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2014年1月01日00時11分 〜
記事 [政治・選挙・NHK158] 「昭和の右翼には貧しい国民へのシンパシーがあった。安倍にはそれはない。富裕層に額ずくだけだ:兵頭正俊氏」(晴耕雨読) 
「昭和の右翼には貧しい国民へのシンパシーがあった。安倍にはそれはない。富裕層に額ずくだけだ:兵頭正俊氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13019.html
2014/1/1 晴耕雨読


https://twitter.com/hyodo_masatoshi

福島から医者が逃げている。

原発周辺は半減の61人になった。

県は「病院の閉鎖のほか、医師が放射線への不安で避難して大きく減り、穴埋めするだけの流入もない」と。

黙って逃げるのはマスメディアや政治家、企業人も。

きわめて日本的な対応だ。

関東軍も東電の家族も黙って逃げる。

住民を置き去りに。

どうやって戦争を止め、国民を富ますか、と考えるのが普通の政治家。

安倍晋三らは、どうやって戦争をやるか、貧乏人から更に収奪するか、を考える。

要は幼稚な、並以下の政治家ということだ。

これだと自民党がもたないのだが、それに気付かない並以下の政治家で自民党はできている。

第55回日本レコード大賞で、海上自衛隊東京音楽隊に所属する歌手、三宅由佳莉が企画賞を受賞した。

いよいよ軍人が歌番組に出てきた。

これから軍によるメディアの利用は増えるだろう。

本気でナショナリズムを煽りだした。

これは止めることができなくなる非常に危険な仕掛けだ。

現在の右翼は面白い。

安倍晋三が本当は対米隷属であり、グローバリズムの反ナショナリズムであり、反日であるのに、その正体を見抜くことができない。

安倍の靖国参拝はグローバリズムの隠れ蓑なのだ。

昭和の右翼には貧しい国民へのシンパシーがあった。

安倍にはそれはない。

富裕層に額ずく精神だけだ。

安倍晋三は「KY」な政治家である。

これは政治家として致命的な欠点だ。

それが総理になったから堪らない。

中韓はもちろん米・中・露、英・仏の戦後支配体制を傷つけた。

本人はもちろん気付いていないので、「(韓国国民や中国国民を)傷つけるつもりはない」と「KY」な発言。

ダメなトップが続く。



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/740.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 強制排除の野宿者 北隣の公園で年越しソバ (田中龍作ジャーナル) 
渋谷区で寝起きする野宿者は昨年、宮下公園近くの美竹公園で越年した。だが今年は同公園を締め出されたため、ここ「神宮通り公園」で年を越すことになった。=写真:筆者=


強制排除の野宿者 北隣の公園で年越しソバ
http://tanakaryusaku.jp/2013/12/0008500
2013年12月31日 17:03 田中龍作ジャーナル


 30日未明に渋谷・宮下公園から強制排除された野宿者と支援者たちは、越年の食事と寝起きの場を北隣の「神宮通り公園」に即日移した。
 テント、布団、毛布、ガスコンロ、鍋……公園に並べられた家財道具が12月の穏やかな陽差しを浴びている。

 大晦日のきょう、野宿者と支援者たちは昼食に「ぶっかけ丼」を共同炊事して食べた。夜は年越しソバを調理する予定だ。

 野宿者たちが年を越すために公園に集まるのには理由がある。年末年始は日雇いの仕事がなくなり、社会福祉事務所も閉まる。地下街からもシャットアウトされる。

 空腹を満たし冷たい夜露をしのぐには、身を寄せ合って炊事をし、テントを共有する他ない。それらは「越年越冬闘争実行委員会」などに寄せられたカンパや支援物資で賄われるのだ。

   いつでも誰もが路上に弾き出される

 「アベノミクスで株価は上昇」「有効求人倍率は増加」などと世間知らずのマスコミは、はしゃぐ。株価が上がって潤っているのは一部の金持ちだけ。有効求人倍率が上がったと言っても、不安定雇用が増えているだけだ。

 働き方が不安定になれば居住も不安定になる。リーマンショックに見舞われた2008年暮れ、別の公園でこんなケースがあった――

 若い男性が炊き出しの列に並んでいる。30歳になったばかりだ。学校を卒業して就職した会社の労働条件が酷かったため、転職した。ところが転職先の会社は倒産した。派遣社員になったが、それもなくなり、日雇いで食いつなぐようになった。年末年始は日雇いの仕事もなくなる。ネットカフェに泊っていたが持ち金も底をついた。

 男性のケースはいつでも誰でも路上に弾き出される可能性があることを教えてくれる。

 来年は労働者派遣法の改悪により雇用はさらに不安定になる。正社員でさえも失業者予備軍となるのだ。もちろん派遣労働者は簡単にクビを切られる。

 「野宿者を創り出しておいて、野宿者を痛めつける」。渋谷越年越冬闘争委員会のある委員は憤る。30日未明の強制排除は、その構図を絵に描いたようだった。

 この原稿を書いている時点(31日午後4時30分現在)では、行政からの「公園退出要請」はない。

 「まだ安心できない。きょう、明日は(強制排除が)ないといいね。せめて年越しくらいは…」。前出の委員は祈るような表情で話した。



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/742.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 「宇都宮氏の選挙運動は、安倍政権に対するNo!の運動であるとはっきり位置づける必要がある。:想田和弘氏」(晴耕雨読) 
「宇都宮氏の選挙運動は、安倍政権に対するNo!の運動であるとはっきり位置づける必要がある。:想田和弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13005.html
2014/1/1 晴耕雨読


https://twitter.com/KazuhiroSoda

「宇都宮氏では勝てないから応援しない」という声が聞かれる。

懸念は分かるが僕は応援する。

彼は「オレが、オレが」という人ではない。

彼もおそらく懸念を共有している。

それでも早目に出馬表明したのは、選挙戦を単なる勝ち負けのゲームではなく社会運動に高めたいからだろう。

その趣旨に賛同する。

三宅洋平氏が出馬表明したとき、彼は政治的には無力に見えた。

17万票も獲得できると予想した人間は皆無だった。

ところがあの短い選挙期間で一種の社会現象が起きた。

彼は選挙には負けたがそれが無駄だったとは全く思わない。

宇都宮氏の選挙戦は社会運動の重要な契機としてとらえるべきだ。

「今度の都知事選で負けたらマジでヤバい!」と焦るのも分かるが、僕から言わせれば日本の民主主義はとっくにヤバい状態にある。

そしてここまで民主主義が後退した主原因は、知名度頼りの勝ち負けゲーム選挙にあったと僕は思う。

その後退を止めるには腰を据えて本質的に向き合うしかない。

秘密保護法の一件で、安倍政権が極めて危険であると気づいた人がマスメディアの中にも増えていることを実感する。

秘密法以前には僕の主張は完全に異端だったが、今はそうではない。

風向きは変わりつつある。

宇都宮氏の選挙運動は、安倍政権に対するNo!の運動であるとはっきり位置づける必要がある。

善きことはカタツムリの速度で動く。(マハトマ・ガンジー)

> 「たゆまざる 歩みおそろし かたつむり」(北村西望)

d(⌒o⌒)b

「選挙戦は単なる勝ち負けのゲームではない」とつぶやいたら「想田は選挙で勝てなくてもよいと言っている」と曲解する人がちらほら。

だが、「勝てなくてもよい」などとは一言も言っていない。

むしろ僕は、本質的な意味で「勝つ」には「ゲーム」にしてはならないと申し上げている。

野球で言えば「ストライクをとりにいくような投球はかえって打たれる」ということです。

あるいは「ヒットを打とうとするとかえって打てない」ということともいえる。

そのニュアンス、分からないかな。

勝とうとしたら負ける。

勝とうとすることは雑念であり、打算だから。

> 政策や理念でなく、勝てる候補を応援する「勝ち馬に乗る」的思考が政治を腐敗させている。政治家、政党だけではなく、これは我々有権者にも言えることではないのか。

同感です。

> 宇都宮健児氏の再度の都知事選立候補は、単なる人気投票ではなく、想田監督が語るところの、日本の民主主義の後退と「本質的に向き合う」必要性を少しでも多くの民衆に伝え、その輪を広げていく、という活動であるとも思う。



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/743.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 小沢一郎代表、早稲田大学にて特別講演「覇道の政治から王道の政治へ」 生活の党 
小沢一郎代表、早稲田大学にて特別講演「覇道の政治から王道の政治へ」
http://www.seikatsu1.jp/activity/videos/20131219ozawa-movie.html
2013年12月25日 生活の党


12月19日、小沢一郎代表が早稲田大学公認サークル鵬志会の後期講演会にて、「覇道の政治から王道の政治へ」をテーマに若者に向けて特別講演を行いました。



書き起こし


衆議院議員 小沢一郎  16年ぶりの公開講演 at 大隈大講堂
http://4472752.at.webry.info/201312/article_36.html
2013/12/25 16:17 銅のはしご


http://www.youtube.com/watch?v=ZLRH3tRrN0Q
01:30:08
文字起こし。若干,文章を整えました。(かっこ)の中は,読みまたは補足となります


衆議院議員 小沢一郎 生活の党・代表
特別講演「 覇道の政治から王道の政治へ 」
2013年12月19日(木)
at 早稲田大学 大隈大講堂【1】
0:00:00〜0:16:34 


❏ 「鵬志会」のその名前の通り,若い人は本当に無限の可能性があります
最後まで理想を持って,高く掲げて,志を大きく持って,頑張ってほしい


❏  民主主義とは,政治的に言うと,国の最終の決定権は国民にある
主権在民。国民主権。国民が,最終の判断を主権者として下す


❏  自立なくして民主主義は,あり得ない


❏  民主主義社会では主権者の意思によって,政権をつくることが,変えることができる


✎    ✎    ✎    ✎    ✎    ✎


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表


 皆さん,今日は。 (会場「今日は」の声と拍手)
 ただ今,ご紹介をいただきました小沢一郎でございます。


 実は,鵬志会の皆さんのお招きで,一度こちらへお伺いし駄弁を弄したことがあったんですが,聞いてみますと,16年前だったそうでございます。ですから,こうして大隈講堂で皆さんの前でお話し申し上げる機会を得ましたのは16年ぶりということになるわけでございます。
 皆さんに何をお話ししたら良いのか。学生の皆な,何に関心があるのかなあ,ということで鵬志会の方にお尋ねをいたしましたら,まあまあ,あんまり七面倒臭い話しよりも政局談義的な話しのほうが良いと言うことでありましたけれども,私(わたくし)はどなたに呼ばれても何処へ行っても,政局談義ちゅうのはお断りをいたしておりまして,一切 しないことにいたしております。  
 特に今日は,マスコミの人達も入ってるそうですから,余計なことを言いますと何を報道されるか(会場・爆笑)分かりませんので(笑),そういう意味もあって,あまり政局談義的なことは申し上げるわけには行かないんですけども。


 私(わたくし)今,紹介ありましたように昭和44年(1969年)初当選で,今まで馬齢を重ねて来ているんですが,だいたい皆さんの前で話しをするちゅうのが,今以ってたいへん苦手でして,何処へ呼ばれても,なるべく紹介だけにして下さいちゅって話さないことにしているんですけれども,話しが下手だから結局,話すのが嫌いになるということなんだろうと思います。
 皆さんもわざわざ時間割いて聴く以上は,やっぱり面白い話し,笑えるような話しを誰もが望むんですけれども,政治家も誰も皆な,そうですけれども,だいたい面白い話しっちゅうのは,みんな作り話しで,嘘が多いわけでございます。(会場・爆笑)
 従いまして,特に政治家としては,私(わたくし)は口下手であると同時に,聴衆の皆さんの興味を惹く面白い類いの話しはすべきでないと,そう思っておりまして。
 そうすると,あんまりややこしい難しい話しも駄目だし,面白い話しはできないし,何をするかなあと思って考えておりました。
 いずれにしても,こうして皆さんの前に立つと,私(わたくし)も学生時代をふっと想い出します。
 まあ学校の傍までは行きましたけれども,授業にはあまり出なくって,その意味で不良学生だったんですけれども。ただ,ティーン・エイジャーの頃から,学校の勉強はあんまりしなかったんですけれども,やはり根が好きなんでしょうか,政治的な本とか或いは歴史の本は,私,特に歴史が好きなもんですから,他人(ひと)よりも多く読んでおりました。


 人間の歴史,有史以来と言いますと,ほんの4〜5千年のことでしかないんですけれども,この人類の歴史の中で色んな意味で,技術は驚異的な発展をいたしましたけれども,ほとんど同じことをずっと繰り返して来ているのが,だいたい人間の歴史でありまして,その意味では人間の本性(ほんせい)本性(ほんしょう)と言いますか,考える限界ちゅうのは,昔の人も今の人も変わりないということだと思います。
 ですから,皆さんも,政治に参加,或いは興味ある・参加するという人はもちろんですけれども,一般の社会人として生きていく場合もですね,結局は人間社会の人間関係なんですね。
 そうしますと,その意味で一番参考になるのは歴史だと,私(わたくし)は思います。(人間は)だいたい同じようなことを本当に繰り返し,しております。
ですから,歴史を,ぜひ暇な時はページを捲って,好きな処だけで良いですから読んでみたら,何れ(いずれ)参考になるのではないかと思います。


 それから,もう1つは,鵬志会。
 おおとり 大鵬の鵬ですが,鵬(おおとり)の志(こころざし)と言う会です。
 ですから,その名前の通り,若い人は本当に無限の可能性があります。
 だんだん,だんだん年取るに従って可能性は萎んできちゃって空気の抜けた風船みたいになっちゃいますけれども,若いうちは,何処までも可能性がありますし拡げることができる。
 どうか,そういう意味で,今日の主催の会の(名前)通り,大きな大きな志を(持って),どんな道に進んでも,もちろん良いわけですが,志だけは,大きく持っていくべきだと思います。
 やっぱり大人になるとねえ,特に「最近の若い者は 」って口癖みたいに言うんで,これは年寄りのあれ(=常)ですけれども,しかし,事実でもありますし,現在の若い人たちの間には,そういった「志」とか,「夢」とかいうものが無 さ過ぎるという言い方は,一面,私(わたくし)は真実だと思います。
 どうかそういう意味で,ぜひとも皆さんには,大きな志を持って(いただきたい)。
 そして現実は厳しいから,なかなか実現しませんけれども「理想」とか「志」っちゅうのは,そう簡単に実現しないから理想なんですよ。簡単にヒョイと実現するんじゃ,理想じゃありません。
 ですから,最後まで理想を持って,高く掲げて,志を大きく持って,ぜひ頑張ってほしいなと,そう思います。最初に年寄りの一言を申し上げたいと思います。  
 そこで今日,要請のあった政局に関連した話しですけれども,これ2部では「民主主義とは...」ということが,パネル・ディスカッションがあると,聞いておりますけれども,日本は,敗戦によって,戦後いわゆる欧米流の或いはアメリカ流のと言っても良いですが,制度を,民主主義の制度を導入しました。


 これ,民主主義っちゅうのは何かと言いますと,政治的に言うと,国の最終の決定権は国民にある,と。
 主権。旧い言葉では,主権在民。
 最近の言葉では,国民主権,と言いますけれども,国民が,最終の判断を主権者として下す,ということであります。
 そういう判断を下し,民主主義の機能をより良く発揮して行くためには,一人ひとりの国民が,自立しなければなりません。
 私(わたくし)は理念として「自立と共生」ということを,ずっと前から言っておりますけれども,自立なくして民主主義っちゅうのはあり得ないわけでありまして,私(わたくし)はそういう意味で,何も欧米流の民主主義そのものを同じ考え方で(取り入れたり)まったく同じである必要は無いんですけれども,日本には日本の民族と国家の成り立ちありますから,それなりの要素が入って,当然良いんですけれども。


 やはり,自ら,自立する,と。
 自立とは何か。自分自身で考え,自分自身で判断し,自分自身の責任で行動する。
 いわゆる良い意味での「個人主義」でありますけれども,それがありませんと,民主主義が成り立ちません。
 その意味で私(わたくし)は,日本は,まだまだ民主主義国家とは言えないというふうに思っておりまして,日本人自身の自立を促し,自立した国民の集合体である自立した日本と,国家と,いうふうになって行かなくちゃあならない。そう思っているんですけれども,なかなか,任重くして道通しの感で,政治の上でも,また国民の皆さんに対しても,この民主主義ちゅうものを日本に定着させる,という仕事は道半ばであります。


任重くして道通し : 任務はきわめて重大で,しかもそれを成し遂げるための道程はまだ遥か彼方であり,容易ではない。


 そういうことで,ぜひ,ね。皆さんもほとんど有権者でしょうから,先ず(選挙には)参加しないと(ならない)。
 「良識ある棄権」とか何とかと言ってますけれども,選挙に棄権するというのは,これは,白紙委任ですからね。文句言う資格無い,先ずは。ですから(投票行動は)せっかくの主権者の権限ですから,選挙には必ず参加しなくてはならない。
 全部任したって人は,参加する必要はないんですけれども,そういう人は,後でブースカ文句言っては,いけません。任した以上は,陰で文句言うのは,それは宜しくない。
 ですから,その意味で自分の意思をハッキリ表示することが第一でありまして,それによって民主主義は,成り立ちます。
 ですから,どうか,せっかくの権利ですからね,ぜひ行使して頂きたい。


 それから,まあマスコミが悪いんですけれども...余り言うとまた問題になりますから(会場・笑),僕がそういうこと言うと「アイツは選挙のことばあっかり言う」っつって,選挙が何か良くないことみたいな,俗に,風潮を醸し出しているメディアの対応ですけれども,今言ったように,主権者が主権を行使する機会ちゅうのは,選挙しかないんです。(断固として)


 選挙に参加し,そして民主主義社会では,主権者の意思によって,政権をつくることができる。(断固として)
 もちろん,変えることができる。
 そういう仕組みが民主主義であって,ぜひそのことを,肝に銘じていただきたい。
 それから特に,どいつ(を見ても)も碌な政治家いないし,どの党も碌な政党が無いと,こういうこともまた言われますけれども,人間社会にね,そんな完全なものなんか,ありっこ無い。
 自分自身を振り返って見りゃあ分かることで。(会場・苦笑)そんなね,理想的なね,哲人はこの世に存在しない。
 選択と言うのは,所詮ベターの選択。
 ですから,どっちが良いかなと,どっちがよりマシかなと言う選択肢しか無いんですね。
 だから,そういうことも現実に踏まえながら,ぜひ,有権者たる皆さんは,大事な貴重な権利を権限を,選挙の機会に行使してもらいたいと思います。


       ◇


【2】衆議院議員小沢一郎 「原発,TPP,外交」 at 大隈大講堂
http://4472752.at.webry.info/201312/article_38.html
2013/12/26 23:40


http://www.youtube.com/watch?v=ZLRH3tRrN0Q
01:30:08
0:16:34〜0:38:25 文字起こし。若干,文章を整えました。(かっこ)の中は,読みまたは補足となります


衆議院議員 小沢一郎 生活の党・代表
特別講演「 覇道の政治から王道の政治へ 」
2013年12月19日(木)
at 早稲田大学 大隈大講堂 【2】


 前置きはそのぐらいにいたしまして,その選挙の結果ですね,今,自民党政権・安倍政権が成立いたしました。1年経ちました。「アベノミクス」という言葉が世間に行き渡りまして,マスコミの宣伝もあって,国民皆さんも何かより良いことが起きるような期待感を持ったのではないかと思いますけれども,その「アベノミクス」の最大のセールス・ポイントである経済も,今大企業中心に増益だと言う報道がなされてますけれども,年明け後の経済情勢については,必ずしも誰も自信を持って言えない。というようなことでありますと同時に,懐のことが一番,国民の実際の生活には関心事なんですけれども,経済的なことは極端に言えば,皆ながそれだけ我慢すりゃあ,食えなくなるわけじゃありませんので大丈夫だという言い方もできるんですが,今一番大きなテーマになっておりますのは,1つは,原発ですね。


 私(わたくし)は,チェルノブイリの事故,そして日本の福島原発の結果を見て,これはやはり原発は,止めた方が良いと。
 脱原発の立場なんですけれども。まあ最近になったら,小泉何某って人がね,脱原発なんて言い始めて(会場・笑)私も最初ビックリしたんですけども,まあ良いことですからね,その意味では。彼までが,言い出した。それで,なかなか彼は勘のいい男ですから,多分,国民の意識がそういうふうに流れて行くだろうということで以って,言い出したんだろうと思いますが。
 それはそれで良いとして,原発は,皆さんお解かりと思うけれども,非常に深刻な状況にあると私は(考える)。民主党政権(の期間内)で起きたことなんで,あまり言えない面もあるんですけれども,この根本的な対策を講じないと,何十兆かかろうが何百兆かかろうが,放射能を封じ込めませんと,日本の将来は無い,と私(わたくし)は,そう思っております。
 この問題も,日本のテレビ,新聞はほとんど報じませんけれども,皆さん,お調べいただければ分かる通り,外国では非常に神経質にこの問題が取り上げられております。
 そういう,国内的には先ずは,何だかんだ言っても一番大きな問題だろうと,私は思っております。
 それから,TPPの問題も,年を越すことになったようですけれども,これは,単なる関税交渉じゃあないんです。
 どうせ農業のことだろうと,漁業のことだ農業のことだということで皆,片付けてますけれども,実はそうじゃないんですね。アメリカの狙いは,農業や漁業じゃないです。
 農林水産業ちゅうのは,大事な位置付けをすべきだと僕は思ってますが,数字でGDPで言いますとね,全部合せたって12〜13兆円なんですね。5百兆円の内の12〜13兆円ですから大したことないんです,その意味では。
 アメリカの狙いは,もっともっと大きな処にある。
 いわゆる関税交渉,グローバリゼィションの名を借りたアメリカナイゼィション。アメリカのルールを日本社会に適用しようという魂胆を持って,これに臨んでおる。 
 ですからね,毎日の買い物みたいに思ってますけれども,所詮,日米のバイの会合なんです。バイの交渉なんです。


バイ bilateral negotiation 二国間交渉


 私は,今の日本政府に,日本の官僚に,アメリカと差しで交渉する能力と力は無い,結局アメリカに寄り切られるんではないかと思っております。
私は戸別所得保障というのをやりましたけれども,農業や漁業の分野は,それだけの手当てと仕組みをちゃんと,セィフティ・ネットを考えりゃあ,日本の食糧の自給も充分できますし,たいしたことないんですけれども,その意味ではね。
 その他の,健康保険にしろ,その他の大きな問題が,隠されておりますんで。 これも大きな話しで。


 それから最近は秘密保護法,国家安全保障(会議)。安倍内閣になりましてから,何でも「国家,国家」という言葉が多く用いられるようになりました。もちろん,国家は大事です。
 しかし,国民あっての国家ですから。
 国民が安心して,安定して生活できないで,国家は存在し得ません。
 そういう意味で,ただ観念的な国家論を振り回すのは如何かと思っておりますが,そういう問題もあります。
 憲法のことはね,何か旗色悪いと見えて,(安倍政権は)喋んなくなっちゃいましたけれども,そういったこともあります。


 消費税が上がるっちゅうことも,これは経済的な面でありますけれども,色んな問題が,今,国内的にも非常に大きな政治の課題になっております。
 私はそういう意味で今日(こんにち)の状態で,選挙が民主党始め今の野党が国民によって選ばれなかった。これは,しょうがないですね。 民主党も結果的に国民の期待を裏切ることになってしまいました。私共含めて,それは仕方ない。 


 ただ,問題は,最初の民主主義の話しに戻りますけれども,何か無気力になってですね,あの強大な与党に,とても,とても敵わないという意識なのかどうか分かりませんが,第3極と呼ばれておる政党も,秘密保護法でも,自・公・維新・みんな,4党の共同提案。
 自民党・政権に擦り寄るような形になっておりまして,明確に自分の主張を出し切れない,ということが今の,政治の最大の悲劇と言いますか,欠陥だと思っております。


 数なんて大したことないです。まあ,これもまたマスコミがね「あんたの所も小さくなったし,野党も皆小っちゃくてダメじゃないですか?」なんて言いますけど,それはもう,不勉強な輩の言い方でしてね。
 政権が,交代し易くなるように,私(わたくし)は小選挙区制度を一生懸命になって導入したわけであります。
 自民党は昨年末の選挙も,夏の参議院選挙も,票は増えてません。だけども小選挙区制度の仕組みによって議席は大きくなる。
それと,棄権が10%以上になりました。さっき言ったように,この人達は白紙一任っていうことになってしまいますが,そういう中で,今の政治が行なわれている。
 非常に私(わたくし)は,危うさを感じております。


 今日は,時間も限られてますので,国内問題は別といたしまして,もう1つやはり問題は,日中。それから,中国と朝鮮半島との関係ですね。もちろん一番の問題は,日米関係なんですけれども。
 「日米関係は大丈夫だ」 みたいに皆,マスコミを含めて日本人皆,思っているんですね。(やれやれというふうに首を傾げて) 日米関係「大事だ,大事だ」(と言うだけ) 大事なのは分かってますけど,じゃあ本当に日米関係が,日米同盟と言われるような中身に(強調して)なってるかって言うんですよ。
 皆さん,本当にそう思います?
 アメリカは日本のことなんか,ほんとにパートナー,同盟国なんて思ってないですよ。
 まあ,言う通りついて来るポチ公で,お金をいっぱい持ってる。必要な時,金出させりゃいいや,というくらいな感じなんです。現実にはね。
 紹介にあったから言いますが,私(わたくし)が自民党の幹事長の時に,第1次湾岸戦争,中東のクウェートをイラクのフセイン大統領の占領・侵略があった。
 この時に,米軍は50万の兵力を沿岸に駐留し,各国も兵力を出しました。しかし,開戦のね,前の晩。官邸で政府与党首脳会議が開かれた。
 そして私は「単なるデモンストレィションじゃない。50万もの兵力を集中して,デモンストレィションで終わるなんちゅうことは,ない。必ず戦争になる」ということを主張したんですけれども,政府側は,外務省を始めとしてですね「いや戦争にはなりませんね,絶対なりません」と言う。 夜中の12時ころでしたかね。そう言う。
 私はこれ,別に直接的にアメリカと話しして情報を持ってたわけじゃありません。常識論として「戦争になる」と言ったんですが,「ない」と政府は言う。
 それでしょうがない,家に帰って寝てましたら夜明けの4時頃,突然電話が来て「ただ今,アメリカから,本日の朝8時を以て開戦するという通告がありました」と。
 ホントにバカみたいな話しでしょう。
 何故,政府ってのは現実を目の前にしながら,そのことを判断できないのか。
 アメリカから,何も知らされてないからですよ。日本に教えたって役に立たないし,情報は漏れちゃうだけだと。
 4時間前に,アメリカ政府から,8時の開戦を知らせて来たんですね。
 そんな程度なんですよ,日本っつうのは。


 それから次の戦争(2003年イラク)の時にはどうだったか。その次の戦争,ブッシュはブッシュですけれども,私(わたくし)が小泉さんと,与野党の党首は集まれと呼ばれて,小泉総理の時の,このまんまだと,やはりまた戦争になるんじゃないでしょうか,と。その時,日本はどうするんですかと尋ねましたら,小泉さんが「いやあ,そん時はそん時の雰囲気だ」っつった。(会場・爆笑)
 戦争になった時どうするかっちゅう問題をね,そん時の雰囲気で片付けるっちゅうこと自体が,まったく奇妙な話しなんですが,何故,そう言ったか。
 これも,何も(アメリカから)知らされてないからです。
 そしてこの時は,アメリカから開戦=戦争が始まってから,電話が来た。しかも大統領でもない,国務長官でもない。あの時は確かアーミテージ(国務副長官)かな,の次官補かなんかの電話1本で「戦争が始まった」という通告があっただけ。
 ですから本当に私(わたくし)は,日米同盟は大事だし,生命線です(と考える)。しかし,そのためには本当に同盟と言われるに相応しい,パートナーに,日本はならなきゃならない。そのための役割を果たさなきゃいけない,と思ってます。


 しかし,今日は,日米関係はメインに話そうと思ったことではなくて,日中なんです。先ず,日中。防空識別圏を突然彼等が設定した。これは非常識だし,直ちに「結構でございます」って言えるはずのものではありません。
 何れにしろ,現実問題として彼等がそういうことをやってきた。
 今,安倍さんも,或いはその他の人も,まったく首脳と話し合いができないという,異常な状態にあります。 


 これは,一番最初のきっかけは,これは民主党の総理なんだけども,野田さんがね,ウラジオストックかでASEANだったか (APEC※)の会合があった時,立ち話し的だったらしいんですが,当時の胡錦濤主席から「尖閣諸島の国有化は困る」と「国有化されちゃうと,ちょっと立場ない。それだけは止めてくれ」という話しをされて,(私は)その場にいたわけでないから野田さんが何言ったか知りませんがね,良いような悪いような意味不明な話しをしたんじゃないかと思います。
 外務省が後からになって「ちゃんと,あの時断った」なんて言ってますがね,そんなのウソッパチです。断りっこないんです。
 常にそういう曖昧な態度を取りますから,誤解を招き,また,軽蔑される。
 結局,(日本に)帰って来た途端に国有化やっちゃいましたから。中国としては胡錦濤主席がそうやってお願いしたのに,イエスとは言わなかったんでしょうけれども,良いような悪いような意味不明な返事だったんでしょうが。何となく,俺の言うこと聞いてくれたかなあと思ってたら,途端にそうなったということで,まったくの面目丸潰れ,という処から始まったんですね。


 私(わたくし)も日米交渉ちゅうの二度三度と。私は外交の専門家ではないですけどね。誰も行く奴いなくなって,役人も政治家も誰も行かない。「お前 行 け」なんつって言われまして,最初は,建設交渉ちゅうのがありました。それから,オレンジ・牛肉の交渉もありました,同じ時期に。それから,皆さん今繋がってる携帯電話,テレコミの交渉がありました。特に,建設もそうですけど,テレコミのね,携帯電話。当時日本のはNTTの独占でしたからね。携帯電話だって,こんなデッカな(両手広げてサイズを示す・ショルダ―フォン約3kgか)重いトランク持って歩くみたいな携帯電話だったんですね。
 アメリカのモトロ−ラちゅうのは,こんな小さい(小さい長方形を両手指で作る)今の携帯電話みたいのを発明して,これを入れろって言う。ところが日本ではNTT独占。「それは困ります,困ります」って言って,政治問題化しちゃった。貿易摩擦の最たるものです。
 それで誰も行かなくなって「お前行け」っちゅう話しに,なったわけです。それでもね,とにかく二度三度の交渉で,一番,僕は何があれだったかと言いますとね「日本人はウソをつく」と。「信用できない」ということから始まったんです。
 何故かって言いますと,(交渉はそれまで)特にお役人がずっとやって来てるわけです。彼等は,悪意ではないんですけども,日本の国内産業を守ろうということで戦後ずうっとそれでやって来たわけですから,その都度その都度,その場を糊塗するような話しぶりをして来たわけです。
 だから相手は日本の真意(が不明で信用しない)。(日本人は)ノーという言葉は絶対言わないでしょ。良いような悪いような話しして来るもんですから,まったく信用しないんですね。
 あの有名なニクソン・佐藤栄作さんの会談。繊維交渉だったんですが,その時に,何でこれ,ニクソンが怒ったかと言いますとね,繊維のことでアメリカが日本に要請して,佐藤栄作さんは「前向きに検討します」つったんですよ。(会場・笑)
 「前向きに検討する」ちゅうのは役人が作り出した用語でして,これはノーっちゅうことなんですね,日本じゃあ。(会場・笑続く)
 日本人だと分かります。「前向きに検討します」ああ,こりゃあもうダメなんだな,と。
 ところが英語で何と訳したか。外務省の官僚は,二枚舌っちゅうか,違う訳し方をした。
 「日本の内閣総理大臣は,それについて great effort.make great effort」ってやったんです。
 「最大限の努力をします」と総理大臣が答えたんだから,ニクソン大統領・アメリカは,ああ,これは了解だなと思ったんです。
 ねえ。(あきれたという声で)
 こんなこと本当にやってんですよ,いつも。
 「前向きに検討します」なんてねえ。まあ,英語で訳しようがないから,彼等の顔色との兼ね合いで,そういう言葉使ったんでしょうけど。
 こういう日本人の曖昧さ。外交交渉は,非常に苦手です。
 ですから,私(わたくし)が最初に行った時は,そこから始まったんです。


        ◇


【3】 小沢一郎「北東アジア情勢,テロ,日本の外交」at 大隈大講堂
http://4472752.at.webry.info/201312/article_39.html
2013/12/27 19:14


http://www.youtube.com/watch?v=ZLRH3tRrN0Q
01:30:08
0:38:19〜0:59:35 文字起こし。若干,文章を整えました。(かっこ)の中は,読みまたは補足となります


衆議院議員 小沢一郎 生活の党・代表
特別講演「 覇道の政治から王道の政治へ 」
2013年12月19日(木)
at 早稲田大学 大隈大講堂【3】


 こういう日本人の曖昧さ。外交交渉は,非常に苦手です。ですから,私(わたくし)が最初に行った時は,そこから始まったんです。
 それでもう,アメリカの言う通りしろちゅうんだから。携帯電話の時も,日本じゃこんなバカみたいデッカイ携帯電話でしたけど,自動車電話としても使ってたわけですね。私はそのセルラー良いだろうとは思うけれども,それを使わせる電波がない,つったんですよ。そうしたら何て言ったと思います。
 日本で今使っている自動車電話,携帯電話の電波を「俺によこせ」っつったんです。 まともな顔してホントに言ったんですよ。(会場・笑)
 「お前,何を言うか」と。じゃあ日本が逆にだね,お前達が一般国民が使ってる此処の部分の電波,日本によこせっつって「ハイ分かりました」って言うかっちゅうの。
 こういう非常識なことでも,平気で言う。どこまでも来る。
 ですから私(わたくし)は,そこを解きほぐすのに,1週間か10日くらい,かなりの交渉しましたけれども,そういうことが必要だったというのが,現実です。
 アメリカ人はとても人が好(よ)くて明るくて陽気で善い人達ですよ。だけど,実際に政治を行なうような支配層と言いますか,エスタブリッシュメントと言いますか,そういうリーダー達の感覚は,そんな程度です。日本に対して。
 これを日本人はね,よっぽど頭に入れておかないと,間違います。


 アメリカのことは,それぐらいにいたしまして,今の中国と朝鮮半島ですがね。中国も,これは引くに引けないです。
 私がかつて中国に行った時, 「 尖閣問題は何れ解決しなければだめですよ。私,民主党内閣になったら解決します」と言ったんですけれども,その時相手方は「いや,これはケ 小平さんが言ったように後世の世代の人達に任せようという解決で」って言った。「いや,後世の世代つったって,ケ 小平さんからもう20年も30年も経ってますよ」という話ししたんですが,何れにしろ中国としても引くに引けないですね。あの胡 錦濤・野田会談以来ですが。


 特に最近の中国は非常に国内の治安が悪化しております。そりゃそのはずなんですね。僕は彼等にも面と向かって何でも言うんですが,共産党の一党独裁と,市場経済とは,その原理,相反する。両立できないよ,と。市場経済は何かちゅうと,自由な商取引を前提としている。経済の自由というのは,政治の自由につながる。だから必ず,一党独裁・共産党政権との矛盾が起きてくると言った経過があるんですけれども。
 何れにしろ,非常に貧富の格差が大きくなって,色々な問題が起きる。
 それから,多民族の国家ですから,此間,天安門に突っ込んだり,或いは新疆ウイグル自治区での,いつもと言うか最近ずうっとですが暴動が起きたり熱河・承コ・満洲皆同じですけれども,そういう内政上の事情がありますから余計引けない。
 常套手段として,内政で問題ある時は外に強く出るっちゅうのが,政治の常套手段です。ですから,ここは本当にお互いの信頼関係と誠意を持って早く解決しておきませんと。
 此間は,船が巡視艇に衝突したぐらいで終わりましたけれども,今度は防空識別圏ということになりますと,軍の領域になってきますから,偶発的 な事故が起こらないとは限らない。そんな危うさを非常に含んでいると思っています。


 それから,歴史問題もそうです。朝鮮半島。これも朴大統領は,とにかく慰安婦始め歴史問題を非常に強く主張しておりまして,安倍さんが「そんなことは私じゃなくて後世の歴史に任せる」なんちゅってますけれども,後世ったって,あれから60年も70年も経ってんですから。
 今,政治が現実の問題として判断しなければならない。
 どういう判断をするかは,その政府の決定に依るわけですけれども,何れにしてもそういう中で(判断しなければならない)。
 朝鮮半島でも北朝鮮は凄いですよねえ。近所の国で,ああいう所あるんですものねえ,今なお。 自分が第1書記に就く時に後ろ盾になってくれて応援してくれた叔父さんをね...ありゃあ,もう...処刑しちゃうんだから。殺しちゃうんだから。そういう国が現実に存在している。


 
 しかしこれはね,恐怖政治。皆に恐怖を植え付けるんでしょうけれども,恐怖政治はこれまた歴史の中で,長続きしたことはありません。
 民を治めるのに,暴力や恐怖で治めることは,できません。(断固として)
 従いまして,北朝鮮の内情も非常に深刻なんだと,私は思います。ですから、そのぐらいのことを,やらなくちゃならない。
 だいたい政権ちゅうのはね,国民の色んな意見をね,「力 」でこれを圧殺しよう抹殺しようとした時には,崩壊が始まってます。それも歴史の教える処です。


 ただ,北朝鮮のような場合は,韓国国防相があの後全軍の司令官を集めて,期日を限定して言いましたよね。「1月から3月の間に必ず軍事的挑発行為があるだろう。どのような行為があろうとも断固反撃できる態勢を取っておけ」と全部隊の司令官に指示を出しております。


 これはもう私も覚えてませんが朝鮮動乱のことなんか,皆さん分かってないと思いますが,北の軍隊が南下しまして,朝鮮半島を席巻し,残るは釜山(プサン)とその周りだけになりました。時の連合軍司令官マッカーサーがソウルの西の港の仁川( ジンセン)という河港から逆上陸して,北の軍を追い払ったんですが,危ういと見た中共・人民解放軍が参戦してまた後退し,今の38度線になったんですが,これはね,本当に純軍事的に見ますと,北朝鮮が突然南下したら,とても韓国の軍隊やアメリカの二個師団では,多分,防ぎようがないですね。もう一度,戦後の朝鮮動乱の二の舞になる可能性が非常に強い。
 核兵器や何かは使えないですから。すると通常兵器での戦いは,奇襲のメリットを持ってる所が強いに決まってる。それで,ソウルは,北朝鮮からの長距離砲の射程範囲内です。脅かしにね「 一瞬にしてソウルの火の海だ 」って北朝鮮の軍人が言いますけど,本当なんです,事実。長距離砲の射程内で,本気でやればソウルがいっぺんに壊滅するというのが現実の状況です。そういうことをやるかどうかは分かりませんが,非常に危険を孕んでいる。
 中国も色んな地域で,さっき言ったように色んな暴動が起きてんですね。


 そういうことを考えてみますとね,日本の位置するこの北東アジア・極東というのは,非常に不安定な政治状況の下にある。
 日本人はまだもう天下泰平で良いことがずっと続くみたいな気でおりますけれども,周辺の国々は,そういう状況にあるということであります。


 中国のことでも,天安門に突っ込んだなんていうことはね,前代未聞ですよね。
 これをね,中国政府はテロと言いますし,アメリカもあの国際ビル(WTC)の攻撃をテロと言いますけれども。
 テロ,即ち,暴力に依って或いは武力に依って,ひとを納得させよう,或いは征服しようということは,もちろん,認めることはできませんし,これを排除しなけりゃなりません。
 しかし皆さんね,テロと言いますと,今言ったように,テロと絶対対決しこれを排除しなきゃいけないと思う人? (右手を上げて,賛成の挙手を問う)
 どうですか,テロは(排除すべきと)思います?
 (会場・沈思黙考状態で,挙手ほとんどなく,静けさに包まれている)


 思わん?!
 テロには絶対,対決し,これを阻止しなきゃならないと,皆さん思います?
 (左手を上げて,再度,挙手を問う)
 (挙手がないので) 思わないか?! (会場・笑)
 これもまた,珍しいなあ。(会場・爆笑)
 まあ普通一般,そう言いますよね。「テロはいけません」「暴力はいけません」


 じゃあ例えば,今言った中国の例を取ると,新疆ウイグル族ですね。
 これは古くには蒙古高原にいた種族ですけどね。これが漢族 ・漢民族の支配に抵抗して,色々今,襲撃事件や何やら起こしている。これを中国政府はテロだと。もちろん中国政府はテロだと言うに決まってますが。


 これテロだと思う人?(再び,右手を上げて,賛成の挙手を問う)
 いない?! (会場・少し笑)
 じゃあ,正当な行為だと思う人?(再び,右手を上げて,賛成の挙手を問う)
 どっちも,いない。(会場・爆笑)
 (会場奥を指して) ああ,そちらに(います)。
 (会場から「独立運動で...」と発言がある)
 うん。
 だから,独立運動とテロとは,どう違うか,っちゅうことなんですね,民族運動。
 テロっちゅうのを,例えばですよ,ロシアのチェチェン共和国ってありますね。チェチェンって,知ってます? コーカサス地方の。これは,7代まで親の仇を知ってるっちゅう,もの凄い民族ですけどね。
 このチェチェンも最近まで,ソビエト以来,ロシアと武力抗争をしてましたね。 
 これ,テロですかって言うんですね。
 テロだったら徹底的にやっつけなきゃならないでしょ。ところがこのチェチェンつう所は,ロシアの。女帝エカテリーナ,ロマノフ王朝の,この時にコーカサスを攻めて,そして確か何十年かかって,ようやく,征服したんですね。しかしそれ以来ずうっと数百年に亘ってチェチェン民族はロシアに反抗してんです。
 これを,テロと言うのかっちゅうことになるわね。
 じゃあ,武力でチェチェンを支配したロシアの行為は何だ,ということです。
 うん。
 中国と言うと,新疆は清朝の領土ですからね。満洲族の清朝の。今の中国の領土っちゅうのは,清朝の領土。もっと清朝は大きかったですけれどロシアに全部削り取られてね,今の国境線になりましたけど。
 じゃあ例えば,パレスチナはどうだろう。
 パレスチナもテロですか?
 テロだったら,徹底的にやっつけなきゃならないでしょ。
 だから,そのようにですね,非常に単純に「いやテロだ」「いや民族運動だ」「いや何だ」っつって,一線を明確に引けるわけじゃあないんですね。


 そして,アメリカはアフガン戦争する時に「 これはアメリカの戦争だ 」ってブッシュ・ジュニアが威張ってね。他の連中が何言おうが「俺・アメリカがやるんだ」っつってアフガンに進駐しましたけどね。 結局上手く行かなくて,皆に泣いて回ってね。国際社会でもっと助けてくれっちゅうことになったんですが。
 この時にも,アメリカは,チェチェンの方はテロだと,新疆の独立運動 もテロだということを,ロシア,中国と妥協したんですね。
 それでアフガン侵攻を認めさせた。


 ですから,そういう意味で,非常に国際政治っちゅうのは日本人の考えてるような,そんなヤワなものじゃないんですよ。本当に,生き死にを懸けた,国家と民族の生き死にを懸けた闘争なんですね。
 日本というのは,非常に幸いなことに何千年と平穏な日々が続いてきました。蒙古襲来も「神風」の御蔭で撃退できた。そして,文明開化して初めて太平洋戦争をして負けた,ということになるんですが,それ以前,日本の国家の形成の過程を見ましても,民族形成の過程を見ましても,ほとんど争いらしい争いは無いんですね,国民と国民による。権力者同士の争いはありましたけども。
 弥生時代以来ね,まあ縄文時代も含めてかな,大陸や朝鮮半島から 300万人か 400万人の人達が日本列島に移り住んだと言われております。それは何百年かかけての話しですが,その数がね。その当時の日本の人口は 200〜300万人じゃないかなと言われてるんですけれども。
 それと同等の人数が,何百年かかけてですけれども,大陸から朝鮮半島から移り住んだ。
 にもかかわらず,血みどろの戦いちゅうのは,ほとんど歴史の中に顕れておりません。その後も,あまり無い。
 ですから,そういう意味で,日本は非常にラッキーな平穏な国家として,ずうっと来たわけですね。だから,外交交渉,他民族との交渉なんちゅうのは,非常に苦手なんです。
 ところが大陸の国家ちゅうのはね,そらあもう戦争になったらね,女性以外は,男は子どもだろうが何だろうが皆殺されちゃって,戦争に負けりゃあね。
 その繰り返しで来たわけです。ですから非常に,外交交渉も,非常にシヴィアです。そして自分の主張を何処までも言います。


 さっき日米交渉のことをちょっと言いましたけれども,日本人じゃあ「そんなバカな」と思うようなことも,どんどん言ってくる。( こちらが )下がりゃあ,何処まででも,どんどん,どんどん押してくる。それは当然,自分達の国益を代表してやるんですから,当たり前なんですけれども。
 そういう人達を相手にして日本の生存を図って行かなくてはならないということでありまして,ただ単にですね「 中国怪しからん,韓国怪しからん 」と(言っても)まあ怪しからん処はあるでしょうけれども,それだけで済まないし,単にアイツ等が悪いんだと言うだけでは,国際政治の問題は解決しません。


 私(わたくし)はその意味で,非常に今日(こんにち)の安倍政権ですけれども,大変危惧の念を強くいたしております。
 (安倍政権は)非常に危うい。
 危うい。脆い。
 私( わたくし )はそのように思っておりまして,これから本当に日本が,世界中の国と伍して,日本の国の国民の生活の安定を,日本の将来を図っていく ためには,もっと,しっかりした,自立した日本人。そしてちゃんと彼等と対等に話しのできる日本人にならなければ,ならない。
 政治制度で言えば,きちっとした民主主義を理解し,民主主義の政治制度を日本に定着させなきゃいけない。
 そういうふうに思っております。


 今日は何か質疑があれば,質疑をということでございましたので,私(わたくし)はの話しは,この程度で終わります。
 たいへん面白くない話 しで,失礼をいたしました。(小沢氏・笑顔)
 有り難うございました。 (会場・拍手)


司会 ; それでは質疑応答に移らせていただきます。


        ◇


【4】小沢一郎 「脱原発,秘密保護法」「百術は一誠に如かず」 at 大隈大講堂
http://4472752.at.webry.info/201312/article_41.html
2013/12/28 18:04


http://www.youtube.com/watch?v=ZLRH3tRrN0Q
01:30:08
0:59:35〜1:13:57 文字起こし。若干,文章を整えました。(かっこ)の中は,読みまたは補足となります


衆議院議員 小沢一郎 生活の党・代表
特別講演「 覇道の政治から王道の政治へ 」
2013年12月19日(木)
at 早稲田大学 大隈大講堂
【4】質疑応答


質問者 A ; 今日は役に立つ講義を有り難うございました。一般人の○○と申します。2点ほど小沢さんにお尋ねしたいことがあり,お願いしたいんですけど,先ず1点目,原発のことで小泉さんのことを言われたんですけど,僕も反原発主義者なんで,できたら小沢さん,小泉さんと組んで頂いて(小沢氏・笑)そのことを強く国民に訴えていただきたいんです。(小沢氏 ・笑)
 それと,7年後に日本でオリンピックが開かれるんですけど,日本人はまだ何か,脳味噌の中の物差しがグローバルになってない気がするんですよね(小沢氏・頷く)。だから,どういうふうにしてったら,小沢さんやそういう政治をされている方々が考え方をグローバルにしてってくれるのかなと思うんですよ。例えば新宿区だと路上に4か国語で「路上での喫煙は止めて下さい」って書いてあるんですけど,日本人は平気でその上を吸いながら歩いて行くんですよ。ていうことは外国人から見たら,日本人って文字読めないんじゃないかなと思われてしまうんですよね。どうでしょうか。すいません。お願いしまーす。


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 小泉さんのことはね,まあ彼は彼の主張と立場があるでしょうから。そして,彼は彼で,私は私で,その立場でやってた方が,却って効果的だと思いますので。
 もちろん,そういう巡り合わせになれば ,同じ意見だとすれば ,協力するのは吝(やぶさ)かじゃないですけれども,現時点ではむ しろ,それぞれでやった方が,僕は良いと思っております。
 それから2番目のことはね,やっぱりさっきからずっと言ってるように,もう少 し日本人は自立して,そして,自分の判断力をもう少し養い,自分の責任でやんなくちゃいけない。
 その,区が決めたとか,都が決めたとか,国会が決めたとかつったって,それは自分達の代表が決めたルールですから,ルールになった以上は,守らざるを得ないということが,少しその点欠けているんじゃないかと私は思っております。


司会者 ; 有り難うございます。学生の方,質問される方,いらっしゃいますか。


質問者 B ; 法学研究科の○○○と申します。今日は有り難うございました。早稲田大学は,政治家を志す学生が多いと思うんですが,小沢先生から見て,選挙でも,政治の世界でもいいんですけれども,何かこれだけは止めておけ,っていうような(会場 ・笑)先生からのアドヴァイス・失敗談などがありましたらぜひ教えていただきたいと思います。


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 政治志す,に関して ?


質問者 B ; そういう学生がいると思うんですが,先生が,選挙でも政治の世界でも,これだけは止めておけというアドヴァイス・失敗談がありましたら,ぜひ教えていただきたいと思います。


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 あの,人生で ? どういうこと ? その...政治家として?


質問者 B ; 政治家としてでも,人生としてでも良いんですが,学生に向けて,これだけは止めておけという...(会場 ・笑)


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 止めとけっちゅうよりも,あらまほしい(=そうあってほしい。理想的である)ちゅうこととしては,鵬志会の名の通り,最初に言った通り,志を持つこと。
 それからやっぱり僕は「誠」という字,新撰組じゃないんだけれど「誠」という字が好きでね。
 「百術は一誠に如かず」と色紙に書くんですけれども,とにかく一生懸命やってればね,一生懸命,誠意を持って,何事も,自分の為すべきことを成す,ということで。
 他人から言われたから,どうだとか何とかいうのは,止めておけっちゅう方じゃないですかね。やっぱり自分の思った通りで,きちっと生きるということで。他人(ひと)の言ったことに右顧左眄する,或いは,命令されたからシャアないからやるとかいう類いの生き方は,よろしくないと思います。  
 その,誠意を持ってと裏腹にだけど,私はこの世界にいてね,もうずうっと色んな...まあ,こういう言い方はあれだけど...裏切られることも騙されることも,いっぱいあったけどもね。(会場 ・笑)
 「お前は,なんかまあゴッツそうに見えてて,しょっちゅう騙される」つって仲間に言われるんだけども,やっぱ,騙すより騙されるた方が良い,という言葉がありますけれども,僕はそれが当たってると思いますね。
 これまた僕が言うんですけども,ちゃんとね,やっぱお天道様が見てるんですよ。
 うん,そりゃあ夜陰に乗じて上手いことやったと思ってる連中も,やがて朝が来て白日の下に晒される。
 だから,天は必ず見守ってるから,自分の信念に基づいて,誠意を持って(やる) 。他人(ひと)を騙す,引っ掛けるっちゅうことだけは,やんない方が良いと思いますね。
 それは当面,何かの利益は入るかも知れないけれど,全体を通してみたら必ず,自分にとってマイナスだね。
 愚直に生きることが大事だと思いますね。(会場・大きな拍手)


質問者 B ; 有り難うございました。(会場 ・大きな拍手続く)


質問者 C ; 貴重なお話しを有り難うございました。早稲田大学1年生教育学部の○○○と申します。
 先程,アメリとの関係をお話しなさっていて,日本とアメリカの関係が平等ではないというような小沢先生の話しを伺っていて,そこで今話題になっている秘密保護法について考えてみたんですけれども,やっぱり対等な関係にしたいからこそ政治家の方々は秘密保護法をそこで作ることによって秘密を守っていくことで,信頼を得たい。
 先程,小沢先生が仰っていた,すぐ秘密が漏れてしまうからアメリカ側は秘密を教えたくない。確かにすごい納得できる考え方だなと思うんです。
 ただその一面,危険性も孕んでいて,それを知っているからこそ,国民の人がデモなどで動いているということもあって,そういう人達が夢を持って, 学生達も,そういった,秘密保護法によって禁止されたくない夢を持って動いている人達に於いて,そういったものが考えられないこともある。
 そこで秘密保護法を制定することによって,日本とアメリカが本当に対等な関係を結べるのかどうかについての,小沢先生のお考えを伺いたいです。お願いします。


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 全然,対等にはならないね。こんなの作ったって。(会場・笑。大きな拍手)
 要は,アメリカにとって都合良いから,やれと言ってるんでしょうね,陰ではね。
 ですからもし,特に安全保障に関してですからね。軍事機密(保護が)必要ならば,自衛隊法や,公務員法を,厳格にすりゃあ良いだけですから。


 この秘密保護法っちゅうのはね,何がいけないかって言うと,非常に,雑な,乱暴な法律案 (だったし)法律なんですよ。
 それで,アメリカよりも日本にとって,より危険なのは何かって言うとね,日本ではやっぱり官僚機構・官僚の力がもの凄く大きいでしょ,アメリカより遥かに。
 ですから,大雑把な括り方をしますと,執行者の裁量の余地がううんと大きくなるわけだ。
 税務署だって,そうでしょ。働いてる人は分かると思うけれども。特に企業経営なんかはね。
 税務署の鉛筆の舐め方次第で(同じ申告をしていても)これは経費だとか,これは経費でないとかって,税金の額が変わっちゃうでしょうが。  
 もの凄く,裁量の範囲が大きいんですよ。


 ですから,そういう意味でね,官僚の悪い意味での支配がますます大きくなる。(小沢氏 ・ 厳しい表情)
 特に,刑罰を科すことになってますから。
 その刑罰を,法律に基づいて,法を執行しようとするのは,誰か。
 検察と警察です。


 今でさえ,僕なんか,何んも疚しいこと無いのに,検察にそうされた。(会場・大きい拍手) ほおんと,酷いでしょう。(拍手大きくなり続く)
 検察審査会なんたって,あの報告書は,現職の特捜の検事がデタラメ書いて,検察審査会を信じ込ませて起訴させたわけです,ムリヤリね。
 その(偽造文書を作成した)検事は,何のお咎めも無く,無罪釈放になってんですね。
 有印公文書偽造。法律家の,法学部の人は,刑法を見て下さい。これは大変な犯罪なんですよ。 (会場 ・大きい拍手)
 今でも,そんなことが平然と行なわれる。
 何の責任も取らないよ,彼等は。
 3年半以上に亘って,僕は,検察の捜査と裁判でずうっとやって。申し訳ないって,何かお詫びでもされるんなら,まだ別だけれども(会場 ・笑)なあんか全然。「まあ,あれだけやりゃあいいや」みたいな顔されて。(会場 ・笑)


 そういう日本社会ですから,(小沢氏 ・再び,厳しい表情になり)この法律に基づいて,何が特定秘密なのかは,一切,国民には分かりません。全部,役所でペタペタ,ペタペタ,マル秘の判子押してるだけですから。
 そして,その犯罪。法学部の人は法律用語を分かると思いますが,犯罪の構成要件。罪刑法定主義。
 (秘密保護法の)犯罪の構成要件は,非常に大雑把で,曖昧です。
 ですから,ケチつけようと思えば,何でも,つけられるみたいな話しになっちゃう。
 今でも(すでに),選挙法であれ,政治資金規正法であれ,或いはさっき言った刑法であれ何であれ,官僚の=お役所の判断次第で,国家権力を背景にした権力行使が可能な,日本社会なんです。


 それを,秘密保護法を作ることによって,この漠然とした中で行なわれることは,空恐ろしい考えがします。
 ですから戦前の治安維持法より,もっと大雑把で,荒っぽい法律だって言われるのは,そこに(原因 ・本質)があるわけです。


 そういうことでね,アメリカはある意味で,都合良いかも知れません。だけど,それでね,日本は対等な国家だなんて,全然,思いません。
 日本はもっともっとね,日本として果たすべき役割を,きちっと果たして行くっちゅうこと。そして言うべきことを言う。という処に,初めて信頼関係ができるんですよ。
 私がさっき言った日米交渉でも,もうトコトンやり合ったんです,朝から晩まで。怒鳴り合うようにやり合ったんですが,最後にはね,お互い “ Good  work ! ” って。「良く仕事したね」「いい仕事したね」っつって,ニコニコして別れる。
 そして,その時の喧嘩相手が,その後ずうっとアメリカの近しい友人として,色んなことを,情報を教えてくれましたね。


 だから,そういうようにね,言うことを,言う。
 そして約束したことは,守る。
 嘘はつかない。
 相手を騙さない。


 そういう基本のことはね,日本人同士でも日本社会でも(そうすべきで),対外的には特にそうです。
 きちっと言わなければ,ダメです。
 自己主張のない人間は,軽蔑されます。彼等が自己主張の社会だから。だから,そういう意味で日本の社会で「まあ,まあ,まあ,まあ」波風立てずにという類いの手法は,これから皆さんが実社会に出たら,それは日本人同士の時はそれで良いけれども,外(国)人には通用しないっちゅうことを,良く理解していた方がいいと思います。  (会場 ・拍手)


        ◇


【5】 小沢一郎 「雇用政策」「新しい発想と理念に基づく国民本位の政治」 at 大隈大講堂
http://4472752.at.webry.info/201312/article_42.html
2013/12/29 12:57


http://www.youtube.com/watch?v=ZLRH3tRrN0Q
01:14:00〜01:30:08
文字起こし。若干,文章を整えました。(かっこ)の中は,読みまたは補足となります


衆議院議員 小沢一郎 生活の党・代表
特別講演「 覇道の政治から王道の政治へ 」
2013年12月19日(木)
at 早稲田大学 大隈大講堂【 5 了】 質疑応答 2


質問者 D ; こんにちは。お話し有難うございます。現在,退職して,若者の社会参画をもっと促そうというNPOを設立中の○○○○と申します。
 質問なんですけれども,若者は大志を抱いてどんどん色んなことをやっていくと良いというのは非常に励まされたんですけど,一方でやっぱり政治においての投票であったり陳情であったり,若者からの声が少ないと思うんですけれども,高齢者向けの政策,結構手厚くやってると思うんですよね。
 その中で,小沢さんが考える「若者向けの政策」小沢さんの党で今どういうことを主張されてるのかというのが1つと,あと,投票とか,どのぐらい陳情されたら若者向けのマニフェストも入れるかも知れない,入れざるを得ないっていうぐあいになるのかなと,ちょっとお聞きしたい。


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 ん? 次のやつ(=質問)が,ちょっと意味分かんないけど。


質問者 D ; 例えば,若者からの投票率,こんぐらい上がるとか,事務所にもっと投書であったり,陳情がどんどん来ると,マニフェストをもっと若者向けにも作っていかなきゃいけないかなって思う,っていう...どういうアクションがあったら良いんですか。


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 若い人達向けにという,私は,特別の制度的・予算的な処置というのを,特別扱いして考えるという必要はないと,思ってます。
 年寄りはね,だんだん,だんだん身体も動けなくなるしね,医療費もかかるとか色んな問題があるんで,そこはきちんとしたシステムを作って行かなきゃならないと思ってます。
 若い人の場合は,君がNPOをやるとか或いは普通の会社に就職するにしても,その,雇用の政策とか,雇用の制度とか,或いはNPOをきちんと支援して行く仕組みとか,そういうものを作って行くということが,私(わたくし)は大事だと思って(います)。直接,金を投入して,どうこうすると言うよりも,若者がその自らの志を自由に活かせるような環境を作って行くことが大事だと思います。
 特にNPOちゅうかヴォランティア活動なんかの場合は,これも欧米との比較になるけれども,(欧米では)そういった活動に一般の人がもの凄く金銭的にも支援するんですね。日本の場合は,そういう習慣があまりないでしょ。だから,こういうことも国民全体として考えて行かなきゃならない。
 そういう,役所から補助金を貰ってやるというようなことは,あまり良い考え方ではないと,僕は思います。
 やっぱり自分達自身で,若いんだから,走り回ってでも皆に頼んででも,資金のことであれ或いは目的の行動であれ,やって行くという姿勢が,私(わたくし)は大事じゃないかなと(思います)。


 もう1つ,雇用の問題はね,今,非正規(雇用)が4割になってますよね。そしてニートも何十万人と言われてますけども,これは,安倍内閣の何とか審議会で,正規社員,残りの正規社員6割を皆,非正規社員にしちゃおうというような考え方が打ち出されてるんですね。
 これはアメリカから言われていることも事実でしょうけれども,これをさっき言ったね,アメリカ流の雇用体系・雇用の仕組みを作ろうということになるわけですけれども,これは本当に社会生活を不安定にするものですし,私(わたくし)は色んな意味で,日本社会の変質をもたらすのではないかなと,思っております。これは,経営者の方も,それから働く方もね。
 日本の雇用制度っちゅうものは,プラス・マイナスありますけれども,やはり非常にプラスの面まで失われてしまうんじゃないかなということを心配をいたしております。
 単なる企業のコストの論理だけで,全部を支配してしまうというと,まさにアメリカ的な感覚・社会になってしまうというふうに思ってます。
 少なくてもそういった面での,若い人達への支援の環境整備をするということが,政治の仕事であって,後はぜひ若い人達の力と意志とエネルギーで,道を拓いて行っていただきたいなという気がします。(会場・大きな拍手)


司会者 ; 有り難うございました。時間が迫って参りましたので次の方で最後の質問者とさせていただきたいんですけれども,何か質問がある方いらっしゃいますでしょうか。


質問者 E ; 今日は貴重なお話し有難うございます。一般人の○○○と申します。先程,官僚の権限が大き過ぎると言うお話しをされてましたけれども,自分も,今起きている問題の多くは,官僚の権限が大き過ぎるからだと思っておりまして,それで,きのう,みんなの党から離脱した江田さんを始めとする議員の方が,結いの党というのを結成されましたよね。 そこでは官僚政治の打破を言っておりましたけれども,現段階で,生活の党としては,その江田さんの所と一緒にやれるかっていうふうに思っていらっしゃいますか。(会場・少し複雑な笑)


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 要は,これからの,特に野党を中心とした,再編ちゅうのは,さっきから言ってるような大きなテーマについて,基本的に合意してやって行く,と。ですから,自民党の中から参加しても民主党から参加しても良いんですけれども,そういうことが基本だと思っております。
 江田さん始め,皆さんが,さっき言ったようなテーマについてコンセンサスが得られれば,それはどなたとであっても協力してやって行かなくてはならないだろうと思っております。


 ただ,みんなの党もね,秘密保護法の共同提案者になってるんですよね。だから,そういうことだと結局...まあ江田さん達はその時どう考えたのか分かりません。それが1つの,離党する原因だったのかも知れませんけれども。いずれにしても,そういった,もの凄く基本に関わる,日本の社会・日本の将来,基本に関わる問題が今,出されてますんで。枝葉のことはどうでも良いですけれども,こういったことについて,そういう大きな基本の問題については,意見の一致する,そういう人達が集って本来の政党・グループを作り上げて行く,と。
 ですから,もちろん江田さんのグループであれ,どなたであれ,そういう気持ちを考えを持った人と一緒にやって行くということは,その通りであります。


質問者 E ; 有り難うございました。(会場・拍手)


司会者 ; もう少しだけ時間がありますので,あと一人だけ最後に。


質問者 F ; 貴重な講演,有り難うございました。(早稲田大学)政経(学部)1年の○○○○と申します。今,会場の色が小沢さん一色で,非常に質問しづらいんですけれども,今の講演の中であまりお話しに上がらなかった民主党について伺いたいんですけれども。野田さん,民主党政権が下野して安倍政権になって,それが最大の経済効果となったのか,上辺だけなのかも知れませんけれども,景気がどんどん上がって来ていると。そのような状況の中で民主党の3年間というのは,何がいけなかったのか,と。小沢さん自身はやりたいことがあって,まあ反省することも少ないかと思うんですけれども,何が3年間いけなくて,国民の信を失って衆議院選挙で大敗するという結果に至ったのかということを,ちょっとお伺いしたいです。よろしくお願いします。


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 私(わたくし)自身はさっき言いましたように,総選挙の半年前からずっと,検察の捜査に行動が制約されておりましたので。
 それだけに非常に,一生懸命つくった民主党政府が上手く行かなかったのを大変残念に思ってるんですけれども,民主党政府が上手く行かなかったのは,形で言うと,マニフェストを守らなかったこと(会場・拍手)。
 中身で言いますと,官僚主導から政治主導へ・国民主導の政治へと,その具体的な方法論として,お金も財源も権限も,身の回りのことに関する限り全部,地方に遣(や)る,と。中央政府は,国家レヴェルのことに官僚も政治家も集中する,と。
 そういうことが,あらゆる政策の根幹だったんです。或いは,前提になってたわけです。
 けれども,私はどうにも解せないんですけれども,多分、民主党のその後の権力の座にずっと就いてた人達も,自分達で主張したことについての認識が,凄く不足していたのではないだろうか,というふうに思います。
 或いは「どうせ,あれは選挙の時のことで,できっこないよ」という意識だったのかも知れません。


 ですから,本当の(主張),我々が主張したのは,まさに革命的な改革なんですね。まあ革命たってね,歴史で言う俗な革命ではないですけれども。
 中央集権的な国家体制から,地方分権的な体制へ,と。
 中央政府はコムパクトで,しかし国家のレヴェルについては強力な政府をということだったんですが,そのことが全く理解されなかったのか,認識が不足してたのか,どうせできなかったと思ったのか,知りませんけれども,結局,官僚に負んぶに抱っこっちゅう形になってしまいました。
 これが結局,国民の皆さんの失望を大きくしたんじゃないでしょうか。
 官僚まかせなら,まだ手慣れた自民党の方がいいやっちゅう話しになっっちゃいますからねえ。
 ですから,そこの,基本を,そしてマニフェストの基本になっている,そういう理念を忘れてしまったということが,私は,民主党の失敗の最大の原因だと思います。


 これはね,簡単なことじゃないですから。
 そんなに,すぐできる話しじゃないですよ。
 ただ,さっきも申し上げましたように,人間はね,やっぱり,皆との約束,約束したことは守る。
 その約束を守るためにね,懸命に努力をする。結果的に約束通りできなくてもですよ,守ろうとして一生懸命努力する,その姿が私(わたくし)は尊いんじゃないかと思うんです。(会場・大きな拍手) 
 ですから(拍手続く)それが全く,民主党政権には見られなかったということが,期待が大きかっただけに,大きな反動となってしまったんじゃないかなと,そう思います。


 だからと言って,さっき言ったように(国民は)自民党政権を積極的に支持してるわけじゃないですね。 今なお,その後の地方選挙を見ても,自公の候補と野党サイドの候補と1対1で争いますと,自公の候補者はほとんど敗れています。
 ですから,国民の皆さんは,期待してんですよね。
 自民党政治っつうのは,もう散々,半世紀以上も分かってんですから。そうじゃない新しい手法の新しい発想の理念に基づく政治を,期待しているんだと思うんです。
 ですから,その期待に応えるような努力を我々がやることによって,本当に国民本位の政治が,少しでも実現に近づくんじゃないかと,そう思っております。(会場・大きく長い拍手)


司会者 ; 有り難うございます。これを持ちまして講演会を終了させていただきます。
 小沢一郎先生,本日は,本当に有り難うございました。(会場・拍手)


衆議院議員 小沢一郎 生活の党 代表
 有り難うございました。(小沢氏・会場1階,2階,左右に向かって礼,会場 ・大きく長い拍手続く)


< 了 >


◇ 補足


厚生労働省「平成24年賃金構造基本統計調査」
2013年1−3月の平均
3人に1人以上が非正規社員
正  社  員  3281万人 63.7%
非正規社員 1870万人  36.3%


この正社員と非正規社員の平均賃金(年収)格差
正 社 員 317.0万円 それ以外 196.4万円 


ただし,大手企業2013年12月のボーナス平均は80万円と報道がある。質問者E氏の「景気がどんどん上がって来ている」とは,実際「上辺だけ」であるだろうし,格差がより大きくなっているのが,生活の実感



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/744.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 仲井真知事の「いい正月になる」はお餅を詰まらすほど悲しくなる! (ハイヒール女の痛快日記) 
仲井真知事の「いい正月になる」はお餅を詰まらすほど悲しくなる!
http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-1289.html
2014.01/01 ハイヒール女の痛快日記


はじめまして!東京ルミックスです。
履き潰したブランド品ハイヒールは捨てよう?!


明けましてお目出度うございます。今年は秘密保護法に引っ掛からないように、シビアに書きまくりまのでよろしくお願いします。


沖縄の仲井真知事がアメリカ軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けて政府によって申請されていた沿岸部埋め立てを承認することを表明した。同時に県外移設を引き続き求めていくと、

これまでの姿勢は変わらないことを強調した。

大多数の沖縄県民が普天間基地の県内移設に反対である状況で、知事自らが県民との公約を破り、承認したことは意味不明。ダブルスタンダードのような分かりにくい説明だが、本人はその奇怪な承認は不思議とも何とも思ってないのだろう。テレビに向かって「いい正月になる」と発言!私はテレビを見ていたが、食べていたお餅を喉に詰まらすほど吃驚仰天した。

私でもそーなのだから、沖縄県民にとっては青天の霹靂であろう。

何のことはない!このシナリオは安倍政権が、平成33年度まで沖縄振興費を毎年度予算で3000億円以上の振興強化策を打ち出したからだ。簡単に言えば、金で辺野古の沿岸埋め立てを承認したのである。更に言えば、金で政治信念を売ったということだ。仲井真知事が裏切ったと言われても弁明できないわ。

となれば「お主悪じゃのう!」の悪代官と相場が決まっている。

早速、これを受け移設反対の地元住民らが、県の承認は公有水面埋立法の基準を満たしておらず違法だと主張し、承認取り消しを求める行政訴訟を起こす方針を固めた。1月中旬にも那覇地裁に提訴する予定だという。

さすがに、琉球新報も安倍政権に屈服したと社説を掲載した。

琉球新報社説
2013年が暮れようとしている。今年一年の沖縄を漢字一文字で表すなら「屈」ではないか。最たるものが仲井真弘多知事の「屈服」だ。選挙公約に反し、米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた政府の公有水面埋め立て申請を承認する歴史的背信を働いた。自民党県連、所属国会議員も普天間県外移設の公約を撤回し政府に「屈従」した。石破茂自民党幹事長と共に会見に臨み、ひれ伏すかのような国会議員らの姿、安倍晋三首相との会談で見せ掛けの基地負担軽減策を示され「いい正月になる」と笑う知事の姿は、県民に新たな「屈辱」を印象付けた。


地元住民と歩んできた新聞社だけに、この社説は沖縄県民の心情を映していると思う。安倍首相の権力と金に明かした政治力と、それに容易く乗る仲井真知事は、

政治の本質とかけ離れた経済行為で心底悲しい気持ちになる。



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/745.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 安倍首相、映画「永遠の0」に感極まる 感想に「……」 朝日新聞
 冬休み中の安倍晋三首相は31日、東京・六本木の映画館で公開中の映画「永遠の0」を鑑賞した。約2時間半の上映後、記者団から感想を求められた首相は「感動しました」と感極まった様子。印象に残った場面を問われると、数秒間沈黙し、声を絞り出すように「やっぱり、ラストシーンですかね……」と語った。

 「永遠の0」は、作家の百田尚樹さんの同名の小説が原作で、零戦で出撃に向かうパイロットの若者が主人公。首相は百田さんの作品の熱心な読者で、27日には共著を出版しており、その中でも「百田さんの小説は読むと元気が出ます」と絶賛していた。

 百田さんも2012年の自民党総裁選前、「安倍首相を求める民間人有志による緊急声明」に発起人の一人として名を連ねるなど、首相の支持者として知られる。


http://digital.asahi.com/articles/ASF0TKY201312310160.html
http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/746.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 安部晋三殿、おめでとう
安部晋三殿、おめでとう。
 せっかくのお屠蘇(極上の酒?)も、まずかろう。

豪華なおせち料理も、味気ないよね。それで、初

詣には、どの神社に行くのかな。難しい選択だよ

なあ。判断力が正常かどうか試される。世界中が

注目しているよ。年末に済ましておいたから、行か

ない?それは、ちょっと違うのではないかなあ。
 ちょうど年末年始の休みに差し掛かって、数日

の休養をとることができた。これは幸運だった、とい

うことには必ずしもならないと思う。判断力の低下

という病気は、それくらいの休みで治るものではな

い。下手すると、慢性病になるかもしれないのだ。
 こいつではまずいということで、もしかしたら、傀儡

政権になるかもしれないぞ。ただの操り人形だ。

後ろで糸を操るのは誰だろう。?もしかして、もしか

して?、?人生いろいろ 男もいろいろ 女だってい

ろいろ咲き乱れるの?の、あのふざけたおじさんで

はないだろうな。
http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/747.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 安倍は”戦後脱却”と言って”戦前回帰”した “戦争回避”お国のため首相退陣ご決断を! (世相を斬る あいば達也) 
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/bfdece92e4c87cbc96e6135a9d131ee8
2014年01月01日

  “ あけましておめでとうございます ”

 その昔、「三ばか大将」と云うアメリカ発のテレビ番組があった。カーリーとモリー兄弟とラリーだったかな?今の東アジアを眺めてみれば、金ちゃん、朴ちゃん、アベちゃんの出演で、見事に「三ばか大将」トリオが出来あがる、と大晦日だって云うのに思いついた(笑)。更に、その横には中華大国を目指し、権力の集中に余念のない習兄さんが控えている。特に、そこからの話に展開はしないでおく。あまりに怖ろし過ぎて、新年早々に語るのはおぞましい。

 09年の政権交代以降、日本の首相として、最も運の良かった男が安倍晋三だ。今さら、安倍晋三の運の良さを並べたてる気にもならないが、2014年になっても、彼の運は変わらないのだろうか。世間では、アベノミクスに好感を持った世界の投資家がこぞって参加し、株高を演出した。株高と円安が、表面上の企業決算に追い風を与え、好景気をドラマのように仕立て上げた。この詐術まがいのシナリオがまんまとグローバル金融資本主義のルートに乗ったのは事実だ。しかし、14年は、13年のような見せかけではない、現実的好況を国民サイドに落とし込まない限り、世界の資金は懐疑性を増すことになるだろう。

 その兆候は13年暮れに出ていた。あれだけ日銀が金融緩和策を打てば、円安は自明だし、それによる企業好決算も自明だった。しかし、年末に入り、国債の金利が上昇展開になっている。原油もうなぎ登りの方向感を見せている。円安、金利上昇、原油高は、我が国の国際収支を悪化させるだろうし、貿易赤字以上に重大な局面を迎える筈である。年明けから大型補正を組むほどの財政上の余力は残っていないのだから、それ程打つ手は残っていない。つまり、市場任せの状況が極点に達する。そして、4月には消費税が3%上乗せされる。2%でも奈落に落ちた日本経済が、それより1%多い増税なのだから、子供でも、その影響が大きいものであるか想像がつく。

 「来年(14年)もアベノミクスは買いだ」などと大納会ではしゃいでいたが、あの姿が安倍晋三の最盛期最後の姿になるのだろう。通常国会冒頭で5兆円規模の補正を組むらしいが、焼け石に水。その効果も公共事業中心だろうし、この公共事業が成約し、市中に金が出回る保証は、おそらくないだろう。既に公共事業関連の雇用は満杯状態であり、入札に参加したくても、作業員の確保に目処は立たないし、円安による材料費の大幅な値上がりにより、入札の多くが不調に終わる可能性の方が大なのである。地下のマグマ溜まりまで、掘り進むつもりのようだ。つまり、補正予算が未執行で新聞紙上でだけ、5兆円の数字が踊ると云う茶番に帰すのである。

 安倍は、消費増税による経済成長への影響は限定的で、7月になれば現在のペースに戻る、と自信満々だが、その根拠は殆ど示していない。14年春闘でベースアップが実現すると言っても、殆どは個別企業裁量の問題であり、「政労使会議」の流れに沿ってリップサービスしただけの事であり、ベアの効果は極小なものに止まる。その上さらに、日本の企業の規模別統計によると、数の上で大企業が占める割合は0.3%で、残り99.7%は中小企業である。従業員数でみると、大企業が30%、中小企業が70%となっている。しかし、大企業が抱えているように見える従業員数には統計上のマジックがあり、非正規雇用もカウントされるので、安倍晋三の皮算用は、まったく効果を出さないだろう。

 14年中には、消費税の更なるアップの決断も、7〜9月期を見て決めるとか、鬼が笑うような話に興じているが、その前に、アンタの総理の座が怪しくなるんじゃないの?と聞き返したいところだ。読売が必死になって、溺れながら、アメリカ国務省の藁のような話にしがみついている。もう目を覆うばかりの浅ましさだ。

≪「失望している」は緊密な関係の証し…米国務省
  【ワシントン=山口香子】米国務省のハーフ副報道官は12月30日の記者会見で、米政府が安倍首相の靖国神社参拝に「失望している」との声明を出したことに関連し、「(意見の)相違がある時に互いに正直に発言できるのは、緊密な関係の証しでもある」と述べた。
 また、「我々は、今後の(日本との)関係や、日本と地域の他の国がどう建設的に協力していけるかを注視している」と語り、引き続き、日中韓などに関係改善を促す考えを示した。 ≫(読売新聞)

 米国務省のハーフ副報道官如きの言葉に縋るのも情けないが、「緊密な関係の証」と口にした後で、すかさず「引き続き、日中韓などに関係改善を促す」と言っているのだから、今のままじゃ緊密の関係も御破算になるよ、と言っているわけだ。共同通信の見出しは“日本に明確なメッセージ 参拝批判で米政府”となっているのだから、読売の誤解に基づく歪曲と言えるだろう。つまり、官邸や外務省が米国政府の反応を見誤ったか想像がつく。つまり、日中韓などに関係改善を望むアメリカにとって、一番関係正常化の癌になっているのは誰なのか、と云う問題を出されたわけである。朴ちゃんもかなり問題のある人物だが、所詮小国の歯ぎしりのようなもの、関係改善の役目を果たせるわけがない。

 残された問題児は、金ちゃんはこの際関係がないので、習兄さんかアベちゃんになる。力のバランス的には、まだアメリカが有利とはいえ、今後のバランスを考える時、到底無視し難い力量を持つ核保有国の習兄さんに“悔い改めよ”と言っても、効果があるかどうかさえ怪しい。そうなると、勢い一人の人物に視線は集中する。狙われるのは、間違いなくアベちゃんだ。世界中のあらゆる人々が考えたとして、アベちゃんが日中韓の関係改善に動けるとは思えない。その関係改善に動くことは、自らのアイデンティティを葬るに等しいのだから、アベちゃんが関係改善に前のめりになっても、事態は悪化の一途を辿る。

 これこそが、官僚行政の力量の出番である。霞が関丸投げで、安倍政権は官僚の天国になりかけていたのだが、大日本帝国憲法から日本国憲法に衣替えして、官僚達のご主人は、天皇から米国に移っている。つまり、官僚にとって、天皇に替わるご主人はアメリカ様なのである。そのご主人から、関係改善のアプローチは日本がするべきだ、とサジェストされたのだから、折角の肉汁タップリの餌を放棄しなければいけない状態になる。官僚組織が、どのようにして遠く海の向こうのご主人様の意に沿うか、思案のしどころだ。まさか、小沢鳩山追い落としと同じ手口は目立ちすぎる。

 平和裏に、アベちゃんの退場を促すには、どうすれば良いのか。ここ1年、アベちゃんの人気を支えたものは、何だろう。2ちゃんねらとかネトウヨさん達というわけではない。人気を支えたのは例のアベノミクスだ。円安、株高がアベちゃんの力の源。それを破壊すればイイのだから、意外に簡単だ。海外の投機資金が日本市場に流れない状況を作るだけで済む。後は、見る見る化けの皮が剥がれるだけで、アベちゃん、クロちゃんは真っ逆さまに落ちてゆく。これなら、ご主人も縁の下で協力も可能だ。EUも日中関係の雪解けは望むところ。八方丸く収まる、こんな優れたチョロイ戦術は、滅多に遭遇しない。そこまで仰々しくなくても、アベ金の疑惑の二つ三つ、週刊誌に流す手もあると云う悪い奴らもいる(笑)。



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/748.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 安倍晋三首相は、「朴槿恵大統領を見殺し」にしても「君子危うきに近寄らず」の立場で「孤高」を守るべきだ (板垣 英憲) 
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/4096d3a4a6796d9827616c8807f8422f
2014年01月01日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆日本は2014年、周辺隣国や関係国の「カントリーリスク」に巻き込まれる年回りとなる。これらに巻き込まれないためには、周辺隣国や関係国の内部で起きる煩わしい出来事に一切関わりを持たず、ましてや干渉しないことが肝要である。たとえ「孤立している」などと批判、非難を内外から浴びようとも、どこまでも「君子危うきに近寄らず」の立場で「孤高」を守り、「独立自尊」の立場を堅持すべきである。

 米国は、財政的に「金欠病」に罹っており、いまや「世界の警察官」足り得なくなっている。事実上「戦争ができない国」に成り下がっている。

 中国共産党1党独裁北京政府は、中国からの分離・独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動」が勢力を拡大している新疆ウイグル自治区、チベット自治区をはじめ、少数民族の独立運動(イスラム武装勢力も加わる)がますます活発化しているうえに、共産主義と市場主義という矛盾する原理が激突して、体制崩壊の危機に直面して、「4分裂」寸前にある。中国はいまや、ベトナム、フィリピン、インドネシアのみならず、タイ、カンボジア、ミャンマー、ラオス、さらにアフリカ諸国で「迷惑で厄介な侵略国」として嫌われつつある。

 ロシアは、第22回冬季オリンピック競技大会が2014年2月7日(現地時間)にロシアのソチで開幕し2月23日までの17日間に行われる。だが、ロシア軍と治安部隊が、「ソチ五輪妨害」を公言しているイスラム過激派掃討作戦を展開している最中、「自爆テロ事件」が頻発しており、治安情勢が悪化の一途をたどっている。朝鮮半島では、北朝鮮の金正恩第1書記=元帥(背後に女帝)が、韓国に「奇襲攻撃」をかけるチャンスを狙っており、これに対して、韓国軍と駐韓米軍は、応戦し切れない危機に直面している。

◆米国オバマ大統領は2014年11月の中間選挙で勝てるか、負けるかと「鼎の軽重」を問われている。2013年5月29日、「民主党が2014年の中間選挙で下院の過半数議席を奪回できる」(ロイターが5月30日午後2時56分配信)と強気の見解を示していた。

 だが、オバマ政権が推進する医療保険制度改革「オバマケア」が成果を上げるどころか、加入者が増えず、「失策」と厳しい批判にさらされている。外交軍事問題でも、化学兵器(サリン)の使用が疑われたシリアへのミサイル攻撃が不発に終わり、「弱い米国」を世界に印象づけてしまったことから、米国の支持が低下しているのだ。「スマートパワー」を掲げているだけに、中国やロシアから侮られつつあり、米国の威信失墜は、目を覆うばかりである。

 だからと言って、日本は「米国の肩代わり」をして、しゃしゃり出ることは、日本国憲法上、絶対にできない。また、しゃしゃり出るべきではない。

◆中国北京政府の習近平国家主席、李克強首相ら「チャイナ・ナイン」の最高指導部は、共産党人民解放軍(7大軍区=瀋陽軍区・北京軍区・蘭州軍区・済南軍区・南京軍区・広州軍区・成都軍区、3大艦隊=北海艦隊 東海艦隊 南海艦隊)をコントロールできておらず、それどころか、最強精鋭部隊である瀋陽軍区軍・友軍の北朝鮮軍連合軍VS北京軍区軍、北京軍区軍VS南京軍区軍の対立構図で、「利権争奪」をめぐり内戦がいつ起きてもおかしくない情勢にある。3大艦隊=北海艦隊・東海艦隊・南海艦隊は、東シナ海、南シナ海から尖閣諸島を突破、太平洋覇権構築を目指して、いまや大暴走中である。「チャイナ・ナイン」の最高指導部は、「軍閥化」している人民解放軍から「言うことを聞かなければ、殺すぞ」と脅され、いつ「暗殺」されるかわからないため、恐怖に苛まれているという。

◆ロシアのプーチン大統領は、スパイ機関「KGB」のボスであった豊富な経験を活かして、政敵を次々に「始末(暗殺)」してきたけれど、イスラム過激派が指揮しているとみられるゲリラ作戦や「自爆テロ事件」を完全に防ぐことはできず、「手を焼いている」のが、実情である。ソチ・オリンピックは、「無事開催できるか」が危ぶまれており、万が一、会場が「自爆テロ」に襲われて、多大の被害者を出してしまったら、プーチン大統領は、政権を維持できなくなる。「君子危うきに近寄らず」という言葉があるけれど、日本の選手団や応援団は、「相当の覚悟」を決めて、ソチ入りする必要がある。

◆朝鮮半島は、「第2次朝鮮戦争」寸前の最悪状況にある。朴槿恵大統領は、たちまちのうちに北朝鮮軍の「軍門に降る」と見られている。このため、韓国にいる日本人、進出企業は、「カントリーリスク」が最高レベルに近づいていることを「自己責任」において自覚し、危機回避(リスクヘッジ)を決断する必要がある。朝鮮半島有事の際、日本人、進出企業はだれも助けてくれないからである。米軍はもとより、陸海空3自衛隊も「救出」には向かわない。

 安倍晋三首相は、「集団的自衛権行使容認」の憲法解釈に踏み切ろうとしており、実際に「解釈改憲」しても、陸海空3自衛隊が「集団的自衛権行使」できるのは、同盟軍である米軍だけであり、韓国軍が北朝鮮軍から攻撃されても、「見殺し」にするしかない。日本国憲法が許さないからである。

 従って、「自分の身は、自分で守る」しかないと、いまから覚悟しておくべきなのである。


http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/749.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 「あなたには孫の顔さえ、見せたくない」――消えた小沢一郎夫人からの『伝言』(週刊現代) 
「あなたには孫の顔さえ、見せたくない」――消えた小沢一郎夫人からの『伝言』
http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/131224/top_03_01.html
http://d.hatena.ne.jp/xcl_23/20131227/1388130980
週刊現代 2014年1月4・11日号 :俺用メモ.exe


この男が消えるということは、平成政治の大転換を意味する。数十年にわたって政界で剛腕を振るう一方、私生活では家族を足蹴にしてきた、政治家・小沢一郎の「終焉」――その物語を辿る。 (ジャーナリスト・松田賢弥)

まだ新しい1枚のスナップ写真。そこには、とても愛くるしい赤ん坊の姿が写っていた。小沢一郎・生活の党代表(71)の地元、岩手県を歩いていた時のことだ。小沢の支援者の一人が、私に小声でこう打ち明けた。「これ、小沢先生のお孫さんの写真なんですよ。先生の三男のところで赤ちゃんが生まれたんです。先生にとっては初孫ですが、先生の妻・和子さんからは、出産のすぐ後に連絡をもらいました。『とっても可愛い女の子なのよ』って言って。いつになくほがらかで、嬉しそうでねえ」。初孫に恵まれる。人生の秋に差し掛かった男にとって、それは自らと家族の幸せを、存分に噛みしめる至福の時であるはずだ――その家族の間に、確かな「絆」があるのならば。

だが、小沢一郎には、その人生の果実を味わう機会は、おそらくない。孫の誕生をともに分かち合うべき相手、妻の和子(69)からも、子供たちからも、「絶縁」を言い渡されているからだ。別の支援者は、首を捻りながら私に話した。「小沢先生本人からは、孫娘ができたなんて聞いたことがないなあ。普通、初孫が生まれて目尻が下がらん男はおらんでしょうに。今がいちばん、可愛い頃でしょうにねえ」

私は小沢一郎という政治家を、長く見つめ続けてきた。1993年の自民党分裂からおよそ20年。非自民勢力が結集した細川護熙政権の樹立と崩壊、その後の混乱、21世紀に入っての民主党の台頭と政権交代。その一角に、小沢一郎の影は常に見え隠れしてきた。だがその小沢も、ついに政治生命の終焉に差し掛かろうとしている。特定秘密保護法案、原発再稼働と、小沢が安倍自民の批判を繰り返しても、メディアはその発言をまともに取り合わなくなった。「小沢はまだ、何かやるつもりだ」。混沌とする永田町にはそんな見方もある。ただ、仮にそうだとしても、それは線香花火が燃え尽きる最後に一瞬、輝く程度のものに過ぎない。

小沢一郎は終わった。そして、時代は移り変わっていくのである。その「終わり」のきっかけを作ったのは誰だろう。皮肉にもそれは、小沢が20年にわたって戦い続けた手ごわい政敵や、検察など捜査当局ではなかった。40年近く連れ添い、政治家人生を支え続けてきたはずの妻、和子の反乱。彼女が書き綴った『離縁状』と言うべき手紙が、小沢が国民の前では隠し続けた本性を露にし、「政治家失格」との烙印が押されるきっかけとなったのだ。

和子は新潟の中堅ゼネコン・福田組社長の長女として生まれ育った。小沢の師、田中角栄元首相の仲立ちで小沢のもとへ嫁いだのが、40年前の1973年10月のこと。小沢31歳、和子29歳の時だった。それから和子は小沢との間に3人の男の子をなし、その傍ら、小沢の地元である岩手では、文字通り夫の「名代」として選挙を仕切ってきた。そんな和子が地元の支援者に宛てた手紙のコピーを私が入手し、公開したのは2012年6月のことだ。《(小沢が)岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました》。衝撃的な言葉で綴られたこの手紙は、2011年11月に、和子が地元の長年の支援者10名近くに宛てて出したものだった。

手紙の中で和子が最も多くの言葉を割いているのは、東日本大震災で小沢が取った信じ難い言動についてだ。彼女はあの大震災直後、小沢が地元の被災地に足を運ぶどころか、内々に放射能汚染の情報を得て、真っ先に東京から逃げ出そうとしたことをこう糾弾している。《国民の生命を守る筈の国会議員が国民を見捨てて放射能怖さに逃げるというのです。何十年もお世話になっている地元を見捨てて逃げるというのです》《お世話になった方々のご不幸を悼む気も、郷土の復興を手助けする気もなく、自分の保身の為に国政を動かそうとするこんな男を国政に送る手伝いをしてきたことを深く恥じています》。糟糠の妻から、「保身しか考えない恥ずべき人間」とまで言われる政治家に、天下国家の運営などできるはずもない。この手紙は和子の私信である。公開することには、私にもいささかの逡巡があった。一方で、これは長い間権力闘争の中心に居続けた小沢一郎という政治家の資質を問う上でも、また平成政治を振り返る上でも、極めて重要な第一級の資料であると思う。それが、手紙の公開に踏み切った最大の理由だ。

実は、地元の支援者から入手した和子の手紙には、以前公開したものとは別のものが、もう一通存在する。内容に鑑みて、これら2通はほぼ同時期に書かれたものであると思われる。今回その全文を2ページにわたって写真で公開した。注目すべきは、以前公開した手紙では「(小沢が)岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」とだけ書かれている部分が、この手紙では「……十月に離婚いたしました」(2枚目)となっており、離婚の時期が具体的に示されている点である。和子の綴ったこの一文を見る限り、二人はすでに事実上の離婚に至っていると考えるのが自然だろう。

この手紙を和子が支援者に送ってから、およそ2年あまり。和子は今どうしているのだろうか。以前私が手紙を公開するまで、和子は東京・深沢にある小沢邸宅の裏門から緩やかな坂道を5分ほど歩いたところにある、秘書寮の一棟にひっそりと暮らしていた。この秘書寮は土地・建物ともに和子名義だった。小沢と和子がもうけた3人の息子は、2013年末時点で39歳の長男を筆頭に、次男が36歳、三男が35歳になる。和子と一緒に秘書寮に住んでいたのは次男だ。ところが、私が手紙を公開した直後、二人は深沢の秘書寮から忽然と姿を消した。それから、私は和子の身を案じる岩手の支援者や後援会関係者らに接触し、彼女の行方を探した。ある支援者は2013年7月、和子と久しぶりに電話で話している。「『私は大丈夫ですよ、いたって元気です』と笑ってしゃべっていました。声にも張りがあったから、安心しました。『マスコミに追われていて、あちこち転々としているの。だから、岩手がどうなっているのか、情報が入りにくいんです。小沢は最近、ようやく被災地に入るようになったみたいですね』と小沢先生のことも少し気にかけているようだった」

とはいえ、和子が小沢とよりを戻すかと言えば、その可能性は考えられない。和子が小沢に愛想を尽かした直接的な原因が東日本大震災だったとするならば、いわば遠因になったのは、今回の手紙(2枚目)によると、2002年頃に和子の知るところとなった、小沢の「隠し子」の存在だった。小沢の隠し子・健太郎(仮名)が生まれたのは1990年の夏のことだ。母親は、テレビ・ラジオ番組にレポーターを派遣する小さな芸能プロダクションに所属していた、20代の直美(仮名)である。当時を知る芸能関係者が語った。「小沢さんが、自民党の幹事長に就任するかしないかという時期だったでしょうか。都内のホテルでごく内輪のパーティを開いた時、業界の人づてに呼んだ女性の中に彼女がいたんですよ」

小沢と知り合って間もなく身籠ったとみられる直美は、周囲にこう語っていた。「子どもを産んだ後に『男の子が生まれたんです』と『相手の人』に報告したら、すごく喜んでくれて『それはよかった。でも申し訳ないが、自分の籍には入れられない』と言って、その子に名前をつけてくれたの」。だが、「父親の名前だけは絶対に言えない。非常に力のある人よ」とも言い、その父親が小沢一郎であることだけは、決して誰にも明かそうとしなかった。小沢はその健太郎を、かねてより小沢の愛人として夙に知られていた料亭の若女将・裕子(仮名)に預け、養子にさせた。1992年のクリスマスの頃だった。つまり、小沢は愛人の産んだ子をわずか2歳半で母親から引き離し、別の愛人に引き取らせたのである。

取材の過程で私の脳裏には、田中角栄に寄り添い、彼に生涯を捧げた「越山会の女王」佐藤昭子のことが浮かんだ。角栄と昭子、小沢と愛人たち。その関係性は、あまりに対照的だ。認知こそしなかったが、角栄には昭子との間に佐藤あつ子という娘がいる。角栄は昭子母娘の存在を隠すことはなく、あつ子とも時に真正面から向き合った。翻って、角栄の直弟子である小沢はどうか。愛人との間にもうけた子の養育を、さらに別の愛人に任せ、ひた隠しにしてきた。産みの母親を知らない健太郎はどんな思いで生きてきたのか。小沢が、角栄があつ子に示したような愛情を健太郎に注いだことが、果たしてあっただろうか。前掲した手紙(3枚目)によれば、愛人や隠し子のことで和子から問い詰められた小沢は、《どうせお前も地位が欲しかっただけだろう》《あいつ(裕子)とは別れられないが、お前となら別れられる。いつでも離婚してやる》などと屈辱的な言葉を和子に浴びせたという。それは、誰よりも小沢の人間性を知り、長年じっと耐えてきた和子の堪忍袋の緒が切れるのに、十分な仕打ちだったろう。

いまや23歳になる健太郎は、和子との間に生まれた3人の息子にとっては歳の離れた異母弟である。一方、和子と小沢の長男は、早稲田大学理工学部を卒業すると、広島県江田島にある海上自衛隊幹部候補生学校に入学。海上自衛官生活に入るも2001年7月に突然辞めてしまい、その後はロンドンに留学したとされる。次男は東大文科三類、三男は桐蔭横浜大学に進んだ。ある後援会関係者は「息子は、父親が小沢一郎であることを恥じ、隠して暮らしているのではないか」と呟いた。小沢は息子たちにとっても、すでに遠い存在になっているのだ。

和子が支援者らに手紙を出した当時のことだ。「離婚しました」という手紙の内容に驚いたある支援者が、「一郎じゃない。和子さんがいるからこそ、(小沢の支援を)やってきたんだ」と泣きながら和子に吐露すると、彼女はこう語ったという。「私は大丈夫。息子たちも『(小沢と)別居しろ』と言ってくれるから」。別の支援者に対しても、和子はこう語っていた。「息子たちが『母さんのことは俺たちで面倒を見る』と言ってくれているの」「私は(小沢と)別居したんじゃない。もう別れたんですから。みんなにも、そう伝えてほしい」。妻からも息子からも、完全に絆を断ち切られた小沢。前述した通り、三男に生まれた女の子は、小沢にとっては初孫である。ところが地元の岩手では、前出の支援者以外にも「孫がどんな顔で、誰に似ているかという話を、小沢先生から聞いたことはない」と多くの人が口を揃える。その理由は、どうやら小沢が、まだ一度もその手で孫娘を抱き上げたことがないからのようだ。

冒頭の支援者はこう話す。「小沢先生はもうお孫さんに会われたんですか? と聞いたとき、和子さんは強い口調で、『小沢には孫のことは知らせていません。会わせたくないし、触らせたくもないんです。孫娘は、普通の人に育ってほしい。息子たちも、小沢家のゴタゴタには、この子を巻き込まないようにしたいと言っています』と言った。今思えば、小沢先生は初孫の誕生すら、風の便りで知ったのかもしれません……」。今回公開した手紙の中で、前述のように、和子は時期まで明記して小沢と「離婚した」と断言している。一方、小沢は和子からの三行半を無視し、離婚を未だに拒んでいるのではないか、と推測する地元の人々も少なくない。離婚を巡る裁判になれば、愛人と隠し子の存在を10年あまりにわたって隠し、和子と3人の息子たちを騙し続けた小沢が圧倒的に不利であることは明らかだからだ。離婚調停が泥沼にはまれば、小沢と愛人たちの関係も、必然的に白日の下にさらされることになる。当然、政治家として大ダメージを負うことは間違いない。

小沢一郎という男は終わった。小沢には、和子や息子たちに背負わせた苦悩とまともに向き合い、自らを責めたことがあったか。「父親失格」の烙印を押されても、政治家としての体面だけにこだわろうとしている――家族という最も身近な存在をこれほどないがしろにする小沢に、政治家としての徳を見出そうとするのは無意味なことだろう。衆参合わせてたった9人という零細政党の党首に落ちぶれ、それでも再起の機を窺っている小沢は今、地元に足繁く通っている。2015年9月に任期満了を迎える岩手県知事選・県議選に向けた地盤固めだが、小沢自らが、これほど早くから陣頭指揮に乗り出すのは異例だ。かつて地元の支援者の間を回り、頭を下げ、その不満を汲み取り、中心となって票を取りまとめていたのは、和子だった。そんな妻を、小沢は、《お前に選挙を手伝ってもらった覚えはない。何もしていないのにうぬぼれるな》と、罵倒したという。今になって小沢は焦り、そして噛みしめているのではないか。中央政界で意のままに権力を操り、剛腕を振るっていた自分の陰で、その背後を黙ってひたすら守り続けた和子の存在の大きさというものを。

震災から丸3年を迎えようという今でも、津波の被害を受けた岩手県沿岸部まで、小沢が足を伸ばすことはほとんどない。一方で小沢は、沖縄県宜野座村に別荘を新築した。2012年1月の陸山会事件の公判で、この土地の購入目的を問われた小沢は「老後に住みたいと思って購入した」とも証言している。最後には岩手の人々と離れ、悠々自適の老後を過ごそうというのだ。2014年5月で72歳になる小沢の政界引退は、もはや目の前に迫っている。その時、彼には迎えてくれる妻も、息子も、そして孫もいない――。今更のように里帰りに励み、たったひとりの『王国』を再建しようとする小沢の老後は、政治家としても父親としても、あまりに淋しく、孤独だと言うしかない。 【文中敬称略】


まつだ・けんや 1954年、岩手県生まれ。雑誌を中心に活躍するジャーナリスト。2012年には生活の党代表・小沢一郎氏の妻の「離縁状」をスクープ。著書に『闇将軍』『無情の宰相 小泉純一郎』など。近著に『小沢一郎 淋しき家族の肖像』がある。

関連記事
「新年ご挨拶/2014.1.1」
http://electronic-journal.seesaa.net/article/384067953.html
2014年01月01日 Electronic Journal

 EJ読者の皆様、明けましておめでとうございます。EJをい
つもご愛読いただき心より御礼申し上げます。本年もよろしくお
願いいたします。
 2013年のEJは、1月4日の第3459号から12月27
日の第3702号までの244本をウィークディの毎日、一日も
欠かさず、お届けしました。その間、同じ内容のコンテンツをブ
ログに投稿しております。
 2013年は次の3つのテーマについて書きましたが、「日本
の領土」については、2012年10月1日からの続きですので
実質的にはテーマは2つです。
―――――――――――――――――――――――――――――
 1.日本の領土(続き) ・・・・・・・・・・・ 44回
 2.新中国論 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 76回
 3.自民党でよいのか ・・・・・・・・・・・ 124回
 ―――――――――――――――――――――――――――
                        244本
―――――――――――――――――――――――――――――
 EJは毎日どのくらいの人に読まれているのでしょうか。EJ
と同じコンテンツを掲載しているブログの毎日の来訪者数の月平
均数値の推移をとってみると次の通りです。
―――――――――――――――――――――――――――――
  ≪日本の領土(続き)≫
              UU     PV
     1月 ・・ 1782人  5535人
     2月 ・・ 1633人  5272人
  ≪新中国論≫ 
     3月 ・・ 1444人  4538人
     4月 ・・ 1786人  5135人
     5月 ・・ 1917人  5504人
     6月 ・・ 2146人  6060人
  ≪自民党でいいのか≫
     7月 ・・ 2338人  7071人
     8月 ・・ 2180人  6357人
     9月 ・・ 2038人  6061人
    10月 ・・ 1988人  6077人
    11月 ・・ 1802人  5800人
    12月 ・・ 1928人  6039人
―――――――――――――――――――――――――――――
 今回は「PV」(ページビュー)の数値を示しておきます。毎
日のPVの月平均数値です。「PV」の数字は、実際にブログを
訪れた人(1日単位)の総数を表しています。ある人がブログに
訪れて、最新の記事だけでなく、他のページの記事をクリックし
て読んだとすると、「2」とカウントされます。ブログには過去
のたくさんの記事があります。
 これに対して「UU」(ユニークユーザー)とは、最新の記事
を読むためにブログを訪れた正味の数であり、毎日のUUの月平
均数値です。同じ人がもう一度ブログに訪れても「1」としかカ
ウントしないのです。つまり、重複はカウント(1日単位)しな
い数字です。
 2013年の数字をみると、1日平均UUで2000を超えた
月が、2012年度は1回しかなかったのに、4回もクリアして
います。UUで見ると、ほぼ毎日6000人が定着しつつありま
す。2013年度に対しては、1日平均数値が6000人を超え
る月は6回あり、EJのブログは「1日6000人以上が訪れる
ブログ」に成長しつつあります。これもEJの読者の皆様のお陰
であると思っています。
 2013年のEJのメインのテーマは、7月1日から124回
にわたって書き続けた「小沢一郎謀殺事件」です。こういう記事
を書くと、小沢信者であるとか小沢擁護者だとかいわれ、ブログ
には、批判の書き込みは多くなりますが、124回の連載中励ま
しはありましたが、批判的なコメントはほんとんどなかったと思
います。EJとしては、事実に基づき、できる限り客観的に書い
ているつもりです。
 政権交代を決める選挙前からの検察主導の露骨な妨害に始まり
次の年の秘書全員逮捕、メディアのリーク、検察審査会による小
沢氏への2回にわたる「起訴相当」議決による強制起訴。少して
いねいに調べただけなのに作為性が濃厚です。そして裁判、控訴
審ともに無罪で、完全無罪になっても、マスコミは小沢氏にとっ
て不利な情報は大きく、有利な情報は小さくしか報道しません。
 その挙句に選挙不正の疑惑。これには私は愕然としたのです。
もし、これが本当だとすると、日本の民主主義の危機です。その
結果、小沢代表率いる生活の党はたった9人の小政党になってし
まいましたが、それでもマスコミのパッシングは依然としてやま
ないのです。
 『週刊現代』年越し合併特大号では、次の大特集を組んでいま
す。いわゆる支援者に送った小沢夫人の手紙の蒸し返しです。こ
のような記事を特集する『週刊現代』の品性を疑います。
―――――――――――――――――――――――――――――
 「消えた小沢一郎夫人からの『伝言』/あなたには孫の顔さ
 え見せたくない」            ──松田賢弥著
          ──『週刊現代』年越し合併特大号より
―――――――――――――――――――――――――――――
 松田賢弥氏は同趣旨の単行本を出しており、小沢氏の足を引っ
張る記事をいくつも書いているライターです。私はこう考えてい
ます。こういう企画を持ち込まれた講談社がそれを取り上げると
いうことは、まだ小沢一郎の復活をその筋の人たちが何よりも恐
れている証拠です。私は3年後に小沢氏は必ず復活すると考えて
います。タイミングを見てこの問題はもう一度取り上げて、今回
書き切れなかった部分を書くつもりでおります。そうでないと、
日本国はもたないと考えています。
 2014年のEJは1月6日からお送りします。今年も営業日
の毎日お届けしますので、よろしくお願いします。

≪画像および関連情報≫
 ●小沢一郎はついに終わった──松田賢弥氏
  ―――――――――――――――――――――――――――
   小沢一郎が、ついに政治生命の終焉に差し掛かろうとして
  いる。特定秘密保護法案、原発再稼働と、小沢が安倍自民の
  批判を繰り返しても、メディアはその発言をまともに取り合
  わなくなった。「小沢はまだ、何かやるつもりだ」混沌とす
  る永田町にはそんな見方もある。ただ、仮にそうだとしても
  それは線香花火が燃え尽きる最後に一瞬、輝く程度のものに
  過ぎない。小沢一郎は終わった。そして、時代は移り変わっ
  ていくのである。(中略)
   小沢一郎という男は終わった。(中略)衆参合わせてたっ
  た9人という零細政党の党首に落ちぶれ、それでも再起の機
  を窺っている小沢は今、地元に足繁く通っている。15年9
  月に任期満了を迎える岩手県知事選・県議選に向けた地盤固
  めだが、小沢自らが、これほど早くから陣頭指揮に乗り出す
  のは異例だ。(中略)
   14年5月で72歳になる小沢の政界引退はもはや目の前
  に迫っている。その時、彼には迎えてくれる妻も、息子も、
  そして孫もいない──。今更のように里帰りに励み、たった
  ひとりの王国を再建しようとする小沢の老後は、あまりにも
  淋しく、孤独だと言うしかない。
     ──『週刊現代』年越し合併特大号/松田賢弥氏より



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/750.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 2014年の安倍政権を示唆するクリングナー論文ー米国は日本の政治的変化を利用して同盟を深化させるべきである 
IWJは、石原慎太郎氏によるヘリテージ財団での「尖閣購入発言」のお膳立てをし、日中関係の悪化と安倍政権誕生によるナショナリズムの高揚が「日米同盟の健全性維持のために死活的に重要な数項目の政策目標を達成する絶好の機会である」と記した「クリングナー論文」の全文を翻訳した。


少し長いが以下をお読みいただければ、今年1年、日本政府がいかに米国の指示通りに動いてきたか、そして日中間の対立が深まることが米国の「政治的目的を達成する絶好の機会」であるとして、笑いをかみ殺している様子が、手に取るようにお分かりいただけるかと思う。


――――――――――――――――――――


レポート原文はこちら(英文)


●要約


時期は定かでないが、来年、再び日本国民に政界再編の機会が訪れる。3年前に民主党が政権を握った時、多くの国民は、そうした改革がすぐに行われると思っていた。しかし、民主党は選挙公約を具体的に実行して改革を実現することができず、結果的に、政権交代を求めた日本国民の要求は満たされないままとなっている。


世論調査に従えば、保守系の自民党が次期総選挙で第一党になり、党首の安倍晋三元首相が日本の次期首相に選ばれることになりそうだ。安倍氏の外交姿勢が保守的であり、日本国民のあいだに中国への懸念が広がりつつあるという状況は、米国政府にとって、日米同盟の健全性維持に死活的な数項目の政策目標を達成する絶好の機会である。


●キー・ポイント


@2009年の総選挙によって日本の政権交代は実現したが、民主党は選挙公約を具体的に実行して改革を実現することはできなかった。結果として、政権交代を望む日本国民の声は根強く残っているが、どの政党も国民の信頼をほとんど得ていない。
A日本の次期首相は、景気の低迷、膨れあがる公債残高、少子化、高まりつつある中国と北朝鮮からの安全保障上の脅威、そして薄れゆく国際的影響力など、いくつもの難題に直面する。
B中国の地政学的な挑発が続いていることを受けて、日本国内にナショナリズムが台頭しつつある、その影響は、日本の政界再編に、またおそらくは来る総選挙にも及ぶ可能性がある。
C世論調査に従えば、保守系の自民党が次期総選挙で第一党になり、党首の安倍晋三元首相が次期首相に選ばれることになりそうだ。
D安倍氏の外交姿勢が保守的であり、日本国民のあいだに中国への懸念が広がりつつあるという状況は、米国政府にとって、日米同盟の健全性維持に死活的な数項目の政策目標を達成する絶好の機会である。


●本文


3年前、民主党は、50年間続いた自民党政権がもたらした政治的停滞に対する国民の怒りに乗じて政権を奪取した。しかし、その喜びもつかの間だった。民主党は、財政の実情からその非現実的経済公約を放棄せざるを得ず、中国と北朝鮮からの脅威の高まりを受けて、甘い外交姿勢を転換させるに至った。経験不足と不祥事に悩まされ、民主党は自民党と同様に政治的無能をさらけ出し、矢継ぎ早の首相交代という轍を踏んだ。実際、民主党初の首相は1年を経ずに辞任し(後任は15か月しかもたなかった)、有権者は民主党に背を向け、自民党の参議院での復権を許した。


民主党はその失策によって、次期衆院選で総理大臣のポストと衆議院の過半数を失うことがほぼ確実である。選挙の日程はまだ確定していないが、2013年8月末までには実施されるはずである(訳注:本稿の発行日は11月14日)。野田佳彦首相は、解散日の設定を可能な限り先延ばしにして、瀕死の民主党をどうにか立て直そうとするだろう。自民党は、このような時間稼ぎに対抗して、立法府運営の膠着を武器に選挙の早期実施を余儀なくさせようとするはずである。


世論調査に従えば、保守系の自民党が次期総選挙で第一党になり、党首の安倍晋三元首相が日本の次期首相に選ばれるという見通しが強い。安倍氏の外交姿勢が保守的であり、日本国民のあいだに中国への懸念が広がりつつあるという状況は、米国政府にとって、日米同盟の健全性維持に不可欠な数項目の政策目標を達成する絶好の機会である。


米国政府は長きにわたって、日本が自国の防衛により大きな役割を担うこと、さらに海外の安全保障についてもその軍事力・経済力に見合う責任を負担することを求めてきた。日本が防衛費支出を増大させ、集団的自衛権行使を可能にし、海外平和維持活動への部隊派遣に関する法規を緩和し、沖縄における米海兵隊航空基地代替施設の建設を推進することになるとすれば、米国にとって有益なことである。


●日本の有権者は依然として強力なリーダーシップを求めている


2009年の総選挙によって日本の政権交代は実現したが、民主党は選挙公約を具体的に実行して改革を実現することはできなかった。結果として、政権交代を望む日本国民の声は根強く残っているが、どの政党も国民の信頼をほとんど得ていない。依然として、最も支持を集める候補者は「無所属」である。こうした幻滅から生じた政治的空白に乗じようとしているのが、橋下徹大阪市長の「日本維新の会」である。


●民主党


野田首相が党首を務める民主党は破滅寸前である。まもなく奈落に真っ逆さまとはつゆ知らず、空中に立つコヨーテ(訳注:漫画のキャラクターWile E. Coyote)のようだ。民主党は存続するだろうが、マスター・プランが大失敗であることが判明して足かせとなるのも、コヨーテと同じである。


尖閣諸島を巡る日中の対立が問題となったのは2010年だが、その頃には、すでに民主党は公約に掲げていた外交および安全保障政策を放棄していた。例えば、民主党はもはや日米同盟を批判することはせず、対中融和、米国抜きの東アジア・コミュニティの創設、そして米海兵隊の普天間飛行場の沖縄県外移設も提唱しなくなっていた。民主党は、対抗すべき自民党の外交政策を事実上受容してしまったのである。


 民主党の経済公約も似た運命をたどった。例えば、2009年の選挙戦で民主党は高齢者への年金および医療給付の増額、ならびに4年間の増税回避を公約に掲げたものの、選挙に勝利した後に給付の約束を反故にしたばかりか、野田首相は2011年にならないうちから消費税を5%から10%に倍増することを提案するようになっていた。また、追加徴税分は全額社会保障制度の安定化に充当し、政府部門を拡大する目的には使用しないことを約束した。


 不人気の増税法案を推し進めることで、野田氏は民主党政権の墓穴を掘った。川内博史民主党議員が述べたように、「[自民党政権下での]年金問題と社会保障に対する国民の不信と民主党の提案があったから、民主党は政権に就けた。[それが今や]民主党が自民党と化してしまった」のである。


●野田首相の驚くべき大胆さと有能さ


野田首相の支持率は急落しているが、皮肉なことに、野田首相が、実際に指導する勇気を持った日本の指導者として例外的な存在であることは明らかである。野田首相は、自民党・民主党の5人の前任者よりはるかに有能だった。


野田首相が2011年3月の地震、津波、そして原発事故という3つの惨事の直後に就任したことを考慮すると、その業績は見事と言わざるを得ない。国民がさらなる原発事故の発生を恐れたため、日本の電気消費量の30%を供給していた原発のすべてを停止することになったのである。


野田首相の政治的手腕もまた予想をはるかに超えていた。例えば、2012年初頭に、日本のメディアは彼の政治的短命を予測したが、野田首相は政敵に打ち勝ち,物議を醸した法案の採決を押し切ることができた。さらに、民主党内部からの激しい抵抗と野党の議事進行妨害に直面しながらも、消費税増税法案を成立させることに成功した。また、日本が以前から約束していた武器輸出原則の緩和を実現し、米国政府を説得して二国間防衛協定を改定して米海兵隊普天間飛行場代替施設建設問題の進展という在沖縄米軍5基地返還の前提条件を切り離すことができた。


●不人気なポピュリスト、小沢


日本の政治の未来を語る際に驚くほど言及されない人物が、元民主党代表の実力者、小沢一郎氏である。「壊し屋」の異名を持つ小沢氏は、昔から、自らの当選確率を上げるためには自らが参画した政党や政策を見捨てることも厭わなかった。事実、小沢氏の唯一の一貫したイデオロギーは、その時点で有権者に最も人気がある選択肢であれば、中身がどうあれ頑なに信奉するということである。


しかし、小沢氏の人気も、選挙への影響力とともに、衰弱の一途を辿っている。現時点でもなお49人の国会議員の支持を得ているとはいえ、この取り巻きの多くは次期衆院選で落選すると見られている一年生議員である。そのため、小沢氏は目下資金と支持集めに奔走している。同氏が新たに結党した「国民の生活が第一」は、次の選挙では10議席しか獲得できないかもしれない。


●自民党


先月の総裁選の結果、自民党は安倍晋三氏を新総裁に選出した。世論調査では、石破茂元防衛大臣、石原伸晃自民党幹事長に次ぐ3位であったため、安倍氏の勝利は驚きを持って迎えられた。第一回投票の結果、安倍氏は、地方支部役員や党員にはるかに高い人気を博す石破氏に次いで二位となった。国会議員のみが投票する決選投票で、安倍氏は派閥政治と人間関係のあやによって勝利を収めた。


石破氏が自民党総裁に選出されていたとしたら、来る総選挙での自民党の勝算は高まっていたかもしれない。安倍氏は国民には依然として非常に不人気である。有権者は、安倍氏が総理在任わずか1年で突然無責任とも取れる辞任の仕方をしたことに、まだ怒っているのだ。実際、2007年の参院選と2010年の衆院選における自民党の惨敗の責任を彼に求める声も大きい。


2012年の総裁選における勝利の後、安倍氏は、尖閣諸島に関して中国に対して毅然とした態度を取ること、米国との同盟を強化すること、そして日本がより大きな安全保障上の責任を引き受けることを宣言した。これらの問題に対する安倍氏の姿勢は、日本国内におけるナショナリズムの広がりと同調するものである。しかし、一部の有権者は、日本の最大の貿易相手国である中国に対して、安倍氏が度を超した対決姿勢を取ることを懸念している。


こうした懸念に道理がないわけではない。安倍氏は、前回の首相任期中、第二次大戦において日本軍がアジア女性を慰安婦として強制連行したことを否定し、また歴史教科書への日本の戦中行動の過小表記を可能とする法案成立を強行したことで、中国および韓国との関係に緊張を招いている。しかし一方で、安倍氏は、前任者の小泉純一郎氏がしたような靖国参拝を行わず、自身の最初の公式訪問先を中国とすることで自制を示している。


 2012年の総裁選で勝利を収めた後、安倍氏は前述の懸念を和らげようと、次のように発言している。


「尖閣を巡る中国の様々な動きに対して、我々は、まずは、この尖閣、領海をしっかりと守っていくという意思を示していきたいと思います。その上において、私は6年前に総理に就任した際、最初の訪問国として中国を選びました。それは日中関係が極めて重要であるからです。日本は中国に投資をし、輸出をし、利益を上げています。中国の成長は日本の成長に必要です。同時に、中国も日本の投資によって、雇用を作り、日本から日本しかできないような資本財、半製品を輸入して、それを加工して、輸出をしています。言わば、お互いに切っても切れない関係ですね。そのことを認識しながら、両国は国境を接しています。世界中どこもそうですが、国境を接している国、様々な国益がぶつかる場合がありますね。国益がぶつかっても、今言ったようにお互いがお互いを必要としているという認識、これは戦略的に考えながら、そういう事態をコントロールしていこうと。この考え方に今も変わりはありません」


●日本維新の会


政府の停滞と効率の悪さに対する国民の怒りを追い風に、橋下徹市長率いる日本維新の会が日本の政治システムに揺さぶりをかけている。カリスマ性のある橋下市長は、決断力と、地方行政レベルではあれ、真の改革を遂行する能力を持ち合わせている。赤字財政を克服し、教員の業績要求水準策定にあたって労働組合の抵抗を乗り切るなど、橋下氏の業績は華々しい。国政進出に照準を定めた今、橋下氏は日本の政治体制の抜本的改革を公約している。


橋下氏の政策構想は、多くの点でティー・パーティーに類似している。米国におけるティー・パーティー運動と同じく、橋下氏は既成政党に対する民衆の反感とまでは言えないとしても、民衆の幻滅の波に乗っている。ただ、米国のティー・パーティー運動が非公式組織の下からのつながりを原動力としていたのに対し、橋下氏の場合は、大部分は1人の人間の個人的訴求力に頼って支持を集めるトップダウン方式を取っている。実際、政治評論家は、橋下氏のことを「日本のロス・ペロー」と呼んでいる。


政党が政策やイデオロギーの違いを鮮明にしない日本の澱んだ政治体制を混乱させることで、橋下氏は変革者として歓迎されるかもしれないが、より具体的な外交および内政の問題について詳細な説明を余儀なくされた場合、彼の評判はどのように変わるだろうか?ある政治評論家の言うように、「今は目新しさも手伝って旬の人としてもてはやされているかもしれないが、実際にやらせてみたら、国民はどう反応するだろうか?」


来る選挙に向けてどの程度有力な候補者を立てられるかが、橋下氏にとって大きな試金石となるだろう。自身のアウトサイダーとしてのイメージを損なわないために、自民党や民主党から離反した議員を多数迎えることはできないが、かと言って候補者に選挙資金を自ら賄うように求めている以上、“アウトサイダー”候補者を300人も探すには大変苦労することだろう。


東京から地方への政治的権限の移譲という橋下氏の分権化方針は地元大阪においては人気を博していても、その他の地方で共感を得ているとは言い難い。民主党や自民党に対する支持は低いものの、政府機能を東京から地方に移管することで問題が解決すると考える有権者は少ない。さらに、特に改憲など、橋下氏の政策の中には非現実的と見られるものもある。


●支持の薄れ


2012年中頃の時点では、日本維新の会の支持率が民主党と自民党の両方を凌駕している世論調査もいくつか見られたものの、夏以降の調査の結果は、日本維新の会が近い将来において国政の場で大きな役割を担う能力を備えているかという点に疑念を抱く有権者が増えていることを示唆している。


また、橋下氏と他党から維新の会に合流した国会議員のあいだに摩擦も生じている。自民党から日本維新の会に移った松浪健太衆院議員は「橋下氏の独裁は許されない」として同党の外交および安全保障政策の策定は所属国会議員が主体となって行うべきだと主張したが、これに対し橋下代表は「僕が方針を出す」と発言して同党の政策決定を一手に担う考えを示した。


最近発表された橋下氏の外交方針のいくつかは世論の批判を浴びている。日本人の国民感情と相容れない政策がいくつもあることを考えれば、そのような批判は驚くに値しない。例えば、現在日本が主権を主張する竹島(独島)に関しての韓国との共同管理や、日本が管理する尖閣諸島における領有問題の存在を認めて国際司法裁判所で解決するべきという主張はひどく不人気である。


党内の不和に、物議を醸す橋下氏の姿勢が相まって、日本維新の会の当初の勢いは失速し、支持率は減少に転じている。直近の世論調査によれば、日本維新の会は民主党とほぼ並んでいるが、両党は自民党の後塵を拝す状況となっている。同様に選挙予測も当初の100~130議席から70~100議席に下方修正され、直近では40~70議席に留まっている。


●政治の震源地は大阪か北京か?


日本維新の会は衆院選に大きな影響を及ぼすだろうが、はるかに大きな要因となりそうなのは中国の強硬姿勢である。自民党、とりわけ安倍総裁は中国に対して毅然とした態度を取る可能性が高いと有権者に見られているため、日中関係の緊張が高まる状況は、自民党に恩恵をもたらすものと考えられる。したがって、野田首相は総選挙を可能な限り先延ばしして、中国と韓国との対立関係を改善しようとするだろう。


尖閣問題では、橋下氏もメディア露出の機会を奪われ、また外交面での経験不足がさらされた結果、損害を受けている。橋下氏は安倍自民党総裁を凌ぐような強硬姿勢を取れないため、日本国民のナショナリズムが台頭する状況は、橋下氏に不利に働く。また、橋下氏には、より具体的な外交政策を策定するために年長の政治家を助言者として迎えるつもりもないようである。


●ナショナリズムの台頭


中国の地政学的な挑発が続いていることを受けて、日本全国にナショナリズムが台頭しつつある。その影響は、日本の政界再編に、またおそらくは来る総選挙にも及ぶ可能性がある。ただし、このような変化はほぼ対中国に限定されており、より広い意味での軍国主義の復活を示すものではないことに注意するべきである。


事実、中国の好戦的な態度は日本を従来の自己満足から目覚めさせ、戦後の極端な平和主義を放棄しようとする機運を有権者のあいだに拡大する契機となっている。こうした変化は、世代交代の産物でもある。戦禍を直接体験し、軍国主義を最初に拒絶した戦中世代が少なくなっているのだ。


結果的に、日本政府は、中国の領土拡張主義に対抗し、軍備を増強しようという機運を強めている。2010年の尖閣事件における中国政府の強硬で傲慢に映る態度を受けて、日本は新たな防衛戦略を採る方向に傾いた。世論調査によれば日本国民の70~80%が中国に対して否定的なイメージを持っていると答えたという。民主党は、政権の座に就いてから、外交および安全保障の分野でより保守的な政策を取り入れており、今や主要政党はすべて米国との強固な同盟関係を支持している。


ナショナリズムの覚醒する過程で、日本の軍事的脆弱性に対する国民の懸念が膨らんでおり、今や有権者は中国に対抗しうる強い指導者を求めている。世論調査によると、回答者の25%が軍備増強を支持しており、2009年の14%、1991年の8%から増加を見せている。防衛費支出の増加や集団自衛権および部隊派遣に関する法規解釈の緩和といった長年の懸案事項についても、大衆の姿勢は受け入れようとする方向に以前より傾いているかもしれない。


しかしながら、こうした改革が実施されたとしても、日本は、同盟国が攻撃を受けた場合に同盟国の防衛に参加できるようになるだけであり、アジア地域のメディアはまくし立てるように警告を発しているが、軍国主義の復活ののろしを意味するものではない。世論の右傾化は、日本国内では前例のない水準であるが、広く認識されているほどには、重大かつ危険なものではない。「ナショナリズム」ということばから大日本帝国の負のイメージが呼び起こされるが、日本は、他国が既に有する標準的ナショナリズムを獲得しているに過ぎず、それも最近中国において広範に見られた暴力的な反日抗議行動に比べれば、はるかに非好戦的なものである。


少数派を除けば、日本を軍国主義化し、米国との関係を絶つことを提唱する政党は国内に存在しない。安倍氏は、むしろ日本の安全保障政策を規定する法規に適度な改変を求めるとともに、引き続き日米同盟を堅持しようとするだろう。安倍氏は好んで中国と対抗しようとする姿勢を見せるが、中国政府と良好な関係を維持する重要性も理解している。


さらに、日本のナショナリズムに関して論じる場合、安倍氏の政治家としての経歴を切り離して考えることが重要である。日本の戦中行動に関する安倍氏の修正主義的発言は実に厄介であり、同氏がそうした発言に基づいて行動したり、首相として再びそのような発言をしたりすれば、不必要に地域の緊張を煽ることなるだろう。日本がアジア太平洋地域で有力な指導的地位を築くためには、断つ必要のある政治的関係もあるだろうが、安倍氏は無神経に乱暴を働くような行動は慎むべきである。


ただ、安倍氏は、前回の首相任期中にはおおむね挑発的行動を慎んだ実績があるので、米国政府としては、不必要に歴史を書き換えることに政治力を費やすことがないよう、非公式に助言するのが賢明だろう。


●予想される選挙結果


与党民主党は次期総選挙で大敗を喫し、その敗北によって権力の座を追われるだろう。2009年に下野した自民党が第一党に躍り出る。自民党の選挙運の大逆転劇は、野党時代に成し遂げた業績ではなく、民主党の政権運営の失敗によるところが大きい。


自民党は第一党になるものの過半数には届かず、連立相手の確保に奔走しなければならないだろう。結果的に、弱小政党が政策決定に関して議席数に不釣合いな影響力を行使しうる状況が生じる。鳩山政権においては、社民党が民主党に大きな影響力を及ぼすことができたが、その時と同じようなシナリオが展開されることになる。自民党が公明党との協力関係を維持することは間違いないだろう。しかし、自民党が行動を共にするのは、民主党か(不満を抱えて離党した者が対象になるか、あるいは左派分子を排除し、その分規模を縮小した中道政党が対象になるか)、それとも橋下氏の日本維新の会と連携するかという重要な点は、依然としてはっきりしていない。


2012年前半の時点では、安倍氏が橋下氏との蜜月関係を強調していたため、自民党と日本維新の会の連携は確実だと思われていた。7月には、橋本氏が、阿部総裁誕生の暁には維新は自民党と連携することになるだろうと発言している。しかし、9月下旬になると、橋下氏は会見で、来る選挙において安倍総裁および自民党と対決する考えであると発言した。将来の連立の可能性を否定する意味であるのか、それとも最終的に連携した場合の見返りを釣り上げようとしているだけなのか、その真意はいまだ謎である。


橋下氏が自民党との連立政権に参加するとしても、改革を提唱するアウトサイダーとしての彼のイメージを損なうことがないような立ち回りが必要になるだろう。自民党と日本維新の会は政策が一致していない。自民党は原子力発電および消費税増税の両方を推進する立場であり、維新の会はその両方に反対する立場である。したがって、連立政権の最終的な構成がどうなるかは、各党の獲得議席数次第である。


●政策実行力が上向く可能性


日本の次期首相は、景気の低迷、膨れあがる公債残高、少子化、高まりつつある中国と北朝鮮からの安全保障上の脅威、そして薄れゆく国際的影響力など、いくつもの難題に直面する。


予想通り自民党が総選挙で勝利すれば、衆参両院における優位を確定し、過去数年にわたって民主党と自民党とが各院を支配することで生じていた「ねじれ国会」の状態を解消することができる。そうなれば、次期首相は政治的駆け引きに邪魔されずに政策を実行できるようになる可能性が高くなる。しかし、どの程度成功するかは、安倍氏が有能な人材を登用できるか(前回のような「お友達内閣」ではなく)、ならびに明確な政策ビジョンを策定できるかどうかにかかっている。


民主党が既に当初の計画を破棄し、自民党の政策を採用しているので、安倍氏が総理就任後に日本政府の政策方針を変更することはないだろう。新たな指導者の誕生によって、政策の変更ではなく、むしろ政策の加速がもたらされるだろう。この違いは重要である。


●米国政府の行動指針


日本が安全保障分野で新たに採用したプラグマティズムの効果を高めるため、米国は以下のような行動をとるべきである。


1.他国に頼るばかりでは、日本が自国の海外利権を守り続けることは不可能であるということを明確にすること。日本政府は、国際的安全保障上の責任の負担を、大国としての地位に見合った水準まで引き上げるべきである。例えば、日本はシー・レーン(海上交通路)防衛の取り組みを強化することが可能である。


2.自国および同盟国の安全保障上の要求を十分に満たせるように、防衛費の増額を日本政府に促すこと。


3.日本が緊急時において同盟国を防衛することができるよう、集団的自衛権の解釈を緩和することを勧告すること。日本の自衛隊海外派遣隊が同盟国の資源をいたずらに消費するのではなく、効果的な貢献を行うことができるよう、日本政府は海外派遣についてもより現実的な法規を採択するべきである。


4.沖縄の普天間飛行場代替施設の建設について具体的な進展を見られるように日本政府に圧力をかけること。次期首相は支援を約束するだけでなく、日本政府の公約の履行に取りかかるべきである。


5.日韓の軍事・外交分野での協力拡大を奨励すること。例えば、情報共有に関する二国間協定である軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結すれば、共通の脅威に対する同盟国の抑止力および防衛能力を強化することができる。


6.日米韓三国間の軍事協力を拡大すること。三国は平和維持作戦、テロ対策、核兵器拡散防止対策、麻薬対策、対潜水艦軍事行動、地雷除去、サイバースペース防衛、ならびに人道的支援および災害対応作戦について合同遂行の可能性を模索するべきである。


7.西太平洋地域において米軍の強力な前方展開兵力を維持すること。当該兵力は日本および韓国の軍事組織と緊密に統合するべきである。それによって同盟国共同の防衛力が調うだけではなく、日本の軍国主義の復活に歯止めがきかなくなるのではないかという韓国の懸念も和らげられる。


8.太平洋において米国の同盟国を確実に支援することを表明すること。米国政府は、引き続き相互防衛条約の不可侵性を確認するだけではなく、中国の不安を取り除こうとする取り組みを強調することをやめ、その代わり、米国が行動を起こすのは、中国の脅迫の試みが度を増すことに不安を覚えるアジア諸国から要請があった場合であることを中国側に明確に伝えるべきである。


9.安倍氏に、自身の修正主義的歴史観を押し通そうとしないよう非公式に助言を行うこと。安倍氏が提言するように、日本の戦中行動に関する過去の政府声明を撤回するようなことがあれば、東アジア地域に長きにわたってくすぶっている反感を不必要に刺激する事態になるだろう。むしろ日本政府は、韓国人の感情を満足させ、戦略地政学的な利益のためにこの地域にくすぶる憤りを利用しようとする中国の活動を終息に向かわせるような内容に、その償いと謝罪の声明を見直すべきである。


●結論


皮肉なことに、中国および北朝鮮はうかつにも地政学的状況を自らの不利な方向へ導いてしまったようである。中国が「平和的台頭」の体裁を取り繕わなかったこと、また北朝鮮がオバマ大統領の差し伸べた対話の機会を拒絶したことから、日本国民は、民主党政権の外交政策の甘さに嫌気を催すようになった。その結果、日本政府と国民のいずれもが、この地域の脅威に対する国の無防備さを強く自覚するようになった。


この無防備さに対処する第一歩は、日米同盟の再評価という形ですでに進行中のようである。次の段階としては、日本が自国の防衛のみならず、国際安全保障問題への取り組みについてもより大きな責任を負担する意欲を強めることである。こうした新しい動向は、米国の安全保障上の目標と合致するものであるから、米国としてもこうした動きを後押しするべきである。


日本の直面している難局を次期首相が切り抜けられるどうかは、アジア太平洋地域における米国の権益にとって極めて重要な問題である。近年の日本は、力の弱い指導者が続いて身動きが取れない状況に陥っている。日本の次期首相が主導権を握って、大胆な改革に着手しなければ、日出ずる国は黄昏を迎えることになるだろう。


ヘリテージ財団レポート
(”BACKGROUNDER” 第2743号(2012年11月14日発行))
「米国は日本の政治的変化を利用して同盟を深化させるべきである」
ブルース・クリングナー(ヘリテージ財団アジア研究所北東アジア上席研究員)


(翻訳:菊池魁人・佐野円)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/118349

http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/751.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 今年は安倍首相の軍国主義的国粋主義にブレーキをかける年ですよね (生き生き箕面通信) 
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/af91f2bab97e99fdb6772c5809c95799
2014-01-01 07:49:12

 今年はなんとか穏やかで平和な年でありたいと願います。しかし、安倍政権は今年も、日本の軍国主義的国粋主義を強力に進めそうです。

 具体的には、まず沖縄の辺野古での米軍基地建設の強行です。沖縄の人々の強い反対を蹴散らして資材を運び込み、埋め立て工事を進めると見られています。1月19日投開票の名護市長選挙に勝つために、安倍首相自身が乗り込むのはもちろん、閣僚を投入、自民党の大物と言われる連中をも総出で選挙戦に臨み、たとえ不正と言われようと勝つために執ような介入を辞さない。

 もちろん、2月の都知事選挙も同様の様相となりそうです。首都だけに負けるわけにはいかない。安倍政権の命運をかける意気込みで取り組むことになるでしょう。

 4月は、消費税の増税が実施されます。それまでは駆け込み需要などで、多少景気が良くなったように見えるでしょうが、問題はそのあと。消費の先食いの反動減で、景気の落ち込みはまず避けられない。大盤振る舞いの予算を動員して懸命に下支えしますが、さて効果があるものやら。

 原発再稼働にも力を入れるのは間違いない。その場合の決まり文句は、「原発を止めているために代替の原油・天然ガスなどの輸入代金がかさみ、経済に悪影響が出ているが、それでもいいのか」というものです。その理屈には、原発から出る核のゴミ費用や原発事故が起きた場合の後始末費用などは含まずにおいて、「原発は安い」と宣伝する姑息さが、ひそんでいます。

 安倍首相の念願の「憲法改定」は、いまのところ世論的には分が悪いので、まず「集団的自衛権の行使」ができるように、憲法解釈を変更することに着手。このために、東大出身の北岡伸一・国際大学学長をはじめとする御用学者が大活躍する。学問は何のためにあるのか、権力の道具に堕することが学問の本来のあるべき姿かが、改めて問わなければならない年です。

 アメリカのオバマ大統領が推進するTPP(環太平洋経済協力協定)に、安倍政権も積極推進の立場で協力。これは結局、日本の国富をアメリカに売り渡す結果となることは目に見えています。しかし、安倍政権はアメリカが進めるグローバリズム資本主義のバスに乗ることを優先します。

 こうした一連の政策を進めるにあたって、都合の悪い言論を封殺するために。特定秘密保護法が動き出す。最初はそっと目立たないように。世間が慣れてきたと判断すると、その猛威をいかんなく発揮するようになる。

 来年は敗戦から70年。戦後与えられたとはいえ、国民の間に広く受け入れられた戦後憲法の四つの基本、主権在民、民主主義、平和主義、国際協調はいま、大きな危機に直面しています。危機をもたらしているのは、安倍政権です。朝鮮されているのは、わたしたち国民です。

 「お上にお任せ」では、100%の白紙委任、全権委任です。生殺与奪の権を安倍首相に与えることです。立ち上がらなければ、私たちの時代だけでなく、次の世代の人たちの生き方にも大きな影響を残すことになります。



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/752.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 王毅外相の電話外交と安倍首相の長い正月休み (天木直人のブログ) 
http://www.amakiblog.com/archives/2014/01/01/
2014年01月01日

元旦のテレビと各紙が一斉に報じていた。王毅中国外相が次々と主要国の外相に電話をし、安倍首相の靖国参拝について協議したと。その電話がどのような内容だったのか、そして相手国の外相の反応がどのようなものであったか。それは報じられている通りだ。日本批判の包囲網はどんどんと広がっている。いまや安倍首相が最も重視するロシアでさえ、ラブロフ外相はこう言ったという(1月1日朝日)。「ロシアは中国の立場と完全に一致する」、「日本が誤った歴史観を正し、地域の緊張を激化させる行動をとならいよう促す」と。

なぜ安倍首相は黙っているのか。靖国参拝は安倍首相が信念を貫いて行った事であるはずだ。それをここまで世界各国から批判されてよくも安倍首相は黙っていられるものだ。よくも長い正月休みをのんびりできるはずだ。世界に説明して誤解を解く、と言ったのは安倍首相ではなかったのか。なぜ中国に先手を打って岸田外相に電話をかけさせなかったのか。いや、中国が外相だから、日本はそれを上回る首脳電話外交をなぜみずから行わなかったのか。まさか説明しても理解が得られないと思っているからではないだろうな。まさか英語が出来ないから面倒だと思っているのではないだろうな。まさか放置しておけば沈静化するだろうと思っているのではないだろうな。まさか正月休みは日本は仕事をしないものと決まっていると思っているのではないだろうな。どう考えてもおかしい。外交は沈黙したほうが負けだ。世界が安倍批判で固まってしまえば後で何を言っても無駄になる。それほど重大な中国外相の電話外交と、それに対する安倍政権の不作為であるが、大手メディアはなぜか安倍批判を一切しない。安倍首相を支える右翼は、何があっても中国批判を繰り返すしか能がない。私はここにこの一年の日本外交の無能さとそれを許すメディアの堕落を見る思いだ。

もはや安倍首相という大きなハンディを持って日本は2014年を始めなくてはいけなくなった。それでいいのか。安倍首相を代えられない自民党も、黙って追従する官僚も、靖国問題から目をそらそうとするメディアも財界も、そして何よりもそんな安倍首相を支持する国民も、日本の国益を損ねる共犯者である。私は共犯者にはならない。安倍首相は間違っていると言い続ける。間違っているからそれを正せと言い続ける。そしてもし正せないのなら、日本国民のために潔く辞して後任者に首相の地位を譲るべきだと言う。これは客観的に見て正しいことなのである。正しい事をいう事は批判ではない。建設的助言である。私は今年一年もまた建設的助言を発信しつづける。これがその第一号である(了)



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/753.html

記事 [政治・選挙・NHK158] [CML 028621] 今日、美輪明宏さんが「ふるさとの空の下に」を歌う
紅白歌合戦での映像が手元にないので、2009年10月14日放映のSONGSから「ふるさとの空の下」部分を切り取ってはり付けておく。

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[CML 028621] 今日、美輪明宏さんが「ふるさとの空の下に」を歌う
京都の菊池です。 ekmizu8791 at ezweb.ne.jp
2013年 12月 31日 (火) 13:26:00 JST
http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-December/028601.html


今日、美輪明宏さんが「ふるさとの空の下に」を歌う


転送・転載歓迎


京都の菊池です。


今日12/31火曜日

第64回紅白歌合戦

出場歌手49人中

40番目で


美輪明宏さんが歌う


「ふるさとの空の下に」
は、興味深いと思います。
よろしければ聞いてみてください。


歌詞を

ふるさとの空の下で/美輪明宏 - 歌詞検索サービス 歌詞GET

http://www.kget.jp/lyric/96530/ふるさとの空の下で_美輪明宏

で読めるようです。


美輪明宏オフィシャルブログ「期間限定 美輪明宏official blog」 Powered by Ameba

http://ameblo.jp/miwaakihiro-reijin/



美輪さん自身が

どうして今回「ふるさとの空の下に」を唄うのか

「ふるさとの空の下に」
2013-12-29 13:00:00NEW !
テーマ:ブログ
http://ameblo.jp/miwaakihiro-reijin/entry-11736150592.html

に書いておられます。


この歌は

美輪さんのCDでも聞けます。

美輪明宏>CD
http://ucgi.o-miwa.co.jp/cgi-bin/cd.cgi


老女優は去り行く 美輪明宏のすべて+2

発売日:2013年4月10日 発売元:ソニー・ミュージックダイレクト 税込定価:3150円
銀巴里生活25周年記念リサイタルを収めた実況録音盤が待望の初CD化。(二枚組み)

[DISC:1]
1. 水色のワルツ
2. 小雨降る径
3. バラ色の人生
4. 恋はせつなく
5. メケ メケ
6. 愛しの銀巴里
7. 長崎育ち
8. 祖国と女達
9. 故郷の空の下で
10. ヨイトマケの唄
[DISC:2]
1. 夜のタンゴ
2. 人の気も知らないで
3. あきれた あんた
4. ボン・ヴォアヤージュ
5. 群衆
6. 愛の讃歌
7. 街の皇太后
8. ミロール
9. 老女優は去り行く
10. 昼メロ人生(※ボーナストラック)
11. 砂漠の青春(※ボーナストラック)


※ふるさとの空の下に
は、含まれていませんが、
下記のCDも興味深いと思います。


白呪

発売日:2006年7月 発売元:パルコ 税込定価:2500円
1. 祖国と女達
2. 悪魔
3. ボタ山の星
4. ヨイトマケの唄
5. 亡霊達の行進
6. 陽はまた昇る
7. 別れの子守唄
8. 妾(わたし)のジゴロ
9. あたしはドジな女
10. さいはての海に唄う

特に
祖国と女達

は興味深い歌だと思います。

歌詞を

祖国と女達 (従軍慰安婦の唄)/美輪明宏 - 歌詞検索サービス 歌詞GET

http://www.kget.jp/lyric/146136/祖国と女達+(従軍慰安婦の唄)_美輪明宏

で読めると思います。


真夏の夜の美輪明宏スペシャル


これには、
ふるさとの空の下に
祖国と女達
は出てこないようですが、


NHKネットクラブ 番組詳細 真夏の夜の美輪明宏スペシャル

真夏の夜の美輪明宏スペシャル 

NHK総合

放送日時: 2013年12月31日(火)
午後3:45〜午後5:00(75分)

https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20131231-21-11013

が再放送予定です。


※この番組の紹介が


マンダラコイルの音楽ブログ
http://ameblo.jp/19471123/

NHK「真夏の夜の美輪明宏スペシャル」〜!!|マンダラコイルの音楽ブログ

http://ameblo.jp/19471123/entry-11596904479.html

で書かれています。


http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/754.html
記事 [政治・選挙・NHK158] 自由民主主義は「民主主義をあざ笑うものたちの道具でしかない」やりたい放題政治が始まった(自民党的政治のパンツを剥ぐ) 
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51537434.html
2014年01月01日


民主党 野田・前原の後ろにいたのが 長嶋氏
そして 前原・安倍が手をつなぎ 米国の日本ハンドラーたち
に挨拶すべく 米国詣でだ

小沢一郎をつぶせ!と 指揮棒を振るったのが 裏のアメリカ提督と
その配下のマスコミ 麻生・野田・前原たち 
その掌で 裸踊りをやらかしたのが 菅直人

これがキングメーカーたちのストーリーだ去去年***

菅をつぶし手下の野田・前原・岡田たちに 参謀長嶋に監督させ
復興税横取り 消費税増税 ゴジラ東電の温存 尖閣国有化 小沢つぶし
に狂奔させた

長嶋と裏で繋がる 自民党安倍政権での 日本右翼化第二幕が
世界遺産クラスの辺野古海岸破壊となる

米軍は似たような手法を エジプトで展開している
裁判所がからみ モルシ政権を追放し 軍事政権が裏に回り画策中だから

これからの日本のことは エジプトを見ればよくわかる
民主主義は民主主義をあざ笑うものたちの道具でしかない

もうGDPも近隣外交も弱小国民も関係ない
裏政治参謀本部のやりたい放題政治が始まった



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/755.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 「日本の指導者が近隣国との緊張を悪化させる行動を取ったことに失望した。私たちのメッセージは明確だ」ハーフ副報道官
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu303.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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「日本の指導者が近隣国との緊張を悪化させる行動を取ったことに失望した。
私たちのメッセージは明確だ」ハーフ副報道官は改めて参拝を批判しました。

2014年1月1日 水曜日

謹賀新年

◆「“失望”は明確」米国務省が改めて靖国参拝を批判 12月31日 テレビ朝日
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20131231-00000022-ann-int

安倍総理大臣の靖国神社参拝について、アメリカ国務省は会見で、緊張を悪化させる行為だと改めて批判しました。

 米国務省・ハーフ副報道官:「日本の指導者が近隣国との緊張を悪化させる行動を取ったことに失望した。選んだ言葉から、私たちのメッセージは明確だ」
 このように、ハーフ副報道官は改めて参拝を批判しました。ただ、日米関係は今後も変わらないと強調し、日本とこの問題について協議を続けていくとしています。
 一方、中国の王毅外相は30日夜、ロシアのラブロフ外相と電話で会談し、「中国とロシアは、ともに国際正義と戦後の国際秩序を守るべきだ」と呼びかけました。ラブロフ外相はこれに応じ、日本に対して歴史問題で中国と共闘する姿勢を示しました。


◆アメリカ大使館 ConnectUSAに寄せられたコメントの一部 (米国務省・ハーフ副報道官の報道に対して)
https://www.facebook.com/ConnectUSA

Kimura Kazumasa 大使は昨年末の国務省の副報道官の「失望した」発言説明ないし撤回させるべきではないでしょうか。いいね! ・ 返信・ 43 ・ 11時間前.

.Kimura Kazumasa 大使は「失望した」という国務省の副報道官の発言について、きちんと説明すべきでしょう。ていいね! ・ 返信 ・ 41 ・ 11時間前..

Yoshitaka Hara 昨年失った日本の信頼を取り戻すために謙虚に努力することを期待します。普通の日本人は怒っています。いいね! ・ 返信・ 25 ・ 11時間前..

満尾 修一 12/31のハーフ副報道官、「靖国参拝は問題ない」という認識だったならば、問題ないことを問題にする中韓に失望すべき。なぜ日本に失望したのですか?
「地域情勢に悪影響を与える行為」に、領海侵犯・射撃管制レーダー照射・防空識別圏一方的宣言&従属強要・首脳の罵詈雑言・告げ口外交・防衛協議ドタキャン・国際条約違反連発等々は含まれないのですか? 日本が採った行動は、常に対話のドアを開け首脳会談を呼びかけ続け、国内問題として祖国の英霊に尊崇を念を示しただけです。日本だけが地域情勢に悪影響を与えているのですか?
「この問題について日本と協議を続けたい」とは二枚舌も甚だしい。日本が一度でも協議を渋ったことがありますか? 防衛相電話会談を一方的に延期したのはアメリカですよ、再開はいつですか?
「状況は常に異なる」? 中華主義国家とテロリスト崇拝国家の言いがかりがエスカレートしているだけですよ。ならず者の言いがかりに負けず平和祈願と慰霊行事を行ってはいけないとは、アメリカはチキンに成り下がったようですね。中国の軍拡理由にされるとの見方も認識不足。 彼らは今まで猛烈な勢いで軍拡し周辺国を侵略中、これからも靖国参拝の有無に関係なく軍拡及び侵略を続けるでしょう。
アメリカには、日米安保条約を破棄し日本から出て行く自由(=太平洋西半分を放棄する自由)があります。しかしその日が来るまでは、中国に怯え・気兼し、同盟国日本をスケープゴートにするのは謹んで戴きたい。貴方たちの言動が覇権に突っ走っている中国に利しているのです。
中国・韓国の内政干渉を助長するアメリカの発言、それも日本人の祈りを侮辱されたことに我々は本気で怒っています。突然高まった反米感情を親米感情に変えるには、ケネディ大使が靖国参拝するか東京裁判を国際司法裁判所で検証しなおす、そのどちらかでしょう。いいね!・ 返信 ・ 51 ・ 11時間前.

.はっちぃ ぎゃふん 靖国参拝ごときで失望しているようでは、真の同盟国とは言えないよ。^^いいね! ・ 返信 ・ 24 ・ 11時間前.

.Kimura Kazumasa 真当な日本人は失望していますよというより、怒ってますよ。いいね! ・ 返信 ・ 25 ・ 11時間前

..Fujii Yosuke 明けましておめでとうございます。今年も日米両国が共に励まし合い、平和と安定の実現に向けて協力し合える1年でありますように。      ++ そのためにも、日本1国だけに我慢を押し付けるような事は平和と安定の為にならないどころか、周辺国の増長を招き余計状況を悪化させるだけですので、今後は厳重に控えて頂きたいものです。   +++ それでは、本年も宜しくお願い申し上げます。いいね!・ 返信 ・ 18 ・ 10時間前.

.はっちぃ ぎゃふん アメリカ大使館の言葉に、大変失望しています。いいね! ・ 返信 ・ 17 ・ 9時間前 (携帯より).

.藤井 一幸 Happy New Year.
China and South Korea will scheme for Japan-U.S. division thoroughly.
I wish to carry out immediately telephone conference of Defense Minister Onodera and American Defense Secretary Hegel.
If possible, I will wish strongly the telephone conference of President Obama and Prime Minister Abe.

あけましておめでとうございます。
残念ながら、今年、中国と韓国は徹底的に日米分断を画策するでしょう。
私は小野寺防衛大臣とアメリカのヘーゲル国防長官の電話会談を早急に実施することを希望します。
可能ならば、私はオバマ大統領と安倍首相の電話会談を強く希望します。いいね! ・ 返信 ・ 17 ・ 11時間前..

満尾 修一 日本に金をタカる為に朝日新聞が捏造し韓国が便乗している慰安婦像を、Glendale (State of California) が設置しているが、アメリカには関係ないでしょう?
反アメリカのイスラム団体が、日本国内にアメリカを侮辱する像を次々建て、日本がそれを容認したら、貴方たちは平気ですか? それと同じです。靖国参拝にコメントする前に自分自身を振り返り、慰安婦像は極東の「地域情勢に悪影響を与える行為」として、撤去されては如何でしょう。この方が余程重大です。いいね!・ 返信 ・ 34 ・ 11時間前.

.Akira Fujiwara 同感です。いいね! ・ 3 ・ 5時間前..
返信する…
.
.Yajirou Yoiyama 靖国神社参拝の正当性について特に疑問を感じていらっしゃらないなら、それについてとやかく言ってくる中国、韓国に対して配慮をしろという考えにならないはずですよね?
ハーフ報道官のコメントを拝聴致しましたが、どういう事なのかよくわからない。
よく考えないで、日本人の気持ちを踏みにじって、泥をかぶせようとしたんですか?
私たちは、滅多にこうした感情を表現することをしません。あまり自分の意見をいう事に慣れていないかも知れません。でも貴方たちと同じです。心があります。いいね!・ 返信 ・ 16 ・ 5時間前.

.Rene Holec 韓国の外相がケーリー国務長官に会いに行くそうですが、お願いがあります。同盟国である韓国軍の要請で銃弾の提供をしたところ、お礼どころか、韓国政府がうそをついて、安部首相を批判したことに、日本国民は、大変傷つき、怒っているとお伝えください。靖国神社は、戦没者の眠る場所で、第二次世界大戦の際に日本と戦争していない。ましてや一緒に戦った韓国が批判するのは、頭がおかしいと、国民は思っています。日本が統治することになった経緯は、もちろんご存知ですよね。、当時、韓国がロシアに狙われていて、日本の保護を必要としていた為に、アメリカ合衆国も間にはいって、日本の首相と韓国の大統領が署名し、併合した為、韓国とは戦争していません。また、第二次世界大戦後、貴国が日本に返還した竹島に、日本の漁民を殺して武力で奪い取った竹島に、前大統領が上陸したこと、政治的に関係のない天皇への侮辱発言について、同盟国間の緊張を高める行為で、韓国政府に失望したと声明を出してください。また、サンフランシスコ条約で解決済みの賠償問題を、日本に求めて国際法違反を繰り返す限り、また、政治利用の為に、国民にうその歴史を教え反日教育を続ける限り、たとえ日本政府が韓国を助けようとしても、日本国民はそれを許さない旨、お伝えください。アメリカの議会が慰安婦像を建てる許可を出すのは、無知は罪だという言葉を付け加えたいと思います。慰安婦については、当時のアメリカ軍による慰安婦への聞き取り調査の資料があるはずです。ケリー国務長官もアジアの歴史をしっかりお勉強されて、だれが、地域の緊張を生んでいるのか、日本国民の納得する形でご説明をお願いいたします。これから訪れる韓国の経済危機に日本政府が前回のように援助することは、日本国民が許しませんので、期待はしないでください。貴国は、圧力をかける国を間違っています。中韓と日本の間でゆれるような態度を取るのはやめてください。日本国民は、我慢の限界にきています。いいね!・ 返信 ・ 15 ・ 7時間前 ・ 編集済み..

山田 義雄 まったく、同感ですな。いいね! ・ 1 ・ 2時間前..
返信する…

.Tomikazu Suzuki 日本はおとなしくて何でも言い易い国なのでしょう。それは今回で終わりしてください。大和魂に火を付けるべきではない。いいね! ・ 返信 ・ 16 ・ 11時間前.

.Masatosi Teragaki アメリカ大使館も呑気におめでとう何て言ってる場合じゃ無いのだが。去年は中国、韓国に味方して日本人を激怒させたのにね。アメリカは同盟国として立場は変わら無いといってるけど、残念ながら日本人がアメリカを見る目は完全に変わった。親中のアメリカに国防を頼る危険性、未だに敗戦国扱いして当たり前の様に在日米軍を駐留させてる。法的にはサンフランシスコ講和条約、日中平和条約、日韓協定でとうの昔に戦後処理は終わってる。今年は戦後レジューム脱却元年になるだろう。独立自尊で日本の平和を守る事が靖国に祀られてる英霊達への日本人の義務だから。いいね!・ 返信 ・ 31 ・ 10時間前..

はっちぃ ぎゃふん 東京裁判ですか?
アメリカ人は永遠に、振り返ることはありません。
振り返れば、黄色人種差別にはじまり、当時の欧州のアジア植民地の正当化、ハルノートの正当化に繋がりますから。
どーもすみません。(ー ー;)いいね! ・ 返信 ・ 15 ・ 11時間前 (携帯より).

.高松 章 呑気というか、おめでたい国ですね。肝心なことにはダンマリでしょうか。まあその程度の国とはほどほどの付き合いで。いいね! ・ 返信 ・ 18 ・ 8時間前..

Shigeaki Morikawa 明けましておめでとうございます。初詣は、靖国神社へ!いいね! ・ 返信 ・ 14 ・ 11時間前..

佐藤 斉 まずは変なプレスリリースを撤回すべきでしょう。
あれで貴国は日本人からの信頼を失いました。いいね! ・ 返信 ・ 29 ・ 11時間前 (携帯より).

.Rokusan Fukuda 後一つ疑問が沸きました。これだけFBがにコメがついて、いわゆる炎上状態でテレビの連中は、嬉々として利用すると思ってましたが、コメント大量についてる日からほぼそれをニュースにしてなくないですか?自分の探すのが下手だったのか?それとも、お隣の国の内政やばすぎて、放送するなとか命令が来てるのか?wいいね! ・ 返信 ・ 12 ・ 5時間前..

佐藤 まこ その同盟国より中韓に配慮する発言、行動しといて地域の安定とかちゃんちゃらおかしいですいいね! ・ 返信 ・ 12 ・ 7時間前.

.井川 治生 同盟国の総理の靖国神社参拝を地域の不安定化の原因と決めつけて問題視し、中国の内政干渉や領海侵犯を黙認するのは同盟国への背信行為だ。日本の主権者である日本国民への謝罪を要求します。いいね!・ 返信 ・ 27 ・ 11時間前..

Rokusan Fukuda 明けましておめでとうございます。まだ原文を読めば本当の意図がとか言ってる人って一体・・・その後色々言ってますが、もうほぼ名指しで【日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに米国政府は失望している。】日本の指導者、日本の指導者、日本の指導者、って公式声明出しちゃってんですからさ、みっともないことやめてくださいよ。嘘を嘘で塗り固めて次はここの皆さんの声は無視でよろしくお願いしますですか・・・。ポチにならなくなってきたから、今年はまた原爆を落としますのでよろしくですか?で、事故扱いにしてアメリカが救援にいくとかして名誉回復!おたくらまじでやりそうだから、もうオバマさんが直接声明出さぬ限り誰も納得しないよ・・・それすら理解できないって・・・・・いいね! ・ 返信 ・ 10 ・ 6時間前..

山田 佑都 あけましておめでとうございます
今年は日本での米国の信頼を取り戻せることを切に願いますいいね! ・ 返信 ・ 10 ・ 11時間前 (携帯より)..

Yajirou Yoiyama ちなみに私が、「あなたには失望しました」って人に言うとしたら、それはもう、その人の顔を二度と見たくないときですね。たくさんの日本人がそういうニュアンスでこの言葉を捉えるのではないかなと私は思いますが、いかがでしょう。お友達の日本人に聞いてみてください。
勿論、言葉の問題が本質ではありませんが。いいね! ・ 返信 ・ 10 ・ 5時間前..

阿部 晴彦 稚拙な言い訳したり、立場を顧みることもせず白々しく新年の挨拶をしたり。
本当に恥ずかしい国、大国の傲りでしょうかね?
申し訳ないけど、あなた達を友好の目で見ることは、今後二度とありません。
日米安保条約に則り、法的に定められた義務を粛々と事務的に対応するのみでしょう。
他国の宗教施設や内政に干渉したことに対し、発言の取消しと謝罪が必要ではないと本気で思っているのだとしたら…頭おかしいんじゃないのでしょうか?We hate you, again.いいね! ・ 返信 ・ 10 ・ 5時間前 (携帯より)

..Akihiko Shiotani あけましておめでとうございます。
今年の個人的な抱負は『脱アメリカ』の一言につきます。
子供の頃から憧れていたアメリカは、なぜ今このようになったのか。
細かい経緯は知らないけれど、同盟国ではないことは本当に感じた。
日本のマスコミは、もっとこういう現実、そして危機感を伝えるべき。いいね! ・ 返信 ・ 10 ・ 10時間前.

.Ryousuke Itou You have to explain the reason why you changed your status in a few days about the visit to Yasukuni Jinja Shrine by our Prime Minister. You must not look down the 'silent majority' in Japan.
翻訳を見る
いいね! ・ 返信 ・ 12 ・ 10時間前..

Rina Ozaki あけましておめでとうございます!
貴国にとってこの一年が善き年でありますように。
いいね! ・ 返信 ・ 8 ・ 11時間前..

森本 徹 明けましておめでとうございます。 昨年末、アメリカが中韓の反日包囲網に加わった事で、戦後70年間、両国に裨益し、世界平和にも貢献した日米の友好に大きなヒビが入ってしまいました。非常に残念です。今年は日米が友人に戻れる年になる事を祈っています。いいね! ・ 返信 ・ 9 ・ 5時間前 (携帯より)..

橘 秀俊 靖国神社に日本の首相が行くのに中国や朝鮮と同じコメントするなよ!Chikn!いいね! ・ 返信 ・ 23 ・ (携帯より)..

Ken Morohashi 安倍総理の靖国参拝を断固支持します!他国に文句は言わせない。靖国も神道の神社、私たち日本人の心の要です。いいね!・ 返信 ・ 19 ・ 11時間前..

小川 洋史 今年は「失望」するなよ!いいね! ・ 返信 ・ 17 ・ 11時間前 ・ 編集済み..

高橋 新 というか失望させるなよと。いいね! ・ 14 ・ 11時間前..

Hayakawa Tadashige そのとおりですいいね! ・ 1 ・ 5時間前..
返信する…

..柏木 英治 アメリカ大使館一同様
まずは「失望」を取り消しましょうかね。
新年の挨拶は、それからです。いいね! ・ 返信 ・ 8 ・ 3時間前 (携帯より).

.原 桂一 米国は信頼できる同盟国だと錯覚していました。共産党に媚びてしまって、すっかり使い捨てした日本は既に用済みなのですね。もう米国や米国人が一切信用できなくなりました。いいね!・ 返信 ・ 8 ・ 5時間前.

.和田 秀俊 明けましておめでとうございます。
ここ数年は観光で毎年アメリカを訪れています。
色々あるけれど、やはりアメリカは好きな国の一つです。
アジア、そして世界の平和のためにも、不用意な発言で中国に、そして日本に間違ったシグナルを送るようなことの無いことを希望します。
日本人は既に目覚めています。いいね! ・ 返信 ・ 8 ・ 8時間前 (携帯より) ・ 編集済み


(私のコメント)

新年あけましておめでとうございます。

アメリカ大使館のフェイスブックが相変わらず炎上状態ですが、新年のメッセージに対するコメント欄が相変わらず炎上状態のようです。31日の米国務省のハーフ報道官のニュースがありましたが、「失望した」事の対象が靖国参拝に対するものか、近隣諸国との緊張を高めるものに対する事なのか、日本人記者が何度も聞いていますが、参拝したことに対する「失望」ではないと明確に否定しないと、関係を悪化させることと参拝したことを両方を「失望」したと取る事も可能だ。

ハーフ報道官の一問一答もネットにありますが、日本語の記事にする時点で記者が意訳してしまうから頭が混乱してしまう。言ってもいない事を付け加えて記事にするからですが、英語は本来YESとNOとがはっきりと分かる言葉だと教わってきたのですが、ハーフ報道官は同じ言葉を繰り返すばかりで、「失望」が靖国参拝に対するものではないという明確な返答は最後まで入っていない。

後は自分たちで解釈してくれという事なのでしょうが、明確に否定していないという事は肯定したという事とも取れる。このように外交的駆け引きは玉虫色の言葉の応酬合戦になるわけですが、中国から見ればアメリカ国務省は靖国参拝に「失望」したと報道しても間違いではない事になるし、日本政府は「関係を悪化させた」事に対する「失望」と受け取る。

小泉総理の靖国参拝の時にはアメリカ政府は何も言わなかったのに、安倍総理の参拝に対して「失望した」とコメントしたことは、反日マスコミは喜び勇んでアメリカが安倍総理の靖国参拝を批判したと報道する。中国はロシアや韓国やベトナムなどに電話攻勢で反日包囲網を形成しようとしている。

中国に対して間近にある日本と、太平洋を隔ててさらに反対側の東海岸のワシントンとの距離感に違いがあるのは当然であり、中国の脅威は地理的な条件でも感じ方が違う。韓国に至っては中国とは地続きだから海を隔てた日本よりも危機感は強くなる。尖閣問題ではいつ偶発戦争が起きるかもわからない状況であり、アメリカの「中国を刺激するな」というメッセージも分かりますが、アメリカ政府の巻き込まれたくないという意思もよく分かる。

アメリカのオバマ政権では、シリアへの介入でも失敗しておりエジプトやリビアなどへの関与でも失敗している。これらの国の内乱は収まるどころか泥沼化してきていますが、アメリカはシリアやエジプトやリビアやタイなどに対しても「失望」している。南スーダンでも内乱は広がってきておりこれにもアメリカは「失望」しているだろう。

中国の台頭とともにアメリカの覇権の衰退がアフリカや中近東の流動化につながっているし、タイをはじめとしてアジアにも体制派と反体制派の対立が強まり、アメリカがそれに対して対応できなくなってきている。オバマ大統領の内向きな姿勢にも原因があるのでしょうが、今までアメリカに押さえつけられてきた勢力が力をつけて火がつき始めている。

日本に対しても今までは、米国務省からニューヨークタイムズを通じて朝日新聞に命じて靖国参拝や従軍慰安婦問題や河野談話村山談話を外交問題化するなどして、戦後レジームを守ろうとしてきた。しかしネットの普及でマスコミの国民世論の統制がつかなくなって来て、特定秘密保護法案のようにマスコミが反対しているから賛成したほうがいいという国民まで出てきた。

靖国参拝も、アメリカ国務省からNYタイムズを通じて朝日新聞が参拝批判を大々的にやっても国民世論は参拝賛成が多くなっている。これではアメリカ国務省の反日勢力も「失望」せざるを得なくなっている。政治家や官僚なら脅せば言う事は聞かせられるが、国民世論がマスコミだけでは操作できなくなっている。

さらにはアメリカ大使館のフェイスブックにアメリカ批判のコメントが殺到して炎上してはハーフ報道官も曖昧な答弁を繰り返すのは仕方がない。日本国民世論を炎上させても行けないし朝日新聞のバックアップもしなければならない。だから双方の都合のいいようなコメントを繰り返すしかない。ついでに韓国大使館のフェイスブックなどを見てみましたらコメントがほとんどついていない。批判的コメントをつけても消されてしまうのだろうか?


http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/756.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 2014年になりました。アベシンゾー政権は厭でも続くなど何も変わりませんが、今年もよろしく(憂き世の日々に埋もれて) 
http://onsen-kabumasa.cocolog-nifty.com/okirakunikki/2014/01/post-81df-1.html
2014年1月 1日 憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ

2014年になりました。新年ということですが、何も変化あ
りません。政治ではあいも変わらずに憲法破壊願望で戦争して
国民殺したいアホのアベシンゾーが独裁者気取りで政権に居座
ってます。

その証明のように、アホのアベシンゾーは31日、映画館で映
画「永遠の0」を鑑賞したそうで、アベは「感動しました」と
さ。「永遠の0」は、アホのアベシンゾーマンセーの自称作家
の百田尚樹の同名小説が原作で、零戦パイロットの話。つまり
は、翼賛マスゴミの洗脳と騙し、恥さらし無責任体制の政府と
軍部の兵役強要で犬死にし、さらには自らの意思などそんなも
の関係ネエと戦争賛美のカルトの館ヤスクニにこれまた強制的
に祀られて軍国主義にまたまた利用された可哀想な兵士のおは
なしだ。

その犬死にした国民の話に感動したってんだから、自分の悪辣
に画策する憲法破壊で戦争惹起して徴兵した国民が犬死にして
行く未来の国民の姿を思って、テメエの独裁の結果に打ち震え
て感動したってことなんだろう。新年からなんとも気味の悪い
記事だ。

ところで、アホのアベシンゾーは百田の作品の熱心な読者(百
田の本はアベ向けに漢字全てにルビ付きかな)だそうで、昨年
末には共著(とういうか対談みたいなもんらしいが、クズ本な
んてどうでも良いや)を出版するほどのゴロツキ仲間で、皆様
の敵NHKの経営委員にまでしてしまって、そのNHKは会長もア
ベのゴロツキ仲間で報道なんてのは以前からの自民クサレ・カ
ルト寄りがさらに深化悪化して、今や完全にアベの私物化税金
泥棒放送局。

というわけで、今年も自民クサレ・カルト政権が続くと考える
と欝な気分になるばかり。さらに、民主党政権樹立の意味も意
義も理解できなかった(小沢魔女狩りに加勢した)民主党のノ
ダなどのクズどもが自民クサレ政権樹立願望で積極自壊したそ
の腐敗民主党が都知事選では自民クサレ・カルトの独自候補に
相乗りするって話まで出ている訳で、民主党の崩壊一途のお馬
鹿度は止まるところ知らないようだし、うんざりするしかない。



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/757.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 安倍内閣は必ず破綻=生活・小沢氏 
安倍内閣は必ず破綻=生活・小沢氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140101-00000035-jij-pol
時事通信 1月1日(水)14時28分配信


 生活の党の小沢一郎代表は1日、東京・深沢の自宅で恒例の新年会を開いた。小沢氏はあいさつで、安倍晋三首相の政権運営について「強者の論理に立った安倍内閣は必ず破綻する。強い者をどんどん強くし、弱い者は切り捨てるのは政治ではない」と厳しく批判した。

 また、小沢氏は自身が1942年生まれの午(うま)年で年男であることに触れ、「昔から『麒麟(きりん)も老いては駑馬(どば)にも劣る』という言葉があるが、このまま駑馬となり老いて死んでいくわけにはいかない」と党勢回復に意気込みを語った。

 新年会には同党所属の国会議員5人のほか、落選中の元議員ら約40人が集まった。



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/758.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 1990年の年初も世は強気に満ち溢れていた (植草一秀の『知られざる真実』) 
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/1990-ed57.html
2014年1月 1日

あけましておめでとうございます。

皆様にとりまして今年一年が幸多き年になりますよう祈念申し上げます。

本ブログ、メルマガをご高読賜りまして誠にありがとうございます。

誠に微力ではありますが、私たちの未来を明るく良いものにするために力を尽くして参る所存です。

旧年中のご厚誼に深く感謝申し上げますとともに、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。


一年の計は元旦にあり。

2014年をどのような年にするか。

それは一人一人の思慮と意思と行動力にかかる。

国のかたち、国の政治を定める権限を持つのは国会だ。

この国会が特定勢力に占拠されてしまっている現状を見つめなければならない。

今年は大きな国政選挙が行われない可能性が高い。2015年も同じだ。

次の国政選挙は2016年夏の衆参ダブルになると見られている。

2年半の国政選挙空白期が残されている。

この2年半に、日本は大きく変質されてしまうリスクが存在する。

これが「アベノリスク」である。


日本が更に悪い方向に進むことを可能な限り阻止するとともに、2016年夏に予想される次の国政選挙で、歴史の歯車を大転換しなければならない。

その成否のカギを握るのが2014年になる。

安倍政権にとっては試金石となる選挙が三つ予定されている。

1月19日の名護市長選、2月9日の東京都知事選、そして、4月27日の衆院補欠選である。

鹿児島2区の徳田毅議員は公職選挙法の連座制によって議員辞職を迫られる見込みである。

3月15日までに徳田毅議員が辞職すれば、補欠選挙は4月27日に実施される。

衆議院議員が辞職して2月9日の東京都知事選に立候補する場合も、4月27日に補欠選挙が行われる。

4月と言えば消費税増税がある。

安倍政権は4月の衆院補選を実施しないで済むように画策しているが、徳田毅氏の議員辞職を先送りすることは適正でない。


安倍政権の推進する政策路線に賛成する日本国民もいるだろう。

思想・信条の自由が認められているから、それはそれで構わない。

しかし、安倍政権が進める政策方針に強く反対する主権者も多数存在する。

現在の政治状況は、この人々の意思を吸収できないものになっている。

民意が正しく反映されていない政治状況が生じているわけだ。

安倍政権を支持する国民は、国政選挙の結果を見る限りは、全体の4分の1しか存在しない。

半分の国民が自らの意思を表示する権利を放棄してしまっている。

選挙に参加した人は半分程度しかおらず、選挙に行った主権者の半分程度が安倍政権与党を支持したに過ぎないのである。

したがって、安倍政権を支持しない主権者が実は過半数を超えているということも十分に考え得るのである。

内閣支持率は50%程度しかないわけで、これが4割、3割と低下してゆけば、政治状況の矛盾はより鮮明になる。


2014年の日本政治を見ると、2013年から継続する重要案件への対応に引き続き焦点が当たる。

消費税、TPP、原発再稼働、沖縄、憲法・戦争・秘密法

の五つである。

消費税を3%引き上げると国民負担は8兆円増大する。社会保障負担の増加も重なるから負担増は9兆円である。

補正予算での積み増しは2013年度が13兆円だったが、2014年度は5.5兆円で、7.5兆円の減少になる。

合計16.5兆円もの景気下方圧力が生まれることになる。

この逆噴射で日本経済が撃墜される惧れがある。

TPPで安倍政権は、コメ、小麦、牛肉、乳製品、砂糖の5品目の関税を維持すると約束してきたが、米国は関税撤廃を求めている。

安倍政権が公約を守るのかどうか、国民は注視している。


関税だけではない。

日本国民の生活の安心を支える最大の制度は、公的医療保険制度である。

現状でも、公的医療保険の保険料を払えず、無保険状態に置かれる国民が続出している。

それでも、公的医療保険に加入していれば、必要十分の医療を受けることができるのが現行制度である。

ところが、日本がTPPに参加すると、この現状は崩壊する可能性が高い。

医療が保険医療と保険外医療に2本立てになるのだ。

財務省は医療を保険医療と保険外医療の2本立てにすることによって、保険医療の公費負担を軽減することを狙っている。

他方で、保険外医療を拡大することによって、医療のGDPを増大させ、これを成長戦略の中に位置付ける企みが存在する。

医療のGDPが拡大することは良いことのように見えるが、その内容は、医薬品の価格、医療機器の価格、医療行為の価格が跳ね上がることを意味するだけで、事業者の利益は増えるが、国民に幸福をもたらすものではない。

保険外の医療行為の価格は跳ね上がり、普通の国民はこの医療費を払えない。

それを待ち構えているのが、ハゲタカ保険会社である。

高額の民間医療保険商品を売り込み、これで大儲けしようとしているのだ。

富裕層は高額な民間医療保険商品を購入して、高額医療を受けることができる。

しかし、富裕層でない国民は、公的医療保険でカバーされる医療しか受けられないことになる。

また、現在は高額療養費制度があって、高額医療を受けても、本人負担が月額で上限が設定されている。

公的助成で高額医療を受けられる。

また、難病に罹患している人に対する助成制度も、それなりに充実している。

ところが、日本がTPPに参加して、医療が保険医療と保険外医療の2本立てにされると、
富裕層は十分な医療を受けられるが、富裕層でない国民は十分な医療を受けられない状況に移行する可能性が極めて高い。

つまり、TPPは農業の問題というよりも、医療の問題であると言っても過言ではないのである。


福島の放射能事故の影響はいまなお深刻である。

原発推進派の人々は、放射能の影響が深刻ではないことを主張するが、この主張は間違っている。

放射能に対する感受性には個人差がある。

放射能被曝に対して感受性の低い人には、健康被害が生じない。

しかし、感受性の高い人には健康被害が生じる。

原発推進派の人々の主張は、放射能被曝を受けても健康被害が生じない感受性の低い人のデータだけを用いて、
放射能の影響は深刻でないというものなのである。

成人男性で健康被害が生じる者が少なくても、子どもや乳幼児、あるいは胎児においては、健康被害が生じる確率が格段に高くなる。

チェルノブイリの現実が、放射能汚染の恐怖を明確に物語っている。

原発を推進する人々は、基本的に利権に目がくらんでいるのだ。

膨大な原発マネーにシロアリやハイエナが群がり、私的な利益のために行動している。

東電は原子力損害賠償法の規定により、損害賠償責任を負う存在で、損害賠償債務が純資産をはるかに上回ることから、実質破たん状態にある。

したがって、東電を法的整理し、経営者、株主、債権者が法律に基づき適正な責任を求められねばならない。

ところが、安倍政権は東電を公的資金で救済し、新たな利権を私物化しようとしている。

責任ある当事者は責任を免れ、その負担が一般庶民に押し付けられる。

歪んだ政策、歪んだ政治の現実が横たわっている。

2014年夏には、東電が原発再稼働に向けて本格的に動き出す。

利権にまみれた安倍政権は、東電の原発再稼働を認めるのか。

そして、日本国民はこうした安倍政権の暴挙を黙って見過ごすことになるのか。


琉球新報が実施した世論調査では、仲井真弘多知事の埋立て許可が公約違反であると回答した県民が72%に達した。

知事の埋立て承認に対する不支持は61%に達した。

沖縄県民の正当な判断が示される数値である。

仲井真弘多氏の2014年知事三選はあり得ない。

沖縄県民を裏切り、政府に媚を売って埋め立てを許可した知事を、沖縄県民が三たび知事に選出することはあり得ない。

沖縄県民はできるだけ早期に、仲井真知事に対するリコールを成立させるべきである。

安倍晋三氏は米国の命令に従うためには、沖縄の人々の意思、考えなど無視して構わないと考えている。

つまり、安倍晋三氏の基盤は日本国民に置かれているのではなく、米国に置かれているわけだ。

沖縄県民は体を張って辺野古基地建設を阻止することになるだろう。

安倍政権が銃剣とブルドーザーで基地建設を強行すれば、文字通りの流血事態に陥り、辺野古は第二の成田闘争の舞台になるだろう。

安倍晋三氏は年頭所感で、憲法改定への意欲を改めて示した。

皇国日本、軍国日本への回帰が指向されている。

中国や韓国の批判のなかで、靖国神社への参拝を強行することは、
安っぽいナショナリズムに浸る思慮の浅い人々の共感を得るだろうが、賢明な行動の対極にあるものだ。

思慮の浅い、視野の狭い為政者は、安っぽいナショナリズムを煽り、目先の人気を得ようとする。

近隣諸国と不要な摩擦を引き起こし、無用の混乱と被害をもたらすことは愚の骨頂としか言いようがない。

冷静に、思慮深く、相互の信頼と尊重をベースに、近隣諸国首脳とひざを交えて語り、平和友好関係を築くことこそ、思慮深い為政者の行為である。

日本は東アジアに位置する国である。

歴史的にも中国、朝鮮半島との関係、交流が深い。

そして、経済関係においても、韓国、中国、台湾と日本は切っても切れない関係にある。

十分に相互理解し、平和友好を深める余地がありながら、その方向に外交努力を重ねる努力を示さず、
なぜ、いたずらに摩擦を拡大し、対立を煽る方向に行動するのか。

賢明な日本国民は眉をひそめている。

究極的に重要なことは、主権者である国民が賢明になることだ。

浅はかなナショナリズムを煽る行為にかどわかされてはならない。

日本が独立国としての矜持を重視するなら、なぜ、米国に対して、正々堂々とものを言う姿勢を示さないのか。

米国にはひれ伏し、中国や韓国には横暴に振る舞う。

それは、弱き者の行動である。


2014年の日本を正しい方向に向かわしめるには、主権者国民の冷静な思考と行動が必要である。

そして、安倍政権の試金石となる選挙で一石を投じるには、ストップ安倍政権の考えを共有する者が連帯することが必要不可欠である。

いかに素晴らしい候補者を擁立しても、連帯・団結を実現できなければ、その候補者を当選させることは不可能である。

主権者サイドに立つ候補者の一本化に向けて、関係者が叡智を結集しなければならない。



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/759.html

記事 [政治・選挙・NHK158] テレビ朝日番組で、「集団的自衛権とは米国が自衛隊を傭兵的に使うシステム」と説明  孫崎 享 
テレビ朝日番組で、「集団的自衛権とは米国が自衛隊を傭兵的に使うシステム」と説明
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/693746efdd17588f740351a93aa446a4
★孫崎享氏の視点ー<2013/12/31>★ :本音言いまっせー


そもそも日本はアメリカとの関係を今のまま続けていいのか?/そもそも総研

morningbird_somosomonipponhaAMERICAtonokankeiwo... 投稿者 soekosan


モーニング・バード内にある「玉川ソーケン」は12月31日、
生激論スペシャル!「そもそも 日本はアメリカとの関係を今のまま続けていいのか?」を放映。


日米関係をまず4段階に分ける。


第一段階 「日本を戦争をさせない国にする」 戦後〜1950年代


第二段階 「日本をアメリカの軍事基地に」1950年代〜1980年代半ば


第三段階 「米軍の費用の一部を日本負担に」1080年代半ば〜 現在まで


第四段階 「自衛隊を米軍の傭兵として使いたい」


第一段階 「日本を戦争をさせない国にする」 戦後〜1950年代ではポツダム宣言などで日本の軍備を解除させたが、
米国は日本に経済力をつけさせないことで、軍事国家にならないことを意図。


対日賠償委員会のポーレー団長が訪日しているが、
彼が「日本経済の最低限度を維持するに必要でないすべてのものを日本から取り除く方針」だとし、
さらに 「最低限度とは日本が侵略した諸国の生活水準よりも高くないこと」だという声明を出した。
つまり戦争を二度とできない国にするために経済的に 戦争ができないような国にしてしまえという方針だった。


第二段階 「日本をアメリカの軍事基地に」1950年代〜1980年代半ば


現在


日米安保条約を作るときのアメリカ側の特使でのちに国務長官になったダレス氏の発言がある。


この文章は アメリカが日本とサンフランシスコ講和条約・日米安保条約を調印する半年前の1951年1月にアメリカ側のスタッフ会議で
「我々は 我々が望むだけの兵士を 我々が望む日本国内の場所に我々が望む期間 置く権利を得られるか否か それが主要な問題だ」と
発言しているんです。アメリカ側としては自分たちの軍隊を日本の好きな場所にいつまででも置けるということが講和の条件で
日米安保条約を結ぶにあたり一番大事なことだった。


問題はこの状態が今日まで続いていることである。


これに対し、宮家氏から、「日米安保条約はアメリカと欧州諸国が結んでいるNATOなどと内容的にほぼ同じもの。
ということは日本が対米追随なら 欧州も対米追随ということに」との反論。


これに対し、私より次の反論。


ドイツとアメリカでは同様に地位協定(ボン補足協定)があるが、1993年改定があり次のような規定がある。)


基地の返還について・


第48条5:軍隊又は軍属機関による施設区域の返還については、次の規定を適用する。


共同の防衛任務に照らしてもその使用よりもドイツ側の利益が明らかに上回る場合には、
ドイツ当局の当該施設区域の返還請求に適切な方法でこれに応ずるものとする。


(「ドイツ側」の「利益」という基準は、合意議事録ではいっそう明確に表


され、「ドイツの非軍事部門の基本的な必要性、特に国土整備、都市計画、自然保護および農業上、経済上の利益に基づく」と表現されている)


基地の運用について


53条:排他的使用に供される施設区域内において、当該施設区域の使用に ついてはドイツの法令が適用される。


(合意議事録ではいっそう具体的に明確化されて、駐留軍隊当局はドイツの 連邦、州および地方自治体の有権的当局が公務を遂行できるように
するため、原則として事前通告後という条件の下に基地内への立入りを含めドイツの利益を保護するために必要なあらゆる適切な援助を与える、
と定められている。)


施設区域の上空に関して執られる措置にも準用する。ただし、航空交通の妨害となるような措置は、ドイツの当局との調整を経た上でのみ
執られるものとする。


 機動演習及び訓練の目的で連邦共和国内に移動する部隊による野外演習区域、駐屯地訓練区域及び駐屯地射撃場の使用は、
権限あるドイツの当局に事前に通知して、その許可を得るものとする。


第三段階 「米軍の費用の一部を日本負担に」1080年代半ば〜 現在まで。


私からの説明。


 日米地位協定では実は日本はお金を出す必要は全くないんです。


日米地位協定 これはいまも生きているのですがこの24条は
「日本国に合衆国軍隊を維持することに伴うすべての経費は2に規定するところにより日本国が負担すべきものを除くほか
この協定の存続期間中日本国に負担をかけないで合衆国が負担することが合意される」


玉川氏より、「 「2」とは 基地の所有者への地代などで施設の修繕費や 人件費などは 地位協定上全てアメリカ側が負担することになっている」と補足。


「思いやり予算」は当時の金丸防衛庁長官が「思いやり」と発言し始まったアメリカ軍の日本駐留費用の一部肩代わりなんです。
1980年代半ばまでの線と比べてみても1985年ごろから明らかに急増している。


欧州との関係では、ドイツは米軍経費の30%弱ですが日本は80%弱まで負担をしている。


第四段階 「自衛隊を米軍の傭兵として使いたい」ということです。


当時 国防総省の日本部長だったポール・ジアラ氏などが日米同盟の未来について書いた論文ですが、
この中で、「平和維持活動(PKO)などはグローバルな範囲での日米協力を視野に入れたもの」だと書いています。
そして「(PKOなどは)緊張度の高い地域有事への作戦準備としても絶好の訓練」 と言っているんです。


つまりアメリカは 集団的自衛権で 自衛隊を米軍の傭兵として使いたいという思惑があるんです。 



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/760.html

記事 [政治・選挙・NHK158] Re: 安部晋三殿、おめでとう
 ところでAbeちゃん、いいことを教えてあげよう。

どこかに置き忘れた判断力や考える力を取り戻す

方法だ。もう既に、置き引きされていたら如何とも

しがたいけれども。これは、年頭にあたっての、親

愛なるAbeちゃんへの大いなるプレゼントだ(「心

のノート」を配布するに際して、誰かが、「これは、

子ども達への大いなるプレゼントだ」と言っていた)


道徳教育だ、道徳教育だと目くじら立てて、口

角泡を飛ばして言う前に、まず自分の道徳性・倫

理性について内省してみるがいい。そうすると、自

分こそが道徳教育を施される必要がある、という

ことが自ずから明らかになってくるだろう。Hayao

Kawaiを見るがいい。道徳教育をしてやらなけ

ればならないのは、このHayao Kawaiではな

かったか。そんなやつが、道徳の副教材「心のノー

ト」を作成していたのである。偽善者め。“日本ウ

ソツキクラブ会長”ではなく、“日本ギゼンシャクラ

ブ代表幹事”を自任すべきであった。
道徳教育なんかよりも、考える力を育むほうが

はるかに効果的である。Abeちゃん、考える力を

身につけるには、どうしたらよいか。まず、読書だ。

それも、良質の文章を、ゆっくりと何度も何度も繰

り返して読む。そうすると、初めに読んだ時には見

えなかったものが見えてくる。これは、自分で努力

しなければならない。努力と言っても、「他にするこ

とがないから、努力させてもらう」(Hayao 

Kawai)のではない。熱く燃え上がる炎のような

執念につき動かされてするのでないといけない。こ

うやって、考える力を育てていくのだ。
 どんな書物を読めばよいのか、どのように読んだ

らよいのか分からないということであれば、まず手始

めに国語の学習参考書や問題集、国語の大学

入試問題集を読むとよいと思う。そうすれば、どん

な書物を読めばよいのか、どのようにして読めばよ

いのか、ということがおぼろげながらつかめてくる。た

だ、入試問題には愚問も少なからずあるので、注

意する必要がある。いわゆる難問・奇問と呼ばれ

ているものは、もってのほかだ。問題作成者自身

が、本文を読めてないのである。また、本文の筆

者についても、どんな人物か注意を払ってほしい。

ユング心理学や河合隼雄と関わりがないかを、読

む前に一度チェックしたほうがよい。実は、国語の

教材に取り上げられている現代文の筆者には、ユ

ング心理学や河合隼雄と関係のある人物が思っ

た以上に多い。Googleなどで、「筆者名+河

合隼雄(または、ユング)」で検索してヒットすれば

、その筆者のものは避けたほうがよい。例えば、多

木浩二という筆者がいる。この人物の書いたもの

を読むと何を言っているのか、さっぱり分からない。

ただただ、意味不明の言葉の羅列にすぎないわ

けだ。そこで、Googleで上記のように検索して

みた。すると、見事にヒットした。そうか、やっぱりそ

うだったのかと思った。
 こうして、ある程度コツがつかめてくれば、自分で

読む本を選べばよい。1ページ分でも2ページ分で

もよい。ゆっくりと何度も何度も繰り返して読む。

そうすれば、考える力も次第についてこようし、危

機に瀕している判断力も回復できるかもしれない

 創価学会員の皆さんには、ずいぶんとひどいこと

を申し上げました(「九の矢」(12月20日付))。

誇張もあったと思います。どうかお許しください。
 創価学会を脱会すると、果たして大丈夫かなあ

、という危惧もあろうかと存じます。何しろ、マイン

ドコントロール・洗脳を解かなければならないので

すから、大変なことであることにはちがいありません

。でも大丈夫です。考える力を、自分で身につけ

ていけばよいのです。これは、いくつになってから始

めても、遅いということはありません。僕自身も、そ

の途上にあります。結構、怠けてはいるのですが。

http://moriyamag.blogspot.com/2013/08/criticism-against-jungian-psychology.html
http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/761.html

記事 [政治・選挙・NHK158] 新年の予言:小沢氏「安倍政権は必ず破綻」。そう願いたい。(かっちの言い分) 
http://31634308.at.webry.info/201401/article_1.html
2014/01/01 22:01

新年あけましておめでとうございます。昨年は、ご愛顧ありがとうございました。

信濃毎日新聞に、主筆の中馬清福氏が「考」と題して、その時々の話題を書いているが、この元旦に当たり、日本の今後について論じている。その中で、「日本は分水嶺の年に」なるという。安倍政権は戦争や武器輸出で景気を刺激しようとしているが、勤勉と工夫で経済を良くし格差を減らすのが、市民に軸足をおく政治だという。

米国は、富める層と貧する層が2層化して、富める層が住む要塞都市が出現しているという。安倍氏の進めている政策のままだと、正に米国の社会に移行する分水嶺となると見ている。副題に、「国家の尊厳は国民の尊厳か」と警告を発している。本当に的を得た意見である。

上記にも関連するが、生活の小沢氏が恒例の自宅での新年会において、「安倍政権は必ず破綻」と予言した。ここで述べた話は、前記の格差社会が拡大していることを指摘し、「強者の論理の政権は必ず破綻する」と述べている。小沢氏は、「黙っていても破綻する」と言っているように聞こえるが、単に黙っていてはいつまで続くかわからない。

国民が民主党政権の大失敗に懲りず、本当にぶれない改革の政党を与党にするしかない。国民が主権の道か、国家が前面に立った坂道に転がり出すかの分水嶺に立っている。自分の力など微々たるものと思って、発言、行動をしなくなったらお終いである。認めたことになる。維新、みんななどの自民補完勢力に入れた選挙民は、もう一度、幻想をすてて自公に対峙する政党を支持すべきである。


小沢氏「安倍政権は必ず破綻」 私邸で「生活」新年会
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014010101001075.html

 生活の党の小沢一郎代表は1日、東京都内の私邸で党所属国会議員らと新年会を開き、安倍政権に対し巻き返しに出る決意を示した。安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」による格差拡大を指摘し「強者の論理に立った政権は必ず破綻する。われわれの主張を国民が理解してくれる日が近いうちにくる」と述べた。

 5月で72歳になる年男であることに触れ「このまま駄馬となって老い、死んでいくわけにいかない。国民に対する責任はまだまだ残っている」と強調。「力を合わせて良い年にしたい」と一致結束を求めた。(共同)



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/762.html

記事 [政治・選挙・NHK158] いま日本に問われるのは自衛隊の正しい統率である  天木直人 
いま日本に問われるのは自衛隊の正しい統率である
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/ff3c8e4e46379ac9ea3dfb397ac67549
★「天木直人氏の視点ー(2014/01/01)」★ :本音言いまっせー


 昨年のメルマガ最終号で私は書いた。

 シビリアンコントロールに甘い事が、日本にとって今後大きな問題として浮上してくるだろうと。

 奇しくもその言葉通り、文民統制が必要な好例を今朝(元旦)の毎日新聞に見つけた。

 大晦日や元旦の各紙はこぞってスクープを争うのが常である。

 それまであたためていた特ダネをここぞとばかり、年末年始のニュースのない時期にぶつけ、他社との優位性を誇示しようとするからだ。

 今度の年末年始にはそれがなかった。

 そう思っていたら今朝の毎日新聞が一面トップで大スクープを掲載した。

 それはあの中国の防空識別圏設置について、すでに3年前に中国人民解放軍の幹部が日本の防衛省職員に伝えていたという記事だ。

 すなわち2010年5月に北京で開かれた「日中安全保障研究会議」という非公式会合で、
中国海軍の准将が中国が防空識別圏を設置した事を明らかにしたうえで、
「日本の防空識別圏の境界線は中国側に非常に近い。

日中の防空識別圏が重なり合うのは約100カイリ(約185キロ)くらいあるだろうか」と述べ、不測の事態に備えたルール作りを提案していたというのだ。

 毎日新聞が入手した機密の会合発言録で分かったという。

 私が驚いたのはその時の日本側の対応だ。

 中国の防空識別圏に尖閣諸島が含まれていれば、「尖閣に領土問題は存在しない」という日本政府の公式な立場を崩しかねない。

 このため、日本側の出席者である防衛省職員は「中国は国際的に防空識別圏を公表していないので、どこが重複しているかわからない。

公表していないものについて、どう扱うのかコメントできない」とはねつけたというのだ。

 おどろくべきやり取りがあったのだ。

 もしこのやり取りが正しく日本政府に伝わり、それを知った日本政府の政治家や官僚がそのやり取りの深刻性を正しく判断し、政治的、外交的に適切に対応していたなら、今回の防空識別圏問題は起こらなかったに違いない。

 その毎日新聞の記事はまた、別の機会における中国軍と自衛隊制服組とのやり取りを次のように書いている。

 すなわち昨年(2013年)6月、北京市内のホテルで自衛隊将官OBでつくる「中国政経懇談会」と中国の現役人民解放軍の幹部の会合が
あったという。

 この会合は1977年にケ小平副首相(当時)と自衛隊の元陸将らが始めた会合で、現在まで30年以上も続いている会合であるという。

 その会合で、「防空識別圏は日本の国家主権を主張するものではない。

中国空軍にも同様のものがあると承知している」と自衛隊元将官が指摘したのに対し、「日本の境界線が公海上なら問題がないが、中国の海域、つまり排他的経済水域に設定されている。非合法ではないか」と中国軍少将は反論したという。

 熱を帯びた議論は、中国軍と自衛隊が、尖閣周辺での偶発的な衝突を避けるための「海上連絡メカニズム」をつくる必要性があるという議論にまで及んだと言う。

 この二つの例が教えてくれるものは何か。

 それは日本で文民統制がしっかりと出来ていれば防空識別圏問題は起こらなかったということだ。

 文民統制とは何も軍人の暴走を抑えるという事だけではない。

 軍人たちの言動を掌握し、それを正しく政治的、外交的に活用し、有事に至る事態を避けるということである。

 すなわち政治・外交の軍事に対する優位性である。

 日本の場合は自衛隊制服組が独走しているのではない。

 政治家と官僚(文民)の無能、怠慢によって、自衛隊の正しい統率が出来ていない事が問題なのだ。

 いたずらに制服組を遠ざけたり、その逆に制服組を甘やかして危険な方向に追いやる。

 それが日本の文民統制の問題ではないのか。

 安倍政権に問われるのは、まさしく正しい文民統制なのである。


関連記事
<中国>防空圏3年前提示 日本コメント拒否 非公式会合 (毎日新聞) 
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/296.html



http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/763.html

   

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