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投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 14 日 23:40:09:Mo7ApAlflbQ6s

(回答先: Re: 創造的な抵抗か、構造的な罠か を考える 投稿者 リンクフリー 日時 2003 年 10 月 14 日 22:44:05)


リンクフリーさん、レスありがとうございます。
転載の文章だと理解してレスを書いたのですが、リンクフリーさんご自身の文章だったのでしょうか?

ざっとですが、ご紹介いただいたやりとりを興味深く読みました。


>おっしゃりたいことは、文化的(精神的)な模索だどうこうよりも、下部構造のほう
>が上部構造より大事なんじゃないの?ということですね。つまり、それは、文化の問
>題なんかよりも、銭の問題や銭の不平等を引き起こす構造のほうが切実ではないのか
>ということですね。

下部構造のほうが上部構造より大事という考えは持っていません。

逆に、価値観という言葉を連発してきたように、下部構造を変えるためには、それに先だって上部構造の変容が不可欠だと思っています。

ましてや、「銭の問題や銭の不平等を引き起こす構造のほうが切実」だとも主張していません。
(銭の問題だと考えるのは現実を表層的にしか理解していないか倒錯だと思っています。また、平等主義者ではないので、銭の不平等については問題視していません)


レスで書いた内容は微温的政策だと揶揄されたものですが、あくまでも暫定的な対応策であって、その実現を目的としているわけではありません。

しかし、微温的な政策が実効性を持つことを得心したら、「近代」がどういうものであるか、「近代」をずるずる引きずっていく必要があるのかなどが自ずと明瞭になると期待しています。
(困窮や混迷にわざわざ入っても意味はないし、窮乏化革命論は錯誤だと思っています。結局は、それに近い状況にならなければ現実変革=「近代」とのおさらばはできないのだろうとあきらめてはいますが...)

マルクス的な説明論理を援用すると、「下部構造は上部構造を規定するが、下部構造の上部構造に対する規定性を理解することで、上部構造が下部構造を逆規定ないし変容させることができる。逆に言えば、上部構造が変わらない限り、下部構造も変わらない」と考えています。

(下部構造と上部構造という区分よりも、土台と上部構造という区分のほうがマルクス的歴史観に適合すると思っています。土台ですから通常は見えないもので、現実は上部構造で覆われており、その上部構造を考察することで、上部構造で覆われている土台を見ることができるというものです)


志というか目的意識がなければ、現実を動かすことができないどころか、現実を根底から認識することもできないと思っています。


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