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2025年10月28日00時55分 〜
記事 [政治・選挙・NHK298] 周囲の評判は“ミニ高市早苗”、弱点は「クソ真面目」なこと…飲み会でも安保関連の話題 高市“タカ派全開”内閣を丸裸にする(日刊ゲンダイ)

周囲の評判は“ミニ高市早苗”、弱点は「クソ真面目」なこと…飲み会でも安保関連の話題 高市“タカ派全開”内閣を丸裸にする
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/379446
2025/10/27 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

木原稔官房長官(熊本1区・衆院6回・56歳)


安倍シンパでもあった(C)共同通信社

 総裁選で高市首相の勝利に貢献した旧茂木派所属で、信条も高市ソックリのタカ派。高市本人は以前から「総裁選に勝利したら官房長官は木原さんにやってもらいたい」と漏らしていたという。安倍元首相も未来の首相候補になり得ると目をかけていた。

「安全保障政策に詳しく、2022年末の安保関連3文書の改定を巡り、与野党実務者協議で防衛費倍増や敵基地攻撃能力の保有に向けて旗を振った。安倍さんの存命中は親衛隊の一人で、今は“ミニ高市”と指摘する声がある」(官邸事情通)

 一方、茂木外相への忠誠心も強い。「昨年、旧茂木派から離脱者が続出し茂木さんの求心力が低下しても、木原さんは茂木さんを支え続けた」(同前)。「政権の要」への抜擢には、茂木の強い後押しがあったそうだ。

自衛隊を政治利用

 熊本市生まれ。早大教育学部卒業後に日本航空に入社。05年の衆院選に初出馬し野党現職に敗れたが、比例復活した。09年の政権交代選挙で落選。12年に返り咲いて以降は連続当選している。

 岸田政権時の23年に防衛相就任。当時あった衆院補選の応援演説で、「自民候補の応援が自衛隊の苦労に報いることになる」と発言。政治的に中立であるべき自衛隊の政治利用と批判され、撤回した。

 自民党が22年9月に実施した、所属議員と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の接点を巡る点検で、木原は教団の関連団体の会合で講演していたことが発覚。「しんぶん赤旗」によれば、19年に駐福岡韓国総領事館の公邸昼食会に招かれ、教団幹部らと写真撮影していた。

 ある永田町関係者が言う。

「赤旗報道は、防衛相就任直後だっただけに相当注目が集まった。当時『木原さんはもう終わった』と囁かれていた。高市政権になっていなければ、彼が再び閣僚ポストを得ることはなかったとみられています」

メディアに圧力

 15年設立の自民党内の勉強会「文化芸術懇話会」の代表に就任。初回会合で、安倍シンパの議員からマスコミ批判が飛び出し、大騒動となったことを受け役職停止処分を食らった。

 重責を担うことになったが、木原をよく知る自民関係者はこう危惧する。

「彼の性格は『クソ真面目』。飲み会でも安保関連の話をしてくるほどです。それだけよく勉強しているわけですが、ある意味で融通が利かない。また、防衛相就任以降、エラソーな態度を取るようになったとも聞く。そのあたりがマイナスに出ないといいのだが……」

 クソ真面目な性格が吉と出るか凶と出るか。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/354.html

記事 [政治・選挙・NHK298] すでに相当量の兵器級プルトニウムを保有している日本で原潜を建造する動き(櫻井ジャーナル)
すでに相当量の兵器級プルトニウムを保有している日本で原潜を建造する動き
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202510280000/
2025.10.28 櫻井ジャーナル

 小泉進次郎防衛相は10月22日の記者会見で原子力潜水艦という選択肢を排除しないと語った。高市早苗が総裁に就任した自民党は日本維新の会と連立することになり、合意書を作成した。そのなかで、長射程ミサイルを発射できる垂直発射装置(VLS)を搭載し、長距離、長期間の移動を可能にする「次世代の動力」を活用した潜水艦の保有に向け政策を推進すると記載されている。

 言うまでもなく、原子力潜水艦は核分裂反応で生成されるエネルギーを利用してスクリューを回転させる。沿岸海域で敵の艦船に備える攻撃型潜水艦としても使えるが、それならわざわざ高コストの原子力を使う必要がないだろう。長期にわたって潜水することができ、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を発射できるからこその原子力潜水艦だ。

 アメリカの命令で中国やロシアとの経済的な関係が弱まり、日本企業は厳しい状況に追い詰められている。その苦境を軍需産業で切り抜けようとしているのかもしれないが、そうした政策をとったEUの経済は壊滅的な状態だ。

 10月21日から総理大臣を務めている高市早苗は「右翼キャラ」の政治家だが、その高市が防衛大臣に据えた小泉進次郎はネオコンと手先として日本社会を破壊した小泉純一郎の次男で、関東学院大学を卒業した後、成績を無視する形でコロンビア大学大学院への入学が許可された。同大学院では、CIAとの関係が噂されているジェラルド・カーティスの研究室に3年間在籍したという。その後、進次郎はCSIS(戦略国際問題研究所)の研究員になる。

 この研究所の創設に関わったレイ・クラインはジョージ・H・W・ブッシュに近かく、1958年から62年にかけてCIA台湾支局長を務め、引き続いて66年までは情報担当のCIA副長官を務めた。その後、1969年から1973年までは国務省情報調査局長だ。

 原子力潜水艦の保有は「有識者会議」で提言されていた。つまり官僚たちは高市内閣が成立する前から原子力潜水艦を保有する方針だったと言える。また、日本はイギリスやイタリアと次世代戦闘機プロジェクトのGCAP(グローバル戦闘航空計画)を始動させている。南アルプスの地下を走る巨大建造物が地下要塞として使われるかもしれない。

 日本政府は判で押したように「自由で開かれたインド太平洋の実現」を主張するが、有り体に言えば、インド太平洋をアメリカの管理下に置き、中国をはじめとする国々の海上輸送路を抑え込むこと。そうしたアメリカの戦略に日本は協力するわけだ。

 アメリカは同じアングロ・サクソン系国のイギリスやオーストラリアとAUKUSを創設、アメリカ、オーストラリア、インド、日本はクワドなるグループを編成、軍事的な連携を強化してきた。

 NATO(北大西洋条約機構)の事務総長だったイェンス・ストルテンベルグは2020年6月、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、日本をメンバーとするプロジェクト「NATO2030」を開始すると宣言している。AUKUSの後、JAPHUS(日本、フィリピン、アメリカ)なる軍事同盟も編成した。

 また、AUKUSではアメリカ製の攻撃型原子力潜水艦を売却することになっている。そうした潜水艦を動かすためにはアメリカの軍人が乗り込む必要があり、事実上アメリカ海軍の潜水艦になるとも言えるだろう。山上信吾オーストラリア駐在大使はキャンベラのナショナル・プレス・クラブで2022年11月14日、日本がオーストラリアの原子力潜水艦を受け入れる可能性があると表明している。

 日本では核兵器の保有も主張されてきた。そのひとりが石原慎太郎。​福島県沖で巨大地震が発生する3日前の2011年3月8日、イギリスのインディペンデンス紙に石原へのインタビューに基づき記事が掲載されている​。​外交の交渉力は核兵器であり、日本は1年以内に核兵器を開発できるは主張していた​。そうしたチンピラ的な発想に対し、ロシアは西側を凌駕する兵器を保有していることを示し、実戦でも使用している。

 佐藤栄作政権も核兵器を持とうとしていた。NHKが2010年10月に放送した「“核”を求めた日本」によると、1965年に訪米した佐藤首相はリンドン・ジョンソン米大統領に対し、「個人的には中国が核兵器を持つならば、日本も核兵器を持つべきだと考える」と伝えたという。

 1977年に東海村の核燃料再処理工場(設計処理能力は年間210トン)が試運転に入るが、山川暁夫は78年6月に開かれた「科学技術振興対策特別委員会」で再処理工場の建設について発言、「核兵器への転化の可能性の問題が当然出てまいるわけであります」と発言している。実際、ジミー・カーター政権は日本が核武装を目指していると疑い、日米間で緊迫した場面があったという。

 しかし、1981年にロナルド・レーガンが大統領に就任するとアメリカ政府の内部に日本の核武装計画を支援する動きが出てくる。東海再処理工場に付属する施設として1995年に着工されたRETF(リサイクル機器試験施設)はプルトニウムを分離/抽出するための施設だが、この施設にアメリカ政府は「機微な核技術」、つまり軍事技術が含まれていた。

 調査ジャーナリストのジョセフ・トレントによると、東電福島第1原発が過酷事故を起こした当時、日本には約70トンの兵器級プルトニウムがあったという。自らが生産した可能性もあるが、外国から持ち込まれた可能性もある。トレントだけでなく、アメリカの情報機関は日本が核兵器を開発してきたと確信しているようだ。

 第2次世界大戦後、日本を原子力を日本へ導入したのは中曽根康弘である。彼は内務省を辞め、1947年4月の衆議院議員選挙に出馬して当選し、河野一郎の配下に入り、児玉誉士夫と知り合った。

 中曽根が権力の階段を登り始めるのは、1950年6月にスイスで開かれたMRA(道徳再武装運動)の世界大会へ出席してからだ。MRAはCIAとの関係が深い疑似宗教団体で、岸信介や三井高維も参加していた。そこで中曽根はヘンリー・キッシンジャーを含むCFR(外交問題評議会)のメンバーと知り合っている。

 中曽根は1953年、キッシンジャーが責任者を務めていた「ハーバード国際セミナー」というサマー・スクールに参加しているが、このセミナーのスポンサーはロックフェラー財団やフォード財団で、CIAともつながっていた。

 中曽根が国会に原子力予算を提出したのは1954年3月。修正を経て予算案は4月に可決された。その背景には、1953年12月にドワイト・アイゼンハワー米大統領が国連総会で行った「原子力の平和利用」という宣言がある。

 1964年10月に中国が核爆発の実験に成功した3カ月後、佐藤栄作首相はワシントンDCを訪れ、リンドン・ジョンソン大統領と秘密会談を実施、もしアメリカが日本の核攻撃に対する安全保障を保証しないなら日本は核兵器を開発すると伝えた。それに対し、ジョンソン大統領は日本にアメリカの「核の傘」を差し出すと約束している。

 1976年にアメリカ大統領となったジミー・カーターは潜水艦の原子炉技師を務めた経験を持つ人物で、プルトニウムと高濃縮ウランについて熟知していた。そのカーターは1978年に核拡散防止法を議会で可決させた。この法律はウランとプルトニウムの輸送すべてに議会の承認を得るように義務付け、日本からの多くの機密性の高い核技術の輸入を阻止するものだ。

 当時、アメリカのエネルギー省では増殖炉計画が注目されていたが、カーター大統領はその流れにブレーキをかけた。その方針に反発したひとりが原子力規制委員会のリチャード・T・ケネディにほかならない。そのケネディを助けたアメリカ海軍大佐のジェームズ・アウアーは後にバンダービルト大学の修身教授に就任、同大学の米日研究協力センター所長にもなっている。

 しかし、1980年にロナルド・レーガンが大統領に就任すると状況は一変し、ケネディたちを喜ばせることになる。そのケネディをレーガン大統領は核問題担当の右腕に据え、ケネディはカーター政権の政策の解体させていく。そして始められたのがクリンチリバー増殖炉計画。エネルギー省は1980年から87年にかけて、このプロジェクトに160億ドルを投入するが、議会は突如、計画を中止する。

 世界的に見ても増殖炉計画は放棄されるのだが、日本は例外だった。その日本とアメリカの増殖炉計画を結びつける役割を果たした人物がリチャード・ケネディ。アメリカのエネルギー省と手を組んでいた日本の動力炉・核燃料開発事業団(後に、日本原子力研究開発機構へ再編された)はCIAに監視されていたが、動燃が使っていたシステムにはトラップドアが組み込まれていたとも言われている。

 この計画に資金を提供することになった日本の電力業界の関係者は核兵器に関する技術を求め、兵器用プルトニウムを大量生産していたプルトニウム分離装置をリストに載せた。東海再処理工場に付属する施設として1995年に着工されたRETF(リサイクル機器試験施設)はプルトニウムを分離/抽出するための施設だが、この施設にアメリカ政府は「機微な核技術」、つまり軍事技術である遠心分離機が運び込まれている。

 アメリカは日本へ技術を提供するだけでなく、日本へ限りなく核物質を輸出し、それを制限なくプルトニウムに再処理し、他国へ再移転する権利が与えられていた。

 それだけでなくイギリスやフランスの再処理業者が日本へ返却するプルトニウムも核兵器に使用できるほど純度が高く、アメリカ産の核物質はトン単位で日本へ輸送されているようだ。

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【​櫻井ジャーナル(note)​】

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/355.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 独裁体質を早くも剥き出し…やはり高市早苗は、とんでもない首相だ(日刊ゲンダイ)

※2025年10月27日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2025年10月27日 日刊ゲンダイ2面

独裁体質を早くも剥き出し…やはり高市早苗は、とんでもない首相だ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/379444
2025/10/27 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


初外交から帰国した高市首相(C)日刊ゲンダイ

 「世界の真ん中で咲き誇る」などと言い、安倍流独断を隠そうともしない新首相。少数与党のくせに、トランプに途方もない軍拡を約束し、その財源は借金という前のめり。それを垂れ流し、囃す大メディア。この国は間違いなく「いつか来た道」。

  ◇  ◇  ◇

 就任後の初外遊で東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議出席のためマレーシアを訪問した高市首相は、25日夜に米国のトランプ大統領と電話会談。「『自由で開かれたインド太平洋』を一緒に進めていこう」と呼びかけ、「日米同盟をさらなる高みに引き上げること」で意見が一致したという。

 今週は、アジア歴訪中のトランプが訪日して首脳会談を行うから、就任間もない高市にとってはいきなりの見せ場である。

 27日、6年ぶりに来日するトランプは、28日に高市と初の対面会談を行うことになっている。その後は、在日米海軍横須賀基地を一緒に視察する予定だ。

 横須賀は、自民党総裁選で戦った小泉進次郎防衛相の地元だから、小泉勝利を見越して組まれたロジのようにも感じてしまうが、ともあれ、大統領専用ヘリ「マリーンワン」に同乗して基地に移動する演出も計画されていて、その様子をテレビが垂れ流せば、格好のアピールの場になるということだろう。

 日本の大メディアは、わが国の首相が米大統領と仲良くしている姿を見ると、なぜか大喜びするのだ。

 そこで思い出されるのが、トランプと故・安倍晋三元首相の蜜月関係である。2016年の米大統領選でまさかのトランプ勝利に世界中が呆然とする中、金ピカのゴルフクラブを抱えて誰よりも早くスッ飛んで行った安倍のことをトランプは可愛がった。

 17年に安倍が訪米した際も、トランプはホワイトハウスから「マリーンワン」に同乗させたものだ。「ドナルド・シンゾー」の蜜月関係を大メディアは持て囃し、それは安倍長期政権の原動力のひとつにもなった。

安倍元首相の愛用クラブを進呈

 高市が安倍と近い関係にあったことは米国でも知られ、首脳会談を前に、米メディアは「トランプと高市は安倍の思い出を通じて絆を深める可能性が高い」などと報じている。

 トランプ本人も、アジア歴訪に向けてワシントンを出発した大統領専用機の中で、同行した記者団に対し「シンゾーは良き友だった。彼は高市氏が好きで、彼女も彼が好きだった。これはいい兆しだ。彼女に会うのが楽しみだ」と話していた。

 一部報道によれば、高市サイドはゴルフが大好きなトランプへの土産として、安倍が使っていたゴルフクラブを進呈することを検討しているという。2021年のマスターズ・トーナメントで優勝したプロゴルファーの松山英樹選手のサイン入りゴルフバッグもプレゼントするとされる。

 松山は17年のトランプ来日時に、霞ケ関カンツリー倶楽部でトランプ、安倍と9ホールを回った経緯もある。

 要するに、高市の対米外交は完全に安倍の遺産におんぶに抱っこなのだが、大メディアはそれを喜々として報じるのだろう。国民の目に映る日米首脳会談は大成功。「高市すごい、安倍すごい」の大合唱。その裏で、どんな理不尽な約束をさせられ、日本が何をのまされるのかはロクに知らされないのだ。

 すでに、高市政権はトランプの歓心を買うために、政府公用車として米国のフォード車100台を購入すると報じられている。それも巨大なピックアップトラックだ。最高級の「F-150」モデルなら1台10万ドル(約1500万円)。んなもん大量に買ってどうするのかと思うが、トランプは「高市首相はセンスがいい」と大喜びだという。

首脳会談も所信表明も官邸人事も安倍の幻影頼み


シンゾーの思い出で絆を…(内閣広報室提供・共同)

 安倍頼みの姿勢は、所信表明演説でも顕著だった。

 24日に所信表明演説を行った高市は、外交・安全保障について「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と語った。「世界の真ん中で咲き誇る」も、「日本を取り戻す」も、安倍が好んで使った言葉だ。

 さらには、「自由で開かれたインド太平洋」や、「戦略的互恵関係」といった安倍の常套句もちりばめた。

 旧安倍派を中心とした裏金事件など「政治とカネ」の問題には所信表明で一切触れず、その一方、27年度に防衛費をGDP比2%に引き上げる政府目標を「補正予算と合わせて今年度中に前倒し」で実施する方針を表明したのだ。

「防衛費前倒しだけでなく、安保3文書の前倒し改定も押し出し、トランプ大統領を喜ばせる大軍拡路線を推し進めようとしている。27年度までに防衛費43兆円を確保するのだって至難の業なのに、28日の首脳会談で、米国側が要求しているGDP比3.5%への引き上げをのむのであれば、年間21兆円ですよ。5年間で43兆円という話だったのが、100兆円以上に跳ね上がるのです。その財源はどうするのか。とりあえずは赤字国債に頼るしかありませんが、それは借金です。いずれは増税という話になる。多くの国民がいま求めているのは物価高対策なのに、軍事力強化のために庶民はますます苦しくなるわけです。高市首相は、国民生活を犠牲にして軍拡を進めると言っているのですよ」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)

 実際、片山さつき財務相は26日のNHK番組で、防衛費引き上げの財源について「できることは何でもやる」と言っていた。「国家の存立が懸かっているので、財源はこれでいけない、これでなければということはない」とも言い、赤字国債の発行を否定しなかった。

長期政権の夢をもう一度か

「アベノミクスをさらに加速させる積極財政のサナエノミクスをブチ上げ、長期政権を狙っているのでしょう。それは、閣僚人事にも表れている。安倍元首相の懐刀だった今井尚哉氏を呼び戻した官邸人事を見ても、安倍長期政権の夢をもう一度という願望がハッキリ見て取れます。ただ、安倍1強といわれた当時とは違い、いまは少数与党なのです。この多党化時代に、比較第1党がやりたい放題できるのか。安倍元首相のやり方をなぞるだけでは政権維持は難しいと思います」(ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 高市は、安倍政権で首相秘書官を務めた今井氏を内閣官房参与に起用したが、当初は首相秘書官への登用を打診したという。今井氏のほか、同じく第2次安倍政権で秘書官を務めた経産省の佐伯耕三氏や、長く内閣情報官を務めて「官邸のアイヒマン」と呼ばれた北村滋氏にも首相秘書官などへの就任を打診したといわれている。全員から断られたようだが、外交・安保の司令塔役となる国家安全保障局長には、安倍が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」の立案に深く関わった外務省の市川恵一氏を据えた。市川氏は10日にインドネシア大使の辞令が出たばかりなのに、ひっぺがしたのだ。

「高市首相は海外メディアに『女安倍』とも書かれていましたが、安倍氏以上に安倍的かもしれない。日本維新の会と組んで進める議員定数削減にしても、比例を狙い撃ちにするのは少数派の意見を潰すことが目的としか思えません。権力を監視する野党の力を弱め、選挙を通じて独裁を実現することに他ならない。公明党というブレーキ役がいなくなった今、維新というもうひとつのアクセルを得て、高市政権は軍拡独裁に突き進もうとしているように見えます」(五十嵐仁氏=前出)

 自民との連立を解消した公明の斉藤鉄夫代表も、政権の方針と矛盾しなければ野党の政策提案に応じると表明した高市の所信表明について、「(政治とカネをめぐる)政治改革について一言もなかったことにびっくりした」と突き放し、「政権の方針と違う角度から議論するのは当然だ。議論しないのは独裁ではないか」と批判していた。

 それでも、大メディアはトランプ・高市会談をやみくもに盛り上げるのか。国民生活を犠牲にする軍拡に大衆が拍手喝采するようでは、この国は間違いなく「いつか来た道」になる。

http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/356.html

記事 [政治・選挙・NHK298] 高市首相の投稿に国内外から批判。「加害の歴史にこそ目を向けるべき」などの声(HUFFPOST)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_69001186e4b0ebfddfbb7e09





「・・・マレーシアの歴史に思いを馳せました。」

これでは・・・まるで物見遊山だ。

「加害の歴史にこそ目を向けるべき」との批判は当然だろう。


外交という大切な任務に、訪問国マレーシアでマレーシア国民の感情を逆なでしてみせる。

高市氏の歴史認識の重大な誤りがそうさせる。

必然の出来事。

そして、繰り返される。・・・それも必然。




以下に記事の全文を転載する。


高市早苗首相の、マレーシア・クアラルンプールで日本人墓地と国家記念碑への献花を伝える投稿に批判が集まっている。

高市氏は10月26日の投稿で、クアラルンプールの日本人墓地と国家記念碑を訪問したことを報告。

「本日、クアラルンプール日本人墓地を訪問し、慰霊碑に献花しました。マレーシアで命を落とした先人を慰霊することができ、感慨深く思います。これに続けて、二度の大戦やマレーシアの独立闘争で亡くなられた兵士と市民の霊を慰める国家記念碑も訪問し、マレーシアの歴史に思いを馳せました」とつづった。

■日本の加害の歴史に触れず

高市氏は日本人墓地については「命を落とした先人を慰霊」としている一方で、国家記念碑には単に「歴史に思いを馳せた」としている。

しかし国家記念碑は、1948〜60年のマラヤ危機だけではなく、第二次世界大戦中の日本占領からの独立の戦いで亡くなった人々に敬意を表するための像でもある。

日本は第二次世界大戦中、イギリス領マラヤ(現在のマレーシア、シンガポール)を1941〜1945年まで占領した。

占領下では大量虐殺も行われ、1942年「華僑の粛清」では、中国を経済的に支援していたとみなした多くの華僑(中国系住民)を殺害した。

また、日本軍が建設したタイとミャンマーを結ぶ「泰緬鉄道(たいめんてつどう)」の建設工事にはマラヤ人も徴用され、過酷な環境で労働を強いられた。

建設工事は、過酷な労働に劣悪な衛生環境も重なり、動員された約9万人の民間人が死亡したとされ、通称「死の鉄道」と呼ばれている。

日本軍の第二次世界大戦中の加害には触れていない高市氏の投稿に対し、「マレーシアの歴史に思いを馳せるならば日本の侵略と加害の歴史にこそ目を向けるべきだ」「マレーシア人として、この投稿に怒るべきだ」「自国が他国の市民を残虐に扱った場所で『先人を慰霊』というのは極めて無礼な行為。少なくとも後悔と遺憾の念を示すべき」という声も投稿されている。

クアラルンプール日本人墓地には、当時首相だった石破茂氏が2025年1月、岸田文雄氏も2023年11月に訪れて献花をしている。

石破氏の訪問時は、外務省が「クアラルンプール日本人墓地において献花を行い、マレーシアで命を落とした先人を慰霊しました」とSNSに投稿しているが、今回のような批判は招いていない。


記事の転載はここまで。


日本人墓地を残してくれているマレーシアの人々。

国家記念碑に兵士と市民の霊を慰めるマレーシアの人々。

日本の兵士は、「英霊」として靖国神社に祭られていることにされ、死してなお政府に利用される。


高市氏は、かつて、時の村山総理大臣に、

先の大戦について国民的議論がないまま侵略と認定することを批判。「勝手に代表して謝ってもらっちゃ困る」

と、どや顔で言うような人物であることを思えば、諦めるしかないというものかもしれない。

高市総理にとって、献花とはどういう意味を持つものなのか。


私のお墓の前で 献花しないでください

そこに私はいません 眠ってなんかいません

靖国神社に祭られているんじゃなかったのですか


私のお墓の前で 泣いたふりはしないでください

そこに私はいません 死んでなんかいません

「英霊」として、靖国神社で・・・

神となって・・・。




http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/357.html
記事 [政治・選挙・NHK298] 「町のお医者さん」も深刻経営危機…診療所「4割以上が赤字」の衝撃データ(日刊ゲンダイ):医療板リンク 
「町のお医者さん」も深刻経営危機…診療所「4割以上が赤字」の衝撃データ(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/25/iryo14/msg/112.html



http://www.asyura2.com/25/senkyo298/msg/358.html

   

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