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2020年10月08日00時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK276] 進次郎「 前例踏襲の打破」だったら中曽根葬儀も打破したらどうか(まるこ姫の独り言)
進次郎「 前例踏襲の打破」だったら中曽根葬儀も打破したらどうか
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/10/post-dfe3cd.html
2020.10.07 まるこ姫の独り言


進次郎は全く無責任と言うか、知ったかぶりばかりしている

ちょっと聞けばはもっともらしく聞こえるが、中身スッカラカンと言うのがバレバレ。

「news23」星浩氏、学術会議の任命拒否問題での小泉進次郎環境相の発言に異議「論点ずらしそのもの。すり替えはやめた方がいい」
                   10/7(水) 6:01配信 スポーツ報知

>番組では、今回の問題で小泉進次郎環境相が「総理が盛んに言っているのは『前例踏襲の打破』。今まで当たり前に続いてきたものを一度立ち止まってこのままでいいのか、見直すべき点があるのか。問題提起される姿勢は否定されるものではない」と述べたことを報じた。



菅が学術会議へ前例踏襲の打破をしたのだとしたら、なぜ中曽根の葬儀の前例踏襲を打破しないのか。

れっきとした自民党が係る国葬と言う意味では前例踏襲じゃないか。

本当にこの葬儀は必要なのか?

自民党は何の考えもなく葬儀を決行するつもりのようだが、私たち国民にとっては、まさにこの葬儀こそ「前例踏襲」の見本みたいなもので、何が何でもやらなければいけないとは思えない。

>今まで当たり前に続いてきたものを一度立ち止まってこのままでいいのか、見直すべき点があるのか。

そっくり、中曽根の葬儀を強行する前に言ってくれと言いたい。

中曽根の葬儀についての議論ってあったのか。

今まで当たり前のように勝手に葬儀を執り行ってきたのが自民党で、今回の学術会議にだけ「前例踏襲」を持ち出すのはいかがなものか。

学術会議の前例踏襲の打破と言うなら、中曽根の葬儀は前例踏襲じゃないのか。

去年亡くなった人の葬儀を、このコロナ禍の三密で巨額な税金を投入してやるのが、いいのか、どうなのか、見直す点ばかりだ。

進次郎は論点をずらしているだけで、中身を知っているのかどうかさえ分かっていない。

国民が疑問に思っていることは、今回、菅が6人だけ任命拒否の件は、なぜ6人だけ狙い撃ちしたように拒否したのか。

前例がいけないと言うのなら、全員拒否をしたのなら話は分かるが、なぜ6人なのか。

6人拒否の理由は何なのか、それを言っているだけなのに、前例踏襲打破だと。。。(笑)

進次郎が言っているのは、6人だけに前例踏襲打破をしたと言うことになる。

ネトウヨと同じく思考が浅すぎる。

表面的なものしか見ていない人が偉そうに言えば言うほどぼろが出る。



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/371.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 新型コロナ感染者数「大幅水増し」疑惑報道は本当か(ダイアモンドオンライン)
記事 [政治・選挙・NHK276] (今明かされる)日本学術会議の闇!(生田のいくバズ)
文化人放送局
2020/10/07


・日本学術会議とは
・会議側の推薦を100%受け入れよ、というのは無茶苦茶で傲慢な論議
・学問の自由の侵害というのも全くの見当はずれ
・そもそも会議側から上がる提言にしてもろくな提言がなかった
・学術会議が政治色を深めていった理由
・防衛省の事業には協力しないが、人民解放軍と繋がりある中国企業との協力は密に
・自衛官は排除しておきながら、人民解放軍所属の研究者は受け入れる
・中共「統一戦線」とのつながり
・日本学術会議は政府に必要か
・今回任命されなかった松宮氏の政府への恫喝
・任命拒否の理由などは公表しなのが普通


10月7日収録
【出演者】
・生田 よしかつ (豊洲まぐろ仲卸三代目)
・渡部 悦和 (元陸自東部方面総監)
・ケント・ギルバート (カリフォルニア州弁護士)
・山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)




http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/373.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 辛坊治郎氏 学術会議問題の闇≠指摘「国民に手が出せない税金がある」
 ニュースキャスターの辛坊治郎氏(64)が7日、ツイッターで日本学術会議の問題に言及した。

日本学術会議が推薦した新会員候補6人の推薦を菅義偉首相が拒否した問題で野党側は国会で「説明が足りない」と追及の姿勢を強めている。

 しかし、辛坊氏はこの問題の本質について、次のように解説している。

「まだ分からない人がいるようなので、究極の解説です。政府の金の使い方に国民が疑問を持った時、政権選択でその使い方を変更出来るのが民主主義の基本です。今回の騒動における最大の問題は、政権ですら差配できない税金がある、つまり、国民に手が出せない税金があることが本質的問題なのです」とおよそ10億円の予算の使いみちについて、政権側も口を出せない点が問題だとしている。

 続けて辛坊氏は「それにしても私が野党なら、なぜ残りの99人を任用したのか?そもそもこの種の組織を国営にして会員に公務員の肩書を与えることこそ学問の自由に対する危機では無いのか?戦前から続く日本学士院は既得権そのものでは無いのか?ナドナド突っ込むけどなぁ。アホやなぁ」と野党や学者側が唱える学問の自由≠ヨの違和感を訴えた。

 その上で「それにしても、これほど分かりやすい話で、『死ななきゃ治らん』レベルの議論にとどまっている人がいるのが、ホント信じられません」と苦言を呈した。

10/7(水) 17:24配信
東京スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/f94d269459800b37d1d3170919bc39b01cb20b40
http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/374.html

記事 [政治・選挙・NHK276] <素晴らしい!>パソナの前で「竹中平蔵は売国奴」と叫ぶ(田中龍作ジャーナル)



パソナの前で「竹中平蔵は売国奴」と叫ぶ
https://tanakaryusaku.jp/2020/10/00023767
2020年10月4日 16:05 田中龍作ジャーナル


元日本郵便副会長の稲村公望氏は「(竹中が進めた)郵政民営化は失敗だった」と国賊を切り捨てた。=4日、パソナ本社前 撮影:田中龍作=

 右も左も。立場を超えた人々が、きょう、パソナ本社前(大手町)で竹中平蔵・同社会長を糾弾する集会を開いた。

 民族派の人士は日章旗を掲げて、選挙で左派陣営の運動を手伝うトラック運転手はマイクを握って、国賊・売国奴を非難した。

 「いい大学に行った友人が派遣社員となって、自分よりも安月給。結婚もできない。探っていくと竹中・小泉政治に行き着いた」。トラック運転手はこう話す。

 小泉政権時(2001〜2006年)、実際に経済政策を決めていたのは竹中平蔵だった、とされている。

 2004年、人道上やってはいけないと言われていた工場の生産ラインへの派遣が解禁された。竹中が経済財政政策担当大臣の時だ。

 メーカーは需要の増えたり減ったりの波が大きい。派遣社員は都合のいい調整弁だ。

 工場の生産ラインの派遣を解禁していなかったら、「派遣切り」の悲劇にはつながらなかったのである。


男性は田中に「竹中平蔵を政界から排除してほしい。これが私の一番言いたいこと」と話した。=4日、パソナ本社前 撮影:田中龍作=

 新自由主義を日本に持ち込んだ張本人の一人が竹中平蔵と言われる。

 民族派の青年は渋谷区・宮下公園の例をあげ「公有財産を民間に売り渡すのが新自由主義だ」と指摘した。

 儲かるのは大資本だけ。その儲けは米国などに吸い取られていく。日本国民は貧しくなる一方だ。

 菅新政権の経済政策に大きな影響を及ぼすとみられる竹中平蔵が、さらに恐ろしいことを言い始めた。

 「ベーシックインカム」である。従来の意味にあるような、最低限の生活費を保証するということではない。

 竹中の唱えるベーシックインカムは「社会保障をなくす」ということなのである。セーフティネットをなくすということなのである。

 上級国民以外は死ぬまで働かされて搾取され、用済みとなれば、ポイと捨てられる。親族は貧しくて葬式も出せない。

 間もなくそんな世の中が来るだろう。竹中が政治の中心にいる限り。

      〜終わり〜



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/375.html

記事 [政治・選挙・NHK276] (2020大阪の選択)利点強調、比較できぬまま 都構想説明会終了、住民に戸惑いも(大阪)
 大阪都構想の住民投票(11月1日投開票)を前に、大阪市が主催した全8回の住民説明会が4日、終わった。終始、メリットばかりを強調する内容となったのは、前回と異なり市と府の議会が賛成多数となり、反対派がデメリットを主張しにくくなったという背景がある。専門家は、多様な主張を比較できる材料が必要だったと指摘する。

 4日、大阪市天王寺区で開かれた住民説明会。市民が「都構想に否定的な立場の人の意見も聞ける説明会を、大阪市にやってもらいたい」と質問すると、問題意識に賛同するような拍手が沸いた。しかし、司会者は「意見として承る」と引き取っただけで、松井一郎市長の回答はなかった。

 8回の説明会を通し、参加者から相次いだ不満は「デメリットの説明がない」だった。旭区の会社員、佐藤航さん(31)も説明会終了後、朝日新聞の取材に「今日の説明だけ聞けば賛成になるが、反対の人の主張も分からないと比較ができない」と戸惑いの表情を浮かべた。

 そうした疑問に対して、松井氏は「反対意見が入っていないという指摘はおかしい」と反論する。「大阪府議会と大阪市議会で承認いただいた(制度案を記した)協定書の中身を説明している」という主張だ。吉村洋文府知事は「制度におけるデメリットはかなり修正した案になってきている」とした。

 説明会でメリットばかりが強調されるようになった背景にあるのは、議会勢力の変化だ。松井氏は、大阪維新の会と公明党による議会の多数派が決めた内容に沿って説明しているので、問題ないという認識だ。

 前回2015年の住民投票の際、賛成した政党は維新のみ。府議会と市議会のいずれでも過半数を得ていなかった。そのため、市が都構想関連の広報予算をつける条件として、都構想に反対する各党の主張も市民に配布することを決めていた。そのため、住民説明会では、各政党の賛成、反対意見をまとめたチラシも配った。

 これに対して、住民投票に詳しい上田道明・佛教大教授(地方自治論)は「これまでの住民投票で市民から行政に要望されてきたのは、その政策にどのような長所があり短所があるのかを見比べられる形での論点整理だ」と指摘する。

 税金を使った説明会だけに「長所の記述のみの資料ならば、メーカーの商品カタログのようなものであり、ニーズに応えていないとの批判は免れないだろう」と話す。

 滋賀県の旧米原町(現米原市)は、周辺自治体との合併を問う02年の住民投票の際、全戸配布した公報に賛否両論を併記したという。(笹川翔平、辻健治)

 ■維公で初、街頭演説 反対派学者シンポ

 住民投票まで1カ月を切った4日、賛成派も反対派も活動を活発化させた。

 維新と公明の府議・市議計6人が大阪・難波の高島屋大阪店前で、初めて一緒に街頭演説を行った。

 維新の藤田暁市議は「都構想の設計図は5年前よりバージョンアップした」と訴え、公明の肥後洋一朗府議も「公明党が取り組み、よりよい制度になった」と賛成を呼びかけた。

 公明は国政選挙での維新との対決を避けるため賛成に転じたが、支持者には反維新も多い。このため表立って一緒に活動することは避けてきた。肥後府議は支持者の反発が強まることを懸念しているのか、この日も「住民投票は制度を選ぶもの」と述べ、都構想についての連携だと強調した。

 一方、大学教授らでつくる「『豊かな大阪をつくる』学者の会」は大阪市内でシンポジウムを開催。都構想が実現した場合のデメリットについて論じた。

 同会は藤井聡・京都大学大学院教授(公共政策論)らの呼びかけで、前回の住民投票前に結成された。藤井教授はこの日のシンポで、市が廃止されて特別区になれば、一部の財源と権限は府に移るとし、「市民が自治を失うことになる」と主張。さらに、市の仕事を特別区と府に仕分ける作業に膨大な時間と労力がかかると指摘し、「『改革』が混乱を導き、大阪は衰退していく」と述べた。

 森裕之・立命館大学教授(地方財政学)は、府と特別区の間で事務分担と財源配分をめぐる争いが起きると予測。「関西は大阪市を中心とした運命共同体。その市がぐちゃぐちゃになったらどうするのか」と訴えた。

朝日新聞2020年10月05日 大阪 朝刊 2社会

(2020大阪の選択 ファクトチェック)府に一元化で「成長実現」 先行の「観光」、別の要因も(大阪)
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/287.html

維新市議4人への辞職勧告決議可決 守口市議会 /大阪府
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/266.html

維新4市議「辞職勧告相当」 守口市百条委 維新は反発
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/265.html
 
大阪市動画に「推進寄り」指摘 市職員「賛成に誘導のため」 (大阪)
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/238.html

(2020大阪の選択)住民投票、立会人集まらず コロナ禍「なぜ今」 窓口の自治会【大阪】
 http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/233.html
 
(2020大阪の選択)知事人気、賛成押し上げ コロナ対応評価 都構想市民調査【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/232.html
 
(2020大阪の選択)都構想、市民主導で勉強会 賛否双方招待、公平な情報提供狙う(大阪)
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/212.html
  
(2020大阪の選択)市長・知事、PR一辺倒 都構想説明、デメリット言及ほぼなし【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/211.html

(2020大阪の選択)都構想、是非は 説明会始動 推進派の主張一色・コロナで8回のみ【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/210.html

(2020大阪の選択)各党の主張「配布せず」 都構想、住民説明会で 大阪市【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/209.html

(2020大阪の選択)市広報紙、都構想広告? 特別参与「バラ色の表現」指摘、何度も修正【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/208.html  

http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/376.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 日本を国民の手に取り戻そう。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/10/blog-post_8.html
10月 08, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<立憲民主党の小沢一郎衆院議員が7日、公式ツイッターに新規投稿。日本学術会議が推薦した新会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題などを受け、「美しい国どころか、恐ろしい国へ」と憂慮した。

 小沢氏は「この人物は総理に批判的なので教授にはしません。この人物も政府に批判的なので学長にはできません。そんな国まであと一歩。美しい国どころか、恐ろしい国へ」と危惧。「安倍政権以降、この国はどんどん悪くなりつつある。問題は、国民が政治の腐敗に慣れつつあること」と指摘し、「最終的に政治のレベルを決めるのは、国民」と呼びかけた。

 また、小沢氏はこの投稿に先立ち「今こんな国になりつつあるのは戦争経験者がいなくなりつつあるということもあるだろう。戦前の言論弾圧を知らない。同調圧力が働き、政府批判をしようものなら家に石を投げ込まれた。そういう恐怖を国民の多くは知らない」とツイート。「国民も不断の努力をしないと簡単にそういう国に戻る。それがいま問われている」と提言した>(以上「デイリースポーツ」より引用)


 日本は「美しい国から恐ろしい国へ」なりつつある、と小沢一郎氏は杞憂している。戦前を知る人がいなくなり、戦争へと到った当時の日本の記憶が国民から失われている。だから「いつか来た道」を自公政権が歩んでいることに気付かない。

 日本学術会議委員の選任に菅官邸が任命拒否を行って干渉する。そのことに対する危機感を国民は覚えないどころか、総理大臣が任命拒否して何が悪いか、と開き直る姿に拍手を送る御用評論家まで現れる始末だ。

 政治家は国民によって選ばれたから何をやっても良い、との思考回路が与党政治家諸氏や御用評論家にあるようだが、飛んでもない間違いだ。政治家や権力者に箍を嵌めるために憲法はある。その憲法規定を「解釈改憲」して憲法違反の法律を制定してもテンとして恥じない、恥じないどころか大きな顔をして政権に七年八ヶ月も居座った。そしてその番頭だった菅氏が今度は政権に居座って学問の自由に嘴を挟んで「任命権は我にあり」と「アテ職」に過ぎない任命権を振り翳している。

 それは国会開会に天皇陛下の御臨席とお言葉を賜る、との法律を逆手にとって、天皇陛下がご臨席拒否を行って国会を開会させないのと同じだ、との認識すらない。そうした「あり得ないこと」になっている法律や規定の仕立てを知らないで、いや百も承知の上でそれらを無視して「強権発動」を行うことに躊躇いを見せない厚顔無恥の輩が政権に居座っている、ということに他ならない。

 彼らは憲法改正を口にしているが、彼らに憲法とは国民の自由や人権を権力者から守るためのタガだということすら知らないようだ。その箍を外せば、政治家は何でもやりたい放題だ。

 ヒトラーは民主的な手続きで当時平和憲法といわれていたワイマール憲法を停止して戦争へとドイツ国民を熱狂させた。その道筋を日本国民は真剣に学んでないのだろうか。賢者は歴史に学ぶ、という。せめて政治家は賢者でなければならない。


 引用記事に「「安倍政権以降、この国はどんどん悪くなりつつある。問題は、国民が政治の腐敗に慣れつつあること」と指摘し、「最終的に政治のレベルを決めるのは、国民」と呼びかけた」とある通り、政治のレベルは決して国民のレベルを超えない。国民が清掃への道を選択したいているから仕方ない、ということであってはならない。

 日本国憲法を改定するとするなら、三権分立を確かなものにするために「違憲立法審査機関」を最高裁判所内に設置して、法の番人「内閣法制局」を人事権を握る政権の下に置くのではなく、最高裁判所の中に置き、最高裁判所の判事は全国の裁判官の選任によって選ばれるようにして、政権が最高裁判所の人事に決して介入できないようにすべきだ。いみじくも安倍氏が「総理大臣は立法の長だ」と自白したような、日本憲法の基幹をなす三権分立すらシカと認識しない人物が国会議員となり総理大臣にまで成り詰める現代日本の政治レベルの低下に危機感を覚えない政治評論家諸氏の多さに、私は危機感を覚える。

 テレ朝によると「日本学術会議元会長・大西隆東京大学名誉教授:「(現在は)複数の観点から選考を行って、最終的に絞り込んでいく。自分の友達だとか、大学の後継者を次に選んでくれなんてことができるわけじゃない。選考基準が決まっていて、優れた研究、または業績のある科学者となっている」

これまでにも学術会議に対しては、政府の水面下での関与がありました。安保法制が成立した翌年2016年には、会議側が推薦した補充人事の候補者に官邸側が難色を示し、2017年の交代をめぐっては、官邸に呼び出され、定員を超える候補者のリストの提出を求められました。

日本学術会議元会長・大西隆東京大学名誉教授:「2016年の苦い経験だったという反省もある。学術会議側の意に沿わない難色が(官邸側から)示されたので、選考過程を丁寧に説明させて頂く必要があると考えた。(当時は人事権が)侵されることは全く想定していませんでした」

大西名誉教授は、今回の任命拒否について遺憾だと話します。

日本学術会議元会長・大西隆東京大学名誉教授:「同じ専門家集団で業績がわかる人でないと選べない。(任命拒否は)非常に遺憾だと思いった。特に理由が示されなかった。学術会議としては、どうやって選んでいいのか、つまり法律に定められている通りにやっても、それが理由もなくダメだとなる。これはとんでもないことではないか」」との認識を学者諸氏は抱いている。

 これを由々しき事態といわずして、何と呼べば良いのか。こんな政権に日本の舵取りを委ねてはならない。野党国会議員は悲壮なまでの危機感を抱いて、政権奪取に本気で挑まなければならない。旗印は「国民の生活が第一。」であり、経済成長で「国民所得三倍論」を掲げるべきだ。そのためには消費税廃止と国内産業活性化のための諸施策を国民に提示すべきだ。その背骨は「反・グローバル化」でなければならない。つまり「構造改革」の逆転だ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/377.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 是枝監督ら映画人が抗議声明+意味不明の俯瞰的な国会答弁+この件も官邸の杉田副長官が暗躍か(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/29211037/
2020年 10月 08日

 しつこく、菅首相が日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人を任命しなかった問題を・・・。

 今回の件では、様々な団体から次々と抗議声明が出ている。(@@)

 中でも注目されたのは、5日にはカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督をはじめ、青山真治、白石和彌、塚本晋也、森達也各氏らの映画監督、脚本家ら「映画人有志」22人が、抗議声明を発表したことだ。

 全文は*1にアップするが。今回の任命拒否の問題点をきちんと詳しく指摘した上で、このように訴えた。

『この問題は、学問の自由への侵害のみに止まりません。これは、表現の自由への侵害であり、言論の自由への明確な挑戦です。

 それは今に始まったことでなく、安倍政権の7年8ヶ月間続いている、そして、「あいちトリエンナーレ」の助成金一時不交付から顕著になったことだと考えます。

 今回の任命除外を放置するならば、政権による表現や言論への介入はさらに露骨になることは明らかです。もちろん映画も例外ではない。

 私たちはこの問題を深く憂慮し、怒り、また自分たちの問題と捉え、ここに抗議の声を上げます。』

* * * * *

また、この声明の中には、ドイツの牧師マルティン・ニーメラーの言葉が引用されている。

 『ナチスが共産主義者を攻撃し始めたとき、私は声をあげなかった。なぜなら私は共産主義者ではなかったから。

 次に社会民主主義者が投獄されたとき、私はやはり抗議しなかった。なぜなら私は社会民主主義者ではなかったから。

 労働組合員たちが攻撃されたときも、私は沈黙していた。だって労働組合員ではなかったから。そして、彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる人は一人もいなかった」

 この言葉を引用することを提案した森達也監督は、「この著名な警句が、これほどリアルな意味を持つ時代が来たことに私は驚いています」と語っていた。(朝日10.6より)』

<mewも昔、この言葉を知って衝撃を受けたことがある。05年郵政総選挙の最中「日本がアブナイ」と思って、急にこのブログを立てたのも、何やかんやで15年も続けてしまっているのも、日本の民主主義、平和主義が崩壊しつつあるのを見て、「何か言わないと後悔しそうだ」という思いがあったからで。ちょっとこの言葉の影響もあるかも知れない。(・・)>

* * * * *

 ちょうど今、NHK朝ドラの「エール」で戦時下の音楽活動が描かれているのだが。<政府の干渉がどんどん強くなっている。>

 この問題を放置すると、「政府を批判するものは排除されるおそれがある」という認識が広まって、研究者に限らず、映画人も、音楽家も自由に創作や発言がしにくくなって、表現行為の萎縮につながるおそれが大きいわけで。

 政治には無関心でも、アニメを含む映画、音楽などに興味のある人たちが、今回の件の問題性に気づいてくれればと強く願う。(**)

 昨日7日には、衆院内閣委員会の閉会中審査が開かれた。野党は、菅首相や加藤官房長官の出席を求めたのだが、与党はこれに応じず。

菅内閣が出して来たのは、ほとんど事情がわからないであろう三ツ林裕巳内閣府副大臣だった。

<三ツ林裕巳(65)は元内科医・大学病院教授で12年初当選の衆院3期(細田派)。<医師なのに、愛煙家とは。今時、珍しい人だ。>

 研究者であったと言えなくはないが。憲法や法律に関しては「???」だろうし。ずっと内閣府にいたわけではないので、今回の経緯もよくわかっていないと思われ・・・。

 答弁も、ただただ原稿を繰り返し読んでいただけだった様子。政府も自民党も、国民をナメているとしか言いようがない。(-"-)>

 そして、この件における菅内閣のキーフレーズは「総合的、俯瞰的」。このボヨヨ〜ンとした意味不明瞭の言葉が、昨日の国会でも10回も出て来たという。(~_~;)

<今年の流行語大賞にならないかな。時期的に、チョット遅い?・・・三ツ林氏によれば、「一つの研究分野にとらわれず幅広い視野に立ってという意味」らしい。会員に任命する際には、研究が優れているか否かだけでなく、日ごろの言動も幅広くチェックしますよってこと?^^;>

* * * * *

『内閣府の三ツ林裕巳副大臣は新たに「業績にとらわれない広い視野に立って活動を進めていただく必要があるということ」との説明を加えた。業績だけではない、何らかの要素を考慮して、首相が人選したことを示唆した形だ。

 これに対し、立憲民主党の今井雅人氏は「(除外された6人は)専門性はあるが、人間的に問題があるということか」「選に漏れた方たちの名誉に関わる」と詰め寄った。

 さらに、安倍政権が進めた安全保障法制に反対する考えを表明した学者も6人の中に含まれることから、関連性も追及した。しかし、政府側は「総合的・俯瞰的」を10回以上繰り返して具体的な説明を避けた。(朝日新聞20年10月7日)』

『三ツ林裕巳副内閣相は、6人の任命拒否に関し「首相が学術会議法に基づいて今回の任命を行った。法律違反との指摘は当たらない」と語った。また首相が学術会議の推薦通りに会員を任命する義務はないとした2018年作成の内部文書を巡り、内閣府日本学術会議事務局の福井仁史事務局長は「指示に基づいて始めたものではない」と述べ、首相官邸の指示を否定した。当時、文書を公表しなかった理由は「事務局としての業務を進める勉強で始めた。公表するようなものとは理解していなかった」と説明した。(毎日新聞20年10月6日)』

『7日の質疑では任命を拒まれた6人に瑕疵(かし)があったかが問われた。学術会議担当の三ツ林裕巳内閣府副大臣は「具体的な選考過程は答えを差し控える」と答弁。内閣府の大塚幸寛官房長は「総合的、俯瞰(ふかん)的観点から任命を行った」と、首相発言と同様の説明を繰り返した。

 三ツ林氏は「総合的、俯瞰的」の表現に関し「一つの研究分野にとらわれず幅広い視野に立ってという意味」と語った。(時事通信20年10月7日)』

 ただし、内閣府の官僚が、任命を拒否した6人に関して、改めて任命しない方針を示したという。

『政府は7日、日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を拒否した問題を巡り、改めて任命しない方針を示した。内閣府幹部が衆院内閣委員会で明らかにした。(朝日10.7』

 ところで、昨日の記事で、安倍内閣が前回(17年)、会員を任命した際に既に推薦人の数などに干渉していたという話を書いたのだが。

『複数の会議元幹部によると、同年12月ごろ、当時の大西隆会長(東大名誉教授)が官邸で杉田和博官房副長官と面会し、翌年の会員交代について、推薦候補を決める前の段階で選考状況を説明するよう求められた。(朝日10.6)』<同年=16年>

 あの前川元文科次官が、文科省にいた時に、菅官房長官(当時)が中心になって、人事権によって官僚や審議会を支配。杉田和博官房副長官や和泉洋人首相補佐官が、アレコレ言って来たという話をしていた。<何とこの2人は菅官邸でも、しっかりと残っている。(~_~;)>

* * * * *

 「杉田官房副長官、和泉補佐官に政権批判した学者を外せと言われた」学術会議問題を前川喜平氏語る〈週刊朝日、Aera.dot10.4)の一部を引用したい。

『今回の問題は菅政権で起こるべくして起こったという感じですが、手を出してはいけないところに手を出してしまいました。

 安倍政権は人事権によって官僚や審議会を支配してきました。その中心にいたのが菅さんです。気に入らない人間は飛ばす、気に入れば重用する。これは彼らの常とう手段なんです。

 私が事務次官だったとき、文化審議会の文化功労者選考分科会の委員の候補者リストを官邸の杉田和博官房副長官のところにもっていきました。

 候補者は文化人や芸術家、学者などで、政治的な意見は関係なしに彼らの実績や専門性に着目して選びます。それにもかかわらず杉田さんは「安倍政権を批判したから」として、二人の候補者を変えろと言ってきました。これは異例の事態でした。

 他にも菅さんの分身とも言われる和泉洋人首相補佐官が文化審議会の委員から西村幸夫さんを外せ、と言ってきたこともありました。西村さんは日本イコモス委員長です。安倍首相の肝入りで「明治日本の産業革命遺産」が推薦され、15年に世界遺産に登録されましたが、この産業革命遺産の推薦を巡り難色を示していたのが、西村さんでした。任期が来たときに、文科省の原案では西村さんを留任させるつもりでしたが、和泉さんが「外せ」といい、外されました。

 官僚についても同じようなことを繰り返してきましたよね。本来、内閣から独立している人事院を掌握し、「憲法の番人」と言われた内閣法制局も人事で思い通りにした。成功体験を積み重ねてきた。それで検察の人事にも手を出したが、これは失敗。でも、まだ諦めていないでしょうね。そしてその支配の手を学問の自由にも及ぼそうとしている。

 今回も官僚や審議会の人事に手をつっこむような感じでやってやろうと思ったんでしょうね。しかし、致命的なのは、日本学術会議が科学者の独立した機関だという理解がなかった点です。

 憲法では「学問の自由」「思想の自由」が保障されている。国家権力が学問や思想を侵害してはならないとなっている。だから、日本学術会議の独立性は強いんです。しかし、今回の任命の問題は、日本学術会議の独立性を脅かすことになる。日本にいる約87万人の科学者を敵に回したといっても過言ではありません。』

 安倍前首相や菅首相、官邸スタッフの一部は、もともと憲法等の知識やセンスが欠けている上、長年にわたる独裁支配の間に、人事でも何でも自分たちの思う通りにやらないと気が住まなくなっているおそれがあるわけで・・・。 

 何とか国民の力で、しっかりと歯止めをかけないと、日本がどんどんアブナくなって行くと強く懸念しているmewなのである。(@_@。

 THANKS



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/378.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 麻生副総理に5千万円の疑惑献金 8億円の補助金“還流”の疑いも〈週刊朝日〉

※週刊朝日 2020年10月16日号 紙面クリック拡大


麻生副総理に5千万円の疑惑献金 8億円の補助金“還流”の疑いも
https://dot.asahi.com/wa/2020100500043.html
2020.10.6 08:30 今西憲之 週刊朝日2020年10月16日号


菅首相と談笑する麻生副総理(C)朝日新聞社


 政権が発足し、安倍政権に続きナンバー2に座ったのが、麻生太郎副総理兼財務相だ。

「安倍さんに続き、菅さんも麻生さんがにらみをきかすほうが、閣内をコントロールしやすいと思ったのでしょう」(自民党ベテラン議員)

 安倍内閣時代は、毎年政治資金パーティーと寄付で2億円を超す政治献金を集め、安倍氏を抜き、トップクラスだ。

 その政治資金収支報告書を見ると、不思議な献金があった。麻生氏は政党支部「自民党福岡県第8選挙区支部」と、資金管理団体「素淮会(そわいかい)」などが政治献金の受け皿だ。

 自民党福岡県第8選挙区支部の2012〜13年度の報告書をみると、広島県のA社と関連会社が計60万円を献金。どちらも社長は元広島県議会議長の親族B氏だ。

「B氏は地元では知らない人がいない実業家で甥が政治家で政界に顔が広い」(広島県議)

 だが、12年にはA社が出資しB氏が代表を務めるC製鋼(福岡県)が約205億円の負債をかかえて、破産手続きとなった。その後、A社も倒産、B氏も破産した。

 しかし、不可解なことにB氏は13年以降もA社を通して、麻生氏に献金を続け、12年から18年までで計210万円となっている。

 そして麻生氏の資金管理団体「素淮会」の地方組織である「中国素淮会」代表も務めるB氏。

 15年の素淮会の報告書には、B氏の中国素淮会から1千万円、16年と18年にそれぞれ1千万円、17年は2千万円、4年間で5千万円もの献金がされていた。

 中国素淮会の政治資金収支報告書をみると、毎年1回、麻生氏のセミナーとパーティーを開催。

 18年は9月にセミナーとパーティーが開催され、広島市内のホテルに643人が参加、2237万円の収入があったと記されていた。

「B氏は若いころから麻生氏と親しく、会社が破産した時も麻生氏にせっせと献金していた」(前出・広島県議)

 だが、B氏の会社が破産手続きを行っている最中、麻生氏への多額の献金を行うのは奇妙だ。

 しかもB氏が経営していたC製鋼は破産前、福岡県と北九州市から風力発電事業などで計8億円もの補助金を受け取っていたことも、福岡県議会で問題視された。

 元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士が話す。

「破産が認められると、負債が免除されます。大半の場合、債権者は売掛金回収ができなくなる。そういう状況で多額の政治献金は問題がある」

 麻生氏の事務所に、B氏関連の政治献金について質問すると、「ご指摘の政党支部、および政治資金管理団体に関する政治資金につきましては、法令に則り処理し、または報告致しております」との回答だった。

(今西憲之)



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/379.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 学術会議の会員任命拒否 衆院内閣委で「新たな火ダネ」に(日刊ゲンダイ)



学術会議の会員任命拒否 衆院内閣委で「新たな火ダネ」に
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279697
2020/10/07 日刊ゲンダイ


7日、閉会中審査が行われた衆院内閣委(菅首相=左)/(C)共同通信社

「政府の姿勢に強く憤りを覚える」

 立憲民主党の枝野幸男代表がカンカンだったのも当然だろう。野党側が何を聞いてもきちんとした説明が何もなかったからだ。

 7日、日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題などをテーマに閉会中審査が行われた衆院内閣委員会。野党側は「学術会議が会員候補を推薦し、首相はこれに基づいて任命する」と規定した日本学術会議法や、任命は「形式的なものに過ぎない」とした1983年の政府答弁を踏まえ、菅首相が6人を拒否した理由や正当性をただした。

 ところが、政府側は「学術会議法の解釈を変更したものではない」(三ツ林裕巳内閣府副大臣)と答弁する一方、公務員の選定罷免権を定めた憲法15条に触れながら「必ず推薦の通りに任命しなければならないということまでは言及されていない」(内閣府の大塚幸寛官房長)などと答えていたからクラクラする。

 内閣委では、木村陽一内閣法制局第1部長が「推薦に基づき全員を任命する」とした83年当時の内部資料が存在していることを明かしていたが、その解釈を変更していないのであれば、菅首相は「形式的」に任命すればいいだけ。それを今回、捻じ曲げて6人を拒否したため、理由が問われているのに「具体的な選考過程については答えを差し控えたい」(三ツ林副大臣)などと言い放つ始末だった。

丁寧に説明と言いながら逃げる「安倍答弁」を継承

 菅首相は「丁寧に説明しながら、ご理解をいただくよう努めたい」と発言したと報じられたが、「丁寧に説明」と言って逃げまくった安倍前首相と同じではないか。

 モリカケ問題や桜疑惑と同様、政府の不誠実な態度がまた続くのかと思うとウンザリするが、内閣委では今後の「火ダネ」になりそう質疑があった。

「首相は一定の監督権を行使できる」とした2018年の内閣府見解をめぐるやり取りで、首相官邸の指示の有無を問われた内閣府日本学術会議の福井仁史事務局長が「指示に基づき(策定を)始めたものではない」と答えていたことだ。

「この答弁は不自然でしょう。そうであれば、学術会議はなぜ、どういう理由で策定しようと考えたのか。この前年の17年といえば、安倍政権が防衛省の安全保障技術研究推進制度の予算を約20倍に増やすなど軍事研究に力を入れる姿勢を示したことに対し、学術会議が『政府による研究への介入が著しく、問題が多い』と表明した時です。おそらく政権側はこの声明に怒って介入を決めたと考えるのが自然です。今後、内閣府の学術会議事務局で何らかの政府関与の文書が出てくるかもしれません」(野党議員)

 19年7月から事務局長に就いている福井氏は、それまで公文書管理を担当する内閣府大臣官房公文書監理官。桜疑惑では内閣府の公文書管理をめぐる問題が注目されたが、「アベ政治の負の遺産」があちこちに残っていそうだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/380.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 愚民政治大噴火<本澤二郎の「日本の風景」(3868)<強権とイカサマと甘い誘惑懐柔策で世論操作する悪徳戦術>
愚民政治大噴火<本澤二郎の「日本の風景」(3868)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26541022.html
2020年10月08日 jlj0011のblog


<強権とイカサマと甘い誘惑懐柔策で世論操作する悪徳戦術>

 電通主体の新聞テレビ報道弾圧、日常的な監視の強化の下で、遂に新たに学問の自由を規制する暴挙発動である。戦前国家主義の強権政治が爆発したようなもので、歴史を知る識者を畏怖させている。かの元自民党幹事長の小沢一郎でさえも「恐ろしい」と言い出した。

 他方で、ハンコ廃止FAX廃止と言いふらす閣僚も。一片の通達で済む話で、新聞テレビが大騒ぎするテーマではない。三流国レベルでしかない。当事者は話題作りでもって、永田町で頭角を現わそうとしているだけの、たわいのない自己顕示欲の塊を暴露しているにすぎない。それを御用ヒラメ記者が宣伝役を買っていて恥じない。

 すると今度は「大学受験生に2万円を」と言い出す勢力も、とコロナ禍をこれ幸いとばかりの、いうところの公金悪用の選挙向けの買収作戦である。

<狙いは通常国会冒頭解散向けの愚民・イカサマ戦術競争>

 コロナ禍以前から、この国を襲っている貧困の二字に配慮しない行政・立法・司法と一部の富者ら特権層は、我関せずとばかり、我が世の春を謳歌している。その中には、すべてではないが、新聞テレビ関係者も含まれているために、貧者の立場をなかなか代弁することが出来ない。

 貧困のかさ上げは、内部留保金500兆円の特権層のお腹のふくらみを減らして、肥満体重を大幅に引き下げることによって、より公正で平等な社会の構築が可能となるのだが、愚民政治においは政府も議会もそのことを無視して、自らの特権に酔いしれている。

 やることといえば、選挙向けの有権者を欺くための、ちまちましたイカサマの政策をぶち上げることに専念する。たとえば携帯電話の引き下げだが、これは公共の電波を、政府が独占企業向けに、特例で認可させたものである。

 本来は、国民の資産を公正に認可することで、いくらでも値下げは可能である。それを延々と引き延ばして、選挙前にぶつけようとしている。それをまた新聞テレビが、批判もせずに宣伝して、有権者の頭脳を混乱させている。

 同じことは民放テレビも。政府が、破格の安い認可料金でもって対応しているため、彼らの給与はNHKレベルかそれ以上である。最近は、企業の商品宣伝から売却まで、公共の電波を利用させるという事実上の違法行為で、テレビと企業をぼろ儲けしながら、それを国民に還元していない。愚民政策の最たるものである。

 新聞テレビ社員の高給化は、報道の質を著しく劣化させることになる。それは、公共放送のはずのNHKでも同様である。

 安倍晋三や菅義偉らのNHK人事介入事件に対して、労働組合が全く抵抗を見せなかった。給与の高給化は、結果的に報道の質と社員の劣化を招くことになる。会長に財閥代表が君臨することにも抵抗しないNHK労組だった。

<東北復興での狼藉三昧ゼネコンに沈黙する政府与野党と検察>

 半月ほど前か朝日新聞読者が「東北復興のあくどい実態を1面で大きく取り上げている」との連絡が入った。このことについて「311から9年。なぜ今頃なのか。なぜもっと早く報道しなかったのか。何を恐れているのか」という感想を抱いたものであるが、東北出身者の怒りの思いは如何ばかりであろうか。

 鹿島・大成・清水・安藤ハザマら日本を代表するゼネコンの「出鱈目すぎる仕事は、放射能汚染地区の除染事業での水増し事件で頂点に達した。それでも、国交省・復興庁・環境省どころか、警察・検察も不問に付している」という深刻過ぎる事態に、国民は声も出ない。

 それは、やくざが跋扈する東北復興事業そのものだった。反社会的勢力の違法ビジネスを放任する愚民政治を、これほど露呈していることも珍しい。ここでのやくざ退治のための強権主義なら、反対しないどころか大賛成だが、ネズミを捕らない猫のようになった警察検察に呆れるばかりである。

 この延長線上にゼネコン幹部による、東京銀座での酒池肉林へと連鎖することになる。「銀座のママに頼まれて、ゼネコンの支店長を追いかけた」という当事者の話から、いかがわしい東北復興の税金泥棒の内実を知って、仰天したものである。今も不祥事続きの東北復興に違いない。

 新大臣は、幸い警察官僚である。警察を動員してドブさらいすれば、有権者も少しは納得するだろうに。無理かな。

<貧困は家庭崩壊・やくざによる家庭崩壊・不正腐敗も>

 コロナ禍で世界の政治経済社会は、一変している。世界最大の軍事と経済の強国だったアメリカで、それが爆発している。衰退する帝国の怒りが、中国に集中して、新たな経済不況に追い打ちをかけている。

 目を小さな家庭の単位に向けると、そこでも悲劇が至る所で起きている。夫婦関係から親子の関係までが傷ついて、悲惨な事件が相次いでいる。高給を食む輩の多くは、金で解決するだろうが、金欠者はそうはいかない。

 離婚する家庭、刃物沙汰の家庭、他人の家庭で金銭を奪うもの、命を失うもの、自殺者と不幸の山が、日本の財政のように無限に拡大している。

 創価学会信仰者を名乗る介護施設経営のやくざが、純真な栄養士を強姦した「木更津レイプ殺人事件」には、今も衝撃を受けているが、さらなる衝撃は、やくざ事件から逃げる警察と公明党創価学会執行部のことである。

 中国では、これを無法無天と呼んでいる。

 貧困は、社会の分断を招来させる。格差と差別とありとあらゆるこの世の悪徳が支配する。政治の不正腐敗が止まらない、これこそが「恐ろしい」のである。

 昨日、近くの医院に寄ったところ、インフルエンザ予防接種の季節だと表示してあった。過去に打ったことなどなかったが、今年はコロナ禍のこともあるので、注射するしかないのか。昨年は台風15号に震え上がったが、今年の14号も首都圏・房総半島に襲い掛かるかも。

 地球温暖化のツケとはいえ、天も見放したような日本列島の愚民政治に新芽を出すには、まずは愚民・イカサマ政治からの離脱が先決なのであろう。

ハマで鍛えられた菅に民衆の声が届くのであろうか?

2020年10月8日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/381.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 人事をいじくり回す権力誇示でアカデミズムを敵に回すのか 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)







人事をいじくり回す権力誇示でアカデミズムを敵に回すのか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279671
2020/10/08 日刊ゲンダイ


日本学術会議の幹事会を終え、取材に応じる梶田隆章会長(右)/(C)共同通信社

 安倍晋三前首相と菅義偉首相に共通する趣味――と言って悪ければ「権力の神髄ここにあり」とする信念は、人事のいじくり回しである。

 菅は安倍内閣の官房長官として、13年3月の黒田東彦の日本銀行総裁任命による「アベノミクス」発動、同年8月の小松一郎の内閣法制局長官任命による「集団的自衛権」容認、14年の「内閣人事局」設置、そして今年、これは失敗に終わったけれども黒川弘務元東京高検検事長を無理やり検事総長に押し込もうとする策謀に携わってきた。それですっかり味をしめ、自分が最高権力の座に就いたら、そのいわば初仕事として、日本学術会議の新会員候補105人のうち6人を任命拒否し、「どうだ、俺はこんなことだってできるんだぞ」と見えを切ってみせたのである。

 しかし、日本のアカデミズムを内外で代表する同会議は独立性をもって政府に政策を勧告することを主眼とし、その独立性を担保するために日本学術会議法の第1条で「内閣総理大臣の所轄とする」と定められている。それはアカデミズムの独立性を政府が尊重するからこそ、文科省などの担当分野とせずに首相自らがそれを所轄するという趣旨であるというのに、菅は自分の気に入らないやつは任命しないという人事介入の武器として、その条項を悪用した。法の根本趣旨を真逆にまで曲解することなど許されるはずがない。

 今回、任命を拒まれた6人は、いずれも特定秘密保護法や共謀罪、集団的自衛権解禁など安倍政権の剣呑な戦争のめり込み政策に異議を唱えた人たちで、それに対するいかにも粘着的な性格の菅らしい執念深い意趣返しである。

 さらにその背景には、15年度から始まった防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」に対して学術会議が強い懸念を表す声明を17年3月に発したことへの怒りがあるのだろう。この声明は控えめな表現ながら、戦前に科学者が戦争に協力したことへの反省を踏まえて戦後に同会議が創設された歴史を改めて思い返しつつ、軍学共同研究に安易に手を染めるべきでないことを訴えている。菅は任命拒否の6人だけでなく、日本のアカデミズムそのものを敵に回すつもりのようである。



高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。




http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/382.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 学術会議問題のズレた議論、「学問の自由が侵された」はなぜ無理筋か  : 6名の任命拒否は 菅総理の 高等戦術だった
              6名の任命拒否は 菅総理の 高等戦術だった
     
    
   
[私のコメント]
    
  
  
■ 任命拒否は「学問の自由」の侵害ではない
   
  
> 今回の問題が「学問・思想・言論の自由」と全く関係していないのは明らかだ。
> 単に研究活動の傍らに行う「名誉職」に選ばれませんでした、というだけの話である。
> もっと言ってしまうと、この6人が学術会議の会員にならなくとも、日本全国で84万人いる学者や、市井の人々の「学問の自由」にはなんの影響もない。
   
  
その通りです。
  
日本学術会議は税金の投入された、総理所轄の(総理が管理する)行政機関。
ここに属さなくても、学問は自由にできるので、「学問の自由の侵害」であるわけもありません。
  
  
    
■ 大学教授も「学問の自由の侵害」と喚く学術会議の学者を厳しく批判
  
 
> 福井県立大学の島田洋一教授は、SNSでこんな厳しい意見を述べている。
>《「学問の自由が侵された」と騒ぐ日本学術会議面々の言動を見ていると、仰々しい肩書を与えられることで歪んだエリート意識が増幅され、「専門バカ」が「バカ専門」に転じていくさまがよく分かる。
これ以上、大学教員は愚かで鼻持ちならないと世間に印象付けることはやめてもらいたい。迷惑だ》(10月3日)


上記の通り、大学教授も「学問の自由の侵害」と喚く学術会議の学者を厳しく批判しています。
「仰々しい肩書を与えられることで歪んだエリート意識が増幅され、「専門バカ」が「バカ専門」に転じていくさまがよく分かる。」とは手厳しい指摘。
もっともだとうなずけますが‥。
  
  

■ 日本学術会議は歪んだ問題組織で 日本政府は長年改革を進めてきた まだ改革途上

> 日本政府は、ずっと「カネだけ出して、口は一切挟みませんという方針ではダメだよね」ということになって、日本学術会議の「改革」を進めてきた。
たとえば、2003年の総合科学技術会議意見具申「日本学術会議のあり方について」を受けて行われた日本学術会議法改正では、「人材の停滞や硬直化を避ける」という目的のために、任期制・定年制や外部評価制度が導入されている。
  
  
つまり、日本学術会議は歪んだ問題組織で 日本政府は長年改革を進めてきたということ。
改革はまだ完了しておらず、改革途上なのです。
  
  

■ 日本学術会議は 諸外国の「アカデミー」とは全く異なる存在 民間資金ゼロの法的には政府の機関
  
  
> 怒りのおさまらない学者センセイもたくさんいらっしゃる。
その根拠としてよく出されるのが、「日本学術会議は全米科学アカデミー、英国のロイヤルソサエティなどと同じアカデミーなので、これに政府が介入をしてくるなんてムチャクチャな話は聞いたことがない」というものだ。

> これも無理筋の主張
> 全米科学アカデミーは法的地位として非営利組織なので「独立」、英国王立協会(ロイヤルソサエティ)は自治組織として登録されている慈善団体なので「独立」、フランス科学アカデミーも独立機関なので「独立」、ドイツ科学アカデミーレオポルディーナも非営利組織なので「独立」、カナダロイヤルソサエティーも同じだ。
  
> 我らが日本のアカデミーにはどんな記載がなされているのか。法的地位としては「政府機関」という位置づけ
> 日本学術会議は「全額国庫負担」で民間資金も「0」と記載されている。
   
  
以上の通り、諸外国のアカデミーは政府から独立した独立組織。
片や、日本学術会議は、毎年10億円という全額巨額の税金で運営されている、総理管理の政府機関。
独立したまともなアカデミーとはとても言えない組織です。
 
  
  
■ 任命拒否は菅総理の高等戦術 狙いは「日本学術会議」の問題点を国民に知らしめて改革を進めること
 
  
> 今回の騒動が盛り上がって「そもそも学術会議って何なの?」という声が大きくなれば、2005年の法改正をしたときのように、「日本学術会議のあり方検討会」などが立ち上がるだろう。
 つまり、実はこれも行政改革の一環で、「日本学術会議という組織の異常さと、そこに居座り続ける学者センセイたちの、国民とあまりにもかけ離れた特権意識」を浮かび上がらせるために、わざと物議を醸すような強引な手法をとっていたとしたら――。
> 「ガースー、恐るべし」ではないか。


その通りで、現に自民党の政調では「日本学術会議」という組織の問題点の洗い出しを行うと、発表しました。

つまり、任命拒否は菅総理の高等戦術であり、狙いは「日本学術会議」の問題点を国民に知らしめて改革を進めることと考えられます。
  
菅総理、恐るべし!
エリートを気取る学者先生や、間抜けなワイドショーは、菅総理の手のひらで踊らされている状態なのです。
菅総理により、「日本学術会議」の改革は一気に進むでしょう。
  
  
  
[記事本文]
   
■ ダイヤモンドオンライン
  
● 「学問の自由が侵害される」は 行き過ぎた攻撃ではないか

 日本学術会議が推薦した6人の学者を、菅義偉首相が任命拒否したことが大きな問題になっている。野党は臨時国会で追及する構えだという。

 JNNの最新世論調査でも、これを「妥当ではない」と考えているのは51%。このまま具体的な理由の説明がなくモヤモヤ答弁を繰り返せば、70%という高い内閣支持率にもダメージがあるかもしれない。

 「なぜ任命を拒否したのか」「なぜあの6人だったのか」というところは、国民としてもぜひ知りたいところなので、マスコミや野党の皆さんには頑張っていただきたいと思う。が、一方でこの騒動に乗じて、かなり無理筋というか、モンスタークレーマーの言いがかりのような攻撃を紛れ込ませる人があまりに多いのには、やや辟易とする。

 それは、「学問の自由が侵害される!」という攻撃だ。

 たとえばこの問題を扱ったニュースを検索してみると、そのタイトルにはこんな煽り気味のワードが散見される。

 「菅首相が安倍時代もしなかった言論弾圧」「学問と思想の弾圧危惧」「ついに剥き出しになった言論弾圧首相の本性」

 こういう話を聞くと脊髄反射で血が騒ぐという人たちの気持ちもわからないでもないが、イデオロギーを抜きにちょっと冷静に考えれば、今回の問題が「学問・思想・言論の自由」と全く関係していないのは明らかだ。

 とどのつまり、この話は6人の学者が「特別職国家公務員」に入れませんでした、ということに過ぎないからだ。菅首相が気に食わない学者を大学から追いやったとか、科研費を打ち切ったとか言うなら確かに「弾圧」だが、単に研究活動の傍らに行う「名誉職」に選ばれませんでした、というだけの話である。

 もっと言ってしまうと、この6人が学術会議の会員にならなくとも、日本全国で84万人いる学者や、市井の人々の「学問の自由」にはなんの影響もない。

 「無知無学の人間はこれだから」と頭を抱える学者センセイもたくさんいらっしゃると思うが、同様の指摘はほかでもない、学者の皆さんからも出ている。たとえば、日本学術会議の会員になった経験もある政治学者の篠田英朗氏は、SNSでこのような考えを示している。

 《若い頃に一時期学術会議の末席を汚させていただいたことがありますが、私は業績不足ですから二度と誘われることはないので安心して言いますが、任命されないほうが学問の自由を享受できる、というのが普通の学者の本音だと思います。〉(10月2日)

● 「政府介入」「解釈の変更」 というのは無理筋な言い分

 もっと辛辣なことをおっしゃる学者もいる。福井県立大学の島田洋一教授は、SNSでこんな厳しい意見を述べている。

 《「学問の自由が侵された」と騒ぐ日本学術会議面々の言動を見ていると、仰々しい肩書を与えられることで歪んだエリート意識が増幅され、「専門バカ」が「バカ専門」に転じていくさまがよく分かる。これ以上、大学教員は愚かで鼻持ちならないと世間に印象付けることはやめてもらいたい。迷惑だ》(10月3日)

 こういう話をすると、「個々の学者が任命された、任命されないという小さな問題ではなく、学術会議という独立した機関の人事に政府が介入をしたことが大問題なのだ」と怒る人たちがいらっしゃる。1983年の中曽根康弘首相(当時)が国会答弁をしたように、学術会議推薦者への任命は「形式的」だと政府の文書にあるのだから、その方針をちゃんと守らないのは「解釈の変更」だと大騒ぎをしているのだ。
  
  
ただ、残念ながらこれもやはり無理筋だ。

 実は日本政府は、ずっと「カネだけ出して、口は一切挟みませんという方針ではダメだよね」ということになって、日本学術会議の「改革」を進めてきた。たとえば、2003年の総合科学技術会議意見具申「日本学術会議のあり方について」を受けて行われた日本学術会議法改正では、「人材の停滞や硬直化を避ける」という目的のために、任期制・定年制や外部評価制度が導入されている。

 それは裏を返せば、それまでの日本学術会議は、人材の停滞や硬直化があって、その活動に対して外部評価もなされなかったということである。こういう学術会議の組織的な問題が、政府の働きかけで少しずつではあるが、「変革」が求められて現在に至るというわけだ。

 こういう経緯を知れば、「37年前の政府が口を出さないと言っているんだから、今の政府も黙ってそれに従ってりゃいいんだ!」というのは、時代の変化やこれまでの努力を無視した、何とも不毛な議論だと言わざるを得ない。どれくらい不毛なのかというと、シニア夫婦の喧嘩で、「37年前のプロポーズのときは頭もフサフサだったのに、なんで今はハゲちらかしてんのよ、この嘘つき!」と妻が夫をなじるのと、同じくらい不毛だ。

● 怒りがおさまらない 学者たちの主張とは

 もちろん、こういう話をしても「屁理屈をこねるな!何をどう言おうと、菅政権が学者を弾圧しているのは紛れもない事実だ」と怒りのおさまらない学者センセイもたくさんいらっしゃる。その根拠としてよく出されるのが、「日本学術会議は全米科学アカデミー、英国のロイヤルソサエティなどと同じアカデミーなので、これに政府が介入をしてくるなんてムチャクチャな話は聞いたことがない」というものだ。

 事実、任命拒否された6人の中のある学者センセイが、某情報番組にリモート出演された際に、出演者から学術会議の存在意義を訊ねられて、しきりに「学術会議はアカデミーなんです。アカデミーがない国でいいんですか」というようなことを、主張されていた。
  
  
 ただ、これも無理筋の主張だと言わざるを得ない。立派なセンセイのおっしゃることにイチャモンをつけているようで大変心苦しいが、日本学術会議は厳密に言えば、諸外国の「アカデミー」とは似て非なるものなのだ。

 先ほど、新しい時代に向けた学術会議の「変革」についてこれまで何度も議論が重ねられてきた、と申し上げたが、その検討会の中で配布された資料の中に、「各国アカデミーのデータリスト(2015年更新版)」というものがある。その名の通り、先進諸国の科学アカデミーを一覧にして比較しているのだが、その中で日本学術会議の「特異性」が際立つ項目がある。それは、「政府機関への帰属」だ。

 この資料によれば、全米科学アカデミーは法的地位として非営利組織なので「独立」、英国王立協会(ロイヤルソサエティ)は自治組織として登録されている慈善団体なので「独立」、フランス科学アカデミーも独立機関なので「独立」、ドイツ科学アカデミーレオポルディーナも非営利組織なので「独立」、カナダロイヤルソサエティーも同じだ。

● 世界から見た日本学術会議は アカデミーと呼べるものではない

 では、我らが日本のアカデミーにはどんな記載がなされているのか。法的地位としては「政府機関」という位置づけなので、「政府機関への帰属」についても「特別の機関」というよくわからない表現がなされている。

 その特別ぶりがよくわかるのが、「年間予算」という欄である。各国のアカデミーが政府との契約や助成金の他に、民間からの寄付や学者たちの払う会費で成り立っており、「独立性を確保するため、さまざまな財源がある模様」という記載があるのに対して、日本学術会議は「全額国庫負担」で民間資金も「0」と記載されている。

 つまり、日本学術会議の会員の皆さんは、「我々はアカデミーだぞ。アカデミーにたてつくとは何事か」とやたらと胸を張るが、残念ながら現実としては、法的にも政府との関係的にも、そして独立性を担保するための財源的にしても、とても「アカデミー」と呼べるような代物ではないということなのだ。
  
  
● 日本や中国にとって 「学問の自由」は国家が保障するもの

 そこで、「じゃあ、日本学術会議というのは一体何なのだ」という疑問が出てくるだろう。実はこの比較データで見ると、日本学術会議と同じく「政府機関」であり、100%国家予算で運営され、民間資金が「0」と明記されている団体がある。それは、チャイニーズアカデミーオブソサエティ、そう「中国科学院」だ。

 もちろん、中国科学院は中国のハイテク、自然科学分野を牽引するゴリゴリの最高研究機関だ。レノボやセンスタイムという世界の最先端技術も、こことのつながりで生まれたと言われている。人文・社会分野の研究者も多く参加して、政府や社会への提言だ、科学研究予算の分配だ、という日本学術会議とはまったく組織としての性格が違う。

 ただ、権力との距離、独立性ということで言えば、2つの組織は瓜二つなのだ。では、なぜ瓜二つになるのかというと、学問に対する考え方が似ているからだ。アメリカやイギリスという他の先進国は、学問に限らず「自由」や「独立性」というのは基本的に自分たちの手で勝ち取るものだと考えている。

 先進的な研究がしたければ、大企業や金持ちからの支援や寄付を受けるよう、学者であってもスーツを着込んで出資者へプレゼンする。もちろん、政府からの仕事も受ける。1つのスポンサーに依存をしないことで、学問や研究の独立性を守るという考え方だ。

 だが中国の場合、「自由」や「独立性」というのは基本、国家が認めてくれないと享受できない。「最も成功した社会主義」などと揶揄される日本も、感覚的にはこちらに近い。その象徴が「記者クラブ」だ。

 海外のジャーナリストがドン引きする、世界でも珍しいこのシステムは、マスコミによれば「報道の自由」を守るためには絶対に必要だという。政府や役所が認めてくれた「選ばれし人々」だけしか取材ができないシステムを、国家がちゃんと整備して提供してくれないことには、報道の「自由」も「独立性」も守れないというのだ。

 そんな国家から特権を与えられた「選ばれし人々」が、「学問の自由を守ってやっているのだ」という上から目線の考え方は、学術会議のセンセイたちからもひしひしと伝わってくる。
   
  
 先日、ある情報番組を見ていたら、今回任命されなかったという学者センセイがリモートでご出演されていて、今回の騒動で一部から出ている学術会議への批判に対して、やはり思うところがあるのか、いろいろぶちまけていた。

 曰く、10億円の税金が投入されているが、会員数で割ると1人50万円程度しかなく、新幹線代も出ないくらいなので、もっと出せと事務局に文句を言った。曰く、10億円の税金が高いというが、これで日本の学問が救われるのだから安いものだ――。

 コロナで誰もが生活が苦しい中で、何とも浮世離れしたご発言の数々だが、だからこそ脇目もふらずに真理を追求できるという面もあるので、それはいいとしよう。ずっこけそうになったのは、「学術会議は検察や人事院を上回るほどの独立性を持っていると法律で決められている」とおっしゃったことだ。

 法律でそう解釈ができるからと言って、前述のように、世界のアカデミーの「独立」というのはそういう類の話ではない。もしかしてこのセンセイ方は、誰からも何も文句を言われずに、自分たちの思うまま好き勝手に公金を使えることを、「学問の自由」だと勘違いしているのではないか、とちょっと不安になった。

● 異常な組織を知らしめるための 菅首相の「作戦」では?

 と同時に、あれほどキレる菅首相がこんなにわかりやすい「学者弾圧」をして、理由も語らないというのは、もしや怒った学者センセイたちがマスコミに登場して、こんな世間ズレした持論を展開させることが狙いなのではないか、という考えさえ頭をよぎった。

 確かに、今回の騒動が盛り上がって「そもそも学術会議って何なの?」という声が大きくなれば、2005年の法改正をしたときのように、「日本学術会議のあり方検討会」などが立ち上がるだろう。前回は大して世間の注目を集めなかったが、今回は足もとの問題があるので、国民的な関心が高まるはずだ。

 つまり、実はこれも行政改革の一環で、「日本学術会議という組織の異常さと、そこに居座り続ける学者センセイたちの、国民とあまりにもかけ離れた特権意識」を浮かび上がらせるために、わざと物議を醸すような強引な手法をとっていたとしたら――。

 もしそうだとしたら、「ガースー、恐るべし」ではないか。

 (ノンフィクションライター 窪田順生)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f52fe3fd3abc8d3963098b2de697bcfe3559961
  
 

http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/383.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 菅義偉首相が、「日本学術会議」の会員候補6人を任命しなかったのは、東大、京大閥で占められてきた「日本学術会議」の超エリート主義への痛烈な警鐘でもある(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/4b383b5bbac09be59a6df0388c0b4d86
2020年10月08日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 菅義偉首相が、「日本学術会議」の会員候補6人を任命しなかったことをめぐり、10月7日に開かれた衆議院内閣委員会の閉会中審査では論戦が交わされた。しかし、野党立憲民主は、菅義偉首相が、内閣人事の実権を握り、各省庁の高級官僚700人「首」すなわち、生殺与奪権を自由自在に行使できる立場にあることを見忘れている、これは、明治以来連綿と維持されてきた東大、京大の卒業生を頂点とする「高級官僚の首」を握っているということである。菅義偉首相の意に沿わない「高級官僚」は、どんどん切り捨てられる。これは、東大、京大卒を中心に牛耳られてきた「日本学術会議」の偉い学者先生も例外ではない。意に沿わない学者も、有無を言わせずバッサリ切られてしまう。この点において、血も涙もない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/384.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 柿崎首相補佐官、絶句 「人事介入」指摘され(田中龍作ジャーナル)



柿崎首相補佐官、絶句 「人事介入」指摘され
https://tanakaryusaku.jp/2020/10/00023781
2020年10月6日 22:48 田中龍作ジャーナル


田中が名刺を出すと柿崎首相補佐官(左)は「切らしてまして」とかわした。すっかり政府の人間になっていた。=6日、衆院会館前 撮影:田中龍作=

 「スガ政権による学術会議人事への介入」に抗議する著述家・菅野完。反骨漢の官邸前ハンストは、きょう6日で、5日目を迎えた。

 きょうは、これまでで最もせわしない一日となった。
 
 来日中のポンペオ米国務長官が首相官邸を訪ねるため、菅野は警察にベースキャンプの移動を迫られた。

 “引っ越し” は朝8時。ポンペオ長官の来訪は午後2時であるのにもかかわらず、だ。

 菅野と支援者は、台車にクーラーボックス、毛布、コートなどの “家財道具” を積んで、衆院第2議員会館前まで移動した。警察から点字ブロックの内側から出ないよう強く要請された。菅野と支援者は、点字ブロックを踏まないよう細心の注意を払った。

 議員会館前は国会議員や政府関係者が往来する。共同通信論説副委員長から華麗な転身を遂げた柿崎明二・首相補佐官が通りがかった。

 柿崎と菅野はかねてから面識がある。立ち止まった柿崎に菅野が、「これヤバイんじゃないの?」と言って地面に置いたプラカードを指さした。プラカードには「日本学術会議への人事介入に抗議する」。

 柿崎は絶句した。胸に下げたIDカードには「内閣官房」とある。

 以前のように記者の肩書であれば、「あれはマズかったねえ」などと言えたが、首相補佐官となった今は、口が裂けても言えない。それも菅野完を前にして。


警察は「荷物を少し減らして下さい」などと勝手な注文をつけた。=6日、官邸前 撮影:田中龍作= 

 すっかり陽が暮れた夕方5時30分。菅野は官邸前に“帰郷”した。

 時をほぼ同じくして、官邸前では学術会議の人事介入に抗議する集会が開かれた。

 任命リストから外された小沢隆一・慈恵医大教授(憲法学)も参加した。

 集会を終えた小沢教授は菅野に「ご苦労様」とねぎらいの声をかけた。

 「ご苦労様なんて言ってくれたのは、小沢先生が初めて」。目も頬も すっかり くぼんだ 菅野の顔がほころんだ。(文中敬称略)

     〜終わり〜


関連記事
菅政権による日本学術会議への人事介入は近代社会の破壊行為。著述家が官邸前で単身抗議のハンストを始めたワケ(ハーバー・ビジネス・オンライン)
http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/358.html




http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/385.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 『選挙の鬼』中村喜四郎元建設大臣が明かす「菅政権の倒し方」 解散総選挙の先に見据える政局(FRIDAY)

※FRIDAY 2020年10月9日号 紙面クリック拡大



『選挙の鬼』中村喜四郎元建設大臣が明かす「菅政権の倒し方」 解散総選挙の先に見据える政局
https://friday.kodansha.co.jp/article/137603
2020年10月06日 FRIDAYデジタル 


議員会館の執務室には40歳で初入閣(科学技術庁長官)、43歳で建設大臣に就任した時のパネルが飾られている

中村喜四郎氏(71)が政権の異変を感じ取ったのは、5月23日のことだった。同日付の読売新聞が黒川弘務東京高検検事長(当時)の定年延長についての検証記事を掲載。安倍晋三総理が、

「菅さんが『(黒川氏の定年延長を)やった方がいい』と言っている。仕方がない」

との愚痴を周囲に漏らした、と書かれていた。安倍総理は政権を投げ出す――中村氏はそれを読んで直感した。

「総理大臣が菅(義偉)官房長官に人事をゴリ押しされたと泣き言を吐き、それを総理がお抱えの読売新聞に書かせた。この記事を見てからしばらくして、私は立憲民主党の安住淳国対委員長に『安倍総理は投げ出すよ』と言いました。安住氏から『次は誰ですか』と聞かれたので、『菅氏だろう』と答えた。すでに総理は主導権を菅官房長官に握られていたわけです。もちろん、健康問題もあったのでしょうが、安倍総理は政治的に追い込まれて辞任した。その後任は主導権を握る菅氏しかありえませんでした」

安倍総理は結局、8月28日に辞任会見を行った。3ヵ月以上前から辞意を見抜いていた中村氏の卓越した政局観に、与野党から注目が集まっている。

中村氏は田中角栄事務所を経て、’76年に27歳で衆議院議員に初当選。以後、当選を重ね、「自民党のプリンス」として頭角を現す。’92年には43歳の若さで建設大臣に就任するが、’94年にゼネコン汚職事件に絡んで逮捕された。捜査中は完全黙秘を貫き、公判中も無所属議員として当選を重ねる。有罪判決が確定したが、刑期満了後の’05年に再出馬して議員に復帰。当選回数は14回を数え、「選挙の鬼」とも「無敗の男」とも呼ばれる。

その中村氏が、9月15日に発足した新生・立憲民主党に合流した。遅くとも来年10月までに行われる総選挙に向けて、「野党共闘」の結節点になろうと率先して汗をかいている。

「立憲民主党が発足しましたが、選挙では社民党や共産党、国民民主党と選挙区調整をして、オール野党で戦っていかなければ勝てません。そのためには、野党の党首会合の場を近々作らなければならないのですが、それも簡単ではない。

私がそれぞれの日程を聞いて調整し、場所を用意し、下座に座って乾杯を促す。一番経験のある人間がそこまでやってようやく、各党の党首も勝手なことを言ったら悪いと思って集まってくれるわけです。だから、私は立憲民主党の最高顧問になってくれと言われましたが、断りました。肩書は何もない。何もないから、他の野党が私の話を聞いてくれる。私が表立って動いてはいけないんです。

経験者が目立つなんて恥ずかしいこと。自民党で教えられたのは、自分は汗をかいて、手柄は他人に譲るという、田中角栄さんや竹下登さんの政治哲学です」


菅内閣は発足後、6割以上の高支持率をマークし、自民党一強の構図は変わらない。野党はどう戦っていくのか。

「野党が候補者を一本化して、票を集めれば、84の選挙区でひっくり返せる計算です。ダメな野党とバカにされ、強い与党と恐れるけれど、84議席が野党に動けば、与野党は伯仲します。これは各候補者がドブ板を踏んで必死に選挙活動をすれば、十分に埋められる差なんです。

菅総理が解散をして、この84選挙区のうち半分でも失ったら、責任問題に発展するでしょう。政権を維持するために、維新の会とも組むことになる。自公維の3党で連立したとき、菅さんは無派閥なので支えてくれる派閥がない。何かのきっかけで不満が吹き出す可能性がある。

それを考えれば、早く仕掛けて失敗するよりも、丸1年やって評価される道を選ぶかもしれません。もちろん、一か八かで早期解散に打って出る可能性もありますが、野党側も前国民民主党幹事長の平野博文選対委員長を中心にして、選挙区調整を進めています」


その先に見据えるのが、自民党の総裁交代である。一挙に野党で政権奪取と考えないところに老練さが垣間見える。

「保革伯仲の時代になれば、石破茂氏が自民党の総裁に就任すると思います。国民的な人気が高い石破氏でないと、選挙に勝てないからです。つまり、私たち野党が頑張れば、石破氏の出番がやってくる。実は石破氏の主張する政策と、私が言っていることにはさほど差がありません。正論ですから。将来、石破氏が自民党内から政治改革をしよう、選挙制度を変えようとなったときに、お互い大変頼もしい存在になるでしょう」

中村氏はその日に備えて、今日も水面下で活発に動き回っているのである。


立憲民主党の代表に選ばれた枝野幸男氏とグータッチ。枝野氏は意見を求めて、中村氏の部屋をしばしば訪れるという

『FRIDAY』2020年10月9日号より

PHOTO:鬼怒川 毅


関連記事
中村喜四郎氏「50議席差まで詰めれば次でひっくり返せる」 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)
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http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/386.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 「自動翻訳では?」菅首相の英文ツイートに自民からも苦言(日刊ゲンダイ)



「自動翻訳では?」菅首相の英文ツイートに自民からも苦言
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279712
2020/10/08 日刊ゲンダイ


菅首相が赤っ恥(C)日刊ゲンダイ

 きちんと英語ができる人にチェックしてもらった方がいい。新型コロナに感染したトランプ米大統領夫妻に見舞いのメッセージを寄せるため、菅首相がツイッターに書き込んだ英文に、身内の自民党からも問題視する声が上がっている。

 問題になっているのは3日の投稿。「親愛なるトランプ大統領へ」と書き出し、「コロナに感染したとのツイートを見て心配した」などと平易な英語でつづった。

 これに関し、7日の自民党外交部会で出席者から批判が続出。感染を知り「心配した」とする英文が「I was worried」と過去形になっており、これでは「今は心配していない」という意味に受け取られるなどの指摘が上がり、「和文を自動翻訳したのでは」と疑問視する声まで出た。




http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/387.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 菅政権による日本学術会議への人事介入をいまだに擁護する人は、是非、脱ビロンガー(脱・寄らば大樹)を目指して欲しい!(新ベンチャー革命)
菅政権による日本学術会議への人事介入をいまだに擁護する人は、是非、脱ビロンガー(脱・寄らば大樹)を目指して欲しい!
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/7691315.html
新ベンチャー革命2020年10月8日 No.2700


1.ネットには、菅政権による日本学術会議の人事への強権的介入を支持する輩が散見されることに唖然!

 今、ネットでは日本学術会議事件(6人を任命拒否)(注1)に関して、意見が真っ二つに割れています。

 多くの人は、菅政権の露骨な反・民主主義的行動に批判的ですが、中には、菅政権の反・民主主義的行動に関して、ネトウヨを中心に、日本学術会議の方を貶める意見が散見されます。

 なぜ、こんな人間がネットに蔓延しているのか、不思議でなりません。

 さて、菅政権の前の安倍政権は、自民党ネットサポーターズクラブ(注2)をつくって、ネトウヨの増殖に力を入れてきました。この流れは菅政権に代わっても同じでしょう。

 なぜなら、このクラブの運営に貢献した平井氏(電通出身)を菅政権は入閣させているからです。

 今回の日本学術会議問題でも、ネトウヨが政権擁護に必死ですが、ほんとうに見苦しいと言えます。

2.どんなに悪徳な権力であっても、その権力にシッポを振る連中が後を絶たないのはほんとうに腹立たしい!

 ネットには、菅政権の行動を、あの手、この手で擁護する連中の投稿が予想以上に多く、ほんとうに愕然とします。

 さらに、日本学術会議に関して、露骨なデマを飛ばす人間も少なくありません。そこまでして、彼らはいったい何を得たいのでしょうか。

 こういう連中は、必ずしも、権力を恐れているわけでもなさそうですが、とにかく、常に権力側に立とうとします。

 この挙動は、小さい犬が飼い主に守られて、大きな犬に向かって吠えまくるのと同じです。

3.権力にシッポを振るネトウヨは、日本人の寄らば大樹のビロンガー根性論で説明できる

 本ブログでは、日本人の多くは、寄らば大樹のビロンガー(Belonger)ではないかと観てきました(注3)。

 そして、かつての安倍政権は戦後最悪の悪徳政権と観ていますが、今の菅政権はさらに、悪徳化しているのではないかと危惧しています。

 にもかかわらず、このような悪徳政権のやることを必死で擁護する連中がネットに蔓延しているのです。

 日本にはなぜ、このような連中が跋扈(ばっこ)しているのか、これまで謎でしたが、今では、彼らはそろって、寄らば大樹志向のビロンガーだからではないかと観ています。

 こういう連中は、何があっても、とにかく、強いものにくっついていれば、安心するわけです。

 もし、自分がビロンガー(注4)ではないかと思う人は、是非、脱ビロンガーを目指してもらいたいと願います。

注1:日本学術会議の任命拒否
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%AD%A6%E8%A1%93%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%AE%E4%BB%BB%E5%91%BD%E6%8B%92%E5%90%A6

注2:自民党ネットサポーターズクラブ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96

注3:本ブログNo.2531『あれだけ腐敗した安倍政権を今なお、支持できる人が4人に一人もいるのはなぜか:日本人の国民性はビロンガー(寄らば大樹)だからか』2019年11月25日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/4496318.html

注4:マルチメディア・インターネット事典“ビロンガー”
https://www.jiten.com/dicmi/docs/k27/21596s.htm





http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/388.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 「日本学術会議」解体し<民主革命学術会議>設立へ
税金ドロボウ下僕学者公務員の団体「日本学術会議」への新会員6名が、大親分菅首相により任命を拒否されたので、税金ドロボウ下僕学者公務員共が「思想・言論の自由」の侵害だと騒いでいるが;
世界でも有名な疑似民主の官僚国家日本の国家組織を長年放置してきた下僕学者共が民主的思想・言論・行動の自由を行使せずに、平均的主権者人民以上の特権を享受した結果を更に存続し、日本の主権者人民を更に洗脳奴隷化せんとするものであるので、「日本学術会議」は解体して新たに<民主革命学術会議>をボランティアで設立運営して;
下僕公務員共と組織を真に民主的に矯正し、税金ドロボウ下僕公務員の人権を人民の人権の60%に制限する[公務員の人権6分限法]の制定が必要なのです。
[日本国憲法(前文)日本国民は、...主権が国民に存することを宣言し、
     第15条(2)すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、]

http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/389.html
記事 [政治・選挙・NHK276] <全世界が呆れる錯乱の言動>ガキみたいなトランプにへつらっているのは日本だけ(日刊ゲンダイ)

※2020年10月7日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2020年10月7日 日刊ゲンダイ2面





※文字起こし

 夕暮れの空を大統領専用ヘリが近づいてくる。ホワイトハウス前庭のサウスローンに着陸したヘリの中から現れたのは米国大統領だ。出迎えるスタッフに手を振り、マスクを外して親指を立てるポーズを取る。最後はレジデンスのバルコニーに立ち、星条旗をバックに飛び立つヘリに敬礼する大統領の後ろ姿が映し出された――。

 まるでハリウッド映画だが、これは米国のトランプ大統領が入院先からホワイトハウスに戻った際に撮られた映像である。

 新型コロナウイルスに感染し、2日からワシントン近郊の軍医療センターに入院していたトランプが5日夕(日本時間の6日朝)に退院した。退院を強行したと言った方がいいかもしれない。

「全米ネットワークの夕方のニュースに合わせ、ドラマチックな演出で“コロナに勝った”強い大統領をアピールした。この動画は大統領のツイッターでも公開されています。しかし、陽性を発表してからわずか3日での退院で、完治していないことは明らかです。74歳という年齢を考えたら、体調が再び悪化する懸念もある。自身がスプレッダーになる可能性があるのに、マスクを外してホワイトハウスを歩き回る姿がテレビ中継され、米国内で批判の声が高まっています」(テレビ局のワシントン駐在記者)

 コロナを軽視してきたトランプは、もともとマスクの着用に否定的だった。大統領選の集会でも、トランプ支持者たちのマスク着用率は低く、ソーシャルディスタンスも守られていなかった。そんな中でトランプ自身の感染が判明。これを受けたABCニュースの世論調査では、有権者の72%が「トランプは感染の脅威を真剣に捉えていない」と答えていた。

全米で20万人以上が亡くなったのに

 トランプ周辺では、すでにメラニア夫人やヒックス大統領顧問、選挙対策本部長などの感染が確認されているが、退院した5日には新たに側近のマケナニー報道官とその部下2人が検査で陽性になるなど、感染が拡大している。

 それでもトランプはどこ吹く風で、さっそくツイッターで「Don't be afraid of Covid.(コロナを恐れるな)」「I feel better than I did 20 years ago!(今の私は20年前より元気だ)」などとアジっていた。

来日したポンペオ国務長官と「同盟の強化」を確認

 元外務省国際情報局長の孫崎享氏が言う。

「ホワイトハウス内にも医師団がいるし、しばらくは隔離された場所で執務にあたるということなので、スピード退院も医学的に見ればさほど問題はないでしょう。ただ、トランプ氏は米国大統領という特別な立場だから最先端の医療を受けることができて、未承認薬の特例使用も認められた。ホワイトハウスがクラスター化していることも心配ですが、感染したスタッフ全員がトランプ氏と同じ医療を受けられるわけではない。ましてや一般国民は、そうした高度な医療は望むべくもないのです。米国では20万人以上が新型コロナで亡くなっているのに、『恐れなくていい』『たいしたことない』とウイルスの脅威を軽んじた発言を続けることは常軌を逸している。大統領として、あまりに無責任です」

 入院中に重症者向けのステロイド薬「デキサメタゾン」を投与されたトランプは、今後も使用を継続するというが、米ニューズウィーク日本版で、デキサメタゾンを投与された経験のあるスタンフォード大の教授が、トランプの精神状態について、薬のせいでマトモではなく、「とても執務に戻れる状態ではない」と警告している。この薬の副作用で、非常識な言動をする恐れがあるのだという。

 たしかに、ツイッターで勇ましいことをつぶやいているのは薬の影響もあるのかもしれないが、トランプの言動がイカレているのはコロナに感染するずっと前からだ。

 人種差別をあおって大統領の座をつかんだトランプは、ヘイトと暴言で支持層を喜ばせてきた。

 ここ数カ月だけでも、ミネアポリスで黒人男性が警察官に殺害された事件を契機に全米に広がった「Black Lives Matter(黒人の命を軽視するな)」運動に対し、トランプは警察を擁護し、白人至上主義者を動員する機会ととらえていた。反人種差別のデモを敵視し、「法と秩序」を名目に軍の投入まで示唆したのだ。

 9月29日に行われた大統領選のテレビ討論会もハチャメチャだった。冒頭からバイデン前副大統領の発言を遮り、横やりを入れ続けた。カオス状態の討論会は世界中のメディアから「史上最悪」と評された。

 税金逃れ疑惑もある。米紙ニューヨーク・タイムズによれば、トランプは就任前に10年間にわたって所得税を納めておらず、大統領に当選した2016年と翌17年の納税額は、いずれもわずか750ドル(約7万9000円)だというのだ。職権乱用も次から次へと浮上する。外国政府からカネを受け取った疑惑もくすぶったままだ。

 このコロナ禍でも、トランプの異常な言動が連日のように報じられているが、その錯乱も疑惑もすべてトランプ自身に起因する問題である。大統領選を1カ月後に控え、ますますエキセントリックになってきた。倫理観のカケラもなく、傍若無人で幼稚な大統領に全世界が呆れている。

 そんな最中、トランプ政権の大幹部であるポンペオ国務長官が6日未明に来日。米軍横田基地から入国し、午後に菅首相と官邸で会談した。菅にとっては就任後初の外国要人とのリアル対面外交である。

 菅は「トランプ大統領夫妻の早期全快を祈っている」と伝え、日米同盟の強化を確認したという。

対米追従のシワ寄せは国民生活に

「ポンペオ氏は、日本の首相が代わっても米国の命令に忠実に従うかを確かめ、念押しするために来たのでしょう。週内には、21年度から5年間の在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)を決める実務者協議も始まります。菅政権になっても宗主国と植民地のような米国との関係性に変わりはなく、あれやこれやの捻出に悶絶することになりそうです」(高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学)

 国家安全保障担当としてトランプに仕えたボルトン前大統領補佐官が今年6月に発売した暴露本によれば、トランプは安倍前首相に対し、思いやり予算はこれまでの4倍増に当たる年間8600億円の負担を求めていたという。

「すべての米軍を撤退させるよう脅せば、強い交渉の立場を得られる」とも言っていたそうで、ガキ大将に媚びへつらい、隷従してきたシンゾーが、いかにナメられていたかが分かる。そういう米国隷属外交が日本に何をもたらしたのか。その検証もないまま、菅は外交でも安倍路線の継承を明言し、思いやり予算の増額をふっかけられるわけだ。

「トランプ氏から言われるがままに武器を買い、そのシワ寄せで社会保障が削られ、国民生活が犠牲になってきた。思いやり予算を増額すれば、その分ますます自国民は貧しくなる。それでも構わないから米国にシッポを振るという日本政府の姿勢は、国際社会から奇異な目で見られています。しかし、米国隷従は菅政権でも変わらないでしょう。自らの外交努力で東アジアの平和と安定を築く道もあるのに、トランプ再選でも、たとえバイデン政権になっても、米国べったりを踏襲するだけなのです」(五野井郁夫氏=前出)

 そうやって米国に媚びへつらうことが、「国民のために働く」政府の姿なのか。G7を見渡して、そんなリーダーが他にいるだろうか。

 菅は日本学術会議の候補6人を任命しなかった問題で、年間10億円の税金が使われていることや前例踏襲への疑問を理由にしているが、悪しき前例主義を打破と言うのなら、いびつな日米関係にこそ斬り込んだらどうなのか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/390.html

記事 [政治・選挙・NHK276] (2020大阪の選択 ファクトチェック)「特別区、消防車到着が早くなる」(大阪)
 ■大阪維新の会が作成した9月15日発行のチラシ

 (Q)特別区になると、消防車の到着時間は早くなるの?

 (A)早くなる。消防本部からの指令が一元化されるため、現場に近い消防署が対応する。最初の通報段階から必要な規模の消防車を出動させることができる。特別区の消防は、現在の大阪市内の消防体制がそのまま移管される。

 ■【間違い】体制・エリア変わらず

 大阪市消防局に確認したところ「政党のチラシに意見を述べる立場にない」と前置きした上で、こう説明した。「特別区の設置時点では、消防体制もエリアも変わらないため、現着時間が変化することはない」

 大阪都構想の協定書によると、都構想が実現した場合、大阪市消防局の所管は府に移り、名前は「消防庁」に変わる。約3500人の職員と消防車や救急車などの資材もそのまま府に移る。同じような名前を使う「東京消防庁」は都内のほぼ全域をカバーするが、大阪の「消防庁」が担当するエリアは旧大阪市。四つの特別区だけだ。維新のチラシにある「消防車の到着時間」に変化が生じる要素はない。

 現在、大阪市内で消防車を呼んだ場合、市消防局の指令情報センターで119番通報を受け、出動規模を判断する。現場に最も近い消防車や救急車を出動させる仕組みになっている。大災害の発生時には迅速に対応する観点から、協定を結ぶ近隣自治体の消防に応援を要請する場合もある。

 維新のチラシが念頭に置いているのは、都構想を実現させた後、消防行政を広域化させた場合のことだ。2019年に策定した府の消防広域化推進計画では、おおむね10年後までに府内に27ある消防本部を八つ程度に再編し、将来的には一元化を目指すとしている。

 大阪の消防庁の担当エリアが大阪市以外にも広がった場合、最寄りの消防署が近隣自治体にあるという地域なら、消防車が速く到着する可能性がある。

 しかし、消防行政の広域化は、都構想とは別の議論で、周辺市町村の同意も必要だ。維新代表の松井一郎・大阪市長は、チラシの内容が都構想の協定書から外れて不適切ではと記者団に指摘されると「我々は(防災力強化を地方選で)公約に掲げているので、飛躍とまでは言えないんじゃないの」と述べた。

朝日新聞2020年10月06日 大阪 朝刊 3社会


(2020大阪の選択 ファクトチェック)府に一元化で「成長実現」 先行の「観光」、別の要因も(大阪)
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/287.html

維新市議4人への辞職勧告決議可決 守口市議会 /大阪府
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/266.html

維新4市議「辞職勧告相当」 守口市百条委 維新は反発
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/265.html
 
大阪市動画に「推進寄り」指摘 市職員「賛成に誘導のため」 (大阪)
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/238.html

(2020大阪の選択)住民投票、立会人集まらず コロナ禍「なぜ今」 窓口の自治会【大阪】
 http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/233.html
 
(2020大阪の選択)知事人気、賛成押し上げ コロナ対応評価 都構想市民調査【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/232.html
 
(2020大阪の選択)都構想、市民主導で勉強会 賛否双方招待、公平な情報提供狙う(大阪)
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/212.html
  
(2020大阪の選択)市長・知事、PR一辺倒 都構想説明、デメリット言及ほぼなし【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/211.html

(2020大阪の選択)都構想、是非は 説明会始動 推進派の主張一色・コロナで8回のみ【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/210.html

(2020大阪の選択)各党の主張「配布せず」 都構想、住民説明会で 大阪市【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/209.html

(2020大阪の選択)市広報紙、都構想広告? 特別参与「バラ色の表現」指摘、何度も修正【大阪】
  http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/208.html  
 
http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/391.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 日本学術会議への不当人事介入は安倍政権時代から始まっていた! 安倍の意向を汲んだ杉田官房副長官と菅首相が…(リテラ)
日本学術会議への不当人事介入は安倍政権時代から始まっていた! 安倍の意向を汲んだ杉田官房副長官と菅首相が…
https://lite-ra.com/2020/10/post-5665.html
2020.10.08 日本学術会議への不当人事介入は安倍政権時代から始まっていた リテラ

    
    安倍晋三Twitterより

 やはり問題の発端は安倍政権だった──。菅首相による日本学術会議の任命拒否問題をめぐり、安倍政権時代から露骨な官邸による人事介入がおこなわれていた、その詳細がわかってきたからだ。

 その詳細を証言しているのは、2011年から2017年まで日本学術会議の会長を務めた大西隆・東京大学名誉教授。大西元会長に取材をおこなった毎日新聞の本日朝刊記事によると、〈14年10月以降のある時点で、官邸側から「最終決定する前に候補者を説明してほしい」と要求された〉という。

 本格的な介入がおこなわれたのは、2016年の夏。会員が定年を迎えたことで〈人文・社会科学系の1人と理工学系の2人〉の3つのポストが空いたことに伴う補充人事でのことだ。このとき、日本学術会議側は安倍官邸からの要求に沿うかたちで〈1ポストにつき各2人計6人〉を報告。しかし、安倍官邸は理由を説明することもなく2ポストで優先順位1位と2位の差し替えを要求したというのだ。

 この要求を日本学術会議側は応じなかったため、3人の補充はおこなわれず欠員となったが、これにより、さらに安倍官邸はより強権的な態度に出た。2016年12月、大西会長は官邸で官房副長官と面会したが、ここで官房副長官は2017年10月の会員半数改選にかんして〈総会承認前の選考状況の説明と、改選数より多めに候補者を報告すること〉を要求してきたというのである。

 大西元会長は毎日新聞の取材でどの官房副長官かその名前を出してはいないが、この人物は杉田和博官房副長官だと朝日新聞が報じている。言わずもがな、杉田官房副長官といえば、安倍政権下で菅義偉氏が“官僚の監視”を担わせ、自身が総理就任にあわせた人事でもそのまま再任させた人物である。

 結果として、この杉田官房副長官による“横やり”に対し、大西会長は2017年6月、改選人数の105人に数人を加えた110人超の会員候補者リストを杉田官房副長官に提示。このときは安倍官邸から異論は出なかったといい、日本学術会議が推薦した105人をそのまま安倍首相は任命した。

 これらの事実は今回の任命拒否の発覚によってはじめて明るみに出たわけだが、この経緯自体が大問題であることは言うまでもない。繰り返し指摘されているとおり、1983年には丹羽兵助・総理府総務長官(当時)が「学会の方から推薦をしていただいた者は拒否はしない」「政府が干渉したり中傷したり、そういうものではない」、中曽根康弘首相(当時)も「学会の推薦に基づいて行われるので、政府が行うのは形式的任命にすぎない」と答弁しているが、安倍官邸、杉田官房副長官がおこなった「人事介入」はあきらかにこれを逸脱しているからだ。

 しかも、注目すべきは、国民になんの説明もないまま、2018年に内閣府が〈内閣総理大臣は、会員の任命権者として、日本学術会議に人事を通じて一定の監督権を行使することができる〉〈内閣総理大臣が適切にその任命権を行使するため、任命すべき会員の数を上回る候補者の推薦を求め、その中から任命するということも否定されない〉などという見解をまとめ、それを内閣法制局が了承していたということだ。これは、黒川弘務・東京高検検事長の定年延長問題とまったく同じで、2017年の改選人事への介入を“後付け”で正当化するための勝手な法解釈の変更ではないか。

 政府はいま、この解釈変更を必死で「解釈の変更ではない」と言い張っているが、これは黒川問題を蒸し返されて批判を浴びるのを避けようとしているだけで、実際には当時から、安倍首相と官邸はこの解釈変更を盾にして気に食わない学者を排除する道筋をつけていたのである。

■不当な人事介入で学問の自由を踏みにじった安倍前首相と菅首相の責任

 自分の政策に反対する学者など許さない、解釈変更でいかようにもできる──いかにも安倍首相らしい政治の私物化とやり口だが、日本学術会議に横やりを入れてきたのが杉田官房副長官だったことからも、これは安倍首相の意向を汲み取った菅官房長官が杉田官房副長官を動かし不当な人事介入を実行してきた、ということだろう。

 実際、今回の改選でも、安倍官邸は日本学術会議側に前回と同様、定員105人を上回る候補者リストを提出することを要求していたというが、2017年〜今年9月まで日本学術会議の会長を務めた山極寿一・京都大学前総長は事前にリストを提出せず、8月31日にきっちり定員どおりの105人の候補者を推薦。つまり、安倍官邸による不当な人事介入を阻止し、しっかりとその独立性を示そうとしたのである。

 この山極会長の姿勢に対し、すでに辞任を決めていたとはいえ、自分に楯突く人間を決して許さない安倍首相が激高しただろうことは想像に難くない。現に菅政権発足直前の9月2日には内閣府は2018年の法解釈を内閣法制局に確認しているように、任命拒否することはこの時点から既定路線だった可能性が高いだろう。

 しかも、気になるのは、任命拒否が明るみに出た10月1日の菅首相の行動だ。この日、菅首相は官邸からわざわざ議員会館に赴き、安倍前首相と面談をおこなっているのである。タイミングから考えても、日本学術会議への報復という「安倍政権の継承」を、あるいは今後の対応や方針を報告していても不思議ではない。

 任命拒否を実行した菅首相の責任は重大であること、違法行為を働いたことは事実であり、その追及はしっかりおこなわれなければならない。だが、2016年から人事介入がはじまり、明らかな解釈変更がおこなわれていた経緯を踏まえれば、安倍前首相が果たした役割は極めて重いのだ。

 体調悪化を理由にした“トンズラ辞任”と菅氏への禅譲により、安倍政権の問題はまるで何もなかったかのようにリセットされ、昨日7日には東京五輪大会組織委員会の顧問会議の「名誉最高顧問」に就任することが発表された。しかし、総理を辞任したからといって、この学問の自由、言論の自由を踏みにじった安倍前首相の行為はなかったことにはならない。安倍官邸による人事介入がはっきりしたいま、安倍前首相の責任をも問うことは必要だ。

(編集部)




http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/392.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 学術会議の任命拒否理由は国民をあまりにバカにしている。倒すしかない。(かっちの言い分)
学術会議の任命拒否理由は国民をあまりにバカにしている。倒すしかない。
https://31634308.at.webry.info/202010/article_7.html?1602158460

昨日から衆院、今日は参院で学術会議の任命拒否について、野党議員は理由を聞いた。これに対して内閣官房長は、「総合的、俯瞰的に」判断した。その細かい理由は、人事のことだから答えられないという手法に終始した。杉尾議員は解釈を変えるなら国会に堂々と提起して出せと述べ、裏でこそこそ勝手に変えるなと述べた。これに対して、政府が解釈は変えていないと答える。

こんな話は国会で話しているので通じているのであろう。「総合的・俯瞰的」とは何も言ってない。拒否された6人は「総合的・俯瞰的」の観点か合致していないということだろう。総合的の反対は「個別的」、「俯瞰的」の反対は「近視眼的」とでも言うのであろう。自然科学では真理はひとつである。振れようはない。しかし、思想や個人の考えというのは、基本は属人的なものである。むしろ「近視的」であり、「個別的」である。要するに政府は暗に6人が「沖縄基地反対」、「安保、治安維持反対」をしているから拒否したことを認めていることになる。

しかし、こんな議論を会社、学校、町内会などでしようもなら袋叩きに会う。誰もこんな不誠実で意味不明な回答は許されないからである。国の最高機関で、こんな馬鹿げた言い訳を述べて済むこと自体、それこそ三原でないが「恥を知れ」と返したい。国民をあまりにバカにしている。こんなことが許される国会は自民の絶対多数のせいである。次期衆議院選挙では立憲を中心に野党がまとまり、自公の議席を減らさなければならない。倒すしかない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/393.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 天下の公道 官邸前の横断歩道を渡らせない自民党政権(田中龍作ジャーナル)




天下の公道 官邸前の横断歩道を渡らせない自民党政権
https://tanakaryusaku.jp/2020/10/00023788
2020年10月7日 18:54 田中龍作ジャーナル


男性は横断歩道を渡ろうとしたところ、警察官に阻止され、激しい揉み合いになった。警察官の肩越しに見えるのが官邸。=7日、国会記者会館前 撮影:田中龍作=

 2011年に起きた福島原発事故で、国と東京電力の責任を認めた仙台高裁判決の上訴は断念して‥・原告弁護団が、きょう7日、東電本社、原子力規制庁、内閣府に申し入れをした。

 原告弁護団は申し入れのあと、衆議院第2会館前で集会を持った。同会館は首相官邸沿いに建つ。

 最寄り駅である東京メトロ「国会議事堂前」駅で降り、国会記者会館出口に出た場合(これが普通)、交差点の横断歩道を官邸側に渡るのが、衆院会館に行く最短距離となる。(国会議事堂側に渡る信号が赤だった場合)

 衆院第2会館前の集会に参加しようとする男性(70代)がこの横断歩道を渡ろうとしたところ、制服警察官たちに囲まれた。

 警察官たちは「ここは通れません」「向こうから行って下さい」というだけで理由を説明しない。

 地方から出てきた男性には何のことだか分からない。天下の公道であるのに、なぜ通行できないのか。

 記者クラブ員と官邸に出入りする上級国民などは大手を振って渡れるが、一般の人はおいそれとはいかない。


鳩山政権時は記者会見に出ないフリ―ジャーナリストでも、官邸の敷地内に入ることが可能だった。=2009年、後ろ姿は田中 撮影:取材班=

 フリーランスでも総理の記者会見出席などという特別な理由があれば、晴れて横断できる。それ以外、フリーランス記者にはご法度だ。もちろん田中は横断できない。

 民主党の鳩山政権時(2009年9月〜2010年6月)は、田中でも渡れた。写真が残っている。

 官邸の玄関で阻止されたが、少なくとも官邸側に渡れたのだ。

 いつから厳しくなったのか。自民党が政権に復帰した2012年末にはすでに厳しくなっていたことは確かだ。

 「表現の自由」「学問、思想、信条の自由」と「移動の自由」は、いずれも日本国憲法で保障されている。

 民主党とりわけ鳩山政権時と比較した場合、自民党政権がいとも簡単に憲法を踏みにじっていることは、火を見るより明らかだ。官邸前の横断報道から、それが見える。

      〜終わり〜



http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/394.html

記事 [政治・選挙・NHK276] 議員秘書時代の菅義偉は末端から先輩を蹴落としていった 菅義偉 隠された経歴と裏の顔(日刊ゲンダイ)



議員秘書時代の菅義偉は末端から先輩を蹴落としていった 菅義偉 隠された経歴と裏の顔
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279608
2020/10/07 日刊ゲンダイ


下っ端の秘書から…(菅首相)/(C)共同通信社

※文字起こし

 1970年代半ば、小此木彦三郎事務所の末端の秘書から政界暮らしをスタートさせた菅義偉は、どうやって成りあがっていったのか。

「菅さんが小此木事務所に入った頃、そうそうたる秘書がいました。7人ほどいた秘書のトップが、宮崎県西都市長の息子。彼は大学時代に吉田茂の子分である広川弘禅のところで書生をしていて、小此木さんの秘書になったサラブレッドでした」

 元横浜市議会議長の藤代耕一はこう話した。

「小此木さんは運輸族議員だったから、神奈川県内の鉄道会社には顔が利いた。それで事務所の秘書が1人ずつ、東急電鉄や京浜急行電鉄、小田急電鉄、相模鉄道といった各社それぞれの担当となっていました。でもぺエペエの菅さんははじめ、そんなところに入り込む余地などなかったのです」

 ところが、菅はその先輩秘書たちを蹴落としていく。なぜそんなことができたのか。地元横浜のある財界人はそこについて、こう解説してくれた。

「当時の横浜は私鉄各社の鉄道敷設関連工事が多く、ゼネコンの受注合戦も激しかった。ただ、通常は鉄道会社の系列ゼネコンが絶対的に有利で、その他にも親密企業があり、だいたいそこが工事を請け負っていた。たとえば東急の工事は東急建設が受注するけど、相鉄の工事も請け負う、といったアンバイです。ゼネコン各社はそんな談合体質のなか、運輸族の大物である“小此木詣で”を繰り返しながら、工事の施主である私鉄とのパイプを探っていきました」

 建設各社はときに談合を破り、予想された工事の発注先をひっくり返そうとして私鉄各社に営業をかける。また鉄道工事は1社の単独受注ではなく、たいてい複数社のジョイントベンチャー(JV・共同企業体)の形で請け負うので、そこに入りたい。そのため建設会社の支店長や営業担当者は、小此木事務所に近づき、口利きを依頼する。

 そこでうまく立ち回ったのが、菅なのだという。先の横浜の財界人が、次のように謎解きをしてくれた。

「どのゼネコンも鉄道工事を請け負いたいが、それぞれ鉄道会社ごとに決まっている小此木事務所の秘書は、系列ゼネコンの支店長とも顔見知りなのです。だから、なかなか工事の発注先を動かせない。系列以外のゼネコンは挨拶に行っても下っ端である菅さんのところに回され、名刺を置いていくだけです。で、そのゼネコンの支店長が菅さんに頼み込むと、その場で菅さんは『いま○×組の○×さんが小此木事務所に来ていて、そちらの仕事をしたいそうなんだけど、これから挨拶に行ってもいい?』という調子で電話をしてくれた。それでゼネコン各社が菅さんを大事にするようになっていったのです」

 うまく工事を受注できれば、その建設会社は小此木事務所のスポンサーになる。つまるところ菅は、ゼネコン利権を巧みに操って企業に食い込み、事務所内で存在感を増していったのだという。=敬称略、つづく



森功 ノンフィクション作家
1961年、福岡県生まれ。出版社勤務などを経て、2003年からノンフィクション作家として活動を開始。「ヤメ検 司法エリートが私欲に転ぶとき」「同和と銀行」「腐った翼 JAL消滅への60年」「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」など著書多数。最新刊は最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。




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記事 [政治・選挙・NHK276] 報道1930、自民中谷の醜悪さ、ネトウヨが乗り移ったかのように学術会議を悪に(まるこ姫の独り言)
報道1930、自民中谷の醜悪さ、ネトウヨが乗り移ったかのように学術会議を悪に
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/10/post-645aca.html
2020.10.08 まるこ姫の独り言


もう少し良識のある人だと思っていたが、まるでネトウヨが乗り移ったかのように無茶苦茶な論で学術会議を落とす落とす。

昨日の報道1930、司会の松原、そして堤、学術会議の大西元会長、立憲の黒岩、自民の中谷、姜尚中の6人が学術者会議についての見解を議論していた。

私はこのメンバーを見たときに、中谷にとってアウエー感一杯で大変だろうと思っていたが、案の定、一人だけ屁理屈や偏見でしか論陣を張れず、常識的に見ても中谷の完敗。

学術会議の会員の決め方についても、
中谷
>学術会議の会員の決め方が不公平!最初は選挙だったのに推薦になっている。

大西元会長
>会員の決め方は法律で決められている。国会で決めている。我々はそれに従って選出している

大西元会長は、違う番組で、国会で法律が変わるたびにその都度、法律に則って一番良い選出方法を考え、何度も(確か3度)選出方法を改正してより完ぺきではないかもしれないが、より公平感のある選出方法に替えてきたと言っていたが、中谷は、そういう経緯を知っていての発言なのか。

個人的には、詳しい経緯も知らないのにいちゃもんをつけているとしか思えなかった。

安倍政権や菅政権は、前例踏襲と言ったり、前例踏襲打破と言ったり、その都度、自分達に都合の良い立ち位置に変化してきた。

そういうことを考えたら、学術会議の考えの方がより進歩的と言うか、より良い学術会議を目指していると感じ好感が持てる。

司会の松原が、中谷のいちゃもん的な発言に対して考えが後退しているとか、昔に戻っていると言うようなことをズバッと言っていたが、まさに思考はどんどん先祖返り。

しかも中谷は、いかにも学術会議=悪の印象を植え付けるかの如く、言わなくてもいいような発言を繰り出し一人だけ異次元の世界。

そして論点をすり替えるかのように中国を敵対視するかのような発言が目立った。

この人、いかにも日本の科学者が中国に情報を売っているような侮辱発言ばかり。

中谷
>中国人留学生が軍事知識を持ち帰る危険がある。

それも即座に大西元会長に反論されていたが、この人完全にネトウヨのような妄想の世界に突入してしまっている。

しかも無茶苦茶な中谷の言い分は、6人だけ任命拒否したことと何の関係があるのか。

まったく論点がズレていた。

中国人留学生全員をスパイか何かのように公然と言い放つ中谷。

これは酷い。

大西元会長
>日本は科学技術立国だ。憲法9条があり資源もない国が科学技術をベースに国の発展を図っていく為には研究者に自由に研究させる事が極めて重要

これがすべてじゃないか。

どうして独立した機関に、政府が介入するのか。


独立した機関の日銀、内閣法制局、NHK。政府が介入してきて禄なことがない事はこの8年でよくわかった事じゃないか。




http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/396.html

   

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