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2015年8月08日00時01分 〜
記事 [政治・選挙・NHK190] 「どんなに証拠やデータを積み上げても、「総理が言ってるんだ」で全てが終了w:kazukazu88氏」
「どんなに証拠やデータを積み上げても、「総理が言ってるんだ」で全てが終了w:kazukazu88氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18045.html
2015/8/8 晴耕雨読


https://twitter.com/kazukazu881

>立川談志の名言・格言_bot 馬鹿はとなりの火事より怖い


つい、この画像とともにw 



2015 08 07 衆議院予算委員会


>キャオ youtu.be/JZMXF1bjUVg#t=145m39s … 安倍総理「私は総理大臣として『あり得ない』と言ってるんですから、間違いありませんよ、それは。総理大臣として、それは間違いないということを言ってるわけですから。」

そもそも、政府のトップが過ちをおかすという発想がないとんでもないバカか、国会や有権者の前で堂々と嘘をつくとんでもない政治家(ナチスの手口)が総理をやっているかどっちかなんだろうな。


どっちにしろ、そりゃ憲法をないがしろにするだろうと納得してしまうのがなんとも。


それにしても「総理大臣として言っているんだから間違いない」って論法、これ以降は一切議論が成立しないよなw


どんなに証拠やデータを積み上げても、「総理が言ってるんだ」で全てが終了w


小保方ではなく、安倍総理に「STAP細胞あります。


総理大臣として言っているので間違いありません」って言ってもらえれば、全てが丸く収まったのになw


>SEALDs 小西議員の持ってきたパネル。 解釈改憲の根拠とされている見解を発表した人が、集団的自衛権が合憲だなんて、いかに読んでも読みきれない、と。 #本当に止める






>キャオ 〜戦後70年談話〜 現段階では「侵略」という表現を踏襲せず、直接的には用いない方向で調整中。 安倍総理は、報告書に明記された「侵略」という言葉に対し、2人の委員から異議が出ていたことを挙げ、踏襲しないことを滲ませた。






いつも論理の斜め上を行くなw


>deepthroat 朝日◆首相、核兵器輸送「120%あり得ない」 予算委で強調 http://t.co/oYiltIBQf7「首相は「国是として非核三原則を表明している。国是の上に法律を運用しているのは当然だ」と述べ、法律で禁止する必要はないとした」

国是として表明すれば法で禁止しなくても十分だとすれば、殺人も国是で反対するとして法で禁止する必要なくね?納税も国是にして、脱税を法の禁止から外せばいいんじゃないかと(棒)


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/309.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 夜回り先生、武藤貴也議員のSEALDs批判に反論(Huffington Post)
(左)水谷修さん=2010年08月23日、シンポジウム「自殺予防のためにできること」で講演。東京・九段会館、(右)武藤貴也氏 2014年11月30日撮影 | 時事通信社


夜回り先生、武藤貴也議員のSEALDs批判に反論
http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/07/mizutani-osamu-muto-takaya_n_7954302.html
2015年08月07日 18時58分  The Huffington Post


自民党の武藤貴也・衆院議員(36)が安保法案に反対する学生グループSEALDsを「利己的個人主義」などとツイートした問題で、子供たちの非行防止に取り組み「夜回り先生」として知られる元高校教諭の水谷修さんが「完全に武藤衆議院議員が間違っています」と反論した。

水谷さんは8月4日、公式ブログで国会議員らとともに故・菅原文太さんと食事をした時のエピソードを紹介。議員の一人が尖閣諸島に不法侵入した中国船について「法律を改正し、自衛隊を送り、武力を持ってしても、中国船舶を追い返し、国土を守らなくてはいけない。これでは、日本の名誉が損なわれる」と言ったときの、菅原さんの言葉を次のようにつづった。

「君が、行くのかね。もし、そこで、一発でも銃弾が飛べば、戦争が始まる。そして、自衛官の命が失われる。それでもいいのかね。君に聞きたい。君たち国会議員が、守るのは、国家の名誉なのか、それとも、国民一人ひとりのいのちなのか。君は、何もわかっていないようだ。私は、あの戦争を体験している。どんなことがあっても、二度と戦争はしてはいけない。名誉なんてものは、一度失っても取り戻すことは出来る。でも、いのちは一度失われたら二度と取り戻すことが出来ない」
 
(自民党武藤衆議院議員の発言について|夜回り先生は、今!(水谷修ブログ)より
http://www.mizutaniosamu.com/blog/010diary01/post_361.html
2015/08/04)

水谷さんは学生らが声をあげていることについて「この国の明日と世界平和を深く熟慮している」と評価する一方、「国があって国民があるのではなく、国民があって、はじめて国がある。今、この発想が多くの国会議員のあたまの中から消えている」と、国会議員を批判。国会議員は国の名誉より国民の命を守ることが大事だとの考えを主張した。

水谷さんは武藤議員に対しても「ツィッターでこのように無造作に侮蔑のことばを投げ捨てるのではなく、彼らのところに出向き、彼らの意見をきちんと聞き、また自分の意見もきちんと話すべき」と呼びかけている。


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/311.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 百田節再び「沖縄の2つの新聞はクズ」他の新聞からの批判は「集団的自衛権の行使や」(弁護士ドットコム)
             百田尚樹氏


百田節再び「沖縄の2つの新聞はクズ」他の新聞からの批判は「集団的自衛権の行使や」
http://www.bengo4.com/other/1146/1287/n_3518/
2015年08月07日 23時22分 弁護士ドットコムニュース


自民党の勉強会で「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない」と発言したとして、琉球新報と沖縄タイムスから強い抗議を受けた作家の百田尚樹氏が8月7日、東京都内で開かれた記者会見と集会に出席した。記者会見では、自身の発言について、「8割くらいは冗談だ」と断りながらも、「沖縄の2つの新聞はクズや」と述べるなど、百田節を炸裂させた。


この記者会見と集会は、琉球新報と沖縄タイムスの報道が「偏向している」と批判している団体「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」が主催した。呼びかけ人として、百田氏のほか、ジャーナリストの櫻井よしこ氏や作曲家のすぎやまこういち氏らが名前を連ねている。


●「しゃべっていることの8割は冗談」


百田氏は6月25日に自民党議員が開いた勉強会「文化芸術懇話会」で、「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない」と発言して、物議をかもした。この日の集会に先がけて行われた記者会見で、百田氏は「沖縄の2つの新聞はクズやなと思った」と再び批判を口にしつつ、懇話会の様子を次のように振り返った。


「ある議員から沖縄の世論について聞かれた。そのとき、私は『難しいですね。あの2つの新聞社にめっちゃ頭にきてね。ボクね、琉球タイムス(注:発言そのままです)でしたかね。記事に大きな見出し書かれてね。<百田尚樹また暴言>て。<また暴言>てないやろう。あの2つの新聞から、私は目の敵にされているんで、沖縄の2つの新聞社は本当はつぶさなあかんのですけども』。会場で、どっと笑いが出て終わり。そのあと、勉強会のメンバーと私も含めて、沖縄の新聞社を実際どうするかはという話は一言も出ていない。


それが翌日から、全新聞社から『言論弾圧だ』と。言論弾圧の意味をわかっているのか。沖縄の2つの新聞は直接名指しされているので、怒ってもいいだろうと思うが、それ以外の全新聞が『許さん』と怒った。これ見ていると、『あ、集団的自衛権の行使や』と思った」


さらに百田氏は、「言論弾圧」について、「私の頭のなかでは、国家権力あるいは公的な権力で、言論を弾圧あるいは封鎖する。あるいは、たとえばマフィアのような暴力組織がその言論封鎖する。これが言論弾圧だと思う。名誉毀損だったり、著しく人権を侵害していなかったら問題ない。どこで何を言ようと自由。私は公人でもなんでもない。一民間人、一作家がどこで何を言おうと勝手だ」と語った。


批判一辺倒かと思いきや、「しゃべっていることの8割くらいは冗談」「やっぱり、(沖縄の2つの新聞には)つぶれてもらったら困る」と述べるなど、記者会見で持ち時間とされていた5分を大幅に超えて、20分以上しゃべり続けていた。


琉球新報・沖縄タイムスを正す緊急国民集会



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/312.html

記事 [政治・選挙・NHK190] <数々の妨害ものとせず> SEALDs主催、国会前デモに6000人 「戦争法案廃案!安倍は辞めろ!」コール全開
<数々の妨害ものとせず> SEALDs主催、国会前デモに6000人 「戦争法案廃案!安倍は辞めろ!」コール全開


IWJ Ch4 SEALDs主催 戦争法案に反対する国会前抗議行動 2015.8.7

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http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/313.html
記事 [政治・選挙・NHK190] 戦争板リンク) 邦人を捨てて騙して先に逃走の棄民作戦/安倍・公明党内閣の戦争法案の点と線
(戦争板リンク)
邦人を捨てて騙して先に逃走の棄民作戦/安倍・公明党内閣の戦争法案の点と線(なかにし礼の引き揚げ談から)


軍隊と国が邦人を騙して先に逃走した満洲。上官による棄民作戦のなかに指令があった。岸信介はもっとずっと前にとっとと帰国だったが。

http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/761.html
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/314.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 70年談話「おわび」盛らず 首相が原案 歴史認識継承と明記  日経新聞
 安倍晋三首相は7日夜、都内のホテルで公明党の山口那津男代表らに会い、14日に閣議決定する戦後70年談話の原案を説明した。1995年の「村山談話」や2005年の「小泉談話」に盛り込んだアジア諸国への「おわび」の文言は盛らない。歴代内閣の歴史認識を全体として継承すると明記する。(関連記事政治面に)

 会談には自民党の谷垣禎一幹事長、公明党の井上義久幹事長、菅義偉官房長官が同席した。談話は(1)先の大戦への痛切な反省(2)戦後の平和国家としての歩み(3)未来志向の国際貢献――などが柱になる。

 山口氏は首相に「おわびの心があると相手方に伝わるような誠意ある表現を使うべきだ」と求めた。村山談話などにあった「侵略」という言葉も盛り込むよう主張した。「歴代の歴史認識を継承すると書くだけでは何を継承するか分からない」とも指摘し、首相は「承ります」と述べるにとどめた。

 出席者の一人は「70年談話について、公明党側に会って話をするのは最後だ。これから首相が内容の最終的な判断をする」と述べた。

 首相の私的諮問機関「21世紀構想懇談会」が6日に発表した報告書は日本が「(1931年の)満州事変以後、大陸への侵略を拡大し、無謀な戦争で多くの被害を与えた」「30年代後半から植民地支配が過酷化した」と明記した。一方「おわび」の必要性には言及しなかった。


8月8日 朝刊より
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/315.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 「侵略」踏襲しない方向で調整 首相談話  日本テレビ
 来週発表する戦後70年の首相談話について、安倍首相が過去の村山談話などに盛り込まれた「侵略」との表現を踏襲しない方向で調整していることがわかった。

 談話をめぐっては、現段階で「侵略」との表現を踏襲せず、直接的には用いない方向で調整している。一方、6日、安倍首相に提出された有識者会議の報告書では「侵略」を明記したが、2人の委員からは異議が出ていた。

 7日、安倍首相はこうした点をあげながら、「侵略」との表現を踏襲しないことをにじませた。

 安倍首相「すべての方々が同じ認識に至っていない部分も当然あるわけでございまして。そういうことも含めてですね、私は今回、報告書をしっかりと吟味をしながら、談話にまとめていきたい」

 安倍首相は14日に談話を閣議決定した上で会見する方針。


http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20150807-00000026-nnn-pol
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/316.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 「新国立建設」を管理下に 日本を三流国扱いするIOCの本心(日刊ゲンダイ)
             入札から関わるというバッハIOC会長(右)/(C)日刊ゲンダイ


「新国立建設」を管理下に 日本を三流国扱いするIOCの本心
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162510
2015年8月8日 日刊ゲンダイ


 ホンネでは日本の迷走にアキれているようだ。国際オリンピック委員会(IOC)が、東京五輪のメーンスタジアム・新国立競技場の建設スケジュールに難色を示している。安倍首相の白紙撤回表明により、2020年4月の完成を目指すことになったが、その日程だと、開会式(7月24日)までのリハーサル期間が不足するためだ。

 以上は東京都の舛添要一知事が「IOC関係者から要請があった」と明かした内容で、IOC側は20年1月ごろまでの完成を求めているという。クアラルンプール総会で、IOC委員たちは新国立の計画変更に「理解を示した」と日本メディアは伝えたが、内心は穏やかではないのだろう。日本への内政干渉を気にしてハッキリ言わないが、IOCの本心は総会期間中に、バッハ会長が新国立について語ったコメントからうかがい知れる。

「(新たな計画には)入札の段階から関わっていきたい」「最初から関わることで、他のプロジェクトと同様に調整委員会で監督できる」「性能やコスト管理、工期が保証されるよう関与していく」――要するに新国立の建設計画は今後IOCの管理下に置くぞ、と言いたいのだろう。

 大会組織委の森喜朗会長は、「時間がないので(IOCが)一緒にやらせてくださいという意味だ」と都合よく解釈していたが、「もう、アンタらには任せ切れない」と受け止めた方が自然である。政情不安定国への経済援助じゃあるまいし、入札段階から国際機関に国家プロジェクトを管理されるとは、もはや日本は三流国扱いである。

「東京五輪に向けてIOCのカウンターパートは本来、JOCや大会組織委です。その頭越しに国のトップが突然、スタジアム建設を白紙に戻したうえ、この先は内閣主導で新計画を立てると言い出したわけです。IOCにすれば、ひどく乱暴で非常識な手続きに映ったと思います。IOCの心配も当然ですが、日本政府の建設計画に直接介入すれば内政干渉となって国際ルールに反する。そこで開催都市の首長である舛添知事を“傀儡”にして、今後はIOCの意思を代弁させたいのだと思います」(スポーツライターの工藤健策氏)

 先の総会でもIOC委員から、「新国立の金額を聞いた時に残りの髪が抜け落ちるかと思った」とコケにされたくらいだ。これ以上、世界に恥をさらす前に、この国は潔く五輪開催を返上すべきだ。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/317.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 安倍官邸が怯える8月30日 「安保反対10万人デモ」の破壊力(日刊ゲンダイ)
             先日は高校生たちがデモ行進をした(C)日刊ゲンダイ


安倍官邸が怯える8月30日 「安保反対10万人デモ」の破壊力
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162515
2015年8月8日 日刊ゲンダイ


 安倍周辺が「最後の日曜日」に警戒を強めている。夏休み最後の日曜日(8月30日)、10万人規模の「反安保デモ」が予定されているからだ。もし、10万人が国会を包囲したら、憲法違反の「安保法案」は廃案になっておかしくない。

「安倍官邸はいまからピリピリしています。学生グループ『SEALDs』が毎週金曜日、国会周辺でデモを行っていますが、参加者は2万〜3万人です。10万人が国会周辺に押し寄せたら、革命前夜のような雰囲気になりかねない。台風でもなんでもいいから、デモが中止になって欲しい、というのがホンネです」(官邸事情通)

 実際、首相周辺は、デモを潰そうと必死だ。安倍チルドレンの筆頭、武藤貴也衆院議員(36)は、SEALDsのことを〈利己的な集団〉と誹謗し、自民党の幹部職員は〈チンピラ〉と罵倒している。デモに参加する学生をおとしめることで、これ以上、賛同者が広がらないように画策しているのはミエミエだ。

 警察による規制もどんどん強まっている。国会周辺の道路には鉄柵が張り巡らされ、警察官がズラリと並んでいる。デモを行っても、簡単には国会に近づけない。

 安倍官邸がデモ潰しに必死なのは、もし10万人を超えるような大規模デモが行われたら、参院での強行採決も、60日ルールを使った衆院での再可決も難しくなるからだ。

「もともと、自民党の参院議員は強行採決はやりたくない。彼らには、良識の府という自負心があります。なにより、1年後には参院選が控えている。選挙の時、野党から攻撃されるのは確実なだけに、世論に敏感になっている。10万人の大規模デモが行われたら、強行採決に二の足を踏むはずです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 ポイントは、特別委員会の委員長が鴻池祥肇氏だということだ。

「鴻池さんは、思想信条は“右寄り”ですが、任侠というか、スジを通すタイプ。先日も、委員会で『参院は衆院の下部組織ではない』『官邸の下請けではない』と宣言している。たとえ安倍官邸が強行採決を命じても“まだ議論が尽くされていない”“国民は納得していない”と考えたら採決しないと思う。参院が採決しない場合、衆院が60日ルールを使って再可決するのは、現実問題、難しいでしょう。結果的に廃案になる可能性があります」(鈴木哲夫氏)

 すべては世論の盛り上がり次第だ。首相周辺は、8月30日のデモをなんとか4万〜5万人程度に抑えたいらしいが、こうなったら10万人ではなく、30万人で国会を包囲するしかない。


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/318.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 国会議員2人の“板挟み”に? 北海道北見市長自殺の深層(日刊ゲンダイ)
             桜田真人市長はまだ52歳だった(本人のHPから)


国会議員2人の“板挟み”に? 北海道北見市長自殺の深層
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162516
2015年8月8日 日刊ゲンダイ


 現役市長が自殺とは、衝撃的すぎる。

 6日午前、自宅で首を吊った状態で見つかった北海道北見市の桜田真人市長(52)は、自殺をほのめかす書き置きが発見され、争った形跡もないことから、道警北見署に自殺と断定された。

 生まれも育ちも北見市の桜田市長は、元市議会議長の長男で元道議会議員の甥という“サラブレッド”だ。実家の寺院が経営する幼稚園の園長などを経て、06年に市議に当選。12年に自民党推薦で市長に初当選し、まだ1期目の途中だった。妻と長女、長男のよき夫であり、父親でもあった。それがなぜ? と言いたくもなる。

 桜田市長は最近、親しい関係者に「誰とも会いたくない」などと漏らしていたという。渡部真一副市長は会見で「このところ疲れた様子だった」などと話していた。

 北見市では長年、市庁舎の移転をめぐってゴタゴタが続いており、桜田市長は昨年、その絡みで市議会で問責決議が可決されるなど、議会と対立が続いていたという。

「求心力を失い、市政運営がうまくいかずに悩んでいたようですが、市庁舎の移転問題は用地の買収も始まり、動き出していた。それより今年4月の道議選が“引き金”になったのでは」と、ある市議会関係者がこう明かす。

「定数2の北見市からは副市長と、自民党の前衆院議員・船橋利実氏の弟が立候補。副市長は自民公認で、船橋氏の弟は無所属と、保守分裂選挙になったのです。桜田市長は武部勤氏の息子、武部新衆院議員の系列なので、自民公認の副市長を積極的に応援。結果2人とも当選しましたが、禍根は残った。そもそも北見市議会は与党系がギリギリ過半数だったのが、船橋氏系の市議が会派を離脱し、少数与党に転落してしまったのです。“現職”と“前職”2人の国会議員の板挟み状態に、相当悩んでいた」

 道議選後も副市長の後任がなかなか決まらないなど、桜田市長は孤立を深め、「根回し下手というレッテルを貼られ、力量が問われていた」(地元マスコミ関係者)。

 もう疲れてしまったのか。


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/319.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 反安倍のうねり SEALDsが動かした! 決定的なのは想像力の差 彼らは利己的だから戦争反対なのか(日刊ゲンダイ)
              決定的なのは想像力の差(C)日刊ゲンダイ


反安倍のうねり SEALDsが動かした! 決定的なのは想像力の差 彼らは利己的だから戦争反対なのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162509
2015年8月8日 日刊ゲンダイ


“安倍チルドレン”の武藤貴也衆院議員(滋賀4区)がシールズをツイッターで、「『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく」と批判したが、本当なのだろうか。

 明治大学大学院の千葉泰真さん(写真)は先月31日、都内で開かれた安保法制反対集会で、「敗戦によって悲しみの底に投げ出された日本人だから持てる『二度と戦争をしない』と誓った不戦の感性がある」と切り出し、7月23日付の朝日新聞に掲載された、元予科練の加藤敦美さん(86)の投稿を朗読した。

「安保法案が衆院を通過し、耐えられない思いでいる。だが、学生さんたちが反対のデモを始めたと知った時、特攻隊を目指す元予科練(海軍飛行予科練習生)だった私は、うれしくて涙を流した。体の芯から燃える熱で、涙が湯になるようだった。『オーイ、特攻で死んでいった先輩、同輩たち。今こそ俺たちは生き返ったぞ』とむせび泣きながら叫んだ」「人生には心からの笑いがあり、友情と恋があふれ咲いていることすら知らず、五体爆裂し、肉片となって恨み死にした。16歳、18歳、20歳――。若かった我々が、生まれ変わってデモ隊となって立ち並んでいるように感じた。学生さんたちに心から感謝する。今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ」

 千葉さんはこう続けた。

「この記事を読んだ後、僕は国会前に立つ時、いつも、かつての戦争に短い生涯を散らした先人たちが近くにいて、『がんばれ』と背中を押していてくれるような気がするのです。もう一度、言いたいと思います。大きな理想を掲げて培った、この類いまれなる感性を軽薄に投げ捨てるということは、あの悲惨な戦争で犠牲になったあまたの先人たちに対し、あまりに冒涜的なのではないでしょうか」

 こう安倍首相を一刀両断にした千葉さんは、シールズと首相との決定的違いについて、こう断じた。

「戦争という全ての人権を否定する、人類の行いで最も愚かな行為に対する想像力が、また、その結果生じる死への想像力が圧倒的に欠如しています」

 シールズの若者たちは利己的考えではなく、元特攻隊員ら戦争体験者の思いに耳を傾け、想像力を働かせながら戦争の本質を見抜いた上で、安保法制に反対しているのだ。(おわり)



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/320.html

記事 [政治・選挙・NHK190] あのマンガ家たちがマンガで伝える反戦メッセージ…水木しげる、山上たつひこ、松本零士から浅野いにおまで集結(リテラ)
                 「ビッグコミックオリジナル 戦後70周年増刊号」(小学館)


あのマンガ家たちがマンガで伝える反戦メッセージ…水木しげる、山上たつひこ、松本零士から浅野いにおまで集結
http://lite-ra.com/2015/08/post-1366.html
2015.08.08. リテラ


 安倍晋三首相による「戦後70年談話」発表を前にして、マンガ界から明快な“戦争NO!”の声があげられた。「ビッグコミックオリジナル 戦後70周年増刊号」(小学館)である。

 掲載されているのは、描きおろしと再掲をあわせた16作品。どれも「戦争」を題材にした粒ぞろいの名作ばかりで、第一級のマンガアンソロジーとなっている。

 執筆陣は水木しげる、松本零士、花輪和一、滝田ゆう、山上たつひこ、そして絵本作家の大家・井上洋介とそうそうたる面子。さらに、これら大御所の名前に、浅野いにお、さそうあきら、三島衛里子といった現代マンガシーンを牽引する注目作家が並置されているというのも、なかなかお目にかかれない光景だ。

 本企画の目玉はなんといっても、水木しげるの描きおろし「人間玉」だろう。

 本作は、水木自身の戦争体験を題材としたもの。舞台はラバウル島に向かう輸送船、水木二等兵をふくむ兵隊たちは「ドレイ船以下」の状態で船底に押し込まれている。ここで敵襲の号令が鳴る。甲板へ出るには、一本の縄ばしごで上がるしかない。死に物狂いで縄につかまろうとする幾百人もの若い兵。人間に人間がしがみつき、結局身動きがとれなくなって、まるで巨大な玉となってしまう。その中ほどにいる水木は応戦の前に危うく窒息死しそうになるが……。

 本作について水木は、次のようなコメントを寄せている。

〈この船に乗っている時は「死」とか「無」に向かっていくような気持ちだった。だから、誰も先のことは考えないようにしていたネ。まもなくこの演習のような、そういう「死」を迎える状態がくるんだな、と思っていた。「ストップ人間玉!」だ。〉

 しかし一方で、解説の中条省平氏も言うとおり、極限状況を描きながらもどこかユーモラスな点を残していて、その感覚がマンガとしての風格をより醸し出している。まさに天才・水木しげるの衰えない才能を感じさせる一作だ。

 それにたいして、不条理ギャグ漫画『がきデカ』で知られる山上たつひこの『光る風』は徹底的にシリアスを追求した傑作である。

 本作は1970年に描かれた著者渾身のディストピアSF。今回再掲されているのは、その一エピソードであるが、これが強烈。軍部と警察が肥大化した管理社会に、四肢切断の状態で戦場から帰還した軍国主義者がどのような末路を辿るのか……。

 正直、断片の一話なので物語の全体像は(呉智英氏の解説原稿を読まなければ)皆目わからないのだが、この圧倒的な描写に触れたら全編通して読みたくなるのは間違いない。筆者も最近復刊された愛蔵版を速攻ポチってしまった。

 作家によって「戦争」への視点は様々。なかでも現代的な感覚を糧にアプローチしている作品が多くて興味深い。

 たとえば、さそうあきら「菜々子戦記」は、現代に生きる「おバカちゃん」の女子高生が、家族の歴史を通じて戦争という過去への意識に目覚める話。聞きかじりで韓国の悪口を言っていたら、隣にいた親友が実は在日韓国人だったというくだりがなんとも示唆的である。

 また、突飛だが、実際ありえなくもなさそうなのが、あまやゆうき+吉田史朗「僕はあの歌が思い出せない」。日本がどこかの国と戦争をしている近未来、自称アーティストのオタク青年がネットに投稿した動画が、いつのまにか戦意昂揚プロパガンダに利用され、影響を受けた若者が特攻で死にまくっている。しかしつくった当の本人は自分が加担したことに無自覚なまま。日常パートと戦場パートのタッチの違いがより皮肉さを増す力作だ。

 そのほか、スマホが物語の鍵となる浅野いにお「きのこたけのこ」や、高橋しんによる『最終兵器彼女』のスピンオフ「LOVE STORY, KILLED」なども極めてアクチュアルな戦争マンガになっている。これらを比べながら一度に読めるというのもこの企画ならではの体験だろう。

 さて、このようにヴァラエティに富んだ作品群を堪能したあと、改めて気付かされるのは、戦争の悲惨にずっと立ち向かってきたマンガという文化の豊穣さだ。実は本号には、それを読者に意識させるような仕掛けがほどこされている。

 それは巻頭ピンナップ。表紙をめくると、まず目に飛び込んでくるのは画家・藤田嗣治の「アッツ島玉砕」という戦争画。無数の兵士が画面を埋めつくす凄惨な殺し合いを描いた一枚だ。

 そして、その裏面には戦争×マンガの歴史を俯瞰するようなコラージュ。『アドルフに告ぐ』、『はだしのゲン』、『気分はもう戦争』など歴史に残る名作戦争マンガのコマ・台詞がかなりポップな調子で配置されているのだ。

 この表裏のコントラストにはとても文面では伝えきれない感動があるので、ぜひ実際にご覧いただきたいと思う。

 編集後記によると、戦後70年談話に軽くぶちあてるくらいの気持ちで始まったこの企画は、事態の進展を受けて、どんどん「緊張感をはらんだ物」になっていったそうだ。

〈漫画家はやはり自由の民です。本能的にお上の胡散臭さを嗅ぎ分けてますし、自分の生死は自分の戦場で決めたいと考えています。だからこの増刊は時代のカナリアかもしれません。〉

 マンガ評論家の南信長氏が本号への寄稿文で述べているように「今や日本が世界に誇る文化となったマンガ。その発展は、戦後70年間、まがりなりにも続いた平和のおかげにほかならない」。

 これだけは断言できる。日本が──コンテンツ立国をうたうこの国がすべきことは、平和を守り続けることであって、絶対に戦争ではないのだ。 

(松本 滋)

http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/321.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 「はっきりわかります。おれらは、今の政権には負けません」――高校3年生・「T-ns SOWL」龍紀さんが国会前で
「はっきりわかります。おれらは、今の政権には負けません」――高校3年生・「T-ns SOWL」龍紀さんが国会前で「最前線に立って安倍政権を潰しにいく」決意を表明
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256906
2015.08.07 IWJ Independent Web Journal


 「はっきりわかります。おれらは、今の政権には負けません」――。


 2015年8月7日、国会前で開かれた安保法案反対集会(SEALDs主催)でこう訴えたのは「T-ns SOWL」(ティーンズソウル)のメンバーで高校3年生の龍紀(りゅうき)さんだ。


 安保法案に反対するために立ち上がった「T-ns SOWL」。主に大学生有志が集まったSEALDsよりもさらに若く、主に高校生で構成される。8月2日には渋谷でデモを開催。初めての企画にも関わらず約5000人を集め、注目度の高さをうかがわせた。


 龍紀さんは7日、国会前でマイクを握り、「高校生は勉強だけしていればいい」といった風潮に反論。「わざわざ高校生が、こんな夜に、こんな国会前でこんなことしているなんて、完全に異常。でも、おれら高校生がこうやって時間を潰してまでやらなきゃいけないことなんです」と主張した。


 さらに「今、全員で立ち上がるときなんです。政治に無関心とか言っている場合じゃないんです。仲間や恋人のため、家族のため、自分のために、ひとりひとりが声を上げるときなんです」と訴えた。


 以下、スピーチ全文とスピーチ動画を掲載する。


8.7国会前抗議 高校生のスピーチ「利己的とか言う政治家に将来はまかせられない」


■龍紀さんスピーチ全文


 「こんばんは。(8月)2日に渋谷で高校生デモをした、『T-ns SOWL』の龍紀です。『T-ns SOWL』初のデモにして5000人が集まりました。


・【スピーチ全文掲載】「私たちは戦争に加担したくない。そんな形で人を殺したくない」 16歳が訴える!高校生らが安保法案に反対してデモ〜酷暑の中、主催者発表で5000人が参加!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256101


 『高校生ナメんじゃねー!』ってことです。


 おれはあの高校生デモで何かデカいものをつかんだと思うし、これからおれら若者の時代だと言えます。流れは完全にこっちに向いています。『利己的』とか『自己中心的』とか意味わかんないことを言っている、“政治家”っていう肩書きをつけただけで、ただ椅子に座っている、そんな人におれらの将来は任せられません!


 『負けていられないよね』って言葉を口にするし、耳にします。けど今、はっきりわかります。おれらは、今の政権には負けません。


 デモを企画して、もうホント死にものぐるいでやって、高校生メインでここまでやった。でもそれでもやっぱり、『高校生は勉強してれば』って、そういう言葉もきたりします。


 たしかに高校生の本業は勉強です。だけど、高校生だって国民なんです。おかしいことを『おかしい』と、はっきり言いたいし、そのためにこうやってデモにきたり、高校生がデモを企画したんです。


 わざわざ高校生が、こんな夜に、こんな国会前でこんなことしているなんて、完全に異常なんですよ。でも、おれら高校生が、若者がこうやって時間を潰して、そうしてまでやらなきゃいけないことなんです。


 一方で、それよりもたくさんの友だちから、『お前すごいな』とか『私もやれることはやるよ』っていう、すごい嬉しい言葉ももらいます。デモに来られなくても、反対している人は数多くいるってことです。


 もうあと一押しなんです。だから今、まさに今、全員で立ち上がるときなんです。政治に無関心とか言っている場合じゃないんです。仲間や恋人のため、家族のため、自分のために、ひとりひとりが声を上げるときなんです。


 『T-ns SOWL』はこれからも先陣きって走っていきます。けど、ひとりでは限界があります。みんなの協力が必要です。ひとつになることが大事なんです。これからも『T-ns SOWL』をよろしくお願いします。


 そしてこれから、『T-ns SOWL』は最前線に立って安倍政権を潰しにいきます。ありがとうございます」


(取材:原佑介・阿部洋地・遠田哲也、写真:原佑介、記事構成:佐々木隼也)





http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/322.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 政界地獄耳 「悲しき道は繰り返すまい」(日刊スポーツ)
政界地獄耳 「悲しき道は繰り返すまい」
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1519777.html
2015年8月8日10時0分 日刊スポーツ


 ★首相・安倍晋三は広島市で行われた6日の平和記念式典のあいさつで「非核三原則の堅持」に触れなかった。戦後70年談話もそうだが、踏襲し続けることの大切さを感じる。

 ★同日朝、衆院議員・亀井静香は自身の公式サイトやフェイスブックなどに「70年の節目に思う」という一文を寄せた。「ピカッ! 山波の彼方でキノコ雲が立ち上がった。『白血球測る晩夏の渇きかな』 俳人の姉が二次被爆で死にました。放射能はその場で命を取るとは限らない。今、日本は一時的権力で、しかも一国会で抑止力を強化すると称して憲法解釈を変え、アメリカの都合の良いように安保条約の中身をガラリと変更しようとしている。そんな無茶なことをしてアメリカが日本を今まで以上に守ってくれるのか? 義理人情で他国を守ってくれるか? その都度、自国の国益に立って判断するのであり、条約とはそうゆうものだ。かつて日本とドイツ・イタリアの三国同盟を結んで日本を救うことができたか? 逆に日本は悲惨な状況に突き進んでいったではないか。針の穴を通すような難しいことだが、戦争をしないで国際紛争を解決していくということが、戦後日本の国是であったはずだ。政府が後方支援と言っているが、前方後方は敵側と協議して決められるのか? 又アメリカ兵が目の前で攻撃をされているのを危険だからといって、日本が途中で引き揚げられるか? そんなことをすれば逆に日米関係に重大な亀裂を生じさせることは明白だ。そして、遠く異国の地で戦死する自衛官の魂が靖国神社にも祀られないということが起きようとしているのだ。キノコ雲が見えた小学校は今年廃校になる。同じ廃墟の中から一緒に立ち上がった日本は現在、東京一極集中が極端に進み、地方は枯れ果てていないか? 国民の格差が拡大している。日本という国は本来みんなで助け合い、みんなで幸せになっていく国柄であったはずなのだ。今、我々は大きな曲がり角に立っている。なんとしても食い止めなければならない。忘れ得ぬ あの日の雲と 姉が詠む 悲しき道は 繰り返すまい 2015.8.6 亀井静香」(全文ママ)

 ★広島のベテラン保守政治家の思いは伝わるか。(K)※敬称略


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/323.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 安倍談話報告書を歓迎した岡田民主党代表のピント外れ  天木直人(新党憲法9条)
安倍談話報告書を歓迎した岡田民主党代表のピント外れ
http://new-party-9.net/archives/2429
2015年8月8日  天木直人のブログ 新党憲法9条


 70年談話を、閣議決定を経た上で、8月14日に発表する。

 このことを真っ先に、そして、他紙を引き離す形で、連日大きく書い
ているのは読売新聞だ。

 なぜか。

 それはナベツネの読売新聞が安倍首相に圧倒的に近いからである。

 きのうの新聞では、ご丁寧にこのタイミングの合わせて、ナベツネの
朋友である中曽根大勲位の、村山談話は踏襲すべきだ、という助言まで
掲載し、70年談話の方向づけを示している。

 その読売新聞がきょう8月8日の一面トップで安倍首相の決断の背景
について次のように書いた。

 「・・・首相は、過去の談話の表現に縛られず、自らの考えを反映し
やすくするため、70年談話を閣議決定せずに、個人的見解として発表
する予定だった。しかし、連立を組む公明党は、過去の談話を継承すべ
きだとの立場から閣議決定の必要性を主張。戦後50年の村山首相談
話、60年の小泉談話はともに閣議決定しているため、首相周辺からは
過去の談話を『上書き』するために閣議決定すべきだとの声も出てい
た。首相は『閣議決定すれば今までの談話を塗り替えることになる』と
周囲に語っている。閣議決定を終戦記念日の15日ではなく、14日に
するのは、70年談話が政治問題化しているため、天皇陛下がお言葉を
述べられる15日を静かな環境で迎える狙いがあるとみられる・・・」

 これまで私が断片的に指摘してきたことが、すべてここに書かれてい
る。

 私が驚いたのは、たとえ一時的にせよ、安倍首相が個人的談話にする
ことを本気で考えていたということだ。

 そうなれば面白かったのに、残念なことをした。

 やはりまわりの知恵者が寄ってたかって、村山談話を葬り去るという
本来の目的を忘れるな、と助言したのだ。

 首相もそれに気づいたということだ。

 ここまでくれば、私が安倍首相なら、お詫びの言葉さえ入れるだろ
う。

 限りなく村山談話に近づけ、過去の反省はこれで終わりにして、積極
的平和主義という言葉の下で強化される日米同盟を全面的に謳いあげる
だろう。

 これこそが歴史に残る安倍談話の真骨頂だ。

 そのたたき台が、西室、北岡両氏が提出した有識者懇談会報告書なの
である。

 その名前も未来志向の「21世紀構想懇談会」となっている。

 安倍首相は確かに迷走した。

 しかし、怪我の功名で、迷走の果てに、もっとも都合のいいシナリオ
に落ち着くことになったのだ。

 私が驚いたのは、きょう8月8日の朝日新聞に報じられている岡田民
主党代表の7日の記者会見における言葉である。

 有識者懇談会の報告書の中に侵略という言葉が盛り込まれていること
を見て、「よく出来ている」と評価した上で、「結論を首相にはきちん
と受け止めてもらいたい」と述べたという。

 これほどピント外れの評価はない。

 岡田民主党代表に言われるまでもなく、安倍首相は喜んでそうするに
違いない。

 みているがいい。

 いずれ岡田民主党代表は日米同盟重視のために正しい安保法制をつく
る必要があると言い出すに違いない。

 岡田民主党は、もはや安倍首相を喜ばすだけの野党第一党であるとい
うことである(了)



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/324.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 反安倍政治を訴え70票獲得? あの有力政治家が総裁選出馬へ(現代ビジネス)

反安倍政治を訴え70票獲得? あの有力政治家が総裁選出馬へ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44623
2015年08月08日(土) 歳川 隆雄 現代ビジネス


■訪中失敗なら支持率低下

筆者が繰り返し指摘してきた水面下での日朝交渉を通じてあり得る「サプライズ」は、安倍晋三首相の9月上〜中旬にかけての訪中、そして習近平国家主席との日中首脳会談実現が前提となる。

ところが、ここに来て安倍訪中の雲行きが怪しくなってきた。そもそも安倍首相の9月上旬の訪中説が浮上したのは、『朝日新聞』(7月11日付朝刊)が「安倍首相、9月訪中を検討――抗日記念行事を外す方向で調整」と報じたことが契機となった。

それを裏付けることとなったのが、首相の外交ブレーン、谷内正太郎国家安全保障局長(内閣特別顧問)の中国訪問(7月16〜18日)だった。谷内訪中が異例の厚遇を受けたのは、中国国家指導部が谷内安保局長を安倍外交の「真打ち」と見なしたからだ。

事実、谷内局長は同16日夜、楊潔篪国務委員(外交担当・副首相級)と釣魚台国賓館で夕食をはさんで5時間半会談した。翌日午前には、常万全国防相が国防省迎賓館に招き、谷内・常会談が行われた。木寺昌人駐中国大使、そして歴代の駐中国武官はこれまで同迎賓館に足を踏み入れたことがなかった。その後、谷内局長は中南海(国家指導部の執務室と住居がある)に招かれ、李克強首相(共産党序列第2位)を表敬した。

こうした中国側の歓待からしても、9月3日に実施される「抗日戦争勝利記念日」式典(軍事パレードを含む)後の同中旬までの安倍訪中は確定的と見られるようになった。ところが、7月29日の参院安保法制特別委員会(鴻池祥肇委員長)での首相答弁で様相が一変したのだ。

安倍首相は、尖閣諸島周辺で中国による領海侵犯など東シナ海をめぐる動きに加えて、南沙諸島の埋め立てなど南シナ海の活動について、オバマ米政権の強い懸念に歩調を合わせるかのように、日本にとって「脅威」であると発言したのである。

こうした中国の東・南シナ海への進出に対して、岸田文雄外相は、東南アジア諸国連合地域フォーラム(ARF)閣僚会議出席のためマレーシアの首都クアラルンプール滞在中の6日にジム・ケリー米国務長官と会談し、日米連携して対応することを改めて確認した。中国の海洋進出を「脅威」とする認識で日米が一致したのだ。

実は、政府内部にも安倍首相の早期訪中に異論を唱える高官が少なくない。内閣官房では兼原信克官房副長官補(兼国家安全保障局次長)であり、外務省内でも事務方トップの斎木昭隆外務事務次官が慎重派だとされる。

■来年夏までもたないかもしれない

安倍政権が外交による「成果」をブチ上げることができなければ、現在、参院で政府が提出・衆院を強行採決で通過した安全保障関連法案11本の審議がヒートアップする8月下旬から9月中旬にかけて、内閣支持率はさらに落ち込む。30%を割り込み20%台になったら、政権を維持するのが難しい「危険水域」(赤信号の点滅)に入ることになる。

そうなれば、9月下旬に実施される自民党総裁選に名乗りを挙げる者が出てくる。古賀誠元自民党幹事長は『文藝春秋』(9月号)に掲載されたインタビューの中で岸田外相、林芳正農水相、そして野田聖子前自民党総務会長の名前を挙げて出馬を促している。

筆者が得ている情報によれば、野田氏が出馬の意向を固めているという。仮に野田女史が50〜70票獲得すれば、10月以降の永田町の風景は大きく変わる。

その場合、安倍首相の長期政権構想が不透明となり、来年夏の参院選の結果次第では「安倍退陣」も無しとはしない。石破茂地方創生相は総裁選出馬を見送るが、参院選後を射程に入れているとされる。

まさに故・川島正次郎元幹事長が言ったとされる「政界は、一寸先は闇」状況になりつつある。安倍首相の起死回生策は「サプライズ」しかない。


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/325.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 若者の時代が来た!〜「戦争法案反対」国会前で高校生が訴える(レイバーネット日本)
若者の時代が来た!〜「戦争法案反対」国会前で高校生が訴える
http://www.labornetjp.org/news/2015/0807shasin2
2015-08-08 11:35:40 レイバーネット日本


木下昌明



→動画(5分53秒)
「ついに立ち上がった」高校生がアピール〜8.7 シールズ国会前抗議


 気温が東京は今年最高の37.7度にまで達したという8月7日の金曜夜。官邸前の川内原発再稼働反対の抗議と国会前での戦争法案反対の抗議も、いよいよ熱気を帯びていた。



 プラカードでは公明党に対する批判が目についた。また官邸前スピーチで は福島から避難女性が、子どもたちが甲状腺ばかりか白血病にかかっていると訴えていた。若い女の子が2人参加していたの で尋ねると、神奈川からきた小学生(6年生か)だという。連日の猛暑にもかかわらず原発なしがつづいている。



 シールズ主催の国会前は、報道陣もつめかけ開始前からごったがえしていた。渋谷の高校生デモに参加した18歳の高校生がマイクを握った。「自民党の政治家がデモ参加者を“利己的とか自己中心的”とか意味がわからないことを言っているけど、肩書きだけの政治家に俺たちの将来を任せることはできない! これからは若者の時代だ!」と訴えた。



 そのあと2人の国会議員、女子学生、学者の会の教員、アメリカか ら一時帰国の26歳の若者、元自衛官・井筒高雄さん(写真上)のスピーチがあった。そのあいだをぬって学生たちが入れかわりたちかわり、リレーコールを行って、抗議行動は盛り上がった。



 前日(8/6)の『東京新聞』は「こちら特報部」で「国会デモ 警察にモノ申す」と題して警察の過剰警備を批判していた が、それが影響したのか、警官の人数は少なく歩道を封鎖して 妨害することもなかった。参加者は主催者発表で6000人という。



 なお当日、シールズのスタッフは新しいパンフレットを配布しつつ「シールズ東北」「シールズ関西」「シールズ琉球」が誕生し、それぞれ抗議活動を展開すると訴えていた。いよいよ抗議は全国に広がりつつある。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/326.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 安保法制や安倍政権反対の運動、行政の拒否が問題に!長野県松本市で戦争反対パネル撤去!姫路では市長が中止を謝罪へ
安保法制や安倍政権反対の運動、行政の拒否が問題に!長野県松本市で戦争反対パネル撤去!姫路では市長が中止を謝罪へ
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-7503.html
2015.08.08 12:00 真実を探すブログ



行政が安保法正反対のポスターや集会を相次いで拒否している問題が話題になっています。
長野県松本市では松本駅を管理する市が「平和のための信州・戦争展中信地区実行委員会」(大串潤児委員長)で、戦争反対を訴えるパネル展示を「政治性が濃い」などと指摘して撤去させました。
通路の使用許可も取り消しとなり、実行委の担当者は「展示に問題があるとは思わない」と主張して行政の対応に疑問を投げ掛けています。


また、先月末にも兵庫県姫路市で、西播地域労働組合総連合が呼びかけた「駅前文化祭」が市によって会場の使用が取り消しとなりました。
取り消しが通知された当日に、姫路市から管理委託を受けた業者が「電源を切る」等と脅していた事も発覚。批判が殺到したことから、石見利勝姫路市長が労働組合に謝罪する意向を示しました。


☆「戦争反対」パネル撤去 松本駅自由通路 市が使用許可取り消し
URL http://www.shinmai.co.jp/news/20150807/KT150806FTI090053000.php
引用:
 松本市の松本駅東西自由通路を管理する市が、「平和のための信州・戦争展中信地区実行委員会」(大串潤児委員長)が今月3日に設置した戦争反対を訴えるパネル展示について「政治性が濃い」などを理由に、通路の使用許可を取り消したことが6日、分かった。パネルは同日、撤去された。


 中信地方の市民有志でつくる同実行委によると、パネルには松本市で開く催しのポスターや、7月に発行した戦争体験者の証言集を紹介するチラシ、「アベ政治を許さない」と印刷した紙など20枚近くを掲示していた。


 市維持課によると、同実行委の申請で5月11日付で通路の使用を許可。同実行委には過去にも使用を許可したことがあり、同課は「今回も純粋に戦争に反対する内容だと考えて許可した」とする。
:引用終了


☆「安倍政権許さない集会」中止に 兵庫・姫路
URL http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-08-07/2015080704_04_1.html
引用:
 兵庫県姫路市で、西播地域労働組合総連合が呼びかけた実行委員会主催の「駅前文化祭」が市の会場使用取り消しで中止させられ、大問題になっています。石見利勝姫路市長は5日、労働組合に謝罪する意向を示しました。


 「安倍政権NO! 首相官邸包囲」行動に呼応しようと「駅前文化祭」が7月24日、午後5時から8時の予定でJR姫路駅北側のにぎわい広場で開かれました。開始間もなく、姫路市から管理委託を受けた業者が「電源を切る」と脅しながら、舞台上の「アベ政治を許さない」ポスターの撤去や同文のビラ配布中止を要求しました。
:引用終了


【安倍政権NO!】7万人が官邸、国会前で総理に退陣要求!



確かに「安倍NO」というポスターは政治的な主張が強いですが、戦争反対というテーマその物が政治を含んでいるので、判断する基準なんて無いと私は思います。


もちろん、あまりにも下品な誹謗中傷みたいな言葉は論外です。そのような物で無ければ、戦争の比喩や主張を織り交ぜるくらいは良い感じがします。政治的な発言を規制することで、政治に対する関心も低下してしまうわけで、過度な言論の制限はとても良くないです。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/327.html

記事 [政治・選挙・NHK190] TPP承認、臨時国会は困難に=参院選への懸念広がる−自民  時事通信
 環太平洋連携協定(TPP)交渉に関する参加12カ国の大筋合意が先の閣僚会合で見送られ、次回会合のめども立っていないことから、秋に想定される臨時国会での承認手続きは困難な情勢となった。承認作業は、早くて来年の通常国会に持ち越されることになり、来夏の参院選と離れた時期に処理したかった自民党内では、影響を懸念する声が出ている。

 甘利明TPP担当相は6日、首相官邸で安倍晋三首相と会い、不調に終わった閣僚会合の結果を報告。この後、次回会合について、「残された項目の解決の段取りができてからだ」と記者団に語り、8月中の開催は困難との認識を示した。

 政府・自民党は、先の閣僚会合での大筋合意が臨時国会でTPPを処理する「ラストチャンス」(政府関係者)と見ていた。というのも、米大統領が協定に署名する90日前に、交渉妥結を議会に通知する必要があり、各国の合意が9月上旬にずれ込めば、署名も12月上旬になってしまうためだ。米国など各国の手続き完了を受け、政府が関連条約・法案を提出するのは、早くてこの時期以降となる。

 例年通りなら12月上旬は、来年度予算編成を控えた臨時国会の最終盤。一方、民主党など野党各党はTPPに関し十分な審議時間を求める構えで、短期間で国会の承認手続きを済ませるのは難しい。自民党の農林水産関係議員は「臨時国会では無理」と断言する。

 もっとも、来年1月召集の通常国会でTPPを扱うにしても、審議は来年度予算成立後の4月以降となる見通し。参院選を間近に控え、野党側が攻勢を強めるのは間違いない。

 政府・自民党は、今秋に手続きを済ませた上で来年度予算に国内対策費を計上、万全の対応をアピールする腹づもりだったが、シナリオは崩れつつある。自民党内では「参院選の前にはやれない」(幹部)との声が出ており、手続きや法整備が来秋以降に先送りされる可能性もある。


http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015080800180
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/328.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 浮き足立つ安倍首相――長崎では「非核三原則堅持」を急きょ復活(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/77f7eb3c673a915b0305dc18c6b0c841
2015-08-08 09:37:24

 広島での平和式典で「非核三原則の堅持」というキーワードを意識的に削った安倍首相は、反響の大きさに驚き、長崎での式典挨拶では急きょ復活させる方針にしました。

 注目の安倍談話は、最初は「敗戦の日」発表で15日のつもりが、その後は「閣議決定はせず、8月初めにも発表」と言ってみたり、うろうろした挙句、結局は「やはり閣議決定し、14日に発表」に落ち着きました。閣議決定を避けようとしたのは、公明党との事前調整が不要で、横やりが入る心配がないからです。考えることがことごとく姑息。

 翁長沖縄知事とは「会わない」と頑なに拒んでいましたが、急きょ昨日7日に会談しました。世論対策上、「会った方がいい」と思ったご都合主義です。この席で翁長氏は、あろうことか「辺野古移設中止」は要望せず、もっぱら来年度の沖縄予算で「よしなに」と陳情。安倍首相も「最大限努力する」と応じました。安倍氏のハラは「(辺野古の埋め立て承認を撤回しないのなら、)努力する」という意味です。キツネとタヌキです。

 また、安倍首相は昨日、これまた急きょ、岩手県知事候補を強引に引きずりおろしました。自公の支援候補としていた平野達男・参院議員は、来月6日の投開票に向けて意欲満々、事務所開きまでしていたにもかかわらず、「小沢陣営に太刀打ちできない。ボロ負けしたら、政権運営にマイナス」と、安倍首相筋がシッポを巻いて退散することにしたのです。

 少し前には、オリンピック・メイン会場の新国立競技場を「いまさら変更できない」と言っていたにもかかわらず、世論受けするだろうと見るや、急きょ、「白紙撤回」を言明、ドヤ顔をしてみせました。しかし、支持率は回復せず、ガックリ。

 安倍首相は支持率が急落してきたので、なんとか持ち直そうとあたふた、ドタバタしています。恥も外聞もなく、浮足立ちの姿をさらし続けています。いまや、安保法制だけは「何が何でも成立させなければ」と、思い詰めるところまで追いつめられています。

 永田町では、こんなうわさまで飛び交いはじめたとか。「安倍首相は参院で強行採決したあと、サプライズ辞任する」。これで、自民党の支持率は急回復し、参院選挙はもちろん、衆院選挙も「バンバンザイ」という作戦だそうです。ということなら、これからのプラカードは、「安倍退陣要求」だけでなく、「自民党政治に終止符を」にも力を入れてキャンペーンする必要があります。もっとも、受け皿になるはずの民主党には、何の期待もできないのが癪のタネ。

 ともかく、8月、9月の2か月は、何が起きてもおかしくないほど緊迫しつつあります。安倍首相の周辺から、一人抜け、二人抜けしつつあるとか。代わって、石破茂・地方創成担当相や、谷垣禎一・幹事長が注目を集め始めたとも。

 焦る安倍氏の体調が心配です。な〜んちゃって。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/329.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 新国立競技場問題はつまるところ外苑周辺再開発の利権絡みってことでしょ&またやってくれました。「私が首相としてあり得ないと
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-fcbf.html
2015年8月 8日

新国立競技場問題はつまるところ外苑周辺再開発の利権絡みってことでしょ&またやってくれました。「私が首相としてあり得ないと言っているから間違いない」(安倍晋三)。そう言えば、「間違いないっ!」の一発芸人はオンナでしくじって消えてったっけ。


 イライラだらけの世の中で、世界水泳もなんだかあまり話題にならない今日この頃。それでも、渡部香生子の200m個人メドレー銀メダルに続いての200m平泳ぎ一等賞は素晴しい。彼女の所属するスイミングクラブはくろねこの通ってた地元の中学校の近所で、なんとなく親近感湧いちゃうんだよね。

 ついでにスポーツの話題をもういっちょう。夏の甲子園なんだけど、千葉県代表の専大松戸のエース・原君の2段モーション(?)への主審の執拗な注意は、ありゃあないんじゃないの。もし、明らかな2段モーションでルール違反だとするなら、予選の段階でしっかりと注意すべきでしょう。甲子園大会が始まってから試合中に突然イチャモンつつけるなんて、めちゃくちゃでごじゃります。プロだって投球モーションを修正するってのは時間がかかるもので、ましてや高校生なんだよ。しかも試合中だもんね。こういう大人の勝手なご都合主義ってのは、つまるところアスリートファーストをまったく理解していないってことなんてだね。「法的安定性」はスポーツにだって必要だ。いわんや政治においておや。

・「二段モーション」の基準は審判次第!? 専大松戸・原嵩が陥った甲子園の罠。
 http://number.bunshun.jp/articles/-/823895

 で、アスリートファーストとくれば、新国立競技場です。もうめちゃくちゃだね。ようするに、オリンピックを口実にして、大規模な公共事業に政治屋と土建屋が利権絡みで群った結果がこれってわけです。事業主体であるJSCなんて、ちゃっかりと自分たちの会館建設費用まで新国立競技場の予算にもぐり込ませてたんだから、税金をむしり取ってやろうって魂胆がミエミエです。しかも、白紙撤回したってのに、その会館建設は計画通りだそうで、これって明らかに外苑周辺の再開発という大きな枠組みの中に新国立競技場が位置づけられてるってことを意味してる。

 外苑周辺の再開発となれば、そりゃあ盆と正月どころか、クリスマスや花祭りも一緒にやってきたようもんで、土建政治屋にとっちゃ待ちに待った税金つかみ取りだもんな。この利権はそう簡単に手放すわけにはいきません、ってのが新国立競技場問題をここまでこじらせちゃった理由なんだと思う。さすがに、安保法制=戦争法案で針の筵のレレレのシンゾーにとっては、派閥の親分のやることとはいえ、ここらでサメの脳みそに釘刺さないと自分の首が危ないってのが白紙撤回の真相に決まってます。

 アントニオ猪木までが「このクソ熱い夏にオリンピックやってどうすんだ。返上しろ、ダァーッ!」って喚き始めちゃって、新国立競技場といい、エンブレム盗作騒動といい、ここまでアヤついちゃった東京オリンピックってひょっとしたらこれからの日本の鬼門になるかもね。

・新国立工費 業者「3000億円」と試算も JSC「2100億円」と報告
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015080890071015.html

 最後に、昨日の国会で、レレレのシンゾーが「核兵器輸送は除外すると明記すべきだ」って迫られて、「私が首相としてあり得ないと言っているから間違いない。非核三原則という国是の上に法律を運用するのは当然だ」ってまたしても俺様発言してくれちゃいました。こやつがこうしてムキになる時ってのは、いつでも「嘘」ついてるってのが通り相場です。そもそも、「(消えた年金記録は)最後のお一人にいたるまできちんと年金をお支払いしていく」って喚いていたあげくに、60%のひとが置き去りにされたまま打ち切っちゃいましたからね。TPP断乎反対もまたしかり。全電源喪失はあり得ないもまたしかり。

 「私が首相としてあり得ないと言っているから間違いない」なんてほざいちゃったら、もうそれは議会制民主主義じゃありません。こやつがこうした発言する時ってのは、おそらく全権委任されてるような異常な高揚感に突き動かされてるんだろうね。ビョーキです。

 ブログ「晴天のとら日記」さんが書いてたけど、まさしく「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」(byゲーテ)ってところで、お後がよろしいようで。

・核輸送「あり得ない」=安倍首相、野党追及に反論—衆院予算委
 http://jp.wsj.com/articles/JJ11194849303480203686920215320723859113515

http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/330.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 「侵略」認めた安倍懇談会〜安倍談話はどこまで超保守の主張を貫くのか(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/23536416/
2015年 08月 08日

 今週6日、安倍首相が「20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会(21世紀構想懇談会)」の報告書を受け取った。(・・)

 安倍首相&仲間たちは、終戦70年を迎えるに当たって、「安倍談話」を出すことを計画していたのだが。ここ1〜2年、その内容に関して、国内外で様々な議論が起きることに。^_^;
 そこで、安倍首相は今年2月、官邸にお得意の懇談会を設置し、「安倍談話」作成の参考とするために「20〜21世紀の日本」に関してまとめることを要請したのである。(++)

21世紀懇のメンバーには、案の定、安倍首相のブレーンや支援者など超保守派の人たちが少なからず選ばれていたことから、安倍氏らの考えに沿うような内容の報告書ができるのではないかと思う人も結構いたのではないかと思うのだが。

 昨日、発表された報告書をざっと見た限りでは、思ったよりも客観的に史実を検証する姿勢がうかがえるものだった。(@@)

<安倍首相らが認めたがらない「侵略」や「植民地支配」をしっかり認めるものだったし。逆に彼らが主張する「アジアの解放」は否定するものだったし。^^;>

 ただし、現段階では、安倍首相は談話に「謝罪」の言葉は入れる気はない様子。「侵略」などの言葉を入れるかもビミョ〜な状況だとのことで。
 この報告書は、ある種の免罪符として利用するためにまとめられて、発表された可能性も否定できない。(~_~;)

* * * * *

 安倍首相らが、今年、仰々しく談話を出すことにした最大の目的は、終戦50年に出された「村山談話」をオーバ−ラップする(上から覆い隠す)ことにある。(**)
<村山談話(全文)は『村山談話と小泉談話(全文)〜キーワードは「侵略」「痛切な反省」「心からのお詫び」』に。>
 
 というのも、安倍氏らは、「村山談話」が「植民地支配と侵略」「アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与え(たこと)」「国策の誤り」を認め、「痛切な反省」「心からのお詫びの気持ち」をあらわしたことに納得が行かず、ずっと不満を抱き続けているからだ。^_^;

 安倍氏らの超保守派は、以前から先の大戦は侵略戦争ではなく、あくまでも日本とアジア諸国を欧米列強から守る意図で行なった自衛のための戦争であり、正当なものであったと主張。戦争に関して反省すべき点はあるものの、国策が全て誤っていたわけでもないし、謝罪する必要もないと考えていて、そのような発想は「自虐史観」に基づくものだと批判しているし。
 しかも、彼らと全く思想が合わない&彼らが忌み嫌っているサヨク(社会党)の村山富市氏による談話であるため、尚更に気に入らず。早くその存在を消してor薄めてしまいたいのである。^^;

<安倍陣営が、21世紀懇に、日本のことだけでなく、世界全体の状況についてもまとめて欲しいと要請したのは、日本だけでなく欧米もなく、戦後の日本の国際貢献や21世紀のビジョン将来に


* * * * *

 ただ、6日に発表された報告書は、安倍首相らの歴史認識や主張とはかなり異なるものだった。(@@)

 報告書は、日本の「侵略」「植民地支配」を認めた上、1930年代から、植民地支配が過酷化したことや、日本の政府、軍の指導者の責任は誠に重いと言わざるを得ないと記載。
 また、『多くの意思決定は、自存自衛の名の下に行われた(もちろん、その自存自衛の内容、方向は間違っていた。)のであって、アジア解放のために、決断をしたことはほとんどない』『国策として日本がアジア解放のために戦ったと主張することは正確ではない』と結論づけているからだ。(・o・)

 もし機会があれば、細かいことは、また改めて書くとして。とりあえず、今回は報告書の戦争に関わる部分をアップしておく。(・・) 
<報告書全文を読みたい方は、首相官邸HPに載っているです。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/21c_koso/

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

『1 20世紀の世界と日本の歩みをどう考えるか。私たちが20世紀の経験からくむべき教訓は何か。

(1)20世紀の世界と日本の歩み

ア 帝国主義から国際協調へ (略)

イ 大恐慌から第2次世界大戦へ

 1929年にアメリカで勃発した大恐慌は世界と日本を大きく変えた。アメリカからの資金の流入に依存していたドイツ経済は崩壊し、ナチスや共産党が台頭した。

 アメリカが高関税政策をとったことは、日本の対米輸出に大打撃を与えた。英仏もブロック経済に進んでいった。日本の中の対英米協調派の影響力は低下していった。日本の中では力で膨張するしかないと考える勢力が力を増した。特に陸軍中堅層は、中国ナショナリズムの満州権益への挑戦と、ソ連の軍事強国としての復活を懸念していた。彼らが力によって満州権益を確保するべく、満州事変を起こしたとき、政党政治や国際協調主義者の中に、これを抑える力は残っていなかった。

 そのころ、既にイタリアではムソリーニの独裁が始まっており、ソ連ではスターリンの独裁も確立されていた。ドイツではナチスが議席を伸ばした。もはやリベラル・デモクラシーの時代ではないという観念が広まった。

 国内では全体主義的な強力な政治体制を構築し、世界では、英米のような「持てる国」に対して植民地再分配を要求するという路線が、次第に受け入れられるようになった。

 こうして日本は、満州事変以後、大陸への侵略(注1)を拡大し、第1次大戦後の民族自決、戦争違法化、民主化、経済的発展主義という流れから逸脱して、世界の大勢を見失い、無謀な戦争でアジアを中心とする諸国に多くの被害を与えた。特に中国では広範な地域で多数の犠牲者を出すことになった。また、軍部は兵士を最小限度の補給も武器もなしに戦場に送り出したうえ、捕虜にとられることを許さず、死に至らしめたことも少なくなかった。広島・長崎・東京大空襲ばかりではなく、日本全国の多数の都市が焼夷(しょうい)弾による空襲で焼け野原と化した。特に、沖縄は、全住民の3分の1が死亡するという凄惨(せいさん)な戦場となった。植民地についても、民族自決の大勢に逆行し、特に1930年代後半から、植民地支配が過酷化した。

 1930年代以後の日本の政府、軍の指導者の責任は誠に重いと言わざるを得ない。

 なお、日本の1930年代から1945年にかけての戦争の結果、多くのアジアの国々が独立した。多くの意思決定は、自存自衛の名の下に行われた(もちろん、その自存自衛の内容、方向は間違っていた。)のであって、アジア解放のために、決断をしたことはほとんどない。アジア解放のために戦った人はもちろんいたし、結果としてアジアにおける植民地の独立は進んだが、国策として日本がアジア解放のために戦ったと主張することは正確ではない。


ウ 第2次世界大戦後

 第2次世界大戦は、全世界で何千万人にも及ぶ未曽有の犠牲者を出し、国際社会に深い傷を残した。日本人の間でも約310万人の尊い命が奪われた。20世紀後半、国際社会は、もう二度と巨大な戦争による悲惨な事態を繰り返してはならないとの強い決意の下、新たなシステムの構築を進めた。

 国際社会にとり最優先であったのは、戦争の予防と平和の確立であった。第2次世界大戦を防ぐことができなかった国際連盟の失敗を教訓として、1945年、国際連合が設立された。国際連合は、その憲章第1章第2条で、国際関係における武力行使を原則として禁止し、この規範は、大戦後の世界平和における基軸となった。この点、日本は、戦後、不戦に関する国連憲章の規範をもっとも忠実に守った国であったと言える。憲法9条第1項を有する戦後日本の歴史において、軍事的自己利益追求行動は皆無であった。戦後の日本においては、世界中のいかなる場であれ、力による領土等の変更に常に反対する気持ちが国民の間で広く深く共有されており、政府の政策にも貫かれている。

 戦後国際秩序にとってこれと並んで重要だったのが、自由貿易システムの発展だった。第2次世界大戦の要因となった、大恐慌からブロック経済、そして国際貿易体制崩壊という流れを防ぐべく、戦後間もなくブレトン・ウッズ体制が構築され、GATT体制の下、国際自由貿易体制が確立された。この自由貿易体制の下、戦後世界経済は大きく発展し、日本もこの体制の主要なメンバーとして、経済成長を達成した。第2次世界大戦前のような武力による生存圏拡大の考え方を信じる人はほぼ皆無となり、自由貿易により繁栄を追求する人が圧倒的多数となった。そして日本は、この中で、アジア諸国を中心に、平和と経済発展による国家の繁栄モデルを提供してきた。

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 更に忘れてはならないのは、第1次世界大戦後に生まれた民族自決の動きが、第2次大戦後、多くのアジア・アフリカ諸国において独立、脱植民地化という形で結実したことである。日本も参加した1955年のアジア・アフリカ会議では、植民地主義が糾弾され、基本的人権の尊重を求めるコミュニケが採択された。この流れの中、1950年代から60年代にかけて、アジア・アフリカの多くの国が独立を達成し、第2次世界大戦前に、大国が力によって他国を支配していた時代は終わり、全ての国が平等の権利を持つ世界となった。

エ 20世紀における国際法の発展

 以上振り返ってきた激動の20世紀史を象徴するように、国際法の性格も、20世紀前半と後半で大きく変化した。20世紀前半の国際法は、国家間の紛争の概念を明確に限定したうえで、紛争要因を縮減することを目的とした消極的な性格のものであった。そして、その中心的課題は、戦争をどう制御するかということに絞られ、経済社会問題は基本的には各国の国内管轄事項として、国際法の規律の対象外とされていた。戦争の制御については、1919年の国際連盟規約、1928年の不戦条約を通じて、国際法は、戦争放棄の大きな流れを作ることには成功した。しかし、連盟規約は戦争に訴えるための手続きを厳格化したが、戦争に訴えること自体を禁止したものではなく、また不戦条約も禁止の例外となる自衛権の範囲や「戦争に至らない武力の行使」をめぐり、解釈の余地を残した。なお、国際法上の「侵略」の定義については、国連総会の侵略の定義に関する決議(1974年)等もあるが、国際社会が完全な一致点に到達したとは言えないとする指摘もある。

 20世紀後半の国際法は、各国の共通利益の実現を促進する積極的な役割を担うものに変貌(へんぼう)を遂げた。第2次世界大戦の教訓を基に、国際連合の設立を通し、武力行使を国際社会全体で防ぐ体制が整えられた。また、国際貿易体制の崩壊が第2次世界大戦勃発の要因の一つになったことを踏まえ、国際法によって経済面、社会面における各国の協力を推進し、規範を形成する動きが急速に進んだ。人権や環境についての規範の発展もあった。先の大戦に至る過程において、国際連盟を脱退し、不戦条約の抜け穴を利用しようとして武力行使に踏み切った日本が、大戦後においては、憲法9条1項と共に不戦に関する国連憲章規範をもっとも忠実に守り、また国連を中心とする多様な活動に積極的に貢献する国に生まれ変わったことは前述したとおりである。

(2)20世紀からくむべき教訓

 20世紀から我々がくむべき教訓とは何だろうか。第一に、国際紛争は力によらず、平和的方法によって解決するという原則の確立である。力による現状変更が許されてはならない。第二に、民主化の推進である。全体主義の国々において、軍部や特定の勢力が国民の人権を蹂躙(じゅうりん)して暴走した結果戦争に突入した経緯を忘れてはならない。第三に、自由貿易体制である。大恐慌からブロック経済が構築され、国際貿易体制が崩壊したことが第2次世界大戦の要因となったことを踏まえ、20世紀後半の世界経済は、自由貿易体制の下で発展してきた。第四に、民族自決である。大国が力によって他国を支配していた20世紀前半の植民地支配の歴史は終わり、全ての国が平等の権利と誇りをもって国際秩序に参加する世界に生まれ変わった。第五に、これらの誕生間もない国々に対して支援を行い、経済発展を進めることである。貧困は紛争の原因となりやすいからである。このような平和、法の支配、自由民主主義、人権尊重、自由貿易体制、民族自決、途上国の経済発展への支援などは、いずれも20世紀前半の悲劇に学んだものであった。

 この世界の歩みは、第2次世界大戦によって焦土と化した日本が、20世紀後半に国際社会の主要メンバーとして発展してきた歩みに重なる。日本は、20世紀の前半はまだ貧しい農業中心の国であり、産業と貿易によって富を築くという考えよりも、領土的膨張によって発展すべきだとする考えが、1930年代には支配的となってしまった。戦前の日本においては、政治システムにも問題があった。明治以来、アジアで初の民主主義国家として発展してきた日本であったが、明治憲法は多元的で統合困難な制度であって、総理大臣の指揮権は軍に及ばず、関東軍が暴発した時、政府はこれをコントロールする手段を持っていなかった。独善的な軍は、戦局が厳しくなるにつれ、国民に対する言論統制を強め、民主主義は機能不全に陥った。そして軍事力によって生存圏を確保しようとする日本に対し、国際的な制裁のシステムは弱く、国際社会は日本を止められなかった。

 しかし、20世紀後半、日本は、先の大戦への痛切な反省に基づき、20世紀前半、特に1930年代から40年代前半の姿とは全く異なる国に生まれ変わった。平和、法の支配、自由民主主義、人権尊重、自由貿易体制、民族自決、途上国の経済発展への支援などは、戦後の日本を特徴づけるものであり、それは戦後世界が戦前の悲劇から学んだものをもっともよく体現していると言ってよいのではないだろうか。

 (注1) 複数の委員より、「侵略」と言う言葉を使用することに異議がある旨表明があった。理由は、1)国際法上「侵略」の定義が定まっていないこと、2)歴史的に考察しても、満州事変以後を「侵略」と断定する事に異論があること、3)他国が同様の行為を実施していた中、日本の行為だけを「侵略」と断定することに抵抗があるからである。』

                   THANKS



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/331.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 岩手知事選は敵前逃亡 安倍自民党のメルトダウンが始まった(日刊ゲンダイ)
            7日に岩手県知事選立候補取りやめを表明した平野氏(C)日刊ゲンダイ


岩手知事選は敵前逃亡 安倍自民党のメルトダウンが始まった
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162560
2015年8月8日 日刊ゲンダイ


 岩手県知事選(20日告示、9月6日投票)に出馬表明していた平野達男参院議員(61=元復興相)が、7日になって立候補の取りやめを表明した。前代未聞の敵前逃亡である。野党統一候補の現職・達増拓也知事(51)に、ダブルスコアをつけられていたからだが、これでハッキリしたことがある。いよいよ、安倍官邸は死に体だということだ。

 民主党政権で復興大臣まで務めたくせに、自民党の支援で県知事選に挑んだ平野氏は今年4月、「県民に選択肢を示す」なんてイキがっていた。担ぎ出したのは自民党の二階俊博総務会長と、小沢一郎氏を裏切った元秘書・衆院議員だった高橋嘉信氏だ。小沢氏と決別した平野氏を知事選に擁立し、小沢王国の弱体化を図ろうとしたのだが、そのもくろみは、もろくも崩れた。

「民主党を裏切り参院でも無所属だった平野さんはその節操のなさが呆れられ、国会では居場所がありませんでした。県知事になれば一国一城の主になれるし、権限と予算も集中する。“自民党が全面支援する”という二階さんらの甘言にのせられ、知事選に手をあげたようです。動機が不純だったからか、地元支持が広がらず、そこに安保法案の逆風も重なり、気がつけばダブルスコアの劣勢に追い込まれてしまった。平野さんも出馬取りやめのタイミングを探っていたようです」(地元関係者)

 最終的に平野氏の首に鈴をつけたのは安倍官邸だ。安倍首相は今月5日、裏で糸を引いている二階氏を官邸に呼び、40分間にわたり会談をした。そこで平野氏の出馬断念を促したと永田町ではいわれている。

 安保法案への反発から安倍政権の支持率は急落している。9日投開票の埼玉県知事選は自民党候補の敗北が濃厚だし、平野氏辞任に伴う参院補選で負けたら3連敗を食らう。だから、“負け戦”がハッキリしている岩手県知事選で不戦敗を選び、とりあえず参院の味方の数を確保する道を選んだのである。

 安倍自民党は、面かじいっぱいで最悪の危機を回避したつもりかもしれないが、まったくの逆だ。メルトダウンがいよいよ始まった。政治評論家の山口朝雄氏が言う。

「岩手県知事選は安保法案の是非を問うまたとない機会だったのに、安倍首相はそれを奪ってしまいました。国民感情を逆なでし、ますます支持率が下がると思います。しかも“選挙に勝てない”と認めて不戦敗を選択した安倍首相は、もう解散総選挙なんてできっこない。解散カードを失った首相は求心力が急落し、身動きが取れなくなる。“安倍おろし”が始まるのは時間の問題でしょう。岩手県知事選のように野党が共闘態勢で追い込んでいけば、政権は瓦解する。それを不戦敗で認めてしまった」

 このところ、お仲間やチルドレンの放言が続く安倍首相は、ただでさえ防戦一方だ。負のスパイラルは今後、間違いなく加速していくことになる。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/332.html

記事 [政治・選挙・NHK190] またケチがついた東京五輪(きっこのブログ)
またケチがついた東京五輪
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2015/08/post-244b.html
2015.08.08 きっこのブログ


新国立競技場の建設費問題に続いて、今度は公式エンブレムのデザインの盗作疑惑問題が浮上して、スッタモンダが収まらない2020年の東京五輪だけど、あたしが驚いたのは、これほど類似している公式エンブレムなのに、白紙撤回せずに、このまま使用するという強硬姿勢だ。百歩ゆずって、最初に類似が指摘されたベルギーのリエージュ劇場のロゴマークだけなら、「知らなかった」「偶然の類似だ」というイイワケも通用するだろうけど、続いて指摘されたスペインのデザイン事務所による東日本大震災の寄付を募るプロジェクトのデザインとの類似は、もうイイワケのできないレベルだと思う。



公式エンブレムを制作したデザイナーの佐野研二郎氏は、5日の会見で、「私はベルギーに行ったこともないし、この劇場のロゴマークなど見たこともない」として、盗作疑惑を全面的に否定した。ま、ここまではいい。もっと独創性のあるデザインが酷似していたのなら盗作の可能性が濃厚だけど、アルファベットを図案化しただけの単純なデザインなんだから、偶然に類似してしまう可能性はいくらでもある。


だけど、ここまで似てるんだから、「盗作」なのか「偶然の類似」なのかはともかくとして、後から発表した自分のデザインを取り下げるのが普通だろう。でも佐野氏は、自分のデザインを取り下げるどころか、「デザインの考え方がまったく違うし、正直、まったく似ていないと思っている」と主張して、自分のデザインを「世界に類のないエンブレム」だと強弁した。


はぁ?少なくとも世界に2つの類似したデザインがすでに存在してて、そのうち片方からは抗議されてるのに、この人、いったい何を言ってるんだろう?誰がどう見たってソックリだから問題になってるのに、「背景の色が違う」だの「私の作品は正方形を9分割して作っていて真ん中の垂直部分が対比になっている」だのという苦しい説明を聴いているうちに、あたしは、なんだか安倍晋三の国会答弁を聴いているような錯覚に陥った。


ここまで類似したデザインが2つも見つかったんだし、片方に関しては東日本大震災の寄付を募るプロジェクトのデザインなんだから、「盗作」か「偶然の類似」かに関わらず、後から発表した東京五輪の公式エンブレムのデザインは、潔く取り下げるのが、あたしはスジだと思う。2020年の東京五輪には、当然、ベルギーやスペインからも選手団や観光客が来るのに、このままソックリなデザインのエンブレムを公式として使い続けるなんて、開催国の国民として、これほど恥ずかしいことはない。


だけど、東京オリンピック組織委員会の会長、森喜朗は、「まったく問題ないのでこのまま使用する」と宣言しちゃった。あたしは、この森喜朗の言葉を聴いて、開いた口からエクトプラズムが出て来て幽体離脱しそうになっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今回の公式エンブレムの盗作疑惑問題は、あたしは俳句の「類句」の問題と同じだと思った。俳句は五七五の17音しかない上に、ここに季語を入れるため、自分が自由に使える音数はわずかしかない。そのため、過去の誰かの作品と偶然に似てしまうことがよくある。こういう句を「類句」と呼び、一般的には、後から発表した人が「類句だった」と分かった時点で自作を取り下げることになっている。


こうした「類句」の中には、ほんのわずかだけど、故意に他人の作品を盗んだ「盗作」も含まれる。でも、そうしたわずかな「盗作」と、大多数の「偶然の類似」は、悪意のあるなしに関わらず、すべて同じように、「発覚した時点で後から発表した者が自作を取り下げる」ということが暗黙のルールになっている。これは、俳句だけでなく、「創作」という分野における常識だろう。「盗作」でなく「偶然の類似」だから自分の作品は取り下げない、などという理屈は通らない。


たとえば、今から10年以上前に、こんなことがあった。俳句の月刊誌『俳句研究』の2002年9月号に発表された奥坂まや氏の作品の中に、「いきいきと死んでをるなり兜虫」という句があった。これに対して、櫂未知子氏が発表済みの自作である「いきいきと死んでゐるなり水中花」の類句だと抗議、奥坂氏は謝罪して自作を取り下げた。


これは、「盗作」ではなく、かと言って「偶然の類似」でもない、極めて珍しいケースだったため、俳壇を巻き込む大きな議論へと発展した。どういうことかと言うと、奥坂氏は櫂氏の「水中花」の句の存在を知っていた。その上で、奥坂氏は、「いきいきと死んでいる」という表現は同じでも、もともと命のない「水中花」に命を見立てた櫂氏の作品と、もともとは生きていたカブトムシが、死んでも「いきいき」としているように感じられた、という自分の作品では、俳句自体の眼目がまったく異なるため、発表しても問題ないと考えたのだ。


だけど、2カ月後の『俳句研究』の11月号に、櫂氏の「奥坂まやさんに問う 俳句のオリジナリティーとは」と題する抗議文と、これに対する奥坂氏の「謝罪と自作の取り下げ」の文章が掲載されたため、多くの人たちが一連の流れを知ることとなった。つまり、奥坂氏には奥坂氏なりの考えがあって、これは「類句」には当たらないと判断して発表したが、櫂氏からの抗議があったため、謝罪して潔く自作を取り下げた、ということだ。


あたしの個人的な感想としては、「いきいきと死んでいる」という月並みなフレーズや発想を、櫂氏が自分のオリジナルだと主張した点が理解できなかった。たとえば、高浜虚子の代表句のひとつに「去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの」という作品があるけど、この「貫く棒の如きもの」というフレーズは完全に虚子のオリジナルであり、上五をどんな季語に変えようとも、このフレーズを使ったら「類句」どころか「盗作」と言われてしまう。でも、「いきいきと死んでいる」とフレーズには、残念ながら、ここまでのオリジナリティーはないからだ。


事実、櫂氏が「水中花」の句を発表するより前に、池田澄子氏が「新鮮に死んでいるなり桜鯛」という句を発表している。「いきいき」と「新鮮」という表現こそ違うけど、発想は酷似している。これは、「いきいきと死んでいる」というフレーズや発想に著作権を主張できるほどのオリジナリティーがない、ということを意味している。


でも、その俳句のフレーズにオリジナリティーがあってもなくても、見た目が酷似している句であれば、先に発表した作者が、後から発表した作者に対して「類句」だと抗議するのは当たり前だし、抗議を受けた作者が謝罪して自作を取り下げるのも当たり前のことだ。ここまで類似しているのに、「私は盗作などしていないし、発想が違うのだから、私の句は世界に類のない作品だ」などと言う人はいない。


この「類句」の問題を今回の東京五輪の公式エンブレムの問題に置き換えると、最後に発表された奥坂氏の「兜虫」の句が佐野氏の公式エンブレムのデザイン、奥坂氏に抗議した櫂氏の「水中花」の句がベルギーのリエージュ劇場のロゴマーク、池田氏の「桜鯛」の句がスペインのデザイン事務所による東日本大震災の寄付を募るプロジェクトのデザイン、ということになる。仮に、先に発表していた作者から何の抗議もなく、黙認してくれていたのならともかく、正式に抗議があったのだから、「盗作ではない」と主張する権利はあるけど、「盗作」か「偶然の類似」かに関わらず、自分の作品は潔く取り下げるのが、「創作」の世界での常識であり、また、「創作者」としてのプライドだと思う。


‥‥そんなワケで、ベルギーのリエージュ劇場のロゴマークをデザインしたオリビエ・ドビ氏は、IOC(国際オリンピック委員会)とJOC(日本オリンピック委員会)に対して公式エンブレムの使用差し止めを求める文書を送付したワケだけど、それに対する佐野氏の回答が今回の会見だったワケだ。そして、この会見を見たドビ氏は、弁護士と連名で、「佐野氏の説明は納得できない」として、IOCを相手に公式エンブレムの使用差し止めを求める裁判を起こすと発表した。あたしの感覚だと、これは「誰でも思いつくような月並みで陳腐なデザインだから偶然に似てしまっただけ」であり、ドビ氏のオリジナルだという判決が下るとは思えないけど、それでも、裁判になってスッタモンダが続いて東京五輪にケチがつくよりも、トットと類似デザインを取り下げて新しいデザインを選んだほうが利口だと思う今日この頃なのだ。





http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/333.html

記事 [政治・選挙・NHK190] ついに公明党本部前でも 「反対」のプラカードで沈黙アピール(日刊ゲンダイ)
             政党本部前で沈黙のアピール(C)日刊ゲンダイ


ついに公明党本部前でも 「反対」のプラカードで沈黙アピール
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162558
2015年8月8日 日刊ゲンダイ


「❤創価学会は平和主義❤」
「❤公明党に平和を目ざめさせて❤」

 こんなプラカードを掲げる子供連れの女性たち。7日、公明党本部前のワンショットだ。

 政党本部の前ではデモが禁止されているので、プラカードを掲げるだけで、掛け声はなし。沈黙のアピールだったが、これには公明党もビビったのではないか。

 平和の党の看板をかなぐり捨てて、安保法案に協力する公明党には創価学会の三色旗を掲げたデモも起こっている。ついには党本部前でもプラカードが上がった。この光景が創価学会本部前でも再現されるのは必至である。


関連記事
<安保法案> 「戦争に加担しないで」 母親たちが公明党にデモ(田中龍作ジャーナル)
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/310.html

何を恐れる公明党!〜ママたちが本部前で「サイレントデモ」(レイバーネット日本)
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/307.html

公明党どうする? 安保法案の反対集会に創価学会の「三色旗」(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo189/msg/611.html

安保法制反対のデモに創価学会の三色旗 「参院選で自民、公明は応援しない」〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/169.html


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/334.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 「新国立」見直し、ハディド氏側が槇氏の案を批判  MBS
 新国立競技場の建設見直し問題で、原案のデザインを手がけたザハ・ハディド氏側が、建築家の槇文彦氏によるコンパクトな競技場の提案を「ただの欲求」と厳しく批判しました。

 6日、建築家の槇文彦氏は、オリンピック担当の遠藤大臣と面会し、新国立競技場の収容人数を8万人から減らして、コンパクトな競技場とするよう提案していました。
 
 これを受け、ザハ・ハディド氏の建築事務所は、7日、メディア向けに声明を発表し、「槇氏の案は、より小さなスケールの建物を建てたいという彼の欲求を示しているだけだ」と厳しく批判しました。ハディド氏の案は将来の収益性を考慮して8万席の観客席を確保しているとしたうえで、槇氏のコンパクトな案は「コスト効果が高く、持続可能である」という基本的な要件を満たしていないと主張しています。
 
 声明は、ハディド事務所には改良案を提示する用意があり、2019年のラグビー・ワールドカップに完成を間に合わせることもできると主張。すでに安倍総理に書簡を送り、返信を待っていることを改めて強調しました。


http://www.mbs.jp/news/international/20150808/00000007.shtml
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/335.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 公明党の動揺<本澤二郎の「日本の風景」(2078) <戦争法で支持率急落におびえる>
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52112112.html
2015年08月08日 「ジャーナリスト同盟」通信

<安倍・官邸の動揺>

 A級戦犯の孫が必死で実現したい安保法は、その実、明白な憲法違反の戦争法である。こうした認識が国民に拡大、安倍・自公内閣で動揺が広がっている。それもそうだろう、いかに中国脅威論なる騙しの情報を流しても、それだからといって戦争のための法律強行に納得する国民はいない。軍国主義復活に賛同するものはいない。女性・高校生までもが反対デモに立ち上がった。内閣支持率の急落に官邸はおびえている。それは連立を組む公明党も同様である。
 
<戦争法で支持率急落におびえる>

 読売の世論調査のいかがわしい手口が判明、意図的な内閣支持率であることが判明して、いま話題を提供している。ナベツネ言論の限界である。
 「日本人の平和主義は、いい加減なものではないよ」と泉下で宇都宮徳馬が、かつて面倒を見た子分にささやいている。安倍内閣の誕生で、読売の価値は急落した。新聞ではないということが。安倍新聞では、国民は見向きもしない。
 そこでホテルなどに格安でサービス、一人でも市民の目にさらそうと必死のようだ。
 彼らの目論みは失敗している。戦争法に驚愕して決起する無数の国民の台頭である。読売・産経がどうもがいても、内閣支持率を引き上げることは困難であろう。岩手県知事選は、敗北必死がわかり、急ぎ候補者を引き摺り下ろしたが、こんなことは前代未聞である。
 広島で非核3原則を口にしなかったが、長崎では付け加えるのだという。極右も国民の怒りに対して、折れるほかない。それは沖縄予算についても同様である。戦争法強行となれば、当事者である自衛隊からも反乱が出るかもしれない状況である。

<恩師裏切り表面化で揺らぐ太田・山口・井上ら>

 公明党も同様に動揺著しい。
 恩師池田大作氏への裏切りが判明、既に戦争法反対に立ち上がった会員が少なくない。そのことを、ようやく毎日新聞と週刊朝日が活字にした。
 木更津レイプ殺人事件の効果でもある。被害者の戦争遺児の遺言となった「太田を池田先生は決して許さない」に共鳴した婦人部が、決起しているのである。
 「恩師を仇で返す太田・山口・井上・北側を許すな」へと信濃町の流れが、それまでと違い逆転している。太田とつるむ社会委員会の佐藤ツトムの暴走も判明してきた。彼ら腐敗した政治屋と連携する会長候補も、今では非難にさらされている。

<学会婦人部におびえる公明党幹部>

 それにしても悪辣な公明党であろうか。こともあろうに、平成の治安維持法を強行した。3代にわたる会長への冒涜である。戦前の治安維持法で初代会長は獄死している。2代会長も入獄している。
 それを百も承知で、法律強行にのめりこんだ太田と公明執行部である。これらの恩師への裏切りは万死に値しよう。そのことに婦人部がようやく気付いてくれたのだ。戦争遺児の思いが通じたものかもしれない。

 そして今度は戦争法である。北側が自民党の高村と一緒になって、法案を作成、それは新聞テレビで大きく報じられてきている。
 今では公明党は、自民党よりも悪質な政党と見られている。それが支持率にも現れている。

<太田の口利きで安倍が夕食会>

 戦争法強行で、ようやく覚醒した婦人部である。選挙の主導権は婦人部が握っている。公明党ではない。同党の党員も蓋を開けると、婦人部が主流である。彼女らは、いかなる口実にも、それによって「戦争」を許すことはしない。池田氏の信念でもある平和主義が揺らぐことはない。
 婦人部決起に太田も驚愕、同時に安倍もぐらついている。太田の口利きで、急遽安倍は山口と井上を呼んで夕食会を開いた。
 昨日8月7日である。場所は国会議事堂の裏手にあるザ・キャピトル東急という変な名前のホテルである。

<安倍・自公崩壊も射程内>

 昔はヒルトンホテルと言った。72年7月の自民党総裁選では、毎日何回も通いつめた。田中派と連合を組んだ大平派の作戦本部が、ここヒルトンだったからである。田中派はニューオタニ、福田派は赤坂プリンスホテルだった。
 派閥全盛期で政治には活力があった。日中国交回復が田中ー大平連合の公約だった。こうして3ヵ月後に日中は正常化した。当時の財閥は各派に保険をかけていたが、大勢は中国との和解による経済効果に期待していた。
 いま財閥は結束して極右と連携して、軍国主義復活にかけている。これが新聞テレビがふらついてしまった原因である。

 安倍は軍資金に問題はないが、票に狂いが出てきた。創価学会の反乱である。学会が戦争法反対で決起すれば、安倍・国粋主義政権は崩壊する。
 池田氏を裏切った太田・山口らを婦人部は許さないだろう。婦人部は池田信者なのだから。安倍の夕食会で山口・井上が安心できるはずもない。安倍の工作資金もばれている。

2015年8月8日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/336.html

記事 [政治・選挙・NHK190] ネトウヨ(ネットを徘徊するウヨ)のタブー(simatyan2のブログ)
ネトウヨ(ネットを徘徊するウヨ)のタブー
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12059506340.html
2015-08-08 14:16:39NEW ! simatyan2のブログ


先日、安保デモとは別に、NHKをデモ隊が取り囲むという騒ぎが
ありました。





安倍政権を擁護する偏向報道、受信料詐欺、3400億円とも
言われる新社屋建設に抗議するデモですね。


これを見たネトウヨたちは驚きを隠せなかったようです。


「NHKはわりと左翼のお味方だと思うんだがなあ
 味方を総括するようじゃ、今回も先が長くないよ」


「> 「受信料を安倍に使うな!」
 意味わからん
 極まってるな」


「一般人の目線から言えばあんなに安倍に否定的な報道をしてる
 のに、 左翼の目線から見たらまだ足りない、もっともっと
 となるんだろうね」


「NHKって左寄りかと思ってたんだけど」


「NHKって右に叩かれるのはわかるけど左にも叩かれるか」


「左翼の話聞いてみてマジでびっくりしたのは
あいつら日本のメディアは新聞もテレビも全て自民・安倍を擁護しまくってると思っていること」


「安倍批判ばっかだと思うけどなw
「嘘だろwww
NHKなんてこいつらの仲間じゃん」


NHKのどこをどう見れば上のような言葉が出てくるのか、
理解に苦しみますね。


安倍総理の下品なヤジを報道しなかったり、
http://news.livedoor.com/article/detail/10168844/


どうでも良いような安倍晋三の緊急会見を特別枠で放送したり
するNHKが、どうして安倍政権の敵なのか、よくわかりませんね。


安保法案に関しても安倍総理が淀みなく受け答えしてる場面しか
放送しませんし、下のようにパネルまで作り安倍に成り代わって
代弁したりしてます。



そもそもNHKには安倍晋三の息のかかった籾井勝人や百田尚樹を
送り込んでいたではないですか。





そんな政府の広報機関が安倍批判などできるはずもないことを
無視してNHKを安倍の抵抗勢力と言い張るネトウヨ。


NHKだけじゃなくマスコミ全体を敵と位置づけるネトウヨ。


このネトウヨについてブログでは様々な考察を試みてきました。


そして確信を得たのはネトウヨにはタブーがあるということです。


例えば、


○ネトウヨはNHKを表向き攻撃しますが、籾井や百田と安倍総理
 との繋がりは一切無視しています。


○同じくフジテレビには表向き攻撃しますが、安倍が甥っ子を
 フジテレビに入社させたり、日枝会長と度々ゴルフや会食を
 共にする関係であることは一切無視しています。



○電通や大手マスコミ、共同通信、時事通信は敵だと言ってますが、


 安倍晋三夫人が電通社員であったこと、元共同通信記者の青山
 繁晴、元時事通信の田崎史郎が安倍擁護を繰り返してることは
 一切無視しています。




○ネトウヨを指揮しているチーム世耕の世耕弘成官房副長官の
 名前も彼らの会話の中には一切出てきません。




○世耕が近畿大学の理事長で、その部下の客員教授が青山繁晴で
 ることも一切無視です。


○安倍晋三が統一教会の機関紙「世界思想」の表紙を度々飾って
 いることも無視です。





そして決定的に確信を得た事実があります。


それは上記の事実を書いた記事には、ネトウヨは一切攻撃して
こないことです。


普段はストーカーのように付きまとう彼らが、上記の事実に
関しては徹底的に無視を決め込むんですね。


これは非常に驚くべきことだと思います。


たぶん、ちょっかいを出すとヤブヘビになるからでしょうね。


もともと前から言ってるように、ネトウヨというのはチーム世耕
と、戦争オタクや兵器オタクからなる一般ネトウヨが大半です。


金で雇われたネトウヨは別として、極右思想に被れたネトウヨは
元のカラクリを知らない人が多いと思うのです。


つまりヤクザの世界で言えば鉄砲玉みたいな存在ですね。


そういう連中が裏のカラクリを知って離れてしまうのを、ネット
サポーターは恐れているのだと思います。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/337.html

記事 [政治・選挙・NHK190] またしても悪知恵を働かせた安倍政権ー(天木直人氏)
またしても悪知恵を働かせた安倍政権ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sn7li5
8th Aug 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks


岩手県知事選挙で平野達男参議院が不出馬を表明した。

 勝てないと自覚したからだ。

 もちろんそれは平野氏を推した自民党の自覚であり、命令だ。

 しかし、これを達僧現職知事を応援した生活の党やそれを支援した民主、

社民らの勝利だと喜ぶのは早い。

 むしろなりふり構わずダメージコントロールを優先した自民党の悪知恵をあなどってはいけない。

 そもそも国政に対する知事選の及ぼす影響は少ない。

 無理して平野議員を候補させ、

補欠選挙でも負けるほうが自民党にとっては国政及ぼす悪影響は大きい。

 だからあっさり引き下がって、来年の参院選挙に向けて体制を立て直すということだ。

 肩すかしを食ったのは野党連合だ。

 岩手県知事選に勝って弾みをつけ、

来年の参院選に向けて選挙協力を進められると思っていた矢先に肩すかしを食らった恰好だ。

 これでは来年の参院選挙に向けて野党の展望は開けない。

 そんな野党の思惑を打ち砕くために、恥を忍び、なりふり構わず平野断念を決めた。

 この悪知恵こそ自民党の真骨頂だ。

 その悪知恵に対抗し、

来年の参院選で自民党に勝てる器量と国民的支持のある野党は、

どう考えてみても皆無である。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/338.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 自民党議員の「利己的個人主義」発言で「戦争法案だとバレた」SEALDs奥田愛基さんスピーチ(前編)  IWJ
自民党議員の「利己的個人主義」発言で「戦争法案だとバレた」SEALDs奥田愛基さんスピーチ(前編) 〜「安保法制反対」国会前抗議で
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256899
2015.08.07 IWJ Independent Web Journal


 「戦争をしたくないっていうのが『利己的な発言』であると本当に思うんだったら、そう言ってくださいよ。言ってみてくださいよ、国民に」——。


 猛暑のなか、2015年8月7日に10回目をむかえた安保法制反対の国会前抗議。主催するSEALDsの奥田愛基さんは抗議の冒頭、自民党・武藤貴也衆議院議員が「『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義」とSEALDsを名指しで批判したことに触れ、「これは自民党として許容される発言なのか」と問いかけた。


記事目次
・「戦争に行きたくないのが利己的な発言だなんて、まるで戦争中、戦前の発想」
・戦後の民主主義・立憲主義を否定する武藤議員は「お辞めになられたほうがいい」
・「国会の前でこうやって声をあげることが民主主義なんだよ!」


【奥田さんのスピーチ全編動画】


「『利己的』発言で戦争法案だとバレた」SEALDs奥田愛基さんスピーチ(前編)


■「戦争に行きたくないのが利己的な発言だなんて、まるで戦争中、戦前の発想」


 「これ自民党はちゃんと説明してほしい。これ自民党として許容される発言なのか。自民党として戦争に行きたくない、戦争をしたくないっていうのが『利己的な発言』であると本当に思うんだったら、そう言ってくださいよ。言ってみてくださいよ、国民に。


 そしてもし、おかしいと思っているのなら、きちんと謝罪をした方がいいんじゃないでしょうかね。戦争に行きたくないのが利己的な発言だなんて、まるで戦争中、戦前の発想じゃないですか。


 だいたい『戦争法案じゃない』とか、『戦争をしなくなる法案です』とか言っておきながら、そんなこと言ったら、『(やっぱり)戦争法案だ』ってバレるじゃないですかね。バレるっていうか、そういう法案なんですけど。そういうふうに自爆したってことなんで、思い切って『戦争法案廃案』と声出していきたいと思います」


 奥田さんは、武藤議員の発言をはじめ自民党議員から、またネット上などで「就活できなくなるぞ」「どこかの政治政党がバックに付いてるんだろ」などと誹謗中傷が巻き起こっていることで、毎日のように取材が来ていることを明かした。


 「毎回思ってるんですけど、記者の方が『どう思われますか?』って言われるんですね。毎回聞き返しますよ、『どう思います?』って」


■戦後の民主主義・立憲主義を否定する武藤議員は「お辞めになられたほうがいい」


 武藤議員は、7月23日の自身のブログで、日本国憲法の「三大原理」である「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」について、「私はこの三つとも日本精神を破壊するものであり、大きな問題を孕んだ思想」だとし、「基本的人権の尊重」については「これが日本精神を破壊した『主犯』だと考えている」などと持論を展開している。


 奥田さんは、こうした武藤議員の戦後の民主主義、立憲主義を否定する姿勢について、「この3つの原理は国家の根幹なんですよ。3つの原理っていうのは。それを認めることができないなら国会議員をお辞めになられたほうがいいのではないでしょうか。それが嫌だったら、もうこの国で国会議員はできないと思います」と批判した。


■「国会の前でこうやって声をあげることが民主主義なんだよ!」


 「『学生が煽動して集まっている』って言い方されていますけど、冗談じゃない。馬鹿にするな。集めているのはお前らだ!
お前らがここまで国民を怒らせて、人々を怒らせて、毎週毎週ここに集めてるんだよ!
いい加減にしろよ。国会の中に民主主義が収まっているわけじゃないんだよ。国会の前でこうやって声をあげることが主権在民の意味なんだよ。それが民主主義なんだよ」


 奥田さんは国会に向かって声を張り上げてこう訴え、「憲法守れ!」「勝手に決めるな!」「国民なめんな!」のシュプレヒコールを響かせた。


(取材:原佑介・阿部洋地・遠田哲也、写真:原佑介、記事構成:佐々木隼也)




http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/339.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 再度の政権交代もできる!  高橋敏男
再度の政権交代もできる!
http://3620065.at.webry.info/201508/article_6.html
2015/08/08 17:08 高橋敏男のブログ



今日は、森ゆうこと語る会で小林節先生の講演を聞きました。


安倍政権を倒すことは、主権を国民に主権を取り戻したことになります。


立憲主義=憲法を守れ!・・・で有るならば、九条の会が掲げる憲法を守れ!は、権力者や改憲派の学者に向かって言うべきことだ。


安倍政権の確信的暴走を止めるには、政権交代しかない。


それには森ゆうこさんを当選させることである。


政治家には、気力、行動力、胆力が必要だか、森さんは、それに男振りがいいと小林先生は付け加えた。


森ゆうこさんには、やる気満々の気力が感じられたので、是非とも捲土重来を遂げていただきたいものです。そして妖怪に取り憑かれたような独裁安倍政権から、真の民主主義を取り戻してもらいたいと思います。


それは野党共闘ができれば再度の政権交代も夢ではないということです。


小林節先生の憲法感の正しさが私達、有権者に勇気を与えてくれました。


都合で懇親会には、参加できませんでしたが、きっと話が弾んで賑やかな会となったことでしょう。




http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/340.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 新国立競技場、建設の見積もりを900億円も過小評価!IOCは日本の騒動に懸念?バッハ会長が建設計画介入を示唆
新国立競技場、建設の見積もりを900億円も過小評価!IOCは日本の騒動に懸念?バッハ会長が建設計画介入を示唆
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-7509.html
2015.08.08 19:00 真実を探すブログ



☆新国立競技場:建設会社の見積もりは3000億円超
URL http://mainichi.jp/select/news/20150808k0000m040079000c.html
引用: 
 新国立競技場の計画見直しを巡り、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)が今年2月、文部科学省に対し、建設会社が総工費を3000億円超と見積もったことを伝える一方、自らの試算では2100億円程度と報告していたことが分かった。この約900億円の隔たりが、計画見直しの判断を遅らせた可能性がある。
:引用終了


☆「新国立建設」を管理下に 日本を三流国扱いするIOCの本心
URL http://news.livedoor.com/article/detail/10446352/
引用:
日本への内政干渉を気にしてハッキリ言わないが、IOCの本心は総会期間中に、バッハ会長が新国立について語ったコメントからうかがい知れる。


「(新たな計画には)入札の段階から関わっていきたい」「最初から関わることで、他のプロジェクトと同様に調整委員会で監督できる」「性能やコスト管理、工期が保証されるよう関与していく」――要するに新国立の建設計画は今後IOCの管理下に置くぞ、と言いたいのだろう。
:引用終了


新国立競技場、自民党が見直しプラン


「ザハ案、試算3000億円後半だった」総理と民主対立(15/08/07)


新国立競技場 JSC、総工費「2,100億円程度」と文科省に過小報告(15/08/08)


国会でも新国立競技場を巡って論争が続いていますが、安倍政権は「民主党が悪い」等と述べて、自分たちは悪く無いと主張をしていました。


民主党が良いというわけではありませんが、具体的な案が固まったのは自民党時代であり、予算を決定したのも自民党だと考えると、このような発言はあまりにも無責任過ぎると言えるでしょう。
IOCも日本のゴタゴタにイライラしているようですし、このままだとオリンピック全体が揺らぐことになるかもしれません。


日本政府は本気でオリンピックをやりたいのならば、自分たちの金儲けよりも効率を真剣に考えるべきです。私はオリンピックなんて無くても良いと思っているので、中止という選択肢もありだと思っていますが、それを抜きにしてもオリンピック推進派の連中は利権重視で酷いと感じています。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/341.html

記事 [政治・選挙・NHK190] (オピニオン)原爆投下を神に感謝  ウォール・ストリート・ジャーナル日本語版
米軍兵士が何万人死のうが戦争だからある意味当然ではあるが、米軍兵士の戦死を回避するために女性や子供を含む民間人を何万人殺しても構わないという主張はさすがに受け入れがたい。こうした考え方は原爆投下に限ったものではなく、日本人の戦意をくじいて早期に降伏させるため、民間人を標的とした絨毯爆撃を繰り返した考え方とまったく同じもの。

原爆投下に至るまでに日本各地を絨毯爆撃しているとあって、民間人殺害の犯罪性に対する正常な感覚がマヒしてしまっていると言わざるを得ない。これが戦後70年たっての米国人のおおかたの考え方ではあるが、今の日本人の半数が米国人同様に「原爆投下は止むを得なかった」と考えていることには驚いた。それがこの記事を「日本向けのサイトに掲載させる」という挑発的な行ないにつながっているのかもしれない。

記事中に「日本の敗戦がすでに濃厚となっていた最後の数週間でさえ、連合軍は週7000人というペースで犠牲者を出していたということもわかっている。」とあるが、ここまで堂々とウソを書かれるとあきれてしまう。これによると連合軍は7月の一ヶ月間だけで3万人が死亡していることになるが、沖縄戦終結後一体どこで大規模な戦闘があったというのか。本当の死者はこの1/10にも満たないだろう。


By BRET STEPHENS
2015 年 8 月 7 日 12:14 JST

 このコラムのタイトルは文化評論家で戦争回顧録の著者、故ポール・ファッセル氏が1981年に書いたエッセイから拝借した。1945年、21歳だった同氏は米軍少尉としてすでに欧州戦線を戦い、生き延びていた。にもかかわらず、ダウンフォール作戦(米軍の日本本土上陸作戦)への参加を命じられ、数カ月後には太平洋へ派遣されることになっていた。その日本本土上陸作戦は1945年11月に予定されていた。

 ところが、原爆投下でその作戦は中止となった。広島への原爆投下後も降伏しなかった日本だが、長崎への原爆投下後に降伏した。

 筆者は広島へ向かう機内でファッセル氏のエッセイを読んでいた。特に印象深かったのが次の一節である。「数カ月後には東京近くの海岸から突撃射撃をしながら上陸を試み、機銃、迫撃砲、大砲の攻撃を受けることを覚悟していたが、その任務から解放されたという驚くべき朗報を耳にしたとき、何とか勇敢に見せようと冷静を装ってきたにもかかわらず、われわれは安心と喜びで泣き崩れてしまった。これで生きられると実感した」。

 原爆投下70周年を迎えた今週、米国は原爆の被爆者に謝罪しなければならない、核兵器は廃絶されるべきである、広島は非人道的な残虐行為の記念碑だ、日本はもう少しましな形で敗戦を迎えられたはずだ、といったうわべだけの言葉が多く聞かれるだろう。しかし、ファッセル氏が指摘した基本的なポイントが広く理解されるかは疑問だ。広島と長崎への原爆投下は単に戦争を終わらせた恐ろしい出来事ではなかったということだ。多くの人々の命も救ったのである。原爆は大日本帝国を平和主義者の国に変えたのだ。

 筆者は8月3日の午後の大半をそうした活動家の1人で、平和のための「ヒロシマ通訳者グループ(HIP)」を運営する小倉桂子氏と過ごした。広島に原爆が落とされたとき、小倉氏は8歳になったばかりで、実家は爆心地から2.4キロしか離れていなかった。小倉氏は「竜巻のような」爆風、その爆風で割れて実家の壁や梁に突き刺さった無数のガラスの破片が不思議と「光ってきれいに」見えたこと、油っぽい黒い雨などを覚えているという。

 そして市の中心地から、ひどい火傷や重傷を負った避難者たちが水を求めながら「幽霊の行列のように」やって来たことも。彼らは水を飲むとすぐに死んでしまったという。小倉氏の近親者たちは原爆の犠牲にならなかったが、家族がそのことについて話せるようになるまでには数年を要した。

 広島と長崎への原爆投下は実際に起きた出来事なので、その惨状は否定できない。その一方で、本土上陸作戦は中止になったので、実行されていた場合の惨状を否定する声も多い。日本沖で原爆実験をしていれば、日本国民はそれに驚いて降伏していただろうか。日本を降伏に追い込んだのは、長崎への原爆投下よりも、その日に始まったソ連軍による満州侵攻だったのか。本土上陸作戦が実行されていた場合の犠牲者数は、本当に2つの原爆の犠牲者数(25万人近いという説もある)を上回っていたのだろうか。

 われわれには知る由もない。わかっているのは米国が沖縄を制圧するのにさえ、82日間の戦闘と1万4000の米兵の犠牲を要したということである。日本が降伏したからこそ、本土が侵攻された場合には数千人の捕虜を処刑せよという命令が実行されなかったということ、日本の敗戦がすでに濃厚となっていた最後の数週間でさえ、連合軍は週7000人というペースで犠牲者を出していたということもわかっている。

 沖縄を守るために日本軍がほぼ最後の1人まで戦ったということ、数百人の民間人が捕虜になることよりも自殺を選んだということもわかっている。本土を守るのに、日本国民はそこまで必死にならなかったはずだと言い切れるだろうか。われわれにはその確証を得る術がない。

 ファッセル氏はこう書いている。「過去を理解するには、現在のことを知らない自分になり切る必要がある。事後の悟りの一切を排除して自分の脈拍にそのプレッシャーを感じなければならない」。歴史的な審判は、結果のみならず、選択肢にも考慮して下される必要がある。当時のトルーマン米大統領が週7000人の犠牲者を出し続けることを選び、原爆投下を回避していたら、味方の命よりも敵の命を思いやっていたら、われわれの大統領に対する評価は高まっていただろうか。

 そうした状況下で2つの原爆が投下され、日本は敗れた。完全な敗戦である。軍事力に物を言わせて主張を通す傾向がある文化がなくなった現代の日本は、その完敗にも恩恵があったということを証明している。現代の広島は大惨事に直面した人間の回復力を証明している。確かなモラルや強い復讐への渇望でさえも寛大さへの障害にならないことを理解した米国の証でもある。そうしたことはある意味、寛大さの前提条件なのだ。

 広島はあまりにも長きにわたり、ある種の左翼政治、暗黙の反米主義に塩漬けされた退屈な反戦主義と関連付けられてきた。これは残念なことだ。米軍が勝利という言葉を禁止し、米国の大統領が軍事力の行使を信じず、米国民が犯してもいない罪に罪悪感に苛まれている今日、われわれは広島の歴史から教訓を得るべきだろう。

 広島の夜の明かりを見れば、その文化の穏やかさに気付くことだろう。原爆が投下されたことを神に感謝しよう。

 (筆者のブレット・スティーブンスはWSJ論説室の副委員長)


http://jp.wsj.com/news/articles/SB10685294686418064255204581155343159278736?mod=trending_now_2
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/342.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 「岩手ショック」が『オールジャパン平和と共生』起爆剤に(植草一秀の『知られざる真実』)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-1e96.html
2015年8月 8日

本年9月に予定されている岩手県知事選に出馬する意向を表明していた平野達男氏が出馬しない意向を表明した。

現職の達増拓哉知事が三選に立候補を予定しているなかで、達増氏の三選を阻止するために平野氏が知事選出馬の意向を示していたのである。

4月26日付ブログ記事

「民主党の解体なくして日本政治再生なし」

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-1735.html

に記述したように、平野達男氏は小沢一郎氏の支援を受けて、2001年の参院選に出馬して当選した人物である。

達増拓哉氏は生活の党代表である小沢一郎氏直系の政治家である。

そして、岩手県は小沢一郎氏の牙城。

平野氏は小沢氏の力で参院議員になり、民主党政権では菅・野田政権で大臣職まで付与されていながら、小沢一郎氏に弓を引いたのである。


2013年の参院選では、民主党からの出馬が、当選に不利になると見て無所属で出馬した。

そして、今回の知事選では、自民党の支援を得て立候補の意向を固めていたのである。

自民党で平野達男氏の知事選出馬を後押ししたのは二階俊博氏である。

二階氏もかつては小沢一郎氏の陣営に所属した議員であるが、自自公連立政権から自由党が離脱すると、与党に残留するために、小沢氏とたもとを分かった人物である。

今回の知事選における平野達男氏の出馬方針は、小沢一郎氏の政治的生命を断つことを目的に組み立てられたものである。


平野氏の陣営には、小沢一郎氏の秘書を務めていた高橋嘉信氏が加わっていた。

2009年に民主党の小沢−鳩山ラインが政権を奪取したことと並行して、日本政治史上、最も卑劣で最も悪辣な政治謀略事案が進行した。

小沢一郎氏、鳩山友紀夫氏に対する史上空前の人物破壊工作が展開された。

その謀略によって鳩山政権は破壊され、小沢一郎政権の誕生が闇に葬られた。

その謀略工作の最終バージョンが今回の知事選であったと言える。

しかし、潮目が変わり、平野氏が当選する可能性は消滅した。

平野氏が知事選に出馬すると、参院補欠選挙も実施される。

小沢一郎氏系の達増拓哉氏が知事選に勝利し、補欠選挙でも小沢一郎氏系の候補者が勝利することが確実の情勢になった。

平野氏は完全に失脚し、後見人の二階俊博氏も大きな失点をあげることになる。

この事態が明白になったため、平野氏と二階氏が投降したというのが、知事選出馬取りやめの実態である。


安倍晋三政権は、これから坂を転げ落ちる。

次の政権の絵が描かれていないから、安倍政権の安泰が続くとの見解が一部で示されているが、甘い見方であると思われる。

安倍政権の凋落には、合理的な理由がある。

その「理の当然」に従って、安倍政権が下り坂を転がり始めたのだ。

そう簡単にこの流れを変えることはできないだろう。

どこに問題があるのか。

それは、安倍政権が民主主義の根幹を破壊し続けていることにある。


二つの致命的な過ちが犯されている。

一つは、立憲主義の根幹である憲法を破壊していることだ。

政治権力といえども、憲法の前には従順でなければならない。

これが「立憲主義」の基本である。

ところが、安倍政権は、その憲法をないがしろにしている。

政治権力を握れば、憲法も好きなように改変してよい。

これが安倍政権の基本スタンスだが、このような暴挙が容認されるわけがない。

二つめは、原発、憲法、TPPという、国の根幹に関わる重大事項について、主権者の意向を無視した政策運営を強行していることだ。

政治権力を握っているとはいえ、民主主義の政権であるなら、国の根幹に関わる重大事項については、主権者の意向を尊重して政策を運営しなければならない。


ところが、安倍政権は国会における「数の力」を振り回し、主権者国民の圧倒的多数が反対する重大政策を独裁的に強行しているのである。

このことが表面化して内閣支持率が急落している。

この根本が修正されない限り、政権支持率が再浮上することはあり得ない。

潮目が変わったから、風景は見る間に変わってゆくことになるだろう。

いや、変えてゆかねばならないのだ。

岩手県における平野達男氏、高橋嘉信氏、二階俊博氏の大敗北は、流れの転換を象徴する出来事であると言って間違いないだろう。


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/343.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 霞が関官僚の望む法案優先国会 勇ましい安倍が霞む陰謀(笑)(世相を斬る あいば達也)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/4809041a0f90e538bc28f85aae778344
2015年08月08日

SEALDsといい、世界水泳の渡部香生子、星奈津美といい、日本の女性は、本当に賢く、根性があり、忍耐強く、それでいて勇気がある。「勇気」と云う日本語は“死語であり、「勇気」の”勇ユウ“はとは「マの下に女」と書く変えたいくらいである。「女気」は芯が強いが、「男気」は空威張りが多いことからも、「勇気」の漢字から、男は除く方が漢文的に正しいような昨今だ。普通の人が、恐怖、不安、躊躇、あるいは恥ずかしいなどと感じる事を恐れずに信念を貫き向かっていく積極的で強い心意気のことだと思うが、権力者が、恐怖も躊躇いもなく、妄念を貫くのは「勇気」とは言わないだろう。

戦争法案で騒がしい永田町、戦争法反対運動で盛り上がる議事堂周辺。なんとも言えない、不穏な出来事の予兆が交錯している時代は、意外にも歴史を振り返った時、現在の安倍政権下で“闇の仕事人”である霞が関組織が、思う存分に、思い上がった法案を通過させたり、“闇の仕事人”の親戚組織を通じて、プルトニウム温存に舵を切ったようだ。安倍のノータリンを良いことに、悪事の限りを尽くしているようで、「刑事司法改革の関連法案」が忍者のような音なしの構えで、オーエルの『1984年』世界の実現を目指している。あきらかに、霞が関は「警察国家」を目指している。

この「警察国家」の延長線上に「戦争法案」もあるだろうし、おそらく「徴兵制」も、次の延長戦なのだ。既に、相当数の自衛隊退職者が出ている模様だ。安倍政権になってから、防衛と名は借りているが、「人を躊躇なく殺す訓練」を隠密にスタートさせたようだし、話題になった、“戦死を想定した“遺書”の強制や家族連絡カードへの記入の義務化”が決定している。安保法制成立後、直ちに「軍事行動」のミッション(アフガン、イラク、ソマリア)への海外派兵が視野にまであるようだ。

安倍二次内閣以前から、自衛官の応募状況は振るわなかったようだが、安倍二次政権の発足と戦争法案の閣議決定で、退職者も増加傾向を見せており、「自衛官不足」は危機的状況の入り口にある。この既に起きている自衛官不足は、現役の一人一人の自衛官の業務負担が日増しに増加し、更に、退職者の増加が危ぶまれている。象徴的には、防衛大卒業生の任官拒否者が、俄然増えている事実だ。ネット上で、高校生対象の自衛官説明会資料が一斉送付され、「赤紙が来た!」と話題になった記憶もある。広告会社が絡んだイメージ戦略も盛んで、AKB48や檀蜜起用で、安倍並みの若者がいるに違いない作戦が展開されている。

それでなくても、3Kやブラックバイト仕事は、ニートになっても、避けようとする本人、無職でも食うくらいは大丈夫の親世代がいるのだから、まだまだ、アメリカ並みの格差社会の構築が完全ではない日本は、最終的に、もっと明確な格差社会の実現に知恵を絞る。食うや食わずにならないと、平和ボケの日本の若者を自衛官にさせることは出来ないと判断している。安倍が口にする「津々浦々」は滴り落ちる樹液(受益)ではなく、実は貧困がその配るプレゼントと云うことだ。

上記の自衛官募集の中身も、経済的メリットの羅列で、無知な高校生や若者を狙っている。家賃も食費も光熱費も只だ。10年後給与は34万円以上。挙句に、奨学金延滞者のインターンシップ制度導入まで画策。借金払えないのなら、身体で払えって考えのようだ。徴兵制度を廃止した国は、総じて、貧困層の増産に熱心だ。アメリカが典型的だが、自己決定権で入隊したように誘導する社会状況を醸成する方法を取っている。しかし、これらを安倍や、その取り巻きたちが考えたと云うのは冗談で、全部霞が関が絵図を書いている。この点も、我々は見逃さないようにしたいものだ。

徴兵制度は、「自由と民主主義」を標榜する国家にとって、盾と矛の関係にあるのだから、何とか、自発的に「国民が自分の国を守るのは義務だ」と云う、反自由主義的感覚を薄め、自主性を強調する方が受けがいい。その為には、貧乏人の量産が、イコール入隊希望者増に繋がる。これは、一見、自由の意思決定で、「自由と民主主義」に親和的だ。つまり、徴兵的強制を伴わないようにするには、格差社会の醸成は、官僚たちにとって、一つの目標でもある。まあ、現状は、その官僚らの思う壺な方向で進捗している。

今回の安倍晋三の「戦争法案」の社会に与える影響は、単に日米安保、自衛隊、海外派兵、戦争、徴兵と云うイメージのほかにも、衣の下には、色んな色の鎧が見え隠れしている。筆者は、安倍は、自衛隊の海外派兵だけを目標に、その妄信の実現に邁進しているが、その妄信を利用して、もっともっと、怖ろしい国家の形を描いている連中がいることを、忘れるべきではない。それが、霞が関の組織だ。彼らは、如何にも安倍の要求通りに事を運んでいるような顔をして、実は、自分たちの描く国家像に向かう方向の法案や条文や条項を埋め込んでいる。

これは、あまりに多岐にわたり、余程の研究者でも、総体的な霞が関好みのシステムの再構築がなされているのか、おそらく究明しかねるだろう。無論、筆者に出来る筈もない。ただ、肌感覚で、この法案も「臭いな」と云うものを、常にウォッチするのが関の山だ。その中で、形が自衛官の補充方法と同様に見えてきている、「警察国家法案」が衆議院でドサクサまぎれに通過した“刑事司法改革の関連法案”だ。これを説明する気力はないので、ビデオニュースドットコムの解説記事を引用しておく。


≪ 焼け太りの盗聴法改正に待った!

 1999年、すったもんだの末に何とか可決に漕ぎ着けた盗聴法という妖怪が、16年の年月を経て、再び永田町、霞ヶ関周辺を跋扈し始めている。

 集団的自衛権をめぐり大きく揺れる国会の陰で、警察の盗聴権限を大幅に拡大する盗聴法の改正案の審議が進んでいるのだ。

 そもそも今国会で審議されている刑事訴訟法の改正案は、村木厚子・厚労省雇用均等・児童家庭局局長(当時・現在は厚労事務次官)に対する証拠改ざん事件や、志布志事件、布川事件、足利事件などの冤罪事件が相次いだことを受けて、警察や検察の取り調べの可視化を進める必要があるとの共通認識の元で議論が始まったものだった。

 民主党政権下で設けられた「検察のあり方検討会」には、元検事の郷原信郎氏やジャーナリストの江川紹子氏らが委員として参加し、取り調べの可視化の必要性を強調する報告書がまとめられていた。ところが、検討会の議論を引き継ぐ形で設置された法相の諮問機関である法制審議会の特別部会には「新時代の刑事司法制度特別部会」などといった名称が与えられ、取り調べの可視化と並行する形で、盗聴法や司法取引といった警察や検察により強い捜査権限を与える施策が議論されるようになった。

 最終的に肝心要の可視化の方は裁判員裁判の対象事件と検察の特捜部が取り扱う事件に限定されることになった。これは刑事事件全体の2〜3%程度でしかない。97%の刑事事件では依然として弁護士の立ち会いもない状態の下で密室の取り調べが続くことになった。

 可視化が極度に限定されたものにとどまる一方で、その交換条件のような形で出てきた捜査権限の強化は、盗聴権限の拡大と司法取引の導入がしっかりと刑事訴訟法の改正案に含められ、今国会に提出されている。審議日程上、微妙なところもあるが、1999年の盗聴法導入時と比べ、主要マスコミに法改正の問題点を指摘する報道がほとんど見られないことや、市民社会の目が安保法制の方に向いていることなどから、法案は今国会で可決する可能性が高い。

 刑事訴訟法の改正案が謳う盗聴権限の拡大は、盗聴対象となる犯罪の種類をこれまでの4類型から13類型に増やすことと、これまで警察が令状を得た上で実際に盗聴を行うためには通信事業社に出向いていく必要があったところを、改正案ではネット回線を通じて全国の警察署に居ながらにして、通話の盗聴が可能になる点に集約される。

 具体的にはこれまで薬物犯罪、銃器犯罪、集団密航、組織的殺人の4種類の犯罪のみが盗聴の対象だったところに、窃盗や詐欺など新たに9種類の犯罪を加えるとしている。また、警察署内からの盗聴が可能になることで、これまで盗聴の現場で要求されていた通信事業者の職員の立ち会いが不要になる。警察署の中で、警察官だけが知るところで盗聴を行うことが可能になる。

 形式上は盗聴した通話はすべて録音され、裁判所に提出されなければならないとされている。しかし、盗聴権限の拡大に批判的な関東学院大学名誉教授の足立昌勝氏は、警察が盗聴したすべての通話を録音するかどうかも、また通話を記録したメディア媒体をすべて裁判所に提出する保障がないため、濫用の危険性が排除できないと指摘する。

 そもそも日本における犯罪は2003年以降、全体として減少傾向にあり、今急いで捜査権限を拡大しなければならないような治安状況にあるわけではない。盗聴は、盗聴されていることが分からないから盗聴なのであり、本質的に濫用の危険性を伴う。また、憲法で保障されている通信の自由にも抵触する可能性がある。

 このようにリスクも大きく人権上も問題の多い盗聴権限を、なぜ今急いで拡大する必要があるのか。警察は多発するオレオレ詐欺に対抗するためには盗聴が有効だと説明する。しかし、そもそも組織的な詐欺を働こうという犯罪集団が、犯行に関わる重要な情報を電話でやりとりするとは到底考えにくい。

 一方で、盗聴法の改正によって警察署に設置されることになる盗聴用のPCは、特定電子計算機などと呼ばれ、1台あたり10〜30億円のコストが見込まれているという。盗聴件数が増えれば、当然、盗聴作業に従事する捜査官の数も増員が必要となる。これが警察による新たな利権とポスト拡大につながることは想像に難くない。

 警察による盗聴権の拡大はわれわれ市民社会にどういう影響を及ぼすのか。警察権力が肥大化することによって、市民はどのような不利益を受けるの か。そもそもの発端である刑事司法改革が捜査権限の拡大につながってしまっている現状とそこに含まれる盗聴法改正案、新たに導入される司法取引の問題などについて、ゲストの足立昌勝氏とともにジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。

≫(マル激トーク・オン・ディマンド 第742回(2015年6月27日):ゲスト足立昌勝氏(関東学院大名誉教授))


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/344.html

記事 [政治・選挙・NHK190] <滋賀報告> 武藤議員の地元で落選運動 「戦場にはあなたが行け」(田中龍作ジャーナル)
【滋賀報告】武藤議員の地元で落選運動 「戦場にはあなたが行け」
http://tanakaryusaku.jp/2015/08/00011711
2015年8月8日 20:25 田中龍作ジャーナル



地元だけなく愛媛や東京からの参加者もいた。礒崎陽介・首相補佐官の地元大分でも落選運動が起きるだろうか。=8日、近江八幡駅南口 写真:筆者=


 「武藤議員は北海道の人です。東近江の人ではありません。今すぐ辞職して北海道に帰って下さい」。


 JR近江八幡駅駅頭でマイクを握って呼びかけているのは、地元の女性有権者(40代)だ。


 国会前に集まり戦争反対を訴える若者たちのことを「利己的個人主義」と決めつけ、憲法3原則を否定するかのような持論をツイッターやブログで発信し続ける武藤貴也議員(自民)。


 世論の批判を浴び今や時の人ともなっている。武藤議員の選挙区(滋賀4区)では、とうとう落選運動が巻き起こった。


 きょうは市民10人余りが、地元有権者の行き交う駅に集まった。


 「武藤議員、あなたこそ戦場に行け」「憲法を否定する武藤議員は辞職を!許さへんで」・・・同議員を糾弾するプラカードが翻った。



武藤貴也議員の地元事務所。=8日、近江八幡市 写真:筆者=


 「武藤議員を国会議員に選んだのは、滋賀県民の不徳の致すところ。今後武藤議員のような人間を当選させてはならない」


 「武藤さん、あなたは国家が大切なんですか、それとも国民の命が大切なんですか?」


 ―こう声を張り上げたのは、滋賀2区の男性有権者(会社員・40代)だ。


 冒頭の女性有権者(滋賀4区)は「生活の基盤=平和なのにそれをぶち壊す。世間的には犯罪者と同じ」と顔を真っ赤にしながら話した。


 落選運動の現場には高校生1年生の姿もあった。バスケットボール部の練習を休んで参加した、という。


 「戦争は人間のすることではない。そんなに戦争がしたいならゲームでしろ」。彼は少年らしくストレートに怒りをぶつけた。



「許さへんで」。関西弁のプラカードを持つ男性は終始ぶ然とした表情だった。=8日、近江八幡駅南口 写真:筆者=


 駅からタクシーで10分ほど走った所にある武藤議員の地元事務所を訪ねた。


 事務所員によれば、「(ツイッター上での発言が問題になってから)電話がひっきりなし。北海道から九州まで全国からかかってくる」。


 「日本男児だ、よく言った」などの激励がある一方で「お前が戦争に行け」などという叱責もあるそうだ。


 盆踊りたけなわ。国会議員が地元に溶け込む最高の機会だ。武藤議員は、昨年は盆踊りに帰ってきたが、今年はまだ予定が決まっていないという。


 前出の地元事務所員は「(マスコミが押し寄せて)地元に迷惑をかけてもいけませんからねえ」と説明した。


 『安倍チルドレンとして総理のホンネを代弁しただけなのに・・・』武藤議員は内心悔しがっているのではないだろうか。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/345.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 潮目は変わったか?(反戦な家づくり)
潮目は変わったか?
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1411.html
2015-08-08 反戦な家づくり


潮目が変わった、と口にする人が増えた。

たしかに、様々な状況が安倍晋三を追い込んでいるように見える。
これを潮目と言うのならば、確かに潮目は変わったと言えるだろう。
しかし、潮目が変わって、どこに向かって流れようとしているのか、を誰も言わない。

安倍晋三の極右路線、極端な独裁者ぶりは、さすがに嫌気をさそい、支持率は急落した。
沖縄に対しては1ヶ月間の休戦協定を申し出た。
岩手県知事選は自民系候補が出馬取りやめ。
ついでに、新国立競技場の白紙撤回。
これらは、わずかな成果といえども、これまでの安倍独裁を押し返している印象は強い。

潮目が変わったちょうどこの時期、彗星のように現れたSEALDSなどの団体が、国会前や全国でのデモや集会を主導し、メディアにも好意的に取り上げられた。
こうした運動に参加している人たちの目には、今まさに潮目が変わったのは、新しい運動の成果だと映っていることだろう。

国民ひとり一人が声を上げるという、民主主義の「み」の字を忘れた日本人にとって、どんな形であれ直接行動の経験を積み上げるのは、かけがえのない経験だ。
全共闘世代より若い世代にとって、デモや集会や街頭宣伝などは、自分の社会的なポジションを失ってしまうような恐怖の対象だったはずだ。それが、3.11以降の脱原発と、今回の反戦争法案で、世の空気が変わってきた。
それは、窒息していた日本人の肺に、ほんの少し風穴が空いた画期的な出来事だ。

しかし、かけがえのない画期的な動きではあっても、それはまだ端緒であることも事実。
彼我の力の差は、まだあまりにも大きいと言うことも忘れてはいけない。

残念ながら、今の程度の運動で、安倍政権が方針転換することはあり得ない。
支持率急落とは言え、まだ30%以上を維持しており、自民党の政党支持率は余裕のぶっちぎりである。
安倍晋三という独裁キャラを切り捨てれば、自民党にとって、これまでと大きく状況は変わっていない。

これから民主主義を作っていく長い工程を考える時、冷静に「イマココ」を認識することは重要。
いたずらに成果が出たと思い込むと、運動としては寿命が縮むことになりかねない。
これは、集会などの人数を盛るべきでない、という話にも通じる。

では、なぜ潮目が変わったのか、変わったように見えるのか。

■■

敵は一枚岩ではない、ということを知っておきたい。

無理筋で金儲けしたい という点ではかわりは無いけれど、その方法が違う。
戦争を主な収入源にするグループと、金融を主な収入源にするグループがある。

戦争グループは、国家に戦争をやらせ、巨額の武器弾薬を使わせ、「民主化」の名の下に植民地化した地域の利権を独占する。
第二次大戦以来の、米国を使った典型的な戦争経済主義である。
それによって、アメリカ本体を含めた国会はボロボロに疲弊するが、産軍共同体だけはどんどん肥え太っていく。

戦争経済の問題は、利用した米国をはじめとした国家が、破綻するということだ。
戦争経済を推し進める主力であった米軍自体が、もはや予算削減のなかで闘うことが困難になっている。

そこで画策されたのが、日本軍(自衛隊)を米軍の配下として活用することと、大戦争によって米国の借金自体を帳消しにするくらいの秩序破壊、再構築である。
これまでのような、地域的な戦争ではなく、いわば世界大戦によって、米国の圧倒的な覇権を回復させようというのだ。
そのために、不足する現状の戦力と資金力を、自衛隊を動員することで補おうというのである。

これが、安倍晋三をして、集団的自衛権と戦争法案に突き進ませてきた、主な勢力だ。
安倍晋三が、虎の威を借りて中国韓国にに対して戦争を仕掛けたとしても、許容する。ないしは、これ幸いと戦線拡大させてしまえ、という絶望的な破壊力でこれまで進められてきた。
ファシズムをたきつけておいてから、叩きつぶすというマッチポンプを画策してきた。

もう一つの敵の勢力は、戦争は限定的にして、主に金融をとおして富を吸い上げる。
いわゆる、新自由主義とか、グローバル金融資本と呼ばれる勢力である。

地域的、限定的な戦争は金融資本をむりやり投下する先を確保することになるが、世界大戦は望まない。
また、無限定な戦争に突き進むファシズムのようなコントロールの効かない勢力は忌避する。
ちなみに、原発のような儲からないでコントロールできないものも、むしろ反対する。(コイズミが脱原発なのは、彼は新自由主義の直轄だからだ)

この血も涙もない合理的な強盗とも言うべき新自由主義は、カネを貸してバブルを作り、破綻させて富を吸い上げる、というビジネスモデルで攻め込んでくる。
貧しい国にも、独裁政権を利用して薄利多売ならぬ、薄利多奪をおこない、その結果が世界の飢餓につながっている。
もちろん、日本のような富がうなっている国は、彼らのメインディッシュである。

1980年代から日本に攻め込み、バブルを作って破裂させ、そこから本格的な日本収奪は構造化した。
日本だけは、いくら働いてもGDPは伸びず、収入は減り、ごく一部の超大企業を除いて、異常な貧困化スパイラルに陥っている。
これは、新自由主義が構造的に富を吸い上げ続けているからなのだ。

せっかくのメインディッシュを、無駄な戦争で疲弊させるのは、新自由主義にとっては得策ではない。
TPPも使って、富を吸い尽くすまで、ちょっと戦争で焼くのは待て、ということだ。

いま新自由主義が狙っているのは、かんぽマネー、ゆうちょマネー、GPIFの年金マネー、などの現生はもちろんだが、それにとどまらず、水道や空港や高速道路などの公営企業を虎視眈々と狙っている。
国の財産を運営する権利を手に入れて、「公共料金」と称して自動的に吸い上げる仕組みを作ろうとしている。

横文字で言うと、「コンセッション」と言うらしい。
竹中平蔵自身が以下のように説明している。
「コンセッション」は日本を変えるか?

ちなみに、新国立競技場の出直し自民党案はなんと、PFIだそうだ。
簡単に言うと、神宮の杜のあの敷地を民間にただで払い下げて、儲かるスタジアムを建てさせる、ということ。
なんだそういうことかい、と言いたくなる

この戦略にとっては、日本が焦土になるのは困るのである。

■■

しかも、70年かけてせっかく日本人を飼い慣らしてきたのに、安倍晋三があまりにも無茶苦茶するおかげて、徐々に目が覚める人が増えてきた。
安倍個人がターゲットになっているうちはいいけれど、見えない植民地支配の網の目を、見える日本人が増えてしまったら大変だ。
今のうちに安倍晋三を切り捨てて、ゆでガエルの日本人に戻してしまおう。

これが、潮目が変わったということの、冷静な分析なのではないかと、私は考えている。

戦争法案は参議院で早期に可決して、安倍はその責任を取る形で切られるだろう。
安倍は切られても、戦争法案は残る。残って、米軍補完の路線は静かに進められる。

大戦争の道は回避されたとしても、特に中東での局地戦争にかり出されるのは間違いない。
ファシズムや極右の熱狂的な戦争ではなく、米軍の配下として淡々と送り出されていく。

辺野古新基地問題で、沖縄県に対して9月9日まで休戦を申し出たと言うことは、これはオール沖縄の戦いの成果と言っていいと思うが、同時に9月9日までに戦争法案を参議院で可決すると言う意味でもある。

岩手県知事選で、現職参議院議員の自民系候補が出馬断念と言うことは、野党連合の成果ではあるけれども、参議院で戦争法案賛成票を減らさないという意味でもある。

参議院を放置して衆議院で再可決というストーリーではなく、参議院で成立させるつもりだ。
とにかく早いこと決着をつけておいて、安倍晋三を切って、新しい運動の成果とマスコミは持ち上げて、日本人はぬるま湯のゆでガエルにとっとと戻してしまうつもりだ。
そして、新自由主義の収奪が始まる。

この流れを、今すぐどうこうできる策はない。
残念ながら。

だが、こうした彼我の関係を冷静に見つめながら、10年後、20年後にむけて考え、発信する人間が少なからずいることを、私は信じたい。

潮目は、変わったことを喜ぶのではなく、冷静に「読む」べきものだ。
そのことを肝に銘じる。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/346.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 電気が足りているのに、 なぜ原発を動かす必要があるのか? 広瀬 隆(ダイヤモンド) :原発板リンク
電気が足りているのに、 なぜ原発を動かす必要があるのか? 広瀬 隆(ダイヤモンド)

http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/571.html



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/347.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 平野氏の岩手県知事候補降板は、自公地盤の予想以上の沈下を示す。(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201508/article_7.html
2015/08/08 21:49

昨日、自公の推薦で岩手県知事に立候補を表明していた平野氏の立候補取りやめについて、「自公は追い詰められている」と書いたが、確実に自公は追い詰められている。今回、平野氏を知事選挙に押し立てたのは、自民の二階氏と言われている。衆議院選挙では小沢氏を追い落とため、総力を挙げてテコ入れした。今回も、小沢氏の腹心でもある達増現知事を落とすことは、小沢王国を潰すことに繋がると考えている。

今回、安倍首相から、自公で推薦した知事選で負けることは許されないということで、官邸から平野氏へ出馬を断念するように働き掛けたと言われているが、本当の話と思っている。なぜなら、自公の県組織は寝耳に水であったからだ。さらに平野氏自身が記者会見で「知事を選ぶ選挙なのに、国のあり方が争点になっている。私の本意ではない」と言っているからだ。達増氏は岩手の復興が第一と言っており、達増氏が戦争法案を争点化した訳ではない。平野氏もその復興手法を争点化すればいいのである。福島県知事選挙の場合は、見事に原発は争点隠しにあって、自公に軍配が上がった。

ただ、今回は、福島県知事選挙のような甘い状況ではないと、自民党が判断したからだ。自民党の選挙情勢の内部調査は、かなり精度が高いと感じている。安倍首相が衆議院選挙の時も、この時期しかないと打って出て圧勝した。今回は、事前調査でダブルスコアと出たので降ろした訳だ。その無念さが「勝てる勝てないではない」と言わせた。降りてくれと言われた理由も「戦争法案」のことを言われたのだろう。

これは相当深刻な状態になっていると思われる。武藤議員、磯崎氏の過激な発言も裏返して考えれば、ある意味、深層心理からの悲鳴であるように思えてきた。戦争法案に対して、高校生のデモが自然発生的に起きるとは、やはり尋常ではない。明らかに、地殻変動が起こってきているように思う。自民党は、政治には無関心の18歳以上の選挙票を取り込むつもりであったが、逆に戦争法案のために、高校生を目覚めさせてしまった。その理由は、直接自分達に降りかかる恐怖を感じたからである。武藤議員が、戦争に行きたくないのは利己的であると述べてくれたことは、まさにGOOd タイミングであった。自民党は、戦争に行くことが君たち若者の本分であると述べているからだ。これで、目覚めない高校生、若者はいない。


勝てる勝てないでない…平野氏、気色ばむ場面も
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20150808-OYT1T50021.html

「知事を選ぶ選挙なのに、国のあり方が争点になっている。私の本意ではない」

 9月6日投開票の岩手知事選に出馬を表明していた元復興相の平野達男参院議員(61)は7日、県庁で記者会見し、知事選で安全保障のあり方が争点に浮上したことを理由に立候補を取りやめると表明した。 参院議員は続けるという。

 平野氏は今年4月、元復興相としての経験を生かし、「歩いて県民の声を聞く知事になりたい」と立候補を表明した。しかし、それから約4か月、各地で県民の声を聞くうちに、「安保法制の(話の)割合が非常に増えてきた。これは県政のあり方ではないと感じてきた」という。

 記者から「安保法制が争点となり勝利が難しくなったと判断したのか」と問われると、「勝てる勝てないでなく、そういう争点で知事選をやりたくない」と気色ばむ場面もあった。

 立候補取りやめで、現職の達増拓也氏(51)が無投票で3選する可能性が出てきたことに対しては、「致し方ない」とした。

 一方、かつて政治活動を共にし、たもとを分かった「元同志」の出馬断念について、達増氏は「今回のてんまつもある意味、裏切られたなっていう思いがします」と述べた。

 突然の不出馬表明に対し、県内の政党には動揺が広がり、厳しい批判が相次いだ。

 平野氏に出馬要請をした県議会会派「いわて県民クラブ」の小田島峰雄代表は、「最後まで同志と一緒に戦ってくれると信じていただけに、極めて困惑するとともに大変残念だ」とぼう然としていた。

 支援していた自民党県連の工藤勝子幹事長は「突然の辞退で非常に驚いている。本人の意志の問題なので、特に申し上げることはない」とコメント。支持していた公明党県本部の小野寺好代表も「驚きを禁じ得ない。不出馬は残念としか言いようがない」とした。

 一方、達増氏を支持している民主党県連の高橋元幹事長は「政治信念も政治家としての覚悟もない」と非難。生活の党県連の佐々木順一幹事長は「県民との信頼関係は決定的に失われた。選択の場を奪ったことになり問題だ」とし、平野氏が参院議員を辞職するよう求めた。

 達増氏を自主支援する共産党県委員会の菅原則勝委員長は「県民の間に政治不信をつくりかねない問題」、社民党県連の小西和子代表は「県民を振り回しただけであり愚弄するもの」と批判。平野氏を応援した政党、政治団体の責任も追及されるべきとした。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/348.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 「単純におれは現実を変えたい。この法案を廃案にしたい」――SEALDs奥田愛基さん、「こんな日本で悔しい」と涙(後編)
「単純におれは現実を変えたい。この法案を廃案にしたい」――SEALDs奥田愛基さん、「こんな日本で悔しい」と涙(後編)〜「安保法制反対」国会前抗議で
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257045
2015.08.08 IWJ Independent Web Journal


 「8月6日の新聞で『核兵器を日本は運ぶことが可能だ』って書かれている日本が悔しい」――。


 SEALDsの奥田愛基さんが2015年8月7日、安保関連法案に反対する国会前集会で悔し涙をにじませた。


 中谷元(げん)防衛大臣は5日の安保法案の国会で、他国軍への核兵器の運搬について、「全く想定していない。あり得ない」と強調しながらも、「法文上は排除していない」とし、核兵器も運搬が可能であることを認めた。


 翌6日の紙面には、「広島原爆投下から70年」の見出しの横に、「核兵器も輸送可能」の見出しが並んだ。同日、広島の平和記念式典でスピーチした安倍総理は、1994年以降、毎年言及されてきた「非核三原則」に触れず、会場からは大きな野次が飛んだ。


 「なんでおれたちの国ってこうなんですかね?」


 奥田さんは声を荒らげる。


 「単純におれは現実を変えたい。この法案を廃案にしたい。次の世代の人たちが、こんなことに悩まなくても済むように、『核兵器は武器か、弾薬か』とか、国会で悩まなくて済むように、もっと声をあげていきたい」


 以下、奥田さんのスピーチ動画と発言を掲載する。


【奥田さんのスピーチ全編動画】
「単純におれは現実を変えたい。この法案を廃案にしたい」――SEALDs奥田愛基さん、「こんな日本で悔しい」と涙(後編)〜「安保法制反対」国会前抗議で


■奥田愛基さんスピーチ全文



 「このあいだも『何が武器で弾薬か』っていう基準が実は議論されていなかったってことがよくわかりましたよね。


 手榴弾は武器ですか? 弾薬ですか? 『弾薬です』
 ミサイルは武器ですか? 弾薬ですか? 『弾薬です』
 え、じゃあもしかしたら核兵器はどうなんですか? 
 核兵器は『Nuclear weapon』ですが、武器じゃなくて『弾薬です』


 まともに議論してない。新3要件の歯止めがあるってずっと政府は言っていますよね。『3要件あるから大丈夫だ』って。このあいだ、法律の専門家の人とみんなで勉強会しながらこの法案どうなってるんだ、って話し合いました。


 新3要件の1個目についてはみんな議論しているんですけど、2個目、3個目は法案上、明文化されていない。これ国会で今すぐ議論してください。2個目、3個目の新3要件の要件が書かれてない。


 こんなめちゃくちゃな法案で、全然、自国が攻撃されていないのに戦争に行くんですか? 日本は。アメリカに『運べ』って言われたら核兵器運ぶんですか? 


 悔しいですよ。8月6日の新聞で、『核兵器を日本は運ぶことが可能だ』って書かれている日本が悔しい。式典で日本の首相が挨拶して、ブーイングされるような国に生きているのが悔しい。高校生とか大学生も、大人の方も戦争に反対したら『利己的だ』と言われて、しかも国会議員から言われるような国に生きているのが悔しい。


 これから長崎の式典もあるし、8月15日もくるし、そして安倍さんは談話を出すって言っているし…全然期待してないんですけど。なんでおれたちこんな生き方しているんですかね? なんでおれたちの国ってこうなんですかね? 


 負けてられないですよ!


 いいですよ、こんなの理屈は聞きたくない。ネット・ウヨクがどうだとか、そんなのおれは聞きたくない。自民党がどうだとか聞きたくない。単純におれは現実を変えたい。この法案を廃案にしたい。


 次の世代の人たちが、こんなことに悩まなくても済むように、『核兵器は武器か、弾薬か』とか、国会で悩まなくて済むように、もっと声をあげていきたい。


 最近、インタビューとかでも、『これ通ったあとが大事だよね』とか、そんな話ばっかりで、まぁそれも大事なんだけど、次の選挙に勝つっていうのもね。だけどさぁ、まだ通ってないんだよ。


 ふざけんじゃねぇぞ。怒ってるぞ。


 おれは諦めきれないし、絶対に国民主権とか基本的人権の尊重とか平和主義を守ったほうがいいと思っている。誰がどう言ったってそれはそうだとおれは信じている。


 8月15日の前の日、8月14日が今度の金曜日だけど、お盆の時期で人数も減ると思うけど、ちょっと実家帰らずに、今年は国会前にこようと思います。けど、実家帰って友だちと、今、大阪とか神戸とか色んな地元でやってるんで、そっちにもぜひ行ってください。


 憲法守れ!(憲法守れ!)」


(取材:原佑介・阿部洋地・遠田哲也、写真:原佑介、記事構成:原佑介)


→ 【スピーチ動画掲載】自民党議員の「利己的個人主義」発言で「戦争法案だとバレた」SEALDs奥田愛基さんスピーチ(前編) 〜「安保法制反対」国会前抗議で
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256899



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/349.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 翁長氏ポロリと漏らす 政府に辺野古への移設断念を「全く今日まで話したことはない 
「普天間・辺野古」は「協議」すべき問題なのか
http://blog.goo.ne.jp/satoru-kihara/e/ee7104244536fdca8b2aba561d3b8709
アリの一言(「私の沖縄日記」改め)2015年08月08日


「集中協議の前哨戦」(8日付琉球新報)といわれた7日の安倍首相と翁長知事の会談で、安倍首相が「毎年3千億円を確保するのは沖縄の皆さまとの約束」と振興予算をちらつかせたのに対し、翁長氏は「辺野古について切り出すことはなかった」(同)。まさに政府と翁長氏の「協議」を象徴するような姿です。

 翁長氏が辺野古埋立承認の撤回・取り消しの棚上げを正式に表明した記者会見(4日)で、見過ごせない質疑応答がありました。

 翁長氏が「解決の糸口が探れる可能性があるのであれば、そのための努力は惜しまない」と述べたことについて、記者が「解決は政府が辺野古への移設を断念することか」と質問。これに対し翁長氏はこう答えたのです。
 「それを含めて議論する。これについては全く今日まで話したことはなく、どうなるか分からないが、県からすると辺野古への建設は不可能だという中から議論をしていきたい」(5日付琉球新報)

 耳を疑う発言です。「辺野古への移設断念」を「全く今日まで話したことはな」いとは!これまでの安倍首相や菅官房長官ら政府側との「会談」で、翁長氏はいったい何を話してきたのでしょうか。すべて非公開ですから真相は闇の中ですが、「辺野古移設断念」について「話したことはない」ことだけはポロリと漏れてきました。

 翁長発言の「不可能」という言葉に注目した人もいます。一貫して市民運動で辺野古新基地に反対している真喜志好一さんは「知事が会見で新基地建設について『阻止する』ではなく『不可能だ』と表現したのは気になった」(5日付琉球新報)と述べています。

 鋭い指摘ですが、翁長氏が「阻止」から「不可能」に転じたのは、実はもっとずっと前からです。例えば菅官房長官との第1回会談(4月5日)で、翁長氏はこう述べました。
 「(辺野古新基地は)建設することはできない、不可能になるだろうなと私は思う」(4月6日付琉球新報)

 いうまでもなく、「あらゆる手法を駆使して、辺野古に新基地はつくらせない」(「知事選政策<基本的な認識>」)が翁長氏の公約です。しかし、翁長氏は早くから政府に対しては「阻止」ではなく「不可能」という姿勢です。そして「移設断念」を「今日まで全く」迫っていない。これが翁長氏と安倍政権の「密室協議」の実態です。

 ここで原点に戻って確認しなければならないのは、普天間基地撤去・辺野古移設問題は、安倍政権と「協議」すべき問題なのか、「協議」で解決することなのか、ということです。

 政府の意向を代弁する読売新聞は、「政府は沖縄県との協議で、辺野古移設の基本方針を堅持しつつ、積極的に接点を探るべきだ」「不毛な対立を回避する対話の機会を逸してはなるまい」(5日付社説)と、「集中協議」を歓迎しました。「協議」とは「対立を回避」して「接点を探る」もの、言い換えれば妥協点をさぐるものなのです。

 普天間・辺野古問題に妥協の余地があるでしょうか。ありません。普天間基地は無条件撤去。したがってその「移設」を口実にした辺野古新基地は絶対造らせない。これ以外の選択肢はありえません。

 なぜなら、米軍普天間基地は、「私有財産は、之を没収することを得ず」と定めた「陸戦の法規慣例に関する条約」(ハーグ陸戦法規)第46条に明白に違反して、「銃剣とブルドーザー」で住民から奪い取ったものだからです。

 国際条約に反して強奪した土地は、無条件で返すのが当たり前です。被害者である住民(沖縄)側が妥協する余地も、その必要もまったくありません。政府が「普天間基地の無条件返還・辺野古新基地断念」を飲むしかないのです。
そして、安倍政権が「それはありえない」と繰り返している以上、、「話し合い」ではなく、たたかいによって安倍政権にそれを飲ませる以外にありません。

 そのために必要なのが、「承認撤回・取り消し」の知事権限であり、司法の場でのたたかいであり、それを支える全国の世論です。

 にもかかわらず、はじめから自民党政権とのたたかいを回避し、県民・国民の目の届かないところで安倍政権と「協議」し、妥協点を探ろうとしている翁長氏のやり方は、あるべき方向から完全に逸脱・逆行するものと言わざるをえません。

 「知事は取り消しを決断するだけなのに、なぜこの時期に政府と協議する必要があるのか・・・振興と新基地建設は全く別だ。知事には民意を受けた決断を早急にしてほしい」(沖縄平和運動センター・岸本喬事務局次長、8日付琉球新報)

 「工事中断は・・・アリバイ作りだ・・・移設を止めるには司法の場で争うしかない」(辺野古で、金物商経営・西川征夫さん、5日付毎日新聞)
 翁長氏への批判がようやく公然化しはじめました。

 問題は翁長氏が今後「裏切る」かどうかではありません。今現在、公約に反して「承認撤回・取り消し」を棚上げし、窮地の安倍政権を助けていることが重大な問題であり、県民・国民への背信行為なのです。


http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/350.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 山崎拓氏「自民は戦前の大政翼賛会的」 日弁連シンポ(朝日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150808-00000044-asahi-pol
朝日新聞デジタル 8月8日(土)20時8分配信


 「今を戦前にしないために〜戦後70年記念シンポジウム」(日本弁護士連合会主催)が8日、東京・霞が関の弁護士会館であった。加藤陽子・東京大教授(日本史学)が「今だからこそ問う〜日本はなぜ戦争を止めることができなかったのか」と題した講演で、戦前の歴史と現在を比較して学ぶことの大切さを語った。約350人が参加した。

 講演に続く座談会で、山崎拓・元自民党副総裁が「かつてのような活発な議論はなく、自民党は戦前の大政翼賛会的になっている」と指摘。安全保障関連法案に触れて「国策を誤ることになる」と述べた。

 南野森・九州大教授(憲法)は「憲法を変えずに自衛隊のあり方を根本から変えるような差し迫った状況があるとは思えない」と語った。加藤教授は「戦争中に軍部が秘密を独占し、国は存亡の危機に陥った。憲法9条が軍という秘密を管理する集団を生まないという決意でできた、そのことの意味を考えてほしい」と述べた。



http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/351.html

記事 [政治・選挙・NHK190] 「民主主義ってなんだ」「これだ!」猛暑の国会前で安保法制反対抗議 参加した米国人男性「米国が自衛隊を自分の軍事力にしたい
「民主主義ってなんだ」「これだ!」猛暑の国会前で安保法制反対抗議 参加した米国人男性「米国が自衛隊を自分の軍事力にしたいのは明らかだ」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256782
2015.08.07 IWJ Independent Web Journal


 「民主主義ってなんだ」「これだ!」——。30℃を超す暑気に包まれた国会前で、憲法違反の安保法制に反対する国民がコールを響かせた。2015年8月7日に10回目をむかえたSEALDs主催の抗議では、7月31日に自民党の武藤貴也衆議院議員がTwitter上で「利己的個人主義だ」とSEALDsを名指しで批判したことに、多くの怒りの声があがった。



▲夏休み中の出国ラッシュ時期にも関わらず、抗議には6000人が集まった


 SEALDsメンバーの奥田愛基さんは、「戦争行きたくないのが利己的な発言だなんて、まるで戦争中、戦前の発想じゃないですか」と反論。この武藤議員の発言によって、「戦争法案ではない」と安倍総理が強調し続けているこの法案が、まぎれもない「戦争法案」だとばれてしまったと指摘した。


 同じくSEALDsメンバーの山本雅昭(どっきょ)さんも、「家族や友人の、恋人の、自分の将来の子どもたちの命や生活が心配だから、より良いものにしていきたいから、いまの当たり前の日常を大事にしたいから、だから私たちはおかしいことはおかしいというんです。これがわがままでしょうか。利己的個人主義でしょうか」と訴えた。


 抗議には若者だけでなく、大人や老人、さらに外国人の姿も目立った。米国から、この国会前抗議を見るためにやってきたという30代の米国人は、「日本の外交を主導しているのは米国」だと断言した。


 「米国は自衛隊の戦力(Power)を自分の軍事力にしたいのは明らかです。米国は日米同盟で東半球を支配したいのでしょう。日本の自衛隊、経済力、人材や命を米国主導の戦争に巻き込みたいのは明確です」


記事目次
・自民党議員の「利己的」発言「自民党が許容する発言なのか」
・渋谷デモを主催した高校生「利己的なんて言う政治家に僕らの将来はまかせられない」
・共産党・小池晃氏「武藤議員はお国のために死ぬのが正しい考えだと言っているようなもの」
・「安保法制『合憲』の根拠は崩れている!」民主党・小西博之氏が「昭和47年見解」のインチキを指摘
・大学3年生の女子「先制攻撃を可能にするこの法案が、日本国民の死のリスクを増大させる」
・「学者の会」呼びかけ人・市野川東大教授「独立とは米国の顔色をうかがうことなく、私たちの憲法を守ること」
・「日本の安全保障のために多少の犠牲やリスクはやむをえない」という日本語のおかしさ
・元レンジャー隊員「安倍は、国会議員は本当に勉強しろよ、戦争のリアリティを」
・参加した米国人男性「日本の自衛隊、経済力、人材や命を米国主導の戦争に巻き込みたいのは明確」


【ハイライト動画(8分30秒)】
「民主主義ってなんだ」「これだ!」猛暑の国会前で安保法制反対抗議


■自民党議員の「利己的」発言「自民党が許容する発言なのか」


 自民党議員や安倍総理の支持者、いわゆる「ネット右翼」を中心に今、国会前抗議に対する誹謗中傷、デマが噴出している。そんななか、7月31日には自民党の武藤貴也衆議院議員が、自身のTwitterでSEALDsを「利己的個人主義」などと批判し、波紋を呼んでいる。




 抗議の冒頭、SEALDsメンバーの奥田さんはこの武藤議員の発言に触れ、「これは自民党として許容される発言なのか」と批判した。



▲声を張りあげて抗議する奥田愛基さん


 「だいたい『戦争法案じゃない』とか、『戦争をしなくなる法案です』とか言っておきながら、そんなこと言ったら、『(やっぱり)戦争法案だ』ってバレるじゃないですかね。バレるっていうか、そういう法案なんですけど。そういうふうに自爆したってことなんで、思い切って『戦争法案廃案』と声出していきたいと思います」


【スピーチ全文文字起こしと動画はこちら】
・【スピーチ動画掲載】自民党議員の「利己的個人主義」発言で「戦争法案だとバレた」SEALDs奥田愛基さんスピーチ(前編) 〜「安保法制反対」国会前抗議で
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256899


■渋谷デモを主催した高校生「利己的なんて言う政治家に僕らの将来はまかせられない」


 8月2日に約5000人を集めた高校生デモを主催した、「T-ns SOWL」(ティーンズソウル)のメンバーで高校3年生の龍紀(りゅうき)さんも「『利己的』とか『自己中心的』とか意味わかんないことを言っている、“政治家”っていう肩書きをつけただけで、ただ椅子に座っている、そんな人におれらの将来は任せられません!」と訴えた。


 そのうえで、「今、全員で立ち上がるときなんです」と強い口調で訴えた。



▲「T-ns SOWL」(ティーンズソウル)のメンバーで高校3年生の龍紀(りゅうき)さん


■共産党・小池晃氏「武藤議員はお国のために死ぬのが正しい考えだと言っているようなもの」


 抗議では、国会議員もマイクを握った。


 共産党の小池晃議員は、武藤議員の発言は「とんでもないことだ」と声を荒げた。



▲若者に訴えかける共産党の小池晃議員


 「国会議員がこんなこと言うというのは、お国のために死ぬのが正しい考えだと言っているようなものではないか。何でみなが声を上げているか。殺されたくないからだけじゃない、殺したくないからなんです。そして自分の仲間が殺されたくないんです。どこが利己的なんですか」


 安倍政権はビビってます。この闘いにビビっているから、あんな発言が出てくるんです。戦争法案の反対の声、みんなの闘いが安倍政権を追い詰めている。あと一押しです」


■「安保法制『合憲』の根拠は崩れている!」民主党・小西博之氏が「昭和47年見解」のインチキを指摘


 民主党の小西洋之議員は、安倍政権が集団的自衛権の行使容認を「合憲だ」とする根拠として主張している「昭和47年見解」のインチキについて指摘した。



▲「昭和47年見解」のインチキの糾弾を呼びかける民主党・小西洋之議員


【関連記事】
・【スクープ!】「集団的自衛権行使容認の閣議決定」が覆る決定的根拠! 「昭和47年政府見解」の知られざる真実を小西洋之議員が暴露!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246547
・2015/05/21 「狂信的な官僚集団」が支える安倍政権の「戦争法案」 解釈改憲、専守防衛、日米安保…「嘘」と「デタラメ」の数々を暴く 〜福島瑞穂×小西洋之×岩上安身による戦争法案特別鼎談
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246885


■大学3年生の女子「先制攻撃を可能にするこの法案が、日本国民の死のリスクを増大させる」


 日本大学藝術学部3年の今村幸子さんは、安保法制に反対する理由として、「憲法に違反しているから」「民主主義に反しているから」「人が死ぬリスクが上がるから」の3つをあげた。



▲法案廃案を訴える今村さん、スピーチでは自身の辛い過去も赤裸々に明かした


 そして、「海岸沿いに50基近くもある原発を、いつどのくらい攻撃してくるかも分からないテロから、どうやって守りますか。原発だけじゃないです。いつ、どこを攻撃されるかなんて、分かりません」と警鐘を鳴らした。そのうえで、安保法制では「日本を攻撃する意志のない国」に対しても先に攻撃することが可能との安倍総理の答弁の危険性を指摘した。


 「先制攻撃をすれば国際社会から非難されるということが分かっているのでしょうか。普通、国のトップは、国益を損ねるような政策をしません。仮定の話ですが、日本を攻撃したいな、と思ったとしても、先制攻撃をすれば、侵略をすれば、今の国際社会では非難され、経済制裁を受けます。そのことを考慮し、攻撃をしないという選択をする可能性は大いにあります。


 しかし、日本が先制攻撃をしたなら、相手国には日本を攻撃する正当な口実を与えることになります。つまり、日本が先制攻撃をしなければ生まれなかったかもしれない戦争が起こってしまうということです。それでどうして、平和安全法制などと言えるのでしょうか」


【今村さんの出演したIWJの定期番組の記事はこちら】
・2015/07/02 IWJ「題名のまだない新番組」第01号(仮)〜ゲストトーク SEALDsメンバー(動画)
 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/251610
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■「学者の会」呼びかけ人・市野川東大教授「独立とは米国の顔色をうかがうことなく、私たちの憲法を守ること」


 「安保関連法案に反対する学者の会」の呼びかけ人である東京大学の市野川容孝教授は、黒人差別の撤廃運動に関わった米国のジャズ演奏者、チャールズ・ミンガスを紹介。「ミンガスにとって独立とは、白人の黒人に対する搾取や差別、そこから解放されるというのが彼にとっての独立だった」と語った。



▲ミンガスの「ハイチ人の戦闘の歌」に独立のメッセージが込められていると語る市野川教授


 自民党が「今の憲法は米国の占領と支配によって作られたものだから駄目なんだ」として、解釈改憲や日米同盟を無理矢理強化することについて「一体これのどこが自主独立なのでしょうか?」と批判。「私が考える今の状況下での独立というのは、米国の顔色をうかがうことなく、私たちの憲法を守る、もしこれを変えるにしても、憲法によって憲法を変える。そして70年間培ってきた、まだ完全ではないけれども、平和主義を守り抜く。これが私は独立だと思う」と語った。


 そして、「独立を求めているのは、安倍政権なのか、それともこっちにいる私たちなのか。ミンガスは米国人だったけれども、おそらく私たちの方を指さしてくれると思うんです」と締めくくった。


■「日本の安全保障のために多少の犠牲やリスクはやむをえない」という日本語のおかしさ


 今、SEALDsに対し主にネット上などでは、「戦争って大げさでしょう」「さわぎすぎ」「冷静になれ」「友だち(米国)を見捨てるのか」「国民が(安倍総理を)選んだんだろ」「お前が政治家になって日本を変えろよ」などの批判が日々、渦巻いている。続いてマイクを握ったSEALDsメンバーの山本雅昭(どっきょ)さんは、SEALDsに対する様々な批判に対し、一つ一つ反論していった。



▲現在は米国に暮らしているという山本さん、スピーチ後にはIWJのインタビューに応えた


 「友だちを見捨てるのかというが、その友だちに僕らは沖縄を筆頭に多くの都市と住民を犠牲にして基地を提供しているんですよ。それにアメリカは世界で一番の軍事国家、ぼくらの助けなんか必要ないんです。必要のない助けをして自衛隊が私たちが犠牲になる、こんな馬鹿なこと僕は許さない」


 さらに山本さんは、「日本の安全保障のために多少の犠牲やリスクはやむをえないっていう日本語のおかしさがわかりますか?」と問いかけ、続けた。


 「国がすることは誰一人も死なせないし誰一人も人を殺させないことでしょう。それが国のさせることでしょう。誰一人として犠牲になっちゃいけないんですよ。国を守るんじゃなくて国民を守るんですよ」


■元レンジャー隊員「安倍は、国会議員は本当に勉強しろよ、戦争のリアリティを」


 陸上自衛隊の元レンジャー隊員だった井筒高雄さんは、「安倍晋三は真実を語れ」と怒りを口にした。



▲「誹謗中傷を受けてもここに立ち続ける」という井筒さん、聴衆からは歓声が湧き起こった


 「みなさん、防衛費って一年間に5兆円使うんですけど、これ、専守防衛のための5兆円なんですよ。これから、恒久法で自衛隊が海外に行くようになったら5兆円じゃ収まらないんです税金は。みなさんの税金のどこかを端折ってサービスをどこかで削ったのが自衛隊の予算に回るんです。ちなみに、来年、消費税10%は社会保障に回すために10%に上げるって安倍さん言ってますよね。


 10%の消費税は防衛予算に回さなかったら自衛隊を海外なんかに出せませんよ。その金は誰の金かって、俺たちの血税なんだよ。血税は平和のために使えよってことです」


 そして井筒氏は、世界最強の軍備を持つ米国ですらボストンマラソンでテロが起き、イラク戦争に参加したフランスや、ロンドンやマドリードでもテロが発生したことをあげ、こう続けた。


 「今度、自衛隊を海外に出せば、間違いなく日本に(テロが)来るんですよ。テロの最初の犠牲者は市民と警察ですよ。警察のことを考えてるのかって。自衛隊や警察の構成要員のことを把握しているのか。本当に安倍は、国会議員は本当に勉強しろよ、戦争のリアリティを。


 どうしても戦争したかったら、法案に賛成の国会議員はせめて予備自衛官に登録して、ちゃんと訓練を受けろ。俺は自衛隊をやめたけど、お前たちが作った法案が通ったら、予備自衛官に招集されるんだよ。戦地に回されるんだよ。そういうリスクの覚悟をお前たちも負ってから、この法案に取り組めっていうことです」


■参加した米国人男性「日本の自衛隊、経済力、人材や命を米国主導の戦争に巻き込みたいのは明確」


 抗議参加者には、老若男女、外国人も姿も目立った。


 夏休みを利用して日本に長期滞在しているという30代の米国人マーティンさんは、「私はアメリカから来ました!戦争反対、私は皆さんをサポートします。NO WAR」」というプラカードを掲げていた。



▲マーティンさんの掲げていたプラカード


 マーティンさんは、米国の独立メディア「DEMOCRACY NOW」でこの国会前抗議が取り上げられているのを観て参加したという。


 「この抗議については、米国でも全く報道されてないので、個人的にここで撮った写真を共有、拡散しています。それでもできることは限られてるので、それなら、ここへ来て応援していることを伝えたいと思って」


 「とても礼儀正しく、誰にも迷惑をかけまいとする日本人が、こうして大きな声をあげる姿を見るのは驚くべきことだ」と語るマーティンさんは、この法案から見える日米関係についてどう思うか? というIWJの質問に対し率直に語った。


 「米国は自衛隊の戦力(Power)を自分の軍事力にしたいのは明らかです。米国は日米同盟で東半球を支配したいのでしょう。日本の自衛隊、経済力、人材や命を米国主導の戦争に巻き込みたいのは明確です。


 首相に着任後、必ず初めに訪問するのが米国です。事実上、日本の外交を主導しているのは米国です。日米政府は一緒になってこの法案の成立を狙っています。


 権力者が間違った方向に進む時、私たちは、左とか右とか民主党か共和党とかではなく、世界中で連帯する必要があります。そして、それは非暴力で民主主義にのっとった方法で行なわれるべきなのです」


 金曜日の国会前抗議は、いよいよ「安倍談話」が発表される来週も行われる。



(取材:原佑介・ぎぎまき・阿部洋地・城石裕幸・平山茂樹・遠田哲也、写真:原佑介、記事構成:佐々木隼也)




http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/352.html

記事 [政治・選挙・NHK190] もはや愛国ポルノ!? 空疎な“日本人はスゴい”論連発で大ブームの日本礼賛本トンデモランキング(リテラ)

                 “やっぱり日本人サイコー!”とまくしたてる本のサンプル


もはや愛国ポルノ!? 空疎な“日本人はスゴい”論連発で大ブームの日本礼賛本トンデモランキング
http://lite-ra.com/2015/08/post-1368.html
2015.08.08. リテラ


 日本人が過去に向き合い、反省と悔恨を心に刻む季節。しかし、メディアのブームはまったく逆の様相を呈しているらしい。テレビをつければ、「日本人がすごい!」「外国人も日本を絶賛」という日本自慢の番組がやたら放映され、書店には日本人礼賛本がずらりと並ぶ。

『ドイツ大使も納得した、日本が世界で愛される理由』(フォルカー・シュタンツェル/幻冬舎)、『やっぱりすごいよ、日本人』(ルース・ジャーマン・白石/あさ出版)、『JAPAN CLASSそれはオンリー イン ジャパン』(ジャパンクラス編集部編/東邦出版)といった外国人目線で日本人を褒めあげる本。さらには、右派系知識人や保守派の評論家が気持ち悪いくらいの日本賞賛を繰り広げる本も目立つ。

「太平洋戦争で日本は負けたが精神では勝っていた!」
「東日本大震災直後の日本人の思いやりや互助の精神は素晴らしい!」
「お客を選ばずにどんな人にも応対する『おもてなし』の精神を世界は見習うべきだ!」

 どうも保守系文化人と出版社は、ネタが尽き、ブームが過ぎつつある「嫌韓」本の代わりに、今度は“日本人礼賛”本を売り出し中のようだ。

 しかし、日本人は素晴らしい!と結論ありきで本を出しているために、話がやたらオーバーだったり、事実関係を歪めたりしているものも少なくない。

 プライドを慰撫するためにひたすら気持ちよく日本と日本人を褒めまくるだけの“愛国ポルノ”と化してしまっているのが実情だ。

 そこで、今回はここ1年で出版された保守系文化人たちの「日本人礼賛」本二十数冊を一気読み。そのなかからトンデモ発言をランキングしてみた。ではいってみよう。

★第5位 「『日本のランチメニューは本当に素晴らしい!』と来日したイギリス人は皆、口を揃えて絶賛します。(略)何よりも500円前後で買える“ベントウ”」
井形慶子『日本に住む英国人がイギリスに戻らない本当の理由』(KKベストセラーズ)

 ■自分は優雅な英国生活を送りつつ日本で500円“ベントウ”を絶賛する出稼ぎ商法!?■

 40年前からイギリスと日本の間を往復し、数十冊ものイギリス関係の書籍を出版。英国生活情報誌の編集長でもある井形氏だが、このところイギリスよりも日本が素晴らしい、という本を出版し、ヒットを連発している。

たとえば、昨年出した『日本に住む英国人がイギリスに戻らない本当の理由』では「日本では、24時間(略)営業のコンビニエンスストアが全国各地にあり、遅くまで開いている飲食店も多数あります。しかも、どこでも日本式の丁寧なサービスを受けられるので、ストレスフリーです」とその利便性を認め、日本では「塾」と「部活」「門限」が良質な教育環境を作り出していると大絶賛。そして返す刀で「イギリスでは塾や部活がありませんので、子どもたちは大人の目の届かないところで多くの時間を過ごします」とし、将来に希望が持てない子どもたちはドラッグの道へ進み、「さらにドラッグほしさに盗みや恐喝などの犯罪に走ってしまう」と批判、「イギリスより日本教育が勝っている」と結論づける。

 ところが、この井形サン、かつてはまったく別のことを言っていた。代表的な著書『古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家』(大和書房2000年)では、イギリスとは違い「コンビニ、ATM、自動販売機などがそこら中にあるため」に「日本の伝統的な景観は確実に崩れてしまった」と嘆いていた。そして。子育ても受験勉強に見られるように「日本人はあまりに既成の価値観や情報に『こうするべき』と縛られ、こざかしく生きているのではないか」と警鐘をならし、日本の凶悪犯罪の増加の一因ではないかと指摘していたのだ。

 食に関する話も同様だ。井形氏は『日本に住む英国人が〜』では、冒頭に紹介したような、日本の食の礼賛、そして500円前後で買える“ベントウ”を絶賛している。

 東京では「そば、うどん、ラーメン、パスタ、カレー、寿司、定食など、安さとバラエティの豊富さは、イギリスの比ではありません」。ランチタイムの弁当も、イギリス人が「一度弁当屋に行けば、その種類の豊富さと内容に誰もが感動します。イギリスのサンドウィッチと日本の弁当を比べたら、中身も価格も食事としてのバラエティも圧倒的に上で、とてもかなわないと舌を巻くのです」というのだ。

 しかし、これも井形サン、以前の著書『お金とモノから解放されるイギリスの知恵』(大和書房 2001年)では、「イギリス人は日本人ほど料理の中身にこだわらない」「ごく普通のシンプルな料理をおいしいとし、日々の暮らしの中で食べ続けられれば、それで充分と思う。これ以上の味や質の料理があることを知っていても、それは暮らしの中で追求すべきことではない」。「『まずい』か『おいしい』かばかり論じる」のではなく食事は人と交わることを重視すべきと日本人に再考を促していたのだ。

 つまるところ、この10数年でまったく正反対の姿勢に転向したのだろうか。しかし、井形氏が実生活でイギリス嫌いになっている気配はなく、イギリス好きが嵩じて、最近、ロンドン郊外に住宅まで購入している。

 つまり、自分は優雅なイギリス生活を送りつつ、日本の添加物まみれで、使い古しの油で揚げられた“500円ベントウ”を絶賛しているのだ。“今の日本は、欧米の生活が素敵、という本より、日本のほうがすごいという本を出した方が売れるから”という計算が見え見え。こういう出稼ぎ商法に騙されちゃいけない。

★第4位 「アメリカも中国もヨーロッパ諸国も国内問題が手一杯で、リーダーシップの発揮は国内向けの見せかけである。(略)その点、日本は国内問題がないから国際的に発言ができる」
日下公人『いよいよ、日本の時代がやってきた!』(ワック)

 ■日本は国内問題がない!? あまりにも楽観的な未来予測■

 日本長期信用銀行出身の保守系(ガラパゴス?)エコノミストの日下氏。楽観的な未来予測をする類書多数の著者だが、今回の楽観的な未来予測の最たるものは「二〇一五年あたりから、日本の時代が始まる」というものだ。

「新たな『日本の時代』は(略)新しい道である。新しい道とは、たとえば『おもてなしの心』の入ったサービスが世界に広がることである」「この百年間は欧米崇拝だったが、そろそろ逆転するのではないか。それは『新文化の創造』という戦争である」

 日本人礼賛本のありがちキーワードには、「和」の精神と並んで「おもてなし」がある。「お客を選ばずにどんな人にもおもてなし」をする「おもてなし」の精神を世界に普及(日本化)させようというのだ。

 日下氏いわく、日本化を進めれば、世界的なリーダーシップがとれるようになる。しかも、日本はリーダーシップが発揮しやすい環境が整っている。というのも、冒頭の発言のように、「アメリカも中国もヨーロッパ諸国も国内問題が手一杯」だが、「日本は国内問題がないから国際的に発言ができる」というのだ。

 日本には、福島第一原発問題も、沖縄米軍基地問題も、格差問題もないというのだろうか。

 日下氏のプロフィールを見ていたら「原子力安全システム研究所最高顧問」という肩書きもあった。関西電力の原子力ムラの人脈ではないか。楽観的な未来予測が何をもたらしたのか、今もまったく反省がないらしい。

★第3位 「うちが世界最古の文明なのです。世界で最初にお酒を飲んだのは、我が日本でございます。ワインを飲んでいたと思われます。ブドウのかすが残っておりますので、ワイン発祥は我が日本がもっとも古い。つまり、1万2000年前から我が国は世界最古の国としてずっと続いているんですよ。それが誇りの持てる日本という国家です」
竹内睦泰『歴史問題をぶった切る 《最終解明版》』(共著者・倉山満、藤岡信勝/ヒカルランド)

 ■ワインの発祥は日本!? お笑い歴史修正主義者たちのトンデモ鼎談■

 竹内氏は古神道の神主でもあり「古神道宗家・第73世武内宿禰」の称号を持つという受験界のベテラン講師。今回は、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝、保守系コミンテルン史観でおなじみの憲政史研究者・倉山満と日本の歴史教育を論じ合っている。

「僕が日本史講師として腹が立っているのは、日本史は必修ではないということです。日本の歴史を考えるには、日本の神話を教えないとダメです。世界最古の歴史がある日本のアイデンティティを教えないと」と息巻くのだ。

「我が国は少なくとも1万2000年前に世界最古の文明を生んでいるのです。縄文土器は1万2000年前にありました。(略)中国は9000年前です。うちよりは3000年遅れています」と勝ち誇り、冒頭の発言のように、その世界最古の歴史のなかで、ワインの起源は日本なのだと明かす。

 しかし、これでは、嫌韓本の著者たち(たとえば、皇族タレントの竹田恒泰氏)が得意のネタとしていた、「なんでも韓国が起源だ」と主張する「ウリジナル」現象を嗤えないではないか。ちなみに、竹内氏と倉山氏とをつないだのはあの竹田恒泰氏らしい。

★第2位 「二〇〇八年のリーマン・ショックの際、日本人の被害がもっとも少なかったと言われるのも、何となくいかがわしい金融デリバティブには手を出すのを控える人が多かったことによるものだと思います」
馬渕睦夫『日本『国体』の真実 政治・経済・信仰から読み解く』(ビジネス社)

 ■会社は仏道修行の場、お金は穢れ ユダヤ陰謀論の次はトンデモ神道■

 グローバリズムを徹底批判する数冊の本がベストセラーになった元ウクライナ大使だが、その思想的立ち位置は「グローバル化はユダヤ思想に基づく」というユダヤ陰謀史観。そのままではユダヤ人差別に直結しかねず、きわめて政治的にも思想的にも危ういものだ。そのせいもあってか、この最新刊では、日本人礼賛に焦点を当てたものにシフトチェンジ。

「わが国を襲っているグローバリズムという普遍主義に対抗するために、神道的な世界観が普遍性を持つように理論化することが必要」と、『古事記』『日本書紀』の世界から日本思想の根本に存在する「国体の本義」を考察する。

 元大使によれば、聖書にもとづく欧米との大きな違いに労働観があるという。「欧米の労働観は神の掟に背いた罰」だが、「日本人にとって労働とは神事です。私たちの先祖の神々は高天原で労働をしておられたのです。したがって、今日私たちは働くということは、神々と同一化するという意味があるのです」と“労働神事説”を打ち出す。

 さらに、「会社は仏道修行の場でもある」説も説く。「かつての日本式経営方式の下での(略)会社員は残業もいとわずひたすら仕事。すなわち仏道修行に勤しんだのです。会社に長く居残ることは苦痛ではなかったのです。会社は生活の糧を得る場だけではなく精神修養の場を提供してくれているのです。退職して会社を離れると、急に老け込むサラリーマンが少なくないと言われますが、会社はサラリーマンにとって家庭では得がたい修行ができる貴重な場所でもあったのです」とブラック企業が喜びそうな“労働仏道修行説”なのだ。

 さらに、「高天原の経済活動の中に、金融は存在しなかった」ことから、「日本の場合、穢れ忌避思想から言えばお金というのは伝統的に穢れているのです。そのため日本は金融資本主義に対していつも距離をおいていた」として、冒頭のように言い出すのだ。

 しかし、リーマン・ショックでも金融機関は(みずほフィナンシャルグループ、農林中金など)巨額損失を計上しているし、何よりもバブルのときに日本は金融資本主義に踊らされていたではないか。このトンデモ元外交官はこれまで、外交の場でどれほどのトンデモ日本イメージをまき散らしてきただろうか、心配になってくる。

★第1位 「身分や貧富を越えて人間はひとりひとり大切な存在なのだという民主的な価値観は、十七条憲法にすでに明記されていました。その価値観は日本の長い歴史を通じてずっと受け継がれてきました」
櫻井よしこ『日本人に生まれて良かった』(悟空出版)

 ■日本の民主主義と人権意識は世界に先駆けて十七条の憲法から生まれた!?■

 安保法制推進でも大活躍の保守系ジャーナリストの櫻井よしこ氏だが、『日本人に生まれて良かった』のなかで、こんなトンデモ発言をしている。

「和」を尊重する聖徳太子の「十七条憲法」を紹介し、民主主義は戦後、アメリカからもたらされたものではなく、「わが国は古の昔から人々の言葉に耳を傾ける民主主義の寛容さを、国の統治の基本としていた」「日本文明は世界的に見てもとてもユニークで、美しく豊かです。日本についてよく知れば、それがひとりひとりの日本人の自信と誇りの源となる、強さの根源になると思います」と日本人を礼賛する。

 しかし、十七条憲法の時代は、大豪族・蘇我馬子と物部守屋が激しく対立。蘇我馬子が崇峻天皇の暗殺を謀り推古天皇を擁立するなど、皇位をめぐる仁義なき抗争の時代ではなかったか。こうした時代に蘇我馬子とともに天皇中心の国家作りを目指した聖徳太子が制定したものが十七条の憲法で、単なる豪族、役人の心得にすぎないのだ。

 なお、「身分や貧富を越えて人間はひとりひとり大切な存在なのだ」という十七条の憲法が出たあとに起こるのが、蘇我家が滅ぼされる、いわゆる大化の改新であり、大化の改新の一連の改革のなかで制定されるのが良賤の法だ。良賤の法は良民と賤民とを分けて、互いの通婚禁止などを定めたもの。その後の奴婢制度「五色の賤」という身分制度の固定化のもとになったもので、民主的な価値観などはどこにもないのだ。

「朝日の記事を読むと、あらかじめ考えたシナリオどおりに書いていると思われる記事が日常茶飯にあります」「イデオロギーの影があまりにも濃く全面に出る」(『WiLL』2月号「朝日問題で問われる日本のジャーナリズム」)と朝日新聞を徹底批判する櫻井氏だが、自らも日本人礼賛のイデオロギーにとらわれて真実が見えなくなっているのではないか!?

(小石川シンイチ)



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