困の罠…リボ払いはこんなに危険!利息だけで百万円に上ることも(Business Journal)
http://www.asyura2.com/16/hasan113/msg/582.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 9 月 25 日

もはやサラ金のほうがマシ…貧困層を食い物にする銀行カードローンが破産者を量産している(Business Journal)
http://www.asyura2.com/17/hasan123/msg/864.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 10 月 05 日

宮部みゆき原作 ドラマスペシャル『火車』
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/830.html
投稿者 中川隆 日時 2018 年 3 月 31 日
宮部みゆき「火車」は、クレジットカードを持つ前の十代に読んで欲しい小説。

金銭感覚狂わすリボ払い「借金ループ」から逃れる3つの解決策(マネーポスト)
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/480.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 9 月 16 日


おまけ

防衛省、「兵器ローン」で5.4兆円の借金地獄!!(くろねこの短語)
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/199.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 9 月 02 日

米国からツケで兵器を買わされていたことを隠す安倍晋三!(simatyan2のブログ)
http://www.asyura2.com/17/senkyo232/msg/152.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 10 日

http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/744.html#c9

[経世済民134] HISの某ツアーが最悪だった…バンにぎゅうぎゅう詰め、ガイドが客に「席譲り合え」(Business Journal) 赤かぶ
8. たけしくん[216] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年2月25日 16:15:24 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[5]
ぎゅうぎゅう詰めのハイエース的なバンで思い出したのはバンコクからアユタヤへ2時間。地元の足的なやつ。バックパックを置く場所が無い。まさにぎゅうぎゅう詰めなので身動きも取れない。といっても1人1席あるので満員電車ほどではない。
バックパッカーならなんともないが、新婚旅行の金持ち旅行的な気分ならちょっと違う感じ。

その時はHISの航空券で行った。スカイスキャナーで検索して安い日を確認して、同じ日でHISの航空券だと+5000円だったのでHISにした。海外で困った時にHISに電話してなんかお手伝いしてもらえるかもということに+5000円+HISの海外旅行保険。ツアーじゃ無くて航空券だけで、しかし英語ができないので、困った時になんか手伝ってくれそうだったので。
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/201.html#c8

[よいモノ・よい話1] 道路交通法違反で検挙された時の流れ 青切符の場合違反金を払わないで放置・1回出頭 たけしくん
102. たけしくん[217] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年3月08日 12:03:38 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[6]
おそらく、京都府警がめんどくさくなって途中で辞めちゃったんだと思いますが、この件当方は経験が無くわからないので調べてみました。
転居後にナンバー変更をしないと「警察」からの違反通知が届かない!
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/39875c875153f0d2e67ed0acf68e878eff1d633f/

ナンバー変更はしましたか?違反したときの車両は何ですか?原付?250ccバイク?車検有りバイク?自動車?
駐車違反じゃないので車検は関係ないですが上記リンクにはナンバー変更と違反通知が関係あるように書いてあります。

安心のため、京都府警に問い合わせしてみたらいかがでしょうか。

『請求書が来ないので心配している。払う気は無いので早く地裁に呼び出しをしてくれ。』みたいな感じで。
そうなると、厳重注意をされて、おしまいになると思うんですが。電話なら一応録音しておくと安心できるかもしれません。

http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/207.html#c102

[経世済民134] コロナで激変「家計の新常識5カ条」、投資よりも預金が家族を救う!?(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
4. たけしくん[218] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年7月14日 21:24:33 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[7]
お金を増やすETFポートフォリオ?


SBI証券で買える金銀関連(購入単位)それぞれ売買手数料0円。

SPDRゴールド・シェア (1326)(18,110円)
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETsiR001Control&_PageID=WPLETsiR001Idtl10&_ActionID=getInfoByTime&i_stock_sec=1326&i_dom_flg=1&stock_sec_code_mul=1326

純金上場信託(現物国内保管型) (1540)(6,000)円
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETsiR001Control&_PageID=WPLETsiR001Idtl10&_ActionID=getInfoByTime&i_stock_sec=1540&i_dom_flg=1&stock_sec_code_mul=1540

純銀上場信託(現物国内保管型) (1542)(6,790円)
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETsiR001Control&_PageID=WPLETsiR001Idtl10&_ActionID=getInfoByTime&i_stock_sec=1542&i_dom_flg=1&stock_sec_code_mul=1542

GLD:SPDR・ゴールドシェア(0.40%)*$169($170)
https://global.sbisec.co.jp/Fpts/tsj/etfInformation/display/US/GLD/US_ARCA/STOCK/
IAU:iシェアーズ ゴールド・トラスト(0.25%)*($17)
https://global.sbisec.co.jp/Fpts/tsj/etfInformation/display/US/IAU/US_ARCA/STOCK/
SLV:iシェアーズ シルバー・トラスト(0.50%)*($18)
https://global.sbisec.co.jp/Fpts/tsj/etfInformation/display/US/SLV/US_ARCA/STOCK/

http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/576.html#c4
[経世済民134] コロナで激変「家計の新常識5カ条」、投資よりも預金が家族を救う!?(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
5. たけしくん[219] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年7月14日 22:10:13 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[8]
【金を買え】$10000価格に上がる? Dan Takahashi 高橋ダン



http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/576.html#c5
[経世済民134] コロナで激変「家計の新常識5カ条」、投資よりも預金が家族を救う!?(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
6. たけしくん[220] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年7月14日 22:15:34 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[9]
GOLD: a Chance to Buy Now⁉ 金を買うチャンス⁉ 高橋ダン Dan Takahashi [[4 Point Summary Below❗ 4点概要は下記です❗ ]
https://youtu.be/wT-R1M9XvDw

銀の価格は2倍上がる? FXの歴史、今がチャンス?
https://youtu.be/A70zCj08VWM

http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/576.html#c6

[経世済民134] コロナで激変「家計の新常識5カ条」、投資よりも預金が家族を救う!?(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
7. たけしくん[221] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年7月14日 22:35:26 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[10]
【お金の授業総まとめA】中田の結論は米国株「○○○」を一括購入


SBI−SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=289311199

http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/576.html#c7
[経世済民134] 金GOLDを買え+金の買い方+現金の価値は下がるので金の価格は上がる たけしくん
1. たけしくん[222] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年7月28日 12:33:42 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[11]
私の場合「金を買う」で思いつくのは田中貴金属の金貯蓄だけだったので、ちまちま毎月3000円の最低コースでやってました。

最近上記の動画を見て、金ETFがおすすめ!というので、ちょっと検索してみると他にもお勧めしているブロガーもいるし、手数料も無いし、いざというときに3営業日で現金化できるし、ドンドン上がるし、これからも上がるという予想が多いし、おそらく上がるだろうから、と試しに買ってみました。

最初はおっかなびっくり買ってみましたが、思いのほか、というかまぁ普通に買えました。
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/595.html#c1

[経世済民134] 金GOLDを買え+金の買い方+現金の価値は下がるので金の価格は上がる たけしくん
2. たけしくん[223] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年7月28日 12:36:48 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[12]
【お金の授業総まとめA】中田の結論は米国株「○○○」を一括購入


SBI−SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=289311199

これも役に立った。前から考えていたこと、読んだこと、納得したこと、を綺麗にまとめてくれていて、銘柄指定もある。ただ、これから短期では上がることもあるだろうが、不景気ドカンで下がりそうな気もするので、ドカンと下がった半年後くらいに買い始めようと思っている。リーマンショック時もドカンと下がった半年後くらいに上がり始めてるから。コロナ不況ではどうなるかわからんが。

http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/595.html#c2
[経世済民134] 1億円を貯めた男の末路とは?「貯金バカ」は最終的に損をする!(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
20. たけしくん[224] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年7月28日 12:43:02 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[13]
金GOLDを買え+金の買い方+現金の価値は下がるので金の価格は上がる
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/595.html
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/592.html#c20
[経世済民134] 金GOLDを買え+金の買い方+現金の価値は下がるので金の価格は上がる たけしくん
12. たけしくん[225] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年7月31日 10:44:28 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[14]
>>11 現物だとそうかもしれん。金ETFや金投資信託なら金現物認識ではなく株認識なので、株税金と同じ。

NISA範囲内で買えば年間120万元金までは税金無料。そうじゃなければ利益の20%。

これで、「金の心配」である、税金の変更、没収、取引停止、などの心配が無くなる。

米国金ETFなら日本と無関係な米国株ということになる。
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/595.html#c12

[カルト27] 金の国際値段が、急上昇を始めたのは、7月22日(月)から〜年が明けた、1月か2月に、NYの株価の、大暴落が起きる/副島… 仁王像
1. たけしくん[226] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年8月01日 09:40:52 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[15]
金GOLDを買え+金の買い方+現金の価値は下がるので金の価格は上がる
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/595.html
http://www.asyura2.com/20/cult27/msg/685.html#c1
[経世済民134] 金GOLDを買え+金の買い方+現金の価値は下がるので金の価格は上がる たけしくん
24. たけしくん[227] gr2Cr4K1gq2C8Q 2020年8月05日 17:30:46 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[16]
金が$2000突破、買うか売る?長期投資でリバランス?


http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/595.html#c24
[経世済民134] 金GOLDを買え+金の買い方+現金の価値は下がるので金の価格は上がる たけしくん
26. たけしくん[228] gr2Cr4K1gq2C8Q 2023年1月04日 22:15:30 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[17]
田中貴金属の純金積立なら毎月3000円から、スポット買いは1000円単位で買える。貧乏な私でもいける。毎月3000円の申込をしてあとは自動引落にしておいたら、忘れた頃にちょっと増えてた。

1540純金信託なら、NISA枠が使えて、今日なら7400円で1つ買える
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETsiR001Control&_PageID=WPLETsiR001Idtl10&_DataStoreID=DSWPLETsiR001Control&_ActionID=stockDetail&s_rkbn=2&s_btype=&i_stock_sec=1540&i_dom_flg=1&i_exchange_code=JPN&i_output_type=0&exchange_code=TKY&stock_sec_code_mul=1540&ref_from=1&ref_to=20&wstm4130_sort_id=&wstm4130_sort_kbn=&qr_keyword=1&qr_suggest=1&qr_sort=1
http://www.asyura2.com/20/hasan134/msg/595.html#c26

[経世済民136] 新NISAを止めろ、するな。 一言主
21. たけしくん[229] gr2Cr4K1gq2C8Q 2023年11月25日 23:50:25 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[18]
>>16
https://jp.tradingview.com/symbols/BTCJPY/ 全期間で見てみると、
ビットコイン、2021年に700万まで吹き上がって、
2022年に200万まで下がって、
2023年11月、564万。
この動きを『ビットコインは大失敗』と思うのは違うかも、と思う。


http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/268.html#c21

[政治・選挙・NHK68] 日本が自滅する日 殺された石井 紘基 (著)  全文 おわりに ― 「ベルリンの壁」の向こう側 たけしくん
1. たけしくん[230] gr2Cr4K1gq2C8Q 2024年3月06日 09:57:33 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[19]
コメントテスト
http://www.asyura2.com/09/senkyo68/msg/1074.html#c1
[経世済民114] 人生を変える、お金の使い方。(読書メモ) たけしくん
1. たけしくん[231] gr2Cr4K1gq2C8Q 2024年3月07日 12:05:48 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[20]
人生を自由にしてくれる 本当のお金の使い方
https://www.amazon.co.jp/dp/486667315X/asyuracom-22

友人・知人間でお金の貸し借りをしてはいけない
 どんなに親しくてもお金は貸さないほうがいい
 返ってこなくても許せる範囲
 返ってこなくても、人間関係が破綻しない相手

お金を使うときは、感謝の気持ちを持って送り出す

睡眠、食事、運動にお金をかける

大切な人との縁をつなげるため、贈り物にお金を使う

人間関係を左右するのは愛のエネルギー
 愛を抱いて仕事をする
 愛を抱いてお金を稼ぐ
 愛を抱いてお金を使う


http://www.asyura2.com/16/hasan114/msg/909.html#c1

[経世済民114] 人生を変える、お金の使い方。(読書メモ) たけしくん
2. たけしくん[232] gr2Cr4K1gq2C8Q 2024年3月07日 18:31:05 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[21]
<▽30行くらい>
ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために
https://www.amazon.co.jp/dp/4799328522/asyuracom-22

●パート1:余白
忙しいヤツは自分のことをスケジュールできてない。

これ絶対読んだことある。話を覚えている。
すごくいい仕事の話があっても、10点満点じゃなかったら断れ。
そして、自分がやりたいこと、だけをするんだ。という話。

自分の身は自分で守る。無駄な予定が侵入してこないように気を付ける。

●パート2:集中
自分の興味に最適化する。

単純。今の時点で「自分が時間を費やしていること」を知るだけだ。

初心を思い出す。

他人の目を気にしない。

自分はどんな人間になりたいんだろう。

新しいことに挑戦しない理由なら掃いて捨てるほどある。
自分の居場所が快適なら、もっともらしい「できない理由」はいくらでも見つかるだろう。

ロングゲームをプレイするなら、「自分は完璧では無い」と認めなければならない場面もある。なりたい自分になるためなら、たまにはバカに見えるようなことをするのもいいものだ。

新しい挑戦に20%の時間を使う。興味のある分野を探求する余裕ができる。リスクも低い。

チャンスの芽を育てるには時間が必要だ。「自分が強いときにやる。弱っているときにやってはいけない」

探すモードと集中モード。この2つを混同してはいけない。

●パート3:信念

誰かのたった一度の拒絶だけで、誰かの創造的な活動が永遠に止まってしまうこともある。

粘り強く続ければ、注目の「雨粒」がいずれ空から落ちてくる。

うまくいかないときはどうするか
@なぜ私はこれをしているのか?
 核となる原則を明確にしておく。強くなれる。
A信頼できる人はなんといっているか?

挑戦が報われることもあれば、そうでないこともある。長期で考えれば「統計」はあなたの味方だ。打席に立つ回数を増やせば、ヒットの数も増える。

●終章
1:独立心
2:好奇心
3:立ち直る力(レジリエンス)

http://www.asyura2.com/16/hasan114/msg/909.html#c2

[よいモノ・よい話1] 道路交通法違反で検挙された時の流れ 青切符の場合違反金を払わないで放置・1回出頭 たけしくん
106. たけしくん[233] gr2Cr4K1gq2C8Q 2024年7月08日 10:23:23 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[22]
>>104
久しぶりにこのスレを訪れましたが、3年前の成年Aさんのコメントを見つけたので、時々見てますよ、報告も兼ねてコメントします。

@青切符には当然その地区の地図が載っているでしょうが、免許証の住所地に届くと思います。

私の場合はそうでした。三重で速度違反で青切符を切られ、三重にいくのは面倒だから、と金を払ってしまったことがありましたが、
隣県での信号無視違反で捕まったとき、金を払わずにいたら、免許証住所に近いところへの出頭書が届きましたので。三重での違反の時、払わなきゃ良かったと反省。

A当然出頭までの手続きは普通通りで、結構時間がかかることでしょう。


http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/207.html#c106

[よいモノ・よい話1] 道路交通法違反で検挙された時の流れ 青切符の場合違反金を払わないで放置・1回出頭 たけしくん
107. たけしくん[234] gr2Cr4K1gq2C8Q 2024年7月08日 10:25:33 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[23]
>>99
駐禁で金を払わない場合は車検に通らなくなるとおもうので、
警察に苦情を入れて、青切符を無効にしておく必要があると思います。
http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/207.html#c107
[番外地6] 気を取り直して情報商材のクチコミを探していたら、別の情報商材が欲しくなってきた。お値段25万円。返金保障付き たけしくん
1. たけしくん[235] gr2Cr4K1gq2C8Q 2025年12月17日 08:20:57 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[24]
これ、結局詐欺でした。

>これやってみました。確かに儲かります、が多数。

↑この口コミが詐欺。自分で口コミサイトを複数作り、そこに自分で口コミを書き込み、一般の書き込みはできないようになっている。

アホだった。

返金します、とか言うが、あーだこーだと理屈をつけて返金などされなかった。

返金保証、は、詐欺の入口、今回の件ではそうだった、と勉強になった。
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/701.html#c1

[番外地6] 財政優位時代における戦略的資産保全:「非生産的資産(ハードアセット)100%」ポートフォリオの包括的分析と日本円ベースでの… たけしくん
1. たけしくん[236] gr2Cr4K1gq2C8Q 2025年12月17日 09:24:39 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[25]
Gemini Deep Research に、現在のアセット・アロケーションを入れて、これって、どうよ?と聞いてみた結果が上記。

来年も同じことを聞いてみたい。
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/813.html#c1

[番外地6] 財政優位時代における戦略的資産保全:「非生産的資産(ハードアセット)100%」ポートフォリオの包括的分析と日本円ベースでの… たけしくん
2. たけしくん[237] gr2Cr4K1gq2C8Q 2025年12月17日 10:11:27 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[26]
<■60行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
似たようなことを聞いて、ブログ記事にできるような返答をして、と書いたら出てきたのがこれ。

タイトル:Geminiに今後の相場を聞いてみた

最近、生成AIの進化が目覚ましいですが、金融や経済の未来について、AIはどう予測しているのでしょうか? 「忖度なしで、あらゆるデータを駆使して、3年後、10年後、20年後の世界を予想してほしい」とGeminiに問いかけてみました。

返ってきた答えは、これまでの資本主義の常識を覆す、非常に興味深く、かつ背筋が伸びるような内容でした。以下、GeminiとのQ&Aの記録です。

Q1. 今後20年を見通した時、経済のメインテーマは何になる?

Gemini: 私の予測のメインテーマは**「『債務』と『人口』が引き起こす、資本主義のルール変更」**です。

これまでの20世紀型の「右肩上がりの経済成長」を前提とした投資や資産運用は通用しなくなります。特に先進国においては、「成長」よりも「生存」や「資産防衛」がキーワードになる時代が到来すると予測します。

Q2. まず近未来、3年後(2028年頃)はどうなっている?

Gemini: 一言で言えば**「『偽りの安定』の崩壊と、インフレの定着」**です。

「高金利」がニューノーマルに インフレが粘着質となり、金利は下がりきりません。ゼロ金利で生き延びてきた「ゾンビ企業」の淘汰が始まり、倒産や廃業が増加しますが、これは経済の新陳代謝として進みます。

株式相場はボックス圏 企業の借金コストが上がり利益率が圧迫されるため、株価は伸び悩みます。「S&P500を買っておけば勝てる」という近年の神話が揺らぎ始める時期です。

金(ゴールド)は一段高 中央銀行による資金供給(隠れQE)などの副作用で通貨の価値が希薄化し、実物資産である金が見直されます。

円安圧力の継続 構造的な貿易赤字が変わらない限り、円安基調は底堅く続くと見ています。

Q3. 10年後(2035年頃)、社会システムはどう変わる?

Gemini: 「財政支配(Fiscal Dominance)」と資産課税の時代に入ります。 国の借金が限界を超え、中央銀行が「政府の借金を実質的に帳消しにするためのインフレ」を容認せざるを得なくなります。

金融抑圧の完成 「インフレ率 > 金利」の状態が常態化します。預金者は毎年実質資産を削られますが、政府はこれにより借金の実質負担を減らします。

デジタル通貨(CBDC)と監視 現金の使用が制限され、デジタル通貨が主流になります。お金の流れが完全に透明化され、富裕層への課税逃れが困難になります。

「金(ゴールド)」の復権 デジタル監視社会からの逃避先、および信用を失った法定通貨の代替として、個人・国家双方が金を取り合います。金は投資対象というより「無国籍通貨」としての地位を確立するでしょう。

Q4. さらに先、20年後(2045年頃)の世界は?

Gemini: 「成長」から「生存」へのパラダイムシフトが完了しています。

年金制度の変質 現役世代が高齢者を支えるシステムが限界を迎え、年金は「老後の豊かな資金」から「最低限の生存給付(ベーシックインカム的)」に変質している可能性があります。

グローバル・サウスの逆転 資源と若い人口を持つ国(インドやアフリカ諸国)の発言権が最大化します。資源を持たない先進国は、エネルギーや食料確保のために高い対価を払わされる「持たざる国」へと転落するリスクがあります。

エネルギー=通貨 お金の価値の裏付けが、「国力」から「エネルギーや資源へのアクセス権」にシフトします。

Q5. 結論として、我々はどう資産を守ればいいのか?

Gemini: この予測に基づくと、以下のシナリオが濃厚です。

「今後20年、名目上の株価や不動産価格は上がる(インフレのため)。しかし、通貨の価値がそれ以上に下がるため、実質的には誰も豊かにならない。」

この世界で生き残るのは、誰の債務(借金)でもない資産を持っていた者だけです。 「現金」の価値は長期的には毀損し続けます。一方で、金(ゴールド)のような実物資産や、エネルギー・食料に関連する権利を持つことが、資産防衛の決定打になると予測します。

(ブログ筆者コメント) AIの予測はかなりシビアなものでした。「現金を持っていれば安心」という時代は終わり、「何が本当の価値を持つのか」を見極める目が問われているのかもしれません。

http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/813.html#c2

[番外地6] 財政優位時代における戦略的資産保全:「非生産的資産(ハードアセット)100%」ポートフォリオの包括的分析と日本円ベースでの… たけしくん
3. たけしくん[238] gr2Cr4K1gq2C8Q 2025年12月17日 12:19:21 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[27]
<■382行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
金と全世界株式(オール・カントリー):本邦投資家における長期的資産配分の比較優位性に関する包括的調査報告書

1. イントロダクション:マクロ経済のレジームチェンジと資産選択の転換点

2025年現在、世界の金融市場は過去数十年にわたる「大いなる安定(Great Moderation)」の終焉と、高ボラティリティ・高インフレ・地政学的分断を特徴とする新たな経済レジームへの移行期にある。日本の投資家にとって、長らく資産形成の王道とされてきた「全世界株式(通称:オルカン、MSCI ACWI連動型ファンド)」と、伝統的な安全資産である「ゴールド(金)」の役割は、この構造変化の中で劇的に変容しつつある。

本報告書では、今後3年、10年、20年という3つの時間軸において、これら二つの資産クラスが日本の投資家にとっていかなるリスク・リターン特性を持つかを徹底的に分析する。特に、J.P.モルガン、ブラックロック、バンガード、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)などの主要機関による2025年・2026年の最新資本市場仮定(Capital Market Assumptions)に基づき、単なる過去のパフォーマンスの延長ではない、将来を見据えた予測を行う。

分析の核心は、米国の「AI生産性ブーム」への期待と「財政優位(Fiscal Dominance)」による通貨価値毀損リスクの天秤にある。前者は株式のアップサイドを正当化し、後者は金の実物資産としての価値を押し上げる。さらに、日本特有の事情として、日本銀行(BOJ)の金融政策正常化プロセスと円相場の動向が、円建てリターンに与える決定的影響を精査する。

2. 資産クラスの構造的分析:2025年時点の現在地

比較検討の前提として、両資産クラスの現状、価格形成要因、および構造的な変化を詳細に分解する。

2.1 ゴールド(金):実質金利との相関崩壊と新たな価格フロア

かつてゴールドの価格変動は、米国の実質金利(名目金利−期待インフレ率)と逆相関の関係にあると説明されてきた。実質金利が上昇すれば、利息を生まないゴールドの保有コスト(機会損失)が高まり、価格は下落するというのが教科書的な理解であった。しかし、2022年以降、この相関関係は崩壊している 1。実質金利が歴史的な高水準にあるにもかかわらず、金価格は2024年から2025年にかけて史上最高値を更新し続けている 2。
この現象の背景には、構造的な需要主体の変化がある。

2.1.1 中央銀行による「脱ドル化」と戦略的備蓄

金需要の主役は、金利に敏感な投資家(ETF保有者など)から、価格に不感応な(price-inelastic)公的主体へと移行している。特に新興国の中央銀行による金購入は、2022年以降、過去の平均の2倍以上のペースで推移している 4。これは単なる外貨準備の分散ではなく、西側諸国の金融制裁リスクに対する「保険」としての戦略的備蓄(Sanction-proofing)の性質を帯びている。J.P.モルガンによれば、この公的需要と投資家の分散投資需要は2026年も四半期平均585トンという高水準で推移すると予測されており、これが金価格の強力な下支えとなっている 2。

2.1.2 採掘コスト(AISC)の上昇による価格フロアの切り上げ

供給サイドに目を向けると、金の生産コスト、特にオール・イン・サステイニング・コスト(AISC:維持採掘コスト)は構造的な上昇トレンドにある。2024年の米国における平均AISCは前年比7.85%増の約1,716ドル/トロイオンスに達している 5。労働コスト、電力コスト、および品位低下に伴う採掘難易度の上昇が主な要因である 6。

鉱山会社が新規開発(グリーンフィールド)投資を正当化するためのインセンティブ価格(Incentive Price)は、さらに高水準にあると推定される。既存鉱山の枯渇が進む中、生産コストの上昇は金価格の長期的なフロア(底値)を切り上げる要因として機能する。投資家にとっては、コストプッシュインフレが金価格の下落余地を限定的にするという安心材料となる。

2.2 全世界株式(オルカン):米国一極集中とAIへの賭け

日本の個人投資家に絶大な人気を誇る「オルカン」は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)に連動する。その名の通り「全世界」への分散を謳っているが、その実態は「米国株への集中投資」に変質していることを理解する必要がある。

2.2.1 構成比率の変容とバリュエーション・プレミアム

2025年現在、ACWIにおける米国株式の構成比率は約65%に達しており、10年前の50%から大幅に拡大している 7。さらに、米国株式市場の時価総額上位10社(主にテクノロジー企業)が市場全体の40%を占めるという極端な集中が見られる 7。

これは、オルカンのパフォーマンスが「米国巨大テック企業の成長」と「米ドル(USD)の強さ」にほぼ依存していることを意味する。現在、米国株は世界市場に対して33%のバリュエーション・プレミアム(割高)状態で取引されており、これは過去のサイクルと比較しても極めて高い水準である 7。

2.2.2 AI生産性ブームへの期待と不確実性

現在の高い株価収益率(PER)を正当化する唯一の根拠は、生成AI(人工知能)による劇的な生産性向上である。ブラックロックは「AIによる生産性ブーム」シナリオにおいて、AIがインフレを抑制しつつ成長を加速させる可能性を示唆している 8。しかし、バンガードなどは、AIへの巨額の設備投資(2025-2030年で5兆ドル規模 9)が、企業の収益として回収されるまでのタイムラグや不確実性に警鐘を鳴らしている 10。もしAIが期待されたほどの利益を生まなければ、オルカンの主要構成銘柄であるハイテク株の評価調整(マルチプル・コントラクション)が起き、指数全体を押し下げるリスクがある。

3. 日本の投資家特有の視点:為替(円)とインフレ

日本の投資家が海外資産(金、オルカン)を保有する場合、資産そのものの価格変動に加え、為替レート(USD/JPY)の変動がリターンに決定的な影響を与える。

3.1 円の構造的弱さとキャピタルフライト

「新NISA」制度の拡充により、日本の家計資金がオルカンなどを通じて海外へ流出する動きが加速している。これは構造的な円売り圧力となり、円安を長期化させる要因の一つとなっている 11。

一方で、日本銀行の政策正常化(利上げ)と米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げサイクルが重なる今後数年間は、日米金利差の縮小により、戦術的な円高圧力がかかる可能性がある 12。

3.2 インフレヘッジとしての機能

日本の消費者物価指数(CPI)は、長年のデフレを脱し、2%を超える水準で推移し始めている。名目預金金利が上昇しても、実質金利がマイナスである状況(金融抑圧)が続く限り、現預金の購買力は低下する。

ゴールド: 通貨の減価に対する直接的なヘッジとして機能する。特に「円安」と「ドル建て金価格上昇」が同時に発生した場合(スタグフレーション的状況)、円建て金価格は爆発的に上昇し、資産保全効果を最大化する。

オルカン: 企業の価格転嫁力を通じてインフレヘッジ機能を持つが、景気後退を伴うインフレ(スタグフレーション)の場合、企業収益の悪化により株価が下落し、インフレヘッジとして機能しないリスクがある 13。

4. 期間別比較分析:勝者の判定とシナリオ

4.1 短期視点:今後3年(2025年〜2028年)

【結論】ゴールドの優位性が高い

【キーワード】ボラティリティ、地政学リスク、米株バリュエーション調整
今後3年間は、金融政策の転換点におけるボラティリティの高まりと、地政学的緊張の継続が予想される。この環境下では、リスク・リワード比においてゴールドが株式を上回る可能性が高い。

4.1.1 ゴールド:強気相場の継続

J.P.モルガンは、2026年第4四半期までに金価格が5,000ドル/オンスに達し、長期的には6,000ドルも視野に入ると予測している 2。
需要の底堅さ: ETFや中央銀行からの需要が継続する。特に、景気減速懸念が台頭した場合、利下げ期待が再燃し、金利の重石が取れることで価格上昇が加速するシナリオが描ける。

リスクヘッジ: 中東や東欧での紛争リスク、米国の政治的分断などのテールリスクに対し、最も効果的なヘッジ手段となる。

4.1.2 オルカン:リターンの抑制と円高リスク
バンガードの予測モデルによれば、今後10年の米国株の期待リターンは年率3.5%〜5.5%と、過去の平均を大きく下回る見通しである 14。これは現在の株価が「割高」であることを示唆しており、今後3年間でバリュエーションの修正(平均への回帰)が起こる可能性が高い。
円高の逆風: 日米金利差の縮小により、USD/JPYが150円台から130円台、あるいはそれ以下へと修正される局面があれば、円ベースでのオルカンのリターンは大きく毀損される。例えば、ドル建て株価が年率5%上昇しても、為替が年率5%円高になれば、円建てリターンはゼロになる。
AI期待の剥落リスク: AI投資の収益化が遅れた場合、ハイテク株比率の高いオルカンは短期的に大きなドローダウン(下落)を経験する可能性がある。

比較項目 (3年)
ゴールド
オルカン (ACWI)
期待リターン
高 (High)
低〜中 (Low-Mid)
主なドライバー
中央銀行需要、利下げ、地政学
AI期待、企業業績
最大リスク
実質金利の急騰、ドル高再燃
バリュエーション調整、円高
判定
推奨 (Overweight)
中立〜慎重 (Neutral/Underweight)

4.2 中期視点:今後10年(2025年〜2035年)

【結論】シナリオ次第で均衡(分散投資が必須)

【キーワード】AIの社会実装、財政優位、実質金利の定着

10年の時間軸では、企業の利益成長の複利効果(株式)と、通貨価値の希薄化(金)のどちらが勝るかが焦点となる。

4.2.1 オルカン:AIによる生産性向上が鍵

今後10年間で、AIが真に「汎用目的技術(GPT)」として社会に浸透し、非ハイテク産業を含む経済全体の生産性を押し上げることができるかが分かれ道となる。
強気シナリオ: AIにより先進国の労働人口減少が補われ、GDP成長率が底上げされる場合、株式は年率7〜9%のリターンを回復し、ゴールドをアウトパフォームする 10。特に、現在割安な日本株や欧州株、新興国株への資金循環が起これば、オルカンの分散効果が発揮される。
弱気シナリオ: 「失われた10年」の再来。高インフレと低成長が併存し、株式の実質リターンが停滞する。

4.2.2 ゴールド:財政規律の弛緩に対するヘッジ

米国をはじめとする主要国の公的債務は膨張の一途をたどっている。債務の実質価値を減らすために、中央銀行が高めのインフレを容認する「財政優位(Fiscal Dominance)」の状況が定着する可能性がある 15。

通貨の番人: このシナリオでは、法定通貨(フィアット)の信頼が揺らぎ、無国籍通貨であるゴールドの価値が相対的に高まる。金価格はインフレ率を上回るペースで上昇し、購買力を維持する役割を果たす。

供給制約の顕在化: 多くの主要金鉱山が2030年代に寿命を迎えるため、供給不足が価格を構造的に支える 16。

日本の投資家への示唆:
10年後、日本の公的債務問題や社会保障費の増大が顕在化し、円の信認が問われる局面が来る可能性がある。その際、ゴールドは「円の暴落」に対する究極の保険となる。一方、オルカンは世界経済の成長を取り込むエンジンとなる。両者は相補的な関係にあり、どちらか一方に賭けるのはリスクが高い。

4.3 長期視点:今後20年(2025年〜2045年)

【結論】オルカン(全世界株式)の優位性が復活

【キーワード】複利効果、人類の進歩、人口動態

20年という超長期の視点では、資本主義経済の根本原理である「自己増殖(利益の再投資)」の力が、実物資産であるゴールドを凌駕する可能性が高い。

4.3.1 オルカン:複利の魔力と世界経済の成長

ジェレミー・シーゲル教授の研究などが示す通り、20年以上の長期投資において、株式の実質リターンがマイナスになることは歴史的に稀である。
成長の取り込み: 2045年の世界には、現在存在しない新しい産業やテクノロジーが生まれているはずである。オルカンを保有することは、そうした人類のイノベーションと経済成長の果実を丸ごと保有することを意味する。

配当の力: ゴールドは何も産まない(キャッシュフローがない)が、株式は配当を生み出す。配当を再投資し続けることで得られる複利効果は、期間が長くなればなるほど指数関数的に増大し、ゴールドとのリターン差を広げる決定的な要因となる。

新興国の台頭: インドやアフリカなど、人口ボーナス期にある国々の経済成長が、オルカンのパフォーマンスを下支えする。日本の人口減少・経済縮小の影響を相殺し、資産を増やすためには、オルカンを通じた「外需の獲得」が不可欠である。

4.3.2 ゴールド:超長期の購買力保存

20年間のゴールドの役割は「資産を増やす」ことではなく、「資産を減らさない(購買力を守る)」ことに集約される。

歴史的実績: 100年前と現在で、1オンスの金で買えるスーツの質は変わらないと言われる。超長期において、通貨の減価分を完全に補填し、実質価値を保存する機能は他の資産に勝る。

パフォーマンスの劣後: しかし、経済システムが崩壊しない限り、リスクプレミアムを持つ株式のリターンには及ばないのが通常である。金への配分は、全資産を守るための「アンカー(錨)」としての役割に留めるべきである。
比較項目 (20年)
ゴールド
オルカン (ACWI)
期待リターン
インフレ率+α(購買力維持)
高(複利効果による資産増大)
リターンの源泉
希少性、通貨減価
イノベーション、配当再投資
推奨度
ポートフォリオの10-20%(保険)
コア資産として推奨

5. 詳細データと要因分析

ここでは、上記分析を裏付ける詳細なデータと要因を深掘りする。

5.1 バリュエーションと期待リターンの詳細

機関投資家による長期資本市場仮定(LTCMA)は、株式に対して慎重な見方を示している。
表1: 主要機関による長期期待リターン予測(年率、名目ドルベース)

機関
米国大型株
米国除く先進国株
新興国株
ゴールド
備考
J.P. Morgan 7
6.7%
7.1% (Global)
-
-
10-15年予測。米国外を選好。
Vanguard 17
3.5% - 5.5%
7.3% - 9.3%
5.2% - 7.2%
-
米国株に極めて慎重。バリュエーション調整を想定。
BlackRock 8
中立 (Neutral)
選好 (Overweight)
選好 (Overweight)
-
AIの恩恵を受けるセクターを選好しつつ、米国債には高いリスクプレミアムを要求。

注:ゴールドについては、機関投資家は「期待リターン」として数値化することを避ける傾向にあるが、J.P.モルガンは価格ターゲットとして2026年末に$5,000/oz超を示唆している。

5.2 金の需給ファンダメンタルズと「フロア」の形成

金価格の下値を支える構造的要因として、生産コストの上昇は無視できない。
表2: 金鉱山会社のAISC(オール・イン・サステイニング・コスト)と生産見通し

企業/地域
AISC (2024-2025予想)
傾向
意味合い
米国平均 5
~$1,716/oz
+7.85% 上昇
労働・電力コスト増が直撃。
Equinox Gold 18
$1,970 - $2,070/oz
上昇傾向
新規プロジェクトの損益分岐点が$2,000近辺に上昇。
Alamos Gold 19
低コスト維持
差別化
高品位鉱山を持つ企業の優位性が拡大。

分析:
限界生産コストが$2,000/ozに接近している事実は、金価格がこの水準を大きく割り込むことが困難であることを示唆している。価格がコストを割れば鉱山は閉鎖され、供給が絞られるため、価格は自律的に反発するメカニズムが働く。これは、株式のPERが歴史的平均を大きく下回るまで下落しうる(フロアが見えにくい)のと対照的である。

5.3 日本のインフレ期待と家計の行動変容

日本銀行の調査や各種データは、日本国内でもインフレマインドが定着しつつあることを示している。

インフレ期待: 家計や企業のインフレ期待は緩やかに上昇しており、これが現預金から「モノ(金)」や「権利(株)」への資金移動を促している 20。

賃上げ: 春闘での賃上げ率が高水準となり、実質賃金のプラス転換が視野に入る中、投資余力も生まれつつある 21。

新NISAの影響: 日本の家計金融資産(約2,100兆円)のわずか数%が動くだけでも、巨大な円売り・外貨買いフローとなる。これは構造的な円安圧力であり、円建て資産としてのゴールドやオルカンの評価額を(為替差益により)押し上げる要因となる。

6. 戦略的提言:日本の投資家はいかに行動すべきか

以上の分析に基づき、時間軸ごとの最適な資産配分戦略を提言する。

6.1 「バーベル戦略」の採用(今後3年〜10年)

不確実性の高い今後10年間においては、「成長(オルカン)」と「防衛(ゴールド)」の両極を持つバーベル戦略が有効である。

コア資産(オルカン):ポートフォリオの60%〜70%

理由: 長期的な富の創出エンジン。積立投資(ドルコスト平均法)により、短中期のバリュエーション調整リスクや為替変動リスクを平準化する。

注意点: 米国株への過度な集中を避けるため、オルカンの中でも(もし選択可能なら)均等加重型や、新興国比率を高めたファンドを一部組み合わせることも検討に値する。

サテライト資産(ゴールド):ポートフォリオの15%〜25%

理由: 株式との相関が低く(または有事の際に逆相関となり)、ポートフォリオ全体の値動きを安定させる「ショックアブソーバー(緩衝材)」。

比率の引き上げ: 従来の「金はポートフォリオの5%」という常識は捨てるべきである。債券がインフレにより安全資産としての機能を低下させている現在、債券の代替として金の比率を15%以上に高めることが、資産保全の観点から合理的である。

6.2 為替ヘッジの活用

ゴールド: 基本的に「為替ヘッジなし」を推奨。円安リスクへの保険としての機能を維持するため。
オルカン: ポートフォリオの一部(例:30%程度)で「為替ヘッジあり」の活用を検討する。日米金利差縮小による円高局面での資産目減りを防ぐためである。特に、今後数年で円高が進行した場合、ヘッジありのオルカンはヘッジなしをアウトパフォームする可能性が高い 22。

6.3 結論の要約

時間軸
推奨資産
戦略的根拠
3年
ゴールド
米国株の割高感是正、地政学リスク、中央銀行の金買いによる需給逼迫。株式はダウンサイドリスクが高い。
10年
中立 (併用)
AI生産性向上の成否と、財政インフレの綱引き。どちらに転んでも良いように両資産を保有し、リバランスを行う。
20年
オルカン
複利効果の最大化。人類の経済成長を取り込む。金はあくまで購買力維持の手段と割り切り、資産形成の主力は株式に。

日本の投資家にとって、もはや「預金だけ」という選択肢はリスクでしかない。インフレの時代において、ゴールドとオルカンは対立するものではなく、**「盾(ゴールド)」と「矛(オルカン)」**として、共にポートフォリオに組み込まれるべき必須の資産である。
(本報告書は提供された調査資料に基づき、2025年時点のデータと予測を用いて作成されました。将来の市場環境の変化により、前提条件が崩れる可能性があることに留意してください。)
引用文献
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A new high? | Gold price predictions from J.P. Morgan Global Research, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.jpmorgan.com/insights/global-research/commodities/gold-prices
Understanding Gold Prices | PIMCO, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.pimco.com/us/en/resources/education/understanding-gold-prices
When Uncertainty Rises, Gold Rallies: Precious Metals Surge to Record Highs amid Global Tensions, 12月 17, 2025にアクセス、 https://blogs.worldbank.org/en/opendata/when-uncertainty-rises--gold-rallies
Gold all-in sustaining costs in US, Canada up YOY; margins to ..., 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.spglobal.com/market-intelligence/en/news-insights/research/2025/10/gold-all-in-sustaining-costs-in-us-canada-up-yoy-margins-to-widen-further
AISC Gold, AISC Mining: Essential 2025 Cost Trends Explained - Farmonaut, 12月 17, 2025にアクセス、 https://farmonaut.com/mining/aisc-gold-aisc-mining-essential-2025-cost-trends-explained
2026 Long-Term Capital Market Assumptions - J.P. Morgan Asset ..., 12月 17, 2025にアクセス、 https://am.jpmorgan.com/content/dam/jpm-am-aem/americas/us/en/institutional/insights/portfolio-insights/ltcma-full-report.pdf
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Q4 2025 Equity Market Outlook - BlackRock, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.blackrock.com/us/individual/literature/market-commentary/equity-market-outlook.pdf
Vanguard warns AI boom may boost the economy while weighing on US stocks, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.investmentnews.com/equities/vanguard-warns-ai-boom-may-boost-the-economy-while-weighing-on-us-stocks/263553
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USDJPY Price Forecast & Predictions for 2025, 2026, 2027–2030 and Beyond - LiteFinance, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.litefinance.org/blog/analysts-opinions/usd-jpy-price-prediction/
Why 'stagflation' could polarise gold and silver - WisdomTree Europe, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.wisdomtree.eu/-/media/eu-media-files/other-documents/research/mo-blogs/monaco-why-stagflation.pdf?sc_lang=en-gb
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Gold Holds Gains as Liquidity Stress Emerges - Sprott, 12月 17, 2025にアクセス、 https://sprott.com/insights/gold-holds-gains-as-liquidity-stress-emerges/
Equinox Gold Announces Updated Feasibility Study for Los Filos Expansion | News, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.equinoxgold.com/news/equinox-gold-announces-updated-feasibility-study-for-los-filos-expansion/
2025 economic and market outlook - Vanguard for Advisors, 12月 17, 2025にアクセス、 https://advisors.vanguard.com/insights/article/2025-economic-and-market-outlook
Equinox Gold Provides Updated 2025 Gold Production and Cost Guidance | News, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.equinoxgold.com/news/equinox-gold-provides-updated-2025-gold-production-and-cost-guidance/
Alamos Gold Reports Third Quarter 2025 Results, 12月 17, 2025にアクセス、 https://alamosgold.com/news-and-events/news/news-details/2025/Alamos-Gold-Reports-Third-Quarter-2025-Results/default.aspx
1 December 19, 2024 Bank of Japan Statement on Monetary Policy 1. At the Monetary Policy Meeting (MPM) held today, the Policy Bo, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.boj.or.jp/en/mopo/mpmdeci/mpr_2024/k241219a.pdf
Investment Outlook for Japanese Equities | Hennessy Funds, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.hennessyfunds.com/insights/japan-market-outlook-april-2025
Japan's Equities Are Seeing a Performance Acceleration - WisdomTree, 12月 17, 2025にアクセス、 https://www.wisdomtree.com/investments/blog/2025/12/02/japans-equities-are-seeing-a-performance-acceleration

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[番外地6] 財政優位時代における戦略的資産保全:「非生産的資産(ハードアセット)100%」ポートフォリオの包括的分析と日本円ベースでの… たけしくん
4. たけしくん[239] gr2Cr4K1gq2C8Q 2025年12月17日 12:33:16 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[28]
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# 2025-2026年 世界経済構造リスクおよびシステミック・クライシスに関する包括的調査報告書

**次なる「リーマン・ショック級」事象の蓋然性とタイムライン**

## 1. エグゼクティブ・サマリー:嵐の前の静寂と構造的脆弱性

2025年12月中旬現在、世界経済は表面的な安定と、水面下で進行する深刻な構造的亀裂との間で引き裂かれています。

米国経済は歴史的な政府閉鎖や地政学的緊張を乗り越え、表面上は「ソフトランディング」の軌道を維持しているように見えます。しかし、その内実は、パンデミック以降の過剰流動性によって覆い隠されてきた債務の山と、急速に膨張する「シャドーバンキング」のリスクによって極めて脆弱な状態にあります。

本報告書は、「リーマン・ショック級の経済崩壊が発生する可能性とその時期」について、最新データに基づき徹底検証したものです。

### 1.1 主要な結論

2026年半ばから後半にかけて、世界金融システムが「リーマン・ショック級」の衝撃に見舞われるリスクは、過去10年間で最も高まっています。

* **危機の確率:** 20〜25%程度(全面崩壊)
* **深刻なリセッションの確率:** 60%超(スタグフレーションを含む)

#### 崩壊のトリガーとなる3つの「震源地」

1. **シャドーバンキングの流動性危機:** 約250兆ドル規模に膨らんだノンバンク部門のレバレッジ巻き戻し。
2. **米国債市場の機能不全:** 制御不能な財政赤字による長期金利の急騰。
3. **地政学的断絶(台湾情勢):** 万一の封鎖によるグローバルGDPの甚大な損失。

### 1.2 タイムラインの予測

最も警戒すべき「危険水域」は、**2026年第3四半期から第4四半期**です。

これは商業用不動産(CRE)の大量償還、FRBの利下げ効果の枯渇、そして米国中間選挙に伴う政治的機能不全が重なる時期にあたります。

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## 2. マクロ経済のベースライン分析:2025年の「蜃気楼」

2025年末時点で、主要経済指標は奇妙な二面性を示しています。

### 2.1 米国経済:ソフトランディング神話の正体

2025年の米国実質GDP成長率は1.8%〜1.9%程度と予測されていますが、これには特殊な要因が含まれています。

* **財政ドーピング:** OBBBA法案による刺激策が2026年前半まで経済を支えているに過ぎない。
* **データ視界の不良:** 米国史上最長の政府閉鎖により、経済の実態を正確に把握できない「霧の中の飛行」が続いている。
* **AIバブルの懸念:** 成長の大部分がAIインフラ投資に依存しており、収益化が遅れれば投資サイクルが逆回転するリスクがある。

### 2.2 世界経済の同時減速

IMFやOECDの予測によれば、世界成長率は2026年にかけて3.1%へと緩やかに低下する見込みです。特に中国の減速は、資源国や新興国への打撃となります。

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## 3. シャドーバンキング:250兆ドルの時限爆弾

次の危機の震源地は、伝統的な銀行ではなく「ノンバンク(NBFI)」、いわゆるシャドーバンキングである可能性が極めて高いと分析されます。

* **膨大な規模:** 世界の全金融資産の51%(約250兆ドル)を占める。
* **プライベート・クレジットの闇:** 銀行を介さない不透明な融資が急増しており、当局も実態を把握できていない。
* **構造的欠陥:** 資産評価の遅れ、流動性のミスマッチ、隠れたレバレッジが蓄積されている。

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## 4. 米国債務危機:財政の崖と「自警団」の逆襲

リーマン・ショックが民間債務だったのに対し、次は「公的部門」が主役となります。

* **負債スパイラル:** 米国連邦債務は36.2兆ドルに達し、対GDP比119%を記録。
* **利払い費の爆発:** 高金利環境により、国の利払い費が予算を圧迫し、民間投資を阻害。
* **ソブリン・ショック:** 米国債の格下げや入札不調をきっかけに、「ボンド・ヴィジランテ(債券自警団)」が売り浴びせを行うリスクがある。

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## 5. 商業用不動産(CRE):静かなる崩壊

リモートワーク定着により、オフィスセクターは深刻な打撃を受けています。

* **座礁資産化:** 全米オフィス空室率は20%に達し、主要都市の物件が価値を失いつつある。
* **2026年の「償還の壁」:** 低金利時代に借りたローンの借り換え需要が2026年にピークを迎えるが、高金利が首を絞める。
* **地域銀行への波及:** 大手行は健全だが、地域銀行の経営基盤がCREの崩壊によって揺らぐ懸念がある。

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## 6. 地政学的ブラックスワン:台湾有事

経済的要因以外で、リーマン・ショックを遥かに超える壊滅的打撃を与えるのが台湾情勢です。

* **GDP損失:** 封鎖が発生した場合、初年度で世界GDPが2.8%減少(リーマンの約2倍)。
* **半導体供給停止:** 最先端半導体の90%を台湾に依存しているため、世界中の電子機器・自動車産業が停止する。

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## 7. 結論:2026年に向けた生存戦略

### 崩壊の蓋然性と時期

* **発生確率:** 全面的な金融システム崩壊は20〜25%。
* **発生時期:** 2026年後半が最も危険。

### 提言:どのように備えるべきか

1. **流動性の確保:** 危機時には「現金」が最強の資産となる。換金性の低い資産への過度な依存を避ける。
2. **シャドーバンキング・リスクの点検:** 取引先が不透明なノンバンク融資に依存していないか確認。
3. **地政学リスクのヘッジ:** サプライチェーンの寸断を想定したBCP(事業継続計画)の策定。

世界経済は今、巨大な債務の山と見えない地雷原の上に立っています。2026年は、その地雷原を無事に通り抜けられるかどうかの分水嶺となるでしょう。
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/813.html#c4

[番外地6] 財政優位時代における戦略的資産保全:「非生産的資産(ハードアセット)100%」ポートフォリオの包括的分析と日本円ベースでの… たけしくん
5. たけしくん[240] gr2Cr4K1gq2C8Q 2025年12月17日 12:49:12 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[29]
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財政優位と技術的破壊の時代における戦略的アセット・アロケーション:2026年を見据えた包括的投資報告書

第1章:大いなる安定(Great Moderation)の終焉と新たな投資レジーム

2026年に向かう世界経済と金融市場は、過去40年間にわたり投資戦略の根幹を成してきた「大いなる安定(Great Moderation)」の終焉という、不可逆的な構造変化の只中にあります。

低インフレ、安定した経済成長、そして株式と債券の負の相関(逆相関)を前提とした伝統的なポートフォリオ構築理論は、もはやその有効性を失いつつあるという認識が、主要な機関投資家や経済学者の間で共有されています。

BlackRock Investment Instituteが指摘するように、現在の市場は「メガフォース(巨大な力)」によって再形成されており、特に人工知能(AI)の台頭と財政優位(Fiscal Dominance)という二つの相反する力が衝突しています。

これにより、マクロ経済のボラティリティは構造的に高止まりし、広範なインデックスへのパッシブ投資という「中立的なスタンス」は、もはやリスク中立的ではなくなっています。

本報告書では、BlackRock、J.P. Morgan、Goldman Sachs、Fidelityといった主要金融機関の2026年見通しに加え、Nouriel RoubiniやHarry Dentといった著名な逆張り論者の警告、さらにはシャドーバンキング(影の銀行)セクターに潜む流動性リスクまでを網羅的に分析し、現在のアセット・アロケーションにおける最適解を導き出します。

結論として、投資家は従来の「60/40ポートフォリオ(株式60%、債券40%)」を放棄し、インフレ耐性のある実物資産、選別されたアクティブ運用、すると流動性管理を重視した動的なアセット・アロケーションへと移行する必要があります。

1.1 財政優位(Fiscal Dominance)の台頭と中央銀行の独立性の喪失

2026年に向けたマクロ経済環境を定義する最大の要因は、「財政優位」の確立です。これは、政府の債務残高と財政赤字が極めて巨大化し、中央銀行がインフレ抑制(物価の安定)という本来のマンデートよりも、政府の資金調達コスト抑制や債務維持を優先せざるを得なくなる状態を指します。

米国をはじめとする先進国では、パンデミック以降の財政支出拡大により公的債務が急増しており、GDP比債務残高は歴史的な高水準に達しています。金利上昇に伴い政府の利払い費が雪だるま式に増加する中で、中央銀行は金利をインフレ率以上に引き上げることが政治的に困難になりつつあります。

この状況下では、実質金利をマイナスに留め、インフレによって債務の実質価値を目減りさせる「金融抑圧」が常態化するリスクが高まります。

Roubini Macro AssociatesのNouriel Roubini氏は、この状況を「スタグフレーション的債務危機」と呼び、中央銀行が「債務の罠」に陥っていると警告しています。彼によれば、インフレ期待の定着を防ぐために必要なレベルまで金利を上げれば、債務危機と深刻な景気後退(ハードランディング)を招き、逆に金融を引き締めなければインフレが暴走するというジレンマに直面しています。

結果として、中央銀行は目標(2%)を上回るインフレ率を容認せざるを得なくなり、これは長期間にわたる貨幣価値の毀損を意味します。

1.2 構造的インフレ圧力と「分散投資の幻想」

パンデミック後のインフレは一時的な供給ショックによるものと見なされてきましたが、2026年に向けてインフレは構造的な要因により粘着性を増しています。

BlackRockは、労働力人口の減少(高齢化)、地政学的分断によるサプライチェーンの再構築(効率性から安全性へのシフト)、そして脱炭素化に伴うコスト増(グリーンフレーション)が、インフレ圧力を恒常的に高めると分析しています。

この環境下において、投資家が直面する最大のリスクは「分散投資の幻想(Diversification Mirage)」です。

過去のディスインフレ局面では、景気後退時に中央銀行が利下げを行うことで債券価格が上昇し、株式の下落を相殺することができました(負の相関)。しかし、供給制約に起因するスタグフレーション(不況下のインフレ)局面では、インフレ懸念から株式と債券が同時に売り込まれる「正の相関」が発生します。

J.P. Morgan Asset Managementの長期資本市場仮定(LTCMA)においても、今後10〜15年のボラティリティとインフレ率は過去の平均を上回ると予測されており、伝統的な債券(特に長期国債)がポートフォリオの安全弁として機能しなくなる可能性が示唆されています。

したがって、新たなアセット・アロケーション戦略では、債券に代わる分散投資手段として、実物資産やオルタナティブ投資の役割を拡大させることが不可欠となります。

第2章:株式戦略 ― AIテーマの深化と「クオリティ」への回帰

株式市場においては、人工知能(AI)による生産性向上への期待と、高金利・高コスト環境による企業業績への圧力が綱引きを続けています。2026年に向けた株式配分では、単なる指数全体への投資ではなく、勝者と敗者を明確に選別するアクティブなアプローチが求められます。

2.1 「Micro is Macro」:AIインフラ投資の波及効果

BlackRockが提唱する「Micro is Macro(ミクロこそがマクロ)」というテーマは、少数の巨大テクノロジー企業によるAI関連の設備投資(CAPEX)が、マクロ経済全体を左右するほどの規模に達していることを示しています。

初期のAIブームは、半導体メーカー(Nvidia等)やプラットフォーマー(Microsoft, Google等)に集中していましたが、2026年に向けて投資機会は「AIを物理的に可能にする企業」へと広がっています。

2.1.1 電力・ユーティリティセクターの復権

FidelityやGoldman Sachsは、AIデータセンターの稼働に必要な膨大な電力を供給する「発電・送電インフラ」を、2026年の最重要テーマの一つとして挙げています。AIの学習および推論プロセスは、従来の検索クエリの数倍から数十倍のエネルギーを消費するため、電力需要の急増が見込まれています。

・原子力発電とSMR(小型モジュール炉): 脱炭素目標と電力安定供給の両立が求められる中、ベースロード電源としての原子力の価値が見直されています。ウラン採掘企業や原子炉建設に関わるエンジニアリング企業は、長期的な追い風を受けるでしょう。

・グリッド・送電網: 老朽化した送電網の近代化と容量拡大は待ったなしの課題であり、送電設備や変圧器を製造する重電メーカー(Industrials)への需要は構造的に継続します。

2.1.2 資本集約型成長へのシフト

AIの構築は極めて資本集約的であり、莫大な先行投資を必要とします。BlackRockは、この投資ブームが「レバレッジの拡大(Leveraging Up)」を引き起こし、企業の資金調達ニーズを高めると指摘しています。

投資家は、AIによる収益化が実現するまでのタイムラグ(financing hump)を埋めるための資金を提供する側に回ることで、株式だけでなくクレジット市場(社債やプライベートクレジット)でもリターンを追求できます。

2.2 「クオリティ」ファクターの重要性とバリュートラップの回避

高金利環境が常態化する中(New Normal)、負債コストの上昇に耐えられない企業や、価格転嫁力を持たない企業の淘汰が進みます。したがって、株式選定においては「クオリティ」ファクターへの傾斜が必須となります。

2.2.1 財務健全性と価格決定力

FidelityやMorgan Stanleyは、強固なバランスシートを持ち、安定したキャッシュフローを生み出す「ベスト・イン・クラス」の企業への投資を推奨しています。これらは、景気減速時にも配当や自社株買いを通じて株主還元を維持できる耐久力を持っています。具体的には、高い参入障壁(Moat)を持ち、インフレによるコスト増を顧客に転嫁できる強力なブランド力や技術力を持つ企業です。

2.2.2 ディフェンシブ・セクターの再評価

スタグフレーションやリセッションのリスクが高まる局面では、景気変動の影響を受けにくいセクターが選好されます。

・ヘルスケア: 高齢化という人口動態の追い風に加え、GLP-1(肥満治療薬)などのイノベーションが成長ドライバーとなっています。また、医療需要は非弾力的であるため、不況下でも業績が底堅い傾向があります。

・生活必需品(Consumer Staples): 必須消費財メーカーは、インフレ局面でも需要が落ち込みにくく、配当利回りも魅力的です。ただし、金利上昇によるバリュエーション調整の影響を受けやすいため、ブランド力が極めて強く、グローバルに展開している企業への選別が必要です。

2.3 地域別アロケーション:米国一極集中からの脱却

過去10年以上続いた「米国株例外主義(American Exceptionalism)」は見直しが必要です。米国のバリュエーション(PER)は歴史的高水準にあり、ドル高是正のリスクも考慮する必要があります。

・日本株: コーポレートガバナンス改革の進展とデフレ脱却により、構造的な再評価が進んでいます。J.P. MorganやPictetは、日本株や欧州株のバリュエーション面での優位性を指摘しており、米国株への過度な集中を緩和するための分散先として有望です。

・新興国(除く中国): サプライチェーンの再編(フレンド・ショアリング)の恩恵を受けるインドやメキシコ、ベトナムなどの国々は、長期的な成長ポテンシャルを持っています。ただし、ドル高局面では通貨安リスクがあるため、選別的な投資が求められます。

第3章:債券戦略の再構築 ― バーベル戦略とデュレーション管理

かつて「リスクフリー」とされた長期国債は、財政優位とインフレの時代においては「リターンなきリスク」へと変貌しつつあります。債券ポートフォリオの構築においては、金利リスク(デュレーション)の管理と、イールドカーブの形状変化への対応が最重要課題となります。

3.1 長期国債の回避とイールドカーブのスティープ化

債券市場における最大のリスクは、イールドカーブの「ベア・スティープニング(長期金利が短期金利よりも速いペースで上昇すること)」です。

・ターム・プレミアムの復活: インフレの不確実性と財政赤字の拡大により、投資家は長期の債券を保有することに対してより高い上乗せ金利(ターム・プレミアム)を要求するようになります。

・需給の悪化: 米国債の最大の買い手であったFRB(量的引き締めによる売却)や海外中央銀行(中国や日本の保有減)が買い手から売り手へと回る中、大量の国債発行を消化するためには利回りの上昇が不可避です。

このため、従来のパッシブ運用で一般的だった「長期国債への配分」は、ポートフォリオのボラティリティを高める要因となり得ます。TD Securities等の分析によれば、2026年にかけて長期金利は高止まりするか、さらに上昇するリスクがあります。

3.2 バーベル戦略(Barbell Strategy)の採用

不確実な金利環境下で最も有効な戦略として、多くの機関投資家(PIMCO, WisdomTree等)が「バーベル戦略」を推奨しています。これは、極端に短い期間の資産と、中長期のクレジット資産を組み合わせ、中間領域を避ける手法です。

3.2.1 短期端(Short End):流動性と高利回りの確保

バーベルの一方は、超短期の米国債(T-Bills)や高格付けのマネー・マーケット・ファンド(MMF)で構成します。現在の逆イールド環境下では、リスクフリーに近い短期資産で4〜5%程度の利回りを確保することが可能です。これは「キャッシュはゴミ(Cash is Trash)」の時代から「キャッシュは王様(Cash is King)」への転換を意味し、市場の急落時に買い向かうための「ドライパウダー(待機資金)」としての役割も果たします。

3.2.2 長期端・クレジット(Long End/Credit):質の高いインカム

バーベルのもう一方は、選別された投資適格社債や、特定の証券化商品(CLOの最上位トランシェなど)に配分します。ここでは金利リスクを取るのではなく、企業の信用力に基づいたスプレッド収入を狙います。ただし、景気後退リスクを考慮し、デフォルトリスクの高いハイイールド債や低格付け債への過度な露出は避けるべきです。

3.3 債券アクティブ運用の復権

PIMCOやBlackRockは、債券市場におけるアクティブ運用の重要性を強調しています。債券インデックス(時価総額加重平均)は、「最も借金の多い企業や国」の比率が高くなるという構造的な欠陥を抱えています。財政悪化や企業のレバレッジ拡大が進む中、インデックス運用では「負け組」へのエクスポージャーが高まるリスクがあります。

アクティブ運用者は、バランスシートの分析を通じて、金利上昇に耐えうる発行体を選別し、インフレ連動債(TIPS)などを活用して実質リターンを追求することが可能です。

第4章:プライベート・マーケットとシャドーバンキングの功罪

低金利時代に急拡大したプライベート・クレジット(私募債権)や非上場REITなどの「シャドーバンキング(影の銀行)」セクターは、2026年に向けて重大な転換点を迎えています。これらの資産クラスはポートフォリオに分散効果と高い利回りをもたらす一方で、隠された流動性リスク(Liquidity Risk)を孕んでいます。

4.1 プライベート・クレジットの構造的リスク

銀行が規制強化により融資を縮小する中、ノンバンクによる直接融資(ダイレクト・レンディング)が急増し、市場規模は1.7兆ドルを超えています。

・メリット: 変動金利(フローティングレート)であるため金利上昇に強く、銀行融資よりも高い利回りを提供します。

・リスク: 最大の問題は「流動性のミスマッチ」です。多くのプライベート・クレジット・ファンドやBDC(事業開発会社)は、投資家に対して四半期ごとの解約(換金)を約束していますが、裏付けとなる資産は数年単位で資金が拘束される非流動的な貸付債権です。市場ストレス時には、解約請求が殺到し、ファンドが「ゲート(解約制限)」を発動して資金が凍結されるリスクがあります。

4.2 非上場REIT(Non-Traded REIT)の評価ラグ問題

非上場REITは、公開市場のボラティリティを回避できるとして人気を博してきましたが、その安定性は「評価頻度の低さ」による幻想である可能性があります。公開REITが金利上昇により価格を大きく下げた局面でも、非上場REITは評価額(NAV)を据え置くことが多く、実勢価格との乖離が生じています。

2026年にかけて、この評価ラグが解消される過程で、突如として大幅な評価損が計上されるリスクがあります。これは「評価の崖」と呼ばれ、投資家の不信感を招き、取り付け騒ぎのような解約ラッシュを引き起こす可能性があります。

4.3 投資家への提言:流動性プレミアムの再考

Wellington Management等の分析によれば、プライベート市場への資金流入過多により、かつて存在した「非流動性プレミアム(流動性を犠牲にすることで得られる超過リターン)」が縮小、あるいは消滅しています。

推奨アクション:

・リテール向け商品の回避: 「セミリキッド(半流動的)」や「エバーグリーン」と称するリテール向けプライベート・ファンドは、危機時にゲート条項が発動されやすいため、真の長期資金以外では避けるべきです。

・シニア・セキュアード(優先担保付)への限定: 投資する場合は、資本構造の最上位に位置し、資産保全が図られている「シニアローン」に限定し、劣後債(メザニン)やエクイティに近いリスクは避けるべきです。

第5章:実物資産とコモディティ ― インフレ時代の盾

財政優位と構造的インフレの時代において、名目資産(ペーパーアセット)の価値毀損を防ぐためには、実物資産(リアルアセット)への配分を大幅に増やす必要があります。

5.1 金(ゴールド):究極のヘッジ資産

金は、1970年代のスタグフレーション期において最も高いパフォーマンス(年率30%超)を記録した資産クラスです。2026年に向けて、金は以下の3つのドライバーによりポートフォリオの核となります。

・中央銀行の買い入れ: 米国債の凍結リスク(ロシア制裁の教訓)を背景に、中国や新興国の中央銀行が外貨準備をドルから金へとシフトさせています。これは構造的な需要増を意味します。

・実質金利の低下圧力: 財政優位により、FRBがインフレ率を下回る金利政策を余儀なくされた場合、実質金利は低下し、金利を生まない金の相対的な魅力が高まります。

・地政学リスクヘッジ: 戦争や紛争による市場の混乱時において、金は流動性の高い安全資産として機能します。

State Streetなどは、金価格が2026年に向けて新たな高値を更新し続けると予測しており、ポートフォリオの5〜10%程度を金(現物ETFや信託)に配分することが推奨されます。

5.2 コモディティのスーパーサイクル

エネルギー転換(グリーントランスフォーメーション)とAIインフラ構築は、特定のコモディティに対する巨大な需要を生み出しています。

・産業用金属(銅・アルミニウム): 送電網の拡張、EV、データセンターの配線など、電化の進展には銅が不可欠です。供給不足(鉱山開発の遅れ)と需要急増が重なり、価格の長期的な上昇トレンドが予想されます。

・エネルギー(石油・ガス・ウラン): 再生可能エネルギーへの移行過渡期において、化石燃料への投資不足が供給制約を招き、価格を高止まりさせます。また、AI電力需要を満たすための原子力回帰はウラン価格を押し上げます。

・農業コモディティ: 気候変動による異常気象と地政学的紛争は食糧供給を不安定化させており、農業関連資産はインフレヘッジとして機能します。

5.3 インフラストラクチャー投資

インフラ資産(有料道路、空港、パイプライン、データセンター等)は、インフレ連動の料金設定が可能であることが多く、安定したキャッシュフローを提供します。特に、政府の財政余力が低下する中、民間資本によるインフレ整備への需要は高まっており、公的支援を受けたプロジェクトなどはディフェンシブな成長資産となります。

第6章:暗号資産(クリプト)の位置付けとテイルリスク・ヘッジ

6.1 ビットコイン:デジタル・ゴールドか、ハイベータ・テック株か?

ビットコインは「デジタル・ゴールド」として、法定通貨の減価に対するヘッジ手段となるとの期待があります。しかし、実際の価格挙動(相関データ)はより複雑です。

・相関の現実: 2024年から2025年にかけてのデータでは、ビットコインとS&P 500(特にNasdaq)との相関は0.77〜0.88と高く、リスクオン資産としての性質を強く残しています。金融引き締め局面や流動性低下局面では、ハイテク株と同様に売られる傾向があります。

・「有事」の反応: 一方で、地方銀行危機(2023年3月)のような「銀行システムへの信認」が揺らぐ特定の局面では、伝統的金融システムからの逃避先として金と同様の動きを見せることが確認されています。

・戦略的判断: ビットコインは、ポートフォリオの一部(1〜3%程度)として、不確実性に対する「コール・オプション(非対称なリターンを狙う投機的ポジション)」として保有する価値はありますが、金を代替する完全な安全資産(Safe Haven)として依存するのは時期尚早です。

6.2 テイルリスク・ヘッジとキャッシュの役割

「ブラックスワン(極端な市場崩壊)」に備えるため、Universa InvestmentsのMark Spitznagel氏などが提唱するテイルリスク・ヘッジ戦略が注目されています。これは、OTM(アウト・オブ・ザ・マネー)のプットオプションを少量購入し、市場が平穏な時は保険料としてコストを支払いつつ、暴落時には数千倍のリターンを得ることでポートフォリオ全体を保護する手法です。

また、Harry Dent氏のような極端な弱気論者は、バブル崩壊に備えて資産の大半をキャッシュ(短期国債)で保有することを推奨しています。極端なポジションをとらないまでも、ポートフォリオの一定割合(10〜15%)を流動性の高い短期資産(MMF等)で保持することは、市場の急落時に安値で優良資産を買い拾うための「戦略的忍耐」として機能します。

第7章:シナリオ分析と逆張り視点からの警告

メインシナリオ(ソフトランディング)だけでなく、悲観シナリオ(スタグフレーションやデフレ不況)を想定しておくことは、資産防衛の観点から極めて重要です。

7.1 スタグフレーション的債務危機(Nouriel Roubiniの視点)

Roubini氏は、供給ショックの恒久化と財政赤字の拡大により、1970年代型のスタグフレーションと2008年型の債務危機が同時に進行すると予測しています。このシナリオでは、株式も債券も同時に下落するため、現金、金、インフレ連動債(TIPS)、短期債のみが避難所となります。彼が関与する「Atlas America Fund (USAF)」のポートフォリオは、短期国債、金、REIT、農業コモディティといった「気候変動・インフレ耐性資産」に集中しており、これはディフェンシブなアロケーションの参考モデルとなります。

7.2 デフレ的バブル崩壊(Harry Dentの視点)

一方、Harry Dent氏は、人口動態(ベビーブーマーの消費減退)と過剰な景気刺激策の反動により、2026年までに歴史的なデフレ不況と資産バブルの崩壊(株価の90%下落)が起こると警告しています。このシナリオでは、金やビットコインさえも下落し、唯一の勝者は「長期米国債(金利低下による価格上昇)」と「米ドル現金」であると主張しています。

7.3 パラダイムシフト(Ray Dalio / Bridgewaterの視点)

Ray Dalio氏は、債務のビッグサイクルと内部対立・外部対立(地政学)のサイクルがピークに達しており、世界秩序の変化に伴うパラダイムシフトが起こると説いています。彼の戦略は、特定の国や通貨に依存しない「全天候型(All Weather)」の構築であり、特にインフレヘッジとしての金や、新興国資産への分散を重視しています。

第8章:推奨アセット・アロケーション・モデル(2026年版)

以上の分析を総合し、従来の60/40モデルを刷新した、3つのリスクプロファイル別ポートフォリオモデルを提示します。これらは「財政優位ポートフォリオ(Fiscal Dominance Portfolio)」として設計されています。

【推奨アセット・アロケーション・モデル(2026年予測値)】

■資産クラス:株式(Total Equity) ・詳細戦略:クオリティ & AIテーマ ・保守的(防衛重視):30% ・バランス(全天候型):45% ・積極的(成長追求):60%

(内訳:米国株クオリティ 15~30% / AIインフラ・テーマ株 5~15% / グローバル分散 10~15%)

■資産クラス:債券(Total Fixed Income) ・詳細戦略:バーベル戦略 ・保守的(防衛重視):40% ・バランス(全天候型):30% ・積極的(成長追求):20%

(内訳:短期国債・MMF 10~25% / 投資適格社債・CLO 5~10% / インフレ連動債 5%)

■資産クラス:実物・代替資産(Alts) ・詳細戦略:インフレ盾 & 非相関 ・保守的(防衛重視):30% ・バランス(全天候型):25% ・積極的(成長追求):20%

(内訳:金 5~15% / コモディティ 5% / 不動産・インフラ 5~10% / 暗号資産等 0~5%)

モデルの解説と実装のポイント:

・株式(Equity): 「マグニフィセント7」のみに依存せず、AIの恩恵が波及する電力、インフラ、ヘルスケアへ分散します。日本株は通貨分散と割安性の観点から推奨されます。

・債券(Fixed Income): 長期国債(20年超)の保有比率は最小限に留め、短期債(T-Bills)とクレジットの組み合わせ(バーベル)で安定性を確保します。

・実物資産(Real Assets): 金の比率を引き上げます。伝統的な推奨値よりも高い10-15%を検討すべきです。これは株式と債券の相関が正になる局面での命綱となり得ます。

第9章:結論とアクションプラン

2026年に向けた投資環境は、過去数十年で最も困難かつ複雑なものとなるでしょう。財政優位によるインフレ圧力と、AIによる技術革新という二つの巨大な力が、市場を予測不可能な方向に動かしています。

投資家が今すぐ取るべきアクション:

ポートフォリオの診断: 株式と長期国債のみで構成された「60/40」になっていないか確認し、債券部分のデュレーションを短縮化する。

「偽の分散」の排除: プライベート・クレジットや非上場REITなど、見かけ上のボラティリティは低いが流動性リスクの高い資産への過度な依存を見直す。

実物資産の構築: 金やコモディティ、あるいはインフレに強い質の高い株式(価格決定力のある企業)をコアに据える。

動的な管理: 「買って忘れる(Buy and Hold)」戦略は通用しない。市場の相関変化や政策変更に応じて、柔軟にアセット・アロケーションを変更する準備を整える。

総じて、今は「リターンの最大化」よりも「富の保全(Wealth Preservation)」と「購買力の維持」を優先すべき局面にあります。しかし、AIインフラや日本の再生といった構造的な成長テーマには、リスクを取って投資する価値があります。

守りと攻めを明確に分けたバーベル型のアプローチこそが、2026年の荒波を乗り越える羅針盤となるでしょう。
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[番外地6] 財政優位時代における戦略的資産保全:「非生産的資産(ハードアセット)100%」ポートフォリオの包括的分析と日本円ベースでの… たけしくん
6. たけしくん[241] gr2Cr4K1gq2C8Q 2025年12月18日 10:29:03 : Tkd1B4jCF0 : cGZ0OXRMVkplb28=[30]
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**戦略的資産配分と短期的モメンタムのパラドックス:なぜ「貴金属の優位性」を認めつつ「株主体のNISA」が合理的解となるのか**

**要旨:一見した矛盾の背後にある「時間軸」と「資産の本質」の整合性**

本レポートは、投資家が抱く根源的な疑問、すなわち「直近1年および短期的な未来においてゴールドやシルバーといった貴金属が株式市場をアウトパフォーム(上回るパフォーマンス)すると予測しているにもかかわらず、なぜポートフォリオ全体の配分を10%〜20%に留め、NISA(少額投資非課税制度)を活用した株式中心の長期戦略を推奨するのか?」という、一見すると論理的矛盾に見える命題に対し、金融工学、歴史的データ、行動経済学、および税制優遇の観点から包括的な回答を提示するものである。

結論から述べれば、このアプローチは矛盾ではなく、「短期的な価格変動(投機的機会)」と「長期的な富の形成(投資的必然)」を明確に区別した、リスク調整後の最適解である。貴金属が特定の局面(通貨価値の毀損、地政学的リスクの高まり)において株式を凌駕することは歴史的事実であり、現在のマクロ経済環境もその再現を示唆している。しかし、貴金属は「価値の保存」には優れているものの、「価値の増殖(複利効果)」の機能を持たない。一方で株式は、配当再投資と企業利益の成長という内部エンジンにより、長期的には貴金属を圧倒するパフォーマンスを示してきた。

特にNISAという「長期・非課税・複利」を最大化する制度設計においては、配当(インカムゲイン)を生まない貴金属よりも、再投資効果を享受できる株式を核に据えることが数理的に合理的となる。したがって、「貴金属の優位性を認めるからこそ0%にはせず、しかし長期的な成長を捨てないために20%以内に留める」という戦略は、アクセル(株式)とブレーキ・エアバッグ(貴金属)を使い分ける高度なリスク管理の結果であり、投資家の資産を「守りながら増やす」ための最も確実性の高いアプローチといえる。

***

**第1章 戦略的資産配分における「矛盾」の正体**

投資判断において、短期的な市場予測と長期的な戦略構築が異なる結論を導き出すことは珍しくない。ユーザーが指摘する「直近の貴金属の上昇」と「長期的な株の推奨」の間の緊張関係は、実はプロフェッショナルな資産運用において最も重要な「時間軸の分散」という概念に根ざしている。

**1.1 「予測」と「計画」の決定的な違い**

まず、投資における「予測(Prediction)」と「計画(Planning)」の役割を定義する必要がある。

予測(Tactical View): 「今後12ヶ月、インフレと地政学的リスクによりゴールド価格は上昇する可能性が高い」という判断は、市場の現況分析に基づく短期・中期的な予測である。これは「天気予報」に相当する。嵐が来る予報が出ているため、傘(ゴールド)を用意するのは正しい。

計画(Strategic View): 「今後20年〜30年で資産を倍増させ、老後資金を形成する」という目的は、長期的な計画である。これは「気候」に対応する家づくりに相当する。今日が嵐だからといって、家の土台をすべて傘で作るわけにはいかない。晴れの日(経済成長期)には、太陽光を取り込み作物を育てる(株式による成長)機能が必要だからである。

レイ・ダリオ氏(ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者)のような著名投資家でさえ、現在の環境を「1970年代のようなスタグフレーション的状況」と分析し、ゴールドへの配分を推奨しているが、その推奨比率は15%程度である。彼が「ゴールドが上がる」と確信していても「100%ゴールド」を推奨しないのは、ポートフォリオ全体が特定のシナリオ(この場合はインフレ不況)に過剰適応し、他のシナリオ(技術革新によるデフレ的成長など)で脆弱になることを防ぐためである。つまり、10%〜20%という数字は、予測への自信の欠如ではなく、予測が外れた場合や局面が変化した場合でも資産を守り抜くための「安全装置」の適正サイズなのである。

**1.2 直近のパフォーマンスと「直近バイアス」の罠**

ユーザーが指摘するように、直近1年(2023年〜2024年、および2025年にかけて)のゴールドおよびシルバーのパフォーマンスは株式を上回る局面が見られた。特にゴールドは2024年から2025年にかけて史上最高値を更新し、インフレ調整後の1980年のピークをも超える勢いを見せている。

しかし、投資判断において最も危険な心理バイアスの一つが「直近バイアス(Recency Bias)」である。これは「直近に起きたことが、将来も永続する」と錯覚する心理である。歴史的に見れば、ゴールドが株式をアウトパフォームする期間(例:1970年代、2000年代)の後には、必ずと言っていいほど株式がゴールドを圧倒的にアウトパフォームする期間(例:1980年代〜1990年代、2010年代)が訪れている。

「直近1年で勝っているから」という理由だけで資産の過半を貴金属に移すことは、次のサイクルの転換点で資産を固定化させ、その後の回復・成長相場を取り逃がすリスク(機会損失)を最大化させる行為となり得る。

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**第2章 資産の本質的違い:生産資産 vs 非生産資産**

なぜ「長期的な視点」では株式が有利であり、貴金属は脇役に留まるべきなのか。その答えは、価格変動の背後にある「価値の源泉」の違いにある。

**2.1 株式:複利で増殖する「生産資産」**

株式(Equities)は、事業活動を行う企業の所有権である。これらは「生産資産(Productive Assets)」と呼ばれる。

自己増殖機能: 企業は調達した資本を事業に投下し、利益を生み出す。その利益の一部は配当として株主に還元され、残りは再投資されてさらなる利益を生む。このサイクルが、市場センチメントとは無関係に、企業の内在価値を高め続ける。

配当の力: S&P500指数の過去のトータルリターンにおいて、配当とその再投資が寄与した割合は約34%(1940年〜2024年)に達する。特に株価が停滞する局面(横ばい相場)において、配当はリターンの源泉となり、資産形成の下支えとなる。

イノベーションの取り込み: 株式は人類の技術革新(AI、インターネット、医療技術など)による生産性向上を利益として取り込むことができる。

**2.2 貴金属:価値を保存する「非生産資産」**

一方、ゴールドやシルバーは「非生産資産(Non-Productive Assets)」である。

キャッシュフローの欠如: 1オンスのゴールドは、100年経っても1オンスのままである。新たなゴールドを生み出すこともなければ、配当を支払うこともない。むしろ、保管コストや保険料といったマイナスのキャッシュフロー(保有コスト)が発生する場合さえある。

価値の源泉: 貴金属の価格上昇は、純粋に「需給バランス」と「通貨価値の希薄化」に依存している。つまり、誰かが将来、現在よりも高い価格(あるいは価値の下がった通貨のより多くの量)で買ってくれることに期待するしかない。ウォーレン・バフェットが「ゴールドは恐怖への投資である」と述べたように、そのパフォーマンスは他者の不安や通貨システムへの不信感に連動する。

**2.3 ジェレミー・シーゲル教授の「200年データ」が示す真実**

長期投資の権威であるジェレミー・シーゲル教授(ウォートン・スクール)の研究データ は、10%〜20%配分の合理性を強烈に裏付けている。

1802年から2000年代初頭までの約200年間の実質トータルリターン(インフレ調整後)を比較すると、以下のようになる。

| 資産クラス | 実質年率リターン(約) | 200年後の資産価値(概念的) | 特徴 |
| :--- | :--- | :--- | :--- |
| 株式(Stocks) | 6.7% | 数百万倍 | 複利効果による指数関数的成長 |
| 債券(Bonds) | 3.5% | 数千倍 | 金利による安定成長 |
| ゴールド(Gold) | 0.6% | 数倍(購買力維持) | インフレヘッジ機能のみ |
| 米ドル(Cash) | -1.4% | ほぼ無価値 | インフレによる価値消滅 |

このデータが示す事実は明白である。「超長期(20年〜30年超)」において、ゴールドは購買力を維持する(インフレに負けない)程度の役割しか果たせず、資産を劇的に「増やす」力は株式に遠く及ばないということである。

したがって、「資産を増やす」ことを主目的とするNISAなどの長期投資枠において、リターンの期待値が0.6%の資産(ゴールド)に過半を配分することは、6.7%の期待値を持つ資産(株式)を放棄することを意味し、数理的に極めて非効率(機会損失が莫大)な選択となる。これが、貴金属を「守りの資産(10%〜20%)」に留めるべき最大の論拠である。

***

**第3章 歴史的教訓:モメンタムの罠と「失われた数十年」**

ユーザーは「直近の上昇」を根拠にしているが、歴史を振り返れば、貴金属の強烈な上昇(モメンタム)の後に、投資家を絶望させるほどの長期間の停滞が待ち受けていた事例が確認できる。この歴史的パターンこそが、全資産を貴金属にシフトすることへの強力な反証となる。

**3.1 1980年のピークと「25年の沈黙」**

現在のゴールド価格の高騰は、1970年代末から1980年初頭の状況と酷似している。

1980年の熱狂: オイルショックとインフレ懸念により、ゴールドは1980年1月に一時850ドル(名目価格)の史上最高値をつけた。当時の投資家たちは「株は死んだ、これからはゴールドの時代だ」と確信していた。

その後の現実: しかし、ポール・ボルカーFRB議長による金利引き上げとインフレ沈静化により、ゴールド価格は暴落。その後、名目価格で再び850ドルを回復したのは2008年であった。つまり、高値掴みをした投資家は約28年間、含み損を抱え続けたことになる。

インフレ調整後の悲劇: さらに深刻なのは「実質価値」である。インフレ調整後の価格で見ると、1980年のピーク(現在の貨幣価値で約3,400〜3,600ドル相当)を回復したのは、実に2024年〜2025年になってからである。つまり、実質的な購買力としては約45年間、元本を回復できなかったのである。

もし、1980年の時点で「直近のパフォーマンスが良いから」という理由で資産の大部分をゴールドに移していたら、その後の世界経済の成長(株式市場の繁栄)を指をくわえて見ていることになり、資産形成において致命的な失敗を犯していたことになる。

**3.2 シルバーの「悪魔的」ボラティリティ**

ユーザーは「ゴールド・シルバー」と一括りにしているが、シルバーのリスク特性はさらに極端である。

変動率の高さ: シルバーの価格変動率(標準偏差)は、ゴールドやS&P500の約2倍(30%〜35%)に達することが多い。

下落の深さ: シルバーは1980年に50ドル近辺の高値をつけた後、数年で5ドル以下まで暴落した(約90%の下落)。2011年にも再び50ドルに迫ったが、その後14ドル近辺まで下落した。2025年現在においてさえ、1980年および2011年の名目最高値を明確に超えて安定しているとは言い難い状況にある。

「資産を守りつつ増やす」という目的に対して、90%の下落リスクを持つ資産(シルバー)に高い配分を行うことは、あまりに投機的すぎる。10%〜20%という制限は、こうした「破滅的なドローダウン(資産減少)」からポートフォリオ全体を守るための防波堤なのである。

***

**第4章 現代ポートフォリオ理論(MPT)と「10%〜20%」の数理的根拠**

「10%〜20%」という数字は、感覚的なものではなく、現代ポートフォリオ理論(MPT)における分散効果の最適化に基づいている。

**4.1 相関係数とリスク低減の「フリーランチ」**

投資の世界において唯一の「フリーランチ(タダ飯)」と呼ばれるのが分散投資である。

相関の低さ: ゴールドは歴史的に、株式との相関が低い(あるいは逆相関になる)資産である。株が上がるときにゴールドは横ばいか下がり、株が暴落するとき(例:リーマンショック、コロナショック初期)にゴールドは上がる傾向がある。

2008年リーマンショック時:S&P500が約37%下落する中、ゴールドは約25%上昇した。

変動の打ち消し合い: 変動する資産同士を組み合わせることで、ポートフォリオ全体の変動(リスク)を抑えることができる。データ分析によれば、株式100%のポートフォリオにゴールドを10%〜20%加えることで、リターンを大きく犠牲にすることなく、ポートフォリオ全体のボラティリティ(価格変動リスク)と最大ドローダウン(下落幅)を最小化できることが示されている(シャープレシオの向上)。

**4.2 なぜ「もっと多く」ではいけないのか?**

では、なぜ30%、50%と増やしてはいけないのか。それは「ドラッグ(足かせ)効果」が発生するからである。

前述の通り、ゴールドの長期リターンは株式より低い。分散効果によるリスク低減のメリットは、ゴールドの配分が20%〜30%を超えると、低リターン資産の保有割合が増えることによる「リターンの低下」というデメリットに負け始める。

レイ・ダリオ氏の「オール・ウェザー(全天候型)ポートフォリオ」においても、金への配分は約7.5%、コモディティ全体を含めても15%程度に設計されている(近年の発言では15%への引き上げを示唆しているが、それでも過半数ではない)。これは、資産を守るために必要な量はその程度で十分であり、それ以上は成長の阻害要因になるというプロの判断を示している。

**4.3 リバランスによる「安値拾い」の自動化**

10%〜20%という固定枠を設けることには、運用上の大きなメリットがある。それは「リバランス(資産配分の再調整)」の効果である。

シナリオ: ユーザーの予測通り、貴金属が急騰し、株が停滞したとする。当初20%だった貴金属の配分は、値上がりによって30%に膨らむ。

アクション: ここで「20%に戻す」というルールに従い、値上がりした貴金属を一部売却(利益確定)し、その資金で割安になっている株式を買い増す。

効果: これにより、「高く売って安く買う」という投資の王道を感情に左右されずに実行できる。もし貴金属を100%持っていたら、単に保有し続けるだけで利益確定の機会を逸し、その後の暴落に巻き込まれる可能性がある。10%〜20%という枠は、貴金属の上昇を株式の購入資金に変換する「ポンプ」の役割を果たすのである。

***

**第5章 NISA制度の特性と「資産の置き場所(アセット・ロケーション)」**

ユーザーの質問にある「NISAなどを活用しながら」という部分も、戦略的配分の重要な鍵を握っている。日本のNISA制度(および類似の非課税制度)は、資産の種類によって恩恵の度合いが異なる。

**5.1 非課税メリットの最大化**

NISAの最大のメリットは、「売却益」と「配当金」が非課税になることである。このメリットを数理的に最大化するには、以下の条件を満たす資産をNISA口座に入れるべきである。

期待リターンが高い資産: 非課税枠の価値は、「利益」の額に比例する。利益が小さい資産(期待リターンの低い債券や、長期的にはインフレヘッジに留まるゴールド)を置くよりも、利益が大きくなる可能性が高い資産(株式)を置く方が、節税額(=実質リターン向上)は大きくなる。

配当再投資の効果: 課税口座では、配当が出るたびに約20%の税金が引かれ、残り80%しか再投資できない。しかしNISAなら100%再投資できる。この「複利の非課税効果」は期間が長くなるほど指数関数的に効いてくる。配当を出さないゴールドには、この「配当非課税」のメリットが存在しない。

**5.2 「損益通算」不可のリスク**

NISAのデメリットとして、「損益通算ができない」点がある。もしNISA口座で損失を出しても、他の口座の利益と相殺して税金を減らすことができない。

ボラティリティが高く、数十年単位で元本割れのリスクがある単一資産(例えばシルバー単体や、高値圏でのゴールド集中投資)をNISAの主役にすることは、制度のリスク許容度と相性が悪い。世界中に分散され、長期的には成長し続ける確率が高い「全世界株式」や「米国株式(S&P500)」の方が、NISAの枠組みにおける成功確率は統計的に高い。

したがって、NISAの非課税枠は「株式(S&P500やオルカン)」で埋め尽くし、ゴールドやシルバーはNISA枠外(特定口座)や、ポートフォリオの一部(サテライト枠)として保有するのが、税制効率の観点からも最も合理的(Rational)な戦略となる。

***

**第6章 成功確率を高める行動経済学的視点**

最後に、なぜこの戦略が「最も成功確率が高い」と言えるのか、投資家の心理面(行動ファイナンス)から分析する。

**6.1 FOMO(取り残される恐怖)の制御**

現在のようにゴールドが上がっている局面で「ゴールドを持たない」という選択は、投資家に強いストレス(FOMO)を与える。隣でゴールド投資家が儲かっているのに、自分だけ持っていないと、焦って高値で飛びつき、その後の暴落で大損をするというパターンが繰り返されてきた。

「10%〜20%を持つ」という戦略は、この心理的ストレスを緩和する効果がある。「自分もゴールドを持っている(上昇の恩恵を受けている)」という事実が、焦りを抑え、冷静な長期積立(株式投資)を継続する力となる。つまり、この配分は心の安定剤(Behavioral Hedge)としても機能するのである。

**6.2 「後悔」の最小化(ミニマックス戦略)**

投資において重要なのは「大勝ち」することではなく「退場(破産)」しないことである。

株100%のリスク: インフレ・スタグフレーション局面で資産が目減りし、精神的に耐えられず底値で売ってしまうリスク。

金100%のリスク: 世界経済が成長し、株価が何倍にもなる中で、自分の資産だけが増えない(実質価値が変わらない)リスク。老後資金が不足するリスク。

株80% + 金20%の戦略: どちらのシナリオになっても「致命傷」を負わない。株がダメでも金が支え、金がダメでも株が成長する。どの未来が来ても「そこそこの正解」を出せるこの構成こそが、不確実な未来に対する最も誠実で合理的な回答である。

***

**結論:矛盾ではなく、高度な整合性**

以上の分析から、ユーザーの問いに対する回答は以下の通り総括される。

あなたが指摘する「直近の貴金属の優位性」は正しい。今のマクロ経済環境(債務膨張、地政学リスク)は貴金属に強い追い風を吹かせている。

しかし、「風が強いからといって、家の土台(長期資産)をすべて帆(投機的資産)に変えてはいけない」。

「10%〜20%の配分」と「NISAでの株式運用」を推奨する理由は、以下の3点に集約される。

1. **複利の不在:** 貴金属は長期的な富の増殖エンジン(複利効果)を持たないため、メイン資産に据えると資産形成スピードが著しく低下するリスクがある。
2. **歴史的リスク:** 貴金属は一度ピークをつけると、次のピークまで数十年(20年〜40年)を要する場合があり、資産の全振りを許容できない。
3. **制度的最適解:** NISAの非課税メリットを最大化するのは、高期待リターンかつ配当再投資が可能な株式である。

したがって、「貴金属の上昇を予測しつつも、配分を限定する」というアドバイスは矛盾ではなく、「短期的機会(Opportunity)」を捉えつつ、「長期的生存(Survival)」と「繁栄(Prosperity)」を確実にするための、極めて理性的かつ計算された戦略なのである。貴金属の輝きに目を奪われすぎることなく、その輝きをポートフォリオの「保険」として賢く利用することこそが、資産を守りつつ増やす最短ルートであると言える。

***

**付録:主要データ比較表(ご参考)**

| 比較項目 | 米国株式(S&P500) | ゴールド(Gold) | シルバー(Silver) |
| :--- | :--- | :--- | :--- |
| 主な収益源 | 企業の利益成長 + 配当 | 需給逼迫 + 通貨安 | 需給 + 工業需要 + 投機 |
| 配当・利子 | あり(歴史的平均利回り 2〜4%) | なし(保管コスト発生) | なし |
| 長期実質リターン | 約 6.7%(複利効果大) | 約 0.6%(価値保全) | ゴールドより劣る傾向 |
| 価格変動(リスク) | 中程度(標準偏差 15%前後) | 中程度(標準偏差 15%前後) | 極大(標準偏差 30%超) |
| 過去の低迷期間 | 最長で約10〜15年(1929年、2000年等) | 最長で約25〜45年(1980年ピーク等) | 数十年単位で高値更新せず |
| NISA適合性 | ◎(非課税複利の最大活用) | △(売却益のみ非課税) | △(ハイリスク・ハイリターン) |
| 推奨役割 | 資産形成のエンジン(コア) | 危機への保険(サテライト) | 投機的アクセント |

以上

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