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2019年12月04日00時21分 〜
記事 [政治・選挙・NHK267] 断末魔の安倍・清和会<本澤二郎の「日本の風景」(3513)<経理を徹底して洗えば逃げ道なし>
断末魔の安倍・清和会<本澤二郎の「日本の風景」(3513)
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12552075456.html
2019-12-03 07:43:55 honji-789のブログ


<ジャパンライフは森喜朗・安倍の巨大利権>

 やくざを「国の功労者」として、血税を使っての観桜会に招待した、安倍・清和会の断末魔の声が、ここ北京にも届いてきている。ついに、善良な人々を騙し続けてきたジャパンライフまでが、冬枯れの桜に浮上した。

 ジャパンライフは、森喜朗から安倍に至る清和会の、巨大すぎる利権で知られる悪徳企業だ。もはやモリカケの手口は通用しない。新政権は、法務検察を大改革して、悪人を逮捕・監禁する時を迎えている!

<経理を徹底して洗えば逃げ道なし>

 清和会利権の巣となってきたジャパンライフの最初の支援者は、森喜朗である、と清和会OBが、以前から公表していたことである。

 経理を徹底して洗えば、ボロが山ほど見つけることができるだろう。徹底して洗いだせば、清和会犯罪が露見することになる。

 桜の会名簿を破棄した理由でもあろう。しかし、コンピューターに保存されている。若者なら即座に洗い出すことができる。

 善良な役人も出てくることも期待される。崩壊寸前の城を存続させることは、たとえNHKや読売が奮戦しても、もはや国民を欺くことはできない相談だ。

 安倍の逃げ道はない!解散に追い込めば、自公のゾンビのような化け物勢力を100議席以下に落とせるだろう。

<冬枯れの桜は100%散る運命>

 季節は冬である。先日は北京にも小雪が舞った。木枯らし紋次郎という、義侠の人物も飛び出してくるころだろう。

 弱き者を助けて、強き悪人を成敗する時は今である。すでに国民の8割が、桜を見る会の不正を理解している。野党が木枯らしに向かって金切り声を上げると、99%が理解するだろう。

 安倍・清和会を、逮捕・監禁する時を迎えている。法務検察の大改革によって、正義の機構に改編すればいい。筆者は、悪徳検事で知られる、東芝擁護の松本朗を退治したい誘惑に駆られている。

 韓国の民主主義で出来ることを、日本が出来ないわけがない。冬枯れに桜は散る。口ぎたなく言わせてもらうと、化け物・ゾンビの日本会議の桜は、戦後の日本に無用である。

 天皇制国家主義は、戦前の遺物ではないか。

<野党は手綱を緩めてはならない>

 野党を叱咤激励してきたジャーナリストは、いま「手綱を緩めてはならない」と声をからして叫びたい。

 改憲軍拡派は、日本に有害無益である。二度と武器弾薬を使える日本にしてはならない。日本人300万人と数千万のアジア諸国民の魂への、戦後日本の公約を、国際社会は記憶している。

 戦後の政治史の最大の汚点ともいえる政権、極右の清和会政治を弾き飛ばす時だと、繰り返し訴えたい。日本は護憲リベラル、国際協調を貫いて、国民生活第一の帆船・日本丸の航海が最善である。

 先ごろ、亡くなった元自治相の白川勝彦のことが忘れられない。大平正芳・加藤紘一や宇都宮徳馬ら護憲リベラルに殉じた、彼の生前の言葉は「憲法を生かす日本にしたい」であった。白川の期待にも応える野党でありたい。

<朝日・東京も毎日に続け!NHK・読売を封じ込めよ!>

 最近のマスコミ事情での大きな変化は、毎日新聞である。

 安倍の官邸キャップ篭絡懇談を拒否したという。当たり前のことながら、高く評価したい。

 安倍の嘘と騙し策略のための、今井という悪徳役人がセットした記者懇談を拒絶したという。毎日新聞政治部と編集局は覚醒したのだ。つまりは、ナベツネが敷いた悪徳路線を拒絶して、国民に寄り添ったのであろう。毎日は社会部と政治部が一体となって、国民に奉仕する新聞に立ち戻った可能性が強い。TBSテレビも連動せよ、山口強姦魔と手を斬れ、である。

 朝日新聞と東京新聞も覚醒するほかない。読売とNHKを包囲せよ、だ。悪徳メディアのNHKと読売を拒絶することが、国民を覚醒させる道でもある。化け物桜が、その契機となってくれた。

 安倍・清和会桜を散らせて、本物の自由と民主主義を勝ち取る時である。繰り返す、安倍を追い詰め、撃退する時だ。

2019年12月3日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/794.html

記事 [政治・選挙・NHK267] <超悪質>総裁選前の「桜を見る会」、京都府議と滋賀県議”全員”に招待状!地方議員”買収”のために、安倍総理が巨額の血税が投じられた「桜を見る会」を悪用!(ゆるねとにゅーす)

※画像クリック拡大
画像補足https://twitter.com/spgagdt/status/1200788092208025600


【超悪質】総裁選前の「桜を見る会」、京都府議と滋賀県議”全員”に招待状!地方議員”買収”のために、安倍総理が巨額の血税が投じられた「桜を見る会」を悪用!
https://yuruneto.com/sakura-kyouto-siga/
2019年12月3日 ゆるねとにゅーす

※キャプチャー



総裁選直前の「桜を見る会」京都府議と滋賀県議全員に招待状 例年は幹事長ら一部のみ

自民党総裁選5カ月前の昨年4月に開かれた安倍晋三首相主催の「桜を見る会」で、内閣府が自民党所属の京都府議と滋賀県議全員に招待状を送っていたことが29日、京都新聞社の取材で分かった。例年、府県連の関係者は幹事長らごく一部に限られており、役職を持たない地方議員の招待は異例。石破茂元幹事長と争った総裁選での地方票獲得をにらみ、党員・党友に影響力のある都道府県議を囲い込もうとしたとする識者の指摘もある。

〜省略〜

ある県議は「総裁選で安倍さんに投票してほしいというメッセージと受け取った。同僚議員もみんなそう話していた」と明かした。府議の1人は「いきなり自宅に招待状が届いて驚いた。総裁選で支持者のとりまとめを期待する意図が透けて見えた」と話した。
府県議がどの推薦枠で招待されたかは不明だが、立命館大の上久保誠人教授(現代日本政治論)は「総裁選で安倍さんが比較的弱い地方の支持を得るため、京滋を含む全国の都道府県議を招待したのだろう。首相という立場にありながら、自民党という一政党の選挙のために税金を使うのはあり得ない」と批判した。

〜省略〜

【京都新聞 2019.11.30.】





























巨額の血税が投じられた「桜を見る会」は、自民総裁選時にも”悪用”されていた!薄汚い「買収工作」が功を奏し、京都・滋賀ともに安倍総理が勝利!


出典:TBS News


※キャプチャー
https://yuruneto.com/sakura-kyouto-siga/





関連記事
京都新聞が大スクープ!安倍首相の誕生なかった?! 
http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/718.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/795.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 憲政史上最長バカボン政権 ありのまま歴史を刻むか改竄されるのか 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ)
 






憲政史上最長政権 ありのまま歴史を刻むか改竄されるのか 金子勝の「天下の逆襲」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265654
2019/12/04 日刊ゲンダイ ※タイトルは紙面による


内政も外交も成果がほぼゼロの憲政史上最長政権(C)日刊ゲンダイ

 安倍首相の通算在職日数が戦前の桂太郎元首相を抜き、憲政史上最長の政権になった。安倍晋三という首相が優れているからではない。むしろ逆だ。多くの人が国力の衰えを知りながら、現状を壊したくないからと3代目のバカボンの延命を許し、自然死を待っている状況だからだ。

 モリカケ疑惑から「桜を見る会」をめぐる公金私物化疑惑に至るまで、高級官僚や自民党幹部がバカボンの後始末に駆けずり回り、公文書や統計を隠蔽・改竄したり、招待者名簿を慌ててシュレッダーにかけたりしている。あまりに哀れで惨めな姿だ。こんな異常事態は史上なかったことだろう。

 内政も外交も成果がほぼゼロというのも珍しい。外交は原発セールスがことごとく失敗。「ウラジーミル」と呼ぶロシアのプーチン大統領にはコケにされ、北方領土の2島返還に方針転換しても1ミリも動かない。北朝鮮問題では蚊帳の外に置かれ、拉致問題の進展もなし。Jアラートを鳴らしまくって政権浮揚に利用していたのが、米朝対話に局面転換した途端、韓国叩きに様変わり。

 日米貿易協定の経緯もデタラメ。TPPに「参加しない」と言っていたのに米国に引きずり込まれ、トランプ政権が離脱を決めると「TPPに引き戻す」と言い出したが、二国間交渉に持ち込まれて取られるだけ取られて、超特急で国会承認を急ぐポチぶりである。

 アベノミクスの失敗は目も当てられない。2年で2%上昇の物価目標は6年半経っても未達で、ついには達成時期も放棄。ひたすら国債と株を買い続け、出口のないネズミ講に陥っている。自動車以外の産業は次々に衰え、コンピューター、半導体、ディスプレー、バイオ医薬品、デジタル通信機器などあらゆる領域で競争力が衰えている。

 原発推進で東芝を経営危機に陥らせ、腐った官民ファンドで半導体とディスプレーがダメになり、クールジャパンは大赤字で、日産自動車は青息吐息。対韓輸出規制で化学産業はアウト。どうしようもない状態だ。

 にもかかわらず、安倍が持ちこたえたのは、第2次政権発足以降のメディア介入で批判を封じ込め、官邸ポリスが幅を利かせる内閣人事局が官僚を制圧。忖度を蔓延させた。公安警察や検察にも支配は及び、安倍以下、主要閣僚の汚職も見逃されて無罪放免だ。

 憲政史上最長のバカボン政権時代は、政治も経済も社会も歴史上かつてない衰退の時期として記録されるだろう。いや、ひょっとすると大失政の記録も改竄されて消えてしまうかもしれない。



金子勝 慶応義塾大学経済学部教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。










http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/796.html

記事 [政治・選挙・NHK267] (案)郷原+桜を見る会追本 外国人特派員協会記者会見 
(案)郷原+桜を見る会追本 外国人特派員協会記者会見
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51978348.html
2019年12月04日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


外国人特派員協会は 安倍政権を超えた存在です

日本の政治は「裏コントロール」されています
検察庁標石に生卵ぶんなげも半分やらせ撮影でしたね

安倍政権を締め上げて 習国賓の落とし前をどこにするか
動かされてる途中の変な政局です

野田・枝野たちの裏誘導で無音無振動で 
ムニャムニャ終わりにならない為に 

***

安倍政権への線香の火を着火するためには
もやし紙が必要です

外国人特派員協会は 官邸に毒され 痺れていない
存在です

郷原氏が仲介発言 総合司会をすれば
づ脳明晰 司法勝負の特派員記者さんは 
自国への記事盛り付けができます

野党追及本部の晴れ舞台は ここです
是非生中継でセットしてください

ツイッター ユーチューブ ももちろん中継参加して
思いのたけを 2時間タッたっぷりと

安倍政権とのぶん殴りあい をせずに
ムニャムニャにすれば 日本沈没の危機です

近衛文麿も東条英樹に中途半端に負けたから
日本は戦争大惨事を招いたのです

がんばってください 




http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/797.html

記事 [政治・選挙・NHK267] <きょう、参院本会議で成立へ>「令和の不平等条約だ」 日米貿易協定、「成果」に疑念 年明け発効へ 

※2019年12月4日 朝日新聞 画像クリック拡大






「令和の不平等条約だ」 日米貿易協定、「成果」に疑念
https://digital.asahi.com/articles/ASMD34J5YMD3ULFA00H.html
2019年12月4日05時30分 朝日新聞

 
 日米貿易協定は駆け足の議論で発効する

 今国会の焦点の一つだった日米貿易協定の承認案が3日、参院外交防衛委員会で自民、公明の与党と日本維新の会の賛成多数で可決された。4日の参院本会議で成立し、来年1月1日に発効する見通しだ。成果を急ぐ米トランプ政権にせかされて議論は駆け足で進んだ。政府は「日米双方にとってウィンウィン(両者が勝ち)」だと成果を強調し続けたが、国会審議では「不都合なデータ」を出そうとしない姿勢が浮かんだ。日本にとって不利な内容ではとの疑念は拭えぬままだ。

 「審議を通じて明らかになったことは、協定は最初から国民無視が前提、国民への説明責任放棄が前提という真実だけだ」(野党統一会派の小西洋之氏)

 「日本ひとり負けの、『令和の不平等条約』だ」(無所属・伊波洋一氏)

 この日の外交防衛委の最後の討論で、野党は不満をあらわにした。10月の国会審議入り後、衆院に続き参院でも政府が議論の土台となる根拠やデータをほとんど示さなかったからだ。

 今回の協定で、日本政府は貿易額ベースで日本側の84%、米国側の92%の関税が撤廃されると説明する。米国からの輸入では、牛肉や豚肉などの農産品の関税が環太平洋経済連携協定(TPP)の加盟国並みに発効と同時に引き下げられ、日本からの輸出品は工業品を中心に下がる。最大の輸出額を占める自動車やその部品の関税については、政府は撤廃が確約されているとする。だが、協定の関連文書には英文で「さらに交渉する」とあるだけで、撤廃時期も書かれていない。

 野党は、約束されたのは「さらなる交渉」で、関税撤廃ではないと追及。だが政府は、協定本文と合わせて読めば、撤廃は約束されているとの説明を繰り返すだけで具体的な根拠は示さなかった。

 国会審議入り前に政府が公表した、協定による経済効果試算はその自動車関税の撤廃が前提だった。関税撤廃率も同じ前提で、世界貿易機関(WTO)が求める9割程度とされる基準に見合うと説明した。これに対し、野党は自動車関税が撤廃されない前提での経済効果試算と関税撤廃率を要求したが、政府は「合意内容に反する」(渋谷和久・内閣官房政策調整統括官)との理由で拒み続けた。

 トランプ大統領がちらつかせてきた、安全保障を理由にした米通商拡大法232条に基づく輸入自動車への高関税措置についても、政府は「日米首脳会談でトランプ氏に(発動しないことを)確認した」と説明。野党がこの「約束」を確認するために、日米首脳会談の議事録の提出を求めても応じなかった。トランプ氏は大枠合意後の記者会見で、追加関税の発動について「現時点では(発動しない)」と留保をつけて説明をしており、発動の恐れは残っている。

独自試算で「水増し」判明

 こうした状況の中、朝日新聞は11月、今回の協定で日本が米国に輸出する際にかかる関税がどれほど減るか独自に試算し、報道した。政府が年2128億円とした削減額は、自動車関連関税を除くと1割ほどの260億円前後にとどまるとの結果が出た。

 牛肉や豚肉など米国が重視した農林水産品を日本が輸入する際の関税は、TPP加盟国並みに即時に引き下げられる。政府は、農林水産品の関税撤廃率を品目数ベースで公表し、「日米貿易協定では、TPPよりも45%幅低い数字に抑えた」と交渉の成果を強調している。だが、経済への影響との関わりが深い貿易額ベースで独自に試算したところ、撤廃率の低下は10%幅ほどにとどまった。政府の数値は、実際には輸入が無い品目の関税撤廃を見送ることで、「水増し」したものであることが判明した。

 鈴木宣弘・東大院教授(農業経済学)は、「政府は一貫して、都合の良いデータだけを開示し、不都合なデータの公表は拒んだ。その結果、国会の議論が深まらなかった」と話す。

 審議入り後、日米貿易協定を今国会の焦点と位置づけていた野党も、「桜を見る会」の問題が発覚した後は、重心を徐々にそちらに移した面もあった。参院外交防衛委の野党筆頭理事・羽田雄一郎氏は3日の委員会終了後、採決に応じた理由について「(政府から)資料が出てこないなかで、これ以上やってもはっきり言ってかみ合わない。堂々巡りだ。我々としては断固反対という結論を出させてもらった」と述べた。(北見英城、大日向寛文)

二国間交渉「あり得ない」、一転

 日米貿易協定の交渉から合意、成立への流れは、2020年11月の大統領選を前に成果を急ぎたいトランプ大統領の思惑通りに進んだ。

 16年の大統領選で当選したトランプ氏は、TPPからの離脱と二国間交渉を重視する姿勢を打ち出した。日本は、当初「TPPは米国抜きでは意味がない」(安倍晋三首相)との立場。二国間交渉が始まれば米国に押し切られることを見越し「応じることはあり得ない」(内閣官房幹部)と、多国間のTPPを優先してきた。

 しかし18年5月、米国が米通商拡大法232条に基づく輸入自動車への高関税措置の検討を表明すると、同年9月、日米は貿易協定の交渉入りで合意した。交渉を始めなければ「トランプ氏が怒って高関税措置を打ってくる」(日本政府幹部)恐れがあった。

 二国間での「包括的な自由貿易協定(FTA)」を結ぶことを避けてきた政府は、この協定を物品貿易協定(TAG)と呼び、「FTAとは異なる」(安倍首相)と説明した。

 19年4月に実質的に始まった交渉は、同年8月に首脳間の大枠合意に至った。

 協定はこれから、物品分野以外の他の貿易などについて扱う「第2段階」に進むことが決まっている。日本政府は第2段階で、継続協議となっている自動車関税の撤廃について話し合うと説明する。

 ただ協議を再開すれば、トランプ氏が輸入車への追加関税の「脅し」をかけつつ、農業分野などでさらなる譲歩を求めてくる可能性が高い。日本側は、米牛肉の関税など米側に押し返すための主要な「交渉カード」を第1段階で使ってしまった。協定の付属文書には「米国は将来の交渉において、農産品に関する特恵的な待遇を追求する」と明記された。協議を始めたくないのが、日本の本音だ。

 トランプ氏は「(交渉は)第1段階に過ぎない」と訴え、包括的なFTAをめざし、更なる譲歩を引き出す「第2段階」への意欲を強調している。来年11月の大統領選までは交渉を本格化させる機運は高まらない見通しだが、再選すれば状況は変わる。米国では「トランプ氏は2期目も232条を掲げ続け、(第2段階の交渉で)日本は極めて困難な事態に直面するだろう」(自動車団体幹部)との見方が出ている。(金成隆一、ワシントン=青山直篤)
















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記事 [政治・選挙・NHK267] まるで殿と代官と悪徳商人…政権と官僚の正しい関係どこへ ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)
 


まるで殿と代官と悪徳商人…政権と官僚の正しい関係どこへ ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265647
2019/12/04 日刊ゲンダイ

 政治という職業があまりにも「おいしい」ためか、それを「家業」にして世襲し、特権階級化した与党議員たちとそれに封建時代の家臣のように隷従する官僚たち。この関係が、今のわが国を、権力者に近いか否かで国家の国民に対する扱いが異なる、まるで中世の王国のようにしてしまった諸悪の根源である。

 民主的法治国家における政権と官僚の関係は、本来、次のものである。まず、選挙で主権者国民から負託された議員たちは、国民生活を向上させるために、国会で議論を重ねた上で法律と予算を成立させる。それを受けて、行政庁(官僚たち)は、全国「一律に」公平に法律と予算を執行し、国民生活を維持発展させていく。

 その執行過程で新しい課題を発見したら、行政は、その改善策を内閣を通して国会に提案する。それを受けて、国会は必要に応じて法律を修正し予算を補正する。これを繰り返しながら私たちの国家生活が発展していくことが議院内閣制に期待されているのである。

 ところが、今のわが国では、政治権力者に近ければ、「輸出奨励」などと口実を立てて、儲かっている大企業が減税を享受でき、教授陣も図書も充足していない大学が公的助成を受けて学部を新設することができ、首相の選挙区の市議の推薦を受けただけで何の「功績」もない者が首相主催の桜を見る会で国費で接待を受けることができる。まるで江戸時代劇の「殿と代官と悪徳商人」を見ているようで胸が悪くなる。

 しかも、不正が指摘された途端に、官僚が全力で隠蔽し、立証されない以上、悪事はなかったことにされてしまう。そして、隠蔽に狂奔した官僚は恥ずかしげもなく栄転していく。

 これは、政権が官僚の人事に直接手を出すようになったために、官僚が法律と予算(つまり法治主義)を盾に与党政治家の理不尽な要求(つまり人治)を拒むことができなくなったためである。

 民主的議会運営の先例国・英米の制度を持ち出すまでもなく、わが国の「内閣人事局」という存在は、法律で憲法を壊した制度以外の何ものでもない。



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)
















http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/799.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 安倍首相とジャパンライフの関係は父親の代から! 安倍晋太郎が山口会長に「金儲けの秘訣を教えて」と懇願した夜(リテラ)
安倍首相とジャパンライフの関係は父親の代から! 安倍晋太郎が山口会長に「金儲けの秘訣を教えて」と懇願した夜
https://lite-ra.com/2019/12/post-5125.html
2019.12.04 安倍晋太郎が山口会長に「金儲けの秘訣を教えて」と懇願した夜 リテラ

    
父の時代からジャパンライフと深い関係だった安倍首相(自民党HPより)


 ウソ、ごまかし、強弁、責任のスリカエ、説明放棄……。今週末の臨時国会閉会を射程にとらえ、なんとか「桜を見る会」疑惑から逃げ切ろうと必死の安倍政権。2日の参院本会議で久々に答弁に立った安倍首相は、マルチ商法のジャパンライフ・山口隆祥会長(当時)を「総理枠」で招待していた問題について、こんな言い逃れをした。

「ご指摘の山口会長については、過去において、私が招待した多人数の会合等の場で同席していた可能性までは否定しませんが、山口氏と1対1のような形でお会いしたことはなく、個人的な関係は一切ありません」

 そもそも、ジャパンライフは磁気ネックレスの預託商法などを展開、何十年も前から悪徳マルチ商法として社会問題になってきた企業であり、国会でも度々審議され、2014年9月には消費者庁から文書で行政指導を受けていた。にもかかわらず、安倍政権は2015年4月の「桜を見る会」に山口会長を招待。そして、ジャパンライフはこの招待状と安倍首相の顔写真を宣伝チラシに載せて〈安倍晋三内閣総理大臣から山口会長に「桜を見る会」のご招待状が届きました〉と大々的にアピールすることで、被害者の“信頼”を得していたことが判明している。

 ようは、安倍首相は多数・多額の被害を出した悪徳マルチのPRに加担していたのだ。それを「個人的な関係は一切ない」と言って責任を頰被りする。これだけでも一国の総理大臣として許されるはずがない。

 だが、この安倍首相の「個人的な関係は一切ない」は真っ赤な嘘だ。なぜならば、山口会長は安倍晋三の父・晋太郎に深く食い込んでいたという、動かぬ証拠があるからだ。

 実はこの問題は30年以上前に国会で追及されている。1986年2月10日の衆院予算委員会でのことだ。日本社会党の松浦利尚議員が、ジャパンライフが設立した政治団体「健康産業政治連盟」の事業報告書を示し、安倍晋太郎外務大臣、山口敏夫前労働大臣がジャパンライフ山口会長とともに、1984年9月22日にニューヨークを表敬訪問したと書いてある、と追及したのだ。しかも当の安倍晋太郎は、こう答弁している。

「それは山口代議士がたくさんの人と一緒に、ちょうど私が国連に行っておったときに紹介といいますか表敬に連れてきたことは、確かにその中に今の山口隆祥氏ですか、おられたことは事実です」

 つまり、安倍晋太郎外相はニューヨークでの国連の会合へ向かった際、山口会長と一緒にいたことを認めているのである。常識的に考えて、一国の現職外務大臣で、しかも“総理候補”であった安倍晋太郎の公務出張に、ジャパンライフというマルチ企業の会長が同行するなんてことは、よほどの“関係”でなければありえないだろう。

 そしてこの当時、安倍晋三は父・晋太郎の秘書を務めていた。秘書時代、晋三が父親の外遊に必ずと言っていいほど同行していたことは有名で、この国連会合にも同行していた可能性が高い。

■安倍首相の父親がフィクサー主催の会合で山口会長に「まだまだ伸びるね、山口さんは」

 しかも、安倍晋太郎とジャパンライフ山口会長の付き合いの深さは、外遊に同行したというレベルの話ではなかった。前述した晋太郎の1986年2月国会答弁は「おられた」ことは認めたものの、「たくさんの人と一緒に」「その中に今の山口隆祥氏ですか」などと、まるでアカの他人であるかのような口ぶりだった。つまり、2日の国会で安倍首相が「個人的な関係は一切ない」と強弁したように、晋太郎も「山口氏とは個人的な面識はない」というふうに言い逃れをしていた。

 だが、これも真っ赤な嘘だった。晋太郎は、ジャパンライフ山口会長がニューヨークに同行した3カ月後の1984年12月には同氏と会食し、こんなセリフを投げかけていた。

「いったい、商売のコツというものは、なんだろうか。金もうけの秘訣を教えてもらいたいものですね……」

「まったく同感だ。その通りだと思う。まだまだのびるね、山口さんは。そういう心構えが大事なんだな……」

 現役の外務大臣だった安倍首相の父親が“悪徳マルチの帝王”と言われた人物に「金儲けの秘訣」を教えてくれと乞う……この唖然とするような会話がなされたのは、政界フィクサーとして有名だった故・恩田貢氏が主催した会合でのことだった。恩田氏は当時、主幹を務めていた雑誌「政界往来」(休刊/政界往来社)1985年6月号から8月号にかけて「山口隆祥会長(ジャパンライフ)は本当に“販売の神さま”なのか」と題したジャパン・ライフPRの短期連載を執筆・掲載しているのだが、その連載第一回に、くだんの会合の記述が出てくる。

 それによると、1984年12月中旬、恩田氏は主催した会合に山口氏を出席させ、そこに外務大臣の安倍晋太郎が同席。夕食をとりながら話がはずむなか、晋太郎が前述のように「いったい、商売のコツというものは、なんだろうか。金もうけの秘訣を教えてもらいたいものですね……」と山口会長に聞いたのだという。その後のふたりのやりとりを、恩田氏は臨場感たっぷりに描いている。

〈「〔山口氏、前略〕自分の仕事は世の中の仕事であることを忘れたら、必ず商売は失敗します……」

 安倍大臣は、大きくうなずきながら、

「まったく同感だ。その通りだと思う。まだまだのびるね、山口さんは。そういう心構えが大事なんだな……」

 といって、こころから感心している様子であった。そんな安倍大臣に向かって、山口氏はさらにこんな発言をした。

「もう一つ、つけ加えて置きたいのは、“朝の時間”ということ。〔中略、長々と語る〕スッキリした毎朝を迎えない商売人は、なにをしてもうまくゆくはずがない。私はそう信じていますが……」

「いや、全くその通りだ。政治家も同じです。朝がスタートだから、その時の情況でかなり一日が左右されますね、朝は大事です……」

 こう語りながら、安倍大臣はまた大きくうなずいてみせた。〉

■安倍ファミリー加藤勝信厚労相もジャパンライフの広告塔になり、山口会長と会食

 山口会長の話は単なる自己啓発的な内容で特筆すべき点はないのだが、重要なのは、そんな話を当時の現役外相で“総理候補”だった安倍晋太郎が傾聴し、「金もうけの秘訣を教えてもらいたい」「まだまだのびるね、山口さんは」などとヨイショしていたということだ。

 現役の外務大臣が政界フィクサー主催の会合に出席して、PR記事に全面協力する──これは、安倍晋太郎が山口会長から相当な見返りを得ていたとしか考えられないだろう。

 実際、当時、悪徳マルチ商法で急成長を遂げたジャパンライフは政界の裏タニマチとして注目され、関係の深い政治家として中曽根康弘とともに名前が上がっていたのが、安倍晋太郎外相だった。

 そうした関係を考えても、秘書として晋太郎の傍にいた当時の安倍晋三が、山口会長との接点がまったくなかったはずがないのである。

 さらに、安倍首相とジャパンライフの関係を物語る“キーマン”はもう一人いる。安倍首相の最側近たる加藤勝信厚労相だ。周知のように、加藤厚労相は、ジャパンライフの内部向けの宣伝チラシに「取り組みを非常に高く評価していただきました」と紹介されるだけでなく、ジャパンライフ が業務停止処分を受けたあとの2017年1月には山口会長と会食していたことも発覚。ジャパンライフの“広告塔”としての役割を果たしてきた。加藤厚労相は3日の閣議後記者会見で「マスコミの方が主催する勉強会に出かけた時に、会長がおられたということに尽きる。それ以上の関係はない」と釈明していたが、とうてい信じられるものではない。むしろ、安倍首相そっくりな弁明は、官邸と口裏を合わせたとしか思えないものだった。

 しかも、注目すべきなのは、この加藤厚労相が自民党の大物議員・加藤六月氏(故人)の娘婿であることだ。六月氏は安倍首相の父・晋太郎氏の側近中の側近。安倍首相が幼い頃から安倍家と加藤家は家族ぐるみの付き合いであり、六月氏の妻・睦子氏と安倍首相の母・洋子氏は親友以上の関係といわれていた。安倍首相が加藤勝信氏を重用してきたのもこうした親の代からの家族ぐるみの付き合いの延長線上で、大臣抜擢も洋子氏の強力なプッシュがあったといわれる。

 こうした関係をみていると、むしろ、ジャパンライフは安倍首相にとってファミリーぐるみのタニマチだったと考えるべきではないか。安倍晋太郎や加藤六月の代から利権はそのまま晋三、勝信に引き継がれた。その結果として、山口会長が総理枠で「桜を見る会」に招待されていたのではないか。

 いずれにしても、ジャパンライフの山口会長について「個人的な関係は一切ありません」と断言した安倍首相の言い分は、例の「前夜祭の代金は参加者が直接、ホテルに代金を支払った」や「名簿はシュレッダーで破棄され、復元はできない」と同様、到底信じられるものではない。

 だが、これだけ嘘やインチキが明らかになっても、安倍政権は国会閉会を目前にして、完全に“逃げ切りモード”に入っている。衛藤晟一消費者担当相が「私はそういう方は要注意だと思って接する」などとまるで騙された被害者に非があるような発言をし、ネット上では「だまされた人が悪いと言っているようだ」と批判の声があがったが、裏を返せば「国会を閉じて年を越せば大丈夫」とタカをくくっているのだろう。実際、3日の西日本新聞によれば、自民党幹部は「うまく逃げ切った」「これでもう、首相が国会で追及される場面も時間もないだろう」と記者に嘯いてすらいるという。

 だが、本当にこのまま安倍政権の「逃げ切り」を許してしまっていいのか。「桜を見る会」の追及を放棄するということは、日本が権力者ならどんなに税金を私物化してもどんな犯罪に加担しても一切不問に付す“半独裁国”であることを内外に宣言するに等しい。そのことを国民もメディアももっと自覚すべきではないか。

(編集部)











































http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/800.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 安倍自民の傲慢と腐敗を正すには、電通系マスコミのかさ上げ・安倍内閣支持率を、ヤフー調査並みに25%まで蹴落とす必要が急務!(新ベンチャー革命)
安倍自民の傲慢と腐敗を正すには、電通系マスコミのかさ上げ・安倍内閣支持率を、ヤフー調査並みに25%まで蹴落とす必要が急務!
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/4699419.html
新ベンチャー革命2019年12月4日 No.2539


1.桜を見る会とジャパンライフ問題を強引に幕引きしようとする安倍自民党の傲慢さは許せない!

 今朝のニュースで自民党の世耕氏が、ジャパンライフ疑惑にて、安倍氏は説明責任を果たしたので、この問題は決着したかのような発言を行っていますが、到底、許せません(注1)。

 今国会で審議すべき真の重大問題は、確かに、上記の問題とは別のところにあります、それは、日米新貿易協定の対米売国性の問題です。

 しかしながら、安倍氏の公的行事の私物化問題の表面化は、国民の関心を日米新貿易協定(究極の対米売国条約)からそらすことに貢献したのは確かです。

 われら日本国民は、安倍政権が戦後最悪の隷米政権であると知っていますから、日米新貿易協定が、宗主国・アメリカ様に絶対的に有利なものとなっているともう観念しています。

 日本国民が、隷米の極致である安倍自民党を政権党に担ぐかぎり、日本は弱体化の一途であることは間違いありません。

2.隷米・安倍自民党のひどさを知った国民のできることは、世論調査で安倍内閣支持率を大幅に下落させることしかない!

 最近、ヤフーが行った安倍内閣不支持率は73%であり、支持率は25%です(注2)。ちなみに、この投票数は23万人規模と巨大です。

 このヤフー調査は、電通系マスコミのよる電話での世論調査より、はるかに、今の世論の真実を表しているでしょう。

 電通系マスコミの安倍内閣支持率は、巧妙に操作されて、実態の倍の数字を出していると観て間違いないでしょう。

 これまで、自民党を支持してきた国民は、これほどひどい安倍自民をなお、支持できるのでしょうか。

3.日本国民は、2009年に、一度、歴史的な政権交代をさせた実績がある

 2009年、日本国民は、自民党を下野させ、政権交代を実現させた実績があります。ただし、この時代はまだ、悪徳選挙屋・ムサシの暗躍度は低かったのですが・・・。

 さて、10年後の今、日本国民は再度、安倍自民を下野させるべきです。

 その第一歩として、電通系マスコミ世論調査に協力する国民は、もう、安倍自民を支持しないと明確に答えるべきです。

 今の電通系マスコミの世論調査でも、すでに、安倍内閣支持率は下落してはいますが、この程度では不十分です。少なくとも、上記、ヤフーの調査結果である安倍内閣支持率25%程度までは、下落させなければなりません。

 電通系マスコミ世論調査の実態数字も今では、それに近い可能性もあります、なぜなら、電通が絡まない地方新聞の安倍内閣支持率は、上記、ヤフー調査の値に近いからです。

 北朝鮮と違って、今の日本はまだ、民主主義国ですから、国民の意思を政治に反映させる手段を国民が握っているのです。

 その権利を国民が行使しない限り、政治の腐敗は治癒できません。

 これまで、漫然と安倍自民を支持してきた国民は、是非とも再考願います。

 とにかく、傲慢となった安倍自民に打撃を与える必要が急務です。

注1:NHK“桜を見る会 野党求める集中審議 与党は応じず 引き続き協議”2019年12月3日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191203/k10012200911000.html

注2:ヤフーニュース“歴代最長となった安倍政権、支持する?”
https://news.yahoo.co.jp/polls/domestic/40124/result





http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/801.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 消費税増税→景気悪化→大型景気対策の場当たり政治(日刊ゲンダイ)


消費税増税→景気悪化→大型景気対策の場当たり政治
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265645
2019/12/03 日刊ゲンダイ


その場しのぎの悪辣コンビ(安倍首相と黒田日銀総裁)/(C)日刊ゲンダイ

 今だけ、カネだけ、自分だけ。バラマキ自民党政治の復活だ。

 政府が近く取りまとめる新たな経済対策について、財政支出の規模を10兆円超とする方針を固めた。今夏から秋にかけて相次いだ台風や大雨被害の復旧や、海外経済の減速による景気の下振れ対策などが柱で、前回(2016年)の経済対策(13・5兆円)に迫る追加歳出となる見通しだ。

 政府は与党と協議し、週内にも最終決定。自民党内には国が直接支出する「真水ベース」だけで10兆円規模の歳出を求める声があり、支出総額がさらに拡大する可能性もあるという。

 台風や大雨被害の復旧事業は理解できるものの、ワケが分からないのが「景気の下振れ対策」。政府は景気の先行きについて「各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される」との見解を維持していたはずだ。「緩やかな回復が続く」のに、なぜ、「下振れ対策」のカネが必要なのか。まったく支離滅裂ではないか。

「アベノミクスのエンジンを再点火する」。補正予算が大盤振る舞いの見込みになったのは、安倍首相が3年ぶりに経済対策の取りまとめを指示したためだが、補正予算は本来、「経費不足」や「予算編成後の緊急支出」が目的だろう。

 政府が「対策」の名のもとに好き勝手にカネをバラまいていたら、税収がいくらあっても足りない。今や国と地方を合わせた借金は1120兆円余りとなり、今年度の税収は、当初予算(62兆4950億円)から大幅に下方修正されることが確実視されている。3年ぶりの赤字国債増発の可能性が高まっている中で、「10兆円補正」なんて正気の沙汰じゃない。

消費税増税してからのバラマキは本末転倒だ

〈自動ブレーキなどを搭載した安全運転サポート車の購入支援〉〈就職氷河期世代の就労促進〉〈学校に1人1台のパソコン整備〉……。経済対策の政府案を見ると、どれも緊急性が高い不可欠な施策とは言えないものばかり。

 とりわけ、何の対策につながるのかサッパリ分からないのが、1人最大5000円分のポイントを付与する〈マイナンバーカードによるポイント還元〉だ。一体、今、マイナンバーカードを必要としている国民がどれだけいるのか。確たる見通しもないまま、2000億円以上のカネを投じる必要はないだろう。どう見ても経済対策じゃないのは明らかだ。

 そもそも消費税増税対策と称して10月に導入された「キャッシュレス決済によるポイント還元」だって、デタラメの極み。加盟店が増え過ぎて1日当たりの平均還元額が約12億円と想定を上回る事態に陥り、今年度予算の約2800億円では足りず、補正予算で数千億円を補填するというトンチンカンぶりだ。

 経済ジャーナリストの荻原博子氏は「要するに全ての施策がその場しのぎなのです」と言い、こう続ける。

「10兆円補正が必要になるほど、景気が悪いのであれば、なぜ、消費税増税をしたのでしょうか。増税してからバラまくなんて本末転倒ですよ。それに補正の金額だって必要な事業を一つ一つ積み上げてできたわけじゃない。やれ、10兆円だ、15兆円だという数字が先にあるから、中身のよく分からない施策が出てくる。安倍政権は日本経済をどうしたいのでしょうか」


2%はムリ(日銀・福井元総裁)/(C)日刊ゲンダイ

庶民を苦しめ、自分はお友達と贅沢三昧

「景気回復の温かい風が全国津々浦々に届き始める中で、地方の税収は過去最高となりました」

 今年の年頭所感で、安倍はこう威張っていたが、言葉通り、景気回復の温かい風が全国津々浦々に行き届いているのであれば、そもそも「10兆円補正」を組む必要は全くないはずだ。

 結局、バラマキの経済対策に踏み切らざるを得なくなった最大の原因は、安倍自身が「再点火」を口にしている通り、「アベノミクス」が失敗したからだ。

 安倍は2012年12月の第2次政権発足以降、デフレ脱却に向けて日銀の黒田総裁と二人三脚で「アベノミクス」を続けてきた。主な柱は「2%のインフレ目標」と「異次元緩和」だ。市場をカネでじゃぶじゃぶにすれば、インフレ2%は2年で達成されるという触れ込みだったが、2年どころか7年近く経っても2%は夢のまた夢。9月も0・3%のプラスとチョボチョボ。

 そうしたら、黒田は11月19日の参院財政金融委で、「21年度中に(2%のインフレ目標を)達成する可能性は極めて薄い」などと発言。つまり、9年間は達成しないと認めたわけだ。

 だが、この発言は無責任極まりない。これまでの間、黒田日銀がなりふり構わず導入した“禁じ手”のマイナス金利によって、地方銀行を中心に金融機関は青息吐息。年金・保険などの運用難も深刻化する一方だ。今さら、やっぱりダメでした、と開き直られたところで、日本経済は回復できないほど傷んでしまったのだ。経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「アベノミクスは最初から支離滅裂な政策なのですが、これがハッキリしたということを黒田総裁も認めざるを得なかったのでしょう。つまり、欧米でも指摘されている通り、金融緩和では物価上昇も経済も好転せず、むしろ副作用によって経済が傷むのです。10兆円のバラマキ補正など論外で、アベノミクスの失敗を認めて修正に入るべき。再点火などどうかしています」

長期的視点に立った戦略は何もなし

 11月29日付の日経新聞は、黒田と同様、デフレ脱却へ量的金融緩和政策を積極的に進めつつも、財政政策との兼ね合いから長期国債の買い増しに慎重姿勢だった福井俊彦・元日銀総裁の回顧録を掲載した。そこにはこうある。

〈福井総裁時の日銀は当座預金残高を増やす量的緩和政策を推進。その後、06年3月に量的緩和を、同年7月にゼロ金利をそれぞれ解除した〉

〈福井氏は長期国債購入を「着任後はもう買い増ししないとひそかに心に決めた」とした。購入額は、量的緩和を始めた前任の速水優総裁時に大きく増え月1兆2千億円ペースになっていた。福井氏の発言はその水準を増やさないとの意味だ〉

〈重ねて「長期国債を抱え過ぎて、財政政策との敷居が低くなり過ぎるリスクは避けよう(と考えた)」と述べた。国債購入が財政赤字の穴埋めと受け止められ市場が混乱するリスクと、緩和の幕引きが難しくなる点を考慮したもようだ〉

〈(福井元総裁は)「(物価上昇率)2%までなかなか行きっこない」としたうえで「日本はデフレが続き、いきなりインフレターゲットと言うと距離があり過ぎると思っていた」と話した〉

 福井元総裁の姿勢とは対照的に、年間約80兆円のペース(ピーク時)で長期国債を買い続けてきた黒田は、果たして回顧録をどう読んだのか。すでに異次元緩和の出口政策は見えない状況になりつつあるが、このまま突き進めば今以上に日本経済はメタメタになることだけは間違いない。

 米中貿易戦争や欧州経済の先行き不安、加えてアベノミクスの大失敗だ。最悪の景気状況下で、これまた愚かな安倍政権が強行したのが消費税増税10%だから国内景気が冷え込むのは当たり前。日本経済の長期的視点に立った戦略は何もない。いつもの行き当たりばったりで、「やっているフリ感」だけだ。立正大客員教授の浦野広明氏(税法)がこう言う。

「実質賃金が減り続けている中で消費税増税すれば、消費に回す家計のお金が減るのは当然です。日本のGDPの6割程度を占める個人消費が減れば、企業の収益も減り、さらに賃金が削られるという悪循環が起きる。そこで補正というわけですが、一体、いつまでこんな愚策を繰り返すのでしょうか」

 庶民を苦しめながら、自分はお友達と仲良く贅沢三昧。いい加減、早く退陣に追い込まなければ国民生活は破滅だ。
















 



http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/802.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 安倍晋三という男の人間性がむき出しになった問題の答弁! 
安倍晋三という男の人間性がむき出しになった問題の答弁!
https://85280384.at.webry.info/201912/article_30.html
2019年12月04日 半歩前へ

 「担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間等との調整を行った」ー。

 安倍晋三が2日の参議院本会議で、「桜を見る会」の招待者名簿の裁断日が、シュレッダーの予約日から2週間以上も遅れた理由についてこう答弁した。

 「桜を見る会」私物化の言い訳になぜ、障害者を持ち出すのか?

 安倍晋三という男の人間性がむき出しになった。これほど醜いことはない。自分を正当化するためには手段を選ばない。

 実際に障害者雇用の短時間勤務職員が実行したかどうか疑わしい。

 よしんば、指示されて実行したとしても、わざわざここで障碍者をクローズアップする必要はない。

 私は安倍の答弁はウソだと思っている。

 役人は保身のために、資料は必ず残しておくものだ。何か起きた時、言い逃れをするためだ。

 裁断したと言っているのは、安倍を守るための苦し紛れの官僚の答弁書の作文だと思っている。

 社会的弱者を盾にして、自己保身を図る安倍晋三。こういう人物がこの国の首相だ。






















http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/803.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 積極的に作られていた廃棄のルール/政界地獄耳(日刊スポーツ)
積極的に作られていた廃棄のルール/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201912040000156.html
2019年12月4日9時24分 日刊スポーツ


★森友・加計学園疑惑の際に公文書の破棄や改ざんが大問題になった教訓は同じ政権の中でも何一つ生かされないどころか、拍車をかけるように廃棄のルールを積極的に作っていたことが2日の首相・安倍晋三の答弁で明らかになった。首相は「桜を見る会」の今年の招待者名簿を政府が野党議員から資料要求を受けた5月9日に廃棄したことに「1年未満」としている招待者名簿の保存期間について、首相は「今後検討していく」としたものの「野党議員からの資料要求とはまったく無関係であるとの報告を受けている」と答弁した。

★野党から資料要求があった同じ日に大型シュレッダーで廃棄し、電子データについても同時期に消去したというのを隠蔽(いんぺい)以外に考えにくいと感じる国民は多いはずだが、メディアはシンクライアントとは何かすら論じず「復元しにくく」「復元不可能」と首相の答弁をすんなり受け入れた。各省庁で公文書の保存期間がまちまちだったり、課長クラスの裁可で破棄が決まるなど情報公開のルールの統一化などを図る議論を建設的にすべきだろう。

★<1>大臣・副大臣・政務官説明(総理、官房長官、副長官も含む)の際に使用した資料(秘書官への手渡しのみも含む)は、最低5年保存(例えば「決裁は保存文書なので決裁を回すときには重要部分は添付しません」というような“尻抜け”も防止)。政策立案過程を残す意味で決裁資料以前の段階のものを保存する<2>国会議員・政党(与野党問わず。秘書を含む)から受け取った資料、説明した資料も、最低5年保存。国の政策(公金たる税金の使い道)への関与の記録を残す意味であり、会計監査院の質問にも耐えうる資料。国権の最高機関の議員に行政権側がどう働きかけたかを明らかにする意味でも、政治家も官僚の口車に乗らないし、その逆もチェックできる。無論、法律で定めたこれらの保存期間に違反してシュレッダーにかければ、公務員としての懲戒はもちろん、場合によると刑法犯に。このくらい公文書管理法を一部改正して残すべき。今のところ会計監査院しか賛同してくれないか?(K)※敬称略



http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/804.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 実父の秘書官を務めていた安倍晋三首相・昭恵夫人と山口隆祥元会長との関係をよく知っている関係者の多くは、安倍晋三首相の答弁に「また大ウソをついている」と呆れ顔(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/b82c95c753633149ec4e167e2810b397
2019年12月04日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 「多人数の会合などの場で同席していた可能性までは否定しないが、1対1のような形で会ったことはない」「(元会長との)個人的関係は一切ない。妻(昭恵夫人)も面識はない」「桜を見る会が企業や個人の違法、不当な活動に利用されることは決して容認できない」―これは、安倍晋三首相が12月2日、参議院本会議場で行った答弁である。「元会長」とは、2015年春の安倍晋三首相主催「桜を見る会」に招待されていたジャパンライフの山口隆祥元会長(40年以上前にも国会招致され、マルチ商法の世界では「有名人」だった)のことである。実父・安倍晋太郎元外相の秘書官を務めていた安倍晋三首相・昭恵夫人と山口隆祥元会長との旧来からの関係をよく知っている関係者の多くは、安倍晋三首相の答弁に「また大ウソをついている」と呆れ顔である。「国際的大ウソつき首相」の本領発揮と受け止めているからだ。「マルチ商法」も含めて、金融業界に精通している通称「財務・日銀 金融の闇将軍」を名乗るミスター]は、「安倍晋三首相とジャパンライフの山口隆祥元会長とは仲がいい」と、以下のように解説する。



http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/805.html

記事 [政治・選挙・NHK267] データ8週間バックアップ「桜を見る会」の露骨な隠蔽工作(日刊ゲンダイ)



データ8週間バックアップ「桜を見る会」の露骨な隠蔽工作
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265712
2019/12/04 日刊ゲンダイ


各府省庁はきちんと推薦名簿を残している(C)共同通信社

「予定通り廃棄したもので、野党議員からの資料要求とは全く無関係」

「桜を見る会」の招待者名簿廃棄について、2日の参院本会議でこう断言した安倍首相。菅官房長官は安倍首相の答弁について「さまざまな質問に丁寧に答えた」と評価したが、とんでもない。説明を精査すると露骨な隠蔽工作が透けて見えるからだ。

 内閣府によると、「桜を見る会」の電子データは、紙を廃棄した5月9日の前後、同7〜9日に削除された。共産党の宮本徹衆院議員が「桜を見る会」に関する資料を要求したのと同時期だったため、「わざとではないか」と問題視されている。

 安倍首相は本会議で隠蔽の意図を否定。内閣府に導入されているデータ管理システム「シンクライアント方式」を理由に「バックアップの保存期間を終えた後のデータは復元不可能」と明言した。

 だが、「シンクライアント方式」のバックアップ期間は最大で8週間。つまり、宮本氏が資料を要求した時点ではバックアップデータが残っていたのだ。にもかかわらず、内閣府は5月21日に衆院財務金融委員会で「(桜を見る会の)資料が残っていない」とスットボケ、招待者名簿について「もう既に開催が終わったので破棄した」と、まだ存在していた資料を「ない」と言い張っていたのだから悪質だ。

 資料廃棄が「資料要求と無関係」ならば、「隠している」との疑念を持たれないように宮本氏にバックアップデータを復元させて提示すればよかったはず。「破棄した」とシラを切ったのは絶対に桜の資料を表に出したくなかったからに違いない。

「国民を欺く行為」

 あらためて宮本氏がこう憤る。

「内閣府は電子データの管理について説明すればするほど、墓穴を掘っています。いったい何のためにバックアップしているのでしょうか。『破棄した』と答弁した時点で、招待者名簿や推薦依頼文書のデータが残っていたのだから、出せない理由はありません。真相を闇に葬ろうとしたということでしょう。国会を欺く行為ですよ」

 内閣府はとうとう、3日の野党ヒアリングで「バックアップデータが公文書なのかどうか」とトンデモ発言まで繰り出した。

 こんな詭弁がまかり通るなら、政府内で保管されている資料は紙媒体以外、公文書でなくなってしまう。データを廃棄したとウソをついても平気の平左――。安倍政権はどこまでこの国を劣化させれば気が済むのか。










http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/806.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 安倍「担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間の調整」最低な言い訳(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/12/post-e7c731.html
2019.12.04


ここまで来てもまだ言い訳をしている。

もうすでに、完全に詰んでいるのにいまだに言い訳に終始している安倍と菅。

見っともないと思わないのだろうか。

しかもシュレッダー待ちだったのは障害者雇用の職員のせいにしている。

例えそうであったとしても、絶対に言ってはいけない言い訳だが、心無い答弁を平気でする安倍首相。

やっぱり人の気持ちが分からない人がトップだと、悪い事は人のせい、良い事は自分の手柄で、いつもこの調子だ。

「障害者職員」理由にするのは「最低最悪の言い訳」? シュレッダー問題、安倍首相答弁に批判も  
           12/3(火) 19:21配信  J-CASTニュース

>「桜を見る会」の招待者名簿の裁断日が、シュレッダーの予約日から2週間以上も遅れた理由について、安倍晋三首相は2019年12月2日の参議院本会議で「担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間等との調整を行った」ためと述べた。

良く国会の場で、こんな言い訳が言えたものだ。

安倍首相の答弁の仕方だと,障がい者だからシュレッダーが遅れたみたいな言い方で、公の場で出す話ではない。

桜を見る会の名簿を出せと言えば、個人情報だと言って拒否しているのに、こうも簡単に個人情報を公の場で披露する安倍首相は、人権意識は持っているのか。。

恥ずかしい政治のトップだ。

菅は菅でルールに則ってと言うが、そもそも反社も顔負けの自分たちが勝手に自分たちの都合のよいルールに変えて、これがルールだと宣言しているだけじゃないか。

公文書をバックアップも取らず1年で廃棄する国がどこにあるのか。

しかも、復元できるか調査をしないのかと記者に問われたら、即座に「しません」

絶句するしかない。

政府の人間は公文書を残すという意味から言っても、あんな発言はできない。

それがこの政権だと、子供のような言い訳でもごり押しして正当化してしまう。

いつまでこんな政治の無法を許していくのか。

後世の人が政治を検証をしたら、安倍政権の時にだけ文書やデータが改ざんされたり、ねつ造されたり、挙句の果ては破棄されたりと不正がてんこ盛りでビックリするだろう。

この時代から日本の落日が始まっていく予感がする。

いったもん勝ち、不正をしたもん勝ちの社会は、一朝一夕には変えられない。

安倍も菅もものすごい罪深いことをやって来たという自覚はあるのかしらん。。



http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/807.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 中村哲医師が死亡 アフガンで銃撃受け 右胸に銃弾 政治テロかは不明 
中村哲医師が死亡 アフガンで銃撃受け 右胸に銃弾 政治テロかは不明
https://mainichi.jp/articles/20191204/k00/00m/030/160000c
毎日新聞 2019年12月4日 17時34分(最終更新 12月4日 21時00分)


「ペシャワール会」代表で医師の中村哲さん=東京都千代田区で2016年6月21日、内藤絵美撮影

 アフガニスタン東部ナンガルハル州の当局者によると、州都ジャララバード近郊で4日朝、現地で農業支援などに取り組んでいる福岡市のNGO「ペシャワール会」現地代表で医師の中村哲(てつ)さん(73)が乗った車が武装集団に襲撃された。中村さんは負傷し、病院に搬送された後に死亡した。州当局者によると、運転手のアフガニスタン人男性ら一緒にいた5人も全員死亡したという。犯行声明は出ていない。

 同会などによると、銃撃があったのは現地時間の4日午前8時(日本時間同日午後0時半)ごろ。中村さんはオフィスと宿舎があるジャララバードから約25キロ離れた、かんがい用水事業の活動現場まで四輪駆動車で移動中に何者かに襲われたという。中村さんは右胸に銃弾を受け、搬送先の病院で緊急手術を受けたが、その後、首都カブール北方のバグラム米空軍基地に運ばれる途中で死亡した。

 州当局者によると、中村さんと共に襲撃されたのは運転手1人、ボディーガード3人と労働者とみられる乗客1人の計5人で、襲撃を受けた現場でほぼ即死の状態だったという。日本人は中村さん以外にいなかった。

 4日に福岡市の事務局で記者会見した同会の福元満治・広報担当理事は、襲撃の背景について「単純な物取りか政治的なものかは分からない」と述べた。一方、旧支配勢力タリバンのムジャヒド報道官は4日、「襲撃には関与していない。この団体(ペシャワール会)は復興に関わっており、タリバンと良好な関係を持っていた。(この団体の)誰も標的ではない」とコメントした。

 中村さんは福岡市生まれ。1973年に九州大学医学部を卒業した。国内の病院勤務を経て、84年にパキスタンで医療支援を始め、アフガニスタンへ拠点を移した。医療活動の一方、2003年からは深刻な干ばつで苦しむ同国東部で用水路建設を開始。年間の半分以上は現地に滞在し、農業振興に取り組んでいた。同年には「アジアのノーベル賞」とも言われるマグサイサイ賞(平和と国際理解部門)を受賞した。今回は11月16日に一時帰国し、29日に現地に向かったばかりだった。

 ペシャワール会の活動では08年8月にも、アフガニスタン東部で農業支援をしていた伊藤和也さん(当時31歳)が武装集団に拉致、殺害された。【佐野格、石井尚、ニューデリー松井聡】

ペシャワール会


用水路の建設に携わる中村哲さん(左)=アフガニスタン東部のカマ郡で2008年(ペシャワール会提供)

 中村哲医師のパキスタン北西部ペシャワルでの医療活動を支えるため、1983年に結成した国際NGO。現在はアフガニスタンの診療所で年間約5万人に無償医療を提供する。飲料水や農地復興のため、2000年代からアフガン東部で日本の伝統工法を採用した用水路(全長25キロ)の建設に取り組み、10年に完成させた。事務局は福岡市。

過去の日本人襲撃事件

 紛争が続く中東などでは、2008年にアフガニスタンで中村哲さんと同じNGO「ペシャワール会」のスタッフだった伊藤和也さん(当時31歳)が武装集団に殺害されるなど、日本人が襲撃される多くの事件が起きている。

 伊藤さんは農業支援をしていたアフガニスタン東部で08年8月に武装集団に拉致、殺害された。

 イラク北部ティクリート近郊では03年11月、奥克彦大使(同45歳)と井ノ上正盛1等書記官(同30歳)が乗っていた車が銃撃され、いずれも死亡。04年10月にはイラクを旅行中だった香田証生さん(同24歳)が武装勢力に人質として拘束され、殺害された。

 北アフリカのアルジェリアでは13年1月、天然ガス関連施設でプラント建設大手「日揮」の日本人社員ら多数の外国人がイスラム武装勢力に拘束され、日本人10人が死亡するなど多くの死傷者が出た。

 16年7月にはバングラデシュの首都ダッカでイスラム過激派がレストランを襲撃。国際協力機構(JICA)の事業で現地に赴いていた日本人7人を含む22人が殺害された。【樋口岳大】

海外で日本人が巻き込まれ死亡した主な事件(年齢・肩書は当時)


地図を示してアフガニスタンの干ばつ状況を説明する中村哲さん=福岡市中央区春吉1のペシャワール会事務局で2018年11月16日、中村敦茂撮影

■2002年10月 インドネシア・バリ島の爆弾テロで日本人夫婦を含む観光客ら200人以上が死亡

■2003年11月 イラクで奥克彦さん(45)ら日本人外交官2人が殺害される

■2004年10月 イラク旅行中の香田証生さん(24)が拉致、殺害される

■2005年10月 インドネシア・バリ島の同時爆弾テロで旅行中の大学職員、川崎昭雄さん(51)を含む約20人が死亡

■2008年 8月 アフガニスタンで「ペシャワール会」スタッフの伊藤和也さん(31)が拉致、殺害される

■2008年11月 インド・ムンバイの同時多発テロ事件で、出張中の会社員、津田尚志さん(38)を含む160人以上が死亡

■2013年 1月 アルジェリアの天然ガス関連施設が襲われ、プラント建設大手「日揮」従業員ら日本人10人が死亡

■2016年 7月 バングラデシュ・ダッカのレストランが襲撃され日本人7人を含む22人が死亡


銃撃され中村医師が死亡 アフガニスタンで人道支援(19/12/04)

2019/12/04 ANNnewsCH

アフガニスタンで人道支援を続けている医師の中村哲さん(73)が、現地で銃撃を受けて死亡しました。現地の州政府高官が明らかにしたものです。

 アフガニスタンで4日、福岡市のNGO(非政府組織)「ペシャワール会」の現地代表の医師・中村哲さんが現地を車で移動中、何者かによって襲撃されました。

 ペシャワール会:「中村は右胸に銃弾を1発受けたと、受けた直後、意識はあったということで、その後、ジャララバードの病院に移送されて、そこで手術を受けていると、とりあえず命に別状はないと聞いております。ドライバーは33歳、まだ若い青年ですけど、彼が被弾して亡くなったという知らせがきています」

 中村さんは長年、アフガニスタンで農業用水路の建設などの復興に携わっています。事件当日は朝、宿舎から作業地へ移動中に襲われたとみられます。

 ペシャワール会:「襲撃者については、単なる物とりの強盗なのか政治的な意図を持った人たちであるのか分かっておりません。武装したガードがついて移動するというふうになっており、毎回、経路を変えながら移動すると、セキュリティーについては常に神経を使っております」

 中村さんたちは、2000年から大干ばつが起きていたアフガニスタンで約1600本の井戸を掘りました。また、農業用水の建設なども中村さんが先頭となってやっていました。
 ペシャワール会の会見:「中村、73歳ですけれども、現場に出ております。ドクターですけれども、ただ指示を与えるだけでなく、土木作業も先頭に立ってやってきております」

 アフガニスタンに広がる田畑。これらは中村さんらの存在なしには成し得なかったものです。現地の人たちにも尊敬されていた中村さん。アフガニスタンの大統領から市民賞を授与されました。


「信頼関係が一番大切」 中村哲さんが遺した言葉






http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/808.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 徹底抗戦で撃沈!<本澤二郎の「日本の風景」(3514)<安倍の功労者リスト=ポチの仲間+狼も>
徹底抗戦で撃沈!<本澤二郎の「日本の風景」(3514)
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12552500324.html
2019-12-04 02:33:40 honji-789のブログ


<安倍の功労者リスト=ポチの仲間+狼も>

 850人の安倍晋三と昭恵の功労者招待リストに国民の関心が集まっている。幕引きなんて御免こうむりたい。アベ田布施の一族を、どうしても露見させることができない理由はわかりきっている。判明すればお陀仏するからだ。ここは徹底抗戦で、田布施丸を撃沈するほかない。国の功労者は真っ赤な嘘だ。ポチの仲間だけではない。間違いなく人食い狼もたくさん交じっている。攻める野党に、民意が支援している。

<女性など人間を食い物にする不逞の輩も>

 筆者の憶測を交えて分析すると、田布施リストには、魅力的な女性や小金持ちに襲い掛かる不逞の輩がいる!

 国費で招待したリストを、こともあろうに「破棄した」などと、とぼけたような抗弁しか、手の打ちようがない点からしても、主権者である国民は、なんとしても見たい、知りたい。それだけの価値ある政府招待リストなのだから。国民の所有物であって、破棄など論外である。コンピューターをいじくりまわせば、必ず出てくるだろう。

 野党の徹底抗戦で、権力を私物化してきた証拠をつかみ、それをつまびらかにしたい。

<逃がすな一茶(国民)ここにあり>

 悪政の数々を繰り広げてきた安倍晋三内閣も、年貢の納め時であろうことを、主権者も認識している。

 戦争三法にカジノ法と10%消費税に対して、平和を愛する多数国民、子供を持つ親たち、無数の庶民は、シンゾウに欺かれて怒り狂っている。だれか異論があるだろうか。

 招待リストの中には、言論の自由を封殺する悪魔の似非言論人も交じっているわけだから、ジャーナリストの関心も強い。暴政の存続に手を貸して、報酬を手にする悪魔にも興味があるようだ。

 「逃がすな一茶ここにあり」である。

<首に鈴をつける輩は自民党、それとも格好だけの公明党か>

 このような事態は、今世紀始まって以来の不祥事に違いないが、解散に追い込めれば、野党は100点満点である。それを恐れる政府与党は、悪党の首に鈴をつける人物が現れて、傷を少しでも浅くするものである。

 今回はだれか、官邸なら麻生太郎だろうが、この人物も困ると潜水艦で逃亡してしまう。自民党にいるだろうか。二階にそんな器用な真似はできない。

 石破はどうか。野党が石破を擁立して、自民党を分裂させる方法もあるが、クリスチャンでは、三木武夫のような決断は無理か。岸田は、さんざん安倍にすり寄って、リベラルを放棄した、無責任な政治屋に成り下がって期待薄である。

 残るは、連立を組む駄目な信濃町ということになる。

 戦争三法を強行した太田ショウコウは、安倍の腰ぎんちゃくで毒饅頭を食らった、と政界雀のもっぱらの採点である。同じく山口那津男にも同じような評価が出てしまっている。無理だろう。

<勝負師は小沢一郎かな>

 俗人は、自民党と公明党のてっぺんから足底まで知り尽くしている、小沢一郎の采配に、ここは注目するほかないのかもしれない!

 小沢は、官邸と自民党の金庫に詳しい。過去に公明党の市川雄一から、信濃町の奥座敷の様子を聞き出している?

 枝野も志位も、小沢ととっくり話し合ってみてはどうか。しかし、時間は迫っている。急がねばならない。解散に追い込めば、野党一本化で一発逆転目前である。

 冬枯れの桜の散り際を、とくと見聞させてくれれば、政治家最後の花を咲かせることもできる。筆者なら、志位を法務検察の大改革の中心に据えてみたいのだが。永田町の大掃除ができるだろう。

 悪党を豚箱に入れるしか、この国の改革は進行しない。

2019年12月4日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/809.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 亀井氏が山本太郎氏に期待 『月刊日本』12月号で 高橋清隆の文書館
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2023085.html

 金融相などを務めた亀井静香前衆院議員が保守系言論誌『月刊日本』12月号で、れいわ新選組の山本太郎代表を「相手の胸にどんどん言葉が飛び込んでくる演説をする」「思い切りもいい」などと評価し、政権交代の切り札として期待を示した。

 発言は小沢一郎衆院議員(国民民主党)との対談の中で出てくる。「安倍から政権を奪取する!」という主題で、相次ぐ閣僚辞任や経済の低迷、台風被害への対応などをめぐる安倍晋三首相の政権運営を批判。財政収支に縛られない積極的な国債発行の必要性を共に唱えた後、矛先は政権を奪う気のない野党に向けられる。

 亀井氏は玉木雄一郎・国民民主党代表の名前を出し、「あれは野党の質問じゃない」などと品格を保ちながらの予算委員会での追及を指弾。「玉木がしっかりしないようだったら、リーダーをあいつに変えたらいいよ」と小沢氏に向ける。

小沢 誰?
亀井 ちょっとおっちょこちょいだけど、山本太郎。
小沢 僕は彼とずっと一緒にやって来たけど、とても良い男ですよ。

 山本氏と政党を共にした小沢氏が彼の長所を挙げ、「国民にもウケると思いますね」と続けると、亀井氏は「ウケるね。思い切りもいい」「山本は本当に国民的人気が出ると思うな。彼は相手の胸にどんどん言葉が飛び込んでくる演説をするんですよ」と持ち上げた。

 玉木・山本両氏の評価を交換した後、亀井氏は「(玉木氏が)シャンとしない場合はしょうがない、山本太郎という養子を迎えるんですよ」と提案。桶狭間の戦いで今川義元を破ったときの織田信長になれと小沢氏を鼓舞すると、小沢氏も「年内までに必ず一つの政党をつくる」と宣言する。

 対談は次のように締めくくられた。

亀井 今の野党に必要なのは、小沢さんが腹を決めて突撃することですよ。だから右大臣玉木雄一郎、左大臣山本太郎で、こいつらを左右に従えて突撃すればいい。そうしたら天下取れるわい。その暁には私が団扇でも仰いであげますよ(笑)
小沢 ハハハ(笑)

 なお、この対談は10月31日に収められている。

■関連サイト
http://gekkan-nippon.com/
http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/810.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 腐臭芬々たる安倍自公政権を倒すには。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/12/blog-post_85.html
12月 03, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<安倍晋三首相は二日の参院本会議で、二〇一五年に首相主催の「桜を見る会」に招待され、悪質なマルチ商法を展開していた「ジャパンライフ」の山口隆祥元会長について「個人的な関係は一切ない」と話し、面識を否定した。廃棄したとしている招待者名簿の電子データについては「復元は不可能」と語った。九日に閉会する予定の今国会で、首相の答弁はこの日が最後となる見通し。首相は数々の疑惑について説明責任を果たさず幕引きを図る。 (川田篤志)

 元会長は、首相らの推薦枠で招待されたことが内閣府の内部資料で判明している。首相は元会長とは「多人数の会合で同席した可能性は否定しないが、一対一で会ったことはない」と強調。妻の昭恵氏とも面識はないと説明した。同社が桜を見る会の招待状を、会社の信用を高めるために利用していたことは「容認できない」と語った。

 内閣府が今年の招待者名簿を、共産党議員から資料要求があった日と同じ五月九日にシュレッダーで廃棄したことについて、首相は資料要求に先立つ四月二十二日に廃棄の予約が入っていたと説明。廃棄により隠蔽(いんぺい)を図ったとの指摘に「資料要求とは全く無関係だ」と反論した。

 首相は、桜を見る会を廃止する可能性について「現時点で考えていない」と否定した。招待者が増加し、支出額が予算を超過したことについて「支出の詳細は承知していなかったが、結果的に望ましいものではなかった」と陳謝した。

 コンピューターの管理に詳しい上原哲太郎・立命館大教授(情報セキュリティー)は本紙の取材に、データ削除後も一部の細かいデータがサーバーに残っている可能性を指摘する一方、削除から半年以上が経過しているため「復元はかなり難しい」と話した>(以上「東京新聞」より引用)


 会期切れによる「逃げ切り」を許してはならない。本来なら安倍内閣がスッ飛んでいてもおかしくない「モリ、カケ」疑惑を「隠蔽」と「大嘘」で乗り切った安倍自公政権にとって、「桜を見る会」の私物化などなんでもないことだろう。

 文科省の「共通テスト」改革と称する民間試験導入も元・文科大臣の利権獲得に過ぎなかった、という実態がバレバレになっても、腐臭芬々たる自公政権にとって大した痛手でもなかった。しかし、国民がこうした政界が異常事態だという自覚まで失ってはならない。

 そのためには政権交代することだ。官僚たちも「政権交代」が当分(自分が官僚である間は、という意味での「当分」だが)ないから、安倍官邸に忖度した方が「得策」だと考えているのだろう。浅ましい限りだが、いかに怒り心頭でこのブログを書いたところで「豆の歯ぎしり」に過ぎない。

 官僚たちを公務員倫理に目覚めさせるには政権交代しかありえない。後退すればすべての「隠蔽」や「大嘘」が暴かれる。しかし安倍自公政権が長寿を謳歌しているのは「安倍自公政権に代わる野党がいない」と国民が思っている、いうマスメディアの宣伝が効いている。

 野党は存在するし、政権交代を二度も果たして小沢一郎氏は未だに政界で活躍中だ。彼の下に野党が結集すれば鬼に金棒だ。掲げる旗印は「国民の生活が第一」の政治で、政策は経済成長と「反・グローバリズム」だ。

 日本を国民の手に取り戻すためには米国の1%のハゲ鷹たちとその国内の手先たちに叩き売っている安倍自公によるグローバル政策を反転させなければならない。まず第一に廃止された主要穀物種子法を復活させ、日本国民が口にする主要穀物の種子開発を再び政府主導で行わなければならない。そしてなし崩しに大量輸入されている遺伝子組み換え食品の安全性の確認作業を官・民共同で行うべきだ。

 そうすると米国穀物メジャーがトランプ氏に縋りつくだろうが、その圧力を敢然と撥ね付けて日本国民に食糧安全保障は喫緊の問題だ、と日本の国家と国民の存続をかけて渡り合わなければならない。そうした重大局面で日本の国益を主張できる度量のある政治家は現在の日本の政界を見渡して小沢一郎氏以外の誰がいるだろうか。

 もちろん日米安全保障の問題もあるし、軍拡路線で牙を剥く中共政府とも渡り合わなければならない。米・中のいずれが世界の覇権を握るかが問題ではない。いずれの国であろうと軍事力で他国や他民族を抑圧し侵略することは許されない。そうした民族自決の大原則で外交を展開できる政治家も小沢一郎氏しかいないだろう。

 安倍自公政権に代わる野党がいないのではない、小沢一郎氏を野党の柱に押し立てて安倍自公政権を倒す覚悟を決めた国会議員が少ないだけだ。野党国会議員は小沢一郎氏の許に結集すべきだ。そうすれば国民・大衆も支持するだろう。必ずや、明日の政治は代えられる。



http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/811.html

記事 [政治・選挙・NHK267] 今国会最大焦点日米FTA承認を黙認した野党(植草一秀の『知られざる真実』)
今国会最大焦点日米FTA承認を黙認した野党
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-8b6500.html
2019年12月 4日 植草一秀の『知られざる真実』


臨時国会最大の焦点である日米FTA(自由貿易協定)批准案が参議院本会議で可決され、承認された。

安倍自公の与党が議会多数を握っており、もとより野党が批准案成立を阻止することは容易でない。

しかし、日本の主権者の命と健康。そして暮らしに重大な影響を与える協定である。

十分な審議を行うことが必要であった。

野党はこの臨時国会での協定批准を阻止することが不可能ではなかったと思われる。

「桜を見る会」に関する安倍首相の疑惑が浮上し、安倍首相に対して国会での説明責任を果たすことを求めることができたはずだからだ。

安倍首相は疑惑を持たれた議員は、内閣の一員であってもなくても、与党と野党の区別なく、しっかりと説明責任を果たすことが求められると繰り返してきた。

その安倍首相が自分自身に重大な疑惑をかけられたのである。

選挙区の有権者に対する利益供与、飲食の饗応は公職選挙法に抵触する違法行為である。

政治団体が収支報告を怠れば虚偽記載や不記載となり、政治資金規正法違反となる。

首相辞任は無論のこと、議員辞職や場合によっては逮捕、起訴に至る可能性のある重大事案である。

当然のことながら、野党は安倍首相が出席する予算委員会での集中審議を求めるべきだった。

与党がこれに応じなければ、すべての審議に応じないとの強い姿勢で対応するべきだった。

与党は野党要求を無視して与党単独で審議を進めるかも知れない。

しかし、そのとき、主権者の批判が向かうのは野党陣営ではなく与党陣営ということになる。

とりわけ、自民党のトップとして国会での審議の場設定を阻止する安倍首相に批判が向かうことは当然のことだ。

野党が審議を拒否するなかで日米FTA批准案を与党単独で議決し、承認した場合、主権者全体に重大な影響を与える協定を、野党の審議拒否のなかで採決強行した与党に対して極めて強い批判が生じることは間違いない。

議会の少数勢力が議会審議において影響力を発揮するための手法はさまざまにある。

審議拒否はその手法のひとつであって、一概に否定されるべきものでない。

野党がこのような手法を駆使しない限り、与党の横暴を抑制できない場合には、野党は効果的に抵抗の手法を活用するべきだろう。

ところが、議会野党勢力の中核を占める立憲民主党と国民民主党は十分な抵抗を示さなかった。

今国会での最重要議題である日米FTAが会期内に承認されるよう、最大の協力をしたと言っても過言ではない。

この日米FTAに重大な問題がある。

そもそも、日米FTAは安倍首相の国会答弁と完全に矛盾する存在である。

安倍首相は国会で「日米FTA交渉には応じない」ことを繰り返し表明してきた。

ところが、米国のトランプ大統領から指令を受けると、一切の抵抗を示さずに日米FTA交渉に応じた。

野党勢力は、まず、過去の安倍首相の国会答弁との整合性を追及するべきだった。

この問題は、2016年末に国会で大論議のあったTPP12承認案審議の延長線上にある。

安倍首相はTPP12を確定するために批准を急ぐのだとした。

TPP12が確定されれば、米国がTPP12から離脱する場合には、TPP12の発効はなくなる。

そして、米国はTPP12から離脱した。

ところが、安倍内閣は確定したはずのTPP12改変の先頭に立った。米国がTPP12から離脱してもTPPを発効できるようにした。

そして、日本の国益を失うかたちで米国抜きのTPP11合意を制定し、その発効に突き進んだ。

挙句の果てに、米国の要求に抗うことなく日米FTA交渉に突き進んだ。

その日米FTAでは日本から米国への自動車および自動車部品の関税撤廃も消滅した。

このような言語道断の対応を示してきた安倍内閣の行動を野党は厳しく追及するべきだ。

ところが、現実には、立憲民主党と国民民主党が日米FTA批准に協力したと言える。

安倍政治に抗する主権者は、この現実を踏まえて、今後の対応を全面的見直す必要があるだろう。

野党のなかに「隠れ与党勢力」と「たしかな野党勢力」が同居している。主権者が選択するべきは、「たしかな野党勢力」との連帯であり、「隠れ与党勢力」との訣別ではないだろうか。




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