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2015年1月05日00時10分 〜
記事 [政治・選挙・NHK177] 生活の党 小沢一郎代表 on SESSION 22 文字起こし 2014年12月9日 <政権交代は民主主義の大きな機能>
生活の党 小沢一郎代表 on SESSION 22 文字起こし 2014年12月9日(火)
http://4472752.at.webry.info/201501/article_2.html
2015/01/03 14:44 銅のはしご


【1/5】 既得権の旧体制の中にメディアまで埋没してはいけない

荻上 チキ ; というわけで,生活の党 ・小沢一郎代表にスタジオに入っていただきました。今晩は。よろしくお願いします。

小沢 一郎
 今晩は。よろしくどうぞ。

全員 ; よろしくお願いいたします。

荻上 チキ ; ラジオでの生出演ってのは,どれぐらいぶりですか。わりと最近出てますか,この選挙期間。

小沢 一郎
 いや,そうでもないですね,うん。インターネットのやつはあるけどね。 ラジオは,2度目かな。

荻上 チキ ; ええ。ネットですとね,なかなかカットされないので,言いたいことをメディアに切り取られるってこともないですからね。

小沢 一郎
 そう,そう,それがいいですね。

荻上 チキ ; 今日はですね,この間ずっと各党代表の方をお越しいただきまして1分間のアピールを最初にしていただいております。 というわけで恒例です。今回,小沢一郎代表に生活の党が選挙で訴えたいことを,1分間でリスナーに向けてお話ししていただきたいと思います。それでは小沢さん,よろしくお願いいたします。

小沢 一郎
 我々は,国民の生活が第一という政治理念を掲げて政治活動をずっと続けてきました。したがいまして,自由競争・市場原理を優先するという安倍さんの考え方とは正反対の立場におります。
 例えば,どういうことかと言いますと,雇用の問題で言えば安倍政権は40%の非正規雇用者をさらに増やそうという方針を示しております。
これではね,自分の職場の安定も保障されない。それから,非正規では収入も低いということで,若い人たちの間でも結婚できないとか,結婚しても子どもを産んで育てられないとかいう色んな問題点が浮き上がって,これは日本の社会問題に,わたくしは,大きくなる,と思います。
 それからまた雇用だけじゃなくて,農村や農業の問題もそうです。
 要するに安倍さんは,セイフティ・ネットをきちんと作るという発想はないんですね。<終了間近・ベル音>
 わたくし共は,政治は国民の皆さんの生活をきちんと保障していくというのが政治だと思うんで,自由競争では弱肉強食の世界で,これが政治ではない,と。

荻上 チキ ; はい。ふうむ。

小沢 一郎
 そこが根本的に違うと思います。

荻上 チキ ; セイフティ・ネットをちゃんと張ることが今の重要事項だと。

小沢 一郎
 その上での自由競争。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 そうでないと,初期の資本主義に戻っっちゃいます。

荻上 チキ ; ふむ,ふむ,成程。

小沢 一郎
 だからそこは今,格差社会が問題になってますけれども。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 これがどんどん,どんどん開いて,格差が大きくなっていくっちゅうのが,日本社会の現実だと思います。

荻上 チキ ; ふうむ。さて,あの「生活が第一」というようなスローガンをずっと小沢さん訴え続けていますので,やっぱ生活をどう立て直すのか,そこに興味あるリスナーの方多いと思うんですけど,今日は沢山質問がきていますので,えー,適宜,投げていきます。よろしくお願いします。
 最初にわたくしのほうからの質問なんですが,今回の選挙,まあ,各新聞でもすでに予想が色々出ている中で,まあ,各野党のですね整理が進んでいくようなことになるような,そうした選挙になるんじゃないかという見立ても出てきています。そうした中で,小沢さん,この間,生活の党がやってきたことと,これから小さいながらもこんなことができるんだという点は,どういった点になりますかね。 

小沢 一郎
 基本はね,わたくし共の,とくにわたくしの,政治家としての目標は,日本に議会制民主主義を樹立することですから。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 これが55年体制=自民党の長期政権というんでは,もはや 民主主義国家とは言えないんで。ですから,わたくしはこの選挙戦でも,野党が皆でまとまって,そして自民党に変わる受け皿を作るべきだ,と。そうすれば,もちろん国民は必ず支持してくれるだろうと。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 ということを言ってきました。残念ですが(今回は)できなかったんですが。

荻上 チキ ; ふうむ。

小沢 一郎
 これにはね,生活の党だ,民主党だ,維新の党だっちゅうという類いの次元を超えないと。各々それぞれの既得権や自分の利害を超越してですね。

荻上 チキ ; ええ,ええ。

小沢 一郎
 政権を担えるグループっちゅうものを作っていくということが大事で。

荻上 チキ ; ふうむ。

小沢 一郎
 それが最優先課題だと思います。

荻上 チキ ; 成程。「この指とまれ」って言って,例えば 小沢さんが中心になるなり,あるいは他の党からの呼び掛けに対して応えるということは,今 選挙期間中ですけれども,今後考えたりはされたり。

小沢 一郎
 いや,ですから今申し上げましたように,議会制民主主義は 少なくても2つの政権担当能力ある政党が,交互に政権を交代することのできる,すなわち,与党が国民生活に対してよろしくない政治であるとすれば,国民はもう一方の野党を政権に選ぶことができるという。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 それが民主主義の機能ですから。

荻上 チキ ;ふうむ。

小沢 一郎
 日本では戦後ほとんど自民党政権,と 。わたくしが2度,細川(護煕)政権と民主党政権ちゅうことで尽力しましたが,また自民党政権ちゅうことで。 これではね,日本はとても 民主主義国家と言えないし,民主主義の機能を全然活用していないということですから。
 わたくしは飽くまでもこの政治家としての目標を達成できるように努力したいと思います。

荻上 チキ ; ふうむ。

崎山 敏也 ; その野党を結集と言うときに,その単に政権交代を目的だけで集めてくっつくものなのか,それとも例えば脱原発なのか分かりませんけれども,福祉問題なのか,色んな問題があって,そうした問題を中心にしてくっつけるものなのか,小沢さんはどういう手法をこれまで取ってきたか。

小沢 一郎
 そんなことは当たり前のことで,国家的な基本原則は一致しなきゃ 一緒になれるわけないんで。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 ただ,メディアの人は,とくに野党に対して 細かな政策をゴチャゴチャ,ゴチャゴチャ言って,そこは一致してないじゃないかとか何とか言うことで,むしろ野党が結束することに妨げになるような発信されてますが,僕はそれはおかしいと。 じゃ,自民党はどうなんだ,と。

荻上 チキ ; ふうむ。一致してない場合ありますね。

小沢 一郎
 自民党だってゴチャゴチャ色んなあれがあるじゃないか。自民党と公明党はどうなんだと。全然違うでしょう。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 だからそこをね,あまり。むしろね,野党に本当は優しくして<笑>やらないとね。政権交代ちゅうのは,できないんですよ。

荻上 チキ ; ふふふふ。野党に対してまあ潔癖と言いますか,野党がちょっとでもズレてると目立つ。だけど,自民党はズレていても党内で何となく丸まってしまうという実績があったりして。その辺りについて,どうなのかっていうことを,まあ気にするクセみたいなのは,ありますね。

小沢 一郎
 うん,それはそうなんですけど,日本人ちゅうのは,メディアもそうですが,体制に甘いんですよ。

荻上 チキ ; 体制に。

小沢 一郎
 体制に。だから日本は民主主義が育たないんですよ。ですからやっぱり,権力・体制に,きちっと悪いことは悪いということを,きちっと,オピニオン・リーダーとして指摘していただくということが,僕はマスコミの役目だと思います。

荻上 チキ ; ふうむ。

崎山 敏也 ; 逆に体制に立ったときに,小沢さんが数回,まあ2回ですね。立ったときは,どうだったんですか。逆に言うと,メディアは。やはり,甘かったですか。

小沢 一郎
 いや,甘くないですよ。

崎山 敏也 ; <笑いながら>それは何故なんですかね。

小沢 一郎
 我々は,体制派じゃないからです。

崎山 敏也 ; いや,その,でも一度政権に就いた場合...

小沢 一郎
 そういう意味じゃないんですよ。

崎山 敏也 ; そういう意味じゃない...

小沢 一郎
 ずうっと戦後ずっと,僕は「アンシャン・レジーム=旧体制」って呼んでますが,自民党中心の体制。それの中に...それに甘い。
 その中の既得権の旧体制の中にメディアまで埋没してはいけないということを言うもんだから,嫌われるんです。むふふふふ。

荻上 チキ ; ええ,成程。野党に対して政策的なことを僕は突っ込むのは,野党の段階からでもね,鍛えるという意味でも,すごくそれは大事なことだと思うんですけれども。 先ほどの質問でちょっとまだお答えいただいていないのが,その生活の党としての成果というものは,この間どういったものを自分たちはやってきたんだっていうふうにお考えになってますか。

小沢 一郎
 成果ってのは,どういう意味のですか。

荻上 チキ ; 例えば,こういった役割を果たしてきた。だから今回は与党に対してももちろん採点するけれども,この党はこんな質問してきたなとか,この党はこんな政策についてどうだとか,まあ,そうしたところですね。

小沢 一郎
 それは,わたしが今言った基本的な形で,例えば身近なことで言えば,震災のときの 特別立法<通称=畑法 (畑浩治・前衆議院議員による) 「東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律」>なども我々が主張して(成立させた)。 自民党は最初,反対してたんですけど,各党が全部賛成したから(与党も)それに乗っかったという経緯もありますし。それから消費税の凍結法も,野党をまとめて,出してますし。 その主張はしてるんですよ。

荻上 チキ ; はい。

小沢一郎
 だけど結局,いちばん厳しくしなきゃいけないのは,何度も言いますけど,政府与党に対して厳しくなきゃいけないんですよ。権力を持ってんですから。

荻上 チキ ; はい。ふうむ。

小沢 一郎
 野党は少数ですから。

荻上 チキ ; ええ,ええ。

小沢 一郎
 だからそれは,そういう意味では,努力しても結果として自民党が,今の政党で言えば,自民党賛成しなきゃ何にもできないわけですよ。

荻上 チキ ; ふうむ。

小沢 一郎
 それは,国民が選ぶんだから仕方ないんですけれども,数っていうのは。

荻上 チキ ; ふうむ。

小沢 一郎
 ですから野党は,その結果としてなかなか(自分たちの主張を)出せないんですよ,政治の上に。

荻上 チキ ; ふうむ。

小沢 一郎
 数少ないですから。

荻上 チキ ; ええ,ええ。

小沢 一郎
 だからそういう意味においては,国民皆さんに「自分たちは,このことについては,こういうふうに考える」と。 原発の問題であれ,経済政策の問題であれ,雇用の問題であれ。そういうものを国会やその他の機会を通じて主張するという以外,方法ないんですよ。

荻上 チキ ; ふうむ。そうですね。

小沢 一郎
 そしてそれを,次の選挙のときに判断してもらうということです。

< 続く >


          ◇

生活の党 小沢一郎代表 on SESSION 22 文字起こし 2014年12月9日(火)
http://4472752.at.webry.info/201501/article_3.html
2015/01/03 15:44 銅のはしご

【2/5】<政権交代は,民主主義の大きな機能>

荻上 チキ ; 選挙期間になって,こうやって例えば野党で1日丸々番組ができるというような機会じゃないと,なかなか野党の声というのは聞き届けられないと思うので,今日,リスナーの方から色んな質問もきておりますが,まず,武田さんいかがですか。

武田 一顕 ; まあ,「マスコミは最大の既得権益者」と言うのは,よく(小沢さんが)仰るところでしてね。私はそれがただもう,それも限界にきてますよねえ。
 つまり,2012年のときに,まずほとんどのマスコミ,とくに全国紙は「小沢さんはダメだ」と言ったわけですね。 その政権を担ってるから,政権の中にいることが許せないという論調を張ったわけですよね,各紙は。そして,民主党もダメだと言ったわけですよね。
 したら,当然その選挙の帰結として,自民党政権 ・自公政権ができる。で,自公政権ができて,今は,ずっと自公政権を賛美してる新聞と,もう一方は「やっぱり安倍さんはダメだ」って言ってるけど。
 こんなこと言ったら誰も新聞読まなくなっちゃいますよね。 言ってることが,もう矛盾してるわけですよね,彼らは。

小沢 一郎
 だけどね,日本と欧米のメディアの違いはね,欧米では「自分たちは,この党を支持する」とか,そういうことハッキリしてるんですね。
 それからテレビでも新聞でも,テレビのあの何かニュース見ても,どこの会社の何々がちゃんと伝えましたつって必ず言うし。新聞は全部サインして書きますよね,記事をね。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 だから,そういう面では僕は意見が真っ向から仮に違っても,自分たちはこういう意見だということを,そのメディアが発表するということは,分かりやすくて良いんじゃないでしょうかね。

武田 一顕 ; 本当はね。そうなんですよね。 あと私がお聞きしたかったのは,大きなことを聞くと,今,日本って,かつての歴史で言うと,どのポイントにいるのかなっていう,今とどの時代と相似性があるのかっていう。 まあ,戦前とよく相似性がある,あるって言う人がいますけども。どうなのか。何で戦前かって。私も,例えば大久保利通ってのが官僚システムを作りましたよね。だけどそれが,だんだん変わって,官僚システムそのものが戦争に突っ込んでくわけですよね。
 原敬は,政党政治を完成させようとしましたよね。だけどまあ途半ばで,彼の場合は倒されてしまった。 <原 敬 暗殺1921(大正10)年11月4日(金)>
 そしてだけどその原敬が亡き後,政党政治ってのが崩壊してくわけですよね。そうすると,つまり「作ろうとした者」が変質していく。
 小沢さんは小選挙区制を作った。それから何より,政権交代を2回やった。政治倫理審査会,それはまあ国会の中の話しですけども,作ったのも,小沢さん。
 ところが,そういうものが,今どんどん,どんどん変わっちゃって,別の形に,戦前の官僚システム,政党政治が壊れてく,暴走していくのと同じように,変わってっちゃってる。 小選挙区制度,今,自民党が圧勝するなんていうような調査結果が出るのを見てるとね。
 どんどん,小沢さんの思ってるものと,変わっちゃってる,異質なものになっちゃってると思いません?

小沢 一郎
 うーん。例えば小選挙区制度も,まだ長い歴史的な面から言えば,此間 できたばっかりですわね。
 それで日本人の「まあ,まあ」のコンセンサス社会では小選挙区制ちゅうのは,あんまり馴染みのないものなんですよね。どっちか1つ選ばなきゃならない。

荻上 チキ ; ええ,ええ。

小沢 一郎
 二者択一になっちゃうから。

荻上 チキ ; 死票も増えますからねえ。

小沢 一郎
 うん。まあ,死票増えんのは当たり前なんですけれども。

荻上 チキ ; ええ。

小沢 一郎
 ですから,そういうことになると,まだまだ... 何て言いますか...その選挙制度についても,それから政権交代するということ自体についても,まだスッキリと完全に理解ちゅうか認識が進んでいない面が,僕は,まだまだあると思います。
 ただ,半世紀も続いた自民党政権を2009年に本格的にね,細川さんは別として,2009年に変えた,と。 自分たちが投票すれば,どんな強大な政権でも替えられるんだという,民主主義の機能の良いとこを,国民は勉強したと思います。ですから,その点は僕はものすごく進歩してんじゃないかというふうに思ってますね。

荻上 チキ ; ふうむ。

武田 一顕 ; 今度,逆に,じゃあ今のですよ,調査結果で言うと 非常にまあ自民が強いとすると,これは今の,国民の,確かに変えれば替えられると2009年のときに我々は気付いたはずなんです。 だけども,今度,今,2年間経って,何でまた自民党がこんなに今でも強い状況。 しかも,安倍さんのアベノミクスってダメだって思ってる人も 結構調査結果見ると 多いんですよね。だけども総体としては,やっぱり議席数で言うと,自民党に(投票する)という。これは,どういう心理だというふうに。

小沢 一郎
 それは,総選挙っつうのは政権選択の機会なんですよね,国民にとっては。 ところが今の野党の状況ですと,自民党に替わって政権を獲る政党がないということが 非常に国民の関心を低くしちゃってるんですね。

荻上 チキ ; ふうむ。そもそも,与党を獲れるだけ(候補者を)出してる党がねえ,まあ,共産党ぐらいしかないですからね。

小沢 一郎
 うん,まあ,共産党はちょっと異質ではありますけれども。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 多分,今度の選挙も,自民党だって,この前もそうですけど票なんか絶対 増えない。絶対減らすと思いますよ。だけども 野党がバラバラですから,その意味では国民にとってはどの党・野党に入れたって,政権変わるわけじゃないから。 というふうなことになると,政権選択の選挙じゃ,もう,なくなっちゃってるわけですね。それでまあ,関心が薄くなっているということだと思いますが。わたしは,野党がきちっと1つのものを作れば,そしてそれで選挙に臨めば,今度の選挙でも勝ったと思います。うん。

崎山 敏也 ; でも現状では,勝てない。

小沢 一郎
 いや,だからずっと前から言ってるとおり,このままでは勝てないよ,と。自民党を利するばっかりだよ,と。 それで,小選挙区制度ですから,多数,大きいほうに有利に働くという比例のドント方式もありますから。ですから,そういう意味で,得票よりも議席のほうが大きく出る。これは政権交代のために,そういう制度にしたわけです。

荻上 チキ ; そうですね。小選挙区制もそうですね。ふうむ。

小沢 一郎
 だから2009年も,民主党が100ちょっとかな。300幾つになっちゃった。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 だからその可能性は,常に,与野党ともに秘めてるわけです。

荻上 チキ ; ふうむ。これメールで例えばセトウチジャクソンさんからは
 「小選挙区制は,今でも間違ってるとは思いませんか」
 という質問がきてるんですけど,いわばこの制度に慣れていきながらも野党を育てていくということが今は大事だというご意見になるわけですか。小選挙区制はこのまま大事だと。

小沢 一郎
 僕は大事だと思います。 中選挙区制だったら,野党は4人とか5人の選挙区の中で,過半数立てられません。 結局,権力与党が過半数立てますから,ずうっと永久政権になっちゃうんですよ。

荻上 チキ ; ええ,ええ。

小沢 一郎
 小選挙区だと,1対1ですから。 だから国民も選びやすいし。それで,ちょっとしたことで与党が躓きゃあ,野党,ということになりますから。

荻上 チキ ; 問題はあれど,交代の可能性はもうすでに示したから,これでやっていくしかないという...

小沢 一郎
 ないと言うよりも,民主主義。それが,先人が考えた民主主義の機能なわけですから。

荻上 チキ ; ふうむ。

小沢 一郎
 こっちがダメなら,こっちを選ぶと。それでお互いに油断すると,野党に政権獲られちゃうなあと思えば,一生懸命緊張してやる,と。そういう交互の繰り返し,切磋琢磨の中でより良いものを選びだそうちゅうことですから。

荻上 チキ ; はい。

小沢一郎
 今回はやっぱり野党がまとまりできなかったままに選挙戦に突入しましたから,その意味で国民のサイドから見ると,政権交代の選択肢ちゅうのがなくなっちゃった。

荻上 チキ ; 選択肢がなかった。ふうむ。

崎山 敏也 ; 今回纏まらなかったのは,因みに 原因は何だと思いますか。

小沢 一郎
 それぞれの政党の利害を超えられなかったちゅうことでしょうね。

崎山 敏也 ; それぞれ。それは,生活の党も利害を超えられなかった。

小沢 一郎
 いや<強く否定して>わたし等はもう,どうにでも。

崎山 敏也 ; はははは。「どうにでも」なんですか。

小沢 一郎
 いやいや,だって,最初からこっちは主張してるわけですから。1つになろうと。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 そのためには,うちの政党のことはいいですよと。維新もそう言ってたわけですから。

荻上 チキ ; ふうむ。ええ,ええ。

小沢 一郎
 誰かが,こうやってこの指止まれで1つの傘を作ろうと言うんだったら 皆参加しますよって言ってたわけですから。

武田 一顕 ; 私は,自民党と組んだ政党っていうのは,これ 溶けてなくなるという法則を言ってんです。それは,例えばかつては新自由クラブがそうです。それから小沢さんの自由党もそうでした。自民党と一緒になったら,分裂状態になって,最後...

小沢 一郎
 いや,私は,自民党が嘘吐いたから,やめたんです。

武田 一顕 ; やめたわけですね。で,それから旧社会党がそうでしたね。自社さ。さきがけは,なくなっちゃいましたし。で,唯一の例外は公明党なんです。公明党以外は必ず,自民党とくっついたらすべて溶けてる。民主党は,三党合意で自民党とくっついて。そしてまあ,あのときに小沢さんは溶けてなくなるぞとは言わなかったけれども,ダメだと言って小沢さんは飛び出したわけですね。どうです,今もう民主党ってのは,私は,旧社会党みたいになっちゃうんじゃないかなと。

小沢 一郎
 だから,このまんまでいくと,私は新55年体制になっちゃうよ,と。それでは意味がないんだから,やはり野党がまとまって基本の大きな政策で一致さえすれば,それで良いわけだから。まとまってやれば絶対国民の選択は,野党のほうにくると。今の自民党政治に,ほとんどの人は満足してないですよ。

< 続く >


          ◇

生活の党 小沢一郎代表 on SESSION 22 文字起こし 2014年12月9日(火)
http://4472752.at.webry.info/201501/article_4.html
2015/01/03 16:29 銅のはしご

【3/5】 <原発ゼロ実現には政権奪取>

荻上 チキ ; その基本的な対立軸で,例えば経済の話,雇用の話,それから原発の話。この辺りは生活の党はマニフェストで訴えていますけれども,崎山さん,原発に関してはいかがですか。

崎山 敏也 ; そうですね。私もエネルギー政策は野党が結集できる軸の一つになり得るんじゃないかとは思ってるんですが。

荻上 チキ ; はい。

崎山 敏也 ; ただそこで,細かい話しになっちゃうんですけれども,私,川内原発の再稼働の現場をずっと取材してきて,地元の方が,避難計画が不十分であるってこと。それから,川内市以外の周りの自治体の人の意見も聞いてほしいと訴えてたわけですが,鹿児島県の伊藤(祐一郎)知事ってのは非常にまさに豪腕な方で。 <笑>豪腕って言うと小沢さんみたいですが,非常に豪腕で,本当に もう見事に抑えつけた。意見に耳を傾ける振りをして,結局意見は聞かずにという形で突っ走った。原子力ムラって言うか,その構造は強いなと改めて思い知ったんですが。
 原発再稼働を,今止められなかったとしても,原発再稼働をもっと慎重にやらせる方法というのは,どういうことを考えてますか,生活の党では。

小沢 一郎
 政権を獲ることです。<明快に>

崎山 敏也 ; やっぱり,そうですね。

小沢 一郎
 政権を獲れなきゃあ,変えられないんですから。多数を獲って,国民の支持を得て,それで決断するという以外,方法はないですね。
 今の政権が推進なわけだから。

武田 一顕 ; 次なる政権奪取戦略ってのは,どういう...前,私は「政権奪取戦略」ってのを読みましたけれども,あのインタヴュの記事ですね,読みましたれども。私は政権交代ってのは,小沢さんのまあ果てしない夢だと思ってるんですね。これ,どうです。次の政権奪取戦略。

小沢 一郎
 <苦笑しつつ>まだ,選挙終わってないときでね。あはははは。 ですから何とも言えないですけど。 いずれにしても,やっぱり一強多弱と言われるような形では,これは議会制民主主義は成り立たないわけですから。

荻上 チキ ; ふうむ。

小沢 一郎
 ですから,やっぱり,自民党以外の野党が,原発でもいいですし,憲法問題でも,あるいは消費税問題でもいいですけど,基本的な,国の将来を左右するような問題については おおよその合意をして,そして1つの受け皿を,グループを作る,ということができさえすれば,政権交代は可能だと思います。それを如何にして,作るのかということですがね。

崎山 敏也 ; 政権交代ができれば,原発ゼロもできるわけですよね。

小沢 一郎
 そうです。そうです。

崎山 敏也 ; 逆に言うと 小沢さんにお聞きしたかったのは,小沢さん1969(昭和44)年に議員になって 1993(平成5)年まで自民党にいらっしゃった。まさに日本の原発が順調にどんどん,どんどん増えていた頃にその自民党の中枢にいらっしゃったわけなんですが,その小沢さんが,原発ゼロ,もしくは脱原発でもいいんですが,考えを変化させたか何か切っかけがあったのか。それはいつ頃,どのような形であったのかってことを,ちょっとお聞きしたいのと。

荻上 チキ ; その前にいったんここでお知らせして<CMタイム>今の質問を小沢さんにお答えいただくところから後半続けていきたいと思います。

< これ以降が番組上の後半 >

崎山 敏也 ; いつごろから,どういう理由で,原発ゼロに転じたのか。 あと民主党とか維新の党は徐々に(原発)ゼロということを言ってますけど,それとは絶対に相容れないのか。それともこれから擦り合わせていろいろ話し合っていく余地があるのか。 その辺は,エネルギー政策を何とか結集点で,私は政権交代できないかなと思ってる人間なので,お聞きしたいんです。

小沢 一郎
 はい。僕はちょうど国会に出てきた頃ですね,40年前ぐらいの,その当時から商業炉が始まってきたんですね。 そのときに,やはり高レヴェル廃棄物の最終処理はどうするんだ という議論は当然あって,わたくしもそれなりに官僚と議論したことあるんですけど。 当時は,1つは,ガラス固化技術,これがもっともっと研究を重ねてその廃棄物の最終処理はできるという前提で始まったんですね。

荻上 チキ ; ううむ。

小沢 一郎
 ところがいつまで経っても,世界各国,日本だけじゃないんですが。 廃棄物,高レヴェルの廃棄物の最終処理技術は,できないんですね。そういう中にあって,結局1つはチェルノブイリですね。ドイツも同様です<原発推進から脱原発に向けて舵を切った>が,そのときの原発の事故というのは悲惨なもので,今なお尾を曳いています。それで今度は,福島の原発事故。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 ということで,わたくしは決定的になった ということが その時期的なものです。それから脱原発と言っても,ドイツは2年前か,決めましたけど,これは福島の事故に触発されて,ドイツでは全員一致で脱原発を決めたわけですね。 原発事故を起こした日本がまだ原発推進だっちゅうのをビックリしておりましたけれども。いずれにしても その処理方法が見つからないということが,基本的な技術的な問題です。
 もう1つはそれと関連しますが,推進派の人は,原発が止まっちゃったら日本経済が成り立たなくなるみたいな話しをされます。経済的なマイナスが大きいと。

荻上 チキ ; はい。価格が高くなるし,夏も乗り越えらるか 分からないと。

小沢 一郎
 はい。もう1つがコストが高いという,この2つなんです。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 ところが,あの原発はずっと止まってるんですね。 国民生活にも日本経済にも,何の影響はないです。 それからコストの面から言いますと,最初の投下資本,原発造るときの,これだけのコストを考えたら,40年使えるとすれば,それは均せば安くなる。だけど,今言ったように,原発の廃棄処分・最終処理の高レヴェルの廃棄つったら,もういくらかかるか分からないし,できるかどうかも分からない。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 ということで,今,電力会社は,ガスの輸入でもって(電力料金を)高くしてるっちゅう面だけじゃないんです。その(廃棄する)ときのコストを考えて,早,上げてるんです。

荻上 チキ ; ええ。もともと値上げもね,一定数,する予定でしたからね。事故がある前から。

小沢 一郎
 そうそう。ええ。 それで尚更,原発の事故でもって「さあどうする」となったでしょ。廃炉にするのに,どうするとか。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 そういう面も組み入れて(電力料金を)上げてんです。ですからコストの面から言っても,高いんです,本当は。

崎山 敏也 ; ええ,原発は高いです。試算が出てますね。

小沢 一郎
 高くつくんですよ。

崎山 敏也 ; ええ,ええ。

小沢 一郎
 その意味で,わたくしはエネルギー政策を転換すべきだと,そう思ってます。

崎山 敏也 ; ○○交付金とかも結局バラマかざるを得なくなって,その部分をまったく計算に入れていないですよね,例えば。

小沢 一郎
 ああ,電源開発。

崎山 敏也 ; 電源開発○○○○

小沢 一郎
 ああ,それも入ってません。それから,最終処分のコストも入ってない。だから今,少しずつ少しずつ少しずつ高くしてるわけですよ。

荻上 チキ ; ふうむ。

崎山 敏也 ; 政権に就くと,今度は最終処理とかは,結局 今まで40年間動かしちゃったわけですから,政権を担った者が引き受けなきゃいけないんですが。

小沢 一郎
 そうです,そうです。

崎山 敏也 ; 最終処理,処分場ってのは何か妙案と言うか,ありますか,これは。

小沢 一郎
 うん。今その立場にない者がとやかく言う話しではないですけど。僕はいちばんは,まず1つは福島の原発,この放射能を封じ込めなきゃいけないと思ってます。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 今のような,まったく垂れ流しの状況。政府は発表しませんけど。時々,出ますよね。

崎山 敏也 ; はい。

小沢 一郎
 また汚染水が出た,何だかんだと。

崎山 敏也 ; ええ。東京電力から...はい。

小沢 一郎
 だからこれは垂れ流しの状況なんですよ。これは絶対封じ込めないと,どうしようもない。

荻上 チキ ; ええ,ええ。

小沢 一郎
 わたくしは,その封じ込める作業と同時に,やはりその高レヴェルの廃棄物の処理場を きちっと造るべきだと。そう思ってます。

荻上 チキ ; 被曝に関しては,こんなメールも来ています。

南部 広美 ; ラジオネーム・トシマク ノ ブタさんから
 「テレビで政見放送を見たら,小沢さんが福島の今後について『チェルノブイリでは甲状腺がんや奇形が出ている。福島も今後甲状腺がんや奇形が問題になる』 という趣旨の話をしていました。広島・長崎の被爆者の2世3世にそういう人が多いと言う話しは聞いたことがありません。すでに福島では出ていて,隠されているということなのでしょうか。」 という質問をいただいています。

小沢 一郎
 福島では事実上増えていると,聞いています。

荻上 チキ ; 事実上。

小沢 一郎
 はい。

荻上 チキ ; 例えば,この間検査をして,これからどうなるのか というテストの時にいろいろ検査をした結果,もともその検査に引っかかったけれども,この影響だというところまでは,今断定されていないと言うか,断定と言うか,そういった影響は否定されているという段階だと思うんですけど。それの関係性はどうなんですか。

小沢 一郎
 いや。あの,今言いましたように,放射能漏れのやつも,発表しないでいるんですよ。

荻上 チキ ; ふうむ。

崎山 敏也 ; たいへん情報隠しがあることは,事実ですね。

小沢 一郎
 それで,此間もどこかの新聞が一面で,また汚染水が大量に垂れ流しにされていると報じたでしょう。

荻上 チキ ; はい。

小沢 一郎
 そのように隠しちゃっているんですよ,皆。

荻上 チキ ; うん。

崎山 敏也 ; その隠している場所と,実際に例えば子どもを産むお母さんたちのいる場所は全然離れていると思うんですけれども。実際には。

小沢 一郎
 離れてるからいいんだっつう話しでは,必ずしも なくて。

荻上 チキ ; 被曝の話は,体内とか,その個人に対してどれだけ摂取されたのかというのがポイントになって。まあ,空間線量と また別になってきますね。そうなったときに,小沢さん,かねがねから仰っている例えばチェルノブイリとか,あるいは被曝の影響が,というのは,どういった所から得ている情報なんですか。

小沢 一郎
 事実,事実,チェルノブイリのことはもう事実として出ていますよ。

荻上 チキ ; チェルノブイリはチェルノブイリで。今回の影響について小沢さんはどういった情報から,いつもその,発言してるのかなという。

小沢 一郎
 ん? 情報って? もう既にすでに出てますよ。

崎山 敏也  ; 例えばチェルノブイリは,僕らも聞いているのは,甲状腺がんは間違いなく出ていると。日本は現時点で,福島で甲状腺がんの人は 見つかっていますけれども,これは多分被曝の影響ではないだろうと。ゼロとは言い切れないかも知れないけれども,ほぼ全員ってことはない,と。
 これから出てくる可能性があるかも知れないから,だからちゃんと検査もしなきゃいけないし調査もしていかないといけない,と。
 ただいわゆる「先天異常」の胎児の場合は,まず広島 ・長崎で2世3世というのは基本的に変わりないというふうな結果も出ている。
 つい最近では厚生労働省の研究班でもですね,全員ではないですけれど,福島の病院のデータから基本的に福島で普通の他の県よりも「先天異常」の子どもが多く生まれているという現状は少なくとも,ないという結果も出ていると,私は思ったんですが。だからちょっと強い警戒の意味を込めて言われているんだったら,まだ分からなくもないんですが,それが事実かってということとは,またちょっと。

小沢 一郎
 だけど,厚生省の言ってるのが事実だという証拠はありますか。

荻上 チキ ; ん?そのデータが,ということですか。

小沢 一郎
 そうそうそう。

荻上 チキ ; もし仮に例えばそうした子供がいたりとか,そうした影響があると言うのであれば,そうしたものがその統計データなり,その人の例えば医療的なデータなりで証明していかなくてはいけなくて。これはまだ出てきてはいないわけですよね。

小沢 一郎
 だからそれは,すぐそんなトタでいろいろ現れるものじゃあないわけですから。長年月にわたって…

荻上 チキ ; ええ。で「これから」みたいな話しをしたときに,現状ですね,脱原発の議論をしたときに,例えば被曝の影響を過大視して「だから脱原発が必要なんだって」いう主張をする方もいるわけですね。でも,もしそうなった場合,仮に健康被害が出なかったら,今回大したことないんだみたいな形で原発の議論が矮小化されてしまう可能性もあるんですね。

小沢 一郎
 そのことだけ言ってるんじゃないんですよ,僕は。

荻上 チキ ; もちろん,もちろん,もちろん。ただ,この辺は気にされてる方が多いので。

小沢 一郎
 最終的に高レベルの廃棄物をどうするんですか,っつってるんです。

荻上 チキ ; 当然。ただ,健康被害の話でも,小沢さんたちの党を入れるか入れないか,その論点で気にされている方も今回多いので,今日はその辺りもちょっと聞いてみたんですけれども。

小沢 一郎
 うん,ですから今さっきも言ったように,放射能の今のあの福島の垂れ流しについても,じゃあ,東電言ってますか? 政府も言ってますか? っつうんですよ。それを一部のマスコミがすっぱ抜いて自分で測量して,実は大量の垂れ流しがあるということでしょ。そうすると,東電や政府の言ってるちゅうことは,全部隠しているというこっちゃない。

崎山 敏也 ; それは,そうだったと思いますけど,あの件は。

小沢 一郎
 いや今,あの件って言っても,それがずっと続いているわけですよ。

崎山 敏也 ; ですけど,そこから80kmぐらい離れた福島市で,事故の直後にある種の被曝をした人たちが,どれくらいの影響を受けているかというのは,ほぼ今結論がもう出ていると思うんですよ。3歳や4歳になっているから。

荻上 チキ ; 東電が隠せる話と,例えばホール・ボディ・カウンターなどで民間が調査をして体内の状況などを確認している状況というのは,これはまあ一括りにはできない議論ですよね。これからもし問題が出てくれば,僕はそれは大問題だと思うので,そうしたことは丁寧にやるべきだと思うんですけれども,やはりその根拠をしっかりと示していかないと「不安だ。不安だ」ってところばかりが強調されてしまうんじゃないかと。

小沢 一郎
 僕は放射能を封じ込める対策をやんなきゃな(らな)いという意味で言ってるんですよ。

荻上 チキ ; それはもう大賛成ですね。

小沢 一郎
 それは,徹底して,何十兆使おうがやらなくちゃダメなんですよ。

荻上 チキ ; ふむ,ふむ。

崎山 敏也 ; ただ,福島の方から見ると,奇形の話とかをされると「私たちは酷い目に合わなきゃ,世の中,脱原発は進まないのか」と。要するに。「私たちのところに奇形が生まれてないという状況があっちゃいけないのか」というふうに言う方もいらっしゃいます。

小沢 一郎
 いえいえ,そういう恐れもあるということですから。それで,海外のあるお医者さんが来たんですよ。オーストラリアの。

崎山 敏也 ; カルディコットさんですかね。

小沢 一郎
 女性の。その人なんかものすごい心配してましたよ。

崎山 敏也 ; 心配することは大事だと思います。

小沢 一郎
 じゃあ何でお前の話しを証明するんだと言うけれども,実際にチェルノブイリは今なおそういう後遺症に悩んでいるんですから。それから類推する意外ないでしょ。そういう可能性もあるということだと。

崎山 敏也 ; ええ。

武田 一顕 ; 私は今まで何回か話したことありますけど,小沢さんはね,変なところで変なこと知っていると言ったら悪いですけど。ものすごい情報網があって。

荻上 チキ ; はい。

武田 一顕 ; ただ,1990(平成 2)年代のブレーンの人だって,未だに自分が小沢さんと当時 仲良くやってたということを言わない人もいますしね。中国の話でもそうです。何でこの人,こんなことを知っているのかなということをね,時々知っていますから。 そういうような,それも非常に重要なんだけども。私はそれと,また大きな話ばかり聞いて申し訳ないのですが。

荻上 チキ ; 最後に一個だけ○○いいですか。つまり「すでにそういった実例はある」というのが小沢さんの認識ということは間違いないですか。

小沢 一郎
 甲状腺がんは増えているというのは聞いています。

荻上 チキ ; はい。奇形に関しては。

小沢 一郎
 いえ,それは分かりません。

荻上 チキ ; それは分からない。あると不安だなと。

小沢 一郎
 実証してません。

荻上 チキ ; なるほど,分かりました。はい。

崎山 敏也 ; だから,さきほどのオーストラリア(の医師)が心配しているのは,心配してくれているわけであって。

小沢 一郎
 僕も心配している。

崎山 敏也 ; 現実に起きている事実ということではないですよね。

小沢 一郎
 チェルノブイリでは起きていますよ。

荻上 チキ ; はい。

崎山 敏也 ; でも,福島の事実ではないということですよね。

小沢 一郎
 そうそうそう。それは心配してるちゅうことですよ。

荻上 チキ ; 分かりました。意図が分かりました。武田さん,いかがですか。

< 続く >


          ◇

生活の党 小沢一郎代表 on SESSION 22 文字起こし 2014年12月9日(火)
http://4472752.at.webry.info/201501/article_5.html
2015/01/03 16:56 銅のはしご

【4/5】 <僕の政治家としての生涯の目標は
議会制民主主義を日本に定着させること>

武田 一顕 ; 私ね,安倍総理が福島で第一声を,相馬市で上げたときに,常磐道を3月までに二か月前倒しで開通させるって言ったんですよ。今日,安倍総理はまた街頭演説で,今度は アメリカのアップルを誘致して,みなとみらいに研究施設を作るっていうことを言ってる。

荻上 チキ ; ふうむ。

武田 一顕 ; 私,今まで,政権党のトップがこういう何か企業の誘致とか,常磐道を公共事業って言うのか分かりませんけど,そういうのを自分の...候補者が言うってのは良く聞いたことありますけれども,総理大臣がそういうことを選挙中に言うっていうのを,あんまり聞いた記憶がないんですけども。ありますかね。

小沢 一郎
 ふうむ,そうかも知れませんね。

武田 一顕 ; 露骨。まあ露骨って言うと,悪いのかなあ。

小沢 一郎
 要するに,利益誘導的なね...ううん...あんまり個別のは,ないでしょうねえ。

荻上 チキ ; 沖縄県知事選とかですとね。応援の中でとか,具体的な名前じゃなくても,お金の話しとかがチラチラ出たりっていうのは,この前,話題にはなりましたね。

崎山 敏也 ; 僕が子どもの頃,例えば田中角栄さんは「必ず新幹線を持ってくる」というようなことは。

武田 一顕 ; <笑>ありゃあもう,30年前。

崎山 敏也 ; いやもちろん,そうだけど<笑>でも事実,あったと思いますよ。

武田 一顕 ; 最近の,私,そういうので(聞いたことがない)。

崎山 敏也 ; 最近にはないかも知れませんが。

武田 一顕 ; 言わないのが美徳だったような気もする。

小沢一郎
 地元の代表で,国会議員出てきますから,地元に対する利益誘導的な,あるいは地元を思っての発言は,それは当然あるんですよね。
 今仰ったのは,一国の総理が一般的な話しの中にそういうのを入れるのはどうか,っつうことでしょ。

武田 一顕 ; どうなのかな。聞いたことないな。 とくに最近は,とくに企業の話しなんていうのはね <小沢氏・笑> 珍しいなってのは1つと,もう1つは菅(官房)長官が岩手に入ったときにですね,小沢さんについて 「もう政治の世界からの退場を願おうじゃないか」と,こういうことを言いました。 で,これ,すいません。残念ながらって言うか,事実,小沢さんにもう退場,まあずうっとですけどもね,この何十年間ずっと早く退場しろと言う声は,あったわけですね。
 でも,こっちには,退場しないでくれと言う,まあ根強い人たちの声も。で,この,政界の退場ということについて,今聞いてるリスナーがいっぱいいるわけですけども,これについて一体そういうふうにお答え,お話しになりますか。

荻上 チキ ; ふうむ。

小沢 一郎
 政界からの?

武田 一顕 ; 退場。引退。

小沢 一郎
 引退? ああ,ああ。 僕は,さっき申し上げましたように,僕の政治家としての生涯の目標は,議会制民主主義を日本に定着させることです。まあ,民主党政権で,これでまあ第一歩できたかなと<少し悔しそうに>思ったんですが,上手くはいきませんでした。 だから,具体的な野党の統一の話しについてもですね,これができ上がって,日本に民主主義が根付くのを見届けたいと思ってんです。 まあ最後までは見れませんが。

荻上 チキ ; ふうむ。

小沢 一郎
 そういうあれが,できたなあと。 体制が(できた)というのぐらいまでは,見届けたいなと思ってますが,後はもう,有権者の判断ですから。

荻上 チキ ; ふうむ。

崎山 敏也 ; その有権者の判断ですけど,今回30数年ぶりに 2日間,何か書いてありましたが,前の選挙のときもちょっと帰られてるということですけど,今回2日間みっちり,ご自分の選挙区でお話しをしたそうですが,どうでした。まさに30数年ぶりの。

小沢 一郎
 ううーん。自分の選挙運動として行ったのは,そうなんですけど。 もちろん,地方選挙や参議院選挙や何かでは行ってますから。 ただ,自分の選挙で,選挙戦で,そういうふうに細かく回ったのは久しぶりで,とても懐かしい顔も見れたし,あたらしい若い人の顔も見れたし,とても良かったです。

荻上 チキ ; ちょっと聞きずらいことであるかも知れないんですが,南部(広美)さんは,岩手出身で。

南部 広美 ; ちょうどあの花巻です。4区で。岩手4区です。はい。

荻上 チキ ; やっぱり,災害があったときに,震災があったときに,民主党政権下で,かつ岩手,小沢さんが地元だということもあって,その復興の問題に関してはもう小沢さんが中心となって動いてくれるだろうって期待されていた方が多いと。それは,南部さんも思っていたし。

南部 広美 ; ちょうど震災の後ずっと2年間,私,花巻で暮らしてたので,そういう声を非常に聞きました。

荻上 チキ ; 当時のご自身の仕事とかは,今どう評価されてますか。

小沢 一郎
 僕はもう,できる限りやったと思ってます。達増(たっそ)君が同志ですし,(達増拓也)知事も一生懸命になって<とても強調して>やってましたし,それをまあ中央の予算付けやら,いろんなことの相談をしながらやってましたから。
 国会議員の仕事ちゅうのは,そういうことだろうと,私は思ってます。

荻上 チキ ; 一方で,自民党の今の復興については,どういうふうに見ていますか。行政とか。

小沢 一郎
 もう何か忘れたみたいになってますね。それで,何て言いますか,復興庁作ったりってのも,民主党政権ではあるんですが。役所の窓口ばっかり増やすような格好では,ダメで。

荻上 チキ ; ううむ。

小沢 一郎
 地元の市町村長さんなんかは,要するに縦割りの行政で補助金くれるっちゅうんじゃあ,とてもかなわない,と。めんどくさくて,うるさくて。だから,こういうときだけでも,自主財源として自由に使えるお金をくれれば,権限とお金をくれれば,もっともっと 地元の知恵を活かして,早く,良く,復興できるのになあ,と。それが一番の思いで,わたくしはやはり基本的にこれ,官僚の中央集権から地方分権にしなきゃいかんと思ってますから。やはり,こういうときにも(地方分権が)大事だなあという思いを,強くしましたねえ。

荻上 チキ ; はい。マニフェストの一番目にも,やっぱり復興の話しは,この党は 書いていたりしますけれども,今後その働きかけもどんどん,どんどん野党間も含めて力を入れていくということになるわけですか。

小沢 一郎
 もちろん,そうです。ただ,国全体として,自民党政権の中で,復興特別処置はもう済んだみたいな感じに<苦笑>,なっちゃってますから。

荻上 チキ ; ううむ。

小沢 一郎
 これもやっぱり,政権を獲って,ちゃんとやらないと,どうしようもないですがね。

荻上 チキ ; まずは(政権)交代ってことがないと,ということになるわけですね。

小沢 一郎
 我々の主張を生かしていくためにはね。政権獲らなきゃ,できませんから。

荻上 チキ ; ふうむ,成程。

南部 広美 ; ということで,今夜は生活の党 ・小沢一郎代表をお迎えしました。有り難うございました。

小沢 一郎
 有り難うございました。

全員 ; 有り難うございました。


          ◇

生活の党・小沢一郎代表 on SESSION 22文字起こし2014年12月9日(火)
http://4472752.at.webry.info/201501/article_6.html
2015/01/04 01:58 銅のはしご


【5/5】<小沢一郎代表登場前の
番組出演者の番組冒頭発言>一部敬称略

 野党党首,この日は生活の党代表 ・小沢一郎氏に対する総選挙に向けての質問の方向性を示す冒頭部分です。
 ここで,各氏があれこれ「聞きたい」と言ってることが,この文字起こし 【1〜4】を読まれると分かるように,実際のセッションの中では,かなりズレた聞き方をしているだけでなく,私たち 有権者が選挙により大きな興味を喚起され,自分自身の生活や生き方にに引きつけて問題を整理し,どういう投票行動を取るのが自分自身にとって良いのかが,ほんとうに浮き彫りにされるのに役立ったセッションかと言うと,疑わしい。
 なるほど,マスコミやマスメディアで活躍する方々が,想像以上に旧体制に埋没しているということでしょうか。
 また,荻上チキ氏と上杉隆氏のなんとなし「内輪喧嘩」のような情報がウェブ上に溢れているのには,私はいささかウンザリしている。私から見れば,両氏とも,言うほど論理的整合性のある構えであるとも感じられません。
 それで,とっくに選挙は結果が出ているのですが,この番組の文字起こしをしたメモを,今さらですが公表しております。
 それでは,正月特番とか11月頃に録画されたドーモナランTVやゴーカな御節に飽きたときには,以下どーぞ。
 by レイナ

南部 広美 ; 小沢一郎氏と言えば,田中角栄 ・ 元総理に薫陶し,小渕恵三氏,橋本龍太郎氏らとともに竹下派七奉行の1人として活躍。47歳で自民党幹事長に登りつめますが,その後自民党を離党し,細川連立内閣の立役者として政権交代を実現。新生党,新進党,自由党と,結党,解党を繰り返し,民主党に合流。その後,代表となりますが政治資金問題で辞任。その数か月後,民主党は政権交代を実現しました。 民主党政権では幹事長などを務めますが,消費税の増税に反対し,執行部と対立。民主党を離党。今回,生活の党代表として総選挙に臨んでいます。
 そこで今夜のメイン・セッションでは,小沢一郎代表に,生活の党が訴える「生活者本位の国へ」とはどんな国なのか。そして,どんな政策を訴えるのかを伺います。

荻上 チキ ; 党としての方針ということも聞きたい方も多いと思いますし,それから小沢氏が この間の政治状況をどう見て,何に異論を申し立てて,そしてこれからの政治生命をどこに注ぎたいのかっていうことを一番聞きたい方 多いと思うんですよね。それから僕個人的に聞きたいことの 1つでもあるんですけれども,例えば民主党政権っていうのは,与党から野党になったときに,大反省会と言いますか,総括みたいことを繰り返し 色んな所でやったりしたわけですよね。

南部 広美 ; はい。

荻上 チキ ; 小沢さんが例えばその民主党政権の期間というのを,どういうふうに振り返るのか。その辺りとか含めてね,色々聞きたいこともあります。 リスナーの方からも今日はすでに沢山質問をいただいておりますので。はい。 色々その質問を投げかけてみて,どんな回答が来るのか楽しみです。

南部 広美 ; <記者紹介・省略>

荻上 チキ ; <記者紹介・省略>

崎山 敏也 ; <自己紹介・省略>

武田 一顕 ; <自己紹介・省略>

荻上 チキ ; 小沢さんというのは非常に有名で,かつ常に注目をされ続けてきた方ではあると思うんですが。改めて,どんな政治家だと言えますか。

武田 一顕 ; あのお,ま,とにかく1990(平成 2)年以降,20年間以上にわたって政局の中心にいた。ときどき,円の中心から ずれることはあっても,また中心に戻って来た。今の小選挙区制度を作ったのも事実上小沢さんですし。

荻上 チキ ; はい。

武田 一顕 ; それから常に,何て言うんですか...マスコミと...とくにまあ検察から狙われて,毀誉褒貶の激しい政治家ですよね。

荻上 チキ ; ふうむ。

武田 一顕 ; だから,それでまあ「壊し屋」と言われたり,批判も 随分受ける。

荻上 チキ ; はい。

武田 一顕 ; と同時に,改革者の側面もある。

荻上 チキ ; はい。

武田 一顕 ; だからこそ小沢さんは,2回政権交代を成し遂げたわけですね。1993(平成5)年の細川連立政権の樹立と,2009(平成21)年の鳩山政権の樹立。いずれも,小沢さんが中心として役割を担った。

荻上 チキ ; はい。

武田 一顕 ; つまり日本の中では,55年体制っていう自民党 ・ 一党支配体制が続いている中で,2回政権党を倒すんだけども,なかなかその後の岩盤を崩せず,一旦はそこの政局の中心から離れるということを。これ面白い。私なんか中国の歴史やってますから。

荻上 チキ ;はい。

武田 一顕 ; 普通1回立ち向かってってダメだと,そこでまあ 政治生命を断たれるわけですよね。

荻上 チキ ; はい,はい。

武田 一顕 ; 殺されちゃう人もいるわけですよね。だけどまあ,小沢さんっつうのは,そうじゃなくて,そこからまた。まあ,日本は民主主義国だってのもありますけれども,そこからまた戻ってきて2009年にもう1回,自民党政権を倒したということですよね。

荻上 チキ ; ええ,ええ。その政権交代がどういったものをもたらしたのか。場合によっては,例えば国民の中では「交代してもしょうがないじゃないか」っていうような雰囲気を作ったっていうことはあるかも知れない。でも一方で,変わるということは,確かにこの国にもあるんだというようなことを示したという意味では,政権交代の可能性があることによって政治に緊張感をもたらしたとも評価できるわけですよね。

武田 一顕 ; そうですね。政権交代ってのは,普通の民主主義国ではこれは当たり前のことなので。日本だけが異常に長いわけで。

荻上 チキ ; 長かった。

武田 一顕 ; まあ,皆,自民党が好きだっちゅうことなんでしょうけども。

荻上 チキ ; 結果として。

武田 一顕 ; ええ,結果としてはね。だから,どういうふうに...そしてまた,今も小沢さんは,もう1回政権交代やるんだというふうに言ってますから。

荻上 チキ ; はい。

武田 一顕 ; それをまあ,どういうふうな政権奪取戦略,再奪取戦略,再々奪取戦略,を持ってるかということも聞いてみたいですよね。

荻上 チキ ; はい。生活の党なんですけれども,今はどういったことを主張している党だと言えますか。

武田 一顕 ; 「国民の生活が第一」という小沢さんがあの消費税の三党合意というのが2012年にあったときに,民主党が分裂して,分裂させて,小沢さんが50数人の同志とともに(民主党を)出て作ったのが「国民の生活が第一」という政党。総選挙を戦うときには未来の党となりましたけども,その後やはり国民の生活を守らなきゃいけないということで,生活の党。そして,小沢さんが代表に就いたということですね。今はまあ衆議院の中では,解散の後も,何人か民主党のほうに行ったりした。 野党がまとまらないと勝てないというのが小沢さんの持論ですから。

荻上 チキ ; ええ。

武田 一顕 ; 民主党へ行った人もいるんで,まあ小さな政党ではありますけれども,その意味ではね。
 小沢さんが言ってたのは,消費税を,あのとき2012(平成24)年に言ってたのは,消費税を上げたら日本経済はダメになると。 それから,野党がまとまらないと,勝てないと。 2つ言ってて。

荻上 チキ ; はい。

武田 一顕 ; そして,その2つってのは,まあ正解だったわけですよね。今になってみれば。

荻上 チキ ; ふうむ。

武田 一顕 ; だけども,まあ,何でですかね。つまり小沢さんの言ったことだから,皆取り合わない。とくにマスコミは,それを相手にしないという部分があるのは,その辺についても私は聞きたいと考えてます。

荻上 チキ ; さて崎山さん,マニフェストも発表されましたけれども。

崎山 敏也 ; そうですね。大きな3つだいたいあるみたいですけれども,私の専門から言うと当然,「自然エネルギー立国を目指す」ということになってるんですが。
http://www.seikatsu1.jp/wp-content/uploads/0c4778a35f0cfe0a34fd3085e210a5c4.pdf
 生活の党 政策パンフレット

荻上 チキ ; はい。強く訴えてますねえ。

崎山 敏也 ; 「自然エネルギー立国」とか,逆に「脱原発」あるいは「脱原発依存」もそうですけれども,結局スローガンだけで...例えば自民党なんて全然はっきりしたこと言ってないわけですよね。「脱原発依存」と言っても,どれぐらい,いつまでに減らすのかとか,言わないということは,気が付いたらダラダラ原発は再稼働が続くということになる可能性が非常に高い。

荻上 チキ ; ええ,ええ。

崎山 敏也 ; だから本当にそれができるのか。逆にその「自然エネルギー立国」というのはですね,私がまだ10歳とか11歳ぐらいの頃から 「自然エネルギーは素晴らしい」 「これからは自然エネルギーの時代だ」 ということはですね,もう常に言われていたんです。

荻上 チキ ; はい,はい。

崎山 敏也 ; でも逆に40年 それが広まってこなかったのは,様々な理由があるわけなんですけれども。あると思うんですけれども。

荻上 チキ ; ふうむ。

崎山 敏也 ; それを乗り越えようと,ちゃんと思っているのか。 それとも単に選挙で勝つための「自然エネルギー立国」とか「脱原発」とか,単なるスローガンに過ぎないのかってのが,私にとっては,つまり私は真剣にこの日本の原発ってのは,どうなっていくのか,どんなエネルギーが取って変わるのかってのを真剣に考えてますから。そういう意味では非常に興味がありますよね。
 だから,小沢さんと私と,ほとんど接し合うことはなかったですけど,1991(平成3)年に六ケ所村の再処理工場をめぐって青森県が保守分裂選挙をやったんですね。 で,そんときに推進派の北村(正哉)さんという知事をですね,現地に乗り込んで応援,応援って言うか,色んな業種とか呼び付けて北村支持を固めていったのが小沢さんと聞いてますので。

荻上 チキ ; はい。当時は。

崎山 敏也 ; 当時は。本当にその推進。原発推進。そして核燃料サイクル推進というのは,何とでもそれを実現しなければならないということで,やってた方ですからね。

荻上 チキ ; ふうむ。

崎山 敏也 ; もちろんもう20年以上前の話しですからね。

荻上 チキ ; 変わったかもしれない。

崎山 敏也 ; その辺のじゃあ,どこが変わったのか。変わってないのか。スローガンだけなのか。まあ聞きたいですよね。

荻上 チキ ; はい。それではさっそく小沢さんに(スタジオに)入っていただきたいと思います。

< このあと,先にメモした1〜4 が始まります >



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/480.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 《炎上》 ライブドア元社長の堀江氏、「一生僻んで生きてろクソボケ」と暴言を連発!残業代ゼロ法を巡って!
【炎上】ライブドア元社長の堀江氏、「一生僻んで生きてろクソボケ」と暴言を連発!残業代ゼロ法を巡って!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5041.html
2015/01/04 Sun. 15:00:22 真実を探すブログ



ライブドアの元社長である堀江貴文氏が自身のツイッター上で暴言を連発し、それがネット上でちょっとした話題になっています。堀江氏は残業代ゼロ法について、「この法案通したら労働トラブルが増えるのは間違いな」等とつぶやいている方に対して、「馬鹿発見。てか一般とかそういうのはお前の言い訳だよ。クソ野郎が。一生僻んで生きてろクソボケ」と暴言を書き込みました。
その後も堀江氏は相次いで、「さっさと仕事辞めろ。クソが」「徹底的に潰してクソみたいなツイート出来なくしてやる」というような発言をしています。これに対してネット上では「笑ったw」「言葉が汚すぎる」と批判が相次ぎ、今も各方面で炎上中です。


汚い言葉というのは、汚物を投げているのと同じであるため、私は「ネット上でも出来るだけ使うべきではない」と思っています。その言葉を放つ相手が政治家であれ、犯罪者だろうと関係なく、基本的に使うのは良くないです。堀江氏はツイッターのフォロワーも100万以上と多く、このような行為には疑問を感じてしまいます。


↓堀江氏が激怒。












↓以下、ネットの反応















http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/481.html

記事 [政治・選挙・NHK177] これからの国政に向けた小沢代表の意思は実に聡明にして清廉。迷いもよどみも感じない  玉城デニー











http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/482.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 公安関係者が熱く注目?「東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル」でググるといろんな政治団体がでてきますよと。
https://twitter.com/suto3/status/227390702013796352

(す)
‏@suto3
気候ネットワークねえ…。気候ネットワークの東京事務所の住所「東京都千代田区一番町9-7 一番町村上ビル6F」でぐぐると、いろんな団体が出てきますよ、と。

☆彡
「東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル」
今、安倍政権下で公安関係者が熱く注目しています。

シンクタンクとNPO、法政大学等を利用して地方自治に食い込んでいるようです。
民主党とも関係があるようですね。

安倍批判をしている紅林進さんはちきゅう座と関係が。

でも日中アセアン研は戦前からの愛国団体とも関係が・・・・。

右と左と中国。不思議ですね。


★一般社団法人 日本・中国・ASEAN経済文化研究会
 Japan, China, ASEAN Institute of Economy and Culture
 (略称=日中アセアン研)
東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル2F
http://nicchu-asean.org/about.html

▼本研究会設立の意義と目的について

中国はやはり中長期的パートナー
 日本は貿易立国であり、今後も広く海外に市場を求めなければなりません。その意味では、世界の中でもとりわけ、日本自らが属するアジア地域に着目し続ける必要がありましょう。隣国中国は、国内総生産(GDP)での経済規模で見るとすでに日本を凌駕し、米国の規模に迫っています。日中間は政治的に体制を異にし、領土問題なども抱えて必ずしも良好な関係ではありません。ですが、中長期的に見れば、相互に経済的パートナーとして依存関係にあることは否定できません。一方、中国も成長率を継続上昇させるために、依然日本の資金、技術などを必要としていることは間違いありません・・・


論文紹介
http://nicchu-asean.org/katudou.html

「一国二制度」の成立過程と香港での問題点
  −台湾への適用可能性を探る

新段階に入るASEANと中国の
  経済協力関係


中国軍の近代化は台湾侵攻を目的に
  しているという「ウソ」

・・・・・・


☆彡

★緑茶会(脱原発政治連盟)
〒102-0082 千代田区一番町9-7 一番町村上ビル6F
https://globalethics.wordpress.com/category/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%BB%83%E6%AD%A2/page/5/

■■■  Green Tea Party
■■■  【緑茶会通信(24)】戦略的投票先リスト全選挙区〜原発大好き安倍政権にレット?カート?!
■■■  第24号(2014年12月1日発行)
==========================================================
【ウェブサイト】http://ryokuchakai.wordpress.com/
【Facebookページ】http://www.facebook.com/ryokuchakai?fref=ts
【ツイッター】@lobbychan
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私たち有権者は、安倍政権にレッドカードをつきつけることができます。

緑茶会では、脱原発候補者の乱立による票のつぶし合いを避けようと訴えてきました。これまでは、結果的に乱立したことによって共倒れし、原発を推進する自民党候補者を大量に当選させることになりました。

しかし、今回の選挙では、複数の選挙区で野党協力が実現し、候補者が一本化されたことで、与党に勝てる見込みが出てきました。緑茶会では、「落とそう!原発大好きイレブン」「脱原発ヒーロー&ヒロイン22」「戦略的投票で原発イレブン+1は落とせる!」を発表してきましたが、これらをふ まえた上で、さらに全選挙区の過去の選挙結果や現状などをふまえて分析し、「戦略的投票先リスト」を作成しました。

その結果、以下のように「政権交代」の可能性もあることがわかりました。

@ 野党票が上回る小選挙区 89

A 与党・野党が互角の小選挙区 98 (激戦区として色付け)

小選挙区定数295 の過半数は148。@の89 選挙区に59 を加えると148 になるので、Aの互角の激戦区のうち59
を押さえることができれば政権交代になります。そこで「色付け」した激戦区「戦略的投票先」を選びました。ここでは、あえて原発推進でも、とても保守的な人でも、与党を倒せる人であれば選びました。

激戦区と予想される98選挙区で、「好きな候補」ではなく「安倍を倒す!」候補を優先して投票することを呼びかけたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・
 
 
★特定非営利活動法人 東アジア環境情報発伝所
アジア3R推進市民ネットワーク
http://www.asia3r.net/link/eden-j.html

東京都千代田区一番町9-7-6F

特徴

日中韓の環境NGOの情報共有を核とした環境協力ネットワークのハブ団体

活動事例紹介

?E-wasteプロジェクト
 日本や韓国から中国に流れて環境汚染と健康被害を引き起こしているE-waste問題の解決に向けた健康被害調査などを実施。中国でのE-wasteの危険性を紹介する環境教育を小中学校で実施。

・・・・・・・・

★民主党の大河原雅子議員と「東京都千代田区一番町9−7」

大河原雅子 政治資金収支報告書 東京都
http://ameblo.jp/kumacom4/theme-10068058292.html

東京都 政治資金収支報告書 平成24年11月21日公表(平成23年分 定期公表) http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/shikin/23teiki/minsyu/minsyu_11.pdf


民主党東京都参議院選挙区第4総支部
代表 大河原雅子
会計 塩田三恵子
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
民主党本部より 1200万円

・ガイガーカウンター・配送料 50,225円
支出先:(株)Exceed 大阪市西区西本町1-9-13 フジビル801
http://www.exseed-net.com/

・・・

・消費者リポート購読料 12,000円
支出先:NPO法人 日本消費者連盟 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
http://nishoren.net/

・クリップライブラリー人権と社会 16.800円
支出先:(株)エヌ・シー・エル 東京都江東区東陽5丁目19−8 
URL無し?(*NCL・出版業・赤い建て物)

・定期購読料 36.000円
支出先:一般社団法人 生活経済政策研究所 東京都千代田区神田駿河台3-6 全電通労働会館4階
http://www.seikatsuken.or.jp/


・事務慮家賃 毎月315,000円
支出先:矢島良子 ((株)枝宝堂?)

・・・
事務事業委託費・業務執行調査費  計900,000円 
支出先:NPO法人 市民がつくる政策調査会 ★
東京都千代田区一番町9-7 一番町村上ビル6F
http://www.c-poli.org/main/

・・・
・韓国農業視察意見交換会 26,250円
支出先:逢友里 韓国ソウル市 (電話564-8551)

・3/9羽田=金浦航空券2人分 206,500円
支出先:(有)勤労者旅行会 東京都千代田区神田淡路町1-21-301 第2西野ビル3F
URL無し?
中央労福協 加盟団体名簿一覧 http://www.rofuku.net/about/kamei.html
・・・

・新しい公共の担い手としての協同組合組織による地域貢献活動に関する調査委託 1,000,000円
支出先:NPO法人 市民がつくる政策調査会 ★
東京都千代田区一番町9-7 一番町村上ビル6F
http://www.c-poli.org/main/

・・・
激ヒマだったので、
報告書内に記載されていた関係団体をURLで紐付けしてみました。
ガイガーカウンターとかワイヤレスマイクとか、こういう所で購入するのか〜、とか
大河原先生は怪しいNPOと韓国がお好きだということが良く分る報告書でした ⊂(ο・?・ο)⊃

ウチの近くにも赤色の変なビルがありますが要注意です。

 
 
★法政大学 現代法研究所
http://h-biml.blogspot.jp/

▼市民と議員の条例づくり交流会議2014(第14回)
行財政縮小時代と市民自治体
議会で未来をつくれるか!?
議会改革の現段階 「討論の広場」 議会報告会 総合計画 公共施設等総合管理計画

日 時:2014年7月26日(土)14時〜17時、27日(日)10時〜15時30分
会 場:
第一日(7/26土)法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎6F(さったホール)
第二日(7/27日)
午前・全体会(10時〜12時/開場:09時30分〜)
 法政大学市ヶ谷キャンパス58年館844教室
午後・グループセッション(12時〜15時)&全体共有(15時〜15時半)
 法政大学市ヶ谷キャンパス富士見坂校舎3F(F309,F310,F311)

参加費:市民2,000(会員無料)、議員10,000円(会員5,000円)(交流会参加費:別途3,000円)
主 催:市民と議員の条例づくり交流会議 自治体議会改革フォーラム
共 催:法政大学ボアソナード記念現代法研究所

連絡先:市民と議員の条例づくり交流会議・事務局
〒102-0082 東京都千代田区一番町9-7-6F
TEL 03-3234-3808 FAX 03-3263-9463 E-mail jourei@jourei.jp 
URL http://jourei.jp/

★市民がつくる政策調査会
http://www.c-poli.org/action/444

11月22日、第3回トークセッション「メディアの役割」を開催します
2014-10-28 | 活動・調査 | 5.その他の活動
第3回トークセッション《市民社会を強くする》
メディアの役割──原発、ヘイトスピーチ、公共・公営放送、政治・議会…、から見えてくるそのあり方を探る

 国家安全保障会議(日本版NSC)設置、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認、原発再稼働・輸出、教育制度の改革、NHK人事など、安倍政権の〈国家を強くする〉ための政策が推し進められています。
 いっぽう市民活動の現場では、国民投票・住民投票といった市民による政策決定への直接関与、脱原発や特定秘密保護法廃案のためのデモや集会などに多くの市民が声をあげ、行動をはじめています。
 このような現状をふまえ、各分野で様々な活動に取組む方々をゲストに、多様なテーマで自由に討論していただき、〈市民社会を強くする〉ための方策について考える機会とし、今回は「メディア」について様々な角度(テーマ)からおはなしいただきます。


日時
11月22日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
ゲスト
津田大介さん(メディア・アクティビスト)
明珍美紀さん(毎日新聞記者)
当日は、スペシャルゲストの登場も!?
進行
大河原 雅子さん(リベラル市民政治研究所代表/前参議院議員)

 
★市民と議員の条例づくり交流会議に参加して
http://www.seikatsusha.me/blog/2011/08/03/3498/

市民と議員の条例づくり交流会議は、今年11回目を迎え、はじめて京都で開かれました。会場は、京都産業大学、龍谷大学のキャンパスで、7月30日、31日の2日間に渡って、熱心な議論が行われました。
議会基本条例が、北海道栗山町で策定されてからすでに5年が経過しています。
このような動きは、全国の議会に少しずつ広がってきており、今年の3月の時点では168の議会で制定されています。しかし、中には十分な議論もせず、アリバイ的につくられた条例もあり、議会のミッションや議会審議の活性化を規定していくことが求められています。また、審議過程での市民参加は、まだまだ少なく、公聴会、参考人招致など議会の権能を十分に活用している状況ではありません。議員定数削減だけが議会改革ではなく、4年間の議会をどのように活性化していくのか。統一選挙の終わった今からこそ、しっかりと議論していく必要があるのではないかと思いました。
東京・生活者ネットワーク
代表委員/都議会議員 西崎光子


★環境自治体会議
東京都千代田区一番町9-7一番町村上ビル6F 市民運動全国センター内
http://www.colgei.org/intro/staff.html


★社会を変える市民運動をサポート - Biglobe
http://www2u.biglobe.ne.jp/GOMIKAN/sun3/sun40a.htm

須田春海さんたちが20年ほど前につくられた「市民運動全国センター」(東京都千代田区)のフロアーには、気象ネットワークを始めとするNPOが同居しています。 これまでにも多くの市民がセンターに集まり、さまざまな市民運動が育っていきました・・・

★東アジア エネルギー国際青年ワークショップ「脱原発の東アジアをめざして」
http://www.eden-j.org/news.html

◎NGO関係者

李力(環友科学技術研究センター・代表)
鄭慶宝(中華環境保護連合会科技諮問部・部長)
王暁耕(自然の友・ネット広報担当者)
張DI(環友科学技術研究センター・副秘書長)
金龍軍(北京市城郷の声文化芸術センター(東アジア環境ネットワーク)・プロジェクト担当者)
王欣超(北京地球村 持続可能なエネルギージャーナリストフォーラムプロジェクト責任者)
霍敏浩(淮河衛士・プロジェクト主管)
申屠俊(緑色浙江・代表)
万暁白(通楡県環境保護ボランティア協会・秘書長)
・・・

http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/483.html

記事 [政治・選挙・NHK177] やはり政党法が必要だ(早川忠孝)
早川忠孝
2014年12月27日 14:37
http://blogos.com/article/102335/


誰とは言わないが、やはりウンザリするようなことをやってのけた人たちがいる。
晩節を汚した人と、自分の可能性を自分で潰した人。

ふーん、とは思うが、とても暖かい目では見ていられない。
政党としての実態が備わっていないのに政党と名乗っているように見える。

コーラスグループほどのまとまりも感じられない。

音程もバラバラだし、なにより歌っている中身が違う。
声を出している人もいるが、みんなが声を出しているわけではなさそうだ。
なにしろ何を言っているのか分からない。
書類ひとつで何でも出来ると言っても、党員が一人が増えたというだけで集会らしい集会も開かないで党の名前を変えることを認めることが妥当なのか、こういうペーパー政党を本当に政党として認めることが妥当なのか、私には疑問でならない。

国民の税金をこういう団体に支出していいのだろうか。

法律がそうなっているのだから何が悪い、と開き直る人がいそうだが、実におかしなことだ。
誰がどういう理由でグループを作ってもいいが、よく中身の分からないグループにまでは国の交付金を支出することはない。
まあ、自分たちの既得権を放棄するのは誰にしも嫌なことだろうが、如何にも金に汚いな、と思われるようなことはしない方がいい。

こういうことにかけては、筋を通して政党助成金を返上している共産党は大したもんだと思う。

やはり、日本でも政党法を作った方がよさそうである。
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/484.html

記事 [政治・選挙・NHK177] NHK「花燃ゆ」では、長州藩の軍学教授・吉田松陰が「孫子の兵法」によって日本民族の生き方を教えている(板垣 英憲)
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/bda4a0310ebf036189f067c1c6c2203d
2015年01月05日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(土屋勝裕、小松昌代製作総指揮、渡邊良雄、末永創演出、 大島里美、宮村優子脚本、出演者・井上真央など、ナレーター・池田秀一)の放送が1月4日から始まった。NHK大河ドラマ第54作目である。第1回(1月4日)のあらすじは、以下の通りであった。

「嘉永3(1850)年、萩。杉文(ふみ)は下級武士の娘。大好きな兄の吉田寅次郎(伊勢谷友介)は若き兵学者として期待を集めていたが、鎖国の日本の未来に危機感を募らせ禁書を手にする。その頃、文は小田村伊之助(大沢たかお)と運命的な出会いを果たす。

儒学者の後継者ながらも世界に目を向けていた伊之助は、寅次郎と同じ禁書を持っていた。
その禁書をめぐる騒動の中で、文は二人を出会わせようとするが・・・」

◆吉田松陰は、長州毛利藩の藩校「明倫館」の軍学教授(兵学教授)である。播州赤穂浅野藩の大石良雄以下47人の赤穂浪士が元禄15年12月14日(1703年1月30日)深夜、主君・浅野内匠頭長矩の仇である高家吉良義央の屋敷に討ち入り、吉良義央および家人を殺害。長州毛利藩は、下級武士を預かり、切腹・斬首まで面倒を見た。赤穂藩は、流罪の身になった兵学者・山鹿素行を引き取り、藩主以下、その薫陶を受けたことで知られている。この山鹿流軍学は、幕末まで伝えられ、明倫館は、吉田松陰がその神髄を教えてきた。

◆山鹿流軍学の本質は、「孫子の兵法」にある。孫子は孫武といい、紀元前535年? 〜没年不詳である。中国古代・春秋時代の武将・軍事思想家である。「戦わずして勝つ」という戦略思想で有名である。

 だが、毛利家は、もっと長く深いところで、「孫子の兵法」と結びついていた。孫武(紀元前544年〜紀元前496年)が、呉王・闔閭に仕え、百度戦って百度勝利して残した教え「孫子の兵法」は、奈良時代の学者・公卿である吉備真備(695年〜775年)が遣唐留学生として、阿倍仲麻呂・玄ムらとともに入唐し、735年に多くの典籍を携えて帰朝したなかにあった。これを平安時代随一と言われた学者・大江匡房が大成した。この大江匡房の子孫が大江朝臣毛利元就が実戦に応用して、中国・四国・九州を制覇して120万石の戦国大大名となった。その末裔が、長州萩藩の軍学教授・吉田松陰ら「幕末の青春群像」であった。いまから147年前の明治維新に導いた。

◆「何のために学問をするのか」という吉田松陰の言葉は、現代の日本民族に、「出世のためか」、「カネ儲けのためか」という問いを鋭い刃の如く突き付けている。「公のために生きるのか」それとも「私利私欲のために生きるのか」と。

 日本は、大東亜戦争(日中戦争、太平洋戦争など複合的戦争)に敗れてから、70周年を迎えた。これから先、国際社会の中で日本民族は、どう生きていくのか。取り敢えず「400年間戦争のない平和な時代を築く」には、どうすればよいのか。真剣にこのテーマに取り組んでいく必要がある。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、これからの日本民族の生き方を問うている。  



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/485.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 戦後70年 安倍首相が火種になる中韓衝突と経済破綻(日刊ゲンダイ)
           習近平にも見下され…/(C)AP


戦後70年 安倍首相が火種になる中韓衝突と経済破綻
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156067
2015年1月5日 日刊ゲンダイ


 庶民にとって2015年は激動の一年となるに違いない。

「戦後70年」の15年は、中国、韓国との関係が決定的になりかねない。最悪、一触即発の事態に発展する恐れもある。

「中国、韓国は“歴史修正主義者”の安倍首相を抑え込むためにも、抗日勝利70周年のセレモニーを大々的に開催する予定です。問題は、安倍首相がどう対応するか。右派勢力に煽られて“村山談話”や“河野談話”に代わる“安倍談話”を発表し、戦前の日本を美化しかねない。その時、反発した中国の漁船などが尖閣周辺でコトを起こしたら、日本も黙ってはいられず、本当に“局地戦”に発展してしまう。対中国、対韓国で大きく揺さぶられる一年になるはずです」(外務省関係者)

 と同時にヤバイのは、世界経済が音を立てて崩れ始めていることだ。産油国は急速に景気を悪化させ、ギリシャは再び債務問題が浮上、中国はバブル崩壊の危機に瀕している。ただでさえアベノミクスの失敗にあえいでいるのに、世界経済が破綻したら日本はひとたまりもない。

■景気も治安も悪化し…

「アベノミクスの失敗によって地方経済はすっかり疲弊しています。シャッター街がさらに増えている。日本経済を取り巻く世界情勢が厳しくなっているだけに、安倍首相は即刻アベノミクスを見直すべきです。ところが、不況が強まるほど、安倍首相は意固地になり“この道しかない”とアベノミクスの新自由主義を強めかねない。“世界一ビジネスのしやすい国づくり”を口実に、労働者派遣法の改正はもちろん、残業代ゼロ法案も強行成立させてくるのではないか。気づいた時には、庶民だけが痛みを強いられ、労働者は働き方を変えられている恐れがあります」(政治評論家・森田実氏)

 キナ臭くなり、景気が悪化すれば、治安が悪化し、猟奇的な犯罪も起こりやすくなる。歴史を振り返ると、そういう時には天変地異も起きている。庶民は浮かれている場合ではない。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/486.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍首相 1万円の「子育て世帯臨時特例給付金」支給中止へ(週刊ポスト)
安倍首相 1万円の「子育て世帯臨時特例給付金」支給中止へ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150105-00000008-pseven-soci
週刊ポスト2015年1月16・23日号


 安倍晋三・首相は、消費税率10%への再増税を2年先送りしたことを「国民への施し」とでも思っているようだ。だからこそ、“増税を延期してやったんだからいいだろう”とばかりに平然と別の負担を国民に押し付けてくる。

 まず中学生以下の子供を持つ子育て世帯(1350万世帯)には、支給するはずだった1万円の「子育て世帯臨時特例給付金」の支給中止を決めた。低所得者世帯(2400万人)に対しては、最高1万5000円だった「臨時福祉給付金」を6000円に減らす。そして低所得の年金生活者(790万人)への月5000円の「年金生活者支援給付金」は支給の先送りを決めた。
 
 いずれも「増税による国民の負担」を減らす目的でつくられた制度だ。いまも国民は物価上昇で財布の紐を固く締め、消費税8%の痛みに耐えている。それなのに、“10%にはしなかったから、こっちはおあずけ”と取り上げた。
 
 安倍氏は昨年4月に消費税率を3%引き上げた時、「社会保障にしか使わない」と語ったが、国民からカネだけ取って社会保障を真っ先に切ったわけである。3つの給付金の中止と減額で国民は懐に入るはずだった9000億円を奪われた。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/487.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍談話を8月15日に出すという間抜け  天木直人
安倍談話を8月15日に出すという間抜け
http://www.amakiblog.com/archives/2015/01/05/#003067
2015年01月05日 天木直人のブログ


 新年の各紙は今年が安倍首相の正念場だと書く。

 内にあってはアベノミクスの成果を出さなければいけないし、外にあっては戦後70年を乗り切らなければならないからだ。

 アベノミクスがどうなるかは経済専門家に任せるとして、ここでは安倍談話について書く。

 私は正式に聞いた覚えはなにのだが、どうやら安倍首相は安倍談話を8月15日の終戦記念日に合わせて出すらしい。

 遅すぎる。

 これでは時期を逸することになる。

 すでにそのころには中国は戦勝70年の主要な行事は終えており、日本の戦争責任をさんざん宣伝し尽くしていることだろう。

 米国も、ロシアも、世界の戦勝国は、戦勝を祝っていることだろう。

 その後でいくら安倍談話を発出しても逆効果だ。

 もし、少しでも戦争責任を否定するような言葉を使った談話を出せば、袋叩きに会うことは間違いない。

 その一方で、たとえ戦争責任を認めても、いまさらなんだ、だからもっとはやく責任を認めておけばよかったと言っただろう、となる。

 おそらく安倍談話はそのいずれでもない中途半端なものになるだろう。

 すなわち、一方において村山談話、河野談話を踏襲すると明言し、他方において積極的平和主義、法の支配、価値観外交を持ち出して中国を牽制し、日米同盟重視を唱えるものになるだろう。

 最悪だ。

 そんな訳のわからない談話を、よりによって終戦記念日に出すなどということは間抜けだ。

 もう一度警告する。

 安倍談話を出すのは早ければ早い方がいい。

 もっとも、談話の作成にてこずって、いつまでたっても出せないというのなら仕方がない。

 自らの歴史認識にこだわる談話を早々と先に出せば、中国や韓国から噛みつかれるから、後で出すというのなら敗北主義だ。

 どっちに転んでも安倍談話はろくなものになりそうもない。

 安倍首相がアベノミクスで追い込まれるかどうかは知らない。

 しかし、2015年の外交において、安倍首相が安倍談話で追い込まれることは間違いない(了) 



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/488.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 国民に敵対する民主党代表選挙  天木直人
国民に敵対する民主党代表選挙
http://www.amakiblog.com/archives/2015/01/05/#003068
2015年01月05日 天木直人のブログ


ここまでくれば茶番を通り越して安倍政権への加担だ。

 安倍暴政にストップをかけたいと願う国民に対する敵対行為とすら言える。

 私がここまで非難するのは民主党代表選挙の事である。

 細野、岡田、長妻の誰が代表になっても安倍政権に対抗できない事は明白だ。

 それぞれを支援する民主党政治家の顔ぶれもまた政治家失格の連中ばかりだ。

 たとえわずかな期間でも、そんな選挙にメディアの眼を向けさせるのは安倍暴政隠しを手伝うことになる。

 もし本気で安倍自民党の暴政と戦う気があるなら、衆院選挙で負けた時点ですぐにでも代表を決めて、通常国会に備えるべきであったのに、国会前の重要な時に代表選にエネルギーを消費し、選挙が終わったら終わった、今度は民主党の結束に頭を悩ますことになる。

 これでどうして国会の準備ができるというのか。

 来る国会は安倍首相の独断場になる。

 安倍自民党政権は笑って、見ていることだろう。

 こんな民主党が野党第一党だ。

 政権交代を再び狙うという。

 笑止千万だ。

 もはや野党結束とか政界再編などは何の意味も持たなくなった。

 安倍政権と対峙し、安倍政権に歯止めをかけるのは、もはや野党政党や政治家ではなく、国民である。

 政治システムは根本的に見直さなければならない時が待ったなしに来ている(了)



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/489.html

記事 [政治・選挙・NHK177] アベノミクスと円安で日本人は貧乏になる|May_Romaコラム(DMMニュース)
           衆院選勝利でアベノミクスも円安も続行……


アベノミクスと円安で日本人は貧乏になる|May_Romaコラム
http://dmm-news.com/article/906752/
2015.01.05 07:50 DMMニュース


 正月なのにネット見て終わってしまったという廃人の皆さん、あけましておめでとうございます。ネット界の白つめペンペン草、めいろまでございます。今年も罵詈雑言におつき合い頂ければ幸いです。


 明菜ちゃんはメンヘラーの星だわ、と思いつつ紅白を見ながら年末を過ごしていたワタクシですが、編集部様より、2015年の予測を一発お願いしますという依頼を頂きましたので、今回のコラムでは「今年の日本はどうなるか」ということを真面目に考えてみたいと思います。


■アベノミクスで庶民はますます悲惨になる


 先日の選挙では中長期的な経済問題は真剣に議論されませんでした。選挙に行く様な有権者の多くは「ふくらはぎさえ揉めば長生きできる」と信じている老人ですので仕方ありませんが、「今年の日本はどうなるか」において最も重要なのは経済問題に他なりません。


 日本でも海外でもアベノミクスの効果が注目されておりますが、経済再生どころか、庶民の生活をますます苦しくすることが目に見えています。


 ここでアベノミクスについておさらいしてみましょう。


 その政策は「3本の矢」より構成されています。(1)金融緩和でインフレを起こしデフレマインドを脱却、(2)機動的な財政政策、(3)民間投資を喚起する成長戦略、の3つです。


 一言でいうと「お金をどんどん刷って、役所は借金してお金を使いまくって、商売人がどんどん投資する仕組みを回せば、日本の景気が良くなるはずだわ」ということです。


 (1)の「金融緩和」をもうちょっと詳しくいいますと、日本銀行がお金をたくさん刷って、世の中に出回るお金を増やします。お金が増えると、前は円が安くなります。


 つまり前は100円で1ドルに交換できたのに、世の中に出回っている日本のお金が増えたので、120円なければ1ドルをもらえなくなるという仕組みです。


 そうすると、外国に物やサービスを売って儲けている会社は、前よりも安く外国に物やサービスを売ることができるので、輸出が増えます。増えると国内の仕事が増えるので、大企業も下請けの中小企業も儲かる。儲かると企業は設備に投資したり、働く人の給料も増えるので、みんながお金を使う様になる、よかったですね!という仕組みです。


■円安で日本人はもっと貧乏になる!


 しかし世間様はそんなに甘くはありませんでした。輸出していた様な企業は円が高い時に海外に工場や販売所を移動して儲けていたので、円安になっても国内に仕事は増えません。国内で物やサービスを作って売っている会社は、以前よりも外国から輸入する材料の値段が上がってしまったので大損です。


 今年もこの状況が続くのであれば、一部の大手企業はウハウハですが、国民の大半は大変厳しい状況におかれるでしょう。円安で物価はあがり、貧乏人の生活は益々苦しくなるでしょう。


■国の借金はますます増える!



 刷ったお金を役所がジャンジャン使って世間様に仕事を作って景気を良くしましょう、という予定だったのですが、そもそも日本は多重債務者の様な状況に陥っているので、微妙です。


 現在日本の国家赤字はGDPの227%です。アメリカの場合はGDPの100%、あのダメ国家ギリシャは180%、いい加減国家イタリアでさえ160%、真面目なドイツさんは80%です。OECD諸国の平均は約111%なので日本はその2倍以上です。つまり、日本の人全員が給料を国の借金返済に回しても、全部返すのに2年半ほどかかると言うことです。


 日本は貯蓄が豊富で財政赤字の穴埋めするための資金を海外からの調達に頼っていないから大丈夫だとはいえ、クレカの多重債務者も真っ青の莫大な借金です。国債をチャラにしたり、スーパーインフレを起こして、国債を買った人とか国内の金融機関に「ごめんね☆」といって済ますつもりなんでしょうか。


【参考サイト】
OECD iLibrary:Key Tables from OECD
tradingeconomics.com:Japan Government Debt to GDP



 経済学者のGary Hansen とSelahattin Imrohorogluは、2013年に発表した論文で、日本政府が借金を何とかなるレベルに減らすには、GDPの40−60%に相当する税金を増やさなければならないと主張しています。


 しかし、老人が増えて社会保障費がかさみ、しかし税金は増えないという状況ではどうしょうもありません。しかも日本国の日本の2014年7-9月期国内総生産(GDP)は2期連続のマイナス成長という惨憺たる物です。日本国の借金は今年も増えて行くことでしょう。


【参考サイト】
A Neoclassical Perspective:Fiscal Reform and Government Debt in Japan
tradingeconomics.com:Japan GDP Growth Rate


■社会保障費削減で貧乏人はもっと悲惨になる


 社会保障費がかさむのに収入(税金)が増えないので、政府は社会保障費を減らして行く方向の様です。


 介護費用や貧困家庭への補助などは、選挙後にどんどん削られています。国民健康保険を滞納していた方のたった3000円の貯金は差し押さえられる一方、政治家様は政党助成金を何に使っても怒られないのです。








■役所の無駄使いは減らない


 その一方で、無駄な出費は極力減らさなければならないのですが、今年も「こんなものいらないでしょ!?」という物に税金がつぎ込まれる様です。例えば、計画から40〜50年たつのにまだ完成していないダム(参考記事)や、安倍首相のお膝元である山口県の通称「安倍道路」(参考記事)などです。お役人様が天下りする団体(何をやっているのか不明)を潰す気配もない様です。


 自営業をやっていたり、会社で働いている人の場合、売り上げが増えない、新規の客も増えそうにない、という状態に陥ったら、バイト君を首にしたり、今年は新しいマックを買うのを控えたりして、せっせと経費を減らすわけですが、なぜか我が国の場合は、「お金が入ってこないなら借りればいいじゃない。借りて踏み倒せばいいのよ!」という思考の様です。マリー・アントワネット様も真っ青ですね。


 支出を減らすといっても、本来減らすべき所は減らされず、泥を食べて生きている様な貧乏人への施しは減らせ、というのが、我が国の目指す美しい国の姿のようであります。


■消費税増税は延期されたが消費マインドは戻らない


 消費税は2014年4月に8%に引き上げられて、2015年10月に10%に引き上げられる予定でした。しかし、10%への引き上げは2017年4月に延期されました。選挙戦略的に延期は正解だったわけですが、本来なら、消費税は8%に戻すか、5%に戻すべきだったでしょう。


 そもそも失業率が下がったとはいっても、増えている雇用は非正規雇用で、今や働く人の半分近くが非正規雇用です。バブル真っ盛りの1988年には25歳から34歳のたった4%が非正規雇用でしたが、今や約17%です。将来が不安でお金を使わない人が少なくないのは当たり前です。政府が発表した2014年9月の経済指標(速報値)では、勤労世帯の実収入は、実質では、6.0%減っており、12ヶ月連続で減少しています。


 しかも、実質賃金は2013年7月以降16カ月連続で減っており、消費税率引き上げ後にさらに減っています。つまりお金を刷って増やしたことで、様々なももの値段が上がったので、実際の給料は下がっているというわけです。


 可処分所得が増えていない人が多いわけで、増税を延期したからといって消費が増えるわけではありません。一旦8%に引き上げられ、それがまた10%になると聞き、うんざりしていたところで、一応延期しますといわれても、仕事はどうなるのか、給料は増えるのか、親の介護費用の自己負担額は増えるのか、という恐怖から、庶民の大半はお金を使おうという気にはなりません。


 まともな手段で景気を良くするなら、まず消費を向上させることです。その為には国民の可処分所得を増やすことが必要なわけですが、企業が投資を増やし、働く人の賃金を増やさなければ、働く人の可処分所得も増えないわけですが、儲かっている会社が大手企業の一部という状況ではどうしょうもありません。


■隣国との関係は最悪な状態になるなか、庶民はどうすべき?


 こんな状態のアベノミクスですが、現政権は、経済問題の抜本的な解決よりも、憲法改正や、隣国を怒らせて関係を悪化させることに熱心な様です。今の日本国にとって重要なのは、国の借金をどうするか、増大する社会保障費をどうするのか、国民の大半を占める人々の生活を向上するにはどうするか、のはずなのですが、隣国を怒らせることに比べると、それらの重要性は低い様です。今年も隣国を煽りまくって、日本国にとって何の利益もないことに取り組む可能性が高いでしょう。


 国民の大半は円安の恩恵を受けない中小企業に勤務しています。もしくは風邪が吹けば潰れてしまう様な零細自営業です。残念ながら大半の国民はアベノミクスの恩恵を受けません。物の値段はどんどん上がりますが給料は増えません。社会保障費も減って行きます。


 新年から辛気くさい話になってしまいますが、そういう庶民の方は、できる限り支出を抑え、経済や金融の勉強をし、自分のお金は自分で守ることを実践して行くべきでしょう。


 ネットで隣国の悪口を書いている暇があったら、1円でも多く稼げる方法を考えたり、稼げそうなノウハウを身につけることです。


著者プロフィール


コンサルタント兼著述家
May_Roma
神奈川県生まれ。コンサルタント兼著述家。公認システム監査人(CISA) 。米国大学院で情報管理学修士、国際関係論修士取得後、ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経てロンドン在住。日米伊英在住経験。ツイッター@May_Romaでの舌鋒鋭いつぶやきにファン多数。著作に『ノマドと社畜』(朝日出版社)、『日本が世界一貧しい国である件について』(祥伝社)など。


公式サイト/谷本真由美(@May_Roma)の「週刊めいろま」


(Photo by U.S.Secretary of Defense via Flickr)



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/490.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍首相と報道関係者との会食、山本太郎議員が質問主意書、小林秀雄ら戦前にも風に靡く文化人(MEDIA KOKUSYO)
安倍首相と報道関係者との会食、山本太郎議員が質問主意書、小林秀雄ら戦前にも風に靡く文化人
http://www.kokusyo.jp/%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E5%A0%B1%E9%81%93%E9%96%A2%E4%BF%82%E8%80%85%E3%81%A8%E3%81%AE%E4%BC%9A%E9%A3%9F%E3%80%81%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%A4%AA%E9%83%8E%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%81%8C/
2015年01月05日 MEDIA KOKUSYO


第2次安倍政権が発足してから2年になる。この間の安倍首相と報道機関の親密な関係が批判の的になってきたが、昨年の12月24日、山本太郎議員が、公式に質問主意書のかたちで、この問題を指摘した。

質問主意書は8ページからなり、冒頭で安倍首相がこの2年間で報道関係者との会食を40回以上も重ねている事実を指摘して、「政権のトップとメディア関係者の親密な関係、メディアの癒着が、報道の中立公正公平、不偏不党の観点から批判の対象となることは、今や欧米などの先進諸国においては常識であり、安倍首相のこれらの行動は、国際的な常識から見ても極めて奇異であると言わざるを得ない」と述べている。

さらに飲食に関しては、報道関係者だけではなくて、企業や団体の関係者とも会食を重ねていることを指摘している。

一連の会食のうち、質問主意書では、具体的にいくつかの会食を指摘して、会計に関する明細を明らかにするように求めている。たとえば次の会食である。

※特定秘密保護法が成立した10日後の2013年12月16日に、東京・赤坂の中国料理店で行われた会食。

※安倍首相が初めて靖国神社を参拝した2013年12月26日に、東京・赤坂の日本料理店で行った会食。

※消費増税が施行された2014年4月2日と翌3日に、行った会食。(料亭名は記されていない)。

※2014年12月14日に行われた衆議院議員総選挙の2日後にあたる12月16に、東京・西新橋のすし店で行った会食。

会食に関する経理問題に加えて、山本議員は政府見解を求めている。

◇「アメと鞭」の政策

戦前から現代にいたるまで、国策を進めるうえで報道関係者(特に新聞)や文化人が果たしてきた負の役割は重大だ。しかし、両者が癒着する原因は、単に情交関係だけではなくて、利権がからんでいる。この点を見落としてはならない。

まず、新聞社についていえば、政府により新聞社の経営上の弱点を握られている事情がある。弱点を握ることで、政府は「アメと鞭」の政策を進める。たとえば次の「アメ」である。

@再販制度という既得権益。

A新聞に対する軽減税率の適用。

B本来、公取委が取り締まるべき「押し紙」問題の放置。

C本来、警察が取り締まるべき「折込チラシ詐欺」問題の放置。

D記者クラブを通じた情報提供。

E安倍首相による新聞社に対する単独インタビューの提供。

◇フリーランサーの経済的事情

一方、文化人に関して言えば、雑誌を見ればすぐに分かる。読者は昨年の朝日バッシングに、文化人の誰が便乗したかを、次の記事を参考に検証してみてほしい。

朝日バッシングに見る国際感覚の欠落、雑誌ジャーナリズムにおける海外との質の差が顕著に
http://urx2.nu/fQKe

おそらく背景に、フリーランサーの経済的事情があるのではないか?

ちなみに文化人が時の政権にすり寄る傾向は、昔からあったようだ。たとえば半藤一利氏の『昭和史』(平凡社)は、太平洋戦争直後の文化人のコメントを紹介している。小林秀雄、亀井勝一郎、横光利一といった人々である。

中島健蔵:「(これは)ヨーロッパ文化というものに対する一つの戦争だと思う」

本多顕彰:「対米英宣戦が布告されて、からっとした気持ちです。・・・・・・聖戦という意味も、これではっきりしますし、戦争目的も簡単明瞭となり、新しい勇気も出て来たし、万事やりよくなりました」

小林秀雄:「大戦争がちょうどいい時にはじまってくれたという気持ちなのだ。戦争は思想のいろいろな無駄なものを一挙になくしてくれた。無駄なものがいろいろあればこそ無駄な口をきかねばならなかった」

亀井勝一郎:「勝利は、日本民族にとって実に長いあいだの夢であったと思う。即ち嘗てペルリによって武力的に開国を迫られた我が国の、これこそ最初にして最大の苛烈極まる返答であり、復讐だったのである。維新以来我ら祖先の抱いた無念の思いを、一挙にして晴すべきときが来たのである」

横光利一:「戦いはいつに始まった。そして大勝した。先祖を神だと信じた民族が勝ったのだ。自分は不思議以上のものを感じた。出るものが出たのだ。それはもっとも自然なことだ。自分がパリにいるとき、毎夜念じて伊勢の大廟を拝したことが、いつに顕れてしまったのである」

■山本議員の質問主意書PDF
http://urx2.nu/fQKm



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/491.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 戦後70年、「安倍談話」検討/米国でも関心が高まる日本の「歴史問題」は 戦後70周年の日本外交の成否を左右するか?








歴史問題に関する米紙の論説や映画の上映
慎重なハンドリングが必要となる2015年

http://diamond.jp/articles/-/63904

 総選挙は自公の圧勝で終わり、安倍政権は新たな信任を得て、日本が直面する幾多の課題に取り組むこととなる。強い政権として基盤を確立した安倍政権が国益にかなう政策を確固とした決意で推進していくことを、国民は強く期待しているのだろう。


 成長政策や財政再建という国内経済課題は待ったなしであり、ハンドリングを一歩間違えば日本の信認が揺らぐことになりかねない。


 外交安保面でも首脳会談が2年半ぶりに実現し、一歩を踏み出した中国との関係や、いまだ動きがない韓国との関係、安全保障関連の法制備や普天間移設問題など、難しい課題が山積している。


 ここで、好むと好まざるとにかかわらず細心の注意を払って取り組まなければならない課題として、歴史問題がある。来年2015年は、第二次世界大
戦終了後70周年にあたり、歴史問題はますます繊細となっている。安倍政権発足後の一部要人の言動に対し、中国や韓国の批判が収まることはない。


 このところ、米国での批判も強くなっている。米国内の主要紙には、「日本は歴史を書き換えようとしている」という報道も目立つ。ごく最近は、
ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ロサンゼルス・タイムズという主要紙がこぞって社説や論説で慰安婦問題を取り上げ、日本の政権は歴史の否定
に走っていると論じている。


 そして12月25日には、女優アンジェリーナ・ジョリーが監督をした映画、『アンブロークン』(unbroken)が米国で封切りされる。これは
元オリンピック陸上選手で、太平洋戦争時に日本の戦争捕虜になった人物の過酷な捕虜体験を描く映画である。筆者が先日訪れたニューヨークでは、街頭で宣伝
のポスターが掲げられ、大きな話題を集めていた。日本のある団体は、「この映画はフェアでない」として、日本での上映を禁ずる署名を始めていると伝えられ
ている。



つづきはこちら ⇒


現在も深刻な人権問題を抱える米国
事実と真摯に向き合うことを重視
http://diamond.jp/articles/-/63904?page=2

国家のプライドに直結する歴史問題
感情の対立に繋がる惧れ

http://diamond.jp/articles/-/63904?page=3

歴史問題と真摯に向き合う態度を
戦後70年の日本の実績を前面に

http://diamond.jp/articles/-/63904?page=4



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/492.html
記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍晋三氏の座右の銘は、吉田松陰と同じだって?(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/8c3c4e94c4a5dcfc5fae5ccfffc27f23
2015-01-05 09:47:26

 吉田松陰の妹を主役にしたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」が昨日1月4日から始まり、その中で松陰の生涯の座右の銘、「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」が登場しました。誠心誠意をもって事にあたれば、どんな難局も突破できる」といった意味ですよね。

 実は、安倍晋三という男もこれを座右の銘にしているそうな。笑わせるなというべきか、またウソかよ、というべきか。ここまで言動不一致となれば、頭の構造をちょっと疑わなければなりません。ちょっとどころか、きわめておかしいんとちゃう?

 「至誠にして動かざる者は……」は孟子の言葉で、実は一昨年の大河ドラマ「八重の桜」でも5回目(13年2月6日放映)に松陰の言葉として登場しました。

 松陰はこの言葉を自分の思想信条の根幹として実践し、囚われて処刑されました。しかし、松陰の遺志を受け継いだ松下村塾の若者たちが中心となって、明治維新は成し遂げられたのでした。

 安倍晋三氏が目指すところは、「景気回復の温かい風が全国津々浦々に行き届かせること」といい、国民みんなをハッピーにするような発言を繰り返しています。しかし、実際に進んでいるのは、ますますの格差拡大です。

 国民の実質所得の低下であり、生活の困窮化です。子どもたちの貧困化率は、OECD(経済協力開発機構)加盟先進国中の最低レベル、高齢者の貧困率も同じです。自殺率も高い。安倍政権になってからも、事態は一向に改善されないどころか、悪化しています。

 それでも、「至誠にして……」とのたまうなら、松陰の真意を冒涜するものです。

 安倍氏が熱心に取り組んだのは、集団的自衛権の行使容認であり、特定秘密保護法の施行、原発推進、消費税増税、TPP(環太平洋経済連携協定)の締結促進、辺野古での米軍基地建設の促進など、いずれも多くの反対を押し切って進めました。

 どこが、「至誠にして」ですか。そんなきれいなものじゃない。ドロドロした権力欲むき出しの国民支配ではないですか。

 そんな男のやり方を許しているのは、多くの国民です。世論調査の結果なるものが、高い支持率を示している形だから、つけあがらせています。

 その付けが回ってきます。国民の上に、そのつけは降り注いできます。かつて、太平洋戦争がそうであったように、ふたたび「至誠の人」によって、付けを払わされることになります。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/493.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 橋下が官邸、公明と密約か?〜大阪都構想で公明党が方針転換&住民投票、実現へ(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/22703668/


昨年末、橋下維新に関して「あら〜、やっぱ密約があったのね〜」と思わせるようなニュースが流れた。(・・)
 何と公明党の大阪市議団が、衆院選が終わって間もなく、維新が提案している「大阪都構想の住民投票」に賛成すると言い出したのである。 (・o・)

 まあ、相変わらずのやりクチだな〜と思ったりもするのだけど・・・。

 これで橋下維新が、安倍官邸&自公与党との関わりを重視する可能性がますます高くなったように思うし。このあたりは、今後、追々書いて行きたいのであるが。mewは、このことが維新内の東西対立(江田維新との主導権争い)、そして民主党との合流話にどのような影響を与えるかも、気になっていたりもする。(-"-)

* * * * *
 
『橋下徹・大阪市長率いる大阪維新の会の看板政策・大阪都構想を巡り、公明党が都構想の制度設計を行う法定協議会の再開を条件に、都構想の是非を問う住民投票の実施に賛成する方針を固めたことが分かった。
 関係者によると、路線転換は、公明党本部などの意向という。衆院選で、維新の党が関西の公明党候補のいる6選挙区に対抗馬を擁立しなかったことなどを考慮したとみられる。

 25日夜、公明党の大阪府・市両議会の幹部と、橋下氏、松井一郎知事(大阪維新幹事長)らが会談。公明党はこの席で、各党の府議・市議らでつくる法定協の再開を条件に、住民投票まで認める方針を伝えたという。公明党府本部幹部は26日、党本部などから維新への協力の指示があったとしたうえで、「都構想への賛成、反対は別として、住民投票の実施までは認めればいいということだ」と語った。
 公明党は、維新が単独で作成した都構想の制度案(協定書)について、10月の府市両議会で反対し同案は否決された。両議会で維新は少数与党だが、公明党が賛成すれば過半数となる。(読売新聞14年12月26日)』

『大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は26日、公明党府本部幹部と25日に会談し、看板政策「大阪都構想」の制度設計を担う法定協議会の早期再開を条件に、住民投票に向けた前向きな協議に応じることで合意したことを明らかにした。松井氏は「公明は非常に民意を大切にされる。(都構想の是非について)住民の声を直接聞こうという思いを持っているのではないか」と述べた。府庁で記者団の質問に答えた。(中略)
 
 公明は24年の衆院選で旧日本維新の会と選挙協力。都構想への協力と引き替えに維新は大阪、兵庫の6選挙区に候補者擁立を見送った。だが、今年1月に法定協での議論の進め方をめぐって維新と対立。橋下氏が、公明の支持母体である創価学会を念頭に「宗教の前に人の道がある」と批判したため、両者の溝は決定的となった。維新が単独で法定協を進行する構えをみせてからは、他の野党会派と「反維新」で共闘してきた。(産経新聞14年12月26日)』

* * * * *

 公明党は12年末に維新から選挙協力を受けたこともあり、都構想に理解を示していたのだが。
 昨年にはいって、橋下市長が「大阪都構想」実現に向け、あまりに強引にコトを運ぼうとしていたこともあり、公明党も自民党などの他の野党と共に反発。大阪の府・市議会の議決でも、反対に回るようになった。^^;

 コレに怒った橋下市長は、昨年末の衆院選直前になって、大阪府&兵庫県内の公明党候補の選挙区に維新の候補を擁立すると。また、特に公明党幹部の選挙区には、自分と松井府知事が出馬することも考えると発言し、公明党に脅しをかけたのである。(~_~;)

『橋下氏は「公明にやられたままで人生を終わらせられない」とも述べ、公明の現職がいる大阪、兵庫の計6選挙区に、維新として対立候補を擁立する方針を明言した。市役所で記者団の取材に答えた。
 「市長職を投げ出すことになる」との質問には「致し方ない」と話した。維新の党幹事長の松井一郎氏(大阪府知事)も11日の産経新聞のインタビューに対して、公明の北側一雄副代表の選挙区である大阪16区=堺市堺区・東区・北区=からの自身の出馬と、大阪3区からの橋下氏の出馬を検討していると答えていた。(産経新聞14年11月12日)』
 http://mewrun7.exblog.jp/22583612/
(関連記事『自公幹部に追い込まれる安倍+みんな解党で野党再編加速も、橋下の動きがジャマ』『誤算つづきの安倍官邸&自民+橋下離脱で、野党の協力進展と中道主体の再編に期待』)
http://mewrun7.exblog.jp/22595106/
 
* * * * * 

 同時に、橋下氏らは公明党+αと協議を続けているという話も出ていたのであるが。

 結局のところ、橋下氏らは出馬せず。また、公明党の候補者が出る選挙区には、維新の候補者は出馬を控えたため、公明党は大阪・兵庫の選挙区で全員当選を果たすことになったのだが。
 この頃、メディアには様々な密約説が流れていた。(@@)

 一つは、橋下維新と公明党幹部が密約を交わしたのではないかというもので。その内容としては「公明党が都構想に協力する」「公明党が大阪の選挙区や比例区などで維新の党に票を回す」などとが挙げられていた。(菅官房長官が両者の仲介にはいったという説もある。)

 もう一つは、菅官房長官が、公明と維新の関係悪化を懸念。懇意にしている松井幹事長(府知事)を通じて、橋下氏を説得し、密約を交わしたというものだ。それは「政府の政策&国会運営において、都構想を支援する」「公明党に大阪の議会で都構想に協力するように働きかける」というものであったとされている。(・・)

 橋下氏らは、公明党とも官邸とも密約はないと否定していたのであるが。<まあ、もしあったとしても、否定するよね。^^;>
 この公明党の方針転換で、何らかの密約があった可能性が極めて高くなったと言えるだろう。(~_~;)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 この方針転換は、最終的には公明党の本部が決定したそうなのだが、大阪の地方議員たちは、本部で押し付けられたとして、納得が行っていないような感じで。
 本部命令なので、住民投票の実施には賛成せざるを得ないものの、大阪府本部の代表も、都構想には反対すると公言しているほどだ。(~_~;)

『公明党大阪府本部の幹部は26日、都構想の是非を問う住民投票実施への協力を正式に表明した。この1年、激しく対立してきた橋下徹・大阪市長率いる維新と公明党が急接近した背景には、党本部などからの強い働きかけがあった。
 「大阪府・市ともに維新が第1党という事実は重い」

 26日午後、大阪市内の公明党府本部前。小笹正博幹事長(大阪市議)は、記者団に対し、方針転換の理由をこう説明した。
 衆院選で、維新の党は大阪府内の政党別比例票でトップの114万票を獲得。大阪市内でも最多の33万票を得た。小笹氏は「(都構想に)一定の民意がある。有権者の意向は最大限尊重するのがうちの党の考え方だ」と、自身に言い聞かせるように述べた。

 しかし、衆院選が終わった後も、小笹氏は「国民が求めているのは景気回復と福祉。都構想ではない」「橋下氏の手口にまどわされないようにしたい」と話していた。歩み寄りの気配は全くなかったが、25日夜、橋下氏らと会談し、住民投票への協力を伝えた。

 小笹氏は26日、こう明かした。「党の中央から、都構想について住民が最終判断をすることを了解してもらえないかと話があった」

 実は、公明党と維新が会談した前日の24日、小笹氏を含む府本部の幹部らは、東京・信濃町にいた。公明党の支持母体・創価学会の本部に急きょ、呼び出されたのだった。
 「支持者を心配させない方がいい。住民投票までは認めればいいのでは」
 創価学会幹部に言われ、府議らは維新との対立の経緯を必死に説明した。さらに党本部から、議会と首長との関係を正常化するよう求められ、最終的に住民投票まで認めることを決めたという。

 こうした流れに対し、橋下氏から「宗教の前に人の道がある」などと激しく批判されてきた公明党の府議、市議らの不満は収まらない。

 26日午後1時頃から府本部で開かれた緊急会議では「地元からの疑問に、どう答えたらいいのか」「なぜこういう判断になったのか」などと、幹部らに説明を求める声が噴出したという。出席者の一人は「みんな消化不良だが、幹部も説明できる立場ではないだろう。決まった話を押し付けられただけだ」と力無く言った。(読売新聞14年12月27日)』

* * * * * 

 ただ、この方針転換には、公明党の地方議員だけでなく、他の野党から批判が出ていたという。

『代表の佐藤氏が「住民投票の実施まではきちんと協力する」と説明すると、集まった地方議員は「議論が拙速だ」「素晴らしい案だから住民に諮る、というのが本来の姿」と反発。「自民党支持者との友好関係が崩れてしまった」「ポスターを外された」など、来年4月の統一地方選への影響を懸念する声も上がった。

 これに対し、佐藤氏ら執行部は「住民投票の日程は公党間の合意で動かせない」と言及。最終的には、府・市両議会の議員が議論したうえで、決着を目指す方針で落ち着いたという。

 会合後、佐藤氏は記者団に「都構想に全面的に協力するのではない」と強調。10月の府・市両議会では都構想案に反対しており、「基本的なスタンスは変えていない」と語った。(朝日新聞14年12月26日)』

『市役所で開かれた公明市議団の会議で、小笹正博団長(府本部幹事長)が、所属議員らに諮らず住民投票実施に賛成という党方針を決めたことを謝罪した。
 26、28両日の府本部会合ではトップダウンの決定に不満が噴出したが、この日は法定協や市議会で都構想反対の立場から問題点を追及することを確認。市議団幹部は、党本部の意向に従い、住民投票実施のため来年の2月議会で協定書議案に賛成することを決めた。

 また市議団の見解を1枚の書面にまとめ、この日市役所で対応を協議していた野党の他会派に提示。「(都構想に)反対の姿勢に変わりはない」との一文を明記するなどし、待(まち)場(ば)康(やす)生(お)幹事長がそれぞれの控室を回って了承を求めた。
 他会派との幹事長会議では「協定書の中身に反対しているのに採決で賛成するのは自己矛盾だ」と公明に抗議する声が続出。自民の柳本顕幹事長は「理解できない」と批判。共産の山中智子幹事長は「(方針転換を)思いとどまってほしかった」と話す。

 待場幹事長は記者団に「苦渋の決断だ。私も議員として矛盾を感じる」と吐露し、住民投票では「(反対多数により)都構想をつぶし、橋下市長にご退場いただく」と語気を強めた。(産経新聞14年12月29日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 他方、橋下氏はかなりルンルン気分になっている様子。(@@)

 維新の党は、いまや大阪の市議会だけでなく、府議会でも少数野党になっているため、もし議会に任せていたら、都構想を実現するメドがなかなか立ちそうになかったのだけど。もし住民投票に持ち込めば、まだ橋下氏&維新はそれなりに支持があるので、住民から多数の賛成を得られる可能性があるからだ。(・・)

『都構想の住民投票への道筋が開けた維新側には、歓迎ムードが広がる。都構想の制度設計を行う法定協議会は、30日に再開されることが決まった。
 橋下氏は26日、公明党の方針転換について「30日の法定協でのやりとりを見てもらえればいい」と、笑みを浮かべて繰り返し、住民投票実現への手応えをにじませた。大阪維新幹事長の松井一郎・大阪府知事は仕事納めのこの日、府幹部を集めた会議で自信満々に語った。
 「来年は変化の年になる。それを想定して、いろいろ考えてほしい」(読売新聞14年12月27日)』

 30日に急遽開かれた大阪府、大阪市の法廷協議会では、橋下市長は「公明党さん」と持ち上げてみせ、最後はにんまりしていたとか。
 公明党が途中でいったん持ち帰りたいと言い出すと、維新が府議にトイレ休憩をとらせて、松井幹事長が「トイレ休憩の間に考えをまとめてほしい」と決断を促すなど、圧力をかけたという報道もあった。^^;

『公明党の離反で野党の包囲網が瓦解(がかい)し、大阪維新の会が大阪都構想の住民投票に前進した。30日に急(きゅう)遽(きょ)再開された大阪府、大阪市の法定協議会で、来年1月13日に協定書をまとめることが決まった。野党側は法定協の解散などを求めて反対したが、“公明票”を得た維新が押し切った。
 このまま府市両議会での協定書議案可決、住民投票へとつなげたい維新代表の橋下徹大阪市長は公明批判を封印し、「公明党さん」と持ち上げる姿勢に転じている。

 「議会で実質的な議論がないまま否決されたので、本日、同じ内容の協定書を提案する」。年の瀬の市役所で再開された法定協で、橋下氏はこう切り出した。
 1月13日に協定書をとりまとめ、2月の両議会に提案するという日程をそらんじた上で「住民投票実施まで承認いただきたい」。一気に語り、背もたれに体をあずけた。

 両議会で協定書議案を否決した野党は反発。自民市議は「否決の重みを受け止め、法定協の解散も含めて検討すべきだ」と求め、民主市議も「住民投票に値しない」と続けた。だが、橋下氏は淡々と突っぱねた。
 「議会(の判断)は民意の状況で変わる」

 これまで野党は自民、公明、民主系、共産が結束することで法定協、両議会での過半数を確保してきた。しかし公明が今回の衆院選での維新の党の得票を重視し、維新側に回ったことで都構想包囲網は瓦解した。(中略)
 
 橋下氏は法定協終了後も「公明党さん」と配慮をみせ、こう持ち上げた。

 「やはり民意に真摯(しんし)に対応されている。市民のみなさんに決めてもらう姿勢を僕は高く評価している」(産経新聞14年12月30日)』

* * * * *

『橋下市長 “大逆転”にニンマリ 天敵・公明が味方に

 大阪市の橋下徹市長(45)の看板構想で、10月の大阪府市の両議会で否決され暗礁に乗り上げていた「大阪都構想」を巡って、30日、制度設計(設計図)を作成する法定協議会が約3カ月ぶりに大阪市役所で再開された。

 敵対していた公明党の“急転賛同”を得て、住民投票で是非を問う流れを復活させた橋下市長は、この日の法定協で、一度議会で否決された協定書案をたたき台に修正協議を行い、来年2月議会に議案提出することを提案。自民など他会派から反対意見が出たが、公明が賛成に回り、了承された。
 御用納めを終えた市役所で、頓挫寸前だった看板構想が天敵・公明の“ナゾの翻意”によって一転。大逆転の格好で、都構想実現への動きを再度つかんだ橋下市長は、会議後、ほくそ笑みとも映る笑顔を隠せなかった。(中略)

 公明党が橋下市長の提案について「持ち帰る」としたが、15分の暫時休憩がとられ、松井一郎大阪府知事が「トイレ休憩の間に考えをまとめてほしい」と求めた。
 結局、休憩後に採決がとられ、公明も賛同。賛成多数で、来春の住民投票を目指す橋下案が了承された。デイリースポーツ14年12月30日)』

『支持母体の創価学会、公明党本部のトップダウンの方針転換に府議、市議の不満はくすぶる。維新側が橋下氏提案の日程を採決しようとした際、清水氏は一時的に「持ち帰らせてほしいということが考慮されていない」と反発。
 法定協会長の今井豊・維新府議が「トイレに行きたい」とあわてて休憩を切り出し、橋下氏らが控室で公明側と協議。再開後には橋下氏が協定書への態度保留のままで日程のみを決めると強調し、採決に移った。(産経新聞14年12月30日)』

* * * * *

 橋下氏としては、一度はアウトかと思った都構想の息をつなぐことができたわけで。この最後のチャンスに賭ける意気込みも大きいのではないかと察するのだけど。ただ、来年4〜5月の統一地方選や住民投票の結果、都構想の実現が困難or不可能だと判明した場合には、橋下氏は市政でも維新内でも急速に求心力が低下する可能性が大きい。(・・)

 つまり大阪都構想が成功するか失敗するかは、今後の維新の動向&野党再編の流れにも大きく影響することになるわけで。そのことも踏まえて、しっかりとウォッチして行きたいmewなのだった。(@@) <もちろん願うは、橋下&松井コンビの失脚だけどね。>

                        THANKS



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/494.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「賃上げ」を指図する政権のスポークスマンと化した経団連会長の愚&自民党の改憲キャンペーンが始まるぞ。(くろねこの短語)
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-6746.html
2015年1月 5日

 またゴルフだよ、お気楽ソーリは。昨日のお相手は、富士フィルムフォールディングス会長夫妻。一昨日と同じく「スリーハンドレッドクラブ」で、こちらは夫婦揃って接待したそうな。なにやら、「安倍王朝」って雰囲気になってきましたね。ひょっとして、シンゾーは皇帝にでもなったつもりか。

 なんて戯れ言は置いといて、年明け早々のグリーン会談で打ち合わせしたんだろうね、経団連の酒鬼薔薇会長が、「ベースアップを全面否定するような時代が長く続いたが、ベースアップも一つの選択肢だ。対応できる企業は前向きに検討してほしい」って記者会見でのたまったそうだ。まるでレレレのシンゾーのスポークスマンですね。

 にしても、大きなお世話ってなもんだ。賃上げを指図されて、はい、そうですか、って給料上げられる企業がどれほどあるってんでしょう。経団連会長が財界総理としてそれなりの見識で政治家と対峙した時代ならともかく、単に世渡り上手だっただけのサラリーマン社長なんかにとやかく言われたかあないやね。そんなことより、テメーの頭のハエでも追ってろ、っていうのが資金繰りで東奔西走する巷の社長の本音なんじゃないのかねえ。

・経団連会長「ベアも選択肢」賃上げ呼びかけ
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150105/k10014432641000.html

 そもそも、賃上げなんてことは、国はもとより、経団連会長ごときが指図する権利なんてないんだよね。まずはそこを突くのが新聞・TVの役割だろうに、いかにも賃上げに経済界が動き始めた、それっ!景気は上向くぞ、ってなイメージ報道しちゃうからね。NHKなんか、「緩やかな景気回復続く」っていまだに与太飛ばしてますから。正月早々からの官製報道にはウンザリです。

 ウンザリと言えば、自民党が憲法改悪に向けたキャンペーンをおっぱじめるそうだ。NHKの提灯ニュースによれば、「憲法改正を巡って、自民党は、先の衆議院選挙で、発議に必要な3分の2以上の議席を与党で確保したことなどを踏まえ、最初の国民投票で問う憲法改正原案の議論を進め、改正実現に向けた機運を高めたい考え」なんだとか。おいおい、暮れの選挙は、「アベノクミクス」が争点って言ってたとはどこのどいつだ。それが選挙に勝った途端にこれだもんね。レレレのシンゾーは選挙直後にも憲法改悪に意欲を見せて、その時に「公約にちゃんと書いてあるもん。討論会でも話したもん」って居直ってたけど、それを誰も批判しませんでしたからね。

・自民 憲法改正原案の議論で改憲実現の機運を
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150105/t10014433071000.html

 ま、予定通りの動きなんだろうけど、自民党のセンイセイたちはこうした三百代言って恥ずかしくないんだろうか。「群集心理」をテーマに安倍政権をナチスになぞらえたってんでTBSの『サンデーモーニング』が保守速報なんかでやり玉に挙げられてるけど、今回の選挙のやり方見てれば、さもありなんなんだよね。この番組はたまたま観てたけど、まだまだ手ぬるいもので、選挙中に自民党の恫喝に腰引けちゃったことをまずは反省するのが先ではなかろうか。

・”ヒトラー時代の教訓”を伝えた「サンデーモーニング」
 http://blogos.com/article/102770/

 というわけど、とりとめもなく悪態ついてみた仕事始めの朝であった。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/495.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 小泉進次郎「2020年首相獲り計画」スッパ抜き(日刊大衆)
小泉進次郎「2020年首相獲り計画」スッパ抜き
http://dmm-news.com/article/906995/
2015.01.05 08:00 日刊大衆


先の総選挙で圧勝した安倍自民党。今後、安倍首相の長期政権が言われる中で、浮上する未来の首相の名!

「この道しかない!」
"鉄の女"マーガレット・サッチャー(英国初の女性首相)が掲げた政治スローガンを錦の御旗に、総選挙の大勝負に打って出た安倍首相。結果は見事、他の党を圧倒し、長期政権へのパスポートを手中に収めた。

「衆院選で2度にわたって290議席以上を達成。自民党にとって、これは大功績です。これで、15年9月の自民党総裁選での再選は確定的となりました。今、首相はこの勢いのまま20年の東京五輪までトップを続けたいという野望まで抱き始めたといいます」(全国紙政治部デスク)

そんな絶頂にある安倍首相をも、「いずれは凌駕する」と言われる未来のヒーローがいる。それは……。

「小泉進次郎復興政務官です。衆院当選3回、いまだ33歳の若さですが、先の衆院選では応援弁士としての要請がひっきりなし。選挙期間中に回った遊説先は27都道府県の64か所。移動距離は約1万5000キロ。換算すると東京から南極までの距離を駆け抜けたことになります」(前同)

自身も候補者でありながら、選挙期間中に地元・横須賀の選挙区(神奈川11区)に入ったのは、わずか2日間。それでも、開票直後に当確が打たれる圧倒的な強さを見せたのだ。

「全小選挙区候補者中、得票数1位(16万8953票)とブッチギリの勝利でした。安倍首相の10万829票(山口4区)を嘲笑うかのような得票数で、得票率83.3%も断トツの1位です」(自民党中堅議員)

この進次郎氏は、いわずと知れた小泉純一郎・元首相の次男。政治一家・小泉家4代目の世襲議員だ。

「政治家として初出馬(09年)した当初から、甘いマスクと爽やかな受け答えで注目を浴びました。ですが、多くの有権者は内心、"しょせん世襲のボンボン"と見くびっていたのも事実です」(前同)

だが、その考えが覆されるのには時間はかからなかった。

「すぐに、永田町の人気者となっただけでなく、テレビや雑誌でも救世主とばかりにもてはやされ、人気を維持し続けているんですからね。いまでは"親父以上の器だ"という声さえ出ていますよ」(同)

その進次郎人気は、甘いマスクや爽やかな弁舌だけが要因ではない。"喧嘩師"の異名を取った父・純一郎氏も脱帽する硬派一直線の男ぶりにも、庶民はヤンヤの喝采となった。

たとえば、安倍首相が突然放った衆院解散の当日(11月21日)、衆院本会議場での、"恒例"の万歳三唱に進次郎氏は、
「多くの国民の反応は、"なぜ、いま解散なのか"と。万歳している姿が、余計に国民との距離を生むんじゃないか」
と万歳を拒否。また、直後に行われた安倍首相の出陣決起集会も欠席した。まさに"男・高倉健"並みに、腑に落ちないことには従わぬ硬派ぶりを見せたのだ。

進次郎氏の政治家としての真骨頂は「原発問題」に如実に表れている。

「自民党議員の多くが、原発推進を唱える安倍首相の顔色を伺って旗幟を鮮明にしない中、進次郎氏だけは"原発事故の収束なくして、福島の本当の復興はない"とし、11年3月11日の東日本大震災以降も福島などで被災地を支援。熱い想いは微動だにしておりません」(進次郎氏とともに被災地を回り続けている『TEAM−11』のメンバー)

その進次郎氏が東日本大震災復興に関わったのは、震災発生から8日後。11年3月19日未明のことだった。

「この日、2トントラック2台をチャーター。翌朝にはおにぎりを満載にして仙台入り。そこを拠点に、各避難所に物資のピストン輸送を行いました。以後、最低でも毎月11日には被災地を訪問して支援を続けています。これは、現在に至っても変わりません」(前同)

ある日のこと。ある新聞記者が、
「なぜ、政治家がそんなに被災地に行くんですか?」
と質問したことがあった。

それに進次郎氏は、
「政治家こそ自分の足で被災地を歩いて、現状を目の当たりにすべきだと思っています。そして、我々政治家がすべきことは、国民に対して日本の復興に何が必要なのか、メッセージを発信することです」

この選挙期間中も、12月11日の被災地入りを党に直訴。いまだに仮設住宅で不自由な生活を続けている人たちを前に、
「(解散時)万歳している姿を見た被災地の皆さんと心の距離を隔てることになると思い、(万歳を)できなかった」と心情を吐露。

続けて、「復興の歩みは止めない」と力強く宣言。
被災した人たちの熱い涙を誘ったのだ。

アベノミクスの先にある時代

小泉家の父子二代にわたって取材を続ける作家の大下英治氏が話す。
「2014年も2度ほど小泉純一郎さんと飲みましたが、彼は自分から息子のことを語ることはありませんよ。だけど、僕はこう感じたんです。世間では、父・純一郎さんの"脱原発"に進次郎くんが感化されたと言われていますが、私は逆だと思っているんです。進次郎くんが毎月欠かさず被災地を訪れている姿を純一郎さんが見て、"オレは、こんな悠々自適な隠居生活を送っていていいのか?"と自問自答し、脱原発の活動を始めたのではないかと。間違いないと思います」

いずれにせよ、災害が起これば即座に行動。そして、3年10か月近く過ぎた今でも継続して支援する。言葉では言えても、実行することは並の政治家では、なかなかできることではないだろう。

その進次郎氏が、ここにきて、ついに"首相への道"を語り始めたのだ。選挙公示日(12月2日)、東京・日本橋小網町、午後4時。進次郎氏が街頭演説に立った。

そこで彼は、「私たちはアベノミクスの先を考えなければいけません」と第一声。続けて、
「今後、人口減は不可避。その時、次の世代に活力を引き継げる仕組みにモデルチェンジしなければならない。我々若い政治家がやるべきなのは、目の前の結果を追うのではなくて、将来、誰かがやらなくちゃいけないことを今から手をつけるべきだ」

さらに声のオクターブを上げ、
「東京オリンピックやパラリンピックを終えた後に、新しい国づくりが始まるんです。候補者は圧倒的に30代、40代が多い。これからその仲間たちとアベノミクスの先にある時代を一緒になって国づくりをしていく」
と、自らの政権構想を訴えるごとく、街頭演説を締めくくったのだ。

聴衆の多くは、そこに"進次郎、首相への道"宣言を感じ取ったという。
「これまで進次郎氏は、自身が日本を背負って立つなどとは、ひと言も口にしませんでした。それが、今回の衆院選の演説では、決まって日本の将来を憂う改革発言を連発。これを伝え聞いた永田町関係者の多くが"いよいよ天下獲りを意識し始めた"と、見る目を一変させました」(ベテラン政治記者)

その進次郎氏の「首相への行程表」なるものが今、永田町の進次郎に近い関係者の間で密かにささやかれているというのだ。それは、こんなシナリオだという。

――第3次安倍内閣のある時期、首相は進次郎氏を大臣ポストに抜擢する。

17年1月、消費増税10%を断行した日本経済は深刻低迷。支持率が急落した安倍首相は、政府の顔・官房長官に進次郎氏を抜擢し、窮地を乗り切ろうとする。だが、アベノミクスが完全崩壊し、国民からそっぽを向かれた安倍首相は辞任を決意。

17年秋に急遽行われる自民党総裁選で、12年の総裁選に続き、進次郎氏の支持を受けた石破茂氏が総裁の座につき、新内閣を誕生させる。

同内閣では、進次郎氏の政治能力を高く買う石破首相が、まず党の要職・幹事長に彼を抜擢し、党運営を経験させる。

同政権末期には、「首相への準備」として、重要閣僚のポストを与える。

そして、東京五輪を目前にした20年4月。自民党総裁選を前にかねての"約束"を果たし、石破首相は退陣。代わって、進次郎氏が自民党総裁選に出馬し、晴れて小泉進次郎首相が誕生する――。

小泉純一郎・進次郎親子と親しい政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「第3次安倍内閣で、進次郎氏の大臣就任は濃厚です。巷間、初入閣有力ポストと言われているのが、現在、彼が最も力を注いでいる復興大臣。ただ、私は特命大臣(直属の官庁部署がない)である復興相より、強力官僚がバックアップする経産相を進次郎氏は望むと思われます」

同氏は続ける。
「その後、アベノミクスの耐用期限が過ぎた後の石破内閣誕生は、多くの自民党議員が一致するところです。石破氏は、日頃から"(進次郎氏は)将来の首相候補"と公言しており、首相有資格者となる重要大臣ポスト、たとえば外務、財務に進次郎氏を登用。名実ともにポスト石破の最有力候補として育て上げることでしょう」

石破内閣が終わるまでには、官房長官や党幹事長も歴任。押しも押されもせぬ首相候補に浮上しているというわけだ。

「安倍首相が、小泉純一郎内閣で幹事長と官房長官に抜擢されて首相への道を掴んだのと同様、進次郎氏もその道をたどるものと思われます」(前同)

進次郎は最初から化けている

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「東京五輪が開催される20年までは、多少の逆風があろうとも、日本社会は祭り気分で進んでいくと思います。ただ、祭りが明けたその後、周りを見渡せば少子問題は顕在化し、過疎地問題もどんどん進行し、地方の活力がより低下していくことがわかっている。そうした困難な時代を進次郎氏は今から憂慮し、同時に、"そこからが俺の出番だよ"という意識を持っていると思います」

前出の大下氏が言う。
「ある経団連の重鎮が、私に言いました。"小泉純一郎は途中から化けたけれど、進次郎は最初から化けている"と。彼はアメリカ留学もしていたので、アメリカの理解者であるのは間違いない。だけど首相になったら、脱原発は絶対にやるだろうし、自分が思った方向に必ず進んで行くでしょう。庶民目線を持った首相になると思いますよ」

進次郎氏は選挙戦終盤、那覇市で、
「総理になりたいとは言わない。多くの国民にそう望まれる政治家になりたい」

20年4月14日、進次郎氏は39歳になる。43歳の若さで第35代アメリカ大統領となった、あのジョン・F・ケネディをもしのぐ、若い宰相・小泉進次郎首相が誕生し、フレッシュに生まれ変わった日本は、2回目の東京五輪を迎える――となるだろうか!?



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/496.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「原発を止めているがために、毎日100億円もの国富が海外に流出している」 安倍晋三×櫻井よしこ対談(1)〈週刊新潮〉
「原発を止めているがために、毎日100億円もの国富が海外に流出している」 安倍晋三×櫻井よしこ対談(1)〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150105-00010001-shincho-pol
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 1月5日(月)11時31分配信


 選挙に大勝し、新たな船出を迎えた第3次安倍政権。だがアベノミクスの効果は未だ限定的だ。急激な円安は新たな弊害を生み、再増税先送りで財政再建を絶望視する声もあがる。ジャーナリストの櫻井よしこ氏が、不安渦巻く日本経済の先行きについて、総理に問うた。

 ***

櫻井よしこ 選挙での大勝、おめでとうございます。快勝で、第3次安倍内閣がスタートしました。自民党単独で291議席を獲得し、自民・公明の与党で3分の2を制した。これほどの勝利を可能ならしめた背景には、安定した政権のもと、「日本が抱える重要課題を解決し、歴史的使命を果たしてほしい」という国民の期待の大きさがあると思います。これだけの信任を得た今、総理には、中国の脅威への対処や集団的自衛権に関わる安保法制の整備、憲法改正、経済成長のための改革など、重要課題に、さらに断固とした姿勢で取り組んでいただきたいと思います。とりわけ大事なのは、アベノミクスの恩恵をより一層、浸透させることでしょうか。

安倍晋三総理 そうですね。まず日本の国力を強くするには、何より経済が大事ですから。2012年にスタートさせたアベノミクスはまだ道半ばです。もっとも、雇用面に関して言えば、我々の主導した経済政策によって、すでに100万人の雇用を創出することができました。また宿題であった正規雇用も、この2014年7〜9月期で、前年同期比10万人の増加を達成しています。まだ給与の面で景気回復を実感できない人が多いかもしれませんが、2015年に企業がさらなる賃上げを実行していけば、多くの国民の方に、我々の経済政策は成功しつつある、間違いなく良い方向に向かっているんだということを理解していただけるものと考えています。

櫻井 確かに先の政労使会議で、総理は「2015年春の賃上げをぜひお願いしたい」と要望され、経済界からも前向きな回答を引き出しました。それが実現すれば、展望はかなり明るくなるとお考えですか。

安倍 はい。先の経済界、労働界との合意では、いくつかの点を重視して、お願いしました。その一つは、円安により大きな利益をあげている企業には、それに関連して原材料の高騰に苦慮する下請けの関連企業に対し、充分な配慮をお願いしたいということです。それにより、中小企業や小規模事業者の皆さんにも、円安によるメリットを平等に得られるようにしていくことが可能になると思います。

櫻井 その円安ですが、ここまで進むと、弊害の方が大きいという意見もあります。今後さらに、130円台などになれば、日本はどうなるのかと、先行きを危ぶむ声も出ています。円安についてはどうお考えですか。

■ものづくり企業の国内回帰

安倍 もちろん、円高、円安、それぞれにメリット、デメリットがあります。円安にも難点があるわけですが、だからといって、民主党政権下の行き過ぎた円高に戻っていいはずはありません。日本はこれまで苛烈な円高によって疲弊し、塗炭の苦しみに喘いできました。国際競争力を失うまいと、自動車メーカーや半導体、家電メーカーなどの「ものづくり企業」が次々と日本から出ていき、海外に生産拠点を移すという事態に晒されたわけです。それによって、我々は雇用を失い、税収も喪失する憂き目に遭いました。しかしながら、その為替がようやく是正されてきた。これによって、たとえば東芝は、この間、国内にあった4つの生産工場の閉鎖を余儀なくされましたが、今度は一転、3000億円以上を投資して、三重県四日市市に生産ラインの新設を決めました(2014年9月着工)。再び日本に工場を作り、日本人を雇って、日本で税金を納めようと、そういう重大な経営判断を行ったのです。民主党政権時代に円高、デフレを放置したため、先を競うようにものづくり企業が国内から出て行ってしまったのですが、この悪しき流れを変えることができたと自負しています。今後、さらに大手企業が国内回帰を進めるでしょう。そもそも大手メーカーは海外に避難できても、下請けの企業はついていく資力がありませんから、工場や店舗を閉めざるを得なかった。だから、倒産件数もそれにつれて増加したわけです。私が第2次安倍政権を発足させる前の2012年の企業の倒産件数は月平均約1000件でしたが、それを2014年には月平均約800件とし、この間、2割近く減らすことができました。

櫻井 確かにそういうプラス面も大きいですね。その反面、輸入による原材料の価格高騰で中小の製造業は厳しい現実に直面し、食料品の値上がりも国民の生活を直撃しています。

安倍 もちろん、原材料や食料品の値上がりにもしっかりと目配りをしていく必要があると認識しています。円安が生む弊害への対策はきちんと手を打たねばなりません。具体的に申し上げますと、中小や零細企業で原材料費が上がり、経営困難に陥っている会社や、借金の返済もままならなくなっているところには、政府系金融機関による低利の融資を行っていきますし、金融機関に対し、返済の猶予をするよう要請もしています。

 もっとも、円安によって、他のプラス効果も出ています。海外からの旅行者が増大しているのです。東日本大震災以前は年間800万人ほどだった観光客が、2014年は1300万人を突破する見込みです。実に500万人も増えたわけで、そのインパクトは相当大きい。こうした旅行者が地方にも足を伸ばしてくれれば、地域の経済を潤してくれます。なにしろ、外国人旅行者は、日本人旅行者より平均して、一人約10万円も多くお金を使うという統計があります。円安による観光客の増加は、少子化、人口減による消費の冷え込みをカバーし、内需拡大に寄与してくれるのです。旅行収支(訪日外国人が日本で使う消費金額から、日本人旅行者が海外で支出する金額を差し引いた金額)が2014年4月、月単位において、あの大阪万国博覧会が開かれた1970年7月以来、44年ぶりに黒字に転じました。かつては、毎年3兆円の赤字であり、これを通年で黒字にするのは大変なことですが、それが実現できれば、日本の経済にとっては大変なメリットとなります。観光は新たな稼ぎ頭の産業となり得るもので、しかも地方創生につながる大きな可能性も秘めているのです。

櫻井 円安の好機をうまく捉え、そのメリットを日本経済の成長につなげていく一方で、もう一つ、心配なのが、財政再建の問題です。巨額の財政赤字を抱え、日本の国と地方を合わせた長期債務残高はすでに1000兆円を突破しています。これだけの大借金を背負いながら、消費税の10%への再増税が先送りされました。先の選挙は、その是非も問うたうえで、信任を勝ち得たわけですが、やはり政府は財政健全化への道筋を示す責務があります。日本の個人金融資産は約1654兆円もあり、それで国債を吸収している形ですが、債務総額はその3分の2にまで迫ってきています。このままのペースで国債を発行し続ければ、あと10年ほどで借金の額がこれを上回ってしまうという指摘があります。財政再建はもはや待ったなしの感がありますが、総理はどういう対策をお考えでしょうか。

■毎日100億の国富流出

安倍 我々は、借入金を除く税収などの歳入と、過去の借入金の元利払いを除いた歳出の差を示す「プライマリー・バランス」(基礎的財政収支)を挙げて、財政健全化への道程を示しています。まずは2015年度までに、このプライマリー・バランスの赤字額の対GDP比を、2010年度(マイナス6・6%)に比べ、半減させていきます。そのうえで、2020年度までにプライマリー・バランスを黒字化する目標を掲げているのです。これらの目標を達成すべく、現在、全力で取り組んでいるところであります。

櫻井 これまで中々できなかったことですが、実現できるのでしょうか。

安倍 安倍政権になって、この2年間でプライマリー・バランスは7兆円も改善しました。対GDP比でも1・5%、赤字幅を縮小させています。その意味では、財政は着実に、確実に改善してきているのです。いずれにしろ経済の再生なくして、財政再建はありません。この間、税収は50兆円を超え、民主党政権時代と比べると、8兆円も増やすことができました。今後、経済の好循環を創り上げ、デフレ経済から脱却していく中で、さらに税収を増やしながら、その一方で無駄はしっかりと削減していきたい。そうすることで経済成長と財政健全化の両方を成し遂げたいと考えています。

櫻井 国家運営の命運がかかった極めて重大な課題ですから、ぜひとも国民に率直に語りかけて財政再建を進めてほしいと思います。

 エネルギー政策では原発の再稼働問題についても、前向きの指導力が必要です。世界で一番厳しい規制基準を設けている原子力規制委員会の審査に合格した原発は安全が確認されたわけですから、再稼働させていくことが、日本経済にとっても大切なはずです。

安倍 仰る通りです。規制委員会が新基準に適合したと確認した原発は、地元の理解を得る努力を続けながら、再稼働を進めていきます。目下、国内の原発をすべて止めているがために、火力発電の稼働に要する追加燃料の輸入増などで、毎日、1OO億円もの国富が海外に流出しているのです。これは貿易赤字を拡大させているばかりか、電気料金の値上げにより、国民負担にもつながっています。

 安倍晋三×櫻井よしこ対談(2)では安倍総理が安保法制の整備と憲法改正について語る。

「日本ルネッサンス【拡大版】安倍晋三×櫻井よしこ対談 円安 財政再建 日本経済の『先行き不安』説に答える!」より



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/497.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 自民党が憲法改正の準備を本格化!与野党六党に改憲案作りを呼び掛ける!参議院選挙では改憲が争点に!漫画の配布も!
自民党が憲法改正の準備を本格化!与野党六党に改憲案作りを呼び掛ける!参議院選挙では改憲が争点に!漫画の配布も!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5053.html
2015/01/05 Mon. 12:00:53 真実を探すブログ



自民党が憲法改正の準備を本格化させています。自民党は改憲案作りに公明党や民主党、維新の党、生活の党、次世代の党などに参加を呼び掛ける方針を明らかにしました。合わせて改憲の必要性を訴える漫画の配布も予定しており、政党対策と世論対策の両方で動き出しています。
自民党の憲法改正推進本部の礒崎陽輔事務局長は「参院選までに改憲案を作りたい」と述べ、2016年の参議院総選挙で憲法改正を争点にする可能性を示唆しました。1月下旬の通常国会から自民党は超党派の改憲チームを設置して、議論を本格化させるとしています。


今年は集団的自衛権の関連法案があるので、憲法改正が具体化するのは来年になるはずです。そうなると、来年の参議院議員総選挙が憲法改正の行方を決めることになるでしょう。


そして、参議院選挙の前哨戦となるのが、今年4月に行われる地方統一選挙です。地方議員というのは一番地元住民たちとの結び付きが強く、総選挙時は彼らの支援が勝敗を大きく左右します。
正にこれからの選挙が日本の将来やアジア情勢の全てに影響を与えることになると言え、今後も選挙情勢には注意が必要です。


☆国民の支持、低い中… 自民、改憲へ準備本格化
URL http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015010302000105.html
引用:
 自民党は今年、改憲に向けた準備を本格化させる構えだ。公明、民主など与野党六党に改憲案作りを呼び掛けるほか、改憲の必要性を訴える漫画の配布も予定している。昨年十二月の衆院選で勝利した勢いで思惑通りに進めば、二〇一六年夏の参院選で改憲の是非を問うことを視野に入れるが、国民は改憲を積極的に求めておらず、支持を得られるとは限らない。(大杉はるか)


 自民党の谷垣禎一幹事長は年頭の所感で「憲法改正実現に向けた議論を国民の理解を得ながら進める」と表明した。同党の憲法改正推進本部の礒崎陽輔事務局長は「参院選までに改憲案を作りたい」と意欲を示している。
 改憲案の内容は、一月下旬に召集される通常国会の会期中に、超党派のプロジェクトチーム(PT)を設置して議論する方針。護憲を主張する共産、社民両党を除く民主、維新、公明、次世代、生活、改革の六党に参加を呼び掛ける。
:引用終了


☆【警告】苫米地英人が憲法改正の罠を語る 44


☆そもそも総研 2013/5/23 各党は憲法第96条改定についてどう考えているのか?


☆安倍晋三の憲法改正論


☆らっきーデタラメ放送局★第99回『憲法改正草案!第9章99条』



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/498.html

記事 [政治・選挙・NHK177] グルメ、スパ、ゴルフ三昧…安倍首相の“優雅すぎる”8連休(日刊ゲンダイ)
        夫婦でのんびりゴルフ/(C)日刊ゲンダイ


グルメ、スパ、ゴルフ三昧…安倍首相の“優雅すぎる”8連休
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156173
2015年1月5日 日刊ゲンダイ


 毎度のことながら、ホント、いい気なものだ。昨年12月28日から1月4日までノンビリと8連休を楽しんだ安倍首相。同じように長期休暇を取れたサラリーマンも多いだろうが、安倍首相の場合は連日、高級レストランでのグルメ三昧に、ゴルフ、スパ、コンサート観賞と庶民とはかけ離れた正月休みだった。

 28日、昭恵夫人とサザンのコンサートを満喫した首相は、29日からは、都内に豪邸があるのに、わざわざ超高級ホテル「グランドハイアット東京」に連泊。昼間はホテル内のスパ&フィットネスで汗を流したり、夫人と映画観賞。3日、4日は、2日続けて名門「スリーハンドレッドクラブ」でゴルフをしている。

「安倍首相は昨年も、年末年始をグランドハイアット東京で過ごしています。恐らく、ホテル代だけで150万円近くかかっているはずです。食事も豪華。2回足を運んだステーキハウス『オークドア』は、ディナー9500円〜。すしの『六緑』は中トロ1貫2000円する名店です。果たして、宿泊費、食事代、ゴルフ代……すべてポケットマネーで払っているのかどうか」(政界関係者)

■かたや庶民の給与は17カ月連続ダウン

 もちろん、総理にも休息は必要だろうが、庶民は17カ月連続、実質賃金が下がり続け、年末年始も切り詰めて過ごしているのに、都内に居ながら100万も200万も使うとはいい身分だ。

「歴代の首相は、まとまった休みがあったら読書をしたり、じっくりとモノを考えたものです。在任中はゴルフを自粛した総理もいた。安倍首相は口先では<謙虚にならなければいけない>と語っていますが、やはり衆院選で大勝し、傲慢になっているのだと思う。もし、過半数ギリギリの勝利だったら、政策を勉強するなり違った正月を過ごしていたはず。心配なのは、選挙に勝ったことで、さらに庶民生活に対する目線が弱くなっていることです。年末の税制大綱も、大企業や富裕層ばかり優遇しています」(政治評論家・山口朝雄氏)

 完全に浮かれている安倍首相。この調子では、ますます「格差」が拡大しそうだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/499.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 民主党代表選、岡田氏優勢 細野氏派閥立ち上げで存在感 7日告示(ZAKZAK)
民主党代表選、岡田氏優勢 細野氏派閥立ち上げで存在感 7日告示
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150105/plt1501051531006-n1.htm
2015.01.05 夕刊フジ


 民主党代表選は7日告示され、18日の投開票に向けて選挙戦がスタートする。岡田克也代表代行と細野豪志元幹事長、長妻昭元厚労相による三つどもえの戦いとなる見通しで、現時点で岡田氏の優勢が伝えられる。海江田万里前代表が先の衆院選で落選する醜態をさらした民主党だが、党所属議員や党員・サポーターは、党再生の旗振り役を誰に委ねるのか。

 3人とも党や政府の要職をこなしてきた実績を持ち、高い知名度も兼ね備えているが、そのキャラクターは三者三様だ。

 岡田氏は政調会長時代、法律書を詰め込んだ分厚いカバンを持ち歩く姿から「政策ロボット」と評されるなど、「原理主義者」という堅物イメージがつきまとう。とはいえ、3人の中では唯一の代表経験者であり、「安定感、重量感は随一」(閣僚経験者)との見方は根強い。

 旅の記念に「カエルの置物」を買い集める趣味を持ち、選挙応援で全国を回る際は、ご当地のランチパック(山崎製パン)を食べるのが楽しみ。父はイオンの岡田卓也名誉会長相談役。岡田氏には、枝野幸男幹事長や安住淳元財務相らが支援につく。昨年末、網膜剥離の手術を受けて入院していたが、5日にも退院する見込みだ。

 細野氏は2006年に元タレントの山本モナさん(38)との路上キスを写真週刊誌に報じられたことから、永田町内外で「モナ男」と揶揄(やゆ)された時期もある。

 ただ、09年の政権交代後は、副幹事長として小沢一郎幹事長(当時)のもとで党務全般を学び、原発事故担当相としても手腕を発揮した。昨年4月には自身の派閥「自誓会」を立ち上げるなど、民主党中堅の中では頭一つ抜けた存在感を示している。松本剛明元外相や松原仁元拉致問題担当相らの支援を受ける。

 長妻氏は野党時代、「消えた年金」問題の追及で「ミスター年金」として知名度を高めた。しかし、政権交代後に厚労相に抜擢された後は、マニフェストに掲げた後期高齢者医療制度廃止を実現できず、「公約違反」と批判を浴び、霞が関での評判も「年金以外の厚労行政全般に関してはシロウト」(厚労省幹部)と芳しくない。

 今回の代表選では、出馬に意欲を示していた篠原孝・元農水副大臣が立候補を断念、リベラル勢力を一本化するため長妻氏支援に回った経緯があり、一定の支持は集めそうだ。赤松広隆前衆院副議長の旧社会党系グループなども支持する。

 注目の野党再編については、細野氏が積極派で、岡田、長妻両氏は慎重派とされる。ただ、細野氏は、幅広い支持を得るため再編推進を前面には打ち出さない構えで、選挙戦の主要な争点になるかは見通せない。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/500.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 工作機関の植民地 住民至上主義 裁判所に仕組まれた「あさましい日本」

日本ではアメリカ諜報機関が自由に行動している。日米合同委員会その他を通じて日本 の官僚組織に指示を与え、日本銀行、裁判所、検察、警察、マスコミなどあらゆるシステムをコントロールしている。日本国民の前にはその姿を見せず、代理人 になった役人達を活用している。 徹底した報道管制によって、国民や政治家はこの現実をまったく知らない。鳩山元総理大臣でさえ、「最近知った」と告白し ている。

 『総理大臣が日本の仕組みさえ分かっていない。』 この事実は重大だ。なぜ自分が総理大臣になれたのかも知らず、なぜ辞める事 になったのかも理解できていない。もちろん政策のことなど、何も判る筈が無い。今の安倍総理大臣はアベノミクスの中身を知らない。 ほとんどすべての政治 家はこの状態なのだ。日本に政治は存在しない。 

 存在しない政治が有るように見せているのが選挙。 日本人は、政治家の就職活動に過ぎ ない選挙や、僅かばかりの税の配分に媚びるのを政治だと思い込んでいる。 国民も政治家も本当の政治を知らない。裁判所、警察、検察、などに法秩序が無い という現実を分かっていない。 日本の国家システム全体は、国民をだまし操る暴力装置だ。
 すなわち、日本人は国を持ってはいない。日本はアメリカの工作機関に所有された植民地である。 この事実を知らないことが問題を複雑に見せている。 日本の現実は極めて単純なのである。


工作機関の植民地 住民至上主義 裁判所に仕組まれた「あさましい日本」 前阿久根市長 竹原信一のブログ
http://blog.livedoor.jp/jijihoutake/archives/55088385.html

http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/501.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 三方よしの経営管理が出来ないものか  いや八方よしだな 天才よ、出てこい!
 経営者も従業員もお客もよし。取引先も地域も地方も国も外国もよし。みんなよしの管理運営の出来る天才は出てこないものか。60,70,80代のジジババの責任である。
正しいだけでは上手く回らないよね。血肉の体を持って生きて働かなければならない限りこれを上手に管理する術を小さい子供の時から身につけなければならない。
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/502.html
記事 [政治・選挙・NHK177] 沖縄(カジノ誘致から撤退) 翁長知事「好調な観光に影響」(NEVADAブログ)
沖縄(カジノ誘致から撤退)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4805186.html
2015年01月05日 NEVADAブログ


沖縄は日本政府が進めるカジノ誘致候補から降りると発表しており、政府に肘鉄を食らわしていますが、その背景には以下の発言があります。

翁知事発言

「自然や歴史、伝統文化などソフトパワーにけん引される好調な観光産業に影響を及ぼしかねない。」

知事の発言には【自然】というキーワードがあり、米軍基地返還後は中国資本を使って自然公園を造るという壮大な構想が中国にも沖縄にもあり、これを指していると言えます。

昨年の総選挙後、日本政府は沖縄への財政支出を減らすと報じられていますが、沖縄(琉球)はならば結構です、自分たちは自分たちでやっていきます、となってきているのです。

その自分達でやっていく最初の「事始め」が、今回のカジノ誘致撤退です。

今、中国(香港)が沖縄に観光客を送り込んできていますが、沖縄を経済的に中国に依存させることが出来れば、琉球国として独立させることが出来、、中国の支配下におけます。

そのためには、ヤマト(日本政府)と敵対関係をつくる必要があり、今回のカジノ誘致撤退はその第一号となるのです。

日本政府は中国の策に完全に嵌っています。


          ◇

沖縄、カジノ誘致見送り「好調な観光に影響」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150104-00050109-yom-pol
読売新聞 1月5日(月)8時6分配信

 カジノを中核とした統合型リゾート(IR※)の誘致を検討していた沖縄県は、誘致を見送る方針を固めた。

 昨年12月に就任した翁長(おなが)雄志(たけし)知事がカジノ導入に反対しており、方針を転換した。過去8年間、調査や研究に取り組んできたが、2015年度予算案には関連経費を盛り込まない見通し。成長戦略の一環として、刑法で禁じられるカジノ解禁に前向きな政府にとっては、有力な候補地の一つを失うこととなった。

 県は07年度から検討事業に着手し、IR導入による経済効果について、家族向けの郊外リゾート型で約2190億円、雇用誘発効果を約5万4000人と試算。IR誘致は、今後の米軍基地の返還計画で、広大な跡地活用の「切り札」との見方もあった。今年度までに約8640万円を計上し、IRを推進する法案(カジノ解禁法案)の成立後に基本構想の策定を目指していた。

 翁長氏は取材に対し「自然や歴史、伝統文化などソフトパワーにけん引される好調な観光産業に影響を及ぼしかねない。ギャンブル依存も懸念される。私の県政では、カジノ導入に向けた検証はしない」と話した。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/503.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 命をかけて国・東電と対峙する泉田新潟県知事〜遺書が残っていても自殺ではない!(wantonのブログ)
命をかけて国・東電と対峙する泉田新潟県知事〜遺書が残っていても自殺ではない!
http://ameblo.jp/64152966/entry-11973414299.html
2015-01-05 16:24:26 wantonのブログ



みんなが知るべき情報/今日の物語さんのサイトより
http://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/886145534573957dd59ccb840b2fb66f
一部を使わせていただきました。


泉田新潟県知事、僕は自殺しませんから!


遺書が残っていても自殺ではない!


命をかけて国・東電と対峙する!


柏崎刈羽原発


自殺なんて事になったら


絶対に違うので調べてください!


泉田裕彦知事x岩上安身インタビュー


泉田知事、インタビューのあと、


「ここまで言ったら危ないかも」


と呟いた。


消されたり、自殺したり。


でも、僕は自殺しませんから。


遺書が残っていても、自殺ではない。


もし僕が自殺なんてことになったら、


絶対に違うので調べてください。


と言われた。


そんな物騒なことに


ならないことを心から祈る。



<引用終わり>
---------------------------------------------



2014年9月6日
報道ステーション、岩路真樹ディレクター
「最後の仕事」、そして、二人の警察幹部の自殺
http://ameblo.jp/64152966/entry-11920660715.html


2014年11月13日
福島県警捜査2課でまた自殺、3人目 上司にあて遺書
http://www.asahi.com/articles/ASGCF331LGCFUGTB003.html


今年だけで自殺者が3人も…福島県警捜査二課の異常事態
http://matome.naver.jp/odai/2141585605766008101


管理人



印の私の昨年9月6日の記事中において、
車中での首吊り自殺は不可能で有り得ないと書きましたが、
この記事も100万アクセス近くあった記事でした。
恐らく、日本全国のかなりの人が見たと思われます。
すると、2014年11月13日には、今度は、山中で首吊り自殺と・・・
つまり、車中での首吊り自殺ではなかったということらしい。
まるで、私の記事を見ていたんじゃないかと思われる節もあります。
思わず、ゾッとさせられた記憶が鮮明に残っています。
そんな訳で、記事にさえしなかった経緯があります。


同じ福島県警捜査2課で、3人もの自殺者が相次いで出る
なんてことをただの偶然だと思うほうがどうかしています。


過去記事にも書きましたが・・・
車中やドアノブでの首吊り自殺は、まず不可能で
有り得ない自殺方法なので、皆さん、是非、記憶しておいて下さい。
これは、私の過去の体験を根拠にしています。
首吊り自殺は、飛び降りた時の頚椎損傷がほとんど全てです。
自ら、呼吸困難に追い込む方法では、自殺は出来ません。
死の数百倍に勝る悶絶が待っていて、自殺しようとする意思に
反した身体の防衛本能が働き、もんどりうった挙句に、
あきらめるのが関の山です。
到底、無理なんです。
ただ、試してみようなんて行為は、危険ですから絶対に駄目です。
見ているんじゃないのかな・・・私の記事。


さて、話を元に戻します。

東電福島原発のプルサーマル計画に反対していた
佐藤栄佐久前福島県知事は、実弟が営む縫製会社の土地取引に
絡んで収賄罪で逮捕、起訴された。
収賄金額がゼロ円という不思議な汚職だった。
国策捜査のはしりでもあった。
http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007840


【新潟報告】
 
「第2の佐藤栄佐久氏になると思ったことは?」


    泉田知事「ありますね」



戦後最大の政治謀略「小沢一郎事件」〜陸山会事件は、
実際には、全く存在しないデッチ上げられた架空の裁判であり
冤罪であったことは、今では多くの人の知るところです。
おかしい、おかしい、怪しい、怪しいと・・・
何年も、ずっと言い続けることに意味があった訳です。
有罪か無罪になるかなんてどうでもよく、政治生命を絶つことが
最大の目的でした。
この小沢一郎氏も佐藤栄佐久前福島県知事も・・・
同じく、東京地検特捜部に仕掛けられました。


泉田新潟県知事を護るチームが必要です。
身辺警護もそうですが、デッチ上げのスキャンダルを
仕掛けられる可能性は非常に高いと言わざるを得ません。
特に、新潟県知事選挙が行なわれる半年前からが要注意。
次の新潟県知事選挙は、来年2016年の10月です。
2016年は、大警戒が必要です。


それから・・・
あまり気が進まないのですが、書いておきます。
泉田知事は、自殺は絶対にしないと明言されています。
ですから、病死も心配しておかなくてはなりません。
血液をサラサラにする薬もあれば、固まらせる薬もあります。
いわゆる、血栓ですね。
多くの場合、脳梗塞を引き起こします。
腸管虚血におちいる場合もあるようです。
日本の多くの政治家が、これにやられました。
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/2793a19780dd352427559469ec3e8325


講演先で、飲み物や食べ物を出されても、
口にしないほうが良いと思います。
誰か、この事を泉田新潟県知事に知らせて下さい。


関連記事
関係者の不審な死と、冤罪?逮捕事件
http://www10.atwiki.jp/nuclear_radiation/pages/27.html



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/504.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 橋下維新が大阪で議席を維持した背景(植草一秀の『知られざる真実』)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-31af.html
2015年1月 5日

昨年12月14日に実施された衆議院議員総選挙では、自公の与党勢力が現有勢力を維持した。

700億円もの費用をかけて、多忙な年末に総選挙を実施した理由はただひとつである。

安倍晋三氏の私的な利益を満たすためである。

選挙結果がいびつであると言わざるを得ないのは、主権者の25%の得票で衆議院の68%の議席が占有されたことにある。

民意をまったく正確に反映しない議席構成が維持された。

安倍晋三氏が解散総選挙に突き進んだ理由は、このいびつな構造が維持できるタイミングが、この時機にしか存在しないことを正確に判断したからである。

私的な利益を満たすという目的に対しては、実に正当な巧妙な判断であった。

しかし、安倍晋三氏の私的な利益を満たすということは、同時に、日本の主権者の公の利益を損なうということでもある。

この最も重大な欠陥を常に頭に置いておかなければならない。

いびつな選挙結果がもたらされた最大の原因は、小選挙区制を基礎に置く現行選挙制度に対して、自公の与党が完璧な対応を示したのに対して、野党勢力の対応が完全に遅れたことにある。

この野党勢力の対応は、大多数の主権者の意思に反するものであり、今後は、主権者が野党の政治勢力を誘導して、次の国政選挙に備えなければならない。


次の国政選挙は、恐らく2016年夏に実施されることになるだろう。

2016年夏には参議院議員通常選挙が実施される。

これは確定している。

衆議院の任期満了は2018年12月であるが、衆議院が解散されれば、その前に総選挙が実施されることになる。

一部には2016年夏の選挙が衆参ダブル選になるとの見方があるが、現時点では未確定である。

これ以前の衆議院議員総選挙の可能性を否定することはできないが、確率としては小さなものになるだろう。

したがって、2016年夏に次の国政選挙が実施される可能性が高いのである。

この、2016年夏の通常選挙では、消費税再増税の是非が重要争点になる。


安倍政権は1月下旬に召集される見通しの通常国会に消費税法改正案を提出する。

この法改正で、2017年4月に消費税率を現在の8%から10%に引き上げることが明記される見通しである。

「景気弾力条項」をつけずに、2017年4月の消費税率10%を確定する方針を示している。

この結果、2017年4月の消費税率10%が確定することになると思われがちだ。

しかし、この判断は正しくない。

なぜなら、2017年4月までに、改正された消費税法が再改正されれば、2017年4月の消費税率10%が実現しない可能性があるからだ。

つまり、法改正をすることが、2017年4月の消費税率10%を確定する確たる根拠にはならないのである。


財務省は2016年夏の参院選結果を通じて、消費税率10%の規定路線が覆されぬように、全力を注ぐことになる。

これまで通り、選挙では「争点ずらし」の策略が展開されることになるだろう。

しかし、日本の主権者は、主権者として財務省と安倍政権の暴走を防がねばならない。

2016年夏の参院選を、主権者反転攻勢の橋頭保にしなければならないのだ。


昨年12月の総選挙結果は、衆議院議席構成を大枠で現状維持させたが、重大な変化が三つ観測された。

第一は、次世代が事実上、消滅したこと。

第二は、共産党が議席を大幅増加させたこと。

第三は、維新が議席を維持したこと。

この三つが重大な事項である。

次世代の消滅は安倍政権にとって大きな痛手になった。

憲法改定を目論む安倍政権は次世代勢力を増強することを目指していた。

この目論見が崩壊したわけだ。

代わりに躍進したのが共産党だが、安倍政権に対峙する信頼される国民政党が不在になったことが共産党にとって最大のフォローの風になった。


もうひとつ、見落とせない事項が、維新の議席維持であった。

維新は大幅に議席を減少させると見られていたが、結果としては、ほぼ現状維持になった。

その背後にある事実は、橋下徹氏が創価学会の軍門に下ったと見られることである。

これは私の「論評」であり、「事実」であると断定するものではない。

しかし、多くの関係情報を集める限り、橋下徹氏は創価学会の軍門に下った疑いが濃厚なのである。

今後の日本政局再編を考察する際には、この点への認識が極めて重大になる。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/505.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 渋谷区、今度は野宿者閉じ込め 厳冬の深夜に(田中龍作ジャーナル)
渋谷区、今度は野宿者閉じ込め 厳冬の深夜に
http://tanakaryusaku.jp/2015/01/00010539
2015年1月5日 18:39 田中龍作ジャーナル



ストレッチャーに乗せられフェンス越しに救出される野宿者Aさん。=5日午前2時頃、神宮通公園 駆けつけた支援者撮影=


 野宿者に炊き出しと野営をさせまいと年末年始(12月26日〜1月3日)に公園(※)を閉鎖した渋谷区。


 年明けの1月4日には、開門した公園に入ってきた野宿者を施錠して閉じ込めた。それも厳冬の深夜だ。


 4日夜、野宿者のAさん(51歳)は渋谷区の夜間施錠に反対するため神宮通り公園にいた。公園はその日、朝から開門していたのでAさんは入った。Aさんが普段、寝泊まりするのは地下街だ。


 午後9時頃、疲れが出てウトウトした。目が覚めたのは11時。寒いので公園から出ようとしたが、4つの出入口はいずれも施錠されていた。渋谷区の委託業者がカギをかけたのだ。


 公園はAさんの伸長とほぼ同じ1・6mの高さの鉄製フェンスで囲まれている。Aさんは糖尿病で手足に しびれ があり満足に動けない。フェンスを乗り越えることは不可能なのだ。


 Aさんは通行人に助けを求めた。「警察か消防に連絡してくれ」と。だが夜も11時を過ぎ通行人は まばら だ。


 A さんによると3人目か4人目の通行人が110番通報してくれた。警察が駆けつけたが、公園のカギを開けることはできなかった。このため消防のレスキュー隊が出動した。Aさんはストレッチャーに乗せられ、フェンス越しに救助された。公園から脱出できたのは午前2時頃だった。



「大きな荷物をテーブルの上に置いて自分がいることが分かるようにしていたのに」。Aさんは憤る。=神宮通公園 写真:筆者=


 この日の朝は公園の水道が凍結して水が出なくなるほどの冷え込みだった。救出が遅れれば凍死する危険性もあった。


  〜公園行政批判の声は閲覧禁止〜


 「公園は炊き出しをする場所ではない」。野宿者の締め出しは渋谷区の桑原敏武区長の見解に基づく。


 公園は誰のために、何のためにあるのか? 野宿者と支援者は桑原区長との面会を求めて渋谷区役所を訪れた。


 区長が不在ということもあってか、応対したのは吉武成寛「緑と水公園課(以後、公園課)」課長だった。吉武課長は制服警察官8人に守られる格好で登場した。


 吉武課長は施錠の事実を認めたうえで「(Aさんが)いらっしゃったということであれば申しわけない」と謝罪した。


 公園課長は事態の深刻さを認識していないようすだった。そもそも公園に施錠するなどという非常識なことをしなければ、今回のような事態は起きなかった。


 「殺人行政」とまで批判されている渋谷区の行政を区民はどう思っているのだろうか? 野宿者と支援者のうち代表3人が、区役所に寄せられる区民の声を閲覧するため広報課に足を運んだ。



警察に付き添われた吉武公園課長は不敵な笑みを浮かべながら応対した。=5日、渋谷区役所 写真:筆者=


 公園行政に関する意見は、年末からこれまでに23件が寄せられていた。「野宿者の締め出しは止めて下さい。殺人は止めて下さい」「ホームレス締め出しのニュースを知り心を痛めています」・・・。


 のっけから厳しい批判ばかりだ。すると吉武課長は広報課に命じて閲覧を止めさせた。都合の悪いことは知られたくないのだ。


 渋谷区が野宿者排除の口実にする住民からの苦情は、実はデッチあげではないのか。


 「越年越冬」の期間中、食材に費用がかからないほど次から次へと差し入れが届いた。野宿者が迷惑だったら、これほどの差し入れが届くだろうか?


 渋谷区は宮下公園を多国籍企業ナイキに貸す一方で野宿者を排除した。オリンピック誘致が決まった2014年は神宮通公園、美竹公園からも締め出したのである。


 人間の命よりも営利追求に走る姿は、もはや行政とは呼べない。99%の生き血を啜る強欲資本主義の代行機関だ。


 ◇
(※)
渋谷区が年末年始に終日閉鎖したのは、宮下、美竹、神宮通の3公園。いずれも野宿者がよく使う。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/506.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 嘉田由紀子・前滋賀県知事の言動を攻撃か――自民滋賀県連が「恫喝」文書(週刊金曜日)
原発再稼働に警鐘を鳴らし「風下ネットワーク」などを提唱する嘉田由紀子氏(右)。(撮影/横田一)


嘉田由紀子・前滋賀県知事の言動を攻撃か――自民滋賀県連が「恫喝」文書
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150105-00010000-kinyobi-soci
週刊金曜日 1月5日(月)19時1分配信


「公平中立な報道」といった言葉でメディアに圧力をかけた安倍政権は、教育関係者にも恫喝まがいの文書を送りつけている。

「びわこ成蹊スポーツ大学」学長の嘉田由紀子・前滋賀県知事が野党候補を支援したことを“教育基本法に違反する疑いがある”と警告。自民党滋賀県連の佐野高典幹事長は12月8日付で、「成蹊スポーツ大学」が所属する「大阪成蹊学園」の石井茂理事長宛てに以下のような文書を送った。

「多額の税が私学振興のために交付されている(中略)国政選挙中、一般有権者を前にして、特定の政党、特定の候補を、大々的に応援されるということは、教育の『政治的中立性』を大きく損なう行為であり、当県連と致しましては、誠に遺憾であります。(中略)本来、公平中立であるべき大学の学長のとるべき姿とはとても考えられません。本件につきましては、自民党本部、および日本私立大学協会とも、協議を重ねており、しかるべき対応を取らざるを得ない場合も生じるかと存じます」

 この文書に対して嘉田氏は反論する。「教育基本法14条は『学校での政治活動』について『中立』を謳っていますが、学外や時間外での教育関係者の(政治的)行動を禁止していません。無理やり、教育基本法を拡大解釈したのです。憲法19条には個人の思想信条の自由が定められているので、たとえ、大学の学長であっても、個人的な思想信条の自由に基づく(政治的)行動は制限されません」。

 ちなみに官房副長官の世耕弘成氏(参院議員)は、近畿大学の理事長だった時期がある。「自民党内には教育関係者を兼務した国会議員がいるのに、私の応援は許さないというのはダブルスタンダードです。今回の文書は『圧力』『恫喝』としか思えません」(嘉田氏)。

 安倍政権による強権的な言論弾圧の姿勢は、総選挙後も念入りに追及すべきだ。

(横田一・ジャーナリスト、12月19日号)



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/507.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 何だこの安倍晋三政権の税制政策は!? 社会保障関連の改悪政策とセットで見れば、これは「口先やるやる詐欺」…(ちきゅう座)
何だこの安倍晋三政権の税制政策は!? 社会保障関連の改悪政策とセットで見れば、これは「口先やるやる詐欺」民主党政権を上回る悪質な「政治詐欺」だぜ
http://chikyuza.net/archives/49798
2015年 1月 4日 ちきゅう座


<田中一郎>

まずは、昨年末の新聞報道をいくつか見ていただきましょう。


<税制関連>

1.法人減税、2年で3.29% 税制大綱きょう決定(朝日新聞 2014.12.30)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11530806.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11530806

(エッセンスは)

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(1)法人税率1%分が4700億円の税収 ⇒ 4700×3.29%=約1兆6千億円の税収減。しかし、この法人税減税の恩恵にあずかる黒字企業は日本全体の約3割の75万社。しかも、その金額の大半は、ほんの一握りの特権的大企業など数千社。まさに「1%」のための減税だ。

(2)これを「赤字の企業でも事業規模などに応じてかかる「外形標準課税」を強化するなどして、段階的に穴埋めする。外形標準課税は税率を15年度は1・5倍、16年度は2倍にするが、来年度からの2年は減税が増税を上回る「先行減税」となる。」

が、しかし、「外形標準課税」は、採算の厳しい中小企業泣かせの税金で、収支の厳しい中小企業は、一方で法人税減税の恩恵にあずかれないまま(赤字か収支トントンだから)、この「外形標準課税」によって、更に税金をまきあげられることになる。(往復ビンタ)

(3)法人税を減税して一握りの特権企業に「つかみ金」をつかませても、その金は、@内部留保、A配当金(この配当金には幹部役職員が投資する投資ファンド向けがかなりある)、B幹部役職員の特権的報酬 となるだけで、一般職員はもちろん、非正規職員や下請け業者などにはビタ一文回らないどころか、引き続き「搾りとられる」だけである。これは、2001年の小泉政権以降の市場原理主義政策下での日本経済が実証してしまっている(経済統計に露骨に表れている)。しかし、資本主義とはそういうものだ。景気のいい悪いは、もはや貧乏人庶民にはほとんど関係がない(あるとすれば悪い影響だけ)。

(4)タクス・ヘイブンを使った国際節税・脱税など、大企業を中心に広がっている租税回避行為に対する政府・国税当局の断固たる対応が全然見られない。いまや、インターナショナルな巨大企業は、法人税を含めてほとんど税金を納付していないことが知られているが、これに対して「指をくわえて眺めている」のが日本の政府・税務当局である。(武富士の息子の相続税裁判の結果を見てみよ。日本では裁判所までが富裕層・資産家の国際的租税回避行為を追認している始末である。情けねえったらありゃしねえ。バカバカしくて税金など払っておれるか、と怒鳴りたくなる)

(5)いわば、強きを助け弱きをくじく、任侠「森の石松」が激怒しそうな税制改悪だ。しかも、法人税減税の原資が「外形標準課税」増税だけでは足りないので、下記でご紹介するロクでもない減税のための原資を含めて、おのずと消費税の増税分が回されることになる。つまり、税と社会保障の一体改革のための消費税というのは嘘八百であって、その実態は、特権的大企業や富裕層・資産家向け減税原資確保のための消費税増税ということである。屁理屈よりも金の出入りの数字を見れば、一目瞭然だ。

2.相続税増税・贈与税大幅減税

(1)一人親から相続 負担増、非課税枠 新年から縮小(東京 2014.12.29)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014122902000120.html

(2)結婚・育児も贈与税非課税、来年度、子・孫1人に1000万円(朝日新聞 2014.12.28)

http://www.asahi.com/articles/DA3S11528563.html

(3)住宅贈与 非課税3000万円(日経 2014.12.27)

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO81411580X21C14A2MM8000/

(エッセンスは)

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相続税が増税されるのは、一部の例外を除けば(たとえば居住用住宅とか、小規模家業用資産など)、当然のことであるが、それではお金持ち・資産家の皆様には申し訳がないと、今般、贈与税制を使って大盤振る舞いをおやりになるようだ。そもそも贈与税とは、相続税が脱税されないための「抜け道封じ」のための税制なのに、その贈与税に「大穴」を開けて、裏口から納付されるべき税金がジャジャ漏れになる仕組みをつくってしまったというわけである。ふざけんなよ、こちとら、子どもや孫に贈与するお金どころか、自分の老後の生活費で汲々としているのだ。自分にはカンケーネーなどとは言ってられないのは、この贈与税減税の原資も消費税だからだ。

今回の贈与税で非課税となる金額の合計は

(1)一般基礎控除 110万円/年

(2)結婚・妊娠・出産・子育てのための贈与 1000万円

(3)教育資金の贈与 1500万円 (贈与者は親や祖父母でなくても、アカの他人でもいい ⇒ なんじゃらほい=何か裏があるぞ!)

(4)住宅購入資金の贈与 3000万円

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合 計  5610万円

これじゃ、相続税を増税したことにはならんで。(4)は住宅業界へのテコ入れ政策と兼務、また、(2)〜(4)は信託銀行が事務取り扱いとなるので、銀行業界も万歳三唱だ。そして、やっぱりこれも、我々貧乏人には無関係の減税にすぎない。

3.車減税、低燃費に重点、エコカー基準引き上げ(日経 2014.12.27)

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO81412820X21C14A2EA2000/

(上記ではわかりにくいので、こっちを見て下さい)

(1)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141231-00000001-rps-soci

(2)http://news.yahoo.co.jp/pickup/6143617

(エッセンスは)

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石油を燃やして走る車を、日本列島のような狭苦しいところにうんざりするほど走らせておいて、更に、車の売り上げを伸ばしたいからと、これまで「走る公害」の車に課せられていた税金まではずして、車を買う人の負担軽減をして、車の売り上げを伸ばす「政策支援」をしている。要するに、自動車メーカー・自動車業界へのゴマすり以外の何物でもない。それを「エコ」とはよく言ったものだ。こんなものは、やめちまうのが最も「エコ」であり、また、車に対して更に税金を掛け、その税金で公共交通を拡充したり、買い物弱者対策に充てる方が、よほど社会的に公正で効用も高い。

おまけにけしからんのは、TPP交渉でアメリカの言い分を受け入れるために、公共交通が衰退した地方の「足」になってしまっている軽自動車の課税を強化し、返す刀で、その軽自動車に燃費基準の減税を入れるということは、地方の人々に向かって、新車に買い替えろ、と強要するようなものである。(スズキの社長の怒りを鎮めるには役に立ったかもしれない)

そして、こうした自動車業界のためだけの、エコでもない、ロクでもない、自動車減税に対しても、その原資は消費税増税が使われる。本来は自動車関係税は増税をして、(似非民営化の)道路公団の借金返済に使うべきところである。

4.その他

(1)賃上げ減税 要件緩和(朝日新聞 2014.12.29)

http://www.asahi.com/articles/ASGDX5H94GDXULFA004.html

(あほらしい。全国一律最低賃金1000円を制度化すればいいだけの話:田中一郎)

(2)たばこ税特例廃止(読売新聞 2014.12.30)

http://www.yomiuri.co.jp/economy/feature/CO012591/20141230-OYT8T50002.html

(たばこはやめた方がよろしいから増税してもいいと思うが、庶民が愛用している低額タバコが狙い撃ちで増税されている:田中一郎)

(3)自社株買い減税に制限(日経 2014.12.27)

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS26H07_W4A221C1PP8000/

(そもそも、なんで自社株買いをしたら減税できるのや、こんな制度はさっさと全廃にしろ:田中一郎)

<社会保障関連>

1.介護保険料軽減 大幅に圧縮(朝日新聞 2014.12.30)

http://www.asahi.com/articles/ASGDY4DBDGDYUTFL001.html

2.住宅扶助 引き下げへ 生活保護、厚労省が方針(朝日新聞 2014.12.27)

http://www.asahi.com/articles/ASGDV5GMYGDVUTFL004.html

3.東京新聞 与党、派遣法の修正提出を要求へ 労組に配慮、骨格は維持政治(2014.12.29)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014122801001545.html

4.年金抑制、来年から マクロ経済スライド(読売新聞 2014.12.27)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141226-OYT1T50134.html

(エッセンスは)

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消費税は既に5%から8%に増税されておりますが、その増税分の税収=7兆5千億円は、どこへ行ったのでしょうか? 税と社会保障の一体改革で増税された消費税の使い道は、上記で見られるように、ビタ1文、社会保障に使われている様子はありません。社会的経済的弱者には、まだまだ、どんどん、泣いていただきます、それがいやなら、選挙で自民党を落として下さい、安倍晋三はそのように申しております。

<結局の結論>

安倍晋三・自民党政権の税と社会保障の政策は上記で見たようなことです。まさに政治的詐欺です。これから、この上に「アベノミクス」と「地方創生戦略」と「成長戦略」という、ウソ団子3兄弟が乗っかります。喜ぶのは「1%」の特権的大企業・外国資本と、その幹部役職員、富裕層・資産家たちです。その踏み台になるのは「99%」の一般人、つまり私たちだということです。これは今回の衆議院総選挙の大きな「成果」です(・・・・誰の?)。

草々


(追)覚え書:「2014衆院選:税に思想はあるか 諸富徹さん」、『朝日新聞』2014年11月29日(土)付。 – Essais d’herméneutique

http://d.hatena.ne.jp/ujikenorio/20141204/p5

http://www.asahi.com/articles/DA3S11480602.html

この京都大学の若手経済学者は、世の中ではリベラルで通っている人間のハズ。しかし、この朝日新聞記事に掲載されたこの若い学者の税制論議は「消費税ありき」「消費税以外には増税は考えられない」イデオロギーに執着した、お粗末極まりないもの。そもそも、自分の発言の最初と最後で、その食い違い=矛盾に気が付いていないのかもしれない。あなたの言っていることは、全然違いますよ。京都大学の教授なのだから、もっとしっかりしなはれや。

(最初の部分での発言)

「経済のグローバル化によって、お金は容易に国境を越えてしまいます。国家が個人の所得や企業の利益に税財源を求めていくことは、ますます難しくなります。その結果、国家という閉じられた空間で課税できる消費税などの間接税に、比重を移さざるを得ない。それが、いまの先進各国の潮流です」

「しかし、国民が等しく負担する消費税には、貧しい人ほど負担の度合いが高まるという逆進性の問題がある。票を持っているたくさんの普通の人に、負担をお願いしなければいけない時代になってきたのです」

「一方、歳出で最も大きいのは社会保障費で、その比率はさらに高まっていきます。そこで忘れてはならないのは、払ったお金の大きな部分が国民自身に戻ってくる構造が強まるということです。私が強調したいのは、消費税は単に分配や救済の財源ではなく、人に対して投資をしていく元手だということです。社会保障と聞けば、お金は使い尽くされてしまう、というのが多くの人の認識でしょう。けれども、病に倒れた人がきちんと手術を受け、能力も意欲もまだある人が命を失わずに済み、社会に復帰して働けるというのは、大切なことです。消えてしまうお金ではありません」

(最後の方の発言)

「確かに格差拡大は問題ですが、短期間でピケティ氏のプランが実現することはないでしょう。私は二段構えでいくべきだと考えています。まずは、国内の税制を極力公平なものにする努力をし、税収はきちんと人への投資と再配分に充てる。その上で、グローバルに活動する企業や金融所得に対して、グローバルな課税の枠組みをつくっていくのです」

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(田中一郎コメント)

ひょっとして、最後の部分は、申し訳なさを隠すための美辞麗句なのかな。ならば、巧言令色少なし仁だ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/508.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍首相:「大戦への反省」を戦後70年談話に−新春会見で表明 (Bloomberg)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NHP0566JTSEK01.html

(ブルームバーグ):安倍晋三首相は今年発表する戦後70年の首相談話に、「先の大戦への反省」を書き込む考えを明らかにした。三重県伊勢市の伊勢神宮での記者会見で語った。

首相は現内閣の歴史認識について「村山談話を含め、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいます。そしてまた引き継いでまいります」と発言した。

その上で、戦後70年を迎えるに当たり、「安倍政権として先の大戦への反省、戦後の平和国家としての歩み、そして今後、日本としてアジア太平洋地域や世界のためにさらにどのような貢献を果たしていくのか、世界に発信できるようなものを英知を結集して考え、新たな談話に書き込んでいく考えであります」と語った。会見はNHKテレビが中継した。

戦後50年の1995年8月15日に当時の村山富市首相が発表した談話では、過去の歴史について「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」と指摘。「痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ち」を表明した。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 広川高史 thirokawa@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.net; Andrew Davis abdavis@bloomberg.net 谷合謙三, 淡路毅
更新日時: 2015/01/05 16:36 JST
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/509.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 《悲報》 安倍政権、病院のベッド(病床)の削減に乗り出す!重病人向けの病床を中心に削減へ!1月中にも指針発表!
【悲報】安倍政権、病院のベッド(病床)の削減に乗り出す!重病人向けの病床を中心に削減へ!1月中にも指針発表!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5058.html
2015/01/05 Mon. 20:42:59 真実を探すブログ



政府が医療費削減を目的に病床(ベッド)を削減する方針を決定しました。報道記事によると、厚生労働省が1月中にも指針をまとめる予定で、今年の4月から都道府県に数値目標を設けて実施するとのことです。特に入院費が高い重症患者向けの病床を重点的に減らすとしています。
一方で、少子高齢化がこのまま進むと、2025年に首都圏や大阪などの大都市圏で約9万人分の病床が不足するという試算を国際医療福祉大などが発表しました。


流石は安倍政権ですね!選挙時はあれだけ雇用や福祉をアピールしていたのに、選挙が終わった途端に医療費削減を決定してしまいました。これから少子高齢化などで病人が増えるのに、病床を削減するとか洒落になりません。病院が病人を追い出すような事が起きるかもしれませんし、災害時にはけが人の受け入れ先として使えることを考えると、これは愚策としか言いようが無いです。


☆重症向け病床、政府が重点削減 都道府県に数値目標
URL http://www.nikkei.com/article/DGXLZO81532220U5A100C1NN1000/
引用: 
政府は医療費を抑えるため、2015年度から患者の需要を上回る過剰な病院のベッド(病床)の削減に乗り出す。厚生労働省が1月にも指針をまとめ、都道府県が4月以降に数値目標を設けて実施する。病床を救急患者向けやリハビリ向けなどの種類別に分け、想定必要数を大幅に上回る重症患者向けなど入院費が高い病床を重点的に減らす。
:引用終了


☆大都市の病床、不足の恐れ 25年後に17万人分
URL http://apital.asahi.com/article/news/2014120600005.html
引用:
首都圏や大阪などの大都市で病床が足りなくなる恐れがあることが、国際医療福祉大などの推計でわかった。2025年には9万人分、40年には17万人分が不足する。高齢者介護施設も首都圏を中心に不足が深刻になる。地域医療・介護推進法の施行で、来年度から都道府県が将来を見据えて地域医療構想を作り、病床数の見直しに乗り出す。足りなくなるのは人口が集中した都市部での急な高齢化による。
:引用終了


☆病院の病床数、9か月ぶりに増加- 11月末概数



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/510.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 白井聡氏「自民党にしろ民主党にしろどっちが政権を担おうともアメリカの傀儡になるしかない」文化放送10/29
白井聡氏(政治学者)がゲスト出演した2014年10月29日放送の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の書き起こしです。音声は下記URLで聞くことができます。

【白井聡】安倍政権はもはや用済み!〜政治資金問題がボロボロ---日本はアメリカの『バナナ共和国』の1つ(大竹まこと)
http://www.youtube.com/watch?v=0zR2GyzN0Ds


(書き起こしここから)

町亞聖:本日のお客様をご紹介いたします。去年発表された著書「永続敗戦論」は数々の賞を受賞。政治学者であり文化学園大学助教の白井聡さんです。白井さん、よろしくお願いします。

白井:白井です。どうもよろしくお願いいたします。

大竹:ようこそいらっしゃいました。ご本の方は後半の方で紹介させていただきたいと思いますが、前半では白井さんが近頃気になっていること、何か引っかかっていることがあったらお話いただきたいと思うんですけれども。

白井:ああそうですか、気になっていることですか。ここ数日ですね、安倍内閣ですけれども、小渕大臣と松島大臣が辞任をして、さらに他の閣僚に関しても政治と金の問題云々ということで色々色々出てきている。何件ぐらいでてきているんですか。僕もやたら多いんで数えてることができないぐらいなんですけれども。

大竹:与党に限らず野党にも出てきてるという話ですけれども。

町:枝野さんの名前も出てきていましたね。

白井:この一つ一つの案件が実につまらないんですよね。それからとっても妙だなと思うのは、なんでこんなに連続して出てくるんだろうと。というのは事実自体は前からあったはずですよね。

町:小渕さんの話なんか前ですもんね。2007年だったりとか。

白井:だから常に僕は気をつけなきゃいけないと思うのは、こういう時に政治家のお金の問題なんかが出てきた時には、話が出てくる本当の意図は何なんだろうということを考えるべきだということで、例えば鳩山由紀夫さんが首相だった時に、首相になる前ですかね、なる前ぐらいからいわゆる故人献金問題がというのが出てきたわけですね。

大竹:お母さんからお金をもらっているという話。

白井:そうです。つまりはあれは相続税逃れをやっていたということで、これは内実かなり悪質な話で、億単位の脱税ですから普通だったら一般人があんな億単位の脱税なんかやったら労役ですよね。多分国税庁は、あのことを前から多分把握してただろうと思います。問題はだから何であのタイミングでって話なんですね。要するに、これはわかっていたけれども敢えて国税の方はやらなかったっていうことですよね。それはなぜなのかと考えてみるべきで、つまり泳がせておいたってことですね。

つまりもう野党時代から鳩山という人は、これはひょっとすると首相になるかもしれないと。ということは、今のうちに挙げてしまって、攻撃を加えるのは得策でないと、そういう判断だろうと思うわけですね。ですから、結局それで税金・脱税の問題というのがやっぱり政権運営に関しても、おそらくはいろんな形でボディブローとして効いてきただろうと思います。

だから官僚っていうのはお役人さんっていうのは頭がいいんだなという話であり、だから今回のもいったいボロボロボロボロ出てくるのは一体どこからなんだろうなと、誰が得するんだろうな、意図は何なんだろうなということをよく考えてみる必要があると思いますね。

大竹:えー、誰が出したんだろう。

町:週刊誌のスクープがあったりね。でもそれは表立ってのあれで。

大竹:どっかがリークしたりというわけだよね。

白井:僕が思うに妙に、安倍政権に対する論調が特に週刊誌なんかに一番露骨に出るんですけれども、潮の変わり目が何かどうやら来ているらしいというか、来たらしいという気配がありますね。つまり、これって要するに用済みになったんじゃないのと。誰にとって用済みかと申しますと、これは要するにアメリカにとってということなんですね。と言うのは、集団的自衛権についての解釈改憲をもうしたわけですね。

大竹:閣議決定しましたね。

白井:既にしたと。後はだからそれに則って法律を作っていけばよいという段階になったので、一番重要な所を突破したんですね。アメリカはもう20年来、憲法を正式な手続きで変えるかなんてことはどうでもいいからとにかく自衛隊をもっと米軍にとって使えるようにしろ、ということをずっと要求し続けてきたと。

大竹:アーミテージなんかがそういう要求をしてたと。

白井:そうですね、ええ。ついにそれをやってくれたということで、ヨシヨシという話なんですけど、他方でアメリカからすると、そのいわゆる歴史修正主義の問題とかあるいは価値観の問題に関して、どうも安倍さんという人はとてもじゃないけど心底信頼できる相手などではないというふうに、これはもうずっと前からアメリカはそういう判断をしていますね。

それでもう一番重大な所は突破してくれたとなると、これはもう用済みって話じゃないですか、という読みも成り立つんじゃないかなと思うんですね。

(中略)

白井:おそらくはほとんどの議員さんが、細かく見ていけば叩けば埃の1つや2つはみなさん出てくるんだろうという話であって、後はだからそれをいつどういうタイミングでどういう役職にある時に表に出すのかということで、結局だからこういったスキャンダルあるいは法令違反というものもですね、結局官僚支配の道具の1つなんですよね。

町:じゃあ、政治主導・官邸主導なんて言いつつ、結局は官僚に操られてるみたいな。

白井:ええ、そういうことになりますね。車のスピード違反みたいなもので、高速道路の上限速度って100キロですけれども、守ってない人の方が多いですよね、厳密な意味では。例えば、だから極端な話、101キロで走っていてもパトカーに捕まって、お前は速度違反をしておると言われても、仕方がないわけですよね、法律上は。当然、そんなことを言われた日には、みんな100キロ以上出しているじゃないかと言って警察官に食ってかかることになりますけれども、お巡りさんは、いや確かにお前の言うとおりだ。だけれども、だからと言ってお前が違反しているという事実は変わらないと言ってくるはずですよね。

だからそういう意味で、ほとんどの政治家というのはいつでもこういう形で、今のスピード違反の話みたいな形で、やられ得るっていうことだろうと思いますね。

大竹:ということはあれですね、ちょっと潮目が変わるんじゃないかとおっしゃってますけど、どう変わっていくんですかね。

白井:私にもそれはよくわからないんですけれども、非常に悲しい話をするとですね、安倍さんがこれで退陣というような流れにだんだんなんとなくそういう空気というのが今少しずつ作られ始めている、そういう情勢にあろうかと思いますけれども、それで誰に取り代えるんだと、まあ石破さんだとかなんとかという話になってくるんでしょうけれども、大して変わんないわけですね。

もっと言えば、もう一度民主党に例えば政権が民主党に戻りますというようなことになるとしたって、これまた大して変わらないんですね。結局、自民党にしろ民主党にしろどっちが政権を担おうともアメリカの傀儡になるしかないんだということが、ここ5、6年間くらいの政治プロセスで明らかになったことだろう、それが日本が置かれている現実なんだということが、この5年間ぐらいの流れを見て私たちが学ぶべきことなんじゃないでしょうかね。

大竹:アメリカから年次要望書みたいなものが日本に出て、それに書いてあることがだいたい日本の郵政のことからしてそれどおりになってきてるなあとは僕も思うんですけども、もうちょっと突っ込んで考えると、あれはなんか逆に僕たちもわかる表のことのような気がするんですよね。

白井:そうですね。

大竹:もうちょっと密接な関係が日本とアメリカにはあるんですか?

白井:はい。確かにかなりの部分もう表に出てきている実は話であって、別にだからそういう意味ではアメリカは公明正大にやってる部分もかなりあるわけですね。問題はじゃあ何なのって言ったら、そこの所を伝えないメディアというのには物凄い責任はありますよね。要するに日本があたかも独立国であるかのごとき幻想というものを一生懸命振り撒き、またそれにしがみついていると。

大竹:俺たちは自由だと、自由の国だと。独立国だと。

白井:立派な主権国家なんだというふうに思いたがるわけですね。バナナ共和国って言葉がありますけれども、これはかつて冷戦時代に、アメリカが多数中南米なんかで傀儡政権を作ったわけですね。もうこれは露骨に傀儡政権で、そこには当然アメリカの国益の押し付けと、それからアメリカ資本の利害の押し付けというのがあって、それが物凄く独裁的な権威主義的な体制を多数作っていたわけですけどね。これらの国々をある種、揶揄的な意味合いを込めて、バナナ共和国なんていうふうに呼ばれていたわけですけれども、日本も要するにバナナ共和国なんですよね。みたいなもんなんです。

ただし、いわゆる中南米のバナナ共和国との違いは何かというと、本当のバナナ共和国においては、みんなそれを知っているわけです。わが国の政府なんていうものはろくでもない傀儡政権であるということを、国民がみんな知っているわけです。

日本は全くそれこそ万邦無比というか世界に類を見ないのは何かと言うと、バナナ共和国であるということをみんなが知らないというか、それをどうしても認めたがらないということですね。そこが変わった所ですね。

大竹:自分たちも薄々は知っているんだけど、そうなるんだろうけど、認めたくない。

白井:そうですね。

大竹:例えばTPPなんかも今、政府が一生懸命抵抗しているように私たちには見えますが、でも実際には、あの大国と同じ小麦の量でお米の量で争ったら勝てるわけはないなっていう気もするんだけど、でも日本の、この間は森永卓郎さんが来て、全中みたいなものを解体しようっていう話が出てるっていうふうなことをおっしゃっていたけど、そうなっちゃうんですね、それじゃあ。

白井:そうですね。結局だから。

町:そこも言いなりになるしか・・・。

大竹:政府は抵抗しているような・・・。

白井:抵抗するような振りをしてますけど、他方で日本側での抵抗する主体である所の全中という、抵抗の主体の背骨を折るということをやろうと今それに手を付けているわけだから、結局何がしたいんでしょうかねと言えば、抵抗したような振りをしながら、結局は言うことを聞くということをどうにか上手く取り繕ってやりたいということですよね。

大竹:与党も野党も一緒?

白井:一緒ですよね。

大竹:与党も野党も一緒で、握っているのは高級官僚?

白井:はい。

大竹:高級官僚が握ってて、それは例えば財務省なり外務省なり、そこが握ってて、そこが年次要望書の表に現れてくる文書以外のことを、まあそれ以上のことって言ったらいいのかな、アメリカと繋がっている。

白井:そうですね。

町:白井さん、本の中でも、アメリカの言いなりどころか、アメリカの言いそうなことの言いなりになってるって書いてた。だから先回りして言いそうなことを。

大竹:日本がなんかこう、先に草履を温めておくみたいな。

白井:そうですね。

町:そういうことを白井さんは本に書かれていて、それはやっぱり官僚の人たちを頭に置きつつ政治家も含めて・・・。

白井:まあそうですね、官僚もそうだし、今や何というか財界までそういうことになってきているなというのを感じますよね。結局TPPだって、例えば自動車産業なんかを中心に基本的に経団連主流派みたいな勢力は、これをどんどんやれって言ってるわけですよね。

大竹:アメリカみたいになっていくんだろうなと薄々思ってます。でも、アメリカを見てたら1%の金持ちと99%の中流がなくなってという形ができている。日本も、アメリカいいねいいねって言ってるんだけど、実際のアメリカは1%の金持ちとそれも金融に関係した人たちとそれ以外っていう区分けができちゃっていると。

いいねいいねとは言っているけど、それでもアメリカはなんかシッコとかいう映画が出てきてすごいねとか言ってるけど、でも日本はやっぱりそうなっていくであろうし、それを僕たちも今の形だと庶民も望んでいるような雰囲気を、マスコミ全体が持っている。でも誰も99%の貧乏な方に入ろうとは思っていないわけで。

白井:だから自分は生き残れるだろうという物の考え方をしちゃう人が多いわけですよね。例えば官僚なんかも要するにこういうことをやっていて、国全体が駄目になってくるではないかと、賢い人たちですからわかってないはずもないんですね。だけど結局、彼らは色んな形で力っていうものを持ってますから、自分は天下りでもって生き残れるからいいやという考え方で行動しているようにしか私には見えないですね。

町:役人の人たちが不気味なのは、顔がないじゃないですか。責任を取らない。あと、前の人のやったことを否定することもしない。だから結局、ずっとおかしいなおかしいなって思っていながらも結局前例に従って、新しく変えることをしないというのが、私も取材しながらそれをまざまざと見てきたんですけど。

白井:こんな状態になってきたら、もうまともな人はあの世界に入りませんよね。良心のある人は。

町:それに組み込まれていっちゃうってことなんですかね。

白井:だから、ああいう所に入っていっても平気な人でいられるような人たちだけが、入っていくことになっていくでしょうし、ちゃんとした人はやっぱり耐えられなくなって辞めるでしょうし。

大竹:ちゃんとした人は議員にもならないだろうし、ちゃんとした人は官僚も辞めちゃうだろうし、みたいな話ですけど。

町:現実に本当に声をあげた人で辞めてらっしゃる方も何人もいらっしゃいますもんね。

白井:やっぱりここ10年ぐらいすごくある種、異常事態が起きているのは、外務省のラスプーチンと言われた佐藤優さんを始め、あと外務省系列で言えば天木さんだとか孫崎さんだとか。それから経産省で言えば、中野さんだとか古賀さんだとか。それから法の関係で言えば郷原さんであるとかですね。

いわゆる元々あっち側にいた人たちっていうのが、それを辞めてあるいは辞めさせられて発言をするといった時に、もう今の日本国家に対してほぼ非妥協的な、もう妥協することができないような批判を、厳しく激しい批判をしているっていう事態がものすごく目立つんですよね、この10年ぐらい。やっぱりこれはもうシステムとして相当やばいところまで来ているんだというふうに私たちは自覚するべきだと思いますね。

大竹:ご本の方ですが、ちょっと紹介して下さい。

町:はい。本はですね、「永続敗戦論」でですね、去年発売された戦後日本の核心が、太田出版より1836円で発売中です。永続敗戦論という。

大竹:意味深なね、永続敗戦論。

町:永遠に続く敗戦論という。

大竹:日本の空気の研究みたいな本があって、責任を取らずに何かその場の空気みたいなものが動かしていったりしている。そういうことに民族的な問題があるんですか?だって例えば、よその国で中東の国々を見ていてもそんな風には思ってないですよね?なんかこうどんなことをしても守る。ある時はいくんだみたいな。それは宗教的なものももちろんありますけど。このゆるーい宗教の中で、八百万の神の中で、私たちはやっぱり何か見失っているんですかね?

白井:そこは原因は何なんだろうということはなかなか難しい問題でして、またそこで結局これは民族性だという話になると、解決できない、終わりという話になっちゃうんですが。

町:でも多くの人が見て見ぬ振りをしたりとか、やっぱり想像力がちょっと欠如してたりとかっていう部分も・・・。

白井:それにやっぱり、それがやばいことになるんですよということが、かつては第二次大戦であれだけの犠牲者を出すということになったわけですし、今度は3.11ですよね。これの被害が総合的に言ってどういうものになるのか、今からとてもじゃないけど計算もできないし見当もつかないと。そういう状態ですよね。

結局私たちはこうやって東京で今のところ日常生活できてますけれども、こんなのもたまたま運が良かったという話であって、仮に風向きが悪ければ東京に首都圏に大量の放射能が注いでいたわけですし、もうちょっと運が悪ければ事故処理というものがもうお手上げになっちゃってという事態も考えられたわけですよね。

吉田所長だってこれはもう東日本が全部駄目になるんではないかというふうに現場のトップが思ったわけですから、それが回避できたのは本当にもちろん努力もありますけれども、運がよかった。もしもっと運が悪ければ、いくら頑張ったところでもう無理ということになっていたわけで、つまり私たちは殺されかけたってことですよね、ある意味。だからやっぱりある種これは、何とかしなきゃいけないというは生存本能の話だと思うんですよね。

大竹:ご本にもお書きになっていますけれども、一番最初に放射能の被害を受けたゴルフ場が裁判起こしたと。そしたらどうしたかって言ったら、空中に飛んで出たものは責任がない。無主物。無主物には責任がないと言って、これは裁判に負けちゃうんですよね、確か。これはどう考えたって、負けちゃったらそれは判例にもなっちゃうし。

白井:しかもですね、もう1冊、つい最近出た、私が書いたものじゃないですが、本も重要だと思うので、永続敗戦論と合わせて読んでいただくと大変いいと思うんで紹介しておきたいんですけれども、矢部宏治さんという方が『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』という、かなりの多くの日本人が素朴に思っている疑問だと思うんですね。

基地と原発をなんで止められないんだろうというそのものずばりを疑問をタイトルにした本をですね、集英社から出たばっかりなんですけれども、これは本当に素晴らしい本でして、結局日本政府ってアメリカの傀儡なんじゃねーのって薄々思われていることが、実は法的に根拠付けられているんですよっていうことを、丹念に暴いてみせたんですね。

大竹:もう1回タイトルを言ってください。

白井:『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』という本でありますが、これを永続敗戦論と合わせて読んでいただくと、非常に理解が深まると。

町:日本とアメリカの関係もよくわかる。

白井:それから日本国の構造が本当はどういうことになっているのかと。やっぱりいい加減なんとかしなきゃいけない。あれだけ原発事故でもって国土を僕たちは傷付けてしまった、汚してしまったわけですよね。先祖から受け継ぎ、そしてその子孫に残すべき国土に・・・。

大竹:今でも避難してる方がたくさんいらっしゃいます。

白井:こんなに傷を付けてしまったっていうことですよね。僕はそこにすごく痛みを感じるわけですけれども、やっぱりもうこんなことはしたくないし、やめなくちゃいけない。そのためにはどうしたらいいのか、どうなっているのかっていうこと考える材料にして欲しいなという気持ちで、永続敗戦論も書かれてます。

(後略)

(書き起こしここまで)


[関連]
【ダイジェスト】白井聡氏:与党圧勝が意味するもの - YouTube マル激トーク・オン・ディマンド 第714回(2014年12月13日)
https://www.youtube.com/watch?v=Zrmzxlp4WeI
【Preview】白井聡氏:戦後レジームからもっとも脱却できていないのは安倍総理、あなた自身です - YouTube マル激トーク・オン・ディマンド 第690回(2014年07月05日)
https://www.youtube.com/watch?v=4sWxUlrA9w0
【沖縄県知事選】沖縄県知事選――本土からの見方 2014年11月15日
http://politas.jp/articles/175
日本の戦争と戦争責任・戦後70年に向けて再考  白井聡×佐藤健志 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=U6KIWLNJ6R0
白井聡 2014年6月7日 「久米宏ラジオなんですけど」にて - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=gTJSivNFYUg
大竹まこと ゴールデンラジオ
http://www.joqr.co.jp/golden/index.html
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/511.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 2014年の日本(イランラジオ日本語)
http://japanese.irib.ir/programs/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%83%85%E5%8B%A2/item/51052-%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%94%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC


2015/01/05(月曜) 19:41


2014年の日本





2014年は、日本が安倍政権の政策の影響下で、多くの問題に直面した年でした。これらの問題により、最終的に安倍首相は衆議院解散と、12月14日の再選挙を行わざるを得ませんでした。


安倍首相は2012年、政権を掌握した際に、金融政策や適切な措置により、日本経済を再生すると公約しました。彼は政策の実施により、年率2%の経済成長までも公約していました。しかしアベノミクスの実施から2年たった2014年下半期、日本経済は再び停滞に苦しんでおり、安倍首相の支持率も急落しています。

安倍首相は政権を掌握してから、経済政策が効果を上げ、1月あたり13万人の雇用機会を創出し、民間企業の利益は2倍に跳ね上がったと考えています。しかし、多くの専門家は、アベノミクスは終焉を迎えていると考えています。これらの人々の考えによると、日本銀行に圧力を加え、資金注入を行い、短期間で日本の国内総生産は成長したものの、その後、消費増税などのさまざまな理由により、日本経済は下降線をたどっており、新たな複数の統計でも、日本が再び不況に陥っていることが示されています。

アメリカの格付け企業のムーディーズの日本経済に対する警告に加え、日本のメディアの大部分も、日本の経済不況を伝えています。これらのメディアによると、確かにアベノミクスは最初のうちは経済成長の起爆剤となりましたが、2014年4月の5%から8%の消費増税と、日本の人々の購買力の低下により、経済は停滞しました。安倍首相は9月の内閣改造で、5名の女性閣僚を入閣させ、市場での女性の起用を強調し、経済危機を食い止めようと努力しましたが、この措置は効果がなく、政府の経済政策に対する国会議員の反発が高まりました。

このため、安倍首相はリスクを受け入れ、衆議院を解散し、アベノミクスの是非を国民に問いました。結果的に、自民党総裁である安倍首相はかねてからの予想通り、衆議院選挙で勝利を収めたため、現在では高まりつつあるほかの政党側からの反対を受けずに済むことになりました。このため、安倍首相は今後4年間に渡り、より大胆な政策を推進できると期待しています。

もっとも、安倍首相と彼の経済問題チームは、強力なライバルのいなかった、自民党の衆議院選挙での勝利によりかかり、この選挙結果は政府の政策が認められた結果だと結論付けようとしています。しかし、単に多数派を味方につけたというだけで、一般の支持を得たとするのは不十分です。今回の衆議院選挙の投票率の低さは、安倍首相に対する深刻な警告であり、多くの人々が政府の政策に不満をもっているものの、信頼できる野党が存在しないことから、選挙に参加しなかったことを明らかにしています。

もっとも、日本の人々にマイナスの影響を及ぼしたのは、経済政策だけではありませんでした。昨年はそのほかの政策、特に沖縄のアメリカ軍の基地移設問題に対する不満も高まり、11月に行われた沖縄県の知事選挙では、アメリカ軍基地の県内移設に反対する翁長(おなが)氏が当選しました。これは、沖縄県民がアメリカ軍基地の移設に関して中央政府の意向を受け入れていないことを示しています。知事選でアメリカ軍基地の県内移設反対をスローガンとした翁長新知事も、安倍首相に対して衆議院選の勝利はともかく、沖縄県民の意向を尊重するよう要請しました。翁長新知事は、沖縄知事選と衆議院選の沖縄選挙区で自民党候補が大敗したという結果に、安倍首相の注目を向けさせています。

沖縄に加え、昨年は特に年末にかけて、特定秘密保護法案の可決と施行に対する国民の抗議が見られました。国会は人々の強い反対にもかかわらず、最終的に2013年に特定秘密保護法案を可決しました。国会のこの行為は人々の強い反発に遭い、新聞記者、俳優、研究者、大学関係者を含む数千人の人々が、多くの司法関係者と共に、この法律を自由や民主主義に反する危険なものと見なし、これを非難しました。日本新聞協会は森雅子・特定秘密保護法担当大臣に意見書を送り、「この法律は人々の知る権利を制限するものであり、この制限はメディアにも及ぶ」と表明しました。それは今後、政府関係者がメディアと正式に接触することは法律への違反と見なされることによります。

特定秘密保護法によりますと、政府は重要と見なされる情報を特定機密に指定することができ、この秘密を公表した場合には、最高で懲役10年の刑が課されるということです。アメリカや友好国との同盟関係を強化するためにこの法の可決が必要だったという安倍首相の強調は、人々の懸念を高めています。それは、彼らから見て、政府がこの法律に基づいて一般の人々に知られたくない情報を隠そうとしていると思われるからです。

安倍首相の2014年の右派的な政策は、国内だけで問題を作り出したのみならず、地域における日本と近隣諸国の関係にも、これまでになかったほどの緊張を生み出しました。第二次世界大戦時の日本軍の犯罪行為を覆い隠し、日本の平和憲法の解釈を変更するなどの安倍首相の右派的な政策や立場は、昨年、日本と近隣諸国の関係に、修復出来ない大きなダメージを与えました。

確かに、昨年11月、APECアジア太平洋経済協力会議の傍らで、安倍首相が中国の習近平国家主席と会談したことで、両国関係はわずかに改善しましたが、多くの専門家によると、安倍首相が行ってきたことは日本と近隣諸国の溝を深刻な形で深めており、この溝を埋めるためには、日本の首脳陣の態度を根本的に改め、アメリカから独立した政策を取る必要があるとされています。鳩山元首相は、ロシアに対する安倍首相の政策に不満を表明し、「理由のない対米従属は、近隣諸国との関係拡大を求める政府のアプローチと矛盾する」と強調しました。

日本は2014年、中国や韓国との関係改善を果たせなかっただけでなく、ウクライナ危機に関してアメリカと同調することでロシアに制裁を行使し、ここ数年、最も重要なエネルギー供給国であるロシアとの関係拡大に向けた努力を無駄にしてしまいました。その結果、予定されていたロシアのプーチン大統領の訪日がキャンセルとなりました。韓国のパククネ大統領も安倍首相の2者協議の要請を拒否する中で、中国政府の協力により慰安婦問題を追及する委員会を設立しました。安倍首相はこの問題に関して、繰り返し疑問を呈しています。

このため、安倍首相が自民党の総裁をつとめ、この政党と右派されるメンバーが、失われた日本の繁栄を取り戻す方法を軍事力の強化であるとし、再軍備と外国の戦争への参入を強調して、この目的の達成に固執する限り、2015年においても近隣諸国との関係の改善は期待できない、と言われています。




http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/512.html
記事 [政治・選挙・NHK177] 翁長知事「アメリカ軍基地は沖縄発展の最大の阻害要因だ」⇒ネトウヨ達が大激怒!「知事失格」⇒本当に阻害要因だったと判明!
翁長知事「アメリカ軍基地は沖縄発展の最大の阻害要因だ」⇒ネトウヨ達が大激怒!「知事失格」⇒本当に阻害要因だったと判明!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5059.html
2015/01/05 Mon. 21:31:07 真実を探すブログ



沖縄県の翁長知事が年始めの挨拶で、「アメリカ軍基地は沖縄の経済発展の最大の阻害要因だ」と述べた事がネット上で炎上しています。これは1月5日に年頭の挨拶で翁長知事が話した言葉で、多くの方は「知事失格」とか「頭悪い」だの好き放題言って、翁長知事の事をバッシングしていました。
特に自民党や次世代の党などを支持している右翼系の方達が強く反応している傾向が見られ、昨年の知事選と同じ様な感じになっています。


そこで、沖縄県の予算や実際に米軍基地を削減した町の状態を調べてみたところ、翁長知事の言っていることは的外れではない事が分かりました。


例えば、基地の土地を返還してもらった那覇市では、基地のあった場所の収入が約600億円に激増しています。税収も基地返還後に数倍も急増している上に、沖縄県全体で見ても米軍基地関連収入の割合は減少していました。
これは観光収入などが急増しているからで、沖縄の米軍基地が全て返還された場合、今よりも更に沖縄が急成長すると予想されています。


本土から沖縄に移住する人が増えていますし、米軍基地が返還されれば、沖縄が成長するのはほぼ間違い無いです。右翼系の方達は反射的に「米軍を追い出す翁長知事は反日だ!」という感じで反応していますが、経済発展を大きく阻害している米軍を庇っている連中の方が反日だと私は思います。


☆辺野古移設「許さない」、沖縄・翁長知事 年頭挨拶
URL http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2387018.html
引用:
 沖縄県の翁長雄志知事は5日午前、年頭の挨拶で、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対していく考えを改めて強調しました。


 「県民が心を1つにして普天間基地の県外・国外移設、新辺野古基地の建設は許さないということを国内外に向けてしっかりと働きかけていきたい」(沖縄県 翁長雄志 知事)


〜省略〜


このほか翁長知事は、「アメリカ軍基地は沖縄の経済発展の最大の阻害要因だ」とも指摘し、「日本の安全保障は日本国民全体で考えてもらいたい」と訴えました。(05日13:38)
:引用終了


☆昨日の報道ステーションで 翁長知事のカットされたコメント 
URL http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/675.html
引用:
沖縄の県民所得に占める基地関連収入の割合は本土復帰時の約15%から現在はもはや5%を切っているという事。
一方、観光収入は10%以上を占めるほどに成長しています。


そして、基地を返還した土地の経済発展の目覚ましさです。翁長さんが市長を務めた那覇市内を例に取ると・・
那覇新都心地区の雇用は基地返還前の180人が返還後には1万8千人と約100倍に。
基地返還前のそこでの収入は52億円だったものが返還後には600億円と約11倍に。
税収は返還前が6億円が返還後には約16倍に- という具合に飛躍的な発展を遂げている
という事実について、詳しく語られた事と思います。
:引用終了


☆沖縄の経済推移
URL http://www.pref.okinawa.jp/site/kikaku/chosei/kikaku/documents/q13kitikanrensyuunyuu260919.pdf





☆辺野古移設「許さない」、沖縄・翁長知事 年頭挨拶


☆RBC THE NEWS「「飛躍的発展の元年に」 翁長知事が年頭の訓示」2014/01/05


以下、ネットの反応























http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/513.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 矢部宏治氏「国民の人権を守るべき憲法が日本では機能していないということが沖縄に行くと一発で見える」文化放送12/17
矢部宏治氏(編集者・作家)がゲスト出演した2014年12月17日放送の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の書き起こしです。音声は下記URLで聞くことができます。

【矢部 宏治】日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか---安保が憲法より優位の不思議(大竹まこと) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=lOE8sBoRyRI


(書き起こしここから)

町亞聖:本日のお客様をご紹介します。現在、著書『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』が発売中です。この本なんですけども、ブックオブザイヤー2014、今年最高の本ですね、これはウェブ版ダカーポ主催なんですが、に選ばれております。編集者で作家の矢部宏治さんです。

矢部:矢部でございます。よろしくお願いいたします。

町:はい、よろしくお願いいたします。

大竹:ご本をお書きになっているんですけれども、元々は何をなさっていたんですか?

矢部:元々は博報堂という広告代理店でマーケティングを。

町:まさかそんな経歴の方が書くタイトル・・・。

大竹:この本のタイトルからすると、ずいぶん軟派な場所にいた。

矢部:そうですね、はい。ネット上でも、私は慶応の文学部なんですけど、慶応の文学部から博報堂という、なんかすごい軽い履歴の人間が何でこんな・・・。

大竹:いや、軽いというか、エリートコースだし。

町:歴史とか学んでたわけじゃないんですか?

矢部:ええ、違うんですけど、元々出版には興味があって、はい。

大竹:博報堂でお仕事をなさってたわけですけど、お金もいいだろうし、それが何で自分で出版社を立ち上げることに?

矢部:博報堂はですね、経歴には書いてあるんですけど、私は2年で辞めたんですね。

大竹:ちょっと短いですね。

矢部:ちょっと短い。

町:あっという間ですね。

矢部:ええ。

大竹:何か、合わなかった?

矢部:その頃の博報堂って、すごい自由な会社だったんですけど、その自由な会社でもちょっと。

大竹:自由過ぎた?

矢部:まあ、いや、あのー、忙し過ぎた。

町:広告代理店はそうですね。

矢部:だいたい毎日11時ぐらいまで働いてて、やっぱり自分のやりたいこともありますので。はい。

大竹:はっきり言ってしまえばブラック企業と。いやいや、違う。ごめんなさい。でも、当時というか、昔日本はそんな言葉はありませんでしたが、どこでももう仕事となったら11時・12時は当たり前みたいな。

矢部:そうですね。製作の人間なんて残業350時間という人間がいたから、計算すると全然合わないんですよね。

大竹:そうそうそう。テレビ局でも、番組でブラック企業がどうのこうのって取り上げようと思って周りを見たら、カメラマンから何から全員ブラック企業みたいな所にいて。

矢部:もう間違いないですよね、それは。

大竹:間違いない、本当に。そんな場所ですけどね、私たちのいる場所は。それで今度は、ちょっと合わない、忙し過ぎたと。

矢部:ええ、忙し過ぎてこの本の方に来たんですけども、本の仕事っていうのは・・・。

町:それはまた大変じゃないですか。

矢部:大変なんですけど、これはやっぱり自分が知りたいこととか、読みたい本を読みたいだけ読んで、会いたい人がいたら会いに行って、本を書いてくださいって言って。

町:自分で書くわけじゃないんですね。出させる方。

矢部:編集で本当の零細出版社をやってるんですけど、僕はその頃、立花隆さんっていう人が大好きで、いきなり立花さんに会いに行って、それで会ってもらえて、結局6冊ぐらい本を作って、自分の会社はすごく小さいんだけど、4冊を出してもらったんですけど。そういう役得がありますよね。

大竹:なるほど。立花さんのお宅ってね、本で家が潰れそうな家でしょ、だって。

町:そんなにあるんですね、ご自身の本とか、人の本も。

矢部:5万冊ぐらいあるのかな。図書館ぐらいありますね。

大竹:そんな所にいて。

町:よく口説き落しましたよね。立花さん、なかなか多分ウンって言わないですよね。

矢部:なかなかやってくれないですね。

大竹:立花さんが、あの週刊文春ですか、有名な疑惑の銃弾のシリーズで、その辺の所も。

矢部:ロッキード。

大竹:ロッキードの。矢部さんは。

矢部:一番最後の所ですね。一番最後の所をちょっとだけやった。むしろ僕は歴史の方。立花さんって、文明史の本をいっぱい作っているんで、文明史的な旅行をしたり、ヨーロッパを無銭旅行したりとか、そういう本を楽しく作ってたっていう感じですね。

大竹:なるほど。さて、そこで出版社で本をお出しになりました。その後、編集長なのに、ご自分でお書きになる。

矢部:そうなんですね。

大竹:これはまた?

矢部:これは、私は今54才なんですけど、2冊目の本で、最初の本が沖縄の米軍基地の本を4年前に書いたんです。これは、なぜ私が書いたかって言うと、もう他の人にはちょっと頼めなかったんですよね。

大竹:どういうこと?どういう意味ですか。

矢部:危ないって言って。

大竹:この取材はちょっと危ないと。

矢部:要するに、基地を撮影するっていうのは・・・。

大竹:やっちゃいけないことだと。

矢部:やっちゃいけないと。まあ、グレーゾーンなんですよね。

大竹:まあ、グレーゾーン。

矢部:だから、何にもならない可能性もあるんだけど、問題にされる可能性もあると。

大竹:ああ、なるほど。購買のねえ、レストランとかそんな所を映している分には、別にそんなに文句も出ないんだろうけど、そうじゃない場所も基地の中にはあって、そこも写真を撮っちゃったりしたら。

矢部:それで、その写真家の方から、写真家の写真と、出版社は書籍情報社っていうんですけど、書籍情報社編って出そうとしたら、写真家の方から、いやいやそれはちょっと待ってくれと。これはちゃんと書き手の名前を出さないと、何があるかわからないから出してくださいって言われて、それで自分の名前を出したんですね。

大竹:なるほど。

矢部:でもそうすると、物凄く気持ちのいい世界が広がっていて、全部責任も引き受けるけれども、全部やりたいようにできるじゃないですか。それまでは編集者ってやっぱり黒子だから、相手に全部合わせないといけないので。

大竹:さあ、そんなことをやってらして、日本という国は、知る権利もずいぶん認められているような、そして自由に発言をしていいような、そしてみんなが平等であるような、のような。

矢部:と思っているんだけれども、一歩裏側に回ってみると、全然違うというね。

大竹:はい、わかりました。それで今回も『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』というご本をお書きになったわけですけども、元々矢部さんには政治思想で、右寄りとか左寄りとかそういうことは?

矢部:全然ないです。

町:反対とか賛成とかみたいなものもない。

矢部:慶応文学部から博報堂ですから。何もないです。

大竹:流れを見れば・・・。

矢部:明らかですよね。

町:絶対どっちだっていう感じではとれないですよね。

大竹:明らかなんですが、この本で言うと、まず最初に、一番最初にですね、この本の中では何をおっしゃっているかと言うと、沖縄の謎PART1。沖縄で見た日本という国の真実。私たちには見えてないものが沖縄に行くとあったわけですね。

矢部:それが東京で考えていると色々と複雑なんですよね。例えば、東京で考えてこういう基地の本とか原発の本とか、最後憲法まで僕は書いているんですけど、そんなことを書こうとしたら何十年も多分かかると思うんだけど、沖縄に行くと、舞台の書き割りの後ろに回ったみたいに、全部なんか秘密が一発で見えちゃうわけですね。

大竹:当たり前の日常の中に。

矢部:当たり前の日常の。特にそれを基地の問題を調べていくとそういうことがわかると。非常に印象的なシーンがあって、本にも書きましたけど、要するに沖縄で米軍機はどんだけ低空飛行をしてもいい。どんな危険な飛行をしてもいいんです。それはなぜかと言うと、普通は航空法という法律があって、そういう危険な飛行はしちゃいけないことになっているわけ。

ところが、米軍機に関しては適用除外と言って、安全な飛行をするような法律は全部適用しなくていいってことになってるんです。何やってもいいわけです。

大竹:何やってもいいの?

矢部:何やってもいいんです。どんな飛行をしてもいいんです。

町:そもそも普天間基地に降りるには、住宅の上を通らないと着陸できない位置にもう基地が・・・。

矢部:ものすごい危険なんですね。それが許されている。しかし一方、そういう米軍機が絶対に飛ばない場所があるんです。

大竹:どこ飛んでるんですか。

矢部:どこでしょう?と言うんですけど、それはね、米軍の住宅の上は絶対に飛ばないんです。

大竹:へー。

矢部:それはなぜでしょう。

大竹:落ちたら危ないから。

矢部:本当にそうなんです。

町:空を飛ぶものは、万万が一、落ちることがありますもんね。

矢部:全然冗談じゃなくてそうなんですね。それを聞くとね、最初、なんだこいつらは日本人を人間扱いしてないじゃないかと思うんだけど、もうちょっと調べていくとね、彼らはアメリカの法律の基準を適用しているだけなんですよね、自国民が住む。

基地の中にそういう住宅地があって、そういう所に関しては自国の法律を適用している。だから飛べないわけです。言い換えると、沖縄に住むアメリカ人はアメリカの合衆国憲法によって人権を守られているわけです。

大竹:はい。

矢部:一方、日本人の所はどんな低空飛行をしてもいいということは、これは日本の方の問題なんですね。そういうものは日本の憲法が日本人の人権を守らないといけないわけですね。それが守られていない。要するに、国民の人権を守るべき憲法が日本では機能していないということが、一発で見えるわけですね、沖縄に行くと。

大竹:日本国憲法が日本国民に適用されていない。

矢部:守らないということですね。

大竹:守らない。どんな低空でも。しかし、日常のように飛行機は普天間でも住宅地の真上をぎりぎりまで飛んでる。憲法より上?

矢部:上なんです。そうなんです。それがね、沖縄の人はかわいそうだなと思うでしょ?でもそんなことは全然なくて、これは法律で決まっていることだから、日本全国どこでも一緒なんです。

大竹:アメリカの基地が日本には40いくつありますけども、それ全部にそれが適用されていると。

矢部:そうです。適用されてるんです。

町:米軍の飛行機は低空を飛んでいいと。

矢部:どんな飛行をしてもいいわけですよ。

大竹:ちょっと今の話を現代に移し換えるとですね、じゃあオスプレイなんかは・・・。

矢部:正にそうなんです。

大竹:飛びたい放題。

矢部:じゃあ、ちょっとそれだけ説明していいですか?

大竹:はい。

矢部:結局、安保条約というものがあります。私は別に左翼じゃないんで、日本とアメリカが安全保障条約を結ぶことに関しては、状況次第ではあり得ると、国益によってはあり得ると思うけど、現在の安保条約がどういう内容のものかということを知ったら、これは絶対にやめないといけないということがすぐにわかるんです。

大竹:教えてください。

矢部:はい。日米安保条約の本質は、旧安保条約の1条という所を見ればわかるわけです。

大竹:はい。

矢部:そこには、要するに日本国内にある基地を米軍が使う条約じゃないんです。日本国内及びその付近に米軍を配備する権利なんです。これは言い換えると、日本全体を基地として使っていいという内容なわけです。

大竹:戦後70年経つのに。

矢部:そうなんです。もちろんね、全部使う必要はないから、ここ、ここっていうふうに使って、その都度ネゴーシエーションするわけですけど、基本的にはそういう包括的な条約を結んでいると。ちょっともう1ついいですか?

大竹:はい、どうぞ。

矢部:こういうことを言うとね、いやちょっとそれは信用できないなと、そんな博報堂出たやつがって言う人もいるんだけど、これは私が絶対自信を持って言えるのは、1957年に在日米軍基地に関する秘密報告書っていうのが出されていて、それはアイゼンハワー大統領への調査報告書なんです。それが、日本のアメリカ大使館からアメリカ国務省宛に。大統領宛ですから、絶対に嘘がない内容のもの。

それが何て書いてあるか、1957年2月。この安保条約の下に行政協定というのがあるんですが、行政協定はアメリカが占領中に保持していた軍事活動のための権限を全て保護していると。これは何を意味しているかって言うと、日本が1952年に独立しましたと。有名なGHQはなくなったから、マッカーサーはいなくなったから、日本政府に直接ああしろこうしろということはなくなったけれども、軍事的には占領体制をそのまま継続したっていうことを、大統領への報告書が報告しているわけです、そういう状態であるっていうことを。で、2番。

大竹:今の1番は、そのまんま今日までってことですか?

矢部:そうなんです。これは後で言いますけれども、これがその後、60年に安保が改定されますよね。みんなその文言が変わったから、そんな昔とは違うだろうと思っているんだけど、その時に密約、これはもう完全に証明されている密約がありまして、1960年1月6日に、これはちょっと丸めますと、岸政権の藤山外務大臣とマッカーサー駐日アメリカ大使の間でサインがされた密約で、これまでの基地の使い方と新しい条約の基地の使い方は何も変わりがありません、という密約を結んでいるわけです。

大竹:1960年に。

矢部:はい。

大竹:じゃあ、変わってないってこと。

矢部:57年のものと全く一緒なんです。

大竹:変わってない。

矢部:もう2つだけいいですか?この57年の調査報告書になんて書いてあるかというと、安保条約の下では日本政府とのいかなる相談もなしに米軍を使うことができると。全く許可なく軍事行動をしていいわけですね。これがオスプレイの謎の正体なわけです。

大竹:オスプレイもそうだし、アメリカの米軍の海兵隊も。

矢部:そうです。

大竹:置いといて、自由に中東の方に飛んでいっていいと。

矢部:そうです。

大竹:日本の政府は関われない。

矢部:だからこれ、野田さんがオスプレイの時に、日本からどうこう言うことはできないって言いましたけど、まあその通りのことを言っているわけです。

町:じゃあ沖縄の人がいくら反対しても、日本全国で反対しても、その意見は通らない?

矢部:だから法的構造としてはそうで、でもそれはやっぱり住民の反対によって覆すしかないということを、沖縄の人はわかっている。

大竹:それは、日本国民の意見が危険な方に傾いたら、アメリカとしてはその影響は自分の国に及ぶわけですから、ある程度変えないわけにはいかないってことにもなりますね。

矢部:だから、もう怒って、そういう状況を知って怒れば、もちろん止まるわけですよね、そういうことは。ただ、そういう法的な構造があると。

もう1つだけ。行政協定の下では、新しい基地についての条件を決める権利も、現存する基地を保持し続ける権利も、米軍の判断に委ねられている。これが辺野古の謎の正体なわけです。辺野古にこういう基地を造りたいとか、でも辺野古に造っても普天間はもうちょっと使うよみたいなことも言ってる。

大竹:そういうことが決まっていると。

矢部:法的に決まっているわけですね。

大竹:決まっている。それは日米の関係の安保ですよね。

矢部:この安保を結んだ段階で・・・。

大竹:安保を結んだ段階で決まっていて、それが日本国憲法の上に乗っかっちゃってるって話。だから憲法がどうしようと、この上に乗っかったものはどけられない。

矢部:そう。

大竹:これをどけるならば、これをどけるならどうしたらいいの?

矢部:だから、憲法を機能させないといけないですね。

大竹:憲法が機能。でも、憲法が下って言われちゃったらなんか動かせない気がしますけど、憲法が機能すれば、これ前からテレビタックルなんかで、なんのかんの言ったって、ヘリコプターが落ちた時だって、オスプレイが飛んでる時だって、千葉から飛行機が羽田に入らなくちゃいけないのだって、全部地位協定じゃねーかと。それから、沖縄のレイプ事件も何もかも。地位協定じゃないか。戦後70年経って、地位協定変えなくちゃおかしいだろって、色んな時にタックルで言ったんだけど、誰も何にも言ってくれない。

矢部:それはもう、今の政治家はできないと思っているわけですよね。自分たちにはできないから、それは言わない約束でしょって、こう言ってると思う。

町:それは裏の事情ってことですか?

矢部:それは何となくわかっているんだと思うんですね。やっぱり逆らえないって。

大竹:もう1つ、タックルなんかで来た議員なんかに色々聞いてみると、日本とアメリカが対等だなんて思っている議員が一人もいない。

矢部:いないですね。ただ、要するにこういうことを知って日本人が怒って、さっきおっしゃった横田空域なんていうのはね、首都圏一都八県の上を米軍が管理して、自分の飛行機が飛べないですよね。それは最近ようやくみなさんわかってきたけど、やっぱり怒りますよね。

アメリカ人だって、まともな外交官だったら、そんなことを聞いたら、そんなことはおかしいって言うに決まっているわけですよ。結局、裏でそういうことをやっているから、ずうっとそういうふうに押さえ込まれているわけで、もう1回ちゃんとした政権を作って、こういうむちゃくちゃなことだけはやめてくださいと。

大竹:全部の意見、またちょっとこう、鳩山さんがずいぶん前にちょっと飛び出したようなことをおっしゃったけど、逆にそれは官僚が押しとどめた、みたいなことが・・・。

矢部:私、ちょっと最近連続して鳩山さんと対談しまして、週刊プレイボーイとかに載ってるんですけど、やっぱり鳩山さんが非常に正しいことをしようとしたんだけれども、ご自身でもおっしゃってるんだけれども、そういうことを全然知らなかったわけですよね。ひょっとしたら普通の人よりも知らなかったっていう・・・。

大竹:しかも、官僚の人たち、なんて言うんですか、根回しとか、それからどういう戦略をとるとかっていうことはあまりなさらずに、発言なさったと。

矢部:だから、非常にお人柄のいい方なんで、ディフェンスがね、弱かったですよね。だから、そこに孫崎さんみたいな、本当にけんかできる人がいたら、また状況はずいぶん変わっていたと思いますけど。

大竹:いや、でもこれ、もう一歩踏み込んでですね、このアメリカの地位協定、まあいつも言ってるけど、テコでも動かない。これ日本の政治家が諦めているとなるとですね、もう手はないわけですか、私たちには。沖縄が、例えば全員、基地に反対した方が4人全員当選しました。当選したかと思ったら、比例代表で全員復活してると。

矢部:候補者が全員通ったっていう奇妙な選挙ですよね。

大竹:なんだそれって思って。でも、この沖縄の問題。翁長さんはオール沖縄だっていうふうにおっしゃってるんですけど、この意見はかなり切実だと思うんだけど、それを政府は外交の問題だと。だから沖縄の問題じゃない、これは。日本全国の外交の問題と置き換えると、やっぱり基地負担が沖縄から抜け出せないと言うか、辺野古にいっても造っちゃうと。

矢部:だから沖縄で翁長さんが当選したら、もうすぐに総選挙を決めましたよね。それはそういう、辺野古隠しという部分があるんですよね。

大竹:あー。

矢部:それは沖縄から見ていたら明らかなんですね。

大竹:民意はこうだって言ったのに、今度総選挙をやって。

矢部:打ち消そうというね。そうしないと全く説明が付かないということがあったと思うんですけど。

大竹:そうなってくると、比例代表が駄目っていうことになりますよね、でも。

矢部:でも要するに、自民党は圧勝してますけどね、結局得票数そのものは減ってる。

町:5割ちょっとしかないですからね。

矢部:比例なんて有権者の17%だから、6分の1なんです。だから、これは日本人がこういう構造に気付いて怒って、こういうのはもう色んな政治的立場はあるけど、ここまでおかしいことだけはやめようよっていうこところで・・・。

大竹:惜敗率みたいなのがあって、それで決まっちゃうわけでしょ。

矢部:まあ、そうですね。

大竹:僕たちの意識ももちろん持ってなくちゃいけないだろうけども、それで僕たちが政治家を色々選ぶわけだろうけども、政治家自身の方が、どの政治家を選んでも、安保の方が憲法より上にあるんじゃないかなと思ってらっしゃる方、与党も野党も問わずね、そういうことになったらこの行き場っていうか・・・。

矢部:だから、長年やってきた人はね、なかなか無理、難しいと思うんですよね。一種の事業じゃないですか、国会議員ってね。だから、それを投げ打って全然違うことをするって難しいから、やっぱり新しい人ですよね。

大竹:新しい人を選んで。よっぽど意思の強い、しかも根回しのうまい。でも、誰が政治の外交もやってたかって言うと、政治家はいるんだけども、一方には長年続いた官僚がいて、その組織の中での例えば外交方針みたいなことが、アメリカとはこう付き合えみたいなことががっちり決まっている。

矢部:ただね、やっぱり沖縄に学ぶことって物凄いいっぱいあって、今度は知事選でオール沖縄。オール沖縄って言うのは、反自公ですよね。要するに、今の権力側じゃない方。それをやるのはやっぱり沖縄の人でも、物凄く怖かったと思うんですけれども、それでも頑張ってやって勝利して、さらに知事選で作った枠組みを今度衆議院選で同じ枠組みで選挙をやって、全部勝ってるわけです。

大竹:はい、はい。

矢部:本土だってね、都知事選だったらなんか、大竹さんとか、そういう物凄い骨のある知名人が出て、それを孫崎さんとかそういう人たちが全部で担げば、可能性はあると思うんですよ。その時に、例えば宇都宮さんとか全部、鳩山さんも全部ね、手を握って・・・。

大竹:そこが、またもうひとつ、宇都宮さんたちと一緒に手を握るのが、またなんかこう、野党なのにまとまれない何かも・・・。

矢部:だからそれをやったのが沖縄なわけですよね。

大竹:そうですよね。

矢部:共産党と入ってるわけです。翁長さんは自民党ですから。

大竹:そうですよね。

矢部:自民党と共産党が完全に手を組んでいるわけです。

大竹:なるほど。

町:おかしいことをおかしい言える人が手を握り合うしかないっていう。

矢部:いくらなんでもこれは駄目でしょって、その1点で手を結ぶと。

大竹:これは「基地と」って書いてありますけど、原発も同じような構造の中にあるということですね。はい。

矢部:全く同じ構造だということです。

(後略)

(書き起こしここまで)


[関連]
Book of the Year 2014 今年最高の本! | dacapo (ダカーポ) the web-magazine
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「日本はなぜ基地と原発を止められないのか」で話題の矢部宏治が鳩山友紀夫と“日本の真の支配者”を語った!【前編】週プレNEWS
http://wpb.shueisha.co.jp/2014/12/15/40591/
矢部宏治(@yabekoji)さん | Twitter
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『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』刊行記念トークショー 孫崎享・矢部宏治 「戦後史の正体」師弟対決! - YouTube
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『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』矢部宏治・孫崎享 対談 - YouTube
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『日本はなぜ、「原発」と「基地」を止められないのか』 書評|三宅洋平 (仮)ALBATRUS オフィシャルブログ「三宅日記」Powered by Ameba
http://ameblo.jp/miyake-yohei/entry-11973092178.html
2014/10/13 「戦後再発見双書」プロデューサーが語る、日米関係に隠された「闇の奥」〜岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー | IWJ Independent Web Journal
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/181723
大竹まこと ゴールデンラジオ
http://www.joqr.co.jp/golden/index.html
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/514.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 米ユダヤ金融資本の使いパシリ竹中平蔵 日本の財政悪化の犯人はコイツだ(三橋貴明)


◆植草一秀冤罪事件


国民の先頭に立って小泉竹中政権と闘っていた、植草一秀氏は二度の冤罪で刑務所行きとなっている。彼は国民の財産郵貯350兆円がロックフェラー財閥の手に渡るのを阻止しようと、TVの討論番組でも竹中平蔵氏と小泉政治を糾弾していた。また、りそな銀行のインサイダー取引問題について真相を暴露する本を出版しようとした。


そんな中で起きたのが手鏡事件。2004年(平成16年)4月8日午後3時頃、早稲田大学大学院教授の職にあった植草氏は、品川駅のエスカレーターで女子高生のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたとして、鉄道警察隊員に東京都迷惑防止条例違反(粗暴行為の禁止)の容疑で現行犯逮捕。氏は犯行を否定。無実の証明のため、品川駅高輪口エスカレーターの4台のカメラに残っているビデオ映像を証拠として提出を求めた。しかし、何故か映像は4台共全て消去されていた。


◆竹中平蔵主導りそな銀行インサイダー取引問題


りそな銀行の勝田泰久頭取も植草氏と同様、小泉竹中政権の経済政策を批判していた。勝田氏は頭取就任後、次々に経営改革案を示し、りそな銀行は経営上何の問題も無い、優良企業だった。しかし、小泉竹中政権イコールロックフェラー財閥の批判をする人物が頭取を務める銀行がただで済むはずが無い。


ロックフェラー財閥はりそな銀行潰しを竹中平蔵に命じる。この事案で中心的な役割を果たしたのが木村剛氏。彼は2010年7月14日、中小企業向け融資を専門とする日本振興銀行(本店・東京都千代田区)の検査妨害事件で逮捕され、同銀行は倒産。日本で初めてペイオフを実施。1,000万円以上の預金を持つ預金者3,500名以上が被害を受けた。


2003年2月7日、看過できない事件が起こる。竹中経財相兼金融相が閣議後の閣僚懇談会で、日経平均株価指数連動型株式投資信託(ETF)について「絶対に儲かる」「私も買います」と発言。


証券取引法では証券投資の勧誘などにおいて「絶対儲かる」などの断定的表現を禁じている。ただですら問題の発言。しかも発言の主は現役の財相兼金融相。竹中氏は何を根拠に「絶対儲かる」と発言したのだろうか?実は、彼こそがりそな銀行インサイダー取引を画策した張本人だった。


優良企業りそな銀行の経営危機を演出。銀行を倒産させると発言して株価は暴落。紙くず同然となったりそな株に群がったのはロックフェラー財閥とハゲタカファンド、そして竹中平蔵に続く売国奴達。国会議員の多くが株式買い付けに狂奔した。


その後竹中平蔵は一転して、りそな銀行を国民の税金で救済すると発言。りそな銀行株は暴騰。ほとんどタダ同然で手に入れたりそな株を売って、ロックフェラー財閥、ハゲタカ外資ファンド、そして竹中一派は巨額の利益を上げた。結局、国民の血税を彼等が奪い取った形。投入された税金は2兆3,000億円もの莫大な金額だった。


りそな銀行インサイダー取引の真実を知る者達は抹殺され、国民は真実から遠ざけられた。2003年4月24日、朝日監査法人の会計士、平田聡氏は自宅マンションの12階から何者かに突き落とされ転落死。警察は直ちに自殺と断定。2006年9月、りそなの脱税を調べていた国税調査官太田光紀氏は植草氏と同様、手鏡で女子高生のスカートの中を覗いたとして神奈川県警に逮捕。


2006年12月18日朝日新聞記者、鈴木敬一氏は、りそな銀行と自民党癒着のスクープ記事掲載の前日、死体で発見される。警察は自ら海に飛び込んでの自殺として処理。
国際金融寡頭勢力の行動綱領を理解していれば、これらの事件の背景は容易に理解できる。また、真実を知れば、皆さんは自分の財産と子孫の未来を護ることができる。無関心は彼等の横暴を増長させるだけだ。


竹中平蔵氏と麻生財務相とが山分けする「派遣利権」553億円
竹中平蔵パソナグループ会長の「正社員をなくしましょう」発言と派遣法改正案の関係



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/515.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍首相の年頭会見について(在野のアナリスト)
安倍首相の年頭会見について
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52671485.html
2015年01月05日 在野のアナリスト


本年もよろしくお願いします。

竹中氏が某討論番組で「正規と非正規を同一条件にするには、すべて非正規にするしかない」という旨の発言をしています。この御仁、政権と距離をおかれると国民にとって耳ざわりのいい発言をし、政権に近づこうとするといった癖もありますが、今回は首を傾げます。パソ中とも揶揄され、会長でもある人材派遣会社を念頭においた意見でしょうが、口をすべらせたようです。

そもそも竹中氏が関わった政権は、ろくな政策を行っておらず、言葉よりも行動により彼の理論がそもそも誤りだと示しています。そもそも非正規で40代、50代で職を失うと再就職も難しくなります。すべて非正規の働き方が広がれば、零れた人を救済するため国の社会保障負担は膨大となり、韓国型の脆弱な経済構造となるでしょう。非正規を望む人もいるのは事実ですが、それは安定収入の夫がいる家庭など、条件が限定される話です。今、日本で最大に問題なのは、働き方を雇用の側からしか決めていない、という状況であって労働者側から選べないことなのです。

安倍首相の年頭会見でも、首を傾げるのは「15年もつづいたデフレで自信を失い…」という点です。想像力不足なのか、どうしてそうなるのか分かりませんが、さしずめ今は「値上げで国民の心が萎縮し…」となるのでしょうか。デフレは需要不足により引き起こされるものであり、将来に亘って生活が安定し、賃金が上がっていく自信があれば、消費も旺盛になります。その自信がもてないから、今は消費が減退しているのであって、インフレになれば自信をとりもどす、ということでもありません。これは原因と帰結がまったく逆のことを語っていることになります。

改革断行国会だそうですが、先の総選挙で示されたように、自民は支持母体に頼らなければ選挙に勝てません。浮動票がまったく自民に投票しなくなったからです。よって6月には成長戦略を示す、としますが、それも期待薄です。2年間で何もできていないことに、誰も期待はしないように、安倍政権が改革できる、とは誰も考えていません。支持母体、既得権益を崩すことなど、自民を壊す覚悟がないととてもできません。改革断交、改革とは無縁の政権運営にならざるを得ない、というのが本音であって、女性活躍法案を廃案にしたように、この政権は政局第一、と今後はみなされることが確実です。改革談合なら、既得権益をさらに肥え太らせるだけなのでしょう。

戦後70年で新たな談話発表に意欲をみせますが、天皇陛下のご感想が出されています。その中で『満州事変』にふれていますが、不遜にしてその心を推し量れば、戦争は些細なことや、数名の人物の思惑などをきっかけとして始まってしまう、努々慎重に…ということだと考えます。これを政局にするのは誤りで、それこそ天皇陛下が最大に配慮された、政治に関与しない範囲のお心を踏みにじるものですが、安倍政権がすすめる安全保障政策などには痛手となるはずです。

「世界の平和と安定のために貢献…」とも述べますが、そこに戦争へと巻きこまれる火種があります。今は中短距離ミサイルの精度が上がり、新興国でさえ装備している時代です。どこにいても撃ち返さない軍隊は、的でしかありません。撃ち返せば戦争となり、日本は否応なく再び災禍に襲われるかもしれない。『貢献』という耳ざわりのいい言葉で誤魔化してはいけません。

安倍氏は未年は『味』であり、果実に味がついてきた…という意味のことを述べていますが、ニュアンスが若干異なります。『滋味』が加わる、即ち熟れることであり、食べごろであると同時に陰気がのび、陽気が退く年とされます。つまり全国津々浦々どころか、ここで恩恵をうけられないようなら、もうその効果は届かない、と覚悟した方がいい。デフレで自信をなくすのではなく、安倍ノミクスに自信を失いかけている今、暴風で実が落ちる恐れの方が強まっているのでしょうね。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/516.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「金がすべて、の一角が崩れた。沖縄がカジノ誘致を見送り。:兵頭正俊氏」
「金がすべて、の一角が崩れた。沖縄がカジノ誘致を見送り。:兵頭正俊氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16284.html
2015/1/6 晴耕雨読


https://twitter.com/hyodo_masatoshi

現在の自公政権は、何でも趣味で決められる。

しかし、その権力の集中が、逆にもろさを生む。

もともと全有権者の4人にひとりの支持で作られた少数支配の政権である。

集団的自衛権行使のような、決定的な重要政策は、決めた後に、大きな混乱と反発を招く。

多数派の怒りを招くのだ。


沖縄がカジノ誘致見送りを決めた。

理由は、「好調な観光に影響」と。

これは翁長雄志県政の英断である。

金になるからと、何でもやらない方がいい。

カジノは、要は1%(胴元)が儲けて、99%が損する仕組み。

ギャンブルの街になり、沖縄の空気を変える。

基地が固定化する。

金のためなら国家の品格を捨てる。

原発を売り、兵器を売る。

年金を株に投入し、カジノを作る。

金がすべて、の一角が崩れた。

沖縄がカジノ誘致を見送り。

翁長知事は、「自然や歴史、伝統文化などソフトパワーにけん引される好調な観光産業に影響を及ぼしかねない。ギャンブル依存も懸念される」と。

金儲けのためなら何でもやる。

この卑しい政治に翁長知事は一石を投じた。

政治家は品格ある国作り、街作りを目指すべきだ。

未来への想像力をもたなければダメだ。

カジノは、沖縄のすべてを変えるほどの影響力をもつ。

沖縄のよき伝統を根こそぎ破壊しますよ。

次世代の党が、終焉か。

一番深刻なのは、まだ安倍政権に是々非々とかいっているところ。

先の衆議院選挙で生き残ったのは、平沼赳夫と園田博之だけ。

所属衆院議員は20人から2人に激減。

敗因は、ふたつの極右は要らないということ。

自民党が極右になったので、次世代の存在理由はなくなったのだ。

喉に餅を詰まらせて9人が死亡というニュースが、外国にも流れている。

日本から、年寄りの料理を別仕立てにする風習が消えてしまった。

若い夫婦が、自分好みに料理を作る。

祖父母の好みはもちろん、年齢による気遣いをしない。

総じて優しさが、政府からも国民からも消えてしまった。


http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/517.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「定常経済・相互扶助社会は「夢想」ではなくて、歴史の必然的帰結です:内田樹氏」
「定常経済・相互扶助社会は「夢想」ではなくて、歴史の必然的帰結です:内田樹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16285.html
2015/1/6 晴耕雨読


https://twitter.com/levinassien

昨日平川君と話したのは、経済成長の終わりと定常経済への移行は経済の自然過程であるという話でした。

別に日本だけが特別であるわけではなく、いずれすべての資本主義国で成長が止まる。

人々がそれを恐れているのは、そのあとは国民資源の「フェアな再分配」の仕組みを作らなければいけないからです。

「パイ」が増大しているときは再分配の方法がどれほどアンフェアでも、人はあまり気にしません。

自分の「パイ」も増えているからです。

でも、「パイ」の増大が止まったとき、あるいは縮減してくるとき、分配方法のアンフェアに対しての視線はいきなり厳しいものになります。

そのとき社会的混乱を引き起こさないためには「パイ」が大きいうちに「フェアな再分配」の仕組みについて衆知を集めてプランを立てておくべきだったのです。

でも、久しく「パイの増大」以外に解はないと思い込んでいたので、「社会的安定をもたらす再分配方法」については誰も、何もアイディアがない。

アベノミクスというのは「資源の再分配のアンフェアネスを徹底的に進めることでパイを大きくする」方策です。

成長が止まったとたんに社会的混乱が起きるように意図的に作り込んである。

だから成長する以外に社会的安定の道がない。

カオスを忌避するなら経済成長の夢にすがりつくしかない。

平川君との暫定的結論は「再分配のための社会の仕組み」を政治が構想できない以上、とりあえず市民レベルで再分配をはかるしかないだろうということでした。

そして、すでに多くの人々が自力で相互支援の仕組みを作り出そうとし始めています。

その動きが同時多発的であり、かつ主導的な理論も組織も持たない運動であることに、僕は希望を感じます。

イデオロギーではなく、身体実感をベースにして手作りされる運動の方がずっと持続力も創発性も豊だからです。

凱風館はいま「雇用の創出」、「生きるための技術の伝授」、「相互扶助相互支援のネットワーク形成」をめざして動いていますが、それは19世紀の「空想的社会主義者」の夢想に近いものかもしれません。

「一挙にかつ根源的に世界を変える構想以外は無意味だ」という批判に今度は抵抗してみたい。

凱風館に似た相互扶助ネットワークはいま日本中のあちこちで、さまざまなサイズ、さまざまな形態で形成されつつあります。

いくつかの運動体との出会いから、僕はその手応えを感じています。

格差の拡大による若年層の急激な貧困化はこの流れを加速させてゆくことになるでしょう。

定常経済・相互扶助社会は「夢想」ではなくて、歴史の必然的帰結です。

意図的に創り出さなくても、自然にそうなります。

この企ての合理性が理解できない人たちは「弱者を支援するために作られた組織」の方が「勝者が総取りする組織」よりも淘汰圧に強いということを知らないのでしょう。

ピョートル・クロポトキンの『相互扶助論』をぜひお手に取って頂きたいと思います。

クロポトキンは相互扶助する種はそうしない種よりも生き延びる確率が高いという生物学的視点からアナーキズムを基礎づけようとしました。

なぜアナーキズムが弾圧されたのか、その理由が読むと分かります。

国家による「天上的介入」抜きで市民社会に公正と正義を打ち立てることができるような個人の市民的成熟をアナーキズムは求めました。

「公正で雅量ある国家」を建設するより前に、まずその担い手たる「公正で雅量ある市民」を建設しようとしたことに国家は嫉妬したのです。



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/518.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍首相が嫌韓反中、在特会を持ち上げるヘイト出版社の本を大量購入!(リテラ)
ネトウヨ御用達の雑誌とそれに登場する日本の首相(左/「ジャパニズム」(青林堂)15号 右/同5号)


安倍首相が嫌韓反中、在特会を持ち上げるヘイト出版社の本を大量購入!
http://lite-ra.com/2015/01/post-764.html
2015.01.05. リテラ


 安倍首相がヘイト出版社のヘイト本を大量購入していた──。へイト団体やレイシストとの関係がさんざん取沙汰されてきた安倍晋三首相に、こんな新たな疑惑がもちあがっている。年明け、ネット上に安倍首相の政治団体「晋和会」の2011年度政治資金収支報告書がアップされたのだが、そこに以下のような書籍購入記録が記載されていたのだ。

「(株)産業経済新聞社 716,320円 H23/3/30」
「(株)産業経済新聞社 355,200 円 H23/12/27」
「ワック(株) 436,590円 H23/6/20」
「ワック(株) 405,405円 H23/10/21」
「(株)青林堂  195,930円 H23/7/19」

 3社あわせて210万9千445円。この年の書籍費合計が約222万円なので、9割以上を占めることになる。本サイトも総務省のホームページで公開されている収支報告書を確認したが、これは間違いなく公的な記録だ。なぜ、特定の出版社からだけ、かくも大量に書籍を直接購入しているのか。しかも、問題なのはその出版社の顔ぶれだ。

 まあ、産経新聞社は新聞、雑誌の「正論」ともに超タカ派路線をとっており、これまで一貫して安倍首相の応援団的役割を演じてきたので、今さら説明の必要はないだろう。しかし、残りの2つの出版社については、正直、驚きを禁じ得ない。

 たとえば、ワックは花田紀凱が編集長をつとめる「WiLL」の発行元だが、この「WiLL」は侵略戦争肯定や従軍慰安婦否定などの歴史修正主義的主張だけでなく、ヘイトスピーチまがいの嫌韓・反中記事を毎号のように掲載している極右雑誌なのだ。たとえば、毎号の見出しにはこんな吐き気をもよおすような文言がズラリと並んでいる。

「哀れな三等国、韓国!」「世界中で嫌われる韓国人とシナ人」「恥知らぬ韓国とは国交断絶」「韓国人は世界一の嘘吐き民族だ!」「何と哀れな国民か 韓国人でなくてよかった」「韓国こそ世界一の売春輸出大国だ」「去勢しないと性犯罪を抑えられない国」……。

 雑誌だけではない。単行本や新書も嫌韓・反中本のオンパレードだ。

『醜いが、目をそらすな、隣国・韓国!』(古田博司)、『ほんとうは、「日韓併合」が韓国を救った!』(松木國俊)、『あの「中国の狂気」は、どこから来るのか』(金文学)、『「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!』(馬淵睦夫)、『虚言と虚飾の国・韓国』(呉善花)……。

 ワック以上にすごいのは、青林堂だ。昨年秋、韓国人や中国人へのジェノサイドまでを主張するヘイト団体・在特会の桜井誠と、大阪市長・橋下徹の面談がテレビ放映され、その際に桜井の著書『大嫌韓時代』が大写しされていたが、青林堂はこの『大嫌韓時代』の発行元なのである。

 いや、同書だけではない。同じく桜井の著書『在特会とは「在日特権を許さない市民の会」の省略です!』をはじめ、青林堂は在特会関係者やレイシストの書籍を次々に出版している。

「「反日日本人」による「反日外国人」のための優遇政策が進行中」というコピーが大書された在特会のイデオローグ・村田春樹の著書「『日本乗っ取りはまず地方から! 恐るべき自治基本条例!』、在特会元事務局長で「慰安婦は捏造」と訴え続ける「なでしこアクション」代表・山本優美子の『女性が守る日本の誇り 「慰安婦問題」の真実を訴えるなでしこ活動記録』、そして慰安婦像に紙袋をかぶせる差別的パフォーマンスで大顰蹙を買っているトニー・ラマーノの『テキサス親父の「怒れ!罠にかかった日本人」』……。

 また、同社は2011年に「ジャパニズム」(隔月刊)という極右雑誌を創刊しているのだが、この雑誌でも、「中国・コリアに蹂躙される日本社会」「今こそ中・韓の謀略に止めを刺そう!」「日本の敵 中国と韓国」「在日コリアンと犯罪」などの嫌韓・反中記事に加え、在特会・桜井誠をインタビューに対談に、毎号のように登場させている。

「桜井誠氏インタビュー 在特会の真実を、今こそ激白!」(13年10月)
「在特会、京都裁判の真相!」(13年12月)
「「韓国」「在日」と対峙してきた八年間 国民世論を変えた「行動する保守運動」が次に目指すもの」(14年4月)
「桜井誠会長 『嫌韓』が多数派となる『大嫌韓時代』の到来」(14年10月)

 いわば、青林堂は在特会やヘイト勢力のPR出版社といってもいい存在なのだ。そして、安倍首相はこういった出版社から書籍を大量購入していたというわけである。だとすると、安倍首相はこういう差別と陰謀論丸出しのヘイト本をむさぼり読んで、「そうだ! 嘘つきチョンはぶち殺せ!」「韓国の女はみんな売春婦だ!」などと叫んでいたのだろうか。

 まあ、安倍首相の嗜好や教養のなさを考えれば、その可能性もゼロではないが、しかし、たんに自分が読むためだけにしては金額が大きすぎる。しかも、出版社から直接買ったというのも不自然だ。そのへんを考えると、もっと蓋然性の高い購入理由が考えられる。それは、自分のPRのためのまとめ買いだ。

 安倍の政治団体が書籍を大量購入した2011年というのは、腹痛で首相の座を放り出し、謹慎状態だった安倍が東日本大震災の混乱に乗じて、政権返り咲きのために政治活動を再開、再びメディアに露出し始めた時期である。

 そんな中で大々的に安倍のことを取り上げたのがこの3社が発行する雑誌だった。産経新聞社の「正論」は11年3月号で、安倍と下村博文現文科相との対談「教育改革の後退を許すな」をはじめ、安倍待望論を何回も掲載している。

「WiLL」も11年7月号で「震災復興 私ならこうやる」という安倍のインタビュー、そして政治評論家・三宅久之の「安倍晋三元総理 再登板待望論」を掲載。11年11月号でも、「正気ですか? 野田さん!」というタイトルで野田批判を語らせている。

 そして、2011年6月に発売された「ジャパニズム02」にも 「安倍晋三の逆襲…元内閣総理大臣 安倍晋三」と題されたインタビュー記事が堂々と掲載されている。

 おそらく、安倍事務所はこうした自分のインタビューや称賛記事が掲載された雑誌を大量購入して、支持者や関係企業に配りまくったのではないだろうか。

 しかしだとすれば、たんにヘイト本を大量購入したというより、もっと悪質といえるだろう。安倍はこれまで雑誌に対しては必ず自身の味方になるメディア、自身の思想と合致するメディアだけを選別し、インタビューに応じてきた。つまり、安倍はこんなヘイトスピーチまがいの中国・韓国差別を叫び、在特会をPRするような出版社を支持し、自分のインタビューを発信する場所にふさわしいと考えていたということだ。

 しかも、まとめ買いという事実を考えると、両者の間にはもっと深い関係があることも考えられる。政治家のインタビューというのは、もともとまとめ買いを約束した上で、政治家と出版社が組んで仕掛けることが多い。安倍は当時からヘイト出版社と一体化していた可能性も十分あるだろう。
 
 安倍首相は昨年秋、国会で在特会元幹部とのツーショット写真について追及を受けた際、「極めて失礼だ‼ 何の証拠で在特会と親しいと言ってるんだ!?」と逆ギレしていたが、こうした過去のメディアとのつきあい方を見れば、少なくとも在特会的な排外思想をよしとしてきたことは言い逃れできない事実だろう。

 そして、ヘイト出版社の扱いを見れば、安倍晋三という政治家が、桜井誠と同種の“ネトウヨスター”であることもよくわかるというものだ。

(エンジョウトオル)



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/519.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 安倍首相は、マスコミ、業界への影響力を頻繁に行使しているが、それは本来不公正なものである。(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201501/article_6.html
2015/01/05 23:28

先日、生活に入党した山本太郎氏が、安倍首相が度々マスコミの論人と会食していることについて、国会へ質問主意書を提出した。この記事は結構大きな反響があった。なぜ、反響があったかというと、国のトップが、マスコミ各社の編集委員、解説委員らと私的な会食をすることは、不公正な行為と感じているからである。ただ、変な行動と思いながら、それを誰も言えないもどかしさがあったのだが、山本氏が「変だ」と質問してくれたことに、拍手喝采をしたと思われる。


『生活の山本氏が、安倍首相とマスコミ論人との会食について国会質問主意書を提出
 http://31634308.at.webry.info/201412/article_28.html


それと同じように、首相が経済界の代表である榊原経団連会長らと私的なゴルフをすることも、考えてみれば変な行為である。これが首相でなくて、知事や市長が経済界のトップと私的なゴルフなどをすると、マスコミに関係を勘ぐられて、週刊誌ネタ、新聞記事ネタになりかねない。


特に、安倍首相になってから、やたら私的な会食や私的な集まりが多い。それも、それぞれの業界で影響力を持った人達との会合を行っている。決して、影響力の無い一般人との会食などはしない。またこのような会合は、一方的なものでもない。お互いに何かメリットがないと動かない。首相は企業に賃上げを要求したかもしれないが、業界からは法人税の低減、非正規社員の増加などを要求されたのかもしれない。いずれにしても、このような光景を見せられるのは不愉快である。


安倍首相:神奈川で榊原経団連会長らとゴルフ
http://mainichi.jp/select/news/20150104k0000m010024000c.html

毎日新聞 2015年01月03日 18時58分(最終更新 01月03日 20時04分)
 安倍晋三首相は3日、神奈川県茅ケ崎市のゴルフ場で、経団連の榊原定征会長、御手洗冨士夫名誉会長らとプレーした。首相は記者団から今年の抱負を聞かれ「今日の天気のように晴れ渡った1年にしたい」と語った。
 首相は経済界に繰り返し賃上げを要請しており、記者団から「今年も賃上げが実現できそうか」と問われると、榊原氏らの方を向いて「皆さんに聞いて」と笑顔でかわした。首相がゴルフをするのは昨年12月21日に同コースを訪れて以来。【高橋克哉】



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/520.html

記事 [政治・選挙・NHK177] TPP反対を掲げた農業組合、自民党が事実上の廃止の方針を打ち出す!JA全中の農協指導権「全廃」案を提示!
TPP反対を掲げた農業組合、自民党が事実上の廃止の方針を打ち出す!JA全中の農協指導権「全廃」案を提示!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5062.html
2015/01/05 Mon. 22:30:09 真実を探すブログ



政府が全国農業協同組合中央会(JA全中)の指導・監査などの権限を3年で全廃して任意団体に転換させる方針を固めました。
報道記事によると、政府は今月に始まる通常国会に農業協同組合法改正案を提出し、その中にJA全中の権限全廃を盛り込むとのことです。JA全中は全国の農業組合を束ねて動いている組織で、数年前からTPP反対運動に力を入れていました。


「JAグループ内でのJA全中の強制力をなくし、地域農協や農家が農産物の価格やサービス、流通経路を自由に競い合えるようにする」と政府は主張していますが、強い力を持った農協が消滅することで、日本の農業組合として海外と戦うことが難しくなる可能性が浮上しています。


安倍政権は農業の開放や自由化一挙に行いましたが、昨年はその影響で米の価格が過去最低クラスの値まで暴落してしまいました。そもそも、JAは農家に損失が発生しないように需要と供給のバランス調整などもやっていたわけで、これを無くして価格を完全自由化してしまうと、潰れる農家が続出することになるかもしれません。


また、TPPなどで海外勢力が入って来ても太刀打ちすることが出来ず、日本の農業が蹂躙されてしまうことになるでしょう。中国みたいに基準値なんて無視して大量の農薬などを使う事もあり得ますし、遺伝子組み換え作物なども押し寄せて来てしまいます。


↓昨年に行われたJA全中のTPP反対運動





☆JA全中の農協指導権を全廃へ 農協法改正案(15/01/04)


☆TPP重要5項目の順守求め JA全中が緊急集会(14/05/14)


☆JA全中の農協指導権「全廃」案 政府、任意団体に
URL http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS30H5V_T00C15A1MM8000/
引用:
 政府は今月始まる通常国会に提出する農業協同組合法改正案の骨格を固めた。全国の農協組織を束ねる全国農業協同組合中央会(JA全中)の指導・監査などの権限を3年で全廃して任意団体に転換する。JAグループ内でのJA全中の強制力をなくし、地域農協や農家が農産物の価格やサービス、流通経路を自由に競い合えるようにする。消費者も安価で魅力的な国産品を買える可能性が高まる。
:引用終了


☆全国農業協同組合中央会
URL http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E5%8D%94%E5%90%8C%E7%B5%84%E5%90%88%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E4%BC%9A
引用:
各JA・連合会の総合指導・農業政策の取り組みなど、JAグループを通じて、日本の農業の推進を行っている。組織は1954年(昭和29年)に設立。1955年(昭和30年)に全国指導農業協同組合連合会に替わって国際協同組合同盟(ICA)に加盟した。
:引用終了


☆全国共済農業協同組合連合会
URL http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%85%B1%E6%B8%88%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E5%8D%94%E5%90%8C%E7%B5%84%E5%90%88%E9%80%A3%E5%90%88%E4%BC%9A
引用:
全国共済農業協同組合連合会(ぜんこくきょうさいのうぎょうきょうどうくみあいれんごうかい、略称:全共連、愛称:JA共済連)は、生損兼営の保険機構である。根拠法は農業協同組合法であり、JAグループにおいて共済事業(JA共済)を行っている。
活動内容 共済契約の引受・資産運用
基本財産 50兆6,909億円
従業員数 6,239人
会員数 855団体
子団体 52社
:引用終了


☆組織概要 農林中央金庫の歴史
URL http://www.nochubank.or.jp/about/profile.html
引用:
概要
名称
農林中央金庫(英文名称:The Norinchukin Bank)


根拠法
農林中央金庫法(平成13年法律第93号)


設立年月日
大正12年12月20日(1923.12.20)


経営管理委員会会長
萬歳 章(ばんざい あきら)


代表理事理事長
河野 良雄(こうの よしお)


資本金
3兆4,259億円(平成25年9月30日現在)
※出資は、会員および優先出資者から受け入れております。


連結総資産額
82兆9,725億円(平成25年9月30日現在)
:引用終了




http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/521.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 民主・岡田はカエルコレクター…政治家の意外な素顔(DMMニュース)
          軍オタ&鉄オタの石破氏(画像は公式ブログより)


民主・岡田はカエルコレクター…政治家の意外な素顔
http://dmm-news.com/article/905300/
2015.01.05 11:50 DMMニュース


「なんだか、帰ってきたという感じがする」

 衆議院選挙の最終日に当たる12月13日、自民党の麻生太郎財務大臣は東京・秋葉原に姿を現すと開口一番にそう切り出した。

 麻生大臣は2009年に総理大臣に就任したが、その際に『週刊少年ジャンプ』を毎週愛読していることが紹介された。好きなマンガは、『ゴルゴ13』。そんなマンガ好きが秋葉原のオタク層をがっちり掴んだ。冒頭の発言はマンガ好きの麻生をアピールする狙いもあるが、秋葉原に櫛比するオタクから支持を得ている現れでもある。

 麻生太郎財務大臣のマンガ好きは有名だが、それを上回るオタクな国会議員が何人もいる。

■国会議員はオタクの巣窟だった!?

 オタク議員としてもっとも有名なのは石破茂地方創生担当大臣だろう。議員会館をはじめ事務所には戦車や戦闘機のプラモデルが並ぶ。れっきとした軍オタである。

 石破大臣はミリタリーだけでは鉄道にも造詣が深い。週末、地元・鳥取に戻る際は飛行機を使わずに寝台列車に乗車することも頻繁にある。また、地方創生担当大臣に就任する前は幹事長という自民党の要職にあり、全国を飛び回る日々を送っていた。

 当時、寝台列車「あけぼの」が廃止されることが決定し、石破幹事長(当時)はスケジュールがタイトであるにも関わらず、公務日程を調整してわざわざ寝台列車「あけぼの」の乗り納めまでしている。

 石破大臣のほかにも国会議員には鉄道好きが山ほどいる。東の横綱が石破大臣であるならば、西の横綱は民主党の前原誠司元国土交通大臣だろう。

 国土交通大臣就任直後、前原議員は秩父鉄道を視察した。その際、機関士の制服を喜んでまとい、率先して機関車に乗り込んだ。そのときの前原議員は、鉄道少年の夢が叶ったような満面の笑顔をしていた。

 前原議員は新婚旅行先で北海道を訪れているが、そのときも半ば新婦そっちのけで北海道を走るSL撮影に興じたといわれる。鉄道雑誌にもSLの写真を投稿するほどの生粋の鉄道マニアなのだ。

 こうしたオタを発揮するのは、ベテラン議員よりも若手議員の方が多い。民主党・津村啓介議員は“モノノフ“を公言し、前原議員や枝野幸男幹事長にモモクロを紹介するなどして、”布教活動“にも余念がない。ちなみに、津村議員は「箱推し」なのだそうだ。

 自民党の若手議員ナンバーワンは、自民党のネット戦略を担当している平将明議員だ。平議員は外食チェーン「なか卯」好きとして知られ、なか卯で食事をしたことをブログでたびたび報告している。一説には、平議員を中心とした「なか卯議連」を発足させようとしたこともあったとの情報があり、それを裏付けるかのように自民党議員がなか卯で食事した後は平議員に報告する義務が課せられているというジョークまで流布した。

 ほかにも、鳩山邦夫元法務大臣の蝶の採集や岡田克也元外務大臣のカエルグッズコレクションなど、“お堅い職業”というイメージがつきまとう政治家に不似合いな趣味を持つ議員は少なくない。いや、単に有権者に知られていないだけで、政治家だって四六時中政に没頭しているわけではない。一般市民と同じような趣味を持っていると考えるのが一般的だろう。

 こうした趣味について、政治家は積極的に話したがらない。そこには、政治家は真面目で堅実であるべしという世間の目があるからだ。しかし、時代は変わった。オタク趣味を全開にする堅苦しくない議員は増えつつある。

 今回の衆議院選挙で当選した議員や落選した候補者のブログやツイッターなどをチェックしてみたら、意外な趣味や特技を持っていることがわかるかもしれない。議員の横顔を少しでも知れば、もっと政治を身近に感じられるだろう。

(文/小川裕夫)



http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/522.html

記事 [政治・選挙・NHK177] 「「米英を 消して明るい 世界地図」夜郎自大の暴走は人を殺す。:山崎 雅弘氏」
「「米英を 消して明るい 世界地図」夜郎自大の暴走は人を殺す。:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16286.html
2015/1/6 晴耕雨読


https://twitter.com/mas__yamazaki

歴史問題でアジアと欧州を比べてみよう。

欧州では主な戦争記念日にかつての兵士たちが一同に会し、戦死者たちを追悼している。

ところがアジアの人々は、いまだに互いの戦争責任を追及し合っている(WSJ)http://on.wsj.com/1wPbbIx

こんな本が出ていたのか。

里中哲彦『黙って働き 笑って納税 戦時国策スローガン傑作100選』(現代書館)http://bit.ly/1Dn3z5P

「任務は重く 命は軽く」

「金は政府へ 身は大君へ」

「国のためなら 愛児も金も」とか、サラ川でなくリアルな国策だという現実に圧倒される。

「りつぱな戦死とゑがほ(笑顔)の老母」

「空へ この子も捧げよう」

「権利は捨てても 義務は捨てるな」

知らない世代が増えたかもしれないが、息子が戦死しても母親が人前で泣いてはならず、逆に「お国の為に役立てて良かった」と喜ぶことを強いられた時代が、数十年前の日本で現実にあった。

「米英を 消して明るい 世界地図」

この「米英」を近隣の二国に置き換えれば、そのまま現代日本の一部で狂躁的に繰り返される言動になる。

この種の標語で思考の傲慢さがエスカレートし、子供じみた「威勢の良さ」に酔っている間に、国が焦土と化して人々が死んだ。

夜郎自大の暴走は人を殺す。

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http://on.wsj.com/1wPbbIx

【オピニオン】日中韓の歴史問題、今年が正念場―第2次大戦終結70年

MICHAEL AUSLIN
原文(英語)
2015 年 1 月 3 日 16:51 JST

中国の習近平国家主席(12月、南京) johannes eisele/Agence France-Presse/Getty Images

 今年は第2次世界大戦の終結から70年の節目の年となる。世界の大半では、記憶から薄れゆく戦争を振り返る好機となることだろう。ところがアジアでは、戦争の歴史は今も生きている。それゆえに、2015年は困難な年になるかもしれない。

 戦後70周年を迎えるタイミングは、アジア地域の大国同士――中国、日本、韓国――の関係がここ数年間で最も険悪な時期と重なってしまった。アジア地域ではめったに見られないような政治的手腕が発揮されないと、暴動や意図せぬ衝突が起こる可能性も否定できない。

 そうした不幸な出来事が起きるとすれば、それは3カ国それぞれにまかれた積年の反感、不信感、恨みの種の結実と言えるだろう。この3国間にはまだ解決できていない領土問題があることから、国家主義的な感情の高まりは大惨事の原因になり得る。特に中国と韓国の両国と反目している日本国民には懸念すべき理由がある。

 まずは歴史問題でアジアと欧州を比べてみよう。欧州では主な戦争記念日にかつての兵士たちが一同に会し、戦死者たちを追悼している。ところがアジアの人々は、いまだに互いの戦争責任を追及し合っている。70周年は許しと和解のチャンスにもなり得るが、激しい批判や反日感情の爆発につながる可能性の方が高い。

 中国の習近平国家主席は昨年12月、初となった南京事件国家追悼式典に参加することで、2015年の基本姿勢を示した。中国はこの日を含め、日中戦争に関連して新たに3つの国民の休日を制定した。中国の政府高官たちは対立の歴史を乗り越えようとせず、それを国家主義的な誇りの中心に据え、自国民に今日の日本を事実上の敵国と思わせようとしている。

 日本からの挑発的な発言は中国の国家主義的な指導部の追い風になった。一例が、物議を醸した2013年の安倍首相の「侵略という定義は学界的にも、国際的にも定まっていない」という発言である。南京大虐殺その他の虐殺が起きたこと自体を否定する日本の国家主義者たち、戦争犯罪に関する過去の日本政府の謝罪が訂正されるかもしれないという同国政府当局者の曖昧な発言は火に油を注いだ。

 特に冷え込んでいるのが日韓関係で、戦時中の「従軍慰安婦」問題は、最も基本的な水準を除く両国政府高官による協力の主な障害となっている。

 戦後70年が経過しようとしている今も東アジアという地域は歴史に捕らわれており、永続的な憎悪のようなものに陥りかけている。そうした状況は中国と韓国で実施された世論調査でも裏付けられた。両国の国民は民主国家である日本を最大の脅威と位置付けている。

 こうした冷え込んだ関係だけでも懸念に値するが、国家主義的な感情がこの地域の海にまで流出する恐れもある。東シナ海では、日本による尖閣諸島の実効支配に中国が積極的に反論している。日本海の竹島については、日本政府と韓国政府のあいだで領有権をめぐる見解が食い違ったままだ。両国の船舶の衝突といった小さな事件でさえ、あっという間に手に負えない事態に発展しかねない。

 戦後70周年となる今年に必要なのは、東アジアにこれまでなかったような政治的手腕である。3カ国のリーダーは、感情を落ち着かせ、将来に目を向ける上で、それぞれが重要な役割を果たすことができる。

 米国政府の腹を探ってきた安倍政権は、戦争に対してこれまでで最も包括的な謝罪を行うことを検討すべきである。安倍首相はすべての関係国が知る具体的な事実を挙げ、日本の戦争犯罪をはっきりと認めることで、新たな時代を切り開くことができる。そのあとで、アジアにおける協力関係と市民社会を強化するための大胆な計画に軸足を移せばいいのだ。

 習主席は、中国政府の外部の世界に対する疑念を脇に追いやり、リベラルで民主的な日本はアジアの平和の脅威ではないということを認めて、ニクソンの電撃訪中のような方針転換を図ることができる。そのあとで協力の新たな時代を約束すれば、日本政府も即座にこれに報いるはずだ。

 一方、韓国の朴槿恵大統領は、リベラルな価値観を共有できる日本をアジアにおける最も緊密なパートナーとして受け入れ、北朝鮮への対応から日米韓3カ国同盟の活動まで、さまざまな問題における実質的な協力を確約すべきだろう。

 こうしたことすべてが必要だが、いずれも実現する可能性は低い。必要とされているリーダーシップが発揮されなければ、反日暴動が勃発したり、海洋事故が地域の危機に発展したりしたとしても全くおかしくない状況にある。憎悪という感情の種は、長くかかったとしてもいずれは苦い果実を実らせてしまうものだ。

 その一方で、東アジアの主要国が今年をうまく乗り切ることができれば、より協力的で安定的な未来が待っているという合図になりそうだ。

(筆者のマイケル・オースリン氏はアメリカン・エンタープライズ研究所の日本部長で、ウォール・ストリート・ジャーナルのコラムニストでもある)


http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/523.html

   

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