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[医療崩壊8] 第7章「非感染症」


今回は、第7章「非感染症」の内容を要約して紹介します。
心血管疾患、化学物質過敏症、自己免疫疾患、アレルギーから自閉症やがんまで、様々な非感染症である疾患の、表向きの原因と本当の原因について説明しています。

非感染症


WHO(世界保健機関)では、ICD(国際疾病分類)という疾病の分類を定めています。
これによると、すべての疾病は、
●感染症
●非感染症

の2つに分類されます。
 
感染症という概念の異常や矛盾については、第3章「病原菌理論の虚偽」、第4章「感染症神話」で説明しました。
この章では、感染症だけでなく、非感染症も現代医療に正しく認識されていないということを説明します。
 
 
非感染性疾患(NCD・非感染症)は、毎年4,100万人の死因になっており、これは世界の全死亡者の71%に相当します。
1位 心血管疾患(CVD) 毎年1,790万人が死亡
2位 がん 毎年900万人が死亡
3位 呼吸器疾患 毎年390万人が死亡
4位 糖尿病 毎年160万人が死亡

 
WHOのファクトシートでは、慢性疾患とも呼べる非感染症の原因には、
●遺伝的要因
●生理学的要因
●環境的要因
●行動要因
が関わってくる

と述べています。
 
遺伝的要因が非感染症に関わってくるという認識は間違っており、感染症と同じく、非感染症にも有毒な化学物質、電離放射線などが大きく関わっています。
これについては、後から詳しく説明します。
 
 
国連が打ち出している「持続可能な開発のための2030アジェンダ」には、17項目の目標が含まれています。
そのうちのSDGs3という目標は、「すべての人に健康と福祉を」となっており、これは世界の貧困層に対しても先進国と同様、医薬品、ワクチン接種の供給を提供していくという目標です。
感染症だけでなく、非感染症も貧困地域に蔓延していると認識されていますが、これは誤解があります。
2018年11月の「米国における非感染性疾患のマクロ経済的負担:推定と予測」という記事には、
非感染症は、アメリカでの全死亡数の89%を占めている。

と記載されています。
WHOファクトシートによると、世界ではこの割合が71%であると記載されているため、先進国で高所得国であるアメリカの方が世界平均に比べ、非感染症がより蔓延していることがわかります。
 
第1章「病気の処方薬」で説明したように、医薬品は病気を治療しません。悪化させます。
第2章「効果がなく、危険なワクチン」で説明したように、ワクチンは病気を予防しません。感染症という概念からして間違っているため、ワクチン接種が病気の原因になります。
 
医薬品とワクチンは「病原菌論」という誤った解釈の上に成り立っていますが、現代医療は、非感染症についても知識が乏しく誤った解釈をしています。
 
1、心血管疾患

心血管疾患(CVD)とは、心臓・血管など循環器における疾患で、心臓や血管を傷つけ、心臓発作、心不全、不整脈、脳卒中、その他の血液循環障害などの深刻な病気や合併症を引き起こす一連の状態とされています。
心臓発作と脳卒中のリスク因子は、他の非感染症のリスク因子と共通しています。
●飲酒
●喫煙
●不健康な食事
●運動不足

などです。
ファクトシートはこれに加え、
●高血圧
●高血糖
●血中脂質の上昇
●太りすぎや肥満

などもリスクを高める因子としています。
このため、心血管疾患リスクを減らす目的で、糖尿病、高血圧、高血中脂質の薬物治療が必要になる場合があります。
その際、特に一般的な薬は、
●アスピリン
●ベータ遮断薬
●アンジオテンシン変換阻害薬
●スタチン

です。
心血管疾患において問題視される高血圧については、第1章「病気の処方薬」でも説明しました。
これには、血圧の正常値が年々下げられている事実が含まれます。
製薬業界の利益は増えますが、医薬品は病気を予防も緩和もできません。
 
2017年2月の記事「心臓の欠陥遺伝子に対する突然死の警告」では、
遺伝的要因が心血管疾患を引き起こす可能性がある。

という見解を説明しています。
この見解は現代医療の誤解であり、遺伝子は体の機能を制御したり、病状を引き起こしたりしません。
遺伝子自体は、それをオン・オフにする他の要因によって制御されます。
ここで言う「他の要因」とは、環境、食事、ストレスなどです。
遺伝子自体が、これらの要因に制御されているため、遺伝的要因が心血管疾患を引き起こすという考え方は不適切です。
 
心血管疾患のリスクの要因に、EMF曝露の問題があります。
EMFとは、電磁界(電磁波)のことです。
生体は電子機器のように電気システムを持ち、特に脳と心臓は電気的活動により動いています。
EMF曝露によるフリーラジカルという不対電子の過剰な生成は、細胞や組織に損傷を与えます。
また、血中のフリーラジカルはコレステロールを酸化し、LDLおよびHDLと呼ばれるリポタンパク質を運びます。
 
酸化ストレスは血管壁に損傷を与え、アテローム性動脈硬化症、心臓発作、脳卒中、末梢血管疾患など、これが心血管疾患のリスクの要因になります。
 
もう一つのリスクの要因は、精製糖です。
精製糖の摂取量が多い場合、糖分子とタンパク質の間の化学反応である「糖化」が起こり、糖化されるとタンパク質がより酸化されやすくなります。
さらに精製糖の摂取も、フリーラジカルの生成につながります。
 
酸化ストレスの問題の対処は、医薬品ではできません。余計悪化させます。
酸化ストレスには、抗酸化作用のある食品の摂取が重要です。


2、化学物質過敏症

化学物質過敏症は、年々世界中で増えている疾患です。
インクの匂いに耐えられず新聞を読むことができない…
プラスチックに反応するため、電話を使用することができない…
合成繊維の服を着ることができない…

化学物質過敏症患者は、このようなことに苦しんでいます。
 
20世紀半ば頃から認識され始めた疾患ですが、2007年の医学辞典にはまだ化学物質過敏症についての記述がありません。
化学物質過敏症のWHOファクトシートも存在しないことから、現代医療が多くの病状の原因因子として有毒化学物質の重要性を認めることに消極的なことが伺えます。
 
電磁波過敏症について言及している「電磁界と公衆衛生」という2005年の記事では、化学物質過敏症についても少し触れています。
化学物質過敏症と電磁波過敏症は、明らかな毒物学的、または生理学的根拠、または独立した検証を欠く一連の非特異的症状を特徴としています。

化学物質過敏症と電磁波過敏症は「原因不明の不定愁訴である」という意味です。
「明らかな毒物学的根拠はない」ということは、有毒物質が無関係であることを意味するものではありません。
化学物質の大部分は想定できるすべての悪影響についてテストされておらず、人々が日常的にさらされている化学物質のさまざまな組み合わせからの影響を観察するテストは実施されていません。
 
臨床生態学のセロン・ランドロフ博士は、化学物質過敏症を「石油問題」と呼びます。
石油由来の合成化合物の使用の増加と、化学物質過敏症の増加の密接な相関関係を示しています。
 
それを認識していない現代医療は、化学物質過敏症を原因不明とし、公式に認可されていないこの疾患患者を精神科に送るという対処がされる可能性があります。
そして精神科からは、精神薬が処方されます。
この薬の危険性は、第1章「病気の処方薬」で詳しく説明していますが、これが化学物質過敏症を改善させることはなく、むしろ悪化させる危険性があります。
 
化学物質過敏症の改善には、有毒化学物質を避けることが重要です。
特に、「物質を有毒にするのは用量だけである」という間違った考えが、化学物質過敏症を増やしています。
「少量の毒なら安全」ということはありません。
高用量の毒は、すぐに健康に害が出ます。
低用量の毒は、長期でゆっくり害が出ます。
毒の蓄積は、重大な健康被害を引き起こす可能性があります。
 
3、電磁波過敏症

電磁波過敏症は、電磁波の影響により、頭痛、倦怠感、ストレス、睡眠障害、皮膚症状など様々な不調が現れる症状です。
現代医療は電磁波過敏症について認識していますが、それがEMF(電磁波)曝露の影響であることには異議を唱えています。
そのため、電磁波過敏症よりも「特発性環境不耐性」という呼び方がふさわしいとされています。
WHOは、
現在、特発性環境不耐性の症状をEMF曝露に関連付ける科学的根拠はありません。

と主張しています。
 
1985年のロバート・ベッカー博士の著書「電磁気学と生命の基盤」によると、
低レベルのマイクロ波で照射されたニンニクの芽に、主要な染色体異常が見つかった。
哺乳類の細胞にも同じ変化を発見した。

とあります。
IARC(国際がん研究機関)は、2002年に低周波放射線を、2011年に高周波放射線をグループ2B発がん性物質(発がん性があるかもしれない物質)として分類。
非電離放射線への曝露によって引き起こされる健康への悪影響は、がんだけではありません。
 
ニール・チェリー博士が2000年にオーストラリア上院に提出した「電磁放射の健康への影響の証拠」という論文によると、
自然、および人工の電磁放射線は、脳、心臓、細胞など、生体の通信システムと共鳴的に相互作用し、ホルモンのバランスを変化させ、臓器や細胞に損傷を与る。
脳と心臓は、生命に不可欠な主要な生物学的機能を仲介、および調節するため、特に敏感である。

と述べています。
 
電磁汚染のレベルは、過去数十年で驚異的に上昇しており、5Gの出現でこれは悪化し続けると予想されます。
IoT(モノのインターネット)に必要なデータのトラフィック量の対応に、5Gは必要とされています。
5Gの革新の1つは、EMFプロジェクトによって検討されている周波数範囲の主要セクターである30〜300GHzの周波数範囲で動作するミリ波の使用です。
これまで、衛星とレーダーシステムのオペレーターだけが、ミリ波を使用していました。
5G向けに提案されたテクノロジーは、事実上安全性のテストがされていません。
 
ニール・チェリー博士は、EMF曝露によるメラトニンレベルの低下を指摘しています。
メラトニンは重要なホルモンのひとつであり、睡眠に関わっています。
 
2011年5月、多くの医師や専門家が、化学物質過敏症と電磁波過敏症を環境疾患として公式に認めることを要求する請願書をWHOに提出しています。
この請願はWHOに影響を与えることができず、2015年に再度提出された請願書も同じでした。
現代医療は、現在もスタンスを変えていません。
 
電磁波に関連する産業と軍は、電磁場と放射線の無制限の使用を要求しています。
そのため、電磁場と放射線の危険性については透明性がない傾向にあり、それはどんどん悪化しています。
化学物質過敏症や電磁波過敏症を精神疾患として対処する現代医療のやり方は、ひどすぎます。
 
4、湾岸戦争症候群

湾岸戦争症候群(GWS・Gulf War Syndrome)の定義は、「1991年の湾岸戦争中に使用された殺虫剤などの化学物質、ワクチンや錠剤などに起因する主に神経系障害の症状(慢性疲労、めまい、記憶喪失、消化器の不調、筋肉の消耗を含む)で、軍人に現れる疾患」となっています。
米国退役軍人省のウェブサイトには、湾岸戦争の退役軍人の医学的に説明できない病気として、
●疲労
●頭痛
●関節痛
●消化不良
●不眠症
●めまい
●呼吸器を含む医学的に説明できない慢性症状のクラスター
●記憶障害

の存在を示唆しています。
「医学的に説明できない」という部分が、現代医療による湾岸戦争症候群の捉え方が、化学物質過敏症、電磁波過敏症と極めて酷似している印象を与えています。
 
「湾岸戦争の暴露」というウェブサイトには、
●ワクチン接種
●ピリドスチグミン臭化物
●農薬
●化学兵器
●生物兵器
●劣化ウラン

など、軍人が遭遇した可能性のある潜在的に危険な物質のリストがあります。
軍人全員がこれらすべての物質に曝露されていたとは考えにくいのですが、全員に共通しているのはワクチンを接種したことです。
投与されたワクチンには、
●黄熱病
●腸チフス
●コレラ
●B型肝炎
●髄膜炎
●百日咳
●ポリオ
●破傷風

が含まれていると記載されています。
一部の軍隊は、
●炭疽菌
●ボツリヌス菌

のワクチンも接種しました。
第3章「病原菌理論の虚偽」では、すべてのワクチン接種が不要であり、ワクチンは人々の血流に大量の有毒物質を注入してしまうものであるということを説明しました。
 
軍人たちが曝露されていた農薬は、以下の4種類と考えられています。
●カルバミン酸メチル有機塩素系農薬…殺虫剤・制服の処理に使用
●DEET(ジエチルトルアミド)…虫除け殺虫剤・皮膚に塗布
●有機リン(OP)系農薬
●ピレスロイド系農薬

農薬は、害虫や菌、雑草を殺す目的で作られているため、危険です。
そして他の化学物質との組み合わせでの安全テストは行われていないため、相互作用で毒性を高める危険性があります。
湾岸戦争に従事していた軍人は、まさに複数の化学物質に曝露されていました。
「1990年〜1991年の湾岸戦争に従事した軍人697,000人のうち、少なくとも4分の1が湾岸戦争症候群の深刻な症状に悩まされている」という調査結果があります。
にもかかわらず、医療機関は湾岸戦争症候群と上記の有毒化学物質の関連性を「根拠がない」として認めようとしません。
 
5、自己免疫疾患

自己免疫疾患は、「異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し、攻撃を加えてしまうことで症状を起こす免疫機能の破綻による疾患の総称」とされています。
80種類を超える疾患が自己免疫疾患に分類されます。
この定義によると、人体は外部から病気に襲われるだけでなく、自己を攻撃してしまう性質もあるように思われますが、これは真実ではありません。
自己免疫疾患に対する現代医療の理論は、免疫系についての誤った考えに基づいており、そのベースは第3章で説明した、病原菌理論です。
 
NIAMS(国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)のウェブサイトでは、
自己免疫疾患の原因は誰にもわかりません。

と、現代医療が自己免疫疾患についての認識の低さを認めています。
にもかかわらず、
多くの自己免疫疾患の原因は不明ですが、感染症や環境要因の組み合により、人の遺伝子は疾患の発症の要因になる可能性があります。

と、自己免疫疾患の要因が「感染症」と「遺伝子」である可能性について言及しています。
 
1996年のピーター・デュエスバーグ博士の著書「エイズウイルスの捜査」では、自己免疫疾患説の欠陥を説明しています。
自己免疫疾患は、エイズを含め、他のどの病気にも存在しない。

 
現代医療による「免疫システム」の主な機能の認識は、「侵入する病原体を検出し、戦い、殺す」ことです。
しかし、本当の意味の免疫は第3章でも触れたように、侵入してきた微生物を攻撃することはありません。
一部の微生物は特定の条件下で体内に侵入してきますが、体が健康な場合、これは起こりません。
人体は、常に健康状態を達成し維持しようと努めており、傷ついた場合は、損傷を修復して自分自身を癒すためにあらゆる努力をします。
自分自身を破壊しようとしたりすることはありません。
それを間違えて行うこともありません。
 
現代医療による自己免疫疾患の定義では、自己免疫疾患が炎症によって引き起こされることに言及しています。
現代医療は、炎症が損傷箇所の治癒のために起こる防御反応であることも認めているため、炎症は「防御」と「破壊」の2つの目的があると解釈できます。
「防御」と「破壊」は明らかに相反する反応であるため、この解釈は異常です。
 
「ナチュラルハイジーン」の著者ハーバート・シェルトンは、炎症は怪我や病気で損傷した箇所を修復する防御反応であると述べています。
修復が完了すると炎症プロセスは停止します。
炎症の根本的な原因は、「毒」の存在です。
 
自己免疫疾患の動物実験研究では、実験に使用する動物を人間の自己免疫疾患患者の状態に近づけるため、毒性物質を使用します。
水銀はその1つです。
TMPD(テトラメチルペンタデカン)と呼ばれる化学物質もまた、「自己免疫疾患誘発試薬」として使用されます。
これは「炭化水素油アジュバント」とも呼ばれ、自己免疫疾患の症状を誘発させる可能性が報告されています。
 
2002年12月の「環境化学物質と自己免疫疾患:原因と結果」という記事は、医薬品や化学物質への曝露が自己免疫疾患と呼ばれる症状を引き起こすという証拠を提供しています。
特定の医薬品、化学物質と、特定の症状の関連性の調査が記載されています。
自己免疫疾患は、薬が取り除かれたときに解決する一時的な状態です。
にもかかわらず、自己免疫疾患は免疫抑制薬と抗炎症薬という2種類の薬で治療されます。
 
例えば、狼瘡、および関節リウマチの治療のために処方された免疫抑制薬は、アザチオプリンです。
アザチオプリンの副作用に、低血圧と肝障害、嘔吐や下痢も含まれます。
これらの症状はすべて、体が薬物の毒性を排出しようとしている結果です。
別の免疫抑制薬、メトトレキサートは、特定のがんの治療にも使用されます。
メトトレキサートの副作用は、嘔吐に加え、血液と肝臓に悪影響を与える可能性があります。
これらの副作用も、メトトレキサートに毒性があることを明確に表しています。
重篤な有害事象に対して処方される非常に一般的な薬である、NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)やコルチコステロイドなどの抗炎症薬ですが、これらも深刻な健康への悪影響を伴います。
 
 
6、糖尿病


糖尿病の定義は、「過度の喉の渇きと大量の尿の生成を引き起こす代謝障害」となっています。
糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があります。
1型糖尿病は、体がインスリンを産生する能力を失った状態を言います。
小児期、青年期に発症することが多くなっています。
2型糖尿病は、インスリンが効かない、代謝性疾患と見なされる状態です。
生活習慣病とも呼ばれ、中年期に発症することが多くなっています。
1型糖尿病は、2型糖尿病よりも重症と見なされます。
WHOファクトシートによると、
1型糖尿病の原因は不明であり、現在の知識では予防できない。

とあります。
2型糖尿病は、肥満と運動不足が原因の自己免疫疾患であると見なされていますが、現代医療は原因のメカニズムをはっきりと認識していません。
 
WHOファクトシートによると、糖尿病の治療は、
●食事療法
●運動
●投薬
●定期的なスクリーニング

とされており、これにより症状が改善すると説明されています。
 
体のインスリン欠乏の状態は、医薬品である「インスリン」を体内に注射することによって矯正できると主張されています。
1980年代まで使用されていたのは、動物由来のインスリンです。
現在は、化学的に合成された「ヒトインスリン」を使用しています。
ヒトインスリンは、インスリンの働きを模倣しますが、天然のインスリンと同じ働きはできません。
 
2型糖尿病の治療では、主に「メトホルミン」という薬を使用しますが、2015年8月の「薬物の包括的レビュー・メトホルミンとの薬物相互作用」という記事では、薬物相互作用のレビュー記事であるにもかかわらず、
メトホルミンへの反応には、個人間でかなりのばらつきがある。

という、2型糖尿病治療の欠陥を認めています。
 
WHOは糖尿病の原因を「肥満」と認識していますが、これは誤解があります。
糖尿病は肥満の結果として発症する病気ではなく、本当の原因は食事であり、特に有毒な食品添加物や精製糖過多な食事が引き起こします。
WHOでも、糖尿病予防として、
●健康的な食事
●定期的な運動
●正常な体重の維持
●禁煙

を挙げているので、食事が原因になることは認識しています。
しかし、WHOファクトシートでは、精製糖が血糖値を急上昇させるという害についての言及が十分ではありません。
これについて考えられる理由は、カナダとアメリカの糖尿病学会が、食品会社、製薬会社から企業資金を受け取っていることが挙げられます。
さらに、人工甘味料であるアスパルテームは、砂糖の代わりに使用しても糖尿病のリスクを下げません。
 
糖尿病は、体の代謝プロセスの混乱であるため、精製糖からの毒素が糖尿病を悪化させることは明らかです。
食事から毒素を排除することが、改善につながります。
 
7、多発性硬化症

多発性硬化症(MS)の定義は、「若年および中年の成人に影響を与える神経系の慢性疾患」です。
脳と脊髄の神経を取り巻くミエリン鞘(髄鞘)が損傷し、関与する神経の機能に影響を及ぼします。
多発性硬化症協会のウェブサイト「徴候と症状」によると、
多発性硬化症は複雑で、多くの症状がある。
多発性硬化症の診断は、困難な場合がある。
初期の多発性硬化症は、症状が非特異的である。

とあります。
この診断上の課題は、多くの自己免疫疾患と共通しています。
免疫系がミエリン鞘を攻撃するきっかけになる要因はよくわかっていないようですが、遺伝的要因と環境要因の組み合わせであると考えられています。
遺伝的要因が自己免疫疾患に関連しているという考えは、根拠がないことが示されています。
環境要因は、特定の多発性硬化症の発症に大きく関わっています。
多発性硬化症の潜在的な要因として、微生物(特にエプスタインバーウイルス・EBウイルス感染)が挙げられていますが、これも証明されてはいません。
 
多発性硬化症の最も重要な特徴は、通常、神経線維を保護するミエリン鞘の損傷を伴うことです。
神経細胞のもつ突起である軸索の損傷が、多発性硬化症に関連していることは20年以上前から知られています。
第6章「地球の汚染・科学の失敗」でも触れた人工甘味料、アスパルテームの構成分子であるメタノールは、軸索毒です。
メタノールは常にホルムアルデヒドに代謝されます。
ホルムアルデヒドは毒性が高く、発がん性物質として知られています。
多発性硬化症患者のミエリン鞘損傷箇所は、メタノール中毒の際に損傷を受ける箇所と一致しています。
 
アスパルテームの製造業者は、アスパルテームと多発性硬化症の関連性を激しく否定しています。
それは多発性硬化症協会のウェブサイトにも記載されています。
アスパルテームが、多発性硬化症を引き起こすという主張を裏付ける科学的証拠はない。

 
ただしこの情報のソースは、「ニュトラスウィート」という商品名のアスパルテームのウェブサイトなので、公平な情報であるとは言えません。
 
しかしながら、メタノールへの曝露経路はアスパルテームだけでなく、プラスチック、接着剤、樹脂、医薬品など、さまざまな材料の製造に使用されるホルムアルデヒドを生成するプロセスに関与しているという事実も知っておく必要があります。
 
さらに、コレステロールはミエリン鞘の必須成分であり、メタノールに溶けます。
このことからも、メタノールへの曝露が脳内のコレステロール、ミエリン鞘のコレステロールにも悪影響を与えることがわかります。
 
医療機関は、
多発性硬化症の治療法はない。

と主張していますが、治療には投薬を行います。
その1つが、テリフルノミドという免疫調整剤です。
テリフルノミドには、炎症を抑える効果があると主張されています。
しかしそのメカニズムは分かっていません。
多発性硬化症の治療薬として、シンバスタチンという薬もあります。
これは高コレステロールを治療するための薬で、抗炎症作用、神経保護作用もあると言われています。
シンバスタチンは、筋肉痛、圧痛、脱力感、けいれんなどの副作用に関連しています。
より深刻な副作用には、重度の筋肉痛、発疹、血管や関節の炎症、痛みなどがあります。
これら副作用の症状が多発性硬化症の症状と一致するということは、心配な状況です。
 
多発性硬化症は、生体内の調節機能であるメチル化サイクル(有機化合物の中の水素HがメチルCH3に置き換わること)を混乱させる、有毒な環境要因への曝露の結果であることは明らかです。
多発性硬化症を改善させるには、毒性物質への曝露の低減と排除が必要になります。
 
8、ギランバレー症候群

ギランバレー症候群(GBS)の定義は、「手足のしびれと脱力がある末梢神経の病気」です。
2016年10月のWHOファクトシートには、
人の免疫系が末梢神経を攻撃するまれな状態である。

と記載されています。
この説明によると、ギランバレー症候群は自己免疫疾患ということになります。
ギランバレー症候群の別名は、「感染後の多発性神経障害」です。
これは発症の要因が、細菌やウイルス感染である可能性を示唆しています。
WHOファクトシートでは、ジカウイルスに焦点を当てていますが、ギランバレー症候群の原因はウイルス感染ではありません。
NINDS(国立神経疾患・脳卒中研究所)のファクトシートには、
ギランバレー症候群の正確な原因は不明であり、なぜ発症する人としない人がいるのかはわかっていないが、伝染性、または遺伝性ではない。
ギランバレー症候群はほとんどの場合、免疫系が末梢神経の軸索を取り巻くミエリン鞘に損傷を与える。軸索自体に損傷を与える可能性もある。

ギランバレー症候群と多発性硬化症との共通点が多いことがわかります。
 
WHOファクトシートには、
ギランバレー症候群はワクチン投与によっても引き起こされる可能性がある。

と記載されています。
アルミニウム、ホルムアルデヒド、水銀などの神経毒性物質がワクチンの成分であるという事実は、特定のワクチン接種が神経損傷につながることの説明になります。
ギランバレー症候群の治療法はありません。
ですが医療機関は、静脈内免疫グロブリンと血漿交換という治療を提供しています。
これは免疫が自身の体を攻撃してしまうという理論に基づいた治療法ですが、人体は自己治癒する機能を備えています。
それを無視したこの治療方法は、事態を悪化させる可能性があります。
 
9、アレルギー

アレルギーの定義は、「体がアレルゲンと呼ばれる特定の抗原に対して過敏になる障害であり、その後吸入、摂取、注射、またはその他の方法で接触するたびに特徴的な症状を引き起こす。」となっています。
アレルゲンは、「過敏症の人にアレルギーを引き起こすあらゆる抗原」と定義されています。
抗原は、「抗体分子によって特異的に結合される可能性のある任意の物質」と定義されています。
抗体は、「特定の抗原の存在に応答してリンパ組織で合成される特殊な種類の血液タンパク質」と定義されています。
アレルギーのメカニズムは、「体の免疫系が物質を有害であると誤って反応すると発生する」とされていますが、なぜこれが起きるのかは説明されていません。
今まで大丈夫だった物質に対し突然アレルギー反応を発症するケースがあることも、説明されていません。
さらに不明な点は、特定の物質のみがアレルゲンになりうることです。
 
現代医療は、他の非感染症と同様、アレルギーの要因は遺伝的要因に関連していると主張しています。
アレルギー患者の家族もアレルギーがあるケースが多い。

という主張ですが、これには根拠がありません。
アレルギーの発症が遺伝的であるのなら、発症は出生時、または出生直後であるはずです。
多くの人が、ある程度の年齢になってからアレルギーを発症しているということは、この主張に反論します。
 
アレルギーの症例は年々増えており、これからも増え続けると予想されています。
現代医療は、この原因について「わからない」と述べていますが、考えられる原因として、
●綺麗すぎる環境
●細菌にさらされない環境

により、免疫機能が発達する機会を逃しているとする、「衛生仮説」が挙げられています。
この衛生仮説は、大きな誤解を招く恐れがあります。
現代医療が、感染症の原因になる病原菌の脅威を煽っていることは、第1章〜第5章で説明しました。
年々増えているアレルギーの原因が、「細菌にさらされない環境」であるという主張に矛盾があることがわかります。
第6章「地球の汚染・科学の失敗」では、環境が有毒物質で汚染され続けていることを説明しました。
これは「綺麗すぎる環境」とは、相反します。
 
NHS(イギリス国民保険サービス)が提供する「一般的なアレルゲン」のリストには、医薬品や家庭用化学物質などの物質が含まれています。
アレルゲンという用語は、医薬品や家庭用化学物質などの問題を説明されているために存在します。
これらは正確に言うと「毒素」です。
 
最も一般的なアレルギーに「花粉症」が挙げられます。
花粉症は、アレルギー性鼻炎と共通の症状を発症します。
アレルギー性鼻炎の主な治療法は、抗ヒスタミン薬です。
抗ヒスタミン薬は、刺激や炎症を引き起こすと言われている化学物質であるヒスタミンの生成と放出をブロックすると言われています。
第一世代の抗ヒスタミン薬の主な副作用の1つは眠気で、思考障害やかすみ目とも関連しています。
第2世代・第3世代の抗ヒスタミン薬は、眠気を引き起こしにくいのですが、頭痛や吐き気といった副作用があります。
別の治療法は、抗炎症薬であるコルチコステロイドです。
 
ヘンリー・ビーラー博士は、著書「食事は最高の薬」の中で、このように述べています。
鼻と副鼻腔の粘膜が萎縮した後、花粉症・アレルギー性鼻炎が発症する。
花粉症・アレルギー性鼻炎の発症の前には、粘膜の損傷が先行する。
粘膜の損傷がない場合、どんな刺激物を吸入しても、花粉症・アレルギー性鼻炎は発症しない。

 
ACAAI(米国アレルギー・喘息免疫学)のウェブサイトによると、花粉症・アレルギー性鼻炎を引き起こす刺激物には、以下のものが含まれています。
●洗濯洗剤
●プールの塩素
●香水
●ヘアスプレーなど香料

これらの物質は有毒であり、体がこれらに反応するのは当然のことです。
体は有毒な物質に反応しているのであり、無害な物質に間違えて反応しているわけではありません。
粘液は粘膜の保護潤滑バリアであり、特定の状況では体が粘液の産生を増加させます。
これは家庭用品の特定の化学成分、特に「フレグランス」と呼ばれる香料を含む、有毒な化学物質(特に揮発性の化学物質)の吸入に起因します。
これらの化学物質は、鼻の炎症を引き起こす可能性があり、根本の原因が長期間取り除かれない場合、組織にさらなる損傷を引き起こします。
これがカタル性炎症です。
 
アレルギーと呼ばれる症状の発症を引き起こすのは、有毒物質だけです。
中毒状態がないことは、一部の人々はアレルギーを発症しない理由の説明になります。
 
この問題の解決策は、毒素への曝露を減らすことです。
 
子どもたちの間で増え続けている食物アレルギー。
特定の食物タンパク質に対する免疫反応により引き起こされるとされています。
この反応は、
●アレルギー
●不耐性

の2つに分類できるとされています。
アレルギーの方が重度で、不耐性は軽度の反応ということです。
重要な栄養素である食品タンパク質が、アレルギーや不耐性を引き起こす理由は、説明されていません。
 
花粉症・アレルギー性鼻炎は、毒性物質が原因でした。
同じことが食物アレルギーにも当てはまります。
食物アレルギーに関連する可能性のある毒素は、第6章で説明しています。
加工食品や清涼飲料水の食品添加物、合成化学物質の使用の増加は、特に子どもの食物アレルギー発症率の増加について十分な説明を提供します。
ただし、食物アレルギーの要因は複数あるため、他の要因も考慮する必要があります。
 
食物アレルギーの最も一般的なアレルゲンは、
●卵
●牛乳
●ピーナッツ
●木の実
●魚
●甲殻類
●小麦
●大豆

の8種類の食品です。
この中から、ピーナッツ(落花生)アレルギーに焦点を当てて見てみましょう。
 
10、ピーナッツアレルギー


ピーナッツアレルギーの定義は特にありませんが、メイヨークリニックのウェブサイトの説明では、
免疫系がピーナッツタンパク質を有害なものとして誤って識別した場合に発生。

とあります。
他のアレルギーと同様、現代医療は、ピーナッツに反応する人と反応しない人が存在する理由を理解していません。
しかし、この特定のアレルギーの発生率が過去数十年で劇的に上昇していることは懸念事項です。
 
通常、食物アレルギーと診断されると、症状を引き起こす食品を避けるように指示されます。
ピーナッツアレルギーの新しい研究(ロンドンで実施されたLEAP研究)では、乳児期にピーナッツを含む食品を食事に取り入れることで、ピーナッツアレルギーの発症を防ぐことができることを示しています。
「ピーナッツに繰り返しさらされると、ピーナッツに対する耐性が生じる」というこの主張は、食物タンパク質に対する有害反応を指す「食物アレルギー」の基本的な定義から考えると矛盾しています。
 
ピーナッツアレルギーの要因の一つは、明らかに毒素です。
ピーナッツは本当の「ナッツ」ではありません。
硬い殻を持つ木の実とは異なり、地下で成長し、柔らかい殻を持つマメ科植物です。
そのため、カビ毒、アフラトキシンを放出すると言われているアスペルギルスカビが生えやすいと言われており、このカビ毒がピーナッツアレルギーの原因になっていると言われています。
このカビは、ピーナッツが湿った状態で栽培、保管された場合にのみ発生します。
第6章で説明したように、有毒なのはカビではありません。
カビが生えるということは、そのピーナッツはすでに人が消費できる時期を過ぎ、腐敗が始まっていることを表しています。
この状態のピーナッツを消費した人に不調が出るのは当然のことです。
 
さらに、ピーナッツは綿花と同じ畑で交互に栽培されることが多く、畑の土壌からかなりの量の殺虫剤を吸収します。
食用作物ではない綿花は、除草剤や殺虫剤などの農薬の使用が政府によって規制されていないため、大量のBHC(ベンゼンヘキサクロリド)が使用されています。
BHC(ベンゼンヘキサクロリド)は、リンデンと化学的に類似している有毒な有機塩素化合物の殺虫剤です。
 
汚染されている食品はピーナッツだけではないため、食物を摂取することによって体調不良が引き起こされることは驚くことではありません。
長期的、日常的に毒素を摂取することは、体が毒素を処理して排出する機能を低下させる可能性があります。
 
最も深刻な症状であるアナフィラキシーショックは、致命的となる可能性があります。
アナフィラキシーショックに対処する治療法は、天然ホルモンであるアドレナリン(エピネフリン)に由来する合成物質、エピネフリンのエピペンです。
ピーナッツアレルギーの人は、重度の反応が発生した場合にすぐに使用できるように、常に携帯することをお勧めします。
ただし、エピペンは緊急用であり、根本的な問題を解決することはできません。
 
食物アレルギーのある子どもは食物アレルギーのない子どもと比べて、喘息やその他のアレルギー疾患を起こす可能性が2〜4倍高くなります。
これらの状態が頻繁に同時に起こるという事実は、そこに共通の特徴が存在することを示しています。
その主な特徴は、毒性物質へのさらなる曝露に対して身体を敏感にさせる根本的な全身毒性です。
体が無害な食品を有害であると誤って識別しないことは明らかです。
体が特定の食品を「有害」であると認識する理由は、それらが有毒物質の存在のせいで有害であるためです。
 
11、湿疹

湿疹とは、皮膚の表層に起こる炎症の総称です。
湿疹には、原因が体内にある内因性湿疹と、原因が体外にある外因性湿疹があると定義されますが、NEA(全国湿疹協会)のウェブサイトでは、
湿疹の正確な原因は不明です。

というおなじみの主張をしています。
さらに、
研究者は、湿疹の発症は遺伝子と環境要因の組み合わせで起こると認識しています。

という、こちらもおなじみの主張も含まれます。
最も一般的な湿疹はアトピー性湿疹であり、アトピーという単語はアレルギーを発症する素因を指します。
にもかかわらず、NHS(イギリス国民保険サービス)のウェブサイトには、
アトピー性湿疹の正確な原因は不明です。

という記述があります。
接触性皮膚炎には2つの形態があり、1つは刺激性、もう1つはアレルギー性であると主張されています。
しかしこの主張を突き詰めると、刺激物とアレルゲンの間には、区別がありません。
 
これらの状態は、すべて有害物質との皮膚接触の結果です。
刺激物は皮膚表面を損傷し、その刺激物自体、または他の化学物質の経皮吸収を促進させる可能性があります。
湿疹は、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎などその形態にかかわらず、有害物質、特に有毒化学物質との接触の結果であることは明らかです。
 
刺激物となる化学物質・薬剤を使用しない産業はないと言ってもいいのではないか?と言うくらい、有毒物質は産業によって使用されています。
アトピー性皮膚炎は、産業の工業化とともに症例数が増えています。
NEA(全国湿疹協会)のウェブサイトの「アトピー性皮膚炎の原因」というページでは、特に石鹸や家庭用洗剤が刺激物として認識されています。
例えば、石鹸や洗剤に含まれる防腐剤「トリクロサン」は、アレルギー、喘息、湿疹に関連しています。
 
湿疹の治療法は「ない」と主張されていますが、ステロイドベースの保湿クリームを使用する治療法が現在は主流であり、これは炎症を軽減し、乾燥肌を和らげる作用があります。
しかし、これは根本的な問題を解決することはできないため、緩和も一時的なものにすぎません。
最も一般的なステロイドベースの保湿クリームは、ホルモンのコルチゾールの働きをするように合成されたコルチコステロイドです。
コルチコステロイドは、多くの副作用に関連しています。
 
現代医療では、湿疹に対し、保湿クリームの処方に加え、症状を引き起こす物質を避けるように指導します。
この指導には、有毒物質を含むすべての製品との接触を避けることも追加するべきです。
 
12、喘息

喘息の定義は、「気管支が敏感になり狭くなる発作」であり、「短期間に重症度が変化し、咳、喘鳴、および呼吸困難を引き起こす」となっています。
WHOファクトシートの喘息の項目では、
喘息の根本的な原因は完全には理解されていない。

とあり、この章で取り上げている他の疾患と共通しています。
現代医療が考える喘息の原因は、
刺激への曝露

です。
この「刺激」には、アスピリンや他のNSAIDなどの薬物、ベータ遮断薬が含まれています。
喘息は呼吸器系の問題ですが、必ずしも吸入された物質によるものではないことを示しています。
 
2009年5月の「皮膚・派生TSLP(胸腺間質リンホポイエチン)が表皮から喘息への進行を誘発する」という記事では、湿疹と喘息の間に密接な関係があることを指摘しています。
湿疹に苦しむ人々の大部分は、後年に喘息を発症する。
医療機関はこれらの状態の関係の本質を理解していない。

皮膚の問題が呼吸系の問題に発展するということです。
 
これは、皮膚と肺が、腎臓と肝臓を助ける排泄器官として機能するということに注意する必要があります。
化学物質の香料が呼吸器系の問題を引き起こす可能性については、第6章で説明しました。
例えば、衣類の柔軟剤は、クロロホルム、酢酸ベンジル、ペンタンなどの毒素や、ホルムアルデヒドを放出する化合物を含む、毒性が高く揮発性の高い化合物が多数含まれています。
さらに柔軟剤には香料も添加されているため、複数の毒性物質の相乗効果でより有害な影響を及ぼす可能性があります。
 
喘息など、呼吸器系の問題のもう一つの大きな要因は、大気汚染です。
この大気汚染の大部分は、産業や一部の都市部の有害な生活条件から発生しています。
車両の排気ガスや産業排出物などの要因によって汚染されますが、室内の空気もさまざまな要因によっても汚染される可能性があります。
塗料、ニス、ワックスにはすべて有機溶剤が含まれており、多くの洗剤、消毒液、化粧品、ホビー製品も同様です。
溶媒には、毒性の高い化学物質、ベンゼン、パークロロエチレン、塩化メチレンなどが含まれており、これらは揮発性です。
 
メタノールは常にホルムアルデヒドに代謝されるため、喘息患者にとって懸念されるもう1つの化学物質です。
ホルムアルデヒドは、グループ1の発がん性物質(ヒトに対して発がん性がある)に分類されます。
低用量でも、鼻や喉の炎症を急速に引き起こす可能性があります。
高用量の曝露では、下気道の重大な炎症を引き起こし、喉の腫れを引き起こす可能性があります。
つまり喘息の症状を引き起こす可能性が高いということです。
喉の腫れもアナフィラキシーの典型的な症状であり、この深刻な反応の主な原因として有毒化学物質への曝露を意味します。
 
現代医療では、喘息は治療不可能の症状であると認識されていますが、治療の仕方により管理可能です。
「ナチュラルハイジーン」著書、ハーバート・シェルトンはこのように指摘しています。
鼻、喉、副鼻腔などに刺激がある場合、これは全身状態を表します。

喘息は呼吸器系だけの問題ではなく、全身の問題であるということです。
これは湿疹やアレルギー疾患にも同じことが言えます。
 
ほとんどの場合、根底にある毒性は特に内分泌系と副腎に影響を及ぼします。
毒性物質を避けることで、問題のある部位の炎症が改善します。
 
「食事は最高の薬」の著者、ヘンリー・ビーラー博士は、自身の経験から、
まず最初に毒性物質を患者から遠ざけると、改善することが多い。

と述べています。
ビーラー博士の解毒治療の成功は、喘息が根本的な毒性によるものであることを示しています。
 
13、関節炎

関節炎の定義は、「関節の炎症をともなう疾病」であり、発赤、腫脹、圧痛、こわばり、可動域制限などを伴うとされています。
 
関節炎には2つの形態があり、それぞれの定義は以下の通りです。
●変形性関節症…関節軟骨の摩耗に起因する関節の変性疾患
●関節リウマチ(RA)…関節の滑膜内層の疾患

 
関節リウマチは、免疫系が誤って体内の健康な細胞を攻撃し体の患部に炎症を引き起こす、自己免疫疾患に分類されます。
体が間違って、自分の健康な細胞や組織を攻撃することはありえませんが、CDC(アメリカ疾病予防センター)は「関節リウマチ=自己免疫疾患」という主張を正しい意見としています。
にもかかわらず、CDCのウェブサイトには、
関節リウマチの特定の原因は不明です。

という、おなじみのコメントが記載されています。
 
「原因は不明」と認識の低さを認めているにもかかわらず、CDCウェブサイトには、関節リウマチの危険因子を特定しています。
●遺伝的要因
●感染

 
NHS(イギリス国民保険サービス)のウェブサイトでも、感染やウイルスが関節リウマチを引き起こす可能性を示唆する理論に言及していますが、「これらの理論はいずれも証明されていません。」とも記載されています。
 
現代医療は関節炎について認識が低いにもかかわらず、これが治らない病であると断定し、治療には医薬品の投与を行います。
主な医薬品は以下の通りです。
●生物学的製剤(バイオ医薬品)…ウイルス、遺伝子、タンパク質などの生物から遺伝子操作された薬
●コルチコステロイド
●DMARD(疾患修飾性抗リウマチ薬)…抗炎症薬
●NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)…抗炎症薬・鎮痛剤
●パラセタモール(アセトアミノフェン)など……鎮痛剤

 
ウイルス、遺伝子、タンパク質は「生物」ではないことに注意してください。
医薬品の製造のため、結果の予測不可能な遺伝子操作技術を用いることは非常に疑わしいです。
 
関節炎の発症が増える高齢者層は、他の体調不良により薬を服用していることも多くなります。
服用している薬の副作用で関節炎を発症していても、それに気付く人は多くありません。
 
ヘンリー・ビーラー博士は、関節炎の原因として、「有毒物質の過負荷」を挙げています。
痛み、発赤、腫れ、熱、機能障害はすべて、局所的な血液の過剰状態によるものです。
炎症は、「中毒症」が対処されない際に起こります。
中毒症を合成化学物質である医薬品で解決しようとしても、うまくいきません。
 
14、内分泌疾患

内分泌疾患は、「数種類のホルモンを製造して血流に直接分泌する内分泌腺の、機能障害」と定義されています。
内分泌系とは、体の成長などに重要な機能を調節する、体のバランスを取るための腺、臓器、ホルモンの総称です。
●ストレスへの反応
●性的発達
●インスリンの産生とグルコースの利用
●代謝
●神経発達
●知能
●行動
●睡眠パターン
●血圧
●生殖能力

これらの機能調節を行っています。
 
ホルモンは、生体内の機能における、情報を伝えるメッセンジャーとして機能しています。
内分泌疾患は、特定のホルモンの産生不足、または過剰産生に起因すると言われている障害と呼ばれる多くの異なる状態があります。
これには、先端巨大症、クッシング症候群、バセドウ病、嚢胞性線維症、アジソン病が含まれます。
 
現代医療は、内分泌疾患においても医薬品の使用が唯一の対処方法であると認識しています。
そのため、ホルモン産生不足には合成ホルモンを投与、ホルモン過剰産生には産生阻害剤を使用しバランスを取ろうとします。
しかし、この方法には多くの問題があります。
 
まず、投与される合成ホルモンは、天然のホルモンと化学構造は同じでも、全く異なる物質であるという問題があります。
コルチゾールは、体にストレスがかかっているときに副腎によって生成されるホルモンで、高レベルのストレスは高レベルのコルチゾールを生成しますが、体がストレスを受けなくなるとコルチゾールレベルは正常に戻ります。
過剰なレベルのコルチゾールによって引き起こされると言われているクッシング症候群は、主に医薬品コルチコステロイドの長期使用に起因すると報告されています。
体にもともと備わる機能により絶妙なバランスに保たれているホルモンを、糖質コルチコイドなどの合成ホルモンで補おうとすることは、内分泌系を妨害し破壊します。
さらに医薬品である合成ホルモンには、通常防腐剤が含まれており、これがさらに悪影響を与えます。
すべての医薬品ベースの治療は「副作用」に関連していることが認められています。
合成ホルモン療法も例外ではありません。
コルチコステロイド薬であるヒドロコルチゾンの副作用には、吐き気、頭痛、めまいなどがあります。
 
現代医療が認識していないホルモンバランスについて、ホルモンの中にはごく微量に存在するホルモンがあるということです。
テオ・コルボーン博士は、「平和」と題されたエッセイの中で、子宮環境を例に、微量ホルモンの量の割合をこのように例えています。
3,169世紀の中でのたった1秒

この微量ホルモンの存在は、子宮だけに限りません。
 
さらにホルモンは単独では機能せず、ホルモンの多くは体内の他のホルモンの産生と放出に依存しています。
単一の医薬品ホルモンで問題解決を図るということは、無謀な考えであり、これがホルモン調節機能を狂わせ問題を悪化させています。
 
もう1つの問題は、ホルモン補充療法(HRT)です。
これは、閉経中に経験する症状を和らげると言われています。
現代医療は、更年期の問題がエストロゲン欠乏によるものとし、エストロゲン補充により問題を解決しようとします。
すべての医薬品と同様に、HRTは副作用に関連しており、副作用には、吐き気、脚のけいれん、腹部膨満、頭痛、消化不良などがあります。
HRTは、ある症状を別の症状と置き換えるだけであることは明らかです。
 
ある特定のHRT薬の有効性を実証することを目的とした研究では、この薬により女性の心臓発作、脳卒中、乳がんの発生率、認知症のリスクが増加していることがわかりました。
 
内分泌系の破壊のもう一つの要因は、46か国の約8,000人の子どもたちのさまざまな先天性欠損症の原因であった医薬品サリドマイドです。
サリドマイドはもともと吐き気の治療で処方されていましたが、その後つわりに苦しむ妊婦を治療するためにも使用されるようになりました。
妊娠中にサリドマイドを服用した母親から生まれた赤ちゃんに現れたさまざまな異常には、四肢の奇形、臓器の欠陥などがあります。
 
DES(ジエチルスチルベストロール)と呼ばれる薬は、エストロゲン様作用があるとされ、もともと妊娠中の特定の症状にのみ使用されていました。
それが、以下のような症状にも使用されるようになります。
●出産後の乳汁産生の抑制
●ほてり
●更年期症状を緩和
●子どものにきび
●前立腺癌
●淋病

サリドマイド同様、DESも奇形や異常をもたらしましたが、サリドマイドとの違いはDESの影響が出生時には発見されず、赤ちゃんが成長して「家族を持ちたい」と考えるようになった年齢の頃に明らかになることです。
生殖器系内で異常が見つかり不妊に陥る、DESを使用した母親の子どもはがんの発生率が高まる、などの問題が発覚しました。
 
このような健康への悪影響にもかかわらず、サリドマイドとDESの両方が特定の癌の治療として使用され続けていることに注意する必要があります。
 
内分泌系に深刻な影響を与えることが実証されているのは、医薬品だけではありません。
「内分泌かく乱化学物質」と呼ばれる化学物質の害は、この本「あなたが病気になる本当の理由」全体を通して主張しています。
多くの化学物質が内分泌系に影響を与えることはわかっていますが、化学物質の大部分は、人体への影響についての信頼できるテストが十分にされていません。
 
内分泌系の破壊に関係する化学物質には、
●殺菌剤
●除草剤
●殺虫剤
●工業用化学薬品
●合成製品
●一部の金属

などがあり、特定の農薬には持続性で生体蓄積性のある有機ハロゲン化合物が含まれます。
 
毒物学と化学の分野はどちらも、「物質を毒にするのは用量であり、したがってどんなに有毒であっても、すべての物質の安全な用量がある」という概念に固執しています。
2012年の論文「ホルモンと内分泌かく乱化学物質:低用量効果と非単調用量反応」では、
内分泌かく乱化学物質の研究は、内分泌かく乱化学物質が低用量でも影響を与える可能性があり、高用量での影響では予測できないため、毒物学の「低用量なら安全」という考えに異議を唱えてきた。

と説明しています。
 
化学物質の影響をテストするための主流の科学的アプローチは、「用量を増やすと効果も増す」という考えに従っています。
この線形の関連性は、「単調な用量反応」関係と呼ばれます。

多くの化学物質は、この「単調な用量反応」に当てはまりません。
特に内分泌系内では、従来の毒物学で安全と見なされるレベルより低用量でも、大きな効果・影響を生み出す可能性があることを意味します。
 
赤ちゃんは、内分泌かく乱化学物質の影響に対し最も脆弱であり、その影響は、自己免疫疾患、自閉症、喘息、糖尿病、甲状腺障害、ADHD、特定のがんが含まれます。
 
内分泌破壊交換非営利公益法人(TEDX)の事務局長キャロル・クウィアトコウスキー博士は、非常に重要なコメントをしています。
遺伝は、比較的最近の内分泌疾患の劇的な増加を説明できません。

 
内分泌関連の健康問題の増加は、20世紀の工業化の拡大と、それに伴う合成化学物質、主に石炭、天然ガス、石油に由来する石油化学製品に基づく化学物質の生産と使用の増加に密接に関連しています。
第6章で説明した石油とガスの抽出、特に水圧破砕操作に関与する化学物質の多くが内分泌かく乱物質です。
 
さらに内分泌系は、有毒化学物質だけでなく他の要因からも悪影響を受けることがあります。
この他の要因には、EMF、電磁放射が含まれます。
電磁放射が、内分泌系の器官である松果体によって産生されるホルモン、メラトニンの産生を妨害する可能性があります。
 
無線、およびマイクロ波周波数は、アメリカの安全ガイドラインである10,000マイクロワットをはるかに下回る電力密度で、甲状腺を刺激し、基礎代謝率を高めます。
代謝率の増加は、フリーラジカルの生成の増加と酸化ストレスに関連し、健康上の問題の多様性の増加に関連することが以前に実証されました。
 
15、先天性欠損症

先天性欠損症の定義はオックスフォードのメディカル辞書には載っていませんが、「先天性」という用語は出生時に存在する状態であり、先天性奇形には、遺伝性であるか環境要因であるかにかかわらず、出生時に存在するすべての障害が含まれます。
先天性異常は、
●先天性欠損症
●先天性障害
●先天性奇形

の総称です。
 
WHO先天性異常ファクトシートでは、
先天性異常の約50%は特定の原因に関連付けることができない。
しかし、いくつかの既知の遺伝的、環境的、その他の原因または危険因子が存在する。
他の原因と危険因子には、風疹や梅毒などの特定の母体の「感染症」が含まれる。

と主張されています。
 
「感染」が先天性欠損症を引き起こす可能性はありません。
 
先天性異常は年々増加しており、WHOはこれを「遺伝的要因が大きい」と説明しています。
 
TEDXの事務局長キャロル・クウィアトコウスキー博士は、
先天性欠損症は遺伝的要因によるものではなく、内分泌関連の問題である。

と指摘します。
生殖、成長、発達はすべて内分泌系によって調節されており、遺伝的要因では説明ができないことが存在します。
 
WHO先天性異常ファクトシートは、遺伝的要因に加え環境的要因も危険因子としています。
妊娠中に曝露される比較的少数の農薬、化学物質、医薬品のリスクについて触れていますが、大多数の化学物質のリスクは適切なテストが行われていないため、これでは不十分です。
 
発育中の赤ちゃんに生じる影響の程度と性質は、母親が妊娠中のどの段階でどのような内分泌系を破壊する化学物質に曝露されたかにより差が生じます。
妊娠中の医薬品の処方は一般的ですが、 過去数十年間にアメリカで承認された薬物の90%以上は、胎児へのリスク、ヒトの催奇形性リスクは不明です。
これは、妊婦に対して未知の薬物を使用するテストは倫理的に問題がある、という理由で行われていないことがほとんどです。
しかし、テストで安全性が確認されていない薬物が妊婦に処方されているため、事実上、処方された妊婦が被験者となってしまっています。
すべての動物は内分泌系が類似しているため、動物実験で観察された催奇形性効果(薬物使用により胎児に奇形が生じること)のある化学物質は、ヒト催奇形性物質でもあるとして認識されるべきです。
 
例えばてんかんは、症状を管理するために妊娠中であっても投薬の継続が必要であると主張されています。
エイズなどの感染症(とされている病)は、胎児にも伝染するリスクがあるとされ、投薬の必要性を強調されますが、HIV / エイズの主な薬物治療の1つであるAZTは、もともと抗がん剤として処方されていたものです。
事実上すべての抗がん剤と治療法は催奇形性であることに注意してください。
プラスチックを柔らかくするために使われるフタル酸エステル類も、催奇形性があることが証明されています。
殺虫剤や農薬、特に有機リン系農薬への曝露が先天性欠損症に関わっているとする証拠も増えています。
遺伝子組み換え作物で一般的に使用される農薬、グリホサートも先天性欠損症に関連しています。
さらに、メタノールは別の催奇形性化学物質です。
メタノールはタバコの葉の処理に使用されるため、タバコの煙に多く含まれます。
また、人工甘味料、アスパルテームの成分でもあります。
アスパルテームは、先天性欠損症と精神遅滞を引き起こす催奇形性物質です。
電離放射線、特にX線も催奇形性があります。
妊娠中の母親の催奇形物質への曝露は先天性欠損症の大きな要因ですが、湾岸戦争の男性退役軍人の例が示しているように、父親の曝露は無視できません。
マンハッタン計画や、核実験に関わった軍人で、多量の放射線に曝露された男性の子どもには、先天性欠損に苦しんでいる子どもたちが存在します。
放射線が、男性の精子の染色体に異常を引き起こすためと考えられます。
 
小頭症は、赤ちゃんの頭や脳が出生前に完全に発達していない先天性の症状です。
2015年、ブラジルでは小頭症の症例の異常なクラスターが観察されました。
現代医療はこれをジカウイルスが原因と特定。
しかし、2015年よりも前は、ジカ熱は一般的に発熱、発疹、関節痛、筋肉痛、頭痛を伴う軽度の症状のみ確認されていました。
蚊がジカウイルスを拡散するという主張は殺虫剤散布プログラムをもたらし、有害物質、環境汚染物質が散布されました。
これは問題を解決するどころか、悪化させました。
ブラジルの特定の地域が強力な農薬散布プログラムにさらされており、当時、これらの地域で小頭症の多くの症例が発見されたことも報告されました。
小頭症はウイルスによって引き起こされるのではなく、催奇形性のある有毒化学物質によって引き起こされる可能性があることは明らかです。
 
16、ダウン症

ダウン症は、「21番染色体の3つのコピー(21番染色体)の染色体異常に起因する状態であり、これは高齢の母親で発生する可能性が最も高い」と定義されています。
CDC(アメリカ疾病予防センター)のウェブサイトでは、ダウン症の染色体異常の原因は、
誰も知らない。

となっていますが、この主張は不誠実です。
多くの研究者はそれがなぜ起こるのか知っています。
 
「アンインフォームドコンセント」の著者ハル・ハギンズは、染色体に異常を及ぼすことのできる催奇形物質について言及しています。
水銀は、異常な染色体数を生成することがわかっています。
染色体数に影響を与える水銀、またはその他の有毒物質への曝露のタイミングは、影響の程度を決定する上で重要な要素になります。
妊娠初期に曝露が発生して胎児に受け継がれると、先天性欠損症を引き起こす可能性のある「異常な染色体数」や、自然流産や流産を引き起こす「生存不能」な生活につながる可能性があります。

 
また、有毒化学物質、ストレス、運動不足などで過剰なフリーラジカルが生成されると、細胞に損傷を与える可能性があります。
精子と卵子の細胞の損傷は、減数分裂中に染色体損傷を引き起こす可能性があり、異数性(染色体の突然変異において、その一部の数が1本ないし複数本変異・増減した状態のこと)と染色体異常に関連するさまざまな先天性欠損症につながる可能性があります。
 
X線などの電離放射線と、レーダーなどの非電離放射線は、半世紀以上前にダウン症と関連していることが示されました。
また、他の形態の電離放射線が染色体損傷および特定の欠陥を引き起こすことも数十年前から知られています。
 
フリーラジカルの生成の原因になる毒素や放射線に長年曝露されること、その蓄積による身体負荷は、年配の女性が若い女性よりもダウン症の赤ちゃんを出産する可能性が高い理由の1つです。
 
17、二分脊椎

二分脊椎は、「本来脊髄が納まるべき脊柱管と呼ばれるトンネルに先天的な形成不全が生じ、神経の一部が脊柱管の外に出ている状態」を指します。
神経管閉鎖障害(NTD)に分類されます。
神経管閉鎖障害とは、神経管が正常に形成されないことによって引き起こされる先天性異常のことを指します。
二分脊椎に関するメイヨークリニックのウェブサイトには、おなじみの
原因はわかっていない。

という見解と、
遺伝的、および環境的危険因子の組み合わせに起因する可能性。

という、他の疾患についての見解と同じようなことが書いてあります。
 
2009年の記事「人間の神経管欠損の遺伝学」では、危険因子を
●葉酸欠乏症
●特定の抗けいれん薬の使用
●糖尿病
●肥満
●神経管欠損症の家族歴

と主張しています。
 
神経管欠損(NTD)のある胎児には、染色体異常のリスクがあります。
NTDは染色体異常によって引き起こされるとは認識されていませんが、同時に発生することが観察されていることに注意する必要があります。
これには因果関係がある可能性があります。
 
葉酸欠乏症は、二分脊椎の危険因子の1つと見なされています。
葉酸の利点については確証する研究結果が存在し重要さが強調されますが、葉酸摂取量を増やしたケースの統計では、NTDの出生数の減少は見られませんでした。
葉酸摂取量を増やすことが無意味とは言えませんが、葉酸と二分脊椎はあまり関係がない可能性も出てきます。
2006年の記事「神経管の欠陥と葉酸:閉鎖から遠く離れたケース」によると、
葉酸の有益な効果の根底にあるメカニズムは、全く明らかではありません。

とあります。
 
葉酸は抗酸化物質で、発育中の赤ちゃんに損傷を与える可能性のあるフリーラジカルを中和できることを意味します。
しかし、自然に食品に含まれる葉酸塩の化合物と、合成された葉酸は別物です。
葉酸塩を含む食品はたくさん存在するため、葉酸サプリメントは不要です。
葉酸がNTDリスクに関係がない可能性がある以上、葉酸は妊娠中に特別必要という栄養素ではなくなります。
一つの栄養素だけを多く摂取することよりも、栄養素全体に注意を払う必要があります。
 
糖尿病と肥満は、精製糖や食品添加物など、有毒物質に関連している可能性があることは説明しました。
ほとんどの抗てんかん薬(AED)は、女性が奇形や熱帯病の赤ちゃんを産むリスクに関連しています。
抗てんかん薬であるバルプロ酸とカルバマゼピンは、特に神経管閉鎖障害(NTD)、その中でも特に二分脊椎の発症に関連しています。
バルプロ酸は、双極性障害の治療にも使用され、妊娠中であっても薬物治療を継続することが推奨されています。
ほとんどの薬は、人間の催奇形性効果についてテストされていません。
さらに、NHS(イギリス国民保険サービス)のウェブサイトでは、てんかんと双極性障害の原因が不明であり、それらが発生する理由が完全には理解されていないことが認められています。
 
バルプロ酸など薬物療法のいくつかは、子孫における先天性奇形、他の新生児への悪影響の発生に関連しています。
バルプロ酸の副作用として、
●吐き気
●嘔吐
●肝機能障害

があります。
これらの副作用は、バルプロ酸が有毒物質であることを示しています。
この有毒な薬が、催奇形性もあることを意味します。
 
18、乳幼児突然死症候群

乳幼児突然死症候群(SIDS)は、「乳幼児(2〜6か月がピーク)の突然の予期せぬ原因不明の死亡」と定義されていましたが、これは最近修正され、「生後1年までの乳幼児突然死」のみが乳幼児突然死症候群と呼ばれるようになりました。
乳幼児突然死症候群も、現代医療により「原因不明」とされていますが、危険因子は示されています。
その一つは環境ストレスであり、例としてタバコの煙などが指摘されています。
タバコの煙は有害ですが、タバコの煙にさらされても死なない赤ちゃんもいるので、原因がこれだけということはありえません。
乳児用パーソナルケア製品を含むほとんどの家庭用品に含まれる多くの有毒で揮発性の化学物質も、要因となる可能性があります。
これだけではありません。
ほとんどの乳児は、生後2〜4か月からワクチン接種を受けています。
乳幼児突然死症候群の発症のピークである月齢2〜6か月と、ワクチン接種がスタートする時期とが重なるのは、偶然なのでしょうか?
ワクチンの毒性は、第2章「効果がなく、危険なワクチン」で説明しました。
6価ワクチンは、以下の疾患に対して免疫をつける目的があります。
●ジフテリア
●破傷風
●無細胞百日咳
●B型肝炎
●不活化ポリオウイルス
●インフルエンザ菌B型

 
「多価ワクチンが赤ちゃんにとって大きなリスクである」という意見は、2014年3月の「6価ワクチン接種後の乳幼児突然死:神経病理学的研究」という記事で否定されています。
6価ワクチン接種と乳幼児突然死は因果関係がない。

という結論です。
それにもかかわらず、この記事には次のようなコメントが追加されています。
しかし、ワクチンの成分は、脆弱な乳児の致命的な結果を引き起こすのに直接的な役割を果たす可能性があると仮定しています。

最も脆弱な赤ちゃんは、早産で産まれてきた赤ちゃんです。
NHS(イギリス国民保険サービス)は、未熟児の赤ちゃんは感染に弱いため、未熟児であってもワクチン接種をスケジュール通りに受ける必要を強調しています。
 
現代医療が主張するもう一つの乳幼児突然死症候群の危険要因は、乳幼児突然死の前に「風邪」やその他の「感染症」にかかったことがあるということです。
罹患した乳児の約半数が、死亡前の48時間以内にウイルス性上気道感染症にかかっている。

という記述があります。
感染症にかかった赤ちゃんには、パラセタモール(アセトアミノフェン)などの薬で治療されている可能性があります。
しかも、ワクチン接種後、風邪のような症状を発症する可能性があることに注意が必要です。
 
乳幼児突然死の原因がワクチン接種のみとは言えませんが、ワクチン接種が他の要因の存在下でトリガーになっている可能性はあります。
ワクチンが赤ちゃんの毒素に対する防御機能を弱め、他の毒素により致命的な影響を受けてしまうということです。
 
メイヨークリニックのウェブサイトには、乳幼児突然死について次のような記載があります。
原因は不明だが、乳幼児突然死症候群は、呼吸と睡眠からの覚醒を制御する乳児の脳の部分の欠陥に関連している可能性がある。

 
2010年2月の「乳幼児突然死症候群における脳幹セロトニン作動性欠損症」というタイトルの記事は、乳幼児突然死症候群がセロトニンシステムの異常に起因することを指摘しています。
この記事では、ホメオスタシスに関与するシステムが生後1年の間まだ発達中であり、内分泌系は恒常性を維持がうまくできない場合があります。
乳幼児突然死症候群で死亡した乳児のケースは、セロトニン異常があったことが判明したという報告があります。
体温、呼吸、血圧、心拍数などの基本的な機能を調節する脳幹の領域は、セロトニンを分泌する内分泌系によって調節されています。
 
妊婦によるSSRI抗うつ薬の服用もまた、危険因子になります。
SSRI抗うつ薬は、内分泌かく乱物質であり、乳幼児突然死につながる可能性があるという重要な証拠があります。
 
もう1つの重要な点は、2003年の「松果体とメラトニン」というタイトルのウェブページに示されているように、セロトニンとメラトニンが相互に関連していることです。
メラトニンは脳の松果体で作られるホルモンで、メラトニンの前駆体はセロトニンです。
低レベルのメラトニンに関する影響に、乳幼児突然死症候群が含まれています。
乳幼児突然死症候群で死亡した乳児は、他の死因で死亡した乳児よりもメラトニンレベルが低かったことがわかっています。
新生児は、出生直後にメラトニンを生成および分泌できないため、通常、母乳育児を通じて母親から提供されます。
メラトニンは強力な抗酸化物質です。
これは、ワクチンの有毒な化学成分の悪影響を減らすことができることを意味します。
したがって、メラトニンのレベルが低いと、赤ちゃんの解毒システムの機能が低下します。
 
赤ちゃん向けの製品であっても、有毒物質を含む製品が多数あることに注意してください。
●衣類の布地に使用される化学物質
●衣類に印刷された画像の染料
●プラスチックに使用される化学物質
●ベビーベッドのマットレス素材や寝具に使用される化学物質
●ベビーシャンプー、ローション、パウダーなどのフタル酸エステル類
●電磁放射線

など。
 
19、自閉症

自閉症は、「2歳半より前に発症する小児期の精神障害」と定義されています。
自閉症に関連する症状は多様で、
●人とのコミュニケーションが難しいこと
●言語の発達が遅いこと
●抽象的な概念の理解が困難なこと
●環境の小さな変化に対する強迫的な抵抗

などがあり、重症さや症状の組み合わせは様々です。
自閉症は、厳密に言うと自閉症スペクトラム障害(ASD)の一つに分類されます。
自閉症スペクトラム障害の診断には、血液検査のようなものはなく、医師が子どもの示す行動を評価することで行われています。
 
この章で議論されている健康問題のほとんどと共通して、現代医療は、その原因を含む自閉症の多くの側面が十分に理解されていない、未知であることを認めています。
WHOファクトシートでは、「遺伝的要因」の関与を主張しています。
しかしながら、遺伝的要因の関与は、遺伝学者によって裏付けられていません。
遺伝的要因では、ここ数年の自閉症の爆発的増加が説明がつかないのです。
遺伝的障害では、このような天文学的な増え方はしません。
以下は、CDC(アメリカ疾病予防センター)によるアメリカの自閉症発症率の統計です。


1983年10,000人に1人
2000年150人に1人
2010年68人に1人
2014年59人に1人


自閉症が急激に増えていることがわかります。
 
WHOファクトシートでは、過去50年間のASDの世界的な蔓延の増加の原因を次のように主張しています。

●意識の向上
●診断基準の拡大
●診断ツールの改善
●レポートの改善
など。

この説明は、自閉症が急激に増え続ける理由としては不十分です。
 
急増の本当の原因は、環境要因に起因しています。
現代医療はASDを「精神障害」に分類しています。
小児期に「一般的」と呼ばれる精神障害の1つは、ADHD(注意欠陥多動性障害)です。
薬物で治療できる年齢に下限はなく、精神障害の治療には医薬品の使用が含まれることがあります。
精神障害と診断された子どもたちには、抗不安薬などの医薬品が投与されることがあります。
2013年のアメリカの統計で、出生〜1歳まで精神薬を服用している乳児の数は以下の通りです。


抗不安薬249,669人
抗うつ薬26,406人
ADHD薬1,422人
抗精神病薬654人


2歳〜3歳の幼児になると、さらに数が増えます。
 
これらの薬がADHDなどの「精神障害」のある子どもに処方される理由は、「脳内の化学的不均衡」を修正できると主張されているためです。
しかし、第1章「病気の処方薬」で説明したように、そのような「化学的不均衡」の存在を判断できるテストはなく、精神科の薬がそのような不均衡を修正できるという証拠はありません。
これらの薬は危険であり、さまざまな副作用を引き起こす可能性が非常に高くなっています。
自閉症の子どもにこのような薬を投与することは、改善させるということよりも悪化を引き起こします。
 
自閉症スペクトラム障害児の症状として、かなりの割合が児童が発達の退行を経験します。
習得したスキルや覚えたことを喪失することが特徴です。
この発達退行は、神経変性との関連が考えられます。
神経変性は、発達段階の特定の時期での神経の混乱を表しています。
この原因として、神経毒性物質への曝露が含まれます。
神経毒性物質の一つは、ワクチンです。
現代医療は、自閉症とMMR(はしか、おたふく風邪、風疹)ワクチンの関連は否定していますが、MMRワクチンに限らず、すべてのワクチンは強い毒性がある成分が含まれています。
 
国、地域によって多少の差はありますが、通常、ほとんどのワクチンは生後24か月前に接種が集中しています。
これは発達の退行が起こる時期と大体一致しています。
発達の退行が起こる平均年齢は、約20か月でした。
 
ワクチンに詳しい医療ジャーナリストのニール・ミラーと、医師のゲイリー・ゴールドマンは、

乳児死亡率が最も低い国は、子どもが生後1年以内に最も少ないワクチンを投与された国である。

と報告しています。
 
ほとんどの乳幼児がワクチン接種後すぐに発育退行を経験したり死亡したりしないという事実は、彼らがそれによって害を受けていないことを意味するものではありません。
乳幼児の体内の細胞や組織は、無症状のレベルではありますが、ワクチンの神経毒性成分によって損傷を受けています。
損傷の程度は、いくつかの要因によって異なります。(第10章で説明)
損傷は場合によって、後年に現れる神経学的健康問題の一因となる可能性があります。
 
ワクチンには有毒な成分が複数含まれますが、その中でも特に自閉症に関連しているのが、
●水銀
●アルミニウム
●ホルムアルデヒド

です。
これらはすべて神経毒性として認識されています。
水銀は、人間の脳の発達に関与するプロセス(酵素の生成)を阻害するため、脳機能障害を引き起こす可能性があります。
アジュバントとしてのアルミニウムは、脳に蓄積し、神経変性を引き起こすことが知られています。
ホルムアルデヒドは、水銀やアルミニウムほど注目されていませんが、発がん性神経毒であり、同様に有害です。
ホルムアルデヒドを含むワクチンには、ジフテリアと百日咳が含まれ、どちらも多価ワクチン内で投与され、6か月前の乳児に3回接種されます。
神経毒性物質への曝露のタイミングと期間は、広範囲の構造的・機能的欠陥を引き起こす可能性があります。
神経毒性物質とは、
●フタル酸エステル
●有機リン系農薬
●有機塩素系農薬

も含まれます。
ワクチンだけでなく、乳幼児向けのものを含むパーソナルケア製品の成分の一部には、フタル酸エステルなどの神経毒性化合物を含む毒性物質が含まれています。
 
現代医療は、「自閉症は治療法のない生涯にわたる状態である」と主張していますが、ASDと診断された多くの子どもたちは、特定の治療アプローチを通じて、症状の劇的な改善を達成しました。
完全な回復を達成した人もいます。
しかし、これは現代医療の理念を信じる一般医の治療法では達成できませんでした。
 
20、がん

がんの定義は悪性腫瘍であり、悪性腫瘍は「細胞の異常で目的のない制御されていない分裂から生じ、その後、周囲の組織に侵入して破壊する」と説明されます。
恐ろしい病気ですが、非常にありふれた病気です。
WHOファクトシートでは、
がんは、世界で6人に1人の死因であり、世界で2番目に多い死因。

と記載されています。
一般的に「がんは単一の病気」とされていますが、WHOファクトシートでは、
体のあらゆる部分に影響を与える可能性のある、多数の病気の総称。

とあります。
がんの原因としては、
一般に前がん病変から悪性腫瘍に進行する多段階プロセスでの正常細胞から腫瘍細胞への形質転換から生じる。
これらの変化は、人の遺伝的要因と3つのカテゴリの外部発がん物質との相互作用の結果。

と記載されています。
3つのカテゴリの外部発がん物質とは、以下の物質です。
●物理的発がん物質(電離放射線など)
●化学的発がん物質(有害化学物質など)
●生物学的発がん物質 (ウイルス、細菌、寄生虫など)

 
ファクトシートによると、がんの危険因子は他の非感染症と同様、
●喫煙
●飲酒
●不健康な食事
●運動不足

であるとされています。
この主張は、非常に誤解を招くものです。
喫煙と肺がんの関連性は証明されていますが、なぜ喫煙ががんの原因になるのかというと、ほとんどのタバコ製品にベンゼン、ホルムアルデヒド、メタノール、ヒ素などの発がん性物質が含まれているためです。
飲酒は、肝臓がんにつながるかもしれない肝障害と密接に関連しています。
お酒が肝臓に影響を与えるという事実は、お酒の毒性を示しています。
不健康な食事は確かに健康を害しますが、がんの発症に寄与する食品は、農薬や食品添加物などの有毒化学物質を大量に使用して製造された食品です。
がんの危険因子としての運動不足への言及は、完全に根拠がありません。
他にがんの要因がない状態では、運動不足であってもがんは発症しません。
 
がんについては、ヒポクラテスを含む古代エジプト人とギリシャ人の両方の著作に記載されており、これらの著作はがんが主に現代の病気であり、工業化の結果であるという議論に反論する証拠として引用されています。
しかし、工業化の発がん性生成物をがんに結び付ける証拠がたくさん存在するため、これらの反論の根拠はない状態です。
 
WHOファクトシートでは、
がんの発生率は、年齢とともに劇的に上昇する。

とも記載されています。
WHOはこの理由を、「おそらく年齢によるがんリスクの蓄積」としていますが、正しくは「年齢による体内の毒素の蓄積」です。
がんは老化の病気であるという理論は、子どもや若い成人もこの病気に苦しんでいるという事実により反駁されています。
 
1937年にアメリカでNCI(国立がん研究所)が創設されて以来、がんの原因と治療法の研究のため、様々なプログラムが実施されてきました。
1950年代、化学療法によるがん治療を開発するためのプログラムが設立。
1962年、環境中の潜在的な発がん物質を調査するための別のプログラムが設立。
1964年、ウイルスとがんの関係の調査のためのプログラムが設立。
ウイルスプログラムはいくつかの理由で医療機関に好まれたため、このプログラムに資金が流れましたが、このプログラムではがんを引き起こす可能性のあるウイルスを発見することはできませんでした。
プログラムは中止され、その研究者の何人かは、HIV / エイズを調査するための研究プログラムに移されました。
1971年、ウイルスとがんの関係がまだ調査中である間に、リチャード・ニクソン大統領はかの有名な「がん戦争」を開始しました。
がん戦争の目的はがんの治療法を見つけることですが、「戦争」という言葉のイメージが表すように、がんを攻撃する、殺す、という意味が含まれています。
しかしこのアプローチは報われず、がんの罹患率と死亡率は上がり続けます。
この失敗の本当の理由は、そのアプローチががん、特にその原因と治療についての根本的に欠陥のある理論に基づいていたためです。
 
現代医療は、がんの発生が「遺伝子」と密接に関わっていることを主張しています。
様々な遺伝子と様々な形態のがんが関連付けられていますが、これは欠陥のある理論です。
アメリカの生化学者デビット・ラスニック博士が引用した2002年の記事「がんの異数性理論とその受容への障壁」では、
遺伝子をまったく変異させない発がん物質のリストが増えている。
さらに、がん特異的な遺伝子変異はない。
単一の臓器の腫瘍でさえ、均一な遺伝的変化を示すことはめったにない。
そして決定的な反論としては、正常なヒト、または動物の細胞をがん細胞に変換することができる遺伝子は、まだがんから単離されていない。

 
遺伝的要因とともに存在することで危険因子となる生物学的要因は、現代医療に深く根付く「病原菌理論」に基づいています。
WHOのファクトシートによると、
2012年に診断されたがんの約15%は、
●ヘリコバクターピロリ
●ヒトパピローマウイルス(HPV)
●B型肝炎ウイルス
●C型肝炎ウイルス
●エプスタインバーウイルス
などの発がん性感染症に起因していた。

とあります。
「発がん性感染症」という言葉がありますが、これは矛盾しています。
第3章「病原菌理論の虚偽」で説明したように、細菌は感染を引き起こしません。
さらに、細菌は正常な細胞をがん細胞に変換する能力はありません。
そして一番大切なのは、がんは細胞の増殖を伴いますが、感染は細胞の破壊を伴うとされていることです。増殖と破壊では、全く異なるメカニズムの作用です。
つまり、生物学的要因はがんとは無関係になります。
 
ただし、がんの物理的要因は無視できません。
WHOのファクトシートは、がんの物理的要因に、実証済みのヒト発がん物質である電離放射線が含まれることを認めています。
化学的要因も無視することはできません。
WHOのファクトシートは、アスベストやヒ素などのいくつかの例にしか言及していませんが、化学的要因はがんの原因の大きな部分を占めています。
ほとんどの化学物質は適切な安全テストを受けていない状態ですが、最も一般的にテストされる影響の1つは発がん性です。
しかし、発がん性のテストが行われているにもかかわらず、テストで発がん性が認められた化学物質が現在も出回っています。
例として、以下のような有毒な有機塩素化合物、
●塩化ビニル
●トリクロロエチレン
●PCB
●TCDD

などです。
 
発がん性物質は、ベビーソープ、ベビーシャンプー、赤ちゃん用泡風呂などにも隠れています。
多くの洗剤製品で使用されている界面活性剤、エトキシレートの成分で、1,4-ジオキサンはグループB2の発がん性物質(おそらくヒトの発がん性)です。
「おそらくヒトの発がん性」というのは、動物実験で発がん性が認められたけど、人では実験を行っていないため、「おそらく」という表現になっていることを意味します。
動物実験で発がん性が認められた場合、人にとっても発がん性があると見なされなければなりません。
タルカムパウダー(ベビーパウダー)は、滑石粉(タルク)に硼酸 (ほうさん) 、香料などを加えた粉末で、子宮頸がんなど、女性の生殖器系の他の形態のがんにも影響を及ぼします。
さらに、女性のパーソナルケア製品、
●生理用ナプキン
●タンポン
●デオドラント
●拭き取りシート

なども、成分に通常塩素ベースの化学物質を含む漂白剤、および一般にフタル酸エステルを含む香料化学物質が含まれ、その一部は発がん性があることが知られています。
これらの化学物質は、”ウイルス”よりもよほど子宮頸がんのリスクを上げています。
 
有毒な化学物質は、経皮吸収され血流に入り、体の様々な部位で問題を起こします。
それは女性だけでなく、男性にもリスクになっています。
 
NHS(イギリス国民保険サービス)によると、前立腺がんの原因は不明ですが、不思議なことに、感染に関連しているとは主張されていません。
興味深いことに、18世紀のイギリスの若い煙突掃除人は、陰嚢がんになりやすいことが発見されていました。
これは煙突の煤(すす)への曝露に直接関連していることが示されました。
煤にはさまざまな炭化水素が含まれており、その一部は発がん性があると特定されています。
がんを発症リスクは、煤への暴露だけではなく、彼らがほとんど入浴せず衛生状態が非常に悪かったことを含む要因との組み合わせによって上昇しました。
 
白血病は血球のがんであり、白血病の最も一般的な形態は急性リンパ芽球性白血病です。
現代医療では急性リンパ芽球性白血病の正確な原因は不明とした上で、
危険因子は、遺伝的要因と放射線、および特定の化学物質を含む環境要因。

と主張しています。
医学雑誌ランセットに掲載された2013年の記事「急性リンパ芽球性白血病」には、
電離放射線は、急性リンパ芽球性白血病の確立された要因。

と記述されています。
電離放射線は非常に危険であることが医療機関によって広く受け入れられています。
さらに、すべての形態の電離放射線はグループ1発がん性物質(人に対する発がん性がある)に分類されます。
電離放射線ほど危険ではありませんが、非電離放射線もがんを含む多くの有害な影響にも関連しています。
病気、特にがんは、ほとんどの場合、何年にもわたって継続的に有害な要因にさらされた結果であることを強調することも重要です。
発達中の子どもの脳は毒素に対してより敏感であり、携帯電話が20歳未満の子どもや若者に重大な健康被害をもたらす問題を浮き彫りにします。
子どもは大人に比べ頭が小さく、頭蓋骨が薄いため、脳組織はより高い導電率を持っています。
大人に比べ子どもは放射線をより吸収し、悪影響を受けてしまいます。
 
がんは老化に関連した病気と言われるにもかかわらず、子どもに急性リンパ性白血病が多いのは、こうした影響が考えられます。
急性リンパ性白血病の発症は2〜3歳で多く、生後〜2歳の間に多数のワクチン接種がスケジュールされていることを考慮すると、ワクチンの有毒成分、発がん性物質である水銀とホルムアルデヒドが血液を毒し影響を与えていることが考えられます。
 
WHOは、
がん症例の早期発見・早期治療は、がんの死亡率を下げる。

と主張していますが、この主張は誤解を招くものです。
ほとんどの種類のがんは治療後の生存率が低く、これは早期発見・早期治療が死亡のリスクを減らしたり生存を保証していないことを表しています。
生存率が低い大きな理由は、治療法の性質によるものです。
がん治療の最も一般的な形態は、
●手術
●化学療法
●放射線療法

です。
これは「がんを殺さなければいけない」という誤った理論に基づいています。
さらに、化学療法と放射線療法は、発がん性があることが認められています。
発がん性物質によって引き起こされたがんは、発がん性物質の使用によって治癒することはできません。
 
さらに、がんの再発と転移についてWHOは、このように説明しています。
がんの特徴の1つとして、境界を超えて急速に異常成長すること。その際、体の隣接する部分に侵入して他の臓器に広がる可能性があり、それを転移と呼ぶ。

転移は、元のがんと違う部位や臓器で頻発します。
現代医療の認識では、元のがんが治療で完全に根絶されず、他の場所に移動したと考えます。
 
がん細胞が体の他の部分に広がり、他の臓器に侵入するという考えは、細胞生物学と完全に矛盾するため、誤りです。
 
細胞の定義には、こう書かれています。
複雑な(単細胞以外の)生物は、特定の機能を実行するために特別に適応された何百万もの細胞で構成されています。
細胞分化のプロセスは、胚の発生の早い段階で始まり、特定の種類の細胞(例えば、血液細胞、肝臓細胞)は常に同じ種類の細胞を生じさせます。

ある臓器の細胞が、別の臓器に広がることはありません。
 
トニー・ページ博士は、著書の「生体解剖が明らかにしたこと」で、興味深い説明をしています。
人工発がん物質を使った動物実験では、通常、転移は全く起こらない。

この事実は、転移ががん治療によって新たに発生していることを示唆しています。
 
がんの転移が起きる好発部位として、肝臓が挙げられます。
肝臓は体の主要な解毒器官であり、肝臓の処理能力を超える量の毒素の存在が、肝臓がんにつながります。
肝臓がんの原因になっている毒素として、抗がん剤が考えられます。
残念ながら、抗がん剤によって引き起こされた転移と呼ばれるがんも、抗がん剤や放射線で治療されることが多くなっています。
これはしばしば患者に死をもたらし、「患者はがんとの戦いに敗れた」と報告されています。
正しくは、「患者は(元のがんを引き起こした物質を含む)毒素の蓄積との戦いに負けた」ということになります。
 
がん研究は、とらえどころのない治療法を提案しています。
2015年10月、ネイチャー誌の「Cancer-ファイティングウイルスが承認を勝ち取る」というタイトルの記事では、
10月27日、FDA(アメリカ食品医薬品局)は、進行性黒色腫を治療するためにタリモジェンラヘルパレプベック(T-Vec)と呼ばれる遺伝子操作されたウイルスを承認した。

と掲載しました。
がんの原因因子として感染症を挙げているにもかかわらず、菌やウイルスでがんを治療しようと言うのです。
がんのウイ​​ルス治療のアイディアは、患者が感染の症状、特に発熱を経験したときに腫瘍が時折退行するという観察から生じました。
この観察は、ウイルス感染を証明したわけでも、ウイルス感染ががんを治療するということが証明されたわけでもありません。
遺伝子操作は、第6章「地球の汚染・科学の失敗」でも説明したように、非常に危険な可能性がある不確実で予測不可能な方法です。
 
「感染症」の症状は、毒素を解毒して老廃物として排除しようとする身体の努力の結果です。
がんは体内の毒性物質蓄積に直接関係しているため、解毒はがんからの回復に非常に重要です。
解毒を行うことにより、体が自然治癒することができます。
がんを回避することは可能であり、そのためにはがんについての正しい知識が必要です。
ドキュメンタリー映画「トキシックビューティー」で、エプスタイン博士はこう説明しています。
現代のがんの流行の主な原因は、石油化学と原子力産業の技術、それらの環境汚染物質に直接関係している。

付け加えると、非電離放射線も現代のがんの流行の要因として忘れてはいけません。
 
がんは体を攻撃するものではなく、身体の損傷の現れです。
 

まとめ


感染症だけでなく、非感染症も現代医療に正しく認識されていないということを説明しました。
現代医療は非感染症の原因について「わからない」という認識の上で、原因としては、
●遺伝的要因
●生理学的要因
●環境的要因
●行動要因

を挙げています。
遺伝的要因は、有毒物質による遺伝子損傷が原因になっています。「生まれつき」や「家系」というわけではなさそうです。
生理学的要因は、細菌感染やウイルス感染のことで、これは根拠がありません。
環境的要因は、産業用化学物質、家庭用化学物質、大気汚染、農薬、重金属、医薬品、ワクチン、電磁波などの有毒物質のことで、これが一番問題になる要因です。
行動要因は、飲酒、喫煙、不健康な食事、運動不足のことで、間違ってはいませんが、もっと有毒物質の悪影響に言及するべきということです。
 
さらに何度も繰り返し強調されている主張に、「少量の毒なら安全ということはない!」ということがあります。
化学物質には他の化学物質が存在する状況で毒性を示すもの、毒性が強まるものが多く存在しますが、化学物質の毒性を調べる実験では他の化学物質との相乗効果はほとんど調べられていないという事実があります。
定められている一日耐容摂取量は、その化学物質単体での実験結果から算出された値であり、私たちは化学物質まみれの世界に生きているため、その化学物質のみを摂取しているわけではない、他の化学物質と一緒に摂取していることがほとんどです。
そのため、製品に記載されている一日耐容摂取量を守っていたとしても、有毒物質による酸化ストレスで病気を発症してしまうという状況になっています。
 
病気を予防・治療するには、とにかくこれらの毒性物質を排除することが重要になります。
個人的には、体にいいものを摂取する、デトックスをするよりも前に、「毒性物質を摂取しない」ということが大切かと思います。
 
次回、第8章「地球の問題」では、国連の「持続可能な開発」アジェンダ、特に持続可能な開発目標(SDGs)の問題と、それが世界の人々の健康にどのように関わってくるのかについて説明しています。



第7章「非感染症」
https://baby-skin-rash.com/2021/02/09/non-infectious-diseases/




http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/410.html
[医療崩壊8] 第6章「地球の汚染・科学の失敗」




今回は、第6章「地球の汚染・科学の失敗」の内容を要約して紹介します。
気候変動という問題を利用し本当の環境汚染から注目をそらしている事実、私たちが生活する上でどのような毒素が蔓延しているかについて説明しています。

地球の汚染・科学の失敗


科学理論は非常に難解で理解するのは難しいという先入観から、一般の人は専門家の意見を信用します。
しかし、残念ながら現代の風潮は、大手メディアに出る専門家の意見が正しいとされ、同じ専門家でも反対意見を唱える専門家は非難される傾向にあります。
そのため大衆は、情報の全てを知る機会がなく、偏った考えを持ちやすくなります。
 
現在メディアが取り上げる環境問題は、環境汚染よりも気候変動についてが主流になっています。
医療機関の病気に関する理論には欠陥がありますが、特定の毒素が特定の病気の原因となる環境汚染物質から来ていることは、限られた範囲で認識しています。
 
世界中で全死亡者の約23%、疾病負荷の約22%が「環境」に起因すると言われています。
 
現代医療は病原菌理論(第3章「病原菌理論の虚偽」参照)を基盤としているため、病原菌を殺菌するという対策は積極的に行いますが、これが結果的にさらなる健康被害をもたらしています。
細菌や害虫に対処するための有毒物質は、特定の対象だけに作用するものではありません。
 
汚染された水と不衛生な環境は、確実に健康へのリスクをもたらします。
しかしながら、WHO(世界保健機構)の考えるリスクは、不衛生な環境を繁殖地にする細菌であり、有毒化学物質が環境汚染や人間の病気に寄与する程度を大幅に過小評価しています。
 

 
有毒化学物質に関する主な問題の1つは、物質を毒にするのは用量だけであるため、安全であるという信念に基づいて製造および使用されていることです。
この誤った信念は、環境に、そして必然的にその環境に生息するすべての生物の健康に深刻な結果をもたらしました。
 
この章で説明する汚染物質は、化学物質だけではありません。
電離および非電離の両方の電磁放射(電磁波)が含まれます。
 
有毒な化学物質は健康に害を与えますが、病気との直接的な関連性を示すことが事実上不可能である理由の1つは、疾患の1つ1つが明確な原因を持たないためです。
もう1つの理由は、疾患には大抵複数の要因が関係しているためです。
 
製造される化学物質は、ごく一部のみが安全性のテストをされ限られた範囲の効果のみが評価されます。
生体から抽出された組織、細胞、分子、その他の断片のみを調べる実験室での実験では、本当の安全性は確認できません。
 
気候変動


気候変動についての主な主張は、
大気中の前例のない量の二酸化炭素が気候に悪影響を及ぼしており、この状況の主な原因は人間の活動である。

ということです。
しかし、気候変動を否定するわけではありませんが、この主張は根拠がありません。
気候変動は、惑星の存在を通して起こった自然現象です。
大気中の二酸化炭素のレベルが気候変動の背後にある原動力であること、または人間の活動が大気中の二酸化炭素の総量の最大の要因であるということは証明されていません。
 
二酸化炭素は温室効果ガスと見なされていますが、大気中の最も豊富な温室効果ガスは二酸化炭素ではありません。(「最大の温室効果ガス」で検索してみてください。)
にもかかわらず、1980年代以降、地球温暖化(のちに呼び方が気候変動に変更)の原因にされた唯一のガスが二酸化炭素です。
 
人間の地球上での活動は確かに二酸化炭素を生成しますが、それが危険なレベルかというとそうではありません。
「気候:反対のコンセンサス」という本の著者、古気候学者のロバート・M・カーター教授は、
大気中の二酸化炭素の増加は、植物の成長を促進し水の使用効率を高めるため、有益である。

と述べています。
OMAFRA(オンタリオ州農業食品農村省)によって作成された「温室内の二酸化炭素」というタイトルの2009年のファクトシートにも、
温室環境内での植物の成長と生産に対する二酸化炭素補給の利点は、何年もの間よく理解されてきた。
二酸化炭素は、植物の成長の重要な側面である光合成に不可欠。

という記述があります。
二酸化炭素は地球上の生命に必要であり、大気中の高レベルの二酸化炭素は植物の成長に役立ち、食糧供給を増加させます。
 
メディアが二酸化炭素の「悪」について煽るのは、有毒物質による環境汚染という本当の問題への注目を避けるために行われています。
 
気候変動説反対派は、石油産業から資金提供を受けていると言われています。
反対意見も本当の問題を隠すために上げられている可能性があります。
 
環境の主要な汚染源は、石油産業です。
 
非有機化合物

ここでいう有機化合物とは、構造に炭素を持つ化合物です。
有機化合物は酵素分解され、菌によって自然界でリサイクルされます。
化学産業は、自然が決して作り出すことのない多種多様な新しい物質、非有機化合物を生み出しました。
これは自然に分解されることが困難な物質です。
非有機化合物の増加は、環境汚染の増加の重要な要因です。
人体が有毒物質の集中曝露に絶えずさらされ​​ているにもかかわらず生き残っているという事実は、人体に自然治癒力があるという証拠です。
しかし、絶えず増加する毒素レベルに耐えるにも限界があります。
世界中で多くの人が病気に苦しんでいるという事実は、この限界を表しています。
 
自然毒

自然界には、生物にとって有害な多くの天然物質があります。
それらのいくつかは、元素の形で有害ですが、無害な化合物内で自然界でのみ発生します。
他のものは、自然界で発生する形で有害ですが、地下層の奥深くにとどまり、放出を促進する事象(噴火など)によって妨害されない限り、比較的無害です。
 
●鉛
●水銀
●ヒ素
●ウラン

これらは、自然に発生するけれど毒性の高い物質で、非常に有毒でありながら様々なところに使用されています。
しかもその使用目的に正当性を持たないものもあるため、注意が必要です。
 

  • 柔らかい青みがかった灰色の金属元素
  • 通常、鉱石内に存在
  • 少なくとも2千年の間有毒であると認識されている
  • 古代ギリシャの医師は、鉛摂取による疝痛と麻痺について認識していた
  • 鉛中毒の初期の犠牲者は、主に鉛労働者とワインを飲む人
  • 鉛のワインへの添加は、ブドウのタンニン酸の収斂性を消すため
  • 18世紀〜19世紀のイギリスでは、お菓子の赤色着色料に鉛添加
  • 19世紀のアメリカでは、害虫マイマイガの駆除にヒ酸鉛が主成分の殺虫剤を使用
  • 鉛とヒ素はどちらも持続性の毒物
  • ヒ酸鉛が使用されていた土地は、長期間汚染が残る
  • アンチノック剤として鉛を添加したガソリンが、有鉛ガソリン
  • 鉛の塗料への添加は、鉛の乾燥プロセス促進能力のため
  • シックハウス症候群は鉛塗料と関連性がある
  • 鉛の健康被害は、IQの低下など特に子どもに顕著
  • 鉛中毒の深刻な影響は、非常に低いレベルの曝露でも発生
  • 成人の鉛中毒は末梢神経系と中枢神経系、腎臓、血圧に影響を与える
  • 男性と女性の両方の生殖に悪影響を与える

 
水銀
  • 室温で液体である銀色の金属元素
  • 地球上で最も有毒な自然発生物質の1つ
  • 自然界では通常、硫化水銀と呼ばれる鉱石の形で発生(辰砂)
  • 常温、常圧で凝固しない唯一の金属元素
  • 常温で容易に気化する
  • 融点はマイナス38.9度で、それ以下に冷やせば固まる
  • 2000年以上にわたって採掘されている
  • 古代ギリシャ人は軟膏に、古代エジプト人は化粧品に使用(毒性について知らなかった)
  • ワクチンの製造に使用する水銀はろ過されると言われているが、微量は残る
  • ワクチンに使用される形態であるエチル水銀は健康にリスクをもたらさない、という主張に根拠はない
  • 鉱石から金属を溶解する能力があるため、金や銀などの貴金属の抽出に利用される
  • 水銀は神経毒
  • 鉱業、製錬、火力発電、天然ガスの燃焼、石油製品の精製、その他の工業プロセスで環境に放出される
  • 床タイルや人工皮革の塩化ビニルの製造に使用される酢酸の製造過程で、100トンの水銀を生産して水俣湾に投棄したチッソ水俣工場の影響で、5,000人以上が水銀関連の神経学的健康問題に苦しみ、500人近くが死亡
  • 歯科用アマルガムの危険性は、アマルガム内の水銀が絶えず蒸気を放出するということ
  • 塩化水銀(カロメル)は、利尿剤、下剤、局所消毒剤として使用されていた
  • 20世紀初頭まで梅毒の治療に水銀を使用
  • 高用量水銀摂取の症状:腹部のけいれん、腎不全、幻覚、筋力低下、手足のしびれなど
  • 低用量水銀摂取の症状:異常な過敏性、自殺願望など
  • 水銀の安全な曝露レベルはない

 
ヒ素
  • 有毒な灰色がかった金属元素
  • 金、銅、亜鉛、鉛など、他の金属と共に自然に存在する
  • 金、銅、亜鉛、鉛などの製錬プロセスの副産物
  • 殺虫剤・殺鼠剤に使用される
  • 発がん性
  • ヒポクラテスの時代〜19世紀は薬の成分として使用されていた(リウマチ、寄生虫、つわり、喘息など)
  • 19世紀には、ヒ素による嘔吐が体にショックを与え、病を治療すると考えられていた
  • 医薬品、農薬、防腐処理液などの用途で使用されたヒ素は、環境中に残る

 
ウラン
  • 自然に発生する有毒物質
  • 放射性物質
  • 核兵器の原材料
  • ウランにはいくつもの同位体が存在
  • 同位体も放射性で、半減期が長い「ウラン238(半減期は約44億6800万年)と、ウラン235(半減期は約7億380万年)」
  • 発がん性
  • ウラン鉱山労働者は一般の人に比べ、死亡率がかなり高い


鉛、水銀、ヒ素、ウランという自然毒について説明しました。
次は、人工的に製造される毒素について触れていきます。
 
製造された毒

科学的進歩は、工業化による様々な有毒物質の放出を伴ってきました。
「科学的進歩により人々の生活水準が向上した」という意見もありますが、工業化の主な受益者は実業家です。
一般市民は労働者として搾取され、生活習慣病と呼ばれる慢性疾患に苦しんでいます。
生活水準の向上は、健康があって初めて得られます。
化学産業による有毒物質の排出は、環境の脅威となっています。
ほとんどの化学物質は、その毒性を評価するための試験が行われていません。
稀に試験が行われたとしても、特定の化学物質単体での試験であり、他の化学物質との相乗効果は考慮されていません。
 
石油
  • 石油は4世紀に中国で最初に掘削され、19世紀半ばのアメリカで石油の発見と採掘のブームが始まる
  • 石油産業は、石油の抽出と精製だけでなく、原油に由来する化学物質の製造、石油化学製品が含まれる
  • 石油化学製品は21世紀の様々な製品の主成分を形成するが、この廃棄物は石油以上に有害
  • 石油化学製品のうち、ベンゼンには発がん性があり、トルエンは神経毒
  • 石油は医薬品の原料でもある
  • プラスチックは石油化学製品


塩素

  • 塩素は非常に反応性の高いガス
  • 有機物と即結合する性質
  • 塩素は多くの医薬品に使われている
  • 第一次世界大戦中、化学兵器として塩素ガスが使われた
  • DDTという殺虫剤は、有機塩素化合物
  • 作物には油性DDT、人には粉末DDTを噴射していた
  • DDTは特に脂肪組織に蓄積する
  • 野生生物種に多大な影響、北米では特に白頭鷲に影響
  • レイチェル・カーソン「沈黙の春」出版から10年後、一部の国でDDTに禁止措置
  • DDTが儲かる製品だったため、取り下げをためらい禁止しなかった国も存在する
  • 塩素の燃焼など有機塩素化合物のプロセスは、ダイオキシンを含む有毒な副産物を生成する
  • ダイオキシンは、内分泌系、生殖器系、心臓血管系に悪影響を与える可能性

 
有機リン酸塩
  • 有機リン酸塩は、DDTが禁止になったため代わりに使用されるようになった殺虫剤
  • DDTと同じく有毒
  • 化学兵器の神経ガスとして使用されていた
  • シラミの駆除剤にも使用されており、成長期の子どもの頭にはぜひ塗布したくない化学物質
  • 銅をキレートするため、銅欠乏の原因になる
  • 銅欠乏は神経障害につながる
  • 狙った害虫のみを殺せる殺虫剤はない

 
レアアース
  • 希土類元素とも呼ばれる化学元素
  • 光学材料、電子材料、水素吸蔵合金などに不可欠
  • レアアースの毒性について十分に研究されていない
  • レアアース産業の労働者に潜在的な危険性にさらされている
  • 鉱床に放射性物質が含まれる
  • 生産は、水質汚染や農地の破壊に関連

 
違法薬物
  • ヘロイン、大麻、コカイン、キニーネ、ストリキニーネ、モルヒネを含む139の物質がCIAの人体実験プログラムに使用されていた
  • 行動変容とマインドコントロールの研究が行われていた
  • 被験者は主にボランティアの軍人
  • 被験者には、薬物の毒性が伝えられていなかった
  • 1960年代アメリカで、一般市民による違法薬物の使用を規制する法律が導入
  • CIAが研究に違法薬物を使用することは免除されていた

 
電離放射線
  • 電離放射線とは、電離作用を持つ全ての放射線のこと
  • 電離放射線は自然界に存在する放射線だが、ウランの採掘など人工的活動が地下深くにあった放射性物質の放出を促進している
  • 金、銀、銅、スズなどの採掘にも関連
  • 戦時中に配備された原子爆弾は2つだけ
  • 1945年8月6日、広島市に投下されたウラン爆弾
  • 1945年8月9日、長崎市に投下されたプルトニウム爆弾
  • 1945年7月16日、ニューメキシコでプルトニウム爆弾の試験
  • 核開発の実験による大気への放射線放出量は、広島に投下されたサイズの爆弾29,000発以上
  • 放射線の研究でノーベル賞を受賞したマリ・キュリーの死因はがん
  • 1945年〜1947年に放射性物質の影響を調べる人体実験が行われたという記述あり
  • 人体実験の被験者は、貧しい人、病気の人など
  • 広島・長崎で原爆投下後の清掃業務を割り当てられた軍人も被験者に
  • 爆発による放射線は風によって広がる
  • ネバダの核実験は、米国中部、東部、カナダ全体にまで放射能を拡散
  • 放射線の安全量は0
  • 現代医療では低用量の被曝は安全とされている
  • 放射線治療は無害で有益と証明されたことはないが、核産業にとっは大きな経済的利益
  • 病原菌殺菌のための食品照射は、食品の安全性を高めるためと言われているが、実際は危険性が上回る
  • 食品照射は、ビタミンとミネラルを破壊
  • 食品照射は、風味、香り、外観、質感にも悪影響
  • 食品照射により、ベンゼンやトルエンなどの揮発性の有毒化学物質を形成する
  • 原子力の起源は武器であり、平和利用はありえない
  • 原子力発電が安価な電力供給に貢献するという意見は誤り
  • 税金の投入なしで経済的に成り立った原子力発電は過去に存在しない
  • すべての原子力発電所が放射能汚染水を排出する
  • 核廃棄物の安全な処理方法は存在しない
  • 1979年スリーマイル島、1986年チェルノブイリ、2011年福島と、原発事故が絶えない

 
非電離放射線
  • 原子や分子を電離させる十分なエネルギーを持たない放射線
  • 電界、磁界、電波、マイクロ波、赤外線、紫外線、可視光線が非電離放射線
  • 電磁スペクトルという特定の周波数と波長の範囲を参照して説明される
  • 電離を起こさないから無害というわけではない
  • 過去100年で、電磁環境は劇的に発達
  • 電磁環境は目では見えず、感覚でもわからないため、問題意識が薄い
  • 19世紀にニコラ・テスラによって発明、開発されたAC(交流)システムは、世界中で使用されているが、地球の通常の電磁スペクトルには存在しない周波数で動作する
  • 電力と通信のためのエネルギーは、30Hzが最高である自然発生周波数を超えている
  • 電気と磁場は常に一緒に発生→電磁界(EMF)
  • 爆発的に普及した携帯電話の電磁界が引き起こす害として認識されているのは、組織の加熱のみ
  • 国際がん研究機関は、携帯電話の電磁界に発がん性があるという認識
  • 電磁界は生物学的プロセスを阻害する
  • 内分泌系は電磁界に特に敏感
  • X線やMRIも発がん性の可能性がある
  • MRIは、体内の水素原子の自然な配列を変化させる
  • 5Gは、当初の計画よりも早く導入され始めた新世代の通信システム
  • 5Gの害についての証拠が見つかる前に導入したかった思惑があると思われる
  • 2G、3G、4Gと5Gの違いは、ミリ波(MMW)範囲の周波数の使用
  • MMWは、遺伝子発現を変化させ、細胞増殖と酸化ストレスに関連するタンパク質の合成を促進する

 
水圧破砕(フラッキング)
  • 水圧破砕とは、石油とガスを抽出するために使用される掘削作業
  • アメリカでは天然ガスの掘削に水圧破砕を行っている
  • 特殊な砂粒や、酸・防腐剤・ゲル化剤・摩擦低減剤などの化学物質を添加した水が使われているため、水・大気・土壌の環境汚染の原因になっている
  • この化学物質には、ヒ素、バリウム、ベンゼン、カドミウム、シアン化物、フッ化物、鉛、水銀、塩化メチレン、トルエン、ウラン、ラジウム-226、ラジウム-28が含まれる
  • 天然ガス産業は、有毒物質の使用が低用量と主張し、危険性を否定
  • 地震学者は、水圧破砕が地下の圧力を変えるため、地震を引き起こしていることを指摘

 
ジオエンジニアリング
  • ジオエンジニアリングとは地球工学の事で、地球温暖化を緩和するための地球の気候システムへの意図的で大規模な介入、気象操作
  • 「ジオエンジニアリングは倫理的ではない」とする意見・証拠が多い
  • CO2は地球の気温を上昇させる温室効果ガスではない
  • 地球工学的介入は、二酸化炭素除去(CDR)と太陽放射管理(SRM)の2つに分類される
  • 特に懸念されるのは、SRM(別名「ケムトレイル」)
  • SRMは、太陽光を偏向させる、または大気、雲、地球の表面の反射率(アルベド)を上げることにより、受け取る短波太陽放射(紫外線、可視光線)を減らす
  • 太陽放射を反射するため、アルミニウム、バリウム、ストロンチウム、銀を含むケムトレイルを散布
  • ケムトレイルはケミカルの飛行機雲であり、環境を汚染し、健康に有害(特に神経系に有害)
  • 軍隊も気象操作に介入
  • 気象操作は、1978年に発効の国連条約(ENMOD)によって表面上は禁止されたが、今も行われている
  • 高周波活性オーロラ調査プログラム(HAARP)は、電離層を操作するための無線周波数エネルギー
  • 電離層とは、地球を取り巻く大気の上層部にある分子や原子が、紫外線やX線などにより電離した領域
  • 非電離放射線は自然に存在しない不自然な周波数であり、人体に悪影響
  • HAARPを使用して電離層を加熱できる
  • この加熱により、特定の場所の天候が大幅に変化して洪水や干ばつが発生する可能性がある

 
毒性食品
  • 食品は代謝をサポートするために必要な栄養素を提供する必要がある
  • カロリーは「エネルギー」の単位であり、「栄養」の単位ではない
  • WHOは、脂肪、糖、塩分の摂取量を減らすことを推奨
  • 加工食品に含まれる合成化学物質は、栄養分でもなければ無害でもない、いわゆる毒物
  • 昔から食品のカサ増しのために、フィラーを加える手法が存在した
  • コーヒーにチコリを加えるなど、昔のフィラーは無害なものだったが、現代は有害な毒がフィラーになる
  • 1930年、粗悪品、嘘の表記、有毒・有害な食品の製造、販売、または輸送を防止するため、FDA(食品医薬品局)という米国政府機関が設立される
  • 他国でも、食品の安全を守る法律や規制が設立
  • この時期は病原菌が病気の原因という考えが台頭し始めた頃と重なり、安全な食品=病原菌に汚染されていないという認識に
  • 1963年、WHOの共同食品基準プログラム、CAC(コーデックス委員会)を設立
  • 安全な食品の世界基準は、病原菌の汚染ないことと脂肪、糖、塩分の過剰でないことにフォーカス
  • 本来の安全な食品の基準は、栄養素を含み、毒素を含まないということであるべき

 
加工食品
  • 加工食品は、増え続ける世界人口の食料供給に貢献しているとアピールされている
  • 加工食品に使用する合成化合物は、ほとんどの場合有毒であり、人間が摂取するべきではない石油化学製品に由来する
  • 有毒石油化学製品の添加は、毒でも長期間高用量で摂取しなければ安全であるというパラケルスス(スイスの医師、化学者 、錬金術師、神秘思想家、悪魔使い・ 1493年〜1541年)の誤った理論に基づいている
  • 合成化学物質で合成食品を製造するということは、野菜や肉など本物の食品の管理の手間とそのコストを省ける
  • 食品添加物、農薬、抗生物質などの動物用医薬品は、病原菌理論という誤った考えに基づき使用されており、消費者に害をもたらす
  • コーデックスの表示基準では、虚偽、または誤解を招く表記を禁じているにもかかわらず、成分が食品の5%未満を構成する場合は表記の必要がないという矛盾したルールも存在する
  • MSG(化学調味料)は特定の条件下では表記しなくてもいいという規定がある
  • 加工食品の表記にある見たことも聞いたこともない表記はたいていの場合有害な成分で、消費者にそれを知られたくないものである傾向がある

 
食品添加物
  • 食品添加物とは、栄養価の有無にかかわらず、通常はそれ自体が食品として消費されず、食品の代表的な成分として使用されない物質
  • つまり食品添加物とは本来食品ではない物質
  • 食品添加物の主な目的は、製造工程で失われる生鮮食品原料の品質を人為的に置き換えること
  • 食品添加物の使用は、食品を、カロリーは高いが他の必須栄養素が少ない高度に加工された食品にする
  • 食品添加物の安全基準は、感知できるほどの健康リスクがないということ
  • 条件付きで安全(高用量摂取でなければ安全)ということであり、本当の意味で安全ではない
  • 食品添加物のADI(一日摂取許容量)を決定する試験も、医薬品と同様、単一の食品添加物摂取のみを考慮している
  • 複数の食品添加物の摂取、他の毒素との相乗効果は無視されている
  • 多くの食品添加物が石油化学製品に由来している
  • アフラトキシンというカビ毒は、最も強力な変異原性、および発がん性物質の1つ
  • アフラトキシン曝露と肝臓がんとの間に関連性が確認されている
  • 特にアフラトキシンの影響を受けやすい作物:トウモロコシ、ピーナッツ、綿花
  • この3つの作物は、農薬、除草剤、抗菌剤の高用量の使用が認められている

 
食品着色料
  • 食品着色料は、食品の加工や保管で失われた明るさ、色を追加、変色を隠すなど、見た目を良くする目的で使用される
  • 例えば植物から作られるサフランは、黄色の着色料として使用されるが、天然の食品であり栄養素も含まれる
  • 合成化合着色料は、サフランのような天然着色料とは別物
  • 銅はピクルスを緑に染める、鉛はお菓子を赤に染めるなど、天然着色料でも有害なものもある
  • 染料は、もともとコールタール由来だったが、現在は石油由来のものが多い
  • 染料は、もともと繊維産業向けだったが、食品産業にも使用されるようになった
  • FDA(アメリカ食品医薬品局)は、食品着色料に含まれる不純物の混入を10%まで認めている
  • この不純物には、ベンゼン、鉛、水銀、ヒ素などの非常に危険な物質が含まれている場合がある
  • 食品着色料の摂取と子どもの多動などの行動障害を関連付ける研究がある
  • 着色料が多く使われている食品は、たいてい子ども向け
  • タートラジン、キノリンイエロー、アルラレッドという食品着色料はすべて石油化学製品由来
  • アルラレッドは、殺虫剤に使用される芳香族炭化水素であるナフタレンの誘導体
  • 特定の化学食用色素と特定の化学防腐剤の組み合わせによって健康への悪影響が引き起こされる
  • 安全性試験では食品着色料単体での影響しか考慮されない
  • 危険と判断され食品への添加が禁止されている着色料でも、医薬品への添加は認められているもののある

 
香料
  • 食品加工の際に失われる風味(味と香り)を補うために添加される添加物が香料
  • 合成化合着色料と同じく、合成香料も石油由来のものが多い
  • 食品合成香料メーカーは、化粧品や洗剤などの香料も生産している場合が多い
  • 「イチゴ味」の香料は、イチゴからではなく、約20種類の化学物質からできている
  • 香料合成の抽出プロセスの際に使用される溶媒は、食品に混入することはないとされているが、残留物の存在は技術的に避けられない
  • 溶媒の例:メタノール(不凍液の主成分)・プロピレングリコール(危険性の疑いがある)
  • 電子レンジポップコーンの製造に揮発性のジアセチルを使用した香料生産工場の労働者と、肺疾患・呼吸器系疾患の関連の報告がある
  • ジアセチル以外にも、1,000を越える香料に毒性がある疑い

 
グルタミン酸ナトリウム(MSG)
  • グルタミン酸ナトリウム(MSG・化学調味料・うまみ調味料)は、それ自体は味はないが、風味増強剤として働く
  • グルタミン酸は、多くの食品に自然に存在するアミノ酸
  • 1908年、日本人化学者の池田菊苗教授が昆布から風味増強成分を分離
  • 現代のMSGは昆布は使用せず、でんぷん・廃糖蜜などの発酵により製造
  • MSGメーカー側は、MSGと天然のグルタミン酸の化学構造が同じであることを強調する
  • 化学構造が同じだからといって、同じ物質というわけではない
  • 天然グルタミン酸は、消化過程でのみ分解されるペプチド結合によって結合されている
  • MSGはペプチド結合のない遊離型なため、摂取によりMSGが血流に入りアミノ酸の血流濃度が急上昇し、倦怠感、神経損傷などの症状を引き起こす
  • グルタミン酸は脳と脊髄に見られる神経伝達物質
  • 天然グルタミン酸は単一のアミノ酸で構成されているのに対し、MSGは常に不純物を伴う
  • MSGは、医薬品やワクチンにも添加されている
  • 特にMSGを直接血流に注入することは危険

 
保存料・防腐剤
  • 防腐剤により食品が長持ちするようになったが、防腐剤の悪影響はあまり考慮されていない
  • 腐敗は細菌が物質を分解し環境中に戻すための自然プロセス
  • 食中毒の原因は有毒物質であり、細菌、ウイルス、寄生虫ではない
  • 例えばボツリヌス菌の産生する毒素による神経毒性は、呼吸器系の問題や麻痺が含まれるが、これらは有機リン系農薬などの化学物質の影響の可能性が高い
  • 安息香酸ナトリウムは、特定の食品着色料との組み合わせで健康に悪影響
  • ハムやソーセージなど加工肉に使われる硝酸ナトリウムと亜硝酸ナトリウムは、発がん性に関連
  • 食品添加物の酸化防止剤は、抗酸化物質ではない
  • BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)とBHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)などの防腐剤は、発がん性の疑いがある
  • 合成化学防腐剤は、食品を毒し食品を安全性の低いものにしている

 

  • 「塩」は化合物である塩化ナトリウムを指す
  • 塩が食品の防腐剤として機能するのは、脱水を引き起こすため
  • 高度に精製された食卓塩は、ミネラルが取り除かれ、漂白され、固結防止としてアルミニウムを含む固結防止剤を添加される
  • WHOは塩分摂取量の削減を推奨
  • 高血圧は、細胞レベルでのナトリウムとカリウムの不均衡が原因で発生する可能性が高い
  • 健康に害があるのは精製塩のみで、ミネラルを含む天然塩は健康に有益と言われるが、そういうわけでもない
  • 塩は腐食性が高く、酵素活性を破壊し、脱水を引き起こす

 
砂糖
  • 砂糖は炭水化物に分類され、単糖類のブドウ糖、果糖、二糖類の乳糖、ショ糖などがある
  • すべての糖は同じではない
  • 例えば果物や野菜に含まれる果糖は食物繊維などの存在のおかげでゆっくり代謝されることに対し、人工的に製造された果糖は素早く吸収され血糖値に影響する
  • WHOは、砂糖の摂取を控えることを推奨しているが、ホールフードに含まれる糖は健康上の問題を引き起こさないとしており、この認識は正しい
  • 砂糖も塩と同様、脱水作用がある
  • 精製された砂糖は、カルシウムとマグネシウムの吸収を妨げ、虫歯の原因になり、肥満を引き起こし、関節炎を引き起こし、喘息を引き起こし、骨粗鬆症の原因になり、妊娠中毒症の原因になり、フリーラジカルと酸化ストレスを引き起こす可能性がある
  • これに加え、砂糖は結核を引き起こす可能性もある
  • 1910年、日本が台湾で安価な砂糖の供給源を大量に獲得したとき、結核の発生率は劇的に上昇
  • 糖尿病が結核の重要な危険因子であるという証拠が増えている

 
人工甘味料
  • 健康上の問題とカロリーとは関連性がないのにもかかわらず、食品業界はカロリーを悪役にし、低カロリーでも甘さはある人工甘味料を開発した
  • 人工甘味料のサッカリンは、コールタール誘導体である化合物、安息香酸スルフィド
  • 発がん性のあるサッカリンは、人の消費には適していないとする意見がある中、FDAはサッカリンをGRAS(Generally Recognized As Safe ・一般に安全と認められる)に分類
  • サッカリンは他の添加物と同様、少量なら害はないという判断(これは誤った認識)
  • 人工甘味料のアスパルテームは、体のアミノ酸(アスパラギン酸)レベルを上昇させ、体の保護メカニズムを崩す
  • アスパルテームは、神経毒性がある
  • アスパルテームは、先天性欠損症や精神遅滞、多発性硬化症などと関連性がある

 
遺伝子操作作物
  • 遺伝子操作作物は、遺伝子工学(GE)、遺伝子改変(GM)とも呼ばれ、増え続ける世界人口、増え続ける食料供給に不可欠であると主張されている
  • 人間が作物、生物にDNA、RNA、タンパク質を導入、または改変して、新しい形質を発現させたり、既存の形質の発現を変化させたりするプロセスが遺伝子操作、遺伝子組み換え
  • 実際の遺伝子組み換え技術発達は、世界の特定の派閥が食糧の生産を支配する力を強めているということ
  • 遺伝子工学の起源は「優生学」
  • 優生学の目的は、「人間の品種を改善する」ための方法を開発すること
  • 飢餓は流通と貧困の問題であり、遺伝子組み換えでは解決できない
  • 交配などの育種方法は、遺伝子組み換えと違い自然な方法
  • 遺伝子組み換え作物に使用される除草剤、グリホサートには全身性代謝毒性が確認されている
  • 雑草がグリホサートに対し耐性を持ち始めたため、モンサントは、ベトナム戦争中に枯葉剤として使用された毒性の高い化学物質、エージェントオレンジの成分の1つ、2,4-D(2,4-ジクロロフェノキシ酢酸)をグリホサートとブレンド
  • 2,4-Dには、発がん性、内分泌かく乱作用、神経毒性がある




水道水

  • 2017年のWHOガイドラインは、水に関するSDGs(持続可能な開発目標)を含む資料が組み込まれている
  • SDG 6.1は「2030年までに、すべての人にとって安全で手頃な飲料水への普遍的かつ公平なアクセスを達成」という目標を掲げている
  • これはつまり「人間が消費する水を安全なものにする」という目標
  • 病原菌説をベースにしている現代医療は、水に含まれる微生物の危険性に注目することが予想される
  • 飲料水に添加される特に注意が必要な2つの物質は、塩素とフッ素
  • 消毒は本質的に有毒で、飲料水の塩素消毒も有毒
  • もともとの塩素の使用目的は、繊維の漂白と細胞分解(つまり腐敗)の臭い消し
  • 腐敗の臭いは消せても、それが毒性を消すわけではない
  • 飲料水の塩素消毒で形成される複数の副産物の一つ、クロロホルムを含むTHM(トリハロメタン)は、発がん性の疑いがある
  • 排泄物で汚染された水を塩素で消毒しても、排泄物を取り除いたことにはならない
  • 水質汚染の原因は細菌ではなく、塩素、フッ素、産業廃棄物である
  • コレラ、下痢、赤痢、A型肝炎、腸チフス、ポリオなどの病気の原因は、毒性物質
  • フッ素と塩素は多くの共通の特性を持っている→腐食性、反応性、毒性、自然界では元素ガスの形で発生しないこと
  • フッ素は虫歯を予防せず、フッ化物は歯と健康に悪影響を与える
  • 鉱物からアルミニウムを抽出するプロセス、その他多くの産業プロセスの副産物としてフッ素が生成される
  • その強力な腐食性と極度の毒性のため、フッ化物の処分は非常に高価で物議を醸す問題だった
  • フッ化物を水道水に添加することで、フッ素処分の問題は解決
  • フッ化物は害虫駆除に使用される物質
  • 抗がん剤、抗うつ剤、抗炎症剤、麻酔薬など、推定20〜30%の医薬品にフッ素化合物が添加されている
  • フッ素化合物の医薬品への添加は、薬物代謝の速度を遅くするために添加されている
  • 産業廃棄物による水質汚染の2大産業は、鉱業と石油&ガスの採掘
  • 行政は、地域の水路への産業廃棄物の排出を制御するのみで、これは「少量の毒素なら安全」という間違った考えに基づいている
  • 近年、畜産業の水質汚染も問題になってきている
  • 多くの医薬品が排水に流され、水質汚染の原因になっている
  • 浄水は、大部分の化学物質を除去できていない


経皮吸収

人体が毒を摂取する経路は、
●経口摂取
●注射
●吸入
●経皮吸収

があります。
皮膚は毒素の排出と吸収の両方を行います。
皮膚を通して体内に吸収された有毒物質は、経口摂取された場合よりも有害である可能性があります。
これは経口摂取された毒物は消化器系により肝臓に送られ、酵素により無毒化されるためです。
皮膚から吸収された毒物は肝臓を通りません。これは注射にも同じことが言えます。
特に、油性の毒性物質は脂肪に溶解し、さらなる害をもたらす可能性があります。
現代医療は、化学物質の経皮吸収の健康への影響についてあまり認識していません。
洗剤や、肌に塗布するローションやクリームなどは、経口摂取を想定しての無毒性量(NOAEL)は設定されていますが、経皮吸収は想定されていません。
 
プラスチックのフタル酸エステル
プラスチックは便利なため、生活のいろいろなところで見かけます。
プラスチックには、硬いものもあれば、サランラップのように柔らかいものもあります。
柔らかいプラスチックは、製造の際に可塑剤と呼ばれる化学物質でさらに処理する必要があります。
この可塑剤は、石油化学製品でもあるフタル酸エステル類を使用することが一般的です。
プラスチック製造業界は、フタル酸エステルを「安全」とし、その健康への影響を認識していませんが、フタル酸エステル類の種類は多く全てが安全試験をされているわけではないことを知っておく必要があります。
そして、内分泌かく乱作用など、フタル酸エステルの健康への重大な影響の証拠が増えています。
特に妊娠中の女性は、内分泌かく乱物質に対し脆弱でありお腹の中の胎児に影響します。
吸入マスク、カテーテル、医療用ゴム手袋でさえ、フタル酸エステルが使用されています。
これは医療スタッフと患者の皮膚に接触し、経皮吸収されています。
 
プラスチックのBPA
BPA(ビスフェノールA)も、プラスチックに含まれ健康への害が懸念される化学物質です。
食品のパッケージや哺乳瓶、缶詰の内側などに使用されています。
BPAも内分泌かく乱物質として広く認識されていますが、FDAはそれを、
現在、食品に混入している量は安全の範囲内

としています。
FDAのこの認識にもかかわらず、アメリカではメーカーが自主的にBPAを排除する動きが広がっています。
しかしながら、BPAフリー製品であっても、プラスチック製品のほぼ全てが「エストロゲン様化学物質を放出する」という報告もあります。



 
家庭用洗剤
ここ数年で消費者は、家庭用洗剤などのクリーニング用品に危険な化学物質が含まれていることに気づき始めました。
これにはエアーフレッシュナーなどの芳香剤も含まれます。
洗剤に含まれる化学物質への曝露による悪影響は、軽度の刺激からがんを含む慢性的な健康問題まで様々です。
2000年に米国毒物管理センターにあった電話206,636件のうち、10%近くが洗浄剤への曝露によるものであり、電話件数の半分以上が6歳未満の子どもに関連していたと報告されています。
家庭用洗剤に含まれる毒性物質への曝露は、経皮吸収だけでなく、吸引からも起こります。
 
1,4-ジオキサンと呼ばれる化学物質は、液体洗剤などの製品に含まれており、発がん性が疑われています。
これは使用が中止になりましたが、1,4-ジオキサンの代わりに添加される化学物質は、異なる作用機序を持つだけで、安全性はそこまで改善されていないというケースが多くなっています。
 
家庭用洗剤には他にも有毒物質が含まれているケースがありますが、一部の家庭用品は、製品に発がん性物質やホルムアルデヒドなどの神経毒が含まれていることを開示していません。
 
化粧品・パーソナルケア製品
化粧品の使用には長い歴史がありますが、それには顔に鉛丹や辰砂(硫化水銀)という毒物を塗る習慣も含まれています。
これは毒性物質が経皮吸収されるため、大変危険です。
にもかかわらず、近代の化粧品産業は、これらの天然の毒素を化学物質に置き換えた化粧品を生産しています。
 
加工食品同様、化粧品には保存料としての成分が含まれています。
保存料には抗菌作用があり、これはその毒性により菌を殺すという意味です。
保存料で最も一般的な成分として、パラベンが挙げられます。
研究では、パラベンが弱いエストロゲン様作用を示すことが報告されています。
 
製品の香り付けのための香料は、3種類の製造方法があります。
1、石油化学製品からの化学合成
2、天然物質を化学的に分離
3、天然物質から抽出

こうして作られた香料は、複数種類は調合され様々な香りが生成されます。
天然物質と言うと「無害なもの」と思われるかもしれませんが、それは加工され元の物質とは別のものになっているケースもあるため、一概に無害とは言えません。
例えばコカミドDEAと呼ばれる界面活性剤。
これはココナッツ由来ですが、IARC(国際がん研究機関)により「発がん性」に分類されています。
 
さらに防腐剤として一般的なトリクロサンは、「ホルムアルデヒド放出剤」とも言える有機塩素化合物です。
もともとは医療品にのみ使用されていましたが、現在は抗菌石鹸などにも使用されています。
トリクロサンは水道水の遊離塩素と反応し、日光の下で分解してクロロホルムを生成します。
また、トリクロサンは、ダイオキシンとして甲状腺ホルモンへの影響も懸念されています。
 
●ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)
●ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)

は、界面活性剤です。
歯磨き粉、シャンプー、髭剃りクリームなどに使用されています。
ラウリル硫酸ナトリウムは、皮膚に損傷を与えるため、透過性を高め、有毒な化学物質を体内や全身の循環に吸収させる危険性があります。
 
メーカーは、化粧品・パーソナルケア製品は発売前に安全性テストが行なわれていると主張しますが、毎年必ずいくつかの製品がリコールになり、鉛、水銀、アンチモン(レアメタルの一種)などの毒性物質の検出が後を絶ちません。
リコールが最も多いのは、
●ボディーソープ
●クレンザー

です。
リコールと頻繁に関連する成分は、
●パラベン
●フタル酸エステル
●ホルムアルデヒド

です。
 
衣服
衣服や靴の着用も、有毒化学物質への暴露の原因となっている可能性があります。
繊維産業も石油化学製品の恩恵を受けています。
1939年に商業生産を開始したナイロンを始め、合成繊維の製造は20世紀半ばから驚異的に増加しています。
合成繊維は高血圧、心拍数の増加 、不整脈、および狭心症に関連性があります。
繊維や衣類の製造に使用される化学物質は、環境汚染の原因にもなっています。
特に以下のような利点を持たせた繊維・衣類に使用されています。
●耐久性
●撥水
●しわになりにくい
●形状記憶
●難燃性

ポリエステルは非生分解性で、分解されない廃棄物を産み出します。
漂白、染色、仕上げなどのプロセスで、重金属を含む排水により、土壌や水を汚染します。
 
主に乳幼児向けの衣類で行なわれている衣類を難燃性にするプロセスは、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)という化学物質の使用が含まれます。
PBDEは、生体内蓄積性があり、思春期発症の遅延、精子数の減少、胎児の奇形、発がん性の懸念があります。
しかもこの化学物質は、炎にさらされた製品の発火を遅らせますが、火災を止めることはありません。低温燃焼では、有毒物質である高レベルの臭素化ダイオキシンを放出します。
PBDEの毒性が認識され、代わりに使用されるようになった物質のいくつかは、塩素化合物です。
これも燃焼の際、毒性の高い発がん性ダイオキシンを生成することを意味します。
 
また、Tシャツやトレーナーなどのプリントに使用されるインクには、可塑剤としてフタル酸エステル類が使用されることが一般的です。
これは時間が経つにつれて、フタル酸エステル類が製品から放出され、水の汚染、有毒物質の経皮吸収につながる可能性があります。
 
衣類の粘着防止、帯電防止、防水、発汗防止、色落ち防止、防虫などの特性のために使用されるホルムアルデヒドも、懸念される化学物質です。
ホルムアルデヒドは、発がん性のほか、吸入した際、咳、喘息、胸痛、気管支炎、肺炎との関連が指摘されています。
 
パークロロエチレンは、ドライクリーニングで溶剤として使用される化学物質で、ドライクリーニングの服を着ている人だけでなく、ドライクリーニングの従業員にも明らかな健康被害をもたらします。
この揮発性化学物質は、呼吸器系に危険をもたらすことが知られています。
 
以上の衣服に使用される有毒な化学物質は、肌に触れることで経皮吸収され、血流から全身に運ばれます。
また、経皮吸収以外にも、ほとんどの合成繊維は皮膚呼吸を妨げることがわかっています。
 
綿、羊毛、亜麻、麻、絹などの天然繊維からできている衣服を選ぶことが望ましくなりますが、天然繊維でも有毒物質が検出されることに注意が必要です。
例えば、羊毛からは羊に散布された殺虫剤が検出されることがあり、綿は遺伝子組み換え作物として大々的に栽培されているため、残留除草剤が検出されることがあります。
 
有毒物質が含まれる衣服は完全に回避することは難しいのですが、その事実を知っておくだけでできるだけ毒への曝露を減らすことができます。
 
歯科

歯科の分野も一般現代医療と同様、その根底には病原菌説があり、「治療としての有毒物質の使用は適切な用量で使用すれば安全である」という間違った認識を持っています。
X線の危険性は認識していますが、水銀とフッ化物の危険性については認識不測の状態です。
 
アマルガム
歯科用アマルガムは、銅、スズ、銀、亜鉛の粉末に液体水銀を混ぜて作る歯の詰め物です。
歯科では「水銀には潜在的なリスクがあるが、それは高レベルでの曝露のケースのみであり、アマルガムはそれに当てはまらないため安全」としています。
水銀は猛毒で、安全なレベルの曝露はありません。
アマルガムは、水銀を蒸気として放出し、それが肺に吸収される可能性があります。
これはアマルガム充填処置後、検出可能な量の水銀を放出し続けることがわかっています。
 
ハル・ハギンズ口腔外科学博士は、歯科用アマルガムが健康に及ぼす影響を示す症例について述べています。
歯にアマルガム充填物が入っている若い女性患者は、白血病と診断されていましたが、アマルガム充填物の除去により健康状態が改善。
白血病が治癒したと言える状態にまで回復しました。

がんが単一の原因によって引き起こされているとは考えづらいのですが、このエピソードはアマルガムが白血病に大きな影響を与えていたことを示しています。
 
1830年代頃、歯科の領域には現在のような規制が存在せず、自由診療のサービスが一般的でした。
水銀を使用するアマルガムは、鉛に比べ詰め物として歯に適合しやすく、金よりもはるかに安価であったため、一気に普及しました。
この利点により、水銀の毒性を懸念する声は無視され、アマルガムはアメリカ歯科医師会のバックアップにより推奨されました。
 
2017年3月のWHOファクトシートでは、
アマルガム充填には問題がある。

と認識され、アマルガム充填材の使用を段階的に廃止し、費用対効果の高い代替品を開発することが推奨しています。
 
アマルガムの除去は、正しい手順によりその危険性をちゃんと認識している歯科医が行う必要があることを付け加えておきます。
 
ニッケル
●クラウン
●ブリッジ
●義歯の金属
●矯正装置

などに使用される歯科材料に、ニッケルがあります。
ニッケルは、この地球上で最も耐久性がありながら最も発がん性のある金属の1つです。
歯科製品に使用されているステンレス鋼は「安全」であるという印象を受けますが、ステンレス鋼にはニッケルが含まれているため、安全とは言えません。
歯科用製品に使用される合金の一部は、ニッケルに加えて、
●ベリリウム
●コバルト
●クロム

などの物質を含む可能性のある化合物であり、これらはすべて有毒です。
一部の金属は他の種類の金属が一緒に存在することで、相乗的に相互作用を示します。
例えば、コバルトはニッケルの発がん性を高めることができます。
さらに、特定の金属は体の生体電気機能を妨害する恐れがあります。
金属のかぶせ物、詰め物から発生する電荷が、生体機能を狂わせたり、アマルガムが存在する口腔内では水銀放出を促進します。
この口腔内の金属による異常な電気的作用は、脳に悪影響を及ぼすことも懸念されます。
 
フッ化物
フッ素とフッ化物は歯科で使用される非常に有害な物質です。
●歯磨き粉
●洗口剤
●塗布用のクリーム

に添加されています。
これは、フッ化物が歯の失われたミネラルを置き換わることによって弱い歯を保護し、強化するという考えに基づいています。
しかし実際は、フッ化物は歯のフッ素症と呼ばれる状態を引き起こすことによって、歯を弱めます。
 
病原菌理論では、虫歯の原因は虫歯菌の生成する「酸」であるとされていますが、これは誤解です。
虫歯の原因は精製糖という甘い毒であり、精製糖を摂取し続けながらフッ化物の予防処置に頼っても虫歯は防げません。
精製糖を食事から排除することのみによって、解決することができます。
 

まとめ


環境汚染が人々の健康に悪影響を与えることを認識しているにもかかわらず、「大気中の二酸化炭素が気候変動の原因」「気候変動が環境問題の最重要事項」と主張するWHO。
この章では様々な有毒物質が挙げられましたが、著者の意図は人々を怖がらせることではなく、人々に現状を認識してもらい、本当の問題を排除していくように行動を促してくれていることだと思います。
産業は利益の追求のため潜在的にリスクのある化学物質を「安全である」と主張し、行政もそれを厳しく取り締まる体制にはなっていません。
この本で何度も主張されることは、
毒性物質に安全な摂取許容量は存在しない。
化学物質の安全性を実験する際は、単一物質のみだけでなく、他の化学物質との相乗効果も実験しなければならない。

ということです。
現状は、毒性化学物質は「少量なら安全」と見なされ摂取許容量が存在し、その安全性はほとんどの場合、単一の化学物質のみの実験で出されています。
多くの異なる毒素に曝露される現代の日常では、摂取許容量は意味を持ちません。
 
さらに、この本全体を通して主張される「病原菌論」という間違った考え。
これが病原菌を殺す毒の使用を正当化しています。
結果、毒により環境は汚染され、人々の健康にも悪影響が出ています。
 
この章の最後は、膨大な数の有毒化学物質によってもたらされる危険性について世界に警告したレイチェル・カーソンの著書「沈黙の春」の言葉で締めくくられています。
結局のところ、「選択」は私たちが行うことです。
長い間耐えてきた私たちがついに「知る権利」を主張し、それにもかかわらず、無意味で恐ろしいリスクを冒すように求められていると結論付けられた場合、私たちはもはや世界を有毒な化学物質で満たさなければならないという助言を受け入れるべきではありません。

 
次回、第7章「非感染症」では、心血管疾患、化学物質過敏症、自己免疫疾患、アレルギーから自閉症やがんまで、様々な非感染症である疾患の、表向きの原因と本当の原因について説明しています。



第6章「地球の汚染・科学の失敗」
https://baby-skin-rash.com/2021/01/25/poisoning-the-planet/




http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/411.html
[医療崩壊8] 第5章「動物の病気」




今回は、第5章「動物の病気:さらなる医療神話」の内容を要約して紹介します。
狂犬病、ウシ結核、BSE、粘液膿症、炭疽(症)などの例をもとに、現代医療の病気に対する間違った認識が動物に対してどのように影響しているかについて説明しています。

動物の病気


人獣共通感染症

人獣共通感染症の定義は、「人間に感染する可能性のある動物の感染症」です。
人獣共通感染症の原因物質は主に細菌、ウイルス、寄生虫であると主張されていますが、人間だけの感染症を引き起こすと主張されている病原体とは異なる種です。
前回までの章で説明したように、細菌、ウイルス、寄生虫、真菌は病原体ではなく、人間の感染症を引き起こしません。
したがって、これは人獣共通感染症であろうと非人獣共通感染症であろうと、動物の感染症の原因物質にはなり得ないことを意味します。
細菌が人獣共通感染症を引き起こすという誤った考えに基づいた対策は、人間の感染症に対処するために行われている対策と全く同じではないにしても、非常に似ています。
人間に有害であることが示されたこれらの措置は、必然的に動物にも有害であります。
さらに、人間の食となる家畜動物の治療にこれらの有害な対策を行うことは、人間の健康にも深刻な影響を与えます。
 
WHO(世界保健機関)の文書は、家畜への感染症対策について詳細には触れていませんが、食品媒介病原体の防止を通じて「食品安全保障」を確保すると主張しています。
これは病原体を殺すことを目的としているため、必然的に毒性のある化合物(抗菌剤)の使用を指していることは明らかです。
有毒な抗菌化学物質の添加によって、食品が安全になるわけがありません。
 
病原菌理論という誤った考え方が、ここでも影響してきます。
 
人獣共通感染症の伝染経路

人獣共通感染症の伝染経路は、以下の通りです。
●直接接触、動物の咬傷など
●飛沫感染
●ベクター(キャリア)

ベクターとは通常、昆虫、寄生虫など病原体を運ぶ虫のことを言います。
蚊が代表例です。
 
人間の病原体とは異なり、動物の病原体は複数の宿主に感染する能力があると言われています。
さらに、人間の場合と同様、動物にも感染症の無症状状態、潜伏感染が存在するということです。
 
人間の感染症に関する理論と同様、動物の病気に関する理論には、多くの異常や矛盾が含まれていることは明らかです。
 
家畜のワクチン

第1章「病気の処方薬」、第2章「効果がなく、危険なワクチン」で説明したように、薬やワクチンには毒性があり、これは動物用の薬やワクチンも同じです。
一部の動物の予防接種スケジュールは、人間の予防接種スケジュールと似ています。
牛は、最大16種類の病気の予防接種を受けています。
 
ワクチン接種された家畜の肉の消費の人間の健康への影響は、よく理解されていません。
「ワクチンは安全である」という思い込みのため、ほとんど研究されていない状態です。
家畜には、抗生物質と成長ホルモンも投与されます。
これらは物議を醸したため、ADI(一日摂取許容量)とMRL(最大残留限界量)が設定されましたが、それは各物質の用量を個別に評価するだけで、ワクチンと抗生物質、ワクチンと成長ホルモンなど、異なる動物用医薬品の組み合わせの影響は考慮されていません。
食用になるために安全性を考慮して投与される動物用医薬品は、逆に多大な害を引き起こします。
 
家畜の抗生物質

畜産における抗生物質の使用は、感染症の治療・予防に限定されず、家畜の成長の促進にも使用されます。
この薬剤の安全性と有効性を評価する研究が行われた上での使用と思いたいのですが、実際には、人間の健康へのリスクも動物生産への利益も十分に研究されていません。
研究が行われていないにもかかわらず、畜産には多種多様な抗生物質が使用されています。
12種類の抗菌薬が、家畜の様々な成長ステージに投与されています。
抗生物質耐性の問題は懸念されていますが、抗生物質の乱用によって引き起こされる本当の問題は、環境汚染です。
この環境汚染が、人間、動物の健康に、深刻で有害な影響を与えています。
 
人口の増加とともに、家畜人口も増加しています。
これに伴い、巨大な単一栽培農場の開発が野生動物に影響を与えています。
さらに「病原菌理論」という欠陥のある理論が強く信じられているため、有毒化学物質の導入が許容されています。
 
病気を根絶するための真の努力の最初のステップは、「病原菌理論」への信念の根絶でなければなりません。
 
ここからは、いくつかの動物の病気について説明し、その原因に対する誤った考え方と対処、それが引き起こす結果を説明します。
 
狂犬病

OIE(国際獣疫事務局)の狂犬病の定義は、「人間を含む温血動物の中枢神経系に影響を与えるウイルス性疾患」です。
狂犬病は最も致命的な人獣共通感染症の1つです。
毎年、世界中で60,000人近くが亡くなり、そのほとんどが発展途上国の子どもたちです。
狂犬病は、南極大陸を除いて、世界のすべての大陸に存在します。

と主張されています。
 
しかし、WHOファクトシートでは、
狂犬病は対処されなかった熱帯病の1つであり、主に遠隔地に住む貧しく脆弱な人々に影響を及ぼします。

とあり、OIEの説明とは発生地域、脆弱なグループという点で一致していないようです。
狂犬病は動物の咬傷を介して伝染し、圧倒的多数の症例は犬の咬傷が原因で発生していると報告されています。
 
OIEの記述で興味深いのは、
通常、神経に沿って脳に移動する前に、一定期間侵入部位に留まる。

という部分です。
狂犬病には潜伏期間があることを示唆しています。
 
WHOファクトシートによると、狂犬病は、
●多動性行動
●水への恐怖

を引き起こすとされ、ウイルスが麻痺を誘発する可能性も指摘されています。
狂犬病感染している動物からの咬傷は、迅速な治療が必要であると言われ、この治療法は非常に珍しいのですが、狂犬病ワクチンを投与するというものです。
 
狂犬病ワクチンは、ウイルス曝露の前後の両方で投与できます。
ただしこのワクチンは、狂犬病の「危険にさらされている」と見なされる人々を除いて、予防的に定期的に投与されることはありません。
危険にさらされている人とは、主に獣医、動物研究者など、動物を扱う人々を指します。
狂犬病ワクチンは動物と人の両方に使用されますが、最初の狂犬病ワクチンは人間の使用のみを目的として製造されました。
その開発はフランスの化学者、ルイ・パスツールの功績によるものであり、彼の業績の1つと見なされています。
第3章「病原菌理論の虚偽」でも説明したように、パスツールの科学には欠陥が多く、彼の狂犬病ワクチンも例外ではありません。
 


 
パスツールの行った実験は、ポリオの感染を実証すると主張された、第2章「効果がなく、危険なワクチン」で紹介した恐ろしいサルの実験(ポリオ患者の脊髄からの抽出液を、サルの脳に注入し麻痺を引き起こす方法)と同レベルのものでした。
 
狂犬病ワクチンは詐欺であるだけでなく、有害であることが証明されています。
 
21世紀の狂犬病ワクチンは19世紀に使用されたものとは異なりますが、欠陥のある理論に基づいているということは共通しています。
 
パスツールの同時代人であるマシュー・ウッズ博士は、狂犬病についてこう言及しています。
フィラデルフィアの犬の施設では、年間平均6,000匹以上の放浪犬が飼われています。捕手と飼い主が頻繁に犬たちに噛まれていますが、25年間で狂犬病の症例は1件も発生していません。
通算150,000匹の犬がいた中で、です。

 
動物の狂犬病は、基本的に虐待または栄養失調、あるいはその両方が原因です。

虐待と栄養失調は、ワクチン接種によって予防も治療もできないことは明らかです。
 
にもかかわらず、医学生にはパスツールの狂犬病ワクチンが狂犬病問題を解決したと教え、狂犬病を引き起こすウイルスが特定されていないことは隠されていました。
 
モーデン博士は自身のエッセイの中でこう述べます。
狂犬病の死やその他の症状はありませんでした。
狂犬病は存在しないと思います。
パスツール治療が、病気以上の悪影響を引き起こしました。

人間の狂犬病は中枢神経系の病気であり、脳の炎症(脳炎)を伴うという主張は、狂犬病ワクチンの副作用である可能性があります。
 
多くの国で、犬の狂犬病ワクチン接種は義務になっています。
しかし、犬もワクチンの副作用に苦しむ事実があります。
認められている副作用には嘔吐と発熱が含まれ、どちらも明らかな中毒の兆候です。
 
アメリカ獣医学協会(AVMA)のウェブサイトでは、狂犬病ワクチンの副作用について、
生命を脅かす可能性がある。

という記述があります。
 
影響が深刻なことを示唆していますが、残念ながらOIEは、
狂犬病を根絶するために必要な適切な措置は、少なくとも70%の犬に予防接種をすること。

と主張しています。
 
狂犬病は主に犬の咬傷を介して伝染すると主張されていますが、他の動物(コウモリ、アライグマ、猫など)も狂犬病を引き起こすとされるウイルスを伝染させることができる媒介動物とされています。
したがって犬に予防接種をするだけで狂犬病を根絶できるという考えは、説明されていないさらなる別の矛盾です。
「狂犬病が本物の病気である」という証拠が完全に欠如しているにもかかわらず、狂犬病は、多くの動物、特にペットにワクチンを接種する必要がある重要な人獣共通感染症と見なされ続けています。
これは製薬業界にとって非常に有利ですが、人間と動物の健康に非常に有害です。
 
ウシ結核

ウシ結核のOIEの定義は、「動物の慢性疾患」です。
ウシ型結核菌によって引き起こされるとされ、牛に限った病気のような病名ですが、哺乳類全般に感染する可能性があり、咳などの風邪のような症状から死に至るケースもあるということです。
ウシ型結核菌と、人間の結核の結核菌は、別の菌と説明されています。
 
人間への感染経路は、ウシ型結核菌に感染した牛の生乳を飲むこととされています。
そのため、牛乳の低温殺菌が一般的ではない発展途上国で、より頻繁に発生すると言われています。
ルイ・パスツールが考案した低温殺菌は、牛乳を殺菌することで牛乳が安全になるとされています。
しかしこれもパスツールの、誤解されている功績の一つです。
牛乳の低温殺菌が普及しているにもかかわらず、この病気は制御も根絶もされていません。
 

 
第3章「病原菌理論の虚偽」で説明したように、細菌は色々なところに生息し、哺乳類の体内にも常在菌として存在します。
常在菌は病気の原因になるというより、宿主の健康に貢献している、または無害な存在です。
検出されるウシ型結核菌も、常在菌である可能性が高く、これをすべて殺菌しようとする試みは無理があります。
しかも、ウシ、ヤギ、ウマ、バッファロー、バイソン、ラクダ、ブタ、シカ、アンテロープ、犬など、非常に広範囲の動物からも検出されるため、間違った認識が動物たちの悲惨な結果を生み出す可能性も出てきています。
 

 
イギリスでは、アナグマをウシ型結核菌の主要な保菌動物とみなし、アナグマから家畜への感染拡大のリスクを懸念し、アナグマへのワクチン接種、または淘汰を検討していたことがあります。
そして実際、アナグマへのワクチン投与が実施されましたが、2015年、BCGワクチンの不足のために中止になりました。
 
さらに、牛に対するツベルクリン皮膚検査は、BCG接種の結果としても陽性反応が起こることが多い検査です。
検査により陽性が出た牛は、屠殺になります。
 
ウシ結核がウシ型結核菌によるものという考えは誤りで、本当の原因は、慣行農業で使用されている農薬、化学物質、環境汚染物質と思われます。
特に抗生物質の影響が大きいです。
病原菌を殺すための抗生物質が、逆にミトコンドリア機能に有害な影響を与え、結核の症状を引き起こしている可能性があります。
 
BSE(牛海綿状脳症・狂牛病)

BSE(牛海綿状脳症・狂牛病)の定義は、牛の進行性神経系の致命的な病気で、脳がスポンジ(海綿)状になる感染症(プリオン病)とされています。
BSEは、海綿状脳症の形態以外にも、TSE(伝達性海綿状脳症)という他の動物に影響を与えるタイプの病気も存在します。
プリオンとは、神経組織に存在する異常な感染性タンパク質のことを言います。
この感染性タンパク質が混入した飼料が感染源となり、BSEを引き起こすとされていますが、どのようにプリオンが形成されるかというメカニズムは分かっていません。
 
BSEに感染した牛の肉骨粉入りの飼料が感染源として疑われていますが、まず本来草食の牛に肉骨粉を与えること自体が不自然です。
にもかかわらず、BSEの対処は、特定の肉骨粉を飼料に使用することを禁止するというもので、BSEの症例は現在も報告されています。
 
オーガニック畜産農場を経営し、自身の農場の牛からBSEの感染が拡大しているという疑いをかけられたマーク・パーディは、自身の経験と調査を「アニマル・ファーマ」という本にまとめています。
パーディは、BSEの原因として、ホスメットを挙げています。
ホスメットは、牛によく見られる害虫であるウシバエの除去を目的とした、リンから作られた化合物を含む化学殺虫剤で、牛の洗浄に使用されます。
リンベースの化学物質は神経毒性があります。
 
イギリスは特にBSEの症例数が多かった国ですが、パーディは次のように説明します。
1982年当時、イギリスではホスメットを牛の体重あたり 20mg/kg という高用量で年に2回使用していた。
全身型のジチオリン酸塩は銅をキレート化して血液脳関門を開くことができ、それにより牛は脳内の金属バランスを乱された。
殺虫剤は牛の首に塗布され、有毒な化学物質が頭に近い部位から浸透し、脳に到達した。
イギリスでは、数百万頭の牛の屠殺をもたらした。
ホスメットの使用量が少なかった国では、イギリスに比べBSEの症例数は少なかった。

 
パーディの研究は、当局にもみ消されました。
有毒化学物質と病気の関連性を認めてしまうことは、政府とメーカーに莫大な損害賠償責任が生じてしまうためです。
 
粘液腫症


粘液腫症は、「粘液腫ウイルスと呼ばれるポックスウイルスによって引き起こされるウサギの重要な病気」とされています。
粘液腫症は、人獣共通感染症に分類されていません。
ウサギだけの病気であり、人間にはうつらないということです。
粘液腫ウイルスは、主に熱帯島蚊(ネッタイシマカ)と羽斑蚊(ハマダラカ)によって媒介されると言われており、どちらの蚊も黄熱病やマラリアなど、人間の感染症の主な媒介動物として知られています。
これらの蚊は、人間やウサギ、他の動物を刺すことが認められていますが、粘液腫ウイルスに感染するのはウサギのみという不自然な主張になっています。
 
1859年以降、オーストラリアではウサギの驚異的な急増により、この害獣を駆除するために毒物を利用するようになりました。
毒物は、
●ストリキニーネ
●ヒ素
●シアン化物
●リン

が含まれていました。
 
同じ時期、蚊の大量発生の問題も起きていたため、蚊に対しても殺虫剤が散布されました。
結果、大量の毒物中毒死のウサギの死骸、蚊の死骸が発見され、ウサギの粘液腫症が蚊と関連付けられることになりました。
 
粘液腫症の本当の原因もまた、病原菌ではなく毒性物質である可能性があります。
 
炭疽(症)

炭疽(症)の定義は、「胞子形成細菌である炭疽菌によって引き起こされる病気」です。
狂犬病同様、炭疽菌は南極大陸を除いて、世界のすべての大陸で見られると言われています。
OIEによると、
ほとんどの動物は感受性があるが、炭疽(症)は通常、反芻動物と人間の病気。

とあります。
OIEとWHOの炭疽(症)の説明を見ると、人獣共通感染症でありながら、「動物から動物へ、あるいは人から人へと広がることはない」という記述があります。
炭疽菌への感染源は、感染した動物や動物製品との接触、動物の肉を食べる、ということです。
 
また、WHOは、
炭疽菌は何世紀にもわたって認識されてきましたが、この病気についてはほとんど知られていません。

と、認識の低さを認めているにもかかわらず、炭疽菌の脅威が重大なものとして対処の必要性を強調します。
 
残念ながら、炭疽(症)の治療には、大量の抗生物質の使用が含まれます。
炭疽菌の放出する毒素が非常に有毒であるとするにもかかわらず、炭疽菌感染が無症候性疾患を引き起こす可能性もあるという主張は異常です。
 
炭疽(症)の原因が炭疽菌であるということは、ロバート・コッホ博士により発見され、炭疽菌ワクチンはルイ・パスツールによって最初に実証されました。
R Bピアソン著「パスツール:盗作、詐欺師」という本では、パスツール炭疽菌ワクチンが動物を病気から保護できなかったことを示す多くの事実について述べられています。
例)4,564頭の羊がワクチン接種し、その後そのうちの3,696頭の羊が死亡。
 
現在、炭疽菌ワクチンは、高リスクグループに入る特定の人たちにのみ推奨されています。
皮なめし工場の労働者は、過去に高リスクグループとしてワクチンを投与されていましたが、現在はこの要件は適用されなくなり、現在の高リスクグループのメインは軍人です。
 
アメリカの軍人は、軍事紛争中に炭疽菌の胞子を生物兵器として使用することによる潜在的な脅威に直面しているという主張のため、ワクチンが投与されていますが、炭疽菌ワクチンが安全であると証明されたことは一度もありません。
 
逆に炭疽菌ワクチンは深刻な健康への悪影響をもたらすことが証明されており、湾岸戦争に従事しワクチン接種した軍人に現れた症状は、湾岸戦争症候群と呼ばれています。
 
生物兵器としての炭疽菌兵器の作成プロセスは軍事機密であり公開されていませんが、病原菌理論が誤りであることを考えると、この兵器には有毒物質が含まれている可能性が大きいです。
 
19世紀のイギリスでは、ウールソーターという羊毛の選別を仕事にする人たちの間で、ウールソーター病と呼ばれる敗血症の症例が急速に増加しました。
これも病原菌によるものと認識されていますが、これは当時羊のノミ・ダニ対策として羊に散布されていた溶液(または粉末)に含まれるヒ素による影響と考えられます。
 
19世紀に、有毒なヒ素の影響に苦しんだ羊飼い、ウールソーターについての報告がありましたが、病原菌理論の台頭から、原因は炭疽菌であるという先入観が先行しました。
 
動物実験

ここで言う生体解剖という言葉は、「実験目的での生きている動物の外科手術」という意味で使います。
生体解剖の目的は、研究、試験、教育です。
試験の中には、身近な日用品に含まれる化学物質の安全性をテストするものも含まれます。
これは毒物がある一定の用量を超えなければ使用の問題はないとする、間違った考えのもとに行われています。
動物実験は、動物の生体解剖が医療解明の上で不可欠なプロセスであるという主張の上に行われています。
しかしこれも病原菌理論という間違った考えの上で行われている行為で、しかも研究中、細胞の固定などの手順を行うため、組織、細胞、病気の分子、細菌、ウイルスに何らかの影響が出てしまうことは避けられず、生体内と同じ環境が再現され実験されているとは言えません。
ほとんどの動物が人間とは違う生理学的特徴を持つことも考慮されていません。
例)
●人間には胆嚢があるが、げっ歯類にはない。
●人間の体内はビタミンCを合成できないが、げっ歯類はする。
●ラットやマウスは嘔吐しない。

ラットやマウスなどの実験動物は、頭痛があるのか、落ち込んでいるのか不安なのか、吐き気があるのかを研究者に伝えることができませんが、そこが実験で知りたい項目、安全な用量を知るための重要なポイントの一つです。
そしてほとんどの場合、実験動物は殺されます。
 

 
有効な実験結果を得られないにもかかわらず、実験動物の命を奪い、「動物よりも高次な存在であるとする人間のための医療解明の上、必要なプロセスである」という主張は、考え直す必要があります。
 

まとめ


前回までの章は主に人間の病気について取り上げてありましたが、この章では動物の病気、人獣共通感染症について、現代医療が取る間違った対策について説明されました。
人間であっても動物であっても感染症が存在するという証拠はなく、それにもかかわらず薬やワクチンで対応している状況は、人間も動物も同じということです。
感染症と思われている疾患の本当の原因はここでもやはり毒性物質であり、この事実が認められてしまうと困る政府、製薬によって隠されていることが示唆されています。
 
 
私が以前ツイッターで狂犬病ワクチンの不必要性について触れた際、ワクチン推進派のものすごい反発があり驚きました。
日本が狂犬病を50年以上発生させていない狂犬病「清浄国」であるのは、ワクチンのおかげ

と強く信じ込んでいる方々からの反発です。
私が投稿したような発信が「公衆衛生のリスクになる」という正義感からの反発というのはわかりましたが、信じている事実を全く疑わない姿勢が、少し怖くもありました。
 
狂犬病については、こちらの記事でも触れているので、よろしければ読んでみてください。



次回、第6章「地球の汚染・科学の失敗」では、気候変動という問題を利用し本当の環境汚染から注目をそらしている事実、私たちが生活する上でどのような毒素が蔓延しているかについて説明しています。




第5章「動物の病気」
https://baby-skin-rash.com/2021/01/14/animals-and-diseases/




http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/412.html
[医療崩壊8] 第4章「感染症神話」


今回は、第4章「感染症神話」の内容を要約して紹介します。
過去に流行した感染症の例をいくつか挙げ、一般的な認識との誤差、その矛盾点を指摘しています。

感染症神話


感染性

現代医療(西洋医療)は、「感染性と非感染性の病気が存在する」と主張します。
WHO(世界保健機構)のウェブサイトには、
感染症は細菌、ウイルス、寄生虫、真菌などの病原性微生物によって引き起こされる。

と記されています。
第3章「病原菌理論の虚偽」では、
●微生物が病原性というのは誤り
●人々の間で病気がうつるというのは誤り
●感染症は存在しない

ということを説明しました。
 
人々が、ほぼ同じタイミングで同じような症状の病気にかかったのを見た経験があるかもしれません。
その場合、「感染症が存在しない」という事実は信じ難いかもしれませんが、経験的証拠は科学的証拠としては不十分であり、それを裏付けるさらなる証拠が必要です。
 
現代医療が「病原体が感染症を引き起こす」という主張を続けるのは、製薬業界の医薬品やワクチンを推進するためだけであり、実際、医薬品やワクチンの研究・開発は日々進んでいるにもかかわらず、感染症は根絶されません。
医薬品やワクチンが感染症に対して効果的でない理由は、病気が細菌・ウイルスによって引き起こされていないからです。
 
抗体

病気になった際に医療機関で診察を受けると、検査なしで病状から診断する場合と、尿や血液を検査して診断する場合があります。
検査で検出されるのは、病原体ではなく「抗体」です。
抗体は病原体に感染した際に体が生成するたんぱく質であるとされ、特定の抗体が検出されることでどのような病原体に感染しているかがわかるとされています。
現代医療ではこの抗体の存在を、2通りの違った解釈の仕方をします。
1、特定の抗体の検出は、その病原体に対する免疫を持っている状態
2、特定の抗体の検出は、その病原体に感染している状態

免疫があるのか?感染しているのか?
この状態が同時に存在するのは矛盾があります。
どちらの解釈も正しくありません。
 
天然痘

天然痘ウイルスを病原体とする感染症「天然痘」。
高熱や膿疱を発症し、致死率が高いとされる感染症です。
過去の歴史では、ヨーロッパ人が天然痘をアメリカ大陸に持ち込み、アメリカ先住民が壊滅的な打撃を被ったとされています。
 
●はしか
●インフルエンザ
●腺ペスト
●ジフテリア
●チフス
●コレラ
●猩紅熱
●水痘
●黄熱病
●百日咳

など、他の病気でも同じようなエピソードがあります。
 
これらの神話の共通点は、
●新しい病気である
●人々に免疫がない
●多くの人が感染し、亡くなっている

ということです。
 
天然痘神話の矛盾点は、
1、そんなに天然痘が致命的なら、なぜ先住民は滅びなかったのか?
2、天然痘をアメリカ大陸に運んできた船員は、長い航海中、なぜ誰も発症しなかったのか?

2の矛盾点については、船員たちが無症状キャリアであったと説明されています。
不可能ではないにしても、全く誰も発症せずに病原体を体内に持ち運んでくるということは、不自然です。
「発症しなかったのは、免疫があったから」とも説明されますが、現代医療で説明される免疫は「抗体がある」ということです。
抗体がある(=免疫がある)のであれば、感染はしていないということになります。
つまり「体内に病原体を持っていない」ということです。
 
アメリカ先住民が大量死した事実はあったのかもしれませんが、その原因は感染症ではなく、何か他のものであった可能性が高いです。
 
歴史家デイビッド・スタナード博士の著書「アメリカのホロコースト:新世界の征服」には、このように記されています。
15世紀の街では、道路脇の溝は停滞した水で満たされ、公共トイレとして機能していた。
この状況は、その後何世紀にもわたって続いていた。

 
これは当時のヨーロッパも同じような環境で、人口の大多数は、衛生設備、下水がない環境で、自分たちの排泄物と共に暮らしていました。
汚染された水を飲み、入浴や体を洗うこともありませんでした。
ヨーロッパにおける天然痘の大幅な減少は、衛生環境の改善にありました。
 
イタリア人、クリストファー・コロンブスの航海の当初の目的は、アジアへの西のルートを見つけることであったと言われています。
しかし、本当の航海の目的は、金や銀などの貴重な資源を探し、入手することでした。
アメリカ大陸の先住民が身につけている金色の宝飾品を見たとき、彼らはその土地に宝物がたくさんあることを知り、凶悪な行動に移りました。
略奪、虐殺、強姦、拷問…
 
スペイン人も同じようなことをしました。
スペイン人は、略奪後、これ以上奪うものがなくなった際、地元住民を労働力にして鉱山を設立し、地面から貴金属を採掘させました。
岩壁の鉱山という、落石の危険、換気の十分ではない環境、辰砂、ヒ素、無水ヒ素、水銀などの有毒な蒸気が放出されている環境で、地元住民は、時には暴力を受けながら強制労働を強いられました。
強制労働は鉱山だけにとどまらず、農業にも及びます。
このような過酷な環境での労働者の寿命は、平均約3〜4か月でした。
 
ヨーロッパ人の侵略によって、何人のアメリカ先住民が亡くなったかは不明ですが、多くの人が亡くなったと考えられます。
それは感染症が原因というよりも、暴力、過酷な労働環境、毒物への曝露に加え、強制労働を拒否し自死を選ぶ先住民もいたということです。
何人が犠牲になったのかは、記録がありません。
 
アメリカ大陸で天然痘の流行により何百万人もの命が失われたという歴史は、歪められています。
実際の死の原因は、虐殺、貧困、飢餓、暴力、過酷な労働環境、毒物への曝露であることを裏付ける証言が存在します。
 
小児疾患

2008年の「小児疾患-親が知っておくべきこと」という記事では、
小児は、特に生後数か月〜数年の間に風邪、気管支炎など、多くの感染症に罹ります。
上気道のウイルス感染症や細菌感染症は非常に一般的であり、回避するのは困難です。

とあります。
感染症が一般的である理由や、乳幼児に影響を与える主な理由については説明していません。
この主張は、ワクチン接種を勧めるためと思われます。
多くの小児疾患は、ワクチンで予防可能であると主張されています。
 
風邪は例外で、ワクチンが存在しません。
その理由は、「風邪の原因になるウイルスが200種類以上存在するため」と言われていますが、そうであれば、なぜ異なる複数のウイルスに感染しないのでしょう?
感染症にかかると免疫が弱まり、病原体はこの免疫の弱体化を利用し増殖すると言われています。
免疫が弱体化したなら、他の感染症にかかってもおかしくないのではないでしょうか?
乳幼児は免疫が弱いために、感染症予防としてワクチン接種が推奨されていますが、なぜ風邪のワクチンはないのでしょう?
 
医学文献は同時感染の事例に言及していますが、それらは一般的であるとは見なされていません。
これは明らかに、「細菌が日和見感染を引き起こす可能性がある」と主張する「細菌理論」の信条に反する矛盾です。
 
ワクチンが予防するとされている疾患

アメリカの予防接種スケジュールには、14種類の病気に対するワクチンが含まれます。
●B型肝炎
●A型肝炎
●ロタウイルス
●ジフテリア
●破傷風
●百日咳
●インフルエンザ・タイプb
●肺炎球菌
●ポリオ
●はしか
●おたふく風邪
●風疹
●水痘
●髄膜炎菌



水痘、はしか、風疹という3つのウイルス性感染症を例にとると、これらは発熱・発疹という症状が出ることで共通しています。
細胞内でウイルスが増殖する際の細胞死が、発熱や発疹を引き起こすとされていますが、そのメカニズムについては説明されていません。
 
体には自然治癒力が備わっており、有害物質を体外に排出する機能があります。
皮膚はデトックスの主要な器官の一つであり、発疹、しみ、膿疱などはデトックスのサインです。


ティルデン博士の著書「健康の障害 Vol 2」では、
はしかは、子どもの体が有毒物質を排出している結果。
特に食生活の悪さが影響している。
多くの病気はしばしば胃腸管の決定的な混乱から始まる。

と述べられています。
 
ロバート・メンデルソン博士は、著書「医療異端者の告白」の中で、
乳幼児にとって問題のある食品の一つは「牛乳」である。

と述べています。
人工乳で育つ乳児は、完全母乳で育つ乳児に比べ、将来健康上の問題が発生しやすくなるということです。
 
ただ、食事は有毒物質摂取のほんの一部に過ぎず、他にも医薬品、ワクチンなど有毒物質摂取源は存在します。
 
子どもたちの間で同じ病気が流行しているように見えるのは、特定の毒素への同時曝露の結果と捉えることができます。
そして同じように見える症状も、よく見ると子どもによって異なっていることがわかります。
 
ハンセン病

ハンセン病とは、抗酸菌と呼ばれる細菌の一種である「らい菌」に感染することで皮膚、粘膜、神経に発症する感染症とされています。

ヒポクラテスの著作にも記載されており、病気が神々からの呪いや罰の結果であると見なされていた時期から存在していたと言われている病気です。
長い間、ハンセン病は伝染性が高いと考えられており、隔離施設も存在しました。
 
ノルウェーのハンセン博士がハンセン病の原因の細菌を特定する前は、ハンセン病の治療には、血液、蜂針療法、ヒ素、水銀などが使われていました。
ハンセン博士が原因菌を発見したことにより、治療は、水銀軟膏からペニシリンに変わりました。
 
現在、ハンセン病には1種類の抗生物質では耐性が付くとして、複数種類の抗生物質が使用されています。
ハンセン病の発症率は低下したと報告されていますが、根絶はされていません。
抗生物質の効果が限られているように見える理由は、内分泌腺、特に副腎に対する衰弱効果のためです。
2011年11月の「ハンセン病ワクチンに向けた前進とハードル」という記事では、
ハンセン病の神経損傷の根底にあるメカニズムは、ほとんど理解されていない。

と認めています。
さらにこの記事には、興味深い記述があります。
BCGはもともと、ハンセン病と結核の両方を予防するために開発され、広く普及していました。

結核とハンセン病は異なる細菌によって引き起こされるとされているはずですが、BCGはどのように異なる細菌に効果を示すのでしょう?
これは病原菌理論に反しています。
さらにこの記事では、
ハンセン病は、人間の最も有名な、しかし最も理解されていない病気の1つです。
らい菌感染症は必ずしも病気を引き起こすとは限らず、感染症の30〜75%は、重大な症状を引き起こすことなく自然に解消されると推定されています。

とあります。
この記述から、らい菌感染症はコッホの原則(1)を満たしていません。
「コッホの原則」の原義は、
1. ある一定の病気には一定の微生物が見出されること
2. その微生物を分離できること
3. 分離した微生物を感受性のある動物に感染させて同じ病気を起こせること
4. そしてその病巣部から同じ微生物が分離されること
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「コッホの原則」

 
ゲルハルト・ブフヴァルト博士の著書「ワクチン接種:恐怖に基づくビジネス」によると、
城壁があるために都市の拡大が困難であった時代、狭いスペースに大勢の人々が暮らすようになり、ハンセン病が頻発した。
都市が城壁を越えて拡大され人々が利用できるスペースが増えると、すぐにハンセン病は消えた。

特定の要因、特に不衛生な生活条件と発疹性疾患の間には、非常に明確な関連性があります。
 
発疹の症状が出る疾患はたくさんありますが、発疹、膿疱、しみ、できものなどの肌の問題はすべて皮膚から毒素を排出するためサインです。
 
エレノール・マクビーンの「豚インフルエンザへの曝露」という本では、
天然痘ワクチンは、梅毒、麻痺、ハンセン病、癌を引き起こすことがよくある。

とあります。
ワクチンに有毒物質が含まれていることを考慮すると、これは驚くようなことではありません。
 
梅毒

梅毒の定義は、「梅毒トレポネーマ菌によって引き起こされ、全身に病変が形成される性感染症」です。
科学者のジャレド・ダイアモンドの著書「銃、病原菌、鉄鋼」という本の梅毒の初期形態の説明によると、
頭から膝まで体を覆うニキビができ、肉が人々の顔から落ち、数ヶ月以内に死に至る。

とありますが、これは梅毒というより、ハンセン病に当てはまります。
 
「ナチュラルハイジーン」の著者、ハーバート・シェルトンも指摘するように、昔の梅毒と今日の梅毒は違う病気のようです。
 
梅毒が性感染症であることを明確に示しているという証拠はなく、それは細菌によって引き起こされるものでもありません。
1495年頃、梅毒がヨーロッパで流行り出した時、ハンセン病治療には水銀軟膏が使用されていました。
水銀中毒の症状には、皮膚の脱落と剥離、梅毒、ハンセン病、さらには天然痘らしき症状が含まれることが認識されています。
 
1905年に梅毒の原因菌、梅毒トレポネーマ菌が発見された時から、梅毒の診断方法と治療法は変わりました。
ハンセン病、マラリア、糖尿病、妊娠でも陽性が出る「ワッセルマン反応」という診断方法と、抗生物質を使用する治療方法です。
 
しかし、梅毒もまた細菌が原因の感性症ではなく、これらの方法は見当違いです。
衛生状態が悪かった頃のヨーロッパでは、人々は体を洗う習慣もなく、同じ服を洗わずに何度も着用していました。
当然、性器周辺も洗わないため、衛生状態の問題で発症していたと思われます。
 
にもかかわらず、当時はワッセルマン反応陽性者に天然痘ワクチンを打っていました。
 
梅毒は性感染症でなければ、細菌によって引き起こされるものでもありません。
これは梅毒以外の性感染症と呼ばれる疾患にも当てはまります。
 
1918年インフルエンザ

インフルエンザの定義は、「呼吸器系に影響を与える伝染性の高いウイルス感染症」です。
WHOファクトシートでは、
インフルエンザは季節性の病気であり、季節性インフルエンザは突然の発熱を特徴とする。
その他の症状は、咳、頭痛、筋肉や関節の痛み、重度の倦怠感、喉の痛み、鼻水。
インフルエンザは、特にリスクの高い人に重篤な病気や死亡を引き起こす可能性がある。

とあります。
インフルエンザの高リスクグループは、
●5歳未満の子ども
●65歳以上の人
●妊婦
●特定の慢性病状のある人

 
スペイン風邪とも呼ばれる1918年のインフルエンザの流行は、何百万人もの命を失った原因であると言われています。
この流行は、主に20〜40歳の成人に影響を及ぼし、症状が通常のインフルエンザとほとんど類似していないことが示されています。
スタンフォード大学のウェブサイトの記述によると、
仕事に向かう人が突然フルーの症状を発症し、数時間後に死亡。
通常のインフルエンザを発症しているように見えた患者が、急速に重度の肺炎を発症。
鼻や口から赤い泡を吹き、気道確保が難しくなり死亡。
通常のインフルエンザと異なることは明らか。

とあります。
 
CDC(アメリカ疾病予防センター)は、
1918年以降のインフルエンザAの流行は、すべて1918年のウイルスの子孫によって引き起こされている。

としています。
 
第3章「病原菌理論の虚偽」でも説明したように、ウイルスを生き物と見るには無理があり、生きていないウイルスが子孫を残すこともありません。
 
1918年のインフルエンザパンデミックは、この年のみ発生したことになっていますが、深刻な病気の広まりは、1915年〜1920年代後半まで存在していました。
1918年インフルエンザに関する主流の報告からは、多くの矛盾点が浮かび上がります。
その1つは、引用されている死亡率統計の幅広い変動です。
2,000万〜4,000万人が死亡したと主張する報告もあれば、5,000万人以上という報告、さらに1億に達する可能性を示唆する報告も存在します。
 
1918年インフルエンザは、1918年11月に終結した第一次世界大戦よりも多くの死者を出したと言われています。
 
「1918年〜1919年の米軍とインフルエンザの大流行」という記事では、このように示されています。
第一次世界大戦とインフルエンザは関連性があります。
フランスの塹壕(敵の銃砲撃から身を守るための溝・穴)の中の状態が、ウイルスを致命的に危険な殺人者に進化させました。

ウイルスが殺人者に進化したという事実はありませんが、兵士が置かれた状態は過酷な環境であったことは事実です。
 
通常、軍人は若く、健康で運動能力に優れている人たちから選ばれますが、1918年インフルエンザでは、軍人たちが大打撃を受けたことがわかっています。
これは戦争で敵からの攻撃を受けたための死ではなく、別の原因が浮き上がってきます。
 
一つはワクチンの接種です。
すべての兵士が、複数の病気に対しての予防のため、ワクチン接種が強制されました。
●狂犬病
●腸チフス
●ジフテリア
●天然痘

ワクチンには、上記の病気に対するワクチンが含まれていたことを言及する記述があります。
しかも、当時からワクチンの有効性が疑わしいという認識がありました。
 
もう一つの原因は、治療薬です。
20世紀初頭に一般的だったインフルエンザ治療薬は、解熱鎮痛剤のアスピリン(サリチル酸)でした。
現在、アスピリンは呼吸器系の問題を引き起こすことが認識されていますが、当時は危険性が知られていませんでした。
上記で引用したスタンフォード大学の記事で説明されている症状は、アスピリンの大量摂取に起因すると認識されている症状と非常によく似ています。
 
「ナチュラルハイジーン」著者のハーバート・シェルトンは、
エピデミックは、集団病。

と言います。
 
1918年〜1919年のパンデミックは、インフルエンザ以外にも、
●おたふく風邪
●はしか
●腸チフス
●睡眠病

の症例が多数ありました。
これは人々が単一の原因物質を持った同じ病気に苦しんでいたわけではないことが明示されています。
 
アスピリンは低用量でも毒性がありますが、影響はそれほど深刻ではないため認識されないこともあります。
戦争で負傷、瀕死の兵士には、アスピリンが絶え間なく投与された可能性があります。
 
さらに軍内では、腸チフスに効果を示すはずのワクチンを摂取していたにもかかわらず、腸チフスの発症が多発しました。
しかしこれが表沙汰になると、ワクチン推奨の製薬にとっては都合が悪いことになります。
そのため、すべての症状を「インフルエンザ」と呼んでしまうことは、都合が悪いことを隠す意味もありました。
ポリオの麻痺を「AFP」という新しい呼び方に変えるなど、この手法は医療業界の慣行です。
 
ワクチンとアスピリンの他にも、
●塩素ガス
●ニトログリセリン
●重金属
●量が少なく内容も貧しい食事
●喫煙
●泥の中での行動

なども、インフルエンザと言われる症状を発症させる混合要因となっていました。

 
黒死病「ペスト」

黒死病「ペスト」の定義は、「ラットのノミから人間に伝染するペスト菌によって引き起こされるラットおよび他の野生のげっ歯類の急性流行病」です。
WHOファクトシートによると、
ペストに感染した人は通常、1〜7日間の潜伏期間ののち、発熱、脱力感、頭痛などを発症する。
ペストには、腺ペストと肺ペストの2種類がある。

とあります。
 
ペストの大流行は、過去に3回ありました。
1回目は、紀元前5世紀。アテネの疫病と呼ばれています。
当時のギリシャの歴史家であるトゥキディデスの著書「ペスト」によると、症状は以下のように記載されています。
●激しいけいれん
●口からの出血
●体内の灼熱感

 
2回目は、西暦6世紀。当時のローマ皇帝であったユスティニアヌスの疫病と呼ばれています。
「ユスティニアヌスの疫病」というタイトルの記事は、当時のビザンチンの歴史家であるプロコピオスの著書から、症状を以下のように説明しています。
●妄想
●発熱
●昏睡

 
上記の2つのペストの流行のそれぞれの症状は、WHOファクトシートの説明するペストの症状とかけ離れていることがわかります。
 
3回目は、西暦14世紀。これは黒死病と呼ばれています。
この流行は、現代から割と近い過去のことであるため、有力な情報が残っています。
このペストは、噴火のごとく急速に世界中に広まり、WHOファクトシートによると、総死亡数は推定5,000万人に登ります。
ラットに寄生するノミが突然ペスト菌に感染したと言われています。
ノミからペストに感染したラットが大量死しました。
そして宿主であるラットが死んだ際、ノミは新たな宿主として人間に寄生したとされています。
これにより多くの人が亡くなりましたが、これは人々に免疫がなかったためとされています。
 
この説明には矛盾があります。
●14世紀の記録には、ラットの大量死についての記載がない。
●ペストの広がりの速さ。ノミ→ラット→人間という経路であれば、そこまで速く感染が広がるのは無理がある。
●ノミも感染しているのに、影響を受けなかったのはなぜか?

 
年輪年代学者のマイク・ベイリー教授は、14世紀の年輪データの研究により、ある興味深い樹木の成長パターンを発見しました。
ベイリー教授は、14世紀の地球に何が起きたのかを調べました。
彼の発見は、
●樹木がほこりで覆われていた
●魚や動物などの大量死が起きた
●これらは地球と空気の乱れにより起きた可能性がある

ペストが流行した年と年輪からの情報を照合すると、地球の空気の大きな乱れがあった年と重なります。
ペストでの死因の多くが肺に関連していたことを踏まえると、大気の乱れが呼吸器系に何かしらの影響を与えていた可能性があります。
 
1348年1月25日、ヨーロッパは大地震に見舞われました。
そしてこの前後にも何度も地震が発生しています。
さらに氷床の層を調べた結果、ペストが流行していた時期の層から通常よりも高いレベルのアンモニウムが発見されています。
ベイリー教授は次のように結論付けました。
彗星、地震、アンモニウムに関する十分な情報があり、ペストは1348年1月25日の彗星の破片の影響によるものであるという非常に有力な示唆があります。

この大地震に関わった彗星の調査では、彗星からアンモニウム、硫化水素、二硫化炭素などの有毒化学物質が検出されています。
 
14世紀半ばは、アジアとヨーロッパ全体で大気が不安定になっており、これは動物や作物にも影響しました。
●1337年、中国のキアン近郊だけで400万人が飢饉で亡くなる。
●アジアとヨーロッパの両方で、洪水、飢饉、地震が頻繁に発生。
●キプロスでは、地震直前に風が有毒ガスを広め、住民の多くは有害ガスを吸い込んだ後、突然倒れ、苦しみながら亡くなった。
●イタリアでは、大地に割れ目ができ、有毒な蒸気が噴き出した。

 
17世紀イギリスで起きた黒死病の流行の際も、彗星の出現が目撃されています。
 
現代医療が主張する「ペストの原因はラット(または小動物)に寄生するノミからのペスト菌」という説は、証拠もなく、全く見当はずれということになります。
 
結核

結核の定義は、「結核菌という桿菌によって引き起こされる、組織内の結節性病変の形成を特徴とする感染症」です。
結核の症状は、WHOファクトシートによると、
●痰や血を伴う咳
●胸痛
●脱力感
●体重減少
●発熱
●寝汗
●結節

さらに、
結核患者が咳、くしゃみ、唾を吐くことで、結核菌が空中に放出される。
人が感染するためには、これらの細菌のほんの一部を吸入する必要がある。

とあります。
しかし、初期段階の結核患者から結核菌を発見した人は誰もいません。
病気の発症時に結核桿菌が存在しないことは、それが原因菌にはなり得ないことを決定的に示しています。
 
結核の原因は細菌とされているため、治療は抗生物質を使用します。
一般的な治療では、4種類の抗生物質を6ヶ月間投与します。
とにかくできるだけ多くの細菌を殺すことを目的としていますが、危険な副作用の問題はあまり議論されません。
 
結核治療に使われる抗生物質の例として、イソニアジドが挙げられます。
イソニアジドの報告されている副作用は、以下の通りです。
●吐き気
●嘔吐
●胃の不調
●便秘
●口の渇き
●発熱
●皮膚反応
●めまい
●神経の炎症
●精神病
●血液障害
●血糖値の上昇
●末梢神経の損傷
●肝臓の損傷

これは全身性の中毒を示しており、この薬物が非常に毒性があることを明確に示しています。
抗生物質による体内での実際の効果は、体が有毒であると認識する物質を排除しようとする活動の増加です。
この活動の増加は主に内分泌腺で起こりますが、抗生物質を摂取すると、吐き気と嘔吐のように消化器系でも反応が生じる可能性があります。
抗生物質治療の長期間継続は、内分泌腺を徐々に消耗させ、消化器系が損傷、多くの深刻な健康問題が発生します。
これは現代医療により、薬剤耐性と解釈されることが多い現象です。
 
このような危険な副作用のリスクが存在するにもかかわらず、現代医療は結核撲滅のため、結核菌に感染しているとする「無症状の結核患者にも積極的に抗生物質治療を拡大すべき」という姿勢をとっています。
WHOの主張に基づくと、この潜在的結核患者数は、世界人口の約4分の1(約75億人)と推定されています。
 
さらに現代医療は、結核予防のため、BacillusCalmette-Guérin(BCG)ワクチンというワクチンを開発しました。
多くの国で、このワクチンが標準的な乳児予防接種スケジュールに含まれています。
 
にもかかわらず、CDC(アメリカ疾病予防センター)のウェブサイトでは、
BCGは必ずしも人々を結核から守るとは限らない。

と説明しています。
WHOの大規模なフィールド試験は、1968年〜1971年の期間、結核の流行が蔓延するインドで行われました。
309の村からなる1つの地域では、約364,000人が結核の予防接種を受けましたが、ほぼ同じ規模の別の地域の人々は予防接種を受けませんでした。
しかし結果は、ワクチン接種されていない地域よりもワクチン接種された地域の方が、結核の症例数が多かったのです。
 
では、結核の本当の原因は何なのか?
これは食事が考えられます。
肝臓と腎臓は、毒素を排除する主要な臓器です。
これらの臓器の稼働が限界に達すると、毒素が体内や血液に蓄積する可能性があり、非常に危険です。
肺と皮膚は、それぞれ腎臓と肝臓を助ける代用除去の働きをします。
この代用除去機能が働く過程で、除去される毒素の特定の化学的性質により、気管支炎、肺炎、結核が発生します。
この特定の毒素とは、加工食品に使用される化学食品添加物が考えられます。
ほとんどの食品添加物は有毒で、摂取量が多いほど、デトックス臓器の負担が大きくなります。
 
結核は、貧しい生活条件、貧困、栄養失調と関連して発生しますが、近年、ワクチン接種が推奨されているにもかかわらず、一部の先進国でも症例数が増えている事実があります。
 
エイズ

エイズは、1981年にロサンゼルスで最初に特定された疾患で、「原因はヒト免疫不全ウイルス(HIV)、性感染症に分類される」となっています。
1980年代初頭の主流メディアの報道は、この病気にかかった人は誰もが苦しんで死ぬ運命にあるという印象を与え、「ペストやスペイン風邪に匹敵するくらい多くの人が死ぬ」という可能性を大々的に宣伝しました。
 
HIVと呼ばれるウイルスとエイズと呼ばれる疾患について、医療機関が行った主張は誤りです。
 
最初のエイズの症例は、サンフランシスコ地域で複数の男性が2つの比較的まれな病気、
●カポジ肉腫(KS)、癌の一種
●ニューモシスチスカリニ肺炎(PCP)

と診断された1981年に始まりました。
この時点で、KSとPCPは新しい病気ではなく、どちらもウイルスによって引き起こされたとは主張されていませんでした。
なのにこの1981年の症例はウイルス性と判断され、エイズという新しい病名がつきました。
 
エイズの高リスクグループは、
●同性愛者(特に活発な性生活をしている男性同性愛者)
●麻薬常習者

の2グループです。
 
特に、麻薬常習者は「ポッパーズ」という薬物と抗生物質を使用していた人たちが、脆弱になりました。
ポッパーズは、体内で代謝されてニトロソアミンを形成する亜硝酸アルキルから作られ、発がん性が認識されています。
カポジ肉腫は血管腫瘍であり、亜硝酸塩は血管に作用します。
有毒な亜硝酸塩の吸入が、ニューモシスチスカリニ肺炎(PCP)を引き起こすことは、結核が肝臓と腎臓の許容範囲を超える毒素により引き起こされることと共通しています。
 
抗生物質は感染症の治療薬ですが、かなりの期間にわたって予防的にも投与されていました。
また、麻薬常習者で発症した人のほとんどは、静脈内麻薬使用者でした。
有毒物質の血流への注射による健康への悪影響は、第2章「効果がなく、危険なワクチン」でも説明しました。
 
エイズ発見初期にこの疾患を研究した臨床医と研究者は、すぐにエイズが毒物関連の健康問題であるという仮説を立てました。
しかし医療機関とメディアは、HIVウイルスが原因という説に固執しました。
 
1997年、ピーター・デュエスバーグ博士とデビッド・ラスニック博士は、「VirusMyth」というウェブサイトに、
エイズ患者が使用した薬の毒性が、エイズという疾患を引き起こした。

という記事を掲載しましたが、1984年4月23日、HHS(アメリカ合衆国保健福祉省)が、
エイズの原因はウイルス。(より正確には「レトロウイルス」)

と発表したことにより、記事は削除されてしまいました。
記者会見では、ワクチンが約2年で入手可能になることも発表されましたが、これは30年以上経った今でも実現されていません。
 
この記者会見でのヒーローは、ウイルスの発見者とされるロバート・ギャロ博士です。
彼は、US NIH(米国国立衛生研究所)で働いていた時に、ウイルスを発見したとされています。
このアメリカの研究と同時に、フランスの科学者、リュック・モンタニエ博士とフランソワーズ・バレ・シヌーシ博士によってもエイズの原因が調査されていました。
どちらも後にウイルスの発見で、ノーベル賞を受賞しています。

エイズの研究は、ウイルスが原因とする研究のみに莫大な予算が投じられ、毒物が関わっているという仮説は消されました。
 
ギャロ博士の記者会見は、ウイルスがエイズの原因であるという仮説を証明するオリジナルの科学論文を専門文献に発表していないうちに行うという、この業界では異例の手順での記者会見となりました。
その後、論文は発表されましたが、記者会見で主張されたウイルス仮説を裏付ける実際の証拠を提供することはできませんでした。
「病原菌理論」の教義の範囲内でさえ、エイズのウイルス仮説は非論理的であったのです。
 
がんに関連するレトロウイルスも研究していたピーター・デュエスバーグ博士は、ギャロ博士の提唱するウイルス原因説に反論しました。
この反論は、1980年代初頭にエイズ患者の多くを検査した臨床医や研究者からの支持も得ていましたが、現代医療からの強い反発を受け、デュエスバーグ博士は事実上、医療業界から追放されました。
デュエスバーグ博士は、受けていた助成金も打ち切られましたが、現在も自身の「HIVと呼ばれるレトロウイルス粒子は正常な人体機能の一部であり、無害である」という意見は変えていません。
 
「HIVはエイズを引き起こす」説に反対する科学者の一人に、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)の発明で1993年ノーベル賞を受賞したキャリー・マリス博士がいます。
マリス博士は、1988年、NIH(アメリカ国立衛生研究所)のHIV検査の分析に従事していた際、HIVがエイズを引き起こしたという証拠を含む元の研究論文を引用する必要があったため、論文を探していました。
しかしいくら探しても、そのような論文は見つけられません。
 
1984年5月、ジャーナルサイエンス誌に発表されたギャロ博士と彼の同僚の科学論文は、ウイルスとAIDS患者との弱い相関関係を示しているだけで、HIVがエイズを引き起こすという明白な証拠を提供していませんでした。
 
「HIVはエイズを引き起こす」説は取り下げられないまま何年も過ぎていますが、エイズに関しての定義は、少しづつ変更されています。
●推定潜伏期間が10ヶ月から10年以上に修正
●HIVが免疫系を弱め、細菌による日和見感染を引き起こすと修正
●結核はHIV陽性の主要な死因であると修正

エイズ症例数が多いのは、サハラ以南のアフリカです。
結核の症例数が多い地域はインドですが、結核とエイズが関連しているという矛盾した主張がされています。
その後、HIV感染だけではなく、日和見感染もエイズの原因になるという解釈に変わりました。
 
一般的に、エイズの診断には、HIV抗体の有無を検出する「迅速診断検査(RDT)」を使用します。
現代医療では、抗体を、
●病気に対して保護されている状態
●病気に感染している状態

という2種類の異なる解釈を持ちます。
HIV検査の場合、「病気に感染している状態」という解釈をします。
抗体はタンパク質であり、その特定の種類は各病原体に特異的であると見なされます。
HIVに特異的であると考えられるタンパク質は、p24およびp41があります。
 
ヘンリー・バウアー博士は、「HIV検査はHIV検査ではない」というタイトルの記事で、次のように述べています。
p24とp41はエイズという病気に固有のものではありません。

 
HIV検査は、他の多くの条件のために「偽陽性」の結果を生み出す可能性があります。
誤検知ということです。
●ハンセン病
●インフルエンザ
●マラリア
●妊娠
●多くのワクチン接種

などで、誤検知が起きる可能性があります。
 
現在エイズに使用されている治療法は、1980年代から1990年代初頭に推奨された治療法とは異なりますが、すべて「ウイルス複製を抑制する」という同じ原則に基づいています。
エイズ治療であるART(抗レトロウイルス療法)は、体内でのウイルス複製を抑制するとされる治療です。
ARTで使用する薬は、非常に有毒です。
エイズ患者の最初の治療法は、白血病の治療薬として1960年代に最初に開発された薬剤であるAZT(アジドチミジン)でした。
DNA合成の強制終了によって成長中のリンパ球を殺す薬です。
リンパ球は白血球です。
通常、がんの化学療法は、その強い毒性から、1回1回の療法の間に休息期間を設けて短期間の投与を繰り返しますが、エイズのAZT治療は生涯にわたって行われることになっており、最初から高用量で投与されます。
この治療により亡くなった患者の死因は、「エイズ」になります。
 
バウアー教授のウェブサイトでは、
AZTは実際に1980年代半ば〜1990年代半ばの間に、約15万人のHIV陽性の人々を殺した。

とあります。
 
「HIVは致命的なウイルスである」という信念の最も悲劇的な結果の1つは、非常に毒性の高い薬物による治療が、乳児にも投与されることです。
前述のように、妊娠はHIV検査結果の偽陽性を生み出す可能性のある状態です。
胎児は、HIV陽性の母親からHIVに感染するという間違った認識の結果、出生直後から有毒なAZTが投与されることがあります。
 
theperthgroup.comというウェブサイトでは、HIV / エイズ業界全体が誤診に基づいていることを指摘しています。
このThe Perth Groupでは、
エイズは酸化ストレスの結果である。

と主張しています。
長期間にわたる有毒な薬物の大量摂取の結果であったこと。
有毒物質はフリーラジカルの生成を増加させ、酸化ストレスは細胞、組織、臓器に損傷を与えます。
ちなみにこれは、デュエスバーグ博士の「エイズは無害なパッセンジャー(乗客)ウイルスである」という主張とは、微妙にニュアンスが異なります。
 

まとめ


病原体によって引き起こされる感染症は、現代医療によってその危険性を強調されていますが、これは根拠のない主張です。
しかもこの感染症に対する予防と治療により健康を著しく損ない、生命を危険にさらす可能性があるため、人々への影響は非常に深刻です。
この危険な対策が、被害者を増やし続けています。
感染症の本当の原因は、有毒物質であり、環境汚染物質と密接に関連しています。
 
現在の感染症の恐怖をやけに煽る風潮、逆に食品、日用品、飲料水、空気、ワクチン、薬などに含まれる有毒物質、電磁波などへの注意喚起があまりない風潮について、考えさせられました。
手洗い、うがい、マスク、ソーシャルディスタンス、消毒などについても考えさせられます。



 
次回、第5章「動物の病気」では、狂犬病、ウシ結核、BSE、粘液膿症、炭疽(症)などの例をもとに、現代医療の病気に対する間違った認識が動物に対してどのように影響しているかについて説明しています。



第4章「感染症神話」
https://baby-skin-rash.com/2021/01/10/infectious-diseases-dispelling-the-myths/




http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/413.html
[医療崩壊8] 第3章「病原菌理論の虚偽」



今回は、第3章「病原菌理論の虚偽」の内容を紹介します。
処方薬やワクチンのベースになっている考え方が「病原菌理論」で、この理論からして間違っているということを説明しています。
 


病原菌理論の虚偽


感染症

現代医学(西洋医学)の考える「感染症」は、「病原菌理論」に基づいており、その基本的な主張は「病原菌が体に侵入して病気を引き起こす」というものです。
病気の原因となる微生物は病原体と呼ばれます。
NIH(アメリカ国立衛生研究所)は、生物医学研究を行うアメリカの政府組織で、「病原菌理論」を支持します。
にもかかわらず、NIHのホームページで興味深い記述を見つけることができます。
感染症を引き起こす病原体として微生物について説明している項目で、
病気を引き起こす微生物が最も注目されることが多いのですが、ほとんどの場合、注意することが必要です。微生物は病気を引き起こしません。
真の病原体は、事実上すべての感受性宿主に病気を引き起こす感染性病原体です。

と述べられています。
「宿主に感受性がなければ、病原体に曝露されても感染症は発症しない。」ということです。
つまり感染症を発症するかしないかは、病原体に曝露されることというより、他に原因があるようです。
 
理論とは?

一般的に、理論という言葉には「仮説」という意味は含まれていません。
理論の作成には、まず仮説を立て、それについて考えられる現象についてより多くの説明を収集します。より理解を深めるため、実験を行います。
実験により、説得力をつけた仮説が、理論として成立します。
したがって、現代医療の提唱する病原菌理論は、多くの確立された事実の存在を示唆する傾向があります。
徹底的に調査され、科学的根拠に裏付けられている印象を持たされます。
 
しかし、病原菌理論には証拠がありません。
「病原菌理論に科学的証拠はない」という主張を裏付ける情報源は数多くあります。
 
レバーソン博士の講演

1911年5月、ロンドンで講演を行ったレバーソン博士は、
病原菌理論の全体構造は、証明されていないだけでなく、証明することもできない。
それらの多くが真実の逆であることは、証明することができる。
病原菌理論の提唱者、パスツールによるこの説は、感染症は細菌によって引き起こされるとしている。




ベドウ・ベイリー博士の記事

1928年、ベドウ・ベイリー博士は、ロンドンメディカルワールドという雑誌に記事を掲載しました。
微生物が特定の病気の原因であることが決定的に証明された例はありません。
私はこの事実を正す準備ができています。
1860年代初頭、ルイ・パスツールによって提案された「病原菌理論」は、欠陥のある理論であるにもかかわらず、現代になっても修正されていません。

 
フローレンス・ナイチンゲールの経験

フローレンス・ナイチンゲールは、19世紀、長い看護のキャリアで何千人もの患者を世話した経験から、1860年、「看護覚え書」にこう記しています。
病気が始まり、成長し、互いに受け継がれるのを見てきました。

 
病棟が過密になると、通常の発熱の症状を示していた患者の症状に変化が生じ、腸チフスの症状を示します。
この現象は、病原体による感染に見えますが、ナイチンゲールは「感染はなかった」と報告しています。
「病気の悪化は、患者の不健康な状態が引き起こした自然の結果である。」と述べています。
●過密
●衛生状態の悪さ
●新鮮な空気の欠如

などの要因が病気の悪化を引き起こした、という認識です。
天然痘が流行した状態と、非常によく似ています。
 
病原菌理論とワクチン

ワクチンは感染症を予防するという理由で、現代医療では正当化されています。
病原菌理論と予防接種は密接に関係しています。
「軽度の病気にかかることは重度の病気を予防する」という考えは、予防のために病原体を体内に注射するという案につながりました。
この結果、細菌説の「父」としてルイ・パスツールは賞賛され、ワクチンは製薬の利益の大部分を占めるようになりました。
 
病原菌理論の歴史

「感染症は病原体によるもの。」と最初に提唱したのは、パスツールではありません。
19世紀以前にも似たようなアイディアは存在していました。
1546年、イタリア人医師ジローラモ・フラカストロは、病気の原因になる微細な実体があるという説を提唱しました。この説には、「実体は熱によって病原性になる。」という考えが含まれていました。
しかし、フラカストロは「実体」を観察することができません。
 
1676年、アントニウス・ファン・レーウェンフックは、現在「菌」として認識されている小さな実体を見ることができる顕微鏡を発明した、と報告されています。
 
1762年、ウィーンの医師であるM・プレンシズ博士が、パスツールの理論よりも1世紀早く「感染症の病原菌理論」を提案しました。
 
医療は宗教

ロバート・メンデルソン医学博士は、「医療異端者の告白」という本の中で、医療機関の「権威」に対する信念が見当違いであることを指摘しています。
現代医療は、人々の信仰なしでは成り立ちません。
医療に対して疑問を持つことで、この信仰から解放されます。
 
歴史家のジェラルド・ガイソンは、1995年の著書 「ルイ・パスツールの私的科学」の中で、パスツールがどんなに親しい同僚に対しても、自分のメモを見せなかったエピソードを紹介しています。
メモは、パスツールの死後も彼の家族により守られ、誰の目にも触れないようになっています。
 
天然痘ワクチンを作ったエドワード・ジェンナーも、病原菌理論のルイ・パスツールも、英雄と呼ばれる権利はありません。
この二人は、人の病気、苦しみを産み出してしまいました。
 
病原菌理論の欠陥

パスツールの病原菌理論を現代医療は、「感染症とは微生物が体に侵入すること」と解釈しましたが、これは誤解を招く恐れがあります。
体の内因性微生物も病気を引き起こす可能性があると主張されているからです。
メイヨークリニックのウェブサイトの「感染症」の項目では、
多くの生物が私たちの体内や体表に常在します。
通常は無害で、有益な場合もありますが、特定の条件下では、一部の生物が病気を引き起こす可能性があります。

とあります。
この主張はおかしいです。
無害な微生物が病原性になるための条件は記述にありませんが、病原菌は絶えず変異して免疫系を圧倒し、病気を引き起こすことが示唆されています。
別の説明では、
正常な細菌叢は、宿主の防御機構と他の微生物の存在によって成長が制御されているため、病気を引き起こしません。

と述べています。
内因性微生物と侵入微生物が互いに競合するが、細菌叢のバランスが取れている場合、侵入微生物は抑制されるという意見です。
しかしその防御機構が弱まっている場合、体は日和見病原体に圧倒される可能性があります。
 
これは現代医療が、体の内因性生物が病原性に変わる条件について理解が不十分なことを認めているように解釈できます。
 
とはいえ、侵入する病原体が病気を引き起こすことを防ぐために、免疫に依存することには問題があります。
免疫系の機能は「病原体を攻撃して破壊すること」であると主張されています。
これは、強力で完全に機能する免疫システムがすべての侵入者を破壊できることを意味し、したがって、強力な免疫システムを持っている人は誰でも、潜在的に体内に感染性病原体を持たないはずです。
しかし、病原性であると主張されている微生物は、健康な人々の体内で発見されています。
この状況に対する説明は、いくつかの病原体が休眠状態で体内に存在する可能性があるということです。
しかし、強力な免疫システムは、いわゆる休眠状態であっても、免疫システムが弱くなったときにその後「活性化」される可能性のある病原体の存在を容認するべきではありません。
現代医療によるこの説明は、病原菌理論に関連する説明のすべての矛盾に、筋の通る答えを提供することはできません。
残念ながら、これらの異常な矛盾に対処する現代医療は、明確な答えを提供しない代わりに、さらなる異常、矛盾を使って複雑な答えをを作りました。
 
病原菌理論の浸透

病原菌理論は現代医療だけでなく、代替医療にも浸透しています。
この本を執筆するにあたって参照した文献の著者たちでも、病原菌理論を支持する専門家がいるくらいです。
これはWHOをはじめとした、世界の現代医療の努力の賜物だと思います。
 
科学の進歩の弊害

過去3世紀にわたって、科学は大幅に進歩しました。
それは必ずしも有益ではなく、結果的に害になるものも含まれます。
科学が進歩するとともに、科学者・専門家の権威もどんどん大きくなりました。
異議を唱える見解には、「非科学的」や「疑似科学」の烙印を押します。
そしてその害の影響が特に大きいのが、健康の分野です。
第1章「病気の処方薬」でも説明しましたが、医学における実験は、実験室での実験が人体にも適用されるという条件で行っています。
 
医療の実験

医療の実験では、経験的証拠はほとんど無視され、健康なボランティアを被験者として使う人体実験であっても、健康な人と病気の人で同じ結果が得られる前提での実験結果を取っています。
副作用を調べる実験は実験期間が短い場合がほとんどで、長期的な副作用は調べられません。
 
さらに、組織、細胞、分子のみを取り出した状態で行う実験は、同じ結果が生体でも得られるという確証はありません。
ロンドン大学の生理学者、ハロルド・ヒルマン博士、彼の長いキャリアの中で行った調査の結果は、
ほとんどの実験方法は、検査対象の細胞や組織に直接影響を及ぼし、さらにはそれらの構造を変える。

という大胆な主張が生まれました。
培地に加えた変更が、培養に含まれる細胞の活性と健康に直接影響を与えることが観察されています。
 
ヒルマン博士は自身のウェブサイト上で行った調査結果を発表していましたが、2016年、博士はお亡くなりになり、現在はサイトも機能していません。
多くの記事が未発表のままになっていますが、公開された論文のみが効力を持つという考え方は誤っています。
2011年のヒルマン博士の論文では、このように述べられています。
多くの実験手順に矛盾が生じています。
●殺される動物
●切り取られる組織
●冷凍
●埋め込み
●汚染
●光照射
●電磁波照射

など。
これらの手順を踏む結果、細胞は明らかに死んでいます。
電子顕微鏡


細菌やウイルスなどの微生物を観察するための電子顕微鏡。
ヒルマン博士は、
電子顕微鏡を使用する学者は立体幾何学の指示を無視しており、検出した構造の見かけはほとんどは実験プロセスの成果物です。

と明言しています。
 
電子顕微鏡では、生きたウイルスを観察することができません。
実験室で人工的に作成された環境は、実際の人体とは似ても似つかない環境であり、そんな環境での実験からの結果は当然不適切なものになります。
 
ウイルス

ウイルスは、「生きた細胞内でのみ複製可能な微粒子」「タンパク質の殻に囲まれた核酸(DNA、またはRNA)のコアで構成されている」と定義されています。
さらにウイルスの中には、エンベロープという脂質性の膜の構造を持つものと、非エンベロープという持たないものに分けられます。
ウイルスの定義の中では、ウイルスが多くの病気の原因になっていることも含まれています。
これがあたかも明確に証明されているかのように…
 
事実は、ウイルスが病気の原因であることを明確に示す科学的証拠はありません。
 
19世紀に病原菌理論を信じていた科学者たちは、調査していた多くの病気に関連していると思われるさまざまな細菌を発見しました。
しかし、すべての病気の病原体(細菌、または真菌)を特定することはできず、この特定できなかった病気の存在が、彼らを「病気の原因となった他の有機体がなければならない」という考えに導きました。
そしてその有機体は、「光学顕微鏡では見えないくらい小さい微生物であるに違いない」と信じ込みました。
 
そしてその「光学顕微鏡では見えないくらい小さい有機体」は、1930年代に電子顕微鏡が発明されたのち、観察されました。
この観察された有機体が「ウイルス」です。
細菌が原因ではない病気の原因は、ウイルスということになりました。
 
ウイルスと毒

「ウイルス」という単語は、ラテン語で「毒」「有害物質」という意味があります。
18世紀〜19世紀の文献、特に天然痘とワクチン接種に言及しているものを注意深く読むと、「ウイルス」という言葉が、明らかにある種の「有害物質」を指していることがわかります。
文献では、天然痘患者の膿をウイルスと呼んでいますが、それは感染を拡大させるという意味のウイルスというより、単に毒という意味のウイルスでした。
この時期の文献の中でも「感染」という言葉は使われていましたが、これは病原体の広がりを意味する感染というよりも、「汚染」という意味合いが大きい側面があります。
疾患患者の膿を健康な人の体内に注入(接種)すると、健康な人の血流は汚染されます。
敗血症(blood poisoning)は、感染により起こるのではなく、毒の汚染により起こります。
 
ウイルスは生物?

ウイルスの定義では、ウイルスを「生物」とは呼んでいません。
ウイルスが生きているかどうかの問題は、賛否両論です。
「生きている」と定義するには、クリアしなければいけない条件があります。
 
全米科学アカデミー(NAS)のリン・マーギュリス博士は、著書「共生惑星」で、生きているものと生きていないものの違いを説明し、ウイルスは生きていない「非生物」に分類しています。
生きている細胞の外では何もしないので、ウイルスは生きていません。
ウイルスは、それ自体を生成するための必要条件を欠いているため、生細胞の代謝を必要とします。
自己を維持するための代謝は、生命の本質的な特徴です。ウイルスにはこれが欠けています。

 
現代医療では、ウイルスが「生き物である細菌のように振る舞う」と主張されているため、ウイルスが生物か非生物かはグレーゾーンとなっていますが、「ウイルスが感染性であり危険」という印象を与えるには、ウイルスが生物でないと問題です。
しかし、マルグリス博士が述べているように、「生細胞の膜の外にあるウイルスは不活性である」ため、ウイルスが人の間で伝染するという可能性には矛盾が生じます。
 
もしウイルスが生きていない非生物であるのならば、どのように移動し、感染を拡大するのでしょう?
どのように体内に入り、細胞に感染するのでしょう?
生きていないウイルスに運動能力はないはずです。
 
一部の人は、「ウイルスが様々な粒子に乗せてもらい移動する」と主張し、感染症の伝染性を正当化します。
しかし、運動性がないのなら、粒子に乗せてもらう行動すらできないはずです。
 
この疑問に対し、現代医療は筋の通る説明ができていません。
ウイルスが感染を起こすメカニズムは分かっていないのです。
 
ウイルス感染

一般的には、咳やくしゃみの際に飛沫する唾液や粘膜粒子に付着したウイルスが他者の体内に入り感染すると考えられていますが、唾液や粘液に付着したウイルスが空気中を移動することはこれまで観察されていません。
ウイルスが観察されたのは、実験室の電子顕微鏡下のみです。
ウイルスの空気感染は仮説でしかありません。
 
ハーバート・シェルトン博士の著書「ナチュラルハイジーン」の一説によると、
10人の健康なボランティアが、10人のインフルエンザ患者の病床で45分間、顔に咳をかけてもらった。
この実験の結果、10人のボランティアは誰もインフルエンザを発症しなかった。

とあります。
10人という数は少なすぎると思われるかもしれませんが、病原菌説が正しいのであれば、この10人がインフルエンザを発症しないことはおかしいということになります。
 
ウイルスと細胞死

現代医療では、ウイルスが細胞に侵入すると複製し、これが病気を発症させるとしています。
医療機関サイトEncyclopediaof Life(EoL)では、ウイルスを「生き物」として認識しています。
ウイルスが細胞に付着

カプシドタンパク質(ウイルスゲノムを取り囲むタンパク質の殻)と宿主細胞の外膜上の受容体との間で分子間結合する。

と説明しています。
ヒルマン博士は、この「受容体」を、実験プロセス上で生成された人工細胞であると特定しています。
 
さらにEoLでは、
多細胞生物では、ある程度の数の細胞が死ぬと、生物全体が重大な代謝阻害を起こす、または死に至る可能性がある。

とも説明しています。
実際、細胞死は毎日何十億もの細胞で起こっている正常なプロセスです。
「細胞死=病気」とも取れるこの表現は、誤解を招く恐れがあります。
 
細胞死が病気のプロセスであると認識されている理由は、これが実験室での実験中に観察された可能性が高いためです。
医薬品やワクチンを製造すること前提の実験では、ほとんどの場合「ウイルスが細胞内で複製したことを観察した」と報告、その後、細胞は死にます。
これで実験結果は「ウイルスが細胞を殺した」となりますが、実験の手順上細胞が死んだ可能性は無視されます。
 
ウイルスが試験管内で細胞を殺す(in vitro)=ウイルスが生体内でも細胞を殺す(in vivo)??

 
生体内からウイルスが直接検出されたことはありません。
特定の症状を示す一部の人から抗体が検出されると、感染が確認されたことになるだけです。
 
感染の潜伏感染

風邪で医療機関を受診すると、ウイルスの有無の検査をせずに問診での症状だけで「ウイルス性疾患」という診断をされることがよくあります。
さらに、無症状の人が感染者にされることもあります。
EoLではこれを
ウイルスの「休眠」段階

と説明しています。
休眠していたウイルスが眠りから覚め活性化すると、症状を引き起こす可能性があるということです。
現代医療はこれを「潜伏感染」「潜伏期間」と呼ぶことにしました。
 
潜伏感染のメカニズムについては、説明も曖昧で証拠もありません。
例えば、水痘ウイルス。
水痘ウイルスは、潜伏感染を引き起こすウイルスの代表例で、このウイルスに一度感染するとウイルスが体内に潜伏し、活性化されると症状が出る、休眠に入ると症状が治まる、を繰り返すとされていますが、これがどのように起こるかについての説明はありません。
 
ウイルスは病原体ではないと認める科学者

ウイルスは病原体ではないと認める、数少ない勇気のある科学者の一人にリン・マーギュリス博士がいます。
マーギュリス博士は、
ウイルスは病原菌や敵ではない。

と述べています。
 
別の科学者で、ウイルス学、分子生物学、生態学、海洋生物学を研究したドイツの生物学者、ステファン・ランカ博士は、
研究の過程で、私はどこにも病気の原因となるウイルスの存在の証拠を見つけることができなかった。

と語っています。


ランカ博士が、ドイツの保健当局に「ウイルスの存在の証拠について」質問したところ、保健当局は、病気を引き起こしているとされるウイルスが存在することが直接証明されたことがないことを示唆しました。
 
ウイルス自体を検出できる検査はありません。
体内のウイルスの存在が直接決定されるのは、ウイルスに対して産生したとされる抗体の検出によってのみ決定されるという問題が浮き彫りになります。
 
ランカ博士は、また、「はしかがウイルスによって引き起こされる」という主張の誤りを明らかにする目的で、はしかウイルスの存在の証拠を科学的に提示した人物に、懸賞金を用意しました。
2015年、ドイツの医師がこの課題を受け入れ、6種類の論文を提示しました。
しかし、ランカ博士は、提示された論文に必要な証拠が含まれていないとし、懸賞金の支払いを拒否、これが論争を引き起こし裁判になりました。
裁判は論文を提示した医師に有利な結果に終わり、これがメディアで放送されると、ランカ博士に対する誹謗・中傷も発生しました。
ところが、「それでも論文に必要な証拠が含まれない」と上訴したランカ博士。
2016年の初め、今度は裁判所がランカ博士の上訴を認める形になりました。
ちょうど同じ頃、はしかのケースが相次いだこともあり、メディアはランカ博士の上訴の結果について報道しませんでした。
 
この議論から、「ウイルスによって引き起こされる病気はない」ということは明らかです。
ウイルスの存在を証明することができないのです。
 

細菌

細菌は、ウイルスと異なり、生物です。
そしてウイルスと同様、細菌が病原体であるという主張は誤りです。
 
1676年、アントニー・ファン・レーウェンフックが最初の実用的な顕微鏡を発明。
微生物を観察できるようになりました。
1762年、プレンシズ博士が最初の「病原菌論」を提唱。
19世紀になってから、昆虫学者アゴスティーノ・バッシにより、病原菌論の証拠を提示したとされる実験が行われました。
このように、病原菌論は、「病原菌理論の父」と呼ばれるルイ・パスツールが提唱するより前に存在していました。
 
17世紀、18世紀、19世紀の間、ヨーロッパ中に多くの病気が蔓延していました。
それは、
●チフス
●コレラ
●結核
●天然痘

などが含まれます。
イギリスの多くの町や都市に存在した不衛生な環境は、ヨーロッパ中の多くの町や都市にも蔓延していたことに注意する必要があります。
 
現代細菌学の創設者と見なされているのはロバート・コッホ博士です。
コッホ博士は、特定の病気が特定の細菌によって引き起こされたという証拠を提示したと主張されていますが、パスツール同様、コッホ博士も誤った英雄です。
 
コッホの原則

 
コッホの原則
1、ある一定の病気には一定の微生物が見出されること
2、その微生物を分離できること
3、分離した微生物を感受性のある動物に感染させて同じ病気を起こせること
4、そしてその病巣部から同じ微生物が分離されること

 
ピーター・デュエスバーグ博士の著書「エイズウイルスの捜査」によると、
細菌と様々な病気の関係を調査すると、コッホの原則に当てはまらない例外が明らかになる。

とあります。
細菌は、特定の病気を持っていない人からも検出されるのです。
 
例えば、ブドウ球菌感染症。
このブドウ球菌は、健康な人の常在菌であり、深刻な病気を引き起こす病原菌でもあります。
健康な人がこの菌によりなぜ病気を発症しないかは、説明がありません。
 
コッホの原則は、時代遅れで欠陥があるため、修正が必要です。
 
細菌は病原性?

細菌について認められている事実の一つとして、細菌が様々な場所に生息するということです。
●土壌
●水
●空気
●人間
●動物
●植物

など。
動植物に生息する細菌は、宿主に有益な貢献をしている菌、特に何もしない菌がいます。
人間の消化器官に住む細菌は、栄養素を作り出してくれるという重要な役割をする菌もいます。
このような有用菌、または日和見菌が、どのように病原性を持つ菌に変わるかは解明されていません。
したがって、細菌が病原性を持つという説は、現段階では仮説に過ぎないと言えます。
 
細菌には、生物の体内から死んだ細胞を排除する機能を持つものもあり、「分解者」として役立っています。
生体内では毎日自然のプロセスとして起こっている細胞死。
特に毒素への曝露があった際の細胞の損傷、細胞死の後片付けをしてくれるのが、細菌です。
 
細菌に病原性があると決めつけることは、大きな代償を支払うことになります。
その理由は、抗生物質の使用です。
しかし病原菌論がベースの現代医療は、この間違いを認めることに消極的です。
この間違いを認めることは、抗生物質とワクチンを否定することになるためです。
 
細菌の多形性

現代医療では細菌の単相性を主張しますが(例外は認めている)、細菌は多形性であり、各々形態を変化させます。
置かれた環境により細菌が形態を変化させることは、ミトコンドリアの遺伝物質が本質的に細菌であることを考えると、驚くべきことではありません。
実験室と生体内では環境が全く異なるため、同じ細菌を観察しているつもりでも、全く違う特性が見られる可能性が出てきます。
細菌が多形性であることを認めてしまうと、この矛盾も認めることになるため、現代医療では細菌の単相性を主張します。
 
悪玉菌

代替医療で主に主張される説、細菌が病気を引き起こすメインの原因というよりは、特定の細菌が放出する毒素が病気の原因になっているという説。
これも誤解があります。
病変部位に見られる細菌は、毒素による細胞損傷の処理のためにそこに存在していたと考えられます。
石油化学物質や重金属など、環境汚染を細菌が無毒化してくれることと同じように、体内でも毒素による損傷を細菌が無毒化してくれます。
 
大腸菌は食中毒の原因として知られていますが、同時に健康な人の体内に生息していることもわかっています。
コッホの原則によると、体内に大腸菌を持つ人は全員食中毒を発症しなければおかしいということになります。
大腸菌は食中毒の原因菌ではなく、病原性の細菌は存在しません。
 
抗生物質

抗生物質の定義は、「微生物によって生成された、または微生物に由来した、他の微生物の成長を破壊または阻害する物質」です。
抗生物質は主に「細菌感染症」の治療に使用されます。
それらは「ウイルス感染」には効果がないと考えられています。
 
一番最初に開発された抗生物質は、ペニシリンです。
これは現代医学最大の成果の1つとして評価されていますが、真実は多くの人の認識とは異なります。
 
細菌が無害であることは、上記で説明しました。
しかし現代医療は、生物の体内に何兆もの細菌が存在することは認めていますが、細菌が無害であることは認めていません。
 
医薬品が特定のターゲットにのみ作用するということは不可能であるということ同様、抗生物質も特定の細菌をターゲットに作用することはできません。
抗生物質が「悪い細菌のみではなく、有用菌にも作用してしまう」ということは、現代医療にも認識されています。
現代医療は、「何兆もいる細菌のうちの一部の有用菌・無害菌のグループの喪失は、深刻な問題ではない」という認識です。
 
この認識には問題があります。
抗生物質は有用菌まで殺してしまうことと同時に、体内に損傷も与えてしまうという事実が存在します。
 
内分泌腺の機能を研究したヘンリー・ビーラー医学博士は、
内分泌腺がペニシリンの毒性に反応し、体を刺激してそれを排出する。

と説明しています。
 
ビーラー博士は、
ペニシリンは、注射後、わずか数秒で腎臓から排出されるほど毒性が強い。

とも述べています。
 
抗生物質にはペニシリン系以外にも様々な種類がありますが、種類、形態(錠剤、液体、注射)に関係なく、毒性があります。
 
抗生物質の一般的な副作用は、NHS(イギリス健康保険サービス)などの現代医療機関にも認識されており、消化器系への影響、嘔吐と下痢が含まれます。
これらは体が毒素を排泄しようとするために起こります。
 
抗生物質の耐性

抗生物質の使用でだんだん抗生物質が効かなくなってくる「抗生物質の耐性」。
WHOのファクトシートには、「抗生物質の誤用が耐性の問題を引き起こす」と記されていますが、それがどのように起こるかは説明されていません。
細菌の多形性により、細菌が形態を適応させるからなのでしょうか?
 
抗生物質の処方は、最初の抗生物質で効果が見られない場合、さらなる抗生物質が処方されるケースが一般的です。
この療法は、内分泌系、特に副腎を刺激し続けます。
これが長期間にわたると、内分泌腺は弱まり、代謝の制御やストレスに対する体の反応などの機能が阻害されます。
代謝機能が弱まり症状が改善しない、または悪化したように見えることを、現代医療では病原菌が抗生物質に耐性を持った結果と捉えます。
 
さらなる深刻な健康問題は、がんリスクの上昇です。
抗生物質の長期使用は、腸内でがんの前駆体が成長しやすい環境を作ります。
 
スーパーバグ

スーパーバグとは、抗生物質耐性菌のことを指します。
最も一般的なスーパーバグの1つは、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)で、「多くの抗生物質に耐性を持つ危険な細菌」とされています。
メチシリンは、ペニシリン系抗生物質です。
すでに説明したように、ブドウ球菌は健康な人の常在菌であり、深刻な病気を引き起こすとされる病原菌でもあります。
コッホの原則に当てはまりません。
 
現代医療は、「このブドウ球菌のいくつかの菌株だけが抗生物質に耐性がある」と主張しています。
そして抗生物質耐性菌に対して、さらに強い抗生物質を開発し対応しようとしています。
さらに強い抗生物質を使うようになれば、状況はさらに悪化するでしょう。
 
真菌

真菌は、動物でも植物でもありません。
真菌の定義は、「腐生植物として、または動植物の寄生虫として生きている生物」です。
※真菌は植物ではないので、「腐生植物」という呼び方は本当は語弊があります。
 
メディカルマイクロバイオロジーという教科書には、
真菌は健康な人に病気を発症させることは滅多にないが、特定の真菌は病原性である。

と主張しています。
「感染しているが、無症状の人もいる」という細菌・ウイルスの説明と同じことが真菌にも当てはまります。
真菌の病原性が病気を引き起こす際に他の要因が必要であるということは、基本的に真菌には病原性がないことを意味します。
 
「細菌の腐生性は、人体に有益な面もある」ということは先ほど説明しました。
真菌にも腐生性があるということは、真菌も人体に有益である可能性があります。
 
感染症を引き起こすと言われている真菌の代表は、カンジダです。
この酵母は、もともと人体の常在菌であり、微生物群集の不均衡によって感染を引き起こすと認識されています。
カンジダの異常増殖を引き起こすのは、この不均衡です。
不均衡の原因の1つは、抗生物質の乱用です。
 
メディカルマイクロバイオロジーでは、
特定の真菌は人間と共生関係を築き、固有の微生物叢の一部となっている。

と説明しています。
 
真菌は寄生虫のように外部から侵入してくるわけでもなく、宿主に害を与えるわけでもない。
「寄生虫として生きている生物」という説明は、おかしいということになります。
先ほど説明したように、抗生物質は「毒」であり、細胞損傷を誘発します。
細胞損傷の結果、カンジダ菌が異常増殖すると考えられます。
 
抗生物質の使用などの要因がなければ、真菌は害を及ぼさず、死んだ細胞の残骸を分解し除去してくれる有益な存在であると言えます。
しかし、現代医療は、細菌やウイルスの時と同様、「真菌のほとんどは病原性があるため、治療で殺さなければならない」と主張します。
 
原生動物

原生動物は、微細な単細胞生物のグループのことです。
マサチューセッツ大学地球科学部教授、リン・マーギュリス博士は、生物を5種類のグループに分類しました。
●動物
●植物
●真菌
●細菌
●原生動物

 
原生動物の例は、
●マラリア原虫
●リーシュマニア
●トリパノソーマ

などがあります。
2011年7月の「ヒトマイクロバイオームにおける微生物真核生物:生態学、進化および将来の方向性」という記事では、次のように述べています。
微生物真核生物は、ヒト腸内細菌叢の重要な構成要素。
腸内原生生物の寄生虫はしばしば熱帯病と見なされるが、実際には世界中に広く分布しており、集団内でのそれらの蔓延はしばしば尿の衛生状態の悪さに関連している。

またしても衛生状態の悪さが健康状態の悪さに関連している問題です。
これは偶然ではなく、人間や動物の排泄物の近くに住むことは非常に不健康であることを理解する必要があります。
細菌の存在は関係ないのです。
廃棄物に細菌や真菌が存在するのは、腐生生物としての機能によるものです。
菌は下水処理施設でも利用されているくらいです。
記事にはこのような記述もあります。
多くの人々が既知の寄生虫に感染していますが、無症状です。

人々に症状がなければ、彼らは病気と見なすことはできません。
つまり定義上、病気の原因物質である病原体に感染した可能性はありません。
 
マラリアは、特に発展途上国の国々で、致命的な病気の1つと見なされており、その原因はマラリア原虫という寄生虫であると言われていますが、この主張に反論する証拠が増えています。
M.L.ジョンソン博士は、
社会情勢が改善された場所では、マラリア対策を行う前にマラリアは徐々に減少した。

と述べています。
 
リーシュマニア症は、サシチョウバエ(サンドフライ)に刺されることにより、リンパを介して細胞が感染し、発症すると言われています。
リンパシステムの機能は、毒素や老廃物の体からの除去です。
この時点で、リーシュマニア症も毒素と関連していることが示されています。
リーシュマニア症の治療には、毒性が高く、症状を悪化させるアンチモンを含む薬が使用されます。
 
2019年3月のWHOファクトシートは、リーシュマニアの危険因子として、
下水処理、下水設備の不備など、貧しい衛生環境がサシチョウバエの繁殖地になっている可能性がある。

としています。
また、
リーシュマニア寄生虫に感染した人のごく一部だけが最終的に病気を発症するが、治療せずに放置すると致命的である。

と主張しています。
またしても「病気を引き起こすかもしれないし、引き起こさないかもしれない」というコッホの原則に反した意見です。
実際は不衛生な生活環境やその他の要因が大きく関係しています。
 
トリパノソーマ症は、トリパノソーマ属原虫の感染を原因とする感染症です。
トリパノソーマ症、アフリカトリパノソーマ症(睡眠病)は、ツェツェバエに吸血されることにより感染するとされていますが、WHOファクトシートには、
ツェツェバエが発見された多くの地域では、睡眠病が見られない。

とも記述されています。
この矛盾から、「トリパノソーマ症は、ツェツェバエによる寄生虫感染ではない。」と解釈できます。
 
ハーバート・シェルトン博士の「ナチュラルハイジーン」の中では、
「敗血症」は感染ではなく中毒である。

とあります。
「中毒」が睡眠病を引き起こす可能性がある。

とも述べています。
 
寄生虫

寄生虫は複数種類存在し、肉眼で見える大きさのものもあるため、微生物ではありません。
定義では、寄生虫が体に侵入し症状を引き起こすとされていますが、これは間違いです。
実際は、病気の状態の体が先にあり、その結果寄生虫が寄生します。
 
ハーバート・シェルトン博士の「ナチュラルハイジーン」では、
寄生虫は、通常、健康な人の腸管を宿舎にすることができない。
条虫と鉤虫は、正常な胃と腸では発生しない。

とあります。
つまり、病気の消化管、有毒物質の負荷がかかっている消化管には寄生するということです。
ミミズが土の中の死んだ物質を分解するように、寄生虫も消化管内の病的物質を食べてくれていると考えられます。
 
免疫と抗体

「微生物によって病気が引き起こされていない」という主張を裏付ける圧倒的な証拠が存在し、「病原菌理論」の基盤となった考え方と仮定の重大な欠陥を明らかになりました。
しかしこれは、他の疑問も生み出します。
その一つは「免疫」です。
 
免疫の定義は、「循環する抗体と白血球の存在によってもたらされる、感染に抵抗する身体の能力」です。
免疫の概念は、外部の病原体が体に侵入して感染し、それによって病気を引き起こすという考え、つまり病原菌理論と密接に関連しています。
したがって、病原菌理論を否定することは、免疫の概念も考え直さなくてはいけないということになります。
 
抗体とは、「特定の抗原の存在に応答してリンパ組織で合成され、血漿中を循環して抗原を攻撃する特別な種類の血液タンパク質」のことです。
 
NIH(アメリカ国立衛生研究所)のウェブサイトでは、
抗原は、化学物質、細菌、ウイルス、花粉などの物質。
抗体は、病原菌を含めた抗原を攻撃し、無毒化する。

ということを説明しています。
 
感染

抗体が生成される

将来再感染するときに備え、抗体は体に残る

とされているため、抗体の存在は以前の感染の「証拠」となり、それは抗体検査によって検出できるとされています。
 
ブドウ球菌や大腸菌、カンジダ菌など、多くの病原体が内因性であり常在菌であるにもかかわらず、体がこれを攻撃するとはどういうことなのでしょう?
現代医療はこの疑問に答えるために「自己免疫疾患」という言葉を生み出しました。
 
病原菌理論が間違っているとなると、体は病原体から身を守る必要がなくなります。
 
スタンフォード大学のウェブサイトで公開された「ボディーガード:免疫システムの秘密」という記事では、
免疫系についてはよくわかっていないため、免疫系を「ブラックボックス」と見なしている。
患者から免疫系の状態について尋ねられた場合、免疫学者であっても答えるのが難しい。
現在も1960年代後半と同じ実験が行われている。
免疫学の進歩には、欠如がある。

と述べています。
現代医療ではこれほどまでに免疫について理解がないという事実は、現代医療の病気についての主張の信憑性がなくなることにつながります。
 
「免疫」という言葉の定義は、「何かに影響されない」ことです。
 

まとめ


パスツールが提唱し、現代医療の基盤になっている病原菌理論は間違っている、ということを説明しました。
その理由として、感染症についての現代医療の説明に、様々な矛盾があることが挙げられます。
●感染しても無症状の人がいるという、コッホの原則に反することを認めていること
●潜伏感染のメカニズムを説明できないということ
●ウイルスが生き物か生き物でないかの曖昧さ
●ウイルスは検出されたことがないという事実
●免疫が常在菌を攻撃するという矛盾

などです。
現代医療は、これらの矛盾に対し、
●よくわからない
●例外もある
●病原体の種類による
●自己免疫疾患

などの理由で正当化しようとしています。
病原菌理論が間違っているとなると、医薬品、抗生物質、ワクチンなども間違っていることになり、現代医療がひっくり返る問題です。
 
病気・感染症の原因が病原体でないとすれば、何か?
これは衛生環境、汚染、有毒物質という要因が大きいようです。
病気の症状は有毒物質を排出しようとしている症状であり、病原体と思われている細菌・真菌は、腐生生物と言い、有毒物質による細胞損傷を分解するために病変部位に存在している可能性があります。
 
本当の免疫、「何かに影響されない」という意味の免疫は、衛生環境、汚染、有毒物質の問題をクリアした時点で得られるということになります。
 
次回、第4章「感染症神話」では、過去に流行した感染症の例をいくつか挙げ、一般的な認識との誤差、その矛盾点を指摘しています。



第3章「病原菌理論の虚偽」
https://baby-skin-rash.com/2021/01/04/the-germ-theory/




http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/414.html
[医療崩壊8] 第2章「効果がなく、危険なワクチン」



今回は、第2章「効果がなく、危険なワクチン」の内容を要約して紹介します。


効果がなく、危険なワクチン


現代医療では、ワクチンは「体に抗体を生成させ、特定の病気に対して免疫をつけさせる方法」とされています。
WHO(世界保健機構)は、「ワクチンが毎年、推定200万人〜300万人を死から救っている。」と主張しています。
結論から言うと、この主張には全く根拠がありません。
 
これは非常に物議を醸す問題ですが、実際に「ワクチンが病気に対しての免疫をつけるという認識は間違っている」とする証拠はたくさんあります。
 
ワクチンによって免疫はつきません。
ワクチンが命を救うこともありません。
ワクチンは安全ではありません。
ワクチンは効果的ではありません。
 
WHOの主張

ワクチンは、世界で最も健康成果を上げている。
ワクチンは、安全で効果的。
ただ、ワクチンに反応しない人(非応答者)がいることもある。(=効果には個人差がある。)

これはWHOの見解です。
 
まずこの時点で、「ワクチンが効果的であるにも関わらず、効果を得られない人も存在する。」という矛盾が生じています。
WHOでは、なぜ非応答者がいるのかという理由は「わからない」ということです。
 
ワクチンには副作用と医原性疾患を引き起こするリスクがあります。
 
医原性疾患とは、医療によって引き起こされる疾患のことです。医原病とも言います。

 
このワクチンの悪影響は、複数の理由から過小評価されています。
その理由の一つは、悪影響を認めてしまうとWHOの「ワクチンが多くの命を救っている」という主張が成立しなくなるためです。
もう一つの理由は、致命的な感染症を根絶するために、人口の高い割合の人が予防接種を受ける必要があると主張されていることです。
これは「集団免疫」と呼ばれています。
ワクチンが危険であることを認めてしまっては、高いワクチン接種率を推奨できなくなってしまうためです。
 
特定の集団内で集団免疫を達成できないと、致命的な病気を根絶するための努力に悪影響を与えると主張されていますが、これは間違っています。
 
過去の感染症でワクチンが救ったとされる命の数は、文献によって異なります。
ユニセフの文献では、「イギリス人医師、エドワード・ジェンナーがワクチンを開発してから200年後、予防接種は世界中で年間約900万人の命を救ったと信じられています。」と記されています。




ワクチン接種に異議を唱えた医師

●1896年、ハドウェン博士の演説
医療従事者として、ワクチン接種は常識への侮辱。
その起源は迷信的であり、理論と実践は非科学的。
ワクチンは効果がなく危険。

1853年以降の予防接種法により、英国では乳児の予防接種が義務付けられました。(当時の接種義務は天然痘ワクチンのみ)
ハドウェン博士は予防接種に断固として反対していたため、彼は合計9回の起訴を受けたにもかかわらず、自分の子どもにワクチンを接種することを拒否しました。
 
●医療機関から非常に高く評価されていたイギリスの医師、チャールズ・クレイトン医学博士
クレイトン博士は、1884年にブリタニカ百科事典の第9版の予防接種エントリを書くように依頼されます。
予防接種推奨派だった博士は、エントリを書くにあたって予防接種についてのリサーチをしました。
クレイトン博士は、エドワード・ジェンナーの文献、他国での予防接種に対しての意見などを読んだ結果、予防接種は「醜い迷信」であるという結論に達しました。
博士が書いたエントリは一応百科事典に採用されましたが、医療業界からは批判を受けました。
 
●「ワクチン接種に反対するケース」というタイトルの小冊子の著者、ベドウ・ベイリー博士
ベイリー博士の記述によると、
ワクチンは科学的根拠や実践の正当化が全くなし。
歴史上ワクチンの危険性が証明されているが、その事実は抹殺された。

 
現代のワクチンは昔と比べ改善されている?

「ワクチンに異議を唱えた医師たちの話は昔のことなので、現代のワクチンを議論する上で参考にはならない」と思いますか?
現代のワクチンの根底にある理論は18世紀のエドワード・ジェンナーの時代よりもさらに昔に遡ります。
そしてこの理論はハドウェン博士、クレイトン博士、ベイリー博士の研究によって示されているように、科学的証拠に裏付けられていません。
しかもジェンナーの発表した理論の後は、特に新しい理論は打ち出されていません。
ワクチンの根底にある理論はこの後説明しますが、この理論は昔も今も変わっていません。
 
代替治療の勧めるワクチンにに対しての対応

ワクチンについては、代替治療コミュニティーの中でも議論になっています。
一般的な代替治療の勧めるワクチンに対しての対応は、
1、安全なワクチンを選ぶ
2、必要なワクチンのみ接種
3、できるだけ少ない量を接種
4、できるだけ間隔をあけて接種

しかし、実はこの考え方も間違っています。
歴史を見ると、この対応を裏付ける根拠も証拠もありません。
世界には安全なワクチンも必要なワクチンも存在しません。
 
ワクチンの根底にある理論

人が病気にかかった場合「免疫」がつく、という理論は、何世紀も昔から存在します。
ヒポクラテスと同時代を生きた、ギリシャの歴史家トゥキディデスは、
アテネの疫病を生き延びた人々は、後で同じ病気に感染することはなかった。

と主張しています。
この考えが、「軽度の病気にかかることは、同じ病気にかかった際の重症化を防ぐ」という考えに発展しました。
そしてこの考えをもとに、軽度の病気を誘発させる方法が考案されます。
この方法の一つが、予防接種です。
エドワード・ジェンナーは「ワクチン接種」の創始者として認識されていますが、予防接種はジェンナーの何世紀も前に世界中のさまざまな場所で行われていたため、彼はワクチン創始者とは言えません。
 

 
第1章「病気の処方薬」でも説明したように、18世紀初頭では、病気を伝統や迷信で解決しようとすることも多く、毒物を薬として使用することもありました。
この頃の予防接種(植菌)も、病気に感染している人から膿を取り出し、健康な人の血流に注入するということが行われていました。
 
予防接種が病気を引き起こす

18世紀の医療では、健康に関する科学的知識は乏しく、効果のない迷信ベースの治療が主流でした。ベドウ・ベイリー博士「ワクチン接種に反対するケース」によると、
予防接種が病気を引き起こしていた。

とあります。
イギリスの予防接種(植菌)は、1840年に中止されました。
そしてワクチン接種が導入されます。
予防接種(植菌)…天然痘に感染している人の膿疱から取られた「物質」を注射
ワクチン接種…牛痘に感染している牛の膿疱から取られた「物質」を注射
違いはこれだけです。
 
ワクチン接種の始まり

「ワクチン」という言葉の由来は、ラテン語で「牛」を意味します。
18世紀後半に、エドワード・ジェンナーが、「牛の乳房の潰瘍が人間に感染する」と主張し、牛痘と天然痘の関連を指摘。
ジェンナーは最初、汚い手で牛の乳搾りをしていた男の手から牛の乳が感染を起こし、女の手に症状が出たという論文を発表。 この論文は評判が悪かったため、牛痘理論に変更しました。
 
エドワード・ジェンナーは医療業界から「英雄」と見なされていますが、彼は偽英雄です。
医師という称号は持っていましたが、資格のために勉強したり、試験に合格したりという事実はなく、お金で医師免許を購入した偽医師と言えます。
歴史の記述の多くでは、この事実が省略されています。
 
ワクチン接種反対運動

19世紀のイギリスでは、ワクチンの有害さに気づいた医師たちが声を上げ、ワクチン接種反対運動に発展しました。
この運動の中には著名な医師や専門家が含まれていたにもかかわらず、医療業界は運動に対して軽蔑的な態度を取りました。
これは現在も変わりません。
 
天然痘

天然痘の定義は、「高熱と皮膚の発疹を引き起こす急性感染症」です。
 
医療業界は天然痘を、
医療が根絶した唯一の人間の病気。

とし、根絶は1960年代〜1970年代の予防接種キャンペーンの功績である、と主張しています。
 
水痘にはいくつかの種類がありますが、皮膚のただれ、膿疱、発熱という症状は共通しています。
 
天然痘の原因は、貧しさなどの生活条件に起因します。
1896年のハドウェン博士の演説では、「天然痘は、水洗トイレがなく、上下水道の整備が整っていない地域の人々、農村部よりも衛生設備のない過密な町や都市で蔓延した。」と述べられています。
●汚物
●貧困
●戦争
●疫病
●飢饉
●不衛生さ

が本当の原因で、治療に水銀やヒ素などの毒物を用いることが、状況をさらに悪化させました。
にもかかわらず医療業界は天然痘の原因を「天然痘ウイルス」とし、医学部でもウイルス原因説を教えました。
 
天然痘の発生率と死亡率を大幅に削減することができた例が、二つがあります。
一つ目は、1900年代初頭のオハイオ州クリーブランドの例です。
クリーブランドの町が天然痘ワクチン接種を完全に廃止したとこで、この町からは天然痘の症例がなくなりました。
二つ目は、1853〜1889年のイギリスのレスターという町です。
レスターも、ワクチンを完全に廃止したことで、天然痘根絶に成功しています。
 
ポリオ

ポリオは、「中枢神経系に影響を与える感染性ウイルス性疾患」と説明されています。
現在ポリオという病名の症状は、1874年までポリオと呼ばれておらず、
●下肢の麻痺
●手足の衰弱
●脳卒中

などとして認識されていました。
現代の認識では、麻痺はポリオの症例の1%未満です。
昔と今で、ポリオの認識が全く異なることがわかります。
 
麻痺については、数千年前の医学書に記述が残っており、有毒物質への暴露から生じた麻痺の事例に言及しています。
有毒物質が引き起こす麻痺については、18世紀〜20世紀の文献にも記述があります。
これは主に科学者や炭鉱夫など、仕事上で毒素への曝露があった例が挙げられています。
 
●水銀
●ヒ素
●鉛
●シアン化合物
●リン
●一酸化炭素

以上の有毒物質への曝露は、麻痺を引き起こす可能性があります。
 
ポリオの毒の原因について調べた、ラルフ・R・スコビー博士は、20世紀初頭のポリオの発生について調査した際、ポリオと果物摂取との関連性に気づきました。
ポリオは、果物の収穫直後の秋に多発していました。
これは果物の栽培に使用された殺虫作用のある農薬の毒性のためと考えられます。
この農薬はDDTと呼ばれ、有機塩素化合物に分類されます。
当時は素晴らしい農薬として宣伝されていましたが、実際は非常に有毒でした。
 
DDTの危険性については、レイチェル・カーソン著「沈黙の春」に詳しく記載されています。
1972年、アメリカではようやくDDTが禁止になり、一部の地域を除き、世界の他の地域もそれに続きました。
DDTの大部分は、効果の持続性は低いものの、毒性が低いとは限らない有機リン酸塩であるパラチオンに置き換えられました。
 
リンは神経ガスに使用される成分です。
近年、パラチオンなどの有機リン殺虫剤がポリオの原因として疑われています。
残念ながら医療業界は有機リン酸塩と神経毒、麻痺の関連性を調べることはせず、「ポリオの原因はウイルスである」という主張を変えません。
 
ポリオウイルスは20世紀半ばに発見されたことになっています。
それは、サイモン・フレクスナー博士と彼の同僚であるポール・ルイスによって行われ、カール・ラントシュタイナーとエルヴィン・ポッパーの失敗した研究を再度使用しました。
フレックスナー博士とポール・ルイスによって行われた実験は、「サル間の麻痺の伝達に成功​​した」と報告されており、ポリオが感染性であるという証拠を提示するものとして、しばしば引用されます。
 
フレクスナー博士とポール・ルイスが行った実験は、ポリオ患者の脊髄を含む抽出物を生きている猿の脳に注入し、麻痺を起こさせました。
感染性であることを証明するため、さらにこの猿の脳からの抽出物を別の猿の脳に注入しました。
同じプロセスをたくさんの猿に行います。
これをされた猿は皆、麻痺の症状を発症しました。
これが彼らが「感染性の証明」と主張する実態です。
これは感染性を全く証明していません。
この方法では、実際のウイルス感染と全く感染経路が異なるためです。
この実験では、生きている動物の脳に毒素を注入すると麻痺が起こるということのみ証明されました。
 
ポリオワクチンの創始者、ソーク博士のワクチンは1954年に最初に使用されました。
ソーク博士は議会名誉勲章を授与されましたが、ワクチンは麻痺の症例数を増やします。
このワクチンはポリオを感染を食い止めるどころか、増やしていたのです。
 
驚くべきことは、1977年にソーク博士と他の多くの科学者が、ポリオ対策としての集団予防接種プログラムが実際はアメリカのほとんどのポリオ症例の原因であったことを認めたという事実です。
にもかかわらず、医療業界は「ポリオの原因はウイルス」という意見を変えることはありませんでした。
 
インドのポリオ

2016年の、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)「ポリオ撲滅活動に関する最新情報」によると、
1988年に世界ポリオ根絶活動が開始されて以来、ポリオの発生率は99%以上減少した。

とあります。
世界中の多くの国で乳児麻痺の発生率が増加しているため、この主張は非常に疑わしいものです。
 
この問題が蔓延している国の1つは、インドです。
この国では事実上ポリオはないということになっていますが、麻痺の症例が大幅に増加しています。この状況は、2013年1月の「ポリオの撲滅」というタイトルの記事で説明されています。
インドにおけるこれらの麻痺の症例の要因の1つはDDTである可能性があります。
世界中の他の多くの国でDDTは禁止されましたが、インドでは禁止されませんでした。
事実、マラリア撲滅の取り組みを支援する必要があるという理由で、インドではDDTの使用が増加しています。
インドで乳児麻痺の発生率が増加するもう1つの要因は、乳児の予防接種スケジュールで、接種回数・量が増え続けていることです。
 
医療業界は、AFP(Acute Flaccid Paralysis)という新しい名前の症状を作りました。
AFPの意味する症状は、麻痺です。
今まであったポリオと何ら変わりはありません。
名前が新しくなっただけです。
ポリオらしき症状をAFPと診断すれば、ポリオ症例数は減らすことができます。
インドメディアは、OPV(経口ポリオワクチン)投与後のAFPの発生率の急激な増加を頻繁に報告しています。
某メーカーのポリオワクチンの注意書きには、
副作用として麻痺を発症する可能性がある。

と記載してあります。
 
ポリオは近い将来根絶されると思いますが、麻痺(AFP)の症例数は減らないでしょう。
これは医療業界がポリオワクチンの功績を歴史に残したいため、このような不可解なことが起きています。
 
子宮頸がん

子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)と呼ばれるウイルスによって引き起こされ、ワクチン接種によって予防できると言われています。
WHOファクトシート「HPVと子宮頸がん」には、
100を超えるHPV株が存在し、ほとんどのHPV感染症は自然に治り、ほとんどの前がん病変も自然に解消する。

と記載されています。
HPVのほとんどの菌株は比較的無害であるにもかかわらず、ファクトシートには「約14の菌株が発ガン性である」と記載されています。
しかし、WHOは、この無害なウイルスの中の数種類の株が、重大な病気を引き起こす可能性がある理由を説明していません。
 
現在使用されている子宮頸がんワクチンは3種類あり、3種類とも2つのHPV株に効果を示すように作られています。
この2つのHPV株は、子宮頸がんの症例と前がん病変の原因の約70%を占めていると言われています。
WHOは、
HPVワクチンは、HPV感染の予防に非常に安全で効果的であることが示されている。

と主張しています。
さらに、
HPVは、性的接触を介してほとんどの人に感染する。
ほとんどの人は性的活動の開始直後にHPVに感染する。

と主張し、HPVワクチン接種が推奨されるのは性的活動が始まる可能性の高いティーンエイジャーになる前の「プリティーン」の年齢になっています。
WHOはHPVワクチンを「非常に安全」と主張しますが、CDCの ウェブサイトは、痛み、めまい、吐き気、失神などの副作用を引き起こす可能性があることを認めています。
CDCは、
HPVワクチン接種の利点は、副作用の潜在的なリスクをはるかに上回る。

とも主張しています。
 
真実を述べると、HPVワクチンは効果がなく、安全でもありません。
 
HPVワクチンが子宮頸がんを予防しない理由の一つは、そもそもウイルスががんの原因になるという理論が間違っているからです。
HPVとがんとの因果関係の証拠はありません。
 
HPVワクチンの矛盾は、
1、効果が約10年しか持続しないにもかかわらず、プリティーンの時期に接種すること。
2、子宮頸がん発症が多い世代は、30〜45歳の女性。プリティーンの時期の接種は早すぎること。
3、当初はプリティーンの女子のみ対象だったワクチン接種が、同年代の男子も対象に加わったこと。
これは予防接種が男子と女子の生殖器がんを予防するという主張が追加されたことで、男子も対象に加わりました。

ウイルスが性交渉を介してパートナーにうつる、しかもウイルスは爪に付着している可能性もあるということです。
 
どちらにしても、2012年8月のインタビューで、脳神経外科医のラッセル・ブレイロック博士が「子宮頸がんワクチンの効果を裏付けるような科学的証拠はない」ということを認めているため、ワクチンの持続期間、接種時期、対象者の特定は、特に意味を持ちません。
 
HPVワクチンの危険性

アメリカでのHPVワクチンは、承認からわずか2年で8千件を超える副作用が報告され、少なくとも18人が死亡したとされています。
副作用の症例
●狼瘡
●発作
●アナフィラキシーショック
●慢性疲労
●麻痺
●血餅
●脳の炎症
●かすみ目
●失明
●けいれん
●脱髄性脳脊髄炎
●多発性硬化症
●膵炎
●消化器疾患
●死

 
2016年5月の報告によると、副作用は合計4954人、死亡例は合計245人にも達しました。
 
ワクチンはなぜ有毒なのか?

ワクチンは感染症を予防する効果がなく(感染症の認識自体が間違っている)、有害です。
特定のワクチンのみが危険なわけではなく、すべてのワクチンが危険です。
それはワクチンの成分に含まれる「病原体」が危険、というより、有毒な化学成分のために危険という面が大きいです。
第1章「病気の処方薬」で説明したように、薬には有毒成分が含まれています。
これはワクチンも同様です。
 
ワクチンの成分は大きく分けて3つに分類できます。
1、病原体
2、アジュバント
ワクチンの効果を高めるための成分。神経毒である、アルミニウムが使われています。
3、防腐剤および安定剤
チロメサールと呼ばれる水銀を含む成分が使われていることがあります。
水銀も神経毒です。
水銀は、特に自閉症との関連が疑われ論争の的となったため、乳幼児のワクチンの成分からは排除されました。インフルエンザワクチンには、現在も水銀が含まれています。
 
このように特定のワクチンには水銀は含まれていないとされていますが、実際はほとんどのワクチンに現在も水銀が含まれている可能性があります。
これは水銀を排除したはずの乳幼児用ワクチンに製造初期の段階で水銀が添加され、その後の精製で取り除くことになっていますが、微量の水銀(0.3 mcg未満)は残ってしまうからです。
0.3 mcg未満の水銀は生体に影響を及ぼさない量とされていますが、実際水銀の安全な曝露レベルはありません。
水銀は非常に有毒なため、少量でも危険です。
 
水銀以外のワクチンの成分で毒性を持つ物質は、
●ホルムアルデヒド
●アルミニウム
●硫酸アンモニウム
●ソルビトール
●アスパルテーム
●グルタミン酸ナトリウム
●フェノール

 
ワクチンの成分については、こちらの記事にさらに詳しく書いています。
ペット用のワクチンとありますが、人間用と基本的には同じです。



予防接種による損傷

イギリスでは、予防接種後に発熱があった場合、患者にパラセタモール(アセトアミノフェン)、またはイブプロフェンなどの鎮痛剤・解熱剤を服用するように指示します。
これは世界の多くの国でも同じような対応をしています。
薬の問題点については、第1章「病気の処方薬」で指摘しています。
予防接種後の発熱は、体がワクチンの毒素を除去しようとしている反応です。
それを鎮痛剤・解熱剤で抑えようとすることは、弊害を生み出します。
 
ワクチン接種により副作用を発症する人としない人がいますが、これは個体により毒素の処理能力が異なるためです。
ワクチンの毒素を体内に注射することにより、損傷は避けられません。
 
にもかかわらず、医療機関は予防接種による副作用を「ワクチンが原因」と認めることには消極的です。
これは医師が、「予防接種後の副作用や死はワクチンが原因ではない」と教え込まれてきているためと考えられます。
また、自分たちが推奨しているワクチンに副作用という害があることを認めたくない、という気持ちは想像がつきます。
そのため「副作用はワクチンが原因ではなく、偶然、または他に理由がある」という意見を主張する傾向がありますが、ワクチンと副作用の関連性を示す報告は山のように存在します。
それは決して稀なことではありません。
ワクチン接種後の病気が「偶然」発症することはめったになく、常にワクチンの直接的な影響です。
 
1957年「毒が仕込まれた針」という本を書いたエレナー・マクビーンは、
がんの増加はワクチン接種によるものであると確信しています。

と述べています。
 
ワクチンによる損傷は、接種直後から数年後と幅広い期間に発生する可能性があり、ワクチンとの関連性をわかりにくくすることがあります。
そのため、行政はワクチンによる副作用に対して支払う補償制度を設けていますが、アメリカの2019年5月のレポートでは、1988年〜2017年末までの期間、ワクチン副作用に関する20,629件を超える申請が提出されました。
そのうち17,875件の申請が審査され、6,551件は補償がおりましたが、11,324件は却下されました。
補償されたのは申請された症例の36%強ということになります。
 
アメリカでは、この副作用に対しての補償は、ワクチンに課せられる税金により賄われています。
つまり、納税者が補償金を支払っています。ワクチンメーカーではありません。
 
予防接種とがんの関連性

なぜワクチンががんの原因になるのか?
これはワクチンに含まれる発がん性のある有毒物質のためと考えられます。
水銀とホルムアルデヒドは、両方とも発がん性物質として認識されています。
これだけががんを引き起こすとは言えませんが、大きな原因の一つです。
過去の歴史を見ると、ワクチン接種率が上がり、がんの症例数が増えました。
 
乳児予防接種

イギリスでは乳児の予防接種は、週齢8週、12週、16週で投与されます。
これは世界中だいたいどこも同じです。
小さく抵抗力のない赤ちゃんに、複数種類のワクチンが大量に投与されます。
必然的に生じる結果は、どれも健康に有害です。
神経毒を注射しているわけなので、医療業界は認めようとしませんが、脳に損傷が出てもおかしくありません。
ADD、ADHD、自閉症という症状は、ワクチンだけが原因とは言い切れませんが、ワクチンによるところが大きいと認識されるべきです。
さらに残念なことに、これらの症状に対して精神科で扱う薬が投与されることがあります。
これは症状を悪化させる原因になります。
 
集団免疫

集団免疫の概念は、明らかに多くの問題があります。
まず、ワクチン接種が免疫をつけるということは、証明されたことがありません。
予防接種というのは、免疫を得るという利益のために、稀に起こる副作用という小さいリスクを取ることと一般的に認識されていますが、利益はなく、リスクは小さいどころか非常に重大です。
子宮頸がんワクチンの副作用の問題は、集団免疫という誤った認識のために起こった悲劇です。
 
「コミュニティ責任」という用語は、コミュニティの大半が予防接種を受けなければ集団免疫は得られないという意味を含みます。
同時に、行政が予防接種を強制にするべきという意味も含みます。
 
将来

2015年9月、すべての国連加盟国によって採択された「2030アジェンダ」と呼ばれる目標では、第3項目に、
すべての人に安全で効果的、かつ高品質で手頃な価格の医薬品とワクチンを提供する。

とあります。
 
PhRMA(Pharmaceutical Research and Manufacturers of America)は、アメリカの製薬研究と製造の業界グループです。
2013年にPhRMAが発表した、新しく開発中のワクチンのレポートによると、感染症に対してのワクチン以外にも、神経障害、特にアルツハイマー症とMS(多発性硬化症)、さらに糖尿病と喘息を含む他の疾患の治療を目的としたワクチンも開発中ということが明らかになりました。
 
非感染性に分類される病気の状態が医療機関によって十分に理解されていないことは、第7章で言及します。
 
現代医療業界の病気に対しての認識は間違っており、ワクチンが病気を予防しないことは確かです。
GVAP(Global Vaccine Action Plan)という別のワクチン推進の組織の文書では、「個人が自分を保護するためにワクチンを要求する権利」を主張しています。
個人がワクチンの危険な性質について完全に知らされ、ワクチン接種を受けない権利を主張できる権利もあるべきです。
 

まとめ


ワクチンの成分は毒性物質が複数含まれ、健康に有益な成分はありません。
毒性物質は副作用の原因になり、百害あって一利なしということです。
なぜこのようなワクチンが世界中で接種されているかというと、歴史上、迷信が信じられていた時代から「毒が薬になる」という認識が今でも残っているためと思われます。
プライドの高い医師、お金儲けに走る製薬会社の体質が、長年、自分たちの間違いを認められない状況を作り出しているのかもしれません。
間違いを貫き通すために歴史を改ざんし、行政、権威のある機関に誤った主張をさせ、時には病名を変更してデータをコントロールしています。



こちら↑は私のツイートになりますが、このポール・トーマス医師の研究でも、予防接種をスケジュール通り受けていた児童は、全く受けなかった児童に比べ健康上の問題が多くなっていることがわかります。




論文の全文はこちら↓


多くの人が接種しているワクチン。


接種する前に是非考えていただきたい問題です。
 
次回、第3章「病原菌理論の虚偽」では、医薬品やワクチンのベースとなっている病原菌理論という考えが、どのようにできたか、どこが間違っているのかについて説明しています。



第2章「効果がなく、危険なワクチン」
https://baby-skin-rash.com/2021/01/01/vaccinations-ineffective-and-dangerous/





http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/415.html
[医療崩壊8] 第1章「病気の処方薬」


 
この記事では、この本の第1章「病気の処方薬」の内容を要約して紹介したいと思います。

病気の処方薬


薬は病気を改善させない

「薬」は現代医療の中心に位置します。
薬の存在の裏にある「科学」は、様々な研究と実験が重ねられ、科学的根拠に裏付けられた完全な基盤を持っているという印象を与えます。
しかし残念ながら、これは真実ではありません。
「医薬品」は科学的根拠に裏付けられているわけではなく、病気を改善させるものでもありません。
 
薬の目的は、症状を止めることです。
薬の使用で症状が止まることもあれば止まらないこともあり、これは個人差です。
もし薬の使用で症状が完全に治った経験があるのであれば、それは薬のおかげではなく、健康が回復したわけでもありません。
これは後で詳しく説明します。
 
現代医療は多くの症状を「不治の病」と位置付けています。
症状を「不治」と判断した場合、治そうとするわけではなく、管理します。
つまり症状を緩和することを目的にします。
 
すべての薬が「副作用」を引き起こすことは広く認識されています。
副作用は治療しなければ起きない現象です。
 
元々の疾患だけであれば治癒したかもしれない症状が、副作用という新たな症状の出現により、治癒を阻害される可能性も出てきます。
 
WHO(世界保健機関)は、国連の保健機関です。
世界のほぼすべての国が実施する医療政策を指示しています。
 
病気の治療に関するWHOの方針は、症状を緩和するが病気は治すことがない「薬」の使用に重点を置いています。
 
科学は日々進歩しています。
進歩の中で既存の認識の間違いに気付けば、それは正されることが当然だと思います。
ところが「薬」に関してはそれがなされていません。
薬の根底にある理論には、多くの異常や矛盾が存在します。
これは明らかに徹底的な再評価を必要としています。
 
薬の歴史

しかし薬の問題以前に注目すべきは、病気とその原因について、現代医療よりもはるかに信頼できる説得力のある他の理論が存在するということです。
 
その代表的な例は、
●アーユルヴェーダ
●中国医学

です。
両方とも、薬効効果のある植物を中心に使用する医学です。
 
ギリシャの医師、ヒポクラテスは、
食べ物を薬とし、薬を食べ物にしなさい。

という言葉を残しています。
 
ヒポクラテスは、病気は「4つの体液」の不均衡によって引き起こされると理論付けています。
4つの体液とは、
●血液
●痰
●黒胆汁
●黄色胆汁

 
ヒポクラテスの「瀉血(しゃけつ)」という治療は、人体の血液を外部に排出させることで症状の改善を求める治療法です。
米国大統領のジョージ・ワシントンも、冷え性の対策のためヒルを使用した治療を受けていたという記録があり、その結果、彼は1799年12月にわずか67歳で亡くなりました。
体の血が半分以上なくなっていたそうです。
 
瀉血が2000年以上、治療として使用され、多くの著名な医師によって独自の診療で採用されてきたにもかかわらず、瀉血の有効性を裏付ける科学的証拠はありませんでした。
現代医学で使用されるヒルの治療は、大量の血液を排出することなく、少量をヒルに吸わせ血流を改善、血栓を予防するということを目的としています。
 
16世紀、ルネッサンスの医療の主要な貢献者で、スイスのパラセルスースという医師が知られています。
パラセルスースの先駆的な医学理論は、医療機関から高い評価を受けています。
しかし実際、彼の医学理論は医療に貢献するどころか、医療の進歩を遅らせてしまいました。
彼の理論は、「病気は生体内の化学システムの不均衡である」とし、ヒポクラテスの理論と似ているところがあります。
これが完全に間違っているわけではありませんが、この問題の対処方法が悲惨な結果をもたらしました。
 
毒物が病気を治癒させるという考え

パラセルスースは梅毒に「水銀」を使用し、不均衡の是正を図りました。
梅毒に水銀というアイディアを思いついたのは、パラセルスースではなく、ジョルジオソンマリバ(1490年頃)という医師です。
パラセルスースは水銀の軟膏を梅毒の治療に使用しました。
「毒が薬になる」というパラセルスースの考えは、「適切な用量で投与される有害物質は医薬品として適している」という理論です。
 
16世紀と17世紀は科学が栄えた時期であり、特にヨーロッパでは、王立学会などの科学組織が設立されました。
この期間に行われた科学の進歩には、多くの新しい発見や技術だけでなく、たとえば顕微鏡などのそれまでにはなかった大幅な技術的改善が含まれていました。
「医療ルネサンス」と「科学革命」を含むこの時代は18世紀にまで拡大し、特に医療の分野でエリート主義的態度を助長します。
 
水銀という毒物が病気を治癒させるという考えは、でたらめであるにもかかわらず20世紀初頭まで続きます。
 
時に死をも引き起こすこの治療の問題点は、当時の医師たちにも認識されていました。
 
現代医療の矛盾

にもかかわらず、この慣行がここまで続けられたのは、「毒でも薬になるのかもしれない」という間違った考えを正せる医療システムが存在しなかったためと考えられます。
医師は医師免許を取得するために多大なトレーニングを積み、偽医療を学びます。
一部の支配者の意見が絶対であるという暗黙の了解がありました。
 
この医療の矛盾点に気づいた勇気がある医師のみが、代替医療への道を歩みます。
 
ナチュラル・ハイジーンという代替医療の学者であるハーバート・シェルトン、
シェルトンは彼の医師人生、25年間の処方薬の使用と33年間の処方薬の不使用の経験から、「薬は不要であり、さらにほとんどの場合で有害である」と述べます。
 
ほとんどの人は「21世紀の現代医療で使用される薬は確かな科学的証拠に基づいている」と考えるかもしれませんが、そうではありません。
 
21世紀の「医学」は、主に製薬会社の研究所で行われ、実験室での実験では、現代の医薬品の使用が「安全である」「効果的である」という科学的証拠は提供されていません。
それどころか、薬は病気の治療として効果がないだけでなく、害を及ぼし死を引き起こす可能性があることを非常に明確に示す証拠が増え続けています。
 
製薬会社での実験は、もともと生体から取り出した病変組織に医薬品を使用し、効果の確証を得るという開発方法を行っていました。
最近は病変組織ではなく疾患分子を使用するようになりました。
つまりDNA、またはRNAのいずれかの遺伝物質の分子、タンパク質分子です。
高度なロボット工学を使用し、疾患分子に有益と解釈できる効果を示す化学物質を探します。
 
しかし人体から取り出した疾患分子に効果を示しても、生体内で同じ効果が得られるというわけではありません。
疾患分子は生体内にいるときも生体外に単離されているときも同じ状態である、と考える方が無理があります。
 
実際化合物が疾患分子に対し有効という結果を得た後、動物実験や人間のボランティアによる実験が行われ、副作用の程度が調べられます。
そして薬の用量が決定されます。
これは用量を決めるための実験で、効果の有無は見ていません。
 
薬物の唯一の効果は体を毒することであり、これに対する体の唯一の反応は、薬物を排出しようとすることです。
血流の役目は、栄養素を各組織に運ぶことと毒素の除去です。
薬のような有毒物質が血流に入り、中毒が起こります。
そして体の病気に冒されていない部位にまで影響を及ぼします。
 
FDA(アメリカ食品医薬品局)が承認する薬の臨床実験は、新薬の販売で利益を得る組織によって資金提供されているため、医薬品の試験の手順に関しての矛盾は正されません。
そしてFDAには、製薬会社から提出された試験結果の適性を審査する設備も人員もないため、提出されたデータと結果は厳しい審査もなく承認される仕組みになっています。
 
発酵

最も使用される医薬品、抗生物質とステロイドの製造には、発酵というプロセスがあります。
発酵のプロセスには、一般的に以下の溶媒が使用されます。
●アセトン
●メタノール
●イソプロパノール
●エタノール
●アミルアルコール
●MIBK(メチルイソブチルケトン)

など。
これらの溶媒はすべて毒性があります。
例えば、MIBKは「低毒性」に分類されていますが、文書には肝臓に損傷を与える可能性があると記載されており、「低毒性」というより「高毒性」と言ったほうが適切である可能性があります。
 
化学合成

ほとんどの医薬品の有効成分は、化学合成によって作られます。
このプロセスも精製溶媒として毒性の高い物質、優先汚染物質が使われることがあります。
●ベンゼン
●クロロベンゼン
●クロロホルム
●クロロメタン
●o-ジクロロベンゼン
●1,2-ジクロロエタン
●塩化メチレン
●フェノール
●トルエン
●シアン化物

など。
優先汚染物質とは、これらの物質が非常に危険な化合物であることが知られていることを意味します。
薬の摂取が副作用を引き起こすことも無理ありません。
これらは体に害になるだけでなく、環境も汚染します。
 
医原病

医者にかかったせいで何かの症状を発症することを、「医原病」と言います。
上記で説明したように、薬は実験で得られた科学的な効果の証明がされているわけでもなく、毒性物質が使われていることも多いため、このような言葉が存在するのも納得です。
「副作用」というと、薬の効果を得るために現れるかもしれない仕方のない症状というイメージがありますが、副作用こそ医原病であり、副作用が出ているから薬が効いているわけでもありません。
そして多くの場合、副作用は元の疾患の症状より深刻です。
この副作用は医師によって新しい疾患とみなされ、これに対して別の処方薬が出されることも多いのです。
 
2003年に発表された「医学による死」という題名の研究では、アメリカにおける医原病による死亡は、年間推定783,936人であるとされています。
これは心臓病、またはがんによる年間死亡数を超える数値であり、医原病がアメリカの主要な死因となっています。
 
さらに、毎年約220万人の米国の入院患者が処方薬に対する副作用を経験しています。
入院患者だけで、です。
医療機関からの副作用の報告は、実際よりかなり少なく、5〜20%以下となっています。
 
研究著者の1人であるキャロリン・ディーン医師は、アメリカでの医原性の死傷者数が増え続けていると報告しています。
世界中で医薬品の消費が増え続けていることを考えると、今後も症例が増加し続けることは避けられません。
 
「現代医学が北米で最大の殺人者になったことは、恐ろしいことと同時に信じられないことです。医師は自分たちを殺人者だとは考えていませんが、有毒な薬について認識し無毒な選択肢を学ばない限り、無力な患者に医原病を発症させてしまいます。」
キャロリン・ディーン医師

 
これは北米に限ったことではありません。
WHO主導の医療機関制度を採用しているすべての国に当てはまることです。
高価な「ヘルスケア」が人々の健康を改善しないことは明らかで、製薬や医療産業の利益になるだけです。
 
精神科の薬

現代は、特定の行動が「異常」とみなされ、精神科に行くとほとんどの場合処方薬が出されます。
精神科で処方される薬、
●抗精神病薬
●抗うつ薬
●精神安定薬
●抗てんかん薬
●睡眠薬
●抗不安薬

などは、脳を含む体の多くの部分に作用するようにできています。
精神障害と診断された人々の治療のための薬物の使用は、そのような状態の人々が彼らの脳内で「生化学的不均衡」を発症したという理論に基づいています。
 
「有毒精神医学」の著者、ピーター・ブレギンMD博士は、著書の中でこう述べています。
「精神障害」の生物学的根拠の証拠は完全に欠けている。
そのような不均衡が存在するという証拠はほとんどなく、薬物が存在した場合にそれらにどのように影響するかを実証する方法はまったくない。
医療機関には患者の脳に不均衡が存在するかを調べる判定検査はなく、生化学的不均衡の存在を判断できる唯一の検査は、剖検中にのみ実施される。
精神薬は、脳と精神を部分的に機能停止させることで機能する。
治療が常に生活の質の低下させている。

 
WHOは、うつ病が世界中の3億人以上に影響を及ぼしていると推定しており、これは明らかに製薬業界の製品の巨大な潜在的市場を表しています。
 
ブレギン博士に言わせると、感情は人間であることの通常の側面であり、うつ病と高揚感は最も一般的な人間の経験の1つであります。
 
抗うつ薬はうつの症状を軽減させることはなく、むしろ悪化させることもあります。
2004年、FDAは抗うつ薬の臨床試験の再評価を発表。そこには、
18歳未満の子どもと若者の場合、抗うつ薬を服用している子どもは、砂糖の丸薬を服用している同様の個人と比較して自殺のリスクが2倍になった。

と報告しています。
 
さらに抗うつ剤の副作用、
●不安
●興奮
●パニック発作
●不眠症
●過敏性
●敵意
●攻撃性
●衝動性
●アカシジア(精神運動の落ち着きのなさ)
●軽躁病
●躁病

は、もともとのうつ病の症状でもあり、抗うつ剤が緩和すべき症状が副作用となっています。
 
※精神薬の断薬の際の離脱は、感情的、身体的に危険な場合があります。 経験豊富な専門家の監督下で慎重に行う必要があります。
 
降圧薬

高血圧の定義は、正常範囲を超える動脈血圧の上昇です。
高血圧は、動脈や体の組織に血液を送り出すために心臓をより強く働かせている状態と言われているため、医療機関内では大きな懸念があります。
この心臓の過剰な作業は、心臓や血管に過度の負担をかけ、健康上の問題、特に心臓病につながると言われています。
 
「高血圧の解決策」の著者、リチャード・D・ムーア博士は、高血圧について以下のような見解を持っています。
血圧の上昇は、マーカー、または何かがバランスを崩していることの兆候。
高血圧がない状態でも、脳卒中が発生する可能性はある。
高血圧が心疾患の原因になるのではなく、細胞や組織全体の不健康さが心疾患の原因になる。

 
降圧薬の服用で血圧を下げることが心疾患のリスクを下げるということにはならないようです。
降圧剤は血圧を下げる作用がありますが、同時に副作用のリスクが大きい薬です。
血管だけでなく、神経系や腎臓の基本的な身体機能も変化させることがあります。
そして腎臓病は高血圧の原因ではなく、降圧剤服用の結果であると言えます。
 
通常、高血圧の治療は、利尿剤の処方から始まります。
これは高血圧の原因がナトリウム過多という考えに基づき、ナトリウムを尿で排出する目的があります。
しかし実際、高血圧はナトリウム過多の問題ではなく、ナトリウムとカリウムのバランスの問題です。
細胞が適切に機能するためには、ナトリウム・カリウムがバランス良く必要になります。
そのため排尿を促進したところでこのバランスは整わず、余計悪化することもあります。
そしてバランスが崩れ症状が悪化することに対し、別の薬が処方されることも一般的です。
●アドレナリン作動性阻害薬
●ACE阻害薬
●カルシウムチャネル遮断薬

などです。
これらの薬は、名前からもわかるように、体の特定の機能を阻害する作用があります。
これにより悪循環が始まることが想像できます。
 
NHS(イギリス国民保険サービス)は、40歳以上の人に対し、毎年血圧を監視することを推奨しています。
 
高血圧の本当の問題は人体の電気的バランスであり、特に電気を必要とする心臓は影響を受けます。
アーシングなどで電気的バランスを整えることが必要ですが、現代医療では薬で解決しようとします。



スタチン(コレステロール値を低下させる薬)

肝臓のコレステロール産生に関与する酵素の作用を阻害する薬である、スタチン。
これについても知っておく必要があります。
 
高コレステロールが危険であるとする現代医学の主張は、間違っています。
まず、コレステロールレベルはそれほど食事に左右されません。
体に必要なコレステロールの約85%が肝臓で生成されます。
食事から摂取するコレステロールは、残りの15%です。
食事からの摂取が不十分な場合は、肝臓が量を調節するために生成量を増やします。
 
コレステロールは細胞膜の重要な構成要素であり、脳の構成要素でもあります。
体を司る脳に必要なコレステロールが、現代医療では危険因子とされているところに矛盾が生じます。
 
本当の問題は、コレステロールの酸化です。
細胞膜を構成するコレステロールの酸化は必然的に細胞の機能に悪影響を及ぼし、脳内のコレステロールの酸化は脳の機能に影響を及ぼします。
酸化コレステロールは血管に損傷を与えることが示されています。
 
それにもかかわらず、製薬会社はコレステロール自体を悪者にし、コレステロールの生成を阻害する薬、スタチンを開発しました。
 
スタチンは肝臓の酵素の働きを阻害し、コレステロールを生成できないようにします。
ところがこの酵素は、コレステロール生成以外にも様々な役割があります。
これが全て阻害されると、副作用という形で症状が現れます。
例えば、コレステロール濃度が高い脳はスタチンのせいでコレステロール濃度が低くなることにより多発性神経障害を引き起こし、しびれ、うずき、灼熱痛を引き起こす可能性があることが示されています。
スタチンを服用している人は、スタチンを服用していない人よりも多発性神経障害を発症する可能性が4〜14倍高いというデータがあります。
 
スタチンはコレステロール生成を阻害しますが、酸化コレステロールの問題を解決することはありません。
原因の根本は解決しないのです。
 
コレステロールを酸化させる要因は、
●フッ化物
●農薬
●環境汚染

などです。
酸化コレステロールは、ファーストフードなどにも含まれています。
 
市販薬

ここでの市販薬の定義は、処方箋なしで薬局で購入できる薬とします。
人々が医者に頼らず「自己治療」できるということになりますが、これには色々な意味があります。
 
このシステムの矛盾は以下の通りです。
1、患者は医療機関を受診せずに薬を入手できるため、医療制度の負担を軽減することができると考えられていますが、現代医療は、代替医療を「偽医療」と主張します。
それでも素人である患者が自分で薬を購入し、服用するのは許容されます。
2、市販薬は基本的に毒性があるにもかかわらず、誰でも簡単に手に入れられる。
3、依存症を引き起こす市販薬が存在し、疾患の治療のためではなく、麻薬を摂取するのと同じ目的で市販薬を乱用する人がいる。
4、複数の薬の服用は相互作用があることが多く、それにもかかわらず薬の飲み合わせについて患者にはリスクについての説明がない。

 
アスピリン

アスピリンは、痛みを和らげ、炎症や発熱を軽減する薬で、非常に一般的な市販薬です。
NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)に分類されます。
また、心臓発作や脳卒中の「予防」としても使用され、この場合、低用量での摂取を指示されます。
 
にもかかわらず、メイヨークリニック(米国ミネソタ州に本部を置く総合病院)のホームページには、アスピリンについて、
リスクが利点を上回る。

と記述されています。
 
アスピリンは胃の内壁を刺激すると認識されているため、吐き気、嘔吐、腹痛、胃腸出血など胃腸の問題が副作用として起きます。
 
かつてアメリカでは、子どものインフルエンザや水痘の際、発熱に対してアスピリンが処方されていました。
しかしこれが脳と肝臓に影響を及ぼし、ひどい時は命にも関わる「ライ症候群」と呼ばれる状態を引き起こすこともありました。
 
アスピリンの「有効成分」はサリチル酸です。
サリチル酸は、長い間効果的な鎮痛剤と考えられてきた柳の樹皮に含まれる物質から合成されます。
ヒポクラテスはそれを使用していたと言われています。
しかし、その安全性は証明されておらず、毒素として機能していたと思われます。
もちろん根本的な問題は解決されないため、完治は望めません。
 
アセトアミノフェン(パラセタモール)

アセトアミノフェン(パラセタモール)は、解熱作用もある鎮痛薬です。
アスピリンの副作用、「ライ症候群」が人々に認識された際、アスピリンの代替薬としてアセトアミノフェンが使用されました。
しかしこの薬も有害な副作用に関連しており、肝不全の原因になるとされています。
 
アセトアミノフェンは、グルタチオンを消耗させます。
グルタチオンは、抗酸化作用のある3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)からできています。
グルタチオンの枯渇は、肝不全や腎不全を引き起こす可能性があり大変危険です。
そのため自殺の手段としてアセトアミノフェンを乱用するケースもあります。
 
それでも現代医療は「用量を守れば安全」と主張します。
これは全くそんな事実はなく、長期間にわたるアセトアミノフェン摂取は蓄積することがあり、害を引き起こします。
 

まとめ


「What really makes you ill?(あなたが病気になる本当の理由)」より、第1章の「病気の処方薬」についての要約を紹介しました。
上記に挙げた例は氷山の一角で、同じような問題を抱える薬はたくさん存在します。
 
それらの効果は科学的に証明されておらず、根本的な原因を取り除くこともありません。
さらにその毒性から副作用のリスクがあり、効果がないだけでなく健康に有害であると言えます。
 
健康問題を解決するために使用している薬が実際は健康を害しているということは、長期間薬を服用している方にとっては特に思い当たる節があるのではないでしょうか?
本当に病気を治すには、体に毒素を入れないことが重要です。
薬には毒素が含まれるので、余計病気になります。
 
第1章では、現代医療の矛盾「薬」についてが取り上げられましたが、次回第2章「効果がなく、危険なワクチン」では、すべてのワクチンが有毒で病気を予防する効果がないということ、なぜそのようになっているかということを説明しています。



第1章「病気の処方薬」
https://baby-skin-rash.com/2020/12/29/a-prescription-for-illness/





http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/416.html
[お知らせ・管理21] 2022年01月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
60. お天道様はお見通し[509] gqiTVpO5l2yCzYKojKmSyoK1 2022年1月30日 08:47:30 : nDcRiLaW7A : ZHJUaXM5TWZZU28=[37]

管理人さん

59さんが私のことをおっしゃっているのがまるわかりでしたので、申し上げます。 

確かに本投稿一本に各章として十一本のフォローアップを同時に投稿しました。 この事実に関しては申し開きもありません。

ですが、元々全ての投稿は一つの著作上の要約であり、当初は全てを一つの記事として投稿しようかとも思ったのですがそれでは余りにも長い記事になってしまうと考え、上のような投稿に致しました。 そして59さんご指摘のように一板一日八投稿までというのも存じていたのですが、先のような理由から同時にての投稿でもいいのではないかという独り合点をしたのも事実でこれについても先に管理人さんにお聞きするべきであったと今は反省しております。

申し訳ありませんでした。


http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/630.html#c60

[お知らせ・管理21] 2022年01月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
62. お天道様はお見通し[510] gqiTVpO5l2yCzYKojKmSyoK1 2022年1月31日 08:16:31 : nDcRiLaW7A : ZHJUaXM5TWZZU28=[38]

管理人さん

寛大なる措置に感謝です。

今後は同様の事象は必ず事前にお伺いいたします。


http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/630.html#c62

[カルト35] 牛丼救出-宇宙詐欺-進次郎メチャタイプ-コロナ詐欺-倍電詐欺-似非野党全員クビ-犯罪者詐欺-成りすましゴム壱・弐-資本主義の鑑

牛丼救出

宇宙詐欺

進次郎メチャタイプ

コロナ詐欺

倍電詐欺

似非野党全員クビ

犯罪者詐欺

成りすましゴム壱

資本主義の鑑




http://www.asyura2.com/21/cult35/msg/703.html
[テスト34] te

断食療法とは、日常と全く異なった代謝性の変化を体の中で起こし、
強いストレスを体に加える事によって、脳の働きに揺さぶりをかけ、
ホメオスタシスを引き起こし、体の歪みを正常に戻すというものです。
断食療法は古くから心身浄化の目的で実践されている教えの一つで、
世界各地の伝統的な美容・健康法として、
また、医療機関の治療の一貫として用いられています。
トップアスリートやハリウッドスターも
断食を率先して取り入れています。


 


人類史上、天才・成功者のほとんどが断食をしています。
シャカ、キリスト、マホメット、モーゼ、ピタゴラス、空海、日蓮、
トーマス・アルバ・エジソン、マハトマ・ガンディー、
ジョン・レノン、マイケル・ジャクソン、スティーヴ・ジョブズ、
水野南北先生、臼井甕男先生、栗山毅一先生、
西勝造先生、沖正弘先生、甲田光雄先生、春山茂雄先生、
石原結實先生、江部康二先生、山田豊文先生、森美智代先生、
ノーマン・ウォーカー博士、パトリック・フラナガン博士などが
断食の実践者として知られています。


 


食事から摂るエネルギーを7割にすると、
テロメアを長くする事ができますが、
さらに一定期間断食をすると、
サーチュイン遺伝子が活性化します。


 


サーチュイン遺伝子とは、
細胞の修復に関わる遺伝子です。
断食をするとマイトファジーという機構が働き、
傷ついた細胞の中のミトコンドリアが分解され、
新陳代謝が活発になり、テロメアが保護されます。


 


断食療法によって、
ミトコンドリアを増やしたり、
遺伝子の傷を修復できたりします。
細胞に予めプログラミングされている
アポトーシスを減らす事もできます。


 


断食をして30時間以上経過すると、
脳内の視床下部からCRHという物質が分泌されます。
CRHとは、人間がストレスを感じると分泌されるホルモンです。
このCRHが分泌されると、
食欲を抑えると同時に、
脳や体を活性化して、
ストレスに全力で対処しようとする働きが起こります。
そして、CRHが脳下垂体に伝わると、
β-エンドルフィンが分泌されます。
β-エンドルフィンは、モルヒネの約6.5倍の鎮痛効果があり、
体を心地よくする麻酔作用があります。
このβ-エンドルフィンが大量に分泌された時、
その麻酔作用によって高揚感や多幸感に満ちた感覚になります。


 


断食をすると、最初の三日間は強い空腹感が起こります。
三日目までは、外部からのエネルギーが足りないと脳が考えているからです。
しかし、四日目になると、脳が外部からのエネルギー摂取を諦めます。
四日目以降は、体中にある脂肪をエネルギーに分解して体に補充するので、
三日目までの急激な空腹感や脱力感などといった症状も軽減します。


 


食を断つと、エネルギー源が体内に入ってこなくなります。
そのため、血中の糖分はすぐに使い果たされてしまいます。
すると、体内の栄養素からエネルギーを作り出す作業が始まります。


 


まず、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲンがすぐにブドウ糖に分解されます。
グリコーゲンが枯渇すると、
肝臓に一定量プールされていたアミノ酸からブドウ糖を作ります。
アミノ酸が尽きると、
筋肉を分解してアミノ酸の形に変えて、
肝臓に送り込みます。
肝臓はそのアミノ酸を原料にしてブドウ糖を作り、
血中に供給して最低限の血糖値を維持しようとします。


 


次に使われるのが脂肪組織です。
脂肪はグリセロールと脂肪酸が組み合わさってできていますが、
このうちのグリセロールが肝臓でブドウ糖に作り変えられます。
アミノ酸やグリセロールをブドウ糖に変えるシステムを糖新生と呼びます。
絶食時間が数時間以上になってくると、血糖値維持システムは、
グリコーゲン分解からに糖新生に置き換わる訳です。
一方の脂肪酸は糖新生には使われません。
肝臓に送られた脂肪酸はケトン体に作り変えられ、
エネルギー源として使われます。


 


ケトン体は非常に小さいので、
体内を自由に動き回れます。
脳血管関門も通過できるので、
脳のエネルギー源にもなれます。


 


ケトン体が増加すると、
脳の視床下部に存在する満腹中枢が刺激され、
空腹感がなくなります。


 


ケトン体には、脳の神経細胞を活性化し、
中枢の機能を改善する働きがあると推論されています。
断食中の血中のケトン体の増加と脳波のα波の増加は、
正の相関関係にあります。


 


ケトン体をエネルギー源とした脳は、
脳波の一つであるα波を増やし、
脳下垂体からはβ-エンドルフィンという物質の量を増やす事が分かっています。
α波はリラックスの脳波で、β-エンドルフィンは快感物質と言われています。


 


そのため、断食中は、脳が沈静化し、
圧倒的な平安と穏やかな幸福を感じるようになります。
また、α波の割合が脳内で増加する事で
様々な潜在能力が発揮できる事が確かめられています。


 


ケトン体の生産量が最も多くなるのは、
断食を始めて四日目から一週間後です。
つまり、ケトン体を充分に出すには
一週間断食を行うのが望ましいと言えます。


 


食事をすると、その消化のために胃腸に供給される血液が多くなり、
脳や心筋をはじめ、他臓器へ回る血液が相対的に少なくなります。
断食をすると、胃腸に血液を供給する必要がほとんどなくなるので、
脳をはじめとする胃腸以外の内臓、四肢の筋肉への血流が多くなります。
人間の体内では、血液の循環が悪いところは病気を起こしやすく、
病気の部分は血液の循環を良くしてあげれば、治癒が促進されます。
なぜなら、私たち人間の体のあらゆる臓器は、血液が運んできてくれる
水分、酸素、栄養素、白血球、免疫物質によって生きているからです。


 


有害物質は脂肪に蓄積しやすいという性質があります。
断食中は脂肪の燃焼率が飛躍的に高まり、
脂肪と結合していた有害物質が遊離し、
血液中に放出され、肝臓を通じて腸に送られ、
最終的に体外への排泄が促されます。
その結果、背中や下半身に大量の蕁麻疹が出現する事がありますが、
これは好転反応によるもので、体内から毒素が排出された証拠です。


 


断食中は、まずお腹の周りの脂肪が取れ、
次に腰と背中の脂肪が取れ、
そして心臓の裏の脂肪が取れ、
同時に肝臓の裏が取れ、
最後に腸と腸の間の脂肪が取れていきます。
また、腹中に溜め込んでいた結石、脂肪塊、寄生虫、
病原菌、仮性糞石、粘液毒素が排泄されます。
内臓の負担が軽くなるせいか、
脳の疲れを取るだけで充分になり、
睡眠時間は一日わずか三時間で充分になります。


 


断食は腸内環境にも影響を与えます。
胃腸がほとんど空っぽの状態になると
腸内細菌にも餌が届かない状態になります。
その結果、悪玉菌を減らして善玉菌を
増やす事ができるようになります。


 


水断食の主な目的



@心臓以外のすべての臓器を休める事。
A体内の毒素を排出する事。
B考えるのをやめて左脳を休める事。



 


断食をすると以下のような変化が現れます




  • 小顔になる。

  • 肌が白くなる。

  • 脳波が下がる。

  • 疲れにくくなる。

  • 目が大きくなる。

  • 味覚が鋭くなる。

  • 嗅覚が鋭くなる。

  • グローミュが開く。

  • 呼吸が遅くなる。

  • 髪の毛が増える。

  • 肺が綺麗になる。

  • 血糖値が下がる。

  • 脂肪が燃焼する。

  • 大腸が綺麗になる。

  • 自己融解が起こる。

  • 大脳が鎮静化する。

  • 脳幹が活性化する。

  • 右脳が優位になる。

  • 肝機能が改善する。

  • 歯が真っ白になる。

  • 白髪が黒髪になる。

  • NK細胞が増加する。

  • 背が少しだけ伸びる。

  • 蚊に刺されなくなる。

  • 物事に動じなくなる。

  • 睡眠時間が短くなる。

  • 無我の境地に達する。

  • 第六感が働き始める。

  • 腸の癒着が剥がれる。

  • 変性意識状態になる。

  • 免疫抗体が上昇する。

  • 猫背がまっすぐになる。

  • ケトーシスに移行する。

  • モチリンが分泌される。

  • グレリンが分泌される。

  • 感覚が研ぎ澄まされる。

  • 獲得免疫が正常化する。

  • 網膜細胞が活性化する。

  • 脳内CRTCが活性化する。

  • 色や恋に関心が薄くなる。

  • 願望が実現しやすくなる。

  • 副交感神経が優位になる。

  • 死ぬ事への恐怖が薄れる。

  • インスリン値が低下する。

  • 血液のルローがほどける。

  • 人の心が読めるようになる。

  • すきっ歯が完全にくっ付く。

  • 体液が弱アルカリ性に傾く。

  • 血管内アテロームが溶ける。

  • 血液中リン脂質量が減少する。

  • オートファジーが活性化する。

  • セロトニン神経が活性化する。

  • 好中球の殺菌活性が上昇する。

  • リンパ球の免疫活性が高まる。

  • 免疫細胞の白血球が多くなる。

  • 胸腺や副腎の重量が大きくなる。

  • 血中コレステロール値が低下する。

  • サーチュイン遺伝子が活性化する。

  • 人に怒られても気にならなくなる。

  • 恋敵を出し抜こうと思わなくなる。

  • 良い出来事が次々と起こり始める。

  • 肌がきめ細かくなり潤いが出てくる。

  • アディポネクチンの分泌量が増える。

  • β-エンドルフィンの分泌量が増える。

  • 腸内環境が圧倒的に善玉菌優勢になる。

  • 誰かを蹴落として出世しようと思わなくなる。

  • 心が澄み切って非常に安定した精神状態になる。

  • 舌が敏感になり、水道水が消毒薬臭くて飲めなくなる。

  • 体内に蓄積する異常蛋白質の分解・除去が亢進される。

  • ミトコンドリア蛋白質の酸化障害が若齢レヴェルまで減少する。

  • 加工食品が添加物や防腐剤の混入が感じられて食べられなくなる。

  • 市販のペット・ボトル入りの自然水が保存剤の味がして飲めなくなる。

  • 頭の回転が速くなり、記憶力、理解力、計算力、図形認識力が格段に上がる。



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