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2019年5月05日00時06分 〜
記事 [政治・選挙・NHK260] 日ロの二の舞か…安倍首相「無条件で日朝会談」の皮算用(日刊ゲンダイ)
 


日ロの二の舞か…安倍首相「無条件で日朝会談」の皮算用
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253259
2019/05/04 日刊ゲンダイ


人気取りパフォーマンスで渡り合えるのか(C)共同通信社

「条件をつけずに金委員長と会い、率直に、また虚心坦懐に話し合ってみたい」――。3日付の産経新聞のインタビューで、安倍首相が日朝首脳会談への意欲を示した。これまで「制裁と圧力」一辺倒だったのに、唐突な方針変換だ。日朝会談で支持率アップなんて、もくろみ通りにいくのかどうか。絵に描いたモチに終わるのではないか。

 連休前から囁かれていたのが、電撃訪朝で日朝首脳会談、拉致問題解決の期待感を高めて衆参ダブル選になだれ込むシナリオ。ついに安倍首相自身がインタビューで明らかにした。

「拉致問題の解決には、国際社会と緊密に連携しつつ、わが国が主体的に取り組むことが何より重要です」

「まずは現在の日朝間の相互不信の殻を打ち破るためには、私自身が金委員長と直接向き合う以外はない。ですから条件をつけずに金委員長と会い、率直に、また虚心坦懐に話し合ってみたい」

 何を今さら、という感じだ。拉致問題の当事国が主体的に動くのは当たり前で、2002年に5人の拉致被害者が帰国して以来、「拉致の安倍」を売りに首相に上り詰めながら、何もしてこなかったのは誰なのか。

 つい最近まで、北朝鮮への「最大限の圧力」を国際社会に説いて回り、昨年の米朝首脳会談も実現を阻もうとしたのが安倍政権の対北朝鮮外交だったはずだ。それが突然、「無条件で会う」と言いだした。

「連休明けの9日から12日まで訪米する菅官房長官が、当地で北朝鮮高官と接触するという情報もあります。9日にワシントンでペンス副大統領らと会談した後、ニューヨークに移動して、国連本部で行われるシンポジウムに拉致被害者家族と共に出席する予定ですが、その他の日程が明らかになっていない。北朝鮮側と極秘に会って、食料支援などを呼び水に日朝首脳会談について話し合うのではないかとみられているのです」(大手紙の官邸担当記者)

■成果が上がるのかは不透明

 だが、無条件で会うことにはリスクがある。北朝鮮は「拉致問題は解決済み」の立場だから、かえって解決の糸口を失いかねない。戦後補償の問題もある。仮に日朝会談が実現しても、何の成果があるのか不透明だ。

「成果がゼロでも、日本側は会えればそれでいいのでしょう。拉致問題解決の期待を振りまいて、選挙前に一時的にでも支持率が上がればいいと考えているのだと思う。日朝の国交正常化は、本気で取り組めば大変な作業になる。場当たりで首脳会談をしたところで、本質的には何も解決しません。しかし、口から出まかせでも、御用メディアが“サプライズ会談”などと持ち上げて拉致問題解決の期待感をあおれば、国民はダマされてしまう。安倍政権の外交は、いつも“やってるふり”だけで、過度な期待をすれば裏切られる。日朝会談の実現も疑わしいと思います」(元外交官の天木直人氏)

 人気取りのパフォーマンスで、シタタカな北朝鮮を相手に渡り合えるはずがないのだ。日朝会談が実現したところで、いいとこ取りされるのがオチ。経済協力だけ食い逃げされて、北方領土は1平方メートルも返ってこない対ロ交渉の二の舞いになりかねない。

 国民の失望が大きければ支持率ガタ落ちの可能性もありそうだ。










http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/425.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <蓮池透氏、これは大噓だ!>「平成29年の衆院選で自民党は自衛隊明記を真正面から公約に掲げ、国民の審判を仰ぎました」


【憲法記念日】安倍首相単独インタビュー詳報 「相互不信の殻を打ち破るためには、金委員長と直接向き合う以外はない」
https://www.sankei.com/politics/news/190503/plt1905030006-n1.html
2019.5.3 05:00 産経新聞


産経新聞のインタビューに答える安倍晋三首相=1日午後、首相公邸(春名中撮影)

■憲法改正

 4月25日に衆院の憲法審査会が開催されたことは歓迎したいと思います。各党が具体的な改正案を示した上で、国民的な議論が深められることが肝要です。スケジュールありきではなく、しっかりと憲法審査会で議論していただきたい。

 われわれ議員に求められていることは議員同士での議論です。議論を通じてこそ相違が明らかになり、国民の皆さんの判断の材料になっていく。その中で歩み寄りの努力も求められてくると思うのです。

 改憲勢力で3分の2を超えるというハードルは大変高いが、超える努力をしなければいけない。野党の中にも憲法改正に賛成される方もいます。改憲勢力ありきではなく、一人でも多くの方々に賛成していただけるように努力をしていきたいと思います。

 一昨年、私は自民党総裁として、憲法9条に1項、2項を残して自衛隊を明記するという考え方を示し、議論に一石を投じました。波紋は広がり、平成29年の衆院選で自民党は自衛隊明記を真正面から公約に掲げ、国民の審判を仰ぎました。昨年の党総裁選でも私はこれを掲げて勝った。つまり党内の論争は終わったということです。

 自民党は憲法改正の旗を掲げ続けています。結党以来の党是であるにもかかわらず、わが党の中にも改憲に反対する人がいたが、その余地はなくなった。自民党はいろいろな議論はしますが、一度決定すれば一致結束して前に進んでいく。それが責任政党としての矜持(きょうじ)だろうと思いますね。

 党として憲法改正の旗を掲げて衆院選でも戦ったわけですから国民に対する責任を伴っています。次の選挙においても、改正の必要性をしっかりと訴えていきたいと考えています。

 いまや国民も、多くの政党も、自衛隊を合憲と認めています。国民のために命を賭して任務を遂行する自衛隊の存在を明文化し、違憲論争に終止符を打つのは政治の役割であり、私たち世代の責任です。「多くの政党が合憲と認めているからいいではないか」という議論は間違った議論です。合憲というのであれば、ぜひ賛成していただきたい。

■無条件に日朝会談

 米国訪問では、トランプ大統領と首脳会談を行いました。ゴルフに行く車の中でも2人だけになり、行き帰り合わせて50分くらいの車の中でも、ベトナムの首都ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談について詳しくうかがいました。

 トランプ大統領は非常に真剣な顔つきで身を乗り出し、会談の雰囲気や金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長がどのような表情、態度で話していたかも話してくれました。中身は詳細に申し上げられませんが、トランプ大統領は金委員長に対し、拉致問題に関する私の考えを明確に伝え、両首脳間で真剣な議論が行われたのです。

 大変、有意義だったと認識しています。極めて大切な時間を使って、トランプ大統領は拉致問題について話をしてくれたわけですから。向こう側(金委員長)も、拉致問題に相当大きな、重要な意味があると受け取ったと思いますね。

 もちろん国際社会が一致して(昨年のシンガポールでの)米朝合意の実現に取り組むことが重要であり、北朝鮮が非核化しない限り制裁は続くなど従来の基本方針は確認しています。その上でロシアのプーチン大統領による北への働きかけを私もトランプ大統領も評価し、今後を展望し、相当に突っ込んだ意見交換をしました。

 14年に5人の拉致被害者が帰国されて以来、1人の拉致被害者の帰国も実現していません。問題解決に向けて当初から取り組んできた政治家として痛恨の極みであります。拉致被害者のご家族もご高齢となる中、拉致問題の解決には、国際社会と緊密に連携しつつ、わが国が主体的に取り組むことが何より重要です。

 まずは現在の日朝間の相互不信の殻を打ち破るためには、私自身が金委員長と直接向き合う以外はない。ですから条件をつけずに金委員長と会い、率直に、また虚心坦懐(たんかい)に話し合ってみたいと考えています。金委員長が国家にとって何が最善かを柔軟、かつ戦略的に判断できる指導者であると期待しています。

 25日からトランプ大統領は国賓として来日されます。今回の来日でも拉致被害者家族の皆さんとぜひ会っていただきたいと思っていますし、私の考えは伝えております。

■輝かしい令和の時代を切り拓く

 上皇さまが28年8月にお気持ちを表明されて以降、つつがなく皇位の継承が行われるよう全力を尽くしてきました。上皇さまの退位にあたるお言葉をうかがい、万感の思いと感謝の思いでいっぱいでした。

 新たに即位された天皇、皇后両陛下のお姿を拝見し、お二人の輝かしさとともに、威厳あるお姿に感銘を受けました。両陛下とともにすばらしい時を刻んでいくことになる。そういう気持ちになりました。ご即位を心からお喜び申し上げ、国民の皆さんとともに輝かしい令和の時代、一人一人の花が咲き誇る時代を切り拓(ひら)いていきたいと思います。(阿比留瑠比、小川真由美)




























http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/426.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 漢字読めないシンゾーやっちゃたね、大ポカ!退位礼正殿の儀で、「願って已(やみ)ません」なのに「いません」だって。最悪!



















http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/427.html
記事 [政治・選挙・NHK260] 代替わりで顕在化した天皇制と憲法上の諸問題 ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)
 


代替わりで顕在化した天皇制と憲法上の諸問題 ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253269
2019/05/05 日刊ゲンダイ

 今回の天皇の代替わりは、天皇制にまつわるさまざまな憲法問題を顕在化させた。

 主な論点は次のものである。

@天皇が政治的権能を行使することの禁止(4条)

A政教分離原則(20条:国による宗教活動の禁止、89条:宗教に対する公金支出の禁止)

B国民主権(1条)

 まず、天皇が自らの意思で皇太子に「譲位」することは「政治的権能を行使」することだ(?)という論難が出現した。それを回避するために、政府は、天皇がまず「退位」して、次に皇太子が「即位」することにした(?)とのことである。しかし、どちらにせよ、天皇の「意思」で天皇位が皇太子に移った事実に変わりはない。もとより政治的権能を有しない天皇の地位を家庭内の自然な序列に従って天皇から長子に譲ることのどこが「政治的」なのか?もともと何の問題もない……と認識すれば済む話である。天皇の地位にある個人もまず「人間」である以上、高齢になっていつまでその地位にとどまるかを自ら選択する自由は、それこそ人権としてあるはずだ。

 また、天皇制には、三種の神器、大嘗祭など、それなしでは天皇制が成り立たない伝統的な宗教(神道)儀式が存在する。それは、政教分離「原則」を定めた憲法自体が、その「明文例外」として歴史的存在としての天皇制の継続を認めている以上、許された例外として堂々と挙行して良い宗教行為である。米国議会付牧師が行う儀式が最高裁判例により憲法が許容する政教分離原則の例外だと認められていることと同様である。

 さらに、即位後「朝見」の儀が、日本語として「臣下が天子に拝謁する」ことを意味するのは、さすがに、日本国憲法の三大基本原理のひとつ、国民主権に抵触してしまうだろう。だから、それは、新しい伝統として、即位後「国民代表会見」の儀とでも改めて実施すれば良かったのである。

 天皇制について「伝統」の尊重を主張する人々は、なぜか、2000年以上の天皇制の歴史の中のわずか50年余にすぎない明治憲法体制を強調して「伝統」だと主張する。しかし、歴史的に伝統は変わってきたし、今後も変わっていくべきものである。



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)







http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/428.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 憲法集会に参集の人々と、一般参賀に列を作る人々と。(澤藤統一郎の憲法日記)

このところの「天皇交代報道」の異常さに、半ばは呆れ、半ばは空恐ろしさを感じてきた。戦前、神権天皇制の煽動に、理性を失った民草たちが、あのようにいとも易々と操られたことが理解し難かった。しかし、今は実感としてよく分かる。この国の多くの人は、あの頃と変わってはいない。あの頃も今も、天皇の赤子たちは、自ら社会的同調圧力を作り出し、これに酔いしれたいのだ。

自立してものを考えることは、面倒だし苦しくもある。人と違う考えをもてば、孤立を余儀なくされるリスクも覚悟しなければならない。それよりは、社会の多数に追随することが、楽で、安全で、無難な生き方ではないか。メディアがそう教え煽っている。欺しの主犯は政権だが、メディアは欺しに加担した積極的共犯者となっており、さらにこれに追随する多くの人々が、消極的共犯者となっている。

私には本当に分からない。天皇の交代が、何ゆえに祝意を表さねばならないことなのか。税金を拠出して優雅な暮らしをさせてやっている一族に、国民がなぜ旗を振ったり「感謝」したりしているのか。天皇の交代が、何ゆえに時代の変わり目となるのか。こんな不便で面倒な元号の押しつけを、どうして有り難がっているのか。

昨日(5月3日)の憲法集会で、印象に残るこんな一場面があった。
野党各党の党首が発言した。それぞれに力のこもった良い発言だった。立憲民主党の枝野幸男さんがトップで、国民民主党の玉木雄一郎代表が続いた。登壇して、開口一番が、「令和初めての憲法記念日に…」というものだった。

とたんに、大会参加者から失笑が巻きおこった。「えっ?」「なんだって?」「れいわ?」「なぜ、れいわ?」「こんな場で、れいわ?」。明らかに、異様な言葉を聞かされたというどよめきと失笑だった。産経の報道では、「聴衆から『令和って言うな!』『そうだ!』『令和はいらねえぞ!』などと怒声が飛んだ」というが、私にはそこまでの声は聞き取れなかった。

私は、比較的ステージに近い位置にいた。聴衆の多くは、せっかく来てもらった野党党首に失礼あってはならないという雰囲気。あからさまに非難するという感じではなかった。しかし、「憲法集会で、令和」は、不意を突かれたような違和感。思いもかけない発言に、どよめきが生じ、失笑が洩れたのだ。

これも産経の報道によるが、玉木さんの挨拶の冒頭部分は、次のとおりだった。
「令和初めての憲法記念日に(聴衆から『令和って言うな!』などのやじ)こうして多くの皆さんがお集まりになって集会が開催されることを心からおよろこび申し上げたいと思います。安倍政権の最大の問題は何だと思いますか(聴衆から『令和だ』とやじ)。嘘をつくことだと思います。何度も予算委員会や国会で議論をしましたが、聞いたことに答えない、聞いていないことをいっぱいしゃべる。これではまともな議会制民主主義が成り立ちません」

玉木さんには気の毒だったが、あの集会参加者は、みな一様に「代替わり報道」に辟易しているのだ。憲法集会に令和は似合わない、不釣り合いだと思っている。玉木さんの「令和発言」で、集会参加者の一体感が明らかに増した。

有明の憲法集会に集まった人々と対極にあるのが、本日の「一般参賀」に列を作った14万の人々。いったい何のために、何を求めて、皇居にやってきたのか。

天皇の権威なんてものは、もともと何の実体もない。人々があると思う限りであるように見えるだけのもの。無自覚な14万の人々が作る列の長さだけが、天皇の権威なのだ。「王様は裸だ」と、曇りない目が看破すれば、たちまちにして破れる催眠術みたいなもの。

私は、この14万人に、半ばは呆れ、半ばは空恐ろしさを感じざるを得ない。この人たちが、天皇追随の同調圧力をつくるのだ。政権に躍らされ、その共犯者となる人々の群。

過熱報道も長くは続かない。あんなに、天皇交代フィーバーを演出してきたメディア各社もそろそろ息切れである。読者も明らかに食傷なのだ。いい加減に元に戻らねばならない。たとえば、本日の毎日新聞。紙面からは、天皇も令和も片隅に追いやられ、代わって社会面のトップは、「改元祝賀関係なし」「困窮者 おにぎりに列」という真っ当な報道。一面には、「削られる美ら海 辺野古」の記事も。

メディアで働く諸君に訴える。正気を取りもどせ。そして、もうこんなバカ騒ぎはやめようではないか。自立した主権者として、自覚的な曇りない目をもった人々も、少なくないのだから。

(2019年5月4日)

http://article9.jp/wordpress/?p=12541
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/429.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 小沢一郎首相待望論。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/05/blog-post_5.html
5月 05, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<立憲民主党が衆参同日選挙の可能性も想定し、野党共闘の構築に動きだした。

 これまで野党結集の呼び掛けに対し、「合従連衡にはくみしない」と独自路線を貫いてきたが、支持率は伸び悩んでいる。衆院選で与党に対抗するには、共闘にかじを切るしかないとの事情があるとみられる。

 「参院の1人区の一本化をしっかり進めるとともに、衆院でも競り合いが予想される選挙区を中心に可能な限り候補者を一本化し、自民党との一騎打ちの構造をつくっていくことが重要だ」。立憲の枝野幸男代表は4月26日の記者会見でこう語り、国民民主党などとの候補者調整を急ぐ方針を強調した。

 野党共闘と一線を画してきた枝野氏が方向転換したのは同17日のラジオ番組。ダブル選の可能性が高いとの認識を示すとともに、衆院小選挙区での候補者調整を他党に呼び掛ける考えを表明した。背景には、安倍内閣の支持率が底堅い一方、立憲の党勢が上向かないことや、統一地方選の道府県議選で都市部に比べ、地方で苦戦したことなどがある。

 その後、自民党幹部が消費税増税の先送りと衆院解散の可能性に言及すると枝野氏は、「フェーズ(局面)が変わった」として各党との協議を加速。国民民主党の玉木雄一郎代表をはじめ野党党首と相次いで会談した。

 立憲は2017年10月の結党以来、「民主党の再結成はあり得ない」(幹部)と主張。自らの組織を強くすることが先決との立場をとってきた。こうした姿勢に対し、他の野党からは「野党共闘にひびが入る」「包容力のあるリーダーシップを期待したい」など批判が相次いでいた。

 今回、立憲が衆院選での候補者一本化に動いたことを、他の野党は歓迎。立憲幹部も「『枝野は野党共闘に消極的』というイメージは崩せた」と指摘する。

 ただ、安易な結集は、有権者から「数合わせ」と受け取られる懸念もある。ある若手議員は、統一地方選で国民民主の地盤でも候補者を擁立してきた経緯に触れ、「今まで戦ってきたのは何だったのか」と不満を口にした>(以上「時事通信」より引用)


 これまで頑なに独自路線を貫くと主張していた枝野氏が軟化したという。夏に予定されている参議院と、同日選の可能船が浮上してきた衆議院解散総選挙に備えて野党統一名簿の作成に合流するという。

 その方向性は歓迎するが「元の民主党には帰らない」という考えには同意し難い。なぜ野党が一つの政党を目指さないのか。枝野氏は自分がお山の大将でいることを政治家の目的にでもしているのだろうか。

 民主党がなぜ短期政権で瓦解したのか。理由は明白だ。民主党が突如として政権を奪取した2009マニフェストを反故にして、第二自民党ともいえる政策を掲げたからだ。

 後先のことも経済状況も何も考えずに、首相だった菅氏は「TPPに参加する」と叫びだして民主党支持者たちを唖然とさせた。そして次に首相となった野田氏は「消費税を10%にする」とシタリ顔で自民党・財務省の消費増税路線に民主党を切り替えてしまった。

 もとより自民党支持者と民主党支持者は異なる。自民党支持者たちは日本をグローバル化して投機家たちが好いように日本の富を食い尽くそうとする政治だ。そのためには国民生活と安全を守ってきたあらゆる「規制」を撤廃して、自由にすることが最優先だ。

 だからバス事業やタクシー業界への参入を簡単にした。結果としてバス料金は下がったが、以前では考えられない程度の低いバス事故が多発するようになった。旅館やホテル業界にも「民泊」を導入することにより「独占形態」を規制緩和したが、その結果としてマンションの一室が不法「民泊」になったり、町屋が突如として騒々しい「民泊」に変貌したりしている。

 誰のための「規制」緩和なのか、そうした視点で日本のマスメディアは一切伝えない。そして大量の外国人を「観光客」や「労働移民」として日本に流入させている。それにより日本の風格を劇的に変貌させている。

 「日本良いとこ一度はおいで」とテレビ番組でも煽り、当のテレビに大量のハーフタレントを登場させて「国際結婚は良いことだ」との風潮を日本国民に定着させた。それも日本のグローバル化路線の一環だということに、日本国民の多くは気付いていない。つまりそれは日本人という「特定種」はグローバル化世界には必要ない、という「世界一家論者」たちの策謀に過ぎないのだ。

 日本の伝統は日本人にこそ受け継がれる。日本の風土と文化は二千年に渡って日本人が守ってきた。その「日本人」という特定種を消滅させる陰謀が進行していることに危機感を覚えるべきだ。

 グローバル世界は「単一世界」であると同時に、米国流プラグマティズムの世界でもある。役に立つものは「有用」だが、役に立たないものは「無用」として捨て去る。そうした思考回路の一環に」国際分業論」がある。

 中国が安価な労働力提供国として役に立つ間は企業進出して利用したが、労働単価が上がると「無用」として撤退する。それでは勤労者として生活水準が上がった多くの中国民が失業者として街に溢れかえることになるのは自明の理ではないか。

 だから中国が「一帯一路」策により中国の経済植民地を世界規模で広げようと、と躍起になるのも賛成できないが理解はできる。中国もまたグローバル化で未曽有の国力を手にし、それを軍事力増強と近代化に注ぎ込むことが出来た。グローバル化以外に中国が生き延びる道はないと、中国を仕向けたのも帰郷進出させたグローバル化信奉者の経営者たちだ。中国が経済成長の果実を軍事力増強へ回して日本の安全が脅かされようが、日本の経営者たちはお構いなしだ。国家と国民がどうなろうと、自分たちだけが儲けて一円でも多く懐に入れたいだけだから。

 政治家としてそうした現代日本の宿痾に立ち向かえる「剛腕」の持主は小沢一郎氏以外に存在しない。彼はかつて二度の政権交代を果たした立役者だ。そして2009民主党マニフェストを取りまとめた張本人だ。

 彼がそのまま代表として首相に就任していたなら、現在の日本の景色は別のものになっていただろう。彼が2009マニフェストで謳っていた政策の多くは現在でも色褪せていない。

 まず「子供手当」は喫緊の実施事項だ。少子高齢化はマッタなしだ。そして農家に対する戸別保障を行い、日本の農業を日本国民の手に取り戻さなければならない。米国の穀物メジャーの手に日本の食糧安全保障を渡そうとする陰謀を一日も早く砕かなければならない。

 これも喫緊の問題だが、「積極防衛」という言辞による自衛隊の米軍下請け化を阻止しなければならない。敵地攻撃だのシーレーン確保などといった議論はすべて戦勝国クラブの軍産共同体への奉仕作業に他ならない。日本にはもっと違った次元で世界平和に寄与すべき道がある。

 そのためには「国民の生活が第一」の政治を日本に取り戻し、まずは日本の経済を力強くして、経済成長路線に日本経済を回帰させなければならない。まずすべきは消費減税だ。そしてUターン投資減税を行って、海外へ進出した日本企業を国内へ回帰させることだ。グローバル化路線と明確に決別して、日本は日本国民のために機能する国家体制に戻るべきだ。

 田中角栄氏が提唱した「列島改造論」はまだ完成したわけではない。IT化が進んだ現在こそ、大都市集中型の企業経営や行政体制ではなく、地方分散化を推進して広く国土を国民や企業で支える体制を再構築しなければならない。

 以上のような議論をまず野党政治家諸氏は胸に強く刻むべきだ。まず政治の方向性を定めなくては野党共闘は何も始まらない。連合も「正社員」の17%程度の組織率で大きな顔をしていてはならない。なぜナショナルセンターを目指さないのか。「正社員」の自分たちだけの暮らしが守られれば良いとするのなら、そんな組織に明日はない。

 なぜ小沢氏を首相に就けて、彼に国家の経営を任せようと考えないのだろうか。彼以上に安倍自公政権が推進しているグローバル化政治と対峙し、野党を引っ張っていける政治家がいるなら教えてほしい。



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/430.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 天皇陛下は5月4日、初の一般参賀でお言葉、「世界の平和」を求められた一方、北朝鮮が、9発の飛翔日本海へ発射体、安倍晋三首相は、俄かに緊張感が走る(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/e2599027ae50777637de0ea8a38a2e7d
2019年05月05日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 「この度、剣璽(けんじ)等承継の儀、及び即位後朝見の儀を終えて、今日、みなさんからお祝いいただくことをうれしく思い、またこのように暑い中来ていただいたことに深く感謝いたします。ここに、みなさんの健康と幸せを祈るとともに、我が国が諸外国と手を携えて世界の平和を求めつつ、一層の発展を遂げることを心から願っております」

 即位されたばかりの天皇陛下は5月4日、初の一般参賀で、次のようにお言葉を述べられた。一般参賀は、晴天のなか午前10時、11時、午後0時、1時、2時、3時の6回行われ、計14万1000人の国民が訪れた。晴れやかな祝賀のなかで、上皇・上皇后両陛下ロスの寂しさを抱く参賀者も少なくなかった。しかし、天皇皇后両陛下のお元気なお姿を拝見して、とくに皇后陛下の晴れやかなお姿に接して、心から安堵している様子が、湧き上る歓声から伝わってきた。一方、安倍晋三首相は、この日、午前中も午後も、山梨県鳴沢村の別荘に来客はなく、過ごした。ところが、「第2の日本」北朝鮮が4日朝、元山から北東の日本海に向けて9発の飛翔(ひしょう)体(新型「多連装ロケット砲」か?)を発射し70キロ〜200キロ飛ばしたと韓国軍が突然発表したため、俄かに緊張感が走った。



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/431.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 安倍君、憲法をいじるのはやめろ!安倍圧力に負けたNHK永田の訴え+新天皇のお言葉に国際協調の思い(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28281788/
2019-05-05 09:24

 まず、昨日4日、皇居で新天皇即位を祝う一般参賀が行われた。(・・)

 参賀は午前10時から6回行われ、陛下は毎回お言葉を述べられた。参賀者は計14万1130人に上ったという。

 そして、新天皇のお言葉は、実に印象的なものだった。(**)

『天皇陛下のお言葉全文

 即位の一般参賀で天皇陛下が述べられたお言葉は次の通り。

 このたび剣璽等承継の儀、および即位後朝見の儀を終えて、きょうこのように皆さんからお祝いいただくことをうれしく思い、深く感謝いたします。

 ここに皆さんの健康と幸せを祈るとともに、わが国が諸外国と手を携えて世界の平和を求めつつ、一層の発展を遂げることを心から願っております。(時事通信19年5月4日)』

<午後、25度近い気温に上がったことから、5回目のお出ましから「このように暑い中、来ていただいたことを深く感謝いたします」と参賀者を気遣う言葉が加わったそうだ。>

 今回のお言葉の中で、どこが光ったかと言えば、やはり「わが国が諸外国と手を携えて世界の平和を求めつつ」という部分だろう。

 単に「世界の平和を願い」としてもいいところを、あえて「わが国が諸外国と手を携えて」「世界の平和を求めつつ」という表現に、今上天皇の思いが込められていると思うのだ。(@@)

* * * * *

 新天皇は、皇太子時代にオックスフォード大学に2年留学した経験があるし。学生時代の「運河」の研究から派生する形で、各地の治水の研究を行なうようになり、近時は「足りない水」(水不足の地域の衛生や貧困の問題)、「多すぎる水」(水の災害、対策の問題)などに関心が広がっている様子。

 「世界水のフォーラム」で定期的に講演を行なっているほか、07年には国連の「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁に就任し、国連本部で基調講演を行なったことも。
 その意味で、非常にグローバルな視点を持っていると思うし。他の国々の人々と協力して行くことの大切さ、共に平和を築いて行くことの大切さを強く意識しているのではないかと思われる。(**)

 雅子皇后に関しては、言うまでもあるまい。外交官の娘として幼少時からロシアやアメリカで生活したことがあり、ハーバード大学を卒業。東大卒業後は外交官になり、英オクスフォード大に留学するなど、まさに国際経験豊かな日々を過ごして来たし。国際情勢や憲法に関しては、かなり詳しい部分もあると思われ・・・。今後、天皇をサポートする形で、国際的にもより開かれた皇室を築いて行けるのではないかと期待している。(++)

 ここで急用ができてしまって、原稿を書く時間がなくなってしまったので、一昨日、読んで面白かった(興味深かった)記事をアップしたい。(・・)

 元NHK・永田浩三氏「安倍君、憲法をいじるのはやめろ」

 元NHKプロデューサーで武蔵大教授の永田浩三氏が、護憲集会で語った内容を、何と産経新聞がまとめたものだ。(~_~;)

<安倍晋三氏が内閣官房副長官時代の01年に、「日本軍の慰安婦として被害に遭った女性たちを扱ったNHKの番組」に関して、NHK幹部を呼びつけて一部の内容を変えさせたということがあったのだが。(訴訟でも明らかになっている。)

 永田氏は、この番組の編集長だった様子。東京新聞の望月衣塑子記者の話も出て来て、ジャーナリスト、メディアのあり方についても記されている。>

* * * * * 

『元NHK・永田浩三氏「安倍君、憲法をいじるのはやめろ」


 憲法記念日の3日、東京都内で開かれた護憲派集会で、元NHKプロデューサーで武蔵大教授の永田浩三氏がマイクを握った。安倍晋三首相と同じ1954年生まれであることを明かした上で、「大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい」などと強調した。発言の詳報は以下の通り。

 「皆さん、こんにちは。32年間、NHKでプロデューサー、ディレクターをしていました。今は大学の教員として若者とともにドキュメンタリーを作ったりしています。今日は、総理の仕事をしている安倍晋三君について話したいと思います。知らない人は、あの嘘つきといえば思い出されるかもしれません」

 「私と安倍君は同じ1954年生まれです。同じ学年には(共産党委員長の)志位和夫君、(元文部科学事務次官の)前川喜平君、ドイツの首相、メルケルさんがいます。安倍君は福島(第1)原発事故の後、すぐに原発をやめると決めたメルケルさんとは相性が良くないみたいですし、加計学園の獣医学部を作るのが、いかに無理筋だったかを証拠立てて語る前川君が苦手なようです。あと志位和夫君も苦手みたいです」

 「私たち1954年生まれは、皆、戦後民主主義教育の申し子です。日本国憲法の3つの柱、『国民主権』『基本的人権の尊重』『平和主義』がどれほど大事なのか、小学校や中学校でしっかり学んだんです。先生たちも熱心でした」

 「小学校4年生のとき、東京五輪がありました。オリンピックは参加することにこそ意義がある。日の丸が上がるかどうかは関係ない。優れた競技やすごい記録に拍手を送るんだ。アベベ、チャフラフスカ、ショランダー…。柔道(無差別級)で神永(昭夫)が(オランダの)ヘーシンクに負けたときも、ショックはなくて、ヘーシンクに私は拍手を送りました」

 「『日本を、取り戻す。』『がんばれ! ニッポン!』。その旗を振る安倍君、少し了見が狭すぎませんか」

 「大学を卒業し、安倍君はサラリーマンを経て、政治家になり、私はNHKのディレクターになりました。ある時、思いがけない接点ができました。2001年のことです。私は、日本軍の慰安婦として被害に遭った女性たちを扱ったNHKの番組の編集長でした。一方、その時、安倍君は内閣官房副長官。君は放送の直前にNHK幹部たちにちょっかいを出し、番組が劇的に変わってしまいました。永田町でどんなやりとりがあったのか。その後、朝日新聞の取材で輪郭が明らかになっています」 「私は抵抗しましたが、敗れました。体験したことを世の中に語ることができず、孤立し、長い間、沈黙を続けました。悔しく、また恥ずかしいことです。あのとき君はそれなりの権力者でした。放送前に番組を変えさせるなんて、憲法21条の言論の自由、検閲の禁止を犯すことになり、そのことが世の中にさらされれば、君は今のような総理大臣になっていなかったことでしょう」

 「今、官邸記者会見で、東京新聞の望月衣塑子記者が菅(義偉)官房長官からさまざまな圧力を受け、質問が十分にできない中、それでも、われわれの知る権利の代行者であろうと必死で頑張っています。私には人ごととは思えません。でも、私と大きく違うのは、望月さん自身が勇気を出してSNSや集会で状況を発信し、市民とともに事態を共有することで、ジャーナリストを含めた連帯の輪が広がっていることです。市民とジャーナリストの連帯、メディアを市民の手に取り戻す。希望の光がわずかに見える思いです」

「安倍君の話に戻ります。君が以前アメリカを訪問したとき、キャロルキングの『You’ve Got a Friend』という曲が好きだと言いましたね。『どんなに苦しいときでも友達でいようよ』。僕も大好きですし、その感覚はわかります。でも、残念だけど、君とトランプ米大統領は友達なんかじゃない。欠陥だらけの高額な兵器を買わされるカモにされているだけです。君には戦争の中で傷ついた人、声を上げられない弱い人を思いやる気持ちが欠けています。君の『You’ve Got a Friend』は友達にえこひいきをし、国の仕組みを私物化することです。それは友情ではない!」

 「友情とはもっと気高く素晴らしいものです。君は実力以上に大事にされました。これ以上、何を望むことがあるでしょうか。同い年、同じ学年として忠告します。『これ以上、日本社会を壊すことはやめなさい! これ以上、沖縄をいじめるのはやめなさい! 大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい!」

 「歴史から学ぶことが嫌いで、不得意の安倍君、戦争の道を断じて進んではなりません。30年前にベルリンの壁が壊れたとき、私は東欧各地の取材をしていました。そのとき、人々が何より大事だと考えたのは、言論の自由と連帯、そして多様性です。憲法21条に明記された言論・表現の自由、一方、放送法第1条には『放送は健全な民主主義に資すること』とあります。健全な民主主義というのは少数者の意見を大事にし、多様性を認め、不埒な政府の横暴にあらがい、連帯することです」

 「今日は5月3日、32年前、朝日新聞阪神支局で小尻知博記者が銃弾に倒れました。言論の自由が脅かされる社会なんてあってはなりません。ここにお集まりの皆さんが思っておられるのは多分、こうだと思います。リセットすべきなのは、元号ではなく、今の政権なのだと」

 「『All governments  lie』 今の政権は嘘をつく、今の政権は嘘をついているのです。嘘にまみれた安倍政権こそ終わりにすべきです。心あるジャーナリストとの連帯で、安倍政権を今年中に終わりにさせましょう。ありがとうございました」(産経新聞19年5月3日)』

 つい忘れがちになってしまうのだが。5月3日には、朝日新聞阪神支局の銃撃事件のことも、しかり思い出さなければなるまい。(**)

 そして、心あるジャーナリストが、国民に安倍政権の問題をきちんと伝えて、安倍政権を終わりにさせることができますように、と心から祈っているmewなのだった。(@@)

  THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/432.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <黙っているなら、公明党は終わりだ!>橋下徹にここまで言われて平和の党の公明党は黙っているのか  天木直人 






橋下徹にここまで言われて平和の党の公明党は黙っているのか
http://kenpo9.com/archives/5908
2019-05-04 天木直人のブログ


 きょう5月4日の産経新聞「単刀直言」で橋下徹が、改憲を進めようとする安倍首相が泣いて喜ぶような発言をしている。

 すなわち、「いろいろな形で安倍政権の協力を得て来た維新は、憲法改正案の考え方は異なるとはいえ、安倍さんが実現したいと強く願っている憲法改正に協力するために行動を起こすべきでしょう」、と。

 「政治家は自分の思いを実現するためにトップを目指す生き物です。安倍さんはこれまで、外交・経済などで頑張ってきたのだから、最後の最後くらいは自分が本当に実現したいこと、すなわち憲法改正について挑戦したって罰はあたらないと思います」と。

 これ以上ない安倍支援の橋下徹の言葉であるが、私がここで引用したいのは公明党に関する橋下徹の次の言葉だ。

 「改憲を阻んでいるのは公明と選挙で彼らの支援を受ける自民党の国会議員です。安倍さんに負けないくらいの改憲論者である松井さんはダブル選の勢いに乗じ、公明を潰しにいくことを考えていると思います・・・関西で維新の勢いを見せつけられている公明と、その支援母体の創価学会は不安に駆られていると思いますよ。本拠地の選挙区を死守できなくなれば、組織の土台が揺らぐことは必至だからです・・・」

 ここまで橋下徹に言われて、平和の党である公明党は黙っているのか。

 黙っているなら公明党は終わりだ。

 いまこそ公明党は憲法9条をすべてに優先する政党に立ち返る時だ。

 それこそが維新に勝てる王道である(了)



改憲「公明が妨げ」 首相へ協力 橋下徹氏、維新に促す
https://www.sankei.com/politics/news/190503/plt1905030034-n1.html
2019.5.3 20:5 産経新聞


橋下徹氏

 日本維新の会の創設者で、政界引退後も同党に大きな影響力を持つ橋下徹元大阪市長が産経新聞の単独インタビューに応じ、2025年大阪・関西万博の誘致などで安倍晋三政権の協力を得てきた維新に対し「安倍首相が実現したいと強く願っている憲法改正に協力するための行動を起こすべきだ」と訴えた。

 橋下氏は憲法改正の妨げとなっているのは公明党と、選挙で同党の支援を受ける自民党の国会議員だと強調。4月の大阪府知事・市長のダブル選を制した維新を率いる大阪市の松井一郎市長を「首相に匹敵する改憲論者」とした上で「ダブル選の勢いに乗じて、公明を潰しにいくことを考えている」との認識を示した。

 具体的な手段については、公明の現職議員がいる大阪府と兵庫県の衆院計6選挙区に「維新はエース級のメンバーを準備できていると思う」と述べた。自身はその6人の中に含まれていないとも語った。

 一方、維新が目指す「大阪都構想」の実現に向けて公明が賛成に転じれば、対立する理由は消滅すると指摘した。その上で「自民の大阪市議団が改憲を実現したいならば、公明よりも先に都構想への協力を決断すべきだ」と牽制(けんせい)した。

 旧知の菅(すが)義偉(よしひで)官房長官が「ポスト安倍」の候補に急浮上していることについては「大阪にとっては大ハッピーな話。引き続き大阪のために力を貸してもらえると思う」と歓迎した。

 橋下氏が公明を激しく批判する一方で、自民に憲法改正を呼びかけた背景には、両党の協力関係にくさびを打ち、維新が目指す大阪都構想の実現を後押しする狙いがあるとみられる。
















http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/433.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 共産党の池内さおりが 「令和」への改元を罵る 「私が生きる時間軸を、勝手に区切られたくない。」 天皇制廃止主張の異様な共産党
               新元号を罵倒する共産党・池内さおり
               総理の写真にヒトラー風の髭を書き足し、太鼓に貼って叩いて喜ぶ異常さ
  
   
  
      
■ 共産党の池内さおりが 「令和」への改元を罵る 「私が生きる時間軸を、勝手に区切られたくない。」 
   
   
『私が生きる時間軸を、勝手に区切られたくない。ここ最近の報道に辟易する。』

https://twitter.com/ikeuchi_saori/status/1123195823594983426


上記の通り、共産党の池内さおりが「令和」への改元を罵っています。
共産党は天皇制廃止が目標であり、天皇制廃止を目指すとホームページで宣言しています。
  
しかし天皇制は日本国憲法で規定されているものであって、共産党の上記主張は憲法の規定に反するものです。

つまり共産党は、憲法の規定に反する異様な主張をしているわけです。  
  
  
  
■ 二枚舌の共産党、池内さおり キリスト教の西暦は使うわ、赤旗では元号を記載するわ 
  
  
池内さおりの元号罵倒はまったく筋が通らないものです。

池内さおりは「私が生きる時間軸を、勝手に区切られたくない。」と言っていますが、その一方でキリストの生誕という理由で「勝手に区切られている」キリスト教の西暦を平気で使用しているのです。  
  
さらに共産党の赤旗では発行日の日付として元号が記載されている。

とんでもない二枚舌です。
   
  

■ 池内さおりは共産党の中でも指折りの異常ぶり  総理の写真にヒトラー風の髭を書き足し、太鼓に貼って叩いて喜ぶサマはあまりに異常
    
  
池内さおりは共産党の中でも指折りの異常ぶり。
総理の写真にヒトラー風の髭を書き足し、太鼓に貼って叩いて喜ぶ。(上記写真)
子供のイジメレベルを平気で喜々として行う池内さおりの異常さ。
まともとは言えません。
  
池内さおりはイスラム国によって日本人が殺害されたときにも不適切なツイートを発信し、志位和夫委員長からさえ不適切だと叱られ、そのツートを削除し謝罪するありさま。
  
「共産・池内氏が謝罪「今の時期に昨日のようなツイートは不適切だと考え削除しました」
「イスラム国への批判は一切なく、同党の志位和夫委員長も「不適切だ」との認識を示していた。」
https://www.sankei.com/politics/news/150126/plt1501260014-n1.html
  
   
池内さおりは先の衆院選挙で大差で落選しましたが、それも当然と言えるでしょう。
  
   

http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/434.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 憲法板リンク:象徴天皇と戦争放棄は不可分 敗戦からの憲法1条と9条(天皇だけがよく知っている??)
憲法板に投稿しました。

■象徴天皇と戦争放棄は不可分 敗戦からの憲法1条と9条(天皇だけがよく知っている??)
http://www.asyura2.com/09/kenpo3/msg/524.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2019 年 5 月 05 日 11:52:31: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo
 

http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/435.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 都市景観も「芸術」だ、そこに落書きするとは飛んでもない。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/05/blog-post_34.html
5月 05, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<原爆投下からの復興を象徴する広島市の橋で落書きが見つかり、警察が器物損壊の疑いで捜査しています。

 落書きが見つかったのは、平和公園に向かう平和大橋の欄干です。黒い塗料でアルファベットのような文字が書かれています。

 午前7時前、「平和大橋に落書きがされている」と、通りがかった人が警察に通報。警察官が現場に駆けつけたところ、縦およそ50センチ、横は1メートルにわたって落書きがされていたということです。

 平和大橋は世界的な彫刻家のイサム・ノグチ氏が設計し、1952年に完成。被爆からの復興を象徴する橋として知られ、3月に欄干の復元工事が終わったばかりでした。

 「平和公園にも近いし、許せない」(市民)

 警察は器物損壊の疑いで捜査するとともに、近くの駐車場など少なくとも2か所で見つかった落書きについても関連を調べています>(以上「BIBLOGEニュース」より引用)


 誰が平和大橋に落書きしたのだろうか。平和を願って命名された「橋」に落書きするなぞ罰当たりそのものだ。日本国民なら「平和大橋」の意味を知っていて、落書きなぞしないはずだから、おそらく不逞な外国人が仕出かしたのだろうか。

 公共物に平気で落書きする輩が増えている。あるいは他人の商店のシャッターや家の塀にスプレーで様々な落書きをする輩がいるが、彼らの目的は一体何だろうか。たとえそれが西洋料理に添える野菜のような名前の画家だとしても、落書きは落書きに過ぎない。

 西洋料理に添える野菜のような名前の画家を私は認めない。いかに高等な技術を有し、高邁な芸術性があろうとも、都市の各所に落書きする「芸術家」などあっては堪らない。

 なぜなら都市も家々も塀一つにしても、それらはそこに暮らす人たちの「芸術作品」の一つだからだ。ましてや電車などの車両の装飾は各社のロゴであり包装紙だ。そこに「芸術性」の欠片もないスプレー落書きをする輩は誇大妄想狂に過ぎない。

 芸術は一定の作法に従って表現するものだ。だから鑑賞する側も一定の作法に従って「芸術」を堪能する。そうした「作法」を無視したものは芸術でも何でもない「無粋」というものだ。

 日本人なら「粋(イキ)」は心得ているはずだ。大人になるとは「粋」を心得ることでもあった。西洋料理に添える野菜のような名前の画家の落書きを見て「粋だねえ」と唸る日本人などいない。「落書きなぞするンじゃない、なぜキャンパスに描かないのか」と意見するのが日本人のあり方だ。平和大橋に「落書きなぞするンじゃない、やった者は自身を恥じて落書きを消しに来い」と意見するしかない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/436.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 天皇制廃止論の台頭<本澤二郎の「日本の風景」(3305)<安倍暴政と日本衰退に比例して表面化>
https://ameblo.jp/honji-789/
2019-05-05 08:09:48 honji-789のブログ

<安倍暴政と日本衰退に比例して表面化>

 平和憲法を破壊するために準備された皇位継承なる政治ショーに、賢者は憂いているが、ついに民主主義とは相いれない天皇制について廃止論が台頭してきた。きょう5月5日は子供の日である。確かに、未来に残す遺産的価値を喪失してしまっている。

 天皇制廃止論台頭には、二つの要因がある。ひとつは中曽根バブル崩壊から始まった日本経済の衰退の深刻化は、とうとう貧困時代の日本へと突入してしまった。官民格差は極まっている。それでいて、民意を無視する安倍の暴政である。

<国家神道と財閥=日本会議=改憲による軍国主義復活>

 「日本は天皇中心の神の国」という、おどろおどろした戦前の天皇制国家主義が、復活した国家神道と財閥のもとで、政治の暴走が始まって7年目。

 自民党に巣食ってきた神道政治連盟=神社本庁と三井・三菱など、これまた戦後復活した財閥が、あたかもヤマタノオロチだ、アマテラスオオミカミだなどとほざいて、日本政治を壟断した、異常どころか異様な、民主主義無縁の暴政を強行してきたともいえる。

 1972年から取材してきた自民党政治と無縁の、妖怪政治そのものである。首相は口を開けば、改憲・軍国主義の復活とわめいて、国民生活をないがしろにしてきた。

<元号私物化など166億円の政治利用に怒り>

 それが2019年危機として爆発させている5月1日であり、5月5日であろう。

 166億円という血税巨費を使っての新元号・新天皇の先には、戦争するための憲法改悪、それを2020年に施行するとほざいている。清和会OBにいわせると、主役は「安倍の小僧」である。

 立憲主義を踏みにじっての暴政は、元号の私物化に始まって、新天皇まで牛耳ろうとしている、と賢者の目には映る。

 政治に悪用される天皇制など不要である、との正論台頭も、けだし当然のことかもしれない。

<言論の私物化を恐れる国民>

 深刻重大な点は、ワシントンやソウルにも存在する「言論の自由」が、日本に無くなっている。賢者が歯ぎしりするゆえんである。

 新天皇がロンドン留学時に、学んだ教授に吐いた一言は「ここは自由がある」と率直に打ち明けたというが、いまの日本の新聞テレビに自由な報道が存在しない。

 まともなジャーナリストは、中枢から排除されて活躍の場がない。すべてがヒラメ記者と御用記者ばかりだ。その典型的な人物がNHKや朝日にもいる。

 言論もまた、安倍の私物化である。筆者は10数年にわたって「日本の風景」をライブドアのブログで発進、数千人が毎日、目を通してくれた。それが3月26日から、出来なくされてしまった。ライブドアによる言論弾圧である。

 恐ろしい安倍暴政を裏付ける事件を、自ら体験させられている。

<元自民党本部職員の、まさかの本音を聞く>

 今日は、まさか、の電話が元自民党本部職員からかかってきた。鈴木善幸さんの色紙「徳不孤」と宮澤喜一さんの「大樹深根」が浮かんだものである。

 彼は「天皇制はいらない。誰かが言わなければならない」と思いつめたように語り始めた。多くの国民が思っている内容である。

 「赤紙一枚で数百万人が死んだ。誰一人天皇万歳を言わなかった。天皇万歳は作り話だ。マッカーサーは天皇を追及しようとしていたが、誤解して妥協してしまった」

 数百万人の日本人の若者の命を奪い、その数十倍、数百倍の隣人の命や財産を奪った天皇の責任は、重く消すことができない。

 「国民はトタンの苦しみを受けた。東京裁判では不十分。日本人自ら総括しなければならない。それをしなかったため、日本人の精神的支柱は失われてしまった」

 「私は自民党本部で瀬島龍三の話を直接聞いた。彼は中曽根康弘に引き上げられたいかさまの天皇の軍人だ。彼らが天皇を崇めたというのは嘘。天皇の玉音放送のあと、鹿児島から特攻隊を出撃させている。軍部は玉音盤を奪おうともした。いまだに軍部の総括もしていない」

 昭和天皇の戦争責任、軍部の戦争責任、さらにいうと国家神道と財閥の戦争責任は、戦後70年を経ても、総括されていない。

 「天皇支配の奈良・平安の時代の国民は、いうなれば刺身のつまみでしかなかった。日本の市民・大衆への善政は一度もなかった。天皇に仕える人間にのみ官をつけて、庶民と格差をしてきた社会なので、私は官という言葉を使用しない。警察官・裁判官・検察官は天皇に仕えるという意味であって、民主主義の本義に反する」

 指摘に頷くほかない。読者諸兄はどうか。

 「フランス革命では、マリーアントワネットなどがギロチンにされた。ロシアでも。日本では数百万人の命を奪いながら、天皇が生きながらえてしまった。そして万世一系や伝統で、国民をたぶらかせてきた。瀬島の話から、甘すぎる日本人の総括、国家の滅亡責任さえうやむやにする天皇制。実はもう20年前から考えてきたことだ」

 いい加減・うやむや・誤魔化しという戦後日本政治の、悪しき特性が、隣国との外交にも露呈している。徴用工問題は、日本財閥の致命的な後遺症である。財閥の傀儡政権が怒り狂う理由でもある。

 70年前を総括しない日本、それ故に復活した戦前のゾンビ暴政に、賢者が憂うのも、自然なのであろう。それでも小原庄助さんのように、朝寝朝酒で浮かれていると、この国は次は、必死で生きる人たちに乗っ取られることになろう。日本の子供に未来は?

2019年5月5日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/437.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 反中&米国寄生が招いた 日本縮減と改憲自爆 
反中&米国寄生が招いた 日本縮減と改憲自爆
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51969751.html
2019年05月05日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


現実から目をそむけようとし 
ジタバタしながら溺れていくのが
現在の日本です

永きに亘る 中国粉飾自滅宣伝が行きわたり
日本人はエライと錯覚してきました

現実は 米国にバカにされ下請けになり
エサを米国に運ぶことになりました

日米安全保障を言い換えれば米国の完全下請けになること

中国とセックスすれば不倫となり 米国に叩きのめされる
との契りを結ぶことです
米国のオンリーとなることであり
安倍首相そのものがスパイ活動をするのです

***

プーチンにからかわれます
子供と大人の将棋ですから

経産省も財務省も外務省も 全てウソ文書 改ざん隠ぺいしながら
暗幕の中では 秘密の日米裏協議をするのです
騙しの日米離反ショー なのです

現在の安倍政権と宦官官僚たち日米安保の化身であり
殺戮対象の国が中国&ロシアです

十倍開いた中国に対し 必殺仕掛け人米国に
日本国の全ての金銀財宝を貢ぎ乍らの日米安保です
それだけではありません
ベネズエラに自衛隊派遣もありなのです

米国以上に中国が憎い これが岸安倍政権のDNAです

日本がつぶれても中国をつぶしたい この本能政権が
今日本を支配してますから
日本はつぶれます
その前に少子高齢化 新移民となるのです



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/438.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 資本か共産かは内政、九条改憲は戦争マター、戦争阻止の理念と党名が必要で、共産は日本平和党となるべきである。
猪木のお笑いスポーツ平和党とキャラを被せてからかわれるとは思うが、自公サックスが軍産サックスの命令で日本軍事党に豹変してしまったのだから、生産手段は私有か共有かなどと暢気な議論を看板にしている場合ではなく、戦争を阻止する理念と党名が必要で、共産主義にその理念は含まれていると屁理屈をたれるだろうが、無党派層がそう理解できなければ意味がなく、戦争を阻止する力になり得ないのである。
政治は政党の為にあるのではなく、政党が政治の為にある訳で、百年間政権を託されなかった理念は如何に論理的に見えようと間違っていた、少なくとも役立たずだったと評価されても仕方がなく、和菓子屋みたいに暖簾を守っているとか、ラーメン屋みたいにコアな支持者がいる限りこのくそ不味いスープの味は変えねーとかは許されないのである。
小選挙区制度が馬鹿の出現を許したと共産が論理のすり替えに使うが、そうではなくて変われない共産が野党の足を引っ張っているのであり、共産以外の大多数が政治改革の一環として導入した訳で、いつまでも中選挙区的な候補の擁立の仕方をするのは共産のエゴであり、小選挙区制度の中で勝つことを模索すべきで、同制度は全ての政党に政権を目指す義務を課した訳で、その責任をサボタージュして野党の政権交代を妨害してきたのが共産で、もうそれはやめるべきである。
そして、小選挙区制度に合わせた党名と理念に改訂し、老舗らしく野党の中核を担い政権交代を果たして欲しいというのが無党派層の願いである。

http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/439.html
記事 [政治・選挙・NHK260] 連休明けから2019政治決戦への策謀が本格始動(植草一秀の『知られざる真実』)
連休明けから2019政治決戦への策謀が本格始動
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-8dac0a.html
2019年5月 5日 植草一秀の『知られざる真実』


2019政治決戦のヤマ場がこの5月に訪れる。

4月7日大阪ダブル選、4月21日の衆院補選で安倍自公が4連敗を喫した。

しかし、その一方で維新が3戦全勝を果たした。

大阪ダブル選および衆院大阪補選での自民敗北は出来レースであったと見られる。

自民は予定通り敗北したと考えられる。

安倍首相は憲法改定強行を目論んでいる。

そのためには参院選勝利が必要不可欠になる。

このまま夏の参院選に突入する場合、自公の3分の2議席確保は困難だろう。

野党陣営は候補者一本化を進め、安倍自公は敗北する可能性が高い。

自民自身の退潮は鮮明で、大阪12区、沖縄3区の敗北の流れを引きずることになるだろう。

安倍首相は2019政治決戦にすべてを利用してきている。

最大のものは皇室の政治利用である。

改元は4月1日が順当である。

これを強引に5月1日とした。

統一地方選と新元号発表を重ねるため、そして、10連休を実施するためだ。

一般参賀は安倍内閣のゴリ押しによって連休中実施となった。

「令和」騒ぎに多数の国民が浮かれることに驚きを禁じ得ないが、安倍内閣の人民操作術が全開状態になっている。

マスメディア、芸能プロダクションが政治権力と結託して、日本の情報空間を誘導している。

残念ながら、多くの主権者がこの情報誘導の餌食になっている。

衆院補選での自公惨敗の事実は忘却の彼方に押しやられている。

この後に、5月末のトランプ大統領訪日、6月末の大阪でのG20首脳会議が予定されている。

G20首脳会議には中国の習近平主席、ロシアのプーチン大統領の訪日が予定されている。

これらを全面活用して国政選挙が実施される。

しかし、10月に消費税増税が実施されるなら自公の勝利は実現しないだろう。

すでに日本経済は景気後退に足を半分踏み入れている。

この景気情勢を表示するのが5月20日のGDP統計だ。

1−3月期のGDP、2018年度のGDPが発表される。

萩生田光一自民党幹事長代行は7月1日発表の日銀短観6月調査結果を見て判断するとしたが、その前に発表される5月20日のGDP統計が重要になる。

消費税増税は延期または凍結される可能性が高い。

仮に消費税増税延期が決定される場合、衆院解散総選挙はいつになるのか。

消費税増税延期を公表するなら、その効果を活用できる間に衆院総選挙を実施したいと考えるのが自然ではないか。

公明党は衆参ダブルに反対の意向を示すが、この公明党を牽制するのに有効になるのが「維新カード」である。

連立の組み替えまで示唆して公明党を揺さぶるのだと思われる。

消費税増税延期と衆参ダブル選突入のシナリオをメインシナリオとして想定するべきであると思われる。

立憲民主党が野党共闘に協力する姿勢変化を示したが、対応が一歩半遅れている。

しかし、自公と大差のない政策方針を提示して寄り合い所帯の野党が共闘しても効果は乏しいと考えられる。

大阪12区補選では野党共闘候補が擁立されたが、得票は極めて少なかった。

その要因を正確に捕捉することが必要だ。

政策が不明確な野党共闘では主権者の積極的な支持を得られない。

明確な政策上の対立軸を示すことが重要である。

主権者にインパクトを与える施策とは

消費税減税と最低賃金全国一律1500円実現である。

単なる野党共闘を演じるのではなく、明確な政策を明示して、この政策の旗の下に結集する方式を採らなければ、安倍陣営の消費税増税凍結戦術に敗れてしまう可能性が高い。




http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/440.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <恥の上塗りだ!>トランプ大統領に国会での演説を断られていた安倍首相の大恥  天木直人 






トランプ大統領に国会での演説を断られていた安倍首相の大恥
http://kenpo9.com/archives/5910
2019-05-05 天木直人のブログ


 安倍首相を褒めたり、貶したりで、私も支離滅裂だが、今度は貶すほうである。

 きょう5月5日の毎日新聞が、一段の小さな記事だが、注目すべきスクープ記事を掲載した。

 その記事は、5月25日から国賓として来日するトランプ大統領が、日本の国会演説を見送る方向である事がわかったと言う記事だ。

 この記事を読むとトランプ大統領の方から断って来たような印象を受けるが事実は違う。

 この記事は、安倍首相としてはトランプ大統領に国会で演説して欲しく、そう持ちかけたが断られた、ということを暴露した記事なのだ。

 そして我々は、トランプ大統領に国会演説を頼んだ安倍首相を笑わなければいけない。

 そもそも、これまでのトランプ大統領の演説を聞いて、それが国会の演説に値すると思う国民はまずいないだろう。

 ましてやトランプ大統領は今度の日本に際して日本に無理難題を突きつけて来ることは明らかだ。

 そんなトランプ大統領の演説を日本の国会でさせようと、安倍首相はしていたのだ。

 噴飯物だ。

 そして、トランプ大統領に断れらた。

 恥の上塗りだ。

 まだトランプ大統領のほうが分別がある。

 自分の事をよくわかっている。

 晋三、それはやめたほうがお互いのためだ。

 俺がしゃべる事はわかっているだろう。

 米国第一しか言わない。

 日本の国会で俺にしゃべらせたら、日本国民の反発を呼ぶ。

 そうなればお前が批判される。

 そんな事は俺もしたくない。

 それよりも、相撲やゴルフをやった方がお互いに楽しい。

 そう言ってトランプ大統領に諭されたのだ。

 しかし、毎日の記事は、決してそうは書いていない。

 どうせ国会演説はやらないのかと聞かれるから、その予定がない事を先に言っておいた方が得策だ。

 そう言わんばかりに、この話を漏らした政府関係者はこう語っている。

 天皇、皇后両陛下との会見や安倍首相との会談、海上自衛隊の護衛艦視察、など日程が多忙だと。

 国賓で招待された外国元首の国会演説は一時、恒例になっていたが、2014年に国賓として来日したオバマ前米大統領も演説をしなかったと。

 見事な言い訳だ。

 そして最後に毎日のその記事はこう書いている。

 「官邸筋は、来年の大統領選で再選を期すトランプ氏は自らのアピールに余念がないと指摘。『国会演説より、同盟国の首相との緊密な関係を内外に誇示できる会談などを重視している』との見方を示した・・・」

 やはり断られていたのである(了)



トランプ米大統領 来日時国会演説、見送り 「日程多忙」
https://mainichi.jp/articles/20190505/ddm/002/030/109000c
毎日新聞 2019年5月5日 東京朝刊

 25日に国賓として来日するトランプ米大統領が、日本での国会演説を見送る方向であることが分かった。28日までの滞在中、天皇、皇后両陛下との会見や安倍晋三首相との日米首脳会談、海上自衛隊の護衛艦視察などの実施を調整しており「日程多忙」のためだという。複数の関係者が4日、明らかにした。

 官邸筋は、来年の大統領選で再選を期すトランプ氏は自らのアピールに余念がないと指摘。「国会演説より、同盟国の首相との緊密な関係を内外に誇示できる会談などを重視している」との見方を示した。

 国賓で招待された外国首脳の国会演説は一時、恒例となっていたが、2014年に国賓として来日したオバマ前米大統領も行わなかった。

 国会演説の実施は、国賓などで来日する外国首脳に外務省が意向を確認し、衆参両院と協議して決まる。
















http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/441.html

記事 [政治・選挙・NHK260] よく誤解されますが同和地区の西成と、大阪市民から怖いところと言われる西成は別です。同和地区は地下鉄四つ橋線の西側、怖いと言われるのは東側(鳥取ループ)





http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/442.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 平成最後の〇〇とか、令和初〇〇とか辟易するが所で令和初の内閣総辞職はまだ?(笑)(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/05/post-d76062.html
2019.05.05


メディアは、馬鹿の一つ覚えのように、平成最後の駆け込み結婚とか、令和初の結婚とか大騒ぎで煽るのは止めるべきだ。

物事には初めがあれば終わりがある。

何も平成の終わりを鬼の首でも取ったかのように大騒ぎし、一夜明けたら令和初の〇〇と大騒ぎをし・・



小学生が言葉遊びで遊んでいるかと思ったが、もっと考えることあるのじゃないの?

それにしても、安倍首相が64歳児と揶揄されているが、メディアも同じようなものだ。

令和・令和と大はしゃぎしてまるで幼稚園児が無邪気に遊んでいるみたいだ。

令和初の〇〇と冠を付けるのは本当に止めて欲しい。

今年の5月から今年の12月31日までは,いやでも令和初になるに決まっている。

それをいちいち「令和初」と煽るのはどうなのか。

ちなみに、新元号の元年は5月1日から来年の4月30日までではなく、今年の12月31日まで。

私も当初は、5月1日から4月30日までかと思っていたら、今年の12月31日で元年は終了。

本当に紛らわしい。

それまでは、何かと「令和初」が横行するのだろう。

今からお腹いっぱいだ。


何度も言うが初めがあれば終わりがある。

それを一日違いで、平成最後、令和初は、日本独特のただのバカ騒ぎにしか見えない。

メディアはもっと現実を直視したらどうか。

元号が変わろうと、天皇の代替わりがあろうと、安倍政権の政権運営は何も変わりが無い。

安倍首相は膿を出し切ると言ったのに、文書の廃棄に拍車がかかりあっという間に廃棄処分にしている。

年金資金は、昨年10月から12月の間に15兆円も溶かされた。

北方領土問題は一ミリも動かないどころか後退、そして拉致問題はいつになったらキムと向き合うのか。

皇室を最大限利用して、天皇陛下の退位礼正殿の儀で知らぬ間に「国民代表」で挨拶をしたが、またまた滑舌が悪く噛み噛みで。

何度も間違っていた。ゆっくり喋ればいいのに。

「永くお健やかであらせられますことを願って已みません」と言う所を「願っていません」としか言っていないと大騒ぎになっている。

また、いつものように漢字の読みを知らなかったのだろう。

この人の場合、漢字の読みが間違っている場面は多数見て来たからわかるが、今回は、滑舌が悪いお陰ですっとばしても、あれ?で済んだ面がある。

ネトウヨたちは、人の揚げ足取りをするなと言うのだろうか(笑)

さてと、火曜日の日は、メディアは「令和初の仕事」と称してまた報道するのだろうか。

「令和初の内閣総辞職」は、いつになったら見られるのだろう。




http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/443.html

記事 [政治・選挙・NHK260] デンデンセイゴの安倍氏は、あろうことか、歴史に残る平成天皇退位式で取り返しのつかない非礼行為に走った:上皇ご夫妻の末永いご健康を願っていないと口走ってしまった!(新ベンチャー革命)
デンデンセイゴの安倍氏は、あろうことか、歴史に残る平成天皇退位式で取り返しのつかない非礼行為に走った:上皇ご夫妻の末永いご健康を願っていないと口走ってしまった!
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37821182.html
2019/5/5(日) 午後 0:15 新ベンチャー革命 2019年5月5日 No.2333


1.安倍氏、またも大チョンボ!:上皇ご夫妻の末永い健康を願っていません!とご夫妻の前であからさまに口走って、遂にその本音が露呈してしまった!

 今、ネットでは安倍氏が信じられないような大チョンボをやらかしたことが話題となっています。それは、2019年4月30日に行われた平成天皇の退位式における安倍氏の挨拶での大チョンボです。

 安倍氏は、平成天皇ご夫妻に向かって、上皇ご夫妻が末永く健やかであらせられますことを願っていません!と遂に口走ってしまったのです(注1)。

 安倍氏は確かに“願っていません”と述べていますが、案外、本音なのではないでしょうか。だから、その本音が本人たちの前で、遂に露呈してしまったのです。

 連休明け、野党は、安倍氏の本音(反・平成天皇)を追及すべきです。

2.“願って已まない”というフレーズの“已”という漢字にフリ仮名がつけてなかったと推測される

 上記、“願って已まない”の“已む”は“止む”ではないのですが、この原稿をつくったと推測される安倍官邸の官僚は、“健やか”にはフリ仮名(ルビ)を振っていたのでしょうが、“已む”にはルビを振っていなかったと推測されます。

 “願って已まない”は常用句なので、ルビを振るのは、安倍氏に失礼だと担当官僚は判断した可能性があります。

 ところで、その安倍氏はかつて、杉原千畝の千畝(ちうね)が読めなかったことがあります(注2)。

 上記、千畝(ちうね)を読めない人は多いでしょうが、安倍氏の場合、リトアニアの杉浦千畝の記念館を訪問した際に、読めなかったわけですから、まったくあきれてしまいます。

 また安倍氏は国会で、“云々”を“デンデン”と読んだり、国連で“背後”を“せいご”と読んだりした過去があります(注3)。

 さらに言えば、自分の卒業した成蹊大学の“成”という字を誤記した過去もあります(注4)。

3.安倍氏は歴史に残る平成天皇退位式にて、止めの一発ともいえる大恥を晒したが、もう首相失格、至急、最低でも、首相を辞任すべき!

 安倍氏は過去、公式の場で、自分の発言内容を理解しないまま、側近のつくった原稿を棒読みすることが多かったわけです。

そのような安倍氏が普通のレベルの常識人であれば、このようなごまかしを続けると、いずれ、取り返しのつかない大失敗をやらかすだろうと恐れて、そうなる前に、最低でも首相を辞めるはずですが、安倍氏に限って、普通のレベルの常識人ですらないのです。

 今回、安倍氏が平成天皇ご夫妻に対し、取り返しのつかない非礼発言をやらかしてしまったわけですが、すでに、その前駆症状が出ていました。

 それは、上記、退位式の前日、2019年4月28日、安倍夫妻がカナダを訪問した際、トルドー首相が、安倍氏を中国の首相と二度も間違って発言したのに、安倍氏の方は、まったく、それを正さなかったという信じられない事実です(注5)。

 この事実から、安倍氏はもう、普通ではないレベルであり、首相としてはもう完全に失格です。

 そして、止めの一発が、今回の平成天皇退位式での大チョンボです。

 自民党関係者は至急、まともに字が読めない安倍氏の辞任勧告を早急に実行すべきでしょう。

注1:ゆるねとにゅーす“安倍総理、上皇陛下に対し「健やかにあらせられますことを願っていません」と言っていると話題に!「退位礼正殿の儀」の「国民代表の辞」において”2019年5月4日
https://yuruneto.com/abe-negatteimasen/

注2:文春オンライン“「杉原千畝が読めなかった疑惑」の安倍首相は難民を受け入れるのか?”2018年1月14日
https://bunshun.jp/articles/-/5938


注3:阿修羅“読めない? 「杉原千畝」と「云々」は別物だ!”2018年1月21日
http://www.asyura2.com/18/senkyo238/msg/694.html

注4:グーグル画像“安倍 成長力”
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%AE%89%E5%80%8D%E3%80%80%E6%88%90%E9%95%B7%E5%8A%9B%E3%80%80&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiIz4X0qIPiAhVYw4sBHYnnCJ8Q_AUIDygC&biw=934&bih=389

注5:レコードチャイナ“カナダ首相、安倍首相との会談で2度も日本のことを中国と言い間違える―中国メディア”2019年4月30日
https://www.recordchina.co.jp/b706610-s0-c10-d0054.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/444.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 「天皇の短歌」と代替わり〜憲法記念日に考えたい (ちきゅう座)
2019年 5月 5日
<内野光子:歌人>

 近頃は「来たァ〜」なんて言うのは、すでに古い?! 代替わりの前日4月30日の新聞、わが家の購読紙のうちの二紙に、やはり天皇・皇后の歌が出たのである。
 
 『朝日新聞』は、一頁全面の上半分に「天皇陛下の歌」、下半分に「皇后美智子さまの歌」として、数枚の写真とともに各二十首が配されている。「世のうつろい見つめ筆とり」と題して、リードには「戦争の記憶、平和への願い、国民と家族への深い思い。天皇皇后陛下は日々、移り変わる社会を見つめ、率直な気持ちを歌に込めてきた」とある。そして5月1日には同じ一頁全面に「世を思い詠む 令和へ続く歌」と題して「新天皇陛下の歌」「新皇后、雅子さまの歌」と各二十首が載っていた。そのリードには「外国訪問先での交流、震災被災地への思い、長女愛子様の成長。新天皇、皇后両陛下は折々の出来事を歌にしたためてきた」とある。誰の選択の結果なのかはわからないが、解説がないのがせめてもの救いだった。最近、宮内庁では、マス・メディア向けなのか、歌会始の歌に、天皇夫妻はじめ一部の皇族の歌に解説をつけているのだ。
 
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朝日新聞、2019年4月30日
 
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朝日新聞、2019年5月1日
 
 『東京新聞』は、1頁の3分の2を使って、「心映す歌」と題して右側に「被災地へ」として天皇と皇后の歌を2首づつ、左側に「戦没者へ」として、天皇・皇后の歌を2首づつならべている。歌の背景には、「阪神大震災からの復興の象徴として皇居で育てられた『はるかのひまわり』」の写真と「大戦中、追い詰められた民間人が次々と身を投げたサイパン島北部のバンザイクリフ」の写真があしらわれている。そして各歌の下には、80字前後の解説が付せられている。そのリードには、「天皇、皇后両陛下は、折に触れて数多くの歌を詠まれてきた。陛下が模索されてきた象徴天皇像とはどのようなものであったのか。象徴天皇のとしての活動の核心部分ともいえる被災地お見舞いや戦没者慰霊を詠んだ歌の中から平成という時代を表す八首を二〇〇四年から歌会始の選者を務める永田和宏さん(七一)に選んでもらった」とある。永田は、この『東京新聞』に一年以上前から「象徴のうた 平成という時代」と題して天皇夫妻、皇太子夫妻の歌を中心に、毎週1首、その背景とともに解釈と鑑賞を続けてきた歌人でもある。4月23日、第63回をもって連載は終了した。いわば永田和宏による「謹解集」といってもよく、その集大成が、この日の「八首謹解」ともいえるのではないか。
 
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東京新聞、2019年4月30日
 
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東京新聞、2019年4月16日、第62回は、皇后の今年の歌会始の「今しばし生きなむと思ふ寂光に園の薔薇のみな美しく」が取り上げられ、このシリーズの最終回の4月23日、第63回は天皇の「贈られしひまわりの種は生え揃ひ葉を広げゆく初夏の光に」であった。記事本体はカラーである。後掲の写真「短歌研究」4月号のグラビアもこの2首が見える。
 
 日本国憲法上の象徴天皇制において、とくに国民統合の象徴としての天皇の地位は世襲であり、多くの基本的人権を奪われた存在は、国民主権、基本的人権とくに平等という基本条項との齟齬は明白で、今回の代替わりで、少しは注目され始めた。しかし、政府・政党、メディア・企業と一部の国民が、憲法自体が持つ矛盾について、多くは自覚的に目をつむり、触れようとはしない。1945年敗戦後の占領軍アメリカと日本政府による政治的妥協の産物として残された制度であったことを、いま、思い返すチャンスでありながら、古来の伝統や文化にことよせ、新・旧天皇の足跡や人柄への最上級の礼賛を重ね、代替わりの慶祝ムードを盛り上げているのである。 新しい元号になったからといって、「新しい時代」が来るわけもなく、そんな幻想を率先して振りまいているのが、大方のメディアである。
 
 そうしたムードづくりに大きな役割を果たしているのが、憲法に規定のない宮中祭祀と行幸啓であったのではないか。国事行為ではありえないから、いずれも、公的行為として、執り行われてきた。「宮中祭祀」といえば基本的には宗教的儀式で、国民にとっては、いかにも異様で、ときにはグロテスクにも思える姿をさらすことになる。そこは、控えめにと、秋篠宮による「大嘗祭は身の丈で」発言につながったのではないか。行幸啓については、国民に「寄り添う」、戦争や災害の犠牲者へ「祈る」という見える形で、年々「拡充」してきたのが、平成天皇夫妻だったといえないか。その「務め」が身体的にも果たせなくなったからと「生前退位」表明になった。

 私が冒頭にあげた「天皇の短歌」は、先のムードづくり、しかも文化的な香りのする手段の一つとして、これまでもしばしば登場した。毎年一月の「歌会始」を舞台として、国民を巻き込んだイベントに、現代歌人や「文化人」たちも「ひそかに」呼応し続けている。

 今の制度の中で、短歌を詠むのが好きな皇族たちが、歌を詠むのもいいだろう、歌会を開いたり、指導者を招いたりするのもよいとしよう。しかし、国民を巻き込まないでほしい。「歌会始」を皇室と国民を結ぶ文化の懸け橋のような言い方をする歌人たちもいる。開かれた皇室の典型のようにありがたがる人々がいる。短歌コンクールの一つ考えればいいという歌人もいた。しかし、国民が応募する歌は、天皇に捧げる「詠進歌」なのである。天皇が国民統合の象徴であることを貫徹するならば、上下の関係はあり得ないのではないか。

 今回の退位・即位の儀式での「おことば」の受け渡しの光景を見ても、その内容を見ても、多くの国民から見れば、異様な言葉遣いでありながら、あまりにも当たり前のことを述べているにすぎない。退位の儀式では、天皇の「おことば」に先立って、安倍首相は、国民の代表として感謝と敬愛の意を述べ、即位の儀式での首相の言葉は、新天皇のあとに、毎日新聞では「安倍首相発言」、朝日では「首相国民代表の辞」を述べたとして、その要旨が記事に見られ、東京新聞は「首相発言全文」が掲載されていた。その扱いがバラけているのにも注目する。

 『毎日新聞』では今のところ、平成天皇夫妻の歌をまとめたという記事は見られないのだが、4月23日には、毎日歌壇の選者で、2006年から歌会始の選者である篠弘が、今年の歌会始の天皇夫妻の歌を引用して、「歌のご相談で御所にうかがいました」とも述べる「両陛下とわたし」という連載コラムに登場している。4月8日の「余禄」では、天皇の昨年の歌会始の歌「語りつつあしたの苑を歩みゆけば林の中のきんらんの咲く」を引用、天皇夫妻の絆をたたえている。

 そういえば、けさの『東京新聞』で、長谷部恭男が日本国憲法において封建制秩序が残っている天皇制は、国民一般の保障が及ばない「身分制の飛び地」だとしていた(「天皇・皇族に基本的人権は」)。また、沢藤統一郎弁護士の「憲法日記」(2019年4月29日)によれば、「天皇制は、憲法体系の番外地」だと講演で述べたという。「飛び地」や「番外地」であるならば、私たち国民は、まず日本国憲法の基本的条項から大きく外れる、その「番外地」や「飛び地」をなくすよう、みずから努力しなければならないのではないか。

 また、短歌雑誌なども、この代替わりを商機と見たのか、万葉集特集、御製・御歌特集だとか、ざわついているのだが、短歌の愛好者や愛読者の心をとらえるのだろうか。
 
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短歌研究、2019年4月。グラビアから
 
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短歌研究、2019年5月、表紙及び広告より
 
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短歌、2019年5月。広告より

初出:「内野光子のブログ」2019.05.03より許可を得て転載

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion8618:190505〕

http://chikyuza.net/archives/93487
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/445.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 市民の一人ひとりが 望月衣塑子だ(週刊金曜日オンライン)
市民の一人ひとりが 望月衣塑子だ
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/05/05/seiji-72/
阿部岳|2019年5月5日7:00AM 週刊金曜日オンライン


直径約2・4ミリの鉛の粒が、『朝日新聞』阪神支局(兵庫県西宮市)に展示されている。1987年の襲撃事件で、散弾銃から発射された。一つひとつは小さなその粒が記者1人を殺害し、言論を永久に封じた。

今、首相官邸が発する言葉の一つひとつがジャーナリズムを撃ち、衰弱させている。

2015年、フランスの風刺週刊紙『シャルリエブド』が武装テロリストに襲撃され、編集長ら12人が犠牲になった。世界中のジャーナリストと市民が「私はシャルリ」と連帯の言葉を語った。

そして今。私は望月衣塑子である。ジャーナリスト、市民の一人ひとりが望月衣塑子ではないか。

菅義偉官房長官は、記者会見で質問する『東京新聞』の望月衣塑子記者に対し、「あなたに答える必要はありません」と言った。国会では「取材じゃないと思いますよ。決め打ちですよ」と言った。誰になら答えるのか、どれを取材と認めるのか、権力が一方的に選別するという宣言である。

他方、首相官邸から内閣記者会への要請文は「問題意識の共有」を求めた。「メディア、政府の双方にとって有意義な形での」会見と続く文脈にも、「あなたがたも望月記者には手を焼いているでしょう」と、記者クラブを抱き込む意図がのぞく。

権力による同業者の排除を黙認し、自らは排除されないようにおもねるとしたら、権力を監視するジャーナリズムは死ぬ。職業人、プロフェッショナルならば闘う以外の選択肢はない。仕事の流儀、価値観の違いがあったとしても二の次である。存在意義と存立基盤そのものが揺さぶられている。

 自由な取材に基づく自由な表現は、市民のために存在する。権力をめぐる多様な情報がなければ、市民が判断材料を選び取ることもできない。ジャーナリストの目、耳、口がふさがれる時、市民が見る、聞く、話す力が弱められる。

だから、官邸の執拗な抗議に対し『東京新聞』が「記者は読者、国民の代表として質問に臨んでいる」と述べたのはごく当たり前のことだった。これに対し、官邸は「国民の代表とは選挙で選ばれた国会議員」「記者は国民の代表とする根拠を示せ」と迫った。

強気の背景には、市民の既存メディアへの反発が強まっていることがある。SNSを中心に「マスゴミに私の代表を頼んだ覚えはない」という声が存在感を増し、逆にメディアは弱気になっている。

でも、臆することはない。極論すればたとえ一人だけのためでも、ジャーナリストは市民に代わって職責を果たす。国会議員は、市民に代わって議論し、国の方針を決める仕事。どちらも民主主義社会の主役である市民の代行者にすぎない。

違うのは、国会議員が一部ではなくこの国に住む市民全体を代行している点だ。だから税金を使うことができ、その決定は全体を縛れる。すべての質問、意見に応答するのは義務である。事実と違うなら、そう説明すれば足りる。

言うまでもなかった根本のところから、民主主義が掘り崩されようとしている。この危機にあって、「私たち」という曖昧な主語は力が足りない。一人ひとりの「私」が自らの足で立って言葉を発し、その上でつながっていく覚悟がなければ、対抗できないように思う。(一部敬称略)

(あべ たかし・『沖縄タイムス』記者。2019年3月29日号)














http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/446.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 安倍首相、令和の世紀晴れ舞台でまた漢字の読み違いで真逆の意味。失礼で国民が恥ずかしい。(かっちの言い分)
安倍首相、令和の世紀晴れ舞台でまた漢字の読み違いで真逆の意味。失礼で国民が恥ずかしい。
https://31634308.at.webry.info/201905/article_5.html

安倍首相の学力の無さは有名である。本当に日本のTOPの政治家として、本人よりは国民が恥ずかしい。「云々」を「でんでん」と読み、「背後」を「はいご」と読む。こんな漢字は、ひらがなをふらなくても常識でわかる。

今回の天皇陛下ご退位の時、安倍首相が国民代表の辞で、安倍首相がとんでもない間違いをしたとネット上で今まで以上に盛り上がっている。安倍首相は「天皇皇后両陛下には末永くお健やかであらせられます事を願って・・・あらせられます事を願っていません」。この時、聞いていたが、確かに2度言い直したなと思っていた。こんな大事なときに、原稿を読んでいるのに何で間違うのかと思っていた。

やはり、これをおかしいと思ってツイッターで動画を流している。その中で確かに「あらせられます事を願っていません」と否定している。この下りは本来「「已(や)みません」と書かれていたということで、「已」の漢字に気付き、すぐ読めなくもう一度繰り返して時間稼ぎをしていたようだ。時間稼ぎの結果が「已(い)」と読み間違い、さらに不幸なことに「いません」と反対の意味の言葉を言ってしまった。

この原稿を自分で書いていたら、こんな漢字も使わなかっただろうが、秘書官が書いた原稿を一度は目を通したはずであるが、「いません」と読んだらどういう意味となるかも理解していない。

この官邸のビデオは、世紀の記念すべきビデオであるはずであるが、早々に削除されているという。このようなブログもこれだ1回きりの話なら敢えて書かないが、毎回教養の無さを露呈する出来事があると改めて安倍首相が話す中身を疑ってしまう。この話は、マスコミも一切触れていない。この程度の教養で外国の国主と渡り合うことは無理なことと思ってしまう。


http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/447.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 日本語教育無支援の外国人の児童生徒が既に1万4千人もいるとは。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/05/14.html
5月 05, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<日本の公立学校(小中高と特別支援学校)に通い、学校から「日本語教育が必要」と判断されたにもかかわらず、指導を受けられていない外国籍児らが全国で1万400人に上っている。毎日新聞が文部科学省に情報公開請求したところ、こうした児童生徒が全都道府県にいることが判明した。日本語が分からず授業が理解できない「無支援状態」の児童生徒が、外国人集住地域だけでなく全国に広がっていると言え、国レベルの対策が急務になっている>(以上「毎日新聞」より引用)


 外国人移民を強行している安倍自公政権は肝心の受け入れ策は全く整っていないようだ。成人外国人労働者移民を大量に受け入れれば、必ず外国人労働者の子供の教育が必要になるのは最初から分かっていたことだ。

 その外国人移民の児童生徒が全国に1万4千人も「日本語教育無支援」だという。日本語教育を受けない外国移民の子供たちは成人するまでの学業はもとより、成人してからの就職で差別されるのは火を見るよりも明らかだ。

 なぜ外国労働者移民を本人だけの問題だと限定的に考えられるのだろうか。外国人労働者も私たち日本国民と同じ人間だ。当然婚姻もすれば子供も生まれる。そうした外国人労働者のすべてを受け入れる、という前提で外国労働者移民34万5千人も受け入れることに安倍自公政権は強行採決して、先の国会で決したのではないだろうか。

 にも拘らず、その34万5千人の大量移民が始まる前段階で、既に日本語教育無支援の外国人の児童生徒が1万4千人もいるというのは大問題だ。入管だけを「局」から「庁」へ格上げしただけで済む問題ではない。

 稚拙な国会審議がこうした深刻な問題を放置する結果になっている。34万5千人の外国労働者移民の婚姻相手を本国から呼び寄せたり、高齢の両親を呼び寄せたりする事態も安倍自公政権は想定しているのだろうか。

 日本に溢れる外国労働移民の家族がそのまま日本社会で疎外され、彼らだけのコミュニティーが大きくなり特殊な地域を形成して問題化しないか、なぜ政治家諸氏はそうした想定も出来ないのだろうか。底の浅い議論だけして、外国人労働移民を派遣業者の儲け口に丸投げして「終わり」とするのは政治家の所業ではない。それはヤクザ顔負けの「口入家業」の手助けに過ぎない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/448.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 「上級国民」というネットスラングの大拡散が示す日本人の心中(NEWS ポストセブン)
「上級国民」というネットスラングの大拡散が示す日本人の心中
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190505-00000011-pseven-soci
NEWS ポストセブン 5/5(日) 16:00配信


ネットで使われるスラングの影響は大きくなっている


ごみ収集車と乗用車が衝突し、歩行者がはねられた事故現場を調べる警察官(時事通信フォト)


 時代とともに変化するのは言葉の常だが、新たな言葉が人口に膾炙される過程においては相応の理由があると見るべきだろう。コラムニストのオバタカズユキ氏が指摘する。

 * * *
「上級国民」というネットスラングの拡散が止まらない。もとは4月19日に、東京の東池袋で自家用車が暴走、歩行者10人をはね、母子2人を死亡させた事故の運転者を指した言葉だが、いまやその範囲を大きく超えて、使い続けられている。

 たとえばツイッターの世界では、10連休のゴールデンウィークと絡めて、こんなつぶやきが方々に散らばっていた。

〈モノレールが連休を旅行で過ごす上級国民様で満たされておる〉
〈10連休を取れるのは全体の3割。そんな能天気に生きて居られるのは、上級国民だけってか〉
〈(アフリカ旅行を勧める朝日新聞公式アカウントのツイートに対して)いい加減にしろ!韓国やグアム程度ならばまだしも、幾ら10連休の旅行でもアフリカに行くのに一体幾らかかると思っているのだ?そんな上級国民の為の記事より、この国を変える為に収入が激減して苦しむ日雇いや非正規の怒りを紙面にしたらどうだ?〉
〈10連休なんて上級国民様の催しでしかないのです、下級国民は労働奉仕なのです(震え)〉

 休日祝日関係ないフリーランスの私としても「そうだそうだ」という気分だが、それにしても「上級国民」はすでにもう、普通名詞のような使われ方をされている。日本には一部の「上流国民」とその他大勢の「一般国民」や「下流国民」しかいないみたいな構図が、いつの間にかできあがっているようであり、そして、この言葉を使用する人々には、基本的に、疲れていて、嘆いていて、捨て鉢になっている印象がある。

〈給料総額15万、週6日働いて稼働日数月25日。盆正月関係なし。ほとんど奴隷と同じです。きっと公務員や、NHKに勤めてる上級国民の皆さんには理解できないんだろうな〉

〈77歳で新聞配達のバイト。そうせざるを得ない人々はますます増えるだろう。上級国民が左ウチワでエンジョイしている一方で。それでも安倍支持率は下がらず、地方選でも自民が議席を伸ばしている。政権が変らなければ、庶民は毟り取られていく一方だと思うが、みんながそれでいいなら仕方ない〉

〈平成がいい時代だったと言えるのは、よほどの上級国民だけなんじゃないの? 災害はやたらめったら多いし、少子化進むし、賃金は上がらないのに戦争準備してる。令和は確実に戦争があるわね(>_<)〉

〈次、生まれ変わるなら人間じゃなくて蝉が良いな 上級国民に×されずに済むし〉

 この問題は当初、事故で多くの死傷者を出しておきながら、運転手が逮捕されず、マスコミからは「さん」づけで呼ばれるのはおかしいではないか。それは元高級官僚という「上級国民」だからじゃないか。という疑問と怒りの文脈で使われていた。さらに事故の2日後、神戸のJR三ノ宮駅前で市営バスが歩行者2人はね、2人を死亡させるあらたな事故がおきた。そのバスの運転手は駆けつけた警察官により現行犯逮捕され、マスコミ「××容疑者」という呼び方で事件を報じたため、バス運転者のような「一般国民」はすぐさま罪人扱いで、「上級国民」のほうは忖度されてお咎めなしなのか、と怒りにさらなる火がついた。

 実際のところ、東池袋のほうが逮捕されなかったのは、運転手が87歳と高齢かつ事故で怪我を負って入院したからであり、「さん」づけだったのは容疑者でもない(逮捕されていない)個人名に関してはそのように表記するというマスコミルールが存在するからである。だが、そういうことを客観的に説明する記事などが出回っても、聞く耳を持たない人々が大勢いて、ただひたすらに「上級国民」の言葉が独り歩きしていった。

 これから東池袋の事故の捜査が進み、運転者が任意出頭し、書類送検となり、犯罪者として処罰される可能性は大いにあるだろう。ただ、そうなったとしても、「上級国民だから逮捕されなかったんだ」「二人も殺しておきながら罪が軽いのは上級国民だからだ」などの「疑惑」がつきまとうと思う。そう思わせるくらい、この言葉を使う人々の世の中に対する不信感や絶望は深い。

「ニコニコ大百科」によると、「上級国民」は、〈一般国民と対をなす、日本国民の身分を表す概念のひとつである〉とのことだ。2015年に起きた東京オリンピックエンブレム騒動で、盗用が疑われたデザインの説明に際して、エンブレム応募作品の審査員長が「専門家の間では十分分り合えるんだけれども、一般国民にはわかりにくい、残念ながらわかりにくいですね」と発言、その「一般国民」という表現が上から目線だと批判され、対比する言葉として「上級国民」がネット上で広まった。今回の事故にあたって誰がその「上級国民」なるネットスラングを掘り起こしたのかはわからないが、ここまで拡散するとは思いもよらなかっただろう。

 もしこの「上級国民」が、「エリート」や「セレブ」だったら、さほどに広まったとはイメージしにくい。「エリート」「セレブ」には、勉強なり、仕事なりで努力した結果、手にいれた地位といった語感がある。「庶民」や「一般人」でも、努力の上にラッキーが重なればそうなれる可能性が僅かながら残っている。

 対して、「上級国民」は手の届かない存在だ。他の言葉では「上流階級」や「特権階級」に近いが、「階級」もまた努力や運によって上に行くことが不可能ではないことを考えると、「上級国民」という言葉はより固定的で、生まれ育ちで決定されている感がある。「上流国民」「一般国民」「下流国民」などの階級がガッツリ固まっている身分制度がこの世にあるかのごとき印象を抱かせる。

 関係するツイートでこんなものもあった。

〈上級国民というワードがいよいよネタや冗談じゃなくなるんだろうな(今まで表に顕現してなかっただけだろうけどw) 文面上では皆平等も現実社会は階級社会に最適化されてゆくのだろう〉

「上級国民」が大拡散したのは、このツイートが指摘するような社会変化が背景にあるように思われる。時代でいうと、小泉政権の頃からだろうか。非正規労働者が急激に増え始め、正規社員との間に越えられない壁が立ちはだかり、戦後最長の好景気だなんだと言っても、それこそ一般国民の収入は増えることなく、人によってはじりじり下がり、なのに福祉や社会保障制度が充実するでもない。教育に関しては、お金持ちの家の子ほどいい学校いい大学に入ることができる教育格差の固定化が進んでいる。

 はっきりわかっていることは、労働人口の減少でこれからの日本経済はますます低迷するということ。それによって、下層の者ほど生活が苦しくなり、現に貧困者はじわじわ確実に増えているということ。

〈北欧のような福祉国家とは天地ほどの差がある日本。主権在民を知らず、政府批判を許さず、お上(財閥・上級国民)に任せる生き方をしていたら、幸福度はどんどん下がってゆくのは当たり前〉

 というツイートもあった。日本一国だけが世界から取り残されて、貧しく、ひもじくなっていくイメージ。国民のみながみなそう思っているとはいわないが、頑張れば頑張っただけ報われる時代はとうの昔に終わってしまったという認識は、大半の人々の間で共有されているだろう。これからの時代、経済的に恵まれるのは、もともと育ちの良かった人、たまたま優秀な遺伝子を受けついだ人ばかりである。 

 そんな身も蓋もない階級社会は冗談じゃない、ふざけるなとの怒りはどんどん溜まっている。が、一方で、どうせ変わらないよという諦めや絶望も広がっている。庶民の怒りを変革のエネルギーとして現状のけしからん政治に大ナタを振るってくれる人物が登場する気配というか、期待も感じられない。それよりも、多くの人々は、疲弊しながら日々の生活をどうにか成り立たせるのに精いっぱいといったところではないだろうか。

「上級国民」なる言葉の大拡散は、そのような状況にある一定層の日本人の心中や現状をあぶり出したように思える。ネット上で「上級国民」を腐して、少しばかりガス抜きをして、また「下流」の日常生活に戻っていく日本人の後姿が見えてくる気がする。



















http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/449.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 生きていた民社党、保守運動をオルグする  日本会議と共闘する労働戦線は、どう作られてきたか (朝日新聞社 論座)
生きていた民社党、保守運動をオルグする
日本会議と共闘する労働戦線は、どう作られてきたか <1>

藤生 明 朝日新聞編集委員
論座 2019年05月05日


 国民運動団体「日本会議」。新宗教「生長の家」脱会者たちと神社本庁・神道政治連盟がタッグを組んで、憲法、教育、防衛などの課題に取り組んできたことは知られている。
 
 ただ、見落としてはいけない勢力がある。かつての「民社党・同盟」だ。党は1994年、同盟は87年に政界再編、労働戦線統一の渦の中に消えたが、そこにもここにも旧民社系の人がいる。それも日本会議会長だったりする。彼らはどんな経緯で、日本会議などの運動と共闘するようになったのだろうか。旧民社党・同盟の人々の今を取材し、成り立ちをさぐっていきたい。
 
■河合栄治郎の門下生集団「社会思想研究会」
 
 国会そばの砂防会館で5月3日、日本会議系「美しい日本の憲法をつくる国民の会」(三好達、田久保忠衛、櫻井よしこ共同代表)と「民間憲法臨調」(櫻井代表)が共催する改憲派集会があった。田久保忠衛・日本会議会長は結びのあいさつにたち、憲法改正の早期実現を呼びかけた。
 
 「去年の集会よりも、政治家の先生方の一歩進んだ発言が多かった。みなさま方の力が先生方をここまで動かした。最後には、日本を動かすのは我々だという決意をもちましてひとつ前進したい」
 
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改憲派の集会であいさつする田久保忠衛・日本会議会長=2019年5月3日、東京・平河町の砂防会館、筆者撮影
 
 田久保氏は1956年に時事通信社に入社。ワシントン支局長、外信部長を務め、84年に杏林大学に転じた国際政治学者だ。文化人、労組幹部らが集った「民主社会主義研究会議」(民社研)の中枢で活動し、平成のはじめ、民社党新綱領づくりにも携わった。それからしばらくして、民社研が現在の「政策研究フォーラム」(理事長=谷藤悦史早大教授)に改称・組織がえした直後には常務理事に就任。機関誌『改革者』の誌面を刷新、編集・発行人を務めたこともあった。
 
 そもそも民社研とはどんな組織か。社会党が左右に分かれていた時代、学者らがつくった右派の応援団「民主社会主義連盟」(民社連)が源流の一つだ。社会党は統一をへて、再び分裂。西尾末広らが民社党を結成した1960年、お茶の水女子大学長を務めた政治学者、蠟山政道氏らの呼びかけで民社研は結成された。
 
 民社党、同盟(全日本労働総同盟)、民社研で三位一体をなした民社ブロックの一角で、前出の民社連に加え、戦時中の軍部批判、学内対立で東大教授の職を追われた自由主義者、河合栄治郎(1891—1944)の門下生集団「社会思想研究会」(社思研)のかなりの部分が合流。電力、鉄鋼といった大企業、後の同盟である全労会議系労組が賛助会員として加わった。
 
 田久保氏は早大法学部在学中から、河合ゼミOBらの社思研に参加している。中心メンバーの経済評論家、土屋清氏が主宰した読書会に通い、記者を志望したという。社思研、民社研、政策研究フォーラムのいずれもで活動した田久保氏は、まごうことなき旧民社系言論人と言える。
 
 半生記『激流世界を生きて』(2007年)で民社と自民の政治家を比べ、こう記している。「(民社党歴代委員長は)日本の政治家の水準から言えば自民党の有力政治家よりもイデオロギー的にしっかりしたものがあったように思う」
 
 さらに、有事の際の自衛隊の超法規的行動について発言し辞職に追い込まれた栗栖弘臣・元統合幕僚会議議長の問題を引き、こうも続けた。「だらしのない自民党に活を入れてやると、栗栖元統幕議長を参院選候補に担いで一戦交えた春日一幸・民社党委員長の気迫を自民党の政治家たちはどう受け取っていたか」
 
■保守のなかで絶妙の立ち位置
  
 田久保氏が日本会議会長に就いたのは2015年4月、三好達・最高裁元長官の後を受けてだ。菅野完氏著『日本会議の研究』を嚆矢に日本会議への疑問が集中した16年には、現職会長として「日本会議への批判報道を糾す」との論考を発表。火の粉を振り払う役回りを演じている。そこにこんな一文があった。
 
 《私が日本会議の会長になったのは昨年で、それまでは代表委員として事実上、名前をお貸ししていたに過ぎない。日本会議は、一九九七年に「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」が統合する形で発足した。「国民会議」には私も講師として入っていたが、そこでもたいしたことはしていなかった》
 
 自分が日本会議を牛耳っているかのように新聞に報じられたことへ反論している場面なのだが、会長になる以前の立ち位置がうがいしれて興味深い。というのも、総保守化も指摘されるこのご時世だ。日本会議が標榜する「草の根保守運動」の中枢から4代会長が選ばれてよさそうなものだが、保守には保守の複雑な人間模様があり、路線対立やさまざまな系譜もあって、どの人も収まりがつきづらいと判断されたのだろう。
  
 その点、田久保氏は絶妙の位置に立つ、実にすわりのよい人物だったと聞く。広範な組織、個人にウィングを広げるうえでも、田久保氏の原籍である「旧民社系」をさらに運動に引き込む効果もある。民社協会の地方議員ネットワークやUAゼンセンのような活発な労働組合の存在は戦力として魅力的に映ったに違いない。
  
■塚本元委員長ら「明治の日」訴え
  
 憲法記念日の4日前、4月29日には、東京・明治神宮の神宮会館で「昭和の日をお祝いする集い」があった。実行委員会を組織するのは、「みどりの日」を昭和天皇誕生日由来の「昭和の日」に改める祝日法改正を実現した人々だ。
 
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拡大昭和の日実現に奔走した人々の「お祝いする集い」。明治の日制定運動とも深くかかわっている=2019年4月29日、東京・明治神宮会館、筆者撮影
  
 その人々の多くはいま、11月3日の「文化の日」を明治節(明治天皇誕生日、戦前の祝日)にちなんで、「明治の日」へと改める運動に奔走している。団体名は「明治の日推進協議会」。会長は塚本三郎・元民社党委員長が務める。協議会を取り仕切る高池勝彦・事務総長は「新しい歴史教科書をつくる会」会長で、旧同盟系の労働弁護士として広く知られている。最近では、神社本庁(全国8万社)の正常化を求める「神社本庁の自浄を願う会」代表となり話題になった。
  
 その高池氏もまた、田久保氏と同じく早大法学部時代からの社思研メンバー。研究会には同じ頃、のちに産経新聞社社長に就く住田良能氏、河合栄治郎の評伝などがある湯浅博・元産経新聞論説委員やロシア政治の木村汎・北大名誉教授、民社党中央執行委員になる梅澤昇平・尚美学園大名誉教授らがいた。補足するなら、この人々にもう一点、ほぼ共通するのが櫻井よしこ理事長の国家基本問題研究所(国基研)との深い関わりだ。国基研は櫻井氏が構想し、田久保・高池両氏が設立時から賛同者集めなどに深く関わった政策集団。現在、両氏は副理事長、梅澤氏は評議員長の任にある。
 
 設立集会(2008年)時点の名簿をみると、理事に石原慎太郎・元東京都知事、歴史学者の伊藤隆・東大名誉教授、塚本三郎氏や、高池氏が「南京事件の裁判を一緒にしませんか」と勧誘したという弁護士、稲田朋美・元防衛相らの名がある。さらに続けると、当時の評議員長は日本経済新聞のコラムニストだった井尻千男・元拓殖大日本文化研究所長。 評議員に作曲家のすぎやまこういち氏、「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)会長の西岡力・元東京基督教大学教授らが名を連ねている。
 
■拉致問題に取り組み
  
 今年1月中旬、東京・芝の友愛会館で民社党OB会・結党60年を祝う集いがあり、前出の特定失踪者問題調査会代表、荒木和博・拓殖大学教授も姿をみせた。荒木氏は慶大法学部を卒業、民社党職員になった人物。ゼミの指導教授は、民社研の主要メンバー、政治学者の中村菊男氏だった
  
 荒木氏にとって、転機は民社解党。新進党への移籍を断り、独立した。北朝鮮による拉致問題に取り組み、国民運動を組織した。運動の先頭に立った「民社人権会議」の代表幹事は田久保氏が今も務める。荒木氏とともに拉致問題に取り組んできた元民社党職員、眞鍋貞樹氏は解党時、東京都小平市議。現在は拓殖大教授として教壇に立つ。解党の前後、独立した党職員には、党広報部長を務めた評論家、遠藤浩一・元拓殖大教授もいた。
 
 詳細は別稿で後述するとして、拓殖大は旧民社系の人々と関係が深い。社思研・民社研の重鎮だった矢部貞治・元東大教授は反共の論客で、1955年から64年まで第10代拓殖大総長。東大新人会幹事長や日本共産青年同盟委員長を務め、獄中で転向した民社研の竪山利忠氏も戦後、拓殖大で教授となった。また、17代総長の藤渡(ふじと)辰信氏はもともと民社党職員だった。
 
 党消滅後の政治家はどうか。民社系政治家の「現住所」は自民党から立憲民主党までさまざまだが、荒木氏らが切り開いた拉致問題への熱心さは共通している。
 
 山谷えり子参院議員(自民)の初陣は1989年の参院選で、民社党比例代表区の候補者17人のうち名簿登載は5番目。当選は2人どまりで山谷氏は落選した。その11年後、民主党から衆院選に出て当選。保守新党で落選した後、自民党参院議員として3度の当選を重ねている。山谷氏は2014年から1年間、拉致問題担当相を務めた。
 
 民社党で初当選した現・国民民主党の柳田稔参院議員は菅直人内閣の法相・拉致担当相。UAゼンセン出身の川合孝典氏は国民民主党拉致問題対策本部長代理、民社党職員だった村上史好・衆院議員は立憲民主党拉致対策本部事務局長。同じく民社党職員だった高木啓衆院議員(自民党)も最近、拉致問題がらみで委員会質問に立った。いち早く拉致問題を取り上げた西村真悟氏は1993年の総選挙で民社党から初当選。新進、自由、民主、日本維新の会で当選を重ねたが、現在議席を失っている。父は西村栄一・民社党委員長。
 
■元号の法制化を求めて
 
 平成から令和へ。おのずと元号法への注目が高まった。実は、この法律の制定には旧民社党・同盟が深く関わっている。
 
 1970年代後半、元号法制化実現運動という保守国民運動があった。新憲法下、法的な裏付けを失った元号について根拠法を早期に制定すべし、との世論が急速に高まった。そこで組織された元号法制化実現国民会議(議長=石田和外元最高裁長官)の実務を取り仕切ったのが、若き日の日本会議事務総長、椛島有三氏らのグループ「日本青年協議会」(日青協)だ。
 
 元号法は79年に制定・施行され、同国民会議は2年後、看板を「日本を守る国民会議」に掛けかえて再出発。97年に「日本を守る会」と統合して、日本会議へと発展、今日に至っている。元号法制化運動は「草の根保守」の成功モデルとして後々語り継がれることになるのだが、民社・同盟勢力にとっても、当時「民族派」を自称していた人々との共闘は画期だったのではないか。
 
 運動の最中、元号法制化実現国民会議の総決起大会が78年10月、日本武道館であった。日青協の機関誌「祖国と青年」によると、来場者は2万人。石田議長の主催者あいさつなどに続いて、3人の意見発表があり、社会学者の清水幾太郎・元学習院大教授、「美容体操」の竹腰美代子氏に続いて、同盟の天池清次会長が運動への決意を語っている。「祖国と青年」は前振りにこうつづっている。
 
 《次に労働界を代表して天池清次同盟会長が登壇した。本大会のような民族法案を実現せんとする大会に労働界の代表が出席し発言することは初めてのことだけに満場の参加者が一斉に耳を傾けた》
 
 天池氏は「同盟の天池でございます。まず最初に、同盟は元号制定につきまして、法律化する必要があるということをここに表明します」と組織の決定を明らかにしたうえで、@元号は国民生活の中に溶け込んでいること、A元号は日本の歴史の中から生まれたもので、歴史を尊重しない民族は滅ぶこと、などを訴えた。会場は割れんばかりの拍手で包まれたのだという。同誌はこう結んでいる。
 
 《労働運動のリーダーと言えば、とかく左翼的だと思われがちだが、天池会長は「歴史を尊重しない民族は滅びる」との歴史認識にしっかりと立って力強く法制化の決意を述べた。この一事をもってしても、いかに元号法制化運動が全国民的な運動であるかが理解できる》
 
■「建国記念の日」式典での万歳三唱
  
 国政側からは民社党が後押した。超党派「元号法制化促進国会議員連盟」(西村尚治会長=自民党)の事務局長は、のちの民社党書記長、中野寛成氏。結成大会で議連の設立趣旨と経過報告をしたのも和田春生・元民社党副書記長で、大事な役回りを同党が果たした。
 
 国民運動を標榜している以上、民社党・同盟を運動に巻き込んだことは大金星だったにちがいない。「祖国と青年」は議連結成時、こう書いた。
 
 《地方において『草の根』的な国民運動が展開され、その声が中央政界に反映して国会議員を動かしめたことは、戦後の民族運動史上の快挙と言ってもよいだろう》
 
 中曽根政権の1985年、歴代首相として初めて「建国記念の日」の式典に現職首相が出席することになった。憲法の政教分離規定をクリアすべく、主催団体として政府肝いりの新団体を設立。宗教色が薄くなることに批判的だった神社や保守団体が強くこだわったのが、聖寿万歳(皇室の弥栄をお祈りするとの意味)の履行だった。
 
 「建国を祝し、天皇陛下のご長寿を祈って」。式典当日、万歳三唱の先導役を引き受けたのはこれも同盟の宇佐美忠信会長だった。宇佐美氏の回想『和して同ぜず 私と労働運動』によれば、保守運動の世話役、末次一郎氏らによるすすめと、自民党国民運動本部長だった中山正暉氏からの強い要請があり、自らの信念で応じたという。  
  
https://webronza.asahi.com/national/articles/2019042700002.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/450.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 日本の寂しい天皇制反対派 改元に沸く国内で縮小 (BBC NEWS JAPAN)


https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48146846


日本の寂しい天皇制反対派 改元に沸く国内で縮小


2019年05月3日


ノッポルン・ウォン・アナン、BBCタイ語



TOSSAPOL CHAISAMRITPOL/BBC THAI
改元にあたり「反天皇制運動連絡会」が4月末に様々な抗議行動を実施したが、世間的な注目は少なかった



天皇の譲位と新天皇の即位、改元という歴史的な変化を目前にした4月末、小規模の集団が東京のはずれに集まった。

「天皇の戦争責任を忘れるな」と繰り返しながら、集まった人たちは公園に向かってデモ行進した。

抗議行動に参加した人のほとんどは白髪で、人数は少なかった。

人数は少ないものの、日本の天皇制反対派は、天皇制はもう廃止すべきだという主張を声高に続けている。



TOSSAPOL CHAISAMRITPOL/BBC THAI
新しい支持者を集めるのは大変だという



日本では、皇室は世界最古の世襲王朝だと言われている。神話によると、皇室は天照大神の末裔(まつえい)だとされる。

第2次世界大戦が終わるまで、天皇は「現人神」だと見なされていた。

一方で、反天皇制運動連絡会(反天連)は30年前から、天皇制廃止を求めて活動してきた。

天皇の名の下に日本が1930年代から1940年代にかけて戦った戦争を償うには、天皇制を廃止するしかないという主張だ。

反天連メンバーの「ノムラ」さんはBBCに対して、「戦争はきちんと終わらなかった」と話した。「ノムラ」さんは右翼団体の攻撃を警戒し、記事ではフルネームを使わないという条件で取材に応じた。



AFP
Image caption 昭和天皇は終戦後に人間宣言をした



都心にある「反天連」の小さい事務所でノムラさんは、第2次世界大戦中に人道に対する罪を犯した昭和天皇は戦犯だと述べた。

「昭和天皇は軍部に強い関心を抱いていた。米英との戦争を恐れたのはただ単に、日本の軍隊が劣っていると知っていたからだ」、「アジアで戦争することにためらいはなかった」とノムラさんは話した。



AFP
上皇陛下は国民から広く敬愛されている



1926年から1989年まで在位した昭和天皇は、日本の敗戦後に神格を否定し人間宣言を発した。

アメリカが起草した日本国憲法の下、日本は天皇を日本国と日本国民統合の「象徴」と位置づけ、立憲君主制国家となった。天皇の政治行為は禁止されている。

戦後にこうした形で天皇制を維持したため、昭和天皇は結局、戦争で果たした役割について責任をとることがないままだったと、ノムラさんは言う。


平和の象徴


昭和天皇の晩年にかけて、天皇制に反対する日本の世論は今より強かった。天皇にゆかりのある場所が左翼過激派の小規模な攻撃を受けることも、たまにあった。

しかし、昭和天皇の長男・明仁さまは、1989年の即位から、4月30日に高齢や健康問題を理由に退位するまでの30年間で、皇室を平和の象徴と位置づけることに成功した。

退位によって上皇陛下となった明仁さまは、父の昭和天皇が「終戦の詔書」をラジオで発表したとき(ほとんどの日本人はこの「玉音放送」で初めて天皇の声を聞いた)、11歳だった。

米オレゴン州にあるポートランド州立大学のケン・ルオフ教授(日本研究所所長)は、先代天皇にとって「一番の課題は戦時から残る傷を癒す(いやす)ことで戦後に区切りをつけることだった」と指摘する。

「日本によって被害を受けた各国との関係改善のために、できる限りのことをした」



Reuters
1975年7月に皇族として戦後初の沖縄訪問を果たした皇太子夫妻(当時)



1975年に当時皇太子だった明仁さまは美智子妃と共に、皇族として戦後初の沖縄訪問を果たした。沖縄は日本国内でも特に悲惨な戦場のひとつとなり、一般住民10万人以上が犠牲になった場所だ。

上皇陛下は天皇としてほかに、中国やインドネシアなど、甚大な戦禍に遭った国々を訪れた。さらに、政治的発言は禁止されている立場ながら、戦争がいかに悲惨なものか忘れないよう繰り返し国民に呼びかけた。

第2次世界大戦中の日本軍の残虐行為による被害が特に大きかった国の中には、日本はいまだに十分に謝罪していないし、十分に償ってもいないという主張が残る。この時期の評価は今も、深く割れている。

しかし、平成の時代の日本国内において、皇室の人気は大いに高まった。ルオフ教授によると様々な世論調査で、国民の7割から8割が天皇制の維持を支持しているという。


伸び悩む支持


都内の事務所で取材に応じた「反天連」のノムラさんは、支持者の数は年々減りつつあると認めた。

1980年には抗議集会を開けば3000人は集まったものの、今では新しいメンバーがなかなか見つからないという。

4月29日のデモ行進に参加したのは約80人。行進を取り囲む警官数百人の方が多かった。デモに注目する通行人はほとんどいなかった。



TOSSAPOL CHAISAMRITPOL/BBC THAI
天皇制反対デモの参加者よりも警官の方が多かった(4月29日、都内)



ノムラさんは、人気のない目標に向けて闘い続けていると、寂しいと感じることもあると話す。ただし、天皇制がどういう問題になり得るか、国民を教育することが大事だとも言う。

「経済停滞の続く日本は今、国としてアイデンティティーの危機に直面している」とノムラさんは言う。さらに、安倍晋三首相率いる政府と右派は「天皇を通じて自分たちの権威付けをしようとしている」とも言う。

ノムラさんは健康の許す限り、あと10年は活動を続けるつもりだという。

しかし、前途は多難だ。日本の皇室の系譜は2000年以上前にさかのぼると言われ、天皇の役割は日本社会に様々な形で密接に結びついている。

国民に敬愛される天皇が自ら譲位し、新しい天皇が即位した。多くの国民がこの代替わりに感動し、天皇家に対する親愛の気持ちもいっそう高まった。天皇制廃止の議論はここへきて、おそらく封印されたはずだ。少なくとも次の代替わりの時期までは。


(追加取材:グレイス・ツォイ)


(英語記事 Emperor Naruhito and Japan's lonely republicans


関連トピックス 日本 皇室





http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/451.html
記事 [政治・選挙・NHK260] 新天皇が一般参賀の“お言葉”で憲法違反の儀式「剣璽等承継の儀」に言及! 復活する国家神道の神話(リテラ)
新天皇が一般参賀の“お言葉”で憲法違反の儀式「剣璽等承継の儀」に言及! 復活する国家神道の神話
https://lite-ra.com/2019/05/post-4699.html
2019.05.05 新天皇が一般参賀で憲法違反の儀式に言及! リテラ

    
    即位した新天皇夫妻(宮内庁HPより)


 5月4日、即位した天皇と皇后の一般参賀がおこなわれ、徳仁天皇が国民に向けてこんな「お言葉」を述べた。

「このたび剣璽(けんじ)等承継の儀、及び即位後朝見の儀を終えて、今日このように皆さんからお祝いいただくことをうれしく思い、深く感謝いたします。ここに皆さんの健康と幸せを祈るとともに、我が国が諸外国と手を携えて世界の平和を求めつつ、一層の発展を遂げることを心から願っております」

 新天皇は5月1日、「即位後朝見の儀」でも「お言葉」を述べたが、本サイトは、明仁上皇が天皇即位の際に「皆さんとともに日本国憲法を守り」と語ったのに比べると、護憲的な姿勢が弱くなっていると指摘。背景に、安倍政権の圧力があったのではないかと分析した。

 しかし、今回の一般参賀のお言葉はさらに後退したものになった。それは、日本国憲法に一切触れなかったことだけでなく、天皇自らが「剣璽等承継の儀」という憲法違反の儀式を終えたことを国民に報告したからだ。

「剣璽等承継の儀」は皇位継承者(皇嗣)が即位する際に皇位継承の証として剣と璽(勾玉)、国璽(国の印)、御璽(天皇の印)を受け継ぎ、新天皇となる儀式で、国事行為として行われる。

 しかし、この儀式は戦前の「登極令」にあった「剣璽渡御の儀」を再現したもの。これが宗教行為であることは、その剣と璽の由来を見れば明らかだ。剣である天叢雲剣、璽である八尺瓊勾玉は、八咫鏡とあわせて「三種の神器」として古事記に登場する。天照大神(アマテラスオオミカミ)から瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に授けられたという神話に基づく、戦前の国家神道のベースになった極めて宗教的な品物なのだ。

 また、この「剣璽等承継の儀」で、高御座に立つ天皇の構図は記紀にいう「天孫降臨」に見立てたものともいわれている。

 実際、昭和から平成の代替わりでは、大嘗祭だけでなく、この剣璽等承継の儀も、憲法の政教分離の原則に違反しているのではないかという批判が起きた。

 そして、明仁上皇は1990年11月に行われた「即位の礼」後の一般参賀で「お言葉」を述べたが、このとき、口にしたのは宗教色の弱い「即位礼正殿の儀」のことだけで、他の儀式については「関連する諸行事」としか語らなかった。

 ところが、今回、新天皇は「剣璽等承継の儀」を終えたことを堂々と国民に報告したのだ。そんなところから、今回も戦前回帰を目指す安倍政権が介入して、「お言葉」にあえて、国家神道の儀式を入れさせたのではないかといわれている。

 毎日新聞の伊藤智永編集委員が、4月に出した著書『「平成の天皇」論』(講談社現代新書)で、明仁天皇の「生前退位のおことば」をめぐって、安倍首相が事前検閲を指示、日本会議系として知られる衛藤晟一首相補佐官が“万世一系の神話的イメージ”を維持するために、天皇皇后の考えた文章を削除したことを暴露していたが、同じようなことが起きた可能性はおおいにあるだろう。

■NHKは天照大神を「皇室の祖先」と神話を事実として報道

 いずれにしても、明仁天皇の時代は、安倍政権の戦前回帰圧力に抗して憲法や戦後民主主義を守る存在だったのが、徳仁天皇の代になって、戦前の国家神道を認めるような行動に踏み出してしまった。これは由々しき事態と言っていいだろう。

 しかも、暗澹とさせられるのは、マスコミや国民の反応だ。改めて言っておくが、日本国憲法は主権在民を定め、天皇は「象徴」として「国民の総意」に基づいている。ところが、皇位継承にあたり、明らかに「万世一系の天皇をいただく世界無比の神国」なる戦前の国家神道的価値観を再生しようとする宗教儀式が国事行為として、巨額の国費を投じて行われている。

 にもかかわらず、マスコミはまったくそのことを批判しようとしない。それどころか、この間の儀式を「お祭り」として煽り、日本を狂気の戦争に駆り立てた神話を喧伝してきた。たとえば、NHKは4月18日の天皇・皇后の伊勢神宮参拝を放送した際、「天皇皇后両陛下は今月30日の天皇陛下の退位を前に皇室の祖先をまつる伊勢神宮に参拝する儀式に臨まれました」「内宮は皇室の祖先の天照大神が祀られています」などと、架空のキャラクターを実在の先祖とし、「伊勢神宮に祀られている」という明治期に国民支配のために作られたフィクションを事実として報道する始末だった。

 最近、「しょこたん」こと中川翔子が、Twitterに〈西暦は2019年だけど日本の起源で数えると2679年なんだって!〉などと、まるっきりフィクションの「皇紀」を鵜呑みにした投稿をして物議をかもしたが、こうした状況が続けば、天皇を神格化するために二重に作られた神話を史実と信じ込む若い人たちはこれからもどんどん増えていくだろう。

 その先にあるのが全体主義と排外主義に支配された狂った時代の再来でない、と誰が言い切れるだろうか。

(宮島みつや)



















http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/452.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <深い言葉>マレーシア・マハティール首相、日本の平和憲法へ思いを語る!「世界の全ての国の憲法に9条があるべきと私は願います」(ゆるねとにゅーす)
【深い言葉】マレーシア・マハティール首相、日本の平和憲法へ思いを語る!「世界の全ての国の憲法に9条があるべきと私は願います」
https://yuruneto.com/mahathir-9jou/
2019年5月5日 ゆるねとにゅーす


※キャプチャー


































「反グローバル主義」の下に国民に寄り添った政治を行なってきたマハティール首相が、崖から転げ落ちようしている日本に向けて「大切なメッセージ」を発信!














※キャプチャー
https://yuruneto.com/mahathir-9jou/



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/453.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 「サラ金と同じことが国でも起きる」と麻生太郎! 
「サラ金と同じことが国でも起きる」と麻生太郎!
https://85280384.at.webry.info/201905/article_51.html
2019/05/05 22:01 半歩前へ

▼サラ金と同じことが国でも起きる」と麻生太郎!

 フィジーで開かれたアジア開発銀行の総会に出席した麻生太郎は2日、中国財政相の劉昆と会談した。日中財務対話は昨年8月の以来およそ8カ月ぶり。

 麻生は中国が開銀から融資を受けながら、新興国に過剰に貸し付け、その返済が困難になっていることを指摘。中国に開銀融資からの「卒業」を求めた。

 麻生は会談後の会見で、途上国として開銀の融資を受けながら、国際的な融資を拡大する中国の姿勢を「調子の良いことは駄目だ」と批判。「サラ金の多重債務と同じことが国でも起きるということだ」と指摘した。

 中国が進める新興国への融資拡大には各国が警戒を強めている。開銀は中国向けの貸出金利を引き上げる検討を始めた。

 中国向け融資は2018年に約26億ドルと開銀全体の12%を占めた。

 中国は広域経済圏構想「一帯一路」を掲げ、新興国への融資を拡大している。

 ただ中国の融資先ではトラブルも起きた。例えばスリランカは多額の返済に行き詰まって港の運営権を中国に譲渡した。

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 麻生に指摘されるまでもなく、中国は、日本などが中心となって出資しているアジア開発銀行から低金利で巨額のカネを借りている。そのカネをアジアやアフリカの新興国に高利で貸し付ける。

 体のいい金貸しだ。返せないとなると、鉱山の採掘権や港湾の管理権を借金のかたに取る。これではヤクザやチャイナ・マフィアと変わらない。













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