小沢一郎氏 自民党幹部「野党が政権を取ったらどうなるのか」報道を批判「先進国では当たり前」
2025/07/18 東京スポーツ
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/352496
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は18日、自身のX(旧ツイッター)を更新。参院選(20日投開票)終盤戦を迎える中、自民党幹部が「野党が政権をとったらどうなるのか」と報道されたことに持論を述べた。
マスコミ各社の選挙情勢調査だと自民党、公明党の与党は、選挙序盤から劣勢が伝えられ、参議院定数248議席の過半数125議席の獲得が困難だという報道がされている。
「自民党は選挙区で苦戦しており、30議席台半ばにとどまるのでないかとみられています。公明党は10議席以上獲得できるのか。野党第一党の立憲は30議席台をうかがう。国民民主党は目標の16議席を上回る勢い。日本維新の会は6議席以上の獲得を目指すが、伸び悩んでいます」(永田町関係者)
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/686.html

※2025年7月17日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※紙面抜粋
※2025年7月17日 日刊ゲンダイ2面
参院選最終盤にまた迷走…トランプ関税がトドメ、自公政権のご臨終
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374910
2025/07/17 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
もはや有権者の心に届かない(C)共同通信社
参政党の勢いを見て、いきなり、付け焼き刃の外国人政策に乗り出すなど、目も当てられなくなってきた自民党。18日の財務長官会談も恐らく裏目に出るだろう。
「なめるな」と粋がったくせに、最後にすがって、袖にされれば赤っ恥。見るも無残な自公政権の断末魔。
◇ ◇ ◇
20日の投開票日が近づくにつれ、劣勢に追い込まれていく。自公政権の迷走は目も当てられなくなってきた。
メディア各社が参院選の終盤情勢を分析しているが、序盤から低調だった与党の情勢がさらに悪化している。
16日は読売新聞が1面で「自公 過半数厳しく」と与党の苦戦を報じた。12〜15日に電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材も加味して分析したものだ。
読売の終盤情勢分析では、32ある「1人区」のうち自民党が優勢なのは4選挙区のみ。序盤は7選挙区だったが、群馬、岐阜、奈良の3選挙区が接戦に転じた。比例区も失速している。全体で自民が獲得できるのは30議席台になりそうで、過去最低だった1989年(宇野内閣)の36議席を下回る可能性も出てきた。
公明党も過去最低水準に落ち込みそうで、自公で参院の過半数維持は厳しい情勢になっているという。
一方、勢いを増しているのが参政党だ。改選定数2以上の複数区で議席を獲得しそうで、自民と公明がそのあおりを受けている。参政党は比例でも伸ばしていて、全体で2ケタ議席を獲得しそうだ。
「14日に自民党本部で選対会議が開かれたのですが、自民の調査でも、想定以上に参政党に票を奪われている実態が明らかになった。なんとか保守層離れを食い止めたいが、いまや自民党が何を訴えても有権者の心に響かない状況になっているように感じます」(自民党関係者)
選挙向け小手先対応の見苦しさ
「日本人ファースト」を掲げる参政党が急速に支持を集めていることで、外国人政策が一気に参院選の争点に浮上してきた感がある。石破首相は15日に外国人政策の司令塔になる事務局組織として「外国人との秩序ある共生社会推進室」を設置。約80人体制で、外務省や財務省、厚労省、警察庁、出入国在留管理庁などの関係省庁と連携するという。
石破は推進室の発足式で、外国人による土地取得や社会保険料の未納問題を例示。「ルールを守らない外国人への厳格な対応や現下の情勢に十分に対応できていない制度の見直しは、政府が取り組むべき重要な課題だ」とか言っていたが、政府が国政選挙の真っただ中に新組織を立ち上げるのは異例だ。
「参政党の勢いに焦って、外国人政策に取り組む姿勢をアピールしたのでしょうが、いかにも付け焼き刃です。こんな選挙向けの小手先の対策はかえって見苦しく、離れた保守票を取り戻すことは難しい。選挙戦で自民の鶴保参院予算委員長が『運のいいことに能登で地震があった』と発言したことが自民離れに拍車をかけたのは確かでしょうが、あの発言がなくても、選挙情勢調査の下降トレンドは変わらなかったと思う。石破首相がトランプ米政権との関税交渉をめぐって『なめられてたまるか』と勇ましい発言をしたことも“口だけでまったく交渉できていない”と評判が悪いし、何をやってもうまく行かない。投開票日までさらに票を減らす可能性の方が高いでしょう」(ジャーナリスト・山田厚俊氏)
直接協議で決裂すればますます選挙に悪影響
一縷の望みは来日するベッセン米財務長官との直談判だが…(代表撮影・共同)
25%の相互関税が課される8月1日を目前に、15日に記者団の取材に応じた米国のトランプ大統領は「相手が市場を開放しようとするときには、書簡によるディールから方向転換するだろう」と言い、「日本はそれ(市場開放)をしない」とあらためて不満をあらわにした。
同じ日には、32%の相互関税を予告していたインドネシアと19%の関税で合意したが、このままでは日本に25%の関税措置が発動される可能性が高まっている。
窮地の石破が一縷の望みをかけているのが、今週末に来日するベッセント財務長官との直談判だという。ベッセントは19日に大阪・関西万博で開催される米国の「ナショナルデー」に合わせて来日。前日の18日に石破と会談する日程調整が進められている。
ベッセントとの会談で「関税ゼロ」を勝ち取ることができれば国民は拍手喝采、参院選での大逆転勝利もあり得るとソロバンをはじいているらしいが、粋がって「なめるな」とタンカを切ったくせに、結局すがるわけだ。それで袖にされたら赤っ恥もいいところである。
法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。
「関税ゼロを勝ち取るなんて、あり得ません。交渉役として側近の赤沢経済再生相を7回も米国のご機嫌うかがいに派遣したのに、関税を24%から25%に引き上げられてしまったのだから、石破政権の交渉力のなさは明らかです。ベッセント財務長官が来日する以上、会わないわけにもいかないのでしょうが、20日の投開票日直前に直接協議して決裂すれば、ますます無能ぶりが際立って選挙に悪影響が出る。トランプ関税がトドメになって、政権を失うことになりかねません」
やることなすこと裏目に出る
外交は与党にしかできない。選挙戦で自公が多用する「責任与党」の実績を見せるチャンスなのに、まったく話にならない。
関税交渉が不調に終われば総スカンだし、仮に関税引き下げに成功したとしても、その代償は小さくないはずだ。米国産の武器弾薬やアメ車、カリフォルニア米を大量に買わされることになるのは目に見えている。それで有権者が納得するとは思えない。
「今回の参院選での有権者の動きは、自民党にお灸をすえるというレベルではなく、完全に自公政権を見限ったように見える。ここで離れた自公支持層はもう戻ってこないのではないか。政治は違うフェーズに入ったということです。参院選後の混乱は避けられず、自公政権の断末魔が聞こえてくるようです」(山田厚俊氏=前出)
決戦の投開票日が近づくにつれ、自民党のテレビCMがやけに増えたように感じるが、あれを見るたびに有権者の嫌悪感を呼び起こして逆効果だという声もある。少しでも挽回しようとあがいたところで、やることなすこと裏目に出て余計に有権者が離れてしまう。政権を失う時というのは、得てしてそういうものだ。
参院選に惨敗しても自公は野党の一部を取り込んで政権にしがみつこうとするかもしれないが、次の衆院選で勝てる見込みもないし、今回の参院選で50議席を下回れば、3年後の参院選では75議席以上を獲得しなければ過半数を得られない。どのみち詰んでいる。
この参院選で自公政権はご臨終。見るも無残なことになりそうだ。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/687.html
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2066976.html
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「少数派の権利を守り、少数派の声を届ける。それが私の人生」――20日投票の参院選に立候補している内海聡(うつみ・さとる)候補(50、神奈川選挙区)の言葉が、密かな人気を集めている。政党政治を否定する立場から、今選挙で10人を擁立する無所属連合の代表を務める。
医師として医療業界の闇を見たことが著述活動の原点になった彼は、国政への向かい方も通常とは違う。そのせいか、他の候補者が言わないことを時折口にし、その言葉がグサッと心に刺さることがある。本稿では、内海氏の最近の語録を紹介する。
まずは7月18日夕、小田急線新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキ(川崎市麻生区)で開かれた街頭演説から。
「今、この国の与党であっても野党であっても、やろうとしている政治の本質というのは、とにかく日本を一番下に追いやる。そして日本に住んでいる日本人を一番冷遇し、日本の(労働者の)99%を占める中小企業を徹底的に冷遇してたたきつぶすこと。われわれは奴隷みたいな扱いを受けている」
これは今選挙期間中、どの街頭でも口にしている項目だ。この現状を認められない人は、政策を語る資格はないだろう。
次は、「新型コロナワクチン」と称する遺伝子製剤について。
「打てば打つほど悪くなる。国家が認めているだけでも1000人以上死んでいる。医療行政はワクチンを利用して命を売り物にして、殺しているのと何も変わらないことが行われている。誰かに責任を取ってもらわなければ。その代表格が、東京選挙区に出ている武見敬三・前厚労大臣。神奈川15区の河野太郎・元ワクチン担当大臣。今参院選の(自民党の)神奈川県の立候補者は、元総理が応援に来て、『全国で1日100万本ワクチン接種を進めることにした。その神奈川県の実務の責任者が脇(雅昭)さん』と自慢している。世界で一番外資系製薬会社とズブズブに癒着している県が神奈川県。三原順子(子ども相)はMSDと癒着して、子宮頸がんワクチンを推進して、命を売り物にしている」
次は、負担が増す一方の税金や保険料などの納付について。
「消費税はわれわれのサービスのために使われてるんじゃない。大企業の貯金にすり替えられている。横領されているのと何も変わらない。だから、払っちゃ駄目」
「われわれが払っているものは全て横領されて、われわれに返ってこないモデルになっている。だから、怒んなきゃあ。与党も野党も両方とも談合してやっているのと変わりない」
政党政治の本質を言い当てた話も。
「政策や公約とかは、破るためにある。与党も野党も守る気ない。政党政治やっていて、独裁的なシステムで党首か代表の言うことを聞き、スポンサーの言うことを聞かなきゃいけないこのモデルがある限り、政策とか公約は絶対守っちゃいけない。守ろうとしたらハブられ(仲間外れにされ)るから、誰も何も言えない。例えば、LGBT法案。自民党には「保守」を名乗ってSNSなどで『絶対反対』などと言っていた右翼丸出しみたいな議員がいるが、全員賛成した。必ず前言を翻すことが、全ての政策で行われている。そんな政党を信用しているから、われわれはこんな政治状況になったということを考えなければ」
政党の内情は、軍隊と変わらない。マスクやワクチンのことを振り返れば、あなたが勤めている会社も。
次の2つは、内海氏が「ステルス自民党」と呼ぶ一部の野党について。
「何で私が国民民主党と参政党を危険視しているか。放っておいても、自民・公明は数を減らす。都議選でもそういう結果になった。メディアの調査でも。でも、金持ちは本当に賢い。自分たちの既得権益を維持するために、別の受け皿を用意して、不満の矛先を向けて、自民党を批判させる振りをさせるわけ。本質的には同じことを言って、同じことをやろうとしている。そういうものを用意しておけば、簡単にばかが引っかかると思って」
「私の取材によく来てくれる藤江さんっていうジャーナリストがいる。その人がこかされた(転ばされた)みたいで動画になっていた。他にもジャーナリストが行ったら殴られそうになったり。そんなことを平気でしている政党。暴力主義思想がありふれているような状態になっている。これが極右・極左の問題。国が乱れると極右・極左化してきて、それが団結してこの国の方向性が決められていく。私はこれを一番危惧している。(大政翼賛会に言及)」
藤江氏は、私が提出した公開質問状への回答をもらおうと玉木雄一郎・国民民主党代表に近付こうとしたら、同党所属の森洋介・衆院議員に転倒させられた。「新型コロナワクチン」の治験に関する内容だけに、同党が命と健康も無視していることが表れている。
この日の演説終盤は、選挙の戦い方に話が及んだ。戦術というより、内海氏が選挙を戦う意味についての哲学的なる領域に入る。
「私の周りにも、議員経験者がたくさんいて、『票を取りたいなら、お金を話をしろ』と。みんな言いますよ。そりゃそうでしょ。それしかみんな興味がない。だから他の政党、誰もワクチンも医療行政も、こんな殺人みたいなことが行われていると誰も何も言いやしない。でも私は医者なんだから、そして、無所属連合でタブーなんかないんだから、このことを一番最初に言わなきゃいけないんです。
そしてもう1つ、この憲法の話も権利の話でしょ。権利の話をしたって票なんか本当に取れませんよ。そんなこと分かってるけど、誰も言ってくれないから、少数の左派政党でもろくに言ってくれないから、だから、私はこの2つを一番の理念に掲げて今回の神奈川県の選挙を戦わせていただいている。
もう、究極的には票が取れるかどうかよりもここで言ってることが後世とか(拍手)私のこの10年間20年間につながると思ってお話しさせていただいてる」
どう考えても、今回の選挙の最大の争点はワクチンと改憲のはず。国際カルトの宣伝装置であるマスメディアはそれを隠す。現金な政治家と大衆に囲まれた聡明な候補者は孤独だ。
次は、7月11日、東京・赤坂見附駅前で行った演説。日本医師会に推される武見前厚労相の選挙事務所の目と鼻の先だ。
「50〜60万人の超過死亡の元凶の1人。この人に責任を取ってもらわないで、一体誰に責任を取ってもらう? 『あいつはワクチンで殺したとか言ってガンガン来るわけですよ』と堂々と言っている。デマではなく、河野太郎と一緒に本当にやって来たこと。彼には落ちてもらって、特権をなくして、裁かれてもらわないと」
同胞を大量死に追いやった張本人が居直っている姿を、他の候補者は誰もとがめない。
そして次は、もう1つの「ステルス自民党」、参政党についての発言だ。
「コロナ対策について何か言っている政党が『改憲して戦前に戻せ』『国を強くするためにしょうがない』とか言っているのは、詐欺以外の何物でもない。緊急事態宣言に反対するなら、改憲に反対しなければおかしい」
私を含めコロナ対策に反対した人たちは、「感染症対策」を口実にした私権制限に理不尽を感じたことが最大の動機のはず。それを「他国の脅威」など、メディアが提供する新たな口実にはやすやすと屈している。
7月12日には、JR川崎駅前で演説した。「保守派」を自称する市議が応援に入ったため、「しばき隊」が妨害に来た。あらゆる所に差別を見つけ、金切り声を上げる極左集団だ。私は足を運んでいないが、全発言を文字起こししたブログと若干の動画があったので、一部を紹介する。

「『アホカス差別野郎』って書いてくれている人がいる。これをヘイトスピーチと言わず、何をヘイトスピーチと言うのか」。自身が関西出身であることを明かし、「在日のルーツを持っているという人が知り合いにいっぱいいます」と切り出し、しばき隊の1人が掲げる「みんなファースト」というプラカードを褒めた。
「それが日本人のいいところ。左派とか左翼という考えでやっている人というのは、正義を守り弱きを助けるというために、本当の革命精神があったはずなのに、そういうのがどっかに行っちゃったんですよ」と戒める。
自民党が進める大量移民政策に言及し、「これから移民が2000万人とか3000万人とかになったり、海外と同じことになったらどうするのか。在日の人たちはここにいるかもしれませんが、その人たちも同じですよ。この100年の在日のルーツを持っている人であっても、その前から日本に住んでいる普通の人であっても、同じく排斥されることになる」と提起する。
しばき隊に向かって、続ける。
「全てを差別扱いしていますが、日本人の方が逆差別されているということが繰り広げられているんですよ。在日の人たちもいろいろありながら、この国の法律の中で生きてきた。でも、新しくやって来る人たちは、その100年の文化さえも持ってないんですよ。異文化同士が全く折り合いがつかない」
「『差別!差別!』とか、「帰れクズ!」とか、そんなことを書いて掲げることが、自分たちの家族を守ることになるのか? そんなことにはなりません」
自民党や参政党が出している改憲案の問題点を指摘した後、彼らに向き返る。
「こうやってヘイト的なプラカードを挙げるのも許されているのは、日本国憲法があるからなんですよ」
拍手が起きたという。
選挙では、内海氏に勝ち目はあるのか。7月13日、インターネット番組『HEAVENESE Style』に録画中継で出演した際、次のように語った。
「比例はもういけにえ選挙になるから、やりたくなかった。どんなにいい結果でも1議席だと思う。それをやるのは多数派になるとかを期待してやってるんじゃなくて、私の人生そのものですよ、少数派の中で行き、少数派の権利を守り、少数派の声を届ける、不条理を暴くみたいな。それが私の人生って本なんです。」
インタビュアーの石井希尚(まれひさ・通称「マレ」)に「前は「死ね」とか言ってたけど、なんか、うつみんいい人だったんだ」と突っ込まれると、次のように返した。
「『しばき隊を愛で包み込んだ』みたいに書かれたんですよね。でも、それも含めて日本なんだ」
最後の部分は、「思想が混ざっているのが普通」とよく口にする考えから来る。多様な専門家が集った無所属連合は、その理念を体現している。
18日の新百合ヶ丘駅前には、100人以上が内海氏の話を聴いていた。私にも少々驚きだった。山梨県に住む46歳の女性は、このために会社を早退してきた。SNS(交流サイト)で知り、実際に見るのは初めてという。
内海氏の演説について、「上っ面の票集めの言葉じゃない。声の響きからして」と感激した様子だ。昨年の東京都知事選挙最終日の上野駅前での演説をユーチューブで見て泣いたと明かした。
「こんなに希望のない世の中に、かすかな希望を抱ける」
選挙ボランティアの経験豊富なスタッフの1人は、「うつみん(内海氏)は言葉に力がある。チラシを(通行人が)もらってくれるので、配りやすい」と話す。
10年前は「グーミン(愚民)」などと上から目線の言葉をウェブ上や書籍で頻発していた。大きな選挙を重ねていく中で、人間として大きくなったように見える。政党政治を批判する毒舌の中に、世を達観した優しさがのぞく。円熟したしゃべりに、不思議な安らぎを覚えるのは私だけだろうか。
演説終了後、握手会には長蛇の列ができる。その中に、女子高校生2人組の姿も。SNSで見て来たという。
「無所属なのに頑張っていて素敵。かっこいい」
カメラマンがシャッターを切ると、“うつみん”は「ありがとうございます」と目を細めた。
■参考サイト
■関連記事
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/688.html

自民党は派閥解体が裏目に…参院選大惨敗予想でも「テコ入れ」できず打つ手なし
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374899
2025/07/17 日刊ゲンダイ
ご本人は応援行脚だが…(C)日刊ゲンダイ
「このままでは過去最低の36議席まで落ち込むこともあるか……」
自民党関係者が肩を落とす。36というのは1989年の参院選での自民党獲得議席。女性スキャンダルなどが原因で大惨敗した宇野内閣は、直後に退陣に追い込まれた。
自民党に大逆風の今回の参院選(20日投開票)も似た光景になってきたが、最終盤のテコ入れもうまく機能していない。石破首相ら自民党執行部は、14日夜に党本部で選挙情勢の分析と重点区選びを行ったが、劣勢の選挙区が多すぎて混乱しているようだ。
「これほどの苦戦は、派閥を解体したことが裏目に出ている。選挙で仲間を応援することは派閥の重要な役割だった」(前出の自民党関係者)
岸田前首相に恨み節
裏金事件を受け、昨年1月、当時の岸田首相が唐突に「岸田派解散」を宣言。他派閥も次々解散に追い込まれ、現在残るのは麻生派だけだ。
「『一致結束、箱弁当』が派閥の代名詞。議員の教育機関でもあり、助け合い機関でもあった。選挙では『秘書軍団』を派遣するなどして、仲間の議員や当選後の取り込みを狙う新人を派閥丸抱えで支援してきた。その派閥がなくなったわけですから、選挙での戦闘力も活力も弱くなったということでしょう」(政治評論家・野上忠興氏)
都議選大敗の原因に裏金問題があったと解説されたこともあり、麻生派は組織的な秘書派遣を抑えているという。
旧岸田派も、6月中旬に開いた参院選向けの激励会で岸田が「昔の仲間を応援しよう」と檄を飛ばしたというが、公示後は秘書軍団を撤収し、目立たないようにしているという。
「派閥解散は岸田さんの政権維持のための保身だった。結局、不記載問題の対応を含め、自民党が弱体化したのは岸田さんのせいじゃないか」(前出の自民党関係者)
派閥なき自民党。打つ手なしだ。
◇ ◇ ◇
参院選「1人区」では、自民の牙城が崩壊危機だ。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/689.html
小沢一郎氏、自公に「巨大な鉄槌を」 政権担当能力めぐる批判に「自民党こそ政権担当能力ない」
2025年7月19日9時43分 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202507190000121.html
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日までに、自身のX(旧ツイッター)を更新。参院選(20日投開票)の選挙戦最終日となった三連休初日の19日、3連休中日の投票日設定で「無党派層は遊ぶか寝ててくれ」が「自民党の本音」とし「自公政権へ巨大な鉄槌を下し、何としても政権交代を」と呼びかけた。
小沢氏は18日のポストで「三連休中日を投票日にしたので無党派層は遊ぶか寝ててくれ、これが自民党の本音。あとは組織票で勝てる、と。国民への明らかな挑戦状。だからこそぜひ投票へ」と、投票率が低くなりがちな連休中日の投票日設定が、組織票の多い自民党の狙いだと指摘。その上で、近年の合計特殊出生率の急減ぶりを示すグラフを添付した上で「自公政権のやりたい放題で、今や国は崩壊寸前。滅亡を食い止めるためにも、選挙で自公政権へ巨大な鉄槌を下し、何としても政権交代を」と呼びかけた。
「政権交代」を語る時、長年の与党から、野党に交代して大丈夫なのかという不安は付きものだ。自民党幹部からは、選挙戦終盤、野党には政権担当能力がないとする主張が相次いでいる。これに対しても、小沢氏は17日のポストで「自民党最高幹部達が揃いも揃って野党の政権担当能力云々などと言い始めているが」とした上で「そもそも自民党こそ政権担当能力なんて無い。基本は官僚が作ったシナリオ通りに動いているだけ。大臣答弁で明白」とぶった切った上で「その裏でやっていることは利権作り。政権交代はそうした状態を一掃できる。だからやらないといけない」と、自公政権からの政権交代を呼びかけた。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/690.html

【東京】熾烈な“女性の戦い”に…注目の4候補+αを連続直撃 2025参院選 激戦区ルポ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374973
2025/07/18 日刊ゲンダイ
改選数6+1
(左上から時計回りに)当選圏内のさや、演説がこなれてきた牛田茉友、国民民主をチクリ批判の山尾志桜里、教育の充実を訴える吉田綾(C)日刊ゲンダイ
▲△武見 敬三73自現
◯◯鈴木 大地58自新
◯◯川村 雄大41公新
◯△塩村 文夏47立現
△▲奥村 政佳47立現
音喜多 駿41維元
◯◯吉良 佳子42共現
△△牛田 茉友40国新
▲▲奥村 祥大31国新
山本 譲司62れ新
西 美友加53社新
△◯さ や43参新
小坂 英二52保新
吉田 綾40再新
峰島 侑也35チ新
山尾志桜里50無新
「イーチ、ニー、サンセイトーッ!!」
公示日の3日、プロレスラーの故・アントニオ猪木を思わせる掛け声を上げたのは、参政党の神谷代表と候補者のさやだ。夕暮れ時の新橋駅前に集まった約500人の聴衆からは、万雷の拍手と共に「フォーッ!」「イエーイ!」と歓声が飛んだ。
混戦の東京選挙区では、既存政党の自公立共の4候補に加え、さやも当選圏内とみられている。日刊ゲンダイは、当選が堅い立憲・塩村、共産・吉良を除いた注目の女性4候補に連続直撃した。
8日夜の田町駅前のさやの演説会場も熱気に包まれていたが、「参政党ナチス」などと記されたプラカードを掲げるカウンター勢力もチラホラ。演説終了後、本人を直撃しプラカードについて問うと、周囲の陣営関係者が表情をこわばらせ「その辺で」と記者を制止した。ただ、さや本人は「多分、誤解があると思う」と記者の目を見つめて回答。陣営関係者に守られるようにして去っていった。
さやに次いで、当選可能性が高いとみられているのが、国民民主の元NHKアナウンサーの牛田だ。11日昼、渋谷のスクランブル交差点付近で玉木代表と並び立った。公示日はたどたどしかったが、この日の演説はよどみがない。回数を重ね、こなれてきたようだ。
「国民民主は牛田さんの他に元会社員の奥村祥大さんも擁立したが、2人当選は厳しいともっぱら」(国民民主関係者)
その点を本人に聞くと、一瞬困惑の表情を浮かべたが、すぐさま笑みを浮かべ「2議席獲得のため頑張っております」とガッツポーズ。メディア対応もこなれているようだった。
その国民民主を“目の敵”にしているのが、6月に公認取り消しとなった無所属の山尾だ。7日昼のJR中野駅前の演説では「国政選挙になると外国の方を差別するような言動が増えるのは本当に残念。国民民主も言っていましたね」とチクリ。本人に意図を聞くと「中道だった国民民主が右に引っ張られ、政策を排外主義的なトーンに寄せていくことには違和感がある。こういう政党じゃなかったはずです」と、鬱憤を吐き出すようにとうとうと語った。
最後は、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった石丸伸二氏が代表を務める「再生の道」の吉田。14日昼、JR三鷹駅前の演説で教育の充実を訴えたが、小雨だったこともあり聴衆は20人程度。報道各社の調査だと情勢は芳しくない。その点をどう見ているのか。本人は「あんまり気にしてないです」と屈託のない笑顔で答えた。
記者と石丸氏本人が会見で“バトル”を展開したことを知っており「石丸本人にもぜひ“凸”してください」とリクエスト。
吉田に促され、記者はその足で北千住駅で行われた石丸氏の街宣に向かったが、聴衆はわずか30人程度。本人に「ちょっと寂しいですね」と聞くと「今日は平日っすよ。むしろ(多くの聴衆が)いません? どう思いますか?」といつもの逆質問。「ウフフフフ」と笑う表情には、どこか哀愁が漂っているようにも見えた。
熾烈な争いは最後まで分からない。
(取材・文=小幡元太/日刊ゲンダイ)
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。上段は政治評論家・野上忠興氏、下段は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
http://www.asyura2.com/25/senkyo297/msg/691.html
焦点の京都・和歌山選挙区
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/20
25/07/post-ee3f7d.html
2025年7月19日 植草一秀の『知られざる真実』
参院選の投票日は明日20日。
自公の退潮が鮮明で日本政治は動乱期に移行する。
参院選後に政権の枠組みが組み換えられることになる可能性が高い。
自公が大幅後退だが、浮上するのは「ゆ党」。
「ゆ党」とは「見た目は野党、中身は与党」。
自民党安倍派が別政党を創設したのが参政党との理解も可能である。
その主張は驚くほど統一協会の主張と重なる。
自民党安倍派が統一協会と連携していたことを思い起こせば不自然ではない。
自公退潮で政界は群雄割拠時代に移行する。
参政党が議席を増やすとの見通しが示されているが、参政党に対する監視が強化されれば、ぼろもより多く出てくる可能性が高い。
政界動乱期の到来。
「野党」の主張を示すのは共産、れいわ、社民。
社民は政党要件を確保できるかとも伝えられる。
しかし、本来、社民は党勢の大幅拡大を目指すべき局面だ。
2017年に創設された立憲民主党は野党共闘の要の役割を担った。
野党共闘を牽引する政党として大きなる期待が寄せられた。
ところが、その立民が変質して野党共闘を破壊した。
立民は驚くべき右旋回を演じた。
社民党から多くの者が立民に移籍した。
立民が野党共闘を牽引するとの前提で立民に移籍したと思われる。
その立民が右旋回して「ゆ党」に転じた。
野田佳彦氏は主権者との約束を踏みにじって消費税率10%法定化を強行した人物。
背徳の消費税増税法を制定して自爆解散に突入。
2012年12月総選挙強行は小沢新党=未来の党に多額の政党交付金が交付されるのを阻止するためだったと見られる。
背徳の野田氏を再び代表に据えた時点で立民の堕落は決定的になった。
立民は消費税減税に背を向ける。
提示したのは食品税率ゼロを1年限りで実施するというもの。
完全に財務省路線に転じている。
社民から移籍した者は立民右旋回に当惑しているはず。
右旋回立民を容認しないメンバーは立民を離脱して社民と合流するべきだ。
社民の再生は健全野党育成の観点から重要。
今回参院選では社民の強化が求められる。
山城ひろじ氏は沖縄で平和活動に注力してきた。
こうした候補者に国会を舞台に活躍する機会が付与されるべきである。
定数2の京都選挙区では維新、自民、共産、立民、参政の候補者がしのぎを削る。
自民公認の西田昌司氏は5月3日に沖縄県那覇市で開かれたシンポジウムで講演し、戦後の教育は間違っており「でたらめだ」と主張した。
講演で西田氏は沖縄県糸満市の「ひめゆりの塔」における沖縄戦で犠牲となった「ひめゆり学徒隊」の説明について
「何十年か前にひめゆりの塔を訪れ説明を読んだが、日本軍が入ってきてひめゆり(学徒)隊が死んだ。そして米国が入ってきて沖縄が解放されたとの文脈で書かれていた」
「亡くなった方は救われない。ひどい。歴史を書き換えられるとこういうことになってしまう」
と発言した。
これに対して、ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳館長は
「沖縄戦体験者の思いを踏みにじる発言。塔や資料館には西田議員が発言したような記述はない」
との見解を示したが発言撤回の意向を問われた西田議員は、
「事実を言っているので、もちろんない」
と撤回しない考えを述べた。
ところが、その後一転して発言を撤回した。
また、西田氏は京都仏教会が「千年の愚行」として反対運動を展開する京都市の大深度を通過する北陸新幹線小浜ルート建設を強行しようとしている。
倉林氏に投票を集中させて西田氏の落選を実現することが求められているのではないか。
和歌山では自民党の鶴保庸介議員が「運がいいことに能登で地震があった」と発言。
自民党候補を落選させようとする運動が高まっている。
こうした個別重要選挙区の動向に大きな関心が寄せられている。
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「財務省解体と消費税ゼロを問う」シンポジウムが7月27日(日)に東京湯島の家電会館で開催されます。
https://isfweb.org/post-58186/
日本財政の闇に光を当てて、取られるべき施策を検証する必要があります。
シンポへのお早目の参加申し込みをお願いいたします。
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