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2020年1月24日00時10分 〜
記事 [政治・選挙・NHK269] 安倍首相の墓穴答弁で判明 桜名簿「確実に存在する」根拠(日刊ゲンダイ)
 

 


安倍首相の墓穴答弁で判明 桜名簿「確実に存在する」根拠
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268007
2020/01/23 日刊ゲンダイ


ちゃんと保管されていた「桜」文書(左)と墓穴を掘った安倍首相(C)日刊ゲンダイ

 疑惑続出の「桜を見る会」を巡って、招待者名簿を「廃棄した」と内閣府は強弁し続けてきたが、安倍首相の「墓穴答弁」で状況は一変。やっぱり、招待者名簿は確実に残されていることがほぼ判明した。

  ◇  ◇  ◇

 内閣府はこれまで、招待者名簿について「紙」の資料はシュレッダーにかけ、電子データも削除したと怪しい主張を展開してきた。対する野党は、電子データの削除を示すPC上に残された「ログ(履歴)」の開示を要求。内閣府はかたくなに開示を拒否し続けてきた。

 ところが、22日の衆院本会議で安倍首相がやらかした。

 代表質問に立った立憲民主党の枝野幸男代表が改めてログの開示を要求すると、安倍首相は「(ログの)内容を明らかにすれば、(第三者によるPCへの)不正侵入を助長する恐れがあり、開示することはセキュリティー上の問題がある」と珍答弁。SNSでは〈ありえないw〉〈そんな嘘には騙されない〉といった意見が飛び交っている。

専門家は「黒塗りで出せば問題ない」

 ログ開示は本当にセキュリティー上、問題があるのか。ITジャーナリストの井上トシユキ氏の見立てはこうだ。

「ログは、メモリーに保存されているPCの過去の『動作記録』です。検索すると〈〇年×日 △時◇分 delete〉といった形で画面にズラッと表示されます。一般的には、個人情報やメールアドレスなどが特定されるような情報は表示されません。仮に表示されたとしても、黒塗りで隠せば問題はないはずです。

 内閣府はデータをサーバーで一元管理する『シンクライアント方式』を採用しています。サーバーから個人端末にデータを呼び寄せて作業する場合、安全性の観点から端末のインターネットを切断し、オフライン状態にして利用するのが一般的。そういった運用をしているのなら、そもそも不正侵入される経路はないのではないでしょうか」

 22日の野党追及本部では、国民民主党の原口一博国対委員長が内閣府の担当者に「現物を出せないなら、ログを見て、いつ廃棄したのか私に教えてくれるだけでもいい」と発言。野党は必ずしもログそのものの開示を求めているわけではないのだ。

 ちょっと確認すれば済む話なのに、かたくなに「開示拒否」にこだわるのは、廃棄したことを示すログ自体が存在しないからに違いない。つまり、名簿の電子データは廃棄されず、しっかり保存されている可能性が高いのだ。

 実際、「なかった」はずの「桜」関連文書がちゃんと保存されていたケースが相次いでいる。21日には、桜を見る会の2011〜13年開催分の決裁文書が存在していることが発覚。13〜19年開催分の招待者数や内訳を示した文書が残されていることも分かった。これらの文書は各年ごとにまとめられ、厚さ10〜15センチのファイルにとじられており、内閣府官房総務課の一室に置いてあったという。おびただしい数の「桜」関連文書が残っているのに、招待者名簿だけ「存在しない」とは、どうみたって不自然だ。

 安倍首相の墓穴答弁で名簿が残されていることはハッキリした。野党は内閣府の一室に乗り込んで捜しに行った方がいい。

【写真特集】40カット一挙公開 疑惑の2019年「桜を見る会」
【写真特集】2018年「桜を見る会」では総裁3選“支持固め”疑惑が








http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/189.html

記事 [政治・選挙・NHK269] <どろっどろ、凄いわ!>首相の地元を歩く 「安倍か林か選べ」 下関で苛烈な自民の政争 「桜」前夜祭の参加者倍増を招いた市長選/前編(毎日新聞)





首相の地元を歩く
「安倍か林か選べ」 下関で苛烈な自民の政争 「桜」前夜祭の参加者倍増を招いた市長選/前編
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200122/k00/00m/010/274000c
毎日新聞 2020年1月23日 07時00分(最終更新 1月23日 21時30分)


地元後援会の新春の集いで支援者らと乾杯する安倍晋三首相。右は妻昭恵氏=山口県下関市で2018年1月8日午前11時54分、竹内望撮影

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」と、その前日に開かれた安倍首相後援会主催の「前夜祭」には安倍首相の後援者らが多数参加していた。山口県下関市にある首相の地元事務所は、この二つをセットにしたツアーを組んで参加者を募っており、前夜祭の参加者は2019年までの5年間で約400人から約800人に倍増したことが、これまでの取材で分かっている。首相はなぜ、公職選挙法違反の疑いすら指摘されるような後援者の「接待」を拡大させてきたのか。地元を歩くと、自民党内の激しい政争が浮かび上がってきた。2回に分けて報告する。【大場伸也/統合デジタル取材センター、佐藤緑平/下関支局】

 安倍首相のライバルである林芳正・元農相(自民党参院議員)が「新春の集い」を開くのに合わせて、私たちは1月11〜13日の3日間、下関市内で集中的に取材をした。

 安倍首相は衆院山口4区(下関市、長門市)の選出である。林氏は県全域が選挙区の山口選挙区の選出だが、やはり下関市を地盤としており、地元政界を巻き込んだ勢力争いが長い間続いてきた。その構図や林氏の「集い」については後編で詳しく書きたい。


橋とトンネルで結ばれている関門海峡。公園には平知盛の像が立つ=山口県下関市で2016年4月14日、田鍋公也撮影

誰もが「匿名ぞ、匿名ぞ」

 印象に残ったのは、関係者の口が一様に重かったことだ。事前にアポイントを取った人、「アポなし」で直接会いに行った人、合わせて十数人に話を聞くことができたが、ほとんどの人に実名での証言を断られた。

 しかも、桜を見る会の詳細について尋ねると、「かん口令が出ている」「言わないことになっている」と言葉を濁す人が多かった。あえて人目につかない郊外の喫茶店を面会場所に指定してくる議員、「(自分の発言は)匿名ぞ、匿名ぞ」と何度も確認する社長……。何度電話をかけても出てもらえず、自宅を訪ねてようやく玄関先で短く話を聞けた人もいた。

 しかし、匿名の証言をつなぎ合わせると、「前夜祭」について、安倍首相のこれまでの説明とは違う実態が浮かび上がってきた。


ホテルニューオータニ東京=東京都千代田区紀尾井町で2018年2月28日午後1時6分、岩嶋悟撮影

“会費制”前夜祭「払ってない」

 まず、前夜祭の何が問題になっているのかを振り返っておきたい。

 19年の前夜祭は桜を見る会の前日の4月12日、ホテルニューオータニ東京(東京都千代田区)の「鶴の間」で開かれた。参加者によると、立食形式のパーティーでアルコールは飲み放題。銀色のプレートにはオードブルや炒め物、パスタなどが並び、シャンソン歌手の歌の披露もあった。

 安倍首相は5000円の会費制だったと説明しているが、安すぎるとして野党は「安倍事務所が差額を補塡(ほてん)したのではないか」と追及してきた。補塡していれば、公職選挙法が禁じる有権者への寄付にあたる可能性がある。首相の関連政治団体の政治資金収支報告書にこの前夜祭の記載がないことが、疑惑をさらに深めている。

 これに対し、首相は国会や記者団に「受付で安倍事務所の職員が1人5000円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手交し、集金したすべての現金をその場でホテルに渡した。受け付けの際には、ホテル側職員も立ち会っていた」と説明してきた。

 安倍事務所の職員は集金を代行しただけで、後援会にお金の出入りはないので政治資金収支報告書への記載は不要だという主張だ。

 実際はどうだったのだろうか。19年の前夜祭に参加したという複数の人物から、次のような証言が得られた。

 「妻の分を払わず会場に入ってしまった」

 「受付にいたのは5人前後。あれで何百人もの参加者をさばけるとは思えない。私は領収書をもらったが、会費を払ってない人は多いのでは」

 領収書の名義はホテルニューオータニの運営会社「株式会社ニュー・オータニ」となっていたという。

 前夜祭は過去、ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区)で開かれたこともある。第2次安倍政権で何度か前夜祭に参加したという男性は、どちらのホテルでも「これまで領収書をもらった記憶はない」と断言した。「受付に立っていたのは安倍事務所の人など知っている人ばかり。10人もいなかった。名簿のチェックもなかった。ホテルの人はいなかったですね」

 こうした話からは、本当に参加者全員から会費が集められていたのかという疑問が浮かび上がる。

3350票差の「代理戦争」

 そして多くの人が語ったのは、前夜祭の「変質」だ。

 何度か前夜祭に参加したことがあるという男性は「参加が増えたのは、この2、3年」と話した。「昔は地区の世話人など知っている人ばかりで静かな雰囲気だったのに、最近は家族連れとか一族で来る人とか、とにかく騒々しくなった」

 この2、3年で何があったのか。

 「17年の下関市長選がきっかけだと思います」と話すのは、田辺よし子・下関市議(無所属)だ。田辺氏は桜を見る会や前夜祭の参加者への聞き取り調査を続けている。「市長選に協力してくれた『ご褒美』と、次の市長選、市議選に向けた安倍派の票固めのために桜を見る会が利用されたんじゃないでしょうか」

 17年3月12日の市長選では、安倍首相の元秘書で下関市議だった新人、前田晋太郎氏が3選を目指した現職の中尾友昭氏を破って初当選した。大学卒業後、安倍首相の秘書を7年半務めた前田氏は当然「安倍派」である。これに対し、ふぐの卸売りで知られる「下関唐戸魚市場」元専務の中尾氏は林元農相の系列だ。

 田辺氏の見立てを裏付けるように自民党関係者の一人はこう語った。

 「前田市長を推したメンバーが19年の桜を見る会と前夜祭に大量に招かれた。お気に入りのホステスを『桜を見る会に連れて行ってやるよ』と口説いていた有力者もいたと聞いている」

 内閣府が1月21日に国会に示した桜を見る会への招待者数の内訳によると、首相の推薦枠が含まれる「各界功績者(総理大臣等)」は、17年は7595人だったが、18年は9494人に増えた。それまでも増加傾向だったが、1899人も増えたのは初めてで、19年も8894人とほぼ同じ規模だ。

 17年の市長選はわずか3350票差の激しい戦いだった。地元では「安倍・林の代理戦争」と呼ばれ、地元の自民党支持者の間に深い亀裂を生むことになった。「それまで下関で『安倍か林か選べ』みたいなことはなかった。あの市長選で初めて踏み絵を踏まされることになった」と複数の市議は振り返る。

 安倍氏は衆院、林氏は参院というすみ分けができていたため、下関市の自民党支持者には両方の後援会に入っている人も多いという。そのため、自民党下関支部は、安倍首相に近いとされる候補を中尾氏が降したそれまで2回の市長選では、どの候補にも推薦を出さなかった。


2017年の下関市長選で演説する前田晋太郎市長=2017年3月5日午前9時45分

 だが、様相が変わったのは16年12月のことだ。安倍派の友田有(たもつ)県議が支部長を務めていた自民党下関支部は突如、新人の前田氏の推薦を決めた。現職だった中尾氏は下関支部に出していた推薦願を取り下げ、林派の安岡克昌市議が団長を務めていた自民党下関市議団は自主投票となった。

 安倍首相自身も翌年1月9日、挑発的な行動に出る。市内の国際会議場「海峡メッセ下関」で開かれた自身の「新春の集い」で前田氏を突然、自民党推薦の市長候補予定者として登壇させ、固い握手を交わしたのである。それも、来賓としてあいさつを終えた中尾氏の目の前で。集いに参加していた市議の一人は振り返る。「みんなどよめきましたよ。その時、前田さんは市長でも何でもないわけですから」。それを見た中尾氏は途中で退席したという。

福岡ナンバーの黒塗りの車


2017年の下関市長選で敗れた中尾友昭・前市長

 林氏の元秘書で林派の筆頭格の安岡市議は市長選後、17年6月の市議会代表質問でこんな発言をしている。

 「九州の建設業者が100人態勢で前田候補の名刺を持ってローラー作戦をした」

 「福岡市長や(首相の)昭恵夫人も再三来られ、総理本人も要所要所に直接電話をされた。すさまじい選挙だった」

 そして「勝つためには何をしてもいいのか。中尾候補を応援した市民にどう説明をしていくのか」などと前田市長を批判した。

 「総理の盟友、麻生(太郎財務相)さん、麻生さんに近い高島(宗一郎・福岡市長)さんを応援してきた人たちが前田陣営を手伝っていた」と、ある自民党関係者は明かす。複数の関係者から「前田事務所に福岡、北九州ナンバーの黒塗りの車が10台くらい並んでいた」「投票の数日前に昭恵夫人が後援会員を集めて『このままじゃ負ける』と涙ながらに訴えた」などの証言も得られた。

 市内で地区の世話役を務める男性は「みんなが電話してきて『どっちに入れたらいいんですか』と聞かれた。私も決め切らんので、ストレスで病気になった」と話す。

林派への「制裁人事」

 市議会で安倍派を批判した安岡市議は、17年12月に自民党下関支部から役職停止処分を受けた。市長選と同時にあった市議補選(改選数1)で自民公認候補ではない保守系候補を応援したことが理由だった。安岡氏は言う。

 「保守系が2人出た時は両方とも公認しないという慣例があったので『こんなのあり得ん』と言ったのに、前田市長に近い候補だけ公認された」

 役職停止が原因で、安岡氏は19年2月の市議選では現職の保守系市議の中で唯一、党の公認を得られなかった。ただ、逆にこの「仕打ち」に後援会が発奮し、トップ当選を果たしている。

市議を骨折させた安倍派県議


林派の安岡克昌市議

 こうした状況の中で、両派の議員が当事者となった傷害事件も起きている。

 自民党下関支部は役員会で安岡氏の処分を決めた17年12月1日の夜、市内の料亭旅館「みもすそ川別館」で忘年会を開いた。この時、市長選後に支部長になっていた安倍派の平岡望県議が林派の小熊坂孝司市議に暴力を振るい、左足首骨折の重傷を負わせたのだ。

 かつて安倍首相の地元秘書だった平岡氏はこの時44歳だった。一方の小熊坂氏は69歳。小熊坂氏や他の忘年会出席者によると、小熊坂氏が平岡氏に「おい、お前」と声をかけたところ、平岡氏は「支部長に向かって、その言い方は何か」と小熊坂氏を押し倒したという。

 小熊坂氏は警察に相談。下関署は18年1月に平岡氏を傷害容疑で書類送検した。平岡氏は2月の下関支部執行役員会で一連の騒動について、小熊坂市議と役員に謝罪し、支部長を辞職した。山口地検下関支部は3月に平岡氏を不起訴処分(起訴猶予)としたが、地検は理由を明らかにしていない。

 一連の経緯や事実関係について平岡氏は取材に対し「当時、検事に調書まで取られているので答える必要はない。(傷害事件と)市長選とはまったく関係ない」と述べた。


小熊坂孝司市議が骨折させられた料亭旅館「みもすそ川別館」=山口県下関市で2020年1月12日午前10時28分、佐藤緑平撮影

「安倍派に逆らうと生きていけない」


林派の小熊坂孝司市議

 小熊坂氏は今回の取材に「わだかまりは別に今、ないけどね」と話した。また、前出の安岡氏も「もう過ぎたことだし、しこりはない」と話す。だが、中間派の自民党関係者は声をひそめてこう言った。「下関で安倍派に逆らうと生きていけない。制裁がすさまじい。ファシズムですよ。露骨になったのはあの市長選からですね」


首相の地元を歩く


大場伸也
1973年生まれ、2000年入社。船橋、千葉支局、政治部、経済部、長崎支局、小倉報道部を経て現職。政治の記事を中心に執筆しています。野球好き。学生時代にバイトしていた新宿ゴールデン街に出没します。




http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/190.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 「桜」新資料 事前入場、安倍政権で増 15年823人→19年1842人(毎日新聞)
 
 ※2020年1月24日 毎日新聞


「桜」新資料 事前入場、安倍政権で増 15年823人→19年1842人
https://mainichi.jp/articles/20200124/ddm/041/010/086000c
毎日新聞 2020年1月24日 東京朝刊

 内閣府は23日、首相主催の「桜を見る会」を巡り、会場の新宿御苑(東京都新宿区)への時間帯ごとの入園者数を記した新たな資料を国会に示した。第2次安倍政権発足後の2013年から19年までの資料で、会自体は午前8時半開始だが、同8時以前の入園者数は13年は空欄で、14年の2人から15年に急増して823人となり、19年に1842人となっていた。野党はこの時間帯に安倍晋三首相の後援会関係者がバスを連ねて入園したとみて追及を強めている。

 内閣府が参院予算委員会の理事懇談会で報告した。正門内の2カ所、「新宿門」「大木戸門」「千駄ケ谷門」の計5カ所からの入園者数をそれぞれ30分ごとに集計。「一般」▽芸能人などの「特別」▽「外国人」と区分され、入り口ごとの数は黒塗りされていた。

 野党は19年の桜を見る会について、首相の動静記事などから、首相の後援会関係者約800人がバス17台で午前7時台に手荷物検査なしで入園し、首相夫妻と記念撮影していたなどと指摘。「後援会活動そのものだ」と批判してきた。

 資料によると午前8時以前の「一般」の入園者数は13年空欄、14年2人、15年823人、16年1533人、17年669人、18年1859人、19年1842人。内閣府は取材に対し、13年の人数は471人だったとした。

 野党の追及本部ヒアリングで、立憲民主党などの会派の山井和則氏は「一番関心があるのは午前8時までに入った人たちだ。首相の後援会のバスが含まれているのではないか」と追及。内閣府の担当者は「記録がないので分からない。最近は招待者が増え、8時前からどなたでも入れるようにしている」と答えた。【浜中慎哉】



開門前に多数入場「安倍首相ツアーではないか」と野党議員 「桜」野党ヒアリング2回目詳報
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200124/k00/00m/010/005000c
毎日新聞 2020年1月24日 07時20分(最終更新 1月24日 07時20分)


「桜を見る会」野党ヒアリングで説明する官僚に事実を詰める野党議員ら=国会内で2020年1月23日午後5時27分、山下貴史撮影

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の問題を巡り、野党の合同追及本部は23日夕、この日2回目となるヒアリングを行った。内閣府が参院予算委員会の理事懇談会に提出した文書「2013〜19年の入園者集計表」について政府側の見解を求めた。この文書では、開門時間前に多数の入場者があったことが明記されており、野党側は「午前8時の開門前に、安倍後援会事務所のバスツアー参加者が多数入場したのではないか」と迫った。主なやりとりは以下の通り。【山下貴史、江畑佳明/統合デジタル取材センター】

「黒塗り」のワケは?


「桜を見る会」に関する野党ヒアリングで、新宿御苑への入場者数の内訳などについて説明する酒田元洋・内閣府官房総務課長(右から2人目)=国会内で2020年1月23日午後5時5分、山下貴史撮影

 黒岩宇洋衆院議員(立憲民主) 新たに見つかった書類(2013〜19年の来場者集計表)について。その経緯と概要の説明を。

 酒田元洋・内閣府官房総務課長 新しく見つかったと言いますか、お求めがあったので、それに沿ったものを出させていただいたということでございます。「一般」「特別」「外国人」と分けておりまして、それぞれのカテゴリーの方々が何時に、何時台といいますか、30分刻みで何時ごろにいらっしゃったか、というものを整理をしております。

 黒岩議員 「特別」とは。


2013年の「桜を見る会」について、内閣府が提出した新宿御苑に入った人数の集計表。開園前の午前8時までに入った人数を示す右上の欄は空欄だった

 酒田課長 お配りした「2013年の招待者数」(の資料)にあります(芸術、文化、スポーツ関係者などの特別招待者を指す)。特別招待者の方は総理にお会いになるというか……。

 黒岩議員 芸能人とか?

 酒田課長 そういう方々も。芸能人だけではありませんが。特別招待者として総理と懇談のところに入っていただく方、ということで「特別」という扱いをしております。


2014年の「桜を見る会」について、内閣府が提出した新宿御苑に入った人数の集計表。開園前の午前8時までに入った人数(右上の欄)は2人だった

 柚木道義衆院議員(無所属) 2019年度、18年度、17年度などは(開門前の)時間帯の入場者が(多数)ある。まさに安倍後援会ツアーで来た方々が入られたと理解できると思うが、そういう理解でよろしいか。

 酒田課長 それぞれの各年の何時に(区分として)どういった方々がいらっしゃったかをお示ししてカウントしており、それぞれの時に入っていただいた方々がどういう方々であるのかは特に承知しておりません。

 原口一博衆院議員(国民民主) ところで、もうじき(黒塗りを解除して)出すそうだが、なんで今の時点で黒塗りにしているのか。


2015年の「桜を見る会」について、内閣府が提出した新宿御苑に入った人数の集計表。開園前の午前8時までに入った人数(右上の欄)が823人に急増している

 酒田課長 まず特別招待の外国人に、それぞれなんですが、特別招待は芸能人も含めて、あとスポーツ選手とか、有名な方が入っているものですから、どこの門から入ってくるかが明らかになるのは、会の運営上望ましくないということで、ここは(黒塗りで)閉じさせていただいております。

 原口議員 でも「一般」まで黒塗りじゃないか。一般を開けりゃいいじゃないか。

 酒田課長 先ほど同じようなご指摘をいただきましたので、今ここを開けるべく部内調整しております。一般のところだけ開けるように部内調整をしております。

「安倍ツアーか?」「本当に分かりません」


2016年の「桜を見る会」について、内閣府が提出した新宿御苑に入った人数の集計表。開園前の午前8時までに入った人数(右上の欄)は計1535人で、前年と比べて2倍近くに膨れ上がる

 山井和則衆院議員(無所属) 一番関心があるのは、午前8時の開門前に入った人だ。(第2次安倍政権となって初開催となった)2013年はゼロで、14年は2人。3回目は823人となっている。8時前に入っているところに、安倍後援会のバスツアーが含まれているということでよいか。

 酒田課長 「一般」や「外国人」など区分ごとで何時にいらしたかは分かりますが、どなたが、は正直、記録がないので分かりません。

 山井議員 安倍事務所ツアーは午前7時半にホテルニューオータニを出発する。(一行が乗った)バス17台は、午前8時前には(会場の新宿御苑に)到着する。ということは(集計表に示されている2019年に午前8時前に入場した「一般」の)1842人のなかに、安倍ツアーが含まれているのではと類推される。13、14年は(開門前の入場者が)ほとんどなかったのに、15年から急に800人、今では1800人に増えている。やっぱりここが安倍ツアーなんじゃないか。

 酒田課長 繰り返しで申し訳ございません。そこはあの、本当によく分からないところでございます。

「効率化」ではなく「安倍後援会の優遇」では?

 福島瑞穂参院議員(社民) 首相後援会のバスが開場前に連ねて来る、ということは知っていたのか。


2017年の「桜を見る会」について、内閣府が提出した新宿御苑に入った人数の集計表。開園前の午前8時前に入った人数(右上の欄)は673人に

 酒田課長 えー、一般論で申し上げますと、入場の効率化という観点から、まとまって来ていただくことを、お認めしている場合はございます。

 福島議員 事前に知っていた、ということでいいか。

 酒田課長 まとまって来ていただくのが効率的な場合は、そういったこともお認めしていたということでございます。さらに詳しく、どなたのバスがどう、ということはセキュリティーの関係で控えます。

 原口議員 功績者って、まとまって来られるのか。いろんな地域にいるわけだから。地域の後援会ツアーだからではないのか。

 酒田課長 詳細控えますけれども、まとまって来ていただいている例は他にもございます。

 山井議員 10人、20人まとまって来る例はあるだろうけど、バス17台800人とかね。結局、安倍政権までは、後援会旅行に桜を見る会を組み込んでいる例なんてなかったのだろう。ところが、安倍政権になって組み込んだということだ。

 柚木議員 「効率的にバスを」とのことだが、それは安倍後援会の人たちが早く入って、早く効率的に写真を撮って、のためではないのか。なんでこの人たちだけが早く入れるのか。安倍首相枠で行った人はノーチェックですぐに入れる。効率的ではなく優遇ではないのか。

 酒田課長 まとまって来ていただくほうが効率的に入場していただける場合には、バスで来ることもお認めしているところです。


2018年の「桜を見る会」について、内閣府が提出した新宿御苑に入った人数の集計表。開園前の午前8時までに入った人数(右上の欄)は1901人に再び急増した

 福島議員 安倍後援会以外にバスで来た人はいるのか。

 酒田課長 まとまって来ていただいている方は、他にも例がありますけれども、そこは控えさせていただきます。

 原口議員 今、言葉を換えたでしょう。福島さんは「バスで来た人はいますか」と聞いた。「まとまって来た」と「バスで来た」は違う。バスで来た人は他にいるか。

 酒田課長 バスでまとまって来ていただいた例も他にございます。ただ、詳細は控えさせていただきます。

ひたすら「控えさせていただきます」を続ける

 福島議員 自民党の後援会以外に、バスで来た人はいるのか。

 酒田課長 個別に、どういった方が来られているかは、控えさせていただいております。


2019年の「桜を見る会」について、内閣府が提出した新宿御苑に入った人数の集計表。開園前の午前8時前に入った人数(右上の欄)は1851人

 原口議員 いや、それはおかしい。「誰が行ったか」となれば(公職選挙法の)買収に当たるかもしれないのだろう。功績のない人まで公費で呼んで、大量に接待したんじゃないか。その個別の人が分かれば、功績との関係がわかるから、そちら(内閣府)が言いたくないのはわかる。個人名を言え、と言っているのではない。

 黒岩議員 安倍首相の後援会については(参加した事実を)認めて(首相の)個人名を出している。あと、自民党の後援会以外でバスで来た人はいるのか。

 酒田課長 他にも例はありますが、控えさせていただきます。

 山井議員 それは自民党か。

 酒田課長 控えさせていただきます。


内閣府が提出した2013年の「桜を見る会」招待者数の内訳を示す資料。新宿御苑に入った人数の集計表にある「特別」は、この資料にある「特別招待者」を指す

 柚木議員 なぜ?

 酒田課長 個人の、どういった方が来られたかは控えさせていただきます。

 原口議員 (安倍首相が)国会の本会議(の施政方針演説)で、地方に移住した(成功例として)個人名まで言っておいて、もうその人は(県外に転居して)いなくなっていたわけだけれど。(酒田課長の説明は)全然説得力がないじゃないか。

 福島議員 酒田さんはさっき、後援会のバスは事前に早く来ることを知っていた、と言っていたが、それって優遇ではないか。

 酒田課長 効率的に入っていただくために、まとまって入っていただくこともお認めしております。

 山井議員 その時点でおかしいと思わないとダメだ。功労・功績がある人がバス17台で、同じ地域でまとまって来るはずはない。その時点で(桜を見る会の)趣旨を逸脱している。

 宮本徹衆院議員(共産) (入場者の集計表を見て)これ、2013年は(午前8時前の入場者は)ゼロ。このときは8時まで門を開けていなかったということか。8時前に門を開けるようになったのは、安倍さんの後援会が早く入りたいから、ということで開けるようになったのではないか。

 酒田課長 それぞれの会において、何時から開門しているかは詳細が手元にありません。その理由はですね、最近のその、参加者が増えていることから、(会場の)外に滞留することになりますので。

 福島議員 安倍後援会だけ早く入れるわけだが、それは安倍後援会事務所から連絡がくるのか。それとも安倍首相の秘書官から連絡がくるのか。

 酒田課長 すいません、よくわからないです。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/191.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 都知事選 れいわ山本氏を統一候補で擁立「検討の余地」立憲・長妻氏(毎日新聞)
都知事選 れいわ山本氏を統一候補で擁立「検討の余地」立憲・長妻氏
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200124/k00/00m/010/017000c
毎日新聞 2020年1月24日 00時53分(最終更新 1月24日 01時15分)


れいわ新選組の山本太郎代表=2019年7月、山下浩一撮影

 立憲民主党の長妻昭選対委員長は23日夜のBS日テレの番組で、7月5日投開票の東京都知事選に、れいわ新選組の山本太郎代表を野党統一候補として擁立する可能性に言及した。「他党の意見も聞かないといけないが、十分検討の余地はある」と述べた。

 当面見送りとなった国民民主党との合流に関しては「何とか総選挙の時には大きな形で、政権を担えるような政党にしていきたい」と述べ、次期衆院選までの合流に期待感を示した。

 山本氏は都知事選に出馬するかどうかについて「選択肢としては排除しない」としている。








http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/192.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 山本太郎氏がツアーを開始、同一賃金やNHK受信料などで市民と対話 高橋清隆の文書館
質問に答える山本氏(2020.1.23筆者撮影)


元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2025468.html
https://www.data-max.co.jp/article/33727?rct=nation


 れいわ新選組の山本太郎代表が「#れいわが始まる2020」と銘打つ全国ツアーを開始した。第1弾は1月23日〜2月9日、中国・四国地方に加え、滋賀・岐阜の両県を回る。


 初日の23日は、日中予定していたポスター張りが雨天のため中止になった。午後6時から、島根県松江市総合文化センター内で「おしゃべり会」を開いた。同一労働同一賃金やNHK受信料、産業廃棄物建設などの問題について、市民約150人と3時間近くにわたり意見交換した。


 最初に報道陣から質問を受けた。地元テレビの記者が「8つの緊急政策」について、「税収が足りなくならないか」と財源を疑問視するとともに、5%での野党共闘呼び掛けを「消費税廃止と書いていたのに、何でちょこちょこ変わるのか」「最終目標は」とただした。


 山本氏は最終目標を「死にたくなるような世の中をやめたい」と明言した。消費税廃止の公約は変わらないとしながら、「じゃあ、私たちが政権を取るまで廃止と言い続けるだけでいいのか」と中小零細企業が負う過剰な負担を挙げ、「消費が喚起され、税収が増えるような形に持って行かなければ。永田町では財務省の洗脳が行き届いているから、5%のパワーワードを使って第一歩を勝ち取りたい」と説明した。


 財源として税制改革のほかに新規国債発行を提案。「国民に大きな借金がのしかかると思っているのか? 国債を買うのは銀行だが、皆さんから集めたお金ではなく、(日銀にある)準備預金を使っている」と疑念を払拭(ふっしょく)。その上で、「れいわは夏の選挙でテレビメディアにはほとんど取り上げられてない。だからどういう存在なのか分からなかった方がいらっしゃると思う。メディアの方々にそういう気持ちが生まれたなら、取材してください」と注文した。


 筆者が、なぜ票にならない人と対話したり、助けたりするのかと尋ねた。


 山本氏は東京五輪開催決定に伴って東京都が明治公園の野宿者を追い出した問題を国会で追及したり、入国管理センターに収容されている外国人から惨状を訴える手紙をもらい、面会したことを告白。「票はない。しかし、最も弱い立場に置かれている方々に対しても手を差し伸ばしてくれる世の中であってほしいから。自分もいつどうなるか分からない」と答えた。


 一般の男性から、4月から大企業に適用される同一労働同一賃金のルールについて見解を問われた。パートターム・有期雇用労働法と改正労働者派遣法の2法は、正社員と非正規社員との不合理な待遇格差を禁じる。中小零細は2022年度に義務化される。


 山本氏は「低い方へ合わされていく可能性が高い。派遣で中を抜く人がいる。規制が必要」と述べるとともに、派遣企業の経営者が政府の諮問会議に入っていることを問題視した。


 男性は郵便局で派遣労働していることを明かし、「正社員の処遇を派遣に合わせて変えた。今、半分が派遣だが、怖いのは将来。時給もコンビニと変わらず、配達中に転倒事故を起こし、足を痛めている」と報告した。


 山本氏は「民営化して、ろくなことはない。やっていることは超ブラックって話」と一蹴するとともに、企業が経費削減すれば、国がそれで生まれた失業者や心身を患った人を支援なければならず、コスト高になる矛盾を糾弾した。


 別の男性が、参院選期間中、テレビメディアがれいわを取り上げなかったことに触れ、「NHKの受信料に対して、どういう意見をお持ちか」と尋ねた。


 山本氏は俳優時代の体験を振り返り、「質の高い作品を生み出すから、お金を出す意味があると思っていた。今、そうでない。大本営発表のための放送みたい」とやゆ。良質な番組も少数あるとしながらも、参院選後初めて9党を対象にした18日放送の『日曜討論』もビデオ出演(舩後靖彦氏)だったことを挙げ、「おかしい。国政政党なのに」と批判した。


 社民やN国と一緒に出演交渉するべきとした上で、「本来、一切忖度(そんたく)しないメディアとしてNHKが存在しなければいけない。でも、そうなっていない。見たい人だけお金を払うか、国家予算から担保するか。担保するなら、普段の委員会もテレビ入りすることは必要」との見解を示した。


 化学物質過敏症に悩むという女性が、有害物質のまん延について「なぜそうするのか」と訴えた。山本氏は「規制が必要。人的被害が起こりそうなら、まず調査を」と答えた。女性は淀江町(よどえちょう)で進む産業廃棄物処理場の建設計画を紹介し、「今でもしんどいのに、そうなると他にも増えるかもしれない」と問題提起した。


 山本氏が挙手を求めると、参加者の約7割がこの問題を知っていた。一方、反対運動に取り組む「大山麓(だいせんふもと)の自然環境と米子の水を守る会」を知っている人はその約5分の1にとどまった。山本氏は「行政を動かすことを、みんなが力を合わせてやっていく必要がある」と助言した。


 女性が同会で7、8年勉強会を開いてきたことや、県会議員候補者にアンケートを取ったことを報告し、「市民も知らされていない」と嘆いた。計画が決定していないことを教えられた山本氏は、「議員とこの20人で集まりを持ったら。やるなら今」と鼓舞した。


 参加した高校2年の男子生徒(17)は、「面白かった」と吐露した。れいわを意識したのは「参院選の政見放送を見て」。以来、時間があればネットで街頭会見を見ているという。親族に障害者がいるとして、「特定枠を使って当事者が国会に行ったのはすごい」と評価する。


 「中学のときは同じ党を応援する人もいた。でも今は『消費税を廃止できるわけないだろう』と言われ、話しにくい空気がある。ちゃんと法人税の累進化とか、調べてほしい」とこぼした。この日は1人で足を運んだ。「私たちは記述式や英語民間試験で翻弄(ほんろう)された学年なので、自民・政府への不信感は持っているのでは」と近未来に期待を寄せていた。


【写真】足元の悪い中、集まった市民http://img.asyura2.com/x0/d10/2161.jpg



■関連記事
「れいわ」出演させない可能性あり、NHK『日曜討論』https://www.data-max.co.jp/article/31456

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/193.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 新型コロナウイルスに対するWHOの甘い判断を叱る。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/01/who.html
1月 24, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<中国当局は23日、新型コロナウイルス流行の中心地である中部・湖北(Hubei)省の武漢(Wuhan)で開始していた交通遮断措置を、周辺地域にも拡大した。対象地域の人口は約2000万人。既に他国にも感染が広まったウイルスのさらなる拡大を食い止めるため前代未聞の措置が講じられた。

 当局は同日、人口1100万人の武漢から出発する航空便や鉄道の運行を無期限で停止し、市外に向かう有料道路などを封鎖。市内に取り残された人々の間には恐怖とパニックが広がった。

 その後、近接する黄岡(Huanggang)市の当局も鉄道などの公共交通機関の運行を24日午前0時をもって停止すると発表した。黄岡は武漢から70キロに位置し、人口は約750万人。市内では映画館、インターネットカフェ、中央市場も閉鎖される。

 人口110万人の湖北省鄂州(Ezhou)市も鉄道駅の閉鎖を発表。さらに、人口約100万人の利川(Lichuan)を含む同省3都市でも、公共交通機関や道路の利用制限が発表された。

■中国内外で対応措置

 首都北京市当局は23日、ウイルス拡散を防止するための全国規模での取り組みの一環として、市内で複数予定されている大規模な春節(旧正月、Lunar New Year)のイベントを中止すると発表した。

 またアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)にある、利用者数が世界最多規模のドバイ空港(Dubai Airport)は同日、中国から到着する全乗客に対し、体温検査を実施する方針を示した>(以上「AFPBB News」より引用)


 中国で新型コロナウイルス流行の武漢市で市民の移動が厳しく制限されているという。戒厳令並みの規制で鉄道駅や空港などが閉鎖され、武漢市内では食料品などが10倍に跳ね上がっているそうだ。

 地図で確認されれば解るように、武漢は華南・華中・華北という旧中国の中心の交通の要衝にあり、人口1100万人の大都会だ。その武漢市を封鎖するというから中共政府の本気度が分かるというものだ。

 また「近接する黄岡(Huanggang)市の当局も鉄道などの公共交通機関の運行を24日午前0時をもって停止すると発表した。黄岡は武漢から70キロに位置し、人口は約750万人。市内では映画館、インターネットカフェ、中央市場も閉鎖される」というから、新型コロナウイルスの蔓延を防ぐためにいかなる措置も辞さない考えのようだ。

 しかし、それならなぜ新型コロナウイルスによる感染症と思われる肺炎患者が出た最初の段階で中共政府は世界保健機構に直ちに報告しなかったのだろうか。武漢から海外へ出国した人に新型コロナウイルスによる肺炎患者が出て、事態が拡大してからの対応は感心できない。初期対応こそが感染症の蔓延防止に有効だからだ。

 日本政府の対応も極めて鈍い。武漢から直通便の空路閉鎖を直ちに行い、空港や港湾での入国者の防疫に最高の警戒態勢で臨むべきだ。新型コロナウイルスによる肺炎の特効薬はなく、対症療法で恢復するのを待つしかないから、日本国内でも感染症が蔓延すると厄介なことになる。

 新型コロナウイルスが変異して人から人に感染することは確認されたようだが、いつ新型コロナウイルスが変異して毒性を強めるか解らない。ウィルスは環境により変異を繰り返すものだからだ。現在の新型コロナウイルス肺炎患者の低い死亡率から決して甘く見てはならない。

 世界保健機構WHOは患者の殆どが中国国内として、緊急非常事態宣言を見送った模様だが、そうした甘い判断こそが世界的なパンデミックに繋がる可能性を高める。日本政府はWHOの判断に従うことなく、万全の防疫体制を敷くことだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/194.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 「金権腐敗」安倍晋三政権下、現職衆参議員による公職選挙法違反・政治資金規正法違反事件が、相次いで起きて、先人たちによる「政治改革」の努力が無にされ続けている。(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/20915dd5307e1e8a7663884412ff5ef7
2020年01月24日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 「金権腐敗」の安倍晋三政権下、現職衆参議員による公職選挙法違反(有権者買収) 事件・政治資金規正法違反事件が、相次いで起きており、先人たちによる「政治改革」の努力が無にされ続けている。「政治改革」の先頭に立っているはずの安倍晋三首相に至っては、「桜を見る会」における公職選挙法違反(有権者買収) 事件・政治資金規正法違反事件を追及する国会答弁で、「民主党政権のときも、同じようなことが起きていた」と論理を摩り替えて、事実上「自白」しているのであるから、呆れ果ててしまう。その最中、週刊文春1月23日発売の30日号が、折りしも、「秘書4人派遣『安倍丸抱え』で公選法違反」「河井夫妻『買収』原資は安倍マネー 入出金記録LINE入手 1億5千万円だった」などのタイトルを掲げて、「文春砲」をぶっ放した。小見出しは、5本。▼安倍 菅全面支援で振り込まれた軍資金はライバルの10倍▼菅のボヤキ「菅原は俺だけど河井は総理」で大臣起用▼「Aさんは50」克行前法相が指示「39人買収リスト」▼高級ブランド大好き案里バッグ50万克行靴20万▼国会欠席でも給与一千万円案里父は「辞めたらイカン」 

 加えて、もう1つ「菅原前経産相は今月辞めた秘書が告発 私に違法買収を強要した」

 なお、東京地検特捜部は、IRカジノ法をめぐり、カジノに参入したい中国企業とカジノ担当政治家による贈収賄事件を徹底捜査中である。国会議員数十人の容疑者が逮捕を待っており、久方ぶりの「大捕り物」になりそうである。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/195.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 水脈が夫婦別姓に、問題の野次か?+桜の招待客数を記した資料も出現、酒田課長の言い訳にムカつく(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28814517/
2020-01-24 04:21

【テニス全豪OP・・・91位の杉田祐一は2回戦で、今季優勝2回、無敗と絶好調の16位のルブレフ(ロシア)と対戦。2セット目以降は、ほぼ対等に戦っていたのだが。相手のパワーにやや押され、2―6、3―6、6―7で敗れた。ただ、杉田にとって全豪での試合は、大きな自信になったと言う。(^^)

 男子では、今日11時半(開始は午後になりそう)から、次世代エース、24歳の西岡良仁がジョコビッチと対戦する。思えば、錦織圭が全米準決勝でジョコに勝ったのは24歳の時。当たって砕けろの気持ちで、ヨッシーらしく走り回って、クレバーなプレーでジョコを翻弄して欲しい。 o(^-^)o 17時予定の大坂なおみと15歳天才・ガウフとの試合は世界中が注目しているようだ。<なおみちゃんは「ラケットを投げない試合をしたい」と言っていたらしい。(・・)】

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜

 ところで、22日、国民党の玉木代表が代表質問の中で「夫婦別姓制度」の必要性について述べている時のこと。自民党議員の席の方から「だったら、結婚しなくていい」という女性の野次が響いた。<動画で確認できた。>
 
 22日の時点では、周辺にいた人の話から、あの稲田朋美を上回る超保守系の杉田水脈氏だったのでは、という話が出ていたのだが。<あのLGBTは「生産がない」と言った人ね。>

 しかし、水田氏は、違うなら違うと否定すればいいのに、23日に記者が何度か本人にその件をきいても、一言も答えようとせず。<携帯電話で話しながら、記者を無視する光景も。>

 また自民党内で緘口令が敷かれたのか、周辺にいた議員たちも、皆「わからない」と言い出すようになったそうで。安倍自民党お得意の「黙ったままで、うやむやにする」作戦を用いるつもりらしい。

『選択的夫婦別姓ヤジ、自民の杉田氏か 野党が確認求める

 22日の衆院代表質問で国民民主党の玉木雄一郎代表が選択的夫婦別姓に関する質問をした際、「それなら結婚しなくていい」という趣旨のヤジが飛んだとされる問題で、野党は23日の衆院議院運営委員会で自民党の杉田水脈衆院議員の発言ではないかとして自民に確認を求めた。

 同委の高木毅委員長によると、野党側は▽杉田氏と認識しているのか▽杉田氏だとすれば本人が撤回、謝罪をするか▽自民としての考えはどうか――と問題提起した。同委の手塚仁雄・野党筆頭理事(立憲民主党)は記者団に「前列に座っている(野党の)若手議員から杉田氏だとの話もあった。事実確認してもらいたい」と説明。自民に対して事実確認を求めたと明らかにした。

 朝日新聞は22日、杉田氏の事務所に確認を求めたが、同日深夜、「現時点で本人と連絡がついていない。明日改めてご連絡する」との回答があった。23日午前には記者団が杉田氏に発言の意図を尋ねたが、答えなかった。

 杉田氏は2012年、旧日本維新の会公認で初当選。次世代の党を経て17年衆院選で自民公認で再選された。18年には同性カップルについて「生産性がない」と主張し、批判を浴びた。(朝日新聞20年1月22日)』

『発言者として疑われている自民党の杉田水脈議員は、記者からの事実確認に無言で立ち去った。与党側は「不規則発言は慎む必要がある」とし、事実関係を確認する考えを示した。27日までに返答するとしている。(ANN20年1月23日)』

<27日までに、否定するのか、肯定する場合は、どういう説明(言い訳)をするのか、考えるのかな?^^;>

 この辺りは、機会があれば改めて突っ込みたいところだが。自民党の超保守系は「伝統的な家制度、家族のあり方」を理想としているので、「夫婦は別姓はダメ」「結婚は男女のみ」と主張。伝統的な天皇家のあり方として、女系天皇も女性天皇も認めないのであるが。そろそろ国民も、このような古い&差別的な考え方を改めるように、自民党(特に)超保守系に圧をかけてた方がいいのではないだろうか?(・・)
 
 さてさて、また「桜を見る会」に関する新たな資料が出て来たらしい。

 今度は、14〜19年の招待者数の内訳を記した文書も出て来たとのこと。(**)

 これを見ると、19年の会で「各界功績者(総理大臣等)」の招待者数は8894人になっているのだが。政府は、これまで安倍晋三首相の推薦枠は約1000人、副総理・正副官房長官の推薦枠も約1000人、自民党関係者の推薦枠約6000人と説明して来たのだが、1000人弱の誤差が出ている。(-_-)

 また、この総理枠の招待者数は、総裁選のあった18年には9494人と前年より2千人近く増えている。あくまでも邪推だが、安倍首相は12年の総裁選で石破氏に党員票で大きくリードされたため、18年は党員の支持を得るため、この桜を見る会を利用した可能性が大きいように思われる。

『「桜を見る会」廃棄されたはずの内閣府資料あった 2014〜19年の招待者数も公表

 内閣府は21日、首相主催の「桜を見る会」を巡り、規定の保存期間が過ぎ、廃棄対象だった2011〜13年の関連文書が残っていたことを明らかにした。参院予算委員会の与野党筆頭理事に報告した。14〜19年の招待者数の内訳を記した文書も新たに示した。これまで招待者数の概数しか説明していなかった。

 いずれも内閣府総務課が、紙媒体でファイルにとじて保管していた。立憲民主党など野党は廃棄対象文書が存在していたため、政府が既に廃棄したと主張する「招待者名簿」も残されている可能性があるとみて追及している。

 11〜13年の関連文書は、開催要領、飲食物提供などの委託業者との契約書、決裁文書、他省庁への依頼文書など。この後に開かれた野党の追及本部ヒアリングで、内閣府の担当者は「保存期間を経過し、廃棄していると考えた。廃棄を前提に対外的に説明した」と述べ、国会で誤った説明をしたことを認めた。そのうえで「きちんと探さずに対応してしまった。極めて不適切だった」と陳謝した。

 野党議員は「(同じファイルに)招待者名簿もあるのではないか」とただしたが、担当者は「明確に否定する」と答えた。菅義偉官房長官は21日の記者会見で、内閣府のずさんな公文書管理について「確認不足で、不適切な対応だ」と指摘したが、「公文書管理法に反する取り扱いではない」とも述べた。

 新たに判明した14〜19年の招待者数の内訳を示した文書によると、19年の会の招待者数は1万5420人。「各界功績者(総理大臣等)」と記された欄の招待者数は8894人だった。政府がこれまで、約1000人と説明してきた安倍晋三首相の推薦枠、約1000人としている副総理・正副官房長官の推薦枠、約6000人の自民党関係者の推薦枠がここに含まれているとみられる。

 「各界功績者(総理大臣等)」は、15年は7385人、16年は7605人、17年は7595人、18年は9494人と増加傾向。特に、18年は前年より1899人も増えていた。増加分の多くは安倍首相の推薦枠の可能性もある。18年は自民党総裁選が行われ、首相が総裁3選を果たしていた。【浜中慎哉】(毎日新聞20年1月21日)』

 ただ、菅官房長官は、今後、再調査を行う気はない様子。招待客の人数の「ズレ」も無視するつもりのようだ。

『首相主催の「桜を見る会」をめぐり、菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、首相の推薦者数などの内訳を再調査する考えがないことを明らかにした。政府がこれまで廃棄済みと説明してきた資料などが新たに見つかったことを受け、記者から再調査の必要性を問われて答えた。

 内閣府は21日、参院予算委員会の与野党筆頭理事に対し、廃棄済みとしてきた2011〜13年の会場設営資料とあわせ、14〜19年の招待者数の大まかな内訳を記した文書を提示した。それによると19年の招待者数は計1万5420人で、「各界功績者(総理大臣等)」は8894人と記されていた。首相推薦など「政治家枠」を含む数字とみられるが、資料からはさらに詳しい内訳は分からない。

 菅氏は昨年11月の衆院内閣委員会で、各省庁の推薦者を除いた昨年の推薦者「9千人程度」の内訳について、(1)首相1千人程度(2)副総理・官房長官・官房副長官1千人程度(3)自民党関係者約6千人(4)国際貢献や芸術文化等の特別招待者・報道関係者・公明党関係者・元国会議員など1千人程度――と答弁していた。(4)のうち「公明党関係者」以外は今回見つかった資料に人数の記載があり、合計すると954人。この分を差し引くと8千人程度となり、今回の資料にある「各界功績者(総理大臣等)」の8894人とは千人近くの「ズレ」が生じている。

 もともと菅氏の答弁は「名簿がない中で官房長官が事務方に聞き取りをしてまとめた概数」(大西証史内閣審議官)だったため、22日の会見では記者がこうしたズレを指摘し、「正しく数字を公表した方がいいのではないか」と質問した。

 だが、菅氏は「そんなに大きく変わっていない」と強調。再調査を否定したうえで、「極めて事務的な資料で、年によってどのような分け方をしているのか詳細は承知していない」と述べた。(朝日新聞20年1月22日)』

* * * * *

 しかも、何に腹が立つかって、野党ヒアリングでのらりくらりと議員の質問をかわし続けているあの内閣府の酒田元洋総務課長の言い訳ね。

『野党側は、これを官邸・与党枠ではないかと主張していて、さらに、これまで求めてきた資料が21日になって明らかになったことに反発しています。

 「この種の事を、私たち質問2か月し続けていたじゃないですか。なんでこれ出してくれなかったんですか」(「立国社」会派 山井和則衆院議員)

 「すいません。この種のもの、ズバリ聴かれていたかなというと、なんか違うような」(内閣府 酒田総務課長)

 また、内閣府は、2011年から13年の桜を見る会の資料が見つかったことを、参議院予算委員会の筆頭理事に説明しました。内閣府は資料を不適切に扱ったとして、先週、歴代の人事課長が処分されましたが、今回の資料は総務課から見つかったということです。(TBS20年1月22日)』)

 ききました〜?「この種のもの、ズバリ聴かれていたかなというと、なんか違うような」って。

 もう「何、コイツって」思いませんでした〜???(゚Д゚)

<もっと酒田氏が答えているところをTVで流せばいいのに。きっと国民の反発を呼ぶはず。(^_^;)>

 ただ、酒田課長がこんな風に野党や国民をナメた言動をとれるのは、安倍首相自身が同じようなことをやってるし。このような言動をしても、国民には怒られず、安倍官邸には評価されるからであって。こういう首相や官僚をメディアや国民が野放しにしていると、マジで日本がアブナイと危惧しているmewなのである。(@_@。

 THANKS



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/196.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 検証 衆院各党代表質問 首相答弁、法政大・上西教授が斬る 「桜」説明、ごまかしだらけ 「ホテル側が…」を連呼(毎日新聞)

 ※2020年1月23日 毎日新聞 画像クリック拡大


検証
衆院各党代表質問 首相答弁、法政大・上西教授が斬る 「桜」説明、ごまかしだらけ
https://mainichi.jp/articles/20200123/ddm/002/010/114000c
毎日新聞 2020年1月23日 東京朝刊


パソコンで衆院代表質問を見る上西充子・法政大教授=東京都千代田区で2020年1月22日、内藤絵美撮影

 22日の衆院本会議は、安倍晋三首相に野党が、首相主催の「桜を見る会」やカジノを含む統合型リゾート(IR)の汚職事件について問いただす場となった。閣僚や官僚の答弁の論点ずらしやごまかしを「ご飯論法」と名付け、政府・与野党が繰り広げる論戦の動画を駅前や繁華街で放映する「国会パブリックビューイング(PV)」活動を展開している法政大の上西充子(うえにしみつこ)教授(労働問題)に首相答弁を解説してもらった。【大場伸也】

「ホテル側が…」を連呼

 午後1時、代表質問が始まった。

 上西氏と記者は法政大の上西研究室で、パソコンに映し出された衆院のインターネット中継を見つめる。最初に質問に立ったのは立憲民主党の枝野幸男代表。枝野氏は、質問時間の多くを桜を見る会の問題にあてた。

  

 まずは前夜祭を巡り、枝野氏は5000円の会費は安すぎると指摘し、「差額を首相の後援会等が補塡(ほてん)していれば買収となり、公職選挙法違反だ。(会場の)ホテルには発注者から求めがあれば明細書発行に応じる義務がある。やましいことがないなら、明細書を入手して開示することで、簡単に疑いを晴らすことができる」と、首相に開示を求めた。

 さらに、翌日の桜を見る会について「バス17台、約800人の地元の支持者が招待され、無料で飲食の提供を受けた。桜を見る会は、後援会の不特定多数に呼びかけて参加者を募ることができるものなのですか。このようなことは、公職選挙法違反の買収と実質的に何が違うのですか」と追及。反社会的勢力とみられる参加者がいた疑惑や、内閣府が野党からの資料請求の1時間後に昨年分の招待者名簿を廃棄した問題などについて首相の説明を求めた。

 枝野氏が約35分の代表質問を終えると、首相が答弁に立った。「夕食会についておたずねがありました」。枝野氏に比べて声が小さく、早口で、聞こえにくい。上西氏も「声に張りがないですね」とポツリ。

 やがて、前夜祭の説明が始まったが「価格についてはホテル側が設定し、ホテル側においてサービスが提供され……明細書については、ホテル側としては営業の秘密に関わることから資料提供には応じかね……夕食会の費用はホテル側との合意に基づき……」と、やたらと「ホテル側」が耳に入ってくる。

 議場が騒然として、答弁がよく聞き取れず、大島理森議長が「静粛に」と声をかけたが、その後も「ホテル側に渡すという形でホテル側への支払いが……」と、「ホテル側」が続く。ホテルが明細書の公開に応じないという。上西氏も声を上げて笑い、「何回言うんだろう。よっぽどホテルのせいにしたいんですね」とあきれた。



「ご飯論法」から開き直り

 次に桜を見る会の推薦者について、首相は「各界において功績・功労のあった方々などを幅広く招待し……」と説明を始めた。上西氏は「出た。<など>が」と身を乗り出す。

 首相は「私の事務所においては、内閣官房からの依頼に基づき、後援会の関係者を含め、地域で活躍されているなど、桜を見る会への参加にふさわしいと思われる方をはじめ幅広く参加希望者を募り、推薦を行ってきた。招待者は提出された推薦者につき、最終的に内閣官房および内閣府においてとりまとめを行っている」と説明した。

 上西氏は険しい表情になり、「これ、<ご飯論法>から開き直りましたね」と指摘した。

 「ご飯論法」は、「朝ごはんは食べなかったんですか?」と聞かれて「ご飯は食べませんでした(パンは食べたが黙っておこう)」というやり取り。「朝ごはん」を「ご飯(白米)」にすり替え、「パンを食べた」という事実を隠す話法だ。

 首相は昨年11月8日の参院予算委員会で、首相の後援者が多数招かれているのではないかと追及する共産党の田村智子氏への答弁の中で「私はあいさつや招待者の接遇は行うのですが、招待者の取りまとめ等には関与していない」と強調している。「ご飯は食べていない(招待者のとりまとめ等には関与していない)」と言うことで、「パンは食べた(推薦はした)」ことを隠し、あたかも何も関与していないかのように装ったものだ。


ンタビューに答える上西充子・法政大教授=東京都千代田区で2020年1月22日、内藤絵美撮影

 上西氏は「政府は11月8日の参院予算委で、萩生田光一文部科学相が『自分の知り合いの方を、のべつまくなし呼べるという仕組みになっておりません』と述べたように、当初は政治家が推薦する仕組みはないかのような答弁をしていたのに、もはや首相が『私の事務所では内閣官房の依頼に基づき、推薦を行っていた』と悪びれもせず言うようになった。なぜ答弁を変えたのか。本来、説明すべきことを説明していない」と指摘する。

 さらに「功績・功労のあった方々<など>」「後援会の関係者を<含め>」「地域で活躍されている<など>」「桜を見る会への参加にふさわしいと思われる方を<はじめ>」などの「ごまかしワード」をちりばめることで、功績・功労と関係ない自身の「票集め」のための人々をまぎれこませることができるのだという。

 そして、「そもそも『幅広く参加希望者を募り』がおかしいです。功績・功労者を招待する会なのに、幅広く募っちゃダメですよね」と切り捨てた。

 首相と枝野氏のやりとりを終えて、上西氏に感想を聞いてみた。「首相は全体的に声のトーンを落とし、謙虚さをアピールする演出だったのかなと思いました。20日の施政方針演説が『軽薄だ』という批判を受けたことも影響したのかもしれません。ただ、桜を見る会についても肝心なところは『セキュリティー』『個人情報』などを盾に説明しようとしていません。これを許しては、説明責任を果たさなくても何でもできることになる。見た目の低姿勢にだまされないことが大事だと思います」


桜を見る会「公職選挙法違反の買収」枝野幸男の代表質問:1/22 衆院・本会議






代表質問を全部見る【2020年1月22日・衆院本会議】

※6:34〜 再生開始位置設定済み
2020/01/22  テレ東NEWS
国会では22日13時から、衆議院で安倍総理大臣の施政方針演説など政府4演説に対する代表質問が行われます。
論戦に先立ち、安倍総理はきょう、記者団に対し、「新しい時代の日本をどうするのか、堂々と政策論争を行いたい」と述べました。
一方の野党側は、総理主催の「桜を見る会」をめぐる問題や、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業に絡む汚職事件を取り上げ、政権の責任を追及する構え。
立憲民主党の枝野代表、自民党の二階幹事長、国民民主党の玉木代表が質問に立ちます。










http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/197.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 「だったら結婚しなくていい」ヤジの犯人は杉田水脈議員か!「夫婦別姓はコミンテルンの陰謀」と主張したことも…性差別肯定の極右思想は安倍首相と同じ(リテラ)
「だったら結婚しなくていい」ヤジの犯人は杉田水脈議員か!「夫婦別姓はコミンテルンの陰謀」と主張したことも…性差別肯定の極右思想は安倍首相と同じ
https://lite-ra.com/2020/01/post-5221.html
2020.01.23 夫婦別姓攻撃ヤジは杉田水脈か!「夫婦別姓はコミンテルンの陰謀」と主張も リテラ

     
     杉田水脈Twitterより


 姓を変えたくないなら結婚しなければいい──。22日の衆院本会議で、国民民主党の玉木雄一郎代表が代表質問で選択的夫婦別姓について尋ねようとした際、自民党席から飛び出したこのヤジ。暴言の主は杉田水脈衆院議員と見られている。野党側は議員の特定と事実関係の調査を与党側に求めているが、本日の衆院運営委員会理事会でも事情をわかっているはずの自民党は即答せず、曖昧な対応に終始。杉田議員はマスコミの取材や記者団のぶら下がりに応じず、ダンマリを決めこんでいる。

 自民党ぐるみで逃げ切ろうという思惑がミエミエだが、言うまでもなく、このヤジは到底看過できないものだ。あらためて玉木代表の代表質問を振り返ろう。

「先日、20代の若い男性から相談を受けました。交際している女性から、姓を変えないといけなから結婚できない、と言われたそうです。夫婦同姓が結婚の障害になっています。いまヤジで『だったら結婚しなくていい』と、そういう話がありました。でも結婚数や結婚率を上げていくことが『国難突破の少子化対策』になるんじゃないでしょうか。もはや法律で、夫婦同姓を義務付けている国は日本だけです。速やかに選択的夫婦別姓を導入すべきと考えますが、総理の見解を伺います」

 結婚率を上げることが直ちに少子化対策になるかはともかく、世界を見渡しても夫婦同姓を強制している国が日本以外にほとんどないのは事実だ。しかも日本の場合、夫の姓に妻が合わせることが当然のようになっており、女性は結婚を期に姓を変更しなければならないケースが圧倒的に多い。選択的夫婦別姓を認めないことは女性の社会進出の阻害要因となっており、実際、国連も日本政府に再三、是正勧告を出してきた。

 にもかかわらず、杉田議員は夫婦別姓を認めない安倍政権を擁護し、「だったら結婚しなくていい」などとヤジを飛ばしたのだ。玉木議員が問題の具体例として挙げたのは、「結婚したいのに法律が別姓を認めないからできない」という話なのに、それを「結婚しなくていい」とは、いったいどういう神経をしているのか。

 もともと、杉田議員は夫婦別姓に強行に反対しており、2011年のブログでも〈「女性=弱者」と考えるのがおかしいのではないでしょうか〉〈「相手の姓になるのが嫌」なら、その人と結婚しないことをお薦めします〉などと書いていた。その根っこにあるのは、一昨年に雑誌への寄稿でLGBTについて「生産性がない」とぶちまけたのと同じく、個人の多様性を真っ向から否定し、性やジェンダーによる差別を肯定する極右思想だ。

 たとえば2014年10月には国会で「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想です」と暴言を吐き、「週刊プレイボーイ」(集英社)でのインタビューでは、日本に男女差別は「ない」と断言。「あるとすれば、それは日本の伝統のなかで培われた男性としての役割、女性としての役割の違いでしょう」「(基本的人権が守られている上に)そこにさらに女性の権利、子供の権利を言い募ると、それは特権と化してしまう」との驚くべき前近代的主張を展開した。

■杉田水脈は性暴力被害にあった伊藤詩織さんに「女として落ち度があると」攻撃

 その“男尊女卑”は筋金入りで、「保育園落ちた日本死ね」ブログが話題になった際にも、自己責任論を展開しながら、夫婦別姓やLGBT支援を一括りにして「家族崩壊を狙ったコミンテルンの陰謀」なる妄想を垂れ流していた。

〈子供を家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をする。旧ソ連が共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデルを21世紀の日本で実践しようとしているわけです〉
〈旧ソ連崩壊後、弱体化したと思われていたコミンテルンは息を吹き返しつつあります。その活動の温床になっているのが日本であり、彼らの一番のターゲットが日本なのです。
 これまでも、夫婦別姓、ジェンダーフリー、LGBT支援−などの考えを広め、日本の一番コアな部分である「家族」を崩壊させようと仕掛けてきました。今回の保育所問題もその一環ではないでしょうか〉(産経ニュース2016年7月4日)

 他にも、元TBS記者の山口敬之氏からの性暴力を訴え、昨年12月、東京地裁で勝訴したジャーナリストの伊藤詩織さんをめぐっては、2018年のBBCのインタビューで「彼女の場合はあきらかに、女としても落ち度がありますよね」「私はこういうのは男性側のほうが本当にひどい被害を被っているんじゃないかなというふうに思っています」と述べるなど、攻撃していた(地裁判決後も杉田氏は伊藤詩織さんへ一切の謝罪をしていない)。

 今回の「だったら結婚しなければいい」という暴言も、こうした性・ジェンダー差別を根っこにした男尊女卑の思想から出てきたものだろう。

 あらためて強調しておこう。夫婦別姓反対派は「夫婦同姓こそが日本の伝統」「別姓を認めたら日本的な家族が崩壊する」などとほざいているが、そもそも、日本において国民全員が「氏」を名乗らなくてはならなくなったのは明治以降のことで、明治民法によって夫婦同姓が定められたのは1898年、たかだか100年そこらの話である。

 しかも、それは「家族の絆を深めるため」などという理由で決められたのではない。明治民法では戸主を絶対権力者に位置づける「家制度」を定めており、そこでは「氏」を「家」の名称としていたからだ。その家制度の下で女性は圧倒的に地位が低く設定されていた。つまり、夫婦同姓は女性差別の元凶ともいえる家制度の残滓なのである。加えて言えば、選択的夫婦別姓を認めている国で「家族」が崩壊しているのかといえばそんなことはないし、夫婦同姓を強制している日本でも多くの夫婦が離婚している。ようするに、杉田議員の「だったら結婚しなければいい」ヤジは、そうした“ウソの伝統”に依拠した戦前回帰的な言説に他ならないのだ。

■安倍首相も「夫婦別姓は、左翼・共産主義のドグマ」なる陰謀論を主張

 そして、こうしたグロテスクな男尊女卑そのものである「夫婦別姓反対論」は、何も杉田議員の専売特許ではない。むしろ、安倍首相こそがその急先鋒だ。杉田氏が安倍首相の肝いりで自民党から出馬し、国会議員に返り咲いたのは有名な話だが、そもそも安倍首相は下野時代にこんな調子で夫婦別姓を“糾弾”している。

「夫婦別姓は家族の解体を意味します。家族の解体が最終目標であって、家族から解放されなければ人間として自由になれないという、左翼的かつ共産主義のドグマ(教義)。これは日教組が教育現場で実行していることです」(「WiLL」ワック2010年7月号)

 実際、総理大臣になってからも、夫婦別姓の導入を頑なに拒否している。昨年の参院選前、日本記者クラブが主催した党首討論会でも、安倍首相はただひとり「選択的夫婦別姓を認めるという方は挙手してください」という質問に手を挙げなかった(なお、「LGBTの法的な権利を与えるというのを認めるという方」という質問にも安倍首相は挙手していない)。

 昨日の国会代表質問でも、玉木議員が選択的夫婦別姓導入について立場を聞かれ、こう答弁している。

「夫婦の別氏の問題については、我が国の家族のあり方に深く関わる事柄であり、国民の間に様々な意見があることから引き続き国民各層の意見を幅広く聞くとともに、国会における議論の動向を注視しながら、慎重に対応を検討していきます」

 表向き「意見を幅広く聞く」「議論の動向を注視」などと言っているが、わざわざ「慎重に対応」と強調していることからも、安倍首相に夫婦別姓を導入する気などサラサラないのである。安倍首相は20日の施政方針演説で、「女性も男性も、若者もお年寄りも、障害や難病のある方も、更には一度失敗した方も、誰もが多様性を認め合いその個性を活かすことができる社会、思う存分その能力を発揮できる社会を創る。一億総活躍社会の実現こそが、まさに少子高齢化を克服する鍵であります」と大見得を切ったが、その本心はまったくの逆で、多様性の否定としか言いようがない。

「結婚」にしても「家族」にしても、個人の自由な価値観に基づいた様々なあり方が認められるべきだ。杉田議員の「だったら結婚しなくていい」ヤジ、そして安倍首相の発言・答弁からあらためてわかるのは、安倍政権がいかに個人の多様性を否定し、「家制度」のような男尊女卑の封建的社会を目指しているかということだろう。杉田議員と自民党は逃げる気満々だが、決してうやむやにさせてはいけない。

(編集部)
























http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/198.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 抜き差しならない安倍・菅対立 最後は内ゲバで自壊の予兆(日刊ゲンダイ) 



抜き差しならない安倍・菅対立 最後は内ゲバで自壊の予兆
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268004
2020/01/23 日刊ゲンダイ


どっちもいらない…(C)日刊ゲンダイ

「安倍政権の隠蔽体質についてたださなければなりません」――。

 安倍首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党の代表質問が22日午後、衆院本会議で行われ、今通常国会の論戦が始まった。

 最初に質問に立った立憲民主党の枝野幸男代表はまず、首相主催の「桜を見る会」を巡る私物化問題などを取り上げ、首相の地元支援者が多数参加していたことを「公職選挙法違反の買収と実質的に何が違うのか」と指摘。

 政府の名簿の取り扱いに法令違反があったり、名簿の一部を加工して国会に提出したりしたことにも触れ、「(菅義偉)官房長官を含む担当者への重い処分が必要だ」と強調したほか、「(詐欺商法が問題視されたジャパンライフの山口元会長は)総理枠で招待されたのではないか」などと追及した。

 また、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業に絡む汚職事件について、IR担当の内閣府副大臣だった秋元司衆院議員(自民党離党)が東京地検特捜部に逮捕、起訴されたことへの見解をただした上で、「(IR整備は)到底容認できない」と整備中止を要求。

 さらに、広島地検から事務所が家宅捜索を受けた河井克行前法相や、地元有権者にカニやメロンを配った公選法違反疑惑が指摘されている菅原一秀前経産相について、「元閣僚が説明責任を果たすことには首相自身にも責任がある」と声を張り上げる一方、海上自衛隊の中東派遣については、防衛省設置法の「調査・研究」を派遣根拠としたことを強く批判した。

安倍、菅の間には友情も深い信頼関係もない

 代表質問前に行われた主要野党の国対委員長会談では、「桜を見る会」に関する保存期間を過ぎた資料が新たに見つかったことを受け、引き続き政府・与党に資料開示を要求する方針を確認。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に向かって「実態解明を本気でやる」とこれまで以上にヤル気満々。

 昨年末の臨時国会で、野党側が強く求めていた会期延長や予算委での集中審議から逃げ回っていた政権や与党。通常国会では、いよいよ野党の醜聞追及が本格化するわけで、安倍政権が防戦一方になるのは間違いない。

「今だけ、自分だけ、カネだけ」の嘘つきで、恥知らずの憲政史上最も醜悪な政権もさぞ慌てているかと思いきや、永田町で今、囁かれているのは、開会した通常国会の裏で激しさを増している安倍と菅官房長官の抜き差しならない対立だ。

 昨年4月の元号発表で「令和おじさん」と一気に知名度が高まり、次期総理を問う世論調査で急浮上した菅に安倍が激しく嫉妬し、野党の追及が厳しくなるこの機に乗じて「菅潰し」を図り、あわよくば自身の4選を狙う野望を抱いているという。政治アナリストの伊藤惇夫氏がこう言う。

「もともと、2人は友情や強い信頼関係で結ばれているわけではありません。私は戦略的互恵関係と呼んでいますが、政権維持のためにお互いが必要だっただけです。注目を集める菅長官に対し、安倍首相の周辺が警戒を強めている。まだ、亀裂が決定的になったとは思いませんが、2人が微妙な関係にあるのは間違いないでしょう」


これが国民の声(C)日刊ゲンダイ

ただでさえ腐臭漂う政権内で安倍、菅の対立が長期化すれば軋みは拡大

 国民生活そっちのけで党内の権力ゲームにうつつを抜かす――。なるほど、どうりで施政方針演説の中身が薄っぺらかったわけだ。そんな安倍と菅の対立について、「週刊現代」(1月11・18日号)は<男の嫉妬と権力闘争、政治の世界は真に恐ろしい><最高実力者・菅官房長官はこうして殺された>と衝撃的な見出しでこう報じていた。

<6月、突然、無派閥議員の勉強会「令和の会」が菅をトップとして立ち上げられたことが報じられる。「菅派結成か」と永田町は騒然となった。「総理を刺激したみたいだね。『何なんだろうね、あれ』とかなり怒った表情で言っていましたから」(自民党の重鎮議員)>

<「次期総理候補bP」の岸田文雄が推す溝手顕正という古参議員が、菅がごり押ししたもう一人の自民党候補に「大敗」したのだ。この新人こそ、菅を「ガースー」とまで呼ぶ最側近議員、河井克行の妻・河井案里だった(略)菅の行動の理由ははっきりしている。安倍と「禅譲の密約」までかわしたという岸田文雄の力を徹底的にそぎ落とすためだ>

 そして昨年9月の党役員人事で、岸田が望む幹事長就任を二階幹事長と菅で阻止したことが決定的になったという。

<これが安倍には「菅の反乱」と映った。自分の決めた人事を、真っ向から否定したのだから。安倍のなかでこれまで燻っていた菅への嫉妬と不信感は頂点に達した>

桜廃棄資料の突然の保存判明は菅の反撃なのか

 そこで激しい嫉妬に狂った安倍が“仕掛けた”のが「菅潰し」。確かに最近、スキャンダルが相次いでいる自民党議員は、どういうわけか菅の側近ばかりだ。

 不祥事の責任を取るという形で大臣辞任に追い込まれた河井、菅原は、揃って菅グループを取り仕切る「腹心」だったし、菅が熱心に選挙応援した河井の妻・案里は公選法違反容疑で逮捕寸前だ。厚労省の女性審議官との不倫疑惑が発覚した和泉洋人首相補佐官は、菅の昨年5月の訪米に同行するなど「懐刀」「右腕」といわれており、前出の週刊現代の記事では<ある官邸官僚の一人>が<「明らかに『菅つぶし』だよね」「内閣府から和泉さんの日程が漏れていた」>と語っていた。

 そしてトドメがIR汚職事件だ。渦中の秋元はIRの旗振り役だった菅と近しく、中国企業が参入を狙っていたとされる北海道の鈴木直道知事は“菅チルドレン”と呼ばれている。

 昨日の友は今日の敵ならぬ、昨日の友は永遠に敵。自分に歯向かうものは誰であろうと容赦しない。いろいろな場面で指摘されている安倍のセコイ人柄がよく表れているが、ここまで徹底的にいじめ抜かれたら、菅の怒りが頂点に達するのも当然だろう。「桜を見る会」の問題で、ここにきて突然、政府が「廃棄」と説明してきた過去の資料が保存されていたことが判明したが、これを「菅長官がわざと問題を引き延ばして反撃に出た」と受け止めている与野党議員は少なくない。

 8月まで政権が続けば、連続在職期間が佐藤栄作元首相を上回り最長となる安倍は、ここぞとばかりに菅を叩き、求心力を高めるつもりだろうが、まるでセクトの内ゲバと同じだ。政治ジャーナリストの角谷浩一氏がこう言う。

「『調子に乗るな』と単にお灸をすえているのか、それとも『おまえの総理大臣はない』というのか。本音はわかりませんが、安倍首相の目には菅長官が『謀反を起こした』と映っているのでしょう。ただ、本気で『菅潰し』となれば党内バランスが崩れてバラバラになるのは間違いありません」

 ただでさえ腐臭が漂い始めた長期政権だ。抗争が長期化すれば軋みやひずみはどんどん拡大する。まっ、国民にとってはそれはそれで大歓迎だ。

 今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、謀反を起こして織田信長を討った明智光秀が主人公だが、信長も光秀も結局、天下を取れなかった。国民にとっては、闇の官房長官もペテン首相も揃って退場してもらうのが最良の道だ。







 



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/199.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 夫婦別姓「結婚しなくていい」ヤジはやはり杉田水脈議員(日刊ゲンダイ)
 


夫婦別姓「結婚しなくていい」ヤジはやはり杉田水脈議員
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268075
2020/01/24 日刊ゲンダイ


杉田水脈議員(C)日刊ゲンダイ

 やっぱり――。22日の衆院代表質問。「選択的夫婦別姓」の導入を訴えた国民民主党の玉木雄一郎代表に対し、「だったら結婚しなくていい!」とヤジを飛ばした女性議員は大方の推察通り、自民党の杉田水脈議員だった。

 23日の衆院議運委の理事会で、野党の理事が杉田議員を名指し、本人の発言かどうかと、撤回・謝罪の意思の有無を尋ねるように要求した。

 それにしても懲りない女だ。杉田議員は「新潮45」に、「LGBTは生産性がない」と訴える論文を寄稿して批判を浴び、その後も、レイプ被害者のジャーナリスト伊藤詩織さんについて「彼女の場合は明らかに、女としても落ち度がありますよね」と、セカンドレイプまがいの発言をして炎上したばかりだ。

 なのに、また時代錯誤の問題発言を口にしているのだから、学習能力ゼロだ。しかも、メディアから逃げ、口をつぐむ一方、本人のツイッターを見る限り、ノーテンキにカラオケパーティーを楽しんでいるのだから、どうしようもない。

「杉田議員は、LGBT論文の時も、“誤解だ”などと釈明して論争から逃げた。今回も、口を閉ざしたままです。右翼思想の持ち主のようですが、主張があるなら堂々と持論を訴えるべきです」(立正大名誉教授の金子勝氏=憲法)

 安倍首相の周囲は、この手の女性議員ばかりだ。
















http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/200.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 自公と組み庶民のための政治はありえない(植草一秀の『知られざる真実』) 
自公と組み庶民のための政治はありえない
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-22a2f1.html
2020年1月24日 植草一秀の『知られざる真実』


京都市長選に出馬している福山和人候補は市民の暮らしのための市政を訴えている。

これが政治の原点である。

国政であれば国民の暮らしのための政治が必要だ。

しかし、その国民の暮らしが日ごとに悪化している。

西暦2000年と西暦2018年を比較すると、日本の一人当たりGDPは38,534ドルだったものが39,306ドルになっただけで、ほとんど変わっていない。

世界のなかでのランキングでは2000年に第2位だったのが2018年には第26位に下落している。

日米英独仏のG5諸国を見ると米英独仏各国の一人当たりGDPが倍増近くにまで増大していることが分かる。

安倍首相が敵対視する韓国の世界ランキングは2000年の35位が2018年には第31位に変化したが、一人当たりGDPは11,947ドルから31,346ドルにほぼ3倍増となった。

日本だけが成長できず、いまや日本の一人当たりGDPは韓国とほとんど変わらない。

日本では、韓国で文在寅政権が誕生して以降、韓国経済が崩壊しているかのような報道が多いが、事実でない。

韓国の代表的株価指数は文政権発足後に急騰。

その後、最低賃金引き上げに伴う経済悪化によって株価が反落したが、元の水準に回帰しただけである。

ここ数カ月は、株価が再び上昇基調に転じている。

第2次安倍内閣が発足してから7年の時間が経過したが、この7年間も日本経済は超停滞を続けた。

四半期ごとに発表される実質GDP成長率(前期比年率)平均値は+1.3%。

これは日本経済が最悪の状況と言われた民主党政権時代の+1.7%を大幅に下回る。

第2次安倍内閣下の日本経済最大の特徴は、一人当たり実質賃金が5%も減少したこと。

最悪の経済と言われた民主党政権時代でも一人当たり実質賃金は横ばい推移だった。

安倍首相はアベノミクスが成功したと強弁するが、この期間にはっきりと改善を示したのは企業収益だけである。

法人企業統計によると、法人企業の当期純利益は2012年度から2017年度までの5年間に2.3倍の水準に激増した。

日本経済が超低迷した時期に企業収益が倍増したのだ。

そのあおりを受けたのが労働者である。

一人当たり実質賃金が5%も減ってしまった。

したがって、労働者にとって安倍内閣の時代は「悪夢の時代」である。

安倍首相は雇用の数が増えたことをアピールするが、増えた雇用の4分の3は非正規雇用である。

一億総活躍のかけ声の下ですべての生産年齢人口の国民が低賃金非正規労働に駆り出されただけなのだ。

中間所得者層が破壊され、多くの人々が下流に押し流されてきた。

みんなつらく苦しい思いをしている。そのために、政府による最低ラインを支える政策対応に対する批判的主張が広がっている。

生活保護制度に対する批判を強調する勢力が台頭した。

一生懸命に働いているのに年収が200万円に届かぬ人々が1100万人水準もいる。

この立場の人から見れば、生活保護制度など許し難いということになるのかも知れない。

安倍内閣と財務省は、こうした心理を利用して、社会保障制度の圧縮を進めている。

生活保護利用に対する「水際作戦」などで、生活保護制度利用を可能な限り抑止するスタンスが示されてきた。

しかし、これは政策の対応方向として逆ではないか。

大事なことは、すべての労働者の処遇を改善すること、そして、これと連動して、政府がすべての国民に保障する最低ラインを引き上げることだ。

本来は、この方向に政策が推進されるべきではないか。

京都市長選では福山和人候補が、この方向の市政方針を打ち出している。

立憲、国民、社民は、驚くべきことに自公と手を組んで現職の候補者を支援している。

国政で安倍内閣打倒と叫びながら、政令都市の市長選で自公と手を組んでいては主権者の不信感が増すばかりだ。

京都市民は参政権を全面的に活用して、市民の暮らしを支える新しい市政構築に清き一票を投じるべきだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/201.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 執念深い蛇は怖い!私怨が元で1億5000万円掛けても相手を蹴落とす図(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/01/post-da70dc.html
2020.01.24 


河井夫婦が選挙に関してどのような戦いをしてきたか明らかになって来た。

「リテラ」によると、安倍首相の私怨を晴らすために河井あんりをなにがなんでも当選させるために1億5000万円もの巨額を投じたそうだ。

同じ自民党員なのに、溝手陣営1500万円 対 河井陣営1億5000万円。

これが当時参議院議員の選挙戦。

10倍もの資金力があれば勝って当たり前じゃないか。


但馬問屋‏ さんのツィート
安倍首相は自分を「過去の人」と言った溝手氏への私怨を晴らすために、案里氏を刺客にし、さらには1億5000万円もの巨額を投じたのだ。

安倍首相を「過去の人」と言った溝手氏に対して、ここまで執念深く追い詰めることができる人間はそうそういない。

感情的にもそうだが、物量的に巨額を投入して何がなんでも落選させようと必死になる安倍。

「溝手さんは与党内野党として安倍に批判的でブレーキ役」と言う人もいる事から、安倍にとっては邪魔な存在だったのかもしれない。

安倍はとにかく批判されることが何より嫌いな男だから、ずーっと根に持っていたのかもしれない。

しかし安倍首相の的外れなプライドも相当なものだ。

この人の場合、税金は自分の為にあるものだと勘違いしている節があるから、憎い相手に対して税金を湯水のように使っても落とさねばならないと思ったのか。

すごい執念深い男だ。そして子供っぽい。

河井案里も、今まで逃げ続けて来たのに国会が開催される前日になって慌てて釈明会見。

しかし答えているのに答えになっていない。

殆どの質問に「捜査中だから発言を差し控えたい」と何一つ答えになっていず傲慢さが目に付く会見だった。

おまけに、立ち去る際の陰の方での笑顔は何なのか。。。

また違う場面では1億5000万円貰ったのかとの記者の問いに対して、堂々と「もらいましたが、違法ではありません」

これもなんだかやたら腹が立つ。

金権政治の張本人が「違法ではない」としゃあしゃあと言う神経。

違法ではないとしても本人が言う事ではない。

原資は国民の血税なのだ、盗人猛々しいにもほどがある。


「出来るだけ金がかからない政治を」と言うのは何だったのか。

これでは個人では選挙にも出られないということになるし、また金権政治が復活した感がある。

と言う事は、政党助成金は野党の追随を許さず莫大な額、企業献金も山のように貰い、おまけに領収書がいらない官房機密費を持っている自民党が金の力で権力を維持できるということになる。

何なんだ、この時代錯誤の国は。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/202.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 安倍首相トンデモ答弁「ログ開示はセキュリティ上問題」に政府ぐるみで追随 でも「桜を見る会」私物化を裏付ける新証拠が続々(リテラ)
安倍首相トンデモ答弁「ログ開示はセキュリティ上問題」に政府ぐるみで追随 でも「桜を見る会」私物化を裏付ける新証拠が続々
https://lite-ra.com/2020/01/22tv.html
2020.01.24 安倍首相トンデモ答弁「ログ開示はセキュリティ上問題」に政府ぐるみで追随 リテラ

     
     22日の衆院本会議での安倍首相(衆議院TVインターネット審議中継より)


 開会したばかりの国会で、安倍首相が耳を疑うような噴飯ものの答弁を連発している。

 まず、カジノをめぐる汚職問題については、22日の衆院本会議でおこなわれた代表質問で「IRはカジノだけではない」「家族で楽しめるエンタテインメントとして観光先進立国の実現を後押しするもの」などと主張し、秋元司議員らが逮捕された件は「捜査に影響する可能性があることから、詳細なコメントは差し控える」と答弁を拒否した。

「捜査に影響する」と言えばコメントしなくて済むという空気が安倍政権に広がっているが、カジノ法案を成立させた責任者がそんな言い訳で逃げるなんて無責任にも程がある。しかも、IRはカジノありきの施設であり、そのカジノ利権をめぐってIR担当副大臣を務めた現職議員が逮捕されるという汚職まみれの実態があきらかになったというのに、「(IRは)家族で楽しめるエンタテインメントだ」と胸を張るとは……。開き直りもいい加減にしろという話だが、それ以上に呆気にとられたのは、「桜を見る会」にかんする答弁だ。

 同じく22日に、立憲民主党の枝野幸男代表は、政府が廃棄したと言い張っている「桜を見る会」招待者名簿の電子データについて、廃棄した際のログの開示と調査を求めたのだが、対して安倍首相はこう言い放ったのだ。

「(ログについては)悪意ある第三者などによる不正侵入や不正操作など等を検知するための重要な材料となる。ものであり、その内容を明らかにすれば、不正侵入など等などを助長する恐れがあるり、政府として開示することはセキュリティ上の問題がある」

 ログを開示すると不正侵入を助長する恐れがある、だと? もう、さっぱり意味がわからない。通常、ログを開示したところで、セキュリティを脅かすような情報が表示されているとは考えにくいが、この国の政府はデータの廃棄日時を開示しただけで簡単にハッキングされるような脆弱なシステムなのかとツッコまざるを得ない。

 だいたい、いま開示しろと迫られているのは廃棄した日時を示す情報なのだから、それ以外はいつものように黒塗りにして出せばいいだけだ。しかし、安倍首相がおこなった「ログを開示すると不正侵入を助長する恐れがある」というトンデモ答弁を、政府が一丸で繰り返す事態になっているのだ。

 23日におこなわれた野党合同ヒアリングでは、内閣府の酒田元洋総務課長が安倍首相と同じ主張をおこない、野党議員から「ログの日付を出すことと不正侵入はどう関係があるのか」と問いただされると「専門家ではないのでつまびらかには申し上げられない」と述べ、ログを確認して廃棄した日付を教えてくれればいいという要求にも「ログを見て、その内容を申し上げることはログの一端を明らかにすることでセキュリティの問題がある」などと言い出したのだった。

 ログを見て内容を伝えたらセキュリティに問題が出るって、それはオカルトめいた「呪われたPC」みたいなことか。「廃棄した名簿の電子データは復元できない」と安倍首相が言い切ったときもそうだったが、安倍首相のトンデモ答弁によって、官僚も意味不明の説明に終始するという、この国民をバカにしきった展開を何度繰り返せば気が済むのだろう。

 ようするに、こんなバカ丸出しの言い訳しかできないということは、廃棄したと担当者が記憶していると主張してきた2019年5月7日〜9日ではなく、共産党・宮本徹議員が開示を求めた5月9日以降に慌てて廃棄したか、あるいはそもそも招待者名簿の電子データは廃棄されていない、そのどちらかだろう。

実際、これまで政府が繰り返してきた説明は、どんどん覆っている。「ない」と言ってきた文書が続々と発見されているからだ。

■“「桜を見る会」=安倍首相地元支持者接待と総裁選対策”を裏付ける証拠が続々

 たとえば、21日には「桜を見る会」の2011〜13年開催分の関連文書や、2014〜19年の招待者数の内訳を記した資料が見つかったとして公表したが、2019年の場合、招待者数1万5420人に対し「各界功績者(総理大臣等)」の招待者数は8894人にものぼっていた。しかも、1万5910人ともっとも招待者の数が多かった2018年の「各界功績者(総理大臣等)」の招待者数は、なんと9494人。資料では「各界功績者(総理大臣等)」招待者数は2015年が7385人、2016年が7605人、2017年が7595人と記されており、2018年から急増していることがわかる。

 その上、昨日23日に新たに提出された、2013〜19年の「桜を見る会」来場者の時間ごとの集計表では、「桜を見る会」の開門・受付開始時間は午前8時半であるにもかかわらず、2019年には午前8時よりも前に入場した人の数は1851人、2018年は1901人となっていた。ちなみに、2013年は空欄で2014年は2人だったが、2015年は823人にのぼり、2016年は1535人、2017年は673人だった。

 一方、安倍首相がツアーを組んで呼び寄せた地元関係者は、貸し切りバス十数台で乗り付け、受付開始前に手荷物検査などをすっ飛ばして新宿御苑に入り、安倍首相夫妻と写真撮影していたことがわかっている。つまり、この受付開始前に来場した人数が増えていったのは、安倍首相の“地元関係者への接待”が背景にあると見られている。

 しかも、注目すべきは、「各界功績者(総理大臣等)」招待者数と受付開始前来場者数が最高に達しているのがともに2018年で、2019年もそれに次ぐ数字だということだ。

 本サイトでもお伝えしたとおり(https://lite-ra.com/2020/01/post-5200.html)、2018年の「桜を見る会」は安倍首相が総裁選運動に利用した疑惑が濃厚だ。この年、安倍自民党は「桜を見る会」前日に初めて「都道府県議会研修会」なる催しをおこない、地方議員約800人を招待。「研修会に出席すれば『見る会』に出られた」(毎日新聞2019年12月14日付)などという証言も出ている。ちなみに「しんぶん赤旗」の調査では、総裁選で安倍首相と戦った石破茂議員の地元・鳥取県の議員で「桜を見る会」に参加した者は確認できなかったという。

 また、2019年の「桜を見る会」をめぐっては、安倍自民党が7月の参院選で改選を迎えた党所属の参院議員に、後援会関係者らを「4組までご招待いただけます」と記載した案内状を1月に送っていたことが判明している。これは税金を使った「桜を見る会」という公的イベントを、組織的に選挙運動に利用していたという公職選挙法違反にあたる事前運動の決定的な証拠であり、れっきとした有権者買収だ。これとまったく同じように、2018年には総裁選の選挙運動として、国民の税金で地方議員を接待していたのである。

 安倍首相は招待者数が安倍政権下で増加したことを「長年の慣行」などと説明してきたが、その実態は安倍首相による地元関係者への接待であり、さらには総裁選と参院選のために「桜を見る会」を利用してきたのだ。今回新たに公表された資料は、そのことを裏付けるものだといえよう。

 しかし、こんな資料だけで納得できるはずがない。たとえば、これまで菅義偉官房長官は聞き取りなどの結果として2019年の「首相枠」の数は約1000人だと説明してきたが、これを裏付ける資料はまだ出ていないからだ。

 電子データの廃棄ログや「前夜祭」明細書をはじめ、まだまだ国民にあきらかにすべき情報が山積み状態の「桜を見る会」問題。二階俊博・自民党幹事長は「桜はもう散った」などとのたまい、安倍首相も無責任答弁に終始しているが、国民をバカにしきったこの態度を看過することは、けっして許してはならないだろう。

(編集部)



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案里議員認めた1億5000万円「安倍マネー」を原資に不正か
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2020/01/24 日刊ゲンダイ


「いただきました」(C)日刊ゲンダイ

 安倍首相の「私物化」や「身内びいき」が、ここにも表れている。

 昨年7月の参院選で、ウグイス嬢に法定上限の倍額の報酬を支払った公選法違反容疑で広島地検が捜査している河井案里参院議員と河井克行前法相の夫婦の問題で、新たな事実が判明した。

夫婦一帯で選挙違反の傍証か

 選挙直前、河井夫妻それぞれの政党支部に自民党本部から7500万円ずつ振り込まれていたのだ。わずか3カ月で計1億5000万円。同じ広島選挙区で立候補していた自民党の溝手前参院議員への支給は1500万円というから、ケタ違いの巨額な選挙資金で優遇されていた。

 案里議員は23日、1億5000万円もらったことを認め、「違法ではありません」と居直ったが、自民党内からも「聞いたことがない異常な額だ」と驚く声が上がっている。

「河井夫妻『買収』原資は安倍マネー1億5千万円だった」と報じた週刊文春によると、自民党関係者が「肩入れは安倍首相の意向があってこそ」「首相の後ろ盾は絶大で、案里氏は党本部からの『安倍マネー』を存分に使うことができた」などと証言。カネの面だけではなく、少なくとも4人の安倍事務所秘書が広島に入って案里議員の選挙を手伝うなど、案里議員の選挙は安倍首相丸抱えだったという。

不正を奨励するような異常な金額

 それにしても、1億5000万円ものカネは何に使ったのか。ウグイス嬢の買収だけでは、とても使い切れそうにない。

 政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏が言う。 

「選挙運動で使える金額は公選法で上限が定められていますが、1億5000万円は法定選挙費用を大幅に上回る。公示前の政党活動費は含まれないとはいえ、党側が法定選挙費用を上回る資金を振り込んだのは、裏ガネ、買収などなんでもアリの不正選挙を奨励しているようなものです。また、夫の政党支部に7500万円が振り込まれたことにも注目しています。この時期、同じように巨額資金が振り込まれた衆院議員は他にいるのでしょうか。夫婦一体の選挙で、克行氏が不正に関与した傍証になると考えられる。たしかに、党本部から支部への資金交付に上限はないが、政党交付金の原資は税金です。それが特定の候補者に集中して投入され、違法選挙に使われたのなら、自民党の安倍総裁にも説明責任がある。桜を見る会と同様に、政治や選挙の私物化は目に余ります」

 河井前法相の「任命責任」だけでは済ませられない問題だ。









http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/204.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 嘘を言うことが常識、誤魔化すことが常識になる怖さ。(かっちの言い分)
嘘を言うことが常識、誤魔化すことが常識になる怖さ。
https://31634308.at.webry.info/202001/article_20.html?1579867384

今、日本は完全にモラルが崩壊している。それは安倍首相が自分の不正を誤魔化すために官僚を防波堤にして嘘で誤魔化すことは常識になってきた。公に嘘を言うにしてもためらいというものがあるが、堂々と嘘を言う。これが当たり前になった。そら恐ろしい。

野党が桜の記録を消したログ(履歴)を示せと述べたら、これを示したらセキュリティ上危険だから見せられないと嘘を言う。消したログ(日時、容量、ファイルの種類)程度の文字を見せても全くセキュリティが崩されることは全くない。セキュリティと言ったら素人は急にわからないだろうと高を括る。

法政大の上西教授が安倍政権の嘘の誤魔化し法について、本質を突いた誤魔化し論法について述べている。これは「ご飯論法」と例えている。この言い逃れ論法は実に当を得ている。要するに、聞かれたことに対して、ずばりと答えず、的をハズらかす。桜の資料が急に出てきた理由を野党がなぜ最初から出さなかったのだと聞いたら、正にこの資料を出せとは言わなかったからだと述べた。これなどは正にご飯論法の最たるものだろう。しかし、こんなことを会社で答えたら、どんな目に会わされるか直ぐに想像が付くだろう。くびものである。それが堂々と国の最高機関で行われていることに安倍首相の罪は途轍もなく大きい。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/205.html

記事 [政治・選挙・NHK269] コケにされた宏池会・岸田文雄<本澤二郎の「日本の風景」(3574)<河井夫妻に1億5000万+α投入した安倍晋三>
コケにされた宏池会・岸田文雄<本澤二郎の「日本の風景」(3574)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/23205954.html
2020年01月24日 jlj0011のblog


<河井夫妻に1億5000万+α投入した安倍晋三>

 文春が先の金権参院選において、河井夫妻に自民党本部から1億5000万円もの巨額、それは間違いなく政党助成金を投入した安倍晋三の、仰天するような不当な手口を暴露した。逃げ場を失った妻は、素直に認めた。

 彼女には、安倍も応援しているが、そのさい官房機密費からも出費しているはずだ。途方もない金権選挙で、彼女は岸田文雄の足元の宏池会現職・溝手顕正を叩き落したことがはっきりしたことになる。

 哀れ岸田は、飼い猫のように安倍に忠誠を尽くして、政権の禅譲を狙ったものの、現実の飼い猫は飼い殺しされていた!

<イエスマンに徹した岸田は沈没、第二の前尾繁三郎>

 宏池会は自民党保守本流派閥である。吉田茂の経済重視の軍事小国論を、池田勇人、前尾繁三郎、大平正芳、宮澤喜一、加藤紘一と継承してきたが、加藤が清和会の森喜朗に挑戦して敗北するや、小泉純一郎にも裏切られてしまった。

 かくして宮澤が期待した岸田文雄による宏池会で再生を期待したのだが、宏池会と清和会はもともと犬猿の仲だ。思想的に水と油。にもかかわらず、ひ弱すぎた岸田は、危うい安倍・日本会議の外交に屈してしまうのだが、それでも安倍は容赦なく岸田を叩き潰したことになる。

 宏池会に参謀不在を証明したことになる。そもそも永田町の権力抗争において、禅譲はない。同じ失敗をした人物は、佐藤栄作に屈した前尾である。田中六助ら若手が決起して、大平を会長に担いで政権奪取に成功した。

 中国との国交正常化は、大平の下で実現した。中国の経済の高度成長は日本のODA援助であるが、これを実行した人物は大平である。それから40年の歴史を刻んでいる。

 台湾派清和会によって、最近の中国人は日本の政府開発援助のことを、すっかり忘れて、記憶していない。それどころか、日本と日本人は嫌われている。韓国と変わりない。

<伝統のリベラル放棄の大罪>

 「中原の鹿を追う」という中国の故事を引用して、中曽根康弘に挑戦した宮澤喜一を政権から引きずりおろした人物というと、小沢一郎である。小沢の過去から、立派な足跡を見つけることは容易ではない。

 戦後の自民党史は、A級戦犯の岸が率いる戦前派の国家主義と、保守本流のリベラル派の攻防戦の様相を呈してきた。その争いの舞台は、大陸と台湾である。

 戦前派が台湾にのめり込み、リベラル派が大陸との友好関係を樹立したのだが、清和会は権力を握ると、戦争神社参拝を繰り返して、日中関係を傷物にした。これに公明党創価学会もなびいて、日本と大陸の関係は振り出しに戻ってしまった。

 目下のところ、双方の戦略的な思惑の下での関係で、本来の友好関係ではない。仕組まれた、作られた関係でもろい。

 元凶は宏池会の凋落と関係している。その点で、安倍外交に屈した岸田の罪は重い。選手交代するほかない。今回の河井への1億5000万円投入事件が裏付けている。宮澤喜一の遺言を死守できなかった岸田は、宏池会会長失格だ。その過程で、側近の溝手を落選させた。

 このことでは、菅と創価学会公明党にも嵌められてしまった。

<A級戦犯の遺言守る晋三と宮澤喜一遺言放棄の文雄>

 この1億5000万円事件をだれが漏らしたものか。安倍と菅・二階の死闘からすると、菅サイドが安倍いじめに流布したのかもしれない。

 永田町を概観すると、A級戦犯の岸の遺言を実行に移してきた晋三と、それを許した新聞テレビに驚愕するばかりだが、他方、保守本流の宏池会の伝統を放棄した文雄の力不足、無力の文雄を証明して余りある。

 まともな自民党実力者不在の下で、安倍が3選した原動力は、宏池会の沈下が背景にあった。家の子郎党を養えない文雄の政治責任は重い。

 政界雀は「女たらしの安倍の罠にはまった岸田」とも称している。昭恵の反応に興味を持つものもいるらしい。

 この1億5000万事件を徹底的に洗い出しても、桜事件に匹敵する爆発力があろう。野党の女性議員は、中村格追及にこだわる必要があろう。今日は中国の大みそかである。

2020年1月24日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




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記事 [政治・選挙・NHK269] 二階「桜は散った」のお粗末/政界地獄耳(日刊スポーツ)
二階「桜は散った」のお粗末/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202001240000037.html
2020年1月24日8時16分 日刊スポーツ


★これを老獪(ろうかい)というのだろうか、おとぼけというのだろうか。21日、自民党幹事長・二階俊博は会見で「桜を見る会」の招待者名簿管理で公文書管理法などに違反したとして内閣府人事課長らが処分を受けた問題について「役所の仕事の細かいことは政治家には分からない。分からないことで処分するわけにはいかない」と述べ政務三役の処分は必要ないとの認識を示した。官房長官・菅義偉をかばった形だ。

★22日には立憲民主党代表・枝野幸男が代表質問で「桜を見る会」をめぐる問題を追及したことについて「桜はもう散った。早くこの問題から次の建設的な議論に移していかないといけない。マスコミが取り上げてくれるからうれしがってやっている。こんな程度でしょう」と発言している。もっともこちらはネットには「散るどころかすぐに咲く」と反論されている。

★党内で二階といえば重鎮として重みがあるが、宮沢内閣不信任に賛成して自民党を飛び出し、改革フォーラム21、新生党、新進党、自由党とかなりの時代、小沢一郎と行動を共にしている。「もうずっと自民党にどっかりと君臨しているようにふるまっているが野党として自民党攻撃していたのが6年間、その後保守党、保守新党で自民党と連立を組み、02年に10年ぶりに自民党に復党している」。まもなく81になろうという大物幹事長は今、自民党をコントロールしているかに見えるが「幹事長人事も首相・安倍晋三が任命してくれているからだ。それを超える発言はしない」(二階周辺)というが、党内若手と違って無意味な軽口もたたかない。そこには何らかの意味があるはずだ。「桜は散った」が野党へのけん制程度ならお粗末としかいいようがないが。(K)※敬称略



二階氏「桜はもう散った」 立民の代表質問に苦言
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00000544-san-pol
産経新聞 1/22(水) 17:42配信


衆院本会議で代表質問に臨む自民党・二階俊博幹事長=22日午後、国会(春名中撮影)

 自民党の二階俊博幹事長は22日、衆院本会議の代表質問で立憲民主党の枝野幸男代表が「桜を見る会」をめぐる問題を追及したことに関し「桜はもう散った。早くこの問題から次の建設的な議論に移していかないといけない」と苦言を呈した。「マスコミが取り上げてくれるから嬉しがってやっている。こんな程度でしょう」とも述べた。国会内で記者団に語った。





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記事 [政治・選挙・NHK269] ハーバード大ケネディスクール卒の林氏も、ジョージタウン大卒の河野氏と並んで、ポスト安倍候補か:安倍氏が辞任させられるのは時間の問題(新ベンチャー革命)
ハーバード大ケネディスクール卒の林氏も、ジョージタウン大卒の河野氏と並んで、ポスト安倍候補か:安倍氏が辞任させられるのは時間の問題
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/5611040.html
新ベンチャー革命2020年1月24日 No.2577


1.あの安倍氏は首相の身分でありながら、桜を見る会を利用して、地元選挙民を大量接待するという選挙違反行為を繰り返している

 あの安倍氏は、公的行事・桜を見る会を利用して、自分の選挙区(山口県)の支持者850人を接待したことがすでにわかっています。これは、許されざる選挙違反行為であり、本来、当局は、安倍氏を逮捕すべき事案です。

 しかしながら、今の安倍氏は自分の政権にて、2014年に新設した内閣人事局を通じて、霞が関の官僚人事権を握っていますので、当局は安倍氏の逮捕に踏み切れません。

 そのような悲惨な日本の現実に、多くのまともな国民はみんな苛立っています。

2.あの安倍氏は、なぜ、選挙違反行為を繰り返してまで、地元選挙民の接待に血道を上げるのか

 ここでわれら国民に起こる疑問は、あの安倍氏はなぜ、選挙違反をやってまで、地元選挙民の接待を繰り返しているのかという疑問です。

 その疑問に答える情報が、ネットに挙げられています。それは、安倍氏の地元(山口県)の選挙区には、安倍氏にとって、強力なライバルが存在しているからのようです(注1)。

 そのライバルとは、ズバリ、林・元文科大臣(注2)その人です。

3.安倍氏は、自分のライバル・林氏をなぜ、閣僚に起用したのか

 上記、安倍氏と林氏の確執については、本ブログにて、すでに取り上げています(注3、注4)。

 林氏は今、参院議員に甘んじていますが、自分が衆院議員になるためには、衆院選の際、安倍氏に勝つ必要があります。

 そして、林氏も、その支援者も、安倍氏の後釜を虎視眈々と狙っているはずです。

 一方、安倍氏は上記の現実を百も承知ですから、縁故主義者の安倍氏が、あえて、ライバル・林氏を閣僚に起用してきた事実と矛盾します。

 それに関する筆者個人の見方では、林氏を安倍政権の閣僚に起用させているのは、ズバリ、日本を闇支配する米国戦争屋CIAジャパンハンドラーなのではないでしょうか。

 このことは、安倍氏が、河野氏を閣僚にし続けている事情(注5)と同じでしょう。要するに、安倍政権の重要閣僚人事は必ずしも、安倍氏の一存では決まらないということです。

 ちなみに、上記、林氏はハーバード大のケネディスクール卒です。米国人ですら極めて難関の大学を卒業しているわけですから、米国ジャパンハンドラーが林氏に白羽の矢を立てるのは当然です。この点は河野氏や茂木氏が安倍政権の重要閣僚に起用される事情と同じです。

4.ポスト安倍を狙える林氏も、かつてCIAの文春砲のターゲットにされたが、うまくかわして、ポスト安倍候補として生き残った

 安倍氏のライバル・林氏は文科大臣をやっていた2018年、CIAと繋がる週刊文春によって、下ネタ攻撃を受けましたが、かろうじて、クビがつながりました。

 林氏自身は、このとき、震え上がったでしょうが、これ以降、米戦争屋CIAジャパンハンドラーに逆らうと確実に落とされるという現実を痛いほど知ったはずです。

 そして、林氏は、彼ら米戦争屋CIAジャパンハンドラーに逆らわないという条件の下で、ポスト安倍の候補として生き残っています。

 いずれにしても、日本を闇支配し続ける米戦争屋CIAジャパンハンドラーから見て、国民からの信頼を失っている安倍氏は、林氏や河野氏や茂木氏より、知能も英語能力もはるかに劣っているのは明らかですから、彼らによって、首相を辞任させられるのは時間の問題でしょう。

注1:阿修羅“<どろっどろ、凄いわ!>首相の地元を歩く 「安倍か林か選べ」 下関で苛烈な自民の政争 「桜」前夜祭の参加者倍増を招いた市長選/前編(毎日新聞)”2020年1月24日
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/190.html

注2:林芳正
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E8%8A%B3%E6%AD%A3

注3:本ブログNo.2534『「桜を見る会」に招待された安倍後援会員の旅費を自民党支部が負担した疑惑が浮上!:安倍氏の後釜は、ハーバード大学院卒・林参院議員か』2019年11月28日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/4548531.html

注4:本ブログNo.2548『2017年8月、安倍氏は、ライバルのはずの林氏を文科大臣に任命しているが、総理大臣として大臣人事権を私物化した疑いがある』2019年12月15日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/5242302.html

注5:本ブログNo.2572『戦後日本を闇支配する米国戦争屋は、国民人気のない安倍氏の後継首相として、河野防衛大臣(米ジョージタウン大卒)を想定しているのではないか』2020年1月16日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/5543289.html



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/208.html

記事 [政治・選挙・NHK269] IR整備ではなく「カジノ賭博合法化」考えるべき3つの論点 ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)
  


IR整備ではなく「カジノ賭博合法化」考えるべき3つの論点 ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268016
2020/01/24 日刊ゲンダイ

 政治が何か新しい政策を打ち出す時には、それが何を意味するかを主権者国民に分かりやすく提示するのが筋であろう。

 ところが、政治は、真の論点を主権者国民に知らせずに決定を下しやすいように言葉のトリックを用いることがある。例えば「平和安全法制」である。従来の政府見解でも憲法9条の故に海外で「戦争」に参加できないとされていたわが国を「戦争」ができる国に変える法律を、あえて、「戦争」の反対概念である「平和」を冠して呼んでいる。

 今話題のIR(統合型リゾート施設)整備推進法もその典型である。まず、「IR」などと聞いた瞬間に普通の人は興味をなくしてしまう。それでも調べてみると、それは「ホテル、ショッピングモール、レストラン、劇場、映画館、アミューズメントパーク、スポーツ施設等が一体になった観光施設」だそうである。しかし、そんなものなら既に日本中にたくさん存在する。現に、その新設について反対運動が立ち上がっている横浜では、予定地の目の前にもっと大規模な「統合リゾート施設」が存在する。

 にもかかわらず、新法を制定してまでその「IR」を新設したい理由はただひとつ、カジノという、伝統的に刑法(185条)で犯罪とされているバクチを、例外的に合法化したいという点にある。ならば、その新法は、「IR推進法」などと呼ばす、端的に「カジノ賭博合法化法」と呼ぶべきである。

 そうすれば、主権者国民はその法律に関する真の論点に気付き、もっと真剣に考え、2016年の強行採決などは許さなかったはずである。だから、カジノ賭博場が具体的に立ち上がっていない今なら、改めてその是非を考えてみる時間がある。

 論点ははっきりしている。@政府はカジノが景気を上向かせる……と言うが、本来的にバクチは、何も生産せず、人々がすでに得た収入の一部を掠め取るだけのものである、A政府は賭博依存症対策を採る……と言うが、むしろ、患者を増やす賭博を新設しなければ済むはずである、B政府は税収が足りない……と言うが、むしろ、現に税収の使い方が間違っていることが問題ではないか。



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)








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